上郡町議会 > 2018-03-19 >
平成30年第1回定例会(第5日 3月19日)

ツイート シェア
  1. 上郡町議会 2018-03-19
    平成30年第1回定例会(第5日 3月19日)


    取得元: 上郡町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    平成30年第1回定例会(第5日 3月19日)              上郡町議会会議録  (第5日)  平成30年3月19日午前10時より上郡町議会会議場において平成30年第1回上郡町議会定例会を再開した。   1.開会日時  平成30年3月19日  10時00分 2.出席議員は次のとおりである。       1番  松本じゅんいち      2番  本 林 宗 興       3番  木 村 公 男      4番  立 花 照 弘       5番  松 本 洋 一      6番  山 田   正       7番  田 渕 千 洋      8番  梅 田 修 作       9番  井 口まさのり     10番  山 本 守 一 3.欠席議員は次のとおりである。       な  し 4.本議会に出席した議会職員は次のとおりである。    議会事務局長     前 田 一 弘 5.地方自治法第121条の規定により、議長より会議事件説明のため出席を求められた者は次のとおりである。    町長         遠 山   寛     副町長     樫 村 孝 一    教育長        三 木 一 司     会計管理者   津 村 香代子    理事兼企画政策課長  宮 下 弘 毅     財政管理室長  前 川 武 彦
       総務課長       田 渕 幸 夫     税務課長    前 川 俊 也    危機管理監兼住民課長 塚 本 卓 宏     健康福祉課長  国 重 弘 和    国保介護支援室長   山 本 美穂子     産業振興課長  種 継   武    技監兼建設課長    茶 野 敏 彦     上下水道課長  河 本   洋    教育総務課長     深 澤 寿 信     教育推進課長  松 本 賢 一    総務課副課長     深 澤 寿 彦 6.会議事件は次のとおりである。 (1)施政方針に対する質問 7.会議の大要は次のとおりである。 ○議長(山本守一君) 皆様、おはようございます。  ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しておりますので、これより定例会を再開いたします。  地方自治法第121条の規定により、町長をはじめ各関係課長の出席を求めております。  これより、本日の会議を開きます。  直ちに日程に入ります。  日程第50、町長の施政方針に対する質問を行います。  質問者から申し出を受理しておりますので、議席順に質問を許可いたします。質問は自席からお願いいたします。なお、質問箇所のページ番号をお示しください。また、なるべく重複質問は避けていただき、円滑な議会運営に御協力をお願いいたします。  議席1番、松本じゅんいち君に許可します。  松本じゅんいち君。 ○1番(松本じゅんいち君) 1番、松本じゅんいちです。御指名がありましたので、議員になりまして初めての質問をさせていただくことになります。先週、町長が施政方針演説をされたのを読ませていただいて、感じたことをお話しさせていただいて、感じた観点に基づいて質問を進めていきたいと思っています。  まず最初に、施政方針演説を読ませていただいて、非常に失礼な、辛辣な受け取り方をするかもしれませんが、毎年同じようなことを並べているのではないかという印象を持ったということと、やはりほかの市町村と同じような項目の取り合いになっているのではないかという感覚を持ちました。そういうことから、私は上郡町の方針としては、特に特徴があるといった未来に向けた姿勢が必要ではないかと感じております。  例えば、まず1番目として、一番大事なことはとにかく上郡町が平和であるということではないかと思います。平和というのは戦争とか、そういう武力のことではなしに、例えば、家族でいうと、お父さん、お母さん、子ども、おじいさん、おばあさんがいます。そういう家庭でいろいろな性格の方、若い人、力のある人ない人、それでもお互いに心を許し合いながら生活をしていくという平和が一番大事だと思います。上郡町においても、平和をいかに大事にするかが一番ではないかというのが1つの観点です。  2つ目は、たくさんのことを方針として出していただいています。ダブっているところも結構あります。その中で、たくさん書いていただいて、やらなければならないのでしょうけれども、どちらかというと将来に向けた夢をどうつくっていくかということがきちっと伝わってきにくいと感じるのです。そういう夢をどう実現させていくのかといった観点の質問をさせていただきたい。  それと、人口が減少している、少子高齢化の時代が急速に進んでいくのに対して、特にこれをしなければならないということについても、3つの観点で質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、1ページ目の真ん中ぐらいに、第5次総合計画ということで、その中に上郡町民憲章というのがあります。それには、「一人一人を大切に善意と愛情に」とか、「相手の立場を重んじ、礼儀を正し、住みよい」、「自然を愛し、より美しい環境づくり」という第5次総合計画があります。1ページの下から3行目にも、「豊かな自然に恵まれ、元気で人情味あふれる安全安心な住みよい町」、「誰でもが住んでよかった」とあるのですが、一番最初に言いましたように、出発は「平和なこと」が一番ではないか。そういう中で、上郡町で問題になっているのは産業廃棄物のことですが、そういう形が町民にとっては非常に危惧しているところです。そういう観点を含めて、今言われた5次総合計画、「豊かな自然」など、ここら辺をどう受けとめて町長は、この施政方針演説をきちっと実施して町民にはね返していこうとされているのかお聞きします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、最初の質問にありました行政の継続性についてお答えさせていただきます。行政はなかなか単年度で終わる事業は少ないと感じておりまして、継続して事業を進めていくことが肝要だと思っております。  そして、豊かな自然に恵まれとうたっておりますように、この自然を子孫に残していくことも我々の大きな務めだと感じております。そういった中で、安全安心を守る文言も入れさせていただいておりますが、産業廃棄物の問題につきましては、そういった観点から言えば好ましくない施設だと考えております。積極的に誘致を進めるのではなくて、反対されている方の意見も合理的な意見は取り入れていきながら、我々は行政としてきちんとした対応をとっていければと考えております。  人口減少という問題は、議員がおっしゃられたように、近隣全ての市長は同じことを考えて、同じような施策をとっています。その中で、上郡として何の優位性がとれるかということを考えておりまして、上郡にとりましては、今の財政状況からいうと大きな予算がつく事業はしにくいということで、教育の質を高めることが近隣に比べて上郡町の良さを訴えられることではないかと考えて、特に子育て世代につきましては、そこを重点的に強化していければと考えております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 次に、2ページですが、下から3行目の豊かな自然ということに関連しまして、広報かみごおりの3月号に、23ページに上郡移住体験記ということで、播磨自然高原に移住された人のコメントが載っています。この人は美しいときを見せてもらうとか、上郡に移住してよかったと言っているのですが、この斜め下に、産業廃棄物の処分場ができるわけです。このあたりのことと自然を愛する、豊かな自然を求めて移住して人間が入ってくる。この絡みについて、町長は移住された方々の気持ちをどこまで解釈されているのでしょうか。真下にそういう産廃場ができるという景色を見て。 ○議長(山本守一君) 松本議員、それは一般質問でおやりになられた質問をここで繰り返されるべきではないと思います。あくまでも30年度の町長の施政方針に対する質問に限ってください。 ○1番(松本じゅんいち君) わかりました。そしたら、3ページ、上から7行、男女の出会い機会の提供ということです。これも非常に大事なことであって、失礼ですが、未婚の方が結構多いです。そういう人たちを結びつけて移住してもらって、子どもをつくっていただくという考え方だと思うのですが、そのあたりの今までの例と成果についてお聞きしたいということと、どういうことをされようとしているのかをお聞きします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、プロマスクラブ清流会というのがありまして、当時、御婦人方が婚活ということで仲人業をされていた時代があります。そういった時代を踏まえた上で、次に、現在やっておるのは商工会にお願いしまして、事業を継続してやっていただいております。毎年、いろいろな計画でやっておられる中で、5組、6組、カップルは誕生するのですが、ここ3年では結婚まで至ったという事例はないように聞いております。ただ、県もこの事業を進めておりまして、県とも一緒になって、県民局が中心になってやった婚活イベントにも我々は参加させていただいたりしております。いろいろな機会を通じて訴えていくことが重要ではないかと思っております。同窓会の支援につきましても、地元の方が結婚されるのに1つでも役に立つ事業ではないかと考えております。本当に、たくさんの方の協力がなしにはできない事業だと思っております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) これは町長もしっかり受けとめておられて、この方針を書かれたと思うのですが、言われたように結果がきちっと出ていないということについて、もう一歩踏み込んだ何かが足らないのではないかと思うのですが、そのあたりがもっと見えてこないと、そういう事業に参加される若い男女の方が期待して参加してくれないのではないかと思うのです。したがって、もう少し突っ込んだ中身のあることを考えておられるのか。いかがですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) お答えしにくい質問だと思います。今は結婚年齢が非常に高齢化していることは御存じだと思います。そういった中で、結婚された方はアンケートをとりますと経済的支援が一番大きい。昔みたいに専業主婦という形で過ごされる方が減ってきておりまして、共稼ぎをしないと生活ができないといった事情もあります。そういった社会環境も加えて考えていかないと。何で結婚されないかという理由につきましては、現在、将来になかなか夢が持ちにくい環境になっているのではないかという気はしております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) ぜひしっかり受けとめていただいて、細部にわたってやってほしいということをお願いします。その1行下の子育て世代経済的負担の軽減ということは具体的にどういうことですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、妊娠されて、あと相談の場所、妊婦から子どもが誕生するまでの間の相談をつばき会館で保健師が受けております。あるいは子どもさんが誕生したときに、新生児の難聴検査といったことも町の負担でやっております。もう1つ、大きなお金がかかる事業としましては、中学生までの医療費を無料化したといったことが子育て世代の支援の大きな柱ではないかと考えております。 ○議長(山本守一君) 松本議員、予算を伴う個別の具体的な施策については予算審議でお願いします。 ○1番(松本じゅんいち君) 次に、4ページに参りまして、上から2行目で、高齢者に活躍機会を提供する仕組みについてと、家族等での見守りを推進していくということになっているのですが、このあたりを具体的にどうされているかお聞きしたいです。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、高齢者に活躍の機会を提供するというのは、今年度から元気な高齢者の方に介護のボランティアをやっていただく仕組みをつくりたいと。それもボランティアではなくて、少し対価が払える状態で考えております。  もう1つは、具体的には動いておりませんが、地域の中で活動することによって、収入が得られる仕組みづくりができないかと考えております。家族につきましては、老々介護とか結婚されていないお子さんが高齢者の方を見るとか、そういったところでいろいろな問題が起こってきております。介護疲れの方に相談の窓口をつくって相談に乗ったり、あるいは少し余裕のある時間を持ってもらえるように、少しだけ介護の方を預かる事業といったものも進めて、やらせていただいております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 続きまして、同じ4ページの(2)安全安心の基盤及び体制づくりで、5行目の「行政と住民等」として、「社会全ての関与と連携をもって対応していかなくてはなりません。」とあるのですが、このあたりをもうちょっと詳しくお願いできますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 地域の安全を地域の方と一緒に守っていきたいというのが1つあります。自主防災組織というのを町は進めておりまして、地区の方がいろいろな情報を持っていないと、要介護者、介護を必要とする方に対して、情報もなかなか外部に開示できないという状況があります。それを担当課にお願いして、いろいろな状態が起きたときに、手助けできる仕組みをつくっておかないとだめだということで、実際にその方から情報を出してもいいという承認を得て、そういった情報も共有できる仕組みにしたいと考えておりまして、進めておるところでもあります。行政がなかなか手助けできるところを特に大きな災害の場合は難しいことがありますので、地区の方で何とかそういう仕組みをつくっていただきたいと考えて、防災リーダーの育成とか、自主防災組織の育成を努めておるところであります。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) あとにもお話しさせていただくのですが、行政の支援ということで、その人たちが中心になって、地域のリーダーを発掘して育てていくということが非常に大事だと思うので、行政の役割は非常に大事だと思います。  引き続きまして、その2行ほど下で、「そこで、インフラ施設老朽化云々」として、地域公共交通確保対策となっているのですが、この交通対策ということにつきまして、後ろにもダブっているのですが、このことについて例えば、赤穂市とかではていじゅうろうとかバスをいろいろな形で出しています。これから私たちの集落でも高齢化がどんどん進んでいきまして、運転免許を返納しなければならないということが起きるだろうと思うのです。買い物にも困るし、病院に行くのも困る。そういうのを含めて、この項目について考えておられるか、そのあたりをお聞かせください。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 地域公共交通は非常に大きな問題だと捉えております。担当課と一緒にいろいろ案を練って実際にやっております。一度決めたことをずっと続けるのではなしに、さらにいい方法があれば、そっちを進めていくことも視野に入れながら、できるだけ皆さんの利便性を図っていけるような仕組みづくりに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) その件については、今、お答えしてもらったのは、具体的に進んでいないような印象を受けましたが、後ろにもありますので、また改めて質問させていただきます。  その下の地域活力の維持活用ということで、下の地域人材の確保が必要です。地域人材の確保は非常にいいことですが、言葉だけでなしに、具体的にどうこれを実現させようとしているのか、お聞きします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、農業に関しましても、意欲のある農業者と取り組んでまいりたい。行政が支援していくのに、法人組織化していただくことが非常に重要なポイントだと考えておりまして、そういった農業で生活していきたいという意欲を持った方と一緒に進めていければと。もう1つは、地域起こし、現在、上郡町は非常にたくさんの村づくり協議会があります。そういった方々と一緒に進めていければと思います。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) これも今までにも政策としてやっておられると思うのですが、まだ具体的な身につくような方針まできちっと決まっていないのですか。一番下のところに、農業分野の振興について町長はお話しされましたが、こんな政策の中に、例えば、上郡町には上郡高校があります。その中に農業科があります。こういう生徒たちの力もかりながら、未来の農業、上郡町を考えていくということまで考えていませんか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 上郡高校には農業科がありますので、そういった方々と一緒に、取り組んでいる事業はたくさんあります。鞍居桃1つとってもそうだし、モロヘイヤも栽培していただいております。そして、近隣の幼稚園とか保育園の方々と一緒に芋掘りをやっていただいたり、生産した野菜とか花卉類を定期的に正門のところで販売もしていただいております。ただ、卒業した生徒の中で農業に進まれる方が非常に少ない状況だということは聞いております。そこは今後の検討課題だと思います。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 高校生の力をかりながら、農産物を発掘するといったことについてはお話を聞きましたが、将来の農業について、どう生活ができるように、そして希望が持てるようにということのアイデアをいただきながら、ぜひ具体的な成果が出るようにお願いしたいと思います。現に、農業を新しくやりたいという方もいます。けれど、何かしらもう1つ活力がないのです。それは支援がきちっといっていないか、上郡町の指針がきちっと伝わっていないかというところがあるんじゃないかと思うのです。ですから、そういった人たちが夢を持って行けるように実行につなげていってほしいと思います。  5ページ目の(2)の真ん中ぐらいに、「豊かな自然環境を貴重な地域資源として再認識した上で」ということを書かれているんですが、こういう項目は毎回出ているんじゃないかと解釈するような表現と思うんです。例えば、豊かな自然、千種川を改修して川の底が平らになってしまっているというのが現状ですが、昔はアユの時期になったらたくさんアユつりができていたわけです。その時分になると千種川を見るとさおをたれている人が非常に多かった。そういうことが具体的に実現して、自然を大事にするということと人を呼び込むということをもう1つ突っ込んで、この施策が実現できるように考えておられないでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、上郡アルプスという形で生駒山を開発するグループがあります。上郡町の山は一番高くて500メートルぐらいなので、非常に登りやすい山だと捉えておりまして、トラッキングとかいろいろな使い道があると思います。  