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平成30年第109回定例会(第4日目) 本文 開催日:2018年12月19日
平成30年第109回定例会(第4日目) 名簿 開催日:2018年12月19日

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  1. 香美町議会 2018-12-19
    平成30年第109回定例会(第4日目) 本文 開催日:2018年12月19日


    取得元: 香美町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2018年12月19日:平成30年第109回定例会(第4日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午前9時30分 開議 ◎議長(上田勝幸) おはようございます。  ただいまの出席議員は15人であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。      ──────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 ◎議長(上田勝幸) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、西谷高弘君、山本賢司君を指名します。      ──────────────────────────────  日程第2 諸般の報告 ◎議長(上田勝幸) 日程第2 諸般の報告を行います。  本日の議事日程はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。  次に、森利秋君より病気療養中のため欠席する旨の届け出がありましたので、許可いたしております。      ──────────────────────────────  日程第3 議案第127号 美方郡広域事務組合規約の変更について  日程第4 議案第128号 美方郡広域事務組合の財産を無償譲渡することについて ◎議長(上田勝幸) 日程第3 議案第127号 美方郡広域事務組合規約の変更について及び日程第4 議案第128号 美方郡広域事務組合の財産を無償譲渡することについての2議案を一括議題とします。  これより質疑を行います。質疑は2議案を一括して行います。  質疑はありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) 山本です。
     議案書9ページ、それから議案資料13ページには、センター施設配置図が示されておるわけですけれども、説明をいただいた中で、昭和59年、60年より運用ということで、建設費等々については1億6,719万6,000円という説明がございました。現時点でこの価値がどれだけ残っておる、残存価格といいますか、そういう言い方をするとどうなるんでしょうか。何でこれを聞くかといいましたら、JAに渡すというふうな話になっているので、だとすると向こうは、これだけの財産を受けましたということになるんだろうと思うので、そのあたりは協議をどうされるのか、されているのか。それが1つ。  それから、建物は別表で出てくるわけですけれども、敷地です。外周に道路がある、あるいは構内道路ということで、6メートル幅の道路がついておるという図になっておるわけですけれども、この道路部分以外の敷地はどうなっているのでしょうか。所有関係といいますか、あるいは面積とか、そのあたりがどうなっているのかをまず事実関係としてお聞かせをいただきたい。その上で、JAたじまは今、経費節減のための内部努力といいますか、組織改編といいますか、そういう合理化の真っ最中にあるというふうに思っておりまして、新年度もまたそれなりの動きがあるのかなというふうに思っております。そんなことはどっちでもいいんですけれども、そういうときにこういう資産を増やすということがJAにとってどういう意味を持つのかなと思って、協力していかんなん、こういうところへ、うちはもうこの資産要らんわということで渡してしまう。ひいきにせんなんところを引き倒すようなことになりはせんかなということが少し気になるものですから、先ほどの残存価格との問題を含めてお聞かせをいただきたい。  それから、もう一つは、多目的研修施設の中の一室には、当地域の畜産の歴史といいますか、そういう貴重な資料が多数あったというふうに思いますけれども、そういうものは今どうなっているのでしょうか。ひょっとしたら上の牧場公園に上がっておるということならいいんですがと思いながら、状況を聞きたいというふうに思います。  さらには、美方郡広域事務組合の資産から落としていくということで、組合の経費の節減といいますか、それが新年度どの程度になっていくと見えるのか。もっと言えば、この施設をつくるときには6・4でということで経費負担をしたということが言われましたけれども、町の実際の、その経費節減のうちのどの程度が本町の負担軽減になるというふうに見えるのか。そのあたりを聞かせてください。 ◎議長(上田勝幸) 総務課長吉岡哲男君。 ◎総務課長吉岡哲男) それでは、山本議員のご質疑にお答えをしていきたいと思います。  まず、この建物の残存価格という部分でございますけれども、一応、固定資産の減価償却の方法、定率法を用いた数字ということですけれども、1,484万7,000円という数字をはじいております。  ちなみにですけれども、この建物を解体するとした場合に、これはあくまでも試算でございますけれども、おおむね1,300万円から1,400万円程度かかるということですので、ちょうど残存価格と解体費用の試算額というのがほぼ同額といったような状況でございます。  そして、敷地の内訳ということになると思いますけれども、敷地面積全体では9,061.71平方メートルございます。約9,000平米ございます。そして、施設が立地をしている部分については3843.09、約3,800平米、駐車場の部分が1,930平米、この合計が5,773.09平方メートルということになります。そして、ご指摘の、国道9号からの進入路の部分でございますけれども、この部分が3288.62平方メートルございます。それぞれの所有ということになりますと、施設が立地している部分と駐車場の部分についてはたじま農協の所有でございます。そして、進入路の部分については新温泉町の所有ということになってございます。  そして、たじま農協がこういった施設を取得する理由ということになろうかと思いますけれども、この財産譲渡につきましては、既にこの施設を整備する段階で旧美方郡4町の町長、あるいは農協の組合長の合同会議、あるいは美方郡地区連の自治会等が開催されて、その場で起債等の償還が終われば無償譲渡するということが決定事項としてあったようでございます。そういった経過の中で、どうしても補助金をいただいておった関係で、その処分制限期間の制限を受けて、なかなか譲渡に至らなかったという経過があるようでございます。そういった中での補助金の弾力化運用が可能になって、今回こういった財産譲渡の提案を申し上げているということですけれども、たじま農協としましては、この施設について、できるだけ畜産に特化した形での施設利用ということを考えておると。特に今の施設の利用状況等から見ても、畜産関係の利用、会議等も含めてですけれども、多いという状況があるようでございます。畜産振興により特化した施設運営、そういったものを目指しているということでお聞きをいたしております。  多目的室の関係については農林水産課長にお答えをいただきたいと思います。そして、経費の節減ということなんですけれども、特に町の予算でもって郡広域への負担金、この施設の部分が算定されているということはないようでございますので、基本的にはそこの増減というものは影響はないというふうに考えております。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 農林水産課長藤原博文君。 ◎農林水産課長藤原博文) 今、山本議員のご質問で多目的研修施設、ここの施設の一室に資料室がございます。ご承知のように、ここは旧湯村家畜市場もありましたし、この施設そのものが事実上といいますか、旧美方郡地区連の事務所を兼ねておったということで、現在、日本農業遺産世界農業遺産で但馬牛の関係をしておりますけれども、まさにここが美方郡の育種改良の拠点であったということです。そこの施設にある資料室には、日本農業遺産の原点である牛籍台帳、明治の時分からの古文書も含めて、大量にきちっと整理をされて保管をされております。田尻号の資料であるとか骨格標本だとか、そういうものがきちっと保存をされております。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) 山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) 今、農林水産課長から、資料は現施設の資料室に整理をされてそのまま保存されておるということは、牧場公園の資料もそれなりにあれですけども、歴史的な部分というのはどちらかというとこの研修センターの資料室にあるということを言われました。だとすると、どういうのでしょうか、世界農業遺産日本農業遺産に認定を受けようということで、年が明けて3月ぐらいでしょうか、可否が決まると、結果が出てくるということも我々は伺っておるわけですけれども、その辺との関連で、この処理の仕方が遺産として認定をされて以降ということを考えたときに、どんなふうになっていくのか、あるいはどう描いていらっしゃるのか、そのあたりは少し確認をしておきたいんですけれども、町長、どうお考えになりますか。 ◎議長(上田勝幸) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 世界農業遺産日本農業遺産への取り組みについて、そういう貴重な文献、そういうものがさまざまな形で審査にも加わるということでございますけども、もともとの所有はどこにあるのかというようなことも含めて、今後、貴重な資料の所在といいますか、どこに所属するのかというようなことも含めて、新温泉町あるいは農協、兵庫県とも協議を重ねて、そのものの所有権といったらおかしいですけれども、貴重な文献などがどこに属するものなのかというのは一度整理をする必要があろうかと思います。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) 現時点では、農業遺産の事務的な処理は本町の所管課が中心になってされておると。両町の所管課がタッグを組んでというふうに承知をしておるんですけれども、認定されて以降の姿というか、状態というか、何かまた別のセンターみたいなものを建てるようなことを考えるのか、あるいは今の事務局といいますか、そういう体制のままでこれから先も行くというふうなことで、センター的なものは特にはないよということで行くのか、そのあたりは、町長いかがですか。 ◎議長(上田勝幸) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 議案とはそれたような質問をいただいているような思いがしますけども、和牛の今まで培ってきた改良のシステムというものを世界農業遺産、あるいは日本農業遺産認定に向けて取り組んでおるわけでございますから、何かあるものとか、そこの施設とか、そういうことではなしに、今まで美方郡で取り組んできた和牛の改良のシステムをするわけでございますから、施設だとかそういうことではないというふうに思いますから、今の施設を無償譲渡することによって、日本農業遺産あるいは世界農業遺産の認定に向けて何か影響が出るというものではないというふうに私は理解をしております。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) ほかにありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(4番) 1点お尋ねしたいと思うんですが、9ページの表なんですが、これは議案の中の一部なので明確にしていただきたいんですが、先ほどの質問の中にありました進入路部分構内道路部分という部分の処理の仕方が、この表の中にはわからないわけです。建物及び附帯施設の中の附帯施設に入るのかどうか。その施設の内訳に入ってないということになれば、何か釈然としない、渡すものか、渡さないものかわからない。進入路部分は新温泉町の土地だと言われましたけど、今現在は、構造物は広域組合の所有、構造物は広域の所有物なので、それをどうするのかということがこの表では明確でないというふうに思っておりますし、あるいは構内道路も同じかなとも思ったりもしますが、その辺がどうなっているのかお尋ねをしたいというふうに思うんです。  なおかつ、この進入路及び構内道路という部分は、資料13ページの平面図の右側、駐車場の横の農地、私は仕事の関係でこの農地の横まで何回か行ったことがあるんですが、ここの農道的な役割も果たしておりまして、かつての状況はわかりませんが、それが今の進入路なり構内道路に振りかえられた可能性もあったりしますので、その辺の今後の形態がどうなるのかについても含めて、お尋ねをしてみたいというふうに思います。 ◎議長(上田勝幸) 総務課長吉岡哲男君。 ◎総務課長吉岡哲男) 資料が少しわかりにくいもので、大変申しわけございませんでした。13ページの配置図で申しますと、国道9号から進入路という形で表示をしている部分と、施設に向かっての構内道路という表示をしている分、この2つについては新温泉町の所有ということになっておりますので、今回の譲渡の部分ではないということでご理解をいただきたいと思います。あくまでも議案書9ページに掲げております施設の内訳という部分でありますように、基本的に言えば上物、建物の財産を今回譲渡するということでご理解をいただけたらというふうに思います。  今、議員からもご指摘がありましたように、農道的な役割というものも今現在確かにありまして、この道路について、例えば、形状を変えたりだとか、そういったことは考えてないというふうに聞いておりますので、この部分はこのまま残るということで聞いております。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) 見塚修君。 ◎見塚 修(4番) 確認の意味で再度質問したいと思いますが、この進入路と構内道路という部分は、構造物も含めて広域組合の所有物でないというふうに解釈したらいいのかどうか、再度お願いします。 ◎議長(上田勝幸) 総務課長吉岡哲男君。 ◎総務課長吉岡哲男) ご指摘のとおりです。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  まず、議案第127号に対する討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 討論なしと認めます。  これより、議案第127号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(上田勝幸) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第128号に対する討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 討論なしと認めます。  これより、議案第128号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(上田勝幸) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第5 議案第129号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて ◎議長(上田勝幸) 日程第5 議案第129号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  お諮りいたします。  本案は人事同意案件でありますので、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 異議なしと認めます。  よって、直ちに採決に入ります。  この採決は無記名投票で行います。  議場の出入り口を閉鎖いたします。                  (議場閉鎖) ◎議長(上田勝幸) ただいまの出席議員は議長を除く14人であります。  開票立会人を指名いたします。  香美町議会会議規則第32条第2項の規定により、開票立会人田野公大君山本賢司君を指名いたします。  投票用紙を配付いたします。                 (投票用紙配付) ◎議長(上田勝幸) 配付漏れはございませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を点検します。                 (投票箱点検) ◎議長(上田勝幸) 異状なしと認めます。  念のため申し上げます。本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票、賛否が明らかでない投票及び白票は、香美町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。  ただいまから投票を行います。  職員に点呼させますので、順次投票をお願いいたします。                 (点呼・投票) ◎議長(上田勝幸) 投票漏れはありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 投票漏れなしと認めます。  投票を終わります。  続いて、開票を行います。田野公大君山本賢司君の立ち会いを求めます。                   (開票) ◎議長(上田勝幸) これより投票の結果を報告いたします。  投票総数14票、うち有効投票14票、無効投票0票。有効投票中賛成14票、反対0票。以上のとおり、賛成全員であります。  よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。
