上郡町議会 > 2019-09-04 >
令和元年第5回定例会(第2日 9月 4日)

  • 消防(/)
ツイート シェア
  1. 上郡町議会 2019-09-04
    令和元年第5回定例会(第2日 9月 4日)


    取得元: 上郡町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    令和元年第5回定例会(第2日 9月 4日)              上郡町議会会議録  (第2日)  令和元年9月4日午前10時より上郡町議会会議場において令和元年第5回上郡町議会定例会を再開した。   1.開会日時  令和元年9月 4日  10時00分 2.出席議員は次のとおりである。       1番  松本じゅんいち      2番  本 林 宗 興       3番  木 村 公 男      4番  立 花 照 弘       5番  松 本 洋 一      6番  山 田   正       7番  田 渕 千 洋      8番  梅 田 修 作       9番  井 口まさのり     10番  山 本 守 一 3.欠席議員は次のとおりである。       な  し 4.本議会に出席した議会職員は次のとおりである。    議会事務局長     前 田 一 弘 5.地方自治法第121条の規定により、議長より会議事件説明のため出席を求められた者は次のとおりである。    町長         遠 山   寛     副町長        樫 村 孝 一    教育長        三 木 一 司     会計管理者      田 渕 幸 夫    理事兼企画政策課長  宮 下 弘 毅     財政管理課長     前 川 俊 也
       総務課長       塚 本 卓 宏     税務課長       山 本 美穂子    住民課長       木 村 将 志     健康福祉課長     国 重 弘 和    国保介護支援室長   松 本 賢 一     産業振興課長     河 本   洋    建設課長       山 本 正 利     上下水道課長     種 継   武    教育総務課長     深 澤 寿 信     教育推進課長     前 川 武 彦    総務課係長      西 山 聡 志 6.会議事件は次のとおりである。 (1)一般質問 7.会議の大要は次のとおりである。 ○議長(梅田修作君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しておりますので、これより定例会を再開いたします。  地方自治法第121条の規定により、町長をはじめ各関係課長の出席を求めております。  直ちに本日の会議を開きます。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  通告4番、議席4番、立花照弘君に許可いたします。  立花照弘君。 ○4番(立花照弘君) 皆さん、おはようございます。4番議員の立花照弘でございます。ただいま議長より許可がありましたので、通告に基づき一般質問をさせていただきます。  質問に先立ちまして、一言申し上げます。それは、消費税の改正についてです。いよいよこの10月から消費税が8%から10%に増税されることは御承知のとおりです。マスコミは軽減税率で、持ち帰ると8%、店内で飲食すると10%といった話題で持ち切りですが、少し冷静になって税のことを考えたときに、国民は納税の義務があります。その税によって、国家が成り立ち、当町のような自治体も成り立っています。  また、納税することにより社会保障や医療、教育、安全な生活もおくれます。今回の2%増税も全額社会保障に充てられることが決まっていたはずですが、少し用途変更がされています。何が言いたいかといいますと、皆さんも税の使い道に関心を持っていただきたいと思います。  我々が納付した税金が本当に有効活用されているかということに関心を持つことは、政治や行政に関心を持つことにつながります。改めて、私自身も議員という立場で、税の有効活用ができているのか、無駄はないかを注視したいと思います。  さて、一般質問に入りますが、一般質問の1番目は、高田運動公園の活用状況と今後の運営についてをお伺いいたします。高田運動公園は、広いグラウンドで周辺の樹木や散歩グラウンドとしても立派な運動公園であると認識しています。しかしながら、せっかくの運動公園ですが、十分な活用ができているでしょうか。以前は、少年サッカーチームが利用しており、子どもたちの歓喜も聞こえていました。記憶がはっきりしていなく、間違っているかもしれませんが、グラウンドや周辺の整備や草刈りも地元や利用者が行っていたと思います。しかし、いつの間にか、利用者も減少し、当初の目的が発揮できていない状況になっているのではないかと思いますが、公園の利用状況と管理体制についてお伺いいたします。  次いで、今後の利用拡大策や活用方法についてお伺いいたします。  施設の建設当時から数十年が経過した中で、人口減少や高齢化、子どもの減少など、状況が大きく変わってきています。せっかく大きな投資をして建設したわけですが、時代の経過とともに、再考する時期に来ているのではないでしょうか。  次に、大きな2番目の質問です。  地方創生事業への取り組みと活用状況についてお伺いいたします。この地方創生事業の取り組みから5年目を迎えますが、年々の評価は毎年主要な施策の成果で、報告をいただいていますが、この4年余りの取り組みの中で、総括として実績と効果状況をお伺いしたい。今後もこの事業は継続されると思いますが、今後の取り組み状況についてもお伺いいたします。  3番目の質問といたしまして、今まで多くの議員が質問し、私自身も質問したことがありますが、新しい公共交通の取り組みについてお伺いいたします。公共交通の整備については、いろいろと検討されてきて、今の状況になっていると思います。しかし、この10年で状況が大きく変わっていると思いますし、重要性が大きく増しています。何とか利用しやすい公共交通の構築を望む声も多く聞くようになりました。  その中で、今、町として新しい公共交通について取り組みを始めており、今も実態調査や住民要望のアンケートを実施しています。  そこで、今後のスケジュールについてお伺いいたします。  次いで、今後、住民要望の活用と具体的な対応策の検討はどうするのかについてもお伺いいたします。檀上での質問は以上のとおりであり、以後は指定された席より質問をいたします。一問一答形式でお願いいたします。 ○議長(梅田修作君) 教育総務課長。 ○教育総務課長(深澤寿信君) 御質問にございました高田地区運動公園の利用目的でございますが、高田地区運動公園の設置目的については、条例において定めております。町民のスポーツ活動を振興するとともに、健康で明るい地域づくりを推進するために設置するもので、町民のスポーツ活動やレクリエーション、クラブ活動、余暇の利用のために施設を利用させることと定められているものです。  利用人数、また維持管理につきましても一括で御答弁いたします。  まず、利用人数でございますが、まず利用状況を申し上げます。平成27年度までは少年サッカー教室が週1回使用しておりまして、年間約2,000人ほどの利用がございました。現在は、部員の減少により休止状態で使用はありません。その他の使用としましては、竹万の高年クラブが毎月1回グラウンドゴルフで使用、年に数回ですが、相生市内の少年サッカー教室が利用しております。  その他、地元の方々が日常的にウオーキングなどに利用されています。それらの利用数としまして、平成28年度は約400人、平成29年度は約700人、平成30年度は約200人となっております。  ちなみに、現在、個人の指導者によりましてスポーツセンターの多目的グラウンド少年少女サッカー教室が開催されておりますが、人数も増加傾向にありまして、今後は高田地区運動公園の利用も検討されるとお聞きしております。  引き続きですが、維持管理につきまして御報告いたします。  年に2回、職員によりまして散歩用の周回歩道と駐車場の草刈りを行っております。その他、業者委託としましては、年1回の害虫駆除、年2回のグラウンドの除草剤の散布、毎週1回のトイレ清掃などを行っておりまして、植栽管理につきましても、茂った状況によりまして剪定を業者委託してございます。  また、維持管理経費としましては、電気や上下水道、除草剤の散布やトイレ清掃の委託料などでございまして、年間約90万円を執行しております。  以上でございます。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 今の利用状況の中で、人数も報告していただいたわけですが、なかなかこれ以外にも、例えば、散歩などで利用されている人はカウントされないと思いますが、ちょっと答えにくいかもしれませんが、今の高田運動公園の利用状況を見て、有効活用できているかという質問をしたいわけですが、いかがでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 教育総務課長。 ○教育総務課長(深澤寿信君) まず、現状で見ますと、減少傾向にはございます。これ今、少年サッカー教室の廃止というのが大きな要因でもありますし、グラウンドゴルフの大会とそういったイベントが減少しているというのが大きな要因かと思います。今後、啓発等をしていくべしですが、利用、受け皿としてのハード面といったものが必要かと思いますので、今度も維持管理していきたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 関連質問になりますが、鞍居地区の運動公園があると思うのですが、その辺の利用状況等についてお答えできたらお願いいたします。 ○議長(梅田修作君) 教育総務課長。 ○教育総務課長(深澤寿信君) 鞍居地区運動公園につきましてですが、以前は鞍居地区におきまして、ふれあい祭りでありますとか、地元の方のゲートボール、またボーイスカウトによるキャンプ場の利用、ウオーキングイベントにおきまして、休憩場所など、さまざまに利用されておりましたが、近年ですが、イベント会場の変更、団体、会員数の減少といったものがありまして、実際、平成28年度からは利用者がゼロという状況が続いております。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) あわせて、先ほど高田運動公園では、年間90万円ほど費用が要るとお聞きしましたが、鞍居の運動公園はいかがでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 教育総務課長。 ○教育総務課長(深澤寿信君) 鞍居地区運動公園におきましても、経費的な執行内容は高田地区と同じでございまして、経費としまして、約20万円を執行しております。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 今のところ、どちらも非常に厳しい状況ですが、質問事項の2番目の高田運動公園の今後の利用拡大策や活用方法についてお伺いをいたします。 ○議長(梅田修作君) 教育総務課長。 ○教育総務課長(深澤寿信君) 先ほど高田地区運動公園の状況を御報告させていただきましたが、少数の利用ということになっておりますが、定期的に利用されている団体もございます。また、先ほど人数にはカウントされておりませんが、地域の方々のウオーキングなどの健康づくりや憩いの場として利用もされております。事務局としましては、今後もより多くの方に利用していただきたいと思っております。それに対しまして、広報誌や公民館だよりなどで利用促進をPRするとともに、スポーツに限らず、多様なイベントや行事などの使用といったものも高田地区公民館スポーツクラブ21などに働きかけまして、利用促進に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) この質問をした理由の1つに、あの土地があまり利用されないなら、何かほかに利活用できないかという意図があります。特に、利用が少ないから廃止しなさいと言っているわけではありませんが、他の公共施設も同じでございますが、施設には設置目的があって、当初はそれに応じた活用があったと思います。しかしながら、人口減少や少子化など、その当時と状況が大きく変わっている中で、いかにその施設を活用するかが課題になります。  まずは、住民の皆さんが当初の目的どおり利活用を促すと、これが第一でございますが、しかしながら、大きな情勢変化の中で、どうしても利活用が難しい。利用者が減っていくという場合には、目的変更といった柔軟な対応も必要なのではないかと思います。  今後、仮定の話ですが、施設の利用が見込まれなくなった場合、これらの施設を工場、企業誘致や老人介護の施設等として活用するというようなことは考えられないでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 社会経済情勢の変更によりまして、そういった利用が少なくなってきているという事実は認識しております。  この施設については、現在、利用人数は減ってきているものの、そういった社会体育施設としての利用者があるということでは、施設自体の目的であったり、機能というのはまだあるのかなと思っていますので、議員が言われたように、今後、施設利用が見込まれなくなった場合においては、別の活用方法というのは、議論していく必要があるのかと思っておりますし、既に行政財産として役割が終わりました学校であったりとか、園の跡施設など遊休資産もまだたくさんありますので、まずはそういったところの活用であったりとか、売却を優先的に進めまして、本施設につきましては、そういった今後の状況を踏まえて、別の活用方法というのも議論していきたいと思っております。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) これも仮定の質問になるわけですが、今後、利用が見込めないという場合に、高田運動公園を他の目的で利活用する。また、売却しようとした場合、どのような手続が必要で、課題があればお伺いしたいと思います。  今までの小学校の売却等につきましても、いろいろと規制があると思いますが、特に、高田運動公園についての手続等の問題があればお答え願いたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 建設課長。 ○建設課長(山本正利君) 高田運動地区公園につきましては、都市計画公園の位置づけがなされております都市計画公園を廃止するには、都市公園法の16条によって廃止しなければならないと法律で定められております。  都市公園法16条によりまして、公園管理者は次に掲げる場合のほか、みだりに都市公園の区域の全部、または一部について都市公園を廃止してはならないとされております。中で廃止できる場合といたしまして、都市公園の区域内において、都市計画法の規定により公園及び緑地以外の施設に係る都市計画事業が施行される場合、その他、公益上、特別の必要がある場合、2つ目といたしまして、廃止される公園にかわるべき都市公園が設置される場合、3つ目といたしまして、公園管理者がその土地に係る権原を借受により取得した都市公園について、当該貸借契約の終了、または解除によりまして、その権原が終了した場合とされておりますので、都市計画公園の廃止は容易ではないと思われます。  加えまして、廃止に至ったと仮定いたしまして、高田地区運動公園の区域につきましては、市街化調整区域でありまして、かつ土砂災害指定区域にも指定されております。民間が参入する場合には、目的、用途にもよりますが開発等の調整にかなりの時間を要するのではないかと思われます。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) なかなか規制があったり、用途変更が非常に難しいですが、都市公園はあのグラウンドだけが指定されているわけですか。  ちょっとその辺をお答え願えますか。 ○議長(梅田修作君) 建設課長。 ○建設課長(山本正利君) 都市公園につきましては、指定場所につきましては、駐車場から山のほうまで含めて指定されております。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 結構広い面積になると思いますが、これは私の意見ということでお聞き願いたいのですが、お聞きしますと、目的の方向転換も多くの課題があるようですが、できれば当初の目的に沿った利用拡大を求めるところです。どうしても難しい場合は、用途変更等の柔軟な考え方をもって対応を願いたいと思います。これは意見です。  続いて、大きな2番目の地方創生事業の取り組みと活用状況についてお伺いをいたします。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 地方創生事業として、人口減少対策としまして、平成27年に策定し、取り組んでおります現行のまち・ひと・しごと創生総合戦略につきましては、本年度が最終年度となっておりますが、現行戦略におきましては、目指すべき4つの基本目標を定めまして、それぞれの基本目標に沿って、重点的に取り組む施策事業を掲げた上で、各施策、事業、それから基本目標ごと重要業績評価指標としてKPIを設定し、取り組んでおりまして、加えまして、本戦略に求める人口目標等を全体の評価指標に定め、取り組んできているところでございます。  