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09月15日-04号

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  1. 土浦市議会 2010-09-15
    09月15日-04号


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    平成22年 第3回 定例会平成22年第3回土浦市議会定例会会議録(第4号)======================== 平成22年9月15日(水曜日)議事日程(第4号) 平成22年第3回土浦市議会定例会 平成22年9月15日・午前10時第 1        一般質問第 2 議案第69号 平成22年度土浦一般会計補正予算(第4回)第 3 議案第70号 財産の取得について第 4 議案第57号 土浦特別職の職にある者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について第 5 議案第58号 土浦税条例の一部改正について第 6 議案第59号 土浦印鑑条例の一部改正について第 7 議案第60号 土浦新治総合福祉センター条例の一部改正について第 8 議案第61号 土浦地区計画の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部改正について第 9 議案第62号 平成22年度土浦一般会計補正予算(第3回)第10 議案第63号 平成22年度土浦駐車場事業特別会計補正予算(第1回)第11 議案第64号 平成22年度土浦老人保健特別会計補正予算(第1回)第12 議案第65号 平成22年度土浦介護保険特別会計補正予算(第1回)第13 議案第66号 平成22年度土浦公設地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1回)第14 議案第67号 市道の路線の認定について第15 議案第68号 訴えの提起について第16 認定第 1号 平成21年度土浦石岡地方社会教育センター一部事務組合会計歳入歳出決算の認定について第17        休会の件  ――――――――――――――――――――――――――――本日の会議に付した案件 日程第1  一般質問 日程第2  議案69号及び日程第3 議案第70号 日程第4  議案第57号乃至日程第16 認定第1号 日程第17 休会の件  ――――――――――――――――――――――――――――出席議員(27名)   1番  吉田千鶴子君   2番  荒井 武君   3番  小林幸子君   4番  福田一夫君   5番  田中涬介君   6番  古沢喜幸君   7番  久松 猛君   8番  安藤真理子君   9番  篠塚昌毅君  10番  藤川富雄君  11番  井坂正典君  12番  海老原一郎君  13番  柳澤 明君  14番  矢口 清君  15番  盛 良雄君  17番  吉田博史君  18番  寺内 充君  19番  柏村忠志君  20番  川原場明朗君  21番  竹内 裕君  22番  内田卓男君  23番  矢口迪夫君  24番  川口玉留君  25番  折本 明君  26番  沼田義雄君  27番  松本茂男君  28番  本橋道明君  ――――――――――――――――――――――――――――欠席議員(なし)  ――――――――――――――――――――――――――――説明のため出席した者  市長      中川 清君  副市長     瀧ケ崎洋之君  副市長     五頭英明君  教育長     富永善文君  市長公室長   小泉裕司君  総務部長    久保庭照雄君  市民生活部長  羽成祐一君  保健福祉部長  湯原洋一君  産業部長    塙 佳樹君  建設部長    木村庄司君  都市整備部長  東郷和男君  教育次長    長峰辰志君  消防長     青山良夫君  財政課長    小柳健一君  ――――――――――――――――――――――――――――事務局職員出席者  局長      桜井久夫君  次長      大久保稔君  副参事     飯田正美君  主査      野口智巳君  係長      大塚 豊君  係長      沼尻 健君  ――――――――――――――――――――――――――――   午前10時00分開会 ○議長(折本明君) おはようございます。 ただいま出席議員は26名で議会は成立いたしました。 よって,これより本日の会議を開きます。  ―――――――――――――――――――――――――――― △欠席議員の報告 ○議長(折本明君) 本日の欠席議員を申し上げます。   5番 田 中 涬 介 君 以上1名の方が欠席でございます。  ―――――――――――――――――――――――――――― ○議長(折本明君) 本日の議事日程につきましては,お手元にお配りしてございます議事日程第4号のとおり議事を進めたいと存じますので,ご了承願います。  ―――――――――――――――――――――――――――― △日程第1.一般質問 ○議長(折本明君) それでは,これより議事日程に入ります。 一般質問を続行いたします。 12番海老原一郎君。  〔12番 海老原一郎君登壇〕 ◆12番(海老原一郎君) おはようございます。まちづくり研究会海老原一郎です。通告に従いまして質問いたします。 まず1点目,中心市街地活性化のための(仮称)「ドリンクラリー」の開催についてお聞きいたします。朝からですが,よろしくお願いいたします。 今回の質問のきっかけは,今年の1月に文教厚生委員会で愛知県豊田豊田厚生病院の視察に行った際に,ホテルのフロントで「とよた西町はしご酒」というチラシを発見したことです。そのチラシには「とよた西町はしご酒」のイベントの内容について次のように書いてありました。1冊チケット5枚つづりの前売り券を3,000円で購入し,そのチケットを持って入ったお店ではチケット1枚を出せば,お店自慢の一品とドリンク1杯が飲めるというシステムです。チラシを読んだだけで本当に楽しそうでした。 土浦中心市街地は来街者も多かったため,飲食店もたくさんありました。いわゆる繁華街も旧町名の三好町,敷島町,朝日町,栄町,匂町,小桜町,現在の桜町一,二,三丁目あたりに本当にたくさんの人が夜のまちを訪れていました。その中心であった通称六間通りでは,人をよけながら歩いていたほどです。しかし,今ではお客さんが全然歩いていない時間もございました。また,古くからの飲食店はどんどん廃業していき,また,居酒屋につきましてはチェーン店の進出が目立って寂しい限りでございます。ぜひ,土浦の夜のまちも元気にすることが必要です。 現在,土浦ではカレーを中心とした食のまちづくりをしておりますが,過去にお酒をメインとして夜のまちを対象にしたイベントが開催されたことはないように思います。 本題に入る前に,過去にそのようなイベントが開催されたとことがあるのかお聞きいたします。また,そのようなイベントが実施されたのであれば,その効果もお聞かせください。 本題に戻します。豊田のイベントを発見した後,同様のイベントを調査したのですが,そのときはわかりませんでした。それであきらめかけていたんですが,5月末,テレビ東京の早朝に放映していますニュース,「モーニングサテライト」という番組の中で,「地方の底力」というコーナーで大阪府伊丹市で開催された「伊丹まちなかバル」が放映されました。伊丹市のそのイベントは豊田とは名前は違いますが,イベント内容は全く同じようなものでした。その番組のホームページを開くと,今でもそのときの映像が動画で見られます。参加している人たちは本当に楽しそうでした。さらに土浦で開催できたらなという気持ちがわき出て,今回の質問に至った次第です。 それから調べていきますと,伊丹市と同様のイベントが主に「バル」という名称で,全国各地で開催されるということがわかりました。ここで「バル」について説明させていただきます。「バル」という名称のイベントは,全国では函館で「函館バル街」という名称で始まったのが最初でございます。函館では既に14回も開催されています。 元来「バル」とは,スペイン語で居酒屋のことだそうです。スペインではつまみや酒をちょっとずつ頼みながら居酒屋を何軒もはしごする人が多く,そこからヒントを得て函館で始まったのが「函館バル街」です。今までイベントといいますと,テントの下で臨時店舗を営業し,一時の客寄せで終わりがちでした。ところが「バル」は通常の店舗の営業の延長線上で効果が出るのが最大の特徴です。 次に,伊丹市の「まちなかバル」を例としてその内容を紹介させていただきます。 大阪のベッドタウンである兵庫県伊丹市も土浦と同様,郊外に大型ショッピングセンターが開業し,かつての中心市街地の人影が減ってきました。そこで,客を呼ぼうと80の飲食店が「函館バル街」を参考にして共同で始まったイベントが「伊丹まちなかバル」です。客は3,000円で1冊5枚つづりのチケットを買います。チケット1枚につき,店はドリンク1杯と料理を一皿出すことになっています。1つの店でチケットは1枚しか使えないため,客は自然と町を回遊して飲み歩くという仕組みです。立ち飲み屋さんには普段入らない女性客も入ってきたり,地元の人も普段飲みに行く店が特定される傾向にありますが,このようなイベントがあると,行ったことがないお店を知ることになります。 また,最近はお試ししてから自分の価値観で商品やサービスを判断するという人が増えてきています。その点からも,このバルで試してよければ,また来ようかということにもなり,店にとってもリピーターを確保できる効果的なイベントです。5月に開催された「伊丹まちなかバル」は,やはりいろいろな店が回れると好評で,予想を上回る6,500人が集まったそうです。さらに調査してみると,近隣でも,イベントの名称こそ違いますが,千葉県柏のJR柏駅前を中心とした「ユルベルト」,これは,ベルトを緩めて食べ歩いちゃおうというのが語源となっています。また,JR常陸多賀駅前を中心とした「多賀地区ドリンクラリー」が開催されることがわかり,柏には5月30日,日曜日,常陸多賀駅前には6月12日,土曜日に土浦商工会議所の職員とともに現地に行ってまいりました。柏では,2,600枚のチケットが完売したそうです。どちらのイベントも参加店のメニューが載っているマップを手にして,たくさんの人が歩いておりました。そのときに私が感じたことを含めまして,4点ほど報告をさせていただきます。 まず1点目は,当日イベント参加者は,参加店が載ったマップを持っているのですぐわかります。ほとんどがグループで参加していますので,おしゃべりをしながら,本当に楽しそうに歩いて移動していました。 2点目は,参加者が前売りチケットを持っていますので,予算的にも安心感があります。また,お店の中に入れば知り合いや,そうでない人も同じことをしているという奇妙な連帯感が生まれ,初めてのお店の中でも安心して過ごせます。 3点目は,参加店舗には売り上げに応じてチケット販売額の一部が入ってくるので,飲食店の負担は少ないそうです。 4点目は,主催する実行委員会の経費もパンフレット,チケット印刷代等で少ない額であることがあります。中心市街地活性化のため,ぜひ土浦でも夜の風物詩として(仮称)「ドリンクラリー」を開催すべきと思いますが,答弁をお願いいたします。 次に,2点目の下水道長寿命化対策事業についてお聞きいたします。 本年5月7日に真鍋二丁目地内の市道の下に布設されました下水道管が破損し,道路の陥没事故が発生しました。その後,復旧工事が行われ,8月上旬にやっと復旧しました。その3カ月間,市道の該当路線は全面通行止めとなり,迂回先の田中町地区内交差点付近では自然渋滞も発生しました。そのため,市道を利用していた多くの市民から「非常に不便で早く復旧を」との要望が数多くありました。