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平成30年第5回定例会(第2日12月11日)

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  1. 市川町議会 2018-12-11
    平成30年第5回定例会(第2日12月11日)


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    平成30年第5回定例会(第2日12月11日)    平成30年第5回(第475回)市川町議会(定例会)会議録(第2日)    平成30年12月11日       〇応招(出席)議員   11人 ┌───┬─────────┬────┬────┬─────────┬────┐ │議員 │         │    │議員  │         │    │ │   │  氏名     │ 備考 │    │  氏名     │ 備考 │ │番号 │         │    │番号  │         │    │ ├───┼─────────┼────┼────┼─────────┼────┤ │   │         │    │    │         │    │ │ 1 │ 堀 田 佐 市 │    │   │         │ 欠員 │ │   │         │    │    │         │    │ ├───┼─────────┼────┼────┼─────────┼────┤ │   │         │    │    │         │    │ │ 2 │ 重 里 英 昭 │    │ 8  │ 中 岡 輝 昭 │    │ │   │         │    │    │         │    │ ├───┼─────────┼────┼────┼─────────┼────┤ │   │         │    │    │         │    │
    │ 3 │ 本 間 信 夫 │    │ 9  │ 内 藤   亘 │    │ │   │         │    │    │         │    │ ├───┼─────────┼────┼────┼─────────┼────┤ │   │         │    │    │         │    │ │ 4 │ 長 尾 克 洋 │    │ 10  │ 髙 橋 昭 二 │    │ │   │         │    │    │         │    │ ├───┼─────────┼────┼────┼─────────┼────┤ │   │         │    │    │         │    │ │ 5 │ 正 木 幸 重 │    │ 11  │ 中 野 史 子 │    │ │   │         │    │    │         │    │ ├───┼─────────┼────┼────┼─────────┼────┤ │   │         │    │    │         │    │ │ 6 │ 山 本 芳 樹 │    │ 12  │ 津 田 義 和 │    │ │   │         │    │    │         │    │ └───┴─────────┴────┴────┴─────────┴────┘ 〇不応招(欠席)議員         な し  〇議事に関係した事務局職員   局長      岡 本 勝 行      係長      柴 田 裕 也                        主事      後 田 かおる 〇会議に出席した職員及び委員   町長      岩 見 武 三      建設課長    仲 井 正 昭   副町長     藤 原   茂      下水道課長   後 藤 範 一   総務課長    竹 内 勝 史      地域振興課長  広 畑 一 浩   町参事兼企画政策課長           会計管理者兼出納室長           尾 花 哲 也              平 井 真由美   税務課長    内 藤 克 則      水道局長    平 井 康 行   住民環境課長  坂 本 和 昭      教育長     山 下 茂 樹   健康福祉課長  前 川 勝 彦      教育課長    原 田 和 幸   健康福祉課参事保健福祉センター所長   教育課参事こども園推進室長           羽 室 佐由美              高 橋 幸 子 議 事 日 程 日程第1.   議案第51号ないし第62号          〔一括質疑・質問・委員会付託〕       午前9時30分開議 ○議長(津田 義和君)  皆さん、おはようございます。早朝より御参集賜りありがとうございます。  ただいまの出席議員は11人で定足数に達しておりますので、市川町議会を再開し、これより本日の会議を開きます。  日程に先立ち、御報告申し上げます。  地方自治法第121条第1項の規定により、町長、教育長ほか補助職員の出席を求めております。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。よろしく御協力のほどお願いいたします。  これより日程に入ります。 ◎日程第1.  議案第51号ないし第62号について、一括質疑に入ります。  この際、お諮りします。会議規則第61条の規定により、町の一般事務に関する質問もあわせて許可したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。  なお、本日の質疑、一般質問は、会議規則第63条において準用する同規則第55条の規定にかかわらず、同一の議題につき2回を超えて質疑、質問を許可いたします。ただし、発言時間は同規則第56条第1項の規定により、答弁を含めて1時間以内に制限します。  まず、通告による質問を行います。  10番、髙橋昭二君の質問を許します。  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  議席番号10番、髙橋昭二です。議長のお許しを得まして、通告によります一般質問をさせていただきます。  それでは、議案第55号、平成30年度市川町一般会計補正予算(第3号)について質問をいたします。  まず最初に、30款農林水産事業費、5項農業費、10目農業総務費、補正額3,190万6,000円の内容説明を求めます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君の質問に対し理事者の答弁を求めます。  総務課長、竹内君。 ○(総務課長)  おはようございます。  それでは、髙橋議員の御質問にお答えします。  私のほうからは、農業総務費の人件費の部分について御説明を申し上げます。  まず人件費なんですが、人事院勧告に伴う制度改正、人事異動2名の増です。共済組合等の負担率の改正に伴う給料116万3,000円、職員手当等14万円、共済費31万8,000円の増額です。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  建設課長、仲井君。 ○(建設課長)  おはようございます。  髙橋議員の御質問にお答えいたします。  人件費以外の部分について御説明を申し上げます。  19節負担金補助及び交付金の県営事業負担金3,028万5,000円の増額になります。内訳としましては、県営ほ場整備事業(あまじ地区)、補正事業費にして7,000万円、負担率が12%で、補正負担金は840万円の増です。続いて県営ほ場整備事業(屋形地区)、補正事業費は7,950万円、負担率が10%、補正負担金が795万円の増です。続いてため池整備事業(馬場池地区)、補正事業費が570万円の減、負担率が11%、補正負担金が62万7,000円の減。続いてため池整備事業の沢田池地区、補正事業費が490万円の減、負担率が11%、補正負担金が53万9,000円の減。続いてため池整備事業浅野大池地区補正事業費が4,000万円の増、負担率が11%、補正負担金が440万円の増。続いてため池整備事業ジャク・田圃池です。補正事業費が9,728万円の増、負担率が11%、補正負担金が1,070万1,000円になります。合計が補正負担金として3,028万5,000円の増になります。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  負担金関係の事業箇所を後から聞こう思うたら、今一括して説明いただきました。  まずほ場整備は甘地と屋形、それからため池が馬場池、沢田池、浅野大池、ジャク池、この4カ所ですか、これは間違いございませんか。 ○議長(津田 義和君)  建設課長、仲井君。 ○(建設課長)  御質問にお答えいたします。  ジャク・田圃池です。この4カ所であります。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  ありがとうございます。この場所等がわからなかったので、今回質問させていただきました。かなりの事業量でございます。頑張ってください。  それから、30目の地域振興事業建設費補正102万円の調査設計委託料の説明を求めます。 ○議長(津田 義和君)  建設課長、仲井君。 ○(建設課長)  髙橋議員の御質問にお答えいたします。  30目地域振興建設費補正額102万円は、平成24年度に実施しておりますため池定期点検の対象となる特定ため池に加えて、下流の家屋等に被害を与える可能性がある特定外ため池も対象とした点検の委託料の増額になります。本年度は特定ため池が4池、特定外ため池が13池を対象としております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。
    ○10番(髙橋 昭二君)  ありがとうございます。  ため池については、非常に市川町も多い。危険ため池も結構あります。ため池がつくられてからもう何百年とたっております。そうした中でこのように調査をしていただき、早急に危険な箇所は改修をしていただきたいと思います。これでこの分の説明はよろしいです。  続きまして、40款土木費、10項道路橋梁費、10目道路改良費の補正額1,666万3,000円の内容説明を求めます。 ○議長(津田 義和君)  総務課長、竹内君。 ○(総務課長)  それでは、総務課からは人件費分について説明を申し上げます。  道路改良費につきましては、人事院勧告に伴う制度改正、人事異動、共済組合等の負担率の改正に伴う給料214万3,000円、職員手当178万6,000円、共済費73万4,000円の増額となっております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  建設課長、仲井君。 ○(建設課長)  髙橋議員の御質問にお答えいたします。人件費以外の部分についてお答えをいたします。  13節の委託料の測量設計委託料1,100万円の減額と、15節工事請負費道路工事費2,300万円の増額になります。測量設計委託料につきましては橋梁修繕詳細設計4橋分を予定しておりましたが、国庫補助金の割り当てが減額となりまして実施不可能となったことによる減額になります。道路工事費につきましては、本年度積算歩掛かりの大幅な変更と資材単価の高騰による増額になります。以上です。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  今、説明がございました。人件費については、今後も大体人勧関係なのでよくわかっておりますのでよろしいです。  測量設計委託料1,100万円の減額内容、4橋梁費の国庫補助がつかなかったと今説明されましたけれども、これはどういう理由かちょっともう少し教えていただきたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  建設課長、仲井君。 ○(建設課長)  髙橋議員の御質問にお答えいたします。  予算要求自体はしておったのですが、満額ついてこなかったということになります。約半分、50%ぐらいの割り当てで本年度は国庫補助金が来ておりますので、その分の中で委託料を考えてたんですけども、それをやめて工事費だけにしたということでございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  50%の補助、予算がつかなかったということで、これについてはまた国、県への要望等を強めて満額つくように、やはり震災等が来ますと一番橋梁関係いったら道路の寸断される要因になるところでありますので、国、県への要望を強く求めます。  それから、工事請負費の2,300万円の増額理由、その中でいろいろ予算の組み替えをしてありますが、その辺の関係も含めて説明を願います。 ○議長(津田 義和君)  建設課長、仲井君。 ○(建設課長)  髙橋議員の御質問にお答えいたします。  昨年度に比べまして、本年度は積算の歩掛かり自体が大幅に変更になりまして、全体的に工事費自体が増額になっております。それに加えて資材単価、特に生コン等の資材単価が高騰しておりますので、工事費のほうにのらせております。以上です。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  昨今、大変工事関係で資材が高騰しておるということをちょっと聞いております。そういった中で、非常に予算のほうも立てにくいかもしれませんけども、頑張って予算取りをしてできるだけ安く多く工事をしていただきたいと思います。道路関係はこれで終わります。  続きまして、教育費でございます。50款教育費、10項小学校費、5目学校管理費、補正額3,833万8,000円の内容説明を求めます。 ○議長(津田 義和君)  教育課長、原田君。 ○(教育課長)  髙橋議員の御質問にお答えいたします。  50款教育費、10項小学校費、5目学校管理費の補正は小学校の普通教室31室に空調設備を設置するための設計監理委託料及び工事請負費の増額です。9月定例議会で同じ項目で補正予算を計上いたしましたが、詳しい見積書をとる時間的余裕がなく、過去に設置したエアコンとキュービクルの実績金額をもとに補正予算を計上いたしました。その後、詳しい見積書を作成いたしますと、9月の補正予算額では経費が不足することが判明いたしました。今回不足分を増額するため、補正予算として計上させていただいております。  事業費はエアコンの設置が31基、キュービクルの設置が4基、それに設計監理委託料を加えて合計1億1,774万5,000円となっております。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  これと関連しますんで、50款の15項中学校費、5目学校管理費の関係もあわせて説明願います。 ○議長(津田 義和君)  教育課長、原田君。 ○(教育課長)  50款教育費、15項中学校費、5目学校管理費の補正につきましても同様の理由で、9月の補正予算額で不足する分について増額するため、今回補正予算として計上させていただきました。  事業費はエアコンの設置が13基、キュービクルの設置が2基、それに設計監理委託料を加えて合計5,998万6,000円となっております。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  ただいまの説明で、9月の補正で見積書を作成されたときに以前の見積書なんですか、きちっと外部で見積書をとらずに以前の見積もりでやったというやなことをちょっと感じたんですけども、補正予算の関係で財政と調整するときに見積書はきちっとやっぱり概算でもとるべきやないかと思うんですけども、その辺どうですか。 ○議長(津田 義和君)  教育課長、原田君。 ○(教育課長)  本来でしたら、髙橋議員がおっしゃるようにきちっとした見積書をとって正確な数字で計上するのが本来だと思います。ただ、9月のその場合、国の動向がどうなるかちょっと不透明なところがありまして、国の動向によってはすぐさま対応しなければならないという状況もございましたので、見積書をとる余裕がないまま過去の実績の金額で補正予算を計上させていただきました。御理解いただきたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  見積書をとらなかったということでありますけれども、財政の関係にちょっとお聞きしますけれども、こういう場合はやはりきちっと概算でもよろしいんでメーカーとかそういうとこの見積もりをとっておれば、こういった大きな差額いうんですか補正が出ない。シビアにせえとは言わないけども、ある程度その辺はもう一度財政のほうでちょっと補正予算を組むときにほかの課についてもどういうように指導されとるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  総務課長、竹内君。 ○(総務課長)  髙橋議員の御質問にお答えします。  議員のおっしゃるとおり、予算を組むときは根拠に基づいて査定をし、予算化をしているのを原則としています。  今回のケースの場合ですと、もちろんメーカー、工事関連業者からの見積もり、設計会社からの見積もりでもよかったんですが、聴取のほうをしたいところではあったんですが、先ほど課長の答弁にもあったように時間的な余裕がなかったというのと、あとその各学校の現況をまず把握しないと見積もりがなかなかとれないという状況でございました。それぞれの学校のキュービクルの状態等々の状況もその時点では把握できてなかったので、なかなかその見積書を聴取するいとまがなかったというのが現状であります。