平成28年 3月 定例会(第1回) 平成28年第1回
水戸市議会定例会会議録第5号 平成28年3月24日(木曜日
)----------------------------------- 議事日程(第5号) 平成28年3月24日午後2時開議 ( ) 第1回
水戸市議会定例会第1 議案第4号=ないし=第50号第2 請願,陳情第3 閉会中
所管事務調査について
-----------------------------------本日の会議に付した事件
会議録署名議員の指名 出席説明員の報告 日程第1 議案第4号=ないし=第50号 追加議案の提出について(市長提出6件) 議案第51号 水戸市副市長選任の同意を得ることについて 副市長選任挨拶 議案第52号
人権擁護委員候補者の推薦について 議案第53号
人権擁護委員候補者の推薦について 議案第54号
人権擁護委員候補者の推薦について 議案第55号
人権擁護委員候補者の推薦について 議案第56号
人権擁護委員候補者の推薦について 議案の提出について(議員提出1件) 議第1号
水戸市議会情報公開条例の一部を改正する条例 議案の提出について(議員提出7件) 議第2号 軽減税率の円滑な導入に向けた事業者支援の強化などを求める意見書 議第3号 TPP(
環太平洋戦略的経済連携協定)の影響に関する国民の不安を払拭し,対策の確実な実行を求める意見書 議第4号
児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書 議第5号 北朝鮮による水爆実験並びに
長距離弾道ミサイル発射に断固抗議する意見書 議第6号 安保法制の廃止を求める意見書 議第7号 消費税率10%への増税の中止を求める意見書 議第8号 甘利前
経済再生担当大臣の疑惑全容解明と企業・団体献金の禁止を求める意見書 日程第2 請願,陳情 日程第3 閉会中
所管事務調査について 市長挨拶 副
市長退任挨拶 水道事業管理者退任挨拶 議長挨拶-----------------------------------出席議員(28名) 議 長 3番 村 田 進 洋 君 副 議 長 7番 小 室 正 己 君 1番 綿 引 健 君 2番 堀 江 恵 子 君 4番 土 田 記 代 美 君 5番 田 中 真 己 君 6番 中 庭 次 男 君 8番 飯 田 正 美 君 9番 鈴 木 宣 子 君 10番 田 口 文 明 君 11番 大 津 亮 一 君 12番 小 泉 康 二 君 13番 木 本 信 太 郎 君 14番 栗 原 文 隆 君 15番 高 倉 富 士 男 君 16番 黒 木 勇 君 17番 田 口 米 蔵 君 18番 小 川 勝 夫 君 19番 渡 辺 政 明 君 20番 須 田 浩 和 君 21番 五 十 嵐 博 君 22番 伊 藤 充 朗 君 23番 安 藏 栄 君 24番 内 藤 丈 男 君 25番 高 橋 丈 夫 君 26番 袴 塚 孝 雄 君 27番 松 本 勝 久 君 28番 福 島 辰 三 君
-----------------------------------欠席議員 (なし
)-----------------------------------説明のため出席した者 市 長 高 橋 靖 君 副 市 長 橋 本 耐 君 副 市 長 田 尻 充 君 市長公室長 三 宅 正 人 君 総 務 部 長 磯 崎 和 廣 君 財 務 部 長 秋 葉 宗 志 君 市民協働部長 武 田 秀 君 生活環境部長 鈴 木 吉 昭 君
保健福祉部長 根 本 一 夫 君
産業経済部長 飯 村 健 一 君 建 設 部 長 檜 山 隆 雄 君 都市計画部長 村 上 晴 信 君 下水道部長 小 林 夏 海 君
水道事業管理者 倉 田 喜 久 男 君 水 道 部 長 関 徳 彦 君 教 育 長 本 多 清 峰 君 教 育 部 長 中 里 誠 志 郎 君 消 防 長 清 水 修 君 監 査 委 員 清 水 孝 子 君 連 絡 員 梅 澤 正 樹 君
-----------------------------------事務局職員出席者 事 務 局 長 永 井 好 信 君 事務局次長兼総務課長 鈴 木 秀 樹 君 議 事 課 長 永 井 誠 一 君 議事課長補佐兼法制調査係長 加 藤 清 文 君 議 事 係 長 大 森 貴 広 君 書 記 安 田 理 恵 君 書 記 綱 島 卓 也 君 書 記 嘉 成 将 大 君 書 記 大 谷 し お り 君 書 記 石 田 一 樹 君 書 記 玉 田 誠 一 君 午後2時0分 開議 〔議長 村田進洋君議長席に着く〕
○議長(村田進洋君) 定足数に達しておりますので,これより本日の会議を開きます。
-----------------------------------
△
会議録署名議員の指名
○議長(村田進洋君)
水戸市議会会議規則第79条の規定により,
会議録署名議員の指名を行います。16番黒木勇君,17番田口米蔵君,18番小川勝夫君,以上3名を指名いたします。
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△出席説明員の報告
○議長(村田進洋君) 次に,地方自治法第121条第1項の規定により,説明のため議場に出席を求めた者の職,氏名は,本定例会の開会冒頭報告し,あわせて議席に配付いたしました印刷物のとおりでありますので,御了承願います。
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○議長(村田進洋君) それでは,これより日程に入ります。 本日の日程は,議案第4号=ないし=第50号,以上47件,それに,請願,陳情,閉会中
所管事務調査についてであります。
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△日程第1 議案第4号=ないし=第50号
○議長(村田進洋君) それでは,議案第4号=ないし=第50号,以上47件を一括上程いたします。 それでは,ただいま一括上程いたしました47件につきましては,さきの本会議において,いずれも各常任委員会に付託になっておりますので,この際,各委員長から,それぞれ委員会の審査の経過並びに結果について御報告を願うことにいたします。 まず最初に,
都市建設委員長の報告を願います。 23番,安藏栄君。 〔
都市建設委員長 安藏栄君登壇〕
◆
都市建設委員長(安藏栄君)
審査決定報告書 都市建設委員会 さきの平成28年第1回
水戸市議会定例会において当委員会に付託されました議案第20号ほか8件の審査の経過並びに結果について,
水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。 これらの案件については,3月17,18,22日の3日間にわたり,委員会を開催し,慎重に審査を行いましたが,その結果は下記のとおりであります。 以下,審査の概要を申し上げますと,1 議案第20号 水戸市
建築審査会条例の一部を改正する条例 本案については,建築基準法における建築審査会の所掌事務や
委員選出区分に係る規定内容,現委員構成における学識経験者の状況等について,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。2 議案第21号 水戸市特別用途地区における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例 本案は,準工業地域における大
規模集客施設の立地規制を規定するものですが,既存の大
規模集客施設の立地状況,今後の用途地域の見直しに際しての
取り組み方針等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「条例改正による都市機能の適切な集積化を図るとともに,
国庫補助制度等の有効活用によるまちづくりに留意されたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。3 議案第25号 平成28年度水戸市
一般会計予算中第1表中歳出中第3款(民生費)中
都市建設委員会所管分,第8款(土木費)及び第11款(災害復旧費)中
都市建設委員会所管分並びに第2表継続費中第8款(土木費) 本案については,要緊急安全確認大
規模建築物耐震改修補助事業において補助対象となる建築物の規模及び
耐震改修費用における国県支出金の割合,市道の舗装損傷の発生原因及び対応策,狭あい
道路整備事業に係る地域住民からの申請件数や整備に要する工事期間,
交通安全施設整備事業における
通学路整備箇所,
橋りょう長寿命化改修事業の施工箇所や橋りょう点検・維持管理の実施手法,
内原ヘルスパーク西側の道路冠水箇所の
整備スケジュール,水戸駅前
広場維持管理業務の委託内容,
泉町周辺地区整備に係る事業費の内訳及び算出根拠,千波湖の水質浄化施策の実施状況,保存樹の認定に要する手続,
市営住宅長寿命化型改修事業による
河和田住宅改修工事の施工箇所及び改修内容等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「道路の維持管理に当たっては,市民の身近な行政ニーズを的確に捉えた対応を図られたい」,「過年度の繰越事由を十分に分析し,より適切,計画的な予算執行に努められたい」,「東日本大震災による被害箇所や
道路舗装損傷箇所の確実な把握に努め,市民の安心・安全のための環境整備に留意されたい」,「設計委託の十分な確認体制のもとで,工事施工の安全管理に万全を期されたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。4 議案第31号 平成28年度水戸市東前第二
土地区画整理事業会計予算 本案については,保留地の処分状況及び今後の
整備スケジュール等について,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。5 議案第37号 平成28年度水戸市
下水道事業会計予算 本案については,
地方公営企業法の財務規定適用に伴う
会計処理基準の変更内容,
下水道使用料改定に伴う収入への影響額,備品の管理体制,今後の整備計画及び下水道普及率の見込み,公共下水道未接続世帯に対しての加入促進策等について,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。6 議案第41号 平成27年度水戸市
一般会計補正予算(第7号)中第1表中歳出中第8款(土木費)及び第2表継続費補正中第8款(土木費) 本案については,
泉町周辺地区開発事業費に係る予算の執行状況及び事業費の内訳等について,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上のほか,議案第30号 平成28年度水戸市東前第四
土地区画整理事業会計予算,議案第45号 平成27年度水戸市東前第二
土地区画整理事業会計補正予算(第2号),議案第50号 平成27年度水戸市
下水道事業会計補正予算(第1号)についても,執行部から説明を受けた後,採決の結果,いずれも全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。 記議案第20号,議案第21号,議案第25号中第1表中歳出中第3款中
都市建設委員会所管分,第8款及び第11款中
