• 不納欠損(/)
ツイート シェア
  1. 香美町議会 2019-06-10
    令和元年第112回定例会(第1日目) 本文 開催日:2019年06月10日


    取得元: 香美町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2019年06月10日:令和元年第112回定例会(第1日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午前9時30分 開会                ○ 開 会 挨 拶 ◎議長(西川誠一) おはようございます。第112回香美町議会定例会を開会するに当たり、一言ご挨拶申し上げます。  山々は緑を濃くし、矢田川では若アユがはね、初夏の風がすがすがしい季節となりました。  さて、昨日は、小代区で第27回みかた残酷マラソン全国大会が行われ、多くのランナーでにぎわいました。加えて、この中に出席いただいています議員の皆さん何人か、それと、課長の皆さん何人かが力走されたようでございます。私どもにとっては非常に尊敬に値することだなというふうに思っております。また、7月20日には香住ふるさとまつりが予定されております。本町に多くの観光客が訪れ、にぎわうことを期待するものであります。  さて、議員各位におかれましては、極めてご健勝にてご参集を賜り、感謝を申し上げます。今期定例会に提案されます案件は、議案つづりのとおり、報告3件と議案13件の合計16件を予定しております。議員各位におかれましては、何とぞご精励を賜りまして、慎重なるご審議の上、適切妥当なる結論が得られますようお願い申し上げまして、開会の挨拶といたします。  次に、町長より挨拶があります。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) おはようございます。第112回香美町議会6月定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  議員各位におかれましては、お元気でご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。町内では田植えもほぼ終わり、5月、6月と好天に恵まれる中、秋の収穫に向けて順調に苗も生育し、農家の皆さんも一息ついたところかと思っております。  先月25日は、兵庫県のご尽力により、しばらく不通となっておりました国道482号線、町道岩小屋線の秋岡から鳥取県境までの区間の供用開始式が行われ、好天の中、県境でのテープカット並びにくす玉割りを行いました。1車線の道路で冬季間は通行できませんが、住民の利便性並びに若桜町をはじめとする鳥取県との交流、さらには、観光面においても大いに寄与することを期待しているところでございます。  また、昨日は、第27回みかた残酷マラソン全国大会が開催され、小代区挙げての声援とともに多くの高校生、中学生の皆さんのご協力もいただき、全国から2,718名のランナーに新緑の中、険しいコースに挑んでいただきました。  さて、漁業における平成30年度の町全体の総漁獲量は昨年に比べ2%減の約5,505トン、総漁獲高は5.6%増の約47億7,823万円となりました。このうち、沖合底曳き網漁の漁獲量は6.7%減の約3,075トン、漁獲高は0.4%増の約32億5,304万円、ベニズワイガニ漁は漁獲量が0.1%減の1,923トン、漁獲高は16.6%増の約11億8,640万円で、総じて漁獲量は前年をやや下回ったものの、漁獲高は増額という結果となりました。一方、町内4カ所のスキー場入り込み者数は、暖冬による雪不足の影響から昨年に比べ12.9%減の17万6,000人の入り込みにとどまったところでございます。  今定例会には、報告案件3件、人事案件1件、計画変更案件1件、契約案件2件、条例改正案件3件、補正予算2件、決算認定3件で合計13件の提案を予定しております。また、追加議案を予定しておりますので、何とぞご審議の上、適切なご決定をいただきますようお願いを申し上げます。  なお、行政報告につきましては、3月定例会以降の主だった事項を報告書としてお届けをしておりますので、ご清覧いただきますようお願いをいたします。      ──────────────────────────────  開会宣言 ◎議長(西川誠一) ただいまの出席議員は13人であります。定足数に達しておりますので、これより令和元年6月第112回香美町議会定例会を開会いたします。
     直ちに本日の会議を開きます。      ──────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 ◎議長(西川誠一) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、東垣典雄君、徳田喜代子君を指名します。      ──────────────────────────────  日程第2 会期の決定 ◎議長(西川誠一) 日程第2 会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は本日6月10日から7月2日までの23日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、会期は本日6月10日から7月2日までの23日間と決定いたしました。      ──────────────────────────────  日程第3 諸般の報告 ◎議長(西川誠一) 日程第3 諸般の報告を行います。  今期定例会に提案されます議案つづり等は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。  次に、行政報告、本日の議事日程はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。  次に、去る5月29日、上田勝幸君が兵庫県自治功労者表彰を受賞されました。また、5月30日、私と西坂秀美君が全国町村議会議長会自治功労者表彰を、寺川秀志君、森利秋君が兵庫県町議会議長会自治功労者表彰を受賞されましたので、ご報告をいたします。表彰されました上田勝幸君、私、西坂秀美君、寺川秀志君、森利秋君におかれましては、長年の議会活動における功績をたたえられたものであり、今後もさらに地方自治に貢献され、町政発展のためにご尽力賜りますようお願い申し上げます。  次に、寺川秀志君、森利秋君より病気治療、入院のため欠席の届け出がありますので、許可いたしております。      ──────────────────────────────  日程第4 報告第3号 平成30年度兵庫県町土地開発公社の業務報告について  日程第5 報告第4号 平成30年度香美町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につい             て  日程第6 報告第5号 平成30年度香美町国民健康保険事業特別会計繰越明許費繰越計             算書の報告について ◎議長(西川誠一) 日程第4 報告第3号 平成30年度兵庫県町土地開発公社の業務報告についてから、日程第6 報告第5号 平成30年度香美町国民健康保険事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告についてまでの3議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  初めに、報告第3号について財政課長より報告の説明を求めます。  財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) それでは、報告第3号 平成30年度兵庫県町土地開発公社の業務報告についての説明をさせていただきます。  別冊として配付をしております兵庫県町土地開発公社の平成30年度事業報告書及び計算書類の1ページをお開きください。平成30年度の事業報告を9ページにかけて記載しておりますが、その概要につきまして説明をさせていただきます。  1ページ、1、事業の概要の趣旨といたしましては3点ございます。1点目としましては、新たな住宅事業として1町1件、334平米の土地を2,361万7,000円で取得いたしました。2点目としましては、土地の処分は1件、総額1,186万円で、うち1件、1,186万円を処分を完了いたしております。3点目としましては、事業収支におきましては2年連続の赤字となり、損失額は1万3,625円となりました。なお、この損失につきましては、当年度末の未処分利益剰余金を処分して翌年度繰越剰余金を1,958万6,549円としております。2ページ以降で、この3点につきまして説明をさせていただきます。  2ページの1)土地の取得でございますが、概況で説明しましたとおり、1町1件で取得をしまして、平成31年度、令和元年度の最終買い戻しを予定いたしております。2点目でございますが、2)の土地の処分の表内右側、30年度買い戻し額のうち、元金相当額の合計欄にありますとおり、平成25年度に取得をしました土地1件で1,186万円を処分いたしました。  続きまして、3ページをお開きください。収支の状況を説明させていただきます。予算の執行実績では、まず、収益的収入及び支出のうち収入の決算額は、表内、一番下の行、右から2列目でございますが、1,205万3,388円となっております。内容といたしましては、一般事業売却収益として1,193万769円、事務費収益が11万8,085円、受取利息が4,534円となっております。  支出の決算額は、4ページの表内、一番下の行の右から2列目でございますが、1,206万7,013円となっております。内容としましては、一般土地売却原価としまして1,193万769円、一般管理費13万6,244円となっております。これによりまして、その下、表外に記しておりますように、当期純利益は1万3,625円の赤字となっております。  続きまして、5ページをお開きください。資本的収入及び支出でございますが、収入におきましては、新たな土地の取得に当たり2,361万7,000円の借入れを行いました。また、支出の決算額は、一番下ですが、表の右側から2列目のところでございます。3,547万7,000円となっており、内容としましては、新たな土地の取得費2,361万7,000円と土地処分に伴う償還金1,186万円を計上しております。  続きまして、6ページをお願いします。(2)借入金の概況でございますが、一番下の行、期末残高が2,361万7,000円となっており、この内訳は、さきに説明いたしました2ページの2)土地の処分、表のとおり年度末土地現在額と対応しており、年度末土地現在高は借入金の残高と同額になるものでございます。  次に、4、監査の実施状況以降9ページの5、(7)法人登記に関する事項まで、一般庶務事項につきまして記載いたしておりますが、説明は省略をさせていただきます。  次に、公社の計算書類としまして10ページの損益計算書でございますが、下から3行目、当期純利益は1万3,625円の赤字となっております。また、11ページには貸借対照表を記載しております。負債・資本の合計額は6,120万3,549円となっております。  次に、12ページにキャッシュ・フロー計算書を記載しておりますが、これは、各項目を資金繰りの観点から見た計算書でございます。13ページには財産目録を掲げております。  次に、14ページから15ページにかけまして附属明細書を掲げております。  15ページをご覧ください。5の資本金明細書でございますが、県下12町が均等に150万円を出資いたしまして1,800万円の基本財産を形成いたしております。  最後、16ページでは監査報告書を掲載いたしておりますが、適正に処理されていることが報告をされています。  なお、次のページ以降は、令和元年度の町土地開発公社の事業計画及び資金計画を載せておりますが、参考として1冊にとじているものでございます。説明は省略をさせていただきます。  以上で、報告第3号 平成30年度兵庫県町土地開発公社の業務報告についての説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもって報告の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。  次に、報告第4号について財政課長より報告の説明を求めます。  財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) それでは、報告第4号 平成30年度香美町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につきまして説明をさせていただきます。  議案書のほうでは3ページから4ページに載せておりますので、ご覧をいただきたいと思います。去る3月の定例会におきまして議決をいただきました一般会計における繰越明許費繰越計算書出納整理期間内の5月31日に作成をいたしましたので、法令の定めるところにより、議会に報告するものでございます。  繰り越し事業の内訳でございますが、台風等による災害復旧事業が6事業、その他が11事業の計17事業となり、繰越総額は7億3,762万2,000円となっております。議決をいただきました事業ごとの繰越明許費の限度額と比較いたしますと、所要額を見直ししまして、款4衛生費、項2清掃費のごみ処理費におきましては301万4,000円の減、款8土木費、項2道路橋梁費町道新設改良事業費社会資本整備総合交付金分)におきましては780万円の減、款10教育費、項2小学校費の小学校施設整備事業費におきましては6,162万3,000円の減、款11災害復旧費、項2公共土木施設災害復旧費の30現年道路橋梁災害復旧費におきましては14万円の減、30現年河川災害復旧費におきましては245万円の減、合計で7,502万7,000円少なくなっております。なお、これらの事業の財源内訳につきましては計算書に記載のとおりでございます。個別の事業の説明としましては、議案資料の1ページから2ページに整理表を添付しておりますので、ご覧ください。資料といたしまして、金額、内容、完了予定につきまして事業ごとに整理したものでございます。  全体の事業の進捗状況といたしましては、5月31日現在で、予定契約総数202件のうち、契約済みは147件、未契約が55件ございますが、この55件も10月までに全件契約に至る予定としております。