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  1. 香美町議会 2017-11-09
    平成29年第100回臨時会(第1日目) 本文 開催日:2017年11月09日


    取得元: 香美町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2017年11月09日:平成29年第100回臨時会(第1日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午後1時00分 開会                ○ 開 会 挨 拶 ◎副議長(西谷 尚) こんにちは。第100回の香美町議会臨時会を開催するに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  日に日に山々の紅葉が進む季節となりました。今月6日には松葉ガニが解禁となり、柴山港では松葉ガニの初競りが行われました。浜は活気あるシーズンの幕あけとなっております。今後、民宿等に多くの観光客が訪れ、にぎわいのある町として期待がされます。  さて、本日の臨時会に提案されます案件は、議案つづりのとおり、報告1件をお受けした後、議案1件をご審議いただくことになっております。議員各位におかれましては、慎重なるご審議の上、適切妥当なる結論が得られますようお願いを申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。  次に、町長より挨拶があります。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 香美町議会臨時会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  今議会は、香美町誕生後、記念すべき100回目の議会となります。香美町議会の歴史において大きな節目を迎えたわけでございますが、この間を振り返りますと、大変感慨深いものを感じているところであり、今後、香美町議会がますます発展されることを切にご祈念申し上げるところでございます。  さて、11月に入り寒い日が続き、紅葉の便りとともに秋の深まりを感じる季節となりました。議員各位には臨時会をお願いいたしましたところ、お元気でご出席をいただき、誠にありがとうございます。11月6には、冬の味覚、松葉ガニ漁が解禁となりました。兵庫県但馬水産事務所の調べでは、解禁初日水揚げ量は、荒天であった昨年に比べ上回ったものの、水揚げ額は昨年を下回ったと聞いております。初日の漁場は但馬沖が中心でございましたが、今後、漁場が隠岐の島周辺から山口県沖まで順次広がるようでございますので、豊漁に期待をしたいと思います。  本日の臨時会には、主に、去る10月22日から23日にかけて到来をいたしました台風21号による災害対応に要する補正予算を提案させていただくこととしております。ご審議の上、適切なご決定をいただきますようお願い申し上げ、簡単でございますけれども、開会に当たってのご挨拶といたします。      ──────────────────────────────  開会宣言 ◎副議長(西谷 尚) ただいまの出席議員は14人であります。定足数に達しておりますので、これより平成29年11月第100回香美町議会臨時会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。      ──────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 ◎副議長(西谷 尚) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、田野公大君藤井昌彦君を指名します。      ──────────────────────────────  日程第2 会期の決定 ◎副議長(西谷 尚) 日程第2 会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  本臨時会の会期は本日1日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎副議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、会期は本日1日間と決定いたしました。      ──────────────────────────────  日程第3 諸般の報告 ◎副議長(西谷 尚) 日程第3 諸般の報告を行います。  本臨時会に提案されます議案つづり等は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。  次に、本日の議事日程はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。  次に、上田勝幸君より入院治療のため、橘秀太郎君よりアメリカ渡航のため欠席の届け出がありますので、それぞれ許可いたしております。      ──────────────────────────────  日程第4 報告第9号 委任専決処分をしたものの報告について ◎副議長(西谷 尚) 日程第4 報告第9号 委任専決処分をしたものの報告についてを議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎副議長(西谷 尚) 朗読は終わりました。  報告の説明を求めます。  総務課長吉岡哲男君。 ◎総務課長吉岡哲男) それでは、私のほうから委任専決第7号の損害賠償の額を定めることについてご説明をいたします。  議案書2ページと議案資料1ページをご覧いただきたいと思います。  本年9月16日に発生しました対物賠償事故損害賠償額について、相手方との示談が成立したことに伴いまして、速やかに相手方を救済するため、地方自治法の規定に基づき10月3日に専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。  事故の概要をご説明しますので、議案資料1ページをご覧いただきたいと思います。地図の上側が北となっております。丸でお示しをしているところが事故の発生場所でございます。事故が発生しましたのは香住区香住地内、町が管理をしておりますしおかぜ香苑駐車場でございます。当日は香住ガニまつりが開催されておりましたが、町が設置しているコンクリート製のプランターに駐車場利用者の車両が接触し、当該車両に損害を与えたものでございます。  