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03月05日-01号

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  1. 土浦市議会 2019-02-22
    03月05日-01号


    取得元: 土浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-22
    平成31年 第1回 定例会土浦市告示第13号  平成31年第1回土浦市議会定例会の招集について 平成31年第1回土浦市議会定例会を次のとおり招集する。  平成31年2月22日  土浦市長 中川 清   記 1 招集の日時 平成31年3月5日 午前10時 2 招集の場所 土浦市議会議場平成31年第1回土浦市議会定例会会期日程月日曜日開議時間会議摘要 3月5日火午前10時本会議1 会期の件 2 請願・陳情の上程及び委員会付託 3 報告案件に対する質疑・討論・採決 4 議案の上程及び説明 5 休会の件 3月6日水 休会1 議案等の調査研究 3月7日木 3月8日金 3月9日土 3月10日日 3月11日月午前10時本会議1 会派代表質問 2 一般質問(議案質疑通告書提出:午後1時まで) 3月12日火午前10時本会議1 一般質問 3月13日水午後1時30分本会議1 一般質問 2 追加議案の上程及び説明 3 全議案に対する質疑・自由討議 4 委員会付託 5 休会の件 3月14日木 休会1 委員会(付託議案等の審査)(討論通告書提出:委員会終了日の翌日まで) 3月15日金 3月16日土 3月17日日 3月18日月 3月19日火午後1時30分本会議1 各委員会の審査の経過並びに結果の報告 2 委員長報告に対する質疑・自由討議 3 討論 4 採決 5 追加議案の上程及び説明 6 質疑・討論・採決 平成31年第1回土浦市議会定例会会議録(第1号)========================平成31年3月5日(火曜日)議事日程(第1号) 平成31年第1回土浦市議会定例会 平成31年3月5日・午前10時第 1        会期の件第 2        請願・陳情について第 3 議案第 1号 土浦市消費者安全条例の一部改正について第 4 議案第 2号 土浦市医療福祉費支給に関する条例の一部改正について第 5 議案第 3号 土浦市駐車場条例の一部改正について第 6 議案第 4号 土浦市立学校の設置及び管理に関する条例の一部改正について第 7 議案第 5号 土浦市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について第 8 議案第 6号 土浦市水道の布設工事監督者及び水道技術管理者の資格等に関する条例の一部改正について第 9 議案第 7号 土浦市公共施設等総合管理基金条例の制定について第10 議案第 8号 土浦市土浦駅前北地区市街地再開発事業特別会計条例及び土浦・阿見都市計画事業土浦駅前北地区第一種市街地再開発事業の施行に関する条例の廃止について第11 議案第 9号 土浦市肥育牛生産施設条例の廃止について第12 議案第10号 土浦市行政財産使用料条例の一部改正について第13 議案第11号 土浦市コミュニティセンター条例の一部改正について第14 議案第12号 土浦市男女共同参画センター条例の一部改正について第15 議案第13号 土浦市自転車駐車場条例の一部改正について第16 議案第14号 土浦市廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部改正について第17 議案第15号 土浦市霊園条例の一部改正について第18 議案第16号 土浦市営斎場条例の一部改正について第19 議案第17号 土浦市総合福祉会館条例の一部改正について第20 議案第18号 土浦市新治総合福祉センター条例の一部改正について第21 議案第19号 土浦市ふれあいセンター条例の一部改正について第22 議案第20号 土浦市農業センター条例の一部改正について第23 議案第21号 土浦市農業集落排水処理施設条例の一部改正について第24 議案第22号 土浦市勤労者総合福祉センター条例の一部改正について第25 議案第23号 土浦市勤労青少年ホーム条例の一部改正について第26 議案第24号 土浦まちかど蔵条例の一部改正について第27 議案第25号 土浦市小町の館条例の一部改正について第28 議案第26号 りんりんポート土浦条例の一部改正について第29 議案第27号 土浦市都市公園条例の一部改正について第30 議案第28号 土浦市下水道条例の一部改正について第31 議案第29号 土浦市生涯学習館条例の一部改正について第32 議案第30号 土浦市図書館条例の一部改正について第33 議案第31号 土浦市立公民館条例の一部改正について第34 議案第32号 土浦市青少年の家条例の一部改正について第35 議案第33号 霞ケ浦文化体育施設条例の一部改正について第36 議案第34号 土浦市体育施設の利用に関する条例の一部改正について第37 議案第35号 土浦市運動広場条例の一部改正について第38 議案第36号 土浦市立武道館条例の一部改正について第39 議案第37号 土浦市新治運動公園条例の一部改正について第40 議案第38号 土浦市新治トレーニングセンター条例の一部改正について第41 議案第39号 土浦市亀城プラザ条例の一部改正について第42 議案第40号 土浦市民ギャラリー条例の一部改正について第43 議案第41号 土浦市水道事業給水条例の一部改正について第44 議案第42号 平成31年度土浦市一般会計予算第45 議案第43号 平成31年度土浦市公共用地先行取得事業特別会計予算第46 議案第44号 平成31年度土浦市駐車場事業特別会計予算第47 議案第45号 平成31年度土浦市国民健康保険特別会計予算第48 議案第46号 平成31年度土浦市後期高齢者医療特別会計予算第49 議案第47号 平成31年度土浦市介護保険特別会計予算第50 議案第48号 平成31年度土浦市下水道事業特別会計予算第51 議案第49号 平成31年度土浦市農業集落排水事業特別会計予算第52 議案第50号 平成31年度土浦市水道事業会計予算第53 議案第51号 神立駅周辺地区都市再生整備計画事業の施行に関する基本協定の一部を変更する協定の締結について第54 議案第52号 土浦市汚泥再生処理センター整備事業実施設計及び建設工事請負契約の締結について第55 議案第53号 市道の路線の認定について第56 議案第54号 市道の路線の廃止について第57 議案第55号 訴えの提起について第58 議案第56号 土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合規約の変更について第59 議案第57号 土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合規約の変更に伴う財産処分について第60 報告第 1号 専決処分の承認について           (平成30年度土浦市一般会計補正予算(第5回))第61 報告第 2号 専決処分の報告について           (和解について)第62 報告第 3号 専決処分の報告について           (和解について)第63 報告第 4号 専決処分の報告について           (和解について)第64 報告第 5号 専決処分の報告について           (和解について)第65 報告第 6号 専決処分の報告について           (和解について)第66 報告第 7号 専決処分の報告について           (和解について)第67        休会の件  ――――――――――――――――――――――本日の会議に付した案件 日程第1  会期の件 日程第2  請願・陳情について 日程第3  議案第1号乃至日程第59 議案第57号 日程第60 報告第1号乃至日程第66 報告第7号 日程第67 休会の件  ――――――――――――――――――――――出席議員(27名)   1番     平石勝司議員   2番     吉田千鶴子議員   3番     荒井 武議員   4番     福田一夫議員   5番     井上圭一議員   6番     久松 猛議員   7番     勝田達也議員   8番     塚原圭二議員   9番     島岡宏明議員  10番     今野貴子議員  11番     下村壽郎議員  12番     鈴木一彦議員  13番     小坂 博議員  14番     篠塚昌毅議員  15番     柴原伊一郎議員  16番     海老原一郎議員  17番     柳澤 明議員  18番     矢口 清議員  19番     吉田博史議員  20番     寺内 充議員  22番     川原場明朗議員  23番     竹内 裕議員  24番     内田卓男議員  25番     矢口迪夫議員  26番     折本 明議員  27番     沼田義雄議員  28番     松本茂男議員  ――――――――――――――――――――――欠席議員(なし)  ――――――――――――――――――――――説明のため出席した者  市長      中川 清君  副市長     五頭英明君  教育長     井坂 隆君  市長公室長   船沢一郎君  総務部長    望月亮一君  市民生活部長  小松澤文雄君  保健福祉部長  川村正明君  都市産業部長  塚本隆行君  建設部長    柴沼正弘君  教育部長    服部正彦君  消防長     飯村 甚君  財政課長    佐藤 亨君  ――――――――――――――――――――――事務局職員出席者  局長      塚本哲生君  次長      川上勇二君  係長      宮崎清司君  主査      村瀬潤一君  主査      寺嶋克己君  ――――――――――――――――――――――   午前10時06分開会 ○議長(海老原一郎議員) ただいま出席議員は27名で,議会は成立いたしました。 