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  1. 香美町議会 2019-02-26
    平成31年第110回定例会(第1日目) 本文 開催日:2019年02月26日


    取得元: 香美町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2019年02月26日:平成31年第110回定例会(第1日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午前9時30分 開会                ○ 開 会 挨 拶 ◎議長(上田勝幸) おはようございます。第110回香美町議会定例会を開会するに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  この冬は、年末からの降雪により、各スキー場では順調な滑り出しとなりましたが、2月からは平年より暖かな日が多く、スキー場関係者には少し厳しいシーズンとなっています。  一方、香住地区では、昨年大雪に見舞われましたが、今年は雪の影響もなく、カニすきを食べに多くの観光客でにぎわいました。春が待ち遠しいこのごろであります。  さて、議員各位におかれましては、極めてご健勝にてご参集を賜り、感謝を申し上げます。今期定例会に提案されます案件は、議案つづりのとおり、平成31年度各会計当初予算を中心に、補正予算、条例改正など、香美町のまちづくりを行う上での重要案件をご審議いただくことになっております。特に平成31年度予算は、浜上町政第2期目の折り返しの予算であり、町民の期待に応え、活力あるまちづくりを推進するものと期待するところ大いなるものがあります。議員各位におかれましては、何とぞご精励を賜りまして、慎重なるご審議の上、適切妥当なる結論が得られますようお願い申し上げまして、開会の挨拶といたします。      ──────────────────────────────  開会宣言 ◎議長(上田勝幸) ただいまの出席議員は14人であります。定足数に達しておりますので、これより平成31年3月第110回香美町議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。      ──────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 ◎議長(上田勝幸) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、田野公大君、西川誠一君を指名します。      ──────────────────────────────  日程第2 会期の決定 ◎議長(上田勝幸) 日程第2 会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。
     今期定例会の会期は本日26日から3月25日までの28日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 異議なしと認めます。  よって、会期は本日26日から3月25日までの28日間と決定いたしました。      ──────────────────────────────  日程第3 諸般の報告 ◎議長(上田勝幸) 日程第3 諸般の報告を行います。  今期定例会に提案されます議案つづり等は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。  次に、所信表明、教育の重点、本日の議事日程、議案資料3は、あらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。  次に、橘秀太郎君から平成31年1月31日をもって議員辞職願が提出されましたので、許可いたしております。  次に、寺川秀志君から平成31年2月7日をもって広報公聴常任委員会委員の辞職願が提出されましたので、許可いたしております。  次に、森利秋君より病院治療のため本日欠席する旨の届け出がありましたので、許可いたしております。  次に、財政課長、邊見昌平より忌引きのため欠席の届け出がありますので、許可いたしております。なお、財政課、前田主幹が代わって出席しております。      ──────────────────────────────  日程第4 町長 所信表明 ◎議長(上田勝幸) 日程第4 平成31年度所信表明を町長に求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) おはようございます。  本日ここに、第110回香美町議会定例会が開会されるに当たり、一言ご挨拶を申し上げますとともに、平成31年度に臨む町政運営の基本的な考え方を述べさせていただき、広く町民の皆様のご理解とご賛同を賜りたいと存じます。  この冬は、年末からスキー場には積雪があり、各スキー場の営業は行われておりますが、比較的穏やかな天候に恵まれ、大きな雪害等もなく、町民生活においても過ごしやすい日々が続いたところであり、3月を目前とする中、春の到来が待ち遠しい今日このごろとなりました。  このたび、美方郡産但馬牛が日本農業遺産に認定されるという吉報が届きました。生産農家をはじめ、多くの畜産関係者のご努力により、古くから築き上げられてきた兵庫美方地域の但馬牛システムの価値が日本で認められ、大変うれしく思います。1月24日に農林水産省においてプレゼンテーションを行い、2次審査を受けてきたところでございますが、次は世界農業遺産認定に向けて、関係者の皆様と一層頑張ってまいる所存でございます。  議員各位におかれましては、お元気でご出席をいただき、誠にありがとうございます。日ごろは、町行政の推進に格別のご指導とご協力を賜り、心から厚くお礼を申し上げます。  まず、国内外の情勢に目を向けますと、昨年12月、京都大学特別教授の本庶佑先生がノーベル生理学・医学賞を受賞されました。さらに、スポーツ界では、女子テニスの大坂なおみ選手が、昨年9月の全米オープン女子シングルス、今年1月の全豪オープンと連続優勝を果たしました。グランドスラムと呼ばれるテニスの四大大会シングルスでの優勝は、男女を通じて日本勢で初めてのことであり、今後の活躍がますます期待されるところでございます。  一方、昨年7月、西日本各地を記録的な豪雨が襲い、220人もの尊い命が奪われる、豪雨災害としては平成最悪の人的被害となりました。災害支援には、全国から多くのボランティアが集まり、本町からも岡山県倉敷市の被災地でのボランティア活動に、町民の皆様や町社協職員、町職員などが参加をいたしました。  9月30日に、非常に強い勢力の台風24号が近畿地方を縦断し、記録的な暴風と記録的短時間大雨や高潮などにより甚大な被害が出ました。本町では、床下浸水4戸をはじめ、農業用施設、農地、林業用施設、漁港施設、道路、河川などに被害をもたらしましたが、幸い人的被害は発生いたしませんでした。改めて、犠牲になられました方々とそのご遺族の皆様に哀悼の誠をささげますとともに、被災・被害を受けられた皆様に心からお見舞いを申し上げます。また、防災対策に当たっていただいた方々に対し、心からの感謝を申し上げます。  さて、本年4月1日には、新元号が発表され、4月30日に天皇陛下がご退位をされ、翌5月1日に皇太子殿下がご即位され、新しい時代の幕あけとなります。  国政におきましては、本年1月28日から通常国会が開会されており、平成31年度予算編成の基本方針によりますと、政府は、引き続き、経済再生なくして財政健全化なしを基本とし、戦後最大の600兆円経済と財政健全化目標の達成の双方の実現を目指しており、地域環境と両立した持続的な成長経路の実現に向けて潜在成長率を引き上げるため、一人ひとりの人材の質を高める人づくり革命と成長戦略の核となる生産性革命に最優先で取り組むとしております。また、希望出生率1.8、介護離職ゼロの実現を目指すとともに、生涯現役社会の実現に向け、高齢者雇用促進のための改革等を実現し、全世代型社会保障制度への取り組みを進め、少子高齢化という最大の壁に立ち向かっていくとしております。  さらに、農林水産業をはじめとした地方創生、国土強靭化、女性の活躍、障害や難病のある方の活躍、働き方改革、外国人材の受入れなどの施策の推進により、経済の好循環をより確かなものとし、誰もが生きがいを持って充実した生活を送ることができる1億総活躍社会の実現を目指すとしております。  平成31年度予算については、新経済・財政再生計画に基づき、社会保障改革を軸とする基盤強化期間の初年度として、歳出改革等に着実に取り組み、予算編成に当たっては、我が国財政の厳しい状況を踏まえ、引き続き、歳出全般にわたり、聖域なき徹底した見直しを推進するとともに、地方においても、国の取り組みと基調を合わせ徹底した見直しを進めるとしております。  本町の平成31年度当初予算における一般会計、特別会計及び企業会計の総額は、238億1,364万3,000円で、そのうち一般会計は、135億1,500万円となりました。財政状況につきましては、平成29年度決算に基づく実質公債費比率が9.2%に低下し、平成30年度末の財政調整基金残高が35億3,000万円、地方債残高は203億3,000万円となる見込みでございます。  また、財政運営に大きな役割を果たしております普通交付税の合併算定がえ期間も終盤を迎え、平成33年度には一本算定への移行に加え、国勢調査人口の減少による交付税の減額が見込まれること、学校耐震化事業をはじめ大型事業で多額の地方債を発行したことに伴う将来的な償還額の増加が見込まれること等を考え合わせると、本町財政は決して楽観できる状況ではありませんが、基金を活用するなど、今後とも引き続き安定した財政基盤の確保に努めるとともに、将来にわたり持続可能な財政運営に最大限努力する所存でございます。  迎えます平成31年度は、「第2次総合計画」と「過疎地域自立促進計画」、「新町まちづくり計画」の2つの延長計画が実質4年目を迎えます。第2次総合計画では、まちの将来像を「こどもたちに夢と未来をつなぐまち~美しい山・川・海 人が躍動する 交流と共生のまちをめざして~」と定め、その重要施策を位置づける総合戦略は最終年度にあるため、これまで4年間の評価、検証を行うとともに、さらに実効性のある次期総合戦略へと見直しをしてまいります。  私は町長就任以来、「産業・観光の振興」、「町内の活性化」、「新分野への取り組み」、「医療・福祉の充実」、「防災の強化」、「交通の確保」、「教育の充実」の7つの重点施策を掲げ、全力で取り組んでまいりました。この7つの重点施策の着実なる推進こそが、総合計画や総合戦略の具現化であるとともに、地方創生への道程であると確信をしており、各計画に掲げられた諸施策を深慮し、効率的・効果的な取り組みにつなげるための戦術・戦略を構築するとともに、PDCAサイクルのもと、町民の皆様との協働による施策の着実なる実践を図ってまいります。  平成31年度は、平成を締めくくるとともに、新しい時代の幕あけとなる重要な年となります。新たな時代につなぐ基盤づくり予算のもと、2期目の町政3年目を担い、平成の次の時代の香美町の明日の礎を、議員各位をはじめ、町民の皆様とともに築いてまいりたいと考えております。  予算におきましては、議員各位からのご提案や町民の皆様からのさまざまな要望を精査しながら、個々の事業につきましても極力予算化しております。常にスクラップ・アンド・ビルドの視点を持ちつつ、町民の皆様の安全・安心を第一に、町民の皆様がこの町に住むことに誇りを持ち、より豊かな住みよいまちづくりを目指して、以下に掲げる各施策を積極的に展開してまいります。  重点施策の第1は、防災の強化でございます。昨年の西日本豪雨、北海道地震等、自然災害の脅威は年々深刻さを増しております。本町においても、昨年は大雪に始まり、夏の酷暑、7月の豪雨では香美町に初めて大雨特別警報が発令され、台風や豪雨による被害状況からも災害対策の重要性は高まるばかりでございます。  本町における防災対策の取り組みを強化するため、昨年4月に防災安全課を設置し、庁内の危機管理体制を整え、有事における庁舎内の配備体制も見直しました。台風、地震、津波などの自然災害への対応、防災、水防対策をはじめとする庁内の危機管理対策など、有事における庁舎内の配備体制をより効果的なものに確立してまいります。区・自治会や自主防災組織、関係機関との連携をさらに強化するとともに、防災士の養成を行い、自治会単位での防災リーダーの配置を進めるなど、町民の安全・安心のための体制づくりに努めてまいります。  防災行政無線につきましては、平成30年度と平成31年度で香住区のデジタル化事業を実施しており、平成30年度には、屋外拡声子局と戸別受信機の一部を整備し、平成31年度に残りの戸別受信機を整備いたします。これにより、防災行政無線は全町でデジタル化となり、香住区の全域において屋外放送の聞き取りが可能となります。また、防災対策として土砂災害危険度予測システムを導入し、10メートルメッシュ及び土砂災害警戒区域ごとに危険度を判定することが可能となり、的確な場所とタイミングで警戒情報が伝達できるようになります。  消防施設整備は年次計画により行っておりますが、平成31年度は、消防ポンプ自動車の更新、小型動力ポンプ軽積載車の更新、消防指令車の更新などを実施し、消防防災力の強化を図ります。  防犯体制の強化につきましては、区等が実施する防犯カメラの設置費に対する助成制度を継続し、また、消費者行政に関しては、引き続き消費生活センターを堅持し、県但馬消費生活センターやたじま消費者ホットラインなどと連携をしながら、消費生活相談の一層の充実に努めるとともに、被害に遭わないよう、中高生や高齢者を対象とした啓発活動を強化し、誰もが安心して安全に暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。ひとり暮らしの高齢者に対する特殊詐欺や悪質商法などの被害を未然に防止するため、電話自動録音装置購入費の助成を新たに行います。  また、安全に管理されずに放置され老朽化した空き家等の適正な管理を行っていただくため、空き家等の適正な管理に関する条例に基づき、平成31年度は、空き家等対策計画を策定し、利活用が可能な空き家等については、空き家バンクへの登録、移住者への情報提供を行うとともに、危険な状態の空き家等については、所有者や管理者に対して、適正な管理を強く促すことにより、管理不全な空き家等の早期解消を図り、安全で安心なまちづくりの推進に努めてまいります。  産業・観光の振興でございます。本町の活力の源である観光を基軸として、他市町にない誇るべき地域資源を、さらに魅力あるものへ発展させるとともに、新たに魅力ある地域資源を創出する産業振興により、本町経済の好循環を生み出してまいります。  まず、農業振興につきましては、担い手の育成・確保と生産基盤の保全管理を課題と捉え、人・農地プランに位置づけられた45歳未満の新規就農者へ給付金を支給する新規就農・経営継承総合支援事業や、将来の農業・農村のあり方について集落で話し合いを行い、農業の担い手や後継者確保、遊休農地の防止対策等を取りまとめる人・農地プランの策定の推進、農地中間管理機構を通して農地の貸し借りを進めてまいります。特に平成31年度は、人・農地プランの作成された地域において農地中間管理機構から農地の転貸を受けた担い手に対して、奨励金を交付し、農地の集積・集約を促進させるとともに、担い手の育成、支援、話し合いの活発化を図ってまいります。  有害鳥獣対策につきましては、捕獲班員の労力軽減と捕獲意欲の向上を目的としてストックポイントを町内2カ所に整備し、止めさし後の個体を一時保管して、多可町の加工処理施設へ搬送、処理する体制を整えてまいります。また、農業用水施設の維持管理の対策として、町単補助事業の補助率を引き上げ、農家負担の軽減を図ってまいります。矢田川で魚類等が遡上困難な井堰魚道の改修を進めてまいります。さらに、二十世紀梨をはじめとする香住梨のPR及び販路拡大とともに、新品種梨、なしおとめの生産拡大に努め、但馬農協や香住果樹園芸組合と取り組みを進めてまいります。また、地域特産品である美方大納言小豆と、Sランク地域コシヒカリの優位性を生かした生産意欲の向上を図ります。  冒頭で述べましたように、「美方郡産但馬牛」世界・日本農業遺産推進協議会が国に申請をしておりました兵庫美方地域の但馬牛システムが、去る2月15日、日本農業遺産に認定をされました。今後、これを弾みとして、美方郡だけでなく但馬地域全体、さらには兵庫県全体の但馬牛、畜産振興の追い風になることを願い、香美町、新温泉町、たじま農業協同組合及び関係団体が一丸となって、世界農業遺産の認定に向けた取り組みを進めてまいります。あわせて、畜産農家の経営規模拡大についても引き続き促進をいたします。  林業振興につきましては、町域の約86%を占める森林資源の有効活用と多様な公益的機能を保全するため、急傾斜地の防災機能の向上を図る森林整備、針葉樹林と広葉樹林の混交林及び里山林の整備等を行う災害に強い森づくり推進事業、国、県、町が連携した造林補助事業であります森林管理100%作戦推進事業に継続して取り組みます。また、新たな地域おこし協力隊による木の駅プロジェクト推進事業の充実を図ってまいります。4月施行の新たな森林管理システムを踏まえて創設される森林環境譲与税を活用して、森林経営管理計画を策定するとともに、間伐等の森林整備を行うことにより、森林資源の適切な管理を推進してまいります。  漁業・水産加工業の振興につきましては、引き続き魚食普及活動を推進することとし、但馬漁業協同組合へ配置する地域おこし協力隊員を活用し、漁業分野における6次産業化に向けた研究、魚食普及を含めた町内外でのイベント・PR活動の展開を図ることといたします。  ズワイガニに資源量は近年減少傾向にあり、水産庁が行う資源調査により海域別に漁獲可能量が設定されておりますが、漁獲制限は水産業者や観光関係業者等にも大きな影響を及ぼすため、今後とも関係機関と緊密に連携を図ってまいります。  一昨年立ち上げました香美町の水産を考える会による、香美町の漁業、水産加工業のかつてのにぎわいを取り戻すための再興構想に基づく水産物流通機能高度化対策基本計画を策定し、施設等の更新、新設機能の計画規模等能力算定と運営システムに係る手順の検討を行ってまいります。  香住東港、水産加工排水処理場につきましては、健全度調査の結果を踏まえ、排水処理のあり方について、今後とも関係者との調整、検討を進めてまいります。  観光・商工業の振興につきましては、町内事業所が抱える後継者対策や販路拡大といった経営上の諸課題に対応するため、事業承継推進事業に継続して取り組むほか、地域産業活性化人材育成支援事業補助金により、引き続き事業所を支える人材の育成を図ってまいります。また、起業・創業する意欲のある事業者への支援とその拡大を図るため、創業支援セミナー、起業・創業支援事業補助金を継続して実施いたします。さらに、町内の小規模事業所等が設備機器等の更新に必要な経費の一部を助成する設備投資支援事業補助金制度を開始いたします。  新たな観光関連事業として起業する海上タクシー事業開始時の初期投資に対して助成し、立ち上げを後押しいたします。  10月に予定をされております消費税率10%引き上げによる消費への影響緩和と消費喚起を目的として、低所得者と子育て世代に対して、プレミアム補助20%を付与した商品券を販売いたします。  神戸営業所の取り組みにつきましては、テレビをはじめとするマスコミ等への情報発信や、観光振興ポスター、ブックカバー広告による香美町の知名度アップを図るとともに、香美町フェスタ等による特産物のさらなる販路拡大を目指してまいります。さらに、平成30年度に策定をいたしました香美町観光振興計画の実践委員会を設置し、計画の実践を図ってまいります。このほか、鳥取県東部1市4町と美方郡2町などで構成する地域連携DMO、麒麟のまち観光局による広域観光連携を進めるとともに、外国語版ホームページの管理、多言語翻訳機の購入補助を行い、観光客の滞在時間の拡大、インバウンド対策を図ってまいります。  山陰海岸ジオパークにつきましては、鳥取県東部から京都府北部までの同ジオパーク推進協議会との連携を引き続き図るとともに、世界再認定に向け、パンフレットの作成やジオカヤック指導者講習会・検定会、ジオパークウオーキング、ガイド養成等ジオパーク活動の普及・推進の取り組みを積極的に展開してまいります。  一昨年11月にオープンをいたしました空の駅エレベーター・余部クリスタルタワーの乗客数は23万人を超え、予想を上回る入り込みを見せており、但馬で有数の観光スポットになりました。道の駅あまるべとあわせて集客の増加対策に取り組んでまいります。さらに、山陰海岸ジオパークトレイル協議会とともに、余部から香住、柴山、佐津をつなぐトレイルルートの整備とネットワーク化を進めてまいります。  観光関連施設につきましては、小代ゴンドラリフト索道設備工事を行い、安全・安心な施設の経営に努めてまいります。ハチ北温泉湯治の郷のろ過機更新工事、猿尾滝遊歩道の落石対策工事、大乗寺門前まちづくり構想に基づく看板設置工事、老朽化した観光看板の撤去を行い、イメージアップを図ってまいります。また、村岡区和池の都市と農村交流センターの施設の改修を行ってまいります。  重点施策の第3は、町内の活性化でございます。総合戦略の基本目標の一つ「新しい人の流れをつくる」の実現を図るため、移住定住対策の取り組みをさらに推進してまいります。香美町を知っていただくため、空き家バンク制度及び移住定住ウエブサイトの有効活用を図るとともに、都市部での相談会への参加、田舎暮らしフェア等への出展・参加を積極的に行い、本町の認知度をさらに高めてまいります。香美町とのかかわりを創出する事業により、都市部の皆さんが本町を訪問するきっかけをつくり、そのつながりを通して本町と継続してかかわってもらう実効性のある取り組みを目指します。さらに、本町とかかわり、移住への興味を抱いた人を支援するため、移住定住ウエブサイトで起業・創業支援事業や就労情報を提供いたします。  地域おこし協力隊については、総勢8名を予定しており、継続する5名のほか、更新で2名、新規で1名を採用することとし、都市住民の目線で地域の魅力を掘り起こしていただき、ひいては町内の活性化につながる取り組みを期待しております。  地域内循環型経済を目指し、「町内でできることは、町内の事業者で」という考え方を基調に、公共事業等の町内業者優先を進めるとともに、住宅取得奨励金制度及び住宅改修費助成金制度の継続、木の駅プロジェクト推進事業による地域通貨の発行支援など、さまざまな角度から地元消費へつなげる取り組みを図ってまいります。  さらには、総合戦略の基本目標の一つである「時代にあった地域をつくり、安心した暮らしを守るとともに、周辺地域と連携する」施策として、新しい地域コミュニティづくりを引き続き推進してまいります。地域課題の解決や地域づくりの活動に取り組む住民団体に助成するとともに、新しいコミュニティ組織のモデル地区の立ち上げに向けて、情報共有を図りながら着実に取り組みを展開してまいります。