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03月01日-01号

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  1. 水戸市議会 2007-03-01
    03月01日-01号


    取得元: 水戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    平成19年  3月 定例会(第1回)       平成19年第1回水戸市議会定例会会議録第1号          平成19年3月1日(木曜日)      ------------------------             議事日程(第1号)                  平成19年3月1日午前10時開会                 (                )                  第1回水戸市議会定例会第1 議案第1号 水戸市立小中学校教科用図書審議会条例第2 〃 第2号 水戸農業集落排水事業債減債基金条例第3 〃 第3号 水戸手数料条例の一部を改正する条例第4 〃 第4号 水戸国民健康保険税条例の一部を改正する条例第5 〃 第5号 水戸事務分掌条例の一部を改正する条例第6 〃 第6号 水戸助役定数条例等の一部を改正する条例第7 〃 第7号 水戸職員定数条例の一部を改正する条例第8 〃 第8号 水戸職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例第9 〃 第9号 水戸職員の給与に関する条例の一部を改正する条例第10 〃 第10号 水戸職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部を改正する条例第11 〃 第11号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例第12 〃 第12号 常勤の特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例第13 〃 第13号 市長等の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例第14 〃 第14号 水戸情報公開条例及び水戸個人情報保護条例の一部を改正する条例第15 〃 第15号 水戸精神障害者社会復帰施設条例の一部を改正する条例第16 〃 第16号 水戸開放学級事業の実施に関する条例の一部を改正する条例第17 〃 第17号 水戸保健センター条例の一部を改正する条例第18 〃 第18号 水戸駐車場条例の一部を改正する条例第19 〃 第19号 水戸消防本部及び消防署の設置等に関する条例の一部を改正する条例第20 〃 第20号 水戸市立小,中学校及び幼稚園設置条例の一部を改正する条例第21 〃 第21号 水戸総合教育研究所条例の一部を改正する条例第22 〃 第22号 水戸特別会計条例の一部を改正する条例第23 〃 第23号 水戸水道部企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例第24 〃 第24号 茨城県市町村総合事務組合規約の変更について第25 〃 第25号 茨城租税債権管理機構規約の変更について第26 議案第26号 水戸地方広域市町村圏事務組合規約の変更について第27 〃 第27号 大洗、鉾田、水戸環境組合規約の変更について第28 〃 第28号 笠間地方広域事務組合規約の変更について第29 〃 第29号 笠間・水戸環境組合規約の変更について第30 〃 第30号 茨城地方広域環境事務組合規約の変更について第31 〃 第31号 水戸地方農業共済事務組合規約の変更について第32 〃 第32号 消防事務の委託の変更について第33 〃 第33号 平成19年度水戸一般会計予算第34 〃 第34号 平成19年度水戸国民健康保険会計予算第35 〃 第35号 平成19年度水戸下水道事業会計予算第36 〃 第36号 平成19年度水戸墓地公園事業会計予算第37 〃 第37号 平成19年度水戸公設地方卸売市場事業会計予算第38 〃 第38号 平成19年度水戸老人保健会計予算第39 〃 第39号 平成19年度水戸駐車場事業会計予算第40 〃 第40号 平成19年度水戸農業集落排水事業会計予算第41 〃 第41号 平成19年度水戸東前第四土地区画整理事業会計予算第42 〃 第42号 平成19年度水戸都市開発資金用地先行取得事業会計予算第43 〃 第43号 平成19年度水戸東前第二土地区画整理事業会計予算第44 〃 第44号 平成19年度水戸公共用地先行取得事業会計予算第45 〃 第45号 平成19年度水戸介護保険会計予算第46 〃 第46号 平成19年度水戸内原駅北土地区画整理事業会計予算第47 〃 第47号 平成19年度水戸介護サービス事業会計予算第48 〃 第48号 平成19年度水戸水道事業会計予算      ------------------------本日の会議に付した事件 会議録署名議員の指名 会期の決定について 出席説明員の報告 例月出納検査結果の報告 陳情,請願の処理結果の報告 閉会中所管事務調査結果報告 議員派遣の報告 議員派遣に伴う結果報告 議案の提出について(市長提出48件) 水戸広域行政推進に関する調査について(最終報告) 水戸広域行政推進特別委員会の調査終了について 水戸都市構造に関する調査について(最終報告) 水戸都市構造調査特別委員会の調査終了について 水戸市議会議員定数等に関する調査について(最終報告) 水戸市議会議員定数等調査特別委員会の調査終了について 日程第1=ないし=第48  議案第1号=ないし=第48号 追加議案の提出について(市長提出18件)  議案第49号=ないし=第61号,  報告第1号 休会について 次回の議事日程の報告      ------------------------出席議員(29名)           議   長  26番 小松崎   常  則  君           副 議 長  23番 田  山  知賀子   君                   2番 川  崎  篤  之  君                   4番 栗  原  文  隆  君                   5番 田  口  米  蔵  君                   6番 村  田  正  勝  君                   7番 渡  辺  政  明  君                   8番 江  尻  加  那  君                   9番 田  中  真  己  君                  10番 玉  造  順  一  君                  11番 波  多  昭  治  君                  12番 五十嵐      博  君                  13番 加  藤  光  子  君                  16番 須  田  浩  和  君                  17番 藤  田  精  治  君                  18番 野  村  眞  実  君                  19番 岩清水   昌  子  君                  20番 中  庭  次  男  君                  21番 雨  谷  精  一  君                  22番 田  口  文  明  君                  24番 伊  藤  充  朗  君                  25番 内  藤  丈  男  君                  27番 袴  塚  孝  雄  君                  28番 村  田  進  洋  君                  29番 友  部     明  君                  30番 須  能  昭  一  君                  31番 高  橋  丈  夫  君                  32番 松  本  勝  久  君                  33番 福  島  辰  三  君      ------------------------欠席議員                               (なし)      ------------------------説明のため出席した者             市長       加藤浩一君             助役       江橋 勇君             助役       平山恒夫君             助役       大関 茂君             収入役      小田木 進君             市長公室長    皆川義光君             総務部長     住谷正敏君             財務部長     横須賀 徹君             市民環境部長   戸村洋二郎君             保健福祉部長   小林由紀夫君             産業経済部長   田所良二君             建設部長     伊藤 武君             都市計画部長   大水敏弘君             下水道部長    幸田和成君             内原支所長    加倉井健一君             水道事業管理者  橋本 耐君             水道部長     鈴木 洋君             教育長      鯨岡 武君             教育次長     小澤邦夫君             消防長      中島知明君             監査委員     照沼民夫君             参与       郡司清則君             参与       橘川忠次君             参与       安藏 栄君             参与       藤枝勝一君             連絡員      鈴木重紀君      ------------------------事務局職員出席者             事務局長     谷津米壽君             事務局次長                      岩渕静香君             兼議事課長             総務課長     飯田克雄君             議事課長補佐                      永井好信君             兼調査係長             議事係長     小嶋正徳君             書記       田澤一憲君             書記       湯澤康一君             書記       櫻井智則君             書記       大森貴広君             書記       海老澤真人君            午前10時6分 開会          〔議長 小松崎常則君議長席に着く〕 ○議長(小松崎常則君) 定足数に達しておりますので,ただいまから平成19年第1回水戸市議会定例会を開会します。 引き続き会議を開きます。      ------------------------ △会議録署名議員の指名 ○議長(小松崎常則君) 水戸市議会会議規則第79条の規定により,会議録署名議員の指名を行います。18番野村眞実君,19番岩清水昌子君,20番中庭次男君,以上3名を指名します。      ------------------------ △会期の決定について ○議長(小松崎常則君) 次に,会期の決定についてお諮りします。本定例会の会期は,16日間とすることにしたいと思いますが,これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松崎常則君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 なお,審議の日程等につきましては,議会運営委員長伊藤充朗君から,同委員会決定事項を添えて報告がありましたので,その写しをお手元に配付しました。      ------------------------ △出席説明員の報告 ○議長(小松崎常則君) 次に,地方自治法第121条の規定により,説明のため本定例会の会議に出席を求めた者の職,氏名は次のとおりであります。             