淡路市議会 2019-03-28
平成31年第77回定例会(第6日 3月28日)
理事 大 川 豊 成
企画政策部長 真 嶋 加由里
総務部長 山 名 実
総務部付部長(
事務所統括担当)
川 端 充
財務部長 高 田 茂 和
危機管理部長 奥 田 恵 子
市民生活部長 下 原 渉
健康福祉部長 池 上 哲 司
健康福祉部付部長(
子育て支援担当)
富 永 奈緒美
健康福祉部付部長(介護・
高齢者支援担当)
中 野 輝 美
産業振興部長 岡 部 喜 之
産業振興部付部長(
商工観光担当)
新 阜 照 久
都市整備部長 長 手 稔
都市整備部付部長(
下水道担当)
古 地 弘 明
会計管理者兼
会計課長
音 田 惠 子
監査委員事務局長 巳 鼻 康 文
教育部長 浜 田 英 寛
教育部長 西 岡 正 雄
教育部付部長(
文化財活用等担当)
伊 藤 宏 幸
1.会議を欠席した説明員の職氏名
企画政策部付部長(
ふるさと納税・
企業誘致推進担当)兼淡路市
東京事務所長
砂 河 伸 市
開 議 午前10時00分
……………………………………
○議長(
太田善雄) 皆さん、おはようございます。
15日金曜日に引き続き、会議が再開されましたところ、議員各位並びに門市長を初め幹部職員の皆様には、定刻に御参集いただきまして、まことにありがとうございます。
ただいまから、平成31年第77回
淡路市議会定例会第6日目の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付しておりますので御了承願います。
それでは、直ちに日程に入ります。
◎日程第1.諸般の報告
○議長(
太田善雄) 日程第1.諸般の報告を行います。
市長から、
地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分した事件の報告について、報告7号として提出されました。
次に、
監査委員から、
地方自治法第235条の2第3項の規定により、
一般会計及び
特別会計等の平成31年2月分の
現金出納検査結果報告書がそれぞれ提出されました。よって、その写しをお手元に配付いたしておりますので、御了承願います。
ここで御報告申し上げます。
地方自治法第121条第1項の規定に基づき
今期定例会に出席を求めた者のうち、
企業誘致推進担当部長、砂河伸市君におかれましては、所用のため、本日の会議を欠席する旨、届け出がありましたので、御了承願います。
以上で諸般の報告を終わります。
◎日程第2.議案第2号、議案第3号、第5号~議案11号、
議案第15号、議案第16号、議案第32号
○議長(
太田善雄) 次に、日程第2.議案第2号、議案第3号、議案第5号から議案11号まで、議案第15号、議案第16号及び議案第32号の以上12件を一括議題といたします。
この際御報告申し上げます。
総務文教常任委員会に付託いたしました、これら12件については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定した旨、委員長から文書をもって
議長宛て報告書が提出されておりますので御了承願います。
本件について、委員長の報告を求めます。
総務文教常任委員会委員長、
松本英志君。
○
総務文教常任委員会委員長(
松本英志) (登壇) 皆さんおはようございます。
3月4日の本会議において本委員会に付託されました議案11件については、3月5日の
総務文教常任委員会において慎重に審査を行いました。
その結果について御報告申し上げます。
まず、議案2号 淡路市
史跡公園の設置及び管理に関する
条例制定の件については、
国指定史跡である五斗
長垣内遺跡を淡路市
史跡公園として整備し、広く公開することにより、教育及び学術の発展に寄与し、郷土の歴史と文化に対し市民の理解や関心を高め、豊かな
地域づくりを進めるに当たり、
当該史跡公園を公の施設として位置づけようとするものであります。
質疑といたしましては、今後市
指定史跡公園に位置づけをする施設はほかにあるのかというような質疑がございました。
採決の結果、
全員賛成により可決すべきものと決した旨御報告いたします。
次に、議案第3号 淡路市
行政財産の
許可使用に関する
使用料条例等の一部を改正する
条例制定の件。この議案については、平成26年度から平成27年度にかけて、
使用料等の消費税を控除した
本体部分の額を見直してから3年が経過したことに伴い、改めて
使用料等を検証し、
本体部分の額は据え置き、平成31年10月1日からの
消費税引き上げに伴い使用料への転嫁を行うものであります。本委員会に係る部分のみの審査を行いました。
結果につきましては、賛成多数により可決すべきものと決した旨、御報告いたします。
次に、議案第5号 淡路市
情報公開条例等の一部を改正する
条例制定の件。これにつきましては、
不正競争防止法等の一部を改正する法律について、法律名を
産業標準化法に、
日本工業規格を
日本産業規格に改められたことから、関係する条例を整理し、第5条改正による淡路市
手数料条例の一部改正については、法律の引用条項に関し、ずれが生じていることから整理しようとするものです。
採決の結果、
全員賛成により可決すべきものと決した旨、御報告いたします。
次に、議案第6号 淡路市職員の給与の特例に関する条例の一部を改正する
条例改正の件。
国家公務員の地域手当が本市において依然無支給地であることにより、職員の手当を支給しない期間をさらに1年間延長しようとするものであります。
採決の結果、
全員賛成により可決すべきものと決した旨御報告いたします。
次に議案第7号 淡路市
税条例等の一部を改正する
条例制定の件。社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための
地方税法及び
地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律及び
地方税法施行令の一部を改正する政令等の一部を改正する政令により、消費税の
税率引き上げ時において、市民税については、
法人市民税における
法人税割の税率が引き下げられ、
軽自動車税について
環境性能割が導入されることにより規定を整備しようとするものであります。
1条につきましては、
法人市民税において、平成31年10月1日の
消費税引き上げ時、都市と地方の
財政力格差の縮減を図るため、
法人税割の税率を現行の9.7%から6%へ引き下げる。
軽自動車税において、
軽自動車税環境性能割が創設されるに当たり、
軽自動車税を
軽自動車種別割に、そして2号においては、第2条では
軽自動車税を
軽自動車税種別割に名称を変更する。
3条には、淡路市
税条例等の一部を改正する条例の一部改正により、
市たばこ税において延滞金の規定中、
軽自動車税の
環境性能割に係る改正に伴い、規定を整備するものです。
質疑としては、
環境性能割により本市において具体的にどのように変わるかなどの質疑があり、採決の結果、賛成多数をもって可決すべきものと決した旨、御報告いたします。
次に、議案第8号 淡路市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定の件。平成22年から実施している旧被扶養者に係る国保税の減免に関し、
厚生労働省国保課の事務連絡により、
均等割額及び
平等割額の減免について、
資格取得日の月以後2年を限度とし、
所得割額の減免については引き続き実施することにより、平成31年度以降の国保税について処置をしようとするものであります。
質疑といたしましては、今回の措置によりどのような影響が今後あるのかなどの質疑がありました。当局の説明といたしましては、公平性を担保しようとして上程させていただいたということでありました。
採決の結果、賛成多数をもって可決すべきものと決した旨、御報告いたします。
次に、議案第9号 淡路市
余熱利用施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定の件。消費税が本年10月1日から10%に改正されることにより、千年の
湯使用料を改正しようとするものです。
採決の結果、賛成多数をもって可決すべきものと決した旨、御報告いたします。
次に、議案第10号 淡路市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する
条例制定の件。議案9号と同様、処理に係る手数料の
消費税抜きの
本体部分を検証し、
消費税率引き上げ分の転嫁を含め、受益者に負担を求め、手数料改正しようとするものであります。
採決の結果、賛成多数をもって可決すべきものと決した旨、御報告いたします。
次に、議案第11号
夕陽が丘クリーンセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定の件。議案第9号と同様、
消費税引き上げ分の転嫁を含め、適正な
受益者負担を求めようとするものであります。
採決の結果、賛成多数をもって可決すべきものと決した旨、御報告いたします。
次に、議案第16号 放棄した権利の額の変更の件については、平成30年3月28日議決の議案第24号で放棄した権利の額について、当該権利を放棄し、実施した
淡路関空航路支援事業費に不用額が生じたことから、放棄した権利の額を変更することについて、
地方自治法第96条第1項第10号の規定及び同議案の附帯条件により提案されたものであります。
質疑といたしましては、本市の出資割合がなぜ多いのか。また権利放棄した額、変更後の出資額は幾らになるのか等の質疑があり、採決の結果、賛成多数をもって可決すべきものと決した旨、御報告いたします。