よって,これより平成31年第1回土浦市議会定例会を開会いたします。 それではこれより本日の会議に入ります。  ―――――――――――――――――――――― △欠席議員の報告 ○議長(海老原一郎議員) 本日は全員ご出席でございます。  ―――――――――――――――――――――― △会議録署名議員の指名 ○議長(海老原一郎議員) 次に,会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により   9番 島 岡 宏 明 議員  13番 小 坂   博 議員  20番 寺 内   充 議員 以上3名の方を指名いたします。  ――――――――――――――――――――――
    △出席説明員の報告 ○議長(海老原一郎議員) 次に,本定例会に地方自治法第121条の規定により,議長において出席を求めた者の職氏名は,お手元にお配りしてあります文書表のとおりであります。  ―――――――――――――――――――――― ○議長(海老原一郎議員) 次に,土浦記者クラブ,土浦市広報広聴課から,本定例会の本会議の写真撮影を行いたい旨の申し出があり,傍聴規則第8条の規定により許可いたしておりますので,ご報告いたします。  ―――――――――――――――――――――― ○議長(海老原一郎議員) 次に,本日の議事日程につきましては,お手元にお配りしてございます議事日程(第1号)のとおり議事を進めたいと存じますので,ご了承願います。  ―――――――――――――――――――――― △日程第1.会期の件 ○議長(海老原一郎議員) それでは,これより議事日程に入ります。 日程第1会期の件を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期につきましては,去る2月22日,議会運営委員会を開き,ご審議を願っております。よって,会期は本日から3月19日までの15日間といたしたいと存じますが,これにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(海老原一郎議員) ご異議なしと認めます。よって,本定例会の会期は,本日から3月19日までの15日間と決しました。  ―――――――――――――――――――――― △日程第2.請願・陳情について ○議長(海老原一郎議員) 次に,日程第2請願・陳情についてを議題といたします。 初めに請願について,紹介議員からの発言を許します。説明時間は15分以内でお願いいたします。 それでは受理番号3の請願について,説明願います。6番久松猛議員。  〔6番 久松猛議員登壇〕 ◆6番(久松猛議員) おはようございます。 受理番号3,請願,後期高齢者の医療費自己負担2割への引き上げに反対する請願について,紹介議員として趣旨の説明をさせていただきます。 経済財政諮問会議や財務省の財政制度等審議会で,世代間の負担の公平を図るとして,後期高齢者医療の窓口負担を1割から2割にする負担増が審議されております。既に70歳から74歳の医療費自己負担は,2014年度の改定で,新たに70歳に到達する人において2割負担とするとして引き上げられております。また,現役並み所得の人は70歳以上でも3割負担となっております。 しかし,後期高齢者医療制度という年齢で差別する制度が施行され,今年10月からは低所得者の軽減措置も廃止されようとしております。一方,公的年金は減らされて,収入が生活保護以下を下回る世帯は3割に迫っていると言われております。保険料は上がり続け,生活苦は限界を超えております。高齢になっても働き続けなければなりません。 以上の理由により,75歳以上の医療費の窓口負担の2割への引き上げをしないよう求めることを内容とする意見書を提出してほしいというものであり,慎重審議のうえ,ご賛同賜りますよう,どうぞよろしくお願いいたします。 以上であります。 ○議長(海老原一郎議員) ただいま紹介のあった請願並びに陳情については,印刷してお手元に配付してありますので,朗読は省略いたします。 本件は所管の常任委員会に付託いたします。  ―――――――――――――――――――――― △日程第3.議案第1号乃至日程第59.議案第57号 ○議長(海老原一郎議員) 次に,日程第3議案第1号土浦市消費者安全条例の一部改正について,乃至日程第59議案第57号土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合規約の変更に伴う財産処分についてを,会議規則第35条の規定により一括して議題といたします。 この際,提出議案の説明を願います。市長。  〔市長 中川清君登壇〕 ◎市長(中川清君) おはようございます。 平成31年第1回市議会定例会にあたり,市政の運営方針と主な施策の概要を申し上げ,市民及び議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 天地,内外ともに平和を願って名付けられました平成の時代も,間もなく幕を閉じようとしております。 平成の世を振り返ってみますと,甚大な被害をもたらした阪神・淡路大震災,東日本大震災を始めとする大規模地震や,集中豪雨,猛暑,豪雪,大型台風等の影響による風水害,土砂災害など,想定外の自然災害に見舞われた時代でありました。 一方,経済にあっては,バブル崩壊と,その後の「失われた20年」とも言われる長い景気低迷期や,リーマン・ショックの影響を受けた未曽有の経済危機を経験したものの,名目国内総生産(GDP)は,30年で150兆円増え,この1月には景気拡大期がいざなみ景気を抜き,戦後最長を更新しました。 しかしながら,拡大の基調は緩やかで実感に乏しく,平成の時代とともに導入された消費税は,本年10月に10%に引き上げられることから,個人消費の低迷も予想される上,米中貿易戦争,イギリスのEUからの離脱など,海外経済の不確実性などが懸念をされております。 また,国と地方の長期債務残高は1,100兆円を超えており,我が国が目指している経済再生と財政健全化を同時に実現することは容易なことではありません。 このようなことから,国におきましては,今後の経済財政運営にあたって,消費税率引き上げによる需要変動を乗り越えるため,「経済再生なくして財政健全化なし」を基本として,あらゆる施策を総動員するとともに,全ての世代が活躍できる全世代型社会保障への転換を図り,少子高齢化という最大の壁に立ち向かっていくこととしております。 本市といたしましても,こうした国際情勢や国の動向というものを的確に捉えながら,誰もが安心・安全で,生き生きと希望を持って暮らせるまちづくりを実現するため,第8次総合計画に掲げた各施策を着実に推進し,将来を見据えた市政を展開する必要があります。 私は市長就任以来,終始一貫して,「市民と協働のまちづくり」,そして「行財政改革の推進」を,2本の柱として市政運営に取り組み,市民と行政の新たな関係や,健全でスリムな行財政運営体制を構築することで,強固で持続可能な市民生活を支える基盤づくりに努め,その礎を基に,大型事業を含めた数多くの施策に邁進をしてまいりました。 今後は市民の皆様方との協働をより深化,拡大させ,これまで整備した施設というものを積極的に活用していただけるよう,ソフト面の充実を図り,皆様と一緒に土浦ならではの個性と魅力を高めながら,活気にあふれたにぎわいのあるまちづくりを創出してまいります。 また,これからも前例にとらわれることなく,行財政改革,職員の意識改革及び組織改革を実行し,行財政運営の体質改善と強化に取り組み,持続可能な行財政基盤の確立を目指すとともに,市民,団体,事業者と行政がそれぞれの役割や主体性を尊重して,ともにまちづくりを進める意識というものを醸成してまいります。 新年度は,2年目を迎える第8次総合計画の進捗を図る上で大事な年となります。このようなことから引き続きまちの将来像であります「水・みどり・人がきらめく 安心のまち 活力のまち 土浦」の早期実現に向けて,「昨日より今日,今日より明日,一歩一歩積み重ねる つちうらステップ・ワン プロジェクト」に位置付けた,分野横断的な3つのリーディングプロジェクトに基づき,戦略的な施策,事業の展開を図ります。 1つ目は,市民と行政が一体となり,堅実な土浦を築く「みんなで支え合う つちうら プロジェクト」であります。 本市では早くから協働のまちづくりを推進し,地域のふれあい活動や市民主体の地域づくりなど,一定の成果をあげてまいりました。しかしながら,本格的な高齢化と人口減少社会の到来により,地域コミュニティにおける連帯意識が希薄化するなど,地域の活力低下が懸念をされております。