千種川のアユに関しまして、県の土木事務所にお願いしまして、何とかアユが戻れる環境に戻していただきたいという要請はさせていただいております。ただ、日にちがかかることだと捉えております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) そしたら、そういうふうに考えて前向きにされているということはわかりました。そういう取り組みをされているということがアユつりをされていた人たちにも伝わるために、もうちょっと具体的にわかるような形で宣伝していただきたいと考えます。  同じ5ページの下で、効率的な行政運営ということになっていますが、この中で「厳しい財政状況の中、限られた財源で最大の効果」、「住民ニーズや将来負担を踏まえた施策や事務事業」とか、下から2行目には「経常負担の軽減に向けた整備」、「行政事務の効率化」と言っているのですが、行政運営ということでとらまえたいんですけれども、行政の力というのは非常に大きいし、大切です。それであとのページにも関連があったのですが、ここで具体的に行政の運営について、町長としての姿勢をお聞きしたいのですが、そういう担当者が積極的に動いて知恵を出して、そして効率的に運営していく。これは非常に大事だと思うのです。  そこで、町長が職員に対して、町民の生活を支えるような職員の力を発揮させるためにどういうことを考えておられるでしょうか。これがブラック企業もありますが、ホワイト企業もあります。ホワイト企業というところは表彰されている。上郡町の職員に力を発揮していただくために、そのあたりをどう力を入れて、行政運営を円滑にして効率的にされようと考えておられるか、そこをお聞きします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、自分の頭の中では職員のレベルを上げることが一番重要だと考えております。現状、過去において行政を携われた方がいろいろな投資をされてきました。そういった中で、これから人口減少社会を迎えるに当たって、このままで継続できるかどうかという議論も町内で進めております。そういった中で、ダウンサイジングしないといけないところはさせていただく。そういったことを進めるにつきましても、職員の力が必要だと考えておりまして、総務課長にお願いしているのは、とにかくやりがいのある職場づくりを目指したいんだということで、やる気の醸成をするための人事評価を少し変えておりまして、そういったことは非常に時間がかかると思いますけど、きっちりやっていって、できるだけ住民の負託に応えられる行政組織にしていきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) いいお話を聞いたんですが、職員の勇気・元気・やる気といった能力をぜひ引き出すような形でやっていただきたいし、人事評価ということをお話しされていましたが、優秀な企業では部下が上司を評価するというところまでして皆の力を1つにまとめて発揮できるようなことも考えている企業があるそうです。したがって、そういったこともぜひ考えるような施策で臨んでいただきたいと思っています。  もう1つ大事なことは、これも行政の担当者の方も既にいろんなところで勉強して学んでいると思うんですが、ちょっとわからないのが費用対効果という形の精神を町長が職員の方に提案して、そうしたら初期投資がたくさん要るけれども、何年したら必ずそれを取り返すんだという制度をつくったり、考えて、町政を進めていこうとされているのか。そのあたりのお考えをお聞きします。                 (発言する者あり) ○議長(山本守一君) 行政事務の効率化ということに関する質問だと思いますので、町長。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) し尿処理の施設を下水とひっつける形にさせていただいております。それも最初、設備投資が要ります。ただし、5年、10年で十分にペイできる事業だと思います。  それから、職員にお願いしていることの1つに、やっている事業を検証していただいて、効果が少ない事業につきましては、やめることもやってくれと、膨らますばかりでは予算がもちませんので、新しい事業を1つやるのに、1つ、2つ効果の薄いのをやめてもいいということは言っております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) ありがとうございます。次に、6ページですが、ちょうど真ん中ぐらいに「防犯対策として自治会等による防犯カメラ」、この設備について私だけが知らないということだったら申しわけないんですが、住民の方にも理解していただくために、最近のテレビなどを見たら、防犯カメラというのが非常に効果があるようにうたわれています。これが行政と自治会との区分け、すみ分け、自治会が設備するということに対して、行政として防犯のためにどういう介入をされるということになるのですか。 ○議長(山本守一君) 松本議員、具体的施策については予算審議の段階でお願いします。あくまでも町長の30年度における基本指針ですから、その指針についてのみの質疑にしてください。 ○1番(松本じゅんいち君) わかりました。答えを済みません。 ○議長(山本守一君) 書いてあるとおりです。  松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 7ページです。上郡町の駅について、ICOCAということですが、上郡町はJRが通っているということで駅がある。智頭線も通っているということで非常にありがたい環境です。これがもっと夢のあるような形にするために、駅を利用した形でプロジェクトなんかもつくって、そして駅を核とするような施策がとられているのか。これもまた議長に指摘されるかもしれないけど、例えば、駅を高架にするという形も含めて、地下という…… ○議長(山本守一君) 松本議員、ここは提案する場所ではないんです。町長の基本指針に対しての質疑をお願いします。 ○1番(松本じゅんいち君) このICOCAだけじゃなしに、「利便性の一層の向上を目指す」というあたりについて。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) ICOCAの導入につきましても、本当にたくさんの方の御助力で8月に達成することができたことに対しまして感謝申し上げます。ただ、ICOCAの導入に合わせて、JRにいろいろな要望をしております。ただ、JRに対する要望を実現するためには、乗降客数をふやすのが条件になってきます。そういったことをできるだけ皆さんに訴えて、少しでも多くの方にJRを利用していただければ、JRに対する要望もやりやすくなるので、そういった面をよろしくお願いしたいと思います。
    ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) その7ページの一番下の水道料金の検討とはどんなことでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 水の安定的な供給は非常に重要なことだと考えております。そして、議員の皆さんが御存じのように、ここ数年給水原価が給水単価を上回っておる状況が続いております。3年、5年計画の中で今後検討してくださいと担当課に指示をさせていただきました。上げる前提ではありません。水の供給を安定的にするために、前もっていろんな施策を考える必要があります。そういった中で、3年、5年先の計画を練るときに視野に入れて考えていただけないかというお願いをしております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 11ページ、上から3行目で、「ふえ続ける高齢者虐待」、「虐待の防止に努めます」というところで、虐待のこんな例があるから、こうしたいというのをお聞かせください。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) この件につきましては、担当課からまた詳しく説明させていただきますが、現状、上郡では私が聞いておる範囲では、29年度は9件事例がありました。役場ができることというのは、そういったところに追い込まれる前に相談窓口に行っていただいて、相談に乗る体制をつくることだと考えておりまして、それは既に健康福祉課でやっていただいていると聞いております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 次に13ページですが、上から3行目で「図書館における蔵書の充実や引き続き学習」、これはきのうも、うかいやがなくなったということですが、現在の図書館は非常に狭いというのがあって、蔵書とかここら辺の支援を行うということですが、狭いところにこういったことをしていただくということですが、具体的にどう考えておられるのでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、図書室から図書館に変更させていただいて、電子化もさせていただいております。そういった中で近隣の市町と一緒になって、図書館の利用を上郡町で間に合わない部分は近隣の大きな図書館を利用していただくという形をとっていただければと思います。今の町財政では、図書館を大きくするようなことは考えられる余地がありません。できるだけ利便性を高めるために、今の電子化も進めさせていただきました。それを御利用いただければと思います。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 14ページの4行目ぐらいに、農業後継者マッチング支援とあるのですが、これは去年は船坂で支援された方がいらっしゃると伺っていたのですが、こういったことも含めた内容ですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず現在、産業振興課で進めておるのは船坂のブドウの後継者のマッチングを進めております。具体的な事例としてはそういうことです。ただ、臨時職員を置いてやっております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 15ページ、上から7行目で、広域連合によるインバウンド観光の誘致につながる観光の振興や交流について具体的にお話ししていただけますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 昨年、三県境の中で美作市を中心にして事業を進めておりまして、私も直接、台湾に誘致に行かせていただきました。その後、担当職員も向こうの旅行社に行ってPRして、ピュアランドに1泊していただいた経過があります。どんどん進めてまいりたいと思います。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 15ページの下から3行目、「専門アドバイザーの派遣をして」という形で、「引き続きコミュニティの組織づくり」とあります。このあたりの具体的な事例としてお話しできますか。そうしたら頭の中に入りやすいのですが。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 集落支援につきましては、船坂地区で配置させていただいております。専門アドバイザーにつきましても、ブドウの農家に対する支援で入っていただいております。その他、いろんな意味で臨時職員を1人入れております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○1番(松本じゅんいち君) 19ページに入ります。一番上から「住んでよかったと思える町づくりに誠心誠意努力してまいる覚悟であります」となっています。これは非常に大事なことです。そういうことから私の希望とか意見も含めて、町長にお願いしたいのですが、ぜひ職員の人たちの力もかりて、結婚もふやして、平和な町になるようにぜひ努力してお願いしたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(山本守一君) 続きまして、本林宗興君に許可します。  本林宗興君。 ○2番(本林宗興君) 町長、冒頭に30年度の施政方針全体に当たり、大きな観点から1点質問させていただきます。きょうは高校生の方もお見えなので、高校生の方が夢を持てるような答弁をいただきたいと思います。  まず、町長は今年度2期目を迎えられまして、選挙公約の中に、まいた種を大きく実らせるということを掲げておられるのですけれども、30年度の施政方針の中のどことどこの部分が、まいた種を大きく実らせる部分なのかお答え願いたいと思います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 私が言った、まいた種というのは、町民の皆さん、議員の皆さん、そして職員との信頼の構築がこの4年間でできたのではないか。それがまいた種だと自分では感じております。  その上で、それぞれの役割分担を定めて、共同で地域づくりを進めていくことが肝要だと考えております。地域ごとの特性に合ったまちづくりを行政と町民の皆様、議員の皆さんと一緒になって住みよいまちをつくっていければと考えております。  具体的に何をと言われたらたくさんありますから、とりあえず概念で申しわけないのですが、そういった形でやらせていただけると考えております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) わかりました。これも町長の思いなので、その程度でとどめさせていただきます。  2ページ、下段の重点施策の中で地域創生の実現と財政の健全化、これを大きく二本柱に上げておられると解釈しております。この中で末尾のほうで18ページの中段、「財政調整基金より1億2,000万円の取り崩しを予定しています」というところと、財政の健全化ということで質問させていただくのですが、ここに書いてありますように、税収が9,400万円減った。これで30年度予算は組みにくいということはわかるのですが、これは安易に財政調整基金に手をつけながら、ここに重点施策として町財政の健全化とうたわれている。どういうところで財政の健全化を具体的にやろうと思っておられますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、取り崩した原因について説明をさせていただきます。  平成29年度の交付税検査における平成27年度の調整額として平成30年度の交付税において相殺される減額分の財源として、平成27年度の決算時に剰余金積立で、積み立てていた金額を今回取り崩すものであります。歳出面での主な要因としましては、公共下水道施設に係る今後の維持修繕計画、ストックマネジメント計画を立てるための経費として、公共下水道会計への支出、道路、橋梁の超寿命化、道路舗装の超寿命化計画の実施に伴う支出といったインフラの超寿命化に係る費用につきましては、国の支援をいただいております。国の予算がついたときに、事務を執行しないといけないという制約はあります。そこで、今回調整基金に手をつけざるを得なくなったということで、継続して必要なお金じゃなしに、単年度で終わると考えております。  あと行政改革の一番根幹は公共施設の統廃合によるものが一番自分の中では可能性が高いと考えておりまして、し尿処理と下水をつける計画を進めているのもそういうところからであります。  今後もっと踏み込んだところにつきましては、この議会が終わった後、担当課長と一緒になって各課から1つ、2つ行政改革の種を出していただくようにお願いしております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 細かいところは予算審議のところでやらせていただくのですが、1つだけ、32年度に幼保一体保育園など計画している中、財政調整基金を安易に手をつけるようなことはないようにしていただければと意見を述べさせていただきます。  続きまして4ページ、行政と安心安全基盤づくり、先ほど松本議員とも重複するのですが、観点を変えて質問させていただきます。行政と住民等の連携を言われているのですが、この中で「住民・地域組織、企業」これは行政と住民、行政と自治会はわかるのですが、行政と企業のほうが非常に難しいので、ほかの企業誘致に非常に力を入れられるというところを書いておられるわけですが、30年度の企業誘致と行政との関係はどのようにお考えですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 今現在、上郡町で立地しておる企業に対して非常に期待しておりまして、そういった企業の訪問を副町長に年に2回やっていただいて、いろいろな要望を聞かせていただいております。その中で、その企業と一緒になってさらに大きな企業になっていただけることができないかという努力はさせていただいております。  企業誘致につきましては、八家化学の買っていただいたところが遊んでおりまして、そこにつきましても鋭意努力をさせていただいております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) ここも具体的なことは予算審議の中でやらせていただきます。  次、5ページの観光資源の発掘及び情報の発信の中の交流人口の活性化を図るというところと、先ほど松本議員も言われたのですが、定住基盤の整備の中のICOCA利用のエリアの拡充によるというところを関連して質問させていただきます。このことと公共交通の連動性というのはものすごく必要不可欠ではないかと思うのですが、この点について30年度はどのような思いで施政方針を組まれていますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 地域公共交通のかなめになるのがJR上郡駅だと捉えております。上郡駅を利用される方の利便性を図ることをJRに要望していく。公共交通もJRの上郡を発着することでいろいろ案を考えさせていただければと指示をさせていただいています。  あと交流人口につきましては、テクノに現在50万人の方が来られております。サッカーを含めて、そういった方々に上郡町の下にもおりていただける仕組みができないかと考えております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 次、6ページ。安心安全な社会の形成の下から4行目ぐらいに、「地球温暖化対策の実施の策定」という文言が出てきておるのですが、新規事業に上がっているのですが、具体的にどのようなことですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) これは国の定める事業の1つでして、地域温暖化対策実行計画を策定する義務はあります。具体的に現在進めているのは、防犯灯のLED化、それからB&GのLED化も今年度やる予定にしております。あと環境省がこれを進めておりますので、そういった施策の中で使えるお金がありますので、できたら庁舎も含めて、そういった事業に取り組んでいければと考えております。 ○議長(山本守一君) ここで暫時休憩いたします。再開は11時15分。                                (11時00分)               休           憩 ○議長(山本守一君) 再開いたします。            (11時15分)  休憩前に引き続き、施政方針に対する質問を行います。  本林君。 ○2番(本林宗興君) 休憩前に引き続きまして、先ほどの地球温暖化計画のところの再質問をさせていただきたいと思います。  