議案書2ページをご覧いただきたいと思います。相手方でございますけれども、京都市内男性で、損害賠償額は3万1,538円でございます。これは、車両運転席側側面下部の広範囲にわたり損傷したため修理を行ったもので、この事故に係ります当方の過失割合は30%でございます。町が支払いをいたします賠償金につきましては、加入しております全国町村会総合賠償補償保険によりまして全額補填をされることになっております。  以上で委任専決第7号の説明を終わりますが、今後、駐車場の管理におきましては、使用に当たっての注意喚起を促すなど、事故防止に努めたいと考えております。  以上で説明を終わります。 ◎副議長(西谷 尚) 次に、生涯学習課長中村和弘君。 ◎生涯学習課長中村和弘) それでは、委任専決第8号 香住区中央公民館規模改修工事請負変更契約を締結することについてを説明させていただきます。  まず、議案書3ページをお開きください。契約の目的は香住区中央公民館規模改修工事、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町村岡区鹿田106番地の1、株本・西山特別共同企業体代表者、株本建設工業株式会社香美営業所所長稲尾妙子構成員株式会社西山工務店代表取締役西山嘉一でございます。契約の内容ですが、請負金額、金1億3,932万円を金1億4,031万9,000円に変更したもので、金額にして99万9,000円、率にして0.7%の増でございます。平成29年10月23日に専決したものでございます。  議案資料2ページをお開きください。請負変更契約の経過をお示ししております。この工事は、平成29年6月22日の第97回香美町議会契約締結について可決をいただき着手いたしたものを、今回、平成29年10月23日に専決による第1回目の変更でございます。  続きまして、議案資料3ページをお開きください。工事の変更理由及び内容の説明をいたします。1の文化ホール電灯設備工事の追加につきましては、当初の設計段階ではホール内の非常用照明のみLED照明に交換する予定としており、足場を組んだところ、天井部に球切れとなっているランプが31個見つかりました。この31個のランプの交換は、当初計画しておりませんでしたが、足場が利用できることから、この機会に交換すべしと判断し、足場を延長するとともに交換を追加し、14万2,000円の増額となりました。  次に、公民館棟外壁補修の追加でございます。外壁の洗浄後、詳細調査を行った結果、外壁の浮き、剥がれが事前調査より多く確認され、露筋補修を66メートルから85メートルに変更、浮き補修を210平方メートル追加し、ひび割れ補修は予定より少なかったため、665メートルから404メートルに変更し、あわせて42万4,000円の増額となりました。  最後に、機械室棟外壁補修の追加でございます。公民館棟同様、外壁の洗浄後、詳細調査を行った結果、ひび割れ、剥がれが多く確認されたため、ひび割れ補修を15メートルから50メートルに変更し、剥がれ補修を6メートルから21メートルに変更したことにより、43万3,000円の増額となりました。  以上、合計99万9,000円の増額となったものです。議案資料4ページ、5ページには変更箇所概要図を添付いたしましたので、ご清覧いただきたいと思います。なお、工事につきましては、本年11月下旬に完成検査を行い、引き渡しを受ける予定としております。  以上で委任専決第8号の説明とさせていただきます。 ◎副議長(西谷 尚) 次に、観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) それでは、報告第9号 委任専決処分をしたものの報告について説明をさせていただきます。委任専決したものは、委任専決第9号 余部鉄橋「空の駅」エレベーター新設工事請負変更契約を締結することについてでございます。  議案書4ページをお開きください。契約の目的は余部鉄橋「空の駅」エレベーター新設工事、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町村岡区鹿田106番地の1、株本・西山特別共同企業体代表者、株本建設工業株式会社香美営業所所長稲尾妙子構成員株式会社西山工務店代表取締役西山嘉一でございます。契約の内容ですが、請負金額、金6億606万2,520円を金6億724万7,280円に変更したもので、金額にして118万4,760円、率にして0.2%の増でございます。  この工事は、平成28年9月14日の第92回香美町議会契約締結について可決をいただき着手し、平成29年1月20日及び平成29年5月25日に専決により、さらに平成29年9月14日の第99回香美町議会変更契約締結について可決いただいたものを、平成29年10月31日に専決により第4回目の契約変更を行ったものです。議案資料6ページにその経過を示させていただいております。  議案資料7ページをお開きいただきたいと思います。工事の変更内容とその金額についてですが、今回の変更は、設計数量と実際に施工した数量との相違による工事費の精算でございまして、工事を安全で効率的な施工を行うため、設計で見込んでおりました範囲以上に撤去、復旧を行ったものです。1といたしまして、町道余部停車場線のアスファルトと舗装撤去の追加で32平米、19万3,000円の増、側溝の撤去、復旧の追加で14.1メートル、11万4,000円の増、3、エレベーター回り芝生撤去、復旧の増で44.1平米、8万8,000円、4、工事ヤード付近花壇撤去、復旧の増で17.1平米、57万1,000円、5、警察、JRとの協議によりまして交通誘導員を増加しまして、5人の6万2,000円、列車見張り員の増員をいたしまして、10人、15万7,000円の追加配置を行ったものでございます。なお、議案資料8ページにこれらの位置等を示しておりますので、ご確認いただきたいと思います。  以上で委任専決第9号の説明とさせていただきます。 ◎副議長(西谷 尚) これをもって報告の説明を終わります。      ──────────────────────────────  日程第5 議案第110号 平成29年度香美町一般会計補正予算(第5号) ◎副議長(西谷 尚) 日程第5 議案第110号 平成29年度香美町一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎副議長(西谷 尚) 朗読は終わりました。  町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第110号 平成29年度香美町一般会計補正予算(第5号)についての提案理由を説明いたします。  