猪名川町議会 2022-12-12
令和 4年総務建設常任委員会(12月12日)
○
福田産業労働課長 すみません。
先ほど広報活動ということであったんですけれども、個別に広報のチラシ等々も配布をさせていただくことも予定しておりますし、またはいな
ぼうメールであったりとか
ホームページ、広報紙、それとあと、できましたら
プレス発表等々もしていきたいと考えておりますので、それと併せてその辺の対応も検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
福井澄榮委員長 ほかにありませんか。
○
加藤委員 すみません。同じところです。
キャッシュレスポイントについてなんですけれども、前回3,500万円の予算を組まれたときに、私、足らなかったらどうするんですかっていう質問をさせていただいて、足らなかったらその場でもう終わりっていう答弁をいただいたと思うんですね。これ
PayPay、まだ何、どういう
キャッシュレスにするか決まっていないという状態だったんだけれども、
PayPayに決まりましたよって今お聞きしたんですけど、基本、どう見ても
PayPayになるんやろうなっていう想像がついた中で、要するに、2,000万円っていう大きな
増額補正をされた理由っていうか、近隣のことを見てというふうにおっしゃってたんですけれども、3,500万円なくなったらやめちゃうよっていうところから、2,000万円の増額になったっていう部分の理由を教えていただけますか。
○
福田産業労働課長 先ほど委員のほうから、9月補正時点で3,500万円であったものが、なぜその次の12月議会の時点で2,000万円増えて5,500万円になったかという質問でございます。
こちらの理由につきましては、9月の時点でおきましては、主な
スマホ決済事業者さんのほうと協議をしておりまして、それぞれ見積書のほうを提出いただいておりました。その時点で想定される金額を予算措置を9月の時点ではさせていただいておったんですけれども、ただ、それ以降に
スマホ決済事業者さんと契約に向けて調整をずっとしていたわけなんですけれども、先ほどもありましたように、兵庫県下での
類似自治体である稲美町なんですけれども、こちらのほうが今年の10月に同様の事業のほうを実施されておりました。その事業の10月1日から始まって10月末までという形で事業をされておったわけなんですけれども、これが想定を超える利用がありまして、早期に事業のほうを短縮して終了したということで聞いております。当然、稲美町と本町におきましては、
事業内容が全く一緒というわけではございませんけれども、最新の利用者の動向であったりとか、そういうことを加味しまして、
スマホ決済事業者さんのほうと検討いたしました結果、合計で5,500万円ぐらいをちょっと見込んどいたほうがいいのではないかということで、今回2,000万円の増額という形で対応させていただいたところでございます。
以上でございます。
○
加藤委員 事業者さんとの相談で5,500万円にされたと。またこれ足りなくなったら、もうその時点でやめちゃうのか、やってる途中に、いや、これまた足りひんのんちゃうってなってきたときにまた
増額補正をされるのか、その辺りはどうなんでしょうか。
○
福田産業労働課長 すみません。先ほどお金が足りなくなった時点でどう対応するのかという委員からの質問ですけれども、当然、
スマホ決済事業者さんとは早期終了につきまして協議のほうはさせていただいておりまして、早期終了は可能という形になっております。ただ、利用者であったりとか、店舗様のほうに早期に終了するという周知、こちらのほうに相当の期間を有するということで聞いております。ですので、例えば、今日に
スマホ決済事業者さんのほうにもう終了しますと言ったからといって、あしたから終了できるというわけではございません。そちらの周知のほうに時間を有するという形で、相当の期間が必要になります。実際に稲美町のほうにもちょっと
ホームページ等々で確認をさせていただいたりしたんですけれども、10月から始めまして、初めの時点で相当の利用があったようなんですけれども、途中で早期終了という形で取られたんですけれども、結局、稲美町の事例を見ましても10月21日までは利用期間となっておったということで、それぐらいまではちょっと早期に止めようと思っても周知等々に時間がかかるため、ちょっと早期終了には時間を要してしまうので、それぐらい必要であると。
ただ、3,500万円から5,500万円に増額をさせていただいたことによりまして、ほかの11月とかに宝塚市とかも同様の事業を行われているんですけれども、おおむね5,500万円あれば、2月いっぱいぐらいは予算の範囲内で対応できるのではないかと考えております。
以上でございます。
○
加藤委員 もう一回だけ。
何回もすみません。要するに、5,500万円が足りなくなった時点で、もし足りなくなったら終了するということですよね。そしたら、周知の間の何日間かの間の部分のお金っていうのは、またそこは
補正予算で上がってくるということですよね。
○
福田産業労働課長 こちらの利用金額の把握についてなんですけれども、基本的には毎日毎日のデータが翌日とかっていう形で
スマホ決済事業者さんのほうからデータとしては受け取ることができますので、初めの1週間か10日ぐらいを見て、曜日の変化とか、あとはキャンペーン始まった初めは増えるとか、そういう動向がありますので、1週間か10日ぐらいはその動向を見て決めていこうとは思ってるんですけれども、恐らくその時点で5,500万円全て全部利用者が使い切られるということは恐らくないと思いますので、毎日毎日の利用動向を見て、対応のほうを決めていったら、5,500万円あれば対応できるのかなというふうに考えております。
以上でございます。
○
加藤委員 ありがとうございます。
○
福井澄榮委員長 ほかにありませんか。
○南委員 21ページのいわゆる
管財事務費122万円、六瀬中学校のいわゆる電気代等々とかの聞きました。本庁舎がやね、512万円。六中の今の閉校している学校に何で120万円がこれかかるんや。そんで、いわゆる今現状として、これ教育委員会か分からんけども、今の六中の校舎、あの土地、あれはどこが所管しとんかな。
○今中
総務課主幹 まず、所管しておりますのは総務課の管財担当のほうが所管しております。
それから、金額のほう、122万円の補正につきましては、学校施設の電力入札で新電力エネルギー事業者が辞退したため、不落となりました、令和4年度の電気代ですけれども。旧六瀬中学校は関西電力株式会社と契約しまして、その使用料の計算式が学校を利用してた際の最大使用ワット数82キロワットですけれども、それが1年間適用されることになったために、当初予算時よりも大幅にちょっと電気代が高額となっているものでございます。
以上でございます。
○
小山総務課長 すみません。今の南委員のご質問の中で、なぜ六瀬中学校のほうでこれぐらいのお金が要るのかというようなところですけれども、これ基本的には当初予算にも組まれてますけれども、施設をある程度一定維持をしていくという観点が1つです。それで電気は止めない、水道も止めないということでやってございます。今回、電気料金等の高騰に際しまして、今回の補正をさらにさせていただくといったことでございます。
以上です。
○南委員 いわゆる開校時、まだ六中のいわゆる開校しとったときのいわゆる残りの電気代か、そういうことかな。
○
