淡路市議会 2019-12-13
令和元年第81回定例会(第3日12月13日)
令和元年第81回定例会(第3日12月13日) 第81回
淡路市議会定例会会議録(第3号)
令和元年12月13日(金曜日)
令和元年12月13日 午前10時開議
1.一般質問
15番 岬 光 彦
5番 岨 下 博 史
9番 西 村 秀 一
13番 田 中 孝 始
6番 冨 永 康 文
2.議案第77号 令和元年度淡路市
一般会計補正予算(第3号)
【
補正予算審査特別委員会報告】
1.会議に付した事件
日程第 1.一般質問
15番 岬 光 彦
5番 岨 下 博 史
9番 西 村 秀 一
13番 田 中 孝 始
6番 冨 永 康 文
日程第 2.議案第77号 令和元年度淡路市
一般会計補正予算(第3号)
【
補正予算審査特別委員会報告】
1.会議に出席した議員(18名)
1番 石 岡 義 恒 2番 針 木 均
3番 井 出 信 4番 多 田 耕 造
5番 岨 下 博 史 6番 冨 永 康 文
7番 打 越 齊 8番 田 尾 成
9番 西 村 秀 一 10番 太 田 善 雄
11番 鎌 塚 聡 12番 戸 田 雄 士
13番 田 中 孝 始 14番 土 井 晴 夫
15番 岬 光 彦 16番 籾 谷 宏
17番 池 本 道 治 18番 松 本 英 志
1.会議に出席した事務局員
の職氏名
事務局長 奥 村 恭 司
次長兼議事課長 細 川 浩一郎
議事課課長補佐兼総務係長兼議事係長
山 田 真優美
議事課主査 髙 木 梨 奈
1.会議に出席した
説明員
の職氏名
市長 門 康 彦
副市長 金 村 守 雄
副市長 長 濵 泰 之
教育長 山 田 一 夫
理事 太 田 宜 伸
企画情報部長 真 嶋 加由里
企画情報部付部長(
ふるさと納税・
企業誘致推進担当)兼淡路市
東京事務所長
坂 口 完 治
総務部長 山 名 実
総務部付部長(
事務所統括担当)
川 端 充
総務部付部長(税務・
収納推進担当)
嶋 本 敏 美
危機管理部長 奥 田 恵 子
市民生活部長 下 原 渉
健康福祉部長 浜 田 英 寛
健康福祉部付部長(
子育て支援担当)
中 野 輝 美
健康福祉部付部長(介護・
高齢者支援担当)
谷 添 敏 夫
産業振興部長 角 村 光 弘
産業振興部付部長(
商工観光担当)
新 阜 照 久
都市整備部長 高 田 茂 和
都市整備部付部長(下水道担当)
椎 木 孝 一
会計管理者(兼
工事検査担当)
古 地 弘 明
監査委員事務局長兼
選挙管理委員会事務局書記長
巳 鼻 康 文
教育部長 富 永 奈緒美
教育部長 西 岡 正 雄
教育部付部長(
文化財活用等担当)
伊 藤 宏 幸
開 議 午前10時00分
……………………………………
○議長(松本英志) 皆さん、おはようございます。
さて、本日は、休会明け
の会議が再開されましたところ、議員各位並びに門市長
を初め市幹部職員
の皆様方には、定刻に御参集いただきまして、まことにありがとうございます。
ただいまから、今期定例会第3日目
の会議
を開きます。
本日
の議事日程は、お手元に配付しておりますので御了承願います。
それでは、直ちに日程に入ります。
◎日程第1.一般質問
○議長(松本英志) 日程第1.一般質問
を行います。
発言は、通告に基づき、順次議長より指名いたします。
質問者は前
の質問台にて御発言願います。なお、当局
の答弁
の間は、椅子
を用意しておりますので御利用願います。
執行部
の皆様
の答弁につきましては、最初は登壇いただき、2回目以降は自席でお願いいたします。
念
のため申し上げます。質問時間は答弁
を含めて1時間以内であります。制限時間に達した場合は、質問または答弁中であっても発言
を中止願います。
以上であります。
それでは、順次質問
を許可いたします。
初めに、15番、岬 光彦君であります。
岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) (登壇) 15番、岬 光彦でございます。皆さんおはようございます。私は、きょう最初に登壇する
のは久しぶりで、ちょっとどきどきしておりまして、きのう2時から、ことし
の世相
を占う清水寺貫主
の字ですね。漢字一字が発表されるいうことで見てましたら、きょう朝
のニュースで聞きますと、令和
の令、当たったなと思いました。
ほとんど
の方が当たったと思うんですけども、大分応募
の結果、令が多かったということだと思います。
これは大体、皆さんもいつから始まったかという
のは、なかなか知らん
人も中にはおるかと思うんですけども、これ阪神・淡路大震災
のとき
の後
のときから始まって、最初
の字は震災
の災という字だったですね。
災が多くて、ことしも災が来るんじゃないかなと思ったんですけども、外れました。
それで、ことしも本当にいろいろな十大ニュースもいろいろあるんですけども、大変だったことという
のは、ことしもまた台風が来たと。台風19号
の影響で、本当に昨年も西日本豪雨で大変だったんですけど、ことし
の台風19号は非常に大きな台風でして、本当に被害
を受けた方たくさんおられまして、もう本当に93
人という方が亡くなられた。これは本当に自然災害という
のは怖いなと、その辺がなければ、あったわけですけども、このようになるということは、想定外
のことが起きる
のが今
の時代かなと思ってます。
そういったことで、先般、西村大臣ですね。
経済再生担当大臣、そして地方何やったかな、これが難しい
のよ、全
世代型社会保障改革担当大臣に就任されまして、そのパーティーに行ってまいりまして、西村先生も義援金
を台風19号
の方々に送らないかんということで、本当に心配しておられました。
そして、復興
を頑張らないかんと自分に言い聞かせておりましたけども、その中
の席上で、お話があったわけです。やっぱり
再生担当大臣ですからね、経済
を再生していかないかん。それでは、経済成長
をしていかないかんと。経済成長はどのようにして日本
の経済成長
をしたら、これが大事なんですね。日本
の経済成長どのようにしたらいいんかということなんですけども、ロボットとしてAI(ArtificialIntelligence)人工知能ですね。
これに頼らないかんと。人工知能という
のは、皆さんも御存じ
のアメリカ
のIBM
のワトソンがつくったわけですけども、日本ではペッパー君ですね。小さい人形がやったら勝つんですよね。囲碁
の名人やあんなんでも、将棋でもね、それとIoT(internetofthings)、要するに
インターネットをつなぐあれ、そしてSNS
のあの分解して
ビッグデータ、これ
を活用してイノベーション
を起こさなければだめだと、このようなこと
を言ってました。
これは非常に大事なことです。大臣が言うとるんです。必ずそないなります。
そういったことかと思うんですけども、そこでソフト面では、やはりもう果敢に挑戦していくということ、それとまた多様性
を大事にすること。そして3つ目は働き方
の改革
をやろうやないかと。これは大臣が言うとることですからね、絶対そないになってくると思います。
そういったこと
をおっしゃってました。全く私もそうやな、なるほど大臣になると違うなと、えらい貫禄あるなと、そのように感じました。周り
を見ても、いっぱい何かこうああいう
人がおるし、ああなるほどなと、大臣になると違うんやなという感じ
を受けました。
さて、ここまでにしまして、本題
のほうに入らせていただきたいと思います。
本日は教育について、そしてまた自治体
の資金調達手段について、そして公共施設
の耐震診断と
土砂災害計画区域について。防災ですね。このことについてお伺いしたいと思うわけですけども。
まず最初は教育なんですけども、今いじめ、よく問題になってまして、本当に新聞紙上はあるか、いろいろあるんですけども、いじめについて本
を出している
人がおるんで、山崎聡一郎いう
人がね、商法除いて、「こども六法」いうて、子供でも法律知っとったらいいんじゃないかと。それ自分
のいじめ
の体験
を本にしているんですけど、えらい注目されております。
それとか、いじめに中心になって、市長になった大津市長ですね、もう選挙で出ないと。そういうことで、あの
人若いんですけどね、まだ。ですけどね、もっと若い
のは、教育で有名なフィンランド
の首相なんですが、34歳、閣僚は女性ばっかり。そういうことも、きょうはちょっとそれていきますので、本題へすぐに戻りますから。
教育
の中で、
東須磨小学校の教師間
の要するに暴力とか、これも1つ
の教師いじめだと思うんですけども、問題が起きました。これもなかなか発覚しませんでした。
そういったことで、いじめ
の問題が、教師間
のいじめ
の問題がありました。
そこで今、本当にいじめとか、虐待とか、ひきこもり、8050問題とか、体罰とか、こういったことがよく起こるわけですけども、大体教師
の懲罰
の中で一番多い
のが体罰、そしてセクハラ
のあれですわね。
そういった
のが大体3割から5割占めるということですのでね、そういったことで体罰という
のも怖いなと思うわけですけども、その
東須磨小学校ですけども、校長先生が、ある小学校におる女性
の40代
の先生
を引き抜いて自分とこの小学校へ連れてきた。それが女帝と言われて、このごろ
インターネットが発達してますからね、名前も顔も出ているわけですよね。40代
のMHやね。Hという女性なんですけども、その
人が中心になって、あと3
人、30代
の男
の先生ですけども、が加わって、いじめ
を行っていたと。こういうことであります。
いじめられるほうはといいますと、大概20代
の若い男女
の先生と、こういって1
人は訴えておりますけども、こういったことでなぜ起こったかといいますと、これはやはり、尾木先生ておられますけども、やっぱり教師
の中には村社会という
のがありまして、教師村ではないんですけどね、
教育委員会と教師とがみんな一緒になって、余り外へ漏らさないような体質がある、村社会があるんやないかと、私が言うとるんじゃないです。尾木先生という偉い先生が言ってますので、そういったことで、非常に今話題
のトップでありまして、話題になっております。
そこで、なぜそういうことが起きる
のか。
教育委員会へ連絡すぐ行かない
のか。起こっても校長は見て見ぬふり
をしてたような感じもするわけですね。
そこで、いろいろな私も教師
の先生から、特に若い先生からパワハラとかセクハラとか、そういう
のはいろんな
ハラスメントがありますけども、
ハラスメントを、これどないも、どないかならへんかなというて私に言うてくるわけですね。
先生方いうたら、まだ組合とかそんなんもあるんやなし、今いろいろなとこでお話ししたらいいんやないですかというとね、そういう取り扱ってくれるところがないというんですよね。
それでね、今いろんな
ハラスメント出てますけどね、
教育委員会としてね、その
ハラスメントの先生方
の持っていき場所でね、駆け込み寺みたいなとこがある
のかどうか。それともそういった、この間新聞紙上でもちょっと出てましたけども、ある
のかどうか、お教えいただきたいと思います。
○議長(松本英志) 岬 光彦君
の質問に対する答弁
をお願いいたします。
教育長、山田一夫君。
○教育長(山田一夫) (登壇) 淡路市
の場合
の各種ハラスメントの対応についてということでお答えします。
まず、今般
の神戸市
の事案については、教員による
信用失墜行為であり、まことに遺憾な事案であると考えています。
さて、淡路市
の場合は、この本市
のハラスメントの対応につきましては、これまでに国、県
のガイドライン
を参酌し、
パワーハラスメント防止に向けた
取り扱い指針、職場におけるセクシャル
ハラスメントの防止に関する指針、妊娠・出産・育児または介護に関する
ハラスメントの防止に関する指針
を定めまして、各校に通知
をしているところです。
各校においては、これら
の指針に基づき、未然防止、意識啓発などによる
ハラスメントのない職場づくりに向け、管理職
のリーダーシップ
のもと、研修等を通して啓発
を行っているところです。
また、そのような事案が仮に残念ながら発生した場合には、職員が相談できる窓口についてもあらかじめ職員に周知しているところでございます。
いずれにしましても、教育にかかわる者
の人権尊重意識の向上こそが大切でございますので、今後ともより一層
の研修及び啓発活動に取り組んでまいる所存でございます。
以上、答弁といたします。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) 新聞紙上では、県
の教育長が中心になって県
の事務所
のほうでいろんな受け付け
の周知
をしておくということ
を新聞には載っておりましたけども、そういった組織
をつくっていただきまして、できるだけね、すぐに早く解決していかんかったら、村社会ですからね、だんだんだんだん深みに入っていくような気がしますので、よろしくお願いしたいと思います。
そして、この
東須磨小学校の問題で、問題な
のは人事権
の問題がありまして、神戸市では人事権は校長にあるんです。
私も知りませんけども、淡路市
の場合は、県教員ですから、教育事務所にある
のか、
教育委員会にある
のか、校長にある
のか、わからないんですね。
それで、いろいろ校長先生にも聞いてみたら、少しは私らも言いたいことは言うんですけども、どうもそのようにはいかんと。うまいこと、いろいろなバランスもあるし、この場合、淡路市
の場合は、人事権という
のはどこにあるんでしょうか。
○議長(松本英志) 教育長、山田一夫君。
○教育長(山田一夫) 神戸市
の場合は、
政令指定都市でございますので、神戸市にあります。それ以外
の一般
の市町村
の人事権という
のは
県教育委員会に
地方教育行政の組織及び運営に関する法律で定められております。任命権は兵庫県
の教育委員会、ただし服務監督権は市
の教育委員会にあります。指導監督する権限は市
の教育委員会にあります。人事
の任命権は県
の教育委員会でございます。
ですから、何か事があった場合については、連絡調整
をしながら、事
を進めていくと、対応
を進めていくということでございます。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) ということは、責任は県にあるんだけども、人事
を握っている
のは淡路市
の教育委員会、淡路
の教育事務所ではないわけですね。もう一度そこ
の確認だけ、
教育委員会で人事
を行っているということですか。県
のほうは人事にはタッチしてないというわけですか。承認だけですか。
○議長(松本英志) 教育長、山田一夫君。
○教育長(山田一夫) これは、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律で、市から県に対する内申という
のも制度となっております。市がそれによって、内申
をもって県が人事権
を発令
をするというふうな制度となっております。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) わかりました。そしたら、次いきます。
2020年から新しい
学習指導要綱で小学校
の授業が始まります。次
の年は中学校が始まるわけですけども、今、非常に移行期間です。そしてまた3年生、4年生は外国語活動が35時間、そしてまた5・6年生は70時間。
プログラミング教育も必修になります。
そして、道徳ですね。これが特別
の教科いうことで、道徳も必修になります。
この英語とか道徳とか
プログラミング教育とか、こういった
のは、誰が、要するに担任
の先生が教える
のか。それとも教科担任制
をとってやる
のか。どのようにして教える
のか。そのことについてまずお伺いいたします。
○議長(松本英志) 教育部長、西岡正雄君。
○教育部長(西岡正雄) 誰が教える
のかということについて
の答弁
をいたします。
まず、特別
の教科、道徳につきましては、週1時間ずつ、年間35時間常に行えることになっておりまして、学級担任が行います。
次に、3年生、4年生
の外国語活動、そして5年生、6年生
の外国語科
の授業については、基本的には学級担任が教えますが、英語教諭
の免許
を持った教員が配置されておりましたら担当させることもございます。
現在本市におきましては、1名加配
をいただいておりまして、浦小学校
のほうで配置
をしているところでございます。
なお、外国語
の支援におきましては、学級担任
を補佐する形で、外国
人指導助手も置いておりますので、ともどもに授業
を行うと。本市におきましては、2名増員いたしまして、週に2日ずつ外国
人指導助手も授業に加わる形というふうな体制
を整えたところでございます。
以上でございます。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) 大変ね、これで担任
の先生ね、非常に負担がかかってくると思うんですね。私も余り英語は得意じゃないんですけどね、こんな英語
の授業
をやれいうたら、なかなか非常に難しい。だから、その指導
をね、
教育委員会としては、指導
をね、十分にやっていただきたい。それとも、英語
のできる
人を加配していただきたいと、このように思います。
それとね、大体時間数ですけどね、授業
の時間数、大体1年生から6年生、そして中学校、大体、淡路市
の時間数、どれくらい単位ずつでやっている
のか、ちょっと1年から6年まで、そして中学校、時間数
をお教えいただきたいんですけども。授業
の時間数です。
○議長(松本英志) 教育部長、西岡正雄君。
○教育部長(西岡正雄) 時間数につきましては、
学習指導要領で定められたとおりに、
年間授業計画を立てまして取り組んでおるところでございますが、現行
の時間数で申しますと、1年生は年間850時間、小学校2年生は910時間、3年生は945時間、4年生は980時間、5年生、6年生ともにこれも980時間となっておりまして、今後これに35時間ずつ上乗せされた新しい指導要領によりまして、1,015時間といった形で来年度より進められることになります。
以上でございます。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) 大体ね、ぎりぎり
のとこなんですよね。やはりね、私いろいろ参考資料
を調べましたらね、大阪市は少ないんですよ。ほんで大阪やっぱり授業
の少ないとこは成績も学力テストやると悪いんですよね。だから、授業数が多いとこは学業も高い。これは言えると思うんですけども、PISA
のね、2018年度
の学習到達度調査結果いう
のが出ておるんですけども、ちょっとまた外れますけども、一生懸命やはり勉強
のしているところは高いわけですわ。学力が。これはもう正比例している。間違いない。そして競争
の多いところもまた高い。
これは証明されておるんですけども、このたび残念なことにPISA
の結果が余りよくなかった。学習到達度テストですけども。またパソコン
を使ったからかもわかりません。デジタル化に対応できない
のが日本
の今
の教育かもわかりません。
読解力が15位と。こういったことで大学入試に読解力
をやろうかなと、今記述式
の大学入試
をしようかなと思ってますけど、多分無理だと、ような気がします。
こういったことで、15位ということで、そしてまた数学的な応用力という
のが5位ですか。そしてまた科学的応用力は6位ですか。こういったことで平均大体5位ぐらいと。要するに学習到達度結果で一番いい
のが相変わらずこのごろは中国が3部門ともトップ。そしてこれは、よく中国
の人は勉強
をするらしいんです。そして、競争もすごいするらしいんです。そして2位はシンガポール。もうここは固定しかけております。OECD
の諸国ですからね、固定しかけております。
その激しい競争社会にやっぱり勝ち残るためには、やはり競争
の原理も必要になってくるんやないかなと。
今授業数
を聞いた
のは、今、小さいとこの学年では平均より高い。ぎょうさんいてるわけですね。だけど、4、5、6年では平均
のもうぎりぎり
のとこにいっているような感じがするわけですね。
だから、やはりこれ、ほんとに性善説で、多分校長先生に聞いたんか。
教育委員会がいろいろ小学校へ行って校長と話しして、今あんたとこそれだけこの時間数
をちゃんとやってますかということ
を教育委員会は聞いたことがありますか。
○議長(松本英志) 教育部長、西岡正雄君。
○教育部長(西岡正雄) 学校におきまして
年間授業計画を立てて実施
をしていくと申し上げておりますが、実際
の授業
の記録につきましては、学級担任が実践した形
を記録
をとっていきまして、残しております。
年間
の授業時数は、先ほどお話ございましたが、ぎりぎりという
のは、本市におきましても、多目
の上回った数で実施
をしているところでございまして、先ほど申し上げた
のは、標準
の時間数でございます。そして、抜き打ちでそのように調査
をするかということはございませんで、年間どのように進んでいるかということにつきましては、学校長
の責任
のもと行っております。
ただ、先般、このような状況
を尋ねる場面がございまして、そちら
の小学校では年間995時間
を今現行
の移行期ですので、6年生で授業
をしているところですが、既に673時間ほど
をやっておりまして、この数字はおおむね全体
の3分の2というところ
を超えておりますので、12月から残り
の3月まで
の授業
を全て行ったところにおきますと、やはり標準時間
を上回った形で順次授業
を進められているものと把握しているところでございます。
以上です。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) そう
教育委員会が答えると私も思ってましたけども、そんなん校長先生がうそ
を言うとるやろうというはずがないし校長先生もうそはついてないと思います。
ですけれども、実際に10分ぐらいしたって、したということになる
のかもわかりませんし、これいろいろ、高校でね、実際にごまかしておったとこがあったんですよね。高校で必修でやってますよいうて、これはちゃんと出てましたから、それで実際にはやってなかったと。こういったこともありますから、たまにはね、
教育委員会も一緒に学校へ行ってね、ちょっといろんなそういう話もね、するということは、要するに、教育にとっては大事ではないかなと、このように思うから言っているわけであって、特に、それで、そんなもんでやめます。
続きまして、続いて、このICT
の利用
の問題ですけども、淡路市は非常に進んでいると言われる方もICT教育おられるわけですね。
iPad、私も昔ここでiPad導入したらどうですかといったら、電子辞書で勉強してますから、そのとき、森教育長やったかな、iPad
の用事ないんと違いますかというようなこと
を、用事ないとは言うてませんよ、まだ今まだ時期尚早ではないかなというようなこと
を言われました。それが十何年前ですね。それからもうあっという間に進み、要するにICT教育ですね。もう今なくてはならない。もう特にアメリカとか中国は進んでます。
それでもう本当にデジタル社会に対応していかなければだめだということで、これもICT教育という
のは、やはり
インターネットオブスイングということで、ただiPadだけがあればいいんじゃないんですね。これとパソコンとそれと電子黒板ですね。これ
を3つ
を結びつけて教育
をすると非常に相乗効果があると言われているわけですね。
そこですよ。そこで今、電子黒板とかパソコン
の各小学校
の台数は何台ぐらい入っているんでしょうか。
○議長(松本英志) 教育部長、西岡正雄君。
○教育部長(西岡正雄) 電子黒板、パソコン
の台数につきましてお答え申し上げます。
まず、電子黒板につきましてですが、本市では、平成26年度からiPad
の導入に合わせまして、電子黒板機能付プロジェクター
を整備したところでございます。その他
の電子機能はついておりませんが、電子黒板機能はついておりませんが、その他
のプロジェクター
を含めますと、現在
のところ約210台が各教室に設置されております。
また、パソコンについては、児童生徒
の教育用として471台ございまして、タブレット端末
の3,043台と合わせますと約1.2
人に1台
の整備状況でございまして、全国
の数字では児童生徒5.4
人に1台という状況ですので、こちらは全国におきましてもトップクラス
の整備状況でございます。
このような中で、年間
の授業計画に従って、1コマ45分、小学校、中学校は50分、きちっと授業
のほう
を進めております。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) プロジェクター付電子黒板、わかりました。電子黒板じゃない、プロジェクター付電子黒板。はい、本当に頑張っていただきたいと思います。
それだけあるとは思わなかったもんで、びっくりしました。
続きまして、このICT教育が非常に大事だという
のはね、一昨日ですかね、ノーベル化学賞
をもらいました吉野さんですね、旭化成
の方です。非常に化学
をする
人が少なくなってきたと。若い本当に小学校
の小さいときから、化学
をやろうという
人が本当にいてないと。それでね、やはり、そういった教育