そのため参考にしたのが、これまで設置をしていた実績に基づいて、それを若干多目に予算化をしたわけなんですが、結果的にはこういった状況となりました。今後はおっしゃるとおり見積もり等根拠に基づいて予算化をしていきたいと考えておりますので、御理解をよろしくお願いします。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  本当にエアコン設置については、いち早くこういうことで計画されたいうことは私は反対はしておりません。その担当のところでやはりいち早く見積もり関係をきちっと概算でもいいからとって、大きな差がないような形をしていただきたい、予算を上げていただきたいと私は思っておりますんで、報告しておきます。今後よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、請負者の破産に伴う手続等についてを質問いたします。  近年、建設業界を取り巻く厳しい環境により、請負者の破産等による履行不能工事が発生している。市川町でも、水道事業で西川辺配水池増設工事の請負業者が破産したと聞いています。  まず最初に、西川辺配水池増設工事の発注した内容等を説明願います。 ○議長(津田 義和君)  水道局長、平井君。 ○(水道局長)  髙橋議員の御質問にお答えいたします。  議員御存じのとおり、西川辺配水池増設工事につきましては既存配水池の老朽化、また災害時に対応できるよう平成19年度から設計に入って、これまで進入路工事等を行い、昨年29年度に配水池の本体工事にかかっております。平成30年度で完了を見るということになっておりましたけども、残念ながら今の段階では先ほど言われましたように業者が破産という手続に入っていくということで、今現在は中断をしております。  御質問の平成30年度の配水池の増設工事の内容につきましては、場内整備工場外整備工がございます。まず、場内整備工として構造物工、流量計室の一式、電動弁室の一式、場内配管工の配水管200ミリが31.9メートル、300ミリが39.6メートル、排水管150ミリが20.5メートル、場内の排水工としてU型側溝97メートル、排水ます工が2カ所、電気計装設備工といたしましては引き込み開閉器盤1面、配水池制御計装盤が1面、配水池水位計が2基、配水池水位電極が2基、地震計が1基、テレメーター装置が一式。続いて舗装工でございます。コンクリート舗装が583平方メートルでございます。  次に、場外整備工として場外配水管300ミリが46.1メートル、第1送水管200ミリが52.9メートル、第2送水管200ミリが56.6メートル、排水管150ミリが47.3メートル。進入道路工といたしまして擁壁工160平方メートル、U型側溝70.8メートル、コンクリート舗装189平方メートル、ガードレール設置27.3メートルとなっております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  これから配水管等、また電気、本当に重要なところが全部残っておりますね。これの進捗率は今何%でとまっとるか、その辺ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  水道局長、平井君。 ○(水道局長)  髙橋議員の御質問にお答えいたします。  今の段階で5.2%になっております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  この契約した業者名は言えるんかどうか。その辺と、言えなかったら言えないでよろしいですけど、それと請負額関係も教えていただきたいと思います。 ○議長(津田 義和君)
     水道局長、平井君。 ○(水道局長)  髙橋議員の御質問にお答えいたします。  請負業者につきましては、この問題が生じたときにもう新聞等でも言われておりますので、落札業者として日本機動建設株式会社でございます。落札額が7,213万1,040円でございます。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  7,000万強の請負額で5.2%。まだ全然進んでない時期に破産をしているということで、破産後どのように水道局は取り組んでいるのか。通告しています4点について説明を求めたいと思います。  まず1点目、破産業者としての残工事の継続ができるのかできないのか、その辺をちょっとお聞きします。 ○議長(津田 義和君)  水道局長、平井君。 ○(水道局長)  髙橋議員の御質問にお答えいたします。  破産業者の工事の継続ということなんですけども、これにつきましては事象が発生してから弁護士等に相談を申し上げまして、結果、今の段階では工事請負契約については工事請負契約書の発注者の解除という項目があります。契約書の第47条第1項第2号に基づきまして、11月の6日に代理人弁護士配達証明つき内容証明郵便で契約解除の通知を送り解除しております。ですから、元請の今の業者が継続するということはございません。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  それでは、2点目の契約解除した場合に、この出来高と請負代金の処理はどうなるのか、その辺を説明願います。 ○議長(津田 義和君)  水道局長、平井君。 ○(水道局長)  髙橋議員の御質問にお答えいたします。  先ほども言いましたように、契約についてはもう既に解除しております。それによって、出来形検査をしております。業者が破産等の手続に入っておりますので資料等はございませんけれども、現場の出来形検査によって工事監理業者に出来高を行っていただいております。  先ほども言いましたように出来高については5.2%、金額にいたしましては377万5,680円となっております。これにつきましては、まず初めに請負代金として前金払いの制度がございまして、8月の31日に請負額の40%を限度とする前払い金を払っております。前払い金といたしまして2,880万円の支払いを行っております。しかし、前払い金については御存じのとおり西日本建設業保証の証書のもとに支払いを行っておりますので、前払い金の専用口座がございます。そこに2,880万円を支払っております。ですけれども、この口座のほうに先ほど言いましたように進捗率が低いということもありまして、まだ全額残っているということから、出来高を除いて残りに対して前払い金に余剰が出てくるということで、これも契約書の50条第3項に基づいて返還をしてもらうということで手続を現在進めております。金額的には、出来高を差し引きいたしますと2,502万4,320円の額が余剰が出てくる。支払い過ぎということになりますので、返還の事務手続を今現在行っております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  今聞きますと、前払い金制度の中でまだ業者には5%の分も含めて渡ってない。通帳に残っておるということで了解いたしました。  それに基づきまして3点目に入りますけど、解除により生じた発注者損害は返してもらえるなら賠償請求等はないと私は思うんですけど、その辺はどないなのかな。 ○議長(津田 義和君)  水道局長、平井君。 ○(水道局長)  髙橋議員の御質問にお答えいたします。  先ほど議員も言われましたように、前払い金の返還によって請負額の損害いうのはなくなりますけれども、そのほかに受注者が請負契約を結ぶときに契約の第4条に基づいて請負代金の10分の1に相当する額がございます。いわゆる履行保証保険というものがございます。それについても、現在請負契約書の47条の第2項に基づいて履行保証保険を違約金として請求の手続もしております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  水道局としては、着々と弁護士を通じて手続もされていることをよくわかりました。  その中でちょっと気になるんですけども、差し押さえとか管財人の関係でその影響はないんかどうか、その辺だけちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  水道局長、平井君。 ○(水道局長)  髙橋議員の御質問にお答えいたします。  契約解除に至った経緯がございまして、それについてはうちの今の契約書、新しく今つくりかえられているんですけども、その当時この工事についての契約についての中身、いわゆる条項の内容では、聞くところによりますと、過去の訴訟の経緯からその破産管財人が先行して解除されるということがあります。それに先に先行して解除されますと、先ほど言いました違約金なり前払い金等の分が返してもらえないということがございまして、まず初めに条項に応じた分で解除をさせていただいたということになります。ですから差し押さえ等がございますけれども、うちはまだ被害者というふうになっておりますので、そのできた分については前払い金のほうの口座に残るということになりますので、大丈夫だとは思っております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  倒産された業者も気の毒ですけども、やはり市川町としては被害を最小限に抑えて、住民のお金をできるだけ持ち出しを少ないように、局長、頑張ってください。ありがとうございました。  続きまして、広域ごみ処理計画について質問いたします。  広域ごみ処理施設の建設用地については公募制を導入され、希望される郡内の各区に対し説明会を開催されています。今の進捗と今後の取り組み内容について説明願います。 ○議長(津田 義和君)  住民環境課長、坂本君。 ○(住民環境課長)  髙橋議員の御質問にお答えをいたします。  広域ごみ処理施設の建設用地につきましては公募制を導入し、ことしの5月1日から9月30日までを応募期間としました。結果的に、福崎町より1カ所、市川町より1カ所の合計2カ所の応募がありました。  また、各町5カ所ずつ選定をしている中から、それぞれの各町で1カ所に絞り込みを行い、合計5カ所について学識経験者や住民代表、関係行政機関の職員で構成をしております神崎郡ごみ処理施設建設用地選定委員会で現在評価を行っていただいております。この評価結果をもとに、中播北部行政事務組合管理者及び郡内3町の町長で最終候補地の決定を行うこととしております。この委員会につきましては、第1回目を10月31日、2回目を11月27日、3回目を12月5日にそれぞれ開催をいたしました。今年度末をめどに評価を終えて、結果を中播北部行政事務組合管理者に答申をしていただく予定となっております。管理者及び3町町長による最終的な候補地1カ所の絞り込みが終わりましたら当該区とは十分な調整を図りながら、区内住民の方はもちろんのこと、周辺区の住民の方々や周辺施設等にもごみ処理施設建設について御理解と御協力をいただきますよう丁寧な説明を行っていきます。  以上がごみ処理施設建設用地の選定に係る状況と今後の予定でございます。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  広域ごみ処理計画については、現在応募2カ所、それから各町で1カ所ずつの選定して5カ所で選定委員会で検討されていると報告を受けました。  今、3回目で検討されていると聞いております。本当に必要なごみ処理場でございますんで、できるだけ迅速に対応して促進していただきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、4番目の人口減少対策についてをお聞きします。  12月の広報いちかわに記載されております人口減少対策等についてお聞きします。  まず、1点目はI・Uターンを促進する事業として空き家、空き地の情報提供をされていますが、その成果をお聞きしたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  住民環境課長、坂本君。 ○(住民環境課長)  髙橋議員の御質問にお答えをいたします。  平成25年9月より、空き家・空き地バンクを開始をしております。12月5日現在、登録物件は44件となっております。平成29年度以前の成約実績は16件で、内訳は売買9件、賃貸7件となっております。今年度につきましては成約実績は10件で、内訳は売買9件、賃貸1件となっております。引き続き空き家・空き地バンクで情報提供に取り組んでまいります。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  本当に人口減対策をどうするかいうのは大変だと思いますけども、そういう空き家、空き地を活用してこれからも成果を伸ばしていってほしいと思います。よろしくお願いしたいと思います。  町遊休地を活用し住宅地として分譲に取り組まれていますが、その経過を報告していただきたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  企画政策課長、尾花君。 ○(町参事兼企画政策課長)  髙橋議員の御質問にお答えをいたします。  平成29年度に千原地内の甘地北保育所跡地の宅地造成工事を行いまして、6区画分譲しております。4月から販売を開始いたしまして、現在4区画を売却しており、うち3区画で住宅建築中でございます。  30年度は、東川辺地内の川辺東保育所跡地を8区画に整備する宅地造成工事を行っております。工事の完成は2月末の予定でございますが、年明け早々1月上旬に申し込みを開始する予定といたしております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  あと2区画残っているということでありますが、できるだけ早く完売していただきたいと思います。  それから、3点目ですが、他の農地等の遊休地を利用したもう少し規模の大きい分譲計画をされてはどうですかという質問なんですけど、私、神河町で分譲をやってますね、あの程度より小さくてもいいんですけど、やはりそういう計画を立てたほうが、学校周辺に近いとことか播但に近いとこ、そういう考えがあるのかどうかちょっと聞きたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  企画政策課長、尾花君。 ○(町参事兼企画政策課長)  お答えをいたします。  来年の春のこども園の開園によりまして閉園、閉所する幼稚園、保育所の跡地を住宅用地として適した土地を宅地の造成をいたしまして分譲する事業を進めながら、町内に住宅地を求められております需要に応じまして住宅地として適所において個人遊休地等も含めた土地を選定し、住宅用地を確保していきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  これにつきましても、できるだけ本当に住みよい市川町という形で力を入れていただきたいと思います。  続きまして、5番をちょっと後回しにします。6番目のリフレッシュパーク市川の施設の利用状況報告をしていただきたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  地域振興課長、広畑君。 ○(地域振興課長)  髙橋議員の御質問にお答えをいたします。
     リフレッシュパーク市川の施設利用状況について報告をさせていただきます。  リフレッシュパーク市川は平成25年度から指定管理者制度を導入しており、最初の3年間を姫路市の株式会社夢乃井が受託をしました。そして平成28年度からの5年間は朝来市に拠点を置く夢屋が受託をしており、現在3年目となっております。  1年間の休業明けとなった平成25年度以降の施設全体の利用概況の報告をさせていただきます。  平成25年度2万5,779人、26年度2万956人、27年度2万2,554人、28年度2万8,533人、平成29年度3万2,547人と推移しており、平成26年度を底にやや増加傾向というふうになっております。  あと宿泊者にこれを絞りますと、平成25年度が2,581人、26年度2,618人、27年度2,797人、28年度2,707人、29年度2,937人となっており、これも少しずつではありますがふえつつあるというような状況でございます。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  施設の利用状況をお聞きしました。徐々にふえてきているということで、これからもいろいろなイベント等を含めて頑張っていただきたいと思います。  その中で1つ、ふれあいドームの利用料の単価についてをお聞きしたいと思います。  ふれあいドームの利用料の中で、グラウンドゴルフは1人当たり300円で設定されております。それでドームの半面使用で1時間1,000円ということで、私、ネットで調べるとなっております。全面使う人は2,000円。これを3時間で借りますと当然6,000円となる、ざっと半日ね。グラウンドゴルフは一人300円、非常に1人当たり安いと感じるんですけれども、グラウンドゴルフは団体でしますんで、25人とか結構ふえます。それと計算しますと、これ全面借りるほうが安くなってくる。そういう形が1点あります。  それと、これをもう少し考え直したらどうかという考え方もあるし、もう1点、福崎の全天候型さるびあドーム、これは全体借りて半日1,000円です。1日で2,000円。全然値段が違いますね。福崎はスポーツ関係力入れてますので、そこも多目的ないろんなイベントでも使っておりますけども安い。営業関係は高くなりますけども、住民が使う場合はかなり低く抑えています。神河についても、本当にグラウンドゴルフの芝生広場がございます。これなんか1日600円ですけども、町内の方は大分安うしていると思います。そういう考え方で、もう少し住民、これ高いから使えない。ちょっと狭いけど、グラウンドゴルフできます。もう少し利用を考えた中でそれを利用されるとするようにされると、やっぱり昼そこで食事をしようかとか、ちょっと昼からも使って皆さん食事会をやろうかとか、そういうことにつながってくると思います。