稲美町議会 2019-03-08
平成31年度予算特別委員会(第1号 3月 8日)
議事総括係長 毛 利 志 穂
1.
出席事務局職員
議会事務局長 本 岡 秀 己
議会事務局次長 林 秀 樹
議事総括係長 毛 利 志 穂
開 会 午後 1時30分
〜
委員長あいさつ〜
○藤本(操)委員長 こんにちは。
予算特別委員会の開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
本日は公私何かとご多用のところ、委員並びに町当局の皆様方にはお繰り合わせの上ご出席をいただきまして、ありがとうございます。
さて、第263回定例会第1日目において本委員会が設置され、私が本委員会の委員長の重責を仰せつかりました。皆様方にはご迷惑をおかけすることもあろうかと思いますが、その点お許しをいただき、ご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。
本委員会の使命は、予算の見積もりが適正であるかどうか、住民福祉の増進となっているかどうか、最小の経費で最大の効果が上がるような方策を講じているかどうかなどを審査することであります。予算の内容は多岐にわたっておりますが、委員の皆さんの格段のご協力をいただき、本委員会の審査がスムーズに進みますようにお願いを申し上げまして、開会のごあいさつといたします。
続いて、古谷博町長、ごあいさつをよろしくお願いします。
○古谷町長 卒業式、ご苦労さんでございました。
一昨日の本会議に引き続きまして、本日から平成31年度の予算の審査を賜ります。
就任以来、私は活力あるまちづくり、これを提唱してまいりました。それを継続発展させ、住民の皆さんが夢と希望を持って、愛着を持ちながら暮らし続けられるような願いを持った予算を編成したつもりでございます。いろいろな施策、きめ細かな事業等々も落とし込んだつもりでございますし、また、議会の議員各位からいろいろな要望も受けました。そういうものを具体化したというふうに思っております。審査の中で、いろいろとまた意見交換等々いただければと、このように思います。
どうぞよろしくお願いをいたします。ありがとうございます。
○藤本(操)委員長 ただいまの出席委員は15人で、
稲美町議会委員会条例第14条の規定に基づき委員会定数の半数以上の委員が出席されておりますので、ただいまから
予算特別委員会を開会いたします。
さて、本委員会に付託されました案件は、議案第2号から議案第15号までの14案であります。これより本委員会に付託された14案に対する審査に入ります。
しばらく休憩いたします。
休 憩 午後 1時33分
……………………………………
再 開 午後 1時35分
○藤本(操)委員長 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
〜議案第2号〜
○藤本(操)委員長 議案第2号「職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
本案は、本会議において補足説明は終わっておりますので、これより質疑に入ります。
発言を許します。
○山口委員 本条例の改正案は、昨年の政府の働き方改革の関連法案に基づくものが順次施行されることに従いまして、稲美町でも条例を改正しようとするものだと理解しているんですけども、肝心な部分が必要な事項は規則で定めるとなっております。その定めようとしている規則出ていましたら教えていただきたいんですけども。
○
浦井人事総括係長 条例について規則に委任するという形になっておりますので、規則で定めることについて説明をいたします。
委員おっしゃるとおり、働き方改革推進法案を受けまして、これは公務員には適用されないものなんですけども、残業の上限規制等国が人事院規則で定めておりますので、当町についても国に倣い、主に時間外の上限を定める規則を制定する予定にしております。
内容としましては、まず一般、普通の職員につきまして、1カ月において時間外勤務を命ずる時間の上限を45時間、1年においては360時間を上限とする規則を予定しております。また、他律的業務といいまして、その業務量が自分たちの部署だけでは業務量が決められないような他律的業務の比重が高い部署につきましては、1カ月において100時間、1年において720時間を上限とすることにしております。また、この他律的業務の高い部署につきましては、2カ月から5カ月間の平均の残業時間の80時間を超えないこと。また、1年のうちに1カ月において45時間を超える月が6カ月までという形も定めさせていただきます。また、このほか特例業務といいまして、大規模な災害でありますとか、重要な政策の立案や条例改正等々、任命権者が定める業務につきましては、先ほどの上限規制は適用しないという条項も付けさせていただいております。
主なところでは、以上となります。
○山口委員 わかりました。
これは、例の働き方改革関連法に準じたものだと理解しております。
あと、その例の関連法につきましては、努力義務として、
勤務間インターバル制度の導入というものをうたわれていたと思うんですけども、その点については、町はどのようにお考えでしょうか。
○
浦井人事総括係長 今回、この規則で定めますのは、主に時間外の上限だけでございまして、そのほかのことについては定めないんですけども、従来より職員の健康管理には重々気を配っているところでございます。特に
インターバル等については定めはございませんが、職員の健康状態は考慮して、残業、遅くまで残った日は、次の日は早く帰るように指導する等のことはしております。
○山口委員 わかりました。
職員の健康に留意して取り組んでいただきたいと思います。
あと、もう1点、これは19年度4月施行じゃないんですけども、20年4月の施行ということで、働き方改革関連法の大きなもう一つの柱としての正規職員と非正規職員の同一賃金同一労働とかの不合理な格差の是正というものが法案の大きな柱となっております。これについては、この4月じゃないんですけども、来年4月に向けて、町のほうとしても準備を進めていかないと、これはちょっとある程度準備期間が要ると思うんですけど、その点についての見解をちょっとお伺いしたいと思います。
○
浦井人事総括係長 同一労働同一賃金につきまして、稲美町、今現在、臨時職員、嘱託職員さん等、働いていただいておりますが、公務員法の改正に伴いまして、32年から
会計年度任用職員制度へ移行することとなっております。ここに先ほど申された賃金水準の改善等も同時に行いますので、その辺で改善を図っていく予定にしております。
以上です。
○藤本(操)委員長 他に発言はございませんか。
○山田委員 今、山口委員のほうから働き方改革関連法案の部分で残業規制について主に質問されましたので、このたびの4月1日施行で労基法と
労働安全衛生法の関連についてもいろいろと改正されて施行されるわけなんですけども、特に所定外労働と、今度、有給休暇の取得率をアップさせるために、5日間は個人の申請ではなく、係のほうでそういうふうな取得を進めるというふうな方法が取り入れられておりますけども、ここら辺の取り組みはどうのようになっておるんですかね。
○
浦井人事総括係長 年休の付与につきましても、こちらもちょっと公務員のほうには、そのままの適用というのはございませんので、規則のほう等では、取り入れておりませんけども、職員の健康増進や働きやすい職場づくりのために年休取得の推進についても従来からも取り組んでいるところでございますが、次年度以降もより一層取り組んでいきたいとは考えております。
○藤本(惠)委員 今現在、働いている方の残業時間ですね、それは、今、今後決められる時間の範囲内で行われているのかどうか、ちょっとお伺いをしたいと。
○
浦井人事総括係長 29年度の実績で申し上げますと、やはりちょっと月45時間というところでは、異動とか、ちょっと忙しい時期がありますと、どうしてもちょっと超えてしまうところがございます。29年度の実績で申しますと、月45時間を超えた月数、回数につきましては104回、実人数につきましては36人ほどの職員が45時間を超えている。年360時間で申しますと12人の方が360時間以上の時間外をしているというところで、ちょっと45時間と360時間という枠の中には、現在、おさまっていないところでございますが、この法は残業時間のほうを削減というところも目標に入れておりますので、削減をこれからも取り組んでいかなければいけないと考えております。
○藤本(惠)委員 そうしますと、今、考えているのは、そういうふうなことが可能であるということで考えておられるんですね。
○
浦井人事総括係長 どうしても選挙でしたりとか、税の申告期間でありますとかっていうのが出てきますので、先ほど申し上げたとおり、他律的な業務の部署に指定するであるとか、特例業務に指定するなどして、やはりちょっと多いときは超えてしまう部分もあるのかなというふうには考えております。
○藤本(惠)委員 今、言われた忙しいところについては、特例をという話ですが、それをうまくミキシングして、できるだけそういうものがならないような方法も考えていくべきだろうと思うんで、その辺のほうも、ことし1年間、皆さんが、やっぱり体を一番大事にせんとあかんと思いますので、その辺のところも十分気配りをいただいて、これを守っていただきたいなというふうにお願いをしておきたいと思います。
