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平成31年第393回定例会(第4号 3月22日)

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  1. 猪名川町議会 2019-03-22
    平成31年第393回定例会(第4号 3月22日)


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    平成31年第393回定例会(第4号 3月22日)           第393回猪名川町議会定例会会議録(第4号) 平成31年3月22日(金曜日)午前10時 開 議              ───────────────―   1 出席議員(16人)    1番  岡 本 信 司        2番  阪 本 ひろ子    3番  肥 爪 勝 幸        4番  山 田 京 子    5番  加 藤 郁 子        6番  下 神 實千代    7番  丸 山   純        8番  宮 東 豊 一    9番  久 保 宗 一       10番  石 井 洋 二   11番  西 谷 八郎治       12番  中 島 孝 雄   13番  池 上 哲 男       14番  福 井 澄 榮   15番  下 坊 辰 雄       16番  南   初 男 2 欠席議員(な し) 3 説明のため議場に出席した者  町     長  福 田 長 治     副  町  長  宮 脇   修  教  育  長  中 西 正 治     企画総務部長   古 東 明 子
     地域振興部長   橋 本 佳 之     生 活 部 長  中 元   進  まちづくり部長  佐々木 規 文     教 育 部 長  真 田 保 典  消  防  長  奥 田   貢     企画財政課長   和 泉 輝 夫  総 務 課 長  小 山 泰 司 4 職務のため議場に出席した事務局職員  事 務 局 長  岩 谷 智賀子     課     長  澤   宜 伸  主     査  池 田 知 史                  議事日程(第4号) 日程第1  議案第 4号 平成31年度猪名川町一般会計予算       議案第 5号 平成31年度猪名川町国民健康保険特別会計予算       議案第 6号 平成31年度猪名川町介護保険特別会計予算       議案第 7号 平成31年度猪名川町後期高齢者医療保険特別会計予算       議案第 8号 平成31年度猪名川町農業共済特別会計予算       議案第 9号 平成31年度猪名川町奨学金特別会計予算       議案第10号 平成31年度猪名川町水道事業会計予算       議案第11号 平成31年度猪名川町下水道事業会計予算 日程第2  議案第19号 猪名川町地域経済牽引事業の促進のための固定資産税の課税免除              に関する条例の制定について       議案第20号 猪名川町道の駅整備PFI事業者選定委員会設置条例の制定につ              いて       議案第21号 猪名川町個人情報保護条例及び猪名川町情報公開条例の一部改正              について       議案第22号 職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について       議案第23号 猪名川町事業所等誘致条例の全部改正について 日程第3  議案第24号 猪名川町敬老祝金条例の一部改正について 日程第4  請願第 1号 75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する請願 日程第5  常任委員会の閉会中の継続調査について 日程第6  議会運営委員会の閉会中の継続調査について              ────────────────               会 議 に 付 し た 事 件 日程第1~日程第6              ────────────────                 午前10時00分 開議 ○議長(肥爪勝幸君) これより第393回猪名川町議会定例会第4日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりでございますので、ご了承を願います。              ──────────────── ◎日程第3 議案第4号~議案第11号 ○議長(肥爪勝幸君) 日程第1 議案第4号 平成31年度猪名川町一般会計予算、議案第5号 平成31年度猪名川町国民健康保険特別会計予算、議案第6号 平成31年度猪名川町介護保険特別会計予算、議案第7号 平成31年度猪名川町後期高齢者医療保険特別会計予算、議案第8号 平成31年度猪名川町農業共済特別会計予算、議案第9号 平成31年度猪名川町奨学金特別会計予算、議案第10号 平成31年度猪名川町水道事業会計予算、議案第11号 平成31年度猪名川町下水道事業会計予算、以上8議案を一括して議題とします。  本案は、去る2月20日の会議においてそれぞれ所管の常任委員会に審査を付託しましたが、その審査が終わり、委員会審査報告書が提出されましたので、お手元へ配付しております。  初めに、総務文教常任委員長の報告を求めます。  総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(西谷八郎治君) おはようございます。  それでは、総務文教常任委員会委員長報告をいたします。  総務文教常任委員会は、去る3月4日、5日及び6日に委員会を開催し、本委員会に付託されました議案第4号 平成31年度猪名川町一般会計予算のうち関係部分、議案第8号 平成31年度猪名川町農業共済特別会計予算、議案第9号 平成31年度猪名川町奨学金特別会計予算の3議案について審査しました。その審査の概要について、各委員からの質疑と執行者の答弁を中心に報告いたします。  初めに、議案第4号 平成31年度猪名川町一般会計予算のうち関係部分についてであります。  まず、企画総務部の所管部分のうち、税務課関係部分を除く歳入についてであります。  まず、地方消費税交付金について、2%増税後の交付金相当額はどれぐらいを予定しているのかとの質疑に対して、地方消費税交付金については、現行8%で地方に1.7%相当が交付され、10月以降10%に引き上げることに伴い、2.2%が配分される予定である。この交付金は年4回交付され、最終第4回目に増税後の増額分が入る予定で予算計上しているとの答弁がありました。  次に、広告収入は全て埋まることを想定した額かとの質疑に対して、広告収入は主に町の広報誌とホームページであり、ホームページについては年間全て埋まった場合は288枠あるが、30年度決算見込みは174枠で、全ては埋まっていない。広報誌は3枠全部埋まっており、毎年、指名競争入札により一括売却しているとの答弁がありました。  次に、広告つき案内板設置料が去年より増額の見込みであるが、その要因はとの質疑に対して、広告つき案内板は、広告代理業者と案内板を設置する契約を締結し、広告主との契約は借り主である業者が契約を結んでいる。今回の増額要因は、業者と金額について協議を行った結果、増額となったものであるとの答弁がありました。  次に、財産収入で、16%、690万ほど増えているが、何が要因かとの質疑に対して、普通財産貸付収入について、総務課所管部分では、日生の三角地の駐車場貸し付け部分の減少により、前年より若干減少している。財産収入全体では、日生の社会福祉法人あかねへの貸し付け900万円が新たに計上されており、増加の主な要因となっているとの答弁がありました。  次に、企画総務部総務課の所管についてであります。  まず、防災マップ土砂災害警戒区域等レッドゾーンなど県が調査したものを北部も含めて全て載せるのか、また、相談体制はとの質疑に対して、新年度に防災マップの更新を予定しており、今回レッドゾーンの調査に入っている北部も含め、全てマップに掲載する考えである。新しい防災マップは全戸配布にあわせてスマートフォンなどで見られるようにし、避難行動や避難に向けた準備などの啓発を行う。土砂災害警戒区域についての相談は、県が行う説明会や閲覧場所となっている宝塚土木事務所で対応し、避難などの問い合わせについては町でも対応を行っていくとの答弁がありました。  次に、組み立て式給水タンクは何基購入し、どこに備えるのかとの質疑に対して、給水タンクは笹尾の浄水場に2トンと1トンのタンクが各2基、合計4基あるが、昨年の災害時に水がとまったこともあったことから、組み立て式を1基購入するもの。基本的には役場に設置しておき、それを現場で組み立てることを考えているとの答弁がありました。  次に、災害時にファクスと電話で情報を配信するとのことだが、200名を想定した基準はとの質疑に対して、現在、携帯電話所有者はいなぼうメールの登録を呼びかけており、今回200名の対象者については携帯電話を持っていない方を対象として考えている。統計によると、町内で携帯電話を持ってない方は約100名前後いるということだが、想定以上の希望者に対応できるよう200名で計上しているとの答弁がありました。  次に、無線LANはどこに設置されるのか、また、1カ所当たりのランニングコストはの質疑に対して、公衆無線LANの配置場所は13カ所で、役場、スポーツセンター中央公民館図書館、道の駅いながわ、ゆうあいセンター、ふるさと館、多田銀銅山悠久の館、B&G海洋センター、文化体育館、猪名川霊照苑、六瀬総合センター、環境交流館及び静思館である。ランニングコストは施設ごとに違い、月額8,800円から3万1,680円程度で、12カ月で13施設合計211万1,000円を見込んでいるとの答弁がありました。  次に、自己研さんに係る研修支援の内容はとの質疑に対して、職員自主研修助成金という形で、講座の受講や資格取得の際の費用の2分の1、1人2万円を上限に助成するもので、5人分10万円を計上しているとの答弁がありました。  次に、庁舎に防犯カメラ14台を設置するとのことだが、駐車場のトラブルや盗難などの抑制のためか。また、庁舎内と庁舎外の設置割合はとの質疑に対して、防犯カメラの設置については、全国で発生している庁舎内の犯罪や不当要求行為など、来庁者や職員を脅かすような事案が多く発生している。そうした現状と世間の防犯意識の高まりから、犯罪の抑止、事故防止につながると考え、今回設置するものである。また、防犯カメラは庁舎内に9台、庁舎外には5台を考えているとの答弁がありました。  次に、正規職員の人数に比べて臨時・嘱託職員が多いが、職員定数の考え方は。また、臨時・嘱託職員の同一労働・同一賃金についての考えはとの質疑に対して、職員の定数については、職員の定数適正化計画の中で5年ごとに見直しを行っている。次期見直しは32年度で、類似団体や人口推計によって適正な職員数を定めていく。また、臨時職員、嘱託職員については、平成32年度から会計年度任用職員制度において、同一労働・同一賃金を重要視した制度設計となっているが、職務の中身、職責について差がある部分は、給与や勤務条件に反映していかなければならないと考えており、現在、整理を行っている段階であるとの答弁がありました。  次に、企画総務部企画財政課の所管部分についてであります。  まず、循環バス路線再編調査業務委託料で行う具体的な調査内容はとの質疑に対して、今年度は、現行ふれあいバスの課題整理や各種アンケート調査などを実施した。今後は、その結果を踏まえ、阪急バス等との役割を明確に分担しながら、より一層住民が利用しやすくなるよう、ふれあいバスのあり方自体の見直し計画案をつくっていく予定であるとの答弁がありました。  次に、広報の動画編集は職員でどの程度まで作業を行っているのかとの質疑に対して、動画については、企画段階から委託業者に依頼し、「きらっと☆いながわ」として制作している。その他、町のプロモーション等で必要な簡単な動画については、職員が撮影、編集している場合もあるとの答弁がありました。  次に、総合計画基礎調査について、ワークショップで出た意見は総合計画に反映されるのかとの質疑に対して、総合計画のワークショップは昨年から月1回程度開催し、非常に多くの意見をいただいている。いただいた意見は、現在策定を進めている総合計画の基本構想の中に盛り込んでいくことで審議会にも諮っている。