をやっぱり小さいときからしていかんと化学はできなくなるということで、ものづくりで日本は今生きていてますね。
吉野さんもリチウムイオン電池
の開発でノーベル賞
をいただいたと。このごろ、日本はノーベル賞
をいただく
のは、化学とか、物理とか、あんなんばっかり、そういったものは得意なんですけども、なかなか後継者がいてないと。このように言われております。
それで、ものづくりでいうと、日本でSTEM教育という
のが、ステム教育と下に書いてありますけども、Sはサイエンス、Tはテクノロジー、Eはエンジニアリング、そしてMはMathematics、マスマテイックス、発音悪かってごめんね。数学。こういったこと
を合わせた教育が低学年から必要だということなんですけども、このことについて、ステム教育という
のは、アメリカとか、中国では非常にもう小学校
の1年生からやっている。
これについて、どのような考え
をお持ちですか。
○議長(松本英志) 教育部長、西岡正雄君。
○教育部長(西岡正雄) STEM教育につきまして、まずは教科横断的な学びが必要ではないかというところがございます。1つ
の例えば算数
を勉強しておりましても理科につながるところがあるといったところで、幅広く捉えたところ
の学びが必要かと思いますが、現在
のところ、これに通じる
プログラミング教育ということにつきましても、淡路市におきましても、力
を入れて取り組んでいるところでございます。
他市におきましては、iPad
の整備等、タブレット
の整備等がおくれておりまして、
プログラミング教育に取り組もうとしましても実施できないというところでございますが、本市におきましては、即対応できるところでございまして、既に多く
の実践がございまして、他市に誇れる形でプログラム教育
の推進も当たっているところでございます。
そのようなところから、科学的な知識、あるいはテクノロジーに関する知識といったところ
を膨らませていきながら、学び
を進めていくことができればと考えているところでございます。
以上です。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) よろしくお願いしたいと思います。
それと、市長にお願いしたいんですけどね、ICT教育首長会議という
のがございましてね、これ100から
の自治体が入っておりますのでね、こういったことも市長が入っていただくということも考えていただきたいと思います。
続きまして、2番
の自治体クラウドファンディングということで、このごろは自治体
の資金調達手段という
のも、なかなかこれピーアールとか、そういったことで一生懸命自治体でやっているなという、要するに姿勢ですね、こういったことで非常に大事なんですけども、長年クラウドファンディングという
のが、自治体
ふるさと納税と非常に似ていますが、
ふるさと納税以上に資金
の使途が明確です。
例えば野島断層
の保存に使うとか、このクラウドファンディングいう
のは、目的
を持ってお金
を集めると、
ふるさと納税の、そして寄附金額に応じてイベントに関連する商品
を送ったり税額
の控除
を行ったりすることで返礼すると言われております。
一時的な資金集めのみならず、広く状況とそれに対処する自治体活動
を知ってもらうということが非常に大事で、133
の自治体でこれも行っていると言われております。
クラウドファンディングには、寄附型、購入型、都市型といろいろあるんですけども、やはりこれ
を利用してはいかがかということですけども、これについて
の実施するつもりはある
のかどうか
をお聞かせください。
○議長(松本英志) 市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) (登壇) お答え
をいたします前に、ICT首長会議には入っております。何と言いましても、全国で淡路市は小学校6位、中学校が7位という、すばらしい評価も得ております。
お尋ね
の件でありますけれども、いわゆるクラウドファンディング、日本語に訳すと、群衆
の資金調達ということであります。
極言すれば、不特定多数から
の資金調達、この典型は税金ではないかなと、そんなふうにも言われております。
さて、ふるさと投資につきましては、地域資源
の活用やブランド化など、地方創生・地域活性化
を進める事業に対しまして、クラウドファンディングなど
を利用しまして、個人が少額投資により地方活性に貢献できる仕組みであります。
ふるさと納税の投資版とも言われております。
投資
を受けました地域事業者は、出資金
を活用運用し、出資者は投資先事業
の業績に応じた分配金や、製造商品・特産品・宿泊券など
の特典
を受け取ることができるとされております。
インターネットを介しましてアイデアやプロジェクト
を紹介し、それに共感し、賛同する一般
の人から広く資金
を集めることができるクラウドファンディングは、事業者にとりまして新たな
資金調達手段であり、新たなファンづくりにもつながり、これら
のことが起業や新規事業創造
を後押しすることにより、新たな雇用
を生むなど、地域活性化につながるものと考えています。それぞれメリット、デメリットがありますので、検討する必要があるとも考えております。
今後は、関係機関と連携
をしながら、それぞれに合った方法によりまして、地域資源
の活用等
を図っていきたいと思っております。
以上です。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) よろしくお願いいたします。
次ですけども、ふるさと相続。これ変わったことなんですけど、私はこれ、淡路市に合っているんやないかなと思っているんですけどね。
ふるさと相続という
の。余り聞いたことない。ふるさといろいろありますからね。これもなかなかええ考えやなと思うんですけど、これはね、生駒市で去年から行われているんですけども、昨年度から。少し前はね、死亡すると、社会福祉協議会に香典
の一部
を寄附する
のが何かステータスだったんですね。香典もろた。たくさんもろたから、これ100万ぽんと寄附しようかというんですけど、このごろそんなとこはほとんどありません。
それで、何でなくなった
のかなという
のが、これわからないんですけど、世知辛い世の中になった
のかなと思うんですけど、今はね、故人
の遺志により香典
を御辞退いたしますと、こういう文化は非常にふえているわけですよね。
そやから、まあなかなか社会福祉協議会も大変なんですけどもね、中にはね、非常に淡路市
の中でもようもうけた
人が中にはおると思う。そしてもう初めからもう淡路市に寄附したいという
人も中にはいてると思うんですね。
それでね、遺言
をつくる必要もないし、これはオリックス銀行ですけどね、生駒市は、オリックス信託銀行に預けているわけですね。
それで、100万から2,000万円以下で申し込みができましてね、信託補助料ゼロということで、もうこれはね、なかなか信託期間も最長30年、途中でやめることもできます。そして元本
の保証もあり中途解約も可です。一回これに生駒市とか、もう1つ何とか町いう
のがやっとったと思うんですけどね、こういったこと
を今からふるさと相続いう
のは非常にいいんやないかなと思うんですけどね、これはどのように考えますか。
○議長(松本英志) 市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) 一般的に相続という
のは、米国と日本では非常に違いがあると言われております。
大体日本
の場合は相続するとほぼ国に帰属するような、米国
のほうはそうじゃなしに個人が継続しているという、そういった概念がある
のではないかなと思っております。
で、ふるさと相続でありますが、遺産
の一部
を寄附します、遺贈寄附
の方法
の1つで、今まで遺贈寄附する場合は、実質的には遺言しかなく、手間と費用がかかっていました。
ふるさと相続は、遺言書
を作成することなく、使い道
を指定し、自治体に寄附
をすることができる制度であります。
相続税
の対象外となります。寄附者が死亡した後に自治体が受納する流れであり、本年9月末現在、全国で2つ
の自治体がこの制度
を採用
をしています。
本市におきましても、淡路市に恩返し
をしたい、淡路市
のために役立ててほしいといった、寄附者
の思い
を尊重し、
ふるさと納税とともに、ふるさと相続等も含め、寄附
のしやすい体制、環境整備
を検討していきます。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) どうもありがとうございます。そうしていただきたいと思います。それと同時に、今ちょっと注目されておりますけども、
ふるさと納税の企業版、これ余り人気がないんですよね。35億円ほどしかまだ集まってないそうです。
地方公共団体が作成した地方創生にかかわる事業に対し企業が寄附
を行った際に、全額控除される
のが企業版という
のですけれども、寄附金額は下限が10万円から可能で、自治体が作成した地方創生にかかわる事業に寄附
をする。寄附金額
の最大6割が法人住民税などから控除されるんですね。これがふえたと思うんですけどね、またCSR活動
のピーアールとしてもメリットがある。
今、淡路市
のこの
ふるさと納税企業版に応募している企業が何社ある
のか。まずそれ
を教えてください。
○議長(松本英志)
ふるさと納税推進担当部長、坂口完治君。
○
企画情報部付部長(坂口完治) (登壇) 議員
の御質問でございますけども、この本市で
のこの企業版
ふるさと納税に関しましては、現在、3年間
の計画で事業
をやっておるところですけども、3年
の間で寄附していただいている企業は1社となっております。
以上です。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) 1社あるということは、今から何社でもふえる可能性があるということで、これ
を非常に官房長官は後押ししてまして、そして5年延長して、またこの最大
のこの法人住民税
の控除も考えていこうというておりますので、ぜひこの企業版も頑張って、5年間延長なりましたので、頑張ってやっていただきたいと思います。
よろしくお願いしまして、次
の質問にいきたいと思います。
防災ですけども、防災
の面で、これ何が言いたいかといいますと、ちょっとかくしておきますけども、備えあれば患いなしという言葉がございます。
耐震
のない建物、淡路市にはいろいろ耐震がちょっと足らんという建物どんどん建てかえてきたり改修したりしております。
北淡センター
の建てかえであり、また津名淡路保健センター
の建てかえ、そして東浦一宮総合事務所ですね。改修などもあります。
旧耐震基準という
のがありまして、これが昭和56年5月30日以前
の建物が旧耐震基準です。
まだ、淡路市
の公共施設で旧耐震施設で建てられた淡路市
の施設は幾らぐらいある
のか、お教えください。
○議長(松本英志) 総務部長、山名 実君。
○総務部長(山名 実) (登壇) 昭和56年5月31日以前に建てられた公共施設ということで、本市が所有する施設につきましては、本年3月31日現在で1,054棟あります。そのうち昭和56年5月31日以前に建てられた数につきましては287棟ございます。地区別では、津名地区で61棟、岩屋地区で44棟、北淡地区で72棟、一宮地区で61棟、東浦地区で49棟となっております。
以上でございます。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) それだけたくさんあるわけですね。旧耐震基準ということは、もう40年は過ぎているわけですよね。もう木造でしたら、40年
を過ぎた建物いう
のは非常にもう危険な状態になりつつあるわけで、特に阪神・淡路大震災
のときに倒れた
のがほとんどがもう旧耐震基準
の建物だったということで、それでね、やはり促進法ができましてね、耐震診断
を行わにゃあかんというのに、淡路市では耐震診断、例えば緊急指定場所ですね。例えば佐野会館及び塩田会館、こういったとこは避難場所になっておると思うんですよね。こういったところ
の耐震はやっとるんですか。避難場所です。
○議長(松本英志) 総務部長、山名 実君。
○総務部長(山名 実) 先ほど申しましたように、施設
の数がかなり多くございます。全て
の施設で耐震診断が終わっているということではなく、一部できている施設とできてない施設がございます。
以上です。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) 耐震改修促進法という法律がやっぱりできておるんですからね、法律に沿ってやらにゃ、これはちょっと問題が起きるんやないかな思うんですけども、確かに佐野会館とか塩田会館という
のは旧耐震で建てられとるわけで、ほんで緊急指定場所になっているわけですね、避難場所。
だから、これはやはりこういった場所は必要になってくると思うんで、耐震診断して、もしも悪いようやったら、やっぱり改修していただくなり、建てかえていただくと。
特に私は言いたい
のは保育所、例えば大町保育所であり、塩田保育所であり、生穂保育所であり、仮屋保育所、木造ですね。それでもう非常に毎日
のように子供が行き交いするわけですね。これもし地震が昼間に来たら、子供ですからね、物すごく迷うと思うんですね。それでそこら中走り回ると思うんですね。
こういったとこのね、もう都会ではもう必ず保育園という
のは耐震改修
をやっているんですけど、保育園で耐震改修
をやったりしてるとこはございますか。
○議長(松本英志)
子育て支援担当部長、中野輝美君。
○
健康福祉部付部長(中野輝美) (登壇) 本市では、耐震基準が導入されました昭和56年以前に建てられた保育所で耐震診断が義務づけられております、床面積1,500平方メートル、かつ階数が2階以上
の施設について耐震診断及び耐震改修
を行いました。
一方、大町保育所等
の平家建
の保育所については耐震診断
を実施しておりません。
今後は、老朽化した園舎について、昨年度作成
をいたしました保育施設長寿命化計画に基づいて整備
を進めたいと考えております。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) 私もね、それくらいは書いてあるんですよね。それで、ですけども、自分とこで危険なものと、危険な建物という
のをもう耐用年数、木造で40年以上たっているんですよね。
だから、そういったところはね、私はもうその耐震診断なんかする必要はないと思います。順次、建てかえていかにゃいかんと思うんです。これが非常に大事なことでないかなと思うんですよ。
耐震診断、仕方ない。もう建てかえていく
のが一番。それとか、もう改修するんやったら、必ず改修
をしていくと。こういったことが大事ではないかなと私は思います。
そしてまた、次にいきます。もう台風19号
の影響で土砂警戒区域
の指定が非常に兵庫県
のほうでも急がれております。淡路市でも土砂警戒災害警戒区域
の調査はもう行われまして、全部終わってます。調査は。
ただ、まだ結論
を検討に入っているとこが津名町、どのようにしたらいいかなと。これは県
のほうで確認とってます。それでまあ、一宮、北淡、岩屋、東浦はもう土砂警戒区域
の指定ができるようになってます。
津名はまだちょっと迷っているとこがあるみたいなんですけども、ハザードマップ
をつくろうとしているんですけども、やはりみずから
の命は自分で守ることが自然災害から身
を守る教訓ではないかと思います。ですから、ハザードマップという
のは非常に大事になってきます。常にどこが悪いか、どこが土砂崩れで危険かということ
を感じておってほしいと。知っておってほしいということで、まず危険区域に隣接する公共施設とかがありますか。ありませんか。あったらどのように対応するんですかということ
をお聞かせください。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) (登壇) 土砂災害特別警戒区域に隣接します公共施設については、あることはございます。その施設につきましては、個々
の状況に応じて対応していきたいというふうに考えております。
○議長(松本英志) 岬 光彦君。
○15番(岬 光彦) 実際に危険区域に隣接する公共施設、結構あるんですよ。
それでは、特に保育園、自分で手前みそ言うたらいかん
のですけどね、大町保育園もかかているわけですね。だから、そういったとこは速やかに建てかえたら私はええと思うんですけども、これはちょっと余分なことかもわかりませんけども。
結びになりましたが、1年間本当に皆様方には大変お世話になりました。年号も平成から令和となり、新しい淡路市
の夜明け
を私は感じます。また年号もイノシシからネズミになります。始まります。1から
の始まりかと思います。年末年始は9連休になります。ゆっくりと今年度
の疲れ
をとっていただいて、次
のときは元気いっぱい
のすがすがしい顔で出勤いただきたいと思います。本年は大変お世話になりました。
また来年はよいお年
をお迎えください。終わります。
○議長(松本英志) 以上で、岬 光彦君
の一般質問は終わりました。
ここで暫時休憩
をいたします。
再開は11時10分といたします。
休憩 午前10時56分
─────────────
再開 午前11時10分
○議長(松本英志) ただいまから会議
を再開いたします。
次
の質問は、5番、岨下博史君であります。
岨下博史君。
○5番(岨下博史) (登壇) 皆さん、こんにちは。5番、住民目線
の会
の岨下博史でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、通告に基づき、議長
の許可
をいただきましたので、ただいまから一般質問
をさせていただきます。
私は、数ある課題
の中から、次
の4つ
の質問
をさせていただきます。
1.淡路市社会福祉協議会本部移転について。
2.津名一宮インター周辺
の開発について。
3.放置自動車及び放置自転車
の撤去。
4.志筑川放水路
の草刈り等
の維持管理でございます。
以上、よろしくお願いいたします。
まず1番目
の淡路市社会福祉協議会本部移転についてでございます。
淡路市社会福祉協議会は、従来から、地域住民主体によるさまざまな地域福祉活動
を推進するとともに、市
のいろいろな福祉事業
を受託するなど、公共性
の高い民間非営利組織として活動してまいりました。
その経緯
を踏まえ、地域福祉
の中心的な役割
を果たす団体として、地域における福祉関係者や関係機関、また団体などと連携し、地域
の連帯と支援
の輪
を広げていくという、大変重要な役割
を果たしてきております。
福祉
の総合相談、生活困窮者自立支援、認知症高齢者等
を支える家族会
の運営協力など
の社会福祉関連事業、また福祉用具
の貸与、居宅介護支援、訪問介護等
の介護保険事業、そして、たけ
のこ作業所、いちご
の家、あいあい作業所、ひまわり作業所など
の障害福祉事業と、その内容は大変幅広いもので、地域住民にとってはなくてはならない存在ということは言うまでもありません。
今回、この志筑にある本部事務所及び津名支え合いセンターが入っている建物が、耐震診断
の結果、基準
を満たしていないということ
のように私はお聞きしていますが、そのことも含め、この移転に至った経緯について、もう一度御
説明をお願い
をいたします。
○議長(松本英志) 市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) (登壇) 社会福祉協議会でありますけども、当然独立した団体でありますので、社会福祉協議会本体
の御意見
を尊重しなければ、まずはならないと思っております。
現在淡路市社会福祉協議会が事務所として使用している津名保健センターでありますけれども、これは市
のほう
の紹介で使っていただいているわけでありますが、この建物は、旧
の耐震基準
の建物となっております。
しかも、築40年が経過
をしまして、老朽化が非常に著しいということで、淡路市公共施設等総合管理計画に基づきまして解体する予定としています。
耐震診断については、そういうことで実施はしておりませんけども、基準
の建物以前
のものでありますので、当然もう使えないというふうなことは自明
の理であるというふうなこと
の中で
の整理が、その淡路市公共施設等総合管理計画に基づいて決定されたわけであります。そのことによりまして、今社会福祉協議会においてもるる協議
をされております。
以上です。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) 私たち議会と社会福祉協議会と
の意見交換会でも、いろんな課題
を聞かせていただきました。社会福祉協議会側からは、場所については、やはりこの津名地域が望ましいと。できれば、志筑であると市役所と
の連携も取りやすく、いろんな面で事業が進めやすいと話されておりました。
そういったこと
を踏まえた上で、この移転
の候補地はどのようになっていますか。また決まっている
のであれば、その
説明をお願いしたいと思います。
○議長(松本英志) 市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) 社会福祉協議会におきまして、協議会
のほうでもいろいろ検討されて、市
のほうにも照会がございました。
ということで、市もそのことにつきまして検討中でありますが、少子高齢化が進展
をして、地域福祉
の担い手が不足している状況になっております。身近な地域で活動していただけるボランティア
の養成が緊喫
の課題となっている状況にもあります。
特に、社会問題になっておりますひきこもり者
の対策としまして、ボランティア活動を通じて
の社会参加
の機会
を体験できる取り組み
を行うことによりまして、成果
を上げている他
の自治体
の傾向も見られます。
また、そのほかにも、近く発生が予測される南海トラフ巨大地震発生時には、多く
のボランティア
を受け入れることが想定
をされます。被災者とボランティア
をコーディネートする機能
をあわせ持つ拠点施設
の整備が必要と考えております。
いろいろと検討
をしているわけでありますけども、なかなか成案が得られません。
当然、社会福祉協議会側
の意向もありますし、一方、先ほど言いましたように、市
の公共施設等総合管理計画に基づくものもありますので、双方で寄って検討して、今
のところ
の一番想定される場所に決めたいと思っておりますが、島内3市で言いますと、施設が1つない
のが福祉会館であります。南あわじ市にも洲本市にも福祉会館がありますので、そういった観点で、淡路市も福祉会館的な施設整備
の検討にも既に入っております。
以上です。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) わかりました。次に移転
の時期でありますが、先ほどおっしゃいましたように、いろんな課題があると思われますが、今
の時点で
の時期について
の方向性について
の御
説明をお願い
をいたします。
○議長(松本英志) 市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) タイムスケジュール的にはまだ決定
をしておりませんけども、いずれにしましても、議会と
の相互認識
を合わす必要がありますので、そういった時点で詰めていきたいと思っておりますが、物理的にいきますと、令和3年度ですね。そこらあたり
を1つ
の基準にしまして、令和2年度に地質調査と設計業務
を実施すれば、令和3年度には事業化に至る
のではないかな。同年度中
の完成
を目指せばいいかなと、そういうふうに思っておりますけども、そしたらその期間中ですね、どういったとこに一旦間借り
をする
のか、あるいは先ほど言いました福祉会館
の建設とあわせて、そこに集約
をしていく
のか。それがポイントではないかなと思っています。
いずれにしましても、先ほど議員が言われましたように、非常に重要な団体でありますので、市としましても、できるだけ早く市
の方針
を決めて、社会福祉協議会と詰めたいと思っております。
以上です。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) 住民
の皆様から信頼
をされ、また頼りにされ、市としても、公的な部分
を多く担ってもらっている社会福祉協議会であります。仕事がやりやすく、また支障が出ないよう、各段
の配慮をもって対応していただけるように、特にお願い
をしておきたいと思います。
それでは、次に移ります。2番目
の津名一宮インター周辺
の開発についてであります。
今から10年前
の平成21年に、淡路市商工会長様から、次
のような意見が市
の発展
のため
の提言として出されました。
それは、市
の活性化
を図る上で、淡路島
の玄関であるウエルカムシティとして、市内にある4カ所
のインターチェンジ
の拡充、整備が緊急かつ最重要課題であると
の提言でありました。
その中に、津名一宮インターチェンジについて、淡路島
の中心に位置するインターチェンジとして、特に重要な観光資源である伊弉諾神宮
を核にし、今後
の交通アクセス