○
浦井人事総括係長 委員おっしゃいますように、第一には職員の健康の保持が大事だと考えておりますので、削減には努めさせていきたいと考えております。
また、先ほどの45時間を超えたといいましても、47時間とか50時間という職員もおりますので、そういうところは削減によって45時間以内におさまる部分も出てくるのではないかと考えております。
以上です。
○藤本(操)委員長 他にご発言はございませんか。
○河田委員 ちょっと話、重なるんですけれども、職員の勤務時間を教えていただきましたけれども、休暇のほうはどうなっているのか、ちゃんと休みとれているのか、現状を教えてください。
○
浦井人事総括係長 休暇ということで、年休の取得で答えさせていただきますと、平成29年1月から12月までの年休の取得は、1人平均で8.6日となっております。28年につきましては7.7でしたので、若干、近年ちょっとずつふえていっているという状態ではありますけども、まだまだちょっと低いかなとは考えておりますので、年休取得の推進についても取り組んでいきたいと思っています。
○河田委員 私は常勤ではないので、ずっと役場に来ることはないんですけれども、幹部の皆さん、課長級以上の方、休んでいるのをあまり見たことがないんですけれども、その辺の方はお休みちゃんととられているんでしょうか、非常に心配するんですけど。
○
浦井人事総括係長 どうしても部署でありますとか、個人によってばらつきは出てきます。
29年で申し上げますと、部長級で平均で5.9、課長級で7.4とさほど。若干平均よりは低くはなっているんですけども、何日かはとれているかなという状況になっております。
○河田委員 またこれ次の議案第3号につながってくるんですけども、疲れてきていたら
住民サービスに対する低下につながりかねないので、よろしくチェックしていただきたいと思います。
○
浦井人事総括係長 委員おっしゃいますように、疲れてサービスがままならない状況になってはいけませんので、年休取得についても順次推進をしていきたいと考えております。
○藤本(操)委員長 ほかに発言はございませんか。
他に発言の声を聞きませんので、議案第2号に対する質疑を終結し、討論に入ります。
発言を許します。
ご発言はございませんか。
ご発言の声を聞きませんので、討論を終結し表決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 ご異議なしと認めます。
よって、議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
〜議案第3号〜
○藤本(操)委員長 次は、議案第3号「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
本案は、本会議において補足説明は終わっておりますので、これより質疑に入ります。
発言を許します。
○河田委員 詭弁になるかもしれませんけれども、側聞するところによると、係長は課長になりたくないというような話がちょっと聞こえてきます。現場からもそういった声をちらっと聞いたことがあるんですけれども、ちょっとその辺の職員の
モチベーションというか、そういうのが上がってきていないんじゃないかなというふうに感じるんですけども、現状をちょっと教えてください。
○
浦井人事総括係長 すみません、直接、私どものほうに余り入ってこないところではございますけども、魅力ある給与体系になるように、今回の改正も含めて推進していきたいとは考えております。
○河田委員 年齢構成なんかを見ていますと、能力で課長とか、そういうのは決めているのかもしれませんけれども、だんだん追い越されているパターンが見受けられます。そういう役場内の活気というんですかね、そういうのが失われてきたら、それこそまた
住民サービスの低下につながりかねないので、その辺をちょっとしっかりしていただきたいというか、職員の
モチベーションを上げるような体制、雰囲気、状況に持っていけないかと思うんですけども、その辺、どういうご見解でしょうか。
○
井上総務課長 職員の
モチベーションということでご質問をいただいております。
今回の改正を含めまして、実質給料を上げるという改正でございますが、このあたりも含めまして、職員の
モチベーション、また組織の活力を保っていきたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
○木村委員
ラスパイレスが高いと、100を超えているんだということで下げてきたという経過が歴史的にございますが、今回の改訂によりまして、
ラスパイレスはどの程度まで上がっていくのかということをお尋ねしたいと思います。
○
浦井人事総括係長 平成30年度の試算でございます。30年度の稲美町の
ラスパイレス指数は97.5でございました。今回の改正、平成30年度ベースで当てはめますと、98.1になるという試算になっております。
以上です。
○木村委員
ラスパイレス指数が100を超えておるという時代がございまして、下げてきたと。下げてきたその経過というのは、どういう経過をだどっているのか、管理職を下げてきたのか、全体が下がっているのか、どういう形態によって
ラスパイレスを下げてきたのかという経過を知りたいと思います。
○
井上総務課長 給料、かなり前の段階で100を超えていたというのは、あるんですけれども、その段階から有余とその給与の昇給の考え方でありますとか、そのあたりを考えまして、徐々にラスパイを下げてきたという経過がございます。
給料表を変えてというのではなくて、昇給の考え方であるとか、そのような考え方をもとに下げてきたということでございます。
○木村委員 全体の給与を対象にして
ラスパイレスが下がってきたというふうに私は理解しておるんですけども、その点を改めてお尋ねをしておきたいと思います。
常任委員会で、先ほども時間外勤務のことが出ましたけども、管理職よりも高い時間外勤務によって給与を得ている人が出ているときがあるということを説明がありましたけども、管理職はそれについて、例えばそれが労働強化につながっているのか、あるいは、無駄な、不必要な時間外になっていないのか、もう少し時間外を押さえる努力をすべきではないのかとか、さまざまな管理職としての管理のあり方があると思うんですけども、それはしっかりとされておるんでしょうか。
○
浦井人事総括係長 時間外につきましては、所属長の命令により行うものでございます。時間外につきましては、若干高い年がございましたので、平成29年度につきましては、時間外削減シートを全職員に付けて見直しを行う等、時間外の削減については年々取り組んでいるところでございまして、29、30とは若干減少傾向にはございます。
○木村委員 その時間外が多いというのですので、しっかりと管理がされているのか、人員の配置によって、そのような時間外の勤務が多くなっているのか、あるいは不必要というのはちょっと語弊があるかもしれませんけども、いやもう少し時間内で頑張ればできるんじゃないかというようなものがあるのかないのか、そうしたところはしっかりと管理職が管理すべきものだと思うんですけども、そうした管理というのはしっかりされているんですかということを聞きたいわけですけど。
○
井上総務課長 不必要なものというのは、基本的にございません。時間外というのは、必ず必要なときに所属長が命令をして時間外をやっております。
なお、最近時間外がふえてきている理由としましては、また国とか県からの求められる資料というのが、最近では高度化、また詳細な細かい資料の提出を求められることが多く発生しておりますので、時間外はふえてきているという状況でございますが、我々人事担当といたしましては、いかに効率化を図りまして、
住民サービスを図るというのが大前提にございますので、時間外の削減というのは、先ほどの勤務条例にもございましたけれども、今後、より一層削減に努めていきたいというふうに思っています。
○木村委員 最初に申し上げましたけども、管理職よりも高い収入を、たまたまかもしれませんけども、得ている職員がいるという、それは時間外の勤務によって得ている職員も出ておりますということは、常任委員会で説明がございました。そういう詳しい内容を見まして、それが妥当なもので仕方のないものなのか、あるいはかなり労働強化になっていないのかとか、そうしたところの管理というのは、しっかりされておるんですか。
○
井上総務課長 時間外につきましては、まず、管理といいますのは、毎月、総務課のほうに誰が何時間したというのは必ず来ておりますので、そのあたり、例えば時間外が多いという職員があれば、毎月、産業医におきまして健康相談というのを実施しておるんですけれども、そちらのほうに健康面に問題がないかとかというのは、受診をするようにこちらから勧奨をしておるところです。また、本人からでも申し出ができるように、毎月そういった形で時間外でありますとか、体調面に関しては、申し出ができるような仕組みづくりはしておるところです。
