上郡町議会 > 2021-06-07 >
令和 3年第4回定例会(第2日 6月 7日)

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  1. 上郡町議会 2021-06-07
    令和 3年第4回定例会(第2日 6月 7日)


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    最終取得日: 2021-10-04
    令和 3年第4回定例会(第2日 6月 7日)              上郡町議会会議録  (第2日)  令和3年6月7日午前10時より上郡町議会会議場において令和3年第4回上郡町議会定例会を再開した。   1.出席議員は次のとおりである。       1番  松本じゅんいち      2番  本 林 宗 興       3番  木 村 公 男      4番  立 花 照 弘       5番               6番  山 田   正       8番  梅 田 修 作      9番  井 口まさのり      10番  山 本 守 一 2.欠席議員は次のとおりである。       7番  田 渕 千 洋 3.本議会に出席した議会職員は次のとおりである。    議会事務局長  木 村 将 志 4.地方自治法第121条の規定により、議長より会議事件説明のため出席を求められた者は次のとおりである。    町長         遠 山   寛     副町長        樫 村 孝 一    教育長        三 木 一 司     理事兼企画政策課長  宮 下 弘 毅
       財政管理課長     前 川 俊 也     総務課長       深 澤 寿 信    税務課長       山 本 正 利     危機管理監兼住民課長 国 重 弘 和    健康福祉課長     松 本 賢 一     国保介護支援室長   深 澤 寿 彦    産業振興課長     種 継   武     技監兼建設課長    河 本   洋    教育総務課長     深 澤 徹 也     教育推進課長     前 川 武 彦    総務課副課長     山 田 壽 範     財政管理課係長    杉 山   朋 5.会議事件は次のとおりである。 (1)一般質問 (2)報告第 2号 兵庫県町土地開発公社の業務報告の件 (3)報告第 3号 令和2年度上郡町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告の件 (4)議案第31号 押印を求める手続の見直し等に伴う関係条例の整備に関する条例制           定の件 (5)議案第32号 上郡町手数料徴収条例等の一部を改正する条例制定の件 (6)議案第33号 上郡町税条例の一部を改正する条例制定の件 (7)議案第34号 上郡町福祉医療費助成条例の一部を改正する条例制定の件 (8)議案第35号 上郡町介護保険条例の一部を改正する条例制定の件 (9)議案第36号 上郡町道路占用条例の一部を改正する条例制定の件 (10)議案第37号 上郡町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例           の一部を改正する条例制定の件 (11)議案第38号 上郡町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する           基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件 (12)議案第39号 上郡町立認定こども園の設置及び管理に関する条例制定の件 (13)議案第40号 上郡町子育て学習センター設置及び管理に関する条例の一部を改正           する条例制定の件 (14)議案第41号 令和3年度上郡町一般会計補正予算の件 (15)議案第42号 令和3年度上郡町特別会計介護保険事業補正予算の件              開           議    (10時00分) ○副議長(立花照弘君) おはようございます。副議長の立花でございます。梅田議長より所用のため、本日、午前の会議を欠席する旨の届けが出ておりますので、地方自治法第106条の規定に基づき、私が代わりまして議長の職務を行います。なお、円滑な議会運営について議員各位の御協力をよろしくお願いいたします。  ただいまの出席議員は7名であります。定足数に達しておりますので、これより定例会を再開いたします。  地方自治法第121条の規定により、町長をはじめ各関係課長の出席を求めております。  なお、本定例会では、新型コロナウイルス感染症対策として、行政側の説明のための出席者を減らしていただくため適宜暫時休憩を取りながら交代し、議場に入っていただく形としておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。  ここで御報告いたします。  田渕議員より所用のため午前中の欠席届が出ております。  直ちに本日の会議を開きます。  先日に引き続き、一般質問を行います。  通告4番、議席3番、木村公男君に許可いたします。  木村公男君。 ○3番(木村公男君) 皆さん、改めましておはようございます。3番議員の木村公男でございます。議長の許可がございましたので、通告書に基づき一般質問を行います。  さて、本町のキャッチフレーズでもあります「さわやかに歴史と未来が出会うまち」というのがあります。私たちの上郡町は、清流千種川をはじめ、美しく恵まれた自然と幾多の伝統に育まれた町です。そのような中に生きる私たちは、上郡町民としての誇りと自覚を持ち、みんなで心を合わせ、より明るく住みよい豊かなまちづくりを目指した上郡町民憲章に基づき、私のモットーでもあります「空気がきれい。水がきれい。景色がきれい。そんな上郡が私は好きです。」、この言葉どおりの町を守っていきたいと考えております。  豊かな自然に恵まれ、元気で人情味あふれる、安全安心な住みよい町の実現に向けて、上郡町に住むこと。町外から訪れてもらい、交流を楽しむことによって、町長が施政方針で言われた、一人一人がなりたい自分になれる暮らしができることが大切だと考える。自然や伝統歴史に興味のある人との交流など、上郡町でしか実現できないことの地域特性に目を向けて、その資源を生かし、おのおのの個性を尊重し、様々な多様性が共存できることが重要で、自分らしさを求めた暮らしが実現できる上郡町であれば、住む場所、行く場所として選ばれる地域になります。  その結果として、出生率が増加するなど、人口減少の抑制が図られることが期待できるとして、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略の検討が進められています。具体的な取組として、第5次総合計画の中には上郡町の特性と町を取り巻く環境の変化の中で、豊かな自然を生かしたまちづくりの推進やハイキングコースの整備、歴史的資源を生かした地域拠点作り、町花、町木の普及を通じて、町の魅力向上などへの取組に加え、広域的な連携による観光振興も必要となっております。ともありますように、そこで町内の主な歴史的資源ハイキングコース管理対策利活用状況、また魅力向上への取組やPR状況について伺い、交流人口増に向けての今後の観光振興施策とプランについてお伺いいたします。  1つ目は、井の端遺跡公園山陽道野磨駅家跡神子田弥生竪穴式住居跡など観光資源としての歴史的施設の活用について伺います。  井の端遺跡公園については、管理状況や今後の取組について、また発掘された人骨についての状況と今後について、また、山陽道野磨駅家跡については、管理状況や現況と整備等の進捗状況、そして神子田弥生竪穴式住居跡については、管理の状況と体制は。また今後の取組については。この3つについて、1つずつの事例について伺います。  2つ目は、名老の森鈴の宮公園、上郡森林体験の森、苔縄ふれあいの森、近畿自然歩道など観光資源としてのハイキングコースの位置づけはどう考えられているのかを伺います。  1つずつの事例について、整備、管理体制や状況の確認はできているのかお伺いいたします。  以上、壇上での質問は終わります。再質問は指定された場所より行います。 ○副議長(立花照弘君) 教育総務課長。 ○教育総務課長深澤徹也君) 質問にありました史跡についてですけれども、史跡については住民が歴史文化に親しむ場として積極的に公開活用を推進することが求められております。国民の貴重な共有財産であるとともに、地域の誇るべき宝として後世に継承していくために、将来にわたって適正に保護し、多くの方に訪れていただけるよう良好な維持管理に努めているところでございます。  また、史跡の活用状況につきまして、町内外の各種団体の要請に応じた現地説明会、学校への出前授業、教員向けに行う研修会など、また郷土資料館歴史大学の学習教材に取り上げるなど、主に生涯学習の推進において継続的に活用している状況であります。観光面での活用につきましては、関係部局が連携しながら、効果的なPRの方策、また体制整備も含めて今後検討していく必要があると考えております。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) いろんな方面で利用されているのだなと感心しました。  それでは、井の端遺跡公園について説明いただけますか。 ○副議長(立花照弘君) 教育総務課長。 ○教育総務課長深澤徹也君) まず、井の端遺跡公園管理状況でございますけれども、管理につきましては、職員が年に2回ほど草刈り、雑木除去の作業を行い、管理を行っておるところでございます。公園内に設置いたしました説明板については、老朽により表示面が見づらくなっております。したがいまして、今年度の予算において、修繕対応を計画しております。また、PRにつきましてもパンフレット郷土資料館ホームページで紹介するなど、引き続き周知に努めるとともに、ピュアランド山の里との連携の在り方につきましても、今後検討をしてまいりたいと考えております。  また、出土いたしました人骨についてですが、出土以降、京都大学のほうで収蔵、管理していただいておりました。今年度に入りまして、大学側とアポイントを取らせていただきまして、急遽ですが、日程が整いましたことから、4月19日に引渡しを無事終えることができました。人骨について、今後、温度、湿度の経年変化に耐えられるように、適正に保存処理を進めてまいりたいと思っております。  また、展示公開の在り方についてどのような方法が一番ふさわしいのか、そこら辺についても研究をした後、慎重に判断をしてまいりたいと考えております。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 井の端遺跡公園ですが、7号、8号の古墳、特に一番高いところにあるということもあってか分からないのですが、説明板が先ほど課長が言われたように、かなり老朽化、傷みが激しい。これは県指定になりましてから、25年ぐらいたっていると思います。写真も使っているのもあるのですが、本当に見えない状態、一番上に、何号墳と書いている部分も板が割れたり、かなり荒れているので、今年度の予算と言われたのですが、一日も早く直していただくように、それに対しての対応を少しでも早めにできるような方向を考えていただけたらと思います。それについては、日程といったらおかしいですが、予定的なことは分かりますか。 ○副議長(立花照弘君) 教育総務課長。 ○教育総務課長深澤徹也君) 実際の修繕スケジュールについては、現時点では、まだ決まっておりませんが、先ほど議員のおっしゃられた意図は十分理解できますので、早期に対応して考えてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) できるだけ早めによろしくお願いします。それと、先ほど説明の中にもございましたピュアランド山の里との連携についてということで、いろんなPRされていると思うのですが、ピュアランドにも集客ができるような方向で連携を取っていただけたらと思うのですが、今までにピュアランド山の里との連携ということを考えてされたような行事、それから状況があれば教えてほしいです。 ○副議長(立花照弘君) 教育総務課長。 ○教育総務課長深澤徹也君) まず、基本的なPRの部分でございますが、パンフレットピュアランドのほうに置かせていただいて、実際、ピュアランドを御利用いただいた方々に周知を図っておるところでございます。  また、実際の活用というところにつきましては、過去には泊まりに来ていただいた方に見ていただくような機会も設けたことがあったかと思いますが、実際、近年はそこの部分について具体的にこうしたという動きはございません。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 先ほど説明の中に、そういう歴史的な遺跡とか、そういうものについては、説明会を開かれたりとか、出前講座を持たれたりとか、そういう説明もあったように、今後特にピュアランドの集客、それとこの後にも聞きます、駅家跡、その辺も含めてのそういう連携したようなことも考えていただけたらと思います。  それで、一番気になっていたのは、私の認識では弥生時代の人骨が出たというのが本当に僕らは地元の者としても、上郡町民としてもうれしかったことだと思うのです。それが25年たって、やっと京都大学との話がついて、こちら上郡に戻ってこられると、そういうことは大変うれしく思うのですが、それまでについて京都大学にあったときに、展示とか公開されたようなこと、何か向こうでされたようなことはございましたですか。 ○副議長(立花照弘君) 教育総務課長。 ○教育総務課長深澤徹也君) まず、大学のほうに預けさせていただいたというところにつきましては、まず本町のほうで適正に出土しました人骨を管理することが難しいだろうという判断から、大学施設のほうに預かっていただいて、管理をしていただいたというところが実でございます。大学のほうにつきましては、その人骨を一般に公開したり、そういったことはやっておりませんで、預けた人骨について部位的なところを学術的な面からいろいろ調べていただいたり、所見を作っていただいたりということをしていただきました。このたび、大学側の御厚意で、そういった教授の方が作られました所見についてもデータとしていただくことができましたので、今後はそのデータの整理等も行っていきたいと考えております。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) この分に関しては、以前からも向こうはどうなっているのか見てきてほしいとか、そういうことを常々言っていたのですが、これは今回、発見されて25年、京都大学のほうに学術的なことも含めてお預けされていたと思うのですが、これはこういうことを聞いていいのかどうか分からないのですが、なぜ今、急遽返していただけるようになったのか、お聞かせできれば聞かせてほしいのですが。 ○副議長(立花照弘君) 教育総務課長。 ○教育総務課長深澤徹也君) 大学に預けてから相当数の年数が経過しておりまして、そのことについては度々議員からも御指摘もいただいていた経緯がございます。私どもにつきましても、そういったことも踏まえまして、大学側から引渡しを受けるべきというふうに判断いたしました。年数については相当数がたっておりまして、それまで実際、何もしていないのかと言われましたら、確かにそのとおりでございまして、その点につきましては、大変申し訳なく思っております。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 今後、貴重な財産なので、何とかいい方向でできればと考えております。本当に、これは上郡町にとっても唯一無二の貴重な財産だと思っております。今後の扱いが、いろいろ保存の仕方だとか、そういういろんなことをこれから考えていかれるのだと思いますが、今のところまだ空白、今からというところですか。 ○副議長(立花照弘君) 教育総務課長。 ○教育総務課長深澤徹也君) 先ほども申しましたけれども、まずは適正に保存というところを考えまして、経年劣化の影響がないように、まずそこの処理を進めていきたいと考えております。  