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12月21日-05号

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  1. 土浦市議会 2010-12-21
    12月21日-05号


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    平成22年 第4回 定例会平成22年第4回土浦市議会定例会会議録(第5号)========================平成22年12月21日(火曜日)議事日程(第5号)平成22年第4回土浦市議会定例会平成22年12月21日・午前10時第 1        請願・陳情について第 2 議案第81号 土浦市手数料条例の一部改正について第 3 議案第82号 土浦市水道事業給水条例の一部改正について第 4 議案第83号 土浦市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定について第 5 議案第84号 平成22年度土浦市一般会計補正予算(第9回)第 6 議案第85号 平成22年度土浦市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)第 7 議案第86号 平成22年度土浦市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)第 8 議案第87号 平成22年度土浦市介護保険特別会計補正予算(第3回)第 9 議案第88号 平成22年度土浦市下水道事業特別会計補正予算(第4回)第10 議案第89号 平成22年度土浦市土浦駅前北地区市街地開発事業特別会計補正予算(第2回)第11 議案第90号 土浦市神立地区コミュニティセンター指定管理者の指定について第12 議案第91号 土浦市自転車駐車場指定管理者の指定について第13 議案第92号 土浦市社会福祉センター指定管理者の指定について第14 議案第93号 土浦市新治総合福祉センター指定管理者の指定について第15 議案第94号 土浦市障害者自立支援センター指定管理者の指定について第16 議案第95号 土浦市老人福祉センター「湖畔荘」の指定管理者の指定について第17 議案第96号 土浦市老人福祉センター「うらら」の指定管理者の指定について第18 議案第97号 土浦市ふれあいセンター「ながみね」及び土浦市老人デイサービスセンター「ながみね」の指定管理者の指定について第19 議案第98号 土浦市老人デイサービスセンター「うらら」の指定管理者の指定について第20 議案第99号 土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合の設置に関する協議について第21 議案第100号 市道の路線の認定について第22 議案第101号 土地改良事業計画の変更について第23 認定第 2号 平成21年度土浦市歳入歳出決算の認定について第24 認定第 3号 平成21年度土浦市水道事業会計決算の認定について第25        閉会中の事務調査について  ――――――――――――――――――――――――――――本日の会議に付した案件 日程第1  請願・陳情について乃至日程第24 認定第3号 追加日程第1 議員提出議案第17号 追加日程第2 議員提出議案第18号 日程第25 閉会中の事務調査について  ――――――――――――――――――――――――――――出席議員(27名)   1番  吉田千鶴子君   2番  荒井 武君   3番  小林幸子君   4番  福田一夫君   5番  田中涬介君   6番  古沢喜幸君   7番  久松 猛君   8番  安藤真理子君   9番  篠塚昌毅君  10番  藤川富雄君  11番  井坂正典君  12番  海老原一郎君  13番  柳澤 明君  14番  矢口 清君  15番  盛 良雄君  17番  吉田博史君  18番  寺内 充君  19番  柏村忠志君  20番  川原場明朗君  21番  竹内 裕君  22番  内田卓男君  23番  矢口迪夫君  24番  川口玉留君  25番  折本 明君  26番  沼田義雄君  27番  松本茂男君  28番  本橋道明君  ――――――――――――――――――――――――――――欠席議員(なし)  ――――――――――――――――――――――――――――説明のため出席した者  市長      中川 清君  副市長     瀧ケ崎洋之君  教育長     富永善文君  市長公室長   小泉裕司君  総務部長    久保庭照雄君  市民生活部長  羽成祐一君  保健福祉部長  湯原洋一君  産業部長    塙 佳樹君  建設部長    木村庄司君  都市整備部長  東郷和男君  教育次長    長峰辰志君  消防長     青山良夫君  財政課長    小柳健一君  ――――――――――――――――――――――――――――事務局職員出席者  局長      桜井久夫君  次長      大久保稔君  副参事     飯田正美君  係長      大塚 豊君  係長      沼尻 健君  ――――――――――――――――――――――――――――   午前10時01分開議 ○議長(折本明君) おはようございます。 ただいま出席議員は26名で議会は成立いたしました。 よって,これより本日の会議を開きます。  ―――――――――――――――――――――――――――― △欠席議員の報告 ○議長(折本明君) 本日の欠席議員を申し上げます。  17番 吉 田 博 史 君 以上1名の方が欠席でございます。  ―――――――――――――――――――――――――――― ○議長(折本明君) 本日の議事日程につきましては,お手元にお配りしてございます議事日程第5号のとおり議事を進めたいと存じますので,ご了承願います。  ―――――――――――――――――――――――――――― △各委員会の審査の経過並びに結果の報告 ○議長(折本明君) それでは,これより議事日程に入ります。 日程第1請願・陳情について乃至日程第24認定第3号平成21年度土浦市水道事業会計決算の認定についてを一括して議題といたします。 これより順次各委員長から,委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 なお,委員長の報告は議長において順を追って指名いたします。 まず,総務委員長より報告願います。総務委員長。 △1.総務委員長の報告   〔総務委員長 田中涬介君登壇〕 ◆総務委員長田中涬介君) おはようございます。 総務委員会の議案に対する報告を申し上げます。 本定例会において,当総務委員会に付託されました議案2件,継続審査中の陳情1件につきましては,12月16日に委員会を開催し,執行部から詳細なる説明を求め,慎重に審査いたしました。 以下,その審査の経過と結果について申し上げます。 議案第81号土浦市手数料条例の一部改正について。 本案は,地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴う,危険物関係消防手数料の改正であります。 その主な内容は,消防法に係る危険物関係審査等手数料のうち,特定屋外タンク貯蔵所等設置許可等に係る手数料については,審査業務の効率化が図られたこと等により,実費との乖離が生じていることが判明し,手数料の標準を定めた政令が改正されたことから,特定屋外タンク貯蔵所等設置許可申請手数料,設置許可に係る完成検査手数料保安検査手数料を概ね9%引き下げるものであります。 なお,現在のところ,本市内で該当する施設はございません。 執行部から詳細なる説明を受け,慎重に審査した結果,原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第84号平成22年度土浦市一般会計補正予算(第9回)歳入全部,第2表債務負担行為補正中,第2款総務費中,土浦市議会議員選挙事務費。 まず,歳入につきましては,分担金及び負担金,国庫補助金国庫支出金県支出金,県補助金,繰越金の計上であります。 