上郡町議会 > 2019-03-07 >
平成31年第1回定例会(第3日 3月 7日)

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  1. 上郡町議会 2019-03-07
    平成31年第1回定例会(第3日 3月 7日)


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    最終取得日: 2021-10-04
    平成31年第1回定例会(第3日 3月 7日)              上郡町議会会議録  (第3日)  平成31年3月7日午前10時より上郡町議会会議場において平成31年第1回上郡町議会定例会を再開した。   1.開会日時  平成31年3月 7日  10時00分 2.出席議員は次のとおりである。       1番  松本じゅんいち      2番  本 林 宗 興       3番  木 村 公 男      4番  立 花 照 弘       6番  山 田   正      7番  田 渕 千 洋       8番  梅 田 修 作      9番  井 口まさのり      10番  山 本 守 一 3.欠席議員は次のとおりである。       5番  松 本 洋 一 4.本議会に出席した議会職員は次のとおりである。    議会事務局長     前 田 一 弘 5.地方自治法第121条の規定により、議長より会議事件説明のため出席を求められた者は次のとおりである。    町長         遠 山   寛     副町長        樫 村 孝 一    教育長        三 木 一 司     会計管理者      津 村 香代子    理事兼企画政策課長  宮 下 弘 毅     財政管理室長     前 川 俊 也
       総務課長       田 渕 幸 夫     税務課長       山 本 美穂子    危機管理監兼住民課長 塚 本 卓 宏     健康福祉課長     国 重 弘 和    国保介護支援室長   松 本 賢 一     産業振興課長     河 本   洋    技監兼建設課長    茶 野 敏 彦     上下水道課長     種 継   武    教育総務課長     深 澤 寿 信     教育推進課長     前 川 武 彦    総務課副課長     深 澤 寿 彦 6.会議事件は次のとおりである。 (1)一般質問 7.会議の大要は次のとおりである。 ○議長(山本守一君) 皆様、おはようございます。  ただいまの出席議員は9名であります。定足数に達しておりますので、これより定例会を再開いたします。  地方自治法第121条の規定により、町長をはじめ各関係課長の出席を求めております。  昨日の発言について町長から訂正の申し出がありますので、これを許可します。  遠山町長。 ○町長(遠山 寛君) 昨日の立花議員の一般質問の中で、最後の効率的、効果的な行財政運営についての3番目の行政事務、業務の効率化の取り組みに対する答弁におきまして、私は税務課と住民課の申請事務の窓口の一元化という提案が提出され、実行する予定と答弁をさせていただきましたが、正しくは窓口業務委託の導入など、体制構築とあわせて窓口センター等の設置を検討するということにしておるということでして、訂正をお願い申し上げます。 ○議長(山本守一君) ここで改めて御報告します。  松本洋一議員より体調不良により欠席届が提出されております。  直ちに本日の会議を開きます。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  通告5番、議席2番、本林宗興君に許可します。  本林宗興君。 ○2番(本林宗興君) 皆さん、改めましておはようございます。議席番号2番の本林宗興でございます。ただいま議長より許可がありましたので、通告に基づいて一般質問を行います。  質問に先立ち、一言御挨拶申し上げます。  本年4月30日をもって平成の時代が幕を閉じます。残り1カ月余りですが、振り返ってみると平成という時代は災害の時代だったように感じられます。雲仙普賢岳の噴火に始まり、阪神淡路大震災東北大震災をはじめ、熊本地震、北海道胆振東部地震など、また、御岳山の噴火、台風のたび重なる襲来、西日本豪雨被害など、数々の災害に見舞われた時代でした。そして、本定例会も平成最後の定例会となります。  新元号はまだ発表されていませんが、平成31年度は新元号の元年でもあります。新元号は、災害のない、また豊かな日本、そして兵庫県、そして当上郡町であることを願い、そして31年度の予算が新元号にふさわしいものとなっていることを期待しまして今回の平成最後の一般質問を行います。  大きく1番目に去る2月26日に演説されました31年度施政方針について伺いたい。  施政方針は、予算編成をする上で、骨子となるものです。よって町長の思いを伺いたい。  1番目に、財政健全化について伺いたい。昨日、松本じゅんいち議員が質問いたしましたが、要点が明確でないため、別の観点より質問いたします。  町長は、就任以降、起債の繰上返済を行うなど、着実に借金を減らし、本年にはし尿の合理化を進め、効率的な財政運営をされているところですが、相変わらず厳しい数字が続いているのが現状です。そこで、財政指標にも関係する人口減少問題、強いて言うならば、標準財政規模の拡充、減少阻止の施策について伺いたい。  2番目に、公共交通大幅見直しと再編の計画について伺いたい。昨日、梅田議員が質問いたしましたが、公共交通は住民の足であり、また住民満足度調査でも満足度の低い案件でした。再編するに当たり、過去の検証等を踏まえ、町長の考えを伺いたい。  3番目に、児童生徒等インターネット依存問題について伺いたい。  昨日、立花議員が質問いたしましたが、観点を変えて質問いたします。  インターネット環境は、日進月歩の発展を遂げ、現在の生活には欠かせない存在となりました。正しく使えばすばらしいものですが、一歩間違えれば殺人事件をも起こす依存が危険なものです。正しい使い方への考えを伺いたい。  4番目に、農業・産業と雇用の確保について伺いたい。  現在、さまざまな施策を打ち出しているが、効果が乏しいように当職は考えています。そこで、町長の考えと意気込みを伺いたい。5番目に、本年10月に予定されている消費税、地方消費税の引き上げに対しての対応策を伺いたい。消費増税は国が定め、一部町民には補助金のプレミアム商品券の配布があるが、当町独自の取り組みを伺いたい。  6番目に、ふるさと納税の増加施策を伺いたい。財政状況が厳しい当町において、学校のエアコン設置認定こども園構想等を実現していく中、資金使途が自由なふるさと納税は大変ありがたい財源です。そこで町長のお考えを伺いたい。  大きく2番目の質問に入ります。  平成17年にあゆみ橋が完成以降、当町においては上郡大橋にかわり、あゆみ橋が新しい玄関口となり、町内における都市計画像もさま変わりしました。そこで上郡町における都市計画像の将来について伺いたい。  1番目に、市街化調整区域の今後について伺いたい。  市街化調整区域は、文字どおり市街化を抑制する目的で設置されています。農業等を基幹産業とする上では問題ありませんが、企業誘致、廃校の再利用促進等々では、足かせになっているのも事実です。当町においては、市街化調整区域の面積が多くあります。町長はこの後、どのように取り扱うのか、方向性を伺いたい。  2番目に、山上集落の今後について伺いたい。  当町は中心部から5つの谷が地方へ延びる形の地形です。かつては各谷の田んぼに山上集落があり、一次産業を中心に栄えていましたが、高齢化、人口減少が進み、限界集落となっています。中には原住民がいない集落もあります。この現状を踏まえ、今後の施策を伺いたい。  3番目に、市街化区域内の用途見直しについて伺いたい。  先ほど述べたように、上郡大橋が玄関口であったころは今の用途地域でよかったように思いますが、あゆみ橋が新しい玄関口となって以降、近隣商業地区は活気を失ってしまい、かわりに竹万地区に代表されるように、あゆみ橋かいわいが活気を帯びてまいりました。これらに対応すべく見直しについて町長の見解と今後の方針を伺いたい。  以上、檀上よりの質問を終わります。  以下、再質問は指定された席より行いますので、一問一答方式で明確かつ具体的な答弁をいただきたい。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 財政健全化に向けましては、昨日もお話しさせていただきましたが、第6次行政改革大綱に基づく推進計画におきまして、新たな取り組み事項を掲げ、毎年度その取り組み実績と進捗状況、効果検証を行うなど、最終年度となる32年度末の財政指標の数値目標を達成すべく各種事項に取り組んでいるところであります。  また、投資事業の実施においては、公債費負担適正化計画への影響を注視しながら、事業選択と判断をしているところであります。また、先ほど議員も述べられましたが、将来の経常負担を軽減すべく新年度は施設の効率管理に向けた施設整備、し尿受け入れ施設整備スポーツ整備体育館照明LED化などを予定しているところであります。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 町長、今回ここで私がお聞きしたい大きなテーマは、先立って入札が行われた、し尿の合理化とか、それから昨日、各議員の質問の中で、効率的な財政運営ということで例えば、トンネルの超寿命化、インフラの整備等で将来にお金が要らないようにしていこうという考えが見える。その一方で行政内部においては、質の高い職員を使っていって、経費を抑えようというお考えはよくわかっております。  ところが、人口減少がなっている。前段でも述べたのですが、将来負担比率は18%を32年度を目標に17%台まで落としますということになっています。ところが、エアコンの設置とか、幼保一体というのをやりますと、また34~35年度あたりには18%に逆戻りするのではないかというところを少し懸念しているのです。そういった義務的経費の削減もさることながらですが、こういう数字というのは町長、御存じのとおり分母になる部分、標準財政規模というものが非常にかかわってくると思うのです。だったら思い切って、人口をふやすというのはこの時代難しいのですが、税収の増加とか、今ある町内への企業への活性化とか、人口増加とまでいかない。減少をとめるという施策に打って出るところのお考えはいかがでしょうかということですが、どうでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 今、議員が言われた中で、考えておることは企業誘致が非常に重要だと考えております。それが一番手っ取り早いと思うのですが、なかなか実現性が伴っていない状況では町内に操業されておる企業の中でも本当に元気な企業はあります。そういった企業に対する支援をすることで少しでも雇用なり、利益を生む体制、そして納税につながることを期待したいと思います。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 要は、私も過去上郡町内にあった企業が町外転出されたので、再度戻ってくれないかということを打診しましたら、こんなことを言われてしまいました。本林先生、じゃあ、上郡町はもう一回工場建てますけど、雇用確保できますかという質問をされたのです。これは非常に胸が痛かったんですね。たまたま自民党政権に変わりましてから、経済が上振れ傾向にあります。そうなってくると人手不足も否めないところがあります。しかし、町長、上郡町に残っていただく。すぐにできない。これもわかるんですが、将来的に見据えて企業誘致、3番のところと重なるのですが、来ていただいたところが町内、テクノは別です。町内によっては未操業地ぐらいしかないのです。じゃあ、どうぞ来てくださいという工業団地を持つ財源もない。ここらは町長、どっちの方向で持っていくおつもりですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 実際に、町内に残っているところというと、工業団地で未操業地であるところが一番大きい。あと廃校それに操業をやめたところ、そういったところも残っている中で、可能性があると考えておりまして、そこにつきましては、使える状態にしたいということで今、県のほうに特区申請をお願いしたりしておるところであります。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 町長、ぜひほかの質問もあるので、御意見だけ申し上げておきますが、ぜひ今回の施政方針の中では効率的な行財政運営というところだけで、義務的経費の削減を行っていこうじゃないかという方向性のことしかお示しになっていないのですが、ぜひできれば税収の増加策、例えば、本町のような町では無理な話ですが、思いとしては100%自主財源で賄うんだぐらいの勢いでやっていただきたいと思うのです。実際は無理です。無理なんですが、これぐらいの思いでやっていただきたい。そうなると、企業というものが町に張りつかなくてはならないと思うのです。  これは、きのう松本じゅんいち議員が各指数のことで言われていたのですが、借金を今のまま減らしていく。公債を減らしていっても、人口が減って、標準財政規模が下がる。これは数字ですから、分子と分母があるわけです。分母の部分が一緒になって下がっていったら、借金は減るけれども数字は余り改善されないという結果が生まれるのです。ここらは最後にもう一度、企業誘致、税収増加に向ける思いをもう一度語っていただけますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 先ほどの御質問の中で今後、予定される認定こども園のことについて話がありましたが、ここにつきましては、ふるさと納税をできるだけ頑張って基金を積んでおくことが必要じゃないかと。議員が気にされているように、34年、35年に戻るのじゃないかということを我々も危惧しておりまして、できる範囲で先に払えるものは払っていって、少しでも借金を減らすと同時に、今、国で認められている範囲の中で何とかふるさと納税を伸ばしていきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 町長、ふるさと納税ですが、ふるさと納税はいつまで優遇措置かどうかわからないので、とりあえず自主財源は本町においては3分の1ほどですが、自主財源部分を伸ばすという施策で頑張っていただきたいと思います。  それでは、次の質問をお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 地域公共交通形成計画、地域にとって望ましい公共交通網の姿を明らかにするマスタープランとしての役割を果たすものであります。協議会等を開催する交通事業者等との協議を経て作成するものであり、まちづくりとの連携、かつ公共交通ネットワークの再構築に向けて運行形態や方法など、白紙の状態からの計画策定を目指そうとしております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) この部分は昨日、梅田議員が質問されたので重複する点もあるかと思うのですが、その御回答の中で今もありましたように白紙ベースということでやっていただく。これはぜひやっていただきたい。と言いますのが、前回、アンケートをとった結果、このエリアではバス、このエリアではタクシーという要望が多かった。過去私は何度か一般質問の中でもやらせていただいたように、それぞれバス地区でタクシー要望、それからタクシー地区でバスの要望といったものがあるんです。ここら辺を踏まえて、もう一度きちっと白紙状態でやっていただくのですが、この策定に向けての町長の一番根幹となる思いはどこら辺にありますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 利用される方の御意見をできるだけお聞きしたい。この中でもデマンドタクシーの存在を全く周知していない方もたくさんおられました。そういった方々がいかに利用しやすい形をつくるかということが一番重要だと考えております。きのうの梅田議員から言われましたように、この事例で先行して成功しておる自治体もあると聞いておりますので、そういったところの情報もしっかりととっていきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 今回白紙になって、私も再三やらせていただいたのは、元気な方は定時定路線を求めるわけです。格安運賃を求める。そして、足の弱い方や御高齢の方になりますとドアツードアのデマンドタクシーを求められるというのが現実だと思うのです。ここらを策定するに当たり、町長じゃなくてもいいのですが、きのう梅田議員がいいことを言ってくれていたのは、民間の手法も取り入れたらどうだと。有識者も入れたらどうだと。その後、例えば、前回なかった住民説明会などを行うというところは町長じゃなく、担当課長でもいいのですが、どう考えていらっしゃいますか。 ○議長(山本守一君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 前回も今の公共交通の運行に関しましても、住民への説明はしてきたというプロセスは踏んだつもりではおるのですが、今回の地域公共交通網形成計画の策定に当たりましては、単なる交通手段の確保というだけではなく、これからのまちづくりを見据えた公共交通体系というのを目指していこうということになっておりまして、当然、策定プロセスの中では協議会における合意も要りますので、今の公共交通の評価とか検証を踏まえた上で、これからのニーズを計画の中で反映し、まちづくりとともに、目指せる公共交通というものをつくっていきたいと思っていまして、そのために今回、策定に係る委託費においても当初予算のほうで計上させていただいたということでございます。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) ありがとうございました。今回も約891万円予算計上していただく。これは計画に係る費用だけで891万円も計上していただいておるということは、かなり重要度が高いと思っております。それで、先ほど前段でも述べたように、住民満足度が非常に低かった。これは過去に神姫バスさんが太い幹線にはバスが走っておったという思い出の方が結構多いんです。昔、私の前にはバス停があったという方が多いんですね。何で今ないんですかという御質問になろうかと思うんですが、ここは、方向を変えて町長のお考えを伺いたいのですが、これをやっていく上で、一番大きなことになるのが既存の交通業者との協議、公共交通会議です。ここで既存のバス業者、タクシー業者とのすり合わせが非常に難しいものになってくると思うのです。そこのところの意気込みを語っていただけませんか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 新聞紙上に少し出ただけで、ある業者の方から質問を受けました。非常に自分の生業としている業者にとっては非常に大きな問題だと捉えております。ただ、一方的な意見だけでなしに、協力していただける仕組みをつくれないかということで、投げかえさせていただいております。