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平成30年第413回定例会(第4日 9月28日)

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  1. 小野市議会 2018-09-28
    平成30年第413回定例会(第4日 9月28日)


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    平成30年第413回定例会(第4日 9月28日)  ┌─────────────────────────────────────────────┐  │                                             │  │        第413回小野市議会定例会会議録                   │  │                                             │  │                                             │  │                                             │  │               平成30年9月28日(金)(第4日)            │  │                                             │  │                  開  議  午 後  1時30分           │  └─────────────────────────────────────────────┘      第1 議案第37号~議案第50号、    各常任委員会審査報告、       議案第52号            同審査報告に対する質疑、                         討論表決    第2 議員派遣について    第3 各常任委員会及び議会運営委員会所管事務調査申出 2 本日の会議に付した事件    日程第1 議案第37号~議案第50号、  各常任委員会審査報告
            議案第52号          同審査報告に対する質疑、                         討論表決    日程第2 議員派遣について    日程第3 各常任委員会及び議会運営委員会所管事務調査申出 3 議事順序    開議(午後 1時30分)    開議宣告    議案第31号~議案第34号、議案第36号    議員派遣について    各常任委員会及び議会運営委員会所管事務調査申出    休憩(午後 1時51分)    再開(午後 1時52分)    閉会宣告(午後 2時02分) 4 会議に出席した議員(16名)    1番  富田 和也    2番  久後 淳司    3番  平田 真実    4番  椎屋 邦隆    5番  小林千津子    6番  高坂 純子    7番  河島 信行    8番  前田 光教    9番  藤原  章   10番  山本 悟朗   11番  河島 三奈   12番  岡嶋 正昭   13番  竹内  修   14番  加島  淳   15番  山中 修己   16番  川名 善三 5 会議に欠席した議員説明員    な   し 6 議事に関係した事務局職員    議会事務局長     岸本 浩幸    議会事務局課長    大橋 淳一    議会事務局      近都 祐子 7 会議に出席した説明員(15名)    市長         蓬莱  務    副市長        小林 昌彦    副市長        小林 清豪    技監         森本  孝    理事         松野 和彦    市民安全部長     宮村 卓也    市民安全部次長    宇崎 宏明    市民福祉部長     松井  孝    市民福祉部参事    犬塚 良子    地域振興部長     上月 敏之    水道部長       新免 秀晃    消防長        近都登志人    教育長        陰山  茂    教育指導部長     小西 博泰    教育管理部長     橋本 浩明 8 会議に付した事件  1.市長提出議案  議案第37号 平成29年度小野市歳入歳出決算認定について  議案第38号 平成29年度小野市都市開発事業会計利益処分及び決算認定について  議案第39号 平成29年度小野市水道事業会計利益処分及び決算認定について  議案第40号 平成29年度小野市下水道事業会計決算認定について  議案第41号 平成30年度小野市一般会計補正予算(第2号)  議案第42号 平成30年度小野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  議案第43号 平成30年度小野介護保険特別会計補正予算(第1号)  議案第44号 平成30年度小野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  議案第45号 平成30年度小野市水道事業会計補正予算(第1号)  議案第46号 平成30年度小野市下水道事業会計補正予算(第1号)  議案第47号 小野市税条例等の一部を改正する条例制定について  議案第48号 小野市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例制定について  議案第49号 小野加東加西環境施設事務組合規約変更について  議案第50号 北播磨こども発達支援センター事務組合わかあゆ園規約変更について  議案第52号 (仮称)浄谷黒川多目的運動広場整備工事請負契約について                  午後 1時30分                  ~開 議 宣 告~議長前田光教君)  これより、4日目の会議を開きます。  