その実績につきまして、基本目標ごとにおける4年間の実績を申し上げますと、まず1つの柱である雇用の創出におきましては、雇用奨励金制度等の対象となった新たな雇用者は3名、若い世代の結婚、子育て等の実現におきましては、子どもの出生数が268人、合計特殊出生率につきましては、直近の30年度で0.89となりまして、子どもの出生数は大きく下がっている。  それから、移住定住に関する希望の実現という部分につきましては、社会増減における転出超過人数を評価指標としまして、直近の30年度で66人と目標数値には至らないまでも、29年度までは100人を超える転出超過がありましたので、初めて100人を切ったということになっております。  それから、もう1つ最後ですが、魅力あるまちづくりという部分では、満足度調査による満足度点数の達成割合を評価指標としておりまして、6割という状況にございます。それらの基本目標に定めた取り組みをもちまして、設定した5年後の人口目標1万4,900人に対しましては、30年度末人口が1万4,962人となりまして、最終年度を残した4年目で、目標数値に近接しております。計画策定時に見込んだ人口減少数より減少する幅が若干大きくなっているということは事実でございます。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 人口減少の中で、毎月の町の広報も出ておりまして、私も毎月、一番裏側の人口動向を見るわけですが、どうしても亡くなられる方と生まれる方の数を比べますと、どうしても亡くなる方のほうが圧倒的に多いということで、これは自然現象の中で人口減少はやむを得ないという状況になっていると思います。たまたま7月を見ますと、移動人口も検討していたということで、一部減少にも歯どめがかかりつつあるのかなという期待も最もでございますが、言われました基本目標や人口目標の達成は非常に厳しいという状況をお聞きしておりますけれども、その中でもいろいろと個別の施策や事業をやっておられますが、その中で成果や効果が得られていると思う取り組みがあれば、その内容と実績をお伺いしたい。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 成果が得られている事業としまして、農業の担い手確保育成という施策でございますが、新規就農者数を評価指標としておりまして、5年間で5人とする目標に対しまして、30年度までの4年間で4人、企業誘致支援制度の展開によります町内企業の従業者数におきましては、822人を維持する目標に対しまして、30年度998人となってございます。  そのほか、5年間の利用者数を10人としましたお試し住宅の利用者数につきまして、30年度末の実績が20人となったほか、空き家バンクによる住宅情報の提供におきまして、空き家利用活用件数を5年間8件と目標にしたものに対しまして、30年度までの4年間で37件といった住宅提供支援に係る施策であったり、事業が成果を得ていると分析しております。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 非常に厳しい中ではありますが、それなりの成果も出ているということで、これは一定の評価をしたいと思います。これらの実績や成果、評価を踏まえて、今後の取り組みについて何かあればお答え願いたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 御承知のように、先ほども申し上げましたが、本年度、本町の現行戦略につきましては、最終年度ということで策定したものでございますが、現在、次期戦略に向けては国県が策定を進めているところでございまして、本町におきましては、その方向性を見きわめた上で、次期戦略策定につなげたいと思っておりまして、現行戦略につきましては、成果や課題を踏まえて、また次期戦略につながる施策や事業として一定の見直しを加えながら、現行戦略につきましては、終期を1年延長する予定としまして、現在、延長と現行戦略の見直し等に向けた事務処理を行っているところでございます。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 今後の新しい取り組み等がありましたらお答え願いたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 先ほども申し上げましたように、今、次期戦略につきましては、1年現行戦略を延長した上で、新たな次期戦略を策定するということにしておりますので、まだその議論の中でそういった新たな取り組み、方向性も若干、前期の戦略とは変わってくる方向になるかと思っております。本日も、近畿ブロックの説明会がございまして、うちの職員が出席する予定にしております。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) この質問は最後にしたいと思いますが、檀上でも言いましたように、総括という考え方でお答えを願いたいと思いますが、町長にお伺いしたいと思います。これまでなかった人口減少対策に特化した計画や取り組みであったと理解しておりますが、この総合戦略の取り組みにおいて、何がどのように変わったか。またどのような成果があったとお思いでしょうか。お答え願いたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 町長。
    ○町長(遠山 寛君) まず、経過につきましては、課長が申し述べたとおりであります。ただ、どこの市町も同じ問題を抱えておる中で、上郡町だけが人口がふえるというのはなかなか難しいと考えておりまして、人口減少そのものを大きく改善することは容易ではない。人口が減少しても、なお町民が豊かに幸せに暮らせるまちづくりや仕組みをどうつくるかということは、これからのまちづくりにとっての基本的な方向性になるのではないかと考えております。特に、上郡町の豊かな自然を生かした施策を何とか進めていきたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) これも意見ですが、町民の皆さんが満足していただける、上郡町に住んでよかったと思える施策につなげていただきたいと思います。  では、続いて、第3の公共交通についてお答えをお願いいたします。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) この取り組みにつきましては、本年度の重点施策に掲げまして、本町にとって望ましい公共交通網の姿を明らかにし、地域公共交通の再編を目指しているものでございまして、そのスケジュール概要につきましては、先日、総務文教常任委員会にて御説明、御報告させていただきましたが、本年7月に計画策定業務を支援いただく業者を選定、契約を締結させていただきまして、事業着手したところでございます。  御承知のとおり、現在、住民アンケート調査を実施しておりまして、さらに9月中旬には路線バス、コミュニティバスデマンドタクシーの車内での利用者アンケートの実施を予定しております。それら情報の分析等から、本町の公共交通を取り巻く現状であったりとか、課題の抽出、上位計画、関連計画の整理などを行った上で、協議会等関係組織の議論を得まして、本年度中に本町の公共交通の目指す姿、基本理念に当たる部分、それから整備方針、戦略部分の素案を示せればと考えてございます。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 先ほどもふれていただいたんですが、今後のスケジュールの中で、このたびの公共交通の再編による新たな交通形態の運行の開始はいつをめどにされているかお伺いをいたします。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 計画策定と、それに基づく許認可等の手続、それから必要な準備、整備などに2年を見込みまして、現在、2021年度の運行開始を想定し、進めているというところでございます。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 先ほどの答弁の中に、議論する協議会等の関係組織とはどのようなものかお答え願いたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) この協議会といいますのが、道路運送法、それから地域公共交通の活性化再生法に定められた地域の公共交通の運行であったりとか、再編などに関しまして、協議する組織となります。現在、本町には道路運送法に基づきます地域公共交通会議と公社の地域公共交通活性化再生法に基づく地域公共交通対策協議会、いわゆる法定協議会というんですけれども、それが今あります。  このたびの計画の策定着手を機会に、両方の機能を持たせた協議会組織に統合再編するというものでございます。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 協議会の2つが1つになったということなんですが、それ以外に今度、新しく検討される中で、何か変わった点はあるでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 法律に定められた協議会での議論を得て策定につなげたいと思っておりますので、特別それ以外の組織というのを設置、創設するという考えはございません。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 前にもちょっと言ったことがあるんですが、協議会そのものは法律で定められている協議会なので、これを無視するわけにはいきませんが、ここまで言っていいのかどうか問題もあるかもわかりませんが、その中に業者が入っているということの中で、業者間の利権、どちらもいろいろな業者は自分の事業拡大につなげたいという思いもあるでしょうから、当然、住民が思う公共交通と若干、その中での利害関係ということの問題があると思うのですが、その辺の調整はどのように検討されるか、されようとしているか、お答え願いたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) その辺の進め方としましては、従来よりは協議会であったり、公共会議の評決における部分が緩和されてきた部分もありますし、このたびの協議会の再編におきましては、従来、協議会の会長等を町長にしていたのですが、先ほど言われましたように、行政、事業者、住民、両方の調整をするという意味で、学識経験者に組織の会長になっていただくということで、両方そなえた形での協議会運営をしていきたいとしておりますので、片方に偏った形態にはならないようにということで考えた上での組織再編、構成員の再編と思っていただいたらと思っております。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) とにかく住民の皆さんが使いやすいというのが一番でございますので、公平な目と言ったら語弊があるかもしれませんが、より広く住民の意見が取り入れられるような形にしてほしいと思いますが、その中で限定的にアンケート調査や協議組織での議論のほか、住民にとっては大きな交通手段が変わるということですが、住民との直接対話、アンケートも直接意見を聞くという手段ではあると思いますが、それ以外に住民の方々の要望を聞くという予定はあるでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 要望というか、意見を当然お聞きするという部分では、アンケート調査の分析もあってのお話ですが、現時点でどのタイミングで住民との対話機会を持つかという部分につきましては思案中でございますけれども、できればある一定のタイミングで地区別懇談会における、それをテーマにした形で住民との対話機会は持っていきたいと考えてございます。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 先ほど地区別懇談会という御回答もありましたが、これから進めるということでしょうけれども、私が逆に、この質問を通して言いたかったのは、できるだけ住民の生の声を聞く。それを新しい再編の内容に加えていただきたいという思いが強い部分があります。  その地区別懇談会、今からですが、どのような形、例えば、回数だけが多ければいいというものではないと思いますが、どのような内容で懇談会を進めようとされているか、お答えできればお願いしたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) それは公共交通に限ってのことですか。ちょっと回数まで考えはないですが、そんなに数多くは入っていけるスケジュールにもなっていませんので、どういう形でというのは今からのことになるのですが、ただ、要望を聞きに回るだけではなくて、例えば、ある体系の中で、地域の住民がこういうことは地域でやるにはどうやったらいいのという、前向きな御提案ということを期待したいと思っておりますので、住民の意識情勢というのもあるんだと思うのですが、利便性を図ろうとすれば、当然、財政負担も考えられますので、その中で行政と住民、事業者がどういう役割を果たしていくかというところは今回の再編計画の中できっちり明記していきたいと思っております。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 私自身は地区別懇談会には1地区しか出席しておりませんので、全体の地区別懇談会の内容までは承知しておりませんけれども、今まで見ておりますと、ややもすれば一方通行という形になっていた。なりがちという表現をしたいと思いますが、なっていたんじゃないかと思います。行政側は行政の立場で話をしますし、住民は住民の要望や意見を述べるにとどまって、課題に対する意見交換にはやや欠ける部分があったと感じています。  今回の公共交通の問題については、公共交通のテーマに絞って、懇談会になるということなんで、いろいろと活発な意見も出るのではないかと期待をしております。その中で、先ほどもお答えの中でいいお答えをいただいたと思うんですが、行政側もこういう新しい形をつくりたいというには、当然、住民の方の協力も必要になってくると思います。それで聞いてからではなしに、逆にそういうことをするには、こういう課題がありますよと。例えば、利用者数がこれだけないと成り立ちませんよという逆提案ということも懇談会の中でしていただいて、それを地区内に持ち帰って、地区の住民の方と協議して、一定の方向性を出すという形が望ましいのじゃないかと思うんですが、同じ答えになるかわかりませんが、その辺の私の意見に対しまして、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) そういったところ、公共交通に限らず、懇談会における実施方法の中でも、そういった形で行政からのテーマに基づいて、いろいろな御意見、対話する機会になればということで思っております。 ○議長(梅田修作君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) この公共交通については、今からということなので、あまりこの場でやりとりしても意味がないかもしれませんが、最後に、意見を述べさせていただきます。先ほどから何回も言っておりますが、今回の公共交通の見直しは、先ほど質問いたしました地方創生においても重要な要素になってきますし、今後の上郡町の活性化にもつながる大きな課題です。本当に皆が利用しやすい内容につくり変えていただきたい。ことし3月の定例会の中での質問で、町長は今回の公共交通機関の見直しについては、白紙で臨むと回答されていましたが、今までの概念にとらわれず、誰もが利用しやすく便利な仕組みになるよう、慎重審議をお願いいたしまして、私の一般質問は終了させていただきます。  以上です。 ○議長(梅田修作君) 通告4番、議席4番、立花照弘君の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。再開は午前11時。       (10時39分)               休           憩 ○議長(梅田修作君) 再開いたします。            (11時00分)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  通告5番、議席5番、松本洋一君に許可いたします。  松本洋一君。 ○5番(松本洋一君) 皆さん、こんにちは。5番議員の松本洋一です。ただいま議長より許可がありましたので、通告に基づき一般質問をさせていただきます。  認知症施策の状況等について、第7期高年福祉計画では、推計によりますと2025年総人口は1万2,968人、高齢者は5,496人、高齢化率42.4%、うち75歳以上、後期高齢者は3,203人、今後、さらに認知症高齢者はふえると予想されています。介護保険では利用できるサービスに限度があり、認知症介護の現場では家族への負担も大きくなるのではないかと思います。  ここでお尋ねします。  ①在宅の認知症者数は把握しているか。  ②介護者の交流を深める施策としてどのような取り組みをしているのか。  ③認知症の早期発見による治療を促進できるよう昨年度より取り組んでいる認知症予防検診等の状況を問う。  質問2、障がい福祉サービスについて。障がい福祉サービスの1つである就労継続支援A型事業が、平成29年12月をもって廃止されたと聞いております。