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03月02日-01号

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  1. 多可町議会 2021-03-02
    03月02日-01号


    取得元: 多可町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-26
    令和 3年第104回定例会          令和3年第104回議会(定例会)会議録                本会議第1日                      令和3年3月2日(火曜日)                      午前9時30分  開  会〇 会議に出席した議員──────── 14名     1番 藤 本 一 昭   │    8番 加 門 寛 治     2番 廣 畑 幸 子   │    9番 清 水 俊 博     3番 大 山 由 郎   │   10番 橋 尾 哲 夫     4番 市 位 裕 文   │   11番 門 脇 保 文     5番 門 脇 敎 蔵   │   12番 日 原 茂 樹     6番 山 口 邦 政   │   13番 笹 倉 政 芳     7番 酒 井 洋 子   │   14番 吉 田 政 義〇 会議に出席しなかった議員───── なし〇 欠 員────────────── なし〇 議事に関係した議会事務局職員      議会事務局長      │    石 井 美 子      議会事務局局長補佐   │    山 本 茂 弘      議会事務局主査     │    太 田 理映子〇 説明のため出席した者の職氏名      町長          │    吉 田 一 四      副町長         │    笹 倉 康 司      技監          │    竹 本   修      行財政改革担当理事兼総務課長                  │    今 中 孝 介      少子化対策担当理事兼定住推進課長                  │    小 西 小由美      防災環境担当理事兼生活安全課長                  │    藤 本   巧      地域共生担当理事兼ふくし相談支援課長                  │    藤 原 正 和      企画秘書課長      │    谷 尾   諭      財政課長        │    土 田 五 郎      生涯学習課長      │    檜 本 一 郎      税務課長        │    杉 原   正      住民課長        │    藤 原   徹      健康課長        │    勝 岡 由 美      福祉課長        │    藤 本 圭 介      産業振興課長      │    吉 井 三 博      建設課長        │    藤 原 照 明      上下水道課長      │    松 田   敏      会計課長        │    多 方   初      教育長         │    越 川 昌 信      教育担当理事兼教育総務課長                  │    宮 原 文 隆      学校教育課長      │    藤 本 志 織      こども未来課長     │    足 立 貴美代〇 会議事件 別紙議事日程並びに議案書の通り ※本日の会議に付した事件日程第1       会議録署名議員の指名日程第2       会期の決定日程第3       諸報告日程第4 議案第3号 令和3年度兵庫県多可郡多可町一般会計予算日程第5 議案第4号 令和3年度兵庫県多可郡多可町国民健康保険特別会計予算日程第6 議案第5号 令和3年度兵庫県多可郡多可町後期高齢者医療特別会計予算日程第7 議案第6号 令和3年度兵庫県多可郡多可町介護保険特別会計予算日程第8 議案第7号 令和3年度兵庫県多可郡多可町学校給食事業特別会計予算日程第9 議案第8号 令和3年度兵庫県多可郡多可町診療所事業特別会計予算日程第10 議案第9号 令和3年度兵庫県多可郡多可町宅地造成事業特別会計予算日程第11 議案第10号 令和3年度兵庫県多可郡多可町水道事業特別会計予算日程第12 議案第11号 令和3年度兵庫県多可郡多可町下水道事業特別会計予算日程第13 議案第12号 多可町課設置条例の一部を改正する条例の制定について日程第14 議案第13号 多可町職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について日程第15 議案第14号 附属機関の委員の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について日程第16 議案第15号 多可町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について日程第17 議案第16号 多可町福祉医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について日程第18 議案第17号 多可町消防団条例の一部を改正する条例の制定について日程第19 議案第18号 多可町特別職に属する非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第20 議案第19号 多可町介護保険条例の一部を改正する条例の制定について日程第21 議案第20号 多可町老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について日程第22 議案第21号 財産の無償譲渡について日程第23 議案第22号 多可町立キャンプ場条例の一部を改正する条例の制定について日程第24 議案第23号 多可町農林業公園条例を廃止する条例の制定について日程第25 議案第24号 財産の無償貸与について日程第26 議案第25号 多可町急傾斜地崩壊対策事業分担金徴収条例の制定について日程第27 議案第26号 第2次多可町教育ビジョン(多可町教育振興基本計画)の策定について日程第28 議案第27号 上三原辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について日程第29 議案第28号 多可町八千代自然活用村施設「エーデルささゆり」の指定管理者の指定について日程第30 議案第29号 多可町農林産物加工処理施設エアレーベン八千代」の指定管理者の指定について日程第31 議案第30号 多可町大和体験交流活性化施設「なごみの里 山都」の指定管理者の指定について日程第32 議案第31号 多可町滞在型市民農園施設「ブルーメンやまと」の指定管理者の指定について日程第33 議案第32号 多可町物産館「道の駅 杉原紙の里・多可」の指定管理者の指定について日程第34 議案第33号 多可町立キャンプ場「鳥羽キャンプ場」の指定管理者の指定について △議長開会挨拶 ○議長(吉田政義君) 皆さんおはようございます。開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 本日、第104回定例会が招集されましたところ、皆様にはご健勝にてご参集いただきました。議員各位並びに執行部各位には日頃から町政の進展のためご精励をいただいておりますことを心から敬意と感謝を申し上げる次第でございます。初めに、2月13日の深夜に福島、宮城において震度6強、マグニチュード7.3の地震が発生し各地に被害をもたらしました。被災された皆様の生活が一日も早く戻りますよう心からお祈り申し上げますとともに、東日本大震災の余震と見られるとのことで、今後私たちも含めて改めて注意していく必要があると思います。さて、自粛生活の中で迎える2度目の春。思い起こせば、昨年の3月定例会は新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まった時期で、以来これまでに経験したことのないような不安な日々を過ごしてまいりましたが、1年の時を経て感染症対策を講じた新たな生活様式が浸透してきているものと実感しております。兵庫県に発出されていた2回目の緊急事態宣言は2月28日をもって解除されましたが、再び感染拡大を招かないよう、引き続き緊張感を持って行動しなければなりません。そして、いよいよワクチン接種が医療関係者のもとで始まったところで、このことが終息に向かう大きな一歩となることを心から願いたいと思っております。今期定例会は令和3年度の当初予算をはじめ令和2年度各会計補正予算、条例案件等の重要案件の上程が予定されているところであります。消費の低迷や企業業績の悪化など、厳しい経済、雇用情勢が続く中、町税収入の減収が見込まれております。このような厳しい行財政運営が求められている中、予算編成に当たられました町当局の皆様のご努力に対して敬意を表したいと思います。議員各位におかれましては格別のご精励を賜り十分ご審議を尽くされますようお願い申し上げますとともに、併せて議会運営全般につきましても格段のご協力を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たりましての挨拶といたします。 △開会 ○議長(吉田政義君) ただいまの出席議員数は、14人です。 定足数に達しておりますので、ただいまから第104回多可町議会定例会を開会いたします。 △開議 ○議長(吉田政義君) これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりです。            ────────────              議 案 上 程            ──────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(吉田政義君) 日程第1、「会議録署名議員の指名」を行います。 会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、8番、加門寛治君、9番、清水俊博君の2名を指名いたします。 △日程第2 会期の決定 ○議長(吉田政義君) 日程第2、「会期の決定」を議題といたします。 お諮りします。本定例会は本日3月2日から来る3月26日までの25日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって会期は3月2日から3月26日までの25日間に決定いたしました。 △日程第3 諸報告 ○議長(吉田政義君) 日程第3、「諸報告」を行います。 組合議会について報告をお願いいたします。 まず、私から報告申し上げます。 まず、北はりま消防組合、令和3年2月10日水曜日午後2時30分より、北はりま消防組合西脇消防署大会議室において第38回定例会が開催されました。出席議員は笹倉政芳議員と私です。議題、報告第1号専決処分の報告の件、和解及び損害賠償の額を定めること。搬送途上、救急車が相手方自宅敷地内の化粧ブロック等に接触し破損させたもので、損害賠償額は3万2000円です。第1号議案令和2年度北はりま消防組合一般会計補正予算(第3号)、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ5555万9000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ27億4447万5000円とするものです。第2号議案北はりま消防組合火災予防条例の一部を改正する条例制定の件、1、文言の整理を行うこと、2、急速充電設備の全出力の上限の拡大に伴い、急速充電設備の位置、構造及び管理に関する基準の見直しを行うこと、3、急速充電設備(全出力50キロワット以下のものを除く)については、消防長または消防署長への設置の届出を要することとしたことです。施行日は令和3年4月1日です。第3号議案兵庫県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増減及び規約の一部変更の件、令和3年4月1日付で北播磨清掃事務組合を削除し、市川町外三ケ市町共有財産事務組合を加えるものです。第4号議案令和3年度北はりま消防組合一般会計予算、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ24億9978万4000円と定めるものです。多可町の負担金は3億8161万2000円です。いずれの案件も全員一致で原案のとおり可決しました。3名の議員から一般質問がございました。詳細は以下記載のとおりです。時間の都合で省略させていただきます。 兵庫県町議会議員公務災害補償組合、令和3年2月15日月曜日午後1時30分よりホテル北野プラザ六甲荘会議室において第190回定例会が開催されました。議題、議案第1号令和2年度兵庫県町議会議員公務災害補償組合一般会計補正予算(第1号)、令和2年度予算の総額に歳入歳出それぞれ9万3000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1179万4000円とするものです。議案第2号令和3年度兵庫県町議会議員公務災害補償組合一般会計予算、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ1202万9000円とするものです。いずれの案件も全員一致で原案のとおり可決しました。 次に、兵庫県町議会議長会評議員会、令和3年2月15日月曜日午後2時15分よりホテル北野プラザ六甲荘会議室において評議員会議が開催されました。議題、議案第1号令和2年度兵庫県町議会議長会一般会計補正予算(第1号)、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3万5000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2690万3000円とするものです。議案第2号令和3年度兵庫県町議会議長会事業計画及び会計予算、事業計画は研修事業の充実や国、県への要望活動の展開などを積極的に図るとともに、予算については歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2840万3000円とするものです。いずれの案件も全員一致で原案のとおり可決しました。議案第3号議長会規約、役員候補者選出に関する内規の改正について、1、兵庫県町議会議長会規約の一部改正、2、兵庫県町議会議長会の役員候補者の選出に関する内規の全部改正の説明がございました。次回、令和3年5月18日の評議員会で採決の予定です。議案第4号令和3年度定期総会について、令和3年5月25日火曜日午後1時開会いたします。 続きまして、播磨内陸医務事業組合、令和3年2月16日火曜日午後2時30分より播磨看護専門学校講堂において第142回定例会が開催されました。出席議員は清水俊博議員と私です。議題といたしまして、議長の選挙、指名推選により加東市議会の高瀬俊介氏が議長に選出されました。第1号議案令和2年度播磨内陸医務事業組合一般会計補正予算(第2号)、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ467万1000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億4468万3000円とするものです。全員一致で原案のとおり可決しました。第2号議案令和3年度播磨内陸医務事業組合一般会計予算、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ1億4912万7000円とするものです。前年度比246万2000円の増です。多可町の負担金は1618万9000円です。賛成多数で原案のとおり可決しました。第3号議案兵庫県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増減及び規約の変更の件、令和3年4月1日付で北播磨清掃事務組合を削除し、市川町外三ケ市町共有財産事務組合を加えるものです。全員一致で原案のとおり可決しました。 次に、西脇多可行政事務組合、令和3年2月24日水曜日午後3時より西脇市役所議会棟特別会議室において第123回定例会が開催されました。出席議員は、門脇敎蔵議員、笹倉政芳議員と私です。議題といたしまして、議案第1号西脇多可行政事務組合公平委員会設置条例の制定について、北播磨清掃事務組合の解散に伴い令和3年3月31日付で西脇多可行政事務組合及び北播磨清掃事務組合が共同設置している公平委員会を廃止することにより、新たに公平委員会を設置するものです。施行日は令和3年4月1日です。議案第2号西脇多可行政事務組合技能労務職員の給与の種類及び基準に関する条例の制定について、議案第3号西脇多可行政事務組合職員の特殊勤務手当に関する条例の制定について、議案第4号西脇多可行政事務組合財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の制定について、議案第5号西脇多可行政事務組合減債基金条例の制定について、議案第6号西脇多可行政事務組合ごみ処理施設整備基金条例の制定について、議案第7号西脇多可行政事務組合南部業務施設整備基金条例の制定について、議案第8号西脇多可行政事務組合北部業務施設整備基金条例の制定について、議案第9号西脇多可行政事務組合廃棄物の処理及び清掃に関する条例の制定について、議案第10号北播磨リサイクルプラザの設置及び管理に関する条例の制定について、議案第11号西脇多可行政事務組合公告式条例等の一部を改正する条例の制定について、以上重要案件につきましては、いずれも令和3年3月31日付で解散する北播磨清掃事務組合の事務を承継するに当たり必要な事項を定めるもの及び所要の改正を行うものです。施行日は令和3年4月1日です。議案第12号令和2年度西脇多可行政事務組合一般会計補正予算(第1号)、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ9371万7000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億2652万9000円とするものです。議案第13号令和3年度西脇多可行政事務組合一般会計予算、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ17億2618万4000円とするものです。多可町の負担金は3億4716万1000円です。議案第14号西脇多可行政事務組合及び北播磨清掃事務組合公平委員会の共同設置の廃止について、令和3年3月31日付で西脇多可行政事務組合及び北播磨清掃事務組合公平委員会の共同設置を廃止するものです。議案第15号西脇多可行政事務組合及び北播磨清掃事務組合公平委員会委員の選任について、吉田隆秀氏の任期満了により、西脇市の鈴木恒男氏の選任に同意しました。任期は令和3年3月31日までです。議案第16号西脇多可行政事務組合公平委員会委員の選任について、西脇市の鈴木恒男氏、角田幸子氏、藤原悟氏の選任に同意いたしました。議案第17号西脇多可休日急患センターの管理に係る指定管理者の指定について、指定管理者は西脇市黒田庄町前坂2163番地西脇市多可郡医療協会、期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までです。議案第18号兵庫県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増減及び規約の変更について、令和3年4月1日付で北播磨清掃事務組合を削除し、市川町外三ケ市町共有財産事務組合を加えるものです。いずれの案件も全員一致で原案のとおり可決いたしました。なお、関連資料を私の机上に置いておりますのでご覧いただきたいと思います。 