上郡町議会 > 2021-06-04 >
令和 3年第4回定例会(第1日 6月 4日)

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  1. 上郡町議会 2021-06-04
    令和 3年第4回定例会(第1日 6月 4日)


    取得元: 上郡町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    令和 3年第4回定例会(第1日 6月 4日)              上郡町議会会議録  (第1日)  令和3年6月4日午前10時より上郡町議会会議場において令和3年第4回上郡町議会定例会を開会した。   1.出席議員は次のとおりである。       1番  松本じゅんいち      2番  本 林 宗 興       3番  木 村 公 男      4番  立 花 照 弘       5番               6番  山 田   正       7番  田 渕 千 洋      8番  梅 田 修 作       9番  井 口まさのり     10番  山 本 守 一 2.欠席議員は次のとおりである。       な  し 3.本議会に出席した議会職員は次のとおりである。    議会事務局長  木 村 将 志 4.地方自治法第121条の規定により、議長より会議事件説明のため出席を求められた者は次のとおりである。    町長         遠 山   寛     副町長        樫 村 孝 一    教育長        三 木 一 司     会計管理者兼会計課長 塚 本 卓 宏
       理事兼企画政策課長  宮 下 弘 毅     財政管理課長     前 川 俊 也    総務課長       深 澤 寿 信     税務課長       山 本 正 利    危機管理監兼住民課長 国 重 弘 和     健康福祉課長     松 本 賢 一    国保介護支援室長   深 澤 寿 彦     産業振興課長     種 継   武    技監兼建設課長    河 本   洋     上下水道課長     壽 賀   勇    教育総務課長     深 澤 徹 也     教育推進課長     前 川 武 彦    総務課副課長     山 田 壽 範 5.会議事件は次のとおりである。    議会運営委員長報告 (1)会議録署名議員の指名 (2)会期決定の件 (3)町長挨拶(提出案件に対する説明) (4)執行状況及び諸報告 (5)議会活動報告 (6)常任委員長報告 (7)請願書(第1号)の件 (8)一般質問 (9)報告第 2号 兵庫県町土地開発公社の業務報告の件 (10)報告第 3号 令和2年度上郡町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告の件 (11)議案第31号 押印を求める手続の見直し等に伴う関係条例の整備に関する条例制           定の件 (12)議案第32号 上郡町手数料徴収条例等の一部を改正する条例制定の件 (13)議案第33号 上郡町税条例の一部を改正する条例制定の件 (14)議案第34号 上郡町福祉医療費助成条例の一部を改正する条例制定の件 (15)議案第35号 上郡町介護保険条例の一部を改正する条例制定の件 (16)議案第36号 上郡町道路占用条例の一部を改正する条例制定の件 (17)議案第37号 上郡町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例           の一部を改正する条例制定の件 (18)議案第38号 上郡町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する           基準を定める条例の一部を改正する条例制定の件 (19)議案第39号 上郡町立認定こども園の設置及び管理に関する条例制定の件 (20)議案第40号 上郡町子育て学習センター設置及び管理に関する条例の一部を改正           する条例制定の件 (21)議案第41号 令和3年度上郡町一般会計補正予算の件 (22)議案第42号 令和3年度上郡町特別会計介護保険事業補正予算の件 ○議長(梅田修作君) 皆様、おはようございます。  開会に先立ちまして、一言御挨拶を申し上げます。  例年にない早さで梅雨のシーズンを迎えましたが、本日ここに令和3年第4回上郡町議会定例会が招集されましたところ、議員各位には御多用の中、御出席賜り誠に御同慶の至りに存じます。  新型コロナウイルス感染に伴う緊急事態宣言が延長されたことにより、今定例会につきましても、昨年より実施しておりますコロナウイルス感染症対策を継続して行います。三密を避けるため、エアコンによる換気を行い、議員側は席の間隔を広げ、また行政側はパーティションを設置し、説明のための出席者を減らしていただくよう適宜暫時休憩を取り交代し、議場に入っていただく形としております。  また、傍聴席も平時は36席ある傍聴席を12席に制限させていただいておりますので、何とぞ御理解と御協力をお願い申し上げます。  それでは、令和3年第4回上郡町議会定例会を開催いたします。  今期定例会に提出されます案件といたしましては、報告2件、条例改正8件など計14件であります。いずれの議案におきましても、重要な案件でありますので、十分に御審議をいただきまして、適切妥当なる御決定と併せて、円滑なる議会運営に御協力を賜りますようお願い申し上げまして、開会の御挨拶といたします。  ただいまから、先例により議会運営委員長から、第4回上郡町議会定例会の議会運営について報告をしていただきます。  議会運営委員長、田渕千洋君。 ○議会運営委員長(田渕千洋君) 皆様、おはようございます。それでは、議会運営委員会の報告を行います。  去る5月27日木曜日に委員会を開催いたしました。協議案件でございますが、令和3年第4回上郡町議会定例会の議会運営について、遠山町長から挨拶を受け、続いて深澤総務課長から今期定例会に提出される案件と内容について説明を受けました。今期定例会に提出されます案件は、報告2件、条例改正などの議案12件の計14件です。また、追加議案として、財産取得の件1件、発議1件が予定をされています。また、陳情1件、請願1件を受理しています。  会期につきましては、6月4日金曜日から11日金曜日の8日間と決めました。議事日程につきましては、各議員のお手元に配付しております議事日程表のとおりに進めることにいたしました。  議案の取扱いにつきましては、報告第2号、第3号及び議案第31号から第38号の10件は即決とし、議案第39号、第40号の2件は総務文教常任委員会の付託案件といたします。また、議案第41号、第42号の補正予算は従来どおりの取扱いといたします。また、請願1件は即決とし、採択された場合は意見書の追加議案が予定されます。また、陳情1件は従前の例により議員配付とします。  以上、議事日程終了次第、閉会することにいたします。  その他の事項といたしまして、本定例会の会期中に全員協議会議会運営委員会の開催を予定しています。  次に、9月定例会は、9月7日火曜日を開会予定とし、定例会に向けての議会運営委員会を9月1日水曜日に開催する予定としました。  以上、報告を終わります。 ○議長(梅田修作君) 議会運営委員長の報告が終わりました。              開           会    (10時05分) ○議長(梅田修作君) 開会いたします。  ただいまの出席議員は9名であります。定足数に達しておりますので、これより第4回上郡町議会定例会を開会いたします。  地方自治法第121条の規定により、町長をはじめ各関係課長の出席を求めております。  これより、本日の会議を開きます。  直ちに日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長から指名いたします。議席1番、松本じゅんいち君と議席2番、本林宗興君の両君を指名いたします。  日程第2、会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。  会議規則第5条の規定に基づき、本定例会の会期は本日6月4日から6月11日までの8日間としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。               異   議   な   し ○議長(梅田修作君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は議会運営委員長の報告のとおり決しました。  日程第3、町長の挨拶をお願いいたします。  遠山町長。 ○町長(遠山 寛君) 令和3年第4回定例会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  議員の皆様におかれましては、公私ともに大変御多用の中を御出席賜り、厚く御礼を申し上げます。また、平素から町政の運営に当たり、御理解と御支援をいただいておりますことに、併せて御礼申し上げます。  緊急事態宣言が再延長され、本町におきましても、国県の対処方針に基づき、公共施設の使用制限や町主催事業の中止、延期など、感染防止対策を継続しているところであります。引き続き、国や県、関係機関と連携を図り、適切かつ迅速に対応してまいる所存ですので、議員各位におかれましても、御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。  次に、今定例会に提出しております案件は、兵庫県町土地開発公社の令和2年度の業務報告を含む報告2件、法律の施行等に伴う条例改正9件、上郡町立認定こども園の新設に伴う条例制定1件、令和3年度一般会計並びに特別会計介護保険事業補正予算2件の合計14件の案件を提出させていただいております。  いずれも重要な案件でございますので、どうかよろしく御審議の上、適切なる御決定をお願い申し上げ、簡単ではございますが、御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(梅田修作君) 町長の挨拶が終わりました。  日程第4、執行状況及び諸報告を行います。  執行状況及び諸報告については、お手元に配付させていただいております令和3年3月議会以降の主な執行状況報告のとおりであります。  日程第5、議会活動報告を行います。  会議規則第129条に規定する議員の派遣並びに議会活動の3月定例会以降の実績につきましては、お手元に配付させていただいております議会活動報告書のとおりであります。  日程第6、常任委員長報告を行います。  さきの議会で会議規則第75条の規定により閉会中の継続調査審査の申出がありました総務文教常任委員会並びに民生建設常任委員会継続審査等の報告につきましては、お手元に配付しております継続審査報告書のとおりであります。  日程第7、請願書の件を議題といたします。  お諮りいたします。  請願第1号については、会議規則第92条第2項により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。               異   議   な   し ○議長(梅田修作君) 御異議なしと認めます。  よって、請願第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。  請願第1号は、少人数学級の推進などの定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2022年度政府予算に係る意見書採択の要請についてで、住所、兵庫県相生市山手1丁目24番地1、団体名、赤相教職員組合、代表者、執行委員長、仲本義規氏より、5月17日に提出があり、お手元に配付のとおり受理したものであります。  ここで、紹介議員から請願の趣旨説明を求めます。  山田 正君。 ○6番(山田 正君) 皆さん、おはようございます。議長の許可がございましたので、ただいまから請願第1号、少人数学級の推進などの定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2022年度政府予算に係る意見書採択の要請についてを件名とする請願書を読み上げまして、請願趣旨理由とさせていただきます。  請願書、令和3年5月17日、上郡町議会議長様。請願団体、住所、兵庫県相生市山手1丁目24番地1、団体名、赤相教職員組合、代表者名、執行委員長、仲本義規。  紹介議員、私、山田でございます。  1、件名。件名は先ほど述べさせていただきましたので省かせていただきます。  2、請願趣旨・理由。改正義務標準法が成立し、小学校の学級編制標準が学年進行により段階的に35人に引き下げられます。今後、小学校だけにとどまるのではなく、中学校での35人学級の早期実施が必要です。さらに、きめ細かな教育をするためには30人学級の実現が不可欠です。その上、文科大臣も改正義務標準法に関わる国会答弁の中で、30人学級や中・高における少人数学級の必要性についても言及しています。  学校現場では、新型コロナウイルス感染拡大に対する不安から、子どもたちは大きなストレスを抱えています。また、教職員は感染症対策のための教室の消毒作業や三密回避を踏まえた授業形態の工夫等で負担が増大し、子どもたち一人一人に寄り添う時間や豊かな学びを実現するための教材研究、授業準備の時間を十分に確保することが困難な状況となっています。  一方、厳しい財政状況の中、独自財源により教職員の人的措置等を行っている自治体もありますが、自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。義務教育費国庫負担制度については、2006年に国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。国の施策として、定数改善に向けた財源保障をし、子どもたちが全国のどこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。豊かな子どもの学びを保障するための条件整備は不可欠です。
