猪名川町議会 > 2018-06-22 >
平成30年第390回定例会(第3号 6月22日)

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  1. 猪名川町議会 2018-06-22
    平成30年第390回定例会(第3号 6月22日)


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    平成30年第390回定例会(第3号 6月22日)           第390回猪名川町議会定例会会議録(第3号) 平成30年6月22日(金曜日)午前10時 開 議              ───────────────―   1 出席議員(16人)    1番  岡 本 信 司        2番  阪 本 ひろ子    3番  肥 爪 勝 幸        4番  山 田 京 子    5番  加 藤 郁 子        6番  下 神 實千代    7番  丸 山   純        8番  宮 東 豊 一    9番  久 保 宗 一       10番  石 井 洋 二   11番  西 谷 八郎治       12番  中 島 孝 雄   13番  池 上 哲 男       14番  福 井 澄 榮   15番  下 坊 辰 雄       16番  南   初 男 2 欠席議員(な し) 3 説明のため議場に出席した者  町     長  福 田 長 治     副  町  長  宮 脇   修  教  育  長  中 西 正 治     企画総務部長   古 東 明 子
     地域振興部長   橋 本 佳 之     生 活 部 長  中 元   進  まちづくり部長  佐々木 規 文     教 育 部 長  真 田 保 典  消  防  長  奥 田   貢     企画財政課長   和 泉 輝 夫  総 務 課 長  小 山 泰 司 4 職務のため議場に出席した事務局職員  事 務 局 長  岩 谷 智賀子     課     長  澤   宜 伸  主     査  池 田 知 史                  議事日程(第3号) 日程第1  議案第38号 猪名川税条例の一部改正について       議案第42号 猪名川町立幼稚園設置条例の一部改正について 日程第2  議案第37号 猪名川指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準              を定める条例の制定について       議案第39号 猪名川福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について       議案第40号 猪名川放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を              定める条例の一部改正について       議案第41号 猪名川都市公園条例の一部改正について 日程第3  請願第 1号 国民健康保険広域化にあたっての請願       請願第 2号 介護保険の充実を求める請願       請願第 3号 年金の毎月支給に改める意見書の提出を求める請願       請願第 4号 「最低保障年金制度」創設のための意見書提出を求める請願 日程第4  請願第 5号 「小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制              度の堅持」求める請願書 日程第5  常任委員会の閉会中の継続調査について 日程第6  議会運営委員会の閉会中の継続調査について              ────────────────               会 議 に 付 し た 事 件 日程第1〜日程第6 (日程追加) 意見書案第1号 「小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負                担制度の堅持」を求める意見書(案)について              ────────────────                 午前10時00分 開議 ○議長(肥爪勝幸君) これより第390回猪名川町議会定例会第3日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付している日程表のとおりでございますので、ご了承を願います。              ──────────────── ◎日程第1 議案第38号、議案第42号 ○議長(肥爪勝幸君) 日程第1 議案第38号 猪名川税条例の一部改正について、議案第42号 猪名川町立幼稚園設置条例の一部改正について、以上2議案を一括して議題とします。  これら2議案は、去る8日の会議において総務文教常任委員会に審査を付託いたしましたが、その審査が終わり、委員会審査報告書が提出されましたので、お手元へ配付をしております。  総務文教常任委員長の報告を求めます。  総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長西谷八郎治君) おはようございます。  それでは、総務文教常任委員会委員長報告をいたします。  総務文教常任委員会は去る6月12日に委員会を開催し、本委員会に付託されました議案第38号 猪名川税条例の一部改正について、議案第42号 猪名川町立幼稚園設置条例の一部改正について、以上2議案について審査をいたしました。その審査の概要について、各委員からの質疑と執行者の答弁を中心に報告いたします。  初めに、議案第38号 猪名川税条例の一部改正についてであります。  まず、先端設備の基準はとの質疑に対して、それぞれの設備ごとに条件は異なるが、過去のものと比べて1%以上の生産性向上が図られている設備を導入することが条件となっているとの答弁がありました。  次に、生産性1%以上の向上を満たせばいいということかとの質疑に対して、生産性1%以上というのは導入する設備の性能であり、町の導入促進基本計画に基づいて審査する中で労働生産性が3%以上向上することが条件となるとの答弁がありました。  次に、町内の対象企業はとの質疑に対して、経済センサス製造業小売業などの町内674事業所を対象に行っており、その中の半分以下が対象となると考えているとの答弁がありました。  次に、サービス業福祉関係は対象にならないかとの質疑に対して、先端設備を導入する中小企業であれば対象になるとの答弁がありました。  次に、議案第42号 猪名川町立幼稚園設置条例の一部改正についてであります。  まず、つつじが丘幼稚園閉園後の跡地の活用について何か検討しているのかとの質疑に対して、園舎建物が建っている部分は町有地で、園庭と駐車場は能勢電鉄から無償で借りている土地である。跡地利用は今のところ検討はしていないが、教育委員会部局だけでなく町長部局とともに検討し、方向性を決定していくとの答弁がありました。  次に、予想より猪名川幼稚園に行きたい方が増え定員オーバーになった場合はどうするのかとの質疑に対して、入園希望者が定員を超えた場合は抽せんを考えている。猪名川幼稚園では何度か抽せんを実施しており、保護者への説明を行い理解をいただきたいと考えている。