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  1. 香美町議会 2020-08-28
    令和2年第121回定例会(第1日目) 本文 開催日:2020年08月28日


    取得元: 香美町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2020年08月28日:令和2年第121回定例会(第1日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午前9時30分 開会                ○ 開 会 挨 拶 ◎議長(西川誠一) おはようございます。第121回香美町議会定例会を開会するに当たり、一言ご挨拶申し上げます。  梅雨が明けると、8月は全国各地で猛暑日となる厳しい暑さが続いています。  さて、9月になりますとベニズワイガニ漁、底曳き網漁が解禁となり、浜もにぎわいを見せることとなります。新型コロナウイルス感染症の影響が懸念されますが、感染症予防対策を徹底強化しながら、地域経済の活性化に取り組まなければならないと考えています。  さて、議員各位におかれましては、極めてご健勝にてご参集を賜り、感謝を申し上げます。今期定例会に提案されます案件は、議案つづりのとおり、報告1件と議案21件の合計22件を予定しております。議員各位におかれましては、何とぞご精励を賜りまして、慎重なるご審議の上、適切妥当なる結論が得られますようお願い申し上げまして、開会の挨拶といたします。  次に、町長より挨拶があります。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) おはようございます。第121回香美町議会定例会の開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  8月は、7月の長雨から一転して連日の猛暑となり、例年であれば少し秋風を感じ始める時期ではございますが、本年はまだまだ残暑が厳しく、一雨が待ち遠しいこの頃でございます。特に、本年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、児童・生徒の皆さんの夏休みも短縮となり、8月17日から2学期ということで、連日の猛暑の中ではありますが、毎日元気に通学されているところでございます。議員各位におかれましては、お元気でご出席をいただき、誠にありがとうございます。  9月を前に、町内の圃場では稲穂も色づき始め、いよいよ実りの秋を迎えることとなります。新品種のなしおとめに次いで、特産の二十世紀梨の出荷も明日から始まり、9月1日からは沖合底曳漁とベニズワイガニ漁が解禁となります。コロナ禍にあって、町内農水産物の販売価格も心配されるところでございますが、今まで並みの価格水準を維持し、農業者、漁業者にとりまして、収穫、漁獲の喜びにつながるものとなるよう願っているところであります。  さて、新型コロナウイルス感染症は、依然として国内外で猛威を振るい、町内でも様々なイベントが中止を余儀なくされているところでございますが、ご承知のとおり、先日8月23日には、国道9号線笠波峠除雪拡幅事業笠波トンネルの安全祈願祭が行われ、長年の懸案でありました、町内を通る主要国道の冬季道路事情の改善に向け大きく前進をすることとなりました。明後日には、香美町総合防災訓練を実施し、南海トラフ巨大地震を想定した避難訓練などの実施を予定いたしております。コロナ禍の中での避難訓練ということで限られた訓練内容となりますが、町民の皆様とともに、いつ、いかなる災害に対しても備えを強固にしてまいりたいと考えております。  今年は、今までのところ台風の発生が少ないところでございますが、全国的には、7月豪雨等による甚大な被害も発生しております。9月、10月と台風シーズンを前に、町内への被害がないことを願うと同時に、人命を最優先に、災害時の被害を最小限にとどめる減災の考え方を基本とし、町民の皆さんの防災意識のさらなる向上を目指してまいりたいと考えております。  新型コロナウイルス感染症は、8月1日に但馬で初の感染者が確認されて以降、朝来健康福祉事務所管内で9名の感染者が確認されておりましたが、昨日、豊岡健康福祉事務所管内でも初の感染者が確認されたところでございます。国によるGo Toキャンペーンの開始などとともに、香美町でも徐々に観光客の受入れが回復傾向にございますが、町民、町内事業者の皆様とともに、様々な感染予防への取組の継続をお願いしているところでございます。4月以降、町としてでき得る対策を打ち出し、議会にもお認めいただき、推進を図っておりますが、本会議におきましても、国の地方創生臨時交付金等を活用した、第6弾となる新型コロナウイルス感染症対策事業を提案させていただいております。また、企業会計以外の一般会計、特別会計の決算認定についても提案をさせていただいておりますが、令和元年度の一般会計は、実質収支で3億5,094万円の黒字決算となりました。また、主な財政指標の状況は、経常収支比率は86.6%と前年に比べ改善したものの、実質公債費比率は9.6%となり、前年度に比べ0.1%とわずかながら悪化という状況になってございます。  今議会には、先ほど申し上げました補正予算や決算認定を含め、当初議案として報告1件、議案21件を提案させていただいております。また、追加議案として、長年の懸案でございました山手土地区画整理事業の関連議案、香住観光案内所の完成に伴う関連議案、国民宿舎ファミリーイン今子浦についての指定管理議案の提案を予定いたしております。なお、7月以降の行政報告につきましては、別冊にして配付をさせていただいておりますので、お目通しのほどよろしくお願いをいたします。何とぞご審議のほどよろしくお願い申し上げ、開会のご挨拶といたします。ありがとうございました。      ──────────────────────────────  開会宣言 ◎議長(西川誠一) ただいまの出席議員は16人であります。定足数に達しておりますので、これより令和2年9月第121回香美町議会定例会を開会いたします。
     直ちに本日の会議を開きます。      ──────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 ◎議長(西川誠一) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、小谷康仁君、西谷高弘君を指名します。      ──────────────────────────────  日程第2 会期の決定 ◎議長(西川誠一) 日程第2 会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、8月21日の議会運営委員会で決定したとおり、本日8月28日から9月30日までの34日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、会期は本日8月28日から9月30日までの34日間と決定いたしました。      ──────────────────────────────  日程第3 諸般の報告 ◎議長(西川誠一) 日程第3 諸般の報告を行います。  今期定例会に提案されます議案つづり等は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。  次に、本日の議事日程及び行政報告はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。      ──────────────────────────────  日程第4 報告第10号 委任専決処分をしたものの報告について ◎議長(西川誠一) 日程第4 報告第10号 委任専決処分をしたものの報告についてを議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  報告の説明を求めます。  総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) おはようございます。それでは、私のほうから、委任専決第5号 損害賠償の額を定めることについて及び委任専決第6号 損害賠償の額を定めることについてを説明させていただきます。  まず、委任専決第5号の説明を行います。議案書の2ページと議案資料1ページを併せせてご覧いただきたいと思います。  本年6月29日に発生いたしました対物賠償事故損害賠償額について、相手方との示談が成立したことに伴い、速やかに相手方を救済するため、地方自治法の規定に基づき7月28日に専決処分を行いましたので、報告するものでございます。  事故の概要を説明いたしますので、議案資料1ページをご覧いただきたいと思います。地図の上側が北となっております。丸で事故現場としてお示ししているところが事故の発生場所となります。事故が発生しましたのは、令和2年6月29日9時40分頃で、主要地方道香住村岡線の香住区森地内となります。町が有害鳥獣個体運搬業務のため派遣を受けております兵庫県シルバー人材センター協会の会員が、2トントラックの公用車を運転し、香住区下岡の有害鳥獣ストックポイントから村岡区長板のストックポイントへ向かって村岡方面へ走行中、脇道へ入って方向転換しようとバックした際に、後方確認を怠り、公用車の停車に伴って停車をしておりました後続の軽自動車に衝突し、損害を与えたものでございます。  なお、事故の際、公用車には、運転席と助手席に派遣労働者2名が乗車し、相手方車両には、相手方である運転手と、助手席にはそのお子さんが乗車していました。このうち、相手方の運転手であります女性の方については、首と腰の痛みを訴えて病院を受診され、現在も通院中でございます。治癒されましたら、別途治療等に要した費用についての示談を行いまして、人身事故についての示談成立後に改めてご報告をさせていただくものでございます。なお、そのほかの3名については、けが等はございませんでした。  議案者の2ページをご覧いただきたいと思います。相手方でございますけれども、香美町内女性で、損害賠償額は24万2,200円でございます。これは、相手方車両の修理代及び代車費用であり、この事故に係ります過失割合は当方が100%ですので、この金額が示談の金額であり、損害賠償額となります。  なお、町が支払いをします損害賠償金につきましては、本町が加入しております一般財団法人全国自治協会から全額補填されます。また、町は、労働者派遣契約に基づく業務の遂行に関して、車両使用に関する覚書を締結しており、この覚書の中で、業務遂行に当たっての車両使用中の事故は、町が加入する保険を適用するということになっておりますので、この点も補足をさせていただきます。  以上で委任専決第5号の説明を終わりますが、今回は派遣労働者による事故であったことを受け、事故後、直ちに派遣元にも注意を促し、今後の安全運転へ向けての会員指導を依頼させていただいたところでございます。  続きまして、委任専決第6号の説明を行います。議案書では3ページ、そして議案資料では2ページとなりますので、併せてご覧いただきたいと思います。  本年7月31日に発生をいたしました対物賠償事故損害賠償額について、相手方との示談が成立したことに伴いまして、速やかに相手方を救済するため、地方自治法の規定に基づき8月17日に専決処分をいたしましたので、報告をするものでございます。  事故の概要を説明いたしますので、議案資料の2ページをご覧いただきたいと思います。地図の上側が北となっております。丸で事故現場としてお示ししているところが事故の発生場所となります。事故が発生しましたのは、7月31日午後3時30分頃で、発生場所は、村岡区川会地内、射添小学校の敷地内でございます。職員が刈払い機を使用し敷地内の草刈り作業を行っていたところ、ロープ式のローターが小石を跳ね上げ、5メートルほど離れた駐車中の軽自動車のリアガラスに当たり、リアガラスを損傷させたものでございます。なお、駐車中の車両でありましたので、車両は無人であり、負傷者はありませんでした。  議案書の3ページをご覧いただきたいと思います。相手方は、香美町内の女性で、損害賠償額は8万2,654円でございます。これはリアガラスの交換修理を行ったもので、この事故に係ります過失割合は当方が100%でございますので、この額は相手方の損害額に相当するものでございます。町が支払いをいたします賠償金につきましては、加入しております全国町村会総合賠償補償保険によりまして全額補填がされます。  以上で委任専決第6号の説明を終わりますが、6月定例会、さらには7月臨時会での報告に引き続いての草刈り作業中の事故であり、改めて学校園や出先施設も含めました草刈り作業時においてのこうした事故のないよう安全管理と作業指示を行い、さらなる事故防止に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) これをもって報告の説明を終わります。      ──────────────────────────────  日程第5 議案第83号 町道山手若松線橋梁下部工新設工事(その1)の請負契約を締             結することについて  日程第6 議案第84号 塵芥収集車の購入契約を締結することについて  日程第7 議案第85号 香美町立小中学校用コンピュータ機器等の購入契約を締結する             ことについて  日程第8 議案第86号 損害賠償の額を定めることについて  日程第9 議案第87号 香美町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例             を定めることについて  日程第10 議案第88号 香美町税条例の一部を改正する条例を定めることについて ◎議長(西川誠一) 日程第5 議案第83号 町道山手若松線橋梁下部工新設工事(その1)の請負契約を締結することについてから、日程第10 議案第88号 香美町税条例の一部を改正する条例を定めることについてまでの6議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  これより、議案ごとに町長の提案理由の説明、担当課長の補足説明を求めます。  初めに、議案第83号 町道山手若松線橋梁下部工新設工事(その1)の請負契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第83号 町道山手若松線橋梁下部工新設工事(その1)の請負契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  既成市街地主要地方道香美久美浜線を連絡し、生活幹線道路の骨格を構成するため、第1期工事に引き続き工事を行うものでございます。詳細につきましては建設課長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、建設課長、吉田英貴君。 ◎建設課長(吉田英貴) おはようございます。それでは、議案第83号の補足説明をさせていただきます。議案書の4ページをお開きください。  提案の理由としましては、町長よりご説明申し上げましたように、既成市街地主要地方道香美久美浜線を連絡し、生活幹線道路の骨格を形成するとともに、山手地区との交流を図り、既成市街地と一体となったまちづくりを行うため、平成21年に供用開始した第1期工事に引き続き整備を行おうとするもので、香住谷川右岸側橋梁下部工新設工事の請負契約を締結するものでございます。  まず、契約の内容ですが、契約の目的は町道山手若松線橋梁下部工新設工事(その1)、契約の方法は制限付一般競争入札、契約の金額は5,723万3,000円、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町香住区香住810番地の5、株式会社中村建設代表取締役中村裕二でございます。このたびの入札につきましては、7月1日に入札参加者審査会を開催し、入札参加の資格要件を決定いたしました。入札参加資格要件につきましては、本店の所在地が香美町内にあり、土木一式工事の許可を有する者で、総合評定値が830点から1,029点の者、または685点から829点で発注対応金額の特例範囲の適用を受ける者、1,030点以上で発注対応金額の特例範囲の適用を受ける者とし、いずれも当該工事に専任できる管理技術者、または主任技術者を配置できることを条件といたしました。  これらの入札参加資格要件を示した告示を7月8日に行い、7月15日の締切りまでに12社から応募がありました。その後、配置予定技術者の資格などの審査を行った結果、申込みのあった12社全てが要件を満たしていることを確認いたしました。去る8月5日に入札を行い、1回目の入札で同額でありました3社によるくじにより株式会社中村建設が税引き5,203万円で落札し、現在仮契約の締結を行っているところです。なお、落札率は88.7%でした。入札の結果につきましては、議案資料の3ページに入札結果表を添付していますので、ご清覧いただきたいと思います。  それでは、工事概要についてご説明させていただきます。議案資料の4ページをお開きください。まず、工期につきましては、令和3年3月26日までとしております。  次に、工事概要ですが、議案資料5ページの平面図、6ページの橋梁一般図を併せてご清覧いただきたいと思います。  それでは、平面図をご覧ください。図面の配置については、図面の下側が北側を示し、中央に公立香住病院、左側が山手方面、右側が町道香住市街地線となります。今回の工事は、2期工事として、全体200メートルの改良区間のうち、香住谷川を渡河する右岸側の橋台を設置するもので、この工事に附帯し、護岸工事等も併せて実施するものです。  