協議を進めてまいる中で、いろんなことをお互いに話し合っていきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) これは意見でもいいのですが、公共交通会議の場合において、既存業者はどうしても既得権益をものすごく主張されるんですね。これをやりますと、どうしても民間企業というのは赤字にはできないというところがあるのです。国交省からの指導要綱に当たろうかと思うのですが、できるだけ温和な満場一致でまとめてくださいというのですが、ここを執行権者として頭を下げてでも説得するというような思いがあったら答えてください。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 大変申しわけありませんが、既存の業者とうまく話し合いをしたいというのが今の気持ちであります。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) ここは意見にとめておきますが、逆に、多数決で勝ったら、私たちは自主運営でもやりますぐらいの覚悟でやっていただきたい。これは意見でとめておきます。  次のネット依存の問題をよろしくお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 昨日、教育長が詳しく申し述べておりますので、私からは県立大学と連携して小中学校でのインターネットの使用に関してのルールづくりに取り組んでおるというだけにさせていただければと。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) これは昨日、立花議員が取り上げたのですが、私は肌に感じたことで痛切に申し上げるのは、私も商売を営ませていただいているのですが、うちの従業員の若い子と食事会を開く。そこへお子さんがついてくる。小学校3年生程度、そうしたら食事している間にずっとゲームしているんです。私は食事だからやめなさいと言います。やめない。親に注意しなさいということを喚起求める。そうしたら親は一応言います。そうしたら子どもはどう言うかといったら、お父さんもいつもやっていると、こんな回答が返ってくるんですね。中身を聞きましたら、きのう教育長がちらっと言われていたのですが、インターネットを活用した、チームを組んでバトルゲームとか戦争ゲーム、殺し合いということをやっているのです。  だから1人抜けられないとか、もっと言えば、ふだんお父さんが一緒にやっているという子どもの言葉じゃないのですが、親が一緒にやっているような環境になっているのです。この中で、教育部局の方にお伺いしたいのは、バーチャルの世界と現実のリアルの世界、ここの部分をきちっと違うものだということを教えていくのは教育だと思うのです。ここら辺を立花議員と趣旨を変えて、どういう教育をやっていこうと思われるか、御答弁いただけますか。 ○議長(山本守一君) 教育推進課長。 ○教育推進課長(前川武彦君) きのうも立花議員の一般質問の中でお答えさせていただきましたが、スマートフォンやゲームの中での長時間トラブル等に関しましては、家庭内のルールづくりというのが大切であることは理解していまして、学校におきましては入学時ですとか、夏休み前等、保護者に対してのルールの周知については以前からつくっているルールがございますので、周知については行っているところであります。ただ、きのう申し上げましたが、長時間利用の状況というのはございまして、ルールの浸透というのは十分に行われていないような状況がございます。  男子が主にゲームをしているようですが、ゲームの中にはそういった抜けにくいシステムであるとか、課金することでより簡単にゲームを進めることができるようなシステムが含まれているものがたくさんあります。ネットへの接続時間が長いものほど課金する傾向があるというデータもあります。ゲームのそういった刺激的な内容はもちろん問題ですが、課金制度やギャンブル性の高いようなゲームの構造自体が中毒性の高い問題になるような構造になっていることを再度認識する必要がありまして、子どもたち自身が危険性を認識することでネット接続時間の抑制につながっていくと思います。子どもが変わることで親も変わるということもあると思いますので、新年度も今年度同様に子どもたちがみずから考えて、行動できるようなルールづくりに取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 御答弁いただいたのですが、この問題を今回取り上げさせていただいたのは、テレビでも言っていますように、31年度から中学校の携帯の持ち込みを文科省としてオーケーを出そうじゃないかという背景もあるので質問させていただいたのですが、これは端末機器、スマートフォンとか、あるいはインターネット回線を使える端末機器を買うのはどうも私は聞いておると、おじいちゃん、おばあちゃんなんですね。おじいちゃん、おばあちゃんは責任がないですから買い与えるのです。それに対して、親なり兄弟の年長のほうがきちっと教育する。きのうの答弁の中で少しあったのですが、例えば、小学生であったら中学生の方がきちっと教育していくということで歯どめがかかればいいのですが、聞いてみたら親も一緒になってやるという年代がものすごく多いんですよね。  仕事上、私らは喫茶店などに入ってみるのですが、若い世代を見てください。ほとんど携帯をいじっているんです。会話をしないで。これはインターネットが悪いとは言いません。例えば、旅行に行く。きのうも答弁があったように、女の子だったら、最近どう言われると思いますか。写真撮りにいくらしいです。インスタ映えするように。これで本当にいいんでしょうか。単純にその空間を楽しむとか、時間を楽しむというようなことになっていないんです。
     だから、親世代もひっくるめて、教育長どうでしょうか。今後、便利に使えば現代社会に欠かせないものですが、親の教育というのはなかなか教育だけでは言えない部分があるとは思うのですが、本町というのは町長も掲げております教育を売りにするんだという部分があるので、親もひっくるめた部分の教育というところで、教育長に今後の方針というのがあれば御答弁いただきたいのですが。 ○議長(山本守一君) 教育長。 ○教育長(三木一司君) 本林議員がおっしゃるように、平成の時代に入りましたら、情報社会の躍進を強く感じて、あわせて利用機器の発達で、利便性は増してまいりましたが、非常に心配な部分が出てきておる。特に、教育においてはゲーム、そのゲーム脳の恐ろしさということが、多く買い与えるおじいさん、おばあさん、お父さん、お母さんの中になかなかそういうことが周知浸透されていない。  家庭のケースの中には、購入する前にしっかりとルールを決めて、そして購入後、それを実践している家庭があります。次には、購入して、ルールを決めて子どもに任せる。3番目は、購入してそのまま放置している。その3番目に言った層が非常に多くなりまして、ルールを決めているのがむしろすごく縛られているような感じがある。友達の誰々君は何のルールもない。何で、私の家だけはそういうことに縛られていくのかどうかというささいなことですが、日常的な毎日の中では大変大きな、特にお母さんのほうにはそれで苦しんでおられる、そういう家庭もございます。  そういう実態のほうはしっかり分析していって、教育として指導する教職員がどれほどそのことについて指導する力を持っているのか。例えば、やっているゲーム名を聞いて、どういうものかもわからないので、僕らはこういうゲームをやっていると言われても、それがどういうゲーム内容なのかということもよくわからない。保護者と話をしていっても、そこから深まっていかない。子どもを見守っていく保護者と教職員がそのことについての共有していく、そういう研修は早急に進めて、そしてゲーム脳に侵されていく子どもを救う。守っていく。このことはぜひ教育として進めていきたい。計画しているのは、校長会、校園長会でも図りますが、早い時期にそういうことを子どもに教育できるように、年度当初に保護者にしっかり周知徹底していくように。  毎日の生活の中で年間を通して、子ども同士でそういうことを計画、ルールをしっかり高めていくということを進めていくように、そういうことを徹底してやっていく考えであります。  あわせて、もう一つ調査の中で特記したのは、読書が好きな子、愛読する時間を必ず持っている子どものスマートフォンの接続時間は少ない。本を通して、自身の人生設計や目指すこと、夢、希望というものにかけていく、みずから読書をしていくことによって夢を広げていくことを持っている児童生徒は短絡的なゲーム、非常に興奮するゲームの抑制になっていく歯どめになるのではないか。ゲームと出会う前に、本と出会う、そういう学びの育成を強く進めていきたい。選択していく子どもにどういう自分の人生をつくっていく力を育てられるのか。  これからの教育社会は、今までと違って見えない部分に随分教育を進めていかなければならない。そういう局面に立ってきているということを痛感しております。31年度、速やかにそういうことにかかっていきたいと考えております。以上です。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 教育長、ぜひ私から意見ということで、今のネット問題など、できれば参観日の後の保護者会を開いていただくということもやっていただきまして、ぜひ親の教育というのは学校がする話ではないのですが、その部分にもぜひ踏み込んでいただいて、これは町長が上郡町は教育を柱にするとおっしゃっておるので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。できれば、上郡は自然が豊かなところでございます。ゲームはやるなとは言いません。時間を決めて、ルールを決めて30分程度やっていただいて、あとは元気ではだしで土の上を走り回っていただきたいと思います。はだしで走ることによって、自律神経の形成がものすごく促されるそうなので、これはよろしくお願いしたいと思います。これは意見です。  では、続いての質問をお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 上郡町におきましては、農業振興、産業振興ともに重要な施策の1つと考えておりまして、どちらにも優劣をつけるものではない。どちらにも振興を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) これは今回の中で一番聞きたかったことなんです。町長1期目の公約の中でも地場産業、農業に力を入れるということを結構おっしゃっているのですが、結局、ある予算の中でできることしかやらないというような空気にしかとれていないのです。そうじゃなしに、もっと根幹にするなら根幹にするというところの考えをいただきたいのですが、ちょっとここで産業振興課長にお尋ねしたいのですが、上郡に大型の認定農家というのは何件ぐらいございますか。 ○議長(山本守一君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) 認定農業者につきましては、個人、それから法人も合わせまして、現在34の登録がございます。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) この中で、大型と言われる認定者はどれぐらいですか。 ○議長(山本守一君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) はっきりとした大型という定義はないのですが、水稲で結構大きな数をされている方は10ぐらいと捉えられます。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 町長、ここで認定農家が34名、そのうち約10名前後の大型、大規模耕作をやられておる方がおられるというのですが、この中で町長、あまり数字のことは聞きたくないのですが、実際、御夫婦とか、1人でやられている方がほとんどですが、この中でこれを業とし、従業員を置いて、保険・福利厚生なども充実してやられている農業の方は何人いらっしゃると思いますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 我々、社員を雇っている数というのは正確にはわかりません。ただ、4件ぐらいの農家はそういったところで数人でやっているのではないかと聞いております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) ここで固有名詞は避けさせていただきますが、私ははっきり申し上げて、きちっとした業として成り立っている方は1社1名、もしくは2名程度だと認識しております。  何が言いたいかといいますと、何で農業の振興にということを町長がやられているのに、大成功というか、それが基幹産業となっていかないかというところを申し上げますと、利益を出されている方はみずから販路をお持ちなんですよ。いわゆるお米をとった、お米の中でそれをみずから消費する。農協とか決まったところに出すのじゃないというところです。何が違うかというと、販売価格が全然違うのです。そうしたら、僕は企業誘致も難しい中で、町長が本当に農業へ力を入れるという思いがあるのならば、農業者の販路のことにまでも町長が行政の長として、首を出していく必要性があるのじゃないかと考えておるのですが、この点、いかがでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 社名はまだ発表はできませんが、そういった動きをさせていただいております。ただ、一番重要なことは、農業の場合は法人化をできれば進めていきたい。いろいろな制度を利用するのも法人が法人格を持っていないと、なかなか有利な財源がとれないので、できるだけそこを進めていって、できれば農業で食べていける法人を幾つかでもふやしていきたい。今取り組んでいる、取り組もうとしていることでいえば、うまくいけば、4農家ぐらいが500万円ぐらいの所得を上げられるのでないかと考えております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) もっと上を目指してほしいのです。ここで何回もこの話を出させていただくのですが、前も言いました、長野県に藤原村長という名物村長さんがいらっしゃいます。ここはレタスに特化したわけですが、販路拡充にまで打って出て、世帯所得を2,500万円まで引き上げたんです。そして、これは是非がありますが、例えば、町から後継者の息子さんたちが帰ってき、会社を乗り回す。帰ってこなかったら財産がないぞと言ったら、皆、帰ってきたというぐらいやり遂げたんです。これは元行政マンなんです。この方がこの前にスクールバスの混乗を8年がかりで、当時の国交省に訴えて変えた方なんです。  この方が何でいいかといいますと、販路を拡充したのです。普通に農協へ出せば、仮に80円しか売れないものを120~130円で売る先を行政が主として持っていった。それからもう1点は、相場がありますので、日に日に値段が変わる。そうしたら町内の上郡町もありますね、11チャンネル。例えば、藤原村長はそこであすの収穫はやめてください。なぜならあしたはほかの地域も収穫が多いので、値下がりします。あさって以降に収穫してくださいということまで放送されるのです。ここまでやるとさすが世帯所得が上がると思うのです。  だから、企業誘致が難しいのであれば、こういった宣伝には当たらないと思うのですが、ここら辺に力を入れていただきたいんですが、町長、この意気込みはどうですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 先日、川上村にお邪魔しました。日販1億円を達成したというお話もお聞きして、その中で販路、特にあそこは北海道が強敵なので、ほとんど西日本、ただ、きょうとったレタスが翌日の朝には熊本の市場に並んでいるというところまでやっておられます。2,000万円の所得を上げておられる農家が3件ぐらいある。婚活につきましても、全く心配していない。都会から幾らでも嫁さんが来るんだということを言っておられました。できるだけそういう先行事例がありますけれども、それがなかなか上郡でどこまでやるかということは考えながらやっていきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 意見としてとどめておきますが、町長と私が同感な部分は、農業法人、これはぜひ法人化していただきたい。普通のそこら辺の株式会社と同じようなことになるわけですから。そこへ社会保険も厚生年金も入る。そして雇用保険も入る。それから福利厚生も充実するということであれば、担い手は必然的に出てくると思うのです。それだけの所得を得るためには販路というのが大事なことだと思います。  ここで意見を申し上げるのですが、私は仕事柄中国によく行くんですけど、中国の大きな都市には日本デパートがあるんです。ここの地下に日本米とかを売り出ししているんですが、1番有名な魚沼産のコシヒカリなどというのは、1俵6万8,000円という値段でも完売です。それから、普通にここらで食べる一等米のコシヒカリも1俵4万5,000円ぐらいでも完売、取り合いの状態です。  だから、僕が言いたいのは、そこへ関税、運輸税等もかかってくるのですが、そこらを引いても、これはTPPも可決しました。独自の販路を持っていれば、同じ生産能力で利益は上がるわけです。そのかわり義務として、品質の確保と数量の確保というのはついて回ると思いますので、ここはぜひ私からのお願いということも含めて、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、次の質問をお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 予定されている消費税の10%に向けてのプレミアムつき商品券事業は町でやらせていただくことにしておりますが、独自の政策は今のところ考えておりません。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) ここはあまり深く聞かないですが、町長、この消費増税に対して、当町独自の取り組みというのはないと。例えば、国の施策でキャッシュレスで払うとおまけがつきますよとか、値引きしますよということだけで、このプレミアム商品券も町独自ではないので、国の事業なので、町独自の取り組みはないということの御理解でいいですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) そのとおりであります。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) わかりました。ここは消費税の増税前は駆け込み、そして増税後は冷え込みというのは懸念されるので、ここらの動向には注意していただきたいと思います。  それでは、ふるさと納税の話をお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) ふるさと納税は先ほどから何遍もお話していますように、非常に有効な手段だと考えております。