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  1. 西宮市議会 2018-03-13
    平成30年 3月13日予算特別委員会健康福祉分科会−03月13日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    平成30年 3月13日予算特別委員会健康福祉分科会−03月13日-01号平成30年 3月13日予算特別委員会健康福祉分科会              西宮市議会                予算特別委員会健康福祉分科会記録              平成30年(2018年)3月13日(火)                  再 開  午前 9時59分                  閉 会  午前10時53分                  場 所  3号委員会室審査事件  (中央病院)   議案第428号 平成30年度西宮一般会計予算   議案第443号 平成30年度西宮病院事業会計予算  (健康福祉局中央病院
      議案第428号 平成30年度西宮一般会計予算出席委員   上 谷 幸 美 (主  査)   八 代 毅 利 (副主査)   大川原 成 彦   川 村 よしと   野 口 あけみ   長谷川 久美子   花 岡 ゆたか   八 木 米太朗欠席委員   な   し ■委員外議員等   澁 谷 祐 介 (委員長) ■傍聴議員   な   し ■説明員西宮市議会委員会条例第19条による)  (健康福祉局)   健康福祉局長  土 井 和 彦  (中央病院)   病院事業管理者 南 都 伸 介   中央病院事務局長           出 口   剛   参与兼人事給与課長           大 西 貴 之   管理部長    名 田 正 敏   総務課長    田 中 義 弘   医事課長    田 口 英 樹   病院改革担当部長経営企画課長           宮 島 茂 敏   施設整備課長  南 野 隆太郎   看護部長    佐久間 秀 子           (午前9時59分再開) ○上谷幸美 主査   ただいまから予算特別委員会健康福祉分科会を再開します。  これより日程表に従い審査を進めます。  この際、当局に申し上げます。  説明の際は、新規事業あるいは内容的に前年度と大きく異なるものについては重点的かつ簡潔に、また、質疑に対しては的確に答弁し、審査が効率的に進められるよう御協力をお願いします。  また、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので、御承知おきください。  まず、中央病院所管予算の概要について説明があります。 ◎病院事業管理者   私から、平成30年度の中央病院における主な取り組み平成30年度西宮病院事業会計当初予算案の概要について御説明いたします。  まず、主な取り組みのうち、県立西宮病院との統合に向けた取り組みですが、先日の一般質問でもお答えしましたように、現在、市と県の事務レベル検討会におきまして、統合新病院経営主体・形態、整備場所整備費運営費負担方法などについて協議を行っております。今後は、市と県の合意に基づく両病院統合再編に係る方針が平成30年度の早い段階で明確化できるよう、引き続き県との協議を進めてまいります。  次に、病院統合までの間の現病院での取り組みについてでございます。平成30年度におきましても、昨年3月に改定いたしました経営改革プランに基づき、医療サービスの向上と経営健全化に努めてまいりますが、具体的な取り組みといたしまして、配付資料1ページの冒頭に記載しております3点について御説明いたします。  1点目は、地域医療支援病院承認取得についてでございます。中央病院では、地域の中核病院としての役割を果たすため、4次総のまちづくり指標にもあります地域医療支援病院承認取得に向け取り組んでまいりましたが、医療機関との連携強化の成果があらわれ、逆紹介率承認要件でもある70%に届くような状況になっております。30年度には承認取得の申請ができるよう、引き続き取り組みを進めてまいります。  2点目は、医療機器の整備・活用についてでございます。医療機器につきましては、これまで、耐用年数が大幅に経過しておりましたMRIや放射線治療機器「リニアック」の更新、高齢化の進展によりますます増加が見込まれる循環器系疾患診療強化のため最新のデジタルエックス線血管撮影装置を、また、高度な内視鏡手術を可能にする最先端の手術支援ロボット「ダヴィンチ」を新規導入するなど、大型医療機器の整備が今年度で終了したため、30年度については、これらを有効活用し、市民の皆様に、より高度で安全な医療サービスを提供してまいります。  3点目は、老朽化した施設設備改修についてでございます。施設設備面につきましては、今年度、施設の耐震化工事に加え、地下階から2階までの主に外来部分老朽化対策を実施してまいりました。