その主な内容は,児童福祉法に基づく保育所運営費国庫負担金保育単価が,4月に遡って引き上げられたことに伴う保育費用保護者負担金国庫負担金増額計上文部科学省から交付される就園奨励費補助金交付率引き下げに伴う国庫補助金の減額,継続実施しているグループホームスプリンクラー整備事業に係る国庫交付金の計上,保育所運営費国庫負担金保育単価引き上げに伴う県負担金の増額計上民間保育所において保育士等の採用が当初予定を下回ったことに伴う民間保育所年齢児保育体制緊急整備事業費補助金の減額,平成22年度茨城県安心こども支援事業費補助金の採択に伴う安心こども支援事業補助金の計上などであります。 第2表債務負担行為土浦市議会議員選挙事務費は,平成23年4月24日に予定されております当該選挙の事務手続を本年度中に進めるために設定するものであります。 執行部から詳細なる説明を受け,慎重に審査した結果,原案どおり可決すべきものと決しました。 次に,継続審査中の陳情について申し上げます。 受理番号10人権侵害救済法の成立に反対する意見書の提出を求める陳情書については,引き続き調査研究の必要があることから,継続審査とすべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(折本明君) ただいま17番吉田博史君がご出席になりました。  ―――――――――――――――――――――――――――― △2.文教厚生委員長の報告 ○議長(折本明君) 次に,文教厚生委員長より報告願います。文教厚生委員長。  〔文教厚生委員長 柏村忠志君登壇〕 ◆文教厚生委員長(柏村忠志君) ご報告申し上げます。 本定例会において,当文教厚生委員会に付託されました議案11件,陳情2件につきましては,去る12月16日に委員会を開催し,執行部から詳細なる説明を求め,慎重に審査をいたしました。 以下,その審査の経過と結果について申し上げます。 議案第84号平成22年度土浦市一般会計補正予算(第9回)歳出中,第3款民生費,第4款衛生費,第9款教育費,第2表債務負担行為補正中,第3款民生費。 まず,第3款民生費のうち,第1目社会福祉総務費については,人間ドック受診者数の増に伴う国民健康保険特別会計繰出金の計上及び特定高齢者把握事業の拡充に伴う介護保険特別会計繰出金の計上であります。 第6目老人福祉費については,グループホーム1施設に対する小規模福祉施設スプリンクラー整備事業費補助金の計上及び居宅介護サービス利用者数の増に伴う居宅介護サービス利用者負担額助成費増額計上であります。 第11目後期高齢者医療給付費については,平成21年度後期高齢者医療療養給付費負担金の精算に基づく市町村負担金の計上であります。 第2項児童福祉費,第4目保育所費については,保育所運営費国庫負担金保育単価の引き上げに伴う民間保育所入所児童委託料増額計上及び市外保育所入所児童数の減に伴う広域保育委託料の減額計上並びに実施保育所の減に伴う民間保育所年齢児保育体制緊急整備事業委託料の減額計上であります。 第4款衛生費,第2目予防費につきましては,茨城県安心こども支援事業費補助金が採択されたことなどにより,公立保育所や幼稚園の感染症予防器具類購入費の計上及び私立保育所や幼稚園に対する感染症予防器具類購入費補助金の計上であります。 次に,第9款教育費のうち,第4項幼稚園費については,公立幼稚園非常勤教諭の採用者数の減に伴う報酬の減額計上や,国の補助単価引き上げに伴う私立幼稚園就園奨励費補助金増額計上であります。 第6項保健体育費については,東部地区市民運動広場整備工事費の計上や,昭和47年に設置された川口運動公園庭球場の老朽化が著しいことに伴う整備工事費の計上であります。 次に,第2表債務負担行為補正中,第3款民生費につきましては,地方自治法第214条に規定する債務負担行為を設定する必要があることから,その期間及び限度額を定めるものであります。 慎重審査の結果,原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第85号平成22年度土浦市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)。 本案は,人間ドック受診者数の増に伴う特定健診等事業費及び疾病予防費増額計上であります。 歳入につきましては,国・県支出金及び一般会計繰入金増額計上するものであり,原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第86号平成22年度土浦市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)。 本案は,人間ドック受診者数の増に伴う疾病予防費増額計上や,死亡後に年金から天引きされた保険料の還付金の計上であります。 歳入につきましては,一般会計繰入金及び広域連合保険料歳出還付金増額計上であり,原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第87号平成22年度土浦市介護保険特別会計補正予算(第3回)。 本案は,保険事業勘定において,介護保険法に基づく地域支援事業実施要綱の改正により,65歳以上の全数把握が義務付けられたことに伴う生活機能評価事業委託料の計上であります。 歳入につきましては,国・県支出金支払基金交付金一般会計繰入金及び介護給付費準備基金繰入金増額計上であり,原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第92号土浦市社会福祉センター指定管理者の指定について乃至議案第98号土浦市老人デイサービスセンター「うらら」の指定管理者の指定について。 これら7議案につきましては,各施設において管理運営を行う指定管理者を指定するものであります。土浦市社会福祉センター,土浦市新治総合福祉センター,土浦市障害者自立支援センター,土浦市老人福祉センター「湖畔荘」,土浦市老人福祉センター「うらら」,土浦市老人デイサービスセンター「うらら」の6施設の指定管理者社会福祉法人土浦社会福祉協議会を,土浦市ふれあいセンター「ながみね」及び土浦市老人デイサービスセンター「ながみね」の指定管理者社会福祉法人祥風会をそれぞれ指定するものであります。選定方法など適切であると認められるので,原案どおり可決すべきものと決しました。 次に,陳情について申し上げます。 受理番号21高齢者の生活実態に見合う年金引き上げを求める意見書の採択を求める陳情につきましては,無年金者の方や低年金者の方に対して援助の手を差し伸べてくれという趣旨であるから,もっともだという意見や,無年金者の方や低年金者の方の生活が苦しい状況を考えなければいけないという意見。また,年金を納めやすくするという方法を考えていただきたいという意見があり,今後も調査・研究の必要があることから,継続審査とすべきものと決しました。 受理番号22後期高齢者医療制度の廃止に関する意見書の提出を求める陳情につきましては,この制度の仕組みも,医療費が伸びれば保険料で賄うということで,どんどん上がっていく制度だから,高齢者が反発するのは当然であり,採択すべきとの意見や,後期高齢者医療制度をもとの老人保健制度に戻すということで,本当に高齢者の方々が医療制度をしっかり受けられるのかという疑問点がある等の意見が出され,採決の結果,賛成少数により,不採択とすべきものと決しました。 以上で報告を終わります。  ―――――――――――――――――――――――――――― △3.環境経済委員長の報告 ○議長(折本明君) 次に,環境経済委員長より報告願います。環境経済委員長。  〔環境経済委員長 矢口清君登壇〕 ◆環境経済委員長(矢口清君) ご報告申し上げます。 本定例会において,当環境経済委員会に付託されました議案5件,請願2件につきましては,去る12月15日及び本日,21日に委員会を開催し,執行部から詳細なる説明を求め,慎重に審査いたしました。 以下,その審査の経過と結果について申し上げます。 議案第83号土浦市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定について。 