その辺でこの料金体系をどのようにされるか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  地域振興課長、広畑君。 ○(地域振興課長)  御質問にお答えいたします。  議員のおっしゃるとおり、リフレッシュパーク市川のふれあいドームの使用料につきましては御指摘のとおりで、今、グラウンドゴルフでお使いいただく場合にはお1人当たり税込みで324円ということで、少ない人数で御利用いただく場合には安く使っていただけるというメリットもあるんですが、先ほど言われたようにグラウンドゴルフで御利用の場合、大会なんかの場合はかなり大人数になります。そうなるとますます割高になってくるということで、近隣のさるびあドームでありましたり神河町のすぱーく神崎でありましたり、いずれもかなり安く御利用いただけるようになっているということで、議員御指摘のように施設利用料の設定が近隣他施設に比べて割高となっているということについてはそのとおりだと思いますので、これについては施設の利用促進とかいろいろなことを考え合わせ、今後検討していきたいというふうに考えます。よろしくお願いいたします。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  今、グラウンドゴルフ等自治会対抗、それから老人会、またスポーツクラブ等々で結構今グラウンドゴルフが盛んになっております。そういった中でやっぱり全天候型、雨の日でもそこでできるという考え方ありますんで、できるだけ単価のほうを安くして、リフレッシュパークはそこで利用していただいて食事関係、施設関係を利用していただくということに進めていただきたいと私は思いますんで、町長、よろしくお願いします。  それから、あと時間がないんですけども、最後になりますが認定こども園についてでございますが、本当に今土曜日、日曜日を問わず突貫工事をされている。御苦労さまでございます。昨今本当に鋼材単価が上がり、きのうもテレビ見ていますと1年延ばすんだという市町も出て、住民とのトラブルができております。  そういった中で市川町は何とか努力されていると私は思いますが、そこでお聞きします。現在の進捗率を教えていただきます。それと工程どおりいっているんか、その辺もあわせてお願いします。 ○議長(津田 義和君)  こども園推進室長、高橋君。 ○(教育課参事こども園推進室長)  髙橋議員の質問にお答えします。  現在、東こども園の進捗率は50%となっております。現在は基礎工事、土間工事、配管工事が完了し、間もなく鉄骨の組み立てが終了します。そして12月末には外壁工事が完了する見込みで、年内には見た目には園舎の形ができ上がるというふうになっております。年明け1月には内壁、床、天井工事を行い、2月に内装や建具工事と仕上げの工事に入る予定となっております。  工期につきましては、鉄骨の納品がおくれが生じました。当初計画より約3週間のおくれが出ております。休日作業等の実施など企業努力で工期を間に合わせようとしましたが、現時点となりまして少し無理が生じてきました。そのため、2月15日までの工期を3月上旬まで延期したいと考えております。  なお、予定どおり4月1日には開園を迎えたいと思っております。また、おくれが出た分につきましては、今後も引き続き休日作業と夜間作業を行い、あわせて、設計監理者と施工業者との連絡会議を密にしまして、工程管理を徹底していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君。 ○10番(髙橋 昭二君)  御苦労さんでございます。いや、私、見ますと本当に夜もやっているという中で土曜、日曜も作業されてますんで、本当に体に気をつけて事故が起こらないように、その辺も心配しますんで、よく指導していただきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。  私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。 ○議長(津田 義和君)  10番、髙橋昭二君の質問は終わりました。  暫時休憩します。なお、再開予定は10時50分とします。      午前10時32分休憩      午前10時49分再開 ○議長(津田 義和君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、1番、堀田佐市君の質問を許します。  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  おはようございます。  議席番号1番、堀田佐市でございます。議長の許可を得て事前に通告いたしております質問を行いますので、よろしくお願いいたします。  その前に、ちょっと訂正をお願いしたいんですが、私の質問の3番目の災害対策についてとこれを要望したんですけども、対応なんです。災害対応について町長の言われた言葉が万全な対応策をとしておるのを、対応をしなければならないと考えております。そういうことなんで、ちょっと訂正だけお願いしたいと思います。  それでは、質問に入らせていただきます。  まず、1番目に議案第51号についてお尋ねいたします。  市川町特別職の町長、副町長、教育長の給料月額が毎年度10%の減額をされておられますが、これはいつまでこういった形を続けられるのかお尋ねいたします。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君の質問に対し理事者の答弁を求めます。  町長、岩見武三君。 ○町長(岩見 武三君)  堀田議員の質問にお答えします。  常勤の特別職の給料減額措置につきましては、平成17年度から10年間の行財政改革の取り組みで総人件費の抑制として給料月額の20%減額をいたしておりました。10年間の目標期間は終了しましたが、平成29年度からは10%の減額を続けて現在に至っております。  議員が御質問のいつまで続けるのかという質問でございますが、財政状況は依然として厳しい状況の中、本年度も減額措置を実施することとし、その後のことについてはその時期に判断をしていきたいというふうに考えております。  なお、本年の2月に特別職の報酬等審議会に特別職の報酬等について諮問をいたしましたが、その答申におきましては報酬等については据え置くことが適当であるとの結論をいただきました。なお、答申の附帯意見として審議会が政治的判断に基づく給料の自主減額について意見を述べることは適当でないとしながらも、答申の内容を尊重することが望ましいとの意見をいただいております。しかし、平成31年度の1年間については減額をすることといたしておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。以上です。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  町長の説明はよくわかるんですけども、我々も議員の立場であり、また職員もわずかですけども値上げになった経緯もございますわね、このたびもね。やっぱり上げづらいね、正直な話が。町長や教育長、副町長の給料が減額されるのに、その中は上げるいうたら財政面に対してはありがたいんですけど、職員そのものにしては上げづらい気がするんよね。同じするんやったら、こんな政策せんと条例で下げはったらどないですか。 ○議長(津田 義和君)  町長、岩見武三君。 ○町長(岩見 武三君)  前回にもそういった質問をいただいて、金額じゃないんですが、報酬審議会を開いて意見をいただくということで、先ほど申しましたように報酬審議会では今の条例の額が適当だということでありますので、今の考えとしては時期については報酬審議会の趣旨を尊重して、そのときに検討していくということにしたいというふうに思います。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  住民から見たらね、それは町長、教育長や3人の、副町長も減額される。これはそれだけの分がまた財政の運営にプラスになるんやからそれは確かにええかもしらんけど、職員の立場から考えたらあんまりええ感じではない、私はそう思うんです。いや、課長らはどうか知らんけどね。だからそういうことも、31年度はこういう形にされるだろうと。それでええんやけども、議案出してくるときにそういうことも踏まえたあれで、審議会でこれでええ言うとるからこれで妥当なあれやというて言われるかもしらんけども、審議会いったって上げな下げないうことは言いづらいと思うんやね。どういうあれから持ってきてこういう決め方をされるか私はわからんけども、やっぱりちょっと私が今言ったようにみんなのことも、上げてもらえたって尻がこそばいような感じするわね、職員も。わずか金は300円か500円、1,000円も上がるようなことはないと思うんよ。そやけども職員の立場によってはそれは大きく上がる人もおれば、また若い子やったら少ないかもわからへんね。だからあんまりええ気持ちのもんではないと思うんやけど、その辺のとこをひとつしっかりと配分して、来年度になるんやけども検討していただきたいと、このことだけようお願いしておきます。この件について、これで終わらせていただきます。  次、2番目の工期についてでございますが、先ほど同僚議員がお尋ねしたのでこの件についてあんまり深くは尋ねるあれがないんですけども、来年度4月1日からの入園については影響はないという答弁だったと思うんですけども、内容は慌てて工事をさせたらどうしてもやっぱり仕事する者は荒っぽうなると思うんですけど、私とこの入札で渡した金額は突貫工事で渡したんじゃないんだね。だからその辺のところはしっかりと検査というんか配慮もしとってんですか、どうですか。 ○議長(津田 義和君)  こども園推進室長、高橋君。 ○(教育課参事こども園推進室長)  堀田議員の質問にお答えします。  工期につきましては、先ほども申し上げましたとおり2月15日でおりましたけれども、3月上旬まで延期したいと考えております。現在夜間作業、休日作業等を行っておりますが、工事が雑にならないように業者のほうに常に申し伝えております。工程会議等、密にしまして、今後も工事管理を徹底して進めていきたいと思っておりますので、きちっとしていただけると思っております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  ようお願いしておきますわね。雑な仕事にならんようにね。また課長もちょっと気を配っとってあげてね。なら、この件についてこれで終わらせていただきます。  次に、3番目の災害対応についてでございます。私が「対策」としておったのを「対応」でございますので、最前も申しましたようによろしくお願いいたします。  それでは、町長は2018年10月10日の絆の会で町内に折り込みで配布をされておられますが、その中で災害への備えに万全な対応をしなければならないと考えておりますと記載されておられますが、町長の万全な対応とはどのような対応を考えておられるのですか、お尋ねいたします。  また、ちょっと別で今井谷川と鶴居溝からの合流点の件もお尋ねしたいんですが、町長と担当課と別々にお願いしたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(津田 義和君)  町長、岩見武三君。 ○町長(岩見 武三君)  議員お尋ねの絆の会のナンバー19の件ですが、9月の定例会の開会の挨拶の内容を伝えたものでありまして、議員が今御指摘をされましたその前段のところで開会の当日、台風21号が接近をしておりました。したがって、避難所の開設など早目の対応をしていきたいと考えておりますというふうに述べた後で、特に本年度は台風の発生が多いとの予測もありますので、災害への備えには万全な対応をしていかなければならないというふうに書いたものでございます。  災害が発生することも想定して早目の情報の提供、また自分の命は自分で守ることを基本にしながら、避難所の開設あるいは避難準備情報、避難勧告などにより対応をしっかりしていきたいという、そういう思いでのことでございましたけれども、災害に対しての対応というのは今のようなあれでしたら対策としてやはり考えていかなければならないだろうというふうに思っております。  ソフト面、ハード面ともにたくさんな課題があると思うんですが、とりわけソフト面についてお答えをしたいと思うんですが、ソフト面については地域防災力強化訓練でありますけれども、本年度は川辺校区で開催をいたしました。また、実際の災害には行政の公助としては台風などの災害のおそれのある場合につきましてはその状況等により早目の避難準備情報、避難勧告を発令をし、防災行政無線や町のホームページなどにより周知をして、職員を派遣し避難所などの開設を順次行い、避難者の受け入れを行います。  防災の基本は自助ですので、また家族や地域コミュニティーでともに助け合う、その共助も重要であるというふうに思います。地域の状況を日ごろから把握し、各区の自主防災組織で防災に対する訓練や備えをしていただくことも重要と考えております。避難訓練等に対する補助金を出して支援をしていきたいというふうに思います。  また、備蓄品を町で保有するだけでなく、民間の事業者との機動力や調達力等を生かした応援協定を充実をしております。  また、来年度はハザードマップを見直して、改めて住民に防災情報を周知していくそういう予定をソフト面ではいたしております。以上です。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  町長ね、住民からよう尋ねられるんやけども、私、鶴居地区のことを尋ねられるんやけども、鶴居地区で避難所は老人福祉センターやったわね。とか中学校とか小学校とかなんやけども、確かに3カ所やろうと思うんやけど、そこへよう行かなんだらどないなるん。どんな対策してくれるんやろうと。こういうことを住民から言われるんやけども、それについては聞いたことない言うんよね。行ってそこで避難所の対応は役場がしてくれるけども、そこへ行くときの件については放送されてないでいうて、どないしたらええんやいうて聞かれるんやけども、それで私はこの万全な対応をとされたからどこまでのことをされるのかという、そういう意味合いでこれをお尋ねしとるんやけど、町長、その辺どう答えられてますか。 ○議長(津田 義和君)  町長、岩見武三君。
    ○町長(岩見 武三君)  避難勧告なり準備情報を出して、そこへ行くことが困難な人については準備情報の段階で行っていただくということが必要かと思います。  実際にそこへ行けないというその人に対してどうするのかという、これは大変大きな課題であります。職員がそこまで行って対応するということはなかなか難しいことでもありますので、消防であるとかあるいは民生委員、協力員さんの協力を得るとかというふうなことで対応していかなければならないというふうに思っております。  また近所の人、いわゆる共助の中のそういう地元の人の協力、自主防災組織等の協力、これが必要になってくるというふうに思いますので、自主防災組織を支援しながらそういった訓練もしていただきたいということでございます。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  町長、元気な人は力があれば命とかえることやったら逃げていくけども、そうでない体、足腰の弱い人なんかやったらよう対応せえへんのやね。今そないにたくさんおるとは思わんけどね、そやけど消防団とかそういう対応を考えてもらえるように、そうでなかったら万全な対応というところまではいかないと私はそう思うんですけど、町長、そんなことまで考えておられたんですか。この絆を書かれたときには。 ○議長(津田 義和君)  町長、岩見武三君。 ○町長(岩見 武三君)  これを書いたときにそこまで考えていたかと言われればそこまでということではなかったかもわかりませんけれども、警戒本部等を立ち上げて避難情報を出す。そういうときには、そういう人たちをじゃどうするんだというふうなことはやはり今後の対応の中でも議論になることで、今言ったような対応の仕方を考えているというふうなことは議論として行っておりますし、消防の本部も詰めておりますので、そういったお願いをしていきたいということでございます。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  一般の住民の方は、こういうふうにしてあげるいうたらやな、抱け、抱いてあげるいうたら負え、言葉は悪いですけどね、これを願うのが住民さんなんやね。もっともの言葉なんやね。だけどそういうことをよく聞くんで、ひとつ私が今お願いしたことを検討していただきたい。そうでなかったら、万全な対応とまではいかないということだけ町長に要望しておきますのでお願いいたします。  そして課長、今井谷川と鶴居溝からの合流点の場所の機能はどうですか、お尋ねしたいんですけど。 ○議長(津田 義和君)  建設課長、仲井君。 ○(建設課長)  堀田議員の御質問にお答えいたします。  今井谷川と鶴居溝の合流点におきましてはこれまでにもたびたび越水し、宅地や農地が浸水している状況でございます。今井谷川は、振古川合流地点より護生寺まではほ場整備事業により改修されておりますが、それより上流は未改修のままとなっております。その影響もあり、脆弱な箇所に被害が出ております。  抜本的な対策としては、ほ場整備事業とあわせた河川改修工事を実施し、河川の流下能力を確保することが重要と考えております。しかしながら、ほ場整備事業は地権者の皆様の理解を得なければ取り組むことができない事業でございますので、これからは説明会等の啓発に努めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  課長の説明ではこれから取り組んでいくと、そういう説明であったと思います。