香美町議会 2021-02-25
令和3年第125回定例会(第2日目) 本文 開催日:2021年02月25日
日程第11 議案第19号 令和3年度香美町
水道事業企業会計予算
日程第12 議案第20号 令和3年度香美町
下水道事業企業会計予算
◎議長(
西川誠一) 日程第3 議案第11号 令和3年度香美町
一般会計予算から、日程第12 議案第20号 令和3年度香美町
下水道事業企業会計予算までの10議案は、
香美町議会会議規則第37条の規定により
一括議題といたします。
職員に議案の朗読をさせます。
なお、議案第18号から議案第20号までの3
企業会計予算については朗読を省略させます。
(
議案書朗読)
◎議長(
西川誠一) 朗読は終わりました。
議案第11号から議案第20号までの10議案を一括して、町長の
提案理由の説明を求めます。
町長、
浜上勇人君。
◎町長(
浜上勇人) おはようございます。
ただいま議題となりました議案第11号 令和3年度香美町
一般会計予算から、議案第20号 令和3年度香美町
下水道事業企業会計予算の10議案について、一括して
提案理由の説明をいたします。
最初に、
予算編成の
基本的方針でございます。令和3年度は、本町の
まちづくりの道しるべともなる第2次香美町
総合計画後期基本計画の初年度であるとともに、
重点施策として位置づけている第2期
総合戦略の2年目となります。昨日の令和3年度に臨む町政の基本的な考え方でも申し述べましたとおり、まちの将来像、「
こどもたちに夢と未来をつなぐまち~美しい山・川・海 人が躍動する 交流と共生の
まち~」を思い描きつつ、議員をはじめ、町民の皆様からの様々な要望を精査しながら、「コロナに打ち勝つ積極型予算-しなやかで強靱な香美町創生へ-」の下、
コロナ禍への対応を最優先に、その達成に向けた施策の具現化と実行のための
予算編成としております。しかしながら、本町の
財政運営に大きな役割を果たしております
普通交付税が、本年度より一本算定に移行することや、人口減少の影響等により、
一般財源の減少も見込まれております。次世代に過度の負担を先送りせず、将来にわたる持続可能な
財政運営を維持するためのより効率的な施策の配置と財源の配分も求められているところでございます。
令和3年度の
予算編成は、限られた
経営資源を最大限に有効活用するため、職員一人一人が常に経営的な視点を持ち、前例にとらわれることなく、事業の廃止、見直し、選択と集中の徹底により、
総合計画、
総合戦略に基づく諸施策を積極的に推進してまいるとともに、町民の皆様の安定した暮らしを最優先として、
感染予防対策の強化と
地域経済活動の活性化の両立を進めるものといたしました。
それでは、全会計の概要について説明をいたします。
議案資料1、当初
予算関係1の1ページ及び2ページをご覧ください。
まず、
一般会計についてでございます。予算額は146億8,800万円で、前年度の143億3,300万円に比べ3億5,500万円、率にして2.5%の増となります。増額の主な要因といたしましては、平成27年度借入れの町債の
一括償還に伴う公債費の増、
小代地域局庁舎建設事業の増などによるものでございます。
次に、6つの
特別会計の
予算総額は52億6,498万円で、前年度の52億7,316万3,000円に比べ818万3,000円、率にして0.2%の減となります。減額となります主な要因は、
矢田川憩いの
村事業特別会計廃止などによるものでございます。
次に、3つの
企業会計の
予算総額は51億7,982万7,000円で、前年度の53億7,992万円に比べ2億9万3,000円、率にして3.7%の減となります。減額となります主な要因は、
公立香住病院事業企業会計の
資本的収支の減によるものでございます。
その結果、全会計の
予算総額は251億3,280万7,000円となり、前年度の249億8,608万3,000円に比べ1億4,672万4,000円、率にして0.6%の増となります。
なお、各会計の詳細につきましては各
担当課長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。
◎議長(
西川誠一) これより、
案件ごとに各課長より順次、
補足説明を求めます。
初めに、議案第11号について、
財政課長、
邊見昌平君。
◎
財政課長(
邊見昌平) それでは、議案第11号 令和3年度香美町
一般会計予算の
補足説明をさせていただきます。
令和3年度香美町
一般会計予算書の1ページをお開きください。第2条で
債務負担行為の設定、第3条で地方債を計上しております。
内容につきましては、まず9ページをご覧ください。第2表、
債務負担行為でございますが、
林道新設改良事業1件を設定しております。期間は令和4年度から令和15年度、限度額は235万円としております。
森林基幹道三川線の用地購入を行う事業でございますが、その所要額につきまして
債務負担を設定するものでございます。
第3条地方債につきましては、10ページから11ページをご覧ください。起債の目的としましては、
小代地域局庁舎建設事業をはじめとして全26件を予定しております。その限度額を総額20億2,220万円としております。新規では
香住地域福祉センター整備事業4,620万円、
村岡生活支援ハウス整備事業1,010万円、
香住学校給食センター整備事業4,410万円、
公民館施設整備事業1億1,600万円でございます。継続では
小代地域局庁舎建設事業5億1,090万円、
農地耕作条件改善事業400万円などを計上いたしております。
続きまして、予算の全体概要を説明しますので、
議案資料1の当初
予算関係1)をご覧ください。
まず1ページをご覧ください。Iの令和3年度
予算編成の
基本方針、IIの令和3年度当初予算の状況の1、全
会計予算につきましては、町長が
提案説明で申し上げたとおりでございます。2ページの2、
一般会計についての(2)歳入から説明をさせていただきます。
まず、
一般財源であります町税、
各種譲与税、交付金の合計額は83億7,857万6,000円で、前年度の87億8,127万1,000円に比べると4億269万5,000円、率にして4.6%の減を見込んでおります。そのうち町税は15億8,789万3,000円で、前年度の16億7,274万1,000円に比べ8,484万8,000円の減を見込んでおります。減額の主な要因は、町民税で4,190万円、6.3%の減、
固定資産税で3,530万円、4.2%の減によるものでございます。
普通地方交付税は55億4,600万円で、前年度の58億6,000万円に比べ3億1,400万円、率にして5.4%の減を見込んでおり、令和2年度
決算見込額59億9,193万8,000円に比べ4億4,593万8,000円、率にして7.4%の減となります。また、
普通地方交付税の振替分として発行する
臨時財政対策債は4億3,100万円で、令和2年度
決算見込額の2億4,718万円に比べ1億8,382万円、率にして74.4%の増を見込んでおり、
普通地方交付税と
臨時財政対策債の合計額は59億7,700万円となり、令和2年度
決算見込額の62億3,911万8,000円に比べ2億6,211万8,000円、率にして4.2%の減となる見込みでございます。
特別地方交付税は6億7,000万円で、前年度と同額を見込んでおります。
国県支出金は16億6,792万7,000円で、前年度の21億4,041万5,000円に比べ4億7,248万8,000円、率にして22.1%の減を見込んでおります。減額の主な要因は、
県補助金の
漁業経営構造改善事業補助金で、3億7,284万4,000円の皆減などによるものでございます。
繰入金は15億320万3,000円で、前年度の5億4,534万7,000円に比べ9億5,785万6,000円、率にして175.6%の増を見込んでおります。増額の主な要因は、