予算執行の過程において補正の必要が生じましたので提案するものでございます。詳細につきましては財政課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎副議長(西谷 尚) 補足説明財政課長中村嘉一君。 ◎財政課長中村嘉一) 補足説明をいたします。このたびの補正予算は、去る10月22日、紀伊半島の東を通過し、翌23日、東海地方に上陸した、超大型で強い台風21号により、本町におきましても災害が発生したため、査定に向け必要な調査費用並びに応急対応経費等を計上したものでございます。なお、当日の降雨の状況は、最大時間雨量で20ミリ、最大日雨量で251ミリを記録いたしております。また、当初予算で事業を予定し進めておりました、下浜区集会所整備事業について、実施設計が完了し、事業費が確定いたしましたが、旧施設の撤去費等に予算が不足いたしましたので追加し、加えて、年度ごと事業費の調整を行い、12月定例会での契約案件の提案ができるよう、このたびの補正予算にあわせ提案させていただくこととしたものでございます。  まず、議案の説明をいたします。第2条で債務負担行為を補正しておりますが、議案書8ページ、第2表をご覧いただきたいと思います。事項は区集会所整備事業、期間は平成30年度、限度額を4,840万円増額し1億1,430万円としております。これは、事業工程を見直し、事業費年度間調整を行ったことによるものでございます。第3条では地方債を補正いたしております。内容は次の9ページの第3表でございます。起債の目的は区集会所整備事業ほか3災害復旧事業で、限度額の総額は3,210万円を増額いたしております。  続きまして、内容の説明をいたしますので、議案資料のほうの13ページをご覧いただきたいと思います。2款総務費、1項8目地域振興対策費の3,500万円の減額は、下浜区集会所整備事業に係る本年度分事業費を減額したものでございます。工事工程を再検討した結果、旧施設の撤去工事が年度内いっぱい必要となったため、当初計画していなかった地盤改良のためのくい打ち工に加え、新規施設の建築に係る工程全てを次年度に送り、関連する設計管理委託料工事請負費本年度予算から減額し、次年度事業費である債務負担行為で増額し調整したものでございます。全体の事業費としましては、旧施設の撤去費地盤改良工事のくい打ち工で、計1,340万円の増となっております。  8款土木費、1項1目一般経常費の時間外勤務手当150万円の追加は、台風18号及び台風21号の被災による災害復旧事業のために必要となった職員手当でございます。  11款災害復旧費、1項1目の29現年農業用施設災害復旧費測量調査等委託料900万円の追加は、補助災害を見込んだ頭首工1件に係る測量費等を委託する経費でございます。被災箇所は、台風5号で被災し、既に査定を終え、復旧工事の発注に取りかかっていました八原井堰が、このたびの台風で増破したため、再査定を受けるための測量経費を追加するものでございます。  2目の29現年農地災害復旧費測量調査等委託料780万円の追加は、補助災害を見込んだ26件に係る測量を委託する経費でございます。  3目の29現年林業用施設災害復旧費測量調査等委託料100万円の追加は、補助災害を見込んだ2件に係る測量を委託する経費でございます。工事請負費1,250万円の追加は、単独災害として対応する12路線、29カ所に係る復旧工事費でございます。  次の14ページをご覧ください。同じく11款でございますが、2項1目の29現年道路橋梁災害復旧費測量調査等委託料3,440万円の追加は、補助災害を見込んだ8カ所に係る測量等を委託する経費でございます。工事請負費4,800万円の追加は、単独災害として対応する33路線、50カ所に係る復旧工事費を計上いたしております。  2目の29現年河川災害復旧費測量調査等委託料200万円の追加は、補助災害を見込んだ2カ所に係る測量等を委託する経費でございます。工事請負費510万円の追加は、単独災害として対応する8河川、9カ所に係る復旧工事費を計上いたしております。  13款の予備費では、445万円を減額し、歳入歳出の調整をいたしております。なお、災害復旧事業に関しましては、19ページ以降に災害の箇所図事業箇所等整理表を添付いたしておりますので、ご参考にしていただきたいと思います。  12ページに戻りまして、歳入の説明をいたします。12款の分担金及び負担金、1項1目の区集会所整備事業費分担金1,675万円の減額は、事業費年度間調整により当該年度分を減額するものでございます。18款の繰入金、2項1目の財政調整基金繰入金6,940万円の追加は、災害復旧事業における一般財源所要額財源不足額として見込み、計上したものでございます。  21款、町債の関係ですが、1項1目総務債区集会所整備事業債1,830万円の減額は、本年度事業費減額調整によるものでございます。  10目の災害復旧債は、いずれも補助災害に係る査定を受けるために必要な測量等経費を計上したものでございますが、測量等の経費に充当を予定したものでございますが、公共土木施設災害復旧費につきましては、単独工事分の一部に対し起債を充当するものであります。なお、被災の状況は、箇所図整理表に記載をしたとおりでございます。  以上、一般会計補正予算補足説明を終わります。 ◎副議長(西谷 尚) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  見塚修君。 ◎見塚 修(4番) 何点かお伺いしたいと思います。まず、災害復旧の関係についてですが、早期復旧をしなければならないというふうに思っているわけですが、林道と町道の災害については、先ほどの説明で、単独災については工事請負費が計上され、早期に復旧しようという意図が見えるわけですが、農地と農業用施設については、小災害あるいは単独災等々もこの説明の中の資料の中にあるわけですけども、この辺についてはどのようなお考えなのか、お伺いをしたいというふうに思います。  それから、相次ぐ台風の関係で、海岸の漂着ごみのことについてお伺いしたいと思うのですが、先ほどから挨拶もありましたように、本町の特産品、秋の味覚カニシーズンに入りました。それに伴いまして、カニすき観光客が多く訪れる季節となるわけですけども、カニすきはもちろんですが、山陰海岸ジオパークの中心に位置する本町にとって、海岸部の美しさというのは、非常に観光客にとっても魅力あるものだというふうに思うわけですが、この補正予算が出てから、先日から今日の議会が始まるまでも含めて、海岸を数回見て回りました。訓谷海岸は既にきれいに清掃されて、本当にごみ一つないきれいな海岸、砂浜になっております。