それでは、お手元に配付いたしております、議事日程に基づき会議を進めてまいります。  これより日程に入ります。        ~日程第1 議案第37号~議案第50号、議案第52号~議長前田光教君)  日程第1、各常任委員会審査報告であります。  去る9月21日の本会議において、各常任委員会審査を付託いたしました議案第37号から議案第50号まで、及び議案第52号の以上15件を一括議題といたします。  本件について、審査報告がありましたので、各常任委員長報告を求めます。  初めに、総務文教常任委員長 高坂純子議員。                 (高坂純子君 登壇) ○6番(高坂純子君)  総務文教常任委員会審査報告を申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第37号、議案第38号、議案第41号、議案第47号、及び議案第49号の以上5件でございます。  委員会を去る9月26日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後、慎重に審査を行いました。  なお、決算議案議案第37号を審査する過程におきまして、椎屋邦隆議員が提起されました訴訟に係る損害賠償請求訴訟委託料89万円の支出に関連して、「市当局当該訴訟への対応は理解しており、また、当該案認定には異議なく賛同するものである。しかしながら、一方で当該訴訟は結審に至るまでに提起者みずからが取り下げ、その経緯も市議会市民に十分な説明がなされないなど公費の支出という点で、市民感覚としては納得しがたい点も残る。提起した当事者が議員である以上、十分な説明責任を果たされるよう望むものである」との内容意見があったことを申し添えておきます。  次に、審査の結果については、お手元委員会審査報告書のとおりでありまして、反対討論はなく、全会一致をもって認定、可決すべきものと決した次第であります。  何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会決定にご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、総務文教常任委員会審査報告といたします。 ○議長前田光教君)  次に、民生地域常任委員長 小林千津子議員。                 (小林千津子君 登壇
    ○5番(小林千津子君)  民生地域常任委員会審査報告を申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第37号、議案第39号、議案第40号から議案第46号まで、議案第48号、議案第50号、及び議案第52号の以上12件でございます。  委員会を去る9月26日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後、慎重に審査を行いました。  審査の結果については、お手元委員会審査報告書のとおりでありまして、反対討論はなく、全会一致をもって認定、可決すべきものと決定した次第であります。  何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会決定にご賛同賜りますようにお願いを申し上げまして、民生地域常任委員会審査報告といたします。 ○議長前田光教君)  以上で、各常任委員長報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対して、質疑希望はありませんか。                (「なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  各常任委員長に対する質疑希望はありませんので、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第37号から議案第50号まで、及び議案第52号の以上15件について、これより討論表決に入りたいと思います。  これにご異議はありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  議案第37号から議案第50号まで、及び議案第52号の以上15件について、討論希望はありませんので、これにて討論を終結いたします。  これより議案15件を一括して採決いたします。  本案は、原案のとおり認定、可決することに、ご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  ご異議なしと認めます。  