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  1. 日立市議会 2021-03-03
    令和3年第1回定例会(第1日目) 本文 開催日: 2021-03-03


    取得元: 日立市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-20
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                    午前10時00分開会 ◯副議長(伊藤健也君) おはようございます。本日は、議長から欠席届が出ておりますので、地方自治法第106条第1項の規定により、副議長の私が議長の職務を行わせていただきます。議員各位の御協力をよろしくお願い申し上げます。  本日の会議は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、議員間の距離を確保するため、議場へ出席する議員を半数程度とし、議場出席議員以外は別室のモニターで視聴することにいたします。  御報告いたします。現在、出席議員は27名であります。  ただいまから令和3年第1回日立市議会定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  今期定例会の議案等は、既に各位のお手元に配付してあります議案第5号から議案第34号まで及び報告第1号から報告第7号までであります。  提出議案の説明員の出席を要求しましたところ、お手元の説明員出席表のとおり、それぞれ出席通知がありましたので、御報告いたします。  本日の議事日程は、お手元の議事日程第1号のとおりであります。  これより議事に入ります。   ─────────────────────────────────────────────    日程第1 会期の決定について 2 ◯副議長(伊藤健也君) 日程第1、会期の決定についてを議題といたします。  初めに、今期定例会の運営について、飛田議会運営委員長から御報告をお願いします。 3 ◯議会運営委員長(飛田謙一君) ◇登壇◇ 議会運営委員長の飛田謙一です。  御報告いたします。議会運営委員会は、去る1月27日及び2月24日に委員会を開催し、今期定例会の運営について協議をいたしました。その内容について、順次申し上げます。
     初めに、新型コロナウイルス感染症への対応についてであります。飛沫感染防止の観点から、全ての座席等にアクリル板を設置するとともに、出席者間の距離を確保するため、議場への入場を調整することにいたしました。また、傍聴についても、本会議については議場への入場人数を制限することとし、委員会については別室のモニター視聴により行うことといたしましたので、御協力をよろしくお願いいたします。  次に、会派代表質問は質問時間を30分以内とし、一般質問については、各会派の持ち時間を45分とすることにいたしました。なお、議場へ出席する議員は午前と午後で入れ替えることとし、それ以外の議員は控室などのモニター視聴で対応することになりますのでよろしくお願いいたします。  続きまして、議案等についてであります。今期定例会に提案されます議案等は、予算関係議案16件、条例関係議案9件、契約関係議案4件、その他の議案1件及び報告7件の計37件であります。また、会期中に議案の追加提案が予定されております。  これらの議案審査の方法は、議案質疑を行わず、人事案件を除き、各委員会に付託して審査することにいたしました。  会期については、本日・3月3日から3月19日までの17日間とし、日程については、お手元の第1回日立市議会定例会日程表のとおりであります。  議事日程については、従来どおり議長に一任することにいたしましたので、御協力をよろしくお願いいたします。  次に、発言通告書の締切日時について申し上げます。会派代表質問は、明3月4日・木曜日・午前11時まで、また、討論については、3月18日・木曜日・午前11時までとし、発言の順序については、申合せのとおり議会運営委員会において決定することにいたします。一般質問については、3月1日に締め切り、発言の順序を決定しております。また、請願等の締切りについては、3月5日・金曜日・午後5時15分までといたしましたので、よろしくお願いいたします。  以上が委員会の決定事項であります。今期定例会が円滑に運営されますよう各位の御協力をお願い申し上げ、報告を終わります。 4 ◯副議長(伊藤健也君) ただいまの議会運営委員長の報告に対し、質疑はございませんか。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯副議長(伊藤健也君) ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、議会運営委員長の報告のとおり、本日・3月3日から3月19日までの17日間といたします。これに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯副議長(伊藤健也君) 御異議なしと認めます。よって、会期は17日間と決定いたしました。   ─────────────────────────────────────────────    日程第2 会議録署名議員の指名について 7 ◯副議長(伊藤健也君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  署名議員に、23番・白土仙三郎議員、24番・永山堯康議員を指名いたします。   ─────────────────────────────────────────────    日程第3 諸般の報告 8 ◯副議長(伊藤健也君) 日程第3、諸般の報告を行います。  初めに、請願等の処理の経過及びその結果について、教育長から報告がありましたので、その写しを本日配付いたしました。  次に、閉会中における一般報告については、お手元の委員長報告の処理方針及び事務報告のとおりであります。  以上で諸般の報告を終わります。   ─────────────────────────────────────────────    日程第4 議案第5号から議案第34号まで及び報告第1号から報告第7号までについて 9 ◯副議長(伊藤健也君) 日程第4、議案第5号から議案第34号まで及び報告第1号から報告第7号までについてを一括して議題といたします。  初めに、市長から令和3年度施政方針並びに予算案大綱について説明願います。 10 ◯市長(小川春樹君) ◇登壇◇ おはようございます。令和3年第1回市議会定例会の開会に当たり、提案いたしました議案等の説明に先立ち、施政方針並びに予算案の大綱について説明申し上げます。  早いもので、市政2期目の重責を担わせていただいてから、間もなく折り返しとなる3年目の春を迎えようとしております。私はこれまで、市民の皆様の信頼と御期待に応えるべく、「全ては市民の皆様のために」という信念の下、市政運営に全力を注いでまいりました。  このような中で、令和2年度を振り返りますと、まさに、全世界を巻き込み、100年に一度の危機とも言われる新型コロナウイルス感染症への対応に終始した一年でありました。未知のウイルスに対し、手探りでの対応が続く中、国においては、東京オリンピック・パラリンピックの開催延期や、2度にわたる緊急事態宣言の発出など、これまでに経験のない未曾有の事態となりました。本市におきましても、今年に入ってからの感染者が急増するなど、一刻の猶予も許されない状況の中で、昨年来、市民への生活支援をはじめ、市内企業の雇用維持や事業継続、医療体制の強化等に間断なくスピード感をもって取り組んでまいりましたが、これもひとえに議員各位の多大なる御理解と御協力の賜物であり、改めて心から感謝を申し上げます。  一方で、令和2年度は、第2期となる日立市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、本市の新たな地方創生人口減少対策がスタートした一年でもありました。  これまで、ものづくりのまちとして発展を遂げてきた本市でありますが、現在は、かつて経験したことのない急激な人口減少と少子高齢化に直面しております。平成27年に市長に就任して以来、この難局を乗り越え、ふるさと日立を次の世代にしっかりと引き継いでいくことが、私に与えられた大きな使命であると考え、「対策を先送りしない」という強い信念をもって、地方創生人口減少対策に重点的かつ継続的に取り組んでまいりました。中でも、市内において子供を産み育てやすい環境を整えるため、日立総合病院における地域周産期母子医療センターの再開を目指してきたところでありますが、本年4月からその念願が叶うこととなり、未来に向けて、いよいよ明るい兆しが見えてきたものと感じております。また、コロナ禍においては、人口の東京一極集中という20年以上続いてきた人の流れも徐々に変わりつつあります。本市では、こうした状況を的確に捉え、県内で初めてテレワークを契機とした移住促進策に取り組むなど、新たな人を呼び込むきっかけづくりにもいち早く着手してまいりました。  このほかにも、本市がにぎわいと活力のあるまちとして成長を続けるための様々な取組を進めてまいりました。一例を申し上げますと、常陸多賀駅前マイクロクリエイションオフィス・晴耕雨読を整備し、街中に女性・若者のチャレンジや地域の交流を育む場を創出することができましたほか、日立シビックセンター科学館は、子供から大人まで様々な年代の人々が、日常的に科学を楽しみながら学ぶことができる新しい形の交流の場として、この4月にリニューアルオープンを控えております。これらの地域資源の有効活用、そして、さらなる磨き上げにより、将来に向けたにぎわいづくりの芽を育てることができたものと考えております。  次に、令和3年度における市政運営の基本的な考え方でございます。  まずは、新型コロナウイルス感染症への対応に、市の総力を挙げて臨んでまいります。先月1日には、庁内に新型コロナウイルスワクチン接種対策チームを設置し、市内医療機関の御協力の下に、ワクチン接種を円滑に進めるための準備を行っているところでございますが、新型コロナ対策については、感染拡大の防止はもとより、市民の皆様の暮らしを守り、さらには、地域経済の回復を目指すため、幅広く、そして、きめ細やかに取組を進めてまいりたいと考えております。  また、国では、昨年9月に発足した新たな内閣において、我が国の持続的な成長を促すため、デジタル化の推進や脱炭素社会の実現を目指す方針が示されました。本市におきましても、市民生活の利便性向上や行政のさらなる効率化などを図るため、国の動向を注視しながら早急にデジタル技術の導入を目指すとともに、再生可能エネルギーの普及促進など、環境共生のまちづくりを一層進めてまいります。  さらに、激甚化、広域化する自然災害への対応にも機を逸することなく取り組んでまいります。近年、大型化している台風をはじめ、集中豪雨、記録的な猛暑、そして、頻発する地震など、全国各地で自然災害が激甚化かつ広域化しておりますことから、平時から、ソフト・ハードの両面において万全の備えを行うことが重要であると考えております。  