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令和2年第116回定例会(第2日目) 本文 開催日:2020年02月27日
令和2年第116回定例会(第2日目) 名簿 開催日:2020年02月27日

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  1. 香美町議会 2020-02-27
    令和2年第116回定例会(第2日目) 本文 開催日:2020年02月27日


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    2020年02月27日:令和2年第116回定例会(第2日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午前9時30分 開議 ◎議長(西川誠一) おはようございます。  ただいまの出席議員は15人であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。  総務課長、岡昭三君より発言の申し出がありますので、許可いたします。  総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) 一昨日の当初議案の提案説明後におきまして、議案資料のほうに誤りが見つかりました。議長並びに議会運営委員会委員長のご了解をいただき、本日既に修正作業をさせていただいたところでございますが、議案資料96ページの経歴に誤りがございました。この経歴につきましては、基本的に提出をいただいた経歴に基づき作成をいたしておりますが、公職歴の誤りでございましたので、確認が不十分であったことが要因でございます。重ねての修正となりましたこと、改めて議員の皆様に深くおわびを申し上げます。      ──────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 ◎議長(西川誠一) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、見塚修君、吉川康治君を指名します。      ──────────────────────────────  日程第2 諸般の報告 ◎議長(西川誠一) 日程第2 諸般の報告を行います。  本日の議事日程はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。      ──────────────────────────────  日程第3 議案第10号 令和2年度香美町一般会計予算  日程第4 議案第11号 令和2年度香美町国民健康保険事業特別会計予算  日程第5 議案第12号 令和2年度香美町後期高齢者医療保険事業特別会計予算  日程第6 議案第13号 令和2年度香美町介護保険事業特別会計予算  日程第7 議案第14号 令和2年度香美町財産区特別会計予算
     日程第8 議案第15号 令和2年度香美町町立地方卸売市場事業特別会計予算  日程第9 議案第16号 令和2年度香美町国民宿舎事業特別会計予算  日程第10 議案第17号 令和2年度香美町矢田川憩い村事業特別会計予算  日程第11 議案第18号 令和2年度香美町公立香住病院事業企業会計予算  日程第12 議案第19号 令和2年度香美町水道事業企業会計予算  日程第13 議案第20号 令和2年度香美町下水道事業企業会計予算 ◎議長(西川誠一) 日程第3 議案第10号 令和2年度香美町一般会計予算から、日程第13 議案第20号 令和2年度香美町下水道事業企業会計予算までの11議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。  なお、議案第18号から第20号までの3企業会計予算については朗読を省略させます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  議案第10号から議案第20号までの11議案を一括して、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) おはようございます。本日もよろしくお願いをいたします。  ただいま議題となりました議案第10号 令和2年度香美町一般会計予算から、議案第20号 令和2年度香美町下水道事業企業会計予算の11議案について、一括して提案理由の説明をいたします。  最初に、予算編成基本方針でございますが、令和2年度は、町の主要施策であります第2次香美町総合計画前期基本計画最終年度であるとともに、後期基本計画策定の年度となります。また、新たに策定をいたしました、町の重点施策であります第2期総合戦略による取り組みの初年度でもございます。一昨日の令和2年度に臨む町政の基本的な考え方でも申し述べましたとおり、まちの将来像、「こどもたちに夢と未来をつなぐまち~美しい山・川・海 人が躍動する 交流と共生のまち~」を思い描き、新たに施政方針として掲げる4つの重点項目を、総合計画総合戦略において新たに設定した目標に同調させ、その達成に向け施策を具現化し、実行していくため、令和時代を開く積極型予算、香美町創生第2ステージとして、議員の皆さんをはじめ、町民の皆様からのさまざまな要望を精査し、形に変えられるよう予算編成に取り組んでまいりました。  一方で、本町の財政運営に大きな役割を果たしております普通交付税が、令和3年度より一本算定に移行することなど、一般財源の減少が見込まれております。将来世代に過度の負担を先送りしない、将来にわたる持続可能な財政運営を維持するため、より効率的な施策の配置と財源の配分が求められております。令和2年度の予算編成は、限られた経営資源を最大限に有効活用するため、職員一人一人が常にコスト意識を持ち、前例にとらわれることなく、事業の廃止、見直し、選択と集中を徹底し、全ての世代に対するサービスの充実と財政の健全性維持との両輪により、まちづくりを前進させるものでございます。  それでは、全会計の概要について説明をいたしますので、議案資料1の当初予算関係1の1ページ及び2ページをご覧ください。  まず、一般会計についてでございます。予算額は143億3,300万円で、前年度の135億1,500万円に比べ8億1,800万円、率にして6.1%の増となります。増額の主な要因といたしましては、漁業共同利用施設整備事業公立八鹿病院組合負担金小代地域局庁舎建設事業香住文化会館整備事業によるものでございます。  次に、7つの特別会計予算総額は52億7,316万3,000円で、前年度の52億6,009万8,000円に比べ1,306万5,000円、率にして0.2%の増となります。増額となります主な要因でございますが、保険給付費の増に伴う介護保険事業特別会計の3,291万4,000円の増などによるものでございます。  次に、3つの企業会計予算総額は53億7,992万円で、前年度の50億3,854万5,000円に比べ3億4,137万5,000円、率にして6.8%の増となります。増額となります主な要因といたしましては、水道事業企業会計資本的収支の増によるものでございます。その結果、全会計の予算総額は249億8,608万3,000円となり、前年度の238億1,364万3,000円に比べ11億7,244万円、率にいたしますと4.9%の増となります。  なお、各会計の詳細につきましては各担当課長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) これより、案件ごとに各課長より順次、補足説明を求めます。  初めに、議案第10号について、財政課長邊見昌平君。 ◎財政課長邊見昌平) それでは、議案第10号 令和2年度香美町一般会計予算補足説明をさせていただきます。  令和2年度一般会計予算書の1ページをご覧ください。第2条で債務負担行為の設定、第3条で地方債を計上しております。  内容につきましては、まず8ページをご覧ください。第2表、債務負担行為は4件設定いたしております。香美町民バス運行委託料(令和2年度設定分)は、期間が令和3年度から令和5年度、限度額は1億275万円としております。本年10月以降、3年間の運行契約を締結する予定にしておりますので、その所要額について債務負担を設定するものでございます。香美町民バス運行委託料試行導入分)は、期間が令和3年度、限度額は300万円としております。本年10月以降、1年間の運行契約を締結する予定にしておりますので、3年度に含まれる6カ月分の所要額について債務負担を設定するものでございます。  農地耕作条件改善事業は、期間が令和3年度、限度額は2,600万円です。