浦上は、現在作業中でした。今子浦は大型土のうに、14、5個ありましたか、入れて、積んであった状態で、まだ海岸部には少し漂着している状態でした。矢田から下浜にかけては、非常にたくさんのごみが山のようにあって、手つかずの状態です。非常に見苦しい状態になっております。なおかつ、下浜のオメ川ですが、海から入った大木が集落の中心部のちょうど真ん中に、人1人で一抱えできないほどの大きな大木が川の中に、1本や2本ではありません。横たわっている状態です。先ほども言いましたように、観光客等々にとっては非常に魅力ある香住の自然美を満喫してもらうためには、この予算にそれが入っているかというふうに思っていたわけですが、入ってないものですから、この対応についてどうされようとしているのかについてお伺いをしたいというふうに思います。  以上です。 ◎副議長(西谷 尚) 農林水産課長藤原博文君。 ◎農林水産課長藤原博文) 今、農地と農業用施設災害復旧事業の今後の進め方公共災と町単小災害の今後の進め方というような意味のご質問であっただろうと思っております。議案資料20ページに今回の補正に係る台風21号の農業用施設及び農地の予算のほうで上げております関係のものを掲げております。大きく分けまして、上の四角が農業用施設、2つ目の四角が農地でございます。農業用施設につきましては、これは既に予算をいただいております八原井堰、これが今回、台風21号によりまして増破をしたということで、その分の測試を追加という部分の1件でございます。これにつきましては、増破の分も含めて、今後12月ごろに査定が予定されておりますので、それを受けて、なるべく早く事業着手ということにしなければいけないわけですけれども、それに向けての測試費で、農業用施設はそういうことでございます。農業用施設八原井堰はそうです。  農地の関係は、補助災はここに掲げております26カ所を測試費の予算化を受けて測量して進めるということです。一方で、町単の小災害のほうにつきましては、現在、現場をずっと見て回りながら調査をいたしておるところでございまして、今後その精査をしながら工事費をはじき出しまして、次の議会なりで工事費予算化をしながら工事を進めていきたいということで思っております。  以上です。 ◎副議長(西谷 尚) 建設課長吉田英貴君。 ◎建設課長吉田英貴) それでは、見塚議員海岸ごみの関係についてご説明をさせていただきます。見塚議員が言われますように、七日市浜から下浜にかけて、台風18号、台風21号によりまして多くの漂着ごみが来ております。それについては承知しているところでございます。香住海岸につきましては、水産事務所のほうから町が委託を受けまして処理を行っているわけですけども、今回の21号等によります漂着ごみの撤去をしようとしますと、今受けております委託費では到底賄い切れないということで、今、県とも協議を進めておりまして、委託費の増額の要望をさせていただております。あわせて、県のほうの事業主体で同じようにごみの撤去をしていただくよう要望もしているところでございます。もしも委託費の増額等々が得られましたら、また補正予算等で対応はさせていただきたいというふうに考えております。  あともう一つの、オメ川河口の土砂の堆積、あるいは流木の関係でございます。これにつきましては、台風18号によりまして今の現状になっております。そういったことから、9月議会によりましてこの工事費等々の予算をつけていただきました。現在の状況は、既に業者のほうに委託をしておりまして、今後カニシーズンに入っていくわけでございますけども、お客さんに迷惑のかからないようにということで、今、地元とも日程等の調整をさせていただいて、早急に対応したいというふうに考えております。  以上でございます。 ◎副議長(西谷 尚) 農林水産課長藤原博文君。 ◎農林水産課長藤原博文) ご質問の趣旨を十分踏まえてない答弁になった部分もあろうかと思います。それで、改めて追加でご説明を申し上げたいと思います。  小災害につきましては、激甚指定になるかどうかによって、その対応方法が変わるということがあります。まだ激甚指定にはなっていないわけですけれども、仮に激甚指定になれば、町単小災害は町のほうで発注ということになります。そうでなければ、それぞれの農家のほうでされることに、町単小災害の補助ということで対応するということになります。いずれにいたしましても、今後、激甚指定の状況を踏まえながら速やかに対応し、必要な予算を今後の議会でお願いしたいということで考えております。  以上です。 ◎副議長(西谷 尚) 見塚修君。 ◎見塚 修(4番) まだ何点か疑問点があるわけですが、先ほど、一番初めに答弁のあったことで、小災害については今、精査、工事費の積算中とありましたが、既に大まかにはできているんでしょう。できてなければ、補助災害に載せれるのか、載せれないかの判断をしなければならないので、既にこれはある程度できて、小災害だということになってしているので、ある程度はできているのだろうと思うのですが、そうした中で2回目の追加の答弁で、激甚になったら小災害も町が発注するんだ。激甚災害にならなかったら、受益者が発注して補助をするんだという説明だったのですが、新聞報道では激甚になるという報道があったのですが、その辺の状況はまだ詳しく出てないのでしょうか。伺いたいと思います。  私が思うに、農業用施設、農地施設のこれらの災害については、非常に重機等が行けない場所で災害復旧しにくい場所といいますか、なものですから、早急に発注しないと来年の作付に間に合わないという気がするものですから、特にその辺を心配します。業者も仕事しやすいとこから順番にやっていきますので、特に来季の作付等に影響のないような対応を考えていただきたいものだというふうに思っております。  次に、漂着ごみの関係ですが、建設課長によりますと、香住海岸については現在町が受託して、それを多分、香住海岸を美しくする会に委託している金、事業だと思うのですが、これの補正を12月まで待っていると、一番肝心な12月のカニすきシーズン真っ最中に除去できない状況になってしまうのだろうというふうに思うわけですので、この辺は町が受託せずに県のほうで直接やっていただいて、できるだけ早く、言いかえれば今月中に取り除いていただくような対応をしていただかないと、町の12月補正を待っての対応では遅いのだろうと思うわけですが、再度ご答弁をお願いしたいと思います。 ◎副議長(西谷 尚) 農林水産課長藤原博文君。 ◎農林水産課長藤原博文) 先ほど塚議員のご指摘のとおり、ここに補助災と町単の小災害と区分しております。