町として、この状況をどう捉えていますか。今後の対策をどう考えているのか。  檀上での質問は以上でございます。再質問は指定されました席よりさせていただきます。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) まず最初に、認知症者数についてでございますが、現状でできる範囲でございますが、平成30年度末の時点で、介護認定を受けている方が994人いらっしゃいます。そのうち、認知症高齢者の日常生活自立度2以上の認知症高齢者に該当される方が640人となってございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 私も昨年度もこれを聞いたわけですが、介護認定を受けられる方は今年度は994人で、昨年度は971人という形で同じく認知症高齢者に対しても昨年度は632人と。8人の増となっています。この調子で上がってる気がしております。  それで、先ほど報告を受けました認知症高齢者の方に対して、日常生活自立度が2以上というのはどういう状態でしょうか。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 日常生活自立度の状態といいますのは、日常生活に支障を来すような症状や行動、または意思疎通の困難さが多少見られましても、誰かが注意すれば自立できる状態のことを言います。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) それは見守りができましたら、自宅でもできるという状況ですね。そういう方も今後ふえてくると思われます。  それで②をお願いします。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 介護の交流を深めるための施策といたしましては、同じ介護をする者同士、不安や苦労を語り合い、お互いを支え合うための介護者の集いの開催でありますとか、町内4カ所では認知症カフェなどを開設し、家に閉じこもりがちな認知症の方やその家族の方に楽しく気軽に無理なく過ごせる場の提供をいただいているのが現状でございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) それでは、介護者の集いについて、もう少し詳しく説明をお願いしたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 介護者の集いにつきましては、同じ立場の人と交流を図る中で、悩みを打ち明けたり、経験談を聞くことで少しでも介護疲れを解消できるように、2カ月に1回、保健センター等で介護者のリフレッシュ活動でありますとか、特別養護老人ホームでの課外研修でありますとか、交流会など年を通して6回開催いたしまして、昨年度につきましては、56名の参加者をいただいてございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) これの参加者ですが、56名と申しましたら、平均9人で少ないような気がするんですが、これに参加してどういう介護者の反応がありましたか。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 先ほども申し上げたのですが、悩みを打ち明けたり、経験談を聞くことで、少しでも介護疲れを解消できたのではないかと思っております。  平成30年度につきましては、以前はほとんど女性の方でしたが、男性も対象にいたしまして、昨年度は男性6人の方にも参加いただいております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) その男性が参加したのはいいと思うんです。これからふえてくると思いますので、そこら辺をよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、認知症カフェはどうでしょうか。説明お願いします。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 認知症カフェにつきましては、認知症の人やその家族、医療や介護の専門員、地域の人など誰もが気軽に参加できるつどいの場でありまして、認知症の人やその家族が安心して過ごせる地域の居場所となっております。  認知症カフェは設置されましてから、約4年が経過しておりますが、4カ所で、先ほど運営されていると申しましたけれど、現在、2カ所が休止となっておりまして、利用者が少ないということが現状でございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 介護者の集い、認知症カフェともに、認知症の家族等にとっては憩いの場として、これは必要だと思われます。利用者が少ないのを感じますので、今後、どのような支援等を考えておられますか。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 上郡町では、認知症の推進事業の1つといたしまして、認知症の症状に応じまして、いつどこでどのようなサービスを利用できるかをわかりやすくまとめた認知症ケアネットを作成しております。  そして、町内の医療機関、また認知症サポーター養成講座、高齢者の健康相談などで配布してございます。その中に、認知症カフェでありますとか、介護者の集いにつきまして、開催日や場所などを掲載したり、上郡広報及びえんしんネット等を活用し、参加者を募っているところでございます。  なお、本年度におきましては、住みなれた上郡町で、快適に生活ができるように、介護保険以外の地域等で活動されております、いろいろな団体の日時でありますとか、場所、会費等の情報を地域ごとに掲載いたしました『さあ行こう』というまた別の冊子でございますが、それを作成いたしまして、各地での憩いの場を紹介し、たくさんの方々に参加をいただけるよう情報発信に取り組んでいるところでございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) それでは、③をお願いします。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 認知症検診といたしまして、物忘れ相談プログラムの使用状況でございますけれども、これも昨年度から新しい事業として取り組んでいるものでございまして、町ぐるみ検診と同日に、また健康相談等におきまして、40歳以上の方を対象に実施しております。パソコンを使ったタッチパネルによる認知症の早期発見、認知症への意識の醸成を目的にいたしまして、昨年は約400名の方が受診されまして、精密検査対象者約25名程度に医療機関受診の紹介状等を送付いたしまして、医療受診を奨励しているところでございます。  なお、本年度につきましても、町ぐるみ検診において、昨年度より多い430名の方に受診をしていただきまして、精密検査対象者等について医療機関への受診奨励等の準備を現在、進めているところでございます。  なお、今後実施の予定といたしましては、敬老会、各種イベント、各健康相談、健康教育等において検診等を実施する予定をしております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 今年度も430名という形でふえてきております。これは年齢的にはどのぐらいの年齢の方が受診されるようにしているのですか。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 先ほども申し上げましたが、一応40歳以上を対象にやっておりまして、年配の方に受けていただくように奨励をしております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。
    ○5番(松本洋一君) 昨年度、新規事業でやった高齢者見守り事業についてお聞きします。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 高齢者の見守り事業につきましても、昨年度新規事業として取り組ませていただいております。各町内の各種団体と事業協力事業者登録をしていただきまして、協定を締結し、高齢者の見守りを実施するものでございます。昨年度につきましては、介護事業所、公共施設等の計45事業所と協定を締結いたしまして、本年度においては各企業等にも説明に回らせていただき、8月末現在で昨年より9団体増の54団体と協定を締結してございます。  協力事業者の活動といたしましては、日常業務におきまして、異変に気がついたときは速やかに町に連絡をしていただく。また緊急時におきましては、警察、消防署等への連絡をしていただくこととしております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 大分、認知症の取り組みに対しての理解は得られてきているわけですね。それで何か設置した段階で、それ以降、そういう日常に関しての状況等がおかしいという通報があったことはありますか。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) すみません。昨年度9月にも答弁させていただいたのですが、金融機関とか農協等においてたくさんの出金をされているようなケースがありまして、そういう情報を役場に届けていただいて、その人と話をして振り込み詐欺のようなことを防げたという事例が昨年度はありますが、本年度についてはあまり情報として入ってきていないのが現状でございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 昨年度、新規事業であった高齢者見守り事業について状況をお伺いします。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 申しわけございません。先ほどの回答ではないですか。同じことではないですか。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) これは先ほどのものなので、特に高齢者のひとり暮らし、高齢者のみの世帯、ふたり暮らし、それの見守りについてどのような取り組みをされていこうとしていますか。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 高齢者の見守り企業のさらなる推進に加えまして、旧緊急通報システムの更新、拡充をいたしております。安心見守りコール事業といっておりますが、高齢者から通報が安心センター、この安心センターには正看護師等が常駐をしておりますけれども、そこに連絡が入りまして、状況に応じ安心センターから消防署に緊急出動を要請したり、安心センターから依頼を受けた近隣協力者が高齢者宅へ駆けつけたり、近隣協力者にかわって警備員が駆けつける場合もございます。  また、高齢者の安否確認や健康状態を把握するため、安心見守りコールといたしまして、毎月1回、安心センターから高齢者の自宅に電話をかけることや、高齢者が健康相談のために安心センターに電話をかけることもできるようになっているものでございます。  高齢者の見守りにつきましては、それぞれの事業推進は必要であり、効果は十分期待できるものでございますけれども、これらの事業に加えまして、個人での取り組み、自助とよく言われますが、それと家族、友人、クラブ活動仲間など個人的な関係性を持つ人間同士が助け合うことが、これは互助といいますが、とても必要だと考えております。そのために、各地域や公民館等において、活動されておりますサロンでありますとか、地域の集まりでゲートボール、グラウンドゴルフ等と各教室等に積極的に参加していただくために、日ごろから情報共有等が図られ、近隣同士が助け合いができるように情報提供、立ち上げ支援等に力を入れて取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 新しく変えていって、設置しているところの方の意識というのは変わってきましたか。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 安心コールの件ですが、やはり現実に今年度入ってでも、それぞれ月に一度程度緊急の通報が入りまして、救急車等で病院等に搬送されたということもありますし、相談ができるということで結構、皆さんセンターに電話をかけていらっしゃるというセンターからの通知が来ております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 前の機種であれば、なかなかそういうものができていなかったと思うのです。今回、機種変更されて、そういう形になってきたということに対して、私としてはよかったと思います。といいますのも、私の知り合いが、高齢者の母親とふたり暮らしの状況にありまして、それを前の古いやつと交換に来てもらったときに、もう新しいものはつけないということになって、この間、私の友人は亡くなったんですね。それもやっぱり母親に少し認知が入っておりまして、わからなかったということがございましたので、ぜひともそういうふうに奨励していってあげて、今後、そういう悲しいことが起こらないようにしていただきたいと思います。  昨年度の新規事業としまして、認知症啓発イベント、RUN伴について、計画の説明がありましたが、実施状況等はどういう状況でしょうか。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) RUN伴についてですが、これにつきましては、全国の認知症の人や家族、支援者、一般の人がたすきをリレーしながら、認知症に優しいまちづくりへの思いをつなぎ、ゴールを目指していく全国イベントでございまして、それに昨年度より上郡町も参加しております。  そして、昨年度の10月29日に約250名の皆様に御参加をいただき、盛大に開催することができております。当日の様子につきましては、えんしんネットでも放送されましたが、天気に恵まれまして、赤穂郡医師会、介護関係施設事業所、また当事者の方にも御参加をいただき、ゴールの役場駐車場におきまして、上郡中学校の吹奏楽部の演奏に迎えていただき、すばらしいイベントになったのではないかと思っております。  本年度につきましても、11月3日、日曜日でございますが、実施予定でありまして、実行委員会等において実施内容等の協議を現在進めているところであります。その中で、本年1点、赤穂郡医師会の川野ドクターによります認知予防体操をはじめ、さまざまな健康イベントも実施予定でありまして、決定次第、町民の皆様に周知を図り、多数の参加によりまして、昨年以上にイベントが盛り上がり、認知症に対する理解が深まればと思ってございます。  認知症のイメージカラーはオレンジでありまして、参加者はオレンジのTシャツを着てリレーをいたしますので、オレンジの集団を見かけられましたら、大きな声援をよろしくお願いしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) これにつきましては、私も施設のほうに行って、出してもらいました。よかったという好評を得ていますので、これはできたら継続していっていただきたいと思っております。  それと、認知症に関する町民の理解促進や地域での見守り、支援等について答弁がありましたが、高齢化が一層加速する中で、その他、認知症の早期発見や支援について、どのように取り組みをされていますか。 ○議長(梅田修作君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 認知症の早期発見、支援につきましては、保健師、看護師、介護福祉士、作業療法士、社会福祉士のうちから2名、赤穂郡医師会、医師のサポート医2名、認知症初期集中チームを2名で認知症の初期集中支援チームを編成いたしまして、認知症が疑われる人や認知症の人、また、その家族を訪問いたしまして、アセスメント、家族支援などの初期支援を包括的、集中的に行いまして、介護サービスや慰労サービスにつなげているところでございます。  また、認知症などによる道に迷うおそれのある方が行方不明になった場合に、地域の支援を得て早期に発見できるように関係機関、協力機関とのネットワークの構築を図りながら、生活を支援していく、高齢者等徘回SOSネットワーク事業におきまして、本年度新規に見守り模擬訓練の実施に向けて、現在、モデル地区の選定とか実施内容等について協議を進めているところでございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) ぜひとも私が1期のときに出ました事例ですが、行方不明になられて、後に大分たってからわかったという状態がありましたので、ぜひともこの辺はよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、質問2の障がい福祉サービスのことについてお願いしたいと思うわけです。就労系サービスにはどのようなものがあるか、説明する前に説明していただきたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(国重弘和君) 障がい福祉サービスの中の就労系のサービスですけれども、主にまず1つ目ですが、一般企業への就労を希望する人に一定期間、就労に必要な知識や能力の向上の訓練を行う就労移行支援という事業と一般企業への就労が困難な人に働く場を提供する、それから知識・能力向上の訓練を行うという就労継続支援A型、就労継続支援B型という3つのサービスが主にあります。