香住区大野地区及び村岡区大糠地区の水田農業の効率化、農地保全を図るため用水路の改修整備を行う事業でございますが、事業期間が2カ年にわたるため、令和3年度の所要額について債務負担を設定するものでございます。  小代地域局庁舎建設事業は、期間が令和3年度、限度額は5億6,160万円としております。老朽化が進んだ小代地域局庁舎の建てかえを行う事業でございますが、事業期間が2カ年にわたるため、令和3年度の所要額について債務負担を設定するものです。  第3条地方債につきましては9ページから10ページをご覧ください。起債の目的としましては、本庁舎改修事業をはじめとしまして全28件を予定し、その限度額を総額19億3,470万円としております。特徴的な事業といたしましては、新規事業では本庁舎改修事業1億2,170万円、公立八鹿病院組合電子カルテ整備事業8,850万円、漁業共同利用施設整備事業1,960万円、香住観光案内所整備事業2,840万円。継続では小代地域局庁舎建設事業として1億5,840万円、柤岡高度浄水事業3,000万円、香住文化会館整備事業として4億5,430万円等を計上いたしております。  続きまして、予算の全体概要を説明しますので、議案資料1、当初予算関係1をご覧ください。  1ページをご覧ください。Iの令和2年度予算編成基本的方針、IIの令和2年度当初予算の状況の1、全会計予算につきましては、町長が提案説明で申し上げたとおりでございます。2ページの2、一般会計について、(2)歳入から説明をさせていただきます。  まず、一般財源であります町税、各種譲与税、交付金の合計は87億8,127万1,000円で、前年度の85億1,781万3,000円に比べ2億6,345万8,000円、率にして3.1%の増を見込んでおります。そのうち町税は16億7,274万1,000円で、前年度の16億7,278万3,000円に比べ4万2,000円の減を見込んでおります。増減の主な要因でございますが、町民税で510万円、0.8%の増となりますが、固定資産税で750万円、0.9%の減によるものでございます。  普通地方交付税は58億6,000万円で、前年度の56億9,200万円に比べ1億6,800万円、率にして3.0%の増を見込み、令和元年度決算見込額58億897万7,000円に比べ5,102万3,000円、率にして0.9%の増となります。また、普通地方交付税の振替分として発行する臨時財政対策債は2億4,700万円で、令和元年度決算見込額の2億5,628万6,000円に比べ928万6,000円、率にして3.6%の減を見込んでおり、普通地方交付税臨時財政対策債の合計額は61億700万円となり、令和元年度決算見込額の60億6,526万3,000円に比べ4,173万7,000円、率にして0.7%の増となる見込みです。  特別地方交付税は6億7,000万円で、前年度の6億5,000万円に比べ2,000万円、率にして3.1%の増を見込んでおります。  国県支出金は21億4,041万5,000円で、前年度の17億7,383万8,000円に比べ3億6,657万7,000円、率にして20.7%の増を見込んでおります。増減の主な要因は、県補助金漁業経営構造改善事業補助金で3億7,284万4,000円の皆増などによるものです。  繰入金は5億4,534万7,000円で、前年度の3億5,842万5,000円に比べ1億8,692万2,000円、率にして52.2%の増を見込んでおります。増減の主な要因は、ふるさとづくり基金からの繰入金が1億7,000万円の増となったことなどによるものです。  町債は19億3,470万円で、前年度の20億1,540万円に比べ8,070万円、率にして4%の減を見込んでおります。減額の主な要因は、防災行政無線整備事業債で2億9,430万円、柴山小学校整備事業債で2億1,910万円の皆減となったことなどによるものです。なお、令和2年度は、建設事業の財源として15億2,370万円、過疎対策事業債を活用したソフト事業の財源として1億6,400万円、普通交付税の振替分として臨時財政対策債2億4,700万円の発行を予定しております。  続きまして(3)の歳出でございます。人件費は24億1,564万1,000円で、前年度の19億2,896万6,000円に比べ4億8,667万5,000円、率にして25.2%の増を見込んでおります。増減の主な要因は、会計年度任用職員制度創設によりまして、臨時・嘱託職員に係る報酬等の増によるものです。  物件費は16億8,921万2,000円で、前年度の20億1,526万9,000円に比べ3億2,605万7,000円、率にして16.2%の減を見込んでおります。減額の主な要因は、会計年度任用職員制度創設により、臨時・嘱託職員に係る賃金等が物件費から人件費へ移行したことによるもので、そのほかでは、基幹系システム更新などによる電算システム機器設定委託料4,400万2,000円の増、小・中学校コンピューター整備事業の2,401万1,000円、ふるさとづくり事業費の1,508万4,000円の増などによるものです。  扶助費は11億7,403万8,000円で、前年度の11億7,637万4,000円に比べ233万6,000円、率にして0.2%の減を見込んでおります。減額の主な要因は、対象者の減による児童手当の1,384万円の減によるものでございます。  補助費等は26億5,142万円で、前年度の25億1,180万7,000円に比べ1億3,961万3,000円、率にして5.6%の増を見込んでおります。増額の主な要因は、補助費に係る公立八鹿病院組合負担金の3,082万4,000円の増、下水道事業企業会計で1億8,040万3,000円の増によるものでございます。  普通建設事業費は24億1,351万2,000円で、前年度の20億3,726万8,000円に比べ3億7,624万4,000円、率にして18.5%の増を見込んでおります。なお、令和2年度は、本庁舎改修事業小代地域局庁舎建設事業汚水処理施設整備事業漁業共同利用施設整備事業香住観光案内所整備事業町道新設改良事業消防施設整備事業香住文化会館整備事業など実施を予定しております。  公債費は19億3,229万8,000円で、前年度の19億6,950万5,000円に比べ3,720万7,000円、率にして1.9%の減を見込んでおります。減額の主な要因は、起債の繰上償還分1,296万6,000円の減によるものです。  積立金は4億3,722万7,000円で、前年度の2億6,890万6,000円に比べ1億6,832万1,000円、率にして62.6%の増を見込んでおります。増額の主な要因は、ふるさとづくり基金費で1億7,010万円の増などによるものです。  繰出金は10億582万1,000円で、前年度の9億9,122万9,000円に比べ1,459万2,000円、率にして1.5%の増を見込んでおります。増額の主な要因は、後期高齢者医療療養給付費負担金で2,127万2,000円の増によるものです。  次に、基金残高の状況でございます。基金のうち、財政調整基金の残高は、令和元年度末で36億3,952万9,000円の見込みです。また、令和2年度末では35億4,356万6,000円と見込んでおります。  減債基金の残高は、令和元年度末で9億7,634万2,000円の見込みです。また、令和2年度予算では、のじぎく債の償還に対する対応として9,800万円の積み立てを行うなど、令和2年度末残高を10億5,087万8,000円と見込んでおります。  地方債残高の状況でございます。一般会計における令和元年度末現在高は202億6,731万9,000円の見込みです。令和2年度の発行額を19億3,470万円とし、元金償還額は18億3,786万3,000円で、令和2年度末現在高は、令和元年度末現在高に比べ9,683万7,000円増の203億6,415万6,000円になると見込んでおります。  歳出における主要な事業につきましては、町長の所信表明において説明をいたしておりますので、私のほうからは、資料の見方につきまして補足をさせていただきます。  資料の6ページをご覧ください。会計種別ごとの予算額の整理をはじめ、13ページまでは例年どおり財政的な資料を整理し、掲載をいたしております。  続きまして、14ページから33ページにかけましては、一般会計の主要な事業の一覧を掲載いたしております。第2次総合計画前期基本計画施策区分により仕分け、整理し、町の最上位計画である総合計画で目標とした施策がどのように予算化されているかを体系化したものでございます。  さらに、この表に、新規、拡充という区分を付しております。また、この区分がなくとも説明を要すると判断したものにありましては、以下、75ページまで事業別予算概要書を作成し、事業の目的及び概要等について説明を加えております。  また、香住観光案内所及び小代地域局庁舎建設事業にあっては、配置図、平面図等補足資料として添付をいたしております。