減債基金からの繰入金が7億150万3,000円増となったことによるものでございます。
町債は20億2,220万円で、前年度の19億3,470万円に比べ8,750万円、率にして4.5%の増を見込んでおります。増額の主な要因は、
普通交付税振替分の
臨時財政対策債が1億8,400万円の増となったことによるものでございます。なお、令和3年度は、
建設事業の財源として14億2,780万円、
過疎対策事業債を活用した
ソフト事業の財源として1億6,340万円、
普通交付税の振替分として
臨時財政対策債4億3,100万円の発行を予定しております。
その他としまして、使用料及び手数料は、
矢田川憩いの
村使用料1,067万7,000円の皆増などにより1億1,603万2,000円で、前年度の1億719万4,000円に比べ883万8,000円、率にして8.2%の増を見込んでおります。
寄附金は、
ふるさとづくり寄附金が2億円の増などにより5億643万3,000円で、前年度の3億848万1,000円に比べ1億9,795万2,000円、率にして64.2%の増となっております。
続きまして歳出でございます。人件費は24億4,917万2,000円で、前年度の24億1,564万1,000円に比べ3,353万1,000円、率にして1.4%の増を見込んでおります。増額の主な要因でございますが、
衆議院議員選挙、
兵庫県知事選挙及び町長・
町議会議員選挙に係る時間
外勤務手当の増、
会計年度任用職員報酬の増などによるものでございます。
4ページをお開きください。物件費は17億8,166万8,000円で、前年度の16億8,921万2,000円に比べ9,245万6,000円、率にして5.5%の増を見込んでおります。増額の主な要因は、
新型コロナウイルス感染症ワクチン接種などにより
予防接種委託料の8,146万3,000円の増、
ふるさとづくり事業費の3,531万円の増などによるものでございます。
扶助費は11億6,672万9,000円で、前年度の11億7,403万8,000円に比べ730万9,000円、率にして0.6%の減を見込んでおります。減額の主な要因は、対象者の減によります
児童手当の1,754万円の減によるものでございます。
補助費等は28億7万5,000円で、前年度の26億5,142万円に比べ1億4,865万5,000円、率にして5.6%の増を見込んでおります。増額の主な要因は、
ふるさとづくり事業報償費の6,000万円の増、
水道事業企業会計繰出金で3,113万4,000円の増によるものでございます。
普通建設事業費は18億6,688万3,000円で、前年度の24億1,351万2,000円に比べ5億4,662万9,000円、率にして22.6%の減を見込んでおります。なお、令和3年度は、
小代地域局庁舎建設事業、
香住地域福祉センター整備事業、
観光開発整備事業、急
傾斜地崩壊対策事業、
町道新設改良事業、
公民館整備事業などの実施を予定しております。
公債費は25億5,961万8,000円で、前年度の19億3,229万8,000円に比べ6億2,732万円、率にして32.5%の増を見込んでおります。増額の主な要因は、のじぎく債の
満期一括償還の増などによるものでございます。
積立金は5億1,798万2,000円で、前年度の4億3,722万7,000円に比べ8,075万5,000円、率にして18.5%の増を見込んでおります。増額の主な要因は、
ふるさとづくり基金費で1億9,992万円の増などによるものでございます。
繰出金は10億3,075万5,000円で、前年度の10億582万1,000円に比べ2,493万4,000円、率にして2.5%の増を見込んでおります。増額の主な要因は、
後期高齢者医療療養給付費負担金で2,591万円の増などによるものでございます。
基金残高の状況でございます。基金のうち、
財政調整基金の残高は、令和2年度末では33億4,554万6,000円の見込みでございます。また、令和3年度末では31億4,993万7,000円と見込んでおります。
減債基金の残高は、令和2年度末では10億9,031万7,000円の見込みです。また、令和3年度予算では、のじぎく債の
満期一括償還による取崩しなどにより、令和3年度末残高を3億6,429万6,000円と見込んでおります。
地方債残高の状況につきましては、
一般会計における令和2年度末残高は202億4,834万5,000円で、令和3年度の発行額は20億2,220万円、
元金償還額は24億7,993万8,000円で、令和3年度末現在高は令和2年度末現在高に比べますと4億5,773万8,000円減の197億9,060万7,000円になると見込んでおります。
歳出における主要な事業につきましては、町長の所信表明において説明いたしておりますので、私のほうからは、資料の見方につきまして補足をさせていただきます。
資料の6ページをご覧ください。
会計種別ごとの予算額の整理をはじめ、13ページまでは例年どおり財政的な資料を整理し、掲載いたしております。
続きまして、14ページから35ページにかけまして、
一般会計の主要な事業の一覧表を掲載いたしております。第2次
総合計画・
後期基本計画の
施策区分により仕分け、整理し、町の最
上位計画である
総合計画で目標とした施策がどのように予算化されているかを体系化したものでございます。
さらに、この表に、新規、拡充という区分を付しております。また、この区分がなくても説明を要すると判断したものにあっては、以下、71ページまで
事業別予算概要書を作成し、事業の目的及び概要等につきまして説明を加えております。
また、
小代地域局庁舎建設事業にあっては、配置図、
平面図等を
補足資料として添付いたしております。いずれの資料も今後の
予算審議にご活用いただければ幸いでございます。
以上で議案第11号 令和3年度香美町
一般会計予算の
補足説明を終わります。
◎議長(
西川誠一) 次に、議案第12号及び議案第13号について、
健康課長、
沼田朋子君。
◎
健康課長(
沼田朋子) それでは、
補足説明をいたします。
議案資料2の当初
予算関係2の1ページをご覧いただきたいと思います。
初めに、
事業勘定について説明いたします。事業の目的と編成の趣旨ですが、
国民健康保険制度は、
被用者保険の適用者以外の人を対象とした
医療制度です。疾病、負傷、出産または死亡に関して必要な給付を行い、社会保障及び
国民保健の向上に寄与することを目的としていますが、制度の性格上、年齢構成が高く
医療費水準が高い、
所得水準が低く保険料の負担が重い、
財政運営が不安定になるリスクの高い
小規模保険者が多く、
財政赤字の保険者も多く存在するという構造的な課題を抱えています。これらの課題に対応するため、平成30年度から
都道府県も保険者として
財政運営の
責任主体となることにより、
市町村国民健康保険財政の安定を図ることとされました。この
制度改正により、
市町村国民健康保険特別会計の主要な科目の
歳入歳出見込額については、
都道府県が推計することとなったため、その通知額に基づき本町の
国民健康保険特別会計予算を編成しています。
予算編成の
基本部分についてですが、兵庫県が県全体の
保険給付費を推計し、
県特別会計において公費や
拠出金等の
歳入歳出計算を行った上で、不足する額を
国民健康保険事業費納付金として各市町に対して納付を求めることとなっており、各市町においては、県から示された納付金を基に、国保の運営や
保健事業費など町独自の事業等により必要となる歳出や、
市町特別会計で収入となる
交付金等の歳入を加減算した上で、不足となる額を国保税として賦課徴収することになります。また、各市町の
保険給付費の財源については、
財政運営の
