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  1. 香美町議会 2021-01-29
    令和3年第124回臨時会(第1日目) 本文 開催日:2021年01月29日


    取得元: 香美町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2021年01月29日:令和3年第124回臨時会(第1日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午前9時30分 開会                ○ 開 会 挨 拶 ◎議長(西川誠一) おはようございます。第124回香美町議会臨時会を開会するに当たり、一言ご挨拶申し上げます。  今月10日、香美町成人式が開催され、196人が大人の仲間入りをいたしました。人数が年々少なくなり、寂しい感もありますが、参加者一人一人の顔を見ていますと、非常に明るく、前途洋々、希望に満ちあふれており、香美町の将来もそうあるよう努めていかなければと、改めて自覚したところです。一方、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の勢いはとどまることがなく、政府は1月7日、首都圏1都3県に、13日に兵庫県を含む7府県に緊急事態宣言を再発出いたしました。年明け以降、兵庫県内の新規感染者は依然高い水準で推移しており、但馬内においても感染者が確認されるなど拡大傾向にあります。ここで何としても感染拡大を食い止めなければなりません。今後も感染拡大防止対策の徹底、強化に努めるとともに、住民への生活支援及び地域経済の活性に取り組まなければならないと考えます。ご自身、ご家族、また大切な方の生命、健康を守るためにも、町民一人一人が、うつらない、うつさないとの強い思いと相手を思いやる気持ちを持って、この難局を乗り越え、一日も早く安全・安心な香美町を取り戻していきたいと強く願っております。町民の皆様には、引き続きご不便、不都合をおかけいたしますが、感染拡大防止の徹底につきまして、ご理解とご協力をお願いしたいと思います。  さて、本日の臨時会に提案されます案件は、議案つづりのとおり、報告1件と議案3件の合計4件を予定しております。議員各位におかれましては、慎重なる審議の上、適切妥当なる結論が得られますようお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。  次に、町長より挨拶があります。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) おはようございます。香美町議会臨時会の開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  節分を前に寒さ厳しい折ではございますが、1月臨時会をお願いしたところ、議員各位におかれましては、お元気でご出席を頂き、誠にありがとうございます。例年であれば、香美町も冬のにぎわいを見せ、多くの観光客を迎え入れているこの時期であり、久々に早くからの降雪もありました町内のスキー場でも、大いに期待をしていたところでございますが、寒冷期に入りましてからの新型コロナウイルス感染症の第3波となる感染拡大を受けて、Go Toトラベルが年末28日から一時停止となり、1月14日には兵庫県にも緊急事態宣言が再発令となるなど、スキー場はもとより、香住、村岡、小代のそれぞれの宿泊事業者や観光事業者、そして香美町経済に大きくその影響を受けているところでございます。  一方、緊急事態宣言の発令を受けて、改めて私どもからも直接町民の皆様への外出の自粛、飲食店の皆様への営業時間の短縮のご協力をお願いするなど、うつらない、うつさないの強い思いで、感染予防対策の徹底について、町民の皆様とともに取り組んでいるところでございます。  本日の臨時会には、緊急事態宣言の再発令による町民生活、また事業者の皆様への影響に対し迅速な対応を行うべきとの判断の下、3月定例会を待つことなく、補正予算による新型コロナウイルス感染症に対する第8弾となる支援策などをお願いするものでございます。ご審議の上、何とぞ適切なご決定を頂きますようお願い申し上げ、簡単でございますが、開会に当たっての挨拶といたします。      ──────────────────────────────  開会宣言 ◎議長(西川誠一) ただいまの出席議員は16人であります。定足数に達しておりますので、これより令和3年1月第124回香美町議会臨時会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。      ──────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 ◎議長(西川誠一) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、東垣典雄君、森浦繁君を指名します。      ──────────────────────────────  日程第2 会期の決定 ◎議長(西川誠一) 日程第2 会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  本臨時会の会期は、1月25日の議会運営委員会で決定したとおり、本日1日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、会期は本日1日間と決定いたしました。      ──────────────────────────────  日程第3 諸般の報告 ◎議長(西川誠一) 日程第3 諸般の報告を行います。  本臨時会に提案されます議案つづり等は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。  次に、本日の議事日程はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。      ──────────────────────────────  日程第4 報告第1号 委任専決処分をしたものの報告について ◎議長(西川誠一) 日程第4 報告第1号 委任専決処分をしたものの報告についてを議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  報告の説明を求めます。  総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) おはようございます。  それでは、私のほうから、委任専決第1号 損害賠償の額を定めることについて、説明させていただきます。議案書の2ページと議案資料1ページをご覧いただきたいと思います。昨年6月29日に発生をいたしました対人損害賠償事故損害賠償額につきまして、相手方との示談が成立したことに伴い、速やかに相手方を救済するため、地方自治法の規定に基づき1月13日に専決処分を行いましたので、報告をするものでございます。  事故の概要でございますが、本件事故につきましては、8月28日開催の9月定例会におきまして、対物損害賠償事故委任専決処分としてご説明をさせていただいておりますが、改めてその概要について申し上げます。  それでは、議案資料1ページの位置図をご覧いただきたいと思います。地図の上側が北となっております。丸で事故現場としてお示しをしているところが事故の発生場所となります。事故が発生しましたのは、令和2年6月29日9時40分頃で、主要地方道香住村岡線の香住区森地内でございます。町が有害鳥獣個体運搬業務のため派遣を受けております兵庫県シルバー人材センター協会の会員が、2トントラックの公用車を運転し、香住区下岡の有害鳥獣ストックポイントから村岡区長板のストックポイントへ向かって村岡方面へ走行中に、脇道へ入って方向転換しようとバックしたところ、後方確認を怠り、公用車の停車に伴って停車をしておりました後続の軽自動車に衝突し、車両及び乗員に損害を与えたものでございます。この事故の際、公用車には、運転席と助手席に派遣労働者2名が乗車し、相手方車両には、相手方であります運転手と、その助手席にはお子さんが乗車しておりました。このうち、相手側の車に乗車しておりましたお子さんに特にけが等はございませんでしたが、相手方の運転手である女性の方については、首と腰の痛みを訴えて病院を受診されておりました。このほどその通院も終わり、対人賠償事故について示談が成立したものでございます。  議案書の2ページをご覧いただきたいと思います。相手方でございますけれども、香美町内女性で、損害賠償額は116万9,473円でございます。これは相手方の治療費、休業損害、慰謝料等一切の人的損害に対する賠償額でございまして、この金額が示談の金額でございます。  なお、この事故に関わります過失割合は当方が100%でございます。町が支払いをします損害賠償金につきましては、本町が加入しております一般財団法人全国自治協会から全額補填をされます。  なお、9月定例会でも申し上げましたとおり、事故後直ちに派遣元にも注意を促し、簡易指導についての依頼を行っております。  以上で委任専決第1号の説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもって報告の説明を終わります。      ──────────────────────────────  日程第5 議案第1号 専決処分をしたものにつき承認を求めることについて(令和2             年度香美町一般会計補正予算(第11号)) ◎議長(西川誠一) 日程第5 議案第1号 専決処分をしたものにつき承認を求めることについて(令和2年度香美町一般会計補正予算(第11号))を議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第1号 専決処分をしたものにつき承認を求めることについての提案理由を説明いたします。  香美町一般会計予算について、予算執行の過程において補正する必要が生じましたが、町議会を招集する時間的余裕がないので、専決処分をしたものについて報告し、承認を求めるものでございます。詳細につきましては財政課長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) それでは、議案第1号 専決処分をしたものにつき承認を求めることについて(令和2年度香美町一般会計補正予算(第11号))の補足説明をいたします。  議案書の4ページをご覧ください。専決処分書です。豪雪による倒木等のため、町内におきまして、昨年12月16日から広域停電が発生いたしました。直ちに香美町雪害警戒本部を設置し、道路の倒木処理、停電、断水地区への給水、食料の配布などの対応に係る費用の追加計上が緊急を要すると判断し、自治法の規定により専決で補正予算を編成いたしました。また、当初予算に計上しました除雪委託料が不足すると見込まれますので、追加をいたしております。  議案書の5ページをご覧ください。令和2年度香美町一般会計補正予算(第11号)におきまして、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,180万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ178億2,373万円とするものです。  議案資料の6ページをご覧ください。まず歳出の説明をします。款7商工費、項1商工費、目1観光費、観光開発整備事業費工事請負費520万円は、停電等の影響により制御盤直流モーターに異常が発生し、ゴンドラリフトの運転が不可能となり、修繕工事を追加したものでございます。  款8土木費、項2道路橋梁費、目2道路維持費、一般経常費工事請負費500万円は、豪雪による町道の倒木処理経費を追加したものでございます。除雪費の除雪委託料7,000万円は、今後の除雪対応経費として不足することが見込まれる額を追加したものでございます。  款9消防費、項1消防費、目4災害対策費応急対策費160万円の追加は、停電、断水となった地域住民に対応するため、職員の時間外勤務手当、配布用の食糧、そして風呂が使用できない方への対応として、町内温泉施設の入浴料を負担する経費などを追加したものでございます。  5ページに戻っていただきまして、歳入の説明をいたします。款18繰入金、項2基金繰入金、目1財政調整基金繰入金財政調整基金繰入金8,180万円の追加は、歳出補正により不足する財源全額を基金からの繰入金に求めたものでございます。  以上で議案第1号 令和2年度香美町一般会計補正予算(第11号)の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもって議案第1号の提案理由の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 議案第1号、補正予算(第11号)ということで少しお尋ねをしたいと思いますけれども、補足説明のところで、財政課長からも、豪雪による広域停電、倒木処理、除雪、断水、食糧配布等々、大まかに理由が示されたわけですけれども、防災安全課長に伺っておきたいというふうに思います。初雪が、実は、ところによって1メートルというふうな大変大雪になりました。しかも重たい雪で、地域的に大変大きな被害が出たというふうなところもあったりする中で、実際のところ、14日から21日あたりまで、特に停電の復旧、さらには断水対応というふうなことで、様々なことがあったんだろうというふうに思いますけれども、1つは、本庁と地域局との間での情報共有がどんなふうにされているのかということを伺いたい。  もう一つは、特に停電の復旧作業、これ自体は関電自体がやるわけですけれども、町道に倒木が、しかも電線を引っかけてというふうなことも含めて、随分いろんなところでいろんなことがあったわけですけれども、復旧等々に関して、町と関電との間の情報共有、この辺りはどうであったのか。さらにそういうことが町民にどんなふうに伝えられていったのかという、この辺りを、多くの方々が、どうなっているんだ、いつまで停電続くんだというふうな、そういう不安の中で真っ暗な夜を過ごすというふうなことが、ところによっては3日にわたって続いたようなところもあったりするわけで、その辺りを含めて伺っておきたいというふうに思います。 ◎議長(西川誠一) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) おはようございます。それでは、山本議員のご質疑にお答えしたいと思います。  まず、本庁と地域局の情報共有につきましては、それぞれ各地域局からの情報というのは、全て本庁のほうに頂いておりまして、それを防災安全課で、被害等も含めまして、全て一元管理はさせていただいているところでございます。  関電との関係でございますが、ホームページ等を見ていただくと分かるんですが、復旧見込みというのが随時更新されておりまして、なかなか実際どうなんだというのが非常に分かりにくかったということもございます。こちらとしましても、関電とは連絡を取って、詳細な復旧状況をできれば早めに教えていただきたいというようなことも要請はさせていただきましたけど、結果的には、なかなかそういう情報というのがほとんど入ってこなかったというのが現状でございます。  