これは私が調べた範囲で、国の間接財源でやられる事業ではないかと思うのですが、先ほど休憩前に御発言があったように、地球温暖化対策の国の間接財源を使って、今年度は防犯灯のLED化、B&GのLED化の事業を取り組んでいかれるという再確認でよろしいですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) そのとおりであります。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 続きまして、8ページの継続事業の中で町道上郡川筋線拡幅等事業2億6,100万円で計上してあるのですが、これは予算審議の中でやらせてもらってもいいのですが、町長の思いということでお尋ねさせていただきます。先ほど申し上げました、財調にも手をつけないといけないという状況の中で今定例会の一般質問の中で、井口議員が質問した際に建設課長から30年度に完了したいという発言があったのでお聞きしたいのですが、30年度でやり切って大きな財源を使うというところは町長、どのような思いで考えられているのですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 昨年は予算が16%ぐらいしかつかなかったのが賠償が済んだということで県が30年度やってしまいましょうということを言っていただいたので、何とか今年度で済ませてしまいたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 関連ですが、国の補助が5%上がっているが30年度につくという見込みでやられているということですね。わかりました。  続きまして、全体を含むのですが、11ページの主な事業などで金額が載っていないやつの横棒があるのですが、これはどういう意味ですか。例えば、主要事業の4行目の緊急医療情報キット配布事業は横棒になっているのです。こういうのが結構あるのですが。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 緊急医療情報キット配付事業につきましては、在庫があるということで、それを使うということだと承知しております。予算を伴わない事業だということです。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) この部分はわかりました。予算を伴わない事業として計上されているということでよろしいですね。わかりました。  続きまして、12ページの中段、「ネット依存が増加傾向にあり」ということで、最終的に「インターネット利用に関する基準をつくり取り組む」ということと、先ほど松本議員からも出たのですが、社会教育の推進ということで、「図書館における蔵書の充実」というところがあるのですが、インターネットの普及と図書もインターネット図書というのが非常に多い中、私から見れば相反する政策に見えるのですが、ここはどのような30年度の方針でおられますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 子どものインターネットの利用につきましては、先日神戸新聞でも書かれていたと思います。子どもに自主的に利用の制限をかけていただくということが一番効果があるということを捉えております。もう1つは、インターネットを利用した図書につきましては、私が使えないので答えが申しわけないけどわかりません。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) もう一度確認の意味で質問させていただきます。例えば、若いインターネットを使われる世代のためにインターネットと書く、年齢制限のある世代に違反画像等にふれないように制定するというお考えですね。  もう1つ、図書館における蔵書というのは、アナログ世代の方も使っていただけるということで、昔でしたら図書館で勉強される生徒さんがいらっしゃったんだけど、そこらを先ほどの名前の変更によって広域で使えるようなことに取り組むということでよろしいですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 図書館の充実につきましては、今やっておる行政懇談会の中でも出てきた事項であります。ただ、今年度は先ほど言った高齢者のために活字の大きい本を整備させていただく予定にしております。  勉強できるところをというのは、太子町などで高校生がたくさん役場の中で勉強しておられるのを見ると、何とか上郡町でも生涯学習支援センターのあいたロビーとかでできないかというのを担当副課長にお話をさせていただきました。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) 次に、14ページ。先ほども少し松本議員がふれられたのですが、工業団地内の未操業地への企業誘致ですが、先ほど八家化学さんという具体名を出されたのですが、町の工業団地用地はないわけですね。その中で八家さんの場合でしたら特に法律制限、いわゆる製造業に特化するという仕組みがあるのですが、これをもう少し広く民間の遊休地をうまいこと活用しながら、業種の枠を外すという観点から30年度はどのようにこの部分に力を入れられる予定ですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 町内の立地でテクノにはまだ区画があります。ただ、大きな区画が残っていないので、誘致が困難かと思います。実際に整備されている土地は山野里工業団地の1区画だけでして、そこにつきましては今後も進めてまいりたい。残土処分地につきましても、少しそういった話もありまして、それも進めているところです。いろいろ制約がありますので、きちっとした計画が出てきたときに御相談させていただきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 本林君。 ○2番(本林宗興君) その点について1つだけ意見を言わせてください。規制があるからということで、企業が進出できないということがあるのですが、僕は逆に規制を緩和してでも、拡大解釈してでも来ていただけるように、お願いのレベルで言わせていただきます。  質問はこれで終わります。最後に意見として、ことしの重点施策という中で、財政の健全化というのを大きくうたわれている。巻末に財政調整基金1億2,000万円の取り崩しの話をしておられる。施政方針の中には文言として上がってきているのですが、思いは非常にわかるのですが、金額がこの金額で本当にできるのですかという薄く、広くみたいな感じがありますので、そこらをしっかり吟味していっていただきたいと思います。後ほど、予算審議のときにやらせていただきます。  以上、私の質問を終わります。 ○議長(山本守一君) 本林宗興君の質問は終わりました。  続きまして、議席3番、木村公男君に許可します。  木村公男君。
    ○3番(木村公男君) 続きまして、施政方針についてお伺いします。  3ページの一番最初にあるタイトル「子育て世代に選ばれるまちづくり」、これは前回もあったと思うのですが、選ばれるまちづくりというのはどういうものを想像されておられるか教えていただけますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 子育て世代に選ばれるまちづくりの中で、先ほども説明しましたように、いろいろな施策があると思います。上郡町につきましては予算の許す範囲内で近隣と同じようなレベルにできるものはしていきたい。差別化できるのは今の教育環境の充実だと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) そこの4行目、「若い世代の結婚」があって、「希望の実現を目指し」とあるのですが、この希望の実現というのもそれに近いような意味合いですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 希望の実現と書いておりますが、子どもを育てる世代の方はいろんなことを子どもに対して持っていると思います。子どもの可能性を最大限に引き出すことができる環境をつくってあげることが我々の1つの使命じゃないかと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) それを膨らませていただきたいと思います。  その下、最後の結びに、「子育て世代に選ばれるまちづくりを推進してまいります」とあるのです。その上のところにつきましては、松本じゅんいち議員からも出ましたので、最後の「就学前から義務教育終了までの子育て・教育環境の充実及び支援、子育て世代に選ばれるまちづくり」となっているわけです。先ほども町長は近隣の市町村とは差別化して教育に力を入れると言われたのですが、教育について、具体的にこういう計画、こう考えたいという思いはありますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 上郡町には本当にたくさんの人材がいると考えておりまして、学校教育にも地域の方々に参加していただける環境づくりをできるだけ進めていきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) スポーツセンターにつきましても、指定管理も順調に行っているようで、スポーツに行くのか、教育に行くのか、多分悩ましいところで本当は両方行けたら一番いいんだと思うんですが、町長の考えとしては、どちらに力を入れたいという方向性としたら、教育とお考えですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 駅前に全国大会に出場する選手がたくさん張り出されております。いろんなスポーツ、柔道、水泳、テニス、たくさんの子どもたちが全国大会に出場するということでうれしく感じております。スポーツ面につきましてもぜひとも力を入れていければと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) ぜひともそちらの方向に向かって、近隣の市町とは違って上郡町は特に教育、スポーツも含めて力を入れるのだと。力を入れていただきたいと思います。  3ページ、下から6行目に「健康なまちづくり基本条例に基づき、健康意識の醸成と健康づくりを推進する」とあるのですが、これは27年にこういう条例ができまして、いろんな形で健康については町長もお考えだと思うんです。その中で、健康まちづくり推進協議会というのも置かれることもあったと思うのですが、それはどういう機能をされているか。それだけ教えていただければと思います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 大変申しわけないですが、協議会について承知しておりません。健康づくりにつきましては力を入れたいと考えておりまして、特に今自分が考えておることは、かかりつけのお医者さんを持ってくださいということをぜひとも皆さんに訴えていきたいと考えております。できるだけ早い時期に病気を発見して、治療に専念することが重要ではないか。特に、上郡の場合にコレステロールは高いとか肥満が多いとかがありますから、そういった面でもできるだけ皆さんに訴えていければと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 先ほどの協議会がもしわかれば教えていただきたいと思います。健康につきましては、町長が言われた肥満とかは私も耳に痛い言葉なんですが、私も一生懸命歩いているのですが、たくさん歩いておられます。私も長いこと歩いて、やっと900万歩を達成しております。もう少ししたら1,000万歩やっと行けるのかなと思っているので、せっかくなので私も続けていきたいので、これは健康については町長もいろいろと推進していただきたいと思います。これは意見です。  続きまして、12ページの1行目にあります「幼稚園・学校教育では、知・徳・体の調和のとれた児童生徒の育成を目指す」とあるのですが、これについてはどういうお考えでおられますか。町長の意見を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 本町の教育方針の中で、夢ひらくというのがあります。幼稚園から義務教育が済む過程の間で、知・徳・体全てきちんと調和がとれた教育をやっていければと。そのために認定こども園もその一環であります。教育については、先生方が一生懸命やっておられますので、あまり心配はしていないのですが、偏らない頭でっかちにならずに、健康の体力をつける形でやっていただければと思います。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) その中の知・徳・体、先ほど町長が言われました体力的なことも言われたのですが、体力につきまして、この間2月の中ごろ、神戸新聞にそういう体力が下がっている。特に兵庫県下の体力が平均より下にあると出ておりました。上郡町についても一部体力不足になっているのじゃないかという声も聞いているのですが、それについてもし何か方策を考えておられるということがあれば教えてほしい。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) バス通学によりまして、中学生になる子どもの中で自転車通学が非常に遠距離の方につきましては、ちょっと支障があることも聞いております。そういったことも含めて、できるだけ子どもたちに自転車に乗る作業を小学校高学年の時代にきちんと学んでいただければと思います。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) ありがとうございます。それについてはそういう形で進めていただけたらと思います。  それでは、5行目、「確かな学力の育成に向けて、全小学校において放課後に地域人材を活用した補充学習に取り組む」とあるのですが、放課後教室だとか、学童クラブにつきましてもかなりの人数がふえているように感じるのですが、それについて町長のお考えはありますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 非常にありがたいことだと感じております。山野里小学校では、教室をふやして対応しておるというように聞いております。できるだけ地域の方に御協力を願って、この事業はきちんと進めていければと。上郡の大きな特色になっておると感じております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) それとこちらにも少し予算でついているのですが、ひょうごがんばりタイム事業も町民の中ではかなり好評だと聞いておりますので、これについて今回もされるようなので、これは意見として、もっともっと進めていただければ町民も喜ぶのではないかと思います。よろしくお願いします。  それでは、12ページの6行目、「学校園への多面的な支援」とあるのですが、この多面的な支援というのはどういうことをお考えになられていますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 学校園への多面的な支援は、スクールソーシャルワーカーという事業につきましては、非常にすばらしい人材が今度来ていただけるとお聞きしました。地域学校協働本部、難しい名前ですが、地域で学校を見守り育てるという事業が主体になる。今言いましたように、放課後子ども教室とか、そういったものを地域の方が一緒になって考えていくという、ここについてはできるだけの支援をしていきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 期待をしております。よろしくお願いします。  13ページの9行目、「大鳥圭介」から「山陽道野磨駅家跡整備計画策定を進めます。」とあるのですが、この野磨駅家跡の整備計画について、話せる範囲で何かあればお教えいただきたいのですが。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 野磨駅家跡につきましては、地域の方の要望が非常に強いところがありまして、着手させていただこうと決めて動いております。本当に大きな予算がつかない事業ですから、時間はかかると思います。今現在は計画の一番初めの段階じゃないかと考えております。いずれにしましても、担当課にお願いしているのは、将来的にあまりお金がかからない事業にしていただけないかということはお願いしております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) これも長年、かなりの時間がたつので、せっかく地域の方がかなり盛り上がってこられていますので、それと外からも見学者もふえておりますし、この間も見学会がありましたときに私も行かせていただいたのですが、たくさんの方が興味を持たれ、その後もまた行くのだと町外の人からも聞きましたし、結構、交流人口がふえるのに匹敵していくのではないかと思いますので、力を入れていただきたいと思います。  それでは、14ページの下から8行目、「商工業の振興を図ります。」とあるのですが、これについて何か具体的な施策はございますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) この施策につきましては、基本的には商工会と一緒に事業を進めていきたいと考えておりまして、町単独ということではなしに、条例を制定したのも町内に来られる企業につきましては、商工会の会員になっていただいて一緒に町の商工業を盛り立ててほしいという意味もあります。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) これにつきまして、チャレンジショップというのも計画されていまして、チャレンジショップはなかったようですが、これのPRはどういう方法でされているのですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) PRの方法はわからないのですが、今のチャレンジショップにつきましては、先ほども申しましたように、商工会に委託してやっておる事業だと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 商工会にも補助金が町から行っているので、もっと町長からも言える限り言っていただいて、相手のあることなのでなかなかチャレンジショップといわれましても相手がなければならないのですが、できるだけ広範囲にPRして上郡に来ていただく、上郡に支店を出していただく、店を経営していただくようなセミナーなりというところにも力を入れていただくように、ハッパをかけていただくというのも1つの方法ではないかと思いますので、よろしくお願いします。  15ページ、5行目です。「白旗城を全国の山城ファンに向けPRを展開」、これは県も力を入れるような形でされている部分だと思うのですが、上郡町としてどういうお考えをお持ちなんですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 具体的には、山城サミットに参加させていただいていると聞いております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) そうしたら具体的なことは今から出てくる予定ですね。できるだけいいPR等にも広がっていくようなサミットになればと思っておりますので、よろしくお願いします。  