責任主体である県が確保することになるため、
市町特別会計においては、歳出の
保険給付費のうち
任意給付に係るものを除き、全て県から交付されることになります。被
保険者数は、令和3年度の当初予算では一般被保険者を4,050人と見込んでいます。
予算総額は20億7,900万円、前年度より金額で1,000万円の減、率で0.5%の減となっております。
まず、3の歳入に関することですが、1つ目に、
基金繰入金は、将来的に
国保財政の安定的な運営を見据え、
基金保有額などを勘案しつつ、国保税の
負担軽減1,000万円等を含め1,302万4,000円を計上しています。
次に、2つ目の国保税についてですが、
財政運営の
責任主体は兵庫県となりましたが、国保税の賦課徴収については従来どおり町が行います。県から示された
国民健康保険事業納付金の額に基づき算出した
医療給付費分、
後期高齢者支援金等分、
介護納付金分をそれぞれ計上しています。令和3年度においては、対前年169万4,000円増の3億5,206万2,000円を計上しています。基金繰入れ後の一般被保険者1人
当たり国保税は10万9,510円で、対前年度比4.5%増を見込んでいます。
3つ目の、
県支出金ですが、県から示された
保険給付費等交付金の
普通交付金及び
特別交付金の額を計上しています。
普通交付金については、歳出の
保険給付費のうち
任意給付に係るものを除いた額を計上しています。
特別交付金については、保険者による
医療費適正化、
収納率向上など、
国保事業や
保健事業など施策の推進に必要な取組に対して交付される
保険者努力支援分、
特別調整交付金分、
県繰入金分、
特定健康診査等負担金分があり、それぞれ県から示された額を計上しています。
次に、4つ目の
一般会計繰入金についてですが、
職員給与費等繰入金、
福祉医療波及分繰入金などの増により、対前年430万7,000円増の1億4,369万9,000円を計上しています。
続きまして、4の歳出に関することについて説明いたします。1つ目ですが、
保険給付費につきましては、
任意給付である
結核医療付加金等を除き、
県通知額に基づき計上しています。
保険給付費の推計につきましては、県全体での令和2年度実績に過去2か年
平均伸び率を乗算して被保険者1人
当たり医療費を推計し算出された額に
保険給付率を乗じ、
公費算定額を減じることにより推計されています。なお、
新型コロナウイルス感染症による
受診控え等の受療行動の変化が令和3年度も続くと想定し、その上で医療の
高度化等による医療費の伸びを考慮した数値とされています。また、令和2年度に整備した
傷病手当金については、令和3年度においても、
新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、被保険者の生活を支えるため迅速かつ適切な給付を行うこととしています。なお、歳入でも申し上げましたが、
保険給付費につきましては、
任意給付である
結核医療付加金など以外の全額が県から
普通交付金として交付されます。
続きまして、2つ目の
国民健康保険事業費納付金ですが、国保税を主たる財源として県へ納付するものです。県が算定し、町に示された額に基づき、
医療給付費分、
後期高齢者支援金等分、
介護納付金分にそれぞれ区分し、計上しています。なお、令和3年度より納付金の算定における統一を行った算定となっていますが、各市町の
医療費適正化及び
収納率向上を促進することを目的とした、県2
号繰入金による
インセンティブ制度が講じられています。
次に、3つ目の
保健事業費についてですが、香美町
国民健康保険特定健康診査等実施計画や
データヘルス計画を策定し、これらに基づき実施しています。
特定健康診査受診率及び
特定保健指導率の向上を目指し、
保健事業を推進するための費用を計上しています。なお、
保健事業の取組や成果により、
特別交付金が県から交付されます。
以上が
事業勘定の説明でございます。
次に、各
診療施設勘定について説明をいたします。4ページをご覧ください。
最初に、
佐津診療施設勘定です。事業の目的と編成の趣旨ですが、
地域住民の皆さんが安心して医療を受けられる環境を整備し、
僻地医療の確保を図るため、
佐津診療所の運営に係る経費を計上しています。令和3年度は前年度と同様に週3日の
診療体制とし、必要な
施設管理費、
医業費等を計上していますが、
診療収入等の
歳入見込みで不足が生じるため、不足分は
一般会計からの繰入金を計上した
予算編成としています。
予算の総額は4,140万円、前年度に比べ84万円増となっております。
次に、歳入に関することです。
診療収入は前年度の
実績見込みを基に積算し、対前年16万2,000円増の2,114万9,000円を計上しています。
事業勘定繰入金は、
僻地診療所運営費補助分を前年度と同額の441万4,000円を計上しています。
一般会計からの繰入金は、
交付税分700万円、単年度の
赤字解消分781万5,000円、
公債費分1,000円を計上しています。
次に、歳出に関することですが、先ほど申し上げましたが、通年で週3日の
診療体制とし、必要経費を見込んだ
予算編成としております。
医療スタッフは、医師1名、看護師2名、事務員2名となっております。また、
施設整備として、
高圧受電設備が経年劣化により主要部品の交換及び修繕が必要となったため、修繕工事を実施するための費用を計上しております。
次に、5ページをご覧ください。兎塚・
川会診療施設勘定です。事業の目的は、先ほどの
佐津診療所と同様の記載となっております。令和3年度は、前年度と同様に週4日の
診療体制とし、必要な
施設管理費、
医業費等を計上しておりますが、
診療収入等の
歳入見込みで不足が生じるため、不足分は
一般会計からの繰入金を計上した
予算編成としております。
予算の総額は3,410万円、前年度に比べ20万円の減となっています。
次に、歳入に関することです。
診療収入は、前年度の
実績見込みを基に積算し、対前年12万円減の1,274万3,000円を計上しております。
事業勘定繰入金は、僻地診療所運営費について、対前年と同額の305万6,000円を計上しております。
一般会計からの繰入金は、
交付税分1,400万円、単年度の
赤字解消分355万1,000円、
公債費分28万円を計上しています。
次に、歳出に関することですが、前年度と同様に週4日の
診療体制とし、必要経費を見込んだ
予算編成としています。
医療スタッフは、医師1名、看護師2名、事務員1名となっております。
次に、6ページ、小代
診療施設勘定です。事業の目的は、他の診療所と同様の記載となっております。令和3年度は、前年度と同様に週5日の
診療体制とし、必要な
施設管理費、
医業費等を計上していますが、
診療収入等の
歳入見込みで不足が生じるため、不足分は
一般会計からの繰入金を計上した
予算編成としております。
予算の総額は1億5,687万円、前年度に比べ1,173万6,000円減となっています。
次に、歳入に関することです。
診療収入は、前年度の
実績見込みを基に積算し、対前年878万7,000円減の1億1,637万3,000円を計上しております。
事業勘定繰入金は、僻地診療所運営費について前年と同額の1,448万9,000円を計上しております。
一般会計からの繰入金は、
交付税分700万円、単年度の
赤字解消分1,528万9,000円、
公債費分120万5,000円を計上しています。
次に、歳出に関することですが、前年度と同様に週5日の
診療体制とし、必要経費を見込んだ
予算編成としております。
医療スタッフは、医師1名、看護師2名、事務員2名となっております。
次に、7ページ、兎塚・川会歯科
診療施設勘定です。事業の目的は、他の診療所と同様の記載となっております。令和3年度は、前年度と同様に兎塚歯科が週3日、川会歯科が週2日の計週5日の