なお、契約済みのうち27件につきましては既に事業完了いたしております。  各事業の進捗状況を簡単に説明させていただきます。款2総務費、項1総務管理費は、香住駅前の広場改修工事を行う事業で、平成30年9月に工事請負契約を締結いたしましたが、鉄骨工事に係る鋼材、ボルトの調達に期間を要したため繰り越しとなりました。工事の完了は本年9月を見込んでおります。  款4衛生費、項1保健衛生費は、小代保健センター屋外防水施工等改修を行う事業で、平成30年11月に工事請負契約を締結いたしましたが、災害復旧や建設ラッシュなどにより、防水工事業者の需給圧迫の影響によりまして、防水工事に係る工程管理等の調整に不測の日数を要したため繰り越しとなっております。工事の完了は本年6月と見込んでおります。  項2清掃費は最終処分場第1工区のキャッピングを行う事業で、平成31年2月に工事請負契約を締結いたしました。第2工区改修が管路埋め立て開始次第の施工とする予定でございましたが、遮光性保護マットの敷設工事が天候の影響によりまして2月下旬からの施工となり、完了が3月となったため繰り越しとなったものでございます。工事は本年4月26日に竣工いたしております。  款6農林水産業費、項1農業費の農業水路等長寿命化防災減災事業費は、魚道整備を実施する事業で、平成30年12月に工事請負契約を締結いたしましたが、魚道を設置する八原井堰の災害復旧工事の完了が遅れたため繰り越しとなりました。工事は本年5月30日に竣工いたしております。  地積調査事業費は、村岡区池ヶ平、小代区の佐坊、茅野の地積調査を行う事業で、平成30年12月に業務委託契約を締結いたしましたが、元図の作成及び三角点、埋設箇所の調整に期間を要することとなったため繰り越しとなりました。事業の完了は令和2年3月と見込んでおります。  款8土木費、項1土木管理費は、平成30年7月豪雨により被災しました小代区茅野市内の崖地復旧工事を実施するもので、県の補助金交付決定が遅れたため繰り越しとなりました。現在、測量設計中であり、工事の発注につきましては令和元年7月、完了については同年の12月と見込んでおります。  項2道路橋梁費町道新設改良事業費社会資本整備総合交付金分)は、村岡区入江大橋の橋梁修繕事業で、平成30年11月に工事請負契約を締結いたしましたが、高力ボルトの調達に不測の日数を要したため繰り越しとなったものでございます。工事の完了は令和2年2月を見込んでおります。  町道新設改良事業費(単独分)につきましては、小代区平野地内の町道石寺新屋線道路改良事業で、平成30年11月に工事請負契約を締結いたしましたが、冬季間における通行規制について配慮したため繰り越しとなったものでございます。工事の完了は令和元年7月を見込んでおります。  款10教育費、項2小学校費、同じく項3中学校費、同じく項4の幼稚園費の施設整備事業費は、いずれも空調設備整備を行う事業で、実施設計につきましては平成30年度に完了いたしております。工事は本年度大規模改修とあわせて実施いたします柴山小学校を除き、平成30年度に請負契約を締結いたしましたが、高圧受変電設備ガス空調設備の屋外機等の製作加工等に期間を要したため繰り越しとなったものであります。このうち、小学校では奥佐津、射添、小代の3校、幼稚園では奥佐津、射添の2園が本年4月末に事業完了いたしております。柴山小学校を除く残り14校園につきましては、本年6月末の竣工、柴山小学校につきましては本年11月末の竣工を見込んでおります。  款11災害復旧費、30現年農業用施設災害復旧費、同じく29過年農業用施設災害復旧費、30現年農地災害復旧費、30現年林業用施設災害復旧費農林水産施設災害復事業につきましては、昨年、二度にわたる台風等により被災するなど、公共災害では査定が12月までかかったこと、単独災害におきましては、冬季間の積雪により年度内工期が確保できなかったことによりまして、公共災害では20件のうち全20件、小災害では53件のうち47件、単独災害では11件のうち9件が繰り越しとなったものでございます。このうち公共災害では3件、小災害では13件が既に事業完了いたしておりますが、残り60件につきましては、本年6月から12月の竣工を見込んでおります。  30現年道路橋梁災害復旧費、30現年河川災害復旧費公共土木施設災害復旧事業は、昨年、二度にわたる台風等によりまして被災し、公共災害では査定が12月までかかったこと、単独災害におきましては冬季間の積雪により年度内工期が確保できなかったことによりまして、公共災害では14件のうち全14件、単独災害では152件のうち84件が繰り越しとなりました。このうち単独災害では4件が既に事業完了しておりますが、残り94件につきましては、本年6月から令和2年2月の竣工を見込んでおります。  以上で、報告第4号 平成30年度香美町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についての説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもって報告の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。  次に、報告第5号について健康課長より報告の説明を求めます。  健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) それでは、報告第5号 平成30年度香美町国民健康保険事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について説明をいたします。  議案書6ページをご覧ください。去る3月の定例会におきまして議決いただきました国民健康保険事業特別会計における繰越明許費繰越計算書出納整理期間内の5月31日に作成しましたので、法令の定めるところにより議会に報告するものでございます。繰り越し事業の内訳は施設整備費1事業で、繰越額は1,759万2,000円となっており、議決いただきました繰越明許費の限度額と同額です。なお、事業の財源内訳は計算書に記載のとおりです。  議案資料の3ページに整理表を添付しておりますのでご覧ください。資料といたしまして、金額、内容、完了予定について整理したものです。  3款施設整備費、1項施設整備費施設整備費は、小代診療所屋外防水施工等改修を行う事業で、平成30年11月に工事請負契約を締結しましたが、災害復旧や建設ラッシュなどにより防水事業者の需給圧迫の影響で防水工事に係る工程管理等の調整に不測の日数を要したため繰り越しとなりました。事業の完了は本年6月を見込んでいます。  以上で、報告第5号 平成30年度香美町国民健康保険事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告についての説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもって報告の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。      ──────────────────────────────  日程第7 議案第51号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて  日程第8 議案第52号 香美町過疎地域自立促進計画を変更することについて  日程第9 議案第53号 消防ポンプ自動車の購入契約を締結することについて  日程第10 議案第54号 除雪用車両(ドーザ)の購入契約を締結することについて  日程第11 議案第55号 香美町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関す             る条例の一部を改正する条例を定めることについて  日程第12 議案第56号 香美町税条例等の一部を改正する条例を定めることについて  日程第13 議案第57号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めること             について  日程第14 議案第58号 香美町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める             条例の一部を改正する条例を定めることについて
    ◎議長(西川誠一) 日程第7 議案第51号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてから、日程第14 議案第58号 香美町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについてまでの8議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  これより議案ごとに町長の提案理由の説明、担当課長の補足説明を求めます。  初めに、議案第51号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第51号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての提案理由を説明いたします。  人権擁護委員、藤井紀子氏の任期が令和元年9月30日をもって満了しますので、その後任として吉田幸子氏を推薦するため、議会の意見を求めるものでございます。詳細につきましては町民課長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、町民課長、裏戸正範君。 ◎町民課長(裏戸正範) それでは、議案第51号につきまして補足説明をさせていただきます。  議案書7ページをお開きください。現在、香美町において法務大臣から委嘱を受けて人権擁護委員として活躍されておられます方は10名で、香住区が4名、村岡区が3名、小代区が3名でございます。このたび、平成25年10月1日から5年8カ月間にわたり人権擁護委員として活躍されている小代区の藤井紀子氏の任期が今年9月30日をもって満了となりますので、その後任として吉田幸子氏を推薦しようとするものでございます。住所でございますが、香美町小代区野間谷17番地の1、氏名は吉田幸子、生年月日は昭和37年7月30日で、現在56歳でございます。今回の推薦に当たりましては、その人の経験や人柄とともに、国が定めている新任の委員候補者の年齢要件としての推薦時68歳以下であることや地域間バランスなどを考慮いたしました。吉田氏の経歴につきましては議案資料の4ページに掲げておりますとおりであり、その経験と人柄から人権擁護委員の適任者と考え、新たに推薦するものでございます。なお、ご本人の内諾は既に得ておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第52号 香美町過疎地域自立促進計画を変更することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第52号 香美町過疎地域自立促進計画を変更することについての提案理由を説明いたします。  過疎対策事業推進のため、香美町過疎地域自立促進計画を変更し、総合的かつ計画的に過疎対策を行うものでございます。詳細につきましては企画課長に説明をさせます。よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) それでは、議案第52号の補足説明をさせていただきます。  現行の香美町過疎地域自立促進計画は、平成27年12月の町議会定例会において議決をいただき、平成28年度から令和2年度までの5カ年計画となっております。このたび、令和元年度において実施を予定しております事業について、その財源措置として過疎債の充当を予定しておりますので、これらの事業を本計画に組み込もうとするものであります。なお、予算への計上など事業を行おうとするときは、その都度計画を変更するよう県からの指導を受けておりますので申し添えさせていただきます。  議案書9ページから10ページ、議案資料5ページをご覧ください。まず、議案書の9ページに計画の変更をいたします部分について表として掲げており、それぞれアンダーラインを引いております。今回は、事業内容の追加1件となっております。  変更箇所は区分6、教育の振興であります。3、計画の事業名(3)集会施設、体育施設等の中の体育施設で、事業内容に小代健康公園整備事業を追加するもので、小代健康公園のトイレ棟裏側の落石防護工事行い、落石に対する安全性を確保するものであります。なお、議案資料の5ページに計画の位置図を添付しておりますので、ご清覧ください。  以上で議案第52号の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第53号 消防ポンプ自動車の購入契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第53号 消防ポンプ自動車の購入契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  平成8年に購入いたしました消防ポンプ自動車が老朽化したため、更新を行うものでございます。詳細につきましては防災安全課長に説明をさせます。よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、防災安全課長、島崎景仁君。 ◎防災安全課長(島崎景仁) それでは、議案第53号の補足説明をいたします。  議案書11ページをお開きください。まず契約の内容でございますが、契約の目的は消防ポンプ自動車1台を購入、契約の方法は指名競争入札、契約の金額は1,518万円、契約の相手方は兵庫県豊岡市立野町4番31号、シティコア立野205、株式会社吉谷機械製作所兵庫営業所、営業所長宮本賀生でございます。  去る5月15日に入札を執行し、現在は仮契約中につき、本議会で決定をいただきましたら本契約に移行するものでございます。  議案資料6ページをご覧いただきたいと思います。入札結果表を添付させていただいております。今回の消防ポンプ自動車購入に当たりましては、入札審査会で8者を選定いただき、去る5月15日に8者による指名競争入札を行いました。なお、落札率につきましては74.6%でございます。  今回の購入につきましては、購入からおおむね20年を経過したものから順次更新しているもので、新たに購入いたします消防ポンプ自動車は村岡師団の村岡特設第3分団に配置するもので、配置場所は味取区、担当区域は射添地区全域でございます。  