次に、橋梁一般図で工事内容につきましてご説明させていただきますので、6ページをご覧ください。図面左上に側面図、左下に平面図をお示ししています。今回の工事は、橋台幅12.0メートル、延長3.4メートル、高さ3.1メートル、1基を新設するものです。具体的には、地盤が軟弱であることから、杭径70センチ、長さ11.0メートルのコンクリート杭を12本打ち込み、躯体工として82立方メートルのコンクリートを打設し、橋台を施工するものです。また、附帯工事として、ブロック積みによる護岸工109平方メートル、大型土のう等による締切り工としての仮設工などを施工するものです。  なお、本橋梁の工事と併せて、兵庫県新温泉土木事務所により、11月から、病院橋より上流、左岸側の香住谷川の矢板設置工事が実施されます。また、工事の施工に際し必要となります工場用ヤードとして、公立香住病院内の駐車場の一部の使用を考えております。このことから、関係者との連絡調整を密にし、病院への来院者の利便性が損なわれないように配慮するとともに、併せて安全の確保も十分図り、労働災害等の発生がないよう留意して施工してまいりたいと考えております。現在は仮契約中でございますが、議決をいただきましたら、本契約を締結し、着手したいと考えております。  以上、簡単ですが、議案第83号の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第84号 塵芥収集車の購入契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第84号 塵芥収集車の購入契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  平成20年に購入した塵芥収集車が老朽化したため、更新を行うものでございます。詳細につきましては町民課長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、町民課長、森垣文裕君。 ◎町民課長(森垣文裕) おはようございます。それでは、議案第84号の補足説明をいたします。議案書の5ページをお開きください。  契約の目的は、塵芥収集車1台を購入するものでございます。契約の方法は指名競争入札で、契約の金額は1,017万9,978円でございます。契約の相手方は兵庫県美方郡香美町香住区七日市41番地、有限会社タムラモータース代表取締役田村和也でございます。購入する塵芥収集車は、香住清掃事務所に配置するものであり、香住区のごみ収集運搬に使用するものでございます。  それでは、議案資料の8ページをお開きください。今回購入します車両の入札において、指名業者の方々にお示ししました仕様書の内容を記載しております。車両の仕様のうち、駆動方式の検討に当たりましては、現在、香住区の収集に使用しております3台の4トン塵芥収集車が全て二輪駆動であること、そして、今回は、その3台のうち一番古い車両の更新であるということから、市街地の狭い場所での取り回しなど、収集作業効率を考え、更新の対象とした車両と同様の二輪駆動による車両とする選定を行ったものであります。また、塵芥収集車として、収集したごみを積み込む装置が取付け可能な車両について、複数社の同クラスの車両についてカタログ値を基に比較しましたところ、ベース車両としてのエンジン性能や装置取付け後の最大積載量などに関しては大きな差異が見られませんでした。さらに、この部分での収集等の業務に関係して限定が必要な箇所はございませんでしたので、仕様書の項目1、車両、2、性能、3、主要諸元(架装後)、9ページの4、装備(車両)の各項目の内容については、各自動車メーカーが対応可能なものとしたところです。9ページの項目5の架装ですが、この部分は、ベース車両の荷台を改造して搭載することになります、収集したごみを積み込む装置についての仕様になります。この装置については、本町の塵芥収集車で使用しているという実績から、極東開発工業株式会社の製品を使用することにしました。積込み方式は回転盤式、排出方式は押し出し式、容量は8立方メートルとしています。従前と異なる部分としましては、バックモニターカメラセットを加えているところでございます。車両後退時に運転席のモニターに後ろの状況が映し出されるものとなります。収集作業は常時2人作業を行うとはしながら、より作業の安全性を考慮した装備となります。また、架装部分の左右側面には、町章の表示と白抜き文字によります町名、スローガンとして、「町も心も美しく」、収集車の愛称のゆうなぎを書き込み、後部には町名を書き込むこととしています。その他の仕様は8ページから10ページに、車体表示は11ページに添付しておりますので、ご清覧をいただきますようお願いいたします。  この塵芥収集車の発注に当たりましては、去る7月1日の入札審査会において、自動車販売業者のうち、当該車両の車検整備ができる町内業者12社を選定し、このうち、入札参加申込書の提出があった6社による指名競争入札を8月19日に行い、入札までに辞退届の提出があったものを除く3社による入札となり、1回目で落札に至っております。入札の状況につきましては、議案資料7ページのとおりでございます。なお、落札率は93%でございました。現在仮契約中であり、本議会でのご決定をいただきましたら、本契約に移行させていただきたいと考えております。  なお、納期は来年3月26日としているところでございます。  以上で議案第84号の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第85号 香美町立小中学校用コンピュータ機器等の購入契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第85号 香美町立小中学校用コンピュータ機器等の購入契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  令和3年3月末にリース期間満了となる機器の更新及びGIGAスクール構想の実現に向けた1人1台端末環境の整備を行うものでございます。詳細につきましては教育総務課長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、教育総務課長、清水幸信君。 ◎教育総務課長(清水幸信) おはようございます。それでは、議案第85号の補足説明をさせていただきます。議案書の6ページをお開きください。  まず、契約の内容でございますけれども、契約の目的は、香美町立小中学校用コンピューター機器等の購入。契約の方法は指名競争入札。契約の金額は1億230万円。契約の相手方は兵庫県美方郡香美町香住区香住1245番地、株式会社コラボラボ香美支店、支店長駒居真典でございます。  このたびの入札につきましては、7月15日に開催しました入札参加者審査会におきまして、町内に本店または支店等を有し、電子計算機器類販売の入札参加資格を有する4社を選定していただきました。入札は8月11日に行いまして、1回目の応札で株式会社コラボラボ香美支店が税別9,300万円で落札し、仮契約の締結を行いました。落札率は99.1%でございます。入札の結果につきましては、議案資料の12ページに入札結果表を添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。  それでは、購入機器等の概要についてご説明をさせていただきます。このたび購入します機器は、本年5月臨時会の補正の第3号で、公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備事業として予算化していただいたもので、令和3年3月末でリース契約が満了する香住区の6小学校及び小代中学校のパソコン教室の機器更新と、GIGAスクール構想によります1人1台端末実現のための児童・生徒用のコンピューターでございます。  議案資料の13ページの仕様明細書をお開きいただきたいと思います。まず、リース契約満了により更新する機器ですが、左側にあります項目1項目の校内サーバー7台、2項のパソコン教室の教師用コンピューター7台、3項の児童・生徒用コンピューター107台、1項目飛ばしまして、5項の大型プリンター7台、カラープリンター7台、モノクロプリンター7台、6項のL2スイッチ9台と、これらに関連しますOS及びソフトウエア一式でございます。また、4項にありますとおり、1人1台端末実現のために必要な児童・生徒用コンピューターを全小・中学校14校に計896台購入いたします。  今回の購入機器の仕様につきましては、今年度既にリース更新によって導入済みの他の小・中学校と差異がないようにするために、同じメーカーの同じ機種のものを指定して入札を行わせていただきました。また、1人1台端末のための児童・生徒用コンピューターにつきましても、パソコン教室用のコンピューターと操作方法が異なり、児童・生徒が戸惑うことがないよう、同じメーカーのものを指定して入札を行っております。これらの機器のメーカー、機種名、学校ごとの数量につきましては議案資料13ページに、概要図を議案資料14ページに示しておりますので、ご確認いただきたいと思います。  導入に当たりましては、各校の授業に支障とならないようにスケジュール調整を図りながら、年内に整備を完了する予定としております。現在は仮契約中でございますが、議決をいただきましたら本契約を締結し、着手したいと考えております。  以上でご説明を終わりますが、ご審議の上、適切なご決定を賜りますようよろしくお願いいたします。  以上、議案第85号の補足説明とさせていただきます。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第86号 損害賠償の額を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第86号 損害賠償の額を定めることについての提案理由の説明をいたします。  旧香美町職業訓練センター跡地から発見された産業廃棄物の撤去等に伴う損害を賠償するため、損害賠償の額を定めるものでございます。詳細につきましては観光商工課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。
    ◎議長(西川誠一) 補足説明、観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) おはようございます。それでは、議案第86号 損害賠償額を定めることについて、補足説明をさせていただきます。議案書につきましては7ページ、議案資料は15ページから18ページをご覧いただきたいと思います。  議案書7ページをご覧ください。相手方は香美町内男性で、損害賠償の額は447万3,000円でございます。損害の概要は、旧香美町職業訓練センター跡地の地中に産業廃棄物が存在していたため、土地所有者である相手方に損害を与えたというものでございます。  それでは、本件の概要につきまして詳しく説明をさせていただきますので、議案資料15ページをご覧ください。  まず、損害賠償の概要についてご説明します。損害賠償請求の対象となる産業廃棄物の所在地は、香住区香住字薦池107番地4、231.41平方メートル、宅地で、旧香美町職業訓練センターの敷地であった場所の一部でございます。請求者は所在地の土地所有者、請求の内容は、住宅建築のために所在地の地盤調査を行った際、地中に産業廃棄物、具体的に言いますと、基礎杭の切断片が確認されました。この産業廃棄物の撤去に要する費用と、住宅建築の遅延による損害の賠償を求められたものでございます。  これまでの経過についてご説明いたします。所在地に住宅を建築するため相手方が地盤調査を実施したところ、産業廃棄物、基礎杭の切断片が発見され、住宅建築に支障がある旨の報告を受けました。関係者とともに現地で産業廃棄物を確認し、損害の賠償を求められました。その後、工事方法等についての協議後、産業廃棄物撤去、土壌改良工事及び地盤調査を実施し、住宅建築に支障のないことを確認したところです。  所在地の概要についてご説明いたします。議案資料の16ページをご覧ください。所在地一帯は、香美町商工会が前商工会館の敷地として地権者から借地した土地であり、その一部、旧職業訓練センター敷地部分を町が商工会からお借りしていたものです。町は、平成26年度に旧職業訓練センターを解体撤去、香美町商工会は、平成29年度に前商工会館を解体撤去し、地権者との土地賃貸借契約を解約しております。  原因についてですが、確認された基礎杭の切断片は、昭和47年3月に竣工しました旧職業訓練センター建築工事の施工に当たり、適切な処分がなされず、地中に埋設されたものと推測されます。建築に当たり、本来は工事請負業者が適切に処分すべきものがなされていません。また、設計監理業者も、適正な施工管理がなされていません。また、発注者である町として、確認も十分ではありません。これらのことが原因であったと判断しております。  責任についてご説明いたします。町顧問弁護士に旧職業訓練センター建築時からの経緯を含め相談を行った結果、建築時の放置物であれば町の責任は免れないものであり、工事請負業者や設計監理業者にも瑕疵はあるものの、既に時効となっていることから、業者の責任は問えない旨の見解を受けております。建築から48年が経過した現在、既に時効も成立していることから、損害賠償請求者を救済するため、町が責任を負うものでございます。  議案資料17ページをご覧ください。損害賠償の内容ですが、産業廃棄物撤去費用、産業廃棄物撤去に伴う地盤再調査費用、産業廃棄物撤去に伴う住宅建築工事の増加分、住宅工事遅延により生じた住宅家賃、住宅完成時期遅延による次世代住宅ポイントの保証の合計447万3,000円を賠償することとしております。  なお、参考としまして、旧職業訓練センター建築工事の概要、議案資料18ページには旧職業訓練センター位置図について記載しておりますので、ご清覧ください。損害賠償額、内容につきましては、既に相手方にもご説明し、内諾をいただいております。また、示談につきましては、本議案可決後、速やかに締結し、賠償金をお支払いする予定としておりますので、ご決定いただきますようよろしくお願いいたします。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第87号 香美町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第87号 香美町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  感染症防疫作業手当を新たに設けることに伴い、香美町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては総務課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) それでは、議案第87号の補足説明をさせていただきます。改正条例案につきましては、議案書9ページから10ページとなります。また、条例の新旧対照条文等を議案資料の19ページから21ページにつけておりますので、ご参照いただきたいと思います。  今回の改正は、このほどの新型コロナウイルス感染症の感染者等への対応業務に従事した職員への特殊勤務手当を設けるに当たり、新規に感染症防疫作業手当を追加した上で、附則において、新型コロナウイルス感染症の感染者等への対応業務に従事した職員に対する手当の特例を追加するものでございます。  それでは、議案資料19ページから21ページにかけましての新旧対照条文により説明させていただきます。改正内容といたしましては、第2条、手当の種類において、第4号として感染症防疫作業手当を追加し、従来の第4号を繰り下げて第5号とするとともに、第6条第1項として、感染症防疫作業手当の具体的な支給対象となります対象業務を規定し、同条第2項で手当の額を1,000円と規定しています。  なお、具体的な対象業務は、条文のとおり、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律で規定をされております一類感染症、二類感染症、指定感染症及び新感染症、また、検疫法で規定されております検疫感染症への対応業務となります。さらに、附則に第3項を追加いたしまして、感染症防疫作業において新型コロナウイルス感染症の防疫作業に従事したときは手当の額を3,000円とし、さらに、新型コロナウイルス感染症の患者もしくはその疑いのある者の身体に接触または長時間にわたり接して行う作業等に従事した場合は4,000円とする特例を規定いたしております。  次に、21ページで附則第2項関係としておりますが、関連します香美町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正を行うものでございます。この条例の第16条においては、パートタイム会計年度任用職員の特殊勤務に関する報酬を職員の特殊勤務手当条例の例により計算して、特殊勤務に係る報酬として支給することといたしておりますので、引用いたします条文についても同様に改正を行い、第3条から第5条までとなっておりましたものを、第3条から第6条までに改めるものでございます。  なお、フルタイム会計年度任用職員については、同条例第12条において、特殊勤務手当条例の定めるところにより、フルタイム会計年度任用職員にも同様な特殊勤務手当を支給する内容となっております。  