また、町民向けの講演会や研修会を開催し、意識の醸成を図ってまいります。  重点施策の第4は、新分野への取り組みでございます。総合計画において、低炭素社会への対応を掲げ、省エネルギーの啓発、再生可能エネルギーの活用、新エネルギーへの対応を定めているところでございます。  バイオマス活用推進事業につきましては、引き続き、木質バイオマスセンターを活用した木質チップの安定的供給体制の確保を図るとともに、林地残材の収集による森林整備と地域活性化を融合した木の駅プロジェクト事業を推進いたします。なお、町内一般家庭等へのバイオマスエネルギーの普及促進を図るため、引き続き、まきストーブ設置費用の一部を助成いたします。  また、区・自治会が実施をいたします防犯灯及び集会所照明のLED化事業に対する補助制度を引き続き実施し、環境に配慮した省エネルギー対策の推進を図ってまいります。  重点施策の第5は、医療・福祉の充実でございます。年少人口の減少を食いとめるため、総合戦略において、「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」を基本目標に掲げ、日常生活の基盤となる医療・福祉サービスを充実してまいります。  子育て支援対策につきましては、本町に生まれ育つ子どもたちが新たな社会への旅立ちの節目となる年齢までの医療費の無料化を、保育料においては、全ての所得階層を国基準の5割まで軽減することにより、子育て世代に対する経済的負担の軽減を図っておりますが、10月からは国の幼児教育の無償化施策により、3から5歳児の保育料が無償化されることとなります。さらに、病気になった児童を病院、保育所等で一時的に保育する病児保育事業により、保護者の子育てと就労の両立を支援いたします。  母子保健対策については、妊娠期から出産・子育て期にわたるさまざまな相談に対応する子育て世代包括支援センターを運営するとともに、妊産婦健康診査費助成制度、新生児聴覚検査費助成制度、特定不妊治療費助成制度及び不育症治療受診費助成制度に加え、妊娠を希望する女性、妊婦の同居家族を対象に風疹の予防接種費用の一部を助成する制度を新たに設け、妊婦への風疹感染を予防してまいります。  また、がん検診推進事業として、対象年齢に55歳を新たに追加し、40、50、55、60歳を対象とした、大腸・胃・肺・乳がんの無料検診、20、25、30、40、50、55、60歳を対象とした子宮頸がんの無料検診を実施するなど、がん予防対策の強化を図ってまいります。あわせて、個別の受診勧奨、再勧奨を行い、受診率の向上を目指します。さらには、健幸ポイント事業を通年にわたって取り組み、健康づくりへの動機づけや運動習慣の定着を促進いたします。  医師確保につきましては、近年一定の成果を上げることができておりますが、引き続き、香住病院の内科医師及び小児科医師の招聘、診療所の安定した診療体制の構築等に全力で取り組んでまいります。また、香住病院においては、医療技術者修学資金貸与制度等により、看護師をはじめ医療技術者の確保を図るとともに、本年6月には地域包括ケア病床の増床を予定し、住民ニーズに沿った運営体制の構築を図ります。  高齢者福祉においては、高齢者福祉計画と介護保険事業計画に基づき、全ての高齢者の自分らしい暮らしをみんなで支え合うまちづくりを目指し、地域包括支援体制の充実、介護予防の推進、生きがいづくりと社会参加の推進、介護サービスの充実に引き続き取り組んでまいります。また、介護職員確保対策として、新規就業者に対する3年間の助成制度とともに、介護の仕事に必要な資格取得のための研修受講料について助成率の引き上げを行い、不足する町内事業所の介護職員確保に対する支援を継続してまいります。そのほか、介護老人福祉施設、多床室のプライバシーの保護のための改修に対する助成、香住デイサービスセンター、香住グループホームのボイラー設備等の改修工事を行ってまいります。  障害者福祉においては、障害者福祉計画、障害福祉計画、障害児福祉計画に基づき、みんな元気でともに支え合うまちづくりを目指し、障害福祉サービスや相談支援体制の充実など、自立支援や社会参加の環境づくりとともに、障害のある子どもへの療育を推進してまいります。  平成31年度には、民間事業者により整備が予定されております重度障害者対応のグループホーム整備に対し助成を行ってまいります。また、役場庁舎内には難聴者の聞こえを支援する設備でありますヒアリングループを導入いたします。もとより、医療・福祉サービスは、「必要なとき」に「できるだけ身近」にあることが望まれます。今後も引き続き、医療・福祉サービスの充実を目指して、町内医療機関、福祉関係機関との連携を深めてまいります。  重点施策の第6は、交通の確保でございます。少子高齢化が急速に進行する中、児童・生徒の通学、高齢者等の通院、買い物等に欠かすことのできない移動手段として公共交通機関がありますが、町域が広く集落が点在している本町では、必ずしも利便性の高い乗り物とは言えない現状にございます。このような中で、公共交通機関、とりわけバス交通の抜本的見直しについて、平成30年度に庁内の中堅職員による検討委員会を設け、町内における新たな運行体系の構築を目指してさまざまな角度から調査・研究を行いました。  運転免許証返納者など交通弱者が今後増加することが見込まれる中で、町内の公共交通体系を町民の皆様にとって、より利用しやすい、より望ましい運行形態に移行できないか、その具体策を検討してまいりました。村岡、小代区については、既存の路線バスが運行する中では、自由度の高い公共交通機関の新たな運行は困難であること、香住区については、抜本的な見直しは可能ではあるものの、現行の町民バスの運行を市街地巡回路線とデマンドバス等に改変した場合に、管理運営形態の大幅な変更と運行経費の増嵩が見込まれる上に、デマンドバスにつきましては事前に電話予約が必要になるため、利用者増加につながるかどうか不透明であるなどの課題が残りました。このため、検討結果を踏まえて、町民への利用意向の実態調査を平成31年度に行った上で、運行の見直しについて見きわめて判断していくことといたしました。  また、町の玄関であるJR香住駅周辺の環境整備につきましては、平成30年度に計上した駅前広場の改修工事を平成31年度に実施し、交通結節機能を整理し利用者の利便向上を図ってまいります。  一方、道路交通網の整備は、町民生活の利便性はもとより、地域経済・観光産業の活性化、地域医療体制の構築等に寄与するものであり、近年、ますますその重要性が高まっております。こうした中、北近畿豊岡自動車道、山陰近畿自動車道の早期完成は不可欠であり、特に佐津インターチェンジから豊岡側の早期事業化、国道9号笠波峠除雪拡幅事業の早期完成に向けて、引き続き要望活動を行うとともに、計画的な事業促進が図れるよう、国、県、地域の皆様と一体となって事業推進に取り組んでまいります。また、町道及び附帯施設の計画的な点検や修繕の実施、老朽化する橋梁の計画的な点検や修繕による長寿命化に努めてまいります。  重点施策の第7は、教育の充実でございます。本町では、ふるさと教育をはじめ、学校間スーパー連携チャレンジプラン、ふるさと給食など、本町ならではの魅力ある学校園づくりを、町、教育委員会及び学校関係者が一丸となり、保護者及び地域住民とともに進め、町の将来を担う人材育成に取り組んでおりますが、少子化の中で学級の少人数化が進んでおります。学校環境のあり方については、次代を担う子どもたちにとって望ましい学校運営や学習手段のあるべき姿をしっかり捉えるとともに、本町の学校教育を取り巻く環境や地理的条件及び歴史等を踏まえた上で、各学校では、学校版教育環境会議を開催し、自校の教育ビジョンや教育内容、活動を説明した上でその評価を受け、学校存続について判断を仰ぐこととしております。学校版教育環境会議の充実を図り、保護者の皆様や地区住民と、学校への理解を深め、地域でしっかり議論していただきたいと考えております。  昨年度から外国語指導助手を5名に拡充し、小学校の外国語活動の教科化に対応しておりますが、さらに英語力の向上を図るため、夏季休業中に町内の小学6年生を対象とした英語セミナーを実施いたします。また、全中学校を対象に英語能力判定テストを実施し、英語検定受験への意欲を高めてまいります。  安全・安心な教育施設を整備するため、柴山小学校校舎の大規模改修を実施いたします。熱中症対策として、平成30年度に補正予算で計上いたしました全幼・小・中のエアコン整備工事については、夏までに整備していまいります。また、老朽化が進んだ香住文化会館を2カ年かけて建てかえ整備をいたします。平成31年度は解体工事を行い、同じ場所に建築を行ってまいります。  2020年東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ招致については、引き続き、招致委員会とともに、招致推進と友好関係を深めるための活動を展開することといたします。さらに、本町でのオリエンテーリング競技大会の開催が決定した関西ワールドマスターズゲームズ2021関西の大会運営委員会を開催し、外国人選手等の受入れ体制を整えてまいります。  7つの重点施策以外では、老朽化の進んだ小代地域局の建てかえ整備に向け、実施設計を行います。  一般会計で取り組む主だった施策については、議案資料1、「平成31年度一般会計の主要な事業の一覧表」により、第2次総合計画基本計画の項目に沿い取りまとめておりますので、後ほどご清覧いただきますようお願いをいたします。  なお、今議会には、平成31年度一般会計、特別会計及び企業会計の当初予算11件のほか、平成30年度補正予算8件、条例案件12件、その他の案件15件及び報告1件、合わせて47件の提案を予定しております。町民の皆様と一緒になって、本町のまちづくりを推進してまいる所存でございますので、議員各位には、よろしくご審議を賜り、適切なご決定を賜りますようお願いを申し上げ、平成31年度の町政運営に臨む所信といたします。  ありがとうございました。 ◎議長(上田勝幸) これをもって町長の所信表明を終了いたします。      ──────────────────────────────  日程第5 教育長 教育の重点 ◎議長(上田勝幸) 日程第5 平成31年度教育の重点を教育長に求めます。  教育長、藤原健一君。 ◎教育長(藤原健一) おはようございます。  平成31年度に臨む香美町教育の重点をただいまより述べさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、1ページからお願いします。  新しい保育所保育指針、幼稚園教育要領等に基づく保育、教育が実施展開され1年が経過しました。また、小・中学校では、新学習指導要領全面実施に向け、平成30年3月に示された移行期間中における学習指導等について等を踏まえ、着実な取り組みを進めてきました。その間、国では、第3期教育振興基本計画が平成30年6月に策定され、2030年以降の社会の変化を見据えた教育政策のあり方が示されました。加えて、兵庫県においても、平成30年10月には「兵庫の未来を描く兵庫2030年の展望」がまとめられ、これらの動向を踏まえつつ、第3期ひょうご教育創造プランが鋭意審議され、平成31年3月には策定されようとしています。いずれの計画からも見えてくるものは、急速な技術革新、グローバル化の進展、人口減少、高齢化の進展、人口の偏在など、社会状況や環境の変化です。このような教育を取り巻く大きなうねりの中にあって、教育の目的は人格の完成を目指すことであることを再確認するとともに、人生100年時代におけるそれぞれのライフサイクルやさまざまなライフステージにおいて必要となる能力を着実につけ、自己実現を図る人づくりが求められています。  香美町では、第2次香美町総合計画において、町の将来像として「こどもたちに夢と未来をつなぐまち~美しい山・川・海 人が躍動する 交流と共生のまちをめざして~」を掲げ、「町の将来にわたる存続」を最優先に取り組むため、次代を担う子どもたちに焦点を当て、子どもから高齢者まで、全ての町民が住みやすいまちづくりを目指しています。計画の実現に向けては、少子高齢化、若者の流出などによる過疎化の進行などにより町の活力が失われつつある中、克服すべき課題は少なくありません。将来にわたり持続可能なまちづくりを進めていくため、私たちには、これらの諸課題に対峙し、目指すまちの姿を見据えた次代の担い手や人材の育成が強く期待されています。  教育委員会では、香美町教育振興基本計画(平成23年12月策定)において、「ふるさとに学び 夢や志を抱き ふるさと香美を大切にする人づくり」を基本目標に掲げ、「まちづくりは人づくり」を基とし、町の活性化を目指し、教育改革の取り組みを進めています。「3つの町民運動(読書、あいさつ、体力づくり)」をはじめ、個に応じたきめ細かな指導やふるさと教育、学校間スーパー連携チャレンジプランなど、香美町ならではのさまざまな教育施策の積極的な展開を通じて、子どもたちのふるさと意識の醸成が図られ、魅力ある学校園づくりが進むなど、一定の成果を上げつつあります。  いよいよ平成という時代からの旅立ちが始まり、新しい時代を迎えようとしております。時代とともに変化する流行の中で、子どもたち自らが未来を切り開いていくための基盤は、教育における不易たるものの中で育まれると言えます。夢や志を持ち、直面するさまざまな変化を柔軟に受けとめ、主体的に向き合ってかかわり合い、豊かな感性や発想、しなやかな思考を働かせ、何ごとにも果敢に挑戦し、活躍することができる子どもたちの育成を目指して、求められる未来のつくり手、人づくりに取り組んでいきます。  2019年度の教育に望む基本的な考え方。  香美町ならではの教育の挑戦。  今年度は、香美町教育振興基本計画後期計画(平成28年12月策定)実施の3年目に当たり、いよいよ後半の取り組みへと進みます。国や県の教育の動向を踏まえ、前述の香美町教育振興基本計画のさらなる具現化を図り、なお一層の香美町らしさを創出し、「ふるさと香美町を大切にする人づくり」に向けた教育の推進を図ります。まちの将来の担い手育成のためには、学校、家庭、地域が互いに連携し、役割分担し合いながら、社会総ぐるみで子どもたちを幼児期から地域の中で育み、教育する必要があります。香美町には、1)個に応じた指導を進めるための環境を有し、一人一人を磨き育てる教育が可能であること、2)校区ならではの教育、学習資源や教育力に恵まれ、地域と一体となった教育が可能であることなど、絶好の教育環境が整っています。  各学校園は、1学級当たりの園児、児童・生徒数や教職員1人がかかわる園児、児童・生徒数が少なく、個別指導がしやすい教育環境にあります。そのことを強みと捉え、一人一人を認め育てる個に応じた指導に積極的に取り組むことにより、教科等の学習の充実に努め、学校教育法が定める学力の要素である1)基礎的・基本的な知識及び技能の習得、2)思考力、判断力、表現力等の育成、3)主体的に学習に取り組む態度の涵養を目指します。とりわけ、児童・生徒の英語力の向上に力点を置いた取り組みを進めます。また、家庭との連携や校種間の枠を超えた一貫化教育の取り組みにより、学校と家庭での学びをつなぐ学習習慣などの定着を図ります。さらに、小規模な学校園の課題と一般的に指摘されがちな人間関係の固定化、序列化、社会性の不足などを克服するため、学校間スーパー連携チャレンジプランによる「学力向上ステップアップ授業」や「就学前わくわく交流会」を推進し、多様な考えにふれ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨する機会や場とするとともに、さらなる質的高まりを目指します。
     小学校の放課後における活動では、ひょうごがんばりタイムの授業や放課後子ども教室事業を活用して、補充学習等の推進を図ります。また、学校外での活動として、公民館における土曜チャレンジ学習事業などによる子どもたちの体験交流学習をさらに推進します。このような基本的な考え方に立ち、次に示す4つの柱で取り組みを進めます。  1、香美町ならではの魅力ある学校園づくりの推進。  (1)新しい学習指導要領が目指す保育・教育の実現。  幼稚園等では、新保育所保育指針、新幼稚園教育要領などによる保育・教育1年目の成果や課題を踏まえ、全教職員が、健康な心と体など「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を念頭に置いて捉え、子どもたちの発達に必要な援助を行うなど、その実践の質的向上を図ります。また、小・中学校では、社会に開かれた教育課程の実現を目指すため、これまで以上に社会との連携及び協働を図るとともに、移行期1年目の取り組みの成果や課題を踏まえ、児童・生徒の資質・能力の育成を目指すします。「主体的・対話的で深い学び」の実現、「カリキュラム・マネジメントの充実」等を柱とする新しい学習指導要領の円滑な全面実施に向けて、全教職員のさらなる共通理解のもとに取り組みを進めます。さらに、生きる力の育成を図り、子どもたち一人一人の豊かな学びを実現するため、それぞれの校園区の教育環境や地域の特色を生かし、幼稚園等では環境を通した幼児の保育・教育の一層の推進を図るとともに、小・中学校では各学校の創意工夫に基づく児童・生徒の教育活動の充実に取り組みます。とりわけ、学力向上を目指した香美町ならではの魅力ある学校園づくりに全力で取り組みます。  (2)香美町ならではの保育・教育の充実。  個に応じた指導を進めるための絶好の教育環境を生かし、確かな学力を育成するため、小・中学校では教科学習における基礎・基本を徹底するとともに、児童・生徒一人一人に応じた指導を充実していきます。特に子どもたちへの指導に当たっては、脳科学の知見を活かした「ほめる」指導や「認める」指導を大切にするとともに、中学校が基軸となり、保・幼・小・中が連携し合い、子どもたちの発達や学びの連続性を踏まえた一貫化教育の取り組みを積極的に推進します。また、児童・生徒が自ら学習課題や学習活動を選択する機会を設けるなど、児童・生徒の興味・関心を生かした自主的、自発的な学習が促されるよう工夫したり、なすことによって学ぶことを大切にした体験的な活動や教科等の特質に応じた体験を伴う学習活動を重視したりする取り組みを進めます。あわせて、補充的な学習や発展的な学習などを取り入れた指導、学校間スーパー連携チャレンジプラン等を通じた教師間の協力的な指導など、指導方法や指導体制の工夫改善にも取り組みます。特に複式学級における指導においては、児童自身がリーダー役を務めて学習活動を進めたり、相互に学び合う活動の充実を図ったりするなどして、効果的な指導に努めます。  特別な配慮を必要とする園児、児童・生徒への指導に当たっては、特別支援教育コーディネーターや学級担任が中心となり、スクールアシスタントや介助員、学校生活支援教員などの連携を図り、県立特別支援学校等の助言や援助を活用しつつ個に応じた支援を行うとともに、特別支援教育の視点を生かした指導の充実を図ります。  香美町では、2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける事前キャンプの誘致やワールドマスターズゲームズ2021関西の受入れなど、スポーツを通じた国際交流が進むとともに、ラグビーワールドカップ2019日本大会や2025大阪万国博覧会開催による訪日客の来町増加が期待されるなど、今後ますますグローバル化する中で世界と向き合うことが求められると予想されます。このような状況を踏まえ、子どもたちが外国語を使って多様な人々と目的に応じたコミュニケーションを図ることができるようにするため、児童・生徒の英語力の向上に当たって、平成30年9月からJETプログラムにより招聘する外国語指導助手を5名に増員し、積極的活用を図るとともに、小学校新学習指導要領の全面実施までの移行期間においても、教員の研修充実を図り、全面実施後の授業時数による取り組みを進めています。とりわけ、2019年度は小学校を対象とした夏季休業中における小学校英語力スキルアップ事業や中学生の英語力向上を支援するための英語能力判定テストを実施します。あわせて、郷土の歴史や伝統文化を学ぶふるさと教育の充実を図り、ふるさとの伝統や文化を語り継承していける力を身につけるとともに、文化や考え方の多様性を理解し、さまざまな人々と協働していくことができる子どもたちの育成を目指します。また、将来の夢や目標を持たせるとともに、夢の実現に向けて自己の将来を切り開く態度や能力を培うため、中学校を中核としてキャリア教育を推進します。さらに、プログラミング教育の推進、教科指導におけるICT活用推進などを通して、児童・生徒の情報活用能力の育成、わかりやすい授業の実現及び教職員の業務負担軽減を図ります。  人権教育の推進に当たっては、生命の尊厳を基盤とし、教育のさまざまな機会や場を通して、子どもたちの人権感覚の涵養を図り、自他に対する肯定的な態度や共生社会の実現に向け、主体的に取り組む実践力を育成します。特に、いじめの未然防止や積極的認知による早期発見・早期対応に組織的に取り組み、「いじめは人権侵害であり、人として決して許される行為ではない」ことなどの理解を図り、人権意識の高揚に努めます。加えて、学校給食における食物アレルギー対応では、学校におけるアレルギー疾患対応マニュアルに基づき、一人一人の子どもたちの状況を的確に把握し、全教職員が情報を共有しつつ、学校園におけるアレルギー疾患の対応の充実を図ります。また、子どもたちの安全確保の充実を図るため、危機はいつでもどこでも発生し得るという共通認識を持ち、実践的な安全教育を進めるとともに、不審者対応など学校園内の安全確保はもとより、防犯ボランティアによる登校、下校時の見守り活動などにより子どもたちの安全確保に努めます。  このように、教育環境の強みを最大限に生かした特色ある取り組みとともに、今日的諸課題に対する対策を講じながら、学校版教育環境会議などを通じて学校園としての説明責任を果たすとともに、保護者や地域住民から一層の理解と信頼を得て、香美町ならではの魅力ある学校園づくりを推進します。  このような取り組みを総合的に進めていくためには、学校施設の整備を欠くことはできません。学校施設は児童・生徒の学習、生活の場であるとともに、地震や台風などの災害時には地域住民の避難所等ともなることから、耐震工事の完了した状況の中で、空調設備の全校園への整備やトイレの洋式化及び学校施設の長寿命化に取り組み、児童・生徒が学びに向かい合うことができ、災害時にも対応可能な学校施設環境の構築を図ります。  2、地域をあげた人づくりの推進。  たくましく生きる力の土台となる「3つの町民運動」の展開。  次代を担う人材には変化の激しい社会をたくましく生きる力が求められており、その基盤となる「確かな学力、豊かな心、健やかな体」、すなわち「知、徳、体」を子どもたちにバランスよく身につけさせることが大切です。そのため、「読書、あいさつ、体力づくり」の「3つの町民運動」を、学校園や公民館、家庭や地域と一体となり引き続き推進していきます。