診療体制とし、必要な
施設管理費、
医業費等を計上していますが、
診療収入等の
歳入見込みで不足が生じるため、不足分は
財政調整基金からの繰入金を計上した
予算編成としております。
予算の総額は8,059万7,000円、前年度に比べ380万3,000円の減となっています。
次に、歳入に関することです。
診療収入は、前年度の
実績見込みを基に積算し、対前年265万7,000円減の7,327万6,000円を計上しています。また、
財政調整基金繰入金は、歳入不足分として407万9,000円を計上しています。
次に、歳出に関することですが、前年度と同様に週5日の
診療体制とし、必要経費を見込んだ
予算編成としております。
医療スタッフは、歯科医師1名、事務員1名、歯科衛生士4名、歯科技工士1名、歯科助手2名としております。また、兎塚歯科診療所のエアコンが老朽化しているため取替え修繕を実施する費用と、体外式自動除細動器の耐用年数が経過しているため、更新費用を計上しています。
以上で、
国民健康保険事業特別会計予算の
補足説明を終わります。
続きまして、議案第13号
後期高齢者医療保険事業特別会計予算の
補足説明をいたします。
議案資料2の当初
予算関係2の8ページをご覧いただきたいと思います。
最初に、事業の目的と編成の趣旨ですが、後期高齢者
医療制度は、75歳以上の方と一定の障害があると認定された65歳以上の方を対象とした
医療制度です。若い世代が高齢者を支え、高齢者も保険料と医療費の一部を負担することで、
国民保健の向上及び高齢者の福祉の増進を図ることを目的としています。保険料率は令和2年度に改定されているため、令和3年度は同一となっており、保険料負担金、保険基盤安定負担金を後期高齢者医療広域連合に納付する
予算編成としています。
予算総額は3億3,579万2,000円、前年度より金額で807万3,000円、率で2.5%の増となっております。
3の
制度改正に関することについてですが、1つ目に、後期高齢者の保険料率は2年ごとに改定されることになっており、令和2年度・令和3年度は所得割率10.49%、均等割額5万1,371円、賦課限度額は64万円となっています。また、令和3年度から低所得者への被保険者に対する均等割額軽減特例措置7.75割軽減が7割軽減に見直しとなります。
次に、4の歳入に関することですが、1つ目として、後期高齢者医療保険料は、歳出の保険料負担金と同額の2億4,918万円で、対前年1,192万円増を計上しています。
2つ目として、
一般会計繰入金は、対前年384万7,000円減の8,548万7,000円を計上しています。内訳は、事務費繰入金939万1,000円、保険基盤安定繰入金7,609万6,000円です。なお、この保険基盤安定繰入分の4分の3は県負担金の交付を受けることになります。
次に、5の歳出に関することですが、広域連合納付金は、広域連合から示された計算式に基づき、令和3年度における県下の保険料見込額及び保険基盤安定負担金見込額に香美町の占有率等を乗じて算定し、保険料負担金2億4,918万2,000円、保険基盤安定負担金7,609万6,000円、延滞金1,000円と繰越負担金1,000円を含めた合計3億2,527万8,000円を計上しています。
以上で
補足説明を終わります。
◎議長(
西川誠一) 次に、議案第14号について、福祉課長、穴田康成君。
◎福祉課長(穴田康成) 議案第14号 令和3年度香美町介護保険事業
特別会計の
補足説明をさせていただきます。
介護保険事業
特別会計につきましては、
議案資料(2)当初
予算関係(2)、9ページから10ページにございます事業概要書で説明をさせていただきます。
まず1、事業の目的と編成の趣旨ですが、本
特別会計は介護保険事業を社会全体で支えることで、介護が必要な人に本人やその家族の意向に沿った介護サービスが受けられる供給体制を推進することを目的とし、事業の健全な運営を図るために必要な予算を計上しております。併せて地域支援事業において、自立支援の観点から高齢者によりふさわしいサービスを提供することで、要介護状態となることへの予防、または悪化の防止を図るとともに、元気な高齢者には介護等の担い手として社会参加することで積極的な健康づくりを推進していくこととしております。
2の
予算総額につきましては、25億1,230万9,000円と対前年2,953万5,000円、率にして1.2%の増としております。
3の歳入に関することでございますが、今年度は3年に一度の介護保険料の改定の年でございますので、別途議案第36号で条例改正を提案しているところですが、介護保険料について、第8期介護保険事業計画値を基に設定をしております。また、低所得者の介護保険料軽減のため、国2分の1、県4分の1、町4分の1の公費負担により、2,253万7,000円を
一般会計から繰入れることとしております。
4の歳出に関することでございますが、(1)の
保険給付費につきましては、前年度の利用者の
実績見込みと第8期計画の推計値を基に算定をしております。認定者数も引き続き増加見込みであり、介護保険サービス等諸費全体で対前年比4,583万8,000円、率にして2.3%の増、介護予防サービス等諸費では全体で対前年比818万円、率にして9.0%の減としています。
(2)の地域支援事業費につきましては、1)の介護予防・生活支援サービス事業費として、介護予防・日常生活支援総合事業の訪問型サービス・通所型サービスを継続実施する費用を7,664万円計上しております。
2)の一般介護予防事業費につきましては873万4,000円を計上し、地域リハビリテーション活動の支援事業の充実、住民主体で行われる介護予防サークルの全町展開及び元気体操サークルの拡充、自立支援サポート体制の充実など、効果的な事業展開を図ることとしております。
3)の包括的・継続的ケアマネジメント支援事業費につきましては、センターに配置した介護支援専門員の人件費など4,263万6,000円を計上し、要援護高齢者の自立支援の観点から適正なマネジメントを行うことで、介護予防及び重度化防止を図ることとしております。
4)の認知症総合支援事業費につきましては1,590万9,000円を計上し、認知症サポート医を含む多職種協働による認知症対策の充実を図ることとしております。
以上で令和3年度介護保険事業
特別会計の
補足説明を終わらせていただきます。
◎議長(
西川誠一) 次に、議案第15号について、総務課長、岡昭三君。
◎総務課長(岡 昭三) それでは、議案第15号 財産区
特別会計予算について
補足説明をいたします。
引き続いて当初
予算関係2の11ページをご覧いただきたいと思います。まず、事業の目的と編成の趣旨でございますが、本会計は長井財産区の適正な管理運営を行うものでございます。
次に、
予算総額でございますが、歳入歳出それぞれ172万8,000円としております。前年度と比較しまして23万4,000円、率にして15.7%の増となります。
次に、歳入に関することですが、主な歳入として、財産区有土地の貸付収入としまして33万9,000円を見込んでおり、前年度と同額となります。
最後に、歳出に関することですが、長井地区区長会が実施いたします事業に対する補助金49万円などを計上しております。
以上で
補足説明を終わります。
◎議長(
西川誠一) 次に、議案第16号について、農林水産課長、藤原博文君。
◎農林水産課長(藤原博文) それでは、議案第16号 令和3年度香美町
町立地方卸売市場事業特別会計予算について
補足説明をいたします。
12ページをご覧いただきたいと思います。事業の目的と編成の趣旨についてでございますが、本会計は町立地方卸売市場を運営するための
特別会計でありますが、現在卸売市場としての事業を行っていないことから、本来の事業収入が見込めませんので、