都市建設委員会所管分並びに第2表継続費中第8款,議案第30号,議案第31号,議案第37号,議案第41号中第1表中歳出中第8款及び第2表継続費補正中第8款,議案第45号,議案第50号 以上,原案を認める。 上記のとおり報告する。 平成28年3月24日
水戸市議会議長 村田進洋様
都市建設委員会 委員長 安藏 栄
○議長(村田進洋君) 次に,
産業水道委員長の報告を願います。 14番,栗原文隆君。 〔
産業水道委員長 栗原文隆君登壇〕
◆
産業水道委員長(栗原文隆君)
審査決定報告書 産業水道委員会 さきの平成28年第1回
水戸市議会定例会において当委員会に付託されました議案第8号ほか10件の審査の経過並びに結果について,
水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。 これらの案件については,3月17,18,22日の3日間にわたり,委員会を開催し,慎重に審査を行いましたが,その結果は下記のとおりであります。 以下,審査の概要を申し上げますと,1 議案第8号 水戸市農業委員会の委員及び
農地利用最適化推進委員の定数に関する条例 本案については,
農業委員会等に関する法律の改正に伴う
農業委員会委員及び
農地利用最適化推進委員の業務内容等について,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。2 議案第25号 平成28年度水戸市
一般会計予算中第1表中歳出中第5款(労働費),第6款(
農林水産業費),第7款(商工費)及び第11款(災害復旧費)中
産業水道委員会所管分並びに第3
表債務負担行為 本案については,第6
款農林水産業費では,
農業農村多面的機能維持事業における地域共同活動の内容,
畜産クラスター事業補助の対象となる施設の概要及び
畜産クラスター計画の
取り組み状況,米・
麦共同乾燥調製施設整備支援事業の予算措置の考え方,
平地林保全整備工事のあり方,水戸の
梅産地づくり事業に係る圃場の整備,6次産業化に取り組む生産者団体に対する販路開拓の支援状況等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「
畜産クラスター事業の実施に当たっては,市民への周知及び継続的な事業運営により,畜産業の活性化を図られたい」,「森林公園の山林の管理については,ボランティアの活用等により,経費の縮減を図られたい」,「6次産業化の取り組みに当たっては,付加価値の高い特産農産物の創出に努め,
特産農産物販売促進事業を推進されたい」等の意見が出されました。 次に,第7款商工費では,
商店街活力向上事業補助の内容,
観光まつり開催事業の方針等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「魅力ある
中心市街地形成のため,本市の考え方を整理し,積極的な企業誘致や本社機能の移転に取り組まれたい。また,創業希望者に対しては,利用しやすい相談体制の構築を図るなど,環境の整備に配慮されたい」,「観光行政の推進に当たっては,次世代への事業継承を見据えた上で,他市との差別化を図り,商工業とも連携した本市独自の施策を展開されたい」等の意見が出されました。 また,総括的な意見として,委員から,「補助事業の実施に当たっては,補助金の効果等について十分検証し,あわせてその状況を適宜,委員会に報告されたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。3 議案第28号 平成28年度水戸市
駐車場事業会計予算 本案については,執行部から説明を受けた後,委員から,「指定管理者とは,引き続き連携を図り,事業の推進に取り組むとともに,適切な指導監督に努められたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。4 議案第36号 平成28年度水戸市
水道事業会計予算 本案については,老朽施設更新の進捗状況,鉛製給水管の解消時期,
耐震型循環式飲料水貯水槽の設置計画,
市場ニーズ把握のための
アンケート調査の考え方等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「災害時における水道水の安定供給を図るため,老朽施設の更新事業及び
応急給水拠点拡大のための
貯水槽設置事業について積極的に取り組まれたい」,「
水道事業PRパンフレットの作成に当たっては,水道料金の未収金に関する取り組み等の掲載についても検討し,引き続き収納率の向上に努められたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。5 議案第41号 平成27年度水戸市
一般会計補正予算(第7号)中第1表中歳出中第5款(労働費),第6款(
農林水産業費)及び第7款(商工費) 本案については,第7款商工費では,
インバウンド観光推進事業の内容等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「現在,多くの自治体において,
インバウンド観光に関する取り組みが実施されていることから,本市独自の事業の展開を図られたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上のほか,議案第27号 平成28年度水戸市
公設地方卸売市場事業会計予算,議案第29号 平成28年度水戸市
農業集落排水事業会計予算,議案第39号 水戸市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例,議案第43号 平成27年度水戸市
公設地方卸売市場事業会計補正予算(第1号),議案第44号 平成27年度水戸市
農業集落排水事業会計補正予算(第1号),議案第49号 平成27年度水戸市
水道事業会計補正予算(第2号)についても,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,いずれも全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。 記議案第8号,議案第25号中第1表中歳出中第5款,第6款,第7款及び第11
款中産業水道委員会所管分並びに第3
表債務負担行為,議案第27号,議案第28号,議案第29号,議案第36号,議案第39号,議案第41号中第1表中歳出中第5款,第6款及び第7款,議案第43号,議案第44号,議案第49号 以上,原案を認める。 上記のとおり報告する。 平成28年3月24日
水戸市議会議長 村田進洋様
産業水道委員会 委員長 栗原文隆
○議長(村田進洋君) 次に,
文教福祉委員長の報告を願います。 17番,田口米蔵君。 〔
文教福祉委員長 田口米蔵君登壇〕
◆
文教福祉委員長(田口米蔵君)
審査決定報告書 文教福祉委員会 さきの平成28年第1回
水戸市議会定例会において当委員会に付託されました議案第19号ほか12件の審査の経過並びに結果について,
水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。 これらの案件については,3月17,18,22日の3日間にわたり,委員会を開催し,慎重に審査を行いましたが,その結果は下記のとおりであります。 以下,審査の概要を申し上げますと,1 議案第19号 水戸市
医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例 本案については,
子ども医療福祉費支給制度改正後の
認定見込み者数及び影響額,当該制度に対する
国庫負担金等の減額調整措置,県の制度改正に伴う本市の対応等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「当該制度の運営に当たっては,他市の状況等を精査し,今後も引き続き,さらなる制度の充実に向けた検討を進められたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。2 議案第23号 水戸市
指定地域密着型サービス事業基準条例の一部を改正する条例 議案第24号 水戸市
指定地域密着型介護予防サービス事業基準条例の一部を改正する条例 これらの案件については,改正の趣旨及び内容,事業所における運営状況の把握方法,宿泊室を設けないことができる特例措置を規定する理由等について,種々質疑応答を重ねた後,これらの案件を一括採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。3 議案第25号 平成28年度水戸市
一般会計予算中第1表中歳出中第3款(民生費)中
文教福祉委員会所管分,第4款(衛生費)中
文教福祉委員会所管分,第9款(消防費)及び第10款(教育費)中
文教福祉委員会所管分並びに第2表継続費中第10款(教育費)中
文教福祉委員会所管分 本案については,第3款民生費では,
社会福祉協議会と
社会福祉事業団の合併による新規事業等への取り組み,
特別養護老人ホームにおける居室整備のあり方と待機者解消との関係,子ども会への加入促進に向けた本市の考え方,
開放学級専用棟の整備方針及び今後の受け入れ拡充の見込み等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「子どもの
学習支援事業については,実効性のあるものとなるよう事業内容を十分精査し,今後の予算編成を含め,さらなる事業の展開に向け,引き続き事業の調査研究に努められたい」,「
特別養護老人ホームの待機者解消に当たっては,待機者の現状を踏まえた施設整備のあり方を整理し,待機者の需要を考慮した施設が提供できるよう努められたい」,「保育所の施設整備においては,これまでの増設による推進に加え,幼稚園及び認定こども園のあり方について研究し,待機児童の解消に努めるとともに,保護者の多様なニーズに対応できる保育体制を構築されたい」等の意見が出されました。 次に,第4款衛生費では,健康マイレージ事業の健康目標を達成する条件及び特典内容,小児インフルエンザ予防接種補助の拡充対象及び周知方法,休日夜間緊急診療における大学病院からの医師派遣の現状等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「今回の新規事業の展開及び補助の拡充は,市民福祉の向上において重要な施策であることから,今後も市民ニーズを的確に捉え,引き続き支援拡充に向けた推進体制を構築されたい」,「がん検診の受診については,健康増進事業と連携し,受診機会の充実を図るなど,受診率の向上に向けた効果的な方策に取り組まれたい」等の意見が出されました。 次に,第9款消防費では,茨城消防救急無線・指令センター運営負担金の使途,消防団員の充足率及び確保策,消防分団における車両の更新計画,耐震性貯水槽の設置方針等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「消防団員の確保については,企業との連携が必要であることから,団員の確保に貢献した企業に対する支援制度を設けるなど,新たな確保策を検討されたい」等の意見が出されました。 次に,第10款教育費では,水戸スタイルの教育における学力向上策,小中学校空調設備整備の今後のスケジュール及び工事入札に係る地元企業の育成に対する考え方,校舎の長寿命化改良事業に当たっての学校規模の適正化についての考え方,博物館と県立歴史館の共催による企画展の開催内容,敦賀市との姉妹都市親善友好少年交歓研修における相互の歴史に対する理解の醸成等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「学校給食費の公会計化に伴い,今後,給食費の滞納が発生した場合には市職員が収納対策に当たることとなるが,個々の家庭環境に十分配慮し,児童,生徒に影響が生じないよう丁寧な対応に努められたい」,「市の指定天然記念物である光藻は,管理手法が非常に重要であることから,専門家による指導のもと,必要な予算措置を講じ,適切な環境づくりに当たられたい。また,本市の観光資源として周知が図れるよう,有効な活用策を検討されたい」,「今後の市立図書館の運営に当たっては,市として目指すべき図書館のあり方を明確にし,市民の利便性向上に資する施設運営となるよう指導,監督するとともに,学校図書館の充実に向けた推進を図られたい。また,指定管理者による運営状況について,適宜,委員会に報告されたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上のほか,議案第22号 水戸市火災予防条例の一部を改正する条例,議案第34号 平成28年度水戸市介護サービス事業会計予算,議案第41号 平成27年度水戸市
