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令和3年第130回定例会(第4日目) 本文 開催日:2021年12月16日
令和3年第130回定例会(第4日目) 名簿 開催日:2021年12月16日

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  1. 香美町議会 2021-12-16
    令和3年第130回定例会(第4日目) 本文 開催日:2021年12月16日


    取得元: 香美町議会公式サイト
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    2021年12月16日:令和3年第130回定例会(第4日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午前9時30分 開議 ◎議長(西谷 尚) おはようございます。  ただいまの出席議員は15人であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。      ──────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 ◎議長(西谷 尚) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、田野公大君、森浦繁君を指名します。      ──────────────────────────────  日程第2 諸般の報告 ◎議長(西谷 尚) 日程第2 諸般の報告を行います。  本日の議事日程及び発議書はあらかじめ議場配付しておりますので、ご確認ください。  次に、徳田喜代子君より入院治療のため欠席する旨、届出がありましたので、許可をいたしております。      ──────────────────────────────  日程第3 議案第149号 専決処分をしたものにつき承認を求めることについて(令和3              年度香美町一般会計補正予算(第7号)) ◎議長(西谷 尚) 日程第3 議案第149号 専決処分をしたものにつき承認を求めることについて(令和3年度香美町一般会計補正予算(第7号))を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) おはようございます。吉川です。
     議案第149号の専決処分したものについて、今回、当局の皆さんにおかれましては、国の動きに振り回されて、右往左往、非常に苦労されたと思います。私ども議会としても、いち早く、現金給付をしていただきたいという思いは同じでございますが、気になるポイントがございますので、そこの疑問点を解消していただきたいと思います。  地方自治法第179条に基づく専決処分でございます。この条文には、特に緊急を要するため、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認めるときというふうに言葉がございます。時間的余裕がないことが明らかである。今回、提案理由にはここの部分が省かれているんですけども、一方で、補正第10号、後ほど上程されると思いますが、間に合うように調整したと言ってもいいかもしれませんが、間に合っていると。同一関連議案が間に合って上程されているわけで、時間的余裕がないことが明らかであると専決したにも関わらず、一方で間に合っているという状況で、提案理由が根底から崩れているというふうに思うわけでございます。この矛盾について、地方自治法第179条第1項を免罪府として、丁寧な考察をせずに安易に専決処分されていないだろうかという疑念が、私は生まれております。よって、どのようなスケジューリングを組もうと思って、やっぱり無理だということで判断されたのか。専決に至った過程の説明をお願いしたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 財政課長森垣文裕君。 ◎財政課長森垣文裕) おはようございます。それでは、吉川議員のご質疑に答弁させていただきます。  まず、専決処分させていただきました補正予算第7号でございますが、これ、11月19日付ということで、その処分をさせていただいたところです。先月、その頃の国の動きなり、私どもの考え方なりを振り返ってみますと、まず、18歳以下の子育て世帯に対する給付ということにつきましては、それ以前から、国のほうでは、こういった政策を打つ予定があるということは皆さんご承知だったと思いますし、我々も国の動向を注視しているところです。そういった中、11月19日頃には、国の補正予算を含む経済対策が閣議決定されるだろうという情報もありましたので、そのところに焦点を当てて注視しておりました。そうしましたところ、11月17日の夜に、県を通じまして、国からの今回の子育て世帯への給付の、まず最初の5万円に係るQ&A、ないし事務取扱に関する詳細が送られてきました。そこで必要な予算組みに係る内容は見て取れる、あるいは事務日程を考えることができるということで、福祉課のほうでいろいろ考えていただきました。そういった中で、11月19日にいよいよ閣議決定がされたと。そういった中で、国の取組方針にあります、プッシュ型の年内給付につきましては、児童手当給付世帯にいち早く、まず年内給付をということがありましたので、その事務を開始するためには、やはり予算立てが必要という認識がありまして、本来であれば議員さん方にお集まりいただいて、審議、採決いただくところが本意ではあったんですけれども、年内給付を目指すためには、いち早く事務を進める必要があるということを考えまして、経済対策が閣議決定されました11月19日をもちまして専決処分させていただいたところです。  想定しました事務日程の中に、当時、事務の取扱いに関する詳細の中には、例えば、町のほうから対象の町民の皆様にお知らせをした後に、国の定額給付金のときにもありましたけれども、受け取りを拒否される場合には、それをお知らせくださいという、それを考える期間を最長2週間持ちなさいと言われるようなことが書いてありました。さらには、自治体の規模に応じて、それは1週間に短縮することができるというようなくだりもありました。ということで、本町としましては、2週間とはいかないまでも、受け取り拒否の旨を申し出る期間を持ちながら、あるいは、文書作成であったり、事務の整理をする期間が相当程度必要ということで、さらには、年内ということで香美町では12月24日を設定させていただいているところですけれども、12月24日に目がけて事務を進めるためには、どうしても11月19日に事務を開始しないといけないという判断をしまして、専決処分をさせていただいたところです。  さらに、先ほどもご指摘のありました、今回補正第10号のことを、昨日、議会運営委員会を臨時に開いていただきまして、議案とすることをまずは認めていただいているところですけれども、皆さんご承知のとおり、この18歳以下の給付金につきましては、国のほうでも、右往左往されたり、私どもも、一体どうなるのかというようなことで、いろいろ日々考えを巡らせてきたところですけれども、補正第10号につきましては、国のほうも、今週に入りましてから、国会のほうで3パターンが示されて、基本的にはクーポンと最初の5万円。それに加えて、5万円を2段階で給付。5万円と5万円を一括の10万円で給付することを認めると。あるいは、予算措置が整えば、国の予算を待たずとも給付することも差し支えないというような、そういう緊急的な国の考えも示されたことから、補正第10号を編成させていただいて、何とか認めていただきたいというふうに思っておりまして、ですから、11月19日に専決処分させていただいたのは、国が示します事務の取扱いの詳細に照らして、必要な期間を想定しまして専決処分させていただいておりますし、補正第10号につきましては、国が、予算措置が整えば速やかに執行してよいというふうにおっしゃっておられますので、そういったことで国の説明の背景も、本町の補正第7号と補正第10号では背景が異なっているということでご理解いただきたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 今ご説明いただいたんですけども、何かやっぱりぱっとせん。というのが、私、スケジューリングをどのように組んだかというのをお伺いしたんですが、例えば、何かをするに至って、今回だったら12月24日に給付したいというのであれば、そこをゴールとして、何日前に何をする、何日前に何をしなければならない。しかしながら、これだと議会に間に合わないからできないというご説明いただけるのかと思ったんですけど、そこら辺の逆算のスケジューリングはされてなかったかどうか。そこもお伺いしたいですし、あと、この第179条、矛盾しているところについてどのように考えているのかも含めて、もう一度お伺いをします。 ◎議長(西谷 尚) 福祉課長穴田康成君。 ◎福祉課長穴田康成) 吉川議員の質疑に、スケジュールのことについて答弁させていただきたいと思います。  当初議案ということで、先月30日開会をされるということになりますと、それから事務を進めるというような話になりますので、10日にご案内の文書を発送するというようなこと自体に、とても間に合わないというようなことが想定されましたので、19日に閣議決定自体が決まりましてから、福祉課のほうでスケジュールを組んでおりましたら、そのような結果になったということで、先ほど財政課長からもご説明があったとおり、受け取り拒否ということを必ずやりなさいというようなことの国の指示がございまして、どうしても1週間は見なければならない。あるいは、24日に振込としているんですけども、それの3日前までには必ずデータを銀行に、金融機関に送らなければならない。そういったことを全てかみ合わせますと、データの整理等も含めて、文書の作成等も含めて、あるいは封入作業、発送作業、全て含めて、議会の初日であればとても間に合わないという判断をさせていただいて、財政課とも協議させていただいて、町長とも協議させていただいて、このような専決というようなことにさせていただいております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 財政課長森垣文裕君。 ◎財政課長森垣文裕) 地方自治法の解釈といいますか、定義されていることの取扱いですけれども、今回、先ほど私の答弁と、今、穴田課長が申し上げました日程を考慮しまして、議会を招集するいとまがないときというところで、いとまがないという判断をさせていただいて、専決処分を頂いたものですので、ご理解を頂きたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) スケジュールについては理解をいたしました。地方自治法で、条例でもなく、条例より上のもので縛りがあるものですし、また、専決されたものを幾らここで承認しなくても執行できる、結構強い権限のものですので、気をつけてはいただいていると思うんですけども、丁寧に取扱いをしていただきたいということを申し上げて、質疑を終わります。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) それでは、何点かお尋ねをいたします。  議案資料の11ページ、18歳以下の臨時特別給付金給付事業費ということで、テレビでも報道されていますけども、所得制限ということがあるんですが、この中で所得制限という関係は、どう読み取ったらいいかなというふうに思います。いつ時点の所得で所得制限をかけるのか。それから、所得制限はもうしないのかということが1点と、それから、18歳以下ということですけども、高校生等になっております。等ということは、高校に在学していなくても支払いをするかどうかということ。この2点をお尋ねいたします。 ◎議長(西谷 尚) 福祉課長穴田康成君。 ◎福祉課長穴田康成) 2点ご指摘いただきました。まず1点は所得制限のお話でございます。11ページに記載をしております1番、子育て世帯への臨時特別給付金、そこの次に括弧でくくってあります、そこが所得制限という意味でございます。特例給付受給者は除くということで、一定の所得が、児童手当の場合は所得制限ということでございます。そういった制度が。所得制限にかかった人は、第1子であろうが、あるいは第3子であろうが、3歳未満でありますと1万5,000円になるんですけども、全て5,000円というふうな給付になります。額になります。そのものが5,000円というふうに、特例給付と言われる世帯の方は、所得制限ということで今回の給付の対象からは外れますということでございます。  それから、「等」というふうに記載をしています2)番のところ、9月30日時点で高校生等と。これにつきましては、在学をしてなくても、働いておられる方もあると思うんですけど、そういった方、平成15年4月2日から平成18年4月1日生まれの人ということで、特に高校生でなくても対象になりますという意味でございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 所得制限の関係で、児童手当の支給をされている方は分かるんですが、高校生等の方は、所得制限か何かが、どういう形で所得制限をされるのでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 福祉課長穴田康成君。 ◎福祉課長穴田康成) 所得制限の関係につきましては、養育者、保護者という形で、その方を所得制限の対象かどうかということで見させていただきますので、高校生でなくても、例えば家におられる方でも、養育する方の所得を見させていただくと。児童手当と同じ考え方でございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 養育者ですけども、高校生等ですから、働いている人も養育者は誰かになるわけですか。 ◎議長(西谷 尚) 福祉課長穴田康成君。 ◎福祉課長穴田康成) 分かりにくい説明で申し訳ございません。扶養に取られているということが明らかだということで、高校生等と。在学をされてない方もおられますので、そういったことで、扶養されているということも考えられるので、高校生自体が扶養に取られておれば、その方が保護者ということになりまして、働いておられたら当然課税になりますので。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(4番) 議案資料11ページ下のとこら辺の、3.スケジュールの(2)の2)、3)の保護者、申請受付開始が12月20日月曜日から、これはいつまでという期限があるのかどうか、お聞きしたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 福祉課長穴田康成君。 ◎福祉課長穴田康成) では、藤井議員のご質問に答弁させていただきます。  申請受付期間、12月20日から、国の事務取扱では3月31日までということですので、そのように取扱いさせていただきたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) それでは、私も実は専決処分の関係で、吉川議員からも質疑があったと思うんですが、多少重なるところがあると思いますが、それと、もう1点は、また事業関係についてしたいと思いますが、まず、専決処分でありますけども、議員必携には、専決処分とは、議会の権限に属する事項について、町長が議会に代わって意思決定を行うことであり、議会が議決したのと全く同じ法律的効果が発生するので、議会としては、その慎重な運用を真剣に見守らなければならないと、専決処分の運用についての議会の視点を書いております。さらに、専決できる4つの要件のうちの、議会を招集する時間的余裕がない場合は、当該事件が緊急を要し、議会を招集してその議決を経ている間にその時期を失する場合であることが明らかな場合というふうに規定をされております。  先ほどの議論の中で、吉川議員が、制度そのものスケジュール関係についての質疑をされておりましたが、私も実はこのお話を聞いたときに、これは、11月24日の議運で提案といいますか、説明があったんですが、そのときにはスケジュール関係のことは言われていましたが、この間の初日の提案説明で、閣議決定と同じ日に専決処分したという、こういったお話を聞いて、国が決めたから専決処分でというふうなことになれば、町議会の存在が必要ないのかという、そういう思いをしたわけであります。そういった意味で、先ほどの議論をお聞きしておりましたら、議会日程についても、12月定例会の11月30日から始まるこのスケジュールを前提にされたということですが、別に定例会でなくても臨時会を開けばよかったのではないか。そういう期間がなかったのか。逆に言えば、作業は当然しながらも、当然議会についての、専決ではなしに、臨時会を開いていただくことができたのではないか。このことを改めて思いましたので、その点どのように、私、てっきり、国のほうからもう少し強い指示があったかなと思ったんですが、スケジュールのそういった事務的な文書だったと思いますけども、また逆に、議会の関係についても、そういうアドバイスといいますか、文書もあったのかなと思ったんですが、どうもなかったようですが、それについて間違いなかったのか。その辺も確認させてください。  それから、事業関係につきましては、先ほどの東垣議員の質疑がありましたが、この給付金については、所得制限、これが世帯合算ではなく、主な稼ぎ手の収入で線引きをしたために不公平だという不満の声が上がっていたわけでありますけども、所得制限のことで、今度の追加議案にも絡んでくることですが、政府のほうは、所得制限もなしにして全員に支給するという、これもよしというふうな、そういう見解が出ておりましたけども、香美町としてはその辺をどうされるのか。その点についてもお聞きしたいと思います。  以上、お願いします。 ◎議長(西谷 尚) 財政課長森垣文裕君。 ◎財政課長森垣文裕) それでは、谷口議員のご質疑に答弁させていただきます。  先ほどご指摘がありました、専決処分の補正第7号につきまして、議会運営委員会の私の説明と本会議での説明ぶりが少し違ったのではないかということで、その点につきましてはおわびしたいと思います。ですから、あくまでも国の政策取組方針ではありますけれども、町として、町民の皆様にいち早くお届けしたい。そのためにはスケジュールを考えますと専決をさせていただくことが必要と考えまして、専決処分させていただいたものでございますので、何とかご理解いただきたいと思います。  あと、議会日程、先ほどご提案もありました、臨時会でも招集することができたのではないかということでお話しいただきましたので、今後は、議会の開催日程等々を含めまして、政策的なことを議会にお諮りする必要があるときには、議員さん方との対話を大事にしていきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 次に、福祉課長穴田康成君。 ◎福祉課長穴田康成) 谷口議員のご質問に答えさせていただきます。  所得制限につきましては、児童手当の法で定められていますので、定められた法によって取扱いをさせていただくということになります。今回の給付金についても、児童手当のほうでデータも使ってプッシュでというようなことになっておりますので、そのような取扱いをさせていただきます。確かに、今議論でもありますように、主に生計を維持する人ということになっていますので、現在の児童手当の制度自体も、それが今現在の共働き世帯になかなか合致しないというようなことがあって、所得制限にかからないまでの夫婦の所得であれば給付になりますが、片方の親御さんが所得制限にかかるという場合は、児童手当の支給にはならない。5,000円の支給になってしまうというようなこと自体は、言えば、制度自体がそうなっているというようなことですので、ご理解いただきたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 先に所得制限の関係ですが、私は、現在の所得制限の把握はさせてもらっているんです。ただ、今回の給付金について、所得制限を外して、不公平感が、1つの事例で言うと、3人家族の場合、960万円という線が出ました。これは世帯主が960万円で、逆に言えば、共働きで例えばご夫婦で900万円ずつ、そういう世帯には対象になるんです。こういったことが問題だというような声が上がっておる中で、自治体によっては、所得制限を思い切って外して、その方たちも全員支給するという動きが、今現在、兵庫県下でもそういった取組をしている町もありますから、町としては、その辺を考えているかどうかということだけお聞きしたかったんです。それが1点です。  それから、先ほどの専決処分の関係です。結局、事務的なそういう関係を優先して、議会に対する配慮といいますか、この辺が欠落していたということで、担当課長のほうからおわびがあったんですが、改めて、町長、そういう意味で、昨日も議論があったんですが、議会制民主主義の根幹ですから、そういう意味では、今後ぜひ議会に対しての相談といいますか、当然議会がゴーをしなければ、特に補正予算なんかは実施できませんので、そういう意味では、議会の存在をしっかりと踏まえた上での対応をぜひともお願いしたいと思いますが、その点いかがでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 当然、議会の議決を頂かなければならないものを、様々な事情を勘案しながら専決処分をさせていただいたのは、私の判断でございます。当然、安易に専決処分を行うということは、これは許されるべきものではありませんし、それぞれ自治体の中でも、例えばこのたびの5万円の先行給付についての専決処分も、この議会の間に議決を求めたら、同じように5万円の給付ができるわけでございますから、安易にはすべきではないとしながら、国からの指示も年内給付を目指せということでありますから、先ほどのスケジュール感の中で年内給付を目指そうとすれば、専決処分しかなかったという判断を私がしたということでございます。ですから、安易にすべきではないとは言いながら、地方自治法上でも専決処分というものが認められておるわけでございますから、そこの判断の中でさせていただいたということでございます。  所得制限については、国の考え方のとおりということで、私どもとしてはさせていただく予定にしてございます。 ◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) この専決処分の在り方で、先ほど財政課長のほうでは、そういう事務的なことを優先して、議会にかける、そういった面が配慮に欠けていたということで、そういう反省の弁もあったんですが、先ほど町長は、私の判断でしたんだと。専決処分は、これも私の判断でしたということで強調されておったんですが、町長、議会を招集する時間的余裕がない場合で、当該事件が緊急を要し、議会を招集し、その議決を経ている間にその時期を失する場合であることが明らかな場合という、限定されているんです。だから、今度、19日以降、24日までに臨時会を開こうと思えば、できたのではないですか。それをせずに専決処分を私の判断でしたという、事務方は、それは少し慎重にすべきだったという反省の弁があったのに、町長が逆にそれを無視して、はっきりと私の責任でやったという、そういうことであれば、議会を本当に軽視された姿勢だったということを改めて私は指摘しておきたいと。  さらに、所得制限の関係につきましては、当町については、所得制限を活用したことでやられるということで、所得制限の要件を外して全員にするという考えはないというようなことでいいんですね。その点、お願いします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほどの専決処分の考え方につきましては、先ほどのとおりでございます。所得制限についても、国の方針に沿って所得制限ありという考え方で給付を行っております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 1点お伺いします。所得制限にかかる世帯は、何世帯ぐらいあるか把握されておりますか。 ◎議長(西谷 尚) 福祉課長穴田康成君。 ◎福祉課長穴田康成) それでは、南垣議員のご質問にお答えします。  11ページの1)の対象の保護者は21人です。児童は40人ということになりますし、それから高校生のみということ、高校生という言い方はよくないですけども、2)番の対象の児童と保護者、保護者については14件、児童につきましては19人。全部で保護者が35人で、児童は59人ということになります。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) ということで、所得制限にかかる世帯を把握されておるということが確認できました。所得制限がかかる人数に係る金額について、非常に短い時間で専決されて、ぱっと動かれたということなんですけれども、このときに当町として所得制限をなくそうという議論はありましたでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) このたびの給付金も国のご判断でございますから、今の給付金の話が出たときに、町として所得制限を撤廃しようというような議論はありませんでした。私どもとしては、国の方針に沿った対応をさせていただくということでございます。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) では、そのようなお考えはなかったということなんですけれども、当初、国が一番最初に決められた時点で専決をされたということで、議論もされなかったということなんですけれども、これが少し一呼吸置いて、私もよく言われるんですけど、1回飲み込んで考えてみたら、周りの動きが見えて、どこではこういう動きがあるんだけどなというようなことが見えたかと思います。なかなか他市町の動きに追従するという雰囲気が当町には少ないかなという思いをしておるんですけれども、ゆっくりと考えてみたらと思うようなことはございませんか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) これは国の策でございますから、当然、国の示された方法でもって私どもは考えてございます。町独自の考え方ということについては、所得制限といいますものは、今までから、私が町長になりましてから、所得制限はあるべきという考えは基本的に持ってございますので、国の政策にならった考え方をしとるところでございます。他町の動きについては、それぞれ担当の幹部職員も含めて、いろいろとアンテナを張って対応はしておるつもりでございますけども、今後もそういうことには注意を払って頑張ってまいりたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 議席番号3番、谷口眞治です。議案第149号 専決処分をしたものにつき承認を求めることについて、反対の立場で討論をいたします。  先ほど質疑の中で専決処分のことについて質疑をいたしました。担当のほうでは、スケジュール感があったということを前提にしながらも、議会に対する配慮、この辺が少し欠けていたというふうに反省をされておりました。しかし、町長にこのことをお伺いしたら、私の権限で専決処分を判断したということで、例えば臨時会を開催する時間的余裕がなかったのかといえば、十分あった。これを、専決処分、町長もご存知のように、議会の権限に属する事項について、町長が議会に代わって意思決定を行う。こういった議会制民主主義の根本を、緊急かつ要件を4つに限って認めるということでありながら、そういう意味では、議会に対する存在を、町長の中には全くなかったと言っているに等しい答弁であったというふうに思います。そういった点で、私は、専決処分を議会として到底認めるわけにはいかない、こういうことを申し上げて反対討論といたします。  議員各位の賛同を求めて、討論を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第149号を起立により採決いたします。
