丹波市議会 2015-12-14
平成27年丹波市地域医療総合支援センター〔仮称〕等調査特別委員会(12月14日)
平成27年丹波市
地域医療総合支援センター〔仮称〕等
調査特別委員会(12月14日)
丹波市
地域医療総合支援センター(仮称)等
調査特別委員会会議録
1.日時
平成27年12月14日(月)午後3時00分~午後4時57分
2.場所
議事堂第2
委員会室
3.
出席委員
委員長 西 本 嘉 宏 副委員長 太 田 喜一郎
委員 垣 内 廣 明 委員 坂 谷 高 義
委員 木 戸 せつみ 委員 岸 田 昇
委員 平 井 孝 彦 委員 前 川 豊 市
委員 西 脇 秀 隆 委員 田 坂 幸 恵
委員 藤 原 悟 委員 足 立 克 己
委員 太 田 一 誠 委員 山 本 忠 利
委員 土 田 信 憲 委員 横 田 親
委員 荻 野 拓 司 委員 林 時 彦
委員 臼 井 八洲郎 議長 奥 村 正 行
4.
欠席委員
なし
5.参考人
兵庫県
病院事業副管理者 兵庫県
病院局企画課副課長
佐 藤 二 郎 元 佐 龍
兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長
波戸岡 誠
6.議会職員
事務局長 安 田 英 樹 書記 荻 野 隆 幸
書記 藤 井 祐 輔
7.説明のために出席した者の職氏名
市長 辻 重五郎 副市長 鬼 頭 哲 也
技監兼入札検査部長 中 野 譲 福祉部長 細 見 正 敏
健康部長 高 見 克 彦
地域医療課長 芦 田 恒 男
地域医療係長 待 場 博 道 建設部長 駒 谷 誠
8.傍聴者
1人
9.審査事項
別紙委員会資料のとおり
10.会議の経過
開会 午後3時00分
○委員長(
西本嘉宏君) 委員の皆さん、当局の皆さん、傍聴者の皆さん、御苦労さまです。
ただいまから、丹波市
地域医療総合支援センター(仮称)等
調査特別委員会を開催いたします。
最初に市長より御挨拶をいただきます。
市長。
○市長(辻重五郎君) きょうは、
地域医療に関して、今回の
地域医療総合支援センター(仮称)等も含めて、いろいろと
特別委員会で御協議いただくということで、お世話になりますが、ひとつよろしくお願いします。
また、きょうは病院局のほうからも副管理者にお見えいただいたり、また企画課副課長もおいでいただいていますが、そういうことで御質問等も我々と違って、また担当のほう説明者として御解答いただけるというふうなことで
大変お世話になります。ひとつよろしくお願いしたいと思います。
○委員長(
西本嘉宏君) 市長の御挨拶は終わりました。
本日、担当職員の出席につきまして許可をしております。
また、各委員の質疑、市当局並びに参考人の説明、答弁等につきましては、着席のままで行っていただいても結構でございます。報道のほうから写真撮影の許可を求められておりますので、これを許可したいと思います。
それと、
特別委員会ですので、
ライブ中継は行っておりますことを申し上げておきます。
それでは、議事に入ります。
本日は、調査を進めるに当たって、兵庫県
病院事業佐藤副管理者様と兵庫県
病院局企画課元佐副課長様に、そして、また兵庫県
病院局企画課波戸岡病院建築技術班長様に参考人として出席をしていただいております。3名様におかれましては、公私何かとお忙しい中御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。本委員会の調査に対しまして、御協力のほどよろしくお願いいたします。
それでは、それぞれ参考人の方から御挨拶をいただきます。
最初に、兵庫県
病院事業佐藤副管理者様、お願いします。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 兵庫県
病院事業副管理者の佐藤でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本日は、丹波市
地域医療総合支援センター(仮称)等
調査特別委員会の場にお招きいただき、意見を述べさせていただく機会を設けさせていただいたことに感謝を申し上げさせていただきます。
私自身、平成20年度から平成23年度まで病院局の
管理課長をしておりました。当時、
柏原病院が本当にどん底のところから、市の皆さんと一緒になって
神戸大学との
地域医療の連携の講座であったりとか、あるいは小児科を守る会を使って地域全体でも守っていくということで、ようやく簡約していくところまでを見たところです。その後、私、
公立豊岡病院組合のところで管理者をしておりまして、この4月に
病院事業の副管理者に戻ってまいりました。本当に
柏原病院の立て直しにつきましては、我々だけではなしに、市の皆様との一致したタッグでやってこれたなと思っております。
県立柏原病院と
柏原赤十字病院との
統合再編による新病院の建設につきましては、本年2月に策定いたしました「
県立柏原病院と
柏原赤十字病院の
統合再編基本計画」に基づき整備を進めております。本年8月から
基本計画に着手し、今後、実施設計、
建築工事と整備を進め、平成30年度中の開院を進めております。
丹波市におかれましては、新病院の整備に合わせて新病院に隣接して1次
救急機能、
診療所機能、健診機能、
在宅療養支援機能、介護、
発達支援機能、
保健機能を有する丹波市
地域医療総合支援センターを整備し、新病院との一体的な運営により、急性期から福祉、
保健分野まで、切れ目のない
医療サービスを提供し、丹波市の
地域包括ケアシステムの
中核的役割を果たすこととされておられます。
県立病院等、市の
関連施設との一体的な整備という、全国的にもモデルになるような事例であります。今後も調整すべき事項が山積みではございますが、引き続き県と市が緊密に連携し、協力して、
ハイブリッド施設群として十分な機能が発揮できるよう鋭意整備を進めていきたいと考えておりますので、御協力をお願いしたいと思います。
また、この委員会の皆様におかれましては、十分、調査審議いただき、有益な御提言をいただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(
西本嘉宏君) 兵庫県
病院局企画課元佐副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君)
病院局企画課副課長元佐でございます。
昨年度、
基本計画のほうから策定に携わらせていただいております。引き続きよろしくお願いいたします。
○委員長(
西本嘉宏君) 兵庫県
病院局企画課波戸岡病院建築技術班長。
○兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長(
波戸岡誠君) 兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長の波戸岡です。建築の技術職でして、皆さんに愛されて地域のシンボルとなるような建物をつくっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○委員長(
西本嘉宏君) どうもありがとうございました。
それでは、本日の委員会は、前回の委員会でお話しておりましたように、新病院の建設に関して、御出席いただいております兵庫県
病院事業副管理者、兵庫県
病院局企画課副課長、それから、
病院建築技術班長への質疑を中心に行いたいと思います。
冒頭、委員長からお手元のほうに配付しております総括質疑により総括的な質疑を最初に行います。その後、各委員から質疑を行っていただくことにいたします。
進め方でございますが、大変項目も多くございますので、質疑項目1と2、つまり柏原新病院についてと、2の
地域医療総合支援センターについてを前半に行いまして、その後、皆さんから質疑をいただくと。そして、また後半には3以降ですね、3から6までありますけれども、これについては、それ以降に分けて行いたいと思います。時間が2時間少々ということで限られておりますので、できるだけスムーズに御協力いただけたらと思います。
それでは、私のほうから総括質問をさせていただきます。
まず最初に、1番、柏原新病院についてでございます。
一つ目は、診療科の内容は、26科で、そのうち新設は神経内科、
リウマチ科、腎臓内科、乳腺外科、救急科など8科、病床数は320床となっております。これらに対応する医師はじめ看護師など
医療従事者などの
要員確保はどうなっているか。また、3次
救急医療の
機能確保はされるのかをお尋ねをいたします。
それから、続けてしますので、お願いします。
②で、駐車場についての計画は、患者・職員・業務用に1,000台、
医療総合支援センターに300台計画のようでありますが、どのような配置を考えられているのか。お尋ねをしたいと思います。
そして、合わせて、駐車場はちょっと質問項目になかったかもしれませんが、駐車場が有料か無料か等についても考え方を聞かせていただければありがたいと思います。
それから、3番目、
ヘリポートについてでありますが、
ヘリポートについてはどのように考えられておられるのかということで、ちょっと具体的に言いますと、
ドクターヘリの運行する時間帯や気象条件などについてはどのようになっているのかということをお尋ねしたいと思います。
4つ目、
雨水貯留施設の規模、つまり貯留量などでありますけれども、それや周辺の排水対策の認識と、それらについての対応をどう考えられているのか。ということであります。
それから、この前半の2つ目です。
地域医療総合支援センターについてでありますが、一つは県への
指定管理となる予定でありますが、その
診療体制についての構想はどのようなものか。また、
総合支援センターと新病院との
連携体制について、どのように考えておられるのか。お聞きをしたいと思います。
まず前半、この部分についての御答弁をいただいて、その後、各委員からの質疑とさせていただきますので、よろしくお願いします。