よって、議案15件は、原案のとおり認定、可決されました。              ~日程第2 議員派遣について~ ○議長前田光教君)  次に、日程第2、議員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。  本日以降、平成30年度に予定しています議員派遣について、お手元の資料のとおり、議員派遣していきたいと思います。  これにご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  ご異議なしと認めます。  よって、お手元に配付いたしました「議員派遣について」のとおり、議員派遣していくことに決定しました。  お諮りいたします。  ただいま、議員派遣について議決されましたが、派遣場所派遣期間などに変更があった場合、その決定については、議長に委任されたいと思います。  これにご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  ご異議なしと認めます。  よって、そのように決定しました。      ~日程第3 各常任委員会及び議会運営委員会所管事務調査申出~ ○議長前田光教君)  次に、日程第3、各常任委員会及び議会運営委員会所管事務調査に関する件について、それぞれの委員長より、会議規則第98条第1項及び第2項の規定により、お手元に配付いたしております一覧表のとおり、閉会中の継続調査をいたしたい旨の申し出がありました。  お諮りいたします。  各常任委員長及び議会運営委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付することに決定して、ご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長前田光教君)  ご異議なしと認めます。  よって、各常任委員長及び議会運営委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付することに決定しました。                  ~閉 会 宣 告~議長前田光教君)  これにて、本会議に付議された案件審議は全て終了いたしました。  よって、今期定例会はこれにて閉会いたします。                   ~議長挨拶~議長前田光教君)  閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  今期定例会は、29日間にわたり、終始慎重にご審議をいただき、ここに全議案を滞りなく議了し、閉会の運びとなりましたことは、市政のため、まことにご同慶にたえません。  ここに、議員各位のご精励に対し、深く敬意を表する次第であります。  さて、今期定例会に当たっては、一般会計特別会計及び企業会計決算議案について、全議員による決算研修会を3日間にわたり開催し、詳細な調査を行いました。このように、今後も絶えず市民の負託にこたえるとともに、さらなる議会改革に取り組み、市民に開かれた議会を目指し、議会活性化、円滑な議会運営皆様方の一層のご指導、ご協力のほどよろしくお願い申し上げる次第であります。  また、市長を初め市当局各位におかれましては、真摯なる態度で審議にご協力をいただき感謝いたしますとともに、その過程で述べられました議員各位意見などにつきましては、今後の市政執行に十分反映されますよう希望するものであります。  日ごとにさわやかな秋の季節を迎え、議員各位並びに市長を初め当局皆様方におかれましては、何とぞご自愛の上、市政伸展のため、一層のご活躍を賜りますようお願い申し上げます。  終わりになりましたが、報道関係各位のご協力に対し、厚く御礼申し上げ、まことに簡単粗辞ではございますが、閉会のご挨拶といたします。  ありがとうございました。  それでは、市長より、閉会に当たり、発言の申し出がございますので、お受けいたします。  市長。                   ~市長挨拶~市長蓬莱 務君)  第413回市議会定例会閉会に当たりまして、一言お礼かたがた、ご挨拶を申し上げます。  議員各位には、今期定例会に提出しておりました平成29年度の各会計決算認定を初め、条例改正議案など16議案につきまして、慎重にご審議をいただき、いずれも原案どおり可決、ご決定を賜りました。心から厚く御礼を申し上げます。  今期定例会におきましても、一般質問を通じまして、10名の議員の方々からさまざまな視点で幅広く、貴重なご意見、ご提言をいただきました。  ここで、再度、簡単ではございますが、総括をさせていただきたいと思います。  まず、太陽光発電設備地域住民の暮らしについてでありますが、将来を見据えたとき、再生可能エネルギーをふやし、国家としてエネルギー自給率を高めなければならないというそういう側面があることも認識する必要があるということを述べました。  既に電気事業法等において、一つには、公共の安全と環境の保全と、これがうたわれております。二つには、工作物設置者または所有者のその責任と、また、三つには、太陽光発電設備を廃棄するための費用というのを積み立てることなどが義務づけられておるということ、さらに、県条例においても、小野市においては他市よりも厳しい、いわゆる1,000㎡以上の場合に届け出義務が課されておるということであります。  