それでは、8行目、「地域おこしイベント等の開催を通じて町内外の交流促進を図る」とあるのですが、地域おこしのイベントはいろいろとイベントに参加してくださる方、また個人の方でも一生懸命されている方もいらっしゃるのですが、それに対して補助を出したりされているのですが、かなりの方がされているのですが、それ以外に新しい団体にもっと参加していただくような方法に対しては、補助金がかかることかもわからないのですが、それだけではなくて、協力してあげるようなことは何かお考えはありますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 基本的には公募制をとっておると思います。150万円ぐらいの予算につきましては、毎年公募しながらやっておると承知しております。イベントの主催者にお金を入れておる1つの要因は、町を元気にしたいと考えておりまして、元気のない町に若い人は住んでいただけないのではないかということを考えておりまして、そういった意味でイベントの補助をさせていただいております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) ぜひともそれは進めていただきたいと思います。15ページ、まちおこしの下、「40回目となる“川の都”かみごおり川まつりを盛大に開催し、交流人口の拡大とまちの活性を図ります。」に対しては、花火などあるのですが、それ以外に、こういうことをしたい、こういう計画を今検討中であるというのがあれば。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 委員会を開いていないので答えにくいのですが、現状は、毎年1,000発上げている花火の数を幾らぐらいふやしたらいいかということは検討課題になると思っております。その他のイベントにつきましては、まだ検討しておりません。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 先に聞きまして申しわけございません。花火は町民も楽しみにしておられますので、よろしくお願いします。  それでは、16ページ、移住体験ですが、1行目の終わりから「ハイツカメリアを活用した移住体験住宅の提供、住宅取得における支援」とあるのですが、現在、カメリアで住宅移住体験をされている方がいらっしゃるのですが、その実態について町長は何か聞かれていることはございますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 1年間の分について2部屋埋まっているとしか聞いておりません。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) できるだけ上郡町に来られるのでしたら、空気がきれい、水がきれい、景色がきれいというふれ込みで来ていただけるような町になっていただきたいと思っています。それについてはカメリアというきれいな交通の便もよくていいところで、入られるのも1つの方法ですが、できれば本当に古民家を少しでも手直しして、そういうところで住んでいただいて、本当に農業体験もできという少しでも上郡に住んだらこういうこともできますよという体験のほうがいいのではないか。これは私の提案ですが、そういうお考えはないですか。予算の伴うことですが。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 鞍居地区でそれを検討しておると聞いております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 鞍居地区で進んでいる、鞍居だけでなくて、できるだけ集落支援の方と一緒にいろいろな形で考えていきながらやってほしいと思います。  では、16ページのその下3行目、移住者の会というのがございますが、この方たちの新鮮な意見も出ていると思うのですが、これからもいろいろと聞いてほしいのですが、上郡に住んでいると、上郡に水が合うというか、合ってどっぷりとそれに浸かって上郡の人と同じような感覚で動いておられる。きのうもイベントで一緒だったのですが、本当に少し前まではこうしたらいい、ああしたらいいと言っていたのが、今は上郡の人と同じようなことを言われているなと。本当に上郡の人になり切っておられる方がいらっしゃるのです。極力いろんな意見を聞いていただきたいのですが、この移住者の会については、町長はそういう意見はお聞き願っているのですか。広報にも載っていますが。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) UIネット上郡に参加されている方とお会いして話したのは2回ぐらいだと思います。移住者の方が口々に言われるのは、上郡町は非常に利便性の高い町だと言われます。住んでいる町民から言えば、利便性は悪いと言われるので、その辺をきちっと町民にも周知していければいいなと。実際にJR本線が通って、智頭線があって、高速まで30分で2カ所、それに岡山空港もありますし、非常に交通の利便性が高い地区だと考えております。 ○議長(山本守一君) 木村君。 ○3番(木村公男君) 私はいいことしか聞いていないので、本当にいい町だと聞いておりますので、そういう人たちがもっともっと口コミで広めていただけるように、それをどんどん広げていければと私自身も思っておりますので、できるだけいい方向に行ければと思っております。  その下5行目、新たな転入条件となるのでしょうが、三世代同居の支援制度についてわかる範囲で教えていただければと思います。 ○議長(山本守一君) 予算審議にしていただけませんか。 ○3番(木村公男君) わかりました。以上で終わります。 ○議長(山本守一君) 木村公男君の質問は終わりました。  議席4番、立花照弘君に許可します。  立花照弘君。 ○4番(立花照弘君) 今まで3人の方の質問があったわけです。かぶる部分もあるのですが、特にお聞きしたいのは、財政のことです。財政と行政改革のことになるのです。先ほど財政の関係では、一過性であるという回答をされていたのですが、実際、今後の税収と歳入と歳出、今後どうなっていくかと捉えておられるでしょうか。僕はどんどん厳しくなっていくだろうと思うのですが、町長のお気持ちはどんなところでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 町税につきましては、前々からお話ししていますように、上郡町の町税収入の9割が固定資産税、都市計画税、住民税で占めております。そういった収入の中で、固定資産税が落ちておる状態で9,400万円以上の今年度の予算減になっている。ただ、固定資産税につきましては、アイランドゴルフクラブのソーラー発電の計画が上がっておりまして、それは固定資産税と寄与するのは32年度以降になると聞いております。実質公債比率につきましても32年度には17%台に戻るのではないかということも財政から聞いております。 ○議長(山本守一君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 歳入は今年度、この中にも書いてありますが、減価償却の減なりということで大きく歳入が減ったということです。そうしたらソーラーの部分で回復ができるというお考えですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 正確な数字は承知しておりませんが、かなり大きな税収になると思います。それから、スプリングエイトにつきましても、定期的に設備投資があるようですから、それは減価償却の面ではプラスだと考えております。 ○議長(山本守一君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) それと同じようなことになると思うのですが、先ほど行革の関係で職員さんからいろいろ提案をしていただいて、いろいろ改善できるところは改善していきたいのだというお答えをされたのですが、その内容でうまくいくかと正直思っているのですが、その辺の感じはどんなものでしょうか。
    ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 実際に、我々がいろいろな話をするよりは、担当課で考えていただいて、どうやったら財政に寄与するかということはお互いに知恵を出し合わないと難しいのではないかと考えております。我々が考えるのと職員とでは少し違いがあります。公共施設の統廃合につきましても、その担当課でないとわからない部分があると感じております。 ○議長(山本守一君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 確かに、担当している部署の中で、これとこの事業を合わせて1人がやるとか、こういう合理化をすれば人員削減ができますよ、事業が合理化できますよと提案してやっていくのが一番ベストだと思うのです。しかしながら、現実問題、人員削減にもつながっていくと思うのですが、私も会社で経験した中で、自主的に人員削減なり、中で改革をするというのは非常に難しいと思うのです。  こういう考え方は町長におありかどうかですが、僕の考え方は、行革審議会で外部から町の業務内容を見直していただくとか、もしくは組織なり会社があるのであれば、専門家を入れて事業の見直しは本当にこれでいいのかどうかということも見直す必要があるのではないかと思うのですが、その辺のお考えはどうでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 今言われました審議会につきましては、委員の方からの相談も受けております。ただ、自分の中では町内で先に議論した上で審議会の方に相談していければと考えております。 ○議長(山本守一君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 審議会は今どんな状況になっていますでしょうか。定期的に開始をされておりますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) ここ1年はやっていないと思います。 ○議長(山本守一君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 第6次行革の答申が出た中で、改めてそれを見直します。行政そのものも行革の答申に基づいて、いろいろな施策を打っておられるという感じはしております。その中で、財政の健全化というところには具体的な姿が見えてこないということで、財政の健全化と行革とは一体のものだと思っているのです。その中に、どういうことが含まれるかというと、やはり固定の削減といえば、人件費を抑えていくというのが一番上郡町の今の行政の中では必要なことではないかと思うのです。どんどん前からも出ていますが、職員さんの仕事がふえていく。その中で逆に人を減らしていくというのは非常に難しい課題だと思うのですが、今の町財政を改善していこうと思えば、人員削減へ着手せざるを得ないと思うのです。当然それも計画等、粛々と、ということかもわかりません。  話は変わりますが、せんだって人事院勧告の条例改正の提案がありましたが、私はくしくも賛成できないという立場でしたが、町民が見て安心できるような施策をやっていかないと、人事院勧告だからといってそれはそれ、これはこれでどんどん進められるものではないと思って賛成できなかったのです。どちらにしましても、歳出はどんどんふえていく。また収入は減っていくという現実がある中で、人員削減について根本的に検討していただきたいと思うのですが、特に人員削減についてのお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 定数管理につきましては、150名が何年先に達成できるかということは具体的には申し上げられませんが、粛々と進めてはおります。 ○議長(山本守一君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 同じような内容になってしまうのですが、そこに着手せざるを得ないような状況になってきておると思います。特に、30年度の予算編成を見ますと、先ほども出ましたが財調の取り崩しがあります。それが30年度だけでおさまればいいのですが、今後の収入源、歳出増という中で、そこに取り組まざるを得ない。町民が見て安心できるような財政健全化に向けた人員削減というものも町民に公表しながら進めていただきたい。そうすれば、人勧の話ももっともだということで私も賛成はできるのですが、今後もこの問題については引き続くと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(山本守一君) 暫時休憩いたします。再開は午後1時。  (11時59分)               休           憩 ○議長(山本守一君) 再開いたします。            (13時00分)  午前中に引き続き、施政方針に対する質問を行います。  ここで休憩前の立花君の質問に対して答弁をお願いします。  町長。 ○町長(遠山 寛君) 人員の計画につきましては、平成28年度からの10年間を計画期間としております。その中で2割の削減に当たる7人の削減を目指して最終的に158人に持っていきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 財政健全化の話は前から言っていますし、話が堂々めぐりになってしまうのですが、意見だけ述べてこの質問を終わらせてもらいたいと思います。  先ほど行革については、職員から積み上げていく、部署から積み上げていくという積み上げ方式という考え方を持たれているということです。それはあえて反対はしませんが、できるだけ早期につくっていただいて、目に見える形で町民に示すということが重要かと思います。  国のほうもトップランナー方式といってちょこちょこ耳にするようになりました。結局、行政もどんどん改革していかないところには交付金を減らすよという考え方で政府が進めておるのだと思うんですが、おくれないようにということで進めていただきたい。  これも前から言っておることですが、僕は財政健全化に向けた取り組みを公表すべきだと思うのです。町長に前に質問したときも、腹にはちゃんとしたものを持っているのだけれども、公表すると混乱が起きるという理由で公表はしないということでしたが、それも含めて指数なり、方針を町民に見せて進めていくというのは僕は重要なことだと思います。そういう意見を述べてこの質問を終わらせていただきます。  続きまして、4ページです。これも質問した関係で、特に農業振興です。町長は選挙公約でも農業振興を言われています。その中でいろいろと施策もされているのですが、農業振興というには実際つく予算というのは、前も一般質問の中でさせてもらったと思うのですが、非常に金額が少ない。それはそういう具体的な施策がなかなかないから予算がつけられないというところがあると思うのですが、たびたびになるかわかりませんが、農業振興に対する考え方、施策も含めてこういうものがあるのだと。こういう気持ちでいるのだということがあればお答え願いたいと思います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 御指摘のあったとおりだと思います。自分の中では、農業に対して真剣に考えておられる方については、初期投資については国、県の援助を含めて町としても何か考えられないかということも担当課と話をさせていただいております。 ○議長(山本守一君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 僕も農業はしているのですが、今農家が一番困っているのは農地の管理、特に草刈り等です。高齢化になってなかなか草刈りができないということもあるので、何もそれに補助金をつけろというわけではないんですが、そういう対策を。ジネンジョの栽培とか、落花生とか、いろんなところで新しく取り組まれているのです。そういうところにも支援をするような施策、またいろんな部会に対する支援等も必要ではないかと思うのです。その辺は何かお考えがありましたらお聞かせ願います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) ジネンジョにつきましては、皆坂で進めておられます。昨年度は高校生が手助けしていただいた。町にとりましても産業育成は本当に大きな課題だと捉えております。相談をいただければ検討できると思いますので、担当課に申していただければ検討させていただきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 農業施策もいろんな補助金が出たり、町も予算をつけておられますが、振興策については今度新しくということで、予算のところでまた話をしますが、就農支援事業で24万円なり、農業後継者マッチング支援事業で167万円、農産物ブランド化というので30万円、あとの事業もありますが、振興策といったらこの3つぐらいしかないのじゃないか。ですから、町長がいろいろ言われる割には金額的にも少ないような気がします。農業振興策と一口に言っても非常に難しい問題がありますけれども、予算化ということも大事なことなので、今後検討していただきたいと思います。これは意見で結構です。  7ページの下段の上水道についてお伺いします。これも松本議員からも質問がありましたが、水道料金の検討ということも含めて、表明されているのですが、確かに町長が言われるように、供給単価と水道料金が逆転しているということで、給水原価のほうが高いという状況の中で、安定供給をしていこうとすれば、料金の見直しは、町長は上げるという前提では検討しませんということでしたが、その辺も含めて検討が必要だと思うのです。  その中で、今水道の広域化ということで国も進めています。県も有識者なり、市長、町長が参加しています水道事業のあり方懇話会が開催されていると思います。この辺の状況についてわかる範囲で結構なのでお答え願いたいと思います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 私もその会合に参加しております。本日、知事に諮問が出ると思います。ただ、検討されている中で主な課題というのがどこも同じでして、我々では人口減少に伴う水需要の減少、ゴルフ場の閉鎖といった大きなこともあります。それに加えて、施設の老朽化、専門職員の確保というのは共通の課題として上がっておりまして、そういったことにどうやって対応していくかということで、我々のまとまった話としましては、兵庫県は9ブロックに分けて、ブロックごとに検討を進めていこうということで、我々は西播磨ブロックということで、赤穂市、宍粟市、たつの、太子、佐用、西播水道、播磨高原の水道事業と一緒に考えていきたい。国の支援もいただかないと難しいということで、国の支援につきましても共通してお願いしていこうという話になっております。 ○議長(山本守一君) 立花君。 ○4番(立花照弘君) 確かに、ブロック分けしてこの辺は西播磨ブロックということですが、条件が東播や向こうに比べると宍粟、佐用、上郡にしても非常に広範囲な水道事業になっておるので、簡単に合理化、統廃合といっても難しい部分があると思うのです。国もそういう施策を言っている以上、当然補助事業という形の中で進められると思うのです。これも意見です。水道事業は30年度から水道管のやりかえ等々も計画に上がっておりますが、非常に重要なインフラなので、できるだけそういうものに参加していただいて、国からの支援をしていただいて整備していくという考え方でどんどん進めていただきたいと思います。これは意見です。  以上で質問を終わります。 ○議長(山本守一君) 立花照弘君の質問は終わりました。  続きまして、議席5番、松本洋一君に許可します。  松本洋一君。 ○5番(松本洋一君) 9ページの上から5行目です。