を充実する必要がある。そのために、現在
の料金所及び周辺民地
を含め、自動車及び高速バス
の利用者が利用できる拠点、総合ターミナル
を開発、建設することにより、地域住民利用者
の利便
を図るとともに、来訪者によい印象
を与え、交流人口
の増加、また周辺観光施設へ
の集客
の増加につなげるという提案でありました。
私も、随分前からこのインター
を拡充整備すれば、津名全域、結果としては淡路全域へ
の集客効果が図れる
のではないかなと思っておりました。
しかしながら、現在、周辺に赤い屋根、またたこせんべい
の里と施設はありますが、とても淡路島
の中心に位置するインターチェンジ、また淡路市
の南
の玄関口という存在感には乏しいという
のが現状かと思います。このことについて
の市
の認識
をお伺い
をいたします。
○議長(松本英志)
企画情報部長、真嶋加由里君。
○
企画情報部長(真嶋加由里) (登壇) 津名一宮インターチェンジ周辺
の現状
の認識についてお答え
をいたします。
津名一宮インターチェンジは、淡路島
のほぼ中心に位置し、津名地区は淡路市第2次総合計画において、都市機能
の集積によるまちづくり
を発展させ、公共施設、商業施設、医療機関等、市民生活に直結する生活関連施設
の相互連携
を図るとともに、交通結節点として
のさらなる充実
を図り、都市機能拠点ゾーンとして
のまちづくり
を進めることとしています。
平成30年度には、この計画に基づき、地域交通
を初め大きな変化
を伴っている津名地区
の現状
を捉まえた具体的な整備方針策定
の必要性
を認識し、利便性
の向上、地域活性化
の面から見た地域拠点
のあり方、交通結節点機能等について調査・検討
を行ってまいっております。
以上です。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) 今、伊弉諾神宮が日本遺産に認定され、県道も拡幅工事が進められ、道路は整備されてきています。淡路市
のこれから
を考えたとき、大変魅力
のある提言であり、現在でも同じことが言えると私は思います。
民地も含めたこのインター周辺
を開発し、交通、また観光、交流
のシンボルとして
のセンター
を建設し、周辺
の駐車場整備
をして受入体制
を整えることは、外から、
人も、またお金も、また企業も呼び込めるものと考えます。
さらには、道
の駅
の指定も考えれば、可能性が大きく広がると思いますが、このことについてどのようにお考えでありますか。お願いいたします。
○議長(松本英志)
企画情報部長、真嶋加由里君。
○
企画情報部長(真嶋加由里) 市では、人々が集い交流する魅力的な都市機能ゾーン
の形成
をコンセプトとして当地域
の整備
を検討しています。
本年10月1日より運行
を開始しました新たな地域公共交通と連携
を図ることで、インターチェンジ周辺
の集客施設や伊弊諾神宮等へ
のアクセス
の利便性
を向上させ、賑い
のあるまちづくり
の創出
を図っています。
また、インターチェンジ周辺
の整備といたしまして、駐車場
の整備等も計画
をされております。また、洲本市内に淡路島
のスマートインターチェンジが整備されたことについて
の影響も懸念されましたが、集客数
の減少につきましては、5年前と比べ増加傾向にありまして、今年度についても大きな変化がない状況で推移
をしているところでございます。
以上です。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) このことは、恐らくこれまでにもいろんな場所でいろんな検討、また話がされたかと思います。今
の現状
を見ると、相当いろんな問題、課題があることは私もよくわかっておりますが、そうだったとしても、やはりあそこ
のいろんな可能性
を考えたときに、急になかなかこんなふうにこんなふうにというようには進めないかもわかりませんけども、全体として、常にですね、あそこ
の活性化
を何か
の形で考えると、今ちょうど公共交通
のこういうふうになってきております。そこともリンクしてですね、やはり問題点、課題があるといえどもですね、やはり前向きに検討するべきと私は思いますが、今後
の方向性についてもですね、これから市が先ほどもありましたが、どのように対応していこうとしている
のかについて、もう一度お願い
をいたします。
○議長(松本英志)
企画情報部長、真嶋加由里君。
○
企画情報部長(真嶋加由里) 今後
の方向性についてお答え
をいたします。
今後につきましては、2025年に開催される大阪万博やIRについても熱気
を帯びてきております。海上交通
の復活
の可能性も視野に入れまして、陸路、海路両方
の交通拠点施設である津名港ターミナルと
の連携による持続可能な将来
のまちづくりについて検討し、魅力的な都市機能拠点ゾーン
の形成に向けて取り組んでまいります。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) ぜひよろしくお願い
をしておきます。
それでは、3番目に移らせていただきます。放置自転車及び放置自動車
の撤去についてでございます。
この3月
の一般質問でも取り上げさせていただきましたが、この9月議会で淡路市放置自動車
の処理に関する条例及び淡路市放置自転車等
の防止に関する条例
の一部
を改正する条例が制定
をされました。
これまでは、この放置自動車、または放置自転車はどのように対応対処してきた
のか、御
説明をお願い
をいたします。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) (登壇) 放置自動車や放置自転車等は全国的に社会問題となっており、本市におきましても、不必要な置き去りにされた自動車や自転車等が年々ふえつつある
のが現状というふうになっております。
これまでは、条例により、放置自動車や自転車等
の移動、保管または処分することができる場所が限られていたことから、利用者一
人一
人がルールとマナー
を守っていただくことが重要でありますので、定期的に巡回
を行い、施設
の適正な利用に支障が生じる場合や周辺に影響
を与える場合等においては、注意札
を張りつけ、移動
を促してきたところでございます。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) それでは、今回この条例が制定されたことで、一定
の手続
をした後は、撤去また処分もできるというようになったと思われますが、このことについて簡単に手続及び流れ
の説明をお願い
をいたします。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) 自動車や自転車等が相当
の期間継続して駐車、駐輪され、施設
の適正な利用や管理に支障がある場合、移動
を促す警告文
を張りつけることといたしております。警告文
を張りつけた日から14日が経過しても、なお移動がない場合は、放置されたものとみなしまして、市において移動、保管することができます。また、その間に所有者
の調査
を行い、所有者が判明した場合には移動
を促しております。
保管した自動車や自転車は規則に基づき告示
を行い、所有者から返還
を求められた場合は、移動や保管等に要した費用
を徴収することになります。
自転車等においては、3カ月
を経過しても返還することができない場合や保管に不相当な費用
を要するときは、売却または廃棄等
の処分
をすることができます。
告示
の日から6カ月
を経過してもなお返還ができないときは、売却した代金
を含み、市へ所有権が帰属することになります。
一方、所有者が不明である自動車等については、告示
の日から6カ月が経過しても引き取りがない場合には処分することができるようになります。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) 住民
の皆様から大変苦情
の多い志筑バス停周辺にある放置自動車、また放置自転車についてお伺い
をいたします。
ことしも淡路市商工会志筑地区
の皆様が、志筑
の町ににぎわい
をつくろうと、また皆様に楽しんでいただこうと、修景緑地公園にLED
のイルミネーション
を飾り、華やかな演出
をしていただいております。毎年趣向
を凝らし、変化
を持たせて大変すばらしい仕上がりとなってございます。
あれだけ商工会
の皆様が御苦労され、まち
のために努力してくださっております。市としても連携
をして、早くこの放置自動車、放置自転車
を撤去していただき、すっきりとした場所でこのイベントができるよう応援していただきたいと思いますが、具体的にはいつごろ撤去していただける
のか、先ほど
の手順も含めて
説明をお願い
をいたします。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) 自動車につきましては、所有者が既に判明
をしておりまして、これまでも移動
を促してきたところでございます。まずは所有者が自己
の責任において移動することが適切であるというふうに考えておりますので、今後とも継続して指導していきたいというふうに考えております。
次に、自転車につきましては、相当
の期間継続して駐輪されているものに対して警告文
を張りつけ移動
を促しております。その後14日が経過してもなお放置されている場合には、告示
を行い、移動または保管
を行いますが、適切な保管場所がない場合につきましては、現地で
の保管という手法
をとる場合もございます。
また、告示後3カ月
を経過しても返還できない場合、また保管等
の場所
の確保が難しいときや保管に不相当な費用
を必要とするときには、売却または廃棄等
の処分
を行っていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) それでは、この撤去した後
の対策及び課題についてはどのようにお考えでありますか。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) 今後につきましては、利用者へ適切な施設利用
を促し、放置されないよう注意喚起
を行い、施設
の利用が阻害されないように努めていきたいというふうに考えております。また、相当
の期間継続して駐車しているものに対しては、放置に至らないよう注意札等
を張りつけるなど、早目
の対応
を行いたいというふうに考えております。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) ここはこの志筑バス停にも隣接しております。今回
のバス
の運転も始まっております。景観からしても本当によくありません。近隣
の方また使用している方からもですね、よく苦情
をいただいているところであります。できるだけ早い対応
を特にお願い
をしておきます。
それでは、最後
の質問に移りたいと思います。志筑川放水路
の草刈り等
の維持管理についてであります。
この志筑川放水路については、この平成29年
の12月議会でも質問
をさせていただきました。
御存じ
のとおり、県
の床上浸水対策特別緊急事業が関係各位
の御協力により、平成26年度に志筑川、宝珠川
の改修が行われ、志筑川から宝珠川へ
のバイパス水路が完成
をいたしました。私たち地域住民は大きな安心
をいただきました。
ただ、今現在、川底からは草が生い茂って、所によっては道
の高さまで茂っております。
この放水路については、県がどのような形で草刈り等
の管理
をやっていただける
のか、お尋ね
をいたします。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) 県河川
の維持管理
の考え方
を管理者であります洲本土木事務所に確認
をしました。河道内に存在する樹木等
の立木については、断面
の阻害や流木等
の原因となるため、治水安全度
を考慮し、優先度
の高いものから撤去しているとお聞き
をしております。
また、河道内に繁茂する雑草等については、河川管理上、流水
の阻害とならない場合は実施
をしておりませんが、繁茂が著しく、河川管理施設
の状況が確認できなくなっている草木や水防活動に支障
を来たす草木については適宜除去していると聞いております。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) この平成26年に完成しておりますが、もう今5年以上経過しております。この間に草刈り等は行われたかについてお尋ね
をいたします。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) 志筑川放水路
の草刈り等につきましては、平成29年3月から6月にかけて、放水路全体における堆積土砂
の撤去及び水路
の底
の土
を平らにならす河床整正
を実施しております。その際に河床に繁茂する草木
の伐採
を実施しているというふうに聞いております。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) この河川愛護については、おおむね7月
を河川愛護月間として河川
の美化活動や環境保全活動
を実施することになっていますが、これは具体的には毎年どのような活動
をしていただけている
のか、これもお伺い
をいたします。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) 国土交通省におきまして、河川愛護意識が広く醸成されること
を目的として、7月
を河川愛護月間と定め、河川愛護運動
を実施しております。
県におきましては、クリーンアップひょうごキャンペーンといたしまして、県内各地で環境美化統一キャンペ一ン
を展開しており、淡路島におきましては7月と11月
を淡路環境美化月間と定めて、7月
の第1日曜日と11月
の第2日曜日に全島一斉清掃
を実施し、より一層
の環境美化
を進めており、軍手やごみ袋等
の資材提供
を行っております。
本市においても、全島一斉清掃だけではなく、市内
の河川における河川愛護作業として、清掃や除草など
の河川環境
の浄化活動など
を実施いただいた町内会等に対して助成
を行い、その活動
を支援しております。
本年度におきましても、現時点でございますけども、全島一斉清掃におきまして185団体で実施されております。また河川愛護では47団体が実施
をし、地域
の団体
の活動により良好な環境が保たれております。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) 少子高齢化
の時代において、三、四十年前に各地域で行っていた河川愛護作業、俗にいう川掃除ですね、が、この実施がなかなか難しくなってきてございます。草刈り、掃除
をするにはお金がかかります。恐らく県としても予算
を計上して
の計画
の上実施しているかと思いますが、市としても県に要望
を上げていると思いますが、その内容と結果はどうなっている
のか、具体的なところ
をお伺い
をいたします。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) 県管理
の河川につきましては、毎年各地区から草刈り、または堆積土砂
の撤去など
の要望が多数出されております。また、市独自に巡回等
を実施しまして、草木が生い茂っている状態、河川
の閉鎖状態
を確認しながら、地区要望とあわせまして県
のほうに要望いたしております。
その結果、県におきまして、優先度合
を考慮した上で随時実施しているというふうに聞いております。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) いろいろ課題があると思いますが、例えばですね、2年に1回とか、場合によっては3年に1回でもですね、定期的に管理ができたら非常にいいなと私は思うんですが、こういったところはいかがですか。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) 県河川
の維持管理については、現在
のところ、定期的ではなく、状況
を把握しながら対応するということになっております。
今後も地域
の皆さん
の要望や市
の現地調査
を踏まえまして、県
のほうに要望していきたいというふうに考えております。
○議長(松本英志) 岨下博史君。
○5番(岨下博史) はい、わかりました。そうですが、今現在ですね、あれだけ
の草が生い茂っております。県に対しても強い要望
を市から上げていただけるように、お願い
をしておきたいと思います。
以上で、私
の一般質問
を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(松本英志) 以上で、岨下博史君
の一般質問が終わりました。
ここで暫時休憩いたします。
再開は午後1時といたします。
休憩 午前11時44分
─────────────
再開 午後 1時00分
○議長(松本英志) ただいまから、会議
を再開いたします。
次
の質問は、9番、西村秀一君であります。
西村秀一君。
○9番(西村秀一) (登壇) 皆様こんにちは。9番、公明党、西村秀一でございます。
本年も大きな災害が全国各地で起こりました。年末年始においても避難所生活
を余儀なくされる方も多くおられます。一刻も早い復旧復興
を目指し、私自身も含め一
人一
人が災害復興に向け、できることは何でもしていかなければならないと、改めて痛感しております。
それでは、議長
の許可
を得ましたので、通告どおり、一般質問
を行わせていただきます。
まず初めに、10月から運行開始した南部生活観光バス、現在
の状況と今後
の課題
を確認させていただきます。
10月から南部生活観光バスが運行しています。今後、淡路市、淡路島にとって活性化していく上で、また観光
の面でも大きな武器となり、市民にとっても重要な公共交通バスであります。スタートしてから2カ月余りでございますが、この時点で検証していくべきかと考えます。
運行して2カ月余りでございますが、利用者数等
を含め、どのような運行状況か、また担当部局から見て、想定どおりに進んでいる
のか
をお伺いいたします。
○議長(松本英志) 西村秀一君
の質問に対する答弁
をお願いいたします。
市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) (登壇) 淡路市バス、通称あわ神・あわ姫号というバスでありますけども、これはもともと
のコンセプトという
のが、全域
を回るという考え方でありましたので、10月から
の南部観光バスのみ
の評価ということになりますと、単にそれだけでいい
のかなと、そんなふうに思っております。
それが証左に、担当部、そして担当課
の努力もあり、国交省
のほうからも非常に高い評価
を受けております。
それは全市
を回ること、そして内部については、それぞれ
の地域に合ったバス
を走らすこと、そして単にそれだけではなしに、例えば明石海峡
の海路
のほうにもジョイントしておるというふうなことが高く評価
をされております。
いずれにしましても、本年10月1日から1カ月間における利用状況につきましては、バス通学者特別キャンペーン及び市営バス運行開始記念バス乗り放題デー
の実施効果もありまして、利用者人数は2万733
人、総運行便数は3,532便となっています。1便当たり
の平均利用人数は5.9
人となりました。また11月1日から1カ月間における利用状況につきましては、利用者数は1万6,553
人、総運行便数は3,384便となっており、1便当たり
の平均利用者人数は4.9
人となっています。
運行状況につきましては、利用者人数が多いこともありまして、バス
の乗降や車内回数券販売に時間がかかり、5分から10分程度
の遅延が生じておるところもありました。
ただし、バス
の時刻という
のは、電車と違いまして、予定時刻になっておりますから、一概にその点については、利用者
のほうにも御理解
を得ている
のではないかなと思っています。
総じまして、人数的に言いましても、単にそういう比較はあれなんですけども、ほぼ市民
の半数以上が利用しておる状況でありました。ですから、今
のところは想定
の範囲内で運行してきた
のではないかなと、そういうふうに思っております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 参考までに、わかればで結構でございますが、路線別
の利用者数という
のは捉えてますでしょうか。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) (登壇) 10月と11月合計
の人数になりますけども、東浦津名線につきましては1万3,122
人、津名一宮線につきましては1万1,226
人、北淡一宮線につきましては1万2,848
人、観光周遊周りにつきましては90
人となっております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 先ほど市長
のほうからも課題等も少し話がございました。それも含めて課題等や要望、そういうふうな
のは今現状で出てきている
のかどうか
をお伺いしたいと思います。
○議長(松本英志) 市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) 今後
の課題あるいは要望等でありますけども、一番多い
のはやはり乗り継ぎ
の問題でありますね。これはもう初めから想定していたことで、なぜならば、淡路市がまず一番目的としておいた
のは、通勤通学、交通弱者
の問題でありました。
結果として、病院にタッチする
のを一番優先したわけでありますので、線形としては難しい線形になっているわけですね。使いながら、それ
を直していこうというふうなこと、結果としてその乗り継ぎ
の時間帯が今言いましたように、ずれたり何かしまして、結構乗り継ぎ
の場所も多いもので、それが1つ
の大きな課題になっております。
また一方、要望として多い
のは、やはり県病、医療センターまで
の運行ではないかなと、そんなふうに思っております。
これはですね、これも初めからそういうことは目的にしていたわけで、ただ、今まで言っていたように、淡路市
の場合は既設
のエージェント、これまで活躍していただいていた淡路交通に迷惑がかからないように、いわゆる民営圧迫にならないように調整
をしてきましたので、時間がかかったわけでありますけども、順次それ
を進めてきまして、今
のところ、まだ県病
のほうまでにはですね、淡路交通が走っておりますので、そこら辺
の取り合い
をどうするかによってしていきたいと思いますし、これは一番高齢者等が望んでいることではないかなと、そんなふうに思います。
また、そのほかですね、これから海路
の問題がありますので、その海
のほうにどういった形でこのバスがうまくつながっていけるか。そして言いましたように、真ん中
のほうはそれ
の地域に合って運行してますから、それとうまく連携
をしていくといった、そういったことが大きな課題ではないかなと、そんなふうに思っております。
先ほど言いましたように、10月には高校生
の子供たち
の無料日
をこしらえて、非常に利用していただいたわけでありますけども、あれもいわゆる過渡期
の措置でありまして、これも前
のときに言いましたけども、淡路市というか淡路島
の交通体系
の文化という
のは自家用車でありますので、それになれてますから、簡単にはバスに移行しない。それも含めてですね、そういうこと
を御理解
をいただいて公共バス
を利用してもらうというふうなことにつなげていける
のではないかなと思っています。
それと、まだまだですね、ベンチ等、待合環境
の整備、あるいは最少区間
の運賃設定等、このようなものが今後
の課題となっております。
以上です。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 乗り継ぎ、前回
の一般質問でもさせていただきました。今回もやはり、そういうふうな御要望、私
のところにも非常に多い。
今、市長が言われたように、こういうふうな部分やという
のが、今丁寧に
説明していただいたと思います。
先日ですね、これだけは言うとってくれということで言われたんですけども、津名港バスターミナルから洲本行き
の淡路交通バス、その辺
の連動という部分で相当時間待たなきゃいけないと。洲本方面に行く場合、また帰ってくる場合、津名港バスターミナルまで、今現在親が子供
を車で送り迎えしていると。何とかならんかと。また短い区間、長い区間
の乗車にかかる乗車料金が同じであると。これも何とかならん
のかと。そして、車椅子で
の乗降、その対応等、私
のほうにも、先ほども言いましたように改善してほしいというお声は多く
の人から届いております。
しかしながら、最初
の市長が言われたように、その趣旨も踏まえて、本当にそういうような部分
をしっかりと私も皆さんに言っていかなければならないと改めて考えております。
ただですね、このようなお声に対して、もともとですね、どのような時期にどのような形でこの課題や要望
を検証し、検証
の結果、どの部分
を反映するしない
を決める
のかという
のをお伺いしたいと思います。