来週には、東日本大震災から10年、さらには、助川山の山林火災から30年の節目を迎えることとなります。先月13日にも、東日本大震災の余震と見られる地震があり、幸いにも本市では大きな被害はありませんでしたが、これまでの災害の記憶を決して風化させることなく、教訓として胸に刻み、市民の生命と財産を守る安全、安心なまちづくりを全庁一丸となって進めてまいります。  加えて、2025年問題への対応も喫緊の課題であります。医療・介護の従事者はもとより、高齢者の生活支援社会参加の促進、さらには、地域公共交通の確保、生涯学習の振興や地域コミュニティとの連携を図りながら、明るく活力ある長寿社会の構築を目指してまいります。  以上、市政運営における基本的な考え方の一端を申し上げましたが、令和3年度は、現在の総合計画後期基本計画が、計画期間の最終年度を迎える年であります。計画の総仕上げに向けて、「選択と集中」を図りながらも、積極的に事業を推進してまいりますほか、コロナとの共生が続く苦難の時代にあっても、本市の持続的な発展に向けた新たなチャンスを見いだし、次世代につながる事業に果敢にチャレンジしてまいります。そして、本市の未来を明るい方向にチェンジしていく、まさに「チャンス、チャレンジ、チェンジ」の精神で、今後とも確かな市政の歩みを進めてまいる所存でございます。  次に、予算案の概要について申し上げます。  まず、現在、国会で審議中の国の予算の概要についてであります。国の経済見通しでは、令和3年度の国内総生産の成長率を4.4%程度、実質では4.0%程度としており、総合経済対策を円滑かつ着実に実施することで、年度中にはコロナ前の経済水準に回帰させることを見込み、一般会計予算は前年度比3.8%増の106兆6,097億円となっております。  続いて、地方財政計画であります。通常収支分の計画規模は、前年度比1.0%減の89兆8,060億円となっております。そのうち、地方交付税は、前年度比5.1%増の17兆4,385億円が確保されるとともに、臨時財政対策債につきましては、前年度比74.5%と大幅に増額され、地方税等が大幅な減収となる中でも、地方自治体が行政サービスを安定的に提供しつつ、地域社会のデジタル化や防災、減災、国土強靱化などの重要課題に取り組めるよう、所要の事業費及び財源を確保することとされております。  次に、茨城県の一般会計予算でございます。新型コロナウイルス感染症関連予算の計上などにより、前年度比11.4%増の1兆2,951億7,800万円で、昨年に引き続き、過去最大の予算規模となります。歳入では、県税収入を6.7%の減とする一方で、県債は臨時財政対策債の増などにより、36.4%の増となっております。歳出では、義務的経費は0.6%の減、投資的経費を4.9%の減としておりますが、一般行政費につきましては、新型コロナウイルス感染症対策関連事業などにより、37.5%の大幅な増となっております。  さて、本市の令和3年度予算でございます。予算編成に当たりましては、まず、3つの重点項目として、「新型コロナ危機からの脱却」、「若者・女性の希望をかなえる政策の推進」、「2025年問題への喫緊の対応」を掲げるとともに、最終年度を迎える後期基本計画の総仕上げと、第2期総合戦略の2年目として、それぞれの計画に掲げた施策を着実に進捗させるため、「地方創生人口減少対策」、「安全・安心のまちづくり」、「超高齢社会への対応」、「産業振興」、「都市力の向上」、そして、「持続可能なまちづくり」の6つの項目を柱立てし、重点的な予算配分を行ったものでございます。  一般会計は、前年度比0.6%減の727億500万円、全会計の合計では、前年度比0.3%増の1,213億7,551万円としております。これは、限られた財源の中で、新型コロナウイルス感染症対策として、市民の安全、安心の確保や、「新しい生活様式」への対応などの継続的な取組に加え、収束後を見据えた地域経済の回復等に最優先で取り組む必要があることから、徹底した事業の「選択と集中」を行うこととしたものでございます。さらに、デジタル化の推進や若者応援など、本市の持続的な発展につながる取組につきましても必要な投資を行ったものでございます。  特別会計は、7会計合計で前年度比1.7%の増となる486億7,051万円となっております。そのうち、国民健康保険事業特別会計は、被保険者数の減少を見込み、前年度比1.0%、1億4,402万円の減、一方で、介護保険事業特別会計は、サービス受給者数の増加を見込み、前年度比3.1%、5億1,990万円の増、介護サービス事業特別会計は、萬春園の建設工事などにより、前年度比156.3%、11億1,499万円の増となっております。  次に、一般会計の歳入でございます。市税は、新型コロナウイルス感染症の影響などによる大幅な減収を見込み、前年度比7.8%減となる253億4,069万円を計上いたしました。  主な内訳を申しますと、個人市民税は、納税義務者数、平均所得とも減少が見込まれるため、前年度比9.8%減の92億6,600万円、法人市民税は、税制改正に伴う税率の引下げや事業収益の減少等が見込まれるため、前年度比31.6%減の13億200万円、また、固定資産税については、地価の下落や家屋の評価替えに伴う減収などを見込み、前年度比4.2%減の112億9,447万円としております。  地方交付税は、地方財政計画を踏まえ、前年度比4.0%増の52億円を計上させていただきました。  国庫支出金は、滑川団地建替事業の完了に伴う社会資本整備総合交付金の減などにより、前年度比1.1%減の102億8,000万円を計上しております。  市債については、久慈サンピア日立改修事業やみやた認定こども園新園舎建設事業に伴う増に加え、臨時財政対策債の増などにより、前年度比5.9%増の77億3,950万円を計上しております。  基金からの繰入金は、前年度比16.5%増の92億7,286万円を計上いたしました。このうち、財政調整基金繰入金は46億8,587万円、市債償還基金繰入金は40億3,402万円としております。  続いて、歳出でございます。義務的経費については、人件費が前年度比0.8%の増、扶助費が障害者自立支援等給付事業の増加などにより、前年度比2.0%の増、公債費が豊浦小学校校舎改築事業や滑川団地建替事業に伴う元金償還の開始などにより、前年度比9.6%の増となるため、全体では前年度比2.9%増の370億7,178万円となっております。  投資的経費は、洪水避難施設整備事業の着手に加え、久慈サンピア日立改修事業及び産業団地整備事業などが増となったものの、滑川団地建替事業や大甕駅周辺地区整備事業といった大型事業の完了などに伴い、前年度比24.7%の減となる93億5,021万円となりました。  次に、令和3年度の主な事業について申し上げます。  第1は、健やかで安心して暮らせるまちを目指す、福祉・医療についてであります。子供から高齢者まで、市民のライフステージに応じた切れ目のない支援を一層充実させることにより、誰もが住み慣れた地域で、安心して生活できる環境づくりを進めてまいります。  子育て支援については、コロナ禍において全国的な出生数の減少が懸念される中で、市を挙げて子育て世帯を応援するため、出産祝い金支給事業乳児おむつ等購入費助成事業を拡充いたします。また、医療福祉費支給制度につきましては、新たに小児マル福外来自己負担金を廃止するとともに、ひとり親マル福の所得制限を撤廃し、子育て世帯に対する経済的負担のさらなる軽減を図ってまいります。  子供の貧困対策では、引き続き、地域子ども食堂に対する運営支援生活困窮世帯に対する学習支援などに取り組むことにより、地域全体で子供を見守る体制づくりを進めてまいります。  高齢者福祉では、新たに策定した高齢者保健福祉計画2021に基づき、間近に迫る2025年問題を見据え、地域包括ケアシステムのさらなる推進を図るほか、認知症高齢者の支援体制の充実や、フレイル対策などの介護予防に積極的に取り組むことで、高齢者に対する総合的なサポートを実施してまいります。また、令和5年度の供用開始を目指して、特別養護老人ホーム・萬春園の建設工事に着手するとともに、GPSを活用した徘徊高齢者の見守りなどにより、高齢者とその家族の安心を支える取組を進めてまいります。加えて、高齢者向けICT講座の開催のほか、趣味やボランティア活動等につながる資格取得を支援することで、高齢者の生きがいづくりや多様な社会参加の促進を図ってまいります。  障害者福祉については、新しい障害者プランに基づき、精神障害者保健福祉手帳2級をお持ちの方を通院、通所に係るタクシー費用助成事業の対象者に加えるとともに、停電時に使用できる発電機を日常生活用具給付事業の対象種目に加えるなど、障害者福祉サービスのさらなる充実を図ってまいります。また、全国的に若年層や女性の自殺者が増加している中で、命の番人とされるゲートキーパーの養成などに引き続き取り組んでまいります。  地域福祉では、長期離職者やひきこもり状態にある方などに対して、一人一人の状態に応じた就労支援に取り組むとともに、多重債務者などの家計改善を支援することで、生活困窮者に対する自立支援のさらなる強化を図ってまいります。  地域医療については、来月から日立総合病院の地域周産期母子医療センターが再開する運びとなりましたが、引き続き、県や医療機関等との連携を図りながら、センターの持続的な運営や完全再開を見据えたさらなる機能の充実を支援してまいります。また、コロナ禍においても、市民に対する安定的な医療提供体制を確保するため、診療や検査を継続する市内医療機関に対し、財政支援を行うほか、新病院の建設を進める日鉱記念病院に対して、医療機器の整備支援を行います。あわせて、今後の感染拡大に対する備えとして、マスクや消毒液などの物資を計画的に購入し、感染防止対策に万全を期してまいります。  健康づくりでは、がんの早期発見に向けた検診体制の充実を図るため、公益財団法人日立メディカルセンターに対し、マンモグラフィ検診車の更新を支援するとともに、がん患者の社会参加を支援するため、ウィッグなどの購入費に対する助成を新たに開始いたします。また、NHKの巡回ラジオ体操・みんなの体操会の本市開催や、日立市長杯ラジオ体操コンクールの創設などにより、ラジオ体操のさらなる普及や健康意識の醸成を図ってまいります。  第2は、人と文化をつくるまちを目指す、教育・文化についてであります。  日立市教育大綱に掲げた基本理念である「未来を拓く人づくり」の実現に向けて、ひたちらしさを生かした特色ある教育を進めるとともに、本市が長年培ってきた文化や芸術のさらなる振興を図ることで、市民一人一人が輝くまちづくりを進めてまいります。  学校教育では、子供たちのよりよい学習環境づくりを進めるため、学校再編計画に基づき、再編の対象校に統合準備のための組織を設置し、新たな学校づくりに向けた協議を進めてまいります。また、児童生徒の読解力や表現力などを養うため、新聞記事を教材として活用するNIE教育に取り組んでまいります。  学習環境の整備については、国のGIGAスクール構想の推進に向けて、1人に1台のタブレット型パソコンを配備したことに伴い、学習指導をより効果的に進めることができるよう、新たにICT支援員を配置いたします。さらに、小学校の若手教員をハワイ・パシフィック大学に派遣することで、英語教育のより一層の充実を図ってまいります。