     議場の出入り口の閉鎖を解きます。                 (議場閉鎖解除)      ──────────────────────────────  日程第6 議案第130号 香美町中小企業振興条例を定めることについて ◎議長(上田勝幸) 日程第6 議案第130号 香美町中小企業振興条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(4番) この議案第130号 香美町中小企業振興条例を定めることについて、私は、まずこの条例案が提出されて大変困惑して、今も頭の中がこんがらがっているという状態であります。まず、一般質問ではありませんので3回の質問しか許されませんので、一応全ての質問についてを述べてみたいというふうに思いますが、まず基本的な事項で、条例というものが平成12年に施行されました地方分権一括法によって、機関委任事務制度が廃止されたことによって、各自治体は、法律に違反しない限り、どんな条例でも制定できる事務領域的なものになったんだなというふうに思っておりますが、そのように全ての条例が制定可能になったというようなことに、まず法制担当をされています総務課長に伺いますが、これに間違いありませんか。  それから、条例には一般的に言われる2つの種類があると言われていますが、町の内部管理にあるものであったり、これは、職員の定数だとか定数条例給与条例等々でありますし、それから、次に、2つ目として、町民の権利義務に関するもの。税条例だとか分担金条例だとか、あるいは環境保全条例だとかというような種類のものが、一般的にはこの2つの種類だというふうに言われております。2つ目の、町民の権利義務に関するものでは、住民の意思にかかわらず、強制力を持って権利の制限、あるいは義務を課す条例なんだというふうに言われておりますが、住民の立場で考えますと、こういう条例には慎重でなければならない、あるいは必要最小限でなければならないとされているというふうに言われていると理解しているのですが、今回の条例はこの2つのどっちの分類に当たるのかについて、まず基本的なことでお尋ねをしてみたいと思います。  次に、条例の条文等々についてお尋ねしてみたいと思うんですが、まず、平成27年10月に制定されました県の中小企業の振興に関する条例というものがありますが、町長、この中身について熟知をされているかどうかお尋ねをしてみたいと思います。なぜならば、我々香美町民は兵庫県民でもあるわけです。今回、香美町の中小企業振興条例というものが制定されますと、県条例とともに同じこと、1つの事柄が2つの条例で町民は縛られるということになるわけでありますけども、こういうことについて、これは総務課長でもいいですが、間違いないかお尋ねもしてみたいと思いますし、町長には熟知をされているのかをお尋ねしたいと思います。  これから先の質問に当たっては、町民の立場、あるいは議会の立場を主に質疑をしたいと思うんですが、県条例は、条例の条文に入る前に、社会情勢、中小企業を巡る情勢と歴史、それから県の取り組む姿勢等々が記述されて、その必要性を強くうたっております。本町はなぜそのような前文をつくらなかったのか、まず伺ってみたいと思います。  それから、本町の条文の第8条、町民の理解と協力の欄でございますけども、第2項の後段にはこのようなことが書いてあります。町内で提供されるサービスの利用に努めること。これは、我々町民が一般的に解釈するとどのようなことになるのか、具体的にどうなのかお尋ねをしてみたいと思います。  それから、第10条、検証と評価。この部分、県条例は第9条で計画の策定、公表、第10条で、計画の策定は議会の議決が必要だと。なおかつ、第23条で、実施状況を報告後、議会に報告しなければならない、あるいは公表しなければならないというふうに計画の策定のことまでうたって、なおかつそれを議会の議決を経て、その結果を議会に報告して、なおかつ計画も含めて実施も含めて公表するんだというところまで踏み込んでいっているわけです。本町にはこの条文が全くありません。この辺は、本町はどのようにこの条例の実施についてされるのか。検証と評価を含めてどのようにされようとしているのか。絵に描いた餅に終わらないのかどうか非常に心配するんですが、その辺はどうなのかお尋ねしたいと思います。  それから、県条例では、第22条で市町の支援というところをうたっております。平成27年から今日まで、どのような支援があったのかについてもお尋ねをしてみたいと思います。  次に、平成27年、県が制定した条例というものは、我々は町民であり県民であるわけです。あるいは、企業は町内企業であり県内企業である。県条例はその内容も詳細に記述されておって、中小企業の振興に対する意気込みがあります。本町条例、その中身がないと言ったら失礼に当たるかもわかりませんけども、理解のできるものではないというふうに考えますけども、担当としてはどう考えておられるのでしょうか。実効性を含めてお尋ねをしてみたいと思います。  私は、このようなことから、町民は県民、町内企業は県内企業というようなことからして、本町では県条例第5条に基づいて、中小企業の振興に関する施策の計画実施のために、具体策を規則で定めたり要綱で定めたり、理念より1歩進んだ県条例を、よりその実行を、計画を本町が経済発展のために1歩も2歩も進めて、生活向上や企業振興を図るべきだと考えるんですが、担当課はその辺を含めてどのように実施をされようとしているのかを含めてお尋ねをしてみたいと思います。  最後に、この条例が施行された段階で、町民に対して、私は、今回の条例が出るまでは県条例も知りませんでしたけども、勉強不足で大変申しわけなかったんですが、本町の条例が公布されたときに、町民の責務があるわけですから、どのように公表して、それを理解してもらう努力をされるのか。その具体的施策についてもお尋ねをしてみたいと思います。  以上、たくさん申しましたけど、よろしくお願いします。 ◎議長(上田勝幸) まず、町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 見塚議員からは、県の条例について熟知をしておるかということでございます。今までも何度もこの中小企業振興条例のご質問をいただいたときに、県の条例について何度か職員とともにそのための議論はいたしましたけども、議員がおっしゃいますような熟知というところまではいっておりません。ただ、今まで、このたびの条例提案に来るまでに、議員の皆さんからさまざまなご質問をいただくたびに、この条例の制定の必要性について内部の議論は何度かいたしましたので、そのたびに県条例との比較なり、あるいは上位の条例があるのに町で制定する必要があるのかないのかも含めて、今まで議論はした覚えがございますので、県の条例もそのときにレクチャーをしていただいた部分もございます。ただ、熟知とまではいっておりません。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 総務課長吉岡哲男君。 ◎総務課長吉岡哲男) それでは、ご質疑にお答えをしたいと思います。  まず、条例の部分で、見塚議員の言葉とは違うかもわかりませんけれども、私が捉えているのは、条例の種類として大きく分けた場合に、理念条例というものと政策条例という2つに大きく分かれるんだろうというふうに考えております。今回の提案申し上げている中小企業の条例につきましては、やはり理念条例の部類に入るんだろうというふうに考えております。したがって、その理念条例の中で事細かい政策的な具体的な施策を盛り込んでいくということよりも、町民に対して、あるいは関係機関に対してどういったスタンスで臨むのかといった、そういった理念を掲げている条例だというふうに理解をいたしております。そして、国の法律、あるいは県の条例、市町の条例とある中で、そこにそれぞれ、例えば委任事項等が存在をして、義務づけをされたり、あるいは委任をされたりという部分があれば、やはりそれは上位法優先の原理ですので、それに従っていく必要があるだろうと。ただ、個別の規定について、例えば、今回の県条例に基づきますと、市町の役割というものがあって、先ほども議員のほうからありましたけれども、市町は、県あるいは他市町及び中小企業関係団体と連携し、中小企業の振興に関する施策を積極的に実施するよう努めるものとするという規定がございます。ですから、我々で申しますと、ここは努力義務と捉えてございます。必ずしもこれをしなければいけないといった条文にはなっていないということでの努力義務だというふうに捉えてさせていただいております。こういった形で法律、県条例、市町条例という個別の規定の中でどう定められているかということが、体系として注視しなければいけないところだろうというふうに考えております。 ◎議長(上田勝幸) 続きまして、観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) それでは、お答えいたします。  第10条の検証と評価でございますが、これにつきましては、計画につきましては総合戦略に基づき、同時にその計画を行っていきます。その中で各産業連携の委員がございますけれども、その中では漁協なり、そして観光協会なりが組織されておられますが、そこである程度の目標を立てていきながらその評価を産業連携会議の中で検証していくというふうなことを努めていきたいと考えております。  そして、県の支援につきましてですけれども、県の支援も今まで、具体的には今申し上げれませんけれども、県の施策に基づきまして町も独自の施策を推進していきながら図っていくというふうなことをしております。  実効性のない、理解できないものであるというふうなことでございますけれども、まず、この条例を掲げることによりまして、町民と、そして関係者がより近い距離となって、より商工業の活性化に努めていこうという機運を高めていこうというものでございます。  そして、施行についての方法、これが通った場合の周知につきましては、町のホームページ並びに商工会のホームページ等に掲げながらPRを行っていきたいと思っております。  サービスの利用につきましては、役務の提供ということでございますので、それぞれ町内で提供される役務、サービスの利用をそれぞれの立場で受けるというふうなことを掲げております。  県条例には前文があるということですけれども、町条例にはなぜないかということでございますが、目的の中に掲げておりますけれども、基本はこの条例をすることによって町民生活の向上を行って、本町の経済の持続的な発展を促していくということを目的といたしております。これを取り巻く情勢ということには特に掲げてないというのが現状でございますけれども、この目的の中にそのようなことを全体的にうたっているということでございます。  この条例についての意気込みということでございますけれども、この中で盛り込んでいるように感じておりますので、あとはどのように進めるかということです。商工団体からの要望もある中で、ぜひこの条例を制定することによって商工会の会員の増加だとか、そして商工活動なんかも活発にしていただく。商工会祭り等も住民を巻き込んだ中で活性化していくということで、この条例によりまして町民と商工団体、そして、あらゆる関係団体との距離を近くして町の活性化を促していって、起業創業、新たな創業等を加えて持続可能な、それぞれの業者がこれ以上減らない努力をお互いにしていこうということで、この思いは成立の意気込みの中では皆さんが確認したところでございます。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 見塚修君。 ◎見塚 修(4番) 何か質問に対して具体的に述べていただけなくて非常に残念だったなと思っているんですが、総務課長では、理念条例だというふうに言われるんですが、県が理念を乗り越えたところの条例を持っているんですよね。県が理念を乗り越えたところの条例を持っているのに、それを守るといいますか、実行していく町民であったり、中小企業者であったりするものが、後退した理念にまで戻ってしまっているというのが非常に違和感を感じていまして、地方分権一括法ができてしまったので、こういう言い方をしてええのか悪いかは別ですが、上部の団体が理念をしたら、その下部に来るものはどちらかといえば実効性のある条例だとか、規則だとか、要綱だとかでもって施策を進めていくのが一般的であろうというふうに私は思っていまして、それが間違っていたらまたご指摘願えたらいいんですが、この条例はそのようなことを第一に考えるんです。  それで、担当課長にお尋ねしたいんですが、先ほど言いました前文の姿勢が目的に書いてあるか。県条例にも同じように目的が書いてあるんですけど、前文は非常にこの条例の意図するところをうたっているんですよ。それで、条文がなくてもわかるほど前文でうたってくれているので、非常に我々としたら、中小企業振興も含めて、県民の役割も含めて、どういう進み方をするのかという方向づけまで記述してくれていますのでわかりやすいんです。記述されてないのでどうのこうの言っても仕方がないんですが、そういう本町の中小企業の振興に対する姿勢がもう少し希薄かなと思ったりもしますので、読むとそういうふうに思うんです。はっきりと言っていただきたいんですが、第8条の後段の第2項の後段の、町内の提供されるサービス、具体的にどういうことなんですか。私も一町民ですので、これを実行しようと思ったら何をどうしたらいいのか教えていただきたい。  それから、うちでは第10条で検証と評価に具体的なことが一つも書いてないのでと言いましたら、産業連携活性化協議会等と協議するというような言い方がありました。昨日の一般質問の中でもそのような答弁を町長はされました。今やっているんだったら、それを明文化した規則や要綱でいいんじゃないですか。それを活字で書いて、実効性のあるものにしたらいいんじゃないですか。何か上滑りしている感じがしてならんのです。先ほど言いました、本町の町民に対する公表だとか本町の議会の立場です。県ははっきりと議決せんないけん。議決したことを、できたことを、できなかったことも含めてでしょうが、議会に報告しなければならないところまで言っているんですよ。非常に理念の上滑りにしか思えなくて仕方がありません。そういうことで、県条例、いろんな団体からこの条例をつくれというような要請といいますか、要望があったりしたというふうなことも伺っておりますけど、そのことを実行しようと思えば、県条例に基づいた要綱だとか規則だとか、そのようなことも考えられなかったのかも含めて、再度伺ってみたいと思います。 ◎議長(上田勝幸) 観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) 町内で提供されるサービスということですが、これは、製造加工以外のサービス業、例えば運輸関係、郵送関係等のサービス業務というふうに当たります。これらの利用に努めていただきたいということです。  そして、上から言われたという話というよりは、この条例に基づいて活性化に向けて頑張っていこうということも含めて一致したということでございます。今していることを明文化ということもございますが、この条例を掲げることによりまして、一つの道しるべというか、こうあるべきだと、憲法というか憲章というか、こういうものを掲げて目標に向かって皆さんが一致団結して向かっていこうという機運を盛り上がるためのきっかけづくりのための条例であります。県条例のように前書きが欠けていたということもございます。これは公表の段階のされるとこにおきまして、これらを取り巻く情勢の中でこのように町民がそれぞれ取り組んでいこうということを前置きの言葉として公表していこうということに行うように考えていきたいと思います。  絵に描いた餅ということにならないためにも、それぞれの起業創業にかかわる各事業所からの意見、そして金融機関は年2回程度行っております。