○木村委員 先ほど休暇のことが出ましたけれども、かなり取得が低いんですよね。私、物すごい低いと思いますよ、これは。50%いっていないと思いますね。管理職にすれば30%ぐらいになるんですかね、全体で行きますと。かなり低いところにあると思うんですよ。これちょっと私は見て異常じゃないかなと思いましたけども、大体こんなものなんですか、近隣の自治体を含めまして、管理職なりの、マネージメント、職員の休暇の取得というのは、こんなものでおさまっているのでしょうか。
○
井上総務課長 近隣を見ますと10日を超えている所とかもありまます。この二市二町で行くと、恐らく稲美町が一番取得率が低いのではないかなというふうには考えておりますが、できるだけこれは、先ほどの話でもありましたように、条例規則には定めていきませんけども、できるだけ年休の取得というのは、推進してとれるような体制づくりをつくっていきたいというふうには思っています。
○藤本(操)委員長 ほかに発言はございませんか。
藤本惠委員。
○藤本(惠)委員 まず、この5級上げる要因ですね。どういう理由で上げられるのか、もう一度、ちょっとお伺いしたいと思います。
○
浦井人事総括係長 今回、5級を上げる要因といいますか理由でございますが、現在、稲美町の職員につきましては、責任の度合いに基づき給料表に定める職務の級に分類するもの、部長6級を初めとして、6級立ての給料表をしているところでございます。
しかし、先ほど話もありましたように、係長を含め、課長と部長との年収比較の差が非常に狭くなってきて格差が見えにくくなっております。また、県下の
ラスパイレス指数の低下による職員の士気の低下など、さまざまなそういう問題がございましたため、今回、7級を導入したいというところでございます。
○藤本(惠)委員 その7級をつくることについては異論はないわけなんですが、その7級は部長職になれば、全ての人が7級を取得するということですか。
○
浦井人事総括係長 一応、部長の職を7級と定めますので、部長になると7級という形になります。
○藤本(惠)委員 播磨町、7級職があるというふうに書いておられましたけど、播磨町の7級職は何人ぐらいで、稲美町は7級をつくったら何人ぐらいになるんですかね。
○
井上総務課長 ちょっと播磨町のホームページのほうで公表されているのが29年のデータになるんですけれども、理事の方々で6人という形でホームページには出ておりました。
私ども、今度7級にしていくのは9名という形の予定をしております。
○藤本(惠)委員 7級をつくるのは、問題はないと思うんですけど、やっぱり評価を何ぼかしていかんと、せっかくつくって、今、仕事の話が出てましたけど、意欲のある人間とない人間が出てきとるということ自体、僕は非常に残念なことだろうと思うんですよ。だから、皆が意欲を持って仕事ができるような体制づくり、そのための7級であれば、十分に住民に対しても説明がつくと思うんですけど、ただ単に部長職を7級ということになれば、住民に対する、私は説明がちょっと難しいんじゃないかと思うんです。だから、皆さんが意欲を持って仕事をする、その意欲を評価して7級にするという話ならわかるんですが、その辺はどうなんですかね。
○
井上総務課長 評価ということでご質問ですけれど、私ども、今、人事評価という制度をとっておりまして、評価制度によりまして評価をしております。その評価も参考にしながら部長に昇格する、課長に昇格するというのは決定しておりますので、ある程度評価した上での部長職という形になっておりますので、部長であれば7級相当で、それなりの職責があるというふうに考えております。
○藤本(惠)委員 そうしたら、どう評価、どういう評価をしとるんですかね。
○
浦井人事総括係長 当町の人事評価の方法でございますけども、能力評価と目標管理と2種類の評価を組み合わせた総合評価制度をとっております。また、能力評価につきましては、個人の能力でありますとか、スキル等々、接遇も含めたその人物の評価。それと目標管理におきましては、年度当初に定めました目標につきまして、進捗でありますとか、結果をもとに評価する能力評価というものを採用しております。
○藤本(惠)委員 その目標評価は、本当に達成されているんですかね。
○
浦井人事総括係長 個人によって目標を定めていきますので、達成度については個人によりまちまちな部分があるんですけども、そこは上司との面談、さらにその上の者の確認というものを経ておりますので、どれぐらいの目標を達成できたか、また足りなかった部分というのが見えてございますので、それをまた次に生かしていくという形をとっております。
○藤本(惠)委員 目標を決めるというのが低い目標と、今、言われたようにね、高い目標と、それによって目標達成率違いますわね。だから、その低い目標、高い目標、その目標に対する最初に出てきたまず基礎点が違うと思うんですよ。その辺の評価の仕方がきちっとできておればいいんですよ。でも、人によって目標評価が違ってしまえば意味がなくなるわけですよね。だから、本当に高い目標を持って、その目標に向かって実績を上げていって、きっちりと目標を達成するというような形、一つでも多い段階の高い目標を設定するように、やっぱり設定されたときにきちっとした評価をしていなかったら意味はないわけですよね。だから、本当にやる気のある人が真剣にやった人に対しては、やっぱりそれだけの評価をしていくということは絶対必要やと思うんですよ。
やっぱり、住民の方はよく見ておられるんですね。何であの人が給料がそない上がるんですかって言われたときに、きちっと説明ができるようなことが必要であろうと思うんで、その辺のことについて、どう考えとるかお伺いしたいと思います。
○
浦井人事総括係長 委員おっしゃいますように、簡単な目標ばかりを設定してしまうと非常に問題ではございますので、私どもとしても、毎年、人事評価マニュアルというものを改訂を重ねて出しております。その中にも目標管理の方法であるとかをきめ細かく記しておりまして、ただ単に達成できそうな目標ではなくて、一歩上のちょっと困難な目標の設定を推奨しております。また、個人が立てた目標については、必ず上司と面談をして、この目標値で大丈夫か、もうちょっと頑張れるんじゃないかというような面談を行った上で決定しておりますので、ある程度高い目標を持つようにというところは徹底できているのかとは考えております。
○
井上総務課長 少し補足をさせていただきます。もともとの点数が違うじゃないかというところも含めまして、ご説明をさせていただきたいと思います。
まず、目標設定におきましては、そういうチャレンジをする目標を設定してほしいということで、まずやっております。同じ目標であったとしても、例えば水泳に例えますと、10メートル泳げるようになるとか、100メートル泳げるようになるというのは、全然目標が違いますので、その点につきましては、10メートルと100メートルでは基礎点が違うという形で評価をしていっております。ただ、なかなか高い目標を立て過ぎてしまいますと、そればかりになってしまいますので、なるべく高い目標を立てながら
住民サービスを行っていくと。それにつきましては、目標が高ければ高いほど基礎点は上がるという評価にしております。ただ、それが達成できなかったときには、それぞれのその評価にかけていく達成度割合というのが下がってきますので、その辺の総合的な組み合わせで評価をしておるというところでございます。
○藤本(惠)委員 僕、小野市に視察に行かせていただいたんですよ。そうしたら、市長がきちっと目標を持ってきたときに、これではあかんでと、もっと高い目標値しなさいよと、それで達成せいへんなんだら、降格もあるような話をしてましたけどね。やっぱり、それぐらいやる気を持ってやっていかんと、前に進まん問題がたくさんあるんじゃないかと思っております。ずっとお願いをしておることについてでも、答え自体が、どうも僕の質問に対しても返ってくる答えが全然違う答えが返ってきたりとかあるわけなんですよ。
だから、本当にその目標を達成、例えばこういう事業をするときに、この事業何年でやりますという目標をやっぱり立てんとあかんと思うんですよね。その辺のところが十分できているんかどうかということは、僕、ちょっと疑問思っておりますが、どうなんですかね。
○
井上総務課長 目標の設定の方法でございますが、まず本人が目標を設定します。それにつきましては、なるべく高い目標を持った設定をするように心がけております。二次評価者としまして、例えば課長の目標については、部長がその目標が、先ほどおっしゃいましたように、正しいものなのかどうか、それがちゃんとチャレンジ的な目標になっているのかどうか。そういったところを二次評価者と面談をしながら、期首でまず面談をしまして、また中間で面談もします。最終に最終面談を行いまして、その評価をしていくという形をとっておりますので、目標設定につきましては、そういう細かいルールづくりの上で目標設定しておりますので、ご心配いただかなくても大丈夫かなというふうに思います。
○藤本(惠)委員 今度7号に上がる部長の目標は、誰がそれを評価するんですかね。
○
浦井人事総括係長 部長の目標につきましては、副町長と面談の上、決定をしていくという形になっております。