30年度につきましては、4階から6階までの病棟部分についてトイレや浴室などの改修工事を実施する予定です。これらにつきましても、入院患者がいながらの工事となりますので、これまでと同様、騒音、振動等を最小限にとどめるよう十分配慮した施工に努めてまいります。  続きまして、平成30年度当初予算案の概要について御説明いたします。  引き続き資料の1ページをごらんください。  まず、1、業務の予定量です。  平成30年度の患者数及び患者1人1日当たり診療単価は、表に記載のとおりでございます。前年度当初予算との比較で増減率が大きい項目は、表の一番下の欄の外来での1人1日当たり診療単価で、高額な薬剤を使用しますがん治療化学療法の件数が増加してきておりますので、これを反映したものでございます。  次に、2、病院事業会計予算総額です。  病院事業会計予算総額につきましては、収益的収支及び資本的収支を合わせた差し引き――E−F欄はマイナス6億1,323万2,000円で、前年度と比較し1億1,398万5,000円の改善となっております。  主な増減内容につきましては、2ページ以降で説明いたします。  資料の2ページをお願いいたします。  (1)、収益的収支は、診療活動に伴う予算でございます。  まず、病院事業収益は、計――A欄に記載しておりますとおり、前年度予算と比べプラス1億9,258万7,000円、3.5%の増加を見込んでおります。これは、外来収益及び医業外収益で増加を見込んでいるもので、外来収益は、既に御説明したとおり、がんの化学療法の増加を、医業外収益は、高度特殊医療経費などの一般会計負担金が増となることなどによるものでございます。  一方、病院事業費用は、計――B欄に記載しておりますとおり、前年度と比べプラス1億2,786万5,000円、2.0%の増加を見込んでおります。これは、給与費は減となるものの、診療活動の増加に伴う材料費及び経費の増加や、前年度の医療機器の更新に伴う減価償却費の増などによるものでございます。  この結果、収支差し引き――A−B欄は、前年度と比べますとプラス6,472万2,000円となり、収支の改善を見込んでおります。  次に、資料の3ページをお願いいたします。  (2)、資本的収支は、投資活動に伴う予算でございます。  資本的収入は、計――C欄に記載しておりますとおり、前年度に比べマイナス2億3,837万2,000円、16.9%の減少とし、資本的支出でも、計――D欄に記載しておりますとおり、前年度に比べマイナス2億8,763万5,000円、21.1%の減少としております。これは、高額医療機器の更新並びに耐震改修工事受変電設備工事などの大規模改修工事をおおむね終えたことから、投資額が大幅に減少したことなどによるものでございます。  次に、資料の4ページをお願いします。  3、一般会計繰入金及び借入金でございます。  (1)、一般会計繰入金は、一番下の合計欄に記載しておりますとおり、前年度と比べましてプラス4億4,883万3,000円、34.7%の増加となっております。これは、主に資本的収入のうち出資金の増加によるもので、平成28年度の設備投資の財源として借り入れた企業債の償還が始まるため、一般会計繰り入れをお願いするものでございます。  (2)、一般会計借入金は、前年度と比べましてマイナス3億円、21.4%の減少となっております。  次のページは、一般会計予算のうち病院事業費に係るもので、資料の4ページに記載しております一般会計繰入金及び借入金と同じ内容であり、一般会計から歳出していただくための予算でございます。  最後に、参考資料としまして、「経営改革プラン経営指標及び収支計画見直し」をつけております。平成30年度当初予算案の編成に伴いまして、経営改革プランに掲げておりました目標値を一部見直しましたので、その内容を掲載したものでございます。  説明は以上でございます。 ○上谷幸美 主査   予算概要説明は終わりました。  議案第428号平成30年度西宮一般会計予算のうち中央病院分及び議案第443号平成30年度西宮病院事業会計予算、以上2件を一括して議題とします。  なお、当局の説明資料配付にかえさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  両件に御質疑はありませんか。 ◆野口あけみ 委員   2点お願いします。資本的収支建設負担金についてと、医療報酬改定についてですね。  これまで病院のことについては、その時々に所管事務報告もございましたので、今、管理者のほうから御説明いただいた内容は、一定理解しているつもりです。  その上で、まず、建設負担金のところにすこやかケア西宮屋上防水工事病院負担分とありますけれども、これについてもう少し説明いただいていいですか。特に病院負担分が生じるという、その根拠などです。お願いします。 ◎総務課長   すこやかケア西宮におきましては、その建物のうち一部を病院医師住宅看護師住宅として利用させていただいております。そのこともありまして、建物の改修等につきましては一定の負担をすることとなっております。  