一般会計補正予算(第7号)中第1表中歳出中第3款(民生費),第4款(衛生費)中
文教福祉委員会所管分,第9款(消防費)及び第10款(教育費)中
文教福祉委員会所管分並びに第2表継続費補正中第3款(民生費)及び第10款(教育費)中
文教福祉委員会所管分,議案第42号 平成27年度水戸市国民健康保険会計補正予算(第2号),議案第47号 平成27年度水戸市介護保険会計補正予算(第1号),議案第48号 平成27年度水戸市後期高齢者医療会計補正予算(第1号)についても,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,いずれも全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。 そのほか,議案第26号 平成28年度水戸市国民健康保険会計予算,議案第33号 平成28年度水戸市介護保険会計予算,議案第35号 平成28年度水戸市後期高齢者医療会計予算についても,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,いずれも賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。 記議案第19号,議案第22号,議案第23号,議案第24号,議案第25号中第1表中歳出中第3款中
文教福祉委員会所管分,第4款中
文教福祉委員会所管分,第9款及び第10款中
文教福祉委員会所管分並びに第2表継続費中第10款中
文教福祉委員会所管分,議案第26号,議案第33号,議案第34号,議案第35号,議案第41号中第1表中歳出中第3款,第4款中
文教福祉委員会所管分,第9款及び第10款中
文教福祉委員会所管分並びに第2表継続費補正中第3款及び第10款中
文教福祉委員会所管分,議案第42号,議案第47号,議案第48号 以上,原案を認める。 上記のとおり報告する。 平成28年3月24日
水戸市議会議長 村田進洋様
文教福祉委員会 委員長 田口米蔵
○議長(村田進洋君) 次に,総務環境委員長の報告を願います。 16番,黒木勇君。 〔総務環境委員長 黒木勇君登壇〕
◆総務環境委員長(黒木勇君)
審査決定報告書 総務環境委員会 さきの平成28年第1回
水戸市議会定例会において当委員会に付託されました議案第4号ほか19件の審査の経過並びに結果について,
水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。 これらの案件については,3月17,18,22日の3日間にわたり,委員会を開催し,慎重に審査を行いましたが,その結果は下記のとおりであります。 以下,審査の概要を申し上げますと,1 議案第7号 水戸市役所本庁舎駐車場の管理に関する条例の停止に関する条例 本案については,新庁舎建設工事に伴い,市役所本庁舎駐車場の利用を市役所来庁者専用とする理由及びその期間,飲食店を初めとした周辺店舗等への周知方法等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「安全性の確保に十分配慮の上,市役所来庁者以外の方が早期に駐車場を利用できるよう努められたい。また,周辺店舗等への周知に際しては,広く,丁寧に行われたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。2 議案第11号 水戸市職員定数条例の一部を改正する条例 本案については,職員定数の増減内訳,市立図書館への指定管理者制度導入により減員される職員の処遇,本年度の定年退職予定者数及び平成28年度の新規採用職員予定者数等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「職員定数については,本市の政策と将来の見通しを十分勘案し,市民サービスの向上に資する行政組織のスリム化や各課の業務量に見合った職員定数の配分を考慮の上,検討されたい」,「多様化する市民サービスへの対応,4つの大型プロジェクトの推進や中核市への移行等,それぞれの事業を円滑に推進するため,限られた職員数の中で,それぞれの職員が能力を十分発揮できるよう努められたい」,「職員定数の検討に当たっては,指定管理者制度導入による経費削減効果等を十分検証するとともに,職員の士気の低下を招かぬよう,経験や能力等を十分踏まえた適材適所による人事配置に努められたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。3 議案第15号 水戸市消費生活条例の一部を改正する条例 本案については,消費生活相談体制のあり方等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「消費生活相談員のレベルアップによる相談体制の確立や,消費生活センターとの連携による消費者教育のさらなる充実を図るなど,市民が賢い消費者となるための知恵を身につけ,安心して暮らせる社会の実現に向けた施策に鋭意取り組まれたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。4 議案第25号 平成28年度水戸市
一般会計予算(ただし,第1表中歳出中第3款,第4款中
文教福祉委員会所管分,第5款,第6款,第7款,第8款,第9款,第10款中
文教福祉委員会所管分及び第11款並びに第2表継続費中第8款及び第10款中
文教福祉委員会所管分並びに第3
表債務負担行為を除く) 本案については,歳出中第2款総務費では,文書広報費に関して,広報紙等の配付委託の取り扱い等について,防災諸費に関して,各地区での防災訓練の実施状況等について,選挙費に関して,参議院議員通常選挙と衆議院議員総選挙が同日に開催される場合の予算措置等について,第4款衛生費では,墓園埋葬費に関して,公園墓地管理業務の民間委託化の内容,前年度から予算が減額となる主な理由等について,歳入では,市税に関して,軽自動車税及び自動車取得税交付金の内容等について,使用料及び手数料に関して,ごみ処理手数料の内訳等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「地域住民から防災訓練後に出された要望については,市の政策や予算措置に生かされたい。また,日ごろからの防災意識の啓発を図るためにも,各地域において,年に一度は防災訓練を実施するよう働きかけられたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。5 議案第41号 平成27年度水戸市
一般会計補正予算(第7号)(ただし,第1表中歳出中第3款,第4款中
文教福祉委員会所管分,第5款,第6款,第7款,第8款,第9款及び第10款中
文教福祉委員会所管分並びに第2表継続費補正中第3款,第8款及び第10款中
文教福祉委員会所管分を除く) 本案については,歳出中第2款総務費では,芸術館費に関して,芸術館タワーのライトアップによるにぎわい創出の考え方等について,債務負担行為補正では,新清掃工場整備・運営に係る債務負担に関して,減額補正措置による今後の事業費への影響の有無等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「芸術館タワーのライトアップ事業の実施に当たっては,タワーのみのライトアップにとどまらず,芸術館全体として取り組み,市民の冬の憩いの場として集客力の向上等が図れるよう努められたい」,「マイナンバーに係る書類等の提出を郵送等で求める場合においては,簡易書留郵便を利用するなど,セキュリティーの確保に万全を期されたい」等の意見が出されました。 この後,採決の結果,賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上のほか,議案第4号 公の施設の広域利用に関する協議について,議案第6号 水戸市行政不服審査会条例,議案第9号 水戸市手数料条例の一部を改正する条例,議案第14号 市長等の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例,議案第16号 水戸市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例,議案第32号 平成28年度水戸市公共用地先行取得事業会計予算,議案第38号 水戸市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例,議案第40号 土地の取得の変更について(新ごみ処理施設整備事業用地),議案第46号 平成27年度水戸市公共用地先行取得事業会計補正予算(第1号)についても,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,いずれも全会一致をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。 そのほか,議案第5号 水戸市行政不服審査法施行条例,議案第10号 水戸市情報公開条例等の一部を改正する条例,議案第12号 水戸市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例,議案第13号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例,議案第17号 水戸市空き地等の管理の適正化に関する条例の一部を改正する条例,議案第18号 水戸市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例についても,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,いずれも賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。 記議案第4号,議案第5号,議案第6号,議案第7号,議案第9号,議案第10号,議案第11号,議案第12号,議案第13号,議案第14号,議案第15号,議案第16号,議案第17号,議案第18号,議案第25号(ただし,第1表中歳出中第3款,第4款中
文教福祉委員会所管分,第5款,第6款,第7款,第8款,第9款,第10款中
文教福祉委員会所管分及び第11款並びに第2表継続費中第8款及び第10款中
