香美町議会 > 2021-03-18 >
令和3年第125回定例会(第7日目) 本文 開催日:2021年03月18日
令和3年第125回定例会(第7日目) 名簿 開催日:2021年03月18日

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  1. 香美町議会 2021-03-18
    令和3年第125回定例会(第7日目) 本文 開催日:2021年03月18日


    取得元: 香美町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2021年03月18日:令和3年第125回定例会(第7日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午前9時30分 開議 ◎議長(西川誠一) おはようございます。  ただいまの出席議員は16人であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。      ──────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 ◎議長(西川誠一) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、森浦繁君、岸本正人君を指名します。      ──────────────────────────────  日程第2 諸般の報告 ◎議長(西川誠一) 日程第2 諸般の報告を行います。  本日の議事日程及び発議書1はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。      ──────────────────────────────  日程第3 議案第11号 令和3年度香美町一般会計予算  日程第4 議案第12号 令和3年度香美町国民健康保険事業特別会計予算  日程第5 議案第13号 令和3年度香美町後期高齢者医療保険事業特別会計予算  日程第6 議案第14号 令和3年度香美町介護保険事業特別会計予算  日程第7 議案第15号 令和3年度香美町財産区特別会計予算  日程第8 議案第16号 令和3年度香美町町立地方卸売市場事業特別会計予算  日程第9 議案第17号 令和3年度香美町国民宿舎事業特別会計予算  日程第10 議案第18号 令和3年度香美町公立香住病院事業企業会計予算
     日程第11 議案第19号 令和3年度香美町水道事業企業会計予算  日程第12 議案第20号 令和3年度香美町下水道事業企業会計予算 ◎議長(西川誠一) 日程第3 議案第11号 令和3年度香美町一般会計予算から、日程第12 議案第20号 令和3年度香美町下水道事業企業会計予算までの10議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  この10議案は、2月25日の本会議におきまして、その審査を予算特別委員会に付託していた内容であります。昨日3月17日付をもちまして、議長の下に別紙委員会審査報告書が提出されました。  これより予算特別委員会の審査結果の報告を求めます。  予算特別委員会委員長、西谷高弘君。 ◎予算特別委員会委員長(西谷高弘) おはようございます。委員長報告を行います。  第125回3月定例会において、議長を除く15名で組織する予算特別委員会に付託されました議案第11号 令和3年度香美町一般会計予算、議案第12号から議案第20号までの6特別会計、3企業会計予算の計10議案の審査について、経過と結果を報告いたします。  2月25日に委員長に私、副委員長に小谷康仁委員を決めるとともに、審査日程等の確認を行いました。  審査は、3月3日に農林水産課観光商工課村岡地域局小代地域局、4日に町民課、健康課、福祉課、5日に教育総務課こども教育課、生涯学習課、8日に建設課、上下水道課、香住病院、9日に総務課、財政課、企画課、防災安全課、税務課の質疑を行い、最終日17日に総括質疑を行いました。  審査の方法は、事前に質疑通告を行い、それに対する答弁を求める形で進めることとし、案件ごとに課長及び担当職員の出席を求め、副町長には事務に支障のない範囲での出席を求めました。そして、最終日には町長、教育長の出席を求め、審査を行いました。  質疑事項、内容につきましては、議長を除く全議員が委員であることから省略いたしますが、審査結果はお手元に配付しております委員会審査報告書のとおり、10議案とも原案可決であります。  審査の内容についても報告を省略しますが、委員より、指定管理料に関して、各担当課がそれぞれ定めるのではなく、統一した考えを示すべきではないかとの意見があったことを申し添えておきます。  委員におかれましては、限られた6日間の日程の中、多数にわたる項目に対して広い視野から精力的に慎重審査を頂き、また、会議の進行に格別のご協力を頂きましたことに、心から敬意を表するとともに感謝を申し上げたいと思います。  さらに、町長をはじめ、教育長、副町長、課長、担当職員の皆様には、職務多忙の折にも関わらずご出席くださり、また、適切な説明に努めていただき、誠にありがとうございました。この場をかりて厚く御礼を申し上げます。また、令和3年度予算執行に当たっては、委員会での委員の意見を十分認識して、住民ニーズの的確な把握に努め、住民と一体になったまちづくり住民サービス向上のため、適正に行っていただくことを求めます。  以上、簡単ではありますが、令和3年度予算特別委員会委員長報告といたします。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 委員会審査報告は終わりました。  報告に対する質疑は、議長を除く全議員が委員でありますので省略いたします。  委員長、ご苦労さまでした。  これより付託案件10議案について討論、採決を行いたいと思いますが、その方法は案件ごとに議案の順序に従って行います。  初めに、議案第11号 令和3年度香美町一般会計予算に対する討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 議席番号2番、谷口眞治でございます。ただいま議題となっています議案第11号 令和3年度香美町一般会計予算に反対する立場で討論いたします。  令和3年度香美町一般会計予算146億8,800万円に反対する理由は、次のとおりです。  1、監視社会と個人情報漏れリスクが高まるマイナンバーカード推進の予算であること。  2、子供医療費無償化など、限定的子育て支援では、急速な少子化、令和2年度61人の歯止めとなっていない。出産祝い金所得制限廃止学校給食費無償化、国保の子ども均等割免除など、あらゆる子育て支援の抜本拡充に尽くし、子育てするなら香美町づくりを目指すべきである。  3、高齢者大学受講料徴収敬老会減額助成金をはじめ、不便、不安な予約制町民バスの運行など、高齢者等に冷たい予算、福祉の心を持った、高齢者に優しい施策が求められている。  4、福祉の拠点である社会福祉協議会の財源強化を求める声に背を向け続けている予算、財源強化支援で町民参加の福祉づくりの強化が求められている。  5、住民サービス向上の一番の力である役場正規職員の定数を下回る予算では、コロナ渦、大災害での町民の命と暮らしを守ることはできない。定数確保、正規職員増へかじを切ることが求められている。  6、町が筆頭株主の指定管理団体の解散は団体任せで、町の支援はなし。矢田川温泉6か月予算は、予算総計主義の原則に外れている。たじま高原植物園国民宿舎予算指定管理料200万円は、場当たり主義的な予算ではないか。  以上、指摘をいたしまして、反対討論といたします。議員各位の賛同を心からお願い申し上げて、反対討論を終わります。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。  吉川康治君。 ◎吉川康治(10番) 吉川康治です。議案第11号 令和3年度香美町一般会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。  1点、ウェブでのPRを実施していくに当たり、現状のウェブ検索結果の状況などを考えますと、まだまだ改善の余地があると言わざるを得ませんが、しかし、一方で、ふるさと納税掲載サイトの拡充や、アプリkami_tabiのPRにおけるQRコードの利活用、また、移住定住に関しては、香美町を知らない方にも知っていただき、来ていただきたいという町長及び担当課長の答弁もございました。よって、コロナ渦や少雪により疲弊した今、香美町経済の立て直しを図るべく、より多くの方に香美町を知っていただき、そして、お越しいただける政策の充実がなされることと期待をし、賛成の討論といたします。  議員各位のご賛同を心よりお願い申し上げます。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案反対の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。  上田勝幸君。 ◎上田勝幸(3番) 議席番号3番、上田勝幸です。議案第11号 令和3年度香美町一般会計予算、賛成の立場で討論します。  新型コロナウイルスがいつ収束するとも見えない中、宿泊業者、飲食業者をはじめとし、多くの業者に深刻な経済的打撃を与え、また、住民生活にも不安を与え続けている現状をいかに打開し、平穏な日々に戻すことができるか。行政、苦心に苦心を重ねていることと思います。そういう中でも、令和3年度の予算、令和2年度の予算の執行状況をつぶさに吟味する中で、どうすれば住民の生活に安心・安全をもたらすことができるか。また、住民福祉の増進にどうすればつながるか。スクラップ・アンド・ビルドの観点で、職種ごとに予算を増額したり減額するなど、工夫の跡が見られると私自身は感じております。それは財政との絡みの中で当然の措置だと思います。令和3年度の予算、住民全ての人にとり従前の予算でないとしても、幹部職員といろいろと協議し、煮詰めて作り上げた町長の思いの丈の詰まった予算だと思います。惜しむらくは、弘徳学園の連携協定、香美町の畜産業の振興に資すると信ずるのに数万円の予算措置、そのことだけは分かりません。だが、しかしながら、先ほど申し上げたように、町長の思いの丈の詰まった苦心の予算と思うので、私自身賛成しますし、賛成の討論といたします。  議員諸兄氏のご賛同のほど、よろしくお願いいたします。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案反対の方の発言を許可いたします。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本賢司です。  先ほど、上田議員から討論がございました。賛成の討論でありました。言い出しが、多くの事業者に経済的負担の中と言いました。コロナ対策が全く入っていない当初予算であります。令和3年度の一般会計予算コロナ対策が入っていないということを指摘して、反対の討論といたします。  終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第11号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号 令和3年度香美町国民健康保険事業特別会計予算に対する討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本賢司です。令和3年度香美町国民健康保険事業特別会計予算に反対の立場で討論をいたします。  令和2年の申告が15日に終了しました。税務署では4月15日までということもあるわけですけれども、令和3年度の国保税医療分は、1,000万円の基金を入れて0.3%増という状況です。令和2年、1年間、コロナ渦で苦しんだ国保世帯にとっては、所得が減っていれば、本算では税率が上がることになります。それを、まだコロナ渦がいつ収束とも知れぬ令和3年の所得で納めなければなりません。農業者、旅館、民宿、社会保険に入れてもらえない働く方々など、収入が減り、苦しんでいる方々に国の施策しか示せないこの会計、町として、増税をしない、このメッセージを出さないことは到底認められません。ただ、6月の本算定に向けた国民健康保険事業運営協議会で、減税に向け検討することを求め、本案への反対討論といたします。  議員各位のご賛同を求め、討論を終わります。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(4番) 議席番号4番、小谷康仁です。ただいま議題となっております議案第12号 令和3年度香美町国民健康保険事業特別会計予算に賛成の立場で討論をいたします。  この事業は、被用者保険の適用以外の人を被保険者とし、疾病、負傷、出産、死亡に関して必要な給付を行います。平成30年度から、都道府県も保険者として財政運営の責任主体となることで、市町村国民健康保険財政の安定を図ることとなり、兵庫県が国民健康保険事業納付金として各市町に納付を求めることとなっています。一般会計繰入金は3.1%増の430万7,000円の増額を計上しています。国保税は10万9,510円で、年4,707円、月額392円の増額が見込まれますが、税軽減のため、基金から1,000万円分を医療分に繰り入れています。今後、県全体で医療費を支え合うこととなり、医療水準が低く、収納率が高い市町では納付金が増額となりますが、各市町の努力に応じ、県2号繰入金によるインセンティブの仕組みが導入されています。香美町国民健康保険特定健康診査など実施計画やデータヘルス計画を策定、実施し、成果による県からの特別交付金を受ける計画となっており、評価できます。よって、賛成をします。  議員各位のご賛同をお願い申し上げます。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案反対の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第12号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第13号 令和3年度香美町後期高齢者医療保険事業特別会計予算に対する討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本賢司です。令和3年度香美町後期高齢者医療保険事業特別会計予算に反対の立場で討論をいたします。  まず、毎年同じことを言っているように思いますけれども、75歳という年齢で切って、別の医療保険制度にすること自体が誤っているということを指摘しなければなりません。私どもは、保険料を論ずることもできない仕組みの中で、均等割が7.5%、3,852円負担増となります。広域連合議会でこのことをしっかり意見を述べよと、唯一の議員である町長に求めましたが、その気はないとの答弁でありました。社会保障にしっかり予算を確保する国に変えるために力を尽くす決意を述べて、反対討論といたします。  議員各位のご賛同を心よりお願い申し上げます。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(4番) 議席番号4番、小谷康仁です。ただいま議題となっております議案第13号 令和3年度香美町後期高齢者医療保険事業特別会計予算に賛成の立場で討論をいたします。  少子・高齢化が進み、高齢者の医療費が増大していますが、若い世代が高齢者を支え、高齢者も保険料と医療費の一部を負担することで国民皆保険を引き継いでいく、支え合いの仕組みです。保険料率は2年ごとに改定され、令和3年度は、所得割率0.32%の微増、均等割額5万1,371円で、月額約210円の増額と変わらず、前年度と同一となっています。令和3年度から、低所得者への被保険者に対する均等割額軽減特例措置7.75割の1万1,558円でしたが、7割減に見直しとなり、1万5,411円、3,853円の増額となり、1,123人が対象となりますが、軽減特例を、世代間の公平を図る観点から、制度本来の仕組みに戻すものです。広域連合納付金は、示された計算式に基づき、香美町占有率を乗じて算定され、保険料負担金保険基盤安定負担金は、対前年比807万7,000円の増を計上しています。この予算は、高齢者の方々が医療を受ける、また制度の維持運営に必要不可欠です。よって賛成をします。  議員各位のご賛同をお願い申し上げます。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案反対の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり)
    ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第13号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号 令和3年度香美町介護保険事業特別会計予算に対する討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(4番) 議席番号4番、小谷康仁です。ただいま議題となっております議案第14号 令和3年度香美町介護保険事業特別会計予算に賛成の立場で討論いたします。  この事業は、社会全体で支え合うことで、介護が必要な人に、本人やその家族の意向に沿った介護サービスが受けられる供給体制を推進することを目的としています。介護保険料は3年に一度見直され、令和3年度は第8期介護保険事業計画値が設定されます。低所得者の保険料軽減のため、一般会計から2,235万7,000円を繰り入れています。また、基金残高の1億1,100万円は、第8期中に全額取り崩すこととし、令和3年度は、1,279万8,000円を取り崩す予定となっています。地域支援事業として、介護予防・生活支援サービス一般介護予防、包括的・継続的ケアマネジメント支援認知症総合支援を行い、自立支援を目指し、要介護状態にならないために、介護予防やフレイル予防にも力を注いでいます。元気な高齢者には、介護などの担い手として社会参加することで、積極的な健康づくりへと導いています。よって、賛成をします。  議員各位のご賛同をお願い申し上げます。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第14号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号 令和3年度香美町財産区特別会計予算に対する討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。  岸本正人君。 ◎岸本正人(8番) 岸本正人です。消極的賛成の意見を述べさせてもらいます。  そもそもこの財産区があるんですけど、歴史的経過はあると思うんですが、現在、皆さんご存知のように、各集落は地縁団体というような、という法律が発令されまして、地縁団体がかなり香美町内でも増えております。何かそういうふうなほうに、法律のことがもう少し分からないんですけども、変えていくべきではないか。現実的に長井区の理事、役員を決める人事までを、我々議員が賛成だ、反対だなんてしてもいいものなのか。それから、自主的に、地域の方の自由な発想によって予算、決算もすればいいと思いまして、制約的なものを自治活動に、ある意味での制約的なものは持ち込むべきではないのではないかと思うのですが、きれいに決算しておられまして、今回は消極的賛成で、次回は考えるべきではないかと思って、ちょっとおかしいんですが、賛成討論といたします。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第15号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第16号 令和3年度香美町町立地方卸売市場事業特別会計予算に対する討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第16号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号 令和3年度香美町国民宿舎事業特別会計予算に対する討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本賢司です。議案第17号 令和3年度香美町国民宿舎事業特別会計予算に反対の立場で討論をいたします。  一般会計の財源1,781万円を指定管理料として、この会計から相手側に出すということになっております。このうちの200万円は、急施を要する修繕のためとされ、担当課は、コロナ渦の中で遅れているが、2月に営業を開始したというふうに、営業を既に始めているんだ、という趣旨の答弁をしております。一方で、町長は、この200万円について、営業開始に向けて必要となった町負担だ、と答えました。これだけ一致しない現状認識での予算、到底認めることができない。この1点。  議員各位のご賛同を求め、討論を終わります。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第17号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第18号 令和3年度香美町公立香住病院事業企業会計予算に対する討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第18号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第19号 令和3年度香美町水道事業企業会計予算に対する討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第19号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第20号 令和3年度香美町下水道事業企業会計予算に対する討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第20号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第13 議案第85号 香美町一般職の任期付職員の採用等に関する条例を定めること             について ◎議長(西川誠一) 日程第13 議案第85号 香美町一般職の任期付職員の採用等に関する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。
     質疑はありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本です。  議案第85号 香美町一般職の任期付職員の採用等に関する条例を定めることについて、少しお尋ねをしておきたいというふうに思います。総務課長にまずお伺いをいたします。この条例制定を必要とする事実が何なのかということ。もう一つは、この時期にこういう条例を定めるということは、予算上の裏づけがあるという前提なのかということ。この2点を伺います。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) おはようございます。それでは、山本議員から2つのご質疑を頂きました。  まず1点目でございますが、提案説明、補足説明でも申し上げたかと思いますけれども、このたびの任期付職員の条例制定につきましては、令和3年度において、新型コロナに対するワクチン接種、この体制に万全を期するために、専門的知識経験を有する者を採用するということで、当然、従来は予定をしていなかったところでございますけれども、新型コロナに対応していくために、このたび、この3月議会での提案ということになりましたので、ご理解を賜りたいと思います。  それから、当初予算との関係でございますけれども、当初予算につきましては、この人件費については、従来から、新たな採用、あるいは退職、また人事異動や昇給、また人事交流や会計間の異動等を含めまして、様々な変動要素があるという中で、これまでから、おおむね9月議会において調整をさせていただいているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 2つ目の予算上の話、9月議会で、異動もありますから、毎年調整がかかるんだけれども、既に先ほど議決をされた現計予算、新年度の予算では、このものは見込んでいないということなんだよね、逆に言うと。この条例が今出てくるということは、先ほど議決をされた一般会計の令和3年度予算には、この職の人件費は見込んでいないということ。それでよろしいか。私、何でこれ、こだわるかといったら、こういう条例を作る、制定することと、費用が伴うわけですから、予算とが一致しないとおかしくなるんです。後で補正をするから、補正というのは調整するので、それで金は作りますというけども、そもそも見込んでいない人の金を現計予算の中で作り出すことは、理論的にはできないはずなんです。もちろん退職される方があって、新採用でという、そういう月給の違いがありますから、だけども、そのことは当然予算段階で見込んでいるわけでしょう。その辺からすると、この条例制定そのものが、予算の裏づけのない、変則になるのではないかと思えて非常に気にしているんです。そこのところはどう考えるのか。  条例の中に、1号給から7号給まで金額も含めて示されているわけです。こういう額にしようということで提案をされているわけですけれども、どういう方がどうなるのかというのが、どこで見えますか。規則で定めるのかな。それとも町長が、この人の経験だったら3号給だねとか、そういうことをするのか。その辺りを含めて、もう一度聞かせてください。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) ただいま議員からご指摘を頂きましたとおり、本来、条例提案と予算というものがセットであるということは当然でございます。ただ、今回予定をしております任期付職員については、当初予算の人件費の中の人数としてはカウントしているものになります。職員の区分が変わるということになろうかというふうに思っております。  それから、これにつきましては、また、実際の人事の発令というのは4月になりますので、それに基づいて変動というものは生じてくるということになりますので、ご理解を賜りたいと思います。  それから、どういう形での給料の格付となるのかというところでございますけれども、現在予定をしておりますのが、これも申し上げましたとおり、専門的知識を有する者ということで予定をしておりますので、条例でいいますと、第2条第2項に該当する一般任期付職員ということになります。これも補足説明の際に申し上げましたとおり、第2条第2項の職員については、給料表については、条例第7条に書かれている給料ではなく、一般の職員の給料表によって位置づけていくことになります。したがいまして、その方の経験年数等を踏まえて、一般職と同じ給料表に格付をしていくということになりますので、ご理解を頂きたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) 私のほうからは、予算の裏づけにつきまして説明をさせていただきます。山本議員は、恐らく、地方自治法第222条第1項の、条例その他議会の議決を要するべき案件が、新たに予算を伴うこととなるものであるときは、必要な予算措置が適確に講ぜられる見込みが得られるまでの間は、これを議会に提出してはならないということを指摘されていると思いますけども、この規定につきましては、条例が施行された場合に、その年度中に義務となるということでありますので、今回は令和2年度に提案しているものであります。したがいまして、来年度、令和3年度の義務まで負担を負うということが、この規定ではされてないということで理解をしております。例えば、人勧で増額となる場合、この場合は、当然その年度中に負担を負うということでありますので、当然、条例改正を出すときには予算も必要となりますけども、今回の場合は、令和2年度に条例改正を上げます。それは、令和2年度に負担を負う場合は、当然予算も必要になりますけども、令和3年度まで負担を負うような趣旨ではないというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 後段からいきます。令和2年度の任期付職員の話をしているわけではないわけでしょう。この条例は4月1日というのが施行期日であります。ですから、令和2年度の話を幾ら聞かせていただいても、何の意味もないので。総務課長の答弁から少しお尋ねをしますけれども、人数としては、この任期付職員もカウントしているという趣旨の答弁をされました。それなら2月24日の段階でこの条例が出てきたら、なるほどと思えるんです。この追加議案で出てくるから、何か違うことをやろうとしているのかと思い、新年度の補正第1号の予防費、保健衛生総務費を2,358万6,000円減額して、予防費を5,862万7,000円増額する。ここは、コロナ対策で、予防接種の関係で組み替えたんだということで、説明の中であったわけで、その中に、一般職給料1,624万6,000円なんていう大きな金額が増になるわけでしょう。減額のほうは1,233万8,000円なんです。この辺で財源の裏づけがあるのかなと勝手に思っておったんだけれども、最初の答弁の中で9月補正だというふうに言うから、このものの費用は、この補正第1号も含めて、持っていないんだなという判断になるわけでしょう。町長、今やり取りしたことで大体イメージは湧いたと思います。条例と予算、こんな形で、予算の裏づけはないけれども、9月に補正の中で捻出します。一般職の給料表でいくので、この条例の中で定めようとする金額は違うんだと。今想定している人の場合は。9月で調整する金はそのときに生み出す。人数としてはカウントしている。言っていることが私の中では整理できないんですけども、いかがですか、町長。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今の任期付職員は、ワクチン接種に対応するためのことでございます。ですから、議決された当初予算の中に入る、入らんということでなしに、先ほど邊見財政課長が申し上げましたとおりでございまして、何らおかしいことはないというふうに考えております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 暫時休憩します。再開は10時30分とします。                              午前10時16分 休憩                              午前10時28分 再開 ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。  総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) それでは、山本議員のご質問についての再度のご説明をさせていただきたいと思いますが、職員の人件費につきましては、先ほど申し上げましたとおり、基本的には、様々な人事異動によりまして大きな変動要素がございます。細かく言えば、例えば、子どもができたとかで扶養手当等も随時変わってくるような要素がございます。そういった中で、当初予算においては、現在おる職員、あるいは採用、退職等、一定を見込んで1年間の予算立てをしておりますけれども、当然、人事異動によりまして、先ほど申し上げましたとおり、会計間の異動であったり、昇給等の状況も踏まえて、大きく変動要素がございます。このたびの任期付採用職員につきましても、実際の採用については4月となりますので、それを受けて、給料表の格付を受けまして、ほかの職員と同様に9月で調整を図っていくというものになります。  