なお、議案書10ページの附則のとおり、施行日は公布の日、適用につきましては8月1日からといたしております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第88号 香美町税条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第88号 香美町税条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、香美町税条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては税務課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、税務課長、田村顕彦君。 ◎税務課長(田村顕彦) それでは、議案第88号の補足説明をいたします。本年4月30日に、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策における税制上の措置を講ずるための地方税法等の一部を改正する法律等が、公布及び施行されております。これに伴いまして、5月20日の臨時会におきまして、香美町税条例等の一部を改正いたしましたが、その際の未改正分につきまして、今回所要の改正を行うものでございます。  議案書の12ページをお開きください。12ページが香美町税条例の一部を改正する条例の改正条文でございます。  次に、議案資料の22ページをお開きください。22ページが新旧対照条文となっています。  次に、23ページをご覧ください。改正します条例要旨をまとめております。説明はこの条例要旨で行いますので、よろしくお願いいたします。  今回改正しますのは、個人町民税に関するもので、イベントを中止等した事業者に対する払戻し請求権を放棄した者への寄附金税額控除の新設についてでございます。内容につきましては、記載していますように、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた措置を円滑に実施することが課題となっている中、政府の自粛要請等を受けまして、多くの文化芸術及びスポーツイベントの中止、延期または規模の縮小が相次いでいる中で、所得税の改正を踏まえまして、個人町民税におきましても、イベント主催者の文部科学省への申請により、文部科学大臣が指定行事として指定したイベントのチケット等購入者が、その払戻し請求権を放棄した場合には、その放棄した金額、上限額は年間合計20万円でございます。その放棄した金額を寄附金とみなして、個人町民税におきましても、所得税と同様に寄附金税額控除の対象とするという制度が新設されました。この措置による財源につきましては、町の財源での対応となります。  次に、指定行事の対象となるイベントについてでございますが、寄附金税額控除の対象となるイベントにつきましては、要旨に記載しております1)から6)までの要件を全て満たすイベントであり、イベント主催者が文部科学省に対しまして指定行事に関する申請を行い、文部科学大臣が指定行事として指定するイベントが寄附金税額控除の対象イベントとなります。指定の要件につきましては、1)から6)まで記載しておりますので、ご確認をお願いしたいと思います。  なお、本制度におきまして、指定行事の対象となるイベントの主催者がこの申請を行うか否かにつきましては、イベント主催者の任意となっております。  次に、寄附金税額控除の適用までの流れにつきまして説明させていただきますと、まず、イベント主催者が文部科学省に対しまして指定行事に関する申請を行い、この申請に対しまして、文部科学省は、指定行事の対象としての可否についてを審査し、指定行事として指定する場合には、そのイベント主催者に対しまして指定行事証明書等を交付し、その当該イベント名等を文科省及びスポーツ庁のホームページで公表いたします。文部科学省から指定行事として指定を受けたイベント主催者は、払戻し請求権を放棄する申請があったチケット購入者等に対しまして、指定行事証明書のコピー及び払戻し請求権放棄証明書を交付いたします。指定行事証明書のコピー及び払戻し請求権放棄証明書を受領しましたチケットの購入者の方は、確定申告の際に当該書類を添付して申告することによりまして、所得税と同様に、個人町民税の賦課におきまして、寄附金税額控除の適用を受けることができるという流れでございます。  続きまして、町が指定する寄附金税額控除の対象として指定するイベントの範囲についてでございますが、既存の香美町税条例寄附金税額控除に関する要綱を改正いたしまして、対象とするイベントの範囲を文部科学大臣が寄附金税額控除の対象として指定する全てのイベントと規定する考えでございます。参考といたしまして、指定行事のイベントの数についてでございますけれども、8月21日時点で943のイベントが指定行事として指定されておりまして、文科省及びスポーツ庁のホームページに公表をされております。  最後に、兵庫県の動向についてでございますが、現段階では、兵庫県といたしましては、その実施も含めて、まだ決定をしないという状況でございまして、実施をしない可能性のほうが高くなっております。ご存知のように、個人町民税は町民税と県民税等を一体的に賦課する税でございますので、町民税では対象となりますが、県民税としては対象とならないことになる可能性が高くなっていますが、香美町といたしましては、コロナウイルス感染症に伴う地方税法の税制措置につきましては、その実施のための環境を整備すると判断いたしましたので、ご理解をいただきたいと考えます。  以上で議案第88号の補足説明を終わります。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) これをもって、議案第83号から議案第88号までの6議案の提案理由の説明を終わります。  なお、この6議案については9月11日に案件ごとに審査いたします。  ここで暫時休憩します。再開は10時40分といたします。                              午前10時28分 休憩                              午前10時39分 再開 ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。      ──────────────────────────────  日程第11 議案第89号 令和元年度香美町一般会計歳入歳出決算の認定について  日程第12 議案第90号 令和元年度香美町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認             定について  日程第13 議案第91号 令和元年度香美町後期高齢者医療保険事業特別会計歳入歳出決             算の認定について  日程第14 議案第92号 令和元年度香美町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に             ついて  日程第15 議案第93号 令和元年度香美町財産区特別会計歳入歳出決算の認定について  日程第16 議案第94号 令和元年度香美町町立地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算             の認定について  日程第17 議案第95号 令和元年度香美町国民宿舎事業特別会計歳入歳出決算の認定に             ついて  日程第18 議案第96号 令和元年度香美町矢田川憩いの村事業特別会計歳入歳出決算の             認定について ◎議長(西川誠一) 日程第11 議案第89号 令和元年度香美町一般会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第18 議案第96号 令和元年度香美町矢田川憩いの村事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの8議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  議案第89号から議案第96号までの8議案を一括して、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第89号 令和元年度香美町一般会計歳入歳出決算の認定についてから、議案第96号 令和元年度香美町矢田川憩いの村事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの8議案について、一括して提案理由を説明いたします。  令和元年度の一般会計及び7特別会計の決算が確定をいたしましたので、議会の認定を求めるものでございます。令和元年度の8会計における決算総額は、歳入190億7,944万3,000円、歳出186億3,434万円で、歳入歳出差引き額は4億4,510万3,000円となり、歳入歳出差引き額から翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は4億2,515万3,000円の黒字となりました。  また、普通会計における主な財政指標は、経常収支比率は86.6%、実質公債費比率は9.6%、また、将来負担比率は65.6%となりました。なお、各会計の決算概要につきましては各担当課長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) これより、議案ごとに順次各課長より内容の説明を求めます。  初めに、議案第89号について財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) それでは、議案第89号の補足説明をさせていただきます。  一般会計決算書の236ページをお開きください。まず、実質収支に関する調書でございますが、歳入総額は139億8,048万3,000円、歳出総額は136億959万3,000円で差引き額は3億7,089万円となり、翌年度へ繰り越すべき財源1,995万円を差し引いた実質収支額は3億5,094万円の黒字となっております。地方自治法及び地方財政法の規定によりまして、実質収支計上額の2分の1を下らない額1億7,600万円を財政調整基金へ繰入れすることとしています。  続きまして、決算書の1ページをご覧ください。歳入の状況でございますが、表の中ほどの列、収入済額の欄をご覧ください。10万円の位を四捨五入しまして100万円単位で説明をさせていただきます。また、科目ごとの詳細につきましては、主要な施策の成果71ページ以降に概要説明、また、79ページ以降に第4表として整理表を掲載し、前年度との対比をしておりますので、参考にしていただきたいと思います。  まず、1款町税の決算額、収入済額でございますが、17億1,900万円で前年度対比100万円の増となりました。なお、259万6,746円の不納欠損処理をしております。税目ごとの決算状況でございますが、町民税が700万円の増、固定資産税が600万円の減、軽自動車税が200万円の増、町たばこ税が200万円の減となっております。現年課税分の収納率は99.33%、滞納繰越分は11.6%で、合計収納率は94.64%となっております。  11款の地方交付税は66億3,800万円で、前年度対比6,700万円の減となりました。内訳としましては、普通交付税が58億900万円、対前年2,400万円の減、特別交付税は8億2,900万円で対前年4,300万円の減となっております。  続きまして、2ページをご覧ください。14款使用料及び手数料、1項使用料で5万3,200円を不納欠損処理しております。内訳は、公債権である町道占用料100円及び幼稚園保育料5万3,100円で、いずれも時効期間5年を経過しており、不納欠損処理をしたものでございます。  15款国庫支出金は8億5,900万円で、前年度対比1億5,500万円の減となりました。これは、台風等により被災した道路橋梁及び河川災害復旧事業等に係る公共土木施設災害復旧費負担金9,600万円の減などによるものです。  16款県支出金は9億1,700万円で、前年度対比2億9,600万円の減となりました。減となった要因でございますが、平成30年度の兎和野高原野外教育センタートイレ改修工事完了に伴う兎和野高原野外教育センター指定管理料が1億9,600万円の減となったこと、また、台風等により被災した農地及び農業用施設災害復旧事業等に係る農林水産施設災害復旧費県補助金が1億4,700万円の減となったことによるものでございます。  19款繰入金は3億3,900万円で、前年度対比3億3,300万円の減となりました。これは、町債繰上償還の財源とするため、減債基金から繰入金を平成30年度には予定しておりましたが、令和元年度ではなくなったということで4億3,100万円減となったことによるものです。  22款町債は17億6,000万円で、前年度対比2億800万円の減となりました。町債の内容につきましては、決算書42ページ以降に詳しく掲載をしておりますが、減額となった要因は、臨時財政対策債が対前年9,300万円の減、また災害復旧債が対前年8,600万円の減となったことなどによるものです。  なお、地方債現在高は197億500万円で、対前年度比9,500万円の減となっております。  続きまして、歳出の概要について説明をします。令和元年度は、町の主要計画である第2次香美町総合計画の重点施策として位置づけられる香美町総合戦略が最終年度を迎え、掲げられた目標に対する確かな成果と評価が求められるとともに、総合計画の後期基本計画につなぐための新たな施策展開に向かう重要な年度となり、過疎地域自立促進計画、新町まちづくり計画の2つの延長計画の4年目となりました。財政面では、財政運営に大きな役割を果たしている普通交付税の合併算定替期間も終盤を迎え、令和元年度は減額措置4年目の年度となりました。このような状況を背景にしながら、予算提案に当たりましては、総合計画で定めましたまちの将来像、「こどもたちに夢と未来をつなぐまち」の実現を目指し、7つの基本方針に沿って施策をお示しし、数多くの施策に取り組んできましたが、その一部の事業の例示で説明に代えさせていただきます。なお、それぞれの事業概要につきましては、別冊の主要な施策の成果1ページ以降におきまして詳細な説明を行っておりますので、参考にしていただきたいと思います。  まず1点目の、ふるさとを担う子どもを育むまちでございますが、決算書では款3民生費、また、10款の教育費の一部となります。主要な施策の成果では1ページからになります。子育て支援としまして、子育て・子育ち支援センターの運営や放課後児童健全育成事業を継続実施したほか、高校3年生世代まで医療費の無料化、保育料を国基準の5割まで負担を軽減し、令和元年10月からは、国の幼児教育の無償化実施によりまして、3歳から5歳児の保育料が無償化されました。また、病気になった児童を病院保育所で一時的に保育する病児保育事業により福祉の向上を図りました。さらに、小学生の英語力向上を図るため、セミナーの実施、そして中学校の全生徒を対象に英検IBAを実施し、英語検定受験への意欲を高めたほか、柴山小学校校舎の改修工事、香住文化会館の改築工事に取り組みました。  2点目の、若者がいきいきと働くまちでは、6款の農林水産業費や7款の商工費の一部となりますが、主要な施策の成果では23ページからになります。次代へつなぐ農林水産業や商工業の振興のために、各種団体との意見交換を重ね、農業振興では担い手の育成、確保、また農地の集積、集約の促進に取り組み、有害鳥獣対策として、ストックポイントを町内2か所に整備し、農業用水施設の維持管理対策としまして、町単独補助事業の補助率を55%から75%に引き上げ、農家負担の軽減を図りました。畜産振興対策では、日本農業遺産に認定された兵庫美方地域の但馬牛システムを、世界農業遺産の認定を目指し、取り組みました。林業振興では、新たに創設された森林環境譲与税を活用し、森林経営管理計画を策定しました。水産業振興では、引き続き魚食普及活動を推進するとともに、魚のまち香美町を再興させるための構想作りを行いました。商工業振興では、新たに起業した海上タクシー事業の初期投資に対し助成をしたほか、消費税10%引上げに伴い、低所得者と子育て世帯に対しプレミアム20%を付与した商品券を販売しました。また、企業を支える人材の育成を図り、新たに設備導入支援事業補助金制度を創設するなど、産業の活性化に向けて支援施策を広く展開しました。観光におきましては、観光誘客のための施策を展開したほか、麒麟のまち観光局による広域観光連携を進めるとともに、多言語翻訳機の購入補助を行い、観光客の滞在時間の拡大、インバウンド対策に取り組みました。観光施設整備としましては、門前まちづくり構想に基づく看板設置工事を実施したほか、猿尾滝遊歩道落石対策工事、ハチ北温泉湯治の郷ろ過機更新工事、小代ゴンドラリフト索道設備修繕工事などを実施いたしました。  3点目の、みんなが安心して暮らせる健康長寿のまちでございますが、3款民生費や4款衛生費の一部となります。主要な施策の成果では38ページからになります。病院、診療所の医師確保の取組や運営支援を強化するとともに、母子保健対策をはじめ、がん予防検診や各種予防接種事業の実施にも力を入れ、がん検診の対象年齢拡充や風疹予防接種費用の助成に新たに取り組むなど、健康づくりのための事業を充実させました。また、介護職員確保対策として、介護の仕事に必要な資格取得のための研修受講料について、助成率の引上げを行いました。そのほか、特別養護老人ホーム、多床室のプライバシー保護のため、改修に対する助成や重度障害者対応のグループホーム整備に対し助成を行いました。  4点目の、みんなで創る魅力あるまちでございますが、8款土木費や9款消防費の一部となります。主要な施策の成果では53ページからになります。安全・安心に暮らすことができる災害に強いまちを目指し、豪雨や降雪時の町道の維持管理を適切に行い、町民の生活道路の確保に努めました。新設改良事業では、黒田線の黒田大橋のほか8橋の長寿命化工事や三田矢田線の災害防除工事等を交付金事業で行ったほか、山手若松線をはじめとする町内主要道路の測量設計改良工事に町単独事業として計画的に取り組みました。