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平成26年第55回定例会(第3日12月11日)

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  1. 淡路市議会 2014-12-11
    平成26年第55回定例会(第3日12月11日)


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    平成26年第55回定例会(第3日12月11日)           第55回淡路市議会定例会会議録(第3号) 平成26年12月11日(木曜日) 平成26年12月11日 午前10時開議     1.一般質問 1.会議に付した事件   日程第 1.一般質問 1.会議に出席した議員(17名)    1番 日 指 英 良        2番 西 村 秀 一    3番 松 原 幸 作        4番 打 越   齊    5番 太 田 善 雄        6番 鎌 塚   聡    7番 北 浦 久 吉        8番 廣 田 克 子    9番 西 濱 益 代       10番 戸 田 雄 士   11番 田 中 孝 始       12番 土 井 晴 夫   13番 岬   光 彦       14番 出 雲 容 子   15番 池 本 道 治       17番 松 本 英 志
      18番 籾 谷   宏 1.会議に欠席した議員(1名)   16番 竹 中 史 雄 1.会議を中座した議員(1名)   12番 土 井 晴 夫 1.会議に出席した事務局員の職氏名     事務局長     上 田 洋 輔     次長兼議事課長  富 永 登志也     議事課主幹兼議事係長              菅   大 尚     議事課課長補佐兼総務係長              平 野 由 香 1.会議に出席した説明員の職氏名     市長       門   康 彦     副市長      森   和 重     理事       上 野 敏 明     企画政策部長   清 水   宏     企画政策部付部長ふるさと納税推進担当)              一貫田 達 也     総務部長     宮 本   肇     総務部付部長事務所統括担当北淡事務所長)              廣 田   勇     財務部長     中 山 雅 勝     危機管理部長   土 井 五 郎     市民生活部長   東 根 正 二     健康福祉部長   白 山   惠     産業振興部長   辻 本   稔     都市整備部長   岩 鼻 孝 明     会計管理者    真 島 崇 広     監査委員事務局長 岩 本 喜 文     教育長      高 田 貴代志     教育部長     中 谷 好 宏     教育部長     五百蔵   聡     財務部次長兼財政課長              山 田 一 夫               開 会 午前10時00分              …………………………………… ○議長(松本英志)  皆さん、おはようございます。  本日は、休会明けの会議が再開されましたところ、議員各位並びに門市長を初め幹部職員の皆様には大変御多忙のところ、定刻に御参集いただきまして、誠にありがとうございます。  ただいまから、今期定例会第3日目の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしておりますとおりでございます。これにより御了承願います。  日程に先立ち、御報告申し上げます。  竹中文雄議員には、所用のため、本日の会議を欠席する旨届け出がありましたので、御了承願います。  以上であります。                ◎日程第1.一般質問 ○議長(松本英志)  それでは、これより日程に入ります。  日程第1.一般質問を行います。  発言は、通告に基づき、順次議長より指名いたします。  なお、念のため申し上げます。質問時間は答弁を含めて1時間以内であります。制限時間に達した場合は、質問中または答弁中であっても、発言を中止願います。  以上であります。  それでは、順次質問を許可いたします。  最初の質問は、11番 田中孝始君であります。  田中孝始君。 ○11番(田中孝始) (登壇)  おはようございます。11番、志民の会、田中孝始でございます。  私ども志民の会から、来年度予算編成に当たって、112項目の要望書を過日提出させていただきました。その中から、今回の一般質問は3項目を取り上げさせていただきます。よろしくお願いいたします。  一つ目には、敬老の式典についてであります。二つ目には、観光の推進について、三つ目には、高速バス路線についてであります。  それでは、通告に従い、質問に入らせていただきます。  まず初めに、敬老の式典についてであります。  超高齢化社会を迎え、市の式典としてということに重点を置くことよりも、むしろ地域で開催していくことを私は提案したいと思います。  本年度、75歳以上の対象者8,831名、来場されました市民の方は550名余でありました。参加率で申せば6.2%。この結果をどう考えるかではないでしょうか。  本年度の開催ですが、8,831名の方に案内状を出して、参加する意思のある方にしづかホールに集まっていただくために送迎するということであります。案内に要する費用、送迎バス費用だけで、およそ120万円かかっております。  私は、本当に高齢者の方が喜んでいるんだろうかという思いから質問をしていきますが、参加率から考えても、1カ所開催には無理があるのではないかと、私は思います。  