本案は,企業立地促進法に基づく同意基本計画である「茨城圏央道沿線地域産業コンプレックス基本計画」に規定された本市の「神立工業団地」,「東筑波新治工業団地」,「テクノパーク土浦北」,「おおつ野ヒルズ」の4つの「同意企業立地重点促進区域」において,新しい国内企業立地促進策として,地域の特性・強みを活かした地域産業の活性化を目指す観点から,工場立地法の特例措置を受けて,緑地面積率及び環境施設面積率の緩和に関する準則を定めるものであり,原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第84号平成22年度土浦市一般会計補正予算(第9回)歳出中,第6款商工費,第2表債務負担行為補正中,第2款総務費中,土浦市神立地区コミュニティセンター指定管理者指定管理料。 まず,第6款商工費につきましては,国の緊急雇用創出事業を活用し,小中学校などの耐震化工事の進捗により業務量が増えている教育委員会学務課事務補助職員1名を配置するための賃金の計上であります。 債務負担行為補正につきましては,土浦市神立地区コミュニティセンター指定管理者指定管理料において,債務負担行為を設定し,期間及び限度額を定めるものであります。 これらにつきましては,慎重審査の結果,原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第90号土浦市神立地区コミュニティセンター指定管理者の指定について。 本案は,土浦市神立地区コミュニティセンター指定管理者として,「神立地区コミュニティセンター管理運営協議会」を指定し,また,指定の期間を来年4月1日から5年間とするものであり,原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第91号土浦市自転車駐車場指定管理者の指定について。 本案は,市内8カ所の自転車駐車場管理運営を一括して行う指定管理者として,公募を行い,選定委員会において候補者として選定された「社団法人土浦シルバー人材センター」を指定し,また,指定の期間を来年4月1日から5年間とするものであり,原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第101号土地改良事業計画の変更について。 本案は,むらづくり総合整備事業のうち,土地改良事業として平成17年度より新治地区において実施している農業生産基盤整備について,工法等の変更により事業費に10%以上の変動が生じたため,計画を変更するものであります。 変更の内容は,農道整備については,5路線で3,800万円を増額し,ため池整備については,5カ所で1,260万円を増額,計5,060万円を増額するものであり,原案どおり可決すべきものと決しました。 最後に,請願について申し上げます。 受理番号18TPPの参加に反対する請願及び受理番号20TPP交渉参加反対に関する緊急請願につきましては,関連がありますので,一括議題として審査を行いました。 現在,政府においては,環太平洋連携協定,いわゆるTPPへの交渉参加が検討されているが,このTPPは原則としてすべての品目の関税を撤廃する協定であります。 これら2件の請願は,協定が締結されれば日本農業は壊滅的な状態に陥ることが危惧されることなどから,TPP交渉への参加をしないよう,関係機関へ意見書の提出を求めるものであります。 採決の結果,いずれも1名の反対がありましたが,賛成多数により採択すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。  ―――――――――――――――――――――――――――― △4.建設委員長の報告 ○議長(折本明君) 次に,建設委員長より報告願います。建設委員長。  〔建設委員長 柳澤明君登壇〕 ◆建設委員長(柳澤明君) ご報告申し上げます。 本定例会において,当建設委員会に付託されました議案5件,陳情1件につきまして,去る12月15日に委員会を開催し,執行部から詳細なる説明を求め,慎重に審査をいたしました。 以下,その審査の経過と結果について申し上げます。 議案第82号土浦市水道事業給水条例の一部改正について。 本案は,厚生労働省の指導により,3階建て以上のマンションなどの建物における給水方法について,従来の受水槽方式の他に直結増圧給水方式を採用していくため,給水装置の確認やメーター等に関する規定を改めるほか,加入金その他の諸規定,文言の整理を行うものであります。 これは,小規模受水槽などでは水の滞留等の問題が生じることがあるため,より安全な水が供給できるよう,施設整備の促進を図っていくものであります。 改正の主な内容でありますが,用語について,最近の住宅実態等に合わせた定義や種類を整理するほか,直結増圧給水方式を認めるとともに,マンション等での受水タンク以下の装置においても市のメーターを設置することができるよう規定を改めるものであります。 また,口径150ミリメートルのメーターに係る加入金の額を600万円と定めるものであり,原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第88号平成22年度土浦市下水道事業特別会計補正予算(第4回)。 本案は,木田余雨水排水路整備事業における工法及びスケジュールの見直しにより,本年度分の補助事業費を減額するものであります。 また,事業費の減額に伴い,地方債の限度額を変更するものであり,原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第89号平成22年度土浦市土浦駅前北地区市街地開発事業特別会計補正予算(第2回)。 本案は,土浦駅前北地区市街地再開発事業について,平成23年7月から施設棟建築工事及び駅前東崎線工事などの着工を予定していることから,事業実施にあたり,同事業地内に位置している消防団第1分団車庫の移転新築費用を計上するものであります。 歳入につきましては,再開発事業費債を増額するものであり,事業費増額に伴い,地方債の限度額を変更するものであり,原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第99号土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合の設置に関する協議について。 本案は,土浦市とかすみがうら市が共同で神立駅西口土地区画整理事業を実施するため,地方自治法第284条第2項の規定により規約を定め,一部事務組合を設けるものであります。 規約の概要でありますが,組合の事務所を土浦市に置き,議員の定数は8人で,関係市の議会の議員の中から選挙すること,組合の執行機関として管理者,副管理者,会計管理者各1人を選任すること,組合の経費は,関係市の負担金,国・県補助金,その他の収入をもって支弁することなどを定めるものであり,原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第100号市道の路線の認定について。 本案は,市道3路線の認定であります。 西根南一丁目7号線,板谷60号線,板谷61号線は,いずれも民間会社による開発行為に伴う新設道路の受け入れであり,原案どおり可決すべきものと決しました。 次に,陳情について申し上げます。 受理番号19ジョキング用舗装道路ゴムチップウレタン舗装化についての陳情につきましては,かねてから本会議にて一般質問にも取り上げられ,各方面からジョギングコースの舗装改修が要望されております。 なお,平成22年度3カ年事業実施計画の中で,来年度より年次計画でコースの排水路の補修と同時にゴムウレタンなどの弾力性のある舗装に整備することが位置付けられております。 以上のことを踏まえ,趣旨に賛同できますことから,全会一致で採択すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。  ―――――――――――――――――――――――――――― △5.決算特別委員長の報告