以上でございます。 ◆野口あけみ 委員   わかりました。  すこやかケア本体そのものは市の持ち物で、市のほうでやられるということでよかったですよね。そのうちの医師住宅看護師住宅部分病院のほうで見ると。これは了解しました。  次に、医療報酬改定のことです。  ことしは、介護報酬医療報酬両方セットで大きな改定があったというふうに聞きますが、特に看護師さんの7対1だとかについての報酬なんかも低くなったとかというようなことも漏れ聞いているんですが、全体としてこのたびの診療報酬改定中央病院会計にどのように影響しているのか、その概要、特に影響している、関係している部分について説明いただきながら、教えていただけますでしょうか。 ◎医事課長   医療報酬改定ではなくて、診療報酬改定ですが、今回の診療報酬改定でございますが、随分前から言われておりますが、団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けてどのように対応していくのかというところが大きな命題になっておりまして、2年前の改定もそうだったんですけれども、地域包括ケアの構築というところが大きな命題になっております。  当院の影響の部分ですが、一番大きなところは、各都道府県単位で設定されております地域医療構想の実現に向けてどういうふうに取り組みをしていくのかという中で、先ほど委員のほうもおっしゃってらっしゃいました入院基本料のところですね、7対1であったり10対1というところなんですが、下がるというわけではなくて、今回の改定の中で設定されているのが、現行の7対1と10対1との間にもう二つ段階が設定されるということで、これに関しましては、今は急性期の病床が多いということで、そこに関して、回復期とかの部分にどういうふうに対応していくのかというところを介護の報酬とあわせて検討していくという形での診療報酬の点数の設定になってきているというふうに捉えております。その辺を踏まえながら、きょうも昼から神戸のほうで説明があったりしますので、その辺を聞きながら、当院の方針についてもどういう形で進めていくのかというのを、今、検討を深めていこうとしているところです。  以上でございます。 ◆野口あけみ 委員   じゃあ、入院基本料の7対1のあたりは、報酬上どうなっていくか、その辺をよく見きわめて、できるだけ単価が取れるような形で進めようかという趣旨でいいんですかね。今のお話では、7対1そのものが低くなるんじゃなく、7対1と10対1の間に段階をつける、そんな話ですか。わかりました。  そうすると、地域ケア病棟、これは、結構報酬も高くて、また、ニーズも高いというふうな理解で、これは中央病院にとってよかったのかなと思っていたんですけど、これに対しての診療報酬の影響なんていうのも何かあったりするんですかね。
    医事課長   地域包括ケア病棟のことでよろしいですかね。 ◆野口あけみ 委員   はい。 ◎医事課長   ここの部分は、10対1とか7対1とかの急性期の病棟の扱いになっている部分とは違いますけど、基本的に当院としましては、急性期を脱された方に関して在宅に向けて一定配慮させていただきたいということで設けさせていただいている状況です。そのあたりも、今回の診療報酬改定のところで、在宅からの受け入れや、施設からの受け入れに関する検討材料という形での見直しもされている部分があるというふうには捉えております。  以上でございます。 ◆野口あけみ 委員   見直しはあるけれども、それが上がるんだか、下がるんだかはまだわからへんという意味ですか。 ◎医事課長   受け入れをすることによって、加算であったりとか、診療報酬を算定させていただくことができるという形にはなっております。ただ、今の当院の運用のところと異なる部分がありますので、そこだけを捉えるのではなくて、全体的な改定の内容も見ながら、当院の運営をどのような形で進めていくのかを考えないといけないと思っております。  以上でございます。 ◆野口あけみ 委員   よくのみ込めてない部分もあるんですが、要は、診療報酬改定の動向やらもよく見きわめながら、運営も割と柔軟にというか、それに合わせた形でやれるところはやっていこうかなという趣旨で捉まえておいたらいいんですかね。わかりました。  そしたら、予算の立て方としては、特段それを初めから盛り込んだというふうなことではないんですか。入院の診療単価では増減なしにしていたり、外来は、先ほどのがん治療というところがふえていくからということで、単価1,000円増とかを見込んではりますが、繰り返します、診療報酬改定については、この予算案についてはどんなふうに連動させているのか、させてないのか、それだけ最後にお聞かせください。 ◎総務課長   当初予算を編成する時期においては、まだ診療報酬改定が全く見えていない状態でございますので、診療報酬改定については全く加味しておりません。  以上です。 ◆野口あけみ 委員   わかりました。  今後どちらにしても、国のほうの方針も含めて、いろいろ医療の分野でも揺れ動いているのかなと。