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) まず、私のほうから柏原の新病院について、順次お答え申し上げます。
診療科の内容と医師、看護師の
医療従事者の
要員確保、あるいは3次救急の
機能評価についてです。
まず、
医師確保についての考え方でございます。
医師確保については、何より安定的な
医師確保の医療の
提供体制を確立することが大切と考えております。そういった意味で
仕組みづくりにおきましては、一つは市の協力を得ております
神戸大学との
地域医療循環型システム、これによりまして、
神戸大学との関係というのは非常に強化されてるところであります。
次に、県が持っております、
県養成医師制度というのがございます。これは、これまで
受け入れがございませんでしたが、平成25年から
県養成医師の
受け入れ1名を
県立柏原病院で行っているところであります。現在、
県養成医師の
受け入れ2名となっております。現在、兵庫県が持っております
県養成医師、いわゆる一般的に、僻地制度というんですけれども、それは、21名の
派遣人員を抱えております。多くは
但馬地域に派遣されておりますが、10年後には、この
派遣人員が100名程度になる見込みとなっております。もちろん、
丹波地域の不足だけではなしに、
西播磨地域も非常に危機的な状況ですから、この
丹波地域だけということではございませんが、そういった中での充足も図れるようにしないといけないと考えております。そのために大切なのは、今、秋田院長が取り組んでおられる若い
ドクターの教育的な機能、こういった機能をこの病院が持つと。新しい病院が持つということが何より大切と考えております。
もう一つ、我々
病院局自体が持っております、
県立病院での
奨学金制度というのを
医師奨学金制度を持っております。これは、今現在、貸与している者のうち
県立柏原病院に勤務してもよいというのは9名おります。そういったものも含めて、大学との連携、
県養成医師の取り込みというんですか、
養成機関となる。もう一つは、
県立病院独自の
奨学金制度、こういった仕組みの中での安定的な
供給体制、
医療提供体制の確保というふうに考えております。
看護師につきましても、当然ながら安定的な
提供体制となりまして、我々も看護の
奨学金制度も設けております。1学年25名から40名に対応しております。これまで平成25年4月から、ことしの4月まで3カ年で、合計33名の
対応ナースを
県立柏原病院で受けております。もちろん、常日ごろの募集活動も大切ですし、こういった
奨学金制度によっての安定供給ということも大切と考えており、
要員確保をきちっとしていきたいと考えております。
次に、
救急医療につきましてですが、丹波圏域の
救急拠点病院としまして、脳卒中や
心筋梗塞等の
重症救急患者に対応するとともに、
ヘリポートも整備されますので、
救急搬送、
受け入れ態勢の強化を図ると。こういったことで圏域の
救急医療の
中核病院として
関連施設や地域の
医療機関と連携、役割分担を図っていきたいと思います。
また、
心臓血管科などは、
神戸大学に搬送する必要もありますので、完全な3次
救急医療というわけではございませんが、3次
救急医療的な機能までは役割を果たしてまいりたいと考えております。
次に、駐車場についての計画ですが、現在、敷地中央に配置した建物周囲において、
平面駐車場を配置検討中であります。患者、職員等の利用者の利便、安全性を勘案して今後検討して決定してまいりたいと思います。
駐車台数につきましては、設計を進める中で必要な台数を決定してまいりたいと思います。
ヘリポートについてですが、新しい病院は常時待機される、いわゆる
基地病院、ヘリコプターが常時ある
基地病院としては想定しておりません。いわゆる
ドクターヘリの活用や、防災ヘリを活用して搬送されてきた傷病者を
受け入れると。こういった病院になろうかと思います。そういった意味で、病棟の屋上に
ヘリポートを整備することとしております。
済みません。駐車場の答弁もれをしておりました。
駐車場ですが、有料か無料かについてですが、
周辺駐車場は無料でございまして、現病院も無料でございますので、
当該駐車場も無料で検討していきたいと考えております。
戻ります。
ヘリポートについてですが、病院の屋上に整備する計画としています。それで、運行の時間帯とか、そういったことでございますが、我々が
基地病院となるわけでありませんが、例えば、
公立豊岡病院で今
ドクターヘリ運行要綱では運行時間は原則午前8時30分から日没の30分前となっております。天候の悪い日には飛ばないと、こういった条件となっております。
雨水貯留施設についてですが、新病院の敷地は
工業団地内にございます。
工業団地には
雨水貯留施設が設置されておりますが、しかしながら、
周辺地域が
浸水地域になっている状況を鑑み、
工業団地の
雨水貯留施設の貯留量とは別に、
当該敷地に対して県条例で表記される貯留量を
当該敷地内の駐車場で確保する予定としております。
次に、
地域医療総合支援センターについてですが、丹波市で検討しておられます丹波市
地域医療総合支援センターのうち、休日
夜間応急診療センターにつきましては、これまでどおり医師会が運営する一方、
総合診療センターについては、市から委託を受けて県が運営し、その他
福祉センター、
保健センターにつきましては、市が運営する方向で検討を進めているところでございます。
総合診療センターにつきましては、市のほうで
運営ノウハウが乏しく、
人材確保も困難と考えておりますので、市から委託を受けさせていただき、県が運営をする方向で検討中でございますが、具体的な
診療体制等につきましては、県、市協議の上、引き続き検討を進めてまいりたいと思います。
また、
センターと新病院との連携につきましては、両者を
ハイブリッド施設群として一体的に運営し、急性期から福祉・
保健分野まで切れ目のない
医療サービスを提供することにより、丹波市の
地域包括ケアシステムの中核的な役割を果たすとともに、
若手医師にとっても、急性期、回復期の
入院医療から
在宅療養支援まで
地域医療を総合的に学べる魅力ある環境にしたいと考えております。まずは、新病院と
総合支援センター、それぞれの施設がそれぞれ十分な機能発揮できる体制をつくること、これが大事でございまして、その上で、将来の
地域医療を効果的、効率的に提供支給していく仕組みを設けていくことが連携として重要なことと考えております。今後、具体的な内容につきましては、市とも十分協議させていただきながら、つくり上げていきたいと考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) ありがとうございました。
それでは、引き続いて、各委員から質疑を行っていただきますが、時間の関係もありますので質問は簡潔に、また、
同僚委員と重複する質問は控えていただきますようにお願いを申し上げます。
どなたからでも結構ですので、挙手をお願いいたします。
林委員。
○委員(林時彦君) 2番目の
地域医療総合支援センターについてでございますけれども、2点ございます。
1点につきましては、日赤の今までの累積赤字ですね、それについては、日赤のほうで処理されて、今度のところには持ってこないというふうには聞いておるんですけども、そのことについて確認をお願いいたします。
2点目です。
地域医療総合支援センターにつきましては、今おっしゃられたように、県の
指定管理となる計画でございますけども、整備費用と
指定管理料については、これまでの丹波市から
日赤病院への
支援額相当というふうに市のほうからは聞いております。
赤字補填として
指定管理料がふえたり、そういうことがないのかどうか。この2点について確認お願いいたします。
○委員長(
西本嘉宏君) 兵庫県
病院事業佐藤副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 日赤の累積債務につきましては、今回の
統合再編とは切り離して、日赤内部で検討するということになっております。また、
指定管理料につきましては、
赤字補填ということではなしに、今後、
指定管理業務を検討する中で検討させていただきたいと、このように考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) よろしいですか。
太田委員。
○委員(太田一誠君) まず、設備のほうなんですけども、院内に食堂とかカフェみたいなものはございますか。ということと、それから、公共物の建物において、木質化、県産
材有効利用とか、
丹波材有効利用というのをどのように考えられているのかというところら辺ですね。
それから、
院外薬局というんですか、薬局についてどのようなお考えをされてるのかということを3点お願いします。
○委員長(
西本嘉宏君) 兵庫県
病院事業佐藤副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 私のほうから、
来院者用の食堂ということですが、来院者が飲食できるようスペースの確保を含めて現在検討中でございます。
また、
院外薬局につきましては、
予定地周辺への民間の調剤薬局の進出が期待されることから、県としましては直接
院外薬局の誘致と、こういったことは考えてないところでございます。
○委員長(
西本嘉宏君)
波戸岡兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長。
○兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長(
波戸岡誠君) 木質化についてお答えさせていただきます。
木質化につきましては、県も推進しておりますということで、病院という性格ですので、部屋の中にたくさんというわけにいきませんが、ホールですとか、効果的な内装の
木質化等を考えていきたいと思っております。
○委員長(