一般会計からの繰入金により運営を行っております。
予算総額は、歳入歳出それぞれ68万4,000円で、対前年2万6,000円の減、率にして3.7%の減となっております。
まず歳出に関しましては、光熱水費など当該施設の維持管理等に要する経費として68万4,000円を計上いたしております。
次に、歳入に関しましては、当該施設の維持管理に要する歳出経費に対し収入が不足するため、
一般会計からの繰入金68万3,000円と繰越金1,000円を見込んでおります。
なお、当該施設の競り場は、昭和56年から主に巻き網漁業に使用されてきておりましたが、巻き網漁業者の廃業に伴い、平成21年9月以降は未使用となっております。今後の活用方法につきましては、平成29年7月に発足をいたしました香美町の水産を考える会により、現在鋭意検討が進められているところでございます。
以上で議案第16号の
補足説明を終わります。
◎議長(
西川誠一) 次に、議案第17号について、観光商工課長、田中徳人君。
◎観光商工課長(田中徳人) 議案第17号 令和3年度香美町国民宿舎事業
特別会計当初予算の
補足説明をさせていただきます。
議案資料の2、13ページをお開きください。1、本事業の目的と
予算編成の趣旨についてです。本事業は、健全な宿泊休養施設を提供することにより、本町の観光振興及び町民の福祉の向上を目的としております。令和3年度の
予算編成に当たりましては、利用者への良好なサービスの提供を行うために必要な施設の管理、指定管理者による円滑な施設運営に重点を置くように考えております。
2、
予算総額についてです。令和3年度の
予算総額は、歳入歳出それぞれ2,250万円、対前年度比930万8,000円の増、率といたしまして70.6%の増でございます。
3、歳入に関することについてです。指定管理に当たりましては、地方自治法に基づく利用料金制の導入によりまして使用料収入は見込んでいませんが、指定管理者から納付金として
480万円を見込んでいます。また、施設維持管理費、本会計運営費及び町債償還金の財源といたしまして1,658万8,000円を
一般会計繰入金として計上しております。この額は、対前年度と比較しますと365万7,000円の増、率といたしまして28.3%の増でございます。
4、歳出に関することについてです。施設改修等に係る町の費用負担分としまして指定管理料1,781万円を計上しています。この金額につきましては、令和3年度から令和6年度までの
債務負担行為限度額3,064万円の範囲内でございます。指定管理料は、令和3年度に指定管理者が計画している施設改修のうち、西側外壁改修など町が負担すべき費用相当額1,581万円、令和3年度中の緊急的な修繕のうち町が負担すべきものとして200万円を計上しております。また、過年度において、観光
施設整備事業債で実施した施設、設備の改修等の町債償還元金及び利子分としまして329万2,000円を計上しております。この額は対前年度と比較しますと2,000円の減、率にいたしまして0.1%の減でございます。
以上で議案第17号 令和3年度香美町
国民宿舎事業特別会計予算の
補足説明を終わります。
◎議長(
西川誠一) ここで暫時休憩します。再開は10時45分とします。
午前10時32分 休憩
午前10時45分 再開
◎議長(
西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。
次に、議案第18号について、病院事務局長、花登寿一郎君。
◎病院事務局長(花登寿一郎) それでは、議案第18号 令和3年度香美町
公立香住病院事業企業会計予算の
補足説明をさせていただきます。
最初に、
公立香住病院事業企業会計予算書の1ページをご覧ください。
第1条は、令和3年度香美町
公立香住病院事業企業会計の予算は次に定めるところによるとしております。
第2条は、業務の予定量は次のとおりとするとしております。第1号、病院事業では、病床数は前年度と同様の50床で、年間患者数は、入院で1万3,900人、1日平均38人、外来で5万4,400人、1日平均225人を予定しております。
第2号、介護老人保健施設事業では、定員は前年度と同様、短期を含む入所48人、通所リハビリテーション10人以内で、年間利用者数は、短期を含む入所で1万6,700人、通所リハビリテーションでは1,700人を予定しております。
第3号、訪問看護ステーション事業では、年間利用者数を3,100人と予定しております。
第4号、居宅介護支援事業では、年間利用者数を600人と予定しております。
また、第5号、主な建設改良事業としまして、
建設事業費8,291万2,000円、医療機械購入費1,575万円、器具備品購入費460万円をそれぞれ予定しております。
第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めております。この予定額は、第2条の業務予定量に基づいて算出をしております。
まず、収入では、第1款病院事業収益10億8,315万6,000円、第2款介護老人保健施設収益2億2,659万4,000円、第3款訪問看護ステーション収益2,665万6,000円、第4款居宅介護支援事業収益606万4,000円を予定し、総額を13億4,247万円としております。一方、支出では、第1款病院事業費用10億6,996万2,000円、第2款介護老人保健施設費用2億4,273万8,000円、第3款訪問看護ステーション費用2,202万5,000円、第4款居宅介護支援事業費用657万1,000円を予定し、総額を13億4,129万6,000円としております。
第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めており、収入では、第1款資本的収入として1億2,412万2,000円、支出では、第1款資本的支出として1億7,068万5,000円を予定し、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額4,656万3,000円は、当年度分損益勘定留保資金で補填するものとしております。
第5条は、
債務負担行為について定めており、旧館等改築事業について、期間が令和4年度から令和5年度、限度額は1,849万1,000円としております。令和3年度から令和5年度までの3か年計画で旧館等改築事業を実施する予定ですが、期間中の円滑な事業進捗を図るため、令和5年度までの設計監理業務を締結する予定にしておりますので、その所要額について
債務負担行為を設定するものでございます。
第6条は、企業債について定めており、病院事業債としまして8,430万円を予定しております。
第7条は、一時借入金の限度額を定めており、その額を4億円としております。
第8条は、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合を定めており、第1号としまして、消費税及び地方消費税に不足が生じた場合に流用することができるとしております。
第9条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費を定めており、第1号としまして職員給与費8億5,
480万9,000円、第2号としまして交際費10万円としております。
第10条は、
一般会計からの補助金の額を定めており、その額は収益的収入に区分される金額の2億864万2,000円としております。
そして第11条は、棚卸資産購入限度額を定めており、その額を1億3,397万3,000円としております。
続きまして、予算に関する説明書としまして、4ページから9ページに予算実施計画を載せております。