     本案は原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり承認されました。      ──────────────────────────────  日程第4 議案第150号 辺地総合整備計画(奥佐津辺地)を変更することについて ◎議長(西谷 尚) 日程第4 議案第150号 辺地総合整備計画(奥佐津辺地)を変更することについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第150号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第5 議案第151号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて ◎議長(西谷 尚) 日程第5 議案第151号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本案は人事同意案件でありますので、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、直ちに採決に入ります。  この採決は無記名投票で行います。  議場の出入口を閉鎖いたします。                  (議場閉鎖) ◎議長(西谷 尚) ただいまの出席議員は議長を除く14人であります。  開票立会人を指名します。  香美町議会会議規則第32条第2項の規定により、開票立会人に南垣誠君、西谷高弘君を指名します。  投票用紙を配付します。                 (投票用紙配付) ◎議長(西谷 尚) 配付漏れはありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を点検します。                 (投票箱点検) ◎議長(西谷 尚) 異状なしと認めます。  念のために申し上げます。本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票、賛否が明らかでない投票及び白票は、香美町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。  ただいまから投票を行います。  職員に点呼させますので、順次投票をお願いします。                 (点呼・投票) ◎議長(西谷 尚) 投票漏れはありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 投票漏れなしと認めます。  投票を終わります。  続いて、開票を行います。南垣誠君、西谷高弘君の立会いを求めます。                   (開票) ◎議長(西谷 尚) これより投票結果を報告します。  投票総数14票、うち有効投票14票、無効投票0票。有効投票中賛成14票、反対0票。以上のとおり全員賛成であります。  よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。  議場の出入口の閉鎖を解きます。                 (議場閉鎖解除)      ──────────────────────────────  日程第6 議案第152号 香美町交通安全対策基金条例を定めることについて ◎議長(西谷 尚) 日程第6 議案第152号 香美町交通安全対策基金条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 何点かお尋ねしたいと思います。まず初めに、この基金にしようとする金額4,068万2,000円ですか。これの原資の出どころです。町の出資金、出金金、町民の掛金、あるいは掛けた人の人数、そういうものが分かれば教えていただきたいと思います。  それから、今回の基金条例、僅か4,000万円程度の基金条例なんですが、一般的に基金とすることの妥当性、金額も含めて、どのような、基金条例をつくるための本質的なことも含めてお尋ねをしてみたいというふうに思います。  それから、何年かけて、どれだけずつ取り崩していくんだという考えを持っておられるのか、お尋ねしたいと思います。  まず、これだけお尋ねします。 ◎議長(西谷 尚) 町民課長、井口晃君。 ◎町民課長(井口 晃) 見塚議員の質疑にお答えをいたします。  まず第1点目に、基金の出どころといいますか、状況についての説明をということだったと思います。分配金額の4,068万1,697円の内訳につきましては、分配金額のうち、19市町の均等割が、現在、基金の中から30%、1市町当たり1,305万7,161円です。それにプラスアルファになります分が、累積加入人員割がプラスになります。その内容といたしましては、平成20年度から平成29年度までの香美町の累積加入人員が8万9,571人で、19市町の中の割合で言いますと4.8%になります。その累積加入人員割の額としては2,762万4,536円となります。それを合計いたしまして4,068万1,697円の基金の分配金額が、今回1月に香美町のほうに入ってくる予定となっております。  2つ目の、基金条例の妥当性ですが、今回基金をつくらせていただきまして、計画を持って使用するのを目的としまして基金のほうを設立させていただいております。これを何年かけて取り崩していくかというご質疑ですが、それにつきましては、関係課と今後協議して進めていきたいと思っております。ただし、私の考えるところでは、長期的に使用していくのではなく、なるべく短期的に、町民の皆さんの困っている場所とか、そういうとこに使用できていけたらと考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 財政課長森垣文裕君。 ◎財政課長森垣文裕) 町民課長の答弁に少し補足をさせていただきます。基金とすることの妥当性ということで、先ほど計画を持ってするためにということで申し上げました。さらには、基金にさせていただくことで、決算ごとに、どの程度活用して、どういうふうなことができたかということを、広く決算でも明らかにしていきたいというふうな考えもありますので、基金をもってさせていただくということでご理解いただきたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 町民課長、井口晃君。 ◎町民課長(井口 晃) 掛金の原資になる部分につきましては、町民の方の交通災害対策共済の掛金が原資となっております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 分かりました。町は出資金も出金金もないんだと。全て町民の方の掛金だということです。本来保険だとか共済だとかというのは、余ったら無事戻金等々で返さん金だったのかなというふうに私は考えます。そうした中で、財政課長は、決算で明らかにできるというようなことですし、町民課長は、長期でなしに、短期の間にということですが、次にお尋ねしたいのは、私は普段ここに来るのに、ほとんど県道、国道を通ってきます。町道はほんの僅か通ってくるんですが、たまたま昨日、私、柴山に用があったものですから、佐津回りで帰りました。そうすると、元二中があった近所から隼人に至る間、隼人のほうの町道も、下岡橋から隼人側を通ったんですが、外側線がほとんど消えてありませんし、それから、下岡橋から隼人に至る間は、防護柵設置要綱に該当する道路と法面の高さ、法勾配を考えると、佐津川ですので防護柵設置要綱に該当する箇所であるわけですけども、ガードレールもありません。これから冬にかけて、外側線がない、ガードレールがない。あるいは、秋から冬にかけては、雨の日や雪の日は、非常に路側、道路と民地との間が分かりにくいという季節でもあります。そうした場所が、町内、町道の至るところにあるんだろうと思いますし、私も含め、一般質問で交通安全のことに対し、施設も含めて質問しました。優先度をつけて云々というような教育長の判断もあったんですけども、安心・安全に優先度をつけるというようなことは、一般的には考えられません。そうした中で、交通安全施設要整備箇所がどのぐらいあるのか。どのぐらいの費用がかかるとか、その辺のことを把握しておられて、このような基金を設置して、短期間とは言いながら、整備していくんだというような考え方が、本当に人の命を守る、安心・安全を守るという考え方の中で妥当かどうか。要整備箇所だとか、交通安全施設に対する基本的な考え方があるのかないのか。その辺について、まず2問目にお尋ねをします。 ◎議長(西谷 尚) 建設課長、吉田英貴君。 ◎建設課長(吉田英貴) それでは、見塚議員のご質疑にお答えします。  先ほど言われましたように、区画線が消えておるということで、隼人西下岡線のことかなというふうに思います。今回の基金条例を提案するに当たりまして、建設課としても、各地域局と一体となりまして、一応路線の洗い出しを行いました。その中で、今考えておりますのが、区画線が町全体で40路線の57.8キロ。防護柵につきましては12路線の616メートル。道路反射鏡等々につきましては9路線の12か所ということで、今洗い出しを行っております。全体の事業費的にはどのぐらいだというお話でございます。今回の4,000万円の基金を活用しまして、あと、先ほど申し上げました整備を全部しようと思えば、概算でございますけども、あと残り5,000万円必要かなというふうに建設課としては考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 建設課長、隼人西下岡線だけではなしに、佐津下岡線も消えていますので、付け加えておきたいというふうに思います。というように、今現在でも億の金が必要なんです。いろんな起債等も含めれば、財源等々を考えれば、4,000万円の一般財源があれば整備できるんですが、それ以上に、今、建設課長が申されたのは、今現在のものを維持するための費用だというふうに私は捉えておりまして、新たに必要な部分というのは入ってないんだろうというふうに思っております。そうすると、一番初めの1問目にした、この金のもともとの出資者、町民です。町は一銭も出してない。この金を町民から、言ってみたら、町に対して頂くわけです。それを交通安全に使うんだというけど、それは非常にいいことなんですが、短期間とはいえ、それを基金に積んで、一旦積んでしまうとなかなか出さないんです。はっきり言いますと。一遍基金を整理したことがあったんですけども、いろんな基金があったのは、振興基金等々、やっぱりなかなか処分しにくいんです。これは、こんな基金を設けないで、早急に町民の安心・安全のために使うべきだという考えを私は持っているんですが、町長、昨日の一般質問の中だったですか。今ある問題点を将来に引っ張ること、ツケを残すことは、浜上町政の考えではないんだというようなことを今言われましたけども、逆の捉え方を、私はちょうどこの条例の中で考えたんです。今あるいろんな問題を早期に解決しようと思った。なおかつ町民が、言ってみたら、町民の意思ははっきりと分からないわけですけど、賛成してくれると思いますけども、この金を使って、命と安心・安全のために早急に使わなければならないんだという考えが湧いてこなかったかどうか。そこだけお尋ねしてみたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 基金を設立する趣旨については、先ほどの原資はどうだというご質疑にお答えしたようなところもございます。ただ、これをハード事業とか道路維持修繕にといいますと、町民の皆さんからの要望にすぐお応えできるような金額ではないということもございますので、やはり私は、このレベルの基金、原資が町民の掛金、なおかつ、組合が運用しておった何十年間の中に、途中脱退をされた市町も、その当時の持分も持ち出さないまま脱退をされて、関係ないようになってこられた他の市町の掛金の分も含まれているということを考えれば、見塚議員が、今、道路維持修繕、あるいは建設課長が先ほど申しましたようなことにも、趣旨としては使えるわけでございますが、一方では、このぐらいのレベルの基金、しかも町民の皆さんの掛金が原資になっている交通安全のための基金をつくった。一方では、例えば子どもたち、あるいは住民の皆さんに対する交通安全意識の啓蒙とか、学校での交通安全教育のための活動の資金にしたりというようなことも考えられます。今後、一旦積んだ4,000万円余りの基金の運用については、基金の趣旨からして、どういうことに運用をさせていただくのがというのは、これから内部でしっかりと検討させていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) それでは、何点かお尋ねをいたします。  交通安全対策基金の原資として、9月議会に、兵庫県の市町交通災害共済組合を解散して分配するという、それが原資だと思います。今の話からすると、設立当初、町から全く出してないと聞きましたけども、9月議会のあれからすると、設立基金の分配と書いてあるんです。だから、設立当初、全く出してなかったのでしょうか。平成20年から平成29年度。といいますのが、香美町からすると、累計で8万9,571人加入していただいておるわけです。500円掛けていたと思います。総額からすると4,478万5,500円、そして、今回分配してもらうのが4,068万1,697円ですから、共済金として払ったのが410万3,803円なんです。保険事業からしたら、もうかり過ぎるのと違うかと思って。保険の制度自体がこれだけもうかったらおかしいかなと思って、設立当初に何ぼか町が基金を出して始められたのかどうかと私は思ったんですけども、今聞いておると、全く出してないということです。そうすると、保険事業からすると、掛金を掛けてもらって、共済金を支払って、その差額が出て、保険用語では危険差益、それから、利差益といって、利息の差益、それから費用の差益、その3つの益で収入というか、差額が出てくるんですけども、このあれからいったら、設計上、あまりにももうかり過ぎる保険であって、何かこれからすると、町民をだしにして保険事業をして収入を得たというふうに私は思います。それからすると、500円掛けて、今返ってくるのは454円なんです。当然、損害保険で掛け捨てということで約款はなっておるでしょうけども、これは町民に返してあげることも考えんなんというふうな金額ではないかと私は思うわけです。  掛金を掛けた人に返してあげるべきものではないでしょうか。だから、この基金条例をつくる自体がおかしいのと違いますか。 ◎議長(西谷 尚) 町民課長、井口晃君。 ◎町民課長(井口 晃) 1つ、ご説明が足らんところがありましたので、説明をさせていただきます。
     この共済事業につきましては、設立当初から、町のほうが一切お金は払っておりません。設立当初、昭和43年からのずっと掛金ですので、東垣議員の計算されておる金額なんですけど、それは、最終的に人数につきましては、平成20年から平成29年度の累積加入人員ですので、平成20年以前の部分については、ここには上がってきておりません。ということで、東垣議員は、1人当たりの分配にしたらこうだという話をされておりますけど、昭和43年からの各市町、当初は、設立時は66町でした。最大の年が何町だったかというところまでは分からない部分もありますが、最終残った市町が7市12町の19市町で、今まで設立当初からの残ってきた基金を今回分配するという話で、分配された基金が今回1月に入ってきますので、その基金につきまして、交通安全対策基金の条例をつくりたいというお話になります。ということで、町としては一切お金は入っておりませんが、今回分配する基金につきましては、今までほかの他市町もかけておられる基金も均等に分配される部分と、累積加入人口率で分配される部分とあるというふうに理解をしていただけたらありがたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 昭和43年から設立されておるということですか。それで、その累積で、9月議会に出ております市町で設立基金を分配するという、途中やめられた市町については、全く分配してないということなんですか。 ◎議長(西谷 尚) 町民課長、井口晃君。 ◎町民課長(井口 晃) 東垣議員の質疑にお答えします。  途中やめた市町、直近で言いますと、平成25年度に養父市が脱退されております。平成26年度で7市12町、今残っております19市町になっているんですけど、養父市が脱退した以前の脱退した市町は、脱退する際に、全ての基金であったり、一般会計で残っておるお金であったり、それについては一切放棄しますということで脱退されております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) この補正にも入金があるように、雑収入で入っておりますし、その行き先として交通安全対策基金をつくられるということですので、今現在の基金の積立額がこれだけということで、その金額が基金に入るということだと理解はいたしました。単純に平成20年から平成29年度の件数を掛けたんですけども、そうではないということでよく分かりました。  終わります。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 谷口です。  交通安全対策基金を今回つくるということで提案されていますが、基金の活用方法が、先ほど同僚議員の質疑の中で明らかになったのは、どうもまだ明確な活用方法が決められてないというふうな感想を持ちました。建設課長では、道路のハード部分に関わるんですし、また、町長的には、ソフト部分も言われておりましたが、どうも今回の提案を受けますと、4,000万円の市町共済組合の掛金といいますか、この配分金を一旦この基金に積んで、活用についてはじっくり考えていくというふうな方向が見れるんですが、今回の一般質問の中でも、交通安全施策について、特に教育委員会なんかで財源を大変心配されておる答弁もされておりましたので、むしろ基金に積むというよりも、短期間だという言い方をされておりますが、むしろ積極的にこの財源を使って新年度予算で具体化していく、こういったことのほうが交通安全対策基金といいますか、この配分金の性格からしていいのではないかと思うんですが、その点、お伺いしたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほど見塚議員への答弁の中でも申しましたように、金額は4,000万円余りのレベルでございます。先ほども申しましたが、内部でこれから基金の運用については検討はしていかなければならないとは思いますが、例えば、ハード事業にそのことをつぎ込むということになりますと、金額のレベルからしますと、基金を設立する必要がなかったような感じで使い切ってしまうと思いますから、一方では、先ほど申しましたように、子どもたち、あるいは昨日の一般質問の中でも出ておりました、教育長が答弁をしております、例えばボランティアで交通安全対策や子どもたちのために頑張っていただく方々への町からの何らかの支援策でありますとか、例えば、毎年行っております新入学児童に対します交通安全グッズ、ああいうものを配布したりしておりますが、それをもう少し内容のあるものにするとか、そういうことで、本来の原資の意味合いを含めた活用の仕方が求められるというふうに思いますので、そういう方向も活用の仕方があるということで、今後内部で検討していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) そういう活用方法については、ということは、まだ現在ほとんど手がついてないという、そういうことでしょうか。活用方法について、町長。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほども申しましたように、昔の1日1円保険というやつでございます。先ほど東垣議員からも、保険の構成の具合のことにありましたけども、中身については、まだどのことに具体的にとは決めておりませんが、今後どのようなことに活用していくのか。先ほど町民課長では、長いこと運用をせずにというような話もございましたけども、そういうことも含めて、今後、運用の仕方、内容については内部で調整を、一旦、先ほどの経緯があって、加入されておった住民の皆さんの交通安全に関わる部分で分配があったお金でございますので、主として交通安全に使いたいということは、これは設立の趣旨からいって、そのことをもってこのたびの議案を出させていただいておるということでございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 町長、提案があるんですが、確かに基金を積んでじっくり活用方法を検討するということなんですが、もう既に目の前で、こことこの箇所はどうしても直さなくてはいけないとか、それから教育委員会では、歩道の整備とか、交通安全の対応についてのいろいろ、もう既に中身的にはあると思うんです。だから、それを、基金ではなしに、早急に来年度予算で具体的に形として表れていく、そういった方法のほうが、原資をより有効に使うということでは、そちらのほうがいいと思うんですが、その辺どうなんでしょうか。これまでの交通安全の予算の枠ではなしに、これを使ってもっと広げていって、使い切る、使いようを。