淡路市議会 2019-12-19
令和元年第81回定例会(第6日12月19日)
○議長(
松本英志) それでは、日程第1.議案第67号及び議案第68号、議案第70号、議案第73号の以上4件を一括議題といたします。
この際、御報告申し上げます。
総務文教常任委員会に付託いたしましたこれら4件については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定した旨、委員長から文書をもって
議長宛て報告書が提出されているので、御了承願います。
本件について、委員長の報告を求めます。
総務文教常任委員会委員長、
田中孝始君。
○
総務文教常任委員会委員長(
田中孝始) (登壇) おはようございます。
総務文教常任委員会の
委員長報告を行います。
まず、私どもの
常任委員会に付託されました議案は4件でありました。それで、まず1議案ごとに若干説明をさせていただきたいと思います。
議案第67号につきましては、淡路市職員の給与に関する条例等の一部を改正する
条例制定の件であります。この分につきましては、3条例分が一括でございます。中身につきましては、
令和元年度の
人事院勧告によりまして、その勧告に基づく
国家公務員の給与に準拠して所要の措置を講じるということでありまして、まず、職員の
給与月額を平均で0.1%引き上げるということであります。平成31年4月1日から適用します。
そして、12月の
期末勤勉手当の支給率を0.05カ月引き上げるということで、現状2.225カ月分を2.275カ月分にするということであります。
次に、
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例、これも関連する条例ですが、一般職に準じて
会計年度任用職員の
給与月額を引き上げるということと、
技能労務職員に関する規定の明確を図るということ、それから
嘱託職員の
会計年度任用職員への移行に伴う現給保障について規定をするということであります。
それから、特別職の
期末手当の支給率を引き上げる。こういうことでございまして、それともう1個が令和2年度から6月期、12月期が均等となるようにするもので、いずれも2.25カ月にしようとするものであります。
そして、主な質疑につきましては、3条例分をなぜ1つの議案で出すのかという質疑がございました。これは共通の動機、
国家公務員の給与改定によるものであるということでございました。
人事院勧告で
マイナス勧告は今までにあったのかということで質疑がございました。
平成21年、平成22年、平成23年は
マイナス勧告があり、それに準じて引き上げをしてきましたということと、23年から25年度については勧告はありませんでした。
ほかには、
人事院勧告に合わさない団体はあるのかということで質疑がございました。独自の給与を採用している自治体もありますとのことですので、独自給与ですので、これには合わさないというところがあるということでございます。
次に、議案第70号。済みません。審議した順番でちょっといかしていただきます。
議案第70号につきましては、兵庫県
市町村職員退職手当組合規約の変更ということでございまして、その内容は、中
播農業共済組合が
農業共済組合の県下1組合化により、令和2年3月31日をもって解散することに伴い、兵庫県
市町村退職手当組合を脱退することに伴う改正でございます。これについては、質疑はございませんでした。
次に、議案第68号でございます。淡路市
資源ごみ回収施設の設置及び管理に関する条例でございます。
これは、各
資源ごみ回収施設の利用状況に鑑み、休日受入日及び利用時間を整理したものでございます。
中身につきましては、休日を1月1日から1月3日に統一するということでございまして、今まで岩屋、北淡、東浦、一宮は12月28日から休日となっておりましたが、ごみが多く出る年末もあけるということですので、4日増加するということでございます。
それから、利用時間ですね。利用状況を精査して利用時間を9時から16時とするということで、週当たり4時間増加すると。あくまで
利便性向上を目指したということの提案でございました。
主な質疑につきましては、改正によってコストはどうなるのかということと、4月1日にこれは改正するものでありますが、PRを今後住民周知をどうしていくのかということの質疑がございました。
改正によって、コストは80万円程度減額できるのではないかという予定であるということと、PRは広報を通じてとか、ホームページを通じてしっかり案内をしていくと、こういうことでございました。
次に、議案第73号につきまして、新
津名図書館新築工事請負契約締結の件であります。この件につきましては、
津名図書館が31年経過をし、懸案事項であったということで、このたび新築をしようとするものでありますが、契約金額が8億3,754万円、契約の相手側は
株式会社出雲建設であります。
これにつきましては、9社が入札し、1社が辞退した。10社でしたが、1社が辞退があったということです。工期につきましては令和2年の12月28日まで。心地よい空間、これからの
図書館運営をつくっていきたいと、こういうことでありました。
主な質疑でありますが、どんなような形の図書館になるのかが非常にわかりにくいという、特に内部のことについて質疑がございました。
前回もそうでしたが、総務の委員会の中でまた内部の
イメージパースなんかを示していきながら、イメージをしっかりつかんでいただけるようにしていきたいというような答弁がございました。
建築単価としての考え方はという質疑に対しましては、やっぱり庁舎というような建築物よりも、図書館とか美術館等はやっぱり普通の庁舎に比べて高くはなっていくというような答弁がございました。
工事期間中の
安全対策について、特に
しづかホールもあいているときに工事が行われていくから
安全対策はしっかりするようにというような質疑がございました。
そういうことにいろいろホールの利用時とかも特に配慮して、期間中
ガードマン配置も含めて、しっかりと安全に配慮した運営を行っていきたい、工事を行っていきたいという答弁でございました。
以上、報告ですが、結果につきましては、67号、70号、68号、73号、全て委員会としては、全会一致で可決いたしております。
以上、報告を終わります。
○議長(
松本英志)
委員長報告は終わりました。
これより、
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
11番、鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) 議案第67号の審査について、4点ほどお伺いをさせていただきたいと思います。