また、学校運営協議会を全校に設置し、地域との協働による学校づくりを進めるとともに、スマートフォン向けのひたち大好きパスポートアプリを導入し、地域イベントへの参加や市内施設の利用等を促進することで、子供たちの郷土愛のさらなる醸成を図ってまいります。  学校における新型コロナウイルス感染症対策については、児童生徒等の感染予防と安全、安心な校内環境を確保するための取組を継続してまいります。  また、奨学金返還支援事業については、市の奨学金利用者のほか、日本学生支援機構や県の奨学生も助成対象者に加えることで、経済的負担の軽減を図るとともに、若者のさらなる定住促進に取り組んでまいります。  学校施設の整備については、令和3年度中の供用開始に向けて、引き続き、中里中学校の校舎及び十王中学校の屋内運動場の改築を進めてまいります。  放課後における子供の居場所づくりでは、放課後子ども教室を現在の8校から13校に拡充するほか、引き続き、児童クラブとの一体的な運営を検討してまいります。  読書活動の充実では、図書館における電子書籍の貸出しサービスを導入し、デジタル化の推進や新たな生活様式への対応を図ってまいります。  文化・芸術の振興では、日立シビックセンター科学館リニューアルオープンを契機として、科学を軸としたまちのにぎわい創出を図るほか、吉田正音楽記念館では、吉田正生誕100周年を記念したコンサート等を開催し、吉田メロディーの未来への継承を図ってまいります。さらに、文化財保存活用地域計画に基づき、貴重な地域資源である文化財の保存、活用に取り組んでまいります。  平和への取組では、市内中学生を被爆地である長崎市に派遣し、平和学習を推進するとともに、戦没者追悼式を開催し、平和に対する市民意識の醸成を図ってまいります。  生涯スポーツでは、スポーツ施設整備計画に基づき、市民運動公園野球場の改修及び会瀬地区における新たなスポーツ広場の整備に向けた設計業務に着手するほか、池の川さくらアリーナに大型映像装置を設置いたします。さらに、1年延期となり、本年7月に開催が予定されている東京オリンピック・パラリンピックについては、感染症対策に万全を期しながら、事前キャンプの受入れ等を行うことで、オリンピック開催に向けた機運醸成と新たな交流の創出を図ってまいります。  第3は、活力ある産業のまちを目指す、産業についてであります。  本市が、将来にわたって持続的な発展を遂げられるよう、多岐にわたる産業振興策を総合的に推進することで、産業基盤の整備促進と地域経済の活性化を目指してまいります。  工業の振興では、IT技術を活用した生産性の向上や新たなビジネスの創出等を図るため、市内中小企業によるデジタルトランスフォーメーションに向けた取組を支援してまいります。また、働き方改革が進む中、テレワークやサテライトオフィスの設置などに取り組む市内事業者等への助成制度を創設するとともに、コロナ禍での新たな需要に対する中小企業の設備投資を支援してまいります。加えて、市内で働く優れた技能者等に焦点を当て、ものづくりのすばらしさややりがいを広く発信することで若者の中小企業等への就業促進を図るとともに、大みか地区に新たなマイクロクリエイションオフィスを整備し、首都圏の事業者によるサテライトオフィスとしての活用や、将来的な地域経済の担い手となる創業者の起業等を支援してまいります。  雇用の創出については、インターネット等を活用した合同企業説明会を開催するほか、雇用センター多賀に地域就労コーディネーターを配置し、より専門的な就労支援サービスを提供してまいります。  商業の振興では、コロナ禍における事業者支援として、引き続き、市内飲食店や小売店等における買物支援に取り組むほか、テークアウト事業への参入、セルフレジやキッチンカーの導入など、新しい生活様式に対応したビジネスモデルへの転換についても支援してまいります。  商店街の活性化については、まちなか空き店舗活用事業の対象地域を拡大し、既存ストックを活用したまちのにぎわい創出を一層進めるとともに、老朽化したアーケードの撤去など、まいもーる商店街の環境整備を支援いたします。  農業の振興では、新規就農者等の意欲ある農業者に対し、設備投資に係る負担軽減と収益拡大を図るため、農機具の購入費やビニールハウスなどの整備費に対する助成制度を創設いたします。さらに、伊師地区における県営土地改良事業の推進を図るとともに、農業振興地域整備計画の見直しに向けた基礎調査を実施し、農業用地の適切な保全を図ってまいります。また、森林の適切な経営管理の確保を図るため、森林環境譲与税を活用しながら、引き続き、森林経営管理法に基づく森林所有者への意向調査等を実施いたします。  水産業の振興については、久慈漁港の施設整備に対する支援を行い、水揚げの作業効率の向上と漁獲物の鮮度及び衛生管理の確保を図ってまいります。  産業立地では、日立南太田インターチェンジ付近におけるモータープールの整備を進めるとともに、留地区における新たな産業団地用地を確保するため、基本計画の策定に向けた調査を実施いたします。  また、日立港区の整備促進では、巨大地震に伴う津波等から港湾及びその後背地を守る粘り強い構造を導入した沖防波堤の整備や、老朽化した港湾施設の維持、更新等について、国や県に強く働きかけを行いながら、港湾機能の強化を目指してまいります。  観光の振興については、令和4年度中の供用開始に向けて、かみね動物園の猛獣舎整備を進めるとともに、かみね公園全体の活性化に向け、民間活力の導入も含めた調査、研究を進めてまいります。
     さらに、ジャイアントパンダの誘致については、県や市議会、関係団体等との連携を図りながら、着実に取り組むとともに、昨年11月に設置した誘致推進会議による機運醸成に努めてまいります。  海と山を活用した観光誘客では、海水浴場にエアー遊具を設置するほか、日立アルプスでは、県北6市町をつなぐロングトレイル構想の実現に向けて、事業主体である県や関係自治体との連携を図るとともに、ハイキングコースの測量やトイレ整備を進めることで、引き続き、にぎわいの創出や利便性の向上に取り組んでまいります。  道の駅日立おさかなセンターについては、周辺エリアを含めた基本的な施設整備の方向性を検討するとともに、隣接する久慈サンピア日立については、令和4年4月のリニューアルオープンを目指し、改修工事を進めてまいります。さらに、奥日立きららの里における園内周回バスの運行や、中里地区の観光案内機能の整備などにより、地域資源を生かした観光拠点のさらなる魅力向上を図ってまいります。  第4は、都市機能が充実したまちを目指す、都市基盤についてであります。  県北地域の中核都市として、都市力の向上に向けた計画的かつ効率的な投資を行い、多極ネットワーク型コンパクトシティの形成など、将来を見据えた都市基盤づくりを進めてまいります。  JR常陸多賀駅の周辺地区整備では、駅舎や自由通路等の概略設計に加え、東口交通広場及び南北アクセス道路の予備設計等を実施するとともに、西口エリアにおけるにぎわい創出に向けて、土地活用の検討を進めてまいります。  幹線道路については、国道6号や国道245号の整備促進をはじめ、日立港区周辺における物流機能の強化を図るため、国道293号の4車線化に向けて、引き続き、国や県に対し、強く働きかけを行ってまいります。  また、山側道路の北伸機能を有する鮎川・城南道路の早期整備に向けて、事業用地の取得等を進めてまいります。  生活道路の整備では、シーマークスクエア東側の市道3号線や、市役所北側の市道2560号線などの道路改良、会瀬小学校脇JR常磐線沿いの市道3509号線の道路改築などを進めるほか、多賀地区における新たな南北交通軸を形成するため、大沼小学校東側からひたちBRT沿いに北進する大沼・河原子道路の詳細設計を進めてまいります。また、老朽化した横断歩道橋の計画的な点検に取り組むとともに、日立駅東跨線人道橋の撤去に向けた詳細設計を進めてまいります。  公共交通では、市北部地区のバス路線再編に向けた計画策定を進めるとともに、ひたちBRT第III期区間のルートを検討するため、道路の概略設計に着手いたします。また、路線バスの利用促進を図るため、引き続き、中高生に対するバス通学定期の購入費助成を実施するとともに、バス事業者に対する車両の取得や待合施設の整備等への支援を行ってまいります。さらに、新モビリティサービスの実現に向けて、国や交通事業者等との連携を図りながら、引き続き、バス専用道路を活用した自動運転をはじめ、ひたち圏域MaaSやグリーンスローモビリティなどの実証実験を進めてまいります。加えて、JR日立駅のエスカルロードに接続する臨時開設改札口については、これまでの継続的な要望活動が実を結び、この4月から自動改札口の営業時間が午後7時までに大幅に延長されることとなりました。今後も、さらなる利便性の向上に向け、JR東日本に対し、積極的な働きかけを行ってまいります。  公園・緑地については、小木津山自然公園の利用促進を図るため、新たなアクセス道路の整備工事を行うとともに、旧滑川処理場等の跡地については、敷地の有効活用に向けた計画策定を進めてまいります。  さくらのまちづくりの推進では、(仮称)さくらのまちづくり基本計画の策定に向けた協議を進めるとともに、引き続き、樹勢点検や樹木の更新等を行うことで、本市のシンボルである桜の保護、育成を図ってまいります。  河川・水路では、集中豪雨等による浸水被害の軽減を図るため、河川の計画的なしゅんせつを進めるほか、長峰排水路をはじめとする市内各所の排水路改修に取り組んでまいります。  住環境整備では、市営住宅ストック総合活用計画が令和4年度に期間満了を迎えるため、計画改定に向けた基礎調査等に着手いたします。また、増加傾向にある空き家の利活用を図るため、解体費に対する助成制度を拡充するとともに、新たに、自己所有地に隣接する空き家跡地等の取得を支援してまいります。さらに、子育て応援マイホーム取得助成事業や、山側住宅団地住み替え促進事業の助成額を拡充するほか、宅地整備促進事業の対象エリアをひたちBRT沿線からJR各駅周辺にまで拡大することで、市内における良好な住環境の創出と、子育て世帯や若年夫婦世帯のさらなる定住促進を図ってまいります。  上下水道では、久慈川における塩分遡上や渇水に備え、安定した水源確保に向けた検討を進めるとともに、災害発生時における水道水供給の長期停止や下水道施設の機能停止に伴う市民生活への影響を最小限に抑えるため、上下水道事業経営戦略に基づき、老朽化した管路や施設の更新及び耐震化を推進してまいります。さらに、雨水施設についても、老朽化した排水路の改築工事等を進めてまいります。  第5は、安全で環境にやさしいまちを目指す、生活環境についてであります。  市民の命と暮らしを守るため、災害に強く犯罪の少ないまちづくりを進めるとともに、脱炭素化やSDGsの実現に向けた4Rの取組などを積極的に推進し、さらなる循環型社会の形成を目指してまいります。  自然環境の保全では、次期環境基本計画の策定に向けた意識調査を行うほか、30回の節目を迎える環境啓発展・エコフェスひたちの開催などを契機として、引き続き、環境に対する市民意識の高揚を図ってまいります。また、全国の地方公共団体で唯一の取組である天気相談所については、市内7地区のエリアごとの気象予報を分かりやすく情報を発信することで、さらなる利便性の向上を図ってまいります。  