それが単年度でなければ、来年度、再来年度とか、こういった計画は、それで現場の施設を前進させていくという、そちらのほうが私としてはいいのではないかと思うんですが、そういう考えはありませんか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほどから申しておりますように、加入されておられた皆さんの剰余金を、最後まで残った市と町で分配をしたお金でございますから、本来で言うと、例えば、目の前に迫っている道路や様々なことを解決するためのハードに全部を突っ込むというようなことをしたら、金額のレベルがその程度でございますから、本来の趣旨から言うと、そのことも含めて、少し違うことに、先ほども何度も申しますが、町民の皆さんに対する交通安全の意識啓蒙のための何かに使うとか、子どもたちの交通安全教育、そういうことに使うとかいうことも含めて、今後、金額のレベルと原資のもともとの成り立ちから考えますと、ハード事業に全部一気に突っ込んで1年で基金を取り崩すというようなことは、私はおかしいのかなというふうな思いは持っております。ただ、そのことも含めて、内部で今後検討させていただきます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 南垣です。  先ほど町長、答弁の中で、すぐに使い切ってしまうかもという答弁があったんですけれども、その後では、なくしてしまうのはというような答弁もありまして、矛盾する部分があったと思うんですけど、どちらが正しいのでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 私としては、今、谷口議員や先ほどの見塚議員から、現状、交通安全のための道路の補修だとか、そういうことに使う考え方もありますし、ただ、原資のもともとの設立基金に充てるお金は、市町交通災害共済の分配金でありますから、今後、その運用については内部で検討して、どういうことに使うのがふさわしいのかを検討して、相談させていただくということでございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 理解しました。違う質疑ですけども、答弁の中で、見守り隊のボランティアであったり、子どもたちの交通安全教室に活用していきたいというお話でしたけれども、そういうことも含めて、この余剰金が出てこなくて基金が積めなかったら、そういうことはされなかったという理解でよろしいのでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ですから、ほかの財源をもって様々なことを交通安全対策もしておりますけれども、この基金の、今どき果実なんか望めませんけども、少しずつそういうことにも使える。今までのことがもう少し充実できるようなことに活用もできると。ただ、先ほども言いましたように、ハード事業に使うこともできる。そのことは内部でこれから検討させていただくということでございます。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 見塚修でございます。議案第152号 香美町交通安全対策基金条例を定めることについて、反対の立場で討論します。  反対の理由のまず1つですが、基金の原資としようとする資金の出どころは、町民が自身の交通共済のための掛金であり、本来は無事戻金として町民が受け取ることも考えられる資金であること。  2つ目、その資金を町が受け取り、交通安全対策の事業に活用することは、町民から理解が得られると考えられますが、その1つ、その金額からして、基金を設置することになじまないこと。基金の本来の目的は、将来にわたる財政健全運営のために設立するということが本来であろうというふうに考えております。  その2つ目。今現在、本町の交通安全施設の現状は、十分な維持管理がなされているとは程遠く、早急な整備を町民は求めていること。例えば道路の外側線、ガードレール、カーブミラー、隅切りなどであります。  その3つ目。先ほどの町長の発言、基金の活用を、今後とも経常的に、今まで経常的に必要なソフト経費さえにも考えていること。このことは長期になる可能性があります。町民課長の説明とは矛盾することである。  以上、簡単に反対の理由を述べましたが、議員の賛同を求めて反対討論といたします。 ◎議長(西谷 尚) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第152号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  ここで暫時休憩をいたします。再開は11時15分といたします。                              午前11時04分 休憩                              午前11時14分 再開 ◎議長(西谷 尚) 休憩を閉じ、会議を再開します。      ──────────────────────────────  日程第7 議案第153号 香美町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条              例を定めることについて ◎議長(西谷 尚) 日程第7 議案第153号 香美町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(4番) 議案資料16ページの改正案の表なんですけども、新たにできた主幹係長のところを見ると、改正案のところで係員を指揮監督するというふうに新しい項目が載っています。これは、最近、去年から起きている不祥事、そういったものを念頭にこういったことをされたのか。  それと、もう一つなんですけども、この主幹係長と係長、等級4級です。係長と主幹係長、何か手当があるのかどうかというところ、2点。 ◎議長(西谷 尚) 総務課長、水垣清和君。 ◎総務課長(水垣清和) それでは、質疑にお答えさせていただきます。  まず1問目の、主幹係長の役割でありますけれども、今回の不祥事を受けてということではありません。説明いたしましたように、もともと定めております係長は主幹の業務でありまして、係の事務を処理するということで、その中には当然係員を監督することは含んでおりました。このたび設ける主幹係長は、特に係内に複数の係長等を配置する場合もございますので、それから複数の係がある場合もありますので、全体の係を統括するということを明記したという意味での表記でございます。  それから2点目の、いずれも4級でございますけれども、特に手当はございません。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 吉川です。質疑をいたします。  今回の改正の趣旨、基本的な考え方と書いてあるんですけども、責任者が対外に分かりにくいとの課題があるためにこの変更を加えるという趣旨の説明となっております。私からしますと、主幹を主幹係長と係長に二分することで対外的にどう分かりやすくなったのか、よく分からないので、詳しく説明、どのように対外的に分かりやすくなるのか、そこの説明を求めます。  そしてもう1点、1級から見てみますと、主事、主事、主査ということで、議案資料の16ページには、現行、主幹以下、上記以外の職、上司の命を受けて、他人の事務処理をする。要は、責任を伴わない方にも肩書がついている。これを見ますと、肩書をつけることが目的になっているような条例に思えるんですけども、もし、対外的に分かりやすくするのであれば、責任者が分かるように責任者のみ肩書をつけるべきであって、こういう肩書をつけることで混乱を招いているのであれば、これはもう一度精査する必要があると考えるんですけども、その辺りの疑問点にお答えいただきたいと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 総務課長、水垣清和君。 ◎総務課長(水垣清和) 吉川議員の質疑にお答えします。  まず1点目でありますけれども、対外的に分かりやすくなるのかどうかということですが、そもそも、現在の主幹という職でありますけれども、これがどういうぐらいの役職かというのが、職員もですし、町民の皆さんにも分かりにくいということが課題としてあったというようなことがあります。4級というのですけれども、県下の市町を見ましても、4級、今、香美町の場合は主幹ですけれども、大体、通常は課長、係長、係員という階層がありますので、通常の平の係員の上は係長職というのが一般的でありました。4級というのは、イメージとしては、係を束ねる係長職ということが一般的にありますので、やはりこれが分かりやすいのではないかということが基本的な見直しであります。  そもそも主幹という職を置きましたのが、それまで平成23年までが課長補佐、係長でありまして、これをフラット化の中で役職を減らして一本化しようかということで、違う役職の主幹ということにしたという経過がございますけれども、それを、4級はやはり係長職だという中で、係長が分かりやすいのではないかということがありました。したがって、これによりまして、職務、職責が分かりやすい職名になるということがありますので、このような思いで変えさせていただいたということであります。  それから係長、責任あるものかどうかですけれども、そもそも先ほど申しましたように、この4級ということ自体が係長級の職でありますので、管理監督職ということで言えば、管理職が課長、副課長、監督職が中間の係長級でありますので、もともと主幹は監督職でありますので、監督職である主幹を2つに分けるんでありますけれども、いずれも係長として係を束ねる。そしてその上位に、さらに統括する意味で主幹係長を置くということで、いずれも責任ある立場ということで捉えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) びっくりしました。対外的に分かりにくいから変えると議案資料には書いてあるのに、対内的にも混乱を招いているということで、そもそも改正が云々というより、もう1回洗い直したほうがいいなというのが、主事とか主査とか書かれていたら、対外的に見ると責任あるように見えるんです。だから、ここの4級だけいじって、係長の区分だけ変えるということでは、今回の改正ポイント、改正の趣旨にはこの議案自体が沿ってないんです。ですので、今現状で、この辺り、改定とか考えてないのかどうか。その辺りも、もし、分かれば教えていただきたい。第三者から見て階級自体がそもそも分かりにくいです。対内的に分かっていればいいのだったら、これでいいですけど、対外的と書くのであれば、一般的にどのように階級づけされているかも勘案した上で、条例ではこういくのか。対内的な名札表記を変えるのかですとか、その辺りも含めて検討せんとあかんと思うんですけども、どうなんでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 総務課長、水垣清和君。 ◎総務課長(水垣清和) 吉川議員の今のご質疑ですけれども、1級から3級まで、主事主査というのは、役職のない一般的な職員の職名でありまして、主事、主査という表現は、これが一般的であります。それが責任を持つ監督職になって4級になりまして、それを本町では主幹と呼んでおりましたのを、このたび、そこを変えるものでありますけれども、このたびの改正に当たっては、内部で検討を行いまして、職務の見直しをどうかという検討を行った中で、特に課題とあることが分かりましたのが4級で、主幹という職であったので、ここの見直しを行ったということであります。それ以外の職につきましては、現行のままでいいということで、特に見直しは行っていないということであります。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) そもそも、対外的に分かりやすくすると書いておきながら、今の答弁でもよく分かりました。ただこじつけである理由だというのはよく分かりました。要は、ほんまに分かりやすくするのであれば、どういった理由で分かりやすくなるのかをちゃんと、私もその趣旨で質疑しておりますので、答えてもらわんとあきません。
     以上です。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 小谷でございます。  そもそも主幹係長と係長は責任が違う役というふうに示されておるんですけども、同じ4級であるのはなぜなのかということを再度お伺いいたします。  それと、主幹係長と係長の給料の逆転が存在するのかどうなのかということもお伺いをいたします。  それと、係長というのは主査から昇格するのか。主幹係長は主幹から昇格するのか。これを教えていただけますでしょうか。  それと主査の役割、先ほど少しふれられたんですけども、もう少し明確にされないと、ただ3級になったから主査なんだというふうなニュアンスで捉えてしまったんですけど、これ、もうちょっと、職的にはどういうふうな位置に存在するのか。この点についてお伺いをいたします。  係長は主査から昇格するのか。主幹係長は主幹から昇格するものなのか。それが3点目です。 ◎議長(西谷 尚) 総務課長、水垣清和君。 ◎総務課長(水垣清和) 小谷議員の質疑にお答えします。  まず1問目ですけれども、同じ4級はなぜかということですが、説明でも申し上げましたけれども、そもそもでいうと、ここが係長級ですので、この主幹を2つの階層に分けると。係長というものと、係長の上位となる主幹係長という階層に分けるということでありまして、あくまでも監督職である4級の係を束ねる係長として2つの階層を置くという意味でありますので、5級にすると管理職になりますので、そっちへの役職ではないということであります。  それから、今後の昇任の仕方でありますけれども、これは議案を通していただきましたら、来年度になりますが、主幹をどう変えるかですが、現在の主幹の中で係長になる者、それから主幹係長になる者というふうに任命されます。  それから、当然、来年の4月1日になりますと、現在の3級の主査から係長級、新たに係長になる者が、それは昇任されるということになります。  それから、給与の逆転でありますけれども、これは、今はっきりは申し上げられませんけれども、現在の主幹級は非常に幅広いという中で、45歳から57歳までおりますので、その幅広い職が係長と主幹係長になりますので、誰がどうなるかは、まだこれから人事でありますけれども、当然、給与表でいうと、下の給与の者が主幹係長になる可能性は考えられるとは思っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) やはり想像していたとおりのことが起きるんだなと思いました。通常、責任が伴うと、当然、それは費用対効果ですので、給料は高くなるということでございますので、本来主幹係長のほうが上だというふうな説明の中において、係長が下であると。それが逆転するということはいかがなものかと思うので、その点について1つ、もう一度、お答え願えますでしょうか。  それと、主幹係長は主幹から主幹係長または係長になると。今の説明でいきますと、主幹係長のほうが上であると。今まで主幹をされていた方が係長になるということは降格というふうに感じるんですけど、その点は、そうではないというお答えをお願いいたします。この2点お願いします。 ◎議長(西谷 尚) 総務課長、水垣清和君。 ◎総務課長(水垣清和) 今の質疑につきましてですけれども、まず1点目の、給料が逆転することでありますが、これにつきましては、係長になるか主幹係長になって急に給与がぼんと上がるということはやはりありませんので、4級の今の給料表の中での昇給になろうかと思います。したがって逆転もあり得るというところで、これにつきましては、例えば5級を見ていただくと、5級には副課長と課長がありますけれども、同じ課長になっても5級、1年は経験します。また、5級の副課長と4級の現在の主幹ですけれども、若い副課長になれば、当然主幹よりも給与的には低い者もおりますので、そこは経験年数と年齢でやむを得ないところはあるのかなというふうには考えております。  それから2点目の、降格ではないかということですが、この点につきましては、現在の主幹を、新たな職として係長、主幹係長という職を設けますので、新たに設けますので、同じ主幹という名称は使っておりますが、現在の主幹とは全く異なります。名称で、係長を束ねる意味での、幹となる主幹の係長ということですので、降格には全く当たらないというふうに捉えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 管理職に関しては管理職手当がつきますので、それが逆転しても管理職手当という部分において相殺されるのかなと思っております。しかし、今回の場合は手当はつかないということでございますので、逆転するということ自体がおかしいのではないかと思いますので、そこの点をもう一度お答え願えますでしょうか。  それと、新たな職になるということでございますので、給料は上がると考えるというのは当たり前だと思うんですけども、この点についてどうなんでしょうか。この2点、もう一度お願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 総務課長、水垣清和君。 ◎総務課長(水垣清和) それでは、小谷議員の質疑にお答えします。  まず1点目でありますけれども、管理職手当でありますが、管理職手当の支給範囲というのは、現行の職制でいうと課長、副課長であります。課長、副課長職につきましては、管理をする立場の職員ということで管理職手当を支給するという規定にしておりますので、このたび設ける係長、主幹係長については、管理職ではありませんので、公平委員会に定める管理職ではありませんので、管理職手当の範囲ではないということであります。したがって、通常の職員の範囲内でありますけれども、監督職で係は束ねていただくと。逆転はおかしくないということですけれども、先ほどの小谷議員への質疑でもお答えしましたけれども、当然、採用時の年齢でありますとか、勤務年数等々によりまして、どうしても年齢的のこともあって逆転をする可能性はあります。したがって、逆転、主幹係長のほうが給与が低いということはおかしくはないというふうには捉えております。  それから2点目の、同じ4級の中でありますので、定期昇給ということはございます。それから、係長、主幹係長で4級でありますけれども、当然、主幹係長は上位で係を統括していただく、それから複数の係も当然調整も入ってこようかと思いますので、その辺については、今後人事評価等で評価してまいりたいとは考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 何点かお尋ねをいたします。一般職の職員給与に関する条例ということで、4級の関係ですけれども、今の小谷議員のやり取りを聞いておりましたら、給料の関係が出ておりました。4級の中で4級何号俸とか使われますよね。それで、主幹係長は何号俸以上とかいう線は設けるものか、設けないものかということと、それから、職員配置をした場合に、主幹係長がいて、係長がいて、職員がいるというのが通常でしょうけども、職員配置の中で、係長はいないけど主幹係長というのもできる。それから、主幹係長はいないけども係長だけの配置もある。職員がいない係長もあるという配置になるのでしょうか。  それと、議案資料16ページの改正案の中に、主幹係長の一番最後、係員を指揮監督するということになっておるんですが、監督職となれば手当を考えんなんじゃないでしょうか。管理職の一部になるかなと解釈するんですけども、その辺の説明をお願いいたします。  それと、もう1点、この件について職員組合と話合いはできているかどうかをお尋ねいたします。 ◎議長(西谷 尚) 総務課長、水垣清和君。 ◎総務課長(水垣清和) それでは、東垣議員の質疑にお答えします。  まず1点目でありますけれども、4級の係長、主幹係長なりを4級の何号俸に定めるということについては、やはり昇任時点の号級が異なりますので、いきなりそこということも、上がる場合もあるでしょうし、下がる場合もあるので、なかなか、それは昇任する者の前職によりますので、当然昇任されれば、3級からの場合でしたら前職よりは上がりますけれども、4級からでも、どこから主幹係長になったからといってぽんと上がるとか、逆に、その基準を決めればそれより下がる場合もある可能性はありますので、そういう基本線というのは決まりません。ただ、基本的な昇任、昇格についての考え方ですけれども、この4級、係長級でありますけれども、今は主幹ですが、これは町の基準ですと、高卒18歳で採用すれば、22年、40歳程度で4級に昇任していくというような基本線はありますので、それからすれば大体どこの辺に来るかということはございますけれども、なかなかそのとおりにはなっておりません。  それから2点目の職員配置でありますけれども、議員おっしゃられるように、いろんなケースが、現在の主幹でありましても、主幹を配置できてないところ、複数の主幹が配置されておるという課、局はございます。これは課の体制の問題、係がどうかということもありますので、なかなかそこが一つの係に1人の主幹なりということにはなっておりません。ただ、ここの解消も考えておりますので、例えば、大きな課で複数の主幹がいる係については、複数の主幹を束ねる、今度はその係を束ねる主幹係長を置いて、複数の係長がおる場合には、主幹係長がその係を束ねるというようなことも考えてまいりたいと思いますし、主幹を配置されていない部署については、しっかり係長も置くということも当然考えてまいりたいとは思っております。ただ、それは今後の人事のことになりますので、組織をどうしていくかということではっきりは申し上げられません。  それから3点目の、監督職の手当でありますけれども、これにつきましては、先ほどからの質疑でも申し上げましたけれども、管理監督職というのがございます。管理職というのは課長、副課長級で、これが管理を行う者で、管理職手当が出ている範囲であります。主幹以下でありますが、主幹は管理監督職でありますので、今でも係員を統括してもらうことは業務としてあります。したがって、現在の主幹、新たな主幹係長、係長は監督職でありますので、監督職手当というのは支給対象ではございません。  それから4点目の、職員組合との話合いでありますけれども、これにつきましては、内部で検討を行いまして、当然、幹部職員、また各職員からの意見も徴収して、ご意見も頂いた中での取りまとめとしております。そして最終的には職員組合とも話合いをして、職員の意見もお聞きした中での最終案として提案していただいておるものであります。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 給与の関係で、4級で何号俸、なかなか線引きは難しいということは分かりました。もう一つ、分からなかったのが、主幹係長は指揮監督が入っていますが、監督職は手当はないということになっております。係長には監督の職務というのは改正案の中には書いてないんですが、それはないということでしょうか。  それと、よくある、責任だけが増えて権限はないということが、監督はしなければいけない責任はあるんですけども、という形にはならないでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 総務課長、水垣清和君。 ◎総務課長(水垣清和) 東垣議員のご質疑でありますけれども、まず1点目の、係長は監督しないかということですが、まず、現行の主幹の職務でありましても、上司の命を受け、係の事務を処理するとしておりますが、これは単に係内の事務を主幹は処理するというだけではなく、当然、係を取りまとめる役でありますので、係員の監督も含めて、係を取りまとめ、係員を監督していくことは含んだ職務としております。したがいまして、これを引き継ぐ係長につきましては、当然係の事務を処理するということの中には、係員を監督することは含んでおると。ただ、今回、上位として設ける主幹係長については、特にその係の事務を統括し、係員を指揮監督するということを明記して、職務としてこれを行ってもらうということを規定したということであります。このことが、責任だけ与えて権限は渡さないかということですが、やはりこれまで主幹というもののポジションが分かりにくいところもありましたので、当然、香美町の場合は、局もありますけれども、課があって、その下には何々係、係単位になっておりますので、係を束ねる職としての係長、この職になったら係長はやはり係を束ねる。係で複数係長がおる場合、なかなか誰が主になるか分かりませんので、主幹係長を配置すれば、主幹係長が係を束ねる。