先ほど報告にもあったように、3つの条例を一まとめにしていることについて、質疑のほうはあったということでしたけれども、委員会の中でも、その3つを分離して出すべきだという意見は出ていたのか。これについて伺います。
そして、3条関係の
会計年度任用職員の給与などの条例についてですけれども、
現行条例ですと、
技能労務職の基準が行政職の基準となっていることを今回の改定で修正する形となることを本会議でも
総務部長は答弁していたと思うんですけども、
委員会審査では、その内容を深める議論があったのかというところについて、あったかどうか、お伺いします。
附則3項が今回加わることになるんですけれども、これは今年度の
嘱託職員が新しい制度で
フルタイムの
任用職員になった場合に、現給の保障するというものですけれども、今年度働いている
フルタイム臨時的任用職員の方が新制度で
フルタイム会計年度職員になった場合、減給となることがあるのかとか、そのような場合の現給保障はなぜ加えなかったのかなどの質問は出ていたのか、出ていなかったか、お答えいただければと思います。
それと、最後ですけども、今2番目と3番目に述べた2点ですけども、9月議会のこの条例を新規に制定しようとする際に盛り込まれているべきだったと思うんですけれども、なぜ今になったのか。この点で質問が出たり議論が深まったりしたのか。
この4点についてお答えいただければと思います。
○議長(
松本英志)
総務文教常任委員長、
田中孝始君。
○
総務文教常任委員会委員長(
田中孝始) 4つもあったので、ちょっと抜けておるところがあるかもわかりませんが、まず分離して出すべきとの意見があったかという、委員会の中であったかという中には、そういう意見も確かにございました。ただ、鎌塚議員も御存じのように、執行権は向こうにありますので、それをどうするかについては、議会の課題かなと。
このあたりが議会で共有していて、議会として分離していくべきだということになれば、またそれは別のところで話し合っていただかんとあかんかなと。あくまで委員会としては、これをやりました。ただ、意見はありましたということだけ申し上げておきます。
それから、2つ目のことにつきましては、深める議論があったかということでございますが、その辺についての質疑は出ておりません。
嘱託職員の部分の
フルタイム、現給保障についても、委員会の中では質疑は出ておりません。
9月上程の条例のときにということですが、そのときにも、これに関することの質疑は出ておりません。
以上であります。
○議長(
松本英志) 鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) 済みません。附則の3項のところですけれども、
嘱託職員は今回あったと。私先ほど聞いたのは、
フルタイムの
臨時的任用職員の方が新制度で
フルタイムの
会計年度任用職員になった場合、減給となることがあるのかということの議論があったかということなので、先ほどお答えいただいたのは、附則3項のことについてということで、そういう議論なかったということですけど、私聞いているのは、現行の
フルタイム任用職員の方が
フルタイムになったときということで、恐らく出てないのかなと思うんで、もう一度だけ確認の意味を込めて質問させていただきます。
○議長(
松本英志)
総務文教常任委員長、
田中孝始君。
○
総務文教常任委員会委員長(
田中孝始)
フルタイムの現給保障、さっき言うたかなと思うんですが、それについては出ておりません。
以上であります。
○議長(
松本英志) 以上で質疑も終わったようでありますので、これをもって終結いたします。
これより分離して、1議案ごとに討論、採決いたします。
念のため申し上げます。討論は登壇の上、1人10分以内で発言願います。
まず、議案第67号 淡路市職員の給与に関する条例等の一部を改正する
条例制定の件の討論を行います。
討論は、通告に基づき議長より指名いたします。冒頭に賛否を明らかにしてから理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、所属政党は
日本共産党の鎌塚 聡です。
議案第67号 淡路市職員の給与に関する条例等の一部を改正する
条例制定の件について、
委員長報告では原案のとおり可決すべきものとの報告でしたが、私は反対の立場で討論を行います
この議案は、淡路市職員の給与に関する条例、淡路市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例、淡路市
会計年度職員の給与及び
費用弁償に関する条例の3つの条例の一部を1つの条例で一度に改正しようとするものです。
当局の本会議等の答弁によると、こうした提案の理由は、おのおのに給与等の改正という共通項があるから1つにまとめて出しているというようなことのようですが、そもそもこれらの条例は、個々に目的も対象もそれぞれ違います。だから、それぞれ独立した条例であるわけです
今回の件でも、議員一人一人それぞれの条例の改正に対して表決態度も異なることも考えられるのに、1つでも個別の
条例改正に反対の理由があっても、そのほか含めて反対という態度をとらざるを得ないことにもなるわけです。
私も、今回の単体での淡路市職員の給与に関する条例については、
人事院勧告に伴う一般職の
国家公務員に倣っての引き上げに合わせて改定するというのは、
労働基本権に制約がある
公務労働者の職員の給与や
勤勉手当が上がることなので賛成するものです。
ですので、こうした3つの条例を一まとめにして条例提出しているということに対して反対するものです。
近隣他市でも、同様の
条例改正について、各
条例ごとに議案提案している例もあるのに、市はですね、特別職も引き上げをするのは、制度は制度として整理したなどといって、県の例に倣っての提案だと言います。
しかし、それはそう判断しただけの理由であって、県に従わなければならないという法規定ではないわけです。
そもそも今議案の3条の
会計年度任用職員の給与関係に関しては、市の一般職が
国家公務員一般職に倣って給与などを上げることに倣うこととは別の改正内容も含まれており、3つの各条例の共通項となっている給与、
期末手当や
勤勉手当が上がることによる職員などの給与増の部分以外の動機での改正があるわけです。
法律が変わったなどの例で、引用する部分の関係する条例に同じ影響が全て共通して出るというものに限定しているというのならわからなくもないのですが、そのような例とは今回は違うものだということです。このような条例の出し方に問題があると再度申し上げておきます。