文教福祉委員会所管分並びに第3
表債務負担行為を除く),議案第32号,議案第38号,議案第40号,議案第41号(ただし,第1表中歳出中第3款,第4款中
文教福祉委員会所管分,第5款,第6款,第7款,第8款,第9款及び第10款中
文教福祉委員会所管分並びに第2表継続費補正中第3款,第8款及び第10款中
文教福祉委員会所管分を除く),議案第46号 以上,原案を認める。 上記のとおり報告する。 平成28年3月24日
水戸市議会議長 村田進洋様 総務環境委員会 委員長 黒木 勇
○議長(村田進洋君) 以上で,各委員長の報告は終わりました。 この際,討論の通告がありますので,これを許します。 6番,中庭次男君。 〔6番 中庭次男君登壇〕(拍手)
◆6番(中庭次男君) 日本共産党水戸市議団の中庭次男でございます。本定例会に提案されました議案47件のうち,議案第5号,第8号,第10号,第11号,第12号,第13号,第17号,第18号,第21号,第25号,第26号,第29号,第33号,第35号,第36号,第37号,第41号の以上17件について反対討論を行います。 反対理由の第1は,新市民会館建設計画であります。 来年度予算には,新市民会館の基本設計や管理運営計画の策定,代替地購入などが計上されております。新市民会館建設では,300億円以上の税金を投入し,2,000名の大ホールを持ち,3,700名が収容できる県内最大規模の計画であります。市民1人当たり11万円,4人家族では44万円を負担するものであります。市民会館建設では,国の補助金は2割程度であり,大部分は借金となり,4大プロジェクトを含めると水戸市の借金,すなわち市債の合計は2,452億円と過去最大の規模となります。子どもの代まで借金返済が続きます。 当初の計画,水戸市第6次総合計画では,旧市民会館と同程度の規模で,建設費は68億円と見込まれました。ところが,2013年12月議会で高橋市長は,県内最大規模の市民会館建設計画とするといたしました。 しかし,市民にとって利用しやすいのは1,000名程度のホールを持つ市民会館であります。コンスタントに利用が見込め,市民や子どもの発表会から本格的な演劇,演奏会まで多種多様な催し物ができ,多くの市民が望む市民会館です。 今回の新市民会館計画では,①建設予定地の地権者から,商売が続けられない,住民追い出しだと反対意見が出されております。②昨年12月の公聴会でも7人の公述人全員が反対表明をいたしました。③専用駐車場が300台しかなく,市民は駐車場探しに右往左往してしまい,大渋滞も予想され,駐車場建設予定地の周辺住民から,排ガスと日照権侵害で122名の反対署名が水戸市に提出されております。④伊勢甚が所有する旧京成百貨店の解体費用は水戸市が負担し,その上,30億円の補償が行われると言われ,特定企業優遇の再開発事業ではないかとの批判が出されております。⑤民間病院の移転代替地は,水戸市が買収し,面積はこれまでの4.25倍,代替地買収にかかわる費用総額は8億6,617万円で,病院の土地の時価の14倍にも当たり,不当な税金の支出だとして住民監査請求まで出されております。 今,新・市民会館計画を白紙に戻し,市民の声を反映させる会(市民の会)が結成され,2月13日から3月12日までの1カ月間に,住民投票条例の制定を求める署名1万4,982名分が集まり,水戸市に提出されました。 しかし,今議会に提案された来年度予算では,都市計画決定もされていない,そして市民が反対しているにもかかわらず,新市民会館建設の予算を計上しております。市民無視ではありませんか。 高橋市長は計画を白紙撤回し,住民投票を実施して市民の声を聞くことを求めます。 第2は,下水道使用料,農業集落排水処理施設使用料の値上げに反対いたします。 下水道使用料をこの4月から1世帯当たり6.8%の値上げを行い,値上げ総額は,農業集落排水処理施設使用料の値上げも含めると2億2,000万円となります。さらに,今後,下水道使用料は3回の値上げを計画しております。2017年度は消費税増税分の値上げ,2019年度は6.8%の値上げ,2022年度は7.1%の値上げであり,市民の暮らしをますます大変にする使用料値上げは行うべきではありません。 第3は,市立図書館の5館の民間委託に反対いたします。 西部図書館,東部図書館,見和図書館など5つの市立図書館の民間委託が4月から実施されます。この結果,17名の市職員を削減し,予算も年間2,500万円削減されます。 民間委託に対し,3,000名を超す署名の反対陳情も提出されておりました。図書館ボランティアなどからも市民サービス低下などに不安の声も出されております。市直営を維持し,図書案内などの市民サービスの充実を求めます。 第4は,浜田小学校,渡里小学校の4月からの学校給食調理の民間委託に反対いたします。 今回の民間委託で市職員が4名削減されます。昨年度に民間委託になった常磐小学校では,パートの調理員が全員やめるなど現場に混乱が起きました。調理員と触れ合い,食育教育を進めるためにも,民間委託の中止を求めます。 また,学校給食の公会計化に伴い,給食費の滞納に対して法的措置をとると本議会で答弁しておりますが,給食の停止などを行わず,実情に応じた納付相談,就学援助の適用などを求めます。 第5に,老人福祉センター葉山荘,長者山荘のデイサービスセンターの廃止に反対いたします。 この4月から実施されますが,高齢者が長年利用してきた2カ所のデイサービスセンターは24名の職員体制で行われ,施設も整備されており,高齢者福祉の充実のためにも存続を求めます。 第6に,国民健康保険会計への一般会計繰入金の減額と国保税課税限度額の値上げに反対いたします。 当初,国保会計への一般会計からの繰り入れは来年度6億700万円でありました。ところが,来年度予算に計上されたのは,3億5,000万円と約半分にとどまっております。来年度には国から国保会計支援金として5億円が交付されます。これを活用して国保税を1世帯当たり1万円の値下げの実施を求めます。国保税限度額も85万円から89万円に4万円値上げをし,3,700万円の市民負担増であり,値上げには反対いたします。 第7に,要支援高齢者を介護保険から外す改悪に反対いたします。 医療介護総合確保推進法による介護保険の改悪で,来年4月から要支援1・2の高齢者の介護サービスが介護保険から外されて,市町村が実施する地域支援事業に移行します。ボランティアなどを活用した介護になってしまい,介護離職がさらにふえることになります。要支援の高齢者にはこれまでどおりの介護サービスを実施することを求めます。 第8は,東町運動公園体育館改築についてであります。 県立であった東町運動公園を水戸市にわざわざ移管し,約103億円をかけて,県内最大規模の約5,000名が収容できる体育館を建設いたします。来年度予算では約14億円が計上されております。東町運動公園プールの存続を望む3,777名の署名は無視されたままであります。東町運動公園にプールの建設を求めます。 第9に,水戸市はこの4月から市職員の勤務評定を廃止し,人事評価制度,すなわち成績主義を導入します。これにより市職員は,市民の立場に立つことよりも成績を重視するということになります。税金の取り立て,生活保護申請の制限などが一層行われることになりかねません。人事評価は市民に奉仕する地方公務員になじまない制度であり,導入には反対いたします。 第10は,国は行政不服審査法を改定し,異議申し立てをなくし,審査請求に一本化します。書面による審査が原則となり,これまで行われてきた口頭意見陳述は例外規定となり,口頭意見陳述が実施されても,従来のように,陳述内容を陳述人に読み聞かせて確認し署名捺印することはなくなりました。これは口頭意見陳述を軽視することにつながり,反対であります。 第11に,マイナンバー制度の実施に反対をいたします。 プライバシーの大規模な漏えいをもたらす危険があり,さらに税金の取り立ての強化,病院の受診抑制など,社会保障制度の利用を抑制するものであります。 第12に,国は,農業委員を選挙で選ぶ公選制を廃止し,市長の任命制に改悪いたしました。今議会に提案された条例はこれに伴う定数を定めるものであります。農業委員の定数を35名から24名に大幅に減らします。
農地利用最適化推進委員が20名任命され,農地転用などの許認可権は農業委員会から市長に移ります。農業の大規模化や農地転用などが一層進み,農業や優良農地を守ることが一層困難になります。 第13に,茨城県中央広域水道用水供給事業からの受水に反対いたします。 水戸市は,自前の水道水が約6万人分も余っていながら,1億6,409万円をかけて全国一高い水を買う無駄遣いが継続されます。霞ヶ浦導水事業は無駄遣いであり,中止を求めます。 最後に,後期高齢者医療制度に反対いたします。 もともと高齢者を差別する医療制度であり,医療費抑制のための制度であります。また,来年4月から低所得者に対する保険料の特例減免,すなわち9割軽減,8.5割軽減などが廃止され,保険料は2倍から10倍に値上げになります。水戸市でも1万8,000人の高齢者が値上げとなります。特例軽減の継続を強く求めるものであります。 以上で,反対討論を終わります。
○議長(村田進洋君) 以上で,討論は終わりました。 これより採決いたします。 それでは,ただいま上程の議案第4号=ないし=第50号,以上47件を一括採決いたします。 ただいまの47件については,いずれもただいま委員長報告のとおり,原案を可決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 起立多数。よって,議案第4号=ないし=第50号,以上47件は,いずれもただいま委員長報告のとおり,原案を可決することに決しました。
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△追加議案の提出について(市長提出6件)
○議長(村田進洋君) 次に,市長から議案が提出されましたので,議事課長から報告させます。 〔議事課長,報告〕
----------------------------------- 財政第42号 平成28年3月24日
水戸市議会議長 村田進洋様 水戸市長 高橋 靖 議案の送付について 平成28年第1回
水戸市議会定例会に追加提案するため,下記議案を送付します。 記市議会議案第51号 水戸市副市長選任の同意を得ることについて 〃 第52号
人権擁護委員候補者の推薦について市議会議案第53号
人権擁護委員候補者の推薦について 〃 第54号
人権擁護委員候補者の推薦について 〃 第55号
人権擁護委員候補者の推薦について 〃 第56号
人権擁護委員候補者の推薦について
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△議案第51号 水戸市副市長選任の同意を得ることについて
○議長(村田進洋君) それでは,お諮りいたします。ただいま提出されました議案第51号=ないし=第56号,以上6件を日程に追加し,直ちに順次上程することにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,まず最初に,議案第51号を上程いたします。 〔財務部長 秋葉宗志君退場〕
○議長(村田進洋君) それでは,市長から提案理由の説明を願います。 市長,高橋靖君。 〔市長 高橋靖君登壇〕