次に、3月13日の本会議において本委員会に付託されました、議案第32号 淡路市
津名集合庁舎(仮称)
新築工事請負契約締結の件については、3月15日の
総務文教常任委員会において慎重に審査を行いました。その結果について御報告いたします。
旧
津名事務所第1庁舎が
耐震強度不足の診断を受け、災害時における
津名地域の拠点となる施設を確保する必要性があることから、同庁舎を解体した跡地に、
津名保健センター及び
津名子育て学習センターを集約、複合化させ、あわせて休日診療所を移転し、災害時に
津名地域の
現地対策部として利用できる会議室を備えた施設を整備しようとするものです。
質疑といたしましては、
制限付一般競争入札を行い、8社が参加、うち1社が辞退、残り7社で入札し、その結果、6社が失格し、1社のみが
最低制限価格内であった。この結果についてどのような考えを持っているのか。また、今後も同様のやり方で行うかなどの質疑がありました。
採決の結果、賛成多数をもって決した旨、御報告いたします。
以上で、本委員会に付託されました議案12件の報告といたします。
○議長(
太田善雄)
松本委員長、議案第15号をお願いします。
○
総務文教常任委員会委員長(
松本英志) 15号飛ばしたか。議案第15号 淡路市
青少年問題協議会条例の一部を改正する
条例制定の件であります。これは
全員賛成により可決すべきものと決した旨、御報告いたします。
以上で報告を終わります。
○議長(
太田善雄)
委員長報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
それでは発言を許可します。
質疑はありませんか。
質疑もないようですので、これを終結いたします。
これより、分離して、一議案ごとに討論、採決いたします。
念のため申し上げます。討論は登壇の上、1人10分以内で発言をお願いいたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
まず、議案第2号 淡路市
史跡公園の設置及び管理に関する
条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより、表決に入ります。
本案を
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(
起立全員)
○議長(
太田善雄)
起立全員であります。お座りください。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第3号 淡路市
行政財産の
許可使用に関する
使用料条例等の一部を改正する
条例制定の件の討論を行います。
討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、
所属政党日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第3号 淡路市
行政財産の
許可使用に関する
使用料条例等の一部を改正する
条例制定の件について、反対の立場で討論を行います。
この条例は、
総務文教常任委員会が所管する
関係部課署の財政課、管財課、
生活環境課、
教育総務課、
社会教育課の所掌する事務に関連する19の条例を一度に改正する条例であります。
改正の内容は、10月の消費税10%への増税の増加分を使用料に転嫁するなどを行うものであります。
この条例での収入としての影響額というのは20万円ということが
委員会審査でも示されたわけでした。対して、支出に関しての影響は、試算はしがたいとの前提のもとでしたが、
一般会計全体として1億円ほどの影響があると本会議でのそういった答弁がありましたが、委員会でわかったことは、
工事契約なども含めてということでの試算のようで、今回の改正に関する管理をしていく上での経費の
消費税増税の影響を歳入の20万円に対してどうなのかを比較できるものではない答弁だったことがわかりました。
増税転嫁でふえた20万円を自治体として消費税を納めるのかというと、
一般会計は
消費税法60条6項の規定で、納めていないという内容の答弁でした。
では、この20万円を使用料の
本体部分を値下げすることで調整するということで対応することもできたはずです。
しかし、当局はそれをしない判断をしています。20万円財政に穴があくとおっしゃる方がこの中におられるかもしれませんが、それならば、この議会で議員の
期末手当を上げる条例、今回かえましたけれども、
期末手当を上げなければその財源は出てきます。
増税に関して歳出の影響を全体として1億円の支払いの影響があるとの試算をしているということを先ほど言いましたけれども、いずれにしても、自治体にこれだけの負担が生じる消費税の増税自体を行わなければ、その影響も受けず、また値上げもしなくていいという話であり、住民生活にも影響する
消費税増税をすること自体に大もとの問題があり、
増税ストップこそ求めていくべきであります。
次に、増税による
市民影響については、今消費税を上げて、市民の暮らしにどれだけ影響が出るのか。この負担増については、
補正予算の討論でも述べたとおりですけれども、本当に大きな影響が生活にのしかかってくるわけです。負担がふえるということになります。
そのことで、私たちの本当に生活にどのような影響が出るかというと、こういう時事通信の先日実施された生活のゆとりに関する世論調査というのが報道もされておりまして、それによると、58.5%がゆとりを感じていないと回答したとのことであり、前年の同じ調査から3.0ポイント増加したようであります。
10月に予定される消費税率の10%への引き上げに際して、家計を見直すと答えた人も57.2%に上り、見直すは男性49.3%に対して、女性65.5%で、増税が家計に与える影響を女性のほうが深刻に受けとめていたようであります。
見直すという人に、具体的な内容を幾つか項目を上げて複数回答で聞いたところ、最多は食費の59.4%、次が外食、旅行などの娯楽費39.5%、水道光熱費37.6%と続くように、実質賃金も上がらない状況では、生活を切り詰めるという選択をとるということがこの調査を見てもわかると思います。
こういったことを考えますと、これまで施設の利用というのもいろんな本当に生活に影響が出てくるわけですから、
消費税増税がなされるとですよ。そういうことによって、本当にいろんな生活を切り詰めたり、これまで利用していた施設利用も少なくなるということが十分考えられますね。
そういうことを考えると、本当にこれらの公共施設の利用というのが、下がるということも当然考えられるわけでありますし、以上の点からも、
消費税増税を理由とした使用料の値上げとなる
条例改正には賛同できません。
以上述べて、討論といたします。
○議長(
太田善雄) 以上で通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第5号 淡路市
情報公開条例等の一部を改正する
条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(
起立全員)
○議長(
太田善雄) お座りください。
起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第6号 淡路市職員の給与の特例に関する条例の一部を改正する
条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。本案を
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(
起立全員)
○議長(
太田善雄) お座りください。
起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第7号 淡路市
税条例等の一部を改正する
条例制定の件の討論を行います。
討論は通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、所属政党は日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第7号 淡路市
税条例等の一部を改正する
条例制定の件について、反対の立場で討論を行います。
この条例は、国の
地方税法の一部を改正する等の法律等の改正により、消費税の
税率引き上げ時に、市民税については
法人市民税、
法人税割の税率が引き下げられるなどの改正をするものです。
法人市民税法人税割を現行の9.6%から6%へと引き下げることとなりますが、支払う側からすれば、県民税
法人税割も下がりますが、国税の地方法人税で県と市の減税が引き上げられることとなり、これらの関係で言うと、実質の負担率は変わりません。
一方、市の財政の点から見ると、今回の減収は32年度から影響するとのことですが、前年と条件が同じだとすれば、約3分の1減るということになります。
地方法人税は、地方に配分される原資となるとはいえ、どのように配分されることになるか、今回の分、不明な点があります。
減収の3分の1が確実に入として入るのか。交付税の算定となれば、実際にその額が措置されたとはいえ、減収の3分の1そのものがそっくり入ってくるとは言いがたくなります。
消費税増税の負の影響や景気状況によって市内の法人、また全国の法人が納税できないとなってくると、市税や国税についても今までより入らなくなることも考えられ、地域間の税源の偏在性を是正するといって国税の引き上げ分が対策に回っていると言われても、本当に市の増収になるとは言い切れません。
市税収にも影響する問題が含まれ、
消費税増税を前提に変更となる今回の市税条例の改正には賛同できません。
以上述べて、反対の討論といたします。