もちろん、もう全ての現場を見終わって、概算といいますか、あらかたの工事費を積算した結果、こういう仕分けをいたしておるものでございます。補助災は、工事費は40万以上ということですから、この表の中で上の26件がそれに当たると、下の小災害はそれに満たないものということであります。  それから、激甚指定の関係でございますけれども、そのような新聞報道も我々も見ておりますけど、そういうようなことになる可能性が高いというようなことは、見聞きはしますけれども、いよいよ激甚に指定されたということは、我々はまだ聞いておりません。今の段階では聞いておりません。  それから、3点目の、なるべく早く復旧をして、来年の作付にということでございます。もちろん、なるべく早くということは思っておりますけれども、補助災は査定を受けるというプロセスが当然ございますし、小災害につきましても、激甚になるかならないかというようなことも含めて、いずれにいたしましても、なるべく早く段取りをしながら復旧にかかっていきまして、来年の作付なりに影響がなるべく少なくなるようにということで、早急な対応に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 ◎副議長(西谷 尚) 建設課長吉田英貴君。
    建設課長吉田英貴) それでは、海岸ごみの関係のご質問にお答えします。議員が言われますように、21号で多くのごみが集積されまして、幾度となく水産事務所のほうともこの対応について協議を重ねております。一番ネックとなっておりますのが、集めたごみをどうしようかということで、塩分を含んでおるとクリーンパークではとっていただけない、砂がかんでいるととっていただけないということで、18号台風で集積しましたものにつきましては、県のほうで今、三田浜の駐車場のほうに仮置きをして、そういった処理ができてからクリーンパークのほうへ持っていくということで確認をしております。今回の七日市、あるいは矢田川に集積しておりますごみにつきましても、集積場所がどこかないだろうかということでいろいろと検討しております。最悪、もしも集積場所がない場合は、焼却ができないだろうかということで関係区のほうに今、投げかけをさせていただいているところです。その辺の了解が得られましたら、議員が言われますように、11月中には何とかそういった焼却、あるいは処理ができるような格好で、県にも再度強く要望していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◎副議長(西谷 尚) ほかに質疑はありませんか。  山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) 山本です。  21号台風で随分被害箇所が多くありました。現場によったら、なかなか大きな災害になっておるというふうなところも見えたりするんですけれども、まず、21号台風の降雨量、あるいは矢田川の出水というか増水というか、特に異常だったのかどうか。そのあたりはどうなのでしょうかということ。  それから、それぞれ資料もつけていただいておりますからあれですけども、被害総額というふうなことがよく言われるわけですけれども、それはどんな数字になるのかなということを思います。  さらに、農業用施設及び農地の復旧事業に対する権利者の負担というふうなものはどうなるのかというあたりです。9月議会でも測量設計までは町が責任を持ちましょうと。実際の事業に当たって、例えば18号台風は、激甚災害に台風そのものが指定されましたから、補助率の増嵩というのはあるのだというふうに思います。幾らになるかはまだ年度末まで確定しないということも承知はしておりますけれども、一方で、資料にもありますように、小災害、このものについては、激甚というほど大きな補助にはならないのかなと思って、そのあたりが実際、現時点ではどうなるのかということ。そのあたりをお聞かせいただきたい。  さらに、幾つか具体的にお尋ねをしたいんです。1つは、八原井堰の増破という部分です。実は、あの台風の後、随分気になっていることがございます。それは、単純に言いましたら、水の流れが全然変わってしまったということ。実は、被災した井堰の上流部分で、香住村岡線の改良工事が行われております。現在、山田口の下手の右岸側の田んぼを引っ込めてという工事が行われている最中なんですけども、これが今日の姿です。つまり、改良された側に全部行っています。この手前はもともと左岸側を流れて、ここはものすごいふちだったんです。それが全部堆積物で埋まっています。その下流で、この辺を流れていた水が一番左岸側に寄っています。さらにその下流に行きますと、もともと結構あったものが全て右岸側に流されているという状況があります。いよいよその現場なんですけれども、この絵でいきますと、もともと左岸側を流れていた水、あるいは全体を流れていた水が、全部右岸側に寄りました。残っていた井堰の本体部分がどうなっているか。9月の補正で直そうと言っていたこの部分です。こっち側はまだありました。それが全部なくなりました。これが9月補正した部分です。というふうに、工事によって水の流れが変わってしまったのではないかというふうに思えて仕方がないんです。そうすると、増嵩された国庫補助の残は、地権者あるいは水田をお持ちの方、井堰に関係する方々の負担だよということでいいのかどうか。9月補正で測量試験費をつけました。測量も終わって査定に向かおうとしているところでもう一遍流されたという中で、この辺をどう考えるのかというあたり、地権者に、あるいは権利者に補助残は負担をしておくれえやということでいくのかどうか。  もう一つは、公共土木施設災害ということで、資料の24ページに出てくるわけですけれども、中でも府中ヤエン線という資料になっております。黒田から兎和野に上がっていく道路、町道です。上部の水田へ日常的に使われている道路なんですけれども、これが全面的に落ちてしまいました。23日の早朝はまだ半分残っていたんです。明くる24日には道路が全部落ちて、その次には側溝も含めて全て落ちるということが現実に起こりました。そういう中で、あの落差は何ぼありますか。30メートルと思っていましたけど、もうちょっとあるのでしょうね。現場はこんな状況になっています。道路面が全部なくなって、側溝も落ちましたという状況。これ、どの程度期間をかければ復旧するのか、させるのか。仮設の道路みたいなことにするのか。そのあたりを含めてどう対応するのかお聞かせをいただきたいというふうに思います。  さらに、府中ヤエン線の上部で、単独災というのかな、何になっているんだっけ。