◎市長(高橋靖君) ただいま上程されました議案第51号 水戸市副市長選任の同意を得ることについて申し上げます。 橋本耐副市長が平成28年3月31日をもって任期満了となりますので,新たに副市長の選任について同意を求めるものであります。 私は,秋葉宗志君を選任してまいりたいと存じます。 秋葉宗志君は,昭和35年7月31日生まれ,住所は那珂市鴻巣813番地3,経歴は茨城大学を卒業後,昭和60年4月水戸市に奉職して以来,財政課長,財務部長,市長公室長を経て,現在,財務部長の職にあります。 人格,識見ともにすぐれ,行政経験も豊かで,副市長として適任者であると存じます。 よって,地方自治法第162条の規定に基づき提案するものであります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げます。
○議長(村田進洋君) 以上で,提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり同意を与えることに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 起立多数。よって,議案第51号は原案のとおり同意を与えることに決しました。 〔財務部長 秋葉宗志君入場〕
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△副市長選任挨拶
○議長(村田進洋君) この際,秋葉宗志君から発言を求められておりますので,これを許します。 〔秋葉宗志君登壇〕
◎(秋葉宗志君) 貴重なお時間を拝借いたしまして,御挨拶の機会をいただき,まことにありがとうございます。 ただいまは私の副市長選任に御同意を賜りまして,衷心より感謝を申し上げます。職責の重さに身の引き締まる思いでいっぱいでございます。 もとより浅学非才,未熟な私ではございますが,高橋市長のもとで精いっぱい努力してまいりますので,何とぞ御指導,御鞭撻を賜りますよう,心からお願いを申し上げまして,まことに簡単粗辞ではございますが,お礼の御挨拶にさせていただきます。 まことにありがとうございました。
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△議案第52号
人権擁護委員候補者の推薦について
○議長(村田進洋君) 次に,議案第52号を上程いたします。 それでは,市長から提案理由の説明を願います。 市長,高橋靖君。 〔市長 高橋靖君登壇〕
◎市長(高橋靖君) ただいま上程されました議案第52号
人権擁護委員候補者の推薦について申し上げます。 棯崎薫委員が平成28年6月30日をもって任期満了となりますので,
人権擁護委員候補者の推薦について同意を求めるものであります。 私は,棯崎薫君を再推薦してまいりたいと存じます。 よって,人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき提案するものであります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げます。
○議長(村田進洋君) 以上で,提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり同意を与えることに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 総員起立。よって,議案第52号は原案のとおり同意を与えることに決しました。
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△議案第53号
人権擁護委員候補者の推薦について
○議長(村田進洋君) 次に,議案第53号を上程いたします。 それでは,市長から提案理由の説明を願います。 市長,高橋靖君。 〔市長 高橋靖君登壇〕
◎市長(高橋靖君) ただいま上程されました議案第53号
人権擁護委員候補者の推薦について申し上げます。 山田宏光委員が平成28年6月30日をもって任期満了となりますので,
人権擁護委員候補者の推薦について同意を求めるものであります。 私は,山田宏光君を再推薦してまいりたいと存じます。 よって,人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき提案するものであります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げます。
○議長(村田進洋君) 以上で,提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり同意を与えることに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 総員起立。よって,議案第53号は原案のとおり同意を与えることに決しました。
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△議案第54号
人権擁護委員候補者の推薦について
○議長(村田進洋君) 次に,議案第54号を上程いたします。 それでは,市長から提案理由の説明を願います。 市長,高橋靖君。 〔市長 高橋靖君登壇〕
◎市長(高橋靖君) ただいま上程されました議案第54号
人権擁護委員候補者の推薦について申し上げます。 浜中あき子委員が平成28年6月30日をもって任期満了となりますので,
人権擁護委員候補者の推薦について同意を求めるものであります。 私は,浜中あき子君を再推薦してまいりたいと存じます。 よって,人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき提案するものであります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げます。
○議長(村田進洋君) 以上で,提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり同意を与えることに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 総員起立。よって,議案第54号は原案のとおり同意を与えることに決しました。
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△議案第55号
人権擁護委員候補者の推薦について
○議長(村田進洋君) 次に,議案第55号を上程いたします。 それでは,市長から提案理由の説明を願います。 市長,高橋靖君。 〔市長 高橋靖君登壇〕
◎市長(高橋靖君) ただいま上程されました議案第55号
人権擁護委員候補者の推薦について申し上げます。 遠藤俊弘委員が平成28年6月30日をもって任期満了となりますので,
人権擁護委員候補者の推薦について同意を求めるものであります。 私は,遠藤俊弘君を再推薦してまいりたいと存じます。 よって,人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき提案するものであります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げます。
○議長(村田進洋君) 以上で,提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり同意を与えることに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 総員起立。よって,議案第55号は原案のとおり同意を与えることに決しました。
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△議案第56号
人権擁護委員候補者の推薦について
○議長(村田進洋君) 次に,議案第56号を上程いたします。 それでは,市長から提案理由の説明を願います。 市長,高橋靖君。 〔市長 高橋靖君登壇〕
◎市長(高橋靖君) ただいま上程されました議案第56号
人権擁護委員候補者の推薦について申し上げます。 廣田明子委員が平成28年6月30日をもって任期満了となりますので,新たに
人権擁護委員候補者の推薦について同意を求めるものであります。 私は,吉見文子君を推薦してまいりたいと存じます。 吉見文子君は,昭和29年11月23日生まれ,住所は水戸市千波町1660番地の3,経歴は日本女子大学を卒業後,埼玉県立蓮田擁護学校にて教諭を務められ,現在,水戸地区保護司の要職にあります。 人格,識見ともにすぐれ,人権擁護委員として適任者であると存じます。 よって,人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき提案するものであります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げます。
○議長(村田進洋君) 以上で,提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり同意を与えることに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 総員起立。よって,議案第56号は原案のとおり同意を与えることに決しました。
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△議案の提出について(議員提出1件)
○議長(村田進洋君) 次に,地方自治法第112条及び
水戸市議会会議規則第14条第1項の規定により,議員から議案が提出されましたので,議事課長から報告させます。 〔議事課長,報告〕
-----------------------------------議第1号
水戸市議会情報公開条例の一部を改正する条例
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△議第1号
水戸市議会情報公開条例の一部を改正する条例
○議長(村田進洋君) それでは,お諮りいたします。ただいま提出されました議第1号を日程に追加し,直ちに上程することにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,議第1号
水戸市議会情報公開条例の一部を改正する条例を上程いたします。
-----------------------------------議第1号
水戸市議会情報公開条例の一部を改正する条例 上記の議案を地方自治法第112条及び
水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。 平成28年3月24日
水戸市議会議長 村田進洋様 提出者 水戸市議会議員 田中真己 〃 飯田正美 〃 須田浩和 〃 五十嵐 博 〃 安藏 栄 〃 高橋丈夫 〃 松本勝久 〃 福島辰三
-----------------------------------〔朗読を省略した案文〕
水戸市議会情報公開条例の一部を改正する条例