小山総務課長 電気料金に関してですけれども、基本的には今まで学校施設についても新電力のほうで入札を、六瀬中学校が開いてた時期はやっておりました。今回、関西電力のほうになりまして、それは電力高騰ということで、新電力のほうで手が挙がらなかったということになっております。
今回、関西電力との契約になりましたので、こちらのほうが使用料の算式の中で、学校を利用していた際の最大のワット数、これが1年間、翌年適用されますので、今回、非常に高い電気代ということになったものでございます。
以上です。
○南委員 委員長、もう一遍だけ。
大体分かった、うん。大体、まあまあ、大体分かったけれども、ほんで今現状として、いわゆる昼夜問わず電気が流れとるわけやね。流れとって、使用してないだけやな。
○
小山総務課長 はい、そうですね、おっしゃるとおり、電気は基本的には流れてるということでございます。
以上です。
○
福井澄榮委員長 ほかに質疑ありませんか。
○山田副委員長 失礼します。31ページの
塵芥処理事業費の消耗品の中で、折り畳みネットの在庫の分だと思うんですけれども、こちら、説明の中であったかもしれませんけれども、何個ぐらい購入されるのかっていうことと、これすごく使いにくいっていう方もあったりとか、高齢化も進んでっていうのもあるんですけれども、しばらくはこのまま購入されるいうことなんで、いくのかなと思うんですが、その辺、どういったお考えを持っておられるのかっていうのが1点と、次のページのさっきの
キャッシュレスポイント還元事業なんですけれども、9月補正ですか、あのときは3,500万円ということ、その中で、ポイントに充てられるのが3,250万円っていうことだったと思うんですけれども、今回、この2,000万円については、全部還元分に充てられるのかどうかっていうことと、この
新型コロナウイルス感染症臨時交付金ですか、を充てられるんですけれども、これもし余ったら、返さないといけないのか、余らないぐらいにちゃんと使っていただけたらいいなと思うんですけれども、仮にトータル5,500万円まで達しなかった場合の扱いはどうなるのか、お伺いします。
○春名
農業環境課長 失礼いたします。まず、1点目、ネット容器の何枚購入する予定なのかという点でございます。このネット容器なんですけれども、ステーション1か所につき2枚配付をさせていただいておりまして、今年度の当初予算では交換用として150枚を買わせていただいたんです。住民のほうからの申出に確認のほうさせていただいて、随時交換とさせていただきまして、本年度の上半期で110枚、交換のほうをさせていただきました。過去からの在庫も含めまして、今現在70枚程度しかストックがございませんでして、ですので、今回の補正で60枚追加購入させていただきまして、本年度の下半期、本年度末までの交換対応ということをさせていただきたいというふうに考えておるとこでございます。
それとあと、現行のネット容器以外の容器を使う予定はどうかという点なんですけれども、今現在、住民の皆様方のごみの負担を軽くする、軽減する、そういったことについて我々いろいろと検討させていただいております。我々だけじゃなくて、住民の皆様方とお話合いをする中でいろいろ進めさせていただいておりまして、ですから、今、現行といたしましてはこの正方形のネット容器、これを使わせていただいておりますけれども、これとはまた別の容器のほうがいいのではないかということがありましたら、それももちろん選択肢ということで考えさせていただきたいというふうに思っておるところでございます。
以上でございます。
○
福田産業労働課長 すみません。先ほど山田委員のほうからいただきました2,000万円分の増額分、このプレミアム分に当たる分は幾らかということのご質問かと思います。
こちらのほうにつきましては、この前の9月時点では、3,500万円のうち3,250万円ぐらいがプレミアム分ということでご説明のほうあったかと思うんですけれども、こちらのプレミアム分に対して、当然、事務手数料というか、そういう部分がかかってくる部分がございます。こちらのほう、3%プラス消費税分がかかってきますので、単純に2,000万円増えたということになりますので、3%掛ける1.1ぐらいで60万円ちょっとぐらいの金額が事務費というか手数料として増額という形になりますので、300万円ちょっとぐらいが販売手数料とかそういう分にかかる分ということで、恐らく5,200万円ぐらいがプレミアム分ということになるかと思いますので、五、六十万円ぐらいが事務費で、2,000万円のうち60万円ぐらいは取られるのかなということで考えております。
以上でございます。
○
小山総務課長 最後のご質問、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金ですけれども、この中で、電気・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金ということで今年度色分けがされた交付金、これが限度額が7,127万9,000円の交付をいただいてるうち、今回の
キャッシュレスポイントのほうに充当させていただいているということですけれども、今回の7,100万円程度の事業につきましては、今年度6事業、全て足して6事業ございます。
キャッシュレスポイントについてはその中の1事業ということで、ご質問でありました、例えば、余ったらどうなるのか、返すのかということですけれども、基本的には7,100万円の交付金を頂く事業として、事業費としては8,000万円弱ぐらいですかね。いわゆるバッファーを持って、交付金が例えば足りなくても、例えばほかに回せるような形で、全て使い切るということを考えてますので、基本的にはお返しするという考えはございません。
以上です。
○
福井澄榮委員長 いいですか。
ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 それでは、議案第48号の質疑は終結します。
担当職員の入替えをお願いいたします。
次に、議案第49号 令和4年度猪名川町
下水道事業会計補正予算(第1号)を審査します。
説明を求めます。
○倉
上下水道課長 それでは、令和4年度猪名川町
下水道事業会計補正予算(第1号)について説明させていただきます。
資料のほう、14ページ、15ページをお願いいたします。収益的収入及び支出でございます。支出でございますが、第1款下水道事業費用を2,708万5,000円増額し、12億5,382万8,000円とするものでございます。
内訳でございますが、第1項6目流域下水道維持管理費2,708万5,000円の増額で、これは豊中市にあります原田処理場の燃料原材料費の高騰による電気代の負担額の増でございます。平成28年4月1日から開始されました電力自由化に伴い、より安価に電力を供給されるものとして選定しておりました新電力会社との契約をしておりましたが、このたび、世界社会情勢の変化に伴い、燃料原材料費が高騰し、令和4年6月をもって契約解除となり、応急対策として、関西電力送配電株式会社から最終保障供給により電力を使用しておりました。現在は、新たに選定した関西電力株式会社と契約しておるところでありますが、全体額の増としましては5億9,689万3,000円で、本町の既定分の案分率としましては、4.54%であります。
次に、16ページ、17ページをお願いします。資本的収入及び支出でございます。収入でございますが、第1款資本的収入を167万8,000円増額し、4億2,618万円とするものでございます。
内訳としまして、第6項1目工事負担金167万8,000円の増額で、万善地区のコンビニエンスストアや北田原地区のグランピング施設、木津東山地区の住宅建築に関する開発に伴う工事負担金の増で、167万8,000円増額するものでございます。