また、複数の係があるところにおいて、どの係にも係長のないところもありますので、その場合の調整役として主幹係長が担うということをある意味明記したということでありますので、そこは当然、取りまとめていただいて、次の副課長等のステップに向けて責任を持って業務に当たってもらうということを考えておるものでございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) 責任だけ増えて権限がどうなるかということですけれども、特にその辺を注意していただきたいというふうに思います。終わります。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 南垣です。  今までの同僚議員の質疑、またその答弁をお伺いいたしまして、改めてお伺いしたいことがあるんですけれども、4級の中で主幹係長と係長、2つの階層があると。当然、この中には上下関係があって、主幹係長が上という理解でよろしいのかと思いますけれども、やはり肩書があるのに手当がない。さらに、自分より格下の肩書の人が給料が高いことがあり得るということは、逆に言えば、給料の少ない職員に責任を持たせて、給料の低い下の役職の者がたくさんもらっているというようなことがあるとすれば、その職員のやる気に影響してくるのではないかと。この辺りが、ここのところ、一般質問でもしましたけども、不祥事が相次いでおる。この辺りの意識的なことにつながってくるのではないかと考えられないかということをお伺いしてみたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今の、例えば何級、今度の主幹を主幹係長と係長に分けること、給料の関係でございますけども、例えば、先ほども総務課長から申しましたように、今の主幹級でありましても、例えば、以前は30代後半、40歳ぐらいでなった人、定年もう数年というような方でいまだに主幹という方もおられる。階級は上なのに給料が少ない。これはままできることだというふうに思います。早くに年齢が若く上位の階級に昇進しても、やはり公務員の階段でいきますと、格下であっても年齢が高い方のほうが給料の逆転現象はありますし、例えば課長級、55歳になると定期昇給がありませんから、残業を少しする。主幹級のほうが給料が上ということもしょっちゅうございます。ですから、大変責任を持たせて手当がつかない、給料が安い。ただ、給料だけが問題になることではありませんので、意識を持って頑張っていただける職員が、若くても昇進が早ければ、下位の人のほうが給料が多いということは、これはままあることでございますし、残業手当も管理職はつかないとか、そういうことがございますので、ただ、金銭面とか給与体系とかではなしに、やはり責任感というものは、昇格をしていく中では持っていただける職員が多いのかなというふうな思いはしております。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 今、町長に答弁を頂いたのは、言い方が悪いかもしれませんけども、行政では一般的なのかもしれませんけども、私のような民間企業の感覚からすると、非常にナンセンスではないか。やはり仕事をする上で何を求めるか。やる気というか、気持ちだけに頼ってしまっているので、私、こういう不祥事というのが出てくるんだと。どうしても、やる気はあるけども金がないので金が欲しい。そういうことにつながっていっているのではないかということが考えられなくもないです。  香美町のラスパイレス指数が県下で下から1位ということなんですけれども、やはりそれなりの仕事をしたらそれなりに頂ける、そういう環境。なので、今回も係長よりも主幹係長は、同じ4級の中でも、最低限その号は上である必要があるとは思いますし、やはり責任を持つ以上は、いくら年上の部下であっても、それよりももらえる。だから、頑張れば、いくら若くても出世していけばそれなりの収入が得られて、それこそ、子どもをいっぱい増やしたときにしっかりと養っていける。そのためには頑張って早く上に上がろうというような意識づけがないと間違った方向に進んでいくのではないかと私は考えます。そこについては、もう一度、この仕組みを改正するに当たって、再考してみてはいかがかと私は考えます。  もう一つ、対外的に分かりにくいと、言葉だけの問題なんですけれども、1、2級の主事という肩書、これは職員に1年目で入られて、お名刺を持つ際に主事という肩書は名刺に入るのでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 総務課長、水垣清和君。 ◎総務課長(水垣清和) 南垣議員のご質疑に対してですけれども、1問目の、やる気があるにはお金をということですが、そういう意欲のある職員をしっかり登用していくと。そして、しっかり役職を果たして階段を上っていただくということも当然ございますので、今回は職制の見直しで、それがなかなか役場の制度として給料は連動しておりませんので、今回は職制をつくって明確にして、しっかり組織としてもっと業務を進めていきたいという思いであります。それがひいては、南垣議員が言われたような、職員のやる気が上がって昇進につながっていくということも考えられますので、そういうふうに向けて職員のモチベーションを高めていきたいというふうに考えております。  それから、対外的に分かりにくいのではないかという中での主事、主査というのは、これは行政の職員で、一般職であればそういう職名をつけておりますので、名刺には、職員によっては、何々課、何々係、主事、主査ということはちゃんと明記しておりますけれども、役職としてあまり一般的に知られませんので、なかなかそういうことが目につかないというだけで、任命したときにはそういう役職は定めております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) この主事、主査という肩書が、恐らく町民からしたら全くなじみがないわけで、主事と書かれたお名刺を頂戴すると、恐らく偉い人だなと、私は感じます。主事はどのランクの方かというのが周知されることもないですし、本当に庁舎内だけでの呼び方なんだと思うんです。これが1、2、3級の中で主事、主事、主査とある中で、本当に対外的に分かりやすくしようとするのであれば、やはり、私も、もう少し、1級から、課長まで行けば分かりますけれども、係長の下が同じ呼び名でというのはどうかと感じたところです。それだけ伝えて終わります。 ◎議長(西谷 尚) 議員の皆様にお願いします。答弁を求めない質疑はなるべくお控えいただきたいと思います。  ほかにありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 見塚です。  改正前の現行も分かりにくかったんですが、今度の改正案も非常に分かりにくいですので、教えてください。まず16ページ。課長、現行も改正も一緒です。この中に、課長1の後段です。「所属職員を指揮監督する」とあります。それから、副課長も現行のままです。1行目の「課の事務を整理し」の次です。「所属職員の担任する事務を監督する」。職員を監督することと事務を監督することの違いがあります。今回の改正案の中で、主幹はもちろん、今まで事務を処理するんですが、今度の改正の中の主幹係長の中に「係の事務を統括し、係員を指揮監督する」とあるんです。この係員の取り方ですが、自分の係だけなのか。私は、全文を見ると、「係の事務を統括し」というところを見ると、課の中のほかの係を含めた、日本語だから分かりにくいんですが、ほかの係を含めた事務も統括するのが主幹係長にするんだというふうに、今までの説明も含めて聞いているんですが、係員を指揮監督するとあるわけですが、そうしたら、ほかの係の職員も指揮監督するんだと読めるわけです。そうすると、課長と主幹係長が職員を指揮監督するんですけども、人間的に職員ですよ。だけど副課長は事務だけを監督するんだと。何か矛盾を感じたりします。その辺が非常に今回の改正でも分かりにくいところだと思いますが、その辺の説明、ほんまにこれでいいのかどうか、お尋ねをしたいと思います。  もう一つ、先ほどの質疑の中で給料が下がる場合もあるみたいな言い方をしたんですが、一般的に額が下がることはないというふうに私は考えているんですが、どういう場合に給料が下がることがあるのか。退職されて任期付になればもちろん下がるわけですけども、正職の間で下がることは一般的に考えられないんですが、その辺の説明をお願いしたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 総務課長、水垣清和君。 ◎総務課長(水垣清和) まず1問目でありますが、16ページの職務でありますが、課長職、副課長職は現行どおりでいろっておりません。当然、課長は課の全体を、職員を含めて指揮監督するということです。副課長はそれを補佐するということで、特に事務の監督とはありますけれども、課長の補佐で課長と同じように職員に対する指揮監督の補佐もあるというふうには捉えております。このたび改正する主幹係長でありますけれども、基本的には係での取りまとめになりますので、係の事務を統括する。係内の係員を指揮監督。監督だけかというところでいうと、やはり指図するところもありますので、指揮監督するということをあえて入れさせていただいております。これについては、説明では、当然係単位でありますので、係内でありますけれども、場合によっては、複数の係がおり、係長がいない係との調整もありますので、指揮監督まではありませんけれども、係内の複数の係の調整等も行っていただくことも任務として与えたいということであります。当然、課全体としては、所属の課全体を指揮監督するのは課長、副課長でありますけれども、そのような役割の分担を考えておるところであります。  それから2点目の、給料が下がるということは、私ども、給料が下がるということは発言してないと思うんですが、給料が逆転する場合もある。逆転というか、主幹係長のほうが係長より低い職員も出る可能性はあるということは申し上げましたけれども、現行の主幹から主幹係長になって給料が下がるとか、現行の主幹から係長になって給料が下がるということは全くありませんので、当然、定期昇給はしてまいります。  東垣議員のところで、主幹係長を4級の何号給とか基本線を決めて、そこに定めたらということを言われたので、それに対して、そこに合わせるようにすると、それより俸給が上の場合は下げることになるので、そういうことは難しいというか、一律の基本線を定めることは考えていないということでありますので、基本的には給料を下げることはございません。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) そしたら再質問しますが、そうすれば、先ほどの16ページの表の中に、主幹係長に「係員を指揮監督する」というような文言が出てくるのなら、副課長の現行欄のところですが、課長の職務をただ単に補佐し、課長に事故があるときは、その職務を代理するとすれば、一般的に、課長と同じ職を、仕事を補佐してという言い方になってきて非常に分かりやすいんです。そのようなことを考えられなかったのかどうか、お尋ねをしたいと思います。  それから、いろんなやり取りの中で、なかなか分かりにくいんですが、今の主幹係長を設けるといったら、係がたくさんあるときには、いろんな係を束ねる主幹係長だと思うんですが、ある課では1課1係みたいなところもあったりすると、その課には主幹係長は要らんのだというような言い方も出てきたりします。そうすると人事の硬直化にもつながってこようかという考えもいたします。そのようなことも、例えば、1課1係に主幹係長を置くようなこともあるのか。その辺も含めてお尋ねをしてみたいと思います。  それから、別表第6、町長もご存知だと思いますが、旧香住町時代は、給料の職務基準表というのは、完全な職階給だったんです。先ほど初めて聞いたんですが、課長になったら1年間は従前の副課長の、大概が副課長から課長になるわけですから、副課長の給料を1年間。昔、かつて合併前は、香住町以外は5年間というようなことがあったような気もしますが、完全に職階給にすれば非常に分かりやすいと。なおかつ、先ほどから言っておられる、職務の責任だとか、いろんなことを考えたら、5級の課長はなしにして、6級課長だけにするというのが一般的に分かりやすい。分かりやすいという言葉が出てくるので、分かりやすいのかなというようなことで職階給にするような考えはあったのか、なかったのか。また、4級主幹を上位の主幹係長と、下位という言い方はおかしいですが、係長とに分けるという呼び名の仕方です。係長は、平成23年までの元に戻った呼び名ですが、主幹係長を従前の課長補佐にしたほうが非常に分かりやすい。なおかつ、先ほどからいろいろありますが、それなりの責任を持たせるわけですから、5級課長補佐。先ほどからの説明もありましたように、管理職というのは、公平委員会に届けた職名の人だけが管理職になるわけですから、課長補佐を届けなかったらいいわけですから、5級副課長と5級課長補佐がおって、副課長に管理職手当を支払って管理監督職をしてもらうというのが非常にすっきりすると思うんですが、大きく言えば、旧香住町時代の職階に戻したり、平成23年以前の呼び名に戻したりするようなお考えはなかったのか。その辺についてもお尋ねをしたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 総務課長、水垣清和君。 ◎総務課長(水垣清和) まず、組織規則の職務表の定義の仕方ですけれども、確かに見塚議員のおっしゃるように、副課長の職の中をもうちょっと精査ということは考えられますが、このたびは、組織、職制の見直しを検討する中で課題となるというふうに捉えましたのが4級主幹級のところでありましたので、課長、副課長の5級、6級という職務表につきましても、これは現行どおりでいいだろうということで変えておりません。表現につきましては、今後業務を見ながら、またそこも検討は考えてみたいと思います。  2点目の、1課1係の場合、主幹係長は要るかどうかですが、これは、この議案を通していただくと、来年春から、4月以降の人事になりますけれども、そこの取扱いについては、また組織全体を見ながら、課、局ごとの業務と人の配置を見ながら適正に配置任命してまいりたいと考えております。  3点目の、別表のところでありますけれども、5級の課長を1年6級にという、5級が課長、副課長がありまして、課長は1年すれば6級に昇格するわけですけれども、これについて検討のほうでは意見はありましたけれども、ここについてはそのまま置いておこうということで、特に見直しは行っておりません。職階自体が現行を非常にシンプルにしておりますので、改正案も、このたび課題となる部分についてのみの、特に給与面ではなく、やはり職制の見直しのほうに観点を置いた検討を行ったものでございます。  4点目の、主幹係長を従前ありました課長補佐にすればどうかということですが、これも検討の中では議論がございました。それで先ほど議員がおっしゃられたように、かつての課長補佐には5級もありましたけれども、管理職手当は支給はしていないということがございましたけれども、平成23年度に見直しまして、この組織にして、部長制を廃止して非常にフラット化した中で、6級課長なり5級副課長、これが大体組織としては定着してきておると。組織を運営する上では、課長、副課長というところがあって、その中間的なところの、係があるのに主幹ということでそこが分かりにくいので、やはり係を束ねるのは係長ではないかと。ただ、係長も複数おる場合、それから、ないところもありますので、そこについては、複数の係も調整する意味でも、その上位として、主幹係長か課長補佐かですけれども、課長補佐というのは、やはりイメージ的に、課長、副課長の下、課長の下で課に寄った名称になりますので、課全体を見ると、今の業務として見ますと、先ほど見塚議員のご指摘にもありましたけれども、現行の職務の定義でいいますと、課全体の職員も含めた組織を束ねるのは課長でありますし、その補佐は副課長であります。さらに課長補佐をつくりますと、課長補佐はどっちを指揮監督するのかということで、課寄りなのか、係寄りかといえば、やはり係をしっかり指揮監督するという業務のイメージでいうと、やはり課長補佐ではなく係長。それも、主幹係長とはしましたけれども、係を束ねるという意味では統括係長、そういうようなイメージのほうがしっかり業務が分かるのではないかというような議論の中で、係を束ねる係長で、幹となる係長の主幹係長という役職を置くということにしたところであります。したがって、組織というのはやはり生き物と言われていますので、その時代、時代に合った組織をどう町長が運営したいか。そのときの職員構成もございますので、昔に戻るとかではなく、やはり今から、現時点を元に、これからどうこの組織を運営するかという中で主幹係長が妥当だということで設けるものでございます。  主幹係長について管理職手当ということは考えておりません。管理職手当は管理職に払うものでありますし、5級にわたるということは、やはり管理職という意味合いもありますので、職員の処遇的には確かによくなる面はございますけれども、今の組織として、5級の副課長で組織はできておりますので、そこの部分については、このたびは踏み込まなかったということでございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) そしたら質疑をしたいと思います。  いろいろ同僚議員の質疑の中で明らかになったんですが、分かりにくいというのは、主幹という言葉が結局分かりにくかったのかな。組織を変えたときに課長補佐、係長を主幹にまとめたということで、当時も分かりにくいという議論がたしかあったのではないかと思うんです。だから、それで今度見直す中で元に返ったのかということで、本来は課長と係長制なんです、基本は。副課長、課長補佐とか、また主査とかということはまたあれだけど、一番簡略な課長、係長制だった、今現在もそうだと思うんですけども、そこの呼称が分かりにくかったということですので、分かりやすいということでは、先ほど見塚議員も指摘しましたように、課長補佐、係長ということのほうが分かりやすかったのではないかと思いますけども、先ほどの議論の中でいろいろ聞きましたけども、ただ、係長に主幹をつけるということ自体が、今度は主幹係長とは何ぞやという、そこがまた出てきて、逆に言えば、副課長と主幹係長との違い、主幹係長と係長との違い、これが果たして具体的な職場の中でちゃんと的確に動くのかということで、お聞きしたいんですが、係長というのは、係員がいるんですね。1人係長というのは今いないということなのか。その辺お聞きしたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) ここで暫時休憩をいたします。再開は13時20分といたします。                              午後12時21分 休憩                              午後 1時20分 再開 ◎議長(西谷 尚) 休憩を閉じ、会議を再開します。  総務課長、水垣清和君。
    ◎総務課長(水垣清和) それでは、谷口議員の質疑にお答えします。  係の中で主幹がいて、職員がいない係はあるかというご質問でありますけれども、まず、各課には課、室がございまして、主幹を置いているところと、副課長、参事が主幹兼務というところもありますので、主幹が配置されていて職員がいない係、室というのは1つございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 本来、当然そういうことかなと思っております。どちらにしても、今度は主幹係長ができたことによって、職制といいますか、課の中がかえって複雑なことになるのではないかということを指摘して、これで終わります。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(8番) 議席番号8番、小谷康仁です。ただいま議題となっております議案第153号 香美町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて、反対の立場で討論いたします。  現在の主幹を主幹係長と係長の2階層に分割する新たな役職を設ける改正です。改正のポイントとして、主幹係長は係長の上級職となっていますが、給料表では同じ4級に属するとなっています。当然、主幹係長はたくさんの係長を束ねるわけでありますから、その職責は大きくなります。しかし、同じ級に属しています。本町の組織はピラミッド型となっており、上位になれば役職も変わり、それに加え、責任も重くなり、給与も必然的に高くなります。責任だけ重くなり、給与は下位の役職と同じであることは疑問を感じます。また、今まで頑張ってこられた主幹の方々の職責への熱意をどう評価するのか。主査の立場はどうするのかなど、課題が多いと考えます。本町はラスパイレス指数が県下一悪く、県の市町平均でも5ポイント以上低い行政です。改正するのであれば、しっかりと見直しをされ、職員の意欲が上がり、指揮命令系統を明確にし、将来へ向けての体制づくりを目指すべきであると考えます。よって、反対をします。  議員各位のご賛同をお願い申し上げます。ありがとうございました。 ◎議長(西谷 尚) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第153号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立少数であります。  よって、本案は否決されました。      ──────────────────────────────  日程第8 議案第154号 香美町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例及び              香美町消防団小代支団特設第1分団消防拠点施設条例の一部              を改正する条例を定めることについて ◎議長(西谷 尚) 日程第8 議案第154号 香美町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例及び香美町消防団小代支団特設第1分団消防拠点施設条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  岸本正人君。 ◎岸本正人(13番) 岸本です。質疑をさせていただきます。  消防団の条例変更なんですが、私は、機能別団員の定員が村岡区ではなぜゼロなのか。現在もゼロはゼロなんですけれども、疑問があって質問いたします。私は、機能別団員という制度ができたことはすばらしいことだと思いまして、大体香美町の消防団員さんで我が村のような辺地に住んでいるところでは、ほとんど平日の日中は他へお勤めに出ておられまして、言い方が悪いですが、火災のいざというときにはほとんど役に立たない。それに対して町が採用された機能別団員というのをつくっておるわけですけれども、このたびの改正で、たしか村岡区は全くの定員もゼロということで、各分団の意思はあるとは思うんですけれども、現実に小代区、香住区では機能別団員さんが配置されており、安心感がより強まると思うんですけれども、何ゆえ村岡区においては、現在ゼロだから将来もゼロの定員を設定するのかが意味が分かりません。現在の村岡区の消防団員が、今現在では、村岡区においては機能別団員は不要だという意思があるのかもしれませんけど、普遍的に村岡区の機能別団員ゼロの定員構成というのはなぜなのか、説明を頂きたい。 ◎議長(西谷 尚) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) それでは、岸本議員のご質疑にお答えしたいと思います。  機能別団員につきましては、平成27年度から採用している制度でありまして、平日の朝7時から夜7時までの火災のみ出動していただくという団員さんでございます。今現在、定員が香住支団で24人、小代支団で24人ということで、合計48人になっておりまして、令和3年4月1日現在では、48人中、香住が3人の欠がありますので、実員数としては45人というふうになっております。今回新たに組織を見直す中で、前回の消防委員会では、どちらかといえば行政のほうが主体になりましてある程度のものをお示しする中で、各支団のほうで協議していただきましたが、今回につきましては、基本的には地元の消防団の方でしっかりと協議していただきたいということで、町としては、そういう案みたいなものは一切示さない中で協議していただきまして、村岡支団につきましては、あくまでも現役団員さんというか、基本団員だけでやっていきたいというふうにおっしゃった結果でございますので、それにつきまして行政のほうが機能別団員を入れなさいというようなことは言う必要はないというふうに判断しておりまして、こういう結果になっております。