まず,その下水道管が破損した原因についてお聞きいたします。 次に,本年度の主要施策の1つになっています,下水道事業特別会計下水道長寿命化対策事業についてお聞きいたします。 その施策の概要に,川口ポンプ場と港ポンプ場の長寿命化計画策定委託,累計2,000メートルの管路カメラ調査委託という項目があります。その管路カメラ調査は,下水道管の長寿命計画を作成するため,今後修繕すべき箇所を抽出するための事前調査だと思いますが,今回の真鍋二丁目の下水道管破裂破損箇所もその調査対象の中に入っていたのでしょうか。また,入っていなければなぜなのか,その理由をお聞かせください。 本年度の管路カメラ調査は累計2,000メートルですから,当然土浦市内すべての下水道管は調査されません。本年度の調査対象以外の箇所で,真鍋二丁目と同様な条件の下水道管の箇所があれば,そちらも破損が心配されます。当然調査されていると思いますので,その結果をお聞かせください。 また,今回の事故を受け,調査箇所の追加という観点から,その調査箇所の見直しをすべきと考えますが,どのような検討をされているのかお聞きして1回目の質問を終わります。 ○議長(折本明君) 産業部長。  〔産業部長 塙佳樹君登壇〕 ◎産業部長(塙佳樹君) おはようございます。海老原議員ご質問の第1点目,中心市街地活性化のため,ドリンクラリーを開催することについてのご質問にお答えをいたします。 ご質問で細かくご説明がございましたが,「ドリンクラリー」や「まちなかバル」につきましては,一般的に数枚つづりのチケットを参加者に購入してもらい,参加者はマップを見ながら飲食店を数店はしごし,食べ歩きを楽しむという事業でございます。本市におきましては,これまでこうした酒類をテーマといたしましたイベントの開催はございません。しかしながら,全国各地では地域活性化イベントの1つとして,さまざまな呼称やさまざまな形態によりまして取り組みがなされているところでございます。 こうしたことから,本市におきましても類似の取り組みについて調査を行ったところ,先ほど議員から何点かご紹介がございましたが,ほかに札幌では「すすきのはしご酒大会」,石巻では「飲むっちゃ喰うっちゃスタンプラリー」,浜松では「ほろ酔い祭り」,四国の高知では「ドリンクラリーはしご酒大会」などがございます。 また,県内での開催状況,先ほど議員のほうからもご説明がございましたが,本年6月12日に日立JR常陸多賀駅前の商店会などを中心といたしまして,「第1回多賀地区ドリンクラリー」が開催されております。この事業は,これまで日立商工会議所旅料飲組合等が中心となりまして,過去5年間JR日立駅前で開催されていたとお聞きしておりますが,本年から多賀地区に場所を移して開催されたということでございます。 事業内容といたしましては,参加者は前売りで3,000円,当日売りで3,500円,6枚つづりのチケットを購入しまして,当日配付されるマップに記載されております6つのエリアの中から,各エリアの協力飲食店のうち1店を選んで合計6店を巡り,そして,食べ歩きとまち歩きを楽しむというものでございます。 また,飲食店では,チケット1枚と引きかえにワンドリンクと一品料理がふるまわれ,2時間45分の制限時間内に各店で押印されるスタンプ6店分を集めると,豪華な賞品が当たる抽選会にも参加できるというものでございます。2時間45分で6杯飲むと,かなりきくかなと思いますけれども,この事業の協力店は天ぷら屋さん,あるいはウナギ屋さん,寿司店などの和食のお店から喫茶店,パブ,スナックまでと多彩な飲食店約60店がエントリーしておりまして,子どもからから大人までが楽しめるラインナップとなっているということでございます。参加者は手頃な費用で飲食を楽しむとともに,日頃利用したことがない飲食店,敷居の高いような飲食店にも気軽に足を運ぶことができると。また,店内の様子やメニュー,どんなものがあるのかなというふうな確認もできるという魅力がございまして,当初目標としていました800人を大きく上回る1,400人の参加者があり,大変好評を博したとお聞きしております。 また,参加した協力店にとりましても,新たな顧客の獲得にもつながり,イベント開催によるまちなかのにぎわい創出はもちろんのこと,イベントが終わった後の商業振興にも期待ができるということでございます。 また,ひたちなかにおきましても,商工会議所が中心となりましてJR勝田駅前において同じような内容の「ひたちなか泉町ドリンクラリー」を開催しております。毎年約1,000人程度の参加者を得ているということでございまして,第15回目となる本年は,来る10月30日に開催を予定していると聞いております。 本市の夜の風物詩として,中心市街地においてドリンクラリーを開催してはどうかというご提案がございました。こうした開催都市の状況から,本市におきましてもこれまでにない消費者と飲食事業者を結ぶ新しい企画によりまして,一定の商業活性化などの効果が期待できることから,前向きに考えているところでございます。しかしながら,酒類の提供など,事業の性格からも行政が主体となって実施する事業ではないのではないかと考えております。したがいまして,事業実施に当たりましては,参加事業者や飲食店関係の組合などの協力が不可欠となりますので,商工会議所などの関係機関と連携しながら事業主などへの機運醸成を図るなど,側面から支援してまいりたいと考えておりますので,ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(折本明君) 建設部長。  〔建設部長 木村庄司君登壇〕 ◎建設部長(木村庄司君) おはようございます。海老原議員のご質問の大きな2番目,下水道長寿命化対策事業についてお答えいたします。 まず初めに,本年5月に真鍋二丁目地内で発生しました下水道管の破損によります道路の陥没事故,こちらについてお答えいたします。 当該事故は本年5月7日,真鍋二丁目51番2号地先の市道1級15号線と市道真鍋二丁目6号線の交差点におきまして,縦横1.5メートル四方,深さ60センチメートルの道路陥没が発生しました。その後の調査によりまして,道路陥没の原因が地下5メートルに設置されておりました下水道管の破損によるものと判明したことによりまして,早急に復旧工事を進めたものでございます。この事故に対する対応といたしましては,当該下水道管が周りの土砂によりまして中が閉塞しておりましたので,直ちに仮設のポンプを上流側に設置しまして,下水道の機能確保を図りつつ,同時に破損箇所の上流と下流部の下水道管内の状況につきまして,目視並びにテレビカメラによる調査を実施したものでございます。 この調査の結果でございますけれども,下流部におきましては異常は認められませんでした。しかしながら,上流部においては内部のコンクリート,こちらのほうに腐食が確認されましたことから,延長380メートルにつきまして下水道管の布設替え工事,こちらを実施したものでございます。 工事の内容でございますけれども,工事期間中の汚水を流すために,仮設下水道管の布設を行いまして,その後,新たな下水道管を布設し,また,同時に腐食した既存下水道管,こちらにつきましては管内にコンクリートを充填しまして,再度の陥没の発生の防止を行っております。このようなことから,工事期間は先ほど議員が述べられましたように,約3カ月間の長期の期間を要することになりまして,その間,道路の24時間全面通行止めによりまして地域の皆様方に対しましては多大なるご不便とご迷惑をおかけしました。しかしながら,皆様のご協力によりまして無事8月10日に復旧の運びになりましたこと,大変感謝を申し上げるものでございます。 さて,今回の下水道管の破損の原因でございます。下水道管は,昭和55年度に布設をいたしております。内径600ミリメートルのコンクリートの管でございまして,また,下水道管にはポンプ場より汚水を圧送している圧送管,こちらが2本接続されておりました。1本目は田中町や生田町,こちらのほうの汚水を集めている塚田ポンプ場からのものでございまして,2本目は虫掛地区の汚水を集めているマンホールポンプからのものでございます。 なお,このマンホールポンプでございますけれども,土地の低い低地部の対策としましてマンホール内にポンプを設置し,汚水を圧送する施設でございます。一般的に今回のようにポンプ施設からの汚水を圧送する圧送管,こちらが接続されている場合には,その吐き出し口でコンクリートの腐食をもたらす硫化水素が発生しやすいとされておりますから,今回の破損におきましても,下水道管が布設されてから30年の間に硫化水素ガスの発生によりまして下水道管内の腐食が進行し,これが原因となったと考えております。 次に,真鍋二丁目と同様の条件の箇所はどのくらいあるかとのご質問でございますけれども,現在市内に同様の圧送管の吐き出し口は125カ所存在しております。その中で,塚田ポンプ場などのポンプ場からの圧送管が接続されているものは3カ所でありまして,そのほかにつきましてはすべてマンホールポンプからの圧送管となっております。これらの箇所の対策としましては,今回と同様な事故を未然に防止するために,圧送管が接続されているすべてのマンホール及び下水道管の接続口につきまして,目視調査を事故復旧後,直ちに実施いたしております。調査の結果,程度の差はございますけれども,56カ所で以上が確認されましたことから,緊急性を要する箇所につきましては,今年度中に補修を完了させる予定となっております。 また,補修の前に詳細な調査が必要な箇所につきましては,次年度にテレビカメラによる調査を行いまして,その調査結果をもとに年次計画で補修を実施してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 なお,この補修工事でございますけれども,長寿命化対策工事と別に予算を計上して早急に行っていきたいと考えております。 次に,今回の真鍋二丁目の下水道管は,下水道長寿命化対策事業調査対策箇所,こちらに入っていなかったのかとのご質問でございますけれども,下水道長寿命化対策事業とは,下水道施設が近年整備が進展したことに伴いまして,経年劣化によるポンプ場施設の機能低下並びに管路施設等の老朽化による今回のような道路陥没事故が増加の傾向を見せております。 このような中,事故の発生後に老朽管の工事などの対策を行うことは,今回もそうでございましたけれども,市民生活に大きな支障が生じ,また,復旧においても多大なコストがかかり,不経済となります。このことから,未然に事故の防止を行い,ひいては下水道施設ライフサイクルコストを最小限とする観点から,下水道の長寿命化計画を策定し,計画的な改築を推進する制度としまして,平成20年に国により創設された制度でございます。 この採択の要件でございますけれども,ポンプ場などの下水道施設並びに下水道の管路施設となっておりまして,管路施設におきましては,管布設後の経過年数並びに路線の重要度を勘案しまして,また同時に下水道としての機能を確保するための一体的な範囲を対象とするものと定められております。この一体的な範囲でございますけれども,県の下水道施設に接続する幹線管路や幹線管路を補完する枝の管路を含む面的なエリアとなっております。 なお,本年度の本の事業としましては,先ほど議員もおっしゃられましたとおり,川口ポンプ場長寿命化計画の策定並びに布設年度の最も古い旧市内の合流管2,000メートルの事前調査を予定したものでございます。 真鍋二丁目の破損箇所につきましては,突発な事故でありますことから,長寿命化対策事業の箇所には入っておりませんでした。今回の対策とは別予算ということで対策事業を行っております。しかしながら,長寿命化計画につきましては,今後も順次策定を行ってまいりますので,よろしくお願いいたします。 