次に、副議長、笹倉政芳君。 ○副議長(笹倉政芳君) 議長。 ○議長(吉田政義君) 笹倉君。 ○副議長(笹倉政芳君) それでは、各組合議会に出席しましたので次のとおり報告いたします。まず、氷上多可衛生事務組合南桃苑から、第232回定例会が令和3年2月18日に開催されました。出席議員は市位裕文議員、門脇保文議員と私です。議案第1号令和3年度氷上多可衛生事務組合一般会計予算について、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億9500万円と定めるもので、前年度対比2億2300万円の減額です。主な要因は、平成30年度から着工した脱水機等の大規模改修工事の完成による清掃総務費の減額です。なお、今後は更新機器を活用した施設の省エネ化、CO2の削減など環境に配慮した運転管理を行い、施設設備の長寿命化を行います。全員賛成で原案のとおり可決しました。 次に、北播磨清掃事務組合みどり園です。第85回定例会が令和3年2月25日に開催されました。出席議員は、橋尾哲夫議員、門脇保文議員と私です。議案第1号令和2年度北播磨清掃事務組合一般会計補正予算(第1号)について、歳入歳出予算の総額からそれぞれ4717万6000円を減額し、予算の総額を歳入歳出それぞれ10億8128万2000円とするもので、主な要因は分担金及び負担金精査による減額です。議案第2号西脇多可行政事務組合及び北播磨清掃事務組合公平委員会の共同設置の廃止について、令和3年3月31日付で北播磨清掃事務組合が解散することに伴い、共同設置を廃止するものです。いずれも全員賛成で原案のとおり可決しました。議案第3号西脇多可行政事務組合及び北播磨清掃事務組合公平委員会委員の選任について、公平委員1名が令和3年2月26日に任期満了となるため、西脇市の鈴木恒男氏を選任するものです。全員賛成で同意しました。議案第4号兵庫県市町村職員退職手当組合からの脱退について、令和3年3月31日付で北播磨清掃事務組合が解散することに伴い、脱退するものです。全員賛成で原案のとおり可決しました。なお、関連資料は私の机上に置いておりますのでご覧ください。以上、報告とさせていただきます。 ○議長(吉田政義君) 以上で諸報告を終わります。 △日程第4  議案第 3号 令和3年度兵庫県多可郡多可町一般会計予算 日程第12 議案第11号 令和3年度兵庫県多可郡多可町下水道事業特別会計予算 ○議長(吉田政義君) 日程第4、議案第3号「令和3年度兵庫県多可郡多可町一般会計予算」から、日程第12、議案第11号「令和3年度兵庫県多可郡多可町下水道事業特別会計予算」までの9案件を一括議題といたします。 ここで、町長の施政方針及び上程議案の提案説明を求めます。 町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) おはようございます。 第104回定例議会、誠にご苦労さまでございます。ただいま提案のありました令和3年度の予算案の提出に当たりまして、施政方針を併せて説明をさせていただき、予算の概要の説明に代えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 今年の1期目の町政の基調といたしまして、変革そして未来への約束、「住み続けたいまち、住んでよかったと言われるまちへ」を目指して町政を預かっております。そして、令和3年度の新年度予算につきましては、子育て支援体制のさらなる充実という方向性で予算を編成をさせていただきました。令和3年度一般会計予算及び特別会計予算6件並びに水道下水道事業特別会計予算企業会計を提案するに当たり、私の町政運営に取り組む所信の一端と主要施策の概要をご説明申し上げ、議員の皆さん、住民の皆さんのご理解とご協力を賜りたいと存じます。よろしくお願いいたします。まず初めにでございます。新型コロナウイルス感染症についてはいまだその収束が見えません。町といたしましても、国、県との協調政策はもちろん、町独自の施策にも積極的に取り組みながら感染防止、住民生活支援、事業継続支援、地域経済の下支えなどに努めてまいりました。令和3年度はワクチン接種も本格化することから、明るい未来が出てくることを期待するところではありますが、引き続き新型コロナウイルス感染症との闘いは続くものと思います。令和3年度早々に予定をしております補正予算も併せてこれに対応してまいります。こうした中ですが、就任時から取り組んでおります、住民の皆さんの安全・安心を最優先に、地域共生社会、子育て支援、人権尊重のまちづくりなど、住みやすさや教育を軸としたきめ細やかな施策につきまして着実に進めてまいります。そして、住民の皆さんと協働の中で地域資源を有効活用しながら、誰もが住んでよかった、そしてこれからも住み続けたいと思えるようなまちづくりを目指します。この思いを実現するためには、持続可能な多可町でなければなりません。スリムで効率的で、そしていて町としての活力を維持できる行政システムへの変革が必要でございます。国ではまず、令和2年度の3次補正予算と合わせ、ワクチン接種をはじめとした新型コロナウイルス感染症拡大防止に万全を期しつつ、デジタル社会、グリーン社会、活力ある地方づくり、少子化対策など、全世代型社会保障制度を推進する予算といたしております。また、マイナンバーカードを利用した行政のデジタル化、学校現場においては教育のデジタル化、安全・安心な国土づくりでは防災・減災、国土強靱化などとともに、積極的に進められております。全世界を巻き込んだ新型コロナウイルス感染症の社会経済に与えた影響は計り知れないものがありますが、それに対応する中で、次の世代をよりよいものにするヒント、新しい価値観が生まれてきていると考えます。そうしたものも施策に取り込んでいきながら、地域活力の維持増進を図り、地域創生を推し進めてまいりたいと存じます。多可町の人口は合併から減少を続けており、2月1日現在の住民基本台帳人口は2万119人となっております。このような中、歳入の多くを占める普通交付税については令和3年度から一本算定となり、市町村合併の本来の目的である1つの自治体としてのスリムで効率的な行政運営がますます必要となってきます。今までの行政サービスを見直し、事業の選択と集中を進めてまいります。そして、最高峰の酒米山田錦発祥の町、伝統を受け継ぐ手すき和紙杉原紙発祥の町、国民の祝日敬老の日発祥の町として、全国に誇れる3つの発祥の地の特性を生かしながらまちづくりを推進します。住民の皆さんが多可町に愛着と誇りを持ち、第2次多可町総合計画のまちづくりの基本姿勢である、私たちの町は私たち一人一人がつくる、というのを念頭に、私の施策の基調である変革、そして未来への約束を掲げ、堅実な行政への変革を具現化するため、全力で取り組む所存でございます。まず、安全・安心のまちづくりでございます。救急、消防の24時間体制の拠点として、平成31年4月に多可北出張所、多可南出張所が開設され、令和3年度には中区茂利地内に多可出張所の整備を行います。社会基盤の整備については、豊部バイパス等の道路改良工事を実施するほか、道路は舗装修繕を中心に、橋梁については施設点検を行いながら、計画的で効率的な老朽化対策を進めてまいります。地域公共交通対策としては、路線バスの運行支援や町内巡回のコミュニティーバス廃止のフォロー施策を引き続き行うとともに、多可高等学校を支援するために町外から通学する高校生に対しても通学定期券の補助を行います。西脇多可行政事務組合事業といたしまして、西脇多可行政事務組合の負担金として、新ごみ処理施設整備事業において用地買収、造成工事などに係る負担金を計上いたしております。次に、官民連携の推進、民でできることは民でございます。合併以後、行財政改革大綱により持続可能な行政運営のための具体的な指針を掲げ、職員一人一人が危機意識と改革意識を持ち、行政のプロとして専門性と公平性の視点で限りある財源を選択と集中により配分を行い、身の丈に合った事業の展開を目指して行政改革に取り組み、職員数の削減や事務執行における経費の見直しを行ってまいりました。議会のペーパーレス化や電子入札の導入など、行政のデジタル化もその一環でございます。財政運営は安定をしておりますが、その姿勢に変わりはございません。引き続き、予算編成においては一般財源枠を配分し、各課長のマネジメントにより自律的な予算編成を行う包括予算制度を採用し、見込まれる歳入でもって行政を経営できる体質への転換を図ってまいります。また、民でできることは民でをテーマに、学校給食センター調理業務や、かみ、やちよ両キッズランドについて民間運営に移行をいたしました。今後も、町内の観光施設等について、その経営状況の改善が図れない施設については、一般公募を検討して、民間の柔軟な発想で自立した経営をお願いしてまいります。このような取組により、歳入に見合った歳出を意識し、住民の皆さんの生活に大きな影響が生じないように配慮しながら、徐々に予算規模を圧縮していく考えでございます。安心して住み続けられる持続可能な多可町のために、ご理解とご協力をお願いいたします。次、地域共生社会づくりによる地域力、住民力の向上に向けてでございます。平成29年6月の介護保険法の一部改正により、地域共生社会の実現に向けた取組を推進するため、「我が事・丸ごと」の地域福祉推進の理念が規定され、住民の皆さんや福祉関係者が地域における多様な生活課題を把握し、関係機関との連携等により解決することを目指す旨が示されました。本町におきましても、敬老の日発祥の町として、お年寄りをいたわる気持ちと温かい思いやりのある心を次世代につなぎ、区長さんや民生委員さんなど地域を支える人をサポートできる人を育て、住民の互助活動の活性化を図るために、コークゼミ・あったかは~とらいんを開催しております。住民の皆さんがそれぞれの役割を持ち、支え合いながら自分らしく活躍する地域コミュニティーを育成し、公的な福祉サービスと協働して助け合いながら暮らすことができる地域共生社会の実現に向けて、多可町社会福祉協議会と良好な関係を維持し連携を深めながら、地域における住民皆さんの主体的な活動の高揚を促進してまいります。地域包括支援センターの機能を取り込んだ福祉総合相談窓口は、その特徴的な取組でございます。高齢者から子供まで関係する複合的な課題を抱える世帯等に対し、地域の支援機関や庁内各課が連携し、課題の解決を図ります。また、地域力、住民力の向上には、多くの人々が地域社会の中で出番があるよう、知識を深め、居場所や集える場が必要でございます。あらゆる世代が互いに学び合い、教え合い、人がつながるまちづくりをつくるために、平成25年度の多可町生涯学習センター建設基本計画策定検討委員会からの提言を基本に、生涯学習を通じたまちづくりに必要な、(仮称)多可町生涯学習センターの建設に関する機能、規模について、住民の皆さんのご意見を承りながら検討を行います。次に、人権尊重のまちづくりでございます。部落差別は人間の人格や尊厳を傷つける許されないものであるとの認識の下、偏見を解き、部落差別のない多可町の実現に向け、相談体制の充実や差別解消に向けた教育や啓発をより一層推進してまいります。本年度は、部落差別解消に関する基本計画、実施計画の策定を行います。教育委員会では多可町いじめ防止等に関する条例の制定の精神の下、命と人権を守る教育を最重要課題と位置づけ、一層の充実をお願いいたします。また、総合型校務支援システムを活用し、児童・生徒の指導に必要な情報を一元管理し、共有化を図ると共に、よりきめ細やかな学習、生徒指導体制の構築に取り組んでまいります。次、町への愛着を醸成し定住推進を図るでございます。多可町の魅力を発信し移住・定住を進める取組として、定住コンシェルジュの配置や希望者に寄り添ったコーディネートに努めております。若者世代や子育て世代が、親をサポートし協力して生活していただくために、同居や近居に係る新築増改築について、本年度からその対象を拡大し支援をしていきます。空き家対策としては、集落と連携し、良好な維持管理を図り、古民家再生、中古住宅購入補助などの施策により、その有効活用に向けた取組を進めます。本年度からは空き家バンクの運営を外部委託し、柔軟な発想によりさらなる活性化を図ります。次に、地域特性を生かした多可町ブランドの推進でございます。新型コロナウイルス感染症の影響による外食産業の落ち込みを受けまして、日本酒の需要が大きく後退しております。原料の山田錦の生産者としても、出荷量の減、価格の低下など厳しい状況となっております。逆風の中ですが、酒米山田錦発祥の町として、みのり農業協同組合と良好な関係を維持し、酒造会社や山田錦部会とともに連携して多可町産山田錦の契約栽培による出荷量の確保や、品質の向上、村米制度などによる産地と酒蔵の結びつきを強化するなどの取組を進めてまいります。また、開催延期となっておりました兵庫県が開催する酒セレクション2020において、日本酒の消費拡大への取組も図ってまいります。農業振興については、水稲細目書や中山間協定書の集落の土地利用情報等を活用し、農地の利用の最適化を図り、遊休農地の発生防止などを重点課題として、農業委員会と連携し農地の有効活用を図ります。また、集落営農組織や担い手への農地集積をさらに進め、地域での話合いによる中心経営体への農地集積や、集落の将来像を描いた人・農地プランの作成に対する支援を積極的に行います。そして、多くの集落で取り組んでいただいております多面的機能支払交付金事業の対象農地を拡大し、遊休農地の発生を防止をいたします。また、林業分野では、森林の持つ多面的機能を発揮させるための森林整備や、地域産材の利活用に係る普及啓発について、森林環境譲与税を活用して積極的に取り組みます。再興から50年を経た手すき和紙杉原紙については、その発祥の町として誇りを確立するため、ふるさと教育を通じ、次世代を担う子供たちにその魅力を伝えてまいります。また、商工会未来創造実践部と行政とが組織する杉原紙NEXTプロジェクトを中心に、商品開発に向けた取組を強化いたします。商工業におきましても、新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、昨年来、国、県と連携しながら事業の継続支援やプレミアム付商品券の発行による経済活力の維持などに努めておりますが、なお厳しい状況が続いております。多可町商工会と良好な関係を維持し連携を深めながら、この状況に対応するとともに、創業セミナーなどを通じた新規創業者の発掘や支援、地場産業である播州織商品のブランド化や販路拡大に向けた支援などを進めてまいります。また、産地活性化に向けて、北播磨地場産業開発機構が実施する地場産業振興のための各種事業に対し補助するとともに、西脇市との連携で西脇商工会議所、多可町商工会を含めた播州織連携会議により、産地振興に向けた連携事業にも取り組んでまいります。2年目を迎えます地域商社RAKUについては、地元産品のパッケージ商品や、ギフト商品の開発等や、ECサイトやカタログの作成などによるふるさと納税額の増加、地元産品の活性化に引き続き注力をしてまいります。平成27年度から取り組んでおります地域創生事業は、第2次多可町総合戦略に基づき「選べるまち・選ばれるまち多可町をめざす」の基本目標の下、地域一丸となって取組を進めます。子育て支援の充実でございます。子供は町の宝であり、町の今後の活力の維持、活性化の礎です。元気に、健康で、地域に愛着を持って育つことは、これからの人口減少社会においては、さらに必要性が高くなると考えております。アスパル周辺を子育て支援ゾーンと位置づけ、子育て親子の交流を促進する子育てふれあいセンター、子育て世代包括支援センターであるアスパルきっず、さらには子育ての援助をしていただける人と子育ての援助を受けたい人をつないで地域の子育てを皆で助け合うファミリー・サポート・センター多可などの機能を集積するとともに、本年度設置をさせていただきます子ども家庭総合支援拠点とも緊密に連携することにより、効果的なサポート体制を整えます。各種の助成事業などと併せて、妊娠期から子育て期まで町全体で子供の健やかな育ちと子育てを切れ目なく支援する施策を行います。また、不妊治療や妊産婦健康診査、新生児聴覚検査への助成、乳幼児等福祉医療助成、こども福祉医療助成、インフルエンザ予防接種助成などをはじめとした手厚い支援策も継続をしてまいります。本年度からは、こども福祉医療助成の対象を高校生まで広げると同時に、乳幼児等福祉医療費助成、こども福祉医療助成に係る所得制限を撤廃することで医療支援の対象を大幅に拡大するとともに、インフルエンザ予防接種の助成額も増額し、多可町における子育てを強力にサポートいたします。保育料の軽減については、国の政策を受けて、3歳から5歳の全ての子供と、ゼロから2歳の住民税非課税世帯の子供の幼児教育・保育の無償化を実施しております。さらに、本年度からは認定こども園等に主食費を支払っている保護者等に主食費助成金による支援も始めます。そのほか、障害児保育事業や専門医による眼科検診、耳鼻科検診を町内5つのこども園で、そして病児保育事業を町内小児科医院で実施をいたします。そして、満1、2歳の乳幼児を在宅等で育児されている保護者の方については、在宅等育児手当制度で支援を行っていきます。また、こども園については、保育体制強化事業等の補助を行います。学校教育におきましては、小学校3年生への学習支援員配置や、学力向上推進アドバイザーによる教員への指導、ALTに加えて地域人材を活用した英語教育の実施といった町独自の取組に加え、GIGAスクール構想による高速大容量通信環境と1人1台のコンピューター整備など、充実した学習環境や新たな学びの形の提供を通じて、児童・生徒の学力向上を支援をいたします。このように、医療、保育、教育の体制を整え、子育て負担を軽減し、子育て支援を充実することで子育てするなら多可町と言われる町を目指していきます。なお、今まで申し上げた以外の事業や喫緊の課題である少子・高齢化対策や人口減少社会に対応するため、第2次多可町総合計画や第2期多可町総合戦略に掲げられた施策を戦略的に展開をしてまいる所存でございます。 続きまして、令和3年度の当初予算の概要説明をさせていただきます。令和3年度当初予算の概要という冊子をご覧ください。会計別予算額をご覧ください。一般会計の総額は116億4700万円で、前年度と比較して9900万円の減、率にして0.8%減となりました。一般財源枠を各課に配分し、その枠内で課長のマネジメントにより歳出予算を編成する方式に変更し、見込まれる歳入でもって経営できる体質に移行できるように努めております。減額の要因となりましたのは、西脇消防署多可出張所の建設、キッズランドやちよ施設整備に対する補助、増額の要因といたしましては、新型コロナウイルスに関するワクチン接種関係費、町内事業者さんの輸出向けの設備投資に係る補助金、道路の舗装修繕経費、3つの選挙経費などでございます。そして、特別会計6会計の総額につきましては、62億3148万9000円で、対前年度3億5033万2000円の増、率にして6%の増となっております。次に、企業会計では、水道事業特別会計、下水道事業特別会計合わせて28億9504万2000円といたしております。前年度と比較して5億7331万8000円の減、率にして16.5%の減となっております。以上、各会計の総額といいますか計につきましては207億7353万1000円で、対前年度比3億2198万6000円の減、率にして1.5%の減となっております。次に、一般会計の歳入款別予算書をご覧ください。町税は19億7289万4000円で、前年度と比較して8449万4000円の減を計上しております。率にして4.1%の減を見込んでおります。地方交付税ですが、普通交付税につきましては地方財政計画に基づく歳出を考慮して41億8000万円、特別交付税を3億8000万円と見込み、交付税総額を45億6000万円といたしております。町債は、西脇消防署多可出張所建設事業など建設事業の減少に伴い減少いたしております。次、一般会計の歳出款別予算額をご覧ください。民生費が34億8909万6000円、30%の構成比でトップを占め、次いで総務費が16億21万2000円、13.7%の構成比でございます。公債費が14億9892万9000円、12.8%の構成比となっております。