今後も引き続きワークショップを行い、基本構想などに適時反映させていくとの答弁がありました。  次に、高校生フォーラムの2事業の詳細内容はとの質疑に対して、昨年11月に開催された高校生フォーラムにおいて町長賞を受賞した2つの提案を事業化するもの。1つ目は、里山を生かした公園づくり、猪名川町ならではの特産品をつくる、また、魅力的な猪名川町を体感する思い出をつくるという「3つの作ろうproject」というもの。2つ目の「給食でつなぐ猪名川の輪」は、猪名川町の特徴である完全給食に着目し、給食を使って地域コミュニティづくりのきっかけにするという提案であり、いずれも31年度に事業化できるよう取り組むものであるとの答弁がありました。  次に、地域振興部所管部分のうち、歳入についてであります。  まず、新規就農確保事業補助金で、柏梨田と上野で1人ずつの2人ということだが、田畑はどうするのか、また、町内在住者でなくてもよいのかとの質疑に対して、2人とも農地を借りて耕作するもので、農地が町内にあれば通いでも対象となるとの答弁がありました。  次に、地域振興部参画協働課の所管部分についてであります。  まず、スタンプラリーについて、多くの参加者を呼び込む工夫はとの質疑に対して、29年度は景品当選対象188人に対して72人の応募状況であったが、30年度はスタンプラリーの対象となるイベントの見直しや景品を町の特産品を中心に精査した結果、景品当選対象100人に対して200人の応募があった。31年度については、昨年度と同じ対象イベントを計画しており、景品ももらって喜ばれる品を考えていきたいとの答弁がありました。  次に、いながわまつりのテント代について、団体による料金の違いは、また、出店できる団体の条件や出店の目的はとの質疑に対して、テント代については、物販を伴う出展者は5,000円、展示など物販を伴わない団体は無料、物販でも障がい者団体は50%減免している。また、いながわまつりの出店には、規約により町内で活動する団体を基本としており、営利目的の団体や業者などは排除している。スポーツや文化団体などいろんな団体があるが、物販活動を通じて活動資金を集めたり、団体の子どもが商売や人との接し方について学ぶ経験の場となっているとの答弁がありました。  次に、消費者相談について、ネット通信により問題解決するシステムがあるのか、また、相談件数は増加傾向にあるのかとの質疑に対して、全国の消費生活相談センターがさまざまな相談事例を入力して情報共有するパイオネットというシステムがあり、その情報を参考に相談者にアドバイスを行うなどしている。近年の相談件数は、平成28年度は194件、29年度は175件、30年度は1月末現在で149件であり、若干減っている状況となっているとの答弁がありました。  次に、外国人生活支援コーディネーターについて、英語圏以外の対応はどうしているのかとの質疑に対して、現在の外国人生活支援コーディネーターは英語の通訳だけで、韓国語や中国語については相談者が知り合いの通訳者を連れてきたため、問題になった事例はない。今後も必要に応じて検討していくとの答弁がありました。  次に、防犯カメラ設置工事費で通学路へ70基設置するということだが、設置時期や場所などの詳細内容は、また、夜間にライトはつくのかとの質疑に対して、防犯カメラは町内小学校区ごとに10基ずつの70基を整備するもので、整備時期は31年度早々に実施したいと考えている。設置場所は、PTA並びに学校、また警察等と協議し、ある程度決定している。設置方法は、電柱につける予定だが、電柱につけられない場合はポールを立てて設置する。また、防犯カメラにはライトはつかないが、赤外線で夜間も見えるようなものを予定しているとの答弁がありました。  次に、地域振興部産業観光課の関係部分についてであります。  まず、ごみ収集業務について、民間委託のほうが経費がかかるとのことだが、委託を進めるのかとの質疑に対して、単年度で比較すると民間委託のほうが経費がかかるが、直営では職員を定年まで雇う経費などもあるので単純に比較できない。職員の定員適正化計画やいろいろな将来計画を総合的に判断して、今後も民間活用を進めていこうと考えているとの答弁がありました。  次に、ため池の廃止について、杤原と北田原の2カ所だということだが、廃止するため池の選定方法は、また、本制度の周知はしているのかとの質疑に対して、ため池の廃止については、昨年の7月豪雨により漏水が発生し、地元から対策について相談を受けた際、全く受益地がないということから、全額国庫補助で廃止できる旨の説明を行ったところ、地域からの要望で廃止することとなった。県としても使わないため池については廃止の方向で進めるというスタンスで対応している。また、本制度については、農会長会等で周知している。使わない遊休農地も増えてきている状況から、被害が出ないうちに対策するよう進めているとの答弁がありました。  次に、大野山キャンプ場を閉鎖したが、現状と今後の見通しは、また、恋人の聖地についての検討はとの質疑に対して、大野山キャンプ場は利用者のマナーの問題であり一旦休止しているが、再開に向けて地元協議を行っている。まだ結論は出ていない。また、恋人の聖地については、新年度に参画を考えている。大野山は町の貴重な観光資源の1つでもあることから、キャンプ場の再開も含めて活性化に向けて地域とともに検討を進めていくとの答弁がありました。  次に、火葬場の駐車場整備について、整備区域が狭いが、立体駐車場にする考えはとの質疑に対して、火葬場の施設自体が経年劣化しているが、現施設が利用できる間は平面駐車場で活用し、将来的に施設改修が必要になった際に改めて全体的な土地利用計画を定め、必要であれば立体駐車場も考えていくとの答弁がありました。  次にペレットストーブの購入は拡大しているのかとの質疑に対して、ペレットストーブ購入助成実績は、平成25年度から現時点までで9台、まきストーブは15台で、年間合わせて三、四台の補助を行っており、引き続き啓発を行っていくとの答弁がありました。  次に、林内作業道設置等事業補助金について、作業道設置後、伐採して運び出す費用も高くつくと思うが、本事業の実績はとの質疑に対して、林内作業道の補助事業については、ペレットとまきをつくるために木を切り出して持ち込んでほしいと森林組合にお願いした際に、木を切り出す道がないという声があり、実施した事業である。事業実績は、平成29年度が10件の申請に対し執行額85万円、平成30年度は11件の申請に対し予算額100万円全額執行の見込みであるとの答弁がありました。  次に、教育委員会所管部分のうち、歳入についてであります。  まず、幼稚園保育料について、国において無償化が秋に決定した段階で減額補正するとのことだが、減額分は国から措置されるのかとの質疑に対して、幼稚園保育料の無償化については、平成31年度10月から、所得制限もなく、3歳から5歳を対象に2万5,700円の保育料を上限に無償とするもので、町立幼稚園の保育料は基本的に無償となる。また、幼児教育無償化に伴い、子ども・子育て支援臨時交付金が新規創設され、無償化に係る部分は全額国費措置がされるとの見込みである。保育料の減額にあわせて増額補正を行うとの答弁がありました。  次に、教育委員会教育振興課の関係部分についてであります。  まず、教職員住宅維持管理費について、要綱を改正したとのことだが、詳細内容はとの質疑に対して、教職員住宅維持管理費については、空き部屋の有効活用について意見や提案をいただいたことから、教職員にアンケートを行った結果、要綱で定められた5年間の入居期間がなければ入居したいとの回答があったため、要綱を改正し、入居期間を撤廃しているとの答弁がありました。  次に、学校給食センターの整備費はあと何年支払うのかとの質疑に対して、学校給食センターの整備費の支払いは総額11億7,000万円で、26年度に基金を取り崩して5億円を支払い、残り10年間で支払うことから、支払い終わるのは平成36年度であるとの答弁がありました。  次に、携帯電話等エリア整備事業の目的は、多田銀銅山の見学にARやVRといった映像学習を導入するためか、民家の携帯電波改善のためかとの質疑に対して、携帯電話等エリア整備事業の目的は、多田銀銅山の魅力を発信するために整備を行うもの。現在、多田銀銅山遺跡はほとんど民有地で、間歩は青木間歩を除いて公開していない。また、代官所跡も建物は現存しておらず、復元には膨大な経費がかかることから、間歩の中や代官所がどのような建物であったのかをAR、VRというデジタルコンテンツを使ってスマートフォンやゴーグルなどで確認していただく。そのため携帯電話の電波が必要であるとの答弁がありました。  次に、多田銀銅山遺跡整備基本計画策定業務を30年度と31年度の2年間で行っていくとのことだが、案内板見直し作業は32年度に進められるのか、また、計画策定の際の委員報酬は見込んでいるのかとの質疑に対し、多田銀銅山遺跡整備基本計画の中では、全体の説明板をどうするのかといったこと、また、トイレなどの便益施設や石垣の復旧、AR、VRをどのように整備していくのかなどを内容に含めて策定する。説明板は平成32年度の整備に向けて取り組んでいく。計画策定に関しての委員報酬は、6名、3回分で報償金19万5,000円を予算計上しているとの答弁がありました。  次に、学校に来ても普通教室に入れない生徒のために猪名川中学校プレハブ教室を整備するとのことだが、設置場所は適当かとの質疑に対して、現在、別室登校している生徒は、授業開始後に登校し、授業終了前に下校しており、できるだけほかの生徒と遭遇しない環境をということで学校とも協議し、校舎の外に設置するもの。学校に行きにくい子どもについては、いろんな対応がある中で、ほかの子どもたちへの指導も含めて引き続き十分な配慮を行っていくとの答弁がありました。  次に、教育委員会学校教育課の関係部分についてであります。  まず、学習サポーター派遣に係る放課後の学習支援について、現在、何人ぐらいの生徒が受けているのか、また、効果はとの質疑に対して、学校によって対象となる学年は異なるが、学力に少しつまずきのある子どもたちを対象に呼びかけており、対象人数は2学期までで延べ459名である。放課後学習の効果は、学習の基礎基本の定着により、翌日からの授業ではわかるという気持ちで取り組めるようになること、また、学校で少し取り組んでいるので、家に帰ってからの宿題も進んでできるようになってきているとの答弁がありました。  次に、いじめ相談について、いじめが解消している状態とはどのように判断するのかとの質疑に対して、いじめの解消の考え方は、いじめの指導後、いじめ被害に遭った児童生徒や保護者等に定期的に状況を確認し、問題のない状態が3カ月続いたら解消と捉えている。ただし、いじめが繰り返されるということもあるため、その後も注意深く見守っていくようにしているとの答弁がありました。  次に、メンタルヘルス委託料ストレスチェックシステム利用負担金の関係で、休職中の教員は何人か、また、代替教員の確保はスムーズにできているのかとの質疑に対して、休職中の教諭は現在4人である。代替教員を探すことは非常に苦慮しているが、できるだけスムーズに探して、配置するよう努めている。万が一配置が遅れる場合でも、教科を交換するなどして、子どもたちが授業を受けられるよう努めているとの答弁がありました。  次に、新規事業で命の教育推進事業費27万円が計上されているが、その内容はとの質疑に対して、命の尊厳を考える授業については、各学校1回ずつ講演会を予定しており、各学校の人数やそれぞれの学年の発達段階に応じて、学校ごとにテーマや対象の学年を決めて実施する予定であるとの答弁がありました。  なお、議案第8号、議案第9号についての質疑はありませんでした。  議案第4号 平成31年度猪名川町一般会計予算については、修正動議が提出されました。農業費のうち道の駅整備事業費138万2,000円を削除する修正案についての説明がありました。  採決に先立つ討論では、まず、修正案に反対討論として、本道の駅整備計画は、国においても重点道の駅候補地に選定されるなど、本町の農業振興及び本町の発展と活性に資するものであり、本修正案に反対するとの討論がありました。次に、修正案に賛成討論として、道の駅整備事業については、全町民への十分な説明や情報提供を行い、民意を十分把握した上で決定されるべきものと考えることから、修正動議に賛成であるとの討論がありました。次に、原案に反対討論として、消費税の2%の増税が予算に組み込まれており、消費税そのものに反対であることから、本予算については反対であるとの討論がありました。次に、原案に反対討論として、道の駅整備事業に係る町のリスクについての対応が不十分なまま、会議非公開とする道の駅整備PFI事業者選定委員会への要求水準の作成などを委ねることへの大きな懸念を抱いており、反対であるとの討論がありました。  その後、採決を行い、予算修正動議は賛成少数で否決され、原案については賛成多数により可決、また、議案第8号、議案第9号の2議案については、いずれも全会一致で別紙委員会審査報告書のとおり可決すべきものと決しました。