抽せんとなった場合では、特別に支援を要する児童や兄弟姉妹が通っているような場合は考慮するが、基本的に園区全体による抽せんとして特定の地域の方を優先することは考えていない。また、抽せんに外れた場合は定員があくまでの間、ほかの町立園に入園してもらうよう説明していくとの答弁がありました。  次に、通園手段はどうするのかとの質疑に対して、通園は2キロを超えた場合は通園の手段を確保するとしている。つつじが丘から猪名川幼稚園は2キロを超えるので、幼稚園バスや人数によりワンボックスやタクシーも含めて検討していくとの答弁がありました。  次に、つつじが丘幼稚園については10年間の暫定園として開園したが、5年延長している。つつじが丘幼稚園だけを判断するのではなく、町全体の幼稚園がどうあるべきかを検討してこなかったのかとの質疑に対して、つつじが丘幼稚園を開園する際にその時点の将来予測に基づいて当面10年ということを決定したものである。現在の状況が当時の将来予測と異なるものとなった場合に修正を加えるなど、そのときのニーズや状況に基づいて暫定園を延長してきた経緯がある。また、町立幼稚園あり方については学校園あり方の中でも検討は進めてきたが、幼児教育については認定こども園私立幼稚園の問題、保育園の問題あるいは保護者ニーズ多様化少子化、また保育料無償化の問題も出てきていることから、教育委員会だけではなく町全体で検討を進めているとの答弁がありました。  その後採決を行い、議案第38号、議案第42号、以上2議案について、全会一致別紙委員会審査報告書のとおり可決するべきものと決しました。  以上、委員長報告といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 委員長の報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、質疑は終結します。  次に、議案第38号 猪名川税条例の一部改正について、議案第42号 猪名川町立幼稚園設置条例の一部改正についての討論に入ります。討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、討論は終結します。  これより議案第38号、議案第42号を採決します。  本案についての委員会審査報告は、いずれも原案のとおり可決するべきものと決したということでございます。  お諮りします。本案は、委員会審査報告のとおり決することにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) 異議なしと認めます。よって、議案第38号 猪名川税条例の一部改正について、議案第42号 猪名川町立幼稚園設置条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。              ──────────────── ◎日程第2 議案第37号、議案第39号、議案第40号、議案第41号 ○議長(肥爪勝幸君) 日程第2 議案第37号 猪名川指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第39号 猪名川福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第40号 猪名川放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第41号 猪名川都市公園条例の一部改正について、以上4議案を一括して議題とします。  これら4議案は、去る8日の会議において生活建設常任委員会に審査を付託いたしましたが、その審査が終わり、委員会審査報告書が提出されましたので、お手元へ配付をしております。  生活建設常任委員長の報告を求めます。  生活建設常任委員長。 ○生活建設常任委員長加藤郁子君) それでは、生活建設常任委員会委員長報告をいたします。  生活建設常任委員会は去る6月13日に委員会を開催し、本委員会に付託されました議案第37号 猪名川指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第39号 猪名川福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第40号 猪名川放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第41号 猪名川都市公園条例の一部改正について、以上4議案について審査しました。  その審査の概要について、各委員からの質疑と執行者の答弁を中心に報告します。  まず、議案第37号 猪名川指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定についてであります。  まず、介護支援専門員によるモニタリングは本人や家族も見ることができるのかとの質疑に対して、モニタリング実施者が家族と連絡を継続的に行うと指定されており、家族も見ることができるとの答弁がありました。  次に、地域の住民による自発的な活動によるサービスの利用という項目があるが、どのようなサービスがあるのか。行政から情報提供などを行うのかとの質疑に対し、地域で要介護に資するサービスがあれば介護支援の一部に含めるよう努めなければならないと規定しているもので、町でも情報収集に努めるが、内容については介護支援専門員で把握してもらうことになるとの答弁がありました。  次に、地域の力を活用するという点で一番不安なのは責任問題である。地域住民の方がこれに協力してそこで事故が起こった場合の責任はどこがとるのかとの質疑に対し、事故があった際の対応については町、利用者家族等への連絡を規定している。また、さまざまな原因などで発生する事故の事故責任については、地域住民の方がその事業所と契約した上で業務を行っているので、第一義的な責任については事業所にあると考えているとの答弁がありました。  次に、町内で対象となる事業所の数はとの質疑に対して、指定居宅介護支援等の事業を行う事業所は町内に11の事業所がある。そのうち2事業所については県条例を準用し、本年4月以降に町で指定しているとの答弁がありました。  次に、議案第39号 猪名川福祉医療費の助成に関する条例の一部改正についてであります。  該当者はどれぐらいいるのかとの質疑に対して、指定都市から猪名川町への転入者は少なく、さらにその中で重度障がいの医療費助成対象者となると余り多くないと考えているとの答弁がありました。  次に、議案第40号 猪名川放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてであります。  まず、改正規定による該当者はどれぐらいいるのかとの質疑に対して、放課後児童支援員として現在嘱託職員また臨時職員を100名程度雇用しているが、新たに規定した資格要件による該当者は現在のところいないとの答弁がありました。  次に、教員免許を持っていなくても5年以上勤め、町長が認めた者であれば支援者として指導ができるということかとの質疑に対して、資格要件はいずれかに該当し県が実施する4日間の研修の受講が必要となる。また、研修を受ける際にも条件があり、今回規定した5年以上育成事業に従事した方についても、2,000時間以上の育成室で従事していただくことを要件にしたいと考えているとの答弁がありました。  