そういうふうな会議の中でそれぞれの事業所の持つ問題、そして、こういうことをやれば解決していくとか、こういうことをすれば業者が減らないのではないかとか、もっともっとこうすれば活性化になるのではないかということを、この条例に基づきまして、これを羅針盤にしながらみんながそちらに向かっていく道しるべ的なものにするということです。繰り返しますけども、前置きがないわけでございますけれども、これに対しての機運はそれぞれの団体で持っていただいておりますし、この条例を制定することによりまして、より一層みんなが一つの方向に向かっていけるものだと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◎議長(上田勝幸) 見塚修君。 ◎見塚 修(4番) 第8条第2項のことが理解できません。町長、お尋ねします。第8条第2項、町民の理解と協力の部分で、読んでみます。町民は、消費者として町内における生産、製造または加工される製品の購買及び消費並びに町内で提供されるサービスの利用に努めるものとする。前段の部分では、町内で買えということは書いてないんですよね。町内で生産されたり製造されたものを買ってくださいよと書いてあるんですよ。後段で、町内で提供されるサービス、私はこの理解を、このサービスを町内で売られるというふうにとったらいいんですか、一般的な言葉で言えば。町内のお店での利用に努めるものとするというふうに私は理解するんですが、といいますのは、町長は、いろんな町内循環という言葉を使っておられます。プレミアム商品券もそうですし、それから森のステーションの券もそうですし、そのようなものは町内での購買を促しという言い方を常にされていますので、そのようなことを今回何もうたってないんですよね、今の担当課長の言い方では。運輸だとかそんなサービスのことを言われてますので。だから、町内でつくったものをほかの町で買いなさいよでも前段はいいんですよね。後段は、よそからつくったものでも、町内で売っている分は町内で買いなさいよと言っているんだと私は理解したんですけど、担当課長はそうでないと言われる。町長の意思と違うんじゃないですかね。明確にしていただけませんか、担当課長と町長。 ◎議長(上田勝幸) 観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) 前段で言われる購買、消費ということと、町内で提供されるサービスというのは役務ということで、例えば、散髪とか修繕とか、そういう製造加工されるもの以外の役務的な業務ということで捉えていただいたらというふうに考えております。 ◎議長(上田勝幸) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 今、課長が申しましたとおり、主に町内消費、このことを訴えるという意味合いだと私は思います。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。  西川誠一君。 ◎西川誠一(7番) 昨日、西坂議員の一般質問でいろいろと議論がやりとりなされた中で、今日も総務課長のほうから、この条例は理念条例であるというお話でした。私も当初から理念条例であるというのは理解はするんですけども、その中で、町長の答弁の中でも産業連携活性化協議会、ますます活発に活力をということなんだけども、これをわざわざこの時期に出さなければならないということは、せっかくいい協議会をつくっておきながら、全く機能させてないんじゃないかなという思いがするんです。機能させておれば、商工会からもこういうふうな条例を出してくれとかいう話ではないのではないかと私は思っているので、その辺をまず1点。  私は見塚議員とは違って、理念条例ですからそんな具体的には書かなくていいと思うんですけども、この理念条例をつくってから、昨日、西坂議員がおっしゃった、条例を育てていくんだという非常にいい言葉、その意識がやっぱり町になくて、こういう条例をつくらなければならない。そして、つくった、つくったで終わってしまっているのではないかと、私はそういうふうに思うんですけども、やはり機能してないんですかね。せっかくつくった産業連携活性化協議会ですか。いい協議会だと思っていますけども、金融機関、教育機関が入ってないという話もありましたけども、その辺は町長、認められた上でこういう条例を、あえて理念を打ち立てたというふうに私は解釈するんですけど、それでよろしいんですか。 ◎議長(上田勝幸) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 産業連携活性化協議会の果たしていただいている役割というのは、私はさまざまあろうかと思っておりますし、議論は、見塚議員のご質疑は、県条例でいいんじゃないかというふうな思いだと思いますけども、改めて私は、ここ数年の中小企業振興条例の扱いの中で、人口が急速に減少していく中で、地域に根差した中小企業を大事にする、そういう役割をきちっと香美町の条例として明文化したというふうに捉えていただければいいかなと思います。  先ほどの見塚議員からさまざまなご指摘がある中で、第4条ではさまざまなことについて書き上げておりますけども、まさに今、香美町が取り組んでおる事業、あるいは今、香美町の産業に力を入れる部分、こういうことも明記をしておりますので、私は、県の条例があったらそれでいいのではないかという議論は内部でも今まで何度もしてまいりました。ただ、総合計画や総合戦略、こういうものが国の方向として我々の自治体にも義務づけられた中で、地域の産業団体とか中小企業、こういうものを活発化させないと人口減少は食いとめられませんし、改めてここで町としても中小企業の育成のための考え方を明確にする。ですから、ここに書き上げている文章、明文化した中には、まさに今我々が取り組んでいることもしっかりと書き上げておるわけでございます。例えば、中小企業者の受注機会の増大、販路の拡大、こういうことは、公共事業の町の仕事はできるだけ地元にしていただくという機運は就任以来ずっと続けてまいりましたし、例えば、起業の支援にいたしましても、改めて若者定住や起業支援についての補助金というようなものも創設をいたしましたし、それぞれ現行、町が取り組んでおる中小企業者、あるいは町内企業者の育成のための現行、行っている施策も盛り込んだ内容としておるところでございます。  県の条例でいいんじゃないかという議論は内部でも今までやってまいりましたけども、改めてここで香美町として条例を制定させていただくという考えでございます。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 西川誠一君。 ◎西川誠一(7番) 私がした質疑じゃなくて、見塚議員の答弁を私の質疑で答えられているような気がしてしゃあないんです。私が聞きたいのは、あえてこのような条例をつくらなければならない、提出しなければならないというのは、今やっている施策が完全に機能してないからですかと私は聞いたんです。県の条例は、私は一切言ってませんから、言っていることわかりますか。結局そういうことなんですよね。その辺の意識というのが本当にあるのかないのかを私は確かめたいんです。西坂議員のあれですけど、絵に描いた餅にならないがために我々は議員として一生懸命当局に伺っているわけです。やはり意気込みを聞きたかった。ただ、昨日、一般質問では時間がなかったので、おそらく西坂議員はそこまで聞けなかったんだろうと思います。その分、私が思ったので聞いているわけでして、その辺の意気込みと今、現状を踏まえた上での意気込み、そして、だからこれが必要だというその関連性がなかったら、そしてこれからどうするんだという関連性がなかったら、この条例の提出する意味はないということなんです。私が聞きたいのはそこなんです。見塚議員の答弁をしていただかなくて結構ですので。 ◎議長(上田勝幸) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 産業連携活性化協議会は機能していると思います。ただ、私は、このたびに条例提案に至りましたのは、改めて香美町として地域に根差す中小企業振興のために、県の条例とは別途、下位の条例になりますけれども、香美町として中小企業振興のために新たに条例を制定して、このことをもって総合計画や総合戦略の実行の中身になるように、理念として条例を掲げたということでございます。 ◎議長(上田勝幸) 西川誠一君。 ◎西川誠一(7番) そういうふうなお答えをいただいたらわかるんです。例えばの話で、手前みそで申しわけない。魚食の普及の促進に関する条例、とと条例をつくりました。民間は動きましたね。私もそうなんですけども。手前みそですね。結局ああいう形となったことが、やはりあれも総務課長のおっしゃる理念条例ですね。ああいうふうな形、動き、ああいうふうな変化が期待できなければ、この条例の意味がないと私は言っているんです。そういう意味合いですよ。みんな一緒だと思っていますよ。今おそらく議員の中でもそういう思いがあると思います。私はそういうことを期待しているんです。そして、これがなかったら、これは本当に絵に描いた餅。それを危惧しながらみんなは心配しているんですよ。うまいこと機能していればいいですよ。これがスタートだって担当課長は言いましたけど、これがきっかけとなってそれが動けばいいんです。その辺の意気込みを聞かせてもらわなければ、我々はこの条例に対して疑問の面があるという話なんです。町長、今後どういうふうなことをするんですか、具体的におっしゃっていただけませんかというとこまで話をしていただけますか。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) まさに議員がおっしゃるとおりでございますけども、この条文の中身には、現行、町が方向性を定めて既に行っているようなこともきちっと書き上げているということは先ほども申し上げましたけども、このことも継続をさせていただく。先ほどの町内消費の部分でもご質問をいただきましたけども、そういうことも含めて、この条例制定を機に、町民の皆さんにもこの条例の意味合いをきちっと確認をいただいて、できるだけそういう方向で町民意識を変えていただいて、町内の中小企業を育てていくというような理念を町民の皆さんにも共有をしていただくための条例提案というふうに捉えていただければ結構かと思います。このことを機に、これからの政策展開も中小企業の振興分野については、この条例の理念に沿った考え方、条文に沿った政策展開をしっかりとこれから果たすことがこの条例の制定の意味があるということは議員ご指摘のとおりでございますから、その方向に沿った政策展開をこれからも図りたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。  岸本正人君。 ◎岸本正人(13番) 素朴な質問を2点お尋ねします。  第2条の(1)のイのところは、町内に本店がなくても中小企業者で町内に事務所、事業所、工場等があれば町民ということになるのかということと、僕もようわからんのですけど、第5条、第6条、第7条は何で2番目から内容が始まるのか、その辺を説明してやってほしいですけど、以上、お尋ねします。 ◎議長(上田勝幸) 観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) 町民という定義でございます。町内事務所、事業所、工場ということでございますが、これを町民として扱うかということでございますけれども、これにつきましては、事業所主ということもありますので、町民として扱っていくということでございます。  第5条、第6条の項立てでございますが、第5条の第1項、第2項ということで、1という表現は第5条の中で表現しておりますので、第2項からの始まりとしております。第6条も同じ扱いにさせていただいております。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 総務課長吉岡哲男君。 ◎総務課長吉岡哲男) 補足をいたします。第5条、第6条、第7条の条文の形ということになるんですけれども、例えば、第5条の町の責務というところで、町は第3条に規定する基本理念に基づき云々とありますけれども、この部分が第1項ということになります。ですから、2とあるのは第5条第2項という、そういった解釈でよろしくお願いしたいと思います。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(9番) 9番、谷口です。  何点かお伺いしたいと思います。今条例案が提案されました。私は、この条例の制定ということがどういう意義があるかというようなことで、私自身は、香美町が中小企業の振興をするという立場を内外に明確にして、行政のスタンスを示す、このことによって行政の姿勢の連続性を確保できるという点だと思います。確かに県条例等が制定されておりますけども、町自体がきちっと中小企業の振興を明確に打ち出すということでは大変意義があるのではないかというふうな立場で幾つか質問をします。  まず、条例の第2条の用語のとこであります。一番肝心だと思われますけども、中小企業者の規定のとこであります。ここは国の基本法によっての規定になっているのですが、ここのとこを、どれぐらいの規模の方をいうのかというところを明確にしていく必要があるのではないかということと、それから、ここでは2つのことが言われております。中小企業基本法の第2条第1項に、各項に規定する中小企業者と小規模企業者の規定でありますので、教えてください。  それから、あわせて、この条例第2条に該当する香美町の中小業者の数がどの程度あるのか。その点もお聞きしたいと思います。  それから、この定義の中で(5)の地域資源というくくりがあるんですけども、地域資源ということがどういうことか。ここには特定の地域に存在し云々というようなことがあるんですけども、具体的にどういうことを想定されようとしているのか。その点についても伺ってみたいと思います。  それから、次に、この条例案をパブリックコメントにたしかかけておられたと思いますけども、その結果、どういう結果なのかということも教えていただきたいと思います。  それから、先ほども同僚議員の皆さんからも指摘があります。理念条例でこの条例をつくって終わりではない。いかに育てていくか。条例の実効性の確保、これがいろいろ指摘されております。昨日の一般質問でもこの点がかなり強調されておりました。そういう意味で、私、まず、この条例をつくって、実際具体的にやるには、香美町の中小企業者の皆さんの実態がどういうことになっているかと、まずこの把握は、ここが一番ではないかと思うんです。この辺もどういう形でされようとしているのか。  それから、もう一つは、実効性確保のためには推進組織、町のほうでは産業連携活性化推進協議会、こういったものを使ってやるんだというお話でありましたけども、昨日も西坂議員のとこでありましたが、例えば、金融機関というのはただ単に融資をするということではなしに、金融機関というのは地域の業者を育てていくという非常に大きな役割を持った団体なんです。だから、当然この中にも入っていただいて、いろんなことを提言していただくということが大変大事だというふうに思います。それが1点と、もう一つは、ただ単に関係団体の皆さんだけでなしに、ぜひ、有識者、できれば大学教授、地域経済なんかを専門とされている先生をお呼びして入っていただいて、いろいろアドバイスをいただいて、本当に実効性のある施策を展開していただける、こういったことが必要ではないかと思うんですが、そういった点について伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎議長(上田勝幸) 観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) それでは、谷口議員のご質問にお答えします。  中心企業の定義でございますが、業種ごとに分かれております。また、資本金と従業員の数で分かれております。中小企業として、例えば、製造業と建設業、運輸業におきますと、資本金が3億円以下、従業員が常時雇用は300人以下、卸業につきましては、資本金が1億円以下、そして従業員は100人以下、サービス業につきましては、5,000万円以下の資本金と100人以下の常時雇用人数、小売業につきましては5,000万円以下、そして50人以下の常時雇用でございます。  一方、小規模企業者でございますが、小規模企業者と申しますのは、これは、常時雇用する従業員の数のみで掲げられております。製造業、建設業、運輸業につきましては、常時雇用が20人以下、卸業につきましては5人以下、サービス業につきましては5人以下、小売業につきましても5人以下というふうな定義がなされております。香美町におきましてはほとんど中小企業、小売業が多いということで、例えば3億円以上、300人以上につきましては大企業という定義になされてきますので、町内におきましてはゴダイ、そしてコメリ、フレッシュバザール等が挙げられるのではというふうに考えております。  次のご質問です。数でございます。数につきましては、これは統計調査によるものでございますけれども、香美町におきましては1,183社ございまして、従業員が7,416人、平均しますと6.2人ということでございます。このようになっております。  次に、地域資源でございますけれども、地域の資源は、自然の中では天然記念物のジオパークをはじめとするいろんな自然があります。そして、カニや但馬牛などの食材もあります。それらを加工品として出していくというふうなことの業務もありますし、それを使っていく、育てていく人の営みというふうなことで、地域資源の中に人や自然や営みの歴史も含めて、そういう資源がたくさんあるということを挙げております。  パブリックコメントにつきましては約1カ月間実施いたしました。平成30年10月15日から11月13日ということでございます。これにつきましての直接的なご意見はいただけなかったところでございますが、1カ月間パブリックコメントにより周知をさせていただいて、皆さんのご意見を拝聴したところでございます。  次に、実効性の確保ということでございますが、中心企業の実態調査につきましては先日も申し上げたかなと思いますけれども、来年度の早い時期に中小企業の調査を行って、それぞれが持っておる悩みなどを聞いたり、町に求める制度、また町が今までやってきた制度の検証というか、個人個人のご意見をお聞きする中で、また新しい施策への展開とか、それから改正などを含めて、ご意見の聴取の機会を持っていこうということで予定をさせていただいております。  次に、進める母体ということで、金融機関も入れてはどうかということでございます。産業連携活性化協議会の中には金融機関は入ってない状況ですけれども、年2回の会議も含めて、いろんな皆さんとの協議をしている中で、活性化協議会の中への出席についても、それは可能なということでございますので、これらを入れる中でより具体性のある直結する悩み、そして施策などを取り入れていきたいというふうに考えております。  そして、最後の有識者のことでございます。大学教授ということでございます。講師もいろいろございますが、そういう大学のほうからの講師ということも、違う面で講師を招いてやっていくということもご提案いただきましたので、今までとは違った形でそのような方向にも取り組んでみようかなというふうに考えております。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 谷口眞治君。