なお、就労継続支援のA型とB型の違いですが、A型のほうは雇用契約に基づきまして、就労が可能な人に提供される事業、B型のほうは雇用契約に基づく就労が困難な方に提供される事業となっております。  また、いずれのサービスにつきましても、障がいの程度や状況、本人の希望などをもとに、障がい支援事業所等におきまして、サービスに係る利用計画を立てて、提供されるというものになっております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 障がい者が地域で独立した生活を送るために、また社会とのつながりを維持するために仕事を持つことは非常に重要なことであると思います。A型事業が提供できない現状を町はどのように思っておられますか。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(国重弘和君) 非常に残念であると同時に、できる限り速やかに解決したいと思っております。しかしながら、当町を含みます西播磨地域ですが、中山間地域を中心としまして、サービス提供事業所が少ない。それから広域であることから移動、移送面におきましても、負担が大きいということが県主催ですが、管内の会議で報告されております。  このような状況から提供体制の整備には苦慮しておるというのが現状でございます。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 最後に、A型事業が提供できていない現状において、今後の対策をどう考えているのか、お聞かせください。 ○議長(梅田修作君) 健康福祉課長。 ○健康福祉課長(国重弘和君) 不足している事業につきましては、町内の既存法人、もしくは新規参入によりまして事業展開を期待したいと考えております。そのためにも、障がい福祉サービスの提供事業者、それから当事者団体等で構成しております地域自立支援協議会というものがありますが、そちらのほうで就労継続支援A型事業をはじめとする、各サービスの状況等に話し合いをもちまして、可能な限り障がいをお持ちの方の希望に沿いたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 質問はこれで終わりにするのですが、事業実施法人による事業展開を期待するとのことですが、これまで提供されてきた障がい福祉サービスがなくなることで困る人が出てきておりますね。困難ではあると思いますが、自立支援協議会等でよく話し合って、当該サービスの提供が再開できますように努力をしていただきたいと思います。  これで私の一般質問は終わります。 ○議長(梅田修作君) 通告5番、議席5番、松本洋一君の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時。        (11時32分)               休           憩 ○議長(梅田修作君) 再開いたします。            (13時00分)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  通告6番、議席9番、井口まさのり君に許可いたします。  井口まさのり君。 ○9番(井口まさのり君) ただいま議長より許可されましたので、通告に基づき質問させていただきます。  まず大きな1点目ですが、遊休町有資産の活用状況についてお伺いします。  歳出経費削減にも限界がある中で、歳入確保の必要性を踏まえ、町として保有する遊休資産の有効活用を含めた財源確保策について、現状等を踏まえてどのように取り組むのか伺いたい。  ①廃校・廃園となった施設の活用状況の現状、今後の方向性及び見込みを伺う。  ②その他町有遊休財産の売却等の状況及び今後の方向性を伺う。  ③その他財源確保策の考え、または方向性を伺う。  大きな2番目の質問でありますが、観光施策・事業のあり方についてであります。  人口減少に歯どめがかからない中で、町への交流人口の推進によるまちの魅力の発信が重要である。そこで、観光事業の母体となる観光協会等組織のあり方を含めて、今後の観光施策・事業のあり方を伺います。  1点目、観光協会の組織再編の進捗状況を伺う。  2点目、交流人口の増加に向けた対応策を伺う。  3番目の新たな観光施策と今後の方向性を伺うについては、時間調整のため今回はやめさせていただきます。  大きな項目の3番目、無許可伐採についてでありますが、壇上にて少し話させていただきたいと思います。  無許可で伐採とだけを聞いた場合、この法律の中身と内容を知らない方々は、この違法行為を悪だと捉えるのは当然のことでありますし、何という業者だと思われる方も多かったのではないかと思います。  そこで、私自身、この森林法について勉強したのですが、伐採の届け出は、山の中に生えている雑木5センチの木を1本切っても伐採届が必要であるということがわかりました。  しかもその木を切るには最低でも30日前に届け出をするようにと定められていました。また、この法律の怖いところは雑木を切った方が処分されるのではなく、山の所有者が処分されるというものでした。山を持っている方々はこの法律を理解されているのか心配で恐ろしい法律だと思いましたが、この後、どのような処罰があるのか、調べて安心いたしました。林野庁森林整備部計画課による伐採及び伐採後の造林の届け出等の制度に関する市町村事務処理マニュアルには、無許可で伐採した場合の処分の方法と処分内容が書かれておりました。  森林所有者等による無届け伐採が初犯であって、届け出制度を了知、熟知していないと認められる場合、また錯誤による場合など、過失の程度が低い場合に当たっては、過失の程度に応じて少なくとも顛末書、または始末書を供するとともに、届け出制度の趣旨を理解するように文書にて指導を行い、次回同様の無届け伐採を行った場合には告発を行う旨の文書を明示して指導するとありました。  初犯で軽微な場合に当たっては、比較的軽微な処分であることが理解できたのです。そこで今回、無許可伐採をしたとされる業者について、私自身も調べてきましたが、51メートルの間で、3センチから10センチまでの木を10本程度切りましたと聞いております。確認のため、まず町長に上郡町域での無許可伐採はどの程度であったのか、お伺いします。  また、この無許可伐採の処分等の現在の進捗状況と今後の対応についてお伺いします。  以上、再質問は指定された席より行います。 ○議長(梅田修作君) 財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) まず1つ目の統廃合によります空き校舎、空き園舎の現況につきましては、旧赤松小学校、鞍居小学校、大枝分園につきましては、民間事業者の事務所等に貸し付けを行っているところでございます。岩木分園、鞍居幼稚園、船坂幼稚園、梨ケ原保育所につきましては、地元の地域づくり協議会等が地域の活動拠点として利用しております。  また、船坂小学校と梨ケ原小学校の跡地につきましては、現在決定した利活用の計画はありませんが、今後も引き続いて、事業者の募集を行っていくこととしております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) まず1点目の答弁ですが、船坂小学校の計画がないということは、非常に寂しいことなんですが、以前、町長が船坂小学校に対して思いを語ったことがあるんですよ。それが平成26年6月の一般質問ですか。夢物語のように安室ダムと船坂小学校を組み合わせて、全国よりボーイスカウトとか、教師・教員の研修所としてうまくやれないか。また簡易系宿泊施設には船坂小学校はできると思いますということを言われています。これについて、今検討はないというのであれば、この計画を進めていく、町長がはっきり言われているので、これをやめたということですか。ちょっと答弁ください。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 当時、船坂小学校について議員が言われたとおりの活用を考えていたというのは事実ですが、その後、全く進展はしておりません。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) このほかにもたくさん町長は船坂小学校についてもそうですが、学校跡地に対していろいろなことを語られているわけです。町長はこの町のトップの政治家ですから、言われたことというのは行政はしなければいけないと思うのです。それを期待して町長に票が入っていますから。  だから、船坂でも町長に期待して、こういう施策をやってくれるんだと、宿泊施設にしてくれるんだという思いがあって、町長を応援されている方もたくさんおられると思います。それが検討されたのかされていないのか。それとも町長が言っただけで終わったのか、それを検討されたのであれば、検討したと言ってほしいです。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 担当のほうで検討はされていないというように思います。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) なぜしていないのかよくかわからないです。町長がよく発言する内容というのは、非常に頼もしい話もあって、町民がものすごく町長を信頼していると思うんです。それが担当課のほうで検討もされていないということであれば、町民を裏切ったことになると思うのですが、その辺、町長はどう思われますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 自分の指導力のなさだと感じます。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) できたら船坂小学校についても計画していないという話ではなくて、船坂小学校は今まで2回も計画があって、2回とも計画がつぶれているわけです。ですから、船坂小学校の計画がないということを言ったら、船坂の人はショックだと思うのです。その辺について引き続き、何か考えていただけるのかがどうかだけ、答弁、早急に考えていただけるのかお伺いしてよろしいですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 私が当選したとき、船坂小学校のことにつきましては、町の教育委員会の研修施設という話があったように思います。その話を受けて、先ほどのような計画を発言したんだと思います。廃校の活用につきましては、はっきりした目的がないと、市街化調整区域を外すのはなかなか難しいところがあります。できるだけ地元の期待に応えられるように頑張っていきたいと思います。
    ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 町長は次に、平成30年の6月に市街化調整区域について本林議員が質問したときに、30年には何カ所かこれを特区にするということを約束しているわけです。30年に、何カ所かは特区にすることができるんだと言われていましたが、何カ所か特区になったんですか。お尋ねします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) その方向でこれは県と協議して動いていると自分ではとらえております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) その特区にしようとする場所は船坂小学校は入っていないのですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 船坂小学校を含むと自分では考えております。とにかく廃校になったところを含めて、課長が答弁した施設、現在、貸し付けている施設も含めて、できるだけ企業の進出がある場合に、1年以内に解決できるような形をとりたいと考えて、指示はさせていただいております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) その指示をしている中で、課長らは動いてくれているんですか。職員たちは動いてくれているんですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 担当課で県と協議を進めていると捉えております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 議会にというのは前にも言ったことがあると思うのですが、年に4回しか質問できないんです。制限時間が1時間といって、年間4時間しかこういった場で町民の意見、町民から訴えを直接行政にストレートに伝えるという場がない中で、議員が質問したことに対して、適当な答弁をされたら、政治家として答弁を求めているのですから、政治家として答弁していただきたいと思うのです。やると言ってやらないのは最低ですから。今後、市街化調整区域については船坂小学校はぜひとも特区にしていただきたいと、そのつもりで頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、以前、鞍居小学校にしめ縄の会社が来たはずなんですよ。鞍居小学校を貸してくれと。町長、御存じないですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 私は承知しておりません。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) なぜ担当課が知っているのに、町長が知らないという、どこでそれを連絡ができていないというところですが、町長が知らないと言うなら知らないのでしょうが、しめ縄の会社というのは非常にいい会社で、僕も調べさせていただきましたが、学校跡地を主体にして、地域の人らを巻き込んでしめ縄をつくって、それを販売していくという事業所だったらしいんですが、鞍居小学校に来たときに、担当課の部分で多分、ばっさり切られたんだと思うんですよ。それか、小学校を丸々1つ借りないといけない状況で、上郡町は出していますので、だからこのしめ縄の事業所にしては荷が重いかなということで撤退されたのかもしれないですが、その辺について担当課はわからないんでしょうか。課長、答弁お願いします。 ○議長(梅田修作君) 財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) しめ縄の件に関しましては、恐らく価格の面で折り合いがつかなかったと認識しております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 価格の面で折り合いがつかないというのは、価格の面で折り合いがつくように今の内容がなかなか借りてもらえないのであれば、借りてくれる業者、事業所があるのであれば、その内容に近づけた内容に変更したらいいだけのことなんですよ。だから、以前にも言わせていただきましたが、学校の教室を一つ一つシェアする形のタイプにして、学校を企業誘致、事業所誘致をするべきだということを言わせていただきましたが、そのときに町長は、いい案だと言われていました。なぜその後、検証も何もないのですか。ちょっとお尋ねします。 ○議長(梅田修作君) 財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) 教室ごとの貸し出しということでございまして、今現在ではセキュリティの関係で建物ごとの貸し付けとしております。それで例えば、地元団体などに管理をお願いできる、そういう条件が整うのであれば、教室単位での貸し出しも可能だと考えます。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 教室だけじゃなしに、とりあえず、プールはプール、体育館は体育館、校舎は校舎という分割して貸すこともできるし、言われたように教室のシェアというやり方もあるという中で、以前に言ったのに何で検討してくれないのかとずっと思うのです。だから、一般質問をするたびに思うことは、一般質問の答弁さえすれば、残り3カ月間は次の答弁をしなくてもいいですから、適当な答弁を返しているのと違うかなと思うのです。その辺、町長、しっかりと今後、議員の質問というものを理解した上で、検討すると言ったら検討して、早急に検討の答えを返してくれるということをやってくれるのかどうか、お尋ねします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 御指摘のとおりだと思います。できるだけ、議員さんの答弁で発言した内容については実現性のあるものにしていきたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) こんなことは当たり前の話だから、こんな議会の場で言うことでもないのですが、ここ最近、余りにもひど過ぎるので言わせていただきました。次に、その他の町有遊休財産、売却等の質問の答弁をお願いします。 ○議長(梅田修作君) 財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) 町有の宅地等で将来にわたって利用の見込みのない土地につきましては、以前から公募等により売却を行っているところでございます。