以上説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。
○
福井澄榮委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 それでは、議案第49号の質疑は終結します。
担当職員の入替えをお願いいたします。
次に、議案第50号
猪名川町議会議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正についてを審査します。
説明を求めます。
○
小山総務課長 それでは、議案第50号
猪名川町議会議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
まず、本改正に至る経緯でございますけれども、ご承知のとおり、令和2年12月の公職選挙法の改正によりまして、町議会議員選挙及び町長選挙におきましても選挙運動用自動車の使用、選挙運動用ビラの作成、選挙運動用ポスターの作成、以上3点に係ります費用の公費負担が可能となり、国政選挙に準じた内容で条例制定を行ったところでございます。
しかしながら、昨今におきます物価の変動等に鑑みまして、国政選挙の公費負担の限度額が令和4年4月6日に一部引上げが行われましたので、今回、町の選挙におきましても国政選挙に準じた内容とするため、本条例の一部改正を行うものでございます。
それでは、改正内容につきまして、新旧対照表を基にご説明を申し上げます。
議案書3ページをお願いいたします。ページ右側が現行条文、左側が改正条文でございます。まず第4条は選挙運動用自動車の公費負担制度で、そのうち第2号、いわゆる自動車の借入れ、燃料代、そして運転手の雇用をそれぞれ個別に契約した場合でございます。まずアでは自動車の借入れにつきまして、現行は1日1万5,800円を改正後1日1万6,100円に、また次のイでは、次の4ページのほうをお願いします、燃料代、現行が1日7,560円を1日7,700円に引き上げるものでございます。次のウの運転手の雇用1日1万2,500円の上限は、今回改正はございません。
続きまして、第8条、選挙運動用ビラの作成費用の公費負担の限度額でございますけれども、1枚当たりの作成単価の上限を現行7円51銭を7円73銭に引き上げるもの、また次の5ページでございますけれども、第11条、選挙運動用ポスターの作成に係ります単価の上限につきましては、現行525円6銭にポスター掲示場数を乗じて得た金額に、31万500円を加えた金額をポスター掲示場数で除した金額と規定をされておりますので、仮にポスター掲示場数100か所で試算をいたしますと、現行の単価上限は1枚3,631円でございます。これが改正によりまして、525円6銭を541円31銭に、31万500円を31万6,250円にそれぞれ引き上げますので、同様に100か所で試算をいたしますと、単価上限は1枚3,704円となるものでございます。
それでは、1ページのほうに戻っていただいて、ページ中ほど、附則でございます。附則第1項といたしまして、この条例は公布の日から施行することといたしております。
第2項は経過措置ということで、条例施行の日以後に期日を告示される
猪名川町議会議員及び長の選挙について適用し、条例施行日前日までに告示された選挙は、なお従前の例によるとするものでございます。
以上、ご説明とさせていただきます。何とぞご審議のほどよろしくお願いいたします。
○
福井澄榮委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 それでは、議案第50号の質疑は終結します。
次に、議案第55号 一般職の職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正についてを審査します。
説明を求めます。
○
小山総務課長 それでは、議案第55号 一般職の職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
本改正につきましては、幼稚園教諭の処遇改善の一環といたしまして、これまで幼児教育に従事した幼稚園教諭に支給をしておりました教員手当月額3,000円を廃止をいたしまして、これに代わりまして、時間外勤務の実労働時間に応じた手当の支給となるように、時間外勤務手当を新たに幼稚園教諭にも支給をしていこうとするため、本条例の一部を改正するものでございます。
議案書3ページ、新旧対照表をお開き願いたいと思います。
時間外勤務手当てを幼稚園教諭に支給することとなるため、これまで
特殊勤務手当として支給をしてまいりました教員手当を別表から削除する改正を行うものでございます。
それでは、1ページに戻っていただいて、附則でございますが、施行日につきましては令和5年4月1日から施行するものでございます。
以上、ご説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○
福井澄榮委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
○井戸委員 失礼します。これ、教員手当という名前を廃止にして、時間外勤務手当に変えるということだと思うんですけども、そもそも時間外勤務をするという前提でこういうことをされてるんでしょうか。一月間ずっと定時で帰ったら、今まで支給されてた教員手当3,000円っていうのはもう支給されない、そういうことなんでしょうか。
○
小山総務課長 まず、1点目ですけれども、時間外勤務手当をする前提かどうかというようなご質問でございます。
基本的には、これまで教員手当というのを支給をしてきた背景につきましては、そもそも教員については時間外勤務ということ自体の概念といいますか、そういったものはなかったということで運用がされてきた。こちらにつきましては、法律のほうで、公立の義務教育小学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法、いわゆる給特法といったような、教員に対する勤務態様の特殊性から、時間外勤務手当については労働基準法、位置づけがなかったことのルールが存在してたということでございますけれども、ただ、これできたのが昭和41年の法律ということでかなり古いといったことで、実際にその頃から教員の時間外勤務手当、これ時間外勤務手当と位置づけるかどうかはちょっと別にしまして、教職員、特に幼稚園教諭、今回ですけれども、大体今実滞在時間の記録を見てますと、1人、月平均大体18時間程度は残ってるような現状がございます。仮にそれがまず時間外勤務なのかどうなのかというところはちょっと1つ議論はあると思いますけれども、ただ、基本的には、仮に始業準備だとか、終業後の残務整理などもあると思うんですけれども、仮にそれが1日15分ずつあったとしましても、大体月平均6時間から8時間は残っている現状があるということでございます。
そうすると、教員手当、今3,000円ですんで、大体時間でいうと2時間程度か、2時間分も出てないぐらい、月にということになってございます。そうなると、やはり大体3倍程度ぐらいは基本的には時間外勤務手当相当分というのは労働として認められるんではないかなという考えは持っております。
ただ、この辺りにつきましては、何を時間外勤務として位置づけるかというところも、現実あります。保護者対応だとか、また、運動会の前の準備の時期だとか、もちろん職員会議だとか、そういったものいろいろあると思うんですけれども、そういったところをどこまで時間外勤務として認めるかというのを今後、詰めていくということを今考えてございます。