○議長(
太田善雄) 以上で通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第8号 淡路市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定の件の討論を行います。
討論は通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、
所属政党日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第8号 淡路市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定の件について、反対の立場で討論を行います。
この
条例改正は、平成22年から実施している国民健康保険の旧被扶養者減免について均等割、平等割の減免を取得日の属する月以後2年間が経過する月までにするものであります。
31年4月1日から施行され、それまでに既に2年間の減免を受けておられた方は対象から外れることとなります。4月1日以降の減免資格取得者もその後2年間が減免期間となります。
これに関しての影響額は、対象世帯年間3万2,300円の負担増と見ているようで、30年度末で17世帯が現在の減免対象となっているようでして、そのうち今回の影響が出る世帯は13世帯、影響額は25万9,900円ということが委員会の中で答弁されました。
この額をなぜ自治体として負担できないかというと、これまであった交付税措置がこの制度の対象とならなくなるからだということ、影響世帯が今後ふえる可能性があるということからのようであります。とはいえ、具体にどれだけふえるかの試算は、実際はそこまではされてないということのようでありました。
淡路市として、この30万円に満たない費用を負担し、減免制度を残しても違法でも何でもないわけですけれども、この負担の捻出をためらい、自治体が入れない分で続けるならば、加入者の負担がふえ、税負担の公平性の観点などといって現行制度をなくしてしまう、この姿勢でいいのでしょうか。
また、国からの通知によって改正すると、担当部長も説明されていたように、国の通知とは後期高齢者医療の減免の見直しに伴って、今回の国保での減免の見直しがされることを意味しているわけです。
この国の通知をこれ見よがしに市独自対策を打ち出すことなく、住民負担をふやすこの改正は賛同できません。
以上、討論とさせていただきます。
○議長(
太田善雄) 以上で通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第9号 淡路市
余熱利用施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第10号 淡路市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する
条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第11号 淡路市
夕陽が丘クリーンセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定の件の討論を行います。
討論は通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、
所属政党日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第11号 淡路市
夕陽が丘クリーンセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、反対の立場で討論を行います。
この議案も議案3号などと同様に、10月からの
消費税増税に合わせ、可燃ごみ10キロにつき、改正前100円だったものを改正後130円にする。こういう内容の
条例改正ですが、議案9号、10号でも同じような施設の値上げの話があったわけですけれども、ごみ袋にしても値上げになる。
そしてですね、4月からもう報道もされているように、いろいろな商品なんかも値上げされるということで、本当に毎日の生活の積み重ねで負担がどんどんと重くのしかかる。そういうような状況の中で、自治体が本当に住民生活の暮らしを守る上で何ができるかというところでありますが、こういう議案が出されてきているわけですよ。
で、きょう、これ神戸新聞ですけれども、洲本・南あわじ市の事務組合議会はごみ手数料値上げ否決ということが報道されまして、朝から市民の方から私にも電話がかかってきましたよ。
本当に市民、これかなり関心があると思いますし、議会がどういう態度を示すのか、今インターネット中継を見られている方、各地域事務所で見られている方もおられるかと思いますけれども、本当に私たちがどういう態度を示していくのかというところが問われます。
これは、あくまで広域の議員からは、市民に負担を転嫁するのはおかしいなどと修正動議も出されたようでありますし、執行部が出した原案も否決と。
やはり、私たち議会は、当局が出したものでも否決するということ、チェック機能として持っているわけであります。
ですので、本当に庶民の暮らし、皆さんも聞いておられると思いますけど、それが大変になるというときに、この議案をどう判断するかということ、まさに問われてますし、これ消費税の話も10月に実施が前提のようにこれまで話が進んでおりますけれども、本当に政治課題で、今、本当に景気の動向を含めて、過去に2回も増税延期したという、こういう経過もありますから、やっぱり国民の声、市民の声をしっかりと政治の場で示していく。このことによって
増税ストップさせていくということは十分可能でありますし、本当に市民の声をしっかりと示していただきたい。そのためには、この議案、反対すべきであると。皆様に呼びかけをしまして、私の討論とさせていただきます。
○議長(
太田善雄) 以上で通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第15号 淡路市
青少年問題協議会条例の一部を改正する
条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(
起立全員)
○議長(
太田善雄) お座りください。
起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第16号 放棄した権利の額の変更の件の討論を行います。
討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、
所属政党日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第16号 放棄した権利の額の変更の件(
淡路広域行政事務組合淡路ふるさと市町圏基金)について、反対の立場で討論を行います。
この議案は、昨年3月に議決した関係の議案、どういった内容かというと、関空洲本間航路を運行する淡路関空ラインに広域組合で4,500万円補助することにつき、当初ふるさと
市町村圏基金の放棄する額1,349万9,353円のうち1,012万4,767円、つまり約4分の3が戻ってくるということで、変更後の額を337万4,586円とし、確定させる、そういう議案であります。
そもそもこの4分の3が戻ってくるというのは、関空洲本間航路の初期経費を就航から約8カ月後に助成すると、昨年3月ですね、そういうことにしていましたけども、実際助成をし、就航開始から約1年となる昨年7月に関空ラインは休止と、そしてそのことによって広域組合が補助金返還を求めることになるという、そういう経過です。
昨年7月から11月の間には、市民も予期せぬ関空ライン側の言動などありましたが、一部に示していた4年間は赤字経営とする見通しをもとに、4年間を初期と位置づけて運航されない3年分の返納を求め和解に至った。こういう経過でありました。
つまり、この金額の確定の前提としてですね、広域組合と関空ラインとの和解があり、その判断自体も今回の議決は問われることになります。
4年間は赤字経営といった話には、5年目に黒字ということで、少なくとも5年は事業をするということも言えるわけで、5年のうちの赤字1年と考えれば、5分の1という数字も根拠になり得る可能性もありました。5分の4が返還されることとなった可能性も出てきます。
今回の4分の1や4分の3といった根拠算定自体にも、どのような根拠があるのか、理解できません。
権利の放棄の額が今回の額よりさらに多く返ってきたとも言えるわけであります。
今回の額で確定させてしまうことで、関空ラインが言った言語道断という発言に対する行政の対応も不明瞭のまま議会としての意思表示をすることになるということに皆さんお気づきでしょうか。
委員会審査では、私以外の委員の言語道断の訂正はさせたのかと質疑に、答弁では、言語道断には全く触れずじまいでした。この議決でそれを確定させることで不問とするのでしょうか。
言語道断との発言をうやむやにすることなく、当議会として、それではだめだと示すべきであります。そのために議会としてこの議案は認めないと意思表示すべきであります。
総務部長が答弁したとおり、この議案が否決されても、和解の内容には変更がないといったとおり、これは淡路市議会としての意思がどうかであります。
もう広域で既に決まったとか、そういうことではなくて、市議会として問われており、その意思を広域の管理者、市長に対して示す上で重大なことであります。
さらに問われているのは、この関空ライン問題の当局の判断と同時に、我々議員が議会の調査能力を発揮し、今後の事業の見通しや市の影響を検証しながら議論し、無理だと判断していればですね、当初の基金の取り崩しで放棄する議案には反対と議決していれば、方向性も変わったということも考えられます。
