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03月11日-04号

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  1. 土浦市議会 2020-03-11
    03月11日-04号


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    令和2年 第1回 定例会令和2年第1回土浦市議会定例会会議録(第4号)=======================令和2年3月11日(水曜日)議事日程(第4号) 令和2年第1回土浦市議会定例会 令和2年3月11日・午前10時第 1        一般質問第 2 議案第26号 令和元年度土浦一般会計補正予算(第8回)第 3 議案第27号 令和元年度土浦国民健康保険特別会計補正予算(第2回)第 4 議案第28号 令和元年度土浦後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)第 5 議案第29号 令和元年度土浦介護保険特別会計補正予算(第5回)第 6 議案第30号 令和元年度土浦下水道事業特別会計補正予算(第4回)第 7 議案第 1号 土浦市監査委員条例の一部改正について第 8 議案第 2号 土浦市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の全部改正について第 9 議案第 3号 土浦市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について第10 議案第 4号 土浦市手数料条例の一部改正について第11 議案第 5号 土浦市廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部改正について第12 議案第 6号 土浦市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について第13 議案第 7号 土浦市市道の構造の技術的基準等を定める条例の一部改正について第14 議案第 8号 土浦市営住宅条例の一部改正について第15 議案第 9号 土浦市立学校の設置及び管理に関する条例の一部改正について第16 議案第10号 土浦市立学校給食センター条例の一部改正について第17 議案第11号 土浦市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について第18 議案第12号 土浦市放課後児童クラブ条例の一部改正について第19 議案第13号 令和2年度土浦一般会計予算第20 議案第14号 令和2年度土浦公共用地先行取得事業特別会計予算第21 議案第15号 令和2年度土浦駐車場事業特別会計予算第22 議案第16号 令和2年度土浦国民健康保険特別会計予算第23 議案第17号 令和2年度土浦後期高齢者医療特別会計予算第24 議案第18号 令和2年度土浦介護保険特別会計予算第25 議案第19号 令和2年度土浦農業集落排水事業特別会計予算第26 議案第20号 令和2年度土浦下水道事業会計予算第27 議案第21号 令和2年度土浦水道事業会計予算第28 議案第22号 市道の路線の認定について第29 議案第23号 市道の路線の廃止について第30 議案第24号 町の区域の変更について第31 議案第25号 訴えの提起について第32        土浦市議会予算特別委員会の設置について第33        休会の件  ――――――――――――――――――――――――――――本日の会議に付した案件 日程第1  一般質問 日程第2  議案第26号乃至日程第31 議案第25号 日程第32 土浦市議会予算特別委員会の設置について 日程第33 休会の件  ――――――――――――――――――――――――――――出席議員(24名)   1番     目黒英一議員   2番     平石勝司議員   3番     吉田千鶴子議員   4番     福田一夫議員   5番     田子優奈議員   6番     久松 猛議員   7番     奥谷 崇議員   8番     矢口勝雄議員   9番     勝田達也議員  10番     塚原圭二議員  11番     島岡宏明議員  12番     今野貴子議員  13番     下村壽郎議員  14番     鈴木一彦議員  15番     小坂 博議員  16番     篠塚昌毅議員  17番     柴原伊一郎議員  18番     海老原一郎議員  19番     柳澤 明議員  20番     矢口 清議員  21番     吉田博史議員  22番     寺内 充議員  23番     柏村忠志議員  24番     内田卓男議員  ――――――――――――――――――――――――――――欠席議員(なし)  ――――――――――――――――――――――――――――説明のため出席した者  市長      安藤真理子君  副市長     東郷和男君  教育長     井坂 隆君  市長公室長   船沢一郎君  総務部長    望月亮一君  市民生活部長  小松澤文雄君  保健福祉部長  川村正明君  都市産業部長  塚本隆行君  建設部長    岡田美徳君  教育部長    羽生元幸君  消防長     飯村 甚君  財政課長    佐藤 亨君  ――――――――――――――――――――――――――――事務局職員出席者  局長      塚本哲生君  次長      川上勇二君  係長      小野 聡君  主査      寺嶋克己君  ――――――――――――――――――――――――――――   午前10時00分開議 ○議長(篠塚昌毅議員) おはようございます。 東日本大震災から,本日で9年が経とうとしております。会議に先立ちまして,犠牲者の方々のご冥福を祈り,黙祷をささげたいと存じます。 皆様,ご起立をお願いいたします。黙祷。 黙祷を終わります。 ただいま出席議員は24名で議会は成立いたしました。 よって,これより本日の会議を開きます。  ――――――――――――――――――――――――――――欠席議員の報告 ○議長(篠塚昌毅議員) 本日は全員ご出席でございます。  ―――――――――――――――――――――――――――― ○議長(篠塚昌毅議員) 本日の議事日程につきましては,お手元にお配りしてございます議事日程(第4号)のとおり議事を進めたいと存じますので,ご了承願います。  ―――――――――――――――――――――――――――― △日程第1.一般質問 ○議長(篠塚昌毅議員) それでは,これより議事日程に入ります。 一般質問を続行いたします。 9番勝田達也議員。  〔9番 勝田達也議員登壇〕 ◆9番(勝田達也議員) 皆様,改めましておはようございます。郁政クラブの勝田でございます。 まず,質問の前に,先ほどございましたが,3月11日,東日本大震災発災以来,時が止まったままの方々,そして,犠牲になられた全ての方々,まだ震災は終わっていない,そういうことを胸に誓いながら,邁進してまいりたいと思います。 また,コロナウイルスに罹患された全ての方々,そしてそこから今後予想される経済的損失社会的損失,そういったものに関して,心から,一日も早い回復をお祈り申し上げます。 それでは,一般質問をさせていただきたいと思います。本日は2点,質問させていただきます。まず1点目が,JR常磐線の神立駅のエスカレーター設置に関してでございます。そして大きな2点目は,現在市内でも数か所で開催されております子ども食堂地域食堂に関してでございます。 まず神立駅のエスカレーターの件でございますけども,これは,現在は神立駅のエスカレーター設置計画というのはございません,それは私も承知をしてございます。しかしながら,地元,利用者の方ですね,それは土浦の方もいればかすみがうらの方もいらっしゃいますけども,多くの方からエスカレーター,設置してほしいという声は常々伺っております。また,先日行われました市議会の報告会でも,参加の皆様の中から,そういった声がございましたので,それは市長へその旨の報告が上がっていると存じます。 神立駅に関して簡単にご説明させていただきますと,皆さんご案内のとおり,土浦市内にございます3つのJRの駅の中で一番北側に位置している駅でございます。よく北の玄関口というような表現もされております。1895年の明治28年11月4日に駅が始まったわけでございます。2015年の9月に,民間,神立商工振興会と同士でしたけども,有志が中心となりまして,120周年のイベントというものを駅と共同しながら行った。また,2018年の3月23日に,東西自由通路の開通式がございましたけども,市で行われた式典の後に,これも神立商工振興会やかすみがうらの商工会の皆さんほか,住民の方々が,自らの負担とボランティアによって,盛大に開通式を行った,そんな住民にとても愛されている駅でございます。駅の乗車人数,降車ではなく乗車ですけども,調査したところによると,2018年現在で一日5,540人,ちなみに土浦駅が1万6,124人で,荒川沖駅が8,301人でございます。そういった規模の駅でございます。