○議長(松本英志) 市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) 我々は、公共として気
をつけなければならない
のは、例えば船便
の問題であります。船便につきましても多く
の要望であるとか、あるいはパフォーマンスによって要望
を受けましたけども、結果、淡路市が御理解
をいただいて、実施
をしました、まりんあわじ号につきましてもね、そういう要望した方々がなかなか乗らないというふうな問題も別途出てくるわけですね。
ですから、我々としては、冷静に地域
の状況
を判断
をして、たとえそれが正論であっても、やっぱり地域
の方々が理解
をした上で運行しなければ結果としてもったいないことになるということになる
のではないかなと思ってます。
いずれにしましても、大体3年間という
のが、いろんな事業
をやった中で理解
を得られて、推進できる、最低限
の範囲ではないかなと思っています。
そういった観点でいきますと、今
のバスもそういうことで、これから乗っていただく中で、多分一番利用するであろう通学ですね、この子供たちもなれることも必要ですし、体がなれてくると父兄もなれてくるといったふうなことが順番に回っていきますと、今度は交通弱者である高齢者が病院等へ通うときにその対応にもなれて、うまくいく
のではないかなと思っています。
それに要する
のは大体3年間、そういった中で、これは夢としてですけども、県病は当然でありますが、県庁
のほうまでそれがつながるというふうなことになってきますと一定
の目標に達する
のではないかなと、そんなふうに思っております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 今後も市民
の声に敏感に、また先ほど言われたように、的確に反映した公共交通バスであること
をお願いいたします。
続いて、見ると1日幸せになり乗ると金運が訪れるというコンセプトでスタートしたゴールデンドリームバス、この場で市民
の反応という
のをお聞かせ願えたらと思います。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) ゴールデンドリームバスにつきましては、市民
の方々から好意的な御意見
をいただいているところでございます。
一例
を申し上げますと、カラフルで楽しく愛らしいデザイン
のあわ神・あわ姫バス
を見かけると、元気印が走っているようで淡路市が明るく活気づいたように感じでうれしい。またある小学校では、子供たちがバス
を見かけると両手で手
を振ってくれる。また、御近所さんと
の会話で話が盛り上がるなど
の意見がございます。
また、ゴールデンバスドリームバスに御乗車いただいた方々からは、得
をした気分になった、元気
をもらった、また乗りたいなというような御意見
をいただいております。
市民
の皆様方から好意的に受け入れられているものというふうに考えております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 続いて、運転手
の安全教育
の状況についてお伺いします。安全が一番重要と考えますが、運転手
の安全教育
の状況
をお伺いします。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) 運行
を委託しております事業者におきまして、運行
の安全及び旅客
の安全
を確保するために遵守すべき基本的な事項、旅客が乗降するとき
の安全
を確保するために留意すべき事項、危険
の予測及び回避並びに緊急時における対応方法等、安全運転に関する研修
を毎年実施しているというふうに確認しております。
また、運行する際には、運行管理
の責任者が運転手に対して、健康状態
の確認はもちろん
のこと、安全運転に関する指導及び監督
を行い、安全運転に努めているというふうに確認しております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 現在、その運転手は何
人体制で行っておられる
のでしょうか。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) 現在16
人体制で運行
をしております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) スタート時から、やめられた方という
のはおられる
のでしょうか。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) 事業者
のほうに確認しますと、5名
の方が退職されたというふうに聞いております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) どのようなことでやめられた
のかという
のは掌握されているんでしょうか。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) 個人的な理由かと思いますが、そこまでは確認はいたしておりません。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) それでは、最後
のこの項
の質問ですが、その運転業務スケジュールですね、それに問題等が何かある
のかどうな
のかという
のをお伺いします。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) 運行に係ります勤務体制でございますが、1系統当たり1日2交代制で8時間勤務というふうになっております。また、国土交通省
のほうより、貨物自動車運送事業
の事業用自動車
の運転者
の勤務時間及び乗務時間に係る基準というものが示されております。その中には、拘束時間でありますとか、休息時間、運転時間等
の基準が示されているわけですけども、それぞれ基準
を遵守して運行しております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) さらにさらに淡路市民
の足となり、すばらしい公共交通バスとなるよう、引き続き努力していただきたいとお願い申し上げ、この項
を終わります。
2項目め、子育て世代が安心できる災害時
の備蓄品。
近々の報道で、厚生労働省は、災害対応
のために乳児用
の液体ミルク
を備蓄するように求める通知
を都道府県に送ったとありました。液体ミルクは常温で保存でき、粉ミルク
のように湯で溶かす必要がないため、断水や停電が起きた場合に活用できます。使い捨て哺乳瓶、消毒剤など
の備蓄も求めたとあります。
お伺いしますが、厚労省から
の通知
を受けて、県からは何らかの通達があった
のかどうか。淡路市として認識はされている
のか
をお伺いします。
○議長(松本英志)
危機管理部長、奥田恵子君。
○
危機管理部長(奥田恵子) (登壇) 議員お尋ね
の災害時における子育てに係る備蓄品ということ
の中で、通知に関しましては、災害時における授乳
の支援並びに母子に必要となる物資
の備蓄及び活用についてということで、国から県
を通じまして10月31日にこちら
のほうに届いております。
これにつきましては、災害時にはなれない生活環境、また心身に大きな影響が生じるということが想定されまして、特に妊産婦や乳幼児
の対応については、衛生環境等
の特段
の配慮が必要となるため、これに係る対策
を講じるということで認識
をさせていただいております。
以上でございます。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 災害が起きると、水や燃料が不足し哺乳瓶
の消毒や粉ミルク
を溶かすお湯
の確保が難しくなります。使い捨て哺乳瓶は包装
をはがして、そのまま使えます。液体ミルクはお湯がなくてもそのまま飲めます。本年各地で大きな被害
を出した台風15号や台風19号
の被災地では液体ミルクが大変役に立ったと言われています。
千葉県
の山武市では、台風15号
の際、停電や断水
の被害が出ました。そのため同市では発災
の日から5日間、市役所
を訪れた母親らに液体ミルク415本
を配布、当時生後9カ月
の女の子に液体ミルク
を飲ませたというIさんは、水
を沸かせない環境
の中、液体ミルクがあったおかげでとても助かった。簡単で便利なので災害時
を初め子供
の健康
を守る上で必要だと思いますと語っておられました。
映像
をちょっと見ていただいたらいいんですが、この映像
のように、液体ミルク普及に便利なアイテムが続々と開発されています。紙パックや缶から哺乳瓶に移しかえずに、赤ちゃんが直接飲める専用器具です。
墨田区
の主婦は、ことし
の台風では液体ミルク
を慌てて購入した。専用器具があれば外出もしやすいと話されています。
先般
の報道では、液体ミルク市場は2019年24億円から、2024年度予測では54億円にもなると言われています。今後ますます市場は拡大すると言われています。
話題
の1つである保存期間が1年間ということがネックとなっていますが、福島県二本松市は保存期間
の課題として、ローリングストック法
を採用し、賞味期限
の近づいた液体ミルクはイベント等で配布し、乳児用液体ミルク
の周知
を図っています。
また、他
の自治体
の事例として、熊本県大津町では、125ミリリットル
の紙パックで168本保管、期限が迫ったものは町
の防災訓練や健診など、同センター
を訪れる子育て親子に試飲会
を実施するなど普及啓発に利用されています。
その他多く
の自治体が半年間で続々と乳児用液体ミルク等備蓄する自治体がふえています。何年先になるかわからない大地震等
の大規模災害
の備蓄から、昨今は大型台風、集中豪雨、それに伴う河川等
の氾濫、停電、想定される災害が多岐にわたり、毎年何らかの災害がどこ
の地域でも起こり得ると想定した結果だと思います。
まだまだ課題は多いかと思いますが、来年度予算に向けてぜひ早急に課題
を検討していただき、災害時
の備蓄として前向きに進めていただきたいと思いますが、御見解
をお伺いします。
○議長(松本英志)
危機管理部長、奥田恵子君。
○
危機管理部長(奥田恵子) 議員おっしゃられたとおり、インフラが災害により被災した場合には、断水等により乳幼児に影響が出るというようなお話
の中でございますが、現在、本市では、アレルギーへ
の対応、また保存期間など
を考慮した上で、粉ミルク、哺乳瓶等
を備蓄さしていただいております。
なお、今後に向けてでございますが、使い捨て哺乳瓶と乳幼児用液体ミルク
の備蓄に関しましては、国から
のプッシュ型物資支援
を考慮しつつ、また他団体
の事例
を参考にさせていただいて、課題
を整理した後に、前向きに備蓄に向けて検討
を進めてまいりたいと考えます。
以上でございます。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 次
の項目
の食品ロス削減にもつながる
のですが、防災備蓄品
の中で食用、食品関連は賞味期限
を5年としているものが多く、定期的に入れかえる必要があるが、この入れかえに際して廃棄されることがあるとして、国から平成28年に備蓄品
の有効活用について検討するように通知されています。
当市
の備蓄量はどのような災害
を想定して、何
人の人に何食、どのようなもの
を用意されている
のか、また災害避難者数
の想定も含めてお伺いします。
○議長(松本英志)
危機管理部長、奥田恵子君。
○
危機管理部長(奥田恵子) 本市
の災害備蓄品
の状況についてでございますけれども、南海トラフ巨大地震
を想定いたしまして、食料につきましては3,800
人に3日間提供できる量
を現在備蓄
をいたしております。この種類につきましては、アルファ化米、また固形型栄養調整食品、飲料水となっております。
この想定に、被害想定
の人数でございますけれども、最大避難者数
の想定につきましては、内閣府
の南海トラフ巨大地震モデル検討会が想定するマグニチュード9.0に基づき、兵庫県が示している3,751
人を参考にして想定
を行っております。
以上でございます。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 賞味期限
を迎える備蓄食品はどのように有効活用されているか、またその有効活用割合
を伺います。
○議長(松本英志)
危機管理部長、奥田恵子君。
○
危機管理部長(奥田恵子) 賞味期限
を迎える備蓄品
の有効活用についてでございますが、これまでも申し上げたことはございましたように、総合防災訓練で配布したり、また各小中学校や自主防災組織が実施する防災訓練、この場においても体験活用していただくよう、お配り
をさしていただいております。
また、この有効活用
の割合についてでございますけれども、現在賞味期限
を迎えるものについては、ほぼほぼ再活用ができている状態でございます。
以上でございます。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 災害備蓄品に関して、食料品
の関係
の災害備蓄品に関しては、無駄なく有効活用されているということですね。
次に、市内全般
の食品関連についてお伺いします。
まだ食べられる
のに捨てられる食品ロス
を減らすため、食品ロス削減推進法案がこの5月16日に衆議院
を通過し、5月24日に参議院本会議で可決されました。
まずは、食品ロス削減推進法
の施行
を受けてどのように変わる
のか、お伺いします。
○議長(松本英志)
市民生活部長、下原 渉君。
○
市民生活部長(下原 渉) (登壇) 食品ロス削減推進法
の施行
を受けてどう変わる
のかについて御答弁
をさせていただきます。
現在日本国内における年間
の食品廃棄量は、食料消費全体
の約3割に当たります約2,760万トンと言われております。
そのうち売れ残りや期限
を超えた食品、食べ残しなど、本来食べられたはずである、いわゆる食品ロスは約643トンとされています。これ
を日本人1
人当たりに換算いたしますと、お茶わん1杯分
の食べ物が毎日捨てられているという計算になります。
そのような中、国・地方公共団体、事業者、消費者等
の多様な主体が連携し、国民運動として食品ロス
の削減
を総合的に推進すること
を目的として、食品ロス
の削減
の推進に関する法律が本年10月1日に施行されております。
国におかれましては、食品ロス削減推進会議
を設置いたしまして、基本方針等
の案
を作成
をされております。また、市町村におきましては、基本方針
を踏まえて、食品ロス
の削減
の推進に係る計画
を定めるように努めなければならないというふうにされております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) それでは、当市、淡路市
の食品関連
のごみ
の現状についてお聞かせ願えますでしょうか。
○議長(松本英志)
市民生活部長、下原 渉君。
○
市民生活部長(下原 渉) 本市
の食品
のごみ
の状況ですけれども、夕陽が丘クリーンセンターで年4回ごみ質
の調査
を実施しております。
この中で、生ごみに当たる厨芥類
の比率が、平成30年度実績で約、平均12.5%ということで、1割以上
を占めている
のが現状でございます。ごみ量ベースでは、年間約2,000トンに相当いたします。
ただし、このEQ\*jc2\*"Font:MS明朝"\*hps10\o\ad(\s\up9(ちゅうかいるい),厨芥類)という
のは、調理過程で出ます野菜くず等
の生ごみも含まれておりますので、必ずしも食品ロスに当たる食べ残し
の量ということではない
のは御承知おき
をいただきたいと思います。
その中では、本市では、食品廃棄物
の発生抑制
の方策といたしまして、生ごみ減量化機器設置補助事業で処理機器
の購入補助
を行うことで、家庭から出る生ごみ
の減量化に努めているところでございます。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 消費者等に対する教育や学習
の推進、普及啓発についてお伺いします。
○議長(松本英志)
市民生活部長、下原 渉君。
○
市民生活部長(下原 渉) 現在実施している食品ロス削減
の取り組みといたしましては、3010運動
を推進しております。これは会食や宴会時に、開宴後
の30分間は席
を立たずに料理
を楽しむ。終宴
の10分前になったら自席に戻り再度食事
を楽しむこと
を呼びかけており、これ
を食品ロス
の削減に向けた運動として推進しております。
また、消費生活センターでは、平成30年度に県消費者センター、島内3市
の消費生活センターが合同で主催しております消費者力アップセミナー
を実施しており、その中で、食育・食品ロス
をテーマに、市民に対しまして食品ロス削減
の方法等について
の講演
を行っております。また、継続した取り組みといたしましては、食品ロスに関するパンフレット等
を活用しまして、地域
の集会等で出前講座等で啓発
を行っているところでございます。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 食品関連事業者
の取り組み
の支援について、今現在何かされているんでしょうか。
○議長(松本英志)
市民生活部長、下原 渉君。
○
市民生活部長(下原 渉) 食品関連事業者へ
の取り組み
の支援といたしましては、現在本市では特段行っておりません。ただ、今後他市
の状況も踏まえながら、検討
をしていきたいというふうに考えております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 映像
をちょっと見ていただきたいんですが、これは北海道
の網走市
の食べ残し
を減らそう協力店募集
のポスター、チラシです。
北海道網走市では、食品ロス削減
のため、食べ残し
を減らそうと
の合い言葉で、推進事業
の取り組み
の中で、食べ残し
を減らそう協力店
を募集しています。
ごみ
の減量化に向けた取り組み
の1つとして、外食や宴会などで出る食べ残し
を減らす運動
を実施しています。
淡路市も市民事業所
を巻き込んだ施策
を考えるべきと思いますが、御見解
をお伺いします。
○議長(松本英志)
市民生活部長、下原 渉君。
○
市民生活部長(下原 渉) 以前から実施しておる啓発等
の取り組みもございますが、今後、国や県
の動向
を注視しながら、食品ロス
の削減に向けて、本市でも今後何ができる
のか、さらに検証
を進めていきたいというふうに考えております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 続きまして4項目め、IoT戦略について。
淡路市広報9月号に、長濵副市長が東京で先駆的なIoT
の取り組みとして、福祉と防災について講演されたと
の掲載がありました。
講演
の中で、長濵副市長は、体力データは災害時
の避難行動
の想定に役立つ。健康は地域
の防災力になると言われております。
ヘルスケア事業は市民
の健康が中心となっている事業であると思われますが、総合戦略的にも明記されているIoT
の積極的な活用と
の関連も含めて質問
をさせていただきます。
まず1点目、ヘルスケア事業ではどのようなこと
をしている
のか。全体概要及び今後
の見通しについて御
説明いただけますか。
○議長(松本英志)
健康福祉部長、浜田英寛君。
○
健康福祉部長(浜田英寛) (登壇) IoT
を活用したヘルスケア事業
の取り組み等についてお答えいたします。
市では、平成30年度から、市民
の健康寿命
の延伸
を目的として、IoT機器
を活用したヘルスケア事業
を推進しています。
市民がいつまでも安心して住み続けられるようIoT、ICTといった情報、技術
を利用し、取り組み
の効果
を分析、検証し、より効果
を高めるヘルスケア事業
を実施することで、市民
の健康寿命
の延伸及び生活
の質
の向上に貢献できるよう、産官学連携
の協創事業として取り組んでいます。
現在、この産官学連携には、株式会社ドコモ、株式会社三菱総合研究所、関西看護医療大学、関西総合リハビリテーション専門学校、そして淡路市
の5者が参加しております。
今後
の見通しでございますけども、いきいき100歳体操
を主として、そのデータ
を利活用した仕組み
を構築し、運動だけではなく、高齢者
の社会参加、心理面、そし、健康と防災といったことにもつながるよう推進していきたいと考えております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) ヘルスケアでは、いきいき100歳体操
を推進しているようでありますが、市民にいきいき100歳体操
を普及していく上でも、具体的に効果がわかったほうが参加
を促進しやすいと思います。
医療面では最新データ
を活用すること
を国は自治体に推進しているが、それに応じた動き
をしている
のか。それによって、いきいき100歳体操
の検証結果
を出したことがある
のか
をお伺いします。
○議長(松本英志)
健康福祉部長、浜田英寛君。
○
健康福祉部長(浜田英寛) いきいき100歳体操
の検証結果についてお答え
をさせていただきます。
本市
の介護予防
の取り組みとして、代表的なものに、平成22年度から推進してきた、いきいき100歳体操があります。昨年度その効果
を簡易に分析したところ、参加者と非参加者
の年間
の医療費、介護費におおよそ10万円以上
の開きがあることがわかりました。
体操に取り組んでいる
人のほうが、取り組んでいない
人より数値上は健康であるという結果となりました。
体操による効果については現在分析
をしているところです。分析が終了して周知できる段階になりましたら、広報淡路等でお知らせ
をし、市民全体
の健康へ
の関心
を高めていきたいと考えます。
議員
のおっしゃるように、最近、医療・介護状況などKDBシステム
を活用するよう、国や県も推進しています。特に社会保障費が今後確実に増加していくと考えられることから、より効果
の高い事業
を展開することが自治体に求められており、本市においても、その動きに応じた事業
を進めているところでございます。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 高齢化が進むに当たり、より一層ヘルスケアについては推進していただく必要があると考えますが、効果
を高めていくためにも、市民が健康であること
を楽しみにできる。それ
を誇らしげに表現、活躍できる社会
の場づくりも必要ではないかと考えます。
高齢福祉として、高齢者活用
の新たな創出は考えている
のか、お伺いします。
○議長(松本英志)
健康福祉部長、浜田英寛君。
○
健康福祉部長(浜田英寛) 高齢者
の新たな取り組みにつきましてお答えいたします。
市民
の健康寿命
の延伸できることは大変喜ばしいことですが、得られた時間
を地域で有意義に過ごせる活躍
の場づくりも大切なことでございます。
年齢に関係なく、
人はやりがいや生きがい
を持ち誰かに喜んでもらえる存在であること、誰かからありがとうと言ってもらえることが健康
の秘訣になると認識しております。
高齢になっても地域づくり
の担い手として、例えば地域
のサポーターとして活動いただくなど、市民参画も推進しながら、産官学連携による専門的な意見や手法
を活用し、効果
を検証しながら、本市ならでは
のヘルスケア事業
を展開してまいります。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 福祉と防災
の共同取り組みはどのように実施している
のか。非常時
のこと
を想定し、部局
を超えた連携として、それ
を深めた事業推進
をする必要があるが、今後どのように推進する
のか
をお伺いします。
○議長(松本英志)
健康福祉部長、浜田英寛君。
○
健康福祉部長(浜田英寛) 現在IoT技術
を活用し、いきいき100歳体操事業において実証実験
を行っています。この体操
の実証実験で得られた歩行能力等
の体力データは、災害時
の避難行動
を想定する
のに役に立ち、その分析データは地域
の防災力
を向上させるため
の有益な情報となり得ますので、ヘルスケア事業
の一環として、調査・研究
を重ねていきたいと考えています。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 映像
のほうですが、これは長野県における災害時住民支え合いマップ
の概要です。地域
の福祉力
を高めるため
の一環として、地域
の中でどのような支援
の必要な方が住んでいる
のか、どのような地域課題がある
のか等
を地図上に落とし込み、地域住民同士が情報
を把握、共有して課題解決に向けて話し合う支え合いづくり
の地域づくり
をマップにしたものが全国的にもふえています。
それではお伺いします。福祉マップ
の策定について、どのように考えている
のか、お伺いします。
○議長(松本英志)
健康福祉部長、浜田英寛君。
○
健康福祉部長(浜田英寛) 福祉マップ
の整備についてお答えします。
本市では、災害時に支援が必要な方
の情報については、要支援者台帳システムで個々
の情報
を管理しています。支援が必要な方
の名簿については、淡路広域消防事務組合や民生委員へ対象者名簿