今回購入いたします車両の主な概要につきましては、議案資料の仕様書によりご説明を申し上げます。議案資料8ページをご覧いただきたいと思います。まず、1、総則の(2)納入期限につきましては令和2年2月6日といたしております。  次に、9ページの7、使用シャシでございますが、キャブオーバーのダブルキャブ付消防専用4WDとしております。次に、8、ポンプの(1)主ポンプにつきましては、1)でF5型高圧2段バランスタービンポンプ又は同等品とし、2)の性能でA-2級、規格放水圧力で毎分2トン以上、高圧放水圧力で毎分1.4トン以上を放水する能力を有するものといたしております。その他の消防車両として必要な規格取付品、規格附属品や特殊艤装及び積載品につきましては、14ページから17ページにその内容を記載しております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第54号 除雪用車両(ドーザ)の購入契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第54号 除雪用車両(ドーザ)の購入契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  平成8年に購入をいたしました除雪用車両(ドーザ)が老朽化したため、更新を行うものでございます。詳細につきましては建設課長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、建設課長、吉田英貴君。 ◎建設課長(吉田英貴) 補足説明の前に、議案書の訂正についておわびを申し上げたいと思います。  議案書の4にありますように、契約の相手方の住所に記載漏れがございました。そのため、先ほど修正をさせていただいております。今後、同じことがないように十分確認をいたしまして議案を提出させていただきたいと思います。申しわけございませんでした。  それでは、議案第54号の補足説明をさせていただきます。  議案書の12ページをお開きください。まず契約の内容でございます。契約の目的は除雪用車両(ドーザ)1台を購入、契約の方法は指名競争入札、契約の金額は3,454万円、契約の相手方は兵庫県朝来市和田山町林垣925番地5、但馬重機株式会社代表取締役下村和彦でございます。  提案の理由としましては、平成8年に購入し、村岡地域局に配置しておりました除雪ドーザが経年により老朽化したため、冬季間の交通の安全の確保を図るための除雪作業を担う除雪ドーザを更新しようとするものでございます。  このたびの入札につきましては、4月17日に入札参加者審査会を開催し、指名競争入札参加業者5者の決定を受けております。去る5月15日に入札を行い、1回目の入札で但馬重機株式会社が税別3,140万円で落札し、仮契約の締結を行っているところでございます。なお、落札率は68.6%でございました。入札の結果につきましては、議案資料の18ページに入札結果表を添付しておりますのでご清覧いただきたいと思います。  それでは、購入機械の概要についてご説明させていただきます。議案資料の20ページをお開きください。購入除雪ドーザの規模、規格について、議案資料の20ページから24ページに記載しておりますので、主要な部分についてご説明をさせていただきます。まず、規格は14トン級、車輪式、サイドスライドアングリングプラウ、ロータリー付でございます。除雪幅は3.2メートル以上、全長8,600ミリメートル以下、全幅2,700ミリメートル以下、全高3,700ミリメートル以下、乗車定員2人としております。  次に、納期についてですが、発注に当たりメーカーに確認しますと、受注生産となり納期に2月末まで必要であることを確認していたため、仕様書の11番、議案資料の23ページに記載のとおり令和2年2月28日としております。なお、納入場所につきましては、村岡地域局への納入としております。現在は仮契約中でございますが、議決をいただきましたら本契約を締結し、着手したいと考えております。  以上、簡単ではございますが、議案第54号の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第55号 香美町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第55号 香美町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴い、香美町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては総務課長に説明をさせます。よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、総務課長、岡昭三君。 ◎総務課長(岡 昭三) それでは、議案第55号ついて補足説明を行います。議案書では14ページから15ページとなりますが、議案資料25ページの新旧対照条文のほうで説明をさせていただきたいと思います。  町長からの提案理由にもありましたとおり、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律が本年5月15日に一部改正となり、選挙長等の報酬について、5月15日以降に公示または告示される国会議員の選挙等から適用されることとなりました。この法律改正を受けまして、選挙長等の報酬について規定をしております香美町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例を改正するものでございます。  具体的には、新旧対照条文に記載のとおり、選挙長については1万600円を1万800円に、以下投票所の投票管理者から開票立会人までをそれぞれ200円または100円引き上げを行うものでございます。なお、この改正条例は公布の日から施行することといたしております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第56号 香美町税条例等の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第56号 香美町税条例等の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  地方税法等の一部を改正する法律等の施行に伴い、香美町税条例等の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては税務課長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、税務課長、上治浩行君。 ◎税務課長(上治浩行) それでは、議案第56号の補足説明をいたします。  本年3月29日に地方税法等の一部を改正する法律等が公布され、原則4月1日から施行されました。これに伴いまして、香美町税条例、平成29年3月議会において定めました改正条例、平成29年6月議会において定めました改正条例、平成30年6月議会において定めました改正条例の4つの条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正をするものでございます。  議案書の17ページをお開きください。17ページから31ページまでが香美町税条例等の一部を改正する条例の改正条文となっております。次に、議案資料の26ページをお開きください。26ページから59ページまでが新旧対照条文となっています。次に、60ページをご覧ください。改正します条例要旨をまとめています。説明につきましてはこの改正要旨で行いますので、よろしくお願いいたします。  改正します税目は、個人町民税、法人町民税、固定資産税、軽自動車税に関するものでございます。まず個人町民税の改正です。1点目は、住宅ローン控除の延長及び見直しでございます。所得税の住宅ローン控除の改正により延長された控除期間10年間を3年間延長し13年間とする改正でございますが、この延長された期間におきまして、所得税額から控除し切れない額がある場合について、現行制度と同様に控除限度額の範囲内で個人住民税額から控除しようとするものです。この措置による減収分につきましては全額国費で補填されます。  所得税の住宅ローン控除の改正内容でございますが、消費税率10%が適用されます住宅取得等について、令和元年10月1日から令和2年12月31日までの居住分に限定して控除期間を3年間延長し13年間となります。なお、住宅ローン控除制度自体は令和3年12月31日居住分までを対象としております。延長されました11年目以降の3年間、それぞれ各年度控除税額は建物購入価格の3分の2%と、現行制度どおり住宅ローン年末残高1%のいずれか少ない金額になります。  次に、住宅ローン控除適用手続の要件の緩和です。個人住民税における住宅ローン控除、所得税額から控除し切れなかった額がある場合でございますが、所得税の年末調整でその適用を受けている場合を除いて住民税の納税通知書が送達されるときまでに提出された個人住民税の申告書において、個人住宅ローン控除に関する事項の記載があること等を要件としておりましたが、その要件を不要とするものでございます。この改正によりまして、納税通知書送達後に所得税の還付申告等によりまして住宅ローン控除の適用される場合には、個人住民税においても控除が適用されることになります。  2点目は、ふるさと納税制度の見直しでございます。都道府県及び市町村等に対する寄附金に係るふるさと納税(特例控除分)に係る部分についてでございますが、国の基準に適合する地方団体をその対象として総務大臣が指定・告示すること等の改正が行われたことに伴い、所要の措置を講じるものでございます。国の基準は、寄附金の募集を適正に実施する地方団体で、返礼品を送る場合には、返礼品の返礼割合が寄附金額の3割以下であること、返礼品は地場産品であることとなっております。この改正は、令和元年6月1日以降に支出された寄附金について適用するものでございます。  次に、61ページをお開きください。3点目は、個人住民税の非課税措置の追加でございます。子どもの貧困に対応するため、事実婚状態でないことを確認した上で支給される児童扶養手当の支給を受けており、前年の合計所得金額が135万円以下であるひとり親(単身児童扶養者)に対して個人住民税を非課税とするものでございます。現行制度では、合計所得金額が135万円以下の障害者、未成年者、寡婦又は男性の寡夫等となっているものに追加するものでございます。  具体的には、児童扶養手当の支給を受けている児童の父又は母のうち、現に婚姻をしていない者又は配偶者の生死の明らかでない者で、前年の合計所得が135万円以下の者となります。この条件の「児童」とは、父又は母と生計を一にする子で前年の総所得金額等が48万円以下のものとなっております。また、この条件の「婚姻」及び「配偶者」とは、婚姻の届け出をしてないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含んでおります。ひとり親の追加によりまして、個人住民税の申告書、扶養親族申告書、給与支払報告書等にひとり親に該当する旨の記載をして申告することになりますので、その様式等の整備もあわせて規定しておるところでございます。  この改正によりまして、婚姻によらないで生まれた子を持つひとり親に対しても、規定の条件を満たす場合には寡婦又は寡夫と同様の非課税措置が受けられることになります。この改正は令和3年度分以後の個人住民税から適用することとなっております。  4点目は、申告者の記載事項の簡素化でございます。給与で年末調整の適用を受けた納税義務者が個人住民税に関する申告書を提出するときに、所得税の確定申告書の所得控除等に関する記載事項が所得税法等の改正によりまして簡便な記載とされたものにつきましては、個人住民税に関する申告書についても同様に簡便な記載によることができるというものでございます。  次に、法人町民税の改正でございます。大法人の電子申告の義務化に伴う所要の措置でございます。平成30年度改正によりまして、資本金が1億円を超える大法人の確定申告書、修正申告書等の納税申告書の電子申告が義務化されたことに伴いまして、電気通信回線等の故障、災害、その他の理由によりまして電子情報処理組織を使用することが困難であると認めた場合には、書面による申告書の提出を可能とする措置を規定するものでございます。国税と同様に、地方団体の長の承認に基づきまして、電子的な提出にかえまして書面による提出を可能とするものです。国税において既に承認された法人等につきましては、地方団体の長の承認は不要となります。  困難と認められる事由の具体例としましては、サイバー攻撃、災害、経営破綻等でインターネット等が利用できない状況、状態を想定しているところです。地方税の電子申告であるエルタックス障害時の場合は総務大臣が告示することにより、全国統一で書面による提出が可能となります。また、提出方法の拡充といたしまして、電子申告の添付書類を光ディスク等による提出も可能としているところでございます。  62ページをご覧ください。次は、固定資産税の改正です。わがまち特例の延長です。地域の自主・自立の観点から固定資産税の課税標準額の特例につきましては、地方税法の率を参酌して各自治体の自主判断に基づき特例率を条例で規定できる「わがまち特例」につきまして、平成31年3月31日に期限が終了する3件について適用期間を2年間延長するものでございます。  まず、企業主導型保育事業の保育施設(子育て支援法の補助を受けているもの)に係る特例措置を2年延長し、取得期間を令和3年3月31日までとするものです。次に、都市緑地法による市民公開緑地の用に供する士地に係る特例措置を2年間延長し、取得期間を令和3年3月31日までとするものです。最後に、サービス付き高齢者向け賃貸住宅で登録を受けているものに係る特例を2年間延長し、取得期間を令和3年3月31日までとするものでございます。適用期間及び特例率は現行どおりでございます。なお、3件につきましては、現在、香美町内では適用はございません。  次は、軽自動車税の改正でございます。1点目は、四輪車等のグリーン化特例の延長及び見直しでございます。新規取得しました三輪及び四輪以上の軽自動車で、排出ガス性能及び燃費性能のすぐれた環境負荷の小さいものについて税額を軽減する特例(グリーン化特例、軽課)について、現行制度の適用期間を2年間延長し、これは令和2年度、3年度分に係るものでございます。そして、令和4年度及び5年度分の対象につきましては、自家用乗用の電気自動車等に限定するものでございます。  