その中で,今,駅舎が新しくなりまして,とても美しいデザインの駅舎となりました。本当に住民の悲願が実ったなあと思って,大変うれしく思っておりますし,ご協力,もちろんいただいた土浦市,そしてかすみがうら市,JRに深く感謝の意を表するものでございます。 その中で,土浦駅と荒川沖駅にあって神立駅にないのがエスカレーターでございます。その代わりに,神立駅には西口,東口に大型のエレベーターがございますので,体が不自由な方,そして,上り下りがきついお年寄りの方などは,そちらを利用することはもちろん可能でありますので,バリアフリーには対応はしてございます。しかし,やはり住民の方々は,どうしてもエスカレーター,何とかならないのかというような声が多いのも,またこれも事実でございます。私は,一部事務組合の議員でもありますので,そこでお話を聞きますと,いや,これはちょっと構造上もうできないんですよというようなご意見も頂きました。ああそうなんですかという,その時はもちろん納得をしました。 じゃあ,何でできないんだろうということで,先日,土浦駅と荒川沖駅と神立駅の,ちょっと現状をメジャーを持って測りに行ってきたんですね。何をやったかというと,いわゆる階段がありまして隣にエスカレーターが付いていると思うんですけど,階段の幅と,エスカレーターの幅と,測ってきて,神立駅の階段の幅でできないのかなということをちょっと自分なりに見てまいりました。 土浦駅の西口は皆さんご案内のとおり,地上からペデストリアンデッキまでと,あとはペデから改札階までとエスカレーターは2本に分かれております。私が測ったので,あまり正確ではないかもしれませんけども,地上からペデに行く所のエスカレーターの幅というのは,全体で210センチぐらいだと思います。乗る所の欄干の幅が126センチぐらいだと思うんですが,手すりがあって,さらに構造物がありますので,210センチぐらい。そして,隣にございます階段が210~20センチぐらいかなという感じなので,両方で4メートル二,三十センチぐらいのスペースを使っています。ペデストリアンから改札階に行く所,これはもう階段は非常に広いですね。広いんですが,手すりが途中にありまして,その手すりからエレベーターよりの方を測ってみますと,そこはちょっと狭くなっていまして,階段幅が165ぐらいで,エスカレーターの幅は,多分200センチぐらいかなということでございました。あとは,その駅の地上階から改札階までの高さもちょっと測りようもなかったんですが,階段の一つひとつのその高さを計算していくと,多分合計で790センチぐらい,8メートル弱ぐらいが土浦駅なのかなと計算をさせていただきました。 一方で荒川沖駅は,西と東にエスカレーターがございます。西口の方,階段は広いですね。階段幅だけで多分4メートル以上ございまして,エスカレーター,同じ規格のようでございましたので210センチぐらいかなと思います。東口は階段幅,それよりは若干狭いですけども,十分な広さがありまして,エスカレーター幅も210センチほどというところでございました。一方で,駅のホームの中にある階段とエスカレーターの幅をそれぞれ測りますと,駅のホームのエスカレーターはちょっと狭くできていまして,欄干幅というか乗る所ですよね,乗る所の内のりで多分1メートルぐらいでして,構造物を入れて160弱ぐらい,階段幅が160程度というところで,合計で3メートル30ぐらいなのかなというふうには感じました。 一方で,現在エスカレーターがない神立駅を測ってみますと,3つある階段,ほぼ概ね同じスペックでして,幅が内のりで3メートル30センチぐらいでした。神立駅は多分新しい分かもしれないですけど,一つひとつの階段が土浦,荒川沖より若干低くなっていまして,多分,お年寄りの方も乗り降りしやすいような工夫がされているのかなと思いますけど,多分1センチぐらい低いのかなと思います。16段,16段,16段で,16段上がって1メートル50平らがあって,16段上がって1メートル50があって,16段上がって,改札階というようなところで,こちらは計算して7メートルぐらい。荒川沖と大体同じぐらいの高さなのかなというふうには感じております。20人乗りのエレベーターが2基ございますので,この点はよくやっていただいているとは思っております。 もし,この3メートル30センチということが1つのネックで,エスカレーターができないのかということ,私,ちょっと幅でしか計算していないので,技術的な問題とかがあるのかもしれませんけども,しかしながら,さっき荒川沖と土浦のエスカレーターといったのは,まあまあ結構年季が入ったエスカレーターなんですよね。神立にも世界に誇る企業がございますけども,その系列のエスカレーターの会社や,ほかのメーカーさんのを見ても,今,かなりコンパクト,省スペースでできるエスカレーターがございまして,330センチで2人,ちゃんと横に乗れるものでやった場合,エスカレーター幅が1,360ぐらい,構造物を入れてというのもあるので,1,940ぐらい歩道というか階段が取れる。一人乗りのエスカレーターであれば,2,140ぐらい取れるというような,幅だけでいくと,ところがございました。 現在,計画にないところのお願いでございますので,これはすぐどうこうということではないことは十分承知をしておりますけども,しかしながら,神立駅は,今,西口の土地区画整理を終えようとしています。国道旧6号線の方から停車場線で1本で道が入ってこられて,かすみがうら市と同時にやっている区画整理でして,これからの店舗の張りつきの可能性もございますし,あたらしい道路ができたことで,今まで非常に使いづらかった未利用地が,いい土地になってきているんですね。そこへは,アパートとか,あるいは住宅の集積ができる可能性が高いと思います。また,東口に関しましても,おおつ野から来ている都市計画道路が,現在途中,県道まで供用開始になっておりますけども,これがかすみがうら市の開拓道路の方につながる予定がございます。これが開通した暁には,かすみがうら市の方面,あるいは三村・石岡方面から多分かすみがうらを通って,協同病院側に抜けるような交通量も増えますし,都市計画が現在,かすみがうら市側においても,宍倉は調整区域が多いところではございますけども,こういったものの将来的なもし見直し,土浦側の神立駅東口も区画整理ができてなくて,駅近なのに調整区域が多いような,これが将来,変わってくるようなことがあれば,これは人口がかなり伸びる可能性があると思っております。そういった中で,今後,そういったことも取り上げることができるかどうかという,市長の思いを,まずは1点目,伺いたいと思います。 2点目でございますけども,現在,市内で開催されている子ども食堂の現状を,お伺いします。 これは,市が直接やっているわけではございません。民間が自発的に行っているものを,社協が支えていただいているよと,そういった形で運営をしております。社協の方から出されているチラシを見ても,今,6地区ですかね,やっていまして,今後も増える予定があるということで,聞いてございます。こちらに関しましては,2017年の12月13日でした。たしか議会,やっていた日ですかね。ウララビルにほぺたん食堂プレオープンをしまして,ここにいらっしゃる議員の何人かの方,そして,安藤市長も県議時代にご覧になっていただいたかと思いますけども,行ってまいりました。その後,私は,都和でやっているひよこ食堂などにも見学に行かせていただきまして,現在,神立コミセンにおいて,昨年の5月26日から実施をしていますかみもり食堂というのに参画をさせていただいております。 子ども食堂に関して,簡単に,全国的な経緯を,一言,ご案内したいと思います。この特徴というのは,あくまでも民間が自主的に始めたというところが特徴であると思います。定義としては,無料,または非常に安価で,栄養価値がある食事と,そしてその食事をする団欒の場を提供するものでございます。目的は,孤食の解消ですけども,独りで子どもたちが食べなければいけない孤食から,固定する,いつも同じものしか食べない,この固食の解消,そして,独りで食べている個食,1種類しかいつも食べてないような,そういった3つの「こしょく」の解消と言われております。それプラス,子どもと大人たちがつながることによって,地域のコミュニティの連携というものが目的とされております。 沿革につきましては諸説あるそうでございますけども,2010年代ぐらいから,マスコミが大きく報道していただきまして,全国に広がっております。最初の子ども食堂と言われているのは,2009年,東京都大田区東矢口で,気まぐれ八百屋だんだんさんというところで,学習塾の講師をお招きして,子どもたちワンコイン寺子屋というのを始めて,2011年に現在の子ども食堂の形で始めたのが最初ではないかと言われております。翌2012年には,豊島区の要町に,WAKUWAKUネットワークという,運営に関わる民間団体ができまして,要町のあさやけ子ども食堂というのができました。 翌2013年にNHKで,子どもの貧困問題がその頃,盛んに取り上げられた時期がございまして,社会問題となりました。そして,その問題を解決したいという方が,この子ども食堂に参画をしてくるようになったと言われております。