以上が、主なものでありますが、いずれにいたしましても、
今期定例会でいただきました、これらのご
意見等の趣旨を真摯に受けとめ、さらに住みよい
小野市のまちづくりのために生かしてまいる所存であります。
なお、このたびの
定例会において、岡嶋
議員からのご質問に対し、6期目となる
市長選挙に向けて、新庁舎移転新築やひょうご
小野産業団地の整備など、7つの具体的な目標を掲げてその決意を表明させていただきました。
その際にも申し上げましたが、この20年間、まさに「
小野市が生まれ変わる最後のチャンス」であるとの強い覚悟で「変えよう
小野、変わろう
小野市」というスローガンのもと、全力で市政運営に邁進してまいりました。
これは今後も決して変わることのない思いでありますので、再度申し上げますが、「変えよう
小野」とは、みずからがリーダーシップを発揮して「主体的に
小野市を変えてみせる」という強い決意であり、「変わろう
小野市」とは、
市民もまた
意識改革をして「
市民とともに
小野市を変えよう」というメッセージでありました。
そして、
行政も経営であるという一貫した基本理念のもと、より高度でより高品質なサービスをいかに低コストで提供するかを追求し続けてまいりましたが、今では
小野市の
行政経営のほか、県下一を目指した子育て支援施策や小中一貫
教育を初めとしたさまざまな分野で、全国から1,160件を超える、この件につきましては、10月から11月、きょう私の
手元に入りましたのが、5件あります。山形、広島、佐賀、愛知、大分ということで、この
平成30年だけでも4月から、先ほど言いましたこの5件も入れまして、24件ということであります。いずれにしましても1,160件を超える
行政視察を受け入れるなど、ようやく
小野市の
行政、そしてこの
小野市が少しずつではありますが変わってきたと感じております。
しかし、これは、「変わろう
小野市」という、まさに
市民の皆様自身が大きく変わられたことによる成果であると同時に、これこそが
小野市の“強み”であり、“財産”であると考えております。
集客数が
小野市の人口の3倍にまで膨らんだ
小野まつりしかり、各
地区の
地域づくり協
議会の活動しかり、うるおい交流館エクラにおける
市民活動もまたしかりであります。さらには、
平成11年の
市長就任以来、
情報は
市民の貴重な財産であるととらえ、これまで約1万6,000件のご
意見の
一つ一つに目を通し、全て文書による回答を行ってまいりました
市長への手紙等もまさに
小野市を変えたいという
市民の皆様の思いであり、さまざまな角度から取り組んできたことにより培われた「
市民力」こそが、
小野市が進化し続ける原動力となっていることは、言うまでもありません。
かつての但東町が生んだ
教育者の故東井義雄先生は、「太陽は夜が明けるのを待って昇るのではない。太陽が昇るから夜が明けるのだ」と言われました。当たり前のことかもしれませんが、太陽とはまさに
市民であり、その
市民みずからが太陽となって上れば、必ずや新しい夢や
希望が開けるものと確信をいたしております。この言葉は、ちょうど20年前の私、出陣式の最初の
挨拶で申し上げた言葉であります。要するに、「
市民みずからが
小野市を変える」と、この決意を表明したことがちょうど20年前の話でありました。
今後、地方自治体は、いまだかつてその規模とスピードにおいて人類が誰も経験したことのない人口減少と超高齢
社会の到来を迎えます。「未曾有の危機」または「静かなる有事」とも表現されておりますが、全国の自治体の約半数が消滅する可能性があると言われる中で、もはや
行政だけが全てを担い、持続可能な
社会を築いていける時代ではなく、限られた資源の中で
市民もともに、新しい時代における新しい発想で、新しい価値観を創造し、かつ、共有していく必要があります。
理念なくして
意識改革なし、
意識改革なくして行動なしであります。
小野市においては、後手から
先手管理により20年間取り組んできた成果である
小野市民の
市民力と、
行政も経営であるという一貫した理念のもと、継続し続けるという不断の取り組みこそが、持続可能な
社会を構築し、時代の大転換期を、生き残りではなく、勝ち残っていくためのキーワードであると考えております。
そして、その道のりを示すリーダーとして、また、政治家として不可欠な要素は、熱意・創意・誠意の『3つの意』であると申し上げました。情熱を燃やし、やり遂げるという“熱意”はあるか、前例や固定観念から脱却して創意工夫を凝らすという“創意”はあるか、そして
市民の声に真摯に実直に取り組む“誠意”をもって
対応できるかという、この『3つの意』を改めてみずからに問いかけ、
小野市のさらなる発展に邁進する覚悟であります。
政治とは無限の理想へのチャレンジであります。きょうよりあす、あすよりもあさってと「もっと
小野市を変える」、「
小野市を変え続ける」という強い信念で新たな価値観の創造にチャレンジしてまいる所存であります。
さらなる改革を進める上で成果が出ていると考えることは、結果として保守的になるということであります。今のままでよいと思うようになってしまうことになると。成果が出ていると思うこと、それがすなわち、マンネリと保守化と形式化と慢心を生むことになります。絶えず進化し続ける姿勢が不可欠で、それが「もっともっと
小野市を変える」につながると考えるところであります。
そのための行動指針は、
市民を顧客ととらえた顧客満足度志向に尽きます。全ての仕事は、顧客である
市民のために存在する、全ての業務、仕事は、顧客である
市民のために存在するということであります。
9月に入りましてから、朝、晩はめっきり涼しくなり、一気に秋の気配を感じてまいりました。
来月10日の水曜日、10月10日でありますが、午後5時45分から、毎年恒例となっております第15回目となる
小野市研究発表会を伝統産業会館で開催いたします。この発表会は、発表すること自体が目的ではありません。発表に至るまでのプロセスこそが大事である、大切であります。職員の
意識改革や能力アップ、あるいは問題解決能力を醸成することにもこの発表会は役立っているところであります。
議員の皆さんにも、ぜひともご参加いただきますようお願いいたします。
なお、近づきつつある台風24号に対しましてでありますが、区長、そして自治会長へ
災害対応の依頼を既にけさ方からもう進めておりまして、自主
避難所を日曜日のこの30日の昼ごろ開設予定であります。事前
対策会議というのを本日のこの後16時30分から副
市長以下で行い、日曜日30日の15時を起点にして、全幹部による
災害対策本部
会議を行う予定であります。
議員各位におかれましては、いろいろ申し上げましたけれども、体調管理には十分ご留意されまして、ますますご活躍されることを祈念し、そしてあわせまして、
今期定例会に賜りましたご精励に重ねて感謝を申し上げまして、
閉会の
挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
○
議長(
前田光教君) お疲れさまでございました。
閉会 午後 2時02分...