いずれにいたしましても,下水道は一刻も休止をすることのできない社会インフラでありまして,トラブルが発生した際には市民生活はもとより,交通の障害が発生しまして社会的な影響も甚大でございますので,今後とも効果的な点検調査を実施し,安全性を確保するための計画的な維持管理に努めてまいりますので,ご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(折本明君) 先ほど5番田中涬介君がご出席になりました。 12番海老原一郎君。  〔12番 海老原一郎君登壇〕 ◆12番(海老原一郎君) 答弁ありがとうございました。 まず,中心市街地活性化のため,(仮称)「ドリンクラリー」の開催につきましては,開催に向けまして実行委員会なりに対して側面からサポートするという答弁でございました。今回の質問にあたり,いろいろ研究しましたが,答弁のとおりこのような事業は行政が主催者となって開催するのではなく,土浦で言えば商工会議所等が音頭を取って実行委員会を組織して,実行委員会が主催するような事業だと私も思います。しかし,このようなイベントは単発で終わらせるのではなく,継続して開催することが重要です。本には,中心市街地対策室があります。ぜひ,立ち上げるときだけではなくて,その後もできるだけサポートするよう要望いたします。 次に,2点目の下水道長寿命化対策事業について,真鍋二丁目の事故を受けまして,下水道管の調査を行い,緊急性を要する箇所は本年度中に補修するということで,まずは一安心です。本市におきましては,本年度の下水道の長寿命化だけでなく,橋梁の長寿命化対策について策定しようとしていますが,これはすべて国の長寿命化支援策が創出されたことによりまして作成しているものでございます。土浦の公共施設につきましては,下水道,橋梁だけでなく,古くなった施設がたくさんあります。国の支援策を待つのではなく,土浦独自の長期修繕計画を早期に策定するべきだと思います。 今回の質問にあたりまして,更新時期を迎える公共施設の維持管理について勉強していきますと,計画的,そして効果的なマネジメント手法が開発されていることがわかりました。その新しい手法といたしましては,ファシリティー・マネジメント,アセット・マネジメント,ストック・マネジメントという手法が挙げられます。 ファシリティー・マネジメントにつきましては,柳澤議員が以前の一般質問で土浦でも取り入れるべきだと述べていました。それ以外の言葉は初めてだと思いますが,ここではその手法の説明はいたしませんが,いずれにいたしましても,その新しい手法を用いて全国的にも都道府県,市町村単位で公共施設の長期修繕計画の基本方針や基本計画を策定する自治体が増えてきております。青森県に至っては,ファシリティー・マネジメント事業を既に実施しております。土浦でも公共施設全般の維持管理について,新しいマネジメント手法の導入も含め,総合的な計画を早急に策定すべきだと思います。今回は勉強不足で,その点については問いません。今後の質問とさせていただきます。 本年の下水道長寿命化対策事業では,管路カメラ調査対象箇所は,国の補助予算額から累計2,000メートルということでした。今回の事故は,下水道管の破損による道路陥没が大したことはなく,大事故にならなかったのは不幸中の幸いだと思います。状況によっては人命にかかわるような事態も想定されます。中川市長は,「安心・安全で日本一住みやすいまちづくり」を謳っているのですから,本年度の下水道管のカメラ調査対象以外の場所で再調査の必要な箇所につきましては,本年度の事業に追加するか,予算的な問題でどうしてもできなければ,間違いなく来年度の早期に調査されるよう要望して再質問を終わります。 ○議長(折本明君) 27番松本茂男君。  〔27番 松本茂男君登壇〕 ◆27番(松本茂男君) おはようございます。健康についてお伺いいたします。 平成20年4月から老人保健法が高齢者の医療の確保に関する法律に改められ,メタボリックシンドロームに着目した健康診査及び保健指導が医療保険者に義務づけされました。これは,国民健康保険加入者の40歳から74歳までの方で,年に1回特定健康診査を受診し,生活習慣病を予防するものであります。中性脂肪やHDL(善玉)コレステロールですね,それから,LDL(悪玉)コレステロール等の血液検査などを行い,健康を増進し,万一以上が見つかった場合には保健指導を行うというものであります。 保健センターや地区公民館等で行う集団健診と,市内59医療機関で行う個別健診がありますが,自己負担はなく,いずれも無料であります。私も平成20年度から22年度まで過去3回受診いたしましたが,いずれも糖尿病予備軍と診断され,食生活改善と1日1万歩のウォーキングに取り組んでおります。もし受診していなければ,今ごろ糖尿病になっていたと思っております。気軽に健康審査が受けられ,非常によい制度でありますが,対象者は何名いるのか。また,それに対する受診者数及び受診率についてもお伺いをいたします。 次に,異常が見つかった場合,保健指導を受けなければならない点についてお伺いいたします。 これには業者委託,ちょっと私,この業者委託というのがよくわからないんですけれども,多分医療機関のことを言っているのかなと思うんですが,ちょっとわかりません。業者委託の積極的支援及び健康増進課で行っている動機付け支援があります。積極的支援の対象者は何名いるのか。対象者のうち,利用者は何名なのか,あるいは実施率についてもお伺いをいたします。 それから,私が受けなければならない健康増進課で行っている動機付け支援の対象者及び利用者数,実施率についてもお伺いいたします。 ○議長(折本明君) 保健福祉部長。  〔保健福祉部長 湯原洋一君登壇〕 ◎保健福祉部長(湯原洋一君) おはようございます。議員ご質問の特定診査について,対象者数,受診者数,受診率,そして特定健康指導対象者についてお答えいたします。 特定健康診査につきましては,「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき,平成20年4月から市町村国保や各医療保険者が実施を義務づけられたもので,40歳から74歳の加入者を対象に,メタボリックシンドローム,内臓脂肪症候群と申しますけれども,これに着目いたしまして,生活習慣病を予防するために行われている健康診査でございます。本が実施しております特定健康診査は,の国民健康保険被保険者を対象とするもので,市内医療機関での個別健診,保健センターや地区公民館等での集団健診,特定の医療機関での人間ドック・脳ドックなどにおいて健診の機会を設けているところでございます。 ご質問の特定健康診査の対象者数,受診者数,受診率についてでございますが,平成20年度においては,対象者数2万7,265人,これは国保の被保険者でございますが,その内受診者数は7,334人で,受診率は26.9%となっております。 なお,茨城県におきましては,医師国保,歯科医師国保を含む46の国保医療保険者で実施しておりまして,県の対象者数は57万5,604人,受診者数は17万6,569人,受診率は30.7%でございます。 特定健康診査受診後の対応といたしましては,基準値を超える腹囲,ウエストですね,加えまして,脂質異常,高血圧,高血糖といった危険因子の数や問診の結果などから,特定保健指導対象者を抽出して,生活習慣改善の必要性の程度によりまして「積極的支援」・「動機付け支援」に分け,保健師等の指導を6カ月間にわたり受けることとなります。平成20年度のの特定保健指導の対象となった者は,受診者のうち1,085人で,14.8%の方が対象となっております。内訳は,積極的支援対象者が284人,動機付け支援対象者が801人となっております。また,実際に指導を受けた方は,積極的支援対象者で30人,実施率は10.6%,動機付け支援対象者は52人,実施率は6.5%となっております。 なお,平成21年度の本の実績につきましては,まだ確定されておりませんが,平成20年度とほぼ同様であると見込まれ,この11月には社会保険診療報酬基金支払基金から公表されることとなっております。 以上でございます。 ○議長(折本明君) 27番松本茂男君。  〔27番 松本茂男君登壇〕 ◆27番(松本茂男君) 健康は宝,健康なくして幸せはないと,これが私のモットーでございます。73歳まで健康でいられたのも,やはりいろいろ皆さんのご指導,ご協力をいただいて,何とか今日まで元気でこられました。そういうことで,いろいろな活動ができるというのも,やはり健康であるからであると思っております。 ただいま湯原部長から特定健診及び保健指導について答弁をいただきましたけれども,残念ながら非常に受診率,あるいは実施率が低いですね。平成20年度で特定健診対象者が2万7,000人,それから,受診者が7,300人しかいない。26.9%と非常に受診者が少ないというのが実態でございます。また,健康サポート教室,いわゆる保健指導対象者ですね,これも284人のうち30人,10.6%しか受診していない。それから,同じように健康増進課で行っております動機付け支援,801人で52人しか受けていない。6.5%しか受けていないというようなご報告をいただきました。非常に少ないので,残念に思っております。 私の場合,先ほど申し上げましたように保健指導を受けなければならなくなりましたので,健康増進課から健康サポート教室ですね,このお知らせという通知をいただきました。それをちょっと読んでみますと,健康サポート教室のお知らせということで,「今回の健診で,あなたはメタボリックシンドローム予備軍に該当しましたので,生活習慣改善のための健康サポート教室をご案内いたします。専門家が健康づくりのための生活習慣病改善のサポートをいたしますので,ぜひこの機会に気軽にご参加ください。あなたの食事や運動などの日常生活を一緒に見直し,あなたのウエストサイズダウンをお手伝いいたします」というようなことで,日時が平成22年6月21日,朝9時から10時の1時間と,10時半から11時半の1時間,計2時間ですね。場所は土浦保健センターということですね。申し込み期限が6月16日水曜日まで。定員になり次第,締め切りますということでございます。内容は,保健師と栄養士による面接,それから指導ですね。これが一番大切なんですけれども,これを行いますと。あなたに合った改善の仕方を一緒に考えてみませんかというようなことでございます。 それで,実際に受けた方の感想がここに記されております。これまでに教室を終了された40名の皆さんの成果ということで,これは平成22年6月現在ですね。健診時と比べて平均で体重を1.5キログラム,それから,腹囲を1センチ減らすことができましたと。教室に参加された方の感想ということで,これもちょっとご紹介いたしますけれども,66歳男性の方は「体重を日々記録したので,毎日の体調管理ができました。食事内容,調査方法などのアドバイスが非常によかった」と。それから「教室に一歩足を踏み入れたことから,自分の健康に注意できるようになりました。今後も体重の記録を続けていこうと思います」ということですね。 それから,67歳の女性の方は「食事の量を気にしていましたが,適切なアドバイスを受けることができました。13号の服が着られるように目標を目指します」。13号というの私,ちょっとわかりませんが,ただ,こういう感想を述べております。 私の場合,先ほど申し上げましたように保健指導を受けなければならないんですけれども,定員になってしまって,結果的には受けられなかったのが実情でございます。先ほど申し上げましたが,時間が2時間しかないんですね。それから,それに携わってくれる保健師の方,それから栄養士の方,非常に時間が短くて,定員何人なのかちょっとわかりませんので,定員,実際には何人なのか。あるいは,これに指導してくださいます保健師,あるいは栄養士が何人いるのか。 それから,私の場合,結局指導を受けられなかったんですけれども,そういう場合,もうそれで終わってしまうのかと。結局9月になるんですけれども,その後,もちろん通知もないし,いつどこでやるのかも全然わかりません。今日まで全然私も受けていないんですね。非常にこれはいいことですので,ぜひ私も受けたいと思っていますので,その件についてちょっとお伺いいたします。
