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令和元年第112回定例会(第4日目) 本文 開催日:2019年06月25日
令和元年第112回定例会(第4日目) 名簿 開催日:2019年06月25日

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  1. 香美町議会 2019-06-25
    令和元年第112回定例会(第4日目) 本文 開催日:2019年06月25日


    取得元: 香美町議会公式サイト
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    2019年06月25日:令和元年第112回定例会(第4日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午前9時30分 開議 ◎議長(西川誠一) おはようございます。  ただいまの出席議員は13人であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。      ──────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 ◎議長(西川誠一) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、西谷尚君、西坂秀美君を指名します。      ──────────────────────────────  日程第2 諸般の報告 ◎議長(西川誠一) 日程第2 諸般の報告を行います。  本日の議事日程、議案資料(2)はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。  次に、寺川秀志君、森利秋君より病気療養、入院のため欠席の届け出がありますので、許可いたしております。      ──────────────────────────────  日程第3 報告第6号 委任専決処分をしたものの報告について ◎議長(西川誠一) 日程第3 報告第6号 委任専決処分をしたものの報告についてを議題とします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  報告の説明を求めます。  総務課長、岡昭三君。
    総務課長(岡 昭三) それでは、委任専決第2号、損害賠償の額を定めることについてご説明をいたします。  議案書1の2ページと、議案資料1の1ページをご覧いただきたいと思います。本年5月9日に発生いたしました対物賠償事故損害賠償額につきまして、相手方との示談が成立したことに伴い、速やかに相手方を救済するため、地方自治法の規定に基づき、本年6月11日に専決処分を行いましたので、報告するものでございます。  事故の状況をご説明いたしますので、議案資料1の1ページをまずご覧いただきたいと思います。地図の上側が北となっておりまして、事故現場として丸でお示ししているところが事故の発生場所となります。香住区の森地内、香住インターチェンジ南側町営森住宅や旧水道事業所付近、幅員約4メートルの町道森217号線と幅員約3メートルの森243号線の交差点となります。  次に、事故の状況ですが、塵芥収集車県道香住村岡線から森217号線に入りまして、位置図では左方向になりますが、西方向に走行し、事故現場の交差点から森243号線沿いにバックを行い、位置図で申し上げますと、交差点右下角ごみ収納庫があるわけですが、この前に駐車をし、運転員及び補助員の2名が車をおりてゴミ収納庫からの積み込み作業に向かった際に、車のサイドブレーキの引きが甘かったことと、後輪側の路面にやや傾斜があったことが原因で前方に動き始め、約4メートルの距離を前方に移動しまして塵芥収集車の前部、バンパー右側部分と、事故現場として表示をしておりますが、交差点の左上にある民家前に駐車中の自家用車に接触し、自家用車の右前フェンダー部分に損害を与えたものでございます。なお、事故当時、自家用車は無人であり、この事故による負傷者はございませんでした。  議案書1の2ページに戻っていただきまして、相手方でございますけれども、香美町内男性損害賠償額は16万2,400円でございます。この事故に係ります過失割合は当方が100%でございますので、この額は相手方の損害額全額に相当するものでございます。なお、町が支払いをいたします賠償金につきましては、加入をしております全国町村会総合賠償補償保険によりまして全額補填をされます。  以上で委任専決第2号の説明を終わりますが、改めて課長、局長を通じた職員への指示、意識づけとともに、職員に対する安全運転講習等を通じ、安全運転意識の高揚を図り、事故防止に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) これをもって報告の説明を終わります。      ──────────────────────────────  日程第4 議案第51号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて ◎議長(西川誠一) 日程第4 議案第51号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題とします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  お諮りいたします。  本案は人事同意案件でありますので、討論を省略し直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、直ちに採決に入ります。  この採決は無記名投票で行います。  議場の出入り口を閉鎖いたします。                  (議場閉鎖) ◎議長(西川誠一) ただいまの出席議員は議長を除く12人であります。  開票立会人を指名いたします。  香美町議会会議規則第32条第2項の規定により、開票立会人田野公大君岸本正人君を指名いたします。  投票用紙を配付いたします。                 (投票用紙配付) ◎議長(西川誠一) 配付漏れはありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を点検します。                 (投票箱点検) ◎議長(西川誠一) 異状なしと認めます。  念のため申し上げます。本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票、賛否が明らかでない投票及び白票は、香美町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。  ただいまから投票を行います。  職員に点呼させますので、順次投票をお願いします。                 (点呼・投票) ◎議長(西川誠一) 投票漏れはありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 投票漏れなしと認めます。  投票を終わります。  続いて、開票を行います。田野公大君岸本正人君の立ち会いを求めます。                   (開票) ◎議長(西川誠一) これより投票の結果を報告いたします。  投票総数12票、うち有効投票12票、無効投票0票。有効投票中賛成12票、反対0票。以上のとおり、賛成全員であります。  よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。  議場の出入り口の閉鎖を解きます。                 (議場閉鎖解除)      ──────────────────────────────  日程第5 議案第52号 香美町過疎地域自立促進計画を変更することについて ◎議長(西川誠一) 日程第5 議案第52号 香美町過疎地域自立促進計画を変更することについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第52号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第6 議案第53号 消防ポンプ自動車購入契約を締結することについて ◎議長(西川誠一) 日程第6 議案第53号 消防ポンプ自動車購入契約を締結することについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  岸本正人君。 ◎岸本正人(8番) 2点、お尋ねいたします。まず1点目は、消費税の関係で、この契約については10%の消費税をかけておられるんですけれども、消費税の運用はどのように日にちの計算をされるのか。契約日におけるパーセントというような、以前、勤めのときにお客さんが新築するのに、契約日によって消費税の決定後に完成した場合は、契約時の消費税をもって消費税が確定するというようなことがあったんですが、このたび出ている契約は、ほとんど108ではなしに110になっておるものの消費税の運用の内容について教えてほしいです。  それから、いつも言っとるんですけれども、この場合、うまく廃車の部分をお金にできないかということについて、またまたお尋ねいたします。そういうことは以前の答弁では、国の指導によって悪いほうに転用されたらいけんであかんというようなことを聞いたんですけど、前回の議会では、前向きに検討するというような話も聞いておりました。その2点についてお尋ねいたします。 ◎議長(西川誠一) 防災安全課長島崎景仁君。 ◎防災安全課長島崎景仁) まず、消費税の関係でございます。消費税、10月に10%に上がる予定になってございますけども、この10%か8%の考え方につきましては、契約時ではなく工事の完了日が10月以降であるか以前であるか、この場合、物品ですので、令和2年2月6日に納車予定になっております。したがって、納車が来年2月でございますので消費税10%ということでかけております。  それから、2点目の車両の処分のことについてのご質問だと思います。現在の車両につきましては、所要の作業をいたしましてオークションにかける予定にしております。所要の作業といいますのは、分団名とかを消しまして、サイレン並びに消防サイレン、あと、赤色灯、無線機を撤去いたしましてオークションにかける予定にしてございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 岸本正人君。 ◎岸本正人(8番) 消費税の関係、聞いてもいいのかな。例えば9月の初めに住宅改造を計画して10月末に完成したら10%になるのでしょうか。税務課長にちょっと教えてもらおうかな。これは、あれ意外だからだめですか。消費税の考え方をもうちょっと詳しく教えてほしいんですけど。 ◎議長(西川誠一) 税務課長上治浩行君。 ◎税務課長上治浩行) 消費税につきましては、国税ということで余り詳しくはないんですが、当然、完成日に10月を越えておりますと10%になります。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第53号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第7 議案第54号 除雪用車両(ドーザ)の購入契約を締結することについて ◎議長(西川誠一) 日程第7 議案第54号 除雪用車両(ドーザ)の購入契約を締結することについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  岸本正人君。
    岸本正人(8番) またまた同じような質問なんですけど、旧車についてはどういう処分方法を検討しておられるのでしょうか。 ◎議長(西川誠一) 建設課長吉田英貴君。 ◎建設課長吉田英貴) それでは、私のほうでお答えします。既存の車両につきましては、以前から香美町の建設業協会のほうからなかなか除雪機械を保有できないというようなことで、何とか町内の除雪業者を対象に売却していただけないかという要望をいただいております。そういった関係から、昨年度購入しました機械もそうですし、今年、購入します機械につきましても、制限つき一般競争入札で町内の除雪業者あるいは、今年度、除雪をしていただける業者を対象にして売却をしたいというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  上田勝幸君。 ◎上田勝幸(3番) 除雪ドーザの納入期が令和2年2月28日になっていますけども、これをもう少し早く12月とかいう形で納入してもらうとかいうことは考えられなかったのでしょうか。 ◎議長(西川誠一) 建設課長吉田英貴君。 ◎建設課長吉田英貴) ただいまの上田議員の、納入がもう少し早くならなかったかというご質問でございます。発注する側としましても、できるだけ冬の降雪時期に間に合わせたいなということで、事務手続につきましても国のほうに早期着工申請ということで、通常の申請よりも早く申請をさせていただいております。そういった関係で、今年も5月15日に入札をさせていただきました。ただ、今回、ロータリーつきということと、あくまでドーザにつきましては受注生産になるということで、工期的に8カ月ぐらいかかるということでメーカーのほうからお聞きしております。そういった関係で2月末になるというようなことで今工期を設定しております。ただ、受けられた業者につきましては、できるだけ一日も早く納入が可能となるように要望はしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(13番) このドーザの平成8年に購入したドーザが老朽化して新しくなったということなんですけども、今のロータリーを入れたとかつけるというふうな話なので、平成8年に購入した除雪用ドーザと今のドーザというのは性能が違うというふうに理解してよろしいですか。 ◎議長(西川誠一) 建設課長吉田英貴君。 ◎建設課長吉田英貴) 平成8年度に納入しましたドーザにつきましては、通常の排土板によりますドーザで、今回は、ロータリーつきのドーザということで考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第54号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第8 議案第55号 香美町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関す             る条例の一部を改正する条例を定めることについて ◎議長(西川誠一) 日程第8 議案第55号 香美町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。  これより、議案第55号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第9 議案第56号 香美町税条例等の一部を改正する条例を定めることについて ◎議長(西川誠一) 日程第9 議案第56号 香美町税条例等の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 議案第56号、税条例の一部改正ということで、随分たくさんの内容があるものですからなかなかわかりにくかったりするんですけれども、それぞれの項目で、特にふるさと納税制度見直し云々ではどっちでもいいんですけども、1番、3番、4番、それから、軽自動車税グリーン化特例とか環境性能割の税率軽減とか、それぞれ本町で対象となるものがどの程度あって、影響がどの程度出ると見込まれるのか。1回限りとか、年数が限定されているとか、さまざまなことがあるものですから、先のことまで全部わかるということではないのかもしれませんけれども、具体的にどう影響するのかというあたりを教えてください。 ◎議長(西川誠一) 税務課長上治浩行君。 ◎税務課長上治浩行) それでは、お答えいたします。  まず、ご質問の個人町民税関係住宅ローン控除の関係でございます。これにつきましては、所得税で引き切れなかった分を住民税で引くと。上限はございますが、そういう制度でございまして、この制度につきましては国の政策ということで、国が責任を持って財源補填をしていただけるということになっておりますので、現在も、同じように国が全額補填をしていただいております。その額につきましては、今年の当初の課税でおきましたら154人で、町民税に係る分が502万4,000円、町民税から減収になるということになっておりますが、これはこの額が全て国のほうから交付されますので、町に対する影響はないというふうに考えております。  ふるさと納税につきましては、実績ということで報告させていただきますが、今年につきましては、ふるさと納税香美町民が他市町の自治体にふるさと納税をした額というものは、今年の当初課税でおきましたら1,513万6,000円、香美町民がほかの自治体にふるさと納税をしております。