また、バス、鉄道等の公共交通を確保し、住民サービスを充実させるとともに、JR香住駅前広場改修工事を実施いたしました。水道事業、下水道事業に対しては、基準外も含め繰出しを行い、事業運営の支援を行いました。消防、防災関係では、美方郡広域事務組合が行う消防ポンプ自動車整備事業などに対し負担を行ったほか、香住区の防災行政無線デジタル化に向け、屋外拡声子局、戸別受信機等を整備いたしました。また、防災対策として、箇所別土砂災害危険度予測システムを導入し、的確な場所とタイミングで警戒情報が伝達できるようになりました。  5点目の、地域の豊かな資源を生かすまちでございますが、主要な施策の成果では58ページからになります。豊かで美しい自然景観を守り、育て、より魅力的な資源として次代へ伝えるとともに、地域の活性化に結びつけることを目指し、海岸美化による自然景観の保全や、それを活用するための山陰海岸ジオパーク推進事業に積極的に取り組みました。また、旧矢田川クリーンセンター施設の解体撤去工事に取り組みました。さらに、今後の主要施策となる移住定住対策を本格的に進めていくため、空き家バンク制度及び移住定住ウエブサイトの有効活用を図るとともに、スタディツアーの実施など、移住サポート支援をはじめ、空き家の利活用促進など、事業を積極的に展開いたしました。  6点目の、協働によるまちづくりの推進でございますが、主要な施策の成果では64ページからになります。まちづくりに全ての町民が関わり、住みよい地域づくりを目指すため、地域振興対策や地域コミュニティ活性化事業を展開いたしました。また、新しい地域コミュニティづくりの中心的な役割を果たす集落支援員の配置や、住民アンケート調査などによりまして、射添地区における取組の推進を図りました。  7点目の、経営的視点にたった行財政運営の推進でございますが、主要な施策の成果では67ページからになります。行政改革の推進として、公共施設等総合管理計画に基づくインフラ施設のうち、道路施設に係る個別施設計画を策定いたしました。基金管理におきましては、減債基金を計画的に積み立て、健全な財政運営に取り組みました。また、公共施設等の計画的な解体撤去、修繕、更新に必要な経費の財源確保のため、公共施設等管理基金へ2億円の積立てを行いました。さらに、老朽化の進んだ小代地域局の建替え整備に向けまして、実施計画を行いました。結果といたしまして、普通会計における財政指標でございますが、主要な施策の成果の77ページ、第2表で整理をいたしております。決算統計に基づく主要な項目における数値でございますが、経常収支比率につきましては86.6%で、前年と比べ1.5ポイント悪化しております。実質公債費比率は9.6%で、前年と比べ0.1ポイント増となっております。経常収支比率でございますが、前年と比べ1.5ポイント改善ということであります。  続きまして、地方債現在高でございますが、190億9,900万円で前年と比べまして1億9,300万円減となっております。財政調整基金残高は37億9,900万円で、前年と比べ1億2,100万円増となっております。なお、各基金の状況につきましては、決算書の242ページにまとめております。財政調整基金以外の主な基金の年度末残高でございますが、(3)の減債基金は10億1,600万円、(6)の地域振興基金は16億6,300万円、(7)の公共施設等管理基金は4億8,800万円となっております。  最後に、主要な施策の成果に参考として添付いたしております決算状況説明書につきまして若干の説明をさせていただきます。  主要な施策の成果の71ページをご覧ください。こちらに掲載しております決算の概要と、第1表から第3表まで普通会計として整理しております。普通会計は決算統計で分類します会計に基づいており、本町では、一般会計に矢田川憩いの村事業特別会計を含んで集計いたしております。  76ページの第1表でございますが、性質別経費の前年度比較でございます。77ページの第2表は、先ほど一部数値の説明をさせていただきましたが、主な財政指数を掲載いたしております。78ページの第3表は性質別経費を5年度間分掲載し、数値の変化を追えるようにしております。79ページ以降、第4表は一般会計の歳入の状況を整理しており、町税につきましては前年度比較を、その他の収入は過去5年度間分数値を掲載しております。82ページには第5表と第6表を掲載しております。市町交付金が充てられる社会保障施策に要する経費と入湯税の使途状況を整理したものでございます。いずれの資料も決算内容の審議にご活用いただきたく整理をしたものでございます。  以上で議案第89号の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第90号及び議案第91号について健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) それでは、国民健康保険特別会計の事業勘定のほうから補足説明をさせていただきます。特別会計決算書のほうの国民健康保険事業特別会計決算書の20ページをお開きいただきたいと思います。実質収支に関する調書のところでございます。歳入総額は20億5,865万5,000円、歳出総額は20億4,837万円で、差引き額は1,028万5,000円となり、実質収支額も同額となっており、国民健康保険財政調整基金へ繰り入れることとしました。
     続きまして、主要な施策の成果説明書のほうで決算内容を説明させていただきますので、83ページをお開きください。国民健康保険の世帯数及び被保険者の異動状況は、令和元年度末現在の世帯数は2,477世帯、被保険者の総数は4,105人となりました。1行目の終わりのところですが、国民健康保険財政の安定した運営を図るため、健全財政の維持、運営、被保険者の資格適正化、診療報酬明細書の点検の3点を重点に取り組みました。  1つ目の、健全財政の維持、運営でございますが、平成30年度から県が国保財政の運営主体となり、療養の給付等に要する費用を全額県から交付を受けるとともに、県が算出した国民健康保険事業費納付金を県へ納付、その納付に必要な額を国保税として賦課徴収することになりました。制度改正後も、国民健康保険税については急激な負担増とならないよう基金の繰入れを行い、税率を定めました。国保税率においては、平成30年度と同様に、賦課割合を応能割50%、応益割50%で被保険者の方々にお願いしました。また、平成30年度から資産割をなくし3方式としました。令和元年度の税率等につきましては、右側の表に記載のとおりでございます。  決算状況のほうですが、歳入の国民健康保険税の決算額は3億3,855万6,000円となっております。また、県支出金として15億36万7,000円の交付を受けております。  基金繰入金につきましては4,800万円の取り崩しとなりました。  歳出のほうですが、上から2つ目の保険給付費決算額13億6,158万4,000円は、療養給付費、高額療養費、出産育児一時金、葬祭費等の支出の合計です。次の国保事業納付金、決算額5億7,871万2,000円は、医療給付費分3億9,587万4,000円、後期高齢者支援金等分1億2,595万3,000円、介護納付金分5,688万5,000円の合計です。  次に、84ページをお開きください。被保険者の資格適正化につきましては、国保の加入、喪失の資格適用を徹底し、表のとおり不正、不当利得や第三者行為による保険給付費の返納金として合計163万8,427円の徴収を行いました。それとともに、診療報酬明細書の点検として、医療機関から請求されたレセプトの点検を強化し、審査機関である兵庫県国民健康保険団体連合会に再審査請求を行った結果、左の表のとおり636万5,576円の医療費減額につながりました。  併せて保健事業の推進としまして、生活習慣病予防を目的に各種健康教室や保健指導の実施、また、医療費通知事業、ジェネリック医薬品差額通知事業、そして特定健康診査、特定保健指導などに取り組みました。  次に、診療施設勘定について説明をさせていただきます。主要な施策の成果のほうで説明させていただきますので、86ページをご覧ください。初めに、各診療所の診療状況ですが、佐津診療所は月曜日と火曜日は1日、水曜日は半日の週2.5日の診療、兎塚・川会診療所につきましては週2日ずつの診療。  次に、兎塚・川会歯科診療所は、兎塚週3日、川会週2日の診療、小代診療所は週5日の診療体制となっております。各診療所の診療日数、患者数は表のとおりでございます。  次に、決算状況について85ページに記載しております。表の順に佐津診療施設勘定から説明させていただきます。  佐津診療施設勘定ですが、歳入総額、歳出総額ともに3,625万1,000円で差引きゼロ円です。歳入の繰入金1,914万6,000円のうち811万円は赤字補填、700万円は一般会計からの交付税分の繰入れです。  次に、兎塚・川会診療施設勘定のほうでございますが、歳入総額、歳出総額ともに2,748万3,000円で差引きゼロ円です。歳入の繰入金1,499万9,000円のうち1,189万3,000円は一般会計からの交付税分の繰入れです。  次に、兎塚・川会歯科診療施設勘定につきましては、歳入総額8,133万2,000円、歳出総額7,754万3000円で、歳入歳出の差額378万9,000円は、全額を兎塚・川会歯科診療所財政調整基金へ積み立てました。  次に、小代診療施設勘定につきましては、歳入総額、歳出総額ともに8,543万4,000円で差引きゼロ円です。歳入の繰入金3,759万6,000円のうち1,493万5,000円は一般会計からの赤字補填分、700万円は一般会計からの交付税分の繰入れです。  以上で議案第90号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第91号の補足説明をさせていただきます。  特別会計決算書の中ほどになりますが、後期高齢者医療保険事業特別会計決算書の7ページをお開きいただきたいと思います。実質収支に関する調書のところでございます。歳入総額は3億1,436万6,000円、歳出総額は3億1,404万5,000円で差引き額は32万1,000円となり、実質収支額も同額となっております。  決算内容につきましては、主要な施策の成果説明書のほうで説明をいたしますので、87ページをお開きください。この会計は75歳以上の人を対象に、県単位の広域連合が保険者として運営し、町は保険料の徴収及び徴収した保険料の広域連合への納付、被保険者への被保険者証交付などの事務を行っています。上の表に被保険者数の状況を記載しております。令和元年度末の被保険者数は3,962人で前年度末より38人減少しております。  次の表の保険料の賦課収納状況でございます。令和元年度賦課額は、特別徴収と普通徴収の合計で2億2,741万3,629円となっています。特別徴収と普通徴収の合計収納率は99.9%となりました。また、保険料率は均等割額4万8,855円、所得割率10.17%となっております。下の表は決算状況を記載しておりますが、歳入歳出の差引き残額は令和2年度へ繰り越し、過年度分保険料負担金として広域連合に納付いたします。  以上で議案第91号の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第92号について福祉課長、穴田康成君。 ◎福祉課長(穴田康成) それでは、議案第92号の補足説明をさせていただきます。  香美町決算特別決算書の中ほどあたり、介護保険事業会計、特別会計の決算書ということで、28ページになります。実質収支に関する調書、歳入総額23億4,066万9,000円です。歳出総額22億8,206万1,000円、差引き額5,860万8,000円です。介護保険事業基金へ全額繰入れをいたしております。  次に、決算の状況を説明いたしますので、主要な施策の88ページをご覧いただきたいと思います。3の介護保険事業特別会計、令和元年度第7期の介護保険事業計画、平成30年から令和2年度の2年目になります。全認定者数は1,341人、前年度比0.1%増でございました。第1号被保険者数は、6,767人のうち認定者数は1,325人、第1号被保険者数における認定率は19.6%、おのおの令和元年度末の数値でございます。対前年比0.3%となりました。介護度別では、要支援1、要支援2、要介護1の認定者数、軽度者数となりますが、708人、52.8%と依然認定者数全体の半数以上を占めております。要支援1、要支援2は432人、前年度比11.3%減、要介護1から5は902人、前年度比6.7%増となり、要介護の割合が増加しております。給付金別では、介護サービス諸費、当初費17億9,980万円、前年度比0.1%増、介護予防サービス等諸費7,054万8,000円、前年度比5.5%増となりました。給付サービス種類別では、在宅サービス費が6億5,935万4,000円、前年度比0.7%増、地域密着型サービス費が3億3,113万2,000円、前年度比6.6%増となりました。また、施設サービス費は8億7,074万円、前年度比0.3%減とほぼ前年と同様であり、令和元年度全体の給付費は20億666万1,000円、前年度比0.8%増となりました。保険料の徴収率は99.5%となっております。以降、詳細な数字につきましては88ページから93ページに掲載をしておりますので、ご清覧いただきたいと思います。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第93号について総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) それでは、議案第93号の補足説明をいたします。  特別会計の決算書、中ほどより後半になりますけれども、財産区の決算書7ページをお開きいただきたいと思います。本会計は、現在、長井財産区に関する会計のみとなっております。実質収支に関する調書でございますが、歳入総額164万5,000円、歳出総額43万5,000円、歳入歳出差引き額121万円、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、実質収支額は121万円となります。なお、1ページから6ページに決算書及び事項別明細書、8ページに財産に関する調書を記載しておりますが、説明は省略をさせていただきますので、後ほどご清覧いただければと思います。  それでは、主要な施策の成果説明書のほうで決算概要を説明させていただきます。94ページをお開きいただきたいと思います。  4、財産区特別会計ということで記載をさせていただいておりますけれども、歳入につきましては、財産区有土地の貸付収入33万9,000円と繰越金125万9,000円が主なものとなっております。また、歳出におきましては、管理会開催費用2万3,000円と長井地区区長会の補助金37万2,000円が主なものでございます。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次は、議案第94号について農林水産課長、藤原博文君。 ◎農林水産課長(藤原博文) それでは、議案第94号の補足説明をさせていただきます。  香美町町立地方卸売市場事業特別会計決算書7ページの実質収支に関する調書をご覧いただきたいと思います。歳入総額は44万9,000円、歳出総額も同額の44万9,000円で、歳入歳出差引き額はゼロ円でございます。  次に、主要な施策の成果説明書94ページの5をご覧ください。町立地方卸売市場事業につきましては、巻き網漁業の陸揚げ場所及び競り場として昭和56年に供用開始され、当初は8船団が操業しておりましたが、漁獲量の減少等に伴い、平成21年9月に最後の1船団が廃業したことに伴い、以降は卸売市場としての使用がなされておらず、現在のところ競り場としての使用見込みはございません。  令和元年度の歳出につきましては、光熱水費や電気設備等の保守点検委託料など施設の維持管理に係る費用44万9,000円のみで、歳入として同額の44万9,000円を一般会計から繰入れいたしております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第95号及び議案第96号について観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) それでは、議案第95号 香美町国民宿舎事業特別会計歳入歳出決算の補足説明をさせていただきます。  国民宿舎事業特別会計決算書、主要な施策の成果及び基金運用状況説明書94ページでご説明をさせていただきます。特別会計決算書の最後のほうになりますが、国民宿舎事業特別会計決算書の7ページをお開きいただきたいと思います。実質収支に関する調書でございます。歳入総額は3,590万9,000円、歳出総額も3,590万9,000円で、歳入歳出差引き額はゼロ円となり、実質収支額も同額となっております。  決算内容につきましては、主要な施策の成果説明書のほうで説明をさせていただきますので、主要な施策の成果及び基金運用状況説明書94ページをお開きいただきたいと思います。この会計は、旧香住町が整備しました国民宿舎ファミリーイン今子浦を開設者として管理することを目的に昭和62年度から設置しています。国民宿舎ファミリーイン今子浦の指定管理者である株式会社香住観光公社は、長年にわたり本施設の管理運営に携わっていただきましたが、社会情勢の変化を含め、様々な要因により経営状況が悪化し、令和2年1月末をもって営業終了し、同年2月20日の臨時株主総会において解散を決議されております。このため、施設利用は令和2年1月31日までとなっております。  令和元年度の歳入決算額は使用料や一般会計繰入金など総額3,590万9,000円で、このうちの使用料は前年対比304万円の減となる1,426万2,000円でした。