1点、ご確認を頂いておきたいと思いますが、この任期付職員の給与につきましては、一般職の職員等の中に含まれてまいります。予算書でいいますと、169ページからの給与費明細書の中で、170ページの会計年度任用職員以外の職の中に位置づけられてまいりますので、任期付職員だけ取り上げて記載をするというものでなく、一般職の職員の中に含まれているということでご理解を賜りたいと思います。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 谷口です。  それでは、議案第85号の関係について、先ほど山本議員とのやり取りの中で、人件費、予算立てについては、新年度予算の中に入れているというようなお話がありましたが、まず、その点ですが、それでは、170ページの会計年度任用職員以外の職というところに入っているんだということですが、今現在、職員については、正規職員と会計年度任用職員と、この二本立てということで、今回新しく条例を設けるのは、一般職の任期付職員ということで、ということは、会計年度任用職員以外の扱い、あえて一般職と任期付職員とのこれを区別するというふうな、そういう扱いが必要ないというふうなことでしょうか。それをまず説明いただきたいのと、もう1点は、資料の6ページで、採用条件等の整理をさせていただきまして、今回は、第2条第2項の一般任期付職員ということで、一応専門的な知識経験を有するということで、具体的に教えていただきたいんですが、今度のコロナのワクチンに従事される職員さんですが、どういう方を専門的な知識を有するというふうに想定されているのか。どういう職がこれに該当するのか。  それから、もう1点は、採用方法は選考ということになっておるんですが、その仕方については、競争試験または選考という区分をされていますけども、選考とはどういう選考をされるのか。それから、あと、5年以内という任期を定められておるんですが、コロナのワクチンを推進するための職員さんですので、この仕事がなくなれば、当然辞めていただくというか、そういう扱いになってくると思うんですが、今回の想定では、大体どの年度ぐらいを想定されておられるのか。その点を取りあえずお聞きしたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) それでは、何点かご質疑を頂きましたので、お答えをしていきたいと思います。  まず給料表の関係でございますけれども、これも先ほど申し上げましたとおり、一般職の給料表に基づいての給料の格付ということになりますので、とりわけ任期付職員としての区分ではなく、一般職としての給料表の格付の中に入ってまいります。  それから、採用方法につきましては、選考ということになっておりますけれども、こちらについては、採用要件として、高度な専門的知識経験であったり、専門的知識経験という中で、その業務にふさわしい方をお願いするということになりますので、そういった選考ということになりますけれども、何分人事に関わることでございますので、私のほうで今の段階でそれ以上のことは申し上げる立場にないのかなと思っております。  それから、期間でございますけれども、議員ご指摘のとおり、基本的には、新型コロナワクチンに対しての業務という中で、今のところ1年間という任期で予定をしているところでございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 給料表の格付については、一般職で任期ということを特に設定はしてないということですが、170ページを見ましたら、増えるんでしたら分かるんですが、3人減っているんです。だから、果たして、普通でしたら、増えてと思うんですけども、これが減っているということはどうなのかという点と、それから、選考内容まで私は聞くつもりはありませんが、少なくとも、先ほどありましたように、専門的な知識を有するという方ですので、高度は、これは第2条第1項ですので、今回は、一般任期付職員ということで、コロナワクチンでどういう方を具体的に想定されているのか。それについて教えていただきたいと思います。期間につきましては分かりました。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) まず、職員の関係でございますけれども、これについては、予算の総括質疑の中でも、町長のほうからもお答えをしておりますけれども、今の170ページの表で申し上げますと、正規職員が3人減、それから再任用職員が4人増というふうになっておりますので、一時的に、今、正職員については減少しておりますけれども、再任用でカバーをしながらというところでございます。  それから、具体的な専門的知識経験を有するということでございますけれども、コロナワクチンの接種のためには、当然、医療的な知識というものが必要でございますし、あるいは医療機関との連携という中で、そういった医療機関とのこれまでからの人脈のある方ということになろうかと思います。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 職員数の関係については、3人減って4人増、採用で。だから、この3人が本当に見込んでいるかどうかということをお聞きしたかったので、再度その辺のところをご説明ください。  それから、先ほど、専門的な知識を有する方、私はてっきり、ワクチンに対応していただく方については、医師とそれから看護師と、こういった方を一応想定していたんですが、それに代わる、そういうワクチンの体制の中で、専門的に知識を有するという、特にこういう限定的にされる方、どういう方を、今の説明では分かりにくいんですが、もう少し、例えばこういう職種の方、ただ単なる、こういったことに理解のあるという方なのか。その辺が少し、専門的な知識という部分がよく分かりませんので、ぜひ。  それと、もう1点、そもそも論が入ってくるんですが、そもそも任期付職員の条例でありますが、平成14年に法律で定められているこの法律ですけども、通常でしたら、大概国がこういう法律改正をすれば、それに準じて、条例改正、条例制定、こういったことをされてきたと思うんですが、この間、任期付職員は一応しないということで、そういう前提で今日来られたかと思うんですが、平成14年の法律が、なぜ今日になって、こういったことでなったのか。その点も併せて説明ください。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) まず1点目でございます。170ページの表の、会計年度任用職員以外の職、この中に含まれているかということでございますので、含まれているということでご理解いただきたいと思います。  それから、専門的知識経験という中で、医師等というふうなご指摘もあったわけですけれども、あくまで接種体制に万全を期するという中では、そういった調整をしていくというのが主な任務になりますので、先ほど申し上げたとおり、医療的知識であったり、医療機関との橋渡しをしていくというような方にふさわしい方を予定しているところでございます。  それから、条例制定、なぜこの時期にということでございますけれども、確かに議員ご指摘のとおり、平成14年に法律が制定されておりますけれども、これは、各市町の条例において定めれば、任期付職員を採用することができる規定でございますので、必要に応じて各市町が判断をして、制定していくということになろうかと思います。参考までに申し上げますと、例えば豊岡市であれば平成24年12月、養父市であれば平成25年9月、朝来市であれば平成25年12月というふうに、必ずしも国の法律に沿ってすぐにということではなく、条例制定がされておるということでございます。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(6番) 事務的なことですが、条例ですので、お尋ねをしてみたいと思います。3ページの第3条に見出しがないんですが、一般的に条文を作るときに、見出しというのは、前条と同じ見出しだったらつけないというのが一般的なんですが、今回そうではないような気もするので、今回、見出しを第3条につけなかった理由が、もし、あれば、お尋ねします。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) ただいまのご質疑の関係でございます。議員ご指摘のとおり、関連する条文については、一連で見出しをつけるということになりますので、見方にもよろうかとは思いますけれども、第2条あるいは第3条を含めての、職員の任期を定めた採用ということで、例規のほうは作らせていただいておりますので、ご理解を頂きたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 見塚修君。 ◎見塚 修(6番) 今、総務課長が言われるように、第3条に見出しがないのは、第2条にそのことがうたってあるから、一般的には要らないんだというのが一般的な通例なんですが、議案資料を頂きまして、6ページの上段の表の中に、第2条第1項から第4条までの区分が説明してあります。この区分の説明を見ると、第3条の部分にも見出しが要るというふうに思うんです。というのは、第2条にまで、ただの職員の任期を定めた採用とありますが、見出しがついている第4条も、任期のついた職員の採用なんです。この条にも見出しは要らないという気がするわけです。そういうことからすると、第2条の言い方が適切かどうか分かりませんが、資料6ページの区分表の3段目に書いてある、例えば高度な専門知識を有する職員の採用とか、あるいは、もし、第3条につけるとなれば、公務の能率的運営に資する職員の採用とか、第4条では、ここに書いてあるとおり、短期間勤務職員の任期を定めた採用というふうな見出しが、私は必要だというふうに感じるんですが、その辺の、私は法制関係の仕事をしたことがありませんので、はっきり分かりませんが、一般的にはそんな感じがするんですが、その辺についてはどうですか。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) それでは、議員のご指摘でございますけれども、これにつきましては、先ほども申し上げましたとおり、基本的な作りといたしまして、第2条、第3条を含めての職員の任期を定めた採用ということで位置づけをさせていただいております。決して間違いではないということでご理解を頂きたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 見塚修君。 ◎見塚 修(6番) 私も間違ってはいないと思いますが、わざわざ第4条に見出しがあるものですから、第4条も任期を定めた職員の採用ですので、その辺との整合が少しないのかなということだけ指摘して、終わります。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(1番) それではお尋ねをいたします。今、任期付職員の採用ということで、当初考えておられるのは1年だということでございましたので、この1年で会計年度任用職員との、今回の一般職員の任期付職員、なぜ一般職員の任期付職員にしたか。1年だったら会計年度任用職員でもいいように感じますが、ということと、当初の職員の人数で組んでおられるということですけれども、予算審議の中で資料を要求いたしまして、令和3年度の当初の各課の人数をお聞きいたしました。この中には入っているか、入ってないか。それから、当初の人数であれば、この人数の中に入っているか、入ってないかということをお尋ねいたします。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) まず1点目でございますけれども、会計年度任用職員ではいけないのかというご質問であろうかと思います。会計年度任用職員につきましては、昨年の制度創設時にも申し上げましたとおり、行政の様々な補助的業務に従事いただいているところですけれども、組織の管理運営、権力的業務には従事しないという位置づけになっております。これに対し、任期付職員につきましては、これらの一定の組織の管理運営、方針決定、権利的業務にも従事をしていくということになりますので、そういった大きな違いがあるということでご理解を頂きたいと思います。  それから、先ほど、予算審議の中での職員の対比表の中に含まれているかというご質問でございますけれども、含まれているということでご理解を頂きたいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(1番) 1点目は分かりました。当初の人数に含まれているということで、何課に配属される予定でしょうか。それと、何人という人数というのが分かりますか。 ◎議長(西川誠一) 副町長、今井雄治君。 ◎副町長(今井雄治) 東垣議員の質疑にお答えをさせていただきたいと思います。  配属は、先ほどから総務課長が申し上げたとおり、ワクチン接種ということになりますので、配属としては健康課になろうかと思いますし、人数的には1名を想定しております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(1番) 職員の人数の表からすれば、健康課は人数増えてないんですけども、健康課に配属、令和2年と令和3年、健康課は増えてませんが、増やさずにということですか。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) 予算委員会の中でお出しをした資料でございます。令和3年度については、当然、4月の人事異動によりまして、あるいは各課によって増減ということもあり得るかというふうには、当然思っております。お出しした資料については、令和3年度の予定ということでお出しをした資料でございますので、全体の中では、課ごとの増減ということはあり得るということでご理解を頂きたいと思います。 ◎東垣典雄(1番) 終わります。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本賢司です。  ただいま議論してまいりました議案第85号 香美町一般職の任期付職員の採用等に関する条例を定めることについて、私は、条例制定の必要な事実はどうかということと、予算の裏づけがどうなんだという2点を伺いました。コロナ対策としてのワクチン接種に必要な専門的知識を持った方を1名採用するんだということが、今の質疑の中で分かりました。だから、条例制定の事実という点では必要なんだろうというふうには思います。しかしながら、当初予算書の170ページに、会計年度任用職員以外の職という179人が令和3年度は見込まれている。この中に入っているか、入っていないかという議論がそれぞれありましたけれども、少なくとも、もし、この中に含まれているのであれば、2月24日、開会の日にこの条例案が出てくるはずなんです。今日になってこの条例案を議論しているということは、想定をしていなかったことが必要になって、やるんだと。ところが、接種体制の調整を必要とする。任期付職員のやるべきことは、接種体制の調整だと。接種体制の調整ということが、本当に専門的な知識を持っている人のやるべきことかという疑念も含めて、どうも私は、9月の補正で、この人の財源を調整するということを答弁の中ではずっとおっしゃっています。ということは、当初予算には含まれていない、条例がここで必要になった、だから、今後、この人の人件費も調整せないかんのやという話なら、まだ理解はしますけれども、当初予算の中に入っているということを一生懸命おっしゃるものですから、私には、この条例の意味するところが十分理解できません。理解できないものを賛成することはできないということを申し上げて、反対の討論といたします。  議員各位のご賛同をよろしくお願いします。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり)
    ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第85号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第14 議案第86号 香美町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例             を定めることについて ◎議長(西川誠一) 日程第14 議案第86号 香美町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第86号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第15 議案第87号 香美町国民健康保険条例の一部を改正する条例を定めることに             ついて ◎議長(西川誠一) 日程第15 議案第87号 香美町国民健康保険条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第87号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第16 議案第88号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第1号) ◎議長(西川誠一) 日程第16 議案第88号 令和3年度香美町一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本です。  令和3年度補正予算(第1号)について、何点かお尋ねをしたいというふうに思います。議案資料の4を中心にお尋ねしたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。  まず1点は、先ほども少し条例のところで引用しましたけれども、議案資料4の13ページから14ページで保健衛生総務費が2,358万6,000円の減、こうなっております。一方で、予防費ということで5,862万7,000円というものが増になっております。人的な経費をずっと比較してみますと、一般職員給料が、1,233万8,000円の減が1,624万6,000円の増。あるいは、通勤手当、期末手当、勤勉手当、職員共済組合納付金、さらには退職手当組合納付金、職員互助会納付金、こういうものが増額になる。減額と増額で、トータルで見るとすごく増えているという状況があるわけです。この辺で、保健衛生総務費で見込んでいた人、それが予防費になってくるとどう変わっているのかということを1つはお尋ねしたい。  それから、予防費という5,862万7,000円のうち、国県が3,385万円なんです。一般財源が2,477万7,000円必要になると。もし、これが予防接種の事業費のトータルならば、全額国費になるのではないかというふうに勝手に思っておりましたのが、一般財源がそれなりに必要になると。ここの理屈はどうなっているのでしょうか。これが2点目。  それから、16ページに、ワーケーション推進事業費というものが商工振興費の中に出てまいります。2,200万円、うち設計監理委託料が150万円と工事請負費が1,650万円、中で見ると、各区に1か所ずつというイメージ。ワーケーション等環境整備事業補助金、これは民間に対しての補助だというふうに理解をするわけですけれども、ここでイメージしている町のワーケーション施設というのは、どんなものなのかというのを少しお聞かせいただきたいというふうに思います。  それから、資料の22ページから、コロナ関連ということで補正予算の中身がるる出てまいるわけですけれども、この中で、23ページの(3)事業者への支援の2)ふるさとの「おいしいお米」学校給食材料提供事業144万8,000円というものが出てまいりますけれども、一般論としても、食が細っているのかなと思いますけども、米の需要そのものが落ちているというふうなことが言われたり、在庫が積み上がっているというふうなことが言われたり、いろんなことが言われるわけですけれども、町内産特別栽培米という表現になっているんですけれども、具体的に何かイメージがあるのであれば、そこはお聞かせを頂いておきたいというふうに思います。この事業を補正でやるんだという話を聞きつけた方が、本当に暮れの間は米売れたけど、正月から先、米全然売れんぞということを、声を大にしておっしゃる方がいらっしゃいまして、米の流通を推進しようという立場ではありませんけれども、実態としたら、米が売れないという状況があるようですので、その辺との関連なのかなとも思ったり、町内産というふうにおっしゃっているので、ここのところは少し聞かせていただきたいというふうに思います。  それから、25ページの9)香美町商品券事業、このものは、マイナンバーカードを既にお持ちの方に対して商品券を、2月、3月に申請をされる、あるいは4月以降になるかもしれませんけれども、お受け取りになるという方と同じ商品券を5,000円分かなという話だというふうに承知をしておりますけれども、この文章の中で、マイナポイント事業未利用者を中心とした支援を行うためと、マイナポイントを利用しているか、していないかというのが、本町で確認することができるのか。4,282人ということは、マイナンバーカード所持者、2月以前に、その全員なのか。あるいは、細かくて申し訳ありません。令和3年1月に申請をされて、まだ受け取れていない方が2月に受け取るという事例が、数多くないと思いますけれども、なくはないんだろうと、理論的には。そういう方が、実はこの制度の谷間になるのかなと。2月、3月に申請をすれば、4月以降に受け取る方でも5,000円分の商品券ということになるんですけれども、そうならない方々がどうなるのかという、谷間みたいなところがあるのかどうか。これとの関連で、今朝も朝一番からも、1階のロビーは非常に混み合っているんです。昨日までで、2月、3月という前のルールで申請をされた方がどれだけいらっしゃるのか。できれば実状を聞かせていただきたいというふうに思います。  取りあえず以上。 ◎議長(西川誠一) 財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) 私のほうからは、人件費の関係、それからワクチン接種の一般財源につきまして説明をさせていただきます。  まず、今回の補正予算に係る人件費の関係でございますけども、議案資料4の、まず13ページを見ていただきたいと思いますけども、款4衛生費、項1保健衛生費、目1保健衛生総務費で、ここで一般経常費2,358万6,000円を減額しております。これは職員3名分に係る人件費ということで、対策室におけるワクチン接種を主たる業務とする職員の分を予防接種のほうに組替えするものでございます。  それから、14ページの目2予防費の新型コロナウイルス感染症予防接種事業費5,594万7,000円でございますけども、このうち、会計年度以外の職員の人件費としましては4,374万4,000円ということで、これは職員4人分を計上しております。  それから、17ページをお開きいただきたいと思いますけども、款10教育費、項5社会教育費の目1社会教育総務費、ここで一般経常費781万円を減額しております。これは予防接種のほうに組替えする職員1名分の人件費でございます。差引きしまして、職員の数としましては、4人動かして移動させております。これらを差引きしますと、20ページをご覧いただきたいと思いますけども、会計年度職員以外の職ということで、先ほどの補正の金額を合計しますと1,234万8,000円増となります。これは、ワクチン接種に係る職員の時間外勤務手当ということで、今回補正をお願いするものでございます。人件費の移動につきましては、以上でございます。  それから、14ページをお開きいただきまして、予防費の一般財源2,477万7,000円、この数字ですけども、今回、ワクチン接種に係る補助金が人件費も対象になるということで、先ほど申しました4人分を移動しております。ただ、補助金につきましては、上限額がございますので、上限額を全て充て切った残余としまして、一般財源が結果的に2,477万7,000円発生したということでございますので、ご理解を頂きたいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 次に、ワーケーション推進事業費は、企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) ワーケーション推進事業の中で、町のどんな施設を整備するかというご質問でありますけれども、具体的な施設についてはこれから検討をしてまいりますけれども、イメージといたしましては、ワーケーションということが、仕事をしながら余暇を楽しむ、また、ゆっくり滞在するということでありますので、町の施設で、3区で特徴的なところ、香住区でありましたら、海が見えるような、自然環境を満喫しながら仕事をしたり、リラックスして休めたり、また、お泊まりは、香美町内の宿泊施設を利用して滞在していただくということを考えておりまして、村岡、小代区についても、村岡、小代区の特徴的な施設で、そこで自然環境を満喫しながら、そういうワーケーションの体験ができる、そのような適切な場所をモデル的に整備してまいりたいと考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 次に、ふるさとのおいしいお米関連で、農林水産課長、藤原博文君。 ◎農林水産課長(藤原博文) 山本議員からの、ふるさとの「おいしいお米」学校給食材料の提供の関係でのお答えをいたします。  ご指摘のように、コロナ禍も含めて、日本国内全体の米の需要が減っておるという大きな流れがあります。その中で、学校給食のふるさと教育も含めての食材料ということになるわけですけども、農林水産課といたしましては、コロナ禍支援として、農林水産課はこれまでから一貫して、強い農林水産業を作るという観点で支援をしております。直接は学校給食の材料なんですけれども、特栽米、おいしい米づくりを一生懸命進めておりますので、その皆さん方を応援したいということ、それをもって農地保全という目的で設定しておるものでございます。具体的に、特栽米のどういうお米を想定しておるかということでございますけれども、例えば、村岡米、それから香住で作られております「かにのほほえみ」、小代では武勇田米だとか、いろんな良食味米が作られておりますけれども、基本的には農協出荷のものということで想定をいたしております。今後、実施に当たりまして、教育委員会等と調整をしてまいりたいと思いますけれども、想定の米は、大体先ほど申し上げたようなものでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 次に、マイナポイント、マイナンバーカードの件で、町民課長、森垣文裕君。 ◎町民課長(森垣文裕) それでは、山本議員のご質疑に回答させていただきます。  まず、マイナポイント未利用者、本町での利用者が確認できるのかということですけれども、これは確認できません。これにつきましては、県庁市町振興課を通じまして確認をしているんですけれども、国、県のほうからは、適時マイナポイントの利用者、全国の数字が全国の市町村に送られてくる仕組みがあるんですけれども、それで判断しますと、今回の予算の概要書に記載させていただいていますとおり、既に全国でカードを取得しておられる方のうち、6割程度の方がまだ申込みも利用もできてないという状況が確認できます。全国規模ではありますけれども、6割の方が使えてないということは、恐らく香美町につきましても6割程度、それがそれ以上になるのか、それ以下になるのかは分からないんですけれども、まずは同等ではあるだろうというふうに判断しておりますし、前後しましたが、確認できない理由としましては、マイナンバーカードの情報を管理している地方公共団体情報システム機構さんのサーバーと、マイナポイントの状況を管理しているものが別立てであるそうです。別立てで管理しているものについては、住所とかの情報を全く持ってない状況だそうです。ですから、不用意にそういった住所情報とか、個人の特定ができるような情報までは必要ない状況で、マイナポイント事業のほうは情報管理されているそうで、ですから、住所情報を持たないので、どこの市町村が問合せしても、当該市町村の利用状況は分からないということでしたので、ご理解いただきたいと思います。  それから、2点目で、1月以前に取得、あるいは申請された方についてのことですけれども、先ほど例示でおっしゃっていただきました。例えば令和3年1月末に申請をして、受け取りが2月中になると。実際そういう方はおられるんですけれども、今回の事業につきましては、令和3年4月1日現在でマイナンバーカードを所有されている方が対象ということで事業を進めさせていただく予定ですので、ですから、その方については、2月に取得しているということは、4月1日現在では所有している状態になろうかと思います。ですから、その方も対象になりますので、これまで所有していただいている方、あるいは、例示いただいた中で、2月中なり、3月に受け取りになってしまった方も対象になるということでご理解いただきたいと思います。  それから、参考までにということでご質問ありました、昨日までの受付の状況ですけれども、受付の方法としましては、場所としましては、本庁の町民課、村岡地域局小代地域局、それから、各ご本人さんで、郵送ないし、スマホ、パソコン等で申請いただいている状況ですけれども、3か所の窓口で受付をさせていただいているのが、昨日現在で2,755名の方です。それから郵送等、スマホ、パソコン等で手続をされた方が、386名が確認できております。したがいまして、合計では3,141名の方が、2月1日から昨日現在で申請のほうをしていただいているという状況です。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 財政課長にお尋ねしますけれども、人件費もワクチン接種の補助対象になる。ただし、上限があるんだと。国は、地方自治体の職員を500万円ぐらいで見るのか。限度額幾らか。どうも500万円前後で非常に安く使おうとしているのではないかと勝手に思えて仕方がなかったので。  それから、ワーケーションの関係ですけれども、1,600万円の事業費。この関係は、町有施設で考えているのかどうかということ。400万円というのは、民間がやる、それへの補助だというところは分かるんですけども、1,600万円も、場合によったら、民間が大きなことをするんだったら、この中からみたいなことがあり得る、事業費となっていますから、使い分けが当然されるものだというふうには思いますけれども、その辺り。  それから、農林水産課長にもう一遍伺いますけれども、144万8,000円というこの金額で提供できるお米の量、どれだけになりますか。単価何ぼで計算しているのかということにもなるんだけれども、そこのところを教えてください。  さらに、マイナンバーカードに対しての商品券、この関係で、谷間がないのは分かりました。4,282人というふうに出てきているこの数字は、全員、今確認できるというか、所有しているということが分かっている全員という意味なのか、というのが1つ。それともう一つは、2,755人が窓口で、386人合わせて3,100人。当初500人で250万円、さらに充用で250万円増やして1,000人分にしました。でも全然足りない。3,000人を超えた。この先ももうちょっと増えるんでしょう。充用はどこまで今やっているのでしょうか。 ◎議長(西川誠一) 財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) それでは、私のほうからは、ワクチン接種の補助金の関係につきまして説明をさせていただきます。ワクチン接種の補助金でございますけども、令和2年度から準備にかかっております。