特に、地場産品を返礼品に使うということで、特産品開発を進めても、先ほどから議員さんが言われております販路の確保にもつながるということで、ぜひともここは大きく伸ばしていきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) ちょっとここで担当課長にもお尋ねしたいのですが、一昨年まではふるさと納税の返礼品、肉が中心だったということを聞いているのですが、最近の動向を教えていただければと思います。 ○議長(山本守一君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 従来は肉がほとんどの主要を占めていたんですけれども、この30年度の状況を見ますと、お米がふるさと産品として非常に人気がございまして、1月末現在でございますが、納税寄附額に占める割合というのが約5割の米が占めるということで、肉のほうもそれについて、約13%ぐらいあるんですが、従来肉だけだったんですが、お米が非常に人気ということで、出てきておる状況でございます。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 町長、担当課長からいい答弁をいただいたのは、これは米の販路がちゃんと使えるじゃないですか。ここをうまいこと先ほど産業振興とマッチングしていただいて、農協などに出す供出米の値段よりもいい値段で当町が買い上げて、そのかわり数量の確保という義務は負ってきます。ここは民官一体となってやっていただけたら、これはふるさと納税の伸びしろもある、基幹産業の農業の伸びしろにもなると思うのですが、町長、ここはいかがですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 上郡ブランドの上郡米というのをできれば確立できるように、頑張っていきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 町長、ここでは1点聞きたいのですが、ぜひそのことを進めていただきたいのですが、これはふるさと納税については、泉佐野市のことが全国的にテレビも取り上げて話題となっているところです。私は何が言いたいかといいますと、泉佐野市、これはやってはいけないことをやっているので、これは全くの違法です。ただ、1点だけ褒めてあげたいことがあるのです。職員の意気込みですよ。今財政が厳しい中で、先ほど町長がおっしゃった認定こども園構想にしても、ふるさと納税のお金というのは何に使ってもいいので、ここのところで頑張っていきたいという答弁が聞かれるのであれば、違反を犯したらいけないですが、泉佐野の褒めてあげたいのは職員の意気込みなんですよ。  これは町長、お尋ねしますが、そこまでの意気込みを持ってふるさと納税にかけますかというところです。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 4年前は何百万というレベルだったのが、ある職員の頑張りで1億4,500万円に上がりました。職員も非常に頑張っておると思います。ただ、泉佐野も実質公債比率が18%を超えている自治体の1つだったので、非常に厳しい財政状況であることは間違いありません。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 厳しいのは当町も一緒なんですよ。だから向こうはやってはいけないことをやった。総務省にはむいてまでやったというところですが、そこまで私はしてくれとは言わないのですが、泉佐野の職員の意気込み、法を犯してもうちは財政を再建するんだとやっておるわけです。そういう意気込みが町長、おありですかということをお尋ねしているのです。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 私にはそれまでの意気込みはありません。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 法を犯してくれと言っているのと違います。それぐらいの意気込みで頑張っていただけますかということをお尋ねしているので、そこは頑張っていきますという答弁をいただきたかったのですが。再度どうですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 法を犯してまではやりたくないですが、法の許す範囲内で精いっぱい頑張りたいと思います。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) わかりました。そういう答弁を最初から期待していたのです。やりませんと言われてしまったら、ふるさと納税に力をかけていないのかなと私は思ってしまいますので、ぜひそこのところは財政難の当町においては非常にありがたい財源なので、ぜひよろしくお願いします。  続きまして、都市計画像の質問をよろしくお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 上郡町は赤穂市、相生市とともに西播都市計画区域に定められておりまして、その中で市街化を促進する市街化区域と市街化を抑制する市街化調整区域が定められているのが現状であります。このことは区域区分という言い方をされているようですが、今現状、兵庫県におきましては、区域区分につきましては、維持をしていくという方針を打ち出されていることから、制度上、市街化区域、市街化調整区域区分の廃止手続における兵庫県との協議は相当な難航が見込まれると考えております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 町長、ここは割と専門分野なので、私も調整区域の見直しというのには西播都市計画区域もありますから、ハードルがかなり高いというのは私も認識しております。  ここで私がお聞きしたいのは、先ほどの農業関連ですが、農業を基盤としてやっていくんだという方向性なら今のままで何も問題ないと思います。しかしながら、農業を併用し、企業誘致もやっていくんだということになりますと、どうしても調整区域が結構足かせになると思うのです。先ほど発言がちらっとあったのですが、学校でも船坂などは調整区域のど真ん中に建っている。これは特区申請をしないといけない。ところが業者がまた変われば、何回特区区域の申請を出していっているんだと県も不快感を覚えるわけです。  だったら一層のこと、農業を町長がやられるということなら農業をしていただいたら結構です。ただ、ほかの農業は一次産業は二次産業が後回しにするんだというお考えのもとなら、ぜひ赤穂、相生、上郡という3町でハードルは高くても、要望はしていくべきじゃないかと思うのですが、この点、いかがですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 区域の見直しにつきましては、当選時に相生から申し入れがあったことは事実です。ただ、途中で相生独自でやりますということを言われまして、その話は立ち消えになったということです。ただ、言われたことを参考にして、検討はさせていただきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 町長、相生市さんは結構、企業が来たいという御相談があるみたいです。ところが、実のところ言いますと相生の場合は企業を誘致する場所がない。大規模開発をそのたびに打って出るのは時間的余裕もないということなので、協調できないのだったら独自でやりますという回答なんですが、これは町長、意見で結構です。意見として言わせていただきます。  農業にかじを振るのか、それとも農業じゃなしに、産業とか、商工業にかじを切るのかというのは町長がお決めくださいね。そうしないと、調整区域の問題もどっちへ持っていくんだというのははっきりしないと思います。ですから、現実で今の状況ではどっちつかずの中途半端になっているのです。現に、結構調整区域が足かせになっているのも事実だと思うのです。だからここのところはよく判断してよろしくお願いします。  続きまして、山上集落の件。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 山上集落の問題につきましては、町なかへの集団移転といった施策も既にやっておられる市町も富山市を筆頭にあります。ただ、小規模でもそこに集落があり、住民の生活とコミュニティ、また企業の経済活動が存在する中で、現状すぐに山上部落をどうしようということは考えておりません。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) これは町長、都市計画のことで疑っているのですが、地域名は言いませんが、例えば、民生部局などで簡水に対しての一般財源の投入が大きいじゃないかというような意見もかなり出ております。そして、監査でもそのことは結構指摘されておると思うのです。これは前府知事や大阪市長をされていた橋下知事が言われるんですが、防災の面から見ても、巨額なハードな砂防事業などにお金をかけるのであれば、お願いして集落にコンパクトシティ、都心部へ来ていただくという施策を打ち出していくのか。あるいはそこには思いもあって住まれているので、そこへ投資してでも、山上集落を守っていくのだという方向なのか。町長の思いを聞かせていただきたい。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 現状から言えば、住んでおられる人がおられる間は支援できればやっていきたいという考えです。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) ちょっとどっちつかずの答弁だと思うのですが、できれば一部地域で現住民がいない地域があるんですが、ここらは町長、どうされるおつもりですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 具体名は出せませんが、既に住民が住んでいない地区が出てきております。この問題につきましては、先延ばすのではなく、近い時期に考えないとだめだと、時期がもう来ているのではないかという気はしております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 町長、これはお願いしないと、そこで生まれた方には、もう出ておられる方はそういうふるさと意識というのはかなり低いかと思うのですが、そこに現存されている方はものすごい思いがあると思うのです。ただ、防災面とか財政面を考えて、これは施策というよりはお願いのレベルで、もし出てきていただけるという考えがあるのであれば、町長、ぜひその方向へかじを振っていただいたら財政面、その他いろいろな面でかなりいいことがあると思いますので、そっちのほうにはかじを振っていただきたいと思います。
     山上集落を利用して、もっと田舎を活性化させて、オートキャンプ場でもやるというような大規模構想があるのなら、それはそれで山上集落を残していただきたいと思います。これは意見で結構です。  最後に、時間がないので、区域見直しについてお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 用途の見直しにつきましては、実情に応じた変更も必要だと考えております。現在の建物の状況も勘案して変更していくものというふうに考えております。ただ、用途を非常に厳しくすれば、現在の建物が既存不適格にもなりかねないということを担当課が心配しております。竹万地区において、竹万まちづくり協議会が竹万地区の将来のまちづくりを想定して、地区計画の都市計画決定を行っておりますことから、現状の用途地域で問題がないと考えております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) もう時間がなくなってきたので、意見だけ述べさせていただきます。先ほど前段で述べさせていただいたように、平成17年にあゆみ橋が開通しました。これによって上郡町の玄関口があゆみ橋となりました。そのことによって、例えば、栄町の衰退、市町の衰退、駅前も若干簡素化になっていますが、駅前はいいかと思います。ここを近隣商業にしておくと、固定資産税が高いと、いろいろな問題が出てきておるのですが、これは町長が御指摘された問題も承知しております。建ぺい率、容積率が変わってきますので、全部、既存不適格という建物になってしまいます。そうであれば、もう一回、市町、栄町の再考ということを考えていただきたい。これは5年に一度見直しがあるので、竹万地区も住居地域にされているのですが、例えば、道路から30メートルは近商にしますとか、玄関口が変わったのですから、そこの部分は今後の見直しのときに十分視野に入れていっていただきたいと思います。  これは意見で結構です。以上で質問を終わらせていただきます。 ○議長(山本守一君) 通告5番、議席2番、本林宗興君の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。再開は午前11時10分。    (11時02分)               休           憩 ○議長(山本守一君) 再開いたします。           (11時10分)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  通告6番、議席9番、井口まさのり君に許可いたします。  井口まさのり君。 ○9番(井口まさのり君) おはようございます。9番議員の井口まさのりでございます。ただいま議長より許可されましたので、通告に基づき一般質問を行います。一般質問の前に一言御挨拶をさせていただきます。  新年度予算を組むに当たり、行政の皆様方には財政の苦しい中、大変御苦労されたと思いますが、本当にお疲れさまでした。予算につきましては、予算の質疑のときに、徹底して質問させていただきたいと思います。先日、片山大臣と30分ほど対談させていただくときがあったんですが、そのときの話を少しさせていただいて、行政と議会がもめているような地域に対しては、協力しにくいということをはっきりと言われておりました。いろんな話をした中で、そこが非常に頭に残ったわけですが、最近、遠山町長になる前にいろいろ議会と行政はありましたけれども、遠山町長になられて、議会と行政が安定したことに対して、片山大臣に対して伝えてまいりました。  今後も行政と議会が安定した関係の中で、二輪という形の中で安定して進めていけたらと思う次第であります。  さて、このたびの質問ですが、1つ目の質問は、先日2月5日の神戸新聞にて町長が社長を務める家具の遠山が神戸地方裁判所姫路支部から特別清算開始命令を受けましたという記事がございました。また、負債総額は約6億100万円という記事報道が流れ、多くの住民の皆様から町政に対する心配、町長を個人的に大丈夫なのかという声を耳にする機会が多くなりました。私自身も今後どうなるのか疑問になる面と不安を感じる中で一般質問の機会を通じて説明を求めたいと思います。  本件については、裁判手続中のため発言できる範囲の中身については発言できる範囲で結構ですので、丁寧な説明、答弁をお願いしたいと思います。  その質問に関しましては、まず1点目として特別清算に当たり、これまでの経過等について説明を求めたいと思います。2点目は、特別清算は会社を対象とする法的整理でありますが、町長の個人への影響がないのかということをお尋ねしたいと思います。  3点目は、今後の手続の見込みと町政運営への影響を伺いたいと思います。  次に、2番目の質問は、姫路市、たつの市、宍粟市、上郡町及び佐用町で構成するにしはりま環境事務組合が運営するにしはりまクリーンセンターにおける環境監視についてであります。  本施設は、佐用町域に所在する施設でありますが、本町を流域としている施設であります。過去には本施設計画に対して町内で反対運動もあったことを記憶しています。ごみ処理過程において発生するダイオキシン等有害物質の環境被害を監視するためにこれまで流域等での水質土壌調査を実施してこられたわけであります。しかし、このたびそれら調査の一部廃止を含む変更がされたと報告を受けました。  そこで3点質問させていただきます。にしはりまクリーンセンターは佐用町に所在するものの、敷地に降った雨水は本町の公共水域に流入するなどの中で、施設下流域にて環境監視のための水質・土壌調査が行われてきたところであるが、このサンプリング箇所が変更されました。どういう経緯等をもってこれが変更されたものかお尋ねします。  2番目に、過去に本施設の建設計画においては、反対運動もあった経緯がある中で、下流域等関係住民への説明など対応はなされたのか。  3点目に、町長は同組合副管理者でもある中で、今後、本件のような事案に対してどのように対処されるのかをお尋ねします。  3番目の質問は、このたび施政方針に対する質問を一般質問でするということですので、施政方針に対する質問を2点上げさせていただきたいと思います。  1点目は、通勤・通学や赤穂市内の救急病院への救急搬送など、主要道路として県道赤穂佐伯線の拡幅は住民の方々の多くが期待する県事業でありますが、現在の進捗状況と今後の見込みをまだ説明いただいておりませんので、この一般質問を通じて質問させていただきたいと思います。  2点目は、生活基盤となる道路や橋梁、水道等インフラの整備のほか、住宅耐震化に係る支援など防災対策の推進等が掲げられておりますが、町内の土砂災害警戒区域や浸水想定区域内に所存する住宅等への対策はどのように考えているのか、お尋ねします。  以上、檀上での質問は終わり、項目ごとに答弁をいただいた上で、答弁の方向性や内容に応じて再質問をさせていただきます。以下、再質問は指定された席より行います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず私の会社のことで町民の皆様をはじめ多くの方々に御心配や御不安を与えましたことをまずもっておわび申し上げたいと思います。新聞報道にありましたとおり、会社の債務超過等をもって神戸地方裁判所姫路支部から会社法に基づく特別清算の開始命令を受けたところです。それを受けまして、現在裁判所の関与のもとで、弁済計画を策定し、債権者の同意を得るべく誠意を持って対応させていただいております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 会社のこととはいえ、その代表者が公職者であり、町長ということで、多くの町民の方が町政運営を不安視しているという事実は町長も御存じだと思いますが、その町長自身がそういった町民の声を聞いてどのように思っているのか、答弁をお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 会社のこととはいえ、支援者をはじめ多くの町民の皆様に御心配と御不安を与えていることにつきましては、まことに申しわけないという気持ちでいっぱいであります。町民の皆様の不安を解消するためにも、これまで以上に気を引き締めて町長としての職務を果たしてまいりたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 町長が不安を払拭するということを言われておりますが、この話は結構、町民の方も法的な部分がわからない中、行政のルール、いろんなことを心配されているのは事実なんですね。