市長       加藤浩一君             助役       江橋 勇君             助役       平山恒夫君             助役       大関 茂君             収入役      小田木 進君             市長公室長    皆川義光君             総務部長     住谷正敏君             財務部長     横須賀 徹君             市民環境部長   戸村洋二郎君             保健福祉部長   小林由紀夫君             産業経済部長   田所良二君             建設部長     伊藤 武君             都市計画部長   大水敏弘君             下水道部長    幸田和成君             内原支所長    加倉井健一君             水道事業管理者  橋本 耐君             水道部長     鈴木 洋君             教育長      鯨岡 武君             教育次長     小澤邦夫君             消防長      中島知明君             監査委員     照沼民夫君 それに,本日,             参与       郡司清則君             参与       橘川忠次君             参与       安藏 栄君             参与       藤枝勝一君の4名が出席しましたので,御了承願います。 なお,財政課長を連絡員として出席させましたので,御了承願います。      ------------------------ △例月出納検査結果の報告 ○議長(小松崎常則君) 次に,監査委員から例月出納検査の結果について報告がありましたので,その写しをお手元に配付しました。      ------------------------ △請願,陳情の処理結果の報告 ○議長(小松崎常則君) 次に,さきの議会において採択しました請願,陳情について,執行機関よりそれぞれ処理の経過並びに結果について報告がありましたので,その写しをお手元に配付しました。      ------------------------ △閉会中所管事務調査結果報告 ○議長(小松崎常則君) 次に,各委員会において議会閉会中に所管事務の調査を行いましたが,その結果は,それぞれお手元に配付してあります報告書のとおりでありますので,御了承願います。      ------------------------ △議員派遣の報告 ○議長(小松崎常則君) 次に,議会閉会中において,水戸市議会会議規則第151条第1項ただし書きの規定により,お手元に配付してありますとおり,議員を派遣しましたので,御報告します。      ------------------------       閉会中における議長決定による議員派遣について              (平成18年12月21日から平成19年2月28日)1 金沢及び伊丹市のまちづくり推進事業の調査 (1) 派遣目的 金沢における都市交通対策事業及び伊丹市における廃食用油再生燃料化事業について調査を行う。 (2) 派遣場所 石川県金沢,兵庫県伊丹市 (3) 派遣期間 平成19年2月13日から2月15日までの3日間 (4) 派遣議員 波多昭治議員      ------------------------ △議員派遣に伴う結果報告 ○議長(小松崎常則君) 次に,各市議会定例会において,水戸市議会会議規則第151条第1項の規定により議員を派遣しておりましたが,その結果は,それぞれお手元に配付してあります報告書のとおりでありますので,御了承願います。      ------------------------ △議案の提出について(市長提出48件)
    ○議長(小松崎常則君) 次に,市長から議案が提出されましたので,次長兼議事課長から報告させます。          〔次長兼議事課長,報告〕      ------------------------                           財政第54号                           平成19年3月1日水戸市議会議長 小松崎常則様                           水戸市長 加藤浩一             議案等の送付について 平成19年第1回水戸市議会定例会に提案するため,下記議案等を説明書を添えて送付します。                記市議会議案第1号 水戸市立小中学校教科用図書審議会条例         =ないし=市議会議案第48号 平成19年度水戸水道事業会計予算      ------------------------〔市長提出議案〕市議会議案第1号 水戸市立小中学校教科用図書審議会条例  〃  第2号 水戸農業集落排水事業債減債基金条例  〃  第3号 水戸手数料条例の一部を改正する条例  〃  第4号 水戸国民健康保険税条例の一部を改正する条例  〃  第5号 水戸事務分掌条例の一部を改正する条例  〃  第6号 水戸助役定数条例等の一部を改正する条例  〃  第7号 水戸職員定数条例の一部を改正する条例  〃  第8号 水戸職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例  〃  第9号 水戸職員の給与に関する条例の一部を改正する条例市議会議案第10号 水戸職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部を改正する条例  〃  第11号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例  〃  第12号 常勤の特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例  〃  第13号 市長等の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例  〃  第14号 水戸情報公開条例及び水戸個人情報保護条例の一部を改正する条例  〃  第15号 水戸精神障害者社会復帰施設条例の一部を改正する条例  〃  第16号 水戸開放学級事業の実施に関する条例の一部を改正する条例  〃  第17号 水戸保健センター条例の一部を改正する条例  〃  第18号 水戸駐車場条例の一部を改正する条例  〃  第19号 水戸消防本部及び消防署の設置等に関する条例の一部を改正する条例  〃  第20号 水戸市立小,中学校及び幼稚園設置条例の一部を改正する条例  〃  第21号 水戸総合教育研究所条例の一部を改正する条例  〃  第22号 水戸特別会計条例の一部を改正する条例  〃  第23号 水戸水道部企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例  〃  第24号 茨城県市町村総合事務組合規約の変更について  〃  第25号 茨城租税債権管理機構規約の変更について  〃  第26号 水戸地方広域市町村圏事務組合規約の変更について  〃  第27号 大洗、鉾田、水戸環境組合規約の変更について  〃  第28号 笠間地方広域事務組合規約の変更について  〃  第29号 笠間・水戸環境組合規約の変更について  〃  第30号 茨城地方広域環境事務組合規約の変更について  〃  第31号 水戸地方農業共済事務組合規約の変更について  〃  第32号 消防事務の委託の変更について  〃  第33号 平成19年度水戸一般会計予算  〃  第34号 平成19年度水戸国民健康保険会計予算  〃  第35号 平成19年度水戸下水道事業会計予算  〃  第36号 平成19年度水戸墓地公園事業会計予算  〃  第37号 平成19年度水戸公設地方卸売市場事業会計予算  〃  第38号 平成19年度水戸老人保健会計予算  〃  第39号 平成19年度水戸駐車場事業会計予算  〃  第40号 平成19年度水戸農業集落排水事業会計予算  〃  第41号 平成19年度水戸東前第四土地区画整理事業会計予算  〃  第42号 平成19年度水戸都市開発資金用地先行取得事業会計予算  〃  第43号 平成19年度水戸東前第二土地区画整理事業会計予算  〃  第44号 平成19年度水戸公共用地先行取得事業会計予算市議会議案第45号 平成19年度水戸介護保健会計予算  〃  第46号 平成19年度水戸内原駅北土地区画整理事業会計予算  〃  第47号 平成19年度水戸介護サービス事業会計予算  〃  第48号 平成19年度水戸水道事業会計予算      ------------------------ ○議長(小松崎常則君) それでは,これより日程に入ります。 本日の日程は,議案第1号=ないし=第48号,以上48件であります。      ------------------------ △水戸広域行政推進に関する調査について(最終報告) ○議長(小松崎常則君) それでは,お諮りします。この際,水戸広域行政推進に関する調査について,水戸都市構造に関する調査について,水戸市議会議員定数等に関する調査について,以上3件を日程に追加し,直ちに順次上程することにしたいと思いますが,これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松崎常則君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 それでは,まず最初に,水戸広域行政推進に関する調査についてを上程します。 それでは,水戸広域行政推進特別委員長から最終報告を願うことにします。 33番,福島辰三君。          〔水戸広域行政推進特別委員長 福島辰三君登壇〕 ◆水戸広域行政推進特別委員長(福島辰三君)            水戸広域行政推進特別委員会概要報告書 水戸広域行政推進特別委員会の現在に至るまでの調査の経過等について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき最終報告します。 本特別委員会は,平成15年第2回市議会定例会において,周辺市町村との合併問題を含めた広域行政のあり方等に関する事項が付託され,議会が調査終了を議決するまで継続して調査を行うことが認められたものであります。 平成15年6月27日の第1回委員会以来,今日まで11回にわたって委員会を開催し,慎重に調査検討を進めてまいりました。 このうち,第1回から第6回までの調査の概要については,既に平成16年12月の第4回市議会定例会において中間報告を行っておりますので,その後開催されました第7回から第11回までの委員会調査の概要を取りまとめ,最終報告をいたします。 茨城町との合併協議については,平成16年5月12日に茨城町長及び茨城町議会議長が来庁し,水戸と茨城町の合併を視野に入れた事務協議の開催について,水戸市長に申し入れを行ったのを機に,執行部内に水戸・茨城町広域行政研究会が設置され,その後,一歩進めた水戸・茨城町合併研究会が設置され,全庁的に行政制度の比較や合併した場合のメリット,デメリット等について検討を行い,議会と協議しながら次の段階へ進め,また,平成18年2月3日に開催された両市町の臨時議会において,合併協議会の設置についての議案が可決されたことから,合併協議は法定の協議会の場に移ることになりました。 合併協議会では,5回にわたり論議を重ね,特に,第5回合併協議会では,水戸・茨城町合併協定書(案)が示され,一部事項を除いては,大方の賛意が得られたところでありますが,合併時期などの取り扱いをめぐり,現在合併協議会が中断している状況にあります。 その後,水戸・茨城町合併協議会の正副会長会議が開かれ,合併協定項目のうち未決定の6項目について, ①合併の方式については,東茨城郡茨城町を廃し,その区域を水戸に編入するものとする。②の名称は,水戸とする。③の事務所の位置は,水戸中央1丁目4番1号(現水戸役所の位置)とする。④合併の期日は,平成19年12月8日(土)とする。⑤茨城町議会議員の取り扱いについては,合併特例法の定数特例を適用し,茨城地区において4人の増員選挙を行う。⑥農業委員会委員については,水戸地区と茨城地区に農業委員会をそれぞれ設置する。 