     以上、委員長報告といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 次に、生活建設常任委員長の報告を求めます。  生活建設常任委員長。 ○生活建設常任委員長(加藤郁子君) それでは、生活建設常任委員会委員長報告をいたします。  生活建設常任委員会は、去る3月7日、11日に委員会を開催し、本委員会に付託されました議案第4号 平成31年度猪名川町一般会計予算のうち関係部分、議案第5号 平成31年度猪名川町国民健康保険特別会計予算、議案第6号 平成31年度猪名川町介護保険特別会計予算、議案第7号 平成31年度猪名川町後期高齢者医療保険特別会計予算、議案第10号 平成31年度猪名川町水道事業会計予算、議案第11号 平成31年度猪名川町下水道事業会計予算の6議案の審査を行いました。この審査の概要について、各委員からの質疑と執行者の答弁を中心に報告をいたします。  初めに、議案第4号 平成31年度猪名川町一般会計予算のうち関係部分についてであります。  まず、消防本部の所管部分についてであります。  学校施設内に設置のAEDが休日は使用できないという課題があったが、その後の検討はとの質疑に対して、AEDの屋外設置についてはかねてから要望があり、調査を重ねてきたが、屋外の高温などに対応した収納ボックスが安価で普及してきたことから、備品購入費を予算計上している。31年度には小・中学校9校に屋外設置を行う。メンテナンスについては、従来と同様に遠隔管理により対応するとの答弁がありました。  次に、新たに消防団活動推進交付金を消防団員1人当たり500円支給するとのことだが、どのような活動を想定しているのかとの質疑に対して、31年度より、団員の報酬、手当について、これまでの分団管理から個人支給へ変更することに伴い、分団で管理できる経費の環境が変わってくる。現在、県内41消防団のうち29消防団で活動推進費を導入し、分団活動を支援している。主な活動としては、点検、訓練や会議などを継続するとともに、新たに昨年の風水害の経験から、水防活動に関する知識、技術を身につけるための訓練などを考えている。交付金は年間を通じ責任者が管理するとともに、各分団から支出状況の報告を受けるような運用をしていくとの答弁がありました。  次に、自主防災組織へ交付金など支援する考えはとの質疑に対して、自主防災組織へは消防ホースなどの現物支給を行っている。町から交付金などの支給はないが、防災訓練などへの支援として県から助成金制度があるとの答弁がありました。  次に、災害による停電が発生した場合、消防庁舎には発電装置があるのかとの質疑に対して、消防庁舎には自家発電装置が設置されており、停電時にはすぐ電力供給できるようになっている。31年度には老朽化した高圧受電設備の更新を予定しており、災害時に消防無線等への電力の安定供給を諮っていくとの答弁がありました。  次に、生活部の所管部分のうち歳入についてであります。  人生いきいき住宅助成事業の県補助金は、一般型13件、特別型15件とのことだが、予算以上に増加した場合の対応はとの質疑に対して、31年度は消費増税前の駆け込み需要もあるので、増額を見込んでいる。申請が多くなった場合には、補正予算で対応していきたいと考えている。制度の周知についても広報等を通じて行っていきたいとの答弁がありました。  次に、個人番号カード交付補助金では、どのくらいの発行枚数を見込んでいるのかとの質疑に対して、補助金では、個人番号カードが発行5年目を迎え、ICチップの更新を832名分行うための構築費用と個人番号カード新規申請分として約600枚を見込んでいるとの答弁がありました。  次に、生活部住民保険課の所管部分についてであります。  風疹の抗体検査委託料について、対象者への啓発はどのようにするのかとの質疑に対して、今回対象となるのは、予防接種法に基づく定期接種を受ける機会がなく、抗体検査、抗体保有率がほかの世代に比べて低い39歳から56歳の方を対象とするもので、周知については国から正式決定されていないが、対象者にはクーポン券を個別通知する予定となっているとの答弁がありました。  次に、妊娠・出産包括支援事業において、最近の子育て期における妊婦の不安はさまざまであり、虐待に発展する痛ましい事件も発生しているが、どのようにして妊婦とかかわっていくのかとの質疑に対して、保健センターの子育て世代包括支援センターとしての機能で、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を展開しており、コーディネーターが妊娠届け時から妊婦とかかわり、妊婦が不安や困難に直面したときにみずからが課題解決できる力をつけていくことを目的としている。子育てがうまくいかないことで焦りや困り感がいわゆる虐待という形になってしまうので、まずはそれらを解消していくためのかかわりを持っていくことで虐待防止にもつなげていきたいとの答弁がありました。  次に、5歳児に対する健診を実施するとのことだが、どのような内容かとの質疑に対して、5歳児、幼稚園、保育園の4歳児クラス相当の園児の保護者に問診票を送付し、その問診票から保護者の困り事や課題などを抽出して、必要に応じて専門医の個別相談につなげていくというものを予定している。対象者は約250件程度と考えており、相談の結果、適正な児童発達支援事業や育児相談につなげていきたいとの答弁がありました。  次に、庁舎1階のデジタル記念撮影コーナーで撮影した写真を持ち帰りたいとの声を聞くが、そのような機能はあるのかとの質疑に対して、基本的に撮影機能のみである。写真を町のフェイスブックに載せることは可能であるが、プリントアウトすることはできないとの答弁がありました。  次に、生活部福祉課の所管部分についてであります。  障がい者団体からの要望はどのように把握しているのかとの質疑に対して、障害福祉計画策定の際に各団体の要望等についてヒアリングを行っている。主な内容としては、親が亡くなったときの子どもの生活の場の確保といった要望があった。同計画では、障がいのある方が地域で暮らせるように、地域活動支援拠点の整備を32年度までに予定している。本町の障がい福祉サービスに係る社会資源は限られており、家族会や障がい福祉サービスを提供する団体などとともにどのように支援していくかを模索している状況であるとの答弁がありました。  次に、緊急通報システム利用者で重度身体障がい者の世帯はどれぐらいあるのか、また、相談や実際の緊急出動などの内容はとの質疑に対して、現在、重度の障がいでひとり暮らし世帯が1件あると把握しているが、利用希望はないと聞いている。また、相談件数は例年200件ほどであり、その中で緊急搬送となったものは10件程度ある。なお、災害時には電話で安否確認を行っているとの答弁がありました。  次に、社会福祉協議会で行っている高齢者生きがい活動支援事業では、どのような事業を行っているのかとの質疑に対して、60歳以上の高齢者の方に対して、教育講座、スポーツ、趣味活動の事業を展開しており、10種の教室がある。水泳や健康体操など、例年1,000名程度の方が利用しているとの答弁がありました。  次に、高齢者外出支援として、hanicaグランドパス65の購入助成を行っているが、新年度から始まるタクシーや電車などの公共交通機関も対象にするとのことだが、どのような方法で行うのかとの質疑に対して、今回、移動手段としてタクシーと電車を加えるもので、タクシーについてはタクシー事業者の協力により、町で発行する乗車券でタクシーを利用してもらった後、タクシー事業者から請求していただくという形で補助金の交付をしようと考えている。電車については、定期券の購入やIC型カードをチャージしていただいた後、後払いということで1年間4万円を限度に補助をするよう考えているとの答弁がありました。  次に、生活部こども課の所管部分についてであります。  乳幼児の絵本プレゼントで、子育て支援センターへ絵本をとりに行かれていない方はどれぐらいいるのか、また、その方たちへの対応はどのようにしているのかとの質疑に対して、平均で80%から85%の方が子育て支援センターに絵本をとりに来ている。乳幼児用の絵本プレゼントは1年間有効であるが、期限後にとりに来られた方にも配布している。本をとりに来られないし、健診なども受けていない場合は、保健センターと情報共有しながら声かけなどをさせていただくよう対応しているとの答弁がありました。  次に、留守家庭児童育成室では、特別支援の必要な子どもが増えてきたと聞くが、職員への研修などは実施しているのかとの質疑に対して、支援対応の研修を実施している。また、教育委員会で特別支援児の対応に関する講演会等を開催しているので、職員には参加するよう案内しているとの答弁がありました。  次に、家庭児童相談員への相談で、29年度は1,313件、30年度1,679件あるが、何かあった場合に家庭訪問はどのような体制で行うのかとの質疑に対して、家庭児童相談員については、訪問やケース会議等に対応する専門職として臨時職員2人を配置している。住民や民生委員から通報があれば、48時間以内に安全の確認をすることになっているが、学校、施設とつながっている場合は、親や子どもの状況を一旦聞いて、どのような対応がベストかを把握した上、訪問するようにしている。訪問は基本的に相談員2人で行うが、こども課職員も一緒に対応している。現在、年間100件ぐらいの家庭を支援しており、件数は昨年と同じぐらいだが、解決が困難な家庭が増えてきているとの答弁がありました。  次に、電子母子手帳はどのように案内を行っていくのかとの質疑に対して、母子手帳の交付、出生届が出されたときに案内をしていく。電子母子手帳に、母親の健康管理を入力できるので、そこから始めていただければと考えている。子どもが小学校に入るまで、健康管理等も入力できるので、チラシ等で案内を行っていきたいとの答弁がありました。  電子母子手帳の個人情報保護への対応は、また、新たに母子手帳をもらう人だけが対象なのかとの質疑に対して、個人情報については、アプリ利用時に名前はニックネーム、住所は郵便番号までの入力となっており、名前、住所については入力する必要がないので、個人情報が漏れるおそれはないと考えている。電子母子手帳は小学生の子どもがいる方でも使えるので、母子手帳の交付や出生届を出された方以外の方にも啓発していきたいとの答弁がありました。  次に、まちづくり部の所管部分のうち歳入と、まちづくり部上下水道課所管部分についての質疑はありませんでした。  次に、まちづくり部建設課の所管部分についてであります。  交通安全施設の整備工事費で、カーブミラー設置等についてPTAや自治会から要望は何カ所あるのかとの質疑に対して、カーブミラーは30年度は伏見台と若葉に2基設置している。また、区画線については、町道の木津東山線、松尾台2号線及び南田原線に設置している。場所については、当年度の要望に応じて担当課と協議し、予算の範囲内で設置していくとの答弁がありました。  次に、昨年の台風や大雨では、迂回路としてつくった木間生旭ヶ丘線が通行どめとなったが、今後の対応などの考えはとの質疑に対して、木間生旭ヶ丘線は工事当初よりも木も大きくなっていることから、倒木や土砂崩れが発生している。道路の設置目的等も勘案して、今後、職員による点検をする中で、危険箇所の洗い出しなど対応していきたいとの答弁がありました。  次に、道路維持管理費において、自転車や徒歩での巡回は行っているのか、また、住民から危険箇所をスマートフォンのアプリを使用して報告するシステムがあるが、導入する考えはとの質疑に対して、道路維持管理のパトロールは担当職員によって町内全域を月に3回のペースで巡回しており、場所によっては徒歩での点検も行っている。アプリを使っての通報システムは、導入他市でも利用は少ないと聞いている。現在も道路、公園に関しては緊急を要する場合には、休日に役場へ電話が入れば担当へ連絡が入る体制をとっており、今すぐアプリを導入する考えはないとの答弁がありました。  次に、地籍調査はあとどのぐらいの地域が残っているのかとの質疑に対して、31年度は柏原地区を実施する。