次に、教員免許には更新があると思うが、免許を持っていても更新されていない方はどうなるのかとの質疑に対して、今回の改正で教員免許に規定する免許状を用いることによって免許を更新されていない方についても適用されるとの答弁がありました。  次に、年齢制限はあるのかとの質疑に対して、嘱託職員臨時職員を募集する際の年齢制限は設けていないので、同じような適用となっているとの答弁がありました。  議案第41号についての質疑はありませんでした。  その後採決を行い、議案第37号、議案第39号、議案第40号、議案第41号、以上4議案について、全会一致別紙委員会審査報告書のとおり可決するべきものと決しました。  以上、委員長報告といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 委員長の報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(肥爪勝幸君) それでは、質疑は終結します。  次に、議案第37号 猪名川指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第39号 猪名川福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第40号 猪名川放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第41号 猪名川都市公園条例の一部改正についての討論に入ります。討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、討論は終結します。  これより議案第37号、議案第39号、議案第40号、議案第41号を採決します。  本案についての委員会審査報告は、いずれも原案のとおり可決すべきものと決したということでございます。  お諮りします。本案は、委員会審査報告のとおり決することにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) 異議なしと認めます。よって、議案第37号 猪名川指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第39号 猪名川福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第40号 猪名川放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第41号 猪名川都市公園条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。              ──────────────── ◎日程第3 請願第1号、請願第2号、請願第3号、請願第4号 ○議長(肥爪勝幸君) 日程第3 請願第1号 国民健康保険広域化にあたっての請願、請願第2号 介護保険の充実を求める請願、請願第3号 年金の毎月支給に改める意見書の提出を求める請願、請願第4号 「最低保障年金制度」創設のための意見書提出を求める請願を一括して議題とします。  本請願は、去る8日の会議において生活建設常任委員会に審査を付託しましたが、その審査が終わり、委員会審査報告書が提出されましたので、お手元へ配付しております。  生活建設常任委員長の報告を求めます。  生活建設常任委員長。 ○生活建設常任委員長加藤郁子君) それでは、生活建設常任委員会委員長報告をいたします。  生活建設常任委員会は去る6月13日に委員会を開催し、本委員会に付託されました請願第1号 国民健康保険広域化にあたっての請願、請願第2号 介護保険の充実を求める請願、請願第3号 年金の毎月支給に改める意見書の提出を求める請願、請願第4号 「最低保障年金制度」創設のための意見書提出を求める請願について審査しました。  審査の概要について報告いたします。  初めに、請願第1号 国民健康保険広域化にあたっての請願でありますが、採決に先立つ討論では、反対討論として兵庫県が財政運営責任主体となることに伴い町への補助金の一部は一定整理されているが、本請願の趣旨とは異なり、国や県による国保財政への支援は強化されていると考えることから反対であるとの討論がありました。  次に、賛成討論として、これまで自治体の努力で一般会計から繰り入れを行い保険料を抑えてきたが、広域化により基金が穴埋めに使われていくことが想定される。また、住民が何か相談事があっても町の窓口で答えることができなくなるなど、広域化自体問題のある制度である。高齢者福祉制度の創設以降国費の支出は減少していることが要因であり、国保会計への国の支出をもとに戻すことが最大の解決策であることから賛成であるとの討論がありました。  次に、請願第2号 介護保険の充実を求める請願でありますが、採決に先立つ討論では、反対討論として保険料公的負担の割合は50対50で、40歳以上の介護保険加入者保険料と国、県、市町村から公的資金で賄われている。お金の出どころが保険料か税金かの違いだけであり、来年10月の消費税引き上げもある中、国の動きを注視すべき。利用料窓口負担も所得や世帯状況により負担割合が設けられており、現在の1割負担、高所得者の2割負担は妥当と判断できることから反対であるとの討論がありました。  次に、賛成討論として、公的負担の実態はこれまで切り捨てられたサービスを勘案しても国の財政支出は大幅に減らされている。当初要介護は1割であったが、その後保険料を上げサービスも切り捨て要支援をつくり、利用料は1割から2割、3割と増えるなど当初の計画と全く違い、50%の公費割合を維持しているとは言えないことから賛成であるとの討論がありました。  次に、請願第3号 年金の毎月支給に改める意見書の提出を求める請願でありますが、採決に先立つ討論では、反対討論として大幅なシステム改修が必要となり、事務的な負担と経費も2倍になる。さらに、年金の種類と掛けた年数により個別の対応が求められている制度であるため、年々受給者が増加の一途をたどる状況の中、さらなる混乱を生じることから反対であるとの討論がありました。  次に、賛成討論として、事務的に大変な作業もありある程度支出は必要かと思うが、国はマイナンバー制度で多額の費用を使ってきている。毎月支給という年金受給者の喜び、楽しみを奪うようなことがあってはいけないと思い、この対応に財政を支出すべきであることから賛成であるとの討論がありました。  次に、請願第4号 「最低保障年金制度」創設のための意見書提出を求める請願でありますが、採決に先立つ討論では、反対討論として少子化で制度の支え手が減ってきている現在、年金の最低水準を一律的に引き上げるということには無理がある。現在国が進めている社会保障と税の一体改革を注視していくべきと考えることから、反対であるとの討論がありました。  次に、賛成討論として、国際的な標準からも日本は非常に遅れている。国連からも再三にわたり指摘されている内容である。消費税に頼らず応益負担や経済の活性化防衛費を削るといったところで実施できると考えることから賛成であるとの討論がありました。  その後採決を行い、請願第1号、請願第2号、請願第3号、請願第4号について、賛成少数別紙委員会審査報告書のとおり不採択とすべきものと決しました。  以上、委員長報告といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 委員長の報告は終わりました。  