次に、令和3年度の一般会計の重点事業、主要事業について申し上げます。令和3年度予算主要事業、重点事業の資料をお開きください。重点事業は、先ほど施政方針で述べたものについて提供をさせていただいております。重点事業の内容とその他の主要事業からご説明申し上げます。第2次多可町総合計画、まちづくりの基本目標の順に、新規、拡充のものを中心に申し上げたいと思います。まず、1つ目、町の誇り、水と緑を守りつなぐまちについてでございます。6ページをご覧いただきたいと思います。上から2つ目、新ごみ処理施設整備事業、継続でございます、2934万3000円。豊かな自然環境を守り、町民が健康で文化的な生活を営むため、適切なごみ処理を行い、ごみのない美しい町を目指します。1市1町の新たなごみ処理施設整備に向けて、用地買収や造成工事を実施します。次に、2番目の安全・安心、快適を実感できるまちでは、地域交通対策事業、これも継続でございますが1億938万1000円。路線バスの維持と利用しやすい運行体系の構築を進めながら、コミュニティーバス廃止により影響が大きい世帯を対象にタクシー利用助成を行い、住民生活における移動手段を確保します。また、路線バスを利用する町外在住の多可高校生に通学定期券助成を行うことで、多可高校の活性化を支援をいたします。次、7ページです。7ページの上から2つ目で、消防団員の手当の支給、新規でございます、533万円。若者の町外流出や就職形態の多様化に伴い、消防団員の減少が加速する中、各団員の出動状況に連動した出動手当の支給により処遇改善を図り、団員の確保に努めてまいります。次に、2つ飛ばしまして、災害対策事業、1080万6000円、継続でございます。災害発生時における迅速な応急対応活動を実施するため、防災施設の維持管理及び食料等の備蓄体制整備を計画的に行います。地域防災力強化のため、町防災訓練として各集落の避難訓練を実施します。また、避難行動要支援者名簿の集落への提供に向けた調整を行います。次、空き家対策事業、拡充でございます、2348万8000円。少子・高齢化で空き家の増加が社会問題化しているため、空き家等に関連する施策を総合的かつ計画的に推進し、公共の福祉の増進と地域の振興に寄与します。国、県の空き家関連の補助事業等に加えて、住宅として空き家を購入する人にも町が独自で集落による空き家管理サービスの取組を支援いたします。また、今年度から移住ニーズに柔軟かつタイムリーに応え空き家の利活用を促進するため、空き家バンクの運営を外部委託し、その取組を強化をいたします。次、8ページでございます。8ページの下から2つ目の道路維持管理事業、拡充でございます、2億3482万4000円。各路線の通行量や老朽度合いを考慮しながら、舗装修繕を中心とした維持管理を公共施設等適正管理推進事業債などを活用しながら進め、通行の安全を図ります。本年度は、道路補修修繕について事業費を大幅に増加をして実施をいたします。次に、3番目、働く場が充実し地域の魅力が高まるまちでございます。9ページの一番下の欄でございます。ヘルスケア産業推進事業、継続でございます、772万6000円。地域住民の健康増進及び町外からの交流人口の増加を図るため、地域資源を活用した健康ウオーキングによる健康保養地事業と、多可町産アロマオイルを活用した多可町らしい認知症予防教室に取り組みます。その中で、健康保養地事業を拡充します、742万6000円。定期的なウオーキングプログラムの実施、ウオーキングコースの整備やガイドの養成、健康増進プログラムの構築、ヘルシーメニュー等の提供を、一般社団法人多可の森健康協会及び森のホテル、エーデルささゆりと協働して行います。前年度、多可町で開催を予定しておりました、日本クアオルト協議会大会が延期になりまして、本年度開催をし、情報の発信と事業の活性化を図りたいと思っております。10ページの中ほどでございます。地域ブランド推進事業、継続でございます、2904万9000円。町が有する魅力ある地域資源について町内外に情報発信を行い、地域ブランドを全国に発信し、地域ブランドを核とした既存産業の活性化、新たな産業、雇用の創出、魅力的なまちづくりの発信による知名度アップ、その効果によるまちづくりのにぎわい、移住・定住の促進を図ります。そのうち、地域商社運営事業運営補助金、拡充でございます、1680万円。エアレーベン八千代を拠点に、ラベンダー、杉原紙等、地域の特産品を活用したパッケージ商品やギフト商品の開発、新商品の開発、敬老の日にちなんだ長寿の祝いシリーズのブランド化、カタログの作成、さらには独自のECサイトの作成などの取組を行い、ふるさと納税額の増加を図るとともに、若手が育つ人材育成も行いたいと考えます。次に、敬老の日のプレゼント事業、新規でございます、100万円。前年度、大学生との連携事業で最優秀となった和歌山大学の敬老の日のプレゼント事業を全国展開を予定をいたしております。次、11ページの上段でございますが、山田錦発祥の町発信事業、拡充でございます、635万円。酒米山田錦発祥の町として、田植イベント等を開催し全国に向けて発信することで、山田錦の産地を消費者に伝え、また生産者には消費者と交流することによりその栽培意欲を向上させ、農地と地域の活性化を図ります。前年度開催が延期されました酒セレクション2020兵庫への参加、新規村米制度への補助金、英語版パンフレットの作成などを行います。また、石原坂トンネル公園の整備による山田錦発祥の地PRや、道の駅への日本酒販売冷蔵庫の設置による日本酒の販売拡大にも努めてまいります。次、地域おこし協力隊事業、拡充でございます、3171万円。都市から農村の人口流動を目的に、定住と起業を目指した地域おこし協力隊を受け入れ、会計年度任用職員として雇用しながら最長3年間地域活性化を担うために活動を行います。主要な活動状況でございますが、日本の棚田百選、岩座神棚田保全と特産品継承、健康保養地事業クアオルトの支援、播州織の技術と商工観光、地域情報の発信、空き家の利活用と移住・定住等の支援、多可町版地域商社の運営支援、このような活動をしていただいております。次、友好町映えばえプロジェクト事業、新規、75万円でございます。友好交流町の福井県若狭町と鳥取県若桜町と連携して、婚姻届を出したご夫婦に各町の名所等を訪れてもらい、町の活性化につなげるためのプレゼントを考えております。次、13ページでございます。移住・定住促進事業、継続でございます、1987万9000円。自然が豊かで魅力ある町の情報を発信し、多可町への移住・定住を促進します。定住コンシェルジュを配置して、町内外への広報及び町民の理解を深めるとともに、子育て若年世代への住宅に関する支援など、包括的な施策を行います。そのうち、定住コンシェルジュの設置、これは継続でございまして、400万円を予算しております。そして、あったか家族多世代住宅助成事業、これは拡充で900万円でございます。若者世代や子育て世代が多可町に住む親元の隣接地等で住宅を新築、増築、改築することを支援し、支え合いながら居住を支援し、定住人口の増加を図るという目的でございます。下から2つ目になります、企業誘致事業、これは継続でございます、1億139万4000円。県やサポートセンター等の協力を得て企業誘致を進めるとともに、企業進出規模拡大事業に関して優遇措置を適用します。また、加東農林事務所を中心に、多可町商工会と多可町が連携し、町内の事業者が海外向けに商品を製造し販売を拡大するための計画を支援をいたします。次、14ページでございます。地域主体で支え合い助け合う健康で人に優しいまちでございます。地域共生社会づくり推進事業、継続で304万4000円。地域共生社会の実現を推進するため、地域課題の解決力強化、公的支援の縦割りから丸ごとへの展開を図る体制の整備等を目指した事業を展開いたします。コークゼミ・あったかは~とらいんを継続開催するとともに、修了生の活用の場を広げ、住民と協働したさらなる事業の推進、強化を図ります。ふくし総合相談窓口事業でございます、これも継続で、661万6000円。ふくし総合相談窓口、総合ケア支援センターを開設し、高齢者から子供まで関係する複合的な課題を抱える世帯等に対し、地域の支援機関や庁内各課が連携して課題解決に当たります。次、18ページになります。上からですけども18ページ、乳幼児等福祉医療助成事業、拡充でございます、1339万2000円。乳幼児等──0歳児から小学校3年生まででございますが──に係る医療費について、県基準の自己負担を、町が独自で助成することで無料化を実施し、福祉の増進を図ります。本年度から、支給対象者に係る所得制限を撤廃し、さらなる子育て支援の充実を図ります。次、子供福祉医療助成事業、拡充でございます、3339万円。子供──小学4年生から高校3年生まで──に係る医療費について、県基準の自己負担を町が独自で助成することで無料化を実現し、福祉の増進を図ります。本年度から対象となる子供を高3まで拡大し、さらに所得制限も撤廃することにより、子育て支援のさらなる強化充実を図ります。1つ飛ばしまして、自殺対策強化事業、拡充でございます、155万2000円。近年、連続して自殺者数が増加しています。単年だけでなく経年的に状況を確認しつつ、自殺の背景を可能な範囲で検証するとともに、ゲートキーパー研修やひきこもり相談にも取り組みます。また、昨年度までは県のモデル事業として行っておりましたひきこもりの居場所事業について、県の補助を受けながら本格的に実施をさせていただきます。次、第4次多可町健康増進計画、食育計画、AED普及計画策定事業、これは新規でございます、564万1000円。健康増進法に基づき、住民の健康づくりを支援するため健康増進システムの構築を図り、誰もが生涯にわたって健康で質の高い生活を享受できるように取組を定めた計画を策定します。次、19ページに移りまして、地域医療対策、これは継続でございます、6644万5000円。在宅医療等支援病院である多可赤十字病院の医師の確保対策及び運営支援を行い、地域医療の確保に努めます。次、新型コロナウイルスワクチン接種事業、新規でございます、1億1059万9000円。新型コロナウイルスワクチンの接種体制を整備し、円滑な接種を行うことにより新型コロナウイルス感染症による重症化予防等に努めます。1つ飛ばしまして、医療用ウィッグ等購入補助事業、新規22万円でございます。がん患者の治療と就労の両立及び療養生活の質の向上に向け、治療による外見の悩みに対して支援し、がんになっても前向きに暮らし続けることができるようにさせていただきます。次、5番目、子供の元気な声があふれ、生涯にわたり笑顔で暮らせるまちでございます。アスパルきっずの運営、継続でございます、169万1000円。妊娠期から子育て期まで切れ目なく支援を提供するための拠点としてアスパルきっずを設置、専任保健師1名を配置し、母子健康手帳の交付や、妊産婦訪問、新生児訪問をはじめとして、きめ細やかな相談支援を行います。次、20ページでございます。新型インフルエンザ予防接種助成事業、拡充でございます、420万円。生後6か月から中学生を対象に、インフルエンザ予防接種に係る費用の一部を助成します。1回2000円とさせていただきます。本年度から、助成額を1000円から2000円に倍増し、より接種を受けやすい環境づくりに努めます。2つ飛ばしまして、不妊不育症治療費助成事業、拡充でございます、135万円。特定不妊治療や男性不妊治療に要する費用の一部と不育症の治療に要する医療費の一部を助成をします。今年度より、不妊治療助成回数を一生涯6回から、一子ごとに1人当たり6回へ変更して、所得制限も撤廃をさせていただきます。ファミリー・サポート・センター運営事業、これは継続で、272万円でございます。子育ての手助けをしてほしい人と手助けができる人をつなぐセンターを運営し、子供の預かりや送迎などの支援を地域の支え合いにより展開し、子育て家庭の負担の軽減を図ります。次、子育てふれあいセンター運営事業、これも継続で、541万2000円でございます。子育て中の親子の交流等を促進する支援拠点を運営し、地域の子育て支援機能の充実を図り、子育ての不安等を緩和するため、アスパルきっずとともに連携しながら、子供の健やかな育ちを促進をいたします。次、21ページでございます。子育てふれあいセンター利用者支援事業、継続でございます、568万8000円。育児不安を軽減し、子育てに関する相談体制の充実を図るため、子育てふれあいセンターに子育てコンシェルジュを配置し、アスパルきっずとともに連携しながら、子育て支援と母子保健の両面から当事者に寄り添った包括的な子育て支援を行います。1つ飛ばしまして、認定こども園等に係る主食費助成金でございます、これは新規でございます、266万4000円。認定こども園等に主食費を支払っている満3歳以上児の保護者または主食を持参してる児童の保護者に、1名当たり月600円を限度に助成を行い子育てを支援します。22ページ、下から3つ目でございます。在宅等育児支援、これは継続でございます、960万円。満1、2歳の乳幼児を日中在宅で育児されている保護者等に月額1万円を助成し、家庭での育児に対して支援を行い、保護者が希望する子育ての在り方の選択肢を広げるとともに、保育と在宅育児の子育てを地域全体で支援をするということでございます。24ページをご覧ください。24ページの一番下に飛びますが、1人1台の端末の活用推進事業、これは新規でございます、712万6000円。新たにICT支援員を2名配置し、それぞれの教科において1人1台端末をはじめとしたICTを活用した学習活動を促進するとともに、不登校児童・生徒や病気療養児への学習指導にも積極的に活用します。また、学校のインターネット環境をローカルテークアウトしボトルネックを解消するとともに、フィルタリングソフトを導入し、子供たちが学校や家庭で安心かつ安全に活用できる環境を整えます。次、25ページでございます。25ページに、英語教育の充実事業、これは継続でございます、1665万5000円でございます。国際化が進みグローバルな人材育成が進められる中、各中学校に配置するALTに加え、英語が堪能な地域人材を配置し、小学校低学年からネーティブスピーカーと触れ合う機会を増やし、実践的なコミュニケーションの能力の育成を図ります。次に、1つ飛ばしまして、学習支援員等の配置による学力向上、継続で、1075万8000円でございます。全ての小学校に抽象的、論理的な思考を必要とする学習が一層増加し、つまずきやすいとされる小学校3年生を対象として、学習支援員を配置し、チームティーチングなど学力向上に向けた授業支援を行います。26ページの中段をご覧ください。生涯学習センター建設計画策定検討委員会の設置、これが新規で190万円でございます。生涯学習センターの建設に向けて平成25年10月に多可町生涯学習センター建設基本計画策定検討委員会から提言された(仮称)多可町生涯学習センター建設基本計画──提言書でございますが──を基本に、生涯学習を通じたまちづくりに必要な拠点施設としての機能、規模について検討をはじめます。1つ飛びまして、文化会館維持管理事業、これは継続でございまして、6791万2000円。芸術文化で地域の活性化を図る交流の舞台として、安全性と利便性等を高めるため施設や機材等の修繕を計画的に行います。本年度は、昨年度に引き続き舞台音響設備の改修を行います。文化会館舞台音響設備改修工事として4779万5000円を計上いたしております。次に、温水プール維持管理事業、これも継続でございますが、2180万3000円。町民の健康増進と心豊かな生活の醸成に寄与するため、温水プールの維持管理を行います。本年度は、チップボイラーの精密点検や熱源系統二方向弁やプール内天井の修理を行い、快適な環境づくりに努めます。次に、6番目、協働による自主自立の町でございます。まず、議会でございます。議会のペーパーレス化事業、継続で、413万8000円。タブレット端末で議案等を閲覧できる環境を整備し、議会運営においてペーパーレス化及び事務の効率化、省力化を図ります。2つを飛ばしまして、各種証明のコンビニ交付サービス、これは新規でございます、299万7000円。マイナンバーカードを使って全国のコンビニエンスストア等に設置されておるキオスク端末──マルチコピー機でございますけれども──から住民票の写しや印鑑登録証明書などの各種証明書が簡単に取得できるサービスで、開庁時間内に役所に行く必要をなくし、利便性の向上を図りたいと考えております。28ページの上段でございます。人権教育推進事業、継続の899万でございます。人権文化の創造に努め、部落差別をはじめとしてあらゆる人権問題について学習し、その啓発の推進に努めます。本年度は、部落差別解消に関する基本計画及び実施計画を作成、策定いたします。3つを飛ばしまして、一時避難所地域共生施設整備事業、新規、1600万円でございます。地域の一時避難所として位置づけする集落公民館等の避難所としての機能強化を行う者と、また地域共生社会づくりの拠点として、集落公民館の整備を行う者に対して、1集落200万円を上限に補助し、本年度は8集落がご要望をいただいておりますので、8集落分1600万円を予算計上させていただいております。29ページに移ります。上から2つ目、第2次多可町総合計画後期基本計画策定事業、新規の565万円でございます。平成29年3月にまちづくりの指針として策定をしました第2次多可町総合計画について、令和3年度までを計画期間する前期基本計画の取組状況や社会情勢の変化を踏まえまして、令和4年度から5年間に取り組む施策とその内容を示した後期基本計画を策定をいたします。続きまして、30ページの上から2つ目でございますが、SDGs推進事業、新規でございます、216万8000円。地方創生の推進のため、地方公共団体においてSDGsの目標設定と達成に向けた取組が求められております。多可町におけるSDGsを定め、課題の整理と今後の取組計画を策定をします。 続きまして、特別会計について説明をさせていただきます。国民健康保険特別会計22億6612万5000円で、4832万1000円の減でございます。事業勘定といたしましては21億9201万7000円、4526万円の減でございます。被保険者数の減少──一般で100人、退職が皆減でございまして、世帯としては60世帯減ということでございますが──に伴う医療費総額の減少のため、前年度より減額となっております。平成30年度から国保制度改革により都道府県化となり、保険税の県下統一に向け協議を進めています。それまでの間、基金を有効活用し、被保険者の負担が激変しないようソフトランディングを図ってまいります。中での、健康ポイント事業、継続でございます、341万9000円。町民の主体的な健康づくりを促し、健康寿命の延長を図ります。ウオーキングの歩数や、指定された講座、検診、イベント等の参加に応じてポイントを付与し、上限1人当たり5000円でございますけども、楽しみながら健康づくりに取り組める環境を整備をいたします。直営診療所事業でございます。7410万8000円で、306万1000円の減でございます。多可町国民健康保険八千代診療所の運営を行う会計でございます。本年度は、血液検査を行うのに必要な臨床化学分析装置を、県から2分の1の補助を受けて更新をする予定をいたしております。次、後期高齢者医療特別会計7億3430万9000円で、4億1727万円の増額となっております。後期高齢者医療制度は県の広域連合で運営されており、町は保育料の徴収と窓口業務を行っております。令和3年度からは、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施により、後期高齢者保健事業の拡充を図ります。また、従来の予算見直しを行い、後期高齢者医療特別会計で所持すべき費用を一般会計から本特別会計に組み替えをいたしました。組み替えにより、前年度予算と比較して大幅な増額となっておるということでございます。次、介護保険特別会計28億8543万4000万、1344万5000円の減でございます。今年度は、第8期介護保険事業計画による事業展開の初年度となります。