「生活習慣病予防のために兵庫県が作成する健康増進プログラムを使い」とあるんですが、健康増進プログラムについて説明をお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 個人のデータ、身長、体重といったデータをとるということ、それから肥満対策につきまして、県から内容の指針が出ております。それに沿って食育を含めてやっていきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) そうしたら、これは既にデータ等は県に行ってあるということですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 一応、県からこれを過ぎたら受診してくださいというような指標があります。身長と体重である程度の数字をつくって、それをオーバーした場合に受診してくださいという内容が書いてありました。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) それは対象者は後期高齢者とか、65歳以上の高齢者とか、そういう制限があるのですか。 ○議長(山本守一君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(山本美穂子君) 特定健康診査というのは40歳から74歳を対象にしておりますので、その方を対象に健康増進プログラムを使って今後、生活習慣病の重症化の予防に努めていくということでございます。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) それは町のやっている検診を受診しておかないといけないというものですか。 ○議長(山本守一君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(山本美穂子君) 町ぐるみ検診で受けていただいた方につきまして、そのデータがございますので、それに基づいて、今後は健康増進プログラムを使って重症化予防とか、未受診者対策をしていきたいと考えています。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) そうしたら、町の検診を受けない人にとっては、それはないということですね。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) その点につきましては、先ほどお話ししたように、できればかかりつけのお医者さんを持っていただきたい。実際に国保の診療は県下で2番目に高いという結果を踏まえて、現役世代の方が非常に高額の医療費を使っておられることはありますので、それを是正するためには、ぜひとも歯も含めてかかりつけのお医者さんを持っていただいて、未然に健康づくりに努めてもらいたいというように考えております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) そうしたら、国保を使っている方のみの状況になってくるわけですね。そうしたら、医者にかかって、その請求が来て初めてその人が医者にかかって、これだけの状態になっているのだということがわかるような状況になっているのですね。そういう普及活動に対してはどうやられていますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 具体的に大きな高額医療を使われている方にそれをとめてくださいということは言えません。治療はしていただかないとだめだと思います。ただ、事後じゃなしにできれば事前に対応するためには、先ほど言いましたように、お医者さんの指導を受けながらやるのが一番正しいと考えております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 今も申しましたように、普及活動が重要になってくるのと違いますか。町長がそうやって40歳からのほうが国保を使う金額としては多いのだと言われるのであれば、そこら辺はどうやっていこうと考えておられますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 町内の診療所で土曜日に営業される方もたくさんあります。働いておられる方につきましては、そういう時間を使っていただいて診察していただければと考えております。既に、町内じゃなしに、ほかの病院にかかられた方につきましては、医師会の先生方と相談しながら対応策はないかということは検討していきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) このシステムは国保を使っている方が対象になるだけですね。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 健康問題につきましては、町民全体だと考えておりまして、我々も含めて国保の方だけに限定するものではないと思います。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) そうしたらそれ以外の政府勧奨のものでしたら、これは町には来ないわけですから、そのやり方というのは全戸に対してのPR活動というのをやっているわけですか。そうじゃないこれからやろうとしているわけですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 今月の広報でも書かせていただきましたが、機会を捉えて町民の皆さんに訴えていくことは重要であるのではないかと考えております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) それは社会保険を使っている方に対しては、会社で受診されて健康診断を受けておられるデータを活用してもいいというものですか。 ○議長(山本守一君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(山本美穂子君) 9ページの特定検診につきまして、健康増進プログラムを使う分につきましては、国民健康保険事業の国保に加入している方に限って、健康増進プログラムを使うということでございます。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) そうしたら、町長の言うことと違うじゃないですか。今は国保の分だけしかないわけですね。国保を利用している方しかできないということですね。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) そういうことです。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) それを広めていくためのPR活動というのは広報だけですか。そうじゃなくて、もっとこうやっていこうとか、受診されて請求書が来た時点で、そういう方に対してはやっていこうとしたほうがいいのではないですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 現在、受診結果に基づいて戸別訪問を行っておると。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 私も糖尿病なんですが、早く見つけて対処していくのが肝要だと思うんです。町長がよく40代は国保を使うのが多いんだと言っておられまして、そういう早期の対処をしていくというのが大事になってきている。ひいては国保の利用をされるというようになってきますので、それをやっていっていただきたいと思います。  続きまして、10ページの下から10行目の地域包括ケアシステムの構築とあるのですが、これは昨年度も施政方針で言われておりまして、これは28年度に県の予算もついて促進の活動に対してのことがあったのですが、今はどういう状況になっているのですか。 ○議長(山本守一君) 町長。
    ○町長(遠山 寛君) 健康福祉課の内部で組織を持っておりまして、私はできれば住民主体の組織づくりはできないかと考えております。地域のことはできれば地域の方々で解決できる仕組みがうまく構築できないかということを自分の中では考えております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 地域包括ケアシステムというのは、要するに定期巡回、随時対応型訪問介護看護が主体になってくるのです。だから、要するに事業所をつくらないと、これができないのです。事業所をつくってそういうものをやっていくようになっているわけです。その進捗状況はどうなっているかわからないですか。 ○議長(山本守一君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(山本美穂子君) 地域包括ケアシステムというのは、医療と介護を連携し、住みなれた地域で高齢者の方が充実して生活できるように生活支援を充実している。そういう地域で包括的にケアをしていくということで、確かに今おっしゃられたように、小規模多機能とか、特に定期巡回などは今後求められてきますが、それも1つの方法であって、それがなかったらできないというものではないので、上郡町では定期巡回という需要が今のところは少ないということもありますので、まずは定期巡回とかではなくて、生活支援に対して充実していこうということで、協議体をつくりまして、30年度の5月に第1回目の会議を開く予定にしておりますが、生活支援コーディネーターを中心にして、協議体の中で各地域の困りごとなどを抽出していって、生活支援から入っていくということで、定期巡回というのも1つの方法ではあるということであります。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) それがその横に書いてあります協議体運営というものですか。 ○議長(山本守一君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(山本美穂子君) 協議体運営ということです。今後新しく30年度から協議体をつくって大体メンバーとしては40人ぐらいまでで協議体を運営していこうとしております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) これは今からつくっていくというものですね。そして、ケアシステムですが、介護はいいのですが、看護の場合はドクターが必要になってくると思うのですが、そうなってきたら事業所というものは必要になってくるわけですか。 ○議長(山本守一君) 国保介護支援室長。 ○国保介護支援室長(山本美穂子君) 事業所というのは訪問看護ステーションが上郡町にございますので、そことも連携をとっております。それと赤穂郡医師会もその中で協力いただいておりますので、その部分については問題ないかと考えています。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 訪問看護は民間で既にあるわけですか。わかりました。それを早くつくっていっていただきたいと思いますので、町長、よろしくお願いしたいと思います。  それに加えまして、下から7行目のところです。これの介護支援ボランティアポイントということについて説明をお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 介護施設などの手伝い要員として、高齢者で元気な方に行っていただいて、手助けした内容に応じてポイントを発行したい。健康ポイントと同じで上限を設けていますが、元気な高齢者にそういった活動の機会を与えたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) そうしたら、そのポイントというのは金券にかわるような形になるわけですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 健康ポイントカードと同じで、町内で使用できるポイントカードになります。 ○議長(山本守一君) 松本君。 ○5番(松本洋一君) 元気な高齢者の方が多くおられますので、こういう活動でいろいろな面で、テレビ等で見させてもらったのですが、家庭内の電気の球がえとか、そういうことに対しても枚方市などは健康ポイントみたいな形でポイントを出してやっておられるところもありました。それをやっていくことによって、高齢者の方の元気づくりということですので、ぜひ推し進めていただきたいと思います。  私の質問はこれで終わります。 ○議長(山本守一君) 松本洋一君の質問は終わりました。  議席6番、山田 正君に許可します。  山田 正君。 ○6番(山田 正君) 私の施政方針に対する質問は主に2点お願いしたいと思います。  まず5ページの(2)の観光資源の発掘及び情報発信についてお伺いします。これは13ページ、15ページに共通した問題でありまして、この中に白旗城とか、野磨駅家というのが出てきます。それだけたくさん出てくるということは、町長がこの問題に対して力を入れておられるというのが想像できます。  そこでお伺いしたいのですが、観光資源の発掘、情報発信ですが、発掘はどういうところに重きを置いてされているのか伺えますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 今の内容はわかりにくのだけれども、基本的には住民との方々が熱心に取り組んでいる事業につきまして、支援していきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) 発掘があって、発掘だけしていてもそれを取り上げていかないといけないと思うので、意見として発掘があれば創生も必要じゃないかと思うのです。その創生には久々にダリアを出させていただきたいのですが、そういうものを観光資源に新たに創生していくということも必要ではないかと思うのです。  先ほど立花議員が農業分野で言われていましたが、初期投資について考えて、いいよというお話でした。そういうこともお考えの方もあるのですが、こちらから発信して、それでそういう話が上がったときには、協力しましょうということを考えていただければと思います。  それと情報発信について、先ほど町長がインターネットがあまり不得手だというような話がございましたけれども、これは全く遺憾なことで常に情報を発信するよりも収集していただきたい。それから発信に向けて頑張っていただけたらと思うのですが、そのあたりどうでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 努力してまいりたいと思います。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) 懸命な努力をしていただきたいと思います。それで、歴史資産に関して、一般質問のときにもちょっといったと思うのですが、商工会のアンケートというのがありまして、商工会のアンケートで来庁の目的というところに全体の半分がその他という項目だったのですが、その他の中の半分ぐらいを占めるのは歴史大学講座が多いのです。大鳥圭介の検定とか、資料館がされた勾玉というので大体半分ぐらい行くんです。非常に皆さんは歴史に関心をお持ちだと思うので、ここに観光資源とかに取り上げられているとことは非常にいいことだと思います。これを大いに町長の夢を広げていただいてやっていただけたらと思います。  さっきも言いましたが、関連して13ページです。社会教育の推進というのがあります。これは同僚議員が図書館について、るる述べておられましたが、図書館における蔵書の充実というのが社会教育推進の1行目に書いてあります。電子化において、後で述べますが、連携の関係でこれからどう図書館が発展するかはどうですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) これも先ほどお話しさせていただきましたが、ある地区で40年前に移住された方が上郡の図書室は当時から全く変わっていないという御意見をいただきました。そういう中で次の計画を出すのは難しいと思います。ただ、できる範囲で我々は取り組んでいきたい。その中で近隣に立派な図書館を持っておられる地区もありますので、できればそういったところの利用をそちらの市民、町民と同じ形で利用できる、定住とか広域連携でそれをカバーできればと考えております。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) なるべく充実した図書館を考えに持っていただいたらと思います。  それで、15ページですが、(2)観光の振興と交流の促進の2行目です。「白旗城を全国の山城ファン向けにPRを展開する」、これは木村議員が先ほど聞かれておりましたが、PRというのをどのようにされるおつもりですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 1つの話をしましたら、落ちない城プロジェクトを組んでやっておることをもっと大々的にやっていきたい。それから、サミットにも我々は参加してやっておりますので、そういった機会を通じてできるだけ広めていきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) 先ほども申しました情報の発信、それにまず町長が上郡の顔ですから、頭に立って大いに進めていただきたいと思います。この期間というのは定めておられるのですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) こういう事業につきましては、継続すべき事業だと考えておりますから、周期を区切るのではなしに、ずっと続けてやっていければと思います。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) ずっと続けていただくのは非常にありがたいことです。ただ、ずっとやっていますと、途中で中だるみみたいなのが出てきますので、常に新しい考えで新しい展開をしていただきたいと思います。意見で申し上げておきます。  最後ですが、16ページから17ページ、効率的効果的な行財政運営、これは毎年上げておられます。定住自立圏構想、連携中枢、そういうふうにして主要事業で常に上げておられます。これは今後どう進めていこうと思っておられますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 順番に、播磨科学公園都市圏域の連携事業につきましては、たつの市を中心にやっておりますが、公共交通を含めていろいろな形で進めていければと思っております。東備西播、これは県境またぎで全国でも一番初めの事業だと聞いておりまして、さらに発展させていきたい。特に継続事業でやっておるのにスポーツの指導者によるスポーツ事業の振興、中学生の吹奏楽部についても継続事業でずっとやっております。なおかつB&Gの施設の改修につきましても、こういった連携のお金を使ってやっております。  三県境につきましては、具体的な事例としましたら、今坂にスポーツ看護学校ができました。あと台湾との交流ということを中心に進めております。さらに大きな計画としては今坂市に自衛隊の体育学校を誘致したいということもありまして、そういうものも含めて、今進めていっておるところです。JRの要望につきましても、一緒にやっていきたい。 ○議長(山本守一君) 山田君。 ○6番(山田 正君) せっかくの連携事業なので、これを大いに発展させていただいて、本町のために貢献できるようにしていただきたいと思います。  以上をもって質問を終わります。 ○議長(山本守一君) 山田 正君の質問は終わりました。  