続いて、10ページをお開きください。予定キャッシュ・フロー計算書を載せております。令和3年度は2,557万4,000円の資金増加となり、資金期首残高1億4,834万3,000円と合わせた資金の期末残高は1億7,391万7,000円となる見込みとしております。
続きまして、11ページから21ページにかけましては給与費明細書、続いて22ページから33ページにかけましては令和3年度の予定貸借対照表、34ページから35ページにかけましては注記を、そして、36ページから52ページにかけましては令和2年度の予定損益計算書及び予定貸借対照表をそれぞれ載せておりますので、また後ほどご清覧ください。
それでは、予算内容について説明をいたしますので、
議案資料2、当初
予算関係2の14ページをお開きください。1の事業の目的と編成の趣旨でございますが、地域の中核的な医療機関として、
地域住民が安心して医療及び介護を受けられる環境を整備し、医療・福祉・介護の連携を図りながら、公的医療機関の役割を果たすことを目的としております。将来にわたり町民に信頼され、安全で安心できる質の高い医療を提供していくため、引き続き医師及び医療技術者の確保に全力で取り組むとともに、経費節減や収入増加などの対策により経営の効率化を図り、持続可能な病院経営を目指すこととしております。
2の収益的収入及び支出でございますが、収入は対前年1,502万5,000円、率にして1.1%減の13億4,247万円としております。支出は対前年1,537万7,000円、率にして1.1%減の13億4,129万6,000円としております。
次に、3の収益的収支に関することにつきましては、予算書と併せて説明させていただきますので、予算書のほうは53ページをお開きいただきたいと思います。
初めに、収入の主なものについて説明をさせていただきます。まず、1款病院事業収益についてですが、1項医業収益、1目の入院収益は、若干の患者の増を見込み、対前年478万円増の3億7,141万円としております。計上に当たり、1人当たりの単価を一般病床では2万4,000円、地域包括ケア病床では3万3,500円とし、利用率については、全体で79%と予定しております。次の2目外来収益は、ほぼ同数の患者数を見込む中で対前年348万円増の4億5,048万円とし、1人当たり単価を一般外来で6,000円、人工透析で3万円と予定しております。また、2項医業外収益、2目他会計補助金は、不採算性部門運営費補助金の減などにより対前年3,005万2,000円減の1億4,927万4,000円としております。
続いて54ページ、2款介護老人保健施設収益についてですが、1項事業収益、1目の入所・短期入所収益では、1人当たり単価を9,930円、また利用率を95%と予定しております。次の2目通所リハビリ収益では、1人当たり単価を1万100円、利用率を70%と見込んでおります。
次に、55ページ、3款の訪問看護ステーション収益についてですが、1項事業収益、1目の訪問看護収益は、利用者数の増を見込み、対前年427万円増の2,325万円とし、1人当たり単価を7,500円と予定しております。
56ページの4款居宅介護支援事業収益についてですが、1項事業収益では、1目の介護給付費収益と2目の介護予防支援費収益と合わせて、1人当たり単価を平均で1万100円と見込んでおります。
続きまして、支出について説明をさせていただきます。令和3年度の
診療体制につきましては、常勤医師4人及び嘱託医師2人の、計6人の医師で診療を予定しております。また、総合診療科に2人、小児科に2人、耳鼻咽喉科に1人、婦人科に1人、それぞれ支援回数は異なりますが、支援医師により外来診療機能の維持確保と常勤医師の
負担軽減を図る予定としております。
予算書の57ページをご覧ください。まず、1款病院事業費用についてですが、1項医業費用では、主たる事業活動から生じる費用として、対前年839万5,000円増の10億5,720万9,000円を計上しております。
ページが飛びますが、61ページをご覧ください。旧館等改築事業に伴って解体撤去しますリハビリ棟などの固定資産除却費の計上により、5目の資産減耗費が対前年2,124万円増となり、このことが医業費用の対前年増額の大きな要因となっております。
2項医業外費用では、企業債利息の減などにより、対前年159万円減の875万2,000円を計上し、3項特別損失では、固定資産売却損の皆減により対前年1,365万9,000円減の400万1,000円を計上しております。
続きまして、2款介護老人保健施設費用についてでございますが、1項事業費用では、対前年774万6,000円減の2億4,068万2,000円を計上しております。対前年減額の要因は、職員の異動などに伴って1目給与費が対前年946万7,000円の減となることなどによるものでございます。
次に、64ページをご覧ください。3款訪問看護ステーション費用には対前年54万1,000円減の2,202万5,000円を計上し、さらに、66ページの4款居宅介護支援事業費用には対前年16万5,000円減の657万1,000円を計上しております。
次に、
議案資料2の15ページをご覧ください。4の資本的収入及び支出でございます。収入は対前年6,984万円、率にして36.0%減の1億2,412万2,000円としております。支出は対前年9,423万8,000円、率にして35.6%減の1億7,068万5,000円としております。
5の
資本的収支に関することにつきましては、支出のほうから説明をさせていただきます。令和3年度から令和5年度の3か年計画で旧館等改築事業を実施することとしております。計画では、まず本館の東側にありますリハビリ棟や渡り廊下等を解体撤去いたします。次いで、その跡地に、仮称でございますが、東館を新築いたします。この東館には、現在旧館にございます人工透析室やリハビリ棟にございますリハビリ室などを配置する予定にしております。そして、東館を新築した後に、旧館とか駐輪場などを解体撤去し、倉庫や新たな駐輪場などの附属設備、附属施設やフェンスなどの外構工事を行うというような流れで考えております。初年度の令和3年度は、リハビリ棟などの解体撤去工事と、これに先行して行う本館改修工事を予定しておりまして、これら工事に係る設計監理業務及び東館の設計業務を行う予定にしております。
予算書の68ページをご覧ください。1款資本的支出、1項建設改良費、1目
建設事業費には、ただいま申し上げました旧館等改築事業に係る事業費として、1節建物改修費に7,593万7,000円を計上するほか、玄関前タイル補修工事費やエレベーター部品取替え工事費などを計上し、合計8,291万2,000円を計上しております。
次の2目医療機械購入費には、経年劣化に伴い更新するポータブルX線撮影用フラットパネルシステムの購入費などとして1,575万円を計上し、3目器具備品購入費には、病棟のベッド、車椅子などの購入費として460万円を計上しております。
69ページをお願いいたします。2項企業債償還金5,274万3,000円は、企業債の償還元金であり、対前年9,840万円減となっております。これは、令和2年度で現在の病院本館に係る
建設事業債などの大口の償還が完了したということによるものでございます。
3項投資、1目長期貸付金、1節修学資金貸与468万円は、医学生に対する医師修学資金貸与として1件、180万円、看護師、薬剤師などに対する医療技術者修学資金貸与として4件、288万円を見込み、計上するものでございます。また、2節修学資金一時金貸付1,000万円につきましては、医学生に対し一時金貸付金1件分を見込み、計上するものでございます。
続きまして、収入について説明しますので、予算書のほうは68ページに戻っていただきまして、1款資本的収入、1項企業債は、建設改良費の財源として