次に、第2条改正、淡路市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例にかかわる部分の改正については、以下の理由から反対です。
この改定は、
市長等特別職の
期末手当を0.05カ月分上げることになるものです。
私への質疑答弁で、市長は、平成26年以降15%本給カットしているというふうにおっしゃっておりましたけれども、昨年と比べたら単純に0.05カ月分の
期末手当を上げることにほかならないわけです。
10月からの消費税10%と庶民の暮らしが大変になる中、市の施設の使用料や手数料も消費税10%へ増に合わせて値上げするなど行っています。そうした政策判断をする政治家たる市長が市民の負担増は求めるのに、みずからの収入をみずから上げる条例となっている点で反対であります。
また、副市長2人制にして、おのおのの仕事総量は分散されているにもかかわらず、一般職が上がるから、それを例に上げる。これは市民の理解は到底得られないと言っておきます。
次に、この条例3条の、淡路市
会計年度職員の給与及び
費用弁償に関する条例に関してです。
1点目に、
技能労務職員に関する規定の部分についてですが、本来行政職と
技能労務職の給与の種類と基準は一般職の行政職と
技能労務職に倣うとするならば、
会計年度任用職員もそれぞれ分けられて規定しておくべきなのに、
現行条例では、
技能労務職の基準が行政職の基準によることになってしまっていることが今回の変更の理由だとのことでした。
それを基準を明確にすることだと当局は説明しますが、現行では、
技能労務職の基準は行政職の基準になっているということになるということなので、つまりですね、9月に制定した条例では、厳密に言うと、やはり不備があるということです。
次に、
会計年度任用職員への移行に伴う経過措置です。これは反対の理由ではなく、指摘として述べておくことにとどめておきますが、経過措置として、附則3項が新たに加わります。
これは、31年度働いている
嘱託職員が新制度の
フルタイム会計年度任用職員になって、減給となる場合、一定条件になるまで現給保障されるというものです。
嘱託職員で、来年4月から
フルタイムの
会計年度職員になった場合の現給保障が今回組み込まれたわけですが、前回9月議会の制定のときの規定では不十分であったということですね。
現給保障することについては、
嘱託職員の処遇が後退しないという面では、今回の規定を加えることで担保される面ですが、もし来年4月にパートタイムの
会計年度任用職員という立場で採用されるとなると、この附則の効果はありません。
また、現行の
フルタイムの
臨時的任用職員の方が来年
フルタイムの
会計年度任用職員になったとして、今年度よりトータルとして減給となったとしても、その現給保障となる法規定が整備されるものではない点では十分なのかという点は、今回加わる点とともに議論の余地はあったかと思います。
先ほどの報告だと、それはなかったということですので、残念であります。
これら2点の、今言った2点ですね、会計年度の関係する2点の変更を見ても、なぜ9月議会の新規
条例制定のときにですね、きっちりと盛り込まれていなかったのか。
9月議会を迎えるに当たっても、
会計年度任用職員の新規条例の参考資料としてつけられた規則案に誤りがありました。それを議員側が指摘して、差しかえたという経緯もあります。その際、なぜ今回の修正をそのときにしておかなかったのか。しっかりチェックしておかなかったのかということですね、当局側が。
それ以降、いつ
現行条例に不備があることに気づいたのかという点でも、なぜこの点がもっと委員会で深められなかったのかという点では、先ほどの報告のように余りそういう議論もなかったようです。
で、当局側の責任だけではなくて、私たち議員側にも責任はないのでしょうか。
私もその責任は感じていますけれども、議会のチェック機能を十分に発揮させずにですね、当局言うままに前回賛同されたんですよね、議員の皆さん。
今回の提案にもそれを修正してきている面があるわけですけども、今回の提案にもですね、無批判にその改正の理由を検証しないまま、単に新しい項目がふえると思っているとしたら、もう議員の存在の否定になってしまうのではないか。このことも申し上げておきます。
るる申し上げましたけれども、こうした理由から、本議案には賛同できません。
以上、討論といたします。
○議長(
松本英志) 以上で、通告に基づく発言は終わりました。これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
松本英志) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第68号 淡路市
資源ごみ回収施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(
松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第70号 兵庫県
市町村職員退職手当組合規約の変更の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(
松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第73号 (仮称)新
津名図書館新築工事請負契約締結の件の討論を行います。
反対討論は、11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、所属政党
日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第73号 (仮称)新
津名図書館新築工事請負契約締結の件について、反対の立場で討論を行います。
この議案は、津名地区の志筑新島、
しづかホール北東側に図書館を新築する工事請負契約で、契約の金額は8億3,754万円というものです。
反対の理由は、関係予算が計上された当時から言っております。海ばたでの建設でいいのかという点です。
今回の工事で、市のハザードマップの津波の浸水区域ではないが、想定外のことも考え、避難スペースを設けることとし、館内への浸水対策としても、念には念を入れ、床面を現在の地盤より高くしているとの、そういった答弁もありました。
確かに人命を優先するための
安全対策の視点は大事です。でも、その
安全対策は大事という視点があるのなら、そもそもなぜ海側に建設するのでしょうか。
グランドライン3.6メートルから35センチ上げたところに1階床面が来るようにするようですが、それを浸水対策のために上げたということでした。
そもそも、それ以上の高さのところに建設するとなれば、その