ただ、そういったものを含めましても、恐らく今の3倍程度ぐらいの時間外、残る時間というのはやっぱり発生してこようかなというように今推測をしております。
以上です。
○井戸委員 今までの教員手当と残業、時間外で勤務したときの、当然、時間外勤務の手当っていうのは受け取る権利があると思うので、それはそれだと思うんですけども、これ性質が違うんじゃないかなと思うんです。教員手当は教員手当ですし、時間外で働いた分の手当は、それはそれでここ教員手当なくしたから時間外手当つけるとか、時間外手当があるから教員手当がないっていうのは、ちょっと性質として違うんじゃないんかなと思うんですけど、何か他市か何かの動向を見て、これ決められたんでしょうか。
○
小山総務課長 そうですね。まず、他市の状況ですけれども、基本的には阪神間、先ほど申しました給特法に基づきまして、市役所、大きい市であれば、教職の給料表を行政職の給料表と別に持っておるところもあります。そういったところにつきましては、給特法に基づいての4%の教職調整額というのが出ております。これがいわゆるうちで、猪名川町で今まで支給をしていた教員手当の部分なのかなといったような状況です。
あとは、猪名川町と同様に行政職給料表を幼稚園教諭に当てはめてる自治体につきましては、基本的には時間外勤務手当の対応をしております。教職調整額は支給はしておらない。ですので、教職調整額か時間外勤務手当か、いずれかを支給していると、そういったような状況でございます。ですので、猪名川町につきましては、時間外勤務手当のほうで対応していきたいというふうに考えております。
以上です。
○井戸委員 最後に。
これ、ここに上がってくる前に、現場で働いてる先生方にもお話のほうは当然いってるかと思うんですけども、現状として、先生たち、現場で働かれてる方は納得のほうはされてるのかどうかだけお願いします。
○
小山総務課長 幼稚園教諭につきましては、もちろん保育士と同様に深刻な人材不足というのが叫ばれております。そういった中で、処遇改善が求められているということで、実は今年度に入りましてから、幼稚園教諭のほうの組合要求がございましたので、そういった中で、自分たちは時間外勤務手当が出てないといったお話をいただきました。そういった中で、こちらといたしましてもその要求の趣旨を十分受け止めまして、今回の改正に至ったと、そういうことでございます。
以上です。
○
福井澄榮委員長 ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 それでは、議案第55号の質疑は終結いたします。
それでは、ただいまから11時10分まで休憩いたします。
午前10時59分 休憩
午前11時10分 再開
○
福井澄榮委員長 それでは、休憩を閉じ、委員会を再開いたします。
それでは、議案第48号 令和4年度猪名川町
一般会計補正予算(第6号)中、第1条、
歳入歳出予算の補正のうち関係部分、議案第49号 令和4年度猪名川町
下水道事業会計補正予算(第1号)、議案第50号
猪名川町議会議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について、議案第55号 一般職の職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正についての討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 それでは、討論は終結します。
これより、議案第48号のうち、本委員会に付託されました部分、議案第49号、議案第50号、議案第55号、以上4議案を一括して採決します。
お諮りします。
以上4議案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 異議なしと認めます。よって、議案第48号 令和4年度猪名川町
一般会計補正予算(第6号)中、第1条、
歳入歳出予算の補正のうち関係部分、議案第49号 令和4年度猪名川町
下水道事業会計補正予算(第1号)、議案第50号
猪名川町議会議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について、議案第55号 一般職の職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、陳情・要望の審査に入りますので、執行者は退席をお願いいたします。
それでは、商工会に対する支援要望についてを議題とします。
事務局に説明させます。
○住野事務局長 それでは、商工会に対する支援要望についてご説明させていただきます。
本要望書は持参されたもので、令和4年10月27日に受理したものでございます。
要望者につきましては、兵庫県商工会連合会でございます。
要望の要旨につきましては、既にお配りしております要望書の写しのとおりでございます。
1ページ、最下段といたしまして、猪名川町における小規模事業者の振興に関する施策と財政の両面で、商工会に対して特段の配慮を要望しますとの内容となってございます。
以上、説明とさせていただきます。
○
福井澄榮委員長 説明は終わりました。
何かご意見があれば、お願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 なしということであります。
取扱いについては、聞き及んだということでご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
次に、令和5年度町補助金等に関する要望書を議題とします。
事務局に説明させます。
○住野事務局長 それでは、令和5年度町
補助金等に関する要望書についてご説明させていただきます。
本要望書は持参されたもので、令和4年11月18日に受理したものでございます。
要望者につきましては、猪名川町商工会でございます。
要望の要旨につきましては、既にお配りしております要望書の写しのとおりでございます。
表紙裏、要望書最下段、町における商工会の財政上の支援をはじめ、小規模企業施策の実施に不可欠となる町との連携について、特段の配慮を要望しますとの内容でございます。
以上、説明とさせていただきます。
○
福井澄榮委員長 説明は終わりました。
何かご意見があれば、お願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 なしということであります。
取扱いについては、聞き及んだということでご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
次に、令和5年度新年
互礼会予算に関する要望書を議題とします。
事務局に説明させます。
○住野事務局長 それでは、令和5年度新年
互礼会予算に関する要望書についてご説明させていただきます。
本要望書は持参されたもので、令和4年11月18日に受理したものでございます。
要望者につきましては、新年互礼会実行委員会でございます。
要望の要旨につきましては、既にお配りしております要望書の写しのとおりでございますが、要望書中段3行目、新年互礼会は、新年を祝い、町内の各種団体の結束を深める重要な機会であり、令和6年1月はコロナも落ち着き、通常の開催ができることを祈念し、特段の配慮を要望しますとの内容となってございます。
以上、説明とさせていただきます。
○
福井澄榮委員長 説明は終わりました。