を提供しております。
今後、自主防災組織や社会福祉協議会等、要援護者
の避難
を支援する立場
の方々へ名簿
の提供
を行える環境整備
を行い、誰一
人逃げおくれること
のない安心・安全なまちづくりに努めたいと考えています。
なお、このシステムでは、支援
を必要とする方
の所在
を地図でも管理していることから、地図情報
の提供も検討してまいります。
そして、地域
の関係機関と連携しながら取り組んでいくべき災害時
の避難に係る個別支援計画
の作成と並行して、このような防災マップもあわせて作成できればと考えております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 淡路市においても、策定し管理しているデータ、これ
を他部署、また他団体と共有することが非常に重要となってきます。
このマップづくりは単に地図上に要援護者
の方がどこにおられる
のか、印
をつけるだけでなく、地域福祉や福祉
の実態
をマップに浮き上がらせることが目的であると言われています。
どのような災害がいつどこで起きるかわからない現在、地域防災力向上が急がれる中、できること
を慎重かつ的確に進めていっていただきたいと思います。
続いて
の質問ですが、マイカーや運転免許
の有無、住んでいる地域などによって生じる移動格差、その解消に向けた新たな動きが進みつつあります。鉄道やバス、タクシーといった公共サービス
を組み合わせて最適な経路
を割り出し、予約から支払いまで一括して行える次世代移動サービス、MaaS(マース)
の導入である。欧米では急速に普及しており、日本でも企業主導
の取り組みが進むほか、自治体と交通業者などによる複数
のモデル事業が年内にもスタートすると言われています。人口減少、少子高齢化に対応した取り組みとして重要と考えます。
それでは、お伺いします。新しい交通サービス、MaaS(マース)について、具体的に教えていただけますか。
○議長(松本英志)
企画情報部長、真嶋加由里君。
○
企画情報部長(真嶋加由里) (登壇) 新しい交通サービスMaaS(マース)
の概要についてお答えいたします。
MaaS(マース)は、交通
をバス、電車、タクシーなど
の種別にかかわらず、移動
のため
の一連
の手段として位置づけ、それら
をICT(情報通信技術)
の活用により、1つ
の統合されたサービスとして捉えるという概念です。
昨年度より、国土交通省では、有識者による都市と地方
の新たなモビリティサービス懇談会
を開催しております。中間報告
の中では、MaaS(マース)は交通サ一ビス
の供給側と需要側
の双方に変革
をもたらし、人々
のライフスタイルやまちづくり
のあり方までも変え得る、あらゆる人々
の豊かな暮らし
を目指して、日本版MaaS(マース)
の実現に向けた早急な検討が必要であると取りまとめています。
具体的には、経路や運行情報
を調べ、選択した交通手段
の予約及び決済
を運営事業者
の別にかかわらず、スマートフォンなど
を活用して一括して行うなど、シームレスなサービスとして、垣根なく一体的に利用できる状態
をいうこととなっております。
以上でございます。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 今年度は、国交省では、MaaS(マース)等
の新たなモビリティサービス
の実証実験
を支援し、地域
の交通課題解決に向けたモデル構築
を推進するため、新モビリティサービス推進事業として19地域
を先行モデル地域に選定したと
の報道がありました。兵庫県内では、先行モデル地域に入っているところはありますか。
○議長(松本英志)
企画情報部長、真嶋加由里君。
○
企画情報部長(真嶋加由里) 先行モデル事業は、大都市近郊型、地方都市型、地方郊外過疎地型、観光型
の4つに分類
をされます。兵庫県内におきましては、神戸市北区が大都市近郊型として選定されており、高齢化が進んだニュータウン
を核とした住民
の地域内で
の移動サービス及び地域外
の移動サービス
を持続可能なものとして事業性及び実現可能性
の検討
を行うものとなっております。
また、関西圏で
の他
の先行モデル事業といたしましては、三重県志摩市において、観光地型して、交通だけでなく、観光施設、宿泊施設とも連携した検索予約、決済機能
を持つアプリケーション
の実証
を行う予定となっております。
以上でございます。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) その推進事業
の具体的な概要
をお伺いしたいと思いますが。
○議長(松本英志)
企画情報部長、真嶋加由里君。
○
企画情報部長(真嶋加由里) 観光地におきまして、今ではUber(ウーバー)とか、そういったもの
を昨年県民局
のほうでも取り組んではおりますが、全体的に、1つ
のスマートフォン
のアプリケーションをもちまして、旅館であったり、またバス
の事業者であったり、タクシー
の事業者に一括して
の予約が可能になるというような仕組みというものでございます。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) それでは、本市
の今後
の取り組みについてお伺いします。
○議長(松本英志)
企画情報部長、真嶋加由里君。
○
企画情報部長(真嶋加由里) 本市
の今後
の取り組みについてお答え
をいたします。
本市及び島で
の観光につきましては、自家用車に依存している
のが現状であります。さらなる観光客
の潜在需要
の掘り起こし、地域交通
の活用
を目指しまして、今年度中に交通、観光事業者等
の関係者と連携
をしまして、観光型MaaS(マース)
の研究
を行う予定となっております。
また、神戸市モデル事業につきましては、本市
の職員が関係自治体として出席
をしておりますことから、他地域
の情報
を収集するとともに、交通及び観光事業者等と連携し、交流人口
の増加及び地域
の活性化
を目指しまして、今後本市で
の実現
の可能性について検討してまいります。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 淡路市において、マイカー
を持たない住民にとって生活へ
の影響は大きいです。またマイカー所有者であっても、高齢
のため、免許
を自主返納する
人が今後ふえてくることが想定されます。
こうした中、移動
の足
をどう確保するか。MaaS(マース)が注目される理由がここにあります。MaaS(マース)
の最大
の利点は地方で普及する予約型
の乗り合いタクシーといった新しい交通サービス
を公共交通と組み合わせて利用できるということです。
利用する交通機関ごとに乗降地
を調べたり、予約や切符
の購入、料金
の支払い
をする手間もかからない。また、交通事業者にとっても、MaaS(マース)利用者
の移動データ
をもとにした効率的な運行が可能になり、採算面
の改善につながることができる。
その結果、地方
の公共交通
を維持できる可能性も高まるといった点でもMaaS(マース)導入
の意義は大きいと言われています。ぜひとも淡路版MaaS(マース)
の実現に向けた検討
をお願いします。
最後
の項目になります。高齢者おくやみ専門等高齢者専用窓口
の設置。
遺族が行う手続は個人により異なるが、多岐にわたることから、大きな負担になっています。そのため、以前から手続
をサポートしてくれる場所があればと
の声
を聞いていました。
先般も身内
の死亡に関し、死亡届もいろいろ手続が必要で何かと大変だったというお話
を伺いました。
そこでお伺いしますが、死亡手続に関し、市役所で必要な手続、担当窓口など、一般的なサンプル例
をお伺いしたいと思います。
○議長(松本英志)
市民生活部長、下原 渉君。
○
市民生活部長(下原 渉) 市役所で
の必要な手続
の一般的な例としましては、まず市民人権課で、印鑑登録証
の返還については市民人権課が窓口になっております。
後期高齢者医療被保険者証、国民健康保険被保険者証
の返納及び葬祭費等
の申請、それから国民年金未支給年金
の請求などについては福祉総務課が担当窓口となっております。
そのほかに、介護保険被保険者証
の返納については長寿介護課が、障害者手帳
をお持ち
の方がお亡くなりになられた場合は地域福祉課が窓口となっております。
それぞれ
の窓口において手続や申請書
の記入
の仕方などについて御
説明をさせていただいております。このほかにも多く
の手続がございます。同様に担当窓口が対応しております。
以上が現状でございます。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 今
のお話
のように、何やかんやとたくさんあるわけでございます。死亡に関する遺族
の手続による市役所来庁について、手続に要する時間など、もしデータがあればお示しお願いできますでしょうか。
○議長(松本英志)
市民生活部長、下原 渉君。
○
市民生活部長(下原 渉) 手続に要する時間につきましては、加入されている健康保険、それから受給されている各種制度等によりまして、お亡くなりになられた方、個別により異なりますので、手続に要する時間については一様にお答えすることは難しくなっております。また、そのデータについても、現状とっておるわけではございません。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 他自治体
の調査でもわかったことですが、市役所窓口でたらい回しになるケースがあったり、全国的にも課題になっているようであります。
そもそも身内
の死亡は余り経験
のないことで、死亡に関する手続
をどのように進めればよいか、余り知られていませんし、持参すべき確認書類
の忘れ物などで後日改めて市役所に来なければならなかったなど、遺族は戸惑うケースも多いと言われています。
大分県別府市では、市役所内におくやみ手続に関するワンストップ窓口が設置され、来庁者に大変好評でございます。
死亡に伴う手続は複数
の部署にまたがる。作成すべき書類も多い。この窓口では亡くなった方
の情報
をもとに死亡に関するお悔やみ手続
をお手伝いし、必要な課へ
の案内と関係書類
の作成
の補助
をしてもらえ、ワンストップで手続が開始されます。
利用者からは、どこで何
をしたらいいかわからない中で、死亡手続
の専用窓口があることで大変助かった。市民に寄り添った新しいスタイルが広がればと好評だそうです。
淡路市でもワンストップ窓口となるお悔やみコーナー
のようなもの
を設置してはどうかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(松本英志)
市民生活部長、下原 渉君。
○
市民生活部長(下原 渉) 県内では、三田市と神戸市がおくやみコーナー
を設置しているとお伺いしております。三田市、神戸市とも、死亡に伴う手続
のうち、市役所、区役所内で
の手続についてはおくやみコーナーにおいて、お亡くなりになられた方
のお名前、生年月日、御住所など
をお伺いし、手続
を行っておるということです。
三田市では、各担当者がおくやみコーナーに出向きまして手続
を完了する、いわゆるワンストップ窓口で対応
をされております。
一方、神戸市では、職員がお聞きした情報
をパソコンに入力しまして、お名前など
の基本情報が印字された申請書
を御遺族
の方にお渡しし、届出先
を御案内し、各担当部署
の窓口で手続
を行っておるということでお伺いしております。
本市では現在
のところ、死亡に伴う手続に関しまして、それぞれ
の担当部署において手続
の概要や書類作成
の説明を行っております。ちなみに、お悔やみ手続
の御案内という一枚もの
のチラシ
を配布させていただいており、その中にはどういうものが必要な
のかという
のは記入させていただいております。
市役所内だけでもさまざまな手続がございます。手続
をされる御遺族にとっては非常に負担に感じられておるということは私どもも感じております。
本市でも、三田市、神戸市
の取り組み
を参考に、窓ロサービス
の向上に向けて検討
を重ねてまいりたいというふうに考えております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) ちょっと映像
を見ていただきたいんですが、三重県松阪市では、御遺族
のため
のお悔やみハンドブックがございます。今後
のさまざまな手続
を案内する冊子として、これ
を事前に市内
の葬儀社
のほうに届けていると
のことです。
葬儀
の依頼があったときに、これ
を渡してくださいということで御遺族に渡していただくようになっています。
この表紙には、市にはお手伝いするお悔やみコーナー、この映像ですね。映像。お悔やみコーナーがございます。
ぜひ御利用ください、申請書
のサポートなど、全力でしますと。心強い言葉と予約
を言れていただいております。
このお悔やみコーナーですね、これが。また、電話番号、受付時間などが表紙で書かれています。いろんなページがあります。死亡に関してよくある質問、これがQ&A方式で記載されています。また、関係部署
の手続が終了したかどうか
のチェックリスト項目。1ページ目には御遺族
の方へと題して、市
を代表して市長みずからお悔やみメッセージが載せられています。故人に対し感謝と御礼という心がこもった冊子となっております。
淡路市でも、残された遺族に対しお悔やみに関する心
のこもったハンドブック
の作成
を考えてはどうでしょうか。お伺いいたします。
○議長(松本英志)
市民生活部長、下原 渉君。
○
市民生活部長(下原 渉) 本市では、死亡届が提出された際に、死亡に伴う市役所内で
の必要な手続は、先ほど申しましたチラシ
をお渡ししているところです。ただ、市役所外
の手続については、現在まだ作成がされておりませんので、そこについては、これから早急に作成にかかりたいというふうに思っております。
三田市、神戸市さんで
の取り組み
を参考に、死亡に伴う多岐にわたる手続について、御家族
の御負担が少しでも軽減できるように、市役所で
の手続だけでなく、市役所外で
の手続についても掲載、先ほどありましたようなハンドブック等
の作成について取り組んでまいりたいと思っております。
○議長(松本英志) 西村秀一君。
○9番(西村秀一) 本市は超高齢化社会に突入しており、今後
の死亡者人口も増加傾向になると予測される中、高齢者に寄り添う行政サービスが求められる時代に入ったと認識いたします。葬儀後
の申請変更手続
を行政改革
の1つと捉えて、少しでも市民負担
の軽減
を図るため、葬儀後
の受付窓口
の一元化、また葬儀
のハンドブック作成に取り組んでいただけるようお願い申し上げます。
最後になりますが、ことし1年間市民
の皆様には大変にお世話になりました。また職員
の皆様にも要望等
の対応において大変お世話になり、感謝申し上げます。
よりよい淡路市に市民
の皆様に喜んでいただける淡路市
を目指し、来年も一生懸命働かせていただきますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
以上で、私
の一般質問
を終わります。
○議長(松本英志) 以上で、西村秀一君
の質問が終わりました。
ここで暫時休憩いたします。
再開は、午後2時10分といたします。
休憩 午後 1時58分
─────────────
再開 午後 2時10分
○議長(松本英志) ただいまから会議
を再開します。
次
の質問は、13番、田中孝始君であります。
田中孝始君。
○13番(田中孝始) (登壇) 13番、田中孝始でございます。朝から質問が続いて4
人目ということで、午後
のしんどい時間帯かもわかりませんが、よろしくお願いしたいと思います。
今回
の質問は、大きくは3点であります。1つはコミバス市内全域化について、改善点として1つ
の提案。それから災害に備えて。そして、地域
の再生に向けて
のこの3項目であります。
それでは、最初
の質問に入っていきます。コミバス市内全域化について、改善点として、1つ
の提案ということで通告
をしております。
コミバス市内全域化という、市民生活に欠かすこと
のできない生活圏
を行き来すること
のできるよう、地域
の足
を守るということに淡路市としては一歩進んだと、私は思っております。
10月したばかりで、大変恐縮かなとは思いますが、市民
の方
の関心も非常に高いことから、お聞き
をしていきたいと思います。
通告では、利用状況についてということ
を入れておりますが、先ほど西村議員
の質問に答弁がありましたので、これについては割愛
をいたします。
それでは2項目め
のところなんですが、交通空白地になるかもしれなかった。従来バスが走っていても、料金が非常に高いし、そして便が少なくてとても不便やったと、こういうことでありまして、高齢社会に合わせるよう、執行部のみならず、議会側からも多く
の議員から広域化に全域化に向けて
の提案が数多くあったかなと、こんなように思っております。
今回
のコミバス、市民
の方からもいろんな声は、私にも届いております。
特に、学生さんが利用する朝8時台が多いかな、それに関することが多いかなとも思いますし、先ほど
の西村議員
の質問
の中でもありました乗り継ぎに関することも非常に多いかなと、そんなように思います。
今まで半世紀以上にわたって縦貫線、西浦線という中でなれ親しんできました。
ですから、この10月からは、地区
をまたがる場合、乗り継ぎが必要ということで、どうしてもふなれであるということは否めないと、私はそのように思います。ただ、やはり、乗ってみて、乗り継ぎ
を体験して、なれていくことも必要な
のかなと、そんなようにも考えているところであります。
市民
の方からは、直行便でお願いしたいという声も本当に多く届いております。今後検討する点も少なからずあるとは思いますが、まずきょう
の質問では、すぐにできることとして提案
をしたいと思います。
乗り継ぎ拠点で乗り継ぎが発生するということになりますが、まずすべきことは、ここ
をやはりスムーズにしなくてはならないと、このように感じています。
道路事情にもよりますし、少々おくれが生じることもあります。1分程度だった、発車
をおくらせているかなと思いますが、ほか
のバス停で待っている
人のこと
を考えれば、やはり乗継便も3分もおくれたら発車せざる
を得ないかなと、そんなようには感じます。
そこでです。次便
の発車時刻がわかるような案内板
を乗り継ぎ拠点に設置することで、津名行
の次は何時何分やなとか、一宮行きは何時何分やなと、こんなようなことがよくわかるんではないかなと思います。
そのとき、時間が過ぎていたら、ああ、おくれているやということが認識できるわけであります。
ですから、認識して待つことができます。ただ、バスが行った
のか行ってない
のかがわからんという、このストレス、不安感、このあたりが乗り継ぎに対して
の特に不満が多いんではないかなと、私は思っております。
まずすべきこととしてですね、全て
のバス停にすればいいんですが、運転手が全て
のバス停で降車して、案内板
をめくっていかなければならない。あるいはIT化してですね、全て
の人にバス
の状況がわかるようにする方法もあるとは思います。ただ、やはり、主に高齢者
の方が利用するということ
をまず考えなくてはいけない
のかなと、そんなように思います。
そして、そういうことで、まず、取り組める改善策として、乗り継ぎ拠点で
の次便
の案内板設置
を提案いたしますが、執行部
のお考え
をお聞かせください。
○議長(松本英志) 市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) (登壇) 公共交通淡路市バスでありますけども、課題はいろいろあるわけでありますが、大きくは2つです。1つは全島化であります。これは市域
をまたぎますので、今まで以上により検討しなければなりませんし、しかし、このことにつきましても、国と県におかれても、よく認識
をされておりまして、先般
の知事と
の意見交換
の中でも市
のほうからも提案がありまして、そういったふうなことに向かっております。
もう1点は、これも淡路市特有
の分でありますけども、海路と
の連携であります。その分
をうまくつなげることによりまして、より以上
の利便性が向上する
のではないかなと思います。
その延長線上に議員
の御提案
の分があるわけでありますが、これも今までも答えておりますように、このバスは進化していくバスであります。今
のところは、従来
の市バス
のように、決まった時刻、そして場所によって乗り降りが限定されておりますが、いずれは希望としては、なかなかこれ認可難しいんですけども、特区
をとることによって乗り降り自由、どこでも乗れる、どこでも降りれるということによって、観光客にも非常に重宝がられる
のではないかなと、そんなふうに思ってます。
というふうなことで、これから御提案
のことにつきましても、るる検討してうまくつながるように、そして利便者がそれによってより以上に乗っていただくような方策に持っていきたいなと思います。
ただ1点ですね、課題があるとしたら、鉄軌道は時刻なんですけども、バスはこれ予定時刻なんですね。ですから、鉄軌道
のような感覚で市民、住民
の方に思われるとあれなので、そういうところは我々もきちんと報告
をしていただいて、そしてその利便性
の向上もさることながら、市民、住民
の理解もわかってまいりたいなと、そんなふうに思っております。
以上です。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) 検討、熟慮してやっていくことについては、また今後ということに、私も今回はさせていただいております。それで、すぐできることということで
の提案でありまして、検討していくという中でね、一日も早く取り組んでいただかないと、やっぱりストレスがあるということですね。そういうことで、なかなか先ほど平均ではそれなり乗っていると、1便4.9
人というようなことですが、もっとやっぱり愛されるバス、多く
の方が利用するバス、そういうようなこと
をやっていってほしいなと、私はそんなように思っておりますので、今後とも御検討、よろしくお願いしたいと思います。
まず、なぜこの質問したかという
のは、やっぱりこれは初めて
のことなんですね。ですから、いろんな声は当然最初から予測されることであります。
その中で、市民から
の声
をよく検討した中で、やっぱり愛される交通機関になってほしい。そんなように念願して、私はこの質問
を選んだつもりであります。
特に、本当にこう、先ほど市長が言われたように、鉄軌道でありませんから、バス
の予定時刻であります。ただ、乗り継ぎ
をせなあかんというプレッシャー感じている中で、次
の乗り継ぎ便が出たか出てないかがわからない。1時間待たにゃあかんのか、2分後に来る
のかがわからない。これは非常にやはり改善が必要ということ
を再度申し上げて、よく御検討いただきたいと思います。
それでは、次
の質問に移ります。前回に引き続いて、災害に備えてということでお聞き
をしていきたいと思います。
本年度特に危機管理部においては、防災士
の育成に非常に力点
を置いて取り組んでいただいたかなと、そんなように思っております。
あとは、この育成した防災士
をどう生かすか、こういうことかなと思いますので、それについては本日は質問いたしません。来年度に期待
をしておきたいと思います。
それでですね、あと来年度に向けて少し触れておきたい
のがですね、福祉担当部局と防災担当部局で相互連携
をという課題であります。
皆さんから見たら違うと言われるかもわかりません。私から見たら、ぽっかり穴があいているように見えるわけですね。そのあたりですね。聞いていきたいと思います。
まず、その本題に入る前に、過去質問
のその後というところから質問していきたいと思いますが、AED設置に関してでございます。
AED設置があったとしても、どこにあるか
を把握して、地域内で
の共有が必要ですよということは、今までも提案
をしてきました。
さて、その後
の取り組みはいかがかなというように思います。
せっかく設置、民間
の方が設置していただいたとしても、情報がなければ、いざAEDどこにあるといったときに、何
の役にも立たない。淡路市
のホームページにも載っていますでしょうか。私は、見落としたかもわかりませんが、見たことがございません。
AEDどこにあるか。誰が共有しているんですか。それなんで、それとこの質問している背景はね、もう1つはコンビニさんなんかが今まで24時間営業やってました。ですから夜間でもコンビニに行けばAEDというイメージがありました。でも、今夜閉まることが多くなってきました。そういうときに、まだコンビニさん
のあるとこはそうやったらいけるかもわからない。そもそも地域内に1台もない地域もあるかもわからない。
で、やっぱり地域
の安全、安心、そしてもしも
のときですよ、もしも
のときに命
を助けようとしたら、やっぱりAEDがあるほうがいいんですよ。
あるほうがいいんです。地域も設置したい。でもね、やっぱり費用とランニングコスト
を考えると、なかなかやっぱり考えざる
を得ない。初期費用でやっぱり1台60万とか、あとまたバッテリー