建設事業費に充当するため6,860万円、医療機械購入費に充当するため1,570万円、計8,430万円を予定しております。2項出資金は企業債元金償還金に充当するため3,036万6,000円、建設改良費に充当するため945万6,000円、計3,982万2,000円を予定しております。
以上で
補足説明を終わります。
◎議長(
西川誠一) 次に、議案第19号及び議案第20号について、上下水道課長、亀村孝君。
◎上下水道課長(亀村 孝) 議案第19号 令和3年度香美町
水道事業企業会計予算について
補足説明を行います。予算書と
議案資料2、当初
予算関係2により説明をさせていただきます。
まず、予算書の1ページをお願いいたします。第1条は、令和3年度香美町水道事業
企業会計の予算は次に定めるところによるとし、第2条は、業務の予定量として、給水栓数7,972栓、年間給水量206万1,000立方メートル。主な建設改良事業として、原水及び浄水設備費8,600万円、排水設備費1億5,130万5,000円、営業設備費64万1,000円の事業を予定しております。
第3条は収益的収入及び支出を定め、収入は、水道事業収益として5億460万7,000円、支出は、水道事業費用として6億4,157万円とし、第4条では資本的収入及び支出を定め、収入は、資本的収入として2億9,071万9,000円、支出は、資本的支出として4億4,976万8,000円としております。なお、収支が不足する1億5,904万9,000円は、当年度損益勘定留保資金で補填することとしております。
2ページ、第5条は企業債について定め、建設改良事業の借入れ限度額を1億6,490万円、利率を5%以内とし、第6条では、一時借入金の限度額として2億5,000万円を定めております。第7条は、予定支出の各項の経費の金額の流用について、流用することができる場合は、消費税及び地方消費税に不足が生じた場合としております。第8条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費7,013万1,000円を定めております。第9条は、他会計からの補助金として、
一般会計補助金4,358万3,000円を予定し、第9条では、棚卸資産購入限度額を267万4,000円としております。
それでは、内容につきまして説明をさせていただきますので、
議案資料2、当初
予算関係2の16ページをお願いいたします。事業の目的と編成の趣旨として、水道施設の計画的・効果的な整備と適切な維持管理を行い、清浄にして豊富低廉な水の供給を図るため、次の方針に基づく
予算編成を行いました。
1点目として、水道施設の適切な維持管理を行うため、必要最小限の経費の計上。2点目として、安全・安心な水の安定供給を推進するため、水質対策や老朽施設の更新整備を実施すること。3点目として、会計の収支改善を図るため、料金改定に向けた検討を令和2年度に予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大による経済的影響が広範囲に及ぶことから、町民及び町内企業等の
負担軽減のための支援策として水道料金改定を延期することとしたため、令和3年度も引き続き料金改定に向けた検討を実施するといった
予算編成を行ったところでございます。
次に、収益的収入及び支出総額の対前年度比較では、収入は2,372万7,000円、率で4.9%の増、支出では1,295万1,000円、率で2.1%の増としていますが、収入増の主な要因は、水道料金改定の延期に伴う影響額を充足するため、
一般会計繰入金が増となること。支出増の主な要因は、
施設整備に伴う減価償却費等の増によるものでございます。
収益的収支に関する主な内容につきましては、この資料と併せまして予算書のほうで説明をさせていただきますので、予算書の28ページをお願いいたします。
収入については、款1水道事業費用の水道事業収益の項1営業収益、目1給水収益は3億2,196万円を計上しております。これは、令和2年度の決算見込みを基に有収水量の調整を行い、算出をさせていただいたところです。目3その他営業収益は2,185万5,000円を計上しております。消火栓の修繕箇所の増加に伴い、消火栓関係負担金が年々増加傾向となっているものでございます。
29ページ、項2営業外収益、目3他会計補助金では、
一般会計補助金として4,358万3,000円を計上しております。従前の簡易水道事業の利子償還に係る経費など繰出し基準に基づく経費のほか、今年度におきましては、水道料金改定の延期に伴う影響額を充足するため、基準外の繰入金として3,200万円を計上し、対前年度比較では2,985万2,000円の増としております。
支出の款1水道事業費用、項1営業費用については総額6億4,157万円を計上し、水道事業の営業活動に係る年間経費として予定をし、このうち維持管理などに係る経費として、目1原水及び浄水費は浄水場などの経費1億1,085万円、31ページの目2配水及び給水費は配水施設などに係る経費として6,293万5,000円、33ページの目4総係費は管理運営に係る経費として6,019万4,000円を予定しております。
また、36ページの項2営業外費用、目1支払利息は、企業債利子償還などに係る経費として3,918万4,000円、目3消費税及び地方消費税は、借受け消費税の増によりまして300万円を計上しております。
次に、37ページ、資本的収入及び支出についてですが、収入の款1資本的収入は、建設改良事業に係る財源などとして、項1企業債1億6,490万円、項2支出金6,361万8,000円、項3
県補助金7,520万円、項4工事負担金500万円を計上しております。
資本的支出の項1建設改良費については、水道施設の整備等に要する経費として2億3,794万6,000円を計上し、また、38ページの項2企業債償還金は、元金償還に要する経費として2億1,182万2,000円を計上しております。
建設改良の主な事業概要につきましては、
議案資料2の17ページで説明をさせていただきます。原水及び浄水設備費は8,600万円を計上し、アとしまして、現水源の濁度対策及びクリプトスポリジウム等感染対策を推進するため、高度浄水
施設整備に係る御崎浄水施設の工事請負費を計上しております。イとしまして、老朽施設対策として、緩速攪拌機更新、薬剤注入設備更新、送水ポンプなどの更新及び水位計の更新に必要となる工事請負費を計上しております。配水設備費は1億5,130万5,000円を計上し、アとしまして、施設の耐震化対策として、畑配水地及び鎧配水地配水管の更新に係る工事請負費を計上しております。イとしまして、県道香住村岡線矢田橋並びに県道茅野福岡線大谷バイパス改良に伴うつるま橋の架替工事に伴います配水管等を当該橋梁に添架するために必要となる工事負担金などを計上しております。ウとしまして、老朽施設対策のうち、配水流量計の更新、ポンプの更新、水位計などの更新に必要となる工事請負費を計上しております。
営業設備費64万1,000円は、量水器及び工具、器具などの購入経費を計上しております。
予算書のほうに戻っていただきまして、6ページには予定キャッシュ・フロー計算書を載せております。最下段の資金期末残高は2,274万6,000円を予定しているところでございます。
7ページから15ページには給与費明細書を、16ページには
債務負担行為に関する調書を載せております。
17ページから20ページには、令和3年度末の予定貸借対照表として、当年度に係る増減額を調整し、掲載をしております。21ページには注記を、22ページから27ページには、令和2年度末での予定損益計算書と予定貸借対照書を載せております。
以上で議案第19号の
補足説明を終わります。
続きまして、議案第20号 令和3年度
下水道事業企業会計予算について
補足説明をさせていただきます。
下水道事業
企業会計の予算書1ページをお願いいたします。第1条は、令和3年度香美町