近年の実績で申し上げますと、平成28年度には2件、605万9,000円、平成29年度は4件で3,822万5,000円、平成30年度は4件で2,299万6,000円の売り上げとなっております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) これは金額を言われて、僕も先に一般質問に入る前に調べたらよかったですけど、その時間はちょっとなくてお尋ねしたいのですが、今言われた金額は当初予算に載る金額の一番最初の当初予算に載せる目標金額に達成しているのかどうか、お尋ねしてよろしいですか。 ○議長(梅田修作君) 財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) 予算では、恐らく4,000万円規模で上げていましたので、30年度につきましては約2分の1というぐらいでございます。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) これはよく本林議員が予算のときに言う歳出金額が足りないから歳入金額で合わせているんじゃないかと。目標価格をぐっと上げたら、歳入価格がぐっと上がる。だからその帳尻合わせをしているのじゃないかという質問を本林議員がよくされますが、こういう結果になったら実際のところ目標数値を達成できるようにしていかなければいけないと思うのですが、その辺のところ、町長、どう思われますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) できるだけ慎重に予算組みをするように指示はさせていただいております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 土地売却についてどういう取り組みを指導しておるのかお尋ねしていいですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 実現の可能性の高い数字を入れてくださいと指示をさせていただいております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) でも2分の1ということは半分しか売れていないということですね。だから、町長がもっと指導して今の土地の売却に当たっては、真剣にもっと取り組んでいただきたいし、駅とかそういう近辺の大きな土地というは比較的売りやすい、公募がかけやすいのですが、僕はもっと道路残地等の土地の部分に関しても、分筆してきっちり町民が買いやすいようにするべきだと思うのですが、その辺について、できるのかできないのかお尋ねします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 駅前の土地は本当にたくさんありながら、ほとんど売買できておりません。ある程度ターゲットを絞って、施策で値引きできないかという相談も担当課にはさせていただいております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 課長でいいので、僕の答えをちゃんと答えてください。道路の残地部分についての土地の売却はできるのかどうかということです。 ○議長(梅田修作君) 財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) 道路の残地につきましては、周辺の土地の所有者からの希望があれば売却が可能だと思っております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 土地にもいろいろあって、そういう広い今の宅地状況になっているところもそうですが、どういう残地を持っているのかということの把握が必要だと思うのです。それがしっかりできているのかどうか。道路の残地、そういう残地の確認はできているのか、答弁をお願いします。 ○議長(梅田修作君) 財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) 町有地につきましては、恐らく固定資産台帳などで確認はできると思います。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) もともと財政課とそれから企画財政課ということで、財政課と管財を分けたんですね。管財を分けたときに、町有地に関しては徹底的に調査して、売れるところから売っていくという話だったんです。だから今の課長の答弁では、今のところ土地台帳だけという話になっていますが、確認をもっとしっかりしたほうがいいと思いませんか。どう思われますか。 ○議長(梅田修作君) 財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) 固定資産台帳での確認をやっていきたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) ぜひいろいろな土地を余った土地遊休地をどんどん売っていかないといけないので、町長、それに対しては売り方というのは行政で考えられない部分というのはあると思うのです。ある程度政治的な部分も出てくるかもしれません。そのときに町長が政治家で、判断しなければならない。例えば、夫婦で入ってきた場合にはもう少し土地を安く提供するとかいう判断というのは行政ではなかなかできないですね。それは政治家の仕事ですから、町長がそういう判断をどんどん出していかないと、土地は売れないものです。だから、町長真剣にやっていただきたいと思います。  次のその他財源の確保をよろしくお願いします。 ○議長(梅田修作君) 財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) その他、財源の確保の方向性ですが、遊休資産の売却や貸し付けによる収入確保のほか、現状制度化において見込まれる財源確保策は、ふるさと納税による寄附金の確保が考えられます。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) ふるさと納税のほかは考えていないんですか。 ○議長(梅田修作君) 財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) 最も有効なのがふるさと納税だと考えております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) ふるさと納税はふえていっているということで、期待したい施策であることは間違いないのです。でも、ふるさと納税に頼り過ぎて、きのうも本林議員の質問の中で、町長は過疎債の話もされておりました。過疎債を狙いにいくような政治家というのは最低ですから。町長は狙いには行っていない。そうなったときに過疎債というものは大きいんだという説明はされていましたが、過疎債が欲しいために過疎を目指していくといったら政治家ではないですから。ですから、ぜひ財源の確保については、もうちょっと何か指導できることがないのか、お尋ねします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 6年過ごさせていただいて、非常に財政を立て直すのが困難な作業だと感じておりまして、できるのは、今持っておる公共施設をできるだけ統合していくこと。それで今、し尿と下水をやっております。認定こども園も同じ方向で、将来的には下水道もできれば一本化していきたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) それが過疎に進んでいる第一歩だと思うんですよ。町長がやろうとしていることは、お金がなくなれば、施設を1つずつつぶしていったらいいと。行政サービスを1つずつ壊していったら、それはお金は使わなくて済みます。でも違うやり方で何か町民にも負担していただきながら、例えば、施設の利用をもう少しふやして、施設料をふやすとか、たつの市みたいに駐車場の整備をして、駐車料金をいただくとか、お金がなければ物をつぶせばいいという感覚ではなしに、新たな発想で政治を進めていってもらいたいのですが、町長、その辺についてどう思われますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 駐車場の有料化についても検討はさせていただきました。ただ、今現状ではそれは成果が出ておりません。収益につながるような事業を我々行政がやれるかといったら、ピュアランドの失敗事例、行政が利益を上げる事業をやることは非常に難しいのじゃないかと思います。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) ピュアランドが何を失敗したのかお尋ねします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) ピュアランドを町が運営していた時代に、大きな赤字を出して委託をした。その赤字の原因は人件費にあったと聞いております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) わかりました。僕は格好悪い話ですが、1番目の質問に対して、もう1点質問したいことがあったんですよ。それは議長、よろしいですか。3まで進んだんですが、もう1回1に戻って、1つだけ質問させてもらってよろしいですか。 ○議長(梅田修作君) どの部分ですか。 ○9番(井口まさのり君) 廃校に対しての質問です。その部分1つだけ、まだこの項目は終わっていないのでよろしいですか。  財政の確保の考え方はよく理解しました。保育園の統廃合で認定こども園になるということで、今後明らかになっているのは上郡幼稚園、山野里、高田幼稚園が廃校になるけど、それに対して早目にこの跡地を何とか処分できるような施策を考えないといけませんよということを以前に質問したことがあったんです。その検討をしますと言われたのですが、その検討はやられているのかということを聞きたかったので、よろしいですか。どうぞ答弁をお願いします。 ○議長(梅田修作君) 財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) 現段階におきましては、教育委員会の内部で跡地利用についての検討を行っておりまして、教育関連の利用や除却、売却について検討しているところでございます。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) それは前も聞いたんですが、前に聞いたときは町長はこう答えたんです。1つは駐車場にします。2つは町で使いますと言われたんです。今、課長に聞いたら、町は売却するという話がある。答弁が変わったのであれば、そのときに総務委員会でも議会にでも報告しなければいけないと思うのです。売却するように、その建物が幾らなのか、価格等は出ているのですか。 ○議長(梅田修作君) 財政管理課長。 ○財政管理課長(前川俊也君) 価格等はまだ出ておりません。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) そうしたら何を検討しているのですか。これは売ろうか、売ろうまいかと話をしただけですか。町長、答えてください。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 先ほど言いました駐車場の件につきましては、山野里幼稚園が山野里小学校が非常に駐車場が狭いという答えだったと思います。あとの物件については、教育委員会で跡利用ができないかという検討をしておると聞いております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 町長は教育委員会で使うということを言われていますが、課長は売却を考えておるということを言われたんです。その辺について、町長と課長の答えが違うというのはおかしいのですが、教育委員会に売却するということですか。どういうことですか、お尋ねします。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長
    企画政策課長(宮下弘毅君) かわって答弁させていただきます。先ほど課長の答弁は、まずは今現行が教育施設ですので、教育利用の中で学童とか、放課後児童とかの施設として使えないか。そういった教育施設での利活用ができないかということも含めて、それらが必要なければ、除却、民間への売却という選択肢を検討しているということでございまして、売却とか除却に固執したものではございません。まずは教育施設等の利用をする内容がないかということを議論しているところでして、それらがなければ売却、除却もあり得るという選択肢だということで答弁したということで御理解いただければと思います。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 宮下課長が出ていたら黙っておきますわ。そうじゃないんだけど、とりあえず、検討したことに対しては、総務委員会にはっきりとこういう検討をしているんだということを示さないといけないし、一回一回こっちが聞かないと答えないというのではなくて、学校跡地に対してはシビアにいくべきだと思うので、ぜひ今後、真剣に町長もやっていただきたいと思います。  2番目の観光の答弁をお願いします。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) それでは初めに、観光協会の組織再編の進捗状況でございます。観光協会の再編成につきましては、平成28年12月に観光協会再編検討委員会により協議が進められ、平成28年度に上郡町観光協会会則の制定を行っております。その中で会員制として会費を徴収することとしてございます。会則の施行後も会員の確保が困難な状況でございまして、平成30年度に観光協会の今後のあり方を検討するということで、兵庫県内の観光協会の組織の状況のアンケートを実施しました。38組織に御協力をいただき、観光協会がない組織1市2町、3つございまして、行政内に事務局を置く組織、上郡町のような組織が10組織ございました。それから商工会に事務局を置く組織が1つ、独立した観光協会が24ということで、上郡町が目指すところは、この独立した観光協会ということで考えておるところでございますが、独立した組織であっても行政からの職員の出向であったり、それから観光協会の職員の人件費なども市長からの補助金に依存しているというような傾向が見られました。  会員数につきましては、50会員程度から大きいところでは400会員程度ということで市町の規模によってさまざまでございまして、会費の徴収枠につきましても、年間15万円から約1,200万円という協会もございました。しかしながら、運営財源の会費の割合は低いという状況が確認できまして、しかしながら上郡町の観光協会といたしましては、会員の確保は必要と考えておりまして、令和元年の総会において内規によりまして、2021年度までは会費の徴収を行わず、会費募集を行いたいという内規を決めまして、今後は観光協会のホームページに会員紹介のサイトなどを設けて、飲食店などのPRがそのサイトの中でできるように、新しい創業者の方などにおいてはなかなか自己でPRするのは難しいということもあろうかと思いますので、観光協会のホームページを活用して、みずからの店のPRに使っていただけるような会員登録のメリットというような形で考えていきたいと考えてございまして、2021年度の終了時に、この間の取り組みや成果を検証した上で、再編について再度考えていきたいと考えてございます。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 今回、産業振興課も猟友会のことやピュアランドのことやいろいろ今回の伐採木の話で忙しかったので、ヒアリングがなかなかできなかったということで、一気にしゃべられてもなかなか内容が読み込めない部分があるんですが、やっていることは確かだなというのはわかりました。その中で、人集めも大事だけど、何をするかということを決めることのほうが大事だと思うのです。だから、観光協会というのは今までPRの団体で他市町に出て行って、モロヘイヤのそばを200食だったら200食食べていただくというイベント感覚の団体になっておったと思うのです。あと川まつりの事業に対して補助金をいただいて、川まつりを開催するという流れになっていたのですが、観光協会の中身がしっかりわかっていなかったら何人人を集めても一緒だと思うのです。100人集まろうが、200人集まろうが、観光協会というものの目的自体が全然さっぱりわかっていなかったらだめだということを以前にも言わせていただいたんですが、その観光協会の中で、観光協会と商工会の会長が1つではだめだといって以前に言わせていただいて、町長はそれに対して反発的な意見であったのですが、観光協会と商工会の会長を1つにするんではなくて、観光協会と商工会をお互いライバルとして切磋琢磨するように外から人を連れてくるのが観光協会、中を固めるのが商工会と、これを1つにしてしまったら片方にしか力が入らないので、ですから、そういうやり方はいけないということを言わせていただいたのです。  それから、改革をしますと言われて、何年もいろんな議員さんがこの観光協会に対しては質問されておりました。改革をします。結局、人集めをするための改革だけをしているんですか。中身についての改革というのは何かあるんですか。