高齢者が、可能な限り住み慣れた地域でその有する能力に応じて自立した日常生活を営むことを可能としていくために、限りある社会資源を有効的かつ効果的に活用しながら、医療、介護、保健、福祉、住まいの各サービスの維持と一層の連携を図ることで、地域包括ケアシステムの進化を図ります。また、迫りくる2025年問題を乗り越えていくために、地域の支え合い、互助活動が活発になることが必要でございます。住民一人一人の暮らしと生きがい、地域を共につくっていく地域共生社会づくりに向けて、住民活動のさらなる充実を目指してまいります。次、学校給食特別会計2億2394万4000円で、228万2000円の増でございます。児童・生徒へより充実した献立を計画し、安全・安心でおいしい給食を提供するとともに、衛生管理の徹底を図りながら施設運営を進めます。町の独自予算として地元食材購入費用50万円を計上し、児童・生徒に好評である多可っ子いきいき献立を引き続き実施し、地産地消を推進するとともに、ふるさと多可町愛を醸成をします。次、診療所特別会計1億1027万5000円、745万5000円の減でございます。町立杉原谷診療所と松井庄診療所の運営を行う会計でございます。歳入の主を占める診療所報酬収入については、両診療所とも減収を見込んでいます。歳出では、杉原谷診療所ではボルタ心電計の更新を行い、松井庄診療所ではオンライン資格認証の整備を行い、医療環境を整える予定をいたしております。次に、宅地造成事業特別会計1140万2000円、増減なしでございます。定住人口の増加と地域振興の活性化を推進するため、令和元年度分譲開始のハイランドかみの郷5区画のうち、残り3区画の分譲に係る予算を計上いたしております。分譲地購入者を対象に50万円の新築助成を行い、早期完売を目指します。また、若年世代支援としても、新婚及び子育て世帯が同分譲地を購入する際、最大110万円を減額する助成事業も引き続き実施をいたします。 次、企業会計でございます。水道事業特別会計7億3162万8000円、605万2000円の減でございます。人口減少社会を迎え、今後料金収入の減少が予測される中、耐用年数を迎えた設備の更新や管路更新など上水道事業を取り巻く経営環境は非常に厳しいものとなっています。令和3年度は、今後の浄水場や管路の更新に向けた重点整備計画を策定をいたします。主な工事といたしましては、漏水多発地点の給水管の布設替え工事、豊部浄水場の膜モジュールの更新工事を行う予定をいたしております。次に、下水道事業特別会計でございます、21億6341万4000円、5億6726万6000円の減でございます。公共下水道事業では中処理区、中北部処理区、加美南処理区の統廃合に向けた事業計画の認可変更を行います。杉原谷浄化センターは、老朽化した処理場の改築更新工事に向けた実施設計を行います。農業集落排水事業では、老朽化した中南部浄化センターの機能強化工事を行います。また、門田処理区を天船処理区に統合するための接続管渠の実施設計を行います。以上、主要な事業の説明とさせていただきます。 そして、最後に結びでございます。以上、令和3年度の町政運営に当たっての基本的な方針と施策案につきましてご説明をさせていただきました。令和3年度内では、ワクチン接種体制の確保や円滑な接種をはじめとした新型コロナウイルス感染症への対応に万全を期すことが何より優先されることは言うまでもございません。ただ、こうした大きな課題を抱える中でも、歩み続けなければならないことは数多くございます。本年度は、第2次多可町総合計画後期基本計画策定の年となっております。SDGsの取組を視野に入れながら、町の将来像を考えてまいります。持続可能な多可町をつくるためには、地域共生社会づくりなど官民連携の推進は必要不可欠であり、民ができることは民に委ね、官が果たす役割を見直す必要があります。制限の伴う公共サービスの枠を超え、地域で持続できる新しい発想によるサービスを構築していくことが、住民の皆さんが安心できる生活につながるものと考えております。多可町を支えていただいてる方々からのご意見を伺いながら、前例がないからといってリスクを回避するのではなく、失敗を恐れず積極的に挑戦し、新しいやり方につなげていくまちづくりを目指してまいります。そして、その貴重なご意見と私自身の多可町への思いを政策として結実させ、多可町をもっと元気にしていきたいと決意を新たにしているところでございます。「住み続けたいまち、住んでよかったと言われるまちへ」の目標に向けて子育て施策のさらなる充実を図るとともに、人づくりこそが新たな時代、ステージを切り開くことにつながります。住民の皆様とともに、人口減少に負けることなく、将来に希望を持ち、全職員の総力を結集して尽力してまいります。議員の皆様をはじめ、住民の皆様にご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、私の施政方針といたします。ご清聴ありがとうございました。
    ○議長(吉田政義君) ここで暫時休憩いたします。再開は11時10分。11時10分から再開いたします。                           (午前10時52分)                           (午前11時10分) ○議長(吉田政義君) 休憩を解き会議を再開いたします。 引き続き議事を進めます。 続いて、教育長に教育方針についての説明を求めます。教育長、越川君。 ◎教育長(越川昌信君) それでは、令和3年度多可町教育方針及び主要施策の概要について、お手元に配付しております資料を基に述べさせていただきます。私たちの社会は、少子化による人口減少やグローバル化、情報化が急速に進んでおります。加えまして、昨年は新型コロナウイルス感染症の流行により、当たり前だと思ってることが崩れ、約3か月もの間、全国一斉に臨時休業となり子供たちの学びがストップしてしまいました。予測が難しい時代を生きる子供たちには、様々な課題に出会っても諦めることなく、周りの人と力を合わせながらよりよい解決策を見つけようとする力が必要となります。小・中学校で実施されてます新しい学習指導要領が目指す主体的、対話的で深い学びは、まさにこういった力を育てていくことが強く意識されております。また、一人一人の理解の状況や能力、適性に合わせた学びで、様々な特性を持つ子供たちが誰一人取り残されることがないようにする個別最適化された学びを一層進めなければなりません。新型コロナウイルス感染症の影響で様々な困難が私たちの周りにあります。しかし、この間に子供たちに1人1台コンピューターが行き渡りました。ピンチはチャンスです。子供たちに必要な学びを進める環境が整いました。子供たちは未来の多可町の担い手です。学校や地域での学習や体験活動を通じて、自ら学び、自ら考え、自らの可能性を発揮して、持続可能な社会と豊かな人生のつくり手になってくれることを期待しております。そこで、私は教育行政を進めるに当たって3つのことを大切にします。1つ目は地域と共にある組織づくりを大切にいたします。多可町では、年々少子・高齢化が進み、その影響は町全体に及んでおります。学校園や関係施設などもその例外ではありません。現在、八千代小学校で行っているコミュニティ・スクールの取組は、学校と地域の皆様がともに力を合わせ、教育や地域の課題を解決していくための有効な手だての一つと考えております。組織の情報を地域の皆様と共有し、地域とともにある組織を皆さんとつくっていきます。コミュニティ・スクールの取組や今年から始めますあったか挨拶運動は、その重要な役割を担っております。2つ目は、マーケティングを大切にします。子供たちや教職員、保護者、利用者の方々の思いを適切に酌み取り、グローバルな視点で持続可能な教育行政を行ってまいります。そのために、マーケティングリサーチとして現在行われている現状分析のためのアンケート調査など、広く現場の声を集める仕組みを大切にします。そして、その結果を取組の改善に確実につなげていきます。3つ目は、一人一人の職員の能力を最大限に生かすことを大切にします。教育は人なりと言われます。目標を達成するには、現場の最前線に立つ職員が働きやすい環境の下、自分の持てる力を最大限に発揮することが大切です。勤務時間の適正化に努めるとともに、風通しのよい職場をつくり、個人と組織の持つよさを最大限発揮できるように努めてまいります。さて、多可町教育委員会では今後5年間の教育振興計画である第2次多可町教育ビジョンをつくりました。引き続いて、「明日の多可町を担う心豊かな人づくり」を基本理念として取り組んでまいります。この理念を達成するために、重点施策として従来から大切にしてきました、いのちと人権を守る教育、確かな学力の育成、子育て支援の充実、ふるさと教育の推進の4つに、あったかあいさつ運動の推進と全小学校区でのコミュニティ・スクールの展開を新たに加え、学校園、家庭、地域の皆様と一丸となって取組を進めてまいります。それでは、6点の重点施策からご説明いたします。まず1点目は、いのちと人権を守る教育の充実であります。まずは、道徳の時間をはじめ全ての教育活動を通して、命の大切さを実感し、自分や他者を理解し、自尊感情を育んでいきます。また、小・中学校9年間でストレスへの対処や感情のコントロールなどのソーシャルスキルを体系的に学ぶ、多可町心の健康教育プログラムを行います。また、企業と連携して町独自で開発しました児童・生徒カルテシステムを使って、子供たちへのよりきめ細やかなサポートを進めます。さらに、いじめは絶対に許さないという文化をつくり、学校を挙げて未然防止、早期発見、早期対応に努めていきます。また、学校だけでは解決できないケースについては、担任が問題を抱え込まず、学校として組織的に対応しながら、スクールソーシャルワーカーなど専門家が加わった多可町子育て・学校園サポートチームと連携して早期解決を目指していきます。2点目は、確かな学力の育成であります。子供たちが夢や目標を持ち主体的に自己実現を図るには、確かな学力を身につけることが必要です。そこでまず、全国規模の学力テストと全国学力・学習状況調査を活用して、子供たちの学力や学習の状況を的確に把握します。それを基にした第2期多可町学力向上3カ年計画では、基礎と応用のバランスの取れた確かな学力の育成を目標とし、組織力の強化、授業力の強化、家庭との連携の強化を3本柱に、学力向上に引き続き取り組んでまいります。3点目は、新規に重点施策として加えるあったかあいさつ運動の推進です。地域における人と人とのつながりが薄れつつある中、挨拶は新しいつながりをつくり人生を豊かにします。そこで、各学校での挨拶運動をさらに支援するとともに、地域の皆さんと連携協力し、心豊かでにぎわいのある町を目指して制定されました一日ひと褒め条例の精神を生かしながら、子供たちのよい挨拶やその取組を見つけ、積極的にコミュニケーションを図り、褒めながら挨拶の輪を広げるあったかあいさつ運動に取り組みます。この運動では、子供たちが進んで行う挨拶の習慣化を目指しています。この運動として、お互いを大切にし合い、居心地のよい学校や地域をつくっていきます。4点目は、ふるさと教育の推進です。多可町は豊かな自然に恵まれ、手すき和紙杉原紙、酒米の最高峰山田錦、そして国民の祝日敬老の日と世界に誇る3つの発祥を持つ魅力にあふれたまちです。ふるさとへの愛着や誇りを育むため、積極的にふるさと教育を進めてまいります。今年から、多可町に着任して間もない教職員を対象に、多可町の魅力などを学ぶふるさと多可町研修を始めます。指導者の多可町に対する理解を深めることで、ふるさと教育をさらに推進してまいります。5点目は、子育て支援の充実であります。先ほど町長の施政方針で説明がありましたので、ここでの説明は省略させていただきます。6点目は、新規に重点施策に加えました全小学校区でのコミュニティ・スクールの展開です。3年前から行っております八千代小学校でのコミュニティ・スクールの取組を、町内の全小学校区に広げ、それぞれの小学校における教育課題や地域課題の解決に向け、学校と保護者、地域の皆さんのご協力をいただきながら、力を合わせて地域とともにある学校をつくります。次に、主要政策についてご説明をいたします。まず、幼児教育・保育、学校教育について。1点目は、幼児教育・保育の充実であります。就学前の幼児教育・保育は生涯にわたる人格形成の基礎を培います。幼保連携型認定こども園教育・保育要領を踏まえ、それぞれの園の取組を基に作成しております多可町教育・保育共通カリキュラムに基づいて、行き届いた教育・保育を行います。また、保育士さんへのより専門性の高い研修を行います。それぞれの認定こども園が行う研修についても支援いたします。2点目は、認定こども園、小学校、中学校の連携の強化であります。認定こども園から小学校へ、小学校から中学校へスムーズに移行できるように、5歳児交流活動、体験入学や共同学習、出前授業などの交流活動を取り入れ、一貫性のある教育・保育を進めてまいります。3点目は、確かな学力の育成であります。確かな学力の育成には、日々の授業の充実が一番重要です。先ほども申し上げました、第2期多可町学力向上3カ年計画に基づき、各学校で具体的な学力向上プランを作り、学校を挙げて取り組みます。その際に、多可町学力向上推進アドバイザーを派遣し、指導改善や授業づくりを支援してまいります。抽象的な思考を必要とする学習が増え、つまずきが出やすい小学3年生には、学習支援員を全ての小学校に配置し、学力向上に向けた授業の支援を行います。小学生には1人1台コンピューターに入れております5教科のタブレットドリルを使って、個別最適化された学びを行い、学力向上につなげます。中学生の英語力や学習意欲の向上を図るために、3級以上の英語技能検定を受検する生徒に対して、年度内に1回、受験料の半分を助成いたします。各学校で、主体的、対話的で深い学びや、個別最適化された学びを実現するために、1人1台コンピューターを有効に活用していきます。その手助けとなるように、新たにICT支援員を2名配置し、小・中学校で導入するデジタル教科書と併せて子供たちが意欲的に取り組む授業づくりを支援します。4点目は、豊かな心の育成であります。各学校の挨拶運動の取組を交流するとともに、優れた取組を行っている個人やグループなどを積極的に表彰します。道徳教育については、考え、議論する道徳の授業を通して、子供たちの道徳性を育みます。命と人権を守る教育については重点施策で説明しておりますので省きます。人権教育については、兵庫県の人権教育基本方針に基づき、人権に関わる課題の解決に向け、総合的に取り組みます。特に同和問題については、多可町人権教育コアカリキュラムに基づいて学習を進めてまいります。不登校の子供たちへの支援として、中学校に不登校支援員を配置するとともに、ほのぼの教室や県の関連施設、民間団体の運営する施設とも連携し、子供たちの居場所づくりにつなげます。また、1人1台コンピューターを生かして、オンラインによる授業配信を進めます。5点目は、健やかな体の育成であります。コロナ禍を乗り切るため、子供たちに感染症から身を守る新たな生活スタイルを身につけさせます。感染症が発生した場合の対応についても、教職員の共通理解を図ります。食は知育、徳育、体育の基盤となるものです。2名の栄養教諭の指導の下、食育を積極的に行い、子供たちの食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけます。また、多可町っ子いきいき献立を提供し、地元食材の魅力を子供たちに伝えてまいります。民間に委託をしております調理業者と連携し、安心・安全でおいしい学校給食を安定して提供いたします。また、食物アレルギー対応は安全性を最優先とし、7品目の特定原材料を完全に取り除きます。多可町の子供たちの体力、運動能力や運動習慣につきましては、多可町体力向上推進委員会を通して現状や課題を把握し、体育健康指導などの改善に向けた取組を進めます。各学校の学校保健委員会では、子供たちの健康課題を明らかにし、その課題解決の取組を検証し、次年度の健やかな体の育成に向けた計画にいたします。6点目は、いじめの未然防止、早期発見、早期対応であります。いじめにつきましては、多可町いじめ防止対策改善基本計画に基づいた取組を進めてまいります。また、年に2回、多可町いじめ防止対策検証委員会を開き、各校での取組を振り返り、検証し、改善を図ることにより、いじめを許さない学校づくりを進めてまいります。7点目は、特別支援教育の充実であります。特別な支援を要する子供へは、各学校の特別支援コーディネーターを中心に指導内容や合理的な配慮などについて話し合う場として校内支援委員会をつくり組織的に取り組んでまいります。また、スクールアシスタントや生活補助員を配置し、学校生活支援教員により通級指導を行うなど、安定した学校生活が送れるように支援してまいります。8点目は、開かれた学校づくりであります。先ほど重点施策で申し上げました、小学校区でのコミュニティ・スクールに加え、学校だよりやホームページで学校の教育方針や取組、子供たちの活動状況をタイムリーにお知らせするとともに、保護者からの声も積極的に集めます。また、学校評価には、目指すべき数値を明らかにし、取組結果もお知らせしながら、地域や保護者の皆様の声を取り入れ次年度の学校づくりに生かすなど、学校評価を生かした学校づくりに取り組みます。9点目は、ふるさと教育並びに体験活動の推進であります。ふるさと教育副読本「わたしたちのふるさと多可町」や「杉原紙の歴史」などを活用し、ふるさと教育を進めてまいります。また、多可町ふるさと検定は1人1台コンピューターで行い、ふるさとに愛着と誇りを持つ子を育成します。多可町独自で行っております小学4年生を対象にしたわくわくベルディーや、中学1年生を対象に地元で活躍する郷土の先輩から学ぶふるさとキャリア教育を行い、県の体験教育と併せて充実を図ります。中学生が、ALTや英語が堪能な地域の方などと英語でコミュニケーションを図り、体験活動を通して交流を深めるイングリッシュキャンプを行います。10点目は、教職員の働き方改革の推進と資質能力の向上です。全ての学校で、統合型校務支援システムを導入し、教職員の校務負担を減らし、教職員がゆとりを持って子供と向き合うことで教育活動の充実を図ってまいります。教職員のストレスチェックを年1回実施するなど、メンタルヘルス対策を充実し、教職員が心身ともに健康を維持して教育に携わることができるようにしてまいります。全教職員を対象に、授業づくりや人権教育、ふるさと教育などの研修を夏休み中に行います。また、経験が5年に満たない教員の授業力や学級経営力を育てる若手教員研修や、中堅教員に学校経営力を育てる学校経営研修講座を行うとともに、女性管理職の登用も積極的に進めます。体罰や威圧的な言動に頼らない指導を徹底するとともに、相談先を知らせるなど、体罰やハラスメントを許さない学校づくりを進めます。このように、教育のプロとして資質と指導力の向上を図ってまいります。11点目は、学校園の危機管理体制の充実であります。子供たちの安全確保を第一に考え、様々な災害に備えて定期的に研修や訓練を行い、教職員の危機管理に対する知識、技能の向上を図ってまいります。ネット依存やネットトラブル等を防止するため、情報モラル教育を徹底します。また、子供たちでつくったスマホ3か条の意識づくりを図ってまいります。12点目は、学校規模適正化に向けた検討であります。今年、八千代中学校に続いて加美中学校でも1学年1学級という状況が生まれます。現在、小学校では1年生と2年生が同じ教室で学ぶといった複式学級はありませんが、5年後に町全体での新1年生が84人と予想されますので、そういった状況も生まれるおそれがあります。このため、地域の学校教育のあり方を考える会を開き、保護者や地域の皆さんとともに、子供たちにとって望ましい小・中学校の教育環境をつくるために話し合います。また、話合いの内容は住民説明会等を通して皆さんにお知らせいたします。13点目は、子供たちの就学環境の整備についてであります。昨年の、全学校施設の調査や、地域の学校教育のあり方を考える会の話合いを踏まえまして、計画的に施設を長もちさせるための研修や、災害に強い施設づくりを行います。家庭における学びを保障する上で大切な、1人1台コンピューターのインターネット環境を確保するため、就学援助家庭を対象に年額1万2000円の通信費を追加で給付いたします。