町長自身が破産手続に対して、会社の手続だと言っておりますが、これは個人にかかる影響というのも町民の方々は非常に心配しておりますので、町長がやめなければいけないのかということも言われております。  町長の個人的な部分への影響について答弁をいただけたらと思います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 法律の上では被選挙権の喪失等の欠格事項には該当していないと聞いておりまして、失職や辞職すべき理由には当たらないものと自分では認識しております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 申しわけないですが、もう少し深く聞かせていただきたいのですが、町長は会社の負債に対して個人としてどういうかかわりであるのかということを答弁いただいてよろしいですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 会社の経営者としての責任として、会社の債務に対して保証はしております。ただ主たる債務と保証債務の一体整理をできるという制度がありまして、今その手続を行っているところであります。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 一体整理というのは、町長も細かなことを聞いていいのかわかりませんが、これは当然個人の会社という以上は町長も保証人になっておられた部分で、町長にかかわる部分もあると思うのですが、それを一体で整理しているということでよろしいのですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) そのとおりであります。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 今後、もう一つは町民が気になるのは町政への影響、町長が町長になる以上、この影響というものは出てこないのかということを聞かれているのですが、その辺について答えられますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 債権者の合意が得られるように、今できる最善の弁済計画を作成、提出をさせていただいております。私ごとを町政に一切持ち込むことなく、首長としての職務に励んで、住民の皆様の信託に答えていきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 町民の方々は僕らもそうでしたが、この話にかかわって通告して、通告する前にこの話にかかわって、この場合どうなるのかという法的な部分を見た場合に、町長が失職することもあり得るのかなと思い、いろんなところで勉強させていただいたわけですが、町長が失職には至らない。それまでの自己破産をしても選挙に出られるし、自己破産をしてもそのまま町長でおられると、これはよく理解できたのです。  その中で、町長の気持ちを聞いたわけですが、これからも任期満了まで全うしたいと。それは僕としても、檀上で少し自慢も交えて、行政と議会のあり方というのを少し話をさせていただいたんですが、町長はこれまでに当選されてから、あの当選されたときも投票数は投票者数の過半数以上の投票数を取って、大きな信頼のもとに1年7カ月前の前回の選挙のときに大きな指示を得て民意を得て町長になられたわけです。そのときに、町長は1期目にまいた種をこれから育てて、町政をしっかりしたものにしたいという公約をもって、出られておりますので、そこから町道の川筋線とか、認定こども園の整備とか、質問の中に今回も入れていますけど、佐伯線の道路の拡幅とか、あれも町長になる前は、以前の町長で1回とまった事業を再度町長が県に働きかけていただいて、この拡幅工事を進めておられると。  実績としては、議会と行政のもつれを直して、安定的な町行政運営に励んでいるという部分が認められて、こういった県の支援を有形無形の支援があると思いますけれども、それについても町長はしっかりとした県との対応、それから今まで5年ちょっと、町長としての職務の中では問題は一切なかったはずです。でも個人的な会社の部分で、こういった問題が出てきて、町民の方々はそれとセットで考えてしまいますから、その町長の実績という部分の別に、個人的な感覚で町長にこれからも攻撃をしてくる方も多数おられると思うのです。  でも、僕は実際間近で見ていますから、町長が今までやってきた実績、それから成果も見ていますから、その辺については今すぐ批判の声で町長がこのまま耐え切れずに急遽やめられるというようなことがあったら、また町政が混乱するのじゃないかという思いで、今回僕質問をさせていただいて、町長がはっきりと答弁していただいて、思いとこれからの経過は議会に報告していただいたらいいと思うんですけど、今までの流れをきちんとした説明をしていただかないと、町民の気持ちが爆発して、わけのわからないまま法律もわからないまま、町長はやめるのじゃないのかということで突っ込まれたときに、町長がそれに耐え切れずにやめると言われないかという心配が僕の中にあったんです。だから今回質問に入れさせていただきました。  町長は先ほど紙を見て答弁されておりましたので、今度は紙なしで信念を通してこの2年間、2年前に約束した町民との約束をしっかり最後まで果たすんだという思い、決意を最後にもう一回聞きたいんですけど。決意を聞かせていただいてよろしいですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 冒頭に申し上げたように、本当に私ごとで御迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。私1人で何もできるものではありません。議員の皆様、そして町民の皆様の信頼を得ながら、与えられた職責をきちんと果たしてまいりたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) これは最後意見です。町民からの批判なり意見というのはこれからもまた出てくるかもしれません。でもそれに対してしっかりと政治家として耐えて、しっかりとした行政運営に努めていただきたいと思います。  次の答弁をお願いします。 ○議長(山本守一君) 住民課長。 ○住民課長(塚本卓宏君) それでは、にしはりまクリーンセンターの環境監視の変更経緯ということでございますが、にしはりまクリーンセンターでは、事後監視ということで、平成25年度から大気、水質、土壌等につきまして、ダイオキシンなども含む各種項目の調査を実施してきております。このたびこれまでの調査結果から異常値が検出されずに、全て基準値内であったことなどから、環境事務組合で設置している、にしはりま循環型社会拠点施設環境保全委員会に諮りまして、今後も大気調査等で異常値が確認されないようであれば、河川及び調整池での土壌のダイオキシン調査は実施しないことの了解を得まして、2月18日の構成市町によります全議員協議会において提案があり、決定されたものでございます。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 行政がする中で事業としては全体で話しますと、何ら問題のないことは僕も理解しておるのですが、今回にしはりまの環境事務組合に議会代表として行かせていただいている中で、話がなぜ町民に説明もしていないのにこうなるのかと。やっていることは正しいのですが、それに対する過程が違うじゃないかということを少し言わせていただいたのですが、それは上郡町全体に係る上郡町の鞍居川流域に係る話ですから、しっかりと一般質問で説明して、町長に納得していただいて進めていっていただきたいという思いで一般質問をさせていただきました。  まず、にしはりま循環型社会拠点施設環境保全委員会というのはどういう組織なのかということを答弁お願いできますか。 ○議長(山本守一君) 住民課長。 ○住民課長(塚本卓宏君) にしはりまクリーンセンターの稼働に伴いまして、周辺環境の保全を図るために設置された組織でございます。施設の運転管理状況に関することとか、生活環境影響評価の事後調査報告に関することなどを所掌事務といたしまして、学識経験者や周辺地域住民代表、組合圏域住民代表など16名以内で組織された委員会ということでございます。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 先に調べておいたらよかったんですが、学識経験者というのはどういうような人が委員に選ばれているのかというのは答弁してもらっていいですか。 ○議長(山本守一君) 住民課長。 ○住民課長(塚本卓宏君) 委員の中に2名おられます。1名は大阪市立大学の教授の方、またもう1名の方が兵庫県立大学の教授の方ということでございます。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 圏域内の住民の参加はないのですか。 ○議長(山本守一君) 住民課長。 ○住民課長(塚本卓宏君) 周辺地域住民ということで、これは佐用町の施設の周辺集落の代表の方々、それから構成団体がございますので、その構成市町の組合圏域ということで、そちらからも住民代表としまして、各1名ずつ参加していただいております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) まず、今回1点目の質問の答弁ですが、にしはりま環境事務組合の中で出された資料がこれからはダイオキシンの調査を実施しないということは5年に1回開催されていたら、流域のダイオキシンの実施はしないということを書かれていたわけで、僕はそれを見た瞬間になぜしないのか。なぜしないようになったのかという経緯が知りたかったのです。そうしたら、管理者の事務のほうから、これは関係住民の代表がよしとしたからだと言われたのです。上郡町から行く関係住民がよしとした以上、議会として議決をそこでしにいかなければならないのですが、関係住民の代表がよしとしてしまったら、なかなか議会としてもそれはおかしいということが言いにくいんです。なったことは仕方ないと思うのです。上でそういうふうに決まったことは仕方ない。でもこの後に昨日も全員協議会で少しこの話が出たのですが、次に測定する、調査するのは35年、今の段階で35年の話をしているのだと。住民がこれを必要というのであれば、35年にする可能性があるということを答弁いただきました。課長、それで間違いないですか。 ○議長(山本守一君) 住民課長。 ○住民課長(塚本卓宏君) 恐らく同じ資料でございますが、組合から提出された説明資料の中にもその変更の経緯を書かれた資料ですが、注意書きとしまして、クリーンセンター煙突排ガスの測定結果、または河川調査の結果が現状に比べて著しく上昇した場合、また周辺住民からの要望など、土壌調査の必要があった場合には、適宜調査を実施するというコメントが記載されておりますので、もし住民からそのような御要望がございましたら、実施されると考えております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) そこが順序が逆といったら正しいのか、うまく行政が逃げる文書をつくったなという部分に捉えたらいいのか、ちょっとわからないのですが、組合の中で議会の議決がされた以上は、それが決定事項になりますから、後から住民にひっくり返されるということは、非常に議会としても恥ずかしい話だと思うのです。ですから、なるべくならもとの下流域の方々に住民代表がしっかりとした説明をして、それで賛成、反対をきちんと決めていただいた上で議会に持って上がってくれないと、そこが全然話もできていないのに、住民代表だけが賛成して、議会の議決をとった場合、住民が後からひっくり返すといったらおかしいですが、住民の意見が逆の意見だった場合に、非常に恐い話になるのじゃないかと思って今回質問させていただいたのですが、どういう経緯をもって、鞍居地区にはしっかりとした説明はされていたのか。どういう対応をされていたのかということを知りたいのですが、答弁もらえますか。 ○議長(山本守一君) 住民課長。 ○住民課長(塚本卓宏君) その点につきましては、環境事務組合の全員協議会の中でも井口議員も御質問されて事務局からの答弁がありましたとおり、基本的には住民代表の委員がおられますので、にしはりまの事務局としましては、そこの住民代表の方を通して、説明をしていただく。それから環境委員会の中で委員の中から出た意見としまして、住民に周知する方法として、組合の広報でも広報してくださいという意見が出たということで組合では広報をもって周知するという答弁で聞いております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) それはしっかりとした説明をしてほしいということを組合に伝えたら、広報紙を出しますと言われていましたよ。でも、先に議決をとってしまっているわけです。議決する前の行為が鞍居に対してしっかりとした説明をすると、これは当然のことだと思うのですが、そこが抜かりがあったら、本議会自体がおかしな話になってしまいますので、もっと住民代表の人の個人名まで言って、個人的な攻撃はしませんが、住民代表の人がしっかりとした説明をするというのは当然の話ですから、今回、環境問題でいろいろ新たな産廃ができるとか、県で環境に対しては非常に上郡町はシビアになっていますから、ダイオキシンの調査を今までやってきた調査をやめるとなったら、そこには住民の説明というのをしっかりとしないといけないと思うのです。  この課長を攻めているわけではないのです。これは実際は、にしはりま環境事務組合がすることですから、にしはりま事務組合が管理することだから、課長を攻めているわけでもないし、町長を攻めているわけでもないです。でも、その流れは上郡町もこれができるときの経緯は鞍居川であれだけの反対があった中で事業として、上で行政としても運営させていただこうとなったのであれば、慎重に対応しないといけないというところであると思うのですが、課長、その辺についてはどう思われますか。課長に聞くより町長にちょっとだけ振っていいですか。町長、どう思われますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 議員の心配はもっともだと思います。今後、このようなことがあれば住民の説明を先行してやっていただくように管理者にお願いしたいと思います。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) やっている事業に対しては僕は何の心配もないのです。ダイオキシンの調査した結果についても、これは僕と議長がにしはりま環境事務組合には行かせていただいているのですが、数値もきっちり見て、確認して、安全だということを環境基準の中でやっているということは、それはしっかり理解しているんです。していますが、こういう施設に対しての調査結果というのがあってこそ、町民が議会が代表して見に行ったときに、その調査結果をもとに安心だということを確認するわけじゃないですか。その調査結果がなくて、どのようにして安心だと言えるんだと言われたときに、議会も困るし、行政も困ると。でもそれを必要ないと関係住民の方が言うのであれば、それ以上文句を言うことはないですが、関係住民にも諮られていない。鞍居の人に少し聞いたら、鞍居の人はそんな話は全く知らないと。こういう状態ではだめなんじゃないかと思って質問したんです。  だから、町長も副管理者として今後、このとらえ方をしっかりとやっていただかなければ、環境問題という部分に対しては、今のところ慎重に対応するべきだと思うので、その辺については課長も上に説明していただけますか。 ○議長(山本守一君) 住民課長。 ○住民課長(塚本卓宏君) 事務組合には、また本日の議会の結果も踏まえまして、そういう御意見があるということは重々伝えさせていただいて、また先ほど町長も申されましたように、今後の対応については十分注意させていただきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 理解していただけたようなので、3番の質問も町長に対して今後どうされる。どう対応していくのかということも、町長に先に振ってしまって、町長の答弁をいただいたので、しっかりとしていただきたいと思います。下流域は檀上で読み上げた宍粟市とか姫路市とか、姫路市はこの後、抜けるのですが、こういう団体の中で一番被害が考えられるのは下流域の上郡町ですから、ほかの自治体が全然考えていないというわけではないと思いますが、一番考えなければいけないのは上郡町がしっかり監視するということが一番大事だと思いますので、ぜひ町長もしっかりと副管理者を務めていっていただきたいと思います。  次の施政方針に入りたいと思いますので、答弁をお願いします。
    ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 県道赤穂佐伯線の2工区の拡幅事業につきましては、自治会の署名運動に加えて過去を含む町議会議員の皆様の御尽力のおかげと感謝申し上げます。現状の報告をさせていただきますが、平成30年度において上郡町側の用地買収は100%完了したと当局より伺っております。工事は31年度から着手する予定と伺っております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) いつもあそこを通るのですが、鹿が多いのは今回の質問に入っていないので、鹿の話はまたするにしても、あそこの道路は上郡町側は結構工事が進んだ形でお地蔵さんとかが移動したりしているんですが、赤穂市側に入ったら全く何もされていない状況があるのです。あそこは救急車を通すための緊急道路にしたいという思いもあって、地元の方の要望、町長の要望、町も市も一体化してあそこに要望したんですね。だからできる限り早くしてほしいのに、北工区だけ、南工区だけと分けた考え方じゃなしに同時に一遍に進めていってほしいんですが、今のところ拡幅が上郡町しか進んでいないような気がするんです。  だから、赤穂市側についてはどういう状況なのかということを町長、わかる範囲で答弁もらえますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 第1期で進めているのは、T・あっぷのところまでの拡幅が第1期で31年と32年の2年間で完了する予定にはなっております。道路は右側の擁壁、西側の擁壁の裏を通ります。31年度はそちらの土を取って、手前の谷を埋める。そして32年度に一気にT・あっぷのほうまで工事を進めると聞いております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) こういうのは民生の継続に入れてもいいのかという気もするのですが、説明を今まで聞いたことがないので、町長の説明を聞いてようやくわかりましたけども、赤穂市側の南工区の着手というのはいつごろになるのか。その辺も知りたいんで、答弁いただいてよろしいですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) T・あっぷから南側につきましては、県の予定では5年で我々の上郡側を済まして、次の5年で赤穂市側をやりたいと聞いております。買収をやっているのは、T・あっぷまでの池側に赤穂市の住民の土地がありまして、そこの用地買収を今年度中に完了するということ。済ました上で来年度、工事でやってしまうと聞いております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) ということは、同時に町長に聞いてもあれですが、また県に聞いてください。確認してください。なぜ南と北と分けて工事をしなければいけないのかということがまず1点と工事5年、5年になっていますが、上郡町側は擁壁がある部分というのは非常に難しい工事になってくると思うから、5年かかるのであれば5年かかるでいいのですが、下に行けば、そこまで障害物がないので、工事も早いはずなんです。5年、5年と県の計画だから大体で出していると思うのですが、もっと詳しく突っ込んだ話、いつぐらいに工事が完了するのかという部分もあわせて聞いていただきたいと思いますし、その返事についても工事の手法についても地元住民、上郡町、赤穂市の西有年のほうにもきちんとした説明を続けていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次の答弁をお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、土砂災害特別警戒区域に指定された住宅につきましては、既存住宅の除去等に要する費用及び既存住宅に変わる住宅の建設に要する費用を借りられた場合における利子に相当する額を支援する。また、土砂災害特別警戒区域の建物等を改修する場合の費用を支援します。浸水想定区域内の住居に対する補助等の支援策は現在のところないのが実情であります。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 浸水想定区域内の住宅について支援する必要があると思うのですが、それに対してはどういうものがあるのかお尋ねしてよろしいですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 土砂災害特別警戒区域の建築物につきましては、国や県の補助制度を利用して行うことができるんですが、浸水想定区域内の住居につきましては、国県の補助制度がないため現状では実現することに至っておりません。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) もう2年ぐらい前からずっと言われているのですが、うちの家は大雨が降ったら浸かってしまうんだと。だけど浸水していても、上郡町としては対応できないんだと言われて相手にされないんだということを言われておりました。上郡町として相手にしていないのじゃなしに、もうちょっと詳しく、きちんとした形で上郡町行政に話をしに行ったらどうですかと答えさせていただいたのですが、町長はここだけははっきり聞きたいのです。県国の補助がなかったら普通の補助金がつかなかったら、その浸かっている家は町としてはどうすることもできないというのか、町長として何とか困った人を助けようと。どうにかしたいという気持ちがあるのか、そこを答弁ください。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 浸水想定区域内の悲惨な事故としましては、真備町が実際にそういう地区であって、非常に大きな災害を受けました。我々も決して国県の補助がないから全くやらないというのではなしに、ただそういった地区は現在、町が配布しておる災害マップの中に入っておると思いますので、今、支援しております自主防災の活動とか、そういったところでできれば対応させていただければと思います。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 僕が頼まれた家は区画整理の中でどんどん水利の関係も変わってきて、もともとは全然水があふれるようなことは一切なかった土地だった。でも道路がついたり区画整理する上で、水の勢いがどんどんふえて、最初に住んでいた人が損するのですか。だからきちんと直してくださいと僕に言われたのです。  町長の言い分であれば、浸かっていても浸水マップでそこは仕方ないですよと書いていますので、とりあえず家が水に浸かろうが、避難してくれたらよろしいですからというだけの答弁になってしまうのです。今の答弁だったら。  だから思いがあるのであれば、もし財政的にできるかできないか、それはいろいろありますし、補助がなかったらそれは非常に上郡町だけでは厳しいという部分もあるのかもしれません。でも、その人に対して誠意を持って話を聞いてあげないと、その人も同じ上郡町で税金を払っていますから、話を聞くことぐらいはできるじゃないですか。それをかわりに町としては県に訴えることはする。ここまでの形はすることはできるじゃないですか。  町長は補助金がついていないから、うちとしてはハザードマップをつくったから、それを見て安全に生活してくださいだけじゃなく、次の対応をしていただきたいと思うのです。それがどの人から言われたかというのは一般質問が終わってからまた伝えますが、ぜひ浸水していて、どういう状況で浸水しているのか。町長自身、建設課もあそこの部分でいえば下水関係も入ってくると思いますので、それをしっかり再度、納得いっていないから僕のところに来ていますので、もう一回行ってください。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 内水の問題でしたら非常に危惧されているところが当選時から聞いておる地区があります。4~5件ですが、非常にちょっとの雨で水が出るということでいろいろな対応策は考えさせていただいておりますが、なかなか実現に至っていないというのが現状です。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) その対応策に当たってくれているのはよく理解しているし、その人もわかっているのです。わかっているのですが、その対応策の結果を持っていってあげないから、いつまでたっても文句が出るんです。だから、文句の出ないように、できる限り町長も町民と一緒になって「まんぷく」で思いやりのある町と言われたと何回も言われておりますが、そういう人にこそ思いやりを持って接していただきたいと思いますので、ぜひ説明にすぐにでも行っていただきたいと思います。  最後に、町長には前段でも言わせていただきましたし、1番目の質問で言わせていただきました。町長がやってきた実績というのは普通の一般の人にはわからない部分もあると思いますが、実績はしっかりとつくられた方ですから、町民のいろんな意見をしっかりと耳にとめながら、最後まで任期、残り2年、町長の思う政治をやっていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○議長(山本守一君) 通告6番、議席9番、井口まさのり君の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時。        (11時51分)               休           憩 ○議長(山本守一君) 再開いたします。           (13時00分)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  通告7番、議席6番、山田 正君に許可いたします。  山田 正君。 ○6番(山田 正君) 皆さん、こんにちは。6番議員の山田です。ただいま議長の許可がありましたので、通告に基づき一般質問を行います。  質問に入る前に、私の質問の要旨の中に誤りがありましたので訂正をお願いいたします。質問2、関係人口創出についての中で、「心の上郡人」となっているところを、「心の上郡町民」にお直し願います。  さて、今回は施政方針演説に関して、町長に質問をし、詳細については従来のとおり質問を行いますので、よろしくお願いします。  1点目は、施政方針で取り上げられたように、少子高齢化による人口減少です。このことによる影響は施政方針に書かれているとおりです。しかし、国・地方で今までさまざまな施策が講じられてきたにもかかわらず、東京一極集中が続く限り、良策は出てこないと思います。  それでも我々は今ある施策をフルに活用し、減少に歯どめをかけるぞという強い決意を持ち続けなければなりません。その点、施政方針において若い世代に選ばれるまちづくりを重点施策の第1として取り上げられたことは大いに賛成とするものです。  そこで町長には、人口減少対策の取り組みについて、どう取り組まれるのかを伺います。  そして、設問の1として、若い世代に選ばれるまちづくりにおいて、最重点とするものは何かを伺います。  設問の2としては、昨年に続き、宝島社発行の「田舎暮らし」2月号 2019年版第7回住みたい田舎ベストランキングのアンケート結果、並びにふるさと回帰支援センター2019年2月19日発表の2018年の移住相談の傾向、並びに移住希望地域ランキング公開などを参考にしながら、若者世代、子育て世代の移住者数減少の要因は何かを伺います。  そして、設問の3として、施政方針3ページ分中に、町の将来を担う人材、人をつくり、育てていくことが重要とありますが、人づくりは大変重い課題だと思います。具体的にどのように考えておられるのかを伺います。  大きく2点目ですが、昨年12月議会において、交流人口ということで心の上郡町民を提案しましたが、関係人口として考えるべきとの指摘を受けたため、改めて関係人口創出として質問します。関係人口についてどう思われているか、町長に伺います。  そして、第1の設問としては、兵庫県においては本年1月より実県民と県外県民を合わせた県民の増加を図り、情勢の活力を保持し、実県民になっていただくことを期待した「ひょうごe県民登録制度」を開始しています。町長は、この制度をどう捉えているかを伺います。  第2の設問では、ふるさと納税について伺います。昨年も多くの人々に上郡に関心を寄せていただき、その上、心温まる御寄附という関与をいただきました。心よりありがとうございましたと申し上げます。  そこで、このつながりを継続的なものとすべきと考え、ふるさと納税に御協力いただいた方々と継続的なつながりを持つことが必要と考えますが、その施策はあるのかなどを伺います。  以下の質問は指定された席より行います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず1つ目の質問に対してですが、私は何度もお話ししていますように、若い世代に選ばれるためには、上郡にとっては教育が一番可能性が高い、一番重要な問題だと捉えております。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) これは昨日から人口減少に対しては皆さん、いろんな質問が出されておりまして、答弁もほとんど出尽くしているのではないかと思います。  それで町長にお願いしたいのは、午前中の議論の中で本林議員、井口議員が町長の意気込みとか決意というものを確認しておられましたが、町長には私が思うのには、町をどうこうするよりも町長は上郡を守るという1本太い決意を抱いていただいて、お願いしたいと思います。それに対してはどうでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 私の施政方針の中で一番考えていたのは、町民本位の行政ということを1つ上げておりまして、視点の先には必ず町民を頭に置いて考えていきたいと思っております。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) ありがとうございます。そういう強い決意がみんなを動かしていくのだと思います。ですから、どんなことをしても上郡町を死守するという決意を持っていただきたいと思います。  それで、教育というものを上げられております。きのうも教育長が、これは次年度の話ですが、英語特区というものを考えておられると申しておられました。隣の岡山県には総社市というところがありまして、総社市は同じように英語特区というのを地区によってされていて、これは幼稚園から中学まで一貫してされているところがあります。そこのスローガンとしては、言葉の力は心の力、英語で世界とつながろう。そういう言葉なんですね。それを上郡に持ってきてくださいというのはあれですが、言葉の力で本当に我々、皆が元気になっていく。それから広がっていくということなので、そういうことを1つ心の中にとめていただきたいと思います。  それで、若い世代にいろいろ出ていますので、あとはちょっと省かせていただきまして、若い世代に選ばれるまちづくりということをお伺いしたいと思うのですが、まちづくりにおいて最重点とされるものは何か、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 若い世代に選ばれるための一番の施策は先ほども申しましたように、自分の中では教育だと考えております。その次は、にぎやかな町をつくりたいということで、イベントをできるだけ育成していきたいということも話をさせていただきました。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) ありがとうございます。その若い世代が今、何を考えているかということですが、最近の若い人の考えというのは、本能的に田舎は嫌だというのは、どうもいろんな統計から見るとあるらしいですね。上郡の若者がどう思っているかわかりません。ただ、30年の1月8日、神戸新聞なんですが、これは播州人で上郡人ではないのですが、播州人の自覚がありませんというので、それに答えた市町村別の割合なんですが、上郡町は、ずば抜けてというといいのか悪いのかわかりませんが、西播の中で上郡町というのは本当に飛び抜けて播州人と感じていない。播州人というのは、上郡イコール播州ですから、郷土愛というのが非常に薄いのじゃないかと感じるんですね。  そのあたりはどう思われますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 播州人という言葉をあまり使わないのじゃないかと認識しております。私自身も西播磨という文言は何遍も使いますが、もっと広げて、播州という考え方がなかなか人に伝わりにくいのではないかと感じております。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) これは兵庫県の150周年に合わせて神戸新聞がアンケートをとっている。播州気質、これは播磨気質アンケートということでとっておりますけれども。確かに播州というのは言葉が悪いとか、恐いとかいうイメージもあるので、上郡の方が仮に東京なら東京に行ったときに、出身はどちらですかと聞かれたときに、兵庫県の西の端の上郡ですということは言いにくいのじゃないかというので、遠慮されるのじゃないかと思いますが、そこでも大きい声で「上郡ですよ」と言えるような若者になっていただきたい。希望ですが、そう思っております。  アンケートによりますと、小さい字で書き過ぎてどこに書いてあるかわからないというところがあるんですが、今の若者がどう思っているかというのが、これはふるさと回帰支援センターの移住相談の傾向というところにあるのですが、これは東京を中心に考えますので、東京の若者はどう思っているかということを書いてあります。最新のアンケートですが、希望する地域累計、若者はどういうところを選んでいるかというのは、前ですと、結構田舎ということだったんですが、今は地方都市の市街地、中核都市ですとか、大きな都市。このあたりですと鳥取などが非常に人気があるんです。  地方都市だけが伸びています。これは2016年から2018年までのアンケートの中で、49.9%、64.1%、74.4%と地方都市に行きたいという気持ちはどんどん伸びているのです。ところが反対に下がってきているのは、農村とか山村、漁村ですね。農村に関して言えば、上郡は農村の部類に入ると思うのですが、31.4%、26.5%、それから21.5%、ぐんと下がってきた。山村になると28%から13.5%で、それは13.5%はそのまま行っているのです。こうして行きたいところがちょっと変わってきているのです。  移住先の選択の条件、こちらばかり言いますが、その条件としては、標本数が4,987の中で、一番に上げられるのは就労の場所がある。これは先ほどからずっと地元企業とか言われておりますが、就労の場所があるということが断トツなんですね。これは同じように%でいきますと、44.7%だったのが60.8%、それから68%となってきています。反対に、今まで自然環境がいいとか、住居があると言っていたのは、反対に下がってきています。  自然環境からいえば、40.5%あったものが33.4%から28.7%というふうにぐんと落ちてきているのです。それから住居というものは28.3%、26.6%、21.1%として、もう今は周りの環境よりもむしろ働けるところがあったら、これはどうしてかというと、今景気が少しよくなっています。町の方は給料もいい。安定した生活ができるというので、生活が見つけやすいし、生活スタイルは今のままでいけるとして、そういう気持ちが強いのではないかと思います。  今ずっと数字を上げて言いましたが、町長は今の数字を聞かれてどう思われますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 若者に住んでもらえるための施策として考えられるのは、住まいへの補助、そしてもう1つは、それに関連して公営住宅をできるだけ安く提供する。この2つが上郡町では非常に優先的に考えられる。就労の場もJRを利用して何遍もお話しますと2時間圏内で倉敷から大阪まで通勤可能だということも1つの事例になると思います。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) 確かにそうですね。だから交通は非常に便利なんだということをアピールされて、2時間ですと首都圏だとごく当たり前ですから、そういうことを言われる。もっと表に出していくべきだと思います。これは交通の便、公共交通じゃないのですが、JRとか自動車道とか、そういうのでいけば住みたい田舎アンケートでは、交通の分は5項目あるのですが、5項目のうちの4項目、80%うまくいっているんです。この田舎アンケートをことしから上郡もアンケートに参加していただいているんです。どうもありがとうございます。  そういうので、実態がだいぶんわかってきた。そういうことで80%といろいろある項目の中では一番優秀です。だから、2時間以内で行けるんだと。書いてあることは書いてあるんですが、こういうことをもっと表に出してしていただいたらと思います。  さっきの続きですが、希望する就労形態、労働はどんなものを望んでいるか。これは標本数5,346人の中で、やはり企業に入りたいという方が、これもどんどんふえております。これは先ほど言ったように景気が回復してきているということが影響しているんだと思うのですが、同じような数字でいきますと、64.1%が66.2%になり、71.1%となってきております。  反対に農業のほうはどうかというと、18.6%、15.5%、14.2%、これは下がってきているんですね。だから町長が熱心に上郡町に農業ということで若い人に対する農業の施策は結構していただいております。ところが、やっていこうかという、定住・移住ということは結局、東京を中心にして考えてありますので、東京の若者が考えた場合に、農業はしんどいのじゃないかというところが出てきているのじゃないかと思うのです。  そういう点で、下がってきているところに農業は頑張っていただかないといけないのです。若者を農業にという考えはどうでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 就労条件の1つとしまして、所得が500万円ぐらいはとれないと難しいと高校の先生もおっしゃられています。今の自分の目標の中では、本林議員には目標が小さ過ぎると言われましたが、とりあえず500万円ぐらいを上げられる農業を上郡で何とか1つでも2つでも立ち上げていけば興味を持って来ていただける方が幾らかでもふえるのではないかと思っております。  それから、企業につきましては、上郡町は本当に優秀な企業もたくさんある中で、人手が本当に不足しております。姫路も空前の状態の雇用率で、正社員じゃないとなかなか雇えないということで、そういう条件で求める企業もふえてきておりますので、できるだけそういった情報をうまく発信して働くのは町外、住むのは住みやすい上郡という形をうまくつくれたらいいと思います。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) きょう、午前中に本林議員が、上郡は雇用する場合に、人が集まらないということを言っておられましたので、今のお話を伺うと、我々は住んでいて、近隣のところの仕事、それをしていこうということだと。それが理想の形といえばどうなるかと思いますが、一応理想として捉えさせていただきます。  それで、次の大体ずっと皆、同じ項目みたいなものですが、②シニア世代に関してはどうでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) シニア世代の方のほうが比較的若い世代に比べて上郡を評価しておるということにつきましては、現実に、移住者につきましてもシニア世代の方が多いことは多分事実だと感じております。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) それはどこに原因があると思われますか。シニア世代にこれだけ人気があるというのは。 ○議長(山本守一君) 町長。