○藤本(惠)委員 やっぱり重要施策で決められた施策は目標をきちっと立てて、できるだけその目標に向かって、早く、それ以上に早く進められるような、やっぱり状況というのをつくっていただきたいなと。せっかく号級を上げたとしても、まだ以前と同様にきちっと進捗率がわからんとかいうような問題がないように、ちょっと頑張っていただきたいというようにお願いをしておきたいと思います。
○
井上総務課長 目標設定ということは大切なことだと認識をしておりますので、今後につきましても、さらに目標設定を高めていくためにも、この人事評価制度を活用しながら、それぞれの管理をしていきたいというふうに考えております。
○藤本(惠)委員 部長の今言う査定をされる副町長の意見が全然出てこないんですけど。
○大竹副町長 従前から、今、総務課長が申し上げましたとおり、目標管理と能力考課、それぞれあわせながら、部長級も含めまして、職員の能力考課の向上に向かって努力しておるところでございます。今後もそのように努めてまいります。
○藤本(操)委員長 他に発言はございませんか。
○木村委員 常任委員会での議論の続きになるかもしれませんけども、嘱託職員なり臨時職員の待遇については、どのように考えているのかということもお尋ねをしましたけども、今回の中には全く考慮もされていないということになると思いますが、臨時職員の賃金は毎年上げているということも言われましたけども、それは最低賃金が上がることによって上げているのか、しっかりと目標を立てて、毎年上げていくというような形になっているのか、どのような形で上げているのか、一度お尋ねしたいと思います。
○
浦井人事総括係長 臨時職員の賃金につきましてでございます。
委員おっしゃいましたように、最低賃金はここ数年非常に高く、大きく上がってきております。昔でいいますと、最低賃金が低かった時代でございますと、稲美町との時間給との大きな差がございました。その中ででも20円程度の賃金を上げたりということはしておりました。ただ、近年、委員おっしゃいますように、最低賃金が非常に大きく上がってきておりますので、ここ二、三年で見ると、最低賃金に合わせるという形に結果的になってしまっている状態でございます。
すみません、合わせられるというか、平成30年度でいいますと、870円の時給をしていたところ、10月の最低賃金で871円というところが出てきましたので、そこは10月から最低賃金を下回ることがないような改定を行っております。
○木村委員 ちょっとびっくりしたんですけども、近隣でもそんなものなんですかね。百何パーセント、わずかにではありますけども、最低賃金よりも上げておるというふうに、私は聞いています。間違っていたら言うてもらったら結構ですけどね。ちょっと、それは余りにも。今度、シルバーの待遇改善で880円ですか、そういうことも出てますわね。びっくりしたんですけども、今後もその方針、変わらないんですか。
○
浦井人事総括係長 近隣市町の賃金についても、私ども把握しております。当町と余り大差ない数字であると認識、今は、加古川市は若干上がっているんですが、播磨町と同じ賃金であると把握しております。
臨時職員の賃金につきましては、先ほども前の段階でも申し上げましたけども、来年度から、
会計年度任用職員制度へ移行することとしております。そこでは賃金水準につきましては、大分水準を上げるという形で検討をしているところでございますので、来年度、大きく改善される予定にはしております。
○木村委員 私、底上げを図ってこそ、全体の引き上げができると思っていますので、やはり一番低いところが、一番低い最低賃金に合わせたままで上げていくという考え方は、私はとても理解できません。
加古川市の例、申し上げましたけども、最低賃金ではありません。やはり、わずかですけども最低賃金以上のものでやられております。
そういうところはしっかり考えていただいて、先ほど
モチベーションの話も出ましたけども、労働条件のやはり待遇の改善は全体を見直して考えてもらいたいというふうに申し上げておきます。
○
井上総務課長 最低賃金に合わせてということで、先ほど答弁させていただいたのは、実は最低賃金をにらみながらというのが正解だと思います。
今回の平成31年度の予算におきましては、最低賃金871円に対して、臨時職員890円という形で積算をさせていただいているところでございます。
ここ数年は、毎年賃金を上げながら調整を図っているところでございますので、また、先ほど申し上げましたように32年度からは、会計年度任用職員という形で大きく制度が変わってまいります。このあたりも含めまして、近隣市町の動向も見ながら、適正な価格に持っていきたいというふうに考えております。
○藤本(操)委員長 他に発言はおありになりますか。
○長谷川委員 ちょっと教えてもらいたいんですけど、稲美町の中では、専門職、一般職、こういう分類があるかどうか。一般職よりも専門職のほうが、なかなか仕事がしにくいというような話も聞いたことがあるんですけど、稲美町の場合は、それにおいて、もしあれば、そういう状況というのが発生しているかどうか。
それと、先ほど能力評価、目標評価いうのは、総合評価でやっているというような状況あったんですけども、資格とか研修参加とか、そういうものも、そういう一つの評価の中に入ってきているかいうふうになってきましたら、やっぱり職員の研修というのは非常に大きなウエートになって、能力の向上につながってくるんじゃないかと思うんで、その辺のところの考え方、どうされてとってかいうことと、それと1級から7級ですね、大体これ稲美町の職員の中で年齢構成的に大体、僕らも一般企業から出てきているもんで、大体何歳になったらどれぐらい行きよるなというようなことで、そういう評価、よくしよったんですね。こういう級も僕らも付いていたりしていたものですから、稲美町の場合、どういう年齢構成で大体どういう配置になっているかどうか、参考のために。
○
浦井人事総括係長 まず1点目の専門職の話でございます。専門職といいますか、稲美町では一般行政職とほかに保健師でございますとか、幼稚園教諭という形で採用しておるところでございますが、給食の調理員を除いたほかの職員は全て同じ給料表を採用しております。それによって給料が上がりにくいとかという、そこの差はないものと考えております。
次に、資格とか自己研修についてでございますが、先ほど能力、人事評価の中で説明しなかったんですけども、自己申告書といいまして、この1年間自分がどういうことに取り組んできて、どういう研修を受けていたいうことを任意でございますけども、申告する制度がございます。それを提出していただくことによって、こういう方面で勉強しているというところも評価に生かしているところでございます。
1級から7級の年齢構成ですが、すみません、非常にざっくりしてございますけども、新卒で入りますと、1級区に配属されますので、大卒ですと22歳ぐらいから大体二十五、六歳ぐらいまで。二十五、六歳から30過ぎぐらいまでが2級という形になります。そこからは、40過ぎぐらいまでが一般的に3級。そこから上につきましては、任用による昇格になりますので、職員が何歳になったから何級ということはございませんので、人によってばらつきが出てくるというところでございます。
○山田委員 せっかくですので。
7級の増設につきましては、常任委員会のときも申しましたけども、職員の
モチベーションのアップと組織人事の停滞を改善するものというふうに理解しておるんですけども、今回ちょっと気になったのは、この給料表なんですね。3ページにわたっておるわけなんですけども、号給が110まであるわけなんですけども、実際この3ページにわたる給料表で現実に職員の中で、使われとるのはどこらへんまでが主に使われとるんですか。
○
浦井人事総括係長 給料表、そうですね最大は125号まで2級のところでございます。どこまで、全て1から全て使っているわけではもちろんないんでございますけども、大学卒で1級の29から配属されます。大卒の場合でしたら、1の28以下については使わないということになりますし、その後は先ほど申しましたように、何年で昇給という形になりますので、1年に通常の成績でしたら4号上がりますので、1級で四、五年、4号ずつ上がったところで、次に2級にこう、という形になりますので、どこまでかというと、なかなか難しいところではあるんですけども、3級までについては使うところはある程度決まっているところでございます。
○山田委員 民間企業でしたら、大体1ページなんですよ。それで、特に昇給、あるいは昇格、それからベースアップ、それぞれのときにやっぱり頭打ちが出てきます。そやから、その頭打ちが出てこないように昇格人事も含めて回していくわけなんですね。そのバランスをとろうとしたら、やっぱり組織の体系をしっかりと維持していかなくてはならない。そういうことには採用人事も含めて考えていかなくてはならないというふうになるわけなんですけどね、ただ単に昇給が伴わないベースアップでは、なかなか
モチベーションが上がりません。それで、この1号ごとの間隔のあれにしましても、やはりダイナミックなことはできませんので、やはり少額のベースアップにつながるというふうなことで、本当に職員の処遇をずっと
モチベーション上げながらやっていこうとした場合、やはりこの昇給、ベースアップだけやなしに、やはり昇給とマッチングさせた中で、昇格人事がうまくいったらええんですけども、昇格とは別に昇給と処遇とを考えていかなあかんのかなというふうに思いました。