現行制度の延長である令和2年度分、3年度分につきましては、平成31年4月1日から令和3年3月31日の間に最初の新規検査を受けた車両で、取得した翌年度分に限って、75%軽減につきましては電気自動車と天然ガス自動車、50%軽減はエネルギー消費効率令和2年度基準プラス30%達成車、25%軽減につきましては令和2年度基準プラス10%達成車となります。  63ページをお開きください。令和4年度及び5年度分につきましては、令和3年4月1日から令和5年3月31日の間に最初の新規検査を受けた自家用乗用車で、取得した翌年度分に限って電気自動車と天然ガス自動車に限定して75%とするものでございまして、50%軽減と25%軽減はなくなりました。63ページにあります参考の表につきましては、令和2年度と3年度分の車種別に税額を記載しているものでございますので、ご確認をいただきたいと思います。  2点目は、環境性能割の税率1%分軽減でございます。自家用乗用車の軽自動車税環境性能割について、令和元年10月1日から令和2年9月30日までの1年間に取得した場合には、税率を1%分軽減する臨時的軽減措置を講ずるものでございます。この措置による減収分につきましては全額国費で補填されることになります。  63ページの下の表にありますように、ガソリン車でエネルギー消費効率令和2年度達成車は、現在、現行税率1%であったものが非課税となります。それ以下の基準のものにつきましては、現行2%であったものが1%となるものでございます。  64ページをご覧ください。3点目は、環境性能割の減免の特例でございます。軽自動車税環境性能割の減免につきましては、当分の間、兵庫県が自動車税の環境性能割の減免の例によりまして兵庫県知事が減免を行う特例を整備するものでございます。これは、納税者及び申請者にご理解していただきやすいように兵庫県及び県下全市町統一の条文とするものでございます。  4点目は、軽減対象車の不正行為に関する所要の措置でございます。軽減対象車に係る軽自動車税の種別割及び環境性能割について、税額に不足額があることを納期限後において知った場合、その減額原因が偽りその他不正の手段により認定を受けていることを事由としてその認定を取り消されたことによるものであるときは、不正を行った者を不足額に係る軽自動車の所有者とみなして軽自動車税を課すなどの措置を講ずることとするものでございます。不足額の納付につきましては、不足額に100分の10の割合を乗じて計算した金額を加算することとしております。  最後に、その他の改正としまして、まず1点目は、改元に伴う規定の整備で平成から令和に改元されたことに伴う改正でございます。2点目は、地方税法、所得税法等の改正に伴う所要の規定を整備するもので、条項の追加及び削除等によるずれを改正するものでございます。  以上で議案第56号の補足説明は終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第57号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第57号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  国民健康保険税の基礎課税額、後期高齢者支援金等課税額及び介護納付金課税額に係る税率の改正並びに地方税法施行令等の一部を改正する政令の施行に伴いまして、香美町国民健康保険税条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては税務課長に説明をさせます。よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、税務課長、上治浩行君。 ◎税務課長(上治浩行) それでは、議案第57号の補足説明をいたします。主な改正内容は、今年度の国民健康保険税の税率を定めること、国民健康保険税の課税限度額の引き上げ及び軽減措置の拡充でございます。  議案書の33ページをお開きください。34ページにかけまして香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の改正文となっております。  次に、議案資料の65ページをお開きください。65ページから69ページまで新旧対照条文をつけております。70ページと71ページには、改正します条例要旨をまとめています。また、72ページから74ページには、税率改正案表、軽減額改正案表、平均国保税額の比較表をつけております。  説明は、まず、70ページの条例の改正の要旨で行いますのでご覧ください。条例の要旨の1点目でございますが、課税限度額の見直しでございます。表の左に現行の課税限度額を、右側に改正案の課税限度額をお示ししております。医療分に係る課税限度額につきましては、現行58万円を3万円引き上げて61万円にするものです。支援金分、介護分の課税限度額には変更はありません。この引き上げによりまして、医療分、支援金分、介護分の合計では現行93万円の課税限度額が96万円となります。下の図に課税限度額引き上げのイメージ図をつけておりますが、限度額を引き上げることによりまして中間所得者層の負担の軽減につながるものです。  次に、条例要旨の2点目でございます。低所得者に係る国民健康保険税軽減の拡充でございます。現在、低所得世帯に対しまして所得に応じて7割軽減、5割軽減、2割軽減の軽減措置がございますが、このうち5割軽減と2割軽減の範囲を拡充しようとするものでございます。先ほどのイメージ図にありますように、5割軽減と2割軽減の対象世帯について軽減判定の所得額の引き上げによって対象者を拡充しようとするものでございます。  71ページをご覧ください。左側に現行の軽減判定所得額、右側に改正案をお示ししております。7割軽減の基準には変更はありません。5割軽減につきましては、現行、被保険者数プラス特定同一世帯所属者数に27万5,000円を掛けたものと、基礎控除額の33万円を合計した額が軽減判定の基準額としていましたが、改正案では27万5,000円を5,000円引き上げて28万円とするものでございます。また、同様に2割軽減の基準額につきましても、50万円を1万円引き上げて51万円とするものでございます。この基準額の引き上げによりまして軽減対象世帯を拡充させることとなります。  次に、国民健康保険税の税率の改正について説明いたします。72ページに令和元年度国民健康保険税の税率改正案の表をつけています。この表にありますように、国民健康保険税の課税は、医療分、支援金分、介護分の3本立てとなっており、それぞれ必要な賦課総額を所得割、均等割、平等割の3つの要素で課税しております。令和元年度の税率算定に当たりまして、去る5月21日に国民健康保険運営協議会に諮問した結果、医療分について1人当たりの税額を昨年度と同額レベルにとどめる内容の答申をいただきましたので、その答申に沿って税率を算定しています。これにより医療分の1人当たりの税額を昨年度と同額レベルとするために、国民健康保険財政調整基金からの繰入金を、当初予算では3,700万円としておりましたが、1,300万円を増額し5,000万円とすることとしております。なお、平成28年度の国民健康保険運営協議会で答申をいただいたとおり、応能割、応益割を50%対50%とし、資産割につきましては平成30年度に廃止し、所得割で50%、均等割で35%、平等割で15%で算定しています。
     72ページの表の中ほどから右側にかけて、現行の税率、改正案、比較増減を表示しております。今年度は、算定の基礎となります賦課総額で、医療分は県が決定した納付額から県交付金や一般会計繰入金を差引き積算した額が対前年度10.5%増加しておりましたが、先ほど言いましたように、5,000万円の基金繰入れを行うことによりまして、所得割、均等割、平等割を減少しております。一方、支援金分では、同様に県が決定した納付金から一般会計繰入金等を差引き積算した額が5.5%増加し、介護分では5.3%と増加したため、各税率は増加しているところでございます。  74ページをお開きください。税率算定における平均国保税額の比較表をつけております。上の表をご覧ください。このたびの税率改正を軽減前の1世帯当たりの平均で見ますと、医療分につきましては8万4,892円で、対前年度2,449円の減、率にしますと2.8%の減となります。一方、支援金分につきましては4万6,128円で3,297円の増、率にしますと7.7%の増となります。また、介護分につきましては4万6,405円で5,218円の増、率にしますと12.7%の増となります。医療分、支援金分、介護分の合計では17万7,425円で6,066円の増、率にしますと3.5%の増となっております。また、中段の表でございますが、軽減前の1人当たりの平均で見ますと、医療分につきましては5万123円で421円の減、率にしますと0.8%の減となっています。支援金分につきましては2万7,236円で2,450円の増、率にしますと9.9%の増となります。さらに、介護分につきましては3万7,414円で4,321円の増、率にしますと13.1%の増となります。医療分、支援金分、介護分の合計では11万4,773円で6,350円の増、率にしますと5.9%の増となっています。  次に、モデル世帯における国保税額の比較表を下の欄にお示ししております。モデル世帯は、今年度の課税所得金額の平均世帯をモデル世帯として、この額でもって昨年度との比較をしております。医療分と支援金分のモデル世帯としては、被保険者2人、課税所得金額が97万5,000円として計算しています。これで計算しますと、医療分では3,400円の減、支援金分は4,300円の増、合わせますと900円の増となっております。また、介護分につきましては、被保険者数1人、課税所得金額95万6,000円として計算していますが、昨年度より6,200円の増となっています。医療分、支援金分、介護分の合計で見ますと、一番下の表になりますが、税額は19万7,800円で、昨年度における今年度と同等の課税所得金額の世帯より7,100円の増、率にしますと3.7%の増となっています。  次に、73ページにお戻りください。低所得世帯に対する軽減額の改正案の表でございます。表の中ほどから右側にかけて現行の軽減額、改正案、比較増減を表示しています。低所得世帯に対する軽減額につきましては、均等割と平等割の額にそれぞれ7割、5割、2割を乗じた額で、この表の改正案に記載された金額がそれぞれ本年度の軽減額となっております。いずれの軽減額も、先ほど説明しましたとおり、医療分では減少し、支援金分と介護分では増加しております。本年度の一般被保険者に係る軽減者数は、算定時でございますが、7割軽減は891人、5割軽減は821人、2割軽減は651人、合計で2,363人で一般被保険者全体の53.8%を占めております。これは、昨年度が53.5%でしたので0.3ポイント増加しております。また、一般被保険者世帯に係る軽減世帯数で申し上げますと、7割軽減は639世帯、5割軽減は455世帯、2割軽減は343世帯、合計で1,437世帯で、一般被保険者世帯全体の55.4%を占めています。これは、昨年度が54.8%でしたので0.6ポイント増加していることとなります。  以上で議案第57号の補足説明は終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第58号 香美町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第58号 香美町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、香美町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましてはこども教育課長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、こども教育課長、楠田千晴君。 ◎こども教育課長(楠田千晴) それでは、ただいま提案のありました議案第58号の補足説明を行います。議案書のほうは36、37ページに改正する条例案を載せておりますし、議案資料のほうの75ページから77ページにわたって新旧対照条文をお示しさせていただいております。  今回改正を行おうとする香美町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例では、子育て支援の新制度において市町村による認可事業としての児童福祉法に位置づけられた家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定めております。この基準を定めるに当たっては、市町村は厚生労働省で定められる基準に従って又はこれを参酌して条例で定めなければならないというふうに児童福祉法のほうに定められております。このたび、国の基準の一部を改正する厚生労働省令が発出されました。その改正事項は、児童福祉法の第34条によるところの規定による従うべき基準に当たるものであるため、改正された省令の規定に従って本町の条例も改正するものです。  改正の内容は大きく3点あります。いずれも一定の要件はありますが、基準とされる規定に対し特例を認めたり、または経過措置期間を延長したりするもので、子育て支援を拡充するための改正と考えられます。その概要を一部図式でまとめておりますので、議案資料の78ページをご覧ください。  まず、改正の1点目、78ページの概要とあるところの白丸の1つ目でございます。これは、第6条関係で連携施設に係る特例でございます。家庭的保育事業者等は2歳までの乳幼児を対象としていること、また、事業者の規模が小さいことから、利用乳幼児の保育を適正かつ確実に行うために、現行の基準では、卒園後の受け皿の提供等で連携協力する保育所等の確保が求められています。78ページの下のほう、図式で言いますと、左側に館の模式図がありますが、そこが家庭的保育事業者等、そして、現行では、右側のほうの下に六角形の四角囲みで1)と書かれておりますが、通常の連携施設、つまり家庭的保育事業を卒園した後に保育所、幼稚園、認定こども園、つまり、子供たちを次の施設に、受け皿、そこを確保することが今の現行で求められているとこです。この点について、昨今の待機児童の問題など連携施設の確保が著しく困難である場合、一定の要件はありますけども、図式の2)、破線で家の形を模しておりますが、企業主導型保育事業又は地方自治体が運営費支援等を行っている認可外保育施設との連携協力を確保することをもって、卒園後の受け皿の提供を行う連携施設の確保が不要とされました。