そういう中で、しっかり見きわめながら、何より市民の皆さん診療環境を整えるというか、そういうことだと思います。  以上です。 ◆花岡ゆたか 委員   中央病院の、この資料で言うところの1ページの収入――中央病院からしたら収入ですけど、市の一般会計からしたら支出のほうになるんですけど、市から入るお金として、市から言うと貸し付け、病院で言うと――病院のほうで言いますね――借り入れですね、短期と長期。それと、負担金補助金出資金、この四つが大きくあると思うんですけど、補助金について、これは、地方公営企業法第17条の3…… ○上谷幸美 主査   一問一答でよかったですか。 ◆花岡ゆたか 委員   1問だけ、一問一答で。  第17条の3によると、地方公共団体は、災害の復旧その他の特別の理由により必要がある場合には、一般会計または他の特別会計から地方公営企業特別会計に補助することができるとあります。私の考えとしては、この補助金がなるべく少ないほうが健全な経営と見れるんじゃないかと思うんですけど、病院のお考えを教えてください。間違っていたら教えてください。 ◎総務課長   委員御指摘のとおり、地方公営企業法第17条の3に補助金について定められております。補助金は少ないほうがいいというのは当然そうなんですけども、補助金の中に自治体がやはり負担すべきものとして定められたものがございます。例えば共済年金追加費用――こちらの資料の4ページをごらんいただきますと、共済年金追加費用として2,776万5,000円を計上いたしておりますけども、こちらについては自治体が補助するということで、その補助の割合も、10割認められているもの等もございますので、補助金の中において自治体負担を求めても特に問題がないものというのがあるということでございます。  ただ、それ以外の補助金につきましては、一定、総務省のほうで繰り入れの割合が基準として定められているものがございます。それを超えるものについては、当然ないほうがいいというふうには考えております。  以上です。 ◆花岡ゆたか 委員   わかりました。  そうすると、ここの項目名で言うその他の経費に当たる部分はなるべく少なくしようというお考えでよかったんですね。済みません、再確認です。 ◎総務課長   その他の項目、具体的に申し上げますと、例えば医師の派遣経費でありますとか、医師の勤務環境改善経費というものもございますので、そういうものにつきましては、当然、市からの繰り入れは少ないほうがいいというふうに考えております。  以上です。 ◆花岡ゆたか 委員   ありがとうございました。わかりました。  独立行政法人ではなくて地方公営企業なので、市との関係が切れるものでももちろんないですから、より健全な運営になるように心がけていただければと思います。  以上です。  ありがとうございました。 ◆長谷川久美子 委員   一括で、2問です。  再三言ってきたことですけど、連携医療機関の一覧を掲示してはどうかということをお伝えしてきましたが、その後どうか。  それから、入院患者さんがおられながらの改修工事とかということもされているようですけれども、それに対する影響とか、苦情とか、そういったことは今までなかったのか、今後はどうなのか。  2点、お答えください。 ◎管理部長   連携につきましては、平成29年度も積極的に回りまして、増加しているところなんですけれども、その掲示につきましては、現在エントランス改修をしているところでございまして、エントランス改修後、その掲示板の場所も含めて検討していきたいと思っております。  以上です。 ◎施設整備課長   耐震改修を含めまして、いながら工事を進めてまいった状況について御説明と、今後についての見通しをお話しさせていただきます。  今年度行いました耐震改修工事は、7月頭から2月の終わりまで、ずっといながら工事を続けてまいりました。ずっとはつり工事――振動、騒音を伴う工事でございましたので、それを院内全域に響かせるような状況も正直ございました。しかし、看護師等の御協力をいただきまして、患者様に一度移動していただくとか、そういう形で被害をできるだけ抑えるという形の工事ができましたので、本当に予定どおり工事が進められて、苦情等をいただくこともほとんどございませんでした。これも、我々、本当にある種奇跡ではないかというふうに思っておる状況でございます。  この経験を踏まえまして、次年度、病棟のほうの改修を行いますけれども、逆に言うと、病棟の中で行いますので振動等が直接響きやすい状況もまたできてくるかと思いますけれども、それは、工法等の選択をいたしまして、極力被害を減らすという方向で工事を計画したいなというふうに思っております。  以上でございます。 ◎病院改革担当部長経営企画課長   耐震工事につきまして若干補足させていただきますと、既に所管事務報告でも御報告しているんですが、一部病室を閉めまして工事をさせていただいたということで、その点も診療科のほうには御迷惑をかけたかと思っております。