次に、家庭教育、社会教育について6点の主要施策を説明いたします。1点目は、家庭の教育力の向上であります。学校の入学時などに配布しております家庭教育の手引を使って、早寝早起き朝ごはんなど子供の基本的な生活習慣や、家庭での学習習慣をつくっていきます。また、家庭教育の在り方を考えていただく取組を、第3日曜日の家庭の日に合わせて行い、家庭の教育力を高めてまいります。2点目は、安全で安心な地域づくりであります。青少年育成センターが中心となり行っていただいております補導や町内店舗巡回に加え、今年から新たにネット見守り活動を委託により行い、子供たちのネットトラブルを防いでいきます。3点目は、子供向け社会教育事業の充実であります。おじいちゃんおばあちゃん子ども絵画展はご応募いただいた作品を多可町のホームページで公開し、全国どこからでもご覧いただけるようにして、敬老の日発祥の町として絵画展を通して全国に向けて敬老精神を広めていきます。多可町播州歌舞伎クラブやカブキッズたかなど、多可町ならではの伝統を生かした取組を通して、人材育成を図りながら伝統文化を受け継いでいきます。中学生と社会とのつながりを大切にして、自分が役に立つ存在だと実感するボランティア活動を積極的に進めます。中学生を対象に、様々な人権問題の解決に向けて体験的な学習プログラムを用意したハートフルスクールを実施することで、豊かな人権感覚の育成を目指してまいります。4点目は、子育てふれあいセンターや学童保育、児童館事業の充実であります。子育てふれあいセンターでは、小さな子供たちが安心して遊べる遊具をさらに充実させます。学童保育は、町内の小学1年生から6年生について定員の範囲内で受け入れます。また、行き届いた保育につながる職員の研修も併せて行います。児童館では、人気の高い夏の体験教室なつチャレなど子供たちの自主性を育む活動や、町内の豊かな自然を生かした体験活動を行います。5点目は、図書館の充実であります。地域づくりの情報発信基地、また知の拠点として、生活に密着した暮らしに役立つ多可町図書館を目指すとともに、加美と八千代の図書室とともに、地域の憩いの場として利用されるよう努めてまいります。また、第3次多可町子ども読書活動推進計画に沿って、学校園や児童館、子育てふれあいセンターなどと連携します。とりわけ好評いただいております、学校へ読みたい本やお薦めの本をお届けする出前図書館の取組などを通して、子供たちの読書活動を支援してまいります。6点目は、那珂ふれあい館の充実と文化財保護の推進です。那珂ふれあい館は地域の歴史学習の拠点として、杉原紙、山田錦、敬老の日発祥の町、多可町の歴史文化を積極的に広めてまいります。杉原紙については、総合調査の成果を生かし、地域の誇りを歴史的遺産として受け継いでいくため、引き続き兵庫県の支援を受けながら国の指定する文化財となるようにしてまいります。最後に、子育て支援であります。子育て支援は、先ほど町長からの施政方針で述べられておりますので、説明を省きます。以上、令和3年度の多可町教育方針と主要施策について述べさせていただきました。初めに申し上げましたように、第2次多可町教育ビジョンに基づいた取組が始まります。このたびの改定では、さきのビジョンで取り組んでまいりました成果と課題を踏まえ、持続可能な開発目標という意味のSDGsとの関連を意識し、計画で目指す数値を具体的に設けました。毎年度行っている多可町教育の点検と評価により振り返り、有識者の方に採点していただきながら目標の達成に努めてまいります。そして基本理念である「明日の多可町を担う心豊かな人づくり」の達成を図るとともに、子育てするなら多可町を実現してまいります。このように、私は前任の岸原教育長の教育施策を受け継ぎ発展させるとともに、吉田町長の魅力あるまちづくりの取組を教育面から実現できるように努めてまいる所存です。町議会議員の皆様並びに町民の皆様の一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(吉田政義君) 以上で町長並びに教育長の説明は終わりました。 本案につきましては、予算決算特別委員会に付託して審査したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑多数になった場合は途中で打切りをして、予算決算特別委員会での質疑に委任したいと思いますので、ご了承願います。質疑はございませんか。11番、門脇保文君。 ◆11番(門脇保文君) 町長に1点お聞きしたいと思います。一応、町長もこれで4期ということで、子育てするなら多可町という理念の下に施策をやってこられました。そういった中で、実際に子育てするなら多可町という形で、この4年間実際に成果が出たのかどうか。そういった中で、今期、最終的にこういったいろんなメニューの中で取り組んでおられますが、具体的に、ある程度書いてありますが、こういったところを最終的に進めていけば、何とか多可町の子育てに関しましてある程度成果が出てくるんじゃないかというふうなことがあろうかと思います。また、いやこのままではまだ足らんのやと、まだもう一期頑張ってやっていきたいというふうなことがあるのなら、今回、もしよかったらそういう意見もお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(吉田政義君) 町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 子育てするなら多可町を進めてきたつもりでございます。本年度、今、るる説明申し上げました予算、また委員会で精査をいただくわけですけれども、そこで言っていただければ、またそのことが分かっていただけると思います。本年度、この令和3年度予算、子育てするなら多可町にしっかりに反映したすばらしい予算になっていると思います。あとはこれを住民の下に届ける、そのことによって、赤ちゃんがすぐ増えるというわけにはいかないですけれども、長い目で、子育てするなら多可町、住んでいただけるようになる予算だというふうに信じております。引き続きまた審査をお願いしたいと思います。 ○議長(吉田政義君) ほかはございませんか。 これで質疑を打ち切ります。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第3号から議案第11号までの9案件につきましては、予算決算特別委員会に付託して審査することにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第3号から議案第11号までの9案件は、予算決算特別委員会に付託して審査することに決定いたしました。 ここで暫時休憩をいたします。再開は13時。1時から再開いたします。                           (午前11時40分)                           (午後 1時00分) ○議長(吉田政義君) 休憩を解き会議を再開いたします。 引き続き議事を進めます。 ここで、多方会計管理者兼会計課長より急用で午後の会議を欠席したい旨の届けがございましたので報告させていただきました。 △日程第13 議案第12号 多可町課設置条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(吉田政義君) 日程第13、議案第12号「多可町課設置条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第12号「多可町課設置条例の一部を改正する条例制定について」提案説明を申し上げます。令和3年4月1日に各課の事務分掌を適正なものとするため一部改正を行います。詳細については担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 理事兼総務課長、今中君。 ◎行財政改革担当理事兼総務課長(今中孝介君) ただいま議案となっております多可町課設置条例の一部を改正する条例の制定につきまして説明を申し上げます。新旧対照表をご覧ください。第2条の改正で、課の分掌する事務につきまして、見直し、追加をさせていただくものでございます。現在、総務課で担当しております情報政策及び電子計算業務に関することを、企画秘書課に移します。企画秘書課で担当している広報広聴及び地域情報発信に関することと併せ広報と情報の強化を目指すものでございます。国が創設を予定しているデジタル庁に対応するため、事務を移し体制強化を図ります。また、企画秘書課の事務に、まちづくりに関することとSDGsに関することを加えます。これまで、まちづくりという言葉を事務分掌にうたっておりませんでしたが、はっきり明記をすることで担当課を明確にし、多可町の目指すべきまちづくりの指針について各課と企画調整する業務を担います。さらには、SDGsの推進、持続可能なまちづくりにしっかりと取り組むため、町の姿勢として事務分掌にSDGsに関することを加えるものです。なお、この議案は、委員会付託の後、議決については最終日ではなく3月19日の本会議で議決をいただき、その後に人事異動内示を予定しております。ご審議のほどどうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 以上で説明が終わりました。本案につきましては、所管の総務文教常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお質疑は、所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑ございませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第12号は、所管の総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第12号は、総務文教常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第14 議案第13号 多可町職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(吉田政義君) 日程第14、議案第13号「多可町職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第13号「多可町職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について」提案説明を申し上げます。このたびの条例改正は、国の人事院規則及び新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 理事兼総務課長、今中君。 ◎行財政改革担当理事兼総務課長(今中孝介君) ただいま議案となっております「多可町職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について」ご説明申し上げます。このたびの条例改正は、昨年11月27日の人事院規則の改正及び2月13日施行の新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴い行うものでございます。では新旧対照表で説明いたします。附則第4項中、新型コロナウイルス感染症を云々とありますが、次に掲げる作業に改正し、第1号として、職員が町長の定める期間に新型コロナウイルス感染症(病原体がベータコロナウイルス属のコロナウイルス(令和2年1月に中華人民共和国から世界保健機関に対して人に伝染する能力を有することが新たに報告されたものに限る)であるものに限る。以下この項及び次項において同じ)の患者を受け入れる診療所または宿泊施設その他これに準じる場所として町長が指定する場所において、新型コロナウイルス感染症から住民の生命及び健康を保護するために緊急に行われる措置に係る作業であって町長が指定するもの。第2号として、新型コロナウイルス感染症から住民の生命及び健康を保護するために行われた措置に係る作業(前号に掲げるものを除く)のうち新型コロナウイルス感染症の患者もしくはその疑いのある者に接して行う作業またはこれに準ずる作業であって町長が指定するものに改正します。また、附則第5項中、手当額は3000円で、感染症の疑いがある患者の身体に接触して行う作業等には4000円とありますが、次の各号に掲げる作業の区分に応じ、当該各号に定める額に改め、同項に各号を加えます。前項第1号の作業は3000円、感染症の疑いのある患者の身体に接触して行う作業等には4000円、前項第2号の作業は1000円で、感染症の患者またはその疑いがある者の身体に接触して行う作業に長時間にわたり従事した場合は1500円、同一の日において規則第4項第1号の作業に従事した場合は、同項第2号の作業に係る手当は支給しないものとするものです。今回、国が示す特例措置に合わせて条例改正を行うもので、施行日につきましては附則第4項中第1号中、新型コロナウイルス感染症(病原体がベータコロナウイルス属の云々)という部分につきましては、公布の日から施行となりますが、この部分以外の金額等のところについては令和2年4月3日から適用となります。今のところ多可町は該当はございません。ご審議のほどどうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 以上で説明は終わりました。 本案につきましては、所管の総務文教常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑はありませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りします。ただいま議題となっております議案第13号は、所管の総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第13号は、総務文教常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第15 議案第14号 附属機関の委員の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について ○議長(吉田政義君) 日程第15、議案第14号「附属機関の委員の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第14号「附属機関の委員の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」提案説明を申し上げます。これまで、町の各種審議会、委員会に、委員として町議会議員の皆さんに出席いただいておりましたが、審議会、委員会には議会議員は出ないとすることが望ましいとして、議会から申入れをいただいたことから、所要の改正を行うものでございます。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 理事兼総務課長、今中君。 ◎行財政改革担当理事兼総務課長(今中孝介君) ただいま議案となっております「附属機関の委員の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」提案説明を申し上げます。これまで、町の各種審議会、委員会に、委員として町議会議員の皆さんに出ていただいておりましたが、町の各種計画、各施策の最終審議をしていただくのが議会でありますので、法令等に特別の定めがあるもの、当該審議会等の設置が公的及び構成員が広域にわたるものを除き審議会、委員会には議会議員は出ないこととするのが望ましいとして、議会から町へ申入れをしていただいておりました。これを受けて所要の改正をまとめて行うものでございます。新旧対照表にて説明させていただきます。第1条では、多可町環境保全審議会条例の一部を改正し、第3条第1項第1号を削除し、以下繰り上げます。第2条では、多可町産業振興対策審議会条例の一部を改正し、第3条第1項中、17名を15名に改め、第1号を削除し、以下繰り上げます。第3条では、多可町水道委員会条例の一部を改正し、第2条中第1号を削除し、以下繰り上げます。第4条では、多可町消防整備審議会条例の一部を改正し、第3条第1項中第1号を削除し、以下繰り上げ、同条第2項中、町議会の議員を削除し、第2項、第3項について号ずれを修正するものでございます。以上、ご審議いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明が終わりました。 本案につきましては、所管の総務文教常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑はありませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第14号は、所管の総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第14号は、総務文教常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第16 議案第15号 多可町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(吉田政義君) 日程第16、議案第15号「多可町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第15号「多可町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」提案理由をご説明申し上げます。このたびの条例改正は、令和3年2月13日施行の新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴い、国民健康保険法で当該法律を引用する部分の改正を行うものでございます。詳細は担当課長よりご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 住民課長、藤原君。 ◎住民課長(藤原徹君) 失礼いたします。それでは、議案第15号の「多可町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について」説明をさせていただきます。改正内容につきましては新旧対照表により説明させていただきますので、ご覧ください。附則の第6項中、(新型インフルエンザ等対策特別措置法(平成24年法律第31号)附則第1条の2に規定する新型コロナウイルス感染症という部分)を改正いたしまして、病原体がベータコロナウイルス属のコロナウイルス(令和2年1月に中華人民共和国から世界保健機関に対して人に伝染する能力を有することが新たに報告されたものに限る)である感染症という文言に改めさせていただきます。この改正は、先ほどの町長のとおり令和3年2月13日施行の新型インフルエンザ等の特別対策措置法の改正に伴いまして、国民健康保険法で当該法律を引用する部分がございましたので、その改正を行うものでございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明が終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑はありませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第15号は、所管の生活環境常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第15号は、生活環境常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第17 議案第16号 多可町福祉医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(吉田政義君) 日程第17、議案第16号「多可町福祉医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第16号「多可町福祉医療費助成条例の一部を改正する条例について」提案理由をご説明申し上げます。