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09月24日-05号

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  1. 水戸市議会 2019-09-24
    09月24日-05号


    取得元: 水戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    令和 1年  9月 定例会(第3回)       令和元年第3回水戸市議会定例会会議録第5号          令和元年9月24日(火曜日)      ------------------------             議事日程(第5号)                令和元年9月24日午後2時開議               (               )                第3回水戸市議会定例会第1 議案第69号=ないし=第81号,   報告第64号及び第65号,   認定第1号=ないし=第3号第2 請願,陳情第3 閉会中所管事務調査について      ------------------------本日の会議に付した事件 会議録署名議員の指名 出席説明員の報告 日程第1 議案第69号=ないし=第81号,      報告第64号及び第65号,      認定第1号=ないし=第3号 追加議案の提出について(市長提出2件) 議案第82号 水戸市教育委員会委員任命の同意を得ることについて 議案第83号 水戸市公平委員会委員選任の同意を得ることについて 議案の提出について(議員提出6件) 議第13号 高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書 議第14号 太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める意見書 議第15号 地方財政の充実・強化を求める意見書 議第16号 子どもの貧困を解決する施策の充実を求める意見書 議第17号 専守防衛を逸脱する攻撃型空母の保有中止を求める意見書 議第18号 教職員定数改善義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算の拡充を求める意見書 日程第2 請願,陳情 議員の派遣について 日程第3 閉会中所管事務調査について 教育長退任挨拶 議長挨拶      ------------------------出席議員(28名)          議長     3番   安  藏     栄  君          副議長   14番   黒  木     勇  君                 1番   滑  川  友  理  君                 2番   萩  谷  慎  一  君                 4番   土  田  記 代 美  君                 5番   田  中  真  己  君                 6番   中  庭  次  男  君                 7番   佐  藤  昭  雄  君                 8番   綿  引     健  君                 9番   木  本  信 太 郎  君                10番   後  藤  通  子  君                11番   田  口  文  明  君                12番   森     正  慶  君                13番   鈴  木  宣  子  君                15番   高  倉  富 士 男  君                16番   飯  田  正  美  君                17番   小  泉  康  二  君                18番   大  津  亮  一  君                19番   渡  辺  政  明  君                20番   須  田  浩  和  君                21番   栗  原  文  隆  君                22番   袴  塚  孝  雄  君                23番   五 十 嵐     博  君                24番   小  川  勝  夫  君                25番   内  藤  丈  男  君                26番   田  口  米  蔵  君                27番   松  本  勝  久  君                28番   福  島  辰  三  君      ------------------------欠席議員                               (なし)      ------------------------説明のため出席した者            市     長   高  橋     靖  君            副  市  長   田  尻     充  君            副  市  長   秋  葉  宗  志  君            市 長 公 室 長   武  田     秀  君            総 務 部 長   荒  井     宰  君            財 務 部 長   園  部  孝  雄  君            市民協働部長    鈴  木  吉  昭  君            生活環境部長    川  上  幸  一  君            保健福祉部長    大 曽 根  明  子  君            産業経済部長    小 田 木  健  治  君            建 設 部 長   渡  邊  雅  之  君            都市計画部長    高  橋     涼  君            上下水道事業                      檜  山  隆  雄  君            管  理  者            水 道 部 長   伊  藤  俊  夫  君            下 水 道 部 長   白  田  敏  範  君            教  育  長   本  多  清  峰  君            教 育 部 長   増  子  孝  伸  君            消  防  長   小  泉  直  紀  君            監 査 委 員   磯  崎  和  廣  君            連  絡  員   梅  澤  正  樹  君      ------------------------事務局職員出席者            事 務 局 長   小  嶋  正  徳  君            事 務 局 次 長                      関  谷     勇  君            兼 総 務 課 長            議 事 課 長   永  井  誠  一  君            議事課長補佐    永  井  直  人  君            議 事 係 長   綱  島  卓  也  君            法制調査係長    富  岡     淳  君            書     記   武  田  侑 未 子  君            書     記   嘉  成  将  大  君            書     記   矢  吹  友  鏡  君            書     記   島  田  祐  輔  君            午後2時0分 開議          〔議長 安藏栄君議長席に着く〕 ○議長(安藏栄君) 定足数に達しておりますので,これより本日の会議を開きます。      ------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(安藏栄君) 初めに,会議録署名議員の指名を行います。5番田中真己君,6番中庭次男君,7番佐藤昭雄君,以上3名を指名いたします。      ------------------------出席説明員の報告 ○議長(安藏栄君) 次に,議場に出席を求めた説明員の職,氏名は,本定例会の開会冒頭報告し,あわせて議席に配付しました印刷物のとおりでありますので,御了承をお願いいたします。      ------------------------ ○議長(安藏栄君) これより日程に入ります。 本日の日程は,議案第69号=ないし=第81号,報告第64号及び第65号,認定第1号=ないし=第3号,以上18件,それに請願,陳情,閉会中所管事務調査についてであります。      ------------------------ △日程第1 議案第69号=ないし=第81号,報告第64号及び第65号,認定第1号=ないし=第3号 ○議長(安藏栄君) それでは,議案第69号=ないし=第81号,報告第64号及び第65号,認定第1号=ないし=第3号,以上18件を一括上程いたします。 ただいま一括上程いたしました18件につきましては,さきの本会議において,いずれも各常任委員会決算特別委員会及び公営企業会計決算特別委員会に付託になっておりますので,この際,各委員長から,それぞれ委員会の審査の経過並びに結果について御報告を願うことといたします。 まず最初に,都市建設委員長の報告を願います。 16番,飯田正美君。          〔都市建設委員長 飯田正美君登壇〕 ◆都市建設委員長飯田正美君)                審査決定報告書                                都市建設委員会 さきの令和元年第3回水戸市議会定例会において当委員会に付託されました議案第72号ほか6件の審査の経過並びに結果について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。 これらの案件については,9月12,13日の両日,委員会を開催し,慎重に審査を行いましたが,その結果は下記のとおりであります。 