いずれの資料も今後の予算審議にご活用いただければ幸いでございます。  以上で議案第10号 令和2年度香美町一般会計予算補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第11号及び議案第12号について、健康課長沼田朋子君。 ◎健康課長沼田朋子) それでは、議案第11号 令和2年度香美町国民健康保険事業特別会計予算補足説明をいたします。  議案資料(2)の当初予算関係(2)の1ページをご覧いただきたいと思います。  初めに、事業勘定について説明いたします。事業の目的と編成の趣旨ですが、国民健康保険制度は、被用者保険の適用者以外の人を対象とした医療制度です。疾病、負傷、出産または死亡に関して必要な給付を行い、社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的としていますが、制度の性格上、年齢構成が高く医療費水準が高い、所得水準が低く保険料の負担が重い、財政運営が不安定になるリスクの高い小規模保険者が多く、財政赤字の保険者も多く存在するという構造的な課題を抱えています。これらの課題に対応するため、平成30年度から都道府県も保険者として財政運営責任主体となることにより、市町村国民健康保険財政の安定を図ることとされました。この制度改正により、市町村国民健康保険特別会計の主要な科目の歳入歳出見込額につきましては、都道府県が推計することとなったため、その通知額に基づき本町の国民健康保険特別会計予算を編成しています。  予算編成基本部分についてですが、平成30年度の国保広域化後、兵庫県が保険給付費を推計し、県特別会計において公費や拠出金等歳入歳出計算を行った上で、不足する額を国民健康保険事業納付金として各市町に対して納付を求めることとなりました。各市町においては、示された納付金に基づき、保健事業費などの市町の裁量により計上可能な歳出や市町特別会計で収入する交付金等を加減算した上で、納付金の納付に必要な額を国保税として賦課徴収することになります。また、各市町の保険給付費の財源については、財政の責任主体である県が確保することになるため、市町特別会計においては、歳出の保険給付費のうち任意給付に係るものを除き、全て県から交付されることになります。被保険者数は、令和2年度の当初予算では一般被保険者を4,130人と見込んでいます。  予算総額は20億8,900万円、前年度より金額で400万円の増、率で0.2%の増となっております。  3の制度改正に関することについてですが、令和2年度の税制改正において課税限度額に達する世帯の割合を1.5%に近づけるように段階的に引き上げる運用ルールのもと、中間所得者層の被保険者の負担に配慮し、国保税医療給付費分賦課限度額を2万円引き上げ63万円、介護納付金分は1万円引き上げ17万円とし、後期高齢者支援金等分の19万円とを合わせて、合計の限度額は99万円となる改正が予定されています。また、物価上昇の影響で軽減を受けている世帯の範囲が縮小しないように、経済動向等を踏まえて国保税の5割軽減、2割軽減の軽減判定所得基準の引き上げを予定しています。  次に、4の歳入に関することですが、1つ目に、基金繰入金国保税率負担軽減及び基金残高等を考慮し、税軽減分1,700万円と予備費分291万7,000円を合わせました1,991万7,000円を計上しています。その結果、令和2年度末の基金残高見込みは9,045万6,000円となります。  次に、2つ目の国保税についてですが、財政運営責任主体は兵庫県となりましたが、国保税の賦課徴収については従来どおり町が行います。県から示された国民健康保険事業納付金の額に基づき算出した医療給付費分後期高齢者支援金等分介護納付金分をそれぞれ計上しております。令和2年度においては、対前年74万8,000円増の3億5,036万8,000円を計上しています。基金繰入れ後の一般被保険者1人当たりの国保税は10万4,803円で、対前年度比3.0%増を見込んでいます。  3つ目の県支出金についてですが、県から示された保険給付費等交付金普通交付金及び特別交付金の額を計上しております。普通交付金については、歳出の保険給付費のうち任意給付に係るものを除いた額を計上しております。特別交付金については、保険者による糖尿病の重症化予防に係る取り組みや収納率の向上に係る取り組みなど、国保事業への保険者の取り組み度合いにより交付される保険者努力支援分特別調整交付金分県繰入金分特定健康診査等負担金分があり、それぞれ県から示された額を計上しております。  次に、4つ目の一般会計繰入金についてですが、職員給与費等繰入金、出産育児一時金繰入金財政安定化支援事業繰入金福祉医療波及分繰入金などの減により、対前年996万5,000円減の1億3,939万2,000円を計上しています。  続きまして、5の歳出に関することについて説明いたします。1つ目ですが、保険給付費は、任意給付である結核医療付加金を除き、県通知額に基づき計上しております。保険給付費の推計につきましては、令和元年度被保険者1人当たり診療費の推計額をもとに、平成28年度から平成30年度まで、3年間の被保険者1人当たり診療費の伸び率を考慮し算出された額に保険給付率を乗じ、公費算定額を減ずることにより推計されています。なお、保険給付費については、任意給付である結核医療付加金以外の全額が県から普通交付金として交付されます。  続きまして、2つ目の国民健康保険事業納付金ですが、平成30年度の制度改正により新設された科目であり、国保税を主たる財源として県へ納付するものです。県が算出し、町に示された額に基づき、医療給付費分後期高齢者支援金等分介護納付金分にそれぞれ区分し、計上しております。  3つ目の保健事業費についてですが、平成20年4月に施行された高齢者の医療の確保に関する法律において、医療保険者に対して40歳から74歳の被保険者を対象とする特定健康診査及び特定保健指導の実施が義務化されました。町においても、香美町国民健康保険特定健康診査等実施計画、データヘルス計画を策定し、これに基づき保健事業を実施しています。特定健康診査受診率及び特定保健指導率の向上を目指し、保健事業を推進するための費用を計上しております。なお、保健事業の取り組みや成果により、特別交付金が県から交付されます。  以上が事業勘定の説明でございます。  次に、各診療施設勘定について説明をいたします。4ページをご覧ください。  最初に、佐津診療施設勘定です。事業の目的と編成の趣旨ですが、地域住民の皆さんが安心して医療を受けられる環境を整備し、へき地医療の確保を図るため、佐津診療所の運営に係る経費を計上しております。令和2年度は前年度と同様に週3日の診療体制とし、必要な施設管理費、医業費等を計上しております。また、近隣の調剤薬局が平成30年度末で閉店となったため、令和元年度から、院外処方から院内処方へ切りかえを行っており、令和2年度も必要な医療機械器具、薬剤、消耗品などを計上しております。なお、診療収入等の歳入見込みで不足が生じるため、不足分は一般会計からの繰入金を計上した予算編成としております。  予算の総額は4,056万円、前年度に比べ106万円の増となっております。  次に、歳入に関することです。診療収入は、院内処方による診療報酬の増を見込み、対前年112万7,000円増の2,098万7,000円を計上しています。事業勘定繰入金は、へき地診療所運営費補助について前年度と同額の441万4,000円を計上しています。一般会計からの繰入金は、交付税の措置として700万円、単年度の赤字解消分として704万3,000円、公債費分4,000円を計上しています。  次に、歳出に関することですが、前年度と同様に週3日の診療体制とし、必要な経費を見込んだ予算編成としております。医療スタッフは、非常勤医師1名、事務員2名、看護師2名となっております。医業費として、体外式自動除細動器の耐用年数が経過しているため更新する費用を計上しています。  5ページをご覧ください。兎塚・川会診療施設勘定です。事業の目的は、先ほどの佐津診療所と同様の記載となっております。令和2年度は、前年度と同様に週4日の診療体制とし、必要な施設管理費、医業費等を計上しておりますが、診療収入等の歳入見込みで不足が生じるため、不足分は一般会計からの繰入金を計上した予算編成としております。  予算の総額は3,430万円、前年度に比べ170万円の増となっています。  次に、歳入に関することです。事業勘定繰入金は、へき地診療所運営費の補助分を対前年と同額の305万6,000円を計上しております。一般会計からの繰入金は、交付税の措置として1,400万円、単年度の赤字解消分として365万1,000円、公債費分28万2,000円を計上しています。  次に、歳出に関することですが、週4日の診療体制とし、必要経費を見込んだ予算編成としております。