     こうした観点から、2022年度政府予算編成において下記事項が実現されるよう、地方自治法第99条の規定に基づき、国の関係機関への意見書提出を請願いたします。  記。1.子どもたち教育環境改善のために、少人数学級を推進すること。具体的学級規模は、OECD諸国並みの豊かな教育環境を整備するため、30人以下学級とすること。  2.教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元すること。  以上、地方自治法第124条の規定により請願します。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(梅田修作君) 請願の趣旨説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。               な           し ○議長(梅田修作君) ないようでありますから、質疑を終結いたします。  これより、請願第1号、少人数学級の推進などの定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2022年度政府予算に係る意見書採択の要請についてを起立により採決を行います。  本件を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。               全   員   起   立 ○議長(梅田修作君) 起立全員であります。  よって、請願第1号は、採択することに決しました。  ここで暫時休憩いたします。再開は午前10時30分。    (10時17分)               休           憩 ○議長(梅田修作君) 再開いたします。            (10時30分)  日程第8、一般質問を行います。  会議規則第61条第1項の規定により、通告順に発言を許可いたします。  通告1番、議席2番、本林宗興君に許可いたします。  本林宗興君。 ○2番(本林宗興君) 皆さん、改めましておはようございます。議席番号2番の本林宗興です。ただいま議長より許可がありましたので、通告書に基づいて一般質問を行います。  質問に先立ち一言御挨拶申し上げます。  早いもので、本6月定例会をもって4年間の任期が終わろうとしています。4年間を振り返ってみると、播磨科学公園都市でのまちびらき20周年記念イベント木戸口公園サッカー場の開設、自動車自動運転試験実施開始、また金出地ダムの竣工式等、輝かしい未来が待っているはずでした。また、相次ぐゴルフ場の閉鎖後、大規模太陽光発電所が建設されています。太陽光発電所には、いろいろな是非があるものの、東北大震災以降、再生可能エネルギー、つまりクリーンなエネルギーが注目され、国が推し進めるカーボンニュートラル、脱炭素社会を目指す上で、重要なエネルギーであることは明白です。また、電力の地産地消、災害時の電力確保にも寄与します。  しかしながら、昨年1月中国武漢省に端を発した新型コロナウイルス感染症が世界的に流行し、パンデミックとなっています。生活、経済等が一変し、今日現在も恐怖におののく生活を強いられています。これに対して、国は緊急事態宣言等で感染抑制に向け、国民を守るため日夜策を講じています。  新型コロナウイルス感染症終息を迎えるのは当職にとっても大きな政治課題であり、このまま任期を終わるのは心苦しいことでありますが、選挙後も再びこの問題に微力ながら尽力させていただきたいと思っています。  そこで、今回は大きく1番目に、新型コロナウイルス感染症対策について伺いたい。  1番目に、新型コロナウイルス感染症対策に最も有効とされるワクチン接種の接種状況と今後の計画を伺いたい。アメリカ、イギリス、イスラエル等々の国々では、ワクチン接種が60%近くに達し、日常生活を取り戻しつつあります。日本、兵庫県、当町においても最有力策であり、住民も関心が高い内容であるので、明確な答弁をいただきたい。  2番目に、新型コロナウイルス感染症により飲食業を中心に各関連業種が休業、売上減少等で疲弊しているのが現実です。これら関連業種に対しての支援策を伺いたい。また、同時に、町独自の支援策も伺いたい。  3番目に、新型コロナウイルス感染症に対し、順調にワクチン接種が進み、終息を迎えたときの経済再生、健全化への取組を伺いたい。  新型コロナウイルス感染症の終息は、全世界が望むことでもありますので、具体的かつ即効性のある答弁をいただきたい。  大きく2番目に、人口減少問題を伺いたい。上郡町においては、令和元年度保健統計で、出生者が僅か33人になっています。一方、高齢化率に注目しますと、上郡町全体で高齢者が5,600人余りでございます。人口を1万4,490人で割ると、高齢化率39.15%ですが、国調人口で割り直すと41%にものぼっているが現実です。少子高齢化・人口減少問題は全国的な問題ですが、特に当町においては、その傾向が顕著です。このまま放置すると、そう遠くない将来に地方自治体としての機能は衰退し、我が上郡町そのものがなくなってしまうのではないかと当職は危惧しております。  そこで、1番目に、令和3年度施政方針にも取り上げている社会増施策について伺いたい。当町の少子化の背景には社会現象問題が大きく関与していると当職は考えているので、具体的な答弁をいただきたい。  2番目に、同じく自然増施策について伺いたい。この問題は1番目の質問に加え、職場雇用等の問題が大きく関与していると当職は考えています。  3番目に、定住促進施策について伺いたい。人口減少問題、少子高齢化問題が進むと企業は衰退し、町の利便性は損なわれます。企業誘致や新規事業化などの施策も必要と考えるので、具体的な答弁をいただきたい。なお、1、2、3番の質問はいずれも関連性の高い質問ですので、順番にこだわらず答弁をいただきたい。  以上、壇上よりの質問を終わります。以下、再質問は指定された席より行いますが、いずれも緊急性、即効力が必要な政治課題ですので、一問一答式で具体的な答弁をいただきたい。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 現在、上郡町では国の方針に基づき、65歳以上の接種を対象に5月14日からワクチン接種を進めております。町民の皆様にはスムーズなワクチン接種に御理解、御協力をいただき、また赤穂郡医師会の多大な御協力により大きなトラブルもなく、順調に接種が進んでおり、この場をお借りし、感謝申し上げます。詳細は担当課長に答弁させます。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) それでは、ワクチン接種の現状でございますけれども、65歳以上の接種につきましては、現時点で対象者約6,000人に対し、約88%の接種希望者の申込みを受けております。5月14日から医療機関において、各医院の診療日に個別接種を、翌日の15日から生涯学習支援センターにおきまして、集団接種を毎週土曜日、日曜日に実施しているところでございます。  第1回目の接種は現時点におきまして、集団接種、各医療機関での個別接種で対象者の約46%の接種を終えているところでございます。今後、国から示されました7月末までの完了に向けまして、赤穂郡医師会協力の下、集団接種の時間延長等をもって実施する計画としてございます。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 今後は集団接種における時間延長等で対応するということですが、具体的内容を説明お願いできますか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 赤穂郡医師会の御協力によりまして、6月5日、12日の土曜日につきましては、20時まで2時間の延長、6日、日曜日につきましては、午前中の予定でございましたけれども、18時まで13日の日曜日につきましては、17時まで延長することとしております。また、6月中旬から個別接種の医療機関を3機関から4機関に増やして対応することといたしております。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 先ほど答弁いただきました現在65歳以上の高齢者の接種については、受付がほぼ終わっておるという発言がされており、接種が随時やっていかれているということですが、今後、60歳以下の接種の状況、計画はどのようになっていますか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 今後の状況でございますけれども、接種順位でございますが、国の方針に基づきまして、1番に医療従事者、2番が高齢者、そして今後3番目が基礎疾患を有する者、高齢者施設等の従事者、60歳から64歳の者、最後が1から3以外の者で順次、接種を予定しております。今後のスケジュールにつきましては、6月中旬より60歳から64歳の方、下旬に16歳から59歳の方に接種券を発送いたしまして、基礎疾患及び高齢者施設従事者につきましては、先行申込期間を設けまして、予約受付の開始を予定しております。  ただ、現時点で、国からのワクチン配送時期が未定でございます。町といたしましては、現物のワクチン量を確認いたしましてから、接種順位に基づき順次予約を開始することといたしております。  なお、今回、予約受付等の電話の集中を踏まえまして、予約受付枠の8割をネット予約枠、残り2割を電話予約と設定いたしまして、1回目、2回目の予約を同時にしていただく予定でございます。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) これは、全国が大体接種率が8%ぐらいと比べると、かなり当町は進んでいると考えるわけですが、ここは逆に、田舎へ行くほど接種率が高いという現状があるのですが、数日前に政府が職域接種とか、大学接種とかいう話を発言されています。この中で、職域接種、上郡は大規模企業といってもほとんどないので難しいかと思うのですけれども、こちらの職域接種の展望は今、どのようになっていますか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 厚生労働省では、先ほども議員さんが申されましたように、企業や大学などでの職域接種について発出されたという報道がなされておりますが、昨日、県の担当課に確認をさせていただきましたけれども、現時点では職域接種の詳細について、国からの通知がないとの回答を得ておりますので、詳細を把握することができていないのが現状でございます。御理解をお願いいたします。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) ここで1点聞きたいのですが、これは公表されていないのですが、お隣の相生の高齢者の方から、本林君、上郡は接種がすごく進んでいるなということで褒めていただいたんです。相生の市会議員の方とお話をさせていただいたら、ファイザー製のワクチンが1箱975本らしいのですが、上郡2箱、相生市も2箱だったらしいのです。高齢化率でみると、高齢者人数で言うと、相生は上郡の倍ぐらいいるんだけれども、上郡2箱で相生が2箱、この背景は町長何かございましたか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) そこは県の方針に基づいてやっておられると思います。ちょっと分かりません。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) これはありがたいほうのことなので、当町にとってはいいのですが、町内にいらっしゃる高齢者の方は受付開始日に電話がつながりにくかったということでインターネット対応したということで、外へ出られない方は上郡も役所が悪いのだという空気があるのですが、こういう事実はある程度知っていただいて、今回は非常に優位に働いたと思っていただきたいとこの場を借りて言いたいと思います。  それと、ちょっと路線を外れるのですが、2~3日前に総理大臣が、ワクチンサミット、COVAXへの8億ドルの融資という話が出たのですが、町長はこれをどう思われますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) それは非常にいいことだと思うのだけど、日本で使わない薬をというのは我々は疑問に思っております。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 僕は、改めて人間というのは汚いと思ったのは、そんな8億ドルを出してワクチンをよそに回すのだったら、先に国民に配れよと素直に思ったのです。ただ、国際社会の中での日本の立ち位置というのがありますから。どうも裏を返すと台湾にも日本で使えない、承認になっているアストラゼネカのやつを回すということなので、これは国際社会の一員としてやらなければいけないことじゃないかと私は思っているので、町長と同感かというところです。  それでは、続きまして、補助策についてお願いします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、新型コロナウイルス感染症における経済活性化には住民の皆さんにお願いしています行動自粛等の制約を緩和できる状況にすることが最重要だと認識しておりまして、そのため現在、ワクチン接種に注力して取り組んでいるところでありますが、長期化する拡大による住民生活や地域経済の影響を踏まえ、有効な施策を実施したいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 町長、答弁いただいたのですが、これは先ほど前段で述べたように、飲食業を中心に飲食業関連、上郡観光業者というのはほぼないと思うのですが、ここがかなり疲弊したと思うのです。これに対して、具体的な策はございますか。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(種継 武君) 御質問の現時点での具体的な施策といたしましては、時短営業、酒類提供の制限による影響が大きい飲食店の支援策といたしまして、令和3年度予算に盛り込んだ飲食店グルメチケット事業というものを実施に向けて、現在、準備をしてございます。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 課長が答弁をいただいた飲食店グルメチケット事業というのは具体的にどのようなものですか。それと実施時期は今現在どのように考えていますか。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(種継 武君) 本事業は、まず使用期間を2か月間という形で持ちまして、商工会に登録されている店舗において、1回の食事、500円以上の食事をしていただいた方に200円のグルメ券を1枚進呈とするものでございまして、これは再来店、リピート利用につなげることを目的に実施をするものです。チケットは、1店舗に200枚掛ける40店舗ありますので、商工会の会員、非会員を含めて40店舗でございますけれども、ここを想定いたしまして、実施するものでございます。現時点では、実施時期でございますが、今のコロナの感染状況もワクチンの接種状況も鑑みながら、本年の9月から10月に実施を現在する予定で計画に入っております。実施に際しましては、新聞折込み、広報、ホームページ、ケーブルテレビ等々、多様な発信媒体を活用いたしまして、情報周知をしたいと考えてございます。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) この事業をやるのに、飲食店グルメチケット事業の財源、単費でやるのか、補助金でやるのかというところですが、ここを答弁いただけますか。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(種継 武君) この財源につきましては、臨時対策交付金で対応するとしております。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 分かりました。それで、今日現在も緊急事態宣言下ですが、緊急事態宣言に伴う協力金は、1点目耳にするのは、まだ2月、3月ぐらいのが入ってこないと。苦しいんだという声も聞きます。今回は従前だったら6万円とか4万円があったのですが、今回の緊急事態宣言の補助の内容、皆さん、あまり御存じないので、改めて協力金の内容を答弁いただけますか。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(種継 武君) 御質問の現在、実施されております協力金でございますが、第4期ということになります。今回につきましては、本年の4月25日から5月31日までの休業、時短営業をする事業者の方を対象ということになっております。定休日を除いて全ての営業日に継続して時短営業に協力した店舗単位に支給されることとなっておりまして、これは対象区域は兵庫県下全域でございます。