何よりも個人の財産に関する問題であるということから、まずは法を遵守して、民対民、民民で、また地域内で、いわゆる設置する前によく話し合っていただくということが肝心であると。現時点においては、行政が中途半端に関与することには限界があると考えておると、そのように述べさせていただきました。  しかし、この件につきましては、これからも2019年という初期の段階で設置されたその期限が来るとかいうことが、その段階でどのような対応がなされるのかということが、今後全国的にやっぱり大きな問題になってくるだろうと。この件については、さらに柔軟に考えていく必要があろうかと思います。  ただ、太陽光発電そのものを否定するんじゃなしに、これはもう食糧自給率という国家的レベル位置づけというのを一方では考えなければならないということもその段階で述べさせていただいように記憶いたしております。  次に、小野市の英語教育についてでありますが、大事なことは、いわゆる成り行き管理ではなくて、きちんと目標を定めたターゲッティングワークとして取り組むことであります。いわゆる情報通信技術というICTなど情報化技術が発展する中で、今や通訳だけということであるならば、いわゆるボタン一つでできるそういう時代が到来、もう既にしておると。さらにそういう状況がもっと進化してくるということであります。むしろ英語教育本質というのは、自己主張も含め、グローバル社会における総合的なコミュニケーション能力をどう高めるかが何よりも重要であると申し上げました。  この件は、いわゆる英語で話せるようになっても、例えば日本の歴史をしっかり知っているかとか、外国人と話をするときに、そういう伝統的な日本位置づけということをやっぱりしっかりと認識をして勉強しておかないと、その内容コミュニケーションができなかったら、要するに言葉ではないということなんですね。  そういう意味で、総合的なコミュニケーション能力をどう高めていくかということが実はその本質ではないかということで、そのようなお話をさせていただきました。  3つ目でありますが、次に、小型家電リサイクル法についてでありますが、法の規定に従って収集しました小型家電につきましては、これは適正に再資源化ということに向けた対応を行っているところでありますが、既に。議員からお話しのあった、いわゆる2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けたメダルプロジェクト等を活用しながら、この再資源化についてはさらなる周知を進めていく予定であるということであります。  次に、子供安全対策についてでありますが、暑さ対策において、小野市では他市に先駆けまして、後手から先手管理と、言われてからではなくて言われる前にやるということで、市内の全小中学校、幼稚園に既に空調設備を整えてまいりました。今では、いわゆるこれはまさに災害であるといえる、災害級ともいえる環境のこの変化の中で、体育館における暑さ対策については、基本的には例えば、いろんな方策はあるんでありますが、スポットクーラー等を導入する方向で検討してまいりたいとそのように考えておるということの答弁をさせていただきました。  しかし、単に場を整えることだけが教育本質ではなくて、まずは、子供たちにとってスポーツをやる場としてふさわしい環境とは一体何なのかと、逆にこのかなり暑いところでも耐えるような体制もこれスポーツ一つ方策という考え方もあるでしょうし、ということで、しかし、災害級ということを考えればそれでいいのかということの中から、先ほどの答弁のようなことになったわけでありますが、要するにやる場としてふさわしい環境とは何か、またその費用負担等も含め、大いに議論をしていただくことが必要であると申し上げました。  しかし、この件については何らかの形で次期予算の中でできていない体育館については何らかの、具体的なスポットクーラー等については、既に検討を進めておるということであります。  次に、水害時の河合地区避難場所の再検討についてでありますが、小野市では長年懸案であったいわゆる無堤地区、堤防のない地区が解消されたほか、いわゆる河床掘削とか、樹木の伐採とか、また樋門の整備等ハード整備を既に進めてきたことにより、幸い近年では大きな災害には至っておりません。しかし、命を守るためには、そのようなハード面よりもむしろ自助・共助という防災に対する意識改革が不可欠であります。決められた避難所に行くことだけが避難ではなくて、みずからをもって多面的に検討することが重要であります。  今までとは違う新しい河合地区のいわゆる新たな避難場所の設定とか、避難方法というのを地域の皆さんとともに考えることが必要であると申し上げました。ということは、従来型の河合小学校、中学校だけの指定避難所ということについて、新たな拠点、例えば大部小学校とか、あるいはこの市役所庁舎周辺とかいうことについても検討するということであります。  