歳入不足額の2,138万1,000円を一般会計から繰入れを行っております。  また、歳出決算額は、指定管理料の3,015万1,000円、公債費329万5,000円など、総額は歳入と同様の3,590万9,000円でした。指定管理料につきましては、年間使用料収入と同額の1,426万2,000円のほか、指定管理者の経営支援としまして1,588万9,000円を追加して、管理料として支払いをしております。  次に、国民宿舎施設の利用状況についてですが、右側の表をご覧いただきたいと思います。令和元年度の宿舎利用者数は5,225人で、前年度に比較しますと81.1%で18.9%の減となりました。また、宴会等の利用者は2,758人で、前年度に比較しますと57.6%で42.4%の減、結婚式は0組で、昨年の2組から減少しております。喫茶、食堂につきましては295人で、前年度に比較しますと76.6%で23.4%の減となりました。令和元年度の株式会社香住観光公社の売上額は9,162万2,000円、前年度対比72.3%で27.7%の減となっております。  以上で議案第95号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第96号 香美町矢田川憩いの村事業特別会計歳入歳出決算の補足説明をさせていただきます。  矢田川憩いの村事業特別会計決算書、主要な施策の成果及び基金運用状況説明書94ページでご説明をさせていただきます。特別会計決算書の最後になりますが、矢田川憩いの村事業特別会計決算書の7ページをお開きいただきたいと思います。実質収支に関する調書でございます。歳入総額は3,195万9,000円、歳出総額も3,195万9,000円で、歳入歳出差引き額はゼロ円となり、実質収支額も同額となっております。  決算内容につきましては、主要な施策の成果説明書のほうで説明させていただきますので、主要な施策の成果及び基金運用状況説明書94ページをお開きいただきたいと思います。この会計は、香住矢田川温泉を開設者として管理することを目的に平成12年度から設置しています。  令和元年度の歳入決算額は入浴料や一般会計繰入金など総額3,195万9,000円で、このうちの入浴料は、前年度対比27万6,000円の減となる2,403万2,000円でした。また、本施設の建設に係る起債償還相当額610万4,000円と施設の維持管理を含む運営費176万7,000円の計787万1,000円を一般会計から繰り入れました。  歳出決算額は、指定管理料の2,403万2,000円、修繕料64万9,000円、土地賃借料107万6,000円、一般会計繰出金610万4,000円などで、総額は歳入と同額の3,195万9,000円でした。  次に、香住矢田川温泉施設の利用状況についてですが、右側の表をご覧いただきたいと思います。令和元年度の年間温泉利用者全体で6万382人と対前年比1,181人の減で98.1%、1.9%の減となりました。指定管理料につきましては、年度当初、毎月の入浴料収入から本会計運営費を減じた額としていましたが、入浴客の伸び悩み、燃料の高騰等を考慮し、指定管理料を年間入浴料収入と同額としております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもって提案理由の説明を終わります。  本案は、地方自治法第233条第2項及び同法第241条第5項に基づく監査委員の審査が8月6日から8月20日までの実質5日間にわたって行われ、同法第233条第3項及び同法第241条第5項の規定に基づき、町長に対して意見書が提出されています。  監査委員より、行政会計決算及び基金運用状況審査意見書について説明を求めます。  代表監査委員、田邊文夫君。 ◎代表監査委員(田邊文夫) 皆さん、こんにちは。それでは、ただいま議題となっております令和元年度一般会計及び各特別会計につきまして、意見書の説明をいたします。  審査対象は、一般会計及び7特別会計の8会計でございます。審査の期間は、去る8月6日から20日までの実質5日間行いました。審査の方法は、法令で義務づけられている各書類以外に、関係課長等から必要な書類の提出を求め、事項別に説明を聴取し、必要に応じて現地調査を行うなど見塚監査委員と審査を実施いたしました。  審査の結果につきましては、各会計の歳入歳出決算書及び附属書類は関係法令の規定に準拠して調製されており、計数につきましては正確であり、当該年度の決算を適正に表示しているものと認めました。基金運用についても同様に正当と判断いたしました。  なお、各会計決算の概要につきましては記載のとおりであります。審査におきましての意見につきましては、一般会計につきましては15ページに記載し、1つ目として、町税の徴収事務については引き続き努力の跡が見られる。今後とも、関係各課との連携を図りながら滞納整理の調整を行うとともに、新たな収入未済を生じさせないよう努められたい。これは、個人町民税、固定資産税等の徴収事務について努力の跡が見られ、全体的に収入未済額が減少しました。今後とも滞納整理については各課間で連携を図りながら調整を行っていただきたいと思います。また、計画的に徴収強化期間等を設ける中で徴収に一層努力をするとともに、新たな収入未済を生じさせないように努めていただきたいと思います。  2つ目としまして、町が借りている土地で、今後とも利用が見込めないものについては、返還に努められたい。これは、町はいろいろな用途のために町民から土地を借り上げ、多額の借地料を毎年支払っていますが、中には借り上げし、使用している中でその借り上げた土地が本来の目的を果たせなくなったり、利用が思うようにいっていないものが見受けられるので、土地の利用を再検討し、必要がないと思われるものがあるならば、返還を考えていただきたいと思います。  次に、特別会計につきましては28ページに記載をしています。国民健康保険事業特別会計における保険税の徴収事務につき、引き続き努力の跡は見られる中、個々の収入、生活状況を把握され、なお一層個別に対応が図られるよう努められたい。これは、国民健康保険税の徴収事務について、令和元年度も引き続き努力の跡が見られます。町民の中には、払いたくても払えない、医者にかかりたくても医療費の支払いを考えるとちゅうちょしてしまうなど、滞納している方々個々の収入、生活状況を把握されて、なお一層個別に対応が図れるよう努力されたいということでございます。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西川誠一) 監査委員の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  質疑は一般会計と特別会計に分けて行います。また、審査意見書についても質疑をお受けいたします。なお、この案件は14名の委員をもって組織する決算特別委員会に付託しますので、そのあたりをご理解の上、質疑をお願いいたします。  初めに、一般会計について質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。これをもって一般会計の質疑を終了いたします。  次に、特別会計について質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。これをもって特別会計の質疑を終了いたします。  お諮りします。  ただいま議題となっております議案第89号から議案第96号までの8議案につきましては、香美町議会委員会条例第6条第1項及び第2項の規定により、14名の委員をもって組織する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、会期中の審査とすることにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、議案第89号から議案第96号までの8議案については、14名の委員をもって組織する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、会期中の審査をお願いすることに決定いたしました。  お諮りいたします。  先ほど設置されました決算特別委員会の委員の選任につきましては、香美町議会委員会条例第8条第5項の規定により、東垣典雄君、谷口眞治君、上田勝幸君、小谷康仁君、西谷尚君、田野公大君、岸本正人君、山本賢司君、吉川康治君、西坂秀美君、西谷高弘君、藤井昌彦君、徳田喜代子君、森浦繁君、以上14名の諸君を指名したいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、ただいま指名しました14名の諸君を決算特別委員会委員に選任することに決定しました。  暫時休憩します。再開は午後1時といたします。                              午前11時47分 休憩                              午後12時58分 再開 ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。  先ほど決算特別委員会の委員長、副委員長が決まりましたので、報告いたします。  委員長に吉川康治君、副委員長に田野公大君。  以上で報告を終わります。      ──────────────────────────────  日程第19 議案第97号  令和2年度香美町一般会計補正予算(第7号)  日程第20 議案第98号  令和2年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)  日程第21 議案第99号  令和2年度香美町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)  日程第22 議案第100号 令和2年度香美町国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号)  日程第23 議案第101号 令和2年度香美町公立香住病院事業企業会計補正予算(第1              号)  日程第24 議案第102号 令和2年度香美町水道事業企業会計補正予算(第3号)
     日程第25 議案第103号 令和2年度香美町下水道事業企業会計補正予算(第1号) ◎議長(西川誠一) 日程第19 議案第97号 令和2年度香美町一般会計補正予算(第7号)から、日程第25 議案第103号 令和2年度香美町下水道事業企業会計補正予算(第1号)までの7議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。  なお、議案第101号から議案第103号までの企業会計補正予算については朗読を省略させます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  議案第97号から議案第103号までの7議案を一括して、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第97号 令和2年度香美町一般会計補正予算(第7号)から、議案第103号 令和2年度香美町下水道事業企業会計補正予算(第1号)までの7議案について、一括して提案理由を説明いたします。  予算執行の過程において補正の必要が生じましたので、提案するものでございます。なお、各会計の詳細につきましては、それぞれ担当課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(西川誠一) これより、議案ごとに順次各課長より補足説明を求めます。  初めに、議案第97号について財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) それでは、議案第97号 令和2年度香美町一般会計補正予算(第7号)の補足説明をさせていただきます。  議案書の21ページをご覧ください。今回提案しております補正予算の概要でございますが、当初予算で想定した額では執行に支障を来すことが予想されたり、あるいは補助事業に伴う事業費の変更等を中心に、今後の所要額を見込んだ補正に加えまして、一部早急に予算措置が必要な新規事業の追加を行っております。また、新型コロナウイルス感染症対策につきまして、国の補正予算第2号による地方創生臨時交付金などを活用し、これまでの補正予算に加えて、所要の予算措置を講じることとしたものでございます。今回の補正の主な内容としましては、歳入では、令和元年度決算剰余金及び令和2年度普通交付税が確定いたしましたので、これらを増額補正しております。次に、歳出でございますが、人事異動による年度当初からの人件費の調整を行っております。また、特別会計、企業会計に対し、人件費を算定根拠としまして繰出金を支出している場合はその調整を併せて行っております。新型コロナウイルス感染症対策関連経費につきましては、歳出の中で説明をさせていただきます。  まず、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億7,522万7,000円を追加し、174億1,757万1,000円としております。第2条で地方債を補正しております。内容につきましては議案書の25ページをご覧ください。起債の目的でございますが、ラジオ難聴解消対策事業をはじめ全9件で、内訳としまして、変更が9件となっております。限度額の総額は1,118万円の増額としておりますが、主な変更の内容につきましては、それぞれ歳入歳出予算の説明の中でさせていただきます。  続きまして、歳出の主だった事業の内容につきまして概要を説明させていただきますので、議案資料(1)の31ページをご覧ください。最初に、新型コロナウイルス感染症対策関連経費につきまして説明をさせていただきます。1の補正予算の概要でございますが、今回の予算編成は、新型コロナウイルス感染症対策につきまして、全国的に感染が拡大している状況を踏まえて、感染予防対策を強化するほか、地域経済の活性化への対応など、国の補正予算第2号による地方創生臨時交付金などを活用しまして、これまでの補正予算に加えて、所要の予算措置を講じることとしたものでございます。  次に、2の新型コロナウイルス感染症対策関連予算規模につきましては、このたびの補正予算額のうち2億2,661万2,000円です。財源内訳でございますが、特定財源としまして、国庫支出金は184万8,000円の減額、地方創生臨時交付金は9,964万円で、今回の補正予算におきまして、1次、2次交付限度額の全額であります5億8,186万1,000円全てを予算計上ということになります。県支出金は8,079万9,000円、その他の特定財源としまして1,091万円で、一般財源は3,711万1,000円となっております。3の歳出予算の事業概要につきましては、31ページから36ページにかけて記載をいたしております。31ページの(1)感染予防対策の取組としまして、庁舎等感染予防対策資材購入事業をはじめ8事業、32ページの(2)町民生活への支援としまして町広報臨時号発行事業、(3)の事業者への支援としましてタクシー運行継続緊急支援事業をはじめ5事業、34ページの(4)公共施設等整備の取組としまして公共施設感染予防対策改修事業をはじめ7事業、36ページの(5)その他新型コロナウイルス感染症への対応としまして、社会福祉施設における感染防止対策等への支援を計上しております。  なお、事業名に星印で事業別予算概要書と付している事業につきましては、37ページから49ページにかけまして事業別予算概要書を添付しておりますので、参考にしていただきたいと思います。  36ページに戻っていただきまして、5の令和2年度香美町一般会計のこれまでの対応経費を含めた累計額でございますが、債務負担行為を除いて28億523万5,000円でございます。  続きまして、人件費につきまして全体の説明をさせていただきますので、28ページをお開きください。給与費明細書の2、一般職でございます。アの会計年度任用職員以外の職をご覧ください。一般会計全体では、職員数は、補正前に比べまして再任用短時間勤務職員が1人の減となっております。共済費を含めた人件費に係る補正の総額は429万2,000円の減額となりました。下の表には、職員手当の内訳を資料として整理しておりますので、参考にしていただきたいと思います。29ページのイの会計年度任用職員をご覧ください。職員数は、補正前に比べまして、パートタイム職員が2人の増となっております。共済費を含めた人件費に係る補正の総額は1,015万8,000円の減額となっております。下の表には職員手当の内訳を資料として整理しておりますので、参考にしていただきたいと思います。なお、事業費目ごとの人件費の補正につきましては全科目にわたりますが、それぞれの説明は省略をさせていただきますので、ご了承ください。また、人件費の補正を行う特別会計等に対する繰出金につきましても個別の説明は省略をさせていただきます。  戻りまして、9ページをご覧ください。新型コロナウイルス感染症対策関連経費及び人件費以外の事業につきまして説明をさせていただきます。上から2行目でございますが、款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費、電算システム運営事業費の電算室システム機器等保守料237万6,000円の追加は、財務会計システム及び契約管理システムに係る10月からの保守対応経費を計上しております。その下の移動通信用施設管理費の修繕料55万円の追加でございますが、庁内各種の伝送路におきまして、設備に不良が発生し、安定的な携帯電話サービス提供のため必要な修繕を行うものです。  目4基金費、温泉地域開発基金費の基金積立金18万8,000円の追加は、令和元年度入湯税の収入額が見込みを上回り、積立所要額が不足したため追加したものでございます。