    ○議長(折本明君) 保健福祉部長。  〔保健福祉部長 湯原洋一君登壇〕 ◎保健福祉部長(湯原洋一君) 松本議員の再質問,3点ほどあったかと存じます。健康指導の1日における定員は何人くらいか。それと,指導にあたっている職員の数,それと,受けられなかった人は後,どういうふうになるのかというような3点かと思いますので,それぞれお答えいたします。 まず,特定保健指導を受ける1日の定員でございますが,先ほど議員のほうからもご案内ございましたが,午前9時から10時,10時半から11時半の2回行っておりまして,1回につき3人,1日6人となっております。それぞれ1人ずつ保健師と栄養士がついて行いますので,1時間につき3人の保健師と栄養士が必要となりますが,現在,保健指導にあたっている保健師が6人,栄養士が8人おりまして,それぞれローテーションを組んで指導に当たっております。 今回,6月のご案内ということで日にちのご案内があったようでございますが,その日に受けられなかった場合ですが,指定された日の都合が悪かったり,忘れてしまったりなんかして,その日受けられなかった場合,あと,定員になってしまったとかという場合には,翌月の特定保健指導日をご案内するなど,すべての方が保健指導を受けられるように原則的には対応しております。後のご案内がなかったというのが私のほうでもちょっと原因はわからないんですが,もしそういうことであれば,私どものほうの不手際だったのかなと思いますが,原則的には全員の方が保健指導を受けられるような対応をとっております。よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(折本明君) 27番松本茂男君。  〔27番 松本茂男君登壇〕 ◆27番(松本茂男君) 今ご答弁いただきましたけれども,この,いわゆる保健指導ですね,これが最も重要なんですよね。そういうことで,できるだけ多くの方が保健指導を受けられるような体制,そういうものをぜひつくっていただきたいというふうに思っております。これは要望でございます。 先ほど申し上げましたように,私は過去3回の健診で糖尿病予備軍というふうに診断されたんですけれども,ご承知のように糖尿病というのは血糖中のブドウ糖の濃度が高い。そういうことで,血糖値が高い病気なことはどなたもご存じだと思います。血糖値が高いと,結局,毛細血管に障害が起きる,失明する,そういう危険性ももちろんあるわけですね。それから,腎臓が同じように障害を受ければ腎不全になって,やがては人工透析になってしまう。そういうことももちろんある。それから,動脈硬化も促進するというようなことで,脳梗塞,あるいは心筋梗塞,こういうものにもつながっていくわけですよね。 私の場合,LDL,悪玉コレステロール及びヘモグロビンA1cが高いので,メタボリックシンドロームの予備軍と,糖尿病の予備軍だというふうに言われております。私は,非常に無知というか,勉強不足だったんですが,毎年検診は受けているんですね。血糖値も高くない,それから,中性脂肪も非常にいい。それから,HDL,いわゆる善玉コレステロールも非常にいいんですね。ただ,悪玉,LDLコレステロールがいつも高いんですね。何でこんな結果なのかなと思っていたんですけれども,今申し上げましたように,非常に私も無知だったんですよね。これは,最近やっとわかったんですね。ヘモグロビンA1cというのは,過去1ないし2カ月間の血糖値の平均をあらわしているため,食後に高くなり,時間がたつと下がる血糖値よりその人の血糖状態を平均的に見るので,非常に役に立つんだと。私は,こういうこと知らなかったです。全く無知でね。このヘモグロビンA1cは,血糖コントロールの最も重要な指標だというようなことが書かれているんですね。これが,初めてわかったんですよ,最近。ああ,なるほどなと。だから今まで血糖値が正常なのに何でと思ったんですが,やっとそういうことでわかりました。 この間,新聞報道があったので,ちょっと紹介させていただきますけれども,「メタボ指導効果てきめん」というような報道なんですね。生活習慣病予防のためのメタボ健診,特定健診ですね。これで食事や運動などの保健指導を受けた人は,その後1年間で体重が2キロ近く減るなどの効果があったことが,厚生労働省研究班の調査でわかった。調査は,2008年度に健診を受けた8都道府県の国民健康保険加入者を対象に実施したと。腹囲などが基準を超えて保健指導の対象となった6万1,000人のうち,健診結果が判明した後,保健指導を受けた1万2,000人と受けなかった4万9,000人で1年後の体重などの変化に違いがあるかを調べたと。その結果,保健指導を受けた人の場合,体重が男性で平均1.65キロ,女性で平均1.79キロ減少したと。腹囲も男性が2.01センチ,女性は2.48センチ減ったと。保健指導で血糖値や中性脂肪,血圧も改善したと。日々の食事をメモや写真で記録してもらうなど,熱心な指導をするほど効果が大きくなる傾向があり,調査をまとめた今井博久国立保健医療科学院疫学部長は,効果は予想以上だと。保健指導は積極的に受けてほしいと,こういう記事が出ているんですね。そういうことで,保健指導というのは非常に大切だということがこれでもわかります。 先ほど湯原部長からいろいろご報告いただきましたけれども,いわゆる特定健診対象者に対して受診者が,先ほどもお話あったように非常に少ない。それから,保健指導対象者ですね,これも利用者が非常に少ないので,今後どのようにこの制度を充実させて,非常にいい制度ですので,私は国保だけではなくて,もちろん健保,あるいは共済なんかもみんなやっているわけですから,この場合は国保だけですけれども,本当に国民健康保険の資格のある方々にはぜひ受けていただきたいと思います。 と言いますのも,去年も私,糖尿病の問題をお話ししましたけれども,厚生労働省ではいわゆる糖尿病予備軍を含めて,今,日本国じゅうで2,200万人いると言われています。しかも,毎年ものすごい勢いでもって増加していると。これは日本だけじゃないんですね。世界でも非常に糖尿病がものすごい勢いで増加してしまっているというようなことで,国連も,国連がですよ,この糖尿病に対して本腰を入れて対策を練ると,そういう状況なんですね。 そういうことで,非常にいい制度ですので,対象の方々にぜひこれを受けていただいて,先ほども申し上げましたが,健康というのは一番大切なので,健康を保って明るい日本,明るい生活を送っていただきたいし,明るい日本をつくっていただきたい。中川市長が「明るく健康で日本一住みやすい」,そういうまちづくりというようなことをいつも言っておられますけれども,最後に湯原部長,この制度の充実をどのようにしていく考えか,それをちょっと答弁してください。ひとつよろしくお願いしたいと思います。終わります。 ○議長(折本明君) 保健福祉部長。  〔保健福祉部長 湯原洋一君登壇〕 ◎保健福祉部長(湯原洋一君) 松本議員の再々質問,特定健康診査の制度をどう充実させていくかと。対応策になるかと思いますが,お答えしたいと存じます。 本市の特定健康診査につきましては,対象となる国民健康保険被保険者全員に受診券を送付して健康診査の受診の勧奨を行っているところでございますが,県平均の受診率を下回っている状況は先ほどご報告したとおりでございます。今後ものホームページや広報紙を通じて,また,10月には健康まつりも開催されますが,そのような場で機会をとらえて積極的に受診率向上に向けて啓発活動を実施してまいりたいと存じます。 また,特定保健指導につきましては,健診結果を受けてからの利用者へのお知らせとなりますが,元気で生きがいを持って暮らすのには,自分の健康は自分で守るというご本人の自覚が必要となります。先ほど議員もご質問の中で,こういう効果があるんだというような具体例もお示しいただいておりますので,そういう具体例などを入れて,わかりやすいようなパンフレットで周知を図るということも大切だと思います。特に,特定保健指導につきましては,期間が6カ月というちょっと長い期間で指導するものですから,途中で断念されてしまう方もいらっしゃいます。そのような方も含めて,本当に生活習慣病,特に糖尿病は恐いというお話いただきましたが,生活習慣病は将来の健康づくりに向けて非常に恐い病気を引き起こす原因となりますので,そのようなところの周知を徹底して,また,保健指導の必要性も十分に理解していただけるような周知方法に努めてまいりたいと存じます。面接期日等につきましても,利用しやすい状況設定に努めて,受けやすい環境づくりに努めてまいりたいと存じますので,ご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(折本明君) 以上で通告による質問は終わりました。 他にご質問はございませんか。 15番盛良雄君。  〔15番 盛良雄君登壇〕 ◆15番(盛良雄君) 小林議員の一般質問の第2項,コミュニティ交通についてに関連しまして質問させていただきます。 今朝,市役所に来ようと思ったら,ものすごい寒い感じがしたんですね。それで,私,烏山四丁目で,土浦の一番郊外,土浦のチベットのようなところでございまして,冷たい風が吹いてきてこういう格好になりました。そういうことで,正装してきたわけなんですけれども,新治の方とか,川口さんなんかは中心市街地なのに背広を着ているけど,年齢とかいろいろなものがございますので,そういうことで,こういう格好になりましたことはおわびはしませんけれども,言い訳になりますけれども,よろしくお願いします。 まず,9月11日,第六中学校の運動会で,その関係地区長が大勢参加しておりました。このように関係地区長が集まるのはこの機会しかないということで,その運動会の日にコミュニティ交通のプロポーザルを右籾地区で作成したいという話がありまして,私が前に座っていたんですが,後ろのほうからも,何人もの区長から質問を受けました。 まず,運賃についてですね。キララバスは100円なのに,コミュニティバスはなぜ200円か。200円と決まっていないと思うんですけれども,なぜ200円かと私に聞いたわけなんです。私も全然知らないので,それはちょっと知りませんよと。中心市街地の住民だけでまちの活性化をできると思っているのかとか,右籾などの郊外から中心市街地に行きやすくすべきではないのか。また,摩利山団地の地区長は地区の集会で,コミュニティバスについて説明を進めていたら,団地の有力者からコミュニティバスの補助など必要ないと冒頭に発言されて参ったと言っておりました。どこの人と言ったら,区長の裏の人だと。相当給料もらっている人だと言っていましたので,ああ,そうなのかなと思いました。 しかしながら,住民の多くはキララバスと同等の気軽に乗れるコミュニティバスを切望しております。昨日,小林議員は3割負担ありきではなく,負担の軽減策を考えるべきだと言われましたが,そのとおりだと思います。また,キララバスと比べて税の負担はどうなのかと。キララバスというのは税をものすごく負担していてワンコインにしているんだと思ったんですね。そういうことで昨日産業部長に伺いましたら,21年度の実績でキララバス1台の運行経費は平均1,420万円,補助は840万円だと言われましたので,計算しますと約60%の補助率になります。そういうところから東郷部長が,コミュニティバスは70%の補助率で3割を運賃収入と地区負担で賄えばいいということでしたので,乗車率が上がれば100円以下になってもいいと思うわけなんですね。したがいまして,うまく乗車率が上がれば,キララバスと同様の100円か,それ以下でもいいんじゃないかと。したがいまして,地区の自治会によく説明すべきでないかと思います。 