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) 先ほどの商工会と会長が一緒ということもありますが、今回の会則の中でも会員の中から役員を決めるという会則になってございます。しかしながら今もお話ししたように、現在会員がほとんどいないという状況もございますので、まずその部分について会員を多く募集して、その中で新たな役員選任ということも検討していく必要があるのかと考えております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 目的を考えた場合、こういう事業をしよう、ああいう事業をしようということが出てくるんです。目的がないのに人を集めて、無償でいいから人集めと人を集めても、観光協会の目的というのは各自の会費を集めて、その会費の中で活動するというのが目的であるはずです。それを無償で集めて、目的もないのに人を集めて、さあこれから何をしましょうかと、しんどいことを言ったら会費もよろしいです、会費を払うんだったら解散しますという人を一生懸命集めても仕方ないので、だから以前に観光協会はしっかりとお金は取って、今の金額より上げてもいいですから、だからその観光協会に入るときは、こういう得点もついていますと、ピュアランドのお風呂の年間無償券がついていますとか、そういう何かプレゼントをつけた上で、会費を回収するようにしなければ、人は集まらないし、会員にもなりませんよと。無償にしたところで、何をしたらいいのかわからないところに人は集まるのですか。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) 先ほども言いますが、せっかく観光協会のホームページというものが運営されていますので、それをまず活用していただいて、会員になっていただいた方についてはそこを十分活用していただくようなメリットも出して、その成果を見て、今後、会員になってよかったということも1つのきっかけになるのかと考えております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 通告があって、ヒアリングをしていて、そのホームページがあるのであれば僕も確認していたのですが、確認していないので町長にお聞きします。  以前に、観光協会をしっかりとしたものにして、観光案内所もその中に踏まえて、新たな観光というものにつなげていきますということを答弁されているのです。観光案内所と今やろうとしている観光協会と1つにするような検討はされているのですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) しっかりした組織になれば、そういう状態になると考えております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) しっかりした組織になるようにするには、どのぐらいの時間がかかるんですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 観光協会をしっかりしたものにするためには、しっかりとした会員に入ってもらわないとだめだと考えておりまして、担当課とも6年やっています。成果が出ていないというのが現実です。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 6年間成果が出ていないのは、これは失礼なことを言うかもしれないですが、観光協会の中で新しい観光協会をつくろうとするからだめだと思うんです。観光協会の外部で、長浜でしたか、僕ら議員が議会研修で行ったときに、長浜でしたよ。観光協会とは別に若い人たちに観光を任せられる人たち、団体をつくって、そこに任せたらうまくいったと。こういう形を町長は以前にも長浜から帰ってきたときに質問させていただいたんですが、町長はうん、いい案だと言って、それで終わったんです。結局、何回も何回も同じ質問を、僕も町長が言われた6年間ずっとし続けているのです。今、募集しているときです。6年で募集をしている最中です。だから動きが遅いと、町長は思わないのですか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 議員の発言どおりだと思います。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) ぜひ早目にやっていただきたいと思います。この観光については。それから、次、2番目の交流人口の増加に向けた対応策について伺います。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) これまでいろいろな事業をしてきました。落ちない城プロジェクト、白旗城のPRをしたり、イベント補助金などによって、各地区のイベント、各団体で行う地域おこしイベントなど実施して、来訪者の増加に向けて実施してきましたが、なかなか来訪者がふえないという現実はございます。  また、30年度では、町単独だけではなかなか来訪者の増加も難しいということで、圏域での来訪者の確保によりまして、上郡町への来訪者の増加を目指す施策として播磨科学公園都市定住自立圏の事業としてメディアプロモーション事業ということで、取り組みを行いまして、西はりま再発見といったホームページを構築して、できるだけ来訪者の増を見込むこととしてございます。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 町長、西はりま再発見というホームページを見られたことはありますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) のぞいたことはないです。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 課長、町長自身も見たことないような再発見をホームページを3百何十万円もかけて町はつくっているわけです。西はりま再発見というホームページに定住自立圏で宍粟市、佐用町、たつの市、上郡の2市2町の取り組みで、上郡だけを発信しても見てくれる人がなかなかいない。だから2市2町の行政区域の中で新たに西播磨の発信をしていこうといって立ち上げたホームページに対して、町長は見ていない。どうやったらほかの人が見られるんですか。見るわけないじゃないですか。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) 本町の窓口にもパンフレットを置いたり、各関係店舗のところにものぼり旗を立ててPRをしているところでございまして、4月にホームページが開設されまして、4月で約1,500件のアクセス、5月が2,000件、6月が2,300件、7月に2,900件、8月は途中段階ですが、約3,000件ということで、右肩上がりでアクセス数もふえてきておるので、町長は今回見られていなかったかもしれませんが、ほかのところではいろいろと徐々に見られてきているのかなと考えてございます。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 2,000件や3,000件というのは、本当に少ない数なんです。上がっていっているのは確かに上がっています。だからこれを上げていかないといけないのです。なぜ上げていかないといけないといえば、西はりま再発見というホームページを利用して、これからリンクさせて、そのホームページに対して同調してリンクさせてくれという会社に対しては、お金が財源につながっていく話だと思っていますから、飲食に関しては受けた業者が打ち込みをして、飲食関係の新しいところができたら、どんどん入れていくということになっておると聞いているのですが、観光の部分に対しては、観光課が産業振興課、観光課がどんどん情報をそこのホームページを打ち込んでくれるところに、情報を出さないと、情報は古いままで全然進んでいかない。ページをあけても前と一緒というような形になりますので、それをきちんとした形で他市町の方にお願いするのが町長の仕事だと思うのです。それを町長、見たこともないようであれば、ぜひ見てください。その辺について、どう思われますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 大変申しわけありませんが、ホームページ自体を我々は全く見ていない状態なので、私の今いただいているパソコンでは、見られない。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) どんな役場だ。町長室にパソコンがネットにつながっていないと、どんな役場だ。それはちゃんとネット環境を整えてください。管財どうなんですか。町長の部屋にネット環境はつながらないのですか。 ○議長(梅田修作君) 総務課長。 ○総務課長(塚本卓宏君) 全てネットワークはつながっているのですが、使い方についてまた相談させていただきます。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 町長、指導をいただいて、ネットが見られるように、環境がつながっていないのじゃなしに、町長が使い方がわからなかったという話で、使い方は副町長がパソコンのプロですから、ぜひ教えてもらってください。町長、毎日、定時にいつもみんな仕事をしている中、5時に一生懸命帰っていますが、5時からちょっとだけ勉強してもらったほうがいいと思います。すみませんけど、よろしくちゃんとやっていただきたいと思います。  その発信サイトについては、しっかりと今後、情報提供していってください。課長、どうですか。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) この件につきましては、4月からホームページの運営が始まりまして、基本的には5年間、製作事業者の方が管理していただくということで、定期的にイベント情報については各関係市町にメールでやりとりをしながら、最新のものを送っておるんですが、先ほど言いました、古い情報が残っているということにつきましては、情報の渡し方がいつまでの期限で最終とするというところがひょっとしたら抜けているかもしれませんので、その部分については事業者と十分確認して、古い情報が残らないような対応をしていきたいと考えてございます。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) ぜひこれは1年間でどんどん更新して、1年分たまったら、結構な量がたまるので、1年間で更新して、このホームページをどこかにリンクできるような、例えば、県のところにリンクができるとか、国のそういう管轄のところにリンクができるようなホームページをしっかりとつくって、上郡町を、西播磨を訴えていくべきだと思うので、その辺についてお願いします。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) 今回のホームページにつきましては、飲食店などでもクーポン付のホームページということですので、大変お得な情報もあるかと思いますので、多くの方に見ていただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) それから、以前より町長が台湾に行かれたんですね。三県境で、三県境から台湾に行かれて帰ってから、やたらとインバウンドという文字が出てくるんですが、交流人口を増加するのに、インバウンド事業をやるといって、いつも施政方針にも出てくるのです。インバウンド事業をやっているんですか、お尋ねします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 3年前に台湾に行きまして、台湾の日本博である程度上郡町のPRもしてきました。その後、ブロガーの方にピュアランドにも泊まっていただいて、何とか上郡町に台湾の観光客を引き込むような努力はさせていただきました。ただ、成果としてはあまり多くは出ておりません。佐用とか、上郡もですが、宿泊施設の大きなところがないところは、ゴルフ場、上郡でもゴルフ場が韓国からのお客さんが多いと聞いております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) インバウンド事業だけで三県境につき合いするんだったら、三県境はやめたらいいと思います。三県境との取引をするよりも、こっちの地元の定住自立圏のほうに力を入れたらいいと思いますので、その辺も踏まえて、インバウンド効果に期待するといったようなことは上郡町はできないと思います。それだったらまず日本人を誘致するほうが先です。日本人も来ないのに、外国人だけ誘うというような、そんなインバウンド事業は早目にやめたほうがいいと思いますので、これは僕個人の意見ですから、検討するのであれば検討していただきたいと思いますが、どう思われますか。それでもインバウンドがしたいかどうか、お尋ねします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 議員の言われるところはわかります。ただ、基本的な流れとしまして、我々、連携が東備、たつのと姫路との連携もやっております。姫路との連携の中では、そういったことも議題に上っております。一緒になってやれることであれば、やっていきたいと思っております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 三県境という名前はいいんですよ。県を3つまたいでという。でも兵庫県はそれに加担して、そういうことはいいことだといって兵庫県はどう考えているのか。岡山県はどう考えているのか、鳥取県はどう考えているのかと全くわからない状態で、三県境、県をまたいで市と町が1つになってやりますと、やっている事業がインバウンドだけと、これはそんなことをしている場合じゃない。西播磨、中播磨との連携をもっと深めていくべきだと思いますので、今後、検討していっていただきたいと思います。  3番目の無許可の伐採についてのどの程度の範囲の伐採であったかお尋ねします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 三県境のことでインバウンドだけという話が出たんですが、もっと大きなことをたくさんやっております。三県境の会は継続すべきだと思います。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 三県境で今まで聞いたのは、インバウンドしか聞いていないんです。いろんなことをしているというのであれば、いろんなことを報告してください。よろしくお願いします。  次、お願いします。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) 無許可伐採について、どの程度の範囲の伐採だったのかということでございます。私からの説明とさせていただきます。  上郡町域におきましては、51メートルがモノレールが設置済みとなっておりまして、幅約1メートルの面積ということで、51平米が伐採面積ということで、伐採樹木につきましては、直径が1センチから5センチのものが24本、直径5センチから10センチ程度のものが3本ということで、合計27本の伐採がございました。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) それは1メートルほどの幅で、ちょっと資料を見てもらいたいのですが、掲示物を今回届け出していなかったんで、資料として持ってきたんですが、テレビには映らないかもしれませんが、こういう5センチ、6センチの木を10本切った。これは軽微なのか、処罰する告発するべきことなのか、これに対してというのは町長、どう思われますか。10センチ以内の木を10本切ってしまったと。レールを敷くのは、レールというのはこういうものなんです。こういう1本の単管がすっと山の中を通っていくんですけど、その山の中を通るときに、下のあら草を草刈で刈るわけですね。これはオーケーですから。樹木の木というのがこういう3センチとか5センチの枝のような木を切ってしまった。これは確かに僕も調べたら無届けの伐採をしたらいけない。1本でも切ったらいけないという法律がありますので、これに対しては違法です。この業者は違法行為をしています。でもこれが重い重度の伐採で悪いのか、軽微なのかといえばどちらに値すると思いますか、町長。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 議員、その発言は議場でやめたほうがいいと思います。我々ははっきり言いまして、伐採面積が大きいとか、小さいで判断すべきじゃないと考えております。ただ、今回のことにつきましては、事業者が普通のとおりにやっていただいておけば何も問題はなかったと認識しております。上郡町の場合は75%が森林で、なおかつ地元の方が山に上がられて、シイタケの。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 答えを聞いているのに、それはここでは答えられないというのであれば、なぜ答えられないのかを先に言ってから答えないでください。僕が聞いているのは、こういう軽微なやつは林野庁のマニュアルに基づいて処分を下すべきじゃないかと思うのです。それを重いか重くないかの判断は町長ができないといっても、これは各市町村に判断が与えられているんです。法律にもないです。法律ではここまでしかないんです。この判断は市町村しかないんです。トップの町長が、上郡町で無届けの伐採がありました。