令和2年度分、令和3年度分、合計しまして1億2,739万1,000円、これが香美町の限度額ということでございます。ただ、人件費が1人幾らという積算でなしに、香美町の枠として総額で決まった額ですので、人件費、香美町では4人分ということで計上していますけども、そのほかワクチン接種の費用ですとか、集団接種等の必要経費、これらをトータルしまして、香美町では2,477万7,000円、今、一般財源が出ておるということでご理解をお願いいたします。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) 町有施設の整備ですけれども、整備内容といたしましては、例えば補助金のとこでありますように、そういうワーケーション用のワークテーブルでありますとか、電源のこともございますけれども、町有施設、これも場所によりますけれども、例えば仕事ができるスペースの間仕切りをして、テーブル、椅子を配置する。それから、通信環境も整備する必要がありますので、そういう必要な通信環境の整備等々も含めてというふうな施設整備を予定しております。したがって、屋内だけではなく、屋外を活用する場合もありますので、想定した予算ということで取っておるところでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。 ◎農林水産課長(藤原博文) 学校給食の予算額144万円で、どのぐらいの量のお米かということでございます。現在、給食センターのほうで使われているお米は、たじま農協から一般コシを、年間大体、全町の児童・生徒、年間を通じて2万キログラム、約20トン使用されております。144万円の根拠ということになりますけれども、これまでの一般コシに替えて、例えば、村岡米なら村岡米の特栽米に替えますと、当然単価が違うものですから、その差額をこの予算で補うと、応援をするということでございます。大体これまでの単価と比較をすると、キログラム当たり70円ぐらいの差がありますので、年間20トンということで、約144万円でございます。おいしいお米を食べてもらいたいということ、それを保護者負担なり、給食費に転嫁するというわけにいきませんので、こういうような積算、量的には約20トン、30キログラムの袋で約700袋ということでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) マイナンバーカードの補助金の関係は、財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) それでは、私のほうから、マイナンバーカードに係る商品券助成金、これの予備費の充用についての報告をさせていただきます。3月定例会開会日に参考資料としてお配りさせていただいております。2月10日で250万円予備費を充用しております。その後、まだ予備費充用は今の時点ではしておりませんので、助成金の額としては、500万円が今、総額の予算となっております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 町民課長、森垣文裕君。 ◎町民課長(森垣文裕) それでは、山本議員のご質疑に回答させていただきます。  4,282人の根拠の部分であったかと思いますけれども、これにつきましては、まず、これも毎月、国、県のほうから送られてきます表が何種類かあるんですけれども、その中に申請件数というものがありまして、今回は、令和3年1月末におきます国のほうのシステムで押さえている申請済み件数が4,282というふうに数字を押さえております。今回、事業としましては、4月1日基準となりますので、この4,282人が上限で、5年前からカードの取得はお願いしてきたところですけれども、その間に転出とか、そういったことがあったりしますので、実際に商品券を送付させていただく人数というのは、4月1日以降に確定ということでご理解いただきたいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 1点だけ町長に伺っておきたいと思います。3月末までの申請というふうに考えると、まだ、数百というか、もうちょっと伸びるのかもしれません。いずれにしても、ざっと8,000人ぐらい。数字を予想するわけではなくて、この町の50%程度なのかなということを1つは勝手に思うわけですけれども、何%になると思うということを聞きたいわけではなくて、4月以降、こういう5,000円分の商品券ですとか、そういうことが、換金業務はありますけれども、実際に交付する、そういうものをもらえる資格が、制度がなくなるという中で、国があと2年ほどで100%交付を達成すると一生懸命言っているんですけれども、50%ぐらいのところで、その先へは行かないというようなことに、急ブレーキがかかるなんていうことは想定しませんか。いかがですか。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 国が示しているような方向、なかなか難しいのかなと。ただいまの先ほどからの議論でございますように、この機にということで取得をなさる方々が急激に増えて、大分県下平均を下回っておりましたものが、はっきりと町民課長にはまだ尋ねておりませんが、県下平均ぐらいには、このたびのこの対応で増えてきたのかなと思いますが、これから先は、なかなか取得率のアップは難しいのかなというふうに考えております。  以上でございます。
    ◎山本賢司(9番) 終わります。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(1番) それでは、何点かお尋ねをいたします。議案資料4の23ページ、(3)の事業者への支援ですけれども、タクシー運行継続緊急支援事業300万円、企画課のほうですが、これは、町内のタクシー会社、今1社ですか。何社にされるかということをお尋ねしたいと思います。  それから、2)のふるさと「おいしいお米」の関係で、先ほども質問が出ておりましたが、この予算では、700袋とすれば30キロ、2,068円上乗せをするというふうな意味だと思いますが、給食センターで使う米だけを上乗せするかどうかということをお尋ねしたいと思いますし、この文章の中で、コロナ禍により町内産特別栽培米の需要が落ち込む中で、その需要が増加する。この意味がよう分からんのですけども、供給増加とかそれだったら分かるんですけども、需要が増加するというのが意味が分かりませんので、説明をお願いいたします。  それから、3)の林業振興事業の中で、北但西部森林組合が実施する新たな高性能森林施業機械、どのような機械を想定されておるかということをお尋ねいたします。  元に戻りまして、(3)の事業者の支援の上の、町道等修繕事業ですけれども、これ、各集落で町道等の修理を、自治会等に代わって町内業者が実施する費用を補助金として自治会に交付するということで、大変ありがたいんですが、町内事業者というのは、条件があるものかどうかということをお尋ねしたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) タクシーの緊急支援でありますけれども、町内事業者では1社を予定しております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。 ◎農林水産課長(藤原博文) 2点ご質問を頂きました。1点目の、おいしいお米の関係でございます。これは先ほど申し上げましたように、学校給食で使われる年間2万トンのお米に対する支援でありまして、これは学校給食で使うものだけでございます。直接は、今回、学校給食の約700弱の袋数なんですけど、例えば村岡米であれば、年間2,000袋ぐらい栽培をされております。そのうちの約3分の1に相当しますから、全体を補填するということではないんですけれども、現在、たじま農協では、例えば村岡米であれば、相当高い単価で買上げをしていただいております。それが昨今の状況で、村岡米といえども、特にいいもの、無農薬は売れるんですけれども、減農薬あたりは若干伸びがよろしくないと。その辺りが、例えば、仮に売行きが悪いということになると、現在の農協の買上げ価格は下げざるを得ないというようなことになっていくものですから、そういうことのないようにということで、このことによって、学校給食で使わない部分に対しても、お米の買上げ単価の維持安定にはつながっていくものだと、そういう捉え方をしております。そのことによって中山間農地の保全にもつなげたいという思いでございます。  それから、23ページの下から5行目の「その需要増加により」というのは、若干表現がよろしくないという感じが今はしますけれども、僅かな量とはしながら、学校給食で使うことによって、その需要増加により、農協の買上げ価格が下がることをちょっとでも回避したいというような趣旨でございます。  それから2つ目の、林業の機械でございます。これはコロナの対策で、昨年9月補正でも、同様に森林組合の森林施業の高性能の機械を入れております。9月補正の段階で出たものは、フェラーバンチャザウルスロボというものなんですけれども、これ、主に森林の立木の伐倒、切断、それから作業道なんかを作る土工、掘削、整地、つかみ作業、いろんな機能がありますけども、作業道を作るような、土工の機能も持った、そういう機械と。今回のものは、またこれとは別のものですけれども、ハーベスタというものなんです。これは、立木の伐倒、それから枝払い、それから玉切りの測尺、玉切り、積込みまでの一連の作業を1台で全部やれるという、非常に優れた機械でございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 建設課長、吉田英貴君。 ◎建設課長(吉田英貴) それでは、東垣議員の町道維持修繕の補助金の関係でございます。町内事業者とは、ということでございますけども、一応町のほうで考えておりますのは、町内に本店を有する法人、または町内に住所を有する個人事業主ということで考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(1番) 1点お尋ねします。森林組合のハーベスタ、この臨時交付金の922万8,000円というのは、全額、機械そのものはもっと値段はするものですから、大体、もっともっと高いものでしょうが、何割ぐらいの補助をするということになるかをお尋ねいたします。 ◎議長(西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。 ◎農林水産課長(藤原博文) お答えいたします。議案資料4の30ページをご覧いただきたいと思いますけれども、ここに詳細な、今ご質問の中身を記載いたしております。先ほど申し上げましたハーベスタ仕様の機械と、それからアタッチメント一色、総額で2,450万円かかります。基本的には、北但西部森林組合と関係2町で負担をすると。3分の1を森林組合が負担する。残り3分の2につきまして、香美町と新温泉町で人工林の面積で案分をして、最終的に香美町の負担分が922万8,000円であるということでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(6番) 1点だけお尋ねをします。資料13ページの香住駅周辺環境整備事業費1,483万9,000円について、26ページにその説明があります。落ち込んだ観光産業回復のために、JR香住駅の待合室を改修することで、駅前広場と合わせた町の玄関としての整備を行う。実は町の玄関としての整備を行おうとして、以前取り組みました。しかし、JRとのいろんなやり取りの中で待合室等が整備できなくて、駅前広場だけの整備になったんだというふうに思っているんですが、そうした中で、今回待合室を改修することに予算化されたということの大きな変更点が、何があるのか。なおかつ、予算の13ページの中身を見てみますと、施設管理委託料というものが出てまいります。このことが、JR財産を町が修繕をし、もしかしたら、JRから修繕したものを借りて、誰かに維持管理を委託するのか。その辺とのやり取りがどういうことなのか。一連の流れといいますか、それを含めて、説明をお願いします。 ◎議長(西川誠一) 企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) まず、これまでの経過との関連でありますけれども、香住駅前の環境整備ということで、JRに対して要望いたしましたのは、駅舎の改修について町が手を加えさせていただけないかということでありました。駅舎そのものについては、外壁等を町が触ることはよろしくないということで、非常に難しかったという中で、最初の方策といたしまして駅前広場の改修を行ったわけであります。その当初の協議のときにも、待合室につきましては、内装については改修は可能だということでJRから返事を頂いておりましたけれども、1期の改修としましては、まず駅前の広場を改修しようということで、改修を行ったわけであります。このたびは、コロナ禍ではありますけれども、次なる香住駅周辺環境整備ということは、単年度で終わることなく、年次的に改修を行ってまいりたいと考えておりましたので、この機にJRと協議した中で、待合室について、ここにお示ししておりますような改修を行ってもよいということでありましたので、今回改修をさせていただくものであります。  施設の管理委託料につきましては、JRに支払うというものではなく、待合室については無償でお借りするわけですけれども、駅前広場、待合室等も含めまして、それから駐車場も含めて、ごみが落ちていないか、何か変わったものがないか、その他、定期的な管理、なかなか町では目が行き届きませんので、できましたら観光協会等に管理をお願いできないかというふうに考えておるところであります。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 見塚修君。 ◎見塚 修(6番) 令和3年度の新年度予算のときもそうですが、JR財産に、町がそのものに手を加えるという意味合いが、もう少し根拠的にはっきりとしない。特に今回の場合、内装ということなので、外装も含めて、町のイメージアップとか、そういうものになれば、それなりの効果はあるんだろうというふうなことを思うわけですが、その辺の、町長、常に、民間事業者に対してはてこ入れはあまりしないんだと、あまりという言葉がいいのかどうか分かりませんが、しないんだという方針の下にいろいろ施策を進めてこられたんですが、今回、内装にお金を使うということの根拠です。先ほど企画課長は、待合室はJRから借りているというような言い方をされたんですが、どういう条件の下に、どういう契約の下に借りておられるのか。その辺ももう少し説明をお願いしたいと思いますし、施設の管理委託料が今回新たに出てきたんですが、今までは、借りている待合室も含めて、誰がどう維持管理をしておったのかを含めて、もう一度、説明をお願いします。 ◎議長(西川誠一) 企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) まず、外装も含めた整備でありますけれども、外装については、やはり駅舎そのものがJR所有でありますので、JRの管理になるということの中で、このたび、若干でありますけれども、JRが、外装については塗装のし直しをされておられるようでございます。それを受けて、このたび、町のほうも待合室の改修を行うように考えておるところでありまして、これまで貸与は受けておりませんので、これまではJRの管理でありました。ただ、待合室については、当然、観光客以外にも、町民の多くも利用される空間ですので、このたびの改修によりまして、今回JRから貸与を受けて、町が改修することによって、町民の皆さんにも利用していただける、明るい開放的な空間に改装して、利用を図ってまいりたいと考えておるものであります。