    ○町長(遠山 寛君) ある程度の自覚できる財産を持っておられる方が多いのではないか。特徴的なのは、外から来られた方が高齢であるにもかかわらず、食堂をやられておられる方が町内に3件も4件もあるように聞いております。そういった意味でもある程度ゆとりのある世代が上郡に移住されてきているのではないかと感じております。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) さっき、住みたい田舎アンケートというのを出しておりますが、町長、この田舎暮らしの本は目を通されたことはありますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 大変申しわけありませんが、この前の質問でもあったと思うんだけど、まだ読んでおりません。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) これはさっきも言ったように、ことしからアンケートに応募していただいておりますので、どういうことがあるか、後からでもいいですから、必ず目を通していただきたいと思います。  この中に、シニア世代、50歳以上ですが、前年は4組7人だったんですね。ことしは5組11人、シニア世代だけふえております。これはどうしてかというと、細かいところがいろいろあるのですが、シニア世代に対するアンケートの項目が29項目あります。そのうちで24項目、上郡町は点数を入れているのです。実に82%ちょっとが満足されているのです。実に、お年寄りに向いた町なんです。  例えば、部分的に言いますと、交通はどこでも行ける。それから医療も赤穂が市民病院とかあります。中央病院とかがありますので、それはこの中に入っていないのですが、医療だけでも6項目のうち4項目なんです。66.7%、そうして、上郡町はアンケートでやると結構、いいところにいくのです。ところがいっていないのがあるんです。これは後から言いますが、お年寄りには非常に向いております。福祉の町でもあるせいかもしれませんが、ところが若者世代、10代、20代、30代の単身者、子育て世代、その辺になりますと若者世代はそのときの流れになりますが、昨年は1組は1人あったんです。それはことしはゼロです。  子育て世代について言えば、昨年度は6組で23人だったのが、今回は2組で7名、子育て世代で言えば、64項目のうちの32項目、半分ですね。それから若者世代だと34項目のうち11項目しかないわけで、32%ちょっとです。お年寄りは比較的上郡町というのは来やすいのですが、先ほども言われました。ところが若者とか子育て世代、これは波があるから一概には言えません。下がっているからどうしてだとか言えないのですが、さっきから言ったようないろいろな条件がありますので、ちょっと若者は町向きだという考えがあるのでこうなっているのかもわかりませんが、ずっとこの項目の中で大体上郡は66%、一番いいのはさっき言った交通の便がいいというので80%あります。  その次にいいのは、移住者に対する歓迎度とか、医療、それから災害のリスクは100%上郡は大丈夫です。地震もあまり大きなのはないし。それからこういうことを言うと東北の方に申しわけないですが、原子力のおそれもあまりないということもあったりして、災害リスクに対しては万全なんですが、一番ネックなのは、広報活動があまりできていない。来られた人との交流が少ないのです。広報で言えば、16.7%しかないのです。都市住民との交流ということになると22%ちょっとです。これは本当はいいんですが、知れ渡っていないということになりますね。  広報活動は前も聞いたり、12月でもお伺いしましたけれども、頑張っていただけるということですが、そういうところが非常に足りないのです。ここを頑張っていただかないと、ふえるものもふえない。ほかの条件がいくらよくても、それはマイナスになってしまうと思うのです。どうでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) そういった意味では、昨年、「まんぷく」で上郡町が取り上げられたことは非常にありがたいことだと感じております。できるだけ外に向けて発信していけるように努力はしていきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) ありがとうございます。言い忘れましたが、シニア世代、昨年の3月も仮にやっていたら、シニア世代は北海道に行ったら4位ぐらいになりますよと申し上げたと思っているのですが、近畿圏でシニア世代というのは82%ちょっとですが、ランキングで言うと9位に入っているのです。さっきの本の中に9位でちゃんと載っています。本当に頑張っていただいていると思います。  1つ提案ですが、若者がこちらに来やすいというのは、財政が豊かであればいろいろな補助をつけていけば来やすくなるかもわかりません。そういうところに補助はつけたいけどつけられないという状況ですので、若者が先ほども言われたように、若者に対する住居です。1つ提案というか意見ですが、低価格の公共住宅そのものは低所得者に対してあるのですが、その中でも独身者だけが入れるようなのはどうかと思うんですが、そういうところはどうでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 先ほども同じお答えをさせていただきましたが、そこは可能性があると感じておりまして、住宅のことにつきましては検討する余地があると考えております。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。これはあとの関係人口というところでも関係してくるので、関係人口のところでいきたいと思います。  それともう1つ、町からやってくる人というと、特に女性の方はペーパードライバーが結構多いらしいです。ところが田舎へ来ると、ペーパードライバーというのでは済みませんので、車の運転をしないといけません。これは大分県の臼杵市というところがペーパードライバーの方に対して、自動車で教習所、これは6,000円を2回、1万2,000円を上限として補助しておられるのです。そういうのもおもしろいなと思ったのですが、ちなみに臼杵市というところは、非常に人気のあるところで、相談に来られても、相談されるときの対応の人数が格段に多いんです。だから、上郡がそれと一緒にするということは難しいのですが、さっき言ったペーパードライバーの援助とか、こちらに来られるときの引っ越しの援助、これは前も聞きましたが、引っ越しの援助は難しいのじゃないかというので、女性に対する援助ということであまりないのですが、このペーパードライバーはいいんじゃないかと思うんですが、これはいかがでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 初めて今お聞きしまして、あまりそういった要求があるということを全く知りませんでした。要望が強いようであれば、検討してもいいかなと思いますが、現実に移住されるのにそれは条件ということはないのではないかと思います。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) そういう話があったときに、ぜひそういう項目も入れておかれて、出す、出さないはともかくとして、車の免許はどうなんですかというような項目をつくっていただいたらと思います。  次の人をつくり育てていくというところ、これは難しいと思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) ここにつきましては、教育長とも相談させていただきますが、現在、議員も御存じのように、上郡町の教育方針は夢をひらく教育ということになっております。この実現のためには、親御さんはもちろん先生、地域の人が一丸となって子どもとかかわることが重要じゃないかと考えております。特に、教育長が常々口に出されます我が町の子ども、そういうことを意識して就学前から教育学習の環境の充実を図っていきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) 確かに教育長がいつも我が町の子どもということで教育関係には頑張っていただいております。夢をひらく、一丸となって、これはすばらしいと思います。ただ、地域で子どもを育てようと思っても、なかなか地域も高齢化でお年寄りばかりで、外へ出るということも少ないぐらいの、そういう時代になっていますから、地域で育てる、変に怒ると、きのうも話に出ていましたが、虐待とか、そういういろんな問題がややこしい時代になっております。だから、それでも子どもを育てていこうと、そういう気持ちを持っていただいているということが大事なので、それは大事にしていただいて、これからもずっと続けていただきたいと思います。人づくりというのは難しくて踏み込むほど問題が深くなっていきますので、この点はこれで置いておきます。  次に、大きい2番、関係人口創出についてということをお伺いします。  町長、この関係人口というものを御存じですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 一応、町内に在住していなくても町外にゆかりのある人を関係住民というのじゃないかと理解はしております。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) これは正解というものはないと思うのです。僕は指摘を受けたのですが、実はいまだに関係人口というのは交流人口の中の流れの中にあるものだと解釈しています。交流人口というのは観光とか、スポーツ、買い物、そういうので来られたときの方を対象に交流人口と言っているのですが、そういう来られたときに、上郡に関心を持って、それから関与するというか、何かあると町に入り込んで、何かやっていこうというのが関係人口です。これは、「ソトコト」という雑誌が、これは田舎暮らしと同じような本ですが、そこの編集長の指出さんという方が言い出した言葉で、知らなかったのですが、それを指摘されてやってみると、今いろんなところが関係人口で、これから「ひょうごe県民」も同じような関係人口ということで、取り上げられているのです。行った町に心を寄せるというのと、それからかかわっていく。そういうものを合わせたのが1つの関係人口の姿だろうと思います。関係人口がどの辺に位置しているかということを聞こうと思ったのですが、そういう御返事なので、よく理解されているんだなと思います。  これはどうしてかというと、関係人口というのは非常に大事なので、その前に町長はふるさというのはどう思っておられますか。難しい。漠然過ぎて。僕は今思うのに、ふるさとは今のふるさとなんですが、ふるさとがなくなってしまうのじゃないかと思います。それはどうしてかというと、村がなくなるのではなくて、例えば、僕の子どもが外にいます。そうすると、いるから帰ってきますね。ところが孫になると、孫のふるさとは親のところになりますから、例えば、子どもが大阪なら大阪にいたら、孫のふるさとは大阪になってしまいますね。そうやってすると、都市のところだけがふるさとになっていくのじゃないかと心配しているんです。  最終的に言うと、例えば、東京圏、大阪とか長野、人口がふえているところ、そこしか日本でふるさとがなくなってくるのじゃないかと極端な考え方かもわかりませんが、そういう心配をしているのです。そういうので、関係人口というものは非常に大事じゃないかと思います。  それで自分の考えを押しつけるのはあれですが、「ひょうごe県民登録制度」に対しては、町長はどうお考えですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 「ひょうごe県民登録制度」というのは、県外在住の兵庫県出身者やゆかりがある人を「ひょうごe県民」として登録し、地域情報の発信や割引クーポン等の発行などの特典、電子マネータイプの「ひょうごe県民証」の交付に加え、カード会社が「ひょうごe県民証」利用額の0.1%を兵庫県に寄附するという制度だと聞いております。これは非常におもしろい試みではないかと感じております。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) 楽天エディカード、これは全国都道府県で兵庫県が初めての制度らしいですね。これは先ほどから言っているように、関係人口というのは非常に大事にした関係人口というところから考えが出てきたもので、県にゆかりのある人とか、関心を持った人たちを集めて、兵庫県民に住民票のない兵庫県民になっていただく。そういう趣旨からあるんですが、今度、4月から県内の方でも関心があれば、会員になることができる。それは家族であったり、親戚であったり、それから友達であったり、そういう人たちにPRするというので、会員になることができる。井戸知事も実はゆかりの地を足すので、この会員に登録されているらしいです。町長も登録したかといったら、皆さん登録されるといいと思うのですが、ゆかりの地というのは登録制度になっているみたいで、上郡町はゆかりの地に登録されているのかどうかということをお伺いしたいのですが、いかがですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 課長からわかるようだったら。 ○議長(山本守一君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) まだ運用を開始したばかりでして、私どもはその辺のゆかりの地としての登録がどういう形でとかというのは、まだ見たことがないので、申しわけございません。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) これの登録のあれはホームページに載っていて、ゆかりの地というところが上郡だったら上郡と書けるようになっているのですが、それはどうしてかというと、上郡町というものをそこに登録しておいたら、そこから上郡町がどんなイベントをやっていましたかというのが、出るようなシステムらしいです。だから、こういう話が仮に公になってきたら、すぐに登録していただきたいと思います。  それで、12月のときに、これと同じような感じで言ったつもりだったのですが、心の上郡町民、北海道の伊達市を例に挙げて言わせていただいたのですが、これも結果的に同じような感じです。上郡に関心のある方を仮に心の上郡町民、住民票はないのですが、上郡は非常におもしろいところだと、それで行ってみたいなと。それから何とかしてあげようと。そういうのでふるさと納税というのがありますね。そういうのを考えたらどうかというのを思うのですが、12月のときは町長はふるさと納税、いろいろイベントの紹介とか、年賀状を出したり、ちょうど、まんぷくだったので、NHKに取り上げてもらうというお話だったと思うのです。だから、そういうことじゃなくて、そんなのももろもろ入れて、上郡町民証、こんな小さなカードがあれば、そういうのを考えられたらどうかというのを再度提案したいと思うのですが、それに関してはどうでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) ここですぐにお答えするのは難しいと思うのですが、おもしろい制度だと思いますから、できるかどうかは一度検討させてください。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) できるかどうかわからないのに、こういうことはちょっと言うのはあれですが、例えば、この間、上郡高校の卒業式に出席させていただきました。226人の上郡高校生が巣立っていったわけですが、その上郡高校の地元の高校生よりも外から来ている高校生のほうが構成率からいうと大きいですね。そういう方たちが卒業してしまったら、もう全く上郡に関係なくなってしまうので、卒業式のときに、そういうカードみたいなのを、これは話がなっていないのにそういうことを言ったらあれですが、それを差し上げる、そうすると、そのカードを持ってきていただいたら、これはまだまだの段階ですが、商工会とか、そういうところとタイアップして、それとかピュアランドとかタイアップして、上郡に来られたときにそのカードを出してもらったら、ちょっと安くなりますよとか、そういうことも考えられてくるので、心の上郡町民カードみたいなのは、ぜひやっていただきたい。これは意見としたいと思います。  それで、ほかに、ふるさと納税の活用法というのを今のところ年賀状とか、イベントの紹介とかに終わっているのですが、これは寄附だけしてもらうのが一番なんですが、その後をずっとしていくのに、ほかに何かいい案というのは、考えられたことがありますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず最初に、先ほどの言葉の中で、高校を卒業したら終わりという発言がありましたけれども、今の高校生は町のいろんな行事に参加していただいておるので、昔と違って上郡に対する愛着は持っていただいておられるのじゃないかと感じております。