また、貴重な価値のあるものであるという認識は持っておりまして、一般に公開とかというところも視野に入れておりますが、そこについては人体に関するところですので、普通のときと同列に展示してもいいものかどうなのか。もしかしたら、一部の方には違和感を与えたりといったことも十分検討した上で、公開については今後考えてまいりたいと考えております。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) ぜひとも注意して取り扱っていただいて、少しでも本当にみんなの目に触れるようなところでできればいいなと思いますが、今、課長が言われたように、人骨というそのことで、いろんな方がいらっしゃいますので、その辺の取扱いも含めて、注意しながら何とかその財産を守っていってほしいと思います。これは意見です。  それでは、山陽道の駅家跡のことについて教えてください。 ○副議長(立花照弘君) 教育総務課長。 ○教育総務課長深澤徹也君) 山陽道野磨駅家跡につきましては、地元のほうに委託いたしまして、年に3回の草刈りを行っていただいております。教育委員会が設置しております初期駅家跡の看板、それから後期駅家跡看板につきましても傷みが激しいということで、先ほどと同様に今年度の予算によりまして、修繕を計画しております。  次に、整備の進捗ですけれども、山陽道野磨駅家跡史跡整備基本計画に定めました、おおむね5年の短期計画のうち、今年度内容確認調査について着手する予定です。この調査につきましては、後期駅家の中枢施設で明らかになっていない遺構につきまして、調査整備委員会の指導助言に基づきながら、発掘調査を実施し、今後の整備に必要な情報を把握することを目的としております。  また、土地の取得につきましても、後期駅家跡の土地から優先的に公有化を図ることとしております。今年度におきましては、土地の鑑定、評価額を算出いたしまして、次年度に補助事業の採択がなされるよう、県教育委員会と調整を図ってまいりたいと考えております。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 先ほど看板のことを言っていただいたのですが、本当にせっかくいい看板が入り口に立っている、ちょっと字が見えなくなって本当に今回、私もいろんな史跡、それからハイキングコースも出向かせていただいたのですが、いいところなのにこれがもっときれいになれば、もっとみんなに分かりいい場所になるのになということを感じたところがたくさんございます。  本当に野磨駅家跡に関しては、特にこれからもっといろんな方面で良くなっていくんだと思っておりますが、しかし傷みが激しいのは早めに対処していただけたらと思います。それと先ほど言われました土地についても、平成18年に認定されてから、そのときも話は出ていて、それがそのままの状態になっていて話が途中で消えていた部分だと思うのですが、そういう面についても早めの対応をしていただけたらと思います。これについては進捗状況を聞きましたので、できるだけいい方向で進めていただけたらと思います。  それでは、もう1つの神子田弥生住居跡について説明ください。 ○副議長(立花照弘君) 教育総務課長。 ○教育総務課長深澤徹也君) 神子田弥生住居跡につきましては、かやぶき住居部分の老朽化がとても著しいということで、危険回避のために周囲を鎖で囲って管理している状況でございます。特に、高田小学校の敷地内に所在するということでありますので、児童等が立ち入らないように学校の先生方にも協力をいただいて、指導を行っていただいているところです。町では、毎年建物保険にも加入しておりますけれども、小学校からは歴史文化教育の教材として、かやぶき住居の補修の要望がなされております。このことも踏まえまして、今後の整備活用の方向性につきましては、文化財審議委員会にもお諮りした上で、史跡の価値等を再確認し、慎重に検討を進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) ここの分についても、昭和62年に町の文化財に指定されているわけですが、それから優に34年もたっている。そういう中で、高田小学校で先生にお伺いすると、はっきりした日程的なことは分からないのですが、約30年前にかやの葺き替えをされて、それから全然されていないんだと。本当に屋根の上のほうが崩れかけの状況、それとごく最近には入り口の建屋のところに入るところ、そこがひどく傷んで、そこを応急で補修したんだと、そういうことを聞きました。  先ほど課長が言われたように、子どもが中へ入ってけがをしたら困るということで、チェーンを張られているわけですが、何とか生きた教材として本当にいいものがそこに目の前にあって、それが見学したり、勉強に使えないということになれば、子どもたちにも近所の人、それからそういう歴史愛好家にとっても何とかしてほしいということを思っていると思うので、その辺の応急的なのではなく、いい状況で何とか補修ができればと考えるのですが、そういうお考えはどうですか。 ○副議長(立花照弘君) 教育総務課長。 ○教育総務課長深澤徹也君) おっしゃるとおり、子どもたちにとってはとてもいい教材となっておることは間違いないところであると感じております。ただ、実際、現物の状況から果たして補修が可能なレベルなのかどうか。もしかしたら、補修ではなく、一番最初から建替え、やり替えをしなければならないレベルである可能性もあります。そうなってきますと、とても経費的にもかさんでまいりますし、この辺につきましては、財政計画ともよくすり合わせをしながら進めていく必要があります。また、かやぶきという建物の特徴的なところといたしましては、定期的に手を加えていかないと、放置状態ではとても維持することが難しいということを今回の状況を見て、ひしひしと感じておるところでございます。
     こうした費用面、コスト面、そこら辺も踏まえてどういう在り方が果たして一番いいのか。特に、この神子田遺跡につきましては、発掘調査におきまして、特に1号住居のところが西播磨では珍しく規模が約12.5メートルと大きなものでございますので、そこが評価されて指定に至ったというふうに学芸員のほうから聞いております。そうしたことから、現在、上屋部分につきましても、指定はなされておるのですが、正確なスケール感とか、そういったところも再検討、再確認をしていく必要もありますし、この辺につきましては、文化財審議委員の御意見も事前にお聞きする必要があるかと思います。  なお、もし上屋をやり替えるとなりますと、一旦撤去しなければなりませんので、そこについては手続として一度指定を外すといったことも出てこようかと思いますので、そのあたりも十分踏まえまして、検討していきたいと思っております。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) ちょっと認識不足で申し訳ございません。今言われた文化財審議委員会の組織のことについて分かる範囲で教えていただけますか。 ○副議長(立花照弘君) 教育総務課長。 ○教育総務課長深澤徹也君) 審議委員会につきましては、考古学ですとか、幅広い分野でそれぞれ知見のある方に加わっていただいておりまして、いろんな文化財、こういった史跡だけではなく、出土したものについて、それぞれの知見的な立場から御意見をいただいて、その扱いとか、その在り方について意見をいただく、そういった委員の方々に加わって町として判断を求めているところの委員会になります。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) この委員会というのは、常時あるのではないのですか。何かがあったときに集まっていただくような組織なのですか。 ○副議長(立花照弘君) 教育総務課長。 ○教育総務課長深澤徹也君) おっしゃるとおり、定期的に委員会を開催しているわけではなくて、何か町内の中で指定物件が新たに出てくるでありますとか、我々が専門的なところで意見を求めたい。そのようなときに随時開催を行っております。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 分かりました。いろいろと今回、本当に回らせていただいて、私自身も知らないところが、こんなところにこんなことがあったんだということも分かったこともあります。今後、いろんな歴史的な財産を生かして、よい方向にみんながそういう意識を持っていただけたらと思いますので、また今後ともどうぞよろしくお願いいたします。これは意見です。  それでは、大きな2番のほうに移らせていただきたいと思います。それについて、課長、よろしくお願いします。 ○副議長(立花照弘君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(種継 武君) それでは、大きな2番のほうの各種森林公園の関係でございます。まず、鈴の宮公園、先ほど言われていましたが、名老の森につきましては、上郡町が設置をいたしまして、管理協定を上郡区のほうと結ばせていただいて、今現在は、上郡区のほうが維持管理を行っておられます。令和2年度には森林環境譲与税を活用いたしまして、歩道の指標、いわゆる道しるべの更新を行ったところであります。既存の看板で更新が必要であることも十分現場では認識をしてございます。  それから、次に、上郡森林体験の森につきましては、これも上郡町が設置をいたしまして、現在は森林組合に委託をいたしまして、維持管理を行っています。また、そこのフィールド、ワークハウスを中心に活動されています森のわくわくクラブの方々、メンバーの方にも手伝っていただいているような状況でございます。  本年度、令和3年度におきまして、森と緑とのふれあい支援事業という事業によりまして、看板の更新が1か所、それから指標、道しるべの複数個所の更新を計画しているところでございます。  次に、苔縄ふれあいの森につきましては、当時、兵庫県みどり公社、現ひょうご農林機構が設置をいたしまして、維持管理につきましては、地元、苔縄の自治会のほうで管理をしていただいているところであります。  それから、近畿自然歩道につきましては、国土、風土を再認識して併せて自然保護に対する意識を高めることを目的といたしまして、昭和45年に東海自然歩道の整備に着手して以来、九州、中国、四国、首都圏、東北、中部北陸と整備が進んで、近畿自然歩道につきましては、平成9年から平成15年で整備を行っております。御存じのとおり、近畿自然歩道につきましては、2府7県にまたがる自然歩道として位置付けされています。  近畿自然歩道を除く3施設につきましては、先ほどお答えしました森と緑とのふれあい支援事業、また森林環境譲与税を活用いたしまして、全町的な森林整備計画の中で今後、整備を順次行っていく予定としてございます。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) この名老の森鈴の宮公園は今、上郡区と町が管理をしてくださっているということで、ここも歩いて本当に散策路の道がかなりきれいにされていたのに驚きました。森の中もちゃんと伐採されて見やすくなって、本当にいい公園になっているなと思いました。  ただ、入口、須賀神社に上がるところの看板が本当に見えなくなっている。一番上の名老の森という鈴の宮公園御案内という字だけがはっきり分かるというような状況なので、もう少しそこがきれいになれば上とうまく連動するようになって、もっと使い勝手が良くなるのではないか。利用してくれる人が多いのじゃないかと思いました。  そこのところについて、更新が必要と思うと先ほど言われて、見てくださっているんだとうれしく思うのですが、これについては予定として大体どれぐらいにいけそうな感じですか。 ○副議長(立花照弘君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(種継 武君) 具体的に、例えば今年度とか来年度ということは決まっておりませんが、先ほどお答えしましたように、町の森林整備計画というものを作っておりまして、その中にも位置づけてありますので、できれば早期におっしゃっておられる看板の更新なり補修を考えたいというところでありまして、具体的に年限は今は申し上げられないと思います。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) できるだけ早めにしていただければと思います。  それでは、森林体験の森についても、看板とか、道しるべの標識、せっかくいいのを作っていただいたのですが、木で山にはそぐうようにはしてくださっているのですが、根っこのほうが腐って倒れたりとか、そういう状況がかなり見られるので、そこのところは更新の計画はしてくださっているようで、本当にうれしく思います。ただ、もう一つ、散策路の上のほうにかかっております橋が腐って、真ん中のところが歩きにくい状態になっております。私のような大きなものが通ると、本当に通りにくい。ずぼっと大きな穴が開きそうな、そういう状況になってしまっているところがあるので、そこも計画の中に入れていただければ幸いだと思いますが、そういう必要性があるところを入れてもらえるという計画は立ちそうですか。 ○副議長(立花照弘君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(種継 武君) 当然、おっしゃられていますように、そういうハイキングの方とか、トレッキングの方の安全を担保しなければいけないということは十分認識しております。整備計画の中で十分に現場を把握いたしまして、危険度等いろいろ調査をさせていただいて、適切に更新なり廃止を行っていきたいというふうに考えます。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) この森林体験の森につきましては、この間も12、13日でいつもあそこを利用してくださっているトレイルランニング、自転車によるモトクロス、それが自転車が12日で、トレイルランニング走るほうが13日なんだと、この間、ちょうどそこを使われる方が整備に来られていて、草刈りに来られていて、話をさせていただいたのですが、本当にここはいい場所なので、何とかこれは続けたいのだと、12年も続けているんですと。本当にうれしく僕らも楽しみにしているのですと言わせていただいたのです。一昨年だったか、そこのわくわくの開催日と重なりまして、向こうをトレイルランニングの方が走っているときに、ちょうど声援が送れるような状況だったので、向こうもそこでお会いしたときに、本当に逆に僕らが元気づけられるような本当に活気のあるいいレースをされていたので、ああいう形で利用してくださるのだったら、散策路にしてもきちっとしておかないと駄目だと。ああいう人たちは散策路は関係ないのですが、でもきれいにしておくのに、そつがないようにしておかないと駄目だと思いましたので、よろしくその辺も考えてやっていただきたいと思います。  それと、苔縄のふれあいの森についてですが、ここは地元の方が管理をされているということですが、散策路の本道、あれはきれいなんですが、ちょっとそこから外れる、脇道に行くところですが、そこがどうしても目が届きにくい。そこが草が荒れたような状況になっていたのが気になったので、その辺も地元の方と協力できるところ、それからちょっと話合いができるのであれば、そういうところも話合いをしていただく必要があるのではないかと。そういうふうに思いました。  総体的には、ちゃんと現地も見てくださっているし、悪いところもちゃんと確認していただけているのでうれしく思います。それと、先ほど課長の答弁の中にもありました。森と緑とのふれあい支援事業、それとか、森林環境譲与税を活用してされているということで、その辺をもっと有効に利用して、そういうところをしていただけたらと思います。  それと、私が一番今回も考えていただけたらと思っていたところが、ハイキングコースとして、本当にいいコースがたくさんあるのですが、その中で、それをうまく歴史と引っつけていければいいなということで、今の白旗城などは落ちない城ということで、河野原円心駅と白旗場の登山、それから円心館という形で位置づけてされていると思うのですが、例えば、上郡駅からも井の端の古墳などは近いと思うので、駅からピュアランド野磨駅家跡、そういうふうな形でコースを作られるというようなお考えはございませんか。 ○副議長(立花照弘君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(種継 武君) 今、おっしゃられていますハイキングプランですが、私どもが観光協会のホームページにおきまして、散策コースということで、山野里から国境越えコース、マチナカぐるっとコースということで、山野里から国境越えコースの中に、野磨駅家も入ってございます。今はこの2コースをホームページにアップさせていただいてPRしていますけれども、御存じのようにいろんなハイキングコースがありますので、今後、そういうコースをホームページ等にアップして紹介していけたらと考えております。  加えまして、御質問のお答えとは少し外れるのですが、本年度、観光パンフレットのリニューアル、それから観光協会のホームページのリニューアルを観光協会の中で検討をしていただく予定にしております。せっかくですので、こういうパンフレットとホームページの中で、先ほど言っていますような有効な情報発信ができるように検討したいと考えております。  それから、加えまして、JRで来られたら観光案内所に立ち寄られるのですが、その中で観光案内所のボランティアの方々に歴史的な史跡とか、それから言われてますようなハイキングコースとか、いろんな観光情報を研修を受けていただいて、知識として入れていただいて、正確な情報を訪れた方にすぐに情報提供ができるようなことで、日々ボランティアのほうも研修を積んでおります。  それから、観光ガイドSACLAという団体もありまして、こちらのほうはいろんな歴史講座等の受講、研修も受けていただいていたりして、過去には観光事業者の主催の歴史ツアーのガイドを担うなど、御活躍をいただいているところでございます。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) いろいろ説明いただきまして、本当にいろんなホームページに至ってもそうですし、観光情報、そういうプランについても事細かくいろいろと検討されているということをお聞きしまして、うれしく思います。今言われました観光ガイドさんのSACLAもいろんなところで活動されていますし、本当に感謝いたしております。できれば、ハイキングプランの提供、せっかくなんで、公共交通との連携をうまく使っていただいて、今後そういう取組も広げていただけたらと思うのですが、その辺についてのお考えはございますか。 ○副議長(立花照弘君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(種継 武君) もちろんおっしゃられますように、公共交通と連携ができれば非常にいいと思うのですが、それぞれありますので、今後、担当部局と検討したいというふうに考えております。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) できれば上郡駅発のコミバスを使って、こういうところも行けますよという形の手軽なところから、うまく利用すればぐるっと回って、こういうコースがありますよというプランも含めて、そういう情報発信ができればいいのではないかと思います。  それから、いろんな形で案内所のボランティアの方も活躍してくださっているようでございます。本当にこれからもまたいろんな形で期待をしておりますので、その辺、応援をしてあげてほしいと思います。  それと、先日、神戸新聞で5月17日に小野豆のことが紹介されていましたし、5月22日には、白旗城跡のことが大きく取り上げられておりました。そういう形で上郡町は本当に見どころ、いいところがたくさんあるんだということをマスコミの方も広めてくださっておりますので、コロナ禍でいろんな形で制限がされている中、制限が解かれた後、観光振興と交流人口を増やしていくという形で、イベントが再開できればと思います。  できない間に、先ほど申しましたような看板だとか、それから危ないところの整備だとか、そういうところいろんな点検と計画的なことに着手していただいて、先ほど来言っておりますような若い子も皆が利用できるようなSNSを使ったような情報発信、媒体の再チェックなどもしていただいて、文化財と観光が連携して、いろんな形でソフトについても取り組んでもらえるような、そういうふうな観光と交流ができる町。本当に上郡でしかできない体験がありますよということを発信できるようなことに取り組んでもらいたいと思うのですが、これについて、町長のお考えを。 ○副議長(立花照弘君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 先ほど来、非常に貴重な意見をいただきましてありがとうございます。我々は取り組んでいくのに非常に難しい分野でもあります。地元の方の協力を得ながら、今御指摘いただいた看板のことにつきまして、できるだけ早くやったりさせていただきたいと思います。ただ、行政主体でなかなかやりにくいところはありますので、ぜひとも地元の住民の方に協力していただければありがたいと思います。 ○副議長(立花照弘君) 木村君。 ○3番(木村公男君) よろしくお願いします。以上で、私の質問を終わらせていただきます。 ○副議長(立花照弘君) 通告4番、議席3番、木村公男君の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。再開は午前11時5分。      (10時48分)               休           憩 ○副議長(立花照弘君) 再開いたします。            (11時05分)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  通告5番、議席9番、井口まさのり君に許可いたします。  井口まさのり君。 ○9番(井口まさのり君) おはようございます。ただいま議長より許可いただきましたので、通告に基づき一般質問をさせていただきます。  昨年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大は、いまだ終息には至らず、人々の生活をはじめ経済活動に大きな影響を与えていますが、本格的に始まったワクチン接種が住民の皆様の安心な生活と活動、そして、地域経済の活性に寄与することを切に願います。  なお、本議会定例会は現任期中最後の議会定例会となりますが、任期中に御支援御協力をいただきました支持者をはじめ住民の皆様にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。それでは本題に入らせていただきます。  さて、このたびの一般質問の1つ目は、行政運営の効率化に大きく期待が持てるデジタル化についてであります。新型コロナウイルス感染症を契機にデジタル化の一層の活用が求められ、国においてはデジタル庁の設置などデジタル化の取組が加速しております。デジタル化の浸透は人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させ、また自治体においては職員数に制約がある中で、事務や業務の効率化にも大きく期待のできるものと考えますが、本町における現在までの対応状況と今後の展開を伺いたい。  2点目の質問は、昨年6月に県から事業計画事前協議書に対する意見照会を受け、去る3月に意見回答された産業廃棄物処理施設建設計画について、その後の進捗状況をお伺いします。また、県の環境影響評価、アセス条例のことですが、アセス条例が改正されたところでありますが、既に事前協議書が提出されている梨ケ原西有年に計画されている産業廃棄物処理施設建設計画には、どのように適用されているのかを伺います。  3つ目の質問は、本年7月に任期を迎え、町長選挙へ立候補を予定されている遠山町長に対して、これまで2期8年間の自己評価と反省点を伺った上で、反省点を踏まえた次期町政への抱負、意気込み等を聞かせていただきたいと思います。  以上、壇上での質問は終わり、再質問は指定された席にて行いますので、よろしくお願いします。 ○副議長(立花照弘君) 総務課長。 ○総務課長(深澤寿信君) デジタル化の御質問でございますが、まず始めに方針の総論的なお話をさせていただきたいと思います。まず、議員が申されましたように、デジタル庁が本年9月に発足する予定でございまして、デジタル社会の実現に向けた取組は加速されていくものと私どもは認識してございます。そこで実際、国におきましては、制度や組織の在り方をデジタル化に併せて変革しなさいというデジタルトランスフォーメーション推進計画、略してDX推進計画と申しますが、これを各自治体で策定することが示されてございます。  先ほどの壇上の御質問でも労働人口の減少の対応という側面も含んでございますが、この計画におきましては、デジタル技術を用いることによりまして、1つは住民サービスの向上、もう1つは官民問わず、業務の効率化等が求められておりまして、本町におきましても、計画策定に向けまして、本年度この上郡町DX推進本部を設置することとしてございます。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 現在までの対応とそれから今後の取組等についてもう少し詳しく説明できたらお願いします。 ○副議長(立花照弘君) 総務課長。 ○総務課長(深澤寿信君) まず、現在までの取組でございますが、今、押印の見直しを行っております。これは各種手続を電子化、いわゆるデジタル化を進める前段階としましては、昨年末から5月にかけまして、押印見直しを行いまして、1,100の手続中、約9割の押印を廃止することとしたところでございます。まずこの見直しによりまして、署名や押印も不要分と分類されたものにつきまして、電子化申請するように手続を進めたいと考えております。  今後の取組でありますが、各種個別の取組があるのですが、全般的な話としましては、先ほど申しました、上郡町デジタルトランスフォーメーション推進本部をまず設置します。これは電子化ですので、全庁を挙げて、また横断的にデジタルトランスフォーメーションに取り組む必要があります。  次に、上郡町デジタルトランスフォーメーション推進計画の策定でありますが、これは先ほど申した横断的な取組が様々ございますが、これを一定期間の中で推進するためにも役割分担、またスケジュール等といったものを計画的に定めていく必要があると考えております。  また、これは専門的な事業の取組でありますので、専門的な外部人材の活用ということも検討していかなければならないというふうに考えております。  個々の取組もこの場で申し上げてよろしいですか。個々の取組としまして、まず、1つ目が住民の利便性の向上に資する部分で、これは現在、導入済みのものもありますが、何点か申し上げますと、まず1つは電子申請システム導入であります。システムは導入できておりまして、例えば、先般のコロナワクチン接種の予約の受付といったものにも活用してございます。  2点目、コンビニでの各種証明書の交付発行の導入でございますが、これも一応年内12月めどに導入できるように諸手続を進めておりますけれども、住民票や印鑑証明、また戸籍の謄本、課税証明などこういったものがコンビニエンスストアで交付できるようなシステムを取り入れる手続を進めているところでございます。  もう1点は、ラインへの配信システム導入と申しまして、これも夏場あたりに導入できるかなと思っていますが、行政情報を必要とする住民の方々、あるカテゴリーの方々にこういった情報をラインを使って適切に配信します。そこで、住民の方々、それに対してよくあるお問合せをスマートフォンでいつでもどこでも気兼ねなく、そういったチャットボットというシステムなんですが、これを導入いたしまして、スマートフォンで問合せをしていただいて、自動の音声情報が流れるということで、利便性の向上につながると考えております。  もう1点が、ホームページのリニューアルを予定しております。これも年度内に進めたいと思っておりますが、災害時におけます情報提供の継続の確保のためにクラウド化をしていきたい。また、多言語対応、ライン連携等によるSNSの強化、連携といったものを図るためにリニューアルしたいと考えております。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 結構、デジタル化が今進んでおって9月からデジタル庁ができるということを国が方針的に発表されているのですが、それに向けた取組が上郡町も追いついていかなければいけませんので、国の動きに町も追いついていく。それがしっかりとついていけているのだと確認できました。業務の効率化について、現在着手していること、それからこれから着手すること、もうちょっと分かりやすく説明していただけたらと思います。 ○副議長(立花照弘君) 総務課長。 ○総務課長(深澤寿信君) 2点目の業務の効率化も進めるべきで、個別に計画しておりますが、導入しておりますのがペーパーレス会議、この導入でございます。当然ながら紙資料の削減なり、印刷業務の軽減を図るために導入する必要があるということで、タブレットになると思いますが、各課に1台として、課長会議等の会議においてはそのタブレットで済ますという形を考えています。  それから、先般昨年度からコロナの関係でウェブ会議システムが導入されておりますけれども、それもいち早く導入して、会議等に使用しているところでございます。  それから、業務用のチャットサービスというものを役場内に導入しております。これは職員間の情報共有の迅速化とか、コミュニケーションの円滑化ということで大いに利用しているのですが、メールとかラインよりも使いやすい。また安全性も担保されているということで、それを主に職員間のコミュニケーションを取っているところであります。  これからの着手予定なんですが、最後に、AI−OCRというもの、また、RPAというものがございまして、平たく申しますと、OCRというのは文書書類をスキャンで取り込んでデータ化するというものであります。ここにAIを人工知能を加えることによりまして、例えば、今だったら銀行の預金引き落としなどで四角のマスが何ぼか並んでいて、そこに1文字しか入らない。こういうのを今まで読み取っていたのですが、AIを入れることによりまして、例えば、氏名という欄にいろんな情報を書き込まれる。それに対して、瞬時に読み取ってデータ化していく。またファイル化していくという機能。あとRPAというのはロボットシステムのことです。今までマウスで職員が打ち込んでいたものが、ロボットの機能を使って、24時間ずっとその運転ができるというもの、こういったものを導入する予定にしております。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) そういうロボットが実際に庁舎内で活躍してくれると、非常にうれしいのですが、その財源が必要になってくることだと思うのです。国はアナログ放送から地上デジタルに切り替えるとき、容赦なく地上デジタルに日にちだけ決めてやられたことで、過疎地域の現状をあまり考えずにやってしまったと。その結果、上郡町の住民も地デジに対しての負担を強いられることになった。今後は、5Gなり何なり、デジタル化していく流れで、いろんな予算がかかってくると思うのです。その予算に対応できる上郡町を作っていかないといけないのじゃないかと、まずそこを思うのです。  そこでデジタルの社会に向けた基本方針というのが国から出されておりまして、これには誰一人と見落とさない、取り残さない、優しいデジタル化を進めると書かれております。そこに行政との関係も書かれておるわけですが、国と地方の連携というのがありまして、その中には、地方公共団体の職員と直接対話して、丁寧に意見を聞きながら進めるということがしっかりと書かれておりますので、しっかりとした意見を総務課長から聞いたので、僕も安心したんですが、こういう国との調整、国との意見の出し合い、協議する場では今の現状をしっかりと上郡町は訴えていただきたいと思います。  総務課長、どう思われますか。 ○副議長(立花照弘君) 総務課長。 ○総務課長(深澤寿信君) 議員が申されますように、国との連携、国がそもそもデジタル活用によりまして、一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができて、多様な幸せが実現できる社会というのをキャッチフレーズでうたっております。これに基づいて、町も将来ビジョンとしましては、例えば、住民がいつでもどこでも役場に行かなくても、必要な行政手続を行うことができる。言葉は悪いですが、誰も来なくていい庁舎というか、そういったものもサービスを向上する必要があると思いますが、ただ、これらのサービスの仕組みを組み合わせていく。またデータを集約していく。こういったものは行政内部だけでできるものではないので、県、または他市町とも共通するシステムはたくさんございますので、そこらは国に市町の諸事情等も御説明申し上げまして、指導的なことを配慮願いたいと考えております。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) それと、デジタル化に向けて国も動いている。町も動いている中での話ですが、これから上郡町は会議については課長らはタブレットを使うという流れになってくるということを言われていましたが、課長たちだけではなしに、全町民にタブレットを各世帯1つずつ配るということができないものかということを考えてみて、私自身はデジタルにまだついていけていない部分がありますので、このデジタルの話については、20代の子と話をしながらじゃないとついていけない部分がありますので、20代の人たち専門家の方々の意見を聞きながら、全戸にタブレットを配付して、タブレット導入の中で行政と一体化していくというやり方ができないものかという相談をしたら、できないことはないのじゃないかという話を聞いたのです。それのやり方というのが、今、上郡町はケーブルテレビで全戸テレビが見られるようにしました。それと同時にネット環境が全て配置できるようになった。山奥であろうが、過疎地域であろうが、それは黒石であろうが、富満であろうが、全てインターネットが配置できる、Wi−Fi設備がそのまま持っていけるプロバイダー契約だけしたらネットがどこでも使える上郡町になったということです。  そこで、Wi−Fi機能を用いて、町との発信を連絡を取り合って、災害時のときもそうですし、納付書類、町の広報紙、議会だよりといった、今まで財源のかかっていたものをデジタルで発信していったら、お金がかからなくなるのではないか。余分な予算を使わずに配信ができるのではないかと。そういうところをずっと出していったのですが、結構ありました。  ですから、タブレットのWi−Fi料については後で説明しますが、タブレットを1戸当たりに配ったとしても投資的経費でそれは後に何とかプラスになってくる面のほうが強いのじゃないかということを計算していったのです。そこで、問題点はどのようなことがあるのか。いろいろ考えたわけですが、総務としては、そのような考えは今のところはないですか。 ○副議長(立花照弘君) 総務課長
    総務課長(深澤寿信君) 非常にスケールの大きい貴重な御意見ありがとうございます。理屈で申しますと、今、ケーブルテレビ網を町全域で整備してございますので、それを活用するという意味では可能性はあるかと思います。何点か課題があるなと思いますのが、まず先ほど申しました行政手続、サービス、これら一切網羅した町直営のシステムの構築、こういったものが大きな課題かなと思いますし、もう1つは、住民票やマイナンバーの手続などで非常に重要な個人情報を取扱うことになりますので、そのシステムを利用する際のセキュリティの確保が1つ。今、インターネットに加入していただいていますのが、50%届いていません。このシステムを使用する方とその他の民間サービスを御利用されている方との通信費の整合、公平性を図る必要もあるのかなといったところが危惧するところかなと思いますし、最後には調査していかないと分からないのですが、投資的経費、これからのランニング等投資の比較といったものも必要かなと思っております。  そういったところが課題かと思います。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 3点、いろんな問題が挙げられたのですが、僕はその問題は何とかなるのではないかというところで、解決できそうなところまでは来ているのですが、それは今後、後に一緒に相談していきたいのです。一番問題なのは、ネットに入っている人と入っていない人、これをどう取扱うかだと思うのです。ネットに入る人、入らない人は財政面、お金のかかることですから、Wi−Fi引くということは。それについて、町が一括して個人1つの企業に絞って、この企業とこのプロバイダーと上郡町が契約を結ぶ。一件一件プロバイダーの人が個人契約を結んでいくのじゃなしに、町全体のケーブルテレビごとOCNに加入して、OCNのWi−Fi料を下げて、それの交渉は僕は十分できると思うのです。だから、OCNとさっきから言っていますけれども、上郡町はパソコンはネットを引くときに、OCNだけやたら推されるのです。ケーブルテレビとどんな関係であるのか分からないのですが、キャッシュバックもOCNしかついてないとかがあるのですが、OCNさんだったらOCNさん、そのプロバイダーと直接町が契約を結んで、Wi−Fi料を下げる。Wi−Fi料を下げた金額を町が負担する。町民に一切Wi−Fi料がかからない町というのを作ることができるのではないかというふうに思うわけです。これの問題点はここで解決してやれるだろうと、やれますと、そういう問題ではないので。まず国の進めるデジタル化に合わせて、上郡町は全戸タブレット、Wi−Fi機能を設定できるというようなまちづくりを目指したら、先日も少子高齢化の問題も出ていましたが、魅力のあるまちづくりの1つの点になるのかなと思うので、今後検討していただきたいと思うのですが、どう思われますか。 ○副議長(立花照弘君) 総務課長。 ○総務課長(深澤寿信君) 確かに御提案の町が一括して契約加入するというのは確かに合理的な考え方かと私も一部思うところはございます。  申し訳ありませんが、かつてないような取組だと思いますので、これは研究する時間を頂ければと思っておりますし、おっしゃるようなことがデジタル化によりまして、近い将来到来するかも分かりませんので、そこら辺もこのDXの推進本部の中での検討課題にも上げながら、調査研究させていただいたらと思います。やはりプロバイダーについても住民の方々はいろんなプロバイダーがあって、このサービスが気に入っているのだと、ここは嗜好の差も相当あると思いますので、住民の意見、考え方も頭に置きながら考えるべきではないかなと思います。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 新しいことを始めて、新しい改革をするのに絶対に問題点というのは多数出てくるわけです。それを1つずつ解決していって新しいことができる。だから行政もその面については、絶対に効果的であって、これは町民の行政サービスが簡単に受けられる仕組みづくりというのにつながるのであれば、それは勉強していっていただきたいと思いますし、僕も言いっ放しにせずに、今後、若い人たち、専門家の人たちに話を聞きながら行政と対等に話ができるように勉強していきますので、ぜひ行政もこれについては研究していただきたいと思います。  それでは、次の質問をお願いします。 ○副議長(立花照弘君) 住民課長。 ○住民課長(国重弘和君) 昨年6月、県から意見照会を受けまして、本年3月に意見の回答を町としてさせていただきましたけれども、その後の進捗といいますか、それの件でございます。現在のところ本年3月に県に対して回答した以降、町として特段の動きはございません。なお、県民局のほうにも確認をいたしましたが、県の照会項目が4項目ございまして、町から県に回答した以降、県のほうから町に対して再度の通知とか、連絡を取るということはないと確認を取っております。また、参考までにですが、県としましては、照会事項の1項目であります周知範囲というものですが、これは今後周知計画書に反映すること。それからその他3項目について町から意見が出されたということは県のほうから事業者のほうに指導するということは聞き取っております。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) これはパネルで用意しようと思ったのですが、条例に入る前の事前協議の手続の段階です。その事前協議の段階の手続というのは期限がないわけです。  前も言わせていただきましたが、上郡町に対して意見を求める。そして赤穂市さんにも意見を求めている。上郡町はしっかりと専門家委員会を立ち上げて、有識者委員会の中で結論を出して、それを県に早くに返しているわけです。赤穂市というのは、反対運動で盛り上がってしまって、反対運動の中でもどうしても先延ばしにしたい。これは最初から事前協議が始まる段階の中から赤穂市が返事を返さなければどうなるんだという話は県民局ともしたことがあるのですが、返事を返さなければ1年ほどで返事無回答ということで返さなければそこまで待たせるわけにはいきませんよということで聞いていたのです。それが6月3日にこれが出されて、意見照会をかけられて、赤穂市にも上郡町にも来たわけです。6月3日というのは議会が始まる1日前で、6月3日に1年が過ぎたわけです。過ぎたということは無回答になるのか、赤穂市は反対で意見を返さないのか。というところで止まっているわけです。これが町民の方々は反対一本の人もいますし、賛成の方もいる。それから中立の立場の方もいる。  その中で産業廃棄物は進んでいるのか、進んでいないのかどっちか分からないと。止まっているんじゃないかというような意見もございます。これは大変反対の方には申し訳ございませんが、止まっているのじゃなしに、赤穂市が意見を返さないと。基本的に行政というものは県からの意見を求められたら普通に返すのですが、赤穂市はいまだに返していませんし、返す気があるのかどうかも分かりません。無回答になったら意見を述べなかったということで、そのまま条例に入るわけですね。これが今から返すのか分かりませんが、条例手続というものに入りましたら、事前協議書が意見照会をかけられて県に意見を返した段階で県がこれについての周知範囲、環境問題について意見を返してきて、条例に入ると。条例に入ったら今度そこで新たに関係住民の意見が出されて、事業者はそれに対して回答を出さなければいけない。これの繰り返しをしながら、住民に説明していくと。これが条例の流れです。それについて、赤穂市からは当初、上郡町と赤穂市は何か足並みをそろえていたような感じがあったんですが、上郡町が意見を返して赤穂市が返していない。これについては課長、何か聞かれていないですか。 ○副議長(立花照弘君) 住民課長。 ○住民課長(国重弘和君) 言いましたように、私も4月に住民課のほうに異動になったところで県民局の環境課ともこの前お会いしました。お会いしたというのは町の動き、町としての今後の動きということの確認等を取るためでありまして、別団体である赤穂市さんの動きは情報としては手元に持っておりません。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 大体、行政が1年も県に意見を返さないというのはあり得ない話なんですけど、それがあり得るのが赤穂市なんだなと思っているわけです。  その次の環境アセスについて、これはアセス条例というのは、非常に厳しい環境制度でございまして、通常ならこういう産業廃棄物処理場にはアセス対応というものはなかったのですが、今回、アセスが適用されるのかされないのかというところで、12月も質問させてもらったと思うのですが、今現段階で、アセスが今回の産業廃棄物の計画に適用されたのかどうかというところですが、お尋ねしてよろしいでしょうか。 ○副議長(立花照弘君) 住民課長。 ○住民課長(国重弘和君) 議員からの御指摘がありましたように、県の条例の施行規則が本年2月に改正があった。また本年4月から改正の規則が施行になったということでございます。これにつきましても、環境影響評価に係ります経過措置がどのあたりから適用になるのかということの御質問かと思うのですが、先ほど言いましたように、県民局担当課のほうに行かせていただきまして、確認も取りましたが、一応県民局でも現在では確認していないという返事はいただいております。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 環境評価というのは県民局ではなしに、県庁の管轄になるので、県庁に行って聞いていただければと思うのですが、この環境評価条例を適用したというのは、これは本来では、この規模の産業廃棄物処理場では、今までは適用していなかったのです。ですが、地元の大きな反対の声、反対団体の声が大きかったというところで、県も条例改正とこの環境条例を適用して、もっと分かりやすく環境に対して問題がないかをしっかりと町民、市民に説明していかなければならないということで、条例まで途中で曲げたと言ったらおかしいのですが、条例を改正して、30ヘクタールの規模を15ヘクタール、10ヘクタールに絞って、こういう企業も対象にすると発表されたわけです。これが対象になるのかどうか。以前進んでしまっている事業に対して、これを適用することができるのかという質問をしたことがあるのですが、これは適用されたので、今回の産業廃棄物処理場にこの環境条例アセスをしっかりとしてこないといけない。業者にとったら大変な問題になるんです。  ですから、この環境条例アセスが適用されたということは、この町の反対する方々の意見がある程度県に通ったと。これは僕は絶対に認められないことだと思っていたのですが、反対の方々の声でこうなったことは、これは非常に住んでいる町民としてもありがたいことだと思います。  しかし、条例の手続においては調査票、配慮書から概要書、調査予測という準備書、評価書と手続を踏んでいかないといけないわけなんですね。これについては住民と県と各市町の町長ですね。責任ある方々に意見が回ってくるわけです。意見は十分言えます。この仕組みの中で、今、さきにも言いましたが、1つの条例で進んでおる産業廃棄物処理の事前協議に入っている中で、環境省が発表している法律と条例、これを同時で開催して元へ戻すわけにはいかないということを書かれているわけですが、新たに環境条例を設置するということを言われた後、先に進んでいるのとどこら辺までかぶってきて、この経過措置というのが出るのかと思ったのですが、これについても進みながら、1になるのか、2になるのか、分かりませんけれども、これは経過措置がされて、ここでしっかりとした環境調査が行われて、上郡町にとって環境に被害がないのか、あるのかということを、この条例の中で手続上の中でやっていって準備書を出すとなっております。  これは単純に話のできる話じゃないのですが、ちょっと課長は最近に課長になられたので分かりにくいかもしれませんが、環境条例を適用する、アセス条例を適用するということは副町長でもいいです。これは上郡町の住民、それから赤穂市の市民に対して、しっかりと環境調査しますよということの方向を県が示したということで、これでよろしいですか。 ○副議長(立花照弘君) 副町長。 ○副町長(樫村孝一君) 議員おっしゃるとおりだと思います。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) ですから、ここからがやっと産業廃棄物に対する反対をするのかできないのかというところが見えてくると思うのです。今までの反対は、ただ単にごみは来てもらったら嫌だという反対だったんですね。環境アセスの調査に入って、環境を汚さない環境で企業がそこで運営できるのか、できないのかという法律上の条例上一番厳しい環境アセス条例が適用されましたので、今後これをしっかりと見ていきながら、動向を見ていく。その中で法律に違法すること、それから、環境を汚すこと、これがはっきりと出てきますので、そういったときは徹底的に反対すべきだと思うのです。でも今の条例の中で、条例もまだ以前までは生活アセスだけでしたので、この環境条例アセスというものは適用されていませんでしたので、今までの反対運動がこうさせたということは非常に認められるんです。ですが、産業廃棄物については、幾ら頑張って反対しても、この法的環境問題、この環境条例アセスがクリアされたら、これは業者としても建設されるわけです。  