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 議員からご指摘の、今のJRの改修の関係でございます。一番問題となりますのは、一昨年の駅前広場の改修につきましても、これは町から再三にわたる、駅前広場といいますか、香住駅のJRの所有物件、不動産に対するてこ入れはお願いをしておりましたが、ここ20年間で乗客が3分の1になっておる香住駅に、JRとしては、これ以上費用負担はしないというようなはっきりとしたお答えがございましたので、駅前広場にも、あのとき表面を町がお借りするという立場で、JRの土地でございますけれども、町が表面をお借りして、改修をさせていただいた。その代わりに固定資産税も免除させていただくというような措置を取って、町の費用でもって駅前の広場を改修させていただいた。このたびの、先ほど、表面はJRで少し改修を頂いたみたいでございますけども、待合室の改修につきましても同じ考えでございます。これは、JRに要望をいたしましても、現行の香住駅の待合室はこれで十分だという見解を以前から頂いておりますので、これを町民の皆さんに喜んでいただけたり、香住にお越しになる観光客の皆さんにも、きれいなイメージを与えるために、これは町で費用負担をさせていただいて、待合室を改修しようというものでございますので、この手法を取って、少しでも町民の皆さん、あるいは観光客の皆さんに喜んでいただけるような対応を、このたびのこの改修で図っていくということでございます。  委託費の関係が、このたび初めて計上しておるわけでございますが、今までですと、香住駅周辺の、例えばごみが落ちたりとか、それはJRのほうで、目につくようなものは、駅員さんも含めて対応していただいておったと思いますけれども、駅前広場も一昨年に改修したこと。それから、このたびも待合室を町の費用でもって改修させていただくということで、事務所も、ちょうど駅前広場の中にございます香住観光協会あたりが、目につくもの、あるいは観光客の皆さんが気になるようなものがあったときに、気をつけていただいて、その都度、それに対応していただくようなお願いをさせていただきたいというふうに考えて、予算計上したものでございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 見塚修君。 ◎見塚 修(6番) 町長のほうから答弁いただきましたが、民間施設、民間事業者等との関係、それから、令和3年度当初予算にあった、高校の授業料に対する町の予算執行の関係等々を含めて、何か本来、行政、香美町が経費を持って、労務も含めたらいいんでしょうけども、やらないことと、少しずつかけ離れた方向がちょこちょこ見られるような気がしてならんのです。そういうところを一遍整理する必要があるのではないかというふうに私は思っているんですが、今回のJR、町民も使いますし、それから、観光客の玄関口でもあるわけですけども、町長言われるように、逆の言い方をすれば、利用客がどんどん減っている施設でもあるわけです。これをすることによって利用客が増えるわけでもないわけですので、その辺を含めて、もう少し、本来町がしなければならない業務と、一遍仕分をするような考えというのはございませんか。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 民間事業者が、必要がない、しかしながら、香美町観光、あるいは住民の利便性に資する部分については、今度、駅の関係をてこ入れさせていただいておるということでございますので、私は、今までとってまいりました民間事業者との関わり合いの中での町の助力なり、あるいは町からお願いすることの路線から外れてきたということではないというふうに思います。これが、事業者そのものが、そういうことの配慮の中で、自力でもって、町や公的なものの支援もなしにやっていただけるのが、本来あるべき姿ではあろうかと思いますが、現状では、先ほど申しましたように、JRは、香住駅の現状は、駅前広場のときもそうでしたけども、現状で十分だというような認識をされておりますので、ここの部分で町が助力しないと、観光振興や、あるいは香美町に対する明るいイメージを持っていただくような施設整備、民間のものとはいえ、町から助力をさせていただいて、香美町の観光に役立ったり、町民の皆さんに喜んでいただけるように助力をしておるところでございますので、本来の姿は、やはり事業者の皆さんがそういうことも念頭に、自社の力で様々なことをしていただけるのが理想的ではありますけれども、こういう形になったということでございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 伺います。まず1点ですが、町民バス運営事業のタクシー運行継続支援事業補助金300万円でありますけども、これは、直接支援であるのかどうか。この点をまずお聞きしたいと思います。  それから2点目ですけども、15ページの商工振興事業費、香美町持続化給付金400万円について伺いますが、これにつきましては、2月9日のみなし法人5団体の要望があったことについての具体化されたものではないかと思うんですが、5団体の要望に沿ったものなのかどうかという点で、まず1点目が、給付金の対象事業者が4団体になっておるんですが、その点についてのご説明と、それから、補助金額が100万円でありますが、そもそも今回のみなし法人の国の持続化給付金ということで当てはめれば、法人は200万円になっておりますが、この点との関連がどうなのか。この2点、伺いたいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) 1点目の、タクシー運行継続緊急支援事業でありますけれども、これにつきましては、タクシー事業者に対する運行継続に向けた支援でありますので、事業者に向けた直接の支援であります。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) それでは、谷口議員のご質疑にお答えしたいと思います。  香美町の持続化給付金につきましては、制度としまして、国の持続化給付金の基準ということで、50%売上げが下回ったという対象ということで、うちが把握しておりますのは、想定しておりますのが4団体ということで認識をしております。  それから、100万円上限ということなんですが、今回の国の基準の中には、みなし法人という枠はございません。そういった中で、4団体についても、町の指定管理施設で運営しておられるというようなこともありまして、町からも、コロナ対策として、施設の整備であるとか、いろんな支援もしておる中で、今回は個人事業者100万円ということでありますので、その基準ということで、100万円を上限ということでさせていただいております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) まず、タクシー運行の継続支援事業金というのは、直接支援というふうに理解しましたが、今のタクシー運行が大変厳しいということについては、私も認識しております。ということになれば、今回はこうですが、例えば今後も、こういうコロナ禍の中で、タクシーの公助的支援というか、こういったことも出てくるのかなと思うんですが、私、これお聞きして、300万円ということになれば、例えばタクシー利用で3,000円をした方が使えれば、何と1,000回分なんです。だから、逆に、今、一般質問でも取り上げたんですが、デマンドの町民バスというようなことで、地元では使い勝手が悪いというようなお話があるんですが、例えばこのタクシーを活用したデマンド、こういったことも考えられるのではないかということを、このことについて思いましたので、これについての活用が考えられるかどうかということだけで結構ですので、町長のお考えを伺いたいと思います。  それから、香美町の持続化給付金の関係であります。確かにみなし法人が、本来でしたら法人税を払っておりますので、当然、法人並みで考えていただくのが国レベルの考えではないかと思うんですが、今回、個人事業者並みというふうなお話でありましたので、取りあえず一歩前進というふうに私自身も評価をさせていただいておりますが、私もこれまで、町有施設指定管理の皆さんが、特に事業をされている皆さんの、今度のコロナ禍の大変厳しい状況での取組について、こういった形で日の目を見たということについては大変評価しておりますので、今後、今、収束を見せるのかどうか非常に微妙なところではありますが、ただ、まだまだコロナとの付き合いはしていかなければならないというふうに思いますし、さらに第4波というような、そういうことも心配されておりますので、さらに、こういった時点での、また、ぜひこういったことについてのお考えも、引き続き継続をお願いしたいと思うんですが、その点についての町長の考えを2点伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) まず、タクシーと町民バスの関係でございますが、昨年10月から新たに改編をして、新しい仕組みの中で運用した町民バス、今のタクシーの運行の補助、このこととは別に考えていただきませんと、例えば、10月から改編になったバスを、今、状況を確認するような状況の中で、今度はタクシーのデマンドだというような、そんな簡単なわけには、役場がすることでございますので、そんなころころ変わるようなことに人やお金をかけるというのは、難しいというふうに思います。  それから、先ほどのみなし法人に対する持続化給付金の交付がなかったことについての対応でございますが、先ほど課長も申しましたが、本来対象とされない団体に、町が直接、地方創生臨時交付金を充てて行う事業でございます。それから、日々運営の中にあっても、施設整備や様々なことに、町としても定期的な支出、大きなものをしている団体ということに鑑みまして100万円、国の持続化給付金でいうところの、個人事業者並みのレベルで交付をさせていただくという予定にしております。ただし、町も、国の持続化給付金レベルに求められたような申請書なり、50%の売上げが減ったというような確認書類は、国と同レベルのものを求めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◎谷口眞治(2番) 終わります。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第88号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  ここで暫時休憩します。再開は午後1時10分といたします。                              午後12時07分 休憩                              午後 1時05分 再開 ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。      ──────────────────────────────  日程第17 議案第89号 令和3年度香美町水道事業企業会計補正予算(第1号) ◎議長(西川誠一) 日程第17 議案第89号 令和3年度香美町水道事業企業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本です。  水道事業のデジタル化ということで、1,540万円で管路管理システムというんだそうですけれども、どんな使い方ができるシステムなのか。その辺りを少し聞かせてください。 ◎議長(西川誠一) 上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) よろしくお願いいたします。山本議員の質疑にお答えをいたします。  どのような使い方をということです。今現在としては、説明でもさせてもらった、紙ベースで台帳を作っておりました。紙ベースの一番問題点は、更新がなかなかままならないといいますか、何冊か持っておったりするんですけども、全てを更新したりだとか、なかなか、いろんなところを更新していますと、更新できているものもあれば、また、情報がたくさんになってきますと非常に見にくくなると、またやり直しをするというようなことが繰り返されるわけですけども、デジタル化にしますと、一元的にそこで管理をする。必要なところをプリントアウトするというようなこともできます。一番大きいのは、今紙ベースですと、全ての情報がなかなか網羅できていないというところも1つありますので、技術の職員が見れば、大体、監視だとか、関係だとか、施行年度がおおむね書いてありますけども、深さだとか、いろんなことを聞かれても、なかなかそこでお答えがしにくいということになります。そういうものをデジタル化することによって、おおむね上下水道課の職員であれば、問合わせが来たときでもお答えができるようになるであろうというようなことを考えておるところでございます。  また、利便性の向上ということで書いておりますけれども、工事で仕切り弁を閉めて、断水をさせて工事させていただくことにもなるんですけども、デジタル化をすることによって、工事範囲を決めますと、どこからどこの仕切り弁を閉めれば、どこからどこまでの影響があるだとか、そういうこともそのシステムの中で確認ができると。今までですと、ベテランといいますか、慣れた職員でないと、なかなか水の流れから影響範囲までということは分かりにくいわけですけれども、職員がどうしても異動があったりする中では、今後はこういうものが必要になってくるだろうということで、今回導入をさせていただくことにしたものでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(6番) それでは、明確に質問をしたいと思います。先ほどもありましたが、管路網図をデジタル化するんだということですが、一般会計のほうでは、災害時、災害対策というような言葉も入っております。デジタル化して、今回の予算では委託費だけ入っているんですが、私が、災害対策、あるいは緊急時の対策等々を考えると、デジタル化したものをタブレット等に取り込んで、それを現場に持っていって、現場でそれを確認しながら作業するといいますか、する必要があるんだろうというふうに思うんですが、その辺の考え方です。整備の仕方、タブレット等の購入費が委託費の中に含まれていて、そういうことも可能なのかどうか。  それから、私が知り得ている範囲では、水道管は網になっていますので、それを閉めるのに制水弁で閉めていくわけですが、経年劣化のために動かない制水弁が非常にたくさんあるんだろうというふうに思っています。そのようなことも含めて、次の整備、修繕に生かすようなことも、網羅された図ばかりではなしに、台帳的なものもできるのかどうか。その辺も含めてお尋ねをしたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 上下水道課長、亀村孝君。