それをせず、その結果、補助は出したが赤字、運航休止、航路廃止の方向が出たことで当初継続的な運航といっていたものは1年間に終わってしまったわけです。
やはり、旧町含めた市民の税金で広域に集まった基金が使われることの是非が問われることになるわけです。
この問題を広域の議会が決めてきたことなどと言って、議会が何でも追随承認するのであれば、市議会としてのチェック機能となり得るでしょうか。何でも簡単に許すと判断されれば、当局はこれ見よがしに、今回と同じ理屈であれば提案できるということにもつながりかねません。そして議決を得れば、議会も許したと言ってきます。これでいいのかということも含め、この議案に賛同はできません。
以上討論といたします。
○議長(
太田善雄) 以上で通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第32号 淡路市
津名集合庁舎(仮称)
新築工事請負契約締結の件の討論を行います。
討論は通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) 11番、
所属政党日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第32号 淡路市
津名集合庁舎(仮称)
新築工事請負契約締結の件について反対の立場で討論を行います。
この契約は、旧
津名事務所跡に、(仮称)
津名集合庁舎を建てるためのもので、契約額5億2,704万円で、相手方は常盤興業株式会社です。
反対の理由は、この場所の使い方ですけれども、この集合庁舎の計画の前にはですね、この地では新しい図書館の候補地でもあったわけです。今回の一般質問でも、同僚議員がなぜ津名図書館はこの地にならなかったのかと質問するほど、いまだに住民の中にはそうした声があることがうかがえる一幕であったと私は感じています。
その方向ではなく、集合庁舎での利用のために、今回の議案含めてその判断をし、今回の契約の流れになっています。
その方向での計画時に、旧津名第2庁舎の利用も含めて考えていれば、昨年12月
補正予算で倉庫部分として使うための部分を含めた増額予算化が出されて、そういう話で進んでいって今回の契約ということになるわけですけれども、今回のような規模の大きさでなくても対応できたと、第2庁舎を使って判断してればですよ。そういう判断をしていれば、今回のような規模の建物でなくてもいいわけですし、今回の契約金額にならなくても済んだということであります。
次に指摘しておきますけども、
委員会審査で
総務部長が、先の
委員長報告の中にも少し触れられておりましたけれども、ほかの議員がですね、ほかの委員がですね、今回8社入札に参加して1社辞退。7社のうち6社が失格。結果として一番高いところが落札したことになると。
積算ソフトなんかもあるわけですけれども、失格の6社が出してきた積算というのは最低制限とかなりかけ離れるという、そういうような計算をされている。
最低制限価格が高いのかというような、そういった趣旨の質問をされたときに、
総務部長がこう言っておられました。失格となった方の入札の金額は最低制限の近辺だったと言われました。
積算について、物価版に出ている部分とそれ以外の部分で積み上げていくので、それ以外の部分でいろいろと計算をするということで、差は出るんだろうということも言われておりましたけれども、あくまでも推察としつつもですね、失格となったところもかなり厳しく攻めてきたが、若干
最低制限価格を下回ってしまい失格となったんだろうと。
落札者に確認はしていないがとは言われておりましたけども、落札したところも、これまでほかのところをとっていることなどから、ひょっとしたら高い値段を入れたのかもしれない。
それがたまたまぎりぎり攻めてきた業者が失格となって、そこが落札となってしまったかもと想定しているということを言われておりました。
これを聞きましてですね、私ちょっと疑問に思ったのが、ランダム係数が導入されていればこれどうなったのかなという疑問が湧いたわけです。
当局はこれまでの答弁を聞いてますと、ランダム係数は当て物というような認識があるようですが、
最低制限価格は議決後の公表とのことで、私も可能性だけで言いますけれども、5億円近い契約ですので、県のランダム係数を仮に導入していたとすると、最大プラスマイナス約25万円の範囲で
最低制限価格が動くこともあり、
総務部長のお言葉をお借りしますけれども、落札しようと攻めていって積算している事業者が逆に落札するという事態も起こり得たのではないかということを感じました。
真面目に積算したところがランダム係数で失格となっても、また今回のように攻めて外れてもですね、それで失格となったということでも、失格は失格ということで変わりありませんから、やはりランダム係数は導入すべきではないかとの指摘をしておきます。
そのことを述べて反対の討論といたします。
○議長(
太田善雄) 以上で通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
◎日程第3.議案第1号、議案第4号、議案第12号~議案第14号、議案第19号
○議長(
太田善雄) 次に、日程第3.議案第1号、議案第4号、議案第12号から議案第14号まで、及び議案第19号の以上6件を一括議題といたします。
この際御報告申し上げます。産業厚生
常任委員会に付託いたしましたこれら6件については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定した旨、委員長から文書をもって
議長宛て報告書が提出されておりますので御了承願います。
本件について、委員長の報告を求めます。
産業厚生
常任委員会委員長、池本道治君。
○産業厚生
常任委員会委員長(池本道治) (登壇) おはようございます。産業厚生
常任委員会委員長の池本でございます。
平成31年3月4日に本委員会に付託されました議案6件につきまして、3月6日の委員会において慎重審査の結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第104条の規定により報告いたします。
議案第1号 淡路市
犯罪被害者等支援条例制定の件であります。
犯罪被害に苦しむ犯罪被害者等のための施策を総合的に推進するため、犯罪被害者等基本法が平成17年4月1日から施行され、国・地方公共団体において責務や講ずべき施策が定められたことから、同法に基づき、本市においても犯罪被害者等の支援に関し基本理念を定めるとともに、地域の実情に応じた支援を推進することにより、犯罪被害者等が受けた被害の回復及び軽減を図ることを目的として、新たに
条例制定をする。
第1条では目的を、第3条基本理念では、市は被害者が平穏な生活を取り戻すまでの間、被害の状況及び原因、心情や状況に応じ適切に支援を行わなければならないとあります。
文言に対する確認はありましたが、支援する側、支援される側とも意思が変わらないということでございました。
第4条、第6条では、市、市民、事業者の責務が、第7条では相談及び情報の提供等を規定しています。
市の相談窓口については、危機管理部危機管理課に置き、課をまたがることが多いと思われるので、関係各部署を集め、危機管理課が総括をしていく。また被害者の情報は警察などと連携し対応していきます。なお、これまで相談はないということでございました。
第8条は、支援金の支給で、死亡遺族には30万円、重症病被害者には10万円が支給されます。
第9条では、日常生活に支障がある場合、家事援助や一時保育の利用について支援を行うものとしています。
第10条では、広報及び啓発ですが、市の広報やホームページで行います。
平成16年、国で犯罪被害者等基本法が制定され、平成17年4月1日から施行され、平成30年には兵庫県内8割の自治体が条例を制定されており、このことを参考に、本市も制定することとしています。施行期日は平成31年4月1日からであります。
議決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第4号であります。淡路市
北淡震災記念公園の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する
条例制定の件であります。
議案第3号と同様、
使用料等の検証を実施し、
本体部分の額は据え置き、平成31年10月1日から消費税率が8%から10%に引き上げられることから、所要の措置がとられるもので、産業厚生
常任委員会が所管する28施設について定めるものであります。
消費税増税が延期された場合どうなるかということですが、それに合った状況で対応、またわかり次第、議案修正を行うということでした。
利用者数への影響については、本体を触らないので、同等の推移を想定し、歳入の増は約20万円を見込んでおります。
また、レジの改修等は管理者が行い、冷暖房については見直しは行いません。
施行期日等、平成31年10月1日からとし、
使用料等の適用等に関し必要な経過措置を講じる。
議決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第12号であります。淡路市
老人福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定。
淡路市
老人福祉センターのうち、淡路市釜口
老人福祉センターにのみ障害集会室等の使用料が設けられており、老人福祉法の第20条の7の規定及び
受益者負担の公平性の観点から、他の
老人福祉センターと同様に集会所等の使用料を無料とする。