医療スタッフは、医師1名、事務員2名、看護師2名となっております。  次に6ページ、小代診療施設勘定です。事業の目的は、他の診療所と同様の記載となっております。令和2年度は、前年度と同様に週5日の診療体制とし、必要な施設管理費、医業費等を計上しておりますが、診療収入等の歳入見込みで不足が生じるため、不足分は一般会計からの繰入金を計上した予算編成としております。  予算の総額は1億6,860万6,000円、前年度に比べ319万4,000円の減となっています。  次に、歳入に関することです。診療収入は、令和元年度実績見込みをもとに1億2,516万円を計上しております。事業勘定繰入金は、へき地診療所運営費の補助分を前年度と同額の1,448万9,000円計上しております。一般会計からの繰入金は、交付税の措置として700万円、単年度の赤字解消分として1,562万2,000円、公債費分362万5,000円を計上しています。  次に、歳出に関することですが、週5日の診療体制とし、必要な経費を見込んだ予算編成としております。医療スタッフは、医師1名、事務員2名、看護師2名となっております。  次に、7ページ、兎塚・川会歯科診療施設勘定です。事業の目的は、他の診療所と同様の記載となっております。令和2年度は、前年度と同様に兎塚歯科が週3日、川会歯科が週2日の計週5日の診療体制とし、必要な施設管理費、医業費等を計上しておりますが、診療収入等の歳入見込みで不足が生じるため、不足分は財政調整基金からの繰入金を計上した予算編成としております。  予算の総額は8,440万円、前年度に比べ950万円の減となっています。  次に、歳入に関することです。診療収入は前年度の実績見込みをもとに積算し、7,593万3,000円を計上しております。また、財政調整基金繰入金は、歳入不足分として525万円を計上しています。  次に、歳出に関することですが、兎塚が週3日、川会が週2日の診療体制とし、前年度実績見込みをもとに必要経費を見込んだ予算編成としております。医療スタッフは、歯科医師1名、事務員1名、歯科衛生士5名、歯科技工士1名、歯科助手2名の経費を計上しております。また、患者の利便性に配慮し、和式トイレを洋式トイレに改修する経費と医師住宅のキッチンが老朽化しているための修繕費を計上しています。  以上で国民健康保険事業特別会計予算補足説明を終わります。  続きまして、8ページをご覧いただきたいと思います。後期高齢者医療保険事業特別会計について説明をいたします。  最初に、事業の目的と編成の趣旨ですが、後期高齢者医療制度は、75歳以上の方と一定の障害があると認定された65歳以上の方を対象とした医療制度です。若い世代が高齢者を支え、高齢者も保険料と医療費の一部を負担することで、国民保健の向上及び高齢者の福祉の増進を図ることを目的としています。保険料率の改定に伴い、保険料は増額となっており、保険料負担金、保険基盤安定負担金を後期高齢者医療広域連合に納付する予算編成としております。  予算総額は3億2,771万9,000円、前年度より金額で125万7,000円、率で0.4%の増となっております。  3の制度改正に関することについてですが、1つ目に、保険料率は2年ごとに改定されることとなっており、令和2年・3年度は所得割率が10.49%、均等割額が5万1,371円、賦課限度額は64万円となる見込みです。  2つ目に、保険料の元被扶養者に対する軽減は平成29年度から段階的に縮小されており、令和元年度以降は後期高齢者医療制度の被保険者となってから2年間に限り、所得にかかわらず均等割の5割軽減が適用され、所得割はありません。  3つ目として、低所得者である被保険者に対する均等割額軽減特例措置である8割軽減が7割軽減に、8.5割軽減が7.75割軽減に見直しされる予定です。  次に、4の歳入に関することですが、1つ目として、後期高齢者医療保険料は、保険料負担金と同額の2億3,726万円で、対前年543万6,000円増を計上しております。  2つ目として、一般会計繰入金は、対前年417万4,000円減の8,933万4,000円を計上しております。内訳は、事務費繰入分939万5,000円、保険基盤安定繰入分7,993万9,000円です。なお、この保険基盤安定繰入分の4分の3は県負担金の交付を受けることとなります。  次に、5の歳出に関することですが、広域連合納付金は、広域連合から示された計算式に基づき、令和2年度における県下の保険料見込額及び保険基盤安定負担金見込額に香美町占有率等を乗じて算定しております。保険料負担金2億3,726万円、保険基盤安定負担金7,993万9,000円、延滞金1,000円や繰越金負担金1,000円を含めた合計3億1,720万1,000円を計上しております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第13号について、福祉課長、穴田康成君。 ◎福祉課長(穴田康成) 介護保険事業特別会計につきまして、議案資料(2)当初予算の関係の9ページから10ページにございます事業概要書で説明させていただきます。
     まず、1、事業の目的と編成の趣旨ですが、本特別会計は介護保険事業を社会全体で支えることで、介護が必要な人に本人やその家族の意向に沿った介護サービスが受けられる供給体制を推進することを目的とし、事業の健全な運営を図るために必要な予算を計上しております。あわせて地域支援事業において、自立支援の観点から高齢者によりふさわしいサービス利用を提供することで、要介護状態となることの予防、または悪化の防止を図るとともに、元気な高齢者には介護等の担い手として社会参加することで積極的な健康づくりを推進していくこととしております。  2の予算総額につきましては、24億8,277万4,000円と対前年3,291万4,000円、率にして1.3%の増としております。  3の歳入に関することでございますが、介護保険料につきましては、第7期介護保険事業計画値をもとに設定をしておりますが、一昨日、議案第49号でご提案しております条例改正案のとおり、令和元年10月からの消費税率引き上げとあわせて、社会保障の充実を図るための公費投入による低所得者の保険料の軽減が拡充されるということになりますので、国2分の1、県4分の1、町4分の1の公費負担により、2,526万9,000円を一般会計から繰入れることとしております。  4の歳出に関することでございますが、(1)の保険給付費につきましては、前年度の利用者の実績と第7期計画の推計値をもとに算定をしております。認定者数も引き続き増加見込みであり、介護サービス等諸費全体で対前年比4,935万円、率にして2.6%の増、介護予防サービス等諸費全体で対前年比516万円、率にして6.0%の増としております。また、高額医療合算サービス費につきましては、対象者数、単価ともに増加しているため、対前年比209万円、率にして37.5%の増としております。  (2)の地域支援事業費につきましては、1)の介護予防・生活支援サービス費として、介護予防・日常生活支援総合事業の訪問型サービス・通所型サービスを継続実施する費用を8,363万2,000円計上しております。  2)の一般介護予防事業費につきましては869万8,000円を計上し、地域リハビリテーション活動支援事業の充実、住民主体で行われる介護予防サークルの全町展開及び元気体操サークルの拡充、自立支援サポート体制の充実などで効果的な事業展開を図ることとしております。  3)の包括的・継続的ケアマネジメント支援事業費につきましては、センターに配置した介護支援専門員の人件費など3,528万3,000円を計上し、要援護高齢者の自立支援の観点から適正なケアマネジメントを行うことで、介護予防及び重度化防止を図ることとしております。  4)の認知症総合支援事業費につきましては1,438万6,000円を計上し、認知症サポート医を含む多職種協働による認知症対策の充実を図ることとしております。  以上で令和2年度の介護保険事業特別会計の概要説明を終わらせていただきます。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第14号について、総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) それでは、議案第14号の財産区特別会計予算について補足説明をいたします。  引き続き議案資料2、当初予算関係2の11ページのほうでご説明を申し上げます。まず1、事業の目的と編成の趣旨でございますが、本会計は長井財産区の適正な管理運営を行うものでございます。  次に、2、予算総額ですが、歳入歳出それぞれ149万4,000円としております。前年度と比較いたしまして2万1,000円の増、率にして1.4%の増となります。  