以下,審査の概要を申し上げますと,1 議案第72号 都市計画道路3・4・149号赤塚駅西線道路新設(1工区)工事請負契約の締結について  議案第73号 都市計画道路3・4・149号赤塚駅西線道路新設(2工区)工事請負契約の締結について これらの案件については,整備スケジュール,工法の概要,雨水排水対策,事業費の負担内訳,現在使用している踏切の取り扱い,当該路線の延伸計画等について,また,これらの案件に関連して,都市計画道路の名称の付し方等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「将来にわたり安全に通行できるよう,土どめ,擁壁工事等には万全を期されたい」,「工事に際しては,地域住民生活環境及び安全対策に十分配慮されたい」,「これまでの工事により施工済みとなっている道路については,地域住民の利便性を図るため,安全性を担保した上で,一部供用開始することを検討されたい」等の意見が出されました。 この後,これらの案件を一括採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。2 議案第74号 河和田住宅新築(第9工区)工事請負契約の締結について 本案については,住戸の整備基準肢体障害者世帯向け住戸入居状況,住みかえが可能となる既存入居者の範囲,入居要件,想定される家賃,今後の建てかえ計画等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「自動車の駐車については,入居時において適切な管理指導に努められたい」,「引き続き茨城県住宅管理センターと連携し,入居者資格の厳正な審査に当たられたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。3 議案第75号 砂久保住宅新築工事請負契約の締結について 本案については,当該住宅の構造,整備スケジュール子育て世帯に特化した入居要件等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「工事に当たっては,施工場所付近が通学路や狭隘道路であることに十分配慮し,地域住民安全対策に留意されたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。4 議案第79号 土地の取得について 本案は,市道酒門358号線用地を取得するものでありますが,用地取得の進捗状況,整備スケジュール,供用開始後の計画交通量等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「当該市道は,新ごみ処理施設アクセス道路に接続する重要な路線であることから,早期整備に向け鋭意努力されたい」,「地権者に対する丁寧な説明により合意形成を図り,全事業用地の取得に向け努力されたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上のほか,議案第80号 令和元年度水戸市一般会計補正予算(第4号)中第1表中歳出中第8款(土木費)及び第2表継続費補正,議案第81号 令和元年度水戸市下水道事業会計補正予算(第1号)についても,執行部から説明を受けた後,採決の結果,いずれも全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。                   記議案第72号,議案第73号,議案第74号,議案第75号,議案第79号,議案第80号中第1表中歳出中第8款及び第2表継続費補正,議案第81号 以上,原案を認める。 上記のとおり報告する。   令和元年9月24日  水戸市議会議長 安藏 栄様                             都市建設委員会                             委員長  飯田正美 ○議長(安藏栄君) 次に,産業水道委員長の報告を願います。 18番,大津亮一君。          〔産業水道委員長 大津亮一君登壇〕 ◆産業水道委員長大津亮一君)                審査決定報告書                                産業水道委員会 さきの令和元年第3回水戸市議会定例会において当委員会に付託されました議案第80号の審査の経過並びに結果について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。 本案については,9月12,13日の両日,委員会を開催し,慎重に審査を行いましたが,その結果は下記のとおりであります。 以下,審査の概要を申し上げますと,1 議案第80号 令和元年度水戸市一般会計補正予算(第4号)中第1表中歳出中第7款(商工費) 本案は,弘道館・水戸城跡周辺地区のにぎわいの創出に向けて,整備を進めている弘道館東側広場備品購入費用について補正措置を講じるものでありますが,備品の購入数及び用途等について,また,議案に関連して,弘道館東側用地整備概要及び現況,整備スケジュール便益施設整備方針アクセス道路の整備,大型バスのアクセス性への配慮等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「備品については,適切な管理に努めるとともに有効活用を図られたい」,「来訪者の安全性を確保するため,適切な管理体制を整えられたい」,「当該整備事業については,水戸らしいホスピタリティを発信するツールとしても活用するとともに,県と連携を図りながら推進されたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。                   記議案第80号中第1表中歳出中第7款 原案を認める。 上記のとおり報告する。   令和元年9月24日  水戸市議会議長 安藏 栄様                              産業水道委員会                              委員長  大津亮一 ○議長(安藏栄君) 次に,文教福祉委員長の報告を願います。 13番,鈴木宣子君。          〔文教福祉委員長 鈴木宣子君登壇〕 ◆文教福祉委員長鈴木宣子君)                審査決定報告書                                文教福祉委員会 さきの令和元年第3回水戸市議会定例会において当委員会に付託されました議案第71号ほか5件の審査の経過並びに結果について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。 これらの案件については,9月12,13日の両日,委員会を開催し,慎重に審査を行いましたが,その結果は下記のとおりであります。 以下,審査の概要を申し上げますと,1 議案第71号 水戸市消防団員の定員,任免,給与,服務等に関する条例の一部を改正する条例 本案は,地方公務員法の改正に準じて,消防団員の欠格条件から成年被後見人及び被保佐人を削除するものでありますが,当該規定の削除に伴う消防団員募集への対応,任命に係る審査基準の策定時期及び審査体制消防団員充足率等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「消防団員の任命に当たっては,その業務内容を踏まえ慎重に判断されたい」,「消防団員の任命に係る審査基準審査体制を十分検討の上,引き続き消防団の業務が確実に遂行できる組織体制の確立に努められたい」等の意見が出されました。 また,本案に関連して,委員から,「消防団の役割は地域にとって大変重要であることから,消防団のさらなる充実強化に向け,引き続き消防団員の確保に努められたい」との意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。2 議案第76号 水戸市立見川小学校増改築工事請負契約の締結について  議案第77号 水戸市立見川小学校増改築電気設備工事請負契約の締結について  議案第78号 水戸市立見川小学校増改築機械設備(空調)工事請負契約の締結について これらの案件については,執行部から説明を受けた後,委員から,「見川小学校増改築工事においては,学校敷地が狭隘であることに留意し,工事期間中の児童の安全確保に努めるとともに,着実な整備を図られたい」,「学校施設工事発注に当たっては,予定価格及び失格基準価格妥当性等について,今後も関係各課と十分協議されたい」等の意見が出されました。 この後,これらの案件を一括採決の結果,いずれも全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。3 議案第80号 令和元年度水戸市一般会計補正予算(第4号)中第1表中歳出中第3款(民生費)及び第10款(教育費)中文教福祉委員会所管分 本案については,第3款民生費では,障害児施設給付費負担金及び生活保護費負担金に係る国庫支出金の精算に伴う返還金の返還時期,第10款教育費では,笠原小学校に増築する校舎の完成時期,将来における児童数及び学級数の見込み,既存校舎における長寿命化改良事業実施計画等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「笠原小学校校舎増築に当たっては,学校敷地狭隘化等による教育環境への影響に十分配慮しながら,適切な施設整備に努められたい」,「今後,児童数の増加が見込まれる小学校の校舎増築に際しては,児童数の将来推計等を踏まえながら,効率的な整備に努められたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上のほか,報告第65号 専決処分について(水戸市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例)についても,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,全会一致をもって,承認すべきものと決定いたしました。                   記議案第71号,議案第76号,議案第77号,議案第78号,議案第80号中第1表中歳出中第3款及び第10款中文教福祉委員会所管分 以上,原案を認める。報告第65号 承認する。 上記のとおり報告する。   令和元年9月24日  水戸市議会議長 安藏 栄様                              文教福祉委員会                              委員長  鈴木宣子 ○議長(安藏栄君) 次に,総務環境委員長の報告を願います。 