その後、杉生地区と広根、猪渕地区などを実施する予定としており、34年度には現地調査が終わり、36年度に登記完了の予定となるとの答弁がありました。  次に、町内の公園は年2回除草を行っているが、盆前に草が伸びているので、もう一回実施することで公園利用者が利用しやすくなると思うがとの質疑に対して、公園の定期除草は年2回を基本としている。財源は一般財源のみである。町内46カ所の公園の維持管理、街路樹の剪定のほか、福祉、教育、ごみ収集などさまざまな施策展開をする中で、公園に使える予算には限りがある。除草時期については、過去の実績や地域の声を聞きながら、維持管理をしている。地域の協力により、よりよい公園管理に努めていきたいとの答弁がありました。  次に、まちづくり部都市政策課の所管部分についてであります。  耐震改修促進事業補助金670万について、町内で耐震改修しなければいけない家屋は何軒あるのか、30年までに何軒改修が済んでいるのかとの質疑に対して、平成28年10月に耐震改修促進計画を作成しており、27年度時点で耐震性がないと判断しているものが1,804件あり、町の補助を使って改修されたものが2件ある。平成30年10月1日時点で実施した住宅土地統計調査の中で、住宅耐震化について推計として数値が上がってくるので、来年度に出てくる件数は減っているのではないかと見込んでいるとの答弁がありました。  補助制度のPRはどのように行っていくのかとの質疑に対して、30年度は広報誌やホームページでPRしてきた。また、危険ブロック塀については自治会長連絡協議会などにも回覧をお願いしてきたので、今後も同様に各種PRを行っていきたいとの答弁がありました。  次に、産業拠点地区の開発区域以外の上下水道施設の整備は31年度で終了するのか、また上水道にかかる水道料金も町が負担していくのかとの質疑に対して、29年度から継続費を組み、効率性や地元への負担軽減ということで場内と一体的に実施しており、町としては負担金として執行している。29年度は設計、30年から31年度に下水道、上水道の工事を計画している。30年度の下水道工事は完了し、現在精算を行っているので、31年度は上水道工事のみの負担金である。また、工事費に対する負担金であるので、上水道の使用料は入っていないとの答弁がありました。  次に、議案第5号 平成31年度猪名川町国民健康保険特別会計予算についてであります。  県補助金の保険者努力支援分が去年に比べて倍になっているが、どのような成果があったのかとの質疑に対して、国の基準が示されており、それに基づき各保険者で努力しているところについて、一定の補助金がもらえるものである。今回の増額の主な要因は、30年度から糖尿病の腎症の重症化予防に取り組んでおり、糖尿病が悪化する可能性がある方に対して町の委託業者が家庭訪問を行っている。その結果、今までの県下31位が25位となっているとの答弁がありました。  次に、一般会計からの繰り入れについて、国からの指導などはあるのかとの質疑に対して、基本的には全国的に法定繰入金以外しないという方向になっている。本町でも法定分だけで、独自の繰入金はない状況であるとの答弁がありました。  次に、今年度の基金はどのぐらいを見込んでいるのかとの質疑に対して、基金については今よりも若干増えると見込んでいる。国保の運営協議会にも諮りながら、保険税については32年度までは据え置きを考えている。また、保健事業として、町全体で医療費がかからないよう、大病になる前に早目に対応するという思いを持ちながら今後も進めていきたいとの答弁がありました。  次に、保険税の滞納について取り組みの状況はとの質疑に対して、滞納繰越分については、29年度は3,000万円、30年度は2,800万円、31年度は2,600万円と年々減ってきている。国民健康保険税だけでなく、ほかの税とあわせてさまざまな徴収努力をしており、特に今年度は預金の差し押さえをたくさん実施している。今後も徴収努力を続けていきたいとの答弁がありました。  次に、議案第6号 平成31年度猪名川町介護保険特別会計予算についてであります。  健康体操教室の教室数は、脳トレ、いきいきサロンはどれぐらい行われているのか、また、教室に参加されない高齢者にはどのように対応していくのかとの質疑に対して、健康長寿体操教室については現在17教室である。いきいきサロンについては14件開催している。脳の健康教室については、29年度は日生公民館で開催していたが、今年度は中央公民館で開催しており、19名が受講している。家から出られないことで転倒などにつながることになるので、こういった集いの場、健康長寿体操、ふれあい・いきいきサロン、脳の健康教室など、予防の活用の場を地域で広げていき、参加いただける状況をつくっていきたいとの答弁がありました。  次に、地域の人材活用ということを国が進めてきたが、現状はどのようになっているのかとの質疑に対して、地域の担い手については、2月に生活支援サポーター養成講座として家事援助や生活援助の研修を日生公民館で開催したところ、26名の応募があり、20名が研修を修了している。この事業は29年度から実施しているが、現在のところ35名が卒業している。町内にはまだ参入の事業者がいないので、今のところ、案内できる事業者はないが、担い手として各地域で活躍していただいているとの答弁がありました。  次に、予算は前年度と同規模同水準で推移しているが、地域の取り組みや介護予防施策によるものなのかとの質疑に対して、介護予防については、一概にはかれるものではない。その効果が介護保険料の軽減に直結するまでには至っていない。また、地域の活力についても今年度から支援員の育成を始めたところであり、効果が出るのは先になる。今のところ、結果として介護保険料は前年度比で抑えられているが、基本的には今後伸びる方向であると想定している。昨年度の伸びが低かったことから、予算額としては同額となっているが、決算ベースで比べると伸びていると見込んでいるとの答弁がありました。  次に、町内で認知症と認定されている方は何人いるのかとの質疑に対して、認知症患者については、介護保険の要介護認定の一要因であり、人数までは把握できていないとの答弁がありました。  次に、認知症高齢者見守り事業委託料には、行方不明になった方の捜索費用などが含まれているのかとの質疑に対して、行方不明になる可能性がある方には事前に見守り登録をしていただき、GPSを貸し出すことにしている。今のところ、GPSを使った捜索はないが、GPSを持っていない方の捜索については警察から連絡が入れば、SOSネットワークにより地域の皆さんの力をかりて捜索をしている。そのため、捜索費用などは含まれておらず、賃借料の一部を利用者の方に負担していただいており、残りの町負担分を予算計上しているとの答弁がありました。  次に、議案第7号 平成31年度猪名川町後期高齢者医療保険特別会計予算についてであります。  広域連合分賦金の事務費分賦金の3億8,821万円はどのような経費として計上しているのかとの質疑に対して、事務費分賦金となっているが、そのほとんどが後期高齢者の保険料で、町が集めた保険料をこの分賦金のうちから支払っているとの答弁がありました。  なお、議案第10号 平成31年度猪名川町水道事業会計予算、議案第11号 平成31年度猪名川町下水道事業会計予算についての質疑はありませんでした。  その後、6議案について採決を行い、いずれも全会一致で別紙委員会審査報告書のとおり可決すべきと決しました。  以上で生活建設常任委員会委員長報告といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 委員長の報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、質疑は終結します。  この際、申し上げます。  議案第4号 平成31年度猪名川町一般会計予算に対しまして、中島孝雄君、山田京子君、福井澄榮君、岡本信司君の連名で、お手元に配付いたしておりますとおり、修正の動議が提出されております。  提出者から簡潔に説明を求めます。  山田君。 ○4番(山田京子君) 修正動議の説明を申し上げます。  議案第4号 猪名川町一般会計予算に対する修正動議について。上記動議を地方自治法第115条の3及び猪名川町議会会議規則第17条第2項の規定により、別紙の修正案を添えて提出いたします。平成31年3月22日、発議者、猪名川町議会議員、中島孝雄、福井澄榮、岡本信司及び山田京子でございます。  修正は、歳出予算、5款1項農業費のうち、道の駅整備事業費138万2,000円を削除いたしたく、所要の修正をするものであります。  修正案を順次説明いたします。  別紙をご覧ください。議案第4号 平成31年度猪名川町一般会計予算の一部を次のように修正いたします。第1条第1項中、101億6,000万円を101億5,861万8,000円に改めます。歳入につきましては、19款繰入金、1項基金繰入金7億8,184万5,000円を7億8,046万3,000円に、したがって、19款繰入金の予算額7億8,184万5,000円を7億8,046万3,000円にし、歳入合計101億5,861万8,000円に改めます。  歳出につきましては、5款1項農業費2億8,384万6,000円を2億8,246万4,000円に、したがいまして、5款農林水産業費の予算額2億9,546万5,000円を2億9,408万3,000円にし、歳出合計予算額101億6,000万円を101億5,861万8,000円に改めます。  なお、この予算額の修正に伴う予算説明書の修正は、参考に記載のとおりでございますので、お目通しをいただきますようお願いいたします。  続いて、提案理由を申し上げます。  道の駅整備計画、いわゆる移転案については、反対の立場をとっております。昨年11月20日、温浴施設が追加された基本計画が示されました。その基本計画を大前提とし、12月議会では用地取得費とし、5億6,500万円が債務負担行為補正されました。これまでいながわ創生対策特別委員会において町のリスクについて質疑を繰り返し行ってまいりましたが、要求水準が未定ということで具体的な回答が得られておりません。今回、予算計上されている道の駅整備事業費は、道の駅整備PFI事業者選定委員会の設置などにかかる費用であり、同委員会設置条例案を見ましても会議は非公開であり、ここで決められたことのプロセスすらもわからないことになっております。  従前から申し上げておりますような残債がゼロになる賃料設定や、補償金などの提案は全く受け入れられず、基本計画に示されたとおり事業を進めようとされているのだと感じます。町の投資はおよそ15億円だという声もありますが、20年後まで事業が順調に継続した場合に初めて町負担は15億円と言えるのであり、確約されたものではありません。施設整備完了の時点では、町は42億円の投資をしているということです。およそ100億円の予算規模の本町がその42%の投資をするということであり、これは多大なリスクをはらんでいると言わざるを得ません。町のリスクは住民のリスクです。町税による総額42億円の事業が将来猪名川町民の負担とならないためにも、修正案を提出いたします。  最後に、議員の皆様には、改めて良識のある判断をしていただきたくお願いを申し上げ、説明とさせていただきます。 ○議長(肥爪勝幸君) 説明は終わりました。  これより本修正案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、質疑は終結します。  これより討論に入ります。(「・・・さい、済みません」と呼ぶ者あり)  討論は、原案及び修正案に対して一括して行います。(「議長」と呼ぶ者あり)  まず、修正案について討論を行います。  修正案に反対者の発言を許します。(「議長、耳が悪いんですか」「議長」と呼ぶ者あり)静かにしてください。  石井君。(発言する者あり)傍聴の方は静かにしてください。  石井君。 ○10番(石井洋二君) おはようございます。  それでは、議案第4号 平成31年度一般会計予算に対する道の駅整備事業費の減額修正案に反対の立場で討論いたします。  全国に道の駅は1,145カ所ありますが、国において道の駅は、地方創生を具体的に実現していくための極めて有力な手段としており、国土交通省では、平成26年度より関係機関と連携して地方創生の核となる特にすぐれた企画を選定し、重点的に応援する重点道の駅の取り組みを実施しています。  