また,今は中心市街地活性化バスがキララバスになっていますけれども,この中心市街地活性化というのを削除しまして,将来は活性化バスというような名前で運行経路を次第に広げていって,コミュニティバスと同じような効果を出していけばいいのではないかと思う次第であります。の広報を見ましたら,平成23年度中ごろから3年以内,利用状況などの調査を行い,運行の継続や見直し,廃止を判断しながら実施していきますとコミュニティバスについて書いてございますので,こういうふうな経費は,運賃は書いてございませんけれども,7割負担というのは非常に負担しているんだと,のほうは。ということを自治会の長によく話して,それで協力してもらうようにすればいかがかと思いますので,担当部長の所見を伺いたいと思います。 以上です。 ○議長(折本明君) 都市整備部長。  〔都市整備部長 東郷和男君登壇〕 ◎都市整備部長(東郷和男君) 小林議員の一般質問にかかわって,盛議員の関連質問,コミュニティバスに関してのご質問にご答弁させていただきます。 まず,9月11日の運動会で区長さんのほうからいろいろご質問があったということでございます。特に3割負担の部分ですね,料金設定がPRの中では,1乗車につき200円を目安とするという形で公募をさせていただくようになってございます。地元負担の3割につきましては,答弁申し上げたように,運賃で3割満たせばそれでオーケーなんですけれども,運賃で見合わない場合については,地域の負担もいただきたいというような,行政負担7割,運賃・地元負担の3割で仕組みを立てたいということでございました。その辺につきまして,まだPRといいますか,ご指摘のように各地区長さんからまだご理解いただいていない部分もあると思いますので,報でまずやっておりますし,ホームページでもやっておりますけれども,改めて区長さんにはブロック単位で説明会,こういったことでやってほしいということであれば,やらせていただいています。現在,4つの地区から説明のご依頼があります。そういった地区にも出向いて説明させていただきたいと。また,新治の商工会のほうからも説明,また,事業者のほうにも説明を予定していますので,いずれにしても地区のほうに説明をさせていただいて,この公募制度についてご理解いただいて多くの地区から出していただくというふうに考えておりますので,そのPRには努めたいと。特に,キララバスは100円で,中心市街地活性化に資する目的で運行していますので,そして,ある意味人口密度の高いところがルートになっていますので,乗車率も結構,そういう意味ではあると。コマーシャル料もちょうだいして4割,運行経費の4割はNPOのほうで出しているというような状況になっておりまして,役所が6割ですから,そういう意味では行政負担についてはキララバスは6割となっております。 ただ,今回のコミュニティバスについては少し郊外,特に路線バスが走っていないところ,空白地帯を対象にしたいということになっていますので,人口密度もそんなに高くないところもあるということで,行政負担は7割という設定をしました。今後いかに地域の方々に乗っていただくか,料金も含めて設定させていただいて運行したいというふうに思っています。当面,公募をいただいた地区を協議会で選定して試験運行させていただく。その結果を見て,最終的に本格運行にするか,見直ししてやるかという判断が求められると思いますけれども,そういった試行運行をしながら,当然キララバスとの関係といったものも整理していかなければならないかなと思っています。そういうことでPRには努めて,試行運転の実施に向けて努力したいと思っていますので,よろしくお願いいたします。 ○議長(折本明君) 他にご質問はございませんか。 22番内田卓男君。  〔22番 内田卓男君登壇〕 ◆22番(内田卓男君) おはようございます。私は,研政会の内田卓男でございます。2つほど関連して質問をさせていただきます。 まず,1番目ですが,矢口清議員からの新治地域における情報インフラの現況及び今後の整備見通しについてということで,1番から5番の項目で詳しく質問をされておりました。この中で私の申し上げたいのは,斗利出地区,東城寺地区,小野地区以外のところ,その3地区以外のところはJ:COM茨城が2011年7月のアナログ放送の廃止までには通じるということの中で,その3地区は取り残されるという現状の中で,地デジ難視対策衛星放送というリストがありますと。ホワイトリストということで,私も初めて聞いたことなんですが,そのリストから漏れていたということで,10月以降,そのリストに載せるべく云々というような答弁があったかと思います。 その中で,私は思うんですが,これも5年間のいわゆる限定された期間であるということから聞きますと,J:COM茨城,少なくとも土浦ケーブルテレビというのがもとでありまして,中川市長は当初から株主で社長もなされ,そして今日,全国展開しているJ:COMという組織,そして独立したJ:COM茨城という会社,立派な会社になっております。利益も出ておりますし,少なくとも我々のこの本会議も,取手の市民,龍ケ崎の市民,牛久の市民が見ておられます。そういう意味で,土浦の議会も県南の他地区の議会に幾らかは貢献しているのではないかなと思います。 これは余談でありましたが,そんなことで,土浦はかなり多くのこのJ:COMの株を持っているわけですね。そういった意味におきましても,やっぱりここは圧力団体ではありませんが,強く,市長,どうでしょう。これ,何とか地デジに間に合わせろよということをひとつ,これは圧力掛けてもよろしいのではないかと思うんですよ。斗利出は,藤沢から見れば,ちょっくら田んぼひとまたぎ,沢辺から東城寺,小野はひとまたぎですよ。そんな大した距離じゃないです。それから考えますと,ここはひとつ市長の政治力,また,土浦のそういう熱心さを,14万3,000人の土浦市民を背中に乗せて,ひとつ大きくこれは要望,また地力を発揮して,土浦14万市民がこの地デジに来年7月までには対応できるという体制を強くお願いしてみてはと思うんですが,その辺の覚悟をひとつお聞きしたいということであります。 2つ目の質問でございます。古沢議員並びに柳澤議員がプロパスト跡地のご質問をされました。それに関連しまして,短く質問をいたします。 結論は,土地開発基金を財源として12億2,500万円,プロパスト跡地を買うことになる。そして,1円で船会社を買うと,こういう案件が今議会に上程されております。その中で,土地開発基金を財源にするわけですが,これはあくまでもまだ目的がはっきりしないから,また,財政上の理由で土地開発基金,13億何ぼあるそうですが,その基金をもって,たんす預金でとりあえず買っておくということなわけですね。問題は買った後,いろいろな計画,議論をされた中で,いろいろな事務的な流れがあると思います。いずれにしろ,どこかで買い戻すわけですね。買い戻すときには,目的をはっきりしなければならん。例えば運動公園にするとか,こういう施設にするとかということにしなければならないと思うんですが,その計画がはっきりした段階では,行政財産として買い戻すということになるわけですが,その可能性といいますか,多分同じような質問だと思いますが,いつ頃そういうものを目的にという時限があって,まだないとは思うんですが,3年後なのか,2年後なのか,それがはっきりした段階で,例えば運動場ならば教育委員会の教育予算のどこどこのという予算を計上して,そしてそこで購入すると,こういう流れになると思うんですが,たびたびある案件ではありませんので,その辺の流れをちょっと聞かせていただきたいなというふうに思います。 以上であります。 ○議長(折本明君) 市長。  〔市長 中川清君登壇〕 ◎市長(中川清君) 内田議員の関連質問にお答えしたいと思います。 来年間近に迫った地デジ対策,新治の地域3地区以外というようなことでのお話でございます。J:COM茨城に対しまして大いに土浦も,もっと言わなければいけないのではないかというようなことのお話でございました。 この対策は大変重要だと思っています。土浦の皆さんがこういう大事な情報を等しく受けるということが大事なんだろうと思っています。しかし,4年前に合併して,今までは土浦の中でも沖宿とか,まだ整備されていないところもあったんですけれども,徐々に解消している状況でございます。前も沖宿とかこちらの虫掛のほうも,J:COMが入っていなかったんですけれども,そのときもいろいろ私も要望をしてまいりました。ケーブルテレビを持っていくのには大変な金がかかるんだと。ですから,そこへ持っていったときに,いかにそこの方々がつないでくれるか,需要があるかというのがJ:COMとしてはその辺が一番大事なんだというお話でございまして,私も要望を受けたとき,100%といかなくても,その地域にもし来たときにはぜひつないでいただきたいということをお話しして,実現してきたという経緯がございます。 あと,株をたくさん持っているというお話だったんですが,最初は持っていたんですけれども,大分ジュピターテレコムが増資をして,今,土浦市内で本が持っている中では,資本金としては1番か2番といっていいほど大きな資本金になっているというふうに思っております。ですから,土浦の割合は大分昔とは違って,構成比率は低くなっております。しかし,立ち上げは立ち上げでやってきておりますし,今までもやってきておりますけれども,ぜひ社長に対して,大事な地デジの対策もあるので,ぜひやってほしいということを私としても要望してまいりたいと思っておりますので,ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(折本明君) 副市長。  〔副市長 瀧ケ崎洋之君登壇〕 ◎副市長(瀧ケ崎洋之君) 内田議員のプロパストに関連してのご質問にお答えをいたします。ご質問は,プロパスト用地5万1,000平米を12億2,500万円で,土地開発基金のほうで手当をいたしますけれども,その後の買い取りをどういうふうに考えるのかというご質問かと思います。 今回の12億2,500万円,これは一般財源で手当できればいいんですけれども,非常にそういう面で12億円の一般財源は大変な額でございますので,土地開発基金,13億円強現在ございます。そういうことで,とりあえず土地開発基金で手当をいたしまして,基金で手当した場合の買い取りについては,取得年度,それから翌年度に限って,公共用地先行取得事業債,これは,起債ですけれども,100%充当の起債がございます。現在,それを予定いたしておりまして,取得年度か23年度の買い取りを考えております。公共用地先行取得事業債100%充当。目的は,昨日の柳澤議員のご質問にご答弁いたしましたけれども,暫定的に芝生広場ということで考えておりまして,来年度でございますので広場ということで,起債100%充当して買い取りをしたいと考えております。科目は土木費あたりになりますかね。芝生広場というようなことで買い取りを予定したいと思っております。 ○議長(折本明君) 22番内田卓男君。  〔22番 内田卓男君登壇〕 ◆22番(内田卓男君) 2回目の質問をさせていただきます。 中川市長は大分奥ゆかしくて,土浦の株の比率が下がったということで,市長らしい答弁かなと思いますが,いずれにしても,恐らく他市町村は株を持っていないだろうと私は思います。土浦だけが持っているということもある過去の歴史を考えても,やっぱりここはふんどしを締めてかからんといけないだろうと私は思います。これは不まじめな話でもなく,まじめな話です。来年4月には我々市議会議員の選挙もございます。その半年後には市長の選挙もございます。そうした意味で,我々も地元で,当然矢口清議員を先頭に会話をする機会があろうかと思います。そういうときには,やはりそういう圧力をかけるだけではなくて,1軒でも多く加入していただいてJ:COMに貢献するということも必要な,やっていかなければならないことだろうと私は思います。