次に、3、歳入に関することですが、主な歳入として、財産区有土地の貸付収入といたしまして33万9,000円を見込んでおり、前年度と同額でございます。  最後に、4、歳出に関することですが、長井地区区長会が実施をいたします事業に対する補助金46万円などを計上しております。  以上で財産区特別会計補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第15号について、農林水産課長、藤原博文君。 ◎農林水産課長(藤原博文) それでは、議案第15号 令和2年度香美町町立地方卸売市場事業特別会計予算について補足説明をいたします。  議案資料2、当初予算関係2の12ページをご覧いただきたいと思います。まず、事業の目的と予算編成の趣旨についてでございますが、本会計は町立地方卸売市場を運営するための特別会計でありますが、現在卸売市場としての事業を行っていないため、事業収入が見込めませんので、一般会計からの繰入金により運営を行っております。  予算の総額は、歳入歳出それぞれ71万円で、対前年14万4,000円の減、率にいたしまして16.9%の減となっております。  まず歳出につきましては、光熱水費や修繕費など、当該施設の維持管理等に要する経費として71万円を計上いたしております。  次に、歳入に関しましては、本施設の維持管理等に要する歳出経費に対し、収入が不足するため、一般会計からの繰入金70万9,000円と繰越金1,000円を見込んでおります。  なお、本施設の競り場は、昭和56年から主に巻き網漁業に使用されてきましたが、巻き網漁業者の廃業に伴い、平成21年9月以降は使用されていない状態が続いております。今後の活用方法につきましては、平成29年7月に発足をいたしました香美町の水産を考える会により、現在検討が進められておるところでございます。  以上で議案第15号の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第16号及び議案第17号について観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) それでは、議案第16号 令和2年度国民宿舎事業特別会計当初予算の補足説明をさせていただきます。  議案資料2、当初予算関係2の13ページをお開きください。1、本事業の目的と予算編成の趣旨についてでございます。本事業は、健全な宿泊休養施設を提供することにより、本町の観光振興及び町民の福祉の向上を目的としておりますが、令和元年度に長年指定管理者として施設の運営を担われた株式会社香住観光公社が営業を停止し、会社の整理を行っている状況にあります。こうした状況を踏まえて、令和2年度の予算編成に当たりましては、施設の活用方法が定まる当面の間(4月から10月の6カ月間)において、施設の良好な維持管理を町で行う考え方でございます。  次に、2、予算総額についてですが、令和2年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ1,319万2,000円です。前年度に比べまして1,334万2,000円の減、率にいたしまして50.3%の減でございます。  続きまして、歳入に関することについてですが、国民宿舎使用料といたしまして13万9,000円を見込んでおります。前年度に比べまして1,733万8,000円の減、率にいたしまして99.2%の減でございます。また、施設維持管理費及び町債償還金の財源といたしまして1,293万1,000円の一般会計繰入金を計上しております。前年度に比べまして421万7,000円の増、率にいたしまして148.4%の増でございます。  次に、4、歳出に関することについてですが、施設の維持管理を行うための会計年度任用職員3名を雇用する人件費といたしまして414万6,000円を計上しております。また、光熱水費を含む施設の維持管理費といたしまして575万2,000円を計上しております。さらに、過年度におきまして観光施設整備事業債で実施いたしました施設整備の改修費等の町債償還元金及び利子分といたしまして計329万4,000円、前年度に比べまして2,000円の減、率にいたしまして1.0%の減を計上しております。  以上で議案第16号 令和2年度国民宿舎特別会計予算補足説明を終わります。  引き続きまして、議案第17号 令和2年度矢田川憩いの村事業特別会計当初予算の補足説明をさせていただきます。  議案資料の14ページをお開きください。まず、1、本事業の目的と予算編成の趣旨についてですが、本事業は、日帰り温泉施設における良好なサービスの提供をすることにより、本町の観光振興及び町民の福祉向上を目的としております。令和2年度の予算編成に当たりましては、利用者に対して良好なサービスの提供を行うために必要な施設の管理、指定管理者による円滑な施設運営等に重点を置く考え方としております。  次に、2の予算総額についてですが、歳入歳出それぞれ3,040万8,000円としております。前年度に比べまして170万7,000円の減、率にいたしまして5.3%の減でございます。  次に、3、歳出に関することについてですが、入浴料収入として2,541万9,000円、前年度に比べまして130万円の増、率にいたしまして5.4%の増を見込んでおります。老朽化いたしました施設の更新費といたしまして工事請負費226万2,000円や修繕費の一部の83万5,000円、土地賃借料を含む特別会計の事務的経費178万円、計487万7,000円を一般会計繰入金として計上しております。前年度に比べまして306万円の減、率にいたしまして38.6%の減でございます。  4、歳出に関することについてですが、指定管理料として入浴料収入と同額の2,541万9,000円を計上しております。また、源泉を送りますポンプが老朽化していることから、その更新費用といたしまして工事請負費226万2,000円を、また配管等の修繕費用として90万1,000円を計上しております。加えまして、下水道加入分担金といたしまして70万円を計上しております。  次に、5、施設建設費に係る起債償還相当額の取り扱いについてでございます。施設建設に係ります起債元利償還は平成12年度以降、一般会計が行っております。その同額を本会計が一般会計に返済をしてきておりました。しかし、指定管理者である矢田川開発株式会社の経営支援を行うために平成23年度以降、毎年の返済額を後年度に繰り延べる措置を講じてきたことから、起債償還は令和元年度で終了したものの、本会計から一般会計への返済は令和19年度までを予定しております。令和2年度におきましても、令和元年度同様に同社へ経営支援を行うため、指定管理料と入浴料を同額にしたことから、一般会計の返済は行わず、結果といたしましては、本会計から一般会計への返済終了は令和20年度となります。  以上で、議案第17号 矢田川憩い村事業特別会計予算補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) ここで暫時休憩いたします。再開は10時55分といたします。                              午前10時41分 休憩                              午前10時55分 再開 ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。  次に、議案第18号について、香住病院事務局長、花登寿一郎君。 ◎病院事務局長(花登寿一郎) それでは、議案第18号 令和2年度香美町公立香住病院事業企業会計予算補足説明をさせていただきます。  最初に、ブルーの予算書の中ほどになりますが、病院事業企業会計予算の1ページをお願いいたします。  第1条は、令和2年度香美町公立香住病院事業企業会計の予算は次に定めるところによるとしております。  第2条は、業務の予定量は次のとおりとするとしておりますが、平成28年度から平成30年度までの3カ年間の実績量と令和元年度の見込み量から推計した業務量を予定量としております。第1号、病院事業では、病床数は前年度と同様の50床で、年間患者数は、入院で1万3,840人、1日平均38人、外来で5万4,500人、1日平均224人を予定しております。  第2号、介護老人保健施設事業では、定員は前年度と同様の短期を含む入所48人、通所リハビリテーション10人以内で、年間利用者数は、短期を含む入所で1万6,644人、通所リハビリテーションでは1,847人を予定しております。  第3号、訪問看護ステーション事業では、年間利用者数を2,600人と予定しております。  第4号、居宅介護支援事業では、年間利用者数を600人と予定しております。  また、第5号、主な建設改良事業としまして、建物事業費5,520万円、医療機械購入費2,900万円、器具備品購入費1,240万円、車両運搬具購入費250万円をそれぞれ予定しております。  