この件につきましては、大部地区等につきましては、その後の話でありますが、大部小学校は、例えば駐車をするところの土地がぬかるみになってしまって、運動場等に車を入れられないということもありますので、このコミセンおの、あるいは場合によっては伝統産業会館等をつかったこの庁舎周辺のほうが、わずか時間的には数分の違いしかないわけでありますので、もし、新たな拠点をつくるならば、それも選択肢の一つとして既に検討を進めているところであります。  次に、子供インフルエンザ予防接種無料化についてでありますが、行政も経営であり、福祉施策を充実させ見える成果につなげていくことは当然の責務であります。今後、医療費無料化から予防医療にシフトする方針を申し上げました。この予防医療とはいろんなさまざまな方策があろうと思いますけれども、そういう方向性を申し上げましたが、インフルエンザ予防接種は、法定の接種ではなくて任意接種として位置づけられているということから、まずは医療機関意見とか、あるいは実施している自治体における成果とか課題とか、費用対効果というのを十分に調査し、そして検証した上で、予防医療の理念の実践として、一定の効果が認められるのであれば、その実施方法等を含め、慎重にかつ前向きに検討してまいりたいと考えております。  次に、若者・子供社会参画についてでありますが、これまで子ども議会ヤングジェネレーションフォーラムなどさまざまな取り組みを行ってまいりましたが、従来の延長線上にあるような表面的な経験による“認識学”ではなく、“体験学”としてその本質を学ぶことが本来あるべき姿であります。自主性を育み、将来を担う人材を育成するためには、みずからをもって考えるということが重要であり、行政自己満足で関与すべきことではないと考えております。  ちょっとストップしてくれますか。 ○議長前田光教君)  暫時休憩させていただきます。                 休憩 午後 1時51分                 ───────────                 再開 午後 1時52分 ○議長前田光教君)  休憩前に引き続き会議再開いたします。 ○市長蓬莱 務君)  次に、児童虐待の防止についてでありますが、小野市においては乳幼児健診や未受診者へのフォロー、また学校や幼稚園保育所との連携により、福祉部門教育委員会がバラバラに対応するのではなくて、情報を一元化し組織として対応できる体制がとれております。しかし、今後虐待の情報をいち早くつかみ、そして対処するために、社会全体で見守る環境づくりが不可欠ということであるというように考えております。  次に、生活保護行政についてでありますが、さまざまな問題があり、ミクロな視点で議論することは当然大事なことであります。しかし一方で、小野市の福祉施策全体の中で考えることも必要であり、生活保護については、約170人の対象者に対して年間約3億3,000万円を支給しておりますが、例えばこども医療費無料化は約9,000人に対し約2億5,000万円、4・5歳児の保育料無料化については約900人に対して約7億3,000万円を給付しているという現実も同時に十分にご理解していただきたいと思うところであります。  先ほどの児童虐待同様、無関心から関心へという、弱者に対し社会全体で見守る風土こそが不可欠であります。  この件につきましては、そういう比較自体が問題であるということを言われましたけれども、その場でも申し上げましたけれども、要するに市民はその実態をまず、無関心から関心というキーワードで知っていただくと、その上でさらに対応をするべきことはしなきゃいかんという、そういうようにならないと、実態を把握せずして対策があってはならないと、そういう意味であります。
     以上が、主なものでありますが、いずれにいたしましても、今期定例会でいただきました、これらのご意見等の趣旨を真摯に受けとめ、さらに住みよい小野市のまちづくりのために生かしてまいる所存であります。  なお、このたびの定例会において、岡嶋議員からのご質問に対し、6期目となる市長選挙に向けて、新庁舎移転新築やひょうご小野産業団地の整備など、7つの具体的な目標を掲げてその決意を表明させていただきました。  その際にも申し上げましたが、この20年間、まさに「小野市が生まれ変わる最後のチャンス」であるとの強い覚悟で「変えよう小野、変わろう小野市」というスローガンのもと、全力で市政運営に邁進してまいりました。  これは今後も決して変わることのない思いでありますので、再度申し上げますが、「変えよう小野」とは、みずからがリーダーシップを発揮して「主体的に小野市を変えてみせる」という強い決意であり、「変わろう小野市」とは、市民もまた意識改革をして「市民とともに小野市を変えよう」というメッセージでありました。  そして、行政も経営であるという一貫した基本理念のもと、より高度でより高品質なサービスをいかに低コストで提供するかを追求し続けてまいりましたが、今では小野市の行政経営のほか、県下一を目指した子育て支援施策や小中一貫教育を初めとしたさまざまな分野で、全国から1,160件を超える、この件につきましては、10月から11月、きょう私の手元に入りましたのが、5件あります。山形、広島、佐賀、愛知、大分ということで、この平成30年だけでも4月から、先ほど言いましたこの5件も入れまして、24件ということであります。