それにしては、この枚数が余りに多いので、もしも改善できるんでしたら、またちょっと検討されたらいかがかなと思います。
○
浦井人事総括係長 委員おっしゃいますように、
モチベーションを保てるような昇給とのバランスについても、今後、また進めていきたいと思います。
この給料表につきましては、国の出している行政職の一般の給料表に合わせておりますので、国がどうしてもこのボリュームで来ておりますので、それに合わせるというところで、ちょっと多ページにわたる給料表になっているところでございます。
○山田委員 たぶん、これでしたら頭打ちはなりません。ずーっとベースアップは続きますからね。ただ、それが職員の
モチベーションにつながるかなと思うたら、ちょっと疑問を感じましたので、ちょっと一言申しましただけでございます。
○
井上総務課長 職員の
モチベーションということで、ご意見ありがとうございます。
この昇給の考え方につきましては、規則等に基づきまして、何年で次の級にいけるという基準を持っております。その段階で、その職員の能力、そのあたりを勘案しまして、給料表の次の級に行けるというのを考えております。また、係長以上につきましては、任命によるものでございますので、そのあたりは必ず誰しもが行けるという級ではございませんので、そこにつきましては、それなりの、それ相応の職員を昇格させていくという形になってこようかと思います。
○藤本(操)委員長 他に発言はございませんか。
他に発言の声を聞きませんので、議案第3号に対する質疑を終結し、討論に入ります。
発言を許します。
ご発言はございませんか。
まず、本案に対する反対討論の発言を許します。
○木村委員 反対討論を行います。
先ほども申し上げましたように、やはり給与を、
ラスパイレスを全体を抑えて下げてきた経過が稲美町はございます。やはり全体の底上げを図って、
ラスパイレスは上げていくと。そして、財源が許すのであれば、部長職の7級というものを、後からでも、財源が許すのであれば同時にやっていくと、こういうことは先ほども
モチベーションの話出ましたけども、上がっていくのではないかということも考えますし、以上の理由で反対といたします。
○藤本(操)委員長 次に、賛成討論の発言を許します。
○山田委員 賛成の立場から意見を述べさせてもらいます。
今回の職員給与に関する条例の一部を改正する条例の制定については、組織人事の停滞を改善し、職員の
モチベーション向上に資するものであると判断しまして賛成いたします。
○藤本(操)委員長 ほかに発言はございませんか。
まず、反対討論の発言を許します。
次に、賛成討論の発言を許します。
○関灘委員 それでは、議案第3号について、賛成の立場で討論いたします。
さまざまな要件、条件等、質疑の中で状況も伺いました。そして、まとめて申しますと、近隣市町ともバランスを考えて、やはり課題解決に向けて提案をされておりますので、それらを受けて、やはりそれぞれの職員の方の士気の向上につなげていただき、反映していただけるものと思いましたので賛成といたします。
○藤本(操)委員長 反対討論の発言を許します。
次に、賛成討論の発言を許します。
発言の声を聞きませんので、討論を終結し、表決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 ご異議なしと認めます。
よって、議案第3号を起立によって採決をいたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○藤本(操)委員長 起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
しばらく休憩します。
休 憩 午後 2時27分
……………………………………
再 開 午後 2時29分
○藤本(操)委員長 休憩前に引き続き、再開いたします。
〜議案第4号〜
○藤本(操)委員長 次は、議案第4号「稲美町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
本案は、本会議において補足説明は終わっておりますので、これより質疑に入ります。
発言を許します。
○山口委員 本条例案も政府の政令案の改正に伴うものだというふうに理解しているんですけれども、まず保証人を立てない場合の金利は3%以内で規則で定める率となっていますけども、これは何パーセントなんでしょうか。
○山本
地域福祉総括係長 規則で定める利率についてでございますが、国の通知に母子・父子・寡婦福祉資金の貸し付けの制度を参考することも考えられるとされており、その制度の利率を参考とし、また近隣市町の状況も確認しました上で、利率は1%とすることを考えております。1%です。
○山口委員 はい、わかりました。
それで、金利も1%ということで、保証人を立てない場合は1%ということで、今回の政府の改正の趣旨としては、今まで連帯保証人が必ず必要であったのを、それぞれ市町村の判断で連帯保証人は付けない場合もオーケーですよということだったんです。そのまま読んでしまうと、連帯保証人要らなくなるんじゃないかなと思ったんですけど、稲美町の場合は連帯保証人のある場合はゼロにして、ない場合は1%にするというところまできている、それは改善ということで評価できるんですけども、ここは市町村の判断による部分だと思うんですね。ですから、市町村が、稲美町がどう考えるか。もっと国が求めるよりもっと踏み込んだ、例えば保証人なしで無利子で貸し付けるということも考えられたんじゃないかと思うんですけど、その辺の検討はどうされたのかお聞きしたいと思います。
○山本
地域福祉総括係長 あくまで貸付金という性質のものですので、やはり回収ということも意識しまして、やはり1%ということと考えております。
以上です。
○山口委員 わかりました。
1%ですと、通常の市場の金利、同じような例えばリフォームローンとか、そういったものよりも安くなっているんで、その分は評価したいというふうに思います。
もう1点お聞きしたいと思うのが、延滞利率は恐らく変わっていると思うんですけども、その点お聞きしたいと思います。
○山本
地域福祉総括係長 延滞利率ですが、現時点では年10.75%となっておりますが、施行令の改正により、4月以降は5%と変えることになっております。
以上です。
○藤本(操)委員長 発言はございませんか。
○藤本(惠)委員 ちょっと1点だけ教えていただきたいんですが、借入限度額はあるんですかね。
○山本
地域福祉総括係長 資金の限度額でございますが、被害を受けた状況で異なるのですが、主なものといたしましては、世帯主が負傷し、住居の全壊の場合は350万円、半壊の場合は270万円等となっております。
以上です。
○藤本(操)委員長 発言はございませんか。
他にご発言の声を聞きませんので、議案第4号に対する質疑を終結し、討論に入ります。
発言を許します。
ご発言はございませんか。
ご発言の声を聞きませんので、討論を終結し表決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 ご異議なしと認めます。
よって、議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案どおり可決されました。
しばらく休憩します。
休 憩 午後 2時34分
……………………………………
再 開 午後 2時35分
〜議案第5号〜
○藤本(操)委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次は、議案第5号「稲美町
就学指導委員会条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
本案は、本会議において補足説明まで終わっておりますので、これより質疑に入ります。
発言を許します。
○山口委員 本件は提案理由の説明の際に現実は就学指導から教育支援という形には移ってきているんですけども、このたび、政府が文科省からの政令か、指示か、報告か、そういうのがあって、名称を変更するというような提案理由の説明だった、ちょっと記憶違いだったら申し訳ないんですが、そういった説明だったと思うんですけども、政府からの何らかの指示なりは、いつあったんでしょうか。
○奥
学校教育担当課長 政府からは、学校教育施行令の一部改正についての通知が平成25年9月1日付、文部科学事務次官からございました。
○山口委員 はい、わかりました。
平成25年ということで、私も、この条例の改正案が出たということで、障がいをお持ちの方の所にちょっとご報告にいったときに、第一声がやっとかというようなお声でした。
私も平成24年の7月に共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進という、これ文科省からの報告、中教審からの報告で、現在、多くの市町村教育委員会に設置されている就学指導委員会については、早期からの教育相談支援や就学先決定時のみならず、その後、一貫した支援についても助言を行うという観点から、教育支援委員会といった名称にすることが適当であるというような報告が平成24年の7月にありました。私も、その24年の9月の決算委員会で名称の変更を提案させていただきました。そのときの答弁も今後も引き続きまして就学指導に関しましては十分な審議、そして名称についても、こちらも再度勉強してまいりたいというような答弁もいただいています。これは議事録に載っていますから。ですから、平成24年の段階で、申し上げたし、政府からもあったし、そういう答弁もいただいているんですけども、なぜ今日に至ったのか、ちょっとその理由をお聞かせいただきたいと思います。