それとあと、町民にどう周知したかということでございますが、復旧見込みが遅れ、遅れという状況の中で、なかなか町民さんにそのことを、もし、仮に発信したといたしましても、かえって遅れている状況がございましたので、逆に混乱を招くおそれがあるというような判断の下で、こちらのほうから積極的な情報発信はしなかったというのが現状でございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 特に3つ目の、町民への情報提供というのは、特に関電からの復旧見込みというふうなものが、地域局あたりには、時間帯にもよりますけれども、30分おきぐらいに、次々に、どこが停電しました、復旧見込みというようなことがどんどん入ってくる。ところがそれが全部30分ごとにずれ込む、ずれ込む、ずれ込むというふうなことで、午後3時、明日、あさってみたいなところまであったりする中で、大変だったんだろうとは思います。同時に、防災行政無線というのはどの程度の能力を有しておるのか。というのは、移動体通信の基地局の電源があんまり長もちしないんです。バッテリーがついているんだけれども、一晩で終わってしまうというふうな状況。そこへ業者が来て、充電をしたので大丈夫ですと言って、通信可になっても一晩たったらまた圏外というふうな状況になる。そのぐらいしかもたないんだというのを1つは実感しました。  もう一つは、今言ったような、町の有する防災無線の屋外子局の電源等々はどうなっておるのかなと。あれを使えばいろんなことが随時届けられるというふうなことになるのではないか。各家庭の子局、屋内子局というのは、停電すると電池の電源で動くというふうなことにはなっておるんですけれども、電池を交換してくださいという、そういう放送が流れてくるという状況もある中で、なかなかその対応が十分されてなかったというふうなことがあるやにも見聞きをしますけれども、防災行政無線というのが本当に生きる、有効なものになっているのかどうか。逆に言うと、この12月の豪雪災害等々で、町が、あるいは防災安全課として得たものは何だったのか。その辺りも伺っておきたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) まず屋外子局の関係でございますが、今回こちらのほうで放送ができなかったと把握しておりますのは山田と和佐父というふうに、その2つの地区につきましては放送ができなかったということは確認しておりますが、それ以外について放送ができなかったという状況はなかったと判断しております。  屋外子局につきましては、停電になった場合、バッテリーを積んでおりますので、24時間以上という非常にアバウトな数字しか出てませんが、結果的には数日そのバッテリーで対応できたというふうに考えております。  あと、今回の長時間、あるいは広範囲にわたる停電ということで、想定外という言葉は使いたくはないんですが、結果的にはこちらが想定している以上の停電が起きましたので、いろいろな対応も含めまして、今回のことを教訓にいたしまして、引き続きどういう対応できるのかという検討はさせていただきたいと考えております。  以上です。 ◎山本賢司(9番) 終わります。 ◎議長(西川誠一) ほかに質疑はありませんか。  西谷尚君。 ◎西谷 尚(5番) 議案資料6ページの観光費、観光開発整備事業工事請負費の520万円についてお伺いをいたします。説明では、停電によるゴンドラの制御盤、モーター等の故障についての修理費だというふうにお伺いしております。私が8日におじろスキー場の安全祈願祭に行ったときに、ゴンドラが既に止まっていたということと、15日、16日に大停電があったということです。これは8日の時点で壊れていたということなのか、いや、8日は8日で機器は何かのトラブルがあったと。15日、16日の停電によって制御盤等が破損したということでよろしいでしょうか。確認だけお願いします。 ◎議長(西川誠一) 小代地域局長、井口晃君。 ◎小代地域局長(井口 晃) おはようございます。西谷議員の質疑にお答えいたします。  当初、スキー場のほうから、12月初めに電気系統で多少トラブルがありまして、スキー場で業者のほうに頼んで修繕をしましたという報告を受けております。その後、試運転とか機械の制御運転とかができなかったので、12月8日については、ゴンドラを動かすことについては、試験が終わってないので、参加者の方には自動車で上がっていただくというふうに聞いております。その後、12月16日未明に停電となりまして、12月18日に再度通電されたので、ゴンドラを動かし上がったところ動かなくなったということで、前段の12月初旬の機械の不具合と、後段の12月16日とはまた違う場所の不具合だったということですので、ご報告いたします。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかに質疑はありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 谷口です。  2点伺いたいと思うんですが、まず1点目です。ここで応急対策費ということで160万円増額補正をされておるんですが、今回の雪害の被害状況というのを、香美町の65%にわたる集落の皆さんが停電に遭ったというふうなことで、大変大きな被害であったということで、改めてそういう思いをしておるんですが、そこで当町の対応がどうだったのかというところで、これは委員会でもご指摘をさせていただきましたが、警戒本部を立ち上げて、最後まで警戒本部で対応されたということですが、本来、地域防災計画に基づいて見る場合には、少なくとも警戒本部というのは、被害が予想される段階の本部であって、実際被害があれば、当然対策本部を設置して被害対応するというのが本来の姿ではないかと思うんですけども、それが警戒本部で指示されたということについて、果たしてどうなのかということで、その点をお聞きしたいと思います。  それから、もう1点ですが、ここでパートタイム会計年度任用職員の報酬4万5,000円と、それから時間外手当についても3万5,000円が増額補正されているんですが、従来でしたら正規職員が対策について基本的には当たるということだと思うんですが、今回、会計年度任用職員の皆さんがご苦労になったということで、これの詳細です。どういう部署でどういう方が対応したのかということについて説明を求めたいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) そうしましたら、谷口議員のご質疑にお答えさせていただきたいと思います。  まず、今回ですが、警戒本部のままで対策本部にならなかったというご指摘でございます。本町の地域防災計画におきましては、今ご指摘がありましたとおり、災害が発生して、またはそのおそれがある場合、対策本部にするという状況でございます。今回配備としましては、1号配備ということにさせていただいております。職員の配備体制につきましては、雪害時につきましては、まず警報の関係というのが1点ございますし、あと、積雪深がどれだけあったということがございます。まず今回につきましては、警報発令はございませんでした。あと積雪につきましても、町内8か所に県が観測所を置いておりまして、8か所を一応基準にしておりまして、ここを例えば半分超えたらどのランクになるとかというようなこともありますが、今回の積雪につきましても、今回この基準は達しておりません。そうなってきますと、最終的に配備体制につきましては、第1号配備につきましては、小規模の災害が発生、第2号につきましては、中規模の災害が生じたとき、第3号配備につきましては、大規模の災害が生じたときとなっております。  今回の停電につきましては、今、議員ご指摘のとおり、6割程度の集落が停電したわけでございますが、果たしてこれを中規模と見るのか、大規模と見るのかというのは非常に難しいところだと考えております。ただ、議員の指摘がありました、対策本部にすべきではなかったかという部分につきましては、今回初めての経験でございましたので、結果的には警戒本部のままということになっておりましたが、今回のことはしっかりと踏まえまして、今後生かしていきたいと考えております。  続きましてパートタイムの関係ですが、まずパートタイム会計年度任用職員の報酬4万5,000円につきましては、該当といたしましては、上下水道課の事務補助員の方お二人、あと福祉課の介護支援専門員の方が3人、この方につきましては、主に高齢者等の対応を担当していただいておりますし、あと、教育総務課では自動車運転員の方お二人に雪害対応に従事していただいております。それとあとフルタイムの関係の方の時間外勤務手当3万5,000円計上しておりますが、この分につきましては、村岡学校給食センターが1人、小代学校給食センターがお二人、調理員兼運転業務員の方ですが、この方にも従事していただいたという状況でございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 最初の警戒本部、対策本部という部分でありますが、今お聞きしましたら、積雪深についてはその基準に達してなかったというふうなお話でしたし、それから、小規模、中規模、大規模の、この辺の考え方というふうなことです。しかし、今回の被害状況を見ましたら、香美町の全集落の65%ですから、これは大きな大被害というふうに私は見るべきではないか。それから、さらに停電も、いわゆる時間というよりも3日間にわたる、そういう停電、さらに断水という、断水については当然凍結で通常の場合でも想定はできると思うんですが、停電が3日間続くということについては、どう見てもこれは大災害とみなすべきです。だから、そういう意味で、そこら辺の対応をしっかりと踏まえて、今後にぜひ生かしていくということでございますけども、その辺の初期対応というのは非常に大事だと思います。だから、その辺のところをしっかり今回の対応でぜひ教訓していただいて、次にぜひ生かしていただきたいと思いますので、その辺についてのお考えをさらにお聞きしたいと思います。  それからあと、会計年度任用職員の皆さんにつきましてはよく分かりました。 ◎議長(西川誠一) 副町長、今井雄治君。 ◎副町長(今井雄治) 谷口議員の前段の、警戒対策本部の立ち上げの件につきまして、私のほうから少し補足をさせていただきたいと思います。警戒本部の立ち上げにつきましては、先ほど防災安全課長が答弁したとおり、初期の段階では1号配備でいこうということは、この体制につきましては、当然、今の様々な災害に対応して職員体制を取るという考え方の中で取り組んできております。ただし、長きにわたる今回の、今まで経験したことのなかったような種類の災害でございましたが、警戒本部であろうが、対策本部であろうが、第一義は、町民の方々にどう対応していくかという課題でありましたので、その都度、警戒本部であっても、町民の方々への情報提供、対応等々につきましては、問題なく迅速に取り組めたのではないかというふうに思います。ただし、今回も、結果的には多くの方々宅での停電、そういうことも発生しておりますので、停電につきましては、私どもの職員が幾ら対応しても届くところではございません。ただ、当然、関西電力とも協議をする中で、今後については対応してまいりたいと思いますけども、決して警戒本部の立ち上げだけで今回の対策はできてないというふうには自負しておりませんけど、今後には検討の課題だというふうには考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 副町長は、ぜひ地域防災計画をもう一度きちっと頭に入れていただかないと、警戒本部だから、やるべきことはちゃんとやったから問題ないかのように言っているんですが、全然構えが違うんです。ぜひ防災計画をしっかりとして、今後の災害対応にぜひ生かしていただきたいと思います。被害が起こったら、対策本部ということで明確に想定される場合もそうですし、被害が起こったら対策せないけませんから、当然、電源の復旧もですけども、停電によっていろんな問題が起こっているわけです。だから、そういう意味で、そこはしっかりと押さえた上で、今後の対応にぜひ生かしていただきたいと思います。改めて、今回どう見ても、対策本部を立ち上げて、それで全職員が、被災になった住民の皆さんに……。 ◎議長(西川誠一) 谷口議員、質疑をしてください。
    ◎谷口眞治(2番) そういうことを求めて、終わります。 ◎議長(西川誠一) ほかに質疑はありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(1番) それでは、議案資料6ページの災害対策費の関係で、今回停電が長いことなって、経験したことがないような長い停電だったんですけども、食糧費の関係ですけど、7万4,000円支払いをしていただいております。これは各自治会の区長さんなりの要望があったものか。それか、こちらのほうから計画的に配布されたものか。その辺のことをお尋ねしたいと思いますし、それから、町民の皆さんからは、本当に防災無線復旧が何時になるというふうなことを知りたいけれども、ということはたくさん聞いております。その辺の関電との、電気会社とのすり合わせというか、情報交換というか、そういうものは今後どういうふうにしていくかということを検討されているものかということもお聞きをしたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) それでは、東垣議員のご質疑にお答えさせていただきたいと思います。  今回の食糧費につきましては、町長の判断の中で配布をさせていただいております。ただ一部、一つの区になりますが、区のほうで購入された食糧費がございますけど、その分につきましても全額支援という形を取らせていただいております。  それとあと、町のほうで購入した部分もございますが、前回の総務民生常任委員会でも説明させていただきましたが、国土交通省の近畿地方整備局の豊岡河川国道事務所のほうから無償で提供いただいておりますインスタントみそ汁300袋と乾パン432缶につきましても、併せて配布させていただいたところでございます。 ◎議長(西川誠一) 副町長、今井雄治君。 ◎副町長(今井雄治) 東垣議員のご質疑に補足の説明をさせていただきたいと思います。  先般、電力に関係ある関西電力株式会社には、防災安全課長の小椋課長とともに出向きました。私どもも一番大きな課題として考えているのは、町民に今の停電の時期がいつまでかということがしっかりした情報が伝えられなかったということが一番大きな課題と。これはもちろん復旧も併せてでありますが、全容からいきますと、新温泉町、それと香美町、それから豊岡市竹野の一部、これだけの広域にわたり、大きな大動脈であります送電線も含めて、非常に多くの数の事故が発生したと。多くは、全てが倒木による断線というのが大きかったと。特に香美町の場合には、大きな送電線、2路線、2系統あります。1つは、新温泉町から来ておる小代温泉線と、それから、養父市の葛畑から来ている送電線、この2系統ともやられてしまったということが、一番大きな復旧につながらなかったということであります。関電との協議の中で、関電のホームページに、一旦断線すると、例えば2時間とか、半日とかという復旧時間の目安が出ますが、これは、ここまで大きなことを想定してない、システムされた表示が既に出てしまうということも非常に大きな課題であるということで、私どもも、地域局も含めて、関西電力とはやり取りしながら、いつ復旧するのかということが一番大きな課題でありました。当然、システム上も関西電力、ここは姫路支社が一番大きな元になるわけですけども、それも含めて、情報の提供について迅速にできるような体制も、私どもも一緒になって関電とは今後協議していくということで、現在のところ、そのシステムをどうしていくかということもなかなか難しいと。