1年でも早く、住民さんの了解がなかなんだらできないんではあるんですけども、言われたとおりそのとおりですけども、早いことできるようにひとつ努力していただきたい。  それと、田中のほうまでずっと今井谷川、水があふれよるわね、大きな水が出たらね。ああいうことも含めて、一遍検討していってはなと。これ長年このことは役場も知っとる。課長は担当かわっても、役場の職員である以上これは長いこと続くやろう思うんやね。そういうとこも含めて、よろしくお願いいたします。要望しておきます。  そして次、4番目の護岸修繕についてお尋ねいたします。  市川河川敷の低い場所に崩れが目立っている。特に沢橋の南に加茂神社があるんですけども、その南の美佐地内に護岸の崩れが目立ってならないが、県はあれをよう知っとると思うんやね。ところがいつまでも放置されておるんですが、災害対策のための県土木のほうにどないに考えとるのかお尋ねしてほしい。これを尋ねるんですけど。 ○議長(津田 義和君)  建設課長、仲井君。 ○(建設課長)  堀田議員の御質問にお答えいたします。  議員御指摘の場所におきましては、平成27年度に公共土木災害復旧事業により県土木が護岸工事を施工しております。護岸としては、コンクリート積みブロックと土羽を併用した構造で復旧しておりました。しかし、本年7月豪雨によりその土羽部分が洗掘されたままの状態となっております。県土木に確認したところ、本年度県の単独事業で復旧するとのことでございました。  また、あわせて市川の堆積土砂の撤去と、あと上流護岸の足元が洗掘されておりますので、根接ぎ工を実施するとのことでございました。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  課長ね、私、以前もこの質問させてもうたと思うんやけどね、市川だけやなくこっちに、東にも瀬加のあれは何川やったか知りませんけど県の河川があるわね。そやから小畑のほうもそうやろうね。これ崩けて崩けてしてるけど、特に私は市川を走るさかいにようわかるんやけど、千束から東見てもこの役場の下のところでもごうっと石が削っとるとこがあるし、上を見りゃ神崎の三菱の東側、神崎大橋の南、あっこらでもコンクリートで重たいやつつくったやつを並べてはんのやけど、下のほうはとられてしもうて水に流されてしもうて、これ削られた形になっとるわね。これをたびたび直せへんから、少々傷んだって県は目立たへんのやね。そやからいつまでも放置するわけで、そやからきちっと整備どこもしとったら、ちょっと傷んでもここ傷んどるいうてすぐに直せるし、小さな金で直るし、また早いこと手をつけて処置してくれるんやけど、もう少々したって金もようけ要るし直らへんやついつまでもほかしとる。だからそれがもう当たり前になってしまうんやね。そういう目で県は見とるの違うかなと。  例えて言うたら、こんなことここで言うのは失礼な言い方か知らんけども、家でもそうやね。きれいに片づけとる家はちょっと散らかしてもすぐに片づけるけど、少々やんちゃにしとる家はちょっとぐらい汚したいうたてあんまり苦にならん。なれてなってしもうて。だからそういう形勢が県にはあるんとちゃうかなと。私はそんな気がするんよね。それで早いこと、今、護岸のとこを直してほしいと。せめて市川町の管理しとるところをずっと直してほしいと。これだけよくお願い、課長、してほしい。町長、そういうことなんですわ。大体言いよることわかってくれますやろ。それだけ、こんな言い方したってこれ録音には残らへんけどね。早いこと修繕してほしいということだけよくお願いしておきます。  5番目の中学校の生徒数についてお尋ねいたします。  市川町の子供の人数の推移を見ますと年々減少し、10年後には鶴居中学校が40人、市川中学校が165人で合計205人になりますが、教育長、町長はこの件についてどのような考えをされておられるのかお尋ねいたします。 ○議長(津田 義和君)  教育長、山下茂樹君。 ○教育長(山下 茂樹君)  堀田議員の御質問にお答えします。  中学校の統合につきましては、平成11年に市川町教育委員会が出しました答申に対する意見では、将来的には1町1中学校が適切と判断しております。また、中学校の統合につきましては、地域の統合要望により実施する考えでおります。子供と保護者の統合の願いを大切にし、地元の区長様と協議して地域の合意形成を図る必要があると考えます。  平成30年8月26日に、鶴居中学校PTAが生徒数減少に関する意識調査アンケートを実施されたと聞いております。鶴居中学校PTA役員が鶴居小学校PTA役員と協議され、11月26日に鶴居小学校PTAが同様のアンケートをされたと聞いております。今後、鶴居中学校PTA役員の方が教育委員会にアンケート結果をお持ちになり統合要望を出された場合、鶴居区区長会と協議いたしまして教育委員会が事務局となり話し合いの場を設定したいと考えております。  また、市川町立中学校の適正配置に関して調査、審議いただく審議会を設定する考えでおります。詳細はこれから検討いたします。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  教育長さんね、以前に同僚議員がこの質問をしたことがあるんやね。私も今聞かせてもろうて、私は地域懇談会のときに私の集落、美佐区なんですけど、そこでも学校の役員さんやね、保護者の方が子供が減って非常に部活もできへんのやということで統合の話をされたときに、そのときにここでも同じことを言われたんですけどね、やっぱり統合については地域から持ち上がらんと行政がするもんと違うと、こういう答弁をされたと思うんやね。私、地域のときに保護者の人が質問したときもそういう言い方をされたんで、えらい言い方するんやなと。何で地域の人がそんな力があるんや、PTAがそんな力あるのと。区長が動かしたりどうしたりするそんな力あれへんのに、それを行政主導としてするのがこれが行政なんやろうと。ほな地域から上がってこなんだら行政は何もせえへんのかと。いつまでたっても、子供が何人になろうとせえへんのかと。そういうように、そんなばかなことないやろうとそのとき感じたけど、言わなんだんやね。  今回こないして質問させてもらいよるんですけどね、ふとその学校のことを役員から聞いたら、おっちゃん、子供減ってはいるんでいうて、こないこないいうて、ほんで私、教育委員会に子供の人数の推移を欲しいいうて、ファクスで送りますいうて役場から送ってくださって見たら、40年には40人やね。今からちょうど10年後やね。部活もできない、運動会もできひんと。こんなことでどないに考えとんのかなと。教育長やら町長は元教育者やからな。何も思うてないやろうか思うてこの質問をさせてもらいよるんやけど、きつい言い方をして申しわけないんやけどね。保護者にしたら、そういう思いは十分に持っとってや思うんですね。  そやからいつごろにそれをするのか。それで行政側が区長やとか、また鶴居に置かれた財産区の役員もあるんやね。鶴居は確かに、話があちこち飛ぶようになるけども、町長ね、中学校の土地、あれ財産区の地であると思うんやね、恐らく。財産区やのうても町の土地になっとんやから、そういう人らのメンバーも保護者が誰が役員しとんのやらどんなやら全然わかれへんし、区長さんやったって自分とこの子供がいないんやからわかれへん。そんなん誰もするもんおらへんようになったら何もできひんわなという形になるんで、どないぞ行政のほうから立ち上がっていただきたい。  いつごろにその話を統合できるか、そのあれに持っていくように考えてくれるんか。ちょっとその辺のとこを答弁してくれますか。何年度ぐらいに統合できるように話を進めてくれるのか。町長、どちらでも。 ○議長(津田 義和君)  教育長、山下茂樹君。 ○教育長(山下 茂樹君)  先ほどの堀田議員の御質問にお答えします。  今、統合をいつごろにするかという時期のお話しされたんですが、先ほど今の鶴居中学校のPTA、小中ともの動きをお話ししました。それまだ実際どういう要望をこれからされるのか私もお出会いしておりませんので、そのお話を聞いた上で実際これでPTAのほうが動かれたいうことでそれはもう真摯に受けとめまして、教育委員会が事務局となりましてまずその話し合いの場を持つということで考えております。先ほど答弁したとおりです。  じゃどの時期にというのは、これもまだその話し合いいうのかそのお話を聞かないことには現時点で平成何年度、来年からもうないんですが、二千何年度というところまでちょっとこの場でお答えが残念ながらできかねますので、御理解いただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  教育長ね、今の答弁聞かせてもろうたら10年間の推移のあれは教育委員会は知っとってなかった、持ってますやろ。(「持ってます」と呼ぶ者あり)持っとるのに、いつの時期かそれがわからんとかいうのはそんな考え毛頭なかったいうことやね。そうとってもよろしいね。そうでなかったら、一番子供が少のうなってから、これから以上少のうなってたらどないもできへんかなという、そういう心配というかそういうことも一切考えてなかったんやね。町長、そうやろ。ちゃうんでっか。 ○議長(津田 義和君)  町長、岩見武三君。 ○町長(岩見 武三君)  時期の問題も含めてということなんですが、先ほど答弁しましたように将来的に1町1校ということはもう町の方針としては決定しております。  その上で、今の堀田議員の質問では町が主導して統合をしていけということですが、町としてはPTAとか地元からのそういった一定の要望が出てくるだろうし、その要望を受けながら町としてじゃ地元の合意形成をどのようにするかということで区長さんにお話をしたりというふうなことの段階になっていくときに、じゃPTAでやりなさいよと言われてもPTAはそれはできないだろうというふうに思います。その時点になれば、これは町が主導してやっていかなければならないというふうに思っております。  ただ、全くそういう要望も何にもないときに、じゃやりましょうということではないということは御理解いただきたい。その意見が出てくるのはもう間違いないというふうに思っていますし、その時点で今言いましたように町としては区長さん等々に話をしながら、地元の合意形成をつくっていくようにしていきたいというふうに考えております。  じゃいつごろなんだということなんですが、これは瀬加中学校が統合したときの人数というのは町としては一つの目安として考える必要があるというふうに思っております。それより早いのか、あるいはそれよりも遅くなるのかというのはわかりませんが、目安としてはそういうふうに私は一応考えております。  そうなると、生徒の人数から見て10年とか10何年先ではないんではないかというふうに思うんですね。そうなると、統合するときには校舎の整備というんですかね、そういう条件もかかってくるだろうと。そうしたら、そういったことについても調査あるいは審議をしていく必要があるというふうに考えておりますので、先ほど教育長が述べましたようにそういった審議会というのか調査委員会というのか、そういったようなものをつくる必要があるということなんですが、これにつきましてもそういう校舎の整備等も含めてどういうのが適当な市川町の校舎の配置になるかということで、そういう審議会のようなものを立ち上げるようにということで指示をいたしまして今検討していただいておりまして、先ほど言いましたようなそういったようなものを設置をしていきたいということで、詳細は今検討中ということで、大まかな目安として私の考えとしてはそういう時期になるかなということを思っておるということです。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  町長、話はようわかります。けどね、例えば来年の4月1日から統合するいうてとてもできる話じゃないんですよ。受け入れ体制もちゃんとせないかんし、鶴居の場合やっても保護者のことがアンケートをとりながらもうようわかっとると思うんやね。けども、アンケートアンケートいったって瀬加のほうなんかやったら50%いかなんだんよね。それでも町が統合すると決めて、そのとおり進めて成功しとるんよね。成功しとるいうか失敗したんかそれは中身はわからんけども、そやけどこちらから見たら子供たちが皆喜んどると。部活もできるし、何でもできるいうことで喜んどんやと。前のままやったら、生徒数がなかったら部活が十分にできへなんだんやということを聞くんやね。今、鶴居が部活十分にできへんような状態なんやからね、そういうことを町長も教育者であったんやし、また教育長やったってもちろんよう御存じのことやね。そやからそういう観点からしたら、ほな1年2年で統合できるんやない、時間がかかるんやから、大体いつごろをめどにいけるかいうことを私は尋ねるんやけども、もう一度答えてください。その観点からいって。3年先になるのか5年先になるのかわからんけど。 ○議長(津田 義和君)  町長、岩見武三君。 ○町長(岩見 武三君)  何年というそういう……。 ○1番(堀田 佐市君)  目安。 ○町長(岩見 武三君)  年を切ることは今できませんけれども、先ほど申しましたように瀬加中学校が統合したときの人数ぐらいを参考にしながら準備は進めていかないといけないのではないかというふうに思っております。それが議員は推移表を持っておられるのでその辺を見ていただければというふうに思うんですが、今言われたようにその受け入れ体制ということになれば3年4年は十分かかるだろうし、その先になるのではないかというふうに思いますけれども、そのあたりをめどにしながら準備は今言いましたように町としての審議会、審議いうんか検討いうんか、そういったものはしていかないと間に合わなくなるだろうというふうに思っております。だから何年、昭和でいえばなくなりますが、何年というその年を切ることは今はもうしばらく控えたいというふうに思います。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  この場所で何年からいうのはちょっと言いづらいやろう思うし、言うたらせないかんよね。気持ちはわからんことないからこれ以上深く尋ねはしませんけども、そやけど保護者として、また地域の人たち、子供がかわいそうやからね、犠牲になるのは地域の人が、それは我々の年配やったら学校なくするいうことはやっぱり未練が残されて嫌なんやけど、そやけども保護者にしてはやっぱり我が子供がそういう部活もできず、その他のことが学校で活動ができひんということになったら保護者は非常に悩んどるいうか、これやったらもう鶴居の学校へ行かんと最初から中学校になったら甘地へかえてもらおうかいう、そういう人もなきにしもあらずや。現にそういう人も1人か2人はあってんやろ。あるんやね。私、聞いとるのは小室のほうの人がそないしとんやね。町長、知っとってないか。 ○議長(津田 義和君)  町長、岩見武三君。 ○町長(岩見 武三君)  済みません、先ほど昭和というふうな言い方をしたようですので訂正させていただきます。平成でした。おわびして訂正をいたします。  先ほどから言ってますように、町としては1町1中学校という方針は変わりはないわけですので、地元住民の合意を得た上でそういうふうにしていく。鶴居だけやなくて、やっぱり甘地、川辺、瀬加もありますので、そういったところについてもその方針は了解していただかなければできないことだというふうに思いますし、そういったことを踏まえながら1町1中学校の方針でやっていくということについては町の方針で、ただ先ほどから何回も言われていますが、いつということについてはちょっと避けさせていただきたいということと、それから既に市川中学校へ転校しているいうんですか、行ってる子があるんではないかということですが、現に鶴居のほうからかわった子がいるということは承知をいたしております。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  この件についてこれで終わりますけどね、鶴居の地域の保護者はそういう思いをずっと何年も前から持ってやっとるので、1年でも早く統合ができるように、私は決して自身は好んでないですよ、学校がなくなるんやからね。そやけども、子供のことを思うたらそんなことは言っとられへん。やっぱり将来の子供を育てていくとこやから、子供は私が言うまでもなく経験者でもあるし、また元教育者である方なので、子供はやっぱり競争し合うてまたその競り合うというのか、そういうことでもまれて成長していく。これが中学校での一番大事なときなんでね、そのことも十分に考慮していただいて、1年でも早いこと統合できるように運んでいただきたいとお願いしておきます。この件について、これで終わらせていただきます。