それに対する控除額といたしましては町民税で609万4,000円、これが減収分となっておるところでございます。人数につきましては144人分となっております。  次に、個人町民税非課税措置の追加ということでございますが、これにつきましては、寡夫控除というのがひとり親には認められておりますが、いろいろ問題になっております婚姻を伴わないお子様を持ったひとり親というものにつきましては、税法上、所得税も住民税も寡夫控除というものがございません。そういうことの中で、住民税の非課税措置というものがあるわけですが、これは寡夫であるとか未成年者、あるいは障害者に適用される人的非課税ですが、この分につきまして、婚姻を伴わない母子家庭につきましても対象にするという制度でございます。その対象者というのは特にはこちらのほうでは把握しておりません。非常にデリケートな部分でございますので、婚姻があったかなかったかというふうなものは調査すればわかるわけですが、人数というものは現在把握しておりません。この制度につきましては、申告によりますので、住民税の申告、確定申告の申告あるいは年末調整、あるいは扶養親族申告書、そういうものの制度も今回改正いたしましてそういう欄をつくるということでございます。  次に、グリーン化特例でございますが、これにつきましては時限立法で年々区切って行っておりまして、本来、今年度で切れるものが延長されるということで2年間延長され、さらに、その2年後には規模を縮小しますが、さらに2年間延長するというものになっております。ちなみに今年度課税におきますグリーン化特例の台数ですが、乗用車につきましては、新車登録台数が乗用で329台中グリーン化特例分は174台がグリーン化特例となっております。貨物につきましては、187台、新車が登録されておりますが、グリーン化分につきましては3台ということになっております。  次に、環境性能割の件でございますが、環境性能割につきましては、消費税率が10%になった段階で、現在課税されております自動車取得税、購入価格に対する税金が廃止されまして、町税として軽自動車税環境性能割が同じような制度でスタートするものでございます。ただ、自動車取得税につきましては、軽自動車が環境性能により若干差はありますが、基本に2%の税率がかかっておりますが、今回、環境性能割につきましては、10月1日から翌年の9月末までの購入分につきましては1%分の減税になるということですので、非課税か1%ということで自動車取得税の時よりも1%相当分が減額になるというものでございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 町長に伺います。それぞれ影響はあるけれども、国庫から補填をされると。実際町には影響がないというふうなものがあったり、これから先、実績で影響が何ぼか出てくるというふうなことがあったり、いろいろするわけですけれども、お尋ねをしたいのは、何でこんな変てこりんな税制にしていくのかということなんですよ。全体が、消費税を今年の10月1日から10%に上げるということが前提の住宅に関しての住宅ローン減税であってみたり、自動車に対する減税であってみたりというふうに見えてしまうんですけれども、そのあたりが、何でこんなことをやらなきゃいかんのかなということなんですよね。そのあたりは、町長はどう認識しておられるのか伺います。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 国の税制改正の話でございますから、私がどうこうコメントする立場にはありませんけども、やはり消費税の増税に対するほかの諸税にかかわる影響をできるだけ抑えたり、あるいは消費税の増税について国民生活に影響がある部分について、課税全体の中で国民にさまざまな影響が出ることを抑制したり、あるいは連動して消費税の関係の流れに沿った形をつくるというようなことだろうというふうに私は推測をいたしますけども、我々のレベルではそこまで考えるところまで行かないというのが現状でございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) そんな答弁、せんでくださいよ。この改正案を提案したのは町長なんですよ。国の制度を聞いているわけではありません。  ここからは私の推測ですけれども、消費税を10%に増税することによって、10月1日という日にちを切ることによって増税前の駆け込み需要だとか、増税後の反動減なんていうふうなことがこの間も想定をされる。そうでなくても景気はよくないのにどうしようかなというところでこんな変てこりんな税制にしようとしているんだろうなと。しかも、住宅と、それから自動車、この2つのところに対しては景気に対する影響が大きいというか、特別にこういうことまでやらなきゃいかんというふうなことなんだろうと思うんですよね。ところが、今、駆け込み需要が起こっているかといったら起こってないんですよね。何でか。既に、4月、5月、6月には各メーカーが食料品等々の値上げを実行しました。それも政府のお墨つきでということが行われています。もう一つは、増税後の反動減が起こるかといったら、ずっと景気が悪くて、暮らしが大変で冷え込んでいるわけですから反動減も起きないと思います。  もう一つは、駆け込み需要が起こらない、反動減も起きない。それは何でかといったら、過去の5%や8%への増税の中で各メーカーが反動減を警戒をして増税後、値下げをするという事実がみんなの中に記憶として残っているからですよ。生活防衛と過去の記憶によって景気はどんどん悪くなっていく。こんな税制改正をやったら、景気が本当に悪くなっていくのではないかと思えて仕方がないんですけども、町長はそのことに対する認識はないのか。国の税制だからコメントする立場にないなんていう答弁をされていたら、こんな議案は通せないですよ。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 確かに私が提案しておる議案ですけども、これは、国の税制改正に伴うそれぞれ地方公共団体の改正という意味でございますからそういうふうな答弁をしたわけでございます。さまざま、山本議員は山本議員なりの考え方もあります。ただ、消費税増税の議論も毎度申し上げておりますが、社会保障費あるいはさまざまなこれからの国の負担増に対する措置というふうに考えておりますから、これは必要な部分というふうに考えております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本です。ただいま議題となっております議案第56号 香美町税条例等の一部を改正する条例を定めることについて、反対の立場で討論をいたします。  今、町長は、社会保障の財源ということを含めて国の費用が膨らんでいく。これに対応するために消費税を増税するというのが一つの大きな方向だというふうに言われました。あるいは、暮らしに影響を与えるということについての対応策だということも言われました。しかしながら、我々が日々目にしているのは、消費税の増税が繰り返されて、8%になったところで、実は国税の一番大きな部分が消費税という事態に至っていること、同時に、法人三税という言い方をされますけれども、このものがどんどん税率を下げられて、今は30%を切るというところまで税率が下げられていること、国民に対しては消費税増税、巨大な法人に対しては法人税減税、あるいは株式等々の投資といいますか、そういう不労所得と言ったら言い過ぎますけれども、株や証券による所得に対しては、ようやく数年前に20%という本則に戻しましたけれども、それまではずっと10%という半分の税率で貯蓄から投資へということが言われてきました。今、私の息子までニーサということを言っています。びっくりしました。  いずれにしても、我々が目にしているのは、国民の生活がどんどん切り下げられていって住宅や自動車、こういう大企業はさまざまな減税措置、あるいは支援策が拡大をしていく。それでもって景気を何とかしよう。税収は社会保障のためには使われず、軍事力強化のために使われていく。手付だけ打って将来の軍事費の負担がどんどん増えていくということが我々の前に広がっているわけです。先ほど増税前の駆け込み需要、あるいは増税後の反動減という部分は質疑の中でも申し上げました。  もう一つは、今、最大の問題になっている社会保障の中の年金部分、いよいよ安倍総理が7兆円減るんだということを認めました。すごい事態なんですよ。2040年には基礎年金部分で25兆円だったものが18兆円に7兆円減るんだと。これだけ年金を切り下げますよ、今の制度でいったら、これがマクロ経済スライドだということも日々報道されるという状況にまでなりました。つまり消費税を増税して国民の暮らしの支えである年金に対する信頼を、減り続ける年金なんだよということで暮らしの支えにはなりませんよと、自己責任で生活を防衛しなさい。こんなことを言う。これを我々に認めろと言われて、はい、そうですかと言ってしまっていいのでしょうか。議員各位、ぜひともこんなむちゃな税制改正はやめさせましょう。ノーと言おうでありませんか。  以上で反対の討論といたします。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了いたします。  これより、議案第56号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第10 議案第57号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めること             について ◎議長(西川誠一) 日程第10 議案第57号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。
     西坂秀美君。 ◎西坂秀美(11番) それでは、香美町の国民健康保険税条例についてお尋ねをいたします。  私、今回の改正、低所得者層あるいは中間所得者層にも配慮され、何ら内容に意見があるわけではございません。医療費はずっと伸び続けておりますし、被保険者数は年々減少している中で、今年も医療分に基金を投入して医療分の1人当たりの税額を平成30年度と比較して据え置いて賦課総額を抑えております。本町の医療費水準を教えていただきたいというふうに思います。  また、支援分の賦課総額は平成29年度と比較してみると37%も増えております。団塊世代が75歳以上になり始める2022年度からはさらに増え、高齢化の進行に伴い、支え手側には大きな負担がかかることになってきます。これは国保のみならず健保組合も同様で、医療費に対する支出よりも今は支援金の方が多くなっている。こういう状況になっておりまして、こういう組合が20%もあるんだというふうなことも言われております。そのために、組合、どんどん解散していっておりますし、医療費として支払った額の16.4%が国費で補助される協会健保に移るという現象が今続出しております。また、介護分においても、介護サービス料あるいは所得ともに増えて40歳から64歳の被保険者はこれまた減っていく一方であります。負担は大幅に増えていっております。  先日の同僚議員の一般質問の中で介護分の所得が県下で8番目というふうに私、走り書きでメモをしとるんですけれども、これに間違いはないでしょうか。そのことも一つお尋ねをしてみたいというふうに思います。この世代の方は本当によく働くのかなというふうに思っておるんです。医療も支援分も介護分も、支える側は年々減っていく。そして、分母が小さくなる。分子はどんどん大きくなっていくということで、先のことを考えると本当に大変なことになるなという心配をしております。今、課内あるいは庁舎内でどんな議論がなされているのか、お尋ねをしたいというふうに思います。 ◎議長(西川誠一) 健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) お尋ねのありました医療費指数につきましてですが、こちらは兵庫県のほうが算定しておりますものですが、本年度につきましては1を下回る数字で少し細かい数字ですけれども0.9858935773922といったような数字で、上から6番目といったことで、これにより医療費分というのが安く抑えていけるといったことになる数値というふうに理解しております。  それから、介護分の所得についてですが、こちらのほうは、議員が先ほどおっしゃいましたとおりで、こちらも県のほうが試算をしたものですけれども、8番目ということで本年度はなっております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 課長、どのような議論をされているかと聞いておられるけど、庁舎内で。 ◎健康課長(沼田朋子) 支援分、介護分についての議論ということですか。 ◎議長(西川誠一) 暫時休憩します。                  (暫時休憩) ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。  健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) 新しい制度になりましたのは前年度からで、1年が終わりまして、今年、2年目ということに入っております。そういった中で、医療分につきましては、実際、納付金として計算されてきている基礎額といいますのはそんなに上がらなかったんですけれども、本年度上がりました要素といたしましては、平成29年度分の精算分ということで、それがちょっと関係して医療分は上がったというふうに考えております。そういった中で、支援分や介護分につきましては、やはり後期高齢の方を支えてきたり、また、介護サービスが全国でも利用される方が増えてきているような中でやっぱり増えてきているなというふうには思っておりますので、今後につきましても、やはり支援金分であるとか介護分といったようなものは増加していくことが考えられますし、県のほうでの平準化といったようなこともまだ今はいつとかそういったことは決まっていないんですけれども、今後そういった方向にあるということで上がっていくというのではないかといったようなことは課内でも協議はいたしております。また、町長や副町長などとも協議をしているところです。 ◎議長(西川誠一) 西坂秀美君。 ◎西坂秀美(11番) 丁寧に説明をしていただいたんですけれども、実は、医療においても2022年度から高齢化が始まっていくわけですよね。そうすると、やはり医療費の伸びということもこれからはまず考えていかなくてはいけない。そして、後期高齢者はどんどん増えていくわけです。そうすると、支援分は増える、そして医療分もまずこれから減ることはないんだろうということも予測もされております。介護においてもそうです。今の団塊世代が全部75歳以上になる2025年以降、介護も本当にやっていけなくなる。医療においてもそう。ですから、今、国でやっている地域包括ケアシステムの強化ということも今ふれているわけですから、そういうことを考えると、これからどんどん国民健康保険税というのは上がっていくということが、僕みたいな素人でも心配しているわけです。ですから、私は、急激な上昇を抑えるために基金を持っている。そして、適当に使っていく。これは異論はありません。しかし、いつまでもこの基金があるということは保証できないわけです。やっぱり基金が枯渇したときのことも考えておかなくてはなりません。  医療費もこれから上がり続けておりますし、ここの部分を基金で補っていく。そうすると、枯渇したときには大きなギャップが生じてまいります。ここの部分に少しずつでも医療費の伸びに順応していくということもやっぱり私は考えておくべきじゃないかというふうに思うんですけど、その辺はどういうふうに考えておられるのか。  また、医療費水準が我が町は低いということで、これが納付金にもかなり我が町は影響しているというふうに思うわけですけれども、この医療費水準というものも、もう既にご存知だと思うんですけど、この部分も見直しされるということがほぼ見えてきております。そうすると、所得水準だけで今安くなっている部分がなくなるわけですから、納付金が増える。健康保険税はまた上がる可能性があります。その辺のこともやはり検討していかなくてはいけない。一般会計からの繰入れは私は公平性からすべきではないというふうに考えております。1万6,000何ぼのうちの4分の1にだけ一般会計を繰り入れるということについては、私は公平性が保てないんじゃないかなというふうに思っております。そうすると、残る政策としては、国や県に頼らざるを得ないということになるというふうに思っているんです。ここの部分は町長にお尋ねしたいと思うんですけど、国や県からの援助を求める。こういうことは県の中、あるいは町の中でどのように検討されているのか、町長はここの部分をどういうふうに考えておられるのか。ここの部分は町長にお尋ねをいたします。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 議員がまさにおっしゃるとおりで、そういう対応をしとるわけでございますけども、昨年から県下一本になりました。