これより委員会審査報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、質疑は終結します。  これより請願第1号 国民健康保険広域化にあたっての請願の討論に入ります。  討論の通告がありますので、本請願を採択することに賛成者の発言を許します。  池上君。 ○13番(池上哲男君) 私は、この請願第1号に賛成の討論を行います。  まず、この趣旨に入る前に、この出されました4つの請願はいずれも社会保障制度にかかわる、いわば国民の生きる権利についての請願であります。  この社会保障制度というのはどこから来てるか。これはもう間違いなく憲法25条、生存権から発しております。今、実態として国内で起こってることはどういうことが起こってるのか。テレビ等でたまたまではあるんですけれど報道されるように介護殺人、また保険料が納められず医療難民年金引き下げにより食費切り詰め餓死が生まれる。こんなことも報道されたことはご記憶にあるかと思います。おおよそこういった事態というのは、先進国とはほど遠い内容ではないでしょうか。そこにこの憲法に保障された生存権が存在しているのかどうか、本当に疑わしい状況が進行しております。  これだけでおさまるかと思えば、この社会保障費高齢化など自然増について安倍政権の中で毎年5,000億円以内に抑えるという方針のもと、安倍政権下で6年間で1.6兆円の社会保障費が削られております。  医療では、今後の狙いでありますけれども、1割負担の75歳以上の窓口負担を2割が提起されており、この引き上げも明瞭となっております。診療報酬はまた引き下げられて、1.19%、約1.2%引き下げようとしております。診療報酬のマイナスについては、2回連続という状況です。  介護の分野におきましては、今度は要支援だけにとどまらず要介護1・2の人を地域支援事業に放り出していく。こういったことも狙われております。介護保険を利用するために欠かせないケアマネジャーによるケアプランの作成も有料化をしようと、こんなことも狙われております。また、老人保健施設介護療養施設で現在は自己負担がかかっておりません多床室の室料の有料化、これも掲げられております。  これらは現時点の問題ではございません。ですから、今回の請願の内容でここに触れることは直接的にはないかとは思いますけれども、今後のこの国の動向、こういったものにも私ども地方議会の議員はしっかり目を据えて、住民の視点でもって今後国はどう動いていくのか。その前に、この請願についてどういう姿勢で臨むのか、この辺が問われておると思います。  確かに日本は資本主義の国ですから、そういったものについては自己責任の部分があろうかと思いますが、こういった国の制度が変えられてきた、このように述べた弱者のこういった事態について、全て自己責任、よく学校で言われました生きる力、この生きる力がこの人たちはなかったんだとこういったことで切り捨てていいのか。この視点で、皆さんぜひ考えていただきたいというふうに思います。  その内容に基づきまして、請願第1号の討論に移らせていただきます。今回、私が一人で討論するんで少々時間をいただくところもありますが、ご了承いただきたいと思います。簡潔には申し上げますけれども、要点は外さずにしたいと思いますので、ご了承をお願いいたします。  この広域化ですけれども、猪名川町は幸いにして以前に町長が一般会計を繰り入れて上昇を抑えたという決断もあり、またその後の医療費がかかってなかったということもあり基金かたまっておりました。これにつきましては、再三引き下げに使うべきだという指摘をしてまいりましたけれども、広域化の決定の中で猪名川町でもこの基金を使って引き下げることが可能だという状況がわかった時点で、今年度予算では平均6%の引き下げが行われました。多くは引き上げられる中で、猪名川町は引き下げた。これは医療費がかかってなかったのに保険料が高かったという裏返しである。そういうことも言えますけれども、今回この6%引き下げたということですが、まだまだ基金は残っています。しかし、この審査の過程で今はこれだけにしたいと。今後この広域化によって値上げが予想される。こういった事態が考えられるので、その動向を見きわめながら今回はこれだけにしたいという答弁でした。これもやむなしと私どもも判断いたしました。要するに、広域化によって今後どんどん値上げが進んでいく。こういったことがもう明らかになってる、こういう状況ではないでしょうか。  そしてもう一つは、後期高齢者制度と同じで市町村の窓口ではこれに対して事務を行うだけであり、相談に来られてもそれに応えることはできません。そんな事態も進行していくような危険性を秘めております。  この医療費ですけれども、医療費の総額、国の支援、補助どう変わってきたか。1984年に老人保健制度が新設されたことによりまして、45%出していた国の補助が今は25%です。これだけ国はこの保険制度から財政を引き揚げました。それが医療費の値上げ、それから病床を少なくしていく。いろんな制度改悪を次々にしたおかげで、今25%という補助になっております。これをとりあえず80年代の50%に戻す。これで何とかいろんな医療に関する制度が保障される、こういうふうに思っております。この国庫負担の引き上げにつきましては、ホームページを見ますと近くでは西宮市議会、福知山市議会、また遠くでは宮崎市議会と自治体からも意見書が出ております。この財源について、最初にこの後続く請願、いずれも財源が問題になってくると思います。財源ないでないかなということで切り捨てられたんでは、弱者は生きていくことすらできないのが今の現状です。それについては、この続く問題としてまずここで述べさせていただきたいと思います。以下の請願については、以下同文で省略をさせていただきます。  まず、この財源をどこから生むかというと、私は3つの点の指摘をさせていただきます。  まず応能負担の原則です。ここが最も大きいわけなんですけれども、現在の税制の中では富裕層、大企業の優遇税制、これは後で言います、社会保障にどれだけ企業が責任を果たしているかということで見ると明らかなんですが、税と社会保険料の負担率、これ世界の数値で見ますと日本は企業の負担は国民の所得比で12.3%です。多いと思われるでしょうか。これが先進国を見ますと、少ないイギリスで16%、ドイツ17.7%、フランス23.6%、これらヨーロッパの国に比べても企業として責任を負う、その社会保障への負担率は極めて日本は少ない、低い状況です。そういった中で、私どもはこの応能負担によって月5万円程度の最低年金を保障する。これはこの企業負担を今の12.3%からもう1%増やせば最低年金が保障される。こういった今企業の体力もあります。こういった点で、応能負担がまずどうしても必要だというふうに考えております。財源はあるんです、ここに1つ。  2点目は、今、保険を掛ける人が減ってる。結局経済がマイナス傾向に動いてから、やっぱり掛金が少なくなってる。ここにもう一つの問題点があります。やはり経済を成長軌道に乗せていく。こういったことによって、労働者が納める保険料も増えていきます。また、消費も進んでまいります。しかし、大企業の一部の実態どうかといいますと、日立製作所あるいは三菱電機、この昨年度の決算でも売上高の増加より営業利益の増加が上回っています。なぜかといいますと、人員削減です。あと円安による差益の拡大もあります。