重点道の駅に対する支援内容は、道路区域内の駐車場、休憩施設、トイレ、道路情報提供施設などの施設整備にあたっては、直轄道路事業及び社会資本整備総合交付金などの重点配分などによる国土交通省の支援が見込めるというものです。平成30年度、この重点道の駅の企画提案に応募したところ、地方創生や地域活性化に対してのすぐれた提案として、重点道の駅候補に道の駅いながわが選ばれました。道の駅いながわ機能拡大プロジェクトの現進捗段階での重点道の駅候補は非常にまれであるということも聞いております。それだけすぐれた計画であり、国からも期待されているということは間違いありません。  重点道の駅候補になったことにより、今後、国土交通省近畿地方整備局により協議会を設置していただけるとともに、本計画に対する相談であったり、本町が抱える課題解決に向けた支援、また、補助金など有効な制度活用などについて助言が受けられるとのことです。  平成31年3月号広報いながわに温泉施設や子育て関連施設も計画している新しい道の駅いながわの概要が示されたところ、温泉ができるのはうれしい、楽しみにしているなど、多くの反響も出ています。川西市、伊丹市、宝塚市、池田市、能勢町や豊能町からも猪名川町の道の駅目当てに人が集まってくるのではとか、ニュータウンの方々からも、近くにそんな施設ができるのは大変うれしいなどの声も聞いています。  さて、平成31年度猪名川町一般会計予算案の修正案が提出された提案理由が述べられ、残債がゼロになる賃料設定や補償などの提案は全く受け入れられなかったと修正案の提案理由の中で述べられていますが、そもそもこの計画でリスクを負うのは、町側というよりもむしろ事業者側のリスクのほうが大きいのであって、残債がゼロになる賃料設定や補償などの提案は全く現実性のないものであり、到底民間事業者は受け入れることはできず、官民連携の趣旨に反するものであり、交渉は成り立ちません。官民連携はウイン・ウインの関係にならねばならず、町サイドだけが補償されるなど論外です。  また、道の駅整備PFI事業者選定委員会の会議原則非公開は、公募要項の内容が公開前に漏えいすることを防止するためのものであり、非公開は当然であります。  さらに、町負担は確約されたものではないと修正案の提案理由の中で述べられていますが、もちろん、毎年の町の負担額は確約された金額ではありませんし、確約される性質のものでもありません。また、町負担は確約されなければならないのでしょうか。民間事業者は当然、これまでの経験を生かし、道の駅いながわをさまざまな経営手法を駆使し、事業を進めていかれるでしょうし、町としてもさまざまな企画やシティプロモーションで盛り上げ、取り組んでいき、およそ4,600万円と試算されている毎年の実質負担額を少しでも少なくしていくようにしたらいいのではないでしょうか。  また、町側は、20年後に施設整備費にかかっていた毎年の負担は終わり、町は土地を取得し、さらに建物や設備を取得しているのです。20年後には大規模修繕費の支出を踏まえても将来的には町負担額を上回る収益が見込まれています。ですから、これは、消費しているのではなく、完全に次世代への投資です。次世代の方がこの土地や建物、設備を生かし、利益を生み、町の活性化を行っていくのです。  さらに、道の駅いながわという施設ができることによって、多くの相乗効果が期待できます。温泉ができるのはうれしいという声にあるように、1カ月に1度でも温泉に入り、ゆっくりできたら、どれだけ疲れがとれ、生活が豊かなものとなるでしょうか。子育て関連施設ができることによって、子育て期間がどれだけ豊かなものになるでしょうか。  このように、農業振興のほかにも高齢者福祉や住民福祉の向上に大きく貢献します。このような数字にあらわれない相乗効果がたくさん生まれてきます。国は、道の駅自体が目的地、すなわち観光地となるゲートウエイ型及び地域の元気をつくる地域センター型を推進しており、新しい道の駅いながわはまさにそのような施設と言うことができます。
     これといった観光地のない猪名川町の活性化を考えるなら、最善の手段であり、これくらいの規模や機能があって当然です。新しい道の駅いながわができることにより、交流人口も間違いなく増加するでしょう。それによって、猪名川町を知っていただくことになり、定住促進にもつながっていきます。人口減少に歯どめがかかり、町の活性化に大きく貢献することになります。産業拠点地区で働かれる多くの方も道の駅いながわを利用されることになるでしょう。  修正案の提案理由では、町のリスクは住民のリスクとおっしゃっていますが、今できることを行い、将来のリスクに備えると言ったほうがよいのではないでしょうか。さらに、修正案の提案理由では、施設整備完了時点では、町は42億円の投資をしており、およそ100億円の予算額の本町がその42%の投資をすることであり、これは多大なリスクをはらんでいると言わざるを得ないと提案理由の中でおっしゃっていますが、この表現と理解は明らかに間違っており、施設整備完了時点で町は42億円の投資をしているのではありません。あくまで資金は民間事業者側が用意するのであって、債務負担行為は行いますが、投資は20年かけて行うのであって、1年当たりにするとおよそ1億9,000万円ぐらいになると思います。ですから、100億円の予算額の本町が施設整備完了時点で42%の投資をしているのではなく、土地代は別として、100億円の予算額の本町が1.9%の投資を20年にわたり行うのです。さらに、民間事業者から町に入る収入を踏まえると100億円の予算額の本町が0.46%の実質負担を20年にわたり行うということなのです。  猪名川町の将来を心配され、一般会計予算の減額修正案を提出されているわけですが、提案理由は到底理解できるものではありません。  そのほか、1人当たり約5万円の多大な負担ということがほかのところでも出ていましたが、1人当たりの負担は1年間で見るとおよそ2,500円であり、これを多大と言うのでしょうか。これを多大と言うなら、行政はほとんど何もすることはできません。  今回、一般会計予算の減額修正案を提出された本町の一般会計における債務は非常に少なく、平成29年度決算での実質的な債務状況をあらわす本町の実質公債費比率は1.5%であり、全国1,741団体中155番目に少ない団体で、財政状況の健全性を見ることができます。また、基金からの繰り入れについても経常的事業費を賄えないことによる基金からの繰り入れではなく、重点的に取り組むこととされている各事業への財源調整のためであり、基金残高の状況を見ても全国水準や県下平均を上回っており、財政規模から見た基金保有の状況は適正であると言えます。  今後、産業拠点地区の整備に伴う税収増が見込めるなど、自主財源の確保にも取り組んでおり、中長期的な視点を持って町財政の健全運営が図られています。道の駅いながわ機能拡大プロジェクトを進めることが町のリスクや住民のリスクではなく、今できることを行わないことこそ、将来に対するリスクであり、本計画は猪名川町地域創生総合戦略に合致し、将来のリスクに備え、町の活性化に貢献できるもので、パブリックコメントや住民説明会なども積み上げられており、今回提出された平成31年度猪名川町一般会計予算に対する減額修正案の提案理由は、さきに述べたように到底理解できるものではなく、反対といたします。議員各位のご賛同のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 次に、修正案に賛成者の発言を許します。  岡本君。 ○1番(岡本信司君) 議案第4号に対する修正動議に賛成の立場で討論いたします。  道の駅整備事業、言葉をかえれば、道の駅を南田原へ移転する計画については、多額の税金を20年にわたって義務的な経費として支出する計画にもかかわらず、いまだ温浴施設や子育て支援機能を付加した新たな計画について、説明会やパブリックコメントを行うなど町から町民に十分な説明や情報提供、意見聴取がなされておりません。また、当初の計画に対して行われた説明会やパブリックコメントでも多くの町民から反対意見が出ておりました。住民の意見を無視して計画が進められているとの声も聞こえてきます。  このような状況のもと、私は民意を十分把握できていない中で事業が進められていると考えています。かねがね、道の駅いながわの機能拡充について、将来にわたり持続可能な行政運営を進めていくためには、猪名川町の身の丈に合った機能拡充であるべきだと主張してきました。交通渋滞の課題に対しても、これまでの町の説明では新たな交通渋滞を引き起こす危惧があり、課題解消の明確な糸口は見えていません。私どもの万善の左折レーン増設案の提案に対しても前向きな答弁が返ってきません。私たちは、その姿が見えずして、無責任に猪名川町道の駅整備PFI事業者選定委員会設置に伴う道の駅整備事業に賛同することはできません。  町内にある商業施設にも空き店舗が目立つようになってきました。町の体力は、今の状況がずっと続くわけではありません。道の駅の野菜や果物にも他府県産のものや外国産のものが増えてきました。町民は、税金で温浴施設を整備することを望んでいるのでしょうか。求められているのでしょうか。拙速に事が進められています。これは施設を移転、整備しようとしている地元だけの問題ではありません。だから、全町民への十分な説明や意見聴取の必要性を訴えているわけであります。  急ぐ必要はありません。民意を十分把握した上で決定されるべきものと考えます。今、予算計上する必要性はなく、かえってこのことが混乱を招くことになりかねません。大きな事業を進めるときにこそ、丁寧に、広く町民らの声を聞き、異論を取り込みながら進める度量が必要で、そのことが将来に禍根を残さず、住民の益につながると信じます。  最後に、二元代表制の一翼を担う議員として、その本分を全うし、賢明な良識ある判断をお願いしまして、修正動議への賛成討論といたします。議員各位のご賛同をお願いいたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 次に、原案について討論を行います。  原案に反対者の発言を許します。  下坊君。 ○15番(下坊辰雄君) 日本共産党議員団を代表いたしまして、今回提出されました新年度予算、議案第4号 2019年度一般会計予算に反対の立場で討論を行います。  本年10月から消費税が2%導入される予定でもあります。これ以上消費税を増税は認めることはできません。消費税導入されてから30年が経過をいたしました。消費税導入税収は372兆円、同時期に企業、そして富裕層の法人税は290兆円もの減税を行っていることに対しては許すことはできません。  一方では、年金など社会保障の改悪は連続して行われております。社会保障の財源の確保のためと称し、全くのまやかしでありました。また、今回も3歳以下、70歳以上の高齢者の負担が多いからといって、1回きりのプレミアム付商品券を発行しようとしているわけであります。  また、3歳から5歳の保育料の無料化、ゼロ歳から2歳までの子どもたちはどうなるのでしょうか。このようなことが新年度予算の中に盛り込まれているために、これ以上町民の皆さんに消費税負担をするような増税は認めることはできません。増税をするなら企業、富裕層ではないでしょうか。  以上を述べまして、議案第4号 2019年度一般会計予算に対しての反対を述べ、日本共産党議員団の反対討論といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  丸山君。 ○7番(丸山 純君) 議長より発言の許可を得ましたので、絆ネットいながわを代表して、議案第4号 平成31年度猪名川町一般会計予算、賛成の立場で討論をいたします。  日本は今、人口減少社会に突入しております。本町においては新名神高速道路が開通し、また、雇用と税収を生み出すプロロジス猪名川プロジェクトも着実に進んでおり、住民の目にも変わり行く猪名川町の姿が見えるようになりました。期待されているところであります。さらに、道の駅拡大プロジェクトについては、農業振興や交流人口の増大などまちの活性化に向け重要な事業であると私は思っております。これらの事業はまさに猪名川町の将来を見据えた重要な政策であり、地域創生のための取り組みでもあります。  このような中、本予算においては各事業につきさまざまな財源確保に努めており、住民生活の満足を向上させるべく、住民ニーズに応え、より健全で持続可能な財政運営に取り組んでおります。特に重要政策であるあらゆる世代の住民が安全で安心して生活できる環境の整備を進めるための積極的予算となっていることに一定の評価をするものであります。  