第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めております。この予定額は、第2条の業務予定量に基づいて算出しております。  まず、収入では、第1款病院事業収益11億189万円、第2款介護老人保健施設収益2億2,734万5,000円、第3款訪問看護ステーション収益2,219万6,000円、第4款、居宅介護支援事業収益606万4,000円を予定し、総額を13億5,749万5,000円としております。一方、支出では、第1款病院事業費用10億7,681万6,000円、第2款介護老人保健施設費用2億5,055万5,000円、第3款訪問看護ステーション費用2,256万6,000円、第4款居宅介護支援事業費用673万6,000円を予定し、総額を13億5,667万3,000円としております。  第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めており、収入では、第1款資本的収入として1億9,396万2,000円、支出では、第1款資本的支出として2億6,492万3,000円を予定し、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額7,096万1,000円は、当年度分損益勘定留保資金で補填するものとしております。  第5条は、事業債について定めており、病院事業債としまして5,870万円を予定しております。  第6条は、一時借入金の限度額を定めており、その額を4億円としております。  第7条は、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合を定めており、第1号としまして、消費税及び地方消費税に不足が生じた場合に流用することができるとしております。  第8条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費を定めており、第1号としまして職員給与費8億5,974万7,000円、第2号としまして交際費10万円としております。  第9条は、一般会計からの補助金の額を定めており、その額は収益的収入に区分される金額の2億3,663万4,000円としております。  第10条は、たな卸資産購入限度額を定めており、その額を1億3,790万3,000円としております。  続きまして、予算に関する説明書としまして、4ページから9ページには予算実施計画を載せております。  次に、10ページをお開きください。予定キャッシュ・フロー計算書を載せております。令和2年度は5,138万円の資金増加となり、資金期首残高5,413万6,000円と合わせた資金期末残高は1億551万6,000円となる見込みとしております。  続きまして、11ページから21ページにかけましては給与費明細書を、また22ページから33ページにかけましては令和2年度の予定貸借対照表を、34ページから35ページにかけましては注記、36ページから41ページにかけましては令和元年度の予定損益計算書、そして、42ページから52ページにかけましては、令和元年度の予定貸借対照表をそれぞれ載せておりますので、ご覧いただきたいと思います。  それでは、予算の内容につきまして概略説明をいたしますので、議案資料(2)、当初予算関係(2)の15ページをご覧いただきたいと思います。1の事業の目的と編成の趣旨でございますが、地域の中核的な医療機関として、地域住民が安心して医療及び介護を受けられる環境を整備し、医療・福祉・介護の連携を図りながら、公的医療機関の役割を果たすことを目的としております。将来にわたり町民に信頼され、安全で安心できる質の高い医療を提供していくため、引き続き医師及び医療技術者の確保に全力で取り組むとともに、公立香住病院新改革プランに基づき、経営の効率化を図り、持続可能な病院経営を目指すこととしております。  2の収益的収入及び支出でございますが、収入は対前年4,460万2,000円、率にして3.4%増の13億5,749万5,000円としております。支出は対前年4,429万円、率にして3.4%増の13億5,667万3,000円としております。収益的収入から収益的支出を差引きしました額は82万2,000円の黒字ということで見込んでおるものでございます。  3の収益的収支に関することにつきましては、予算書とあわせて説明させていただきたいと思いますので、予算書は57ページをご覧いただきたいと思います。  最初に、支出について説明をさせていただきます。令和2年度の診療体制につきましては、正規職員である常勤医師4人、これは総合診療科2人、泌尿器科1人、耳鼻咽喉科1人であります。及び嘱託医師2人、これは総合診療科1人、整形外科1人であります。その合計6人の医師で診療を予定しております。また、総合診療科に3名、小児科に3名、耳鼻咽喉科に1名、婦人科に1名、それぞれ支援回数は異なりますけれども、支援医師による外来診療機能の維持確保と常勤医師の負担軽減を図る予定としております。  第1款病院事業費用につきましては、対前年2,934万8,000円増の10億7,681万6,000円を計上しております。  61ページをご覧いただきたいと思います。予算書の61ページです。町道山手若松線の道路改良事業により、病院駐車場の北側が道路拡幅分買収されるとともに、北西の角にあります高圧受電設備等を移設する必要が生じております。これに対応する予算は、主として資本的収入及び支出に計上しておりますが、用地買収価格と帳簿価格との差額を、この61ページの中ほどに、第3項特別損失、第1目固定資産売却損として1,365万9,000円計上するほか、同じくこのページの上のほうに支障物件として解体撤去します高圧受電設備等の除却費810万4,000円を含む固定資産除却費を971万4,000円計上しております。これらの費用のほか、会計年度任用職員制度への移行や職員の退職・採用などに伴って、給与費が対前年で766万2,000円の増額となること、これらが病院事業費用が対前年2,934万8,000円増額となる主な要因となってございます。  続きまして、第2款介護老人保健施設費用につきましては、対前年1,561万3,000円増の2億5,055万5,000円を計上しております。対前年増額の要因は、会計年度任用職員制度への移行や職員の退職・採用などに伴って、給与費が対前年1,620万7,000円の増額となることなどによるものでございます。  次に、64ページの第3款訪問看護ステーション費用には対前年59万3,000円減の2,256万6,000円を、さらに、66ページの第4款居宅介護支援事業費用には対前年7万8,000円減の673万6,000円をそれぞれ計上しております。  続きまして、予算書53ページからの収入について説明をいたします。第1款病院事業収益は、対前年4,259万2,000円増の11億189万円を予定しております。第1項医業収益、第1目の入院収益につきましては、若干の患者増を見込み、対前年90万円増の3億6,663万円としております。計上に当たり、1人当たりの単価を一般病床では2万3,900円、地域包括ケア病床では3万3,000円とし、利用率につきましては全体で79%、内訳を申しますと、一般病床75.3%、地域包括ケア病床90%を予定しております。次の第2目外来収益につきましては、患者の増を見込む中で対前年2,782万4,000円増の4億4,700万円とし、1人当たり単価を一般外来で6,000円、人工透析で3万円と予定しております。また、第2項医業外収益、第2目他会計補助金は、繰出し基準単価のアップなどによりまして対前年1,639万2,000円増の1億7,932万6,000円としております。  続きまして54ページ、第2款介護老人保健施設収益につきましては、対前年130万円増の2億2,734万5,000円を予定しております。第1項事業収益、第1目の入所・短期入所収益では、1人当たり単価を9,880円、また利用率を95%と予定しております。次の第2目通所リハビリ収益では、1人当たり単価を1万100円、利用率を76%と見込んでおります。  次に55ページ、第3款訪問看護ステーション収益につきましては、対前年23万8,000円増の2,219万6,000円を予定しております。第1項事業収益、第1目訪問看護収益では、1人当たり単価を7,300円と予定しております。  56ページの第4款居宅介護支援事業収益につきましては、対前年47万2,000円増の606万4,000円を予定しております。第1項事業収益では、第1目の介護給付費収益と第2目の介護予防支援費収益とを合わせて、1人当たり単価を平均で1万100円と見込んでおります。  次に、予算書68ページをお開きください。議案資料2のほうは16ページになります。