ただ、ふるさと納税につきましては、できるだけ継続してリピーターになっていただくために、いろんな方策を考えていきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) 反論するわけじゃないですが、高校生がいろいろな形で町に協力してもらって、関係してもらっています。そのままで本当に終わらせてしまうのはまことにもったいない話なので、これが何歳になっても上郡のときにああいうのがあったという気持ちをどんどん強く膨らませて、そういうのが理想だと思うのです。  それで、時間も迫ってきたのですが、私としては、あす上郡中学校の卒業式があります。最後になるのですが、中学生が大きくなって、それから高校へ行ってというときに、卒業しても上郡が忘れられないという気持ちになっていただく。それに向かって町長はじめ我々は必死に努力しないといけないと思います。  そういうところでぜひ頑張っていただいて、しつこいようですが、一番最初に言いましたが、上郡を絶対守ってやるんだという気持ちを持っていただいて、口に出していただいて頑張っていただきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 教育長。 ○教育長(三木一司君) 冒頭言われました英語教育につきまして、昨日、田渕議員からALTの配置についての質問の中で、私から31年度、兵庫県の教育委員会のほうも英語教育に随分力を入れていまして、新しい事業として英語教育改善プラン推進事業を県内で6校、にしはりまで1校、この事業を県と一緒に進めるべく今、調整中だということをお話しさせていただきました。できるように一生懸命頑張ります。以上です。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) 終わります。 ○議長(山本守一君) 通告7番、議席6番、山田 正君の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。再開は午後2時10分。     (13時54分)               休           憩 ○議長(山本守一君) 再開いたします。           (14時10分)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  通告8番、議席3番、木村公男君に許可いたします。  木村公男君。 ○3番(木村公男君) 皆さん、改めましてこんにちは。3番議員の木村公男でございます。議長の許可がございましたので、通告書に基づき一般質問を行います。  常々言っていることではございますが、空気がきれい、水がきれい、景色がきれい、そんな上郡が私は好きです。美しく恵まれた自然と伝統の中に生きる私たちは上郡町民としての誇りと自覚を持ち、皆で心を合わせ、より明るく住みよい豊かなまちづくりを目指した、上郡町民憲章に基づき、豊かな自然に恵まれ、元気で人情味あふれる安全安心な住みよい町を実現するために、第5次総合計画によるまちづくりが進んでおります。  新年度は5月から元号が変わり、新しい時代の幕あけとなり、また、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」も5年目となる節目の年になります。そこで、本日は平成31年度施政方針についてお伺いいたします。  1つ、町の状況としまして、2ページにあります第5次総合計画に基づく基本施策を展開しつつ、地域課題の解決を基本視点とした「まち・ひと・しごと創生総合戦略」による人口減少対策の取り組みを推し進めていますとありますが、地域課題の解決、人口減少対策の取り組みに対する展開していることや、取り組み、今後の対策についてお伺いしたい。  2つ目、同じく2ページの下段ではございますが、広域通勤が可能な本町の利点を生かした移住、定住施策の推進、また特産品の開発や発掘、農商工の好循環と雇用の拡大、あわせて自主財源の確保に向け、ふるさと納税制度など積極的に活用していきたいと考えます。とありますが、現状と取り組み、そしてまた今後の展開について伺いたい。  3番、5ページの安全安心な社会の形成のところでございます。自主防災組織の活動支援や防災リーダーの育成支援を行い、とありますが、今後の施策と取り組み、展開について伺いたい。  4番、9ページです。福祉の充実、下のほうではございますが、地域包括ケアシステムの構築に向けた協議体運営において、小学校区単位での地域課題に応じて必要なサービスの創出を図っていきますとありますが、地域課題とは何か。今後の取り組みと展開、施策について伺いたい。  5つ目、11ページ、確かな学力の育成に向けて、全小学校において放課後に地域人材を活用した補充学習に取り組むとともに、学校・園への多面的な支援を行うため、スクールソーシャルワーカーや地域学校協働本部の活動を活性化しますとありますが、人材の確保や今後の施策を伺いたい。  6つ目、13ページ、工業団地内の未操業地の企業誘致に努めとありますが、現状と課題、今後の施策を伺いたい。  最後、7つ目、15ページ、中段ではございますが、移住定住のきっかけづくりを目的とするハイツカメリアの空き室を活用した、移住体験住宅の提供、定住相談員や移住者の会、UIネット上郡による情報発信と移住サポートなどを継続しながら、移住定住の促進に努めますとあるが、現状と今後の施策展開を伺いたい。  以上、質問は終わりますが、この後の再質問については指定された場所で行います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 最初の問題ですが、地域課題の解決を基本とした、まち・ひと・仕事創生総合戦略による人口減少対策の取り組みにつきましては、人口減少の抑制は地域が抱える課題の解決が重要であることから、本町の総合戦略はその課題の解決を基本とする取り組み内容を掲げておりまして、その取り組みと展開については御承知のとおりでございます。  なお、人口減少対策において新年度から農業体験、空き家見学ツアー事業、空き家管理サービス支援事業、首都圏からの移住定住等支援事業などの新規事業を予定しております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) この問題につきましては、昨日、梅田議員、また先ほど本林議員、それと人口減の対策については、先ほど山田議員からもいろんな議員が聞いておられますので、その中で、農業対策についてそういう体験を言われたのですが、それについてもう少しわかる範囲で教えていただきたいです。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 今、お聞きしているのは、大枝のベビーリーフの農家、与井でやっておられるイチゴとトマト、そこの2つをツアーに組み込んでやる予定と聞いております。詳しくは担当課長から説明させていただきます。 ○議長(山本守一君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 今お聞きになられたのは農業体験と空き家見学ツアーのことを聞かれたんだと思いますが、それでよろしいでしょうか。これにつきましては、従来農業体験、空き家見学ツアーというのは別々で実施していたのですが、上郡町への移住を期待する1つの要因としてはそういったスローライフ的な要素による移住ということが考えられるということで、それには空き家への誘導ということも踏まえまして、これをセットにしたツアーを実施してみようじゃないかということで、これについては、参加費用をとりまして、実施する関係で事業費は計上はございませんが、そういったところで空き家の活用による発生抑制と農業体験による農地の活用ということを考えた上での事業ということと御理解いただければと思います。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 以前から空き家見学は人気があって、何回かされて、それによって参加者がするたびにふえていたようなことも聞きました。それを利用して、今度は農業体験も含めてということなので、これは上郡町はいいことだと思います。ただ、空き家だけを見てもらうのではなくて、農業体験をすることで土とか、そういうものと触れていただく。空気、水にも触れていただく。本当に豊かな自然を満喫していただく中で、ここだったら住みやすいなということにつながれば、本当に願ったりかなったりで、以前からそういうことをすればいいと思っていたので、いいことだと思います。  後でカメリアのこともお伺いしたいなと思っていたのですが、そこでもそういう土とか、空気というものに触れていただきたいということも考えていたので、それはいいことだと思います。  それに伴います、総合政策の分に総合計画の中の戦略の分で5年目になるわけですが、5年目に対して、今まで進捗状況についてもお伺いしたいと思うのです。これに対しても人口減のこともありました。人口も総合戦略の施策について数値目標を定めて、毎年検証を行うという形で出されていた分を僕も見させていただいたのですが、人口についてはこの間、神戸新聞に出ていましたが、1万4,336名、上郡の広報とは違うのですが、広報では2月号に1万5,011名と出ていたのですが、この戦略の分には32年に1万4,900人程度の人口を確保するということも出ています。  それから、基本目標として安定した雇用で暮らしを支える。そういう目標数値とか、若い世代の結婚、子育てに関する希望を実現する、それに対する数値も出ております。それから、移住、定住に関する希望を実現する、こういうのも出ておりましたが、こういう数値目標に対して、進捗状況はどうなっているのか。わかる範囲で結構です。 ○議長(山本守一君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) ここではその数値を持ち合わせておりませんが、来年が5年目ということで、一応今の総合戦略の期間が来年度で終了ということで、来年32年度からの次期総合計画に向けては、また国の方針が6月ごろに示されるということが言われておりますので、それらを踏まえて次期総合戦略を策定していくということにしていますので、その段階では当然、今の総合戦略の検証という部分では、そういった数字を出していきたいと思うのですが、広報には御容赦いただきたいと思います。
    ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) ぜひとも目標に近づいていることを願ってはいるのですが、それ以上に方向性が出れば、なおいいと思います。そういう空き家見学にしても、農業体験をプラスしたり、いろいろなことを施策として考えておられるわけですが、今後、それ以外のところで人口減対策の取り組みについて少し発展しているようなことがあればお教え願いたいです。 ○議長(山本守一君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 先ほど町長が答弁されましたけれども、新年度から新たに先ほど申し上げました農業体験や空き家見学ツアー事業に加えまして、首都圏からの移住定住に関しまして、移住支援事業を予定し、また空き家の管理サービス支援事業ということで、2年前から鞍居地区が空き家活用によるまちづくりということで、モデル事業に取り組みまして、それを実際に31年から管理サービスをすることによって、地域の活動推進、それと空き家を活用した管理するということはそこに住んでいただくということも管理に含まれますので、単なる空き家の管理だけではなくて、そういったことで交流人口をふやすことによって、それを移住定住につなげていければということで、新年度の展開としては考えていますので、少しずつ対策を講じていきたいと思っております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 鞍居地区で、そういうモデルができているということは本当に喜ばしいし、また私の聞くところでは船坂でもお店を開かれて、古民家を使って食堂をされているということも聞きます。だから、ある面、そういう空き家をうまく利用されて、こちらのほうに上郡に住んでいただく。その方は住んでいらっしゃるのか、そこまでは聞いていないのですが、少しずつそういうところを利用される方が、活用される方がふえているということは本当に喜ばしいことだと思いますので、今後、そういうことでも事例があれば、またどこかでPRして新たな活動の中に、そういう展開をされているところがあれば、PRしていくのも1つの方法ではないかと思いますので、その辺も考えてみてください。  それでは、2番の問題をよろしくお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 先ほどとかぶることも多いのですが、農業体験、空き家見学ツアーの事業、空き家管理サービス支援事業、首都圏からの移住等支援事業、お試し暮らし住宅提供事業、3世代同居支援事業、中古住宅取得費補助事業、定住応援支援事業、新築住宅取得に係る固定資産税の課税免除などの施策が展開中だと思います。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 先ほど言われた中で、3世代住宅の分は本年度にされた部分だと思うのですが、これの成果がもしわかればお教え願いたいです。 ○議長(山本守一君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 30年度から運用開始しまして、30年度は1件活用事案がございます。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) ありがとうございます。そういう形で少しでも広がっている部分があるということは本当にいいことで、それは今言われました移住定住施策の分に関しましては、それでわかりました。特産品の開発や発掘については何かありますか。 ○議長(山本守一君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) 特産品につきましては、商工会特産品検討委員会によりまして、平成29年度からジャンボ落花生を特に新たな特産品として試験栽培を行い、販売なども行っております。平成30年度では、6人の方が栽培を行い、収穫と記録を行いまして、栽培の安定化を目指して試験栽培が行われました。  平田調理師専門学校の協力によりまして、上郡産のジャンボ落花生を使った試食会を行っていろいろなメニューについて試食をして、その落花生の活用方法なども検証しております。平成31年度では、今年度収穫の状況や感想の方法を検証した上で、継続して試験販売等を行うという状況でございます。加えて、平成30年度には上郡町のほうで特産品検討委員会を立ち上げておりまして、今回において特産品の各関係者のかかわり方や新たな特産品の発掘方法などについても検討を行いたいということで、平成31年度も引き続き行いたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) ジャンボ落花生のほうがどう進んでいるのかなと気にはなっていたんです。そうしたら試作品はできて、今度は本格的にやっていけるという形になるんですね。 ○議長(山本守一君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) 改めて試験栽培のほうも引き続きするということで、安定的につくるための試験栽培ということを引き続きされていくことになります。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) それと、ひょうご安心ブランドという認証をつけて、それをふやしていくということも以前も言われていたと思うのですが、それについては何か1つ、2つふえた部分はありますか。 ○議長(山本守一君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) ちょっと記憶は曖昧ですが、ふえていないように思っております。資料として持っていませんので、申しわけございません。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) モロどんとか、その辺ができたときに、そういうところをつくっていくような。それとか、お米についてもブランド米、きょうも町長の答弁の中に、上郡のお米をブランド化したいと意見もありましたので、ぜひともそういうところもできるだけブランドを確立して、その中で、そういうひょうご安心ブランド認証された作物が上郡から出ていけばいいのではないかと思います。特産品のPRについて、こういうところに力を入れているということはありますか。 ○議長(山本守一君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) 特産品のPRにつきましては、各イベントにおきまして、観光協会、観光案内所を中心にイベントの中で特産品をいろいろ販売していくということでPRは各イベントに出ていってしていくといっている状況でございます。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) この間も、まんぷく展のところに寄せていただいたときに、あの中でラーメンを食べたりさせていただいたのですが、なかなか中に入っていかないとわからないという部分もあるので、できるだけPRはされているのですが、もう少しわかるようなPRの方法も考えてもいいのではないかと思ったりします。  それと、できる限り、町内はもちろんのこと、町外にも出していただければと思います。僕もそれを見たのは赤穂民報でも見たりしましたので、町外からもそういう形で来られている方もいるのだなと思ったのですが、せっかく特産品ができても、お米の販路のこともあったのですが、販路をできるだけ確保してPRにも努めていただいて、その特産品をさらに広げていただくようなことを考えていただきたいと思います。  それから、農商工の好循環と雇用の拡大というのがあったんですが、先ほど町長が言われた中にもそういうことも含まれていたのですが、これはどういう形のお考えですか。好循環ということは。 ○議長(山本守一君) 産業振興課長。 ○産業振興課長(河本 洋君) 農業後継者のマッチングとかいう形で事業を進めておりまして、今年度におきましても細野地区のブドウにつきまして、後継者が見つかりまして、新たな方が1名新規就農されており、移住もされております。この方につきましては、ワイナリーなどの法人化に向けても検討されるということもございますし、8月の神戸での就農相談会においても話を進めていた1人の方が鞍居地区で新規就農が決まりまして、果樹の栽培を進めておるということで、新たな町内への移住も決まったという実績もございますので、このような事業については引き続き実施していきたいと考えておりますし、商業につきましては、創業支援ということで委託事業になりますが、商工会に委託を行いまして、創業支援ということをさせていただいております。