協力金の幅といいますか、内容なんですが、これは4万円から10万円というような幅がありまして、その中には細かい要件がありますので、説明しますと非常に細かい内容になりますのであれですが、そういう幅でやっております。  申請を受け付けされておりますので、その中で今回延長されましたので、引き続き協力金のほうも継続してされるというふうに聞いております。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 分かりました。これは国のほうでも話題になっています。失礼ながら東京のど真ん中の店が6万円で、上郡の店が6万円というようなことだったら当然差別感が出てくると思います。今回、担当課長に答弁いただいたのですが、前々年度の売上げに応じて4万円から20万円ということでかなり店の経営能力で幅を持たせているということなので、前よりはいいのかと思うのですが、上郡は該当しないと思いますが、都心部の方はえらくつらいなという気はしております。  それでは、次、終息後の関連の答弁をお願いします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 感染症終息後の地域経済の再生等の施策につきましては、市町単独で実施できる限界を踏まえますと、状況に応じて国や県へ要望しつつ、町としましても可能な限り可能な財源投入の範囲内で有効な施策を講じていきたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 去年は、緊急事態宣言明けぐらいでしたか、水道契約者の方に水道口径の契約基本料に基づいてチケットを配られたということですが、それも補助金の裏が付いていたという話ですが、前回も12月でしたか質問させていただいたのですが、例えば、佐用町などは独自策を先に講じる。逆に、後から臨時財政債や交付金がついてくるということになっているのですが、現時点で独自策というのは何かお考えですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 佐用町の場合は、全国から支援金が届いていたのが少し残っておりまして、それを活用したというふうに聞いております。我々も僅かですけれども、余裕のある資金があれば充当していきたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) それと、私は実態はあまり把握できていないのですが、お勤めの方がリストラに遭う、パートの方がリストラに遭う、直接耳にしていないのですが、町内でも該当する方がいると思うのです。この方たちへの対策というのはどのように考えていますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 福祉の施策につきましては、担当課がありますので、健康福祉課のほうにその部署があると思います。そういったものを申出があればきちっと対処していきたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 本林君。
    ○2番(本林宗興君) この件は、町長、前にも答弁に出ていたのですが、そのシステムがあるのですが、システムを分かっていらっしゃらない方がいらっしゃる。というのと、お金がなくなって助けてくれと、申し込んで助け船を出されるので、それからそのお金が実行されるまでの時間が前回答弁で1週間から10日ということを言っていただいているのですが、より早くスムーズに実行していただけることだけお願いしまして、ここの部分の質問は終わらせていただきたいと思います。  大きく2番目の質問をよろしくお願いします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 人口減少問題につきましては、3月議会定例会でも答弁させていただきましたが、昨年度における本町の出生数の低さには私も非常に危惧をしております。本年度を始期とする第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略の中にも重点的かつ戦略的に取り組むこととして、本年度施政方針にも掲げ、予算にも盛り込ませていただいておるところでございます。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) ここで私は資料を作ってみたのですが、ちょっと注目していただきたいのは、出生数が若干、私が前段で述べさせていただいているのと誤差がありますのは、1月から12月までと年度、4月から3月に分けているので、1~2名、数が違います。どことも右肩下がり、例えば、たつの市さんはかなり下がっているのですが、一番注目したいのは、近隣で比べてみるときに、上郡町は33が34になっています。これは引用したのは兵庫県保健統計から引用させていただいて作らせていただきました。  例えば、お隣の相生市を見たら、相生市との人口比率でいったら、約2倍ほどなので100人ぐらいは上郡は生まれていなかったら駄目なんじゃないですかということです。  それから、お隣、佐用町と比べたら人口比が1.1倍ぐらいなので、65人とか60人ぐらい生まれておかないといけない。それも半分ぐらいです。もう1つ赤穂市さんとの人口比率を比べますと、大体3倍ちょっとなんです。これから計算しても90人ぐらいは生まれてこないと駄目だと思うのですが、町長、このグラフを見られてどう思いますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 現実の話としまして、我々が当選したときは70人を超えていたのですが、年々減ってきておりまして、先ほども申しましたが、本当にそこは危惧しておるところで、担当課と相談しながらどういった施策が打てるかということを考慮中であります。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) これを見て少ないのは歴然と分かるのですが、これの原因というのをどのように受け止めておられますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、対象になる方々の数が上郡町は非常に少ないのではないかというふうに思います。それと、どこの市町も同じですが、結婚されていない方が結構おられて、そこも1つの要因じゃないかというふうに考えております。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) ちょっと裏返しさせていただくんですけれども、これは何を書いたかといいますと、20歳から49歳までの人口に対する出生率です。ここを見ていただいたら分かるのですが、かなり太子町などは下がってはきているのですが、一番進んでいるのは相生で2.2です。太子が下がって1.9、一番悪いところでも佐用町1.6とあるんですが、上郡の場合は0.8なんです。これが問題だと思うんです。これは企画政策が担当しているので、ここのところの要因をどう考えられているかというところですが、どう思われていますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、婚姻数が非常に少ないのではないかというふうにとらえております。現在、中学校を卒業される方が120名ぐらいおられますから、普通に考えると60人は最低は生まれる、今でもそういう環境にあると思うのですが、実際に婚姻される方が少ないのと、婚姻されてから上郡に住んでいる方が少ないのじゃないか。今、はっきり言いまして、子育て施策の中で大きなお金を使っておられるのは、相生市が1番で、そことの差がどうしても埋め切れない。それを何とか違った方法で埋める方法はないかということで、今担当課と相談しながらやっております。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 僕は思っているのは、実は二十歳から49歳、働く世代、それから子供を産む世代の町外流出、いわゆる社会減です。これが一番大きい。それと上郡に残っていただいている方でも0.8ということは、つまり婚姻率が低いと思うのです。町長が言われたように、非常に相生が高い水準で2.2人を保っているというのは、相生市さんは子育て世代へのお金はかなり充てています。当町は財源的なこともあるので、これはこれで売っていかないといけないのですが、ここにありますセットなんですが、まず社会増というよりは、社会減を止めていかないといけないと思うのです。利便性でいったら、どうしても相生、たつの、それからJRの関係で赤穂といったところへ子ども世代が住むという傾向がどうしてもありますので、これをまず止めないといけないのじゃないかと思っているのです。  ただ、町長、教育でこれを何とかしよう、改善しよう、逆に呼び込むということを考えられたのだけれども、それプラスアルファが要るのじゃないかと思っているのですが、この点、どうですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、上郡町の住んでいただける利点は、地価が安い。本当に高田台の古い住宅でしたら、200万円台で買えるという時代になっています。これも住民の方と相談しながらになりますが、できたら高田台の再生を一緒にやりながら、そこに若い人に住んでいただける環境を作っていきたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 先ほど、高田台という話が出たのですが、私は少子高齢化とか、町外転出が顕著に表れているのが高田台だと思うのです。一時町外から非常に引っ越されてきた、ベッドタウン化した、それで子どもが出られる。町外のほうに居住を構えられる。遠方へ構えられる。高齢者だけ残される。挙句の果てには高齢者も引き取られて、廃墟になるという縮図になっていると思うのですが、これを静観していたのではいけないので、町長、これを何とかしないといけないのですが、企画のほうでここら辺に対して、具体策は何かありませんか。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 具体的な施策といいますと、先ほど町長が最初に答弁されましたように、第2期のまち・ひと・しごと総合戦略ということで、昨年度策定させていただきまして、本年度初年度として2期に入っております。そういう中では、どれが一番効果があるのかというところはありますけれども、地域の魅力作りであったりとか、先ほど言われたように、生活に必要な公共交通の充実、それからある意味、定住するための支援であったりとか、婚姻率が低いということでは結婚の支援みたいなものをやりながら、また自然増対策としましては、子どもをそこで産み、育てていくために切れ目のない支援というようなところを掲げて実施しているところでありますが、何が一番効果があるかというところにつきましては、効果がある事業、施策を継続維持しつつ、ある意味、必要に応じて大胆な施策も必要があるのかなというふうには思っております。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) これは前段でも言いました、1番、2番、3番と1本の策だけ単独でというわけにはいかないので、チャンポンになってしまって質問させていただいているのですが、まず、このグラフにあるように0.8、恐らくこの要因は、先ほど課長の答弁にありましたように、婚姻率の低下だと思うのです。まず、結婚したときに上郡に住んでもらって、第1子を設けてもらう。今は1を割っているわけですから。ほかの市町村は1子目、2子目、3子目ということですが、上郡町はまず目先の課題として、結婚していただいて、まず第1子、上郡に住んでいただいて第1子目を設けていただくというのが一番いいのですが、そのために具体的にどう思われますか。どういう策を出していこうと思われますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 先ほど課長からも答弁させていただきましたけれども、有効な策は継続しつつ、ちょっと他市にない大胆な施策を今、検討しておりまして、そういったことを入れながら何とか維持していきたい。子どもをたくさん産んでもらわないといけないので、たくさん子どもを産んでおられる方に少しでも支援ができないかということを考えて、立案中であります。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) そのたくさん産んでいただくのはいいんだけれども、産んでいただく前に、このデータを見る限りでは、まず結婚して上郡に住んでいただくというのが非常に大事だと思うのです。5年推移なので、折れ方がすごいのですが、途中推移があるんですが、取りあえず、結婚して上郡に住んでいただく。先ほども言いましたように、お隣、相生、赤穂、たつの、太子、はっきり言うと利便性といったら勝てないのです。姫路方面に勤務されているということになってきたら。  それと前段でも述べました、例えば、ファーストフード店がないとか、そういうのもデメリットでおっしゃる方が現にいらっしゃるのです。ただ、参考にしていただきたいのは、佐用町さんが、何とかここ15年ぐらい1.6を保っているのです。全国平均が1.29とか、1.3ぐらいだと思うのですが、失礼ながら利便性で言えば、佐用町のほうが利便性は悪いと思うのです。財政面は過疎債、合併特例債、合併特例債も延長になりましたので、そこら財源があるというんですが、佐用町レベルのことはやらないと、上郡町は本当に危険じゃないかと、僕はグラフを作って特に感じたのです。  町長、対相生というより、対佐用町のほうに対してなんですが、どうお考えですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 佐用町の内情につきましては分かりません。ただ、佐用町の若者の数が多いのかというとそうでもないと思います。残っておられる数が多いということであれば、何か施策の違いがあるのであれば、佐用町長にも聞いて検討はしていきたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 佐用町も少ないというんですが、データ化するのに兵庫県保健統計から引っ張ってきて、僕が自分で作ったものなんですが、そちらには手元資料はないと思うのですが、2019年度に二十歳から49歳の人口が上郡町が4,200弱なんです。佐用町は4,300余りなんです。二十歳から49歳という世代はそんなに200人ぐらいしか変わらない。それで何でこんなに出生率が違うのかという話です。条件は、先ほど言ったように佐用のほうが多分田舎ですし、財源はあるんだけれど条件は悪いと思うのです。この差は何なんでしょう。この原因が分からないと、いろんな策を講じるというのはまず無理だと思うんですが、町長、ここはどう思われますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 大変申し訳ないですが、分からないと言ったら怒られますが、ちょっと時間を頂ければと思います。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 分からないのだったら勉強してもらわないといけないのですが、選挙が近いので、いろんな公約はあるかと思うんですが、今後上郡町のキーポイントになると思うんです。  町長、方向を変えて答弁するのですが、私は出生数を先ほど言ったように33とか34、この出生数でいってしまいますと、6~7年後ぐらいに小学校が1校になってしまうかと思うんです。