このようなことから,1人でも多くの市民の皆様方に協働の輪を広げ,市民が主役のまちづくりをより一層推進するとともに,多様化,高度化する市民ニーズに的確に対応するため,これまでよりも一歩進んだ協働に全庁的に取り組みます。 また,「改革と協働で創る未来の土浦」を基本理念とした第6次行財政改革大綱に基づき,将来にわたり堅実で持続可能な行財政基盤を確立するため,行財政改革のもう一段の取り組みを進め,堅実で持続可能な行財政運営の実現を目指します。 2つ目は,地域固有の資源に磨きをかけて,輝きを放たせる「まちがにぎわう つちうら プロジェクト」であります。 名実ともに日本一の土浦全国花火競技大会や,国内有数の市民マラソン大会であるかすみがうらマラソン兼国際盲人マラソン,オープンから1年間で合わせて65万人が訪れた図書館や市民ギャラリーなど,本市には優れたポテンシャルを持った地域資源が数多く存在します。 これらを連携させることで,相乗効果というものを高めるとともに,こうした土浦の魅力を発信することで,ヒトやモノの交流を促進させ,まちの活性化を図ります。 また,総延長約180キロを誇る「つくば霞ケ浦りんりんロード」の開通や,サイクリング拠点施設「りんりんスクエア土浦」の開設以降,サイクリストを始めとする多くの来街者が訪れるようになりました。 この機会を逃さず,りんりんロードの結節点及び都心からのアクセスのよさを活かして,新たな誘客を図るとともに,土浦港周辺に市民やサイクリストを始めとする観光客の交流拠点「りんりんポート土浦」をオープンさせ,市街地や霞ケ浦への回遊性を高め,地域の活性化につなげます。 今年は45年ぶりに本県で国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」が開催をされます。全国から訪れる方を心からおもてなしし,市民の総力を結集させた,土浦らしさの光る大会となるよう,受け入れ態勢の充実を図ります。 3つ目は,知恵と政策を積み重ねて,着実に一歩前進する「未来へつなぐ つちうら プロジェクト」であります。 まち・ひと・しごと創生総合戦略にもありますように人口減少を克服し,本市の継続的な発展を図っていくためには,長期的に人口構造の若返りを進めていくことが必要であります。 このようなことから,理想と現実のギャップを解消し,未来へ希望をつなげていくため,結婚から妊娠,出産,育児までの切れ目のない支援や,子ども,若者の健全育成支援の充実を図り,安心して結婚し,子どもを産み育てることのできる環境整備を推進いたします。 特に処遇改善による保育士の働きやすい環境整備と,質の高い安定的な保育の提供に努めるとともに,国の幼児教育・保育無償化措置にも的確に対応し,本市の子育て環境のさらなる充実を図ります。 子どもたちの健全育成につきましては,他の自治体に先駆けて,普通教室へのエアコン設置,電子黒板やタブレット端末の整備など,未来を担う子どもたちのために教育環境の整備に積極的に取り組んでまいりました。新年度も充実したICT機器を有効活用するとともに,昨年から市内全域で実施をしております小中一貫教育の進展を図り,児童生徒の発達段階を考慮しながら,豊かな心を育む教育を推進し,社会環境の変化の中でも個性を発揮できるたくましい子どもを育成いたします。 以上,本市を取り巻く社会経済情勢と,私の市政運営にあたっての基本的な考え方について申し上げました。 次に,新年度の予算の概要について申し上げます。 本市の財政状況は,大規模事業は一段落を迎えつつあるものの,扶助費の大幅な増加が見込まれるほか,社会資本整備に伴います公債費の増加などにより,財源不足が見込まれる極めて厳しい状況にあり,将来にわたって持続可能な財政運営を図るためには,歳入確保及び歳出削減の両面から財源を生み出していく必要があります。 こうした状況を踏まえまして,新年度におきましては,必要性,緊急性,費用対効果等を十分に検証した上での事務事業の抜本的な見直しに取り組む一方で,優先課題に重点化した財源配分など,めり張りをきかせ,基金の活用をできる限り抑えた予算編成といたしました。 その結果,新年度の予算規模は本年度に比べ,一般会計は3.8%増の530億2,000万円,特別会計は2.6%減の388億4,000万円で,総額918億6,000万円,1.0%の増とするものであります。 次に,主な施策の概要につきましてご説明を申し上げます。 まず,市民が主役の安心・安全なまちづくりについてであります。 地震による土砂災害,台風や大雨などによる水害等が全国的に頻発していることから,市民が安心して生活できるように,防災・減災対策を進めるとともに,地域の安全は自ら守るという考えの下,地域ぐるみの防犯対策を進めます。 防災対策につきましては,被災者生活再建支援システムの運用を開始し,罹災証明書の迅速な発行及び被災者台帳の適正な管理によりまして,災害時の応急対応と,被災者支援の円滑化を図ります。 また,避難行動要支援者システムを整備いたしまして,高齢者や障害者などの自力避難が困難な方を的確に把握することで,避難支援体制を強化いたします。 急傾斜地崩壊対策につきましては,木田余地区の崩壊防止対策工事を完了させるとともに,東真鍋地区の施工準備を進め,危険区域の解消を促進いたします。 浸水対策につきましては,西根竹ノ入都市下水路の整備を進めるとともに,神立菅谷雨水幹線及び木田余一号雨水幹線を重点的に整備し,雨水排水機能の強化を図り,道路等の浸水被害を抑制いたします。 橋梁等の安全対策につきましては,引き続き定期点検を実施するとともに,耐震補強工事及び長寿命化修繕工事を進め,地震に強いまちづくりを進めます。 道路の安全対策につきましては,道路施設の総点検を通しまして,経年劣化が確認された道路構造物を修繕し,利用者の安全を確保いたします。 ブロック塀の倒壊対策につきましては,本年度実施をいたしました学校施設に引き続き,公民館,保育所,児童館などのブロック塀の修繕を実施し,命を守る防災,減災に取り組みます。 消防・救急活動の充実につきましては,消防救助資機材の整備及び消火栓の補修を進めるとともに,神立地区の消防団車庫の建て替えを行いまして,地域に密着した消防力の強化を推進いたします。 防犯対策につきましては,県内随一の組織率というものを誇ります自主防犯組織との連携によりまして,防犯活動を促進するとともに,引き続き町内会が行いますLED防犯灯の設置及び交換を支援いたしまして,犯罪発生を抑制する環境の創出を図ります。 次に,心豊かな教育・文化・スポーツのまちづくりについてであります。 心の豊かさとたくましさを育む教育の推進と,子どもや市民の明るさがあふれるまちづくりを進めます。 学校教育につきましては,本年度から授業時間が増加した外国語授業におきまして,児童に楽しいコミュニケーションを体験させ,学習意欲を高めるために,引き続き経験豊富で指導力の高い教員を任用し,外国語教育の一層の充実を図ります。 小中一貫教育につきましては,本市独自のワークシート集であります「キャリアノート」,それを全校の新入学児童に配付し,小中9年間を通じたキャリア教育を推進し,大きく変化する社会にあっても夢を持ち,主体的に生きていく児童生徒を育てます。 幼児期から児童期における教育の連続性や一貫性の確保につきましては,専門職を配置し,私立の幼児教育施設を含めた保・幼・小連携を進め,就学前教育や家庭教育を推進し,幼児教育と小学校教育の円滑な接続を図ります。 学校施設につきましては,小中学校校舎の天井や,内装の落下防止対策などの耐震化工事を,下高津小学校及び荒川沖小学校の2校で行い,安心・安全な教育環境のさらなる充実を図ります。 学校給食につきましては,より衛生的で安心・安全な給食の提供を目指すとともに,食物アレルギーの対応及び食育に関する指導のさらなる充実を図るため,来年9月の供用開始に向けまして,新センターの建設工事を着実に進めます。 上大津地区の小学校につきましては,教育環境の充実を図るために,適正配置に向けて,保護者や地域住民との協議を行い,外部検討委員会の提言を踏まえまして,上大津地区小学校適正配置実施計画を策定いたします。なお,上大津西小学校と菅谷小学校につきましては,暫定的統合計画に基づきまして,来年4月から暫定的統合に向けた準備を進め,上大津西小学校の複式学級の解消など,教育環境の充実を図ります。 情報教育につきましては,本年度策定の第2期教育情報化計画に基づきまして,児童生徒の情報活用能力の育成に資するために,電子黒板やデジタル教科書など,県内屈指のICT環境を活用したプログラミングの教育を推進いたします。 放課後児童対策につきましては,これまで実施をしてまいりました小学校12校に加えまして,新たに中村小学校に放課後子供教室を開設して,児童の安心・安全な居場所を確保するとともに,子育てと仕事の両立を支援いたします。 また,児童クラブにおける待機児童対策と児童の安全及び衛生を確保するため,神立小学校の児童クラブ室の増築など,施設の整備を推進いたします。 図書館につきましては,生涯学習と情報の拠点としてふさわしい,豊富で魅力あふれる蔵書の構築を継続し,さらなる読書環境の充実を図ります。 市民会館につきましては,市民が芸術に触れ,親しむ文化芸術活動の拠点として,安心・安全な環境の確保を図るとともに,快適な鑑賞空間の提供に向けて,耐震化及び大規模改造工事を着実に実施いたします。 市民ギャラリーにつきましては,美術展覧会の開催と,収蔵品の公開を推進し,市民にとって身近な芸術鑑賞の場を提供いたします。