ただ、今後もまた消防団員さん、なかなか新入団員の確保が難しい状況でありますので、現状維持できればいいとは思っていますけど、また今後さらに団員が減っていくということになりましたら、村岡支団の中でも機能別団員の採用については、また協議されていくものだというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 岸本正人君。 ◎岸本正人(13番) 平成27年度から制度をつくったけれども、村岡地域における消防関係の方は必要ないと判断しておられるということで、課長の答弁では、自主性に任すということなんですけれども、町長にお尋ねしたいんですけど、自主性に任すんだけれども、団長でもある町長としては、その辺はどうなのかみたいな、町長の名代の課長としても、そういうことは提案を強くすべきではないかと思うんですけれども、どうでしょうか。  それから、今後そういう機能別団員を村岡区において増員するような定員の変更は全くないのか。またはあり得るのか。その2点お尋ねいたします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 消防団員の定数ですとか待遇ですとか、このたびは待遇の面も提案の中に入っておりますけども、消防団員不足でありますとか、あるいは消防機器の進歩でありますとか、そういうことを全体に勘案して、消防委員会の考え方も含めて出している結果でございますので、先ほど課長が答弁したとおりでございまして、しかしながら、場面、場面で今後も検証はしていく必要があると思います。組織的にもそういう体制になってございますので、消防委員会や他の事例も参考にしながら、できるだけ火災や災害対応に消防団員の方々に努めていただけるような体制づくりには、今後も検討を加えていきたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 岸本正人君。 ◎岸本正人(13番) 何遍も言いますけど、今の団員さんの勤務状態等を考えると、私は、機能別団員の役割はかなりのものがあると思うんです。それで、例えば兎塚で火災が平日あったといいますと、和田の美方広域が行っても20分ぐらいはかかる。行った頃にはもう燃え尽きちゃっとるという、例えば議長のおられるハチ北、大笹にしても、もっとかかるということは、どう考えても、地域何とか団というのがあるんですけど、それよりも、OBになってまだ余力のある方に機能別団員を配置するのが正しい方法だと思って、ぜひその辺については今後検討していただきたいと思うんですが、この件について町長はどう思われますでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今後しっかりと検証はしていきたいというふうに考えておりますし、今、議員がおっしゃったとおりの部分もございますので、そういう対応を今後も図ってまいりたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 谷口です。2点伺います。  今回、現行32分団を5分団減らして27分団とし、消防団員の定数を1,013人から947人に改めるという、こういう条例であります。そこで2点伺いますが、分団の統廃合がされるわけですけども、関係自治会長との意見調整ができているのか。  それからもう1点は、廃止となった分団の消防機器の処分については、どのように考えているのか。この2点質疑いたします。 ◎議長(西谷 尚) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) それでは、谷口議員のご質問にお答えをしたいと思います。  まず、自治会長との相談というか、協議ができているかということでございますが、前回の消防委員会のときもそうだったんですけど、基本的には消防団だけで決めるということではなくて、各区長あるいは自治会長ともしっかり協議をして決めてほしいということはお願いしておりまして、その結果だと思っておりますし、あと小型動力ポンプ、今回香住で4つ、小代で4つということで、ポンプが8つ廃止になります。前回の消防委員会のときには、各自治会のほうに照会をいたしまして、もし、無償譲渡するので、必要であればということでアンケートを取らせていただいて、実際に配備したところもございました。ただ、結果的には、全てではないとは思いますが、一部、自治会のほうで、自分とこでは維持管理ができないということで、結局消防団任せになっているという実態もございますので、今回8つのポンプを廃止しますが、古いものを廃止するような形にして、新しいものを入れ替えるというような形で、なるべく古いものについてはインターネットオークション等で売却したいというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 分団の統廃合の関係ですが、関係自治会長との意見調整、協議ができているはずだというふうなことだったんですが、どちらにしても、これまであった消防団組織がなくなるということは、それぞれの一番影響のある自治会長の心配の部分がありますので、この辺については、その辺がきちっと意見調査ができているかどうかということについては、ぜひ確認していただきたいというふうに思います。できていればいいんですが、再度その辺お願いしたいと思いますし、さらに、消防機器の関係につきましては、古いものを新しくするということですけども、新しくしたもの、これを例えば各関係自治会に配置して、自主防災組織で管理するというふうな、そういうことなのか。分団で持っていた、廃止を予定されているそこの機器がどうなるかというのが今回の質疑の内容ですので、その点、新しいものに替えて自治会に配置してもらえるということなのかどうか。その辺、2点、再質疑させてください。 ◎議長(西谷 尚) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) ポンプにつきましては、香住と小代につきましては、それぞれ4つのポンプを廃止しますが、その中にはまだ新しいものもございますので、町全体で考えまして、新しいものにつきましては古いものと交換して、なるべく古いものを廃棄していくという形を考えておりまして、古くなった分につきましては、各自治会で引き取っていただいても、なかなかいざというときに、100キロ程度ありますので、4人ぐらい要りますし、非常に危険な作業になると思いますので、ましてや、それが自分のところで面倒見れないということで、消防団にまた維持管理が戻ってきましたら、何のために定数削減してという部分もありますので、そこはそういう形で各自治会にお任せするということは考えておりません。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 廃止になった分団の古い機器については、これは処分すると。どうしても必要な分については新しく購入するという意味合いかどうか。それもしないということなのか。その辺だけ再確認させてください。 ◎議長(西谷 尚) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) なるべく古いものを処分するというような形で入替えはさせていただきます。ただ、残ったポンプにつきましては、大体20年をめどに更新しておりますので、そういう形で必要に応じて残ったポンプにつきましても20年をめどに更新をしていきたいと考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第154号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第9 議案第155号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めるこ              とについて ◎議長(西谷 尚) 日程第9 議案第155号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 谷口です。1点質疑をさせていただきます。  今回の国保の均等割保険料の軽減でありますけども、そもそも国保の均等割保険料は、子どもの数が多いほど負担が重くなる人頭税としての性格を持っており、そのため、子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、知事会など地方団体は、子どもの均等割の軽減制度導入を求めてきました。日本共産党の国会議員団も、国会論戦で繰り返し、子育て世帯の保険料の軽減を求め、さらに私たち香美町議員団も、一般質問等で取り上げてきたものであります。そういう意味では一歩前進であります。そこで質疑したいと思うんですが、子育ての負担は、今回未就学児が減免の対象ですが、それよりも上の就学児童の世帯のほうが大きくなっています。香美町においても、今回のこの制度の上乗せや、さらには就学児童の世帯への拡大など、一層の負担軽減が求められておりますが、この点について町長のお考えを伺いたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) このたびの措置については、一定の前進だということでございますが、未就学児以上の児童の関係でございます。ただ、このたび国からの関係どおりにということで考えておりますので、ご理解を頂きたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 先ほど申し上げましたとおり、ぜひ就学児童への拡大、さらには、それの上乗せ部分、こういった部分でぜひとも取り組んでいただくことを求めて、質疑を終わります。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり)
    ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第155号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第10 議案第156号 香美町国民健康保険条例の一部を改正する条例を定めること              について ◎議長(西谷 尚) 日程第10 議案第156号 香美町国民健康保険条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第156号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第11 議案第157号 香美町水道事業給水条例の一部を改正する条例を定めること              について ◎議長(西谷 尚) 日程第11 議案第157号 香美町水道事業給水条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 南垣です。何点かお伺いいたします。  水道料金値上げを検討する前に企業内でどのようなコスト軽減策を検討したか。また、水道事業単独では限界が来ているのではないでしょうか。収益事業の拡大、他会計との一本化の議論等はなかったのでしょうか。  3つ目、パブリックコメントの実施はされたか。されなかった場合、パブリックコメントを実施しなかった理由を教えてください。 ◎議長(西谷 尚) 上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 南垣議員のご質疑にお答えをさせていただきます。  1点目の、コスト縮減についてでございます。上下水道課においては、これまでから縮減は取り組んではいるところです。今、現に縮減といいますか、削減の対策としては、単独で行っているものについてでございますが、今、機器の更新等については、水位計だとか、いろいろ計器がございますが、できるだけ精度の高いものにこしたことはないとは思いますが、実際に運用するに当たって、最低限の精度でいけるというもので、できるだけ安価なもの、コスト削減が図れないかということで、今設置しているものをそのまま更新するのではなくて、必要のないものは削減も考え、更新に当たっては、精度が多少落ちても、ある程度運用に支障のないものはそういうことで削減を図っているというところでございます。  あと、単独以外でいきますと、今、兵庫県内でも広域連携ということで、広域でできることはないかということを、兵庫県主導で3年前ぐらいから、但馬地域でブロック会議等も今重ねております。その中でできることということで、各戸について、水道メーターについては、各市町で単独で今までは購入をしておりましたが、それを広域で一括で相手方を契約できないかということがまとまりまして、今年度、この4月から広域で但馬の中で一まとめで数量をしまして、入札をかけまして、単価を決めて入札をしていくというようなこともあります。  あと1点、薬品なんかについても広域でできないかということはしているんですけども、施設ごとでいろんな薬品が違ったり、規格が違ったりということで、なかなかその点について今実施はできておりませんが、できることは何かないかということで、単独の市町だけではなく、広域でのコスト縮減に取り組んでいるというところでございます。  あと、パブリックコメントの実施についてというご質問がありました。議会の全員協議会の中でも町民への説明会の実施についてご質問を頂きまして、今回は実施はしておりませんという回答をさせていただきました。パブリックコメントにおいても、実施はしておりません。町民の代表という形で公営企業審議会のほうで値上げについては議論をしていただきまして、特に公営企業審議会の委員さんの中からは、反対といいますか、という意見がございませんでしたので、今回については、町民説明会及びパブリックコメントの実施については見送りをさせていただいたというところでございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 町民の意見は聞いていないということで理解をいたしました。  もう何点かお伺いします。それでは、値上げされた際ですけれども、非課税世帯、低所得世帯への水道料金免除、減免の恒久的な措置があるのかどうか。値上げに際して非課税世帯、低所得世帯、子育て世帯への減免などの議論があったのかどうか、お聞かせください。 ◎議長(西谷 尚) 上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 2回目のご質問にお答えをさせていただきます。  減免の考えにつきましては、合併後の旧3町の統一料金のときに、減免のことについての議論があったというふうに考えております。旧町単位では減免の措置があったようですけども、費用負担の公平性の観点から、何年か経過措置があったと思いますが、その後は減免という措置は、今はございません。ですので、今回の料金改定についても、減免については議論はございませんでした。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 水道料金が上がっても負担が直接増えるだけということで、確認ができました。  最後、今後さらなる値上げや、次回、連動して下水道料金の値上げ等があるのでしょうか。考えられるとすれば、そのスケジュールを教えてください。 ◎議長(西谷 尚) 上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 上水道、下水道、会計を別にしておりまして、その中で、平成28年度を初年度としまして経営戦略というものを立てております。それは今後10年間という計画の中で、下水道については、10年間では、値上げをする予定は今のところはございません。水道については、平成28年度に策定した時点では、平成32年、令和2年度に料金改定をするという計画をまずは持っておりました。これについては全員協議会でも説明させていただきましたが、予想よりも平成29年、平成30年の料金収入が少し上向きだったということで、令和3年度に1年延期をさせていただいたという経過がございます。その後、コロナの関係で令和4年度ということにさせていただきました。  水道料金の今後については、基本的には5年間の中での収支不足を解消するという料金改定を今回提案させていただいたところですので、最終年度、令和8年度末では、収支は赤字はないという見込みで今、料金設定をさせていただいておりますので、令和9年度以降については、また改めて検討が必要になってくるというところで、令和9年度からその後の5年間において、また収支不足が発生するようであれば、その時点でまた料金改定については検討する必要が生じてくるというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  吉川康治君。 ◎吉川康治(5番) 私は2点、今回の水道料金の改定、私の捉え方は、今後未来に向けて、町が責任を持って町民のライフラインである水資源を保守していくというふうな決意の表れだというふうに受け止めているんですけども、そのとおりかどうか確認をさせてください。  そしてもう1点、社会的背景とかコロナ、そういうのもありまして、今回の改定案提出、かなり勇気が要ったと思います。お察しします。例えばですけども、4月以降6月の価格反映の際に今回の改定は転嫁されるというふうに説明を受けているんですけども、その際に、まだ社会的情勢が悪化した状態と判断される場合、コロナ特別交付金等の活用をして、先日も一般質問でそういう予定はあるようなお答えは頂いているんですけども、実質な値上げを先送りするような配慮などはなされるかどうか、この2点を確認させてください。 ◎議長(西谷 尚) 上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) ご質疑にお答えをさせていただきます。  考え方といいますか、決意といいますか、それについては議員おっしゃったとおりで、今後も、町としてといいますか、水道を預かる者として、安心・安全の水を供給するに当たっては、今回の値上げをさせていただくことで何とか堅持できるかなという思いを持っております。  あと、今後のコロナだとか、そういうものに対しての対応ですけれども、町長のほうも答弁させていただいたと思いますが、まずは料金の値上げを可決いただきまして、その後に何か町民への負担増だとか、そういうことで何か支援が必要だということであれば、財政当局との話をする中で、昨年実施させていただいたようなものになるのか、そこら辺は分かりませんが、何らかの対応は検討する余地はあるということで財政課との確認はできております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  南垣誠君。 ◎南垣 誠(9番) 議席番号9番、南垣誠です。議案第157号 香美町水道事業給水条例の一部を改正する条例を定めることについて、反対の立場で討論します。  コロナ禍の影響で家庭の所得に大きく影響を受けた世帯もあり、厳しい生活を余儀なくされている中、国保料も値上げとなり、町民の負担は増え続けています。さらに、ここ数か月で、燃料費の高騰、生活に係る食糧費など、様々な生活必需品が値上げとなっています。ここでさらに生活に必要不可欠な水道料金の値上げは、時期として適切であるのでしょうか。昨年、コロナ禍の影響で水道料金の基本料が免除されました。その施策は何だったのでしょうか。今回の値上げを想定した免除であるかのように捉えられてしまいます。これでは町民の理解を得ることはできないと考えます。今後、人口減少が続き、料金収入が減る。このことは、現在、香美町に今なお住み続けている私たちの責任ではないと考えられます。審議会の答申にもありますように、近い将来、料金の値上げが必要になることも考えられますが、そこに住民の意見は取り入れられているのでしょうか。今は町民の安定した生活確保が最優先であると考えます。コロナ禍は、世界中を巻き込み、混乱させている大災害とも言えます。そうした中にあって、本町が災害等に対応する財源調整及び健全性を確保するための財政調整基金があります。水道財源資金不足相当額相当分を、この基金条例第6条による処分を活用し、町民の負担軽減を図る必要があると考えます。  よって、議案第157号に反対をいたします。議員各位のご賛同をお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。  上田勝幸君。 ◎上田勝幸(2番) 議席番号3番、上田勝幸です。議案第157号 香美町水道事業給水条例の一部を改正する条例を定めることについて、賛成の立場で討論いたします。  ここに持参しました水道事業の料金改定についてを見ますと、国のほう、水道事業にいろいろな規制を加え、地方自治体の自由裁量の余地を狭める方向で動いております。一例を挙げますれば、簡易水道事業を上水道事業に統合させ、国庫補助、起債償還の交付税措置等の財政優遇措置をなくしたとのことであります。水は、住民生活を送る上で一日も欠くことのできない命の源であると私自身は認識しております。その水の供給に心血を注ぎ、昼夜をいとわず勤務されている上下水道課の職員が、住民生活に与える影響を顧慮する中での料金改定。水道事業に一番精通されている職員さんが、今のままでは危機的状況を脱することができないとの判断で公営企業審議会にかけたものであります。  これまでは一般会計より基準外繰出金、留保資金等で何かと水道事業会計を維持してきたわけでありますが、令和4年には留保資金が枯渇することが明らかな状況になってきております。留保資金が枯渇すれば、やはり我々の水道料金のほうにも当然のことながら影響するわけでありまして、留保資金確保の観点からも、料金改定は避けて通れないと思います。公営企業審議会資料を見ましても、紆余曲折はあったでしょうが、委員の総意として水道料金の改定やむなしとの判断をされていることは間違いないと思います。私はその判断を尊重したいと思います。  どうか議員各位の皆さんには、ご賛同のほどをよろしくお願いしまして、私の賛成討論を終了いたします。 ◎議長(西谷 尚) 次に、原案反対の方の発言を許可いたします。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 議席番号3番、谷口眞治でございます。ただいま議題となっています議案第157号 香美町水道事業給水条例の一部を改正する条例を定めることについて、反対の立場で討論をいたします。  第1に、水道料金を全体的に11%値上げする条例改正は、水道法が規定する、清浄にして豊富低廉な水の供給を図り、公衆衛生の向上と生活環境の改善に寄与すると、町民の命の水は低廉、安全の原則に反するもので認めることができません。  第2に、値上げの理由が成り立ちません。人口減少が値上げの理由では、今さら水道施設を小さくできませんし、将来無制限の値上げを続けることとなります。また、国の補助金を活用するために、水道の基本料金の全国平均を上回る改定にすることは、町民を犠牲にする本末転倒であります。さらに、長期化するコロナ禍の値上げは、町民負担に追い打ちをかける暴挙そのものではないでしょうか。  第3に、決算剰余金や基金、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源にして、一般会計基準外繰出を毎年6,800万円充てれば、水道料金を値上げしなくても済みます。皆さん、昨日の私の一般質問で明らかになったのは、令和4年度の水道料金値上げ分3,200万円を据置きする財源は十分にあるということであります。財政調整基金35%の1%を充てればお釣りが来ます。また、新型コロナ対応の地方創生臨時交付金を活用できることも明らかとなりました。町長は、基金は町民の皆さんのためだと強調しましたが、水道料金据置きに使うとは言いませんでした。皆さん、財源は十分にあります。ないのは、町長の1万6,468人の町民に寄り添う心ではないでしょうか。ここは議会が町長に代わって1万6,468人の町民に寄り添う政治の決断をしようではありませんか。  以上を述べて反対討論といたします。議員各位の賛同を心から求めて、討論を終わります。 ◎議長(西谷 尚) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。  吉川康治。 ◎吉川康治(5番) 議席番号5番、吉川康治です。議案第157号 香美町水道事業給水条例の一部を改正する条例を定めることについて、賛成の立場で討論をいたします。  本議案の本質は、町が未来、将来に向けて、町民のライフラインである水を管理、そして保守していけるかどうかが争点だと思っております。その手段の一つとして、今回水道料金の改正案が出されていると理解をしております。水の重要性は、先ほど上田議員の討論でもありましたが、食よりも重要であります。町民みんなで守っていかなければならない資源でもあります。宮城県では、民営化から外資の企業に水道の運営権が移ったというような事例もあります。これは本町では絶対あってはならないと、私はそのように考えております。  一方で、値上げをして町民の生活を圧迫するのは間違っているのではないかと、基金を使えばいいのではないかというお考えがあるというふうにも、先ほどの谷口眞治議員の討論でもありましたが、これも私は間違っているとは思いません。しかし、ここで社会的情勢と本議案をリンクして考えるのは少し間違っていると私は考えております。もし、コロナがなければどのような判断をされますでしょうか。そして基金が枯渇したらどういうふうに対策をされますでしょうか。本件は社会的情勢、重ね重ねになりますが、ごちゃまぜにして本質を見失ってはいけないと、切り離して考えるべきだと私は考えております。先ほど担当課長にも確認をいたしましたし、先日の一般質問でも、財政課長は、コロナの交付金を対応できる部分は検討する旨の発言がありました。私もその発言は信じております。今現在の生活ももちろん大切ではありますが、やはり未来、将来にわたって、将来の町民のための水道でもあるわけですから、そこを保守していくのが我々、今の議員の役目でもあると、責務でもあると考えております。  よって、私は本議案に賛成をいたします。議員の皆様のご賛同を心よりお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) 次に、原案反対の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第157号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立)