近畿全域から下請であります会社が対応に来ていただきましたけど、なかなかそれでもこれだけの日数がかかったという実状でありますので、それにつきましては、全力を挙げて相手方と協議してまいりたいと思いますし、また途中経過、いい報告ができましたら、議員の皆様にもご報告ができたらというふうに思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(1番) 情報で聞くと、やはり関電にしても、会社名はあれですけど、きんでんにしても、但馬に常駐している人数が大分縮小されているというふうなことも聞いております。今の時代ですから、どうしてもそういう経営効率でされているとは思いますけれども、これだけ長い時間停電ということで、電力会社も、もっと早く対応ということを、町としても要望を頂きますように求めて、終わります。 ◎議長(西川誠一) 議員の皆さんに一言忠告しておきます。質疑に徹してください。決して要望する場所ではありませんので、最後にお願いしますとかいうことは一切言わないようにお願いします。  ほかに質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第1号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第6 議案第2号 損害賠償の額を定めることについて ◎議長(西川誠一) 日程第6 議案第2号 損害賠償の額を定めることについてを議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第2号 損害賠償の額を定めることについての提案理由を説明いたします。  住宅用家屋を汚損したことに伴う損害を賠償するため、損害賠償の額を定めるものでございます。詳細につきましては総務課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) それでは、議案第2号 損害賠償の額を定めることについて補足説明をさせていただきます。議案書は8ページ、議案資料は10ページから12ページでございます。  まず、議案書8ページをご覧ください。相手方は香美町内男性で、損害賠償の額は61万2,700円でございます。損害の概要は、停電により下水道のマンホールポンプが作動せず、下水道の汚水が住宅内に逆流をし、家屋を汚損したことにより相手方に損害を与えたというものでございます。  それでは、改めまして概要についてご説明をさせていただきます。まず、議案資料の12ページをご覧いただきたいと思います。こちらに損害賠償事故の周辺位置図を載せてございます。位置図は、上が北側で、東側には国道9号線が通っておりますが、福岡体育館の南側に、このたびの原因となりましたマンホールポンプの位置をお示ししております。  なお、損害賠償の対象となる家屋につきましては、個人の特定を避けるために表示をいたしておりませんが、あしからずご了承を賜りたいと思います。  戻っていただきまして、議案資料の10ページ、損害賠償の概要をご覧ください。損害を与えました家屋の所在地は、香美町村岡区福岡地内、相手方はこの家屋の所有者でございます。  次に、経過につきましてご説明いたします。豪雪による倒木等のため、町内において令和2年12月16日から広域停電が発生をいたしました。そのため停電区域内の下水処理場、マンホールポンプ等の下水道施設について、維持管理業者と監視と見回り、応急処置の対応を依頼し、マンホールポンプは汚水があふれないよう、必要に応じてバキューム車による吸引作業を適宜行っておりました。12月18日の早朝、村岡区兎塚地区では、この停電に対し、関西電力の電源車により順次電気が復旧をしておりました。これによりまして、兎塚地区内のマンホールポンプが順次稼働したことで、福岡2号マンホールポンプに汚水が集まりました。本来であれば、ここからさらに国道9号の下水道本管へ圧送する福岡2号マンホールポンプも同時に稼働するところでございますが、上流の他のマンホールポンプに比べて稼働が遅れました。このことから、集まった汚水を送ることができず、結果的に下水道管内に汚水が貯留していき、相手方の所有する住宅内に汚水が逆流し、あふれ出たことにより損害を与えたものでございます。責任につきましては、広域的に長時間に及ぶ停電による下水道施設の事故を未然に防ぐ対応を行ってまいりましたが、電気の復旧状況の詳細を把握することは難しく、またマンホールポンプ等の施設の稼働に合わせて電気を復旧していただくことも現実不可能でございました。したがいまして、損害を与えた相手方を救済するため、町が責任を負うものでございます。  次に、損害賠償の内容ですが、議案資料11ページにその明細をつけさせていただいております。家屋の浴室、脱衣室、洗面所、この3か所から下水が逆流をいたしましてあふれ出たことにより、この3か所とともに、あふれた汚水が廊下や玄関、またトイレや和室の一室に損害を与えたことに対する補償となります。具体的には、議案資料の表のとおり、洗面所、廊下、脱衣室、便所の床の張り替え費用として15万8,700円、既存の床の解体、運搬処分費用として5万2,700円、玄関かまち、式台の脱着費用として6万8,600円、畳替え、処分の費用として10万5,000円、部分清掃の費用として6万1,000円、これらの諸経費として11万1,000円、消費税分5万5,700円、総額で61万2,700円でございます。  なお、事故当日には、豊岡健康福祉事務所の指導の下で町職員による家屋の消毒作業を実施いたしております。損害賠償額、内容につきましては、既に相手方にも説明し、内諾を頂いております。また、示談につきましては、本議案可決後、速やかに締結し、賠償金をお支払いする予定といたしておりますので、ご決定を頂きますようよろしくお願いいたします。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもって、議案第2号の提案理由の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本です。  上下水道課長に少し事実関係を伺っておきたいというふうに思います。といいますのは、資料の10ページ、経過のところで丁寧にご説明を頂いておるわけですけれども、下水道の停電時の対応というのは、どうするというふうになっておるのでしょうか。ここにありますように、バキューム車による吸引作業というふうなことでやるというルールになっているのかどうか。それから、私も現物を見たのは初めてでしたけれども、高圧電源車が各所に、兎塚だけではなくて、村岡のほうにもおりましたけれども、6台かな、入っているのではないかと思いますけれども、大阪のほうから運んできて、一生懸命、一般家庭には電気を供給するというようなことで、夜中じゅう頑張っておったというふうな状況も承知をしてはおりますけれども、いずれにしても、関西電力さんと町、あるいは上下水道課との、マンホールポンプが止まったら困るというのはみんな分かっているわけですから、そういう中で、関電との復旧状況の詳細を把握することは難しくという短い文章になっておるんですけれども、関電との話とかそういうものはどうしておったのか。  もう一つは、たまたま、ここ1か所だったということなんですけれども、こういう状態のところが町内全域でほかにもあるのかどうか。あるとしたら、このことはきちっと教訓すべきなのではないかというふうに思ったりするんですけれども、その辺りについて、事実関係を含めて正確にお聞かせください。 ◎議長(西川誠一) 上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) よろしくお願いいたします。今の山本議員のご質疑に回答させていただきます。  まず、今回の12月16日からの広域停電の関係ですけれども、町内の下水道施設でも、当然停電となりました。今回、香住区では11処理区中4処理区、村岡区では7処理区中6処理区、小代地区は3処理区中3処理区で、合計21処理区ある中の13処理区が停電したということになりました。また、今回関係のあるマンホールポンプに関しましては、香住区では84か所中21か所、村岡区では102か所中70か所、小代区では70か所中70か所ということで、合計で256か所の中の161か所が停電ということになったものでございます。  停電時の対応につきましては、先ほど提案説明でもありましたとおり、順次業者のほうに依頼をして、点検と必要に応じてバキューム車での吸引ということをお願いさせていただいております。今回も、ここに限らず、これだけの数の停電がございましたので、必要に応じて業者のほうでバキューム車によりまして吸引作業は現実行っていただいたところでございます。  あと、関電との連絡は、先ほど防災安全課長が申しましたとおり、なかなか正確な情報というのがありませんでしたというのが現実です。これは下水に限らず、水道のほうについても同じように対応してきたわけですけれども、なかなか情報が正しいものがなくて対応に苦慮したというのが現実です。また、もともとこういう広域的といいますか、今回についても、当初から全域が一斉に停電になったものではございませんでした。順次停電区域が広がったものと。復旧見込みについても、逐次関電のホームページを確認しながら対応を考えておったわけですけれども、夕方復旧見込み、夕方になったらまた1日延びるとかということで、大変対応のほうにも苦慮したところでございます。  今回は1か所あふれてしまったわけですけども、停電になっておりましたら、当然マンホールポンプも全てかかりませんし、水道の使用量も大分減っておりましたので、汚水の流れる量としては少ない量であったであろうというのは想像がつきます。今回について、福岡地区については、電源車での復電というのが、こちらも想像はしておりませんでしたので、通常ですと、復電をすると一斉に大体電気の復旧がございます。先ほど提案説明でもありましたとおり、一斉に電気が入っておれば、多分このことにはなってなかったのであろうというのは想像できるところでございますし、福岡に限らずですが、マンホールポンプについては、1系統で何か所も経由して流れてくるという構造になっているところもたくさんあります。ですので、今回は下流域が一番最後に電気が来ましたので下流域であふれましたけれども、これが逆に上流域が後になったら、上流域でもマンホールポンプがございますので、上流域であふれておった可能性はゼロではございません。そういうことも考えますと、なかなか、どこにどう対応するのがいいのか。非常にこの数のマンホールポンプでの停電でございましたので、今回については、特に発電機を設置するとかということはできなかったといいますか、しなかったというのが現実にあります。通常は業者での巡視とバキューム車での吸引が基本ということには考えておりますが、当初から長期にわたるということであれば発電機も検討したかもわかりませんが、今回については、発電機の設置というのは、この期間の中では考えておりませんでした。そういうことで、今回の経過といいますか、説明とさせていただきたいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 先ほど東垣議員から少しありましたけれども、但馬の実状、地域の実状を知っている人間は関電にはいない。姫路から来ないと全然人がいないんだそうです。そんなこともあって、ここから奥にまだ人がおるんかみたいなことを私自身も自ら言われましたので、「おるぞ」という話をしたんですけれども、それはそれとして、今の話の中で、1個だけ「ええ」と思いましたのが、先ほども1問目のところで申し上げましたけども、電源車での復旧というよりも、生活を支える仮の電源供給ということについては、上下水道課は想定していなかったという発言をされた。町は、電源車で復旧作業やるよという、電力を供給するよというのを承知していたところがあるんですか、ないんですか。それによって、庁舎内の横の情報共有というのがどうなっているのかというのが、今改めて気になったんです。正直言って、私も3日も電気のない生活というのは初めてだったんですけれども、これだけ重たい雪が降るというのも私自身初めての経験でありました。その辺を含めて、今まで想定をしていなかったことが現実に起こるということが普通になってきているわけで、電源車を持てとは言いませんけれども、電源車の手配が可能なルート、仕組みを作っていくとか、いろんなことがこれから必要になってくるのかなというふうなことを思いながら、今の電源車での電力供給というのをどこか承知していたところがあったのかどうか。そこだけ聞かせてください。 ◎議長(西川誠一) 副町長、今井雄治君。 ◎副町長(今井雄治) それでは、山本議員のご質疑にお答えしたいと思います。  私ども町のほうに関電から連絡がありましたのが、停電になったときに公立村岡病院への電源供給ということで、電源車の配置をするという報告がございました。それ以外につきましては報告はありませんでしたし、取れてはなかったということです。上下水道課の話は、先ほど課長が説明したとおりであります。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) どうしても電気の必要な公的なところへ電源車を持っていく。何となく分からなくはないんですけれども、一方で、本庁もですし、村岡地域局あるいは村岡病院等も含めて、万が一に備えての非常用発電機を持っておるわけで、問題は、燃料がなくなるという、そっちのほうが大変だったという話を伺っておりますけれども、ここまで関電と行政との情報が共有できないという事態を、我々、今ここで目の当たりにしているわけで、こんなことをやっておったのでは町民の暮らしの安心というのは確保できないのではないかという疑念を呈するわけですけれども、町長いかがですか。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) このたびの経験を踏まえて、今後、電気事業者の方々との協議の中で、そういうことも、できるだけ住民にご迷惑をかけないような対応をどう取るのか、どういう手法が可能なのかということは協議を進めていきたいと思います。  以上です。 ◎山本賢司(9番) 終わります。 ◎議長(西川誠一) ほかに質疑はありませんか。  小谷康仁君。 ◎小谷康仁(4番) 小谷です。  3点だけお伺いをいたします。消毒費用というのはどこに入っているのかということと、工事期間中の補償の費用というのはどこに入っているのかということと、あと1点、最後に、今、気温が低くてにおい等もあまり感じないと思うんですけれども、気温が高くなってきて、またにおい等が発生したときにはどのような対策を講じられるのか。この3点をお願いいたします。 ◎議長(西川誠一) 暫時休憩します。再開は50分にします。                              午前10時35分 休憩                              午前10時50分 再開 ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。  小谷議員の答弁を求めます。  総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) それでは、小谷議員からのご質問にお答えをさせていただきます。  まず1点目の、消毒費用でございますけれども、先ほど申し上げました中での町が行った消毒につきましては、今回専決予算により執行いたしました災害対策費の中で、消耗品あるいは医薬材料費ということで、こちらで支出をいたしております。  なお、先ほどの損害賠償の内容の中で部分清掃費用というのが6万1,000円計上されておりますけれども、こちらの中で家屋のクリーニングを行っておりますが、その中で若干消毒的なものも行っているところでございます。  次に、工事期間中のご迷惑をかける点でありましたり、今後気温が上がってきてのにおい等のこともございましたけれども、そういったもろもろを含めて示談ということで、既に内諾を頂いているところでございますので、この損害賠償の内容の中に含まれているということでご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 小谷康仁君。 ◎小谷康仁(4番) ということは、これから暖かくなってきた後の分に関しては、ここでもう終わりで完結するというふうに理解してよろしいでしょうか。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) 示談の内容といたしまして、そういったものも含めての示談ということでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかに質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり)
    ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第2号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第7 議案第3号 令和2年度香美町一般会計補正予算(第12号) ◎議長(西川誠一) 日程第7 議案第3号 令和2年度香美町一般会計補正予算(第12号)を議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第3号 令和2年度香美町一般会計補正予算(第12号)についての提案理由を説明いたします。  予算執行の過程において補正の必要が生じましたので、提案するものでございます。詳細につきましては財政課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) それでは、議案第3号 令和2年度香美町一般会計補正予算(第12号)の補足説明をいたします。  議案書の9ページをご覧ください。このたびの補正予算編成は、1月14日から2月7日までを期間とする新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言が、兵庫県を含む7府県に発出されたことを踏まえ、町民生活を守るための感染予防対策を強化するほか、地域経済の活性への対応など、所要の予算措置を講じることとしたものでございます。また、大雪により予算計上した除雪委託料等の不足が見込まれる状況となったため補正するものでございます。  第1条で、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3,252万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ179億5,625万9,000円とするものです。  第2条で繰越明許費の設定を行っております。内容につきまして説明をいたしますので、議案書12ページをご覧ください。第2表、繰越明許費です。在宅高齢者生活支援灯油券配布事業費1,516万8,000円ほか全6事業を予定しており、金額は総額で7,120万2,000円を予定しております。  議案資料の22ページをご覧ください。事業内容と繰越理由を整理いたしております。換金業務等に不測の日数を要するものなど年度内での完了が見込めない事業で、在宅高齢者生活支援灯油券配布事業ほか全6事業を繰り越すものでございます。  3款社会福祉費、1項社会福祉費の在宅高齢者生活支援灯油券配布事業費、4款衛生費、1項保健衛生費の感染症予防衛生対策商品券配布事業費、7款商工費、1項商工費の一般経常費及び香美町商品券事業費は助成金を主とするものでございます。  款4衛生費、2項清掃費のごみ収集費は手数料を主とするもので、7款商工費、1項商工費の商工振興事業費は委託料を主とするものでございます。  それでは、議案資料により補正予算の内容を説明いたします。歳入歳出事項別明細書を16ページから19ページにかけて載せておりますが、最初に新型コロナウイルス感染症対策関連経費について説明いたしますので、議案資料の23ページをお開きください。2の新型コロナウイルス感染症対策関連予算規模につきましては、このたびの補正予算額のうち9,752万9,000円です。財源内訳は、特定財源として国庫支出金が570万8,000円で、一般財源9,182万1,000円は財政調整基金取崩しで対応しております。3の歳出予算の事業概要につきましては、23ページから25ページにかけて追加事業を記載いたしております。23ページの(1)感染防止対策の取組としましては、1)として、感染症予防衛生対策商品券配布事業、2)としまして、新型コロナウイルス感染症予防接種事業、3)としまして、広域消防感染症対策資機材等整備事業の3事業を追加しております。  24ページの(2)町民生活への支援としましては、1)として、在宅高齢者生活支援灯油券配布事業、2)としまして、町指定ごみ袋購入支援事業の2事業を追加しております。(3)事業者への支援としましては、1)として、介護タクシー事業者等感染防止対策支援事業、2)としまして、感染症予防資機材等購入助成事業(第2次)、3)としまして、感染症拡大防止協力金事業、4)としまして、香美町商品券事業、5)としまして、スキー場感染症予防対策助成事業の5事業を追加しております。合計で10事業を追加するものでございます。  なお、星印で事業別予算概要書と付している事業につきましては、26ページから33ページにかけまして事業別予算概要書を添付しておりますので、参考にしていただきたいと思います。  25ページに戻っていただきまして、4の歳入予算につきましては、今回の補正予算で必要となります財源9,182万1,000円につきましては、全額を財政調整基金で対応しております。5の、令和2年度香美町一般会計のこれまでの対応経費を含めた累計額は、債務負担行為を除きまして29億5,787万3,000円で、うち一般財源は3億3,265万4,000円となります。  なお、今後、感染症の状況や国の補正予算(第3号)を踏まえまして、さらなる補正予算の編成につきまして検討を進めていくこととしております。  18ページに戻っていただきまして、新型コロナウイルス感染症対策関連経費以外の事業につきまして説明をさせていただきます。款8土木費、項2道路橋梁費、目2道路維持費、除雪費3,500万円の追加につきましては、除雪対応経費として、凍結防止剤等の消耗品費、ドーザの燃料費、修繕料及び除雪委託料につきまして、今後不足することが見込まれる額を追加したものでございます。財源につきましては財政調整基金繰入金を予定しております。  以上で議案第3号 令和2年度香美町一般会計補正予算(第12号)の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもって議案第3号の提案理由の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  吉川康治君。 ◎吉川康治(10番) お疲れさまです。吉川です。  私からは、議案資料31ページ、特措法に基づく協力金について確認をさせていただきたいと思います。対象施設でありますが、平成28年経済センサスから算出の58事業所ということで、こちら記載があります。私、昨日、県のほうに確認しましたら、このたび飲食店営業許可を取っている民宿も対象であるというふうに回答を得ましたが、この58事業所に入っていますでしょうか。 ◎議長(西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) それでは、吉川議員のご質疑にお答えしたいと思います。  対象施設につきましては、議案資料の31ページにございますように、県内全域の飲食店、遊興施設のうち、食品衛生法の飲食店営業許可、または喫茶店の営業許可を受けている飲食店ということで、県のほうからは、経済センサスを基に58事業所ということで、数値的な指示も受けております。これにつきましては、担当課としては飲食店の58店という認識をしておりますが、吉川議員の言われるように、旅館、民宿の飲食店営業許可を持っているところも対象になるのかどうかについての詳細までは少し確認ができておりませんので、しっかり確認をして、遺漏のないように事務を行いたいと考えておりますし、また、そういった旅館、民宿についても、普及啓発についても努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 吉川康治君。 ◎吉川康治(10番) ぜひ確認していただきまして、私、心配していますのが、今回これ、メディアなんかは飲食店一本で報道してしまったせいで、飲食店しかもらえない、例えば喫茶店がもらえないですとか、そういうふうに考えておられる方もおられなくはないと思うんです。ですので、知っていて申請しなかった人は個人の自由だと思うんですが、全員に周知をしていただきたいということで、恐らく商工会も観光協会も通知を出すというふうに私、伺っていますので、町としても、私、広報が必要だと思っていますが、ホームページの広報以外に何か特別なことを考えておられるのかどうか確認をさせていただきたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) 広報の方法につきましては、当然ホームページに、皆さんにご周知を図りたいと思いますし、今回、臨時号の発行も予定しておるようですので、その中でも明確に分かりやすく町民の皆さんにご周知を図りたいと考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 吉川康治君。 ◎吉川康治(10番) 漏れなく、ちゃんと対応できるように段取りしてもらったらいいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかに質疑はありませんか。  徳田喜代子君。 ◎徳田喜代子(14番) 徳田でございます。  私からは、23ページの2)新型コロナウイルス感染症予防接種事業ということで、これ、ワクチン接種に関することなんですが、事業別予算概要書の27ページをご覧いただきたいと思います。いよいよワクチン接種ということで、2月末から医療関係者、4月1日からは高齢者というような、業種別、それから高齢者という年齢別に順次接種をしていくということで、それの準備としてチラシを作成したり、それからコールセンターを開設するということでございますが、このコールセンターは本庁1か所で開設するものか、小代、村岡区、地域局というようなことも念頭に置いていらっしゃるのか。  それからあと、電話機を何台設置して、それから会計年度任用職員の方々に対応していただくということでございますが、このコールセンターだけで予約受付をされるということでしたら、一度に皆さんがコールセンターに電話をかけられるということで、混雑してしまうのではないかというふうに想定されるんですが、ホームページ等々、そういったものもご利用になるのか。そういったところをもう少し詳しく教えていただきたいと思います。  それから、接種券を配布するということなんですが、そのためのシステム等も改正するというようなことでございますので、ワクチン接種券作成委託の委託先とかというのもきっちりできているのかどうか。そういったことも教えていただきたいです。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) それでは、ご質疑のありましたことに回答させていただきます。  コールセンターにつきましては、本庁のほうで考えております。電話での受付といったことになりますので、今のところでは5台を想定しておりますし、それで対応し切れない場合には、健康課のほうでの対応といったことも考えております。こちらのほうは今回の補正予算にはあげておりませんが、接種券を発行しました後、3月中旬以降の設置ということになろうかと思います。そちらの費用につきましては、また3月補正で出させていただくという予定にしております。  委託先につきましては、現在予防接種のシステムを扱っております業者がありますので、そちらのほうでの改修ということで決まっておりまして、これで準備に入っていくことになります。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 徳田喜代子君。 ◎徳田喜代子(14番) コールセンターで5台の電話で対応するということで、健康課のほうでも予備的に対応されるというようなことで、香美町に6,000世帯あるんですが、それと、人口にしましたら1万7,000人ぐらいということで、16歳以上というようなことで対応するんですが、どうでしょうか。5台とか健康課の電話で対応できるのかというところなんですが、その辺はどういうふうにお考えになっていますでしょうか。  それから、1番の予防接種の案内チラシ等の作成で案内されるわけですが、ここにいろいろ年代別に、高齢者というようなことでくくっているんですが、高齢者の方は、何月何日から何月何日までにコールセンターにお電話を、予約をしてくださいというような、そういったことで、一気に皆さんから電話がかかってくるというような状況を考慮しながら、そういうふうに進めるという、そういうようなお考えはございますでしょうか。 ◎議長(西川誠一) 健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) このような住民接種というのは本当に初めての経験でして、どれぐらいの方が申し込んでこられるのかといったことによりましても、混乱もあろうかと思います。電話での申込みや、またほかの方法ということでは、この案内チラシの中に申込書といったようなものをつけるであるとか、そういった方法についても、また今後検討していきたいというふうに思っております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 徳田喜代子君。 ◎徳田喜代子(14番) 初めてのことで、今まで経験したことがない作業をされるということで、大変皆さんにはいろいろとご苦労をおかけすると思いますが、きちっと下準備をしていただいて、スムーズにワクチンの接種が受けられるような体制をお願いしたいと思います。  以上で終わります。 ◎議長(西川誠一) ここで、観光商工課長より、先ほどの吉川康治君の質疑の答弁について発言の申出がありましたので、許可いたします。  観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) 先ほどの吉川議員の答弁に、58事業所で大丈夫というような発言をさせていただきましたが、県に再度詳細を確認させていただきまして、不足が生じるようでしたら、また今後の対応等でお願いしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ◎議長(西川誠一) ほかに質疑はありませんか。  森浦繁君。 ◎森浦 繁(15番) 森浦です。  議案資料18ページの歳出、7款商工費、1項商工総務費、一般経常費2,173万2,000円、事業別予算概要書の30ページ、感染症予防資機材等購入助成金(第2次)について質疑します。