これが1点目です。  次に2点目ですが、これは78ページ、概要のところにあります白丸の2つ目のことでございます。第45条関係で、同じく連携施設にかかわる特例でございます。保育所型事業所内保育事業所、図の中では、家庭的保育事業者等の中の四角囲みがありますが、その中の一番最円の中に保育所型事業所内保育事業所3)というところを示してございます。こちらについては、利用定員が20人以上とされており、個々の施設や地域の状況によっては満3歳以上の児童を恒常的に受け入れている場合があります。そのような事業者も、卒園後の受け皿の提供を行う連携施設の確保が不要とされました。つまり、卒園後も3歳以上の子供たちをそのまま保育所型事業所内保育事業所で受け入れると。そのことを前提として現行の基準で定められている通常の連携施設の確保は不要というふうにされたということです。  最後に、3点目です。概要でお示ししております白丸の3つ目と4つ目の点でございます。これは附則にかかわることでございますが、附則の第2条、第3条関係で、経過措置期間の延長ということを定めております。附則の第2条の経過措置が適用されている事業者のうち、家庭的保育者の居宅以外で保育を提供している家庭的保育事業者については、自園調理に関する規定の適用を猶予する経過措置期間が10年とされました。同じく附則第3条の連携施設の確保をしないことができる経過措置期間も、現行では5年なんですが、これも同じく10年に延長されたということでございます。  以上が今回の改正の内容であります。なお、現在、本町において認可を行った家庭的保育事業者等はありませんが、附則としてこの条例についての施行日は公布の日としていること、あわせて、この条例改正については去る5月28日に開催いたしました香美町教育委員会の定例会において承認いただいていることを申し添えます。  以上で議案第58号の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもって議案第51号から議案第58号までの8議案の提案理由の説明を終わります。  なお、この8議案については6月25日に案件ごとに審議いたします。  暫時休憩いたします。再開は11時15分といたします。                              午前10時59分 休憩                              午前11時14分 再開 ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。      ──────────────────────────────  日程第15 議案第59号 令和元年度香美町一般会計補正予算(第2号)  日程第16 議案第60号 令和元年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) ◎議長(西川誠一) 日程第15 議案第59号 令和元年度香美町一般会計補正予算(第2号)及び日程第16 議案第60号 令和元年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)の2議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  議案第59号及び議案第60号の2議案を一括して、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第59号 令和元年度香美町一般会計補正予算(第2号)及び議案第60号 令和元年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、一括して提案理由を説明いたします。  予算執行の過程におきまして各会計に補正の必要が生じましたので、提案するものでございます。なお、各会計の詳細につきましては担当課長に説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) これより、議案ごとに順次各課長より補足説明を求めます。  初めに、議案第59号について財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) それでは、議案第59号 令和元年度香美町一般会計補正予算(第2号)の補足説明をさせていただきます。  議案書の38ページをお開きください。このたびの補正予算は、新年度が始まりわずかな期間しか経過しておりませんが、当初予算編成後の状況変化に対応しつつ、早急に予算措置が必要な事業を計上するものでございます。まず第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,626万1,000円を追加し136億126万1,000円としております。  第2条で地方債の補正を行っております。内容につきましては42ページをご覧ください。起債の目的は、変更が2事業、追加が1事業で、町道新設改良事業を1,580万円増額、柴山小学校整備事業は5,930万円減額し、新たに小代健康公園整備事業510万円を追加するものでございます。限度額の総額は3,840万円減額となるものです。  それでは、資料によりまして項目ごとに説明をさせていただきますので、議案資料のほうをご覧ください。  歳出のほうから説明をさせていただきますので、議案資料の84ページをご覧ください。款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費、電算システム開発事業費のシステム導入・改修委託料41万1,000円の追加は、年金生活者支援給付金媒体仕様書改定に伴う国民年金システムの改修経費でございます。なお、全額国の交付金対象となっております。  同じく目6の財産管理費、一般経常費318万5,000円の追加でございますが、未利用地処分に係る測量調査等の委託料としまして、香住区2筆、村岡区1筆に係る経費197万5,000円及び不動産鑑定評価委託料としまして、香住区が土地2件、村岡区土地1件、建物が1件、小代区建物3件に係る経費121万円を補正するものでございます。  目7企画費、一般経常費のコミュニティ助成事業交付金250万円の追加は、香住区の下野浜区集会所の机、椅子等の備品整備に対して交付するものでございますが、宝くじの助成対象事業に認められ、自治総合センターコミュニティ助成金を受け入れ、実施するものでございます。  項4選挙費、目3参議院議員選挙費、参議院議員選挙費は、投票所の投票管理者等報酬単価改定に伴いまして組み替えを行うものでございます。同じく項5統計調査費、目2統計調査費、学校基本調査費の学校基本調査費2,000円の追加でございますが、教育統計調査費交付金の確定により調整するものでございます。  85ページをご覧ください。款3民生費、項1社会福祉費、目1社会福祉総務費、戦没者及び遺族費の99万8,000円の追加でございますが、元号が令和に変わり、新しい時代も引き続き恒久平和を祈念する趣旨のもと戦没者追悼式、平和記念式に講演会を実施する経費としまして、講師報償費、看板代及びポスター印刷等を補正するものでございます。国保特別会計事業勘定繰出金費の35万5,000円の減額でございますが、国民健康保険税本算定に当たり保険税軽減に必要な費用に変更が生じ、保険基盤安定繰出金が減額となったことによるものでございます。  款4衛生費、項1保健衛生費、目2予防費、緊急風しん抗体検査事業費109万7,000円の追加でございますが、風しんの感染拡大防止のため抗体保有率が低い昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性に対し抗体検査を実施するに当たり、必要となる風しん抗体検査委託料等を補正するものでございます。なお、財源は国の補助金で補助率は2分の1でございます。  同じく項2清掃費、目2し尿処理費、汚水処理施設整備事業費2,750万円の追加でございますが、旧矢田川クリーンセンター解体撤去に伴い、借地を賠償するため分筆測量の費用としまして測量調査等委託料250万円、そして、約5,000平米の土地購入費としまして2,500万円を補正するものです。  款6農林水産業費、項2林業費、目2林業振興費、有害鳥獣対策費の工事請負費460万円の追加でございますが、ストックポイントを2カ所ということで香住区、村岡区に整備予定でしておりますが、地元調査の結果、外壁及び屋根工事のほか電気工事、土地の整地費用等が必要となったことにより補正するものでございます。  款7商工費、項1商工費、目2商工業振興費、プレミアム付商品券発券事業費293万7,000円の追加でございますが、プレミアム付商品券引きかえ券は再発行ができないため、郵送方法を普通郵便から簡易書留に変更するなど通信運搬費として143万2,000円を、また、対象者の抽出作業、関係帳票の作成のためシステム導入・改修委託料としまして150万5,000円を追加するものでございます。財源は全額国庫補助金でございます。  目4観光費、観光振興費の日本遺産「麒麟のまち」推進協議会負担金47万円の追加でございますが、本年5月20日、「麒麟のまち」圏域が日本遺産の認定を受けました。本年度国庫補助ということで補助率2分の1により情報発信事業及び公開活用のため、整備事業を実施するに当たりまして、補助残について「麒麟のまち」観光局負担金の割合に応じ、構成します7市町で負担するものでございます。  款8土木費、項2道路橋梁費、目3道路新設改良費、町道新設改良費(社会資本整備総合交付金分)の工事請負費4,200万円の追加でございますが、本年度の社会資本整備総合交付金の内示に伴いまして、上鹿田橋ほか11橋の修繕工事を行うものでございます。財源につきましては、国庫支出金ということで補助率62.15%を見込んでおります。金額は2,610万3,000円、そして、地方債ということで過疎対策事業債1,580万円を予定いたしております。  款9消防費、項1消防費、目2非常備消防費、消防団運営費の消防団員福祉共済見舞金20万円の追加でございますが、消防団員の長期入院に伴いまして追加するものでございます。財源につきましては全額兵庫県消防協会より受入れいたします。目4災害対策費、防災と福祉連携促進モデル事業費12万7,000円の追加につきましては、防災と福祉の連携による個別支援計画策定の推進モデル事業を実施するものでございます。福祉専門員による平常時のケアプラン作成にあわせて、自主防災組織が福祉専門職の協力を得ながら個別支援計画の作成に必要な経費としまして、報償費、費用弁償、消耗品費を補正するものでございます。財源につきましては全額兵庫県社会福祉会より受入れをいたします。  87ページをご覧ください。款10教育費、項1教育総務費、目1事務局費、一般経常費の高等学校生徒下宿費補助金96万円につきましては、対象者が16人から18人となり、2人分の補助金を補正するものでございます。同じく項2小学校費、目3小学校施設整備費の財源内訳の補正につきましては、本年度実施予定の柴山小学校校舎大規模改修事業が学校施設環境改善交付金ということで、補助率は3分の1でございますが、この対象となったことによりまして国庫支出金を5,922万9,000円の追加、町債ということで過疎対策事業債を予定しておりますが、学校債5,930万円減額し調整をするものでございます。  同じく項3中学校費、目2教育振興費、「主体的・対話的で深い学び」授業改善促進事業費12万5,000円の追加でございますが、「主体的・対話的で深い学び」の充実に向けた指導方法の研究を行うとともに、授業改善にかかわる教員の指導力を図る事業で、事業実施に必要な経費としまして、報償費、費用弁償、消耗品費、郵便料を補正するものでございます。財源につきましては県委託金12万円を予定しております。  同じく項4幼稚園費、目1幼稚園費、幼小の円滑な接続促進事業費15万5,000円の追加でございますが、幼稚園と小学校で共通する教育活動につきまして相互参観を行い、教師の指導方法や環境の構成、学びの姿の捉え方につきまして共有を図る事業で、事業実施に必要な経費としまして、報償費、費用弁償、消耗品、郵便料を補正するものでございます。財源につきましては県委託金15万円を予定しております。  同じく項6保健体育費、目1保健体育総務費費、東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ招致推進事業費73万6,000円の追加でございますが、本年7月下旬にフランスのアーチェリー連盟テクニカルディレクターによるキャンプ地の現地視察が行われることになり、視察に必要な経費としまして通訳者に係る報償費、現地視察2人分に係る報償費及び施設使用料を補正するものでございます。  同じく目2体育施設費、体育施設整備事業費の工事請負費512万円の追加でございますが、本年2月初めに小代健康公園の山側法面から落石が発生し、倉庫の損傷が確認をされました。直ちに倉庫付近は立入禁止としまして安全確保を図っておりますが、利用者の安全を確保するため、落石対策工事を実施するものでございます。なお、グラウンド側には落石防御の擁壁が設置をされております。財源につきましては過疎対策事業債を予定しております。最後に、予備費650万7,000円を減額し歳入歳出額を調整しております。  続きまして、82ページに戻っていただきまして、歳入の説明をさせていただきます。歳入につきましては、歳出の説明におきまして特定財源がある場合はその財源を説明させていただきましたので、それぞれの説明は省略をさせていただきたいと思います。なお、歳出で説明のなかった歳入について補足をさせていただきます。  款15国庫支出金、項2国庫補助金、目3衛生費国庫補助金の緊急風しん抗体検査事業補助金92万8,000円でございますが、補助率は2分の1で、うち54万8,000円は款4衛生費、項1保健衛生費、目2の予防費に充当いたしておりますが、38万円につきましては既定予算で対応いたしました款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費の電算システム開発事業費に充当いたしております。  83ページをご覧ください。款19繰入金、項2基金繰入金、目1財政調整基金繰入金の2,750万円の追加は、旧矢田川クリーンセンター借地の用地購入に係る経費を財源不足額として見込み、計上したものでございます。  