ごみ・資源については、新たに市内の外食産業等との協働による食べきり促進の啓発に取り組むとともに、フードバンク事業との連携を図ることで、国が進める食品ロス削減を推進してまいります。また、身体的な事情などから、自力で集積所へのごみ出しを行うことが困難な世帯等を支援するため、引き続き、見守り等の福祉支援を兼ねたふれあい戸別収集事業を実施してまいります。さらに、清掃センターについては、施設の延命化を図るため、基幹的設備の改良を進めてまいります。  消防・救急では、国の通知に基づき、救急活動の従事者に対する麻しん、風しん等のワクチン接種を行うとともに、コロナ禍においても安定的な活動体制を維持するため、医療用マスクや感染防止衣などの資機材整備を進めてまいります。また、消防・救急車両を計画的に更新し、消防力と救急救助体制のさらなる強化を図るともに、老朽化した第12分団詰所の建て替えを行うことで、地域防災力の向上に努めてまいります。  防災・減災では、激甚化する自然災害から市民の生命を守るため、久慈川周辺地域における洪水避難タワーの整備等を進めるほか、津波や土砂災害などの様々なハザード情報を一元化した危険箇所マップの作成に向けた基礎調査の実施、さらには、避難所におけるWi-Fi環境の整備等に取り組んでまいります。また、市民の防災意識の向上や地域防災力の強化を図るため、東日本大震災の経験を踏まえた、より実践的な防災訓練を実施するとともに、改めて市内全世帯に非常用持出袋の配布を行います。  原子力安全対策では、県や近隣自治体等との連携を図りながら、引き続き、実効性のある広域避難計画の策定に向けた協議、調整等を進めてまいります。  防犯・交通安全では、平成30年度から重点的に進めてまいりました防犯灯のLED化がおおむね完了したことを受け、令和3年度中に防犯灯の移管を受けて市が直接管理を行うことで、地域住民のさらなる安全確保と町内会等の負担軽減を図ってまいります。さらに、防犯上の必要性が高い公共空間を対象に防犯カメラの設置を進めることで、犯罪等の未然防止に努めてまいります。また、自動車のアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故等を防止する急発進制御装置取付補助の助成対象者を拡充し、高齢社会における交通安全の確保を図ってまいります。  第6は、みんなで築くまちを目指す、協働についてであります。  全ての市民が、豊かさと幸福を実感できる全世代型のまちづくりの実現に向けて、市民・企業・関係団体等との連携により、将来に向けた持続可能なまちづくりを進めてまいります。  コミュニティと行政との協働については、第2次コミュニティ活動の在り方検討委員会からの提言を踏まえ、多様化、複雑化する地域課題への適切な対応を図りながら、これからの時代にふさわしい協働体制を築いてまいります。  男女共同参画では、女性の人材育成や就業等を支援するため、資格取得に対する助成制度を拡充するとともに、次期男女共同参画計画の策定に着手いたします。  若者応援では、新たに策定したひたち若者かがやきプランに基づき、若者が主体となって地域の魅力づくりを進める(仮称)ひたち若者かがやき会議を設置するとともに、恋活などの新たな交流機会の創出や資格取得を支援する制度を創設することで、様々な分野に挑戦する若者たちを全力で応援してまいります。また、青少年育成推進会議が設立40周年を迎えることから、記念式典を開催し、青少年育成のさらなる機運醸成を図ってまいります。  広聴広報機能の充実については、市の重要な広報媒体である市報を全ての世帯にお届けするため、ポスティングを含めた新たな配布方式を導入するとともに、市民の皆様に本市の特色ある施策や魅力などを広くかつ的確に、そして、分かりやすくお伝えするため、伝える広報から伝わる広報へと戦略的な転換を図ってまいります。  シティプロモーションの推進では、若者を主なターゲットとしたひたちらしさの磨き上げと魅力発信により、本市の認知度とブランド力の向上を図るとともに、地方への移住を検討している方々に対して、本市の住みやすさや魅力などを体感していただく機会を提供するお試し移住事業に取り組んでまいります。加えて、「新しい生活様式」の定着により、仕事をする場所に住む時代から暮らしたい場所で仕事ができる時代へと大きく変わりつつある潮流を捉え、テレワークを契機とした移住促進事業に継続して取り組んでまいります。  行政経営では、市民の利便性向上と業務の効率化を図るため、行政手続のオンライン化やスマートフォン決済アプリによる公金収納、テレワークの推進など、国が掲げる行政のデジタル化の実現に向けた取組を積極的に推進してまいります。さらに、地域社会のグローバル化に対応できる人材を育成するため、茨城キリスト教大学との連携による職員の語学研修に取り組んでまいります。  行財政改革では、引き続き、第8次行財政改革大綱を推進するとともに、公共施設マネジメント中期行動計画を策定し、中長期的な視点に基づく公共施設の適正な維持管理を進めてまいります。また、令和4年度を初年度とする新しい総合計画の策定に当たりましては、市議会・市民・各種団体等からの幅広い御意見をいただきながら、アフターコロナ時代を見据えた新しいまちづくりの実現に向けて、目指すべき都市像や取り組むべき施策等の検討を進めてまいります。  以上が令和3年度の施政方針並びに予算案の大綱であります。  現在、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、世界中の人々の生活様式や価値観、働き方等に、急激な変革が生じており、この状況は今後も長期間にわたって続くことが想定されます。「人類の歴史は、感染症との戦いでもある」と言われる中で、我々は、過去の歴史から、様々な苦難を乗り越えるための教訓を学び、それを生かしながら、次の世代に着実に伝えていくという大きな責務を負っているものと感じております。  このような中、去る2月14日にスタートしたNHKの大河ドラマ「青天を衝け」の主人公であり、また、令和6年から新一万円札の肖像となる渋沢栄一氏の生き方は、まさに、先行きが見えない逆境を生きる我々にとって、大いに共感できるものであります。農村に生まれた一青年が、実業家として挫折を繰り返しながらも、忠恕、すなわち真心と思いやりの精神で、社会全体の利益を追求しながら、激動の幕末、そして、明治維新という新しい時代を駆け抜けていく姿は、至誠一貫の想いで市政の舵取り役を担ってきた私の心を改めて奮い起こすものであります。日々、絶え間なく変わりゆく現代社会、そして、不安定な状況が続くコロナ禍の世界は、渋沢栄一氏が生きた時代に通ずるものであり、我々は、進んでこの難局に立ち向かい、逆境を成長の糧とすることで、ピンチをチャンスに変える新たな潮流を創り出していかなければなりません。  令和3年度は、その出発点となる年であり、また、今後10年間のまちづくりの方向性を定める本市の新たな総合計画を策定する重要な年でもあります。  これまでの歩みを決して止めることなく、10年後、さらには、その先にある目指すべき姿を見据えながら本市にとってのベストシナリオをしっかりと描き、市民の皆様と共に明るい未来を切り開いてまいりたいと考えております。その実現のためにも、まちづくりの基本は人であり、人づくりこそ地域力の礎であることを改めて思い起こし、本市が人と人、人と地域、そして、人と歴史をつなぐ、より魅力あるまちとなるよう、引き続き、市政運営に全身全霊を尽くしてまいる覚悟でございます。  何とぞ、議員各位のなお一層の御支援、御協力をお願い申し上げますとともに、十分な御審議を賜りますようお願い申し上げます。  私からは以上でございます。 11 ◯副議長(伊藤健也君) 続いて、上程議案等について、提案者からの説明を求めます。 12 ◯財政部長(鬼澤康志君) ◇登壇◇ 私からは、予算関係議案につきまして御説明を申し上げます。  第1分冊の1ページをお開き願います。議案第5号、令和3年度日立市一般会計予算でございます。  第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ727億500万円と定めるものでございます。第2条で継続費、第3条で債務負担行為、第4条で地方債、第5条で一時借入金の最高額を80億円と定め、第6条で歳出予算の流用について規定をしております。  8、9ページをお願いいたします。第2表、継続費でございます。新たに複数年にわたる事業経費の総額及び年割額につきまして一括した予算とするもので、固定資産評価業務委託につきまして、総額、年割額を設定するものでございます。  次の10、11ページをお願いいたします。第3表、債務負担行為でございます。次年度以降に発生する経費の負担について定めるもので、一番上の行、公共施設照明設備賃借料は、公共施設における照明のLED化をリース方式により行うものなど計13件について、期間及び限度額をそれぞれ設定するものでございます。  次の12、13ページをお願いいたします。第4表、地方債でございます。起債の目的欄にあります各事業の財源として発行するもので、庁舎整備事業費から次の14ページの一番下の行、臨時財政対策債までの44事業につきまして、それぞれ限度額、起債の方法、利率、償還の方法を定めるものでございます。  20、21ページをお願いいたします。ここから事項別明細書で概要を御説明申し上げます。  まず、歳入でございます。1款市税、1目個人市民税は92億6,600万円、納税義務者数及び平均所得の減少により前年度に比べ10億1,200万円の減、2目法人市民税は13億200万円、税制改正による税率の引下げや企業への聞き取り調査などを踏まえ、前年度に比べ6億200万円減の計上でございます。その下の段、1目固定資産税は112億2,200万円、地価の下落や家屋の評価替えの実施などにより前年度に比べ4億9,100万円の減など、市税全体では253億4,069万1,000円の計上でございます。  28、29ページをお願いいたします。一番上の段、11款地方交付税は52億円でございます。右側説明欄、普通交付税が47億円の計上で、国の地方財政計画の伸びを踏まえ、前年度に比べ2億円の増額としたものでございます。  少し飛びまして、64、65ページをお願いいたします。一番下の段、19款繰入金、1目財政調整基金繰入金は46億8,587万2,000円の計上で、内訳は右側説明欄に記載のとおりでございます。その下、2目市債償還基金繰入金は40億3,401万8,000円の計上で、市債の償還財源として繰入れをするものでございます。  68、69ページをお願いいたします。一番上の段、繰入金の計の行を御覧いただきますと、92億7,285万7,000円の計上で、前年度と比べ13億1,001万3,000円の増額となっております。  76、77ページをお願いいたします。22款市債でございます。次の78、79ページをお願いいたします。一番下の行、市債の計を御覧いただきますと77億3,950万円の計上、前年度と比べ4億2,890万円の増額となっております。久慈サンピア日立改修事業やみやた認定こども園新園舎建設事業臨時財政対策債の増などによるものでございます。  94、95ページをお願いいたします。ここから歳出でございます。