    ◎谷口眞治(9番) 幾つかいただきましたので、最後の1点、推進組織の有識者の関係ですが、私は講演というようなことではなしに、この会議そのものに委員として入っていただいたらどうかという、そういう提案です。その点どうでしょう。 ◎議長(上田勝幸) 観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) 先ほど、活性化推進会議の中につきましては、金融機関も当然入っていただくということも、昨日は町長のほうも申し上げております。それは入っていく中で、今でしたら経済的な角度から入っていただいた講師の方も起業創業の関係でもありましたけれども、また谷口議員が言われました講師につきましては、大学の教授の方も入っていただく中で、会議の……。                (「委員」の声あり) ◎観光商工課長(田渕 衛) 構成される委員の中の一員として、アドバイザー的に参画していただくようなことも検討していきたいと思います。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) たくさんの質疑があって、なるべく重複しないようにというふうに思うとなかなか難しいんですけれども、1点だけ。これは町長に伺っておくほうがいいのかなと思いますけれども、商工業の振興ということでさまざまな施策、あるいは支援策があったりするわけですけれども、本町の場合、通常、商工会を窓口にするという実際の進め方が多いんだろうなというふうに思っておりまして、第2条では、商工会員という規定にはなっていない、第3条、第4条あたりで全ての事業者ということになるんですけれども、これは、第5条の第4項、議案書14ページになりますけども、一番上に、中小企業者は商工団体に積極的に加入し、その事業活動に協力するよう努めるものとするという、このことを問いたいわけではありませんけれども、結局は調査をするといえば商工会にお願いをしてとか、補助とかさまざまな施策の窓口は商工会になるというふうなことで、商工会員を対象に限定するという結果に今のところなっているのではないかなと思っておりまして、商工会員でない事業者というあたりがときどき散見される中で、この条例では位置づけられてはおるけれども、実際には補助とか推進の施策の中で、あるいは調査の中で対象から外されるということになるのではないかなという疑念が私にはあるんですけれども、そのあたりはどう考えたらいいのでしょうか。 ◎議長(上田勝幸) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) これは町の条例でございます。商工会員であるとかないとか、そういうことではなしに、町内に存在する全ての中小企業者のためにつくる条例でございますから、そういう概念は持っておりません。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) と私も第2条では理解をします。しかし、今現在行っている実態をこういう条例に明文化したということがたびたび言われる中で、実際に今さまざまな施策が行われておりますけれども、ほぼ商工会員、あるいは商工会を窓口にするという取り扱いになってはいませんか。 ◎議長(上田勝幸) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) これは制度資金のかかわりが多い部分がたくさんございますので、そういう部分が現行の中では多いということでございますから、この条例の条文とは意味は少し違うというふうに判断しております。 ◎議長(上田勝幸) 観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) つけ加えてですけれども、例えば、起業創業セミナーというものは、一般の商工会員以外の方が今度起業していこうという中でのセミナーを開催いたしておりますので、決して商工会員に限ったものではなく、広く一般も募集しながら商工振興を推進しております。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) 動議。 ◎議長(上田勝幸) ただいま山本賢司君より、議案第130号 香美町中小企業振興条例を定めることについてに関する動議が提出されました。これに賛成の諸君の挙手を求めます。                 (賛成者挙手) ◎議長(上田勝幸) この動議は1人以上の賛成者がありますので、成立いたしました。  ただいま動議を提出されました山本賢司君より、動議の趣旨説明を求めます。  山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) 山本です。  議事進行の動議を出したいと思います。先ほど議長からは討論という言葉も出ましたけれども、ぜひともその手前まで戻していただきたいというふうに思います。その上で、議案第130号 香美町中小企業振興条例を定めることについて、このものを閉会中の継続審議ということにしていただくように求めたいと思います。といいますのは、先ほど来さまざまな質疑がされ、お答えもそれなりにされているわけですけれども、ある意味、今日のこの場がこの条例案に対しての議論というのは、公には実は初めてであります。11月24日に産業建設文教常任委員会が商工会の会館を会場に開かれておるわけですけれども、そこでは同じ文章が説明はされました。しかし、議案となるべきものということで実質事前審査に当たるということのないようにということで、質疑らしきものがされないまま今日に至っておるということ。あるいは、県の中小企業振興に関する条例、このものとの関連も含めて、精査をしながら閉会中、産業建設文教常任委員会でさらにご審議をいただけるということで手続をしていただきたいということを申し上げます。継続審査の動議です。 ◎議長(上田勝幸) 趣旨説明は終わりました。  議案第130号 香美町中小企業振興条例を定めることについてに対する動議を議題として採決いたします。  この動議のとおり、産業建設文教常任委員会に付託することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(上田勝幸) 起立多数であります。よって、この動議は可決されました。  ここで暫時休憩いたします。再開は11時15分といたします。                              午前10時59分 休憩                              午前11時13分 再開 ◎議長(上田勝幸) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。      ──────────────────────────────  日程第7 議案第131号 香美町区集会所条例の一部を改正する条例を定めることにつ              いて ◎議長(上田勝幸) 日程第7 議案第131号 香美町区集会所条例の一部を改正する条例を定めることについてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 討論なしと認めます。  これより、議案第131号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(上田勝幸) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第8 議案第132号 下浜区公会堂の指定管理者の指定について ◎議長(上田勝幸) 日程第8 議案第132号 下浜区公会堂の指定管理者の指定についてを議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) 1点だけ伺っておきます。この指定管理者となる団体、下浜区は大変大きな集落だと承知をしておりますけれども、この受けようとする団体は、地縁団体としての法人格をお持ちなのかどうかという点を確認させてください。 ◎議長(上田勝幸) 企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) 地縁団体としての法人格はありません。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 討論なしと認めます。  これより、議案第132号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(上田勝幸) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第9 議案第133号 平成30年度香美町一般会計補正予算(第7号) ◎議長(上田勝幸) 日程第9 議案第133号 平成30年度香美町一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(4番) 何点かお尋ねをしてみたいと思います。  議案資料のほうで質問したいと思いますが、まず、28ページで観光費、商工費での一般経常費の100万円減額、民間活動支援センター指定管理料を100万円減額するという提案ですが、財政課長の説明では、ハチ北温泉が黒字になったんだという説明がありました。ハチ北温泉は、私が知り得るところによりますと、年間の連続営業は今までしてなかったというふうに理解しておりまして、主に夏の一部と冬季にしていたのかなというふうに思うんですが、情報等々によると、ときどき、今年度といいますか、営業をしているというようなことを聞いたりしておりますが、今まで黒字ではなかった。今回黒字になったという理由ですが、どのようなことがあって、今後どうされるのかについてもお尋ねをしてみたいというふうにも思います。  それから、30ページの小学校費の光熱水費、漏水があって260万円の大きな金額が必要になったわけですが、この辺の漏水に対する意識、今後の管理等々を含めて、どうされようとするのか、その辺についてもお尋ねをしてみたいというふうに思います。  それから、32ページ以降の災害復旧費ですが、今までの、これは副町長の説明であったと思うんですが、災害復旧費の予算計上は、査定が終わって額がほぼ確定した時点で予算計上するんだというような説明がありまして、私は、そのようなことをしなくても査定前着工もあり、いろんなことがあるので、早期復旧のために早期予算化が必要ではないかということを申し上げました。今回、予算計上されておりますけども、この提案のあった時点では台風24号の査定は終わっていない。農災、今現在終わりましたけども、公共災はまだ終わってないというふうに理解しておりますし、この予算計上の仕方の考え方を変えたのかどうかについてお尋ねをしてみたいというふうに思います。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) 村岡地域局長、松岡克己君。 ◎村岡地域局長(松岡克己) ハチ北温泉の経営につきましては、議員おっしゃられますとおり、部分営業といいますか、スキーシーズンの営業と、それから夏場の大きなイベント、例えば、ハチ北高原のダイエットウオーキングですとか、ヒメボタルトレイン、それからダブルフルウルトラランニング等々の開催されますときに営業を開始して、平成29年度におきましては約116日間の営業となってございます。シーズンオフでありますとか、観光客の利用の少ないときに営業を休止するということで、経費の節減によって昨年は81万円程度の黒字となってございます。それによりましてこの減額が生じております。町といたしましては、オールシーズンの営業を目指していただきたいということで鋭意協議しておるところではございますが、なかなか黒字転換をしようと思えばそういったことが難しいということで、今後引き続き通年営業を目指して協議を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) 教育総務課長、片山正幸君。 ◎教育総務課長(片山正幸) まず最初に、設備の点検、保守が不十分で、このような多額の水道料を補正予算でお願いすることになりましたこと、まずおわびを申し上げます。漏水の意識の考えでございますが、点検すれば当然防げるものと考えておりますので、今現在は毎月、各小・中学校でメーターの確認を指示いたしておるところでございます。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) 続きまして、副町長、今井雄治君。 ◎副町長(今井雄治) 災害復旧工事の進め方について、見塚議員からのご質疑にお答えしたいと思います。  先般の議会の中で災害復旧工事の進め方につきましては、当初、委託料をとり、査定を受けた後に工事費の盛り上げを基本にということで答弁をさせていただいたとこでありますけども、今回提案させていただいております災害、林道災害も含めてですけれども、このものにつきましては、査定前に今回の議会に提案させていただいたという流れがございます。当然、見塚議員の質疑のとおり、災害復旧は早期に完成するというのを目的にしておりますけども、基本的な考え方としましては、査定を受けた段階の中でより近い工事費を盛り上げたいというのが1つ基本にはございますけれども、今回のように河川工事とあわせて、林道工事もあわせて今回は提案させていただいているわけでございますけれども、工事期間でありましたり、時期的に間に合わないもの、議会の案件に適用しないといけないものもございますので、査定を受けてからを基本にしながら、緊急、急げるもの、さらに急げるものにつきましては、今回のように査定前に工事費も盛り上げさせていただくという手法もとらせていただきたいと思います。かつ、今回の査定を受ける前には事前に審査機関については審査を受けながら、より工事費の差異がないように慎重に提案をさせていただくとこでございます。