2014年のNHKの情報番組で再度発信をして,各メディアが取り上げたことから爆発的に増えました。2015年にはこども食堂ネットワークというのが,北海道から九州までの横のつながりと,食材と情報の連携を基に発足しまして,同年にはこども食堂サミットというのも開催されました。2016年には全国ツアー「広がれ,こども食堂の輪!」が始まりまして,各地で子ども食堂を立ち上げる方々を支援する中間組織として,茨城県ほか全国何か所かに様々な団体ができたそうでございます。 2019年の3月には,コンビニエンスの大手チェーンファミリーマートさんが,地域貢献事業の一環としてファミマこども食堂ということを始めるということを発表されました。現時点では,まだまだそんなに広がっていないそうでございますけども,ちょっと個人企業なので,個別企業なのでどこの企業とは言いませんけども,茨城でも大きな企業体がやっているファミリーマートの一部で運営をしているそうでございます。今個人経営でファミリーマートをやっている知り合いに聞いたところ,今では本部が食材,それから費用,そしてやる場合には人手も手当てしますよということで,あるそうでございます。中身は,小学生が100円で大人400円,未就学児無料。みんなで御飯を食べようというのを40分やって,レジ打ち体験,社会体験を10分やって,店内を探索しようを10分やるような,そんなプログラムでやっているそうでございまして,個人,そして,民間セクターがやっていたものが,企業が担い手となる可能性もあるということを示された例でございます。 数でございますが,子ども食堂の全体の数ですね,2016年が319か所だったものが,2019年の6月26日の発表によると,全国で3,718か所ということで12倍ぐらいに,これはもう爆発的に増えたといっていいと思います。頻度に関しては,毎日から月1回まで。土浦市の場合は,拝見しますと月1回が多いかと思います。参加費は,これは地域,地域で無料から50円,100円,もうちょっと取るというようなところで様々でございまして,食事以外の活動としても,宿題を一緒にやるとか,それから,「こしょく」の子に対して,子ども食堂をやれない時の調理をできるように,調理の手伝いをしてもらうとか,遊び場とか,無料学習とか,そういったことをやっているそうでございます。対象者は子どもだけに限らず,今は全ての市民の方ということでございます。運営者はNPOや民間が多いそうでございます。費用は,一部行政負担もございますけども基本的には持ち出しというか,皆様の寄付でやっている。食材はフードバンク規格外商品の授受とか,JAの地域貢献事業とか,そういった寄付を中心にやっているそうでございます。 効果としましては,大人と子どもの交流が地域ネットワークを形成して,また,子どもの貧困の実態を地域住民が認識するというような効果がございます。私も参画をさせていただいて,課題が見えてきました。そういった課題に関しても今日,お伺いをさせていただきたいと思うんですけども。 かみもり食堂の場合は第4日曜日にやります。その前の日,お昼ぐらいに集まって翌日の仕込みをして,大体4時か5時ぐらいまでやる。当日は朝9時に集合して,解散が4時ぐらいということで,やっぱり結構忙しい。そして手いっぱいなので,何が課題かというと,忙しいことが課題ではなくて,それによって本来,食べる以外に宿題とか調理能力とか遊び場といった,そういった副次的なものになかなか目が回らないというのが1つの課題なのかなというふうには,私は感じております。もう1つは,子どもだけではなくていいということでやっておりますが,でも,その目的の1つは本当に食事を必要としているお子さんに情報が届いているんだろうか。その子たちが本当に来られるんだろうかというのが,やはり課題としては残っていくと思います。 NPO法人子どもネットワークの支援しているむすびえさんというところがございまして,そこの理事長がおっしゃるには,子ども食堂の支援を通じて誰も取りこぼさない社会をつくる,これは,先日,代表質問でおっしゃられた吉田(千)議員の,SDGsの精神にも合致するというものだと思っておりますけども,そういったことのためにやっていくということでございました。このむすびえの理事長というのは非常に有名な方でございまして,実は3月15日にこの茨城の地でも,いばらき子ども食堂ネットワークということをやる予定だったんですが,ちょっとコロナウイルスの影響で残念ながら中止になってしまいました,講演を聴きに行きたかったんですけども,残念でございましたが。この講演に関しては,茨城県保健福祉部子ども政策局青少年家庭課がバックアップをしております。 この子ども食堂というのは,協働という言葉があると思いますけども,私たち住民というのは,基本的にはこれは自発性の原理だと思います。行政というのは公平性の原理です。自発性の原理で立ち上がったこういう民間活動を,社協がバックアップしてくれているという,私は今,非常にすばらしい形になっているのかなと思っております。社協の方でまいていただいた種が開花し,そのインセンティブで私たち住民が動き出すというのが土浦の子ども食堂地域食堂の今の実態かと思います。しかしながら,皆さん単体でやっているものですから,横の今,情報共有は難しい。なぜなら,同じ時にやっていることが多くて,私もよそに見に行きたいんですけど行けないんですね。そういったこともございます。 市内で開催されている子ども食堂地域食堂の現状を,市としてどのように認識をされているのか,お伺いをさせていただきます。まず1番として,土浦市社会福祉協議会で支援している子ども食堂地域食堂の開催の状況について,お伺いいたします。主催団体,開催回数,参加・来場者,具体的支援内容など。2番,主催団体から社協への要望事項がほかで上がっていれば教えていただきたいと思います。3番,今後,取組を始めたい希望者からの問合せが社協の方に行っているかどうか,伺いたいと思います。4番,主催者団体間のネットワークがあれば,情報交換に有効かと考えますけども,そういったものを,仕組みを社協の方でつくっていただけるか,お支えいただけるか,そういった市の考え方を伺いたいと思います。 以上で第1回目の質問を終わります,よろしくお願いいたします。 ○議長(篠塚昌毅議員) 市長。  〔市長 安藤真理子君登壇〕 ◎市長(安藤真理子君) おはようございます。 勝田議員ご質問のJR常磐線神立駅へのエスカレーター設置についてお答えいたします。 ご案内のとおり,本市の北の玄関口である神立駅周辺につきましては,現在,かすみがうら市と一部事務組合を設立し,駅西口地区において土地区画整理を進め,併せて整備していた駅舎の橋上化や東西自由通路が昨年度完成したことにより,北の拠点として,大きな変貌を遂げつつあります。議員ご質問のエスカレーターの設置についてでございますが,昨年度完成した東西を結ぶ自由通路を整備する際に,検討しておりますので,経緯についてご説明させていただきます。 この神立駅自由通路整備につきましては,平成24年度に基本設計を行った際に,かすみがうら市,土浦市,両市の議会の代表で構成いたします一部事務組合の議会へご説明をし,また,土浦市議会におきましては,平成25年8月に都市建設委員会,同年9月には全員協議会でご説明を行い,ご協議,ご理解をいただきながら,平成26年度には実施設計,平成27年度から平成30年度にかけて整備工事を実施したところでございます。 その中で,エレベーター及びエスカレーターの設置につきましては,基本設計の際に検討し,神立駅自由通路は,バリアフリー新法に基づく移動等円滑化基準において,高齢者・障害者等の移動等の円滑化のために,エレベーターを設ける施設となっていること。さらに,駅前広場の配置計画上,障害者乗降場やタクシー乗り場をこのエレベーターの至近の位置に設けることにより,高齢者・障害者等のさらなる利便性向上が図られることから,エレベーターの設置を決定しているものでございます。 なお,その際に,エスカレーターの設置についても検討しております。その検討の中で,エレベーターの設置に加え,エスカレーターを設置することにつきましては,移動円滑化基準上,利用者が特に多い場合には,補完的に設置することとされていることや,維持管理を含む建設コストなどの費用対効果等を考慮し,多人数が乗れる大型のエレベーターのみを設置するとしたものでございます。昨年3月に供用開始している状況の中,改めてエスカレーターを設置することとなりますと,工事のやり直しや建設のコストの負担など課題があり,エスカレーターを設置することは難しいものと考えております。 しかしながら,今後,土地区画整理事業が完了し,新たなまちの姿というものが見えた後に,神立駅自由通路の利用状況も勘案しつつ,エスカレーターの設置につきましては,改めて研究してまいりたいと考えております。ご理解のほど,よろしくお願いいたします。 ○議長(篠塚昌毅議員) 保健福祉部長。  〔保健福祉部長 川村正明君登壇〕 ◎保健福祉部長(川村正明君) おはようございます。 勝田議員ご質問の大きな2番,市内で開催されている子ども食堂地域食堂の現状をどのように認識しているかについて,4点ほど質問を頂いておりますので,順次お答えをいたします。 