これまでの集会施設については300円を、研修室については300円、また多目的室の使用料については200円をそれぞれ無料とするものであります。
施行期日等、平成31年4月1日からとし、使用料の適用に関し必要な経過措置を設ける。
議決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
議案第13号 淡路市
保健センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定の件であります。
淡路市岩屋
保健センター及び淡路市東浦
保健センターを淡路市公民館として使用する場合の使用料について、
消費税抜きの
本体部分の額は据え置き、平成31年10月1日からの
消費税引き上げに伴う
使用料等への転嫁を行う。
また、淡路市岩屋
保健センター2階会議室の使用料を
受益者負担の公平性を図る観点から、同室を淡路市岩屋公民館として使用した場合の使用料に倣い改正する。
岩屋公民館、東浦公民館については、使用料を各部屋10円、調理実習室については20円引き上げるものとし、岩屋
保健センター2階会議室を公民館として使用した場合、
保健センターとしての利用料金であったものを公民館と同様とし、これまで600円であったものを410円と改正するものであります。
施行期日等、平成31年10月1日からとし、使用料の適用に関し必要な経過措置を設ける。
議決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
議案第14号 淡路市
海水浴場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例。
現在、平成31年度の海水浴期間からの供用開始に向け、岩屋
海水浴場に建設を進めている岩屋
海水浴場利便施設について、当該施設のシャワー設備または店舗施設の利用に当たって、
受益者負担の原則により、費用の一部として使用料を徴収するため規定を整備する。また、平成31年10月1日から消費税率が10%に改正することに伴い、新たに整備する岩屋
海水浴場利便施設も含め、
消費税率引き上げ分の転嫁を実施する。
第1条では、岩屋
海水浴場店舗施設に、温水シャワー設備、小学生以上1回300円を加え、第2条では、岩屋
海水浴場店舗施設については期間中16万7,940円を17万1,050円に、北淡県民サンビーチ店舗施設については同じく7万3,500円を7万7,000円に、北淡室津ビーチ店舗施設については4万2,000円を4万4,000円とし、シャワー設備は1人1回200円を210円とします。
なお、岩屋
海水浴場のシャワー設備並びに北淡県民サンビーチ及び北淡室津ビーチのロッカー施設については、現金投入式のため100円未満切り捨てで改正前と同様であります。
多賀の浜
海水浴場にぎわい広場の使用は、土地貸し付けに当たり、非課税取り引きのため、改正前同様期間中3万円で、駐車場は1日1回500円を520円とします。使用面積は1件当たり8×8の64平方メートルで、平成30年は4件ありました。
浦県民サンビーチにつきましては、シャワー設備1人1回200円を210円に、駐車場については1人1回500円を520円とします。
各施設の使用料の根拠は、施設使用許可の使用条例に基づくものです。
施行期日、第1条の改正は、平成31年7月1日、第2条の改正は平成31年10月1日といたします。
議決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
議案第19号
市道路線の認定、廃止及び変更の件であります。
新たに整備された基幹農道が集落、主要道路と密接に関係する道路であることから、市道認定基準に照らし、道路網として再編成する必要が生じたことから、関係する
市道路線の認定、廃止及び変更を行う。
1.認定路線、市道高山入野線、市道白生1号線、市道白生2号線、市道柳沢江井線。
2.廃止路線については、市道白生線。
3.変更路線については、市道高谷線、市道松葉深道線でございます。
市道認定基準についてでございますが、25戸以上の集落と集落を連絡する道路であるとか、また市の開発または整備のための必要な道路、それから幅員4メーター以上のものであるとか、8項目ございますが、いずれかに該当してればよいということでございました。ただし、行きどまりの道は市道としては認定いたしません。
議決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
以上、産業厚生
常任委員会に付託されました議案6件につきましての報告といたします。
○議長(
太田善雄)
委員長報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
それでは、発言を許可します。
質疑もないようですので、これを終結いたします。
これより、分離して、一議案ごとに討論、採決いたします。
それでは、議案第1号 淡路市
犯罪被害者等支援条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(
起立全員)
○議長(
太田善雄) お座りください。
起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第4号 淡路市
北淡震災記念公園の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する
条例制定の件の討論を行います。
討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、
所属政党日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第4号 淡路市
北淡震災記念公園の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する
条例制定の件について、反対の立場で討論を行います。
この条例案も、議案3号と同じように、
消費税増税に関連し、使用料などを値上げするものです。産業厚生
常任委員会所管の
関係部課署が行う事業に関する28条例を一括して改正するものです。
予算審査などの議論で、観光やインバウンドに注力をと主張されている方もおられたと思いますが、先の議案3号以上に観光での利用者が使用する可能性が高い条例が多く改正されることとなります。
指定管理者が管理する施設には、答弁ですと、できるだけ値上げしないようにしたいとのことが、そういう旨が担当部長から言われ、利用者減につながらないよう、本当にその立場で事が進めばとは思いますが、指定管理者に値上げはさせないと担当部長は答えられませんでした。
指定管理者の管理する施設も値上げの可能性はあるということです。
仮に指定管理者が管理する施設で値上げをしなかったとしても、増税となれば、指定管理者の質の部分では増税の影響が出ると思われます。
市のほうは、指定管理者の管理する施設以外は、使用料に転嫁するとし、指定管理者には値上げはするなと言われたときに、指定管理者は市の理論を持ち出す、そういう口実を与えることにもなるかと考えます。そうなれば、観光客の施設利用が低下することにもつながりかねません。むしろ観光交流人口にマイナスの影響が出るのではないでしょうか。
そうさせないように、指定管理者に指定管理料も上げずに値上げさせないとなると、サービスを削ったり、人件費を削ると、そういうことにもつながりかねず、そうなると市民サービスに逆に影響が出るということにもなりかねません。
そのようなことにもつながりかねない増税自体にそもそもの問題があり、そのことで今回使用料の改定をするという、こういう問題でありますので、この条例案には賛同できません。
以上討論といたします。
○議長(
太田善雄) 以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第12号 淡路市
老人福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(
起立全員)
○議長(
太田善雄) お座りください。
起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第13号 淡路市
保健センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第14号 淡路市
海水浴場の設置及び管理に関する条例の一部をする
条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第19号
市道路線の認定、廃止及び変更の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(
起立全員)
○議長(
太田善雄) お座りください。
起立全員であります。
よって本案は、原案のとおり可決されました。
◎日程第4.議案第23号~議案第31号
○議長(
太田善雄) 次に、日程第4.新年度予算の議案第23号から議案第31号まで、以上9件を一括議題といたします。
御報告申し上げます。議長を除く議員17名で構成する予算審査特別委員会に付託いたしましたこれら9件の審査の結果につきましては、原案のとおり可決すべきものと決した旨、委員長から文書をもって
議長宛て報告書が提出されております。これにて御了承願います。
この際、お諮りいたします。委員長の報告につきましては、会議規則第40条第3項の規定により省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