ですから、法律には迷惑施設という、この社会にとって絶対に必要な施設に対してのこうやって、ここの基準をクリアしたら作れますよという法律はあるんです。でもこれを潰せますよという法律はないわけです。ですから、反対、反対というだけじゃなくて、こういう条例、それからそういうところにしっかりと目を向けて、今後進めていかないと、町もそういう意見を出せる場が多々ありますので、それを課長、しっかりと訴えていただきたいと思うのですが、どう思われますか。 ○副議長(立花照弘君) 住民課長。 ○住民課長(国重弘和君) ただいま議員御指摘がありましたように、事前協議の段階、それから環境影響評価の段階、法に入った段階、意見照会を求められてくると思います。当然、内容が内容ですので、有識者会議等に諮りまして、当然、町として申し上げなければならないこと、意見として出さなければならないこと、そこらあたりは重々検討させていただきまして、町として申し上げるべきことは申し上げる。そのような姿勢で臨みたいと思っております。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) そこで、それを進めていっていただいて、本当に環境に影響がないのかということは調査したらしっかり分かることですから、それは進めていただきたい。  それと、それも多分業者はクリアしてきますよ。それだけの実績を持った企業ですから、そこのところのクリアは絶対してくると思うのです。そうなったときに、上郡町は今のまま反対と、無意味に反対だと。いろんなところの東のほうの産廃の失敗例を持ってきて、これは汚いんだとやったところで、産業廃棄物というものは建設される可能性がある。この環境条例の中で引っかかってできない可能性もありますけれども、可能性のあることに対しては、しっかりと住んでいる住民、もしくは行政が安全にしてくれるのかという交渉の場を持つべきタイミングというのが必ず出てくるわけです。その安全対策にしっかりと町長も先日、松本議員のときに安全対策を訴えていくのだと言われていますが、安全対策を訴える期間というのが、廃掃法に入ってしまったら、これは専門家と業者が話をするだけです。上郡町の安全対策は法律すれすれの施設を作るのではなくて、法律以上のものを作っていただくには、安全対策を早めにしたほうがいい。ですから、できる可能性があるものに対して、反対だ、反対だと簡単に誰でも言えます。でもそれはしっかりと安全対策を訴える時期というものを町長には考えていただきたいと思います。  今回の選挙でも、もうすぐ選挙があるのですが、反対と言っている方はいます。昨日、通信を折り込みで出しています。一般の方が反対するのは自由だと思うのです。個人的な感情で発言して、反対だ、賛成だと、これは当たり前にあっていい話ですが、やっぱり政治家になろうとする人間は、反対だというのであれば、反対をできるだけの、阻止できるだけのものをもって反対しないと、ただ単に反対だというのは誰でも言えますし、この上郡町内に住んでいる人が産廃を好んで来てほしいと思っている人は梨ケ原にもいません。来てしまうから対応する、こうなんです。だから勘違いしないでいただきたい。これは梨ケ原の町民をけなさないでいただきたい。はっきり言わせていただきます。  町長も安全対策については、町長選挙がありますので、これ以上は言いませんが、今後できる限り早い段階で、業者が法律すれすれのものを作らないように、安全監視がしっかりできる建物を作っていただけるように、安全対策をきっちりと打ち立てていっていただきたいと思います。これは今、答弁をもらったら、またおかしな話になりますので、答弁もらいませんが、しっかりと安全対策はやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次の3番目の質問の答弁お願いします。 ○副議長(立花照弘君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、これまでの2期8年間は財政健全化を意識しながら地域防災リーダーや組織の育成など、地域防災力の向上、そして幹線町道上郡川筋線道路拡幅事業の完成のほか、議員の御尽力と御協力も得て、整備中の町道中野与井線道路改良事業など、定住基盤の整備、子ども医療費助成の拡充や認定こども園の整備、小中学校児童生徒用タブレット端末の整備や空調整備など、子育て教育環境の充実、そして、し尿処理受入施設整備や本庁舎ZEB化整備など、行財政運営の効率化に取り組んできたところですが、今の話は出来上がったことですが、何より中学校給食の実現につなげられなかったことは大きな反省点として、また課題として次の任期で必ず実現させたいと考えております。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 中学校給食については、以前から父兄の方々、親御さんが、井口さんまだですか、中学校の給食してくださいよという声が非常に多いです。これは常に私が一般質問、2回のうち1回は、これは質問以外でも訴えてきました。中学校の給食というのは、必要だという声が非常に多いので、これは取り組んでいただきたいということは前から言わせていただいておりますが、前の町長は凍結にしてしまったんです。給食というものは凍結だと言って凍結したんですけど、町長は、できないけど次回は絶対してくれるということで、今回当初予算にもしっかりと反映できる予算を置いていただきました。上郡町の子どもたちを見捨てていないんだという気持ちも強く分かりました。  この数年間、上郡町は財源の中、大型事業はできないだろうと。ある程度財源をためてからじゃないとできないだろうという中で、国県に働きをかけていただいて、補助金を取ってきて、大型のZEB化もできて、それからこども園もできたと。これは僕は町長の実績になるのじゃないか。これはあまり分かっていない人がいますけど、国から今予算を取ってくることが大変だということが、分かっている人は少ないのです。当たり前にできたと、こども園も当たり前にできたんだと。ZEB化も普通にできるだろうと、そういう感覚の一般の方は多いのですが、国から、県からお金を取ってくるということの今どれだけ労力を使うかということが分かっていないのです。  ですから、町長がこの2期8年間で本当に町長の人柄の良さで、それだけの予算を取ってきたということはすばらしいことだと思います。ぜひ中学校給食についても、保護者の強い希望があるため、これはぜひやっていただきたい。実現していただきたい。これは何度でも言わせていただきます。  それでは、次の町長の次期町政への抱負をお尋ねします。 ○副議長(立花照弘君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 次期町政につきましては、まず行政運営の効率化を引き続き図りつつ、知恵と工夫を重ね、問題解決にチャレンジしていきたいと考えております。  私は派手なパフォーマンスは苦手でありますが、着実に誠実に町民の皆様の負託におこたえしながら、確実に成果を積み重ねていきたいと考えております。  今、本町の最大の課題は、さきの本林議員からも言われましたように、少子化であり、出生数が急激に減少していることは町の将来の根幹を揺るがすのではないかと危惧をしております。この度の町立認定こども園の整備や中学校給食の早期実現もその事業の一環だと考えております。子どもを安心して出産し、育てていただける環境整備だけではなく、出産し、子育てするなら上郡町を選択していただけるような若い世代の移住、定住に重点を置いた大胆な施策の展開を進めたいと考えております。  また、移住場所には、社会的基盤が整備されており、コストも安い、高田台を選んでいただけるよう高田台のニュータウン再生に取り組んでいきたいと考えております。ニュータウン再生には、国県の支援に併せて、住民の皆様の御協力が欠かせません。四者一体となって再生と活性化を目指していきたいと考えています。よろしくお願い申し上げます。  また、川東の旧商店街には、歴史的な建造物が現存していると考えておりまして、建造物の文化的な重要度の調査を進めるとともに、活用策を考えていきたいと思います。できれば、若者の情報発信の拠点として、活用できればと思います。その実現には、行政だけではなく、町民の皆様の知恵と行動力が不可欠だと考えております。よろしくお願いします。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) ぜひ頑張っていただきたいと思います。本林議員の質問の中でもありましたけれども、出生率というのが非常に厳しい状況になって、1.2を切ってしまったら経済的に行政が回らないという数字まで大きく下回っていますので、これを復活させるには、並大抵の定住施策じゃなかなか難しいのじゃないかと思います。  これは町長の思いを聞いて、それに対して質問をするというのは非常に失礼なことなんですが、以前、町長になられてすぐぐらいのときに、衣笠副町長がおられたときです。500万円補助金というのをやりましょうよと言ったことがあるのです。500万円補助金というのはどういうことかというと、例えば、高田台を若者が住む町にしたいと言われている町長に、一軒それを丸々町外からの人を誘致するときに、来てくれたら500万円あげますよと。これが前まで全国で450万円が一番高額の金額だったと思うのです。  500万円といって出したら全国で一番なんです。20人来たらどうなるんだという、500万円の財源はどこから出てくるんだという話になるわけですが、財源はこの500万円を一括で支払うのではなしに、20年間かけて支払うんです。ということは20年間のうちで500万円をその人に支払うから、その人は子どもを産み、生活をし、人口が増えていく中で、500万円よりプラスになれば町としては自治体としては成功です。だからこの家とセットで500万円プレゼントしますので来てくださいよといってやるぐらいのそういう施策がなければ、若い人が上郡町に住むということは、なかなかあり得ないことです。施策については、僕も今のところ町長や行政と張り合うだけの勉強がまだできてませんので、その辺については行政に対してこうしたほうがいいという話ができないのですが、でも出生率というのはこれから本当に大きな問題だと思います。何でもかんでも反対だと言って企業誘致することも反対だとやってしまったら、これは今の上郡町の現状を見たら分かるとおりです。  ですけれども、産廃に限らず、全てに対して反対だと言うのじゃなしに、受け入れることも必要。新たな人を迎え入れることも必要。これが上郡町の今後の作っていく過程の1つだと思いますので、町長には少子高齢化の問題に対してもそうですが、まだまだ山積みになっておる山積する問題がありますので、それについては選挙前にこんなことを言っていいのかどうか分かりませんが、やっぱり実績のある、今までの経験を持って行政に取りかかるべきじゃないか。そういう人がトップじゃないと、この町をやり直すことはできないのじゃないかと思いますので、引き続き町長には頑張っていただきたいと思います。  再度、町長、言い残しがないか。これだけはやるというものがあるのであれば、言っていただけたらと思います。 ○副議長(立花照弘君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 非常にありがたい御提言をいただきました。我々は予算をこの施策をやると継続しないといけません。だから継続しながらやれる財源がどれだけ取れるかということを課内で検討していただいておりまして、その財政の許す限り、大きなことができればやっていきたいと考えております。  そして、若者だけじゃなしに、お年寄りにも先ほど話がありましたように、住みよい町ということはお年寄りも元気で頑張ってもらわないといけない。行政にも積極的に参加して協力してもらえるような町を作っていきたいと考えております。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 今のところであったら、若者に対しての定住策といったことに対しての話しか聞けていませんので、もうちょっと高齢者に対しても何かやっていきたいということがあるのであれば、お尋ねしてよろしいでしょうか。 ○副議長(立花照弘君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、今一番力を入れているのは、地域公共交通のやり方を新しく考えております。この議会で予算を検討いただきますけれども、いわゆる10人乗りの自動車を2台調達しまして、できるだけ住民の方に喜んでいただけるような公共交通を作り上げたい。  それから、安心して、健康長寿じゃないと生きていても、意味がないとは言いませんが、楽しく過ごせないと思います。長く健康で暮らしていくための人生100年プロジェクトの推進によりまして、高齢になっても安心して生き生きと生きがいを持って暮らせる期間が長くなるようフレイル予防や介護人材の育成確保などの施策も進めていきたいと考えております。 ○副議長(立花照弘君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 交通手段はこれから免許返納とか、そういった部分で本当に大変だと思います。岡山県で、高齢者に四輪のカートを買われるときに補助しますということをやっておる自治体があったと思います。そういう施策も、さっき500万円の話をしましたが、これは絶対やってくれという話じゃなしに、こういう施策を打ち立てていかないと、上郡町は復活の兆しはありませんよということで、やってくれということじゃないんです。何か大きなことをしない限り、上郡町は今のままで変わらないのじゃないかという意見で言わせていただきました。  意見として、子育て世代等、若い世代への施策を重点しつつ、高齢者対策にもしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  最後に、遠山町長が就任されて、ここ8年間で国や県、近隣市町との連携強化をはじめ、国や県等からの財源確保による必要な事業の着実な推進など、少しずつ結果が得られていることは評価した上で、この安定した町政が継続されるように引き続きリーダーとして調整を先導していっていただくことを期待し、私の質問を終わります。 ○副議長(立花照弘君) 通告5番、議席9番、井口まさのり君の一般質問は終わりました。  以上で、通告に基づく一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時。         (12時00分)               休           憩 ○議長(梅田修作君) 再開いたします。             (13時00分)  ここで、御報告をいたします。  田渕議員より所用のため午前中に引き続き欠席する届けが出ております。  日程第9、報告第2号、兵庫県町土地開発公社の業務報告の件を議題といたします。  業務報告の説明を求めます。  財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) それでは、報告第2号、兵庫県町土地開発公社の業務報告につきまして、御説明申し上げます。  兵庫県町土地開発公社は、県内12町の出資により運営されております。令和2年度の事業報告及び決算につきまして、去る4月30日に第124回公社理事会で承認されたところでございます。本件は、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づきまして設立団体の議会に報告するものでございます。  別冊の令和2年度事業報告書及び計算書類により説明します。まず1ページをお願いします。  1の事業の概況ですが、令和2年度では設立団体の新たな土地の取得はなく、また土地の処分もありませんでした。  2ページの事業の執行状況につきまして、先ほど説明しましたとおり、土地の取得、土地の処分はありませんでした。  続いて、3ページをお願いします。3の財務の概況でございます。(1)の予算執行実績につきましては、まず収益的収入及び支出の収入でございますが、1款、事業収益につきましては、令和2年度の土地の処分がありませんでしたので、ゼロ円となってございます。  