○奥
学校教育担当課長 先ほどご指摘いただきましたとおり、平成24年度から変更をということで、話が出ておったかと思うんですけれども、主たるところは、この就学指導委員会、現在の就学指導委員会ですけれども、主たるところ就学をしているということをもって、この名称を引き続いておりましたが、現状、特別な支援に係る部分というものが、最初の就学のみならず、かなりの部分で就学指導委員会の中でも指導をいただき、指摘、指摘というよりも、このようにしていくべきだという話をいただいておりましたので、この時期を選んでおります。
○山口委員 これはちょっと苦言を言わなあかんのですけども、名をとるか実をとるかとう部分になってくると思うんですけども、その1つの施策の進め方として、まず名前を変えてから、その名前に合わせたように施策も充実させて変えていこうということも大事じゃないかなと思います。その平成24年、25年のときに教育支援委員会と名前を変えて、その中身を特別な支援を必要とする子供たちの教育のためのどういった支援ができるかということを考えていく場にしていってほしかったなというのがあります。今さら、ここで反対するわけじゃないんですけども、これは今後の課題、今後こういうことが繰り返されないようにお願いしたいというふうに思います。
○松田教育政策部長 おっしゃいますように、25年に文科のほうから通知が出てきたときに、すぐに直しておればよかったんですけども、近隣の町、加古川、高砂を聞きますと、そのときに予定がないというお話やったものですから、きょうに至ってしまっております。
ただ、播磨町、明石市については、これは規則でうたっておりますので、文章が来ると同時に規則改正を行ったと。条例の提案については、稲美町の場合、今回やらせていただいたんですけど、加古川、高砂は稲美を受けて、次年度以降に検討するというようなことで、同時に今進んでいるということでございます。
大変遅くなってしまいまして、申し訳ございません。
○山口委員 名称についてはそうなんですけども、今後というか、そういったご報告行った際に、いろいろご要望も伺ってまいりました。
例えば、今は学校教育の中での教育支援という部分になってくるんですけども、学校教育の先ですね、卒業して先の進学とか、また就労支援、そういったところにも結び付けるところまで責任を持ってほしいということですとか、また、就学前、幼児教育、近く無料化になりますけれども、やはりそういった子供たちも幼児教育というのが必要になってくるから、そういった部分についても支援できるような体制を整えてほしいという要望もいただきましたので、あわせて申し上げておきたいというふうに思います。
○奥
学校教育担当課長 先ほどいただきました就労と就学前との話でございますが、就学前につきましては、現在、幼稚園、そして福祉部局と連携しながら、支援の必要な園児、もしくは子どもについて、十分な委員会前の協議を行って、うまく学校、もしくは特別支援学校も含めて就学ができるようにつないでおります。
また、就労に関しましては、なかなか中学校の中で、そういった就労につなぐところまで行っていないのが現状でございまして、今現在、就学、義務教育のほうを終えまして就労までつないでいるというところはございません。
○藤本(操)委員長 他に発言はございませんか。
ご発言の声を聞きませんので、議案第5号に対する質疑を終結し、討論に入ります。
発言を許します。
ご発言はございませんか。
ご発言の声を聞きませんので、討論を終結し表決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 ご異議なしと認めます。
よって、議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
しばらく休憩いたします。55分まで休憩をいたします。
休 憩 午後 2時42分
……………………………………
再 開 午後 2時55分
〜議案第6号〜
○藤本(操)委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次は、議案第6号「稲美町水道事業の
布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
本案は、本会議において補足説明は終わっておりますので、これより質疑に入ります。
発言を許します。
○藤本(惠)委員 ちょっと申し訳ないですけども、この配置基準ですね。条例、ちょっと見て勉強不足で申し訳ないですけど、ちょっと教えてほしいのと、稲美町は技術者どれぐらいおって、配置基準でどういうような状況なのかっていうのを教えていただきたい。
○松浪
管理総括係長 まず、
布設工事監督者の資格ということで、今、第3条で改正を上げさせていただいておりますが、こちらのほうが職員4名が該当してまいります。
続きまして、第4条の改正としております水道技術管理者、こちらのほうは水道課長1名というような格好になっております。
以上です。
配置基準につきましては、すみません、この条例の中では部分的にしか見えておりませんが、第3条と第4条の中にまず掲載しているところでございます。
具体的なところで申しますと、
布設工事監督者としましては、学校教育法による大学の土木科、もしくはこれに相当する課程を修了して卒業した後、2年度以上上水道に関する、申し訳ございません。
○藤本(惠)委員 稲美町で何名必要なのかね。
○宮崎水道課長 この
布設工事監督者につきましては、町が行います、町が発注します水道工事、水道工事といいますと給排水管の新設工事でありますとか、取水施設、浄水施設、稲美町は浄水施設ございませんけれども、その施設の増設又は改造の工事ですとか、また配水池の新設、増設、そういうような大規模な工事、大規模の改造に係るような水道施設の増設をする場合は、必ず置かなければならないということで、何名ということではございません。
それと、技術管理者につきましては、水道事業体に1名置かなければならないとなっております。
○藤本(惠)委員 そうしたら、大きな工事は4つ以上できないということ。でもないの。2つの管理ができるわけ。
○松浪
管理総括係長 委員、おっしゃられるように、1人の担当で4つの工事ということも可能でございます。
以上です。
○藤本(惠)委員 その下の技術者は1名でいいということなんですが、この方が例えば病欠とか、そういうふうなときには必要ないんですかね。
○松浪
管理総括係長 まず、資格要件というところがございますので、例えば水道課の工務の係長でありますとか、そういったところで順次代理というような格好にはなってまいるかと存じます。
以上です。
○藤本(惠)委員 質問の答えが違うんですけど、1名しかいないということで、この人が例えば不在になる可能性があるわけですね。そのときには、その1名の技術者がなくなるわけでしょう。そういうことについては、問題がないのかどうかということですね。
○宮崎水道課長 今現在、水道技術管理者は私がさせていただいておりますけれども、私が病気なり何なりで仕事に出てこれないと、不在になるという場合につきましては、この資格、なる要件を満たしている者が水道課内にも2名いますので、代理をするということでございます。
○藤本(操)委員長 他にご発言はございませんか。
ご発言の声を聞きませんので、議案第6号に対する質疑を終結し、討論に入ります。
発言を許します。
ご発言はございませんか。
ご発言の声を聞きませんので、討論を終結し表決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 ご異議なしと認めます。
よって、議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
しばらく休憩いたします。
休 憩 午後 3時01分
……………………………………
再 開 午後 3時02分
〜議案第7号〜
○藤本(操)委員長 休憩に引き続き会議を開きます。
次は、議案第7号「兵庫県
町議会議員公務災害補償組合規約の一部を変更する規約について」を議題といたします。
本案は、本会議において補足説明まで終わっておりますので、これより質疑に入ります。
発言を許します。
○藤本(惠)委員 ごめんね。今、参考資料は改正になっとるの。だから、間違ごうたんちゃうんかいって言うたの。どうなの。
○本岡
議会事務局長 こちらの兵庫県
町議会議員公務災害補償組合規約の一部を変更する規約については、一部事務組合の規約変更につきましては、地方自治法で議会の議決を要するとされておりまして、地方自治法については、条文で変更というふうに書かれております。参考資料については、新旧対照表ということで、現行と改正の部分との一部改正いうことで、資料として提示させていただいておりますので、議案のほうに書いてあるとおり、変更という言葉でさせていただいております。