安全対策の費用はかからないということですので、初めからそうすればよかったのではないでしょうか。
東日本大震災以降、市の公共施設の配置やあり方をどう位置づけているかにもつながる問題だということを指摘して、私の今回の件の討論とさせていただきます。
○議長(
松本英志) 以上で、通告に基づく発言は終わりました。これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
松本英志) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
◎日程第2.議案第69号、議案第71号、議案第72号、
議案第74号~議案第76号
○議長(
松本英志) 次に、日程第2.議案第69号、議案第71号及び議案第72号、議案第74号から議案第76号までの以上6件を一括議題といたします。
この際、御報告申し上げます。
産業厚生
常任委員会に付託いたしましたこれら6件については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定した旨、委員長から文書をもって
議長宛て報告書が提出されていますので、御了承願います。
本件について、委員長の報告を求めます。
産業厚生
常任委員会委員長、田尾 成君。
○産業厚生
常任委員会委員長(田尾 成) (登壇) ただいまから、産業厚生
常任委員会委員長報告を行います。
令和元年12月4日に本委員会に付託されました下記案件につきまして、6件の案件につきまして、12月6日の委員会において、慎重審査の結果、ただいまから報告する内容となっております。
それでは、議案順に報告させていただきます。
議案第69号 淡路市
生活排水処理施設の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する
条例制定の件についてであります。この条例は、1条から4条までで成り立っており、その中の1条から3条までは当委員会の所管事務でありますが、第4条の淡路市印鑑条例の一部改正の部分は各1条ずつをひもとけば、
総務文教常任委員会の所管事務となります。
このことで、本条例を審査するに当たり、1名の委員から、この部分のみは合同審査とするべきとの動議が提案されました。当委員会としては、議案審査に当たり、
議会運営委員会で審議した結果、産業厚生
常任委員会で審議すべきと決せられ、それを受けて本会議場でも当委員会へ付託されたことに全会一致で承認されました。
また、本条例の改正内容も、4本の条例について改正する動機が同じであるため、一本の独立した条例を制定し、全条例を改正する手法を用いるものであります。
さらに、本件条例の改正する動機が、いずれも成年後見制度の見直しによるもので、国での法律が187本の法律において規定されていた、これらの欠格事項を見直したことを受けての本市の
条例改正であります。
よって、動議に対しては賛成少数で不成立となり、本改正条例は賛成多数で可決いたしました。
議案第71号 淡路市
デジタル防災行政無線整備工事請負変更契約締結の件であります。
消費税10%になったことでの契約変更の件であります。9月末日までの引き渡しの場合は8%のままでよいのですが、本工事の場合、まだ完了しておらず、契約金額に対して2%消費税の上乗せをした金額変更となる議案であります。
上乗せとなる財源については、入札残の金額を充当し、当初予算の範囲内で処理できるものであります。
全員賛成で可決いたしました。
議案第72号 市道路線の認定の件では、岩屋に建設中の淡路ハイウエイオアシススマートインター線の市道認定の件であります。
この市道は、
土地は県の
土地に、淡路夢舞台が工事代を全額負担し、かつ、あとの道路維持管理費も夢舞台が持つこととなっております。
市は、道路法上の道路とする必要から道路管理者となることへの条例であり、全員賛成で可決いたしました。
議案第74号 公の施設の
指定管理者の指定に関する件であります。この条例は、中田にある、通称赤い屋根の
指定管理者を淡路市商工会に決定する条例であります。
主な審議内容は、指定管理料は無料だが、使用料として1,600万円商工会から徴収していたが、使用料としてのその名目を、金額の性質上、納付金へと変更した。この名称変更が執行部の議案説明の中に欠けていたことに対して、執行部への質疑が多岐にわたる場面もありました。また、商工会の2,130万円の収入に対して1,600万円の納付金の妥当性について質疑がありました。
これに対しては、起債の返還金、借地料の支払い、老朽化した建物の修繕等から、妥当な金額であるとの回答でありました。
以上のような質疑内容の結果、賛成多数で可決いたしました。
議案第75号 公の施設の
指定管理者の指定に関する件であります。この条例は、淡路市
山田活性化センターの指定管理を株式会社さくらの郷ファームから山田町内会へ管理者の変更を行う条例であります。
審議内容は、なぜ変更するかに対して、法人では限られた人材により両立は難しいとのことであります。
契約期間は3年だが、町内会長は1年でかわるが、その都度契約をやり直す必要があるのかに対して、会長変更の届け出のみでよいとのことでありました。
以上のようなことが主な審議内容であり、全員賛成で可決いたしました。
議案第76号 公の施設の
指定管理者の指定に関する件では、
明石海峡航路旅客船兼
自動車渡船の
指定管理者の管理を指定する議案であります。
指定する団体を株式会社ジェノバラインとし、指定管理料は無料であります。この航路は、ジェノバのみが免許を持っており、また他に申し出もありませんでした。
営業収支はほぼ同額のようで、自主事業としてはクルーズ船も出していることでありました。
営業内容については、年1回の淡路市指定管理評価委員会で検証を行い、管理するとのことであります。
指定書の中にうたわれている裸傭船契約についても、今回期間の変更のみの内容で契約を更新いたします。
さらに協定書の中にはないものの、過去の話し合いの中であった、利益が5億円を超えた場合は市に収益の一部を修めるといった、単に話し合いだけのものでありますが、これは高い数字で、現実としてはかけ離れたものとの質疑もございました。
以上のような審議結果でありましたが、全員賛成で可決いたしました。
以上で、本議会で産業厚生
常任委員会に付託されました議案審査の報告とさせていただきます。
○議長(
松本英志)
委員長報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はございませんか。
質疑もないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論、採決いたします。