西本嘉宏君) よろしいですか。ほかに。
田坂委員。
○委員(田坂幸恵君) 今現在も
柏原病院、また日赤でもされてるかもわからないんですが、新しい病院で
聴覚障害者に対応した病院となるのでしょうか。それは、X線を撮影するときの
体位変換指示、また診療の
呼び出し等はどのようにされるのかお聞きをいたします。
○委員長(
西本嘉宏君) 兵庫県
病院事業佐藤副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 今後、具体的に病院の中の診療とか
運用体制を計画する中で対応を検討していきたいと思います。いましばらくちょっとお待ちいただきたいと思います。
○委員長(
西本嘉宏君) ほかに。
山本委員。
○委員(
山本忠利君) 1の柏原新病院のほうについてお尋ねしたいと思うんですけど、今320床となっておりますが、
終末期ケアとか
緩和ケアとか、そういう
ベッド数ですね。それと、慢性期の機能を回復期を入れるのも、その新病院のほうで
ベッド数を配置していただいてるというふうに聞くんですけど、その内容がどれぐらいの
ベッド数に両方なってるのかお聞きしたいと思いますけど。
○委員長(
西本嘉宏君) 兵庫県
病院局企画課元佐副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) いわゆる
緩和ケアにつきましては、現行の
柏原病院で既に実施をしておりまして、現在20床であります。ですので、基本的には20床を設置したいというふうに考えております。
それから、今までは
柏原病院につきましては、急性期と
緩和ケアの病院でございましたが、一方、
柏原赤十字病院におきましては、いわゆる回復期の医療もやっておられたということで、新病院につきましては、その機能も引き継ぐということで、
基本計画としております。回復期につきましては、回復期、
リハビリテーション病床、それから、
地域包括ケア病床を、それぞれ47床と50床ということで、
基本計画を考えております。
○委員長(
西本嘉宏君)
山本委員。
○委員(
山本忠利君) そうすると、
緩和ケアの今までの20床は、今の
柏原病院にある20床にすると。それから、回復期については、
回復リハビリとかねて、47床と50床ということは97床ということになるんですね。
○委員長(
西本嘉宏君) 兵庫県
病院局企画課元佐副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 委員、御指摘のとおりでございます。
○委員長(
西本嘉宏君) ほかにありませんか。
太田委員。
○委員(
太田喜一郎君) 先般で小児科の医師が退職されたんですけども、それはまたすぐに補充もしていただいたのは感謝しているんですけども、まだまだ日曜日の夜間は小児科の輪番がない状態だと思います。そんな中で、小児科と産婦人科は子育てや人口減少問題にとって重要な部署であると思うんですけども、その
輪番体制ですね。それは、今後も同じようにしてもらいたいと思っておるんですけども、その見通しですね。そういう考え方はちょっとお聞かせ願えたらと思います。
○委員長(
西本嘉宏君) 兵庫県
病院事業佐藤副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 6月末に
ドクターが一人退職したことによって、大学等に働きかけて、専攻医の確保ということはとりあえずできたところです。それで今現在、委員御指摘の少し御迷惑をかけてる状況でありますけれども、
神戸大学とも非常にたびたび話し合っております。それで、先ほど申し上げたとおり、
神戸大学の
地域医療循環型システムができてから、
神戸大学の教授の中にも
柏原病院は
丹波地域の
中核病院だと、このことは非常に意識していただいておりまして、この地域の産科、周産期を守らねばならないと。このことは非常に意識していただいてるところです。ただ、新
臨床研修制度ができてから以降、大学の教授が行けといってもなかなか行かないところがございますので、いましばらくお時間をいただきたいと思いますけれども、大学として、この地域の周産期を守ると。守るという意識はしっかりもっていただいておりますので、我々も引き続き努力していきたいと思っております。
また、我々の
奨学金制度の中でも、
地域医療確保奨学金制度、
柏原病院に行かないかという制度と、産科・
小児科医制度というものございますので、そういったことも活用しながら今後対応していきたいと思います。ちょっと今の段階で目途というのはちょっと申し上げかねるんですけれども、委員御指摘のことはよく理解しておりますので、努力していきたいと思います。
○委員長(
西本嘉宏君)
太田委員。
○委員(
太田喜一郎君) 輪番については、どうお考えておられますか。
○委員長(
西本嘉宏君) 兵庫県
病院事業佐藤副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 今現在、専攻医ということですので、少し日曜日ですか、状況になってますので、それは4月の体制がどうなるかによるかと思うので、そのことについては大学の教授とも話しております。まだ確たることはちょっと今の段階では言えない状況でございます。
○委員長(
西本嘉宏君) ほかにありませんか。
岸田委員。
○委員(岸田昇君) まず、駐車場の件でお尋ねするんですが、無料でというように申されましたので、我々市としては、何も県に合わせて無料化を考えるということとは別に考えますので、そういう場合の整合性をどのようにお考えになっておられるのか。
それと、このところは、かなりの水害というんですか、調整が必要なところなんですが、駐車場に設けると言われるのは、駐車場の表面のところにためる貯水か、それとも、地下というものに設けておられるのか。じゃあ、そのいわゆる規模ですね。規模はどのような計算を持ったものを貯水としてお考えになっておられるのか。3点ほどでしたか。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、兵庫県
病院局企画課元佐副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 私のほうから、駐車場の料金のことについてお答えさせていただきます。
先ほど、副管理者が申しましたのは、近接する、いわゆる商業施設が無料化ということに合わせて無料化の方向で検討するということを申し上げました。ただ、市の
関連施設について、我々、有料、無料ということをお話はまだ現在聞いておりませんので、当然、市の施設との整合性ということも含めて、総合的に判断していきたいというふうに考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
波戸岡兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長。
○兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長(
波戸岡誠君) 駐車場での貯水についてお答えいたします。
駐車場で貯水ということですけども、約20センチぐらい駐車場に、全部ということではなくて、今検討中ですけども、例えば職員駐車場とか影響のないところで水深20センチぐらいで、今計画しているのは3,000トンを貯留するような方向で、今検討しております。
○委員長(
西本嘉宏君) 岸田委員。
○委員(岸田昇君) 無料化という駐車場の件ですが、先ほどの答弁では商業施設が無料化、あの近辺は。商業の施設に有料というのはなかなかないですよ。それを同じように公共施設を当てはめて考えようというのは、かなり無理な回答じゃないかというように思うんですが、本当にそれでよろしいんですか。
それと、市の駐車場と県の施設というのと、市の施設というのとは、どのように線引きをされるのですか、駐車場は。その点聞かせてください。
それと、雨水20センチ浸水、3,000トンですか。我々は市民に説明する責任があります。あそこはかなり四ケ村といって、相当の水には神経を使われてる地域なんです。じゃあ、この3,000トンという積算根拠、それをきちっと示していただいて、そして、せっかくです、商業施設ならばかなり無理した形でじゃない、一応の規制のかかった貯水量をするんですが、公共であって、そこに余分に貯水をしてやろうというような、そういう思いやりの公共施設の貯水というものを考えていただけないかなと、私は思っておるんですが、その辺の考え方。それと、ゆめタウンは、現在駐車場に雨水路を調整をするようにしております。雨が降るたびに、お客のお車は移動をさせます。たまには浸って弁償問題も出ます。そのようなことも現状としてある場所で、駐車場の雨水というものはいいのかなという、再考の考えはいただけないかなと思うんですが、いかがですか。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、兵庫県
病院局企画課元佐副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 駐車場の料金の件でございますが、周辺施設ですね、商業施設、それから施設、それぞれ有料、無料、一つに合わせておかないと、一方で有料で一方で無料になりますと、どうしても無料のほうに行ってしまいます。それぞれの本来使用すべきお客様、患者様の不便を来すということで、丹波の柏原新病院に限らず、
県立病院、また公共施設、おおむね周辺の駐車場と合わすという方式に考えておりますので、今回もそれぞれ協議をして決定してまいりたいというふうに考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
波戸岡兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長。
○兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長(
波戸岡誠君) 駐車場の貯留量についてですけれども、少し繰り返しになりますけれども、まず、
工業団地には一応貯留施設がございます。基本的には今回の敷地の貯留量もそこで一定量は見ておるんですけれども、本来であれば、実は幾つか古い基準でつくられてるためで、
工業団地の貯留施設の貯留量が少し足らないんですけど、足らずを本来なら病院で確保すればそれで足りるんですが、それでは県の施設として周辺の
浸水地域ということを考えますと、一定プラスアルファという考え方で、まず
工業団地の貯留量についてはないものとして考えて、本来、病院の敷地で貯留に降る雨をためる量を、まず病院内で貯留量を確保するということで、
工業団地にある病院の分は余裕分ということで考えております。3,000トンの根拠については、今、詳細詰めてるところですので、最終的に地元の方にもきちっと説明できるような形で整理したいと思っております。
○委員長(
西本嘉宏君) 岸田委員。
○委員(岸田昇君) 最後です。やはり、この柏原のまちの中の銀行なんかにお勤めの従業員の方ですら、それぞれが駐車場を確保して、料金を支払って勤務をされておるというのが民間の現状です。そのようなところで、従業員の皆さんのお考え方もその辺のところは合わせてお考えいただいてるかなというようなことも思っております。その辺のところはまた調査をして、
県立病院が無料化だと言われても、この辺の市立病院なんかは有料が多いですので、その辺の整合性をちょっと考えて聞かせていただいたということで、参考にとめていただきたいと思います。
それと、あそこは5万2,000平米ですか。5.2ヘクタールという面積の中で案分して県、市が使っていくというような面積になってくると思うんですが、やはり、ある一定県の地域というもので考えたときには、あの面積の中で今の現状になったら、雨水が何ミリ降れば、どのような浸透があって、それで表面に流れていくんだと。それを一時とめれば、何時間でとまれれば、雨水というものが今の現状からいって影響を与えないんだというような地下浸透のそのような計算をしたようなものがお示しいただけないかなというふうに思うんですが、いかがですか。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、兵庫県
病院局企画課元佐副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 委員御指摘のように、駐車場の料金につきましては、近接との近郊並びに地域の実情、そういったものを踏まえて、総合的に検討してまいりたいというふうに考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
波戸岡兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長。
○兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長(
波戸岡誠君) 駐車場の貯留量の根拠を示してほしいということですけれども、今、基本設計中ということもありまして、その後、実施設計というところで詳細な設計をしますので、その中で今委員おっしゃったことについても整理して、またお示ししたいと思っております。
○委員長(
西本嘉宏君) 木戸委員。
○委員(木戸せつみ君) ①の診療科の内容なんですが、現在26科あるということ、これちょっと私も一応調べるんですが、それの資料をいただきたいのと、新しいのが8科で、神経内科、
リウマチ科、腎臓内科、乳腺外科、救急科などですから、あと3科は何になるかということと、腎臓内科は透析やらシャントができるんでしょうか。神経内科、これ脳神経の部分、脳溢血とか、そういうのへの対応は今もされてるのですか。そこら辺がちょっとはっきりわからないんですが。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、元佐兵庫県
病院局企画課副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 新病院の診療科等の詳細の資料につきましては、新病院の
基本計画に記載されておりますので、また議会事務局等を通じてお届けできるように、事務局にまた御連絡をしておきます。
なお、新病院における新設診療科の全貌でございますが、ちょっと重複にはなりますが、神経内科、血液内科、
リウマチ科、腎臓内科、それから、消化器外科、乳腺外科、救急科、病理診断科です。ただ、救急科につきましては、今年度、医師が赴任していただいたということで、
基本計画のときには救急科、表号しておりませんが、もう既には表号はしております。
それから、いわゆる血液浄化、いわゆる透析につきましては、現在の
柏原病院では実施しておりませんが、新病院では実施するという方向でございます。いわゆる透析の導入ということに加えまして、いわゆる慢性期の透析につきましても、地域のほかの
医療機関と役割分担、連携しながら、ただ、
若手医師の経験、修練の場というようなことも含めまして、一定、地域等の役割分担の中で透析は行っていく予定でございます。
脳神経外科につきましては、現在、神経内科で一定診療は可能になっております。ただ、いわゆる脳神経外科という形で開頭術等は今現在行えない状況でございますので、できる限り新病院の中でも脳の病気、現在いわゆるt-PA治療といいまして、開頭せずに血栓を溶かすお薬があります。ただ、それは発症から4時間程度の状況でしか使えませんので、一定の脳の救急についてはしっかり対応できる、そういったものも含めて新病院で対応できるように医療機能を確保していきたいというふうに考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) ちょっと健康部長に聞きますけれど、今、木戸委員から新病院の診療科の内容についての資料等について要求ありましたけれど、これ平成26年12月18日の議員総会において出された資料の中には、新病院の診療内科等々ずっと記載があるんですけども、これは基本的に変わってるんですか。変わってなければ、その資料がなかったら出していただいたらいいんですけど、これが間に合えば、これでいいんですけれども、どうでしょうかね、それ以降。平成26年12月18日に出されているんです。ちょうど1年前ですけど。
暫時休憩します。
休憩 午後3時40分
───────────
再開 午後3時41分
○委員長(
西本嘉宏君) 再開いたします。
健康部長。
○健康部長(高見克彦君) 基本的に前回、岡本副管理者、前の副管理者ですが、来られたときの説明から中身的には変わってませんが、新しく県の
基本計画ができておりますので、それを資料としてお出ししたいと思います。
○委員長(
西本嘉宏君) 木戸委員、よろしいですか。
○健康部長(高見克彦君) 県のホームページに載っているのは載ってます。
○委員長(
西本嘉宏君) ホームページにも載っているわけですね。
○健康部長(高見克彦君) はい。
○委員長(
西本嘉宏君) 木戸委員、よろしいか。
○委員(木戸せつみ君) 名目は。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、兵庫県
病院局企画課元佐副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 「
県立柏原病院と
柏原赤十字病院の
統合再編基本計画」でございます。
○委員長(
西本嘉宏君) では、ほかにありませんか。
横田委員。
○委員(横田親君) 1点、2025年ですね、
地域包括ケアシステムの実現に向けてというところがあります。そこで、この新病院は丹波市のみならず、ほかの地域も恐らく非常に有用に使いたいというふうに考えた上で、このまちのみならずの
地域包括ケアシステムの重要な拠点になりそうだなというふうに感じてるんです。そのときに、この
地域包括ケアシステムについての考え方を県とどうやりとりしていくのかということがわからないなと。病院局の方とお話していくと十分にその答えは出していけるのか、これは考え方としてのことなんですけども、この包括ケアシステムというのは、市だけで考えていても絶対答えは出ない話で、僕らこういう機会をいただく中で、ようやく県の施設として、例えばこの地域でいくと、多可町であったりとか朝来市とか、その辺もどういうふうにこのまちだけのものではないものをどう扱っていくのかなと。県としてはどういう考えを持ってるのかという、この機会じゃないと聞けないかなと思って、ぜひそのあたりもしお聞きしてもよいようであれば、教えていただきたいなと思います。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 難しいところはあるんです。というのは、我々
病院事業というのは病院の運営ということなんで、病院の運営していく中で当然ながら
地域包括ケアシステムの中核として担うということなんですけれども、そういう意味でいいますと、そういう延長線にはあるんですけれども、この地域、例えば丹波市を超えて、例えば多可町とか、そこも含めてということになってくると、圏域を超えたような形になってくるのかなと思います。それはちょっと我々も県の中の行政の保健の部局とも話し合ってしていかないといけない。それで我々自身が病院を運営していく中で、言葉というのはなれですけど、診療圏域として広げていく中で、県の行政部門と話していくと。こういうことになるのかなと思います。それで、やっぱり、こういう医療の分野って非常に微妙でして、それぞれ地域のナショナリズムがありますから、我々の病院が中心やと。
柏原病院の下に地域包括ケアの中に飲まれたくないという意見もあるかもしれませんし、そこはちょっと我々も宿題として、我々自身は