また,「アートとブックが出会う場所」展の開催など,図書館との連携企画などを通しまして,文化施設としての魅力を高め,中心市街地のにぎわいを創出いたします。 スポーツ・レクリエーションに親しむまちづくりにつきましては,かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンの開催などを通しまして,各種スポーツに親しむ機会の充実を図ります。スポーツ施設につきましては,J:COMスタジアム土浦において,スタンドに防球ネットを設置し,場外の歩行者等の安全確保を図るとともに,霞ケ浦総合公園について,テニスコートの改修を実施し,市民が利用しやすい環境を整備いたします。 「いきいき茨城ゆめ国体」につきましては,本市で実施をいたします水球,軟式野球,相撲及び高等学校軟式野球の4競技について,万全な準備の下で,円滑な運営を図ります。 次に,活力とにぎわいのあるまちづくりについてであります。 都市に活力をもたらす産業の振興を図るとともに,新旧の地域固有の豊富な資源に磨きをかけることで,活力とにぎわいのあるまちづくりを推進いたします。 中心市街地につきましては,駅周辺の施設を最大限に活用して,新たな人の流れを創出するとともに,来訪者をまちなかに回遊させることでまちの活性化を図ります。 また,第二期中心市街地活性化基本計画に位置付けました中心市街地の定住促進を図る支援制度のさらなる充実を図るため,空きビル等を住宅に用途変更する方への支援を新たに加えることで,居住人口の増加によります活力とにぎわいのある中心市街地の再生を進めます。 農林水産業につきましては,JAを始め関係機関と一体となって,農地の効率的な利用や,農業生産基盤の整備を促進し,生産性の向上を図ります。 また,地域農業が抱える従事者の高齢化や,後継者不足等による荒廃農地の増大などの課題解決に向けまして,農地集積による規模の拡大や,新規就農者の育成等を図ることで,農業経営の安定に寄与をいたします。さらに,土浦ブランドアッププロジェクトにおきまして,農林畜水産物の資源を活用した都市と農村の交流と,加工品の開発を進め,地域の農林水産業を活性化することで,交流人口の拡大や地域経済の活性化を図ります。 商業につきましては多様化する消費者ニーズに対応するため,商工会議所などの関係機関と連携を図りながら,地域の特性や魅力を活かした商業の振興を推進します。特に産業祭につきましては,開催内容をリニューアルし,農林水産業祭をJAまつりとして開催をすることで,地場産業を広く宣伝して,本市の産業のさらなる発展に寄与いたします。 また,空き店舗対策につきましては,新たな起業者の創出や,起業後の支援のさらなる充実を図るとともに,中心市街地におきまして空き店舗を改装して,新規に開業する方への支援を新たに加えることで,空き店舗の活用を促進し,まちのにぎわいを創出いたします。 さらに,国の地方創生推進交付金を活用して,県との連携によりまして,東京圏から移住して,就業をした方を支援することで,移住の促進や中小企業の人材不足の解消を図ります。 工業につきましては,企業に対する奨励金制度を積極的にPRし,企業誘致を推進することにより,雇用の場の確保や地域経済の発展へつなげます。 観光につきましては,本年度策定の第2次観光基本計画に基づきまして,りんりんロードを活用した観光誘客を図るなど,市民・事業者・行政の多彩な連携による観光のまちづくりを推進いたします。 昨年,観覧者の安全確保を最優先し,大会途中での中止という苦渋の決断をいたしました土浦全国花火競技大会につきましては,警察等の関係機関と密接に連携を取りながら,安心・安全に開催することはもちろん,内閣総理大臣賞が授与される名誉ある花火大会としてブランド価値のさらなる向上を図ります。 サイクリング環境につきましては,つくば霞ケ浦りんりんロード利活用推進協議会と連携をして,安全で快適なサイクリング環境の整備を推進します。また,自転車の持ち込み可能な遊覧船を運航する霞ケ浦広域サイクルーズを県,行方市及び潮来市と共同で実施をすることで,観光資源としての霞ケ浦の魅力のさらなる向上を図るとともに,サイクリストなどの観光客の回遊性を高めます。さらに,自転車のまちづくり構想を策定し,本市の自転車施策を総合的かつ戦略的に展開することで,日本一のサイクリング環境の実現を目指すとともに,交流人口の拡大を図ります。 川口二丁目地区につきましては,今月オープンいたします「りんりんポート土浦」を活用して,にぎわいの創出と交流人口の拡大へつなげるとともに,民間事業者の創意工夫を活かした誘客・集客施設などの整備を促すため,誘致に向けた様々な手法の検討を進めます。 小町の館につきましては,増加する来訪者のさらなる利便性の向上を図るため,新たな駐車場の整備を推進いたします。 ジオパーク事業につきましては,来年の再認定に向けまして,筑波山地域ジオパーク推進協議会との連携を強化するとともに,さらなる普及啓発を図ります。 次に,ふれあいとあたたかいまちづくりについてでございます。 少子高齢化の進行や,家族形態の変化,価値観の多様化を背景として,医療・福祉のニーズが複雑化・高度化する中,誰もが互いに尊重し,助け合いながら共生できる社会の実現を目指し,保健・福祉サービスの充実を図ります。 少子化対策につきましては,婚活パーティー等の開催や,結婚新生活を始めるための引っ越し費用の助成を行うことにより,結婚希望の実現に向けて支援を継続し,婚姻数の増加につなげます。 子育て支援につきましては,民間保育士の処遇及び資質の向上を目的とした支援を拡充することにより,保育士の確保に努め,安定した保育の提供を図るとともに,引き続き公立保育所への民間活力導入を実施し,多様化する子育てニーズに柔軟に対応できる体制を構築いたします。 また,転入後1年以内の子育て世帯を対象とした子育て支援施設の見学ツアーを新たに開催し,子育てに関する情報交換及び参加者の交流を促進させることで,子育て環境のさらなる充実を図ります。 地域福祉につきましては,市民・事業者・行政の協働により,「ふれあいネットワーク」のさらなる充実を図ります。また,年齢や障害の有無に関わらず,全ての人々が住み慣れた地域で生き生きと自分らしく暮らしていけるよう,地域住民が支え合い,一人ひとりの暮らしと生きがい,地域をともにつくっていくことのできる地域共生社会の実現を目指します。 障害者福祉につきましては,新たに障害者スポーツの講演会を開催することで,障害への理解・啓発を図り,相互に認め合い,ともに生きる社会の実現を目指します。 高齢者福祉につきましては,老人福祉計画及び介護保険事業計画に基づきまして,介護サービスの適正な基盤整備の推進,及び在宅サービスの充実を図ることで,高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けることのできる支援体制を構築いたします。 また,地域包括支援センターにつきましては,増加・多様化する高齢者問題に,地域の身近な相談窓口として対応していくため,本年度増設し,2カ所となった強固な体制により,引き続ききめ細やかな支援を行います。 さらに,認知症対策につきましては,初期集中支援チーム,認知症カフェ「ふれあい茶屋」の充実を図るとともに,認知症サポーターとの協働によりまして,認知症の疑いのある方や介護する家族を総合的に支援します。 国民健康保険制度につきましては,財政運営の主体であります県と連携をしながら,さらなる安定運営を図ります。 保健・医療につきましては,がんの発症予防や早期発見につなげるため,受診の勧奨,再勧奨を推進いたします。 感染症予防につきましては,対象者を拡大したインフルエンザ予防接種の費用助成を継続することで,広く市民の疾病予防を図ります。 母子保健につきましては,産後うつの予防や,新生児への虐待予防等を図るため,産後間もない産婦の健康診査費用を新たに助成することで,産後の初期段階における母子に対する支援を推進します。また,助産師等による出産後の心身のケア,サポート等を行う産後ケア事業を新たに開始することで,誰もが安心をして子どもを産み育てられる環境を整備いたします。 地域医療につきましては,引き続き霞ケ浦医療センターへの筑波大学附属病院土浦市地域臨床教育センターの設置により,医師の配置を支援するとともに,土浦協同病院への財政支援を継続し,医療体制の強化を図ります。 また,白血病などの血液難病に対する有効な治療法であります骨髄移植を推進するため,骨髄等の提供者に対する費用助成を新たに開始することにより,ドナー登録をしやすい環境を創出することで,医療環境のさらなる充実を図ります。 消費税率の引き上げに伴います影響緩和への対応につきましては,プレミアム付き商品券を発行することによりまして,低所得者,子育て世帯の負担軽減を図ります。 次に,環境を重視するまちづくりについてであります。 本市の水と緑に恵まれた豊かな環境資源というものを次世代に引き継いでいくために,市民・事業者・行政の協働による環境保全への取り組みにより,環境負荷の少ない循環型社会の形成を目指します。 持続可能な社会環境の保全につきましては,市内各地域の防犯灯や学校,公園駐車場などの照明のLED化を進めるとともに,住宅用環境配慮型設備の導入を支援することで,環境負荷の低減を図ります。 霞ケ浦の水質保全につきましては,本年度開催の世界湖沼会議を契機に,若い世代,特に高校生が霞ケ浦の将来像というものを考え,発信する場を設けるなど,霞ケ浦を誇りに思う郷土愛醸成の取り組みを継続して,霞ケ浦の水質浄化に努めます。 