    ◎議長(西谷 尚) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第12 議案第158号 香美町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関              する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることに              ついて ◎議長(西谷 尚) 日程第12 議案第158号 香美町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第158号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第13 議案第159号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第8号) ◎議長(西谷 尚) 日程第13 議案第159号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 谷口です。何点か質疑をさせていただきたいと思います。  今回の補正の中で、56ページの移住定住対策費968万9,000円の増額補正がありまして、その内訳で、住宅取得奨励金、住宅改修費助成金、空き家利活用促進支援補助金、移住促進支援補助金の増額がありますが、少しこの明細を教えていただきたいと思います。実際が予算よりも予定よりも多くあがっているということだと思うんですが、その内容の説明を求めます。  それから、57ページの町民バス運営事業費であります。村岡、小代区の運行委託料の不足分だということで1,327万9,000円の増額補正でありますけども、これについても、増額理由も含めて説明をお願いしたいと思います。  それから、同じく57ページの地域づくり事業費の地域再生協働員の関係でありますが、採用なしということで479万7,000円の減額でありますが、たしかこれは新しいコミュニティーづくり、射添地区の取組だと思うんですが、この方を採用できなかったということは、新しいコミュニティー事業に影響があったのかどうか。この点、お願いしたいと思います。  それから、あともう1点、59ページの介護タクシー利用給付費であります。114万2,000円の増額で利用実績だということですが、これについての明細説明をお願いします。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 企画課長、川戸英明君。 ◎企画課長(川戸英明) 谷口議員のご質問ですけど、もしかしたら漏れがあるかもわかりませんけど、その際はおっしゃってください。  移住定住の関係の、968万円云々の額が増えた理由ですけども、住宅改修につきましては、例年より改修される方が多いということと、空き家を購入された方が今後住宅改修をされる予定があるということで、予算が不足したためにその分について補正をしておるものです。また、住宅取得奨励金につきましても、住宅を今後取得される見込みの方がおられますので、その方の分についての増額と、併せまして、利活用促進支援金ですけども、これにつきましては、空き家等の家財の処分があるんですけども、例年、大体1件当たり10万円ぐらいの利用なんですけども、今年に限りまして、空き家の処分家財が非常に多くて、上限の20万円いっぱいを利用される方が多かったために、今回予算が足り苦しいということで補正をさせていただいております。併せて、住宅促進支援金につきましては、空き家の見学をされるための交通費ですけども、これにつきましても、令和3年度につきましては、近畿圏外、遠距離の方が非常に多くおられまして、例えば、東京や鹿児島、山口、千葉、東京の方は4名ほどおられましたけども、そういう方がおられたということで、交通費のほうが若干不足するということで補正させていただいております。  町民バスの増額理由ですけども、これにつきまして、今、債務負担を起こしておるわけですけども、そのときは、令和2年度の当初予算で認めていただいた債務負担がずっと今、動いているとか、予算を持っておるんですけども、その際は、令和2年10月のバス路線の改編よりも先に予算立てしておりまして、その際のバス路線の改編では、詳細までは想定してなかったんですけども、町民さんの意見や利便性を検討する上で、路線を細かく設定したために、それで路線の運行本数が増えたり距離が増えるということで経費が相当以上に増えたということで、債務負担の額では足らないということで、その差額分を補正するものです。  地域再生協働員につきましては、有害鳥獣の対策員ということで、この方につきましても、いろんな関係の方にお声をかけていただいたんですけども、やはり体力的に体がもたないだとか、いろいろな理由がありまして、採用には至らなかったために減額をするというものです。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 福祉課長穴田康成君。 ◎福祉課長穴田康成) 谷口議員の介護タクシーの関係で、実績見込みということで、当初160人で想定はしていたんですけども、大体回数が880回。ところが、実際にやってみますと、年度の実績が1,100回ということで、かなり増えてくるということが想定されまして、増額をさせていただいております。年度途中、コロナワクチンの関係の介護タクシーの増額もさせていただいたんですけども、その分については若干減ってはきておるんですけども、それよりも通常の分が増額になったということで、114万2,000円増額させていただきますということで提案をさせていただいております。 ◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 説明いただいたんですが、移住定住対策費の増額の意味は分かったんですが、件数とかそういう部分が、もし、分かりましたら、もう少し詳細な説明を求めたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 企画課長、川戸英明君。 ◎企画課長(川戸英明) 大変申し訳ありませんでした。まず、住宅改修ですけども、過去から言いますと、平成30年度が46人の交付対象、令和元年が45名、令和2年が59名、令和3年ですけども、11月末で66件交付をしております。併せまして、移住定住の促進、すいません、順番が飛んでしまうかもわかりませんけども、移住促進支援交付金、交通費の関係ですけども、平成30年が4人、令和1年が15人、令和2年が21人、令和3年度11月末現在ですけども、20名ということになっております。空き家利活用の促進、片づけの分ですけども、これにつきましては、平成30年が7名、令和1年が9名、令和2年が7名、令和3年、これも11月末ですけども、9名となっております。あと、住宅取得奨励金ですけども、これにつきましては、平成30年が26件、令和1年が24件、令和2年が20件、令和3年、現在ですけども、15件となっております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(6番) それでは、何点かお尋ねをいたします。  議案資料の57ページ、地域おこし協力隊活動事業費1,766万1,000円、何人予定しておられたのが採用できないだとかいうのが分かりましたら、教えていただきたいと思います。  それから、62ページ、有害鳥獣対策費、捕獲鳥獣止めさし報償費186万8,000円を増額していますが、頭数的なものを教えていただきたいと思います。  それから、同じく62ページのワーケーション推進事業費600万円、箇所数と場所を教えていただければと思います。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 企画課長、川戸英明君。 ◎企画課長(川戸英明) 地域おこし協力隊ですけども、集まらなかったのが4名。内容としましては、水産の関係、但馬漁協への配属の分と、美しいまちづくり協議会の関係と、射添地区まちづくりの関係と、村岡地区観光協会に派遣する計4名の方が配置できなかったということです。併せまして、次のワーケーションの関係ですけども、今現在、交付決定を打っておりますのが4件で、民宿業と飲食業、建設業の方が1件ずつということで、その後のどういうところかということですけども、今相談いただいておりますのは、全て民宿業の方に相談いただいております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 農林水産課長、福島功君。 ◎農林水産課長(福島 功) 有害鳥獣対策費の中の止めさし報償費の関係186万8,000円についての見直しの頭数なんですけども、まず、鹿のほうが、10月末現在で予定の頭数2,132頭ということで、年内の予定で当初挙げていたのは2,400頭。このままでいきますと予算的に足らないということで、鹿のほうについては約2,900頭ぐらい。そのほか、イノシシ、熊、猿、小型動物等々につきましては、当初見込んでいた数よりは、10月末現在、頭数が少なかったものですから、それを相殺しまして、最終的に鹿のほうが多いということで金額が上がりましたので、全体的に186万8,000円の今回増額補正ということでしております。細かい、イノシシ、熊、猿とか、お伝えしてもいいんですけども、その辺の相殺でほかの部分が下がって鹿の頭数が、今言ったように、大体500頭ぐらい増えます。その分で増額補正するということになります。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(4番) 議案資料56ページの、先ほどの谷口議員のところで答弁があったんですけども、結構東京方面の方が来ていて費用が増えたというふうに聞いたんですけども、6月に一般質問させていただいた、コロナの関係で東京、関東圏から、そういう移住の相談がその当時はほとんどなかったということなんですけども、それが影響があったのかどうか。増えているのかどうか。それをお聞きしたい。  それと、58ページ、59ページにかけて、款3民生費の目1社会福祉総務費、障害者介護給付費負担金事業費のところで、生活介護給付費が1,030万6,000円、それと、次の59ページの共同生活援助給付費1,070万6,000円、これが結構大きなものが増えているんですけども、この理由について教えてほしいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 企画課長、川戸英明君。 ◎企画課長(川戸英明) 藤井議員のご質問にお答えします。  東京からの分につきましては、11月以降に集中して来られておりまして、それまでの関係につきましては、7月ぐらいまであまり動きがないんですけども、半数以上の方は9月以降に香美町を訪問されている方がおられるということで、それ以前につきましては、東京の方は来られておりません。コロナの関係があったもので、9月以前には東京の方は来られてませんけども、ある程度落ち着いた9月以降になって東京の方が来られたというようなことになっております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 福祉課長穴田康成君。 ◎福祉課長穴田康成) 藤井議員のご質疑に答えさせていただきます。  まず58ページの、生活介護給付費の1,030万6,000円の関係でございます。障害を持っておられる方が重度化したということもございまして、日中に入浴や排せつ、あるいは食事等の日常生活ができにくくなったというようなことで、新たにサービスを受ける必要が生じたというようなことがございます。年間45件増えるような見込みになってしまったというようなことがございます。それが生活介護の増額の要因です。  それから、59ページの共同生活援助給付費でございます。これは、新たにグループホームに入居されたという方があったために、年間9件増えるということで、かなり1件の単価が大きいということがございますので、増額になったということでございます。額が大きくなったということでございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(4番) 重症化された方が45件ほど増えたということで生活介護給付費が増えたということなんですけども、これもコロナの影響があったのかどうか。その辺の分析はされていますでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 福祉課長穴田康成君。 ◎福祉課長穴田康成) ご質疑に答えさせていただきます。  特にコロナの影響でということではございません。特にコロナの影響でというものにつきましては、同行援護等、外に出られる、同行して介護するというようなものについては、昨年よりは増えるという傾向にございますけども、それ以外については、特に大きなコロナの影響ということではございませんので、ご理解いただきたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 3点ばかりお尋ねしたいと思います。  まず、議案資料57ページの地域おこし協力隊活動費、先ほど地域おこし協力隊4名採用できなかったということですけども、パートタイム会計年度任用職員の報酬も含めて大きな減額があるわけですけども、本来この事業目的あるいは事業効果があったというふうに思いますけども、それが、隊員等が確保できなかったために事業ができないということになるわけですが、その辺の行政的なフォローアップ、あるいは今後の事業効果を発揮するために向けての施策そのものが、行政としたら必要なんだろうというふうに思うんですが、その辺のことについてお尋ねをします。  それから、65ページの教育振興費の部分で、英語力スキルアップ事業委託料、これも中止されたということで152万9,000円。これ、夏休みの事業だったというふうに思っているんですが、このことについても、先ほどと同じことで、事業の目的、効果が発揮できなかった。当初の目的ができていない。それのフォローアップはどうするのか。しなくていいなら、来年から予算が要らないという結果にもなってしまいますので、その辺のことについて、今後これをどうするのか、お尋ねしたいと思います。  それから65ページ、これ、私がもしかしたら聞き逃しているかもわかりませんが、一番下の土地購入費、中央公民館の駐車場だというふうには聞いたんですが、歳出で1,606万3,000円の減、その財源の地方債が1,680万円とあるわけですが、このことがどうしてこの減額になったのか、詳細に教えていただきたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 企画課長、川戸英明君。 ◎企画課長(川戸英明) 見塚議員のご質問ですけども、地域おこしの関係4名が配置できなかったということなんですけども、基本的に考えておりますのが、地域おこしの業務というのは、地域に住みながら、地域の中で様々な業種があるんですけども、募集内容によりますけども、その活動を通じながら、将来的には地域に移住定住していただくというのが大きな目的かなというふうに思っております。ただ、任期の期間中に地域の方とうまくいかなかったり、いろいろな問題があって途中で帰られる方もおられますし、3年を過ぎて定住されておられる方もおられますし、町内に空き家を買われて定住されようとする地域おこし協力隊の方もおられますので、今後につきましては、その方々にできるだけ香美町に残っていただくための対策というのが必要かなというふうに思っておりまして、本年度から、地域おこし協力隊ではないですけども、地域再生協働員としまして、小規模集落活性化推進員ということで、地域おこし協力隊のフォローアップ、様々な問題を解決するためにいろんな相談に乗るような再生協働員を配置しておりますので、今後につきましては、できるだけ多くの地域おこし協力隊員に残っていただいて、できるだけ多く定住していただくように努めていかないといけないと思っていますし、併せまして、募集した方々が集まらないということは、業務に問題があるのか、集め方に問題があるのか、いろいろありますけども、来年1月からまた新たに募集をかけますので、その部分につきましては、また課の中で相談したり、地域おこし協力隊員の意見を伺いながら、できる限り、こちらの求めている人数が来ていただけるように努めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) こども教育課長、丹後谷智君。 ◎こども教育課長(丹後谷智) 64ページの英語スピーチスキルアップ事業ですが、実績としましては、令和元年度に小学校分を実施し、昨年度、それから今年度につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、実施しませんでした。原因としましては、当初から予定していたALTの確保ができなかったことと、それから、春、夏まで緊急事態宣言下であったため、見通しが立てられなかったこと。中学校のスキルアップ事業につきましては、企業と業務委託を考えておりましたが、そことも見通しがつかなかったということが結果であります。来年度につきましては、ぜひ、引き続き、小・中学校の英語スキルアップ事業について実施していきたいという方向で、今、課内でも検討しております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 生涯学習課長、裏戸正範君。 ◎生涯学習課長(裏戸正範) 3点目のご質疑の点についてですけども、土地購入費でございます。これは香住区中央公民館の駐車場で、香住幼稚園跡地の用地取得に係る土地購入費でございます。予算の根拠ですけども、令和元年4月1日時点の文化会館入り口の県の基準地がありますので、それを根拠に、そのときが平米当たり3万8,500円ということで、購入する土地が3筆ありまして、2,439.32平方メートルということで9,391万3,820円ということで、9,400万円の予算を予定しておりました。実際に購入の交渉に入りましたのが今年度の令和3年4月ですので、同じく令和元年4月1日時点の同じ土地での県の基準地が、令和2年7月1日時点で3万6,800円ということで4.4%の減額になっております。そこから令和3年4月1日に時点修正を行いまして、時点修正で3万5,500円、平方メートル当たりの単価になります。そこからさらに文化会館の入り口になりますので、そこからここの該当地というのは中央公民館の入り組んだ土地になりますので、個別比準というのを行います。個別比準率が0.9というふうになりましたので、時点修正と個別比準を掛けまして、実際に土地所有者の方と交渉させていただいた単価は、平方メートルの単価で3万1,950円、その提示単価で交渉に応じていただけましたので、先ほど、3筆分の2,439.32平方メートルで、交渉で契約に応じていただきました単価が7,793万6,274円ということで、先ほどの予算の9,400万円から7,793万7,000円を引きまして、1,606万3,000円ということが今回の減額の根拠でございます。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) まず1点目ですが、先ほどの同僚議員の質疑の中で、地域おこし協力隊員の中には射添コミュニティー関係の隊員も含まれておったんだということですが、コミュニティー関係の事業というのは既に動いておるんですが、そのことに、コミュニティーを動かすのに支障がなかったら、もし、支障があるようだったら、同じ事業費の中にある会計年度職員でも充てて、その仕事をさせるようなこともできたのであろうというふうなことも思うんですが、支障がなかったから充てなんだと言われたら、それで結構ですし、その辺の考え方についてもお尋ねをしたいと思います。  それから、英語力スキルアップの関係ですけども、できなかったことに対してのフォローはしてないんだということでよろしいかどうかについてお尋ねしたいと思います。  それから、一番最後の3番目の土地購入費、単価の算定の問題ですが、私ははっきり分かりませんけども、令和3年度の予算をつくるときには、既に令和2年度の基準地の単価は決まっております。なおかつ、令和2年から令和3年の時点修正も、1年間分の時点修正をせんなんこともある程度決まっております。利息といいますか、変化率的なことが少し変わるかもわかりませんけども、変わってきます。  それから、基準地との離れた場所、地域の格差といいますか、それも予算の策定時点では決まっております。だから、これだけ大きな金の補正を出す必要がないというふうに私は捉えるんですが、起債も1,680万円という大きな補正です。起債額の制限だとか、そういうふうなことを考えると、このことによってほかの事業が執行しにくくなった。財源が足らんようになったということも考えられるわけですが、その辺の考えが少し甘かったのではないかと思うんですが、その辺についてはどうお考えでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 企画課長、川戸英明君。 ◎企画課長(川戸英明) 見塚議員のご質問ですけども、今現在、射添地区まちづくり協議会には、香美町から会計年度任用職員の1人を派遣しております。私、定期的に事務局のほうに行っていろいろ話を聞くんですけども、まだ見つかりませんかというような声は確かに頂きます。ただ、まだ来られてないということで業務に支障が出ているかといったら、そこまでは出てないということは伺っております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) こども教育課長、丹後谷智君。