創業塾を行いまして、創業セミナー等を実施していただき、平成28年度から29年度で行政書士、民泊業、化粧品の販売やパン屋という形で新たな創業者が出てきております。  それから、30年度につきましては、新たに1人が飲食店の開業も考えておるという成果が出ておりますので、企業誘致という大きな形にはならないのですが、商工業を維持していく、持続するという形でこのような事業は継続していきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) たくさんのことが進んでいるのだなと、喜ばしく思ったのですが、特に細野のブドウもあそこは心配していたのです。私の知っている方が入り口でおばあさんがようしないということで、頼まれてやっているんだということを聞いていたのですが、それ以降、そういう形でマッチングができてというのが聞こえて、本当にうれしく思います。  そういうことがあって、移住にも定住にもつながっていくということは本当にうれしいし、喜ばしいことだと思います。特に、農業体験も含めてですが、上郡町でできた作物は地産地消、この分に関しても、この間、えんしんネットでうちの町の農家さんの食育の番組が流れていたのを見たり、食育だよりも見せていただいて、本当に学校の食事、給食にも上郡町のものがたくさん使われているのだというのがわかりまして、本当にそれによって子どもたち、学校と地域ともつながりができている、それも上郡のいいPRではないかと思います。  本当に、おじいさん、おばあさんが一生懸命つくられたのをありがたく子どもたちがいただいている。それも残さないできれいに食べている状況がよくわかるようになりました。本当にそういうところもこれからPRしていただくのもいいことではないかと思います。食育を地産地消でやっているというのは本当にいいことだと思いますので、これからも続けてほしいし、雇用の拡大もどんどん広げていっていただきたいと思います。  ふるさと納税制度については、本当に本林議員が言われたときに、町長の意気込みも聞かせていただいたので、これについてはそれでよろしいです。  3番をお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 自主防災組織の活動支援につきましては、今後も引き続き防災訓練の実施など、組織の活性化に向けた取り組みを支援してまいります。また、取り組みの展開といたしましては、地区防災計画の策定など赤松地区の取り組み事例をモデルとして他の地区でも取り組めるように支援してまいりたいと思います。防災リーダーの育成支援につきましては、リーダー研修会の開催や活動用の資機材の購入などにより、活動支援を行うとともに、取り組みの展開といたしましては、新たにリーダーを志す方に対して、3万円を上限に講習会参加のための旅費や資料代を補助したり、設立準備が進んでいるリーダーの会についても活動補助金等で支援していきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 大変いいことを聞かせていただきました。これは大変力が入るのではないかと思います。赤松地区の取り組み、白旗城まつりのときに見させていただいて、たくさんの地元の方が来られていたのは本当に喜ばしく思ったのですが、それを見たときに、こういうモデルのものができればいいなと。ほかの地域も参考にすれば、自治会の活性化、まちづくりがちゃんとできるのではないかと思ったのです。  その中で、今回、リーダーの育成、防災についての補助、援助というのが考えていただけているということは本当にこれからの上郡町、安全安心な社会をつくっていける、本当にうれしいと思います。  あと学校とか園所とかというところでもできるだけ防災訓練というのにも取り組んでいただいたり、私はもっともっとしなければならないのでしょうが、AEDの使い方がもう少し誰でもできるように。いくら機械がしゃべってはくれるんですが、なれていないと使いにくいというところがあったりするので、そういうのも一般の方でもできるような講習会なり、そういうのもやっていただければと思っています。  出前講習みたいなやつで防災のことももっともっと広めていっていただければと思いますので、その辺の学校とか園所では防災訓練というのはどれぐらいの感じでやられているのですか。 ○議長(山本守一君) 教育推進課長。 ○教育推進課長(前川武彦君) 年間の回数は把握していないのですが、学校で計画を立てて防災、避難訓練等は行っていると認識しております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) できるだけ回数をこなしておかないと、いざというときになかなか動けない。わかっていても体が動かない、若い子なら、児童とかその辺はすっと動けるのかもわからないですが、できるだけそういう体験、時間をつくっていただけたらと考えますので、また、考えておいてほしいと思います。  地域の取り組みとして、防災について、防災訓練、この前は上郡地区がやったのですが、それはまた順繰りに回っていくような予定はお聞かせ願えたらと思います。 ○議長(山本守一君) 住民課長。 ○住民課長(塚本卓宏君) 町と各地区との合同防災訓練につきましては、毎年1地区ずつ順番に実施することにしておりますので、31年度につきましても、山野里地区になろうかと思いますが、計画させていただきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 上郡地区のときはドローンを使ってドローンも見せていただきましたし、防災ヘリもいい経験というか、いいものを見せていただいたと思います。そこで防災リーダーの方がいろいろな活動もされていました。そういう活動も地域に広げていっていただければということも出前の中に入ってくるのかなと一部考えたりしたのですが、できるだけそういう意味で安全安心なまちづくりに力を入れていただきたいと思います。  その次、4番。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 地域課題等は協議会におきまして、地域ごとでの意見交換及び各地域に出向いて、ふれあいサロン等において生活支援コーディネーターによる意見交換を行った結果ですが、全ての地区におきまして外出支援、当然買い物支援も含めてでございますが、重要な課題となっています。今後、店舗が実施している買い物支援事業や地域交通機関等の各関係機関、地域住民や地域団体等の連携を図りながら、外出支援対策について具体的な取り組みについて協議を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) それが各小学校区単位で地域の課題に応じてという内容になるわけですね。ここにある協議体運営というのがあったのですが、ここの協議体運営の内容が僕もわかりにくかったので、この部分を教えていただきたいのですが。 ○議長(山本守一君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) まず最初に、協議体が少しわかりにくいと思いますが、正式には、上郡町生活支援介護予防サービス体制整備推進協議体ということになっております。以下、協議体ということで説明をさせていただきたいと思います。  協議体の実施状況でございますが、平成29年度に立ち上げまして、平成29年度におきましては、協議体の研修会ということで、100名ほどの参加によりまして、研修会を開催しております。平成30年度に入りまして、協議体を設置いたしまして、30年度中に4回の協議会を実施しております。  第1回目につきましては、協議体の趣旨でありますとか、今後の取り組み状況について協議をいたしております。  第2回目につきましては、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりということで、講演を受けて、その後、グループワークによりまして、皆がつながると何ができるかということで協議をいたしております。  第3回目につきましては、災害が起こるまでということで、最近の災害事例に学ぶ災害対策について講演を受けました後、ワークショップで防災ゲーム、クロスロードで学ぶ避難所ということを開催いたしております。  第4回目につきましては、上郡町の地域公共交通について、企画政策課から講演をいただいたり、コープこうべの買い物支援事業についてコープこうべより講演をいただきました。その後、各地区に分かれまして、上郡町の外出支援、買い物支援についてですが、どういう課題があるか等について協議をいたしたところでございます。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) そうしたら今からそういうおのおのが活動が広がっていくという形ですか。 ○議長(山本守一君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 先ほども町長が申しましたように、30年度の会議におきまして、課題といたしましては外出支援、買い物支援も含めてでございますが、課題について、今後31年度より具体的にどういう取り組みができるかについて進めていこうということでございます。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) これについては、人材確保、それも人もたくさん要るのではないですか。 ○議長(山本守一君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(松本賢一君) 状況に応じまして、今は34名の委員で構成しておりますが、関係者を集めながら部会等も設置する必要も出てこようかと思っておりますので、すそ野を広げながらできるところから実施に向けて協議を進めていきたいと思っております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) これから大切なシステムだと思うので、いい方向に進むように広げていってほしいと思います。わかりました。  次は5番、お願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 各小学校で放課後に実施している学習習慣定着のための補充学習につきましては、地域人材の協力を得ながら頑張りタイムとして実施しております。地域人材として協力していただいているのは、児童への学習支援が主な内容となることから、元教員の方や教員免許をお持ちの方にお願いしております。また、地域学校協働本部の活性化の中で地域人材の活用という点で申し上げますと、学校サポートネットを活用して、ボランティア登録をされている方に学校からの要望に応える形でボランティア派遣のコーディネートを行っている事業が挙げられます。  人材確保につきましては、できるだけ継続して協力していただけるようお願いしておりますが、これまで協力していただいた団体が解散するのを苦労している面もございます。今後も引き続き人材確保に努めて努力してまいりたいと思います。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 頑張りタイム、これは各地区でも各学校でもいい取り組みということを聞きます。親御さんからも何人かの方からもそうしてちゃんと見ていただいているのだと喜んでおられる方もいらっしゃいます。  また、地域人材の活用なんですが、サポートネットを通じてボランティアという形を聞いたのですが、これに関しまして、支援について町長が言われた解散したとか、解散した団体があるというのも聞いたのですが、以前、山野里小学校のおやじの会、私らは何でも体験隊をやっていて、それで若いお父さんが学校の支援をしないといけない、学校のことを何かするんだということで、同じように活動していた方がおやじの会という形で学校に支援をする形をとられました。  また、女性の方では、なでしこの会という形でされましたが、そのことだと思うのですが、本当に一生懸命いろんなことに取り組まれたり、運動会でも綱引きにおやじの会だけで出たりとか、いろんなかかわりをつくられたグループだったんですが、そこがなくなったのかな。それは寂しいなと思います。本当にいい団体、グループだったと思いますが、今後、そういうのを支援してつくるという方向性はございますか。 ○議長(山本守一君) 教育推進課長。 ○教育推進課長(前川武彦君) 基本的にサポートネットは個人の登録になっています。ただ、こちらのほうは学校で無償のボランティアで登録していただいた方と学校のニーズをこちらのネットワークでマッチングしてコーディネートしていくという事業ですが、個人の方で登録は基本的にはしていただいているのですが、そういったときにさきのネットワークとしてそういった団体も活用させていただいているという経緯がございます。  委員もおっしゃられましたように、過去にPTAとかの経験者を中心としたネットワークもあったのですが、年がたつとそういうものがだんだん難しくなっていくということもありますので、例えば、ボランティア研修会等を通じて、今、特にサポートネットでは幼稚園の託児とかも需要がありまして、そちらのほうの子育てに関してのボランティア研修会等を開いて、昨年ではそういった研修会を通じて登録していただいた方もございます。  これは引き続きの事業になりますので、来年度も引き続きそのあたりについて取り組んでいきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 託児のことを言われたのですが、託児は本当に需要がたくさんあるみたいで、人が足らないときもあるということを聞くんです。小さい子を預かるというのは大変なことだと思うのですが、一生懸命頑張っていただいているので、そのところにはいろんな形で支援協力をしていただけたらと思ったりします。  それと、先ほど言われていた個人で登録されているというのはよくミシンの使い方とか、裁縫とか、そういう場で登録されている方が多いと聞く、そちらですか。 ○議長(山本守一君) 教育推進課長。 ○教育推進課長(前川武彦君) 議員がおっしゃられましたように、学校現場で需要が多いのが、家庭科の時間などで裁縫、特にミシンを使う場合に、先生1人ですので、ミシンがトラブルになったときに、そこにかかってしまうと、ほかの子どものところまで目が届かないというのがございますので、そこはたくさん来ていただいたほうが本当に現場としては助かるということでございますので、そのあたりについては大変需要が多く、学校現場でも助かっているということでございます。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) わかりました。先ほど町長も言われた人材の確保が難しいところがあると言われたのですが、できるだけ地域と学校をつなぐような形で協力を要請していただければ。子どもたちというのは地域の宝なので、その子たちを見ていただくということを全面に出して協力をお願いするようなことを考えていただければと思います。
     それでは、6番、お願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 町内に所在する工場等用地としましては、山野里工業団地の未操業地を含め、播磨科学公園都市内の産業用地があります。ここにつきましては、企業庁とも協力しながら、できるだけ来ていただけるように努力していきたいと思っております。  また、一昨年には、山野里工業団地内の未操業地2区画につきまして、創業希望者と地権者との調整や手続等に関する行政がお手伝いすることによって、創業に至りました。2社創業に至っております。引き続き、工場等誘致の候補地としまして、県当局との応援も得ながら進出検討企業等への情報提供や発信に努めて、雇用機会の創出を図っていきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 今後とも極力誘致をしていただくようにお願いしていただいて、町外へ企業移転ということだけはできるだけ、ぜひとも抑制をしていただくような形で、先ほど言われたように、2件がこちらで操業されたということですが、広い土地がまだまだ工業団地のほうもありますので、そこを誘致するような形でいろいろと活動はしていただいていると思うのですが、なお一層力を入れてそういう形で動いていただければと思います。  その分に関しては、本当にお願いするしかないと思うので、言われたように、各市町と広域連携をとりながら、PRもし、誘致に力を入れていただきたいと思います。  それでは7番。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) ハイツカメリアの特別公共賃貸住宅の空き家10室のうち6室を移住体験住宅として現在活用しております。29年度から移住を検討する者に提供させていただいております。うち1室を短期住宅、2カ月未満、5室を長期住宅、1年未満として提供させていただいております。町内での生活体験居住を契機に移住定住につながることを期待しております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) そこに入っておられる方の状況を聞かれたことはおありですか。今入っておられる方の利用の状況ですが。 ○議長(山本守一君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) 29年度から運用を開始しまして、29年度3件の利用で、延べ7名が移住体験住宅を利用されました。30年度では、これまで7件、延べ11名が利用されています。利用後に2件が町内移住につながったということで、一定の成果は得られているのかなと思っております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 駅から近いということもあって、本当に通勤圏の方もいらっしゃるでしょうし、それから移住につながったということは本当に喜ばしいことですが、体験入居ということで入っておられるのですが、できるだけ普通に古民家を利用したような形の、今度は農業体験もできるということの施策もあるようなので、ああいうところに入っていても、こういう畑がつくれるとか、水や土や空気に触れていただくような体験をしていただいて、1人でも上郡に定住していただく方をふやしていただけたらと思います。  それとか、せっかくそこに入っておられるときに地域の行事とか、そういうのもどんどん参加していただいて、上郡町のイベントにも参加していただいて、上郡町のいいところをどんどん知っていただいて、移住につながればいいと思いますので、今後ともそういう形で進めていただければと思います。  特に、1件でも成果が出ているということなので、今後とも続けていただけばと思います。  いろいろと言いましたが、これで私の質問は終わらせていただきます。 ○議長(山本守一君) 通告8番、議席3番、木村公男君の一般質問は終わりました。  以上で、通告に基づく一般質問は終わりました。これをもって一般質問を終結いたします。  本日はこれをもって散会といたします。  再開は、3月11日月曜日、午前10時であります。  御苦労さまでした。                    (15時00分)               散           会...