重いか重くないか、判断はここではできない、発言できないというほうがおかしいでしょう。  だからそれだったら、これについてはどういう処置をしようとしているのかお尋ねします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず林野庁のマニュアルに沿ってやっていきたいと考えておりまして、担当課にはその指示をさせていただいております。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 雑木がいっぱいあるわけですが、確かにそれも違法です。違法だと思います。実際に森林法で違法だから。でもそれを一番最初に見つけたのは、産廃処分場を反対する団体の方々が見つけているんです。こういうように山に登って、これがどうかわかりませんよ。でもそのときに名刺を2枚置いていって、名刺があったからといってこの人たちが不法侵入かといったら、この人たちは名刺を持っていっていないか、別の人が持っていっているのかもしれないのでよくわかりませんが、伐採の森林法も違法であったら、不法侵入も違法ですよ。これ2人、個人名は出しませんが、M・Mさんなんですけど、こういう人らもぜひ気をつけていただくべきだと思います。  その中で、マニュアルに対応してしっかりとした対応をしなければいけないという町長の判断で、今どこまで進んでいるのかお尋ねします。 ○議長(梅田修作君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) マニュアルに基づいて、事務を進めてございまして、現在、顛末書については収受させていただきまして、この後、町長と事業所の方と直接面談をする、聞き取りをする機会を設けて、最終的には指導書、その内容等の確認をしようとしているところでございます。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 指導書を書くときに当たっても指導書の書き方というものもあるであろうし、それも法に基づいてしっかりと判断して早急にやっていただきたいと思うのですが、それについて町長、どう思われますか。しっかりとやってもらえますか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) できるだけ担当課と相談して、ただ、いつまでにという約束はここではできないと思います。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) いつまでと始末書を書かせるだけでしょう。何がいつまでかかるんですか。 ○議長(梅田修作君) 副町長。 ○副町長(樫村孝一君) かわって答弁させてください。先ほど井口議員の質問にありましたとおり、林野庁のマニュアルに沿って、マニュアルどおりの形で町長も処理させていただくとお答えさせていただきました。そのとおりにさせていただくことになりますが、先ほど指導書についてもマニュアルがありますので、そのマニュアルに沿った形の指導書を作成して、事業者に指導するという形になるということです。
    ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) ぜひよろしくお願いします。  最後に、きのうちょっと気になったんですけど、松本じゅんいち議員とのやりとりの中で、気になったことを最後に質問させていただきます。伐採木を刈ったことはこれは違法です。無許可でやったことは。でも、その前の事業者の書類に対して、書類に不備があった、協議の段階、協議中と書いたのはそれは違法だと言われたときに、町長、それも違法だと返事しましたか、していないですか。それは違法に当たるんですか。ちょっとお尋ねします。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 昨日も答弁させていただきましたとおり、そこはそういうふうにはとらえておりません。今現在は、県の指導で差し戻しになっていると思います。そこの判断は県がやっていただけると思います。 ○議長(梅田修作君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 質問が最後になりますが、これは質問じゃなしに意見です。町長の発言は今までも再三にわたって無責任で、その場の雰囲気に流される発言も多く、1期目の公約には、借金20%削減と言われて、途中で公約を破棄されて、これはできない。2期目については、中学校の給食についても前回の私の質問の答弁で、任期内には達成できないと公言して、残り2年を待たずして公約の破棄、これは政治家の公約がこんなに簡単に破棄されていいものなのかと、私には全く理解できないのです。町長が掲げた公約に対し、信じて投票された方も多かったはずであります。公約を平気で破棄する町長への不信感を感じている町民も多いと聞いております。  遠山町長の自分自身が政治家であるという信念のなさに早く気づくべきです。公約を破棄するのであれば、再度、町民の信を問うか、自分自身がやめるしかないはずです。ですから、次回は遠山町長の政治姿勢についてお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  一般質問は以上で終わります。 ○議長(梅田修作君) 通告6番、議席9番、井口まさのり君の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。再開は午後2時15分。     (13時59分)               休           憩 ○議長(梅田修作君) 再開いたします。            (14時15分)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  通告7番、議席6番、山田 正君に許可いたします。  山田 正君。 ○6番(山田 正君) 6番議員の山田です。本日の最後の質問ですが、よろしくお願いします。  さて、このたびの質問ですが、一般国道373号線における安全安心と圭介検定について伺います。  本町では、総合計画の第1に、安全安心を掲げています。一般国道373号線における安全安心は大枝地域を対象としたものです。373号線は山陽と山陰を結ぶ重要な街道であり、多くの車両が行き交っています。ちなみに、交通量調査で出た数字を申し上げますと、平成27年度の交通量調査では1日5,054台が行き交っています。これは1時間に直すと210台、1分当たり3.5台になります。これほどの数の車が町内で唯一住宅区域の真ん中を通過しているところが大枝です。  近年、鳥取自動車道の全線開通により29号線を利用していた、特に大型車の通行が増加してきています。大枝における道なりは数カ所のカーブを有し、また、自治会の中央を挟んで、上下の坂をなして視距困難な状況をなしています。そして、車道の一方は、かつての往来のおもかげを残し、住宅が迫っています。大型の対向車とすれ違うときの怖さは通行する誰もが感じられていると思います。また、路面を見ると、素人考えですが、車両通行量の増大と重量の増大、圧密などによって舗装面に段差が生じています。特に、下水、マンホールの値が顕著になっているのが観察できます。マンホール本体は基礎があるため沈下は考えにくく、やはり先ほどの要因によって段差が生じたものと推察されます。この段差による騒音、振動が大枝の住民の方々から安心を奪っています。  特に、それは夜間においてひどく、何とかならないかの声を聞きます。そこで、町として県への強い働きかけが必要と思います。町長は、この地域課題の解決をどのように考えておられるのかを伺います。  質問の2つ目は、圭介検定についてです。検定が今回、第5回9月29日日曜日、上郡ピュアランド山の里において開催されます。この第5回をもってなくなるとか、中止になると耳にします。この検定は、圭介生誕地保存会と商工会の共催によって平成27年度より行われている全国的にも実に珍しい検定だと思います。また、大鳥圭介という近代日本の礎の1人を対象としている点でも珍しい検定ではないでしょうか。  この事業は、第5次総合計画における地域文化の振興、地域コミュニティ活動の推進、そして、移住定住の推進と多岐にわたる政策、施策にかかわっています。また、毎回、遠方からの参加や町内の小学生の参加によって、今や上郡を代表する秋の行事の1つになったと考えられます。  この事業に対する町長の考えを伺います。  そして、最後に、郷土の偉人を我々の誇りにするよう学校教育の中に組み込めないかを伺いたいと思います。以下の質問は、指定された席より行います。 ○議長(梅田修作君) 建設課長。 ○建設課長(山本正利君) 国道373号線、大枝地区における安全安心というところにつきましてですが、平成29年5月12日付で町長宛てに赤松地区連合自治会長、並びに赤松地区連合自治会の各単位自治会長の連名によりまして、国道373号線バイパス新設についてということで、要望書が提出されております。  要望の要旨といたしましては、片側歩道なので、歩道が設置されていない側の児童が集合場所である停留所へ行っているので危険である。また、国道に住家が近いことから飛び出しや駐車場の出入りなどで事故が起こるのではないかという心配、大型車両の通行がふえたことにより騒音振動が激しいので、それらを解消するためにバイパスを新設してほしいという内容の要望書でございました。  それを受けまして、町といたしましては、要望書を町長名によりまして進達書をつけ、光都土木事務所へ提出させていただいております。提出されました要望書につきましては、光都土木事務所内だけではなくて、県庁も含めて検討をしていただいたということで聞いております。  しかしながら、国道373号線の大枝地区につきましては、過去に2車線で歩道つきの道路に改良されているということで、県の中では既に改良済み、整備済みの道路であるという考えの回答でございました。したがいまして、大枝地区の国道373号線のバイパス新設につきましては、現時点での県の事業メニューでは、難しいということで回答をさせていただいておるところでございます。 ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) 先ほど課長のお話をお伺いしまして、地元のほうからもそういった要望が出ていて、バイパスをつけてくれないかという話が赤松連合自治会のほうから出ているということを伺いました。これは一応、県の管理下に入っておりますが、県のほうからすれば、一応全て整っているからということでありますが、害をこうむっているのは数字的なものでははかり知れない。勘定でものを判断しますので、管理者としてはいろんな法令とか基準に基づいて、できていますよと言われますが、音とか安全の面でいくと、どちらかといえば、被害者の立場になりますので、そういう面からすると、それじゃだめだと感情がどんどん膨らんでくると思うのです。そういうところをくみ取っていただきまして、町としても何とかしていただきたいというところがあります。  後で申しますが、県がやっている社会基盤整備プログラムというのがありまして、そこの片隅にでも載せていただいたらという思いがあります。  1人でしゃべるようになって申しわけないのですが、交通量調査というので、これは平成27年国勢調査と同じで5年に1回ずつ行われます。17年、22年、27年とあるんですが、これはどういう目的でされるのか。 ○議長(梅田修作君) 建設課長。 ○建設課長(山本正利君) 先ほどおっしゃられました道路・街路交通情勢調査というものだと思われます。俗に言う道路交通センサスに該当するのではないかと思います。これにつきましては、県に確認しましたところ、全国であるとか、街路交通情報調査ということで、道路交通の現状と問題点を把握いたしまして、将来にわたる道路の整備計画を作成するための基礎資料ということで、そこの資料を得る目的で全国的な規模で展開している調査になるということでございます。兵庫県といたしましても、国土交通省と連携して、調査を実施されているということで、これにつきましては先ほど申し上げましたように、将来にわたる道路計画の策定のための基礎資料ということになっているということでございます。 ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) これを読ませていただきました。27年度の分でいきますと、これは大型車が昼間どれぐらい通っているかとか、24時間にすると幾ら、昼夜の率にするとどれぐらいかということがありまして、数字を読ませていただきますと、373号線というのは起点が2号線のところで、有年の原、それから終点が鳥取の県庁ということになっています。ですから、上郡町から鳥取へ行くほうは下り、それから反対の場合は上りという感じですが、上り下りで多少数字的には違いがあります。  それで、朝晩の混雑しているときになると、車がふえるのは当たり前ですが、そこに通る大型車もふえてくるという傾向が見えます。ちなみに、数字を読み上げてみますと、これははかるときによって違っておりますので、一概にこれが正解だと言えませんが、この時点の場合ですと、昼間は7時から夜の7時までが昼間ということで設定してありまして、小型、大型合わせまして3,900台ぐらい、それで1日にすると昼間は4,225台、夜になると829台で合わせて5,054台が通行しているということになります。  それで、次にお伺いしたいのは、国道373号線の種類はどんな国道なのかということをお聞かせください。 ○議長(梅田修作君) 建設課長。 ○建設課長(山本正利君) 国道373号線につきましては、土木事務所に確認しましたところ、3種3級ということになっているということでお伺いしております。 ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) ありがとうございます。道路の級別というのは非常に大事なものでありまして、この級によって道路のスピード、設計速度というのは決められたり、家屋の勾配というものが決まってくるわけです。それでいくと、3級というのは、山地の部分だと了解しておりますが、台数によりまして、4,000台までが大体4級、それ以上になると2万台が3級ということになります。3級になると、その間の距離の最高速度が50キロ、40キロに設定されているわけで、今、373号線の場合はそういうふうにして最高速度50キロ、大枝地域、上郡の中では40キロになっています。  これは先ほど鳥取自動車道の話もしましたが、多いときで、平福から鳥取までは無料区間になるわけで、今どんどん車がふえているわけです。特に職業的な車の台数は今ふえております。平福から有年まで40キロ区間というのは、久崎のごく何百メートル、300メートルぐらいあるかどうかです。そこのところと上郡は苔縄の橋のところから、与井の鉄橋の手前までが40キロです。ですから、向こうからおりてこられる方というのは、ずっと50キロなんで、そのまま走ってしまうという感じがしているわけです。  それで、最高速度が50キロなんですが、この調査によりますと、スピードも調査されていまして、下りのほうがスピードが速いです。これは大体50キロのところ、53.4キロで走っておられます。のぼりの場合は52.8キロ、50キロのところはちょっと制限速度よりスピードを出して皆さん運転しておられるんですね。そういうことがこれからわかるんですが、先ほど言ったように、国道の級種によって、いろんなことが言えます。  先ほど、設備は100%完備していると言われたところですが、そこからいくと、視距というものがありまして、1.2メートルの高さが運転している目の高さになりますが、そこから10センチのもののてっぺんが見える、その距離でぶつかったらいけませんので、仮にブレーキをかけてどれぐらいしたらとまるかという距離、そういうものが決まるわけですが、大枝の場合についていえば、上っていくときに、一番最初に左カーブ、それからすぐに傾斜していまして、下るという、それからもう少し行くとまた左カーブという感じで、この視距の確保というのは非常に困難だと思うのです。課長、視距というのは御存じでしたか。 ○議長(梅田修作君) 建設課長。 ○建設課長(山本正利君) 私どもも詳しくは存じ上げない部分もあるのですが、大枝の部分については確かにカーブに向かっての道路ということになっているかと思います。そういったところが同じ道路の中で土木さんにも、全然ないかということを確認したのですが、そういったところも結構あるのはあるようなお話でございました。なので、先ほど改良済みというお話はさせてはいただきましたが、危険と感じるところはあるかと思いますので、その危険を解消するために、また地元自治会等とも協力していただいて、要望書という形にはなろうかと思うのですが、そういったようなことで、危ないと思われる箇所に対して、土木なり県のほうへ要望していければということは考えております。 ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) 非常に怖いところであります。さっき言ったように、そういうふうに皆さん非常に怖いと思っているのは、日々そう思っておられるわけで、それが積もり積もってくると何とか要望書を出して、よくしてもらおうということになりますので、そういう話ができましたら、すぐその話に乗っていただいて、町長も一生懸命頑張っていただかないといけないと思うのですが、それでもう1つの安心面です。  騒音に関してですが、騒音というのは非常にずんずんと堪えてくるものです。