柏原病院の機能を果たして大きくするためには、丹波市だけでなしに、もっと広い圏域での地域包括ケアの中心になるべきだと考えてますけれども、そのことに我々だけがぱっと入れてしまうものでもないので、県の保健部局とも少し話していきたいなと思っております。
○委員長(
西本嘉宏君) 横田委員。
○委員(横田親君) ありがとうございます。そういう意味では、恐らく圏域を単位に、県なんでということだと思います。圏域を単位に包括ケアシステムは計画されているということなんだと思うんです。でも想定外に圏域を超えてラインされるということがあるかもしれないなという意味では、ちょっと読めないと思うので、それはわかりました。そこで、今じゃあ答えられないなら結構なんですけど、
柏原病院はどのエリアを包括する
地域包括ケアシステムの中核施設になるのかというところの構想があるんだったら、それを聞いておきたいなというところはあります。
もう1点が、いわゆる、この
地域包括ケアシステムというのは、病院だけではなくて地域がどう医療に対してかかわっていくかという、自主的な考え方がすごく大事になってきて、例えばスポーツを通じて自分のケアをしていくだったりとか、自分たちの範囲で病院に頼らなくてもできることはやっていこうみたいなことを、恐らく僕たちのまだイメージできてないところで、丹波市内ではやっていかなきゃいけないことが多分あるんだろうなと思ってるんですよ。要は自助って何なんだろうみたいな、この包括ケアシステムにおける自助って何なんだろうということを恐らく見据えてるのは、県の方のほうが見えてる部分があるんじゃないのかなと思うので、実際それが組み上がったときに、もう一度戻しますけども、
柏原病院というのは、どのエリアの地域ケアシステムの中核になるのか。丹波市だけのことを考えていて僕らはいいのか。じゃあそれを考えるときに、要は丹波市の中で
地域包括ケアシステムを構築していくときに僕らは僕らでやらなきゃいけないことがあると。県はそこに対して市の努力として、また市民の努力として、こういうことをやってほしいという思いはどういうものがあるのかなというのをお聞きしたいなというふうに思ったんです。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、元佐兵庫県
病院局企画課副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君)
基本計画を策定するときに、丹波市も含めて議論させていただいたんですが、まず、
地域包括ケアシステムというものにつきましては、一義的は市、町単位で考えておられます。ですので、
地域包括ケアシステムというふうになことでいいますと、丹波市を対象としております。ただ、我々は先ほど申しましたように、医療の部分に関しましては丹波市の柏原新病院につきましても、引き続き丹波医療圏域の
中核病院としての役割を果たしていくということでございますので、そのときに、それぞれ篠山市等が医療については新病院と連携していくということはありかなと思っております。
○委員長(
西本嘉宏君) 平井委員。
○委員(平井孝彦君) 2番の
地域医療総合支援センターなんですが、先ほどの御答弁の中で県が運営をされていくと。
診療体制に関しては検討というようにお聞かせをいただきました。計画の中では総合診療科外来ということで、内科、小児科、外科対応という形で示されているんですけれども、ちょっとそういった総合診療というのは、どういう診療になるのか。内科医が全て1診、2診、3診で、医師が3人体制というようにお聞かせをいただいているんですけれども、そこら辺もうちょっと詳しく説明いただきたいのと、それから、整備のスケジュール、平成27年度に基本設計、実施設計と終えて、平成30年度内に開設というように整備スケジュールがなっているんですけれども、今大分実施計画まで考えると時期がずれ込んでいるのかなというように思うんですけれども、平成30年度内に開設ができるのかどうかだけ確認をさせていただきたいというように思います。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) まず、総合診療ということです。委員の皆さんもよく御存じだと思うんですけれども、今、医師不足の中で、循環器であったりとか腎臓内科であったりとか、いろんな診療科の
ドクターを全てフルセット、それぞれの地域で育てる、確保するのは難しいということになってます。そういった中で総合診療能力は何かというと、プライマリーに全ての全体を見れるということになります。今、秋田院長を含め、我々が考えているのは、この地域、この
総合支援センターを中心として、そういった能力を身につけられる、若手がそういった能力を身につけられるような
センターにしようというふうに考えているところです。そういった意味では、内科が基本になって、内科から入っていって、いろんな全身を見れると。こういった
ドクターを育てるということ。それで、体制につきましては、今後の
医師確保であったりとか、秋田先生のお考えの中でまた詰めていくこととなりますけれども、考えのコンセプトとしては、若手
ドクターの修練の場面であり、秋田先生のような、総合診療能力を持っておられる医師が、その医師を指導していくと、こういうことになるのかなと。秋田先生、あるいは、
柏原病院の片山先生のような総合診療能力を持っておられる医師が若い
ドクターを指導して、専門医に行くまでの間のきちっとした診断であったりとかいうことができるように、その修練の場面というふうに考えております。それで、当然ながら平成30年度に計画しているところです。
○委員長(
西本嘉宏君) 平井委員。
○委員(平井孝彦君) 総合診療ということは大体わかります。それで、この医師が3名程度というふうにお聞かせをいただいているんですけれども、そういった経験豊富な総合的に見られる医師が3人配置されて、そして人材育成が図られていくのか。今言われてるような、最初の3人のしっかりというと失礼にあたるんですけども、経験豊富な医師が3人常駐されるのかどうか、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 総合診療そのものが、例えば尼崎市でもER総合診療ということでやっておりますけれども、決してベテラン
ドクターだけでしているわけではないです。むしろ若い
ドクターを育てるという意味では、診察というのは若い
ドクターがして、ベテラン
ドクターはきちっとフォローする。例えば、私この3月まで豊岡病院組合におりましたけれども、豊岡市の総合診療のトップの
ドクターは、若い
ドクターがやった診察を全てチェックしてます。入院患者、外来患者、そういった姿勢、態勢が一番大事。それが若い
ドクターを育てる仕組みになるのかなと。それで、体制3名につきましては、今、秋田先生と、もう一人、見坂先生という
ドクターを確保できておりますので、もう1名ぐらい確保できれば万全かなと思っておりますけれども、それが確保できないから総合診療できないというようには思ってないです。片山先生もおられますし、見坂先生、秋田先生もおられますので、そういった医師の指導の中で、若い医師にとってみれば、将来にわたって上の
ドクターから指導を受けるというのが一番の勉強になりますから、そういった
仕組みづくりをしていきたいなと考えてるところです。
○委員長(
西本嘉宏君) ほかにありませんか。
坂谷委員。
○委員(坂谷高義君) 1点だけお聞きするんですけど、一番目のところで副管理者がおっしゃった
医師確保ですね。一番、我々はこれ懸念しとったことで、どうなのかなと思ったんですけども、何か聞いてたら県の養成医師の中で今されるのは10年後に100名ほどになるんやということを聞いて、それで我々の開院するときにも、一番医師のこれを心配しとったんですけど、その話を聞きましたので、ちょっと胸をなでおろしてるところなんですけど、もう一度確認しますけども、養成医師といったら、
奨学金制度でされよる地域に
但馬地域に行ったり、そういうあれですか。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 養成医師制度といいますのは、自治医科大学、兵庫医科大学、あと
神戸大学に
地域医療枠というのを設けております。
神戸大学、岡山大学と鳥取大学にも
地域医療枠を設けておりまして、そういったトータルで県がふやしておりますので、先ほど申し上げたように、10年後には100名近い数字になってまいります。ただ、これは全て丹波市に来るわけでもございませんでして、当然、西播磨も干上がっておりますので、そういったときに、丹波市に来てもらうために何かといったら、やっぱり教育機能です。ここへ来たら勉強できるね。なおかつ、この地域で居心地がいいねということであれば、当然ながら若い
ドクターの希望もされるでしょうし、精いっぱい努力して確保していきたいと思いますけれども、100名ふえると母数はふえるんですけど、あとは我々どう努力していくか、その中の何人を我々は確保できるか。我々の努力と考えて。
○委員長(
西本嘉宏君) よろしいですか。
山本委員。
○委員(
山本忠利君)
ヘリポートの件でお尋ねしたいんですけど、今いろいろと一番市民が心配されるのが救急だと思うんです。だから、この新病院ができたら、いわゆる救急車が10分で入って、今10分以内で丹波市全部救急車が行くようにやっておるわけですけど、ただ、そこで1時間も40分も待たされるというのが現状なんです。だから、それを新病院に行ったら、もうどういうことで仕分けして、すぐどこかに行けるように、もし3次救急やったらヘリ飛ばすとか、1次救急は重篤患者であればそうなりますわね。そういうことができるように新病院はしていただきたいということなんですけど、そういう形はできるのかということと、いわゆる結局、心配されるのは普段はゆっくり