したがって、平成31年度猪名川町一般会計予算は、新名神高速道路を生かした本町の新たなまちづくりの施策展開に対応した予算であると高く評価し、私は本予算に対して賛成といたします。議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(肥爪勝幸君) 次に、原案に反対者の発言を許します。  中島君。 ○12番(中島孝雄君) 議案第4号 平成31年度新年度一般会計予算に対しまして、反対の立場から討論をさせていただきます。  猪名川町新年度予算、一般会計でございますけども、100億6,500万計上されました。非常に大きなもんでございますけども、この予算案の中で、道の駅整備事業費として138万2,000円が計上され、道の駅の事業を請け負う建設選定委員会の人件費として計上されていると思います。100億円以上の予算の中でわずか138万円ではございます。しかし、この138万円からスタートして今後、土地取得代も含めて20年にわたり42億円を負担していくことにつながっていくことになるんです。それも計画どおりに進んで20年後に町の持ち出しが約14億か15億になろうという試算がされておりますけども、もしこれがたくさんの金額が必要ということになったときに、気がつけばやめるにやめれない事業になっていくことを非常に危惧しております。なぜなら、一度進めると途中でとめることができないのがまた行政でもございます。  この事業計画案に対して、非常に安い投資ではないかというような話も出てき、また、聞こえたりもしておりますけども、今現在、本町の予算は、財政運営は、基金を取り崩して運営されておるんです。基金がないと運営できないんです。その状況の中で、もう底も見え始めておるこの基金状態の中で、血税を投下していくという計画でございます。  そして、20年後になっても別に黒字になるわけでは、そういう計画ではないんです。ここは一度立ちどまって、町民の将来の負担とならないように一考の余地があると思っております。その費用が計上されている議案第4号について、この予算案に反対をする次第でございます。議員各位もどうかご賛同のほどよろしくお願いをいたしまして、反対討論といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 以上で、通告による討論は終わりました。  それでは、討論は終結いたします。  これより議案第4号 平成31年度猪名川町一般会計予算を採決いたします。  まず、中島孝雄君、山田京子君、福井澄榮君、岡本信司君の連名で提出された議案第4号 平成31年度猪名川町一般会計予算の修正動議について採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本修正動議に賛成の方の起立を求めます。                 〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(肥爪勝幸君) 起立少数であります。  よって、修正動議は否決されました。  次に、原案について採決いたします。  原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(肥爪勝幸君) 起立多数であります。  よって、議案第4号 平成31年度猪名川町一般会計予算は、原案のとおり可決されました。  議案第5号 平成31年度猪名川町国民健康保険特別会計予算、議案第6号 平成31年度猪名川町介護保険特別会計予算、議案第7号 平成31年度猪名川町後期高齢者医療保険特別会計予算、議案第8号 平成31年度猪名川町農業共済特別会計予算、議案第9号 平成31年度猪名川町奨学金特別会計予算、議案第10号 平成31年度猪名川町水道事業会計予算、議案第11号 平成31年度猪名川町下水道事業会計予算、以上7議案の討論に入ります。  討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、討論は終結します。  これより議案第5号、議案第6号、議案第7号、議案第8号、議案第9号、議案第10号、議案第11号、以上7議案を一括して採決します。  本案についての委員会審査報告は、いずれも原案のとおり可決するものと決したということでございます。  お諮りします。  以上7議案は、委員会審査報告のとおり決することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) 異議なしと認めます。  よって、議案第5号 平成31年度猪名川町国民健康保険特別会計予算、議案第6号 平成31年度猪名川町介護保険特別会計予算、議案第7号 平成31年度猪名川町後期高齢者医療保険特別会計予算、議案第8号 平成31年度猪名川町農業共済特別会計予算、議案第9号 平成31年度猪名川町奨学金特別会計予算、議案第10号 平成31年度猪名川町水道事業会計予算、議案第11号 平成31年度猪名川町下水道事業会計予算、以上7議案は、原案のとおり可決されました。  それでは、ただいまから11時45分まで休憩とします。                 午前11時37分 休憩                 午前11時45分 再開 ○議長(肥爪勝幸君) 休憩を閉じ、会議を再開します。              ──────────────── ◎日程第2 議案第19号~議案第23号 ○議長(肥爪勝幸君) 日程第2 議案第19号 猪名川町地域経済牽引事業の促進のための固定資産税の課税免除に関する条例の制定について、議案第20号 猪名川町道の駅整備PFI事業者選定委員会設置条例の制定について、議案第21号 猪名川町個人情報保護条例及び猪名川町情報公開条例の一部改正について、議案第22号 職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第23号 猪名川町事業所等誘致条例の全部改正について、以上5議案を一括して議題とします。  本案は、去る2月20日の会議において、総務文教常任委員会に審査を付託しましたが、その審査が終わり、委員会審査報告書が提出されましたので、お手元へ配付しております。  総務文教常任委員長の報告を求めます。  総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(西谷八郎治君) それでは、総務文教常任委員会委員長報告をいたします。  総務文教常任委員会は、去る3月4日、5日及び6日に委員会を開き、本委員会に付託されました議案第19号 猪名川町地域経済牽引事業の促進のための固定資産税の課税免除に関する条例の制定について、議案第20号 猪名川町道の駅整備PFI事業者選定委員会設置条例の制定について、議案第21号 猪名川町個人情報保護条例及び猪名川町情報公開条例の一部改正について、議案第22号 職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第23号 猪名川町事業所等誘致条例の全部改正について、以上5議案について審査しました。その審査の概要について、各委員からの質疑と執行者の答弁を中心に報告をします。  初めに、議案第19号 猪名川町地域経済牽引事業の促進のための固定資産税の課税免除に関する条例の制定についてであります。  課税免除の承継について、相続、合併、または譲渡等の事由によると書かれているが、この「等」とは何を含んでいるのかとの質疑に対し、基本的には相続や現在の事業を継続する場合に承継できるという規定になっており、その他の限定できない事由について「等」という言葉を使用しているとの答弁がありました。  次に、議案第20号 猪名川町道の駅整備PFI事業者選定委員会設置条例の制定についてであります。  まず、学識経験者や専門知識を有する者以外に町長が必要と認める者という規定があるが、どのようなメンバーを想定されているのかとの質疑に対して、委員の構成で、町長が認めるその他の者については、行政職員で兵庫県から1名と町内部から1名の2名程度を想定しているとの答弁がありました。  次に、本条例の目的は透明性を確保することと書かれているが、会議を原則非公開とする理由はとの質疑に対して、透明性の確保とは、町内部の委員のみで決定するのではなく、有識者や外部の方を加えることで透明性を確保していくという意味である。また、非公開については、今後、事業者選定のための公募を予定しているが、公募資料等の検討段階における募集内容や要件部分を事前に公開することは、逆に公平性や公正さを欠くおそれがあるため、原則非公開としている。ただし、その議事内容によって、委員会の中で問題ないという判断があれば、一部公開することも想定しているとの答弁がありました。  次に、会議の公開を選定委員会で決定した場合の公開方法はとの質疑に対して、公開、非公開については、手法も含めて選定委員会で決定することが前提だが、議事内容によっては会議そのものの公開も考えられ、また、事業者が決定した後は時期を見て議事録を公開することもあり得ると考えているとの答弁がありました。  次に、委員の任期は町が事業者と最終的に事業契約を締結するまでかとの質疑に対して、事業者選定後の事業契約は20年間の長期間であり、契約内容についても十分精査する必要があることから、選定委員会で事業契約内容についても審議いただき、場合によっては有識者会議へも諮りながら、問題のない形で最終契約するまでと考えているとの答弁がありました。  次に、委員会を6回程度開催するとのことだが、どれぐらいの期間を見込んでいるのかとの質疑に対して、6回程度とは、他市町のPFIの選定事例等をもとに、ある程度の議事の期間を踏まえながら想定したもので、場合によっては回数の増減もあり得ると考えている。現在の予定では、31年度末には公募の準備を進め、32年度中に最終的な事業契約の締結を考えているとの答弁がありました。  次に、議案第21号 猪名川町個人情報保護条例及び猪名川町情報公開条例の一部改正についてであります。  取り扱いの制限についての規定中、改正条例では宗教という文言がなくなっているが、宗教は対象から外れたのかとの質疑に対して、宗教に関しては、用語の定義において要配慮個人情報と定義づけられた中の「信条」もしくは「その他本人に対する不当な差別、偏見その他の不利益が生じないように」という部分から解釈できるものと考えているとの答弁がありました。  次に、議案第23号 猪名川町事業所等誘致条例の全部改正についてであります。  まず、転入奨励金について、5年を経過する日前に本町の住民でなくなったときは奨励金の全部もしくは一部の返還を命ずることができるとしているが、転勤など自己都合によらない場合は免除されるのかとの質疑に対して、転入奨励金の返還は、転出事由はいろいろあろうと思うが、途中で転出した場合には原則として全部または一部を返還してもらう。返還を命ずることができるという表現は、転出してそのまま身元がわからなくなるような場合などを想定したものであるとの答弁がありました。  次に、本社が東京や大阪にある会社が町内に事業所を設置する場合も本条例は適用されるかとの質疑に対して、本社の所在地にかかわらず、町内に進出された企業に対して適用される制度であるとの答弁がありました。  なお、議案第22号については、質疑はありませんでした。  次に、議案第20号 猪名川町道の駅整備PFI事業者選定委員会設置条例の制定についての討論についてであります。  採決に先立つ討論では、反対討論として、道の駅整備事業については、全町民への十分な説明や情報提供を行われておらず、民意を十分把握できていない中で選定委員会を設置するのは時期尚早であると考えることから、本条例には反対するとの討論がありました。  その後、採決を行い、議案第20号については賛成多数で、議案第19号、議案第21号、議案第22号、議案第23号については全会一致で、別紙委員会審査報告書のとおり可決すべきものと決しました。  以上、委員長報告といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 委員長の報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、質疑は終結します。  これより議案第20号 猪名川町道の駅整備PFI事業者選定委員会設置条例の制定についての討論に入ります。  討論の通告がありますので、反対者の発言を許します。  岡本君。 ○1番(岡本信司君) 議案第20号 猪名川町道の駅整備PFI事業者選定委員会設置条例の制定に反対の立場から討論します。