2款、事業外収益、1項、受取利息1,762円につきましては、構成団体12町が出資しております基本財産から発生する利息1,078円及び公社の預金利息684円で、収益的収入合計につきましては、最下段の合計欄のとおり1,762円となってございます。  次に、4ページをお願いします。支出でございます。1款、事業原価につきましては、収入の事業収益はありませんので、ゼロ円となってございます。2款、販売費及び一般管理費、1項、一般管理費12万50円につきましては、公社の運営事務経費でございまして、収益的支出合計は最下段の合計欄のとおり12万50円となってございます。収入合計から支出合計を差引しました当期純利益につきましては、最下部に記載のとおり11万8,288円の赤字となるものでございます。  5ページをお願いします。5ページは、資本的収入及び支出でございます。令和2年度は新たな土地取得や買戻し事業はなかったため、収支はゼロ円となっております。  6ページに移りまして、(2)借入金の概要でございます。記載のとおり、令和2年度は借入れがございませんでしたので、期首残高ゼロ円、期末残高もゼロ円となるものでございます。  次に4の監査の実施状況、5の一般庶務事項から少しページが飛びまして10ページの損益計算書、11ページの貸借対照表、12ページのキャッシュ・フロー計算書、13ページの財産目録につきましては、それぞれ公社の資金繰りや、財産の期中増減を明示しておりまして、説明は省略させていただきます。  最後に、議案書の裏面に戻っていただきまして、本公社の令和2年度決算につきましては、監査報告書のとおりでございまして、去る4月13日に、監事であります播磨町の清水町長と猪名川町の福田町長で監査を執行いただきまして、さきに申し上げましたように、去る4月30日の第124回理事会において承認されたものでございます。  以上で、令和2年度兵庫県町土地開発公社の業務報告を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(梅田修作君) 説明が終わりました。これより質疑を求めます。  質疑はありませんか。               な           し ○議長(梅田修作君) ないようでありますから、これをもって質疑を終結し、本件はこれを了承とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませか。               異   議   な   し
    ○議長(梅田修作君) 御異議なしと認めます。  よって、報告第2号、兵庫県町土地開発公社の業務報告の件は了承とされました。  日程第10、報告第3号、令和2年度上郡町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告の件を議題といたします。  報告の説明を求めます。  財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) それでは、報告第3号、令和2年度上郡町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告の件について説明申し上げます。  報告いたします令和2年度の繰越明許につきましては、令和3年3月定例議会において設定させていただいたもので、翌年度繰越額の確定に伴い報告するものでございます。  1ページをお願いします。  10款、総務費、5項、総務管理費の広報事業77万円につきましては、地方創生臨時交付金の対象であるライン情報配信システム導入事業において、システムの初期構築に時間を要することから繰越ししたものでございます。庁舎管理事業2,071万7,000円につきましては、地方創生臨時交付金対象として実施する庁舎感染予防対策事業のトイレ洋式化、手洗い自動水栓化において、設計に関する工法の選択に当たり不測の日数を要し、繰越ししたものでございます。地域公共交通活性化事業1,200万円につきましては、地方創生臨時交付金対象として実施する乗合タクシー運行事業における車両更新において、車両仕様の調整を含め、車両の調達に日数を要することから繰越ししたものでございます。情報システム事業4,727万円につきましては、町税キャッシュレス化決済導入事業などの地方創生臨時交付金対象事業や証明書等コンビニ交付システム導入事業において、新型コロナウイルス感染症への対応をはじめとする全国的なデジタル化需要の高まりもあり、労務者及び必要機器の手配調整に不測の日数を要し、繰越ししたものでございます。  15項、戸籍住民基本台帳費の戸籍住民基本台帳事務事業642万4,000円につきましては、戸籍法等改正に伴うシステム改修事業において、年度内の戸籍システム改修が全国的に集中したこともあり、労務者の手配調整に不測の日数を要し、繰越ししたものでございます。  15款、民生費、5項、社会福祉費の隣保館事業307万2,000円につきましては、地方創生臨時交付金対象として実施する公共施設感染予防対策事業において設計に関する工法の選択に当たり、不測の日数を要し、繰越ししたものでございます。  10項、児童福祉費の保育所・認定こども園事業3億1,726万8,000円につきましては、町立認定こども園新築工事において、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言の影響により建築確認手続に不測の日数を要し、年度末までの事業完了が困難となったため繰越ししたものでございます。  20款、衛生費、5項、保健衛生費の予防接種事業4,791万7,000円につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種事業において、ワクチンの流通に合わせ繰越ししたものでございます。  2ページに移ります。25款、農林水産業費、5項、農業費の土地改良事業2,470万円につきましては、農村地域防災減災事業の高山山田池調査計画事業、長寿命化防災減災事業である東佐古田池整備事業やハザードマップ作成業務において、補助金の追加配分により年度末までの事業完了が困難となり、繰越ししたものでございます。  30款、5項、商工費の商工振興事業344万4,000円につきましては、感染症拡大防止協力金支給事業において、兵庫県との調整により年度末までの事業完了が困難となったため、繰越ししたものでございます。研修センター管理運営事業641万3,000円につきまして、地方創生臨時交付金対象として実施する公共施設感染予防対策事業において、設計に関する工法の選択に当たり不測の日数を要し、繰越ししたものでございます。  35款、土木費、10項、道路橋梁費の道路維持事業1億2,200万円につきましては、橋梁長寿命化改修事業による橋梁補修等工事に当たり、JR等関係機関協議及び地元調整に不測の日数を要したため繰越ししたものでございます。道路新設改良事業900万円につきましては、町道中野与井線拡幅事業に当たり、地元調整に不測の日数を要したため繰越ししたものでございます。  45款、教育費、10項、小学校費の小学校管理運営事業216万2,000円につきましては、学校保健特別対策事業費補助金の対象である学校教育活動継続支援事業において、学校における感染症対策等支援として、国の3号補正予算で措置されましたが、年度末までの物品等の調達が困難となったため、繰越ししたものでございます。小学校施設整備事業4,823万2,000円につきましては、地方創生臨時交付金対象として実施する学校感染予防対策事業のトイレ改修、特別教室空調整備において、設計に関する工法の選択に当たり不測の日数を要し、繰越ししたものでございます。  小学校教育振興事業23万8,000円につきましては、学校保健特別対策事業費補助金の対象である学校教育活動継続支援事業において、コロナ対策等に資する教職員研修等支援として、国の3号補正予算で措置されましたが、年度末までの物品等の調達が困難となったため繰越ししたものでございます。  15項、中学校費の中学校管理運営事業57万7,000円につきましては、学校保健特別対策事業費補助金の対象である学校教育活動継続支援事業において、学校における感染症対策等支援として、国の3号補正予算で措置されましたが、年度末までの物品等の調達が困難となったため、繰越ししたものでございます。  3ページに移ります。中学校施設整備事業2,549万8,000円につきましては、地方創生臨時交付金対象として実施する学校感染予防対策事業の手洗い場設置、特別教室空調整備において、設計に関する工法の選択に当たり不測の日数を要し、繰越ししたものでございます。中学校教育振興事業62万3,000円につきましては、学校保健特別対策事業費補助金の対象である学校教育活動継続支援事業において、コロナ対策等に資する教職員研修等支援として、国の3号補正予算で措置されましたが、年度末までの物品等の調達が困難となったため繰越ししたものでございます。  25項、社会教育費の生涯学習支援センター運営事業2,151万7,000円、次の公民館運営事業2,992万9,000円、30項、保健体育費の体育施設管理運営事業1,542万5,000円につきましては、それぞれ地方創生臨時交付金対象として実施する公共施設感染予防対策事業において設計に関する工法の選択に当たり、不測の日数を要し、繰越ししたものでございます。  以上、令和2年度上郡町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(梅田修作君) 説明が終わりました。これより質疑を求めます。  質疑はありませんか。               な           し ○議長(梅田修作君) ないようでありますから、これをもって質疑を終結し、本件はこれを了承とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。               異   議   な   し ○議長(梅田修作君) 御異議なしと認めます。  よって、報告第3号、令和2年度上郡町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告の件は了承とされました。  日程第11、議案第31号、押印を求める手続の見直し等に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件を議題といたします。  上程議案に対する提案理由の説明を求めます。  総務課長。 ○総務課長(深澤寿信君) それでは、議案第31号の提案理由説明を申し上げます。  本案につきましては、国の行政手続における押印の見直しに伴い、関係条例において所要の整備を行いたいので提案するものでございます。  1ページの新旧対照表をお願いいたします。  このたび、2件の条例について押印を廃止するため印表記の削除や規定を改正するものでございます。まず、第1条は、上郡町職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正でございまして、別記様式の宣誓書中の届出印表記を削除するものでございます。  第2条は、上郡町固定資産評価審査委員会条例の一部改正でございまして、第4条第4項において審査申出書に係る規定を削除するもの。2ページの第8条第5項におきましては、口述書への署名押印しなければならない規定の改正でございます。  最後に、附則として、この条例は公布の日から施行するものであります。  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(梅田修作君) 提案理由の説明が終わりました。これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。               な           し ○議長(梅田修作君) ないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  これより、議案第31号、押印を求める手続の見直し等に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件を起立により採決を行います。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。               全   員   起   立 ○議長(梅田修作君) 起立全員であります。  よって、議案第31号は、原案のとおり可決されました。  日程第12、議案第32号、上郡町手数料徴収条例等の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。  上程議案に対する提案理由の説明を求めます。  総務課長。 ○総務課長(深澤寿信君) それでは、議案第32号の提案理由説明を申し上げます。  本案につきましては、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、関係する条例について所要の改正をする必要があることから提案するものでございます。  それでは、1ページの新旧対照表をお願いいたします。  まず、第1条は、上郡町手数料徴収条例の一部改正ですが、現行のアンダーライン中にあります行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正により、地方公共団体情報システム機構がマイナンバーカードを発行するものとして明確化されたことに伴い、本条例に定めますマイナンバーカードの再発行に係る規定が不要となるために削除するものでございます。  続きまして、第2条は、上郡町個人情報保護条例の一部改正及び2ページの第3条、上郡町個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正につきましては、ともに引用します番号法第19条の改正によりアンダーラインのとおり各号を繰り下げるものでございます。  3ページに移っていただきまして、最後に附則として、この条例は令和3年9月1日から施行するものであります。  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(梅田修作君) 提案理由の説明が終わりました。これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。               な           し ○議長(梅田修作君) ないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  これより、議案第32号、上郡町手数料徴収条例等の一部を改正する条例制定の件を起立により採決を行います。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。               全   員   起   立 ○議長(梅田修作君) 起立全員であります。  よって、議案第32号は、原案のとおり可決されました。  日程第13、議案第33号、上郡町税条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。  上程議案に対する提案理由の説明を求めます。  税務課長。 ○税務課長(山本正利君) それでは、議案第33号の提案理由説明を申し上げます。  本案につきましては、地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、上郡町税条例を改正する必要が生じましたので提案するものでございます。  改正の概要につきましては、10ページの参考資料により御説明を申し上げます。  まず、1の改正の趣旨でございますが、地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、上郡町税条例の改正が必要になったことから改正するものでございます。  2の主な改正内容により改正の概要を説明いたします。