    ◎こども教育課長(丹後谷智) 英語スキルアップ事業ですが、フォローアップにつきましては、小学校につきましては実施できていないことが現実です。中学校につきましては、去年、今年についても、IBAという英語の検査、英語検定を受ける手前の検査につきましては実施していますので、それは中学生全員実施しております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 生涯学習課長、裏戸正範君。 ◎生涯学習課長(裏戸正範) ただいまのご質疑でございますけども、1つあるとすれば、予算の根拠としましたのが、令和元年4月1日時点の単価です。予算を組む段階では、令和2年4月1日時点の単価がありましたので、当然そこで予算措置をすべきではなかったかということはありますけども、昨年度の6月に町長の政策ヒアリングのほうに提案する段階で、令和元年4月1日時点での単価で政策ヒアリングにかけましたので、それから交渉ということもありましたので、安全を見るといいますか、少し交渉の前段でありましたので、1年のことではありますけども、1年前の単価で算定をしたということはありますけども、今その分を計算しますと1年の差が1,700円ぐらいになりますので、トータルで400万円の予算を減額して計上できたかなというのはあります。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(11番) 分かりました。というのは、予算の査定時が、令和元年ですから、かつて積算したそのままの積算根拠でそのまま載せたということなんですよね。今回たまたま地価のことですから、下がっていくから、予算が余ったから減額です。これ、地価が上昇するときだったら予算が足らんようになるんです。このような予算のつくり、質問者を財政課長に。こういう予算のつくり方を許すといいますか、させたことに非常に、先ほど言いましたように、財源1,600万円、ほかに使ってほかに事業をしようと思ったらできるようになるんですよね。起債を抑制されたり、起債の限度額を抑制されておったら。やっぱりこのようなことは、私にとっては、非常に大きな問題があろうというふうに思うんですが、細かい数字だとか、そんなことは結構ですので、予算の組み立て方のことについて、本当にこれでよかったのか、悪かったのかだけお答えください。 ◎議長(西谷 尚) 財政課長森垣文裕君。 ◎財政課長森垣文裕) 見塚議員の質疑に答弁させていただきます。  おっしゃられるように、まず過疎債の件につきましては、確かに今回1,680万円の減額ということで、近年、過疎債の発行については要望しながらも、圧縮がかけられているということをご心配いただいておると思います。あるいは、おっしゃられるように、ほかの事業に起債事業として充当することで1,680万円の事業が可能であったことは、確かにそのように思います。先ほど生涯学習課長のほうが申し上げました、令和元年7月の単価を用いて計上したことで、それに対しまして、令和2年7月の単価の適用ができたであろう。あるいは個別の比準もできただろうというご指摘だったかと思います。したがいまして、財政課のほうでも、所管課から要求がありましたら、その数字を慎重に見させていただいているんですけれども、さらに慎重に見させていただくことで、今、令和4年度の予算編成真っ最中でございますので、そういった目線をしっかり持って編成をしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第159号を起立により採決します。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  ここで暫時休憩をいたします。再開は15時ちょうどといたします。                               午後2時47分 休憩                               午後2時59分 再開 ◎議長(西谷 尚) 休憩を閉じ、会議を再開します。      ──────────────────────────────  日程第14 議案第160号 令和3年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第4              号) ◎議長(西谷 尚) 日程第14 議案第160号 令和3年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第160号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第15 議案第161号 令和3年度香美町介護保険事業特別会計補正予算(第2号) ◎議長(西谷 尚) 日程第15 議案第161号 令和3年度香美町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第161号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第16 議案第162号 令和3年度香美町国民宿舎事業特別会計補正予算(第1号) ◎議長(西谷 尚) 日程第16 議案第162号 令和3年度香美町国民宿舎事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 谷口でございます。何点か質疑をしたいと思います。  今回の補正予算でありますけども、指定管理者納付金480万円のうちの、令和3年4月から12月までの納付金360万円を免除する、そういう補正でありますけども、担当課長の説明で、コロナ禍の減収ということで、半年間の宿泊者、さらに1日当たり、月当たりというようなことで報告がありました。本当に大変な状況だということで、改めて私も認識を新たにしております。その点で、今現在、12月までの分が免除となっておるんですが、今後、コロナ禍はこのまま収束ということにならないと思います。今は若干落ち着いて、お客さんが来ているんですが、今後、指定管理費の3月分までの免除、こういったこともあり得るのかどうか。この点まずお聞きしたいと思います。それと併せて、担当課長は不可抗力という認識を示されましたが、町長も不可抗力という認識をされているのかどうか。この点を確認させてください。  それから2点目でありますけども、昨日の森浦議員の一般質問で、コロナ禍の減収は同業者も同じで、同業者への支援も必要ではないかということに対して、町長は、時短協力金を得ているので支援は必要ないのではないかという、こういう旨の答弁だったと思うんですけども、この指定管理者は、時短協力金、こういったものを得ているのかどうか。その点、2点目お伺いしたいと思います。  それから3点目であります。この指定管理者につきましては、国民宿舎の施設改修費、さらに今回の納付金の免除などの手厚い支援をされております。これ自体を私は別に否定するものでありませんが、しかし、指定管理者の皆さん方と、資金不足を支援せずに解散した香住観光公社、さらには、コロナ禍の減収を危惧して解散した矢田川開発などの、町が筆頭株主の第三セクターとの扱いに大きな格差を覚えるものですけども、これについての町長の認識を伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) まず、12月までの指定管理料の免除につきましては、諸般の、今のコロナ禍であることや、今の引き受けていただいております事業者との話合いの中で、様々な厳しい時代の背景、このことを考えて12月までの分を免除するという決定をいたしました。議員からご指摘の、今後の1月から3月分につきましても、様々な今後のコロナの推移ですとか、営業状況、そういうことも勘案して、今そのことを免除するとかいうことはまだ決めておりませんけども、状況を勘案して検討はしなければならない、あるいは逆に頂くことになるかもしれないというところでございますので、今、推移を見守っておるところでございます。  それから、後段のご質問の、公社の関係、それから矢田川開発の関係、当然、業種ごとに、今のコロナの交付金だとか、町からの5年間の改修費用に充てていただく部分とのことについては、以前から申し上げておりますように、以前の香住観光公社には支援がなかったかといいますと、全然そんなことはありません。最後にも、会社の清算にまで役場が立ち入って、本来頂くべき費用から頂けなかったもの、負債部分、そういうことを考えますと、大きな支援もしてまいりましたし、矢田川開発にいたしましても同じような状況で、会社自体が解散を決議されて、そのことについては様々なお手伝いも町としてもさせていただいておりますから、これは現行、今、国民宿舎を面倒見ていただいている企業とは問題は全然違う部分もございますし、同じようなわけには、考え方に立って対応をしとるというふうな思いでもございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) それでは、谷口議員のご質疑にお答えしたいと思います。  時短等に係る協力金等ですが、頂けるものについては申請をしていただいております。  以上です。 ◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 改めて聞きますが、町長、コロナ禍の減収を、担当課長は、不可抗力だから、要請を受けて、それで納付に踏み切ったというふうなご答弁だったんですが、町長も当然、不可抗力という認識ではないかと思うんですが、それに間違いありませんか。  それと、その上に立って、私は何が言いたいかといいましたら、今、多かれ少なかれ、特に観光業者の皆さんは、お客さんの足が止まっていますから、当然、経営上大変な状況であるという、そういう認識を持っているんです。だから、必要であれば、町はこの際、当然、先ほど担当課長がおっしゃっているように、コロナ禍の減収は災害と同じ扱いをすべきだというふうに思っていますので、そういった点で、今度この公社だけではなしに、ほかの民宿業者の皆さんにも、やはり思い切った支援が必要ではないかというところが今日の質疑の勘どころですので、その辺も併せてご答弁ください。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほども議員からもご指摘があった、森浦議員への答弁の中で、様々な給付金、あるいは休業要請支援金、何次にもわたってございました。そういうことも含めて、どうなのか。ですから、今後そういうことも含めて、観光産業への対応については、当然ながら見守っていって、支援策が必要となれば、何らかの形で支援の策を検討するというところでございます。まだ何をするとか、どうだとか、例えば、昨日も申し上げましたけど、影響はあっても、我々も同業者ですから、例えば規模は別といたしましても、休業要請支援金だとか、様々な給付というのが相当額に認められた事業所には給付もなされておりますから、そういうことも含めて実態としてどうなるのか。今度年明けから始まります令和3年度分の税金の申告でも、税務課長ともまた状況をどうなのかというようなことも見させていただく中で、支援策が必要とあれば、新たな対応はさせていただくということでございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) コロナ禍の減収については、これはもう不可抗力だというふうに認識しておられるということで確認をさせていただいた上で、先ほど申し上げましたように、政府のほうも、補正予算等がこれから出てきて、事業者の支援策については、いろいろ出てくると思いますし、昨日の私の一般質問でも、香美町の商工会のアンケート調査も、明確に影響があるということが、濃淡はありますけど、影響があるということについては明らかでありますので、ぜひとも、国民宿舎だけでなしに、香美町の業者の支援をしっかりと進めていただきたいと思っていますので、ぜひ、今12月議会では具体化されておりませんが、翌年の臨時会を含めて、ぜひ早いこと効果的な施策を打っていただくことを求めたいと思いますが、その点についての町長の決意をお願いします。 ◎議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) コロナの状況を見守りながら、対応すべきことについては敏感に対応するというような思いでございます。  以上でございます。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第162号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。
     よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第17 議案第163号 令和3年度香美町水道事業企業会計補正予算(第4号) ◎議長(西谷 尚) 日程第17 議案第163号 令和3年度香美町水道事業企業会計補正予算(第4号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第163号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第18 議案第164号 令和3年度香美町下水道事業企業会計補正予算(第2号) ◎議長(西谷 尚) 日程第18 議案第164号 令和3年度香美町下水道事業企業会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第164号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第19 議案第165号 土地を取得することについて ◎議長(西谷 尚) 日程第19 議案第165号 土地を取得することについてを議題といたします。  議案の朗読は省略します。  これより、町長の提案理由の説明、担当課長の補足説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第165号 土地を取得することについての提案理由を説明いたします。  森林基幹道三川線開設工事及び改良工事に伴い、土地の取得を行うものでございます。詳細につきましては農林水産課長に説明をさせます。よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を農林水産課長、福島功君。 ◎農林水産課長(福島 功) それでは、議案第165号の補足説明をさせていただきます。  議案書1、1ページをご覧ください。少し説明が長くなりますが、よろしくお願いいたします。このたび取得しようとする土地についての内容ですが、所在地は、兵庫県美方郡香美町村岡区境字後山297番の2で、買収面積の地積は6万8,943平方メートル、地目は保安林、取得方法は随意契約、取得金額は758万3,730円、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町香住区若松632番地、植田殖産合資会社代表社員植田栄助であります。令和3年12月4日に仮契約を締結しております。提案理由につきましては、森林基幹道三川線開設工事及び改良工事に伴い、土地の取得を行うものです。  まず、森林基幹道三川線開設事業の目的は、森林資源の利用と森林施業の合理化を図り、併せて、山村地域の振興に寄与することとして行われた事業で、該当林道の森林利用区域面積は2,484ヘクタールです。  続きまして、議案資料2、1ページをご覧ください。当該林道の全体計画について、位置図により説明をいたします。位置図、左下が起点、豊岡市日高町万劫から、位置図上、中ほどの終点、美方郡香美町香住区隼人を結ぶ全長29.48キロメートルであり、工事期間は、昭和47年度から平成21年度までの38年間の期間をかけて開設されました。  今回ご提案しています土地取得の位置について説明させていただきます。全体計画路線の起点から終点を表した実線の中に位置する、ちょうど破線で囲っている部分が買収予定地、香美町村岡区境字後山297番の2になります。位置図、右側の買収箇所図に破線部分の拡大図で表わしているのをご覧ください。破線で囲っている部分が、全体登記面積112万8,244平方メートルです。今回、用地に係る契約面積は、ちょうど黒塗り部分の開設分6万396平方メートルと、斜線部分の改良分8,547平方メートルの合計面積が6万8,943平方メートルで、延長は約2.33キロメートルになります。また、斜線部の改良分8,547平方メートルは、豪雨や融雪などで被害を受けた箇所になります。令和2年3月に当該林道の所管である兵庫県が、法面崩壊及び落石の危険箇所の改良工事計画をしているものです。その内容を土地所有者と協議調整した結果、令和2年10月に、改良工事計画分に伴う用地取得についても理解と承諾が得られたものです。  続きまして、これまでの事業経緯ですが、平成8年の事業着手から平成19年にかけては、地権者である植田殖産合資会社と事業内容の理解を求めながら、施工承諾のこと、当該林道開設工事を実施してきました。当該林道の分筆登記について、法務局より平成19年2月に発出された、国の不動産表示登記事務取扱基準の運用についてにより、大きく変わりました。それ以前は、広大な土地においては、当該分筆に係る箇所のみを測量し、面積を確定すれば分筆が可能である取扱い基準でありましたが、広大な土地であっても、分筆登記等を行う場合、他の登記事案と同様に、全体面積の測量をした上で分筆登記事務を行うよう指導を受けました。当該地のような広大な土地の用地測量等に係る経費は莫大なものになるため、その当時から町が進めている地籍調査事業に合わせ取り組むことが望ましいと判断し、方針決定をしました。  当該林道事業完成後から相当な時間が経過しておりますが、その間、地籍調査事業について、当該林道用地に係る地籍調査関係者との協議を進め、令和2年8月に地籍調査事業実施について、ようやく地元地区と地籍調査関係者の合意形成が整ったことで当該林道用地の契約相手方とも合意が取れ、今回の仮契約を結ぶ運びとなりました。  当該林道改良工事と地籍調査事業を活用することで、面積の確定までに相当年数を要することから、登記完了となる精算払いが令和15年度になり、用地の引渡し時期が12年間となることから、本年度当初予算において債務負担行為を設定し、契約額の7割相当を令和3年度に前払いすることとしました。債務負担行為の内容は、期間を令和15年度まで、限度額を228万4,000円としているところです。県が進める改良部分についてはもう少し時間を要しますが、用地の提供をしていただいた地権者には、長期にわたりご理解を賜り、感謝しているところです。これ以外にも未買収地が3件ありますが、今年度中に土地売買契約を締結し、登記及び支払いを行う予定にしています。  簡単ですが、以上で議案第165号の補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第165号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第20 議案第166号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第9号) ◎議長(西谷 尚) 日程第20 議案第166号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。  議案の朗読は省略します。  これより、町長の提案理由の説明、担当課長の補足説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第166号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第9号)につきまして、提案理由を説明いたします。  予算の執行に当たり、一般会計に補正の必要が生じましたので提案するものでございます。詳細につきましては財政課長に説明をさせます。よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を財政課長森垣文裕君。 ◎財政課長森垣文裕) それでは、議案第166号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第9号)の補足説明をさせていただきます。  議案書2ページをご覧ください。今回の補正予算は、国のコロナ克服・新時代開拓のための経済対策に計上されました、住民税非課税世帯などに対する臨時特別給付金給付事業について、国の取組方針に基づき、速やかに事務を進める必要があることから、本町の新型コロナウイルス感染症対策関連経費としまして所要の予算措置を行うものです。また、12月3日の金曜日に、国の説明会によりまして事務内容の説明を受けましたので、その内容によりまして編成をしておりますので、ご承知おきいただきますようお願いいたします。  まず、議案書2ページ、第1条でございますが、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億304万5,000円を追加しまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ158億1,311万5,000円としています。  続きまして、事業内容について説明しますので、議案資料の10ページをご覧ください。項目2でございますが、新型コロナウイルス感染症対策関連予算規模は2億304万5,000円としまして、財源内訳は、全額国庫支出金による対応としております。項目3の歳出予算の事業概要では、(1)町民生活への支援としまして、1)住民税非課税世帯などに対する臨時特別給付金給付事業について記載をしておりますが、詳細については事業別予算概要書により説明をさせていただきますので、12ページ、最後のページになりますが、そちらのほうをお開き下さい。  まず、事業目的ですが、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、様々な困難に直面した方々が、速やかに生活、暮らしの支援を受けられるよう住民税非課税世帯などに対して、1世帯当たり10万円の給付を行うものでございます。  次に、事業の概要でございます。項目1では、給付金の対象となる世帯について記載をさせていただいております。対象世帯は全体で2,000世帯を見込んでいるところであり、内訳は1)及び2)のとおりでございます。予算額は2億円です。1)の世帯に係る説明としまして、米印のところをご覧いただきたいですが、住民税が課税されている者の扶養親族等のみからなる世帯を除くと記載しておりますが、これについて例を申し上げますと、住民税均等割が非課税である高齢のご夫婦の場合であっても、町内あるいは町外在住の息子さん夫婦ですとか、娘さん夫婦などの親族の方の扶養となっている場合、これは今回の給付の対象にはならないということでございます。また、今回の給付の対象となる世帯については、住民税均等割非課税世帯などということで2,000世帯を見込んでいるわけですが、予算の積算に当たりましては、まず令和3年度の課税データから住民税均等割非課税世帯を単純に抽出しているところでありまして、先ほど例として申し上げました事例、また、町内で2世代、3世代で同居されておられるものの、住民基本台帳上、世帯分離といいまして、高齢のご夫婦が別世帯として登録されている場合で、当該高齢のご夫婦が住民税均等割非課税の場合も、それぞれ1世帯として積算しておりますことから、今後、事務を進める中で、税法上の扶養の関係を確認した上で給付の対象世帯を確定する必要があるため、実際の給付に当たりましては、給付世帯数が減少することもあるということでご理解いただきたいと考えております。  次に、項目2では、事務費の内容について記載しております。予算額は304万5,000円ですが、このうちシステム改修費につきましては予算額150万円を計上しております。内容としましては、先ほど申し上げました、住民税均等割非課税世帯に係る税法上の扶養の関係を確認するための仕組みを構築していただくものということでご理解いただきたいと思います。  次に、項目3では、給付に係るスケジュールにつきまして、対象世帯ごとに記載しております。まず、1)に該当します住民税非課税世帯の場合は、プッシュ型としまして、対象世帯の世帯主の方に案内チラシ、それから振込先口座の確認書及び世帯の全員が住民税を課税されている他の親族等の扶養を受けていないということの確認書を送付させていただきますので、内容を確認の上、返送いただき、その後、受付順に口座振込によります給付を行う予定としております。  次に、2)に該当する家計急変世帯の場合は、申請型としまして、町の広報やチラシにより、新型コロナウイルス感染症の影響により家計が急変した世帯に該当すると思われる場合に、収入見込額の申立書などを添付の上、町へ申請していただきます。その後、支給要件を確認の上、該当される場合は、順次口座振込によります給付を行う予定としています。今後の具体的な事務日程についてですが、現在、国の通知等に基づき、国庫補助金に関する事務と給付に関する確認通知書及び申請書類などの作成事務を行っています。住民税非課税世帯への確認通知書につきましては、来年1月17日に発送する予定としておりまして、さらに、第1回目の給付を2月9日に口座振込により行いたいと考えているところでございます。以降、受付後、順次振込を行う予定でございます。  次に、家計急変世帯の申請受付の開始時期は、町広報紙が発行されます来年1月13日から行う予定としておりまして、該当される場合は、早いもので住民税非課税世帯と同様に2月9日に振り込むことが可能と考えているところでございます。  以上の日程により進めることによりまして、可能な限り早期に給付を行いたいと考えているものでございます。  次に、10ページに戻りまして、項目5の、令和3年度香美町一般会計のこれまでの対応経費を含めた累計額ですが、債務負担行為を除きまして6億8,641万7,000円となります。  次に、8ページをお開きください。給与費明細書を掲載しております。まず、アの会計年度任用職員以外の職についてですが、職員手当のうち時間外勤務手当について45万円を増額するものでございます。9ページのイ、会計年度任用職員については補正はございませんので、7ページになりますが、こちらの給与費明細書に一般職(1)総括につきましては、8ページと9ページの合計を掲載しているものでございます。  以上で、議案第166号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第9号)の補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 谷口です。住民税非課税世帯等に対する臨時特例給付金について何点か質疑をいたします。12ページの予算概要書で質疑をしたいと思います。  住民税非課税世帯等に対する臨時特例給付金ということで10万円が支給されるということでありますけども、そもそも香美町における住民税非課税世帯の年収はどのぐらいなのか。この点、いろんなパターンがあると思いますけども、どの程度なのかということをまず教えていただきたいと思います。  それからもう1点は、今回の対象となるのは、住民税非課税世帯と家計急変世帯の2つが対象になっているんですが、住民税非課税世帯については、行政のほうが把握して、それなりの手続が進んでいくというふうに思いますし、先ほどありましたように、税法上の扶養世帯を除くというようなことで、それなりの把握というのはきちっと精査できるのかなと思っているんですが、あと家計急変世帯、これは申請型ということですので、この方々にきっちりと情報がわたるということがとても大事だと思うんです。そういう意味で、まず、家計急変世帯という考え方が、どんな場合がこれに当たるのかということについて教えていただきたいと思います。  以上2点。 ◎議長(西谷 尚) 税務課長、田村顕彦君。 ◎税務課長(田村顕彦) それでは、谷口議員の質疑に回答させていただきます。  私のほうからは、1問目の、住民税非課税世帯の年収は一体どれぐらいなのかということに対してのお答えをさせていただきたいと思います。まず、住民税非課税ということは、均等割もかからないということになるんですけれども、均等割の非課税の範囲につきましては、町の税条例に規定がありまして、その考え方に基づくんですけれども、何分ややこしいものですので、1例で申し上げますと、例えば、夫婦と子ども2人世帯、奥さんのほうは家のほうで働いてないというふうな家計で例えますと、給与収入でおおむね209万円以下で非課税世帯という基準に該当するというふうに考えております。また、もう1例で、高齢者夫婦の年金受給世帯という例で例えてみますと、ご主人のほうが厚生年金、奥様のほうが低額な年金という世帯の例で例えますと、年金収入に直しますと大体193万円程度という世帯が住民税非課税世帯ということで、今回の基準に該当するというふうに考えております。  以上です。