     本議案は、提案理由にありますように、道の駅整備をPFI方式で実施するにあたり、事業者選定等の手続を円滑に行うために選定委員会を設置することを目的に制定するものであります。道の駅いながわ活性化基本計画は、多額の税金を20年にわたって義務的な経費として支出する計画にもかかわらず、いまだ温浴施設や子育て支援機能を付加した新たな計画について、全住民を対象とした説明会やパブリックコメントを聞くなど、十分な説明や意見聴取が行われておりません。また、さきの我が会派の代表質問に対しても否定的な答弁に終始しました。このような状況のもと、私は民意を十分把握できていない中で提案の委員会を設置するのは時期尚早であり、この計画は情報の積極的公開と住民の参加のもと検討されるべき問題だと考えます。  よって、この制定に反対するものであります。議員各位の賛同をお願いいたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 次に、賛成者の発言を許します。  石井君。 ○10番(石井洋二君) それでは、議案第20号 猪名川町道の駅整備PFI事業者選定委員会設置条例の制定について、賛成の立場で討論します。  今回の猪名川町道の駅整備においては、昨年の11月に基本計画がまとまり、12月議会においては用地購入費に係る債務負担行為が既に可決されております。現在は、地権者交渉を行うなど、鋭意事業が進められているところであります。  このような中、今回のPFI事業者選定委員会設置条例は、PFI法に基づいて事業を実施していくための手続を定めた条例であり、特に要求水準など公募資料の作成や民間事業者の選定にあたり、競争性、公平性、透明性を確保していくためには早期に本条例を制定し、次のステップへと進めていく必要があることから賛成とするものです。  議員各位のご賛同のほどよろしくお願いをいたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 以上で通告による討論は終わりました。  それでは、討論は終結します。  これより議案第20号を採決します。  この採決は、起立によって行います。  本案についての委員会審査報告は、原案のとおり可決すべきものと決したということでございます。本案は、委員会審査報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(肥爪勝幸君) 起立多数であります。  よって、議案第20号 猪名川町道の駅整備PFI事業者選定委員会設置条例の制定については、原案のとおり可決されました。  次に、議案第19号 猪名川町地域経済牽引事業の促進のための固定資産税の課税免除に関する条例の制定について、議案第21号 猪名川町個人情報保護条例及び猪名川町情報公開条例の一部改正について、議案第22号 職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第23号 猪名川町事業所等誘致条例の全部改正について、以上4議案の討論に入ります。  討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、討論は終結します。  これより議案第19号、議案第21号、議案第22号、議案第23号、以上4議案を一括して採決します。  本案についての委員会審査報告は、いずれも原案のとおり可決すべきものと決したということでございます。  お諮りします。  以上4議案は、委員会審査報告のとおり決することにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) 異議なしと認めます。  よって、議案第19号 猪名川町地域経済牽引事業の促進のための固定資産税の課税免除に関する条例の制定について、議案第21号 猪名川町個人情報保護条例及び猪名川町情報公開条例の一部改正について、議案第22号 職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第23号 猪名川町事業所等誘致条例の全部改正について、以上4議案は、原案のとおり可決されました。              ──────────────── ◎日程第3 議案第24号 ○議長(肥爪勝幸君) 日程第3 議案第24号 猪名川町敬老祝金条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、去る2月20日の会議において、生活建設常任委員会に審査を付託しましたが、その審査が終わり、委員会審査報告書が提出されましたので、お手元へ配付しております。  生活建設常任委員長の報告を求めます。  生活建設常任委員長。 ○生活建設常任委員長(加藤郁子君) それでは、生活建設常任委員会委員長報告をいたします。  生活建設常任委員会は、去る3月7日、11日に委員会を開催し、本委員会に付託されました議案第24号 猪名川町敬老祝金条例の一部改正について、審査を行いました。  審査は、詳細説明の後質疑を行い、その後、採決では全会一致で別紙委員会審査報告書のとおり可決すべきものと決しました。  以上、報告といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 委員長の報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、質疑は終結します。  これより議案第24号 猪名川町敬老祝金条例の一部改正についての討論に入ります。  討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、討論は終結します。  これより議案第24号を採決します。  本案についての委員会審査報告は、原案のとおり可決すべきものと決したということでございます。  お諮りします。  本案は、委員会審査報告のとおり決することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) 異議なしと認めます。  よって、議案第24号 猪名川町敬老祝金条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。              ──────────────── ◎日程第4 請願第1号 ○議長(肥爪勝幸君) 日程第4 請願第1号 75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する請願を議題とします。  本請願は、去る2月20日の会議において、生活建設常任委員会に審査を付託しましたが、その審査が終わり、委員会審査報告書が提出されましたので、お手元へ配付しております。  生活建設常任委員長の報告を求めます。  生活建設常任委員長。 ○生活建設常任委員長(加藤郁子君) それでは、生活建設常任委員会委員長報告をいたします。  生活建設常任委員会は、去る3月7日、11日に委員会を開催し、本委員会に付託されました請願第1号 75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する請願について、審査を行いました。  審査の概要について報告します。  採決に先立つ討論では、反対討論として、超高齢化社会となり、社会保障費や医療費の財源を考える際に、75歳以上の医療費2割化も選択肢の1つであることから反対であるとの討論がありました。  次に、賛成討論として、今後、高齢者が増加していく中で、防衛費や法人税の見直しにより財源の確保はできることから、賛成であるとの討論がありました。  その後、採決を行い、請願第1号について、賛成少数で、別紙委員会審査報告書のとおり不採択すべきものと決しました。  以上、委員長報告といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 委員長の報告は終わりました。  これより委員会審査報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、質疑は終結します。  これより請願第1号 75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する請願の討論に入ります。  討論の通告がありますので、本請願を採択することに賛成者の発言者を許します。  池上君。 ○13番(池上哲男君) 私は、請願第1号 75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する請願に賛成の立場から討論をいたします。  この内容につきましては、昨年12月議会でも請願者は違いますけれども、趣旨としては同様な趣旨の請願が出されました。私、その場でも討論をさせていただきましたが、今回提出されている、提出者が違いますけど、内容的にはやはりこの2割負担、2割化に反対してほしいという内容です。  よって、前回と同様な討論になろうかとは思いますが、ただ、委員会では私が後攻、反対者が先攻でした。今度、本会議場になりますと私が先攻になりますので、かみ合った討論を交わすために、ちょっと詳しく説明をするところもあろうかと思いますが、お昼回ってますけれども、ご了承をお願いしたいと思います。  今の景気等々、政府も下降方向というのを認めました。この間の物価高騰、これは景気がよくて高騰じゃなくて、猪名川町の地方消費税交付金も減額してる。それはやはりガソリン等油の高騰によっていろんなところに波及している。買い物行かれても今までと同じ値段でも量が減ってるっていうのはもう、買い物行かれた場合によく思うところだと思いますが、そういった物価の高騰やら景気の状況、高齢者はダイレクトに受けます、収入源ていうのは大体年金のみになっておりますので。  これまでにも経験したことないという高齢化の進展、これは見られますけれども、一方で、私どももこれまでにも経験のしたことない法人税減税、先ほどの消費税の反対討論でもありましたが、と、その分がそっくり内部留保に積み上がって、現在、420数兆円かな、莫大な額が積み上げられてます。それは、労働者にはほとんど還元されない状況の中で積み上がって行き場がなくなっとる、こんなような状況です。  次に、これまでも社会保障がいろいろ削減されてきました。その上に今回の負担増に対しては、医療関係者、いろんな団体ありますが、医師会、歯科医師会、保険医協会、これらの医療関係者こぞって反対しております。この医療関係者というのは、命を守るプロです。命を守るプロが今までは政治的にもいろんなスタンスを持っておる団体もありますが、しかし、命を守るという点においては、イデオロギーや信条、そんなもの等超えたところにある。そういうことで、医療関係者はこぞってこの負担増に反対しております。前回出ました保険医協会につきましては、県内で7,300人の先生が加盟しております。そういった先生方が反対してる。何で反対するかというと、病院の前でちゅうちょしてしまう、医療抑制が起こることはもう間違いないというのがその主な理由です。医療を守る立場として、医療抑制することはかえって重篤化を招き、ひいては医療費の高騰につながっていきます。先ほども猪名川町医療健康診断、これらによって健康増進、長寿、健康で長生きということを標榜しておりますが、まさにこの受診抑制を起こせば重篤化し、これに逆行する、医療費が増えていく、こういったことにつながります。  前回の討論としまして、全国後期高齢者医療広域連合協議会という団体、私もこの当時はこれわかりませんでした。そのときの討論者はよく勉強されて調べられたなと感心をするところでありますが、その討論の内容が、最後に結んでますが、制度の改正等を行う場合、その見直しの内容及び必要については、広域連合及び市区町村へ早急に情報提供を行い、国は十分な周知期間を設け、被保険者に対し丁寧な説明を行うこととなっており、その動向を見守りたいという討論でした。その前の委員会では、国が決まっていないということもありましたけれども、言ってましたけども、そういったのはもう討論の内容は使ってほしくないということも申し上げました。  この内容ですけれども、私は、この前段になってるのは何かというと、この団体もこの負担増は反対しております。反対して国はしかるべき措置をとれと、財政的な面でもしっかりとこの制度を維持することを求めております。そして、いろんな手段を講じて、財政出動して、それでも財政に穴あくよとなった場合はやむなしだけども、その際は説明をしなさいと。この団体の請願の趣旨は、認めてるわけじゃなくて、現体制を、制度を維持してほしいということです。  