2款総務費、1目一般管理費、右側説明欄、電子行政サービス推進事業費3,727万3,000円は、次の97ページにかけまして、デジタル化推進計画の策定や証明書自動作成システム及びテレワーク用端末の導入などを行うものでございます。  次の98、99ページをお願いいたします。2目文書広報費、右側説明欄、広聴広報事業費8,055万6,000円は、市報の配布方式に新たにポスティングなどを導入するものなどでございます。  112、113ページをお願いいたします。5目企画費、右側説明欄、ページの中ほど、総合計画策定事業費1,562万2,000円は、令和4年度を初年度とする新たな総合計画を策定するものでございます。  134、135ページをお願いいたします。12目防災対策費、右側説明欄、防災体制整備事業費8億7,218万3,000円は、東日本大震災から10年の節目を迎える年であることから、全世帯へ非常用持出袋を配布するともに、神田町地内における洪水避難タワーの整備やハザードマップの一元化に向けた調査業務などを行うものでございます。  140、141ページをお願いいたします。14目防犯対策費、右側説明欄、防犯灯維持管理事業費3,229万円は、町内会などが所有する防犯灯について、市が移管を受け、維持管理を行うものでございます。  少し飛びまして、174、175ページをお願いいたします。3款民生費、3目医療福祉費、右側説明欄、下のほう、医療福祉費支給事業費(市単独分)3億3,115万5,000円は、次の177ページにかけまして、新たに小児マル福における外来自己負担金を助成するとともに、母子・父子家庭マル福の所得制限を撤廃するものなどでございます。  186、187ページをお願いいたします。2目老人福祉推進費、右側説明欄、一番下のいきいき高齢者サポート事業費245万1,000円は、次の189ページにかけまして、高齢者向けにスマホ、タブレット教室を実施するとともに、生きがいづくりなどのための資格取得に係る費用に補助をするものなどでございます。  200、201ページをお願いいたします。1目児童福祉総務費、右側説明欄、下のほう、お誕生おめでとう事業費5,068万7,000円は、出産祝い金の額を第1子は1万円から3万円に、第2子は3万円から5万円へと増額するものでございます。  少し飛びまして、238、239ページをお願いいたします。4款衛生費、1目保健衛生総務費、右側説明欄、地域医療体制確保事業費6億8,276万1,000円は、救急医療、小児・母子医療などの充実を図るため、引き続き、医療機関に対する財政支援を行うもので、4月から再開いたします日立総合病院の地域周産期母子医療センターの運営費や、小児科医師確保に係る補助のほか、日鉱記念病院の新病院建設に伴う医療機器整備費用に係る補助、さらには、感染症予防に努めながら診療等を行っている医療機関に対する支援金を支給するものなどでございます。  246、247ページをお願いいたします。3目保健対策費、右側説明欄、一番下の健康増進事業費3億203万3,000円は、次の249ページにかけまして、日立メディカルセンターの乳がん検診車の整備に対する補助や、がん治療を受けている方へのサポートとしてウィッグ等の購入費などについて新たに助成をするものなどでございます。  少し飛びまして、278、279ページをお願いいたします。5款労働費、1目労働諸費、右側説明欄、一番下の雇用安定対策事業費4,103万5,000円は、次の281ページで、補助はオンラインによる合同企業説明会などの実施や、コロナ禍においても専門家のアドバイスに基づき雇用維持などに取り組む市内中小企業者に対する補助などでございます。  284、285ページをお願いいたします。6款農林水産業費、3目農業振興費、右側説明欄、一番下、農業振興事業費4,775万3,000円は、289ページをお願いいたします。上のほうの補助で、意欲ある農業者の支援として農機具や農業用簡易施設の購入に係る費用の一部を補助するものなどでございます。  296、297ページをお願いいたします。7款商工費、2目商工振興費、右側説明欄、商店街活性化事業費4億2,372万9,000円は、スーパー事業者と連携し、買物代行サービスを行う市内タクシー事業者に対する補助や、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受ける市内飲食店及び小売店などに対する商品割引分の補助を行うものなどでございます。  302、303ページをお願いいたします。右側説明欄、上のほう、創業支援事業費3,504万5,000円は、大みか地区に街なかマイクロクリエイションオフィスを整備する経費に対し、補助をするものなどでございます。  次の304、305ページをお願いいたします。右側説明欄、上のほう、産業団地整備事業費7億3,877万1,000円は、日立南太田インターチェンジ周辺へのモータープール整備工事費の計上などでございます。  310、311ページをお願いいたします。4目観光費、右側説明欄、中ほど、グリーンツーリズム推進事業費4,488万3,000円は、中里地区を新たな観光拠点として整備するための基本設計を行うものなどでございます。  318、319ページをお願いいたします。右側説明欄、パンダ誘致推進事業費1,764万5,000円は、茨城パンダ誘致推進協議会負担金などを計上するものでございます。  322、323ページをお願いいたします。5目かみね動物園費、右側説明欄、動物園活性化事業費6億2,517万2,000円は、令和4年・夏頃の完成に向け、引き続き、猛獣舎の整備を進めるものでございます。  326、327ページをお願いいたします。8目久慈観光交流施設費、右側説明欄、久慈サンピア日立改修事業費12億3,819万1,000円は、令和4年4月の供用開始に向け、引き続き、施設の改修を進めるものでございます。  少し飛びまして、348、349ページをお願いいたします。8款土木費、4目幹線道路整備費、右側説明欄、中所沢川尻線改築事業費から、353ページの右側説明欄、中ほど、鮎川・城南道路整備事業費までは、それぞれ国の交付金を活用しながら事業の進捗を図るものでございます。1つ飛びまして、大沼・河原子道路整備事業費1,511万円は、大沼小学校東側からひたちBRT沿いに北進する新たな道路整備を進めるもので、詳細設計を行うものでございます。  366、367ページをお願いいたします。1目都市計画総務費、右側説明欄、中ほどよりやや上、公共交通政策検討事業費1,690万5,000円は、金沢団地で実施するグリーンスローモビリティ試行運行事業に対し、補助をするものなどでございます。  次の368、369ページをお願いいたします。右側説明欄、中ほど、新交通導入事業費3,302万2,000円は、ひたちBRT第III期ルートの概略設計を行うものなどでございます。  次の370、371ページをお願いいたします。右側説明欄、一番下の常陸多賀駅周辺地区整備事業費1億4,875万5,000円は、次の373ページにかけまして、常陸多賀駅における自由通路及び駅舎橋上化の概略設計を行うとともに、東口広場及び南北アクセス道路の予備設計を行うものなどでございます。  376、377ページをお願いいたします。右側説明欄、上のほう、桜を活かしたまちづくり事業費2,625万2,000円は、(仮称)さくらのまちづくり基本計画を策定するものでございます。  少し飛びまして、404、405ページをお願いいたします。9款消防費、3目消防施設費、右側説明欄、中ほどよりやや上、施設整備事業費1億4,596万6,000円は、河原子町地内の第12分団詰所の建て替えを行うものなどでございます。  414、415ページをお願いいたします。10款教育費、3目教育指導費、右側説明欄、中ほど、学力向上事業費1,766万9,000円は、児童生徒の読解力や思考力、表現力の向上を図るため、新聞を活用した授業環境を整備するものなどでございます。  418、419ページをお願いいたします。右側説明欄、ページの中ほど、情報教育環境整備事業費1,300万円は、児童生徒1人に1台のタブレットパソコンを配置するに当たり、学校現場での課題対応のため、ICT支援員を配置するものでございます。  426、427ページをお願いいたします。6目高等教育振興費、右側説明欄、中ほど、奨学金貸付基金管理経費1,096万1,000円は、大学生や専門学校生などが利用する奨学金の返還金に対する補助について、対象者に日本学生支援機構奨学生及び茨城県奨学資金奨学生を新たに加えるものなどでございます。  430、431ページをお願いいたします。1目小学校管理費、右側説明欄、下のほう、施設整備事業費8,278万8,000円は、次の433ページの工事請負費で、屋内運動場トイレ改修や緊急通報システムの整備工事を行うものなどでございます。これらにつきましては、中学校管理費におきましても同様に計上しております。  少し飛びまして、454、455ページをお願いいたします。1目社会教育総務費、右側説明欄、ラジオ体操普及事業費543万3,000円は、ラジオ体操の普及を図るため、日立市長杯ラジオ体操コンクールを実施するものなどでございます。  470、471ページをお願いいたします。5目青少年育成推進費、右側説明欄、下のほう、若者かがやき事業費712万5,000円は、次の473ページにかけまして、若者を主体に地域課題解決のためのプロジェクトを実施する(仮称)ひたち若者かがやき会議を設置するとともに、若者の能力向上と就業機会拡大を応援するため、資格取得に要する費用の一部を補助するものなどでございます。その下、恋活応援事業費312万1,000円は、(仮称)ひたち若者かがやき会議の発案によるイベントなどを実施し、新たな出会いや若者世代の交流を促進するものなどでございます。  488、489ページをお願いいたします。3目体育施設費、右側説明欄、社会体育施設整備事業費1億4,921万3,000円は、会瀬地区における新たなスポーツ広場を整備するための基本・実施設計や、市民運動公園野球場の改築に向けた基本設計を行うものなどでございます。  494、495ページをお願いいたします。12款公債費でございます。1目元金で本年度予算額66億5,767万9,000円、その下、2目利子は2億4,501万4,000円、一番下の計の行69億269万3,000円の計上でございます。  次の496、497ページをお願いいたします。13款予備費でございます。1目予備費、本年度予算額3億円でございますが、新型コロナウイルス感染症対策や自然災害などの緊急を要する不測の事態に対し、迅速に対応するための経費で、通常分を増額させていただいております。  一般会計につきましては、以上でございます。  続きまして、第2分冊で特別会計を御説明いたします。第2分冊、1ページをお願いいたします。議案第6号、令和3年度日立市国民健康保険事業特別会計予算でございます。第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ143億2,776万4,000円と定め、第2条で債務負担行為、第3条で歳出予算の流用について定めるものでございます。  10、11ページをお願いいたします。事項別明細書の歳入でございます。1款国民健康保険料は、下の計の行で28億5,722万1,000円の計上でございます。前年度に比べ1億4,082万7,000円の減額は、被保険者数の減少を見込んだことによるものでございます。  