J:COMも最初の頃は大分赤字の時代がありましたけれども,南部の都市部を整備した関係で,大分利益率の高い仕事になりまして,今利益が大変いいと。おかげさまで私どもの土浦のかすみがうらマラソンも毎年500万円ですか,後援をいただいておるようなこともございます。そんなことで,何としても土浦は地デジには100%対応できるんだというようなことで,強く市長,お願いいたします。これは要望でございます。 それと,2番目のプロパストの件でございますが,最後に土木費かなというようなお話がありました。ということは,あそこは道路を挟んで市営グラウンドがございまして,市営グラウンドは教育費関連の予算,道路挟んでこちらは土木費というようなことになるということでしょうか。 というのは,例えば,部で言うと都市整備部の公園街路課の予算で買って,それを広場として使っていくと,こういう形の予算といいますか,そういうことになるのかなと考えられると思ったんですが,その辺をひとつお願いいたします。 もう1つ,ちょっと疑問に思ったのは,23年度,お金を借りられるのが,債を発行できるのが翌年までだというようなお話がありました。ということは,目的をはっきりしないと債を発行できないという裏返ったことにもなりますよね。ということは,23年度中に土地開発基金から買い戻すというのではなくて買うと,いわゆる行政財産として買うんだということは決まりというふうな理解の仕方でよろしいのか。それとも,多少もっと考えて,時間が伸びれば借りられなくなるということになるわけでしょう。その辺だけちょっと聞かせていただければと思います。 以上です。 ○議長(折本明君) 副市長。  〔副市長 瀧ケ崎洋之君登壇〕 ◎副市長(瀧ケ崎洋之君) 内田議員の再質問にお答えをいたします。 まず,科目ですね。先ほど土木費というお話ししましたけれども,これは暫定的に広場として開放したいという考えでありまして,基金で取得した場合に起債対象になるのが来年度まで。取得年度と翌年度ということでございますので,来年度起債対象でいきたいと。その目的は広場ということで起債対象にしたいということで考えております。 その場合の科目なんですけれども,川口グラウンドのほうが教育委員会所管になっていまして,教育費なのか,土木費なのか,最終的な目的が何年か後に決まります。そのときに,暫定として広場ということでございますので,当然科目外になる可能性もありますけれども,今のところ土木費でとりあえず来年度は対応しておいてはどうかと思っているところでございますので,ご理解いただきたいと思います。 ○議長(折本明君) 他にございませんか。 6番古沢喜幸君。  〔6番 古沢喜幸君登壇〕 ◆6番(古沢喜幸君) 私は,19番柏村議員の土浦駅北地区への図書館建設について,それから,15番盛議員の常名運動公園について4点準備してきたんですが,2点までしかできないということで,これで打ちどめにしたいと思います。 まず,図書館建設についてであります。 現在の図書館は,1,100平方メートル。まさに狭隘と言えますから,新しい図書館の必要性は私も認めております。しかし,駅北の図書館が中心市街地の活性化に多少は影響を与えるのでしょうが,柏村議員の主張しているように,決定的に活性化にはつながらないのではないかと思います。 図書館の役割は,かつてとは違って大きな違いが生じておりますよね。昔は調べ物があれば,必ず図書館に行きます。しかし今は,インターネットでほとんど用は足ります。ということで,調査,何か調べ物のために図書館に行くという機会は,これは本当に珍しいのではないかと思います。ですから,建設する上ではこの費用対効果をしっかり検討する必要があるのではないかと私は思っているところでございます。 常陽新聞で先月でしたか,図書館について記事になっておりましたが,総費用が60億円ということでありました。もちろんその60億円の中には業務棟もあるのではないかと思いますが,その60億円のうち,図書館の建物の占める費用は大体どのぐらい見込んでいるのかをお伺いいたします。 あともう1つこの点でありますが,当初の計画では,図書館は自動書庫,つまり,窓口で担当職員が要望の資料をパソコンに打ち込めば,自動的にその資料が窓口まで届く。すぐれものですよね。そういう計画をしておりました。その設備が約20億円。20億円のそういう設備を導入するということは,私は年間の維持費,結構な金額になるのではないかと思うんですよね。少なくとも1,000万円以上。そうなりますと,そういう高価な設備,故障すればまた修繕費にお金がかかります。それよりも,これは決算委員会で指摘したことでありますが,その代わりに例えば常時5人のパートを置いて,朝9時から夕方の7時まで10時間であれば,5人であれば50時間です。1時間1,000円を払えば5万円,300日稼働であれば1,500万円ですから,これはそういう自動書庫,高価なものを入れるより,どちらが土浦市民のためになるか,これはもう議論の余地はないと思うんですよ。自動書庫を入れるところは土地代が土浦の100倍とか200倍とか,そういう高い場所で建設する場合には,当然上に立ち上げるしかないですから,スペースを確保するために。そういうところには有効かと思いますが,土浦では恐らく全く必要ないのではないかと思いますが,どうなんでしょうか。当初の計画どおり,そういうことを考えているのでしょうか。お伺いをしたいと思います。 続きまして,常名総合運動公園についてです。これは若干プロパストの跡地と関係しますが,現在,常名運動公園の見直しの検討委員会が持たれております。8月12日でしたか,第1回委員会が開催されました。常名運動公園が必要とされる主な理由,2つあるんですが,川口運動公園が狭隘で老朽化している。そして,都市公園法が変わったために,新しく川口運動公園に例えば野球場,あるいはその他の施設を新しくする場合には,変わった都市公園法では,敷地面積に対して施設が50%を超えてはならない。そういう理由から,常名総合運動公園に野球場か陸上競技場どちらかを移転したいという,そういう委員会の中での流れになっているんです。しかし,野球関係者も陸上競技の関係者も,どちらも今のところに残りたいという主張です。当然のことだと思います。駅に近い,交通の便がいいですからね。そうなるんでしょう。どちらもいたいんだと。であれば,私はどちらも残すべきだと思うんですよ。 そこで,先ほども議論になっておりましたが,私のプロパスト跡地に協同病院の誘致をという提案に対しては,少しも議論になるような問題でありませんでしたね,そういうことは全く考える余地がないという。私はそういうふうに理解しているところなんですが,それであれば,プロパスト跡地,5万1,000平方メートルを川口運動公園の中に入れる。都市公園として位置づければ,ほぼ施設の面積が50%というのはクリアできる。若干不足するんですけどね。その場合は,例えば何かをちょこっと削る。言うといろいろその関係者から怒られますけれども,ほぼ満たすことができるんですよ。 そうしますと,例えば常名総合運動公園に野球場でも陸上競技場でも移転させて,いろいろなインフラの整備も含めますと,40億円前後,多分お金がかかるでしょう。しかし,今のまま2つ残すことによって,そのお金は必要なくなるわけですから,常名総合運動公園の新たな活用を展開できるわけですよね。お金が必要なところはたくさんあると思いますよ。例えば,安藤議員がいつも主張しているように,国民宿舎「水郷」建てかえ,私もあれは賛成しているんですよ。あそこは十分独立採算制をとっても維持していけると。あるいは,この前の議会で私が紹介しました新治の秘境の整備とか,市民会館とかいろいろあると思いますが,そして常名総合運動公園の新たな活用の,そのための最低限の整備,2億円,3億円,そういうところにもっと土浦市民が必要となる,土浦が活性化するためのお金の使い先はたくさんあるわけですから,そういう方向で向いていただきたいと思うんですが,いかがでしょうか。執行部のご答弁を求めたいと思います。 ○議長(折本明君) 教育次長。  〔教育次長 長峰辰志君登壇〕 ◎教育次長(長峰辰志君) ただいまの古沢議員の柏村議員の2つ目のご質問,土浦駅前北地区再開発事業についての関連質問にお答えをいたします。 駅前北地区再開発事業につきまして,今2点ご質問があったかと思います。1つ目が事業費の問題,もう1つが自動化書庫導入の件。 まず,1点目の事業費でございますけれども,こちらにつきましては,再開発で生まれました建物の保留床を買い取る費用,それから,この買い取ったときの保留床というものは素でございますので,図書館仕様に変えるための工事費,これらで今のところ概算ですけれども,四十数億円になるのかなと。それに,図書館は書棚,その他の備品が必要ですので,これに5億円程度。それと資料購入費,それから,先ほどご質問の中に出ました自動化書庫等々含めますと,超概算ということでございますけれども,それらの金額を足し合わせますと,五十数億円になるのではないかと。60億円というお話が先ほど出ましたけれども,これについては,多分管理運営費なども含めてということかと思います。そういうことで,議員のおっしゃるような金額,数字になるものと思います。 2つ目の自動化書庫につきましては,都会に建てる図書館と違って,土地代が土浦の場合かなり安いでしょうからというお話が出ましたが,やはり駅前という立地を考えますと,新図書館に必要な床面積,できるだけ省スペースを図りたいということから,自動化をして省スペースを図るという点が1つでございます。 それと,維持費の問題でございますけれども,非常勤職員を雇用してというお話がありましたけれども,図書館の職員にとりまして図書の出し入れというものが最も重労働でございます。実は,この自動化書庫といいますのは,アメリカで開発されました。ところが,アメリカにはこうした重労働をこなす方々が実はいらっしゃるんですね。ということで,そういった方々がいるために,開発はされたけれども普及はしなかった。ところが,日本では土地の問題,それから図書館の職員にそうした重労働を引き続きやってもらっていいのか等々議論がございまして,急速に普及をしております。これまでざっと新しくできた図書館では,基本的には標準仕様として自動化書庫が導入されているという状況です。 この自動化書庫の最大のメリットは,サービスの面から言いましても,職員が利用者のリクエストに応じて必要な本を書架から探してくると相当時間がかかります。ところが,自動化書庫ですと,コンピュータ制御でもって一つ一つの本を探し出す時間が極めて短縮できます。そういうことから,利用者のサービス向上にも大きくつながるものと考えております。 今,私からこの自動化書庫が日本で相当な普及をしているというお話をしましたけれども,こうした普及がされている結果,当初相当な導入費用がかかっていたこの自動化書庫についても,コストダウンが図られております。数年前までは,土浦で想定していました自動化書庫,確かに先ほど古沢議員がおっしゃられましたように10億円,20億円しておりましたけれども,現在では同規模の,土浦では一応自動化書庫として60万冊収容のものを想定しておりますけれども,これが数億円で導入可能かなというところまでコストダウンが図られているということでございます。そうしたこともございますので,新図書館につきましては自動化書庫を導入して整備を図ってまいりたいと考えておりますので,ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(折本明君) 都市整備部長。  〔都市整備部長 東郷和男君登壇〕 ◎都市整備部長(東郷和男君) 古沢議員の関連質問,柏村議員の一般質問の中の駅前北地区の再開発の関係で,費用対効果十分踏まえた上で実施しろというようなことでございました。BバイCについては,1.24という数字出ています。1を超えていますので,補助事業の採択を受けて実施したいと。 