24ページの単独災ということで出てくる府中ヤエン線の崩土・路肩崩壊ということになっている、2カ所というふうに書いてあるんですけれども、これの一つは、確かに法面が道路上に落ちてきているという部分はあるわけですけれども、その延長線上に道路面が20センチずれています。冷たいアスファルトで割れている部分を仮復旧しましたけれども、そこもおととい見てきました。もう一遍動いています。地元の方々も、ああ、ここは動きよるなというふうに3人ほどで現地を見ておりました。単純に道路上に上から落ちてきた土砂を排土すれば済むということではないのだろうというふうなことも思うと、あの一帯がもともと地すべり指定はされていて、かつて集落の下手の谷に向かって地すべりというふうなことで対策をしたことがありますけれども、いずれにしても、そのあたりをどう見ておるのかということ。  それと、もう1点。兎和野ハチ北線が、木の殿堂のどのぐらい先でしょうか。200メートルぐらい先でしょうか。少し谷になったところでセンターラインまで谷側が落ちています。今は通行止めをかけて水道管の仮配管をして高原植物園に送っているという状況があるわけですけれども、ある意味、冬のスキーシーズンに向かってこれをどうされるのかというあたりが大変気になっております。仮復旧を含めて通れるようにするということが不可能ではないのかと思って現場を見たりしましたけれども、そのあたりを含めて、地域の観光なり産業なりとの関係を含めて、どうお考えなのか伺わせてください。 ◎副議長(西谷 尚) 総務課長吉岡哲男君。 ◎総務課長吉岡哲男) それでは、私のほうからは今回の台風21号の概要といいますか、そういった部分について説明をさせていただきたいと思います。  まず、気象警報につきましては、10月22日の12時18分、大雨、土砂災害、洪水警報が出たと。そして同様に、15時10分に暴風雨の警報が出たということでございます。  そして、24時間の降水量の関係ですけれども、若干時間のとり方によって数値が違うかもしれませんけれども、私の資料では、10月22日の午前8時から翌日10月23日の7時までの24時間雨量で申しますと、香住区が96ミリ、村岡区が278ミリ、小代区が226ミリという数字を捉えております。今申し上げましたように、香住区は比較的降水量は少なかったわけですが、村岡、小代につきましては200ミリを超える雨量があったということでございます。  そして、もう1点。台風に係る、例えば避難準備であるとか、避難勧告も出させていただいたわけですけれども、それにつきましては、河川の水位を一つの基準にして出させていただきました。河川水位という部分では、土木のほうが設置をしております。矢田川におきましては香住区の油良、そして、佐津川につきましては香住区の九斗、矢田川の村岡につきましては村岡区の川会、そして、湯舟川は村岡区の村岡ということで、4つの観測地点がございます。それで申し上げますと、洪水等の氾濫の危険度という部分では4段階ございまして、水防団、いわゆる消防団が待機をする水位、そして氾濫を注意する水位、そして避難判断水位ということで、避難勧告を出すかどうかといった判断の水位、そして氾濫危険水位という形で徐々に水位が上がっていくというような形になっております。その点から申し上げれば、佐津川と矢田川の村岡の川会の部分、それについてはあくまでも水防団の待機水位と氾濫注意水位でとどまっていると。しかしながら、矢田川の香住につきましては、22日の23時から翌日午前5時までの間、氾濫危険水位を上回った水位が継続してあったということでございます。また、湯舟川につきましては、22日の18時から翌日23日の午前7時までの間、氾濫危険水位を超えた数値、水位が継続されたという形になっております。一概に比較はできないわけですけれども、少なくとも前回の18号よりも21号のほうが降水量等も多かったと。災害の規模もそれに応じて大きくなったのではないかというふうに捉えているところでございます。  以上です。 ◎副議長(西谷 尚) 副町長、今井雄治君。 ◎副町長(今井雄治) それでは、山本議員の災害に関連するご質疑にお答えしたいと思います。後段の道路関係につきましては建設課長のほうから答弁をさせたいと思います。  まず、八原井堰に関連して、今現在、兵庫県が進めております境バイパスII期工事、この工事は、現道拡幅するがために矢田川の右岸側を山側に追いやり、現道を拡幅しようとする工事の、まず右岸側の工事が平成29年度の終盤を迎えている部分の中で、1つは、その川の流れが変わった影響で、18号台風に続き21号台風で八原井堰の増破ということに関連し、その負担金について受益者に対して負担金を課してもよいのかというご質問だったというふうに確認します。山田口から下流につきましては、河川工事により流れが確かによくなっている方向にはなってございます。その中で、従前の18号台風から少し残っておったものが増破した原因につきましては、先ほど総務課長のほうから18号台風より21号台風の雨量が全体的には多かったということの中で、もちろん何らかの原因がある場合に、原因者負担というのが我々も当然考える部分でありますけれども、災害の適用する雨量といいますのは、時間雨量が20ミリ以上、日雨量が80ミリ以上が災害査定に係る雨量のものになります。もう一つは、河川につきましては、水位の高さによって、そのものが災害をとれるかという判断に立つわけでございますけれども、今回の場合、想定以上の200ミリ以上の雨量があったということ、河川の中ではやはり1トン近い石が、水力の浮力により現在ある構造物に当たるなどしたものの大きな影響があったものだろうというふうに想定をしておりますので、今現在、境バイパスのII期工事が、河川の多少の流れ方向が変わったにしても、増破につながる大きな要因だとは考えてはいないところでありますので、通常の、先ほど農林水産課長のほうが説明しました、八原井堰のII期の追加になるわけですけども、災害対応としての対応をするという判断に立っているところでございます。  あと、小災害の件が少しございましたが、先ほど塚議員のところで答弁した小災害の考え方については以上でございます。 ◎副議長(西谷 尚) 農林水産課長藤原博文君。 ◎農林水産課長藤原博文) 農地の小災害の関係でございます。激甚指定になった場合とそうでない場合ということが1つあります。激甚指定になりますと災害復旧事業債が充当できるということで、災害復旧事業債の充当率が74%でございますから、その差引き、残りの26%が地元の負担ということになります。激甚にならない場合は、町単の土地改良事業、農業振興対策事業の小災害の補助ということで、これは50%補助でございますから、残りの50%が地元負担ということになります。