まず、議案第69号 淡路市
生活排水処理施設の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する
条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(
松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第71号 淡路市
デジタル防災行政無線整備工事請負変更契約締結の件についても、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(
松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第72号 市道路線の認定の件についても、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(
松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第74号 公の施設の
指定管理者の指定に関する件「
津名産地直売所」についても、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(
松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第75号 公の施設の
指定管理者の指定に関する件「
山田活性化センター」についても、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(
松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第76号 公の施設の
指定管理者の指定に関する件「
明石海峡航路旅客船兼
自動車渡船」についても、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(
松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
◎日程第3.発委第3号
○議長(
松本英志) 次に、日程第3.発委第3号
下水道施設の更新・改築などに係る国庫補助の継続と予算枠の拡大を求める意見書を議題といたします。
これより、上程議案に対する提出者の説明を求めます。
産業厚生
常任委員会委員長 田尾 成君。
○産業厚生
常任委員会委員長(田尾 成) (登壇) 発委第3号。
令和元年12月19日提出。
淡路市議会議長
松本英志様。提出者、
淡路市議会産業厚生
常任委員会委員長 田尾 成。
下水道施設の更新・改築などに係る国庫補助の継続と予算枠の拡大を求める意見書。
上記議案を別紙のとおり、
淡路市議会会議規則第14条第2項の規定により提出する。
(提案理由)
財政制度等審議会において、汚水処理施設の更新・改築については受益者が負担すべきとの考えから、浸水対策及び未普及対策等に国庫補助が重点配分される方針が示された。
汚水処理施設の更新・改築等への国庫補助の削減が実施されれば、市への深刻な財政負担の影響を与えるだけでなく、市民生活にも重大な影響をもたらすこととなる。
現在、淡路市の整備計画においては全体の70.8%が整備されているが、全体計画事業費のうち建設事業費では完成までに約170億円、ストックマネジメント計画においては平成30年度から10年間で23億円の事業費がかかるものとされている。
施設の更新・改築等を計画的に実施することは安心・安全な市民生活を維持するだけでなく、大規模災害への備えを行う上で必要不可欠な事業である。
よって、国への国庫補助制度の維持、拡大を求める必要がある。
意見書。少し長いですけれども、朗読させていただきます。
「
下水道施設の更新・改築などに係る国庫補助の継続と予算枠の拡大を求める意見書」
淡路市は平成17年4月に合併して以降も、財政状況は非常に悪く、平成20年度決算において、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」による財政健全化判断比率のうち、将来負担比率及び実質公債費比率において早期健全化基準が危ぶまれる状況であった。
これらの大きな要因としては、「阪神・淡路大震災からの復興」や「効率の悪い地形に対する上下水道等のインフラ整備」に対し、その財源として多額の地方債を発行したことにある。
このような財政状況を重く受けとめ、財政健全化を最優先課題と位置づけて、これまで事務事業の再編、整理及び統合並びに定員管理の適正化等の行財政改革を断行してきたところである。
平成30年度決算では、一時の危機的状況は脱したとは言え、全国で比較すると依然として非常に高い比率となっている。
さらに、本市の歳入の約4割を占める普通交付税が令和3年度には合併算定替から一本算定となることや、過疎という地域性、今後も加速する少子高齢化により、税収の落ち込みが容易に予想されることからも、身の丈に合った持続可能な財政基盤の構築を急務と捉えている。
このような状況の中、高度経済成長期に整備した多くの公共施設や
下水道施設を含むインフラ資産が、老朽化に伴う改築・更新の時期に差しかかってきており、それに伴う経費が今後の財政運営に与える影響を懸念している。
下水道事業においても、生活排水処理普及率及び接続率が国等の平均より低い状況であり、持続的・安定的な経営に向けて、平成28年度に経営戦略を策定し、さらに平成31年4月1日から地方公営企業の財務規定等を一部適用する公営企業会計に移行したところである。
国の財政制度等審議会においては、汚水処理施設に対する国の財政支援は「受益者負担の原則」と整合的なものに見直していく必要があるとの指摘があり、これを受けた国の平成31年度予算では、浸水対策及び未普及対策等に国庫補助が重点配分されたところである。
今後も、老朽化した汚水処理施設の更新・改築への国庫補助が削減されれば、一般会計繰入金の増額や下水道使用料の増額改定により必要な財源を賄わざるを得ず、必要な財源が確保できなかった場合には施設等の改築ができず、大規模地震発生時等においては、汚水管の破損による汚水の流出や道路陥没の発生、さらに下水処理の機能停止によるトイレの使用停止などの事態が発生し、市民生活に重大な影響が及ぶことが懸念される。
ついては、国におかれては将来にわたって下水道サービスを確実に提供し、市民生活や社会経済活動を守り、快適な暮らしを支えるとともに、南海トラフ巨大地震や地球温暖化による大型台風をはじめとする大規模自然災害へ備えるため、下記の事項に取り組まれるよう強く求める。
記
1.