そういったことですんで、前回の答弁ですんで、ここで改めてそのことを聞くことはないかと思いますけれども、そういったちゃんと制度、趣旨は正確に討論に使っていただきたいということを申し上げておきます。  本町、本議会では、これまでも福祉医療の助成制度について、これ平成29年の6月議会に県の福祉医療制度も改悪されました。区分Ⅱという分け方をして、新たに要介護2以上でなければ福祉医療には該当しないという制度に変えられました。県のデータによると、そのときで2万人の対象者のうち4割の8,000人が切り捨てられるということも私、データに基づいて討論した記憶があります。ただ、そのときの討論の内容として、県の制度ではありますけれども、70億円使って淡路につくったあわじ交流の翼港、これの年間収入は146万円。また、いつも言うことなんですが、但馬空港に毎年1億6,000万円の県民税が使われております、補填のために使われております。こういった無駄を重ねてきた中で、この福祉医療を切り捨てていくということに対して反対の意見を述べさせていただきましたが、その当時は平均寿命が延びているということを理由に反対をしております。  それから、国保の広域化につきましても、国や県による国保財政への支援は強化されてるという請願に対する反対討論がありました。しかし、国は表面上は50%出してます。しかし、一方で要支援というものを勝手につくり、今度は要介護1、2も切り捨てていく、こういった制度にだんだんだんだん中身を変えてきている。支出総額は変わらないからあたかも維持してるように見えますけど、実際のサービスは大幅に削られているのが実態です。こういった点で、もとの費用に戻しなさいと、もとの制度に戻しなさいということも述べました。  あと、年金もそうです。年金につきましては28年と30年にそれぞれ請願が出ておりますが、反対討論としては、50%は公費を支出している、税金を使っていると、月額7万円の年金を出すためには当時の試算では消費税17%以上が必要だということで、一律の引き上げは無理だという討論がありました。私はそのときに、大企業の社会的責任というものをここでは取り上げております。最低年金5万円引き上げるとすれば、1%を大企業が負担するだけだ、こういうことも述べました。要するに、命より重いものはないとよく言われますが、このように社会保障が次から次へと削減されてきて、さらにその上に高齢者の負担増を押しつけるような内容です。  年金は引き下げられ、物価が上がる中で、この負担増で医療を受けられなくなる人があっても、日本人は、日本は資本主義の国だからと、自己責任だと、こう言って片づけられるんでしょうか。私は、一番先に申しました医療のプロ、これがこぞって反対してる、そういった中でも自己責任としてこの議会としてはこの請願は不適切だと判断するのでしょうか。そのことを皆さんに問いたいと思います。  財源につきましても何度も言います。簡単に言います。まずはトランプ大統領に言われて170機のF-35戦闘機購入約束、これは大体1機100億円ほどですから、1兆4,700億円相当、それから、法人税ですね、先ほども出ました。法人税、これは消費税増税からどんどんどんどん減っております。その分が内部留保に積み上げられております。(発言する者あり)そういったところにしっかりと財源を確保するために応分負担をしてもらおうと、命の重みを企業にも責任を持ってもらう。こういうことで4兆円を捻出することはできます。  最後に、最後ちゃう、もう一つは累進課税ですね。高所得者が所得1億円超えると税の負担はがくんと減ります。そんなところにもしっかりと納めていただく、累進課税を徹底する。そして、最後は、やはり防衛費の問題ですが、思いやり予算だけでも4,000億円、払う義務のないものです。そういったものも適正に削減していけば、今回の引き上げは何ら必要のないものであり、財源は十分に確保できます。  要するに、命の重みとこれらの制度、大企業やら軍事費やら、どちらをとるかという、この地方議会に問われた請願であり、私は命の重みのほうをとりたいと思います。よって、賛成の討論といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 次に、本請願を採択することに反対者の発言を許します。  宮東君。 ○8番(宮東豊一君) 私は、請願第1号 75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する請願に反対の立場で討論いたします。  賛成討論者、非常によく勉強されておりまして、大変長かったんですけども、それに全て対応する討論ではございませんけれども、ご了承いただきたいと思います。ちょっと短くまとめてみました。  さきの大戦の前にお生まれになった方は80歳を超えました。大戦中にお生まれになった方は後期高齢者となられて、終戦後にお生まれになった方、いわゆる団塊の世代と呼ばれる方も70歳を超えてまいりました。これらの世代の人たちは、戦後の復興、そして今日の日本経済の屋台骨をつくり、我が国の高度成長期を支えてきてくださいました。そういうことからも、ここにある請願の内容はよくよく理解をするところであります。  賛成討論者の中にもありましたが、昨年12月の392回議会の中でも同じ顔ぶれで賛成討論、反対討論をさせていただきました。その中でも申し上げましたけれども、賛成討論者も言っておりましたが、厚生労働省の中で行われております社会保障審議会の医療保険部会の中でももめているのが現状であります。全国健康保険協会は2割化を推進しておりますが、賛成討論者が申されたように、日本医師会などは大反対をしておるということで、非常に国のほうでも紛糾をしておるというのが現状であります。
     しかしながら、団塊の世代の方が後期高齢者となられるいわゆる2025年問題と呼ばれる時期が来たとき、我が国は、人類がかつて経験したことのない超高齢化時代に突入をいたします。その前に、社会保障費や医療費の財源をどこに求めるのかは大きな課題であり、税金を投入するのか、保険料に乗せるのか、財源をすげかえるのか、また新たなほかの財源をつくり出すのか、早急に答えを出さなければなりません。そんなとき、75歳以上の医療費を2割とする案もその選択肢の1つとして考えるという立場から、本請願には反対といたします。以上です。 ○議長(肥爪勝幸君) 以上で通告による討論は終わりました。  それでは、討論は終結します。  これより請願第1号を採決します。  この採決は起立によって行います。  本請願についての委員会審査報告は、不採択とすべきものと決したということでございます。  お諮りします。  請願第1号 75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。                 〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(肥爪勝幸君) 起立少数であります。  よって、請願第1号 75歳以上の医療費負担の原則2割化に反対する請願は、不採択とすることに決しました。              ──────────────── ◎日程第5 常任委員会の閉会中の継続調査について ○議長(肥爪勝幸君) 日程第5 常任委員会の閉会中の継続調査についてを議題とします。  各常任委員会の所管事務について、それぞれの委員長より、猪名川町議会会議規則第75条の規定により、お手元に配付しています継続調査申出書のとおり、閉会中の継続調査をしたい旨の申し出があります。  お諮りします。  各委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付すことにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) 異議なしと認めます。  よって、各委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付することに決しました。              ──────────────── ◎日程第6 議会運営委員会の閉会中の継続調査について ○議長(肥爪勝幸君) 日程第6 議会運営委員会の閉会中の継続調査についてを議題とします。  議会運営委員長より、猪名川町議会会議規則第75条の規定により、お手元に配付しています継続調査申出書のとおり、閉会中の継続調査をしたい旨の申し出があります。  お諮りします。  委員長より申し出のとおり、閉会中の継続調査に付すことにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) 異議なしと認めます。  よって、委員長より申し出のとおり、閉会中の継続調査に付すことに決しました。              ──────────────── ○議長(肥爪勝幸君) 以上で本日の日程は全て終了しました。  会議を閉じます。  第393回猪名川町議会定例会を閉会します。                 午後 0時25分 閉会 ◎町長あいさつ ○町長(福田長治君) 本日、第393回議会定例会の閉会にあたりまして、一言御礼とごあいさつを申し上げます。  議員各位におかれましては、2月20日から本日までの31日間の長きにわたり、平成31年度一般会計予算を初めとする諸議案につきまして、慎重審議をいただき、全ての議案を原案どおり可決、承認を賜り、まことにありがとうございました。  議案審議及び代表質問、一般質問を通して賜りました数々の貴重なご意見やご提言、さらに、ご要望等につきましては、その意を真摯に受けとめ、今後、十分に検討の上、町政運営の中で反映すべく努力をしてまいる所存でありますので、議員各位のさらなるご支援を賜りますようお願い申し上げます。  また、地方税法の一部改正につきましては、国会の法案成立後、直ちに施行されることが見込まれますので、地方自治法の規定に基づき、関連する猪名川町税条例及び猪名川町都市計画税条例並びに猪名川町国民健康保険税条例のそれぞれの一部改正などにつきまして、専決処分をさせていただきたいと考えておるところでございます。  さて、ことしの冬は、西日本については暖冬でありました。猪名川町でも積雪が少なく、暖かい冬であったことから、4月6日に開催されます桜まつりの桜の開花状況が心配されるところでありますが、町内外からたくさんの皆様にご来場いただき、春の訪れを感じ、楽しいひとときを過ごしていただけたらと願っておるところでございます。  新年度になりますと、ほかにも入学式や兵庫県議会議員選挙などが予定をされております。議員各位におかれましては、健康に十分ご留意をいただき、本町発展のためにこれからもご支援、ご協力、そしてさらなるご活躍をいただきますことをご祈念申し上げ、今期定例会の閉会にあたりましての御礼のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。 ◎議長あいさつ ○議長(肥爪勝幸君) 第393回猪名川町議会定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。  今期定例会は、2月20日の開会以来、本日まで31日間にわたり、新年度当初予算案などの諸案件を審議してまいりました。議員各位のご精励により、ここに今期定例会の閉会を宣言できましたことは、議長として、まことに喜びにたえないところでございます。議員各位を初め理事者各位に対し深く感謝を申し上げますとともに、重ねて心よりお礼を申し上げます。また、理事者各位には、今期定例会において、議員各位より表明されました意見などを尊重され新年度の各施策の実施にあたっては、十分に留意されますことを切に願うところでございます。あわせて、町議会といたしましても、住民福祉の増進のため、議事機関としての役割と責務を果たしていかなければならないことを改めて認識するところでございます。  結びに、議員各位、理事者各位におかれましては、種々のご多用の時期と存じますが、くれぐれもご自愛の上、本町のますますの発展のため、一層のご活躍をされますことを祈念いたしまして、私の閉会のごあいさつといたします。どうもご苦労さまでした。                   署     名  この会議録の正当なることを認め署名する。     猪名川町議会議長   肥 爪 勝 幸     猪名川町議会議員   福 井 澄 榮     猪名川町議会議員   下 坊 辰 雄     猪名川町議会議員   南   初 男...