    ○議長(折本明君) 次に,日程第23認定第2号平成21年度土浦市歳入歳出決算の認定について及び日程第24認定第3号平成21年度土浦市水道事業会計決算の認定については,本年第3回定例会において決算特別委員会を設置し,審査をお願いしてありますので,この際,決算特別委員会委員長より審査の経過並びに結果の報告を願います。決算特別委員長。  〔決算特別委員長 荒井武君登壇〕 ◆決算特別委員長(荒井武君) 平成22年第3回定例会において,当決算特別委員会に付託されました認定第2号平成21年度土浦市歳入歳出決算の認定について及び認定第3号平成21年度土浦市水道事業会計決算の認定について,その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会は,先の第3回定例会において設置され,9月22日に第1回委員会を開催し,正副委員長互選の後,審査の日程及び審査方法等について決定いたしました。その後,7回にわたり委員会を開催し,執行部から会計管理者,教育長,関係部課長等の出席を求めて審査を行いました。 審査にあたりましては,本件認定に係る予算が議会の議決の趣旨に則り,適正かつ効率的に執行され,市民の信託に十分応えるものとなっているかなどの諸点に留意して,決算書及び関係書類に基づき,執行部から詳細なる説明を求めるとともに,監査委員の決算審査意見書を参考として,慎重に審査を行いました。 以下,本委員会の審査の過程において,論議の対象となりました主な事項について申し上げます。 1 一般会計歳入について。 (1)歳入の増額施策としては,給与支給明細書への広告掲載や予算書などの刊行物を有料化するなど,新たな取り組みがなされているが,さらなる歳入増の施策を検討されたい。 (2)地域改善対策住宅新築資金等貸付金の収入未済額は,約1億2,415万円に達している。ここ数年,決算特別委員会からの指摘の対象となっており,未済額縮減に努められているとは思われるが,市税滞納対策同様,差し押さえなどのあらゆる手段を講じて改善に努められたい。 (3)商業近代化事業補助金返還金,いわゆる街路灯設置補助金に対する返還金は,現在約3,000万円が未回収の状態である。交付を受けた団体の中には既に解散したものもあり,また,時間も相当経過していることから,現状を調査し,早期に今後の方向性を見出されたい。 2 一般会計歳出について。 (1)各種補助金については,検討委員会での見直しにより減少傾向にあるが,額や支出の適正を精査し,新規の支出や増額も検討するといった対応をとるべきである。 (2)高齢者輸送サービス事業,いわゆる「のりあいタクシー土浦」は,会員数,利用実績ともに決して多いとは言えない。近隣の自治体で来年度導入予定のデマンド型交通は,本市よりも低額で利用対象年齢も幅広く設定し計画されている。運営組合に対して,それらを参考にしながら事業の抜本的見直しを検討するよう働きかけをされたい。 (3)環境に配慮する観点から,IT機器などを有効活用し,全庁的にペーパーレス化を図る取り組みを検討されたい。 (4)ごみ処理のための予算を削減するためにも,伐採した枝,葉,雑草などを堆肥化させる施策を早急に講じられたい。 また,レジ袋の無料提供の中止によりレジ袋の焼却は減少しているが,さらなるごみ減量対策として,晴天時の新聞のビニール包装を取りやめるよう,関係業者に働きかけるべきである。 (5)市営斎場は合併特例債を活用し整備する計画になっているが,この特例債の期限は「残り5年しかない」という認識に立つことが重要である。市営斎場の整備は,市民の長年の悲願でもあり,最優先の課題である。早急に整備方針を示されたい。 (6)お盆や彼岸時期の今泉霊園への交通手段の確保に関する要望が寄せられ,検討がなされた経緯はあるものの,要望に応えられていない。早急に具体的施策を展開されたい。 また,今泉霊園の急激な需要拡大は見込めない状況にある。「ペット霊園」を整備するなど,可能な限りの有効活用の施策を検討されたい。 (7)約110万円が林業費として執行されているが,本市は旧新治村との合併で山林の面積も増えており,山林の環境保全対策には十分な額とは言えない。環境破壊防止の観点からも十分な予算の配分を行うべきである。 (8)日本一のレンコンの産地である本市のPRが不足していると思われる。産業振興と同時に観光という観点から,主要道路にロードサイド看板を設置するなど,PRに努められたい。 (9)本市は,東京から近郊に位置し,映画やテレビ撮影に非常に便が良いとされている。さらに関係者へのPRを図るなどして,積極的に誘致すべきである。 (10)キララまつりについては,毎年同じ催事となっており,参加者や関係者のみの人出しか目に付かない状況である。多くの市民が集まり,一体となって楽しめるような催し物を実施するよう,実行委員会へ指導すべきである。 (11)中心市街地活性化のために多くの予算が投じられているが,あまり効果が認められない事業も見受けられる。今後,新規事業の実施にあたっては,効果の見られない事業を廃止しながら進めるべきである。 (12)公園内に設置されている遊具の更新については,一斉に撤去して子どもの遊び場を奪うことがないよう,「遊具管理台帳」などを整備し,計画的に取り組まれたい。 (13)現在,1名の女性消防隊員が救急救命士として在籍しているが,女性消防隊員の要請が多くなっている現状に鑑み,早急に女性隊員の増員を図られたい。 (14)授業で使用する教材費について,教育予算の不足から,父兄からの善意に頼らざるを得ないような状況が見受けられる。教育に関しては十分に予算を配分すべきである。 (15)小中学校の耐震化は,最終年度を設定した年次計画を策定し,計画に沿った予算を配分しながら,早期にすべての小中学校の耐震化を図られたい。 (16)小中学校の体育館は,学校での授業だけでなく,市民にも広く開放されているが,狭隘のため利用の要望に応えられないこともある。今後の建て替えの際には,こうした状況を考慮し,可能な限り広い体育館を整備されたい。 (17)放課後児童クラブでの事故が年間約40件報告されている。クラブ内での安全管理には細心の注意を払い,事故防止に努められたい。 また,多くの保護者から学年延長の要望が聞かれる。余裕教室等の関係で延長は困難とのことであるが,現在,児童の自由参加で実施している「子ども教室」を有効に活用しながら,今後学年延長を検討されたい。 (18)全国的に有名な劇団などが,全国公演のために行う通しげいこの会場探しに苦慮しているという状況がある。このような団体等へ市民会館を会場として提供し,市民の鑑賞に供することは,本市の文化振興施策として有効な手段だと考えられる。早急に検討されたい。 (19)川口運動公園野球場のスコアボードは,老朽化しており,使い勝手が悪いとの声が聞かれる。当該施設は,夏の高校野球県大会が行われる県南唯一の球場でもあり,また,近隣の主要な野球場は電光掲示を採用しているところもあることから,新野球場整備計画を視野に入れながら,早急にスコアボードの更新をされたい。 3 特別会計について。 (1)土浦駅及び荒川沖駅に設置されているパークロック駐車場は,以前,30分以内の駐車であれば無料であったが,現在は無料化が廃止されている。駅を利用する市民や短時間での買い物など,市民の利便性の観点から指定管理者と協議をしながら,以前のような無料サービス化を模索されたい。 (2)公共下水道や農業集落排水が整備されているにも関わらず,接続していない家庭が多く存在する。接続をしない原因の1つに,工事費用や受益者負担,利用料金が高額なことが考えられる。早急に地区懇談会等を開催し普及に努めるとともに,料金等の値下げを講じるべきである。 4 水道事業会計について。 (1)修繕引当金を決算書に記載すべきである。 (2)以前,93.9%であった有収率が年々低下し,新治地区を含めた数値ではあるが,昨年度は90%を割り込んでしまった。一番の原因は漏水だと思われるが,老朽管の布設替えを計画的に実施し,さらにその他の原因を究明しながら改善に努められたい。 (3)水道事業は黒字経営となっており,多くの国債や現金も保有している。また,県企業局からの購入金額が来年度値下げとなる見込みであることから,さらなる水道料金の値下げを検討すべきである。 5 まとめ。 本委員会では付託されました認定第2号平成21年度土浦市歳入歳出決算の認定について及び認定第3号平成21年度土浦市水道事業会計決算の認定については,一部反対の意見がありましたが,賛成多数により認定すべきものと決しました。 