とりわけ、おもてなしの基本となる「あいさつ運動」では、凡事徹底の取り組みを家庭や地域に広げるとともに、中学校での地域に学ぶ「トライやる・ウイーク」などを通じて、企業や事業所などと連携を図りながらさらに推進していきます。  「読書運動」では、各公民館のネットワークによる町じゅう図書館活動とともに、読み聞かせ活動など乳幼児期から本にふれ合う機会を提供していきます。また、「体力づくり運動」では、日本体育大学との連携事業を通して運動遊びやスポーツに親しむ機会を設けるとともに、継続しやすい身近で手軽な生涯スポーツの普及を通じて、町民の体力づくりや健康増進を図っていきます。あわせて、子どもたちの登下校時の防犯ボランティアによる見守り活動や通学路の点検などに取り組み、子どもたちの安全を守る体制をさらに充実するとともに、地域の子どもは地域で育てる機運を醸成していきます。  (2)ふるさと教育の推進。  子どもたちにとって、今、仲間や地域の人たちと体験したことが、やがて大人になってふるさとになります。ふるさとのよさや地域の価値を理解させるとともに、子どもたちの将来につながる態度や能力を育て、自らの言葉でふるさとを語ることのできる力を育むことが大切です。そのため、各学校園では地域との連携を図り、ふるさとものしり博士やふるさと教育応援団などの協力を得て、校区の豊かな自然環境、そこで育まれた伝統的な文化や産業など、地域のよさを体験的に学ぶ取り組みを進め、ふるさと教育交流会の場でその取り組み成果を確認し合います。  日本一のふるさと給食を目指した取り組みは、その一環でもあります。香美町の山や海の食材は、豊かな資源であり、愛情を込めて育てられた食材を活用したふるさと給食は、子どもたちにとってふるさとのよさを学ぶ絶好の機会でもあります。各学校園では、ふるさと給食を通じて、地域の特産物や食文化、産業に目を向けさせるとともに、感謝の気持ちや地域の価値を学ばせながら、ふるさとへの思い入れや愛着を育てていきます。  3、保育・教育における子育て支援の推進。  (1)幼児期における保育・教育の充実。  保育所、認定こども園、幼稚園では、幼児一人一人の特性を踏まえ、環境を通した保育・教育の実践に取り組み、心身の調和のとれた発達の基礎を培うことが大切です。そのためには、遊びを通して体を動かす機会を確保し、幼児の発達や学びの連続性を踏まえた保育・教育を充実するとともに、小学校との連携を図り、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を見据えた取り組みを展開し、児童期への円滑な接続を図っていくことが求められます。指導に当たっては、「ほめる」指導や「認める」指導を通して、幼児一人一人に対する愛情ある共感的理解を進めるとともに、遊びにおける楽しさから湧く意欲、遊びに熱中する集中心、遊びとのかかわりから生まれる気づき、友達とのさまざまな体験を重ねる中で、「思考力の芽生え」や「道徳性、規範意識の芽生え」などを育みます。また、運動遊びの実施を通してさまざまな運動能力の向上を図るとともに、地元食材を使ったふるさと給食を食すことによる食育の充実を図ります。  (2)子育て支援の充実。  小学校における放課後児童クラブや幼稚園における預かり保育を一層充実させ、保護者が働きやすい環境づくりに努めます。また、子育て中の親同士の交流や子育て経験者との交流促進を図り、子どもたちの基本的生活習慣の確立や望ましい生活リズムの定着につながる情報提供とネットワークづくりを進めます。  就労等により、病気の子どもを自宅で看護することが困難な保護者を支援するため、昨年度から公立香住病院内に設置した病児保育室おひさまの充実を図るとともに、必要とする保護者の利用増に向けた周知や情報発信に努めます。また、2020年度から5年間を期間とする第2期香美町子ども・子育て支援事業計画を策定し、子育てを支援するさまざまな施策を実施していきます。  4、地域を元気にし、絆をつくる生涯学習・生涯スポーツ活動の推進。  多様な学習機会の提供や自発的な学習活動の支援など、町民が生涯にわたって学び続けることのできる環境整備の充実を図ります。また、障害のある人たちが生涯にわたり自らの可能性を追求できる環境を整え、地域の一員として豊かな人生を送ることができるようにすることが重要です。そのため、視覚に障害のある人たちを対象とした青い鳥学級などの充実にも努めます。あわせて、生涯を通じて、全ての町民が健康に生活するため、いつでも楽しく手軽に体育・スポーツ活動に参加できる環境を整え、心身ともに健康な人づくり、元気なまちづくりを推進します。  地域のかけがえのない歴史文化遺産をよりよい形で将来に残していくために、指定文化財の追加指定等を行い保存と活用を図っていきます。また、地域に伝承されてきたすぐれた伝統文化を継承し、新しい文化の創造につながる活動を支援するとともに、町民に文化芸術に親しむ機会や発表の場を提供します。地域社会でのさまざまな体験活動を通じて、ふるさとに愛情と誇りを持ち、自立してたくましく生きていくことができる子どもたちの育成を目指し、地域全体で取り組みを進めます。これらの取り組みを充実したものとするため、香美町香住文化会館を改築し町民の生涯学習の場として整備充実を図るとともに、地域づくりを担う生涯学習の拠点として小学校区単位で設置した地区公民館を中心とし、2つの公民館が地区公民館活動の総合的な調整を図りながら、地域を元気にし、地域の絆をつくる生涯学習社会づくりを進めます。  教育委員会は、各自が果たすべき役割を自覚し、これら諸施策を主体的に着実に取り組んでまいります。議員各位をはじめ、町民の皆様の格別のご理解とご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。どうもありがとうございました。 ◎議長(上田勝幸) これをもって、教育長の教育の重点を終了いたします。  ここで会議の途中ですが、暫時休憩いたします。再開を11時ちょうどといたします。                              午前10時43分 休憩                              午前10時58分 再開 ◎議長(上田勝幸) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。      ──────────────────────────────  日程第6 報告第1号 委任専決処分をしたものの報告について ◎議長(上田勝幸) 日程第6 報告第1号 委任専決処分をしたものの報告についてを議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(上田勝幸) 朗読は終わりました。  報告の説明を求めます。  総務課長、吉岡哲男君。 ◎総務課長(吉岡哲男) それでは、委任専決第1号、損害賠償の額を定めることについてご説明をいたします。  議案書の2ページと議案資料の1ページをお開きいただきたいと思います。昨年10月13日に発生をいたしました対物賠償事故の損害賠償額について、相手方との示談が成立したことに伴い、速やかに相手方を救済するため、地方自治法の規定に基づき、本年1月7日に専決処分を行いましたので、報告するものでございます。  議案資料1ページのほうをご覧いただきたいと思います。地図の上側が北となっております。丸でお示ししているところが事故の発生場所でございます。事故が発生しましたのは、小代区野間谷地内、町道野間谷線で、移動図書館車を後進させた際に運転操作を誤り、当該車両が車庫のシャッターに接触し、損害を与えたものでございます。なお、車両の運行につきましては、契約によりシルバー人材センターへ委託しておりましたが、この事故による負傷者はございませんでした。  議案書の2ページをご覧いただきたいと思います。相手方でございますけれども、香美町内男性で、損害賠償額は16万2,000円でございます。この事故に係ります過失割合は当方が100%でございますので、この額が相手方の損害額に相当するものでございます。また、町が支払いをいたします賠償金につきましては、加入をしております全国町村会総合賠償補償保険によりまして全額補填をされます。  以上で委任専決第1号の説明を終わりますが、職員のみならず、公用車の運行委託先にも注意を促し、事故防止に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) これをもって報告の説明を終わります。      ──────────────────────────────  日程第7 議案第1号 香美町過疎地域自立促進計画を変更することについて  日程第8 議案第2号 辺地総合整備計画(柤岡辺地)を策定することについて ◎議長(上田勝幸) 日程第7 議案第1号 香美町過疎地域自立促進計画を変更することについて及び日程第8 議案第2号 辺地総合整備計画(柤岡辺地)を策定することについての2議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(上田勝幸) 朗読は終わりました。  これより、議案ごとに町長の提案理由の説明、担当課長の補足説明を求めます。  初めに、議案第1号 香美町過疎地域自立促進計画を変更することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第1号 香美町過疎地域自立促進計画を変更することについての提案理由を説明いたします。  過疎対策事業推進のため、香美町過疎地域自立促進計画を変更し、総合的かつ計画的に過疎対策を行うものでございます。詳細につきましては企画課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) それでは、議案第1号の補足説明をさせていただきます。  現行の香美町過疎地域自立促進計画は、平成27年12月の町議会定例会において議決をいただき、平成28年度から32年度までの5カ年計画となっております。このたび、平成31年度において実施を予定しております事業について、その財源措置として過疎債の充当を予定しておりますので、これらの事業を本計画に組み込もうとするものであります。なお、予算への計上など、事業を行おうとするときは、その都度計画を変更するよう県からの指導を受けておりますので、申し添えさせていただきます。  議案書4ページから7ページ、議案資料2ページをご覧ください。まず、議案書の4ページに、計画の変更をいたします部分について表として掲げており、それぞれアンダーラインを引いております。今回は、事業内容の追加6件となっております。  変更箇所は、区分1、産業の振興ですが、3、事業計画の事業名(8)観光またはレクリエーションで、事業内容に、猿尾滝周辺地域整備事業、民間活動等支援交流センター整備事業、都市と農村交流センター整備事業を追加するものです。猿尾滝周辺地域整備事業につきましては、猿尾滝遊歩道の落石防護対策工事と転落防止柵の整備を行い、遊歩道の落石と転落に対する安全性を確保するものであります。民間活動等支援交流センター整備事業につきましては、ハチ北温泉湯治の郷に設置しておりますろ過機の経年劣化が著しいため、改修工事により施設の適正管理を行おうとするものであります。都市と農村交流センター整備事業については、リゾートヴィラハチ北横の研修施設の屋根、壁などの施設改修、トイレなどの設備改修を行うもので、老朽化した施設設備の改修により長寿命化を図るものであります。  議案書6ページをお開きください。変更箇所は、区分2、交通通信体系の整備、情報化及び地域間交流の促進でありますが、3、事業計画の事業名(1)市町村道、道路で、事業内容に道路改良事業といたしまして、鍛冶屋久須部線、延長180メートル、幅員5メートル、高井水舟線、延長100メートル、幅員4メートルを追加するもので、道路改良を行うことによりまして町道の安全性と利便性を確保しようとするものであります。  次に、区分4、高齢者等の保健及び福祉の向上及び増進でありますが、3、事業計画の事業名(1)高齢者福祉施設その他で、事業内容に地域介護拠点整備を追加するもので、小代区の介護老人福祉施設、特別養護老人ホーム多床室入居者のプライバシー保護のため改修工事を行う社会福祉法人に対しまして、補助を行うことにより福祉の向上を図るものであります。  なお、議案資料の2ページに計画の位置図を添付しておりますが、右下段に事業内容の追加6件について1)から6)と付番し記載しておりますので、ご清覧ください。なお、この計画変更に係ります兵庫県との協議は既に終わっており、異議のない旨の回答をいただいております。  以上で議案第1号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第2号 辺地総合整備計画(柤岡辺地)を策定することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第2号 辺地総合整備計画(柤岡辺地)を策定することについての提案理由を説明いたします。  柤岡辺地において公共的施設を整備するに当たり、辺地総合整備計画を策定するものでございます。詳細につきましては企画課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) それでは、議案第2号の補足説明をさせていただきます。  議案書9ページと議案資料3ページをご覧ください。  議案書9ページに、柤岡辺地に係ります辺地総合整備計画を掲げておりますが、今回の計画策定につきましては、平成31年度予算に関連するものでありますので、あらかじめ申し添えさせていただきます。  1、辺地の概況ですが、辺地を構成する町または字の名称は、香美町村岡区柤岡であります。2、公共的施設の整備を必要とする事情でありますが、本辺地は65世帯147人の集落で、本町中央部の標高440メートルの山間急傾斜地に位置し、冬季積雪が2メートルを超える豪雪地帯であり、居住地の多くは急峻な場所にあり、自動車の通行可能な道路に接していない住居が多い状況にあります。本集落には、地域防災の要である香美町消防団の村岡支団村岡第8分団熊波・柤岡部があり、消防団員によって平成10年に配備した小型動力ポンプ付軽積載車を維持管理しておりますが、消防施設年次計画に基づき地域消防団の機動力向上を図るため、小型動力ポンプ軽積載車の車両のみを更新整備するものであります。  3、公共的施設の整備計画では、整備期間を平成31年度の1年間としており、施設名は消防施設整備(小型動力ポンプ軽積載車購入)、事業主体は香美町、事業費は432万円、財源内訳は、特定財源として電源立地地域対策事業費補助金300万円を予定しており、残り一般財源132万円のうち130万円に対し辺地対策事業債の充当を予定しております。  議案書3ページをご覧ください。計画の柤岡辺地を示す位置図を添付しております。また、事業概要を右中ほどに示しておりますが、施設名といたしましては消防施設整備(小型動力ポンプ軽積載車購入)としております。なお、この計画に係ります兵庫県との協議は既に終わっており、異議のない旨の回答をいただいております。  以上で議案第2号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) これをもって、議案第1号及び議案第2号の2議案の提案理由の説明を終わります。  なお、この2議案については2月28日に案件ごとに審議いたします。      ──────────────────────────────  日程第9 議案第3号 平成30年度香美町一般会計補正予算(第9号)  日程第10 議案第4号 平成30年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)  日程第11 議案第5号 平成30年度香美町後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算             (第1号)  日程第12 議案第6号 平成30年度香美町介護保険事業特別会計補正予算(第4号)  日程第13 議案第7号 平成30年度香美町矢田川憩いの村事業特別会計補正予算(第1             号)  日程第14 議案第8号 平成30年度香美町公立香住病院事業企業会計補正予算(第4号)  日程第15 議案第9号 平成30年度香美町水道事業企業会計補正予算(第5号)  日程第16 議案第10号 平成30年度香美町下水道事業企業会計補正予算(第5号) ◎議長(上田勝幸) 日程第9 議案第3号 平成30年度香美町一般会計補正予算(第9号)から、日程第16 議案第10号 平成30年度香美町下水道事業企業会計補正予算(第5号)までの8議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。  なお、議案第8号から第10号までの企業会計補正予算については朗読を省略させます。                 (議案書朗読) ◎議長(上田勝幸) 朗読は終わりました。
     初めに、議案第3号から議案第10号までの8議案を一括して、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第3号 平成30年度香美町一般会計補正予算(第9号)から、議案第10号 平成30年度香美町下水道事業企業会計補正予算(第5号)の8議案について、一括して提案理由を説明いたします。  予算の執行に当たり補正の必要が生じましたので、提案するものでございます。詳細につきましては各担当課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) これより、議案ごとに順次各課長より補足説明を求めます。  初めに、議案第3号について財政課主幹、前田孝司君。 ◎財政課主幹(前田孝司) それでは、議案第3号 平成30年度香美町一般会計補正予算(第9号)の補足説明をさせていただきます。  このたびの補正予算の内容といたしましては、そのほとんどが年度末を控え、決算を見込んだ調整のため変更を行ったもので、特に工事請負費や委託料では、設計を終えたこと、あるいは入札執行により不用額が生じたことで多くの歳出の減額を行っておりますが、あわせて、財源となる国県支出金や起債額について調整を行っております。また、香美町の名誉町民である久保井一匡弁護士より、小代地域局庁舎整備、そして香美町のまちづくりのため多額の寄附金をいただきましたので、寄附金の受入れと一時的に基金へ積み立てる予算を計上しております。  それでは議案書10ページをお開きください。第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,924万4,000円を追加し、150億1,093万5,000円としております。第2条では繰越明許費の設定、第3条では債務負担行為の補正、第4条では地方債の補正を行っております。それぞれの内容について説明をいたします。まず17ページをご覧ください。第2表、繰越明許費でございます。香住駅周辺環境整備事業費5,659万円、ほか全17事業を予定しており、金額は8億1,264万9,000円を予定しております。  別冊の議案資料をご覧ください。31から32ページに、事業内容と繰り越し理由を整理しております。この中で、32ページに掲載しております教育費の施設整備事業費は合計3億5,472万5,000円で、平成30年度の補正予算により対応したものでございますが、資機材調達に不測の日数を要するため、年度内工期は確保できず、繰越明許としております。また、災害復旧費の合計は2億8,340万円になりますが、2度にわたる台風等により被災し、査定に日数を要したことなどにより年度内工期が確保できず、繰越明許としております。  議案書に戻りまして、19ページをご覧ください。第3条の債務負担行為の内容としましては、第3表、債務負担行為補正をご覧ください。追加の事項としましては、八原井堰災害復旧工事(平成30年災害分)でございます。期間は平成31年度、限度額は1,600万円でございます。農林水産施設災害復旧費における国の会計処理として、本年度中の補助金の交付決定が所要額の7割程度しか行われず、残りの3割については平成31年度の決定となる旨、連絡がございました。このため、予算処理としましては、前年度の平成29年災と同様に、次年度に債務負担行為を設定する方法を行っております。廃止の事項としましては、矢田川クリーンセンター解体撤去工事でございます。平成30年度の当初予算で期間を平成31年度、限度額を1億3,700万円で設定しておりましたが、解体撤去工事の実施が延期となりましたので廃止をするものでございます。  次に、変更の事項としまして、防災行政無線整備事業と香美町民バス運行委託料(平成30年度設定分)でございます。いずれも期間の変更はございませんが、限度額を、防災行政無線整備事業で534万円減額し2億9,466万円に、町民バス運行委託料(平成30年度設定分)では51万2,000円減額し2,078万8,000円としております。なお、これらは、契約額が確定したことにより所要額の変更を行ったものでございます。  続きまして、第4条、地方債の補正についてでございます。議案書20ページをご覧ください。第4表、地方債補正です。起債の目的としましては、電源立地地域対策事業、以下全19件を変更しております。いずれも決算見込みにより歳出予算を補正したことで、その財源としている起債額を調整したものでございますが、学校の空調整備事業につきましては施設環境改善事業で計上しておりましたが、学校教育施設空調整備事業へ組みかえをしております。また、学校教育施設ブロック塀対策事業は、国の補正予算により補助対象となったことにより地方債も対象となり、新たに追加をしております。  続きまして、事業ごとについて説明をいたしますが、その多くが年度末を控え、決算を見込んだ調整のため変更を行ったものでありますので、経常的なもの、あるいは金額の少ないものについては説明を省略させていただきます。  それでは、歳出の主だった事業の内容につきまして、概要を説明させていただきます。議案資料13ページをご覧ください。款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費、一般経常費の兵庫県立大学大学院受講費用助成金31万3,000円の追加は、職員の人材育成のため、県立大学へ入学金等の費用を助成するものでございます。電算システム開発事業費の1,184万円の減額は、導入予定していた機器が一部入荷延期となったことなどにより減額するものでございます。電算システム運営事業費の289万9,000円の減額は、入札執行などにより生じた不用額を減額するものでございます。  目4基金費、財政調整基金費の2億円の追加は、香美町の名誉町民である久保井一匡弁護士より、小代地域局庁舎整備、そして香美町のまちづくりのため2億円の寄附をいただきましたので、一時的に基金へ積み立てるものでございます。今後、小代地域局庁舎建設などの財源として活用をさせていただく予定でございます。