下水道施設の更新・改築に係る国庫補助制度の維持・拡大を図ること
2.機能保全、安全性確保の観点から、
下水道施設の老朽化対策に必要な予算を確保すること
3.巨大地震や大型台風をはじめとする大規模自然災害に備える防災・減災・耐震対策等に必要な予算を確保すること
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
日付は議決をいただいた日付といたします。
衆議院議長 大島理森様、参議院議長 山東昭子様、内閣総理大臣 安倍晋三様、内閣官房長官 菅義偉様、総務大臣 高市早苗様、財務大臣 麻生太郎様、国土交通大臣 赤羽一嘉様、内閣府特命担当大臣(防災) 武田良太様。
淡路市議会議長
松本英志。
以上です。各議員の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
松本英志) 提出者の説明は終わりました。
これより、上程議案に対する質疑に入ります。
質疑はございますか。
質疑もありませんので、これを終結いたします。
ただいま議題となっております発委第3号については、会議規則第38条第2項本文の規定により委員会には付託いたしません。
これより討論、採決いたします。
発委第3号については、討論の通告を受けておりませんので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
発委第3号
下水道施設の更新・改築などに係る国庫補助の継続と予算枠の拡大を求める意見書について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(
松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
ただいま可決されました意見書の取り扱いについては、議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
松本英志) 異議なしと認めます。よってさように決しました。
◎日程第4.発委第4号
○議長(
松本英志) 次に、日程第4.発委第4号 新たな
過疎対策法の制定に関する意見書を議題といたします。
これより、上程議案に対する提出者の説明を求めます。
総務文教常任委員会委員長 田中孝始君。
○
総務文教常任委員会委員長(
田中孝始) (登壇) 発委第4号 新たな
過疎対策法の制定に関する意見書であります。
提案理由につきましては、現行の「過疎地域自立促進特別措置法」は令和3年3月末をもって失効することとなります。そして、直面する深刻な課題も数多くある中で、引き続き総合的な過疎対策の充実・強化を求める必要があるという背景があり、
総務文教常任委員会の総意として、意見書を提出しようとするものであります。
その意見書の内容につきましては、意見書案の朗読をもってかえたいと思います。
「新たな
過疎対策法の制定に関する意見書」
過疎対策については、昭和45年に「過疎地域対策緊急措置法」制定以来、4次にわたる特別措置法の制定により、総合的な過疎対策事業が実施され、過疎地域における生活環境の整備や産業の振興など一定の成果を上げたところである。
しかしながら、依然として多くの集落が消滅の危機に瀕する状況であり、淡路市においては、夢のかけ橋との期待を抱いた「明石海峡大橋」の開通から20年が経過するが、民営路線バスの廃止、市内唯一の産科の休止、有害鳥獣被害や耕作放棄地の増加、全国で一番多いといわれているため池の
安全対策、土砂災害特別警戒区域の指定による税収の落ち込みが予想されるなど直面する深刻な課題も数多くある。
過疎地域は、我が国の国土の過半を占め、豊かな自然や歴史・文化を有するふるさとの地域であり、都市に対する飲料・水・エネルギーの供給、国土・自然環境の保全、いやしの場の提供、災害の防止、森林による地球温暖化の防止などに多大な貢献をしている。
過疎地域が果たしているこのような多面的・公益的機能は国民共有の財産であり、それは過疎地域の住民によって支えられてきたものである。
現行の「過疎地域自立促進特別措置法」は令和3年3月末をもって失効することとなるが、過疎地域が果たしている多面的・公益的機能を今後も維持していくためには、引き続き、過疎地域に対して総合的かつ積極的な支援を充実・強化し、住民の暮らしを支えていく政策を確立・推進することが重要である。
過疎地域が、そこに住み続ける住民にとって安全・安心に暮らせる地域として健全に維持されることは、同時に、都市をも含めた国民全体の安全・安心な生活に寄与するものであることから、引き続き総合的な過疎対策を充実・強化し国土強靭化させることが必要である。
よって新たな
過疎対策法の制定を要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
そして、提出先といたしましては、内閣総理大臣 安倍晋三様、総務大臣 高市早苗様、財務大臣 麻生太郎様、農林水産大臣 江藤 拓様、国土交通大臣 赤羽一嘉様としております。どうか皆様に御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
以上で終わります。
○議長(
松本英志) 提出者の説明は終わりました。
これより、上程議案に対する質疑に入ります。
質疑もないようでありますので、これをもって終結いたします。
ただいま議題となっております発委第4号については、会議規則第38条第2項本文の規定により委員会には付託いたしません。
これより討論、採決いたします。
発委第4号についても、討論の通告を受けておりませんので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
発委第4号 新たな
過疎対策法の制定に関する意見書について、原案のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立全員)
○議長(
松本英志) お座りください。起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
ただいま可決されました意見書の取り扱いについては、議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
松本英志) 異議なしと認めます。よってさように決しました。
ここで、暫時休憩をいたします。再開は、11時20分といたします。
休憩 午前11時05分
─────────────
再開 午前11時23分
○議長(
松本英志) ただいまから会議を再開します。
◎日程第5.
産業厚生常任委員会調査報告の件
○議長(
松本英志) 次に、日程第5.