これはあくまで工事費ということでございますので、測試費につきましては、先ほど山本議員が言われたとおり、先般から負担いただかないということになっております。  それから、八原の関係につきましては、今後の増破の工事分も含めて、先般の議会でご説明申し上げたとおり、5%ぐらいが想定されるということの中で、今後、増嵩次第によってはもうちょっと少なくなるのか、少なくとも今は5%程度の八原井堰の復旧に係る地元負担はお願いをいたしており、増破のことも含めて全体の工事を説明し、地元関係者にはご理解をいただいておるところでございます。  以上です。 ◎副議長(西谷 尚) 建設課長吉田英貴君。 ◎建設課長吉田英貴) それでは、山本議員の府中ヤエン線と兎和野ハチ北線の関係の質問についてお答えしたいと思います。  まず、府中ヤエン線の関係でございます。確かに発見したときは路肩が崩壊し、なおかつ路面排水があったということから、この被災拡大を防ぐためにすぐに地元に水の切り回し方等々の確認を行い、仮排水管の手配を業者に依頼しておりました。結果として、今のような被災状況になったところでございます。復旧について、どのぐらいかかるかということです。正直言って、今の段階ではどのぐらいというのが申し上げにくいと。まず測量しないと被災範囲もはっきりとわからないということで、今の時点ではいついつまでに供用開始できますということはお答えしにくいというふうに考えています。  あと、仮設道路の関係につきましても、一応、建設課としてもああいった格好で長期間通行止めということは、今後の農繋期等を迎える中では好ましくないということで、仮設道路についても検討していかなければならないというふうに考えております。それにつきましても、測量が上がりましたらそういった方向でも、また地元とも協議しながら検討していきたいというふうに考えております。  あと、府中ヤエン線の兎和野ハチ北線側でございます。段差の関係と崩土の関係につきましては、今の災害復旧工事のほうで計上させていただいておりまして、段差につきましても、とりあえず地元からもお聞きして、アスファルトでクラックの部分を補修させていただいております。本来ならば、あのまま段差を解消するためにアスファルトですりつけをすればよかったんですけども、山本議員が言われますように、地すべりと云々ということもありましたので、とりあえずクラックの部分だけアスファルトを詰めて、その変状等々の確認をしたいということで、今の状況でさせていただいております。今後それらをまた観測しながら、地すべりが起因しているものかどうか確認して、対策については考えていきたいというふうに思っております。  次に、兎和野ハチ北線の関係です。今回も公共災ということで測量費を計上させていただいております。公共災でいきますと、通常の流れでいきますと、今の予定では1月15日に査定を受けて、早くても現場の着工が2月ぐらいになろうかと。ただ2月となっても、実際は積雪があって作業的なものは不可能だというふうに考えております。そういった関係で、これからスキーシーズンを迎えるに当たりまして、少しでも早く交通を開放したいということで、今回の工事費のほうにも計上させていただいておりますけども、応急仮工事ということで計上させていただいて、何とかスキーシーズンが始まります12月16日までには2車線確保という格好で対応していきたいというふうに考えております。また、応急工事につきましても、今、県と事前協議を進めておりまして、早く対応していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◎副議長(西谷 尚) 山本賢司君。 ◎山本賢司(5番) 被害額の話が聞こえなかったので、もう一遍そこは伺っておきます。  それと、負担金なり補助の話がございまして、激甚指定をされますと災害復旧債が74%充当されるので、26%の負担ですという話なんですけれども、これは補助残についての話でしょう。国から激甚指定をされました。増嵩した補助率で財源が来ます。その残について災害復旧債が使えて、74%が充当される。26%の負担だというのは、補助残の部分でしょう。違うの。小災害だからどっちかということか。それにしても、これだけみんなが農業を続けるのが難しいというふうに思っている。それでいて、一方では、町は何とか荒廃農地を増やさんようにしたいということはおっしゃるんだけれども、こういう災害が起きたら、50%の負担をせえよというふうなことでは、どうなんでしょう。それだけ金、負担がかかるのだったらええわになれへんかなと思って、そこのところがごっつい心配なんです。そのあたりを町長としてどうお考えになるのかということ。  それから、副町長から、八原井堰の増破は道路改良に伴う事業が原因とは考えないということを言われたんだけれども、一遍丁寧に現場を精査してみてください。絶対に堆積物の動きは全く変わりましたし、流路が変わりました。その辺を含めてきっちりと見ていただきたいというふうに思います。  さらに、もう1点は、これは建設課長にもう一遍お伺いしますけれども、府中ヤエン線の大きな町道がなくなってしまうという状態、あるいは兎和野ハチ北線の片側が崩落するという事態、いずれも多分、降った雨が1カ所に寄ってきて道路上を走るというんですか。で、法面を洗うと。それでもって道路面まで落ちてしまうということになっているのではないかというふうに思うんです。これは先ほどの府中ヤエン線の現場の3本、側溝の水を落ちたところの手前で別のルートでかわしている。そういう絵です。これは26日です。それまでの間、この下手の崩落現場はずっと膨大な水の量で洗われ続けました。だから、黒田から下流域の矢田川は、その間ずっと真っ赤な水が流れ続けたわけであります。その辺を含めて、何というんですか。私が言いたいのは、排水をどうするかという問題。実は、側溝をちゃんと維持しないと、例えば林道等々でも路面が洗われるということがすぐ起こります。同時に、道路をつくったら、その下流域に水を落として、ふとんかごであとは自由に流れてくださいということをやってきたわけですけれども、それをやるとどこかしらで水が集まってきて、そこが災害を受けるということになるのだなというのを改めて強く思ったわけであります。その辺を含めて、この中で今後に向かっての学ぶべきことがあるのではないかということを思うんですけれども、そのあたりもあわせて伺っておきたいと思います。 ◎副議長(西谷 尚) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 山本議員からいろいろと技術的な面も含めたご指摘を受けているわけでございますけれども、激甚指定を受けるような台風の災害のことでございます。