     次に、6番の用水供給事業についてお尋ねします。  加西との水道契約は32年度までと聞いておりますが、今後どのようになるのか。協議の現状況を局長にお尋ねしたいのと、町長には今後の交渉についてどのように考えておられるのかをお尋ねいたします。 ○議長(津田 義和君)  水道局長、平井君。 ○(水道局長)  堀田議員の御質問にお答えいたします。  議員御存じのとおり、加西市とはこれまで市川町内全域に水道が供給できていない昭和43年4月に分水契約を結び、友情の水と言われてから、ことしで50年が経過しております。この間、施設の更新を行いながら契約を継続し、今日に至っております。  平成28年4月1日付で締結した加西市との水道用水供給契約を交わした経緯、また契約内容について少し述べさせていただきます。  前回の契約締結後交わした覚書により変更いたしました供給単価について、責任水量につきましては1トン100円、その超える部分については1トン19円と明記をしております。また、市川町から加西市へ送水しているエリアの給水人口等の減少による責任水量の見直しの要望がありまして、協議の結果、責任水量について覚書で定めることとして1日4,100トンから4,000トンに変更しております。  契約期間につきましては、これまでは1年ごと契約期間とし、内容に疑義が生じた場合はその都度双方協議をして覚書により変更しておりましたが、平成28年4月契約更新時には加西市側からの提案により何度も協議しなくてもいいような契約内容にして5年ぐらいの期間を設定したらということで、双方確認の上で28年4月から平成33年3月までの5年間の契約期間で契約をしております。  ただし書きにつきましては、従来どおり契約満了日30日以前までの双方の契約の解除または変更の意思を表示しない限り契約を1年延長するものとし、以後同様となっておりますが、現在加西市側は市川町から受水して配水している北部のエリアまで、県水の水を配水できるよう配水池等の新設工事を平成32年度完成を目指して市内の中部地域に整備していることから、平成33年度以降は県水からの受水が可能になるという形になっております。  現在、会計的なことなんですけども、上水、用水合わせた水道事業の経営については大変厳しい状況でありまして、人口の減少等による給水収益の減、また老朽化施設の改修等によってここ数年の間さらに厳しくなる見込みでありまして、料金改定も視野に入れた経営改善が必要となってきます。  今後につきましては、このような状況の下では契約更新がなかった場合、市川町の水道事業給水収益の約半分を占める加西市の給水収益がなくなることになって、それにかかわる経費を除いても大幅な料金改定をしなければ採算がとれない状況に陥ることが必至になるところでございます。  また、協議の現状につきましては、これらの状況を受けまして、ことし5月の28日と先日になるんですけども、12月の6日、2回にわたりまして加西市長と町長との話し合いの場を持って、平成33年3月31日で満了する契約更新について協議をしているところでございます。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  課長、説明ありがとう、ようわかりました。  今後のその交渉については、町長、どのように考えておられるのかちょっと答えてください。 ○議長(津田 義和君)  町長、岩見武三君。 ○町長(岩見 武三君)  現在の上水あるいは用水を合わせた市川町の水道事業の経営は大変厳しくて、わずかな利益を得ている状況ですが、これから人口の減少等による給水収益の減、老朽化施設の改修等により今後数年の間にさらに厳しくなるだろうというそういう見込みであります。  そういった中で、加西市との契約が平成33年3月31日で満了するということになりますが、その後についてはこれまで先ほど局長が答弁しましたように2回、加西市長との協議を行いお願いをしているところですが、これからにつきましても交渉を重ねながら契約の継続をお願いしていくということで、お願いの交渉をさせていただきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  町長ね、町長も御存じなとおりにこれまで友情の水いうことでちょっと長く取引しましたわね。それについて、加西へ水を送るために市川町も相当大きな金額を負担して送ってきとるわけやね。きょうの日になって県の水にかえるとか、加西のほうは自分のとこのほうが都合ようなったらこれでもう切れるんやと。ほな結局今までの友情の水いうのは何やったんやと。どういう意味やったんかなと。ただ利用するだけの水やったんかというふうな、我々住民としてはそう思うわけやね。そうやなしに、まだそれについて借金が残っとると思うんやね。金を払っていかなあかんねんね。だからそういうこともやっぱりよう相手の人に伝えてくれとってやろうけども、よう加西の人に人情的な話を持っていって、くれぐれもお願いしてほしい。  それで同じように高い水を押しつけるんやなしに、向こうも受け入れてもらえるような値段の水でお互いが円満にいけるように、うちも借金払うていかんなんのやから、ぷつっと切られたらもうそれでとまってしまうんで、その借金が残っとる。それを払わないかん。それはこらえてくれへんからね。そやからそういうこともやっぱり酌んでもろうて、成り立っていくような話を進めていただきたい。このことだけ要望いたしまして、時間も来ましたので私はこれで終わらせていただきます。  町長、ちょっと何か、済みません。 ○議長(津田 義和君)  町長、岩見武三君。 ○町長(岩見 武三君)  今、局長が最初にも答弁の中で言いましたように、友情の水として加西に送水をしているということについては、市長も十分に御理解の上で、やはり33年でもう終わりというふうなことにはできればしないようにという気持ちは十分持っていただいているというふうに思っておりますので、引き続き契約の継続をお願いをし、もしそういう状況になったときにはこれはまた別な対応をしなければならないと思いますが、そういうことにならないように交渉も努力はしていきたいというふうに思っておりますが、議員各位におかれましてもアドバイス等を含めて御協力をお願いをしたいということをお願い申し上げたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君。 ○1番(堀田 佐市君)  時間が十分に来てしまったんで、いろいろと聞きたいことはあるけどもこの辺で終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(津田 義和君)  1番、堀田佐市君の質問は終わりました。  次に、4番、長尾克洋君の質問を許します。  4番、長尾克洋君。 ○4番(長尾 克洋君)  議席番号4番、長尾克洋でございます。議長の許可を得て、通告による一般質問をさせていただきます。  まず、議案第55号について質問させていただきます。  平成30年度一般会計補正予算(第3号)、一般会計給与費明細書、一般職職員手当の時間外勤務手当317万6,000円とありますが、この増減の要因についてお聞きしたいと思います。  1点、この要因が職場によって非常に時間外勤務に隔たりがあるように思われます。実際、仕事量に見合った職員数等を配置されているのか。また、仕事量に見合う職員数がそもそも不足しているのか。その辺を特に質問したいと思います。お願いします。 ○議長(津田 義和君)  4番、長尾克洋君の質問に対し理事者の答弁を求めます。  総務課長、竹内君。 ○(総務課長)  長尾議員の御質問にお答えします。  時間外勤務手当317万6,000円の内訳としまして、まず総務費の総務管理費、一般管理費で200万円、7人分でございます。民生費、社会福祉費、社会福祉総務費で42万6,000円、1名分。民生費、児童福祉費、児童福祉総務費で50万円、3名分。保育所費25万円分となっております。  増額の要因としましては、一般管理費では人事異動による総務課の職員数1名の減により職員一人一人にかかる負担がふえた上、情報セキュリティー対策、マイナンバー情報連携関連業務や就業改善センター改修事業、旧川辺東保育所解体事業、また防災関連業務、新地方公会計の整備に係る業務などで業務量の増によるものです。  社会福祉総務費につきましては、次期ごみ処理場の整備事業推進に係る業務量の増によるもので、児童福祉総務費はこども園建設及び開園準備等に係る業務量の増加、保育所費はこども園開園に伴い教育カリキュラムの変更等による職員研修及び引っ越し作業等による職員の出席の増加によるものでございます。  職場ごとの時間外勤務の偏りについてなんですが、これは長尾議員の御指摘のとおり現状では職場によって時間外勤務に偏りが生じていることも事実でありますが、臨時的な業務、制度改正への対応、人事異動等による新たな仕事への取り組みなどにより時間外勤務が一時的に増加している要因であると考えております。現状としては、仕事量に見合った職員数を配置できてない課もあると考えております。  続きまして、仕事量に見合う職員数がそもそも不足してるのではないかというところなんですが、時間外勤務の状況を見ますと、仕事量に見合う職員数が充足しているとは言いがたいと認識しております。しかしながら、当町における長時間労働の是正は極めて重要な課題でありますが、地方分権のさらなる推進、社会経済情勢の変化、複雑かつ多様化する町民ニーズに的確に対応し、迅速に適切な行政サービスを提供するという役割もこの限られた職員数の中においても果たさなければならない重要な使命であると考えております。  今後は長時間労働の是正に向けまして各職場においてマネジメントの強化を図り、業務の種類や性質に応じて業務委託化の検討を初め業務の優先順位の明確化、人員配置の最適化など一層の業務改革に取り組む必要があると考えております。これらの取り組みを進めてもなお恒常的に長時間の時間外勤務を行わざるを得ない場合には、業務量に応じた人員の確保が必要であると考えております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  4番、長尾克洋君。 ○4番(長尾 克洋君)  ありがとうございます。  時間外勤務については、体力的にも非常に職員に負担がかかります。やはり職員の健康がまず第一であります。いろんな問題もあろうかと思いますが、職員の健康管理等をどのようにされているか質問いたします。 ○議長(津田 義和君)  総務課長、竹内君。 ○(総務課長)  お答えします。  現在、職員の健康確保措置として職員の健康の保持増進を図るための必要な措置を検討するため、安全衛生委員会を開催したりストレスチェック制度を活用し希望者には専門の医師による面接指導の機会を設けるなどの対応を行っておりますが、引き続き業務状況の実態を把握し、より一層職員の健康の確保に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  4番、長尾克洋君。 ○4番(長尾 克洋君)  ありがとうございます。  やはり先ほど言いましたように職員の健康が第一であります。財政等の負担等もいろいろありますけども、職員の増員も考慮しながらひとつ検討、対処していただきたいと思います。これでこの問題を終わります。 ○議長(津田 義和君)  会議の途中ですが、暫時休憩します。なお、再開予定は午後1時といたします。この間に昼食といたします。      午前11時59分休憩      午後 1時00分再開 ○議長(津田 義和君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  4番、長尾克洋君。 ○4番(長尾 克洋君)  それでは、午前中に引き続きまして質問をさせていただきます。  次に、農業施策について質問を4点ほどさせていただきます。  まず、多面的機能支払交付金事業についてですが、この事業は2014年に開始されてことしで5年目を迎えております。全国的にこの制度のおかげで非常に遊休地いうんですか、が非常に解消されております。当中山間地であるこの市川町についてはその実態はもう一つわかりかねますけども、ほとんどが農業に直接関係ある団体が参加しているような状態だと思いますが、現実に農業に直接かかわりのない団体等は参加をされているのかどうか。  また、今後このいろんな団体の参加を促す施策はあるのかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  地域振興課長、広畑君。 ○(地域振興課長)  長尾議員の御質問にお答えをいたします。  多面的機能支払交付金のうち、農地、水路、農道などの地域資源の質的向上を図る共同活動に対する支援である資源向上支払い交付金の対象となるためには、活動組織が農業者だけではなく農業者以外の地域住民や団体など、その他の者と合わせて構成される活動組織である必要がございます。市川町では36組織が多面的機能支払交付金の交付を受けていますが、そのうち33組織が資源向上支払交付金、共同活動の交付を受けております。参加している団体は、活動組織によりそれぞれ異なりますが、自治会、老人会や子供会、消防団や女性会などのさまざまな団体が清掃活動や植栽活動など、農村環境保全活動や農村文化の伝承を通じた農村コミュニティー活動の強化などの地域行事への協力など、いろいろな形で活動に携わっていただいているところでございます。  もう1点の今後多様な団体の参加を促す対策ということなんですが、毎年この時期に行っております現地確認などの際に、当該活動に取り組んでいない地区に対して農道の舗装など長寿命化工事を行う資源向上支払交付金等に関する説明を行い、活動の実施、取り組みを呼びかけているところです。ほとんどの活動組織が各地区で開かれています村の総会等で多面的機能支払交付金事業に関する活動報告を行っておられると思いますが、それにあわせて参加を促すような広報活動をしていただいて、多面的機能支払活動への関心をより深め、各種団体の参加を促していただきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  4番、長尾克洋君。 ○4番(長尾 克洋君)ありがとうございます。  市川町についてもいろんな団体が参加しているということで、さらなる参入ができるようないわゆる行政からの指導と支援をお願いしたいと思います。  特にこの事業は農地を守るためにも非常に利用もしやすいし、できるだけ利用していただいて少しでも農地の集積にかかるようにお願いしたいと思います。  それでは、次に農地集積についての質問でございます。  市川町は中山間地域であります。当町も耕作を引き受ける担い手が見つからず、耕作放棄がどんどん目立ち始めてきております。もちろん国の支援体制も必要ではありますが、町はどのような対策をされるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(津田 義和君)
     地域振興課長、広畑君。 ○(地域振興課長)  長尾議員の御質問にお答えをいたします。  市川町における農業の主な担い手は、認定農業者と集落営農となります。現在、認定農業者は21件、集落営農は25組織あり、それぞれが地域の担い手として活動されております。農業の担い手ということでは、農作業の効率化や農地の集積を進めていく中で機械の大型化が図られており、ほ場整備の未整備田等の狭小地や日照や水利などの条件の悪い農地が取り残され、耕作放棄状態化しつつあるのが現状でございます。  このような問題を解決するために、地域や集落において話し合いを行い、どのような担い手を育てどのように農地を守っていくかという人・農地プランの策定を推進しております。人・農地プランとは、その地域や集落の人と農地の問題を解決するための未来の設計図でございます。現在、市川町では町内の17の集落において人・農地プランを策定しております。人・農地プランを策定することによって、農地中間管理事業や経営体育成支援事業等の各種施策を受けることができます。これまでに農地の担い手の集積・集約化を推進するために谷、東川辺、近平、鶴居の4集落が人・農地プランに基づき農地中間管理事業に取り組んでいただきました。  ほ場整備事業につきましては、現在甘地区において実施中であります。また、屋形区においては、農地中間管理機構関連のほ場整備事業を実施予定となっております。  また、農業委員会におきましても農地等の利用の最適化、担い手への農地の集積・集約化、耕作放棄地の発生防止、解消、新規参入の促進というものについての推進に向けて取り組んでいるところでございます。そのほかに、中山間地域直接支払や多面的機能支払交付金等の事業など、地域資源の適切な保全管理を推進するための取り組みを36の組織が行っていただいております。  市川町におきましても、国、県等の支援を有効に活用しながら、集落での合意形成が図られたところから取り組んでいただけるようにそれぞれの集落の問題解決のための人・農地プランの策定を今後も進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  4番、長尾克洋君。 ○4番(長尾 克洋君)  丁寧に説明していただきましてありがとうございます。  農地は、既に皆さん御存じのようにやはり食糧を生産するために最も大切な基盤であります。長い長い年月をかけて、先人たちが本当につくり上げてきたものであります。現状、高齢化と担い手不足等によって農地の維持がますます困難になっております。特に当町のように生産条件の悪い中山間地域では、生産基盤が本当に揺らいできております。国のほうもやっぱり広い土地には非常に厚い手当てがありますけども、こういう中山間地についてはなかなか考慮されていない部分がたくさんあろうと私は思っております。このままでは農地放棄地がますますふえるばかりです。貴重なこの農地を次世代につなぐためにも、やっぱり危機感を持って対処する必要があろうかと思います。  今後この地域の、先ほど課長からも話ありましたようにやはり地域の話し合いが不可欠でございます。そういう中、行政のリーダーシップを期待してこの質問を終わりたいと思います。  次に、認定農業者、営農組合の後継者問題についてお伺いします。  現状、先ほど集落営農組織が25ですか、それから認定農業者が20名とお聞きしました。(発言する者あり)21名ですか、済みません。この後継者について、現状をどう把握されているのか。また、今後の対策をお聞きしたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  地域振興課長、広畑君。 ○(地域振興課長)  長尾議員の御質問にお答えをいたします。  現状の把握はされているかというお尋ねでございますが、深刻さの度合いこそ差がありますが、後継者問題につきましてはほとんどの営農組合が抱えている状況でございます。ほぼ例外なく全ての営農組合において高齢化が進んでおり、担い手が不足している状況であると認識をしているところです。しかしながら、現状では正確な後継者状況の把握というものについては全てができているわけではございませんので、今後実態調査を行う必要があるのではないかというふうに考えております。  