柏原病院に行って特命教授が来ようと、そのような重篤患者が来たら見てもらうというように検査しても、結果が今現在なってますわね。ただ救急はそれが一番ネックやと思うんです。疲弊したときも、言われたように臨床研修医になって疲弊したときも、救急で亡くなられるという方が多かったもんで、一番懸念されると思うんで、そういう病院をしてほしいということが市民の願望が強い点がありますので、お尋ねするのはそういうことの
ヘリポートの行き先ですね。今現在、豊岡市の公立病院ということなんですけど、加古川医療
センターもありますわね。それから日赤の神戸日赤の中に救命救急
センターへも飛びますね。そういうことをここは
但馬地域に飛ぶより気象の関係で安全な加古川市とか、そんなのがみないいん違うかという気も。15分同じぐらいの距離ですし、それで県が変われば反対も飛べるという形になるんですけど、まず県内であれば、そういうところの方向が、今後行けるようになるんでしょうか。あくまで豊岡公立病院一辺倒なのか。その辺をちょっとお聞きしたいのと、新病院が救急車が入ったら必ずそこで見られる分は見て、重篤であればすぐ仕分けができるようになるのか。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 当然、
ヘリポートができますので、飛んでくれるようになります。別に豊岡市に限らず、当然ながら加古川市からということもありますので、新病院の救急のあり方については、どこからヘリが来るかということも含めて検討していきたいと思います。
それで、当然ながら救急というのは、どこの
医療機関の整備でも地域の一番大きな課題だと思います。それで、今、秋田院長を中心に、総合診療能力の高い医師というのは救急を基本的に断らないというのが基本になってますので、そういった意味できちっとしたトリアージができて、そして、ここでできないということは迅速に運べると。これは我々も委員おっしゃるとおり、理想の救急と思ってますので、そういった形をつくっていきたいと考えてるところです。
○委員長(
西本嘉宏君) よろしいですか。
それでは、次、後半のほうの質疑に入ります。
新病院と
地域医療総合支援センター(仮称)ですけれども、この用地についてをお伺いいたします。
これは、市が負担すべき面積及び単価については、市のほうに対してどのような提案をしようとされているかをお尋ねいたします。
4つ目、新病院への交通アクセスです。
新病院への交通アクセスについて県の考え方の対応についてどのような構想をもっておられるかをお伺いしたいと思います。例えば、バス、自家用車のアクセス経路、JR利用者対策等々です。
それから、5番目は、看護学校の寮についてであります。
看護学校は、県と市の協定書の中で県の財政支援について示されておりますが、学生寮についてもこれに含まれると解されているかをお尋ねをいたします。
6つ目、病院跡地利用の考え方であります。
1つ目は、現在の
県立病院の跡地約5万平方メートルあると言われておりますが、この跡地利用についての基本的な考え方についてお伺いをいたします。
2つ目、県のほうでこれまでの移転により建設された県立淡路病院や県立尼崎病院、県立塚口病院の跡地等について県はどのような対応をされてきたのか。そして、市の提案とか要望は
受け入れられるものなのかをお尋ねをいたします。
以上、よろしくお願いします。
参考人、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) まず、新病院と
地域医療総合支援センターの用地についてですが、市が負担すべき面積につきましては、設計内容を踏まえて決定することとしまして、単価につきましては施設開設までに市と調整させていただきたいと思っております。なお、単価につきましては、市の財産行為に必要な所定の手続に沿って調整させていただきたいと考えております。
4点目の新病院への交通アクセスについてですが、どのような構想を持ってるかということですが、現在の
柏原病院、
柏原赤十字病院の患者はおおむね自家用車で来院しておられます。新病院についても同様と想定しておりますことから、まずは自家用車によるアクセス対策が重要と考えております。このため敷地東側と西側の2方向に車両出入り口を設け、自家用車のアクセス経路の分散化により国道176号等への交通集中を避けるなど、市と協議しながら円滑な交通アクセスを確保することとしております。その他、公共交通機関のアクセスにつきましては、新病院までのバス路線の確保等につきましてはバス会社、丹波市と今後協議を進めていきたいと考えております。
5点目の看護学校の寮についてでございますが、看護専門学校の建てかえ整備にかかる県支援額につきましては、現在、学生寮の取り扱いも含めまして、県の財政当局と協議しているところでございます。
6点目の病院跡地の考え方でございますが、跡地利用の方針につきましては現在未定でございますが、市の意向も踏まえつつ有効な活用方法を検討していきたいと考えてます。これまでの移転により、建設された県立淡路病院とか県立尼崎病院、県立塚口病院の跡地についてですが、県立淡路病院の跡地につきましては、複合型の福祉の拠点としまして特別養護老人ホーム等が整備される予定でございます。また、県立尼崎病院の跡地につきましては、民間病院が購入され、病院が整備されることとなっております。県立塚口病院の跡地につきましては、民間不動産会社が分譲マンション等を整備される予定ということになっております。跡地の利用の方針につきましては、丹波市の意向も踏まえつつ有効な活用方法を検討してまいりたいと考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) 一通り御答弁いただきました。それぞれ委員の皆さんから質疑をしていただきますが、前も申し上げましたように、質問要旨は簡潔に、そして重複しないようにできるだけお願いしたいと思います。
それでは、どうぞ、挙手でお願いします。
西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 前にちょっと病院局の方に議員総会のときにお尋ねしたときに、交通アクセスの問題ですね。北播磨総合医療
センターではバスが巡回していると。その点について、そういう考えは県はもっておられないんですかということをお聞きしたんですけども、そのときは検討中ですということで、今の回答だったら、もうそれは考えておられないということですか。私らとしては、そういう巡回バスですね、ぜひとも県のほうとしても考えていただきたいのというのがあるんです。それが1点。
それから、看護学校関連ですけども、学生寮は今協議されておると言われましたけども、学生寮に隣接している体育館ですね。体育館についてはどうお考えなのか。2点お伺いします。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 例えば、北播磨の総合医療
センターやっているような、こういうこともあるんですけれども、いわゆるこういうことをすると、既存の交通機関の利用者の減少ということもありまして、丹波市内の公共交通の利活用の流れを崩すと、こういう懸念もあるところです。交通機関によるアクセスの必要性というのは認識しておりますが、新病院までのバスの路線の確保につきましては、バス会社、丹波市と今後協議を進めていきたいと考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、元佐兵庫県
病院局企画課副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 看護専門学校の支援につきましては、先ほど答弁申しました学生寮と合わせまして、体育館の部分についても、その取り扱いについて県の財政当局と協議中でございます。
○委員長(
西本嘉宏君) 西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) 体育館についてはわかりました。公共交通のことなんですけども、例えばお年寄りの方に特に交通の便が悪い地域だったら、バスに乗って、電車に乗って、階段上がり降りして、そして、また石生駅から、柏原駅から歩いて来なさいと、こういうことになると思うんですけども、ぜひとも私としては、そういう巡回バス等、市とも話してほしいなと思うんですけども、検討してほしいなという気持ちが強いんですけども、もう一回だけお答えください。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 委員おっしゃるとおり、公共交通機関のアクセスの必要、これはあると思います。ただ、そういうような巡回バスということではなしに、バス路線の確保ということで、バス会社、丹波市と協議していきたいと思っております。
○委員長(
西本嘉宏君) ほかにありませんか。
前川委員。
○委員(前川豊市君) まず、3番のことに関連してですけども、その前に、今よその県内の2カ所の病院の跡地どうのこうのとか、活用とか教えてもらいました。それらの土地は県が買収して持っていた土地なんでしょうか。というのは、丹波市にも県のいろいろな施設があって、例えば丹波年輪の里というのがありますよね。あれは県が土地を買収といいますか、お金を県が出されてこれは県の土地になってる。ところが、
県立柏原病院、これは前身の結核病院ですね、御存じだと思います。このときには、今の年輪の里のように同じような買収の仕方ではなかったと思うし、それから、その当時の氷上郡の6つのまちと二十数の村がいろいろ提供したり、いろいろしている経過があります。整地費も出したりとか進入道路も全部地元提供としたりとか、相当負担といいますか、出している経過があるんで、先ほど言いましたように、他の県の病院の部分と全く同じ条件の扱いなのか、ちょっとまずその辺をお聞きして、そして3番のほうと関連、後で聞きます。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、元佐兵庫県