こういった中ですが、NECは18年度に国内従業員3,000人を首にする、年間300億円ここで利益を出そう、こういった方針で今進んでおります。その浮いた分がどこへ行くか、内部留保が積み上がっている。これは明らかだと思います。こういった点で、経済を活性化する、あるいは所得を増やす上で、この企業の責任を果たしていく。ここでも企業の責任は重大だと言わざるを得ません。  3点目は、やはり無駄を省く。一番筆頭に私どもが考えているのは防衛費の突出です。この間、短期間で見ましても、アメリカに安倍首相行って兵器を買えといってわかりましたといって買ってくる。そしてどんどんどんどん防衛費だけは聖域として本年度予算では5兆2,000億円、聖域になっております。  そういった中で、北朝鮮の脅威を柱に防衛費も伸ばしてきましたが、きょうの新聞を見ましたらJ−ALERT中止と。脅威でも何でもなかったということも明らかになっておりますが、防衛費ともう1点上げますと、関西にも影響があるかと思いますけどリニアモーターカーの問題も大きな無駄と言わざるを得ません。13年当時、リニアは絶対ペイしないと当時の社長もこういうふうに述べておりますが、そのペイしないような事業に国は3兆円財政投融資金から投入する、こういった財政負担をしようとしております。  無駄の象徴たるものをここに2つ上げさせていただきましたが、こういった点で財源の問題を論じるんであれば本当に国民にとってそれが必要かどうか。その視点で考えて、それと国民の命とをてんびんにかけたときにどっちが重いか。歴然だと私は考えます。  そういった意味で、今回のこの請願1号に関しましては国も県やら地方自治体、猪名川町でできる努力というのは限界があります。今回の広域化によって値上げをするとこがたくさん出たというのも、そういった根本的には国保の医療に対する国の責任が大きく後退した、半分に減ってる。こういった実態に目を向け、そういったところから財源を導き出し保険を安定させていく。そのためのこの請願であり、私は賛成といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 次に、本請願を採択することに反対者の発言を許します。  久保君。 ○9番(久保宗一君) それでは、私は請願第1号 国民健康保険広域化にあたっての請願について反対の立場から討論を行います。  国保を安定的に運営するには一定の規模が必要であり、これまで市町村国保においては財政運営が不安定になるリスクの高い小規模保険者が多い状況にありました。また、国保は他の医療保険と比べますと年齢構成が高く、医療費水準が高い。そしてまた、所得水準が低く保険料負担が重いといった構造的な問題も抱えています。このため、平成27年5月に国民健康保険法の改正により本年度から財政運営を都道府県単位に拡大するとともに、公費負担を拡充することで国民皆保険のかなめである国保の財政基盤を強化し、安定した制度として次の世代につなげようとするものであります。  兵庫県では、財政の安定化を図るため県に国民健康保険財政安定化基金を設置するとともに、自治体の責めによらない要因による医療費増、負担増への対応として国調整交付金の拡充や医療費適正化に向けた取り組みなどを行う自治体に対し支援を行う保険者努力支援制度の創設、超高額医療費共同事業の拡充などが実施されています。確かに兵庫県が国民健康保険財政運営責任主体になることに伴い、本町への従前あった補助金の一部は一定整理がされますが、本請願の趣旨とは異なり、国や県による国保財政への支援は強化されているものと考えています。  そしてまた、私たちはこの国保改革に一定の理解をした上で、直接的ではありませんが、保険料・税の減そして医療費の抑制につながる町国保事業財政調整基金の活用方法を変更した町国保事業財政調整基金条例の一部改正を本年3月、全会一致で議決したところでもあります。これらのことから、本請願の採択に反対することを述べ、討論といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 以上で通告による討論は終わりました。  それでは、討論は終結します。  これより請願第1号を採決します。  この採決は起立によって行います。  本請願についての委員会審査報告は、不採択とすべきものと決したということでございます。  お諮りします。請願第1号 国民健康保険広域化にあたっての請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。                 〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(肥爪勝幸君) 起立少数であります。よって、請願第1号 国民健康保険広域化にあたっての請願は、不採択とすることに決しました。  次に、請願第2号 介護保険の充実を求める請願の討論に入ります。  討論の通告がありますので、本請願を採択することに賛成者の発言を許します。  池上君。 ○13番(池上哲男君) 私は、この請願2号に賛成の立場で討論を行います。  この国保と一緒です。介護保険の財政負担、国庫負担、本当に50%か。当初50%は国費で、あと自治体が4分の1、4分の1は国民が負担ということで始まっております。現在も負担率ということでいいますと、これは一見変わってないように見えます。しかし、当初この介護保険制度が創設されたときに、要支援なんちゅう文言は一言もありませんでした。そしてサービス料も1割、規定されておりました。それがこの間で要支援切り捨て、今度は要介護切り捨てられようとしておりますし、サービス料は1割負担から2割、3割と。そしてサービス自体が使われなく、切り捨てられたものも多数あります。ですから現在の50%というのは、50%に数字を調整するためにそれを超えた分をどこで削るか、サービス切り捨てていく。こういったことで介護、医療に係るサービス料は50%に維持されてる。表面上は50%でも、大きなトリックがあると言わざるを得ません。そうやって切り捨てられてきております。今後も、先ほど冒頭に述べましたように、ケアプランの作成料まで有料にしていこうということが言われております。  そういった状況の中で、猪名川町は幸いにして7期につきましては据え置きという状況に維持をできております。しかし今後高齢化の進展、いろんな状況からしまして一気にこれが膨れ上がっていくことは十分に予想されます。ですから、この介護保険の制度でもはっきりと言いまして国はこのかかった費用の50%、要支援というものをもう廃止をし、もとの状態に戻して国が責任をとること。これ以外にはないということがはっきりしております。といった点で、この請願の項目の1点、2点、いずれも賛成の立場で討論といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 次に、本請願を採択することに反対者の発言を許します。  宮東君。 ○8番(宮東豊一君) 私は、この請願第2号 介護保険の充実を求める請願に反対の立場で討論いたします。  この2つの請願内容がありますけれども、その1つ目、保険料公的負担の割合を変え保険料の引き下げを行ってくださいについてであります。保険料公的負担の割合は、先ほどもありましたが50対50。保険料は、国民全員が40歳になった月から加入をしていただき保険料を支払います。これが全体の50%であります。