     以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。  徳田喜代子君。 ◎徳田喜代子(8番) 資料29ページでございますが、款8土木費のほうで、目1住宅管理費の中で危険ブロック塀等撤去支援事業として支援補助金を100万円ということで、個人住宅1戸当たり20万円を上限として支援をするというようなことで、5件ということになるんですが、これ、どうでしょうか。町内で5件という数値はどのようにして出されたのか。町内の危険ブロックということで点検、調査をされたのかということもお尋ねしたいと思います。それから、撤去ということでございますので、改修等もこの中には含まれているのかどうかということもお尋ねしたいと思います。  それから、2点目ですが、先ほど30ページの款10教育費の学校管理費のとこで、香住小学校の光熱水費ということで、通常でしたら20万円が260万円ということで、漏水をしていたということなんですが、説明では、ポンプが故障したというようなこともおっしゃっていましたので、これの耐用年数とかそういったものはどれくらいの耐用年数であったのか、時期的に故障する時期だったのかというようなこともお尋ねしておきたいと思います。点検をしていたら防げたというふうに課長はおっしゃっていましたが、これからは防ぐために点検というのはどなたがして、どれぐらいの頻度でされるということを考えていらっしゃるのか、それについてもお尋ねしたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) まず、建設課長、吉田英貴君。 ◎建設課長(吉田英貴) それでは、徳田議員のご質問にお答えしたいと思います。  今回のブロック塀の撤去の支援事業につきましては、議員ご承知のように、大阪北部の地震におきましてブロック塀が倒壊して、児童が亡くなられたというようなことを受けまして、県のほうがこの9月に支援事業の制度を制度化されたことを受けまして、香美町においても支援をしていきたいということで、今回提案をさせていただいているものです。ご質問にございました、調査をされたのかということでございますけども、町内の道路延長は約600キロからございます。山間部を走っておる道路もありますけども、そういった延長の中で、実際道路に面したブロック塀がどれだけあるかということについての調査は、物理的に無理だということもございまして、していないのが現状です。そうした中で、今回5件の数を上げさせていただいております。実際2件問い合わせがある状況であります。そうした中で今回5件程度を上げさせていただいております。これが十分かと言われたら、現時点ではわからないところではございますけども、今後、本日承認をいただきまして、広報あるいはホームページ等で周知する中で、5件が増えるようであれば、また予算化についても今後は検討していきたいというふうに考えております。また、この20万円の中身でございますけども、基本的にはブロックの撤去費、撤去した後の整地費、産業廃棄物となりますので、ブロックの運搬費、そういったものを対象としております。その後、改修というのは考えておりません。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 続きまして、教育総務課長、片山正幸君。 ◎教育総務課長(片山正幸) ポンプの故障原因、また耐用年数ですけれども、香住小学校は平成24年8月31日に竣工いたしておりまして、今現在6年を経過している状況でございます。ポンプ自身は6年で故障するものではございませんでして、この故障原因を詳細に調べてみましたところ、ヒューズ切れが原因でございましたので、そのヒューズを入れかえれば今現在動いている状況でございます。  今後の防止策でございますが、漏水に至った経過を申し上げますと、香住小学校のトイレというのは雨水を使ってトイレの水を賄っておるシステムになっております。雨水をためる雨水槽というのがございまして、その雨水槽が少なくなれば、今度は井戸水をくみ上げてその雨水槽を満たして、そしてその雨水槽から今度は中水槽というところにろ過ポンプで水を入れて、中水槽の水をポンプアップして、3階からずっと2階、1階のトイレの水を賄っているという、そういうシステムでございます。万が一、雨水槽の水が何かの原因でとまった場合、中水槽には上水の水を入れて、中水槽を満たしてトイレの水を賄おうという、そういうシステムになっております。  今回の漏水につきましては、雨水槽から中水槽へ入れるろ過ポンプのヒューズ切れが発生したものですから、中水槽が空になったものですから上水の水を入れて満たそうとして、それが満タンになったときにとまらなければいけなかったんですけれども、電磁バルブというのが竣工当時から1回も動いてなかった状況でしたので、開きっぱなしでずっと上水の水が入りこんでいて、このたびのこういう漏水が発生したというのが原因でございます。  今後の対応策でございますが、今、自動で満たそうとするものですから、こういう漏水が発生したものですから、今度からは自動で上水の水が入らないよう手動で水を入れていこうということで、今後につきましてはこういう漏水が発生しないよう考えておりますので、ご理解のほうお願いしたいと思います。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) 山本です。  議案資料30ページ、31ページというところで、小学校、中学校、幼稚園のエアコンというんですか、空調設備を全ての教室に入れるということで資料も出ているわけですけれども、お尋ねをしたいのは、例えば、小学校施設整備費で国県支出金という財源内訳のところがゼロ、中学校も同じ、幼稚園も同じで、財源的に現時点では、22ページの8目教育債というところで、3億9,200万円の起債を充てるという予算上の計画になっているわけです。この補正予算全体では3億9,360万円の起債を増やすという中で、ほぼ同程度の金額が空調関係の起債だということになっておるわけですけれども、臨時国会の国の補正で額も決まりました。現時点で、30、31ページの国庫補助というものが大体見えてきているのかどうか。その辺を1つは伺いたいというふうに思います。  それから、これは教育長に伺っておきたいと思うんですけれども、例えば新温泉町では、教室の空調設備の整備というのは、うちなんかよりも大分進んでおります。そういう中で、電気代が足りないというか、十分ないというふうなことが言われているようで、夏は30度になってもなかなか教室の温度が下がらない、あるいは、冬は防寒着を着て登校するんだけども、そのまま防寒着を着たままで授業を受けなくては暖まらないということが言われたりしておりまして、施設は整備しても電気代等々の費用がきちっと手当てされないと役目を果たさないということになりかねんので、これは31年度以降になりますけれども、その辺をどう考えるのかということ。今1つは、体育館はもちろん学校でも使いますけれども、万が一の災害の際の避難所としてもそれぞれ位置づけられている。さらには、特に福岡体育館なんかは、もし、若狭湾の原発事故が起こったときには、一定の地域のそれなりの住人を受け入れるという計画の中に組み込まれているという状況もあったりする中で、この間の一般質問でも体育館の空調、そのときは村岡体育館の話だったわけですけれども、特に学校の体育館を中心に空調設備というものをどう考えるのか。そのあたりについても伺っておきたいというふうに思います。 ◎議長(上田勝幸) 教育総務課長、片山正幸君。 ◎教育総務課長(片山正幸) 1番の、エアコンの財源の国庫補助金の関係でございます。臨時国会のほうで補正予算が通りまして、香美町のほうには12月4日、文科省から県へ、翌日の5日に、県からこちらの町のほうに通知がございました。空調分としましては5,556万円の内示がございました。ただし、この中には柴山小学校の分も含んだ額としてこの内示が来ておる状況でございます。また、今現在、このたびの12月補正ではその分をあげておりませんので、また3月で内示額を予算計上していきたいと考えております。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) 教育長、藤原健一君。 ◎教育長(藤原健一) 空調をつけていただけるということで、子どもたちにも知らされて大変喜んでおります。大変ありがとうございました。ただ、すばらしい学習環境を皆さんの理解を得てつくっていただくわけですが、それが生かされないということは避けていきたいと思っております。したがいまして、多少の電気代がかかっても、もちろん過度に教室を冷やすことはしませんけど、学習環境に適した温度で、夏も冬も学習をさせていきたいと思っております。1点目はそれでございます。  それから、2点目の、体育館の冷房設備でございますが、現在、体育館というのは、学校現場では体育の授業を中心として行っていると。そして、あわせもって避難所の運営もされているところも、指定もされているところもございます。ただ、学校現場としましては、体育の授業でございますので、余り冷やす必要はないであろうというふうに思っておりますし、そして、体育だけでなしに、全校集会、それから学年集会、これからでいいますと終業式が今週末に行われますが、暖かい服装で体育館に入ってくるような手立てを打ちながらしておりますので、すぐに冷房というのは今のところ必要ではないのではないかな。まず、今は教室、特別教室をこうして進めていただいておりますので、本当に感謝しております。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) 教育長から、電気代は何とかというお話がございました。財政のほうに伺っておきたいと思いますけれども、冷暖房設備をやった。実際にそれを動かせば費用はそれだけかさむわけで、総務省は、来年度から所要額の見込みを普通交付税に措置するというふうなことも国会での答弁の中では言っているという状況もあるということを承知おきいただきたいと思います。  それから、体育館の関係では、教育長が、今は必要ないのではないかと言われたので、ええと思っておるんですけども、実は、体育館にエアコンというのは、エアコンに使えるという特例交付金というもの以外にも7割が交付税算入されるという、本町も今までも使っておりますけども、緊急防災・減災事業債、このものが使えるということもあるわけで、体育館についてもいきなり全部ということになるのかどうかよくわかりませんけれども、一定議論をしながら必要なところには整備していくと。最終的には全体に整備していくということが必要なのではないかなということを思っておりますから、その辺でもう一度、これはどちらかというと財政、あるいは町長に伺っておきたいというふうに思います。  それと、もう1点は、エアコンの関係で9月議会だったでしょうか。全国的にこのことが必要になるという事態だということの中で、一般質問等でも随分議論がありました。そういう中でも、お答えの中には、資機材あるいは事業者、こういうものが、仮に予算を付けたとして、それが実施できるかどうかという点で、事前に関係業界というんですか、団体といいますか、そういうところとの協議ができればということがあったと記憶しておりますけれども、この予算を実行するという点での、あんまり言いよると官製談合になってしまうとまずいんですけれども、その辺の協議ということがどうなっておるのか、その点も伺っておきたいと思います。 ◎議長(上田勝幸) 財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) まず1点目の交付税の関係でございますけども、エアコン設置に伴います電気代の増につきましては交付税措置されるということはお聞きしております。そういう中で先日、国のほうからも地方財政対策ということで、総額につきましては交付税、臨財債等、一般財源ベースでは対前年増と、若干ですけども対前年より増えるということはお聞きはしております。 ◎山本賢司(5番) 交付税総額ですね。 ◎財政課長(邊見昌平) 交付税総額につきましても対前年増ということはお聞きしておりますけども、臨時財政対策債につきましては大幅な減ということで、ただ、交付税の詳細につきましてはまだ示されておりませんので、香美町ではどういう状況になるかというのはまだ試算はできておりません。電気代につきましては、必要額につきましては新年度当初予算で措置するというふうに考えております。 ◎議長(上田勝幸) 続きまして、町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 体育館の冷房関係につきましては、先ほど教育長が示した考え方でいきたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 教育総務課長、片山正幸君。 ◎教育総務課長(片山正幸) 3点目の施工の実行の話になります。経済産業省からは、実行に当たりまして、メーカーや電気事業者団体を通じていろいろお願いをしているように聞いております。さらに、県としても、今後見込まれる空調設備工事の規模、件数等について、電気工事、管工事会社等への情報を提供するという予定を聞いております。また、メーカー担当者からは、3交替、24時間体制で増産を考えているということも聞いております。それと、業者との話し合いですけども、実際、19の小・中・幼のエアコンをするに当たりまして、業者と実際打ち合わせ等はさせていただきました。施工に当たっての考え等の打ち合わせをさせていただいております。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。  藤井昌彦君。 ◎藤井昌彦(6番) 資料32ページの一番上の4の社会教育施設費です。マイナス140万円という、これ、説明のときに聞いておったんですけど、また聞き漏らしていたかもわからんのですけども、国道9号線のまほろばのところの工事で、これは延期になるということで、これ、いつごろ完成するのかということと、ここは通行止めになるような大きな工事にはならへんのかということ、2点お願いします。 ◎議長(上田勝幸) 生涯学習課長、中村和弘君。 ◎生涯学習課長(中村和弘) 今、藤井議員のほうからご質問のありました、まほろばのフェンス工事の関係でございます。これは、当初、今年の夏、歩道の拡幅工事に着手いたしまして、それが終了した秋にフェンスを設置するということで予定をしておりました。それが国交省のほうからの連絡で1年ずれ込んだということで、来年の夏に歩道を拡幅して、秋にフェンスの設置工事をするという予定に、1年ずれ込んだ形になりましたので、今回140万円は減額をさせていただくということで、通行止めにするというような工事にはならないというふうに理解をしております。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(9番) 9番、谷口です。  2点伺います。資料29ページの住宅管理費、危険ブロック塀等撤去支援事業の補助金の関係であります。これにつきましては徳田議員のほうからの質疑もあったわけですが、私はここで教えていただきたいんですが、撤去支援事業の資料をいただいております一番下段の下から2行目の、また6月18日から要綱施行日云々という部分があるんですけども、この辺、どういうふうに理解していいのか。その点、6月18日以前の工事についても着手したものとして認められるということですけども、具体的にこの辺の確認というのか、チェックというか、こういったことが本当にできるのだろうかと思いますので、その点について教えていただきたいということと、あと周知です。これが今年度限りということですので、後で混乱があったらということになれば、これは間に合いませんので、この辺をどうしていくかというところが気になりますので、今の現在の基本的な考え方で結構ですので教えてください。  もう1点は、歳入の部分で、21ページの財産収入、北但西部森林組合の出資配当金が200万円の減額となっておりますが、この理由について教えてください。さらに、前年度はどうだったのか。その点についても2点お願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 建設課長、吉田英貴君。 ◎建設課長(吉田英貴) それでは、谷口議員のご質問にお答えします。  お渡ししております事業の概要について一番下に明記しております。6月18日から要綱施行日の前日までにという内容でございます。6月18日というのは、先ほど徳田議員のとこで申し上げましたように、大阪北部地震が起こった日でございます。この日から要綱を施行する日までに危険だということで撤去されたものについても対象にしますということで書かせていただいております。あと、確認の方法ですけども、実際、今日議決いただきまして、最終的に各所有者の方から申請が上がった月に、領収書の写しですとか、そういったもので6月18日以降に撤去したものかどうかの確認は行っていきたいというふうに思います。また、あと、この制度ですけど、一応、今年度限りということで今しております。ただ、県のほうの動きとしましては、建築指導課が担当されるわけですけども、担当課としては来年度以降も何とかこの制度を引き続き継続していきたいというようなことも聞いております。したがいまして、県のほうがそういったことで事業が継続されることになりましたら、町としましても、あわせて予算化に向けて内部でまた検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 農林水産課長藤原博文君。 ◎農林水産課長藤原博文) 北但西部森林組合の財産収入、利子及び配当金の関係でございます。当初予算で200万円配当金収入を見込んでおりましたが、北但西部森林組合に確認の上で、今年度は配当がおそらくできないということの確認がとれましたので、これは落とすということにいたしたものでございます。この背景、これまでにつきましては、前年度も含めてですけれども、過去5年ほど確認をしましたけれども、金額的には194万2,446円、同額がずっと入ってきております。