何かご意見があれば、お願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 なしということであります。
取扱いについては、聞き及んだということでご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
次に、令和5年度いながわ
桜まつり予算に関する要望書を議題とします。
事務局に説明させます。
○住野事務局長 それでは、令和5年度いながわ
桜まつり予算に関する要望書についてご説明させていただきます。
本要望書は持参されたもので、令和4年11月18日に受理したものでございます。
要望者につきましては、いながわ桜まつり実行委員会でございます。
要望の要旨につきましては、既にお配りしております要望書の写しのとおりでございます。要望書2行目、令和5年度開催に向けて、感染症対策を万全に備えた上で事業運営を検討しており、町のにぎわいとして重要なイベントとなることから、特段の配慮を要望しますとの内容となってございます。
以上、説明とさせていただきます。
○
福井澄榮委員長 説明は終わりました。
何かご意見があれば、お願いいたします。
○下坊委員 これという問題はないんですけども、これだけの商工会からの要望が出てるということについては、この所管の委員会として、一度商工会の方とお会いしていろんな話をしてみる機会をつくってみたらどうかなと、こう思うんですけども、いかがでしょうか。
○
福井澄榮委員長 今ご意見出ましたが、皆さん、どうお考えでしょうか。(発言する者あり)
そうですね。でも、今日かかってるのこれなんで、この要望書に関しての意見交換になるんですか。
○下坊委員 そうですね。
今、補助金の問題、新年互礼会の問題、いながわまつり、こういったいろんなもので商工会の中での1つのイベントとして町との絡みの中ですから、こういった中の意見交換をやはり1回所管の委員会としてやってみたらどうですかということです。(「委員長、諮ってくれますか」と呼ぶ者あり)
○
福井澄榮委員長 今諮ってますけど。
今後のこととして、今後、もう一度またこういう席で一度設けて、もまないけませんわな。急にということで、急に急にいうて結論は出せないと思いますが、それでよろしいでしょうか。
○下坊委員 結論を出すんじゃない、結論を出すんじゃないんですよ。こんだけ商工会からの要望書が出とるのに、聞き及びで終わっとるようではいかんのちゃいますかという意味で捉えとるわけです。だから、こういうような項目が出ている以上は、一回ここの所管での委員さんと一回意見交換する場を委員長がつくっていただいたら、それで結構なんですということです。その意見を皆さんに諮っていただいて、却下されるんやったら却下してもうたらええし、やろうやったらやってもうたらええし、それだけのことですよ。(「そのほうがええと思うよ」と呼ぶ者あり)
○
福井澄榮委員長 急に言われましても、相手のあることですので、今回は……(発言する者あり)今後のことなので、はい、今後のことなのでね、今後、はい、諮って。(「今すぐどうこうじゃなくって、調整されて、年明けに一回来ていただいて、あちらの都合」「挙手をして」と呼ぶ者あり)はい、挙手してください。
○
加藤委員 要は、一旦こちらの調整と商工会の方にそういうお話をして、来ていただける日程調整みたいなことをした上で、ここで意見交換みたいな形を、だから、年明けにすればいいんじゃないかと私は思うんですが。
○南委員 だからこれ、4年度の互礼会は中止、桜まつりはやる、ほんで、互礼会の来年に向けての予算やということやから、いろんなことで悩んだやろう思います商工会も。だから、それを後押しするかせんか、そらやっぱり議会も一緒になって進めるんやったら進めていくと。ほんで、これだけの予算要望をのんでいくと。いわゆる聞き及んだだけでは、やはり相当商工会も悩んでやってるから、一応聞く必要あるんちゃうと思いますけど。だから、今日結論出さんでも、委員長が向こうと調整してもろうて、やりましょかと言わはったら、やらはったらいいと思います。やらんほうがええいう異議はあんまりないと思います。
○
福井澄榮委員長 ほかの方は、やったほうがいいというご意見ですか。
○南委員 そういう意向やろういう空気言うてまんねん、私は。
○
加藤委員 やったほうがいいやろうじゃなくて、別にやってもいいんじゃないっていう……。
○南委員 うん、そういう空気……。
○
福井澄榮委員長 別にやってもいいんじゃない、そういうこと。
○
加藤委員 向こうがいいや言ったらさ……。
○南委員 やめたらええねん。
○
加藤委員 強制してるわけじゃなくって、全体的にそういう場があってもいいんじゃないかなっていう、そういう、こう緩い感じ。だから、商工会が、ああ、もうそこまでしていただかなくていいですって言われたら……。
○
福井澄榮委員長 これに関してはやからね。
○
加藤委員 もう別に会を開く必要はないし、商工会の方がぜひともそういう場を持ってほしいっておっしゃるんであれば、委員長のほうで日程調整をしていただければいいんじゃないかなと思います。
○
福井澄榮委員長 ほかの方。
○中島委員 この間、この要望書を持って議長室にも入られました。いろいろ予算不足、コロナ禍で非常にいろんな事情を聴いてほしいというような事情もあると聞いておりますんで、一度、やっぱり商工会の役割とか、今こちらから依頼してる部分とかいうことは非常に大きいものがありますんで、ぜひとも一度議会と委員会とコンセンサス取る必要があるんじゃないのかなと、事情も聞く必要があるんじゃないかなと感じております。
○
福井澄榮委員長 ちょっと言わせていただきますけど、そのときに議長にお会いになったわけですよね、これ持ってくるにあたって。
○中島委員 はい、会いました。
○
福井澄榮委員長 それに関して一度お話ししたいという要望はあったんですか。
○中島委員 いいえ。
○
福井澄榮委員長 全く。
○中島委員 それは今、それが出たので、私はそういう状況を説明しただけで、そやから向こうがぜひとも開いてほしいという意見じゃないですよ。でも、委員会としての委員から出たことに対して、反対がなければ、ぜひやるべきじゃないかという側の私は意見として出してます。おかしいですか。委員長、おかしいですか。
○下坊委員 私の出した提案を今意見を出したわけですよ。それを委員長が皆さんにお諮りしていただいたらええんですよ。
○
福井澄榮委員長 だから、今諮ってます。
○下坊委員 お諮りして、それやったらやろうやないか、ほな委員長にお任せしますよいうんやったらそれでいいわけですやん。何でもこんな、何でこんな時間取るんですか。私は訳分からんのですけど。だから、私の意見が、委員長が諮っていただいたら、委員会に。今、下坊委員からこんな意見が出ましたけども、これどうしたらよろしいでしょうかと。ほんなら、委員長にお任せしていただいてよろしいですかという具合にお諮りしたらいいわけですよ。ほんなら皆さんが、ほんなら委員長に任せますいうたら、それで終わりでしょう。何も難しいこと1つもないと私は思うんですが、その諮りを早いことしてくださいよ、時間がもったいないから。だけど、私がまた要らんこと言うたりして、また時間とったいうて。やいやい言われるの嫌ですから。
○
福井澄榮委員長 いや、ですから今、下坊委員からそういうご意見があって、今までは聞き及ぶっていうことでしたけども、どうするかっていうことをお諮りしてるわけです。
○南委員 だから、どうするかは……。
○
福井澄榮委員長 はい、もう、私に……。
○南委員 どうするかはあんたに任すわ。
○
福井澄榮委員長 調整、任す、よろしい。