議席7番、田渕千洋君に許可します。  田渕千洋君。 ○7番(田渕千洋君) 施政方針に対する質問をさせていただきます。よろしくお願いします。  最初に、2ページに町長が将来を見据えた効果的な行政運営による町財政の健全化と書かれております。これは先ほど来、皆さんがお聞きになったことですが、将来を見据えてということで、私が思うには上郡町におきまして人口減をしております。特に、生産労働人口が大変に減ってきている。それによりまして、固定資産税等、どんどん高齢化していく中で減っていくのは当然のことだと思うのです。ですから、今までも町長には御意見申し上げましたが、生産労働人口に対する助成、そういった世代がちょうど子育て世代に当たりますので、子育て支援の拡大も図るべきと御提案もさせていただきましたが、今後、本当に子どもが少なくなっていく、高齢化が進む、歳入が少なくなっていく。そういう中で、どこまで将来を見据えた行財政をされようとしておられるのか、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 非常に難しい質問だと思います。上郡町の町財政が非常に厳しくなっている要因の1つは、過去に大きな投資をしてきて、現在、償還が10億近い借金返済をやっているということが1つの大きな要因であろうと思います。これを踏まえた上で、さらにどうするのだと言われたときに、できれば一番初めに言いましたように、我々が持っている公共施設の中で統廃合できるものがあれば、そういったものを進めてまいりたい。  ピュアランドの委託、B&G、体育施設の委託を外部に出しました。水道事業もそうです。そういったことも含めて、できるだけ安くできる行政運営を目指していきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) 将来を見据えたということで、本当に子どもたちがだんだん少なくなっていますので、教育も大事ですが、数少ない上郡の子どもたちを守っていく。支援していく。それがすごく大事だと思うのです。10年先を考えたときでも、そこは一番大事にしていただきたいと思います。  それと町長の答弁の中で、インフラの統廃合というお話がありましたが、その話は進んでいるのでしょうか。前々から私も提案はさせていただいているのですが、なかなか見えてこない。人口が減る中で、どれだけのものをこうしていこうという具体的な案はきっちりとお名前は挙げていただかなくて結構ですが、行政の中で進んでいて、ここに何カ所か書かれているのですが、実際に進んでおられるのでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) し尿と下水につきましては、確実に進めてきております。次のターゲットとして考えておるのは、農業排水施設を下水道と同じ仕組みなので、できれば一緒にできないかと。これも時間がかかると思います。鞍居の農業排水につきましては、投資をやって、さらに超寿命化を進めておりますから、そういったことも含めて考えていければと思います。 ○議長(山本守一君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) では、4ページの中ほど、防災リーダーの育成ということが書かれてあるのです。これは次のページに書かれていると思ったのですが、何カ所か書かれています。ことし防災リーダーの研修でたくさんの方に参加をしていただきました。地域防災も進めなければならない。防災リーダーも育成しなければならないといった中で育成はしたものの、では次の段階というのがなかなか見えないのですが、これからどんどんリーダー研修を受けていただいて、育成で終わってしまうのか、その次に対する町長の思いはいかがでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 防災リーダーは、本当にたくさんの町民の方が参加していただき、リーダーの資格を取っていただきましたことにつきまして感謝申し上げます。せっかく資格を取っていただいたので、いかに活用するかということは担当課と一緒に相談して、できるだけ有効に活用していきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) たくさんなっていただいて、皆さんからこれからどうしたらいいのというのが実際の声ですので、その資格を生かせる活動の場、これは人の力ですのでお金はかからないと思います。ぜひ進めていっていただきたいと思います。  次に10ページ、先ほどお話も出ましたが、中ほど地域包括ケアシステムの構築に向けた協議体運営においてということで、協議体がつくられていよいよ会合が持たれるとなっていますが、なかなか地域でやってみようとされる方が行政からのプッシュがないと、手を挙げていただけない状態ではないかと思うのですが、15ページですが、「コミュニティ組織づくりの確立」と書かれています。行政で人を動かすというのは大変なことかもしれませんが、どういった思いで協議体にしてもそうですし、コミュニティの組織づくりにおいても町長の思いをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 私は、ここ何年か同じ話を職員とさせていただいております。できれば、上郡町に7つある地区公民館を活用して、こういった仕組みづくりができないかということを話をさせていただいておりまして、それの一番のもとになるのが、地区に応じた収入、ボランティアでは続かないと考えておりまして、できればそれぞれの地区で少し収入が稼げることも一緒に考えられないかということを地区の方ともお話をさせていただいております。なかなか進んでいないということも事実であります。 ○議長(山本守一君) 田渕君。 ○7番(田渕千洋君) 去年も確かにそのお話でお答えがあったので、その後進展はあったのかと思ったのですが、人を動かすのは人の心しかないのかと思うので、その点をしっかりと取り組んでいただいて、上郡町において財政が厳しいときに、人の心で動いていく。町長が言われる住んでよかった町というのは、住んでいる方が思うことだと思うのです。よそから来た人たちだけじゃなくて、今住んでいらっしゃる方が住んでよかったと。だから後世に続けられるという思いでやっていくには、地域づくりもすごく大事だと思いますし、地域に入ると一人一人は思いがあるのをどう生かしていけるのかということが重要かと思います。そこら辺は町長の思いでしっかりと地域を回っていただいて、応対をしていただきたいと思うので、ぜひお願いしたいと思います。  協議体につきましても、これからどんどんアピールをしていって、皆さんに進めていくことだと思いますし、先日、えんしんネットでも放送されておりましたので、みんながかかわって町をつくるという話もありました。それを皆さんに聞いていただいて、上郡町の皆さんが助け合える町、また助けてもらった町、だから住んでよかったといえる町をつくっていただきたいと思いますので、来年の施政方針のときに、コミュニティはいかがですかといったときに、一歩でも前進していることを期待いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(山本守一君) 田渕千洋君の質問は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。再開は午後2時5分。      (13時48分)               休           憩 ○議長(山本守一君) 再開いたします。            (14時05分)  ここで本林議員からの質問に対する町長の回答について訂正の申し出がありましたので、これを許可します。  遠山町長。 ○町長(遠山 寛君) 防犯灯のLED化の資金についてはリース契約で自治会に払っていただいて、あとこちらが補填するという形。もう1つ、B&GのLEG化につきましても、定住自立圏の事業の中で行うということで、財源の説明を間違っておりました。よろしくお願いします。 ○議長(山本守一君) 引き続き、施政方針に対する質問を行います。  議席8番、梅田修作君に許可します。  梅田修作君。 ○8番(梅田修作君) 質問に入る前に一言申し上げます。施政方針に対する質問は、私たち議員が町長に対し、町政の運営に当たっての所信、どのような考え方のもとに予算を組んだのか。また骨子となる施策をどう考えてつくったのか、これを直接問うことができる、年に1回の大事な機会です。ですから、私、議員側も高所大所から見た質問並びに具体的な答弁を町長から引き出すための質問に心がけるつもりですが、折しも上郡町は非常に財政状況が厳しい中での30年度予算となっております。  そういうことから考えて、中には厳しい質問もありますが、この点を町長並びにこれを聞かれております町民の方にもあらかじめ御了解いただきたいと思います。また、既に7人の議員が先に質問しておりまして、一部重複する質問もあろうかと思いますが、私なりに関連質問、また違う視点から質問させていただきますので、この点についても御了解いただきたいと思います。  1つ目の質問です。1ページ、はじめにの4行目、「昨年7月の町長選挙において、町民の皆さんの信託をいただき、2期目の町政を預かることになった」とあります。町長が選挙戦で訴えてきたこと、特に町民に約束されてきたことはたくさんあろうかと思いますが、その点をこのたびの施政方針にどう盛り込まれてつくられたのか、また重点施策としてどう反映されてこられたのかお伺いします。
    ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 選挙戦で訴えさせていただいたのは第5次総合計画でうたっておる内容であります。特に、私は今回つくるに当たりまして、町の状況をきちっと皆さんにお知らせして、こういう状態であるからさらに厳しい予算を組まざるを得ないのだという話が1点目、それの解決をするためには、ある程度町民に対するサービスの面で、ひょっとしたら低下につながることもあるかもわかりません。そういったことも話の中でさせていただきました。ただ、この予算につきましては、何とか今までやっておる事業を継続した上で、新たな施策も加えられたのではないかと考えております。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 特にお伺いしたいのは、再選されまして1年目の施政方針となるわけですから、前回4年間、前期の御自身の検証、反省をどう捉えられているのか、その点についてもお伺いしたいと思います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 再選に当たりまして、多くの町民の方から言われたことに、何をしているかわからない。何をやったのだということをかなりの住民の方から言われました。私なりに4年間の中で町が抱えておる課題につきましては、ある程度結論を出してきたつもりでおります。ただ、目に見える形で何をやったのかと言われたら非常に難しいところがあります。今度の年度につきましては、大きな予算がつくので言えば、上郡の川筋線を何とか完成するのではないか。圃場整備につきましても、来年度にめどがつくと考えております。そういったところです。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 町長がおっしゃいましたように、何をやっていたんだとか、目に見える形でやりたいんだという決意が見えてきましたので、その質問はこれで結構です。  1点お聞きしたいのは、選挙公報並びにこのたびの施政方針演説でもそうですが、一番に町の財政の健全化を挙げていらっしゃるわけですが、選挙中に特に4年間で25億円の債務を減らしました。このようなこともおっしゃっておりましたが、こういうことは後になって幾ら減らしたのだということではなくて、これから町長、あと3年数カ月の間、町政運営に携わるわけですから、1年目は何億、2年目は何億、3年目は幾ら減らすといった具体的な目標を施政方針で提示する必要があるかと思うのですが、この点についてどう考えておられますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 議員の言われるとおりだと感じます。3年前に財政計画を10年計画という形で示させていただいたことがあります。なかなか10年先を見据えて財政計画を示すことは非常に困難な仕事だと感じております。中期的に、例えば4年間でという話であれば、検討できると思いますので、担当課と相談してできるだけ早い時期に示すことができればと思います。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) さすがに10年先となると具体的な数字というのは言いにくいかもしれませんが、町長の任期中で結構ですから、具体的な目標というのをお聞かせ願えないでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) できるだけそのように努めさせていただきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 選挙後の神戸新聞からの取材の記事で、町長の発言が住民の方にも伝わっているわけです。その内容では財政調整基金を現在の2倍の12億円まで積み上げると新聞でおっしゃっているわけです。財調の積み上げの目標が事前に町長、設定できるのに、逆に債務の削減目標が提示できないのですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 財政調整基金につきましては、どのぐらいが目安になるのかという質問を受けたので、私の考え方とすれば、町財政の当時72億円ということで1月6億円なので、2カ月分ぐらいが望ましいという見解で述べさせてもらったもので、具体的にどうやって12億円という話までは記者の方には話をしていないつもりです。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 12億円という数字が新聞にも載っていましたし、町長が財政調整基金の残を12億円にするという具体的な数字が載っていますから、ただの希望だったわけですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 目標として設定させていただいた数字だと。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 目標を現実にする具体的な手段について、議員側としては知りたいので、その点お答え願えますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) ことしの財政を組むときに、いろいろな話を財政管理室とやりました。その中で1億2,000万円を潰さざるを得ない状況になってしまった要因の1つは、今まで先延ばしにしてきた事業を先延ばしにできなくなったという事情もありまして、30年度の予算につきましては、財調1億2,000万円という状態になりました。今後の運営につきましては、できるだけ財調を潰す状態を継続しない予算組みをしていきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 目標のない債務の自然的に減になるのは、町長の実績といっていいのかどうなのか、思うところです。ですから、最後に意見を申し上げますが、具体的にどう取り組むか、明らかにしてほしい。希望的な数字だけを述べるというのは町民に対しても納得できないと思います。ですから、町長が特段力を入れてどのような取り組みを行って、例えばこういうところの無駄を省いた結果、こういう債務の削減ができた。具体的に今後も取り組んでいただきたいと思います。その点、特にお願い申し上げておきます。  次の質問に移ります。3ページの一番下の2行目の町財政の健全化を重点施策の大きな柱とした、この点については先に何人かの議員が質問しまして、重点施策と大きな柱、ほとんど同じ意味を持つことがあえて重ねて使っているぐらい強調されているわけですが、そこまで財政の健全化を言うのでしたら、なぜ新年度予算の編成に当たって財調を取り崩したのか、この点については先に質問した議員の答弁もありましたし、18ページの固定資産税の評価がえなどが影響していることは承知しております。しかし、今の上郡町の現状は起債するにしても、県の許可がなしにはできない許可団体なわけですね。ですから、なおのこと翌年度、あるいはもう少し先延ばしにすることが可能な事業はなかったのか。それをどう精査して、今回の予算編成並びに施政方針をつくられたのか、その点をお伺いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 先ほども答弁させていただきましたが、先延ばしできる状態じゃないということが1点ありました。基本的に今年度の予算の中で、プライマリーバランスを何とか辛うじて維持できたと。これはとんとんに近い状態であります。ここはできるだけ今後はプライマリーバランスを重視しながらやっていければと思います。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 町長が答えられた先延ばしにする事業がなかったということについて、後の質問とも関連しますので、後で聞かせていただきます。  4ページの下の3の地域活力の維持と活性についてです。これの最下段、「本町の主要産業である農業分野の振興による雇用の創出」とありますが、農業分野といったら米から果物・野菜まで幅広いのですが、具体的にどういった分野のことを指すのでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 上郡の農業分野で一番は米だと感じております。ただ、お米につきましては、大規模事業者が上郡町にあります。そういったところは利益を出す農業をやっておられると思います。我々町でお手伝いできるのは、もう少し単位の小さいものだと感じております。このたび、ビニールハウスでイチゴ、トマトをやられた事業者に対しても国から補助していただくのに、担当課が一生懸命頑張ってそれを実現できたと感じております。  一番最初の質問にもありましたように、本当に農業で食べていきたいという方々の声は、お聞きできれば、それを町ができる範囲で初期投資の応援もしていきたい。国の施策の中にもあることでして、新たに農業に携わられる方につきましては、150万円という資金が5年間にわたっていただける。それに加えて、町内の事業者の中でそういった方々を受け入れていただける農業法人もあります。そういった方と一緒になって、本当に農業に取り組みたいという方を上郡町に誘致できればと思います。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) その点についてはわかりました。4ページの上郡町の主要産業が農業だということを毎年書かれていて違和感があるんです。というのも、なぜ農業が主要産業なのか。これはどういう資料をもとに判断されたのですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 現実、上郡町に立地している製造業の規模、本社を持っておる事業所はないという状態で、これから可能性がある産業とすれば、私は農業は可能性があるのではないかと感じております。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 町が出している統計資料によると産業別就労人口を見ても、第1次産業のうち農業というのは322人しかいなくて、第2次産業である製造業の1,444人、第3次産業、小売業とかサービス業、運輸とか医療とかありますが、それらの業種が4,492人、全体6,823人のわずか農業で4.7%しかないのです。