ただいま本認定案件に係る審査の過程と結果についてご報告申し上げましたが,日本経済は世界的な「金融危機」などの影響を受け急激に落ち込み,雇用情勢の悪化や急激な円高ドル安,未だにデフレ経済から抜け出す兆しが見えないなど,依然として非常に厳しい状況下にあります。 このような中,地方においては少子高齢社会や国際化,その他様々な市民ニーズへの対応の取り組みがこれまで以上に求められているところであり,そのためには,自主財源の確保等による財政基盤の強化はもちろんのこと,不要不急の歳出の抑制等により,効率的な行財政運営が必要となってきます。 したがいまして,執行部においては,本委員会で論議された事項を踏まえ,事業の必要性,緊急性,効率性を見極め,適正な予算編成と,より効果的な予算の執行に努めるよう強く要望するものであります。 以上で決算特別委員会の報告を終わります。 ○議長(折本明君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  ―――――――――――――――――――――――――――― △質疑 ○議長(折本明君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。 ご質疑はございませんか。22番内田卓男君。  〔22番 内田卓男君登壇〕 ◆22番(内田卓男君) おはようございます。研政会の内田卓男でございます。 決算特別委員長の荒井さんに質問をさせていただきます。 私は,この決算特別委員会の報告書を読み,またお聞きしまして,賛成の意を表しております。そういう意味におきましてお聞きを願いたい。 私は,もう20年間この議会議員として過ごしておりますが,最近この4年間で気づいたことがございまして,ここでちょっと質問という形でお話をさせていただきたいと思います。 それは,決算委員会のたびに思うんですが,この一般会計歳出について,2ページからずっと19項目が羅列されております。結論から言うと私が言いたいことは,「こういう意見もあった」というのが最後に付くべきであろうと思うんです。要するに,そういう議論なりお話をしたことが全部羅列されていると。決算委員会の本当に総意なのかよというようなことを感じることが項目で多々あるんですね。 それともう1つ,決算ではなく,未来形の予算的なお話も大分あるんではないかなということで,いわゆる決算委員会の全体の在り方というものをもう一度,4月には改選もございます,そういったことで,これから改選後のメンバーの中で大いにその辺の議論をして,来年度の決算特別委員会にはそういうことが反映されればいいのかなということを思いながら,この壇に立ったわけであります。 例えば,5番目にあることなんですが,市営斎場の合併特例債の件に触れております。これはどちらかというと予算のことについて述べられている。市営斎場のいわゆる予算の執行の決算についての議論ではないことがはっきりしています。こういったことが幾つもございます。 例えば,テレビ,映画の撮影PR,こういう話であるとか,未来形の話がたくさん入っているんですね。だから,それは僕は絶対いけないということではなくて,ちょっとこれはこういう意見もあったということにとどめるべきであろうと思っております。レンコンのロードサイドの看板,結構なお話だと思います。ですから,こういう意見もあったよと結べば非常に納得しやすいのかなと。決算委員会の総意としてなると,これはいろんな意味でまじめに考えると,まじめというのはあたり前ですが,これは縛られるということになり得ますね。最終的にはこの報告書が本会議で承認されるということになりますので,そういったことを,当然,委員長始め委員のメンバーはわかった上で議論を進めていくべきであろうと私は普段から考えていたというわけです。 最後に,18番目に劇団のお話がございました。ここで「このような団体等へ市民会館を会場として提供し」と,こう入っているんですが,提供とはこれは無料で提供しということですよね。ですから,この辺は予算なりそういう意味での大きな変革だと思いますので,僕はそういったことを含めて,やはりこういう意見もあったにとどめるべきお話かなと考えますものですから,その辺の総括的なお話として受け止めていただいて,委員長からご感想をいただきたいなと,こう思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(折本明君) 決算特別委員長。  〔決算特別委員長 荒井武君登壇〕 ◆決算特別委員長(荒井武君) 内田議員から今質問がありました。大変参考になる意見で,本当にありがたく思います。 今回はこういうことで皆さん一致したと思いますが,そこでちょっと話がそれるかもしれませんけれども,まさかこういう意見が内田議員から出ると思わなかったものですから,すみません。 土浦市議会会議規則の中にこういうものがあります。第39条,委員長の報告及び少数意見者の報告というものがあります。その中に,「委員長の報告及び少数意見者の報告には,自己の意見を加えてはならない」というものがありますので,それでご勘弁をいただきたいと思いますので,よろしくお願いします。 ○議長(折本明君) 他にご質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご質疑もないようでございますので,質疑を終結いたします。 それでは,これより討論に入ります。 発言通告がありますので発言を許します。7番久松猛君。  〔7番 久松猛君登壇〕 ◆7番(久松猛君) 日本共産党を代表して,受理番号22後期高齢者医療制度の廃止に関する陳情及び認定第2号平成21年度土浦市歳入歳出決算及び認定第3号平成21年度土浦市水道事業会計決算について,委員長報告に反対の立場から,討論を行います。 まず,受理番号22後期高齢者医療制度の廃止に関する意見書の提出を求める陳情についてでありますが,言うまでもなく,後期高齢者医療制度は,75歳という年齢で医療の内容そのものを差別し,保険料を年金から天引き,2年に1回の見直し等で医療費が伸びれば保険料が引き上がるという,高齢者に敬意を払うどころか,国の負担を減らし,高齢者に痛みだけを押しつけるものであり,国民的な異議ありの声が広がりました。このことが自公政権から民主党政権への政権交代の大きな要因の1つにもなりました。 しかし,民主党政権は,後期高齢者医療制度の廃止を先送りにし,そしてそれにかわる制度として大多数の高齢者を国保に加入させ,現役世代とは別勘定にして,都道府県単位で財政運営をするという制度への移行を検討しております。これは都道府県単位であること,あるいはまた高齢者への負担増と給付抑制という点でも後期高齢者医療制度と何ら変わらないものであります。まさに公約違反と言えるでしょう。 したがって,陳情でも言っておりますが,一旦,老人保健制度に戻して,改めて高齢者医療制度のあるべき姿について国民的な議論を行うべきであります。 次に,認定第2号平成21年度土浦市歳入歳出決算についてであります。 21年度は,ヒブワクチン接種補助事業,公費負担を5回から14回に拡充した妊婦検診事業,交通弱者対策の方向を示した公共交通総合連携計画策定事業,あるいは学校施設耐震化事業など,評価すべき積極的な事業が含まれております。同時に,ただいま決算特別委員長が報告した内容はもっともな指摘であり,執行部はこれらの指摘事項について真摯に受け止めるべきであります。 また,毎年,決算委員長報告でも指摘されている地域改善対策住宅新築資金の返済額は,わずか248万円余りで,未済額が1億2,415万円に達しております。担当課は返済を求め,それなりの努力をしているものと推察しますけれども,決算委員長報告のように差し押さえを含めた手だてを直ちに講ずべきであります。 続きまして,市政全般にわたる弱者対策,特に低所得者対策について本市は極めて不十分であります。これは国保において顕著であり,膨大な国保税の滞納を生み出しております。 生活保護行政については,人生の一大決心をし,行政に助けを求めてくる市民に対して,丁寧に対応するのが本来の在り方であります。相談者に二度と相談には行きたくないと言わせるような対応が時折聞こえてきますが,相手の立場に立った対応になっているか,改めて振り返ってみる必要があります。 同和対策特別措置法は既に8年前の2002年になくなりました。