いずれにしましても1,160件を超える行政視察を受け入れるなど、ようやく小野市の行政、そしてこの小野市が少しずつではありますが変わってきたと感じております。  しかし、これは、「変わろう小野市」という、まさに市民の皆様自身が大きく変わられたことによる成果であると同時に、これこそが小野市の“強み”であり、“財産”であると考えております。  集客数が小野市の人口の3倍にまで膨らんだ小野まつりしかり、各地区地域づくり協議会の活動しかり、うるおい交流館エクラにおける市民活動もまたしかりであります。さらには、平成11年の市長就任以来、情報市民の貴重な財産であるととらえ、これまで約1万6,000件のご意見一つ一つに目を通し、全て文書による回答を行ってまいりました市長への手紙等もまさに小野市を変えたいという市民の皆様の思いであり、さまざまな角度から取り組んできたことにより培われた「市民力」こそが、小野市が進化し続ける原動力となっていることは、言うまでもありません。  かつての但東町が生んだ教育者の故東井義雄先生は、「太陽は夜が明けるのを待って昇るのではない。太陽が昇るから夜が明けるのだ」と言われました。当たり前のことかもしれませんが、太陽とはまさに市民であり、その市民みずからが太陽となって上れば、必ずや新しい夢や希望が開けるものと確信をいたしております。この言葉は、ちょうど20年前の私、出陣式の最初の挨拶で申し上げた言葉であります。要するに、「市民みずからが小野市を変える」と、この決意を表明したことがちょうど20年前の話でありました。  今後、地方自治体は、いまだかつてその規模とスピードにおいて人類が誰も経験したことのない人口減少と超高齢社会の到来を迎えます。「未曾有の危機」または「静かなる有事」とも表現されておりますが、全国の自治体の約半数が消滅する可能性があると言われる中で、もはや行政だけが全てを担い、持続可能な社会を築いていける時代ではなく、限られた資源の中で市民もともに、新しい時代における新しい発想で、新しい価値観を創造し、かつ、共有していく必要があります。  理念なくして意識改革なし、意識改革なくして行動なしであります。  小野市においては、後手から先手管理により20年間取り組んできた成果である小野市民市民力と、行政も経営であるという一貫した理念のもと、継続し続けるという不断の取り組みこそが、持続可能な社会を構築し、時代の大転換期を、生き残りではなく、勝ち残っていくためのキーワードであると考えております。  そして、その道のりを示すリーダーとして、また、政治家として不可欠な要素は、熱意・創意・誠意の『3つの意』であると申し上げました。情熱を燃やし、やり遂げるという“熱意”はあるか、前例や固定観念から脱却して創意工夫を凝らすという“創意”はあるか、そして市民の声に真摯に実直に取り組む“誠意”をもって対応できるかという、この『3つの意』を改めてみずからに問いかけ、小野市のさらなる発展に邁進する覚悟であります。  政治とは無限の理想へのチャレンジであります。きょうよりあす、あすよりもあさってと「もっと小野市を変える」、「小野市を変え続ける」という強い信念で新たな価値観の創造にチャレンジしてまいる所存であります。  さらなる改革を進める上で成果が出ていると考えることは、結果として保守的になるということであります。今のままでよいと思うようになってしまうことになると。成果が出ていると思うこと、それがすなわち、マンネリと保守化と形式化と慢心を生むことになります。絶えず進化し続ける姿勢が不可欠で、それが「もっともっと小野市を変える」につながると考えるところであります。  そのための行動指針は、市民を顧客ととらえた顧客満足度志向に尽きます。全ての仕事は、顧客である市民のために存在する、全ての業務、仕事は、顧客である市民のために存在するということであります。  9月に入りましてから、朝、晩はめっきり涼しくなり、一気に秋の気配を感じてまいりました。  来月10日の水曜日、10月10日でありますが、午後5時45分から、毎年恒例となっております第15回目となる小野市研究発表会を伝統産業会館で開催いたします。この発表会は、発表すること自体が目的ではありません。発表に至るまでのプロセスこそが大事である、大切であります。職員の意識改革や能力アップ、あるいは問題解決能力を醸成することにもこの発表会は役立っているところであります。  議員の皆さんにも、ぜひともご参加いただきますようお願いいたします。  なお、近づきつつある台風24号に対しましてでありますが、区長、そして自治会長へ災害対応の依頼を既にけさ方からもう進めておりまして、自主避難所を日曜日のこの30日の昼ごろ開設予定であります。事前対策会議というのを本日のこの後16時30分から副市長以下で行い、日曜日30日の15時を起点にして、全幹部による災害対策本部会議を行う予定であります。  議員各位におかれましては、いろいろ申し上げましたけれども、体調管理には十分ご留意されまして、ますますご活躍されることを祈念し、そしてあわせまして、今期定例会に賜りましたご精励に重ねて感謝を申し上げまして、閉会挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長前田光教君)  お疲れさまでございました。                 閉会 午後 2時02分...