環境衛生につきましては,老朽化が進む衛生センターを従来のし尿や浄化槽汚泥に加えまして,有機性廃棄物を処理し,清掃センターの助燃剤として再資源化する設備を備えました汚泥再生処理センターとして整備するための工事に着手をいたします。 上水道につきましては,送配水管の計画的な整備,及び老朽管,各配水場のポンプ類等の更新により,水質管理の徹底や,水道水の安定的な供給体制を確保するとともに,水道事業基本計画の改定に着手し,さらなる事業経営の効率化に取り組みます。 下水道につきましては,本年度策定のストックマネジメント計画に基づきまして,今後の施設管理の最適化に向け,施設の点検調査を実施いたします。また,農業集落排水を含めた事業の共同化などを検討するほか,公営企業会計への移行作業を完了させることで,経営基盤の強化を図り,長期的に持続可能な事業の運営体制を目指します。 次に,快適でゆとりのあるまちづくりについてであります。 周辺自治体との連携を図りながら,広域的なまちづくりを推進するとともに,長期的なまちづくりの指針であります都市計画マスタープランに基づきまして,道路,公園等の都市基盤の整備や,適正な土地利用の誘導を実施し,市民の皆様が快適に生活のできる環境づくりを推進いたします。 市街地につきましては,神立駅西口の整備として土地区画整理事業のほか,駅前広場,駅前西通り線,自転車駐車場などの整備を進め,本市の北の拠点にふさわしい,駅を中心とした活力のあるまちづくりを進めます。 広域幹線道路につきましては,国道6号牛久土浦バイパスの整備促進,国道354号土浦バイパスの早期全線4車線化,及び国道125号における通学路の安全確保について要望活動を継続いたします。特に,国道6号牛久土浦バイパスにつきましては,人的支援などの積極的な協力を行い,事業の推進を図ります。 県道につきましては,宍塚大岩田線の早期整備のほか,荒川沖木田余線の県道部分などの整備について,強く要望していきます。 市施行の都市計画道路につきましては,神立停車場線の整備,荒川沖木田余線の4車線化工事及び木田余神立線の整備を進めます。また,常名虫掛線の暫定供用を開始し,交通利便性を向上させます。 生活道路につきましては,地域に密着した29路線の市道新設改良工事を実施いたします。 公園・緑地につきましては,乙戸沼公園の天狗巣病に罹患をした桜樹の延命措置を行うほか,小野地区内の生活環境保全林の散策路改修工事を進めるなど,良好な緑地環境を維持いたします。 公共交通につきましては,JR常磐線の利便性の向上は,本市の発展に不可欠なことから,東京駅・品川駅への乗り入れ本数のさらなる増加を要望し,交流人口や定住人口の増加につなげます。 また,神立駅,土浦協同病院,千代田ショッピングモールなどを結ぶバス路線を,かすみがうら市と共同で運行し,広域的な公共交通ネットワークを構築いたします。 住環境の確保につきましては,空家対策として,所有者の調査及び専門家による相談会の開催などにより,問題空家の発生を抑制いたします。また,引き続き住宅をリフォームする市民を支援し,居住環境の向上を図ります。 次に,これらの施策を推進するための基本姿勢についてであります。 まず,「地域力」と「市役所力」が一体となった協働のまちづくりについてであります。 市民,ボランティア団体,事業者等の地域社会の担い手と行政が課題を共有し,協働をまちの課題解決の手段として,全市的な取り組みへ発展させるなど,「地域力」と「市役所力」の連携・強化を図ります。 市民協働のまちづくりにつきましては,地域の活性化や地域課題の解決を図るために,市民自らが実践する新たなまちづくり活動の経費を助成いたします。また,本市と事業者等の間で締結をしております包括連携協定における各種取り組みを推進し,市民・事業者・行政のそれぞれの特性を活かして,活力ある魅力的な地域社会の形成を目指します。 地域コミュニティにつきましては,協働のまちづくり基金を活用して,地域活動の拠点であります町内会集会施設の新築,修繕等に助成を行い,地域住民の連帯感及びコミュニティ意識の高揚を図ります。 ボランティア活動につきましては,NPO交流会やセミナーの実施,市民活動情報サイトの活用などにより,ボランティア活動の担い手の育成を図ります。 シティプロモーションにつきましては,従来の取り組み内容を分析して,つちうらシティプロモーション戦略プランの改定を行いまして,本市の強みや,地域資源を活かしました,より効果的なプロモーション活動の戦略展開へつなげます。 また,多くの高校生が集まるまちの特性を活かしまして,高校生が主役のイベント「学祭TSUCHIURA」を開催して,あわせて各種イベントへ高校生が参加することによりまして,地域活性化や若者の郷土愛の醸成を図ります。 移住・定住の取り組みにつきましては,首都圏在住者に向けた移住キャンペーンを実施し,本市の生活環境の魅力を発信することで,将来の移住人口の増加を目指します。 男女共同参画の推進につきましては,男女共同参画フェスティバルの開催など,ワーク・ライフ・バランスの実現への取り組みを継続いたします。 国際交流につきましては,本市とアメリカ合衆国パロアルト市との姉妹都市締結10周年を記念いたしまして,パロアルト市の使節団を招待して,市民との交流イベントを行うなど,両市の友好の絆というものを深めるとともに,市民の異文化交流を通しました国際理解の促進を図ります。 人権と平和を尊ぶ社会の実現につきましては,市民一人ひとりがお互いの人権というものを尊重して,ともに生きる社会の実現に向けて,「人権と平和のつどい」の開催や,学校教育,生涯学習など様々な場を通じまして,人権意識の醸成・啓発を推進いたします。 次に,行財政改革の推進と市民サービスの向上についてでございます。 行政に対するニーズは多様化・高度化しております。新たな行政課題に対しまして,迅速かつ適切に対応することのできる組織が求められております。また,今後の厳しい財政状況を乗り越え,未来へつながる行財政運営を行うため,より一層簡素で効率的かつスリムな事務執行体制の確立が必要でございます。このようなことから本年度策定の第6次行財政改革大綱に基づきまして,市民・事業者・行政が相互の役割分担の下,協働してまちづくりに取り組み,終わりなき行財政改革を進めることで,将来にわたって持続可能な行財政基盤の確立を目指します。 新年度の行政機構につきましては,清掃事務所の業務を清掃センターに集約をして,ごみの収集及び処理業務を一体化することによりまして,効率的に業務を推進いたします。 情報システムにつきましては,住民基本台帳,税務,福祉などの情報を,外部のデータセンターにおきまして,複数の自治体で共同利用いたします自治体クラウドの導入に向けた準備を進め,自治体業務の標準化・共通化を図ります。 また,AIを活用いたしました取り組みにつきましては,手作業や目視で行っております課税部門の事務に,光学文字認識ソフトを導入して,自動処理を推進することによりまして,事務処理の効率化を図ります。 公共施設跡地につきましては,旧宍塚小学校跡地の利活用策といたしまして,教育相談室を核とした公共施設へ転用するなど,引き続き具体的な利活用方法の検討及び個別施設の課題整理を進め,順次,転用,売却等により有効活用を推進いたします。 税の公平性と徴収率の向上につきましては,早期の徴収を進めるとともに,滞納処分の一層の強化を図り,税収確保に努めます。 ふるさと納税につきましては,引き続き生産者の皆様方と連携を図りながら,本市ならではの魅力ある返礼品を拡充させるとともに,より効果的なPRを実施して,本市のふるさと納税の認知度を向上させ,地域の活性化と歳入の確保へつなげます。 また,ネーミングライツにつきましては,佐野子の市民運動広場等のスポーツ施設に続き,今後も導入に積極的に取り組みまして,新たな財源の確保を図ります。 以上,平成の,その先の時代に向けました,新年度の市政の運営方針と,主な施策の概要につきましてご説明を申し上げました。 本市の魅力は,豊かな自然と穏やかな気候,災害の少なさ,都心から近距離にある利便性,そこから生み出される歴史や文化,産業などがバランスよく整った暮らしやすさにあります。 私は,長い歴史の下にこれまで築き上げられ,受け継がれてまいりました本市の財産を最大限に活用して,安心・安全で「日本一住みやすいまち 土浦」の実現に向けまして,より一層の発展とさらなる飛躍を目指しまして,全力で市政運営に取り組んでまいる所存であります。 ここに改めて,議員各位を始め,市民の皆様,関係機関及び関係団体の,ご理解とご協力を心からお願い申し上げまして,新年度の市政運営方針といたします。 ○議長(海老原一郎議員) 暫時休憩といたします。   午前11時00分休憩  ――――――――――――――――――――――   午前11時05分再開 ○議長(海老原一郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 市長。  〔市長 中川清君登壇〕 ◎市長(中川清君) ただいま上程をされました条例41件,平成31年度各会計予算9件,その他7件につきまして順次ご説明を申し上げます。 1ページをお開きいただきたいと思います。 議案第1号土浦市消費者安全条例の一部改正について。 本案は,消費者教育の推進に関する法律に基づきまして,消費者教育推進計画を策定するにあたり,関係者の意見を反映できるよう,消費者教育推進地域協議会を設置するための改正であり,本年4月1日から施行するものであります。 