の交換が何年か後にあると、こういうこと
を考えないといけない。こういうことであります。
そこでですね、1つ
の提案としたら、デジタルサイネージ付AEDという
のを検討してはいかがかと。いわば広告看板付AEDです。ですから、民間
の企業
の方にお金
を出してもろて、維持費
を出してもらって、地域内に設置
をすること
を検討してはということ
を提案するわけでございます。
先
の質問ですね、先
の質問とあわせて執行部として
の考え方
をお聞きしたいと思います。
○議長(松本英志)
危機管理部長、奥田恵子君。
○
危機管理部長(奥田恵子) (登壇) AED
の設置場所、またデジタルサイネージ付AEDというようなこと
の設置形態と
の御質問についてお答え
をさせていただきたいと思います。
まず、AED
の設置場所につきましては、民間事業者が設置、または廃止したものにつきましては、その連絡義務がないため、本市
のほうでは全体
を把握することができかねている
のが現状でございます。が、国内で販売されている全て
のAEDにつきましては、出荷時にAEDマップ登録書が添付されておりまして、設置管理者等がこの登録情報
を公開することに同意されたものに関しましては、日本全国AEDマップなどで公開がされております。
つきましては、この市
のホームページ
のトップにございます緊急防災情報というところ
をクリックしていただきますと、この情報が見れるよう、
外部リンクとして掲載
をさせていただいております。
また、地域内
の設置というようなことで、救命措置に欠かすこと
のできないAEDにつきましてでございますが、これにつきましては、広告収入
を原資として、市が負担
をせずにAED
を設置できる仕組みというようなことで、市はもとより広告主にとっても有効的、有益的なものであると感じます。
現在、市内に設置しておりますAEDにつきましては、寄附でいただいたものであったり、
ふるさと納税を活用して購入したものがございますけれども、今後
の設置、また更新につきましては、議員御提案
の部分につきましても、検討して対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) もう1つ、淡路市ホームページに掲載されているかどうかについてお尋ね
をしておきます。
○議長(松本英志)
危機管理部長、奥田恵子君。
○
危機管理部長(奥田恵子) 先ほどお伝えさせていただいたとは思うんですが、市
のホームページにつきましては、ホームページ
のトップ
の緊急防災情報という赤いボタンというか、所
をクリックしていただきますと、開いたぺージにAED
の設置場所ということで掲載
をさせていただいており、その赤は先ほど申し上げました全国AEDマップというようなところ
の外部リンクとして載っておりますので、またごらんいただけたらと思います。
以上でございます。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) 失礼しました。市
のホームページ
の緊急防災情報というところ
を見るとあると。こういうことがね、結局何が言いたいかというと、あったとしてもね、誰も知らなかったら意味がないということですよ。
地域
の町内会長さんなり民生委員さん、その辺も知っておればいいんですが、私はできたらね、地域内でやっぱり防災
のAEDがある場所という
のを地図上に落としてね、やっぱり地域で共有しないと、誰がいつどうなるかわかりません。
ホームページ触れる
人ばっかりでもありません。そういうことで、紙ベースでですね、何か
の機会に情報
の共有
をしておく。せっかく設置しても役に立つために設置するわけですから、まずは情報
の共有と、このあたり
をお願いしておきます。
それでは、次
の質問に移りますが、避難所運営について聞いてまいります。
避難所運営
の主体
の主管担当部はどちらでしょうか。
○議長(松本英志)
危機管理部長、奥田恵子君。
○
危機管理部長(奥田恵子) 避難所
の主担当となるべき部署はどちらかという御質問でございますが、まず避難所では、議員も御存じ
のとおり、避難者
の必要最低限
の生活
を支援するとともに、日常生活と
の差が大きくならないような配慮
を必要とする場所でございまして、その件に関しまして、避難所
の設置運営につきましては、総務班というところが対応することとなっております。
しかしながら、避難所
の生活におきましては、要援護者であったりというようなところで対応がいろいろな分野にわたるところがございますので、その点に関しましては、災害対応マニュアルは示しておりますけれども、各部連携
の上で対応することとさせていただいております。
以上でございます。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) もう1つよくわからなくて、ちょっと、頭悪いんかな。避難所運営というかね、避難所
をというものに対する主管担当部、それはもう全て土木も関係しますし、いろんなとこ関係するでしょう。その窓口
の担当部は、私もどちらな
のかんと。
例えば、危機管理なんか福祉なんかいうことですよ。どっちなんでしょう。
○議長(松本英志)
危機管理部長、奥田恵子君。
○
危機管理部長(奥田恵子) 地域防災計画というものが淡路市には策定されております。その中に職員災害
の初動マニュアルというものがございまして、そちら
のほうでは、避難所
の開設、収容、閉鎖等に関するところにつきましては総務班というところが班別した中で対応することといたしております。
各部ということ
のはっきりした班分け
の中では、主となるところは総務部というようなことにはなりますけれども、避難されている方々におきましては、高齢者、また含めた要援護者等が避難されるというようなところ
の対応につきましては、福祉班であったり、救護班が対応するということで、この部署につきましては、主となる部署は健康福祉部となっております。
危機管理部にありましては、その全体
を把握し、災害対策本部
の事務
をつかさどるということになっております。
そういう状況から見ましても御理解いただけますかと思いますが、道路班である都市整備部であったりというようなところ、全てが連携した中で災害対応することとしております。
以上でございます。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) それでは、避難所運営、先ほど答弁では、部ではなくて、いろんなとこへまたがっているので班で分けているんだと、こういうことであります。
ですから、避難所運営について、こうしようかな、ああしようかなという議論は、じゃ、総務班が寄って議論しているということですか。
○議長(松本英志)
危機管理部長、奥田恵子君。
○
危機管理部長(奥田恵子) 総務班
の中で議論してもらうかというような線引き
をするようなものではないというところかというか、いろいろな担当がおると。保健師であったり、看護師であったりというような方も必要となってきます。
そういう中で、みんなが議論した中で対応
を検討し、また決定していくというような態勢
をとっていくということとしております。
以上です。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) それは市
の考え方でしょう。そういうことでいくということですから、私はどうもやっぱりこれはすき間ができやすい体制やと思いますね。誰かが責任
を持って全部
を網羅してマネジメントしないでどうやって計画が進むんですか。
班でって誰が班長なんですか。皆さんも人事異動するじゃないですか。地域防災計画というとこは総務班。ですから総務部
のとこ。
そやけどね、避難所運営、例えば福祉
の問題あったり、危機管理
の問題あったり、土木
の問題、いろいろありますよ。ある中で誰がリーダーかわからない。こんなんはどうなんでしょうかね。
市長、いかがですか。
○議長(松本英志) 市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) リーダーというよりも、総責任者は市長です。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) そうなんです。ですから、リーダーとしては市長なんです。ただね、避難所運営というとこの所管
をつかさどるとこが、班という
のが、やっぱりこれはちょっと考えないといけないん違うかなと思いますね。どこか
の部が危機管理がするんやったらする。福祉がするんやったらする。それで調整して、土木も来てくれ、福祉も来てくれとか、いろいろ調整
をする
人が誰もいない。それでは困りますよ。市長が全部それ
を指示しないといけないことではだめだと思いますね。これは一度考え直していただきたいと思います。
○議長(松本英志) 市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) 今現在、これまで、部長が答えてましたように、班別
をとっておる
のは淡路市だけではありません。当然こういった機関については、国から
の指導、県から
の指導によって対応
を決めておりまして、要するに、その班別
をすることによって明確化
を図っているという、こういうことであります。
ただ、淡路市
の場合は現地解決型
の執行
をとっておりますので、それらについて
の掌握は全て事務所がしております。
そういうことで、二重的にですね、カバー
をしている
のではないかなと思いますし、避難してきた方々1
人でもおれば、即事務所が対応しますし、1
人でもいれば事務所が誰か待機して対応するということで責任
を持って執行しております。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) 避難所運営について、もう所管はまた班でちゃんとやれるいうことですから、しっかり結果
を出してもらいたいと思いますが、車中泊であったりですね、避難所
のはたでやっぱりその中で寝れない。動物がいたりとか、そういうことがあって、車中泊でしたり、それから避難できない在宅
の人、こういう方も避難所
を核として、拠点として、活動していくわけですよ。
ですから、避難所
の運営ってごっつい大事なんですよ。そういうこと
をまずわかってほしいなと思いますが、それから妊婦
の方であったり、それから乳幼児
の方、高齢者
の方
をどう対応するんやと。本当に大事なことなんですよ。
この辺
の運営
の課題について、現状
の認識、課題と現状認識についてお聞かせ願えますか。
○議長(松本英志)
危機管理部長、奥田恵子君。
○
危機管理部長(奥田恵子) 避難所
の運営
の現状と課題について
の問題ですけれども、議員おっしゃるとおり、妊産婦であったり、高齢者であったりというようなところで、避難所にあっては、その避難された方によるニーズ、それぞれに応じたニーズに応じた対応
を要するというところが何より
の課題かと考えます。
いろんなスペースであったり、また出入り
のバリアフリー化であったりというようなところが課題かと思いますが、それにつきましても順次対応
を考えて当たってまいりたいと思います。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) もうこ
の辺
の質問はこのあたりでやめたいと思いますが、つい先日、淡路市総合防災訓練ありました。私も参加させていただきました。本当にお疲れさんでした。ただね、もう要らん、また要らんこと
を一言言うようになるんですが、この市
の総合防災訓練という
のはね、全て準備万端整った中でイベント的な訓練なんですよ。実際言いますとね。
ただ、訓練は大事やからやらないかん。ただ、何時間も前からテント張って、受け付け用意して、そういう
のが本来
の本番とは違うということ
を私は申し上げたいんですよね。
ですから、本番という
のはどうしても突発的なことが起こります。皆さんが何ぼこの
人がこう指示するいうたって、その
人自身が被災に遭うかもわからない。いろんなことが起こる中でどうやっていくんやという
のが、災害が起こったとき
の初動なんですね。
ですから、僕はいいとか悪いとか言うてるんじゃないんです。あれはあれで仕方がないことやけれど、今後考えてほしいなということと、もう1つ気になった点申し上げますとですね、福祉的な部分が非常に弱いなと、防災訓練
の中でですよ、防災訓練
の中で、何も淡路市
の福祉がおくれていると、そういうことじゃないんです。防災訓練
の中に福祉的な視点が全くないいうたらおかしいですけど、弱いというように感じてます。
ですから、なぜ、先ほども言いました、この質問しているかという
のは、高齢化社会なんですよということなんですよ。そういうことで、先ほど来、多分
危機管理部長が答弁していることは主管が危機管理部な
のかなとか思いながら、私は思っているんですけれどね、やっぱりね、普通に聞いてくださいね。危機管理部と福祉
のとこはね、やっぱり相互連携しないと解決できないんですよということなんです。
そのことだけ私は言いたい。今後よくやってくださいねということ
をお願いしたいということなんです。
ですから、初動ということが非常に大事や言われます。日ごろ
の訓練も大事や言われます。そういうことで、日常防災という
のが大事なんだということ
を言いたいわけです。
なぜ日常防災が大事なんだと言われるかて、ちょっと嫌みな質問なんですが、いかがでしょう。
○議長(松本英志)
危機管理部長、奥田恵子君。
○
危機管理部長(奥田恵子) 日常
の防災ということがなぜ必要かというような御質問、お話でございますけれども、防災に関しましては、災害はいつ訪れる、起きるかわかんらないという
のがもう皆さん御存じ
のとおりでございます。いずれにしても、もう瞬間が、その瞬間がわからないということであれば、日ごろから
の備えということが何より一番であるということで日常防災が重要かと感じます。
先ほど言われましたとおり、福祉と危機管理
の連携というようなことでございますけれども、それに関しましても、情報
の共有であったりというところで、常日ごろから福祉部門と
の連携は重ねてまいりたいと考えるところでございます。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) 私が、ええ悪いは別として、教訓としてることは、日ごろやっていることしかできませんよということ。それから、日ごろやったこと
のないことは失敗しますよということです。そのこと
を教訓とさせていただきます。
ですから、どれだけ災害
をイメージして、どういう対応せにゃあかんかということがどれだけ意識されるかによってこの計画が全部変わってくる。そんなように思います。
そのあたりは、答弁は要りませんが、具体的な話
を1つだけ、避難所
のとこでさしていただきます。
万が一
の本当に災害が来たときですね、避難勧告が出ます。出て、自助、共助で住民が一次避難所へやってきます。やってきたときに、やってくる。そしてあるいは自力で行きたくても行けない。そういう方もいるでしょう。
で、この避難所に行きたくても行けない
人をどうするんだと。このあたり、どっちがするんだというところ、共助でお願いする
のか、公助がする
のか、このあたりについては、感想としてはいかがですか。
○議長(松本英志) 市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) 淡路市は、幸いというか、不幸な過去があって、それ
を教訓に災害対策
をこれまでも積み上げてきました。結果、淡路島地震
のときに、県もあるいは国
の議員
の方も驚かれたような対応
をすぐできたわけであります。
それは何かと言いましたら、チーム淡路市という
のを最近
のキーワードにしておりますけども、そういうことでやってきました。
先ほど言いましたように、淡路市は現地解決型
の執行計画
を執行しております。国
のほうから見たらやり過ぎであろうということかもわかりませんが、隣接
の洲本市と南あわじ市に比べて、この地形でありますから、やはり現地解決型
の事務執行
をしかなければならないということで、事務所
を確保したわけであります。
先ほども言いましたように、何よりも現場が大事でありまして、そのときには事務所が動きます。事務所には、今議員がいろいろ言われたことが全て詰まっておるわけで、それがチームとして動く。それが連絡
をとるというふうな態勢
の中で進んでおりますし、何よりも先ほど言われてますように、日々
のことが大事であるというふうなことで、常にいろんな会議で伝達
をしておる
のは直近動員であります。
職員は何かあったときには自分
の勤務場所にこだわらず、自分が一番近く出勤できるところに行く。例えば岩屋にいて、岩屋からこの本庁まで来るよりも、直近動員といって、事務所に行って、そこで仕事
をし、交通体系ができると、それに従う。
これはですね、25年前
の不幸な出来事
を基軸にですね、積み上げてきた、まあ言えば災害対応であります。
いずれにしましても、そういうことで想定
の範囲における部分については、今淡路市としては対応
をしています。
また、福祉
の御指摘もありましたけれども、チーム淡路市というふうなことで、それぞれができること
をやろうと、そういうことです。
ですから、例えば職員がこれから起こるであろう、風水害については相当数対応想定できるわけでありまして、問題は地震でありまして、そのこと
の対応
のときには、まずは職員は自分
の身
を守る。家族
を守る。隣保
を守る。そして町内会
を回って、連動しながら、直近動員で動いて、チーム淡路市として市民住民
の安全
を確保する。これがあの災害想定
の中に盛り込まれているわけでありまして、例えば、この前しました災害対応
の訓練につきましても、それはそのときより
のそれぞれで、あれはトータルとしてやっているわけでありますので、確かに御指摘
のような細かい点については、各部あるいは各事務所でより以上
のもの
を積み上げていけばいいなと、そんなふうに思っております。
以上です。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) 大体総括と市長がお答えいただきました。今現在、現状
の報告からいきますと、淡路市では福祉施設7カ所、そして障害者施設1カ所と協定
を結んでおります。本当に、できますゼッケンという
のも次
の年度導入いただけると。このように聞いております。ただやっぱりもっと協定先
をふやしたいということも聞いております。
私が心配性な
のかもしれませんが、やっぱり先ほど申し上げましたとおり、やっていないことが失敗しないかという心配なんですよ。
ですから、防災という
のは100%完璧はありません。常にどうやったら市民
を守れるか。こういうことであります。
福祉施設
の場合も、福祉施設なんぼ協定
を結んでても福祉施設そのものが被災したら、受け入れができませんよ。そういうことですね。
それとか、この間
の東北
のとき、先
の東日本
のときもありました。そこへ行きたくても、例えば休日だったら職員が2
人しかいないと。そんなとこで何十
人も受け入れせいというてもできない。こういうこともあるわけですね。
ですから、私自身阪神・淡路も経験させていただいて、東北
の視察も3度ほど行かせていただきました。その中で、今で大丈夫という、そういう自信が私にはないというとこから質問しているというように御理解してください。
やっぱり無事に避難所に来られた方
をどうやってこの方
を命
をつなぐか。そういうことですね。そのために万全
の態勢
をしておいてほしいという思いなんです。
ですから、先ほど言うたように、すき間があるん違いますかという
のは、そういう意味でね、やっぱり、これは別に今淡路市
のやっていることはよくやれていると思いますよ。やれているんだけど、部と部
の間
のところで
の、そこにやっぱりすき間というか落とし穴があるん違いますかということ
を指摘しているというか、気づいたというか、もし、違いますよいうことは、それでもええんです。私はそう思うから、その辺はきっちりやってくださいねということ
を今回提案していると、こういうことでございます。
訓練は重要であります。ただ全てではない。全て
のことではない。
ですから、本当に防災センターてありますね、淡路市に。あそこに給食施設ありますよね。
防災
のときにはあのセンターでつくるんだというように私は聞いてます。
でも、防災訓練
のときに一度も動かしたこともない。実際問題。社協が来て炊き出し、社協
の方、ボランティア
の方が炊き出ししている。
そやけど、本番はそうなれへんなという
のが実感なんです。
ですから、今
の市長も言うたように、総合防災訓練がええとか悪いとかいうてるんじゃない。あれはあれとして仕方がないんです。ないんだけれど、やっぱり、あえてね、突発的なこと
をやって、一次避難所に来た
人をトリアージして、福祉避難所につなぐ。そういう訓練も必要じゃないですかと。福祉避難所に協定したとこは、それは自分とこはやってますよ。だけど、淡路市からと協定結んだ先と1回もその防災訓練てやったことはないと私は見ています。
ですから、やっていないことは失敗するんですよ。だからやってくださいねということ
をお願いしたと思います。
それで、数字でいきますとね、何でこんなこと
を言うてるかという
のは、もう1つは避難行動要支援者名簿という
のが皆さんもよく御存じ、あります。
で、今、僕
の知っている範囲では1,212名が名簿に記載されて、広域消防に提供されていると感じています。ただ、要支援者名簿には、想定は2,412名というように聞いてもおります。
ということは、よくできているんです。手挙げ方式じゃないから漏れは少ない。それでも1,200名漏れなんですよ。
こういうことで、どうしたらええんかなと。本当にね、私も昨年は認知症対策
のSOS
のそういう
のもやらせていただいたり、本年度が兵庫県
のモデル事業もやらせていただいたり、あってですね、いろんなこと
をやらせていただいた中で
の、私言うときますけど、防災士でもありませんし、そういう専門知識があるわけでもありません。ただ地域
をどうやって守るかという日々訓練やっている中で
の気づいたこと
をきょう質問させていただいている。
それはうち
の地域だけ
の問題ではないんですよ。淡路市全体にどうやって広げるか。そういうことなんです。
ですから、そのあたりもしっかり、私もモデル事業やらせて、私も言うたらおかしい、私がやっているわけではないんですが、私
の地域もモデル事業やらせていただいて、どうやったら全て
の地域にうまくできるんかなということ
をいろいろ考えた中で
の質問やと理解してくださいね。
これは今
のことがええとか悪いとかいうんじゃなくて、今後しっかりつなげないと、これから個別計画に必ず来ます。国
のほうはもうそういうふうに言うているわけですよ。個別計画づくりやりなさいというてるわけです。
そやけど、それが今やっても、今
のままでは失敗しますよということ
を申し上げたいということなんです。
先ほど来、何度もしつこいですが、やっぱり命からがら一次避難所にもし災害が起こったときにね、逃げてきた
人がしっかりと命が守れる。そういうこと
をしようと思えばですね、大切なことは我々も災害
をイメージしていく。そして、日々訓練もしていく。そやけど、行政としたら、やっぱりすき間
をなくして、その場はぱっぱぱと動けるような態勢
をしっかりしていく。イメージですよね。そういうこともやっぱりしていただきたいということであります。
それで、あともう1点が、やっぱり地域
の医療関係者と
の連携ということも非常に重要であります。こういうとこについてですね、地域
の医療関係者
の連携についてと、これもまた僕もどこが担当課がわかれへんから聞きますが、避難行動要支援者対策として
の主管課はどこですか。
○議長(松本英志)
健康福祉部長、浜田英寛君。
○
健康福祉部長(浜田英寛) (登壇) 災害時
の要支援者名簿
の管理等につきましては、全て健康福祉部
のほうで担っております。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) 避難行動要支援者対策じゃなくて、名簿が健康福祉部が持っていると、こういうことであります。
ほか
の市町村ともいろいろ調査させていただきました。今回質問するに当たって。
淡路市は、避難行動要支援者名簿という
のを本当にしっかりちゃんとできてます。できていると思います。総体評価としてはできていると思います。
災害派遣福祉チームという
のもちゃんと準備ができています。本当にこれはすばらしいことやと私も思ってます。
ただね、どうやってこの名簿
を活用してですね、平時から
の声かけ、見守り、避難訓練に生かしていくんだということかなと、そんなように思ってます。
それで、1点がね、淡路市におけるこの要援護者名簿
の情報提供先という
のはですね、広域消防、警察、民生委員、先ほど西村議員
のときにも答弁したと思いますが、この3つには提供している。広域消防、警察、民生委員であります。
で、先ほど来言うた初動が大事ということ
を申し上げました。高齢者が非常にふえてますよ。要支援者