そのことについてのいろいろな議論があろうかと思います。先ほど議員からもございましたように、このたびも基金の投入は医療分についてのみ、これは、昨年の6月議会でも申し上げましたが、例えば基金を介護分、支援分に投入いたしますと、非常に少額の費用でもって税額を下げるというような機能はございますけども、昨年も、ここでこの場所で申し上げましたように、医療分に今までは投入してきた。ただ、介護分、支援分に基金を投入するということになりますと、特定の世代に向けて町民共有、加入者共有の財産である基金を投入することになるわけでございますから、それはすべきでないという判断は昨年でもそういう判断にさせていただいて、今年も、医療分の伸びについては基金を当初予算より1,300万円ほど増やさせていただいて税率を上げないような措置をさせていただきましたけども、先ほど議員がおっしゃいましたように、支援分、介護分については、全体として保険税の伸びはその部分が伸びるということになります。  国や県への町の考え方でございますけども、昨年から県下一本になりました。県の方向としても、これからは県内の被保険者の税率というのは、税額やなんかも含めて一本化に持っていこうというような方向があるというふうに聞いております。ただ、市町村独自の今までの施策、そういうものが生きるのを県全体として医療費の抑制策やそういうことに取り組んでいただけるというふうな思いでございますので、これからは、国や県の支援のあり方については町としてはできるだけ基礎的自治体であります市町村に対します支援は国や県にこれからもお願いする立場というふうに考えております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 西坂秀美君。 ◎西坂秀美(11番) 今、町長、おっしゃられた支援分については、0歳から74歳までの方は同じように負担していくわけですよね。ただ、介護保険については、40歳から64歳までの方が負担するわけですから、今年の保険税を見ると、0歳から39歳まで、それと、65歳から74歳までの方はほぼ前年並みで推移するわけです。40歳から64歳までの方は介護保険が大幅に上がっていますので、介護保険が今年6,200円上がっていますので、そこの部分では上昇が見られます。ですから、私は医療分について入れていることに対して何も言うわけではありませんけれども、支援分と介護が増えていくんですから、これは明らかに見えているわけです。国も、ですから2025年問題として大きく取り上げているわけですから、やはり、そこに対して本町も本当に真剣にその辺のことをどうしていくのか、やっぱり考えていかなくてはいけないというふうに思いますし、やはり他の市町と歩調を合わせて国県の支援というのを求めていかないと、保険税というのは本当に近い将来、大幅に上がっていく、えらいことになるなという思いがいたしておりますので、その辺は、町長、どうでしょうか。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) まさに西坂議員がおっしゃるとおりだというふうに思っております。これは介護分、支援分、これからも、一番国保の課題は、加入者がどんどん減少していくこと。財政基盤も脆弱でございますから、今後、議員がおっしゃいますように、非常に厳しい展開が見えてこようかなというふうに思います。ただ、基金の将来像についても先ほどご質問がございましたけども、国保加入者の全体の財産であります基金の将来像ということも考えて、例えば、今よかったらいいというようなことでしたら、先ほど議員からのご指摘もありましたように、基金が枯渇した場合には必ず一般財源の投入というのは今のところ考えておりませんから、税額を増やしていただくということしかないわけでございます。将来の基金のあり方、あるいは将来の基金残高の予測、そういうことを見据えながら、例えば今年は医療分に当初予算より多くの基金を投入して医療分は値上げを抑えたということができましたけども、これもいつまでも続けられるのかどうかということになりますと、一方では、基金を保全しながら少しの医療分の増額も町民の皆様にお願いするような時期も来るのではないかなというふうな予測をしております。ただ、さまざまいつも議員の皆さんからご指摘をいただくような部分で、国や県への支援というのは当然求めていくような流れに国全体がなってこようかと思いますし、そういう方向で今後も、町としてはできるだけ町民負担が少なく済むような体制づくりをさまざまな角度から検討していかなければならないというふうに思っております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(6番) この6月議会は、国保議会の月だというふうに言われてきまして、私は国保について少し勉強してみようと思っておったんですが、実は議案書、議案資料を見たときに非常にわからなかったんですが、先輩議員が資料要求されて、いろいろなものが入っていたので少しはわかった気がするんですが、国保税、60号議案にもちょっと係ってくるんですが、国保事業というのは、国保事業を運営していくに当たって必要な金、歳入、保険給付費だとか繰入金、あるいは基金の取り崩し、あるいは国県の支出金等々を引いた残ったものが不足するわけですから、国保税で徴収するんだというのが基本だと思うんですが、国保議会と言いながら、その辺の基本となる例えば国保世帯の数の説明、それから被保険者の説明、口頭で軽減の人数の説明はあったりしましたけど、その辺の説明が一つもないんですね。たまたま先輩議員が資料要求してくれたから、それを見れば少しはわかるかなという気はしたんですが、やはり、当局、提案されるんなら、当局の資料としてその辺もつけていただいて説明をしていただかないと必要な額そのものもわかりません。  6月議会、国保議会と言われるんですから、国保事業を運営するのに必要な額、先ほど西坂議員のほうから医療費の伸びだとかそういうふうなものの問いもあったり、いろいろしましたけど、その辺の説明があって、医療分の税額分を軽減するために基金を取り崩したんだという説明がありするのなら流れがわかるんですが、私からすれば、国保のことは疎いですからその辺が見えてこないんです。  本来なら、一般会計そのほかの予算と同じように基礎的な数値だとか人数だとか、そういうものを示していただいて説明していただかないとなかなかわからないんです。といいますのが、60号議案に少しふれるんですが、先ほどありましたが、基金を取り崩して医療分の税額、税率を少なくしたということはわかったんですが、そのほかの支援分だとか、そんなものも実際は額は増えているにもかかわらず、収入する税額は減になっておるので、その辺が矛盾しとるという言い方はおかしいんですが、被保険者だとか世帯数が減ったからこうなっているんだというふうには理解するんですけど、その辺の説明をもう少ししていただかないといけないと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今の見塚議員の国保のご審議に対します資料の当局側からの説明、もう少し丁寧にというようなご意見でございますので、これは私たちも議員にしていただいたのがもう20年も前でございますけども、毎年のようにこの6月議会での国保税の審議がありましたけども、今、それが格段に何か説明が少ないというような思いもしておりませんが、これは議員のご指摘でございますので、議長や議運の委員長さんとも、今後、国保の議会での、ただ、事前審議にならないようなことにもしなければなりませんし、どこまでの説明といいますか、できるだけ丁寧に資料は提出させておるように思っておりますけども、例えば事前審議にならないような事前の議会の議員の皆さんへの説明とか、そういうことについては、今後、議長や議運の委員長さんにもちょっと諮らせていただいて、議案や議案資料の中に欠けているものであったり、ただ一方で、やはり議員の皆さんの責務というのもございますから、今まで、今の程度の資料でいつもご審議をいただいておったものを事前審議になるような細かいところまで当局側の説明が要るのかどうかということもあろうかと思いますので、一度、議長や議運の委員長さんにも相談をかけさせていただきたいというふうに思います。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 見塚修君。 ◎見塚 修(6番) 私は事前に説明してくれとも何とも言ってません。本議会に提案される時にせめて必要な額が出てくるはずです。まず額が出るまでに、国保に加入している世帯数、それから被保険者の数は出てくるんですよ。なおかつ医療分を推計した総額だとかそのほかの国保事業をやるために必要な額が出てきて国保事業全体の必要な額が出てくる。その中から、国県等の支出金だとか、それからそのほかの繰入金あるいは基金の取り崩し額、その辺は説明がありましたけど、そうした中で不足する額が出てくる。この不足する額をどうして徴収するかというときに、ちょっと先ほど言ってしまいましたけど、基金の取り崩しをして、残った額は税でもらわなければならないという引き算になってきとるんです。この辺の歳出の分の足し算の分の説明は全然ないんですよ。歳出分の説明が、今までから、今、今回。だから、その辺をやはり丁寧に説明していただかないと、この6月議会の国保議会の用を呈しないというふうに私は思っていまして、その辺はしっかりと説明をしていただかないと、基礎的な数値が全然ないわけですから。その辺は、今後、今回も出てませんし、先輩議員から資料要求があったもので幾らかはわかるんですが、やはり議会としての当局としての議会に対する説明資料はやはり必要だということを申し上げておきたいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今議会に提出をしております資料、そういうことももう一度再検討させていただいて、今、議員のご指摘の部分も含めて是正できるところはさせていただくということで、また議会側のほうにも投げかけさせていただきます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 幾つか国保の関係でお尋ねをしたいと思います。  議会の資料として5月21日付で国民健康保険運営協議会から令和元年度の国保税の税率改正についてという答申が出されておりますよね。この答申を町長はどう読まれたのかなということなんです。記。令和元年度香美町国民健康保険税の税率については、昨年と同様、引き続き国民健康保険財政調整基金から繰入れを行うことにより、税率改正に伴う被保険者の負担増を緩和するとともに賦課割合は標準の賦課割合とし、保険税の算定方式は3方式とするという文言になっておるわけです。被保険者の負担増を緩和する。これをどう読まれたのかということ。  医療費後期高齢者の支援分、このことに限定をして介護分には当てないんだ。それは何でかっていったら、先ほども西坂議員に答弁がありました。特定の世代の支援になるからだと。国保会計における介護分というのは40歳から64歳を対象とした部分ですから。それで、実際はどうか。運営協議会の資料も出していただいております。モデル世帯1の税額というところを見ていただきますと、医療分・支援分のモデル世帯として被保険者がお2人、課税所得金額が97万5,000円。これがこの計算のもとになるモデルだということであります。その元年度の金額が19万7,800円だと。この19万7,800円というのは、後期高齢者支援分プラス介護分だということで、3つの要素を全部含んでおりますということ。さかのぼること平成27年度が19万9,600円、平成28年度が19万5,800円、平成29年度が19万3,900円、平成30年度は19万700円。これが元年度19万7,800円まで7,100円ぽんと上がるわけです。  このことと答申とがつろくするのかというのが一つの疑念なんです。特定の世代を支援するということがあかん理由になるのかどうか。特定の世代を支援する、特定の対象者が特定される施策なんて山ほどありますよね。先ほどあった税制なんか、まさにそうでしょう。全ての世代、全ての人に均等に当たるなんていうことはないんですよ。  もう一つは、私は、一般会計から繰入れをせいという立場でこの間もずっと物を言ってきましたし、町長とは若干立場が違うんですけれども、少なくても1億3,000万円ぐらいの金が財政調整基金として残っておる。この金は全てではありませんけども、40歳から64歳の方々、この方々も国保の中で一生懸命働いてたまった金の一部なんですよね。40歳から64歳の方々の分も入っておるわけですよ。こんなものは投入して当然ではないというのが1点。この辺を町長がどうお考えになっておるのか。  もう一つは、これは担当課に伺います。均等割ということがあります。均等割が医療分と支援分で2万7,080円という金額が出てきますよね。子供さんの数とこれを掛け合わせると、実際には昨年もやりとりをしました。軽減がかかる方もいるのでということで満額にはならないんだということがあったわけですけども、1,400万円ぐらいの数字が昨年出ておりました。令和元年度で見るとどんな数字になるのか。そこのところは教えてください。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 先ほどの特定世代に対する支援はしても当たり前だという理論でございます。ただ、そのことについては、私からもそういうことも含めて運協のほうにもお願いをして検討していただいた結果でございます。議員がおっしゃいますことについては、私は職員にも、特に昨年、例えば支援分、介護分について基金を投入することになりますと、費用より大きい効果が出るわけでございます。少額でもって税額を下げる。それは医療分だけに投入するよりも大きな効果がある。そのことは政治判断として考えていただいたらいいということで、職員の皆さんにも、あるいは運協の皆さんにも、町長からの諮問に対する考え方の基本にそのことを置いてくれということで、運協の皆さんにも諮問をさせていただいた経緯があります。まさに議員がおっしゃるとおりで、ここは政治判断でございますけども、一般的に運協の委員の皆さんもやはり過去から医療分以外に基金を投入したことはないという中で、世代間で不公平が生じるというようなことを、いかに基金の保有に有利に働くとはいえ、そのことはすべきでないという結果は昨年いただいて、今年もその方向でさせていただいておるということでございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) お尋ねのありました子供の均等割の分ですけれども、被保険者数といたしましては、0歳から18歳が408名ということになります。それによりまして1,100万円ほどです。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本です。町長が政治判断をしたということですので、ここは政治判断を変えてもらう努力をまた改めてやりたいというふうに思います。  もう一つは、今、軽減云々を抜いたところで全体でということだと思いますけども、ざっと子供さんの均等割の部分で408人が対象となって1,100万円程度だという数字も示されました。町長、この部分はやっぱり特定の世代に対しての子供支援、子育て支援として一般財源を入れて、俺は政治判断をしてやったよと言いませんか。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) そういうことを言うつもりはありません。ですから、いつもの議論ですけども、子供に対する賦課額のことについて、議員からもいつもご指摘をいただきますけども、ただ、これは制度の違いということはいつも申し上げております。ただ、国保加入世帯、あるいは国保加入者の中で社会保険では賦課されていない子供たちへの賦課、このことをなくしようとすれば、その枠の中でほかの方々にそのご負担をいただくということでございますから、そうしないとできないわけでございますから、子供の部分がもし仮に制度の変更によって負担をされないということになれば、国保加入者の中で子供たち以外の方々がその分の負担を負っていただくということになるわけでございますから、そう余り変わらないようなことになるというふうに思います。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 国保の中で、子供さんの1人当たり2万7,080円の均等割部分をそれ以外の方々に負わせようということではなくて、一般財源を投入をするという政治判断が必要なときに来ているということを申し上げておるんです。何でかと言ったら、実は、健保だとか、そういうものには所得に対する率があるだけで家族が何人いるかなんてことは一切かかわりないわけです。国保だけが持っている、一番ある意味制度的に不十分な部分だというふうに思うから。  もう一つは、今、本当にこの町が子供さんが少ない、将来的にもいよいよ子供さん、2桁の出生ぐらいになっておるのでしょうか。