○藤本(操)委員長 他に発言はございませんか。
他に発言の声を聞きませんので、議案第7号に対する質疑を終結し、討論に入ります。
発言を許します。
ご発言はございませんか。
ご発言の声を聞きませんので、討論を終結し表決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 異議なしと認めます。
よって、議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
〜議案第8号〜
○藤本(操)委員長 次は、議案第8号「兵庫県
市町村職員退職手当組合規約の一部を変更する規約について」を議題といたします。
本案は、本会議において補足説明は終わっておりますので、これより質疑に入ります。
発言を許します。
○藤田経営政策部長 質疑に入らせていただく前に、私のほうから一言おわびを申し上げたいと思います。
この議案第8号におきまして、参考資料のほうで1字誤っておりました。先日、差しかえをさせていただきました。この件につきまして、申し訳ございません。十分に確認ができておらず、大変失礼をいたしましたこと、深くおわび申し上げ、今後はしっかりと資料の確認をしてまいりたいと思います。
どうも申し訳ございませんでした。
○藤本(操)委員長 他に発言はございませんか。
ご発言の声を聞きませんので、議案第8号に対する質疑を終結し、討論に入ります。
発言を許します。
ご発言はございませんか。
ご発言の声を聞きませんので、討論を終結し表決に入りたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 ご異議なしと認めます。
よって、議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
しばらく休憩します。
休 憩 午後 3時07分
……………………………………
再 開 午後 3時09分
〜議案第9号〜
○藤本(操)委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
次は、議案第9号「平成31年度稲美町一般会計予算」を議題といたします。
審査の方法ですが、お手元に配付いたしております審査の方法により行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤本(操)委員長 ご異議なしと認めます。
よって、お手元に配付いたしております審査の方法により行うことに決しました。
この際、委員の皆さんに申し上げます。質疑に際しては1回につき3項目程度に整理され、ページ数、事業名、節、細節等をあわせてご発言いただき、審査がスムーズに進みますようご協力をよろしくお願いします。
また、答弁される当局に申し上げます。質疑の趣旨を十分酌み取り、誠意ある明確な答弁を願います。
それでは、第1条、歳入歳出予算に対する審査に入ります。
〜歳出 第1款〜
○藤本(操)委員長 まず、歳出第1款議会費に対する担当局長の補足説明を求めます。
○本岡
議会事務局長 それでは、平成31年度稲美町一般会計予算、歳出第1款議会費に対する補足説明を申し上げます。
一般会計予算説明書の32、33ページをお願いします。
1項1目議会費1億3,520万8,000円。前年度と比較して、685万7,000円の減でございます。減少の主な理由は職員給料と議員定数2名減によるものでございます。
事業番号1、議会運営に要する職員給与費の2,206万6,000円は、前年度と比較して403万2,000円の減となっております。事務局職員3人分の人件費でございます。
事業番号2、議会運営事業の1億319万2,000円は、前年度と比較して350万8,000円の減となっております。議員16名分と改選後は14名分の報酬、手当、共済費、旅費、政務活動費交付金などでございます。
4節共済費の2,078万6,000円は、前年度と比較して60万5,000円の増となっております。31年4月1日の現議員数が増加したことによるものでございます。
事業番号3、議会管理事業の995万円は、前年度と比較して68万3,000円の増となっております。増の理由としては、委託料の増によるものでございます。予算の内訳は、臨時職員賃金、需用費、インターネット配信業務等委託料、県議長会負担金などでございます。
以上で、誠に簡単ではございますが、第1款議会費の補足説明とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○藤本(操)委員長 以上で補足説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
発言を許します。
○木村委員 事業番号3、議会管理事業。修繕料につきまして、31年度はどういうものを予定されているのかということをお尋ねしたいと思います。
○林
議会事務局次長 修繕料につきましては、例年10万円ということで置かせていただいております。これにつきましては、1年間で不具合があるようなところにつきまして、修繕を行っていきたいなと考えております。
基本的には、今までの間、ここを修繕したらいいのかなというところを考えながら、それを見てしていきたいと考えております。
以上です。
○木村委員 議会から要望しましたいろいろなものが、全て査定で落とされたというふうに聞いております。私、財政の担当の部長にも同席してほしいんですけどね。委員長、どうですかね。
金額的に、議会から新たに例えば後ろの人がネット中継で映らないようにしてもらうとかですね。あるいは演壇の所を少し身長によって変えていただくようなことも考えていただきたいというようなことを含めまして、さまざまな要望ございましたけども、全て削除、削られてしまったというふうに聞いておりますが、その経過を一度お尋ねしたいと思います。
○林
議会事務局次長 先ほど、木村委員からもご質問ありました件でございますが、一応、今あるもの全て削られたということではございません。このたび、この予算の中には、この委員会室の点検というのも入れさせていただいております。やはり議場のほうにつきましては、ある程度点検を繰り返しておりますし、ここの委員会室につきましても、今年度点検をさせていただくと。そういった中で、トータル的に見ていきたいなと思っております。
それとあと、中継のことでございます。中継のことにつきましては、以前からもそういうお話をいただいておるようでございます。そういった中で来年度、次の選挙で定員も変わってきております。そういった中で、今、後ろの席を映っているのが、中継でも3人の方が映られております。そのうち席を今度の改選で変えていくとか、あとまた映り方とか、そういったものを変えていったらどうかなと。近隣の議会のほうにもお聞きしました。後ろに人が映るということを気にされているという方もいらっしゃるんですが、大体は皆さんそういうふうなあまりお声を聞かないというふうに聞いております。そういった中で、今後、そういう状況も見ながら、あとは撮影の工夫を一遍してみながら対応していきたいなと考えております。
それから、演台のことですね。演台のほうにつきましてはも、それぞれ身長に差がございまして、意見がしにくい、質問が述べにくいというお話でございますが、そういった中で、やはり住民を代表して出てこられている議員さんにつきましては、ちょっとでも意見が言いやすいような格好にはとっていきたいなと、そのように考えておりますが、何分、それぞれの差がございますので、それも一度様子を見させていただきながら、ちょっと違う工夫も考えながら、できることはしていきたいなと考えております。
今回の予算の中では、なかなかそれはかなわないことが多いかもしれませんが、まず、この委員会室の点検であったりとか、本会議場の分ですね、不具合というのを考えていきながら、先ほどご質問ありました修繕費を使えるものだったら使っていきながら、ちょっとでもご質問等、意見の言いやすいような議場、委員会室にしていきたいと思っておりますので、ご理解よろしくお願いします。
以上です。
○木村委員 しっかり議会の要望を予算要望の中で伝えていらっしゃるのか。本音が出たんかもしれませんけども、予算の概要説明のときには、全体の意見じゃないんでしょうというようなことがぽろっと出たんです。だから、おってほしかったんですよ、部長にはね。
背が高い、いろいろ背の高さっていうのは違うんですよ、全員ね。それが多数の意見でなかったら通らない、少数だったら通らないというのはいかがなものなんですかね。個性が尊重される社会だとか、あるいは共生社会だと言いながら、一番先頭に立つべき議員が、こうした格差を付けられて放置されていいんでしょうか。32年度の問題ではないですよ。早急にやってもらわないとまずいですよ。あの考え方は少し事務局の考え方は甘いのではないかと思います。しっかりともう一度お願いします。
○林
議会事務局次長 先ほどもお話もさせてもらいましたけども、できるだけ対応できるところは対応していきたいと、このように思っております。
何も32年度ということで、全部が全部対応するのは非常に難しいと思いますが、31年度の中で、先ほど申しました修繕料を使いながら、できるところはしていきたいなと、このように考えております。