5ページをお願いいたします。 議案第2号です。土浦市医療福祉費支給に関する条例の一部改正について。 本案は,茨城県医療福祉対策要綱の改正にあわせまして,精神障害者保健福祉手帳1級の所持者を,マル福の助成対象に加えるための改正であり,本年4月1日から施行するものであります。 9ページをお願いいたします。 議案第3号です。土浦市駐車場条例の一部改正について。 本案は,駅東駐車場及び駅西駐車場について,利用率を上げ,収益向上を図るために,駐車料金を引き下げるとともに,駅東駐車場における自動二輪車の駐車料金を設定するほか,本年10月1日の消費税率引き上げに合わせまして,内西駐車場の駐車料金を改正するものであり,駅東駐車場及び駅西駐車場の料金改正は本年7月1日から,内西駐車場の料金改正は本年10月1日から施行するものであります。 15ページをお願いいたします。 議案第4号土浦市立学校の設置及び管理に関する条例の一部改正について。 本案は,上大津地区の子どもたちにとって,より良い教育環境の整備と,より一層の学校教育の充実に取り組むため,上大津地区全体の小学校適正配置を進めるにあたり,まず上大津西小学校の複式学級解消を第一に考えまして,菅谷小学校に暫定的に統合するための改正であり,平成32年4月1日から施行するものであります。 19ページをお願いいたします。 議案第5号土浦市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について。 本案は学校教育法の改正により,専門職大学制度が創設されることに伴い,専門職大学の前期課程の修了者を,短期大学の卒業者と同等のものとして取り扱うための改正であり,本年4月1日から施行するものであります。 23ページをお願いいたします。 議案第6号土浦市水道の布設工事監督者及び水道技術管理者の資格等に関する条例の一部改正について。 本案は専門職大学の制度の創設に伴い,専門職大学の前期課程の修了者を,短期大学の卒業者と同等の者として取り扱うための改正,及び技術士法施行規則の改正により,技術士試験の第二次試験の選択科目から,水道環境が削除されることに伴う資格要件の改正,並びに字句の整理であり,字句の改正については公布の日から,その他の改正につきましては本年4月1日から施行するものであります。 27ページをお願いいたします。 議案第7号土浦市公共施設等総合管理基金条例の制定について。 本案は,公共施設及びインフラ施設につきまして新規整備のほか,今後増加が見込まれる改修,更新及び除却に要する財政負担の年度間の平準化を図るための基金について制定するものであり,本年4月1日から施行するものであります。 31ページをお願いいたします。 議案第8号土浦市土浦駅前北地区市街地再開発事業特別会計条例及び土浦・阿見都市計画事業土浦駅前北地区第一種市街地再開発事業の施行に関する条例の廃止について。 本案は土浦駅前北地区市街地再開発事業が完了し,当該条例の目的が達成されましたことにより,一括して廃止するものであります。本年4月1日に施行するものであります。 35ページをお願いいたします。 議案第9号土浦市肥育牛生産施設条例の廃止について。 本案は市所有の共同畜舎について,使用者から本年度をもって使用を取りやめたい旨の申し出があり,施設の老朽化が著しく,今後の利用には適さないことから廃止するものであり,本年4月1日に施行するものであります。 続きまして39ページをお願いいたします。 議案第10号です。土浦市行政財産使用料条例の一部改正についてから,199ページ,議案第41号土浦市水道事業給水条例の一部改正についてまでの32件につきましては,いずれも本年10月1日から消費税率引き上げに際しまして,消費税の増加相当分について,使用料等を改める改正でございます。 消費税は消費者が最終的な負担者となりますことから,受益者負担の原則と,税負担の公平性の確保の観点から,公共施設等におきましても利用者にご負担をいただくものとし,使用料等を改定するものであります。施行日はいずれも本年10月1日であります。 なお,各条例の説明につきましては省略をさせていただきますので,後ほどご覧をいただければと思います。 次に,新年度の予算につきましてご説明を申し上げます。 お手元の平成31年度土浦市予算書の1ページ,各会計別予算総括比較一覧表をご覧いただきたいと思います。 まず,予算の規模につきましては,一般会計は530億2,000万円の計上,前年度との比較では19億4,000万円,3.8%の増となっております。 特別会計は,公共用地先行取得事業から水道事業までの8会計を合わせまして388億4,000万円の計上で,前年度との比較では10億4,000万円,2.6%の減となっております。 一般会計と特別会計を合わせました全会計の総額は918億6,000万円で,前年度との比較では1.0%の増となったものでございます。 それでは会計別に順次ご説明を申し上げます。 議案第42号,平成31年度土浦市一般会計予算について。 平成31年度の一般会計予算につきまして,予算科目の款別にご説明を申し上げます。 まず,歳入予算からご説明を申し上げます。 予算書の7ページでございます。第1表「歳入歳出予算」をお開き願いたいと思います。 1款市税は,227億1,721万余円の計上で,前年度に比べまして1.4%の増であります。歳入に占める割合は42.9%となっております。 市税につきましては,景気回復の影響や税制改正などによりまして,全ての税目におきまして増を見込むもので,全体では1.4%の増とするものであります。 2款地方譲与税,3款利子割交付金,乃至8款自動車取得税交付金につきましては,いずれも国税や県税の一部が交付されるもので,国が策定をしました地方財政計画における税収の見通しなどを踏まえましてそれぞれ計上するものであります。なお,地方譲与税につきましては,森林環境税の創設に伴い,新たに交付となります森林環境譲与税を計上するものであります。 9款環境性能割交付金につきましては,本年10月1日に予定をされます車体課税の見直しにおきまして,自動車取得税の廃止にあわせて環境性能割が導入されることに伴いまして,新たに創設をされるもので,県の通知に基づき計上するものであります。 10款国有提供施設等所在市町村助成交付金につきましては,交付実績などを踏まえ計上するものであります。 11款地方特例交付金につきましては,住宅ローン等に係る個人住民税減収補てん特例交付金の交付実績を踏まえましたほか,環境性能割の臨時的軽減措置に係る減収補てん特例交付金の創設に伴い,県の通知に基づき計上するものであります。 12款地方交付税につきましては,地方財政計画や本市の財政状況による普通交付税の減,及び清掃センター基幹的整備改良工事の完了に伴います特別交付税の減によりまして,前年度に比べ13.7%の減でございます。 13款をお願いいたします。交通安全対策特別交付金は,交付実績を踏まえまして計上するものであります。 14款分担金及び負担金は,神立駅自由通路及び駅橋上化整備事業の完了に伴いますかすみがうら市からの負担金の減等によりまして,前年度に比べ17.6%の減となります。 15款使用料及び手数料はごみ処理手数料の増等によりまして,前年度に比べ2.4%の増でございます。 16款国庫支出金は,神立駅自由通路及び駅の橋上化整備事業費交付金が減となりましたが,保育所等整備交付金や,プレミアム付商品券事業費補助金等の増によりまして,前年度に比べまして2.6%の増であります。 17款県支出金は,茨城国体会場地運営交付金や,保育所運営費負担金の増等によりまして,前年度に比べまして5.5%の増となります。 18款財産収入は,公立保育所民間活力導入事業における公立保育所の不動産売り払い収入の減等によりまして,前年度に比べまして13.7%の減であります。 19款寄付金は,実績を勘案し,ふるさと土浦応援寄付金の減を見込むもので,前年度に比べ69.2%の減であります。 20款繰入金は,土浦駅前北地区市街地再開発事業特別会計の清算に伴います繰入金が減となったものの,財源不足を補うための財政調整基金繰入金及び公債費の増加分に対する市債管理基金繰入金を増としましたことから,前年度に比べまして9.6%の増であります。 21款繰越金は科目計上でございます。 22款諸収入はプレミアム付き商品券の販売代の増等によりまして,前年度に比べまして54.6%の増でございます。 23款市債は,ごみ焼却施設整備事業費債が減となりましたが,市民会館耐震化及び大規模改造事業費債,そして学校給食センター再整備事業費債が増となりましたことなどから,前年度に比べまして17.1%の増でございます。 なお,平成31年度末の一般会計の市債残高の見込みは757億22万余円で,30年度末見込みと比較をいたしまして約14億6,000万円増加をし,また,土地開発基金を除く基金の平成31年度末現在高見込みにつきましては91億5,675万余円で,9億7,600万余円の減になるものと見込んでおります。 以上が歳入予算の概要でございます。 続きまして歳出につきまして,新規施策などを中心にご説明を申し上げたいと思います。10ページをお願いいたします。 1款議会費は,3億3,718万9,000円の計上で,7.2%の減となっております。 2款総務費は,44億9,489万4,000円の計上で,7.0%の減でございます。 