「子ども食堂」は,議員の方からいろいろご紹介をいただきましたが,平成25年の「子どもの貧困対策の推進に関する法律」を受けまして,全国各地で取組が広がっており,令和元年6月に発表されました「NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」の調査によりますと,平成30年だけでも約1,400か所増加して,全国で少なくとも3,718か所存在しているということでございます。これは先ほど議員の方からもご紹介ございました。 「子ども食堂」は,経済的に厳しかったり,ひとり親で食事の支度がままならなかったりと,様々事情を抱えた子どもなどに,無料や低料金で食事を提供する場として始まりましたが,現在は子どもの食育や居場所づくりにとどまらず,それを契機として,高齢者や障害者を含む,地域住民の交流拠点に発展しておりまして,地域共生社会の実現に向けて,大きな役割を果たしているものと思います。 ご質問の1点目,土浦市社会福祉協議会で支援している子ども食堂地域食堂の開催状況についてでございますが,本市の子ども食堂は,下妻市で「ほぺたん食堂」を運営していた「いばらきコープ」の協力を得まして,平成30年1月,総合福祉会館5階で,第4水曜日の17時から,「土浦市社会福祉協議会」の主催により開始されました。事業目的といたしまして,十分な食事を取れない子どもや,保護者が常時不在のため,孤食を余儀なくされている子どもたちを対象に,手づくりの食事を提供して,家庭的な雰囲気の下,安心して過ごせる居場所を提供すること。そして,そうした子どもたちと会食を一緒にすることで,潜在化している支援ニーズの把握に努め,適切な支援対策につなげるとしておりましたが,現在では,先ほど申し上げました,運営の全国的な潮流を取り入れまして,誰でも参加ができる,地域のふれあい食堂として運営をしております。現在は毎月第4土曜日,「一中地区公民館」に会場を移して開催をされております。 土浦市社会福祉協議会ではモデル事業として自ら事業を開始することにより,地域への波及を期待していたとのことでございます。その後,期待したとおり,地域で開催していただく団体が増加し,現在では土浦市社会福祉協議会以外で,5か所の子ども食堂地域食堂が開催されております。その開催状況につきまして,設立順に主催団体,開催回数,平成31年4月から令和2年2月までの11か月間の参加・来場数についてお答えをいたします。 まず一中地区にあります土浦市社会福祉協議会主催の「つちうらほぺたん食堂」ですけれども,子どもさんが161人,大人435人,合計596人で,月平均54人が参加をしております。 2か所目,二中地区の「なでしこ子ども食堂」,こちらは放課後等デイサービス事業所などを運営する事業所が,平成30年4月から,毎月1回,第2土曜日,当初は真鍋三丁目の地区公民館で実施をしておりましたが,現在は「キッズののはな」において,場所を移して開催をしており,3か月お休みがありましたので,8か月で子どもさん36人,大人77人,合計113人,月平均で14人参加でございます。 3か所目,都和地区の「ひよこ食堂」は,地域での助け合いなど,コミュニティづくりに取り組みます「NPO法人みんなのたまご」が,平成30年6月から毎月1回,第4日曜日,「都和公民館」にて開催をしております。子どもさん172人,大人410人,合計582人で,月平均53人の参加でございます。 4か所目,一中地区の「こども食堂たんぽぽ」は,就労移行支援事業所などを運営する代表者が中心となりまして,地域の有志を集い,平成30年9月から毎月1回,第1日曜日,「たんぽぽ作業所」にて開催をしており,子どもさん161人,大人232人,合計393人,月平均で36人の参加となっております。 5か所目,四中地区の「土浦にこにこ食堂」ですけれども,地区民生委員が中心となり,地域の有志を集いまして,平成31年4月から毎月1回,第3日曜日,「四中地区公民館」にて開催をしております。子どもさん248人,大人674人,合計922人で,月平均ですと84人の参加となっております。 6か所目,五中地区の「ふれあい食堂かみもり」でございますが,こちらは福祉団体の代表者の呼びかけで,地域の有志が集いまして,令和元年5月から毎月1回,第4日曜日,「神立コミュニティセンター」にて開催をしております。子どもさん489人,大人938人,合計1,427人で,月平均143人の参加となっております。 この5か所の子ども食堂地域食堂に対しまして,土浦市社会福祉協議会が運営支援を行っております。支援の内容につきましては,食材料費等の支援として,一月あたり3,000円で,年間3万6,000円と,行事用保険料として一月あたり560円で,年間6,720円,合わせまして年額4万2,720円の助成を行っております。さらに,土浦市社会福祉協議会が善意銀行を通して寄付を受けましたお米や野菜,果物,お菓子などの食材や,お寺の「お供え」を仏様からの「お下がり」として,子どもをサポートする支援団体に「お裾分け」をする活動をしております,「おてらおやつクラブ」から頂きました果物やお菓子を,各団体に配布しております。なお,設立時には保健所への各種申請や,会場,ボランティアの確保などのアドバイス,そして,学校や公的施設などへのチラシの配布も行っております。 次に,2点目のご質問,主催団体からの要望事項についてでございますが,土浦市社会福祉協議会に確認をしたところ,現在,各団体からの要望は受けていないということでございます。 続きまして,3点目の今後の取組を始めたい希望者からの問い合わせはあるのかについてでございますが,こちらも土浦市社会福祉協議会に確認をしたところ,三中地区と六中地区の方から相談を受けているということでございます。開設に向けてこれまでと同様,支援をしていくということでございました。 4点目の主催団体間のネットワークについてでございます。 現在,土浦市社会福祉協議会において,各地で開催されるネットワーク会議や,研修会などの情報の提供はしておりますが,市内の主催者間の情報交換の場は設けてはおりません。議員ご提案のとおり,「主催団体間のネットワーク」は,交流や情報交換の場として有効であると考えますので,そのような場を設けるべく,土浦市社会福祉協議会において検討をしていくということでございました。 市といたしましては,子ども食堂地域食堂が,さらに地域に広がるよう,ボランティアの皆さんの独自性,自主性を尊重しながら,適切な支援をしていきたいと考えておりますので,ご理解のほどよろしくお願いをいたします。 ○議長(篠塚昌毅議員) 9番勝田達也議員。  〔9番 勝田達也議員登壇〕 ◆9番(勝田達也議員) ご丁寧なご答弁,ありがとうございました。 神立駅の件ですが,市長,おっしゃるとおりであるとは思います。経緯も存じております。私は,実は市長が常々おっしゃっている,夢はかなうというお言葉に,この活路,光明を見ているんですね。それは確かに今現在ですぐどうこうということは言えないかと思いますけども,このエスカレーターを付けていただきたいというのは,やっぱり利用者,多くの方々,そして地域住民の夢でありますので,ぜひ,市長も夢を共有していただいて,その夢の実現に向けて,すばらしいところはもうできないというよりは,できるかもしれないし,できるんであればその道筋を探す努力を諦めないというところに私は,本当に光を見いだしている思いでございます。 ちょっと余談になりますけども,公共交通に関して,市長の方で思いを述べていらっしゃった中で,市全域にバスを回すのは大変ですよ,これは間違いなく。そして,多くの議員の皆様方も,これまで中川市長の時に,様々なご提言をされましたけども,私はちょっと公共交通に関しては,それ以上の議論,できないなという思いではおりました。しかしながら,市長はそんなことはないということをおっしゃって,それが市民の皆さんに理解していただいて,支援をされたということもあると思うんですね。 実際にはつくバスの状況とか,事業費が増えてしまったとか,あるいは,実は先日,武蔵野市というところに行ったんですが,人口は土浦よりちょっと多いぐらいで,市の面積は10分の1以下という,非常にもうコンパクトシティができあがったところで,吉祥寺と武蔵境と三鷹という都会の駅があるところですね。ここで,21年目にして4,000万人を達成したムーバスにおいてすら,実は行政負担なしではやっていけないというのが実情でありますけど,ただ,それがいいんではなくて,それがいいとか,しかしながら,それでもやっていると,そういうところがすばらしいというふうにも思っております。そういった意味で,ちょっと違いますけど,なかなか難しいけども,決して諦めずやっていただけるという意味で,市長の方の,何とか頑張っていただきたいし,全力でそういった面において応援したいと思います。 またそのエスカレーターも,普通行政負担で付けるんですけど,今後は,ひょっとしたら,先ほど申し上げたとおり世界的な企業が立地する神立駅でありますので,そこに市長にぜひトップセールスをかけていただいて,これもひょっとしたら,行政だけではなく,そして地域住民の駅だと皆さん理解していますので,住民や地域の企業と共につくれれば,それもすばらしいことなのかなと思いますので,長い計画になるかと思いますが,ぜひ諦めずよろしくお願いします。 それから,子ども食堂に関しては本当にありがとうございます,お世話になりまして。