下水道事業企業会計予算は次に定めるところによるとし、第2条は、業務の予定量として、水洗化人口1万3,448人、年間有収水量138万2,293立方メートルを予定しております。主な建設改良事業として、公共下水道事業721万7,000円、特定環境保全公共下水道事業1億1,986万2,000円、農業集落排水事業340万円、漁業集落排水事業90万円、小規模集合排水処理事業40万円、コミュニティプラント事業1,020万円の事業を予定しております。
第3条は収益的収入及び支出を定め、収入は、下水道事業収益として16億7,152万1,000円、支出は、下水道事業費用として13億4,905万2,000円とし、第4条では資本的収入及び支出を定め、収入は、資本的収入として5億1,198万6,000円、支出は、資本的支出として12億2,745万6,000円としております。また、収支が不足する7億1,547万円については、当年度損益勘定留保資金で補填することとしております。
2ページ、第5条は企業債について定め、建設改良事業に係る借入れ限度額を8,920万円、企業債償還金に係る借入れ限度額を2億2,630万円、利率を5%以内として、第6条では、一時借入金限度額として5億円を定めております。第7条は、予定支出の各項の経費の金額の流用について、流用することができる場合として、消費税及び地方消費税に不足が生じた場合とし、第8条では、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費3,619万4,000円を定めております。第9条では、他会計からの補助金として
一般会計から補助を受ける金額8億9,810万3,000円を予定しております。
次に、
議案資料2、当初
予算関係2の18ページをお願いいたします。事業の目的と編成の趣旨として、下水道施設の適切な維持管理を行い、快適な生活環境の保全と公共用水域の水質保全を図るため、次の2点に基づく編成を行いました。
1点目としまして、下水道施設の適切な維持管理を行うため、必要最小限の経費を計上すること。2点目としては、効率的な施設管理を推進するため、長井南処理区と長井北処理区を統合し、香住処理区に接続するために必要となる汚水管渠整備工事を実施するとしております。
収益的収入及び支出総額の対前年度比較では、収入は245万3,000円、率で0.1%の減、支出では2,312万2,000円、率で1.7%の減としておりますが、増減の主な要因として、収入については長期前受金戻入の減、支出については減価償却費、支払利息の減によるものでございます。
収益的収支に関する主な内容につきましては、この資料と併せまして予算書で説明をさせていただきますので、予算書29ページをお願いいたします。収入については、款1下水道事業収益、項1営業収益、目1使用料は3億5,494万8,000円を予定し、令和2年度決算見込みを基に接続件数の増減と人口減少による有収水量の増減を考慮したものでございます。
項2営業外収益、目3他会計補助金は、
一般会計補助金として8億9,810万3,000円を計上しております。これは、資本費平準化債の発行により発生する利息の軽減を目的として、資本費平準化債の発行可能額の2分の1に抑制し、不足する資金を充足するために
一般会計補助金を受け入れるものも含めております。
次に、30ページの支出、款1下水道事業費用については、項1営業費用として総額11億4,524万6,000円を計上し、このうち維持管理経費として、目1管渠費は、汚水管渠などの経費6,219万4,000円、31ページ、目2ポンプ場費は、中継ポンプ場に係る経費として761万6,000円、32ページ、目3処理場費は、浄水センターに係る経費として2億3,660万5,000円、33ページ、目4総係費は、管理運営費として3,853万7,000円を予定しております。
次に、36ページ、資本的収入及び支出について説明をさせていただきます。款1資本的収入については総額5億1,198万6,000円を計上し、項1企業債は、元金償還に係る資本費平準化債など3億1,550万円を、項2出資金は、
一般会計出資金として1億4,278万5,000円、項3国庫補助金は、施設統合に係る財源として5,000万円、項4負担金などは、受益者負担金・分担金を計上しております。
37ページの資本的支出、項1建設改良費については、下水道施設の整備などに要する経費として総額1億4,197万9,000円を計上し、項2企業債償還金は、元金償還に要する経費として10億8,547万7,000円を計上しております。
建設改良の主な事業概要について、
議案資料2、当初予算2の19ページで説明をさせていただきます。
管渠整備費は1億2,897万9,000円を計上し、アとして、長井南処理区及び長井北処理区を長井処理区に統合し、香住処理区に接続することとし、必要となる施設の整備工事費を計上しております。イとしまして、各処理区のマンホールポンプ場に設置している計13か所の汚水ポンプの更新工事を計上しております。ウとしまして、マンホールポンプ場中央監視装置更新工事費を計上しております。エとしまして、他事業により支障となる下水道施設の移設工事費として2か所分の工事負担金等を計上しております。
処理場整備費は1,300万円を計上し、アとして、各浄化センターにおける電気設備で、経年劣化により運転能力低下などで適正な維持管理に支障を来しているものについて更新工事費を計上しております。
予算書のほうで戻っていただきまして、6ページには予定キャッシュ・フロー計算書を載せております。最下段の資金期末残高としては6,418万4,000円を予定しているところでございます。
また、7ページから15ページには給与費明細書、16ページには
債務負担行為に関する調書、17ページから20ページには令和3年度末の予定貸借対照表を整理し、載せております。21ページから22ページには注記、報告セグメントとしての財務情報などを、23ページから28ページには令和2年度末での予定損益計算書と貸借対照表を載せております。
以上で議案第20号の
補足説明を終わります。よろしくお願いします。
資本的収入の項で、
県補助金につきまして7,520万円と申したようです。正式には5,720万円ですので、訂正をさせていただきます。
◎議長(
西川誠一) これをもって、議案第11号から議案第20号までの10議案の
提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第11号から議案第20号までの10議案は、議長を除く15名の委員をもって組織する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
◎議長(
西川誠一) 異議なしと認めます。
よって、議案第11号から議案第20号までの10議案は、議長を除く15名の委員をもって組織する予算特別委員会に付託し、審査をお願いすることに決定いたしました。
暫時休憩をします。
(暫時休憩)
◎議長(
西川誠一) 会議を再開いたします。
予算特別委員会の委員長並びに副委員長が決まりましたので、報告いたします。
委員長、西谷高弘君、副委員長、小谷康仁君。
以上で報告を終わります。
お諮りいたします。
以上で本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
◎議長(
西川誠一) 異議なしと認めます。
よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。
次の会議は3月1日月曜日午前9時30分より再開いたします。
本日は大変ご苦労さまでした。
午前11時29分 散会
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