款21諸収入、項4雑入、目3雑入、節9雑入の但馬牛振興公社負担金清算受入金472万2,000円につきましては、平成29年度から平成30年度に実施された但馬食肉センター改修工事に係る負担金につきまして、清算により還付金を受入れするものでございます。  以上で、議案第59号 令和元年度香美町一般会計補正予算(第2号)の補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) 次に、議案第60号について補足説明、健康課長、沼田朋子君。 ◎健康課長(沼田朋子) それでは、議案第60号の補足説明をさせていただきます。  このたびは事業勘定の補正でございます。今回の補正の主な内容は、税率改正に伴う国民健康保険税の補正、県負担金の補正、一般会計からの繰入金の補正、基金繰入金の補正です。  それでは、議案資料で説明させていただきたいと思いますので、議案資料の96ページをお開きいただきたいと思います。歳出について説明いたします。2款保険給付費の2項高額療養費、3目一般被保険者高額介護合算療養費につきましては、新制度施行による影響で国保連合会による平成30年度高額介護合算算定処理が例年より遅れたことによるもので、県からの見込み額の通知に基づく補正です。8款予備費の43万2,000円の増額は歳入歳出の調整を行うものです。  次に、94ページの歳入について説明いたします。1款国民健康保険税、一般被保険者分と退職被保険者分を合わせました1,221万3,000円の減額につきましては、追加する基金繰入金を踏まえて、平成30年所得などに基づく国保税率算定により医療給付費分、後期高齢者支援金分、介護納付金分の現年課税分を補正するものです。1世帯当たり、1人当たりの平均額につきましては、先ほど議案第57号におきまして税務課長が説明しておりますので、省略させていただきます。  次の3款県支出金、1目保険給付費等交付金の普通交付金44万4,000円の増額につきましては、歳出の補正にあげております保険給付費の一般被保険者高額介護合算療養費に対する県負担金分を補正するものです。  次の5款繰入金、1目一般会計繰入金の保険基盤安定繰入金(保険税軽減分)35万5,000円は、今回の税率算定に伴い減額を行うものです。これは、一般被保険者に係る低所得者の均等割及び平等割の応益分の部分について、所得に応じて7割、5割、2割の軽減を行うもので、この軽減相当分を一般会計より繰り入れるものです。この繰入金の財源については、県4分の3、町4分の1となっております。  次に、2項基金繰入金の国民健康保険事業基金繰入金1,300万円は、当初予算では国民健康保険税軽減のための基金繰入金を3,700万円としていましたが、平成30年度の決算見込みや基金残高、被保険者の負担を考慮し1,300万円を増額するものです。1人当たりの平均額については、当初予算では3,700万円の基金繰入れにより医療分で前年度比約5%の増額となると見込んでおりました。本年5月の国民健康保険運営協議会において、医療分について昨年度と同額レベルにとどめる内容の答申をいただき、医療分1人当たりの税額を据え置くためには5,000万円の基金繰入れが必要となるため1,300万円を補正するものです。  以上で議案第60号の補足説明を終わらせていただきます。 ◎議長(西川誠一) これをもって議案第59号及び議案第60号の2議案の提案理由の説明を終わります。  なお、この2議案についても6月25日に案件ごとに審議いたします。      ──────────────────────────────  日程第17 議案第61号 平成30年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認             定について  日程第18 議案第62号 平成30年度香美町水道事業企業会計歳入歳出決算の認定につい             て  日程第19 議案第63号 平成30年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定につ             いて ◎議長(西川誠一) 日程第17 議案第61号 平成30年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第19 議案第63号 平成30年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定についてまでの3議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(西川誠一) 朗読は終わりました。  初めに、議案第61号 平成30年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認定について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第61号 平成30年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認定についての提案理由を説明いたします。  平成30年度の香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算が確定したことに伴いまして、認定を求めるものでございます。詳細につきましては病院事務局長に説明をさせます。よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、病院事務局長、花登寿一郎君。 ◎病院事務局長(花登寿一郎) それでは、議案第61号の補足説明をさせていただきます。  初めに、事業概要を説明いたしますので、別冊決算書の病院事業、25ページをご覧いただきたいと思います。平成30年度は、総合診療科2人、泌尿器科1人、耳鼻咽喉科1人の常勤医師と、総合診療科2人、整形外科1人の嘱託医師の計7人体制で業務を始めましたが、4月末に総合診療科の嘱託医師が退職し6人体制となりました。常勤医師、嘱託医師が不在となりました小児科につきましては、2人の支援医師により週3回、月、火、木曜日ですけども、外来診療を行いました。また、婦人科につきましては、引き続き鳥取大学からの支援医師により月1回、第3金曜日ですけども、外来診療を行いました。その他総合診療科に週3回、耳鼻咽喉科に週1回の支援医師による外来支援を得るなど外来診療機能の維持確保と常勤医師、嘱託医師の負担軽減を図ってまいりました。  病棟は、引き続き地域包括ケア病床8床を含む50床で運用いたしました。入院患者数は減少したものの外来患者数は整形外科の嘱託医師が着任したことなどにより増加し、医業収益は増となりましたが、一般会計繰入金など医業外収益の減により、病院事業は3,091万円余りの純損失となりました。また、病院の附帯事業であります介護老人保健施設ゆうすげ、訪問看護ステーションはなみずき及び居宅介護支援事業所もくれんにつきましては、いずれの事業においても純損失となり、附帯事業トータルで2,069万円余りの純損失となりました。  続きまして、利用者数について説明をさせていただきますので、決算書、病院の36ページをご覧いただきたいと思います。36ページ、最も下の段になりますけども、平成30年度の入院患者数は1万970人で、前年度に比べ886人、率にして7.5%の減となりました。この減少の要因は、本年2月13日から2月25日までの間、インフルエンザの集団発生により新規の入院患者の受入れ制限を行っている影響などもありまして、総合診療科で668人の減となったほか、耳鼻咽喉科で186人の減となったことなどによるものでございます。  続きまして、37ページの外来患者数でございますが、平成30年度は4万1,119人で、前年度に比べ721人、率にして1.8%の増となりました。これは総合診療科で2,593人、小児科で1,159人、耳鼻咽喉科で1,047人、それぞれ減となりましたが、整形外科で4,757人の増となったほか、泌尿器科で732人、婦人科で31人の増となったことによるものでございます。  次に、38ページをご覧いただきたいと思います。下のほうの合計欄になりますが、介護老人保健施設ゆうすげの年間入所者数は、長期、短期を合わせて年間延べ1万5,022人で、前年度に比べ951人、率にして6.0%の減となりました。この減少の要因は、本年2月18日から3月1日までの間、インフルエンザの集団発生により入所制限を行ったことなどによるもので、平均利用率は85.7%と前年度に比べ5.5ポイント減となりました。  続きまして、39ページの通所リハビリ等でございますが、年間延べ利用者数で1,643人となり、前年度に比べ1人、率にして0.1%の増となりました。年間を通じての平均利用率は前年度と同じ67.3%となりました。  次に、40ページをご覧ください。訪問看護ステーションはなみずきの利用者数は年間延べ2,590人で、前年度に比べ184人、率にして6.6%の減となりました。1日当たり利用人数は10.6人で、前年度の11.4人から0.8人の減となっております。  41ページの居宅介護支援事業所もくれんの利用者数は年間延べ568人で、前年度に比べ116人、率にして25.7%の増となりました。
     それでは、続きまして、損益の状況について説明をいたします。議案資料の97ページをお開きいただきたいと思います。ここには平成29年度との比較損益計算書をお示ししております。まず医(事)業損益でございますが、医(事)業収益は全体で9億9,309万342円であり、前年度に比べ約2,975万円の増となっております。外来収益が3億8,297万7,340円で、前年度に比べ約6,272万円の増となったことが増収の主な要因であり、一方で、入院収益は2億8,619万8,364円で、前年度に比べ約1,581万円の減、附帯事業の3事業を合わせた事業収益は2億2,140万4,525円で、前年度に比べ約1,344万円の減となっております。これに対しまして、医(事)業費用の総額は11億8,390万2,646円で、前年度に比べ約218万円の増となっております。これは、給与費が約1,282万円の減となりましたが、一方で、薬品費等の材料費が約1,182万円の増、委託料等の経費が約382万円の増などとなったことによるものでございます。  この結果、医(事)業損益は1億9,081万2,304円の赤字で、前年度に比べ約2,757万円の赤字減少、収支好転したということとなっております。  続きまして、98ページをご覧ください。医(事)業外損益関係でございますが、医(事)業外収益は1億8,052万3,668円で、前年度に比べ約8,576万円の減となっております。このうち一般会計繰入金は1億7,216万5,000円で、前年度に比べ約8,564万円の減となっております。これは、資金不足解消のために赤字補填分として一般会計から繰入れしております不採算性部門運営費補助金が前年度に比べ7,872万7,000円の減となったことなどによるものでございます。対しまして、医(事)業外費用は3,675万7,615円で、前年度に比べ約9万円の減となり、その結果、医(事)業外損益は1億4,376万6,053円の黒字で、前年度に比べ約8,567万円の黒字減少、収支悪化ということとなっております。医(事)業損益に医(事)業外損益を加えました経常損益でございますが、平成30年度は4,704万6,251円の赤字で、前年度に比べ約5,810万円の収支悪化ということとなっております。  次に、特別損益でございますが、特別利益は7万7,827円で前年度に比べ約5万円の増、これに対し特別損失は464万530円で、前年度に比べ約170万円の増となっております。  この結果、特別損益は456万2,703円の赤字、前年度に比べ約165万円の赤字増加、収支悪化となっております。経常損益に特別損益を加えました平成30年度の当期純損益は5,160万8,954円の赤字決算となり、前年度に比べ約5,975万円の収支悪化となっております。  続きまして、資本的収支の状況を説明させていただきたいと思いますので、再度、決算書の病院事業59ページをお開きいただきたいと思います。資本的収入のまず1つ目は、企業債の1,730万円で建設事業費に710万円、医療機器購入費に1,020万円、それぞれ充当しております。  2つ目は、一般会計からの繰入金の1億1,681万5,000円で、企業債償還元金に対して9,647万4,000円、建設改良費に対して2,034万1,000円、それぞれ充当しております。これに対しまして資本的支出でございますが、建設改良費として建設事業費2,233万5,052円、医療機械購入費987万3,900円及び器具備品購入費410万2,050円の計3,631万1,002円を支出し、また、企業債償還金として1億5,774万5,281円を償還し、そして、投資として医療技術者就学資金を144万円貸与し、合計で1億9,549万6,283円を支出しております。  簡単ですが、以上で補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもって提案理由の説明を終わります。  本案は、地方公営企業法第30条第2項の規定に基づく監査委員の審査が5月31日から6月4日までの実質2日間にわたり行われ、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、町長に対して審査意見書が提出されております。  監査委員より、企業会計決算審査意見書について報告を求めます。  代表監査委員、西岡眞君。 ◎代表監査委員(西岡 眞) それでは、ただいま議題となっております平成30年度香美町公立香住病院事業企業会計に係る決算につきましてご報告を申し上げます。本日の別冊でございますが、平成30年度企業会計決算審査意見書のほうにまとめておりますのでご覧をいただきたいと思います。  平成30年度香美町公立香住病院事業企業会計に係る決算につきましては、令和元年5月17日付で町長より審査に付され、見塚監査委員と、5月31日から6月4日までの実質2日間にわたり審査を実施したところです。  審査の対象につきましては、1ページに明記しております平成30年度香美町公立香住病院事業企業会計決算の状況について実施いたしました。審査の方法につきましては、平成30年度企業会計歳入歳出決算書及び附属書類に基づき必要な関係書類の提出を求め、病院事務局長などから事項別に説明を聴取しました。審査の過程で適宜関係書類と照合し、計数審査や予算執行状況の審査を行いました。また、前年度比較等により、財政状況等の推移についても検討いたしました。  