今後も社協の方にご支援をいただけるということで理解をいたしましたので,ぜひよろしくお願いいたします,ありがとうございます。 以上でございます。 ○議長(篠塚昌毅議員) 通告のあった質問は以上であります。 議長に対し,口頭による通告がありましたので,発言を許します。8番矢口勝雄議員。  〔8番 矢口勝雄議員登壇〕 ◆8番(矢口勝雄議員) 郁政クラブの矢口勝雄でございます。今回,どうしても質問させていただきたいという思いで,手を挙げさせていただきました,よろしくお願いいたします。 奥谷議員の大きな1番の(2)新型コロナウイルスに関する土浦市の対策についての質問に関連しまして,とても大変大事なことだと思いますので,土浦市消防本部の緊急搬送時における感染予防対策の現状と今後の課題について,質問をさせていただきます。 多くの傷病者を緊急搬送する救急車には,より厳重な感染予防対策が求められるのは,ご承知のとおりだと思います。しかし一方で,一刻を争う救急の現場において,搬送者の容体を確認し,感染の危険性を見極めるのは,大変難しいことだと思います。そこで,この点について,日頃から十分な対策は施されているとは思いますが,今回,このコロナウイルスの危険性がある中で,こういう状況下にありますので,これから,以下4点について質問させていただきます。 1点目,救急車等の出場時における,隊員の感染予防対策はどのようにされているのか。また,感染予防に関する教育はどのようにされているのか,お伺いいたします。 2点目,緊急搬送した病人が,新型コロナウイルスに感染している可能性があった場合の対処はどのようにするのか,具体的に教えていただければと思います。 3点目,現在極端な品不足になっているマスク,防護服,使い捨て手袋等の在庫状況をお伺いいたします。 4点目,感染症対策の今後の課題があれば,こちらも教えていただきたいと思います。 以上,よろしくお願いいたします。 ○議長(篠塚昌毅議員) 消防長。  〔消防長 飯村甚君登壇〕 ◎消防長(飯村甚君) おはようございます。 矢口(勝)議員の関連質問,新型コロナウイルスに関する対応について,4点ほどご質問いただきました。お答えしたいと思います。 まず,救急隊員の感染予防対策として,通常の救急隊員の装備と,新型コロナウイルスが疑われる場合の装備について,説明をさせていただきます。 通常の救急活動におきましては,救急業務において取り扱う全ての傷病者は,何らかの感染症に罹患していると想定した上で活動を行うこととしており,汗を除く全ての血液や体液など,感染源となり得るものに接する際の対策として,マスク,感染防御衣,手袋を装着して活動を行っておりますが,新型コロナウイルスが疑われる場合には,接触感染に加え,飛沫感染への対応として,先ほどの装備に加え,ゴーグル,感染防御衣のズボン,そしてシューズカバーを装着することとしております。 次に,感染症対策の教育,訓練の状況と内容についてお答えいたします。 本市では平成25年に,土浦市消防本部感染防御対策要領を作成して対応してまいりましたが,昨年3月,総務省消防庁において,感染防止対策マニュアルが作成されましたことから,本市要領の一部を改定し,消防本部警防救急課に統括感染管理者を置くとともに,各署所に感染管理者を置いて,感染防御訓練及び知識の共有を図っております。 また,本年1月14,15の2日間,土浦保健所の感染症担当者の方を消防本部に招いて,感染症対策に関する講義と,感染症対応の化学防護服,こちらは皆さんもテレビ等でご覧になっているかと思いますけども,本日ちょっと本物を持ってまいりましたので,ご覧いただきたいと思います。こういった白い防御服になっております。こちらは,デュポン社のタイベックというものになりますけども,こういったものを装着することになっておりまして,この化学防護服の着脱訓練を行いました。 また2月6日には,保健所において,模擬感染症患者を想定した移送訓練を実施しております。特に化学防護服など,防御衣を脱ぐ際に,付着したウイルスを周囲に飛散させない方法については,大変有意義な訓練となりました。 次に,感染者の搬送の対応についてご説明いたします。 患者が新型コロナウイルスの感染者であると判明している場合は,感染症法での対応となり,都道府県知事の業務となりますことから,搬送は原則保健所が行うこととされておりますが,エボラ出血熱への対応が問題となった平成29年,保健所と患者の移送に関する協定を消防本部で結んでおりまして,保健所から協力の要請があった場合には,医師等が救急車に同乗し,その管理の下で,保健所が指定する医療機関へ患者を移送することになっております。 また,通常の救急要請により出動し,現場到着時に新型コロナウイルスの感染が疑われた場合には,直ちに保健所へ連絡をし,保健所の指示の下で活動することとしており,検査の結果が陰性と判定されるまでは,次の救急活動には携わらないような対応をしております。 搬送後に感染が判明した場合,保健所に傷病者の状況,処置内容,救急隊員の感染防御状況を伝え,保健所の指示に従い,濃厚接触者と判定された場合,濃厚接触者と申しますのは,新型コロナウイルス感染症が疑われる者と,同居あるいは長時間の接触,車内や航空機を含みます,があった者。適切な感染防護なしに感染が疑われる患者を診察,看護もしくは介護していた者。感染が疑われる者の気道分泌液,もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性の高い者,これが濃厚接触者というものなんですけども,濃厚接触者と判定された場合には,接触した日から14日間,自宅における健康観察期間を取ることとされております。 また,傷病者の搬送後は,保健所の助言を得ながら,対応にあたった救急隊員の健康管理及び救急車の消毒等を行っております。具体的には,救急の資機材及び傷病者,隊員等が触れた部分を全て消毒用エタノール,または次亜塩素酸ナトリウム等の消毒液を使って消毒するとともに,車内の十分な換気を行うこととしています。着装していた感染防御衣等については,感染性廃棄物として廃棄処分とするほか,手洗い,エタノール消毒を実施し,シャワーを浴びて,清潔な状態で署内に入るよう対応をしております。このような対策を行うことで,隊員への感染を防ぐとともに,感染を広げないための対応を行っているところでございます。 続きまして,マスク,防御衣,手袋等の備蓄状況についてお答えをいたします。 現時点では,マスクが約6,000枚,感染防御衣の上着が約2,000着,ズボンが1,000着,手袋が6,000双という状況となっております。 最後に,今後の課題,対応についてお答えをいたします。 さいわいなことに,県内ではまだ感染症発生の報告はございませんが,このまま感染が拡大すれば,本市においても感染者が発生し,救急隊員が濃厚接触することも想定しなければなりません。消防の業務は救急だけでなく,火災,救助と多様な災害に対応しなければならず,自宅待機者が増えれば,その間,消防力の低下を招く事態となりますことから,十分な装備を備えるとともに,正確な知識と技術を身に付けるための教育,訓練に取り組み,感染症対策に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 最後に,大変恐縮ですが,少々お時間を頂いて,ご挨拶をさせていただきたいと思います。登壇の機会をつくっていただきました,篠塚議長さん,矢口(勝)議員さん,本当にありがとうございます。 私はこの3月をもちまして,定年退職をいたすことになりました。これまで議員の皆様方には,大変お世話になり,ありがとうございました。特に,消防行政に関しましては,いつも熱いご支援を賜り,心から感謝を申し上げます。これからも,変わらぬご支援を賜りたいと思います。 4月以降は,再任用職員として,微力ながら元気な土浦市づくりに努めてまいりたいと考えておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。 長い間本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(篠塚昌毅議員) それでは,これをもって一般質問を終結いたします。  ―――――――――――――――――――――――――――― △日程第2.議案第26号乃至日程第6.議案第30号