ふるさとづくり基金費の5,000万円の追加は、寄附金の増額が見込まれるため補正をするものでございます。  目7企画費、移住定住対策費の220万円の減額は、決算見込みより助成金等、それぞれ所要額を補正するものでございます。地方バス等公共交通維持確保対策事業費の全但バス運行協力助成金59万2,000円の追加は、対象路線の運行実績に不足が見込まれるため補正をするものでございます。  14ページをご覧ください。  目8自治振興費、地域振興対策費の区集会所改修補助金100万円の減額は、新屋区と訓谷区の2地区に対する補助金でございますが、決算見込みにより不用額を減額するものでございます。  目10交流推進費、ふるさとづくり事業費の1,901万円の追加は、寄附金の増加が見込まれますので、お礼とする特産品などの報償費ほか経費を補正するものでございます。  目12諸費、電源立地地域対策事業費の621万円の減額は、村岡区の消防ポンプ自動車の入札減によるものでございます。  過誤納返還金費、森林整備地域活動支援事業交付金償還金611万9,000円の追加は、北但西部森林組合が行った補助事業で、不適正事案が会計検査院により指摘され、林野庁が実態を調査し対応を行うこととなりました。調査の結果、補助金を返納する必要が生じたことにより補正をするものでございます。対象となった事業及び返納額は、平成24年度及び平成26年度から28年度に実施された事業でございます。なお、北但西部森林組合から町へ返納される返還金は815万7,500円で、歳出額との差額は、町の随伴補助金も合わせ受け入れるためのものでございます。  項3戸籍住民基本台帳費、目1戸籍住民基本台帳費、住民基本台帳ネットワークシステム費の個人番号カード発行等業務委託料196万4,000円の減額は、発行実績に合わせ、年度内分の事業量が確定し、補正するものでございます。  項4選挙費、目3兵庫県議会議員選挙費、兵庫県議会議員選挙費の83万5,000円の追加は、統一地方選挙により兵庫県議会議員選挙が、本年3月29日告示、4月7日投開票予定となったことに伴い、期日前投票2日分に係る経費を補正するものでございます。  款3民生費、項1社会福祉費、目1社会福祉総務費、障害者訓練等給付負担金事業費1,241万5,000円追加及び地域生活支援事業費の52万4,000円の追加、これらはいずれも実績見込みにより不足額を補正するものでございます。  国保特別会計事業勘定繰出金費の143万6,000円の追加は、保険基盤安定繰出金及び財政安定化支援事業繰出金を補正するものでございます。  矢田川憩いの村事業特別会計繰出金費338万1,000円の追加は、矢田川温泉指定管理者の経営安定を図るため指定管理料の算定方法を変更し、特別会計の運営に必要な金額について一般会計が繰出しし、収支を調整するものでございます。  目2老人福祉費、高齢者等住宅改造助成事業費300万円の減額及び老人保護措置費の240万円の減額は、決算見込みにより補助金等、それぞれ所要額を補正するものでございます。  後期高齢者医療特別会計繰出金費の459万8,000円の減額は、保険基盤安定分、保険料軽減分の減額によるものでございます。  16ページをご覧ください。  項2児童福祉費、目1児童福祉総務費、一般経常費の障害児通園事業施設負担金の67万7,000円の追加は、北但広域療育センター及びエスポワールこじか運営費負担金で、前年度利用実績に基づき負担金が調整されますが、実績により追加を行うものでございます。  款4衛生費、項1保健衛生費、目1保健衛生総務費の国保特別会計診療施設勘定繰出金費1,726万6,000円の追加は、小代診療所が当初予定していた診療報酬収入の大幅な減額が見込まれ、運営赤字を補填するため補正するものでございます。  項2清掃費、目1清掃総務費、下水道事業企業会計繰出金費、コミュニティプラント事業繰出金17万円の追加、個別排水処理事業繰出金5万円の追加は、下水道事業の決算見込みにより必要な繰出金の調整を行ったもので、ほかの款に計上している事業ごとの繰出金についても同様の理由によるものでございます。  目2し尿処理費、汚水処理施設整備事業費9,040万2,000円の減額は、矢田川クリーンセンター解体撤去工事の実施が延期となったことにより補正をするものでございます。  目3ごみ処理費、ごみ処理費の北但行政事務組合負担金(地域振興分)128万1,000円及び運営費分688万6,000円の減額は、組合の決算で決算を見込み調整したものでございます。組合の補正予算により、歳入では繰越金2,628万9,000円の増額のほか、物品売払収入950万円及び電力売払収入で2,000万円の増額を見込み、構成市町の負担金が減額される補正予算が編成されたため、本町でもこれを計上したものでございます。  項3水道費、目1水道施設費、水道事業企業会計繰出金費の簡易水道事業繰出金444万4,000円の追加は、訓谷水系整備事業で補助金追加の内示があり、対象事業費が増になったことにより繰出金を補正するものでございます。  款6農林水産業費、項1農業費、目4畜産業費、村岡有機センター運営費の修繕料97万4,000円の追加は、ユニット付トラックのシャーシ折損に係る修繕費用を計上するものでございます。  目5農地費、一般経常費、18ページをご覧ください。土地基盤整備事業補助金616万円の減額は、台風24号が激甚指定となったことに伴い、農地及び農業用施設の小災害復旧事業に係る費用の一部を、補助金から町施工事業に変更したことにより減額するものでございます。地籍調査事業費430万円の追加は、国の2号補正予算により、土砂災害警戒区域等における緊急対策予算の交付を受け補正するもので、村岡区池ケ平を予定しております。農業水路等長寿命化・防災減災事業費356万2,000円の減額、また、次の水利施設等保全高度化事業費370万円の減額は、いずれも実績見込みにより減額調整を行ったものでございます。  項2林業費、目2林業振興費、森林整備地域活動支援事業費の森林整備地域活動支援事業交付金893万5,000円の減額は、全国的な不適正事案が発生し、要綱の見直しなど期間を要したため、事業開始時期が大幅におくれたことにより、事業費を調整し減額するものでございます。  19ページをご覧ください。  款8土木費、項1土木管理費、目1土木総務費、急傾斜地崩壊対策事業費の負担金428万円の追加は、県が実施する急傾斜地崩壊対策事業費確定による増額を調整し、不足する町負担金を補正するものでございます。緊急小規模急傾斜地崩壊対策事業費の600万円の追加は、平成30年7月豪雨により被災した小代区茅野の崖地の復旧工事を実施するため、測量設計委託料、工事請負費を補正するものでございます。  項2道路橋梁費、目2道路維持費、除雪費の除雪委託料の2,000万円の追加は、過去の実績を考慮し、不足見込み額を増額するものでございます。また、機械器具備品購入費700万円の減額は、小代区に配備の除雪ドーザ購入事業費が確定したことにより補正をするものでございます。  目3道路新設改良費、町道新設改良事業費(社会資本整備総合交付金分)の4,860万円の減額は、事業費の確定による不用額の補正でございます。  20ページをご覧ください。項4住宅費、目1住宅管理費、住宅耐震化推進事業費の460万円の減額は、申請者数の減少による不用額の補正でございます。  目2住宅建設費、公営住宅建設事業費の435万4,000円の減額は、決算見込みにより調査設計委託料を減額するものでございます。  款9消防費、項1消防費、目2非常備消防費、消防団運営費の消防団員報酬100万円の減額及び退職団員報償費229万円の減額、21ページに移りまして、旅費費用弁償63万4,000円の追加は、いずれも支払い額が確定したことにより過不足額を補正するものでございます。また、消耗品費590万円の減額は、消防団員活動服の入札執行残など不用額を減額するものでございます。  目4災害対策費、防災行政無線整備事業費749万円の減額につきましても、入札執行によって生じた執行残を減額するものでございます。  款10教育費、項1教育総務費、目2事務局費、一般経常費の高等学校生徒下宿費補助金216万円の減額は、当初見込み人数が減少したことなどにより補正をするものでございます。項2小学校費、目3小学校施設整備費、小学校施設整備事業費の3,989万1,000円の追加は、当初予算で計上していた事業完了に伴う精算、空調整備に係る実施設計の完了に伴う精算と、柴山小学校の空調整備が交付金が内定したことにより、委託料及び工事請負費を調整し、補正するものでございます。  なお、議案資料3、1ページから2ページにかけて、小学校管理費、小学校整備事業費、中学校整備事業費及び幼稚園整備事業費の事業種別ごとの整理表を添付しておりますので、参考にしていただきたいと思います。  22ページをご覧ください。  項5社会教育費、目2公民館費、図書事業費、庁用備品購入費22万7,000円の追加は、小代地区公民館の図書管理パソコンが故障したため、更新をするものでございます。  目4社会教育施設費、香住文化会館整備事業費の292万円の減額は、入札執行によって生じた執行残を補正するものでございます。  項6保健体育費、目4学校給食費、一般経常費、23ページをご覧ください。燃料費90万円の追加は、A重油の高騰により不足が見込まれるため、補正をするものでございます。また、修繕料83万円の追加は、調理場内及び下処理室壁面ストレッチャーガードなどの修繕費用を計上するものでございます。  款11災害復旧費、項1農林水産施設災害復旧費、目1農業用施設災害復旧費、30現年農業用施設災害復旧費の1,740万円の減、29過年農業用施設災害復旧費の1,050万円の減、及び目2農地災害復旧費、30現年農地災害復旧費の1,520万円の減、これらはいずれも設計が完了し、発注が進むことにより事業費を再見積もりすることにより減額をしたもので、30現年農業用施設災害復旧費は、八原井堰の復旧事業の工事請負費3割相当額について債務負担行為を設定し、平成31年度予算で計上することとしており、これを減額しております。  なお、台風24号が激甚指定となったことに伴い、農地及び農業用施設の小災害復旧事業に係る費用の一部を補助金から町施工事業に変更し、調整しております。また、議案資料3の3ページから9ページにかけて、農業用施設災害復旧費及び農地災害復旧費の事業種別ごとの整理表を添付しておりますので、参考にしていただきたいと思います。  24ページをご覧ください。款12公債費、項1公債費、目1元金、町債元金償還費の115万8,000円の追加は、平成20年度に借り入れした利率見直し方式の臨時財政対策債の借入利率の確定に伴い、元利均等払いにより償還する元金償還額が増加となったものでございます。目2利子、町債利子償還費427万5,000円の減額は、利子償還額が確定したために減額をするもので、借入利率が予定より大幅に低くなったことによるものでございます。  最後に、予備費156万8,000円を減額し、調整を行っております。  続きまして、7ページに戻り、歳入の説明をさせていただきます。款1町税から款8自動車取得税交付金までは税及び交付金でございますが、それぞれ決算額を見込み変更したものでございます。  8ページをご覧ください。款10地方交付税、項1地方交付税、目1地方交付税の普通交付税731万円の追加は、国の補正予算第2号において国税の収入の補正等に伴い地方交付税が増額され、普通交付税の算定上減額されていた調整額が復活するものでございます。  款12分担金及び負担金から11ページの款20諸収入までは、主に歳出の部で説明いたしました国県補助事業等事業費歳出の変更に対応するものでございますが、歳出予算の補正を伴わないものなどについて説明をさせていただきます。  8ページの款14国庫支出金、項2国庫補助金、目1総務費国庫補助金の地方創生推進交付金60万円の減額は、歳出、移住定住対策費、ICT関連オフィス等開設・設置支援事業補助金の減額に伴うものでございます。9ページの目7教育費国庫補助金の節1小学校費補助金から節3幼稚園費補助金のブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金は、国の補正予算内定に伴い、小学校費においては、柴山小学校を含む10校の空調設備整備分として3,825万円、また、ブロック塀等安全対策事業も交付金内定があり、2校分227万7,000円、合計4,052万7,000円を財源として補正するものでございます。中学校費は3校の空調整備分として1,164万7,000円を、幼稚園費は7園の空調整備分として622万2,000円を補正するものでございます。なお、補助率は補助対象経費に対し3分の1となっております。  項3委託金、目3土木費委託金、節1道路橋梁費委託金の公用地取得事務委託金1,000万円の減額は、国道改修に伴う用地取得の委託事務費について、当初は本年度1,000万円を一括で受ける予定で予算計上しておりましたが、国との契約に基づき、平成31年度から34年度にかけて分割での支払いとなるため、減額補正をするものでございます。  10ページをご覧ください。款16財産収入、項2財産売払収入、目2物品売払収入、節1物品売払収入の物品売払収入25万5,000円の減額は、小代区の除雪ドーザ売払収入で、事業費確定により減額するものでございます。  11ページをご覧ください。款18繰入金、項2基金繰入金、目1財政調整基金繰入金は、このたびの補正におきまして、公共土木施設災害復旧事業費に要する一般財源の額1,957万6,000円を不足財源として財政調整基金から繰入れを行うこととしたものでございます。  目6公共施設等管理基金繰入金は、補正予算において小学校のブロック塀更新費用の財源としておりましたが、国の補助金内定、また起債対象となり、財源が確保できたことにより基金繰入金を減額補正するものでございます。  款20諸収入、項4雑入、目3雑入、節3衛生費受入金の最終処分場運営費等受入金714万円の追加は、埋め立ての当初見込み量3,020立米に対し、実績見込み量は4,000立米と増加したことなどによるものでございます。  節9雑入の過年度分小中学校給食費30万円の追加は、収入が見込まれるため補正をするものでございます。  後期高齢者医療療養給付費負担金精算受入金101万7,000円は、平成29年度の負担金確定に伴い、過大納付のため精算分を受け入れるものでございます。  款21町債、項1町債につきましては、多岐にわたり変更を行っておりますが、そのほとんどは決算を見込み歳出補正を行ったことによるものでございます。  また、過疎地域自立促進事業債、いわゆる過疎ソフトの限度超過分の借り入れ970万円が追加して可能となりましたので、既存事業へ追加充当しております。内容は、目2民生債、町単、子ども医療費助成事業250万円、町単、保育料軽減事業720万円の2事業で、合計970万円となっております。  目3衛生債、節1旧合併特例事業債の公共施設等除却事業債8,360万円の減額は、汚水処理施設整備事業費に充当するものでございます。訓谷取水施設整備事業債440万円は、水道事業企業会計繰出金に充当するものでございます。  12ページをご覧ください。目8教育債、節1旧合併特例事業債の小学校施設環境改善事業債から幼稚園施設環境改善事業債を減額しております。これは、既定予算で空調整備の財源を全額環境整備事業債として計上しておりましたが、国の補正予算に伴い、補助対象に係る部分については、節4学校教育施設整備事業債の空調施設整備事業債1億950万円へ、補助対象外に係る部分については節1旧合併特例事業債の空調整備事業債3億230万円へ組みかえを行っております。また、節4学校教育施設整備事業債の学校教育施設ブロック塀対策事業債440万円も国の補正予算に伴うもので、学校管理費へ充当を行っております。  以上で議案第3号 平成30年度香美町一般会計補正予算(第9号)の補足説明を終わらせていただきます。 ◎議長(上田勝幸) ここで暫時休憩をいたします。再開を午後1時といたします。                              午前11時55分 休憩                              午後12時58分 再開 ◎議長(上田勝幸) 時間がまいりましたので、休憩を閉じ、会議を再開いたします。  次に、議案第4号及び議案第5号について健康課長、古家亮君。 ◎健康課長(古家 亮) それでは、議案第4号 平成30年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)の補足説明をさせていただきます。  議案書の22ページから25ページに第1表、歳入歳出予算補正を記載しておりますが、このたびは、事業勘定、小代診療施設勘定の2つの勘定につきまして補正をお願いするものです。また、議案書26ページの第2表、繰越明許費でございますが、小代診療施設勘定の施設整備費1,759万2,000円を予定しているものでございます。  別冊の議案資料43ページをご覧いただきたいと思います。こちらのほうで事業内容と繰り越し理由を整理しております。小代診療所改修工事につきましては、一般会計の繰越明許費にもありましたが、小代保健センター改修工事と同時に行っているものでございます。同一建物で、1階は小代診療所、2階は小代保健センターとして利用しており、面積案文により一般会計と特別会計に区分しているものです。この改修工事につきまして、工程管理等の調整に不測の日数を要することが見込まれるため、年度内工期が確保できず、繰越明許費とするものでございます。  続きまして、事業勘定の補正内容について議案資料のほうで説明させていただきたいと思いますので、議案資料の37ページをお開きいただきたいと思います。事業勘定の補正は、保険給付費の一般被保険者の療養給付費、高額療養費の決算見込みに伴う減額や追加、国庫負担金等の償還金の確定、直営診療施設勘定繰出金、保険基盤安定繰入金等の確定などによるものでございます。  最初に、2款保険給付費、1項療養諸費の1目一般被保険者療養給付費115万円の減額についてですが、国民健康保険の資格喪失後に医療機関を受診された場合、医療費の返還をしていただいており、30年度分の医療費の返還については歳出戻入の事務処理をしており、その見込み額を減額するものです。保険給付費は全額を県より普通交付金として受けておりますので、この分につきましては償還することになります。2項高額療養費の1目一般被保険者高額療養費504万円の増額は、決算見込みを踏まえて増額するものです。  7款諸支出金、1項償還金及び還付加算金、3目療養給付費等負担金償還金1,616万2,000円は、平成29年度に受け入れました国庫負担金について、実績報告に伴い償還するものでございます。次の6目その他償還金162万4,000円は、平成29年度に受け入れた高額医療費共同事業負担金について、実績報告に基づき償還するものです。次の7目保険給付費等交付金償還金115万円は、先ほど説明しましたけれども、30年度に受け入れました交付金のうち、一般被保険者の療養給付費の歳出戻入処理を行った分について償還するものでございます。  次の38ページのほうですが、2項繰出金、1目直営診療施設勘定繰出金232万4,000円の減額は、小代診療所のへき地運営費交付金の減額によるものでございます。  最後に、予備費で調整を行っております。  次に、36ページにお戻りください。歳入について説明させていただきます。3款県支出金、1項県負担金、3目保険給付費等交付金の普通交付金504万円の増額は、歳出のところで一般被保険者高額療養費の増額の説明をさせていただいたところですが、その増額分につきまして全額を交付金として受け入れるものでございます。次の、特別交付金の特別調整交付金分232万4,000円の減額は、診療所のへき地運営費交付金の減額に伴い補正するものです。また、県繰入金1,600万円の増額は、平成29年度の高額医療費共同事業及び保険財政共同安定化事業について、精算により追加交付を受けるものでございます。  5款繰入金の一般会計繰入金ですが、保険基盤安定繰入金(保険税軽減分)251万8,000円の増額、保険基盤安定繰入金(保険者支援分)166万3,000円の減額は、繰入額の確定によるものでございます。  財政安定化支援事業繰入金58万1,000円の増額は、算定額の確定に伴う補正でございます。  次の7款諸収入、2項雑入、8目特定健康診査等負担金は、平成29年度の実績報告の結果、追加交付が確定したため6万9,000円を増額補正するものでございます。  以上が事業勘定でございます。  次に、小代診療施設勘定について説明いたします。  42ページをお開きください。歳出ですが、1款総務費、1項施設管理費、1目一般管理費の一般経常費45万7,000円の減額は、施設管理の経費につきまして、報償費や旅費についてそれぞれ補正を行うものです。  2款医業費、1項医業費、1目医療用機械器具費の医療用機械器具リース料89万2,000円の減額は、酸素濃縮器リース料を補正するものです。  次に、2目医療用消耗機材費の消耗品費56万円の減額は、決算見込みにより補正するものです。  次に、3目医療用衛生材料費の医薬材料費1,000万円の減額、検査委託料71万円の減額は、患者数の減少などにより必要薬剤量及び検査委託が減少したため補正するものです。  次に、41ページをご覧いただきたいと思います。歳入についてでございます。1款診療収入の国民健康保険診療報酬収入から介護報酬収入までにつきましては、診療収入の状況を踏まえてそれぞれ減額補正を行うものでございます。  次に、4款繰入金、1目事業勘定繰入金232万4,000円の減額は、へき地診療所運営費交付金の交付見込みに伴うものでございます。  次の、一般会計繰入金1,726万6,000円につきましては、先ほどの一般会計補正予算の中でも説明がありましたが、単年度赤字への繰入金でございます。