この間の一般質問でも七十数人というふうな数字をお答えの中で言っておられましたけれども、いずれにしても我々も随分聞きましたよね。香住だけでも百数十人に生まれておったのが、随分今減ってきたというふうなことも言われたりするわけで、その辺を含めて移住定住なんていうことを言うんだったら、本当に今いる子供さんの経済的な負担、その理由になるものは一つ一つ外していく、なくしていくという方向に行くべきだというふうに思っておるものですから、ここのところはもう町長の答弁は変わらないのかもしれませんけども、今後に向かって、もう一度お答えください。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) いつも同じ議論でございます。今の子供に対する賦課というのがあるかわりに、やはり国保には7割軽減、5割軽減、2割軽減というような措置も行っておるわけでございます。ただ、一般財源の投入ということについて慎重にならざるを得ないのは、やはりいつも申し上げておりますように、ほかの保険の加入者の皆さんと香美町全体の共有する費用を国保の加入者のみのために一般財源の投入ということになりますと、ほかの保険の加入者の皆さんからすると、それもまた問題があるということでございます。ですから、できるだけ国保の加入者の皆さんに対する負担が増えないような措置は基金の活用なり、そういうことで抑制すべき点はできるだけ抑制をさせていただく。また、将来に向けて保全をする基金の残額も、これもあわせて国保に加入者の皆さんの共有の財産という思いがございますから、今ここで使い果たしたり、そういうことでなしに、将来を見据えて国保の加入者の皆さんの将来の負担のこともあわせて考える。非常に難しいところでございますが、今年も、今、医療分を抑えさせていただいた、支援分、介護分での何%かの伸びはございますけれども、町としては、現状の中で精いっぱい将来の基金の保有も考えながら国保加入者の皆さんの負担をできるだけ抑制したというふうに捉えていただきたいというふうに思います。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本です。ただいま議論してまいりました議案第57号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めることについて、反対の立場から討論をいたします。  大きく言って2点です。今、国保世帯の方々、暮らし向きがよくなっているわけではありません。平均を見ると95万円から97万円と、一昨年、昨年、本年と大体97万円。こういう金額が所得だということになっているわけです。同時に財政調整基金の状況を見れば、平成29年度の決算積み立てをやった上で1億3,347万円で、平成30年度の決算見込みも資料では示されております。基金の残は決算積み立てをやった上で1億6,152万円。こういう金額になっておるわけです。令和元年度はこの中から5,000万円取り崩しましょうというつくりにするというのがこれからの話になっていくわけですけれども、しかしながら、先ほども申し上げました。モデル世帯で19万7,800円、昨年よりも7,100円の負担増になると。この大部分は支援分と介護分です。町長は介護分に入れると金額的には大きくなくても効果が大きなものがあるという答弁もされました。対象者の問題やら、そういうことです。ところが、それは国保の財政調整基金は使わないという政治判断を昨年もした、今年も同じだと。こんなことを言っていては負担増はとまりません。  もう一つは、子供さんの均等割2万7,080円を7割、5割、2割の軽減があるからなんていうことを言っておるようでは困るんですよね。子育て支援を一生懸命やりましょうと言いながら、国保の子供たちには1人当たり2万7,080円のご負担を願いましょう。ため息が出ませんか。1,100万円、一般財源から入れればこれをゼロにすることが可能になるんです。どうかそのこともお考えをいただいて、本案に反対をいたします。  議員各位のご賛同を心からお願いを申し上げまして、反対討論といたします。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。  ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第57号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  暫時休憩いたします。再開は午前11時10分といたします。                              午前10時55分 休憩                              午前11時08分 再開 ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。      ──────────────────────────────  日程第11 議案第58号 香美町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める             条例の一部を改正する条例を定めることについて ◎議長(西川誠一) 日程第11 議案第58号 香美町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  山本賢司君。
    ◎山本賢司(9番) 山本です。資料の78ページを見ながら質疑をいたします。  この条例改正は何でやるのかということなんですよね。1つは、従来、この厚生労働省令では、省令に定める基準に従ってとなっておったというふうに私は思っておったんですけれども、又はこれを参酌して条例を定めなければならないとされている。本町は、省令に定める基準に従ったのか、それとも参酌したのかという点が1つ目の疑問。  もう一つは、提案説明の中でも、この条例に該当する事業者は現在ありませんということを言われたので非常にお尋ねがしにくいんですけれども、何でこんなふうに基準を下げていくのかという点がもう1点の疑問なんです。この2つの疑問を解いてください。 ◎議長(西川誠一) こども教育課長、楠田千晴君。 ◎こども教育課長(楠田千晴) それでは、山本議員のご質問にお答えいたします。先ほどの1番目の質問ですけども、本町の場合は基準に従ったのか、またはこれを参酌したのか、いずれかというような問いでございますけども、いずれかを選択するわけではございません。条例の中に参酌するべきものと、それから、基準に従うべきものというものが分かれております。今回の改正の第6条に関することについては、これは従うべき基準というところに該当しますので、本町の条例も改正をするというところでございます。  それから、事業者がない中での基準を下げることの理由ということですけども、こども教育課としては、全国的な待機児童の増加、その対応に関する、それをなるべく削減していく待機児童の解消ということに向けた緩和というふうに捉えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 私のとり方が違っておったので、従う、参酌という点は、そこはよくわかりました。  もう1点の国が受け皿をようけしようということを言って基準を下げて、いろいろな形があり得るよと。家庭的保育事業だとか、いろいろなものができるようにしました。しかし、実際には補助金を横取りしてみたりむちゃくちゃな状況がこの間、新聞報道でも随分出てくるという、そのことを聞くわけじゃないですよ、状況になりつつあるわけです。つまり、国が思うほどさまざまな対応の保育の受け皿が実際にはできない。その根っこには何があるんだろうかなというところを所管課はどんなふうにお考えになっているのでしょうか。  もう一つは、どんどん基準を下げていくと、保育の質、もう一つは子供さんの安全、こういうものがないがしろにされてしまうということになるのではないかなということを疑念として思うわけです。そのことは、実は今、町内にある町立ですとか、あるいは法人でやっていただいておる部分に対してもいい影響を及ぼすとは考えにくいんですよね。その辺を含めて、何がネックになっておってというふうにお感じになるのか、そのあたりを伺わせてください。 ◎議長(西川誠一) こども教育課長、楠田千晴君。 ◎こども教育課長(楠田千晴) 所管課ということもあるんですけども、本町の場合と比べてやっぱり共通するところについては、保育士、保育に従事する者の確保ということが非常に大きなネックになっているのではないかなというふうに思っております。その部分については、本町の教育保育施設においても何とか今はやりくりをやっておりますけども、そういう部分で決して潤沢な状態ではございません。但馬の地においても、保育士の確保ということで、この夏にもそういう事業があるようなことも聞いております。私としても、保育士、保育者の確保ということが一番大きなネックになっているんじゃないかなというふうに思います。  それから、毎回、山本議員のほうからは、保育の質の低下ということについていつもご質問をいただきます。私も、この点については非常に危惧をしているところでございます。安かろう、うまかろうじゃないですけども、基準を下げることによってそういう質の低下になる。このことだけは避けなければならない。この基準においても、これは町長の認めるところということがありますので、その部分については町長からは当然ながら担当課にそういうような意見具申を求められる場合もあるでしょうから、その場合については、質の低下ということについては、非常に危惧をしながら上層をしていきたいなというふうに思っております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 課長から、本町の実状を踏まえた上で、保育士の確保ということがネックになっているんだというお答えがございました。町長、保育士の確保がネックになっておるというときの中身は何だと思いますか。一般的に言われているのは、保育士の給料といいますか、そのものは国の基準があるわけです。それに対して国がこの基準に対して国が一定の金を出してくると。この部分が低過ぎるんだ、国の基準が低過ぎるんだという論がずっとあるんですけども、そんなふうには思いませんか。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) そういう部分も確かにあろうかと思います。ただ、保育士さんの待遇の改善については、旧町の時代、もう20年ぐらい前からそういう部分について、例えば私立の保育所の保育士さんに対しては園ごとに支援策を講じたりしておったというような事実もありますけども、まさに、今議員からご指摘のように、保育士さん全体、国全体の流れからしても労働の対価として待遇なり、福利厚生の部分も含めて全体的に低い。これは今の介護士さんなんかも言えることだと思いますけども、そういうところは、我々としても気にしております。例えば、香美町としても、先ほど課長が申しましたように、保育士確保に難があったり、さまざま苦労しとるというようなことが恒常的に続いてきとるような状況でございますから、例えば介護士さんに対する支援ですとか、医師、看護師に対するさまざまな支援策を町独自で持っておるようなもので、例えば将来的に保育士さんの確保のために、そういう部分にまで町として町単の支援策が講じれるかどうかというのはこれからの課題であろうかなというふうに考えております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可します。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) ただいま議題となっております議案第58号 香美町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについて、反対の立場で討論をいたします。  本町でも保育士の確保がネックになっておると、あるいは質の低下になるのではないかと危惧をしておるというお答えが担当課長からございました。町長からは、処遇改善が本町で独自でやるかどうかは別にして、国全体としての処遇改善が必要なんだと。それは、保育士だけではなくて介護職なんかも同様だと。余り格差があるあると言うと、そこに従事している方々の気分を害するということもこの間も指摘を受けたりしていますので、そのことはあんまり強調はしませんけれども、いずれにしても国基準があって、そのものが低過ぎる。その状態をそのままにして基準だけを下げていく。こんなことを続けていたら、やがては日本の保育全体が下げられてしまう可能性があるということも、危惧をしながら本案に反対の討論といたします。  議員各位のご賛同を心よりお願いを申し上げます。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。  ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第58号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第12 議案第59号 令和元年度香美町一般会計補正予算(第2号) ◎議長(西川誠一) 日程第12 議案第59号 令和元年度香美町一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 2番、谷口です。2点、お伺いしたいと思います。  まず1点目ですが、議案資料の85ページ、衛生費、し尿処理費の汚水処理施設整備事業費の2,750万円の増額についてであります。まず、分筆登記のための測量代250万円と、借地5,000平米の買収のための土地購入費2,500万円という説明をいただいたんですが、たしかこの面積ですが、昨年の説明では8筆4,227平米という説明があったんですが、それが、今回5,000平米というふうな説明でした。これは、この違いというのはどういうことなのかなということと、それから、5,000平米の筆数と地権者数、そして購入単価です。平米当たり5,000円という基準なんですが、これはどこの基準なのか。この点についても、まず、教えていただきたいと思います。  それから2つ目ですが、旧矢田川クリーンセンターの解体撤去事業ということで、平成31年度と令和2年の2カ年の計画というふうに承知しとるんですが、この借地を買収した後の汚染土壌の対策の今後の予定について伺いたいと思います。  それから3点目ですが、今回のこの汚染処理、特に土壌汚染の対応についてで、特に地元の方が請願を出されて反対されたという経過があります。そういう中で、今年の予算特別委員会の総括質疑で、町長は、地元には誠意を持って協議をさせていただいており、ご理解をいただけるよう努力をしているという答弁があったんですが、地元のほうから、地元の要望ということで狭い町道の整備を要望したんだけど、地元負担が大きいので要望は諦めざるを得ないのではないかなというふうな困惑の声がちょっと耳に入っております。しっかり私は全面的に対応しておられるのではないかと思ったんですが、こういったことが果たして誠意を持った対応と言えるのか、それについて少し説明をお願いしたいと思います。  それからもう1点は、86ページの商工業振興費のプレミアム付商品券発券事業費でありますが、通信運搬費とシステム導入改修委託料ということですが、これのもう少し詳しい説明をお願いしたいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 谷口議員のご質問にお答えをいたします。平米数の違いについてですけれども、4,000いかがしの平米数については、公簿面積を足し合わせた面積でございます。今は、借地においてはこの公募面積で借地を行っておりますので、それで、地元のほうの説明をさせていただいたところです。今回、あげさせていただいているんですけれども、要は測量をした結果で、概算でいくと約5,000平米ほどあるのではないかというところの見込みですので、予算はそこであげさせていただいてるんですけども、これは測量してみないとわからないというところがありまして、そこで差が出ているというものでございます。  あと、単価の基準についてですけれども、単価につきましては、従前の売買事例だとか、その時点で買われていますので、時間が経過しておりますので時点修正、あと条件等によります個別比準により、担当課のほうでまずは試算をさせていただいて、香美町公共用地補償審査会のほうに提案をさせていただいて、そこで標準値の単価を決定をさせていただくということになっております。その後、個々については、その標準値をもとにしまして、また、個別比準をし個々の買収単価を決定していくという流れになっていきます。  あと、購入後の土壌汚染等の対応につきましては、今のところ表面は舗装して雨水等の浸透を防ぐことと、その部分についての立入禁止柵を設置するというところまでで、あとは状況をまた逐次調査、点検をする中で必要な対策をしていくという思いでおるところでございます。  上下水道課からは以上です。 ◎議長(西川誠一) 建設課長吉田英貴君。 ◎建設課長吉田英貴) それでは、私のほうからは、町道の整備の関係についてお答えさせていただきます。多分、谷口議員が言われておりますのは、町道美の谷矢田線のことかなというふうに思います。これにつきましては、地元区から要望がございまして、職員で要望があった路線について測量をさせていただきました。その結果、前後の取りつけ道路等の関係から幅員を3メートルということで、山側のほうを切れないかということでもあったんですけど、山のほうも結構荒れているということで山側を切り取りしますと、あとはその辺の法面対策にまた大きな費用がかかるということで、川側のほうに河川断面を支障のないような格好でブロック積みをできないかということで検討をしました。その結果、今、はっきりした延長の数字はわかりませんけど、たしか約200メートルぐらいだったと思うんですけども、そこにブロックを積んで、あと舗装するということで事業費を出しましたら約6,000万円かかるということで、町の分担金徴収条例に基づきまして、地元負担が20%必要になるということで、それの20%の1,200万円ということで区長さんのほうに回答させていただいております。地元負担のことですとか、あと路線の緊急性、そういったものをいろいろ総合的に町内全体を考えたときに早急な着手はちょっと難しいと。ただ、今後の検討課題として取り組ませていただきますというようなことで回答をさせていただき、区長さんにもその旨も説明を直接させていただいております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) それでは、谷口議員の86ページの商工業振興費の関係につきましてご回答いたします。12役務費でございます。143万2,000円につきましては、プレミアム付商品券の事業費ということで通信費の143万2,000円、そして、システム導入の改修委託料として150万5,000円をあげさせていただいております。  通信運搬費につきましては、当初、郵便料を普通郵便で4,000件の2回を予定しておりましたけれども、該当者の4,000人の1回分は商品券を送る関係上、事業が確かにわかることと、そして引換券が再発行できないために、これに係るものを書留郵便としたための増額となりまして、その補正額、追加するものは今回の143万2,000円でございます。  そして、システム導入改修につきましては、当初、電算業務の中で日常の業務の中で抽出していく予定ではございましたけれども、所得関係、そして扶養者との関係、また、各種帳票整理のデータ移行、加工などが必要となったために、電算担当者の業務が煩雑になるということから、これらの各種電算業務を、現在、電算業務いたしております業者との抽出業務を予定いたしております。その額が150万5,000円ということで予定させていただいております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) まず、プレミアムつきの商品券発券事業につきましてはわかりましたが、ただ、この事業については、今年の10月からの10%、消費税増税の景気対策の1つだというふうなことでありますが、改めて、景気対策の効果というのを担当課としてどの程度あるのか。とりあえずその辺についての担当課のお考えをお聞きしたいというふうに思います。  それから、し尿処理費の汚水処理施設の整備の関係であります。面積の違いにつきましてはよくわかりました。したがって、8筆ということについては変わってないというふうなことでいいのか。8筆と地権者の数も改めて確認させてください。それから、購入単価ですが、審査会でいろいろ決定するんだということで、これ、既に平米当たりの5,000円についてはもう決定ということなのか。先ほどの説明では、その辺がもう少しわかりませんでしたので、再度確認をさせてください。  それから、汚染土壌対策というふうなことで、要するに汚染土壌をそのままにしておいて、その上を舗装で固めて立入禁止柵ということで、実測でどの程度になるか、大体5,000平米ぐらいだろうというようなことですが、ということは5,000平米の汚染土壌の団地をつくるというふうなことかなと、非常にわかりやすい表現ですけども、そういうことかなと思うんですが、そういった理解で間違いないのか、確認をさせてください。  それから、あと、地元油良区との対応でありますが、地元要望に、現地確認をした中で大体幅員が3メートルで大体延長200メートルぐらいを整備すれば地元の要望に応えられるというふうなことですが、地元は、負担が1,200万円ということなので、ちょっとこれはなかなか大きな話だなというようなことで、少し足がとまっているというようなことがちょっと言われておりますけども、ただ、当然、今の制度を使われて負担をすると、要するに地元負担も得ながら進めるというようなことだと思うんですけども、ただ、事がこういった地元に迷惑施設を設置して、終了したら当初のきれいに更地にして返すということではなしに、こういった土壌汚染があったから新たなこういった団地をつくるというようなことで、地元にとっては非常に当初の期待を裏切られたというふうな中でおられているわけですから、これに対して町長は誠意を持って対応するということであれば、果たしてこの負担つきのこういったことが果たして本当に地元に誠意を持った対応になるのかなというふうに思うんですが、町長、その辺、担当課からは2割負担ということだったんですが、本当こんなことでいいのかなというふうに思うんですけども、町長のお考えをお伺いしたいと思います。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) このたびの先ほど建設課長が説明をいたしました道路のことにつきましては、これは、クリーンセンターの撤去だとか汚染土壌だとか、そういうことと全然関係のない話でございます。地区からの避難道といいますか、新しい道の敷設についての要望に現行の制度の中で対応ができるのかどうかについて現場を確認させて、試算の費用も区民の皆さんに掲示をしたということでございます。  議員がおっしゃいますようなことをやり出しますと、これはもう非常におかしなことになると思います。何かの見返りとかそういうことではありません。クリーンセンターの処置については、これは正当な手続でもって県のガイドラインに沿った措置を地元の皆さんに受け入れていただいたことでございますし、今の道路は従来から何十年も前から油良区のほうからは部分的に要請を受けていたことに対して、改めて回答をさせていただいたということでございますから分けて考えていただきたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 少し説明のほうが不足しておりまして、申しわけありませんでした。筆数については8筆で変わっておりません。地権者は8名ということになっております。単価のほうは既に審査会を開いていただきまして、それをもとに今回の補正も提出をさせていただいているというところでございます。  土壌汚染の対策につきましては、町がまずは舗装と柵をし、状況を見る中で、また、今後の対応については考えていきたいというところでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) それでは、プレミアム付商品券の関係につきまして答弁します。消費税の引き上げによりまして、低所得者や子育て世帯の消費に与える影響が緩和され、また、地域における消費を喚起また下支えする効果があると思われます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 汚水処理施設の関係で、地元油良区との対応で、今、地元が要望されていることを誠意を持って対応するんだという、たしかそういうふうに私は聞こえてきたんですけども、町長は全く別の話だと、関係が全くない話だという言い切りをされておりましたが、そういったことで地元の方が本当に理解といいますか、受けとめられるのかなということで、今、こんなことを、議会で本会議でご答弁願ったんですけども、こんなことを本当に地元の方が聞いたらどういうあれになるかなと、気持ちになるかなということで、あたかも何も問題がなかったかのごとく、地元油良区は、現実に昨年、臨時総会を開いて反対決議まで上げておられて、今年になってから請願されたという、これは事実ですから。私は、てっきりそれに対して地元の方とよく相談されて、こういう地元対応の公共事業をやられとるのかなと思ったんですが、これとは全く関係ないんだというふうなご答弁だったんですけども、再度、間違いないですね。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 間違いはありません。議員、そういうふうにおっしゃいますけども、クリーンセンターの跡地問題と、今、油良区から要望のあるような調査も丁寧にして試算をさせていただいたような条例で定めて分担金をいただかなければならないような道の整備のことを何かクリーンセンターの解体や汚染土壌の問題に絡めて、そんなことを私がするなんてことを言ったら、そんなことはもう行政ではありません。そういうことははっきりと地元にもきちっと説明をさせていただきます、そういうことであれば。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(13番) 議案資料の88ページで、款10教育費の目1保健体育総務費です。これの東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ招致推進事業費ということで出ているんですけども、これの説明によりましたら、テクニカルディレクターが7月の中旬過ぎに2人ほど来られるというふうな話で通訳の費用というふうなことで聞いておるんですけども、せっかくこうやってフランスから遠いところ、来ているので、どういった形、ただその場所の説明だけなのか、もうちょっと何か歓迎ムードで盛り上げるようなことをされるのか、その辺をちょっと聞きたい。  その下の体育施設整備事業費で512万円というのがあるんですけども、これは、たしか事前キャンプの候補地の練習場のところの山側の落石というふうに聞いているんですけども、その辺をもう一度確認したいので、よろしくお願いします。 ◎議長(西川誠一) 生涯学習課長、中村和弘君。 ◎生涯学習課長(中村和弘) それでは、藤井議員のご質問にお答えします。  まず、オリンピックの事前キャンプの招致事業に係る補正についてでございます。これは、本年1月にフランスに渡仏した際にテクニカルディレクターにトップセールスをした際に、キャンプ地の現地を見てほしいということで話をいたしました。その際にディレクターのほうからは、7月に東京でテストイベントが予定をされていると。その際に、東京に行ったときに香美町に寄って現地を見させてもらおうかという話になったものでございます。これに係る経費につきましては、当然、フランスの方ですので通訳が要ります。通訳に東京から香美町に連れて来ていただいて、また東京まで連れて帰っていただくという通訳の報償費が31万2,000円。それから、現地視察の招聘報償費としまして、テクニカルディレクターを含む2名分の羽田から鳥取空港の間の往復運賃、それから宿泊費、食事代、それから、キャンプに来ていただくということになった場合にはアスリートを迎えるわけですから、アスリートに対するアスリート向けの食事をフランス料理を提供するということで、フランス料理のシェフを呼んでいただくということで、これに係る報償費が41万8,000円、それから施設の使用料、これは会議室の使用料として6,000円。これをお願いをするものでございます。  それから、もう一つの体育施設の整備事業費の512万円でございます。これにつきましては、小代健康公園の落石防止いうことでお願いをするものでございます。本年2月2日、3日、健康公園で雪合戦大会を開催をいたしました。その準備の際に、いこいの里からおりたところに倉庫兼トイレがございます。そのトイレの裏側に落石が見つかったということで、その後、落石は確認はしていないんですけれども、年間70日、健康公園を利用してグラウンドゴルフ等、利用される方がございます。利用者の安全確保ということで落石防止工事をお願いをするものでございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(13番) 先ほどのフランス料理のシェフなんですけども、多分、泊まる施設は、今の前の美方ヒルズ、今、宙の森かな、だと思うんですけども、今の施設に関係するような方を呼ばれるのかどうか、それだけお聞きしたいです。 ◎議長(西川誠一) 生涯学習課長、中村和弘君。 ◎生涯学習課長(中村和弘) 宿につきましては、藤井議員おっしゃる宙の森でございます。この料理のシェフにつきましては、宙の森の支配人にお願いをしまして、アスリート料理に精通したシェフを連れて来ていただくということでお願いをしたものでございます。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  東垣典雄君。 ◎東垣典雄(1番) それでは、お尋ねいたします。款6の農林水産業費の関係で林業振興費、有害鳥獣対策費460万円、もう少し詳細に説明をお願いをいたします。
    ◎議長(西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。 ◎農林水産課長(藤原博文) 東垣議員のご質問にお答えをいたします。これは、有害鳥獣対策、捕獲班員さんの埋設処理に係る負担軽減の一方策ということもあわせて計画いたしておるものでございます。新年度予算で工事請負費を1,000万円予算化をしていただいておりましたけれども、平成30年度12月補正で、実施設計がこの3月末で完了いたしました。その結果、結果的に工事請負費が1,000万円では足らないということでございます。それで、不足分460万円を補正をお願いしたいというものでございます。  主な中身でございますけれども、これまでから説明申し上げておりますけれども、このものは決して住民の皆さんから喜ばれる、歓迎されるような性質ではないということもございまして、その場所もあちこち相当当たりまして、結果的に香住区で1カ所、村岡区で1カ所ということになったわけですけれども、そこの地域の皆さん、それから地権者の皆さんから設計の段階でいろいろな要望が出されました。1つは、有害鳥獣、鹿にノミやダニ、ヤマビルというものがどうしてもついて回るということで、その対策で初めは建屋も非常に簡易なものを考えておったわけですけれども、やはり四方をある程度クローズで囲う必要があるというようなことで、建屋の工事が増えたというものが主な背景でございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(1番) 合計で1,460万円になるというふうなことになるでしょうか。それと、2カ所同時に進行されるというふうなことになりますか。それから、今年の何月ごろには稼働というか、できるかというふうな見込み。それから、捕獲員の方にこの施設の利用などの説明の徹底はされておるでしょうか。お尋ねします。 ◎議長(西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。 ◎農林水産課長(藤原博文) 今回、工事請負費を460万円プラスでお願いをさせていただきたい。合計で2棟で2カ所で1,460万円の工事になるということでございます。2カ所、それぞれ同時にスタートになるのかということでございます。稼働時期につきましては、今回の補正で議決をいただいた後、すぐに2カ所の工事を発注したい。おおむね今の段階では9月末までに完成をさせて10月の中ごろぐらいから稼働に向かいたいと思っております。それから、今回の事業に当たりまして、有害鳥獣の捕獲班員さん、両猟友会の皆さん方には、年に数回、コミュニケーションをとっておりますけれども、事前に説明をさせていただいておりますし、それから、完成しまして稼働になるまでに改めていろいろな使い方なりにつきましては、改めて説明なりお願いをする予定にいたしております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 東垣典雄君。 ◎東垣典雄(1番) 猟友会の皆さんによく説明をされてしなかったら、以前、ユンボを買って捕獲した動物を埋めるというふうなことだったんですけども、それはできなくなったというふうな過去の経緯がありますので、この対策ということが確実に成功するように、ひとつ猟友会の皆さんにも話をしていただいて、十分利用といいますか、効果が上がるようにしていただきたいということで、お尋ねをもう一度させていただきます。 ◎議長(西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。 ◎農林水産課長(藤原博文) おっしゃるとおり、施設をご利用いただくに当たって、せっかくつくる施設ですので、大いに利用していただくためにいろいろな打ち合わせなりをしっかりしてまいりたいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(6番) 何点かお尋ねしたいと思います。まず、84ページの企画費のコミュニティ助成事業交付金、説明では下浜区集会所の備品整備で、宝くじの交付金を充てると伺いました。この備品はどのようなものを買うのか、あるいはこの交付金以外で地元がどのようなものを整備するのかについて、1点目はお尋ねしたいと思います。ちょっと金額が大きいものですから、もし、この宝くじの交付金が当たらなかったら、その備品はどう調達しようと考えておるのか。また、そのときの地元負担金等々はどうされるのか、されようと考えていたのか、その辺までをお尋ねをしたいと思います。  それから、85ページの一番上、戦没者及び遺族費の関係で、講師報償費が88万6,000円、非常に大きな金額です。先ほど説明がありました教育費のところで、教育振興費で講師報償費3万円、それから、幼稚園費のところで3万3,000円、なおかつ次の教育費の保健体育費のところで、東京からここまで来て、また東京にまで案内する報償費31万2,000円、それからシェフの関係、これは当初の説明では2人だとありましたが、41万8,000円に比べると非常に大きな報償費なんですけども、どのような方を招聘して講師をお願いするのか。その辺について、ちょっと金額、大きいですからお尋ねをしてみたいというふうに思います。  それから、同じく85ページのし尿処理費のところで、8筆の中には、山部分だと思うんですが、分筆しなければならない土地があると思うんですが、この山部分の分筆する土地というのは、水平になった部分だけを購入しようとするのか、あるいは水平になった部分から何メートルか離れたところまで購入しようとするのか、その辺についてもちょっとお尋ねをしてみたいというふうに思います。  それから、86ページの有害鳥獣対策費。先ほども説明がありましたが、捕獲班の負担軽減のためということですので、負担軽減が本当にできるのなら、捕獲した頭数は全てこのストックヤードに持ってくるんだろうと思うんですが、ちょっと心配するのは、ほんまに持ってきてもらえるのかどうか。負担軽減なら持ってきてもらえると思うんですが、その辺は、捕獲に対するここに持ってくる割合をどのように考えておられるのかをお尋ねをしてみたいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) まず、1点目のコミュニティ助成事業費交付金の関係であります。今回の備品の内容でありますけれども、下浜区の公会堂の中に置きます机が20、それから椅子が65、それから、大広間がありますので、そこの簡易の舞台、収納できる簡易舞台、それから傘立てでありまして、合わせて254万8,000円で、そのうち自主財源が4万8,000円、250万円がこの助成金を充てられるということで聞いております。それ以外の備品につきましては、従前の施設から持ってこられるもの等もあると聞いておりますけれども、これ以外の詳細については具体的には聞いておりません。  不採択の場合の調達ですけれども、必要最低限のものについては、不採択の場合も購入される目論みや思いはあろうかと思いましたが、今回、コミュニティの助成に申請されて大きな備品を一括して購入したいということで申請を出させていただいたということでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 福祉課長、穴田康成君。 ◎福祉課長(穴田康成) 戦没者及び遺族費の報償費の関係でございます。現在、講師の候補として検討している方は、戦争に造詣のある方として自身のカメラで撮った写真で戦争の悲惨さを伝えておられます戦場カメラマンとして著名な渡部陽一様をお招きして講演していただこうとするもので、その講師報償費の予算を提案させていただいているものでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 土地購入部分につきましてですけども、山の部分、議員おっしゃるとおり分筆が必要になります。分筆する箇所としては、今、借地をしている部分全てを購入をさせていただこうかなと思っております。今の現状は、一部平地のようにもなっているところもありますし、一部法面の状態のところもございます。結果的に購入する部分については、今、お借りをしている部分について全て購入をさせていただく予定にしております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。 ◎農林水産課長(藤原博文) 有害鳥獣のストックポイント、このたびの施設をつくることによって有害捕獲班員さんの負担軽減につながるのか、本当に持ってきてもらえるのかということでございます。これまでから非常にたくさんの有害捕獲をしていただいております。大変な労力をかけて埋設処分をしていただいておりますけれども、それの中に課題になっておる中で、いろいろな経過の中で、今回、この施設を整備するということでございます。きっちりその辺は皆さん方の思いに沿った中での施設整備の方向で進んできております。ただ、施設的にもやってみないとわからない部分はありますけれども、少しでもご利用いただけるように、PRなりいろいろな話し合いをしてもらいたいと思います。  それから、この処理の予定頭数は、年度当初で300頭程度、予定をいたしておりましたけれども、結果的に工事費がこのような状況の中で、10月の中ごろからスタートいたしたにしましても、有害捕獲の期間が余り残っておりません。そういうことの中で、今年度のところは100頭程度を見込んでおります。昨年度の有害捕獲の頭数が1,643頭でございますから、単純に割り算をしますと6%程度、わずかではありますけれども、今後、様子を見ながら少なくとも少しでも多くの頭数に処理、使っていただけるようにということで考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 見塚修君。 ◎見塚 修(6番) 企画費の部分ですが、私、下浜の公会堂の建築中に少し、設計のときからも関心があったんですが、移動式の舞台をつくるんだということは当初からあったんですが、もし、この宝くじ交付金が当たらなかったら町がその部分について、宝くじ交付金というのは交付率が100%なので、どのようにされようとしてたのか、その辺についてももう少しお尋ねをしてみたいというふうに思います。机や椅子なんかもということなので、その辺はほかの施設と比べて、その辺を地元負担がどうなるのかも含めて少し説明を願えればと思います。  それから、戦没者のところ、渡辺陽一さんという方ですということですので、非常に有名な方ですのでこれだけ要るのかなと思うんですが、この方と、戦没者追悼式等々の式典との、この方を選んだといいますか、つながりといいますか、その辺が何があるのかについてお尋ねをしてみたいふうに思います。  それから、し尿処理費の私が聞きたかったのは、今、借りているという部分が今現在の山なりの部分もあるのか、その辺が聞きたかったんです。山なりの部分をどれだけ買うのかということが聞きたかったんです。  それから、有害鳥獣のことでは1,600頭のうち300頭しか使わんということなので、これは非常に残念だなと逆に思うんですが、利用率の上がることをこれは施策としてされるように申し上げておきたいというふうに思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 暫時休憩します。再開は午後1時とします。                              午後12時02分 休憩                              午後 1時00分 再開 ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。  答弁いただきます。  企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) 見塚議員のご質問に対してお答えします。まず、公会堂等の集会施設に対する町の助成ですけれども、あくまでも建築、それから設備に関するものでありまして、備品に対する助成はございません。  その中で、移動式舞台についてのご質問ですけれども、これについては、当初、そのような案もありましたけれども、検討委員会のほうで舞台の設置については見送った中で、今回のその下浜の集会所については舞台は設置いたしませんでした。ただ、竣工してから備品を調達する中で、このような有利なコミュニティ助成事業というものがあるという中で、先ほど申しましたように、机、椅子、加えてその簡易舞台についてもあわせて申請されたように聞いております。  これが採択を受けなかった場合ですけれども、これについては、今、採択を受けましたので、受けなかったときのことについては十分は確認しておりませんけれども、高額になりますので、何らかの備品の購入はされていかれるものと思いますけれども、その辺の詳細については承知はしておりません。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 福祉課長、穴田康成君。 ◎福祉課長(穴田康成) 講師と遺族会との関係はということでご質問にお答えさせていただきます。例年、戦没者追悼・平和祈念式は2部構成としておりまして、1部を戦没者追悼式の追悼式典、2部を平和祈念式ということで開催をいたしております。その2部につきまして講演会形式ということで、このたびの講演者を選定させていただいたというところでございます。  関係はということでございますので、若干経緯についてご説明をさせていただきたいと思います。遺族会の高齢化あるいは代替わりということもありまして、戦没者追悼・平和祈念式典の参加者が年々減少しております。昨年12月に各遺族会の方々と意見交換会を開催をしております。その中では、戦没者追悼式は継続していくべきであると改めてのご意見をいただくとともに、二度と戦争による遺族を生まない社会づくりの啓蒙を継続していくことが大切だというふうな意見がございました。また、平和祈念式のあり方について、遺族会以外の方にもご意見をいただければという意見がございまして、明けて2月に各区の遺族会長、それと各区の自治会長、関係者等にお集まりいただき、意見交換会を実施したところです。  戦争に対する関心が低くなっていることが懸念されることや、若い世代の方が多く参加できるような内容を検討してほしいという意見が出される中、元号が変わるという新しい時代に向けた年でもあり、多くの町民に参加いただき、ともに平和への願いを共有できる機会が持てればという意見が出されまして、その際にも具体的に渡部陽一様というお話も出されました。新年度に入りましてから、意見交換会を受けて町でも検討する中で、5月16日に美方郡遺族会の役員会が開催された際に香美町の各会長にお伺いしたところ、渡辺陽一様であれば平和祈念の講演にふさわしいということで講師として選定させていただいたというところです。関係者の意見交換会での皆さんのご意見を反映させるという意味での補正予算でございますので、何とぞご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 土地購入の関係で、山の部分の山なりの部分がどのくらいあるかというご質問でございました。現状で山なりの部分につきましては、最大で約3メートル程度かなというふうに思っております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。 ◎農林水産課長(藤原博文) 有害ストックポイントの今年度の計画の頭数100頭と先ほど申し上げました。今年度は、猟期は近いということでこの程度を見込んでおりますけれども、来年度は300頭、それからもっとということで、少しでもこれまでから要望の強かった捕獲班員さんの労力軽減のために利用をPRしていきたいと考えております。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  西谷尚君。 ◎西谷 尚(5番) 見塚議員からも質問がございましたが、資料84ページ、コミュニティ助成事業交付金について少しお伺いをいたします。今回、自治総合センターが行う宝くじの社会貢献広報事業としてコミュニティ活動に必要な備品や集会施設の整備及び地域コミュニティ活動の充実、強化を図るものとしてコミュニティセンター助成事業を活用するものであるというふうに理解をさせていただいております。町長、私は大変いいことだなというふうに思っております。ぜひとも他の集会施設等にも活用普及をお願いしたいなというふうに思うわけでありますが、多くの自治区の集会所があるわけでありますが、そういう中で、やはり高齢者が多くて、中高年におきましてもやっぱり畳での会議とかそういうものは長時間の会議とかというのはかなり疲れるし、大変だというご意見を聞きます。そういう中で、椅子やテーブル等に徐々に変えていってくれないのかなというご意見も聞くことがございますので、その辺、今回は下浜集会所でございましたが、各地区の公民館とか、そういうものに普及をしていくというようなお考えはあるのか。同じような制度資金を使っていく、もしくは町単でも補助をしていくというようなお考えがあるのか、それだけお願いします。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今、西谷議員からおっしゃいますように、できるだけ町負担の少ないようなこういう交付金を活用させていただくというのは、このコミュニティ事業の助成金以外の部分でも、できるだけ町の財源を使わないで国や県、あるいはさまざまな団体の交付金なり助成金なり、そういうものが使えるような手はずを町政全般にわたってとっていきませんと、町単の補助あるいは、今、最後段でおっしゃいました町単の補助というのがなかなかできないので、こういういろいろな団体の助成金事業や交付金事業にそれを求めていくという姿勢はこれからもほかの部分についても必要なことであろうかなと。できるだけ町の負担が少なくて済むような交付金や助成金、活用していきたいと思いますので、今度のことはさまざま地域の住民からもそういう声があってこういうものを活用させていただいたのが、運よくちょうど当たったというようなところでございますので、これは、ほかの施策についても、今、議員がおっしゃいますように、いろいろと目を凝らしながらそういうものを活用していくという視点は大事だろうと思います。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  徳田喜代子君。 ◎徳田喜代子(14番) 資料の85ページから87ページについて、3点ほどお伺いいたします。資料の85ページの4款の衛生費の緊急風しん抗体検査事業費でございますが、これは昭和37年4月2日から昭和54年4月1日に関するその間の男性の方が抗体検査をするということで、対象者の方が何名で、対象者の方全員にこの通知を出されているのか。無料クーポン券ですか、それを発送される予定なのかということをお尋ねしたいと思います。  それから、これは、その時代の男性は受けてないということで、予防接種、ワクチンを受けてないということで、町外にもお住まいの方もいらっしゃいますが、そういう方々に対する手当ては考えていらっしゃらないのかということもあわせてお尋ねします。  それから2番目、2点目でございますが、86ページの7款商工費の観光振興費、日本遺産「麒麟のまち」推進協議会負担金でございますが、1市6町で負担するということなんですが、これは均等の負担割なのでしょうか。それを教えていただきたい。それから、事業としましては、情報発信を主にされるということなんですが、情報発信では香美町の麒麟のそういう日本遺産に対象の施設やそういう麒麟獅子舞ですが、これについてのPRがもう少し、他市町と比べて少ないのではないかなというふうなことを感じますので、百手の儀式とか余部鉄橋とか空の駅と、そういうふうな対象施設等に関しましての情報発信をもっとしていただくために、この協議会と香美町との連携はどのようになっているかということもあわせてお尋ねしていきたいと思います。  それから、先ほどの情報発信ですが、どのような形で情報発信をされているのか。毎年いろいろと事業計画等もあるようでございますが、どのような部分で本年度はその情報発信をされていくかということもあわせてお尋ねします。  それから、3点目でございますが、87ページの10款教育費の「主体的・対話的で深い学び」授業改善促進事業ということなんですが、これは講師をお招きして教職員を対象に研修をするということで、新学習指導要領に沿った形で今までの授業と違う形の授業を改善するということの取り組みなんですが、具体的にどのような形での指導になるのか、授業改善になるのか、その説明をお願いしたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) 本年度、対象としておりますのは、昭和47年4月2日から昭和54年4月1日生まれの方で668人の方に無料クーポンを発送いたします。  