    ◎議長(西谷 尚) 補足説明を福祉課長穴田康成君。 ◎福祉課長穴田康成) 谷口議員の質疑にお答えさせていただきたいと思います。  家計急変世帯ということで先ほど税務課長の説明がありましたが、年収の見込額というのを算出する必要があるということで、申請時点における年収の申請をしていただくんですけども、申請時点でどうかということの判定をさせていただきます。その判定方法については、まだ詳細には決まっておりませんけども、おおむね1か月の給料、事業あるいは不動産、年金等の収入によって、それがかなり落ち込んだというようなことが分かる書類を出していただいて、それが非課税収入に該当するか、以下であるかというようなとこら辺を算定させていただいてということになりますので、どちらにしても、詳しい情報自体は、町のホームページあるいは町広報でさせていただくという段取りにしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) 均等割の住民税非課税につきましては、分かりました。この給付金については、実は本当に困っている方に行き渡ってないというふうなことが今指摘をされておりまして、例えば東京都なんかで言いますと、単身の方で年収が100万円から200万円、こういったワーキングプアという方々については該当してないということで、先ほど示していただきました209万円、さらには年金生活者193万円、こういう方と比べて、この給付金については、年収が100万円から200万円、同じような基準であるにも関わらず該当になってないというところに、住民税非課税世帯の対象にしているということ自体が、どうも問題になっているようであります。そういったことで、こういう事例が香美町でもあるのか、ないのか。これ、もし、分かりましたら、教えていただきたいと思います。  さらに家計急変世帯で1か月の給与分の落ち込みというふうなことですが、例えばこれ、落ち込み、もう少し詳しく、ホームページを見ろではなしに、せっかくでありますので、ポイントだけで結構ですので、概要をぜひ教えてください。特に、該当者であるにも関わらず、ほとんど気がつかずにスルーされるという場合があれば、あれですので、少し私たち議員もその内容を教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を福祉課長穴田康成君。 ◎福祉課長穴田康成) 質疑にお答えさせていただきたいと思います。  家計急変世帯の関係でございます。あくまで、まだ未定稿ということで、国のほうから資料が参っているんですけども、その考え方自体は、任意の1か月の収入、特にこの月でなかったら駄目ということではないというふうなことを示されております。それ掛ける12か月というようなもので算定をするというようなことが、今現在では通知が来ているというところでございます。また、どちらにしても、事例等を書かせていただいて、それを広報なり、チラシなりに挟ませていただくような形になるか分からないんですけども、分かりやすいような形でお示しをさせていただきたいと考えております。  ワーキングプアの関係なんですけども、特にうちのほうで把握はできておりません。 ◎議長(西谷 尚) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(3番) それで、今どちらにしても、また国のほうが、補正予算等でまた新しい形の支援金制度というのが出てくると思うんですが、なかなかどこの窓口へ行っていいかどうかも分かりませんので、まだまだコロナ禍のこれは長期化するのではないか。オミクロンが何とかシャットアウトできていけばいいんですが、ただ、そうは言ったって、今、世界中に猛威を振るっていますので、なかなか日本だけがということにならないと思います。そういう意味では、第6波も当然想定していかないけんと思いますので、そういう意味では、こういう制度が、ここに行ったらちゃんと分かるというふうな、そういう状態になかなか町民の皆さんなっていませんので、できれば相談窓口、ぜひワンストップでいける、そういうことも必要ではないかと思うんですが、その点、考えているでしょうか。 ◎議長(西谷 尚) 副町長、今井雄治君。 ◎副町長(今井雄治) それでは、谷口議員のご質疑にお答えしたいと思います。  できるだけ丁寧に、窓口ワンストップになるように、本庁を含めて、地域局を含めて、まず第一義は、本庁の場合でしたら、多分窓口が、町民課に来るケースが多いと思いますが、福祉課が担当になりますので、福祉課のほうに十分案内できて説明できるような体制を整えたいと思います。  以上です。 ◎谷口眞治(3番) それ、ぜひ取り組んでいただくことを求めて終わります。 ◎議長(西谷 尚) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第166号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第21 議案第167号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第10号) ◎議長(西谷 尚) 日程第21 議案第167号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。  議案の朗読は省略します。  これより、町長の提案理由の説明、担当課長の補足説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第167号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第10号)につきまして、提案理由を説明いたします。  予算の執行に当たり、一般会計に補正の必要が生じましたので提案するものでございます。詳細につきましては財政課長に説明をさせます。よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西谷 尚) 補足説明を財政課長森垣文裕君。 ◎財政課長森垣文裕) それでは、議案第167号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第10号)につきまして、補足説明をさせていただきます。  議案書1ページをご覧ください。今回の補正予算は、国のコロナ克服・新時代開拓のための経済対策に計上されました、子育て世帯への臨時特別給付金給付事業のうち、子ども1人当たり5万円相当のクーポンを基本とした給付を行う。ただし、地方自治体の実状に応じて現金給付も可能とするとされたものにつきまして、本町では現金による給付を選択することとし、11月19日付の専決で予算措置をさせていただいております、児童1人当たり5万円の給付と合わせまして、児童1人当たり10万円の年内給付を実施するため、本町の新型コロナウイルス感染症対策関連経費として所要の予算措置を行うものです。また、予算の調製に当たりましては、12月3日金曜日の国の説明会によりまして事務内容の説明を受けたこと、さらに、今週の初めにありました国の取扱い方針に基づきまして、本町では、5万円相当のクーポンを基本とするところを、現金5万円を選択させていただきまして予算を調製させていただいておりますので、ご承知おきいただきたいと思います。  議案書1ページの、まず第1条でございますが、既定の歳入歳出予算額の総額に歳入歳出それぞれ1億313万円を追加しまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ159億1,624万5,000円としております。  続きまして、事業の内容について説明しますので、議案資料の9ページをご覧いただきたいと思います。項目2では、新型コロナウイルス感染症対策関連予算規模としまして1億313万円。財源内訳は、全額国庫支出金による対応としております。項目3の、歳出予算の事業概要では、(1)町民生活への支援、1)子育て世帯への臨時特別給付金給付事業について記載しております。子育て世帯への臨時特別給付金として、子ども1人当たり5万円相当のクーポンを基本とした給付に当たり、本町では、現金による給付を選択することとし、令和3年度香美町一般会計補正予算(第7号)の5万円給付と合わせて、児童手当受給者に対し、年内に児童1人当たり現金10万円を一括給付するとしております。年内給付の対象でございますが、こちらは令和3年9月分の児童手当支給対象の児童がおられる世帯でございまして、児童手当システムにより本庁で管理させていただいているものとなりますが、児童手当の制度としましては、児童手当支給対象児童が各世帯において第何子に当たるのかということを判定する必要があることから、例えば3人兄弟で、第1子が高校1年生、第2子が中学2年生、第3子が小学6年生である場合、第1子の高校1年生についても児童手当システムに登録がありますことから、18歳以下のこの当該高校1年生につきましても、児童手当システムの情報を活用した年内給付の対象となることについてご承知おきいただきたいと思います。その他の対象者の方につきましては、申請を受付後、順次児童1人当たり現金10万円を一括給付するとしております。その他の対象者としましては、9月30日時点で高校生などの児童及び養育者が公務員の児童の世帯、また、9月以降、令和4年3月31日までに生まれた児童の世帯となるところでございます。対象児童は全体で2,060人、給付に係る予算額は1億300万円、事務費としまして、時間外勤務手当13万円、合計で1億313万円を計上しているところでございます。  なお、今後の事務日程ですが、当該補正予算を可決いただけましたら、本日付の書面によりまして、既に対象者に送付済みの5万円給付に係る文書の訂正と、本町では5万円相当のクーポンではなく、現金による給付を選択するとともに、年内給付分については、12月24日に口座振込による10万円一括給付を行うことについて通知させていただきたいと考えているところでございます。さらに、給付の受け取りを辞退する旨の申出を受け付ける期限を12月20日月曜日としまして、対象者の確認が完了しました後、同日夕方、夜になろうかと思いますが、振込データを作成しまして、翌日12月21日火曜日に金融機関宛てに振込データを送信することで、12月24日金曜日に10万円一括給付の振込が可能となる予定でございます。  次に、項目5でございますが、令和3年度香美町一般会計のこれまでの対応経費を含めた累計額としましては、債務負担行為を除きまして7億8,954万7,000円となる旨を記載しております。  次に、7ページでございますが、こちらは給与費明細書としまして、ア、会計年度任用職員以外の職について、職員手当のうち時間外勤務手当について13万円を増額することについて記載をさせていただきました。6ページの給与費明細書、2、一般職、(1)総括では、7ページと8ページの合計を掲載しているものでございます。  以上で、議案第167号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第10号)の補足説明を終わります。 ◎議長(西谷 尚) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第167号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第22 意見書案第4号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実               を求める意見書の提出について ◎議長(西谷 尚) 日程第22 意見書案第4号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出についてを議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (発議書朗読) ◎議長(西谷 尚) 朗読は終わりました。  提出者の趣旨説明を求めます。  総務民生常任委員会委員長、西谷高弘君。 ◎総務民生常任委員会委員長(西谷高弘) 総務民生常任委員会委員長の西谷高弘でございます。意見書案第4号についてご報告させていただきます。  ただいま上程されましたコロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出について説明いたします。  12月6日の総務民生常任委員会の所管事務調査において、新型コロナウイルス感染症の影響による地方税財源の充実について協議いたしました。新型コロナウイルス感染症の拡大は、変異株の猛威も加わり、甚大な経済的、社会的影響をもたらしており、国民生活への不安は続いています。この中で、地方財政は、来年度においても巨額の財源不足が避けられない厳しい状況になることが予想されています。地方自治体においては、新型コロナウイルス感染症対策はもとより、地方創生、雇用対策、防災対策、増大する社会保障等への対応が迫られており、このためには地方税財源の充実を強く国に求めていくことが不可欠であり、令和4年度地方財政対策及び地方税制改正において十分な地方税財源の充実を求め、提案するものです。なお、地方税財源の充実については、全国町村議会議長会会長及び兵庫県町議会議長会会長より、同趣旨の意見書提出の依頼があったことも申し添えます。  それでは、意見書案を朗読して、趣旨説明に代えさせていただきます。  コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書(案)。  新型コロナウイルスの感染拡大は、変異株の猛威も加わり、我が国の各方面に甚大な経済的・社会的影響を及ぼしており、国民生活への不安が続いている。この中で、地方財政は、来年度においても巨額の財源不足が避けられない厳しい状況に直面している。  地方自治体においては、新型コロナウイルス感染症対策はもとより、地方創生、雇用対策、防災・減災対策、デジタル化や脱炭素社会の実現とともに、財政需要の増嵩が見込まれる社会保障等への対応に迫られており、このためには、地方税財源の充実が不可欠である。  よって、国においては、令和4年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。                    記  1.令和4年度以降3年間の地方一般財源総額については、「経済財政運営と改革の基本方針2021」において、令和3年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保するとされているが、急速な高齢化に伴い社会保障関係経費が増大している現状を踏まえ、他の地方歳出に不合理なしわ寄せがなされないよう、十分な総額を確保すること。  2.固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは、断じて行わないこと。また、生産性革命の実現や新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として講じられた固定資産税等に係る特例措置は、本来国庫補助金等により対応すべきものであり、今回限りの措置として、期限の到来をもって確実に終了すること。  3.令和3年度税制改正により講じられた土地に係る固定資産税の課税標準額を令和2年度と同額とする負担調整措置については、令和3年度限りとすること。  4.令和3年度税制改正により講じられた自動車税・軽自動車税の環境性能割の臨時的軽減の延長について、更なる延長は断じて行わないこと。  5.炭素に係る税を創設又は拡充する場合には、その一部を地方税又は地方譲与税として地方に税源配分すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和3年12月。衆議院議長、細田博之様、参議院議長、山東昭子様、内閣総理大臣、岸田文雄様、財務大臣、鈴木俊一様、総務大臣、金子恭之様、経済産業大臣、萩生田光一様、内閣官房長官、松野博一様、経済再生担当大臣、山際大志郎様。  兵庫県香美町議会議長、西谷尚。  以上であります。議員各位のご賛同をお願いいたします。 ◎議長(西谷 尚) これをもって趣旨説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、意見書案第4号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西谷 尚) 起立全員であります。
     よって、本案は原案のとおり可決されました。  地方自治法第99条の規定により、意見書を関係官庁へ送付いたします。なお、意見書案第4号で字句等の整理等を要する場合は議長に一任願いたいと思いますが、ご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  議長において処置いたします。      ──────────────────────────────  日程第23 議員派遣について ◎議長(西谷 尚) 日程第23 議員派遣についてを議題といたします。  お諮りします。  議員派遣については、議場配付しておりますとおり派遣することといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、議員派遣については議場配付いたしておりますとおり派遣することに決定しました。      ──────────────────────────────  日程第24 発議第6号 閉会中の所管事務の継続調査(審査)の申し出について ◎議長(西谷 尚) 日程第24 発議第6号 閉会中の所管事務の継続調査(審査)の申し出についてを議題といたします。  各常任委員会、議会運営委員会より、香美町議会会議規則第75条の規定により、閉会中も引き続き調査したい旨の申出がありました。  各常任委員会、議会運営委員会からの申出のとおり、閉会中も継続調査(審査)に付することにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、申出のとおり閉会中も継続調査(審査)に付することに決定いたしました。  お諮りいたします。  以上で本定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。  これにて令和3年12月第130回香美町議会定例会を閉会したいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、令和3年12月第130回香美町議会定例会を閉会いたします。                               午後4時05分 閉会                ○ 閉 会 挨 拶 ◎議長(西谷 尚) 閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  去る11月30日に開会し、本日までの17日間の今期定例会は、水道事業給水条例の一部改正、各会計補正予算など、本町が直面する重要案件が提出されました。また、政府が取り組む子育て世帯への臨時特別給付金給付事業、18歳以下の児童を養育する保護者へ、児童1人当たり5万円の給付とクーポン券5万円給付に関しましては、当局提案の一括現金給付10万円と決定いたしました。相次ぐ政府の二転三転の急な変更により、町当局及び議会も困惑する中で、町民の皆様のためになるならと、急な議会対応に努力していただきました。議員各位におかれましては、終始熱心なご審議を賜り、ここに議了することができましたことは、ひとえに議員各位のご理解とご協力のたまものだと深く感謝を申し上げるとともに、衷心より厚くお礼を申し上げます。  当局におかれましては、一般質問、審議等の過程におきまして、議員各位が申されました意見等を今後、町の行政に十分反映されますよう希望するところでございます。  また、広報公聴常任委員会委員各位におかれましては、年末年始を迎える中、議会だよりの編集等お世話になりますが、よろしくお願いをいたします。  本年も残すところ僅かとなりました。議員各位並びに執行部の皆様におかれましては、何とぞご自愛の上、ご健勝にてご家族おそろいで輝かしい希望に満ちた新春をお健やかに迎えられ、一層の飛躍と前進が図られますようにご祈念申し上げ、簡単ではありますが、閉会の挨拶といたします。  次に、町長より挨拶があります。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 12月定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  去る11月30日から本日までの17日間、第130回香美町議会を開催していただきましたが、全日程を終了し、閉会の運びとなりました。国の子ども給付金につきましては、ご配慮を賜り、深く感謝を申し上げます。私のほうから提案をいたしました議案につきましては、一部議案を除き、ご決定を頂きました。  さて、ハチ北高原スキー場では18日、スカイバレイとおじろスキー場は来週25日に営業開始が予定されており、ぜひとも多くの入り込みとなるよう期待するところでございます。町内の宿泊施設や観光施設等においても、感染予防対策をしっかり取っていただき、この冬を通して多くの観光客に訪れていただけることを大いに期待するものでございます。  議員各位から今議会で頂きました一般質問や審議の過程でのご意見を踏まえ、それらを真摯に受け止め、今後の町政運営、また、新年度予算編成に反映させていきたいと思いますので、今後ともご理解、ご協力をお願いいたします。  結びになりましたが、今年も残すところ10日余りとなり、気ぜわしくなりますが、議員各位には、なお一層健康にご留意を頂き、おそろいで輝かしい新年をお迎えになりますよう祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。 ◎議長(西谷 尚) 皆様、ご苦労さまでした。 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...