そして今後の対策はということなんですが、ここ数年の取り組みとしまして営農組合協議会では第一線を退いて地域の活動に積極的に参加できるようになった60歳代から70歳代にかけてのシニアの方々がスムーズに農業に従事していただけるように、先進地への視察研修に行ったり労賃ソフトや地図ソフトの活用促進講座を開催したりしております。また、営農活動に欠かせないトラクター運転操作の講習会の案内を毎年全営農組合に出しております。  今後、農業再生協議会や営農対策協議会、また営農組合協議会などでいろいろな問題について協議検討しながら、打てる手を模索していきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  4番、長尾克洋君。 ○4番(長尾 克洋君)  ありがとうございます。  現状、先ほども申し上げましたとおり農家の高齢化には本当に歯どめがかかっておりません。このままでは農地を維持できなくなる集落も出かねないとも限りません。いま一度担い手づくりの運動をいわゆる行政と農業団体と一体となって再起動して次に向かって踏み出していただきたい。そうお願いをいたしまして、この質問は終わりたいと思います。  農政について最後の質問でございますが、農政に係る町職員の養成をと書いております。現状では、国や県からのいわゆる次々出てくる新しい政策とか新しい仕組みに対するのが本当にもう精いっぱいのような状況であるんじゃないかと思っております。本来は、農政というものは現場にこそ目が注がれていかなければならないもので、その余裕が今なくなっているような気がしております。だから地域の課題に気づいて提案し、そして行動できる職員の養成を地域の人は求めていると思います。その辺について、町の考え方をお聞きしたいと思います。これはぜひとも町長にお聞きしたい。 ○議長(津田 義和君)  地域振興課長、広畑君。 ○(地域振興課長)  長尾議員の御質問のほうに、地域振興課長のほうから少しお答えしたいと思います。  農政に限らず地域の課題に気づき、提案し行動のできる職員を養成することは地方自治体の目指すところでありまして、地域の活性化、町の活性化のためには必要不可欠であると考えております。  地域振興課では、若手職員が多いこともあり、先ほども申されましたが新制度の開始や制度改正に伴います事業説明等の研修会には担当する職員を中心に積極的に参加し、受講するように努めております。制度や事業内容についての理解を深め、地域の現状と課題に照らし合わせてマッチングできる事業があれば、提案できるようにスキルアップをしてもらいたいというふうに思っているところでございます。議員の申されます地域の課題に気づくためには、日ごろからの地域の方々とのコミュニケーションが大切であろうと思いますので、できる限りコミュニケーションを密にとるように指導していっているところでございます。以上です。 ○議長(津田 義和君)  町長、岩見武三君。 ○町長(岩見 武三君)  長尾議員の質問にお答えしたいと思います。  先ほど地域振興課長が申し上げました以外に、私たち公務員は全体の奉仕者であるというその自覚を持つとともに、町職員としての意識改革と能力の開発を向上させていくことが大切であろうと思います。その取り組みといたしまして、各職員が高い意欲と志を持って職務に従事し高い成果を上げられるよう、効果的に各職員の能力開発や専門性の向上を図っていくことが必要であるというふうに思っております。そのためには、人材育成の基本である職場における業務を通じた職場内研修に加えて外部の専門的な研修などを組み合わせながら、それぞれの充実を図るとともに職員の自発的な能力開発を促していく、そのことが重要であると考えております。  また、各職場においては、各課長が人事評価の面談等の機会を通じて各職員の中期的な能力開発や専門性向上の方向性、職務経験などの把握に努めるとともに、現在の職務が有している組織全体の中での意義、また各職員に対する期待を説明をし、成長に向けての課題等を共有するなどのコミュニケーションを密にすることが求められています。こういったことを通じて職員の意欲を高め、自発的な取り組みや行動ができる職員の養成に努めてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  4番、長尾克洋君。 ○4番(長尾 克洋君)  丁寧な説明ありがとうございました。  本来は、この農政は現場にこそ目を注いでいかなければならないと思っております。財政的な問題もあろうかと思いますが、職員等の増員等も考えながらいわゆる現場に対応できる体制づくりをお願いして、この質問は終わりたいと思います。  次、最後になりましたが、子供を守る対策として今現状、この間の7日の日でしたか、神戸新聞にもちょっと載っておりましたが、現在ネット依存が疑われる子供たちが急激に全国的にふえております。当然問題にもなっております。学校や家庭などで節度のあるネット利用を教える教育や、依存に対する予防は急務と考えられますが、当町の現状と予防対策をお聞きしたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  教育長、山下茂樹君。 ○教育長(山下 茂樹君)  長尾議員の御質問にお答えします。  インターネット依存症とは、インターネットに熱中する余りインターネットを離れると孤独感や絶望感にさいなまれ、睡眠障害や生活のリズムの崩れなどの症状に陥る状態をいうと言われています。先日の新聞でも取り上げられておりました。  当町の現状につきまして、小・中学校に問い合わせましたところ、明らかにネット依存が疑われる児童生徒はいませんでした。中学生の約2割が平日2時間以上スマホ等を利用していることがわかりました。  予防対策といたしまして、小学校では社会科の授業、情報と生活の単元で個人情報の扱い方やSNSの正しい使い方について指導しています。中学校では、技術科の授業でネットの危険性や使用ルール、マナーについて指導しています。また、児童生徒向けあるいは保護者向け、あるいは合同の情報安全研修会を各校で実施し、情報モラル、ネット依存やネット犯罪予防について研修をしております。  中学校では、生徒会で自主的にSNSルールをつくり、ネットを使用する上でのルールを定期的に確認をしています。また、テスト前1週間はノーネットウイークと称しましてスマホやインターネットをさわらない、そういう1週間を実施しております。  さらに、ネット依存防止に家庭でも関心を持ってもらい、子供に指導していただけるよう学校だよりや学年・学級通信等で啓発を行っております。児童生徒がネット依存症にならない取り組みを今後も継続してまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  4番、長尾克洋君。 ○4番(長尾 克洋君)  ありがとうございます。いろいろ対策がなされていること、私自身もちょっと勉強不足で知っておりませんでしたので、今非常に勉強になりました。学校だけではなかなか対応はできません。やはり学校と家庭の連絡を密にして、これからも対応をよろしくお願いしたいと思います。  それでは、これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(津田 義和君)  4番、長尾克洋君の質問は終わりました。  次に、8番、中岡輝昭君の質問を許します。  8番、中岡輝昭君。 ○8番(中岡 輝昭君)  議席番号8番、中岡輝昭でございます。議長の許可を得て、通告による質問をさせていただきます。  まず最初に、議案第58号についてお尋ねをいたします。  平成30年度市川町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)。10款保険給付費、5項介護サービス給付費等諸費、5目介護サービス給付費等諸費、19節負担金補助及び交付金1億1,236万5,000円についてでございますが、増額になった主な要因についてお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(津田 義和君)8番、中岡輝昭君の質問に対し理事者の答弁を求めます。  健康福祉課長、前川君。 ○(健康福祉課長)  中岡議員の質問にお答えをしたいと思います。  増額となった主な要因についての問いでございますが、認定を受けておられる方が利用されるサービス種類の多様化や介護度の重度化が主な要因でございます。決算見込みでは、居宅系サービス、施設系サービス、地域密着型介護サービスの利用は平均して前年対比10%程度増加しています。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  8番、中岡輝昭君。 ○8番(中岡 輝昭君)  次に、第7期介護保険事業計画では平成30年度の総給付費は10億9,653万7,000円を予定しており、第7期における準備基金取り崩し額は3,460万円と予定しております。今回の補正予算で、30年度の総給付費は12億8,435万8,000円、準備基金取り崩し額は2,502万2,000円となっております。予定をかなりオーバーしている状況でございますが、第7期今後の2年間の見通しをどうされておるのか聞きたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  健康福祉課長、前川君。 ○(健康福祉課長)  第7期の今後の2年間の見通しはについてのお問いでございますが、平成30年度から3年間の第7期介護保険事業計画に対しまして、今年度は既に事業計画や当初予算における給付費よりも増加する決算見込みとなっておりますが、今後の給付費の動向を注視し、また介護予防事業の推進を図るとともに準備基金の取り崩し等を勘案しながら対応していきたいと考えています。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  8番、中岡輝昭君。 ○8番(中岡 輝昭君)  介護予防事業なども積極的にということですが、本当に第7期、第8期、第9期、第7期を立てられるときに第9期ぐらいまでが平準化されるような基金の使い方等も含めて計画を立てるようにという話があったというふうに聞いておりますので、保険料がその期によって大幅に増減しないような、余り大幅な伸びのないように今言われた介護予防事業などにも力を入れていただき、給付費を予測するのは非常に大変なことだとは思いますけども、基金もうまく活用されながら平準化した保険料の賦課であっていただきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  次の質問に移らせていただきます。市川町にも小児慢性特定疾患によって骨髄移植を必要としている子供さんがいらっしゃいます。骨髄移植を受けるとこれまで受けてきたワクチンの抗体がなくなり、ワクチンの再接種が必要となります。再接種については全て自己負担で、約20万円の費用がかかると言われています。そういうお子さんがいたことがきっかけとなって、そういう関係の自治体ではワクチンの再接種への助成が行われているところがあるというふうにも聞いております。市川町にもそういうお子さんがいらっしゃいます。大変不安の中、治療に向き合われています。その先に、少しでも安心を与えてあげていただきたいと思います。ぜひともワクチンの再接種の助成制度の創設をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(津田 義和君)  町長、岩見武三君。 ○町長(岩見 武三君)  ワクチン再接種への助成についてのお尋ねでございますが、小児慢性特定疾患の患者さんについて、小児慢性特定疾患の医療費助成の申請の状況から、現在市川町にも少なくとも3人の方がいらっしゃるのではないかというふうに認識をいたしております。  議員がおっしゃっておりますように、骨髄移植後はこれまで受けたワクチンの抗体がなくなるなど、さまざまな感染症に罹患する頻度が高くなります。したがって感染症対策が非常に重要であり、その中でワクチン接種には大きな意義があるのではないかというふうに思っております。  しかしながら、現在のところワクチン再接種については任意接種であり医療保険適用外であるために、保護者には接種料の全額を御負担いただいております。  そこで、保護者の経済的負担を軽減し本町が目指す子育て支援施策の一つとして、ワクチンの再接種費用助成を来年度に施行する、そういう方向で検討してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。以上です。 ○議長(津田 義和君)  8番、中岡輝昭君。 ○8番(中岡 輝昭君)  ありがとうございます。今、町長のほうから来年度に施行する方向で検討していくという話でございました。新年度予算の時期でもありますし、ぜひともこのワクチンの再接種助成制度について現在兵庫県で小野市が取り組まれておるというふうにも聞いておりますし、参考にしながら制度をつくっていただきたいと思います。重ねてお願いをしておきます。どうかよろしくお願いいたします。  次に、中学3年生までの医療費の完全無料化についてでございますが、先ほど取り上げました小児慢性特定疾患などの公費負担を受けておられる方につきましては乳児医療証や子供医療証が併用できず、一部負担金を支払っておられます。平成28年7月より所得制限が撤廃され、中学3年生まで医療費完全無料化をうたっておりますが、一部負担金が残っている方がいらっしゃる以上、完全無料化ではありません。どんな病気であれ同じように無料となるよう、現物化は無理だろうと思うんですけども、償還払いなどの方法により早急に実質的完全無料化をしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(津田 義和君)
     健康福祉課長、前川君。 ○(健康福祉課長)  中岡議員の質問にお答えをいたします。  小児慢性特定疾患などの公費負担医療を受けておられ、一部負担金を支払われている方も完全無料化としていただきたいということについての問いでございますが、国や県などのほかの公費助成制度により公費負担医療を受けておられる方は疾病の種類や世帯状況等により自己負担額の違いはありますが、ほかの公費助成を受けた後の医療費または療養費の自己負担額について、平成31年4月診療分から償還払いを実施するように考えております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  8番、中岡輝昭君。 ○8番(中岡 輝昭君)  今、4月診療分から償還払いをしたいということでございますが、こういう状況がわかったわけで、10月の中旬ぐらいだったかと思いますが、担当の方なりまた町長、副町長にもそういう旨のお話をさせていただきました。わかった以上早急に、本当に1月診療分とか1月からでもできないのかなというふうな思いが私自身はあります。本当に一部そういう形で負担金を支払っている方がいらっしゃる以上、できればというか1月から本当にはしていただきたい。その思いでいっぱいですが、その点はどうでしょうか。 ○議長(津田 義和君)  健康福祉課長、前川君。 ○(健康福祉課長)  中岡議員の御質問にお答えをいたします。  1月からの実施をということでございますが、現在もほかの市町の実施要綱等償還払いの対象項目も含めて調査中でございまして、要綱整備にいましばらくお時間をいただきたいと思いますので、新年度予算で4月診療分から実施するように考えております。御理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(津田 義和君)  8番、中岡輝昭君。 ○8番(中岡 輝昭君)  わかりました。要綱の整備に時間がかかるということでございます。中学3年生までの子供さんたちについて、そういう一部負担金が生じないような形で漏れることのないような要綱の整備をしていただいて、本当に全ての子供さんたちがどんな病気であれ無料で町の負担で医療が受けれる、そういう形をつくっていただきたい。4月からで結構ですので、完全に実施をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、ソーシャルワーカーについてお尋ねをいたします。  本年4月より配置をされておりますスクールソーシャルワーカーについて、教職員にそのことが共有され、またケース会議や相談業務等に十分活用されているのかどうか。また、利用実態と成果をお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(津田 義和君)  教育長、山下茂樹君。 ○教育長(山下 茂樹君)  中岡議員の御質問にお答えします。  今年度から本町でスクールソーシャルワーカーを1名配置しております。スクールソーシャルワーカー配置の趣旨を最初に申し上げます。  児童生徒の問題行動の背景には、心の問題とともに保護者の養育に関する考え方や友人関係、家庭、地域、学校等の児童生徒が置かれている環境の問題が複雑に絡み合っていることが多くあります。これらの課題解決等に向けて、福祉的な視点から教育相談体制の充実、学校と連携して関係機関と調整、連絡を図りながら児童生徒を取り巻く環境の改善をするため、学校への支援を進めております。  スクールソーシャルワーカーの勤務は週8時間で、原則月曜日に拠点校であります市川中学校で勤務をしております。月曜日以外に勤務の必要が生じた場合、柔軟に対応しています。各小・中学校及び保健福祉センター等の関係機関と各事案の情報交換を行います。必要に応じて児童生徒の自宅に行ったり保護者と連絡をとり、教育相談を行っております。個別案件に関するケース会議には積極的に参加しています。兵庫県教育委員会播磨西教育事務所のスクールソーシャルワーカーとの連携も行い、学校教育と福祉との連携に取り組んでおります。  成果につきましては、2つの事例を御紹介いたします。  