そして、そこから3~4年後ぐらいに最後、小中一貫校になってしまうという可能性をかなり秘めたグラフになったなと思っているのですが、町長は、ここでいまから最低維持、もしくは令和3年度の施政方針にあったように、社会増、自然増、定住促進、この3本、それに教育です。これで伸ばしていくという方向でいくのか、しようがないから小中一貫校になってもいいという考えでいかれるのか、そこをお聞かせ願いたい。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、最初に話しましたように、最低学校は3つありますから、それに見合うといったら100人なんだけど、できれば早期に70人ぐらいまでは戻したい。そのための施策を一生懸命担当課と相談してやってきております。それが効果が現れるかどうかということは、その施策をやってから数年かかるかも分かりません。とにかくそういったことにならないように頑張っていきたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 成果については、例えば、今年施策を打って、来年すぐ答えが出ますという、早いことは当然私も思っていない。早くても3~4年後に成果が現れてくると思います。今、企画政策のほうで婚活とか、移住、定住体験とか、いろんな施策を打ち出しているのですが、他市町にある施策でいきますと、例えば、相生市さんの例で言うと、マタニティタクシーチケット、妊婦さんにタクシーチケットをお渡しするというところまで手厚くやっているのですが、同じ施策でいくと、財源で負けてしまうのです。全然違うターゲットで行かないといけないと思うのです。また、同じターゲットで同じシステムを組むと、最後、利便性とか、そっちのほうへ走られるのです。そこを教育長でもいろんな意見を集約してというのですが、町長御自身でこんなものがいいのじゃないかというものは何かありませんか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、財政的な裏付けはいろいろ工夫してやってきたおかげで少しこういった施策に充てられるお金が出てきたというふうに考えております。それが潤沢によその市町と比べてあるかと言われたら、なかなか難しいところもあります。高校生と話をした中で、高校生は上郡町のJRをなかなか利便性が高いと思っていない。そこで愕然としておりまして、我々は鉄軌道がある町で、なおかつ新快速を利用すれば、三宮まで75分あれば行きますから、十分通勤圏内だということは考えているのです。できれば、今さっき言いました住宅、最初の住居の安さと、それから上郡で相生と比べたら駄目なんだけど、教育水準も比較的高いというふうに教育長から聞いておりますので、そこを1つのターゲットにしてやっていければと思います。  就学前教育の充実を図るために、認定こども園、町立を作りました。この施設を生かして、そういった面でも頑張っていければと思います。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 教育のことについては、私はいいと思うのです。ここから政策提案ということなので、考えていただきたいのですが、まず働く場の確保です。だったらどんどん企業誘致といったもの、新規の起業家、新しく商売を起こされる。こういったことがもっと活性化しないと駄目だと思うので、ここは政策提案と思ってください。  それと町長がまさにやりかけようとしていますね。中学校給食。これらも施策の一環だと思うのです。やはり働く場がある。これも大事なことで、次に勤めにいくのなら通勤時がどうだということです。実際、逆に上郡に本社があるのに、相生や赤穂に家を建てられて、上郡に通っているという現実も私の周りにいっぱいいますので、ここのところの企業誘致とか、そっちのほうにはどういう施策をお持ちですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 工事にかかっていただいているのはシュッツという会社が工業団地に大きな重機が入ってやっと着工されています。そこは雇用の面でいうと、あまり大きな雇用は産まない。ただ、企業誘致といってもなかなか今、上郡の現状では土地がない。テクノ圏に、上郡町域に4か所ぐらいありますが、大きな企業を呼べるだけの広さがないのが現状です。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) その土地がないという話になったら、前回、2~3回やらせてもらっているのですが、あらかじめ調整区域の規制緩和していたらどうですかという話にまた戻ってしまうのです。子どもに住んでいただいて、子どもを産んでいただいてという観念でいくと、手当金とか、例えば、第2子以降手当を増やすとか、いろんなそういう施策を単純にぽっと飛びつきそうなんですが、もっとロングスパンで、先ほどJRも言いました。JRもいいのですが、駅の橋上化なども再々お願いしているのですが、ロングスパンの話になります。こういったこととか、調整区域を緩和して、空き工場バンク制度が施政方針の中に入っていました。ですけれども、それもいいのですが、テクノ域に4件ほどそんな大きな土地がないという話だったですね。この辺はあらかじめ緩和して、もし企業誘致の話があったらこの辺に来てもらおうじゃないかというような調整区域の緩和とか、農業振興地域の緩和とか、ここら辺に西播都計で相生、赤穂さんと足並みをそろえて、県にアタックしておくべきではないかと思うのですが、町長、この点どうですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 都市計画につきましては、かなり大きな縛りがありまして、県の担当者とも話をするのですが、なかなか案件が出てきたときに相談に乗ってくれるのが遅い。部長単位になると市街化区域の近くであれば許可しますという話はすぐ出るのですが、そういう案件を持っていってもなかなか許可が出るまでに時間がかかります。1年、1年半はざらに時間がかかっているのが現状です。 ○議長(梅田修作君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 町長、僕はある程度もっともだと思いますが、この大持を見ていただいたら市街化区域の中に田んぼがあるのです。市街化調整区域を緩和しろと。これはどうですかと県のほうは言うと思います。ただ、町長、ここでいいのは、今回、光都土木の所長というのが前任が都市計画区域課長だったのです。都計法の課長だから、そのほうにはかなり精通されているのです。せっかくすぐ近くにそういう都計の専門の方がいらっしゃったのだから、そこら辺はうまいこと議論を交わしていきたいと思います。  これは最後にさせていただくのですが、グラフでもお示ししたように、上郡町に住んで結婚して子どもを産んでいただく。ここを前面に出すためには、施策が非常に多岐にわたると思うのです。ただ、補助金出せばいいとか、そういう単純な小さなことではないと思いますので、駅の問題とか、企業誘致の働く職場の問題とか、そういったことも総合的にあると思いますので、もう少し幅広い範囲で少子高齢化対策、人口減少問題には真剣に取り組んでいただきたいと政策提案させていただきまして、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 通告1番、議席2番、本林宗興君の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時。        (11時23分)               休           憩 ○議長(梅田修作君) 再開いたします。            (13時00分)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  通告2番、議席1番、松本じゅんいち君に許可いたします。  松本じゅんいち君。 ○1番(松本じゅんいち君) 皆さん、こんにちは。1番議員の松本じゅんいちです。議長の許可がございましたので、通告に基き一般質問を行います。今、一番注目されているニュースは新型コロナウイルスです。感染防止にワクチンが期待され、実施されていますが、まだ終息の見通しはありません。コロナ禍で感染拡大防止は人の行き来を制限し、接触を制限することが要になっています。その結果、経済が停滞し、消費が伸びず、影響を受ける職場で働く人たちや医療関係者に大きな負担がのしかかって、耐え忍ぶ日々が続いています。生活苦やストレスによる問題などのほか、目には触れないところで多くの国民が厳しい毎日を過ごしているはずです。また、新たな変異ウイルスの猛威も予見され、さらに健康や経済に影響が及ぶのではないか。不安な状態が続いています。世界中がこのようなありさまになった節には、哺乳類や水鳥に170万種といわれるウイルスが存在し、うち63万から83万種が人に感染する能力を持っていると言われています。  そのうち、現在分かっているウイルスは僅か2,000種に満たないといいます。自然破壊や温暖化で野生動物が追い詰められた結果、ウイルスが人の社会に入り込み、密集した都市から世界の隅々まで広がったとのことです。人間が環境を壊したことで、目を覚ましたウイルスが一気に広がり蔓延したといいます。経済政策最優先の結果が今のコロナ禍時代を招いたと言われています。  最近、経団連の新会長の十倉会長が市場原理主義に基づく行き過ぎた効率追求や規模拡大が格差の拡大や気候変動、生態系の破壊を招いているとの見方を示しており、良識のある経営者は今までの企業、資本主義の在り方に危機感を持っているとも話されています。梨ケ原西有年で計画されている産廃処分場は大量生産、大量廃棄の施設の一端であり、結局はコロナ禍を招いた原因につながるものだと言えます。経団連の十倉会長が言われますように、現在の世の中は、脱炭素社会に向かって視線を変える好機だということです。  そこで、上郡町に住んでいる私たちは、みんな安全で安心して居心地のよい上郡町を望んでいます。その実現のために私は大きく分けて2つの問題を取り上げました。1番目は産廃処分場施設の安全性についてお伺いします。  現在、計画されている管理型産廃最終処分場の施設の目的は、危険な廃棄物を埋立てるための施設です。それが基本の施設です。  まず1番、産廃事業者の資料や事業者の説明会によると、埋立てる産業廃棄物に石綿含有廃棄物や水銀含有廃棄物を含むとなっています。先月の5月17日、石綿訴訟(アスベスト)で最高裁が国・企業の責任と補償をすることを認めました。戦前から輸入が始まった石綿は建築資材を中心に産業で広範に使われてきました。ところがその廃材等の処理で今後も健康被害が増えるといっています。今回、計画している施設に埋立て処分されるのですか、お伺いします。  2番、水俣の水銀を利用した操業が始まって約90年経過していますが、水俣病で今も苦しんでいる人たちがいます。石綿被害も数十年経過して、被害者が苦しんでいます。被害が発生した当時、国の基準は甘く緩かった。今は当時より厳しくなってはいますが、今の基準が絶対的なものではなく、それぞれの時代の経済環境のバランスの中で決めています。人や自然への環境影響は進行中です。水銀、石綿を含む産廃を持ち込んでも、安全と言えますか。町長のお考えをお伺いします。  福島事故で大量の汚染物が発生しました。国の処分は県外でする約束になっています。事業者の説明会でも8,000ベクレル以下は一定の処置をすれば埋立てできると認めたといいます。  一方、最近、事業者系のチラシによると、「放射性廃棄物は決して取り扱いません」となっています。処分場として利用されると危惧しますが、町長の見解をお伺いします。町長の産廃問題の姿勢は、設置前提を公言されています。その中に、法律にのっとり、判断するという県の姿勢を主体としたもので、具体的には設備をより安全にするとしています。法や条例を鑑みて、町長は町民の安全安心をどのように担保するのかお伺いします。  2番目の大きな問題は、新型コロナ対策についてお伺いします。前任者の質問内容に重複しないように配慮しながら質問します。  まず1番目、毎日、コロナニュースを一番に聞きますが、国・県の対策で終息方向は不透明です。期間限定の対策で不安が先行している現状です。町の感染者も増加しています。感染実態をお伺いします。  その1、町内の状況と近郊自治体の実態をお聞きします。  その2、コロナ禍で職を失い、また収入減で日常生活を耐え忍んでいる人たちや経営者を援助するにはどのような制度がありますか。  次に、2つ目の質問で、ワクチン接種の受付で、電話が通じない。待てども待てども連絡が取れず、不安も募り、混乱しました。混乱を予測した受付方法の事前対策は十分だったでしょうか。  3つ目、町長にお伺いします。ワクチン接種などのめども見えてきましたが、町内に感染者は増えています。今、町民に伝えたい一言は何でしょうか。  4つ目、産廃処分場問題で、町民の不安より県の意向を主体にする進め方やコロナ接種で多くの自治体で受付混乱を起こしましたが、逆にスムーズに住民に安堵のある対応をした自治体もあります。町長の目線は、県、国主体であるとお伺いしますが、改めて町長の政治姿勢をお伺いします。  質問項目は以上です。具体的な質問は一問一答方式で指定された席で行います。 ○議長(梅田修作君) 住民課長。 ○住民課長(国重弘和君) まず、初めに私のほうから石綿含有廃棄物、また水銀含有廃棄物等の処理基準について御説明申し上げます。なお、廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、爆発性、また毒性、感染性等、その他、人の健康または生活環境に係る被害を生じるおそれがある性状を有する廃棄物を特別管理廃棄物と規定いたしまして、必要な処理基準を設け、通常の廃棄物よりも厳しい基準が行われておるということになっております。石綿、水銀はこれに該当するとなっております。  まず、廃石綿のほうですが、廃石綿等の最終処分につきましては、埋立て処分により行い、都道府県知事の許可を受けた最終処分場で行うというふうにされております。また、埋立て処分を行う場合には、大気中に飛散しないよう、あらかじめ固形化、また薬剤による安定化等の措置を講じた後に、耐水性の材料で二重に梱包して、最終処分場の一定の場所で、かつ廃棄物等が分散しないように行えということが書かれております。  なお、1日の作業終了時には、15センチ以上の覆土を行うというようなことも併せて書かれております。  次に、廃水銀等ですけれども、これにつきましては、埋立て判断基準というものがございまして、そちらを満たさない場合は、遮断型の最終処分場で処分しなさい。また、判断基準を満たすようであれば、追加的措置としまして4つの措置が書かれております。1つ目ですが、処分場の一定の場所、かつ分散しないような措置、2番目ですが、その他の廃棄物と混合するようなおそれのないよう区分する措置。3つ目として、流出しないようにする措置、それから最後4つ目ですが、雨水が進入しないようにする措置と、以上、4つの措置を取ることで、管理型最終処分場で処理が可能というふうなことも書かれております。  続きまして、放射性汚染廃棄物につきましてですが、放射性物質汚染対処特別措置法というものがございまして、そちらによりますと、東日本大震災で発生しました放射性セシウム濃度、1キロ当たり8,000ベクレルということですが、それ以下の廃棄物につきましては、通常の廃棄物と同様に埋め立ててよいというふうにされているようでございます。  また、参考までですが、8,000ベクレル・パー・キログラムですけれども、こちらの根拠につきましては、環境省のホームページに次のように書かれておりますので、御紹介申し上げます。8,000ベクレル・パー・キログラムの設定ですが、埋立て作業員の安全を確保するために採用されたものとなっておりまして、8,000ベクレル・パー・キログラム以下であれば、その影響は年間1ミリシーベルトよりもさらに小さくなるというふうにされているそうでございます。  この1ミリシーベルトですが、国際放射線防護委員会というものがございまして、そちらが一般の人々の健康を守るための基準であります公衆被曝の線量を限度として勧告している数字でございます。また、比較ということですが、自然界から受ける放射線の線量は世界平均でございますが、年間で約2.4ミリシーベルトということが言われているということが書かれております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 一気に回答していただいたんですけれども、最初に質問の表記でさせていただいているのですが、今言われたような形で、そうしたら現実の問題として産廃処分場に石綿が持ち込まれるという解釈を取るということですか。 ○議長(梅田修作君) 住民課長。 ○住民課長(国重弘和君) 石綿、水銀、議員も御承知のとおりと思いますが、私も事前協議書のほうを見ますと、確かにそれは書かれております。書かれているから必ず持ち込むというものではないのかなと。処分の受け入れる物質としては、先ほど言いましたような石綿、水銀というものが書かれているということは確認しております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。