安定的に配当を受けておったわけですけれども、近年、林業の事業が北但西部さんも一生懸命いろんな森林事業に積極的に取り組んできておられます。今もそうなんですけれども、近年、当初計画で予定しておった林業事業の補助金が毎年つきにくい、結果的につかなかったということが続いておりまして、事業量が減ってきておると。事業も減る、当然収入も減るわけですけれども、しかし、人件費も含めて経常的な経費はずっと同じようにかかっておるというようなことがベースとしてあるのかなという具合に聞いております。それに加えて、昨年度ですけれども、林業の補助金返還がございました。それらも含めて、今年度は配当ができそうにないということを聞いておるものでございます。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(9番) 危険ブロック塀の撤去の関係ですが、くれぐれも、6月18日から施行日以降の前までの分の着手があったものまでということですので、十分に周知をしていただいて、該当のあるものについてはぜひ拾っていただけるような、そういう体制で臨んでいただくことを望んでおきます。  それから、北但西部森林組合の関係については、配当ゼロというのは、先ほどの説明でしたら一時的な、今年だけが、今年度だけが赤字というんですか、そういった配当できる状態ではないという、そういうことで考えていいのか。それとも今後もこういう状況が続くという見通しを立てておられるのか。その点はどのように聞いておられるのか教えてください。 ◎議長(上田勝幸) 農林水産課長藤原博文君。 ◎農林水産課長藤原博文) 北但西部森林組合から聞いておるのでは、基本的には先ほど申し上げましたようなベースの事情があるとはしながら、いろんな経営努力、それから事業も積極的に取り入れようとしておられますし、経費節減にも努めておられます。今年度につきましては1億円の2%を見込んでおりましたが、減にいたしますけれども、新年度にはこれまで同様に頑張って配当できるようにやっておるということで努力をしておられる話は聞いております。今後もずっとこういう状態が続くということではないという具合に思っております。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。  岸本正人君。 ◎岸本正人(13番) 議案資料29ページの右上の、町営住宅の改修、修繕150万円はどちらの町営住宅かということと、30ページの、徳田議員のときにもありましたが、香住小学校の上下水道代260万円についてお尋ねするんですけれども、旧村岡町時代、どこかの学校で灯油代が、ぼっとって多大な損害があったというような話を聞いたような気がします。兎塚中学校だったかな。そのときは地中に灯油が入ったということで大問題になったんですが、この260万円というのは、検針日と検針日の間において異常が発見されたのかどうかについてお聞きいたします。 ◎議長(上田勝幸) 建設課長、吉田英貴君。 ◎建設課長(吉田英貴) それでは、岸本議員の住宅の修繕料の関係についてのご質問にお答えします。  特定した住宅の修繕料かということでございますけども、結論から言いますと、特定した住宅の修繕ではございません。議員もご承知のように、この冬は非常に異常な低温によりまして、住宅の給湯器の修繕ですとか豪雪によります瓦、雨どいの破損による修繕、また、若松、西本町住宅においては、柱等がシロアリで被害を受けていたと、こういった事象が発生したことから、想定外の修繕料が必要になったということで、今後、残る4カ月間の修繕に伴いまして予算が不足されるということで、今回150万円を計上させていただいているものでございます。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) 教育総務課長、片山正幸君。 ◎教育総務課長(片山正幸) 今、260万円というこのたび補正をあげさせていただいております根拠ですけども、8月5日に検針したときから、この額がわかった10月4日の検針のときに使用水量が1万4,664トンということがわかったため、このたびの260万円の補正が発生したということで、検針日から検針日までということでございます。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 討論なしと認めます。  これより、議案第133号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(上田勝幸) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第10 議案第134号 平成30年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3              号) ◎議長(上田勝幸) 日程第10 議案第134号 平成30年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(4番) 1点お尋ねをしてみたいと思います。  資料46ページですが、県の負担金で普通交付金、これは説明で出産育児分という説明がありまして、168万円の増は歳入ですね。同じく歳入で、その下の繰入金で他会計繰入金、出産育児一時繰入金で出産育児繰入金が112万円の繰入れという歳入予算になっております。一方で、この歳入に関係するところで一般会計補正予算の中で107万6,000円というものが国保会計への繰出金ということになっておりまして、この金額の差というものがわかりにくいのでもう一遍説明願いたいのと、歳出のところで、2款4項で出産一時金の168万円の予算計上ですが、これは説明の中で、従来予算で見ていた15件に対して19件実績があるんだということで、1件42万円ということでこの168万円というものが歳出で計上されたということですが、その下の款3、1項での医療給付分で112万円とありますが、これも前のページからいいますと出産一時金の部分だというふうに捉えるんですが、私がわからないのは、2款と3款との出産一時金の出る中身、その辺が少しわかりにくいので、そのことも含めて説明願えたらというふうに思います。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) 健康課長、古家亮君。 ◎健康課長(古家 亮) それでは、見塚議員の質問にお答えしたいと思います。  まず歳入ですけれども、46ページの一般会計からの繰入金でございます。一般会計からの繰入金のうち、出産育児一時金繰入金につきましては、これは、出産育児一時金で一般会計からの繰入れというのは、3分の2は一般会計からこれに相当する金額は国保会計にまず繰り入れるというルールがございますので、今回追加で増額しております168万円の追加分の3分の2を一般会計から繰り入れていただくというのが一つのルールとしてございます。それから保険給付費等交付金は、補足説明の際にも説明させていただきましたけども、これは、歳出であげております追加の出産育児一時金と同額でございます。本年度から国保の財源の関係が県の財政運営の広域化という中で、一旦支出する保険給付費につきましては、全額が県から交付金として入るものでございます。必要なものについては歳出のところの医療給付費分のところの納付金として県に納めるわけでございます。実際は納付金の額は変わっておりませんので、この中で一般会計からの繰り入れていただく3分の2相当については、事業納付金の財源として充てるものでございます。
     それから、107万6,000円ということで一般会計からの繰入金の内容につきましては、先ほどの出産育児一時金、それから112万円、職員給与費等繰入金が、逆に人件費が減額になっておりまして、その分が4万4,000円減っておりますので、その差を差し引いたところで107万6,000円というふうな形の金額になっておるものでございます。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 討論なしと認めます。  これより、議案第134号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(上田勝幸) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。                              午後12時01分 休憩                              午後 1時00分 再開 ◎議長(上田勝幸) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。      ──────────────────────────────  日程第11 議案第135号 平成30年度香美町介護保険事業特別会計補正予算(第2号) ◎議長(上田勝幸) 日程第11 議案第135号 平成30年度香美町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) 山本です。  議案資料64ページで少しお尋ねをしておきたいと思います。3款地域支援事業費、1項介護予防生活支援サービス事業費の中で、説明のところの一番下で自立援助訪問型サービス事業給付費負担金261万1,000円、対象人数が増えたということなのかなと思っておるんですけれども、当初の予算あるいは計画と比べてどれだけ増えたということになっておるのか。さらにはその要因というものがもしあればお聞かせください。 ◎議長(上田勝幸) 福祉課長、岡昭三君。 ◎福祉課長(岡 昭三) 山本議員からのご質問にお答えしたいと思います。  基本的な要因といたしましては、要支援1、2、要支援者の認定者の方が、春以降でいいますと月平均5人程度ずつ、毎月5人程度ずつ増加しているということが主な要因でございます。年間の見込みとしては、当初予算においては自立援助訪問型サービス、年間で総回数で6,000回程度を見込んでおりましたけれども、これが7,240回というふうに見込んでおりまして、給付費につきまして見積書に計上しておりますとおり261万1,000円を計上しているところでございます。 ◎議長(上田勝幸) 山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) 今、この対象になる方々というのは要支援者だというふうに認識をしておりますけれども、ほぼ月5人増ということを言われました。回数的には予想の数字ですから、それはそれとして、月5人というこの数字は、新規の要支援という認定なのか、認定の変更といいますか、6カ月に一遍という定期もあれば、状態が変化したということによるそれよりも短期の再認定ということもあるのだろうと思いますけれども、その内訳といいますか、そういう点でいうとこの5人という数字はどんな状況なのでしょうか。 ◎議長(上田勝幸) 福祉課長、岡昭三君。 ◎福祉課長(岡 昭三) ただいまの要支援者の増加の要因でございますけれども、担当のほうからは、重度化しない段階での、早目に申請をされているという方が例年に比べて多いということを聞いておりますし、幾分かは更新申請の際に要介護1等から要支援になった方もございます。内訳としてはそういう状況でございます。 ◎議長(上田勝幸) 山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) 必要な金だと思いますから、そのことについては云々しませんけれども、重症化防止という点でいうと、それは新規の認定だろうというふうに思うわけですし、認定の更新という方もいらっしゃる。軽度の方が要介護から要支援にということなんだろうと思っておりますけれども、この辺の実績的に、月々の状況といいますか、そういうことがデータで示せるようでしたら、後ほどで結構ですからお示しをください。 ◎議長(上田勝幸) 福祉課長、岡昭三君。 ◎福祉課長(岡 昭三) 再度確認ですけれども、月々の状況ということで、このサービス、あるいはそのほかのサービスについてもということでございましょうか。 ◎山本賢司(5番) 全体。 ◎福祉課長(岡 昭三) 後ほどということでお示しはさせていただきたいと思います。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございますか。  見塚修君。 ◎見塚 修(4番) 65ページのところでお尋ねをしてみたいと思います。  この予算の説明のときに、嘱託職員が退職された、あるいは臨時職員が途中で退職されたというような説明がありました。そうすると約1.5人の職員が減ったわけですが、そのことがどのように対応され、正規の職員にどのように負担がかかっているのか。その辺についてお尋ねをして、今後それをどうされるのかについてもお尋ねをしてみたいと思います。 ◎議長(上田勝幸) 福祉課長、岡昭三君。 ◎福祉課長(岡 昭三) ただいま見塚議員からご質問いただきました関係でございます。  具体的には、嘱託職員のほうが6月末で退職ということと、新規の臨時職員の採用についてが7月の途中と8月1日からということで、2名が年度当初から確保できなかったということでこのような補正を行っております。確かにそういった中で職員に負担がかかっているという部分がございます。昨年もでございますけれども、各地域局のほうにも職員が何日か出向くというような体制をとっておりまして、何とか回してはおる状況でございますけれども、なかなかこういった専門的な方、ケアマネジャーを確保することが年々難しくなってきているという状況にはございますけれども、今後も何とか確保できるように努力をしてまいりたいと思っております。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) ほかにございませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。質疑を終了します。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 討論なしと認めます。  これより、議案第135号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(上田勝幸) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第12 議案第136号 平成30年度香美町公立香住病院事業企業会計補正予算(第2              号) ◎議長(上田勝幸) 日程第12 議案第136号 平成30年度香美町公立香住病院事業企業会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 討論なしと認めます。  これより、議案第136号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(上田勝幸) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第13 議案第137号 平成30年度香美町水道事業企業会計補正予算(第3号) ◎議長(上田勝幸) 日程第13 議案第137号 平成30年度香美町水道事業企業会計補正予算(第3号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 討論なしと認めます。  これより、議案第137号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(上田勝幸) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第14 議案第138号 平成30年度香美町下水道事業企業会計補正予算(第3号) ◎議長(上田勝幸) 日程第14 議案第138号 平成30年度香美町下水道事業企業会計補正予算(第3号)を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。