家庭の養育力が十分でない子供の家庭に週3日程度早朝に家庭訪問し登校を促し、保護者と接点あるいは協力を得ながら家庭訪問を2カ月続けました。子供の登校はふえ、少しずつ自力で登校できるようになってきています。  2つ目ですが、スクールソーシャルワーカーが個性を尊重する福祉の考え方を学校に伝えたことで、子供への学校の対応に変化が見られるようになりました。対話を重視し、よい個性を伸ばすことで苦手な面を補っていくような指導を継続することで子供の成長に期待が持てるようになりました。  スクールソーシャルワーカーのかかわりが子供の学校生活及び家庭環境の改善に寄与しつつあります。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  8番、中岡輝昭君。 ○8番(中岡 輝昭君)  今、スクールソーシャルワーカーのことについて説明をしていただきました。1名が週1回、月曜日に市川中学に配置をしておるということでございますが、それ以外のときについては柔軟に対応するということでございますけども、今本当にこの1名で4小学校、2中学校ありますけども十分なのかどうかという疑問が少しあるわけです。中学校区での対応というふうなことも県の要綱ではあるようでございますので、市川町では2名の対応してもできるのではないかなというようなことも少し考えたわけでございますけども、その辺が本当にこの1名で教育委員会としては十分であるというふうな認識なのか。いつでも本当に自由にというか、先生方も含めて相談ができるようにするためには、もう少し人数をふやすのか、週に来てもらう日をふやすのか。そういうことも考えられてはどうかというふうなことも思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(津田 義和君)  教育長、山下茂樹君。 ○教育長(山下 茂樹君)  中岡議員の御質問にお答えします。  スクールソーシャルワーカーのこの配置事業といいますのは、県の補助をいただいております。現時点では予算上限額に基づいて設定しておりまして、細かく言いますと国、県で3分の1、町費負担が3分の2となっております。これに加えてとなりますと町費負担ということになってきますので、こちらとしてはもっと国、県の補助を比率を上げてほしいいうことは毎回教育長会議等では私はもう一貫して言ってきてるんですが、なかなか要望がかなえられてないという状況でございます。これからも引き続き補助額増額を要望してまいりたい。  もちろん人あるいは日数がふえれば確かにその効果といいますかはそれでいくんですが、財政的なこともございますので、この場でちょっと来年度から2名にというところまでは言えませんが、いろんな要望等はこれからも継続してまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  8番、中岡輝昭君。 ○8番(中岡 輝昭君)  今の話ですとなかなかという感じを受けますけども、本当に大切なことであれば町費負担が少しぐらいふえようとも県の補助をオーバーしてでも対応をして、本当に教育に対して大変難しい時代ではないかなというふうに思いますので、そういう意味ではしっかりと町の負担が少しふえようともこういうところには力を入れていただきたいというふうに思うんですけども、町長はどういうふうにその点考えられますでしょうか。 ○議長(津田 義和君)  町長、岩見武三君。 ○町長(岩見 武三君)  ソーシャルワーカーの働き等について、今、教育長が申しました。かなりの成果を上げてくれているというふうに思っております。  学校については、そういったソーシャルワーカー以外に学習におくれている子供たち、あるいは支援を要する子供たちが近年ふえている状況であります。市川町では、他の町以上にそういった面での援助をさせていただいておるのが現状でございまして、さらにソーシャルワーカーを入れるというのはそれにこしたことはないと思いますが、町としてはそういった現場からの教育上困難な児童生徒への支援というそういう要望が強くありまして、そちらのほうの対応をさせていただいているということで、さらに1名のソーシャルワーカーを入れるということについては現在のところは私の中にはその考えはありませんが、教育がしやすい、子供たちが勉強しやすい環境というのはつくっていかなければならないというそういう認識を持っております。以上です。 ○議長(津田 義和君)  8番、中岡輝昭君。 ○8番(中岡 輝昭君)  わかりました。今おられる方をしっかりと活用していただいて、本当に学校内での問題また家庭内の問題も含めてしっかりと対応をお願いしたいと思います。よろしくお願いをいたします。  次の質問に移らせていただきます。指定避難所である小・中学校の体育館のエアコンの整備についてお尋ねをいたします。  普通教室のエアコンについては、本年度補正予算で予算措置をされ整備を今後されていくことになるわけですが、残るのは特別教室と体育館でございます。小・中学校の体育館は全て指定避難所になっており、エアコンの整備については緊急防災・減災事業債が活用でき、充当率100%、交付税算入率は70%、実質負担30%で整備ができます。  本年7月の西日本豪雨では、避難所の暑さ対策が大変だったというふうに聞きます。緊急防災・減災事業債の活用は2020年度までの事業に限られるというふうに聞いております。この機会に起債を活用して体育館へのエアコンの整備をするべきというふうに考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(津田 義和君)  総務課長、竹内君。 ○(総務課長)  中岡議員の指定避難所である小・中学校の体育館のエアコンの整備についての御質問にお答えします。  中岡議員の御指摘のとおり、本年7月の西日本豪雨や台風などで多くの人が厳しい暑さに見舞われながら避難所生活を余儀なくされている報道等を見ていて、私も避難所の環境面の改善の必要性を改めて認識したところでございます。  当町の指定避難所における空調設備につきましては、平成27年度に保健福祉センター、昨年度に老人福祉センター、また今年度に就業改善センターの空調設備を更新しました。しかしながら、全15カ所の指定避難所のうち空調設備のない避難所はスポーツセンターの体育館や武道場、各小・中学校の体育館6カ所など計10カ所に上ります。中岡議員の御提案のとおり、2020年度までであれば緊急防災・減災事業債を活用することで当初のエアコンの整備費用は交付税措置により全体の3割の町負担で抑えることはできるんですが、運用コストであるとか今後の設備の更新経費が多額に上ることが予想されます。  また、そのほか町全体の中長期の財政状況を見通したときに、本年度実施しているこども園の建設事業であったり、小・中学校の普通教室の空調設備の事業であったり、特定環境保全公共下水道事業、農業基盤整備事業など、これまで計画している継続事業に加えて、今後優先度の高い重点事業となる文化センターや各小・中学校の校舎、道路、橋梁等の長寿命化の対策事業など大きな財源を伴う事業を今後も実施していく必要があることから、中長期的にも厳しい財政状況が続くと見込まれます。そういったことで、現時点では小・中学校6カ所の体育館に空調設備を設置することは困難であると考えております。  しかし、中岡議員の御指摘は今後いつ発生するかわからない大規模な自然災害により長期間避難所を運営していく上において環境面の向上は重要な課題の一つであると考えております。今後の国の財政支援の動向や当町の財政収支の見通しの状況などをできるだけ見きわめながら検討していきたいと考えております。御協力、御理解のほどをよろしくお願いします。 ○議長(津田 義和君)  8番、中岡輝昭君。 ○8番(中岡 輝昭君)  非常に財政状況の厳しい中であるんですけども、将来的にはどこかで決断をして体育館等避難所になるところを含めて空調設備というのは、いつ何どき起こるかわからない災害です。当町これまでは幸いにして大きな災害には本当に遭わずにというかね、済んでおるんですけども、これからどうなるかというのはわからない。こういう平時であるからこそ整備をしておかなければ急に対処できるものではありませんので、将来構想も含めてそういう計画をつくっていただくときにはそういうことも考慮しながら災害に強い、また安心できるそういう体制をつくっていただきたいというふうに思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。  それでは、最後に漏水による水道料金の減免制度についてお尋ねをいたします。  現在、市川町では漏水による水道料金の減免制度はございません。近隣の神河町、福崎町、姫路市など多くの市町では漏水による水道料金の減免制度が設けられており、非常に良心的であるというふうに思います。市川町も住民に優しい町として減免制度の創設をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(津田 義和君)  水道局長、平井君。 ○(水道局長)  中岡議員の御質問にお答えいたします。  議員の言われますように、市川町では漏水による水道料金の減免は行っておりません。自治体によって水道の検針の方法、漏水対策については異なっておりますが、市川町の場合は毎月検針を行っておりますので、2カ月検針をされている自治体もあります。そこと比べますと、検針時に漏水と思われる場合は早く使用者に漏水のお知らせができているほうだとは思っております。  検針時に漏水と思われる場合の対応といたしましては、おうちの方がおられましたらそのまま直接お伝えをいたします。また、留守の場合は漏水のお知らせの用紙をポストに投函してお知らせをしております。そのほか空き家になっているところ、漏水が非常に多い家については検針員より水道局に連絡が入るようになっておりますので、連絡が入りますと水道局のほうから直接電話等で連絡をさせていただいております。連絡がつかない場合においては手紙によって通知をさせていただいており、できるだけ早く使用者にお知らせをするようにはしております。残念ながら、中には連絡をしても何カ月も修繕をされない人もおられるのが現状ではあります。  お尋ねの減免制度の創設につきましては、今後十分検討させていただきまして、実施している自治体を参考にしながら考えていきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  8番、中岡輝昭君。 ○8番(中岡 輝昭君)  ありがとうございました。減免制度は市川町ないので、漏水してるんちゃいますかというふうに検針員さんの方からお知らせをいただいて、どこでしているかを当てて見てもらったり、わからないときはガスを入れて調べたりとかいろいろされるようですけども、どうしても発見するのにやはり時間もかかっているようで、何カ月間かはそのまま漏水で多くの水道使用料を支払われているところが現状のようでございます。なかなか発見するのに時間がかかっておるというふうにも聞いておりますので、本当にある意味見えないところで出ている部分について、本当にそういう形での減免制度というのができれば皆さん少しは安心して生活していただけるのかなというような思いもあります。今後検討もということでございますので、その辺、水道の財政も非常に厳しいとは思いますけども、そういう住民の気持ちも酌んでいただきながらそういう制度の創設に向けて頑張っていただければと思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。  以上で私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(津田 義和君)  8番、中岡輝昭君の質問は終わりました。  暫時休憩します。なお、再開予定は2時15分とします。       午後1時58分休憩       午後2時15分再開 ○議長(津田 義和君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、5番、正木幸重君の質問を許します。  5番、正木幸重君。 ○5番(正木 幸重君)  議席番号5番、正木幸重です。議長のお許しを得まして、通告による一般質問をさせていただきます。  まず、議案第55号についてでございます。平成30年度一般会計補正予算(第3号)のうちの教育費の中で、文化財保護費で補正前の額が564万6,000円、補正額77万円、計641万6,000円となっておりまして、区長さん方からの要望だと思うんですけども、要望増に伴う伝統文化継承事業助成金の増額とありますが、具体的にどのようなものに使われるのかをお願いしたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  5番、正木幸重君の質問に対し理事者の答弁を求めます。  教育課長、原田君。 ○(教育課長)  正木議員の御質問にお答えいたします。
     市川町伝統文化継承推進助成事業は、市川町に古くから伝わる伝統芸能や伝統行事の継承活動に対して必要な経費を助成することにより、伝統文化の継承と郷土愛の醸成や地域のきずなづくりを促進することを目的としています。  平成30年度は21団体より助成の申請がありました。そのほとんどが秋祭りに関するもので、屋台の綱や太鼓、飾り金具等の修理費、また太鼓のばち等の購入費となっております。 ○議長(津田 義和君)  5番、正木幸重君。 ○5番(正木 幸重君)  今、課長、その保護に使われる趣旨の説明はしていただいたんですけども、この77万円はどこに使われるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  教育課長、原田君。 ○(教育課長)  この77万円は、現在の予算で不足する分21団体の助成について申請を受け付けております。その合計額で足らない額が77万円ということになりますので、どこの団体の何という限られたものではございません。 ○議長(津田 義和君)  5番、正木幸重君。 ○5番(正木 幸重君)  わかりました。  この趣旨というんですか、これはぜひとも続けていただきたいなと思うんですけども、今本当に少子化で伝統文化を本当に継承していきたいと思うんですけどね、この秋祭りも台風の影響でちょっと秋祭りどうしたもんかなというそういう、私もその役員しておりまして考えまして、ちょっと1日、日をずらしたんですね。そうしますと、担ぎ手はいるんですけども太鼓方の中学生あたりが本当に人数が少なくて、次の日は部活とかいろいろもう日にち設定してしもうとんやいうことでね、日曜と祭日となってて祭日の日が本宮のほうを神社側として希望したんですけれども、そういうことで出せないようなそういう地域も出てきまして、これは本当に伝統文化もやし地域としても大きな少子化というのは課題になってきてるなということをつくづく関心も、これから対応していくのにそういうところまでも配慮していろいろ組んでいかないとできないなというそういうのが現状でございます。  ですので、いろんな甘地の獅子舞にしてもずっと続けていただきたいと思っておりますけども、やっぱり子供の数がこう少なくなってきましたら練習のほうもどんどんできる状態じゃなしに、また塾とかいろいろ子供も大変や思うんですね。そんな中もう、ただ教育委員会、ここに出しといたらいいわじゃなくて、そういう本当に伝統としてしっかりとやっていくんだったら、そのあたりの実態というのをしっかり把握された中で助成していっていただきたい。私はこのように思います。  その中で、今年度もまだその増額補正が考えがあるのかということもちょっと、各この77万が1カ所とか2カ所に出てて、ほかに何かまた出てきたら出るんかなということもあるんですけども、これで今年度は締め切られると思うんですけども、お答えだけしていただきたいと思います。増額補正の考えはあるのかということで。 ○議長(津田 義和君)  教育課長、原田君。 ○(教育課長)  正木議員の御質問にお答えいたします。  平成30年度の助成金交付申請の受け付けは、9月28日で終了しております。ですので、今後新たな増額補正の予定はございません。 ○議長(津田 義和君)  5番、正木幸重君。 ○5番(正木 幸重君)  今、私も申しましたように、子供たちにそういう経験いうんですかそういう地域の祭り事に参加するというのは将来大きくなってからもそれが継続できていく一番根本過程になってくると思いますので、ぜひともその辺も含めた上でお金が本当に地域に流れていくというんですか、子供たちにも伝統としてつながっていくということにつながっていってほしいなと思いまして、この質問は終わらせていただきます。  それから、これは前回にも質問したことがあるんですけれども、JR甘地駅の下り線を上りホームへの乗り入れについてということで、定例会初日に町長の挨拶の中で播但線複線電化促進期成同盟会がJR西日本福知山支社へ要望会に行ったというそういう説明がございましたんですけれども、所管の委員会でもそういう話がございまして、そのときに副町長と一緒に課長も参加しましたということで、その課長からの説明はどうしても費用面の点で説明があったというだけのことでその場は終わったんですけども、そのときに副町長が参加されたということで、もう少し詳しくその辺の状況を説明していただければなと思います。 ○議長(津田 義和君)  副町長、藤原茂君。 ○副町長(藤原 茂君)  正木議員の御質問にお答えします。  今、議員おっしゃいましたように、前回もこの件につきまして御質問、御提案いただいたわけなんですけども、そのときには福崎駅の駅長に課長とともに、担当とともに出向いていってお尋ねしたんですけれども、非常に厳しい状況であるということは聞いておりました。  今回の御質問につきましては、ことしの10月30日に播但線複線電化期成同盟会のこれは定例の要望会でございます。今回は北日本でしたかね、ほかの団体も合同の要望会でございまして、そのうちの播但線の複線電化期成同盟会において要望しました事項について若干触れたいと思います。  