    ○1番(松本じゅんいち君) 実は私が何をお聞きしたいかということですが、業者の説明会の資料では、わざわざそういうふうに注記として書かれているわけです。それで私も注記に書かれたという根拠などを調べてみたのですが、そういう点で、石綿に対する規制はもっといろんな形であるのじゃないでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 住民課長。 ○住民課長(国重弘和君) 私は、先ほど廃石綿、それから廃水銀、また、放射性に関して処理基準等を申し上げましたが、あくまで概要でございまして、私も手元に資料がございますが、なかなか時間内に御説明するということになれば、時間も少々頂きますので、そのあたりは御容赦願いたい。概要としては先ほど申し上げたとおりということでございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 概要ということではなしに、実はこれは非常に重要な産業廃棄物というふうに私は解釈しているのです。  例えば、石綿、これは産廃処分場に捨てられるという、それはそれなりに決まりがあるのですが、しかしそれを産廃処分場に持ってくるためには、いろいろな規制とか、処理の方法があるはずなんです。それはなぜかというと、それほど石綿については健康被害を生むということなんです。その健康被害を生まないために、何とかするという規制があると思うのですが、そのあたりの内容について御存じでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 住民課長。 ○住民課長(国重弘和君) 先ほど言いましたように、確かに細かい基準を御紹介申し上げるべきでございますが、若干時間も頂きますので、まず受入に関しては、先ほど最終処分に申し上げましたとおり、概要はそのとおりでございますけれども、当然、法によります特別管理廃棄物という指定も受けております。当然、収集、運搬、埋立てに伴いまして、厳格な管理の下やっていかなければならないと。当然、トラック等で運びますときも飛散防止の措置、埋立てにつきましては、先ほど言いましたような処理を行い、また最終的には最終処分場も20年なり、30年たてば違う用途に供用されるというものでもあることもありますので、埋め立てる場所、埋立て方法、そちらは厳格に管理して将来、例えば、工事をするときに誤って掘り起こしてしまわないように、そのあたりも厳格に管理しながら処分するということが書かれております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 例えば、掘り返したときに、それが掘り返さないようにするために、危険ですから、それがないようにするため、例えば具体的な方法も決められていますか。 ○議長(梅田修作君) 住民課長。 ○住民課長(国重弘和君) 最終処分場の中の埋立て場所につきましては、後々管理できるように、そのあたりは一定決められたところに飛散防止措置等をとって埋め立てる。場所は後々分かるようにということぐらいしか私も書いているものを見る限り、確認はできませんが、あと処置です。埋め立てる場合の固形化とか、薬剤の処置、こちらもコンクリートによる固形化をしなさいということであったりとか、薬剤による安定というものは建築基準法第37条第2項に基づき認定を受けた石綿飛散防止剤等を使って、薬剤で固めなさい。また安定化させなさいというようなことが基準には書かれているという現状でございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 調べていただいたということは分かるのですが、私が調べたことを改めて説明させていただきますが、なぜこの問題を特に取り上げたかというと、水俣病があった。水銀と石綿訴訟が今年の5月17日に最高裁で判例が出ました。国とか企業が責任を持って補償しなさいというふうになったのですが、ということはそれだけ健康被害を及ぼすものですよと。健康被害を及ぼすものをあえて業者の説明書の中に注記で持ち込むと、受け入れますということになっているのです。それは後々健康に関わってくるから物すごく厳格に扱わなければならないというふうになっているはずなんです。  さっきも課長がお話しされたように、例えば、固形化する場合はセメント化をしたりする場合は、それに混ぜる水の量とか、石綿の量、そういったやつがその都度、その都度、違いますので、それを混ぜて固形化する。それはどんな機械、ミキサーでどういう水量とか量、どういう比率といったことも全部事細かに決めて、そういう方法でやりなさいということなんです。  そういうふうにして、しかもコンクリート化されて固まった表面に石綿の固まりなんかが見えるようなことだったらいけない。そういったことも書かれていますし、それから飛散防止のためには課長もお話しされたけれども、薬剤を使って固形化して飛び散らないようにしてください。その薬剤はどんなものを使いますかということなどきちんと調べないといけない。その薬剤について、それが本当に効果があるのかということもその作った業者ときちっと話をして決めて、こういう方法を取りましたということをきちっとして、記録を残して埋め立てるところに持っていかねばならないと、非常に厳しい決まりがあるんです。しかも現地で埋め立てるときには、どこでも持っていったらいけない。一定の分かる場所に持っていかなければならない。そこに埋めたりしてはいけないはずなんですね。  そういう非常に厳格な扱いをしないと、健康被害を及ぼすんですよ。それほど石綿というのは大事だと。しかも、5月17日のあの判決のときに出されたのは、今から2030年ぐらいまでは建物を解体したりして、それの廃材がピークになるだろう。それが55年ぐらいには何とか少なくなっていくだろう。それで産廃業者とか、受け入れる産廃場はそれを処理する。そうしたらこっちへ持ってくる。そうしたら非常に厳格にしないと健康被害があるということなんです。  そういうことがきちっと管理してできるか。それも含めて今後、大事にしなければならないということです。そういうことも含めて、検討されたかどうかということも含めて、これは基準どおりに行くから受け入れるんですよという形で簡単に捉えているのか。そのあたりについて町長にお伺いします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 議員も何遍も発言されているように、国によって定められたとおり、基準で業者がやれば我々はそれを拒むことはできないと考えております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 確かに、町長はそういうふうに国の基準とかに基づいてやるということですが、そうしたら例えば、石綿の輸入が始まったのは、1930年頃じゃないかと言われているのです。それで、学会が、これは危険ですよということになったのは1960年代です。30年ほどして初めて危険ですよと。それまでは自由に使えていたのです。ところが、政府とかがきちっと発言するようになったのは2006年です。それは全面的に使用とか製造を禁止するということです。そうしたらこれは学会が危険ですよと言ってから40年ほどたったんです。でもそのときは国の基準でよかったのです。何が言いたいかというと、国の基準というけれども、これが現実ですよと。最高裁の判決がきちっとおりて、患者がちょっと今年の5月に安堵しても、全面禁止から15年たっているんです。  したがって、何を言いたいかというと、国の基準というけれども、それまでに大勢の国民が健康で苦しんでいるわけです。そういう状態があったことを含めて、私は反省として産廃を今現在の国の基準で受け入れて、それでいいかどうか、そのあたりが問題ですよということを言いたいのです。それが今、現実の問題として90年ぐらい、そういう形になって改めて対象者も1975年から2004年の人しか5月17日の結論は出ていないのです。2006年に使用とか製造が全面禁止なんです。その2年前までの人についてだったら患者として受け入れると。こんなことで被害が起きてしまって、被害を被った人たちが本当に救われるのかどうかということも考えて、国の基準で産廃物を埋めていいものですか。受け入れていいんですか、そのことを問うているのです。そういう点の現実の問題としてどういうふうにお考えですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 我々はそこまでの判断する能力はありません。我々は今の国の基準に沿って物事を考えるしかないと思います。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) そうしたら一番いい方法は何だと思いますか。何かというと産廃場はなかったらいいわけです。町民の思いははっきりと投票でも決まっていないけれども、欲しくない。来てもらったら困る。健康被害も起きるではないかと非常に心配しているのです。そういうことから、そういうことを判断できないのだったら、なかったら一番問題ないわけです。そのあたりいかがですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 何遍も同じ答えをさせていただいておりますが、産廃場建設に対して賛成の意思を示したことは一度もありません。本施設が好ましい施設であるとは一度も言っておりません。住民の安全安心を守ることを最大の使命として、法律の中で決められた機会や権限の範囲において必要な行動を取っていきたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 私たちが一番心配しているのは、さっきも石綿の歴史を説明したように、問題がきちっと解決できるかどうか、そのあたりが非常に心配だと。だから首長さん、しっかり私たちの考えを受け止めてくださいという考えなんです。それがあくまで法律みたいな考え方ではいけないと私たちは思っているわけです。そういう点の心構えが町長としてどういうふうに変わるのか。担保して、例えば安全安心とかも含めて、どういうふうに考えているのですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 議論になっていないのですが、基本的に私の考え方は、住民の皆さんが心配されておるような施設にならないように、法律にのっとった段階で、先ほど処理方法についても課長から説明がありました。国が示しておる最善の方法で処分をしていただくように求めていきたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 町長はあくまで国の法律という形ですが、私が今さっきも言いましたように、歴史が物語っているわけです。被害が及んでいる。そういうことから考えたら、私たちは町長の述べていることについては満足できませんし、納得いきません。  改めて、水銀のことについてもどういう規制がかかっているかということについて担当者の課長さん、お分かりですか。 ○議長(梅田修作君) 住民課長。 ○住民課長(国重弘和君) 規制といいますのが、1つだけ御紹介ということになるのですが、先ほど言いましたように、埋立ての判断基準というものですが、具体的には固形化した処理物の溶出試験結果が1リットル当たり0.005ミリグラム以下と、そういう数値以下のものであれば、管理型のほうで、それを満たさない場合は遮断型のほうで処分しなさいということの基準は書かれております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) これも課長と私のかみ合わないことになるのですが、具体的に持ち込むところは水銀などは一切天水、雨がかかって水位が上がったところの位置には絶対、それより下に置いたらいけませんよとか、それから山際とか、ガス抜きといったところの近くには置いてはいけませんと。ほかの品物と一切混ぜたらいけません。その水銀を固めた廃棄物を下も、周りも全部含めて特殊な土で固めなさいと。それはベントナイトという材質の土らしいのですが、そういうふうにして水に天水などにも一切かかるようなことになってはいけない。そういう厳しい決まりがあります。これが国の決まりなんです。そういった水銀ということについては非常に危険だと言われています。  そういうことが、私らは守れるのか、実際に確認して、これは大丈夫だと言えるのかどうか。そういったことも心配しているのです。そういう点も含めて、町長はこれは国とかの基準に基づいたら、それは補償できるのだというふうに確約できますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 基準を守られている廃棄物の受入れを町が拒否することは困難だと考えております。ただし、有識者会議においても、意見が出されましたように、対象物の受入れをしない。または基準値の厳格化等につきましては、事業者との協定等による合意が必要であると考えております。そのようなことについては、町長として関わっていきたいと思っております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) そういう点では、ちょっとプラスのお話になったと思うのですが、しかし、今言われたようなことも含めて、現場でそういった形ができると思われますか。しかも雨が降ったときにはやったら駄目なのです。雨が降る前にきちっと処理をしたり、降るときにはそれがかからないようにしなければならない。また、埋めて土を戻した後も、雨がかからないようにしないといけない。そういうことも含めて、現場できちっと管理ができるかどうか。そういったことも心配しているのですが、そういったことも本当にできるか。やらせるか。そういった町民に対する安心、安全のための担保が取れますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) そのことについても有識者会議の先生方の中から御意見があったことは、定点の監視カメラを付けたらある程度防げるのではないかという御意見はいただいております。