の数もふえてますよと。
2名
の民生委員さんで100名ぐらい
のこの支援者
をどうかせいという
のも非常に無理な話ではないかなと私は思うんですよ。
それで、いろいろやっている、全て
の地域にあるわけではありませんが、自主防災組織というところには名簿提供がしてございません、今現在ね、淡路市は。
それでですね、避難計画
を策定していく、個別計画
を策定していくという中では、民生委員と自主防が連携していかないと、これはなかなかつくっていきにくいことやと私は思ってます。
淡路市がなぜ自主防に情報提供しない
のかという
のは、やっぱり個人情報に非常に配意しているんだなということはよくわかります。
ですから、ここで提案ですが、全て
の情報ね、例えばこの
人がどこどこ
の病院にかかっていてとか、そういうことは自主防には必要ないんです。避難行動
の初動
の話ですから。ですから、全ては必要ないんですが、今ある要援護者名簿
の表示か、パソコン上出てくるとこのこの欄とこの欄とこの列、列ですね、列
をこう見えらんようにしてプリントしたらええんじゃないかなと思うんですよ。
これは播磨町もこんなようにしてます。播磨町はAパターン、Bパターン、Cパターンで相手先に応じて開示するとことしないところというようなパターンで出してます。これが一番今いいんかなと私は思ってます。
それで、本当に避難計画に必要な部分だけお渡しする。自主防にお渡しするというようなことがどうだろうかなと、そんなような提案でございます。
もう1つ、つけ加えて申し上げれば、自主防災組織へ
の名簿提供という
のは、消防庁調べでは76%
の自治体が行っております。淡路市はその24%
のうち
の1つです。そして社会福祉協議会にも名簿提供という
のは71.3%行っております。淡路市も行って情報提供はしてません。この2つでございます。
それで、災害対策基本法49条
の11には、地域防災計画
の定めるところにより、消防機関、警察、民生委員、社会福祉協議会、自主防災組織、その他
の避難者支援等
の実施に携わる関係者に対し名簿情報
を提供するものとすると。国
の法律はこうなっております。
ですから、ここは多分防災計画でこの3つしか書いてないんだなということなんですが、いかがでしょうか。
○議長(松本英志)
健康福祉部長、浜田英寛君。
○
健康福祉部長(浜田英寛) 災害要支援者名簿につきましては、先ほど議員おっしゃいましたように、災害対策基本法、あるいは地域防災計画
の中でもうたわれております。
その中に、確かに民生委員初め社会福祉協議会等に名簿
を提供することができるというふうになっておりまして、ただしですね、その対象者
の方
の同意が必要というふうになっております。
現在、淡路市では名簿登載が約2,400名、そしてそのうち同意
を得ている方が1,200名となっておりまして、その1,200名につきましては、消防関係あるいは民生委員
の方にも渡しております。
議員御提案
の件でございますけども、この同意
のある方につきましては、それぞれ提供した、そういった名簿
の保管方法と
の情報
の漏えい
の防止
の措置、あるいはそういった環境
の整備が整えば、希望があればですね、同意
を得た方につきましては、自主防災組織等にも提供することは可能であるというふうに考えております。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) もうこの質問については結構です。
それでは、次にケアマネと自主防
の連携でありますけれど、全て
の人が介護プラン立てるわけではありませんから、漏れが生じる恐れはあります。
先ほども言いよったように、1,400
のうち1,200が同意
を得られたと、こういうようなことですが、私は補完的に、
包括であったり在宅介護と
の連携も必要となるとは思うんですが、ばかげた提案かもわかりませんが、ケアプランつくりますよね。要支援
の方であれ何であれ、比較的そういうケアプランつくらない方もいるんですが、大体
の方がつくられる。
そのケアプラン
の作成時にですね、災害時
の避難に関すること
を書き入れていただくことで非常に助かると思うんです。個別計画つくれといてもなかなかに時間、相手さんがデイ行ってる時間じゃなしに帰ってきた時間に合わないといけないとか、いろんなことがあってですね、そんなに難しい話じゃなくて、どこに逃げますか、どんな助け
を必要としますか、近くにサポーターはいますかとかですね、これ
を書いてくれるだけでも地域
の自主防は非常に助かるんですね。個別にはやりますよ。個別にはやりますけれど、それがあるほうが助かるなと。で、こういうこと
をやってはどうかという提案ですが、どうでしょう。
○議長(松本英志)
健康福祉部長、浜田英寛君。
○
健康福祉部長(浜田英寛) ケアマネジャー等
の福祉専門職が保有する要支援者
の個人情報や自主防災組織が共有することにより、より実効性
の高い避難支援や確実な安否確認ができるといったことが期待できますので、適切な個人情報
の管理
のもとに相互利用する取り組み
を推進してまいりたいと考えております。
なお、ことし
の9月には、福祉専門職等がそういった個別支援計画
を作成するに当たって
の研修会等にも参加しておりまして、そういったまずスキルアップしながら、議員御提案
のそういった自主防と
の連携につきましても前向きに進めてまいりたいと考えております。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) それでは、時間
の都合もあってですね、なかなかいろんな問題点、ちょっとずれも私自身は感じますけれど、今回
の執行部
の皆さんから
の答弁
を検討してですね、また改めて提起
をしたいと思います。
それでは、次
の質問に移ります。
地域
の再生ということで通告
をいたしております。
少子高齢化
の中ですね、地域はますます疲弊していると、そのように感じます。
そこで、地域
の再生に向けてさまざまな補助金
の活用であったり、行政と一緒になって取り組めるようなこと
をぜひ地域に情報
をつないでほしいと、こういうことであります。
2点だけ書きました。空き家総合対策支援事業交付金、点在する空き家、それから空き家
を土地区画整理で集約して活用
を図って共同広場
をつくったり、住民交流施設
の整備であったり、店舗誘致したり、こういうことが、これがまあ国交省
の事業であります。
それともう1つがランドバンク事業でありますが、以前にも提案いたしました。
道
を直して拡幅、道路
の拡幅とか非常に小規模ですけど、地域と連携、連鎖させることで地域
を再生するんではないかということで、以前も鶴岡市がこれ
を取り組んでますよと、ぜひ淡路市でもということ
を提案いたしました。
このことについて、空き家対策総合支援事業交付金、これ
を活用している
のかということと、ランドバンク事業
のその後
の取り組み、これについて答弁
をお願いいたします。
○議長(松本英志)
都市整備部長、高田茂和君。
○
都市整備部長(高田茂和) (登壇) まず1点目
の空き家対策総合支援事業交付金についてでございますが、本市におきましては、空き家対策事業
の財源としましては、国土交通省
の社会資本整備総合交付金事業
を活用しております。
この事業メニューとしましては、空き家対策総合支援事業ではなく、空き家再生等推進事業
を活用しておりまして、昨年度に策定しました空家等対策計画に必要な実態調査
の経費でありますとか、危険空き家除却に係る費用
の一部
を補助している経費等に充当しているところでございます。
国におきましては、交付金事業
の活用に当たっては、空家等対策
の推進に関する特別措置法第6条に即した空家等対策計画
を策定していることが必須条件となっております。
市におきましても、空家等対策
を効果的かつ効率的に推進していくために空家等対策計画
を策定したところでございます。
今後も引き続き有効となる交付金
を活用し、空家等対策
を総合的かつ計画的に実施できるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。
2点目
のランドバンク事業でございますが、このランドバンク事業につきましては、市
の空家対策協議会におきまして、他
の事業等と合わせまして有効的な取り組みができる事業であること
を説明し、御紹介
をさせていただいたところでございます。
地域によって敷地に接する道路が狭い等
の理由から、空家等
の利活用や除却及び撤去が進まないケースもあり、また密集市街地等
のEQ\*jc2\*"Font:MS明朝"\*hps10\o\ad(\s\up9(きょうあい),狭隘)道路
の解消や空地等
のオープンスペース
を避難空地として確保するなど、防災
の観点
を踏まえた地域居住環境
の向上に資する対策が必要であるなど
の意見が空家対策協議会でも出されているため、この事業はとても関心
の高いものでございました。
しかしながら、この事業
を実施するには所有者等
の理解と協力はもとより、隣接します土地所有者と
のニーズ
をマッチングさせ、空家等
のあらゆる諸問題に対応できる専門的知識
を持ちますコーディネーター的な役割が必要であり、事業
を立ち上げるまでには至っていない状況が現状でございます。
今後は、空家等
のことで相談に来られる方も多数いらっしゃいますので、このような手法
を紹介し、地域ぐるみで空家
の利活用や除却した空き地
の活用促進
を図っていくことが空家等
の問題解消に向けて重要であるというふうに考えております。
○議長(松本英志) 田中孝始君。
○13番(田中孝始) そんなん当たり前
の話やということなんですが、本当に地域
の再生という
のが大事なんです。そのことはよくわかっていただけると思っております。ただ、財政も非常に厳しい。でも、一旦ね、さびれてしまった地域
を再生するという
のはもっと困難かなと私は思ってます。早目に手当
をしていくことが私は大事だと思っております。
一旦さびれてしまってから再度とは非常に厳しい。もうみんな心が折れてしまってから立ち上がれは難しい。やっぱり一緒に寄り添って、支え合って、地域
を再生してほしい。
ほんでその中で、やっぱり地域に対して情報
をしっかりつないでいくということ
をね、本当に興味がある地域、地域がやりたくないといえば別ですが、興味がある地域があれば、職員が逆に地域に出向いて共同しながらやれないものかなということ
を念願しております。
本日
の質問はですね、コミバス
の真っ先に取り組める改善、そして命
をつなぐため
の災害対策、それから地域
の再生、質問内容でありました。
どうぞ、言葉がちょっとうまくいかなかった点もあるかもわかりませんけれど、質問
の本筋ですね、本筋、そしてその趣旨、その思い
を受けとめていただいてですね、よく庁舎内でも議論
を積み重ねて取り組んでくれますこと
を念願いたしまして、私
の一般質問
を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(松本英志) 以上で、田中孝始君
の一般質問が終わりました。
ここで暫時休憩
をいたします。
再開は午後3時20分といたします。
休憩 午後 3時06分
─────────────
再開 午後 3時20分
○議長(松本英志) ただいまから会議
を再開いたします。
次
の質問は、6番、冨永康文君であります。
冨永康文君。
○6番(冨永康文) (登壇) 6番、結い
の会、冨永康文でございます。私自身もこの一般質問、とうとう2桁、10回目になりました。今回もまた各種提案ごと
を交えた内容にはなるかと思いますが、そして、本日最後
の時間で大変お疲れ
のことかと思いますが、どうぞ皆さんよろしくお願いいたします。
それでは、議長
の許可
をいただきましたので、通告どおり、今回も4つ
のテーマで質問
をさせていただきます。
まず1つ目は、今回1番目に上げてます
人財関連についてであります。
ちなみに、通告書で
のこの
人財
の「財」は、材料
の材ではなく、財産
の財とあえて書かせておりますので、間違いではございません。やはり、
人は宝であるという思い
を込めております。
現在、若者
を主として、国内全般的な人手不足が深刻さ
を増しており、AI導入や外国
人雇用も、今後真剣に考えていかなければならない状況であるかと思います。
そこで、まず1つ目
の質問は、我が市が注力しております企業誘致でありますが、企業側も人材不足という声も聞いたりよくします。
そのあたり
の事情とあわせ、今後、我が市としてどのような企業
を誘致していく方向性な
のかについて
の見解
のほう
をお願いしたいと思います。
○議長(松本英志) 市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) (登壇) 方向性でありますが、淡路島3市
の合併
の中で、唯一違和感といいますか、3市体制
の中では、郡が分かれたわけであります。どういう意味かといいましたら、津名郡
の中で五色町が洲本市と一緒になったという、そういうことでありますが、そのときに、洲本市
の福谷弘先生が、淡路学、それから津名学、洲本学、三原学といったようなすばらしい本
を出しておられますけども、その中に、淡路学
の中に、こういう記述があります。「淡路島
の浮沈は津名郡が握っている。その津名郡
の、いえば今後
の地域運営については多極分散型
の地域経営になるであろう」という、もう予言でありましたが、結果として、今
のところ、そういうことで淡路市は現地解決型
のまさに多極分散型
の地域経営で今やっているわけであります。
そういうこと
の延長線上に、今議員が質問
をされた企業誘致
の方向性にかかわってくるわけでありますけども、本市では、大きいものとして夢舞台サスティナブルパーク、それから遊休施設、小学校等、それから県
の企業庁が所有する津名地区産業用地へ
の企業誘致、こういったものが主なものでありますが、まず夢舞台サスティナブルパークですが、現在、平成26年度に策定した土地
の利用計画
を見直しているところです。
隣接する国営明石海峡公園、県立淡路島公園におきましては、民間企業による開発が進められております。また、花さじきにおいても、レストラン、これでき上がりかけておりますけども、直売所等
の便益施設が整備
をされる予定でありまして、公共施設におきましても着実に活性化が図られています。
そのほか、その花さじき周辺における、いわゆる北淡路土地改良区、これ
の企業誘致もすばらしいものが、目
をみはるものがあります。
このほか、大阪湾ベイエリアでは2025年
の大阪関西万博
の開催決定、統合型リゾートIR
の誘致など、国家プロジェクトも動き始めています。
土地利用計画には、これら
の活性化策と
の相乗効果
を図ることにつきましても盛り込む予定です。今年度末に計画が完成すれば、この計画に基づき、夢舞台サスティナブルパーク
の企業誘致
のさらなる推進
を図ってまいります。
次に、統廃合によりまして遊休施設となっている小学校等へ
の企業誘致でありますが、これまで
の実績としましては、山本光学、パソナグループ、AIE国際高等学校、それから県社協、それから地元町内会等が立地しておりまして、工場として
の利活用、観光と6次産業化として
の利活用、高等教育施設として
の利活用等、多岐
の分野にわたって地域活性化に貢献していただいています。
今後
の遊休施設へ
の企業誘致につきましても、定住人口、交流人口
の増加、雇用
の創出、地域経済
の活性化に寄与すること
を目指し、幅広い業種
を対象に、積極的に取り組んでまいりたいと思っています。
次に、県企業庁が所有する津名地区産業用地についてですが、これまでと同様に、企業庁と連携
をしながら、幅広い業種
を対象に、引き続き企業誘致に取り組んでまいります。
一方、企業誘致とあわせて
人の確保が必要であり、注意する必要があります。全国と比較しても、淡路島
の有効求人倍率が高くなっています。
市
の商工会においても、人材確保に向け取り組んでおり、企業誘致した企業にも地元企業にも人材が確保できるようにするため、島外から人材確保すること
を積極的に考えなければならないと思っています。
人口が減少する中で、その歯どめ策として、高校卒業後も淡路島にとどまり、就職し住み続けられ、また一度淡路島
を離れた
人にも帰ってきていただいて定住してもらえるよう、より多く
の就職
の選択肢
を広げてまいりたいと思っておりますが、例えば山本光学
の北淡東中学校
の利活用もですね、何と高校生も10名以上
の雇用があり、そして、その子供たちは全ていまだ頑張ってそこで働いております。
そういったふうなことに向けていきたいと思っておりますし、今申し上げましたこと
を総括いたしますと、やはり京阪神に近いという利便性
を生かし、もう島だけに頼らずですね、相互
の通勤通学、そういったもの
を広めていくことによって、この地域
の未来はある
のではないかなと思っております。
以上です。
○議長(松本英志) 冨永康文君。
○6番(冨永康文) 状況についてはわかりました。ありがとうございます。ぜひとも先ほど
の連携強化等充実していただき、人材確保に努めていただくとともに、もちろん一番
の地元
の雇用
を少しでも進めていただきますようお願いしたいと思います。
それでは、2つ目が、我が市
の地場産業へ
の支援という視点ではいかがでしょうかということで、特に我が市において
の主要産業である
のは水産業ということではありますが、工業製品では線香産業ではないかと思います。
御承知
のとおり、全国生産量シェアでは、過去70%という圧倒的な数値
を誇っております。業界
の現状であったり、これも後継者課題等とあわせまして、市として
の支援
の方向性と今後
の見通し等について
の御見解
をお願いしたいと思います。
○議長(松本英志)
商工観光担当部長、新阜照久君。
○
産業振興部付部長(新阜照久) (登壇) それでは、地場産業であります線香へ
の支援策
の現状についてお答え
をさせていただきたいと思います。
市内にあります兵庫県線香協同組合においては、淡路島
の線香
の知名度向上に取り組んでおりまして、線香産業
の活性化
を図っているところであります。
本市におきましては、同組合
の活動に対しまして補助金
を交付することで支援
を行っております。また、あわじ島
の香司ブランド
を、国内だけではなく、国外に向けて広くピーアールするなど、販路開拓や拡大
を推進しており、販路開拓支援として、フランス
のパリで行われる展示会へ
の出店に対しましても補助金
を交付しておるところでございます。
線香業界
の人材
の現状
の状況についてなんですけども、製造に携わる方
の高齢化が進み、担い手、新しい人材確保に苦慮しているところでありますが、幸いにも次世代
の経営者がそろっておりまして、新しい雇用も生まれていると聞いております。
市といたしましては、今後も香り
のまちとしまして、地場産業である線香産業
の活性化、振興
を推進していきたいと考えておるところでございます。
以上です。
○議長(松本英志) 冨永康文君。
○6番(冨永康文) わかりました。引き続きよろしくお願いしたいと思いします。
3つ目は、畜産業や果樹農家、そして花卉農家さん
の視点から
の質問でございます。
例えば、あるビワ園が後継ぎがおらず閉山した事例も、実は私
の親戚にもおります。島
の特産品という表面的には騒がれているかと思いますが、今後ですね、産地として
の生産量も激減していく懸念もございます。
昨今、我が市へは、農業
をやりたいと島に渡ってきていただける移住者さんもふえつつありますが、余りその事業、仕事
をされているというような事例は、そう聞いたことはないかとは感じるんですが、そこで市
の支援策内容や現状
の成果、また移住希望者へ
の情報発信等について、どのようにされている
のかについて御
説明のほうお願いします。
○議長(松本英志)
産業振興部長、角村光浩君。
○
産業振興部長(角村光浩) (登壇) 就農希望移住者へ
の支援策についてお答え申し上げたいと存じます。
現在、就農
を希望される移住希望者に特化した個別
の農業施策はございませんけれども、移住希望者に限らず、専業で農業
を始められる方に対しまして、支援策としましては、就農当初
の施設等
の整備費用
を支援し、経営
の安定化と定着
を図ること
を目的とした市単独
の新規就農者基盤整備事業というもの
を支援
を行っているところでございます。
これに加えまして、県等でも新たな就農者
を支援する事業や、品質向上
を図るため
の施設整備事業もございまして、引き続き、県あるいは北淡路農業改良普及センター等とも十分に連携
をして、事業
の活用に向けたピーアールに努めてまいります。
市としましては、就農希望者に対し、主には県に設置された農地中間管理機構
を介した農地バンク制度
を活用
をしていただくこと
をお勧めしております。
ただ、移住希望者、あるいは移住者にとっては、現実問題として、農地バンクによる一団
の農地
を活用して就農するに際しては、農機具
の確保
を初め営農技術等が求められまして、必ずしも持続的かつ安定的な営農につながっていないといった課題が否めません。ここらが課題というふうに我々認識
をしているところでございます。
いずれにしましても、移住者就農対策による地域活性化
の観点と食
を支える遊休農地対策に寄与する観点に立った政策形成に努めてまいりたいと考えているところでございます。
そのためにも、情報発信については、単に農会長会等で
の周知にとどまらず、これしっかりと移住政策部署と就農政策部署、私ども産業振興部と有機的に結びつけた情報発信に創意と工夫
を凝らしながら、引き続き的確な取り組み
を進めてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(松本英志) 冨永康文君。
○6番(冨永康文) はい、わかりました。これまた連携
のほうしっかりやっていただいて、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、4つ目が、起業家支援についてでございます。
まずは、その現状
の施策について
の御
説明をお願いできたらと思います。
○議長(松本英志)
商工観光担当部長、新阜照久君。
○
産業振興部付部長(新阜照久) まず、起業家、市
の支援策でございますけども、市が行っている起業者に向けて
の支援といたしましては、地域
のにぎわい創出、市内
の空き店舗等
の解消及び商工業全体
の振興
を図ること
を目的といたしまして、新しい企業
を開始する起業者に対してスタートアップ資金
を助成する新規起業者支援事業補助金がございます。
これは、平成25年度
の補助開始から平成30年度までに42件
の起業者補助
を行い、起業しやすいまち
のピーアール
を行ってきたところでございます。
また、新たにIT関連
の事業所
を設置する事業者に対しましては、事業所
の開設に係る経費
の一部
を補助金として交付し、産業振興及び地域
の活性化
を図るIT関連事業所振興支援事業補助金といたしまして支援も行っています。この制度につきましては、平成29年から開始され、平成30年度末で2件
の起業者支援
を行ってきたところでございます。
以上です。
○議長(松本英志) 冨永康文君。
○6番(冨永康文) 福良CAPというコンテナ
を活用した起業家支援
の事例であったり、ちょうどこの間ですが、オープンした洲本商工会議所1階に期間限定
のラーメン店193(イチキュウサン)ですか、など、チャレンジショップ展開
を後押しする事例も最近出てきたわけですが、私が以前この場で質問させていただいた海水浴場
の利便施設
のオールシーズン使用ができるようですね、そのあたりも再度申し上げながら、あわせて我が市として、そのあたり
のことにつきまして
の方向性
をお願いしたいと思います。
○議長(松本英志)
商工観光担当部長、新阜照久君。
○
産業振興部付部長(新阜照久) 冨永議員がおっしゃられる島内2市
のチャレンジショップにつきましては、洲本市では洲本商工会議所が、また南あわじ市におきましては観光
の整備と地域活性化
を目指す地元
のNPO法人が、それぞれ期間
を限定し、新たに挑戦しようとする
人たちに、実際にアクション
を起こせる場
を提供しているものでございます。
現在、本市にはチャレンジショップはありませんが、岩屋
のタコフェリー跡地に整備中
の淡路島タコステでは、民間事業者が地域事業者等
の人材育成及びビジネスチャンス
を創出すること
を目的といたしまして、隣接地に参加型チャレンジブース
を設置する予定となっております。
このチャレンジブースは、来年3月開業
を予定されており、現在広報淡路12月号や岩屋地域
のまちづくり協議会だより等で出店者募集
を行っているところでございます。
チャレンジショップは、期間限定で出店
をする
のが一般的で、一時的な出店となり、継続してその場で事業
を行うことができず、その後、その他
の場所で事業
を継続することが難しいとも言われておりまして、島内2市と同様に、民間事業者に任せ、本市
の施策としては、現在行っております新規起業者支援事業補助金
を継続いたしまして、創業
を考える方へ
のきめ細かい支援
を行うとともに、市内
の活性化及び市内
の空き家及び空き店舗
の活用