17番,小泉康二君。          〔総務環境委員長 小泉康二君登壇〕 ◆総務環境委員長小泉康二君)                審査決定報告書                                総務環境委員会 さきの令和元年第3回水戸市議会定例会において当委員会に付託されました議案第69号ほか3件の審査の経過並びに結果について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。 これらの案件については,9月12,13日の両日,委員会を開催し,慎重に審査を行いましたが,その結果は下記のとおりであります。 以下,審査の概要を申し上げますと,1 議案第70号 水戸市印鑑条例の一部を改正する条例 本案は,旧氏をあらわしている印鑑等の登録を可能とするため,関係規定の整備を行うものでありますが,制度改正の趣旨及び市民生活への影響,登録の手続方法等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「改正内容及び手続方法など,市民への丁寧な説明と周知に努められたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。2 議案第80号 令和元年度水戸市一般会計補正予算(第4号)(ただし,第1表中歳出中第3款,第7款,第8款及び第10款中文教福祉委員会所管分並びに第2表継続費補正を除く) 本案については,市立競技場観客席増設に向けた基本計画の内容,J1クラブライセンスの取得及び第1種公認陸上競技場の実現に向けた今後の計画,将来的なスタジアムのあり方,駐車場を含めた周辺整備に対する考え方等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「限られた予算の中で,より利用価値の高い施設となるよう基本計画の策定を進められたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。3 報告第64号 専決処分について(令和元年度水戸市一般会計補正予算(第3号)) 本件は,特別委員会の設置に伴い,補正措置を講じたものでありますが,補正額の積算根拠等について,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,全会一致をもって,承認すべきものと決定いたしました。 以上のほか,議案第69号 水戸市手数料条例の一部を改正する条例についても,執行部から説明を受けた後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。                   記議案第69号,議案第70号 以上,原案を認める。議案第80号(ただし,第1表中歳出中第3款,第7款,第8款及び第10款中文教福祉委員会所管分並びに第2表継続費補正を除く) 原案を認め,次の意見を付する。                  意見 市立競技場観客席増設に当たっては,将来を見据えた基本計画を策定し,先々において過度な財政負担等が生じないよう計画的な整備に努められたい。また,サブグラウンドや駐車場などを含めた周辺整備とともに,市立競技場を中心とした地域計画の推進を図られたい。報告第64号 承認する。 上記のとおり報告する。   令和元年9月24日  水戸市議会議長 安藏 栄様                              総務環境委員会                              委員長  小泉康二 ○議長(安藏栄君) 次に,決算特別委員長の報告を願います。 25番,内藤丈男君。          〔決算特別委員長 内藤丈男君登壇〕 ◆決算特別委員長内藤丈男君)                審査決定報告書                                決算特別委員会 さきの令和元年第3回水戸市議会定例会において当委員会に付託されました認定第1号(平成30年度水戸一般会計及び特別会計決算認定について)の審査の経過並びに結果について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。 当委員会は,第1回委員会を9月2日に開催し,正副委員長の互選を行い,委員長に内藤丈男,副委員長に木本信太郎君を決定いたしました。 続いて,9月17,18,19日にそれぞれ委員会を開催し,提出された決算書及び審査資料を中心に,種々質疑応答を行うなど,その内容について慎重に審査を行った後,採決の結果,認定第1号は,賛成多数をもって,認定すべきものと決定いたしました。 なお,委員会の審査を通じ,今後の市政運営上留意すべき事項として各委員から出された主な意見は,次のとおりであります。 これらの意見につきましては,執行部に改善方を要望するものであります。                 審査意見1 一般会計について (1) 歳入について  ア 市税の収納においては,職員の研修機会の拡充により業務遂行能力の向上を図るとともに,財産調査を徹底するなど,さらなる収納対策の強化に努め,不納欠損額の縮減に取り組まれたい。また,滞納者に対しては,滞納事由を十分に把握した上で,引き続き適切な納税相談に努められたい。  イ 市営住宅使用料については,納付意思の欠如による収入未済額が生じており,負担の公平を図る観点から,迅速な収納対策に取り組まれたい。  ウ 学校給食費,開放学級負担金及び保育所利用者負担金の収納において,生活困窮世帯に対しては,学校等と連携し,公的扶助や減免制度を活用するなど,個別の事案ごとに丁寧に対応されたい。また,支払能力があるにもかかわらず納付しない事案については,子どもの生活環境に影響しないよう十分配慮した上で,適切な相談及び徴収に取り組まれたい。  エ 市債については,将来世代に過度な負担となることのないよう,適切な管理に努めるとともに,借入先の決定に当たっては,十分な調査に基づく選定を行うなど,引き続きより低利率での発行に取り組まれたい。 (2) 歳出について  ア 防犯カメラについては,市民の安全確保に大変有効であることから,引き続き計画的な設置と効果的な運用に努められたい。  イ 入札制度については,地元企業の育成及び受注機会の拡大に配慮した上で適切に運用されたい。  ウ 高齢者支援センターにおける生活相談については,市民へのさらなる周知徹底を図られたい。また,老人福祉センターにおける相談窓口のあり方について検討するなど,高齢者に対する相談支援体制の充実に努められたい。  エ お年寄り便利帳の利用促進を図るため,市民にわかりやすい掲載内容となるよう,さらなる充実に努められたい。  オ 子育て支援施策については,わんぱーく・みと及びはみんぐぱーく・みとを核として,地域と連携した各種事業を積極的に展開するなど,本市が子育て世帯にとって魅力的なまちとなるよう,さらなる充実に努められたい。  カ 開放学級の利用希望者が増加していることから,安心して子育てできる環境整備のため,引き続き受け入れ体制の拡充に努められたい。  キ 集団資源物回収については,町内会や子ども会の実情に応じた回収方法を検討するなど,水戸市ごみ処理基本計画に基づく施策の確実な推進に努められたい。  ク 千波湖の水質浄化に向け,導水施設の整備を着実に推進するとともに,湖底の堆積物の除去や水流を発生させるための方策等について,さらなる調査研究に鋭意取り組まれたい。  ケ 救急出動においては,救命率の向上に向け,引き続き迅速かつ適切な対応に努められたい。  コ 多額の不用額が生じている事業については,予算編成段階において十分な精査を行うなど,効果的かつ効率的な財源の配分に努められたい。 上記のとおり報告する。   令和元年9月24日  水戸市議会議長  安藏 栄様                              決算特別委員会                              委員長  内藤丈男 ○議長(安藏栄君) 次に,公営企業会計決算特別委員長の報告を願います。 15番,高倉富士男君。          〔公営企業会計決算特別委員長 高倉富士男君登壇〕 ◆公営企業会計決算特別委員長(高倉富士男君)                審査決定報告書                          公営企業会計決算特別委員会 さきの令和元年第3回水戸市議会定例会において当委員会に付託されました認定第2号(平成30年度水戸市水道事業会計決算認定について)及び認定第3号(平成30年度水戸市下水道事業会計決算認定について)の審査の経過並びに結果について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。 当委員会は,第1回委員会を9月2日に開催し,正副委員長の互選を行い,委員長に高倉富士男,副委員長に小川勝夫君を決定いたしました。 続いて,9月17,18,19日にそれぞれ委員会を開催し,提出された決算書を中心に,種々質疑応答を行うなど,その内容について慎重に審査を行った後,採決の結果,認定第2号は賛成多数,認定第3号は全会一致をもって,認定すべきものと決定いたしました。 なお,委員会の審査を通じ,今後の市政運営上留意すべき事項として各委員から出された主な意見は,次のとおりであります。 これらの意見につきましては,執行部に改善方を要望するものであります。                 審査意見1 水道事業会計について (1) 転出先不明を事由とする水道料金不納欠損処分が多いことから,庁内での連携を強化するとともに,先進事例や他業種の手法を参考にし,未収金の回収方法の改善を図られたい。 (2) 水道料金の収納率向上に向け,現年度分の確実な徴収に努めるとともに,対策グループの設置等新たな体制の確立を検討されたい。 (3) 水道料金等徴収業務委託については,委託事業者に対し適切な指導を行い,収納率の向上に努められたい。 (4) 有収率の向上に向け,計画的な漏水調査を実施するとともに,老朽管や石綿セメント管の早期更新等により無効水量の縮減に努められたい。 (5) 鉛製給水管の更新については,管の所有者に対し,安全で良質な水の供給について懇切丁寧な説明に努めながら,早期解消に向け事業を推進されたい。 (6) 水道施設の維持管理,更新に当たっては,市水道事業におけるアセットマネジメント2020に基づき,財政計画との整合性を図りながら実施されたい。 (7) 漏水等緊急時の問い合わせ先については,市民にわかりやすい案内に努め,市民サービスの向上を図られたい。 (8) 水源である那珂川の水質改善に向け,那珂川水系水道事業連絡協議会の活動に積極的に参加し,他事業体と連携しながら河川の保全対策を推進されたい。 (9) 未利用財産については,水道部未利用財産等有効活用指針に基づき,引き続きさまざまな手法を検討しながら売却処分を進められたい。2 下水道事業会計について (1) 下水道普及率のさらなる向上に向け,計画的な下水道整備の着実な推進に努められたい。また,下水道認可区域の拡大については,市民要望を踏まえながら検討されたい。 (2) 水洗化率のさらなる向上に向け,下水道への接続のメリット等について,市民へのわかりやすいPRに努められたい。 (3) 受益者負担金については,滞納に至ることのないよう早期の収納対策を行い,不納欠損の縮減に努められたい。 (4) 老朽管の更新については,耐用年数はもとより,緊急性や健全性も勘案しながら計画的に推進されたい。 (5) 一般会計繰入金における基準外繰入金の縮減に向け,独立採算制の原則に基づき,経営の改善に努められたい。 (6) 企業債の利子負担軽減に向け,繰上償還及び低金利への借りかえを行えるよう,引き続き,国に対し補償金免除制度の要望を実施されたい。 上記のとおり報告する。   令和元年9月24日  水戸市議会議長  安藏 栄様                         公営企業会計決算特別委員会                         委員長  高倉富士男
    ○議長(安藏栄君) 以上で,各委員長の報告は終わりました。 この際,討論の通告がありますので,これを許します。 6番,中庭次男君。          〔6番 中庭次男君登壇〕(拍手) ◆6番(中庭次男君) 日本共産党の中庭次男でございます。 認定第1号 平成30年度水戸一般会計及び特別会計決算認定について,認定第2号 平成30年度水戸市水道事業会計決算認定について,反対をいたします。 初めに,認定第1号について,5点にわたり反対意見を述べます。 第1に,新市民会館建設計画についてであります。 昨年度に新市民会館建設計画に支出された合計は42億8,000万円でありました。その内訳は,再開発組合への補助金など36億4,400万円,芸術館西通り線などの周辺地区整備費に2億8,000万円,泉町周辺地区開発事務所の家賃,人件費,事務費など3億5,000万円でありました。 新市民会館建設は,当初,水戸市第6次総合計画では68億円だったのが,再開発事業で行うことにより,駐車場建設,周辺整備も含め増額を重ね,総額353億円になりました。補償費も60億円から84億円にふえました。管理運営費もいまだに明らかにされておりません。新市民会館の大規模改修費も55億円もかかります。市債の総額も昨年度末では2,258億円であり,さらにふえるばかりではないでしょうか。 この事業に多くの市民が反対している中で,今年3月に権利変換計画が強行されました。権利変換により,土地,建物に対する都市再開発法第91条補償の総額は32億8,000万円であり,昨年度中に支払われました。そのうち,89.6%の29億4,000万円が,旧京成デパートを所有する伊勢甚に支払われました。内訳は,土地代が3億5,000万円,建物代が25億9,000万円となります。 旧京成デパートは,1958年に建築され,既に61年も経過した老朽ビルであり,雨漏りし,地下には水がたまり,10年以上も空きビルでした。通常の不動産の売買であるならば建物の価格はゼロなのに,解体費も全額水戸市が支払い,29億4,000万円を補償した上に,新市民会館内に7,100万円分の権利床まで提供するものであります。これでは,まるで伊勢甚のための新市民会館建設ではないでしょうか。 再開発事業は中止し,現在の計画をやめ,市民が望む新市民会館を建設すべきであります。 第2は,市税徴収のために預金,給料,年金の差し押さえや茨城租税債権管理機構への委託の中止を求めます。 昨年度の市税に関する差し押さえは,前の年と比較すると380件もふえて,1,298件となりました。そのうち,年金,給料などの差し押さえは500件で,40%を占めております。厳しい取り立てで自殺者まで出している茨城租税債権管理機構に57件の国保税を含む80件の取り立てを委託しましたが,やめるべきであります。年金の差し押さえで家賃が払えなくなったなどの深刻な訴えも寄せられました。 生活実態に合った分納を認めること,減免の拡充を求めます。 第3は,国保税の値下げを求めます。 昨年度の国保税は,1人平均で9万8,000円,1世帯平均でも15万7,000円となり,所得に比べて大変高く,その結果,滞納世帯は1万591世帯となっております。その理由の約73%は営業不振,失業などで,市民は悲鳴を上げております。 県内の自治体の多くは,国保税の値上げを抑えるために,一般会計からの繰り入れを続けております。ひたちなか市では国保加入者1人当たり2万5,000円,常陸太田市は2万3,000円,土浦市は1万3,500円を繰り入れております。 しかし,水戸市は,国保税を引き下げるための一般会計からの繰り入れを,昨年度,ゼロにしてしまいました。それでも,昨年度の国保会計は1億8,000万円の黒字となりました。黒字の活用と一般会計からの繰り入れを実施して,1世帯1万円の値下げの実施を求めます。 後期高齢者医療保険料は,特例措置が廃止,縮小され,低所得者の保険料が高くなりました。後期高齢者医療保険にかかわる54億円の県と茨城県後期高齢者医療広域連合の基金を活用して,値下げすべきであります。 第4に,市営住宅の明け渡しと連帯保証人に対する裁判の中止を求めます。 水戸市は,一昨年度に入居者と連帯保証人12名,昨年度は18名を裁判に訴えました。訴えられた人の中には,分割納入をしているのに強制退去を求められ,アパートを見つけることができないと訴えている80歳代の方や,ホームレスになった方もおりました。 裁判をやめて,国の通知に沿って,入居者の実態に沿った分納納入や生活保護の適用など,福祉部局との連携を行うことを求めます。 水戸市の家賃減免制度は,生活保護基準以下の収入でなければ適用されません。県営住宅では,非課税世帯でも減免が受けられます。県営住宅並みに減免制度を改善し,生活が困窮したときに家賃滞納にならないよう改善を求めるものであります。 第5に,水戸市で働く臨時職員は479人,嘱託員は745人の合計1,224人おり,非正規職員は全体の37%までふえましたが,正職員と同じように働きながら最低賃金ぎりぎりであり,ボーナスもありません。非正規職員の賃金を大幅に引き上げること,さらに正職員化することを求めます。 労働条件の悪化と市民サービスの低下をもたらす民間委託に反対いたします。 昨年度は,常磐小学校,双葉台小学校,三の丸小学校など,7校の単独調理場を民間に委託しました。この5年間で20校になりました。民間委託は,人件費の削減を目的としており,官製ワーキングプアを拡大することになります。 次に,認定第2号 水道事業会計については,茨城県中央広域水道からの受水に反対いたします。 水戸市は,昨年度に1億2,911万1,530円の受水費を県に支払いました。受水費の1立米当たり約590円は,水戸市の給水原価の約4倍です。 水戸市水道事業基本計画では,あと5年で給水人口は27万人までふえるとしておりますが,既に減少が始まり,昨年度は約26万8,000人でした。一方で,水戸市の自前の給水能力は,人口で約9万人分の余裕があり,将来にわたり県から高い水を買う必要はありません。 受水開始以来の21年間に支払った受水費は約37億3,000万円となりました。本来ならば,予定どおり進んでいない鉛管の解消や老朽施設の更新,災害対策の強化に使うべきであります。県との協定や契約を見直し,無駄な支出をやめることを求めます。 以上で,反対討論を終わります。 ○議長(安藏栄君) 以上で,討論は終わりました。 これより採決いたします。 ただいま上程の議案第69号=ないし=第81号,報告第64号及び第65号,認定第1号=ないし=第3号,以上18件を一括採決いたします。 ただいまの18件については,いずれもただいま委員長報告のとおり,原案を可決,承認,認定することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(安藏栄君) 起立多数。よって,議案第69号=ないし=第81号,報告第64号及び第65号,認定第1号=ないし=第3号,以上18件は,いずれもただいま委員長報告のとおり,原案を可決,承認,認定することに決しました。      ------------------------ △追加議案の提出について(市長提出2件) ○議長(安藏栄君) 次に,市長から議案が提出されましたので,議事課長から報告させます。          〔議事課長,報告〕      ------------------------                             財政第115号                             令和元年9月24日水戸市議会議長 安藏 栄様                             水戸市長 高橋 靖               議案の送付について 令和元年第3回水戸市議会定例会に追加提案するため,下記議案を送付します。                   記市議会議案第82号 水戸市教育委員会委員任命の同意を得ることについて  〃  第83号 水戸市公平委員会委員選任の同意を得ることについて      ------------------------ △議案第82号 水戸市教育委員会委員任命の同意を得ることについて ○議長(安藏栄君) お諮りいたします。ただいま提出されました議案第82号及び第83号,以上2件を日程に追加し,直ちに順次上程することにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,まず最初に,議案第82号を上程いたします。 それでは,市長から提案理由の説明を願います。 市長,高橋靖君。          〔市長 高橋靖君登壇〕 ◎市長(高橋靖君) ただいま上程されました議案第82号 水戸市教育委員会委員任命の同意を得ることについて申し上げます。 