     6款諸収入の雑収入187万6,000円の減額は、決算見込みにより補正を行うものでございます。  以上で国民健康保険事業特別会計補正予算の補足説明を終わります。  続きまして、議案第5号 平成30年度香美町後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第1号)の補足説明をさせていただきます。  このたびの補正予算の概要は、保険基盤安定繰入金及び前年度繰越金の確定に伴うものでございます。議案資料の48ページをご覧いただきたいと思います。歳出の分でございますけれども、2款後期高齢者医療広域連合納付金260万円の減額は、保険基盤安定負担金の減額や前年度より繰り越した保険料収納分の追加などにより補正を行うものでございます。  次に、1ページ戻っていただいて、47ページが歳入の補正になります。  3款繰入金、1項一般会計繰入金、2目保険基盤安定繰入金459万8,000円の減額は、本年度の繰入額が確定したことにより減額補正するものでございます。  次に、4款繰越金の前年度繰越金199万8,000円は、平成29年度の決算剰余金を繰り越しするものでございます。なお、この繰越金は、歳出の後期高齢者医療広域連合納付金として広域連合に納付するものでございます。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第6号について福祉課長、岡昭三君。 ◎福祉課長(岡 昭三) それでは、議案第6号 平成30年度香美町介護保険事業特別会計補正予算(第4号)の補足説明をさせていただきます。  議案書につきましては30ページから、議案資料のほうは49ページからとなりますが、説明につきましては議案資料のほうでさせていただきたいと思います。  まず、歳出について説明をいたしますので、54ページをお開きください。  このほどの歳出補正の内容につきましては、歳出、2款保険給付費の中での給付費の組みかえと、3款地域支援事業費の146万3,000円の減額、それから基金積立金421万2,000円の追加、以上の3点となっております。  まず1点目の、2款保険給付費についてですが、要介護と要支援に認定される方々の増減等の要因による実績見込みに基づきまして、1項介護サービス等諸費では、1目居宅介護サービス給付費で312万5,000円の減額、3目地域密着型介護サービス給付費で110万円の減額、5目施設介護サービス給付費で200万円の減額、9目居宅介護サービス計画給付費で77万5,000円の減額、2項介護予防サービス等諸費では、1目介護予防サービス給付費で312万5,000円の増額、3目地域密着型介護予防サービス給付費で110万円の増額、55ページになりますが、7目介護予防サービス計画給付費で77万5,000円の増額、また、6項1目特定入所者介護サービス費についても、実績見込みにより200万円の増額でございます。なお、保険給付費全体としては増減なしとなります。  2点目の、3款地域支援事業費についてですが、まず、1項1目介護予防・生活支援サービス事業費ですが、通所型サービス事業、いわゆる元気デイサービスの利用見込みの減によります委託費の減額、自立援助通所型サービス事業給付費の増額によりまして、差引きでは146万8,000円の減額といたしております。  また、2項一般介護予防事業費におきましては、1目一般介護予防事業費及び56ページの6目認知症総合支援事業費において、但馬長寿の郷からの人材派遣につきまして、認知症総合支援事業から一般介護予防事業に振りかえを行ったことによる事業費用9万6,000円をそれぞれ増減するものでございます。  その他、4項その他諸費、1目審査支払手数料について、国保連合会に支払います審査支払手数料が増加したために5,000円を増額するものでございます。  3点目の、4款基金積立金421万2,000円につきましては、このほどの補正に伴う剰余金を介護保険事業基金に積み立てるものでございます。  次に、歳入の説明をいたしますので、52ページにお戻りいただきたいと思います。歳入につきましては、52ページの3款国庫支出金、2項国庫補助金、5目保険者機能強化推進交付金につきましては、保険者の高齢者の自立支援、重度化防止等に関する取り組みに対する交付金として本年度より新たに創設されたもので、国からの交付決定を受けまして387万4,000円を新たに計上するものでございます。その他の歳入補正につきましては、先ほど歳出で申し上げました保険給付費及び地域支援事業費の補正に伴います国県及び支払基金からの負担金、交付金と一般会計からの繰入金につきまして、それぞれの負担割合等により補正を行うものでございます。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第7号について観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) それでは、議案第7号 平成30年度香美町矢田川憩いの村事業特別会計補正予算(第1号)の補足説明を行わせていただきます。  議案書につきましては33ページから35ページでございます。説明につきましては議案資料58ページ、59ページをお開きください。  このたびの補正は、歳入歳出それぞれ432万7,000円を増額し、総額で歳入歳出とも3,138万円とするものでございます。  それでは、まず、61ページの歳出をご覧ください。本会計は、香住矢田川温泉の指定管理者である矢田川開発株式会社が納める使用料収入を主な財源といたしまして、ここから360万円を控除した額を指定管理料として支払うことにしております。控除した360万円は、同社が負担すべき建設時における地方債償還金と施設の管理上必要な経費に充てております。加えて、不足する額につきましては、一般会計から繰入れることで運営を行っております。矢田川温泉の利用者は、同社の営業努力にもかかわりませず、近年減少の一途をたどっておりまして、本年度も前年度を下回る見込みでございます。  一本、経費につきましても、燃料費等の増大はあるものの、経費節減に努められておりますが、今後、施設の老朽化等による修繕料の増大などが見込まれ、資金繰りが滞ることや経営体力が低減することが懸念されます。このため、このたびの補正におきまして、使用料収入と指定管理料を同額として支払うよう算定方法を変更いたしまして、実質的に指定管理料の増額を行うことで同社の経営の安定化を図ることとし、その一環といたしまして、13節委託料の指定管理料を447万6,000円増額しております。また、27節公課費につきましては、消費税14万9,000円の減額を行っております。  続きまして、歳入の説明をさせていただきますので、60ページをお開きください。1款使用料及び手数料につきましては、当初予算の算定時に対しまして入浴者の伸びが見込まれたために使用料収入を87万6,000円増額するものでございます。先ほども申し上げましたように、指定管理料の算定方法を変更することによりまして、補正後の使用料収入であります2,400万円が指定管理料として会社のほうへお支払いする額となります。また、4款繰入金につきましては、本会計で不足する財源を補うために338万1,000円を増額しようとするものでございます。  5款諸収入につきましては、本会計が課税事業者でありますことから、平成29年度分の消費税確定申告を行いました結果、消費税の還付を受けることになったために必要額の7万円を補正するものでございます。  今回の補正に係る指定管理料の算定方法の変更につきましては、明日ご説明する平成31年度当初予算におきましても同様の考え方をしております。なお、同社が負担すべき起債償還金につきましては、後年度に指定管理料の調整を行うことで一般会計に繰り出すこととしておりますが、それ以外の施設管理経費につきましては町が負担することとしております。また、会社のほうの決算書につきましては、議案資料3の10ページに、矢田川開発株式会社の過去4年間、平成26年から29年の経営状況及び平成30年度の決算見込みをおつけいたしておりますので、ご清覧いただきたいと思います。  以上で議案第7号 平成30年度香美町矢田川憩いの村事業特別会計補正予算(第1号)についての補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第8号について病院事務局長、花登寿一郎君。 ◎病院事務局長(花登寿一郎) それでは、議案第8号の説明をさせていただきます。  議案書36ページをお開きください。第1条は、平成30年度香美町公立香住病院事業企業会計の補正予算(第4号)は次に定めるところによるとしております。  第2条は、収益的支出の予定額を補正するもので、第2款介護老人保健施設費用の既決予定額に187万9,000円を追加し、合計も同額追加補正するものでございます。  第3条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正で、職員給与費の既決予定額に187万9,000円を追加補正するものでございます。  それでは、議案資料のほうで説明をいたしますので、まず、議案資料の75ページをお開きください。収入支出科目内訳書補正でございます。このたびは収益的支出のみの補正で、第2款介護老人保健施設費用、第1項事業費用、第1目給与費の臨時職員賃金について、異動に伴い不足を生ずるため187万9,000円を追加するものでございます。なお、議案資料のほうですが、63ページに実施計画補正と予定キャッシュ・フロー計算書補正を、64ページに給与費明細書補正を、次いで、65ページから73ページにかけましては予定貸借対照表補正を、そして74ページに注記の補正をそれぞれ載せております。これら予算に関します説明書のうち、予定キャッシュ・フロー計算書補正、予定貸借対照表補正及び注記の補正につきましては、このたびの補正におきまして、平成29年度決算額に基づく数値の修正もあわせて行っているものでございます。  簡単ですけども、以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第9号及び議案第10号について上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 議案第9号の補足説明を行います。  このたびの補正は、歳入歳出それぞれの決算見込みについて精査し、補正を行うものでございます。  議案書37ページをお願いいたします。  第1条に、平成30年度香美町水道事業企業会計の補正予算(第5号)は、次に定めるところによるとしております。  第2条に、業務予定量の補正として、原水及び浄水設備費を350万円増額し1億5,910万円とし、配水設備費を1,000万円増額し9,876万3,000円としております。  第3条は、収益的収入及び支出の補正であり、水道事業収益を1,790万3,000円増額し4億9,699万8,000円とし、水道事業費を451万9,000円増額し6億5,238万円としております。  第4条は、資本的収入及び支出の補正であり、資本的収入を1,340万7,000円増額し3億1,833万6,000円とし、資本的支出を1,350万円増額し4億7,607万7,000円としております。  38ページ、第5条は、企業債の補正であり、建設改良事業に係る補正後の借入限度額を2億120万円に増額をしております。  第6条は、議決を経なければ流用できない経費補正として、職員給与費を50万円増額し6,159万9,000円としています。  それでは、内容について説明をさせていただきますので、議案資料の87ページをお願いいたします。収益的収入及び支出について、収入から説明をいたします。1項営業収益、1目給水収益は有収水量の実績などから増加を見込みまして1,000万円の増収を予定しております。2項営業外収益、4目長期前受金戻入は、更新工事の増加等から790万3,000円の増額を予定しております。  支出については、1項営業費用の1目原水及び浄水費25万円と、4目総係費25万円の増額、これは、時間外勤務手当について、漏水等の対応の増加に伴いまして増額補正を予定するものでございます。5目減価償却費139万9,000円の減額と6目資産減耗費541万8,000円の増額は、平成30年度に取得した資産、除却した資産について精査し、整理するものでございます。  次に、88ページをの資本的収入及び支出についてですが、資本的収入の1項企業債から6項県補助金までの合計1,340万7,000円の増額は、建設改良費の精算見込みに伴う財源として調整し、増額を予定しているものでございます。資本的支出については、建設改良費1,350万円の増額は、委託料及び工事費の精算見込みについて精査したことにより増額を予定するものでございます。工事請負費については、老朽機器の更新が必要になったことから増額するものでございます。委託料の増額は、通玄寺踏切下の配水管更新工事に関する推進工事、これをJRのほうに委託という格好でお願いをしておるものでございますが、立て坑の施工時に転石、木片等が確認されましたことで推進工法を変更する必要が生じました。それによりまして今回増額を予定するものでございます。  77ページから86ページには、このたびの補正、決算を見込みまして整理をし、調整をさせていただいたものを掲載しております。  以上で議案第9号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第10号 平成30年度香美町下水道事業企業会計補正予算について補足説明を行います。  このたびの補正は、決算見込みについて精査し、補正するものでございます。  議案書39ページをお願いいたします。第1条は、平成30年度香美町下水道事業企業会計の補正予算(第5号)は、次に定めるところによるとしております。  第2条は、収益的収入及び支出の補正であり、収入の下水道事業収益を417万7,000円減額し、総額を15億6,180万4,000円、支出の下水道事業費を137万7,000円減額し、総額を15億132万6,000円とするものでございます。  第3条は、資本的収入の補正で、280万円を増額し、総額を5億2,203万5,000円とするものでございます。  第4条は、他会計からの補助金の補正で、一般会計からの補助金を7億1,410万円に改めております。  それでは、内容について説明をしますので、議案書97ページをお願いいたします。収益的収入及び支出の補正で、収入の下水道事業収益、1項営業収益の使用料550万円の増額は、下水道使用料の決算を見込み、補正をするものでございます。2項営業外収益の3目他会計補助金967万7,000円の減額は、収入、支出全体の資金ベースにより収支が均衡するよう調整をし、一般会計補助金を減額するものでございます。  次に、支出についてですが、下水道事業費の1項営業費用、3目処理場費137万7,000円の減額は、汚泥処分に係る北但行政事務組合負担金について、決算見込みにより減額を行うものでございます。  資本的収入については、3項負担金等について280万円の増額としていますが、これは、下水道への新規加入に伴う受益者負担金及び受益者分担金について、決算を見込み増額をするものでございます。  90ページから96ページについては、このたびの補正など、決算を見込み数字を整理させていただいております。  以上で議案第10号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) これをもって、議案第3号から議案第10号までの8議案の提案理由の説明を終わります。  なお、この8議案についても2月28日に案件ごとに審議いたします。      ──────────────────────────────  日程第17 議案第22号 香美町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて  日程第18 議案第23号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて  日程第19 議案第24号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて  日程第20 議案第25号 兵庫県町議会議員公務災害補償組合規約の変更について  日程第21 議案第26号 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更について  日程第22 議案第27号 北但行政事務組合規約の変更について  日程第23 議案第28号 長井小学校・幼稚園及び余部小学校・幼稚園空調設備整備工事             の請負契約を締結することについて  日程第24 議案第29号 村岡小学校・幼稚園及び兎塚小学校・幼稚園空調設備整備工事             の請負契約を締結することについて  日程第25 議案第30号 村岡中学校及び小代中学校空調設備整備工事の請負契約を締結             することについて  日程第26 議案第31号 佐津小学校・幼稚園及び香住第二中学校空調設備整備工事の請             負契約を締結することについて  日程第27 議案第32号 債権を放棄することについて  日程第28 議案第33号 債権を放棄することについて  日程第29 議案第34号 香美町森林環境基金条例を定めることについて  日程第30 議案第35号 香美町消費税の税率及び地方消費税の税率の改正に伴う関係条             例の整理に関する条例を定めることについて  日程第31 議案第36号 香美町職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改             正する条例を定めることについて  日程第32 議案第37号 香美町職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条             例を定めることについて  日程第33 議案第38号 香美町消防賞じゅつ金等及び殉職者特別賞じゅつ金支給条例の             一部を改正する条例を定めることについて  日程第34 議案第39号 香美町環境センター条例の一部を改正する条例を定めることに             ついて  日程第35 議案第40号 香美町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例             を定めることについて  日程第36 議案第41号 香美町介護保険条例の一部を改正する条例を定めることについ             て  日程第37 議案第42号 香美町児童公園条例の一部を改正する条例を定めることについ             て  日程第38 議案第43号 香美町立子育て・子育ち支援センター条例の一部を改正する条
                例を定めることについて  日程第39 議案第44号 香美町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を             定める条例の一部を改正する条例を定めることについて  日程第40 議案第45号 香美町長板繁殖和牛放牧場条例を廃止する条例を定めることに             ついて  日程第41 議案第46号 財産の無償譲渡について ◎議長(上田勝幸) 日程第17 議案第22号 香美町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてから、日程第41 議案第46号 財産の無償譲渡についてまでの25議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(上田勝幸) 朗読は終わりました。  これより、議案ごとに町長の提案理由の説明、担当課長の補足説明を求めます。  初めに、議案第22号 香美町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第22号 香美町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについての提案理由を説明いたします。  香美町教育委員会委員、山崎つるみ氏の任期が平成31年5月30日をもって満了するので、その後任として多田好江氏を任命しようとするものでございます。詳細につきましては総務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を総務課長、吉岡哲男君。 ◎総務課長(吉岡哲男) それでは、議案第22号の補足説明をいたします。  議案書では40ページ、そして議案資料では98ページになりますので、お開きをいただきたいと思います。香美町教育委員会委員山崎つるみ氏の任期が、来る5月30日をもって満了いたしますので、新たに多田好江氏を教育委員に任命しようとするものでございます。多田氏は、住所、香美町香住区香住1740番地の1で、生年月日は昭和30年1月26日でございます。  議案資料の98ページには多田氏の経歴書をつけておりますので、ご清覧いただきたいと思います。任期につきましては就任日から4年間ということになります。なお、提案に際しまして、ご本人の内諾をいただいておりますことを申し添えさせていただきます。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第23号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第23号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての提案理由を説明いたします。  人権擁護委員、前田定氏の任期が平成31年6月30日をもって満了するので、その後任として田上圭児氏を推薦するため、議会の意見を求めるものでございます。詳細につきましては町民課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を町民課長、裏戸正範君。 ◎町民課長(裏戸正範) それでは、議案第23号につきまして補足説明をさせていただきます。  議案書41ページをお開きください。現在、香美町において法務大臣から委嘱を受けて人権擁護委員として活躍されておられます方は10名で、香住区が4名、村岡区が3名、小代区が3名でございます。このたび、平成28年7月1日から2年8カ月間にわたり人権擁護委員として活躍されている香住区の前田定氏の任期が今年6月30日をもって満了となりますので、その後任として田上圭児氏を推薦しようとするものでございます。  住所でございますが、香美町香住区無南垣194番地の6、氏名は田上圭児、生年月日は昭和29年11月6日で、現在64歳でございます。今回の推薦に当たりましては、その人の経験や人柄とともに、国が定めている新任の委員候補者の年齢要件としての推薦時68歳以下であることや地域間バランスなどを考慮いたしました。田上氏の経歴につきましては、議案資料の99ページから100ページに掲げておりますとおりであり、その経験と人柄から人権擁護委員の適任者と考え、新たに推薦するものでございます。なお、ご本人の内諾は既に得ておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第24号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第24号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての提案理由を説明いたします。  人権擁護委員、田路一成氏の任期が平成31年6月30日をもって満了するので、引き続き同人を推薦するため、議会の意見を求めるものでございます。詳細につきましては町民課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を町民課長、裏戸正範君。 ◎町民課長(裏戸正範) それでは、議案第24号につきまして補足説明をさせていただきます。  