それから、2問目の質問をもう一度言っていただいてもよろしいでしょうか。申しわけありません。 ◎議長(西川誠一) 暫時休憩します。                  (暫時休憩) ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。  健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) それと、先ほどクーポンを発送した方のうち、どれぐらいの方が抗体検査を受けられるかという質問もあったかと思いますけれど、それは、約半分の方が受けられるというふうに想定をしております。  それから、町外の方につきましては、本町は、香美町に住所を有する方を対象にしておりますので、町外にお住まいの方に対しては、本町としましては特に案内等はいたしません。 ◎議長(西川誠一) 観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) それでは、徳田議員のご質問の日本遺産の関係にお答えいたします。負担割合でございますけれども、総事業費が本年度3,954万4,000円で国庫補助が2,074万4,000円となっておりまして、自主財源の1,880万円が自主財源となっている分の負担割合でございます。この分つきましては、鳥取市が約85%の1,598万円を負担いたしまして、残りの岩美、若桜、智頭、八頭、新温泉、香美町の6町は15%の負担のそれぞれ47万円、総額1,880万円を予定いたしております。これは、DMOの負担割合によっての負担率でございます。あと、この事業は3年続きますので、1年目、2年目、3年目を予定いたしております。  本年度の情報発信事業といたしましては、事業費2,320万円、補助率は2分の1でございます。先ほど徳田議員からありました情報発信についての内容でございますが、ホームページを作成いたしまして、広く皆さんに「麒麟のまち」の日本遺産を知っていただくということ、そして、プロモーション映像も作成する予定になっております。また、リーフレットの作成、そして金獅子のVRコンテンツの制作ということで、国内誘客プロモーションへの活動やインバウンド向けのプロモーション活動を行います。さらに、人材育成事業といたしましての日本遺産ガイドの育成事業、そして、普及事業活動といたしましてのシンポジウムの開催、そして、麒麟獅子の発信拠点の機能強化、インフォメーションコーナーなどの設置をいたしまして、構成文化財の解説板などを整備する予定といたしております。6月27日に、仮称ではございますが、日本遺産の総会を行う予定にいたしております。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) こども教育課長、楠田千晴君。 ◎こども教育課長(楠田千晴) それでは、ただいまご質問のありました「主体的・対話的で深い学び」の授業改善促進事業のことでございますけども、この事業は兵庫県の委託事業を香美町が本年度受ける形での事業展開となっております。県下では10市町、この事業を委託をされて、今年度は但馬においては香美町と豊岡市で実施をする予定になっております。この「主体的・対話的で深い学び」というのが新しい学習指導要領でやられているところの子供たちの学びの姿ということを狙っているものでありまして、香美町においては、村岡中学校区ですので、村岡中学校を中心に村岡小学校、兎塚小学校、射添小学校、この中学校区の中で授業の形態でありますとか、授業スタイルでありますとか、そういう教師の指導力の向上につながるような授業改善についての研究を進めていくということでございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本です。予算資料の85ページで4款衛生費、先ほども少しやりとりがありましたけれども、109万7,000円の緊急風しん抗体検査事業費、この財源が2分の1で54万8,000円と説明がございました。82ページに戻っていただいて、歳入が出てまいります。これの一番上、国庫補助金の3目で同じ名称の補助金92万8,000円というものがあるんです。92万8,000円の補助金をもらって54万8,000円をこの事業に充てます。残りの37万円がどこにあるのかさっぱりわからんのですよ、この補正予算では。だから、財政担当なのか、この事業の所管なのか、どちらかわかりませんけれども、そこのところが少しわかるようにご説明をいただけたらと。このままいくと、何となくうやむやに予備費に放り込まれちゃうのかなと思えるような予算になっているものですから、そうじゃないよということをどこかで説明をいただきたいというのが1点。  もう1点は、85ページの4款2項2目し尿処理費の中の先ほどもやりとりが随分ございましたけれども、この5,000平方メートルに及ぶ土地を2,500万円で買います、最終的には周辺に対しての被害が及ばないように、あるいは地下水として被害が及ばないようにアスファルト舗装をして維持管理しますということをこの間我々は聞かせてもらっているわけですけれども、それじゃ、この土地は、使わないために買うということなんですか。ここは町長に伺っておきたい。  以上。 ◎議長(西川誠一) 財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) それでは、山本議員の1問目のご質問の議案資料の82ページの歳入15款国庫支出金、2項国庫補助金の衛生費国庫補助金、緊急風しん抗体検査事業補助金92万8,000円の充当の関係につきまして説明をさせていただきます。緊急風しんの抗体検査事業補助金につきましては92万8,000円ということで受入れをいたします。このうち54万8,000円につきましては、資料の85ページに載っておりますけども、中ほどの表です。4款衛生費、1項保健衛生費の緊急風しん抗体検査事業費109万7,000円に対する2分の1ということで54万8,000円を充てております。その残りの差引き38万円でございます。こちらにつきましては、予算書で84ページをご覧いただきたいと思いますけども、2款総務費、1項総務管理費の目1一般管理費のところに国県支出金ということで79万円計上しております。歳出のほうであげています41万1,000円は、国民年金の年金生活者支援給付金のシステム改修ということで41万1,000円計上いたしておりまして、これは100%補助金ということで端数の関係がございますが、79万円のうちの41万円がその分でございます。79万円から41万円を差し引きました38万円をここで充当いたしております。といいますのは、システム改修につきましては、早急に対応する必要がありましたので、既定予算で対応できるということが担当課のほうで確認ができましたので、現計予算の中で対応させていただきまして財源だけを充当させていただいたということで、このようなつくりになっております。
     以上でございます。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) クリーンセンターの跡地は使わないために買うのではありません。周辺住民の皆さん、あるいは通行者の健康被害、あるいは不安を与えないために町が県のガイドラインに沿った措置をするために購入をさせていただくということでございます。使わないということではありません。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 周辺に健康被害が及ばないために維持管理をする。前向きな話ですか。この土地そのものを使うという予定は将来に向かってないわけでしょう。ずっと先々、この土地は使わないために購入するのではないんですか。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 使わないということではありません。周辺住民の皆さんに不安を与えないために、ガイドラインに沿った土地、保全をするのも使うということでございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  岸本正人君。 ◎岸本正人(8番) 86ページの有害鳥獣の関係で、同僚議員の質問もあったんですけど、私は危惧しておりまして、1,460万円かけて2カ所つくりするんですが、本当にこの仕掛けで狩猟者の方が持参してくれるのか非常に心配しておりまして、その運用方法をもっと検討すべきじゃないかと思うんですけれども、このやり方で目標の100頭、300頭が実現するとはとても思えんのですけど、その辺についてお答えいただきたいです。 ◎議長(西川誠一) 農林水産課長、藤原博文君。 ◎農林水産課長(藤原博文) 有害鳥獣のストックポイントにつきましては、先ほど若干申し上げましたけれども、基本的にこれまでから大変要望の強かった捕獲班員さんの労力を少しでも軽減をしたいというところがスタートでございます。処分の穴を掘ったりとか、いろいろなことをしましたけれども、労力軽減もあわせて、それから、山に埋設処分ということだけではなしに、ペットフードも含めて少しでも有効利用も含めて考えております。  先ほどもありましたように、全体の数が1,600の中で非常に少ない数ではありますけれども、少しでもたくさん利用いただけるように、昨年もこの計画の段階で有害の班員さん、両猟友会とも話し合いをしておりますし、いいことだと、あったら使うというような前提の中で今日来ております。改めて、このような形で施設ができると。その運用方法につきましても、細部にわたって今後さらに詰めて少しでも利用していただけるように努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(2番) 2番、谷口眞治です。議案第59号 令和元年度香美町一般会計補正予算(第2号)について、反対の立場で討論をいたします。  反対の関係でありますが、まず、商工業振興費のプレミアム付商品券発券事業費297万3,000円の増額であります。この点につきましては、今年10月からの消費税10%増税のための景気対策の一つであるというふうなことで、効果はあるというふうにおっしゃいましたが、しかし、範囲が非常に狭まっている、低所得者だけという限定つきであります。消費税の増税の論義でありますが、政府の発表の景気判断が、消費税も投資も輸出も減という2カ月連続の悪化という状況の中で、消費増税をするとどうなるかというところで、この点については多くの消費税賛成の方からも、この事業は少し悪いぞというようなことで、日本経済も町民の暮らしもどん底に落とす最悪な増税だという指摘が今されています。私は、政府がしっかりこの景気悪化を認めて、今からでも遅くないので、10月からの消費税10%増税は中止すべきであるということを指摘して、この増額については反対をしたいと思います。  それから、2点目です。し尿処理費の汚水処理施設整備事業費の2,750万円の増額であります。これにつきましては、旧し尿処理センターの跡地に鉛、ヒ素による土壌汚染が見つかり、その土壌汚染を除く費用が高くつくことを理由に土壌汚染をそのままにしておいてアスファルト舗装で固めて立入禁止とする対策のために借地5,000平方メートルを町が買収するという費用であります。これは、事実上、町による私は汚染土壌団地を造成する計画ではないかという点で、4点、問題点を指摘しておきます。まず1点目ですが、先ほど申しましたように、この土地については、もともともとに戻すという約束でした土地でありますけども、お金がかかるからもとに戻すという地元との約束を守らないことは、今後の香美町が迷惑施設を建設する際に町は約束を守らないのではないかという懸念を持たれるまず事例をつくったということです。  それから2点目が、矢田川のすぐそばに汚染土壌団地を造成するということで、これは矢田川の自然景観、また景観に悪影響も及ぼす。さらに、先ほども山本議員の中での議論がありましたが、汚染土壌団地、この汚染土壌を、町長は安全に確保するためという言い方をしておりますが、このまま多目的に利用できない無駄な公共用地をつくることになると私は思います。  それから、さらに地元との対応で負担を求める地元対応は誠意のある対応とは言えないと思います。先ほどの議論の中で、町長は負担を求めないことは条例無視であり、行政ではないというふうに明言をされましたが、私は少し反論しておきたいと思います。町長もご存知のように、香美町の受益者分担金徴収条例の第5条に何が書いてあるか。徴収の猶予及び減免の項目でありますが、「町長は、災害その他特別の理由がある場合において必要があると認めるときは、第3条の規定により徴収する分担金の全部若しくは一部を免除し、又はその徴収を猶予することができる。」ということで、町長が決断でできるとちゃんと条例に書いてあるわけですから、何ら行政ではないという言い方そのものが私は間違っていると指摘をしておきたいと思います。  どちらにしても、やるべきは汚染土壌団地を造成することではなく、汚染土壌そのものを除去して地元の皆さんに安心・安全を取り戻すとともに、矢田川の自然環境をしっかりと町が守って、さらに何でも使える公共用地をつくることが求められているということを指摘して反対討論といたします。  議員各位の皆さんのご理解をお願いをして、私の反対討論といたします。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。  ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第59号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第13 議案第60号 令和元年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) ◎議長(西川誠一) 日程第13 議案第60号 令和元年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 国保の補正予算(第1号)に関して、まだ十分反映はされていないとは思いますけれども、平成30年度の国保特別会計の決算見込みとの関係で言うとどうなるのか。少し決算見込みのほうをご説明ください。 ◎議長(西川誠一) 暫時休憩します。                  (暫時休憩) ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開します。  健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) それでは、平成30年度の歳入の合計ですけれども20億8,840万8,009円です。見込みです。歳出は20億2,310万6,168円の見込みです。このうち普通交付金の返還金というのがありまして、それを差し引きました3,382万5,803円を基金剰余金として基金に積み立てます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) ということは、5月21日かな、国保運協の時点では2,795万9,000円というふうな見込みだったんだけれども、さらに積み上がって3,382万5,000円もの決算積み立てが可能になるという状況だということなんです。600万円も多いと。町長、またもうけたね。何でこの金を使わんかねと思うんですよね。だから、国保運営協議会の時点でも2,700万円、決算積み立てが可能だというふうに、この時点では、まだ2月、3月の医療費等々が確定してないという中で決算が打てないのは当然なので、あくまでも見込みだというのはわかりますけれども、何でこれを聞いとるかといったら、1,300万円足して5,000万円の財政調整基金の取り崩しということを提案しとるわけだね。金って生きた使い方をしましょうねと思うものですから、しつこく言っています。町長、そうは思いませんか。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 決算が確定して運協で諮っていただいたときよりも基金に回る金額が増える。何度も申し上げますけども、将来のために使う基金というのは国保加入者の皆さんの共有財産でございますから、今、使うか、先使うか、その違いだけです。  以上です。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。  原案反対の方の発言を許可いたします。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本です。ただいま議題になっております議案第60号 令和元年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)に反対の立場で討論をいたします。  国を挙げて今年の10月1日からは消費税を10%に引き上げようと、国民生活をずたずたにしてやろう、日本経済をずたずたにしてやろうというふうに狙っている中で、何で国保の基金を、将来使わんなんから今使わん。