太田善雄) 御異議なしと認めます。よってさように決しました。
続いてお諮りいたします。ただいま上程中の議案のうち、予算審査特別委員会において、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しております案件は、議案第23号、議案第24号、議案第25号、議案第28号及び議案第31号の5件であります。これら5件については、議事の都合により先議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
太田善雄) 御異議なしと認めます。よってさように決します。
それでは、一議案ごとに討論、採決いたします。
まず、議案第23号 平成31年度淡路市
一般会計予算に対する討論を行います。
討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、
所属政党日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第23号 平成31年度淡路市
一般会計予算について反対の立場で討論を行います。
今予算は、歳入歳出それぞれ286億3,400万円とし、7つの債務負担行為、その他の事項を定めるものとなっています。
歳入面では、地方交付税の減額の影響があり、市の予算執行にも大きな影響を与えるものです。
さらに算定に影響するトップランナー方式ですけれども、今回窓口業務が全国的に民間委託が進んでいないことを理由に見送られたようであります。
トップランナー方式は、住民サービスの低下、官製ワーキングプアの増大、地方交付税に削減をもたらすもので、国のトップランナーを進めるという動きは許されませんし、全国的に進んでいないことが算定を見送りさせることにもつながっているならば、市も窓口業務の民間委託を進めないことが算定の見送りやストップにもなると指摘しておきます。
施政方針の中では、淡路島1市の序章などと言っておられましたけれども、いわゆる平成の合併によって、職員が減ることで、これは総括のとき市長も言われましたけども、雇用が飛んだとおっしゃっておられましたけど、そういうような認識を持ちながら、その上、今回のような予算規模の減から見えてくるように、平成の合併というものが地域経済に与える影響をどのように考えるのか。これらの検証をする予算こそ必要であると述べておきます。
また、さらなる合併は、この間の当市でも、また全国的にも起こっているような地域間格差の拡大、職員の減、経済への影響が出るのは必須であります。
市長が言う、多くの先輩が旧町合併でこのようなことを想定していたのかはわかりませんけれども、もしそれをわかりながら、1市を唱えているのであるならば、それはそれで問題ありと言わなければなりません。
さて、今回の歳入のもう1つの特徴は、10月からの
消費税増税を見込んでの影響があります。例えば、ごみ袋の料金値上げのほか、使用料にもその影響が出ています。
先議した
補正予算、本日も述べたほかの議案でも指摘したように、増税の影響は市民の生活と暮らしにも影響する大問題です。
しかし、総括質疑での市長答弁から、市長にはその影響を考慮し、独自対策をするという姿勢は感じられませんでした。
元の
消費税増税自体が逆進性の高い税制であり、庶民の暮らしを守る上でも増税の中止しかあり得ません。
そうした予算の個別詳細の事業を見てみると、歳出予算の中には、就学援助の入学準備金の国基準が増額になったことにあわせ、増額対応として予算化していること、浄化槽維持管理補助金650万円、高齢者達者で長生き支援対象施設の拡大、急傾斜地崩壊対策事業、市営住宅修繕料が対前年度1,000万円増加で6,000万円になっているなど、住民の声に耳を傾け施策につなげている点は評価できます。
市営住宅については、UR住宅の基準が見直されるなども考慮に入れ、居住者の負担が軽減されるよう、市独自の負担区分の見直しを求めておきます。
今述べた前進面の一方で、以下述べます支出は賛同できません。
マイナンバー普及事業300万円は、カード普及のため、いきいき100歳体操の出欠管理や健康ポイント付与のシステムを導入することなどを理由に、高齢者に身分証明書といって、マイナンバーカードを普及させるようでありますけれども、紛失や100歳体操などに行く方はカードを所持しているということを明らかにすることにもなり、犯罪など悪用に巻き込まれるリスクなどもあり、進めるべきでありません。
次に、津名一宮インターの駐車場の設計委託費600万円は、利用者の利便性の向上ならともかくですが、有料化前提のものであり、この部分は進めるべきではありません。
次に、サスティナブルパークの利用計画見直しについては、県の構想見直しに合わすとしながら、まだ場所も決まっていないカジノを持つとしたIRを前提として大阪湾活性化とつなげるという考えがあり、認められません。
ほかに、地域改善対策費の支部運営助成なども含まれており、認めるわけにはまいりません。
今述べた分を削減をし、これらの予算をほかに回すことができたとすればですね、例えば核兵器廃絶、核兵器禁止条約の世界的広がりにつながる市の施策や、昨年11月に私、求めました、予算要望で求めました乳幼児や高齢者等への配慮した災害備蓄や新商品購入を要望していたわけですけど、今回6万円だけ増加してですね、300万円になっていたということですけども、本当に予算を振り返ることによって、それ以上の上積みができる財源になるなど、限られた予算でもさらに違う事業の拡充ができた。こういうことを述べまして、この予算には賛同できません。反対の討論といたします。
○議長(
太田善雄) 3番、井出 信君。
○3番(井出 信) (登壇) 3番、住民目線の会、井出 信でございます。
それでは、議案第23号 平成31年度淡路市
一般会計予算について、会派を代表して賛成の立場から討論させていただきます。
平成31年度は、天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位という歴史的な皇位の継承が行われ、平成という1つの時代が終わり、新たな時代の幕あけをしようとしています。
本市でも、合併から15年という節目の年を迎え、新たなステージ、新たな時代にふさわしいまちづくりを行うことが重要であると考えます。
そういう観点から、平成31年度
一般会計予算について、重要となる持続可能な財政運営と、市の将来を担う主要施策について意見を述べさせていただきます。
まず、持続可能な財政運営についてですが、平成31年度
一般会計予算は286億3,400万と前年度と比べて6億4,100万円、2.2%の減額となっております。
予算審査において、平成28年度から地方交付税の合併算定替えの縮減が始まり、その影響で約2億円、その他の状況も踏まえて地方交付税全体で3億2,000万円が減額されており、財政調整基金にあっては、前年度より3億円余繰入額をふやすなど、前年度から見ると、一般財源総額を減少し、非常に厳しい状態であります。予算編成の大変さが理解できます。
一方、財政の健全化対策では、引き続き地方債の繰上償還などを行い、地方債残高を16億1,460万円余を減額させ、実質公債費比率で1.7%、将来負担比率で2.4%とそれぞれ改善しているなど、適正な財政運営にも努められています。
このような状態からも、まだまだ厳しい財政運営が続くことが想定され、また健全化判断比率や徴収率についても、全国及び県下でも低い順位であるとのことであり、今後も市民サービスが低下することのないよう、住民目線に合った市政運営を行うよう、お願いします。
次に、市の将来を担う主要施策についてですが、支え合い健やかに暮らせるまち、保健、医療福祉に向けた施策では、赤ちゃん未来の宝物事業、出産祝い金の助成、乳幼児子供医療の無料化事業、第二子以降第三子保育の無料化など、引き続き少子対策に取り組むとともに、
津名集合庁舎(仮称)の新築により、
津名保健センターと休日診療所の機能が移転するなど、さらに子育てがしやすい環境づくりへの取り組みが図られています。
次に、ふるさと淡路を学びつくり育てることでありますが、これは教育についてですが、義務教育の9年間を見通した小中連携を研究するあゆみプロジェクト事業、タブレット活用教育推進事業を学びのイノベーション事業と改め、児童生徒の学びの改革を実現し、21世紀を生き抜く力を創造する特色ある教育を推進するなど、子供たちの教育環境の充実が引き続き図られています。また、津名図書館の工事が本格的に始まり、多くの住民が利用し、人々が集い交流の場としてふさわしい魅力ある図書館になるよう期待しているところであります。
次に、安全・安心で快適に暮らせるまち、定住環境でございますが、夢舞台サスティナブルパークの土地利用計画を見直し、企業が進出しやすい環境整備に取り組もうとしています。
企業誘致は、就業の場をふやし、人口の増加へとつながる重要な施策であると考えていますので、積極的な推進を引き続きお願いします。
また、あわ神・あわ姫号の南進により南部生活観光バスの運行開始、災害時の情報伝達手段として有効な防災行政無線のデジタル化や新火葬場の整備を引き続き実施し、安全・安心で快適な環境整備策にも取り組まれています。
最後に、ともに築く次世代につなぐ街、共生・協働、行政経営でございますが、
津名集合庁舎(仮称)の新築や東浦事務所の整備を初め、公共施設等総合管理計画を踏まえ、個別施設ごとの長寿化計画策定の着手など、持続可能な行政運営にも取り組まれています。
このように、市の将来を見据えた財政運営を基本に、未来に向けた施策の充実を図るための予算が提案されていることは、まちづくりの指針となる、いつかきっと帰りたくなる街づくりを実現するものであると評価いたします。