本事業の対象者は、町内に本店、本所、支店、営業所を置く中小法人及び法人事業所と個人事業主を対象としているが、事業者緊急支援金では町内事業者の一人経営者を対象外にしたことと均等が取れてないが、これはなぜですか。  それと、感染症予防資機材等購入助成事業(第2次)で個人事業主を対象にするのなら、一人経営者を対象にした事業者緊急支援金を復活して、一人経営者にも10万円の緊急支援金を支給するのが筋だと考えますが、いかがですか。 ◎議長(西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) それでは、森浦議員のご質疑にお答えしたいと思います。  今回の感染症予防資機材等購入助成事業(第2次)ということで、町内の事業者を対象に、コロナウイルスの予防対策として購入される衛生資機材について助成を考えております。これにつきましては、事業所の労働環境ということで、クラスターであるとか、いろんな部分の中で、そういった事業所で感染を防ぎたいという考えの下に、今回の事業を提案するものでございます。前回の緊急支援事業につきましては、コロナ禍において大きな影響を受けるということで、一つの基準として支援の対象者を限定させていただいたという部分と、今回の予防を図ってほしいということが全てイコールではないのではないかというふうに考えておりまして、今回、第3波が訪れておりますコロナの感染防止を徹底してほしいという思いでこの事業を提案するものでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 森浦繁君。 ◎森浦 繁(15番) ぜひ緊急支援金の支給を検討すべきと思います。  これで終わります。 ◎議長(西川誠一) ほかに質疑はありませんか。  西谷尚君。 ◎西谷 尚(5番) 2点お伺いします。コロナウイルス感染対策の関係経費について、議案資料の明細書26ページの、感染症予防衛生対策商品券配布事業につきまして1点、この中で郵便費、商品の発送があるわけでありますが、この金額が267万4,000円ということでかなり高額な金額になっています。ほとんどの全戸配布になるのかなというふうに思っておるんですが、この費用に関して、120集落あるとすれば、267万4,000円を120で割ると2万2,300円ぐらいになるわけです。これを各区長にお願いして配布すれば、この金額は浮くわけでありますし、区に対してもコロナ関連経費として使っていただくというようなことは考えられないのかというふうに思ったことが1点。  そして、あともう1点は、商工費の関係で、香美町の商品券事業が、町内飲食業者及び小売店の活性を図るための商品券を配布するということで、マイナンバーカードをまだ申請してない、令和3年2月1日から3月31日までに申請した方に5,000円の商品券を配布するというような内容になっています。これは以前マイナンバーを申請した方にとっては不公平ではないかというようなご意見を聞いております。この点、どう考えているのか。この2点お願いします。 ◎議長(西川誠一) 健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) 感染症予防衛生対策商品券のことですけれども、このたびは、全世帯の人数、全員の方、お一人ずつにといったことでしたので、そういったことになりますと、区長さんのほうでは、世帯の方の人数であるとか、そういったことがなかなか分からないのではないかといったことがありましたので、このたびは町のほうから世帯ごとに郵送で発送させていただくという方法を考えました。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) それでは、西谷尚議員のご質疑にお答えしたいと思います。  このたびの対象者につきましては、コロナ禍にありまして、感染症拡大防止と社会経済活動の維持の両立を図るということで、新しい生活様式の定着が求められる状況にあります。今回マイナンバーカードの普及推進を図ることを目的としておりまして、現在、町では、県下でも香美町の交付率が低迷するという状況を踏まえ、今回交付率の向上を図りたいということで、一つの方法として、今回、経済の活性も含め、この事業をするものでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 西谷尚君。 ◎西谷 尚(5番) 感染症予防衛生対策商品券配布事業に関しましては、課長の答弁を頂きました。これは5番に封筒等の作業の費用が入っております。これは仕方がないのかなというふうに思います。これは各世帯主に対して郵便を配布するわけですよね。その封筒というのは世帯主の名前が書かれているわけですから、別に区長さんが配ろうが、郵便局員が配ろうが、あまり意味がないというふうに思うわけであります。ですから、267万4,000円は違う形でのコロナ対策として出したほうが効率がよかったのかなというふうに思ったものですから、質問をさせていただきました。この答弁、また町長、後でお願いします。  そして、マイナンバーの関係であります。マイナンバーの普及というのは、基本的にはマイナンバーを使うことの利便性を高めることによって、町民の皆さんがそれを使っていくというのが本来の形だというふうに私は思っています。ただ、ここで商品券を出すから、その普及も含めてやるというようなことは、あまり上品ではないかなというふうに私は思うわけでありますけど、やはり以前ナンバー申請をされた方、これは、ナンバー普及に応じて町のほうも告知をして、ナンバーを皆さん登録してください、申請をしてくださいということもやってこられたと思うんですが、コロナウイルスとの関連性がいまいちよく分からないんです。その辺もう一度答弁をお願いします。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。
    ◎町長(浜上勇人) 先ほどの書留で送らせていただく議論につきましては、今、まさに西谷議員からご指摘がありましたように、私も庁舎内部での会議の中では、区長さんにお願いするということができるのかということもありました。ただ、これは商品券といいますか、金券でございますので、やはりきちっと簡易書留とはいいながら、それぞれのご家庭に役場から送らせていただくほうが賢明であろうという合議の中で、そういうふうにさせていただきました。確かに議員からご指摘のように、区長さんにお願いするという手法もあったとは思いますが、やはりこれは正確を期して郵便で送らせていただく。多少の経費はかかりますけれども、それのほうがいいかなというふうな判断でございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 町民課長、森垣文裕君。 ◎町民課長(森垣文裕) それでは、西谷議員のご質疑に回答させていただきます。  今回、商品券の交付対象を、マイナンバーカードを2月1日から3月31日までに申請した方についてということで、以前取得済みの方との公平性はどうなのかということと、それから、マイナンバーカード取得がコロナ対策とどのように関わっているのかということだったかと思いますが、これを一まとめにしまして、マイナンバーカード取得が、以前、確かにマイナンバーカード制度ができた時点では、当然コロナ対策ということは全くなかったと思うんですけれども、今年度、いろんな対策、町のほうでも補正予算等、対応させていただいているところですけれども、その中の質疑でも、新しい生活様式に対応するということで、直近の課題に対応する対策、それから将来の新しい生活様式に対応するための対策ということで、例えば新しい生活様式でいきますと、なるべく接触を避けた状態でもいろんな行政の申請ができるとか、そういったことで、せんだっても、12月の補正予算のときにコンビニ交付の予算をご決定いただいて、来年度、令和3年度中にコンビニ交付が可能になったりするわけですけれども、そういったことを町としては代表としまして、そのほかにもマイナンバーカードの取得が進んでいく中で、また国のほうですとか、町のほうでも、マイナンバーカードを使った行政手続がいろいろ展開できるようなことを見通してというところがありますので、新型コロナ対策ということで、新しい生活様式に向けて、町民の皆さんにいち早く、なるべく早くマイナンバーカードの取得をお願いしたいという趣旨で、今回この商品券事業を提案させていただいておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 西谷尚君。 ◎西谷 尚(5番) マイナンバーカードに関して、最後ですけど、事業内容は、町内飲食業及び小売業の活性を図るということになっております。ですから、私は違う形でもっと活性を図ればいいのかなというふうに思いました。これは、マイナンバーカードの未登録者というか、未申請者の数と、ちょうど予定した予算があったから、今回マイナンバーカードの未申請者を対象にしたのか。それだけお聞きします。 ◎議長(西川誠一) 副町長、今井雄治君。 ◎副町長(今井雄治) 西谷議員のご質疑にお答えをしたいと思います。  先ほど総括的には町民課長がお答えした内容に尽きるわけでございますけれども、当然、町としては、将来の生活様式に向けたマイナンバーカードの推進をしております。観光商工課長のほうで説明した、なかなか進まない状況の中と、今のコロナ対策をセットといいますか、当然、コロナ対策を図っていく中で、マイナンバーカードの推進について少しプレミアをつけながら、これを推進したいというのが趣旨でございます。ですから、提案の概要にも載せたとおり、両方が、そのプレミアをつけたものを町内の方がご購入されたときに町内の消費を図っていくと。大きなお金ではございませんけれども、それにもつなげていきたいということで今回提案をさせていただいたという趣旨でございますので、ご理解をお願いしたいと思います。  以上です。 ◎西谷 尚(5番) 人数と金額の関係はないということでいいですね。 ◎副町長(今井雄治) 補足をさせていただきたいと思います。当然、この引換えの費用のみで経済対策が賄えるような大きな金額でございませんけれども、数々、コロナ対策につきましては、経済対策も提案をさせていただいているところでございますけれども、マイナンバーカードをせっかく推進する中で、これも経済対策に充てていきたいというのが趣旨でございますので、ご理解を頂きたいというふうに思います。予定しております数がさらに増えるということも我々は期待しておるところでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  岸本正人君。 ◎岸本正人(8番) お尋ねいたします。26ページの事業別予算で、1人当たり1,000円の商品券ということで、6の使用店舗、町内の薬局・薬店、小売業を対象ということ。それから、28ページの灯油券の関係も、町内のガソリンスタンド等を対象ということ。それから、32ページの商品券も、香美町商品券ということでなっているんですが、町長は従前より、町内の経済の循環ということをよく言っておられまして、いいことだと思うんですけど、対象店舗というのは全国チェーン店も含むのか。その辺をまずお聞きしたいと思います。  それから2つ目に、31ページの事業別予算で、580万円の一般財源を充てるということは、逆算していくと、国、県等の支出金を足せば約1億円ぐらいになるのかなと思うんですが、そういう解釈でいいのか。  それから、申請者は県に申請して、結果を、町が分担金を負担するというような仕組みと考えていいのか、お尋ねいたします。 ◎議長(西川誠一) 健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) 店舗に大型の店舗が含まれているかといったご質疑であったかと思います。取り扱っておられる事業所が限られていることも想定されましたので、このたびは声をかけて、これに応募していただけるようであれば、対象の事業所ということで考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) 私のほうからは、灯油券の関係についてをお答えをさせていただきます。ご承知のとおり、町内でのガソリンスタンドというのは、基本町内事業者ということになりますので、それを予定しております。  なお、一部チェーン店等もございますけれども、現在検討の中では、チェーン店については外させていただく予定をいたしております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) それでは、岸本議員のご質疑です。  香美町商品券事業の店舗ですが、大規模店も含む中で利便性を図りたいというふうに考えております。  それから、ご質疑がありました感染症拡大防止協力金事業の部分ですけれども、現在のところは、全体事業費として約8,700万円程度の費用を見込んで、そのうち国が80%、その残りの20%の3分の2を県、残る3分の1を町という負担区分で考えておりますし、事務自身は、前にありました休業要請のときと同じように、県が事務を取っていただきまして、町は協調事業ということで委託金をお支払いするということで、現在のところ進めたいと考えております。 ◎議長(西川誠一) 岸本正人君。 ◎岸本正人(8番) 分かりました、26ページについては、大型店も致し方ないかなとは思うんですけれども、28ページは、チェーン店は外す、大規模店は外す。それから32ページ、香美町商品券とすれば既に規約というのが決まっているので、大規模店も含むという解釈でよろしいのでしょうか。 ◎議長(西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) 香美町商品券事業の店舗ですが、大規模店も含むということで考えております。できましたら、感染症予防衛生商品券の配布もありますので、店舗募集には、それぞれすると紛らわしいと思いますので、同じような対象店舗で取扱いをお願いしたいと、プラス飲食店等には観光商工課のほうで働きかけを行いまして、募集も行いたいと考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかに質疑はありませんか。  田野公大君。 ◎田野公大(7番) それでは、事業別予算のとこで、26ページ、感染症予防衛生対策商品券配布事業費の件につきまして、各家庭に1人当たり1,000円の商品券を配布するということで、町単の事業で地域内経済循環を意識した制度だと認識しているわけでございますけども、1つ細かいことをお聞きしますが、対象品目の3番です。こういったものしか買えないのかどうかということと、それと、ほかに2点ほど聞きたいと思うんですが、どうしてもこの制度の運用に当たってワンステップ加わるわけです。というのが、買いに行くということが必要なわけです。そういった場合に問題となるのが、足の軽い方はいいんですが、なかなか買物に行けないという高齢の世帯なんかが考えられるんですが、そういったことの対応は考えられておるのかどうかということをお聞きします。  それと28ページ、これも同じことが言えると思うんですけども、これも灯油券ということを配布するということで、灯油を買いに行くか配達してもらうかという方法が、実際に必要なワンステップが加わるわけです。こういったことと、灯油の場合は5,000円券ということですので、灯油を販売しているガソリンスタンドによっては単価が変わるわけです。だから量が変わるのかな。買える量が変わるということと、高齢者でなかなか買いに行けないという方の、配達してもらうことになるとは思うんですが、そういったことを世話してあげるということが必要になるのではないかと。