それと,柏村議員のほうにもお答えしましたけれども,再評価を今年度やりまして,継続して施設棟の部分で実施していくという結論が出ての方針といたしたところです。今後その都市計画決定の変更をして,23年,24年で事業を実施したいと,施設の工事をしたいと考えているところでございます。 それと,盛議員の一般質問の常名運動公園の関係です。常名運動公園の機能について川口のほうに集約して,常名運動公園は別な利用というお話ですけれども,この部分につきましては,もう3つの運動公園があって,第7次総合計画でも常名,川口,新治の運動公園の整備方針を示して機能分担と効率的運営を図るというようなことできっちり位置づけされています。  〔「位置づけしても,状況が変われば……」と呼ぶ者あり〕 ◎都市整備部長(東郷和男君) いや,総合計画で位置づけされている。それに補助を受けて,今年度見直し検討委員会を立ち上げました。議員も入っていただいていますから,中身はわかっていると思いますけれども,川口運動公園については都市公園法の中で,先ほども議員からありましたように,施設の面積そのものがオーバーしていて,更新ができないという状況があります。費用の部分はあるかもしれませんが,きっちり検討委員会の中で議論していただいて,十分な方針のもとに整備したいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 ○議長(折本明君) 他にございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) それでは,これをもって一般質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。   午前11時50分休憩  ――――――――――――――――――――――――――――   午後 1時00分再開 ○議長(折本明君) 休憩前に引き続き,会議を開きます。  ―――――――――――――――――――――――――――― △日程第2.議案第69号及び日程第3.議案第70号 ○議長(折本明君) これより日程第2議案第69号平成22年度土浦一般会計補正予算(第4回)及び日程第3議案第70号財産の取得についてを一括して議題といたします。 この際,提出議案の説明を願います。市長。  〔市長 中川清君登壇〕 ◎市長(中川清君) ただいま上程されました議案につきまして,提案理由をご説明を申し上げます。1ページをお開きいただきたいと思います。 議案第69号平成22年度土浦一般会計補正予算について。 今回の補正は,歳入歳出それぞれ3,134万3,000円を追加し,総額を468億2,529万2,000円とするものであります。その内容につきましては,歳入からご説明をいたしますので,6ページをお開きいただきたいと思います。 厚生労働省は本年7月,新型インフルエンザの流行時期を控えまして,昨年に引き続き予防接種事業を10月から開始することを決定いたしました。これを受けまして,16款県支出金,3目衛生費県補助金は,市民税非課税世帯や生活保護世帯などの低所得者に対する接種費用助成補助金を計上するものであります。国が2分の1,県が4分の1,が4分の1の割合で全額助成し,負担軽減を図るものであります。20款繰越金は,補正に伴う財源の計上であります。 次に,歳出につきましてご説明を申し上げますので,7ページをお開きいただきます。 4款衛生費,2目予防費は,感染予防と負担軽減を図る目的から,接種費用を助成するものであります。市民税非課税世帯や生活保護世帯などの低所得者につきましては,昨年に引き続き接種費用を全額助成するとともに,単独事業として昨年も実施をいたしました小学校3年生までの接種費用助成を小学校6年生まで拡大し,接種費用の約半額を助成するものであります。65歳以上の高齢者の方につきましては,市民税非課税世帯などの低所得者で全額接種費用が助成される方を除いて,1回の接種費用の半額を助成するものであります。 実施期間は,平成22年10月1日から平成23年3月31日とするものであります。 11款諸支出金,1目有価証券購入費は,プロパストの開発用地の取得と同時に株式会社ラクスマリーナの全発行株式600株を1円で取得する予算を計上するものであります。 9ページをお願いいたします。議案第70号財産の取得について。 本案は,川口二丁目のプロパストの開発用地の取得であります。その内容でありますが,約5.1ヘクタールの土地を現状の姿のまま12億2,500万円で取得するもので,今月7日にプロパストとの間で仮契約を締結したところであります。 なお,財源は,全額土地開発基金を活用するものであります。 以上で議案の説明を終わらせていただきます。ご承認を賜りますよう,よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(折本明君) 以上で,上程されました議案の説明は終わりました。  ―――――――――――――――――――――――――――― △全議案に対する質疑 ○議長(折本明君) それでは,これより日程第2議案第69号平成22年度土浦一般会計補正予算(第4回)乃至日程第16認定第1号平成21年度土浦石岡地方社会教育センター一部事務組合会計歳入歳出の決算の認定についてを一括議題として,全議案に対する質疑を行います。 発言通告がありますので,発言を許します。 19番柏村忠志君。  〔19番 柏村忠志君登壇〕 ◆19番(柏村忠志君) 議案第63号,平成22年度土浦駐車場事業特別会計補正予算(第1回)にかかる指定管理者制度について,何点か伺います。 まず,指定管理者制度導入時に提案された内容について伺います。 2点,提案事項の実績及び実施できなかった要因は何であるか。特に,事業計画書でオートバイの駐輪,それから野外ガレージルームの新設によって,当初の計画は何%くらい実行されているのか。 それから3点が,毎月の料金の詳細については,精算機のデータから正常なチェックができるが,確認をしているのか。 それから4点は,納付金減額の根拠規定を示していただきたい。 5点,納付金を下げた後,仮に料金収入が上がった場合,どのように保全するのでしょうか。 6点,民間の駐車場経営にどんな影響を与えているのか。 以上,伺います。 ○議長(折本明君) 都市整備部長。  〔都市整備部長 東郷和男君登壇〕 ◎都市整備部長(東郷和男君) 柏村議員の議案質疑にご答弁申し上げます。 議案第63号,平成22年度土浦駐車場会計補正予算(第1回)にかかる指定管理者制度についてということで,議員のほうからは当初の指定の内容が1点,それと,提案された事業,できなかったもの。特にオートバイ,ガレージの件,それと,毎月の料金のチェック,限度額を下げる理由ですね。それと,民間駐車場に影響する点。それと料金が,下げたとしてオーバーした場合の措置がどうだという6点だと思います。 まず,指定の内容でございます。指定の内容につきましては,指定管理者のほうから年度の納付金を当初1億3,000万円という形で納付いただくという提案を受けて選定しておりますので,基本協定の中で年度の納付金を1億3,000万円と定めております。21年度から5カ年間,指定管理者の期間を定めたということでございます。 それと,提案の部分ですね。提案事業の中で,オートバイの利用促進ということで,大型バイクですね。50ccの原付については自転車扱いということで一般の駐輪場のほうに止めることになりますけれども,大型の場合は車と同じなので,その部分について駅東専用スペースを確保したものでございます。その中で,バイクにつきましては当初,登録台数15台ということでございました。今後も自動二輪車の定期利用について増進を図っていくというような計画が出されています。実績は15台です。 それと,ガレージにつきましては,駅東平面の利用の少ない場所に高級車用のシャッターつきのガレージを新設するというようなことでございましたけれども,収支に対しまして設置のコストが高くなってしまいまして,原価回収が見込めないということで,この提案については中止という形になってございます。 それと,毎月の料金のチェックということでございますけれども,この部分につきましては,精算機のデータから毎月の料金の詳細につきましては直接台数,利用料金を1日ごとにデータとして伝票が発券されていますので,毎月10日に報告されております。利用状況の報告という形で検収をしているところでございます。 それから,限度額を下げる理由ということでございますけれども,指定管理者制度が始まって,特に駅周辺の民間の駐車場が西口で19カ所増加になっている。台数としては360台ぐらいの規模で,指定管理者以降,民間の駐車場が増えている。また,東口で2カ所,これは53台ですけれども,そういった民間の駐車場が増えている。確かに利用料金も安価になっているという点もあります。 さらには,中心市街地の集客の落ち込みによる回数券の販売の不振,定期利用者の客離れ等がございまして,そういった当初想定し得なかった,特に駐車場がこれだけ増えるというような想定については,社会情勢の大きな変動だというとらえ方で,指定管理者との基本協定の中では,納付金の変更について,社会情勢の大きな変動があるというような場合については,納付金の変更の協議ができるという条項があります。これに基づいて指定管理者のほうから昨年の12月に,状況が厳しいので,値下げをしてほしいという申し入れがありました。まだ1年もたっていないという状況で,いろいろ策を尽くしてほしいということでのほうからは申しました。 21年度については,当初の見込みよりは3,000万円ぐらいの減収があったようですけれども,1億3,000万円の納付を協定どおりいただいたということでございます。その間,1日あたりの上限を下げる策,特に駅東西の駐車場,1日あたりの上限,現在1,500円から800円に下げたというようなことも試行的に2月1日から3月15日までやりました。台数は増えましたけれども,結果として値下げ分の回収ができませんで,そのような策を打ってもなかなか厳しい状況だというようなことを受けて,改めて22年度,今年度になりますけれども,1億3,000万円納付にあたって,年度協定を下げてほしいというような申し入れがあったということで,これまで協議を進めてまいりました。のほうとしては,この指定管理者の公募にあたって,納付金の最低限度額を1億円と定めています。したがいまして,としては1億円,限度額の1億円を切るような協定はできないので,何とか交渉の中で指定管理者のほうからは8,000万円という話もありましたけれども,1億円で22年度頑張りたいというようなことでございました。 それから,1億円で定めたとして今後,今年度ですね,さらにそれを超えて増収が図れたという場合,どうするんだというお話です。この部分につきましては,1億円を超えた分については,利用料金から納付金,また,その管理費を除いた分,除いても残金があると。発生した場合については,にその発生した額の50%分を納めていくということを条件づけるということでございます。 それと,民間駐車場への影響というようなことでございます。特に料金設定については,今ここの市営駐車場については,月極については下げてございますけれども,まだまだ民間との単価の比較という点では同レベルにはなっていない状況にあります。1日の利用料金も1時間200円,30分ごとに100円というような料金設定になっています。この料金設定につきましては,当初,この募集にあたりまして,料金そのものは現在の駐車場条例で定めている200円,30分100円という部分を基本にするというような定めになっています。ただ,状況の変化によっては協議の上で指定管理者のほうで,もちろん,民間駐車場への影響の配慮も当然しながら提案できるということになっています。