公共施設等管理基金費の基金積立金2億円の追加は、後年度の予算編成におきまして、この基金を公共施設等の修繕、更新などの財源とするため、第7号補正予算における剰余金相当額を追加し、積み立てるものでございます。なお、補正後の本年度末基金残高の見込みでございますが、6億3,742万3,000円でございます。  目12諸費、過誤納返還金費1,557万3,000円の追加は、施設等利用費国県負担金償還金18万7,000円から児童手当国県負担金償還金5万7,000円まで、前年度の国県補助事業等に係る受入金を精算し、返還を行うものでございます。  続きまして、11ページをご覧ください。項5統計調査費、目2統計調査費、国勢調査費38万4,000円の追加は、調査員用の説明会への出席及び調査票の提出に係る旅費費用弁償と、調査員用のマスク等を購入する消耗品費を補正するものでございます。  なお、財源につきましては、費用弁償及び消耗品費は全額県支出金の対象となりますが、会計年度任用職員に係る社会保険料が補助対象となるかは未定でありまして、一般財源対応としております。  款3民生費、項1社会福祉費、目1社会福祉総務費、地域生活支援事業費の地域活動支援センター負担金59万8,000円の減額は、前年度実績に基づきまして翌年度負担金で精算を行うため、令和元年度負担金確定に伴い、令和2年度の負担金を補正するものでございます。負担金の減額に伴いまして、財源となっております県補助金の障害者小規模通所援護事業費補助金も減額となります。  項2児童福祉費、目2児童措置費、保育所運営支援事業費の保育所運営支援事業補助金120万円の追加でございますが、私立保育所が配置する保育支援者が行う業務につきまして、国、県が対象とする業務に園外活動の見守り業務が追加されました。園外活動の見守り業務を行う私立の保育園に対しまして、加算して補助金を交付するものでございます。補助率は国が2分の1、県が4分の1でございます。  続きまして、14ページをご覧ください。款4衛生費、項1保健衛生費、目1保健衛生総務費の公立香住病院事業企業会計繰出金費285万2,000円の追加でございますが、新型コロナウイルス感染症対策として229万2,000円のほか56万円につきましては、エアコン整備に対する繰出金でございます。  目3環境衛生費、美方郡広域事務組合負担金事業費の6万9,000円の追加でございますが、美方郡広域事務組合の令和元年度決算に伴う剰余金精算による28万2,000円の減額、そして、火葬炉修繕に伴う本年度の追加負担金として35万1,000円を調整し、火葬事業の負担金額を補正するものでございます。  続きまして、15ページをご覧ください。項3水道費、目1水道施設費、水道事業企業会計繰出金費の595万5,000円の追加は、児童手当に要する経費及び柤岡浄水場のろ過機新設工事の増嵩に対し繰出金を補正するものでございます。上水事業に対する繰出金の財源は、一般会計出資債560万円を予定しております。  款5労働費、項1労働諸費、目1労働諸費、一般経常費の損害賠償金447万3,000円の追加は、香住区の旧職業訓練センター跡地の地中から、建設当時に不法投棄されました杭等が発見されました。地権者が建築を行う住居の建設に当たりまして、地下埋設物の撤去等を求められまして、その費用を賠償するものでございます。  款6農林水産業費、項1農業費、目3農業振興費、町単農業振興対策事業費の農業近代化施設整備事業補助金69万9,000円の追加は、認定農業者が導入予定であります、出荷する米の選別を的確に行い、品質向上を目的としました色彩選別機の購入に対し補助するものでございます。補助率は3分の1でございます。財源につきましてはふるさとづくり基金繰入金を予定しております。  目5農地費、一般経常費の都市基盤整備事業補助金402万円の追加は、区が実施します農業用水路修繕に対する補助金を補正するものでございます。農村地域防災・減災事業費の調査設計委託料30万円の追加でございますが、特定重点ため池となっております村岡区用野の池の定期点検を実施する委託料を計上しております。財源は全額県補助金でございます。  18ページをご覧ください。款7商工費、項1商工費、目2商工業振興費、一般経常費の町商工会商業活性化事業費補助金120万円の減額は、新型コロナウイルス感染症の影響により、村岡ふる里祭り、小代夏祭りが中止となったことにより減額するものでございます。これに伴いまして、財源としておりました過疎ソフト、いわゆる過疎地域自立促進特別事業債120万円を減額しております。  目4観光費、観光交流事業費、観光行事実施補助金900万円の減額につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、香住ふるさとまつりが中止となったことにより減額するものでございます。これに伴いまして、財源としておりましたふるさとづくり基金繰入金900万円を減額しておりますが、観光開発整備事業費へふるさとづくり基金繰入金1,017万6,000円を充当しておりますので、その他特定財源は差引き117万6,000円となるものでございます。  19ページをご覧ください。上から5行目の国民宿舎事業特別会計繰出金費629万2,000円の追加でございますが、国民宿舎の維持管理経費につきまして、当初予算で9月末までの人件費、光熱水費等を計上しておりましたが、指定管理の見通しが確定していない中で、10月から3月までの町直営の維持管理経費分としまして不足額を補正するものでございます。  款8土木費、項2道路橋梁費、目2道路維持費、一般経常費の工事請負費1,000万円の追加は、7月豪雨等によりまして崩土等を緊急に対応するため補正するものでございます。道路補修材料費35万円の追加につきましては、原材料支給制度におきまして、区からの要望が多くあったため補正するものでございます。  目3道路新設改良費、町道新設改良事業費(道路メンテナンス事業分)は、橋梁修繕に係る工事費等が入札減などによりまして減額が見込まれますが、配分された補助金を執行する必要があるため、事業内で調整するものでございます。  項3河川費、目1河川総務費、一般経常費の工事請負費1,000万円の追加につきましては、香住区のセンダ川河川改良工事の事業量増加が見込まれるため、補正するものでございます。財源としております緊急自然災害防止対策事業債を1,000万円増額するとともに、当初予定をしておりました香住区のアオン谷川の河川改良工事が緊急自然災害防止対策事業債の対象事業となったことによりまして、100万円合わせて増額しております。  項4住宅費、目1住宅管理費、一般経常費の工事請負費130万円の追加でございます。香住区の境住宅におきまして、外壁コンクリートの劣化が多く見られ、また、複数個のコンクリート片の落下が確認されたため、外壁修繕工事を実施するものでございます。  21ページをご覧ください。款9消防費、項1消防費、目1常備消防費の美方郡広域事務組合負担金4万7,000円の減額は、令和元年度決算に伴う繰越金確定によりまして負担金を減額するものでございます。  目3消防施設費、消防施設整備費の消火栓新設改良工事負担金130万円の追加は、不具合が確認されました消火栓を更新するため、消火栓の移設改良に要する費用を計上しております。  25ページをご覧ください。款11災害復旧費、項1農林水産施設災害復旧費、目1農業用施設災害復旧費及び目2の農地災害復旧費の工事請負費の追加は、いずれも本年7月13日から14日にかけての豪雨により被災しました補助災害に係る復旧工事費です。財源内訳の国県支出金603万円は県補助金で、補助率は、農業用施設が85%、農地を80%で算出しておりますが、確定したものではございません。地方債は現年の農業用施設及び農地災害復旧事業債で、事業費から補助金を差し引き、充当率90%を乗じ10万円単位で整理をし、合計110万円を予定しております。その他特定財源は、事業費から補助金及び地方債を差し引きました受益者分担金で計17万円を予定しております。  なお、災害関連事業につきましては、50ページから51ページにかけまして箇所図、事業種別ごとの一覧表を併せて添付しておりますので、参考にしていただきたいと思います。  最後に予備費1,341万円を追加して、歳入歳出予算額を調整しております。  続きまして、4ページに戻っていただきまして、歳入の説明をさせていただきます。歳入につきましても、歳出の説明の中で、特定財源がある場合には、その財源の説明をさせていただきましたので、それぞれの説明は省略をさせていただきます。  まず、款10地方特例交付金、項1地方特例交付金、目1地方特例交付金の減収補てん特例交付金838万9,000円の追加でございますが、本年度の額が確定したことにより補正するものです。内訳としましては、個人住民税減収分が461万6,000円と、自動車税減収分594万9,000円及び軽自動車税減収分182万4,000円の合計1,238万9,000円で、当初予算400万円を差し引きました額を補正するものでございます。  款11地方交付税、項1地方交付税、目1地方交付税の普通交付税1億3,193万8,000円の追加は、本年度の普通交付税が確定したことにより補正するものでございます。  なお、本年度の決定額は59億9,193万8,000円で、前年度の決算額は58億897万7,000円でしたので、決算対比としましては、対前年1億8,296万1,000円の増となっております。  款15国庫支出金、項2国庫補助金、目1総務費国庫補助金の社会保障税番号制度システム構築等補助金744万7,000円及び社会保障税番号制度システム整備費補助金149万6,000円の追加は、当初予算で計上しておりました社会保障税番号制度に係るシステム改修が国庫補助の対象となったことにより追加するものでございます。なお、財源充当は歳出の款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費へしております。  次に、目6消防費国庫補助金の消防防災施設整備費補助金548万6,000円の減額は、防火水槽整備事業が補助の不採択となったことにより減額するものでございます。減額となる財源につきましては過疎対策事業債で対応する予定としております。  5ページをご覧ください。款19繰入金、項1基金繰入金、目4ふるさとづくり基金繰入金670万9,000円は、昨年度受入れしましたふるさとづくり寄附金の額が確定しましたので、当初予算で計上しておりましたふるさとづくり基金繰入金3億円に670万9,000円を追加するものでございます。  款20繰越金、項1繰越金、目1繰越金の前年度繰越金1億2,494万円の追加は、決算でもふれさせていただきましたが、令和元年度から繰り越す決算剰余金1億7,494万円から当初予算で計上していた5,000万円を控除した残額を計上するものでございます。  款21諸収入、項4雑入、目3雑入、節1総務費受入金104万7,000円の減額は、人事異動に伴いまして、兵庫県の農業共済組合派遣職員に係る共済費等受入金を調整するものでございます。節9雑入に計上しております受入金は、令和元年度に実施しました国県補助事業の精算により、補助金を追加交付で受入れするものでございます。  款22町債、項1町債は、歳出で説明いたしました事業費の補正に伴い調整を行ったものでございますが、過疎対策事業債につきまして説明をさせていただきます。本年度の過疎債の配分状況でございますが、全国的に過疎債の要望が例年と比べ多く、全団体におきまして配分調整の状況である旨、県より通知がありました。本町では、1次要望で9億9,790万円の要望をしておりましたが、それに対し配分は7億2,630万円ということで、2億7,160万円の減額調整となっております。昨年度よりさらに厳しい状況であります。そのため、他の起債への振替対応、また、入札減等を見込みまして今後調整することとしております。  まず、目1総務費、節3過疎対策事業債のラジオ難聴解消対策事業債を、節1の旧合併特例事業債へ振替しております。目2民生費、節1過疎対策事業債のうち、香住地域福祉センター整備事業債は節3の緊急防災・減災事業債へ、小代認定こども園整備事業債は節2の旧合併特例事業債へ振替しています。目6の土木債、節4過疎対策事業債のうち、橋梁長寿命化補修事業債を除きまして、節5の旧合併特例事業債へ振替しております。目9臨時財政対策債18万円の追加は、交付税の算定を終えまして、起債可能額が確定しましたので増額するものでございます。普通交付税、臨時財政対策債、両方を合算しました当初予算比較では1億3,211万8,000円の増となっております。  以上で議案第97号の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第98号について健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) それでは、議案第98号の補足説明をさせていただきます。  議案書の26ページから36ページに、それぞれの勘定ごとに歳入歳出予算補正を記載しておりますが、このたびは事業勘定、佐津、兎塚・川会、小代診療施設勘定、兎塚・川会歯科診療施設勘定につきまして補正をお願いするものです。  それでは、議案資料(2)で説明をさせていただきますので、5ページをお開きください。  初めに、事業勘定のほうですが、このたびの補正は、職員人件費の補正、令和元年度に係る療養の給付等の償還額の確定に伴う補正などによるものでございます。款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費の一般経常費103万円の増額につきましては、年度当初の人事異動に伴う人件費の増額と会計年度任用職員の共済費の増額により補正するものです。  款7諸支出金、項1償還金及び還付加算金、目4保険給付費等交付金償還金の960万4,000円は、令和元年度保険給付費等交付金の確定に伴う差額分を償還するために補正を行うものです。  次に、4ページにお戻りください。歳入について説明いたします。款5繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金の職員給与費等繰入金は、職員人件費の増額に伴う補正です。項2基金繰入金、目1国民健康保険事業基金繰入金960万4,000円は、歳出で説明しました保険給付費等交付金の確定に伴う差額分の補正を行うものです。  以上が事業勘定でございます。  次に、12ページをお開きください。佐津診療施設勘定について説明をいたします。款1総務費、項1施設管理費、目1一般管理費の一般経常費201万9,000円の増額につきましては、会計年度任用職員の報酬、共済費等の補正と新型コロナウイルス感染症対応従事者に対する慰労金、診療所の感染拡大防止対策を講じるために必要な費用を補正するものです。感染拡大防止対策の内容は、議案資料(1)43ページと議案資料(2)33ページに記載のとおりです。次の款5予備費において人件費増額に伴う財源調整を行っております。  次に、11ページにお戻りください。歳入について説明いたします。款4繰入金、項2他会計繰入金、目1一般会計繰入金は、新型コロナウイルス感染症対策として、議案資料(1)43ページの佐津診療所に係る費用分を繰り入れるものです。款8県支出金、項1県補助金、目1県補助金は、医療機関等における感染拡大防止事業費等の県補助金を補正するものです。  次に、兎塚・川会診療所について説明をいたします。17ページに歳出を記載しておりますが、款1総務費、目1一般管理費274万9,000円の増額につきましては、会計年度任用職員の報酬、職員手当、共済費の補正と新型コロナウイルス感染症対策に係る必要な費用を補正するもので、款5予備費において、人件費増額に伴う財源調整を行っております。  次に、小代診療所について説明をいたします。22ページに歳出を記載しておりますが、款1総務費、目1一般管理費327万9,000円の増額につきましては、職員や会計年度任用職員の報酬、職員手当、共済費の補正と、新型コロナウイルス感染症対策に係る必要な費用を補正するもので、款5予備費において、人件費増額に伴う財源調整を行っております。  最後に、兎塚・川会歯科診療施設勘定について説明をいたします。29ページに歳出を記載しておりますが、款1総務費、目1一般管理費257万円の増額につきましては、人事異動に伴う人件費の減額、会計年度任用職員の報酬、共済費の補正と新型コロナウイルス感染症対策に係る必要な費用を補正するもので、款5予備費において、人件費減額に伴う財源調整を行っております。各診療所の感染症対策に係る費用は、議案資料(1)43ページと議案資料(2)34ページから36ページの概要書のとおりです。各診療所の歳入につきましては、佐津診療所のところで説明いたしました一般会計繰入金と県補助金の補正を行うものです。  以上で議案第98号の補足説明を終わらせていただきます。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第99号について福祉課長、穴田康成君。 ◎福祉課長(穴田康成) それでは、議案第99号の補足説明を行います。  議案書は37ページから、議案資料は、議案資料(2)の37ページからとなります。説明は議案資料でさせていただきます。  今回の補正につきましては、歳出予算における人事異動等に伴う人件費関係の調整、令和元年度の国県負担金の精算に係る償還金及び追加交付金の追加、歳出予算に対応する国県負担金等、基金繰入金及び一般会計繰入金の歳入補正の調整を行うものでございます。  それでは、補正の内容につきまして、議案資料により個別に説明をさせていただきますが、人件費関係の調整につきましては科目ごとの説明を省略させていただきますので、ご了承をお願いいたします。  