議案書42ページをお開きください。現在、香美町において法務大臣から委嘱を受けて人権擁護委員として活躍されておられます方は10名で、香住区が4名、村岡区が3名、小代区が3名でございます。このたび、平成28年7月1日から2年8カ月間にわたり人権擁護委員として活躍されている村岡区の田路一成氏の任期が今年6月30日をもって満了となりますので、その後任として引き続き同人を推薦しようとするものでございます。  住所でございますが、香美町村岡区福岡289番地、氏名は田路一成、生年月日は昭和27年8月1日で、現在66歳でございます。田路氏の経歴につきましては、議案資料の101ページから102ページに掲げておりますとおり、現在1期目であり、また、国が定めている再任の委員候補者の年齢要件としての推薦時75歳未満であることも満たしております。なお、ご本人の内諾は既に得ておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第25号 兵庫県町議会議員公務災害補償組合規約の変更について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第25号 兵庫県町議会議員公務災害補償組合規約の変更についての提案理由を説明いたします。  篠山市の名称を変更するための規約変更について関係市町と協議するに当たり、議会の議決を求めるものでございます。詳細につきましては総務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を総務課長、吉岡哲男君。 ◎総務課長(吉岡哲男) それでは、議案第25号の補足説明を行います。  議案書では44ページ、議案資料では103ページ及び104ページとなりますので、ご覧いただきたいと思います。まず、議案書の44ページをご覧ください。今回の改正内容は、本年5月1日、篠山市が丹波篠山市へ名称を変更することに伴い、兵庫県町議会議員公務災害補償組合規約の別表中、篠山市を丹波篠山市に改めるものでございます。  議案資料103ページには新旧対照条文、104ページには変更に関する協議書を添付しておりますので、ご清覧いただきたいと思います。なお、改正規約は平成31年5月1日から施行することとしており、組合を構成する市町12町8市、計20団体になりますけれども、同文議決を行うものでございます。  以上で議案第25号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第26号 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第26号 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更についての提案理由を説明いたします。  篠山市の名称を変更するための規約変更について関係市町等と協議するに当たり、議会の議決を求めるものでございます。詳細につきましては総務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を総務課長、吉岡哲男君。 ◎総務課長(吉岡哲男) それでは、議案第26号の補足説明を行います。  議案書では46ページ、議案資料では105ページ及び106ページとなります。まず、議案書の46ページをご覧いただきたいと思います。今回の改正内容は、本年5月1日、篠山市が丹波篠山市へ名称変更することに伴い、兵庫県市町村職員退職手当組合規約の別表中、篠山市を丹波篠山市に改めるものでございます。  議案資料105ページには新旧対照条文、106ページには変更に関する協議書を添付しておりますので、ご清覧いただきたいと思います。なお、改正規約は平成31年5月1日から施行することとしており、組合を構成する市町及び組合、内訳は12町19市27組合、合計で58団体になりますが、同文議決を行うものでございます。  以上で議案第26号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第27号 北但行政事務組合規約の変更について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第27号 北但行政事務組合規約の変更についての提案理由を説明いたします。  北但行政事務組合の議員定数を12人に変更するための規約変更について関係市町と協議するに当たり、議会の議決を求めるものでございます。詳細につきましては町民課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を町民課長、裏戸正範君。 ◎町民課長(裏戸正範) それでは、議案第27号につきまして補足説明をさせていただきます。  議案書47ページ、48ページをご覧ください。本案は、北但行政事務組合規約を変更すべく、地方自治法第286条第1項の規定により、関係市町と協議し、同法第290条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  規約変更の理由は、北但行政事務組合の事務事業が安定運営に移行したことなどに伴い、当組合議会の議会組織の見直しを検討した結果、議員定数を16人から12人に変更するもので、詳細につきましては議案資料107ページの北但行政事務組合規約新旧対照表をご覧ください。第5条第1項中、組合議会の議員定数16人を4人減員し12人に、その内訳として、豊岡市10人を8人に、香美町3人を2人に、新温泉町3人を2人に改めるもので、平成31年11月1日からの施行といたしております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第28号 長井小学校・幼稚園及び余部小学校・幼稚園空調設備整備工事の請負契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第28号 長井小学校・幼稚園及び余部小学校・幼稚園空調設備整備工事の請負契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  児童及び園児の熱中症対策及び学習環境の向上を図るため、長井小学校、長井幼稚園、余部小学校、余部幼稚園及び余部小学校御崎分校の空調設備整備工事を行うものでございます。詳細につきましては教育総務課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を教育総務課長、片山正幸君。 ◎教育総務課長(片山正幸) 議案書49ページをご覧ください。  まず、契約の内容でございますけれども、契約の目的は長井小学校・幼稚園及び余部小学校・幼稚園空調設備整備工事、契約の方法は制限付一般競争入札、契約の金額は7,110万7,200円、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町香住区下浜871番地、ナベヤ住設株式会社代表取締役関敏夫でございます。このたびの入札につきましては、1月25日に入札参加者審査会を行い、入札参加の資格要件を決めました。入札参加資格要件につきましては、町内に本店を有するもので経営規模等評価結果通知書、総合評定値通知書の管工事の総合評定値が760点以上のもの、または575点以上759点以下で、発注対応金額の特例範囲の適用を受けるものとしました。なお、本来は金額的に管工事に係る主任技術者を専任で配置することを条件とするところですが、管工事の資格を持っている者は土木工事の資格者でもあることが多く、昨年の台風や豪雨による災害復旧工事に既に配置されていたり、当該工事に主任技術者を専任で配置すると、今後予定されている災害復旧工事等に配置できる技術者がいなくなり、受注できない業者が発生し、町全体としての工事発注に支障を来すおそれがあることから、国交省が認める範囲の特例を準用して、香住区内施工の本町発注工事に限り、当該工事との主任技術者の兼任を認めることとしました。これら入札参加資格要件を示した告示を1月28日に行い、同日から申し込み受け付けを開始し、1月31日の締め切りまでに12社から応募がございました。その後、配置予定技術者の資格などの審査を行った結果、申し込みのあった12社全てが要件を満たしていることを確認しましたが、後日、2社から参加を辞退いたしました。  入札は、去る2月18日に10社で行い、1回目の応札でナベヤ住設株式会社が税別6,584万円で落札し、仮契約を締結しました。落札率は90.1%でございます。なお、最低制限価格を下回り失格となったものが1社ございました。入札の結果につきましては、議案資料109ページに入札結果表を添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。  それでは、工事概要についてご説明させていただきますので、議案資料の110ページをお開きください。まず、工期につきましては平成31年3月31日までとしておりますが、本定例会に別途提案させていただいております予算の繰り越しについてご承認いただきましたら、6月末まで延期をさせていただきたいと考えております。  次に、工事概要といたしましては、長井小学校は、普通教室5室、学習室、理科室、音楽室、会議室、用務員室、各1室、計10室に設置し、面積にして447平米となります。長井幼稚園は、保育室2室、計90平米に設置します。  機器については、小学校、幼稚園とも耐塩害仕様とするとともに、導入コストを勘案し、ガスヒートポンプエアコンにより整備することとしており、小学校は、校舎裏に室外ユニット、校舎東側に50キロのガスボンベ8本を収納する保管庫を設置します。幼稚園は、園舎裏に室外ユニットと50キロのガスボンベ2本の保管庫を設置します。なお、小学校については職員室から集中管理できるようにします。  次に、余部小学校は、普通教室が3室、学習室、特別活動室、教材室、理科室、音楽室、用務員室、各1室、計9室に設置し、面積にして543平米となります。  余部幼稚園は、保育室2室、計97平米に設置し、小学校と幼稚園に電気を供給する高圧受電設備を改修します。  御崎分校は、普通教室1室、41平米に設置します。余部小学校につきましては、長井と同様、職員室で集中管理できるようにします。なお、余部小学校、幼稚園、御崎分校につきましては海に近い場所にあるため、耐重塩害仕様の設備としております。  施工に当たっては、今後の学校との打ち合わせによりますが、平日は授業がありますので、教室内については春休みや土日、祝日の作業になるかと思います。屋外の工事につきましては、夏までに完成させるため多少の騒音については学校に理解していただき、平日に作業を行っていきますが、細心の注意を払って作業していただくようにし、児童、園児の安全を確保してまいります。現在は仮契約中でございますが、議決をいただきましたら本契約を締結し、着手したいと考えております。  以上で説明を終わりますが、ご審議の上、適切なご決定を賜りますようよろしくお願いいたします。  以上で議案第28号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第29号 村岡小学校・幼稚園及び兎塚小学校・幼稚園空調設備整備工事の請負契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第29号 村岡小学校・幼稚園及び兎塚小学校・幼稚園空調設備整備工事の請負契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  児童及び園児の熱中症対策及び学習環境の向上を図るため、村岡小学校、村岡幼稚園、兎塚小学校及び兎塚幼稚園の空調設備整備工事を行うものでございます。詳細につきましては教育総務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を教育総務課長、片山正幸君。 ◎教育総務課長(片山正幸) それでは、議案第29号の補足説明を申し上げます。議案書は50ページをご覧ください。  まず、契約の内容でございますけれども、契約の目的は村岡小学校・幼稚園及び兎塚小学校・幼稚園空調設備整備工事、契約の方法は制限付一般競争入札、契約の金額は7,080万4,800円、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町村岡区福岡1073番地の6、株式会社アイテック西岡代表取締役西岡廣昌でございます。このたびの入札につきましては、1月25日に入札参加審査会を行い、入札参加の資格要件を決めました。入札参加資格要件につきましては、町内に本店を有するもので経営規模等評価結果通知書、総合評定値通知書の管工事の総合評定値が760点以上のもの、または575点以上759点以下で、発注対応金額の特例範囲の適用を受けるものとしました。なお、本来は金額的に管工事に係る主任技術者を専任で配置することを条件とするところですが、管工事の資格を持っている者は土木工事の資格者であることが多く、昨年の台風や豪雨による災害復旧工事に既に配置されていたり、当該工事に主任技術者を専任で配置すると、今後予定されている災害復旧工事等に配置できる技術者がいなくなり、受注できない業者が発生し、町全体としての工事発注に支障を来すおそれがあることから、国交省が認める範囲の特例を準用して、村岡区小代区内施工の本町発注工事に限り、当該工事との主任技術者の兼任を認めることとしました。これら入札参加資格要件を示した告示を1月28日に行い、同日から申し込み受け付けを開始し、1月31日の締め切りまでに10社から応募がございました。その後、配置予定技術者の資格などの審査を行った結果、申し込みのあった10社全てが要件を満たしていることを確認しました。  入札は、去る2月18日に行い、1回目の応札で株式会社アイテック西岡が税別6,556万円で落札し、仮契約の締結を行いました。落札率は95%でございます。入札の結果につきましては、議案資料113ページに入札結果表を添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。  それでは、工事概要について説明をさせていただきます。議案資料は114ページをお開きください。まず、工期につきましては平成31年3月31日までとしておりますが、本定例会に別途提案させていただいております予算の繰り越しについてご承認いただきましたら、6月末まで延期させていただきたいと考えております。  次に、工事概要といたしましては、村岡小学校は、普通教室6室、特別支援教室2室、生活科室、理科室、音楽室2室、計12教室に設置し、面積にして721平米となります。村岡幼稚園は、保育室1室、面積にして153平米に設置し、小学校と幼稚園に電気を供給する高圧受電設備の改修をします。また、職員室で集中管理できるようにします。  次に、兎塚小学校は、普通教室6室、特別支援教室1室、理科室、音楽室、会議室、用務員室、計11室に設置し、面積にして745平米となります。  兎塚幼稚園は、保育室1室、面積にして52平米に設置し、小学校と幼稚園に電気を供給する高圧受電設備の改修をします。また、職員室で集中管理できるようにします。なお、議案資料115ページから116ページに概要図を添付しておりますので、ご清覧ください。  施工に当たりましては、今後の学校との打ち合わせによりますが、平日は授業がありますので、教室内については春休みや土日、祝日の作業になるかと思います。屋外の工事につきましては、夏までに完成させるため多少の騒音については学校に理解していただき、平日に作業を行っていきますが、細心の注意を払って作業していただくようにし、児童、園児の安全を確保してまいります。現在は仮契約中でございますが、議決をいただきましたら本契約を締結し、着手したいと考えております。  以上で説明を終わりますが、ご審議の上、適切なご決定を賜りますようよろしくお願いいたします。  以上で議案第29号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第30号 村岡中学校及び小代中学校空調設備整備工事の請負契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第30号 村岡中学校及び小代中学校空調設備整備工事の請負契約を締結することについての提案理由を説明いたします。
     生徒の熱中症対策及び学習環境の向上を図るため、村岡中学校及び小代中学校の空調設備整備工事を行うものでございます。詳細につきましては教育総務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を教育総務課長、片山正幸君。 ◎教育総務課長(片山正幸) それでは、議案第30号の補足説明を申し上げます。議案書は51ページをご覧ください。  まず、契約の内容でございますけれども、契約の目的は村岡中学校及び小代中学校空調設備整備工事、契約の方法は制限付一般競争入札、契約の金額は6,380万6,400円、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町村岡区村岡2952番地、石井建材株式会社代表取締役田村隆でございます。このたびの入札につきましては、1月25日に入札参加審査会を行い、入札参加の資格要件を決めました。入札参加資格要件につきましては、町内に本店を有するもので経営規模等評価結果通知書、総合評定値通知書の管工事の総合評定値が760点以上のもの、または575点以上759点以下で、発注対応金額の特例範囲の適用を受けるものとしました。なお、本来は金額的に管工事に係る主任技術者を専任で配置することを条件とするところですが、管工事の資格を持っている者は土木工事の資格者であることが多く、昨年の台風や豪雨による災害復旧工事に既に配置されていたり、当該工事に主任技術者を専任で配置すると、今後予定されている災害復旧工事等に配置できる技術者がいなくなり、受注できない業者が発生し、町全体として工事発注に支障を来すおそれがあることから、国交省が認める範囲の特例を準用して、村岡区小代区内施工の本町発注工事に限り、当該工事との主任技術者の兼任を認めることとしました。これら入札参加資格要件を示した告示を1月28日に行い、同日から申し込み受け付けを開始し、1月31日の締め切りまでに10社から応募がございました。その後、配置予定技術者の資格などの審査を行った結果、申し込みのあった10社全てが要件を満たしていることを確認しました。  入札は、去る2月18日に行いましたが、申し込みのあった10社のうち1社が同一日の同日工種による落札により入札参加制限となり、9社で入札を行い、1回目の応札で石井建材株式会社が税別5,908万円で落札し、仮契約の締結を行いました。落札率は90.4%でございます。なお、最低制限価格を下回り失格となったものが1社ございました。入札の結果につきましては、議案資料117ページに入札結果表を添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。  それでは、工事概要についてご説明させていただきますので、議案資料118ページをお開きください。まず、工期につきましては平成31年3月31日までとしておりますが、本定例会に別途提案させていただいております予算の繰り越しについてご承認いただきましたら、6月末まで延期をさせていただきたいと考えております。  次に、工事概要としましては、村岡中学校は、普通教室4室、少人数教室2室、通級教室2室、理科室、音楽室、多目的室、用務員室の計12室に設置し、面積にして821平米となり、高圧受電設備の改修も行います。また、職員室で集中管理できるようにします。小代中学校は、普通教室3室、特別支援教室、理科室、音楽室の計6室に設置し、面積にして392平米となります。また、高圧受電設備の改修も行います。さらに職員室で集中管理できるようにします。なお、議案資料119ページから120ページに概要図を添付しておりますので、ご清覧ください。  施工に当たりましては、今後、学校との打ち合わせによりますが、平日は授業がありますので、教室内については春休みや土日、祝日の作業になるかと思います。屋外の工事につきましては、夏までに完成させるため多少の騒音については学校に理解していただき、平日に作業を行っていきますが、細心の注意を払って作業をしていただくようにし、生徒の安全を確保してまいります。現在は仮契約中でございますが、議決をいただきましたら本契約を締結し、着手したいと考えております。  以上で説明を終わりますが、ご審議の上、適切な決定を賜りますようよろしくお願いいたします。  以上で議案第30号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第31号 佐津小学校・幼稚園及び香住第二中学校空調設備整備工事の請負契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第31号 佐津小学校・幼稚園及び香住第二中学校空調設備整備工事の請負契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  児童、園児及び生徒の熱中症対策及び学習環境の向上を図るため、佐津小学校、佐津幼稚園及び香住第二中学校の空調設備整備工事を行うものでございます。詳細につきましては教育総務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を教育総務課長、片山正幸君。 ◎教育総務課長(片山正幸) それでは、議案第31号の補足説明を申し上げます。議案書は52ページをご覧ください。  まず、契約の内容でございますけれども、契約の目的は佐津小学校・幼稚園及び香住第二中学校空調設備整備工事、契約の方法は制限付一般競争入札、契約の金額は4,965万8,400円、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町香住区森283番地、有限会社西本設備代表取締役西本貴士でございます。このたびの入札につきましては、1月25日に入札参加審査会を行い、入札参加の資格要件を決めました。入札参加資格要件につきましては、町内に本店を有するもので経営規模等評価結果通知書、総合評定値通知書の管工事の総合評定値が760点以上のもの、または575点以上759点以下で、発注対応金額の特例範囲の適用を受けるものとしました。なお、本来は金額的に管工事に係る主任技術者を専任で配置することを条件とするところですが、管工事の資格を持っている者は土木工事の資格者であることが多く、昨年の台風や豪雨による災害復旧工事に既に配置されていたり、当該工事に主任技術者を専任で配置すると、今後予定されている災害復旧工事等に配置できる技術者がいなくなり、受注できない業者が発生し、町全体として工事発注に支障を来すおそれがあることから、国交省が認める範囲の特例を準用して、香住区内施工の本町発注工事に限り、当該工事との主任技術者の兼任を認めることとしました。