4の資本的収入及び支出でございますが、収入は対前年5,343万2,000円、率にして38.0%増の1億9,396万2,000円としております。支出は対前年3,866万5,000円、率にして17.1%増の2億6,492万3,000円としております。  5の資本的収支に関することにつきましては、予算書の68ページとあわせて説明をさせていただきます。最初に、支出について説明をいたします。第1款資本的支出、第1項建設改良費、第1目建設事業費5,520万円は、物件移転補償金を得て行う高圧受電設備等移設改修工事と空調設備改修工事などを予定しております。69ページ第2目医療機械購入費2,900万円は、デジタルX線テレビ装置の購入などを予定しております。第3目器具備品購入費1,240万円は、病棟ベッド、介護老人保健施設ベッドなどの購入経費を見込んでおるものでございます。第4目車両運搬具購入費250万円は、老朽化した公用車の更新を予定するものでございます。  第2項企業債償還金1億5,114万3,000円は、企業債の償還元金でございます。  第3項投資、第1目長期貸付金、第1節修学資金貸与468万円は、医学生に対する医師修学資金貸与として1件、180万円、看護師、薬剤師などに対する医療技術者修学資金貸与として4件、288万円を見込み、計上するものであります。また、第2節修学資金一時金貸付1,000万円につきましては、医学生に対し一時金貸付金1件分を見込み、計上するものであります。  続きまして、収入について説明をいたしますので、予算書の68ページに戻っていただきまして、第1款資本的収入、第1項企業債は、建設改良費の財源として建設事業費に充当するため2,970万円、医療機械購入費に充当するため2,900万円、計5,870万円を予定しております。第2項出資金は企業債元金償還金に充当するため9,282万9,000円、建設改良費に充当するため1,530万円、計1億812万9,000円を予定しております。第3項固定資産売却代金は、町道山手若松線の道路改良事業により、病院駐車場の北側が道路の拡幅分買収される用地代として1,676万4,000円を、また、第4項工事負担金は、駐車場北西の角にございます高圧受電設備等の物件移転補償金として1,036万9,000円をそれぞれ予定しておるものでございます。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第19号及び議案第20号について、上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) それでは、議案第19号 令和2年度香美町水道事業企業会計について補足説明をさせていただきます。予算書と議案資料2によりまして説明をさせていただきます。  まず、予算書1ページのほうをお願いいたします。第1条は、令和2年度香美町水道事業企業会計の予算は次に定めるところによるとし、第2条は、業務予定量とし、給水栓数8,035栓、年間給水量210万4,000立方メートル。主な建設改良事業としまして、原水及び浄水設備費で1億9,610万円、排水設備費で1億3,200万円、営業設備費で63万3,000円の事業を予定しているところでございます。  第3条は収益的収入及び支出を定め、収入は、水道事業収益として4億8,088万円、支出は、水道事業費用として6億2,861万9,000円とし、第4条では資本的収入及び支出を定め、収入は、資本的収入として3億6,102万9,000円、支出は、資本的支出として5億3,825万1,000円としております。  2ページをお願いいたします。第5条は企業債について定め、建設改良事業の借り入れ限度額を2億1,070万円、利率を5%以内とし、第6条では、一時借入金の限度額として2億5,000万円を定めているところでございます。第7条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費7,042万7,000円を定めております。第8条は、他会計からの補助金として、一般会計補助金1,244万9,000円を予定し、第9条は、たな卸資産購入限度額を327万7,000円としております。  それでは、内容について説明をさせていただきますので、議案資料2の17ページをお願いいたします。事業目的と編成の趣旨としまして、清浄にして豊富低廉な水の供給を図るため、次の方針に基づく予算編成を行いました。  1点目としまして、水道施設の適切な維持管理を行うための必要最小限の経費の計上。2点目としまして、安全・安心な水の安定供給を推進するため、水質対策や老朽施設の更新整備を実施すること。3点目として、会計の収支改善を図るため、料金改定に向けた検討を実施するといった予算編成を行ったところでございます。  次に収益的収入及び支出総額の対前年度比では、収入は1,242万9,000円、率で2.7%の増、支出では1,175万3,000円、率で1.8%の減となっておりますが、収入増の主な要因としましては、建設改良費の増に伴いまして、仮払消費税が増となりまして、消費税及び地方消費税が令和2年度は還付ということになるもので、それが主な要因となっております。  収益的収支に関する主な内容につきましては、この資料とあわせまして予算書のほうで説明をさせていただきますので、予算書の27ページをお開きくださいますようお願いいたします。  収入につきましては、1款水道事業収益の1項営業収益、1目給水収益は3億2,670万2,000円を計上しております。これは、令和元年度の決算見込みをもとに有収水量の調整を行い、算出をしたものでございます。3目その他営業収益は2,025万2,000円を計上しております。消火栓の修繕箇所の増加に伴いまして、消火栓関係負担金が年々増加傾向となっております。  28ページ、2項営業外収益、3目他会計補助金では、一般会計補助金として1,244万9,000円を計上しております。従前の簡易水道事業の利子償還に係る経費など、繰出し基準に基づく経費を計上し、対前年比較では128万2,000円の減となっております。6目消費税及び地方消費税還付金を750万円計上しております。これは、先ほど言いました建設改良事業の増に伴いまして、仮払消費税が増となることから、令和2年度は納付から還付になることによるものでございます。  支出の1款水道事業費、1項営業費用につきましては総額5億8,578万9,000円を計上し、水道事業の営業活動に係る年間経費として予定をし、このうち維持管理などに係る経費として、1目原水及び浄水費は浄水場などの経費1億1,538万9,000円、30ページの2目配水及び給水費は配水施設などに係る経費として6,244万1,000円、32ページの4目総係費につきましては、管理運営に係る経費としまして5,937万7,000円を予定しております。  また、35ページの2項営業外費用、1目支払利息は、企業債利子償還などに係る経費として4,223万8,000円を計上しております。  次に、36ページ、資本的収入及び支出についてですが、収入の1款資本的収入は、建設改良事業に係る財源として、1項企業債2億1,070万円、2項出資金9,762万8,000円、3項県補助金2,170万円、4項工事負担金3,100万円を計上しております。  資本的支出の1項建設改良事業につきましては、水道施設の整備等に要する経費として3億2,873万3,000円を計上し、また、37ページの2項企業債償還金は、元金償還に要する経費として2億951万8,000円を計上しております。  建設改良の主な事業概要につきましては、議案資料2の18ページで説明をさせていただきます。原水及び浄水設備費は1億9,610万円を計上しております。アとしまして、水源の濁度対策及びクリプトスポリジウム等感染対策を推進するため、高度浄水施設整備に係る柤岡浄水施設の工事請負費及び御崎浄水施設に係る実施設計及び設計業務費等を計上しております。イとしまして、小代水系の濁水対策として、秋岡浄水施設における急速ろ過設備の更新を予定しております。ウとしまして、施設の老朽化に伴う計画的な施設更新と詳細な収支計画策定を目的に、浄水場等における施設更新計画の策定を行うこととし、本年度は村岡区内において実施をして、令和2年度におきましては、香住区、小代区について実施することとしております。エとしまして、各浄水場などの老朽施設対策として、薬液注入ポンプ設備などの機器の更新費用を計上しております。排水設備費用は1億3,200万円を計上し、アとしまして、老朽管に係る耐震化対策として、今子配水地から柴山第1配水地への水道管更新整備、村岡区高井地内の国道9号横断管の更新整備及び鎧配水地送水管の更新に係る実施設計業務費を計上しております。イとしまして、道路改良工事及び河川改良工事に支障となる送配水管等の移設に必要となる工事費を計上しております。ウとしまして、各配水地などの老朽施設対策として、配水流量計など機器の更新費用を計上しております。  3目営業設備費63万3,000円は、量水器及び工具、器具などの購入経費を計上しております。  予算書のほうに戻っていただきまして、6ページには予定キャッシュ・フロー計算書を載せております。最下段の資金期末残高としましては2,152万4,000円を予定しております。