例えばガソリンスタンドが給油車を持ってきて、地区で、ここで給油しますから灯油缶を持ってきてくださいというような、そういった対応も必要になってくるのではないかというような気がします。  29ページにおきましても、ごみ袋6袋分のチケットを配るということで、これも買いに行くというか、交換に行かないといけないというワンステップがなるので、この辺をうまいこと何か考えておられるのかどうか、お聞きします。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) それでは、対象品目でのご質疑に対しまして、一応、具体的に、マスク、体温計、石けん、ハンドソープ、こういったものは具体的なもので挙げておりますが、あと除菌・抗菌用品、口腔ケア用品といったようなくくりにもしておりますので、ご本人さんが、これが自分の感染症予防に必要なものだというふうに判断をして購入していただくということでは可能だというふうに考えております。  次に、運用の面につきましてですが、一応は購入ということでありますので、先ほども出ておりました、町内の事業者の方にできるだけ多くご参加といいますか、応募していただきまして、身近なところで買物ができるようなご配慮が頂けたり、また、ご家族や知人、ご近所の方の協力を得て購入していただくといったような方法もあろうかと思いますし、事業者の方とご相談いただいて、何とか購入というのは、なので、実際の運用については少し弾力的にしていただけたらよいかなというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) それでは、私のほうからは、灯油券の関係についてお答えをさせていただきます。議員からご提言というか、方法として提示のありました、地区を巡回するというようなことも、内部的には意見としてはあったわけですけれども、1つには、やはり普段なじみの店をそれぞれ持っておられますので、そういったことも尊重する必要があるだろうと。あるいは、持っていったり、巡回をしても、そのときにおられないとお渡しができない、こういったこともございますので、普段何らかの形で電話で注文したり、それぞれされておりますので、その中で灯油券で対応させていただくほうがベターだということで判断をいたしております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 町民課長、森垣文裕君。 ◎町民課長(森垣文裕) 田野議員のご質疑に回答させていただきます。  町民課で実施します町指定ごみ袋購入支援事業におきましては、無料チケットとの交換で想定していますのは、ごみ袋を交換できる期間は約4か月半程度設けておるんですけれども、その中で、日常的にごみ袋はご利用いただいているところですので、欲しいと思われるときにお店に出向いていただいて、欲しい種類を交換いただくのが一番理想的ではないかという思いで、このようにさせていただいておりますので、その辺りでご理解いただきたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 田野公大君。 ◎田野公大(7番) 理解いたしましたので、くれぐれも、券はもらったけど結局買えなんだとか、そういった方が出ないように、臨機応変に対応していただきたいと思います。  終わります。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(1番) 何点かお尋ねをいたします。事業別予算概要書の26ページ、1人当たり1,000円の商品券を対象の世帯に配布されるわけですけど、世帯数は何戸、何世帯を考えておられるかということと、1,000円の商品券の中には、感染予防のための商品しか買えませんよというふうになっておるものかどうかということを、だから、この小売店というのがどの辺まで、応募されるんでしょうけども、その点をお尋ねいたします。  それから次に、28ページ、これも5,000円の灯油券を配布するということですけども、これ、1枚5,000円なのか、1,000円券を5枚なのかということと、それから、ガソリンスタンド等というふうな、その等はどこまで含めるか。それと世帯数をお聞きいたしたいと思います。  それから29ページ、町指定のごみ袋の関係ですけれども、販売手数料の関係で、世帯数をお聞きしまして、これ、単価どれだけを考えておられるかということ。通常販売相当額というふうなことで書いてありますけれども、単価どれだけを見ておられるかということをお聞きいたしたいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) 3点お答えいたします。まず1点目の世帯数ですけれども、これは6,500世帯を想定しております。  次に、対象の品目は、感染症予防に特した衛生用品ということで、この事業では考えております。  それから3点目の、事業所につきましてですが、こちらのほうは、町内の商工会や観光協会のほうに問合せをいたしまして、事業所として登録のあるところにこの事業の案内をさせていただきまして、応募していただきました事業所を取扱いの事業所ということでお願いしていきたいと考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) それでは、私のほうからは、灯油券についてのお答えをさせていただきます。1世帯当たり5,000円ということですけれども、できるだけ使いやすいようにということで、500円券を10枚ということで予定をいたしております。  それから、先ほども申し上げましたけれども、ガソリンスタンド等と、検討の段階では固まっておりませんでしたけれども、これについてはガソリンスタンドに限定をさせていただくということでございます。  それから世帯数でございますが、予算でも見ていただけるとおり、2,970世帯で予算計上しておりますが、これについては、2月1日現在ということで、若干変動してまいろうかと思っております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 町民課長、森垣文裕君。 ◎町民課長(森垣文裕) それでは、東垣議員のご質疑に回答させていただきます。  販売手数料として町内の各店舗に、協力店に支払う金額の単価の考え方ということだったかと思いますが、これにつきましては、まず、今回1世帯につき6枚つづりのものを、チケットをお渡しするんですけれども、その1枚の中に、今回は、燃やすごみ袋の大、それから燃やすごみ袋の中、それから資源ごみの大、資源ごみの中の、この4種類から選択いただけるような形にさせていただく予定です。これにつきましては、今回この事業を実施するに当たりまして、令和元年度に、実際に販売店さんにお世話になっているごみ袋の数量がありますので、それで需要を調査しましたら、全体数量の約7割が燃やすごみ、さらに30%弱が資源ごみの袋ということでご利用いただいていることが見えましたので、今回、購入支援に当たりましては、燃やすごみの大と中、それから資源ごみの大と中ということで、これを購入支援として交換チケットに印字しまして、欲しい種類のものを交換いただけたらと思っているところです。それによりまして、今回予算にあげさせていただきました1,357万5,000円ですけれども、この4種類のごみ袋、それぞれ袋の単価が異なるわけですけれども、大体このぐらい、どういった割合で恐らく交換がなされるだろうという想定をしまして、それで積算をしまして、この1,357万5,000円ということで積算させていただいておりますので、実際に交換いただいた実績の段階になりましたら、この額どおりにはならないことは想定されるんですけれども、予算の計上に当たりましては、そういう考え方で計上させていただきましたので、どうかよろしくお願いいたします。  世帯数につきましては、今回全世帯配布ということで、区長文書の配布世帯数を使わせていただきたいと考えておりまして、現在直近ですと、6,222世帯に区長文書、区長さん方にお世話になっておるんですけれども、また配布の段階になりましたら、再度総務課から変更があればお知らせがありますので、それを利用させていただいて、区長文書でまたお世話になりたいと思っております。よろしくお願いします。 ◎議長(西川誠一) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(1番) 1点目の、感染予防の1人当たり1,000円を世帯主に配布するんですけれども、これ、介護施設とか、そんなとこに入っとる人も、6,500世帯でしたら全部入っておりますわね。その辺はどういうふうにされるかということをお尋ねいたしたいと思います。  それから、灯油についても、2,970世帯の中には介護施設に入っておられるという方もおられると思います。その辺の対応をお聞きいたします。  それから、町の指定ごみの購入支援事業ですけども、6,000何ぼでしたら、単価が2,000何ぼになりますけれども、これが規定でそうなるということでしたら、6枚ということで、これは各自治会を通じてということになるわけで、交換できるのは3月12日から7月31日までですけれども、使用はずっと使用できるということでしょうか。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) このたびは、対象者に書いておりますように、町内に住所を有する方を対象に実施をいたしますので、施設に入っておられる方も対象になられる方もあろうかと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) 続きまして、灯油券の関係でございますが、議案資料28ページの対象世帯にも書いてありますとおり、施設入所者を除くといたしております。これについては、在宅の高齢者を生活支援するという観点でございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 町民課長、森垣文裕君。 ◎町民課長(森垣文裕) 今回の購入支援で、交換期間が3月12日から7月31日ということで、期間はあるけれども袋の使用はずっとできるのかというご質問だと思うんですけれども、今回引き換えていただくごみ袋は、通常のごみ袋を、今販売店にあるものだったり、今町民課で在庫として持っているものだったりしますので、特別な袋ではありませんので、それは引き換えていただいたらずっと使っていただける内容になっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(1番) 見落としておりまして、申し訳なかったです。施設入所者を除くになっています。分かりました。 ◎議長(西川誠一) ほかに質疑はありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本です。  補正予算(第12号)ということで、中心はコロナ対策だという提案説明を受けておるわけですけれども、ここまでのやり取りを伺っておって、町長が本日の議会の当初に挨拶をされた、Go Toが中止になり、緊急事態宣言が再発令されるというふうな状況の中で、第8弾だというふうに言われた。町内の深刻な状況をどこまでつかんでおられるのか。細かいことがいっぱい出てくるんだけれども、本当に今お困りの方々のところに届く、そういう中身になっておるのか。それとも協力金という、国がやる1日当たり6万円、これを予算上措置をせないかんので、それに絡めて様々なものをこの際だということにしているのか、非常に、実際のところ、暮れまでは香住あたりもにぎわうということが随分聞かされました。予約を取ろうと思っても全く取れない。ところが、キャンペーンが中止になって一気に冷え込む状況だというふうにも伺っております。そういう個々の町内の事業者等々、あるいは町民の、出て回るな、巣ごもりだというふうな言葉が使われますけれども、そういう状況の中で、本当に困っているところへきちっと手が届くのかというあたりを、私は聞いておって非常に心配をするわけです。商品券ですとか、灯油券ですとか、様々な事業を入れておられるんですけれども、恐らく受け取った方々が全て使って換金されるという可能性があんまり高くないなというふうに思えるものが随分あるんです。結果を想定することはできませんけれども、換金のために年度を越えて繰り越さなくてはいけない。もちろん実態としてもそうなるんでしょうけれども、町長自身が、本町のコロナ禍の中での苦しみをどこまでどんなふうに捉えているのかということを1つは伺いたい。  もう一つは、1つずつの事業というよりも、財政的に、現在のこの予算は財政調整基金を取り崩すということを財源にしているということなんですけれども、一方で、国は第3次補正、衆議院は通しました。参議院も昨日通ったのかな。そういう中で、地方創生の臨時交付金、こういうふうなものも予算措置されていると。こういうものが、実は年度内に各地方にも配分をされるというふうなことになるんだろうと思うと、財政調整基金を財源で取りあえずは予算組みましたけれども、結局はそういう交付金等で手当がされる。あるいは、もう一つは、11号補正、専決も含めて、除雪費を7,000万円、3,000万円、1億円プラスしました。そういうものは、逆に、特別交付税の申請理由になっていくということだろうというふうに思いますので、12月に出すというのが通例のことのようですから、年度を越えてのこのことがどういうふうに反映されるのかよくは分かりませんけれども、その辺を含めて、全体が、細かい一つ一つのこともだけども、トータルでの大きな、どれだけの状況になっておるというのを町がつかんでいて、それに対してどうしようとしているのか、本当に大きなところが見えない、聞こえないので、そこのところをまず聞かせてください。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) また一般質問のようになってまいりましたけど、先ほど議員からお尋ねのあった、このたびの臨時会での様々な提案、これは今の緊急事態宣言が再発出されたことに対する町民生活に直接関わる部分に対して、このたびの臨時会ではお願いするという意味でございます。従前から申し上げておりましたように、香美町の産業に与える影響については、その方向でもって、各種団体あるいは産業団体については、コロナ禍からの立ち上がりのための費用に割きたいということは今までの議会でも申し上げておりました。ただ、このたびの主たる臨時会でご提案申し上げましたコロナ対策については、町民の皆様に対する生活支援という意味合いを多く採用して、提案を申し上げておるところでございます。  一方、先ほど議員からもありましたように、観光客の落ち込みだとか、そういうことについては、今すぐに答えが出るものでもありませんし、どれだけの影響があるのかということにつきましても、先ほどもありましたように、時短の協力金、あるいは宿泊の事業者につきましては、それぞれキャンセル料に対する国の補填というものも打ち出されておりますから、結果的に、本町の事業者に対するコロナの影響、このたびの緊急事態宣言の発出、あるいは様々な国からの規制によってどれだけの影響が出てきたのかということについては、今すぐに答えが出るものではないというふうに思っておりますので、今後、そういうことについては、3月の補正予算、あるいは来年の当初予算の中でそういうものが盛り込めれたらというふうな思いの中で、今対応をしておるところでございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) それでは、山本議員のご質疑にお答えしたいと思います。