それなのにいつも町の主要産業だという書き方をされているので違和感を感じているわけです。こういうことは聞いている人や高校生は帰りましたが、生徒や子どもに誤った印象を与えることにもなるのではないかと思うのです。ですから、そういう質問をしたわけです。  第1次産業である農業、特に米の分野というのは町長もおっしゃっていましたように、国の施策、とりわけ大型農家には国から大規模な支援がされているわけです。ですから、町長がおっしゃったように、支援するならもう少し小口、特にサラリーマンをしながら田んぼをしているような方を支援する必要があると思うのですが、町長の農業分野の振興というのはそういうことも含まれているのでしょうか。それともどういう考えなのでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 兼業農家についてまでは今のところ考えておりません。できれば、農業を収入として生活していきたいという方がもし上郡町に来られれば、そういった方々に対する支援は考えていきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 私は農業を否定するわけでも何でもないですが、町長の答弁によっては、どの産業も町にとっては大事だと思うのですが、町長がおっしゃるように、農業にだけ可能性があるという言い方をされると、施策が不公平なのではないかと思います。  この件だけに限らず、先日、本林議員の一般質問で書店がなくなる話を議員がされていました。町長はそれに対してどう答えられたかといいますと、町内の飲食店ですとか、書店がなくなっても町ができることはないとおっしゃっていました。関連がありますから、この点についてもう一度確認したいのです。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) このたび、駅前にパンの製造業者ができました。我々は町内の商工業につきましても、できる限りの応援はしていきたい。私も小売業をやっておりまして、商工会の中でもポイントカード会をつくって、いろいろと活動してまいりました。決して農業だけに特化するのではなしに、町内の小売業者についても、できる限りのことはしていきたい。ただ、個別に対応は難しいというお話だと理解していただければ。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) そういう答弁を聞いてよくわかりました。当初、町長はこうおっしゃったんです。小売店の経営のことは商工会の仕事だと。そう答弁をされたわけですが、それだったら農業のことも農業団体の仕事と違うのかと思いましたが、町長からそういう答弁をもらいましたので、それ以上の質問はしません。要はこういうことです。町長は町として直接は小売店やそこの経営には携われないけれども、町で人や物やお金の回る仕組み、例えば、GOGO券、プレミアムのついたお買い物券であったり、スタンプラリーをしたこともそうでしたが、そういうことがもう一度できないのか、そういうこともぜひ検討もしていただきたいと思います。  次の質問に移ります。5ページの真ん中(2)観光資源の発掘及び情報発信のところの下から2行目です。効果的な情報発信を図りとありますが、これは具体的にどういう内容になるのでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) YouTubeなどのホームページなどで発信していることを課長から先ほど聞きました。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 行政側の発信というのは紙ベースが多いのです。町長がおっしゃったようにYouTubeですとか動画を活用した情報発信にも努めていただきたいと思います。  次に7ページの(2)定住基盤の整備のところの下から6行目です。これも何人かの議員が質問しましたが、鉄道利便性の一層の向上とありますが、これについてさらにどのような取り組みを考えていらっしゃるのか、伺います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) このことにつきましては、姫路との連携の中で姫路市にお願いしているのは、姫路駅を中心にしたダイヤの組みかえをJRに要望してくださいと。1つは赤穂線本線という戦いじゃなしに、赤穂と上郡に同じ本数だけ新快速をおろしてもらえることについて協力を願えないか。いわゆる赤穂姫路、上郡姫路間は同じ本数だけ確保してくださいと。もう1つは岡山と姫路、新駅ができても、ちょうど90分で片道行きます。ということは、4両編成で3編成組めば、1時間に1本の列車が確保できます。こういった具体的な案を今後JRの岡山支社、神戸支社ともやっていきたい。事務レベルのすり合わせを今後重視していきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) それも町長大事なことですが、そういうことでJR側の意向も当然、決定権が向こうにありますし、上郡の意向だけではできないと考えるのですが、逆に、町単独でできることが何かあると思うのです。そういうことというのはどのようなことがあるか、町長、何かないですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 町単独でと言われましたら、結局、ICOCA導入に向けて、施策と考えておるのは免許返納者に対してICOCAを提供できないかと考えております。これも施策の中で皆さんに予算のときに審議していただきたいと考えております。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) その件について予算のときに聞かせていただきます。鉄道利用者にとって上郡駅で不便なことがたくさんあると思うのです。その中の1つに上郡駅というのはコインロッカーはないのです。特急停車駅で設置されていないのは上郡ぐらいです。上郡の地理的な特性上、山陽と山陰の交通の要所ですし、上郡の企業を訪れるビジネスマンの方でもそうですし、この時期就職活動している学生もそうですが、荷物を預けるところが全然ないのです。この点について、特に観光客の呼び込みの点から考えても、こういうことは問題があると思うのです。この点についてどう考えていらっしゃいますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 初めて御指摘を受けた内容でして、コインロッカーの需要があるようであれば、JRとも協議してまいりたいと考えます。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) この点についても何もかもJR任せにするのではなくて、例えば、観光案内所の敷地に設けるとか、私もどこまでコストがかかるのか調べたわけではありませんが、駅の改札付近に町の費用を充ててでも、料金収入は町の収入になることもあわせて検討して早急に整備する必要があると思うんですけれども、この点検討していただけますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 一度検討はさせていただきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) わかりました。そのようにお願いします。  次の質問に移ります。7ページの定住基盤の整備、最下段の「水道料金の検討業務に着手する」とありまして、この点についても先に何人かの議員が質問と町長もすぐに値上げするつもりはないんだという答弁をいただいているのですが、こういうことをいきなり施政方針で書かれると、読んだほうにとっては料金の改定が近いのかなと不安も覚えるわけでして、この点についても町長、丁寧な説明が必要だと思うのです。大規模な更新が控えていること、現状は営業外収益で水道会計の黒字が保たれているのだということ。経営の合理化についてもこう努力しているのだと町民に先にお知らせしてから、水道料金の検討業務に入るのだということを伝えておかないと、誤解も生じることだと思うんです。その点、丁寧にお願いできますでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 議会で企業職手当を全部廃止させていただきました。これも3年がかりでやったことです。それから議員が言われましたように、いきなりではだめだということで、ここに書かせていただいたことも事実であります。公共料金の値上げは誰もやりたくない。特に、自分の代でやりたいという首長はないと思います。安定的な供給を維持するために、どうしてもやらないといけないことであれば、町民ときっちり相談の上、やっていかなければいけないことだと思います。特に、下水道事業につきましても、本当に大きな赤字が出ておる状態ですから、影響をできるだけ軽くしたい。両方一遍に上げるということは非常に難しいと考えておりまして、両方見ながら検討していきたい。いきなり上げることはしません。事前に説明させていただいた上で、皆さんに提案させていただきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) わかりました。料金の改定のときには、弱者に対する激変緩和ですとか、負担を全部町民に押しつけるような形ではなくて、何かそういう検討もしていただきたいと思います。  次に、9ページに移ります。9ページの下のほうに主要事業とありまして、主要事業の中の上から4番目、(新規)自殺対策計画の策定ということで、122万8,000円の明細が書いてありますが、予算内容については予算審議の中で質問させてもらいますが、このことについて、私は手元に第5次総合計画があるのですが、自殺対策とかは今まで書かれておりましたか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) この自殺対策につきましては、国からつくってくださいということでつくることになりました。現状をお伝えします。29年度で上郡町は7名の自殺者があると聞いて、上郡は自殺が近隣に比べて非常に多いという状態はあります。ぜひともそれを1人でも少なくしたいという思いがあります。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 町長がおっしゃるように、この背景には自治体の自殺対策の計画づくりを義務づける改正自殺対策基本法が改正されたわけですが、具体的な数字までおっしゃっていましたように、今、交通事故よりも自殺の数のほうが多いんですよね。そのことに対して、総合計画にも書かれていなかった、おまけに町長そうおっしゃるけれども、この施政方針にも具体的に自殺対策にどう取り組むかということは書かれていなかったので、どう所信を持たれているのか、その点がお聞きしたかったのですが、1人でも減らすように取り組んでいただくということでよろしいですね。わかりました。  12ページの上から3行目、幼稚園・学校教育の充実というところの上から3行目ですが、就学前教育、保育の一体化に向けた基本構想の策定ということで、これにつきましては、議員側も特別委員会を設置しまして議論しているところです。1点だけ町長の考え方をこの場でお聞きしたいのですが、特別委員会では既存の町営の3園を1園にするといった町の認定こども園化、これの開園の時期、候補地までを委員会の中で提示されたわけです。このスケジュールについてですが、31年度に実施設計、建設工事の開始ということで大規模な予算案が伴うと思うのです。  一方で、6ページから7ページまでありましたように、し尿処理の受け入れ施設の整備並びに下水道の整備事業も並行して進めなければならないという現状が上郡町にあるわけです。町財政の健全化という観点から、事業を平準化していく。単年度に無理がかからないように、分けておこなう必要があると考えるのですが、なぜそのような時期になるのか、町長のお考えを伺います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 子育て会議から指針もいただいて、この就学前教育のための認定こども園の設立につきましては、議員の皆さんの賛同も得られると考えております。その中で、時期を決める必要があると感じておりまして、今のところ33年度立ち上げを目標に動いております。その資金につきましても大きな資金がかかることは間違いありません。今後、新年度までにふるさと納税とか、いろいろなものを活用しながら、基金を積んでいければと考えております。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 町長の意気込みはわかるのですが、なぜ33年でなかったらだめなのですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 実際に中学生の給食も同じなんですが、子どもの数の見込み数とかを勘案した上で、その時期が一番適切ではないかというのは、現在、高田幼稚園、上郡幼稚園につきましては、児童の減少があります。そういったことも踏まえて、総合的に判断した結果、33年度立ち上げが一番適切ではないかと考えております。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) また委員会で議論することかもしれませんが、33年にした場合と2年ほど先送りした場合と、町の財政負担にとってどう違いが出るのかということも一度提案していただけますでしょうか。  ここの一番の問題は、現状が上郡町が県の許可団体なのに、こういう大型事業の予算があるんですか、できるんですかという心配です。その財源の1つに、ふるさと納税にも力を入れるとおっしゃいましたが、予算ベースではふるさと納税も前年より予算を落としています。本当に大丈夫なんですかということです。これは仮に県の許可がなかったら、事業を先送りするのですか。その点についてどのように考えておられますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 財政管理室との話の中では、32年度に18%割ると聞いておりまして、それを踏まえての計画になっております。 ○議長(山本守一君) 梅田君。
    ○8番(梅田修作君) 午前中、昼からの答弁、今もそうですが、32年度中に実質公債費比率が18%を切るとおっしゃるんですね。それがこの建設費用とかは含まれているのですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 含まれておりません。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 含まれていなかったら、18%切るかどうかはわからないことと違うんですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 32年度に達成できて、事業を行うのは33年度の予算です。済みません。32年度に予算をしないといけないので、ここは財政管理室ともう一度詰めさせていただきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) そうです。33年度のオープンだから、31年度から設計するスケジュールになっていますよね。そういうことと、し尿処理のことも重なりますし、多分この3月定例会で聞いた話だと思うのですが、中学校の給食の開始時期についても答弁されましたよね。そのような大きなことが31年、32年で重なって、本当に上郡町は大丈夫ですかという話です。それを上郡だけで判断できる問題じゃないじゃないですか。県の許可をもらえたら起債ができるという条件つきなんですから、その点も慎重に考えて事業を進めてほしいと思います。  最後は意見になりますが、そのようにもう一度検討できますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 私のほうは担当職員と一緒になって、33年度に立ち上げができるように、検討を進めさせていただいております。それで職員も動いていただいていますので、自分の中では33年度にできると今は考えております。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 重ねて同じことになるんですが、それだったら実質公債費比率も18%切るということもかないませんよね。そうなったらこの定例会もそうですが、結局はそういうことのしわ寄せが町民のサービスであったり、強いては職員の給与にまで反映することです。それがまた職員のモチベーションにもつながる。そういうことにも複合的につながっていますので、慎重にこれは検討していただきたいとお願いしておきます。  次に、13ページに行きます。社会教育の推進のところの最初の行で、「図書館における蔵書の充実」についても何人も議員が質問されましたけれども、上郡の図書室とほかとの違いの認識はどういうふうにされていますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 図書室ではなしに、図書館になっていると思います。今の施設の広さでは一気に蔵書をふやすことは難しいと思います。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) ごめんなさい。私も図書室と言いましたが、図書館です。図書館の違いというのは、ほかを利用しますと、ほかの図書館では新聞や雑誌、小説に至るまで全て新刊の書籍がすぐ読めるわけです。図書館の相互利用ができるようになっているのも承知しておりますが、他市町に比べて提供しているサービスの内容が大きく異なると思っております。上郡町の現状として、町内に書店がなくなったことを補う意味でも、もっと図書の充実ということを進める必要があると考えておりますが、これまでの答弁を聞きますと、そういうお金の余裕はないのです、ほかを利用してくださいということでしたが、これは子どもの教育にも影響することだと思うのです。特に、学校を終わってから、塾に行くまで家に帰ってしまったら、時間のロスにもなりますし、どこかで子どもたちは勉強する場所の確保が必要なわけです。  そういう意味でも、図書館の利用というのは、ただ本を読むだけのスペースじゃないと思うのですが、お金がないからできないじゃなくて、何らかの対策を講じていただきたいと考えているのですが、町長、何か考えられることはないですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 施設を拡大することは難しいと思います。先ほども話をさせていただきましたが、ロビーを使って学習室ができないかということは副課長に指示をさせていただきました。あと、子どもたちの学校図書はふやします。特に、山野里小学校では、学校の始まる前に図書室を開いて、児童が中心になって運営をしております。授業の前に10分、全員が着席して、自分の読みたい本を読んでおる状態をこの間視察させていただきました。それを上郡小学校、高田小学校にも広めていきたいという教育長の熱意があります。それと一緒になって、こういった状態でも、子どもたちの環境はできるだけ整えていければと思います。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 子どもの学びにも影響することですから、その点特に拡充をよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。