を図っていきたいと考えております。
なお、本市にも市内遊休施設や空き店舗、空き家が多数ありますので、チャレンジショップで
の利活用も可能ではあると思っております。
引き続き他市
の事例
を検証しながら、市内商工事業者
の活性化
のため
の施策として検討していきたいと考えておるところでございます。
以上です。
○議長(松本英志) 冨永康文君。
○6番(冨永康文) ありがとうございます。そうですね、たしか12月
の広報紙でもちょうど記事掲載があったと確認しました。若者
の夢や希望、挑戦
を応援できる環境が広がっていくこと
を期待しまして、次
の質問に移ります。
5つ目は、就職氷河期時代
の人材補充
の必要性はということなんですが、国としても、この課題
のほうは、対策
のほう、進められておるかと思うんですが、関連といいますか、地方自治体
の中でも、たしか宝塚市
のほうは、ちょうど36歳から45歳
を対象とした中途採用もされており、たしか当初3名程度
の募集に対して600倍
の1,800名以上も
の応募があったというようなニュースも話題になったかと思います。
市
の正規職員
の採用につきましては、先般
の議会報告会
の意見
の中でも、正規職員
を減らし過ぎではないかというような声も聞いております。
また、民間経験
を生かして
の活性化も図られるというメリットもあるかとは思います。それら
のことも含め、まずは現状
の年代、世代別
の正規職員数
のバランスなどについて
をお答えいただきたいと思います。
○議長(松本英志) 総務部長、山名 実君。
○総務部長(山名 実) (登壇) それでは、現状
の職員
の年代別バランスについてお答え
を申し上げます。
ます、就職氷河期世代とは、おおむね平成5年から平成16年
の間に学校卒業期
を迎えた世代
を指し、現在33歳から48歳ぐらいまで
の方がその世代と言われております。
本市
の全正規職員404名
の年齢構成
を見てみますと、10代が1.2%
の5名、20代が14.9%
の60名、30代が17.1%
の69名、40代が43.3%
の175名、50代以上が23.5%
の95
人となっており、40代
の構成割合が非常に高くなっております。特に、就職氷河期世代と言われております33歳から48歳までにつきましては、職員全体
の52%、210名と半数以上
を占めている状況にございます。
以上でございます。
○議長(松本英志) 冨永康文君。
○6番(冨永康文) 我が市役所ですか、職員につきましては、余りこの事例には当てはまってないようですね。提案ごとになりますが、その世代
の方
の中途採用は、中には隠れた逸材もいるかと思いますし、活性化
の観点からも必要ではない
のかなというふうに思いますが、ちなみにですね、現状、中途採用
の場合
の年齢条件もあるかとは思うんですが、ちなみに何歳が上限になりますか。
○議長(松本英志) 総務部長、山名 実君。
○総務部長(山名 実) 現在、全国的に就職氷河期世代
の採用活動について、国でも取り上げられております。本市につきましては、先ほど申し上げましたように、職員全体
の年齢構成
を勘案しますと、就職氷河期世代
の採用という
のは非常に難しいかなと考えておりまして、職員採用試験
の受験資格におきます年齢につきましては、年齢要件
を現在35歳までとさせていただいております。
以上です。
○議長(松本英志) 冨永康文君。
○6番(冨永康文) 状況理解しました。行政がですね、こういった年齢制限
の引き上げ
の方向
を示せば、民間業界
の影響もあるかとは思い、質問させていただいた次第でございます。
1
人でもですね、採用枠、特殊な能力
を持っているような方も含めてでしょうけど、一度検討してみていただければなというふうに希望しております。答えは結構です。
では、このテーマ
の最後
の質問なんですが、人材マッチング
の機会
の増加
をということであります。島内企業
の人材募集
の課題と働き口
を探す方と
のマッチングプログラムがある
のか。現状はどうな
のか。もしそのような機会が少ない
のであれば、すなわち市として何らかのそのような機会
をつくってみてはいかがかなというふうには思うんですが、どうでしょう。
○議長(松本英志)
商工観光担当部長、新阜照久君。
○
産業振興部付部長(新阜照久) 人材マッチング
の機会
のことにつきましてお答え
をさせていただきます。
求職者数と求人者数
の比率
を示します淡路地域
の有効求人倍率は、10月末現在で2.22であり、県
の1.40、全国
の1.57
を大きく上回っております。事業所にとっては慢性的な人手不足、人材
を確保することが厳しい状況が続いております。
議員がおっしゃる人材確保
のマッチングですが、市としましても、さまざまな機会
の創出に努めているところでございます。
新しい試みとしましては、今年度から、昨年度本市と
包括協定
を締結いたしました大正大学
の学生に、10月から11月にかけて約40日間、地域実習
を行っていただき、市内事業所へ
のインターンシップ体験
をしていただいたところでございます。長期間
の滞在によりまして、本市に対する第2
のふるさと意識
を持たせ、卒業後には市内事業所へ
の就職へつながること
を期待しているものでございます。
市が移住相談窓口
を委託するNPO法人島くらし淡路でも、移住と仕事
をセットに考え、10月からグランフロント大阪で実施しております島くらし相談会で
の仕事
の紹介等も連携しながら行っています。
島くらし相談会は毎月1回継続開催しておりますので、今後も関係機関と連携
を図りながら、定期的な情報発信に努めていきたいと考えております。
さらに、淡路市商工会でも、市内事業所
の雇用創出に係る対策
を図るため、雇用対策特別委員会
を設置いたしまして、人材確保に向けた取り組み
を検討されております。
その事業
の一環といたしましては、兵庫県立大学
の産学連携事業といたしまして市内事業所
の経営者が「地域で働く」
をテーマに、学生たちに取り組みについて話す学生と企業
のマッチングセミナー
を今月2日と10日に実施したところでございます。
市内事業所
の業務内容とそこで働く人々
の暮らし
を知ることで、市内事業所で働く、淡路島で生活する実情について学生に知ってもらうとともに、仕事
の内容や仕事へ
の考え方に加え、淡路島で
の暮らしなど
を感じていただき、来年2月に3泊4日で実施するインターンシップ
の参加に誘導していくと考えております。
さらに、淡路地域人材確保協議会でも、企業
説明会や地元企業
の高校で
の説明会
を初め、淡路島企業情報冊子
を作成いたしまして、兵庫、大阪、京都、徳島県内
の大学等へ配布
をしているほか、ふるさとJOBフェアなど
の相談会も実施しております。
このような事業
を行うことで、人材確保に向けた活路が開けると期待していますので、今後も商工会、関係機関等と連携
をいたしまして、実際に働いている現場
の若い
人と淡路島に興味
を持っている方と
の交流会
の開催
を検討するなど、人材マッチング
の機会
を図りたいと考えているところでございます。
以上です。
○議長(松本英志) 冨永康文君。
○6番(冨永康文) もうなるほどでございます。夢が持てる流れができつつあって、すばらしい
のかなというふうに思います。今後さらに人材不足課題に対して、市
の人材確保につきましては、先般たしか協定
を交わしました神戸市と
の関係性や、連携が非常に重要になってくる
のではないかと私も思っております。
同じく、人口減が課題である神戸市、そして兵庫県もしかりですね、今東京
を中心とした首都圏一極集中
の打開策
の観点からも、淡路島
のポテンシャルは非常に大きい
のかなというふうに思っております。そのような事情
を踏まえ、多角的な策
を打っていただけること
を願いまして、次
のテーマに移らせていただきます。
2つ目
のテーマは、職員研修等
の事後報告
の件についてであります。
我々議会も、管外視察研修後は報告書は当然作成しまして、情報公開請求にも備えておるようなことでありまして、また議会だよりにてその結果報告
を簡単ではあっても、掲載はしております。
執行部におかれましてはどうされている
のか。また基準など
を設定しているかについてでございます。
時々職員
の皆さん
の海外視察研修等
の事後報告会等は維持されているかとは思いますが、それが全てではない
のかなとは思いますが、どのようにされている
のかについて、御
説明のほう
をお願いしたいと思います。
○議長(松本英志)
企画情報部長、真嶋加由里君。
○
企画情報部長(真嶋加由里) (登壇) 私
のほうからは、海外視察研修
の報告についてお答え
をさせていただきます。
本市では、グローバル化が進む中、次世代
の国際交流
を担う人材
を育成する観点から、姉妹都市であるアメリカ・セントメリース市と青少年国際交流
を実施しております。
また、友好都市である中国・義烏市とは地元企業
の事業拡大につながる関係
の構築
のほか友好交流
を、このほか友好協力協定であるブラジル・パラナグア市とは、現地政府関係者や日系
人と
の意見交換
を行い、両市
の交流
を推進しております。
御質問
の報告会等
の実施
の基準については特に定めてはいませんが、海外派遣
の場合は、貴重な見聞、交流体験など
の内容
の報告会は今後
の国際交流につながるものとして
の考えから、派遣報告書
の提出と帰国報告会
を開催しております。また、その後、市ホームページにも報告内容について掲載
をしております。
以上でございます。
○議長(松本英志) 冨永康文君。
○6番(冨永康文) 現状は海外が対象となっているということでありましたが、国内でも、これは重要だというように判断できるものについては、ぜひ実施
のほう
をしていただきたいなというふうに思ってます。
それと、職員さん
のほうも、被災地であったりとか、東京
の構想日本さん
のほうですね、全国各地へ年度単位で派遣
をさせているかとは思います。もちろんその方
の学びになる
のは当然
のことながら、本人だけでなく、帰ってきてから職員全体にも情報が知らされ、職員、市全体
のボトムアップが図られるという目的においては何ら否定することもない
のですが、具体的には、どのような形、流れでですね、全体的に生かしている
のか。またその派遣対象
の基準であったりとか、どのように選出されているか等について
を御
説明お願いしたいと思います。
○議長(松本英志) 総務部長、山名 実君。
○総務部長(山名 実) 派遣した職員
の経験
をどう生かす
のかということでお答え
を申し上げます。
職員
の派遣につきましては、これまで地震等
の自然災害で被災
を受けた被災地へ
の災害派遣であったり、またスキルアップ
を目的とした県等へ
の研修、人事交流派遣
を行ってまいりました。このほか、広域で事業
を展開する場合には、その構成員として
の派遣
をしているところでございます。
まず、災害派遣につきましては、現在も宮城県
の亘理町に1名
を派遣しているところでございます。本市も25年前
の阪神・淡路大震災
の被災地であり、その後に全国
の多く
の団体から
の御支援
をいただきました。被災地へ
の支援は本市
の責務であると考えております。
また、25年前
の震災
を経験した職員
の多くは既に退職
をしており、いつ南海トラフ地震等
の大災害が発生してもおかしくない状況
の中、有事に対応ができる体制づくりが必須であると考えております。一
人でも多く
の職員が復旧復興へ
の経験
をさせることが本市にとって有益であると考えております。
次に、研修派遣・人事交流派遣につきましては、他
の団体等
の業務
の進め方
を習得し、本市
の業務
のあり方等
を違った視点で見ることができる人材
を育成すること
を目的としております。また、派遣先で人脈
を広めることも、本人だけでなく本市にとっても有益になるものと考えております。
次に、派遣する者
の選考につきましては、派遣
の目的にもよりますが、基本的には募集
をかけ、応募
のあった職員と面談
をした上で選考することとしております。
いずれにしましても、派遣経験で得た職員
のスキル
を生かせるよう、帰ってきた後には、適材適所に職員
を配置してまいりたいと考えておるところでございます。
以上です。
○議長(松本英志) 冨永康文君。
○6番(冨永康文) わかりました。学びはですね、非常に重要なことであります。子供だけではなく大人
の学びも非常に重要かと思います。重々ですね、知識経験
を生かし、反映してもらえるような環境整備
をお願いしまして、3つ目
のテーマに移らせていただきます。
3つ目は、文化系表彰制度ということについてということですが、スポーツ功労者表彰につきましては、現在、表彰というか、表彰もされている部分もあるんですが、現在、総合格闘家
の住村竜市朗選手に引き続きまして、以前
の委員会等でもお聞きしたことがありますですね、今回タイガース
の近本選手
のスポーツ親善大使に任命ということが決まったということ
をニュースでも聞いております。
このたびめでたく就任いただく予定ということで、この場
をおかりしまして祝福
をさせていただくと同時に、今後
の市
のピーアル
のほうもお願いしたいと思います。
そして、このこと
を含め、スポーツ分野だけでなく、文化部門でもそのような何か制度等があればなというふうに、ふと個人的にも思ったもので、今回質問
の項目に取り上げさせていただきました。
特に学校等においては、中学校、高校、スポーツ部と文化部とかもあるわけなんですが、例えば我が母校であります津名高校は昔からマンドリン部
のほうが全国大会
をもうずっと出場
を果たしているなど非常にすばらしい活躍
をされているわけですが、そういった音楽なり、芸能分野においても御活躍されている方という
のは市内にもたくさんおられるかとは思います。
基準や分野
をどうしていくか等は別にしまして、そのあたり
の方向性も検討すべきではと思うわけですが、いかがでしょうか。
○議長(松本英志) 教育部長、富永奈緒美君。
○教育部長(富永奈緒美) (登壇) 文化系
の表彰についても、スポーツ功労者表彰
のように必要ではないかというようなことでお答え
をいたします。
まず、議員おっしゃいましたスポーツ表彰でございますけども、これについては、スポーツ
の向上発展
を図ること
を目的といたしまして、スポーツによる心身
の健全な発展
の高揚に貢献し、スポーツ振興、指導に献身的な努力
をされた方や他
の模範となる成績
を修められた方に対しまして、毎年1回淡路市市民体育祭総合開会式にて表彰しております。
本市における文化系部門
の表彰でございますが、これについては、文化・芸術部門は広範囲で多岐にわたることから、個々
の成績や情報
を把握し切れず公平性に欠けるというような課題がございまして、スポーツ表彰
のような個々
の大会等
の成績による表彰制度及び文化部門に特化した表彰制度はございません。
ただし、本市
の表彰条例における表彰に文化系部門が
包括されておりまして、これまでに淡路市制10周年記念式典などで表彰した実績がございます。
選考方法につきましては、御功績
の内容であるとか活動状況
を淡路市表彰審査委員会で審査
をいたしまして、表彰基準
を満たしている方、または団体
を選考しているところです。
本市では、芸術・文化活動
の振興
を重点目標
の1つとして取り組んでおり、生涯にわたって学び続ける姿勢
を培うことができる機会と場
の提供に努めるとともに、市民
の主体的な文化活動
を支援することによって活動意欲
の高揚
を図っています。
議員御提案
の文化芸術表彰については、これまで以上に情報収集に努めまして、各文化・芸術部門で優秀な成績
を収められた方
を、広報その他
のツールにおいて市内外に広く周知する機会
を設けまして、その功績
をたたえ、今後
の活動
の励みとしていただくとともに、市民に対する文化
の奨励と文化に親しむ機運
のさらなる醸成に取り組んでまいりたいと思います。
○議長(松本英志) 冨永康文君。
○6番(冨永康文) なるほど、ちょうどね、10周年
のときにもそういった企画があったということで、ちょうど15年がありますので、そのあたり
の企画も含めてですね、ぜひとも頑張っておられる方へ
のリスペクトと、そして今から夢と希望に向かって頑張ろうとする方へ
の励みにしていただくためにも、ぜひとも検討
のほう進めていただきたいと思います。
それでは、最後
のテーマが水産振興策についてであります。
先般、我が兵庫県が全国初で決めた豊かな海条例改正
を受けまして、我が市
の具体的な取り組み策について
を聞くものでございます。
特にですね、我が市、そして私
の住むまちも漁業が主産業であるエリアではございますが、御承知
のとおり、昨今
のイカナゴ
の不漁、ノリ養殖
のほうは少し近年はいい部分あるんですが、あらゆる底引き漁であっても、水産資源自身は極端に少なくなってきている状況でございます。
県としても、深刻な課題として、魚介
の栄養素となる窒素など
の栄養塩
を県内
の瀬戸内海で回復させるため
の条例改正案に、豊かで美しい瀬戸内海
の再生に努めること
を県民や事業者
の責務として盛り込む方針
を決められたと
のことですが、まずはその県
の条例内容
の要約について、御
説明のほうお願いしたいと思います。
○議長(松本英志)
産業振興部長、角村光浩君。
○
産業振興部長(角村光浩) 県条例
の内容についてお答え
をさせていただきたいと思います。環境
の保全と創造に関する県条例
を改正し、全国で初めて瀬戸内海における豊かな生態系
を支える上で望ましい環境基準として、海域
の窒素やリンなど栄養塩類
の下限濃度
を定められたところでございます。
この望ましい濃度につきましては、1リットルにつき全窒素0.2ミリグラム以上、全リン0.02ミリグラム以上というものでございまして、この数値は、平成20年に立ち上げた県
の検討会が10年近く
の調査・研究
の結果、漁業活動
を行っていく上で最低限
の基準として設定
をされたところでございます。
しかし、全窒素
の現状につきましては、約20年前
の数値
をピークに下降
の一途
をたどりまして、約5年前くらいからは0.2ミリグラム
を下回っている状況でございます。
この栄養塩濃度と漁獲量
の相関関係
を見てみますと、減少傾向
の程度が一致しているところでございます。
この証左からも、今回
の条例改正によりまして、下限数値が設定され、豊かな海
を取り戻し、美しい海
を保全しつつ、栄養塩濃度
を適切に管理しようとする、県
のこういった政策
の意義は大きいものがあるというふうに認識
をしているところでございます。
このほか、改正条例では、基本理念
を踏まえた工場事業者、農林漁業者等と県民
の責務は規定
を設けるほか、知事に対し、瀬戸内海
の海域で
の栄養塩類
の実態調査、生物へ
の影響・調査研究
を行うことが規定されるなど、豊かな海
を取り戻しつつ、美しい海づくりに資する一歩前に進める施策となっているところでございます。
○議長(松本英志) 冨永康文君。
○6番(冨永康文) 地球温暖化
の影響による海水温
の上昇によって
の魚介類
の生息域
の変化、漁具技術
の進歩、聞くところによると食物連鎖
の原点となりますイカナゴ
の産卵環境
の悪化、すなわち一大産卵場所であります鹿ノ瀬
の砂地がなくなっていること、そして栄養塩不足と、複合的な原因によるものと私自身も認識しております。
下水処理
の基準値
の見直しという
のが、今回
の県
の条例改正
の1つでもあるかと思いますが、短期間でこの課題がクリアするというものではないということも認識しております。
そこでお聞きしますが、我が市としては、そのこと
を含め、この豊かな海にしていくため
の具体的な水産振興策はどうしている
のか。御答弁
のほう
をお願いしたいと思います。
○議長(松本英志)
産業振興部長、角村光浩君。
○
産業振興部長(角村光浩) 豊かな海につなげる具体的な主な水産施策について、お答え
を申し上げたいと存じます。
まず1つはですね、漁礁等
を設置し、漁場整備
を行い、資源
の増殖
を図る。
2つは、国庫補助事業
の水産多面的機能発揮対策事業という
のがございまして、これ
を活用して浅場
を対象に海底耕うん
を実施し、海底
の底質環境
の改善
を図る。
3つは、漁業関係者が主体的に海岸、海底清掃に取り組み、漁業環境改善に努める。
4つは、漁業
のもりづくりと題して、漁業者みずからがウバメガシ等
の植栽
を行って、栄養源
の供給につなげる。
5つは、農業者と漁業者が連携して、ため池
の池底に滞留する栄養分、腐葉ですね、海域へ放流し、栄養塩
の供給につなげる。
6つは、下水処理施設
の栄養塩管理運転でございまして、流域別下水道整備総合計画に位置づけて、適正に窒素リン
を流すことで栄養塩
の供給
を行っているところでございます。
これら
の政策は、いずれも県条例が目指すところ
の豊かな海、美しい海づくりに向けて
の推奨する事業に全て合致するものと考えているところでございます。
私ども県条例による影響という視点
を持っておりませんでして、県と
の連携
をもと、今後もこれら
の事業
をより一層推進し、栄養塩
の回復、漁業量
の増加に向けて漁協とも十分力
を合わせ、積極的に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
○議長(松本英志) 冨永康文君。
○6番(冨永康文) はい、わかりました。観光面に関しましては、先月末でしたかね、本四高速道路さん主催で、神戸淡路鳴門周遊観光ルート創設に向けたワークショップ会議があったかと思います。
その中で、特にインバウンドに関しましては、関空から入国し、四国
を訪れる割合がたった1%だというようなデータ事実があったということです。
その会議
のテーマ
の中でも、淡路島
の農漁業特産品
を生かした観光開発で話し合われたということだったと思いますが、そういった意味でも、特に昨今淡路島が注目されてまして、いい流れにはなってきている
のではないかと思いますが、観光には欠かせない資源が、こういった御当地食材になるかと思います。
我が島は特にそれが売りでもあるので、やはり水産資源
をふやす施策は、基本として重要なものとなります。
下水処理施設
の水質管理は、新たな県
のほうでBOD値ですかというあたり
の基準設定等
の議案等も今並行してやられていると思いますが、非常に難しいものとは聞いておりますが、今後も関係部局と
の連携
をさらに図っていただきまして、豊かで美しい海づくりに取り組んでいただきますようお願い申し上げ、私
の一般質問
を終わらせていただきます。
○議長(松本英志) 以上で、冨永康文君
の一般質問が終わりました。
─────────────────
○議長(松本英志) ここで申し上げます。教育部長、西岡正雄君から発言
を求められておりますので、これ
を許可いたします。
教育部長、西岡正雄君。
○教育部長(西岡正雄) (登壇) 失礼いたします。岬議員
の私から
の答弁
の中で、一部数字に誤りがございましたので、おわびして訂正させていただきたいと思います。
小学校
の3年生から6年生
の現行
の授業時数につきまして
の訂正です。
小学校3年から小学校6年生につきましては、現在、新
学習指導要領へ
の移行措置がございまして、そのうちに外国語
の授業時数につきましても上乗せがございます。
したがって、本市小学校におきましても、3年生は私が先に申し上げた945時間に15時間
をプラスした960時間、また3年生から6年生におきましては、先に申し上げました980時間に15時間プラスした995時間
を教育課程として編成しておりまして、実施しております。いずれにいたしましても、本市においては、これら
の数
を上回る
年間授業計画のもと授業実施
をしているところでございます。
以上誤りにつきまして、おわびいたしまして、訂正といたします。お願いいたします。
○議長(松本英志) 以上で、西岡教育部長
の発言が終わりました。
◎日程第2.議案第77号
○議長(松本英志) 次に日程第2、補正予算議案
の議案第77号
を議題といたします。
御報告申し上げます。補正予算審査特別委員会に付託いたしました議案第77号につきましては、審査
の結果、原案
のとおり可決すべきものと決定した旨、委員長から文書
をもって議長宛報告書が提出されておりますので、御了承願います。
お諮りいたします。委員長
の報告につきましては、会議規則第40条第3項
の規定により省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(松本英志) 異議なしと認めます、よってさように決しました。
これより表決に入ります。
本案
を委員長報告
のとおり、可決することに賛成
の諸君は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(松本英志) お座りください。
起立全員であります。よって、本案は、原案
のとおり可決されました。
─────────────────
○議長(松本英志) 以上で、本日
の日程は全て終了いたしましたので、これをもって散会いたします。
次
の本会議は16日、月曜日、午前10時から再開し、一般質問
を行います。
皆様、大変御苦労さんでございました。
散 会 午後 4時15分...