まず、歳出について説明をいたしますので、42ページをお開きください。ページ上段、款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費ですが、職員の人事異動に伴う人件費調整によるもののほか、新型コロナウイルス感染症対策従事者慰労金の45万円の追加による一般管理費全体で61万3,000円の減額となります。  次に、同じページの中段、同款3項介護認定審査費、目2認定調査等費ですが、これらも職員の人事異動に伴う人件費調整によるもので、145万4,000円の減額となります。  次に、43ページの上段から44ページの中段にかけての款3地域支援事業費については、職員の人事異動による人件費補正により、項1介護予防生活支援サービス事業費で240万7,000円の減額と、項2一般介護予防事業費で16万円の追加、さらに、項3包括的支援事業・任意事業での1,015万2,000円の減額です。  最後に、44ページ中段の款6諸支出金、項1償還金及び還付加算金については、前年度交付を受けた介護給付費、地域支援事業費の精算による国県負担金の償還金2,871万8,000円の追加でございます。  次に、歳入を説明いたしますので、戻りまして40ページをお開きください。まず、40ページのそれぞれの説明欄に現年度分介護予防・日常生活支援総合事業以外交付金については、歳出で説明しました地域支援事業費に対するルール分の歳入補正額を費用負担者別にそれぞれ調整したものでございます。また、同様に款5県支出金、項1県負担金、目1介護給付費負担金、説明欄の過年度介護給付費負担金は、令和元年度の県負担金の精算交付の追加を行うものでございます。  次に、款5県支出金、項2県補助金、目3県補助金は、歳出でご説明しました新型コロナウイルスの感染症対応従事者慰労金45万円に対する感染症緊急包括支援事業費補助金の追加を行うものでございます。  次に、款7繰入金、項1一般会計繰入金、目5その他一般会計繰入金の補正につきましては、歳出補正に伴う職員給与費等繰入金513万7,000円の減額と事務費繰入金172万7,000円の減額でございます。  最後に、41ページの上段、同款2項基金繰入金、目1介護保険事業繰入金は、今回の補正による財源不足に対して基金繰入れを行うものでございます。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第100号について観光商工課長、田中徳人君。 ◎観光商工課長(田中徳人) それでは、議案第100号 令和2年度香美町国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号)の補足説明をさせていただきます。議案につきましては議案書40ページから42ページ、議案資料は議案資料(2)48ページから53ページです。  それでは、議案書40ページをお開きください。このたびの補正は、歳入歳出それぞれ615万3,000円を増額し、総額で歳入歳出とも2,604万5,000円とするものです。  それでは、議案資料(2)により項目ごとに説明をさせていただきます。歳出から説明させていただきます。議案資料(2)52ページをご覧ください。款1総務費、項1総務管理費、目1国民宿舎費を615万3,000円追加するものです。国民宿舎費の内容につきましては、指定管理者が撤退された状況を踏まえ、施設の活用方法が定まる当面の6か月間、町直営で維持管理を行う考え方の下、当初予算をお認めいただきました。このたび施設を引き続き休養宿泊施設として活用することとし、民間事業者の経営ノウハウや経験を生かすよう、指定管理者制度を導入することとしました。指定管理期間を令和2年12月1日から令和7年3月31日までの4年4か月として、7月14日、公募を開始し、2社からの申請をいただいたところです。今後、内部審査、指定管理者候補者選定委員会を開催し、指定議案を議会に提出する予定としております。順調にいきますと、12月1日から指定管理者による指定管理が開始されることとなりますが、万が一決まらない場合、また、グラウンドなどの受付業務対応についても考慮しまして、令和3年3月末までの施設維持管理費を計上するものでございます。具体的内容としましては、令和3年3月末までの会計年度任用職員3名分の人件費398万6,000円、軽微な修繕費を含む施設の維持管理費、施設管理経費216万7,000円を計上しております。  次に、歳入についてご説明をいたします。議案資料(2)51ページをご覧ください。款1使用料及び手数料、項1使用料、目1使用料、節1国民宿舎使用料13万9,000円の減額につきましては、当初、貸し館業務による使用料収入を見込んでいましたが、コロナ禍により、各種総会などが書面での開催や縮小開催されまして、今後も収入が見込めないことから減額するものでございます。  款3繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金、節1一般会計繰入金629万2,000円の増加は、令和3年3月末までの人件費、施設の維持管理費並びに貸し館業務による使用料収入の減少分を一般会計からの繰入金で賄うため増額するものでございます。  以上で、議案第100号 令和2年度香美町国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号)の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第101号について病院事務局長、花登寿一郎君。 ◎病院事務局長(花登寿一郎) それでは、議案第101号の補足説明をさせていただきますので、議案書の43ページをご覧いただきたいと思います。第1条は、令和2年度香美町公立香住病院事業企業会計の補正予算(第1号)は次に定めるところによるとしております。第2条は、業務の予定量の補正で、第5号、主な建設改良事業の医療器械購入費の既決予定量に352万円を増額し、器具備品購入費の既決予定量に492万6,000円を増額するものとしております。第3条は、収益的収入及び支出の予定額を補正するもので、まず収入では、第1款病院事業収益は948万6,000円の増額、第2款介護老人保健施設収益は367万4,000円の増額、第3款訪問看護ステーション収益は90万円の増額、第4款居宅介護支援事業収益は5万円の増額を予定し、合計で1,411万円を増額するものとしております。  一方、支出では、第1款病院事業費用は338万円の減額、第2款介護老人保健施設費用は103万円の減額、第3款訪問看護ステーション費用は22万5,000円の増額、第4款居宅介護支援事業費用は4万8,000円の減額を予定し、合計では423万3,000円を減額するものとしております。  第4条は、資本的収入及び支出の予定額を補正するもので、資本的収入は786万6,000円の増額を予定し、一方、資本的支出は844万6,000円の増額を予定し、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額が58万円増となりますが、この分につきましては、既決同様に、当年度分損益勘定留保資金で補填するものとしております。  第5条は、企業債の補正で、病院事業債の既決限度額に350万円を増額し、その限度額を6,220万円にするものとしております。  第6条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正で、職員給与費の既決予定額から1,853万5,000円を減額するものとしております。  それでは、議案資料に基づきまして説明をさせていただきたいと思いますので、議案資料(2)の78ページをお開きいただきたいと思います。このたびの補正は、1つとして、人事異動等に伴って給与費を補正するもの。2つとして、新型コロナ疑い患者とその他の患者が混在しない動線確保など、感染拡大を防止しながら、地域で求められる医療や介護を提供することができるよう、その対策に要する経費を新型コロナ感染症緊急包括支援補助金収入とともに追加計上するもの。3つとして、新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金の所要額を、同じく新型コロナ感染症緊急包括支援補助金収入ともに追加計上するもの。そして4つとして、経年老朽化等により故障した医療器械や器具備品等を購入する経費を、企業債収入や一般会計繰入金収入とともに追加計上するもの。以上の4つが主なものとなっております。  まず1つ目の給与費の補正についてでございますが、医療技術者1人の退職や育休取得のほか、人事異動による調整などにより、病院事業では1,305万8,000円の減額、79ページの介護老人保健施設では470万4,000円の減額、80ページの訪問看護ステーションでは67万5,000円の減額、居宅介護支援事業では9万8,000円の減額で、給与費総額で1,853万5,000円を減額するものでございます。
     次に、2つ目の新型コロナ感染拡大防止対策費の追加計上について説明をいたしますので、78ページをお開きいただきたいと思います。  まず、病院事業では、臨時診察室や病室等の診療環境を整えたり、感染防止のための個人防護服等の確保をしたりするために、第3目経費の補正額287万8,000円のうち、旅費、交通費の補正額19万2,000円を除いた268万6,000円と、その上の第2目材料費の補正額30万円で、合わせて298万6,000円を追加計上し、同額の新型コロナ感染症緊急包括支援補助金収入を77ページの第1款病院事業収益の第2項医業外収益に計上しております。加えて、資本的収支のほうにも計上しておりますので、81ページをお開きいただきたいと思います。  臨時診察室のエアコン及び病室で使用する感染症対策用の陰圧型簡易ブースの購入費として151万4,000円を予定し、そのページの下のほうにあります、資本的支出の第1項建設改良費、第3目器具備品等購入費、病院事業に計上し、同額の新型コロナ感染症緊急包括支援補助金を資本的収入の第5項補助金に計上しております。したがいまして、病院事業の新型コロナ感染拡大防止対策事業費は、資本的収支の298万6,000円と資本的収支の151万4,000円を合わせた450万円の追加計上となっております。  あちこち行って申し訳ありませんが、79ページをお開きください。介護老人保健施設では、感染防止のための物品を確保したり、洋式トイレの自動洗浄機能を改修したりするために、第3目経費に182万4,000円を追加計上し、同額の新型コロナ感染症緊急包括支援補助金収入を、77ページの第2款介護老人保健施設収益の第2項事業外収益に計上するものであります。  続きまして、80ページをお願いします。訪問看護ステーションの新型コロナ感染拡大防止対策事業費は、病院内感染を防止するために、事業所を院外の空き官舎に移したことに伴う費用などとして、第3目経費に70万円を追加計上し、同額の新型コロナ感染症緊急包括支援補助金収入を、77ページの第3款訪問看護ステーション収益の第2項事業外収益に計上しております。  続きまして、3つ目の、新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業について説明をいたしますので、77ページをご覧いただきたいと思います。これは、感染リスクがある中で、発熱や咳等の症状が継続しているなどの疑い症例を有する患者への診療を実施し、必要な対応を行った医療機関等に、令和2年3月1日から6月30日までの対象期間中に10日以上勤務し、患者と接した医療従事者等に対し給付するもので、当院の場合、慰労金の額は1人当たり5万円となります。また同様に、感染症対策に一定の役割を担った介護サービス施設、事業所の従事者等にも給付するものでございます。  77ページの収益的収入の各款の第3項特別利益をご覧ください。病院事業は130人分で650万円、介護老人保健施設は37人分で185万円、訪問看護ステーションは4人分で20万円、居宅介護支援事業は1人分で5万円を、それぞれ新型コロナ感染症緊急包括支援補助金として計上し、78ページ以降の収益的支出の各款の第3項特別損失に、それぞれ対応する同額を新型コロナ感染症対応従事者慰労金として計上しております。会計全体では172人分、860万円の追加計上となります。  なお、この慰労金交付事業は、医療機関等が対象となる医療従事者等を特定し、慰労金の代理申請、受領の委任状を回収した上でまとめて給付申請し、慰労金の支給を得た後に、対象となる医療従事者等に慰労金を給付するという流れとなります。  最後に、4つ目の、医療器械及び器具備品の購入費の追加計上について説明いたしますので、81ページをお願いいたします。第1款資本的支出、第1項建設改良費、第2目医療機械購入費352万円の追加は、患者の心電図、心拍数、血圧、体温などのバイタルサインをモニタリングする生体情報モニター装置が故障したため買い替え購入するもので、財源には、第1款資本的収入、第1項企業債350万円を予定しております。  続いて、同じく建設改良費の第3目器具備品購入費492万6,000円の追加は、先ほど説明いたしました、臨時診察室のエアコン及び病室で使用する感染症対策用の陰圧型簡易ブースの購入費151万4,000円のほか、オンライン面会機器整備費229万2,000円と故障等に伴うエアコン4台の購入費112万円を計上するもので、財源としましては、オンライン面会機器整備費の全額及びエアコン購入費の2分の1相当額に対して、一般会計からの繰出しを予定し、総額285万2,000円を、第1款資本的収入、第2項出資金に計上しております。  以上がこのたびの補正の概要となりますが、少し戻っていただきまして、55ページから57ページに実施計画補正を、そして、58ページに予定キャッシュ・フロー計算書補正を、59ページから61ページにかけまして給与費明細書補正を、次いで、62ページから75ページにかけましては予定貸借対照表補正を、そして、76ページに注記の補正をそれぞれ載せておりますので、ご清覧ください。  なお、これら予算に関する説明書のうち、予定キャッシュ・フロー計算書補正、予定貸借対照表補正及び注記の補正につきましては、このたびの補正におきまして、令和元年度決算額に基づく数値の修正も併せて行っているものでございます。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) ここで暫時休憩します。再開は午後2時15分といたします。                               午後2時05分 休憩                               午後2時15分 再開 ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。  次に、議案第102号及び第103号について上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) それでは、議案第102号の補足説明を行います。  このたびの補正は、人事異動に伴う人件費の補正と消火栓の修繕費についての補正、建設改良事業に関する補正を行うものでございます。  それでは、議案書47ページをお願いいたします。第1条は、補正予算(第3号)は、次に定めるところによるとしております。第2条は、業務の予定量の補正として、主な建設改良事業について、原水及び浄水設備費を2,500万円増額し2億2,110万円としています。第3条は、収益的収入及び支出の補正として、収入の水道事業収益を163万円増額し4億8,252万2,000円とし、支出の水道事業費用を44万1,000円減額し6億2,968万5,000円としています。第4条は、資本的収入及び支出の補正として、収入の資本的収入を2,497万5,000円増額し3億8,595万4,000円とし、次のページ、支出の資本的支出を2,500万円増額し5億6,325万1,000円としています。第5条は、起債の限度額の補正として1,560万円増額し2億1,000万円としています。第6条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正として、職員給与費を166万8,000円減額し、6,875万9,000円としています。第7条は、他会計からの補助金の補正として33万円増額し4,077万9,000円としています。  それでは、内容について説明をしますので、議案資料(2)の95ページをお願いいたします。収益的収入及び支出について、収入から説明をいたします。1項営業収益の3目その他営業収益を130万円増額しています。これは、消火栓の修繕箇所の増に係る経費相当額を一般会計から負担金として収入するものでございます。また、2項営業外収益の3目他会計補助金を33万円増額しています。これは、人事異動に伴い、児童手当分の補助金を調整したものでございます。  次に支出についてですが、1項営業費用の1目原水及び浄水費から96ページの4目総係費までで、4月の人事異動に伴う給与費及び手当などについて調整したものと、緊急に対応が必要な消火栓の修繕経費として、2目配水及び給水費で消火栓修繕費を77万3,000円と、配給水費等の修繕用材料費を45万7,000円増額補正するものでございます。  97ページ、資本的収入及び支出について、支出のほうから説明をさせていただきます。1項建設改良費、1目原水及び浄水設備費を2,500万円増額しています。これは、秋岡浄水場内の浄水機器の一部について緊急に対応する必要が生じたことと、柤岡浄水場高度浄水施設整備事業において、工事発注に向け精査したところ、事業費を増額する必要が生じましたので、このたび補正を行うものでございます。  次に、収入について説明をさせていただきます。1項企業債の1,560万円の増額は、秋岡浄水場事業及び柤岡高度浄水施設整備事業の財源として補正を行うものでございます。