病院局企画課副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 先ほど、御答弁させていただいた3カ所につきましては県所有地でございました。あと委員御指摘のこれまでの経緯等、十分承知しておりますので、そういったことも踏まえながら丹波市と協議させていただいて、跡地のほうについては検討させていただきたいというふうに考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) 前川委員。
○委員(前川豊市君) というのは、他の病院とは若干違う状況だという認識をいただいとったら、ぜひその辺を踏まえて3番の市が負担すべき土地のことについて、または看護学校の用地にも関係してくるんではないかと思うんですけれども、今も申しましたように、この
柏原病院、そして看護学校の用地のあそこも町有林であったりする土地を削って提供したりとか、若干、県の負担ももらったのか、ちょっとその辺は定かでない部分があるんですが、いずれにしても、相当地元は協力をしてきた経過がありますので、よその土地のように県の所有地やから同じように土地を買えよと、単純にならないように、その経過なんかを踏まえて、3番でいきますと、市が負担する面積なり、例えば単価の土地についても、それから看護学校の用地に関しましても、その辺はちょっと十分協議、話し合いをしてほしいなというように思いますので、ぜひ御検討いただけるようにお願いしたいと思います。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、佐藤副兵庫県
病院事業管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 委員御指摘のとおり、設計内容を踏まえて今後、面積、あるいは単価につきましては市と調整していきたいと思います。
○委員長(
西本嘉宏君) ほかにありませんか。
太田委員。
○委員(
太田喜一郎君) 新病院への交通アクセスの中で、おおむね自家用車の対応をしていくということで、西と東に分けてという分散なんですけども、先般、私も丹波市の道路整備計画審議会を傍聴させていただいて、東側から入る道路は市として対応をしていただくように、ほぼ決定してきていると思うんですけども、途中でとまってしまって、今の
工業団地に新病院と土地との連結ですね。これがまだ何か示されてないと思うんですけども、県としての考え方はどのように思われとるかだけお聞きしたいんです。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 当然ながら、176号の交通渋滞対策、東側の道路アクセスというのは必要と考えています。当該区間については新病院と市施設、両施設への供用の東側進入路ということになりますので、今後、県としては役割分担のもと共同で整備していきたいと、こういうふうに考えているところです。
○委員長(
西本嘉宏君) よろしいですか。
ほかにありませんか。
岸田委員。
○委員(岸田昇君) アクセスということで、当然新道なり、またその周辺の176号ですか、あの辺交差点改良は当然必要となってくると思うんですが、市の市道と県道、市道と国道というような交差点改良になってくるんですが、その辺のいわゆる持ち分というんですか。その辺のところはどうお考えなんですか。市もたくさんお金使ってますんで、県のほうでどうぞその辺のところお願いしたいという気持ちで申し上げておりますので、答弁いただきたいと思います。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、元佐兵庫県
病院局企画課副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 県と市の共同事業が円滑に進むよう、今後検討してまいりたいというふうに考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) 岸田委員。
○委員(岸田昇君) 例をとれば、そういうところもかなり県との協議で交差点改良するところあるんですけども、私の知る限りでは、いつも市のほうが無理をしているというようなことを思っておりますので、ぜひその辺のところよくお考えいただいて、助けていただきたいというように思っております。
○委員長(
西本嘉宏君) ほかにありませんか。
太田委員。
○委員(太田一誠君) 3番の新病院と
地域医療総合支援センターの用地についてというので、ちょっと間違っていたらごめんなさいなんですけど、
ハイブリッド施設群の中核施設として考えているというのはここやったんですかね。
地域包括ケアシステムでそのことについてどういうふうな考え方を持ったらいいのかということと、それで秋田先生とか見坂先生とか片山先生らが言ってるのは、介護が必要になったら介護の人らが通いやすい施設を病院の近くにあったらいいのにな、なんかおっしゃったことをちょっと聞き逃してないというか、あったらいいのになというのは重要かなというふうに思うので、その辺を新病院の跡地活用とか、あるいは今度新病院が中核になるところら辺について、どういうふうに市民として考えていったらいいのかというところら辺をちょっと指導いただけたらなと思うんですけど。
○委員長(
西本嘉宏君) 跡地利用ですか、それは。
○委員(太田一誠君) 跡地利用というか、
ハイブリッド施設群というのが多分そういうことじゃないかなと思うんですけど。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、元佐兵庫県
病院局企画課副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君)
ハイブリッド施設群について、若干なかなか理解しにくいということだと思いますので、改めて御説明させていただきたいと思います。
我々、
県立病院が新しい病院を整備いたします。また、その一方で隣接して丹波市のほうで診療所、それから、いわゆる予防医療、健診でございますね。それから在宅療養、介護支援という形で、保健福祉施設を整備していただくということとなっておりますので、この保健福祉施設と県立の新病院がハイブリッドとして、性質の異なる二つのエンジンとして一体的に運営されることによりまして、急性期から在宅支援を含む福祉・保健と、そういったところまで切れ目のない医療福祉サービスを提供していくということで、丹波市の
地域包括ケアシステムの
中核的役割を果たすということで考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) よろしいですか。ほかに。
前川委員。
○委員(前川豊市君) 先ほど3番のほう、ちょっと重点置いてたので、ちょっと6番のところで跡地利用、他の県の利用も報告あったんですけれども、そういうものの検討される時期はいつごろですか。例えば、病院がオープンする前には跡地利用は決まってるのか、それとどうなのか。それも決まるのはいきなり県は、これに決まりましたと、こういうようにいきなり発表があるのか。またその間、民間に募集されたり何かされることもあるのか。市との調整はどうなのか。ちょっとその辺、建物の撤去も含めて時期なんかがわかりましたら教えてほしいです。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) さまざまなんです、実は。県立尼崎病院、県立塚口病院の跡地というのは比較的早く決まったんですけれども、県立淡路病院の跡地というのは活用については決まりませんでして、だから新病院できてから後、跡地をどう活用するか検討したところもあります。だから、それはよそから早く引き合いがあったりとか、いろんな動きがあれば、当然ながら地元市とも御意向も聞きますし、そういった中で検討していくということになりますので、どちらかといったら、県立淡路病院の例に近くなるのかなという気もしないでもないですけれども、早く引き合いがあれば、それは地元の方にとっては跡地どうなるかというのは非常に大きな話ですから、いたずらにおくらせる気持ちはないですけれども、必ずしも新病院の検討のときに跡地まで全部決まってたと、こういうことにはなってないところです。
○委員長(
西本嘉宏君) 前川委員。
○委員(前川豊市君) そしたら、ぜひ地元の考えも、そのとおりになるかどうかは別として、意見も出させていただくようなタイミングなんかは十分教えてもらうといいますか、いうたら決まっとったので遅かっただけないように、時期なんかはよく当局との調整をお願いしたいと思います。
○委員長(
西本嘉宏君) 要望でお願いします。
ほかにありませんか。
田坂委員。
○委員(田坂幸恵君) 私の自宅の前が
県立柏原病院なんですね。それで、地元は今もう心配しておりますのは、その病院が移転しても、あと草とか本当に治安が悪くなったりとか、いろいろございますので、そこら辺は慎重に取り扱っていただきたい。それが本当に地元としましたら一番懸念といいますか、病院が前ですので、本当にそこら辺は考えていただきたいなと思っております。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 近隣の方には非常にお世話にもなってますし、今まで病院支えていただいてますので、御不安になったりとか御迷惑かけることないよう、対応していきたいと思います。
○委員長(
西本嘉宏君) 岸田委員。
○委員(岸田昇君) あの病院の予定地のところは、多分土質は二十何メートルという、泥上のようなものだというふうに我々はずっと聞かされておるんですけども、いろいろとパイルの問題で起きてます。ぜひ、あそこの土質状況というものをしっかりと公表いただいて、パイル等においてのくいですね。施工状況もしっかり市民に周知いただくような方法をまたお願いしたいなと思いますが、それでいかがでしょうか。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