との茨城町からの要望をもとに,正副会長間の合意が得られたこと,また,平成18年12月21日に茨城町から合併協議再開の時期について申し出があり,合併協議会の正副会長会議を開き,第6回合併協議会(法定協議会)は,本年4月の統一地方選挙後に開催することで合意した旨の報告がありました。 これらの報告の後,種々質疑応答を行い,本特別委員会の一応の調査終了について,了承を得たところであります。 本特別委員会の現在に至るまでの調査の概要については,以上のとおりでありますが,茨城町との合併協議の経過については,今後とも議会として推移を見守ることが必要であると思われますので,改選後の議会においても同特別委員会の設置を要望するものであります。 終わりに本特別委員会の調査に関しまして,御協力をいただきました関係各位に対しまして,心から感謝の意を表しまして最終報告といたします。 平成19年3月1日水戸市議会議長 小松崎常則殿                          水戸広域行政推進特別委員会                               委員長 福島辰三 御賛同のほど,よろしくお願いを申し上げます。      ------------------------〔朗読を省略した最終報告書〕           水戸広域行政推進特別委員会最終報告書 水戸広域行政推進特別委員会の現在に至るまでの調査の経過等について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき最終報告をいたします。 合併特例法に基づく平成の大合併が一段落し,地方自治体を取り巻く状況が大きく変化した中,自治体の財政は,三位一体の改革による影響で,交付税や補助金の削減,税源移譲による徴収率確保など新たな問題を抱えております。地方自治体は厳しいかじ取りを迎えているといっても過言ではありません。 本特別委員会は,本市のあり方を,地方自治体を取り巻く財政の変化に対応し,広域行政的な立場から健全な地域発展を推進し,21世紀の活力ある文化都市の創造,都市としての総合力を備えた地方自治の中心都市として発展をしていくため,適切な対策を強く求めることとし,このため周辺市町村との合併問題を含めた広域行政のあり方,住民福祉の向上,住民意向の把握,反映等について調査,検討を進めることを目的に,平成15年第2回市議会定例会において,周辺市町村との合併問題を含めた広域行政のあり方等に関する事項が付託され,議会が調査終了を議決するまで継続して調査を行うことが認められたものであります。 平成15年6月27日の第1回委員会以来,今日まで11回にわたって委員会を開催し,慎重に調査検討を進めてまいりました。 このうち,第1回から第6回までの調査の概要については,既に平成16年12月の第4回市議会定例会において中間報告を行っておりますので,今回は,その後開催されました第7回から第11回までの委員会調査の概要を中心に取りまとめ,最終報告をいたします。 第7回委員会は,平成17年3月7日に開催され,欠員となった副委員長の互選が行われ,五十嵐博君が当選されました。 第8回委員会は,平成17年7月13日に開催され,執行部から市町村の合併の特例等に関する法律の概要について説明がありました。初めに,平成17年4月から市町村の合併の特例等に関する法律,いわゆる合併新法が施行されたことについてであります。この合併新法の基本的な考えとしては,①合併特例区及び地域自治区制度の創設,②市町村の合併に関する障害を除去するための特例措置の継続。ただし,合併特例債の廃止等による財政支援措置の縮少,③都道府県の市町村合併の推進に関する構想の策定などの内容となっており,また,総務省からは,自主的な市町村の合併を推進するための基本的な指針が告示され,合併を推進する必要性,新法における合併の基本的な考え方が示されました。 次に,茨城町との合併協議については,平成16年5月12日に茨城町長及び茨城町議会議長が来庁し,水戸と茨城町の合併を視野に入れた事務協議の開催について,水戸市長に申し入れたのを受けて,平成16年7月29日に両市町間に企画担当課を中心とする事務レベルの研究会(水戸・茨城町広域行政研究会)が設置されました。その後,8回にわたり研究会が進められ,人口,産業構造,土地利用の状況等について比較検討が行われ,平成17年7月6日に開催された広域行政研究会では,水戸・茨城町広域行政研究会報告書(案)が提示され,その内容について検討を行いました。また,今後の進め方としては,水戸・茨城町合併研究会を設置し,全庁的に行政制度の比較や合併した場合のメリット,デメリット等について検討を行い,議会と協議しながら次の段階へ進めていく予定であるとの説明がありました。 なお,庁内においては,必要に応じて連絡会議を開催するなど,合併に関する内部の連絡調整が円滑に進むよう対応していきたいとの説明がありました。 この後,茨城町との合併について賛否の意見を含め種々質疑応答を重ねた後,委員からの「合併の日程について一定の考えはあるのか」との質問に対し,執行部から「広域行政研究会を終了し,今後は合併研究会を設置していきたい」との答弁がありました。 第9回委員会は,平成17年11月22日に開催され,執行部から,①水戸と茨城町との合併協議に関する経緯について,②合併までの流れ,③市町村の合併の特例等に関する法律について説明がありました。 この後,委員からの「事務レベルでの比較検討はどの程度まで終了したのか」との質問に対し,執行部から「若干事務内容の調整はあるが,行政制度の比較検討はほぼ終了している」との答弁がありました。 続いて委員から「両市町の住民に対し,合併に関する論議を明らかにすることが議会としての責任である」等の意見が出され,両市町による合併検討協議会(任意協議会)が設置されることになりました。 第10回委員会は,平成18年8月7日に開催され,委員から,平成19年4月に予定される水戸市議会議員一般選挙において,旧内原町を区域とする選挙区設置の提案があり,種々論議の後,旧内原町と旧水戸の区域に選挙区を設けることについて,委員会として決定したところであります。 第11回委員会は,平成19年2月16日に開催され,茨城町との合併協議の経過について,執行部から概要報告があったところであります。 その内容は,次のとおりであります。 茨城町との合併協議については,平成18年2月3日に開催された両市町の臨時議会において,合併協議会の設置についての議案が可決されたことから,合併論議は法定の協議会の場に移ることになりました。 水戸・茨城町合併協議会(法定協議会)は,平成18年2月17日から平成18年5月29日までの間に5回にわたり開催されました。特に,第5回合併協議会では,水戸・茨城町合併協定書(案)が示され,一部未決定事項を除いては,大方の賛意が得られたところでありますが,合併時期などの取り扱いをめぐり,現在,合併協議会は中断しております。 しかし,この間,水戸・茨城町合併協議会の正副会長会議が2回開かれ,合併協定項目のうち未決定6項目について,・合併の方式-東茨城郡茨城町を廃し,その区域を水戸に編入するものとする。・の名称-の名称は水戸とする。・の事務所の位置-の事務所の位置は,水戸中央1丁目4番1号(現水戸役所の位置)とする。・合併の期日-平成19年12月8日(土)。・議会議員の取扱い-合併特例法の定数特例を適用し,茨城地区において4人の増員選挙を行う。・農業委員会委員の取扱い-水戸地区と茨城地区に農業委員会をそれぞれ設置する。 という茨城町からの要望をもとに,正副会長間の合意が得られたこと,また,平成18年12月21日に,茨城町から合併協議再開の時期についての申し出があり,合併協議会の正副会長会議を開き,第6回合併協議会(法定協議会)は,本年4月の統一地方選挙後に開催することで合意したとの経過報告があり,その後,種々質疑応答を行い,本特別委員会の一応の調査終了について了承を得たところであります。 本特別委員会の現在に至るまでの調査の概要については,以上のとおりでありますが,茨城町との合併協議の経過については,今後とも議会として推移を見守ることが必要であると思われますので,改選後の議会においても同特別委員会の設置を要望するものであります。 終わりに,本特別委員会の調査に関しまして,御協力をいただきました関係各位に対しまして,心から感謝の意を表しまして最終報告といたします。 平成19年3月1日水戸市議会議長 小松崎常則殿                              水戸広域行政                              推進特別委員会                              委員長 福島辰三      ------------------------ ○議長(小松崎常則君) 以上で,同特別委員長の最終報告は終わりました。      ------------------------水戸広域行政推進特別委員会の調査終了について ○議長(小松崎常則君) お諮りします。ただいまの委員長報告によって,同特別委員会に付託しました事件の調査を終了することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松崎常則君) 御異議なしと認め,さよう決しました。      ------------------------ △水戸都市構造に関する調査について(最終報告) ○議長(小松崎常則君) 次に,水戸都市構造に関する調査についてを上程します。 それでは,水戸都市構造調査特別委員長から最終報告を願うことにします。 22番,田口文明君。          〔水戸都市構造調査特別委員長 田口文明君登壇〕 ◆水戸都市構造調査特別委員長(田口文明君)           水戸都市構造調査特別委員会最終報告書 さきの平成15年第3回水戸市議会定例会において当委員会に付託されました水戸の経済の活性化策に関すること等の調査の経過等について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき最終報告いたします。 当委員会は,水戸の経済の活性化策に関すること,水戸第5次総合計画に関すること,大型商業施設等の民間開発計画に関すること,中心市街地再開発事業に関すること,交通体系の整備に関すること,生活環境の整備に関すること,以上6件について調査の付託を受け,議会が調査終了を議決するまで継続して調査を行うことが認められたものであります。 平成15年9月25日の第1回委員会以来,今日まで23回にわたって委員会を開催し,慎重に調査検討を重ねてまいりました。 このうち,第1回から第14回委員会までの調査の経過等の概要については,既に平成16年第4回定例会において中間報告を行い,また,第15回から第22回委員会までの水戸第5次総合計画基本構想の審査については,平成17年第1回定例会において審査決定報告を行っておりますので,内容の重複を避け,今回は,その後開催された第23回委員会の調査の概要を取りまとめ,最終報告をいたします。 第23回委員会は,平成19年1月30日に開催,初めに,本市の将来の都市構造に大きな影響を与えるまちづくり3法(大店立地法,中心市街地活性化法,改正都市計画法)の改正趣旨,改正内容,施行期日等について執行部から説明を受けました。続いて,委員から「中心市街地活性化を図るためのまちづくり3法の改正内容をどのように生かしていくかが今問われている。これを踏まえ,既に実施してきた事業の精査を行った上,今後,事業エリアの拡大等を含めた積極的な事業展開を図られたい」等の意見が出されました。また,「まちづくり3法に基づく事業化に際しては,法改正の内容について関係職員の周知徹底を図り,組織全体としての理解を深めた上で取り組まれたい」等の意見も出されました。 当水戸都市構造調査特別委員会の現在に至るまでの調査の経過等については,以上のとおりであります。 執行部においては,当委員会で審議を行った水戸第5次総合計画の適切な実施に努めるとともに,本市活性化へ向けた都市構造のあるべき姿や方向性を常に念頭に置きながら,まちづくり施策を積極的に推進されるよう強く要望するものであります。 終わりに,当委員会の調査に関しまして,御協力いただきました関係各位に対しまして,心から感謝の意を表しまして最終報告とします。 平成19年3月1日水戸市議会議長 小松崎常則殿                              水戸都市構造                              調査特別委員会                              委員長 田口文明      ------------------------ ○議長(小松崎常則君) 以上で,同特別委員長の最終報告は終わりました。      ------------------------ △水戸都市構造調査特別委員会の調査終了について ○議長(小松崎常則君) お諮りします。ただいまの委員長報告によって,同特別委員会に付託しました事件の調査を終了することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松崎常則君) 御異議なしと認め,さよう決しました。      ------------------------水戸市議会議員定数等に関する調査について(最終報告) ○議長(小松崎常則君) 次に,水戸市議会議員定数等に関する調査についてを上程します。 それでは,水戸市議会議員定数等調査特別委員長から,最終報告を願うことにします。 24番,伊藤充朗君。          〔水戸市議会議員定数等調査特別委員長 伊藤充朗君登壇〕 ◆水戸市議会議員定数等調査特別委員長(伊藤充朗君)          水戸市議会議員定数等調査特別委員会最終報告書 水戸市議会議員定数等調査特別委員会の現在に至るまでの調査の経過等について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき最終報告します。 当委員会は,国の三位一体改革の本市財政への影響により,一層の経費削減が求められていることや合併による議員定数に対する住民の関心の高まりなどの状況から,水戸市議会の議員定数及び選挙区に関する事項について,調査,検討を進めていくため,平成18年5月15日の第2回市議会臨時会において設置され,議会が調査終了を議決するまで継続して調査を行うことが認められたものであります。 当委員会は,第1回委員会を平成18年5月15日に開催し,正副委員長の互選を行い,委員長に伊藤充朗,副委員長に須田浩和君を決定した後,今後の委員会の日程等について協議し,今日まで5回にわたって委員会を開催し,調査,検討を進めてきたところであります。 当委員会における調査等の概要につきましては,全国20万人以上40万人未満の及び茨城県内のにおける議員定数及び選挙区の設置状況,合併に伴う特例措置並びに市町村の合併の特例等に関する法律,地方自治法及び公職選挙法等の規定に関する資料に基づき,種々質疑応答を重ねました。 その中で,「人口規模が大きくなるに従って議員1人当たりの人口が多くなる傾向が強い」,「市民の多様な声を市政に反映させるため法定上限数程度の議員定数を確保すべきである」,「合併により在任特例を採用したについては,住民運動による批判が高まっている」等の意見が出されました。 また,平成18年8月7日に開催した第4回委員会においては,現在の水戸市議会の議員定数33名について,「前回3名の減員を行った状況を踏まえ,33名の定数を維持すべきである」,「法定上限数38名とすべきである」,「将来の水戸の人口規模を考慮し,30名とすべきである」等の意見が出され,選挙区の設置について,「地元意見の集約がなされていない」,「地元意見の市政への反映を確実に行うためにも選挙区は設置すべきである」等の意見が出されたところであります。 これら種々論議の後,採決の結果,賛成多数をもって,内原町との合併前の水戸の区域において,議員定数を現在の33名から5名を減じ,28名とし,さらに旧内原町の区域において,議員定数を2名と定め,合計30名の議員定数と決したところであります。 このうち,選挙区の設置については,本年4月に予定されている市議会議員の一般選挙においてのみ適用しようとするものであります。 これらの変更に伴う関係条例の改正案が平成18年8月に開催された第3回市議会臨時会において,議員提出によって提案され,賛成多数をもって可決されたところであります。 当水戸市議会議員定数等調査特別委員会の現在に至るまでの調査の概要等については,以上のとおりでありますが,今後とも,人口規模,社会情勢に応じた適正な議員定数の検討が求められているところでありますので,引き続き,水戸市議会が多様な市民の付託に応えるとともに,円滑な議会運営が図られるよう要望し,最終報告といたします。 平成19年3月1日水戸市議会議長 小松崎常則殿                            水戸市議会議員定数等                            調査特別委員会                            委員長 伊藤充朗 以上でございます。      ------------------------ ○議長(小松崎常則君) 以上で,同特別委員長の最終報告は終わりました。      ------------------------水戸市議会議員定数等調査特別委員会の調査終了について ○議長(小松崎常則君) お諮りします。ただいまの委員長報告によって,同特別委員会に付託しました事件の調査を終了することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松崎常則君) 御異議なしと認め,さよう決しました。      ------------------------ △日程第1=ないし=第48 議案第1号=ないし=第48号 ○議長(小松崎常則君) 次に,お諮りします。この際,議案第1号=ないし=第48号,以上48件を一括上程することにしたいと思いますが,これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松崎常則君) 御異議なしと認め,議案第1号=ないし=第48号,以上48件を一括上程します。 それでは,市長から提案理由の説明を願います。 市長,加藤浩一君。          〔市長 加藤浩一君登壇〕 ◎市長(加藤浩一君) 平成19年第1回水戸市議会定例会の開会に当たりまして,提出いたしました議案の説明に先立ち,市政運営に関する所信の一端を申し上げる次第でございます。第1 市政運営の基本方針 市民とともにつくる元気都市 私は,ここ数年のいざなぎ超えと言われる我が国の景気回復について,その実感が伴わないながらも,将来に明るい兆しが見えているということに,少なからず期待を持っておるところであります。 しかしながら,私のこれまでの任期中,地方財政が厳しさを増していることも事実であります。また,日本の人口減少が現実のものとなり,核家族化の上に,少子高齢社会の到来が,市民生活への将来に不安をもたらしていることも痛切に感じております。 国がこれらの課題を早期に解決してくれるだろう,何とかしてくれるだろうと楽観視している状況にはございません。 私は,この現実に対し,市民生活に密着している地方自治体にこそできることを,みずから,地域社会を見据えて始めていかなければならないと考えております。行政が市民と協力し合って,市民とともに暮らしを支えていく枠組みづくり,生活できる体制づくりであります。 社会環境がこれまでになく大きく変化し,ますます厳しさを増す中であっても,市民と行政とが同じ思いに立って協力し,努力すれば,必ず道は開けるものと信じ,私は,2期目に向けて,引き続き,安心して暮らせる水戸,元気都市を目指してまいる所存であります。 (1) 市民の力をまちづくりに 私は,これまでも,行政が実行すべきもの,できるものにつきましては,まちの元気,人の元気を創出する施策への重点化を図りながら,さまざまな分野で展開してきたところであります。 特に,泉町1丁目の再開発を初めとした要所要所でのにぎわいの拠点づくり,次代を担う子供たちへの幼・小・中英会話教育,そして,つどいの広場の開設や預かり保育等の子育て支援,全公民館への市民センターの設置など,数々の取り組みを進めてきた中で,元気につながる種が芽を出し初め,大きな進展を見せているものと思っております。 私は,それらを大きく花開かせていくためには,市民と行政とが手を取り合い,市民が活動する力を伸ばしていかなければならないと考える次第であります。 先日,国勢調査の結果の一部がまとまったところであり,水戸における高齢者人口割合は,国よりは若干低いものの,20%に近づいてきております。 国立社会保障・人口問題研究所によりますと,全国の高齢者人口割合は,6年後の平成25年には25%を上回ると推計されており,4人に1人が高齢者という社会の到来が現実の問題として間近に迫ってきているところでありまして,大変な時代を迎えることになりました。 みんなで支える年金や医療,保険といった社会保障制度を維持していくためには,行政においても大きな支出を迫られ,ますます財政の硬直化が進むことが懸念されることからも,抜本的な制度改革や一層の少子対策が求められるところであります。 一方で,市民からは,違う視点からの多くの不安の声を聞いております。第1次ベビーブーム世代,いわゆる団塊の世代が一斉に退職していく大量退職者時代がまさに訪れようとしておりますが,その世代の方たちが,経済的な負担ということだけでなく,新たな人生の目標を見つけることへの不安を持っておられるというものであります。 その世代は,これまで社会経済の発展のために,わき目も振らず第一線で活躍してこられた方たちですから,大きなパワーを持っていることは明らかであります。 私は,仕事中心に向けていたそのパワーを,今までと少しだけ方向を変え,まちづくりの分野で発揮していただくことを大きく期待しておるところであります。 これまでも,コミュニティ活動やボランティア活動など,さまざまな活動が市民みずからの手によって進められてきました。総人口の約5%を占める団塊の世代が,まちの美化であったり,スポーツや体験学習の場面での子供たちの育成であったり,そういった活動に,手を携えて一斉に取り組む姿を想像すると,そこに,躍動する元気都市の明るい未来が見えてくるような気がいたします。 水戸市内では,今年1月現在で,約50の団体がNPO法人として設立の認証をされており,法人格を持たないものを含めると,相当数の団体が公益活動を営んでおります。 私は,NPO活動においても,団塊の世代がみずからの経験を生かし,さまざまな分野において社会貢献していくという機運が盛り上がることを期待するものであります。 行政の目標は,言うまでもなく市民福祉の向上であり,市民との分権を目指す行政運営の視点からは,行政は,みずからの手が届きづらい分野での市民の公益活動に対して支援を進め,積極的に推進を図っていくべきであると考えております。 そのための指針やルールづくりは,市民の自主的な活動を伸ばしていくためにも重要なことであり,組織体制を強化し,意欲的に取り組んでまいりたいと考えております。 リーディング・プランに掲げた水戸の魅力を高めるための交流拠点づくりを初め,元気なまちづくりに向けての中心市街地活性化や観光の振興,元気な人づくりに向けての子育て支援や健康づくりなど,今後の重点施策を推進していくに当たっても,地域におけるコミュニティやボランティア,NPOなどのさまざまな市民活動の特性や役割を尊重した上で,十分な連携を図り,市民の力をまちづくりに最大限生かしながら,元気都市の構築に全力で取り組んでまいる所存であります。 (2) 信頼される行政経営 「官から民へ」,「国から地方へ」のかけ声のもと,構造改革は加速的に進められ,地方財政は,「三位一体の改革」によって大変大きな影響を受けたものと思っております。そのような中で,昨年12月に地方分権改革推進法が成立し,第2期の地方分権が進められようとしておりますが,中央主導による地方へのしわ寄せということではなく,真に地方が主役となる分権改革を進めていかなければならいものと痛感しておるところであります。 そのためにも,地方は,国に信頼され,国に対し声を反映させることのできる力を持つことが必要であり,私は,政治理念である地方の自主権の確立を目指し,さらには,将来ビジョンである政令指定都市を展望した50万都市構想の実現に向けて努力していくことに,大きな意義があると確信しているのであります。 また,行政にとっては,市民の信頼を得るということは最も重要なことであります。 一部の自治体における不適切な支出などの報道が相次ぎ,世論として行政に対する不信の声が高くなっていることは,大変残念なことであります。人と人とのかかわりでも同じように,お互いに信頼できる関係でなければ,お互いが協力するということは難しいことであります。市民との協働によるまちづくりを進めていくためにも,市民との信頼関係を高めることは非常に重要であり,説明責任を果たすことや行政情報などの積極的な提供はもちろんのこと,簡素で効率的,そして市民にわかりやすい行政運営に努めてまいりたいと考えているところであります。 