補助金を出す根拠が失われているのに,地域改善対策団体事業費,いわゆる同和対策事業として4つの団体に200万円の補助金を支出しております。次年度からは支出をなくすべきであります。 つくば市,笠間市間道路整備促進協議会は,毎年茨城県に対して朝日トンネルの早期実現を要望しております。現在土浦市と石岡市が主体となって朝日トンネル工事を進めているのに,従来どおりの負担金2万4,000円の支出は筋が通りません。 常磐線東京駅・横浜駅乗り入れ推進協議会に毎年12万円の補助金を出しております。東京駅までの目標が現実のものになったら次は横浜駅までという,およそ実現不可能な事業に対しての補助金は廃止されるべきであります。 駐車場案内システム維持管理委託料として377万3,000円が支出されております。ほとんど機能していない事業に対しての委託料は全く無意味であります。今年度から駐車場情報高度化実証実験機器保守点検委託料と名前を変えて同額を支出しようとしておりますが,実態はよく見えません。 朝日トンネルに関しては,2億664万円余りの支出が行われておりますが,昭和45年に発足したつくば市,笠間市間道路整備促進協議会の資料が示すとおり,朝日トンネルは県道,広域道であり,本来,県の事業であります。土浦市民が求めて事業化されたものでもなく,メリットも期待できないこの事業は,事業主体を県に戻すべきであります。 下水道事業特別会計についてでありますが,基本料金の是正についてであります。 10立方メートル流しても1,260円の使用料金,5立方メートル流しても1,260円というこの基本料金の制度を改めるべきであります。 また,この1,260円の使用料金,これは県の湖北流域下水道維持管理費として,10立方メートルの場合には1,260円払うけれども,5立方メートルの場合には330円,約900円,これは市の懐に入ってしまう,こういう矛盾もあります。改善すべきであります。 農村部への下水道工事を進めていますが,工事が済んでも加入者があまり見込めません。維持管理費等,将来の在り方をしっかり踏まえた事業の展開が求められます。 次に,認定第3号平成21年度土浦市水道事業会計決算についてであります。 平成21年7月から基本料金の是正を含めて,全体的に水道料金を引き下げたことは一定の評価がされますが,決算利益は3億4,600万円を超えております。加入金や修繕引当金を加えれば4億3,000万円に達しており,余剰資金は国債への投資の約6億円を含めて37億円を超えております。このような財政状況を考慮すれば,さらなる値下げが求められるところであります。 水道事業の費用全体の53%を占めているのが茨城県企業局からの水の購入費です。土浦市が主導的役割を発揮して,関係するすべての市町村長が連名で茨城県に対して水道料金の値下げを申し入れたことは大きな成果であります。 引き続いて,責任引き取り制度に関しても強く是正を申し入れる必要があります。茨城県が勝手に将来人口増を見込み,それに応じて日最大配水量が押しつけられました。責任は茨城県にあり,実態に合った契約水量に合わせ費用の大幅削減を目指すべきであります。 平成16年度に決定された基本計画の根幹は,将来の水需要の予測にありました。しかし,平成17年度から平成21年度までの実績を検証すれば,基本計画の誤りは明瞭であります。欠陥計画に基づいて行われようとしている右籾配水場の移設新設は必要のない無駄な事業の典型であります。最小の経費で最大の効果という地方自治法にも明確に違反しております。基本計画を実態に合うよう見直すとともに,右籾配水場の計画は白紙に戻すべきであります。 さらに,コンサルタント任せでなく自らの力量で対応できるよう,専門家の養成はまさに緊急の課題であります。 以上申し上げまして,認定第2号平成21年度土浦市歳入歳出決算及び認定第3号平成21年度土浦市水道事業会計決算についての反対討論といたします。 ○議長(折本明君) 他に討論はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) 討論もないようでございますので,討論を終結いたします。  ―――――――――――――――――――――――――――― △全議案の採決 ○議長(折本明君) それでは,これより採決いたします。 日程第1請願・陳情についてを採決いたします。 受理番号10人権侵害救済法の成立に反対する意見書の提出を求める陳情書につきましては,総務委員長の申し出のとおり継続審査とすることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,受理番号10の陳情は,継続審査といたします。 次に,受理番号18TPPの参加に反対する請願につきましては,環境経済委員長の報告は採択であります。この請願は,環境経済委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,受理番号18の請願は,環境経済委員長の報告のとおり採択することに決しました。 次に,受理番号19ジョキング用舗装道路ゴムチップウレタン舗装化についての陳情につきましては,建設委員長の報告は採択であります。この陳情は,建設委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,受理番号19の陳情は,建設委員長の報告のとおり採択することに決しました。 次に,受理番号20TPP交渉参加反対に関する緊急請願につきましては,環境経済委員長の報告は採択であります。この請願は,環境経済委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,受理番号20の請願は,環境経済委員長の報告のとおり採択することに決しました。 次に,受理番号21高齢者の生活実態に見合う年金引き上げを求める意見書の採択を求める陳情につきましては,文教厚生委員長の申し出のとおり継続審査とすることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,受理番号21の陳情は,継続審査といたします。 次に,受理番号22後期高齢者医療制度の廃止に関する意見書の提出を求める陳情につきましては,文教厚生委員長の報告は不採択であります。この陳情は,文教厚生委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(折本明君) 起立多数であります。よって,受理番号22の陳情は,文教厚生委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。 次に,日程第2議案第81号を採決いたします。 議案第81号土浦市手数料条例の一部改正については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第81号は原案どおり決しました。 次に,日程第3議案第82号を採決いたします。 議案第82号土浦市水道事業給水条例の一部改正については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第82号は原案どおり決しました。 次に,日程第4議案第83号を採決いたします。 議案第83号土浦市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第83号は原案どおり決しました。 次に,日程第5議案第84号を採決いたします。 議案第84号平成22年度土浦市一般会計補正予算(第9回)は,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第84号は原案どおり決しました。 次に,日程第6議案第85号を採決いたします。 議案第85号平成22年度土浦市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)は,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第85号は原案どおり決しました。 次に,日程第7議案第86号を採決いたします。 議案第86号平成22年度土浦市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)は,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第86号は原案どおり決しました。 