     まず、財政調整基金につきましては、今回全額を対応させていただいておりますけども、今の時点におきましては、国の3次補正に係る臨時交付金というものが、地方単独分ということで1兆円予算されておりますけども、その交付につきましては、まだ国のほうから示されている状況ではありませんので、今回は取り急ぎ、緊急に取り組むべき必要がある事業を、財政調整基金を活用して計上させていただいたということであります。今後、国の臨時交付金の限度額が示されると思いますけども、それを活用しまして、また補正予算等の検討を進めていきたいと思っておりますけども、最終的に、財源につきましては、町長が以前から申しております町税の10%、1億8,000万円、これは必ず一般財源をもって、基金をもって対応していくということを言われておりますので、これに基づきまして国の交付金、また町税の10%、財政調整基金の活用を含めた事業費ということで調整をしていきたいというふうに考えております。  除雪につきましても特別交付税で措置されるということですけども、額につきましては随時報告ということで、最終的に、恐らく本年度におきましても、3月のぎりぎり、最終にならなければ交付額というのは示されないというふうに思っておりますので、その額を補正予算で計上するということは非常に難しいというふうに思っております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 少し答弁漏れがございました。今、財政課長が申しましたけども、山本議員のご質疑の意味合いの中では、当初、コロナ禍に陥りましてから、私どもとしては、町税収入の1割を、真水を投入するということは議会の皆さんにも申し上げてまいりました。ただ、今、山本議員からもございましたように、1次補正、2次補正、約6億円、次の3次補正、先ほど財政課長が申しました1兆円の3次補正、結局そういうものがたくさん出てきて、町長は当初言っとった、真水の町税収入の1割使わんでもよいことになったというふうに言われんように予算配分をすることは財政課長に指示をしておりますから、きちっと、当初申し上げておりました、約1億8,000万円の町税収入の約1割、それと交付金はできるだけ活用して、返還が求められないように、上手に町民の皆さんのニーズに沿った使い方をしようということは、財政課長にもしっかりと申し上げておりますので、その方向で進めてまいりたいと思っております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 様々なことがあるわけですけれども、森浦議員とのやり取りのところで、事業者への支援、労働環境を改善するということのために個人事業者も対象にするということを言われた。昨年6月末で緊急支援ということが終わったというか、期限で終わったわけですけれども、そのときに2,630万円予算を減額した。最低限263社は918という当初予算から落とされたわけです。中には、申請はしたけども却下されたというふうなものもあったということは報告を既に受けておるわけですけれども、影響を受けて経営的に大変になったところに対する支援は、個人事業主はやらないけれども、これは労働環境だから個人事業者もやるんだと。なかなかおもしろい理屈を立てるなと私は思って聞いていますけども、何で個人事業者を対象にしたり、対象を外したりするのか。そこのところが、町長、分からんのです。6月議会の中でも、次なる施策で、個人事業主についても何らかの救済策が取れたらいいねというふうな趣旨の議論、あるいは討論等もここで出されているわけですから、その辺を含めてどう検討されたのか。そこのところはもう一遍聞かせてください。  もう一つは、私は本当に便乗だと思えて仕方がないのが、5,000円の商品券をつけて、2月1日から3月31日まで、マイナンバーカードの申請を支援というか、マイナンバーカードの普及促進のために5,000円商品券つけると。もう既にマイナンバーカードをお持ちの方々からは、何という不公平を平気でやるんだという声は、結構直接聞こえてくるんです。マイナンバーカードを交付申請された町民の方々を対象として、商品券を1件当たり5,000円交付する一般財源276万1,000円となっているわけでしょう。こんな不公平をやる町なのかと。しかも、全国は24%程度なんだそうです。本町は20%でまだ高くはないんだそうですから、国は普及促進をせえと大号令をかけていますから、町長のやらなんという気分は分からんとは言いません。だけども、コロナ対策でやることかというところなんです、町長。こんな不公平をよっしゃというわけにはいかんというふうに私には思えてしょうがないんですけども、そこのところを解明してください。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほども町民課長が説明をいたしました。今のマイナンバーカードの取得促進のための商品券の配布事業、これは従前から、マイナンバーカード、もう5年もなりますけども、お持ちの方々との不公平、私はそういうことではないというふうに思っております。香美町の現状の中で、国平均で24、5%あるものが、まだ20%程度で、せんだっての議会でも、議員の皆さんからのご提案に沿って、コンビニ交付をすることについても多額の予算を計上しております。ただ、コンビニ交付をしようと思っても、マイナンバーカードがなければ交付できないというような事実がある中で、どのようにして今のコロナ対策、便乗でコンビニ交付もしておるわけではありません。先ほど町民課長が申しましたように、できるだけ人との接触を避けたり、あるいは役所に来なくても、住民票なり様々な証明が取れるというような事業を、多額の経費を使ってする以上、前回のときにも申し上げましたように、コンビニ交付に係る費用は、資機材とか導入経費と違って、ランニングコストだけでも7、800万円お金がかかるわけです。例えば、できるだけそれを活用していただきませんと、100件だったら1件取るのに7万円費用をかけとることになりますから、できるだけコンビニ交付も活用していただける。願わくば、町民課の窓口の人員でも、一人でも削減できるようなほど町民の皆さんがコンビニで交付事務を取っていただくようなことにするためには、まず必要なマイナンバーカードを取得していただくという大前提がございますので、そういうことに、どういうふうにすれば取得率が上がるかということを考えた上でのことでございますから、ただ5年前から、既にすぐ導入されたときからマイナンバーカードをお持ちの方が、不公平だとか、そういう議論、そういう次元の話ではないというふうに考えておりますので、ご理解を頂きたいと思います。  一人親方の関係でございます。このたび提案をさせていただいております様々な細かいことにつきましては、今の、また緊急事態宣言が発出されているようなこの感染状況の中で、どういう方々を対象に様々な感染防止対策を取っていただくかということを視点に予算配分をしたことでございます。ですから、一人事業所、例えばあのときに対象にならなかった一人親方の方々が、感染防止対策というようなことには少し当てはまらない部分がたくさんあろうかと思います。それぞれ家庭内での対象にはそういう方々もしっかりと入ってございますので、そこはご理解を頂きたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 生活支援だということで、経済というか、事業というか、そういうところは次だということをおっしゃっているようなので、そこのところは本当だろうなと半ば疑いながら伺っておきます。  もう一つは、公平、不公平という論ではないんだという、マイナンバーカード云々の話がございました。しかし、コロナ対策というのは違うでしょう。人と人との接触を可能な限り避けるためには、窓口ではなくて、マイナンバーカードでコンビニのほうが接触が少なくて済むんだということを、無理やり言えば言えなくもないのかもしれません。しかし、多くの町民がコンビニで住民票を頂きたいというふうに願っているか。圧倒的に少数でしょう。私の感覚でいくと、これ、もう言ってもしょうがない、やめます。いずれにしても、不公平論ではないというお答えがありました。これは町民の感覚とはずれておるということを指摘しておきたいと思います。  以上です。終わります。 ◎議長(西川誠一) ほかに質疑はありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 谷口です。  何点かお伺いしたいと思うんですが、まず最初に、感染予防対策ということで、今回にあがっています予算とは直接関係ないんですが、感染予防ということがありますので、私はその点をまずお聞きしたいと思うんです。今まさに非常事態宣言の発出ということで、感染爆発と医療崩壊の危機が今叫ばれるという中で、感染予防をどう図っていくのかというところで、まず1点目が、町内2か所で抗原検査をするんだということで、たしか12月議会で説明があったんですが、これの実施状況をまずはお聞きしたいということと、それから、感染者に対する対応ができているのかという点で、昨日付ですか、68名、豊岡保健所管内で感染者が出ております。そういう中で、入院、それから宿泊保護施設については、委員会では、県下3か所ということで、神戸、西宮、それから姫路ということを説明いただきましたので、そういったことがちゃんとできているのかどうか。  それから併せて、感染者がもし、発生した場合に、クラスターが起きるのが一番問題でありますので、病院職員のPCR検査、こういった定期検査が必要だと思うんですが、既に国のほうでも、各医療機関に対して通知が行っているようでありますが、こういったことについての取組がされているのかどうか。その点を伺いたいと思います。  それからもう1点は、予算の関係で、広域消防の感染症対策資機材等整備事業ということで467万1,000円計上されておりますが、この点についての説明を求めたいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 谷口議員、1問目の件ですけども、直接的な予算の関係はありませんので、資料として出していただくということにさせていただいて結構でしょうか。 ◎谷口眞治(2番) 資料でも結構です。 ◎議長(西川誠一) 3点に関しては、資料で後日提出ということでよろしくお願いします。  2点目の関係は、防災安全課長、小椋勇二君。 ◎防災安全課長(小椋勇二) そうしましたら、美方郡広域事務組合負担金の467万1,000円についてご説明をさせていただきます。新型コロナウイルス感染症対策資機材等追加整備事業の実施に伴う特別負担金の補正でございます。事業実施と関わります経費はトータルで857万9,000円。このうち239万8,000円につきましては、令和3年度当初予算で計上予定をされていたようですが、感染症対策を一層の強固なものにすることを目的に前倒しで執行するものも含んでいるというふうにお聞きしております。2町の負担ですが、香美町が467万1,000円、新温泉町が390万8,000円となっております。内容でございますが、まず需用費の消耗品費でございますが、使い捨て手袋が5万4,000枚、あと、通常使用しますサージカルマスクが7,000枚、高性能のマスクということで、N95マスクは240枚、感染防止服、感染防止ズボンがそれぞれ100着、それとあと、挿管された気管内のチューブを保持する器具ということで、トーマスチューブホルダーというのが40個、それとあと医療用の不織布ガーゼということで、ハイガーゼ280枚入りが20箱、続きまして、医療用の防護服といたしまして、タイベックが20着、それと医療用シューズカバーが200枚、あと使い捨ての不織布アンダーパット、半身シートが200枚、メインストレッチャー用のマットレスカバーが72枚、オゾン水発生装置に使用する乾燥材のシリカゲルというのが12個、同じくオゾン水発生装置に使用する器具、分解剤カートリッジが6個、それとあと人工蘇生システムの中の、患者の胸部に対してマッサージを行う部分のバンドが6個となっております。  続きまして、需用費の医薬材料費でございますが、手指用の消毒、これは一般業務、来庁者用ということで20リットル、それと心肺停止患者の気道を確保する器具、ラリンゲアルチューブが40本、それと呼吸補助をする器具、人工鼻というのが125個、人工呼吸器具でありますバックバルブマスクに使用するホース、蛇管といいますが、これが10個、それと消毒用エタノール500ミリリットルが10本、それとあと薬用ハンドソープということで2タンクとなっております。  続きまして、役務費、手数料でございますが、救急隊員が今現在32名おられるわけですが、救急隊員の血中抗体検査、B型肝炎を除きますワクチン接種で事後検査ということで16名分を計上されております。これは救急隊員の感染防止対策の強化のためということで、従来から実施しておりますB型肝炎ワクチンの接種に加えまして、総務省の消防庁が推奨しております5種の抗体検査、5種につきましては、麻疹、風疹、流行性耳下腺炎、水痘、破傷風、この抗体検査と、あとワクチン接種を行うものでございます。  続きまして、備品関係でございますが、庁舎器具費ということで、まずはオンライン会議用の機器でカメラ4台、マイクスピーカー3台、プロジェクター3台、スクリーンが2台、それとスポットクーラーが3台、工場用の大型扇風機3台ということで、これにつきましては、住民が諸所で行います防災訓練、あるいは災害時の避難所用として利用するほかに、職員の屋外における訓練中の3密対策のほか、熱中症対策として、消防本部、香住分署、村岡出張所にそれぞれ1台ずつ配備すると聞いております。それとあとエアコンが1台ということで、香住分署におきましては、事務室で行っていました来庁者対応を別室の会議室に変更されておりますが、そちらのエアコンが数年前から故障しているということで更新するものでございます。  最後になりますが、備品購入費の機械器具費でございますが、振動心肺蘇生機一式ということで、これは酸素ボンベを動力源といたしまして、心肺停止者に対するエアロゾル対策と、有効な胸骨圧迫及び人工呼吸が行える機能を有する資機材でございます。令和4年度に更新予定の本署の救急車に積載するものを前倒しで整備するものでございまして、現在の配備状況ですが、消防本部の1台と村岡出張所の1台につきましては既に整備は済んでおりますし、あと香住分署の1台につきましては、令和2年11月30日の組合議会臨時会で可決されました第2号補正で整備する予定となっております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 細かく報告いただきました。それで、その件につきましてはよく分かりました。  それからもう1点、在宅高齢者の生活支援灯油券の配布事業ですけども、これ、75歳以上の高齢者のおられる方の所帯に配布されるということですが、なぜ灯油券かなというところが少し引っかかるもので、今、高齢者のおられるお宅については、できるだけ直接火の気を使わないで済むということで、オール電化を勧めている、そういう家庭も多いと思うんですけども、そういう家庭の方々がこの事業を利用されるということについて、果たしてどうなのかなということを思うんですけども、これについては、予算をあげるまでの庁内の議論として、そういう議論もされているのかどうか。その点、検討状況を少し伺いたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 庁舎内部での議論を進める中で決定をした高齢者支援という意味合いでございます。