22、23ページをお願いいたします。歳出でございます。下の段で、2款保険給付費、1項療養諸費から、26、27ページをお願いいたします。上から2段目、5項葬祭諸費までの保険給付費の合計は99億3,551万5,000円でございまして、前年度と比べ1,643万2,000円の減額となり、財源として県支出金などを充てるものでございます。  その下の段、3款国民健康保険事業費納付金、1項医療給付費納付金から、次の28、29ページの一番上の段、3項介護納付金までの国民健康保険事業費納付金の合計は31億8,342万6,000円でございまして、これを運営主体である県に納付するもので、財源として保険料、一般会計繰入金などを充てるものでございます。  47ページをお願いいたします。議案第7号、令和3年度日立市介護保険事業特別会計予算でございます。第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ173億9,060万5,000円と定め、第2条で歳出予算の流用について定めるものでございます。  54、55ページをお願いいたします。事項別明細書の歳入でございます。1款保険料、1目第1号被保険者保険料34億3,722万9,000円は、前年度に比べ1億8,415万9,000円の増額で、被保険者数の増加に加えまして、今年度は3年ごとの保険料見直し年度になりますことから、保険料の改定分を見込んだものでございます。  66、67ページをお願いいたします。歳出でございます。下の段、2款保険給付費、1項介護サービス等諸費から、72、73ページの2段目、7項特定入所者介護サービス等費までの保険給付費の合計は161億3,274万2,000円で、前年度と比べ4億8,955万1,000円の増となっております。  105ページをお願いいたします。議案第8号、令和3年度日立市介護サービス事業特別会計予算でございます。第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ18億2,829万1,000円と定め、第2条で継続費、第3条で地方債、第4条で歳出予算の流用について定めるものでございます。  108、109ページをお願いいたします。第2表、継続費でございます。2款施設整備費、事業名、萬春園建設事業は、鮎川町3丁目地内に再整備をするもので、工事の着手に当たりまして継続費の設定をするものでございます。  110、111ページをお願いいたします。第3表、地方債でございます。萬春園建設事業費の限度額、起債の方法などについて定めるものでございます。  116、117ページをお願いいたします。事項別明細書の歳入でございます。1款サービス収入は、市が行うサービスの提供に係る収入でございまして、1項介護給付費収入から、次の118、119ページの一番上の段、3項自己負担金までのサービス収入の合計は4億2,095万7,000円、前年度に比べ1,129万4,000円の減でございます。
     次の120、121ページをお願いいたします。歳出でございます。1款サービス事業費は、市が行う介護サービスの提供に係る経費の計上で、1項居宅サービス事業費から、次の122、123ページの一番下、3項介護予防・日常生活支援総合事業費までのサービス事業費の合計は7億2,463万8,000円、前年度に比べ9,573万1,000円の増でございます。  139ページをお願いいたします。議案第9号、令和3年度日立市戸別合併処理浄化槽事業特別会計予算でございます。第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,394万8,000円と定めるものでございます。  146、147ページをお願いいたします。事項別明細書の歳入でございます。中里地区に整備いたしました戸別合併処理浄化槽の管理に係る歳入の計上で、1款繰入金、1目一般会計繰入金1,542万8,000円、その下、2款諸収入、1目雑入852万円は、浄化槽使用料金の計上でございます。  次の148、149ページをお願いいたします。歳出でございます。上の段、1款浄化槽管理費は1,597万7,000円と、下の段、2款公債費は、一番下、計の行797万1,000円で前年度とほぼ同額の計上でございます。  155ページをお願いいたします。議案第10号、令和3年度日立市後期高齢者医療事業特別会計予算でございます。第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ33億5,514万2,000円と定めるものでございます。  162、163ページをお願いいたします。事項別明細書の歳入でございます。1款後期高齢者医療保険料は28億3,805万1,000円で、前年度に比べ2億5,027万7,000円の増額でございます。  168、169ページをお願いいたします。歳出でございます。2段目、2款後期高齢者医療広域連合納付金32億9,250万5,000円は、保険料分の納付金などの計上でございます。その下、3款保健事業費2,051万9,000円は、人間ドック・脳ドック補助に係る経費の計上でございます。  177ページをお願いいたします。議案第11号、令和3年度日立市水道事業会計予算でございます。第2条(1)で、給水件数を8万6,200件といたしますほか、(3)で1日平均給水量を5万3,942立方メートルとしております。第3条で、収益的収入及び支出の予定額のうち、収入は水道事業収益を36億6,294万6,000円とし、支出では水道事業費用を33億3,881万2,000円と定めるものでございます。第4条で、資本的収入及び支出の予定額のうち、次の178ページで、収入は水道事業資本的収入を7億333万2,000円、支出では水道事業資本的支出を22億8,760万1,000円としております。資本的収入が支出に対し不足する額につきましては、損益勘定留保資金などで補填することと定めております。第5条で、事項の欄にございます3件の債務負担行為を設定しております。第6条で、起債の目的欄にございます2事業の財源として発行する企業債の限度額を6億1,910万円とするとともに、起債の方法などについて定めるものでございます。第7条で、一時借入金の限度額を10億円と定め、右の179ページ、第10条で一般会計から受ける補助の金額を2,215万5,000円と定め、第11条で、たな卸資産の購入限度額を定めるものでございます。  少し飛びまして、210、211ページをお願いいたします。水道事業会計の予算明細書でございます。収益的収入及び支出のうち収入でございます。款項の欄、1款水道事業収益は、本年度予定額36億6,294万6,000円の計上で、そのうち、1目給水収益は31億2,291万8,000円、使用水量の減少などから、前年度に比べ4,493万5,000円の減額でございます。  少し飛びまして、230、231ページをお願いいたします。資本的収入及び支出の支出でございます。款項の欄、1項建設改良費、1目水源及び配水施設費3億2,394万円の計上で、右側節の欄、下のほう、工事請負費には十王浄水場監視制御装置の更新工事などの事業費を計上しております。  239ページをお願いいたします。議案第12号、令和3年度日立市下水道事業会計予算でございます。第2条(3)で、1日平均処理水量を5万3,044立方メートルとするほか、(4)で主要な建設改良事業を定めるものでございます。第3条で、収益的収入及び支出の予定額のうち、収入は下水道事業収益を40億5,539万6,000円とし、支出では下水道事業費用を36億7,884万2,000円と定めるものでございます。第4条で、資本的収入及び支出の予定額のうち、次の240ページで、収入は下水道事業資本的収入を11億9,776万8,000円、支出では下水道事業資本的支出を24億3,950万4,000円としております。資本的収入が支出に対し不足する額につきましては、損益勘定留保資金などで補填することと定めております。第5条で、事項の欄にございます4件の債務負担行為を設定しております。第6条で、起債の目的欄にございます3件の財源として発行する企業債の限度額を5億2,700万円とするとともに、起債の方法などについて定めるものでございます。第7条で、一時借入金の限度額を20億円と定め、右の241ページ、第10条で一般会計から受ける補助の金額を7,969万2,000円と定めるものでございます。  少し飛びまして、272、273ページをお願いいたします。下水道事業会計の予算明細書でございます。収益的収入及び支出のうち収入でございます。款項の欄、1款下水道事業収益は本年度予定額40億5,539万6,000円の計上で、そのうち1目下水道使用料は26億9,215万5,000円、前年度に比べ3,158万5,000円の減額でございます。  少し飛びまして、296、297ページをお願いいたします。資本的収入及び支出の支出でございます。款項の欄、1項建設改良費、1目中央処理区改良費7億2,701万1,000円の計上で、右側節の欄、下のほう、工事請負費には河原子中継ポンプ場の電気設備改築工事などの経費を計上しております。  以上が特別会計でございます。ここまで、令和3年度の一般会計及び特別会計の当初予算について御説明いたしました。  続きまして、第3分冊をお願いいたします。1ページをお願いいたします。議案第13号、令和2年度日立市一般会計補正予算(第16号)でございます。第1条で、歳入歳出予算の総額にそれぞれ17億2,022万1,000円を追加し、総額をそれぞれ1,029億634万8,000円とするものでございます。第2条で継続費の補正、第3条で繰越明許費の補正、第4条で地方債の補正を行っております。  8、9ページをお願いいたします。第2表、継続費補正の変更でございます。3行目、4款衛生費、事業名、清掃センター基幹的設備改良事業は、国庫支出金の増額に伴い、年割額を変更するものでございます。次の10、11ページにかけましてのこのほかの9事業につきましては、事業費などの確定に伴い、総額及び年割額を変更するものでございます。  12、13ページをお願いいたします。第3表、繰越明許費補正、追加でございます。2款総務費、事業名欄、かみね公園活性化検討事業から、次の14、15ページの10款教育費、事業名欄、運動公園施設整備事業まで合計38事業ございますが、国の3次補正予算に伴い事業を前倒しで実施することや、事業の進捗に不測の日数を要したことなどから、翌年度へ繰り越しをさせていただくものでございます。  下の段、変更でございます。一番上の行、4款衛生費、新型コロナウイルスワクチン接種事業は、ワクチン接種に当たり必要な体制を確保するため、また、その他の3事業は3次補正予算による事業の前倒し実施や、事業の進捗に不測の日数を要したことによるものでございます。  16、17ページをお願いいたします。第4表、地方債補正、追加でございます。運動公園施設整備事業費は、国の3次補正予算により事業を前倒しで実施することから、また、その下、減収補填債は、令和2年度の税収減を補うため、新たに発行が可能となったことから、財源として地方債を追加するものでございます。下の段、変更は、国の3次補正予算による交付金事業の採択を受けたことに伴う増額や、事業費の確定に伴う整理などでございます。  