審査の結果につきましては、病院事業企業会計の歳入歳出決算及び附属書類は、関係法令の規定に準拠して調製されており、その計数は正確であり、当年度決算を適正に表示しているものと認めました。なお、概要につきましては2ページから8ページにかけて記載しておりますので、ご清覧ください。  審査におきまして、監査委員の意見につきましては8ページに記載しております。審査意見としては、病院事業において、今後とも常勤医師の招聘及び看護師を含む医療技術者の確保に努められ、住民の要望に応えられたいとして意見書を提出いたしました。  以上でございます。よろしくお願いします。 ◎議長(西川誠一) 監査委員の報告は終わりました。  これより本案に対する質疑を行います。  なお、審査意見書についても質疑をお受けいたします。  この案件は総務民生常任委員会に付託をいたしますので、その辺をご理解の上、質疑をお願いいたします。  質疑はありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 山本です。  ただいま議題となっております平成30年度公立香住病院事業企業会計の決算についてお尋ねをいたします。1つは、この間、何度も私自身は気にしてきた部分なんですけれども、今の香住病院は公営企業法の全部適用で、しかも管理者を置くという規定をこしらえましたけれども、管理者が置かれないまま随分推移をしてきているという状況があって、このことをこのまま続けていくのかなということで、30年度中にも少し指摘をしたことがあると思いますけれども、どんなふうに検討をされておるのか、そのあたりを少し伺えたらというふうに思います。  それから、決算書の病院、11ページから貸借対照表が出てまいりますけれども、これの14ページで、流動資産の合計という数字があります。これが1億9,664万円、あと端数という数字がございます。一方の19ページの流動負債の合計が3億2,919万1,000円という数字が出てくるわけで、この流動資産の合計よりも流動負債の合計のほうが大きいということをどう考えたらいいのかという点を2つ目にお尋ねをしたいと思います。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。                              午後12時02分 休憩                              午後12時58分 再開 ◎議長(西川誠一) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。  答弁、病院事務局長、花登寿一郎君。 ◎病院事務局長(花登寿一郎) それでは、山本議員からのご質問にお答えします。まず、病院事業管理者のことでございますけども、平成30年の3月定例会におきまして、町長が管理者を新たに任命するまでの間、置かないということの議決をいただきまして、平成30年度4月からは置かない状態が今続いております。まだそういう適任の方に接してない同じ状態だということでございます。  それから、2つ目ですけども、流動負債と流動資産の関係でのご質問ですが、病院の決算書の19ページのほうに流動負債の合計が3億2,919万何がしというものがあがってございます。それから、戻って14ページに流動資産の合計が1億9,664万円ということであがっております。これから見ますと資金不足というようなふうに見えるわけでございますけれども、健全化法上の資金不足というものの場合、決算書で言いますと、17ページの一番上のほうにあるんですが、そこに流動負債としての企業債というものの金額があがってございます。1億5,400万何がしというものがあります。このものは健全化法上でいう資金不足を見る場合に流動負債には含めないということとなっておりますので、この分を除いて考えますと資金不足には至っていないということでございます。  以上です。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 1点目にお答えをいただいた管理者の配置ということについて、もう一度伺いたいというふうに思います。条例上配置をするというふうに議決をして、それでやっておるわけですけれども、実際には配置できないまま今日に至っているという中で、逆に言うと、この定めそのものがどうなのかというのが私の根本的な疑念でありまして、管理者を置く必然性、必要性が本当にあるのかどうか、その辺の検討がされているのかどうかをお聞かせください。 ◎議長(西川誠一) 病院事務局長、花登寿一郎君。 ◎病院事務局長(花登寿一郎) 昨年の3月議会において、今おっしゃったようなこともあったかと思いますが、管理者にふさわしい方があれば任命して置くということでありますので、その必要はあるというふうに考えております。 ◎議長(西川誠一) 山本賢司君。 ◎山本賢司(9番) 今、ふさわしい方がいればというふうにおっしゃった。ということは、逆に言うと、管理者を置くという規定そのものは、このまま仮にふさわしい方がいないからということで管理者を置かないにしても、そのままでいくというこんなことでいいのかどうかということなんです。町長はどうお考えですか。 ◎議長(西川誠一) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今、先ほど事務局長が申し上げたとおりでございます。そもそもこの全部適用については、この議会でも前回議会のときからの議論も踏まえてある中で全部適用は継続させていただいて、管理者については、現行の状況の中で私が代理を務めておるというような形になっておりますけども、流れとしては、やはり病院事業については全部適用がふさわしいというふうに思っておりますから、現行でも引き続き情報収集に努めて、管理者たり得る方についての着任を目指しておるというところでございますが、なかなか前回の今の制度に変えたときの説明のとおりでございまして、すぐにその方に着任をいただけるような状況にないということでございますから、当面はこの姿を続けていきたいというふうに思います。  また一方で、病院の関係の成績の関係でございますけども、先ほど事務局長のほうから説明がございましたけども、実質的には前年度よりも少し経営については改善をしておるというふうな、一般会計からの繰入れの額が違いますので、そういうところで見ていただきますと、少し資金不足も生じないというようなところで、前年度よりは2、3千万円ぐらいは経営改善ができとるのかなというような状況でございます。  以上でございます。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。  岸本正人君。 ◎岸本正人(8番) 質問させてもらいます。決算審査意見書の2ページ目の上から4行目の医業損益が、平成29年度は2億100万円の赤字が平成30年度は1億6,600万円の赤字ということで、単純に言うと3,500万円ほど、今、町長も話しておられましたが、改善したといういい兆候が出てるんですが、このことについては病院従事の社員というのか職員の皆さん、情報共有して、より頑張ろうというような話はされているのかされたのか、お伺いいたします。 ◎議長(西川誠一) 病院事務局長、花登寿一郎君。 ◎病院事務局長(花登寿一郎) 先ほど町長が答弁いただきましたけども、平成29年度に比べまして一般会計からの繰入金が8,000万円以上減額ということの中での収支は5,975万円の悪化ということでございますので、二千数百万円は前年度よりはよくなったということであります。しかし、改革プランで定めておりますものによりまして増収策ですとか経費節減ということに取り組んでおるわけですけども、そのことでいきますと、プラスにはなっていますけども、プランどおり100%それが達成されているのかというと、少しそこには足らない部分があります。決算の状況、患者の動向、これらは毎月ずっと会議もしながら担当の部署部署の責任者にも示して、今回の決算の状況について、もう既に状況は説明しておりますので、それらを全員情報を共有して少しでも収支改善になるようにやっていこうというところに努めておるところでございます。 ◎議長(西川誠一) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第61号は総務民生常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、議案第61号は総務民生常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いすることに決定いたしました。  次に、議案第62号 平成30年度香美町水道事業企業会計歳入歳出決算の認定について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第62号 平成30年度香美町水道事業企業会計歳入歳出決算の認定についての提案理由を説明いたします。  平成30年度の香美町水道事業企業会計歳入歳出決算が確定したことに伴いまして、認定を求めるものでございます。詳細につきましては上下水道課長に説明をさせます。よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) それでは、議案第62号の補足説明を行います。  別冊の香美町企業会計歳入歳出決算書の中ほど、水道事業企業会計決算書のまず12ページをお願いいたします。平成30年度の経営状況について事業報告書としてまとめています。こちらで説明をし、金額については1,000円単位で表現をさせていただきます。よろしくお願いします。  まず1、概況としまして、有収水量についてですが、当年度の年間有収水量は前年度に比較し0.33%減少いたしました。昨年度は0.23%の増加でしたが、これは冬季における使用料の減少によるものと考えております。  次に、当年度の有収率は85.7%となり、前年度と比較し2.1ポイント改善いたしました。配水管などの漏水対策を進めた結果によるものと捉えておりますが、今後においても改善に努めていきたいと考えております。  13ページには、主な建設改良事業を載せております。1)としまして、香住区訓谷水系におきまして、平成29年度に引き続き浄水施設整備等送水管布設工事を実施し、完成しましたので水源を新施設に切りかえをしたところでございます。2)は、森水系において県道香住村岡線における矢田川の架け替え工事に伴い、当年度実施される左岸側の橋台新設工事に使用となります既設配水管の移設工事を実施したところでございます。3)は、村岡高区水系におきまして老朽施設対策とし、大笹浄水場のボンレス滅菌器電解槽及び非常用発電機の更新工事を実施したところでございます。4)は、小代水系におきまして、濁水対策として秋岡浄水場における水処理施設の改良を進めるため、浄水施設の検討業務を実施したところでございます。5)は、森水系におきまして、老朽配水管に係る耐震対策を進めるため、昨年度の香住踏切下の配水管更新工事に引き続き、通玄寺踏切下の配水管の更新工事を行う予定でしたが、到達立坑の施工時に転石、木片が確認されたことから、当初予定しておりました推進工法では施工が困難となり、設計の見直しに不測の日数を要しましたので、年度内の完了が困難となりました。それにより事業を繰り越したところです。なお、事業の完了につきましては、来年1月を予定をしております。6)は、守柄区及び加鹿野区の森水系への統合整備が完了しましたので、守柄旧浄水施設及び配水池等の撤去工事を行う予定にしておりましたが、昨年7月の豪雨、秋の台風に加え、水道機器の不具合等の対応が重なったこと、また、他機関の地下埋設管の確認が必要となったことなどから工事の発注が遅れ、年度内の完了が困難となり、事業を繰り越しをしたところです。なお、工事の完了につきましては7月末を予定をしております。  次に、経理についてですが、収益的収支から説明をいたします。まず、営業収支は、直接的な営業活動に伴う収支となるもので、営業損益は2億1,481万8,000円の損失となりました。また、直接的な経費以外の収支をあらわす営業外収支では、営業外損益として8,411万6,000円の利益となりました。特別損益としては5万円の損失となり、以上により、純損益では1億3,075万2,000円の純損失となりました。この結果、前年度繰越欠損金に当年度純損失を加えた6億8,751万円が当年度未処理欠損金となり、次年度に繰り越すこととなったところでございます。  次に、14ページの資本的収支の状況についてですが、収入合計額から支出合計額を差引きました2億480万円が不足することとなり、この不足額につきましては、当年度分消費税等に係る調整額と過年度分損益勘定留保資金で補填をしました。  これらの収支結果から、当年度末留保資金は、前年度留保資金から先ほどの補填財源を差引きまして、当年度に係る減価償却費などの補填財源を加え2億4,375万円となったところでございます。  その下の表には、当年度中の議会議決事項を載せております。5回の補正予算と新年度予算、決算の認定及び水道使用者の破産などに伴う水道料金に係る債権放棄、消費税率の改正について議決をいただいたところでございます。  15ページ下から18ページにかけましては、建設改良事業の概況として40件の事業一覧を載せております。上半期での発注に努めたところですが、主な建設改良事業で説明をしましたとおり、2事業4件につきまして繰り越しとなったところでございます。  また、19ページの上に保存工事の概況として主な修繕工事の内容を載せております。また、中ほどには業務量の前年度比較を載せております。年度末の給水人口につきましては404人の減少となったところでございます。  20ページから21ページにかけましては、事業収支に係る事項、事業費用に関する事項として前年度比較を載せております。20ページの下の欄外の供給単価におきましては、水1トン当たりの単価は141円18銭となりました。また、21ページの給水原価は、1トン当たりつくるのに要した経費で214円93銭となったところでございます。  22ページには、重要契約の要旨として契約金額1,000万円以上の工事と委託業務の概要を載せております。23ページには企業債明細書の一覧を載せております。本年度借入額は8,120万円で、本年度償還額の合計は2億1,571万円であり、本年度末の未償還残高は29億4,723万2,000円となったところでございます。その下、その他会計経理に関する事項として、当年度行った不納欠損について載せております。  続きまして、1ページのほうに戻っていただきたいと思います。