ただ、今議員が言われているようなことはこれから紛争条例に入ったときに、一緒になって議論していけばいいというふうに考えております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 私が心配しているのは、例えば、法律では今言ったような形できちっと処理したということを含めて、それを処理した人が搬出して次に処理するところに送るときに、これはこうしたものですよと、記録なども全部受け渡して、それを受けたところが処理するのですが、それを確認しないというふうには受け入れないですよという決まりになっているんですけど。ところが、現物の問題として、そういう石綿とか、水銀じゃないですよという形で来て、見ても分かるかどうかです。そういうことが心配なんです。現場で監視カメラも付けたとしても。そういったことも担保として、安全安心できるのかということです。そのあたり、町長の覚悟をお聞きしたいのです。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) はっきり言いまして、我々は法律にのっとって判断をしていく中で業者に対しても信頼すべきところは信頼しないといけないというふうには考えております。行政がやっておる焼却場の灰の運搬につきましても、車両も決められており、運行ルートも決められております。そういったことを守りながら、環境センターの運営をやっております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 確かに、産業廃棄物と一般廃棄物とは趣が違うと思います。今、私たちが廃棄物の処理とする一般廃棄物についてはそれなりの思いは違うだろうと思うのです。でも産業廃棄物というのは私たちが直接使ったものじゃないのです。どこからどういうものが送られてくるか分からないのです。それを一般の人たちが確認できないのです。その点の不安があるから、それが本当に担保できるのかという心配をしているのです。その心配を今の町長の説明では本当に間違いのないように、基準どおりにやっているんだということが言えるのか。それは今の説明では納得できません。 ○議長(梅田修作君) 松本議員、言い方は違うのですが、同じ内容の質問が続いていますので、もっと分かりやすく角度も変えて質問していただけないでしょうか。  町長、答弁できますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 議長の発言があったように、我々は業者と最善の努力をしながら交渉を重ねていきたいというふうに思っております。不審のあるところはどんどん我々のほうに言っていただいたら、それをそのまま業者のほうにはぶつけさせていただきます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 同じ質問ばかりになったところは申し訳ございません。それと福島では大量の廃棄物、汚染物が発生したのですが、これについて今まで業者の説明とかをお聞きしたり、伝わってきた内容では、8,000ベクレル以下でしたら産業廃棄物として普通の扱いができるというふうに書いていた。それが事業者系のチラシを見ると、一切扱いませんということになっているのですが、このあたりは町長、何かお聞きされていますか。それとこの内容について、何か考え方はありますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、業者のこの間の説明書によりますと、持ち込まないということを書かれております。放射能については、検知システムがあるというふうに自分では承知しておりまして、心配であればそういった設備を持込みのところでゲートがあると思いますから、そういった施設を造ってもらえることで解消できるのではないかと感じております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 私は何回も同じような質問になるかも分からないけれども、要するに現場の人の雇用を20人ほどという記載がございます。そういう人たちに今言ったような厳格な品物が管理できるのかどうかということも心配しています。そういう点から、現物を本当にきちっと管理するのでしたら、法律上もその人たちにもきちっと説明して分かってもらわなければならないということです。その人たちが非常に責任があるんだけれども、業者としては雇用は地元の人から、それで安全が担保できるとおっしゃるのですが、そういう自分の近くの人を雇用したらそれで安全が担保できるとお考えですか。どうですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 今の質問は非常に答えにくい質問です。雇用された方の資質についてまで我々は答えることはないと思います。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) これはなぜこういう質問をしたかというと、働く人たちはそこへ働いていって、そこで現場で見て仕事をしているんですが、それで仮に不正なことがあったからといって、告発しやすい雰囲気になるかどうか。それが心配なんです。なぜこんなことを言うかというと、安全という形でそれをする従業員たちが保証できないのはなぜかというと、例えば、国で赤木さんという人が偽装したということで自殺されました。悲惨なことがありました。ということは、自分のところのことはなかなか出せないのです。そういうことから見たら、安全にも非常に不安だということです。そういう点で、産廃処分場ということについては非常に問題があるということで、改めて町長にきちっと考えてほしいと思います。  次に移りますが、コロナのことですが、感染が終息しない中で、町内の感染状況及び近郊の自治体の感染状況についてお伺いします。前任者の本林さんとのお答えとはダブっていないところでお答えしていただいたらありがたいのですが。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 町内の新型コロナウイルス感染者数についてということでございますが、これにつきましては、兵庫県で県内の感染状況を正しく県民に伝えることを目的に、毎月2回市町別に感染者数を公表しているところでございます。また、本人が同意した場合は、その都度、居住地で公表しております。また、本町のように、保健所機能を持たない小規模市町におきましては、健康福祉事務所、これは保健事務所になりますけれども、感染の把握等を行いまして、県が公表することとなってございます。  現時点において公表されている感染者数は5月26日現在で、県が公表したものでございますが、赤穂健康福祉事務所管内では、上郡町38人、赤穂市168人、相生市73人、龍野健康福祉事務所管内におきましては、たつの市が268人、宍粟市170人、太子町133人、佐用町62人となってございます。感染症の患者の情報につきましては、県が発表する以外に情報を持ち合わせておりませんので、御理解をお願いします。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 演台でコロナのことで非常に日々苦しんでいる人たちがいると説明させていただいたのですが、この人たち、影響を受けている人たちも含めて、援助する制度とか、どんな制度があるでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) コロナの影響により日常生活で影響を受けている人たちの援助制度についてということでございますが、これにつきましては、健康福祉課、保健センター、また社会福祉協議会等の窓口におきまして、国や県の助成制度等につきまして、それぞれの状況に応じた説明をするとともに、関係機関につないでいるところでございます。町民の皆様には、心配事や不安があれば、役場の健康福祉課等に気軽に相談をいただければ、相談内容に応じて寄り添った支援を行っているところでございます。  また、町のホームページにおきましても、新型コロナウイルス感染症関連情報といたしまして、町民の方へ、また事業者の方へということの支援について給付でありますとか、貸付でありますとか、税の減免猶予等について掲載をさせていただき、お知らせをしているところでございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 制度があるということですが、もう少し具体的などんな制度があるでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 具体的な制度ということになりますが、本年度に入りまして、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、低所得者のひとり親、二人親子育て世帯に対しまして、その実情を踏まえた生活の支援を行うという目的で、食費等による支出の増加の影響を勘案しまして、子育て世帯生活支援特別給付金を支給することとなってございます。具体的には、児童扶養手当の受給世帯等の児童でありますとか、その他住民税非課税の子育て世帯の児童につきまして、児童1人当たり一律5万円を支給することとなってございます。  また、社会福祉協議会が相談申込窓口であります生活福祉資金、新型コロナウイルス特例貸付制度につきましては、令和2年度の実績といたしまして、75件、また3年度は現在7件の申込みがあり、制度活用をされているところでございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 既に、お答えしていただいたのですが、しつこいかも分かりませんが、深刻な人たちが本当にきちっと援助を受けられるような形で本人たちにも伝えられるようになっているのですが、そのあたりせっかくの制度が眠ってしまわないような、そういう形は特別にされているのでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 今後進めてまいります子育て世帯の生活支援特別給付金につきましては、児童扶養手当の受給世帯につきましては、行政が把握しておりますので、支給などの通知をさせていただき、支給する予定となっております。  あと把握が困難な世帯につきましては、支給要件でありますとか、申請方法につきまして、町広報、またケーブルテレビ等でお知らせをいたしまして、申請等をお願いすることとなります。  あと社会福祉協議会等の新型コロナウイルス特別貸付制度等につきましては、個人の申請となっておりますが、町のホームページ等で、先ほども申しましたけれども、お知らせしてたくさんの方が利用いただいているということでございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) そうしたら、どうしても困っている人たちはホームページとか、町に相談したら親切にお答えしていただけると解釈したのですが、そういう形でぜひお願いしたいと思います。  その次に、質問ですが、ワクチン接種の受付で混乱が多発しましたが、町ぐるみ健診のように、事前にアンケート様式のような形で希望者を募って、それに基づいて、あなたの健診はこれこれの日という形も含めて、そういった形で十分に事前にトラブルも含まずに、検討されたのかどうか。そのあたりはどうですか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) ワクチンの接種受付方法等についてでございますが、先ほど議員が申されましたように、町ぐるみ健診の受付方法等も含め、協議をさせていただきましたけれども、受付の公平性と予約システムへのアクセス権限を与えられた最大限の電話5回線により受付を開始したところでございます。受付時に接種枠の二重登録などのトラブルを防止するため、国のシステムを活用し、最大限の準備はしておりましたけれども、先ほど言われましたように、受付時に電話が集中したのは事実でございます。今後の受付には十分生かしていきたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 今後の受付に生かすということですが、ではそうしたら具体的な方法がございますか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 具体的な方法ですが、先ほど本林議員のときにも答えさせていただきましたが、今回の電話の集中を踏まえまして、受付枠の8割をネット予約、2割を電話予約と設定いたしまして、1回、2回目の予約を同時にしていただく予定でございます。  また、接種順位に基づきまして、60歳から64歳の方、また、基礎疾患及び高齢者施設の従事者を順次先行して受付予約を開始いたしまして、その後、59歳以下の方の受付を開始する予定としてございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 時間がなくなってきたので、最後に町長にお伺いします。質問の④に入るのですが、産廃処分場問題では町長のお答えから県の意向が主体のように、そういった形の進め方であるとか、それから既に課長からコロナの接種で混乱したということもありましたが、しかし町長として混乱したところは結構多かったけれども、逆にスムーズに受付が行ったというところがあります。そういったことも含めて、町長がそういう点でどういうふうに努力されているかという、こういった目標の努力、そのあたり町長、何かございますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。