波戸岡兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長。
○兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長(
波戸岡誠君) 現場のほうは、ボーリング調査をしておりまして、最終的にまたお示しすることになると思いますけど、地下27メートルぐらいしっかりした地盤がありますので、恐らくそこまで達するくいを設置することになろうかと思います。
○委員長(
西本嘉宏君) よろしいですか。
○委員(岸田昇君) 公表について。
○委員長(
西本嘉宏君) その内容についての公表について。
○兵庫県
病院局企画課病院建築技術班長(
波戸岡誠君) そうですね。今、報告書を取りまとめて等ありますので、また適正な時期にお示ししたいと思います。
○委員長(
西本嘉宏君) ほかに。
ないようですので、私のほうから1点だけちょっと質問よろしいですか。
先ほど、看護学校の学生寮と体育館の件の質問がございましたが、答弁はそれぞれ市と協議をさせていただいてと、答弁なんですけれども、協定書は御存じだと思うんです。その第4条に整備内容についてはもちろん甲、乙、丙で協議するとなってるんですが、その次に、甲は市立専門学校の整備費から合併特例債を活用した場合に措置される地方交付税額を控除した後の丙の実費負担額を支援すると。こうなっております。したがって、聞きたいのは、看護専門学校、本体はもちろんなんですけれども、体育館も、それから学生寮も、それに一体的なものだというふうに我々は理解しております。したがって、質問させていただいたのは、そのように理解をしてもいいですかという質問だったんですが、双方協議してとなっておりますので、それではこの協定の中身というのは、これまではちょっといろいろと裏があるっておかしな言い方やけど、どうなんでしょうか。その辺もう少し明解にお願いしたいなと思います。
参考人、元佐兵庫県
病院局企画課副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 丹波市のほうから、その旨御要求がありまして、現在、我々その御要求を受けまして、県の財政当局と話をしております。ですので、もう既に整備に取りかかろうとしております時期ですので、一定、金額について現在協議をしておりますので、その中で体育館でありますとか、学生寮についても同様に検討しておるというところでございます。
○副委員長(
太田喜一郎君) 西本委員。
○委員(
西本嘉宏君) 最初はちょっとまずかったんですけど、検討しておるというのは、今、財政担当の部局とそういう方向で詰めをしているという理解でよろしいでしょうか。
○副委員長(
太田喜一郎君) 元佐兵庫県
病院局企画課副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 委員御指摘のとおりでございます。
○委員長(
西本嘉宏君) わかりました。
私の質問は終わりました。
太田委員。
○委員(
太田喜一郎君) 病院の跡地の活用方法なんですけれども、先ほどは淡路の病院の特養関係をそういう感じになるんじゃないかなということだったんですけども、県立塚口病院やら県立尼崎病院は、県はプロポーザルで土地の売却も含めて提案を募って進められましたね。丹波市においては、そういうことはないという理解でよろしいですか。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、元佐兵庫県
病院局企画課副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 県立の尼崎病院、塚口病院につきましても、一定内部で検討してまいりました。その中で一定そういうようなニーズがあるということをつかんだ上でプロポーザルさせていただきましたので、先ほど副管理者が申しましたように、まずは地元の声なんかを聞きながら内部でしっかり検討して、しかるべき時期にしかるべき対応ができればというふうに考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) ちょっと追加で申し上げます。さっきの県立淡路病院のようにというのは、特別養護老人ホームができるということでなくて、時期の問題として、県立尼崎病院、県立塚口病院は新病院ができるときに、もういろいろ話があったけれども、県立淡路病院はでき上がってから後になりましたと。
柏原病院はそうなる可能性がありますねと、こういう話であって、目的は必ず特別養護老人ホームになるとか、そういうことを意図してるわけではございませんので。
○委員長(
西本嘉宏君)
太田委員。
○委員(
太田喜一郎君) 今のところは全然どういうことにされようという考えはないということで、そしたら、丹波市の意向は十分に聞いていただけるということでよろしいですか。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者。
○兵庫県
病院事業副管理者(
佐藤二郎君) 当然ながら、この事業全体が市と県一緒にやっていくものですから、市の意向も聞きながらというふうに考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) ほかにありませんか。
山本委員。
○委員(
山本忠利君) そういう時期というようなことがございますので、看護学校は協定書ができてるんですけど、丹波市と医療
センターの契約書もこれと同じような内容のあれで考えが進むんでしょうか。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、元佐兵庫県
病院局企画課副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 丹波市の我々の新病院と
総合支援センターにつきましては、それぞれ県、市が事業主体となるものですので、ただ、看護専門学校につきましては、我々の県立看護専門学校を引き続いて移管していただいたということですので、少し事情が違いますので、当然共同して事業をやっていくということは同じですが、ちょっとその面については性質の異なるものであるというふうに御理解いただければと思っております。
○委員長(
西本嘉宏君) ほかに。
西脇委員。
○委員(西脇秀隆君) せっかくの機会ですので、丹波圏域の
中核病院というふうにずっと聞いてるわけですけども、篠山市とどのような話し合いをされて、篠山市の要求みたいなものはどんなものがあるのか。ちょっとお知らせください。
○委員長(
西本嘉宏君) 参考人、元佐兵庫県
病院局企画課副課長。
○兵庫県
病院局企画課副課長(元佐龍君) 昨年度、我々検討委員会を設置させていただきまして、本日お越しの市長も委員に入っていただきました。一方また篠山市のほうも市長に委員に入っていただいておりました。その席では、やはりまずは救急ということで、
救急医療の重要性、特に脳外科等、御発言がありましたので、そういったことを新病院の
基本計画にも盛り込ませていただいております。また、それぞれ医療、保健部局の担当者とも引き続き密に連携をとりながら、新病院の基本機能について、できる限り篠山市の御意向も十分踏まえながら検討していきたいというふうに考えております。
○委員長(
西本嘉宏君) よろしいですか。
ほかにありませんか。
ないようですので、ここで質疑を打ち切ってもよろしいですか。
(「はい」という者あり)
○委員長(
西本嘉宏君) それでは、参考人に対する質疑はこれで終了いたします。
それぞれ3名の参考人の皆さん、
佐藤兵庫県
病院事業副管理者及び元佐兵庫県
病院局企画課副課長並びに
波戸岡兵庫県
病院局企画課病院建設技術班長様、それぞれ長時間ありがとうございました。
これをもちまして質疑は終わります。
これで暫時休憩をして、委員の皆さんだけ集まって、後の日程を協議させていただきますので、よろしくお願いします。
参考人と当局の皆さんは、これでお引き取りいただいても結構でございます。ありがとうございました。
暫時休憩します。
休憩 午後4時29分
───────────
再開 午後4時55分
○委員長(
西本嘉宏君) 再開いたします。
先ほどの質疑は大変御苦労さまでございました。
それでは、「次回の委員会の開催について」を議題といたします。
先ほど、休憩中に調整をいたしました日程についてを確認いたします。
来年1月13日水曜日、午後1時30分からいたします。よろしいでしょうか。
(「はい」という者あり)
○委員長(
西本嘉宏君) 異議がないようですので、次回の委員会につきましては、先ほど申し上げましたように、1月13日水曜日、午後1時30分からといたします。会場はここの第2
委員会室でございます。当局のほうは健康部長、建設部長、それから福祉部長、副市長ということで準備をさせていただきます。
よろしいでしょうか。
(「はい」という者あり)
○委員長(
西本嘉宏君) 林委員。
○委員(林時彦君) 意見出さなくていいんですか、もう。文書出さなくていいんですか。
○委員長(
西本嘉宏君) それは、とりあえず次回以降で。次のときにそれは申し上げます。
それでは、次回の委員会はよろしくお願いしたいと思います。
閉会に当たりまして、副委員長から挨拶をいただきます。
○副委員長(
太田喜一郎君) 本日は3時という出にくい時間帯で皆さん、御足労願いましてありがとうございました。まだまだ協議をしていかなければならないと思います。先ほどもありましたけども、それぞれの委員が、また次回の委員会までにいろいろな調査もしていただいて、次回の委員会のときには十分な議論ができるように調整を図っていきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたしたいと思います。
それでは、本日の
特別委員会は終わらせていただきます。
御苦労さまでございました。
閉会 午後4時57分...