18、19ページをお願いいたします。下の段、廃止でございます。記載の2事業につきましては、事業の見送りなどにより財源となる地方債を廃止するものでございます。  20、21ページをお願いいたします。事項別明細書の歳入でございます。一番上の段、11款地方交付税、1目地方交付税補正額30億9,029万円の増は、右側説明欄にございますように、普通交付税が6億2,767万4,000円、特別交付税が24億6,261万6,000円で確定いたしました部分を増額整理するものでございます。  22、23ページをお願いいたします。下の段、15款国庫支出金、2目民生費国庫補助金、右側のページ、3節児童福祉総務費補助金4,624万8,000円は、説明欄にございますように、地方創生臨時交付金を計上するものでございまして、このほかに28、29ページにかけまして、総額で5,099万7,000円を計上しております。  次の30、31ページをお願いいたします。一番下の段、18款寄附金につきましては、次の32、33ページにかけまして、説明欄に記載の御寄附がございましたので、御寄附の趣旨に沿い、有効に活用させていただくものでございます。  次の34、35ページをお願いいたします。下の段、22款市債でございます。次の36、37ページをお願いいたします。表の一番下、計の行で補正額の合計は8億1,491万7,000円の増額で、補正後の額は89億901万7,000円でございます。  少し飛びまして、50、51ページをお願いいたします。歳出でございます。下の段、4款衛生費、2目予防費、右側説明欄、新型コロナウイルスワクチン接種事業費1億9,441万4,000円は、次の53ページにかけまして、国からワクチン接種体制の強化を図るため、補助の上限額が増額されたことを受け、ワクチン接種を行う医療機関への協力謝礼金やワクチンの配送、高齢者などの送迎に要する経費などを計上するものでございます。  少し飛びまして、80、81ページをお願いいたします。下の段、10款教育費、3目体育施設費、右側説明欄、社会体育施設整備事業費3億6,840万6,000円は、国の3次補正予算に伴い、池の川さくらアリーナへの大型映像装置設置に係る事業費などを前倒しで計上するものでございます。  以上が一般会計でございます。  続きまして、85ページをお願いいたします。議案第14号、令和2年度日立市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)でございます。第1条で、歳入歳出予算の総額にそれぞれ694万4,000円を追加し、総額をそれぞれ146億8,181万2,000円とするものでございます。  88、89ページをお願いいたします。事項別明細書でございます。下の段、歳出、3款国民健康保険事業費納付金、2目退職被保険者等医療給付費納付金694万4,000円は、県への納付金について令和元年度分の精算に伴い増額するもので、あわせて、上の段、歳入、4款繰入金を増額するものでございます。  91ページをお願いいたします。議案第15号、令和2年度日立市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)でございます。第1条で、歳入歳出予算の総額からそれぞれ5億7,227万9,000円を減額し、総額をそれぞれ163億9,704万6,000円とするものでございます。  98、99ページをお願いいたします。事項別明細書の歳出でございます。一番上の段、1款総務費、3項介護認定審査会費から、次の100、101ページ、2款保険給付費、4項高額介護サービス等費までは、介護認定審査件数及びサービス利用者数が当初の見込みを下回ったことによる事業費の減額整理をするもので、あわせて、歳入において財源の整理を行っております。  103ページをお願いいたします。議案第16号、令和2年度日立市介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)でございます。第1条で、歳入歳出予算の総額からそれぞれ241万6,000円を減額し、総額をそれぞれ7億1,088万3,000円とするものでございます。  106、107ページをお願いいたします。事項別明細書でございます。一番下の段、歳出、1款サービス事業費は人件費の整理をするもので、あわせて、一番上の段、歳入、2款繰入金で財源となる一般会計繰入金を減額するものなどでございます。  109ページをお願いいたします。議案第17号、令和2年度日立市戸別合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)でございます。第1条で、歳入歳出予算の総額からそれぞれ46万5,000円を減額し、総額をそれぞれ2,364万8,000円とするものでございます。  112、113ページをお願いいたします。事項別明細書でございます。一番下の段、歳出、1款浄化槽管理費は契約差金の整理をするもので、あわせて、一番上の段、歳入、1款繰入金で、財源となる一般会計繰入金を減額するものなどでございます。  115ページをお願いいたします。議案第18号、令和2年度日立市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)でございます。第1条で、歳入歳出予算の総額にそれぞれ5,760万円を追加し、総額をそれぞれ30億9,737万3,000円とするものでございます。  118、119ページをお願いいたします。事項別明細書でございます。下の段、歳出、2款後期高齢者医療広域連合納付金5,760万円は、右側説明欄にございます保険基盤安定負担金の確定に伴い増額するもので、あわせて、上の段、歳入、3款繰入金を増額するものでございます。  121ページをお願いいたします。議案第19号、令和2年度日立市水道事業会計補正予算(第3号)でございます。第3条で、収益的収入及び支出の予定額を、収入は水道事業収益を1,692万9,000円減額し、支出では水道事業費を1,409万4,000円減額しております。第4条で資本的収入及び支出の予定額を、収入は水道事業資本的収入を593万9,000円減額し、支出では水道事業資本的支出を6,304万6,000円増額するとともに、本文括弧書きに規定いたしました収支不足額を補填する損益勘定留保資金などの額を改めております。  122、123ページをお願いいたします。補正予算実施計画でございます。収益的収入及び支出のうち上の段、収入では水道加入金の減に伴う整理などを行い、下の段、支出では動力費の減額などを行うものでございます。  124、125ページをお願いいたします。資本的収入及び支出におきましては、上の段、収入で一般家計負担金を減額するとともに、下の段、支出で県への負担金の増額や契約差金の整理を行うものでございます。  133ページをお願いいたします。議案第20号、令和2年度日立市下水道事業会計補正予算(第3号)でございます。第3条で、収益的収入及び支出の予定額を、収入は下水道事業収益を1,438万7,000円減額し、支出では下水道事業費用を2,906万円減額しております。第4条で、資本的収入及び支出の予定額を、収入は下水道事業資本的収入を3億9,559万6,000円増額し、支出では下水道事業資本的支出を3億9,701万5,000円増額するとともに、本文括弧書きに規定いたしました収支不足額を補填する損益勘定留保資金などの額を改めております。次の134ページ、第5条で起債の限度額を改め、第6条で一般会計からの補助金の額を改めております。  136、137ページをお願いいたします。補正予算実施計画でございます。収益的収入及び支出のうち、上の段、収入では受託工事収益などの整理を行い、下の段、支出では動力費の減額などを行うものでございます。  138、139ページをお願いいたします。資本的収入及び支出につきましては、国の3次補正予算による事業の前倒しに伴い、上の段、収入では国庫補助金などを増額し、下の段、支出では関連する事業費を増額するものなどでございます。  予算関係議案の説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 13 ◯総務部長(渡邊貴志君) ◇登壇◇ 私からは、予算関係以外の議案等について御説明を申し上げます。  第4分冊の1ページをお願いいたします。議案第21号、日立市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。提案説明にありますとおり、学校運営協議会の委員の報酬の額を定めるため、本条例を制定するものでございます。  次のページをお願いいたします。附属機関として新たに設置いたします学校運営協議会の委員の報酬を年額1万円とするものでございます。施行期日は令和3年4月1日でございます。  右側、3ページをお願いいたします。議案第22号、日立市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。提案説明にありますとおり、小児に係る外来時の自己負担金を支給する等のため、本条例を制定するものでございます。改正内容につきましては、改正要旨で御説明をいたします。  6ページをお願いいたします。1番は、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者、高校生相当までの年齢の方について、申請により外来自己負担金を支給するものでございます。2番は、ひとり親家庭に対する所得制限を廃止するものでございます。施行期日は令和3年4月1日でございます。  右側、7ページをお願いいたします。議案第23号、日立市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。提案説明にありますとおり、市営住宅の新築及び用途廃止に伴い、管理戸数を整理するため、本条例を制定するものでございます。  8ページをお開き願います。別表中、滑川団地の管理戸数について、既に解体済みの簡易構造平屋建て住宅73戸を減らし、中層耐火住宅については新築した72戸を加え334戸とするとともに、用途廃止した諏訪台団地は68戸を皆減するものでございます。これにより、右側、9ページにありますとおり、全体の管理戸数を3,867戸とするものでございます。施行期日は令和3年4月1日でございます。  11ページをお願いいたします。議案第24号、日立市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。提案説明にありますとおり、日立市立高鈴幼稚園及び日立市立水木幼稚園を廃止するため、本条例を制定するものでございます。  12ページをお開き願います。公立幼児施設の適正配置の観点から、入園児が少なく、休園中であります高鈴及び水木両幼稚園を廃止することとして、両園に関する規定を削除するものでございます。施行期日は令和3年4月1日でございます。  右側、13ページをお願いいたします。議案第25号、日立市奨学金貸付条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。提案説明にありますとおり、日立市奨学金に係る奨学生の資格要件等を改めるため、本条例を制定するものでございます。