岩切ちひろ委員が令和元年10月3日をもって任期満了となりますので,新たに教育委員会委員の任命について同意を求めるものであります。 私は,丸山陽子君を任命してまいりたいと存じます。 丸山陽子君は,          生まれ,住所は             ,経歴は                                                                                   人格,識見ともにすぐれ,教育委員会委員として適任者であると存じます。 よって,地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき提案するものであります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 ○議長(安藏栄君) 以上で,提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり同意を与えることに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(安藏栄君) 総員起立。よって,議案第82号は原案のとおり同意を与えることに決しました。      ------------------------ △議案第83号 水戸市公平委員会委員選任の同意を得ることについて ○議長(安藏栄君) 次に,議案第83号を上程いたします。 それでは,市長から提案理由の説明を願います。 市長,高橋靖君。          〔市長 高橋靖君登壇〕 ◎市長(高橋靖君) ただいま上程されました議案第83号 水戸市公平委員会委員選任の同意を得ることについて申し上げます。 大和田一雄委員が令和元年10月3日をもって任期満了となりますので,公平委員会委員の選任について同意を求めるものであります。 私は,大和田一雄君を再任してまいりたいと存じます。 よって,地方公務員法第9条の2第2項の規定に基づき提案するものであります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 ○議長(安藏栄君) 以上で,提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり同意を与えることに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(安藏栄君) 総員起立。よって,議案第83号は原案のとおり同意を与えることに決しました。      ------------------------ △議案の提出について(議員提出6件) ○議長(安藏栄君) 次に,議員から議案が提出されましたので,議事課長から報告させます。          〔議事課長,報告〕      ------------------------議第13号 高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書〃第14号 太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める意見書〃第15号 地方財政の充実・強化を求める意見書議第16号 子どもの貧困を解決する施策の充実を求める意見書〃第17号 専守防衛を逸脱する攻撃型空母の保有中止を求める意見書〃第18号 教職員定数改善義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算の拡充を求める意見書      ------------------------ △議第13号 高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書 ○議長(安藏栄君) お諮りいたします。ただいま提出されました議第13号=ないし=第18号,以上6件を日程に追加し,直ちに順次上程することにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,まず最初に,議第13号 高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書を上程いたします。      ------------------------議第13号 高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書 上記の意見書を水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。   令和元年9月24日  水戸市議会議長 安藏 栄様                         提出者                         水戸市議会議員 田中真己                            〃    綿引 健                            〃    高倉富士男                            〃    渡辺政明                            〃    袴塚孝雄                            〃    田口米蔵                            〃    松本勝久                            〃    福島辰三      ------------------------〔朗読を省略した意見書〕     高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書 東京・池袋で87歳の高齢者が運転する車が暴走し,母子2人が亡くなった事故以降も高齢運転者による事故が続いている。近年,交通事故の発生件数は減少傾向にあるが,75歳以上の高齢運転者の死亡事故の割合は高まっており,単純ミスによる事故も目立つ。警察庁は,昨年末時点で約563万人いる75歳以上の運転免許保有者が,2022年には100万人ふえて663万人に膨らむと推計している。 こうした状況を踏まえ,国は道路交通法で75歳以上の免許保有者は,違反時や運転免許更新時に認知機能検査を受けることを義務づけているが,今や高齢運転者の安全対策及び安全運転支援の取り組みは待ったなしの課題である。また,過疎地域を中心に,いまだ生活の足として車が欠かせない高齢者も多い中,自主的に免許を返納した場合などの地域における移動手段の確保も重要な取り組みである。 よって,政府においては,地方自治体や民間事業者と連携しながら,総合的な事故防止策としての高齢運転者の安全運転支援と地域における移動手段の確保を進めるため,下記の事項について早急に取り組むよう強く要望する。                   記1 自動ブレーキやペダル踏み間違い時の急加速を防ぐ機能など,ドライバーの安全運転を支援する装置を搭載した安全運転サポート車(サポカーS)や後づけのペダル踏み間違い時加速抑制装置の普及を一層加速させるとともに,高齢者を対象とした購入支援策を検討すること。2 高齢運転者による交通事故を減らすため,自動ブレーキなどを備えた安全運転サポート車(サポカーS)に限定した運転免許の創設や走行できる場所,時間帯などを制限した条件つき運転免許の導入を検討すること。3 運転免許を自主返納した高齢者が日々の買い物や通院などに困らないよう,コミュニティバスやデマンド(予約)型乗合タクシーの導入など,地域公共交通ネットワークのさらなる充実を図ること。また,地方自治体などが実施する運転免許の自主返納時におけるタクシーや公共交通機関の割引制度などに対する支援を行うこと。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   令和元年9月24日  内閣総理大臣  総務大臣  経済産業大臣              宛て(各通)  国土交通大臣  国家公安委員会委員長  衆参両院議長                           水戸市議会議長 安藏 栄      ------------------------ ○議長(安藏栄君) お諮りいたします。本案については,提案理由の説明を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(安藏栄君) 総員起立。よって,議第13号は原案のとおり可決することに決しました。      ------------------------ △議第14号 太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める意見書 ○議長(安藏栄君) 次に,議第14号 太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める意見書を上程いたします。      ------------------------議第14号 太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める意見書 上記の意見書を水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。   令和元年9月24日  水戸市議会議長 安藏 栄様                         提出者                         水戸市議会議員 田中真己                            〃    綿引 健                            〃    高倉富士男                            〃    渡辺政明                            〃    袴塚孝雄                            〃    田口米蔵                            〃    松本勝久                            〃    福島辰三      ------------------------〔朗読を省略した意見書〕     太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める意見書 パリ協定の枠組みのもと,脱炭素社会の構築が求められる中,環境負荷の低減やエネルギー安全保障等の観点から,太陽光発電を初めとする再生可能エネルギーの導入拡大が必要とされている。 