15ページの最下段、「人口減対策における住宅提供及び空き家対策」、この施策の関連としまして空き家バンクでありますとか、今回、新規の事業として3世代同居の支援ということを始められたわけですが、私が思うのは、上郡町がほかの自治体と大きく違うところといったら、学生です。若い世代、特に学生の数が少ないことだと思うのです。学生がいることによって、ほかの消費に結びついたり、町のにぎわいになったりすると思うのですが、そういう観点から、ここでの定住の促進とか、そういうことに学生の受け入れ策という考えはあるのでしょうか、お聞きします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 基本的に上郡町には県立大学があって、近隣の赤穂にも大学があります。そういった学生にとって交通の足の確保が重要だと考えております。できれば、そういった方たちに住んでもらえる環境も考えていきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 町長がおっしゃったように、例えば、空き家を活用したり、町営住宅を学生に限り無料開放するとか、そういう大胆な施策で若い人を呼び込んでいただきたいと思います。またぜひ検討していただきたいと思います。  最後の質問になります。これも予算審議で聞いたらいいのかもしれませんが、数字がわかりにくいので質問させていただきます。15ページの主要事業のところの継続事業として、ふるさと納税による地域資源、情報の発信で2,851万円ということがありますが、詳しいことは当然予算で聞くのですが、今回予算の発信に2,851万円使うということでよろしいのでしょうか。 ○議長(山本守一君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(宮下弘毅君) ふるさと納税については、予算では詳しく御説明申し上げますが、結局、ふるさと産品を納税者に提供していくというのも1つの情報発信ということで捉えまして、ふるさと納税に係る、当然ポータルサイトでの情報発信料も含めてここに予算として、事業費として計上させていただいております。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) 詳しい予算はまた予算審議の中で聞きます。ただ、今も財源の確保についてふるさと納税に期待するという答弁がありましたが、ふるさと産品について町としてもっと工夫する必要があるのじゃないかと思うんです。ましてふるさと納税の基本的な考えは、このふるさと納税を好機として捉えて、特産品の開発や発掘といったことをやって、農商工の好循環とか、強いては雇用の拡大につなげていくという方針だったと思うのですが、具体的にどのように今後、ふるさと納税を拡大しようと考えていらっしゃいますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 今年度はふるさと納税の額が非常に減った要因につきましては、担当から説明させていただいたとおりであります。今後につきましては、総務省の通達の3割を遵守しながら、もう少し工夫すれば集められる方法があるのではないかということで、担当課とさらに新たにやり方を構築している途中であります。 ○議長(山本守一君) 梅田君。 ○8番(梅田修作君) そのようにお願いします。  以上で質問を終わりますけれども、最後に一言だけ言いたいのです。県の許可団体ということも最短で解消するように、このことを第一目標に掲げて、30年度を取り組んでいただきたいと思います。  以上で、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(山本守一君) 梅田修作君の質問は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。再開は3時10分。       (14時54分)               休           憩 ○議長(山本守一君) 再開いたします。            (15時10分)  休憩前に引き続き、施政方針に対する質問を行います。  議席9番、井口まさのり君に許可します。  井口まさのり君。 ○9番(井口まさのり君) 町長の施政方針に対して質問させていただきます。この中からというより一番最初に重点施策について質問させていただきます。  この重点施策では町長が30年度に、何を重点とするのかということがよくわからないので、重点施策をどこに力を入れるのか教えていただきたいのです。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 同じ返しになるかもわかりませんが、たくさんのことがあります。上げておりますように、子育て世代に選ばれる町を目指したいということ、それに加えて、先ほどからたくさんの議員から質問がありました財政の健全化、いずれも重要な課題だと捉えております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 僕もこれで町長の施政方針を聞いて10回目になるんですが、町長の施政方針はこの重点施策の中から1点か2点、もしくは3点までの中で、これは30年度に私は絶対にしたいことなのだというものを立てて、重点施策という形で置いていたのですが、このたびは初めて新しい形で出てきたと思っておるのです。それは全て上郡の総合計画に基づいたことを並べられて、1、2に分けて、その1、2が重点施策で全て並べられているわけですが、その中でも最も重点的に施策として置きたいということを今までは置かれていたはずです。それが今回は全てを並べて重点施策と言われておりますので、今まで問題になっている、山積みになっている問題に対して全ての項目について30年度に力を入れますと言っているように聞こえるのです。  ですから、町長は子育て世代に選ばれるまちづくりと町財政の健全化に努めると言われているのですが、これは何も行政や町長に対して批判的に言っているわけではなく、重点施策の1、2が同じ性質ではないということに気づいていただきたいのです。  重点施策の1は、地域の創生の実現とか、子育て世代に選ばれるまちづくりとか、安全安心のまちづくり、地域活力の維持活性と書かれているわけです。これは全て問題点に対していろんな方に行政側から一般会計からお金を支払ってでもやっていかなければいけない事業であって、2の町財政の健全化のほうはお金を絞らなければいけないのです。ですから、1と2の考え方が全く違う性質のものを2つ置いて、同時に進めますと言っても、なかなか厳しいものがあると思うのです。だから施政方針というのは、町財政の健全化を目指すのであれば、それ1本でいいと思うのです。町長が町財政の健全化に向けて進むのだと。1本柱でもいいですし、その中では事業評価の見直しをきっちりするのだとか、そういった形のことを出すのが施政方針だと思っているんです。  毎年言っていますが、今の施政方針は、第5次総合計画を短文に変えただけの施政方針になっているような気がするのです。この個別の主要事業の予算をここに書いたら、これに対して質問していいのかと思ってしまうんです。ですから、最初に配られた平成30年度の上郡町予算の概要というのに全て数字は書かれていますので、こういったことは施政方針に書く必要はないと思います。これだけで4ページほど施政方針が短くなるのです。こういうペーパーに対しても、タブレットがありますので、タブレットを使うといった形の施政方針にしていただいて、だらだら書くのはいいのではないかと思うのです。町長がこれをやりたい。この1年間でこれをするんだという重要な施策、重要な取り組みについてだけ施政方針で出していただきたい。これは僕の考え方ですから、行政にはいろんな考え方もあると思いますし、考えていっていただきたいと思うのです。  財政の健全化に向けた取り組みというのを、どうして財政の健全化に取り組むのか、財政の健全化というのはそもそも何なんですか。町長はどうするべきだと思っているのかお尋ねします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 財政の健全化に対する財政指標というのがそれぞれの市町にあります。その中で経常収支比率、将来負担比率、実質公債費比率、全て上郡町は県下でも悪いところにあります。それをできるだけ正常な形に戻していきたい。再投資ができる環境に持っていけないかと思います。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) ここに書かれているのは、町財政の健全化というのは町財政の効率的な行政運営に努めるのだと書かれていますが、さきの議員さんたちも言われておりました職員の定数減とか、給料のことも言われていましたが、それに対して重点施策に置く限りは、なぜそうしなければいけないのか。なぜ今この重点施策が必要なのか、必要な理由まで書いて施政方針で読み上げていただけたらいいかと思うんです。  効率的な行政運営というのは、職員の給与をカットしたりとか、職員の定数を削減したりするだけじゃなく、ほかにも要素を持ったことがあると思うんです。でも施政方針に書かれている効率的な行政運営というのは理解しにくいのですが、もうちょっと深く具体的に聞かせていただきたいのです。例えば、以前に行政の中身だけじゃなしに事業評価もしっかりとするべきだと。これもはっきりと言ったら、行財政の健全化に向けた取り組みも入ってくると思うんです。  それから、ことしの平成30年度でいえば、町税が既に1億円ぐらい減になります。それからゴルフ場がなくなったので、ゴルフ場が既に1,400万円ぐらい減になってきます。そういった減になる体制の中で、どうやって歳入をふやすかというところも大きな問題になってくると思うんです。歳入増加策については今後、変えていただきたいと以前より意見として言わせていただいているのですが、歳入増加策というのはどういう取り組みで考えられているのか、もしわからなかったら誰かに振っていただいてもよろしいのですが、教えていただけますか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 継続的に歳入をふやそうというのは税金をふやしていくのが一番だと思います。ただ、短期的には町の中で遊休資産が結構あります。そういったものの売却なり貸し付けなりで、ある程度収入が確保できるのではないかと考えております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 町有地の売り払い収入といったことで以前は言われておりましたが、なかなか町有地も売れない状況の中で、新たな歳入をふやすには物を売ったりというのも1つの手ですが、事業をやめるのも1つの手だと思うんです。事業をやめるためには、まずしっかりとした事業評価をして、切るものは切る、やれないものはやれないんですというしっかりとした行政の対応が必要だと思うんです。今までどおりにお金を出す。昨年度の予算に見合ったようにお金を出して、切るものは切らない。そのままだらだら行って、財政状況が悪くなる。これは一番悪いパターンですから、町長はその辺についてどのようにお考えなのかということを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 基本的な考え方としましては、議員のおっしゃるとおりでありまして、担当課にいろいろ指示する中で、やっている事業ありきじゃなしに、改善できるところがあれば、どんどんやってくださいというのは我々が聞いている中では、国に定められてどうしてもやらないとだめな事業と、それに準ずる事業、どちらかといえば、やらざるを得ない事業と3つに分類されるということを聞いておりまして、できれば3つ目のことにつきましては、やめられるものがあればやめていただきたい。新たな施策でやって、単年度でやめる事業は難しいと思います。複数年度、最低3年ぐらい経過して、費用対効果があまり認められない事業につきましては、やめたほうがいい。やめた財源でほかのことをやったほうがいいのじゃないかということは話しております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) これは後の予算で言わせていただきますが、昨年度、一応3月の当初予算には予算を置いていましたが、結局補正で減になっておる。それは使わなかったお金として減になっている事業がありますね。そういった事業をまた同じように金額を置いて次の年に置くというのは、これは予算審議に入ってくると思いますので、これ以上言いませんが、そういった形をやめて、本当に町民が期待する事業に対してのお金をつけるというようなやり方にしていっていただきたいと思いますので、その辺についてはよろしくお願いします。町財政の健全化に向けてはしっかりと事業評価をして、新しい歳入の増加につなげていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、中身について質問させていただきます。5ページの上郡町の企業誘致の現状を教えていただきたい。学校跡地も含めて、わかる範囲でよろしいです。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) まず、成功した事例としましては、山野里の工業団地に大誠樹脂、反対側の山に太陽商会という運送業者が進出してきたと思います。山野里の工業団地については、現状は進んでおる話はありません。学校跡地につきましても、梨ヶ原の事業者は撤退しました。船坂の事業者についても少し難しい状態になっております。残土処分地につきましては、少し引き合いがありましたが、これもその後の進展がない状態です。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 梨ヶ原、船坂のことは後で質問が入りますが、大誠樹脂と運送会社という企業が来ていただいたわけですが、これに対しては町が誘致したものですか、勝手に来られたものですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 誘致したと言ったら間違いです。堀田さんの跡ということで、たまたま相生で操業しておられた大誠樹脂さんが津波の心配をされて立地を探して、上郡に非常にいいのがあったということで来たと。運送会社につきましては、シーダムという既に操業している会社の系列の運送会社です。これも備前の高速道路までが近いということがありまして、特に大誠樹脂さんにつきましては、自動車関連のものをやっておりまして、九州に運ぶのに相生に比べて立地がいいということで選ばれたと聞いております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) わかりました。梨ヶ原がだめになって、船坂もだめになりそうだというのは、町長に聞く前に地元の人から聞いたんです。地元の人が先にわかって、議会はまだわかっていないんですよ。なぜ船坂がだめになりそうなのかという深い事情を今じゃなくていいので教えていただきたいと思います。  残土処分場に限っては、どこにも書かれていないわけですが、同じ5ページの下のところに、観光資源の発掘及び情報発信、山陽道野磨駅家跡と白旗城を書かれています。ここに残土処分場の跡地が入ってきて、ここも以前花を植えたり何かに使うという話をされていたと思うんです。それについてはどうなったのか。公募も何もかけていないということですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) その前に、花の植栽という話はないです。どういうふうに利用するかということで、県の農林と一緒になって可能性を追求した中で、果樹を植えるという話が少しあったのは覚えておりますが、具体的に話は進んでおりません。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 話が進んでいない中で、県との調整は職員に行かすのか、打ち切ってしまったらせっかく残土処分場の途中まで続いていた話がなくなってしまいますので、継続してやっていただきたいと思います。よろしいでしょうか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 継続して頑張ってやります。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) あと17ページの主要事業について、これは予算がついていないので予算審議では質問できないので、今、質問させていただきます。播磨圏域連携中枢都市圏形成事業と三県境の事業が2つあるんですが、予算なしで何をするために置いておるんですか。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 播磨圏域の中枢都市圏形成事業につきましては、姫路市が中心になって進めておる事業です。現在のところ姫路市がおりてきた予算の中でいろいろな事業を考えてやっておる。我々、8市8町につきましては、提案された事業に乗っていくという形で進んでおると思います。  三県境の地域創生会議につきましては、先ほども話しましたように、昨年、インバウンドの助成金をいただきまして、その500万円のお金を使って事業をやりました。今年度については、必要な予算があれば予算組みしますが、とりあえず今の段階では、やめるのではなしに会議は進めてまいります。ただ、大きな予算を伴う事業については今のところ考えていないというところです。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) 播磨科学公園都市圏域連携、これはたつのと宍粟と定住圏です。その下も東備西播もそうなんですが、定住自立圏を組んでいるところは、ある程度中身がわかって、何をしているかということがはっきり見えてきているのですが、播磨圏は中枢都市圏と三県境は何をしているか、はっきり見えないです。見えない中で、インバウンドに対して500万円の事業費をもらいましたと言われても、実際にその500万円のインバウンドのお金が今回30年度に予算がついているかというと、ついていないです。だから、インバウンドを本気でする気があるのであれば、三県境の協議会に行くべきだと思うんですが、ないのであれば、その三県境は切ったらどうかと思うんです。なぜそこに行かなければいけないのかというところをもっとしっかりと説明を議会にもわかるようにしていただきたい。今後でいいのでぜひやっていっていただきたいと思います。  これで最後の質問です。30年度の施政方針、ちょっと重点施策にはわかりにくい部分はありましたけど、町長が本気でやりたい30年度の取り組みというのを口頭でよろしいので、最後にはっきりと何でもいいので言っていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(山本守一君) 町長。 ○町長(遠山 寛君) 今年度は行政懇談会を小さいグループでやっております。地区にたくさん入って、地区の皆さんと一緒になってまちづくりを進めていきたいというのが、今の一番の自分の考えだと思います。とにかく今後、いろいろな問題を抱えている中で、地区の問題を地区で解決できる仕組みづくりが一番重要じゃないかと考えております。 ○議長(山本守一君) 井口君。 ○9番(井口まさのり君) ぜひ30年度も町長、行政の皆さん、一生懸命頑張っていただきたいと思います。以上で終わります。 ○議長(山本守一君) 井口まさのり君の質問は終わりました。
     以上で、町長の施政方針に対する質問を終わります。  本日はこれをもって散会といたします。  再開は明日3月20日火曜日、午前10時であります。  御苦労さまでした。                    (15時32分)               散           会...