産業厚生常任委員会調査報告の件を議題といたします。
田中議員。
○
総務文教常任委員会委員長(
田中孝始) 大変失礼いたします。日程に先立ってですね。先ほど日程第1の
総務文教常任委員会の
委員長報告の中で。
○議長(
松本英志) ちょっと待って。発言やな。
○
総務文教常任委員会委員長(
田中孝始) 訂正をお願いしたいんですが、よろしいでしょうか。
○議長(
松本英志) どうぞ。
○
総務文教常任委員会委員長(
田中孝始) 日程第1の
委員長報告の中で言い間違いがあったんではないかという指摘を受けまして、発言の訂正をしたいと、このように思います。
私が、
人事院勧告で
マイナス勧告はあったのかという質問がありましたという中で、平成21年、22年、平成23年は
マイナス勧告があり、それに準じて引き下げていますというように発言したつもりでありましたが、ここを引き上げたと言うたのではないかという指摘があり、平成21年、22年、23年は
マイナス勧告があり、それに準じて引き下げていますということに訂正をお願いしたいと思います。
○議長(
松本英志) ただいま議長において皆さんに諮らずに許可しましたけれども、これは間違いであればお許しをいただきたい。皆さんが了解したものとして発言を許可しております。それでは。
(「訂正をお願いします。」の声あり)
○議長(
松本英志) あなたもあるの。産業厚生
常任委員会委員長も何かあるようでございますので、これを許可いたします。どうぞ。
○産業厚生
常任委員会委員長(田尾 成) 私もですね、先ほどの
委員長報告の中で、一部訂正させていただきます。
議案第74号。これの審議結果は、賛成多数で可決されましたというふうに御報告させていただきましたですけども、正しくは全員賛成で可決いたしました。
以上でございます。訂正させていただきます。
○議長(
松本英志) ほかにございませんね。
それでは、会議を再開いたします。
産業厚生
常任委員会の所管事務調査について、11月19日から20日にわたり、管外行政調査実施した旨の報告を受けておりますので、委員長から調査報告をお願いいたします。
産業厚生
常任委員会委員長 田尾 成君。
○産業厚生
常任委員会委員長(田尾 成) (登壇) 産業厚生
常任委員会での先進地視察の実施結果を報告いたします。
去る11月19日、20日と、当委員会委員8名、議会事務局2名、産業振興部2名の12名で先進地視察を行いました。
1日目の11月19日は、京都府京丹後市へ、中山間地域における農業漁村整備の取り組みについて視察を行いました。
京丹後市は、面積が淡路市の3倍近くあり、その中で丹後国営開発農地500ヘクタールの農地を活用し、大規模農業を営む地域であります。生産品は、水稲、黒大豆、聖護院大根、九条ネギ、メロン、お茶などであります。
経営は、全農家が出資し、法人化を図り、このことで担い手不足の解消、事業の大規模化、農産物の加工販売まで一貫して行っております。
また、滞在型市民農園蒲井シーサイドクラインガルテンという宿泊施設が10棟つくられ、滞在型の農業体験を展開し、農業への理解を深め、大阪、神戸からの来場者と交流の輪を広げております。
また、農業の担い手となる人材の育成を図るため、丹後農業実践型学舎を設立し、生産から加工販売までの実践的研修を行い、研修後は研修用農地にてそのまま就農ができるようにしております。既に27名が卒業されており、本事業の効果が確認されております。
以上のように、京丹後市の農業環境は大規模化により高収入を図るとともに、滞在型農園、担い手育成と全てに完成度が高く、淡路市の農業の方向性を考える上での貴重な視察となるものでありました。
11月20日の2日目は、滋賀県守山市へ、自転車を活用したまちづくり推進について、視察を行いました。
面積は淡路市の3分の1ぐらいのところに、人口は淡路市の2倍であるという市であります。
場所は、滋賀県の下のほうにある琵琶湖大橋がかかる市であります。
市全体が平たん地で、大きな特徴もなかったのですが、5年ほど前から自転車を活用したまちづくりに特化し、ビワイチに挑戦する自転車愛好家の拠点となることを目指し、多彩な事業展開を行っております。
守山市は、全市が高低差が少なく、自転車走行には適しており、自転車でめぐる4つのコースを楽しめる守山自転車マップを作成し、サイクリングスポットとしての市のイメージづくりに効果を上げております。
平成27年10月、自転車を軸とした観光振興を立ち上げました。
平成28年3月、ジャイアントストア琵琶湖守山オープン、これはレンタサイクル併設の自転車のブランド店であり、世界規模の自転車メーカーであります。
ビワイチは1周で200キロメートルあり、1日で回ろうとした場合、漁船でビワイチをショートカットしてお好みに合わせてルートを設定できる自転車ごと乗れる漁船タクシーを利用することができ、奇抜なアイデアで成功しております。
また、市民へも自転車の利用の普及を図るため、自転車購入に際し、最高1万5,000円の補助金を交付する制度があり、年間100台ぐらいの利用があります。
淡路県民局とも、ビワイチ、アワイチで共同PRを行っております。
特に、守山市長自身も自転車愛好家で、みずから自転車に乗ってサイクルスポーツのPRを行い、守山市のビワイチ出発の拠点地、自転車の聖地としての広告塔として努力されておりました。
今回の視察2カ所とも共通に感じたのが、市が新たな事業を行うに当たり、その部分に大きく力を入れていることにショックを受けての視察となり、このことを淡路市の農業観光分野にうまく反映できるよう、今後の議員活動を行いたいと強く志したところでございます。
以上で、先進地視察の報告を終わります。
○議長(
松本英志) 産業厚生
常任委員会委員長の報告は終わりました。
以上で、調査報告を終わります。
◎日程第6.
総務文教常任委員会及び
議会運営委員会の
委員派遣承認要求の件
○議長(
松本英志) 次に、日程第6.
総務文教常任委員会及び
議会運営委員会の委員派遣承認の件を議題といたします。
総務文教常任委員会及び
議会運営委員会の所管については、会議規則第100条の規定により、それぞれ閉会中に管外において事務調査を実施したい旨、委員長から文書をもって議長宛て要求書が提出されております。
つきましては、それぞれの委員長の要求どおり承認したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松本英志) 異議なしと認めます。よってさように決しました。
◎日程第7.
常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中の
継続調査の件
○議長(
松本英志) 次に、日程第7.