次に,日程第8議案第87号を採決いたします。 議案第87号平成22年度土浦市介護保険特別会計補正予算(第3回)は,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第87号は原案どおり決しました。 次に,日程第9議案第88号を採決いたします。 議案第88号平成22年度土浦市下水道事業特別会計補正予算(第4回)は,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第88号は原案どおり決しました。 次に,日程第10議案第89号を採決いたします。 議案第89号平成22年度土浦市土浦駅前北地区市街地開発事業特別会計補正予算(第2回)は,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第89号は原案どおり決しました。 次に,日程第11議案第90号を採決いたします。 議案第90号土浦市神立地区コミュニティセンター指定管理者の指定については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第90号は原案どおり決しました。 次に,日程第12議案第91号を採決いたします。 議案第91号土浦市自転車駐車場指定管理者の指定については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第91号は原案どおり決しました。 次に,日程第13議案第92号を採決いたします。 議案第92号土浦市社会福祉センター指定管理者の指定については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第92号は原案どおり決しました。 次に,日程第14議案第93号を採決いたします。 議案第93号土浦市新治総合福祉センター指定管理者の指定については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第93号は原案どおり決しました。 次に,日程第15議案第94号を採決いたします。 議案第94号土浦市障害者自立支援センター指定管理者の指定については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第94号は原案どおり決しました。 次に,日程第16議案第95号を採決いたします。 議案第95号土浦市老人福祉センター「湖畔荘」の指定管理者の指定については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第95号は原案どおり決しました。 次に,日程第17議案第96号を採決いたします。 議案第96号土浦市老人福祉センター「うらら」の指定管理者の指定については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第96号は原案どおり決しました。 次に,日程第18議案第97号を採決いたします。 議案第97号土浦市ふれあいセンター「ながみね」及び土浦市老人デイサービスセンター「ながみね」の指定管理者の指定については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第97号は原案どおり決しました。 次に,日程第19議案第98号を採決いたします。 議案第98号土浦市老人デイサービスセンター「うらら」の指定管理者の指定については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第98号は原案どおり決しました。 次に,日程第20議案第99号を採決いたします。 議案第99号土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合の設置に関する協議については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第99号は原案どおり決しました。 次に,日程第21議案第100号を採決いたします。 議案第100号市道の路線の認定については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第100号は原案どおり決しました。 次に,日程第22議案第101号を採決いたします。 議案第101号土地改良事業計画の変更については,原案どおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第101号は原案どおり決しました。 次に,日程第23認定第2号を採決いたします。 認定第2号平成21年度土浦市歳入歳出決算の認定については,原案どおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(折本明君) 起立多数であります。よって,認定第2号はこれを認定することに決しました。 次に,日程第24認定第3号を採決いたします。 認定第3号平成21年度土浦市水道事業会計決算の認定については,原案どおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(折本明君) 起立多数であります。よって,認定第3号はこれを認定することに決しました。 暫時休憩いたします。   午前11時12分休憩  ――――――――――――――――――――――――――――   午前11時34分再開 ○議長(折本明君) 休憩前に引き続き,会議を開きます。  ―――――――――――――――――――――――――――― △追加日程第1.議員提出議案第17号 ○議長(折本明君) お諮りいたします。本日,矢口清議員外4名から環太平洋連携協定(TPP)交渉参加反対を求める意見書(案)が提出されました。 この際,これを日程に追加し,議題としたいと存じますが,ご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,本案を日程に追加し,議題とすることに決しました。 それでは,本案を議題といたします。 提出者より提案理由の説明を願います。14番矢口清君。  〔14番 矢口清君登壇〕 ◆14番(矢口清君) ただいま上程されました議員提出議案第17号環太平洋連携協定(TPP)交渉参加反対を求める意見書(案)についてご説明申し上げます。 本案は,先にTPPの参加に反対する請願及びTPP交渉参加反対に関する緊急請願が採択されたことに伴いまして,意見書の提出を提案するものであります。意見書(案)を朗読することによりまして提案理由の説明にかえさせていただきます。環太平洋連携協定(TPP)交渉参加反対を求める意見書(案) 瑞穂の国である我が国は,国土の隅々にまで美しい農山漁村が展開し,領土が保全され,農山漁村に住む人々が伝統文化を守りながら,安心・安全な食料を供給している。 菅首相は,先の臨時国会の冒頭,所信表明演説で「環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加を検討し,アジア太平洋自由貿易圏の構築を目指す」と突如表明し,現在,政府において交渉への参加が検討されている。 TPPは原則すべての品目の関税を撤廃し,完全な貿易自由化を目指した協定であるが,例外を認めないこのTPPを締結すれば,農産物輸入が激増し,日本農業は壊滅してしまうのではないかと危惧される。 農林水産省では,協定締結による我が国の食料自給率は,40%から14%に急落し,米の生産量は90%減,砂糖,小麦においてはほぼ壊滅すると試算している。 また,茨城県における影響額は,米が775億円減少(減少率90%),豚肉は290億円(減少率70%),牛乳は85億円(減少率90%)等,主要農産物合計で1,240億円(減少率29%)を超える生産縮小が想定されるともいわれている。 土浦市においても,米栽培や畜産業が継続できなくなり,また,平成20年度における耕作放棄地,421haがより一層拡大することが予想される。さらに関連産業は廃業し,雇用も失われることが予想され,これでは国民・市民の圧倒的多数が望む食料自給率の向上と豊かな郷土環境維持は到底不可能である。 