    上下水道課長(亀村 孝) 1つ目の、システムといいますか、委託費の内容のことだと思いますが、今一応考えておりますのが、パソコンを事務所に1台置きまして、その中に全て情報を入れるということで考えているものでございます。デジタル情報ですので、それをほかのタブレットとか、そういうものに移すことは可能だというふうには考えておりますが、今の現時点では、事務所に1台のパソコンということで考えております。現場用のことについては、今後、事務所としても検討をさせていただきたいというふうに思っておるところです。といいますのは、ほかの事業体で先行導入されておりますので、そこら辺を調査させていただいたら、そのような使い方をされているというところが多かったので、そのようなことで今考えているというものでございます。  あと、仕切り弁のことも言われましたけれども、その情報の中には、個々に情報を入力することもできます。ここに仕切り弁があるという表示がまず1つありますし、そこが開いているのか、閉まっているのかという情報も入れることができるということで聞いておりますので、その辺も含めて、使用可能だとか、設置年度だとか、そういうものも含めて情報としては入れられるということですので、今後は更新等にも有効に使用できるというふうに考えておりますので、導入を決定したというものでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 見塚修君。 ◎見塚 修(6番) 先ほども言いましたように、議案資料の一般会計の26ページのところでは、災害対策というような説明もありますので、ぜひともタブレット等を購入して、災害のときには、いろんな現場でいろんなことが、いろんな箇所であると思うんです。1台だけでその情報を現場におる人たちに知らせるというのは非常に難しいということが起きてこようかというふうに思いますので、ぜひともその辺までの整備をすることを求めて、終わります。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第89号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第18 請願第1号 核兵器禁止条約に日本政府が参加するよう求める意見書の提出             を求める請願書 ◎議長(西川誠一) 日程第18 請願第1号 核兵器禁止条約に日本政府が参加するよう求める意見書の提出を求める請願書を議題といたします。  本請願は、2月24日の本会議において総務民生常任委員会に付託され、委員会の審査が終了し、委員長より委員会審査報告書が提出されました。本請願に対する総務民生常任委員会の審査報告を求めます。  総務民生常任委員会委員長、東垣典雄君。 ◎総務民生常任委員会委員長(東垣典雄) 委員長報告を行います。  2月24日の本会議におきまして当委員会に付託されました請願第1号 核兵器禁止条約に日本政府が参加するよう求める意見書の提出を求める請願書について、審査の経過と結果を報告します。お手元に配付しております審査報告書のとおり、採択でありますので、よろしくお願いします。  審査については、2月26日、全委員8名出席の下、紹介議員の出席を求め、慎重に審査を行いました。紹介議員の山本議員より、請願の趣旨、理由等について説明がありました。請願の具体的な要求は、日本政府が速やかに核兵器禁止条約に調印することを求める意見書を提出することです。請願の趣旨は、核兵器廃絶は人類の生存に関わる緊急の課題であること。コロナに直面する下では、核兵器の近代化、軍備の増強が何の意味もないこと。今年1月22日、核兵器禁止条約が発効したこと。抑止力の名で核兵器を持ち続けることは正当化できないこと。唯一の戦争被爆国でありながら、条約に背を向け続ける日本政府に対し、国内外から批判の声が上がっていること。兵庫県が2017年に全会一致で非核平和宣言を採択したこと。香美町議会が平成22年9月に、核兵器廃絶平和のまち宣言に関する決議を採択したこと。これらを基に紹介議員に対し質疑を行いました。  質疑として、問い、香美町議会として国政に関すること、外交の問題には違和感があるが、どうか。  答えとして、地方議会が安保、外交、軍事に関わらないという議論があることは承知しているが、兵庫県が2017年に全会一致で非核平和宣言を採択し、本町議会も全会一致で核兵器廃絶平和のまち宣言を決議している。町内にも被爆2世、3世もおられる。外交ということではなく、平和を希求するということで理解いただきたい。  問い、核兵器のない世界は理想ではあるが、現状では、常任理事国は軒並みに核を保有していることをどう考えるか。日本が批准して、国益に背くような事態を想定しているのか。近隣国に間違った発信をしないか。  答えとして、核不拡散条約も国連の決議である。この条約では、核保有国が中心となって数を減らす、将来的にはなくすることを議論している。核兵器禁止条約ができたことで、減らすだけでなく、なくすることを約束せざるを得ない状況になる。理想だと言われるが、理想に近づく努力をすべきである。  以上、質疑を行いました。  次に、紹介議員の退席後、自由討議を行いました。自由討議の中で、主な反対意見として、1つ、外交に関わることを日本政府に求めることは違うと思う。1つ、日米同盟を守っていくことが、外交には大切である。1つ、核保有国が足並みをそろえなければ全く意味がないと思う。1つ、間違ったシグナルとして受け取られ、外交、軍事衝突に関わることに積極的に賛成できない。1つ、平成22年の決議に新たに上乗せをする必要はないと思う。  主な賛成意見として、1つ、条約は122か国の賛成により国連で採択されており、条約に署名が86か国、批准が52か国となっている。1つ、平成22年9月、核兵器廃絶宣言、平和のまちを宣言し、町としてアピールしている。1つ、戦没者平和祈念式典で核兵器廃絶平和のまち宣言を朗読し、町民の皆様に理解をしていただいている。1つ、この条約を使えば、核をなくす力を持った条約である。1つ、唯一戦争被爆国である日本が先頭に立てば、説得力がある。先頭に立ってほしいということを地方から言うべきである。  自由討議の後、前述の反対意見と同様の反対討論、賛成意見と同様の賛成討論がありました。採決の結果は、賛成多数で採択と決しました。  以上で委員長報告を終わります。 ◎議長(西川誠一) 委員長の審査報告は終わりました。  これより委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。  東垣委員長、ご苦労さまでした。  討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(13番) 議席番号13番、藤井昌彦です。核兵器禁止条約に日本政府が参加するよう求める意見書の提出を求める請願について、反対の立場で討論いたします。  私も、非人道的な核兵器のない平和な世界を希望する1人です。唯一の被爆国として、政府も核兵器廃絶という基本的な考えであり、私も同じですし、本請願賛成の方々も同感だと思います。しかし、一方、国の安全保障、国民の命、財産を守ることも重要です。以下3点の理由を述べます。  1番、要の核兵器国が条約締結していない。また、非核兵器国にあっても、核の抑止力の影響力があり、批准していない。  2点目として、今も膨大な核兵器が世界に存在し、我が国においても、北朝鮮の核ミサイルの脅威、また、今年2月1日に、中国は外国船に対して、停止命令に従わない場合、武器の使用を認める海警法を改正し、繰り返される尖閣諸島沖での中国海警局の公船の領海侵犯を正当化し、東シナ海域を実行支配しようとしています。最近では、香港警察が民主化運動家約50人を拘束しました。ちょうど昨日の新聞報道で、アメリカ、バイデン大統領就任後初めて、ホワイトハウス中枢の外国訪問がありました。その行き先が日本であり、会議というのはツー・プラス・ツーという会議でございます。アメリカも日本の周りの国際情勢についてすごく関心を持っているという状態です。このツー・プラス・ツーには、岸防衛大臣、茂木外務大臣、米国ブリンケン国務長官、オースティン国防長官が会談しました。共同声明の中で、中国を名指しし、他者への威圧や、安定を損なう行為に反対、中国海警法は地域の混乱を招くとして、深刻な懸念を表明。尖閣諸島が日米安保第5条の適用対象として再確認。香港と新疆ウイグル自治区の人権状況に深刻な懸念を共有。北朝鮮非核化と拉致問題解決の必要性を確認。岸防衛大臣は、尖閣周辺での自衛隊と米軍の共同訓練実施を公表。このように、日本を取り巻く安全保障関係は大変厳しいものになっています。日本はアメリカの核の抑止力に頼らざるを得ない。日米同盟こそが、インド太平洋、東アジア地域の安全保障の要であると私は考えています。  そして、3番目として、先ほどありましたけども、日本は唯一の被爆国としての役割を果たすべきです。我が国は、国連において、我が国主導で27年連続、核保有国をも巻き込んだ国連核兵器廃絶決議を、150か国の賛同を得て、国連で採択しています。また、軍縮・不拡散イニシアティブ等、安全保障面等、非人道核兵器拡散防止の両面を念頭に入れた地道な活動をしており、私はこれで十分被爆国としての役割を果たしていると考えています。  以上3つの観点から見て、この核兵器禁止条約関連請願書の提出には反対いたします。どうか議員各位の賛同を求め、私の反対討論を終わります。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本です。ただいま議題となっております請願第1号 核兵器禁止条約に日本政府が参加するよう求める意見書の提出を求める請願、このものに、採択をすべきという立場で討論に参加をいたします。  先ほど反対討論の中で外交をるる述べていただきました。大変参考になりました。ありがとうございます。同時に、私は、危機をあおることはやめて、お互いが話合いで解決をするという原則を世界中に広げること。相手国を名指しして、危機をあおるというふうなことだけは慎まなければならないというふうに思っております。その上で、2017年7月7日に、国連で122か国の賛成でこの条約が採択をされました。このとき、世界は、国の大きい小さいではないと。市民が粘り強く運動して国連を動かしたと、大変評価をされました。2020年10月23日、50か国の調印、批准ということを受けて、90日後、2月22日に本条約は発効しています。だから、国連の条約として、今、正式な条約になっているわけです。  先日の衆議院予算委員会で、斉藤鉄夫氏が、今年開かれるNPT再検討会議、核軍縮の再検討会議ですけれども、これにせめてオブザーバーとして日本も参加すべきだという発言をしたことを非常に注目しております。核兵器は破滅以外の何ももたらさないものです。日米安保と核兵器禁止条約とは矛盾しません。同時に、核兵器保有国がこの条約を最も恐れています。自分たちが条約に違反をするという状態になってしまったということを、国連で名指しをされているに等しいわけですから、だからこそ、この条約には大きな効力があるわけで、我々、香美町の議会としても、この条約を何としても日本が参加をする、批准するというところへ行くように、本請願は採択をすべきだというふうに考えております。  どうか議員各位のご賛同を心よりお願い申し上げます。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案反対の方の発言を許可いたします。  吉川康治君。 ◎吉川康治(10番) 吉川康治です。核兵器禁止条約に日本政府が参加するよう求める意見書の提出を求める請願書について、反対の立場で討論をいたします。  核兵器のない世界が理想であるということは言うまでもございませんし、また、平成22年9月15日に、先輩議員方が、核兵器廃絶平和のまち宣言に関する決議を採択されたことも、否定するつもりは毛頭ございません。では、なぜこの請願に反対なのかということでございますが、今回の請願に関しまして、外交、そして軍事に関わることであるということ。そして先輩議員方が採択された、平和を目指していこうという町としての決意を表したものとは性質が全く異なるという点であります。核兵器のない世界という理想を実現するには、まず現実を見なければならないと考えております。今の平和は、軍事的、経済的なパワーバランスの下に成り立っており、大規模な軍事衝突はこのおかげで回避されていると私は考えておりますし、平和が維持されていると思っております。もし、仮に、この請願のように、日本政府がこの条約に参加するとなりますと、アメリカ合衆国との軍事同盟に反することとなるというふうに考えますし、また、極東地域のパワーバランスの崩壊を招く危険性があるというふうにも考えております。その結果、今保たれている平和が維持できなくなるという可能性も大いに出てくるわけであります。  大東亜戦争が終わり、75年たちましたが、家族を思い、家族のために戦火に散っていった先人たちが望んだ平和な暮らしが、今ここに、私はあると信じております。この平和な暮らしを維持していくためにも、現在のこのパワーバランスの維持が最重要であると考えております。そのパワーバランスを崩す可能性のある核兵器禁止条約への参加は、現時点では必要ないと考えます。  以上のことから、本請願について反対をいたします。議員各位の賛同を心よりお願い申し上げます。ありがとうございます。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、請願第1号を採決いたします。  この請願に対する委員長の報告は採択です。この請願は委員長報告のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本請願は採択することに決定されました。  お諮りいたします。  ただいま谷口眞治君ほか4名から意見書案第2号が提出されました。したがいまして、これを日程に追加し、追加日程第1として議題といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、意見書案第2号を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定いたしました。  暫時休憩します。その場で休憩してください。                  (暫時休憩) ◎議長(西川誠一) 会議を再開します。  発議書2を議場配付いたしておりますので、ご確認ください。      ──────────────────────────────  追加日程第1 意見書案第2号 日本政府に核兵器禁止条約の参加を求める意見書の提                 出について ◎議長(西川誠一) 追加日程第1 意見書案第2号 日本政府に核兵器禁止条約の参加を求める意見書の提出についてを議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  提出者の趣旨説明を求めます。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 提出者の谷口眞治です。  それでは、日本政府に核兵器禁止条約の参加を求める意見書案を朗読して、提案説明とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。  広島と長崎にアメリカの原子爆弾が投下されてから72年を経た2017年7月7日、122か国の賛成によって歴史的な核兵器禁止条約が採択されました。条約は、核兵器について、破滅的な結末をもたらす非人道的な兵器であり、国連憲章、国際法、国際人道法、国際人権法に反するものであると断罪して、これに悪の烙印を押しました。核兵器は、今や不道徳であるだけでなく、歴史上初めて明文上も違法なものとなりました。条約は、開発、生産、実験、製造、取得、保有、貯蔵、使用とその威嚇に至るまで、核兵器に関わるあらゆる活動を禁止するものとなっています。また、条約は、核保有国の条約への参加の道も規定するなど、核兵器完全廃絶への枠組みも示しています。同時に、被爆者や核実験被害者への援助を行う責任も明記され、被爆国、被害国の国民の切望に応えるものとなっています。  このように、核兵器禁止条約は、被爆者とともに、私たち日本国民が長年にわたり熱望してきた核兵器完全廃絶につながる画期的なものです。2017年9月20日、核兵器禁止条約への調印、批准参加が開始されて以降、国際政治でも、各国でも前向きな変化が生まれています。条約調印国は、アジア、ヨーロッパ、中南米、アフリカ、太平洋諸国の84か国、批准国は、2020年10月24日の国連軍縮週間の初日に50か国となりました。これにより、2021年1月22日に発効しました。  アメリカの核の傘に安全保障を委ねている日本政府は、核兵器禁止条約に背を向け続けています。香美町議会は、平成22年に核兵器廃絶平和のまち宣言を行っています。よって、香美町議会は、日本政府及び国会に対して、こうした態度を直ちに改め、唯一の戦争被爆国として核兵器禁止条約に参加し、調印、批准することを求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。  令和3年3月。衆議院議長、大島理森様、参議院議長、山東昭子様、内閣総理大臣、菅義偉様、外務大臣、茂木敏充様。  兵庫県香美町議会議長、西川誠一