まず、播但線全体としましては、播但線の利用促進及び利便性の向上等に関して、まず長谷駅の通過列車の改善それから通勤通学時間帯の増便・増結、また近年視覚障害者等のホームからの転落というような事故が発生しているということから、安全対策を講じていただきたい。こういったことの内容で要望いたしました。  その要望に対しましてJRとしましては、今、道路整備が非常に進んでいるということもございまして、鉄道利用者が微減しているというような状況にあって、そのダイヤに関する要望実現は非常に厳しい、難しいということでございますが、ICOCAの導入等によりまして利用者の確保に努めているとこういうような回答でございました。  また、安全性の確保につきましては、駅施設の整備については地方創生による駅前整備とあわせて検討すると、こういう回答をいただきました。  これは全般のことでございまして、その回答の後、出席している市町から個別の要望としまして意見を述べる機会がございましたので、私は前に御質問いただいておりましたこともございまして、甘地駅に着く下り列車を上り列車のホームにつける、これは一線方式というようなことでございますが、一線方式化について要望いたしました。  しかし、JRからは一線化するには信号機の設置そして小規模な路線における自動振動制御システムいいますか、コンピューターシステムだと思います。これの導入などに多額の費用がかかるというようなことから、甘地駅の存在する市川町からは一線化の要望があることを承っておりますというような状況でございます。  JR福知山の管内にはこうした駅がまだまだたくさんあるわけでございまして、順次そういった改良もしていくという考えでございますが、なかなかその順位というのがやはり乗降客の人数がかなり影響してくるということから、なかなかいつ、じゃあそういう整備がされるかどうかということについてはもちろん回答もなかったんですけども、前に福崎の駅のほうへ行ったときもそういうようなことを言われまして、なかなか順番が回ってこないというような状況であるということはお聞きをしました。  一線化につきましては、今現在播但線におきましては砥堀駅、それから鶴居駅もその一部のダイヤによって、それから新野駅でもその一線化方式がされておりますけれども、甘地駅におきまして歩行困難な方や妊婦、身体に障害のある方など容易に乗降できるよう改善を引き続きJRのほうへ機会あるたびに要望してまいりたいと思っております。  また、JRにとって利用者の確保が課題になってきておりますので、要望の実現に向けて播但線の利用者をふやす取り組みも必要ではないか。市川町では、パーク・アンド・ライドによって甘地駅を少しでも利用していただけるような施策もとっているわけでございますが、駅前周辺の整備もあわせて利用客をふやすような施策も必要ではないかというふうには思っております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  5番、正木幸重君。 ○5番(正木 幸重君)  副町長、詳しく説明していただきましてありがとうございます。  なかなかこれは我々の町だけの問題じゃなしにJRの問題でございますのでそうおっしゃるのはわかるんですけれども、今、副町長がおっしゃっていましたように新野駅、それから鶴居駅がどういうわけでできたのかちょっとわからないんですけどもやってる。今、隣の福崎駅は改造されてエレベーターがつくというそういうところで、私もたまにJRで神戸へ行ったりいろいろする機会がございまして甘地駅から乗るんですけれども、一緒に行く方々からもそういう話をよく聞きます。こっちへ帰りの便でこの上り方面につけてくれたらいいのになあ、というのもこれからどんどん高齢者がふえてきまして、階段の上りおりきつうございますということですし、海外旅行された方なんかごっつい荷物持って甘地駅まで帰ってきたらどないしようか思うて、かばん持って階段上がるの、そういう話も聞きます。  そういう意味で、JRも多額のお金が要るんだと思うんですけれども、やっぱりこれはJRに声をかけていかないと一歩も前へ進まないことだと思いますね。  以前にも播但道のETCのあれが最初は難しく、播但道の市川南から北へは全然考えてないというそういう話を聞いておったんですけども今全部できまして、そういうようなもんでどんどん交渉、要望というんですか、それはどんどんあれしていっていただきたい、このように思っております。  それと、多額の費用がもしJRさん自分とこで全部持とうとするからそういう前向いた話も難しいんじゃないかと思うんですけども、新野駅がそういう形になったというのは、やっぱり神河町の職員からも聞いたんですけども、自治体がそういう基金が出ましてね、安い負担でやったというそういう例もございますので、ぜひともその辺もちょっとチェック入れていただきたいな思います、行政に対して。1億要るんだったら半分はJRに見てもらって、残り国、県から4分の1、自治体が4分の1持つとかね、そういういろんな話の切り口を出していただいて、JRがそんな話にちょっと関心を持って乗ってきてくれるようなそういう交渉も大事かなと、私はそのように思います。と言いましたのは、今申しましたように神河町が新野駅をそういう形に持っていったのは自治体もそれに入っていったというそういう経緯も確かめていただきたい、このように思います。  これ最後には一日も早く強く要望したいということでまとめておりますが、この件は私からも要望するということで終わらせていただきたいと思います。  次に、きょうも冒頭同僚議員から話もあったんですけども、東川辺の住宅地の造成工事について、ずっともう所管の委員会でも8区画でやっているということを聞いております。それで工事も進めながら、きょうの課長の説明では1月終わった時点ぐらいから売り出しで持っていきたいとこのようにおっしゃっておりましたんですけども、その辺のところもう一度どういう工程になっているのか説明していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(津田 義和君)  企画政策課長、尾花君。 ○(町参事兼企画政策課長)  正木議員の御質問にお答えをします。  現在施工しております東川辺と川辺東保育所の跡地の造成工事の売り出し時期はいつからかということでございますが、2019年の10月1日から消費税が10%に引き上げられますが、住宅を購入する場合、住宅建築工事の請負契約を2019年3月31日までに締結すれば引き渡しが2019年10月以降になっても8%が適用される経過措置が講じられます。また、4月以降の契約であっても、9月30日までに住宅の引き渡しが終わっていれば支払う消費税は8%となります。  東川辺の宅地造成工事の工期は平成31年2月28日ですけども、消費税が引き上げられることを考慮いたしまして、来年年明け早々1月上旬から販売を開始し、申し込みを受け付ける予定でございます。土地の境界確定測量が済み次第、申込者と土地売買契約を順次結んでいく予定をいたしております。土地売買契約が済んでいれば住宅購入の契約が結べますので、3月末までの住宅購入契約ができるよう早期に販売を開始したいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  5番、正木幸重君。 ○5番(正木 幸重君)  課長、どうも説明ありがとうございます。  後で消費税のことを言おうか思ったんですけども、もう一緒に説明いただきましたのでそれで結構かと思います。  それで私はまたそれ以外に聞きたいことは、土地は町が売るんですけれども、建物は施工主さんが思い思いで建てられると思うんですけども、その中で本町が宅建業者を紹介する場合があるのかどうか。その辺をある住民さんから聞きましたもので、ホームページにはきちっと書いてあると思いますけども、その辺のぐあいをちょっと説明していただきたい。このように思います。 ○議長(津田 義和君)  企画政策課長、尾花君。 ○(町参事兼企画政策課長)  お答えをいたします。  当町が住宅建築について、特定の住宅建築業者を紹介することはありません。土地を購入された方々のお好みによりまして、思い思いの建築業者さんをお選びいただきたいというふうに思います。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  5番、正木幸重君。 ○5番(正木 幸重君)  なぜこの質問したかいいましたら、今、千原の6区画の中で3区画が今建物を建てておられますね。その中で、業者の名前は言いませんけども何か同じ業者が2つ建ててるもんでね、町があっせんしているんかなと。そういう業者と、いろんな考え方がある方がいらっしゃいますのでね、癒着の部分もあるんちゃうかなとそういう勘ぐりがあった方がいらっしゃいましたので、一般質問できちっとそういうことはないですよということを、もう一度、課長、その辺きちっと説明いただきたい。 ○議長(津田 義和君)  企画政策課長、尾花君。 ○(町参事兼企画政策課長)  お答えをさせていただきます。  再度になりますが、当町が住宅建築について特定の住宅建築業者を紹介することはございません。  今回同じ業者だったということにつきましては、あっせんをされる業者さんの営業なのかなというふうに思います。 ○議長(津田 義和君)  5番、正木幸重君。 ○5番(正木 幸重君)  そうであってもらわんと困りますので、町があっせんしておりましたらそういう問題も生じることがございますので、その辺はきちっと線を引いてやっていただきたい。このように思いまして、この質問は終わらせていただきます。  それから、外国人との共生社会はという問いなんですけれども、先週に国、政府のほうは外国人労働者の受け入れ拡大を図るための国会で審議中であると。この答弁要旨を通告のときはそれだったんですけども、先週金曜日の夜半から土曜日の朝4時ごろまでかかったと言ってもおりますように入管法が成立されました。その関係で、将来この地方創生にかかわる人口減に対して本町はそういう外国人も含めたところを人口増を目指して積極的な考え方があるのかないのか、その辺を一度お聞きしたいと思います。 ○議長(津田 義和君)  副町長、藤原茂君。 ○副町長(藤原 茂君)  ただいまの正木議員の御質問にお答えします。  問題は非常に大きな問題でございまして、我が国に在住する外国人というのは年々もちろん増加をしておるわけでございますけれども、それに加えて国内で働く外国人が急増しているというところで、一方で中小企業等の人手不足の深刻化を踏まえ、国は先ほどおっしゃいましたように入管法を改正して、そういった政策を大きく転換しようとしている。こんな状況であります。  本町におきましても在住の外国人はふえておりまして、町内の事業所で働かれている方も多数いらっしゃいます。ことしの11月末時点で住基登録されている方が118人というふうに認識しておりますけれども、現在生活者としての外国人に対しての支援として国際交流協会で月2回の日本語教室を開催し、円滑にコミュニケーションをとれるよう支援をいたしております。  また、外国人を想定してはおりませんけれども、入居支援策ということで空き家・空き地バンク制度も活用していただけるというふうに考えております。  しかしながら、正木議員御質問の人口増を目指しての外国人を積極的に受け入れる計画、また専門の部署等を設置するというような予定は今時点ではございません。その理由としまして、外国人労働者の受け入れ、共生のための総合対応策を推進するためには外国人に対する生活相談や就労支援、そして教育支援業務など多岐にわたり、当町のような規模の小さい自治体では人的、財政的に課題が多くありまして、それらの課題に対応することは非常に困難であるというふうに考えております。  しかし、さきの御意見では国も議論している内容でありまして、昨日、総理の記者会見では基本計画等につきましては年内に出したいというようなことも言われております。そういった中で、各自治体にどういった要請がなされるのか。これは全くわからない状況ではありますけれども、外国人の労働者の受け入れのあり方、そして国民生活全体にかかわる大きなテーマであります。そういったことから、地域経済の活性化また多文化共生社会への構築に向けて議論していく必要があるというふうには考えております。また今後、いろいろ御支援、御理解、御協力も賜ればと思っております。以上でございます。 ○議長(津田 義和君)  5番、正木幸重君。 ○5番(正木 幸重君)  副町長、今の現状、最後のほうの担当部署のところまでも説明いただいたんですけれども、今の現状は町内にも各製造事業所がたくさんあるんですけども、取引のあるところでちょっとその工場長さんに聞きましたところ、やはりこの地域の若い人を採用してもすぐにやめてしまう。何か3回も4回も採用するのに長続きしない、やめてしまうんだということで、もう外国の方に頼らんとしようがないということでいろいろ調べられたんでしょうね、ベトナムから来るので、その方らを今副町長がおっしゃっていました国際協会の日本語教室に参加させたいんですけどもどうですか、よろしくお願いしますというそういうお話がございました。どこに住まわれるんですかといったら、屋形のほうで空き家を探してできましたからそこに住まわすんですというそういうお話で、それは今年度の4月か5月ごろの話だったんですけども、最近聞いてみましたらまた2名をベトナムから来ていただいて4人で、またもう2人予定していると。そういうお話もございまして、もう最初に来られた方が大分日本語もしっかりしてきて、次に入ってきた人をフォローできるという話もございました。  もう一方、川辺のほうにある企業も、それも製造場なんですけども、やはりそこもベトナムから8人来ておりますと。そういうことで、そこは肝心の工場長も大分年いかれているんですけど、次の世代を担ってくれる若いもんがおれへんねんと。そういう状況で、非常に困っている状況。  それと、きょうも同僚議員がお話がありました農業の認定の人が21人いらっしゃるという。多分20町以上されているんじゃないかな、農業をね。一人で20町できないと思うんですね。やっぱりそういう方々が外国人の労働を求められると思いますね、今後の予定としてですよ。それを見計らって、地方のほうでそういう人材が足りないからいうことでこの法律ができてきていると思うんですね。いろいろ議論はあろうか思いますし、またそれに国は簡単にその法律は決めても、やはり仕事をするのはこういう地方の公共団体がそういうのを担っていかないといけないので、いろんな部署が国からもまた地方公共団体にこの話は流れてくると思うんですね。  我々、この私どもの市川町にしましたら、やはり人・仕事、創生で人口増対策でいろいろやってるじゃないですか。そういうのも将来の40年先には6,000人ほどの人口になってしまうという、そういう数字ができてる。  この間の新聞見ましたら、お隣の兵庫県で福崎町だけが人口がそんなに減らなくて進むんじゃないかいう、そういう話もちらっと出ておりましたね。その辺のところはこれは別の話になってくると思いますけども、金融機関はしっかりとその辺はデータを持っております、研究されてますよ。私の知り合いのところがそういう住宅をたくさんつくっているんですけども、太子町ですけどもね、太子町で土地を買いたいんやけど思ったら金融機関出しませんけども、福崎町で土地買うんや言うたらすんなり出るんやいうて。そういうデータが出ております。それというのも、しっかりと金融業者が地方行政のそういう真髄までも把握されて、結果を出してきているんだと思うんですね。
     そういうことも踏まえまして、これは外国人と関係ないんですけれども、どうしてもこういう人たちに頼らざるを得ない我が町になっていくんじゃないか。これを踏まえまして、今、副町長は将来そういう担当部署の考えはございませんという話がありましたですけれども、それは今時点の話であって、国のほうもいろんな施策が出てくると思うんです。それはしっかりとアンテナ張って、どうやったら人口増になってくるのか。それに伴ってのまたマイナス面も、いろんな障害というんですか、そういう面も出てこようか思うんですけど、それにはどう対応していったらいいのか。そういう意味で、やっぱり私、団塊の世代で、堺屋太一さんが団塊の世代という名前をあの人がつけたんですけども、あの人のこの間話を聞いておりましたら、日本は明治維新で変わってきて、そして戦争、終戦で変わってきて、また今からどうやったらこの日本、この地方がどうなっていけばいいのかということは、やっぱりおもしろいまちというんですか……。 ○議長(津田 義和君)  正木議員、質問を。 ○5番(正木 幸重君)  趣旨がちょっと違った、申しわけない。 ○議長(津田 義和君)  はっきりして質問してください。 ○5番(正木 幸重君)  申しわけないんでございます。そういう意味で、なぜかといいましたら、そういう外国人を入れてでもそういうおもしろいまちづくりを持っていってほしいな、持っていかざるを得ないんじゃないかというそういう話で、この取りとめない、時間が来ましたんですけども、それをお願いいたしましてこの質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(津田 義和君)  5番、正木幸重君の質問は終わりました。  以上で通告による質問は終わりました。  続いて、議案に対する質疑を行います。ございませんか。         〔質疑なし〕  以上で質疑を終結いたします。  議案は、付託表のとおりそれぞれ委員会に付託審査とすることにします。  以上で本日の日程は終わりました。  明日12日より本会議を休会し委員会審査を行うこととし、12月19日午前9時30分に再開したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。  本日はこれで散会します。早朝より御苦労さんでした。       午後2時57分散会...