新年度につきましても一部そういうことが起こるかもしれませんけども、細心の注意を払って工事をやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ◎医事課長   済みません。連携医院の紹介の部分でちょっと補足という形になるんですが、現状としましては、連携の医療機関に関しての御紹介をするパンフレットとかという形で置かせていただいております。ただ、先ほど名田のほうが申し上げましたとおり、今エントランス改修中でございますので、完了後、できるだけ患者様の目につく場所に上げさせていただきたいと思っております。よろしくお願いします。  以上でございます。 ◆長谷川久美子 委員   ありがとうございます。  連携医療機関についてですけれども、かかりつけ医を持ちましょうというポスターなんかを張っていただいていると思うんですけども、そこにあると、患者さんのほうにしてもいいし、また、そんなふうに診療機関を紹介してもらっているんだということで、地域の医院がじゃあうちもということで名乗りを上げてくださるという効果も出るんじゃないかなと思いますので、わかりやすい形でお知らせいただくようによろしくお願いします。  工事のほうも、本当に一丸となってしていただいている、これもマンパワーかなと思います。いろいろと御不自由なこととか、また、当然ながら患者さんに御迷惑をかけるということもあるんでしょうけれども、人の温かさということで十分カバーしていただいているということがよくわかりました。今後ともよろしくお願いします。  以上です。 ◆大川原成彦 委員   2点お伺いしたいと思います。  1点目は、国が急性期病院を減らそうとしているという大きな流れがここ二、三年あるんですけれども、その中で、中央病院はどう生き残っていくのかという部分についてお尋ねをしたいと思います。  緩和ケア病棟のお話とかもありましたし、あるいは新しい取り組み周術期サポートみたいな、非常にユニークな、かつ患者目線に立った、利用者目線に立った取り組み等々も進められているとお聞きしているんですけれども、そこら辺、病院経営ということを考えたら、この何十年かにわたって大きな赤字体質がありながら存続してきた中で、ここ数年で大きく変革・改革の手を入れられて、なかなか数字には見えてきにくいけれども、着実に改善してきているというふうに私は評価しているところなんですけれども、今後のあり方、方向性についてどのようにお考えかについてお聞きをしたいと思います。  2点目は、人材確保の件。  これも一般質問で取り上げさせていただいたんですけれども、具体的に一つは、院内保育所の設置について、その見通しあるいは考え方はどうか、あるいは従事者の職員の皆さんの院内での休憩場所みたいなところですね。バックヤードでゆっくりできるという環境がなかなかないので、空き病室を使ってちょっとそういった取り組みなんかができないかみたいなことについてお伺いしたいと思います。  2点、お願いします。 ◎病院改革担当部長経営企画課長   1点目の本院の将来の見通しというか、方向性という点につきまして私のほうから御答弁させていただきます。  まず、結論から申し上げますと、引き続き急性期を担っていきたいというのが当院の考え方でございます。といいますのも、公立病院としての役割といたしまして、救急医療、あるいは災害時の医療、あるいは我々はがん診療拠点病院でございますので、そういったものを生かしていくためには、やはり急性期の機能というのは必要でございます。地域的には、全国的にもそうですけど、回復期病院が必要だと言われておるんですが、そういった救急部門等を担っていくためには急性期が必要だと。また、昨年、あり方検討委員会、統合の関係でも、阪神間の救急医療というものを担っていかなければならない、統合病院ではそういう方向性も必要だということが出ておりますので、引き続き急性期病院を担っていきたい。そのためにずっと取り組んできたわけですが、その成果といたしましては、五、六年前ですと単価が3万円台あるいは4万円台というふうにとどまっておったんですが、直近では5万円台後半に単価を上げております。これは、イコール急性期に対する高度な医療ができておるということでございますので、小粒な病院でございますけども、そういった方向性で今後も行っていきたいということでございます。  以上でございます。 ◎参与兼人事給与課長   2点目の院内保育の関係でございますけれども、実は南都管理者就任以後、女性の医師――女医さんもふえてきたというようなことがありまして、院内保育について一定研究を進めておるというような状況にあります。ただ、私どもは女性の多い職場ではあるんですけれども、看護師の平均年齢を見ますと40歳を超えておるような状況があります。そういうことを考えますと、ニーズがどうなのかというところが一番大きなポイントかな、このように思っております。アンケートなんかもとらせていただいておりますけれども、院内保育というよりは、育児の短時間勤務の拡充であるとか、今ある現在の制度を拡大することによって働きやすい職場をつくれないかという御意見も結構頂戴しておるところでございます。  