○南委員 だから、今の空気とか意見等を聞いてからの判断しとくなはれや。そういうことでしょう。
○
福井澄榮委員長 それでよろしいか。はい、分かりました。
それでは、一度調整しまして、どうなるか分かりませんが、そういうことで調整させていただきます。よろしいですか。
今、ちょっと異議っていうほどではなかった、ご意見だったんですね。これはこれでよろしいですか、じゃあ、異議なしということで。
それでは、異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
次に、「
検証委員会調査報告書住民説明会資料(道の
駅事業用地取得判断・評価)等に関して」の陳情書を議題とします。
事務局に説明させます。
○住野事務局長 それでは、「
検証委員会調査報告書住民説明会資料(道の
駅事業用地取得判断・評価)等に関して」の陳情書についてご説明させていただきます。
本陳情書は持参されたもので、令和4年11月30日に受理したものでございます。
陳情者につきましては、町内在住の山口様でございます。
陳情の要旨につきましては、既にお配りしております陳情書の写しのとおりでございますが、誤った資料を訂正し、調査報告書に書かれた事実に基づく資料と、事実に基づく説明を正しく公表するよう町議会から岡本町長に対し申入れをしていただきたいとの内容となってございます。
以上、説明とさせていただきます。
○
福井澄榮委員長 説明は終わりました。
何かご意見があればお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 なしということであります。
取扱いについては、聞き及んだということでご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
次に、「道の
駅事業用地買収について、
事業者内定後購入する約束を、反故にしたことに関して」の陳情書を議題とします。
事務局に説明させます。
○住野事務局長 それでは、「道の
駅事業用地買収について、
事業者内定後購入する約束を、反故にしたことに関して」の陳情書についてご説明させていただきます。
本陳情書は持参されたもので、令和4年11月30日に受理したものでございます。
陳情者につきましては、町内在住の山口様でございます。
陳情の要旨につきましては、既にお配りしております陳情書の写しのとおりでございますが、1ページ、1、陳情要旨につきまして、2021年3月議会での議決の問題ではなく、2020年11月13日第2回地権者説明会で負託者である町民(議員)に事前の断りもなく、
事業者内定後購入とした約束をほごにし、地権者に事業用地の年度内購入を公約されたことに関して、公式に町民に対し謝罪することを町議会として猪名川町に要求することを求めるとの内容となってございます。
以上、説明とさせていただきます。
○
福井澄榮委員長 説明は終わりました。
何かご意見があればお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 なしということであります。
取扱いについては、聞き及んだということでご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
次に、
継続調査事項であります「防災・
危機管理対策の推進について」に係ります猪名川町内の危険盛土の現状についての調査に入ります。
説明を求めます。
○前田
都市政策課長 失礼します。そうしましたら、猪名川町内の危険盛土の現状についてですが、8月22日に開催されました総務建設常任委員協議会で危険盛土の一斉点検結果及び当該地の業者指導の経緯について概要をご報告させていただきました。また、協議会後には委員会を開催いただき、現地の視察を行っていただきましたが、その後の経過につきまして、資料に沿ってご報告いたします。
資料の1ページをお開きください。まずは、現地の状況でございます。写真は12月8日の状況でございますが、8月に視察いただいてからは大きな変化はございません。事業者により、土留めのためのコンクリートブロックが1から3段ほど積まれており、このことで、表土を流れ、町道に流出していた土砂を止めるとともに、調整池のほうに水が流れるように対応されています。また後ほどご報告いたしますが、写真の左下のとおり、兵庫県によりボーリング調査が実施されております。
資料に記載している土地利用規制は、当該地に関係する法令等となり、一斉点検の兵庫県の公表時に合わせて周知されております。本課は、土砂等による土地の埋立て等を規制する条例により、土砂搬入禁止区域の指定を行うなどしているものとなります。
次に、安全対策についてですが、8月のご報告と重複することもありますが、大きく分けて周辺住民の安全確保を目的とした災害情報などのいわゆるソフト部分を本町が担当し、現地の状況把握や防災工事の有効性等を検証するハード部分を兵庫県が担当することとなります。
まず、町が対応する部分ですが、当該地の前面を町道が走っており、その先には2世帯が生活されております。それぞれに面談を行い、いち早く避難行動を取っていただくよう、警戒レベル3の高齢者等避難の段階で全員避難の警戒レベル4相当として避難いただくようにしております。また、情報伝達手段につきましては、防災情報提供システム、タブレット型戸別受信機を貸与しております。これは面談を行った際に、防災情報を受信する環境がなかったことから、いなぼうネットや固定電話等による防災情報配信システム等と併せてご紹介し、ご本人の希望に添って貸与に至ったものでございます。また、貸与期間ですが、当該世帯は土砂災害警戒区域にあることから、今後の防災工事の進捗等によらず、継続して貸与するものとしてございます。
次に、防災対策工事についてですが、令和3年4月に事業者と清水自治会により防災対策工事の実施に関して覚書を締結してございます。町は、立会人の立場から覚書を締結しております。そのため、防災工事の進捗確認を行っておりますが、現場での判断もあり、現在は上部より順次、安定勾配による法面整形を行い、横断工などの排水処理を行った後、その次の段を整形することで現場が進んでおります。
また、出水期で相当量の降雨があった際には、基本的には翌日に現場を確認し、水の流れや斜面の状況、亀裂の有無などの変化がないかを職員が目視で点検しております。現時点におきましては、大きな変化は確認されておりません。
2ページをお開きください。次に、兵庫県が実施しております現地調査等について進捗をご報告いたします。
調査としましては、測量及び土質調査となりますが、過去の測量成果と比較することで現在の盛土量を把握し、土質調査の結果と併せて、現状の安定率及び有効な災害防止対策工事について解析を行うこととしております。工期ですが、当初は8月末を予定しておりましたが、その後の追加調査等の必要性などから、今年度末までの調査となっております。
調査内容について、もう少し詳しくご説明申し上げます。
まず、測量ですが、無人航空機、いわゆるドローンを使って盛土全体を測量しております。ドローンレーザー測量は、斜面崩壊や地滑りが懸念される区域、ダム堰堤の土砂堆積などの地形計測に有効な方法となり、ドローンを使用することで、航空機を使用した測量や地上での測量に比べて現況把握と現場作業の大幅な時間短縮を図っております。レーザー計測により地表面三次元データを生成し、危険度判定の基礎データを収集するだけなく、必要な測量図を生成するものです。また、基礎データ及び測量図を利用し、過去の地形データとの差を検出し、土石等の移動把握を行うものです。