残りの50%は公的資金、いわゆる税金で賄われており、その割合は国が25%、都道府県が12.5%、市町村が12.5%であります。来年10月には消費税引き上げられます。お金の出どころが保険料なのか税金なのかの違いだけではありますが、来年10月以降の国の動きを注視するべきと考えます。  次に、2つ目の請願内容、利用料窓口負担は増額しないでくださいであります。本年8月1日より65歳以上の人で本人の合計所得金額が220万円以上、かつ年金収入プラスその他の合計所得金額の合計が単身世帯で340万円以上、または2人以上世帯で463万円以上の人、要するに現役世代並みの収入がある人は3割負担となりますけれども、これも含め現在の1割負担、高額所得者の2割負担が妥当と判断できるので、本請願には反対とします。 ○議長(肥爪勝幸君) 以上で通告による討論は終わりました。  それでは、討論は終結します。  これより請願第2号を採決します。  この採決は起立によって行います。  本請願についての委員会審査報告は、不採択とすべきものと決したということでございます。  お諮りします。請願第2号 介護保険の充実を求める請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。                 〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(肥爪勝幸君) 起立少数であります。よって、請願第2号 介護保険の充実を求める請願は、不採択とすることに決しました。  次に、請願第3号 年金の毎月支給に改める意見書の提出を求める請願の討論に入ります。  討論の通告がありますので、本請願を採択することに賛成者の発言を許します。  池上君。 ○13番(池上哲男君) 私は、請願3号に賛成の立場で討論をいたします。  この毎月支給というのは、請願の内容にもありますように国際標準、世界標準になっております。日本は遅れてる。こういった社会保障の面では、先ほどの国保の面でもそうですけども、非常に遅れた国であるということは間違いない状況だと思います。  委員会でもありました、また委員長報告でもありましたその財政的にお金がかかるということは言われました。確かにかかるんでしょう。しかし考えていただきたいし、皆さんもこの予算審議、決算審議、補正予算の審議、この二、三年携わってこられたと思います。その中で、私、今回も1つの大きな問題としてマイナンバーの制度を取り上げさせていただきました。国は準備段階で4,000億円使う。ランニングコストが300億円ほど。これが国が支出する。この制度はほとんど国が出すわけなんですけれども、そうしますと猪名川町にどういうふうにしてはね返ってきたか。ちょっと正確ではありませんが、予算、決算、補正予算、それらこの26年以降の議事録をたどってみますと、大体1億3,000万円ぐらい猪名川町にこのマイナンバーの関係で支出をされております。毎年300万から400万ランニングコストがかかっていくという状況です。財政力支出の、お金がかかる。しかしこのマイナンバーの制度は多くの反対もあり、実際にこの漏えい問題、個人漏えいが2017年の状況で374件の漏えい事件が起きております。この中の大半は自治体で、270件が自治体で起こっております。2016年が165件、2017年は374件と。猪名川町はない、幸いで済む問題じゃなくて、やはり漏えいの問題が危惧されたのが実際こうやって起こってる。こういった状況から見ても、個人情報がじゃじゃ漏れになるようなこの制度は反対の声が大きかったにもかかわらずこれだけの金を国はかけてやっていた。誰も、もうかったのはIT企業ですね。そういった状況です。住基ネットの二の舞を今進んでおります。  そういったところに予算使うんであれば、国民が、年金生活者が楽しみであり、また唯一の生活の糧としている年金を毎月支給するための事務経費にお金をかけてどこが問題でしょうか。私は、そういう観点からもこの請願には賛成し討論といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 次に、本請願を採択することに反対者の発言を許します。  阪本君。 ○2番(阪本ひろ子君) 私は、請願第3号 年金の毎月支給に改める意見書の提出を求める請願に対しまして反対の立場から討論をさせていただきます。  日本の年金制度は、現役世代が働いて高齢者の生活を支えています。少子高齢化が加速する中、2010年の時点では3人で1人の高齢者を支えていましたが、2040年ごろには1.5人で1人の高齢者の年金を支えることになります。現在の公的年金制度は、少子高齢化への進行を見据えて持続可能な年金制度となるような仕組みが導入されています。平成29年8月1日には年金受給資格が25年から10年になり、約64万人の無年金者が救済されました。
     このような現状の中、請願にあります2カ月支給を1カ月支給にするというのは大幅なシステム改修が必要となり、事務的な負担と経費も2倍に増すということになろうかと思います。  さらに、年金の種類と掛けた年数によって個別の対応が求められる制度であるため、年々受給者が増加の一途をたどる中、さらなる混乱が生じるものと考えられます。現行の2カ月支給におきましても受給者が計画的に支出することが肝要であり、例えば1カ月分は袋に入れておくなど本人の努力で対応できるものと考えられます。  以上の理由で、本請願に対しまして反対とさせていただきます。 ○議長(肥爪勝幸君) 以上で通告による討論は終わりました。  それでは、討論は終結します。  これより請願第3号を採決します。  この採決は起立によって行います。  本請願についての委員会審査報告は、不採択とすべきものと決したということでございます。  お諮りします。請願第3号 年金の毎月支給に改める意見書の提出を求める請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。                 〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(肥爪勝幸君) 起立少数であります。よって、請願第3号 年金の毎月支給に改める意見書の提出を求める請願は、不採択とすることに決しました。  次に、請願第4号 「最低保障年金制度」創設のための意見書提出を求める請願の討論に入ります。  討論の通告がありますので、本請願を採択することに賛成者の発言を許します。  池上君。 ○13番(池上哲男君) 私、この請願第4号、賛成の討論をいたします。  先進国の中で、最低保障年金制度が確立されていないのは日本だけです。これにつきましては、国連の社会権規約委員会というところから再三日本は何をしとんだというふうな勧告を受けておりますが、日本政府は無視をし続けております。そしてそればかりでなくて、この間も賃金マイナススライド制でマクロ経済スライド制、これらによって引き下げを行い、引き下げが足りなければ次年度にその分は持ち越すというキャリーオーバー制度を今年度から行おうとしております。どこまでいっても足りない分は取り立てていく、そういう制度です。その分、支給が削られていくという制度が今進んでおります。  この年金の問題というのは、高齢者は年金もらえなくてどうのこうのいうだけではなくて、やはりその年金者がその年金によって支出する経済活性化の問題、これも大きくかかわってまいります。