まず、個人住民税関係でございますが、1の医療費控除の特例の見直しにつきましては、特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例につきまして、対象となる医薬品の範囲を見直し、手続を簡素化した上で5年間延長する改正でございます。  2の個人住民税の非課税限度額等における扶養親族の取扱いの見直しでございますが、個人住民税均等割、所得割の非課税限度額につきまして、その基準の判定に用いる扶養親族の範囲を扶養控除の取扱いと同様とする改正でございます。この改正につきましては、令和6年度分以降の個人住民税について適用するものでございます。  3の個人住民税の寄附金税額控除の見直しでございますが、所得割の納税義務者が前年中に支出した各種法人に対する寄附金につきまして、出資に関する業務に充てることが明らかな寄附金は、寄附金税額控除から除外する改正でございます。  この改正は令和4年1月1日からの施行及び改正条例で定める日でございます。  それでは、1ページの新旧対照表に戻っていただきまして説明いたします。  条例第18条の2の改正は、言い回しの統一による改正。第24条第2項の改正は、参考資料の説明で申し上げました扶養親族の範囲を扶養控除の取扱いと同様とする改正。  2ページをお願いします。2ページから4ページにかけまして、第34条の7第1項第1号の改正は、参考資料で申し上げました出資に関する業務に充てることが明らかな寄附金は、寄附金税額控除から除外するための改正。  4ページをお願いします。第36条の3第1項の改正は、言い回しの統一による改正。  5ページをお願いします。第36条の3の3第1項の改正は、扶養親族の範囲を扶養控除の取扱いと同様とする改正。  第53条の8、及び6ページ、第72条第1項、及び7ページ、第136条の改正は、言い回しの統一による改正でございます。  8ページをお願いします。附則第5条第1項の改正は、扶養親族の範囲を扶養控除の取扱いと同様とする改正。  第6条の改正は、医療費控除の特例を5年間延長する改正。第10条の2第21項の改正は、9ページにかけまして、地方税法の改正に伴い規定を加えるもの。また、第21項の追加に伴い、項ずれを改正するものでございます。  9ページをお願いします。第22条第2項の改正は、地方税法の改正による改正でございます。  附則第1条は施行期日を規定しており、この条例は令和4年1月1日から施行するもので、第1号から第2号については、各号に定める日から施行するものでございます。  附則第2条からは住民税に関する経過措置を定めるものでございます。  以上で説明を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(梅田修作君) 提案理由の説明が終わりました。これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。               な           し ○議長(梅田修作君) ないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  これより、議案第33号、上郡町税条例の一部を改正する条例制定の件を起立により採決を行います。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。               全   員   起   立 ○議長(梅田修作君) 起立全員であります。  よって、議案第33号は、原案のとおり可決されました。  日程第14、議案第34号、上郡町福祉医療費助成条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。
     上程議案に対する提案理由の説明を求めます。  国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(深澤寿彦君) それでは、議案第34号の説明を申し上げます。  本案につきましては、兵庫県福祉医療費助成事業実施要綱等の一部改正に伴い、上郡町福祉医療費助成条例の一部を改正する必要があることから提案するものでございます。  新旧対照表により説明申し上げます。  1ページの第2条第1項第15号の改正は、在宅医療の進展等に伴う訪問看護ステーションのニーズの高まりを受けまして、これまで助成対象ではなかった重度障害者等が利用する訪問看護療養費を助成対象とするため、用語の定義に訪問看護療養費及び家族訪問看護療養費を追加するものでございます。  次に、1ページから3ページにかけまして、同項第18号の改正のうち、2ページの改正は未婚のひとり親へのみなし適用について、地方税法等の一部を改正する法律において、ひとり親控除制度が新設されたことに伴い、寡婦(夫)控除のみなし適用に係る規定を削除するものでございます。  また、4ページから6ページにかけての第3条第4項第4号の改正につきましても、同様に寡婦(夫)控除のみなし適用に係る規定を削除することによるものでございます。  3ページに戻っていただきまして、第2条第1項第18号の改正のうち3ページと4ページにかけての同項第19号の改正につきましては、税制改正により給与所得控除額、公的年金等控除額が10万円引き下げられるとともに、基礎控除額が10万円引き上げられることによる影響を生じさせないようにするため、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律施行令に準拠しまして、所得の算定方法を変更するものでございます。  その他に2ページの下から10行目末尾、それから3ページの上から7行目において、文言等の軽微な修正をしております。  最後に、6ページですが、附則としまして、この条例は令和3年7月1日から施行するものでございます。  以上で説明を終わります。 ○議長(梅田修作君) 提案理由の説明が終わりました。これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。               な           し ○議長(梅田修作君) ないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  これより、議案第34号、上郡町福祉医療費助成条例の一部を改正する条例制定の件を起立により採決を行います。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。               全   員   起   立 ○議長(梅田修作君) 起立全員であります。  よって、議案第34号は、原案のとおり可決されました。  日程第15、議案第35号、上郡町介護保険条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。  上程議案に対する提案理由の説明を求めます。  国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(深澤寿彦君) それでは、議案第35号の説明を申し上げます。  本案につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による介護保険料の減免措置に対する国の財政支援に関しまして、厚生労働省から令和3年度の取扱いについて事務連絡があり、令和3年度についてもこれまでとほぼ同様の減免基準により財政支援が行われる予定であることから、この事務連絡に基づき上郡町介護保険条例を改正するものです。  新旧対照表により説明申し上げます。  1ページから2ページにかけまして、附則第10条第1項の改正は減免期間を令和4年3月31日まで延長するほか、厚生労働省事務連絡の基準の表記に合わせて改正を行うものでございまして、改正前後で実質的な違いはございません。また、庁内の法制用語の統一によりまして、文言の軽微な修正をしております。  3ページに移っていただきまして、附則といたしまして、この条例は公布の日から施行し、改正後の附則第10条第1項及び次項の経過措置の規定は令和3年4月1日から適用するものでございます。  第2項の経過措置ですが、令和3年4月以降の期間に納期限が到来する令和2年度相当分の保険料の減免については令和元年の合計所得金額で判定する必要があることから、当該減免に関してはこれらの部分が加わる前の介護保険法施行令第22条の2第1項の合計所得額を指すことになるよう、読替規定を定めております。  以上で説明を終わります。 ○議長(梅田修作君) 提案理由の説明が終わりました。これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。               な           し ○議長(梅田修作君) ないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  これより、議案第35号、上郡町介護保険条例の一部を改正する条例制定の件を起立により採決を行います。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。               全   員   起   立 ○議長(梅田修作君) 起立全員であります。  よって、議案第35号は、原案のとおり可決されました。  日程第16、議案第36号、上郡町道路占用条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。  上程議案に対する提案理由の説明を求めます。  建設課長。 ○建設課長(河本 洋君) それでは、議案第36号の提案理由説明を申し上げます。  本案につきましては、行政手続における押印の見直し、運用の変更に伴い、所要の整備を行いたいので提案するものでございます。  1ページをお願いします。  改正案のとおり2ページからの様式第1号の道路占用許可申請様式について、申請者欄に印の表示があるため、押印見直しに合わせて様式を条例から削除するものでございます。  申請様式につきましては、規則による規定を行う予定でございます。  1ページに戻っていただきまして、附則としてこの条例は公布の日から施行するものでございます。  以上、説明を終わります。 ○議長(梅田修作君) 提案理由の説明が終わりました。これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。               な           し ○議長(梅田修作君) ないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  これより、議案第36号、上郡町道路占用条例の一部を改正する条例制定の件を起立により採決を行います。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。               全   員   起   立 ○議長(梅田修作君) 起立全員であります。  よって、議案第36号は、原案のとおり可決されました。  日程第17、議案第37号、上郡町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。  上程議案に対する提案理由の説明を求めます。  教育推進課長。 ○教育推進課長(前川武彦君) それでは、議案第37号の提案理由について御説明申し上げます。  本案につきましては、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令の施行に伴い、上郡町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する必要があることから提案するものであります。  なお、今回の厚生労働省令の主な改正内容は、国家戦略特別区域における施設運営に関する内容ですが、当町ではこれに該当しないことから、併せて修正された文言改正が主な内容になります。  それでは、改正内容につきまして、裏面により御説明いたします。  1ページ、新旧対照表、第6条第1項につきましては、中ほど下線部の「第3号において」を「以下この条において」に改めるもの。  2ページに移りまして、中ほどの同条同項第3号の「以下この号」の後に、「及び第4項第1号」を加えるもの。同条第5項、下から6行目の「次」の前の読点を削除するもの、及び下から2行目の「者」を「施設」に改めるものでありまして、いずれも文言や言い回しの改正であります。  最後に、附則は本条例を公布の日から施行することとするものでございます。なお、本条例で規定する家庭的保育事業等とは、児童福祉法で規定する居宅等で行う小規模の保育事業でありますが、町内で本事業を実施している事業者はございません。  以上で説明を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(梅田修作君) 提案理由の説明が終わりました。これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。               な           し ○議長(梅田修作君) ないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  これより、議案第37号、上郡町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件を起立により採決を行います。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。               全   員   起   立 ○議長(梅田修作君) 起立全員であります。  よって、議案第37号は、原案のとおり可決されました。  日程第18、議案第38号、上郡町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。  上程議案に対する提案理由の説明を求めます。  教育推進課長。 ○教育推進課長(前川武彦君) それでは、議案第38号の提案理由について御説明申し上げます。  本案につきましては、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部を改正する内閣府令の施行に伴い、上郡町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する必要があることから提案するものでございます。  なお、今回の内閣府令の主な改正内容は、先ほどと同様、国家戦略特別区域における施設運営に関する内容ですが、当町ではこれに該当しないことから、併せて修正された文言改正が主な内容になります。  それでは、改正内容につきまして御説明いたします。  裏面1ページをお願いいたします。新旧対照表、第42条第4項第1号につきましては、「児童福祉法第24条第3項」の後に、「(同法附則第73条第1項の規定により読み替えて適用する場合を含む。)」を加えるもの。  次に、同条第5項につきましては、次ページに移りまして、1行目、「次」の前の読点を削除するもの、5行目の「者」を「施設」に改めるものでありまして、いずれも文言や言い回しの改正であります。  最後に、附則は本条例を公布の日から施行することとするものでございます。なお、本条例で規定しております特定地域型保育事業者とは、子ども・子育て支援法に規定する認可定員が19名以下の小規模保育事業者でありますが、現在、本町におきまして、事業実施している事業者はございません。  以上で説明を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(梅田修作君) 提案理由の説明が終わりました。これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。               な           し ○議長(梅田修作君) ないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  これより、議案第38号、上郡町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件を起立により採決を行います。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。               全   員   起   立 ○議長(梅田修作君) 起立全員であります。  よって、議案第38号は、原案のとおり可決されました。  日程第19、議案第39号、上郡町立認定こども園の設置及び管理に関する条例制定の件を議題といたします。