何とぞご理解よろしくお願いします。
○木村委員 しっかりと要望したんですかということを聞きたいんですよ。予算要望の中で。ぽろっと言ったんだから仕方ないんです。聞いているんですから。全体の意見じゃないでしょうと。それで通るんですか、議会は。多数に従えと。それで通るんですか。一人ひとりは、皆、住民を代表して、演壇で議場で発言するわけですよ。その中で、私は、ちょっと座りますけども、議場のあのマイクはほとんど高い所に位置をしてもらっているんですね。あんたの声通らんぞとか、ネットで見たら、やっぱりいろいろ言われるんですよ。女性の声はよく通るなとかですね。そういう声の質は仕方ありません。しかし、条件を一緒にしてこその全体じゃないんですか。高いものであれば、マイクが高いものであれば低くできるんですよ。低いマイクは高くできません。高いマイクは低くできます。そういうことをなぜできなのか。ネットで放送が始まってから、さまざま、やっぱり支持者の方から聞くわけですから。その点はしっかり取り組んでもらわないと。32年度の問題ではありません。もう一度お願いいたします。
○林
議会事務局次長 やはり住民の方を代表して出てこられている皆さんにつきましては、議員さんにつきましては、どうしてもそういう発言をしやすいような状況をつくっていくというのが、我々事務局の仕事だと思っております。
そういった中で、今の声をまた聞かせていただきながら、予算要求にも臨んでいきたいかと思います。ただ、やはり、このマイク、マイクの感度、非常にいいというふうに聞いております。そういった中で、先ほど聞き取りにくいという支持者の方からのお話があるんでしたら、マイクの音量を変えるとか、そういったことも、今すぐの対応可能な範囲を考えながら進めてまいりたいと思っております。
どうかよろしくお願いします。
○木村委員 よろしくお願いしますと言ったって、この31年度にやってもらわないと、また新たな中で果たして話が進むのかなというふうに疑問に思いますけどね。
やはり、議会が、それぞれの議員が身長も違いますし、声の質も違いますし、みんな違うんですよ、16人が。だから、その中で条件だけは同じにしてくださいと。それぞれに個性があるから仕方ないですよ。ただ条件は一緒にしてくださいということですよ。合理的配慮以前の問題だと思いますよ、これは。エレベーターを付けてくれっていう話じゃないんですよ。これぐらいやってもらわないと、まずいですよ。
先ほども言いましたように、私、10のうち8まで上げてもらっているんですよ、マイクの感度をね。たぶん、ほかの方は5とか6とか、その程度でおさまっていると思いますよ。最高なんで、それ以上どうしようもないんですよ。だから、自分できばって声を大きくしようと思って、声を大きくしたら、おまえうるさいとか、やじが飛んだりとか。いろんなもので反響していくんです、これは。それで、いろいろ、また問題が広がっていくと。こういうこともあるんでね、しっかりと最低限条件だけは、それぞれの議員に合わせて条件だけは一緒にしてください。私はこの位置でマイクを持ってきてしゃべりたいと。あるいは演壇は、今の演壇を重ねたらいいじゃないですか、高いものを。そうすれば、自分の身長に合わせてとったり付けたりできるわけです。マイクも長ければ短くできるんです。短いものは長くできないんですよ。そういうことをしっかりと最低限の条件として取り組んでください、31年度に。いかがですか。
○林
議会事務局次長 先ほど来話させていただきますように、31年度につきましては、できる範囲の中で対応していきたいと思っております。
マイクにつきましては、今の議場にあるマイクというのがロングサイズとなっております。あれ以上長いというのは、特にまた考えていかないといけないというふうに業者のほうから見積もりのときに聞いております。
そういった中で、できることを31年度はしていきたいと思っておりますので、ご理解よろしくお願いします。
○木村委員 議会で出した要望というのは、削られた修繕に関わる要望というのは、どのくらいの金額だったんですか。
○本岡
議会事務局長 今回のマイクとか演台の件につきましては、業者の方、来ていただいて、一つにはマイクの高さの話と演台の高さとさせていただいて、マイクにつきましては、先ほど課長が申しましたように、今のは標準サイズで、それを長くするのは別注扱いでつくるのに金額的なことをお聞きしましたら、何百万単位の金額となる。このマイク自身も日本製のマイクじゃなくて、BOSCHいうことで、ドイツ製のものなので、そのあたり、やはり高額になる原因かなというふうに思っております。
それと高さですけども、いろいろと演台、この斜めになった書類を置く台、台形の台をもう少し上げるとなれば、もちろんマイク自身も上げるとか、そういう話になるんですけども、演台の上に置かれる書類が、やはり演台を少しかさ上げすることによって、ちょっとでも見やすくなるとか、そういう効果もあると思うんですが、家具屋さんも問い合わせをして来ていただいて、実際うちの議場を見ていただいて、その演台の高さとかも、ちょっと寸法をはかったりして、見積書もとって、出した金額が約60万円ほどかかるというふうに言われております。そういった額、もちろん見積書も取ったりしているんですけども、それもちゃんとしたメーカーの方での見積額なので、そういった既製品で六十何万かかるということであれば、また別の方法を今は考えているところなので、それが金額幾らぐらいになるかというのが、既存の範囲の予算でできる、できないということもあるので、ちょっと今、どの時期にできるというのは確約はできないんですが、うちも幾らか予算ございますので、できる範囲の中で、先ほど課長言いました、できる範囲の中で、ちょっと今後、考えていきたいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○木村委員 60万ぐらいを削るんですかね。議会からの要望が60万ほど削られてしまうと。それでいいんでしょうか。
今のお聞きのように、いろいろ工夫して安くあげて頑張ろうという予算要望じゃないですか。それがなぜ、その程度のことが実施できないのか。全くわからない。
副町長も同席されておりましたので、全員の意見じゃないでしょうとぽろっと言われたからね、部長が。だから何回も言うんですけども、やっぱり違うわけですから。例えば、その演壇だけではなくて、あれは既成、もともとの議席を使っていますので、あの演台、演壇ですかね、あそこの席だけとりあえず変えるとかですね、それ用に。もともとあったものを使っていますのでね、この席は。それを演壇としてふさわしいものに変えていくということも検討をすべきではないのかと。この高さが、もうあれでいっぱいだというんであれば、そういうところを上げれば、そして、椅子もちょっと上下できるようなものを使えば、高い椅子あるでしょう、ちょっと脚が下に2段ぐらいつくようなやつがね。いろいろ工夫できると思うんですよ。
その点いかがでございましょうか。
○林
議会事務局次長 先ほどから回答させていただいているようにですが、31年度、できることをしていきたいと思っております。
それと、近隣の議会のほうも見ていきますと、いろいろな質問の仕方もございます。そういったことも、今のスタイルになったのも経緯もあるかと思いますが、そういったこともひとつ考えながらですが、対応も、またお話もさせていただきたいと思っております。基本は、今ある中で改善をしていきたい。少しでも発言しやすく、少しでも質問をしてもらいやすいような議場等にしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○大竹副町長 私もこの話、あのとき初めて知って、実は何のことかよくわからなかったというのが本音でございます。
いずれにいたしましても、議会といろいろ話し合っていただいて、より良い方向に向かったらと思っています。
以上です。
○木村委員 何回も言いますように、やっぱり支持者から言われたら、頑張って声を大きくしようということが普通に皆さんがしゃべった中で同じような声の質が違うというんだったらわかるんですけども、頑張って大きな声を出そうとしたら、やはりいろんなやじが飛んだり、あるんですよ。これは非常に不本意なんです。だから、そういう条件はしっかりと取り除いていただいて、同じようにしていただいて、何とか議会がスムーズに運営できるような形に議場ができるように取り組んでいただきたいと。何回言うても答え返ってきませんけども、そういうふうに申し上げて、もう一度答弁をいただいておきます。
○林
議会事務局次長 同じ答弁の繰り返しになってしましますが、より良い、発言しやすい、それとそれぞれの皆さんに合ったようなマイクの音量設定であったりとかいうふうなのを注意して、今後も議会のほうの運営のほうにお手伝いさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○藤本(操)委員長 他に発言はございませんか。
他に発言の声を聞きませんので、第1款議会費に対する質疑を終わります。
以上で、本日の審査は終わります。
次の
予算特別委員会は、3月11日午前9時30分から再開いたします。
本日はこれにて散会いたします。
お疲れさまでした。
散 会 午後 3時32分...