    ○議長(篠塚昌毅議員) これより日程第2議案第26号令和元年度土浦一般会計補正予算(第8回),乃至日程第6議案第30号令和元年度土浦下水道事業特別会計補正予算(第4回)を,会議規則第35条の規定により,一括して議題といたします。 この際,提出議案の説明を願います。市長。  〔市長 安藤真理子君登壇〕 ◎市長(安藤真理子君) ただいま上程されました追加議案につきまして,順次ご説明申し上げます。 議案第26号から議案第30号までの補正予算につきましては,例年,第1回定例会で提出しております,事業の完了による減額補正や,国庫支出金の精算,交付金等の決定に伴う補正を併せて計上するものであります。 それでは,1ページをお願いいたします。 議案第26号,令和元年度土浦一般会計補正予算(第8回)について。 今回の補正額は,歳入歳出それぞれ7億9,768万3,000円を増額し,総額を547億3,017万5,000円とするものでございます。 10ページをお願いいたします。 歳入の主な内容につきまして,1款市税は,決算見込みに基づき計上するもので,総額で6億3,126万5,000円,2.8%の増であります。たばこ税が販売実績の減少により減となったものの,法人市民税が企業業績の改善により増となっております。 2款地方譲与税から11款地方特例交付金は,国,県からの交付見込み等に基づき,増額または減額するものであります。 14款分担金及び負担金は,障害児に係る児童デイサービス介護給付費負担金の増により,781万3,000円を増額するものであります。 15款使用料及び手数料は,児童デイサービス利用者使用料の減により,93万4,000円を減額するものであります。 16款国庫支出金は,生活保護費負担金が増となったものの,保育所等整備交付金の減などにより,3億9,553万4,000円を減額するものであります。 17款県支出金は,子どものための教育・保育給付費県負担金が増となったものの,農業人材力強化総合支援事業費補助金の減などにより,721万9,000円を減額するものであります。 18款財産収入は,各基金の利子の計上であり,19款寄付金は,民生費寄付金の増であります。 20款繰入金は,財政調整基金繰入金及び市債管理基金繰入金などの減であり,3億6,945万円を減額するものであります。 21款繰越金は,前年度の実質収支に合わせ,残余を計上するものであります。 22款諸収入は,プレミアム付商品券購入代などの実績見込みによる増減でございます。 23款市債は,荒川沖・木田余線街路事業費債や亀城モール整備事業費債など,事業費の確定に伴う増減により,7,560万円を減額するものであります。 次に,歳出の主な内容につきまして,ご説明申し上げます。 11ページをお願いいたします。 2款総務費は,選挙費の減額など,事業費の確定や実績見込みに基づく増減のほか,近年多発している激甚災害に備えるため,財政調整基金積立金を増額するとともに,将来の公債費及び公共施設更新経費の増大に備えるため,市債管理基金及び公共施設等総合管理基金積立金を増額するものであります。 3款民生費は,生活保護費の増額のほか,プレミアム付商品券事業費の減額など,事業費の確定や実績見込みに基づく増減であります。 4款衛生費は,各種予防接種事業費や,母子保健事業費の減額など,実績見込みによる増減であります。 5款農林水産業費は,農業近代化対策事業費や共同畜舎解体事業費の減額など,事業費の確定や実績見込みに基づく減額であります。 6款商工費は,自治金融制度利子補給金の実績見込みに基づく減額であります。 7款土木費は,亀城モール整備事業費や,荒川沖・木田余線街路事業費の減額など,事業費の確定や実績見込みに基づく増減であります。 8款消防費は,指令センター運営協議会負担金の減額であります。 9款教育費は,幼児教育無償化に伴う,私立幼稚園就園奨励補助金及び私立幼稚園保護者助成金の減額など,事業費の確定や実績見込みに基づく増減であります。 10款公債費は,昨年度末に実施した繰上償還に伴い,不用となる元利金を減額するほか,借入利率が0.6%以上である市債を繰上償還するための元金の計上であります。 11款災害復旧費は,台風19号に対応した農業施設復旧事業費の減額のほか,台風15号及び19号による被災農業者支援のための復旧事業費の計上であります。 7ページにお戻り願います。 「第2表繰越明許費」につきましては,道路新設改良事業,亀城モール整備事業など,年度内の完成が見込めない24事業,総額9億2,800万9,000円の繰越措置であります。 9ページ,「第3表地方債補正」につきましては,事業費の確定や,国庫補助金の確定に伴い,11事業の限度額を変更するものであります。 次に,特別会計につきましてご説明いたします。 41ページ,議案第27号,令和元年度土浦国民健康保険特別会計補正予算(第2回)について。 補正額は歳入歳出それぞれ4,264万9,000円を増額し,総額を154億5,137万5,000円とするものであります。 歳入については,繰越金などを増額するほか,一般被保険者国民健康保険税などを減額し,歳出については,財政調整基金積立金を増額するなどの増減であります。 51ページ,議案第28号,令和元年度土浦後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)について。 補正額は,歳入歳出それぞれ1,631万6,000円を増額し,総額を17億8,441万3,000円とするものであります。 歳入については,現年度分普通徴収保険料などを増額するものであり,歳出については後期高齢者医療保険料納付金を増額するなどの増減であります。 59ページ,議案第29号,令和元年度土浦介護保険特別会計補正予算(第5回)について。 補正額は,歳入歳出それぞれ1億2,255万9,000円を減額し,総額を114億5,514万円とするものであります。 歳入については,介護給付費準備基金繰入金を増額し,第1号被保険者保険料や,現年度分介護給付費交付金を減額するものであり,歳出については,施設介護サービス給付費負担金や介護予防・生活支援サービス給付費負担金などを減額するものであります。 69ページ,議案第30号,令和元年度土浦下水道事業特別会計補正予算(第4回)について。 70ページ,「第1表繰越明許費」については,年度内完成が見込めない公共下水道整備事業など,6事業の繰越措置であります。 以上,追加上程されました議案の説明を終わります。ご承認を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(篠塚昌毅議員) 以上で上程されました議案の説明は終わりました。  ―――――――――――――――――――――――――――― △全議案に対する質疑 ○議長(篠塚昌毅議員) それでは,これより日程第2議案第26号令和元年度土浦一般会計補正予算(第8回),乃至日程第31議案第25号訴えの提起についてを,会議規則第35条の規定により,一括議題として,全議案に対する質疑を行います。 議案質疑の通告がありましたので,発言を許します。なお,議案質疑は提案された議案の採決を判断するため,提案者に対して,その議案の目的や内容など,議案書や提案書の説明だけでは理解できない点を聞く場であります。その範囲を超えることはできませんので,ご注意をお願いします。 5番田子優奈議員。  〔5番 田子優奈議員登壇〕 ◆5番(田子優奈議員) 議案質疑をいたします。まずは1点目,議案第8号土浦市営住宅条例の一部改正についてです。 (1)といたしまして,前回の久松議員の質問の答弁の中で,保証人を廃止としないということをおっしゃっておりましたけれども,今回の改正の中で保証人については,どのように変わるのか。特に第6条関係,第11条関係,第12条関係について,具体的な説明をお願いしたいと思います。 2点目です。議案第13号令和2年度土浦一般会計予算の,1つ目です。歳出中の第7款土木費,第4項都市計画費,第1目都市計画総務費,第12節委託料の中の,スマートインターチェンジ設置可能性調査委託料についてです。この中で3点,具体的な説明をお願いしたいと思います。 1点目です。スマートインターを実施するとすれば,その実施する事業主体はどこになるのかをお伺いいたします。 2点目です。地元の工事の負担額の割合はどの程度になるんでしょうか。また,基準があれば教えていただきたいと思います。 3点目です。隣接するつくば市と,この件について協議するつもりがあるのかどうかを伺います。 (2)です。一般会計予算の中の歳出中,第7款土木費,第4項都市計画費,第1目都市計画総務費,第12節委託料のバス路線運行方策検討調査委託料についてです。 バスに関しては,市民の皆さんからの要望が多く,早期に実現を願う声が多くありますので,具体的にはどういった調査を行うのか,イメージができるように具体的な説明をいま一度お願いしたいと思います。簡潔にご質問させていただきますので,簡潔なご答弁をお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(篠塚昌毅議員) 建設部長。  〔建設部長 岡田美徳君登壇〕 ◎建設部長(岡田美徳君) 田子議員ご質問の議案質疑,議案第8号土浦市営住宅条例の一部改正について,お答えいたします。 ご案内のとおり,令和2年4月1日施行の民法の一部改正する法律により,債権関係の規定の見直しや,公営住宅を取り巻く最近の状況を捉え,これまでの公営住宅に関わる制度改正の内容を反映するため,公営住宅管理標準条例案の改正が行われ,平成30年3月30日付で国土交通省住宅局より示されました。さらに,改正法の内容を踏まえ,標準条例案について,所要の改正が加えられ,平成31年4月1日付で再び国から提示がありました。これらの状況を踏まえまして,土浦市営住宅につきまして,条例の一部改正を行うものでございます。 土浦市営住宅条例の一部改正案の具体的な内容につきましては,主な改正点については大きく2つございます。 まず,大きな1点目としまして,第6条関係で,入居資格者についての条件の見直しでございます。