水戸市議会情報公開条例(平成13年水戸市条例第1号)の一部を次のように改正する。 第13条中「すべて」を「全て」に改める。 第18条の次に次の1条を加える。 (審理員による審査手続に関する規定の適用除外)第18条の2 開示決定等又は開示請求に係る不作為に対する審査請求については,行政不服審査法(平成26年法律第68号)第9条第1項本文の規定は,適用しない。 第19条の見出し中「不服申立て」を「審査請求」に改め,同条中「について行政不服審査法(昭和37年法律第160号)による不服申立て」を「又は開示請求に係る不作為について審査請求」に,「の意見を聴かなければならない」を「に意見を求めなければならない」に改め,同条第1号中「不服申立て」を「審査請求」に,「とき。」を「場合」に改め,同条第2号を次のように改める。 (2)採決で,審査請求の全部を認容し,当該審査請求に係る行政文書の全部を開示することとする場合(当該行政文書の開示について反対意見書が提出されている場合を除く。) 第20条第1号及び第2号中「不服申立人」を「審査請求人」に改め,同条第3号中「不服申立てに係る開示決定等」を「審査請求に係る行政文書の開示」に,「不服申立人」を「審査請求人」に改める。 第21条の見出し中「不服申立て」を「審査請求」に改め,同条中「決定を」を「裁決を」に改め,同条第1号中「不服申立て」を「審査請求」に,「決定」を「裁決」に改め,同条第2号中「不服申立てに係る開示決定等を変更し,当該開示決定等」を「審査請求に係る開示決定等(開示請求に係る行政文書の全部を開示する旨の決定を除く。)を変更し,当該審査請求」に,「決定」を「裁決」に改める。 第22条第3項を次のように改める。3 推進委員会の委員の定数は5人とし,委員は,優れた識見を有する者のうちから,議長が委嘱する。 第23条第4項中「不服申立て」を「審査請求」に,「,不服申立人」を「,審査請求人」に,「不服申立人等」を「審査請求人等」に改める。 第24条第1項中「不服申立人等」を「審査請求人等」に改め,同条第2項中「不服申立人」を「審査請求人」に改める。 第25条及び第26条中「不服申立人等」を「審査請求人等」に改める。 第27条の見出しを「(提出資料の写しの送付等)」に改め,同条第2項中「前項」を「第2項」に改め,同項を同条第4項とし,同条第1項中「不服申立人等」を「審査請求人等」に改め,「資料の閲覧」の次に「(電磁的記録にあっては,記録された事項を推進委員会が定める方法により表示したものの閲覧)」を加え,同項を同条第2項とし,同項の次に次の1項を加える。3 推進委員会は,第1項の規定による送付をし,又は前項の規定による閲覧をさせようとするときは,当該送付又は閲覧に係る意見書又は資料を提出した審査請求人等の意見を聴かなければならない。ただし,推進委員会がその必要がないと認めるときは,この限りでない。 第27条に第1項として次の1項を加える。 推進委員会は,第23条第3項若しくは第4項又は第25条の規定による意見書又は資料の提出があったときは,当該意見書又は資料の写し(電磁的記録にあっては,当該電磁的記録に記録された事項を記載した書面)を当該意見書又は資料を提出した審査請求人等以外の審査請求人等に送付するものとする。ただし,第三者の利益を害するおそれがあると認められるとき,その他正当な理由があるときは,この限りでない。 第28条第2項中「不服申立人」を「審査請求人」に改める。 第29条中「決定」を「裁決」に改める。 付則 (施行期日)1 この条例は,平成28年4月1日から施行する。 (経過措置)2 この条例による改正後の
水戸市議会情報公開条例の規定は,この条例の施行の日(以下「施行日」という。)以後にされた決定及び施行日以後にされた開示請求に係る不作為に対する審査請求並びにこれらに関する調査審議について適用し,施行日前にされた決定及び施行日前にされた開示請求に係る不作為に対する不服申立て並びにこれらに関する調査審議については,なお従前の例による。(提案理由) 行政不服審査法の改正に伴い,同法の規定に基づき,審理員による審査手続に関する同法の規定の適用除外を行うなど,所要の改正を行うものである。
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○議長(村田進洋君) お諮りいたします。本案については,提案理由の説明を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 総員起立。よって,議第1号は原案のとおり可決することに決しました。
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△議案の提出について(議員提出7件)
○議長(村田進洋君) 次に,
水戸市議会会議規則第14条第1項の規定により,議員から議案が提出されましたので,議事課長から報告させます。 〔議事課長,報告〕
-----------------------------------議第2号 軽減税率の円滑な導入に向けた事業者支援の強化などを求める意見書〃第3号 TPP(
環太平洋戦略的経済連携協定)の影響に関する国民の不安を払拭し,対策の確実な実行を求める意見書〃第4号
児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書〃第5号 北朝鮮による水爆実験並びに
長距離弾道ミサイル発射に断固抗議する意見書〃第6号 安保法制の廃止を求める意見書〃第7号 消費税率10%への増税の中止を求める意見書〃第8号 甘利前
経済再生担当大臣の疑惑全容解明と企業・団体献金の禁止を求める意見書
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△議第2号 軽減税率の円滑な導入に向けた事業者支援の強化などを求める意見書
○議長(村田進洋君) それでは,お諮りいたします。ただいま提出されました議第2号=ないし=第8号,以上7件を日程に追加し,直ちに順次上程することにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,まず最初に,議第2号 軽減税率の円滑な導入に向けた事業者支援の強化などを求める意見書を上程いたします。
-----------------------------------議第2号 軽減税率の円滑な導入に向けた事業者支援の強化などを求める意見書 上記の意見書を
水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。 平成28年3月24日
水戸市議会議長 村田進洋様 提出者 水戸市議会議員 須田浩和 〃 五十嵐 博 〃 安藏 栄 〃 高橋丈夫 〃 松本勝久 〃 福島辰三
-----------------------------------〔朗読を省略した意見書〕 軽減税率の円滑な導入に向けた事業者支援の強化などを求める意見書 政府は,平成29年4月の消費税率10%への引き上げと同時に,軽減税率制度を導入することを決定し,既に国会において関係法案の審議が開始されているところである。 我が国において,初めて複数税率が導入となるものであり,流通段階の川上から川下に至る多くの事業者の事務負担をできるだけ軽減し,円滑な導入を進めることが極めて重要である。 また,インボイス方式の導入までの間は,現行の請求書等保存方式の維持などの経過措置も講じられているところであるが,事業者の十分な理解を得るため,相談体制の整備など,事業者に対するサポート体制を整備することが急務であると考える。 よって,政府においては,平成27年度予備費や補正予算を活用の上,下記の事項について実現するよう強く要望する。 記1 中小・小規模事業者等に対し,複数税率に対応するレジの導入支援を行うこととされているが,必要な財源を確保の上,希望する全ての事業者に対して補助を実施すること。2 電子的受発注システムを導入している事業者のシステム改修等についても適切な補助を行うとともに,費用が高額となる場合は低利融資など,必要な支援を行うこと。3 地域の中小企業団体等の協力を得て,中小・小規模事業者等の理解を深めるため,講習会の開催や相談窓口の設置など,積極的な取り組みを行うとともに,巡回指導や専門家の派遣など,アウトリーチ(積極的働きかけ)によるサポート体制を構築すること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成28年3月24日 内閣総理大臣 財務大臣 宛て(各通) 経済産業大臣 衆参両院議長
水戸市議会議長 村田進洋
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○議長(村田進洋君) お諮りいたします。本案については,提案理由の説明を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 起立多数。よって,議第2号は原案のとおり可決することに決しました。
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△議第3号 TPP(
環太平洋戦略的経済連携協定)の影響に関する国民の不安を払拭し,対策の確実な実行を求める意見書
○議長(村田進洋君) 次に,議第3号 TPP(
環太平洋戦略的経済連携協定)の影響に関する国民の不安を払拭し,対策の確実な実行を求める意見書を上程いたします。
-----------------------------------議第3号 TPP(
環太平洋戦略的経済連携協定)の影響に関する国民の不安を払拭し,対策の確実な実行を求める意見書 上記の意見書を
水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。 平成28年3月24日
水戸市議会議長 村田進洋様 提出者 水戸市議会議員 須田浩和 〃 五十嵐 博 〃 安藏 栄 〃 高橋丈夫 〃 松本勝久 〃 福島辰三
-----------------------------------〔朗読を省略した意見書〕 TPP(
環太平洋戦略的経済連携協定)の影響に関する国民の不安を払拭し,対策の確実な実行を求める意見書 TPPは,昨年10月5日に大筋合意し,本年2月4日に署名式が行われた。TPPは,アジア太平洋地域に巨大な経済圏を創造し,幅広い分野で21世紀型のルールを構築することにより,我が国の輸出が拡大し,経済再生に資するものと期待される。 一方,我が国の農林水産業については,関税が即時撤廃となるものや時間をかけて関税削減,輸入枠拡大となるものがあり,地域への長期にわたる影響が懸念される。 農林水産業は,地域の基幹産業であって,食料安全保障のみならず,国土や自然環境,観光資源となる農村景観の保全に不可欠な産業である。国民の不安や懸念を払拭し,成長産業として支援していくために,政府は,昨年11月25日に総合的なTPP関連政策大綱を決定した。 よって,政府においては,今後,同大綱に基づく必要な法整備や速やかな予算の執行を初め,下記の事項について実現するよう強く要望する。 記1 農林水産業の再生産が維持できるよう,恒久的な対策を担保する法整備を行うとともに,政府の責任のもとで必要な財源を確保すること。2 農林水産業の体質強化を念頭に,中長期的な対策を講じること。3 農林水産物の輸出促進に向けた物流インフラの整備を図るとともに,6次産業化をさらに推進し,新たな需要創出を図ること。4 検疫体制の強化により,輸入食品の安全性を確保し,国民の不安を解消すること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成28年3月24日 内閣総理大臣 財務大臣 厚生労働大臣 農林水産大臣 宛て(各通)
経済再生担当大臣 地方創生担当大臣 衆参両院議長
水戸市議会議長 村田進洋
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○議長(村田進洋君) お諮りいたします。本案については,提案理由の説明を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 起立多数。よって,議第3号は原案のとおり可決することに決しました。