主な内容は,多くの方に「選ばれるまち」となるための取り組みを推進する「シティプロモーション推進事業」のほか,旧宍塚小学校を改修し,市内3カ所に分散をしております書庫を集約する「公文書書庫移転事業」,サイクリングによる交流人口の拡大と地域経済の活性化を図るため,自転車のまち土浦のPRに取り組みます「水郷筑波サイクリング環境整備事業」,それから,神立駅西口地区土地区画整理事業に伴い再整備をいたします「神立駅西口自転車駐車場整備事業」などの計上でございます。 次に,3款民生費は,205億775万6,000円の計上で,6.8%の増となっております。 主な内容ですが,消費税率引き上げで低所得者,子育て世帯の消費に与える影響を緩和するとともに,地域における消費を喚起・下支えするための「プレミアム付商品券事業」,婚活パーティー等の開催,結婚に伴います引っ越し費用の助成など,少子化対策に取り組む「結婚支援事業・結婚新生活支援事業」,私立保育園等の施設整備費の一部を補助する「私立保育園整備事業」,保育士等の処遇及び資質向上に係る経費を助成する「民間保育所等運営費補助事業」などの計上でございます。 4款をお願いいたします。衛生費は39億6,902万9,000円の計上で,31.6%の減となっております。 主な内容ですが,出産後間もない時期の産婦に対しまして,健康診査費用の一部を助成する「産婦健康診査事業」や,ごみ減量化とリサイクルの推進を図る「一般廃棄物有料化事業」,老朽化した衛生センターを,農業集落排水施設から排出される汚泥をあわせて処理し,再資源化する設備を設けた施設として建て替えます「汚泥再生処理センター整備事業」などの計上でございます。 5款農林水産業費は5億9,962万6,000円の計上で,6.5%の増となっております。 主な内容ですが,本市の農林畜水産資源を活用いたしました加工品の開発を行い,農林水産業の活性化及び交流人口の拡大を図る「土浦ブランドアッププロジェクト推進事業」などの計上でございます。 6款をお願いします。商工費は7億8,860万5,000円の計上で,4.6%の減となっております。 主な内容は,東京23在住者又は東京圏から23への通勤者が本市に移住をして,新たに対象中小企業等に就業する場合に,移住支援金を交付いたします「わくわく茨城生活実現事業」などの計上でございます。 7款土木費は57億3,022万2,000円の計上で,19.3%の減となっております。 主な内容ですが,道路橋梁費では生活道路の整備のほか,「橋梁耐震対策・橋梁長寿命化修繕事業」というものを引き続き推進するとともに,河川費では,西根竹ノ入都市下水路整備費のほか,小規模排水路の整備費を計上するものであります。 都市計画費では,I期工事が完了して,II期工事を推進する「亀城モール整備事業」,駅舎橋上化及び自由通路整備が完了し,引き続き区画整理等を推進いたします「神立駅西口地区土地区画整理事業」のほか,常名虫掛線,荒川沖木田余線などの街路・道路事業,りんりんポート土浦南側の暫定広場などへの民間活力導入を推進いたします「土浦港周辺広域交流拠点民間事業者誘導事業」などの計上でございます。 8款をお願いいたします。消防費は18億490万1,000円の計上で,1.0%の減となっております。 主な内容は,老朽化した消防団車庫の計画的な更新整備を推進する「消防団車庫整備事業」などの計上でございます。 9款教育費は91億3,774万5,000円の計上で,81.4%の増となっております。 主な内容は,仮称ですが土浦市保・幼・小連携協議会を設置し,就学前教育・家庭教育を推進する「就学前教育推進事業」のほか,旧宍塚小学校を改修し,増加している不登校児童生徒への,よりきめ細やかな支援を図る「教育相談室移転事業」,老朽化の著しい市民会館の「耐震化及び大規模改造事業」,本市で4競技を開催いたします「茨城国体開催事業」,第1・第2給食センターを1つに統合して,再整備を行います「学校給食センター再整備事業」などの計上でございます。 10款公債費は55億7,717万6,000円の計上で,2.4%の増となっております。 11款災害復旧費は285万7,000円の計上で,民間賃貸住宅借上げ事業の件数の減少に伴いまして,35.2%の減となっております。 12款予備費は7,000万円の計上でございます。 歳出は以上でございます。 13ページをお願いいたします。 第2表「債務負担行為」につきましては,風車周辺花壇設置及び管理委託料など,4件の債務負担行為を設定し,期間及び限度額を定めるものでございます。 14ページ,第3表「地方債」につきましては,新年度に予定をしております起債の限度額,起債の方法,利率及び償還の方法を定めるものでございます。 5ページに戻りますが,一般会計予算第4条に定める一時借入金の借り入れ最高額を100億円と定めるものでございます。 以上が一般会計歳入歳出予算の概要でございます。 続きまして,特別会計についてご説明を申し上げます。235ページをお開きいただきたいと思います。 議案第43号,平成31年度土浦市公共用地先行取得事業特別会計予算について。 歳入歳出それぞれの総額は5億7,597万円で,前年度との比較では7.5%の減となっております。 歳入につきましては一般会計繰入金,歳出につきましては公債費の計上でございます。 次に,249ページをお願いいたします。 議案第44号,平成31年度土浦市駐車場事業特別会計予算について。 歳入歳出それぞれの総額は1億4,196万4,000円で,前年度との比較では14.8%の減となっております。 歳入につきましては使用料,一般会計繰入金などの計上でございます。 歳出につきましては,土浦市駅東及び駅西駐車場などの管理運営費や公債費などを計上するものであり,2款公債費は駅西駐車場整備事業債の一部償還完了によりまして,79.5%の減となっております。 次に,267ページをお願いいたします。 議案第45号,平成31年度土浦市国民健康保険特別会計予算について。 歳入歳出それぞれの総額は153億9,499万4,000円で,前年度との比較では2.8%の減となっております。 268ページをお願いいたします。 歳入につきまして,1款国民健康保険税は32億9,652万6,000円の計上で,前年度との比較では3.7%の減となっております。 7款繰入金は,療養給付費の減等により,財政調整基金繰入金が皆減となっております。 269ページの歳出の主な内容につきましては,2款保険給付費は103億2,862万9,000円の計上で,前年度との比較では1.5%の減であります。 3款国民健康保険事業費納付金は44億1,286万円の計上で,前年度との比較では10.9%の減でございます。 271ページをお願いいたします。 第2表「債務負担行為」につきましては,保健指導が必要な特定健康診査受診者に係る健診委託料など2件の債務負担行為を設定し,期間及び限度額を定めるものでございます。 次に,309ページをお願いいたします。 議案第46号,平成31年度土浦市後期高齢者医療特別会計予算について。 歳入歳出それぞれの総額は17億6,979万円で,前年度との比較では6.8%の増となっております。 歳入につきましては保険料,一般会計繰入金などの計上でございます。 歳出につきましては,2款後期高齢者医療制度の運営主体であります広域連合への保険料等の納付金のほか,3款保健事業費は健康診査や人間ドック,脳ドック検診補助などの計上でございます。 次に,333ページをお願いいたします。 議案第47号です。平成31年度土浦市介護保険特別会計予算について。 歳入歳出それぞれの総額は113億9,404万円で,前年度との比較では1.4%の増となっております。 歳入につきましては,保険料,国・県支出金,支払基金交付金及び一般会計繰入金のほか,介護給付費準備基金繰入金などの計上であります。 歳出の主な内容につきましては,2款保険給付費は,居宅介護サービスや地域密着型介護サービスを受ける方の増加を見込み,前年度との比較では0.8%の増でございます。 3款地域支援事業費は地域包括支援センターの拡充に伴う介護予防・生活支援サービス事業費の増などによりまして,前年度との比較では17.8%の増でございます。 次に,373ページをお願いいたします。 議案第48号,平成31年度土浦市下水道事業特別会計予算について。 歳入歳出それぞれの総額は44億4,054万5,000円で,前年度との比較では7.7%の減となります。 歳入につきましては受益者負担金,使用料,国庫支出金,一般会計繰入金及び市債などの計上でございます。 歳出の主な内容につきましては,1款の下水道費は補助分,単独分の汚水管渠布設工事費及び雨水排水路整備工事費のほか,東筑波新治工業団地等の汚水を中継する東筑波新治工業団地ポンプ場新設工事費などの計上でございます。 2款公債費は,借り換えに伴います繰上償還金の増により0.9%の増でございます。 377ページをお願いいたします。 第2表「継続費」につきましては,東筑波新治工業団地ポンプ場整備事業について,継続費の総額と年割額を定めるものでございます。 378ページ,第3表「債務負担行為」につきましては,下水道使用料徴収委託料の債務負担行為を設定し,期間及び限度額を定めるものでございます。 379ページをお願いいたします。 第4表「地方債」につきましては,公共下水道整備事業など3件の起債及び借換債の限度額,起債の方法,利率及び償還の方法について定めるものでございます。 