私は,就任早々,行財政改革に取り組みました。元気都市を実現していくためには,その基礎づくりとして,しっかりとした財政基盤を構築すべきであるという思いからであります。約38億円に及ぶ経費節減効果を上げたところでありますが,自主・自立した都市,そして,市民から信頼される行政を目指す上では,なお一層の改革を進めていかなければなりません。 あらゆる民間企業においては,顧客のニーズなどを的確にとらえ,中長期的な財務分析,改善を行いながら,事業の拡大,縮小,転換を選択していくという経営改善がなされており,行政においても,このような経営感覚を持った改革が求められているものと思っております。 そのため,中長期的な展望に立った堅実な財政基盤の確立に向け,債の発行の抑制,職員定数の削減など,国の示す基準よりも厳しい目標を設定し,集中的に取り組む「行財政改革プラン2007」を策定したところであります。効率化を求めて削る一方ということだけではなく,市民の視点から満足度の高い行政へと転換していくための基礎づくりに向け,意欲的に職員の人材育成,意識改革を進めながら,全庁挙げて徹底した改革に取り組み,信頼される行政経営に努めてまいる所存であります。 私は,市民がさまざまな分野で活動する力を伸ばし,その力をまちづくりに生かしていく,行政においては,市民の視点に立った行政経営を進めていく,そして,市民と行政それぞれの取り組みを融合し,信頼し合い,協力し合って一つの目標に向かって取り組んでいく,このことこそがまちづくりを進めるあり方だと思っております。 市民の皆様とこの考え方を改めて共有し,今後とも,市民の皆様とともにつくる元気都市の実現に全力を尽くしてまいる所存であります。 次に,第5次総合計画の施策の大綱に基づく5つの柱に沿って,市政における基本的施策の方向と平成19年度における主要施策について申し上げます。第2 主要施策の概要1 元気で活力にあふれ,人が生き生きと交流するまちづくり (1) 魅力ある都市機能の充実 私は,水戸が将来にわたっても活力にあふれる県都であるために,人,物,情報を初めとしたさまざまな交流をはぐくみ,魅力ある元気な都市を構築してまいる所存であります。 そのため,50万都市構想の視点に立ったグランドデザインを念頭に置きながら,さまざまな都市中枢機能の一層の充実を図るとともに,自然や歴史を初めとした水戸の個性と魅力を高め,交流の創出に努めてまいります。そして,引き続き,茨城町との協議を進めるなど,広域合併に取り組んでまいります。 中心市街地につきましては,活気あふれるまちとしての再生を目指し,これまでの取り組みの成果を生かした総合的な施策の展開に向け,中心市街地活性化基本計画の改定を進めてまいります。個性的で魅力にあふれ,にぎわいのある商店街づくりに向けては,商工会議所等と連携しながら,各商店街が実施する商業活性化事業に加え,個店グループ等が行うまちづくり事業などの取り組みを支援するとともに,商店街を花でいっぱいに飾るはなふるたうん事業を推進してまいります。また,空き店舗を活用したチャレンジショップの運営などの取り組みに助成するとともに,みと黄門元気塾を通して,開業意欲のある事業者の育成を支援してまいりたいと考えております。 また,中心市街地における交流拠点の形成に向け,大工町1丁目地区における再開発事業を促進するほか,泉町1丁目北地区の再開発の早期実現に取り組んでまいります。南町・県庁跡地周辺地区については,くろばね通りなどの整備を進め,歩いて楽しめる町並みの形成を図ってまいります。水戸駅南口周辺地区については,県都の新たなシンボル空間にふさわしい拠点施設の整備を促進するとともに,関連する都市計画道路や公園の整備を進めてまいります。 拠点の形成,機能充実につきましては,赤塚駅周辺地区において,赤塚駅水府橋線の赤塚工区の完成を目指すとともに,南北一体のまちづくりに向けた赤塚駅西線の整備を進めるなど,交通体系を強化してまいります。内原駅周辺地区につきましては,駅北土地区画整理事業及び関連公共施設整備を推進し,商業,文化,レジャーなど,複合的な機能を持つ新たな拠点の形成を図ってまいります。また,旧・浄化センター等計画地については,多目的広場,自然公園としての土地活用に向けた整備に取り組んでまいります。 総合交通体系の確立に向けましては,主要な国・県道の整備や水戸北インターチェンジの恒久化を促進するなど,広域交通ネットワークの形成を推進してまいります。また,水戸駅北口駅前広場の改修を進めるほか,超低床ノンステップバスの導入を支援するなど,高齢者や障害者等にやさしいバリアフリー環境の実現に努めてまいります。 高度情報化の推進につきましては,ITを活用した利便性の高い行政サービスの提供に向け,電算基幹業務システムの再構築を進めるなど,電子市役所の確立を目指してまいります。 (2) 活力あふれる産業の振興 私は,水戸の特性を生かした観光を初め,各種産業の発展に向けた取り組みを推進し,地域経済の活性化による活力あふれる都市の構築を目指してまいります。 そのため,人々が交流し,にぎわう観光のまちづくりに向けましては,偕楽園や千波湖を中心としたエリアにおいて,自然と歴史に親しむ観光交流拠点づくりの一端を担う(仮称)新好文茶屋の整備を進めるほか,保和苑を中心としたロマンチックゾーンにおいて,駐車場整備を推進するなど,地域の特性を生かした新たな観光資源の創出を図ってまいります。また,多くの魅力を持つ桜の花いっぱいのまちづくりに向け,千波公園西の谷を初め,内原地区における渡満道路などへの植栽に取り組み,桜の名所づくりを進めてまいります。「黄門さまのふるさと水戸」の発信に向けては,観光協会等との連携を図りながら,水戸の魅力を生かした観光コースプランの提案を全国から募集するほか,各種メディアによるPR活動を積極的に展開するとともに,新たに外国語観光ボランティアの養成に取り組むなど,まち全体でのホスピタリティの醸成に努めてまいります。また,桜まつりにおいて,ライトアップにより千波湖畔の夜桜を演出するほか,梅まつりやつつじまつりの期間において,昨年も好評を得た各観光施設を結ぶボンネットバスを運行するなど,各種まつりの魅力の向上を図ってまいります。 商業につきましては,多様化する消費者ニーズに対応できる個性的で魅力的な商店街づくりに向け,新たに商業振興基本計画の策定を進めるとともに,商店街団体における商業活性化事業などを支援してまいります。また,自治金融など,事業資金の融資あっせん・支援を行い,中小企業の経営基盤の強化を図ってまいります。 農業につきましては,新農業基本計画に基づく施策を推進し,安全かつ安心で良質な農産物の安定供給に取り組んでまいります。生産性の高い,効率的な農業経営への改善に向けては,農業公社を中心として,農地の利用集積や労働力の確保を支援するとともに,集落営農の組織化を促進するほか,圃場や用排水路など,農業生産基盤の整備を推進してまいります。また,地域水田農業ビジョンに即した米づくりなどの取り組みを支援し,水田農業経営の安定と発展を目指してまいります。さらに,地産地消に向けた取り組みや農産物のブランド化を推進しながら,流通販路の拡大に努めてまいります。また,藤井・岩根・成沢地区,下大野・上大野地区,内原北部地区の農業集落排水事業を引き続き推進するほか,地域における農地,水,農村の環境を保全する取り組みを支援してまいります。 工業につきましては,高い競争力と効率性を発揮できるよう,関係機関との連携を強化しながら,ISO認証取得,新製品・新技術開発等の支援を推進してまいります。 流通の拠点となる卸売市場につきましては,開設35周年記念事業として市場まつりを開催するほか,ホームページを活用した幅広い情報提供を行うなど,活性化を図ってまいります。 新たな産業の育成に向けましては,企業,大学,関係団体等との連携協力による新産業研究会などの取り組みを進めるとともに,生産設備新設等への支援を図りながら,引き続き企業,事業所の立地促進に努めてまいります。 勤労者環境につきましては,関係機関との連携を図りながら,若年者の雇用促進に向けた就職面接会を開催するなど,就業機会の確保に努めてまいりたいと考えています。 (3) 水戸の歴史,芸術・文化の振興 私は,水戸の魅力である先人の残した貴重な歴史,芸術・文化を個性として大切にし,それらを軸とした新たな交流を創出してまいりたいと考えております。 そのため,歴史的資源につきましては,貴重な発見が続いている国指定史跡の台渡里廃寺跡や吉田古墳を初め,七面製陶所などの発掘調査を進めるとともに,笠原水道遺構の調査を行うなど,文化財の保護,保存,活用に努めてまいります。また,備前堀については,その歴史性を生かし,観光的視点も取り入れながら,水辺環境づくりに向けた検討を進めてまいります。 芸術・文化の振興につきましては,第23回国民文化祭・いばらき2008のプレ事業や40周年を迎える水戸芸術祭を開催するなど,市民の芸術文化活動を支援するほか,親子で芸術文化に親しめる機会の提供に努めてまいります。水戸芸術館については,広場における多彩なイベントを初め,引き続き,野外スクリーンコンサートを開催するなど,市民が気軽に,優れた芸術・文化に触れる機会の充実を図ってまいります。また,地域の財産である水戸ホーリーホックについては,ホームタウン推進協議会を通した支援活動に努めてまいりたいと考えております。2 人と自然が共生し,快適に暮らせるまちづくり (1) 豊かな自然との共生 水戸の豊かな水や緑は,かけがえのない大切な財産であります。私は,その貴重な自然環境の保全と再生に努めるとともに,環境への負荷の少ない循環型社会の構築に全体で取り組み,人と自然が共生する社会の実現を目指してまいります。 そのため,総合的な環境の保全と創造に向けましては,環境基本計画に基づく各種施策を展開してまいります。地球温暖化対策としては,新たな実行計画(市役所エコプラン)に基づき,行政みずからが環境への負荷の低減に率先して取り組むとともに,太陽光発電システムについて,一般住宅への設置を促進してまいります。また,新たに廃油のリサイクルに向けた手法の検討を進めるとともに,雨水貯留モデル施設を設置するなど,雨水の有効利用を推進してまいります。 自然環境の保全と再生につきましては,水の都・水戸を象徴する千波湖の水質浄化に向け,市民を初め,国,県と一体となって,桜川等の清流ルネッサンス事業に取り組んでまいります。また,河川等の水質汚濁の防止に向け,公共下水道の整備,農業集落排水事業を推進するとともに,合併処理浄化槽の設置を推進するほか,市町村設置型の浄化槽整備事業の導入について検討を進めてまいります。さらにサギソウの群生で知られる成就院池の周辺環境整備を推進するほか,蛍の保護,再生に向けた環境づくりやサケの遡上する環境づくりに取り組むなど,親しめる水辺環境の創出に努めてまいります。また,豊かな緑の保全と活用に向けては,森林公園において,市民参加による森づくり事業や関連道路の整備等を進めながら,体験と交流を創出する拠点の形成を目指してまいります。 循環型社会の構築につきましては,新ごみ処理基本計画に基づく施策を総合的に展開し,一層のごみの資源化,減量化,円滑な収集,適正な処理に努めてまいります。市民,事業者,行政が一体となったごみの減量化及びリサイクルの推進に向けては,ごみゼロキャンペーンの実施等による意識の啓発や実践に向けた支援,集団資源物回収日の拡充等の市民の利便性を高める施策を展開してまいります。また,適正なごみ処理を推進するため,リサイクルプラザ,中間処理施設等の整備に向けた基本計画の策定などに取り組むとともに,小吹清掃工場の機器設備等の更新や周辺環境の整備に努めるほか,監視カメラを設置するなど,不法投棄の未然防止を図ってまいります。 (2) 快適な生活環境の実現 市民が快適に暮らせる生活環境の実現を目指し,私は,自然環境との調和を図りながら,生活に密着した道路や上下水道,公園などの生活基盤の整備や市街地の形成に努めてまいります。 そのため,道路につきましては,担当組織を一元化し,生活道路や都市計画道路を効果的に整備してまいります。また,地域における交通の利便性の向上や歩行者の安全確保を図るため,全隈・前沢線を初めとする道路の新設,改良や狭隘道路,交通安全施設等の整備を進めるほか,効率的な管理や情報の有効活用に向け,道路台帳管理システムを構築してまいります。都市計画道路については,環状道路としての中大野中河内線,南北交通のかなめとなる梅香下千波線など,都市の骨格をなす道路網の整備を推進してまいります。 