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△議第4号
児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書
○議長(村田進洋君) 次に,議第4号
児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書を上程いたします。
-----------------------------------議第4号
児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書 上記の意見書を
水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。 平成28年3月24日
水戸市議会議長 村田進洋様 提出者 水戸市議会議員 田中真己 水戸市議会議員 飯田正美 〃 須田浩和 〃 五十嵐 博 〃 安藏 栄 〃 高橋丈夫 〃 松本勝久 〃 福島辰三
-----------------------------------〔朗読を省略した意見書〕
児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書 本年1月の埼玉県狭山市における3歳女児の死亡事件や東京都大田区での3歳男児の死亡事件など,児童虐待により幼い命が奪われる深刻な事態が続いている。 家庭や地域における養育力の低下,子育ての孤立化や不安,負担感の増大等により,児童虐待の相談対応件数は増加の一途をたどり,複雑・困難なケースも増加している。 こうした現状に鑑み,政府は,昨年12月,すべての子どもの安心と希望の実現プロジェクトにおいて,
児童虐待防止対策強化プロジェクトを策定した。 今後,同プロジェクトで策定された施策の方向性を踏まえ,児童虐待発生予防から発生時の迅速かつ的確な対応,自立支援に至るまでの一連の対策強化のため,早期に児童福祉法等の改正など,必要な法整備を進めなければならない。 よって,政府においては,下記の事項について実現するよう強く要望する。 記1 児童虐待の発生を予防し,妊娠期から子育て期までの切れ目ない支援を実現するため,子育て世代包括支援センターを法定化し,全国展開を図ること。また,孤立しがちな子育て家庭へのアウトリーチ(積極的働きかけ)支援を強化するため,子育ての不安,悩み等を抱える家庭への養育支援訪問事業やホームスタート(家庭訪問型子育て支援)事業を全ての自治体で実施できるようにすること。2 児童相談所全国共通ダイヤル「189」のさらなる周知を図るとともに,児童相談所につながるまでに数分かかっている実態等を早急に見直し,通報しやすい体制を整えること。また,通報に対し,緊急性の判断や関係機関との連携を的確に行える体制整備に努めること。3 児童虐待が発生した場合,迅速かつ的確な初期対応が行われるよう,児童相談所の体制や専門性を抜本的に強化すること。特に児童福祉司,児童心理司,保健師等を初め,職員配置の充実,子どもの権利を擁護する観点から,弁護士の活用等を積極的に図ること。4 学校や医療機関,警察等の関係機関による早期発見と適切な対応を図るため,児童相談所と関係機関との間における緊密な連携体制を再構築すること。特に,警察と児童相談所においては,虐待の通報を受けた場合,虐待の有無にかかわらず,情報共有を図るとともに,一時保護等において,警察と児童相談所が共同対応する仕組みを全国で構築すること。5 一時保護所の環境改善を早急に図るとともに,量的拡大を図ること。また,里親や養子縁組を推進し,家庭的養護のもとで子どもたちが安心して養育される環境を整えること。6 被虐待児について,18歳を超えても引き続き自立支援が受けられるようにするとともに,施設退所後や里親委託後の児童等に対し,きめ細かなアフターケア事業を全国で実施すること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成28年3月24日 内閣総理大臣 総務大臣 法務大臣 文部科学大臣 宛て(各通) 厚生労働大臣 国家公安委員会委員長 衆参両院議長
水戸市議会議長 村田進洋
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○議長(村田進洋君) お諮りいたします。本案については,提案理由の説明を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 総員起立。よって,議第4号は原案のとおり可決することに決しました。
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△議第5号 北朝鮮による水爆実験並びに
長距離弾道ミサイル発射に断固抗議する意見書
○議長(村田進洋君) 次に,議第5号 北朝鮮による水爆実験並びに
長距離弾道ミサイル発射に断固抗議する意見書を上程いたします。
-----------------------------------議第5号 北朝鮮による水爆実験並びに
長距離弾道ミサイル発射に断固抗議する意見書 上記の意見書を
水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。 平成28年3月24日
水戸市議会議長 村田進洋様 提出者 水戸市議会議員 田中真己 〃 飯田正美 〃 須田浩和 〃 五十嵐 博 〃 安藏 栄 〃 高橋丈夫 〃 松本勝久 〃 福島辰三
-----------------------------------〔朗読を省略した意見書〕 北朝鮮による水爆実験並びに
長距離弾道ミサイル発射に断固抗議する意見書 北朝鮮は,本年1月6日に水爆実験と称する核実験を行い,さらに2月7日には,国際社会による抗議や我が国の猛反対にもかかわらず,事実上の長距離弾道ミサイルの発射を強行した。 北朝鮮は,これまで核実験を4回,ミサイル発射を8回行い,核爆弾の小型化やミサイルの長距離化,精度の向上を図り,国際社会や日本,韓国に対して威圧と挑発,そして日本国民に対して大きな不安と動揺を与え,さらに金正恩は,今回の実験により国際社会に対して,核保有強国を高らかに宣言したのである。 北朝鮮の核開発の自制,非核化を目的に,中国を議長国として2003年からアメリカ・ロシア・韓国・日本に北朝鮮を加えた6カ国協議が行われてきたが,議長国である中国と北朝鮮の思惑や利害により何の成果もなく,2007年を最後に開催されておらず,また,国際連合安全保障理事会においても,北朝鮮を非難する決議や制裁が何度もなされたが,常任理事国である中国の反対などで実効的な成果は全く上がらず,北朝鮮の暴挙を利するばかりで今日に至っている。 また,これまで我が国の拉致被害者及び特定失踪者救出問題を外交カードとして利用し,愚弄し続けてきた北朝鮮に,もうこれ以上の譲歩の余地はなく,我が国の喉元に核の恐怖を与えている現実と世界で唯一の被爆国の責務として,今回のこの暴挙に対して,断固たる強固な対抗措置を発動すべきである。 よって,政府においては,下記の事項について実現するよう強く要望する。 記1 国際連合安全保障理事会による北朝鮮に対する強固な制裁措置の確実な実行を求め,国際社会への働きかけを行うこと。2 中国に対して6カ国協議の場の再開を強く求め,北朝鮮の非核化を図ること。3 韓国の核武装化を押しとどめるとともに,北朝鮮の暴発に対しては,日韓両国の防衛体制の連携を図り,安全確保に取り組むこと。4 我が国の高度なミサイル技術やその部品,外貨等が北朝鮮へ闇輸出されているルートを断絶させること。5 拉致被害者家族及び特定失踪者家族が求めている,さらに強固で強力な制裁措置を発動すること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成28年3月24日 内閣総理大臣 法務大臣 外務大臣 宛て(各通) 拉致問題担当大臣 国家公安委員会委員長 衆参両院議長
水戸市議会議長 村田進洋
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○議長(村田進洋君) お諮りいたします。本案については,提案理由の説明を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 総員起立。よって,議第5号は原案のとおり可決することに決しました。
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△議第6号 安保法制の廃止を求める意見書
○議長(村田進洋君) 次に,議第6号 安保法制の廃止を求める意見書を上程いたします。
-----------------------------------議第6号 安保法制の廃止を求める意見書 上記の意見書を
水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。 平成28年3月24日
水戸市議会議長 村田進洋様 提出者 水戸市議会議員 土田記代美 〃 田中真己 〃 中庭次男
-----------------------------------〔朗読を省略した意見書〕 安保法制の廃止を求める意見書 昨年9月19日,安倍政権のもとで強行採決され,成立した安全保障関連法(以下「安保法制」という。)が,今年の3月から施行される。憲法第9条が禁じる海外での武力行使を可能とするもので,明らかに憲法違反であり,従来の憲法解釈を180度覆した閣議決定に基づいた違憲立法は,内閣と国会による立憲主義の否定である。 安保法制が発動されれば,日本は海外で戦争する国になり,自衛隊は海外で殺し殺されることになり,日本自体が武力紛争の当事者となって,平和,安全とは全く逆の事態を招くことになる。緊急の問題としては,アフリカの南スーダンでのPKO活動があり,政府は,「武力行使が発生しているとは考えていない」,「停戦合意がされている」との認識のもと,10月までの派遣期間の延長を決めたが,住民保護の目的のために国連軍と政府軍,反政府軍が入りまじった戦闘状態が続いている。法改定によるPKO法(改定国際平和協力法)で,自衛隊の業務内容が拡大され,安全確保業務と駆けつけ警護の新活動により戦闘地域での武器使用が可能となり,自衛隊員の現地での活動は,極端に危険性を増すことになる。 平和憲法のもと,戦後70年間,一人の外国人も殺さず,戦死者も出してこなかった日本の歴史が大きく塗りかえられるような事態は,断じて許されない。 安保法制には,国会審議の段階で,憲法学者を初め,さまざまな分野の人々から反対の声が上がり,国会前や全国の集会でも,各界・各層の人々が立場の違いを超え,これまでにない取り組みが行われてきた。安保法制が強行された今でも,「戦争法廃止,憲法守れ」の声は,全国各地で日を追うごとに大きく広がり続けている。全国の人々の強い反対の声を国会内の数の力で踏みにじった採決は,主権在民と民主主義を壊す暴挙であり,正当性を欠くものである。 よって,政府においては,安保法制を廃止するよう強く要望する。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成28年3月24日 内閣総理大臣 法務大臣 外務大臣 宛て(各通) 防衛大臣 内閣法制局長官 衆参両院議長