決算報告書としまして収益的収支に係る予算額等の比較について項ごとの税込み金額で記載をさせていただいております。主なものについて説明をしますと、支出の1項営業費用の不用額3,405万8,000円は、維持管理経費などが決算において不用となったものでございます。  2ページには、資本的収支に係る予算額との比較を載せております。収入の1項企業債は予算額に対して1億3,440万円の減、3項工事負担金では500万円の減となっておりますが、支出の建設改良費の減額及び事業の繰り越しに伴い減となったものでございます。また、支出の1項建設改良費の不用額3,238万7,000円は工事費及び委託料の精算に伴い不用となったものでございます。  3ページから4ページにかけましては、平成30年度末の損益計算書を載せております。5ページには余剰金計算書を載せております。資本金余剰金について、前年度末残高から当年度に係る変動額を整理し、最下段の数字が当年度末残高となっております。6ページには余剰金処分計算書を載せておりますが、いずれの科目も当年度に係る処分はありませんでした。7ページから10ページにかけましては、平成30年度末の貸借対照表を載せております。  次に、議案資料の99ページをお願いいたします。比較損益計算書として性質別に整理し、前年度との比較を載せておりますので、主なものにつきまして説明をさせていただきます。給水収益は、有収水量の微減から111万4,000円の減収となりました。その他営業収益のうち、負担金につきましては消火栓の修繕が多数ありましたので、増額ということになっております。営業費用の職員給与費は129万2,000円の減となっておりますが、人事異動などによるものでございます。通信運搬費は174万6,000円の減となっておりますが、施設の遠隔監視情報発信サービス利用分を賃借料に科目変更したことによるものでございます。また、その他の343万4,000円の増はこの科目変更によるものと、先ほどの消火栓の修繕の増によるものでございます。これらによりまして、最下段の純損益の前年度比較では716万4,000円のプラスとなったところでございます。主には負担金収入の増と職員給与費の減と資産減耗費の減額によるものと考えております。  以上で決算認定に係る補足説明を終わります。 ◎議長(西川誠一) これをもって提案理由の説明を終わります。  監査委員より、企業会計決算審査意見書について報告を求めます。  代表監査委員、西岡眞君。 ◎代表監査委員(西岡 眞) それでは、続きまして水道事業の企業会計決算につきまして申し上げます。議題となっております平成30年度の香美町水道事業企業会計に係る決算につきましては、令和元年5月17日付で町長より審査に付され、見塚監査委員と、5月31日から6月4日までの実質2日間にわたり審査を実施したところです。  審査の対象につきましては、1ページに明記しております平成30年度香美町水道事業企業会計決算の状況について実施いたしました。審査の方法につきましては、平成30年度企業会計歳入歳出決算書及び附属書類に基づき必要な関係書類の提出を求め、上下水道課長などから事項別に説明を聴取しました。審査の過程では、病院事業と同じく予算執行状況の審査や財政状況等の推移についても検討いたしました。  審査の結果につきましては、水道事業企業会計の歳入歳出決算及び附属書類は、関係法令の規定に準拠して調製されており、その計数は正確であり、当年度決算を適正に表示しているものと認めました。なお、概要は9ページから13ページに記載のとおりですので、ご清覧をください。  審査においての監査委員の意見につきましては13ページに記載いたしております。審査意見としては、計画的な施設整備を行い、今後も清浄にして豊富低廉な水の安定供給に努められたいと意見を付して意見書を提出いたしました。  以上でございます。よろしくお願いします。 ◎議長(西川誠一) 監査委員の報告は終わりました。  これより本案に対する質疑を行います。  なお、審査意見書についても質疑をお受けいたします。  この案件は産業建設文教常任委員会に付託をいたしますので、その辺をご理解の上、質疑をお願いいたします。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第62号は産業建設文教常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
                  (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、議案第62号は産業建設文教常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いすることに決定いたしました。  次に、議案第63号 平成30年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第63号 平成30年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定についての提案理由を説明いたします。  平成30年度の香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算が確定したことに伴いまして、認定を求めるものでございます。詳細につきましては上下水道課長に説明をさせます。よろしくお願いをいたします。 ◎議長(西川誠一) 補足説明、上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) それでは、議案第63号の補足説明を行います。  先ほどと同じように、別冊の香美町企業会計歳入歳出決算書の後半、下水道事業企業会計決算書のまず13ページをお願いいたします。平成30年度の経営状況につきまして事業報告書としてまとめております。下水道接続に係る普及状況につきましては、平成30年度末の人口ベースでの接続率は79.5%で、前年度と比較して0.7ポイント増加をし、年間総処理水量に対する有収率は94.9%となりました。また、当年度は、接続率向上のための取り組みとして、昨年度に引き続き、各種イベントでの啓発活動に加え、平成29年度の繰り越し事業であります事業所を対象とした下水道接続に係る経費の調査を実施したところでございます。  次に、平成30年度の建設改良事業について説明をいたします。1)としまして、公共下水道事業に係る事業として、兵庫県施工の矢田橋の新設、現橋の撤去に伴います現矢田橋歩道橋に添架している汚水管渠を移設する必要があることから、矢田橋架け替えに伴う下水道施設橋梁添架設計業務を平成29年度に実施したところではございますが、橋梁の構造を一部変更されたことによりまして設計変更の必要が生じました。それに伴いまして、見直しに係る矢田橋添架に伴う下水道施設橋梁添架修正設計業務を実施したところでございます。  経理につきましては、アの営業収支に係る営業損益が8億4,899万円の損失となりましたがイの営業外収支に係る営業外損益は9億1,168万6,000円の利益となりました。また、14ページ、ウの特別損失は32万5,000円の損失となりました。以上によりまして、当年度の純損益は6,237万円の利益となったところでございます。この結果、前年度繰越欠損金に当年度純利益を加えました35億5,470万円が当年度末未処理欠損金となり、次年度へ繰り越しをしたところでございます。  資本的収支については、収入合計額から支出合計額を差引いた5億82万1,000円が不足となることとなり、不足額につきましては当年度分消費税等の調整額、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金で補填をしたところでございます。その下の表には、当年度中の議会議決事項を載せております。5回の補正予算と新年度予算、決算の認定、消費税の消費税率の改正について議決をいただいたところでございます。  16ページには、建設改良事業の概況を載せております。当年度は公共下水道事業の1件でございました。その下には保存工事の概況として100万以上の修繕工事で7件を載せております。  17ページには、業務量の前年度比較を載せております。年度末の接続率では0.7ポイントの増となりましたが、年度末の接続人口では190人の減、年間有収水量では8,063立方メートルの減となったところでございます。その下には、セグメントごとの業務量を載せております。年度末接続率では、香住処理区65%、柴山処理区77.9%、18ページの神場処理区は38.7%、三川区は76.9%となっており、それ以外では80%以上の接続率となっております。  その下から20ページにかけまして、事業収支に係る事項、事業費に関する事項として前年度比較を載せております。その下には、重要契約の要旨として1,000万円以上の契約の概況を載せております。その下から22ページにかけましては、企業債及び一時借入金の概況として企業債明細書の一覧表を載せております。本年度借入額の合計は3億8,400万円、本年度償還額は10億2,124万9,000円で、本年度末未償還額は132億5,802万2,000円となりました。また、22ページには一時借入金の明細書を載せており、一時的な現金の不足を補うため、会計管理者より1億7,000万円を借り入れましたが、当年度中に全額返済をしたところでございます。  続きまして、1ページをお願いいたします。収益的収支に係る予算額との比較を税込み金額で載せております。主なものにつきまして説明をさせていただきます。収入の2項営業外収益では、予算額に対して2,752万6,000円の減となっておりますが、収支の決算額に伴い一般会計補助金を調整し減額となったものでございます。また、支出の1項営業費用の不用額2,468万4,000円は、維持管理経費などが決算において不用となったものでございます。  2ページには、資本的収支に係る予算額との比較を載せております。収入の3項、負担金等では予算額に対して120万円の増となっておりますが、新規の申し込みの増によるものでございます。3ページから4ページには、平成30年度末における損益計算書を載せておりますし、5ページには、余剰金計算書として資本金、余剰金について当年度に係る変動額を整理し載せております。最下段の数字が当年度末残高となっております。6ページには余剰金処分計算書を載せておりますが、当年度に係る処分はありませんでした。7ページから10ページにかけては、平成30年度末の貸借対照表を載せております。12ページには、セグメントごとの財務情報を載せておるところでございます。  次に、議案資料の100ページをお願いいたします。比較損益計算書として性質別に整理し、前年度との比較を載せておるものでございます。比較増減に係る主なものについて説明をさせていただきます。使用料につきましては160万9,000円の減となりました。人口減少に伴う有収水量の減によるものと考えております。  営業費用の職員給与費620万2,000円の減は、職員の人事異動によるものでございます。少し下がっていただきまして、修繕費877万2,000円の増は、射添浄化センターの汚水冠水に伴う機械電気の修繕によるものでございます。路面復旧費220万5,000円の増は、マンホール鉄蓋と道路舗装面との調整箇所の増によるものでございます。  営業費用では、企業債償還金の減から支払い利息が1,884万2,000円の減となるなど、最下段の純損益では6,237万円の利益となり、前年度に比較しても3,146万7,000円の好転となったところでございます。  以上で決算認定に係る補足説明を終わらせていただきます。 ◎議長(西川誠一) これをもって提案理由の説明を終わります。  監査委員より、企業会計決算審査意見書について報告を求めます。  代表監査委員、西岡眞君。 ◎代表監査委員(西岡 眞) ただいま議題となっております平成30年度香美町下水道事業企業会計に係る決算につきましては、令和元年5月17日付で町長より審査に付され、見塚監査委員と、5月31日から6月4日までの実質2日間にわたり審査を実施したところです。  審査の対象につきましては、1ページに明記しております平成30年度香美町下水道事業企業会計決算の状況について実施いたしました。審査の方法につきましては、平成30年度企業会計歳入歳出決算書及び附属書類に基づき必要な関係書類の提出を求め、上下水道課長などから事項別に説明を聴取しました。審査の過程では、水道事業と同じく予算執行状況の審査や財政状況等の推移についても検討いたしました。  審査の結果につきましては、下水道事業企業会計の歳入歳出決算及び附属書類は、関係法令の規定に準拠して調製されており、その計数は正確であり、当年度決算を適正に表示しているものと認めました。なお、概要は14ページから17ページに記載のとおりですので、ご清覧ください。  審査においての監査委員の意見につきましては、下水道接続に引き続き努力され、快適な生活環境の保全と公共用水域の水質保全を図られたいとして意見書を提出いたしました。  以上で監査委員決算審査意見書についての報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(西川誠一) 監査委員の報告は終わりました。  これより本案に対する質疑を行います。  なお、審査意見書についても質疑をお受けいたします。  この案件は産業建設文教常任委員会に付託をいたしますので、その辺をご理解の上、質疑をお願いいたします。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第63号は産業建設文教常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、議案第63号は産業建設文教常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いすることに決定いたしました。  お諮りいたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(西川誠一) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  次の本会議は6月20日木曜日午前9時30分より再開いたします。  本日は大変ご苦労さまでした。                               午後1時34分 散会 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...