資料には、測量で使用するドローンの写真もおつけしておりますが、ドローンから地表面に向けてレーザーが射出され、そのレーザーが地形や構造物に当たり反射します。反射までの時間を計ることでドローンから地表や構造物までの距離を測定し、ドローンの傾きと位置情報を計算して、地形データを得るといったものとなってございます。今回の測量による結果と平成16年3月に当時の事業者による山林復旧、法面整形工事との結果を比較することで、現在の盛土量を把握することができます。
資料の3ページをお願いします。ドローン測量のほかに地質調査を実施しております。盛土の安定解析に必要なデータとして、1立米当たりの土の重量や土が外力を受けた際の土の剪断応力などを収集することで、その土の崩れやすさ等が分かります。この調査では、土の締固め試験や含水比試験も行うなどの土質試験を行うこととし、2ページの図面に示す5地点のサンプルを分析しております。測量や土質試験から地質断面図を作成し、地質断面図及び土質試験値を用いて安定解析を行います。安定解析は常時、地盤飽和時、大規模地震時の3パターンで行うこととなります。
地下水面に関しましては、通常はボーリング穴の地下観測により推定されることになります。このボーリング調査は追加調査として実施しており、盛土内部の土質強度を調査するとともに、当分の間、ボーリング穴で地下水観測を実施します。
ボーリングは最も土量がある断面に2か所実施することとなっておりますが、資料の4ページのほうに位置のほうをお示ししております。現在、現場ではこのボーリング工事が進んでおるものでございます。
なお、これらの調査結果については、冒頭にご説明いたしましたとおり、調査期間が3月末となってございますので、最終的な成果としては、安定解析による対策工法の選定となるため、その途中の成果となる個々の数値等は兵庫県からは公表はされておりません。
以上、簡単ではございますが、猪名川町内の危険盛土の現況となってございます。
以上でございます。
○
福井澄榮委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
○下坊委員 もともとここの残土を、一般残土はどこの管理がするんかな。
○前田
都市政策課長 当該地でございますけども、もともとになりますと、資材という形での仮置きでございます。その後の搬出がなされておりませんので、今現在につきましては危険盛土という形で対応のほうをしておるところでございます。
本町の所管としましては、都市政策課が盛土の規制条例により所管のほうしてございます。あと、兵庫県におきましては、その上部に山林がございますので、森林法の所管、あるいは土の中の廃棄物の関係で環境のほうが関与してるものでございます。
以上でございます。
○下坊委員 一般廃棄物とかこういう残土の関係については、猪名川町が所管の管理者であるというのは最初から分かっとる話やけども、あえて聞いたのは、なぜここまでを入れさせたかというのが大きな原因なんですよ、はっきり言えばね。それで、これだけのことをやるんであれば、猪名川町に対して何らかの形で報告なり、いろんなこういう図面なり報告なりがあってしかりやったけども、最初の当時、いろいろ我々も調べた結果、最初の頃は大体日量何トン、何台までという規定があって、恐らく日量の報告事項も猪名川町に毎月トータル的には出てきとったんちゃうかなという気がしとります。
しかしながら、途中からそれが一切なくなってしまって、リサイクル法か知らないけれども、だんだんだんだん残土を入れるようになって、兵庫県内、阪神間の公共残土だけじゃなしに、兵庫県だけじゃなしに、大阪から全ていろんなとこから、無数のとこから残土をどんどんどんどん入れるようになったと。この管理チェック体制が一切できておらなかったいうのは、これは猪名川町の大きな責任なんですよ。けど、責任だけれども、ここまでなると、やはり兵庫県が対応していかなならんいうことだろうと思いますけれども、大体ここに何台入ったのか、いまだに明確に出てこない。本来、これ猪名川町の怠慢ですよ、これは。ここまで入れさせたということは。私は、このことに関しては、何回も猪名川町に対して指導もし、残土を止めなさいよと言うて指導も言うたけれども、一切そういったようなことがされないままにやりたい放題にさせた結果がこれですよ。これは猪名川町としての絶対責任は明確にするべきだと私は思います。
それと、地域の人にきちんとこの内容を説明し、危険な箇所が、こういう箇所がありますよ、もし洪水が出た場合、流れる可能性が相当に大きいもんが流れるというふうに僕は思うてますけども、そういったような人災が起こらないのが一番いいとは思いますけども、これまでの対応をきちんとすべきだと思いますけども、その辺については、猪名川町の責任と今後の猪名川町としての対応を明確にやっぱりするべきちゃうかなと思いますけど、いかがですか。
○前田
都市政策課長 失礼します。ご指摘のとおり、一般廃棄物に関しましては町の責務でございますので、そこに入った土の管理、あるいは安全対策工事は町の責務だと、それは重々承知してるところでございます。
いずれにしましても、そこに入ってる土の量そのものをまずは把握することが急務だと思ってございます。それに関しましては、今回の兵庫県の測量の結果に基づきまして、正確な数値が出てこようと思います。その後の対応につきましても、あわせて、今現在、兵庫県が調査してございますので、その結果をもちまして、町としましても連携しながら進めてまいりたいと。いずれにしましても町の責務というところはもうはっきりしてございますので、そこは責任持って対応していきたいと考えておるところでございます。
以上です。
○下坊委員 今、報告があったように、課長からの報告ですからあれですけども、課長に責任取れとは私、言いませんけれども、元に戻せば、このときに協議会開いたときに、委員長でもお尋ねしたいことは、あのときに私はくれぐれも視察に行こうやないか、視察行ってくれませんか、委員会開いて視察してくれませんか、私はあなたにそのものを、委員長に求めました。しかしながら、あのときでもさんざん県の関係が出てきますから、県の資料が出てきますから、県からの指導がありますからいう、いまだに明確に出てこないんですよ。当然のことでしょう、そんなことは。私は強う、そんなこと分かっとったから、あなたに迫ったわけです、委員長に。現地視察をして、これから委員会としてこの問題をしっかりと捉えてくださいよという意味で言ったけれども、委員長は、いやあ兵庫県が、兵庫県が、いやいやいや、8月末には出ますとか、ああ9月末出ますとか、今12月、これまだいまだに出てませんよ。委員長がそこまで言うたわ、その責任は、あなた、どういう言い回しでそれを言うたかな、私はそれを聞きたいと思います。過去に戻したら悪いですけども、委員長の考え方、もっと厳重、厳しくやって、県に対しても強く求めていけるような、この所管がやっぱり大事なんですよ。そのことを軽々しく見ていたというのが私にしたら、委員長の考え方をお尋ねしときたいと思います。
○
福井澄榮委員長 誰にもあれですけど、申し上げます。
委員会の委員長と、それから担当課といろいろ協議しました。で、その結果、そのときには担当課から、8月末いうことで県から出てくるだろうということで申し上げました。で、現地視察も要望があったのでしました。その後、また県のほうが延び延びになってますという報告も受けました。
そういうことでございますので、委員長の責任とかじゃなくて、これはもう以前からもっと取り組んでおかなければいけなかったことだと私は思っております。そういうことです。ほってきてるわけじゃないです。こうして資料も出してもらって、県のほうにも要望出してもらってます。そういうことです。