     討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 討論なしと認めます。  これより、議案第138号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎議長(上田勝幸) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────  日程第15 議案第139号 八原井堰災害復旧工事の請負変更契約を締結することについ              て  日程第16 議案第140号 香美町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一              部を改正する条例を定めることについて  日程第17 議案第141号 香美町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条              例の一部を改正する条例を定めることについて  日程第18 議案第142号 香美町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条              例を定めることについて ◎議長(上田勝幸) 日程第15 議案第139号 八原井堰災害復旧工事の請負変更契約を締結することについてから、日程第18 議案第142号 香美町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を定めることについてまでの4議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(上田勝幸) 朗読は終わりました。  これより議案ごとに町長の提案理由の説明、担当課長の補足説明を求めます。  初めに、議案第139号 八原井堰災害復旧工事の請負変更契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第139号 八原井堰災害復旧工事の請負変更契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  八原井堰の災害復旧工事について、請負変更契約を締結するものでございます。詳細につきましては農林水産課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を農林水産課長藤原博文君。 ◎農林水産課長藤原博文) それでは、議案第139号 八原井堰災害復旧工事の請負変更契約を締結することについての説明を申し上げますので、議案書1の1ページをお開きください。契約の目的は八原井堰災害復旧工事でございます。契約の相手方は兵庫県美方郡香美町香住区森499番地、株式会社西山工務店、代表取締役西山嘉一でございます。契約の内容は、請負金額、1億7,592万5,520円を2億1,891万9,240円に変更するものでございます。金額にして4,299万3,720円、率にして24.4%の増でございます。  次に、議案資料1の1ページをお開きください。この工事の請負変更契約の経過についてご説明を申し上げます。まず、この工事は、昨年相次いで発生いたしました台風により被災した八原井堰の早期復旧を目指し、まず、本年1月の第102回香美町議会臨時会におきまして工事請負契約の締結について議決をいただき、当初契約を平成30年1月29日に締結いたしました。第1回変更契約として3月1日に、工事の完成時期を平成30年3月31日から平成31年3月29日に約1年間工期延長することとし、予算を平成30年度に繰り越して工事を進めることといたしました。その後、当初設計で見込んでおりました既設構造物の撤去料及び護床ブロックの設置個数を追加変更することとなり、8月28日に町長委任専決で第2回変更契約を締結し、9月13日開催の第107回香美町議会定例会におきまして委任専決の報告を行ったところでございます。  その後、5月末で完成しておりました第1期工区の堰体が、9月29日から30日に襲来いたしました台風24号により新たに被災し、これの復旧に必要な工事費等について、去る11月6日開催の第108回臨時会で提案させていただき、議員全員のご賛同をいただいたところでございます。  今回の工事請負契約変更につきましては、去る12月4日から7日にかけて行われました国の災害査定により災害として認定していただき、平成30年災の災害復旧工事内容が確定したことに伴い行うものでございます。変更内容の主なものは、新たに被災した1期工区の井堰本体の撤去及び再構築、2期工区の河床低下による盛り土量の変更追加でございます。  次に、契約変更の理由及びもう少し詳しい内容について説明をさせていただきますので、2ページをお開きください。まず、変更の理由ですが、先ほど申し上げましたとおり、台風24号の豪雨により河川水位が上昇し、1期工事完成部分の堰体周りの仮設盛り土の流出及び仮設設置していた護床ブロックの沈下が発生し、堰体基礎地盤の洗掘が起こり、基礎地盤の流出が発生したことによるものです。また、未施工区間である2期工事区間につきましても、河床土砂が流出し、河床が低下いたしました。これに伴いまして、被災した1期工事の堰体の再構築と2期工事区間の河床土砂が流出した部分の盛り土を追加するとともに、また、被災した堰体の増破防止のため応急仮工事を行ったことによるものでございます。  次に、具体的な工事内容の変更内容についてですが、まず、(1)1期工事区間につきましては、本体工の被災による撤去及び再構築の追加で、(堰体、遮水矢板)W=24.8メートル、これに係る工事費は2,818万5,000円でございます。  次に、(2)2期工事区間につきましては、本体工、護床工施工箇所の河床低下による盛り土量の変更で、現地採取の盛り土137立米を2,070立米に増加するもので、これに係る工事費は372万3,000円でございます。  次に、(3)2期工事仮設工につきましては仮設数量の変更で、仮締切工の大型土のう1,032袋を1,525袋に、また、水替工の水中ポンプ15台を20台に増やすもので、これに係る工事費は989万5,000円でございます。  最後に、(4)応急仮工事の追加につきましては、盛り土を379立米、大型土のうを120袋それぞれ追加するもので、これに係る工事費は119万円でございます。追加工事費の合計額は、冒頭に申し上げましたとおり4,299万3,000円でございます。  それでは、次に、これらの内容を図面で説明させていただきます。まず、3ページの平面図をご覧ください。下側が村岡側、上流部、上側が香住側、下流部となります。図面の中央部分、少し色の黒い、濃い、いろいろな模様が入っている部分が井堰本体と下流側の護床ブロック、応急仮工事の盛り土等でございます。その模様の上部に引き出し線で表示してあります平成29年災復旧延長W=80.2メートルのうち、右側半分が5月末で完成しておりました1期工事部分W=35.2メートル、左側半分が現在未施工の2期工事部分W=45.0メートルでございます。  次に、図面の下側、平成30年災復旧延長W=69.8メートル、その内訳として、右側の1期工事、被災区間W=24.8メートル、左側の2期工事被災区間W=45.0メートルがあります。平成29年災復旧延長W=80.2メートルと平成30年災復旧延長W=69.8メートルとの差が、今回被災を免れた施工済健全区間W=10.4メートルということになります。今回の台風24号により、図面の中央部分、斜めに黒く着色した範囲とその上下流を中心に大きく洗掘され、土砂流出してしまいました。それにより、完成しておりました1期工事の堰体周りと堰体の基礎地盤が洗掘され土砂流出したことにより、堰体の下部、図面では格子状にあらわした部分が空洞状態となり、堰体そのものの自重でひび割れが発生し、最終的に堰体が破断、落下してしまいました。よって、今回追加する復旧工事では、ひび割れの入ったところから少し右岸側の施工済健全区間を残し、図面では少し太い縦の線を入れておりますところを境界として、堰体を切断し、空洞部一帯において堰体の基礎地盤の復旧盛り土と堰体構造物の再構築を行うものでございます。  一方、2期工事、被災区間W=45.0メートルの部分につきましても、河床土砂が大きく流出し河床が低下いたしましたので、その黒塗りの部分とその上下流にも復旧の盛り土を行い、堰体の再構築を行いました。なお、今回の台風24号による新たな被災が確認されましたのは10月4日でございましたが、発見してすぐに豊岡土地改良センターに連絡をし、現場の確認や測量調査等を行った上で、急遽、国の災害査定官に無理をお願いしまして、10月18日に姫路市役所において時間を割いていただいて事前協議を行い、施工済健全区間等のさらなる被災、増破を避けるため、災害査定官との協議の上で緊急的に応急仮工事として盛り土379立米と大型土のう120袋の設置を行っております。それが図面の中では中央部、ローマ字のUのような形であらわしている部分でございます。  次に、4ページの標準断面図をご覧ください。上の図は縦断面図でございます。右側が村岡側、上流部、左側が香住側、下流部となります。下の図は横断面図で、右側が右岸、左側が左岸となります。先ほど3ページの平面図で説明申し上げましたとおり、今回新たに被災し、洗掘され土砂が流出、河床低下いたしましたのは格子状にあらわしておる部分と黒塗りの部分及び堰体の上流部で、この箇所に復旧盛り土を行うものでございます。  なお、今回の変更追加工事の今後のスケジュールにつきましては、議決をいただきました後に変更契約を締結し、早急に工事を進めることとし、1月末までに今回被災した1期工事の堰体の切断、解体、撤去、2月末までに堰体の基礎地盤の盛り土復旧と堰体構造物の再構築、3月末までに2期工事の施工に必要な仮締切工の設置を行うこととしておりますが、現契約工期内、平成31年3月29日までに全てを完成させることができませんので、来る3月議会におきまして予算の繰り越し承認のお願いをさせていただき、5月上旬までに2期工事の盛り土復旧と堰体構造物の完成、5月中旬に護床ブロックの設置、5月末には仮設工の撤去とし、非出水期が終わる5月末には全ての工程を完了させる計画で進めてまいりたいと考えております。  以上で議案第139号の補足説明を終わらせていただきます。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第140号 香美町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第140号 香美町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  期末手当の支給割合を変更することに伴いまして、香美町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては総務課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を総務課長吉岡哲男君。 ◎総務課長吉岡哲男) それでは、議案第140号の補足説明を行います。  議案書1では3ページ、議案資料1では5ページと6ページになりますので、ご覧いただきたいと思います。  今回の条例改正でございますけれども、平成30年の人事院勧告におきまして一般職の期末勤勉手当の支給割合の引き上げ勧告がありましたので、同様に議会議員の期末手当の支給割合を引き上げようとするものでございます。具体的には、年間の支給割合を4.4月から4.45月に0.05月引き上げるものでございます。  議案資料1でご説明をいたします。5ページと6ページをご覧いただきたいと思います。まず、5ページですが、第1条関係としまして、これは平成30年度分の取り扱いを示しております。また、次の6ページは第2条関係ということで、平成31年度以降の取り扱いを示す条例の新旧対照条文となっております。ご覧のように基準日と在職期間に応じて支給割合を定めております。下線の部分が改正を行う箇所でございます。  次に、議案書1の3ページをご覧いただきたいと思います。附則についてご説明をいたします。第1項の条例の施行期日でございますけれども、公布の日から施行するといたしております。ただし、第2条の規定は平成31年4月1日から施行することとしております。  次に、第2項ですが、第1条の規定による改正後の条例の規定は、平成30年12月1日から適用することといたしております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第141号 香美町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第141号 香美町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  期末手当の支給割合を変更することに伴いまして、香美町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては総務課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を総務課長吉岡哲男君。 ◎総務課長吉岡哲男) それでは、引き続きまして、議案第141号の補足説明を行います。  議案書1では5ページになります。議案資料1では7ページと8ページになりますので、お開きいただきたいと思います。先ほどの議案第140号の補足説明でも申し上げましたように、平成30年の人事院勧告による一般職の期末勤勉手当の支給割合の引き上げに伴いまして、特別職の町長、副町長及び教育長につきましても、期末手当の支給割合を年間4.4月から4.45月に引き上げるものでございます。  議案資料1でご説明をいたしますので、7ページと8ページをご覧いただきたいと思います。7ページが第1条関係で、平成30年度分の取り扱いを規定いたしております。また、8ページが第2条関係で、平成31年度以降の取り扱いを示す条例の新旧対照条文となっておりますが、基準日と在職期間に応じて支給割合を定めておりますので、下線の部分が改正を行う箇所でございます。  なお、第1条関係、7ページになりますけれども、第5条中、「第164条もしくは第168条第7項」を「もしくは第164条」に改めておりますけれども、この第168条第7項は既に法改正がなされておりまして、これは収入役の解職についての条項であったということで、本来であれば収入役制度が廃止された時点で改正をすべきところを、今回の改正に合わせて改正をするものでございます。  次に、議案書1の5ページをご覧いただきたいと思います。附則についてご説明をいたします。第1項の条例の施行期日ですが、公布の日から施行することといたしております。ただし、第2条の規定は平成31年4月1日から施行することとしております。  次に、第2項ですが、第1条の規定による改正後の条例の規定は、平成30年12月1日から適用することといたしております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第142号 香美町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第142号 香美町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  平成30年8月10日付の人事院勧告等によりまして、香美町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては総務課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を総務課長吉岡哲男君。 ◎総務課長吉岡哲男) それでは、議案第142号の補足説明を行います。  今回の改正につきましては、平成30年の人事院勧告に基づき、一般職の職員の給料月額、期末勤勉手当の支給割合及び宿日直手当の改定を行うものでございます。改正条例案につきましては議案書1の7ページから23ページとなります。また、条例の新旧対照条文等を議案資料1の13ページから25ページにつけておりますので、ご参照いただけたらと思います。  それでは、議案資料により説明をいたしますので、議案資料1の9ページをご覧いただきたいと思います。今回の人事院勧告の骨子を抜粋したものでございます。今回の勧告のポイントは、上の四角囲いの中ですけれども、1)としまして、民間給与との較差を埋めるため、俸給表の水準を引き上げる。月例給の引き上げということになります。そして2)としまして、ボーナスを引き上げる。0.05月分、民間の支給状況等を踏まえ勤勉手当に配分をするとなっております。具体的には11ページからの一部改正条例の概要により説明をいたします。まず、1、第1条関係でございます。(1)の宿日直手当の引き上げですけれども、現在、勤務1回につき4,200円としているものを4,400円とし、200円の引き上げを行うものでございます。  次に、(2)期末勤勉手当の合計支給月数の引き上げですが、合計支給月数を4.40月から4.45月に0.05月分の引き上げを行うものでございます。これは、国家公務員と同様に、勤勉手当の支給月数を0.05月分引き上げ、6月期は改正はございません。0.90月、そして12月期を0.05月分引き上げて0.95月とするものでございます。この点については10ページの中ほどに期末勤勉手当の支給月数を示す表をつけておりますけれども、ご覧いただいて確認をお願いしたいと思います。なお、再任用職員につきましても、6月期は改定なしの0.425月、12月期を0.05月引き上げて0.475月とするものでございます。  次に、11ページに戻りまして、(3)の給料表の改正でございます。国家公務員と同様に、平均で0.2%の引き上げ、初任給につきましては1,500円の引き上げを行うほか、若年層についても1,000円程度の引き上げ、その他は400円の引き上げを基本に改定を行うものでございます。また、下の表にありますように、行政職俸給表等1)から5)まで掲げておりますけれども、人事院勧告に基づいて同様の改定を行うものでございます。  ちなみに、本給与改定により全ての職員に相応の引き上げ効果が生じることになるということでございます。