河川につきましては,那珂川築堤に伴う水府橋のかけかえや新川の整備など,国・県管理河川の早期整備を促進するとともに,沢渡川や石川川等の改修を進め,水害のない安心な暮らしの確保に努めてまいります。 公園・緑地につきましては,千波公園西の谷における進入路整備や大塚池公園等のリニューアル事業など,市民が利用しやすい公園づくりを進めるとともに,市民との協働による適正な管理に取り組んでまいります。 上水道につきましては,安全でおいしい水の安定供給に向け,施設の更新や配水管等の整備を進めるとともに,大学との連携による水道水源の保全に努めてまいります。また,水道モニター制度の活用により,市民の声を反映させた水道事業を展開するとともに,有収率の向上を図るなど,経営基盤を強化しながら,健全な事業経営を推進してまいります。 下水道につきましては,平成20年度末の市街化区域内の整備完了を目指し,体制の強化や重点的な事業費配分を行い,引き続き積極的に幹線管渠等の工事を進めるとともに,那珂久慈流域下水道水戸幹線の早期完成を促進してまいります。また,雨水による浸水被害の解消を図るため,渡里・緑岡地区における公共下水道の雨水管整備や千波・元吉田地区における都市下水路の整備などを推進してまいります。 住宅・住環境につきましては,良好な環境の市街地形成に向けて,東前第二,第四地区の土地区画整理事業を推進してまいります。また,市営河和田住宅については,第4期建て替え工事の完成を目指すとともに,1街区建て替えに向けた基本設計を進めてまいります。 斎場・霊園につきましては,火葬炉の改修を進めるなど,斎場施設の適切な維持管理に努めるとともに,浜見台霊園の墓地拡張を推進するほか,今後の公営墓地のあり方について検討を進めてまいります。 都市景観につきましては,重点地区である備前堀沿道地区において,景観の形成誘導を図るとともに,市民がみずからのまちを愛し,誇りを持てる景観形成に向け,自然や歴史など,水戸の特色を生かした景観計画を策定してまいります。 (3) 安全で安心な暮らしの実現 自然災害や火災,交通事故,犯罪等から市民の生命や財産を守るため,私は,総合的な防災,防犯体制の整備や交通安全対策に取り組み,市民の安全で安心な暮らしの確保に努めてまいります。 そのため,都市防災につきましては,災害時に適切な対応が図れるよう,危機管理体制を整備し,計画的な防災訓練の実施や地域における自主防災組織の育成に努めるとともに,食糧や資機材等の備蓄を推進するほか,防災行政無線など,防災情報システムの整備の方策について検討を進めてまいります。また,地震による建築物の倒壊等の防止に向け,耐震改修促進計画を策定するとともに,新たに戸建て住宅の耐震診断補助制度を創設し,耐震化を促進してまいります。 交通安全・防犯対策につきましては,交通安全市民大会や交通安全教育などを実施し,市民一人一人の交通マナーや安全意識の高揚を図るとともに,歩道や街路灯などの整備を進め,安全な道路環境の実現に努めてまいります。また,市民が安全に安心して暮らせる地域社会づくりに向け,警察等関係機関との連携を図りながら,安全なまちづくり基本計画に基づく施策を推進してまいります。 消防・救急につきましては,災害発生時における活動の円滑化に向け,化学消防ポンプ自動車や消防団ポンプ自動車の更新を図るほか,城東水防倉庫の建て替えを進め,水害時における迅速な初動体制の確保に努めてまいります。また,救命率の向上を図るため,AED(自動体外式除細動器)をすべての小中学校及び市民センターに設置してまいります。さらに,消防事務の受託につきましては,新たに旧七会村区域を含む城里町全域まで拡大してまいります。 消費生活につきましては,消費者の自立を支援するため,多様な機会を通した啓発活動を進めるとともに,関係機関との連携により,相談体制の充実を図ってまいります。3 思いやり,助けあい,安らぎの心を育むまちづくり (1) ともに支えあう福祉社会の実現 私は,少子・高齢化が一層進む中で,人の優しさということを基本に,家庭や地域において,人を思いやる気持ちや助け合う心をはぐくみ,子供から高齢者まですべての市民がともに支え合う福祉社会の実現を目指してまいります。 そのため,子育て支援につきましては,次世代育成支援対策行動計画に基づく各種施策を展開し,安心して子供を生み,育てることのできる環境づくりに努めてまいります。子育てに関する悩みや不安の解消に向けては,子育て中の親や子供同士の交流,情報交換の場となるつどいの広場や,地域子育て支援センター事業の充実を図るほか,ファミリーサポートセンター事業を推進してまいります。また,4月にオープンする子育て支援・多世代交流センターを核として,子育てサークルの育成,育児情報の発信を初め,さまざまな子育て支援に関する施策や高齢者等との多世代交流事業を展開してまいります。保育所については,待機児童の解消,保育環境の充実に向け,民間保育所の増改築や事業所内託児施設の新設を促進してまいります。また,特別保育や幼保一元化に向けた取り組みを推進し,多様な保育ニーズへの対応に努めるとともに,多子世帯における保育料の軽減を図ってまいります。児童の健全育成に向けては,放課後において子供たちが安全に過ごすことのできる遊び場等の確保に努めるとともに,児童虐待の未然防止,早期発見,早期対応のため,要保護児童対策地域協議会を中心として,ネットワークの整備を進めてまいります。 高齢者支援につきましては,高齢者が住みなれた地域において健康で元気に暮らせるよう,第3期高齢者保健福祉・介護保険事業計画に基づく施策を総合的に推進してまいります。介護保険については,地域支援センターの運営の充実を図るとともに,転倒予防教室,食生活改善支援等の介護予防事業を推進するほか,地域密着型サービス事業所の指定及び指導監督やケアプラン適正化事業により,健全な運営に努めてまいります。施設サービスの充実に向けては,引き続き特別養護老人ホームの整備を促進するとともに,高齢者の生きがいづくりや多世代交流など,多様な機能を持つ(仮称)南部老人福祉センターの完成を目指してまいります。また,高齢者が日常生活の中で健康の維持や増進を図られるよう,元気アップ・ステップ運動,いきいき健康クラブ等の充実に努めるほか,新たに50歳代からの健康増進事業に取り組んでまいります。さらに,11月に開催される第20回全国健康福祉祭いばらき大会(ねんりんピック茨城2007)等を通して高齢者の交流を促進してまいります。 障害者支援につきましては,新障害者福祉計画に基づく各種施策を展開するとともに,現在策定を進めている自立支援に関する障害福祉計画を推進し,障害者が安心して生活を送ることのできる環境づくりに努めてまいります。就労機会の充実に向けては,地域活動支援センターの設置等を支援するとともに,就労の相談,あっせんや自立の援助等を行う障害者就業・生活支援センターの運営の充実を図ってまいります。また,障害者が住みなれた地域の中で自立して暮らせるよう,グループホームの設置を促進するとともに,日中一時支援事業,生活訓練事業など,在宅福祉サービスの充実に努めてまいります。 社会保障につきましては,国民健康保険の安定運営に向け,医療費の適正な給付に努めるほか,乳幼児,母子家庭の母子等への医療費の助成を行うなど,健康維持の促進を図ってまいります。また,平成20年度から開始される新たな後期高齢者医療制度について,広域連合による安定的な運営を促進してまいります。低所得者福祉については,関係機関や民生委員と連携しながら,自立支援に向けた相談,指導の充実を図ってまいります。 地域福祉につきましては,地域住民,各種団体等との協働により,地域福祉計画の策定を進め,住みなれた地域において,総合的な福祉サービスを利用できる体制づくりに努めてまいります。 コミュニティ活動につきましては,地域の特性を生かした市民主体のまちづくりに向け,新コミュニティ推進計画を策定し,多様な活動を促進するとともに,活動拠点となる市民センターの整備を進めてまいります。また,水戸住みよいまちづくり推進協議会を中心とした活動など,地域組織の自主的な取り組みを支援してまいります。 (2) 健康な生活の実現 すべての市民が元気で健康に暮らせる社会の実現を目指し,私は,保健,医療,福祉が連携した市民の健康を保持,増進する環境づくりや医療体制の強化に努めてまいります。 そのため,健康づくりにつきましては,母子保健事業として,乳幼児健康診査を実施するほか,保健推進員,子育てアドバイザー等による乳幼児を持つ親への家庭訪問を充実するとともに,新たにマタニティマークの普及,啓発を図るなど,安心して妊娠・出産・子育てができる環境づくりに努めてまいります。成人の健康づくりに向けては,がん検診や健康診査,保健指導の充実等により,生活習慣病の予防の強化を図ってまいります。 医療環境につきましては,休日夜間緊急診療所の機能充実に向け,休日歯科診療室の整備を進めるとともに,関係機関との連携により,地域医療体制の強化を図るほか,保健,医療従事者の養成を支援してまいります。また,水戸医療センター跡地について,医療,福祉等の複合機能を備えた施設の立地を促進してまいります。4 次代を担う人材を育むまちづくり (1) 生涯学習・教育の充実 元気都市を実現していくためには,元気な人づくりが重要な要素であることから,私は,市民の生涯学習活動の一層の伸展を図るとともに,特色ある学校教育の充実などにより,将来の水戸を担う子供たちの健全な育成に努めてまいります。 そのため,生涯学習活動の推進に向けましては,新荘公民館(市民センター)の移転改築を初めとした環境整備を進めるとともに,市民一人一人がみずから学び,その成果をまちづくりに生かせるよう,多様な学習機会の充実に努めてまいります。また,(仮称)常澄地区図書館や(仮称)内原地区図書館の整備を推進するほか,子供たちが読書に親しむ環境づくりに向け,親子で絵本事業などを進めてまいります。 学校教育につきましては,時代に即した幼児教育等の充実を目指し,市立幼稚園における預かり保育を引き続き実施するほか,内原保育所及び内原幼稚園において合同保育を行うなど,幼保一元化に向けた取り組みを推進してまいります。水戸らしい教育の推進に向けては,引き続き,国際社会で活躍できる子供たちの育成を目指した幼・小・中英会話教育や芸術館との連携による,音楽,演劇の鑑賞会などを実施してまいります。また,地域社会全体で学校安全に取り組むスクールガード活動を一層促進するとともに,学校,家庭,地域との連携強化による開かれた学校運営の推進に向け,スクールボランティア活動を支援してまいります。学校施設については,寿幼稚園大規模改造の完了を目指すとともに,常磐小学校増改築の実施設計,鯉淵小学校増改築の基本構想に着手するほか,第二中学校について,歴史性を生かした校舎の改築等を進めるなど,教育環境の整備,充実を図ってまいります。また,大学との連携協力による研究等を進め,まちづくり,産業,教育などのさまざまな分野にその成果を生かしながら,地域の発展,人材の育成に努めてまいります。 青少年の健全育成につきましては,留守家庭児童の保護,育成に向け,開放学級の新設や専用教室などの整備に努めるとともに,家庭,地域,学校,行政の連携を強化しながら,子供の健全育成に向けた活動を推進してまいります。 スポーツ・レクリエーション活動につきましては,だれもが気軽にスポーツに親しめる環境づくりとして,青柳公園市民体育館や市立サッカー・ラグビー場等の改修を進めるとともに,各種スポーツ大会や行事の充実を図ってまいります。また,市立競技場については,国際的・全国的規模の大会が開催できるスポーツ交流拠点の形成に向け,大規模改造を進めるとともに,周辺整備に取り組んでまいります。 (2) 市民の多様な活動の推進 元気なまちづくりには,市民が主体となったさまざまな活動が欠かせないものであり,私は,市民が活動しやすい環境づくりやまちづくり事業等に積極的に参加する機運の醸成に努めながら,市民の自主的,主体的なさまざまな活動を推進してまいります。 そのため,ボランティア,NPO等の活動をより一層促進するため,団体等との協働に係る指針,基本計画の策定に向けた取り組みを進めてまいります。 男女平等参画につきましては,男女が互いを尊重しつつ,個性と能力を十分に発揮することができる社会の実現を目指し,男女文化センターを拠点として,男女平等参画推進月間におけるシンポジウムの開催など,各種啓発事業を積極的に推進してまいります。 国際交流活動につきましては,国際性豊かな市民の育成に向け,アナハイムや重慶を初めとした都市間交流を図るとともに,国際交流センターを拠点として,在住外国人との交流などの市民主体の多様な活動を支援してまいります。 