    ○町長(遠山 寛君) 最初に、赤穂郡医師会、職員の体制が非常に整っておりまして、接種につきましては、スムーズに進んでおると認識をしております。国と県という話のところでは、言うまでもなく我々は町長として町民のことが一番に考えることは当たり前の話です。それを踏まえた上で、町民の安全安心を担保することは最重要課題であると認識をしております。最優先課題である長期化する新型コロナウイルス感染症対応につきましては、ワクチンの配布数量に制約がある中で、赤穂郡医師会等の協力を得て住民の健康確保と安全安心な生活に向け、職員はじめ関係者一丸となって取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) ちょっとお答えしていただきましたが、最後の質問が先になってしまいましたけど、町としては新型コロナワクチンということで進んでもらっています。しかし、町民の中にはコロナの感染も少しずつ増えてきています。そういうことから、今後も含めて町長として町民にこんなことを一言で訴えたいという思いはございますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 今後、学生、子どもの接種が始まります。そのことにつきましては、当然、全員が接種するというふうに皆さん思っておられるか分かりません。ただ、学校での集団接種はやらない方向で考えております。できれば、個別で受けられる形を取っていきたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 時間が少なくなったんですけど、町長が町民に対して、安心感を与えてもらうために、不信感が募っている。それに対して何かこういうつもりが必要ですよ、こういうつもりで頑張ってくださいと、町も頑張っていますと、そういった言葉がございますかということですが。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) その件につきましては、今現在、申込者が88%で止まっております。残りの方につきましても、再度、文書を発送させていただいております。お医者さんに止められていない限りは、できるだけ全員の方にワクチン接種を受けていただきたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) すみません。先ほど町長が申し上げましたけれども、学生について、まだちょっと決定というところには至っておりませんで、医師会等との協議が残っていますので、そこはちょっと集団接種はしないということではなく、十分協議をさせていただきたいということでお願いできたらと思います。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 分かりました。時間が来ましたので、以上で私の質問を終わります。 ○議長(梅田修作君) 通告2番、議席1番、松本じゅんいち君の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。再開は午後2時15分。     (13時58分)               休           憩 ○議長(梅田修作君) 再開いたします。            (14時15分)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  通告3番、議席7番、田渕千洋君に許可いたします。  田渕千洋君。 ○7番(田渕千洋君) 皆様、こんにちは。7番議員、公明党の田渕千洋でございます。議長の許可がございましたので、通告に基づき一般質問をさせていただきます。  新型コロナウイルス感染症拡大が依然として終息しない中、感染拡大防止策としてワクチン接種があり、まず医療従事者、ついで高齢者、基礎疾患保有者へと順次ワクチン接種が進められています。上郡町におきましても、65歳以上の高齢者から順次接種が行われておりますが、予約開始と同時に、電話がつながらず、何百回かけたとか、諦めたとの苦情をいただきました。途中から、ウェブ申込みがありましたが、短時間で終了となってしまいました。今後、接種予約においてさらなる配慮が必要ではないかと考えます。  さて、本町での65歳以上の高齢者の接種は対象者は約6,000人、7月末までに2回接種が完了される目標が出されておりますが、確実かどうか伺います。また、接種体制についてお尋ねをいたします。さらに、新型コロナウイルスワクチンに係る予防接種の高齢者に次ぐ接種順位の者として、基礎疾患を有する方への接種が開始されますが、障がい者、高齢者施設等の従事者への実施予定について伺います。  次に、60歳から64歳、16歳から59歳の接種へと進むと思われますが、実施計画をお尋ねいたします。また、さらに接種年齢が12歳以上に引き下げられましたが、可能となった場合、学校での集団接種となるのか、説明を求めます。  2点目として、ひきこもり支援について伺います。赤穂市では昨年、ひきこもり支援事業として外出しづらい、社会と関わることに不安があるなどの状態の方、またはその家族が自分の家のように自由に過ごすことができる地域の居場所「みんなのいえ」を設置し、先月見学をさせていただきました。赤穂市では、ひきこもり状態にある人は市内に約100人、昨年12月末現在の状況ですが、ひきこもりになる原因は一人一人異なり、当事者のみならず家族も周囲に相談できず、長年にわたり家に閉じ籠もってしまうことがあるということです。  支援の在り方が問われる中、市社会福祉協議会が赤穂市から委託を受け、家に引き籠もっている人たちのための居場所「みんなのいえ」を開設し、ここと連携し、市はひきこもり対策を進める社会福祉課相談窓口「え~る」を設置いたしました。市の担当者は家族らの相談を基に、ひきこもり当事者と何度も対話するなど信頼関係の構築を心掛け、「みんなのいえ」を気軽に足を運べる居場所として紹介し、一人で行きづらい場合は顔なじみの職員が同行するケースもあるということです。  厚生労働省は、ひきこもり対策推進事業として各県にひきこもり地域支援センターを設置し、主にひきこもりに特化した第1次相談窓口を設け、支援コーディネーターがひきこもり状態の本人、家族からの電話、来所による相談や家庭訪問を中心とした訪問支援を行うことにより、早期に適切な機関につなぎ、自立への支援を行うこととしています。  また、平成25年からはひきこもりサポート支援に関わる人材の養成研修やサポート事業を実施し、平成30年からは市町村において、利用可能なひきこもり相談窓口や支援機関の情報発信をするとともに、ひきこもり支援拠点づくりを行うこととしています。あらゆる人材が生き生きと暮らせるまちづくりにおいて、重要な施策と考えますが、ひきこもり対策推進事業に係る取組について伺います。  質問は以上です。再質問は指定の席より行います。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) まず最初に予約状況でありますとか、接種目標ということをお答えさせていただきます。本林議員と少しダブってしまうところはありますがいいですか。そうしたら目標といたしましては、先ほども答弁させていただきましたけれども、7月末までには2回目を終了するということで、鋭意取り組んでおりますが、例えば、土日が大きな災害等があってそういう天候の事情等によって延びない限り、7月末までに完了する予定で進めてございます。  言われていました医療従事者とか、高齢者施設の職員についてですが、医療従事者の接種率につきましては、5月末でほぼ2回の接種が終了しているというところでございます。高齢者施設の職員、町外の医療機関に勤務している人への優先対応につきましては、高齢者入所者施設の職員は施設内で高齢者と同時に接種する場合は、高齢者と同じ接種順位となりますので、入所者の高齢者とほとんどの施設が同時に接種する予定で進めてございます。  また、町外の医療機関に勤務している医療従事者がその勤務地でワクチン接種をされた場合でございますが、市町間のやり取りはありません。接種実施機関が国のシステム、ワクチンの接種記録システムという国が作ったシステムでございますが、そこに接種済の結果を入力することによりまして、その状況は各市町で確認ができることとなってございます。 ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) 本林議員とか、松本議員に答えを出されておりますので、重なるところは省略をさせていただきます。全国平均からいくと、本当に高い接種率だというふうに思いますし、それだけワクチンが確保されているのかなというふうにも思います。今後、どのようにワクチンが確保されるのか、また別問題として本当に行かれた方もスムーズに、またてきぱきとされているということで関心をされておりましたが、先ほども壇上で読み上げさせていただいたとおり、接種予約に関して、本当に皆様からいろいろな苦情が出ておりました。それに関して、平等という面で御説明がありましたけれども、本当にそれは仕方ないことなのか。これは全国的な問題ですので、電話を増やせばいいという問題でもないので、それが今回、途中からウェブが追加されたと言われておりますので、そういった失敗例を基に、今後、若い世代の一般の町民の方に予約を取るときに、しっかりとそういった面で重ねていっていただきたいと思いましたが、それも8割がウェブ対応ということなので、本当に若い人にとってはいいことではないかと思います。  それと、先ほど来の質問の中で、高齢者の88%が予約を完了されていると伺いましたけれども、残り12%の方たちがまだ予約できていない状況ということで、その状況について、今後、どういう状況で予約ができるのか。本当に希望していないのか。また希望しているけれども、寝たきりの方もいらっしゃるかと思うので、そういう状況なのか。そういう情報を吸収をして、訪問接種とかもありますので、どういうふうに対応されようと思っていらっしゃるのか、お聞きいたします。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) いまだ接種予約ができていない高齢者等に対しましては、ワクチン接種の奨励の案内文書を5月末に発送させていただいております。  その発送をさせていただきまして、意思確認をした上で、書面予約受付にて対応ということで、全ての方にもう一度受けられるかどうかという確認を今しているところでございまして、この10日ぐらいを締切といたしておりますので、大体そこらで一区切りがつくのかなと考えております。  また、寝たきり高齢者世帯等につきましては、家庭をはじめ民生委員や訪問看護の協力を得まして、予約していただいた上で、かかりつけ医による訪問接種を基本的に対応するということとしてございます。 ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) 訪問接種が本当に重要だと思いますが、人員の面からかかりつけの先生たちとの協議が大変大事になってくるかと思います。もし訪問接種をされるのであれば、せっかく行かれるので、家で介護をされている方たちもそこでできるようなシステムをつくっていただいたほうが、人員の面からいくと効率的だと思うので、これは意見として申し添えます。そういうやり方もあるのではないかと思います。  それで、うちも父親が急に体調が悪くなりましたので、キャンセルをいたしました。そういった事前のキャンセルであり、当日のキャンセルというようなことがあるかと思いますが、それに対する対応とかいうのはどのように行っておられるのでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) キャンセルの関係でございますが、発生状況につきましては、事前のキャンセルというのは確かに何件かあります。しかしそこは次にかかってきた人で埋めているというような状況でございまして、集団接種の当日のキャンセルにつきましては、現在のところ6日間実施しておりますが、2件でございます。非常に皆さん、忘れずに来ていただいて協力いただいているということでございまして、その2件につきましては、集団接種会場に従事している町内在住の方に医療従事者として接種を受けていただいているところでございます。  今後も、接種当日にキャンセルが発生した場合につきましては、集団接種会場で業務に従事していただいている住民の方を対象に接種をしていく予定でございます。 ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) それはきちんとこういうふうにしましょうといって、申し添えている。決められていると理解してよろしいのでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 事前に確認をとって、キャンセルの控えとして、登録しているという感じでございます。 ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) 新聞等のニュースで読みますと、キャンセルが出てということがあるので、それは絶対あることだと思いますので、こういうふうにするというのをきちんと明文化しておいたほうが後々問題にはならないのかなと。これからも続くわけですから、それは大事かなと思いますし、私としてはそこにいらっしゃる方で順次というのが一番いいのかなと思うのですが、若い方でも幼稚園の先生、保育士さんとか、子どもたちと関わるような、医療従事者の方は粗方終わっていらっしゃると思うので、今度子どもたちと関わるような年齢の方を優先的にそういったことも必要かなと思って、今回聞きましたので、そこら辺。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) ありがとうございます。その件ですが、今、お話をさせていただいたやつは集団接種の会場のことで、申し遅れましたが、医療機関でのキャンセルが出た場合に、先ほど言われましたように、教育委員会と御相談させていただきながら、教職員等を対象に手を挙げていただきまして、名簿を作成して、その方から順次打っていただくということで、公表についてはホームページでさせていただいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) 集団接種と個別接種があるので、そのようにしていただいたら大変ありがたいかと思います。  それで、これは確認なんですが、今、シャトルバスと公共交通タクシーで送迎をしておりますが、これは65歳以上の高齢者が終わった時点で、これは終了するのでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 今のところ65歳以上についてはなかなか車が用意できない方もいらっしゃるので、毎日ではないですが、対応させていただきましたが、今後、そこのところは予定はしてございません。 ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) 予定をされていないので、言うのもあれなのですが、国土交通省のほうでは接種に行かれる集団接種会場までの交通費を見ますよという打ち出しがされまして上郡町としてはそういうもともとタクシー券があったりとかするので有効かなというふうに思いましたが、接種で行かれるので、プラス4枚ということも大事ですが、上郡町にとって大変に広い範囲でありますので、一律にそれだけというのはちょっと不平等かなというふうにも伺ったりもしましたので、地形が違うので一概には言えないのですが、洲本市さんは全部利用者負担なしということでタクシーを出しているというところもありますので、皆さんは自分のために接種をされて、皆さんのために感染しないという、町民の皆さんの決意の表れで行かれるのですが、そういったところにも配慮がなされればいいかなと思って、言おうかなと思ったのです。今回で終わるということなので。でもこれからシャトルバスなども公共交通に関してつながっていくと思うので、本当に利用された方の声とかも、いろんな感想等も聞かれて、公共交通にも生かしていっていただきたいし、福祉タクシーにもいろいろとこれから皆さんに便利なような使い方になるように、今回の輸送も考えていただければいいと思いましたので、これは意見として申し添えておきます。  次に、65歳以上が終わりますと、障がい者の方とか、基礎疾患のある方のほうに移行すると思いますが、それについてはどのようにされるのか、お伺いいたします。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 障がい者とか、基礎疾患のある方についてでございますが、一応、国が示されています接種順位に基づきまして、一応6月中旬から60歳から64歳までの方、下旬に16歳から59歳までの方に接種券と基礎疾患を有する者の予約方法などの発送を予定してございます。  ただ、予定をしておりまして、最初は60歳から64歳までを受け付け、その後、基礎疾患の方を1週間程度先行的に受け付けると。その後はそれ以外の方を受け付けるというような、少し範囲を切らせていただいて、順次受け付けていくことにしております。  ただ、現時点では、国からワクチンの配送時期が未定でございまして、町としては現物のワクチン量を確認してから、接種順位に基づき順次、予約業務を開始する予定としてございます。 ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) 基礎疾患のある方の優先接種についてということで、太子町さんがお知らせを出されました。神戸新聞にも載っておりました。