水戸市議会議長 村田進洋
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○議長(村田進洋君) お諮りいたします。本案については,提案理由の説明を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 起立少数。よって,議第6号は否決されました。
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△議第7号 消費税率10%への増税の中止を求める意見書
○議長(村田進洋君) 次に,議第7号 消費税率10%への増税の中止を求める意見書につきましては,先ほど,議第2号 軽減税率の円滑な導入に向けた事業者支援の強化などを求める意見書が可決されたことに伴い,議決不要となります。
-----------------------------------議第7号 消費税率10%への増税の中止を求める意見書 上記の意見書を
水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。 平成28年3月24日
水戸市議会議長 村田進洋様 提出者 水戸市議会議員 土田記代美 〃 田中真己 〃 中庭次男
-----------------------------------〔朗読を省略した意見書〕 消費税率10%への増税の中止を求める意見書 平成26年4月から消費税率が8%となり,国民の暮らしと日本経済に重大な影響を及ぼしている。GDPは連続してマイナスとなり,景気悪化の深刻さを浮き彫りにしている。円安による物価上昇に加えて消費税増税により,家計の消費支出は減少し続けている。働く人の実質賃金も減少し,また,中小企業の7割が赤字経営を余儀なくされ,円安倒産もふえている。特に,消費税増税は,所得の低い年金生活者や子育てをしている若い世代に重くのしかかっている。 政府によって進められた経済政策であるアベノミクスにより貧困と経済格差が広がり,年金等社会保障削減の影響も受け,さらなる消費税増税は一層深刻な消費不況を招き,地域経済にはかり知れない影響を与えることになる。全体としての税収減を招き,財政再建にも全く逆行するものである。 軽減税率が導入されたとしても1世帯当たり6万2,000円,1人当たり2万7,000円もの増税になる。 これ以上の消費税増税は,地域の中小企業倒産,失業者増大など地域経済に壊滅的打撃を与えることになる。 よって,政府においては,消費税率10%への増税の中止を強く要望する。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成28年3月24日 内閣総理大臣 財務大臣 宛て(各通) 衆参両院議長
水戸市議会議長 村田進洋
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△議第8号 甘利前
経済再生担当大臣の疑惑全容解明と企業・団体献金の禁止を求める意見書
○議長(村田進洋君) 次に,議第8号 甘利前
経済再生担当大臣の疑惑全容解明と企業・団体献金の禁止を求める意見書を上程いたします。
-----------------------------------議第8号 甘利前
経済再生担当大臣の疑惑全容解明と企業・団体献金の禁止を求める意見書 上記の意見書を
水戸市議会会議規則第14条第1項の規定に基づき別紙のとおり提出します。 平成28年3月24日
水戸市議会議長 村田進洋様 提出者 水戸市議会議員 土田記代美 〃 田中真己 〃 中庭次男
-----------------------------------〔朗読を省略した意見書〕 甘利前
経済再生担当大臣の疑惑全容解明と企業・団体献金の禁止を求める意見書 甘利前
経済再生担当大臣が,大臣室や地元事務所で建設会社から現金を受け取っていた問題などで,閣僚を辞任した。 甘利氏は,自身による合計100万円の現金授受を認め,
政治資金として処理したこと,秘書に渡された500万円のうち,200万円は
政治資金として処理したものの,残り300万円は秘書が費消したと述べている。しかし,甘利氏が認めたのはごく一部で,産業廃棄物処理をめぐるトラブルの資料をみずから秘書に届けさせた目的も不明であり,都市再生機構とのトラブル解決の口ききについては認めていない。 あっせん利得処罰法(公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律)は,国会議員や秘書が,国や国が出資する団体の職員に請託を受けて影響力を行使し,職務上の行為をするよう働きかけた報酬として財産上の利益を得たときは,3年以下(議員)あるいは2年以下(秘書)の懲役に処すると定めている。 甘利氏の疑惑は,閣僚としてだけでなく,国会議員の資格にかかわる重大なものであり,安倍首相の任命責任も問われている。 報道各社の世論調査では,「甘利氏の説明は不十分である」,「今後も説明責任を果たすべきである」とする意見が約7割にも及んでおり,圧倒的多数の国民が甘利氏の説明だけでは満足しておらず,企業・団体献金の禁止を求める声が高まっている。 よって,政府においては,下記の事項について実現するよう強く要望する。 記1 甘利前
経済再生担当大臣,秘書,建設会社の関係者などの国会招致,証人喚問を行い,疑惑の徹底解明を行うこと。2 政治家への企業・団体献金を禁止すること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成28年3月24日 内閣総理大臣 総務大臣 宛て(各通) 法務大臣 衆参両院議長
水戸市議会議長 村田進洋
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○議長(村田進洋君) お諮りいたします。本案については,提案理由の説明を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 お諮りいたします。本案については,委員会の付託を省くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 これより採決いたします。 本案は,原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(村田進洋君) 起立少数。よって,議第8号は否決されました。
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△日程第2 請願,陳情 請願,陳情の閉会中継続審査について
○議長(村田進洋君) 次に,請願,陳情に入ります。 それでは,請願,陳情の閉会中継続審査についてを上程いたします。
----------------------------------- 閉会中継続審査請願陳情一覧表 (平成28年第1回
水戸市議会定例会)◯
文教福祉委員会 平成27年請願第1号 年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書の提出を求める請願 平成27年請願第2号 「県立学校の存続と高校の少人数学級実現を求める意見書提出」に関する請願 平成27年請願第6号 学校図書館に専任の学校司書の配置を求める請願◯
産業水道委員会 平成28年請願第1号 TPP協定を国会で批准しないことを求める請願◯
都市建設委員会 平成27年陳情第2号 千波町字久保及び東久保地区の市道地盤沈下場所の恒久対策を求める陳情◯東町新スポーツ施設建設及び周辺整備調査特別委員会 平成27年陳情第3号 東町運動公園の整備に関する陳情
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○議長(村田進洋君) 本件は,お手元に配付いたしました閉会中継続審査請願陳情一覧表のとおり,各委員会から議会閉会中の継続審査の申し出があったものでございます。 お諮りいたします。ただいま上程いたしました申し出のうち,平成28年請願第1号を除いた請願,陳情については,各委員会の申し出のとおり決定することにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村田進洋君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 なお,平成28年請願第1号については,さきに可決した議第3号 TPP(
環太平洋戦略的経済連携協定)の影響に関する国民の不安を払拭し,対策の確実な実行を求める意見書の可決により,TPPに関する水戸市議会の意思が決定いたしましたので,継続審査の申し出については,議決不要といたします。
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△日程第3 閉会中
所管事務調査について
○議長(村田進洋君) 次に,閉会中
所管事務調査についてを上程いたします。
----------------------------------- 閉会中
所管事務調査一覧表 (平成28年第1回
水戸市議会定例会)◯総務環境委員会 1 総合企画及び芸術文化行政について 2 行政事務の改善,能率化及び情報公開について 3 工事契約及び検査業務について 4 財政運営状況について 5 住民事務及び広聴広報活動について 6 環境保全及び防災行政について 7 環境衛生行政について 8 男女平等推進及び消費生活行政について 9 市民会館,市民センターについて 10 市民協働行政について 11 スポーツ行政について◯
文教福祉委員会 1 社会福祉施設の整備,障害者(児)福祉及び保護対策について 2 高齢福祉,介護保険及び児童福祉対策について 3 国民健康保険の運営及び医療福祉費助成事業について 4 保健予防行政について 5 消防及び救急業務について 6 学校教育の運営について 7 教育施設の整備及び維持管理について 8 社会教育,施設の整備及び管理運営,文化財保護対策について 9 青少年の健全育成対策について 10 図書館及び博物館について 11 学校給食の管理運営について 12 生涯学習の推進について 13 少子対策について 14 ボランティア活動について◯
産業水道委員会 1 農業,林業,畜産業,商工業の振興対策について 2 土地基盤整備事業について 3 観光資源の開発,整備について 4 中小零細企業育成と金融対策について 5 市場における流通対策について 6 市営駐車場について 7 水道事業及び水資源対策について◯
都市建設委員会 1 道路及び橋梁について 2 河川,都市下水路及び排水路について 3 住宅の建設及び管理について 4 都市計画施設について 5 面整備及び市街地再開発事業について 6 都市公園及び緑化事業について 7 下水道について◯議会運営委員会 1 議会運営に関する事項 2 議会の会議規則,委員会に関する条例等に関する事項 3 議長の諮問に関する事項 4 次期定例会等の会期及び議事日程等に関する事項
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○議長(村田進洋君) 本件は,お手元に配付いたしました閉会中
所管事務調査一覧表のとおり,各委員会から議会閉会中の
所管事務調査の申し出があったものでございます。 お諮りいたします。本件は,各委員会の申し出のとおり決定することにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