     上程議案に対する提案理由の説明を求めます。  教育推進課長。 ○教育推進課長(前川武彦君) それでは、議案第39号の提案理由について御説明申し上げます。  本案につきましては、上郡町立認定こども園の新設に伴い、設置及び管理に関する事項を定める必要があることから提案した次第であります。  それでは、条例の内容について御説明いたします。  裏面の1ページをお願いします。  第1条は、本設置条例の法律上の趣旨について規定するものです。  第2条は、本条例における用語の定義を法律の例によると規定するものです。  第3条は、認定こども園の名称を上郡町立上郡こども園とし、その位置を上郡町井上186番地1と規定するものです。  第4条は、認定こども園に入園できる者の資格を規定するものです。  第5条は、認定こども園の利用者負担額について規定するものです。  第6条は、規則への委任規定です。  次に、附則といたしまして、次ページ第1項はこの条例は令和3年9月1日から施行するものです。  第2項は、第1号から第5号までの町立幼稚園及び町立保育所に関係する条例を廃止することを定めるものです。  第3項は、3ページにかけまして、上郡町学校給食費に関する条例の中の幼稚園に関する記述について削除、修正するものです。  以上で説明を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(梅田修作君) 提案理由の説明が終わりました。  本件は委員会に審査を付託したいと思いますが、この際、質疑があればお受けいたします。  質疑はありませんか。               な           し ○議長(梅田修作君) ないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題としております議案第39号は、議会運営委員長から報告があったとおり、総務文教常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。               異   議   な   し ○議長(梅田修作君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第39号は、総務文教常任委員会に審査を付託することに決しました。  日程第20、議案第40号、上郡町子育て学習センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。  上程議案に対する提案理由の説明を求めます。  教育推進課長。 ○教育推進課長(前川武彦君) それでは、議案第40号の提案理由について御説明申し上げます。  本案につきましては、町立認定こども園新設による上郡町立つばき保育所の廃園に伴い、上郡町立つばき会館内にて運営を行っている上郡町子育て学習センターを現つばき保育所建物へ移転するために、上郡町子育て学習センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する必要があることから提案するものでございます。  それでは、改正内容につきまして裏面の新旧対照表により御説明いたします。  第2条第1項第2号の位置ですが、現行の下線部を「苔縄86番地1」に改めるものでございます。  次に、附則として施行日を令和3年9月1日と定めるものでございます。  以上で説明を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(梅田修作君) 提案理由の説明が終わりました。  本件は委員会に審査を付託したいと思いますが、この際、質疑があればお受けいたします。  質疑はありませんか。               な           し ○議長(梅田修作君) ないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題としております議案第40号は、議会運営委員長から報告があったとおり、総務文教常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。               異   議   な   し ○議長(梅田修作君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第40号は、総務文教常任委員会に審査を付託することに決しました。  ここで暫時休憩いたします。なお、この後は各課長からの補正予算説明のみですので、これをもって議会放送は終了いたします。再開は午後2時。   (13時43分)               休           憩 ○議長(梅田修作君) 再開いたします。            (14時00分)  日程第21、議案第41号、令和3年度上郡町一般会計補正予算の件、日程第22、議案第42号、令和3年度上郡町特別会計介護保険事業補正予算の件、以上2件を一括議題といたします。  これより、上程予算案並びに第1表以下事項別明細書の説明を各担当課長から求めます。  財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) それでは、議案第41号、令和3年度上郡町一般会計補正予算の件の説明をさせていただきます。  次の1ページをお願いします。  令和3年度上郡町一般会計補正予算(第2号)は次に定めるところによる。  歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出それぞれ3,729万4,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を79億2,146万1,000円とするものでございます。  地方債の補正、第2条、地方債の変更は、「第2表 地方債補正」とするものでございます。  2ページの第1表は省略させていただきまして、3ページをお願いします。  第2表、地方債の補正で、急傾斜地対策事業債につきましては、県事業の前倒し実施による負担金額の増に合わせまして、530万円の増の830万円の発行予定とするものでございます。  4ページの給与費明細書は省略させていただきまして、事項別明細書の説明に入らせていただきます。  3ページの歳入をお願いします。  55款、国庫支出金、10項、国庫補助金、2目、総務費国庫補助金605万6,000円の補正増につきましては、番号カード交付事務費補助金は、マイナンバーカードの普及促進に向けた交付体制の強化に対する事務費補助金として、また、地方創生臨時交付金は、新型コロナウイルス感染症対応として前号までに予算化しました交付金の残額2,143万円の一部を今回の感染症対策経費の補正に合わせて追加するものでございます。  5目、民生費国庫補助金につきましては、低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援等特別給付金に伴う給付事業費補助金900万円、及び給付事業に対する事務費補助金12万8,000円を追加しまして、全体で912万8,000円を補正増するものでございます。  60款、県支出金、10項、県補助金、15目、農林水産業費県補助金の補正増につきましては、経営所得安定対策直接支払推進事業補助金は、事業計画の認定に伴いまして175万8,000円を追加するもの、中山間地域等直接支払推進交付金は、現地確認省力化モデル事業の採択に伴いまして、72万6,000円を追加するもの、農業経営スマート化促進事業補助金は、法人から県へ事業要望の提出があり、補助金200万1,000円を追加しまして、全体で448万5,000円を補正増するものでございます。  20項、委託金、5目、総務費委託金、14万5,000円の補正増につきましては、経済センサス市町交付金の確定に伴うものでございます。  4ページに移ります。75款、5項、5目、繰入金につきましては、財政調整基金繰入金858万円の補正増につきましては、このたびの補正に係る歳入歳出の予算調整のため追加するもの、ふるさとづくり応援基金繰入金は、歴史的建築物詳細調査に活用するため、360万円の繰入れを追加したものでございます。  90款、5項、町債、15目、土木債につきましては、先ほど第2表の地方債補正で説明しましたとおり、急傾斜地対策事業債の起債額を補正するもので、530万円の町債発行を増額するものでございます。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 歳出の説明に移ります。5ページをお願いいたします。  10款、総務費、5項、総務管理費、5目、一般管理費につきましては、新型コロナウイルス対策の一環としまして、行政事務のIT化、及び窓口対面機会の削減を図るため、個人情報を適正管理するための台帳の電子化、並びにそのデータを町ホームページで公開する仕組みを構築するための業務を委託するもので、385万円を追加するものでございます。  30目、企画費につきましては、まちづくり推進事業におきまして、旧中心市街地に残る歴史的建造物の保存活用による町の活性化を探るべく、その保存価値や活用の可能性を調査するための委託費360万円を追加するものでございます。  70目、諸費1,000万円の補正は、土地悉皆調査結果による過誤納納付者への還付金を追加するものでございます。  15項、5目、戸籍住民基本台帳費につきましては、番号制度交付事務における会計年度任用職員の報酬等関係経費133万8,000円を追加するものでございます。  25項、統計調査費の説明に移ります。10目、指定統計調査費につきましては、本年度実施の経済センサス活動調査における県からの交付金通知を受けまして、歳入予算の補正に合わせまして、本調査に要する調査員報酬及び事務経費14万5,000円を追加するものでございます。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 7ページの民生費に移ります。  15款、民生費、5項、社会福祉費、5目、社会福祉総務費につきましては、職員給与費7万円の増額補正は新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、低所得者の子育て世帯に対し、子育て世帯生活支援特別給付金の支給事務に係る時間外勤務手当、社会福祉事業32万2,000円の増額補正は、職員の病気休暇取得に伴う事務補助として措置した派遣職員の派遣手数料を増額するものでございます。  10項、児童福祉費、5目、児童福祉総務費の児童・母子福祉事業905万8,000円の増額補正につきましては、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、低所得者に対し、子育て世帯生活支援特別給付金の支給に係る用紙代や郵便料等の事務経費、8ページに移っていただき、180人分の給付金によるものでございます。保育所・認定こども園事業の備品購入費86万8,000円の増額補正につきましては、新型コロナウイルス感染症対策として、園児が昼寝をする際に密集を避ける目的で使用する簡易型ベッドの購入によるものでございます。  15目、保育所費の職員給与費498万7,000円の増額補正につきましては、4月1日付、人事異動に伴うものでございます。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(種継 武君) 9ページをお願いいたします。25款、農林水産業費、5項、農業費、15目、農業振興費の448万5,000円の補正増のうち、備品購入費39万6,000円は、中山間直接支払制度事業の現地確認作業省力化モデル事業において、ドローンの購入を予定するものでございます。  負担金補助及び交付金の408万9,000円の補正増のうち、研修負担金33万円は、購入したドローンの操作研修に要する経費でございます。経営所得安定対策直接支払推進事業、いわゆる転作事業でございます、175万8,000円は、国県の補助金が確定したことによるものでございます。農業経営スマート化促進事業補助金の200万1,000円のうち、法人化に取り組む農業経営者に対し機械の導入支援で100万1,000円でございます。同じく、法人化に取り組む農業経営者に対し、新技術の導入による新規作物の栽培を支援する目的で50万円、同じく法人化に取り組む農業経営者に対し、経理、労務管理などの専門人材雇用を支援する目的で50万円でございます。 ○議長(梅田修作君) 建設課長。 ○建設課長(河本 洋君) 35款、土木費、15項、5目、河川費、18節、負担金補助及び交付金の530万円の増額は、県事業の梅谷地区での急傾斜地崩落対策事業の負担金で、昨年度県からの通知に基づき予算化していましたが、今年度改めて通知があり、県事業費の増加に伴い町負担金が増加するものでございます。 ○議長(梅田修作君) 教育推進課長。 ○教育推進課長(前川武彦君) 10ページに移りまして、45款、教育費、5項、教育総務費、10目、事務局費の職員給与費475万4,000円の増額補正、及び11ページに移りまして、20項、5目、幼稚園費の職員給与費886万1,000円の減額補正につきましては、いずれも4月1日付人事異動に伴うものでございます。 ○議長(梅田修作君) 財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) 60款、諸支出金、10項、繰出金、55目、特別会計介護保険事業繰出金262万2,000円の補正減につきましては、人件費繰出の減等によるものでございます。  以上、一般会計3,729万4,000円の追加補正予算説明を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(深澤寿彦君) それでは、議案第42号、令和3年度上郡町特別会計介護保険事業補正予算の件について説明を申し上げます。  1ページをお願いします。  令和3年度上郡町特別会計介護保険事業補正予算(第1号)は次に定めるところによる。  歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ262万2,000円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ18億3,935万7,000円と定めるものでございます。  2ページの第1表及び3ページの給与費明細書は省略させていただきまして、事項別明細書の2ページの歳入から説明させていただきます。  35款、繰入金、5項、一般会計繰入金、10目、その他一般会計繰入金の262万2,000円の補正減につきましては、職員の育児休業に伴い職員給与費が減額になったことなどにより、繰入金を減額補正するものでございます。  3ページの歳出に移ります。  10款、総務費、5項、総務管理費、5目、一般管理費の371万9,000円の補正減につきましては、職員の育児休業などに伴い、職員給与費を減額するものでございます。  4ページをお願いします。15項、介護認定審査会費、10目、認定調査等費の109万7,000円の補正増につきましては、職員の育児休業に伴う事務補助として、会計年度任用職員を任用するため、報酬等を増額補正するものでございます。  以上で、特別会計介護保険事業補正予算の説明を終わります。 ○議長(梅田修作君) 議案の説明が終わりました。  本日はこれをもって散会といたします。  再開は、6月10日木曜日、午前10時であります。
     ここで議員の皆様にお知らせいたします。  本定例会において付託されました案件について、総務文教常任委員会が本日午後2時30分より、第1委員会室において開催されますので、出席方よろしくお願いいたします。  御苦労さまでした。              散           会    (14時12分)...