基準としては、厚生労働省が出された基準を基に判断されると言われておりますが、上郡町としましても、多分お知らせの中に、そういうものを入れられると思いますが、その辺はいかがですか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) そこら辺も考慮しながら、分かりやすく広報していきたいと思っておりますが、基礎疾患の方はこちらでなかなか把握することが難しゅうございます。多分、自己申告になろうかと思いますので、接種券が届かないと申込みができませんので、最初は60から64歳と限定させていただきますが、その後全員に発送させていただいて、期間を1週間程度設けて先行して、基礎疾患の方を自己申告で受け付けるというような予定でございます。 ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) 基礎疾患の方は自己申告になるのですが、障がい者の方とか、療育手帳とか持っていらっしゃる方に関してはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 今のところは同じように、自己申告で行かせていただければと思っております。 ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) きちんと療育手帳であったりとか、障害者手帳をお持ちなので、それは行政で把握できるので、それをきちんと優先の中に入れてあげるべきかと私は思うのですが、その辺は検討していただきたいと思います。  それでは、今回のワクチンですが、本当にこれが全員に打ち終わったら、本当にコロナが終息をして、すごい世の中になるというような、これまでにない大規模な集団接種を行っているという状況の中で、行政としても自治体として大変に力が要ることかと思いますけれども、この間、ヒアリングをしたときに、いつワクチンがどれだけ入ってくるか分からないというふうにおっしゃいましたので、公明党としましても、県本部のほうで対策本部を作りまして、そこに各自治体からの苦情なり提案なりをお聞かせいただいて、そういうお話もさせていただきましたので、それはどことも同じような意見でございましたので、早めに通達が来るようにということでお話をさせていただいておりますので、それまでしっかりとできるように頑張っていただきたいと言うしかないのですが、大きな集団接種、始まって以来という集団接種の中で65歳以上、また60歳から64歳ということでされています。  その中で、一番最後に壇上で読み上げましたが、この間の新聞に少しお話もされましたが、12歳ということを16歳から12歳に引き下げられたというニュースがありました。そうなってくると、12歳というと、小学6年生、中学生ぐらい、私としては学校で集団接種をして、そこに教職員の方も一緒にできれば集団になれるかなと、単純に考えていたのですが、あの新聞報道以来でどういうふうに検討されるのか、先ほど町長は言われたので、説明を再度していただければと思います。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 国から出たのが近々でありまして、なかなか情報として詰めかねているところが事実ございますけれども、非常に低年齢、12歳からということで、教育委員会、医師会等とも慎重に協議しながら、どういう打ち方でありますとか、どういう方法がベストなのかということを今後、詰めていくところでございますので、そこは御理解いただきながら、それぞれがベストな状態で打てるように協議を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) 何回も言いますが、本当にこれまでにない大規模な集団接種ということで、様々な問題点も出てくるかと思いますが、これは二度と同じことがあることのないように、しっかりとやっていただきたいと思います。新型コロナ対策分科会の尾身会長が、接種者が人口の半分になると感染が広がりにくくなる集団免疫効果が出始めるというふうに見解を出されておりますので、上郡町にとりましても、12歳以上の子どもたちを含め、高齢者まで接種をしますと、ほぼ人口が埋まるということで、コロナに心配のない上郡町が作れるのかなと思いますので、最後までしっかりと努めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、ひきこもりについての質問をお願いします。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) ひきこもり当事者の対象者数の把握状況等について説明をさせていただきます。まず初めに、厚生労働省でひきこもりの定義が示されております。その定義は、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅に引き籠もっている状態のことと位置づけられてございます。また、兵庫県のひきこもりに関する報告書によりますと、推計値として全国で約115万人、また県下で約5万人と推計されております。この推計を使って換算しますと、本町では推計約70人となります。令和元年の10月に兵庫県から調査依頼がございまして、本町では民生委員、児童委員を通じまして、調査をした結果があります。その結果では、10件がひきこもり、それから6か月以上続けて自宅に引き籠もっている状態ではないかという疑いが15件ございまして、つまりひきこもり当事者の対象者数は25件ということをその当時把握をしてございます。気軽に足を運べる居場所として、相談内容に応じて、町内にある相談事業所でありますとか、旧鞍居小学校にある里山ICT能開学校のほか、状況に応じまして町外にある相談事業所などを紹介させていただいているところでございまして、また、広報紙や町のホームページにおいても相談案内をさせていただいておりまして、引き続き、情報の提供、情報発信に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) このひきこもり支援の問題は、平成30年6月に一般質問で1回させていただきました。そのときに、町としてひきこもりに対するアンケート、まだ調査をしたことはないというふうに言われておりましたが、そこで私が提案させていただいたのが訪問支援、なかなかひきこもりというのは難しい問題で、引き籠もっているので会えない。会えないから出せない。出せないからだんだんひきこもりと、そういう悪循環の中で、本当に家族の中で本人もつらい、また家族もつらいという中で、誰がそれを引き出せるのかということで考えたときに、今回のような地域における訪問型就労準備支援事業というのが始まったということで、始まる前に実態を知りましょうということで全国的にアンケートを行っていただいたということになっておりますが、そういう出られない人なんだけれども、でも家族としては大きな悩みである。それが上郡では案分からいくと70人ぐらいですが、25件という上郡の良さ。今回のコロナのワクチンもそうですが、本当に真面目な、町民気質というか、本当に取り組もうとする姿勢がすごい上郡町なので、そういうふうに隣の人にもこっちの人にもという目配りができる町内なので、これだけ少なかったのかなと思いますが、その特性を生かして、さらにそういう事業に関わっていただけるような方を必要としていかなければいけないのじゃないかと思うのですが、そういった私が質問した以降のひきこもりに対する取組があれば、町としても教えていただきたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 地域における訪問型就労準備支援事業につきましては、訪問支援による早期からの継続的な個別支援でありますとか、地域において対象者が慣れ親しみやすい就労体験を開拓、マッチングすることを事業内容としているところでございます。また、本事業の実施主体につきましては、福祉事務所設置市町村でありまして、継続的な支援を手厚く行うもので、本町では県が委託しております相談支援センター等を紹介するなど、県との連携による支援を行っているところでございます。 ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) そうなんです。実施主体は県であって、それをするのは保健所のある市町ということで、上郡ではできない、範囲ではないというのが私も分かったんですが、赤穂は自分のところでできるので、みんなのいえができたという経緯もよく分かるんです。でも、実際に引き籠もっているのは、うちの町内の人たちなんです。そこに、どれだけ行政でできないのであれば、行政がどれだけ関わって、それを攻められるかといったら、県が行っている研修にサポーターになっていただいたりとか、防災もそうでしたけれども、県の事業にどれだけの人が関わっていけるかと送り出すのも、町の仕事かなと私は思うので、ぜひ立派な県の派遣事業というのは委託先があるんですが、そこが本当に赤穂もこの間、みんなのいえに行かせていただく前に、その方と名刺交換させていただいたのですが、その方は県から委託をされていて、赤穂とか、たつのとか、姫路とか行かれていて、そこにも入っていくという方だったんですが、そういう方と町民の皆様で、そういうサポーターになっていただけるような方と交換していただいて、一人でも多くの上郡のひきこもりの方がゼロになるような努力もしていっていただきたい。それは綱取りは行政しかできないのではないかというふうに思うので、改めて今回、この質問をさせていただいたのですが、30年に質問させていただいたときに、8050問題というのが出ているのですよというお話をさせていただきました。あれから何年もたっているので、もうちょっとすると今度は9060問題になってくるんじゃないかというぐらい、親としては大変、自分亡き後子どもたちがどうなるんだろうというような状況になる前に、少しでも行政ができることがあれば、やっていただきたいというふうに思うのですが、本当にひきこもりというと、世間では若者が学校に行けなくなってというのがすごく言われるのですが、そうではなくて、今は仕事に行って、その後でそこで挫折していじめられてといって、出られなくなった中高年のひきこもりがすごい増えているということを新聞でも報道しておりました。それが事件につながるか、つながらないかは別として、そういう8050から9060に移行する前に、どれだけのことができるのかというのも行政の仕事かと思うので、その辺について、考えていただけないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(松本賢一君) 先ほど言われております8050問題や支援がより難しくなる前の予備軍の解消でありますとか、相談窓口を活用していない孤立されている御家族の支援、気軽に相談できる窓口は上郡町の保健センターでありますとか、上郡町役場健康福祉課、また社会福祉協議会の心配事何でも相談を窓口として、相談内容に応じまして、家族に寄り添った支援体制、連携を行っているところでございます。  本町ではまず、自治会でありますとか、民生委員、児童委員、それから地域包括支援センター、県等関係機関と連携しながら地域で孤立している方の情報を得た上で、保健師でありますとか、県が委託してございます相談支援センター職員が家庭訪問でありますとか、面談を重ねることにより信頼関係を構築し、一人でも多くの方が必要な支援を受ける連携先でありますとか、若者のひきこもりを未然に防ぐため、役場の産業振興課と連携し、若者の就労支援も行っているところでございまして、相談内容に応じた家族に寄り添った支援体制、関係機関との連携を行っているところでございます。  また、ひきこもりでありますとか、生活困窮者の支援相談や家庭児童相談、心配事何でも相談などは町のホームページで相談の日時、相談場所等を周知しているところでございますが、今後、町のホームページでより詳しい内容など周知を行っていきたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) 最初の話に戻りますけれども、みんなのいえなんですけど、古民家をお借りしてそこが介護施設、グループの施設だったんですけど、そこをお借りして部屋を何個かに区切ってあるんですが、そこに何とかの部屋みたいな感じであるんですが、そこがそもそもできたのが、ひきこもりになった息子さんがいて、本当に親がまだ若い親御さんだったので、社協だったりとかに相談に行く中で、そういうものを一緒に作りましょうということでサポートの方と一緒に作られたそうなんですが、最初は相談に来られたお父さん、お母さんがそこに相談に来るという中で、サポーターの方たちとお話をする、また講師の先生とお話をする中で、子どもに対する受け止め方がすごく変わってきた。そうすると子どもさんが一歩外に出られるようになったということで、私が行かせていただいた当日は、その方はもともと学校も出て就職をされて、就職で挫折をしてひきこもりになったので、30ぐらいの方だったんですけど、その方がそこに行くと安心ということで、そこに来られている。ちょうど行ったときは、もしかしたら一人暮らしができるようにということで、そこの方と一緒に料理をしていたんですね。そういうところまで来たんだと。それは何年間もかかってきたんだとおっしゃっていましたけど、そうやって助けてもらった一人一人というのはすごいありがたいなと思うのです。親にしても子どもにしても。本当に上郡というのは小さい町なんですが、一人一人が触れ合う中で、一人一人が思いやる中で、そういうことができるのではないかというふうに思うので、都会でというよりはこういったこじんまりとした町のほうがやりやすい。それが全てみんなにさらけ出してしまったら困るので、民生委員さんたちはよく御存じかと思いますが、個人情報をきっちり守った上で、あの子のためにというような社会ができたらいいなというのはみんなのいえで感じさせていただいたので、今後、上郡町においても、コロナでなかなか人と接するのが危ない、避ける時代の中で、そういうのが特に難しくなっているのですが、これがコロナが収まったからといって、それが全て解消されるかといったら、そういうのがだんだん人と人の触れ合いがなくなっていく社会になっている中で、そういうことに力を入れていくというのも人に優しいまちづくりということにつながるのではないかなと思いますし、以前にも提案させていただきましたが、SDGsの誰一人取り残さないまちづくりということも大事だと思いますので、本当に難しいと思えば難しい問題なのかもしれないですけれども、一人一人の人間関係を築く上では大事なことだと思います。  町長はどのようにお考えでしょうか、最後に。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 大変貴重な意見、ありがとうございます。ただ、上郡はそれぞれ地域に認知症カフェとか、梨の樹とか、そういう月1回という頻度ではありますけれども、たくさん人が集まる機会があります。できたらそういったところに、そういった方々に参加していただける仕組みを作っていけたらいいかなと思います。
    ○議長(梅田修作君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) ありがとうございます。本当に、上郡は心優しいまちづくりをしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で、私の質問は終わらせていただきます。 ○議長(梅田修作君) 通告3番、議席7番、田渕千洋君の一般質問は終わりました。  本日はこれをもって散会といたします。  再開は、6月7日月曜日、午前10時であります。  御苦労さまでした。              散           会    (14時55分)...