以上のようなことから、平成31年度当初予算については、引き続き身の丈に合った持続可能な財政基盤の構築と市の将来を見据えた政策の展開を意識されたものとなっており、市の15年目の新しいステージに向けて、引き続き市民福祉の向上、安全・安心である活力あるまちづくりを進め、住民とともに夢や希望を持てる社会づくりに取り組まれることをお願い申し上げまして、議案第23号 淡路市
一般会計予算に対する賛成討論といたします。
○議長(
太田善雄) 以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第24号 平成31年度淡路市
国民健康保険特別会計予算に対する討論を行います。
討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、
所属政党日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第24号 平成31年度淡路市
国民健康保険特別会計予算について、反対の立場で討論を行います。
事業勘定については、歳入歳出それぞれ59億2,800万円というものです。
私は、市民の国保の負担軽減実現のために取り組みを続けておりますが、それは命と健康を守る保険制度の個人負担が大きく、さらに生活にも影響が出ているからであります。
国保加入者の平均保険料1人当たりは、政府の試算でも、中小企業の労働者が加入する協会健保の1.3倍、大企業の労働者が加入する組合健保の1.7倍という水準です。
今回の予算の反対の理由の1つとして、昨年から国保の都道府県化がスタートしましたが、ほかの保険と同じレベルになったかといえば、まだまだ高く、国保加入者の負担の軽減の対策が不十分であるということであります。
高過ぎる国民健康保険税が国保制度の構造的な危機となり、医療保険制度としての持続性を揺るがしています。
全国知事会、全国市長会などの地方団体も問題意識を持っており、被用者保険との格差を縮小するような抜本的な財政基盤の強化が必要と主張しています。
高過ぎる保険税を引き下げ、国保の構造的な問題を解決するためには、公費を投入するしかありません。
全国知事会、市長会、町村会なども、国保の定率国庫負担の増額を政府に要望し続けており、2014年には公費1兆円を投入して、協会健保並みの負担率にすることを政府与党に求めました。
しかし、現実はそうなっていません。子育て世代にも負担となるような、子供がふえれば保険税が上がる均等割の仕組みが子育て支援に逆行していると言われる中で、1兆円の公費負担がなされれば、均等割や平等割として徴収されている額が今全国で1兆円と言われていることからも、これがちゃんと公費負担がされれば解消できるということです。
しかし、都道府県化でもそこまでの公費の負担とはなっていないのが現状の中で、各自治体で子育て世代に負担を掛けない仕組みや国保税を下げるための独自支援がさらに必要であると考えます。
次に、都道府県化によって医療給付費水準の高い自治体や収納率が低い自治体が見える化され、市町村に給付の抑制や収納率向上などの圧力が加えられています。
差し押さえなどの収納対策の強化、病院統廃合や病床削減による医療費削減なども推進されようとしており、都道府県と市町村のこうした取り組みを政府が採点し、成績のよい自治体に予算を重点配分する仕組み、保険者努力支援制度も導入されたわけでありますが、今回の予算では、この努力支援金の歳入ですが、前年は1,079万円だったものが900万円近くふえ、今回1,949万円になっており、今後この分が減額にならないようにさらなる支援金配分の要件に沿うことで、逆に医療が受けられなくなる方が出ることが危惧されます。
以上の理由から、今予算には賛同できない旨申し述べて討論を終わります。
○議長(
太田善雄) 以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第25号 平成31年度淡路市
後期高齢者医療特別会計予算に対する討論を行います。
討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、
所属政党日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第25号 平成31年度淡路市
後期高齢者医療特別会計予算について、反対の立場で討論を行います。
この予算は総額歳入歳出それぞれ7億5,250万円となっています。歳入における保険料ですが、前年度比で3,180万円余多い、5億2,280万円余であります。
被保険者の保険料が上がっていることがわかります。
委員会審査でその理由を伺いますと、均等割の9割から7割に、そして7割から5割にと率を下げたことにあるとの説明がありました。
これは、いわゆる特例軽減に関する部分だと思いますけども、その影響は約2,500人で、影響額は1,900万円ほどとのことでありました。
7月にならないと確定ではないと、そういうふうにおっしゃいますが、負担増の影響は特別徴収の方で6割、普通徴収の方も4割の方が影響があると、そういうことを言われておりました。
そもそも後期高齢者医療保険は高齢者のみの加入ですから、医療費給付が増加するのは当然です。それを賄うため、75歳以上の高齢者に負担を押しつける制度にやはり問題があります。高齢者の多くは年金暮らしです。
兵庫県は、後期高齢者医療広域連合が保険者で、組合議会があり、運営されておりますけれども、この組合議会には、淡路市からは金村副市長が議員として出られておられます。
組合議会の中でですね、後期高齢医療保険料の軽減特例継続と医療費の窓口負担2割化をしないことを求める請願が出されておりましたが、その賛否の内容と反対理由を委員会で聞いたわけですけれども、副市長は採択に反対の立場をとられたとのことでした。
その理由として、負担は安いほうはいいが負担増はやむなしということのようでありますが、75歳以上の高齢者が本当に保険料で本当に負担がふえたり、ほかのことでも負担がふえて苦しんでいる中で、やはり市民の立場に立って、この制度を見直していくべきだと考えます。
そのことを自治体としても強く広域連合や国に進言することを求めまして、反対の討論といたします。
○議長(
太田善雄) 以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第28号 平成31年度淡路市
温泉事業特別会計予算については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第31号 平成31年度淡路市
下水道事業会計予算に対する討論を行います。
討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。
冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。
11番、鎌塚 聡君であります。
鎌塚 聡君。
○11番(鎌塚 聡) (登壇) 11番、
所属政党日本共産党、鎌塚 聡です。
議案第31号 平成31年度淡路市
下水道事業会計予算について、反対の立場で討論を行います。
この議案は、会計とすれば、新しい公会計の企業会計のものとなっておりますが、収益的収入及び支出について、収入では下水道事業収益として25億2,310万円余、支出として下水道事業費用として25億6,210万円余ということでありますし、資本的収支及び支出に関しましては、資本的収入が13億7,340万円余、支出として資本的支出20億6,300万円余というなどの予算となっておりますけれども、今回、収益的収入としての下水道使用料5億1,990万円が計上されておりますけれども、これには10月からの
消費税増税の部分で下水道使用料も値上げになるという、こういう予算を含んだ予算となっております。
以上の点からも、先ほど来述べています温泉事業のところでも、使用料には
消費税増税の影響が出ているなど、本当にこれまでも、きょう述べてきましたけれども、いろんなものが値上げになるという中で、自治体がどういう対応ができるのかという中で、やはりこの使用料などでも値上げがされるということで、私たち議会議員がそれをやっぱりストップさせていく、そういうこともしていくべきだと述べまして、皆様には賛同していただきたいと思います。反対の討論といたします。
○議長(
太田善雄) 以上で通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
本案を、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は起立願います。
(起立多数)
○議長(
太田善雄) お座りください。起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、お諮りいたします。ただいま上程中の議案のうち、予算審査特別委員会において全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しております案件は、議案第26号、議案第27号、議案第29号及び議案第30号の以上4件であります。
これら4件については、議事の順序を省略し、直ちに一括して採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
太田善雄) 御異議なしと認めます。よってさように決します。
お諮りいたします。これら4議案については、
委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
太田善雄) 御異議なしと認めます。よってこれら4議案は、いずれも原案のとおり可決されました。
◎日程第5.