当初は、いろいろな議論がある中で、高齢者の独居世帯、あるいは高齢者だけの夫婦の世帯だけにしようかとか、様々な議論がある中で、新型コロナウイルスの感染拡大によって緊急事態宣言がまた再発出された出控え、そのことに対する居宅内でのこの冬の、今日のような寒いような時期、まだしばらく続きますので、ご家庭内にとどまっていただく機会が多いことに対する支援策でございます。当初は高齢者世帯のみに絞ったような対応を図っておりましたが、様々な議論の中で、高齢者のおられる世帯に全てということで決定をさせていただきました。  谷口議員もご存知だと思います。夏のクーラーはよく聞きますけども、オール電化、例えばエアコンによる暖房というのは芯から暖まらないとか、そういうこともよく聞きますので、オール電化のご家庭でもファンヒーターあたりはお持ちだろうかなというふうに思って、ただ、そういう世帯もそんなに数多くないというふうに思っておりますから、こういう方向にさせていただきました。 ◎議長(西川誠一) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 終わります。 ◎議長(西川誠一) ほかに質疑はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(6番) 3点お尋ねをしたいと思います。まず、この補正予算の作り方についてお尋ねしたいと思います。今回明許繰越費があがっております。コロナ対策の中身を見てみますと、年度内にこの予算が完了するわけはないんだということで繰越予算があがっているんですが、なぜこの時期に繰越予算があがってくるのか。今までの例を言いますと、例えば台風等の災害復旧等でありますと、12月に復旧予算が上がってきたりします。当然、年度内に完成する見込みがない大きな予算でも、その時点で繰越しの予算は出てこないわけですが、なおかつ、去年、おととしでしたか、猿尾滝の補正のときでも、私、指摘をしたんですが、そのときでも、補正される時点では繰越予算は出てこなかった。今回、このように、当然、繰越しは分かっているわけですが、この時期に繰越予算があがってくるというのは、何か基準等があるのか、ないのか。どうしてなのか、まず1点お尋ねをしてみたいと思います。  それから2つ目ですが、先ほどの山本議員のところで、財調の取崩しと一般財源の関係、あるいは臨時交付金の関係の説明がありました。最終的に財源の補正、繰越予算もあったりするわけですが、いつこの財源の補正ができるのかについてお尋ねをしたいと思います。  それから3つ目ですが、26ページ以降から概要があります。その中で、事業名は言いませんけど、26ページは1人当たり1,000円、それから、28ページは1世帯当たり5,000円、それから29ページ、ごみの関係ですが、これも1世帯当たり6袋、それから、30ページでは1事業所当たりというような、1人当たり、世帯当たり、1事業所当たりというような区分けがありますが、この考え方の違いはどうなのか。どういう基本原則があって、こういうものが決められるのかについてお尋ねをしたいのと、先ほどからもありましたが、30ページの個人事業主の定義、考え方についてお尋ねをしてみたいというふうに思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) それでは、私のほうからは、1問目と2問目の繰越明許の時期、それから財源補正の関係につきましてお答えをさせていただきます。繰越明許をなぜ今の時期にあげるかということですけども、今回1月の補正ということで、事業を終えるには明らかに年度を超えるということが見込まれますので、また事務を今後スムーズに進めるために、契約も繰越明許の予算が可決されましたが、年度を越えての契約が可能となりますので、それは事務をスムーズにするために今回繰越明許という形で提案をさせていただいたものでございます。また、財源補正はいつできるかということですけども、国の3次補正が昨日成立しまして、恐らく2月上旬ぐらいには臨時交付金の交付限度額が示されると思いますけども、ただ、その取扱いについては、詳細はいつ示されるかはまだ分かりませんけども、可能な限り、3月定例会におきまして、財源調整をした上で提案をさせていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほど議員からご指摘のありました、1人当たり、世帯当たりという考え方でございます。26ページのご提案申し上げております内容については、これは緊急事態宣言の再発出に伴う全ての町民の皆さんに対する支援ですので、こういう作りにさせていただいておりますし、先ほどもありました、28ページの高齢者世帯のという、これもいろいろが議論ございました。従来のマスクの配布のときにも、見塚議員からそういうご質問もございました。例えば高齢のご夫婦、例えば1世帯5,000円分と決めておりますのは、それぞれご家庭によっては違うか分かりませんが、おおむね高齢者のご夫婦というのは、同じ居室で、家庭内におられるには一緒に過ごされておられるであろうということが、それぞれご家庭によって違うと思いますが、おおむね我々のような地域の高齢者世帯ですと、ご夫婦が一緒に居室におられるということで、1世帯当たり同じ、単独の高齢者の方でも同じというふうに作りをしておりますし、事業所の関係なんかで申しますと、例えば見塚議員のご質疑の意味合いには、例えば従業員が15人おられる事業所も、3人おられるとこも、同じだけかという議論につきましては、昨年もしました10万円の支援金につきましても同じ考えでございまして、これはそれぞれの事業所の規模だとかということでなしに、ベース部分として町が支援を申し上げるということでございますので、そういう作りにさせていただいております。議員のご質疑の意味合いからすると、例えば時間をかけて精査をすれば、それぞれ対応は、対象の範囲なり規模も変えることはできるとは思いますが、こういう事態でございます。緊急を要する、できるだけスピーディーにという意味合いも込めて、こういう作りにしておるところでございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) それでは、見塚議員のご質疑にお答えしたいと思います。  個人事業主の考え方ですが、事業を行うための店舗等の設備を有しまして、本人ですけども、従業員を抱え、事業活動によりまして事業収入を得ているという考え方でございます。 ◎議長(西川誠一) 見塚修君。 ◎見塚 修(6番) 繰越明許の関係については、もうちょっとぱちっとした回答がなかったのかなという気がします。といいますのは、当初予算から大きな金で庁舎の修繕費の金があったと思うんですが、言ってみたら、この時点では、今から発注して、契約されるか分かりませんが、年度内に終わる可能性がないというものがあれば、この時期にそういうことが見込まれたら繰越予算ができるということであれば、やっぱりその辺の精査も必要かなという考え方もできるわけですが、従前といいますか、既決予算の繰越しとの関係が、もし、分かれば、教えていただきたいと思います。  それから、町長の答弁のあった、1人当たり、世帯当たり、これはなかなか難しい問題だというふうに私は思っているんですが、そうした中で、例えば26ページの個人1人当たりの配布の考え方と、例えば30ページの個人事業主の考え方、端的に分かりやすく申し上げますと、今回の個人事業主は、店舗を構えてというような言い方もありますけども、例えば左官屋さんだとか、大工さんだとか、一人親方の方々にも、この事業は適用されるんだとなれば、私で例えれば、個人農業主にも対象になるような気もせんでもない。先ほど言いました、一人親方にこのような事業の内容のものがどれだけ要るのか。マスクと消毒液ぐらいで、パーテーションだとか何とかと書いてありますが、そんなものまでは必要ないとなれば、26ページの町民1人当たりと全然変わらないわけです。1人1,000円と、言ってみれば、1人6万円との差が出てくるんです。その辺との精査が、本当にこれ、できているのか。なかなか難しい話だけど、非常に一般町民からすれば矛盾を感じるんですが、その辺はどうとらまえておられるのか、お尋ねしてみたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) 見塚議員の繰越明許に対しますご質疑ですけども、既定予算につきましての対応はどうかということでございます。今回追加であげております事業、これは今回初めて予算をあげさせていただくということで、それにつきましては、これから契約事務を行います。したがいまして、年度内に終了することが見込めないものについてをあげさせていただいておりますし、既定予算につきましては、多くは契約事務を既に行っている状況であります。現在、その進捗状況を踏まえまして、出来高等を確認して、繰り越すものがあるものにつきましては、幾ら繰り越すのか、その作業を現在行っておりますので、今の提案には少しまだ間に合ってないということで、また3月にあげさせていただくということで考えております。現在、既定予算につきましては精査中でございまして、今回はあげることができないということでご理解をお願いしたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) それでは見塚議員の、個人事業主の考え方なんですが、前回、1次のときにも、こういった予防資機材の購入の助成等もさせていただいております。そういった中で、前回300余りの事業所からの申請があったと。内容を見ましても、必要なものを購入して、助成をさせていただいたという部分の中で、それぞれの事業主さんが真に必要だと思われるものについて申請があるというふうに考えておりますので、先ほどの見塚議員からの、ほかの制度との兼ね合いや、いろんな部分で言われることもあろうかと思いますが、そういった中で、それぞれの事業主さんが必要なものをということで買われるものに対して助成をしたいと考えております。 ◎議長(西川誠一) 見塚修君。 ◎見塚 修(6番) 予算というのは、我々議員が増額予算というのは提案ができない、補正といいますか、できないんですが、このような今の事業所の予算が出てきたりいろいろしますと、この大きな6万円、単価的には、総額は知れてるんですが、出てきますと、逆の言い方をすると、26ページのところで、私の例を取りますと、私が三川で百姓をしているときはマスクをしません。1人で田んぼや畑におるわけですから。しかし、私の孫あたりは、毎日学校に行って、毎日マスクをして、週に5日ですが、となれば、その人たちのほうが、この感染防止の費用というのは物すごく要るのではないか。だから、言い方ですが、予算のどこであがってくるのか分かりませんが、教育費であがってくるのか、衛生費であがってくるのか分からないんですが、その人たちのほうがコロナに対する一般的な支出が、今までに比べたら大きいのと違うかなと逆に思ったりするんですが、議員としては、そのような予算の組替えなんかできませんから、増額の提案できないわけですが、その辺についてどう考えられておったのか、最後にお尋ねします。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) それぞれいろいろな考え方はあろうかと思います。先ほど議員からご指摘のありました、時短要請に伴う、町も一部負担をさせていただくようなことにつきましても、町の中にはいろんなご意見があって、我々のような地域の中でそういうことが必要かどうかというような議論もありますし、先ほどもおっしゃいました、感染予防のための様々な支援についても、いろいろ議論はあっても、今、まず最優先するのは、私はスピード感だというふうに思っておりますから、一々、先ほどの灯油の券もございますけども、1世帯に1つでなしに、対象を1人にするのか、部分的な対象にすることによって事務手続の時間がかかって、1週間も20日もその事業を実施するのが遅れるのがいいのか、国の時短要請に対する支援金が大くくりで、一つの事業所が時短に応じれば1日6万円というのをスピーディーにするのがいいのかというと、私はそこはなかなか難しいところだと思います。町としても、きちっと公平に、できるだけスピーディーにというふうに思いはございますけども、対象の事業者のレベルも違いますし、大きさや抱えておられる従業員の数、あるいは観光施設でも、年間の売上高だとか、事業規模というものにすぐ町が即応して、対象に比例したような支援策というのはなかなか難しいというふうに考えておりますので、理解を頂きたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) ほかに質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。  討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本です。  ただいま議題になっております令和2年度香美町一般会計補正予算(第12号)について、反対の立場で討論をいたします。  補正第12号は、生活支援予算であって、町内の経済動向はすぐにはつかめない、今後だというふうに町長は言いました。コロナ対策として、町の税収の10%、約1.8億円はきちっと充てたいと。国からの交付金は、返還するということがないように使い切りたいというふうにも言われました。ここのところは、ぜひともそういう結果が見たいものだというふうに思いますけれども、同時に、3月議会では、経済あるいは営業支援、こういう施策にぜひとも会いたいものだというふうにも思っております。  1点、コロナ対策としてのマイナンバーカード交付申請者に5,000円の商品券交付、これはまさに20%というマイナンバーカードの交付状況、これを目標500件として、コロナ禍に便乗した施策であり、断固として認められないということを申し上げたいというふうに思います。  以上をもって本案に対する反対討論といたします。議員各位のご賛同を心よりお願い申し上げます。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第3号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。  以上で本臨時会に付議されました案件は全て終了いたしました。  これにて令和3年1月第124回香美町議会臨時会を閉会したいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、令和3年1月第124回香美町議会臨時会を閉会いたします。                              午後12時50分 閉会                ○ 閉 会 挨 拶
    ◎議長(西川誠一) 町長より挨拶があります。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 臨時会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  本日、4月以降5度目となる臨時会を開催いただきました。議員各位には、慎重審議の上、原案どおりご決定を頂き、誠にありがとうございました。来る2月24日からは、3月定例会も予定いたしているところであり、議員各位には、引き続いて大変お世話になります。まだまだ寒さも厳しく、降雪も続く中でございます。健康には十分ご留意を頂き、町政発展のため、ますますご活躍されますことを祈念申し上げ、閉会のご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 大変ご苦労さまでした。 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...