以上です。
○下坊委員 では、もう3回やからね、やめるけど、もう一回だけ。
私はね、なぜこの委員会が中心ですよと言うてるのは、執行者にしても県に対しても意見述べるいうのはなかなか難しい部分があるんですよ、はっきり言えば。猪名川町すらがちゃんと押さえてくれなかったものが、ここまで大きくしたものを猪名川町が県に対して何を言えるんですかいうたら、言えないんですよ、こんなもん分かっとる話です。だから、所管としてしっかり捉えていただいて、所管でも、何も県に要望出すことはできます、この委員会でね、議長名で出すこともできます。そしてあかなんだら、国にでもこういった対策は早急にしてほしいということを議会委員会が取り上げて、そうした中で議長が国に意見述べることもできるんです。これが議会の、我々の委員さんの仕事じゃありませんかということの認識だけはこれからしっかりと持っとっていただきたいと思います。もう恐らく答弁出ないから結構ですけども、それだけ述べておきたいと思います。
○
福井澄榮委員長 ほかにありませんか。
○南委員 課長、とにかく県の、いわゆる結果は、いつ頃出るんやろう。それと、いわゆる欠陥が出れば、どこがどうするんやということを明確にしとかな、こら長引いたら怖いと思うんや。だから、今の楊津小学校の裏見てみなはれ。さっとずっただけでやで、山の尾根までやっとるやないか。これは埋めたやつやんか。楊津の裏なんかほんまの山やがな。尾根まで上がっていっとるがな。あんなもん、そら相当厳しいと思うよ、うん。それをしっかり考えて、もしもこれ、どんといったらえらいこっちゃ。(発言する者あり)
それやっぱり腹決めて、県がいつまでに出てくんねやと。ほんで、ある程度危いとか、どうするやとか、そういう結果を踏まえて、やっぱり県や国にしてもらわなしゃあない、できんわ。あんなん楊津の上なんて、町でできるかいな、あんなもん。山のてっぺんまでやないか。あんなもん、やっぱり国、県やと思うよ、俺は。それは町として責任を感じてやらんことには怖い。
○前田
都市政策課長 兵庫県の結果につきましてでございますけども、3月末までの期間の中では安定解析までいきますので、今こちらが把握できてる分のは年度明けには結果のほうが出るのではないかというふうに認識してございます。
その結果を受けまして、あくまで当該地の責任の所在につきましては、原理原則は事業主ということはもう明白でございますので、そこは変わらないと思います。ただ、実際に安定解析の結果、どれくらいのリスクがそこにあるかによっては、やはり兵庫県のほうに強く町としましても働きかけをする中で、早期に改善が図られるよう努めていきたいと、このように認識してございます。以上でございます。
○
福井澄榮委員長 ほかに質疑はありませんか。
○
山下委員 1ページに説明がありますけども、現地で相当量の雨が降った際に、翌日に職員が現地を確認しということになってます。防災のときにはテレビでもよく言っていますが、相当量の降雨があったら、数日間は土砂崩壊をするという危険性があるということなんですね。これの現地、先日確認しに行きましたが、逃げようがない、入っていったらもう逃げようがないと思うんです。万が一職員が見に行っているときに何かがあったら、人命に関わると思います。
今、監視カメラ等々いろいろなテクノロジーのある時代で、危険なときこそそういったものをうまく活用して、人命を損なわないような体制を望むというところがありますので、ちょっとこの点については再検討していただいたほうがいいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
○前田
都市政策課長 失礼します。まず、職員が現地に行く際でございますけども、当然ですけど、委員ご指摘のとおり、まずは我々自身も二次災害に遭わないような、そういった形での対応は常々気をつけておるところでございます。
また、様々な機器等を通じまして、前回も
山下委員のほうからもご紹介いただいたようなセンサーなんかもその後、検討はさせていただきました。実際、兵庫県とも協議をさせていただきましたけれども、費用対効果といいますか、なかなか見込めないと。簡易な検査方法もあるんですけども、ちょっと当該地においてその効果が期待できないということで、現時点ではそこまで考えてございませんけども、今後も様々な事例等研究する中で、もう少し効率よく状況の変化が把握できるようになれば、そういったものは検討していきたいと、このように考えてるところでございます。
以上です。
○
山下委員 費用対効果ということを今おっしゃいましたけども、実際に崩れるか崩れないかは誰にも分からないわけで、崩れたときに失うものは人命かもしれないわけですね。それは費用として考えたときに計り知れないものがあるわけで、そういった状況のところをどうするかという話をしてるわけですから、通常の場所ではないと私は思います。
豪雨が降るような時期では今ありませんので、まだしばらく時間があると思いますが、そういった時間の中で、何とかそれを県と交渉していただいて、対策できないかということは引き続き協議をしていただきたいと思います。
○
福井澄榮委員長 監視カメラついとる、あそこ、現地。
○前田
都市政策課長 監視カメラにつきましては、現地のほうはございません。
○
福井澄榮委員長 山下委員、つけなくていいんですか。
○
山下委員 いや、要望しました。
○
福井澄榮委員長 要望ね、はい、要望出ました。
○前田
都市政策課長 監視カメラの有効性につきましても今後検証させていただく中で、いずれにしましても来年度早々には兵庫県の結果が出ますので、その結果に基づきまして適切な対応には努めてまいりたいと思ってございます。
○
福井澄榮委員長 いいですか、それで。
ほかにありませんか、質疑。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 それでは、質疑は終結いたします。
これで、「防災・
危機管理対策の推進について」に係ります猪名川町内の危険盛土の現状についての調査は終結いたします。
以上で本委員会に付託されました事件は全て議了しました。
なお、本委員会の委員会審査報告につきましては、委員長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福井澄榮委員長 異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
本日の委員会はこれにて閉会いたします。
○岡本町長 本日、この委員会に付託されておりました議案につきましては、委員の皆様方には慎重にご審査をいただき、原案のとおり可決をしていただきまして、誠にありがとうございます。
また、報告事項としまして、猪名川町内の危険盛土の現状についてご報告をさせていただきましたが、今後、兵庫県から新たな調査結果が報告をいただき次第、追加報告並びに情報の共有化は図らせていただく予定でございますので、よろしくお願いいたします。
今後もご協力、ご支援のほどお願い申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。本日はどうもありがとうございました。
○
福井澄榮委員長 お昼にかかりますけども、ぎりぎりのところで委員会は終了することができました。皆さんのご協力のおかげと思っております。
どうもご苦労さまでございました。
午前11時55分 閉会
本委員会会議録として署名する。
令和4年12月12日
猪名川町議会
総務建設常任委員長 福 井 澄 榮...