常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中の
継続調査の件
○議長(
太田善雄) 次に、日程第5.
常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中の
継続調査の件を議題といたします。
各
常任委員会及び
議会運営委員会の所管事務等について、それぞれ委員長から会議規則第105条の規定により、お手元に配付いたしておりますとおり、閉会中の
継続調査をいたしたい旨の申し出がありました。
お諮りいたします。各
常任委員会長及び議会運営委員長より申し出のとおり、閉会中の
継続調査に付することに決して異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
太田善雄) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。
◎日程第6.
議員派遣の件
○議長(
太田善雄) 次に、日程第6.
議員派遣の件を議題といたします。
地方自治法第100条第13項及び会議規則第162条第1項の規定により、閉会中に、別紙のとおり意見交換会のため、議員を派遣いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
太田善雄) 御異議なしと認めます。よって、さように決します。
以上で、本日の日程は終わりました。
この際、申し上げます。
今期定例会の会議録の調製につきましては、議長において後刻録音等を精査し、しかるべき措置をいたしたいと存じますので、御了承願います。
お諮りいたします。
今期定例会に付議された案件は全て議了いたしましたので閉会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
太田善雄) 御異議なしと認めます。
よって、平成31年第77回
淡路市議会定例会は、これをもって閉会いたします。
閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
平成最後となります
今期定例会は、去る3月1日に招集され、本日まで28日間の長きにわたる会期でございましたが、その間に審議されました案件は、
一般会計、
特別会計等、合わせて442億円を超える平成31年度当初予算を初め、平成30年度
補正予算、新規条例、改正条例、事件決議等の多くの重要案件の審議でございました。
議員各位の慎重なる審議により、全て滞りなく議了することができましたことは、市政のため、まことに御同慶にたえません。ここに議員各位の御精励と御協力に対し、心より厚く御礼を申し上げます。
また、門市長を初め当局各位の議会審議に寄せられました真摯なる態度に深く敬意を表しますとともに、審議の過程で議員各位から述べられた意見等につきましては、今後の市政執行に十分反映されるよう願うものであります。
さて、3月で退職される部長を初め職員の皆様、長い間御苦労さまでございました。皆様は平成7年の阪神・淡路大震災などの数多くの災害対応に、平成17年の5町合併という大きな変革時期におかれまして、常にリーダーとなり、町政、市政の進展に寄与されてきました。本当に御苦労さまでございました。議会を代表いたしまして、厚く御礼を申し上げます。どうか今後も健康に御留意され、それぞれのお立場で市政発展に御尽力いただきますよう、お願い申し上げます。
いよいよ本格的な春の訪れを感じる中、議員各位並びに門市長を初め当局の皆様には、何とぞ御自愛いただき、市政進展のために今後ともなお一層の御活躍を賜りますよう御祈念申し上げますとともに、報道関係各位の御協力にも感謝申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
続きまして、門市長から御挨拶がございます。
市長、門 康彦君。
○市長(門 康彦) (登壇) まず、議会を代表されて、議長から今回勇退する職員にお言葉がありました。執行部を代表して、御礼を申し上げたいと思います。
さて、本定例会でありますが、3月1日の開会以来、本日までの28日間にわたり、提案いたしました平成31年度当初予算を初め、平成30年度
補正予算、
条例制定及び改正事件決議など、当面する重要案件につきまして、終始熱心に御審議を賜り、本日ここに全議案を適切に議了していただき、厚く御礼を申し上げます。
会期中、議員各位から賜りました、真面目で誠意ある御意見、御提案につきましては、二元代表制のもと、十分これを尊重し、市政推進の参考とさせていただき、今後とも議会と連携を図りながら、公正、公明、公平な市政運営に取り組んでまいりますので、なお一層の御指導と御支援をよろしくお願い申し上げます。
さて、本市は、本年4月1日をもって誕生から15年の節目を迎えます。発足当時の本市は極めて厳しい財政状況の中にあり、マイナスからのスタートでありました。
これまで、職員の減員や給与カット、その他事業の見直し等の行政改革を実施し、身の丈に合った市政運営を継続してきた結果、財政指標は着実に改善してきていますが、今後も予断を許さない状況にもあります。
厳しい財政状況下におきまして、最前線である現場としての行政はとまることはできません。着実に歩みを進め、市全体や各地域の課題解決に向け取り組み、島内他市とは異なる現地解決型の執行体制を継続するため、今後も地域のバランスに配意した整備を実施してまいります。
そういった中、本市の重点施策として取り組んでまいりました企業誘致と消費対策施策の大きな成果の1つであります聖隷淡路病院におきまして、先日、平成26年の開院以来500人目となる赤ちゃんが誕生をいたしました。
産科医療の継続が難しくなっている状況下にありまして、この病院が果たす役割は本市だけではなく、里帰りも含めた淡路島全体にとりましても非常に大きなものとなっており、今後のさらなる活躍を期待しています。
また、安全・安心のまちづくりにつきましては、今期議会開会中に紀伊水道を震源とする震度3の地震がありましたように、地震の発生は予測ができません。
避難訓練や水、食料等の防災物品の備蓄など、平時からそれぞれができる備えをしっかり整えておくことが重要であり、今後も市民住民の皆様と一体となって、防災意識の向上に努め、防災・減災対策に取り組んでまいります。
いよいよ市制15年目に入るわけですが、現場の行政は一過性ではなく、継続性をもって事業実施をしていくことが重要であります。
これまで積み上げてきた小さな歴史を確かなステップとして今後明るい未来へのさらなる飛翔となるよう、新年度におきましても、チーム淡路市一丸となって市政運営に取り組んでまいります。
結びといたしまして、暖かな春の日差しに桜の花もほころび始める季節となってまいりましたが、まだまだ昼夜の寒暖の差が大きい日が続いています。
議員各位には十分に御自愛くださいまして、淡路市政発展のため、今後とも御支援、御協力を賜りますようお願いを申し上げ、また報道機関の御協力にも感謝を申し上げ、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(
太田善雄) 以上をもちまして終了いたします。
皆様、大変御苦労さまでございました。
閉 会 午前11時54分...