常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中の
継続調査に関する件を議題といたします。
常任委員会及び
議会運営委員会の所管事務等について、それぞれ委員長から、会議規則第105条の規定により、お手元に配付いたしておりますとおり、閉会中
継続調査をしたい旨の申し出がありました。
お諮りいたします。
常任委員会の委員長及び議会運営委員長より申し出のとおり、閉会中の
継続調査に付することに決して御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松本英志) 異議なしと認めます。よって、さように決しました。
─────────────
○議長(
松本英志) 以上で、本日の日程は終わりました。
この際申し上げます。今期定例会の会議録の調製につきましては、議長において後刻録音等を精査し、しかるべき措置をいたしたいと存じますので、御了承願います。
お諮りいたします。今期定例会に付議された案件は全て議了いたしましたので閉会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松本英志) 異議なしと認めます。
よって、
令和元年第81回
淡路市議会定例会は、これをもって閉会いたします。
閉会に当たりまして一言御挨拶申し上げます。
今期定例会は、去る12月2日の招集以来、本日まで18日間の会期でございましたが、その間に審議されました案件は、改正条例を初め事件決議、一般会計の補正予算、人事案件など、市政の当面する重要案件でありました。ここに滞りなく全ての議案が議了できましたことは、市政のため、まことに御同慶にたえません。
ここに、議員各位の御協力に対し厚く御礼を申し上げる次第でございます。
また、門市長を初め
幹部職員の皆様の議会審議に寄せられました真摯なる態度に深く敬意を表するところであり、審議の過程で議員各位から述べられた意見等については、今後の市政執行に十分反映されますようお願い申し上げます。
令和元年も残すところあとわずかとなりましたが、議員各位並びに門市長を初め当局の皆様におかれましては、公私とも大変御多用のことと存じますが、何とぞ御自愛の上、市政発展のため、一層の御精励を賜りますようお願い申し上げます。
後になりましたが、報道関係各位の御協力に対し感謝申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
続きまして、門市長から御挨拶がございます。
門市長
○市長(門 康彦) (登壇) 第81回
淡路市議会の閉会に当たり、御挨拶を申し上げます。今議会は、12月2日に開会し、本日までの18日間にわたり、提案していました
条例制定を初め、事件決議、補正予算の当面する重要案件について御審議を賜り、本日ここに全議案を適切に議了していただき、厚く御礼申し上げます。
会期中、本会議、委員会を通じていただきました貴重な御意見につきましては、間接民主主義と二元代表制の趣旨を尊重し、市政推進の指針とさせていただき、今後とも議会と連携を図りながら、市政運営に取り組んでまいりますので、なお一層の御指導と御支援をよろしくお願い申し上げます。
さて、本日、
令和元年、平成31年の淡路市重大ニュースを発表いたしました。各
常任委員会でも御挨拶させていただいていますように、本市では、重要という意味での重大を使用しておりまして、ことしは11項目を挙げています。
市政の1年間を振り返る際の参考にしていただければと思います。
その1つとして、一般質問でも複数の議員から御質問をいただきました南部生活観光バスの運行開始が選ばれています。答弁の中で御説明させていただきましたように、運行開始から約3カ月経過する中で、乗り継ぎやバス停の環境整備、医療センター、県庁への運行等について、多くの御意見、御要望をいただいています。
現在運行中のルートも、市民、住民からの要望に対応する形で高校通学者と市内病院への通院に配意したものとしていますが、今後も常に進化をさせてまいります。
特に市域を超えるコミュニティーバスの運行につきましては、井戸兵庫県知事からも御提案をいただいているところであり、市民、住民の利便性の向上はもちろん、淡路島を訪れる観光客の貴重な交通手段ともなることから、現在運行している事業者との調整を図り、できるだけ早期に実現したいと考えています。
また、昨日、東浦出身の阪神タイガース近本光司選手を本市のスポーツ親善大使として委嘱しました。平成29年に委嘱しました総合格闘技の住村竜市朗選手に続きまして2人目となります。
委嘱式では、今後本市の魅力を広く発信していただき、市民、住民の郷土愛を誇りを醸成するための活動をお願いするとともに、近本選手御自身の来シーズンのさらなる御活躍を御祈念申し上げました。
さて、洲本の福谷弘先生の「津名学の覚書」という書籍に、津名郡は地形、地勢、風土に由来し、地域の独自性が強く、新生淡路市は多極分散型の地域づくりになるのであろうか。淡路市に課せられた最大の課題は地域振興への貢献で、島の将来は淡路市の双肩にかかっていると記されています。
本市は、来年市制15周年を迎えますが、これまで地域事務所の存続、拠点づくり等、地域のバランスに配意をしながら市政運営に取り組んでまいりました。
節目を迎える来年以降も、地域ブランド調査、魅力度2019、全国で64位の市として、淡路島のフロントランナーとしての矜持を持ち、島全体の将来を見据えながら、市のさらなる飛翔に向け、チーム淡路市、ワンチームの精神で取り組んでまいりますので、なお一層の御支援等、よろしくお願い申し上げます。
終わりに、ことしの年末年始は9連休となるところもあります。議員の皆様には御自愛の上、御健勝にて新年をお迎えいただき、新たな希望のもと、市政発展のため、より一層の御活躍をいただきますようお願いをし、また報道機関の御協力にも感謝を申し上げ、閉会に当たりましての御挨拶といたします。ありがとうございました。
○議長(
松本英志) 以上をもちまして終了いたします。
皆さん、大変御苦労さまでございました。
閉 会 午前11時43分...