そして、11ページ下のところになります。2の第2条関係というところがありますけれども、(1)人事院勧告による平成31年度以降、期末、勤勉手当支給月数の改正につきましては、6月、12月のいずれも期末手当支給月数を1.30月、再任用職員は0.725月になります。そして、勤勉手当の支給月数を6月、12月のいずれも支給月数を0.925月、再任用職員は0.45月に改定するということで、6月期と12月期の支給割合が同じになるというものでございます。  最後に、4の施行期日等でございますけれども、第1条の改正規定は平成30年4月1日から適用、第2条の改正規定は平成31年4月1日から施行といたしております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) これをもって、議案第139号から議案第142号までの4議案の提案理由の説明を終わります。なお、この4議案については、明日12月20日に案件ごとに審議いたします。      ──────────────────────────────  日程第19 議案第143号 平成30年度香美町一般会計補正予算(第8号)  日程第20 議案第144号 平成30年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第4              号)  日程第21 議案第145号 平成30年度香美町介護保険事業特別会計補正予算(第3号)  日程第22 議案第146号 平成30年度香美町公立香住病院事業企業会計補正予算(第3              号)  日程第23 議案第147号 平成30年度香美町水道事業企業会計補正予算(第4号)  日程第24 議案第148号 平成30年度香美町下水道事業企業会計補正予算(第4号) ◎議長(上田勝幸) 日程第19 議案第143号 平成30年度香美町一般会計補正予算(第8号)から、日程第24 議案第148号 平成30年度香美町下水道事業企業会計補正予算(第4号)までの6議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。  なお、議案第146号から議案第148号までの企業会計補正予算については朗読を省略させます。                 (議案書朗読) ◎議長(上田勝幸) 朗読は終わりました。  議案第143号から議案第148号までの6議案を一括して、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第143号 平成30年度香美町一般会計補正予算(第8号)から、議案第148号 平成30年度香美町下水道事業企業会計補正予算(第4号)までの6議案について、一括して提案理由を説明いたします。  予算執行の過程において補正の必要が生じましたので提案するものでございます。なお、各会計の詳細につきましてはそれぞれ担当課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) これより、議案ごとに順次各課長より補足説明を求めます。
     初めに、議案第143号について財政課長、邊見昌平君。 ◎財政課長(邊見昌平) それでは、議案第143号 平成30年度香美町一般会計補正予算(第8号)の補足説明をさせていただきます。  このたびの補正予算は、8月10日に行われた人事院勧告に基づき、国において給与改正法案が11月28日に成立し、30日に法律が公布されましたので、本町におきましても職員の給与を改定するため予算編成を行ったものでございます。給与改定の内容につきまして説明をさせていただきます。人事院勧告に基づいた一般職員等給与費の改定につきましては、民間との給与較差0.16%を給料に、ボーナスの較差0.05月分を勤勉手当に配分し調整したものでございます。  最初に、議案書により説明をさせていただきますので、議案書1の24ページをご覧ください。第1条で定めておりますように、歳入歳出予算の総額を変えず、款、項の区分及び区分ごとの金額を変更したものでございます。  続きまして、議案資料により説明をさせていただきますので、議案資料1の37ページをご覧ください。給与費明細書の1、特別職分でございますが、対象者は長等3人、議員16人で、期末手当が30万3,000円と共済費7,000円を追加しております。次の38ページでございますが、2の一般職分でございます。対象者は再任用を含めまして191人、給料は126万7,000円、職員手当360万8,000円、共済費75万4,000円を追加しております。なお、手当の内訳につきましては下の表のとおりでございますが、そのほとんどは勤勉手当の改定によるものでございます。また、人件費の補正につきましては予算書のほとんどの科目にわたりますが、個別の説明は省略をさせていただきます。なお、同様に人事院勧告に基づき補正を行った特別会計、企業会計に対し繰出金の追加を予算化しておりますので、支出科目の説明をさせていただきます。  議案資料1の29ページをご覧ください。下から3行目の款3民生費、項1社会福祉費、目1社会福祉総務費の国保特別会計事業勘定繰出金費12万5,000円、そして一番下の行であります目2老人福祉費の介護保険特別会計繰出金費27万5,000円、そして33ページをご覧ください。下から5行目になりますけども、款8土木費、項6都市計画費、目3下水道費、下水道事業企業会計繰出金費19万8,000円、繰出金の追加は以上の3件でございます。  続きまして、36ページをお願いします。款13の予備費でございますが、677万5,000円を減額いたしまして、歳出の調整をいたしております。  以上で、議案第143号 平成30年度香美町一般会計補正予算(第8号)の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第144号について健康課長、古家亮君。 ◎健康課長(古家 亮) それでは、議案第144号 平成30年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)の補足説明をさせていただきます。  このたびの補正予算は、一般会計と同様、本年度の人事院勧告に基づき、関係する人件費の調整を行ったものでございます。  議案資料1により説明をさせていただきます。まず、事業勘定でございます。議案資料44ページの給与費明細書をご覧ください。上段の表ですが、職員数4人、給料2万9,000円、職員手当7万7,000円、共済費1万4,000円のいずれも増額でございます。職員手当の内訳につきましては下の表に整理しております。期末手当6,000円、勤勉手当7万1,000円のいずれも増額でございます。  43ページに歳出の事項別明細を掲載し、1ページ戻っていただいた42ページにこの財源として一般会計繰入金12万5,000円を計上いたしております。  続きまして、兎塚・川会診療施設勘定でございます。議案資料47ページをご覧ください。上段の表でございますが、職員数1人、給料3,000円、職員手当1万円のいずれも増額でございます。職員手当の内訳につきましては下の表に整理しておりますが、勤勉手当1万円の増額でございます。1ページ戻っていただいた46ページに歳出の事項別明細を掲載しておりますが、予備費により調整を行っております。  続きまして、小代診療施設勘定でございます。議案資料50ページをお開きください。給与費明細書でございますが、上段の表でございますが、職員数2人、給料1万円、職員手当8万1,000円、共済費5,000円のいずれも増額でございます。職員手当の内訳につきましては下の表に整理しております。期末手当2,000円、勤勉手当7万9,000円のいずれも増額でございます。49ページに歳出の事項別明細を掲載しておりますが、予備費により調整を行っております。  続きまして、兎塚・川会歯科診療施設勘定でございます。議案資料53ページの給与費明細書をご覧ください。上段の表でございますが、職員数2人、給料2万1,000円、職員手当5万1,000円、共済費5,000円のいずれも増額でございます。職員手当の内訳につきましては下の表に整理しておりますが、期末手当5,000円、勤勉手当4万6,000円のいずれも増額でございます。1ページ戻っていただいた52ページに歳出の事項別明細を掲載しておりますが、予備費により調整を行っております。  以上で国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第145号について福祉課長、岡昭三君。 ◎福祉課長(岡 昭三) それでは、議案第145号について補足説明をいたします。  このほどの補正予算につきましては、一般会計と同様に本年度の人事院勧告に基づき、関係する人件費の調整を行ったものでございます。  まず、歳出のほうを説明申し上げます。議案資料1の61ページ、給与費明細書をご覧ください。上段の表ですが、職員数13人、給料8万5,000円、職員手当26万3,000円、共済費4万9,000円のいずれも増額でございます。職員手当の内訳につきましては下の表に整理してございますが、期末手当3万4,000円、勤勉手当22万9,000円のいずれも増額でございます。戻っていただいて58ページから60ページに歳出の事項別明細を掲載しておりますが、1款総務費におきましては一般経常費及び認定調査等事業費、3款地域支援事業費におきましては介護予防・生活支援サービス事業費、包括的・継続的ケアマネジメント支援事業費、生活支援体制整備事業費、認知症総合支援事業費にそれぞれに係る職員分を計上しております。また、これらの事業に対する保険料充当分といたしまして、60ページの4款1項基金積立金を3万9,000円減額することといたしております。  次に、57ページに戻っていただいて、歳入のご説明をさせていただきます。1款においては、総務費における費用について単独費となりますので、こちらについては一般会計からの繰入れとなります。  次に、3款地域支援事業費においては、基本的には補助対象事業として各負担者ごとにルール分の歳入を受け入れるものでございますけれども、それぞれの事業において限度額がございますので、介護予防・生活支援サービス事業費についてはこの限度額をオーバーするため、オーバー分については単独費ということで一般会計からの繰入れとなっております。  以上で介護保険事業特別会計補正予算(第3号)の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第146号について病院事務局長、花登寿一郎君。 ◎病院事務局長(花登寿一郎) それでは、議案第146号の補足説明をさせていただきます。  議案書1、37ページをお開きください。第1条は、平成30年度香美町公立香住病院事業企業会計補正予算(第3号)は次に定めるところによるとしております。  第2条は収益的支出の予定額を補正するもので、第1款病院事業費用では既決予定額に151万7,000円を追加するほか、第2款介護老人保健施設費用では54万4,000円を、第3款訪問看護ステーション費用では6万8,000円を、第4款居宅介護支援事業費用では1万9,000円をそれぞれ追加し、計214万8,000円を追加補正するものです。その内容は一般会計と同様、いずれも本年度の人事院勧告に伴う職員の給与改定に基づき、関係する給与費の調整を行うものでございます。  第3条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正で、職員給与費の既決予定額に214万8,000円を追加補正するものでございます。  次に、議案資料1により説明いたしますので、まず議案資料1の65ページ、給与費明細書補正をご覧ください。  上段の表ですが、職員数82人で、給料61万7,000円、職員手当134万3,000円、法定福利費18万8,000円のいずれも増額でございます。下の表に職員手当の補正内訳を整理しておりますが、期末手当16万3,000円、勤勉手当118万円のいずれも増額でございます。  1ページ前の64ページ、キャッシュ・フロー計算書補正をご覧ください。この補正によりまして214万8,000円の資金が減少し、期末残高は5,885万5,000円を見込んでおります。  そのほか、63ページに実施計画補正を、66ページから68ページに予定貸借対照表補正を、69ページに注記の補正を、そして最後に、70ページから71ページに収入支出科目内訳書補正をそれぞれ掲載しておりますので、ご清覧願います。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第147号及び第148号について上下水道課長、亀村孝君。 ◎上下水道課長(亀村 孝) 議案第147号の補足説明を行います。  このたびの補正は一般会計と同様、本年度の人事院勧告に基づき、関係する人件費について調整を行ったものでございます。  議案書1の38ページをお願いいたします。  第1条に、平成30年度香美町水道事業企業会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるとしております。  第2条の収益的支出の補正では、支出の1款水道事業費用、1項営業費用に17万円を追加し、総額を6億4,786万1,000円とするものでございます。  第3条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費補正では、職員給与費に16万4,000円を追加し、総額を6,109万9,000円としております。  議案資料1で説明を行います。75ページの給与費明細書補正をご覧いただきたいと思います。上段の表では、職員数は6.5人で、給与3万円、職員手当11万2,000円、法定福利費2万2,000円をいずれも増額としております。職員手当の内訳につきましては下の表に整理をしております。期末手当9,000円、勤勉手当10万3,000円のいずれも増額としております。  78ページに支出科目内訳書を掲載しておりますが、合計で17万円の追加としておるところでございます。74ページ以降、このたびの補正に係る数値を整理し、キャッシュ・フロー計算書、予定貸借対照表を載せております。  以上で水道事業企業会計補正予算(第4号)の補足説明を終わります。  続きまして、議案第148号の補足説明をさせていただきます。先ほどと同様、一般会計と同じように、本年度の人事院勧告に基づきまして関係する人件費について調整を行ったものでございます。  議案書1、39ページをお願いいたします。  第1条に、平成30年度香美町下水道事業企業会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるとしております。  第2条の収益的収入及び支出の補正では、収入の1款下水道事業収益、2項営業外収益に19万8,000円を追加し、総額を15億6,598万1,000円、支出の1款下水道事業費用、1項営業費用に同額の19万8,000円を追加し、総額を15億270万3,000円とするものでございます。  第3条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費補正では、職員給与費に19万3,000円追加し、総額を4,393万6,000円としています。  第4条の他会計からの補助金の補正では、7億2,377万7,000円に改めるものでございます。  議案資料1の82ページ、給与費明細書補正をご覧いただきたいと思います。上段の表ですが、職員数は5.5人で、給料4万8,000円、職員手当12万2,000円、法定福利費2万3,000円をいずれも増額するものでございます。職員手当の内訳につきましては下の表で整理をしていますとおり、期末手当4,000円、勤勉手当11万8,000円のいずれも増額としております。  87ページには収入支出科目内訳書を掲載しておりますが、上段の収入については、このたびの人件費に係る増額経費を一般会計補助金として19万8,000円を追加し財源としておるところでございます。また、下の表、支出では合計19万8,000円の追加としております。  81ページ以降、このたびの補正に係る数値を整理し、キャッシュ・フロー計算書、予定貸借対照表を掲載しております。  以上で下水道事業企業会計補正予算(第4号)の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) これをもって、議案第143号から議案第148号までの6議案の提案理由の説明を終わります。  なお、この6議案についても、明日12月20日に案件ごとに審議いたします。  お諮りいたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  次の本会議は明日12月20日木曜日午前9時30分より再開いたします。                               午後2時04分 散会 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...