平和活動につきましては,市民の平和への意識の醸成に向け,水戸空襲展を開催するとともに,平和に関するコンクールや平和大使派遣事業を実施するなど,平和のとうとさを学ぶ機会の充実に努めてまいります。5 市民主体の個性ある自立したまちづくり (1) 市民主体の行政運営の推進 私は,これからのまちづくりは,市民と行政がそれぞれの役割分担のもと,協働して取り組むことが重要であると考えており,市民が主体となった行政運営を行うための基礎づくりに努めてまいります。 そのため,市民参加による行政運営の確立に向け,市民懇談会の開催など,地域がみずからのまちづくりを考える機会の充実を図るとともに,市政モニター制度やパブリック・コメント手続制度等により,幅広く意見や提案を求める市民参加の機会を拡充してまいります。また,市民が主体となった地域学習や地域振興活動など,市民の創意工夫によるまちづくりに向けた取り組みを支援してまいります。 行政情報につきましては,市民にとってわかりやすい情報の提供,さらには,水戸の魅力の発信に向け,広報「みと」及びホームページの一層の充実を図るとともに,県域テレビ等の有効活用に努めてまいります。 行財政改革につきましては,自主・自立の行財政システムの構築を目指し,新たな行財政改革プラン2007及び実施計画に基づく施策を積極的に推進してまいります。財政運営については,補助金,負担金を初め,市民の視点に立った歳出の見直しを進めるほか,公債費の適正化を図り,財政構造の改革を推進するとともに,徴収体制を強化し,税等の徴収率の向上に努めてまいります。また,スリムで効率的な行政運営に向け,課題への重点化を図った組織・機構の編成,定数の削減を進めるとともに,職員の資質を高めながら,全職員一丸となって市民本位の行政サービスの提供に努めてまいる所存であります。第3 予算編成の基本方針と予算規模 次に,平成19年度の予算編成の基本方針と予算規模の概要について申し上げます。 我が国の経済は,消費に弱さが見られるものの,民間需要中心の緩やかな回復が続くと見込まれており,国においては,国と地方の基礎的財政収支の黒字化を目指すとともに,簡素で効率的な政府を実現するため,これまでの財政健全化の努力を継続し,歳出改革路線を強化することとしております。 このような方針に基づいて編成された国の一般会計予算の予算規模は,前年度に比べ4.0%の増となっておりますが,そのうち一般歳出については,歳出全般にわたる徹底した見直しにより,社会保障関係経費等が増加する中にあって,1.3%の増と厳しく抑制されたものとなっております。 一方,地方財政につきましては,地方税収入が大幅に増加するものの,地方譲与税や地方交付税が引き続き削減され,また,公債費が高い水準で推移することや,社会保障関係経費の自然増により,依然として大幅な財源不足が生じるものと見込まれております。 このような中で,地方公共団体においては,地方分権の時代にふさわしい簡素で効率的な行政システムを確立するため,行財政改革を推進し,歳出の徹底した見直しによる抑制と重点化を進め,また,歳入面でも自主財源の積極的な確保策を講じるなど,効率的で持続可能な財政構造への転換を図ることが急務となっております。 このように国及び地方を取り巻く厳しい財政環境が続く中,水戸の平成19年度予算は,水戸第5次総合計画の実現に向けて,さきに策定した3か年実施計画及びリーディング・プランを基本とするとともに,新たな行財政改革プラン2007を踏まえ,中期財政計画に基づく財政構造の改革を念頭に編成いたしました。すなわち,地方交付税の削減や財政調整基金等の調整財源の不足など,極めて厳しい財政状況の中,徹底した歳出削減と自主財源の積極的な確保策を講じるとともに,債発行の抑制に留意しながら,各種施策の優先順位についての厳しい選択を行う一方で,「元気みと創出特別枠」として,「元気都市・水戸」の実現に資する新たな事業について積極的な予算化を図るなど,限られた財源を真に必要な分野に重点的かつ効果的に配分することといたしました。また,極めて厳しい地方財政状況にかんがみ,国において政府資金の繰上償還制度が設けられたことから,将来にわたる公債費負担の軽減を図るため,10億3,590万円の債の借りかえをすることといたしました。 この結果,一般会計の予算規模は総額で811億7,818万2,000円となり,前年度に比較して9億2,261万1,000円,1.1%の増となりました。しかしながら,債の借りかえを除く実質的な予算規模は801億4,228万2,000円で,前年度に比較して,1億1,328万9,000円,0.1%の減となっております。 一般会計の歳出につきましては,職員定数の削減などにより,人件費は1.3%の減となっておりますが,扶助費は,児童手当や障害者自立支援法による影響などにより4.5%の増,また,公債費については,借りかえ分を含めて4.8%の増となりました。 この結果,義務的経費全体では2.3%の増となりましたが,借りかえ分の公債費を除くと,実質的には0.1%の減となっております。 また,投資的経費は,教育費において大きく増加しましたが,民生費及び土木費の減により,前年度に比べ2.2%の減となりました。 さらに,繰出金については,下水道事業会計や介護保険会計などにおいて増加しましたが,都市開発資金用地先行取得事業会計や水道事業会計において減となった結果,全体として1.0%の減となっております。 これらを,目的別予算の構成比で見ますと,主なものは,民生費29.1%,土木費18.7%,公債費15.4%となっております。 まず,民生費につきましては,子育て支援・多世代交流センター建設事業の完了等により投資的経費が大きく減となりましたが,児童手当や障害者福祉に係る扶助費が大きく増加し,また,介護保険会計等への繰出金が増加した結果,前年度比0.2%増の235億9,440万2,000円となっております。 次に,土木費につきましては,市民生活に密着した生活関連施設のほか,大工町1丁目地区の再開発事業や南町・県庁跡地周辺地区の市街地整備を推進してまいりますが,水戸駅南口土地区画整理事業の完了などにより,前年度比3.7%減の151億4,430万9,000円となっております。 教育費につきましては,市立競技場大規模改造や第二中学校改築,新荘公民館(市民センター)の移転改築などの投資的経費の増により,前年度比16.2%増の87億7,543万6,000円となっております。 総務費につきましては,電源立地振興基金積立金の減や市庁舎アスベスト除去工事の完了などにより,前年度比2.8%減の77億199万3,000円となっております。 衛生費につきましては,小吹清掃工場や見川クリーンセンターなどの維持補修費の増などにより,前年度比2.5%増の61億8,731万6,000円となっております。 消防費につきましては,化学消防ポンプ自動車の整備等を進めてまいりますが,耐震性貯水槽など,その他の施設整備費の減などにより,前年度比1.5%減の33億1,356万8,000円となっております。 農林水産業費につきましては,引き続き農業生産基盤の整備や水田農業構造改革対策に取り組んでまいりますが,輸入急増戦略的対応特別対策事業補助金の減などにより,前年度比11.3%減の18億8,911万9,000円となっております。 商工費につきましては,公設地方卸売市場事業会計への繰出金が減となりますが,ロマンチックゾーンの駐車場整備費の増などにより,前年度比1.8%増の13億3,873万7,000円となりました。 次に,歳入につきましては,税において税源移譲に伴う税制改正の影響等を踏まえ,前年度に比べ32億9,082万2,000円,8.4%の増を見込みました。一方,地方譲与税は,所得譲与税の廃止により,前年度に比べ17億2,321万8,000円,63.0%の大幅な減となり,地方特例交付金についても,減税補てん分が大幅に減になったことにより,前年度に比べ8億4,963万7,000円,74.7%の減となるほか,減税補てん債についても,制度の廃止により4億2,310万円の減となっております。地方交付税は,普通交付税について,地方財政計画上の増減率等を踏まえ,前年度に比べ8億1,000万円,14.7%の減とし,また臨時財政対策債の発行額を前年度に比べ2億2,360万円,9.6%の減としたことにより,これらを合わせた実質的な普通交付税は,前年度に比べ10億3,360万円,13.2%の減となりました。 次に,特定財源につきましては,債において10億3,590万円の借換債を計上したことや障害者自立支援法の施行に伴う国県支出金の増などにより,前年度に比べ15億2,186万2,000円,6.4%の増となっております。 また,公営企業会計を含む特別会計につきましては,下水道事業会計における建設費の増加や国民健康保険会計における保険財政共同安定化事業拠出金の増などにより,総額で878億6,490万9,000円となり,前年度に比べ37億5,102万4,000円,4.5%の増となりました。 したがいまして,一般会計,特別会計及び公営企業会計を合算した予算総額は1,690億4,309万1,000円,前年度に比べ46億7,363万5,000円,2.8%の増となり,これから一般会計における公債費の借換額を除く実質的な予算の総額は1,680億719万1,000円で,前年度に比べ36億3,773万5,000円,2.2%の増となっております。第4 提出議案 次に,条例等に関する議案の概要について申し上げます。条例は,新たに制定するもの2件,一部を改正するもの21件の計23件であり,条例以外のものは,一部事務組合の規約の変更に関するもの8件,事務の委託の変更に関するもの1件であります。 議案第1号 水戸市立小中学校教科用図書審議会条例については,小中学校教科用図書の単独採択の実施に伴い,附属機関を設置するものであります。 議案第2号 水戸農業集落排水事業債減債基金条例については,農業集落排水事業に係る地方債の償還に充てるための基金の設置を行うものであります。 議案第3号 水戸手数料条例の一部を改正する条例については,建築基準法等の改正に伴い,関係規定の整備を行うとともに,新たに道路の位置指定審査手数料の創設等を行うものであります。 議案第4号 水戸国民健康保険税条例の一部を改正する条例については,地方税法の改正等に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第5号 水戸事務分掌条例の一部を改正する条例については,組織・機構の改正に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第6号 水戸助役定数条例等の一部を改正する条例については,地方自治法の改正に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第7号 水戸職員定数条例の一部を改正する条例については,職員定数の見直しに伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第8号 水戸職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例については,旅費の見直し及び地方自治法の改正に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第9号 水戸職員の給与に関する条例の一部を改正する条例については,給与構造改革の実施等に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第10号 水戸職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部を改正する条例については,勤務時間の見直し等に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第11号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については,附属機関の設置等に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第12号 常勤の特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例については,地方自治法の改正等に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第13号 市長等の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例については,市長等の給料の減額を継続するため,関係規定の整備を行うものであります。 