皆さんお孫さんがおられる方もおられるように思いますが、お孫さんが小学校に入る、ランドセルは誰が払うか。おじいちゃんおばあちゃんが払うとこが多いんじゃないでしょうか。そういった点でも、今、若い世代を支えているのもこの高齢者でもある。そういった一面もあります。ですから、この年金の問題は何も高齢者だけの問題ではないということは、周りでいろいろ見聞きしてる状態に照らし合わせたら明らかだと思います。  こういった中で何でこんなに減っていくんかということですが、この年金積立金管理運用独立法人、ここがどんなことをやってきたか。グリーンピア大破綻をした。こんなところに無駄なお金を使ってまいりました。あわせまして今その株の投資、こういったところにもしゃにむに進んでおります。株価引き上げのために、年金のこの積立金を利用する。安倍首相は、これを50%まで引き上げていこうと。それで赤字が出たら年金引き下げをすればいいじゃないか、こういうことを言ってるという状況です。  また、第2点目としましては、この積立金を適正に活用していくということですね、これが一番大きい問題であります。こういったことで、今の公的年金を充実させていくためにはここで財源が大きく問題になってきますが、冒頭に3点述べました。この3点を応用する。特に大企業の社会的責任を社会保障での責任を果たすことによって、最低年金5万円を引き上げようとすれば1%負担を増やすだけ。こういったことでできる。世界の標準からしても大きく立ち遅れた、負担が少ないこの社会保障に対する責任を果たさせていく。こういったことで十分できるんじゃないか。  あと2点、3点述べましたが、無駄を省く、そして社会経済を成長させていく。その3点によって、この財源は十分生み出すことができます。そういったことでこの最低年金制度、これは世界的な標準からしても遅れてる。この状況を一刻も早く脱皮する方向にこの請願の趣旨に基づき、賛成の討論といたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 次に、本請願を採択することに反対者の発言を許します。  宮東君。 ○8番(宮東豊一君) 私は、請願第4号 「最低保障年金制度」創設のための意見書提出を求める請願に反対の立場で討論いたします。  最低保障年金制度自体、非現実的なものと考えます。民主党政権時、マニフェストに最低保障年金制度を組み込みました。その財源確保を消費税で賄うつもりだったのですが、当初予定していた消費税10%では不可能で、月額7万円の年金を出すためには当時の試算で消費税は17%以上が必要であるということがわかり、実現できなかったという経緯があります。  請願内容の全額国庫負担による最低保障年金制度を早急に実現してくださいについてですが、そもそも少子化で制度の支え手が減っている現状において、年金の最低水準を一律的に引き上げようということには無理があると考えます。現在国で進められております社会保障と税の一体改革を注視していくべきと考えるもので、本請願には反対をいたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 以上で通告による討論は終わりました。  それでは、討論は終結します。  これより請願第4号を採決します。  この採決は起立によって行います。  本請願についての委員会審査報告は、不採択とすべきものと決したということでございます。  お諮りします。請願第4号 「最低保障年金制度」創設のための意見書提出を求める請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。                 〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(肥爪勝幸君) 起立少数であります。よって、請願第4号 「最低保障年金制度」創設のための意見書提出を求める請願は、不採択とすることに決しました。              ──────────────── ◎日程第4 請願第5号 ○議長(肥爪勝幸君) 日程第4 請願第5号 「小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める請願書を議題とします。  請願第5号について、猪名川町議会会議規則第92条第2項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) 異議なしと認めます。よって、請願第5号については、委員会への付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、質疑は終結します。  これより討論に入ります。討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、討論は終結します。  これより請願第5号 「小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める請願書を採決します。  お諮りします。請願第5号を採択することにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) 異議なしと認めます。よって、請願第5号 「小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める請願書は、採択すべきものと決しました。              ──────────────── ◎日程追加 意見書案第1号 ○議長(肥爪勝幸君) ただいま南初男君外5名から意見書案第1号 「小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書についてが提出されました。  お諮りします。この際、これを日程に追加し議題としたいと思います。これにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) 異議なしと認めます。よって、この際、意見書案第1号 「小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書についてを議題とすることに決しました。  意見書案第1号 「小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  南君。 ○16番(南 初男君) それでは、ただいま議題となりました意見書案第1号 「小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書について、提案者を代表して説明をいたします。  学校現場における課題が複雑化、困難化する中で、子どもたちの豊かな学びを実現するためには教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが不可欠であります。特に小学校においては2018年度から新学習指導要領の移行期間に入り、外国語教育実施のため授業時間数の調整など対応に苦慮する状況となっています。豊かな学びの実現のため、教職員定数改善などの施策は重要課題です。また、あすの日本を担う子どもたちを育む学校現場においては、教職員が人間らしい働き方ができるための長時間労働是正が必要であり、そのための教職員定数改善は欠かせません。  