このたびの改正条例は令和3年度予算案に計上しております多可町福祉医療費助成事業の乳幼児及び子供について、所得の制限を撤廃し、子供の範囲を現在の中学3年生から高校3年生まで広げることについて予算案とともに提案を行うものでございます。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 住民課長、藤原君。 ◎住民課長(藤原徹君) 失礼いたします。それでは、議案第16号の「多可町福祉医療費助成条例の一部を改正する条例について」説明させていただきます。改正内容につきましては新旧対照表により説明させていただきます。第2条第7号、子供の範囲に同条第11号に掲げる児童を加え、対象者を高校3年生まで引き上げるという内容でございます。それから、所得要件の規定を撤廃するために第3条のただし書の幼児等保護者、子供保護者と、それから第3条第5号を削除して、第6号を第5号といたします。以下、第3条の第3号及び第4号の改正につきましては、同条第1項第5号の削除によります号ずれの修正でございます。なお、この条例につきましては、公布の日から施行して令和3年7月1日から適用することといたしております。この改正によりまして、先ほど町長から説明がありましたとおり、多可町福祉医療費の助成事業の乳幼児及び子供につきましての所得の制限を撤廃して、子供の範囲を現在の中学校3年生から高校3年生まで広げ、助成の拡充を行うものでございます。令和3年度の予算案とともに提案を行っておるものでございます。以上、説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明が終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑はありませんか。1番、藤本一昭君。 ◆1番(藤本一昭君) それではお尋ねいたします。改正案の2条の7にアンダーバーで、及び第11号に掲げる児童をいうということで、11号にその特定のことが書いてあると思う、その11号をご説明いただきたいと思います。 ○議長(吉田政義君) 住民課長、藤原君。 ◎住民課長(藤原徹君) 失礼いたします。18歳に到達する日の以後の最初の3月31日までの間にある者、または二十歳に達する日の属する月の末日までの間にあって、高等学校、それから中等教育学校及び特別支援学校に在学中の者、それから高等専門学校に在学して第3学年の課程を修了するまでの者、それから専修学校の高等課程に在職中の者、ただし高等学校卒業者は除く、それから外国人学校に在学中の者ということでございます。以上でございます。 ○議長(吉田政義君) 1番、藤本君。 ◆1番(藤本一昭君) 概略的に聞くと、各種学校に在籍している18歳までという概念やと思うんで、勤労者については除外されるということでしょうか。 ○議長(吉田政義君) 住民課長藤原君。 ◎住民課長(藤原徹君) 学校に在学中の者という形で考えております。 ○議長(吉田政義君) ほかはございませんか。 ないようですので、これで質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第16号は、所管の生活環境常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第16号は、生活環境常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第18 議案第17号 多可町消防団条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(吉田政義君) 日程第18、議案第17号「多可町消防団条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第17号「多可町消防団条例の一部を改正する条例の制定について」提案理由を申し上げます。近年、消防団員の減少に歯止めがかからない中、基本団員とは別に新たに機能別団員を設置することや、出動手当の支給について等の改正を行うことで、住民の安全・安心の基盤である消防団の活性化を図るものでございます。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 理事兼生活安全課長、藤本君。 ◎防災環境担当理事兼生活安全課長(藤本巧君) それでは失礼いたします。「議案第17号多可町消防団条例の一部を改正する条例の制定について」ご説明をさせていただきます。このたびの改正は、ただいま町長の提案説明にもありましたとおり、近年、消防団員の減少に歯止めがかからない状況の中、消防団員の確保や活動しやすい環境づくりに向けての施策といたしまして、新たに基本団員と別に機能別団員を設置するものでございます。また、災害の出動等におけます手当の支給について定め、住民の安全・安心の基盤である消防団の活性化を図るものでございます。新旧対照表でご説明させていただきます。新旧対照表1ページをご覧いただきたいと思います。左が現行、右が改正でございます。まず、第3条第1項では、機能別団員を新たに設置することから、消防団員の定数を現行の910名を960名に改正するものでございます。同条第2項及び第3項では、団員の種類と区分について記載をさせていただいております。第4項では、機能別団員の消防活動について、また第5項では、団員全てが消防団員等公務災害補償等責任共済に加入することについて、第6項では、機能別団員25名については退職金の支給を行わないことを記載をしております。第4条では、団長副団長以外の団員は団長が任命することを記載しております。第6条の2では、災害時の出動、訓練等の出動、警戒、点検等の出動に対し手当を支給することを記載しております。なお、附則といたしまして、本条例は令和3年4月1日から施行いたします。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑ございませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第17号は、所管の生活環境常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第17号は、生活環境常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第19 議案第18号 多可町特別職に属する非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(吉田政義君) 日程第19、議案第18号「多可町特別職に属する非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第18号「多可町特別職に属する非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」提案説明を申し上げます。固定資産評価審査委員の出席日数に応じた報酬額の改正、消防団条例の改正に伴う報酬額の改正、兵庫県立学校医等内科医の報酬額の基本給が改正されたことに準じた報酬額の改正をそれぞれ行うものでございます。詳細は担当課長よりご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 理事兼総務課長、今中君。 ◎行財政改革担当理事兼総務課長(今中孝介君) ただいま議案となっております「多可町特別職に属する非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について」説明させていただきます。新旧対照表をご覧ください。第1条中、第4項を第5項に改めます。別表中、固定資産評価審査委員会の報酬について、地方税法第423条第7項において委員会の会議への出席日数に応じ手当を受けることができると明記されていることから、委員報酬を年額1万円から日額5000円へ改めるものであります。次に、消防団の報酬については、消防団条例の一部改正に伴い機能別団員の応援団員と女性部団員を新たに加えるものです。次に、学校嘱託医等の報酬です。兵庫県立学校医等の報酬額の基本給が人事院勧告月例給の給与改定に準じ改正されました。それに準じて、多可町立学校嘱託医等の報酬額の基本給を改正するものでございます。以上、ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の総務文教常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑はございませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第18号は、所管の総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第18号は、総務文教常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第20 議案第19号 多可町介護保険条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(吉田政義君) 日程第20、議案第19号「多可町介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第19号「多可町介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」提案理由をご説明申し上げます。令和3年度から令和5年度までの第8期介護保険事業計画期間における保険料率を定めるとともに、町が行う介護保険に市町村特別給付を加えるため、多可町介護保険条例の一部を改正しようとするものであります。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 福祉課長、藤本君。 ◎福祉課長(藤本圭介君) 失礼いたします。議案第19号について説明をさせていただきます。このたびの介護保険条例の一部改正につきましては、令和3年度から令和5年度を計画期間といたします第8期介護保険事業計画に基づき取り組んでいく介護サービスの給付、それから地域支援事業の実施等に係ります費用のうち、第1号被保険者が納入をいただく保険料に係る改正案、また第8期から市町村特別給付として実施していきます家族介護用品支給事業のご承認を求めます議案でございます。令和3年2月1日現在で、多可町の高齢化率は36.7%となっております。将来推計を見ますと、介護認定を受ける可能性が高いとされる後期高齢者数は、令和12年あたりまで増加傾向が続くと見込まれています。それに伴いまして、介護認定者数は増加が予測されています。その影響から、介護サービスの給付等の増加が見込まれることになります。第8期計画では、令和3年から令和5年度の3年間で介護サービス給付費を約82億1600万円、地域支援事業の事業費が約3億200万円見込んでおり、総額約85億円を超える費用が必要となります。介護保険の財源上のルールでは、かかります費用額の23%を第1号被保険者が保険料として納入をしていただくものでございます。介護保険料の算定に当たりまして、できるだけ負担の上昇を抑えるために、介護給付費準備基金の取崩しも計画に反映をさせ、基準月額6400円という案を、医師会、歯科医師会等の専門職の方と、区長会、婦人会等の地域の代表の方々にご参画いただいて開催しておりました介護保険事業計画策定委員会でご審議を賜り、承認を得ているところでございます。それでは、具体的な改正につきまして、新旧対照表のほうでご説明をさせていただきます。新旧対照表1ページをお開きください。右側が改正欄となります。第1章中、第1条の次に第1条の2を加え、市町村特別給付の実施を規定しております。第2条保険料率のところ、対象期間を令和3年度から令和5年度と改め、同条の第1号から第10号については、第8期における保険料の設定額に改正をしております。第2条の第3項のところでは、所得の区分金額を200万円から210万円に改正をし、同じく第4項のところでは300万円から320万円に改正をしております。これは、国の省令改正によりまして、保険料段階を分ける所得区分金額が改正をされたことによります改正分でございます。新旧対照表2ページをお願いいたします。第2条第6項のところでは、第8期におけます所得段階第1段階の方の保険料3万8400円から、国、県、町の別公費を投入いたしまして、2万3000人に軽減をする改正を行います。同様に、第7項のところでは、所得段階第2段階の方の保険料を5万7600円から3万8400円と軽減をする改正を行い、第8項のところでは、所得段階第3段階の方の保険料を5万7600円から5万3700円と軽減を行う改正といたします。第7条につきましては、今回の改正に伴います字句の修正でございます。ご説明は以上となります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑ありませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第19号は、所管の生活環境常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第19号は、生活環境常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第21 議案第20号 多可町老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(吉田政義君) 日程第21、議案第20号「多可町老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第20号「多可町老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について」提案理由をご説明申し上げます。本案は、多可町老人福祉センターの一つである中区おもいで荘を廃止するものです。当該施設は老人福祉の向上を図ることを目的に昭和42年4月に開館しました。開会以降、高齢者の健康づくり保健活動や各種講座の開催、生涯学習や世代間の交流拠点として寄与してきましたが、公共施設等総合管理計画に基づき策定された多可町公共施設等再配置計画第1期では、同一目的施設の適正な数の管理、建物の老朽化の観点から、廃止または取壊しと評価されておりました。そのため、おもいで荘は平成31年3月末をもって閉館し、老人福祉センターとしての役割を終えております。このたび、当該施設の敷地所有者である鍛冶屋集落へ土地を返却するとともに、建物を譲渡することに伴い、施設の廃止を提案するものでございます。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 福祉課長、藤本君。 ◎福祉課長(藤本圭介君) 失礼いたします。それでは、議案第20号の多可町老人福祉センター条例の一部改正の経緯についてご説明をさせていただきます。先ほども町長の提案にもありましたように、おもいで荘は昭和42年4月の開館以降50年を超える長きにわたり地域の活動や交流の拠点として利用されてきておりました。平成28年から平成29年の2か年をかけて策定されました多可町公共施設等再配置計画の第1期計画では、施設の廃止または取壊しという評価を受けておりました。この決定を受け、おもいで荘の処遇について庁内で検討した結果、おもいで荘の敷地は鍛冶屋集落の所有地であります。また、金毘羅神社の境内地でもあるため、集落が希望される場合は集落への譲渡か、希望されない場合は取壊しの方針で対応することが決定をしておりました。平成31年3月末をもちまして、おもいで荘を閉館し、閉館後、集落におもいで荘の処遇について相談をかけておりました。令和2年2月に鍛冶屋集落の役員の方がおもいで荘の件について相談に来庁され、協議を開始している経過でございます。集落の現公民館が老朽化も進んでおり、雨漏りも発生をしているため、一時避難場所にも使用できない。また、建物の構造上改修等も難しく、新築をするにも多額の費用がかかるため、相当長い集落での準備期間が必要となる。おもいで荘は、まだ一定期間は利用できるのではと考えているが、おもいで荘を活用することはできないかというご相談でございました。ご相談を検討するに当たりまして、おもいで荘の敷地は昭和42年の開館当初より無償で借り受けていた集落の所有地であったため、土地の返還に当たっては必ず建物を取壊し原状に回復しなければならないことがあった点、またおもいで荘は旧町時代に一定の改修をかけておりますが、一定期間は利用できると思われますが、閉館の時点で欠陥箇所もあった点、それから譲渡する場合にあっても町が修繕等を加えないで引き渡す方針であったという点などを踏まえまして、譲渡、貸与の2面から庁内で協議を行い、建物の調査を行いました。おもいで荘の資産価値を計るために不動産鑑定により評価を実施したところ、建物の評価はゼロで、土地の価値を原状に回復するには解体撤去相当の費用が必要と鑑定をされました。また、建物についてはアスベストの調査を実施したところ、外壁と軒天にアスベストの含有がありました。評価結果を受けまして、集落とも協議し、土地の返還に当たっては撤去費用の相当額を補償費としてお渡しをして、集落での利用が終了した時点で、集落の全責任において解体撤去を実施していただくことで、土地を返却するとともに建物を譲渡することに至っております。このたびの老人福祉センター条例の一部改正につきましては、おもいで荘の老人福祉センターとしての施設を廃止いたしまして、普通財産へと変更を図るものでございます。それでは、具体的な改正につきまして、新旧対照表のほうでご説明をさせていただきます。新旧対照表1ページをお開きください。右側が改正案となります。別表第1のところでは、老人福祉センターの名称及び所在地の規定からおもいで荘を削除し、別表第2のところでは、休館日及び閉館時間の規定からおもいで荘を削除します。別表第3のところでは、使用料に係る規定からおもいで荘を削除いたします。説明は以上となります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑はありませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第20号は、所管の生活環境常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第20号は、生活環境常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第22 議案第21号 財産の無償譲渡について ○議長(吉田政義君) 日程第22、議案第21号「財産の無償譲渡について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第21号「財産の無償無償譲渡について」提案理由をご説明申し上げます。本案は、おもいで荘を当該施設敷地の地権者である鍛冶屋集落へ無償譲渡するものでございます。おもいで荘は昭和42年に開館し高齢者の活動、世代間の交流の拠点として寄与してきましたが、公共施設等総合管理計画に基づき策定された多可町公共施設等再配置計画第1期では、廃止または取壊しと評価されたため、その報告に基づき平成31年3月末をもって閉館し、町が再利用する予定はありませんでした。今回のケースは、建物を解体撤去した上で更地に原状回復を図り、鍛冶屋集落へ土地を返却する必要がありますが、鍛冶屋集落から当該施設を利用したいという申出がありました。当該施設の状況、集落での利用方法を検討し、長年用地を提供いただいた鍛冶屋集落の申出に応えることが適当と判断し、ご提案をさせていただくものであります。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 福祉課長、藤本君。 ◎福祉課長(藤本圭介君) 失礼いたします。議案第21号「財産の無償譲渡について」ご説明をさせていただきます。