次に,409ページをお願いいたします。 議案第49号です。平成31年度土浦市農業集落排水事業特別会計予算について。 歳入歳出それぞれの総額は1億2,086万2,000円で,前年度との比較では12.7%の減となっております。 歳入につきましては使用料,県支出金及び一般会計繰入金などを計上し,歳出につきましては処理施設の維持管理経費などの計上でございます。 412ページをお願いいたします。 第2表「債務負担行為」につきましては,上下水道とあわせた使用料徴収委託料の債務負担行為を設定し,期間及び限度額を定めるものであります。 次に,431ページをお願いいたします。 議案第50号です。平成31年度土浦市水道事業会計予算について。 業務予定量でございますが,給水戸数は2.2%増の6万1,453戸,年間総給水量は1.5%増の1,481万7,000立方メートルとなっております。 収益的収入及び支出のうち収入につきましては,水道事業収益は36億6,086万3,000円の計上で,前年度との比較では6.1%の増であります。 支出につきましては,水道事業費用は34億9,669万円の計上で,前年度との比較では2.1%の増となっております。 次に,資本的収入及び支出であります。 資本的収入は3億6,159万3,000円の計上で,前年度との比較では19.3%の減となっております。 資本的支出につきましては,建設改良費など15億514万5,000円の計上で,前年度との比較では2.5%の増でございます。 なお,この資本的支出に対する収入の不足につきましては,過年度分損益勘定留保資金等で補填をするものであります。 第5条は第2次土浦市水道事業基本計画策定委託料など2件について,債務負担行為を設定し,期間及び限度額を定めるものであります。 第6条は,水道施設整備事業の起債の限度額,起債の方法,利率及び償還の方法について定めるものであります。 以上で,全会計の新年度予算の説明とさせていただきます。 今後の予算の執行にあたりましては,最少の経費で最大の効果があげられるよう,創意工夫を凝らしながら,総力を挙げて取り組んでまいりますので,議員各位,市民の皆様方のご理解とご支援をお願い申し上げます。 続きまして,議案書にお戻りをいただきたいと思います。203ページをお願いいたします。 議案第51号です。神立駅周辺地区都市再生整備計画事業の施行に関する基本協定の一部を変更する協定の締結について。 本案は,大型機械の使用により,作業効率が向上するとともに,基礎くい打ち込みを安価な工法に変更したこと等によりまして,工事費用の縮減が図られたことから,契約金額を変更する協定を締結するものであります。 207ページをお願いいたします。 議案第52号土浦市汚泥再生処理センター整備事業実施設計及び建設工事請負契約の締結について。 本案は議案書のとおり,請負業者との契約の締結について,議会の議決をお願いするものであります。 次に,市道の路線の認定等でございます。 211ページ,議案第53号,市道の路線の認定につきましては,調書のとおり1路線の認定であり,民間会社からの寄付に伴う認定でございます。 217ページをお願いいたします。 議案第54号市道の路線の廃止については,調書のとおり1路線の廃止であり,神立駅東西自由通路の開通により,既設の人道橋が撤去されたことに伴い廃止するものであります。 223ページをお願いいたします。 議案第55号,訴えの提起は,調書のとおり市営住宅の滞納家賃の納付及び明渡しを求めるものであります。 225ページをお願いいたします。 議案第56号です。土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合規約の変更について。 本案は神立駅自由通路整備事業及び神立駅舎橋上化整備事業の完了,並びに神立駅東口歩行者専用道路整備事業の事業手法の変更により,事業主体が変更となったことに伴いまして,一部事務組合規約に規定をする共同処理する事務を変更するため,かすみがうら市との協議が必要となりますことから,地方自治法第290条の規定によりまして,議会の議決をお願いするものでございます。 229ページをお願いいたします。 議案第57号です。土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合規約の変更に伴う財産処分について。 本案は,一部事務組合規約の変更に伴い,共同処理する事務にあたらなくなった事業に係る財産の処分について,かすみがうら市との協議が必要となりますことから,地方自治法第290条の規定に基づき,議会の議決をお願いするものであります。 財産処分の内容といたしましては,神立駅自由通路及び神立駅東口歩行者専用道路の土浦市域分762.23平米を土浦市に,歩行者専用道路のかすみがうら市域分65平米をかすみがうら市に帰属させるものであります。 以上で,上程されました全議案の説明を終わらせていただきます。ご承認を賜りますよう,どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(海老原一郎議員) 以上で議案の説明は終わりました。  ―――――――――――――――――――――― △日程第60.報告第1号乃至日程第66.報告第7号 ○議長(海老原一郎議員) 次に,日程第60報告第1号専決処分の承認について,乃至日程第66報告第7号専決処分の報告についてを,会議規則第35条の規定により,一括して議題といたします。 この際,報告案件の説明を願います。市長。  〔市長 中川清君登壇〕 ◎市長(中川清君) ただいま上程をされました報告案件につきましてご説明を申し上げます。お手元のつづりの1ページをご覧いただきたいと思います。 報告第1号です。平成30年度一般会計補正予算の専決処分の承認についてであります。 その内容は,建築物定期点検により判明をいたしました博物館外壁の剥離につきまして,外壁改修工事費を計上したもので,歩行者等に危険が及ぶために,緊急に落下防止を図る必要がありましたことから,地方自治法第179条第1項の規定によりまして,昨年12月18日に専決処分したものでありまして,同条第3項の規定に基づくご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 次に,事故の和解についての専決処分でございます。11ページをお願いいたします。 報告第2号及び31ページになります報告第7号は,台風24号による樹木管理瑕疵に係る物損事故の和解であり,それぞれ昨年10月25日,本年1月4日に専決処分をしたものであります。 15ページをお願いいたします。 報告第3号は,道路管理瑕疵による人身事故の和解でありまして,昨年11月20日に専決処分したものでございます。 19ページ,報告第4号です。道路管理瑕疵による物損事故の和解であり,昨年11月21日に専決処分したものであります。 23ページ,報告第5号は,下水道施設管理瑕疵による物損事故の和解であり,昨年12月20日に専決処分したものであります。 27ページ,報告第6号は,市営住宅管理瑕疵による物損事故の和解であり,昨年12月25日に専決処分したものであります。 以上の6件につきましては,地方自治法第180条第1項の規定により専決処分をしたものであり,同条第2項の規定により報告をするものであります。 以上で報告案件の説明は終わります。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(海老原一郎議員) ただいまの報告について,ご質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(海老原一郎議員) ご質疑もないようでございますので,質疑を終結いたします。 報告第2号乃至報告第7号についてはこの程度とし,報告第1号専決処分の承認について,これより討論に入ります。討論はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(海老原一郎議員) 討論もないようでございますので,討論を終結いたします。 報告第1号について採決いたします。 報告第1号専決処分の承認については,これを承認することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(海老原一郎議員) ご異議なしと認めます。よって,報告第1号についてはこれを承認することに決しました。  ―――――――――――――――――――――― △日程第67.休会の件 ○議長(海老原一郎議員) 次に,日程第67休会の件を議題といたします。 お諮りいたします。明6日から10日までの5日間は,議案調査のため,休会とすることにいたしたいと存じますが,これにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(海老原一郎議員) ご異議なしと認め,さよう決しました。 以上で本日の議事日程は終了いたしました。  ―――――――――――――――――――――― △次回の日程報告 ○議長(海老原一郎議員) それでは次回の日程を申し上げます。 次回は3月11日(月曜日)午前10時から本会議を再開し,会派代表質問,一般質問を行います。 本日の会議はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。   午前11時50分散会...