最初のうちは何かうるさいなという感じなんですが、していると日がたつにつれて、またかという感じでしまいに何とかならないか、体調が狂ってしまうじゃないかということがあります。それで騒音規制法の中の目的の部分には、ちょっと読んでみますと、「人々の生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的とする」としてありますので、騒音は健康に非常に害があるということがこれでわかると思います。  先ほど、どんどん音がするのがマンホールの影響じゃないか。マンホールのふたががたがたしていたり、この質問で質問書に書いたのは、下水の施設が悪いのじゃないかという書き方をしまして、下水の皆さんの士気を傷つけたような質問の仕方になっていて、まことに申しわけないと思うのですが、ただ、マンホールの周りがちょっとどうしても年数がたちますとやせてきて、下がってくるわけです。その段差が騒音の原因になっているわけでして、騒音の測定というのはされたことがありますか。 ○議長(梅田修作君) 建設課長。 ○建設課長(山本正利君) 騒音の測定につきましては、道路管理者である県のほうが地元自治会から、また先ほどのバイパスとは別で騒音についての要望書の提出を受けております。そういったこともございまして、土木事務所のほうで平成31年3月14日に騒音調査については測定していただいております。 ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) その測定値というのは大体わかりますか。 ○議長(梅田修作君) 建設課長。 ○建設課長(山本正利君) 測定値の結果については、平均値ということになってくるんですが、環境基準の範囲内ということで、土木事務所のほうからは報告を受けております。 ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) これは基準ですので、国で定められた基準というのがありますので、県としてはその範囲内に入っていたら大丈夫ですよという答えが返ってくると思います。返ってきて、だからどうなんだということになるのですが、だから何ともないのですが、あなたたちはここに住んだことがありますかという話になります。一遍聞いてみてくださいということになって、1回行ってうるさいなという感じなんで、それが我々は積み重なっていませんので、こんなものだという話をしてしかられるということになるんです。たびたびそんなに要望が上がっているのだったら、町としても騒音に対して測定をしていただければいいのではないかと思っているわけですが、そのあたりはどうでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 上下水道課長。 ○上下水道課長(種継 武君) それでは、マンホールが発生源ではないかという御質問でございます。先ほどは御丁寧に言っていただきましてありがとうございます。御質問の大枝地区につきましては、農業集落排水事業によりまして、整備を行って平成10年9月から供用開始をしてございます。平成20年ごろから、御質問にありますように、騒音があるというような地元からの要望がございまして、20年から25年の5年間の5回にわたりまして、マンホールの周りの段差の解消とかというような舗装のやりかえとか、簡易な対策をとってきております。しかしながら騒音の緩衝効果がそんなに出ていないという状況で、現在に至っております。しかしながら、先ほど建設課長が答えましたように、地域の住民の方から騒音対策の要望も強くございまして、国道の管理者であります兵庫県の土木部さんが3月に騒音調査を実施いたしました。そのときには、先ほど建設課長が答えましたように、環境基準、要請限度というものはクリアしている結果となっていますが、しかしながら、環境基準を満たしているものの瞬間的には要請限度を上回るような数値も出ているように聞いております。  先ほどから議員がおっしゃられていますように、通行量もふえておることもありますし、通行車両の速度超過、通行している車両の不備等も騒音に起因していることも、いろいろな要因が考えられます。道交法に適合いたしました状態でのそのレベルを確認して、その結果、違法性がない走行で、下水道施設が起因をして、要請限度を超えているというふうには言い切れないのではないかということを我々も判断をしておりました。しかしながら、要望も強いものですから、本年7月23日に県の土木事務所と私どもの建設課と現地を立ち会いいたしまして、その後、道路管理者であります県土木のほうから、私どもは下水道施設というのは国道を占用させていただいていますので、占用物件に起因する道路安全性に支障を及ぼしているという判断をされまして、是正命令というものを受けました。それを受けまして、私どものほうもマンホールの改修を余儀なくされたという状況になっております。  それに合わせまして、県土木さんのほうもこの大枝の区間の舗装の改修の計画をされているということをお聞きしましたので、経費を少しでも安くあげたいということもありましたので、私どももそれに合わせて、マンホールの改修を実施する方向で、現在、進めております。本会議に補正予算として上程させていただいて、早急に騒音対策をやりたいと考えております。 ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) ありがとうございます。回答いただきまして、大枝の方も本当に安心されると思うんですね。頑張ってしていただいて、心より感謝を申し上げます。まだでもそれは決まっていませんので、早い対策を望んでおります。  それで、先ほど道路のバイパスということを話が要望の中に入っていたと思うのですが、それは社会基盤整備プログラムというので、これは平成26年6月から10年間、35年度までの分に何とか組み込んでいただけませんかという話があったと思うのです。ところが、上郡町としては、佐伯線の北、南、その工事が最重要であるということで、それが終わらないことにはこういうのは難しいのじゃないかというとらえ方です。  それで、佐伯線が終わりましたら、いろんな整備プログラムというのは条件があるのですが、分野別計画というのにいろいろあったり、佐伯線の場合ですと、一番最初は分野別計画以外の優先事項ということで、地域課題の解決というところに位置していたと思うのです。これは大枝の場合はまさに地域課題の問題でありますので、その地域課題の解決というのに向けて、これはいろいろあるんですね。黒石線とかもあるんですが、これは辛うじて、かかってそのまま残っているという状態ですが、ここのところでもいいですから、乗せていただくようにお願いしたいと思います。  これは、その都度必要となった場合は、見直しということもあるので、毎回、あるたびに、町長も政治力をもって、何とかここに乗せていただけたらと思います。  町長、どうでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 先ほど議員さんが発言されたとおり、県の整備土木部長にお会いして、バイパスの話はさせていただきました。何とか乗せていただけないかというところは要望はさせていただいたんですが、今のところその考えはないというお答えをいただいております。粘り強く何回もチャレンジしたいと思います。 ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) よろしくお願いします。  それでは、2番目の圭介検定について、お話を伺いたいと思います。圭介検定は第5回でなくなるとか、中止になるという話になりますが、非常に頑張っていただいておりまして、ここの圭介検定のところに書いてありますが、幕末から明治という激動の時代に能力の限りを尽くして命がけで駆け抜けた圭介の時代を越えたメッセージをその生涯から学び取ってみませんかということで、圭介検定がされています。これは檀上の質問でも申しましたが、一個人を、それから一地方の小さな自治体であります岩木地区の皆さんが、圭介が生まれたところだというので、生誕地保存会というものをつくられまして、これを盛り上げておられるわけです。  1回の試験で30問出ます。今回やれば5回、150問です。たった150問で圭介というのは終わる男じゃないと思うんですね。だから、何とか続けていただきたいと思うんですが、圭介検定は、さっき言ったように小さいところなので、やっている人も非常に高齢化してしまって、それからどんどん資金も先細ってきまして、なかなかつながらないんじゃないかというようなところがあるんです。この圭介検定に対して、町長はどのように。 ○議長(梅田修作君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、圭介検定事業につきましては、これまで生誕地保存会や商工会の共催によりまして取り組まれておる。町としましても、学芸員をはじめとする職員の方にも手伝いをさせていただいて、本事業を支援させていただいておるというように思います。  また、検定に参加される方が全国的に広いところから来ていただいているということも承知しております。  そういったことで、関係人口の創出にも寄与する事業として、引き続きの維持を期待しておると答えさせてください。 ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) きのうも田渕議員が関係人口について質問されておりましたけれども、その関係人口をふやす取り組みというのは、聞かれていたように思うのです。ふるさと納税とか、答えがありましたが、こういう検定試験によって上郡を知る。それから、いろいろな遠くからやってこられる。それで上郡を好きになる。  先ほど遠くから来られているという町長のお答えにありましたが、そういう方は圭介まつりにもわざわざ来られるんですね。圭介まつりは、本当はそんな遠くからだったらいいんじゃないかというところもありますが、なぜか圭介が好きで、来たらみんなでわいわい言っておられるんですね。そういう集まっている人はすごいんですね。だからこれこそまさに関係人口の創出じゃないかと思っております。町としては、圭介検定、生誕地保存会の方が主催でされているんですね。そういうことで町としてかかわっているというのは後援をする。後援について箔をつけるという意味の後援だと思うのですが、後援でかかわっていただいています。それから先ほどの職員の方もかかわっていただいております。  1つ後援について聞きたいのですが、上郡町に後援に対する要綱というものがございます。その後援というのはどういうものか御説明願えますか。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 後援の意味という意味でしょうか。その要綱の内容ですか。要綱につきましては、後援等名義使用承認に関する要綱というのが本町にございまして、その中の第2条に定義がうたわれております。後援といいますのが、町が事業の趣旨に賛同して、その開催を援助することを言うと定義が明記されております。 ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) その中の援助というのはどこまでの援助が入りますか。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 援助というのはいろいろな形態があろうかと思いますし、本町の場合は援助の部分というのは今のところは特に金銭的な援助ではないと思っておりますし、考え方とすれば、先ほど町長も答弁されましたように、町としてというわけではないのですが、町の人的関与という形で出題の検討とか、ある程度の企画には関与していっているのかなと思っています。 ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) ありがとうございます。こういう後援の方法には、先ほど言われたように金銭が絡む実質後援というような部分もありますが、本町の場合は、上郡町の名前を使ったしっかりした検定試験だと、どちらかというと名義貸しの後援だと理解させていただいております。  せっかくの圭介検定ですが、これは商工会さんがどちらかというとかかわっておられまして、協力ということでされているのですが、これを探そうと思ったら、商工会のホームページをとにかく開かないといけないのです。最近、非常に検索がちょっとしたことを入れるだけで、前から検索を考えてくださいと皆さんおっしゃっていました。それが実にうまく作用し出しまして、ちょっとの言葉でもいろいろなものが検索できるようになりました。その点、非常にありがたいと思うのですが、大鳥圭介の検定試験にかかわっては、商工会のホームページを見れば詳しくそういうことがわかるのですが、町のホームページから探そうと思うと、まずリンク先のところのリンク先というところがあって、それから上郡町商工会というのがずっとあって、上郡町商工会というのはそこからでないと飛んでいかないのです。何とか町のホームページにも大鳥圭介ですと、一単体ですので難しいと思うのですが、商工会のホームページに載せておいていただいたら、ぽんと矢印を押すだけでいけるので、そういうところは載せるというのはどうなんでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 今お聞きして、それがすぐにできるとか、できないという答弁はここでは差し控えさせていただきますが、要するに、先ほど来からのお話をお伺いすると、主催者が大鳥圭介生誕地保存会、そして協力として商工会がかかわられていて、その問い合わせに商工会が役割を果たされているということで、先ほど冒頭でも議員さんが言われたように、この事業はいろいろな複数の政策分野、施策にまたがるということで、町の内部での所管もあるものではございませんので、今後、主催者がどういう課題をもって、今後の本事業の運営実施に心配、懸念をされているかというところについては、実施団体から直接私どももそういったお話、御相談を伺ったわけではありませんので、本町職員も何人かかかわっての事業でありますから、そういった職員を交えて、今後、どのような方向でどういう手法をとっていくか、その課題の議論の中で見出していかないといけないのかと思っていますので、先ほどの情報発信の手段、方法についてもその1つだと思っていますので、大きな意味で今後、この検定をどう持っていくかという部分を議論すべきだと思っていますので、個別のホームページ云々というお話については、その中で議論したいと思います。 ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) じゃあ、そうしますと、行政としてそういう相手から話があったら、進んでそれに乗っていただけるという感じですか。 ○議長(梅田修作君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 町が主体としてというものではなくて、一度そういう話をお伺いしましたので、関係している職員、今実質運営されている団体、その辺とお話を聞く場は設けていきたいと思っております。
    ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) ぜひそういうふうに、主体の話が出ましたが、そうじゃなくても、力になってあげていただきたいと思います。大鳥圭介は、円心とともに赤松の誇りであります。町の誇りでもあります。誇りというのは前に一度言ったかもわかりませんが、声を大にして自慢できることが誇りだと申し上げました。まさにそのとおりで、誇りをずっとつなげていけて、どんどん声を大きくして、それで関係人口というものはふやしていければと思います。  それで、最後にお伺いしたいのですが、こういう圭介のこととかを学校教育の中で取り上げていただけないかという、これは希望であります。そこのところはいかがでしょうか。 ○議長(梅田修作君) 教育推進課長。 ○教育推進課長(前川武彦君) 現状の取り組みについて御説明いたします。現状におきましては、小学5年生全員を対象といたしまして、大鳥圭介の読本であります『かえで』の配付を行っております。その『かえで』を使いまして、学校現場では総合学習の時間を利用するとか、自主学習とかで児童それぞれの理解を深めるという取り組みを行っておりまして、それを踏まえて6年生が圭介検定を受けて、さらに理解を深めるという取り組みを行っているところであります。 ○議長(梅田修作君) 山田君。 ○6番(山田 正君) ありがとうございます。これは学校教育のことなので、なかなか踏み込んではお願いできない部分があるのですが、なるべく今、お伺いしたところを5年生が『かえで』で学習をして、それで6年生で検定を受けていただいているということなので、これは仮に話がなくなったりしても、ずっと続けてお願いしたいというところであります。  本当は圭介とか、先ほどの大枝地域の安心安全、これはもっと聞きたい部分もあったのですが、これでいいお言葉をいただいたと思いますので、これにて質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(梅田修作君) 通告7番、議席6番、山田 正君の一般質問は終わりました。  本日はこれをもって散会といたします。  再開は、明日9月5日木曜日、午前10時であります。  御苦労さまでした。                    (15時03分)               散           会...