公営住宅管理条例案におきまして,入居者の条件に係る説明から,税を滞納している場合であっても,配慮すべき場合もあるとして,税を滞納している者といった例示が削除され,併せて国の通知では,地域の実情を総合的に勘案して判断することが必要とされております。公平性の観点から,市税の納付は基本的な条件と考えるところでございますが,土浦市営住宅条例改正案としましては,国の通達の趣旨に沿い,市税を滞納している者であっても,分割納付等により,完納する見込みがあると認められる時は,入居を認めるなど,条件の緩和を図るものでございます。 次に,大きな2点目でございますが,第11条及び第12条並びに第12条2項関係で,議員ご質問の保証人の制度の見直しに関する内容でございます。 保証人の存廃を含めた在り方につきましては,茨城県を始め,県内多くの自治体が引き続き保証人を求める方向で条例改正や,そのほか必要な見直しを進めている状況でございます。本市におきましても,入居者の滞納した家賃の納付相談に限らず,入居者の方に不測の事態が発生した場合の連絡先や相談など,様々な課題から保証人は必要と考えております。 第11条では入居の手続としまして,保証人に関連しまして,地域や家族関係の希薄など,社会情勢の変化に伴い,入居を希望する方が,保証人を確保することが困難なケースも増加することが想定されることから,保証法人を認めるなど,関係する規定を設け,選択肢の拡大を図り,保証人が連署する誓約書の提出に関する事項を定めるものでございます。 次に,第12条では,改正民法が令和2年4月1日に施行されることから,施行日以降も保証人の確保を求める場合に必要な,極度額の設定などを定める内容でございます。 以上でございます。 ○議長(篠塚昌毅議員) 都市産業部長。  〔都市産業部長 塚本隆行君登壇〕 ◎都市産業部長(塚本隆行君) 田子議員の議案質疑のうち,議案第13号令和2年度土浦一般会計予算歳出中,第7款土木費,第4項都市計画費,第1目都市計画総務費,第12節委託料,スマートインターチェンジ設置可能性調査委託料と,バス路線運行方策検討調査委託料についてお答えをいたします。 初めに,スマートインターチェンジ設置可能性調査委託料について,3点ほどご質問いただきましたので順次お答えをいたします。 ご質問の1点目,スマートインターチェンジを実施するとなれば,事業主体はどこになるのかにつきましては,スマートインターチェンジの整備箇所ごとに事業主体が異なり,高速道路本線から料金徴収施設までは,高速道路会社であるNEXCO東日本が整備し,料金徴収施設から既設の一般道路へのアクセス道路については,地元自治体が整備することとなっております。 ご質問の2点目,地元負担の割合はどの程度になるのか,基準は,につきましては,先に述べましたとおり,料金徴収施設から既設の一般道路までのアクセス道路の整備費用については,国からの交付金などを活用しながら,地元自治体が負担し,整備することとなっております。 なお,その整備費用につきましては,次年度の予算案で計上させていただきました調査において,スマートインターチェンジの整備箇所やアクセス道路などを検討していく中で,概ねの費用というものが見えてくるものと思われます。 参考までに整備費用などについて,他事例を紹介させていただきますと,平成23年3月にオープンいたしました石岡小美玉スマートインターチェンジにつきましては,渋滞の激しい石岡市内を避け,茨城空港へアクセスできるよう整備したもので,全体事業費の約25億円に対し,NEXCO東日本の負担額が約12億5,000万円で,地元自治体の負担額である約12億5,000万円のうち,国からの交付金を除いた約5億5,000万円を石岡市と小美玉市で負担し,整備したとのことでございます。また,現在整備を進めている神奈川県綾瀬のスマートインターチェンジにおいては,利便性の向上や地域経済の活性化を目的として整備しており,全体事業費が約103億円で,こちらも地元自治体の負担額である約34億円について,国から5割程度の交付金を見込み,整備を進めているところであり,スマートインターチェンジ設置における地元の負担額については,立地箇所や周辺環境などで大きく異なるといった状況でございます。 ご質問の3点目,隣接するつくば市と協議するつもりはあるのかにつきましては,スマートインターチェンジの設置箇所は,次年度以降の調査により,土浦北インターと桜土浦インターの中間付近において,最も費用対効果が得られる箇所を選定していきたいと考えております。この設置箇所の検討を進める中で,必要に応じて隣接自治体であるつくば市とも協議をしてまいりたいと考えております。 次に,バス路線運行方策検討調査委託料につきましてお答えをいたします。 コミュニティ交通の導入につきましては,次年度より市全域において,公共交通不便地域の解消を目的とし,順次,地域ごとの課題などについて調査をした上で,コミュニティバスの試験運行に向けた運行区域や,路線の検討を進めてまいります。この調査ですが,まずは土浦市地域公共交通活性化協議会において協議し,土浦市地域公共交通網形成計画の中で位置付けております,都市拠点同士を結ぶ路線や,都市拠点と地域拠点を結ぶ路線など,まちづくり上重要となる路線の性格を踏まえ,調査地区を選考してまいります。 調査地区が決まりましたら,地区住民からご意見を頂き,地区のニーズを把握するとともに,既存交通機関の現状,具体的な運行ルートやバス停の位置,さらには,運行経費などを試算した上で,運賃や地元負担の有無,または割合などを調査し,土浦市地域公共交通活性化協議会で協議のうえ,早期にコミュニティバスの試験運行につなげてまいりますので,ご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(篠塚昌毅議員) 23番柏村忠志議員。  〔23番 柏村忠志議員登壇〕 ◆23番(柏村忠志議員) まず,一般会計の歳出の第3款,第2項の公立保育所民間活力導入事業について伺いますが,公立保育所の民間移行した場合の,サービス内容について伺います。 それから,教育費,歳出の第9款,第1項の第2目ですね。道徳教育のアドバイザー配置事業,現在の道徳教育を説明してください。 次に,介護保険特別会計の歳出,第3款,第2項の地域リハビリテーションの活動支援事業について,説明を求めます。 同様に地域支援は,第3款の地域支援事業で,第3項になりますが,支援事業の包括的な支援事業費,認知症施策推進事業,説明がありますけども,尊厳と希望を持って暮らすとはどういう内容なんでしょうか,簡単に説明願います。 以上です。 ○議長(篠塚昌毅議員) 保健福祉部長。  〔保健福祉部長 川村正明君登壇〕 ◎保健福祉部長(川村正明君) 私からは,柏村議員の議案質疑,大きな1番の(1)及び大きな2番の(1)と(2)について,お答えをいたします。 まず大きな1番,議案第13号令和2年度土浦一般会計予算の1点目,歳出中,第3款民生費,第2項児童福祉費,第5目保育所費のうち,公立保育所民間活力導入事業について,公立保育所が民間に移行した場合の,サービス内容についてお答えをいたします。 公立保育所民間活力導入実施計画につきましては,平成27年度に策定をいたしまして,平成28年度から順次民営化を進めているところでございます。 ご質問の公立保育所が民間に移行した場合のサービス内容についてですが,移管を受ける事業者につきましては,公立保育所で実施していたサービスを,継続して実施するということが最低条件となっております。例えば,障害児を含めた加配の必要な児童については,移管先となる事業者を募集する際に定めております,民間活力導入にあたっての諸条件の中で,現在入所している児童については,加配の必要な児童を含め,継続して受け入れることと明記をしております。 このように,そのほか,それまでの公立保育所を上回るようなサービスが,それぞれこれまで移管されてきた事業所において実証されているところでございます。例えば,新川保育所,ともっこ保育園に移管になりましたけれども,ここについては,敷地,保育室が広くなり,保育環境が向上した。0歳児から3歳児までの受入れだったものが,0歳児から5歳児までに拡大をした。それから,平成30年4月には,定員を60名から80名に増員もしております。また土曜日は11時からの開所,平日の開所時間についても,朝7時から夜19時までとそれぞれサービスが広がっております。 現在,4か所目となる桜川保育所の移管手続も進めておりますが,本年4月1日から,桜川保育園として,民間事業者が運営をすることとなりますが,そこでの運営につきましても,先ほど申し上げました障害児につきましては引き続き障害児保育を実施するため,移管先事業者において加配保育士を確保していただいております。 これまでに移管した保育所についても同様でございまして,公立保育所の保育サービスを引き継ぎ,待機児童の解消に貢献をしていただいているところでございます。ご理解のほどよろしくお願いをいたします。 続きまして,大きな2番,議案第18号令和2年度土浦介護保険特別会計予算の1点目,歳出中,第3款地域支援事業費,第2項一般介護予防事業費,第1目一般介護予防事業費のうち,地域リハビリテーション活動支援事業についてお答えをいたします。 