ただ、阪神間の公立病院で見ますと、院内保育がないのは実は当院のみというようなこともございますので、今後研究を進めていきたい、このように考えております。  もう1点の休憩場所バックヤード等々のお話もあるんですが、これも実は院内保育にも関係しておりまして、私どもの中央病院の施設の限られた中で、いかに院内保育であるとかそういうふうな施設がつくれるかというと、非常に限定的になっております。もちろん、施設について投資をするというようなことになりますと経費もかかるということになりますので、費用対効果についても非常に重要な問題として研究していかないといけないというようなことを考えております。  そういうことで、全く考えていないということではなくて、現在も継続して検討しているところだということでございます。  以上です。 ◆大川原成彦 委員   御丁寧な御答弁ありがとうございました。  当委員会としても、委員長が女医さんでいらっしゃいますので、委員会としてもしっかり応援していきたいと思ってますし、さらなる改革・改善に向けて引き続き御尽力いただければありがたいと思います。  以上です。 ○八代毅利 副主査   医療的ケア児についてと人間ドックについての2点、一問一答でお願いします。  簡単に終わりますけどね。  一つは、今、いわゆる医療的ケア児ですかね、テレビでもこの前にやってましたけど、一般の学校で、医療的ケアの要る子供さんですけど、勉強したいということで、その子は、いろんな条件が整って、勉強して有名大学に入って学者を目指す、そういうことを言ったんです。これは教育委員会の問題でもあると思うんですが、この辺のところで、中央病院としては医療的ケア児への対応というのは何かしていらっしゃるんでしょうか。 ◎管理部長   こども未来センターというところでそういうケア児を診ているんですけども、そういうところで対応して、医療的なケアが必要な部分につきまして、中央病院では、そちらの先生に当院に嘱託医として来ていただきまして、継続して診療のほうを続けているという部分でのかかわりはさせていただいております。  以上です。 ○八代毅利 副主査   ありがとうございます。  今国でも教育の無償化だとかいろんなことをやってますけども、今後、この辺のところが、やはりどんな子供でも希望すればきちっと学校で学べるようにしていこう、そういう姿になりつつありますので、考え方はそういうふうになってきておりますので、今後その辺の必要性というのは非常にふえてくると思います。公立病院ということで公的な使命も持っておりますので、ぜひ御対応いただけるような形をしっかりとっていただきたいなというふうに思います。  この点についてはこれで終わらせていただきまして、もう1点が、これもあんまり難しい話じゃないんですけど、人間ドックですね、非常に予約がとりづらいということで、ぜひもうちょっととりやすくしてくれという要望がございます。その辺をお願いしたいんですけども、いかがでしょうか。
    医事課長   人間ドックの受診枠についてなんですけれども、先月2月に30年度の前半部分に関しての受け付けをさせていただいたんですが、そこの部分をする前に事前に院内のほうで調整させていただきまして、200枠ほど年間で増する形での受け付けをさせていただきましたので、若干御希望に添えるような形での御対応はさせていただけたかなと思っております。  以上でございます。 ○八代毅利 副主査   ありがとうございます。  200ふやしていただいたということで、御対応いただいていると思うんですけど、また今後もさらにふやせるようでしたら、御対応をぜひよろしくお願いしたいと思います。  あとは、意見、要望なんですけど、予算書を見ますと、もうちょっと詳しい情報が欲しいなと。例えばバランスシートを見たときに、企業債というのがありますね。これは、普通ならどこからどれだけ借りているのかという明細書があるんです。あるいは資本金――これは市が全部出資していると思うので、これは必要はないとは思うんですけど、資本金というのは126億円――これは31年末のを見てますけど、126億円とかになっているんです。これは市が全てだろうとは思いますけど、そういった借入明細とか資本金の株主の明細とか、普通はあります。勘定科目の収入、支出のところはそれなりに入ってますけど、どういうわけかそういうのがあんまりないので、そういうのがあったほうが親切かな、こういうことです。これはネットでも見れますし、ディスクローズされているんですけど、一般的な公的な会計の中ではバランスシートという概念があんまりないですから、どうしてもそうなっちゃうんでしょうけど、一般的な企業会計で言えば、借入明細ですとか、株主の明細ですとか、そこら辺の資産の明細というのも当然ありますので、ぜひそういうのも御対応いただければと、意見、要望で申し上げておきます。  以上です。 ○上谷幸美 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○上谷幸美 主査   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、議案第428号のうち本分科会割り当て分に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。  これより議案第443号の討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○上谷幸美 主査   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第443号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○上谷幸美 主査   異議なしと認めます。したがって、議案第443号は承認することに決まりました。  ここで、この3月末をもって退職されます出口局長、名田部長に一言御挨拶をいただければと存じます。 ◎管理部長   定年を迎えます最後の議会でこのような場を与えていただき、お礼を申し上げます。  昭和56年に教育委員会を最初の出発といたしまして、それから37年が過ぎ、はや定年の年齢になったことに我ながら驚いております。  振り返りますと、思い出深い仕事は三つございました。一つ目は、阪神・淡路大震災直後の混乱の中で避難所業務に携われたこと。二つ目は、2006年ののじぎく兵庫国体の事務局として最高の部隊を成功裏に終えることができましたこと。そして、三つ目がこの中央病院での仕事でございます。  中央病院には、平成23年に管理部長として配属されてから、7年間の勤務となります。単独移転から、前回の市長選挙を経て、白紙撤回、県立病院との統合ということで、激動の7年間でございました。経営改善とともに、私としましては、病院をよりよくしていきたいという思いで、精いっぱい仕事をしてまいりました。私も、これからの統合がうまくいくことを祈りながら、一市民として見守っていきたいと思っております。  最後になりましたが、本委員会の皆様はもとより、議員の皆様には大変お世話になりました。この場をおかりしてお礼を申し上げます。  また、議員の皆様のこれからの御活躍を強く期待しております。  本当にありがとうございました。(拍手) ◎中央病院事務局長   予算特別委員会でこのような場を与えていただきまして、本当にありがとうございます。  私も、名田部長と同じく、昭和56年4月に市の職員となりまして、37年間の勤務の中で、いろんな職場、いろんな仕事を経験してまいりました。  最初の職場は財政課でございました。財政課で予算編成、決算、財政計画の策定など、そういった仕事を通じて、市の行政全体を俯瞰する、そういうふうな立場にございまして、非常に勉強になりました。  次は、人事課でございました。人事課は、市役所の中でも非常に多忙な職場の一つでございます。非常に長時間残業ということで、今では考えられないような職場環境で働いておりました。そういった中で8年間勤務いたしましたけれども、私が中心となりまして、実は本を出版いたしました。株式会社ぎょうせいという出版社がございますが、ぎょうせいから「シリーズ市町村の実務と課題」、そのシリーズの第6巻として「人事課」という本を私が中心となりまして取りまとめて出版いたしました。その執筆の中で自分の仕事を改めて見詰め直すという、そういう非常にいい機会になりまして、勉強になったというふうに感じております。  その次は、商工課、卸売市場担当課でございました。先日の一般質問でも市場の整備について取り上げられました。私は、平成5年から9年まで5年間、在職しておりましたけれども、当時は、西市場がございまして、東の二つの市場と合わせて3市場の統合整備事業に従事いたしまして、当時、課長と2人で担当いたしましたけれども、御案内のとおり、阪神大震災の影響で、まずは西宮浜への統合移転、その後、鳴尾浜への本設移転ということで進めてまいりましたけれども、仮設市場の契約直後に業界内の反対運動が起こりまして事業が頓挫するという、非常に残念な結果になりました。先日の一般質問を聞きながら、あのときに事業が成功して鳴尾浜に移転しておれば、こういうこともなかったのになということで、非常に複雑な思いといいますか、じくじたる思いで聞いておりました。  また一方、先日の一般質問で何人かの先生方が事務事業評価に触れて質問されておられました。私は、行政経営改革グループの課長補佐、課長として、行政経営マネジメントの仕組みづくりをいろいろやってまいりました。その中で私自身が非常に力を入れて取り組んだのが事務事業評価でございます。この事務事業評価が、決算委員会だけではなくて、一般質問でも活用されていくということに対しまして、私は非常にうれしく、ありがたいなというふうに感じておりました。  局長になりまして、最初の3年間は教育次長でございます。教育次長といたしましては、学校施設の耐震化、空調設備の整備、諸学校の増改築事業に力を入れましたけれども、特に印象に残っておりますのは、高木北小学校の新設事業でございます。