これは当然、役場としては住民の立場に立って、さまざまな角度から精いっぱいのことを今しているつもりでございますし、先ほどのハチ北線の話も八原井堰の話も、私が直接出向いて住民の皆さんにも詳しく説明をさせていただいて、十分納得をしていただいております。ハチ北線の関係も、スキー場の関係者の皆さんが、せんだっても町長室にお越しになって、安心して帰られました。町の対応は、今は間違ってないと思いますし、精いっぱいの対応をさせていただいているところでございますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ◎副議長(西谷 尚) 農林水産課長藤原博文君。 ◎農林水産課長藤原博文) 先ほどの山本議員の小災害、これは、要は町単の小災害で、補助に当たらない、事業費で40万円未満の工事のことでございます。補助に当たりませんので、町単ということで、激甚でなければ町のほうで、激甚であれば起債充当で、補助はありませんけれども、災害復旧事業債が74%充当されますので、起債の充当残が26%、それが負担になるということでございます。激甚でなければ、それぞれの農家の皆さんが施工されて、それに対して町単の制度で50%の補助をするというものでございます。農地を守るとは言いながらということもございましたけれども、現行の町単の小災害の事業制度は50%以内ということになっておりますので、40万円の事業であれば、マックスが半分の20万ということになるわけですけれども、これはこれで何とか負担をお願いし、了解の上で頑張っていただいておると。農地の保全につきましては、また災害とももちろん関係が出てくるわけですけれども、また別の観点から農業振興の町での取り組みは一生懸命進めてまいりたいと思います。  以上です。 ◎副議長(西谷 尚) 副町長、今井雄治君。 ◎副町長(今井雄治) 山本議員のご質疑の中で被害総額という話が出ておりますけれども、特に今の工事関係の総額は、測量等々をした後にどれだけの復旧費が出てくるかということでないと判断ができません。なおかつ、農業関係の被害につきましても、水稲の既に収穫が済んだ後、大きい小さいは別として、そのほかにも被害があったかとは思いますけれども、その辺の被害額についてもまだ集計はできておりません。  もう1点、道路関係の排水対策ですが、今回も議員ご指摘の部分の中の流末処理という部分については、大きく被害を増大させるものだと考えます。何十年にわたり府中ヤエン線も現の側溝の中では対応してきておりますけれども、通年の中で支障があったというところもありますので、今後、町道、農道、林道に関しても流末対策の点検についてはさせながら、災害の抑制を進めたいというふうに考えます。  以上です。 ◎副議長(西谷 尚) ほかに質疑はありませんか。  西川誠一君。 ◎西川誠一(7番) 1点だけ。資料13ページ、自治振興費の中で、地域振興対策費というのが地盤改良のために年度間調整をするんだという話でした。12月には施設を撤去して、今年度中に終わらせたいんだと、12月定例会で、以降入札してということでした。当初、これは解体と建設が一体となって、同一事業者が入札というふうなお話だったと思うんですけども、年度が今度分かれてしまうので、その辺の入札方式が変わるのか。ついでに、どのような入札形態、例えばJVですとか、そういうふうなことになるのか。その辺もあわせてお聞きしたい。1点だけです。 ◎副議長(西谷 尚) 企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) まず1点目の、工事の関係ですけれども、解体撤去は一体で行いますので、一体で入札をかける予定にしております。入札方法につきましては、制限付一般競争入札を予定しております。審査会で判断します。すみません。まだこれから審査会にかけて、契約方法については決定していきます。  以上です。 ◎副議長(西谷 尚) 西川誠一君。 ◎西川誠一(7番) 解体、撤去ということと、建設というのも同一業者であったように記憶しているんですけども、その辺の建設に関しても、やはり同一業者ということでよろしいんですか。 ◎副議長(西谷 尚) 企画課長、水垣清和君。 ◎企画課長(水垣清和) 解体撤去の工事と建設工事は一体で、同一業者で予定しております。 ◎副議長(西谷 尚) ほかに質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎副議長(西谷 尚) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  討論を行います。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎副議長(西谷 尚) 討論なしと認めます。  これより、議案第110号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ◎副議長(西谷 尚) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  お諮りします。  以上で本臨時会に付議されました案件は全て終了いたしました。  これにて平成29年第100回香美町議会臨時会を閉会といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎副議長(西谷 尚) 異議なしと認めます。  よって、平成29年第100回香美町議会臨時会を閉会いたします。                               午後2時16分 閉会                ○ 閉 会 挨 拶 ◎副議長(西谷 尚) 町長より挨拶があります。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 第100回香美町議会臨時会の閉会に当たり、ご挨拶を申し上げます。  提案をいたしました案件につきましては、適切なるご決定をいただき、誠にありがとうございました。一月足らずで12月議会定例会が開会されますが、今後寒い季節に向かいますので、ご自愛をいただき、お元気でご出席をいただきますようお願い申し上げます。  終わりになりますが、議員各位のますますのご活躍をご祈念申し上げ、誠に簡単ではありますけれども、閉会のご挨拶といたします。本日は誠にありがとうございました。 ◎副議長(西谷 尚) 本日は大変ご苦労さまでございました。 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...