平成27年度の介護保険制度改正において,介護予防事業の見直しがありまして,新たな枠組みとして,介護予防・日常生活支援総合事業が開始されました。本市では,平成29年度から実施をしております。 介護予防・日常生活支援総合事業では,従来の介護予防事業が再編され,一般介護予防事業として,5つの項目を地域の実情に応じて実施していくこととされました。その中の1つに,リハビリテーションの専門職を活かし,高齢者の自立支援に資する取組を推進し,介護予防を機能強化する目的として,地域リハビリテーション活動支援事業が位置付けられております。この事業は,リハビリテーション専門職が,主にサロンなど住民が主体となって運営する通いの場や,医療,介護の専門職などが集まり,個別ケースを検討する場などに関与し,介護予防活動に関する専門的な助言などを通じて,地域の介護予防活動を活性化させていくというものでございます。茨城県においては,茨城県理学療法士会,作業療法士会,言語聴覚士会の3士会が連携し,2014年に,茨城県リハビリテーション専門職協会を設立し,県内の多くの自治体に協力支援を働きかけております。 本市でも,外部の視点や職能団体との連携強化を目的に,以前より茨城県リハビリテーション専門職協会と,本市の介護予防事業の強化に向けた,意見交換などを行っており,本市における効果的な介護予防事業について検討してまいりました。そして,高齢者の運動機能などの数値的管理と,専門職からのアドバイスを受けられる機会などを設けることは,市民の介護予防の意識の向上と,地域の介護予防活動の活性化に寄与することから,新年度に茨城県リハビリテーション専門職協会との協働により,体力測定や相談会の実施,地域の介護予防活動の紹介などを含めた,包括的な介護予防イベントを実施することといたしました。新年度はモデル事業として1回の実施を予定しておりまして,開催後も引き続き効果検証を行い,さらなる介護予防の強化につながるように,事業を発展させていきたいと考えております。 高齢者が住み慣れた地域でいつまでも生き生きと生活していくためには,介護予防活動の活性化は不可欠となりますので,ご理解,ご協力のほどよろしくお願いをいたします。 続きまして,大きな2番の2点目,歳出中,第3款地域支援事業費,第3項包括的支援事業任意事業費,第7目認知症総合支援事業費のうち,認知症施策推進事業について,尊厳と希望を持って暮らすとは,にお答えをいたします。 当事業につきましても,平成27年度の介護保険制度改正により,認知症施策推進総合戦略,新オレンジプランに沿って,地方自治体は認知症施策の強化推進が義務付けられました。そこで本市では,認知症に関する相談や,事業の企画などの中心的役割を担う,認知症地域支援推進員の配置や,認知症の疑いがある,または認知症の初期の段階の方を支援する認知症初期集中支援チームの設置,そのほか認知症ケアの向上として,認知症の方や家族の方の居場所づくりとなる認知症カフェ「ふれあい茶屋」の実施など,段階的に認知症施策の強化を図ってまいりました。 そのような中で国では,昨年6月,新たに認知症施策推進大綱を策定いたしまして,認知症の方との共生や,認知症の予防を車の両輪に見立てて,これらを重点的に推進していくことを示しております。議員ご質問の尊厳と希望を持って暮らすとは,この共生という考え方において,生活上の困難が生じた場合でも,周囲や地域の理解と協力の下,本人が希望を持って前を向き,住み慣れた地域の中で自分らしく暮らし続けることであると考えております。 そのために市では,先ほど申し上げた事業の他に,認知症を正しく理解することの啓発や,見守り施策の強化などを通じて,認知症の方の意思が尊重され,認知症になっても日々の生活に希望を見いだせるような事業を実施しております。例えば,認知症サポーター養成講座の開催や,認知症の備えとして活用していただく,よくわかる認知症ガイドブック及び認知症の容体に応じて,どういったサービスを選択するのが好ましいかを示す,よくわかる認知症ガイドブック早わかり表の配布など,認知症を正しく理解し,そして,適切な支援が行えるような事業を実施しております。 また,認知症の方が外出先で迷っている場面を想定して,勇気を持った声かけ,そして,保護をする上での正しい対応を実践で身に付ける,ふれあいSOSネットワーク声かけ訓練などを通じて,認知症の方が住み慣れた地域の中で,見守られ続けていける事業も展開をしております。 これらの事業を通じて,認知症の方が尊厳と希望を持って,暮らせる地域づくりを推進してまいりますので,引き続きご理解,ご協力のほどよろしくお願いをいたします。 以上でございます。 ○議長(篠塚昌毅議員) 教育長。  〔教育長 井坂隆君登壇〕 ◎教育長(井坂隆君) 柏村議員から頂きました議案質疑の第13号,令和2年度土浦一般会計予算のうちの歳出中,第9款にあります道徳教育アドバイザー配置事業について答弁させていただきます。 道徳教育とは何かというご質問を頂きまして,我が国の教育は,教育基本法第1条に示されているとおり,「人格の完成を目指し,平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して」行われるものであります。人格の完成及び国民の育成の基盤となるのが道徳性であり,その道徳性を養うことが,道徳教育の使命であると考えております。 本事業は,市独自で道徳教育アドバイザーを任用し,教職員の指導力を高めることで,児童生徒の豊かな情操と,道徳心を培っていくものでございます。そのために,指導員をアドバイザーという形で配置する事業のための予算でございます。 以上でございます。 ○議長(篠塚昌毅議員) 23番柏村忠志議員。  〔23番 柏村忠志議員登壇〕 ◆23番(柏村忠志議員) 公立保育所の民間導入について,過去,いろいろ問題がありましたけれども,全部クリアした答弁で,よく分かりました。 それから,教育長の道徳教育ということですけれども,現在と過去,例えば,教育長ご存じのように「武士道」という本がございます。その彼が書いた「武士道」が,私,この原点になっているのではないかと思っています。だから,その源流の方は,「武士道」の方を読んでいてね,ああ,その承継されているんだなということも,よく理解できました。 それから,地域リハビリ,これは多職種のは既に土浦は,全県の中でも実績があります。例えば地域医療カンファレンスはその典型ですので,ここに改めてそういうことをちゃんと新規として入れたことには,評価したいと思います。 それから認知症ですが,特に,今,認知症を語らずして世の中通れるかというくらいに,どんどんどんどん増えており,4人に1人が今度さらにまたと。だから,そういう意味では,この認知症の問題というのは,人ごとでないと,私自身は思っております。 それで,1点だけ。認知症というのは,自死,自殺とは言いませんけどね,自死というのが入っているんでしょうか。 以上です。 ○議長(篠塚昌毅議員) 柏村議員に申し上げます。議案質疑は議案に対して不明な点を聞く場でありますので,その範囲を超えることはできませんので,今のご質問は範囲を超えているとさせていただきます。よろしいでしょうか。 そのほか,ございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(篠塚昌毅議員) ご質疑もないようでございますので,議案に対する質疑を終結いたします。  ―――――――――――――――――――――――――――― △日程第32.土浦市議会予算特別委員会の設置について ○議長(篠塚昌毅議員) 次に,日程第32土浦市議会予算特別委員会の設置についてを議題といたします。 ただいま議題となっております議案第13号令和2年度土浦一般会計予算につきましては,全議員をもって構成する予算特別委員会を設置し,これに付託のうえ,ご審議を願いたいと存じますが,ご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(篠塚昌毅議員) ご異議なしと認め,さよう決しました。 ただいま議題となっております各議案は,なお詳細なる調査研究の必要があると存じますので,会議規則第37条第1項の規定により,お配りしてございます議案付託区分表のとおり,各常任委員会及び特別委員会に付託いたします。  ―――――――――――――――――――――――――――― △日程第33.休会の件 ○議長(篠塚昌毅議員) 次に,日程第33休会の件を議題といたします。 お諮りいたします。本日,本会議終了時から3月18日までの期間を,各委員会の審査等のため,休会とすることにしたいと存じますが,これにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(篠塚昌毅議員) ご異議なしと認め,さよう決しました。 以上で,本日の議事日程は終了いたしました。  ―――――――――――――――――――――――――――― △次回の日程報告 ○議長(篠塚昌毅議員) それでは,次回の日程を申し上げます。 次回は,3月19日(木曜日)午後1時30分から,本会議を再開いたします。 本日の会議はこれにて散会いたします。慎重なるご審議,誠にありがとうございました。   午前11時39分散会...