改正内容につきましては、改正要旨で御説明をいたします。  16ページをお願いいたします。1番から4番までは、社会人の就学など市民の多様なニーズに対応させるため、市奨学金制度の拡充を図るものでございます。まず、1番は、奨学金の対象者に本市に1年以上居住する40歳未満の方本人を加えるものでございます。2番は給付型の奨学金との併給を認めることとし、3番では連帯保証人及び保証人について市外居住者を加えるとともに、4番では貸付けの停止または廃止の要件から、保護者の市外転出を削るものでございます。また、5番につきましては、滞納した場合の延滞利子の利率について、日本学生支援機構の奨学金の延滞利率と同率に引き下げるものでございます。施行期日は令和3年4月1日でございます。  右側、17ページをお願いいたします。議案第26号、日立市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。提案説明にありますとおり、法の規定に基づき、第1号被保険者の令和3年度から令和5年度までの各年度における保険料率を定めるため、本条例を制定するものでございます。改正内容につきましては、改正要旨で御説明をいたします。  20ページをお願いいたします。第1号被保険者の保険料率につきましては、3年ごとに見直しを行うこととしておりますが、令和3年度から令和5年度までの各年度における保険料率について、右側、2列目に記載のとおりの額とするものでございます。施行期日は令和3年4月1日でございます。  右側、21ページをお願いいたします。議案第27号、日立市指定介護予防支援の事業の運営に関する基準等を定める条例及び日立市指定居宅介護支援の事業の運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。提案説明にありますとおり、省令の改正に伴い関係規定を改めるため、本条例を制定するものでございます。改正内容につきましては、改正要旨で御説明をいたします。  少し飛びまして、33ページをお願いいたします。1番は、新型コロナウイルス感染症などの感染症や災害への対応力強化といたしまして、事業者に感染対策の指針や災害時の業務継続計画の策定のほか、研修や訓練の実施などを義務づけるものでございます。2番は、テクノロジーの活用を可能とすることにより、業務効率化及び業務負担軽減を推進するものでございます。3番は、居宅サービス計画の適正性を確保するため、事業者に対し、作成した計画に関する利用者への説明を義務づけるものなどでございます。施行期日は令和3年4月1日でございますが、3番の(2)については同年10月1日となってございます。  35ページをお願いいたします。議案第28号、日立市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。提案説明にありますとおり、法の改正に伴い、建築物エネルギー消費性能適合性判定申請手数料の額を定める等のため、本条例を制定するものでございます。改正内容につきましては、改正要旨で御説明いたします。  少し飛びまして、54ページをお願いいたします。1番は、建築物エネルギー消費性能適合性判定において、1,000平方メートル未満の床面積である非住宅建築物に係る申請手数料の額を新たに定めるものでございます。2番は、低炭素建築物新築等計画認定について、戸数に応じて定めていた申請手数料の額を床面積に応じて定めることとするものでございます。施行期日は令和3年4月1日でございます。  右側、55ページをお願いいたします。議案第29号、日立市公告式条例等の一部を改正する条例の制定についてでございます。提案説明にありますとおり、行政手続における押印の見直しに伴い、関係規定を改めるため、本条例を制定するものでございます。改正内容につきましては、改正要旨で御説明をいたします。  57ページをお願いいたします。1番から3番までに記載の日立市公告式条例、日立市固定資産評価審査委員会条例及び日立市建築審査会条例において、申出書や会議録などに押印を求めている各手続につきまして、それぞれ押印を不要とするものでございます。施行期日は公布の日でございます。  59ページをお願いいたします。議案第30号から議案第32号までは、久慈サンピア日立改修事業に係る3件の工事請負契約の締結についてでございます。久慈サンピア日立は老朽化が著しいため、リニューアル工事を行い、施設の長寿命化と機能向上による魅力づくりを図るものでございます。予定価格が1億5,000万円以上となりますことから、条例の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  まず、議案第30号は、久慈サンピア日立改修事業建築工事の請負契約の締結についてでございます。工事の概要は内装改修工事、屋上防水改修工事及びサイン工事一式で、契約金額は5億2,800万円でございます。60ページをお開き願います。契約の相手方は岡部・多賀土木特定建設工事共同企業体、完成の期限は令和4年3月15日、契約の方法は一般競争入札でございます。  右側、61ページをお願いいたします。議案第31号、久慈サンピア日立改修事業電気設備工事の請負契約の締結についてでございます。工事の概要は電気設備工事一式で、契約金額は2億5,135万円でございます。62ページをお開き願います。契約の相手方は高村・カドワキ・進和機設特定建設工事共同企業体、完成の期限は令和4年3月15日、契約の方法は一般競争入札でございます。  右側、63ページをお願いいたします。議案第32号、久慈サンピア日立改修事業機械設備工事の請負契約の締結についてでございます。工事の概要は機械設備工事一式で、契約金額は8億5,965万円でございます。64ページをお開き願います。契約の相手方は飯村・日立管工・共和特定建設工事共同企業体、完成の期限は令和4年3月15日、契約の方法は一般競争入札でございます。  入札結果及び参考図につきましては、別添の議案資料にお示ししてございますので後ほど御覧いただきたいと存じます。  右側、65ページをお願いいたします。議案第33号、落見川遊水池整備工事の請負契約の変更についてでございます。提案説明にありますとおり、事業用地の取得に不測の日数を要し、全体工程を見直したことに伴い完成の期限を変更するものでございます。66ページをお開き願います。下から2行目、6番の完成の期限を令和3年3月31日から同年10月29日に変更するものでございます。  右側、67ページをお願いいたします。議案第34号、物品の買入れについてでございます。予定価格が2,000万円以上となりますことから、条例の規定により議会の議決をお願いするものでございます。買い入れる物品の名称及び数量は自動心肺蘇生器9式ほか記載の4品で、買入れ予定価格は2,955万6,450円でございます。68ページをお開き願います。買入れの相手方は中嶋メディカルサプライ株式会社で、納入の期限は本年3月31日、買入れの方法は指名競争入札でございます。入札結果及び参考図につきましては、別添の議案資料にお示ししてございますので後ほど御覧いただきたいと存じます。  右側、69ページをお願いいたします。報告第1号から第4号までは、専決処分について損害賠償の額を定めることについてでございます。法の規定に基づき報告するものでございます。  初めに、報告第1号でございます。ページを返していただき、70ページをお願いいたします。専決処分書でございます。2月5日に専決処分をさせていただきました。昨年12月14日、茂宮町の市道路上において側溝蓋が破損していたため、自動車が走行した際、物損を与えたものでございまして、この損害に対する賠償の額を1万2,980円と定めたものでございます。  次に、右側、71ページは報告第2号でございます。72ページをお開き願います。専決処分書でございます。ただいま御説明申し上げました報告第1号と同じ場所における同様の事故でございます。専決処分は、同じく2月5日にさせていただきました。賠償の額を3万195円と定めたものでございます。  次に、右側、73ページは、報告第3号でございます。74ページをお願いいたします。専決処分書でございます。こちらも前の2件と同様の事故でございまして、同じく2月5日に専決処分をさせていただき、賠償の額を26万7,676円と定めたものでございます。  次に、右側、75ページは報告第4号でございます。76ページをお開き願います。専決処分書でございます。2月9日に専決処分をさせていただきました。昨年12月17日、大みか町の市道路上において自動車が走行した際、側溝のグレーチングが跳ね上がり、物損を与えたものでございまして、賠償の額を6万3,637円と定めたものでございます。  度重なる事故の発生を受けまして、改めて市内全ての側溝の緊急総点検を実施したところでございますが、今後もパトロールを強化いたしまして、事故の未然防止に努めてまいりますので御理解を賜りたくお願い申し上げます。  続いて、右側、77ページをお願いいたします。報告第5号から市の出資団体に係る経営状況の報告でございます。法の定めによりまして御報告するものでございます。  初めに、報告第5号は、公益財団法人日立市公園協会に係る令和3年度の経営状況に関する説明書提出についてでございます。  78ページをお願いいたします。報告第6号は、公益財団法人日立市民科学文化財団に係る令和3年度の経営状況に関する説明書提出についてでございます。  右側、79ページをお願いいたします。報告第7号は、公益財団法人日立地区産業支援センターに係る令和3年度の経営状況に関する説明書提出についてでございます。  それぞれ別冊としてお配りしておりますが、説明は省略させていただきます。  予算関係以外の議案等の説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 14 ◯副議長(伊藤健也君) 以上で提出議案等の説明は終わりました。   ─────────────────────────────────────────────    日程第5 休会について 15 ◯副議長(伊藤健也君) 日程第5、休会についてを議題といたします。  お諮りいたします。明3月4日から3月7日までを議案調査等のため休会にいたします。これに御異議ござませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯副議長(伊藤健也君) 御異議なしと認めます。よって明3月4日から3月7日までを休会とすることに決しました。  以上で本日の議事日程全部が終了いたしました。  次回の日程を申し上げます。次回は、3月8日・月曜日・午前10時、本議場で本会議を開き、市政に関する会派代表質問を行います。  次に、発言通告書の締切日時について申し上げます。会派代表質問は3月4日・木曜日・午前11時まで、また、討論については3月18日・木曜日・午前11時までであります。なお、一般質問は3月1日に締め切っております。  本日は、これをもって散会いたします。お疲れさまでございました。
                       午前11時57分散会 Copyright © Hitachi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...