当時はまだ名称がついておりませんので、(仮称)第46小学校と呼んでおりました。議会の中で、この(仮称)第46小学校の整備に当たって手続面で厳しい御意見も頂戴したところでございますけれども、全国的に少子化が進んでいる中で、非常に珍しいケースとして小学校の整備にかかわれたということは、非常に貴重な経験でございます。  最後の4年間は中央病院でございます。私が事務局長に就任したのが平成26年4月でございます。この年は、中央病院地方公営企業法の全部適用に移行した年であり、また、市長が交代した年でございました。御案内のとおり、市長の交代によりまして、中央病院の整備が単独移転から統合整備へと大きな転換をしたということでございます。県立西宮病院との統合に向けた取り組みを進める中で、その一方で現病院での経営改善を図る、非常に難しい時期でございました。特に悩んだといいますか、課題になったのが、現病院でどれだけ投資したらいいのかということでございます。どのタイミングでどれだけ投資するのか、非常に悩んだところでございます。ただ、議会の御意見もいただきまして、平成27年度から今年度の3年間かけて集中的に投資を行いまして、耐震化であったり、施設の老朽化であったり、あるいは大型医療機器の更新・新規導入をさせていただきました。今となっては非常によかったな、適切な判断ではなかったのかなというふうに考えております。  県立西宮病院との統合につきましては、県との合意まであと一歩というところまで来ている、私自身はそういうふうに感じております。あと1年あれば、西宮市長と兵庫県知事が病院統合の合意の共同記者会見を開いて、その場に立ち会えたんじゃないかなというふうに感じておりまして、非常に残念といいますか、心残りではありますけれども、その点は後任に任すといたしまして、議員各位におかれましては、これまでどおり、あるいはこれまで以上に、病院統合事業に対しまして格別の御支援を賜りますようにお願いいたしまして、私の退職に当たっての御挨拶とさせていただきたいと思います。  これまでの御指導、御鞭撻、まことにありがとうございました。  本当にありがとうございました。(拍手) ○上谷幸美 主査   長きにわたり、西宮市政発展のために御尽力くださいましたこと、心より感謝申し上げます。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○上谷幸美 主査   次に、議案第428号平成30年度西宮一般会計予算のうち本分科会割り当て分を議題とします。  本件に対する質疑は終了しております。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。 ◆野口あけみ 委員   日本共産党西宮市会議員団は、議案第428号平成30年度西宮一般会計予算に反対です。  現在、市長不在ではございますが、前市長の政治姿勢が少なからず残る予算案であり、その政治姿勢などを含めまして反対ということです。  詳しい反対箇所、あるいは理由につきましては、本会議討論に譲ります。 ◆花岡ゆたか 委員   市民クラブ改革は、議案第428号に賛成いたします。  以上です。 ○上谷幸美 主査   ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○上谷幸美 主査   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第428号のうち本分科会割り当て分は、これを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○上谷幸美 主査   挙手多数と認めます。したがって、議案第428号のうち本分科会割り当て分は承認することに決まりました。  以上で本分科会割り当て分の審査は全て終了しました。  本日、昨日とも、議案第428号、議案第435号は賛成多数、議案第443号は全会一致、いずれも本委員会所管分は可決をいたしました。  ここで当局の挨拶があります。 ◎病院事業管理者   予算特別委員会健康福祉分科会の閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。  委員の皆様におかれましては、議案第428号平成30年度西宮一般会計予算ほか諸議案につきまして、慎重に御審議いただき、感謝申し上げます。  御審議の中で賜りました御意見、御要望につきましては、今後の業務執行に生かしてまいりたいと考えております。  今後とも御指導賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  ありがとうございました。 ○上谷幸美 主査   これをもって予算特別委員会健康福祉分科会を閉会します。  なお、来る3月22日午前10時に本会議場において予算特別委員会全体会を再開します。  御協力ありがとうございました。           (午前10時53分閉会)...