これら入札参加資格要件を示した告示を1月28日に行い、同日から申し込み受け付けを開始し、1月31日の締め切りまでに12社から応募がございました。その後、配置予定技術者の資格などの審査を行った結果、申し込みのあった12社全てが要件を満たしていることを確認しました。  入札は去る2月18日に行いましたが、申し込みのあった12社のうち2社が辞退、さらに3社が同一日の同一工種による落札により入札参加制限となりまして、7社で入札を行い、1回目の応札で西本設備が税別4,598万円で落札し、仮契約の締結を行いました。落札率は92.4%でございます。入札の結果につきましては、議案資料121ページに入札結果表を添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。  それでは、工事概要についてご説明させていただきます。議案資料は122ページをお開きください。まず、工期につきましては平成31年3月31日までとしておりますが、本定例会に別途提案させていただいております予算の繰り越しについてご承認いただきましたら、6月末まで延期をさせていただきたいと考えております。  次に、工事概要といたしましては、佐津小学校は、普通教室3室、スタディールーム3室、特別支援室、理科室、音楽室、用務員室、各1室の計10室に設置し、面積にして473平米となります。佐津幼稚園は、保育室2室の計99平米に設置します。佐津小学校及び幼稚園につきましては、導入コストを勘案し、ガスヒートポンプエアコンにより整備することとしており、体育館裏に室外ユニット、体育館横駐車スペースに50キロのガスボンベ10本を収納する保管庫を設置します。なお、佐津小学校は幼稚園と建物が一体となっているため、幼稚園も含めて小学校の職員室から集中管理できるようにします。  次に、香住第二中学校は、普通教室3室、理科室、音楽室、用務員室、各1室の計6室に設置し、面積にして429平米となり、既存の高圧受電設備の改修をします。また、職員室で集中管理できるようにします。なお、佐津小学校、幼稚園、香住二中につきましては、海に近い場所にあるため耐重塩害仕様の設備とします。  施工に当たっては、今後の学校との打ち合わせによりますが、平日は授業がありますので、教室内については春休みや土日、祝日の作業になるかと思います。屋外の工事につきましては、夏までに完成させるため多少の騒音については学校に理解していただき、平日に作業を行っていきますが、細心の注意を払って作業していただくようにし、生徒・児童、園児の安全を確保してまいります。現在は仮契約中でございますが、議決をいただきましたら本契約を締結し、着手したいと考えております。  以上で説明を終わりますが、ご審議の上、適切なご決定を賜りますようよろしくお願いいたします。  以上で議案第31号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) ここで会議の途中ですが、暫時休憩をいたします。再開を2時35分といたします。                               午後2時20分 休憩                               午後2時35分 再開 ◎議長(上田勝幸) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。  総務課長より発言の申し出がありますので、許可いたします。  総務課長、吉岡哲男君。 ◎総務課長(吉岡哲男) 大変申しわけございません。先ほど、議会事務局長のほうより議案の説明をさせていただきましたが、その中に1カ所誤植がございましたので、訂正をお願いしたいというふうに思います。議案書の最後のページ、101ページになりますけれども、議案第46号の財産の無償譲渡についてということで、提出日の記載が2月21日となっておりますが、これは2月26日の誤りでございますので、訂正をお願いしたいと思います。また、議案書の修正につきましては後ほどさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第32号 債権を放棄することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第32号 債権を放棄することについての提案理由を説明いたします。  徴収が不能となった債権について、その権利を放棄することにより適切な債権管理を行うものでございます。詳細につきましては村岡地域局長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を村岡地域局長、松岡克己君。 ◎村岡地域局長(松岡克己) それでは、議案第32号の補足説明をさせていただきます。議案書53ページをお開きください。  放棄します債権の内容は土地賃借料で、債務者は香美町内在住のA、放棄する債権の額は25万8,001円でございます。放棄の理由は、当該債権につきまして、破産法第253条第1項の規定により、債務者がその責任を免れたため、回収する見込みがなく放棄するものでございます。当該債権は、裁判所より免責の許可がありました平成28年度の1カ年の土地賃借料15万4,801円と平成29年度の8カ月分の土地賃借料10万3,200円の合計25万8,001円でございます。放棄する債権に係る経過を申しますと、香美町内のAは、平成29年4月に破産申し立てを行い、5月に破産手続が開始され、翌年1月には免責許可の決定がなされております。これにより当該債権につきましては徴収困難と判断し、このたび破産債権として債権放棄しようとするものでございます。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第33号 債権を放棄することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第33号 債権を放棄することについての提案理由を説明いたします。  徴収が不能となった債権について、その権利を放棄することにより適切な債権管理を行うものでございます。詳細につきましては上下水道課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) それでは、議案第33号の補足説明を行います。議案書54ページをお願いいたします。  放棄します債権の内容は水道料金であり、債務者と放棄する債権の額は、香美町内Aで、2万8,708円の1件でございます。放棄の理由は、当該債権について、破産法第253条第1項の規定により、債務者がその責任を免れたため、回収する見込みがなく放棄するものでございます。放棄する債権に係ります経過について申しますと、当該債権は、平成28年12月から平成29年2月までの水道料金でございます。香美町内Aは、同年4月に破産申し立てを行い、5月に破産手続の開始が決定、平成30年1月に免責許可が決定し、2月に免責許可が確定をしたというものでございます。このため、当該債権については徴収困難と判断し、このたび破産債権として債権放棄しようとするものでございます。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第34号 香美町森林環境基金条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第34号 香美町森林環境基金条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  森林整備等を計画的に実施する資金に充てる目的で香美町森林環境基金を設置するため、必要な事項を定めるものでございます。詳細につきましては農林水産課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を農林水産課長、藤原博文君。 ◎農林水産課長(藤原博文) それでは、議案第34号の補足説明をさせていただきます。  まず、国におきましては、平成31年度から森林環境譲与税制度が施行されることに伴い、人工林の間伐や人材育成、担い手の確保、木材の利用促進や普及啓発等の森林整備及びその促進を図ることといたしております。このたび設置をいたします森林環境基金につきましては、香美町内の森林整備などを計画的に実施するため、その財源確保を目的といたしておるものでございます。  議案書56ページ、57ページに森林環境基金条例の案をお示しいたしております。まず56ページをご覧ください。第1条では基金の設置目的、第2条で基金の積み立て、第3条で基金の管理について、第4条では相殺のための取り崩しについて、第5条では運用益金の処理について、第6条では基金の処分について、57ページ、第7条では繰りかえ運用について規定するなど、ほかの基金条例と同様の規定を盛り込んでおります。なお、附則で条例の施行日を平成31年4月1日といたしております。  それでは、まず、この基金条例の設置の背景につきまして概要を説明させていただきます。森林は国土の保全、水源の涵養、地球温暖化防止など多様な機能を持ち、私たちはさまざまな恩恵を受けておりますけれども、近年では間伐等の適切な手入れがなされていない森林がふえ、公益的な機能も失われつつあります。そこで、森林の適切な経営や管理を進めるため、平成31年4月から、新たに森林経営管理制度がスタートすることとなりました。その地方財源を確保するため、国では、平成31年度、税制改正において森林環境税及び森林環境譲与税を創設したところでございます。  森林環境税は、地方の固有財源として全国の市町村及び都道府県に対して譲与されるもので、市町村が行う間伐や人材育成、担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等、森林整備に係る費用に充てられるものでございます。森林環境税は、市町村が個人住民税均等割とあわせて、平成36年度から年額1,000円賦課徴収されるものでございますが、森林現場の諸課題に早期に対応する必要があるとのことから、先ほど申し上げました、新たな森林経営管理制度の施行とあわせ、平成31年度、新年度から先行して森林環境譲与税が譲与されるということになりました。  次に、森林環境譲与税の具体的なフレームについて説明をいたしますので、議案資料の125ページをお開きいただきたいと思います。先ほど申し上げました経過が上の四角の囲みの中に書いてあります。次に、下の棒グラフをご覧ください。現在、年額1,000円が東日本大震災を教訓とした防災施策対応分として、個人住民税均等割の中で賦課徴収されておりますけれども、これが平成35年度をもってなくなる時期と合わせる形で、平成36年度から新たに森林環境税が同額の1,000円賦課されるということになります。  次に、126ページをお開きください。真ん中の棒グラフでございます。先ほど申し上げましたとおり、森林の整備等を早期に実施する必要から、新たな森林経営管理制度がスタートする平成31年度、新年度からの財源を確保するため、この棒グラフの左側の部分ですけれども、国の譲与税特別会計において借り入れする形で、先行して全国の自治体に森林環境税が譲与され、平成36年度からは徐々に特別会計への償還が進められ、棒グラフの左端の部分ですけれども、最終的に制度が完成する平成45年度以降は、毎年全国で約600億円の財源が安定的に確保されるという流れとなっております。  次に、棒グラフの下の横長の表をご覧ください。この森林環境譲与税は、当初段階では市町村に8割、都道府県に2割、最終的には、制度が完成する平成45年度以降は市町村に9割、都道府県に1割が譲与されることになります。また、譲与される金額の算出根拠につきましては、横長の表の下に書いてありますとおり、私有林人工林面積は50%、林業就業者数が20%、人口が30%、それぞれの割合で算出をされ、香美町におきましては、平成31年度、新年度に約1,500万円、その後次第に増額となり、制度が完成する平成45年度から約4,800万円が譲与されるものと見込んでおります。  なお、香美町における平成31年度の森林環境譲与税1,500万円の使い道につきましては、新年度予算審議の中で説明をさせていただきますけれども、広大な森林エリアを有する香美町において、今後新たな森林経営管理システム、これをどのように推進するのか、まず長期的な視点での整理、方向づけが必要ですので、森林環境経営管理計画の策定を行う必要があると考えております。加えて、地形など自然条件が悪いために採算がとりにくく、これまで手つかずであった奥地等における森林において、条件不利地の間伐推進事業、これを進めること。そして、譲与税の一部は、このたびの、先ほど説明申し上げました香美町森林環境基金に積み立てをいたしたいと考えております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第35号 香美町消費税の税率及び地方消費税の税率の改正に伴う関係条例の整理に関する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第35号 香美町消費税の税率及び地方消費税の税率の改正に伴う関係条例の整理に関する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律の施行に伴い、関係条例の一部を改正する必要が生じましたので、香美町消費税の税率及び地方消費税の税率の改正に伴う関係条例の整理に関する条例を制定するものでございます。詳細につきましては財政課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 財政課主幹、前田孝司君。 ◎財政課主幹(前田孝司) それでは、議案第35号の補足説明をさせていただきます。  町長が提案理由で申し上げましたように、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律の施行に伴い、平成31年10月1日から消費税の税率が6.3%から7.8%に、また、地方消費税の税率が1.7%から2.2%に改正され、合計2%が引き上げられることとなります。消費税につきましては、一般消費に対して広く公平に求める税であり、原則として全ての財貨、サービスの国内における販売、提供などを課税対象としており、納税義務者は事業者となります。消費税相当額は販売価格等に転嫁され、消費者から徴収した消費税相当額を事業者が納付することとなります。このように消費税は転嫁を通じて消費者が最終的な負担者となることが予定されている税であることを踏まえ、町における取り扱いを検討してまいりました。  このたびの条例制定ですが、消費税率の引き上げに伴い、町の施設の使用料等について消費税を円滑にかつ適正に転嫁を行うため、関係条例の一部改正を行うこととするものでございます。今回の改正につきましては、基本的な考え方は、平成26年4月1日に消費税率が改定されたときと同様の考え方でございます。1点目といたしまして、公営企業会計及び一部特別会計などで課税売り上げが生ずるため転嫁を行うこと。2点目といたしまして、一般会計などで使用料等を徴収している場合に、その使用料、収入等を得るための必要経費に課税支出の割合が高いものについては転嫁を行うこと。3点目といたしまして、町の同様の施設の使用料等については、均衡を図るため同様の考え方で転嫁を行うこと。これらを基本に使用料等に消費税率の引き上げ分の2%を転嫁することといたしております。  それでは、最初に、議案書により説明をさせていただきます。議案書の59ページから75ページにかけて改定条文をつけております。第1条の香美町民間活動等支援交流センター「ハチ北温泉湯治の郷」条例の一部改正から、第25条の香美町個別排水処理施設条例の一部改正まで、25の条例の一部改正をすることといたしております。  また、議案資料の127ページから156ページにかけまして条例の新旧対照条文をつけておりますけれども、条文ごとの詳細な説明は省略させていただきますので、ご了承いただきたいと思います。  なお、アンダーラインの箇所が今回改正する箇所でございます。また、今回の改正において、表の全部を改正する場合でも同様といたしておりますので、あわせてご了承いただきたいと思います。  次に、附則についてご説明をいたしますので、議案書の75ページをお開きいただきたいと思います。まず、条例の施行日でございますが、平成31年10月1日からといたしております。次に、条例ごとに経過措置を設けており、改正後の規定につきましては、平成31年10月1日以降に発生するものについて適用することとし、同年9月30日以前に発生するものについては従前のとおりとすることといたしております。  なお、78ページから79ページの第22項から第25項の水道事業給水条例の一部改正、79ページから80ページの第26項から第29項の小代南部健康高原専用水道条例の一部改正及び80ペーの第30項から第33項の下水道条例、生活排水処理施設条例及び個別排水処理施設条例の一部改正の経過措置につきましては、ほかとは少し異なる部分がございますので、その分についてご説明をさせていただきます。  まず、第23項につきましては、今回の税率改正に伴いまして、事業者が継続的に供給し、また提供することを約する契約に基づき、この法律の施行日前から継続して供給し、または提供される電気、ガス、水道水などで、施行の日から平成31年10月31日までの間に料金の支払いを受ける権利が確定するものにつきましては、旧税率を適用する経過措置がございますので、そのことを適用する内容でございます。  また、第24項、第25項につきましては、施行日以降、10月31日以降に料金が確定するもの。ここでは特定料金と表現しておりますけれども、特定料金で旧税率を適用する場合のことを規定いたしております。なお、小代南部健康高原専用水道条例の一部改正及び下水道条例、生活排水処理施設条例及び個別排水処理施設条例の一部改正の経過措置につきましても同様の内容でございますので、説明は省略させていただきます。  以上、大変簡単ではございますが、議案第35号 香美町消費税の税率及び地方消費税の税率の改正に伴う関係条例の整理に関する条例を定めることについての補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第36号 香美町職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第36号 香美町職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  平成30年8月の人事院の公務員人事管理に関する報告等により、香美町職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては総務課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を総務課長、吉岡哲男君。 ◎総務課長(吉岡哲男) それでは、議案第36号の補足説明を行います。  議案書では82ページ、議案資料では157ページから159ページになりますので、ご覧いただきたいと思います。まず、議案書の82ページをご覧いただきたいと思います。今回の改正は、香美町職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例第8条に、第3項として、前項に規定するもののほか、同項に規定する正規の勤務時間以外の時間における勤務に関し必要な事項は、規則で定めるを加えたものでございます。これは、民間労働法制において、働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律により、罰則つきの時間外労働の上限規制が導入され、原則として平成31年4月から施行されることとなり、あわせて、国家公務員においても昨年8月の人事院の公務員人事管理に関する報告において、超過勤務命令の上限を人事院規則で定める措置を講ずることが示されたことを踏まえ、地方公務員においても同様の措置を講ずる必要が生じたものでございます。  その内容につきまして、議案資料158ページと159ページの規則の内容(案)で説明をいたしたいと思います。まず1の、条例及び規則改正等の経緯及び趣旨につきましては、先ほど私が申し上げた内容ですので省略をさせていただきます。2の、改正後の条例第8条第3項に基づく規則等の内容(案)をご覧いただきたいと思います。まず(1)の時間外勤務命令の上限でございますが、1)に該当する職員については、ア、1カ月45時間、イ、1年360時間とし、これが上限の基本となります。次に、2)の、他律的業務の比重が高い部署に勤務する職員につきましては、ア、1カ月100時間未満、イとしまして、1年720時間、ウとしまして、複数月の平均が80時間、エとしまして、1年のうち1カ月45時間超の月数は6カ月までとなります。  次に、(2)の上限時間の特例でございます。大規模災害への対処等、緊急に処理することを要する業務につきましては、先ほどの(1)の規定は適用しない旨記載をし、この場合も必要最小限の時間外勤務とするとともに、職員の健康の確保に配慮することとし、その要因の整理、分析及び検証を行うものとしております。  戻りますけれども、議案資料157ページには新旧対照条文を添付いたしておりますので、ご清覧いただきたいと思います。  議案書の82ページに戻りますけれども、この改正条例は、平成31年4月1日から施行することといたしております。  以上で議案第36号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第37号 香美町職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第37号 香美町職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由の説明をいたします。  学校教育法の一部改正に伴い、香美町職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては総務課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を総務課長、吉岡哲男君。 ◎総務課長(吉岡哲男) それでは、議案第37号の補足説明を行います。  議案書では84ページ、議案資料では160ページとなります。議案書の84ページには改正条例を、議案資料160ページには新旧対照条文を記載しておりますので、ご覧いただきたいと思います。今回の改正は、条例第4条第1項第2号中、現行「同法第104条第4項第2号」とあるのを「同法第104条第7項第2号」に改めるものでございます。これは、学校教育法の一部改正が31年4月1日に施行されることに伴いまして、専門職業人の養成を目的とする新たな高等教育機関として、専門職大学及び専門職短期大学が大学制度の中に位置づけられることになります。同法第104条に第2項として、専門職大学を卒業した者に対する学位の授与、第6項として、専門職短期大学を卒業した者に対する学位の授与の規定が追加される等の改正がなされることとなります。したがいまして、今回の改正は、本条例中、学校教育法第104条を引用した条文につきまして、項番号の整理を行うものでございます。なお、改正後の学校教育法第104条第7項の規定と申しますのは、独立行政法人、大学改革支援・学位授与機構は、文部科学大臣の定めるところにより、次の各号に掲げる者に対し、当該各号に定める学位を授与するものとされております。今回のその第2号では、学校以外の教育施設で学校教育に類する教育を行う者のうち、当該教育を行うにつき、他の法律に特別な規定があるものに置かれる過程で、大学または大学院に相当する教育を行うと認めるものを修了した者、これを学士、修士または博士としての学位を授与するという内容の規定がされております。  議案書の84ページをご覧いただきたいと思います。附則について説明をいたします。第1項の条例の施行日でございます。平成31年4月1日としております。また、経過措置としまして、第2項で、改正後の第4条第2号に規定する課程には、改正前の学校教育法第104条第4項第2号の規定により、旧学校教育法第83条に規定する大学の課程に相当する教育を行う課程として認められていた課程を含むとしております。従来の取り扱いを踏襲するという内容になっております。  以上で補足説明を終わります。
    ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第38号 香美町消防賞じゅつ金等及び殉職者特別賞じゅつ金支給条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第38号 香美町消防賞じゅつ金等及び殉職者特別賞じゅつ金支給条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、香美町消防賞じゅつ金等及び殉職者特別賞じゅつ金支給条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては防災安全課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を防災安全課長、島崎景仁君。 ◎防災安全課長(島崎景仁) それでは、議案第38号の補足説明を行います。  今回の条例改正は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の改正に伴い、本来改正すべきところが改正できていなかったため、今回、字句の整理と引用いたします政令等の条項を改めるものです。  議案書86ページ、議案資料161ページから162ページをお開きください。第5条は、「障害の等級」とありますのを「障害等級」に改めるもので、別表第2は、引用する条項等を改めるとともに字句の整理を行うもので、備考1項は、政令別表第3を非常勤消防団員等に係る損害補償の支給等に関する省令別表第2に改め、備考2項は、第6条第2項から第6項(第3項第1号を除く)を第6条第5項から第8項(第6項第1号を除く)及び省令第3条第2項に改めるものです。なお、施行期日につきましては公布の日からとしております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第39号 香美町環境センター条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第39号 香美町環境センター条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  漂流・漂着ごみ処理施設を新たに設置することに伴い、香美町環境センター条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては町民課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を町民課長、裏戸正範君。 ◎町民課長(裏戸正範) それでは、議案第39号につきまして補足説明をさせていただきます。  議案書87ページ、88ページをご覧ください。本案は、漂流・漂着ごみ処理施設を新たに設置したことに伴いまして、香美町環境センター条例の一部を改正する必要が生じたので、所要の改正を行うものでございます。名称は漂流・漂着ごみ処理施設、位置は香美町香住区大野165番地の2、業務は漂流・漂着ごみの一時保管及び処分前の処理、休業日は、(1)国民の祝日に関する法律に規定する休日、(2)12月29日から翌年1月3日までの日、(3)日曜日及び土曜日、使用できる時間は午前8時30分から午後5時までです。  議案資料163ページの香美町環境センター条例の一部を改正する条例新旧対照表をご覧ください。別表第2条から第4条関係中、漂流・漂着ごみ処理施設を追加するもので、平成31年4月1日からの施行といたしております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第40号 香美町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第40号 香美町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  災害弔慰金の支給等に関する法律等の一部改正に伴い、香美町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては福祉課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を福祉課長、岡昭三君。 ◎福祉課長(岡 昭三) それでは、補足説明をいたします。  このたびの改正につきましては、先ほど町長から説明申し上げました、災害弔慰金の支給等に関する法律が平成30年6月27日に公布され、本年4月1日より施行されることに伴い、条例改正を行うものでございます。補足説明につきましては、議案資料164ページの新旧対照表のほうでご説明をさせていただきたいと思います。  先ほど申し上げました法律改正により、関連する条例改正点は2点ございます。1点は、従来は法律のほうで保証人を付すことが規定されておりましたが、保証人を付すことについては市町村の判断とされたこと。もう1点につきましては、据置期間経過後の利率を、従来年3%と規定されていたものを年3%以内で条例で定める率とされたことでございます。この法律改正を受けまして、香美町におきましては、保証人については原則不要とし、その上で据置期間経過後の利率について、保証人を立てる場合は無利子、保証人を立てない場合は年1%に改正しようとするものでございます。なお、年1%の根拠については、国通知の中で例示をされております母子父子寡婦福祉資金貸付金の利率を準用することとし、1%とするものでございます。  改正条文ですが、新旧対照表に示しておりますとおり、第14条第1項で、保証人を立てる場合は無利子とし、保証人を設けない場合は1%の利率としております。  次に、同条第2項では、保証人を立てることができることとし、同条第3項では、保証人んは連帯して責務を負う旨を規定しております。なお、第15条第3項については関連規定を改めるものでございます。なお、附則において、改正条例は、平成31年4月1日から施行するものとし、あわせて経過措置を規定しております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第41号 香美町介護保険条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第41号 香美町介護保険条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律の施行を受け、平成31年度及び平成32年度の低所得者に対する介護保険料の軽減を拡充するため、香美町介護保険条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては福祉課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を福祉課長、岡昭三君。 ◎福祉課長(岡 昭三) それでは、補足説明をいたします。  このたびの改正は、平成31年10月からの消費税率引き上げとあわせて、社会保障の充実を図るため、公費投入による低所得者の介護保険料の軽減を拡充するものでございます。説明につきましては議案資料166ページの資料のほうでご説明をさせていただきたいと思います。166ページの資料左側には平成30年度の介護保険料を保険料段階別に表にしており、右側に平成31年度から32年度の介護保険料を同じく段階別に表にしております。この表で示させていただいたとおり、第1段階の方の保険料については、保険料率を保険料基準額の45%から37.5%に軽減。同様に、第2段階の方の保険料については、保険料率を基準額の75%から62.5%に軽減。同じく第3段階の方の保険料については、保険料率を基準額の75%から72.5%に軽減するものでございます。したがいまして、戻っていただきまして、議案書92ページの改正条例案、こちらをご覧いただきたいと思います。改正条例案におきましては、第4条第2項におきまして、第1段階の方の保険料を3万150円から2万5,120円に減額賦課するとともに、同条第3項及び第4項を追加しまして、新たに減額賦課の対象となる第2段階、第3段階の方の31年度から32年度までの保険料を、第2段階の方は4万1,870円に、第3段階の方は4万8,570円に減額賦課することに改正するものでございます。  なお、附則において、改正条例は、平成31年4月1日から施行するものとし、あわせて、保険料の新旧の扱いを経過措置として定めようとするものでございます。  なお、議案資料165ページには新旧対照条文を記載しておりますので、あわせてご清覧をいただきたいと思います。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第42号 香美町児童公園条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第42号 香美町児童公園条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  村岡児童公園の名称及び位置を変更し、並びに福岡児童公園を廃止することに伴い、香美町児童公園条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては村岡地域局長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を村岡地域局長、松岡克己君。 ◎村岡地域局長(松岡克己) それでは、議案第42号の補足説明をさせていただきます。  議案資料167ページの新旧対照条文をご覧ください。村岡児童公園、福岡児童公園の2施設において、村岡児童公園につきましては名称を村岡区児童公園と改名し、位置を香美町村岡区村岡3030番地の1に移転し、福岡児童公園につきましては廃止しようとするものでございます。  続きまして、同じく資料168ページの位置図をご覧ください。図面下の一重丸が廃止します福岡児童公園で、福岡体育館や昨年閉所となりました福岡保育所に近接した場所に設置されておりました。図面中、中ほどの拡大図面の中でございます。上の一重丸が廃止します村岡児童公園で、下段の二重丸が本年度新たに整備しております村岡区児童公園で、この位置に移転となります。村岡病院や村岡中学校、本年度建設されております宝樹保育園に隣接した場所となります。村岡児童公園は昭和47年に、また、福岡児童公園は昭和54年に設置されました施設で、地域の子どもたちや通園時の遊び場として利用され、施設の管理業務につきましては近隣の住民の方に委託して、維持管理してまいりました。設置後、遊具等の安全点検を実施する中で、幾度となく修繕や更新、危険遊具の撤去等を実施してまいりましたが、設置後それぞれ46年、39年が経過し、今後ますます老朽化が著しくなり、安全管理が困難な状況が想定される中で、昨年3月に策定されました公共施設の個別計画において、村岡児童公園は継続、更新、福岡児童公園は廃止、解体撤去し、この2つの児童公園としての機能につきましては、新たに設置されます児童公園において統合して継続させるとの方針が示されておりまして、この方針に基づき、このたびの条例の一部を改正しようとするものでございます。  議案書94ページに、香美町児童公園条例の一部を改正する条例案を添付しておりますので、ご清覧いただきたいと思います。なお、附則におきまして、施行期日を平成31年4月1日といたしております。  以上で議案第42号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第43号 香美町立子育て・子育ち支援センター条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第43号 香美町立子育て・子育ち支援センター条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  香美町立味取子育て・子育ち支援センターを廃止するため、香美町立子育て・子育ち支援センター条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましてはこども教育課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明をこども教育課長、楠田千晴君。 ◎こども教育課長(楠田千晴) それでは、議案第43号の補足説明を行います。  議案書のほうは96ページに改正する条例案を、議案資料のほうは169ページに新旧対照条文を、170ページには位置図をお示ししております。現在、本町では、子育て・子育ち支援センターとして、香住区、村岡区、小代区それぞれに拠点センターを、また村岡区内に5つの地域センターを設けております。この5つの地域センターについては、現在、子育て・子育ち支援センターとしては遊休化の状態にございまして、平成30年3月に策定した香美町子育て支援施設個別施設計画においても、その再編スケジュールにおいて、平成33年度までの間に、機能としては廃止、建物等については譲渡の方向が示されました。このうち味取子育て・子育ち支援センターについて、地域住民で構成する加工品の生産団体等から、施設の一部を利用したい旨の申し出があり、昨年6月から本年3月までの間、有償による利用を許可しておりましたが、利用期間中に同団体等から、事業拡大のため施設の有償による譲渡の申し出があり、検討を進めてまいりました。このたび譲渡に向け一定のめどが立ったため、同施設を定める条例を改正して、同施設の名称及び位置を削除するものでございます。  以上が今回の改正の内容であります。なお、附則として、この条例についての施行日は平成31年4月1日としていること、あわせて、この条例改正については、2月21日に開催いたしました香美町教育委員会2月定例会において承認いただいていることを申し添えます。  以上で議案第43号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第44号 香美町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第44号 香美町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、香美町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましてはこども教育課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明をこども教育課長、楠田千晴君。 ◎こども教育課長(楠田千晴) それでは、議案第44号の補足説明を行います。  議案書は98ページに改正する条例案を、議案資料のほうは171ページに新旧対照条文のほうをお示ししております。今回改正を行おうとする香美町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例は、児童福祉法によって市町村が定めなければならないものとされているもので、放課後児童健全育成事業に係る設備及び運営に関する基準を定めているものでございます。また、児童福祉法では、市町村が条例を定めるに当たっては、事業に従事する者及びその員数については、国基準である厚生労働省令で定める基準に従い定めるものとされております。このたびの改正は、省令で定める基準の一部を改正する省令が発せられ、その内容は、放課後児童支援員の要件にかかわるもので、事業に従事する者に関するものであるため、本町の条例についても改正をするものでございます。  改正の内容は、事業にかかわる放課後児童支援員の資格要件について、第10条第3項第5号として、大学の卒業者に関する定めがありますが、新旧対照条文にお示ししておりますとおり、専門職大学の前期課程を修了した者に関する定めが付加されましたので、これに合わせ本町の条例も改正するものでございます。  以上が今回の改正の内容であります。なお、附則として、この条例についての施行日は平成31年4月1日としていること、あわせて、この条例改正については、2月21日に開催いたしました香美町教育委員会2月定例会において承認いただいていることを申し添えます。  以上で議案第44号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第45号 香美町長板繁殖和牛放牧場条例を廃止する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第45号 香美町長板繁殖和牛放牧場条例を廃止する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  香美町長板繁殖和牛放牧場を施設の設置目的に沿った有効活用が見込まれる団体への無償譲渡を行うため、香美町長板繁殖和牛放牧場条例を廃止するものでございます。詳細につきましては村岡地域局長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を村岡地域局長、松岡克己君。 ◎村岡地域局長(松岡克己) それでは、議案第45号の補足説明をさせていただきます。  議案書の100ページをご覧ください。香美町長板繁殖和牛放牧場は、平成2年度に、農用地整備公団により畜産農家の経営の合理化と農業所得の増大を図るため整備された放牧場でございます。面積15.0ヘクタール、道路683メートル、飲雑用水路1,300メートル、隔障物、牧柵でございますが、2,630メートルが整備され、平成3年2月に町に譲渡されました。当該放牧場の用地につきましては、長板区の縁故地であり、事業着手に当たり、放牧場の整備についての同意を得るとともに、平成2年4月1日付で町と土地賃貸借契約が締結されています。施設の管理運営につきましては、開設当初から村岡町和牛生産組合、現在の長板放牧組合でございます。これと管理運営委託契約を締結し、施設の維持管理、運営を実施していただいているところでございます。また、長板区への土地賃貸借料につきましても、長板放牧場から利用料として徴収した同額を長板区へ支出してまいりました。平成27年に縁故地であった当該土地が、長板区の土地として整理、登記されたため、町を経由する土地賃貸借契約によらず、直接長板区と長板放牧組合において土地賃貸借契約を締結すること、放牧については引き続き長板放牧組合が施設の設置目的に沿った有効活用を行っていくこと、さらに、兵庫県より譲渡された町営牧場を廃止し、譲渡することにつきまして県に協議いたしましたところ、補助金適正化法による財産処分期限期間も既に経過しており、また、今後も放牧場として管理されるため問題ないなどとの関係者の皆様のご理解をいただきましたので、このたび香美町長板繁殖和牛放牧場条例を廃止しようとするものでございます。  議案資料172ページに放牧場の位置を添付いたしておりますので、ご清覧いただきたいと思います。なお、附則におきまして、この条例の施行日を本年4月1日といたしております。  以上で議案第45号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第46号 財産の無償譲渡について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第46号 財産の無償譲渡についての提案理由を説明いたします。  香美町長板繁殖和牛放牧場を廃止することに伴う財産処分を行うに当たり、当該施設を無償で譲渡することについて議会の議決を求めるものでございます。詳細につきましては村岡地域局長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を村岡地域局長、松岡克己君。 ◎村岡地域局長(松岡克己) 議案第46号の補足説明をさせていただきます。  議案第45号の香美町長板繁殖和牛放牧場条例を廃止する条例の補足説明と重複いたしますけれども、香美町長板繁殖和牛放牧場を廃止するに当たりまして、施設の設置目的に沿った有効活用が見込まれる長板放牧組合に無償で譲渡しようとするものでございます。  議案書の101ページをご覧ください。無償譲渡する財産の種類は、道路、飲雑用水路、隔障物で、名称は香美町長板繁殖和牛放牧場、所在地は香美町村岡区長板821番地と823番地、施設の内訳は、道路683メートル、飲雑用水路1,300メートル、隔障物2,630メートルでございます。  次に、無償譲渡の相手方の名称は長板放牧組合、代表者は組合長森脇薫明、住所は香美町村岡区丸味645番地でございます。長板放牧組合は、当該施設の開設当初から維持管理、運営を実施しており、今後も放牧場として有効活用されることが見込まれるため、香美町長板繁殖和牛放牧場条例を廃止することに伴いまして、財産処分を行うこととして無償譲渡しようとするものでございます。  なお、譲渡の時期につきましては、本年4月1日を予定しております。  以上で議案第46号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) これをもって議案第22号から議案第46号までの25議案の提案理由の説明を終わります。なお、この25議案についても2月28日に案件ごとに審議いたします。  お諮りいたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  次の本会議は明日2月27日水曜日午前9時30分より再開いたします。  本日は大変ご苦労さまでした。                               午後3時36分 散会 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...