ただ,今の段階で管理者のほうから,その料金についての協議はされていないというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(折本明君) 19番柏村忠志君  〔19番 柏村忠志君登壇〕 ◆19番(柏村忠志君) 再質問をします。 まず,指定管理者を選考するときに,ガレージルームとかオートバイは,選考の点数を稼ぐ大きな要因となったんですね。にもかかわらず,今の説明によりますと,やっていなところもあります。それで,これは約束違反であるし,取り消しの対象になるのではないかと思いますが,手続条例の第12条第1項で,施設を管理させることがふさわしくないと認められるときは,取り消しになると。今のことが1つ。 それから,民間の駐車場経営に,いわゆる「民業」を圧迫している。それから,3,000万円の減額によって,が著しい損害を与えている。 なお,駐車場の「管理者業務仕様書」の7項の「収支及びへの納付について」の中で,「は,赤字になった場合でも補填はしない」と明記し,「への納付金,1億3,000万円とする」としております。今の説明の歳入の減額,要するに赤字に伴って,3,000万円の納付減額の補正を組むということは,まさに「仕様書」また「協定書」違反となります。 それから,変更の理由として,協定書第27条「社会情勢の大幅な変更,その他やむを得ない事情,当初合意された納付金額不適当と認められるときは,相手方に対して通知をもって納付金額の変更を申し出ることができる」と。「社会情勢の大幅な変更」というのは,今のご時世ではもう,いつでもあるわけですね。「やむを得ない状況」,これはだれがどのような客観的な基準で判断しているんでしょうか。このような理由をつけますと,何でもできますからね。その説明を願います。 とりあえず2点。 ○議長(折本明君) 都市整備部長。  〔都市整備部長 東郷和男君登壇〕 ◎都市整備部長(東郷和男君) 柏村議員の再質問にお答えいたします。 再質問では,まず,手続条例の第12条,指定の取り消しという項目がありますけれども,「ふさわしくない」という項目で取り消しに値するのではないかということ。それと,協定書では1億3,000万円納付すると。赤字補填はしないという項目になっているけれども,協定違反ではないかと。また,1億円に下げる部分を客観的にどういうふうに見たんだということだと思います。 ここの手続の部分につきましては,基本協定の中で第27条というのがあります。納付金1億3,000万円の定めがありまして,それを変更する場合には,当然甲乙協議することができるという形になっていまして,社会情勢の大きな変化という部分をどうとらえるかということだと思います。その部分については,平成16年ぐらいからのデータを見ますと,16年,17年,18年,19年,20年,そういった経緯を見ますと,収入そのものは半分ぐらいに落ちている状況です。それは社会情勢の大きな変化ということではないかもしれませんけれども,ただ,経済状況としては大きなマイナスの状況にあるというようなことだと思います。 先ほども答弁させていただきましたけれども,土地を当面更地にして駐車場として活用しましょうというような使い方が多く中心市街地には見られます。そこで先ほども申したように22カ所の駐車場があって,400近い台数ができているというような状況から,平成22年度の状況で見ましても,指定管理者も一生懸命頑張って1日あたりの料金の値下げ,また,これまでは定期も3カ月一括で購入ということでしたけれども,1カ月でも購入できるような仕組みにしたものがあります。そういった一部の効果は見られるものの,やはり22年度も若干,21年度と比べても落ちている状況ということでもありまして,社会情勢の大きな変動というのはやはり,駐車場の増加,また,中心市街地への集客という部分で,総体として落ちているというようなことでございます。これを21年度の収入として,全体として1億5,000万円の利用料金の収入があって,そこから1億3,000万円納めるわけですから,管理者の管理費としては,随分赤字の状況だと思います。そういった21年度の状況も踏まえて,今後22年度にあたっては,これがさらに伸びるというような状況ではないというようなことも,と管理者で協議をしながらやむを得ない部分かなという判断をしたということでございます。 ただ,のほうでは指定管理者を指定するにあたって,1億円というような最低制限を定めて,それを超える部分についての募集をしていますので,その部分はきっちり守って,頑張って指定管理者にいろいろな策を講じて頑張ってもらうというようなことで変更するものでございまして,協定そのものは赤字補填をするわけではなくて,1億3,000万円から1億円の協定変更をして,それで納めてもらうということですから,赤字補填という意味ではないということでございます。 ○議長(折本明君) 19番柏村忠志君。  〔19番 柏村忠志君登壇〕 ◆19番(柏村忠志君) 何か食後で眠たいような回答で,3,000万円は赤字ではないと,それは居直りと言うんですよ。税金で当初入る予定のものを減額するということは,赤字ではないですか。 それと,「大幅な変動」,これはもう承知の上なんですよ。当時,民間の駐車場,あるいはいろいろ条件つけていましたね。まちが元気になれば入るんだとか。そんなのはわかり切っているんですよ。そこに指定管理を入れたわけですからね。やむを得ない事情どころから,それは明らかにわかっていて設定したということになりますよ。 それから,「やむを得ない状況」もそうですけれども,管理にふさわしくないことを申し上げました。判断基準というのは,要するに自分たちで,行政側の自由裁量に任されていると勘違いしているのではないですか。やはり,予算等を組むときには科学的に資料を全部そろえて,客観的な資料ですね。それで判断を下すのが予算なんですよ。そういう意味からすると非常に欠けている。 それから,私,こういう1つの客観的な判断基準というのは決まっていないわけですから,決めるのにも,大体選定委員会が先ほどの状況がわかる中で,選ばれているわけです。まず,選考委員会に第三者の専門委員が入っていない。みんな自分たちでやっている。だからチェックしようがない。そこは改善すべき点だと思いますよ。 それから,今の条例とか協定書の解釈,客観的な基準について明確な担保がない。その辺は市長,副市長,担当にご意見をいただきたい。 それから,これは建設委員会でも出されておりましたけれども,この制度をつくるときに,歩合制の導入の提案が初めからあったわけです。このことについて今後取り入れるのか,取り入れないのか,説明をしてください。 私は基本的にここで指定を取り消して,地元の土浦駐車場組合などで管理してもらったほうが,よく知っているわけですね。そういうことを含めてやってもらいたい。これは要望にしておきますけれども,先ほどの2つについて説明を願います。副市長。 ○議長(折本明君) 副市長。  〔副市長 瀧ケ崎洋之君登壇〕 ◎副市長(瀧ケ崎洋之君) 柏村議員の指定管理者の関連でのご質問にお答えをいたします。 ただいまのご質問は,指定管理者導入にあたって選定委員会を設けましたけれども,その中に第三者が入っていないというご指摘がございました。それから,今後歩合制の導入についてどう考えるのかということでございますけれども,まず,指定管理者制度,これは平成15年でしたか,地方自治法の改正がありまして,従来,公共施設の管理委託を行っていたわけですけれども,これにかわって自治体が指定する業者,いわゆる法人に公共施設の管理をお願いすることができるという,いわゆる管理手法の選択の幅が広がったといいますか,そういう制度が平成15年に自治法改正になりまして,土浦では平成18年から導入いたしました。現在,36だったかと思いますけれども,公共施設,指定管理者導入いたしております。そのほとんどがいわゆるの外郭団体を指定管理者にして運用しているわけですけれども,この駐車場がにとって初めてといいますか,本来の指定管理者の制度に沿った形なのかと思っております。 なかなか駐車場の将来予測,これはのほうも当然選定にあたって収入の予測をいたしました。今回の指定管理者では3業者が応募されましたけれども,この使用料の予測,年間1億9,000万円から2億円,そういう収入の見込みをいずれの業者も立てておりました。もそれほどの見込みではありませんけれども,それに近い見込みを立てておりました。そういう中での指定でございまして,特に土浦中心部,先ほど部長のほうからお話ありましたけれども,指定管理者導入時点と現時点,平面駐車場が約21カ所増えております。この辺のところは予想では恐らく想像できない,考えられないことだろうと思っておりまして,社会の大きな情勢の変化と私はとらえていいのではないかと思っております。 非常に難しい,いろいろな課題を抱えている指定管理者制度でございまして,今後指定管理者の導入にあたりまして,先ほど申し上げた外郭団体がほとんど指定管理者になっております。そうではない,完全に民間の企業を指定管理者とする場合,この場合の選定の方法ですね,これはの職員が選定委員になっておりましたけれども,その辺のところは今後の中で十分に検討させていただきたいと思っております。 非常に新しい制度で,飛びつきたくなる制度でございますけれども,実態はなかなかそう簡単ではないと。特に駐車場という非常に特殊な,お客さん相手の収入を求めるものでございますので,この予測が非常につきにくい。そういう中で,の納付金を幾らにするかというような,そんな選考でございまして,非常に難しい問題を抱えておりますので,今後このあり方も含めまして,十分に検討させていただきたいと,このように思っております。 それから,歩合制のお話ございました。今回の指定にあたりまして,1業者が歩合制の提案がございました。これも収入見込みは先ほど申し上げたように1億9,000万円から2億円でございましたけれども,その中に歩合制を導入いたしまして,この歩合制による額がはっきり記憶ないんですけれども,1,000万円から2,000万円ぐらいの間だったかと思います。この辺の歩合制の問題も,ただいま申し上げたように今後の指定管理者の制度の中で十二分に検討させていただきたいと,このように思っておりますので,よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(折本明君) 以上で通告による質疑は終わりました。 他にご質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) それでは,これをもって議案に対する質疑を終結いたします。 次に,議題となっております各議案は,なお詳細なる調査研究の必要があると存じますので,これを議案付託区分表のとおり各委員会に付託し,審査願いたいと存じますが,ご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認めます。よって,各議案を議案付託区分表のとおり,それぞれ各委員会に付託いたしました。  ―――――――――――――――――――――――――――― △日程第17.休会の件 ○議長(折本明君) 次に,日程第17休会の件を議題といたします。 お諮りいたします。本日本会議終了時から9月21日までの期間を各委員会の審査等のため休会とすることにしたいと存じますが,ご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(折本明君) ご異議なしと認め,さよう決しました。 以上で本日の議事日程は終了いたしました。  ―――――――――――――――――――――――――――― △次回の日程報告 ○議長(折本明君) それでは,次回の日程を申し上げます。 次回は9月22日(水曜日)午前10時から本会議を再開いたします。 本日の会議はこれにて散会いたします。慎重なるご審議,誠にありがとうございました。   午後 1時38分散会...