こうした中,再生可能エネルギー特別措置法に基づく固定価格買取制度(FIT)の施行以降,導入量が着実に増加してきている一方,一部の地域では,防災・景観・環境面での地域住民の不安やFIT買取期間終了後に太陽光パネルが放置されるのではないかとの懸念が生じている。 よって,政府においては,今後こうした不安や懸念を払拭しつつ,地域と共生する形で再生可能エネルギーの導入をさらに促進する観点から,太陽光発電の適切な導入に向けて,下記の事項について実施するよう強く要望する。                   記1 再生可能エネルギー特別措置法に基づく事業計画の認定に当たり,一定規模以上の案件については,地域住民への事前説明を発電事業者に義務づけるとともに,その具体的な手続を事業計画策定ガイドラインに明記するなど,地域住民との関係構築のために必要な取り組みを行うこと。2 太陽光発電設備が災害時に斜面崩落を誘発することのないよう,急傾斜以外の斜面に設置される場合も含め,太陽光発電設備の斜面設置に係る技術基準の見直しを早急に行うこと。3 発電事業終了後に太陽光発電設備の撤去及び適正な処分が確実に行われるよう,発電事業者による廃棄費用の積み立ての仕組みや回収された太陽光パネルのリサイクルの仕組みの確立に向けた取り組みを進めること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   令和元年9月24日  内閣総理大臣  経済産業大臣          宛て(各通)  環境大臣  衆参両院議長                         水戸市議会議長 安藏 栄      ------------------------ ○議長(安藏栄君) お諮りいたします。本案については,提案理由の説明を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(安藏栄君) 総員起立。よって,議第14号は原案のとおり可決することに決しました。      ------------------------ △議第15号 地方財政の充実・強化を求める意見書 ○議長(安藏栄君) 次に,議第15号 地方財政の充実・強化を求める意見書を上程いたします。      ------------------------議第15号 地方財政の充実・強化を求める意見書 上記の意見書を水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。   令和元年9月24日  水戸市議会議長 安藏 栄様                         提出者                         水戸市議会議員 田中真己                            〃    綿引 健                            〃    高倉富士男                            〃    渡辺政明                            〃    袴塚孝雄                            〃    田口米蔵                            〃    松本勝久                            〃    福島辰三      ------------------------〔朗読を省略した意見書〕     地方財政の充実・強化を求める意見書 地方自治体は,子育て支援策の充実と保育人材の確保,高齢化が進行する中での医療,介護などの社会保障への対応,地域交通の維持など,果たす役割が拡大する中で,人口減少対策を含む地方版総合戦略の実行やマイナンバー制度への対応,大規模災害を想定した防災・減災事業の実施など,新たな政策課題に直面している。 一方,地方公務員を初めとした公的サービスを担う人材が限られる中で,新たなニーズへの対応と細やかな公的サービスの提供が困難となっており,人材確保を進めるとともに,これに見合う地方財政の確立を目指す必要がある。 政府の骨太2018では,地方の一般財源の総額について,2018年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保するとされ,2019年度の地方財政計画でも,一般財源総額は62兆7,072億円(前年比+1.0%)となり過去最高水準となった。 しかし,一般財源総額の増額分も,幼児教育・保育の無償化などの国の政策に対応する財源を確保した結果であり,社会保障費関連を初めとする地方の財政需要に対応するためには,さらなる地方財政の充実,強化が求められている。 このため,2020年度の政府予算と地方財政の検討に当たっては,歳入,歳出を的確に見積もり,人的サービスとしての社会保障予算の充実と地方財政の確立を目指すことが必要である。 よって,政府においては,下記の事項について実現するよう強く要望する。                   記1 社会保障,災害対策,環境対策,地域交通対策,人口減少対策など,増大する地方自治体の財政需要を的確に把握し,これに見合う地方一般財源総額の確保を図ること。2 子ども・子育て支援新制度,地域医療の確保,地域包括ケアシステムの構築,生活困窮者自立支援,介護保険制度や国民健康保険制度の見直しなど,急増する社会保障ニーズへの対応と人材を確保するための社会保障予算の確保及び地方財政措置を的確に行うこと。とりわけ,幼児教育・保育の無償化に伴う地方負担分の財源確保を確実に図ること。3 地方交付税の算定におけるトップランナー方式の導入は,地域によって人口規模,事業規模の差異,各自治体における検討経過や民間産業の展開度合いの違いを無視して経費を算定するものであり,廃止,縮小を含めた検討を行うこと。4 まち・ひと・しごと創生事業費として確保されている1兆円について,引き続き同規模の財源確保を図ること。5 2020年度から始まる会計年度任用職員の処遇改善のための財源確保を図ること。6 森林環境譲与税の譲与基準については,地方団体と協議を進め,林業需要の高い自治体への譲与額を増大させるよう見直しを進めること。7 地域間の税源偏在性の是正のため,偏在性の小さい所得税,消費税を対象に国税から地方税への税源移譲を行うなど,抜本的な解決策の協議を進めること。また,各種税制の廃止,減税を検討する際には,自治体財政に与える影響を十分検証した上で,代替財源の確保を初め,財政運営に支障が生じることがないよう対応を図ること。8 地方交付税の財源保障機能,財政調整機能の強化を図り,市町村合併の算定特例の終了を踏まえた新たな財政需要を把握し,小規模自治体に配慮した段階補正の強化などの対策を講じること。9 依然として4兆円規模の財源不足があることから,地方交付税の法定率を引き上げ,臨時財政対策債に頼らない地方財政を確立すること。10 地方自治体の基金残高を地方財政計画や地方交付税に反映させないこと。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   令和元年9月24日  内閣総理大臣  総務大臣  財務大臣  宛て(各通)  厚生労働大臣  衆参両院議長                         水戸市議会議長 安藏 栄      ------------------------ ○議長(安藏栄君) お諮りいたします。本案については,提案理由の説明を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(安藏栄君) 総員起立。よって,議第15号は原案のとおり可決することに決しました。      ------------------------ △議第16号 子どもの貧困を解決する施策の充実を求める意見書 ○議長(安藏栄君) 次に,議第16号 子どもの貧困を解決する施策の充実を求める意見書を上程いたします。      ------------------------議第16号 子どもの貧困を解決する施策の充実を求める意見書 上記の意見書を水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。   令和元年9月24日  水戸市議会議長 安藏 栄様                         提出者                         水戸市議会議員 萩谷慎一                            〃    田中真己                            〃    綿引 健                            〃    高倉富士男      ------------------------〔朗読を省略した意見書〕     子どもの貧困を解決する施策の充実を求める意見書 2013年に子どもの貧困対策推進法が全会一致の議員立法で成立し,同法は2014年に施行され5年が経過する中,見直しの要望も高まり今年6月の通常国会で改正が実現した。 主な改正点は,法律の目的で「子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう」とあった条文の「将来」の前に「現在及び」が書き込まれ,貧困対策が将来のための学習・就労支援だけでなく,現在の子どもの生活改善にも力を入れることが明確になった。また,保護者への就労支援も所得の増大や職業生活の安定と向上に資するようにすることが位置づけられた。さらに,国連の子どもの権利条約の精神にのっとって,子どもの利益を最優先に対策を推進することなども明記されたところである。 日本の子どもの貧困率(平均的な所得の半分に届かない世帯にいる18歳未満の子どもの割合)は13.9%(約7人に1人)と,依然として高水準である。発達・成長過程にある子どもの貧困は,その子どもの可能性を制約するだけでなく,貧困が次世代に引き継がれる危険をつくり出す点からも,影響は一層深刻である。 現在,子どもの貧困対策推進法に基づき政府が決定する対策大綱の見直しの議論が進んでおり,今年8月には内閣府の有識者会議が,新たな大綱に盛り込む施策のあり方を示す文書をまとめたところである。 その文書では,子どもの貧困対策の地域間格差をなくす取り組みのほか,子育てや貧困を家庭だけの責任とせず,地域や社会全体で解決することの大切さも提起している。法改正の趣旨を生かし,子どもを初め,当事者らの意見を踏まえるなどして,切実な声と実情にかみ合った新大綱をつくるとともに,現状打開に向けた真剣で具体的な取り組みが求められている。 