義務教育費国庫負担制度については、小泉政権下の三位一体改革の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。厳しい財政状況の中、独自財源による人的措置を行っている自治体もありますが、地方自治体の財政を圧迫していることや自治体間の教育格差が生じることが大きな問題です。国の施策として定数改善に向けた財源保障し、子どもたちが全国どこに住んでいても一定の水準の教育を受けられることが憲法上の要請であります。豊かな子どもの学びを保障するための条件整備には不可欠であります。  こうした観点から、2019年度政府予算編成において下記事項が実現されるようここに強く要望いたします。  1 子どもたちの教育環境の改善のため、計画的な教職員定数改善を推進すること。OECD諸国並みの豊かな教育環境を整備するため、少人数学級の着実な推進を図ること。  2 教育の機会均等と水準の維持のため、義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。平成30年6月22日、衆議院議長様、参議院議長様、内閣総理大臣様、財務大臣様、文部科学大臣様。兵庫県川辺郡猪名川町議会議長、肥爪勝幸。提案者は石井洋二、久保宗一、下坊辰雄、西谷八郎治、丸山純の各議員と私であります。  各議員には、ご賛同いただきますようよろしくお願いをいたします。 ○議長(肥爪勝幸君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、質疑は終結します。  これより討論に入ります。討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) それでは、討論は終結します。  これより意見書案第1号を採決します。  お諮りします。本案は、原案のとおり決することにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) 異議なしと認めます。よって、意見書案第1号 「小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書については、原案のとおり可決されました。              ──────────────── ◎日程第5 常任委員会の閉会中の継続調査について ○議長(肥爪勝幸君) 日程第5 常任委員会の閉会中の継続調査についてを議題とします。  各常任委員会の所管事務について、それぞれの委員長より猪名川町議会会議規則第75条の規定により、お手元に配付しています継続調査申出書のとおり閉会中の継続調査をしたい旨の申し出があります。  お諮りします。各委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付すことにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) 異議なしと認めます。よって、各委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付すことに決しました。              ──────────────── ◎日程第6 議会運営委員会の閉会中の継続調査について ○議長(肥爪勝幸君) 日程第6 議会運営委員会の閉会中の継続調査についてを議題とします。  議会運営委員長より、猪名川町議会会議規則第75条の規定により、お手元に配付しております継続調査申出書のとおり閉会中の継続調査をしたい旨の申し出があります。  お諮りします。委員長より申し出のとおり、閉会中の継続調査に付すことにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(肥爪勝幸君) 異議なしと認めます。よって、委員長より申し出のとおり、閉会中の継続調査に付すことに決しました。              ────────────────
    ○議長(肥爪勝幸君) 以上で本日の日程は全て終了しました。  会議を閉じます。  第390回猪名川町議会定例会を閉会します。                 午前11時13分 閉会 ◎町長あいさつ ○町長(福田長治君) 本日、第390回議会定例会の閉会にあたり、一言御礼を申し上げます。  まず、6月18日に大阪府北部で発生をいたしました地震により犠牲となられました方々に、心より哀悼の意を表します。  この地震では震度6弱を観測をしており、猪名川町でも震度4を観測し、大きな揺れを感じたところであります。幸い町内におきましては大きな被害はありませんでしたが、余震なども含め注意を怠れない状況でございます。  さて、今期定例会におきまして諸議案を提案をいたしましたところ慎重なご審議をいただき、いずれの議案におきましても原案どおり可決、承認を賜りましたこと、厚く御礼を申し上げます。  議案審議の過程で賜りました数々の貴重なご意見やご提言、さらにご要望等につきましてはその意を真摯に受けとめ、今後十分に検討の上、町政運営の中で反映すべく努力をしてまいります所存でありますので、よろしくお願い申し上げます。  しばらくの期間は梅雨が続き大雨による自然災害も懸念をされますが、水田が緑に覆われていく風景はとても美しく、農作業や生活用水などに恵みの雨は欠かすことができません。  7月に入りますと大野アルプスランドにはあじさいの花が咲き誇り、山開きとも言える恒例行事のあじさいまつりも実施をされるところであります。大野山の豊かな自然の中で、おいしい空気や絶景の景色を多くの方々に満喫をしていただけたらと考えているところでございます。  これから暑い日が続き熱中症など心配されるところでありますが、議員各位におかれましては健康にご留意をいただき、本町発展のためにご活躍をいただき、今後ともご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、閉会にあたりましての御礼のごあいさつといたします。ありがとうございました。 ◎議長あいさつ ○議長(肥爪勝幸君) 第390回猪名川町議会定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。  本定例会は、6月8日の開会以来、本日まで15日間にわたり当面の町政にかかわる諸案件を審議してまいりました。この間、議員各位には提案されました諸議案に対しそれぞれ慎重な審議を賜り、議員各位のご精励に対し深く感謝を申し上げます。  また、理事者各位には、本定例会の会期中に議員各位からございました各般の意見、要望などについて十分に尊重され、今後の町政の運営によりよい形で反映されますよう期待するところです。  町議会といたしましても、住民の皆様の厳正なる負託に対し引き続き応えていかなければならない責務を常に認識し、今後も議会活動に取り組んでまいる所存です。  最後になりましたが、これから季節は梅雨の時期から夏本番を迎える時期へと移ってまいりますが、議員各位、理事者各位におかれましてはご自愛の上ご健勝であられますようご祈念いたしまして、私の閉会のごあいさつといたします。どうもありがとうございました。                   署     名  この会議録の正当なることを認め署名する。     猪名川町議会議長   肥 爪 勝 幸     猪名川町議会議員   加 藤 郁 子     猪名川町議会議員   下 神 實千代     猪名川町議会議員   丸 山   純...