先ほど、第20号の老人福祉センター条例の一部改正議案のところで説明をいたしましたとおり、おもいで荘を鍛冶屋集落へ譲渡を行うことの議決を求めるものでございます。おもいで荘は、中区鍛冶屋855番地に所在する鉄骨鉄筋コンクリート造り平家建て、床面積が525.15平方メートルの建物でございます。今回、建物、附帯設備及び備品一式を鍛冶屋集落へ譲渡したいと考えております。譲渡日は4月1日を予定しております。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑ございませんか。1番、藤本君。 ◆1番(藤本一昭君) 財産の無償譲渡についてお尋ねいたします。財産の無償渡ということでございますが、法律的な扱いでいくと贈与か寄附か、そういうふうな言葉になるかと思うんですが、または負担付贈与とかというふうな意味合いになると思うんですが、この辺についてはどういうふうな規定をもってお使いになるかお聞きしたいと思います。 ○議長(吉田政義君) 福祉課長、藤本君。 ◎福祉課長(藤本圭介君) 失礼いたします。町から集落等へ譲渡するに当たりまして、その部分につきましては贈与というような、引き渡すというふうなことで想定をしております。 ○議長(吉田政義君) 1番、藤本君。 ◆1番(藤本一昭君) 法的な正確な贈与か売買か寄附か、そういうふうな言葉しか実際、物権の移動については民法には規定がないんで、無償譲渡という行政用語はあるかもしれませんが、正確なところによって、これは負担付贈与というふうになって、その場合、贈与ですと渡すほうは税金がかからないけど、もろうたほうは税金がかかると、こういうふうな位置づけにもなるんですが、その辺についてはどういうなお考えかをお聞きしたいと思います。 ○議長(吉田政義君) 福祉課長、藤本君。 ◎福祉課長(藤本圭介君) 失礼します。集落のほうでは、譲渡後に公民館として使用したいというふうなことを聞いております。ですので、固定資産税とかそういうふうなことについては公民館と同じような形での取扱いができるかというふうに考えております。 ○議長(吉田政義君) 1番、藤本君。 ◆1番(藤本一昭君) そういうこともあるんですが、実際、後から国税のほうが見て負担付贈与であって、みなし贈与であるというようなことになって追徴課税されるようなことがないように、その辺も十分注意されるようにお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(吉田政義君) 福祉課長、藤本君。 ◎福祉課長(藤本圭介君) すいません。きちっと、その辺はさらに精査しまして、集落のほうにもお示しをしたいと思っております。 ○議長(吉田政義君) ほかはございませんか。8番、加門君。 ◆8番(加門寛治君) 今回の議案21号のところの、2番の(1)所在地、鍛冶屋の855番地の5になっとんですけども、その前の議案20号の新旧対照表の左側、現行のところ、おもいで荘の位置が鍛冶屋850番地の69となっとんですけど、これは同じものですか。 ○議長(吉田政義君) 福祉課長、藤本君。 ◎福祉課長(藤本圭介君) 地籍調査がありまして、その部分で新しい番地が855番地の5というふうになっておりましたので、その分での記載をさせていただいております。条例のほうにつきましては、大分前の部分になりますので、そのところの所在地の位置が地籍調査前の番地というふうになっておりました。 ○議長(吉田政義君) 8番、加門君。 ◆8番(加門寛治君) 先ほどの財産譲渡の件ですけども、通常、集落所有の財産については、町名義にして町と集落との間で取決めをするというような方式があったと思いますが。総務課やったかな、財政か。 ○議長(吉田政義君) 財政課長、土田君。 ◎財政課長(土田五郎君) 集落のほうで登記という形をとることができませんので、覚書により集落が管理する物件であるということをお互いに認識してこれに当たるという形になると考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 8番、加門君。 ◆8番(加門寛治君) 現時点で、このおもいで荘は町名義で建物は登記されとんですか。されてないんやったら、新たに登記して先ほどの覚書をせんとあかんと思うんですけど。 ○議長(吉田政義君) 福祉課長、藤本君。 ◎福祉課長(藤本圭介君) すいません。その部分については確認させていただきます。
    ○議長(吉田政義君) ほかはございませんか。 ないようですので、これで質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第21号は、所管の生活環境常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第21号は、生活環境常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第23 議案第22号 多可町立キャンプ場条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(吉田政義君) 日程第23、議案第22号「多可町立キャンプ場条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第22号「多可町立キャンプ場条例の一部を改正する条例の制定について」提案理由をご説明申し上げます。本案は、多様化する利用者のニーズに沿って、指定管理施設である鳥羽キャンプ場の提供するサービス内容を見直すことにより、料金体系を改正するものでございます。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 商工観光課長、金高君。 ◎商工観光課長(金高竜幸君) 失礼いたします。それでは、議案22号で提案しております「多可町立キャンプ場条例の一部を改正する条例の制定について」その概要を説明させていただきます。鳥羽キャンプ場は多可町加美区鳥羽、道の駅杉原紙の里・多可の近くに位置しておりまして、フリーでテントが張れるサイトが2面、ログハウス1棟、屋根付バーベキューサイトが1棟、炊事場、男女トイレ、緊急避難小屋1棟の設備を持っております。このたび、先ほど町長の説明にもありましたとおり、利用者のニーズが多様化しており、鳥羽キャンプ場のサービスの内容を見直すことによって、料金体系を改正するものでございます。それでは、資料新旧対照表にて説明をさせていただきます。まず、第4条中の文面ですが、棒線を引いております、とし、ファイヤー場の利用は、午後10時までを削除しております。別表第2につきましては、項目の区分の欄、これを細分化し、施設の名称、使用区分、使用単位と変更しております。また、本条例で定めているキャンプ場は鳥羽キャンプ場のみとなっておりますので名称を削除し、施設の名称として、キャンプサイト、ログハウス、そして新たに整備しましたバーベキューサイトを加えております。金額につきましては、近隣の同等で整備されておりますキャンプ場等を参考にさせていただきながら改正しております。また、備考欄につきまして、ファイヤー場とテントサイトの使用について削除し、自動車をテント横に止めて自動車とテントを一体的に利用されるお客様が非常に増加しておるということから、新たに自動車を利用してキャンプをする場合は1台につき1100円を加算するを追加しております。以上で説明とさせていただきます。ご審議賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑ありませんか。1番、藤本君。 ◆1番(藤本一昭君) では一つだけお聞きいたします。自動車を利用してキャンプをする場合に加算するということなんですけど、私も常識的には乗用車かなと思うわけですが、自動車というくくりにいきますと、何ぼ人数少のうても大きいトラックみたいなのもあるわけで、そんなことはないわけですが、もうちょっと区分を分かりやすくするという工夫は必要ではないでしょうか。 ○議長(吉田政義君) 商工観光課長、金高君。 ◎商工観光課長(金高竜幸君) ありがとうございます。議員ご指摘のとおり、様々な車種等がございますが、まず今管理をしております道の駅との調整の中で、現在そこで使用されてる車というのは一番多いのは通常の乗用車、軽自動車も含めて、それからワゴンという順番であります。そういうことからしますと、恐らく通常の自動車といいますか、恐らくテント2張り分程度の敷地を基本的に使用するであろうということで、そういう形で提示をさせているということでございます。以上でございます。 ○議長(吉田政義君) ほかはございませんか。 ないようですので、これで質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第22号は、所管の生活環境常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第22号は、生活環境常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第24 議案第23号 多可町農林業公園条例を廃止する条例の制定について ○議長(吉田政義君) 日程第24、議案第23号「多可町農林業公園条例を廃止する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第23号「多可町農林業公園条例を廃止する条例の制定について」提案理由をご説明申し上げます。これまで、農林業公園は都市と農山村の交流の場及び野外教育活動の拠点として利用することにより、町の活性化及び農林業の発展に資することを目的として運営してまいりました。しかしながら、時代の流れとともに需要が変化し、利用者数の低迷が続いておりました。そのことから、当該施設の有効活用を図るため、民間事業者の有する運営ノウハウを生かした柔軟な事業の展開を図ってまいります。このたび、多可町農林業公園条例を廃止し、今年度末をもって当該施設を普通財産とし、指定管理者制度の対象施設から除外するものでございます。地方自治法第96条第1項第1号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 商工観光課長、金高君。 ◎商工観光課長(金高竜幸君) それでは、議案第23号で提案しております「多可町農林業公園条例を廃止する条例の制定について」ご説明申し上げます。多可町農林業公園は平成6年5月1日開園以来、地域特産品開発の試験研究機関として旧町立の牧場跡地にリンゴや梨などの果樹栽培を行うとともに、都市住民との交流の場及び野外教育活動の拠点として利用する中、町の活性化及び農林業の発展に資することを目的に運営をされてきました。しかしながら、時代の流れとともに需要が変化しており、このたび民間事業者による柔軟な事業展開ということで当該施設の有効活用を図っていく、その中で多可町農林業公園条例を廃止するものでございます。先ほど町長も申し上げましたが、今年度末をもって当該施設を普通財産とし指定管理施設の対象施設から除外するものでございますので、地方自治法第96条第1項第1号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。以上で説明とさせていただきます。ご審議賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑ございませんか。12番、日原君。 ◆12番(日原茂樹君) 今町長もおっしゃられましたし、金高課長もおっしゃられた、これは農林業公園条例の中の第1条に今おっしゃられた都市と農山村の交流の場及び野外教育活動の拠点として利用することにより町の活性化及び農林業の発展に資するためというふうに書いてあるんですけれども、その目的にそぐわなくなったということも今おっしゃられたんですけども、ここの跡地がそのまま町の活性化及び農林業の発展に資する場所として残っていくのか、もしくはそこの部分というのは別にもうあって、ここでやらなくてもいいという形での条例廃止なのかというところがあるんですけども、これはそこの第1条にうとうてあるところの町の活性化及び農林業の発展に資するという部分で言いましたら、ここの部分は後に引き継ぎはってもそこの部分は十分それに該当するという、そういうお考えでよろしいんですか。 ○議長(吉田政義君) 商工観光課長、金高君。 ◎商工観光課長(金高竜幸君) 議員ご指摘のように、平成6年5月1日開園以来、特に果樹園等を中心に、地域特産品開発、試験研究機関ということでございましたので、現状はその役目を果たしておるというふうに認識しております。先ほど申し上げましたように、普通財産として新たな民間の活力、経営ノウハウの中で運営をしていくということで、また後ほど議案がありますけれども、今後使用していただく中で、しっかりと都市と農村の交流等につきましては引き続きその目的等を整理させていただきたいとは思っております。以上で説明を終わらせていただきます。 ○議長(吉田政義君) ほかはございませんか。 ないようですので、これで質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第23号は、所管の生活環境常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第23号は、生活環境常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第25 議案第24号 財産の無償貸与について ○議長(吉田政義君) 日程第25、議案第24号「財産の無償貸与について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第24号「財産の無償貸与について」ご説明を申し上げます。これまで農林業公園は都市と農村の交流の場及び野外教育活動の拠点として利用することにより、町の活性化及び農林業の発展に資することを目的として運営してまいりました。しかしながら、時代の流れとともに需要が変化しており、民間事業者による柔軟な事業展開により当該施設の有効活用を図るため、平成30年度から指定管理者として運営を行ってきたログハウス西村屋に施設の貸与をしようとするものでございます。地方自治法第96条第1項第6号の規定により、町有財産を無償で貸し付けるため、議会の議決をお願いするものでございます。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 財政課長、土田君。 ◎財政課長(土田五郎君) 失礼いたします。財産の無償貸与についてでございますが、町長からの提案説明のとおりでございますが、農林業公園施設につきましては、先ほどもありましたとおり平成30年度からログハウス西村屋さんに指定管理による運営をしていただいておりますが、令和3年3月末でその期間は終了いたします。つきましては、現在運営していただいている事業者さんに施設を無償貸与し、引き続き運営をしていただくものでございます。期間は令和3年4月1日から1年間としております。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の総務文教常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑ありませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第24号は、所管の総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第24号は、総務文教常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第26 議案第25号 多可町急傾斜地崩壊対策事業分担金徴収条例の制定について ○議長(吉田政義君) 日程第26、議案第25号「多可町急傾斜地崩壊対策事業分担金徴収条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第25号「多可町急傾斜地崩壊対策事業分担金徴収条例の制定について」提案理由をご説明申し上げます。本条例は、急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律に基づき、県がこの急傾斜地崩壊対策事業について地方財政法第27条の規定に基づき、本町が負担する経費の一部に充てるため、地方自治法第224条の規定に基づき徴収する分担金に関し必要な事項を定めるものでございます。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 建設課長、藤原君。 ◎建設課長(藤原照明君) 失礼します。ただいま議案となっております「多可町急傾斜地崩壊対策事業分担金徴収条例の制定について」ご説明申し上げます。近年、長雨や集中豪雨等による土砂災害が全国各地で発生しており、多可町では急傾斜地の崩壊による災害から住民の方々の生命を保護するため、地元集落から要望に基づき、県が事業主体となり急傾斜地施設の整備を推進しております。しかしながら、当事業において急傾斜地施設を整備した場合、その施設の周辺の生活環境は向上しますが、施設の整備には多額の費用を要する上、利益を受けるのは急傾斜地の所有者や整備した施設の周辺にお住まいの方々に限定されます。このようなことから、利益を受けられる方、受益者に施設の整備費用の一部をご負担いただく必要があるとの考えに基づき、多可町急傾斜地崩壊対策事業分担金徴収条例を提案します。次に、条例内容についてご説明申し上げます。徴収条例をご覧ください。第1条、趣旨については、急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律に基づき県が行う急傾斜地崩壊対策事業について、本町が負担する経費の一部に充てるため徴収する分担金に関し必要な事項を定める旨を記載しております。第2条、分担金の徴収については、分担金は受益者から徴収する。第3条、分担金の額については、分担金の額は町が負担する経費の10分の2に相当する額とする。第4条に、分担金の徴収方法。第5条に、執行猶予及び減免について記載しております。施行日は、令和3年4月1日からとします。なお、多可町急傾斜地崩壊対策事業分担金徴収条例の施行に関し、必要な事項は多可町急傾斜地崩壊対策事業分担金徴収条例施行規則により定めるものとします。説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑はございませんか。12番、日原君。 ◆12番(日原茂樹君) 1点だけ、第3条のところで、町が負担する経費の10分の2に相当する額ということで、10分の2というふうにうとうてはらへんということは、そこは大きな金額になった場合は町と相談の上で若干の減免があるというふうな、そういう解釈もできるんですけども、そう意味なんですか。 ○議長(吉田政義君) 建設課長、藤原君。 ◎建設課長(藤原照明君) 基本的には大きい金額でも少額でも10分の2という考えでございます。相当とするような、1000円単位ぐらいに丸めるというか、いうふうな考えを持っております。 ○議長(吉田政義君) ほかはございませんか。1番、藤本君。 ◆1番(藤本一昭君) 同じく負担について、この概念をお聞きしたいと思うんですけども、災害復旧、急傾斜地の事業についてということなんですけど、俗に言う急傾斜地の事業名として、分かりやすいのものとして、砂防ダムを造るとかそういうのがあるのか、どういうものがその辺の対応になる急傾斜地の対策事業かご説明いただきたいと思います。 ○議長(吉田政義君) 建設課長、藤原君。 ◎建設課長(藤原照明君) 災害を起こす要因としましては、先ほどおっしゃいました土石流とか、地滑り。今回、急傾斜地っていうは崖地の崩壊を意味しております。要件としましては、崖高さが5メーター以上で、30度の傾斜で、5戸以上の住戸が張りついているというところが要件です。以上です。 ○議長(吉田政義君) ほかはございませんか。藤本君。 ◆1番(藤本一昭君) 費用の負担はいただくということで、事業費は町が負担した分の20%を基本として、その工事の受益者に負担を求めるということでございますが、それで、第5条でそれについて一部分については減免する可能性があるという、そういう柔軟なことも書かれてるんですが、これについてどういうふうなことをもって減免の対象にせざるを得んという概念を教えていただきたいと思います。 ○議長(吉田政義君) 建設課長、藤原君。 ◎建設課長(藤原照明君) 基本的には、この事業というか、こういった工事をするのは、その受益を受けられる住民の方が基本的にはしなくてはいけないんですけども、議員もおっしゃられたように結構金額が高額になります。100メートルするのに1億円とかという。そのうち、ケース・バイ・ケースですけども、9割が県が持てば、あと一割が町に来ると。そのうちの2割、全体事業費の0.1掛ける0.2の2%を負担していただくことになっています。減免規定を設けていますけども、基本的には受益者に払っていただく。そこに書いてますように、災害等でやむを得ない場合については減免するというふうに考えております。 ○議長(吉田政義君) ほかはございませんか。 ないようですので、これで質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第25号は、所管の生活環境常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第25号は、生活環境常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第27 議案第26号 第2次多可町教育ビジョン(多可町教育振興基本計画)の策定について ○議長(吉田政義君) 日程第27、議案第26号「第2次多可町教育ビジョン(多可町教育振興基本計画)の策定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第26号「第2次多可町教育ビジョン(多可町教育振興基本計画)の策定について」提案理由をご説明申し上げます。教育基本法第17条による国の第3期教育振興基本計画、兵庫県の第3期ひょうご教育創造プランが策定されました。それらを受けて、多可町においても令和3年度から令和7年度を計画期間とします第2次多可町教育ビジョン(多可町教育振興基本計画)を策定するものでございます。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 理事兼教育総務課長、宮原君。 ◎教育担当理事兼教育総務課長(宮原文隆君) 失礼します。それでは、議案第26号「第2次多可町教育ビジョン(多可町教育振興基本計画)の策定について」計画案によりまして説明させていただきます。なお、既に当計画につきましては、議員全員協議会及び総務文教常任委員会において当計画について報告をして、既に議員の皆様には確認いただいておりますことから、簡単に説明させていただきます。当計画は、教育基本法第17条第2項には、地方公共団体は国の計画を参酌して、その地域の実情に応じ、当該地方公共団体における教育の振興のための施策に関する基本的な計画を定めるよう努めなければならないとされています。この法律に基づき、第1次多可町教育ビジョン後期、こちらのほうは平成28年から今年度の令和2年度までの分なんですけども、それに続く令和3年度から令和7年度の5年間を計画とする第2次多可町教育ビジョンを作成したものでございます。本計画につきましては、大きく4章に分かれております。資料のほうをご覧いただきますと、表紙がありまして、目次があって、第1ページから第1章となっております。こちらのほうには、第2次計画策定の趣旨を記載しております。そして、3ページから第2章となります。第2章では、多可町の教育の成果と課題、平成28年から令和2年度の多可町教育ビジョン後期についての検証を行っております。そして、18ページからになりますが、第3章では社会情勢と教育環境の変化について概要を記しております。最後に、第4章、24ページからになります。こちらのほうには、明日の多可町を担う心豊かな人づくりを基本理念とした重点目標、基本施策、具体的施策、そしてそれに対する指標を記し、令和3年から5年間の多可町教育の目指すべき姿を示しております。そして、最後に51ページからになります、参考資料を付して、委員会の設置要綱、委員名簿、計画策定の経過、最終ページに第2次多可町教育ビジョンとSDGsとの関連を示す一覧表を提示しております。以上、簡単になりますが第2次多可町教育ビジョン案の概略についての報告とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の総務文教常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑ありませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第26号は、所管の総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第26号は、総務文教常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第28 議案第27号 上三原辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について ○議長(吉田政義君) 日程第28、議案第27号「上三原辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第27号「上三原辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について」提案理由をご説明申し上げます。獣害防止柵設置の事業内容精査によって1420万8000円を追加するもので、上三原辺地整備計画の総額を8393万3000円とするものでございます。なお、辺地債額は7960万円といたします。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 産業振興課長、吉井君。 ◎産業振興課長(吉井三博君) 失礼します。議案第27号「上三原辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について」の説明をさせていただきます。上三原地区では、平成29年度から令和3年度の5か年計画で、鳥獣害防止柵の設置事業を行っております。令和2年度の事業費が確定し、最終年度となります令和3年度の実施に向けて地元と現地調査を行いましたところ、事業延長及び全体事業費に変更が生じ、令和3年度が最終年度となりますことから、整備計画の変更をお願いするものでございます。総合整備計画の3枚目、別表第1、年次別計画表をお願いいたします。変更前の事業内容としましては、全体で鳥獣害防止柵延長1万600メートル、事業費6782万5000円、辺地対策事業債6420万円。令和3年度事業費としましては、下段の平成33年度の欄にありますとおり1392万3000円、辺地対策事業債1320万円で予定をしておりました。対しまして、次ページ、変更後の事業内容としまして、鳥獣害防止柵延長1万2374メートル、事業費8203万3000円、辺地対策事業債7770万円、令和3年度事業費としまして2550万円、辺地対策事業債2420万円となり、延長で1774メートルの増、事業費で1420万8000円、辺地対策事業債で1350万円の増額をお願いするものでございます。このたびの鳥獣害防止柵の変更に伴いまして、上三原辺地整備計画総額を8393万3000円、辺地対策事業債を7960万円に変更をお願いするものでございます。上三原地区につきましては、県道沿いの農地だけではなく大小11か所あります狭隘な、狭い谷部の農地につきましても、保全を目的に除外することなくほぼ同様に獣害防止柵を実施いただいた結果、全体延長に変更が生じたものと考えております。以上、簡単ですが説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑ありませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第27号は、所管の生活環境常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第27号は、生活環境常任委員会に付託することに決定しました。 △日程第29 議案第28号 多可町八千代自然活用村施設「エーデルささゆり」の指定管理者の指定について 日程第34 議案第33号 多可町立キャンプ場「鳥羽キャンプ場」の指定管理者の指定について ○議長(吉田政義君) 日程第29、議案第28号「多可町八千代自然活用村施設「エーデルささゆり」の指定管理者の指定について」から日程第34、議案第33号「多可町立キャンプ場「鳥羽キャンプ場」の指定管理者の指定について」までの6案件を一括議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第28号から議案第33号までは、指定管理制度を導入する公の施設の指定管理者の候補者を再選定しましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、指定管理者の指定について議会の議決を得ようとするものであります。なお、指定管理期間は、全て再指定であり3年といたしております。詳細は担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(吉田政義君) 商工観光課長、金高君。 ◎商工観光課長(金高竜幸君) 失礼いたします。それでは、議案第28号「多可町八千代自然活用村施設「エーデルささゆり」の指定管理者の指定について」から議案第33号「多可町立キャンプ場「鳥羽キャンプ場」の指定管理者の指定について」まで一括ご説明を申し上げます。まず、議案第28号でエーデルささゆりの再指定に係る議案でございます。エーデルささゆりは、町民の健康増進と観光交流人口の増加を目指す健康保養地事業クアオルトの拠点として位置づけており、また森のホテルとして多くのお客様にご利用いただいております。ただ、コロナ禍において宿泊事業は大変厳しい状況ではございますが、今年度、本館の客室等の改修を進める中で、企業や個人、またご家族向けのプランの充実を現在図り、利用者ニーズに沿った事業の推進に取り組んでいただいております。引き続き、多可町八千代自然活用村協会に3年間の指定管理を行うものでございます。次に、議案第29号で、エアレーベン八千代の再指定に係る議案でございます。昨年4月から運営体制の整備を行い、施設の主力であります豆腐の製造販売のほか、販売内容の見直し、地域の特産品の販売の充実を図り、新型コロナウイルス感染症拡大で利用者は減となっておりますが、施設の売上げは増額となっております。また、人員配置や情報共有、販売状況であるとか、お客様の状況も情報を共有する中で、作業の効率化を図るなど支出の削減にも努め、経営改善を実施されており、引き続き多可町ふるさと交流協会に3年間指定管理をお願いするものであります。続きまして、議案第30号、なごみの里山都の再指定に係る議案でございます。なごみの里山都は、次の議案にあります滞在型市民農園施設ブルーメンやまととの一体的な運営でございます。やはり、コロナ禍において厳しい運営状況ではございますが、人員配置の見直し等、経営改善を図りながら運営を実施されております。引き続き、大和体験交流協会に3年間指定管理をお願いするものでございます。続きまして、議案第31号滞在型市民農園施設のブルーメンやまとの再指定に係る議案でございます。ブルーメンやまとの状況でございますが、マスコミなどを通じて施設の周知啓発に努め、現在30棟ございます施設のうち、この4月からの予約を含めますと空きが1棟ということになっており、多くのお客様にご利用をいただいております。先ほど説明いたしましたなごみの里山都との一体的な運営をいただいており、引き続き大和体験交流協会に3年間指定管理を行うものでございます。続きまして、議案32号でございます。道の駅杉原紙の里・多可の再指定に係る議案でございます。他の施設と同様、コロナ禍においてご利用いただくお客様の減少など厳しい状況も続いておりましたが、今年12月末の物産の売上げは、昨年度と比較して99.6%とほぼ前年並みというところまで回復傾向にございます。運営組織としまして、町が出資しております株式会社であることからも、継続して運営することが妥当であるということで判断をさせていただく中で、引き続き株式会社かみ物産センターに3年間指定管理を行うものでございます。続きまして、議案第33号でございます。鳥羽キャンプ場の再指定に係る議案でございます。鳥羽キャンプ場は、コロナ禍のためテントの配置の間隔を空けるなど安全対策を行い運営をいただいております。そのため、一度に利用できる区画は現状6割程度になっておりますが、料金収入は昨年度と比較して99.8%と、平日も含め多くのお客様にご利用はいただいております。先ほど説明いたしました道の駅と一体的な運営を行っており、引き続き道の駅杉原紙の里・多可と一体的な経営ということで株式会社かみ物産センターに3年間指定管理を行うものでございます。なお、これらの施設の指定管理料につきましては、令和3年度の当初予算についてご審議をいただきたく、予定としております。管理者の指定につきましての説明は以上のとおりでございます。ご審議賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑はありませんか。 ◆1番(藤本一昭君) 議長。 ○議長(吉田政義君) 1番、藤本君。 ◆1番(藤本一昭君) 議案30号についてお尋ねいたします。これはなごみの里山都でございまして、これは今まで2年間の間、1年ごとに更新をされておりまして、私も去年おととしと、何で1年ごとにしてるんですかというふうなことを問いまして説明をいただいたわけでございまして、継続的にするのであればほかと同じように3年とか5年とかにすべきであるというふうに訴えておったわけでございまして、今回3年で指定するということでございまして、これについては事業主体者の態度が良好なものになったのか、それか事業主体を委託するについて十分な能力があると、そういう判断をされたんでしょうか。 ○議長(吉田政義君) 商工観光課長、金高君。 ◎商工観光課長(金高竜幸君) 議員ご指摘のように、これまで1年間という形で続いておりましたが、このたび3年間というふうに再指定という形でお願いしております。ヒアリングを10月、12月、1月と今現在続けております。その中で、やはりその地区にあるなごみの里山都の強みというものをしっかりと出していただきたい。提案もされておりますので、その辺の内容をしっかりと詰めております。やはり、中・長期的に事業を展開するということが必要であるということも含めまして、このたび3年という形で再指定ということで提案をさせていただいているというところでございます。 ○議長(吉田政義君) 藤本君。 ◆1番(藤本一昭君) すいません、続いて29号のエアレーベン八千代についてお尋ねいたします。これは、今回指定管理者については多可町ふるさと交流協会が継続してしていただくわけですが、去年より町の施策で地域商社RAKUについて事業展開をするという、そういうふうなことが実際されておりまして、RAKUについては1年、正式なのになってるかどうかぐらいの時期なんですが、エアレーベン八千代の中に地域商社の運営主体があるという、そういう形になってると思うんですが、これはある程度明確な仕事の内容とか役目とかというのについて、どういうふうな取決めをされて、どういうふうなことをもって地域商社とのやり取りをされているかお聞きしたいと思います。 ○議長(吉田政義君) 商工観光課長、金高君。 ◎商工観光課長(金高竜幸君) エアレーベン八千代につきましては、特産品の製造それから活性化という、そういう目的がございますので、まさに地域商社につきましては、地域の特産品を磨く、活性化し、さらに町内だけではなくて町外へ売り出していくということもございますので、その中でしっかりと地域商社がエアレーベンの中で活動しているというところでございます。地域商社の代表であります寺川という地域おこし協力隊員がおりますが、彼がエアレーベンの支配人も務めておりますので、エアレーベンの中の事業の展開も含めながら、今事業を行っております。その中で、やはり地域における、特に豆腐の加工もそうなんですけれども、地域でまだまだ知られていないものがたくさんあるという中で地域商社というものも活動しておるんですが、エアレーベンという特産品を取り扱う場所を拠点として今後も事業を展開するという形で、今のところ考えております。 ○議長(吉田政義君) 藤本君。 ◆1番(藤本一昭君) エアレーベン八千代については、長らくの間、本当に言い方は恐縮なんですけども、お商売を上手にされてるというふうには十分考えられへんような運営形態であって、町のほうもその辺の後の応援も含めて、地域商社とやっていこうということで、お店に行かせていただいても大分態度が違うなというのははっきり受け止めております。ですので、今後はもうRAKUさんは年商、そのうち3億円、4億円になって、敷金から何から何まで反対にエアレーベンに払って、エアレーベンのほうは指定管理料をぐっと抑えて、もう楽なようなことに本当はなったら一番いいわけで、それからいいますとこのRAKUに十分な商業、利益を出す環境をつけていただいて、ひいてはエアレーベンの収益状態も改善されることが望ましいと思うんですが、その辺の期待も含めてお聞きしたいと思います。 ○議長(吉田政義君) 商工観光課長、金高君。 ◎商工観光課長(金高竜幸君) ありがとうございます。議員おっしゃいますように、エアレーベンの運営につきましては、昨年4月から売場のレイアウトでありますとか、置くものでありますとか、いろんな形で改善を図っております。その中で、お客様から繰り返しご利用いただくということも増えてきておるというところでございます。その中で、こういう形で地域商社ともうまく連合しながら、販売についても売上げを伸ばしていくということで、当然のことながら指定管理料につきましても、今後落ち着いていく中で見直しも図っていくということは、今のところその施設とも調整をしているというところでございます。しっかりと売上げを上げていきながら、施設の管理運営を今後も続けてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田政義君) ほかに質疑ございませんか。 ないようですので、これで質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第28号から議案第33号までの6案件は、所管の生活環境常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第28号から議案第33号までの6案件は、生活環境常任委員会に付託することに決定しました。 以上で本日の日程は終了いたしました。 △休会議決 ○議長(吉田政義君) ここでお諮りいたします。明日3月3日から3月10日までは、予算決算特別委員会が開かれますので本会議を休会したいと思います。これに異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、3月3日から3月10日まで休会することに決定しました。 △日程通告 ○議長(吉田政義君) 次の本会議は、来る3月11日、午前9時30分から再開いたします。 なお、後刻発言記録等を点検し、不適切な発言があった場合には議長職権において会議録修正をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 △散会 ○議長(吉田政義君) 本日は、これで散会いたします。長時間ご苦労さまでございました。                           (午後2時34分)...