2項出資金の562万5,000円の増額と6項国庫補助金の375万円の増額は、柤岡高度浄水施設整備事業の財源として補正を行うものでございます。  少し戻っていただきまして、85ページには予定キャッシュ・フローの計算書補正、96ページには給与費明細書補正、給与費及び手当等に係る比較表を載せております。また、89ページから93ページには、このたびの補正に係る数値を整理し、予定貸借対照表として載せております。94ページには注記の補正を載せておるところでございます。  以上で補足説明を終わります。  続きまして、議案第103号 令和2年度下水道事業企業会計補正予算(第1号)についての補足説明をさせていただきます。  このたびの補正は、4月の人事異動に伴う人件費について補正を行うものでございます。議案書49ページをお願いいたします。第1条は、補正予算(第1号)は次に定めるところによるとしております。第2条は、収益的収入及び支出の補正として、収入の下水道事業収益を324万9,000円減額し16億7,072万5,000円とし、支出の下水道事業費用を同額の324万9,000円減額し13億6,892万5,000円としております。第3条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正として、職員給与費を324万7,000円減額し3,593万9,000円としております。第4条は、他会計からの補助金の補正として324万9,000円減額し、その額を8億8,469万6,000円に改めております。  それでは、内容について説明をさせていただきます。議案資料(2)の112ページをお願いいたします。収益的収入及び支出についてですが、収入の2項営業外収益の3目他会計補助金を324万9,000円減額していますが、これは、人事異動に伴う給与費及び手当について調整し、一般会計補助金を減額するものでございます。支出につきましては、1項営業費用を324万9,000円減額しています。これは、1目管渠費から113ページの4目総係費までで、人事異動に伴う給与費及び手当について調整し、減額をしているものでございます。100ページには予定キャッシュ・フロー計算書を、101ページには給与費明細書補正を、104ページから109ページには予定貸借対照表として数値を整理し、載せております。110ページ、111ページには注記の補正を載せているところでございます。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもって、議案第97号から議案第103号までの7議案の提案理由の説明を終わります。  なお、この7議案についても9月11日に案件ごとに審議いたします。      ──────────────────────────────  日程第26 議案第77号 令和元年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認             定について ◎議長(西川誠一) 日程第26 議案第77号 令和元年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  この案件につきましては、去る6月5日の本会議におきまして、その審査を総務民生常任委員会に付託されております。7月20日付をもちまして議長の下に別紙委員会審査報告書が提出されました。これより総務民生常任委員会の審査結果の報告を求めます。  総務民生常任委員会委員長、東垣典雄君。 ◎総務民生常任委員会委員長(東垣典雄) それでは、6月5日の本会議におきまして、当委員会に付託されました議案第77号 令和元年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認定について、審査の経過と結果について報告をいたします。  審査の結果は、お手元に配付しております審査報告書のとおり原案認定であります。  次に、審査の経過を報告いたします。7月20日、委員会室において、委員全員の出席の下、病院事務局長、担当者から通告した質疑事項について一問一答方式で慎重に審査を行いました。  主な質疑の内容については、1つとして、病院の利用者数の前年度比、増減理由と課題はの問いに対し、病院の入院患者数が1万340人で、前年度に比べ630人減、外来患者数は3万9,589人で、前年度に比べ1,530人減となりました。入院については、長期入院が減ったことなどにより、延べ患者数が減となったものと考えられます。外来については、小児科が週3日から4日に増えたことで、患者数は前年度に比べ508人の増となり、泌尿器科は、透析患者数の増により、前年度に比べ331人の増となりましたが、その他の診療科においては、人口減の影響などから患者数が減少したものと思われます。今後も経営の効率化を図り、地域医療を安定して提供できる健全な事業運営を進めていく必要がありますと答弁がありました。  2つとして、地域包括ケア病床の利用実績と課題はの問いに対し、平成29年6月から、一般病床50床のうち8床を地域包括ケア病床として開設し、令和元年6月に4床増やして12床としています。令和元年度の入院患者総数は1万340人で、全病床50床に対する病床利用率は56.5%であり、このうち、地域包括ケア病床は、年間患者数3,269人、病床利用率78.8%となりました。地域包括ケア病床の患者で約1億1,000万円の入院収益となり、一般病床であったと想定した場合の入院収益見込みに比べ約3,900万円の増収になったものと見ています。今後、地域包括ケア病床のさらなる増床については、そのニーズや圏域の状況などを勘案しながら検討を進めていきたいと考えていますと答弁がありました。  3つとして、医師、医療スタッフの招聘、確保の実績と課題はの問いに対し、小児科と総合診療科の医師の確保を目指して、関係機関への募集、大学、兵庫県等に協力要請を行うなど医師確保に取り組みました。その結果、小児科については、令和2年4月から、2人から3人に増やし、週4日診療が毎日診療に拡充することができました。医師の高齢化も進んでおり、引き続き、常勤医師への招聘が喫緊の課題となっております。看護師については、正規職員の退職に対し、採用が不足し、再任用職員や会計年度任用職員で補っている状況です。今後の定年退職者の状況と応募状況から、看護師の確保は、医師の確保と同様に、あるいはそれ以上に大きな課題となっております。医療技術者の募集案内を、町広報及びホームページへの掲載、大学等への要綱の送付、求人チラシや求人情報サイトへの掲載など、様々な媒体を利用してPRに努めましたと答弁がありました。  4つとして、経営分析比較表の説明の問いに対し、主なものとして、病床利用率は、病床という施設に対し入院患者がどの程度利用したかを示すもので、収益に関する分析の上で重要な指標ですが、令和元年度は、入院患者数の減により、60.1%から56.5%に3.6ポイント減少しました。入院患者1人1日当たり診療単価は2万7,041円で、前年度に比べ952円増加しましたが、これは、年延べ入院患者数が減少した中で、地域包括ケア病床の入院患者数が増となったことが主な要因と考えられます。外来患者1人1日当たり診療単価は9,500円で、前年度に比べ186円増加しましたが、これは、年延べ外来患者数が減少した中で人工透析患者数が増となったことが主な要因と考えられます。医療職員1人1日当たりの診療単価及び患者数は、患者数の減に伴う診療収入の減により、いずれも減となりましたと答弁がありました。  このほかにも質疑を行い、総合的に審査を行いました。  質疑終了後、討論はなく、採決を行いました。採決の結果、歳入歳出とも適正に執行されたものと認め、全員賛成で原案認定と決しました。  以上で、議案第77号 令和元年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認定についての委員長報告といたします。議員各位のご賛同を賜りますよう、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 委員会審査報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第77号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案認定です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。      ──────────────────────────────  日程第27 議案第78号 令和元年度香美町水道事業企業会計歳入歳出決算の認定につい             て ◎議長(西川誠一) 日程第27 議案第78号 令和元年度香美町水道事業企業会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  この案件につきましては、去る6月5日の本会議におきまして、その審査を産業建設文教常任委員会に付託されております。7月16日付をもちまして、議長の下に別紙委員会審査報告書が提出されました。  これより、産業建設文教常任委員会の審査結果の報告を求めます。  産業建設文教常任委員会委員長、西谷尚君。 ◎産業建設文教常任委員会委員長(西谷 尚) 委員会審査のご報告を申し上げます。6月5日の本会議におきまして当委員会に付託されました議案第78号 令和元年度香美町水道事業企業会計歳入歳出決算の認定について、審査の経過と結果について報告をいたします。  審査の結果は、お手元に配付しております審査報告書のとおり原案認定であります。  次に、審査の経過を報告いたします。7月16日、委員会室において、委員全員出席の下、課長及び担当者から通告した質疑事項について一問一答方式で慎重に審査を行いました。  主な質疑の内容については、1つとして、年間有収水量と年間配水量との差の理由はの問いに対して、年間有収水量は約211万4,000立方メートル、年間配水量は約252万2,000立方メートルとなっており、約40万8,000立方メートルの差が生じています。主な理由としては、管洗浄用水等の管理用水、送配水管からの漏水、宅内での漏水減免の対象となった水量、また、消火栓の使用等などが考えられるとの答弁がありました。  2つとして、有収水量が1.83%下がっているが、その要因は人口的減少なのかの問いに対し、有収水量については、給水人口の減少、節水機器の普及により減少傾向にあるが、冬季の積雪状況により消雪に利用する水量に増減があり、積雪が多かった平成30年度に対して令和元年度は暖冬であったため、消雪に利用する水量が少なくなり、大きく減少していますとの答弁がありました。  3つとして、建設事業費の削減はどのような取組を行ってきたのか、また、今後どう考えているのかの問いに対し、建設事業費の執行に当たっては、工事内容の最小化や省力化の取組、機器等では、統合化、更新時の高効率機器への転換、共有化を考慮して行っています。今後、各施設の大規模改修、更新等が増加しますが、既存施設を同等の機種更新の考えではなく、統合や小規模化等による低減化も比較しながら経費削減に取り組んでいきますとの答弁がありました。  4つとして、大規模火災等、災害時での水道水の確保対策はの問いに対し、火災発生時には、消火用水への供給と給水確保のため、該当施設へ職員を出動させ、配水地や浄水場の調整、消防現場本部との連携を行っています。風水害には、水道水安定供給のため、職員及び管理委託者による施設運営に努め、耐震化においては、重要施設の施設改修等を更新時に合わせて進めていますとの答弁がありました。  このほかにも質疑を行い、総合的に審査を行いました。  質疑終了後、討論はなく、採決を行いました。採決の結果、歳入歳出とも適正に執行されているものと認め、全員賛成で原案認定と決しました。  なお、料金改定に関しては、令和3年から令和4年に延ばすことになっておりますが、その負担が町民に係ることがないように、使用者の負担軽減、改定幅についても再検討が必要である等の意見があったことを申し添えておきます。  以上で、議案第78号 令和元年度香美町水道事業企業会計歳入歳出決算の認定についての委員長報告とします。議員各位のご賛同を賜りますよう、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 委員会審査報告が終わりました。  これより委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第78号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案認定です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。      ──────────────────────────────  日程第28 議案第79号 令和元年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定につ             いて ◎議長(西川誠一) 日程第28 議案第79号 令和元年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
     この案件につきましては、去る6月5日の本会議におきまして、その審査を産業建設文教常任委員会に付託されております。7月16日付をもちまして、議長の下に別紙委員会審査報告書が提出されました。  これより、産業建設文教常任委員会の審査結果の報告を求めます。  産業建設文教常任委員会委員長、西谷 尚君。 ◎産業建設文教常任委員会委員長(西谷 尚) 委員会審査報告を行います。6月5日の本会議におきまして当委員会に付託されました議案第79号 令和元年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定について、審査の経過と結果について報告を申し上げます。  審査の結果は、お手元に配付しております審査報告書のとおり原案認定であります。  次に、審査の経過を報告します。7月16日、委員会室において、委員全員出席の下、課長及び担当者から通告した等質疑事項について一問一答方式で慎重に審査を行いました。  主な質疑の内容については、1つとして、有収水量が4.5%減となっており、価格の心配があるが、問題ないかの問いに対し、有収水量は下水道使用料算定の計算根拠となるため、水量が減ると料金収入も減ることになります。人口減少による生活使用水の減、事業の縮小などによる使用水の減などが主な原因と考えられます。今後も少子・高齢化により人口減少が続くと思われますので、下水道事業経営戦略など長期計画においても経営改善の見直しが必要になってくると考えますとの答弁がありました。  2つとして、各区の接続状況の説明と接続率向上に向けた計画はの問いに対し、香住区は、平成30年度末で74.7%が令和元年度末で76.2%と1.5ポイント増、村岡区は、90.0%が90.8%と0.8ポイント増、小代区は、81.7%が86.1%と4.4ポイント増、町全体で79.5%が81.1%と1.6ポイント増となった。今後も、町広報、町ホームページ及びイベント時などで啓発等を継続的に行うことにより進めていきたいと考えていますとの答弁がありました。  3つとして、整備した宅ます、接続した宅ます、収入のない宅ますの数から、この先、人口減を併せてどう考えるかの問いに対し、令和元年度末の町全体で整備した公共ますは8,093件であり、そのうち接続済みの公共ますは5,995件です。2,098件が未接続で、料金収入のない公共ますとなります。人口減は続き、全体の使用料収入も減少すると思われますが、新規接続件数は、住宅などの新築、改築により毎年増加しますので、接続率としては大きく減少する可能性は低いと考えますとの答弁がありました。  4つとして、建設改良工事などが必要であるが、コスト削減についてはどのような取組をしたのかの問いに対し、施設の建設改良工事、機器等の修繕工事は、安心・安全な環境を維持、改善するため今後も必要となります。経費を削減するためには、工事請負費、業務委託料、物品購入などの発注時には、入札及び見積り競争により契約額を抑えることはもちろん、施設の長寿命化や統廃合を踏まえた長期的な管理計画についても検討が必要であると思っていますとの答弁がありました。  このほかにも質疑を行い、総合的に審査を行いました。  質疑終了後、討論はなく、採決を行いました。採決の結果、歳入歳出とも適正に執行されているものと認め、全員賛成で原案認定と決しました。  以上で、議案第79号 令和元年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定についての委員長報告とします。議員各位のご賛同を賜わりますよう、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 委員会審査報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第79号を起立により採決します。  本案に対する委員長の報告は原案認定です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。  お諮りいたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  次の本会議は9月9日水曜日午前9時30分より再開いたします。  本日は大変ご苦労さまでした。                               午後2時48分 散会 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...