このように,我が国における米や乳製品,牛肉,砂糖,小麦などの重要品目が例外なしの関税撤廃となれば,日本農業と地域経済に与える影響は甚大である。 したがって,政府においては,我が国の食料安全保障を確保するために,最も必要とされる食料自給率の向上と両立しえないTPP交渉へ参加しないよう,強く求めるものである。 以上,地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出する。 平成22年12月21日。 土浦市議会。 【提出先】 衆議院議長・参議院議長・内閣総理大臣・農林水産大臣。 以上,よろしくご審議の上,ご賛同くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(折本明君) 提案理由の説明は終わりました。 本案についてご質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご質疑もないようですので,質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案については委員会への付託を省略し議事を進めたいと存じますが,ご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認め,さよう取り運びます。 それでは,これより討論に入ります。討論はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) 討論もないようでございますので,討論を終結して,これより採決いたします。 本案は,提出者説明のとおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,本案は提出者説明のとおり決しました。  ―――――――――――――――――――――――――――― △追加日程第2.議員提出議案第18号 ○議長(折本明君) お諮りいたします。本日,田中涬介議員外6名から北朝鮮の韓国砲撃を厳しく非難する意見書(案)が提出されました。 この際,これを日程に追加し,議題としたいと存じますが,ご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,本案を日程に追加し,議題とすることに決しました。 それでは,本案を議題といたします。 提出者より提案理由の説明を願います。5番田中涬介君。  〔5番 田中涬介君登壇〕 ◆5番(田中涬介君) ただいま上程されました議員提出議案第18号北朝鮮の韓国砲撃を厳しく非難する意見書(案)についてご説明申し上げます。 意見書(案)を朗読することにより提案理由の説明にかえさせていただきます。北朝鮮の韓国砲撃を厳しく非難する意見書(案) 北朝鮮は11月23日,韓国の延坪島(ヨンビョンド)に対して砲撃をおこない,韓国軍との間で交戦状態となった。これにより,韓国軍兵士だけでなく,同島の民間人にまで死傷者が出て,住民1,600人が緊急避難する事態となった。 民間人が居住する島への無差別の砲撃は,朝鮮戦争の休戦協定はもとより,国連憲章にも,北朝鮮自身が当事者である南北間の諸合意にも反する,無法な行為である。 北朝鮮は今回の行為を,韓国軍が「北朝鮮の領海」で軍事演習をおこない砲撃したことへの反撃だとしている。この海域における境界線については,韓国と北朝鮮の主張が異なっているが,それを武力攻撃の理由にすることは,断じて許されるものではない。しかも,砲撃を受けた延坪島と同島への航路が韓国側に属することは,北朝鮮自身も認めていることであり,北朝鮮の言い分はまったく成り立つものではない。 北朝鮮が,攻撃とそれによる被害の責任をとり,挑発的な行動を繰り返さないことを厳重に求める。 よって,日本政府においては,韓国をはじめ関係各国と緊密な連携を図り,事件をさらなる軍事的緊張や軍事紛争につなげることなく,外向的・政治的な努力によって解決するよう要請するものである。 以上,地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出する。 平成22年12月21日。 土浦市議会。 【提出先】 内閣総理大臣・外務大臣。 以上,よろしくご審議の上,ご賛同くださいますようお願いいたします。 ○議長(折本明君) 提案理由の説明は終わりました。 本案についてご質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご質疑もないようですので,質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案については委員会への付託を省略して議事を進めたいと存じますが,ご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認め,さよう取り運びます。 それでは,これより討論に入ります。討論はございませんか。 24番川口玉留君。  〔24番 川口玉留君登壇〕 ◆24番(川口玉留君) 議員提出議案第18号北朝鮮の韓国砲撃を厳しく非難する意見書について,反対の討論を申し上げます。 北東アジア波高しと言われております。尖閣諸島の事件を始め,朝鮮半島における砲撃は11月23日に発生いたしました。北朝鮮が一方的に悪いのかということでございます。この事件によって朝鮮半島は一気に緊張が高まっております。 日本のマスコミは,北朝鮮が突然に韓国を攻撃したと報じていますが,しかし,当事者の韓国の報道は,北朝鮮が領域権を主張する海域で,韓国軍が軍事演習を行おうとしたことが,北朝鮮が韓国に対し訓練中止を求める通知文を送ったことによります。にも関わらず,延坪島から海域に向けて砲撃演習を実施したことは,北朝鮮軍の発砲は韓国軍の攻撃の後で行われたことになることが明らかでございます。したがって,先に攻撃したのは韓国軍だったということがわかりました。明らかに韓国軍の演習は,国連憲章第15条は攻撃を受けた場合の自衛権の行使を認めております。したがって,米韓両国が朝鮮半島沖合上で合同訓練演習をしていたことが問題になるわけでございまして,解決策は南北政府で話されることが大事である。 今回の交戦によって,韓国,北朝鮮市民に犠牲者が出たことは許されるべきではございません。しかし,私たちは,政府発表やマスコミに踊らされることなく,事態を正確に理解しなければなりません。一方的に北朝鮮を非難する意見書には反対であります。十分な調査が必要であり,非難決議は時期尚早と受け止め,反対意見を申し上げます。 ○議長(折本明君) 他に討論はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) 討論もないようでございますので,討論を終結して,これより採決いたします。 本案は,提出者説明のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(折本明君) 起立多数であります。よって,本案は提出者説明のとおり決しました。 お諮りいたします。ただいま意見書2件が議決されましたが,字句その他の整理を要するものにつきましては,その整理を議長に委任されたいと存じますが,ご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,字句その他の整理を要するものにつきましては,議長に委任することに決しました。  ―――――――――――――――――――――――――――― △日程第25.閉会中の事務調査について ○議長(折本明君) 次に,日程第25閉会中の事務調査についてを議題といたします。 本件は,お手元に配付してありますとおり,各委員会から閉会中の事務調査について申し出があったものであります。本件はそれぞれ各委員会の申し出のとおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認め,さよう決しました。  ―――――――――――――――――――――――――――― △閉会 ○議長(折本明君) 以上で本定例会に提案されました全議案を議了いたしました。 これにて平成22年第4回土浦市議会定例会を閉会いたします。慎重なるご審議をいただきまして,誠にありがとうございました。   午前11時50分閉会...