議案第14号 水戸情報公開条例及び水戸個人情報保護条例の一部を改正する条例については,情報公開等における公務員等の氏名を原則として開示するとともに法律の運用との整合を図るため,関係規定の整備を行うものであります。 議案第15号 水戸精神障害者社会復帰施設条例の一部を改正する条例については,障害者自立支援法に基づく事業の実施のため,関係規定の整備を行うものであります。 議案第16号 水戸開放学級事業の実施に関する条例の一部を改正する条例については,長期休業期間等の保護者負担金の見直し等に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第17号 水戸保健センター条例の一部を改正する条例については,感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の改正に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第18号 水戸駐車場条例の一部を改正する条例については,利用者の利便性向上を図るための料金体系の見直しに伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第19号 水戸消防本部及び消防署の設置等に関する条例の一部を改正する条例については,城里町の旧七会村区域の消防事務の受託に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第20号 水戸市立小,中学校及び幼稚園設置条例の一部を改正する条例については,上大野幼稚園ほか4園の廃止並びに鯉淵幼稚園の移転に伴う名称及び位置の変更のため,関係規定の整備を行うものであります。 議案第21号 水戸総合教育研究所条例の一部を改正する条例については,組織改正に伴う執行体制の見直しに伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第22号 水戸特別会計条例の一部を改正する条例については,市民会館事業会計の廃止に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第23号 水戸水道部企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例については,給与構造改革の実施に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第24号 茨城県市町村総合事務組合規約の変更について,議案第25号 茨城租税債権管理機構規約の変更について,議案第26号 水戸地方広域市町村圏事務組合規約の変更について,議案第27号 大洗、鉾田、水戸環境組合規約の変更について,議案第28号 笠間地方広域事務組合規約の変更について,議案第29号 笠間・水戸環境組合規約の変更について,議案第30号 茨城地方広域環境事務組合規約の変更について,議案第31号 水戸地方農業共済事務組合規約の変更については,地方自治法の改正等に伴い,関係規定の整備を行うものであります。 議案第32号 消防事務の委託の変更については,城里町の旧七会村区域の消防事務の受託に伴い,委託の変更を行うものであります。 以上をもちまして,提出議案の説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御協賛を賜りますようお願い申し上げる次第であります。 ありがとうございました。 ○議長(小松崎常則君) 以上で,提案理由の説明は終わりました。      ------------------------ △追加議案の提出について(市長提出18件) ○議長(小松崎常則君) この際,市長から議案が追加提出されましたので,次長兼議事課長から報告させます。          〔次長兼議事課長,報告〕      ------------------------                           財政第55号                           平成19年3月1日水戸市議会議長 小松崎常則様                           水戸市長 加藤浩一             議案等の送付について 平成19年第1回水戸市議会定例会に追加提案するため,下記議案等を説明書を添えて送付します。                記市議会議案第49号 水戸生活環境施設整備基金条例を廃止する条例          =ないし=市議会議案第61号 平成18年度水戸内原駅北土地区画整理事業会計補正予算(第1号)報告第1号 専決処分について(平成18年度水戸水道事業会計補正予算(第4号))      =ないし=報告第5号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)      ------------------------〔市長提出追加議案〕市議会議案第49号 水戸生活環境施設整備基金条例を廃止する条例  〃  第50号 水戸青少年指導育成協議会条例を廃止する条例  〃  第51号 土地の取得について(幹線市道32号線用地)  〃  第52号 平成18年度水戸一般会計補正予算(第9号)  〃  第53号 平成18年度水戸国民健康保険会計補正予算(第4号)  〃  第54号 平成18年度水戸下水道事業会計補正予算(第4号)  〃  第55号 平成18年度水戸市民会館事業会計補正予算(第3号)  〃  第56号 平成18年度水戸駐車場事業会計補正予算(第1号)  〃  第57号 平成18年度水戸農業集落排水事業会計補正予算(第2号)  〃  第58号 平成18年度水戸東前第四土地区画整理事業会計補正予算(第1号)  〃  第59号 平成18年度水戸東前第二土地区画整理事業会計補正予算(第1号)  〃  第60号 平成18年度水戸介護保険会計補正予算(第3号)  〃  第61号 平成18年度水戸内原駅北土地区画整理事業会計補正予算(第1号)報告第1号 専決処分について(平成18年度水戸水道事業会計補正予算(第4号)) 〃第2号 専決処分について(水戸市議会議員及び市長の選挙における選挙運動用自動車の使用及び選挙運動用ポスターの作成の公費負担に関する条例の一部を改正する条例) 〃第3号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて) 〃第4号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて) 〃第5号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)      ------------------------ △議案第49号=ないし=第61号,報告第1号 ○議長(小松崎常則君) それでは,お諮りします。ただいま追加提出されました議案第49号=ないし=第61号,報告第1号=ないし=第5号,以上18件を日程に追加し,このうち,地方自治法第180条第1項の規定に基づく報告第2号=ないし=第5号,以上4件を除く14件を直ちに一括上程することにしたいと思いますが,これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松崎常則君) 御異議なしと認め,さよう決しました。 それでは,議案第49号=ないし=第61号,報告第1号,以上14件を一括上程します。 それでは,ただいま一括上程しました14件について,市長から提案理由の説明を願います。 市長,加藤浩一君。          〔市長 加藤浩一君登壇〕 ◎市長(加藤浩一君) それでは,平成19年第1回定例市議会の追加提案を申し上げたいと思います。ただいま追加提出いたしました議案等について,その概要を御説明申し上げます。 提出案件は,条例の廃止に関する議案2件,土地の取得に関する議案1件,予算の補正に関する議案10件,専決処分に係る報告1件の計14件であります。 まず,議案第49号 水戸生活環境施設整備基金条例を廃止する条例については,競輪事業の廃止に伴い,基金積み立て原資がなくなったことなどにより,基金を廃止するものであります。 議案第50号 水戸青少年指導育成協議会条例を廃止する条例については,組織の一元化に伴い,協議会を廃止するものであります。 議案第51号 土地の取得については,幹線市道32号線用地として,取得するものであります。 議案第52号ないし第61号については,平成18年度各会計の補正予算であります。 まず,一般会計補正予算(第9号)については,補正総額2億1,341万5,000円の減となっております。 これを事項別に見ますと,補正項目は全体で69件であり,その内訳は,(1)一般補助対象経費で財源の変動により補正するもの2件,3,920万円の増,(2)投資的事業で補正するもの46件,6億1,373万3,000円の減,(3)補助金,負担金等で補正するもの4件,386万円の減,(4)その他補正するもの17件,3億6,497万8,000円の増となります。 また,歳入歳出予算のほか,債務負担行為について1件の追加を行うとともに,その他9件の変更を行うものであります。 さらに,繰越明許費については,25件の事業について繰越措置を講じるものであります。 次に,特別会計について申し上げます。 国民健康保険会計補正予算(第4号)については,後期高齢者医療制度創設に伴う電算システム改修に係る経費等について,補正措置を講じるものであります。 下水道事業会計補正予算(第4号)については,国の補助金等の確定及び事業費の決定に伴い,減額補正を行うものであります。 市民会館事業会計補正予算(第3号)については,会館使用料について,減額補正を行うものであります。 駐車場事業会計補正予算(第1号)については,駐車場使用料について,減額補正を行うものであります。 農業集落排水事業会計補正予算(第2号)については,事業費の決定に伴い,減額補正を行うものであります。 東前第四土地区画整理事業会計補正予算(第1号)及び東前第二土地区画整理事業会計補正予算(第1号)については,繰越明許費をそれぞれ定めるものであります。 介護保険会計補正予算(第3号)については,後期高齢者医療制度創設に伴う電算システム改修に係る経費等について,補正措置を講じるものであります。 内原駅北土地区画整理事業会計補正予算(第1号)については,国の補助金等の確定及び事業費の決定に伴い,減額補正を行うものであります。 次に,専決処分に係る報告事項について御説明申し上げます。 報告第1号については,平成18年度水道事業会計予算に関して,受託補償工事の変更に伴い,補正措置を講じたものであります。 これについては,事務執行上急を要したので,地方自治法第179条の規定により処分したものであり,ここに議会の承認を求めるものであります。 以上をもちまして,提出議案等の説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御協賛を賜りますようお願い申し上げる次第であります。 ○議長(小松崎常則君) 以上で,提案理由の説明は終わりました。      ------------------------ △休会について ○議長(小松崎常則君) それでは,お諮りします。本日は,この程度をもって散会し,明2日から6日までの5日間は議案調査のため休会とすることにしたいと思いますが,これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松崎常則君) 御異議なしと認め,さよう決しました。      ------------------------ △次回の議事日程の報告 ○議長(小松崎常則君) それでは,次回の議事日程を次長兼議事課長から報告させます。          〔次長兼議事課長,報告〕      ------------------------             議事日程(第2号)                  平成19年3月7日午前10時開議                 (                )                  第1回水戸市議会定例会第1 議案第1号=ないし=第61号,   報告第1号第2 報告第2号=ないし=第5号      ------------------------ ○議長(小松崎常則君) 本日は,これにて散会します。            午前11時55分 散会...