5,000万円使うということで、これ自体、おう、ようやったなと思いましたけれども、ところが、決算見込みを見たら3,300万円ですって。3,382万5,000円。これだけ決算積み立てができるという見込みですというわけです。  皆さん、この中には国保の方もいらっしゃるでしょう。国保じゃない方もいらっしゃると思います。しかし、国保世帯の方々は、暮らしがどんどんよくなっていっているわけではありません。昔は、お百姓さんと商売をされている方々が圧倒的でした。今、国保に加入していらっしゃる方々は年金で暮らしていらっしゃる74歳までの高齢者。若者でも勤めに出て日々働いているのに保険は国保ですという方、そういう非正規の方々がいっぱいいるんです。町全体から見れば、加入者は4分の1だという話もありました。しかしながら、一番しんどいところで頑張っていらっしゃる皆さん方の負担を軽くするということのために、我々自身がもっと声を大にして言わなきゃいけないんじゃないでしょうか。こんなことでは国保の皆さん方は救われないということを申し上げて、反対討論といたします。  議員各位のご賛同を心よりお願いを申し上げます。ありがとうございました。 ◎議長(西川誠一) 次に、原案賛成の方の発言を許可いたします。  ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 討論なしと認めます。討論を終了します。  これより、議案第60号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(西川誠一) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第14 議案第64号 柴山小学校校舎大規模改修工事の請負契約を締結することにつ             いて  日程第15 議案第65号 香住文化会館整備工事の請負契約を締結することについて  日程第16 議案第66号 小型動力ポンプ軽積載車の購入契約を締結することについて ◎議長(西川誠一) 日程第14 議案第64号 柴山小学校校舎大規模改修工事の請負契約を締結することについてから、日程第16 議案第66号 小型動力ポンプ軽積載車の購入契約を締結することについてまでの3議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  これより議案ごとに町長の提案理由の説明、担当課長の補足説明を求めます。  まず初めに、議案第64号 柴山小学校校舎大規模改修工事の請負契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第64号 柴山小学校校舎大規模改修工事の請負契約を締結することについての提案理由を説明をいたします。  柴山小学校校舎の老朽化が著しいため大規模改修工事を行い、施設の長寿命化を図るものでございます。詳細につきましては教育総務課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、教育総務課長、片山正幸君。 ◎教育総務課長(片山正幸) それでは、第64号の補足説明を申し上げます。  議案書1の3ページをご覧ください。まず契約の内容でございますけれども、契約の目的は柴山小学校校舎大規模改修工事、契約の方法は制限付一般競争入札、契約の金額は2億5,245万円、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町香住区森329番地、但南・中村組特別共同企業体、代表者、但南建設株式会社香住営業所所長今川英樹、構成員、合資会社中村組代表社員中村曉でございます。このたびの入札につきましては、当初4月4日に入札参加者審査会を開催し、入札参加の資格要件を決めました。入札参加資格要件につきましては、町内に本店を有する者で単独または本店もしくは支店を有する者による2社JVとし、単独の場合は特定建設業の許可を有し、経営規模等評価結果通知書、総合評定値通知書の建築一式工事の総合評定値が1,030点以上の者、または830点以上1,029点以下で、発注対応金額の特例範囲の適用を受ける者としました。また、JVの場合は、代表構成員が特定建設業の許可を有し、構成員中、支店業者は1社以内でJV結成後の総合評定値が1,030点以上であることとし、いずれの場合も当該工事に専任の技術者を配置できることを条件としました。  これら入札参加資格要件を示した告示を4月10日に行い、翌日から申し込み受け付けを開始し、4月17日の締め切りまでにJV2者、単独1者の計3者から応募がございました。その後、配置予定技術者の資格などの審査を行った結果、申し込みのあった3者全てが要件を満たしていることを確認しました。  入札は、去る5月15日に行いましたが、1回目の応札で3者全てが最低制限比較価格を下回り、失格となったため不調に終わりました。不調の要因を確かめるため、入札書の工事積算内訳書と設計金額について比較を行ったところ、電気設備工事費に大きな差があることがわかり、さらにその内容を精査したところ、電気設備に該当する高圧受電設備キュービクルと照明設備の考え方に業者との差があったのではないかと判断しました。また、ユニット家具工事でも差異が生じていると判断しました。その後、5月22日に改めて入札参加者審査会を開催し、協議した結果、参加資格要件は変えず、設計を見直して再入札することとしました。  設計変更の内容としましては、業者との差が大きい電気設備工事のうち高圧受電設備キュービクル、照明設備、さらにユニット家具工事についても見直しし、インターホン設備工事を追加することにしました。これらの内容で5月29日に改めて告示を行い、同日から申し込み受け付けを開始し6月4日の締め切りまでにJV2者、単独2者の計4者から応募がございました。その後、配置予定技術者の資格などの審査を行った結果、申し込みのあった4者全てが要件を満たしていることを確認しました。  入札は6月17日に行い、1回目の応札で但南・中村組特別共同企業体が税別2億2,950万円で落札し、仮契約の締結を行いました。落札率は99.6%でございます。入札の結果につきましては、議案資料1の2ページに入札結果表を添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。  なお、工事は校舎の大規模改修工事にあわせて空調も一緒に整備しますので、工事請負費の予算としましては、今年度の現年分2億1,500万円と空調整備に係る明許繰越のうち柴山小学校分4,300万円を合わせた2億5,800万円が当該工事の予算額となっておりますので、ご理解願います。  それでは、工事概要についてご説明をさせていただきますので、議案資料の3ページをご覧ください。まず、工期につきましては、令和元年11月30日までとし、夏休みを中心に施工する予定としております。改修します校舎の概要ですが、平成2年建築、鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て、延べ床面積2,535平米の建物です。  次に、工事概要ですが、建築工事としましては瓦屋根からステンレス鋼板屋根への葺き替え、陸屋根のシート防水改修、外壁のひび割れ補修・塗装、天井壁等の塗装、建具改修、保健室の拡張、エレベーター新設、カウンセリングルームの整備、ユニット家具の改修、カーテンの更新などを行います。電気設備工事では、照明器具のLED化、電話設備、放送設備、自動火災報知設備、インターホンの更新などを行います。機械設備工事では、受水槽を含む給排水設備の更新、トイレ洋式化、多目的トイレの改修、手洗い場の増設などを行います。また、平成30年度の繰り越し事業であるエアコンの新設更新と、これに伴うキュービクルの改修を大規模改修にあわせて行います。  さらに、外構工事として、車椅子用スロープの延長、校門から玄関までの進入路の舗装、校舎西側の花壇を撤去し、幼稚園への進入路を拡幅します。これらの内容を議案資料1の4ページから7ページに図面で示しておりますのでご確認をください。
     施工に当たりましては、校舎内の工事を夏休み中に優先して行い、学校生活に影響はないようにし、2学期になってからの工事につきましては細心の注意を払って作業していただくようにし、児童の安全を確保してまいります。現在は仮契約中でございますが、議決をいただきましたら本契約を締結し、着手したいと考えております。  以上で説明を終わりますが、ご審議の上、適切なご決定を賜りますよう、よろしくお願いいたします。  以上で議案第64号の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第65号 香住文化会館整備工事の請負契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第65号 香住文化会館整備工事の請負契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  香住文化会館の老朽化が著しいため建て替え工事を行うものでございます。詳細につきましては生涯学習課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、生涯学習課長、中村和弘君。 ◎生涯学習課長(中村和弘) それでは、議案第65号の補足説明をいたします。議案資料1の4ページをお開きください。まず契約の内容でございますけれども、契約の目的は香住文化会館整備工事、契約の方法は制限付一般競争入札、契約の金額は6億7,650万円、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町村岡区鹿田106番地の1、株本・西山・北村特別共同企業体、代表者、株元建設工業株式会社香美営業所所長稲尾妙子、構成員、株式会社西山工務店代表取締役西山嘉一、構成員、有限会社北村工務店代表取締役北村秀二でございます。  このたびの入札につきましては、4月24日に入札参加者審査会を行い、入札参加の資格要件を決めました。入札参加資格要件につきましては、町内に本店または受任営業所等を有する2社ないし3社によるJVで、発注対応金額の特例範囲の適用を受ける者で建築一式工事の許可を有することといたしました。なお、町内に本店を有しない者は構成員中1社以内としました。さらに、JV結成後の建築一式工事の総合評定値が1,030点以上であることと、構成員全てが当該工事に専任で技術者を配置できることを条件といたしました。これら入札参加資格要件を示した告示を5月7日に行い、5月9日から申し込み受け付けを開始し、5月15日の締め切りまでに2者のJVから応募がございました。その後、配置予定技術者の資格などの審査を行った結果、申し込みのあった2者ともに要件を満たしていることを確認いたしました。  去る6月5日に入札を行い、1回目の入札で株本・西山・北村特別共同企業体が税別6億1,500万円で落札し、仮契約の締結を行いました。落札率は99.4%でございます。入札の結果につきましては、議案資料1の7ページに入札結果表を添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。  それでは、工事概要についてご説明をさせていただきます。議案資料8ページをお開きください。まず、工期につきましては令和3年3月10日までとしており、工事概要といたしましては、議案資料8ページから13ページをご覧ください。昭和45年に建築した香住区中央公民館は老朽化が著しいため建て替え工事を行うものであります。主な工事といたしましては、現在の本館控室と自転車置き場等の解体撤去工事と、新築工事として鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積1,595.55平方メートル、1階には会館事務室、教育相談センター事務室と学習室、ホールを設置、2階にはヒアリングループを設置した小会議室、中会議室、和室、調理室を設置、3階には、分割して複数の会議室として利用できる大会議室を設置予定でございます。また、エレベーター、屋外階段の設置と身障者や高齢者が利用しやすいように各階共通で多目的トイレを設置いたします。さらに、施設のバリアフリー化で子供から高齢者まで誰もが利用しやすい施設となるように整備するとともにLED照明器具の機器の導入により経費節減のほか、自然環境に配慮し自然エネルギーを活用するため太陽光発電装置の設置を予定しております。  次に、本日追加資料として配付のありました香住文化会館整備工事に係る工事費について説明をいたします。議案資料(2)の1ページをご覧いただきたいと思います。契約金額は6億7,650万円、解体工事費と新築工事費の内訳につきましては、解体工事費分が7,157万4,000円、新築工事費分が6億492万6,000円。解体工事費につきましては、直接工事費に係る解体工事額と諸経費、税を解体工事額の比率により案分したものに請負率の99.4%を掛けますと上記の7,157万4,000円となります。また、年度別出来高予定額は令和元年度が2億7,060万円、全体工事費の40%でございます。令和2年度が4億590万円、同じく60%となります。施工に当たっては、細心の注意を払って作業していただくようにし、警備員の配備により近隣住民の方の安全を確保してまいります。現在は仮契約中でございますが、議決をいただきましたら本契約を締結し、着手したいと考えております。  以上でご説明を終わりますが、ご審議の上、適切なご決定を賜りますよう、よろしくお願いいたします。  以上で議案第65号の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第66号 小型動力ポンプ軽積載車の購入契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第66号 小型動力ポンプ軽積載車の購入契約を締結することについての提案理由を説明いたします。平成10年に購入いたしました小型動力ポンプ軽積載車が老朽化したため更新を行うものでございます。詳細につきましては防災安全課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、防災安全課長島崎景仁君。 ◎防災安全課長島崎景仁) それでは、議案第66号の補足説明をいたします。  議案書5ページをお開きください。契約の内容ですが、契約の目的は小型動力ポンプ軽積載車2台を購入、契約の方法は指名競争入札です。契約の金額は710万6,000円、契約の相手方は兵庫県豊岡市立野町4番31号シティコア立野205、株式会社吉谷機械製作所兵庫営業所、営業所長宮本賀生でございます。現在は仮契約につき本議会で決定をいただきましたら本契約に移行するものでございます。  議案資料14ページをご覧いただきたいと思います。入札結果表を添付させていただいております。今回の小型動力ポンプ軽積載車購入に当たりましては、入札審査会で8者を選定いただき、去る6月17日に1者辞退があり、7者の参加による指名競争入札を行いました。なお、落札率につきましては82.8%でございます。  今回の購入につきましては、購入からおおむね20年を経過したものから順次更新しているもので、新たに購入いたします軽積載車2台は、村岡師団の村岡第5分団和池区、村岡第8分団柤岡区にそれぞれ配置するものです。なお、積載いたしますポンプにつきましては、それぞれ各部が使用しているものを積載いたします。  今回購入いたします車両の主な概要につきましては、議案資料の仕様書によりご説明をいたします。資料15ページをご覧いただきたいと思います。まず1、総則で、納入期限につきましては令和2年1月31日といたしております。次に、16ページの6、使用シャシでございますが、デッキバンタイプの軽自動車で四輪駆動、乗車定員は4人といたしております。7、積載車の規格及び艤装内容等の(3)で、積載しますポンプはシバウラSF756MZでB-2級タイプのもので、先ほど説明いたしましたように、現在使用しているものを積載いたします。その他の仕様や取付品や附属品につきましては、17ページから18ページにその内容を記載させております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもちまして、議案第64号から議案第66号までの3議案の提案理由の説明を終わります。なお、この3議案につきましては、明日6月26日に案件ごとに審議いたします。  お諮りいたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  次の本会議は明日6月26日水曜日午前9時30分より再開いたします。  本日は大変ご苦労さまでございました。                               午後2時05分 散会 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...