よって,政府においては,高等教育における授業料減免制度の充実や給付型奨学金の拡充など教育費負担のさらなる軽減を初め,地方で実施されている学習支援事業や子ども食堂などへの公的支援,保護者の就労支援対策の拡充など,子どもの貧困の解消に向けた施策の一層の充実を図るよう要望する。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   令和元年9月24日  内閣総理大臣  財務大臣  文部科学大臣  宛て(各通)  厚生労働大臣  衆参両院議長                         水戸市議会議長 安藏 栄      ------------------------ ○議長(安藏栄君) お諮りいたします。本案については,提案理由の説明を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(安藏栄君) 起立多数。よって,議第16号は原案のとおり可決することに決しました。      ------------------------ △議第17号 専守防衛を逸脱する攻撃型空母の保有中止を求める意見書 ○議長(安藏栄君) 次に,議第17号 専守防衛を逸脱する攻撃型空母の保有中止を求める意見書を上程いたします。      ------------------------議第17号 専守防衛を逸脱する攻撃型空母の保有中止を求める意見書 上記の意見書を水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。   令和元年9月24日  水戸市議会議長 安藏 栄様                         提出者                         水戸市議会議員 土田記代美                            〃    田中真己                            〃    中庭次男      ------------------------〔朗読を省略した意見書〕     専守防衛を逸脱する攻撃型空母の保有中止を求める意見書 政府は,昨年12月策定の防衛計画大綱に基づき,新たな防衛力整備の一環として,海上自衛隊が保有する「いずも」型護衛艦を改修して空母化し,これまで,自衛のための必要最小限度を超えるとして認めてこなかった攻撃型空母の保有をなし崩しに進めようとしている。我が国がこのような空母を保有するのは,戦後初めてのことである。 護衛艦「いずも」を改修し,アメリカからの大量購入を決めているF35ステルス戦闘機が発着可能となる攻撃型空母となる計画で,これは,我が国の専守防衛という憲法の制約を明らかに逸脱するものであり,許されないものである。 さらに,今年8月21日にアメリカの海兵隊総司令官が,空母化する「いずも」の使用について日本側と話し合い,米軍機が使用できるようにすることが最終目標だと明言したとの報道があった。憲法上許されない自衛の範囲を超える軍備の増強が米軍の使用のためであり,アメリカの利益のために自衛隊員の命を脅かす集団的自衛権の行使にまでつながっていくことになるのは明らかである。憲法を持つ自立した国家としてあり得ないアメリカ言いなりの防衛政策を改め,専守防衛を逸脱することなく平和憲法を堅持し,武力によらない我が国独自の平和への提案を世界に発信すべきである。 よって,政府においては,攻撃型空母の保有となる「いずも」型護衛艦の改修を行わず,米軍の出撃拠点とさせないことを強く要望する。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   令和元年9月24日  内閣総理大臣  総務大臣  外務大臣          宛て(各通)  財務大臣  防衛大臣  衆参両院議長                         水戸市議会議長 安藏 栄      ------------------------ ○議長(安藏栄君) お諮りいたします。本案については,提案理由の説明を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(安藏栄君) 起立少数。よって,議第17号は否決されました。      ------------------------ △議第18号 教職員定数改善義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算の拡充を求める意見書 ○議長(安藏栄君) 次に,議第18号 教職員定数改善義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算の拡充を求める意見書を上程いたします。      ------------------------議第18号 教職員定数改善義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算の拡充を求める意見書 上記の意見書を水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。   令和元年9月24日  水戸市議会議長 安藏 栄様                         提出者                         水戸市議会議員 田中真己                            〃    綿引 健                            〃    高倉富士男                            〃    渡辺政明                            〃    袴塚孝雄                            〃    田口米蔵                            〃    松本勝久                            〃    福島辰三      ------------------------〔朗読を省略した意見書〕     教職員定数改善義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算の拡充を求める意見書 学校現場では,解決すべき課題が山積しており,子どもたちの豊かな学びを実現するための教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが困難な状況となっている。 特に小学校においては,新学習指導要領の移行期間中であり,外国語教育実施のため,授業時数の調整などの対応に苦慮している。豊かな学びを実現するためには,教職員定数改善などの施策が最重要課題である。また,教職員の定数改善を行うことにより,働き方改革も進み,教職員が余裕を持って学校教育に当たれるようになり,教育の質を高められる。 義務教育費国庫負担制度については,小泉政権下の三位一体改革の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられた。いくつかの自治体においては,厳しい財政状況の中,独自財源による定数措置が行われているが,地方自治体の財政を圧迫している。国の施策として定数改善に向けた財源を保障し,子どもたちが全国どこに住んでいても,一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請であることから,子どもたちの豊かな学びを保障するための条件整備は不可欠である。 よって,政府においては,来年度予算編成に当たり,下記の事項について実現するよう強く要望する。                   記1 計画的な教職員定数改善により少人数学級を推進すること。2 教育の機会均等と水準の維持向上を図るため,義務教育費国庫負担制度を堅持すること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   令和元年9月24日  内閣総理大臣  総務大臣  財務大臣  宛て(各通)  文部科学大臣  衆参両院議長                         水戸市議会議長 安藏 栄      ------------------------ ○議長(安藏栄君) お諮りいたします。本案については,提案理由の説明を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(安藏栄君) 総員起立。よって,議第18号は原案のとおり可決することに決しました。      ------------------------ △日程第2 請願,陳情 (1) 審査結果についての委員長報告 ○議長(安藏栄君) 次に,請願,陳情に入ります。 それでは,令和元年請願第2号 教職員定数改善義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書提出を求める請願を上程いたします。 本請願については,さきの本会議において文教福祉委員会に付託し,審査が終了いたしておりますので,文教福祉委員長から,委員会の審査の結果について御報告を願うことといたします。 13番,鈴木宣子君。          〔文教福祉委員長 鈴木宣子君登壇〕 ◆文教福祉委員長鈴木宣子君)            文教福祉委員会請願審査結果報告書 当委員会に付託された請願については,下記のとおり決定したので,水戸市議会会議規則第129条第1項の規定に基づき報告します。                   記1 採択すべきもの  令和元年請願第2号 教職員定数改善義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書提出を求める請願  本請願については,願意を了とし採択する。   令和元年9月24日  水戸市議会議長 安藏 栄様                              文教福祉委員会                              委員長 鈴木宣子 ○議長(安藏栄君) 以上で,文教福祉委員長の報告は終わりました。 それでは,令和元年請願第2号 教職員定数改善義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書提出を求める請願につきましては,先ほど委員会での採択により提出された議第18号が可決されたことに伴い,採択とみなす取り扱いといたします。      ------------------------ (2) 陳情の閉会中継続審査について ○議長(安藏栄君) 次に,今議会に提出されました陳情は,お手元に配付しました陳情文書表(Ⅱ)のとおりであります。 それでは,本陳情につきましては,文書表のとおり,水泳競技施設等調査特別委員会に付託の上,議会閉会中の継続審査を認めることにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。      ------------------------ △議員の派遣について ○議長(安藏栄君) 次に,お諮りいたします。この際,議員の派遣についてを日程に追加し,直ちに上程することにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,議員の派遣についてを上程いたします。      ------------------------               議員の派遣について                              令和元年9月24日 地方自治法第100条第13項及び水戸市議会会議規則第152条の規定により次のとおり議員を派遣する。派遣場所又は派遣期間等に変更があった場合は,議長が決定の上,次の定例会に報告する。1 姉妹都市敦賀市との交流訪問と松原神社例大祭 (1) 派遣目的 水戸烈士の憂国の偉業をしのび,その遺徳を顕彰するとともに姉妹都市敦賀市との親善を深める。 (2) 派遣場所 福井県敦賀市 (3) 派遣期間 令和元年10月9日から10月10日までの2日間 (4) 派遣議員 佐藤昭雄議員,木本信太郎議員,飯田正美議員,栗原文隆議員,小川勝夫議員,福島辰三議員2 第33回国際親善姉妹都市アナハイム市親善訪問及びアメリカ文化・行政視察団 (1) 派遣目的 国際交流推進事業の一つとして,国際親善姉妹都市であるアナハイム市及びアメリカの主要都市へ訪問団を派遣し,相互理解と友好親善を深め,相互の交流を促進する。 (2) 派遣場所 アメリカ合衆国アナハイム市,ロサンゼルス市 (3) 派遣期間 令和元年10月18日から10月25日までの8日間 (4) 派遣議員 萩谷慎一議員,後藤通子議員,小泉康二議員,内藤丈男議員3 全国市議会議長会研究フォーラム (1) 派遣目的 第14回全国市議会議長会研究フォーラムに参加し,各市に共通する政策課題等についての情報交換,意見交換を行い,地方分権時代に即応した議会機能の充実と活力に満ちた地域づくりに資する。 (2) 派遣場所 高知県高知市 (3) 派遣期間 令和元年10月29日から10月31日までの2日間 (4) 派遣議員 大津亮一議員,小川勝夫議員4 親善都市彦根市との交流訪問 (1) 派遣目的 第67回ひこねの城まつりに参加し,姉妹親善都市議員交流会を通じて一層の親善と友好を深める。 (2) 派遣場所 滋賀県彦根市 (3) 派遣期間 令和元年11月3日から11月4日までの2日間 (4) 派遣議員 森正慶議員,大津亮一議員,栗原文隆議員5 茨城県市議会議長会議員研修会 (1) 派遣目的 県内各市の一般議員を対象とした講演会等に参加し,議会の円滑な運営に資するとともに各市議員との交流を図ることにより地方自治の振興発展に寄与する。 (2) 派遣場所 市内,那珂市 (3) 派遣期間 令和元年11月18日から11月19日までの2日間 (4) 派遣議員 滑川友理議員,綿引健議員,後藤通子議員,森正慶議員6 茨城県市議会議長会議員研修会 (1) 派遣目的 県内各市の一般議員を対象とした講演会等に参加し,議会の円滑な運営に資するとともに各市議員との交流を図ることにより地方自治の振興発展に寄与する。 (2) 派遣場所 市内 (3) 派遣期間 令和元年11月18日 (4) 派遣議員 鈴木宣子議員7 茨城県市議会議長会議員研修会 (1) 派遣目的 県内各市の一般議員を対象とした講演会等に参加し,議会の円滑な運営に資するとともに各市議員との交流を図ることにより地方自治の振興発展に寄与する。 (2) 派遣場所 那珂市 (3) 派遣期間 令和元年11月19日 (4) 派遣議員 飯田正美議員      ------------------------ ○議長(安藏栄君) 本件については,お手元に配付しました印刷物のとおり,議員を派遣しようとするものであります。 お諮りいたします。ただいま上程の議員の派遣については,お手元に配付しました印刷物のとおり,それぞれ派遣することにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。      ------------------------ △日程第3 閉会中所管事務調査について ○議長(安藏栄君) 次に,閉会中所管事務調査についてを上程いたします。      ------------------------            閉会中所管事務調査一覧表                      (令和元年第3回水戸市議会定例会)◯総務環境委員会 1 総合企画及び芸術文化行政について 2 行政事務の改善,能率化及び情報公開について 3 工事契約及び検査業務について 4 財政運営状況について 5 住民事務及び広聴広報活動について 6 環境保全及び防災行政について 7 環境衛生行政について 8 男女平等推進及び消費生活行政について 9 市民会館,市民センターについて 10 市民協働行政について 11 スポーツ行政について◯文教福祉委員会 1 社会福祉施設の整備,障害者(児)福祉及び保護対策について 2 高齢福祉,介護保険及び児童福祉対策について 3 国民健康保険の運営及び医療福祉費助成事業について 4 保健予防行政について 5 消防及び救急業務について 6 学校教育の運営について 7 教育施設の整備及び維持管理について 8 社会教育,施設の整備及び管理運営,文化財保護対策について 9 青少年の健全育成対策について 10 図書館及び博物館について 11 学校給食の管理運営について 12 生涯学習の推進について 13 少子対策について 14 ボランティア活動について◯産業水道委員会 1 農業,林業,畜産業,商工業の振興対策について 2 土地基盤整備事業について 3 観光資源の開発,整備について 4 中小零細企業育成と金融対策について 5 市場における流通対策について 6 市営駐車場について 7 水道事業及び水資源対策について◯都市建設委員会 1 道路及び橋梁について 2 河川,都市下水路及び排水路について 3 住宅の建設及び管理について 4 都市計画施設について 5 面整備及び市街再開発事業について 6 都市公園及び緑化事業について 7 下水道について◯議会運営委員会 1 議会運営に関する事項 2 議会の会議規則,委員会に関する条例等に関する事項 3 議長の諮問に関する事項 4 次期定例会等の会期及び議事日程等に関する事項      ------------------------ ○議長(安藏栄君) 本件は,お手元に配付しました閉会中所管事務調査一覧表のとおり,各委員会から議会閉会中の所管事務調査の申し出があったものでございます。 お諮りいたします。本件は,各委員会の申し出のとおり決定することにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。      ------------------------教育長退任挨拶 ○議長(安藏栄君) この際,教育長から発言を求められておりますので,これを許します。 教育長,本多清峰君。          〔教育長 本多清峰君登壇〕 ◎教育長(本多清峰君) 本会議の貴重な時間に退任の御挨拶の機会を与えていただきまして,まことにありがとうございます。 私は,東日本大震災から1年後の平成24年第3回,そして平成28年第3回の市議会定例会におきまして任命の御同意をいただき,法改正による旧制度の教育長として1期4年,新制度の教育長として1期3年,7年間務めさせていただきました。これは,ひとえに安藏議長を初め議員の皆様の温かい御支援と,高橋市長の御指導を初め職員の皆様の支えによるものであり,心から厚く御礼を申し上げます。 私は,この7年間,先達の方々が築き上げてきた基盤のもと,保護者,市民目線に立った施策の立案,実践に努めてまいりました。そうした中,教育委員会と学校の一体感が醸成でき,それぞれの学校が校長を中心にして,未来に向かって着実な一歩を踏み出せるようになったことは,非常にうれしいことと思っております。 現在,科学技術の著しい発達により,社会の急激な変化が訪れております。このような新しい時代の風をしっかりと受けとめ,本市の教育がさらに発展することを心より祈念いたしております。 今後は,皆様からいただきました御助言を胸に,一市民として市政の発展に,微力ではございますが尽くす所存でございます。 議員の皆様,そして執行部の皆様におかれましては,水戸市のさらなる発展のため,今後とも,ますます御健勝で御活躍されますことを御祈念申し上げまして,退任の御挨拶とさせていただきます。 大変お世話になり,ありがとうございました。(拍手)      ------------------------議長挨拶 ○議長(安藏栄君) この際,一言御挨拶を申し上げます。          〔議長 安藏栄君登壇〕 ○議長(安藏栄君) ただいま本多教育長から,退任を前にしまして,丁重なる退任の御挨拶をいただきました。ありがとうございました。 本多教育長におかれましては,7年間,本市の教育の充実と発展に御活躍をされ,特に水戸スタイルの教育の拡充とさらなる推進を初め,安全で快適な学びの環境づくりや保育所待機児童対策など,大変な御尽力を賜ったところでございます。これまで市政に尽くされました御功労に対し,心から敬意を表するとともに,感謝を申し上げる次第であります。 本多教育長におかれましては,これからも御健康に十分留意の上,引き続き,水戸市の発展のため,変わらぬお力添えを賜りますよう心からお願いを申し上げまして,簡単ではございますが,御挨拶とさせていただきます。 長い間,本当に御苦労さまでした。      ------------------------          〔議長 安藏栄君議長席に着く〕 △閉会 ○議長(安藏栄君) 以上をもちまして,今期定例会に付議されました事件は,全て議了いたしました。 よって,令和元年第3回水戸市議会定例会を閉会いたします。            午後3時0分 閉会...