     以上であります。 ◎議長(西川誠一) これをもって趣旨説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。  谷口眞治君、ご苦労さまでした。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、意見書案第2号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  地方自治法第99条の規定により、意見書を関係官庁へ送付いたします。  なお、意見書案第2号で字句等の整理等を要する場合は議長に一任願いたいと思いますが、ご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。議長において措置いたします。      ──────────────────────────────  日程第19 意見書案第1号 新型コロナウイルスから但馬で暮らす住民の生命を守るた               めの医療体制の確立を求める意見書の提出について ◎議長(西川誠一) 日程第19 意見書案第1号 新型コロナウイルスから但馬で暮らす住民の生命を守るための医療体制の確立を求める意見書の提出についてを議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  提出者の趣旨説明を求めます。  総務民生常任委員会委員長、東垣典雄君。 ◎総務民生常任委員会委員長(東垣典雄) それでは、ただいま上程されました、新型コロナウイルスから但馬で暮らす住民の生命を守るための医療体制の確立を求める意見書の提出について説明いたします。  2月9日及び26日の総務民生常任委員会の所管事務調査において、但馬地域でも新型コロナウイルス感染者が増加している中で、但馬で暮らす住民の生命を守るための医療体制について協議いたしました。但馬地域内の医療体制の現状は、様々な医療が豊岡病院に集中しており、特に、生命に関する救急医療は豊岡病院でしか治療を受けることができず、但馬地域の住民の24時間体制で生命維持を担う最後のとりでとなっています。新聞によると、豊岡病院での感染者の受入れ態勢がぎりぎりの状態と報道されました。仮に院内感染が発生すれば、但馬地域の医療は崩壊してしまいます。そうならないために、新型コロナウイルス感染者の受入れ医療施設と、救急医療を担う医療施設を分離する必要があります。併せて、但馬地域内に感染者療養施設の設置を求め、提案するものです。  それでは、意見書案を朗読して、趣旨説明に代えさせていただきます。  新型コロナウイルスから但馬で暮らす住民の生命を守るための医療体制の確立を求める意見書(案)。  兵庫県では、昨年2月下旬に西宮市で新型コロナウイルス感染者が確認され、但馬地域では、その半年後の8月上旬に初めて感染者が確認された。現在は延べ150名以上の感染者が確認され、その広がりを見せている。以前、当町が運営する公立香住病院は、総合病院として機能し、当町が加入する公立八鹿病院でも、心疾患や脳卒中の治療を受けることができ、町民の皆さんや但馬地域住民の方々は、安心して暮らすことができていた。しかし、医師不足のあおりから、現在は様々な医療が公立豊岡病院組合立豊岡病院に集中し、特に生命に関する救急医療は、豊岡病院でしか治療を受けることができず、当町民はもとより、但馬地域の住民の24時間体制で生命維持を担う最後のとりでとなっている。また、但馬地域の第二種指定感染症医療機関は、豊岡病院の4床が指定されている。  このように、但馬の医療の役割が全て豊岡病院に集中している。新聞によると、新型コロナウイルス感染者の増加により、豊岡病院での受入れ態勢がぎりぎりの状態となっていると報道されている。仮に、そこで院内感染が発生すれば、但馬の医療は崩壊してしまう。そうならないためには、新型コロナウイルス感染者の受入れ医療施設と、救急医療を担う医療施設を分離しなければ、安心して但馬で暮らすことはできない。よって、県におかれては、新型コロナウイルスから但馬の住民の生命を守るための医療体制の確立を、但馬地域内に下記のごとく緊急に整備していただくことを強く要望する。                    記  1.新型コロナウイルス専用病棟を一般病棟から隔離、分離して設置または新設すること。  2.新型コロナウイルス感染者療養施設を設置すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和3年3月。兵庫県知事、井戸敏三様。  兵庫県香美町議会議長、西川誠一。  以上であります。議員各位のご賛同をお願いいたします。 ◎議長(西川誠一) これをもって趣旨説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  岸本正人君。 ◎岸本正人(8番) 岸本です。  文書の記の下から7行目の最初の「態勢」は、字が違うような気がして。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 東垣委員長。 ◎総務民生常任委員会委員長(東垣典雄) ご指摘のとおり、受入れ態勢の「態勢」は、体の「体」のほうもありますし、この態勢の「態」もあります。どちらでも通用はできるというふうに判断をいたします。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  西谷尚君。 ◎西谷 尚(5番) 西谷尚でございます。  反対するものではないんですが、質問をさせていただきます。記の下の1でございます。一般病棟から隔離、分離をして設置するという内容になっております。そこで、こういうことをしないと但馬の医療は崩壊してしまうというような内容なのかなというふうに思っております。これは、県の関係の連携の中で医療というのは守られているというふうに理解しているんですが、現状そうではないということであるのでしょうか。 ◎議長(西川誠一) 東垣委員長。 ◎総務民生常任委員会委員長(東垣典雄) 現状、新聞によりますと、病棟は分けておるようですが、ベッドというか、それは分けておるようですが、はっきりと隔離なり、違う病棟を設置すべきだというふうなことを申し上げたいと思います。設置し、新設を求めたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 西谷尚君。 ◎西谷 尚(5番) 今現在、コロナウイルス感染症で感染された方が、但馬にも何人か入っておられる。当然但馬から発生して、それがカバーできないようであれば、京阪神なり、有馬なりの対応の中でできるというふうに思っているんですが、そうではないのかと。もう一度だけ。 ◎議長(西川誠一) 東垣委員長。 ◎総務民生常任委員会委員長(東垣典雄) 豊岡病院で病棟を離しても、救急医療は豊岡病院しかできないから、特に、隔離、分離をすべきだということです。隔離、分離をしなかったら、院内感染が発生したら救急医療も崩壊するということです。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  東垣委員長、ご苦労さまでした。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、意見書案第1号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  地方自治法第99条の規定により、意見書を関係官庁へ送付いたします。  なお、意見書案第1号で字句等の整理等を要する場合は議長に一任願いたいと思いますが、ご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。議長において措置いたします。      ──────────────────────────────  日程第20 議員派遣について ◎議長(西川誠一) 日程第20 議員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。  議員派遣については、議場配付いたしていますとおり派遣することとしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、議員派遣については、議場配付いたしていますとおり派遣することに決定しました。      ──────────────────────────────  日程第21 発議第1号 閉会中の所管事務の継続調査(審査)の申し出について ◎議長(西川誠一) 日程第21 発議第1号 閉会中の所管事務の継続調査(審査)の申し出についてを議題といたします。  各常任委員会、議会運営委員会より、香美町議会会議規則第75条の規定により、閉会中も引き続き調査したい旨の申出がありました。  各常任委員会、議会運営委員会からの申出のとおり、閉会中も継続調査(審査)に付することにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、申出のとおり閉会中も継続調査(審査)に付することに決定いたしました。  お諮りいたします。  以上で本定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。  これにて令和3年3月第125回香美町議会定例会を閉会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、令和3年3月第125回香美町議会定例会を閉会いたします。
                                  午後1時50分 閉会                ○ 閉 会 挨 拶 ◎議長(西川誠一) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。  去る2月24日に開会し、本日までの23日間の今期定例会は、令和3年度当初予算をはじめ、当面する諸案件をご審議いただきました。  令和3年度予算については、第2次香美町総合計画後期基本計画の初年度の取組となり、施政方針として掲げる重点項目の実現を着実に前進させることとしています。  普通交付税の一本算定や人口減少等により一般財源の減少が見込まれる中、小代地域局庁舎建設事業、香住地域福祉センター整備事業、観光開発整備事業、急傾斜地崩壊対策事業など、地域の活性化、福祉の向上、観光振興、町民の安全・安心の確保などが期待されます。また、新型コロナウイルス感染症への対応を最優先とし、ワクチン接種体制の構築をはじめ、補正予算により住民への生活支援、事業者への支援、地域経済の活性化など、コロナ対策の取組も期待されます。  当初予算以外にも、令和2年度各会計補正予算等、本町が直面する重要案件が提出されましたが、議員各位の終始熱心なご審議を賜り、ここに議了することができました。これもひとえに議員各位のご理解、ご協力によるものと深く感謝申し上げますとともに、衷心より厚く御礼を申し上げます。  当局におかれましては、一般質問、審議等の過程におきまして、議員各位が申しました意見等を今後、町の行政に十分反映されますよう希望するところでございます。  また、広報広聴常任委員会委員各位におかれましては、これから議会だよりの編集等お世話になりますが、よろしくお願いいたします。  議員各位並びに執行部の皆様方におかれましては、何とぞご自愛の上、町政発展のため、より一層のご精励、ご活躍を賜りますようお願い申し上げ、簡単ではございますが、閉会の挨拶といたします。  次に、町長より挨拶があります。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 第125回香美町議会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  去る2月24日から本日までの23日間、定例会を開催していただきましたが、全日程を終了し、閉会の運びとなりました。この間、議員各位には、本会議、また予算特別委員会等にご精励を頂きましたこと、深く感謝を申し上げます。  振り返りますと、令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の3度にわたる感染拡大の中、町民生活や事業者の皆さんへ様々な影響を受ける中、4月以降、町としても、何度も臨時会をお願いし、職員に大きく負担もかけながら、私どもとしても、一生懸命町民の皆様に寄り添った支援対策を進めてまいりました。こうした全世界規模の非常に厳しい社会情勢でございますが、3月も終盤を迎え、町内では桜のつぼみも膨らみ、例年よりも早い春の訪れを感じる今日この頃となりました。  今議会には、私のほうから一般会計をはじめとします令和3年度の当初予算、また補正予算のほか、令和2年度の補正予算、人事案件や条例案件など計86件の議案を提案させていただきましたが、慎重ご審議の上、いずれも原案どおり決定を頂きました。心から厚くお礼を申し上げます。本会議及び予算特別委員会の審議の際に頂きましたご意見にも、十分意を用いてまいりたいと思います。  議会初日の町政の基本的な考え方で述べました町の将来像「こどもたちに夢と未来をつなぐまち」の実現に向けて、来年度予算に基づく取組が、第2次総合計画後期基本計画に基づく5年間のスタートとして、また、コロナ後のまちづくりの基盤として着実に成果を上げられるよう、職員とともに一丸となって、議員の皆様、町民の皆様のご理解とご協力を頂きながら、全力で取り組みたいと考えております。殊に、この5月から始まる新型コロナのワクチン接種につきましては、希望される全ての対象町民の皆さんが、着実に接種を受けていただけるよう、万全の体制で臨んでまいる所存でございます。  さて、ここで香美町の新たな医療体制についてお伝えをさせていただきます。公立香住病院では、現在、浦辺先生に定年後も5年間、院長をお務めいただいておりましたが、この10月からは、現在、豊岡病院消化器科の部長としてご活躍の上田通雅先生を院長としてお迎えすることとなりました。上田先生については、本町小代区のご出身であり、3年前から上田先生に的を絞り、お願いをしておりましたところ、このたび豊岡病院のご理解も頂き、内定を頂く運びとなりました。  次に、小代診療所でございますが、3年間お務めいただきました甲斐先生が、この3月、定年をもって退職されることになりました。合間なく小代区の医療体制を守っていくため、担当課長とともに一丸となって新たな医師確保に奔走させていただく中で、4月からは、新たに、現在、養父市の診療所に勤務をされております上月生也先生をお迎えすることとなりました。共に50代半ばの油の乗り切った先生をお迎えすることができ、必ずや、町民の皆様にこれまで以上に信頼を頂ける、安定した医療体制を確保いただけるものと大いに期待をしているところであり、また、私どもも決意を新たに、充実した医療体制を構築してまいる所存でございます。  最後になりましたが、私も、12月議会で表明させていただいたとおり、来る4月の町長選挙に挑ませていただき、引き続き町政を担わせていただきたいと決意をしているところでございます。議員各位におかれましても、活躍を期しておられることかとご拝察いたしております。ご健勝で香美町発展のためご活躍を頂き、ともに今後の香美町を新たなステージへと進めていけるよう、期待をさせていただいております。改めまして、皆様のますますのご活躍を祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。 ◎議長(西川誠一) 本日は大変ご苦労さまでした。 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...