     16ページから19ページには、令和2年度末の予定貸借対照表として、当年度に係る増減額を調整し、掲載をさせていただいております。21ページから26ページには、令和2年度の予定損益計算書と貸借対照表を載せております。  以上、議案第19号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第20号 令和2年度下水道事業企業会計予算について補足説明をさせていただきます。  まずは、予算書で下水のほうの1ページをお願いいたします。第1条は、令和2年度香美町下水道事業企業会計予算は次に定めるところによる。第2条としましては、業務の予定量として、水洗化人口1万3,296人、年間有収水量141万1,356立方メートルを予定しております。主な建設改良事業としまして、公共下水道事業170万円、特定環境保全公共下水道事業1億2,890万円、農業集落排水事業1,180万円、漁業集落排水事業700万円、小規模集落排水処理事業40万円、コミュニティプラント事業1,590万円の事業を予定しているところでございます。  第3条は収益的収入及び支出を定め、収入は、下水道事業収益として16億7,397万4,000円。支出は、下水道事業費用として13億7,217万4,000円とし、第4条では資本的収入及び支出を定め、収入は、資本的収入として5億1,983万9,000円、支出は、資本的支出として12億1,928万円としております。第5条は企業債について定め、企業債償還金に係る借り入れ限度額を2億8,570万円、利率を5%以内とし、第6条は、一時借入金限度額として5億円を定めております。第7条は、予定支出の各項の経費金額を流用することができる場合とし、消費税及び地方消費税に不足が生じた場合としております。第8条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費3,918万6,000円を定めております。第9条は、他会計からの補助金として一般会計から補助を受ける金額8億8,794万5,000円を予定しております。  次に、議案資料2の19ページをお願いいたします。事業目的と編成の趣旨として、快適な生活環境の保全と公共用水域の水質保全を図るため、次の2点に基づく編成を行っております。  1点目は、適切な維持管理を行うため、必要最小限の経費を計上すること、2点目として、効率的な施設管理を推進するため、長井南、長井北処理区の香住処理区へ統合するために必要となる汚水管渠等整備工事と農業集落排水施設の最適整備構想の策定及び漁業集落排水施設機能保全計画策定業務を実施するとしております。  収益的収入及び支出総額の対前年度比では、収入は1億4,799万9,000円、率で9.7%の増、支出では6,521万8,000円、率で4.5%の減としておりますが、増減の主な要因として、収入については一般会計繰入金の増額、支出については減価償却費、支払利息の減によるものでございます。  収益的収支に関する主な内容につきましては、この資料とあわせまして予算書で説明をさせていただきますので、予算書の28ページをお願いいたします。収入につきましては、1款下水道事業収益、1項営業収益、1目使用料は3億5,884万1,000円を予定し、令和元年度決算見込額をもとに接続件数の増加と人口減少による有収水量の増減を考慮し、算定をしております。  2項営業外収益、3目他会計補助金は、一般会計補助金として8億8,794万5,000円を計上し、対前年度比では1億8,040万3,000円の増としております。これは、資本費平準化債の発行により発生する利息の軽減を目的とし、資本費平準化債の発行を発行可能額の2本の1に抑制し、不足します資金を充足させるために一般会計補助金を増額としたものでございます。  次に、29ページの支出、1款下水道事業費用については、1項営業費用として総額11億4,765万5,000円を計上し、このうち維持管理経費として、1目管渠費は、汚水管渠などの経費として6,544万4,000円、30ページ、2目ポンプ場費は、中継ポンプ場に係る経費としまして570万2,000円、31ページ、3目処理場費は、浄化センターに係る経費としまして2億2,494万1,000円、32ページ、4目総係費は、管理運営費として3,787万6,000円を予定しております。  また少し先で見ていただきまして、34ページの2項営業外費用、1目支払利息のうち、企業債利子償還に係る経費として2億331万7,000円を計上しております。  次に35ページ、資本的収入及び支出について説明をさせていただきます。1款資本的収入については総額5億1,983万9,000円を計上し、1項企業債は、元金償還に係る資本費平準化債など2億8,570万円を、2項出資金は、一般会計出資金として1億4,193万8,000円を、3項国庫補助金は、施設統合に係る財源として5,500万円を、4項県補助金は、最適整備構想策定及び機能保全計画策定の財源として950万円を、5項負担金は、受益者負担金・分担金及び他事業により、移設が必要となる場合の補償金を計上させていただいているところでございます。  33ページの資本的支出につきましては、1項建設改良費について、下水道施設の整備等に要する経費として総額1億6,570万円を計上し、2項企業債償還金は、元金償還に要する経費として10億5,358万円を計上しております。  建設改良の主な事業概要につきましては、議案資料2の20ページで説明をさせていただきます。  管渠整備費は1億4,410万円を計上し、アとしまして、長井南処理区及び長井北処理区を長井処理区に統合し、香住処理区に接続することとし、必要となる施設の整備工事費を計上しておるところでございます。イとしましては、各処理区のマンホールポンプ場に設置されている計14カ所の汚水ポンプの更新工事を計上しております。ウとしましては、道路改良工事及び河川改良工事に支障となる汚水管渠の移設工事費を計上しております。  処理場整備費としましては2,160万円を計上し、アとしまして、奥佐津処理区、山田処理区、神場処理区、小代南処理区及び鎧処理区の機能保全等に必要な対策等を定める計画の策定業務費を計上しております。イとしましては、各浄化センターにおける機械設備で、経年劣化により運転能力低下等で適切な維持管理に支障を来しているものにつきまして更新工事を計上しております。  予算書6ページに戻っていただきまして、予定キャッシュ・フロー計算書を掲載させていただいております。最下段の資金期末残高としましては5,441万5,000円を予定しております。  また、16ページから19ページには、令和2年度末の予定貸借対照表を調整し、掲載をさせていただいております。21ページには報告セグメントごとの財務情報を、22ページから27ページには令和2年度の予定損益計算書と貸借対照表を載せております。  以上で議案第20号の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもって、議案第10号から議案第20号までの11議案の提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第10号から議案第20号までの11議案は、議長を除く15名の委員をもって組織する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、議案第10号から議案第20号までの11議案は、議長を除く15名の委員をもって組織する予算特別委員会に付託し、審査をお願いすることに決定いたしました。  暫時休憩いたします。                  (暫時休憩) ◎議長(西川誠一) 会議を再開します。  予算特別委員会の委員長並びに副委員長が決まりましたので、報告いたします。  委員長、西坂秀美君、副委員長、上田勝幸君。  以上で報告を終わります。  お諮りいたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  次の本会議は明日2月28日金曜日午前9時30分より再開いたします。  本日は大変ご苦労さまでした。                              午前11時41分 散会 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...