超高齢化社会の中での敬老の式典のあり方として検討いただきたいと、切にお願いする次第であります。  高齢者の行動範囲を考えるとき、顔見知りと会えたり、世代間交流することのほうがよいのではないかなと、そんなように思います。  高齢者の長寿をお祝いし、敬意を表して市の式典を開催している思いは、よくわかります。しかしながら、参加率6%、高齢者の方が参加しやすく、喜んでもらえて、さらに世代間の交流にもつながるためには、小学校区、あるいは旧町単位の地域開催にすることのほうがよいのではないでしょうか。  人と人の助け合い、近隣住民との関係が高齢者の生活を支えております。常日ごろからのつながり活動であったり、見守り活動等を通じて、地域と高齢者は密接であります。  もちろん、当事者の意見も聞かないでというつもりはありませんし、いろんな声を聞いていただいて、地域開催がよいという御意見であれば、地域開催に向けて方向転換すべきと思います。  できれば、案内状や送迎に要している費用を分配した中で、その地域がその助成金をどのように有効的に活用するのか、それぞれで考え実施していくことを提案いたしたいと思います。執行部の答弁をお願いいたします。 ○議長(松本英志)  田中孝始君の質問に対する答弁をお願いいたします。  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦) (登壇)  合併は、私が申すまでもなく、量の行政を質に高めて推進することであります。その観点に立って、全国それぞれの合併自治体はいろんな方策を持って進めてきたわけです。  淡路市の場合は、ただ、この地形的なハンディキャップによりまして、まず合併の推進に当たりましては、ソフトランディングでいこうということを方針として、これまでも説明をしてきました。  その結果、平成17年度は旧町ごとにそれぞれの5会場で従来どおり実施をしたわけでありますが、この評価はもうさんざんでありました。何のための合併であるかという、非常な指摘を受けまして、そのことを反省材料としまして、いろいろ検討しました。  結果としては、18年度は悪天候により中止になりましたので、19年度から、津名、岩屋及び北淡地域は各会場で実施をして、一宮、東浦地域は合同でしづかホールですけども、実施をするという、そういうふうな暫定措置というか、それで様子を見てみたんですけども、やはり多くの方々から、合併をしたのであるから、敬老の式典というものについては1カ所でしたらどうかということで、平成20年度から23年度まで、一つの会場で、地域ごとに午前の部、午後の部に分けて実施をしてきました。  24年度からは、市内の対象者の方を一堂に会しまして、これ式典でありますから、そういうふうに実施をしております。  案内状であるとか、送迎バスなんですけども、案内状は、これはですね、やっぱりいろんな意味がありまして、それぞれの方々の安否確認であるとか、そういうものに資するために案内状を出す意味もあります。  また一方、送迎バスも、それに乗らなければならないというものではありませんので、当然、健常者は自分で来られますし、交通弱者はその送迎バスを利用してもらうという、そういうふうなことになって今まで来ております。  要するに、この式典につきましては、長年にわたり、地域社会の発展に寄与されました高齢者の方の長寿を祝って、感謝をする行事、これはもうどこともそういったコンセプトで行っております。また、一つの会場で開催することによりまして、高齢者の方のさらなる交流の場となるというふうな意味もあります。  というふうなことでやっておりますけれども、一方、数年前から仁井、室津地域では、地域住民が主体となって、地域の高齢者を敬い祝う催しが行われています。  要するに、いろいろとそういった各地域によってやり方があるのではないかなと思っておりますし、もっと小さい単位でも、そういうことをもう既にやるような団体もあります。  市としては、このような取り組みが、今後他の地域への波及していくことを当然期待をしておりますし、このような地域が一体となった催しに対する支援につきましても、合併10周年の検証の中で検討してまいりたいと思っております。  いずれにしましても、今御質問の中でもありましたように、それぞれの議員の要望等につきましては、それを参考にさせていただきまして、予算編成の中で検討して、またきちんと予算要望に対する御返事をしたいと思っております。  以上です。 ○議長(松本英志)  田中孝始君。 ○11番(田中孝始)  ただ単に案内状を送っているわけじゃなくて、安否確認の意味もあったり、会場に来て、さらなる交流の場も考えられると、そういうことであってですね、参考にさせていただいてということなんですけれど、例えばですね、地域ごとでやっている100歳体操とかですね、なぜ続くか、なぜ100歳体操のとこに行くのが楽しみなのかというとこは、やはり顔見知りの中で一緒に体操して汗をかいて、体操が終わった後にいろんな世間話をしたり、そういうことができる、そういうことによってつながりが強化されていると思っております。  あと、社会福祉協議会も、同じような時期に地域で福祉祭りを開催しております。  こういうこともあって、私はまあ、しづかホールに集まって交流の場ができるといえばそう、そういえばそうなんですけれど、例えば77歳であるとか、88歳であるとか、99歳とか、最高齢者の表彰であるとか、そういう表彰もですね、できれば顔見知りの中で表彰を受けられて、みんなの拍手の中でこうお互いにたたえ合う。そして別に高齢者だけが集まるのではなくて、そこに幼児もおれば、中学生もおれば、地域、それを老人たちを支える皆さんもいて、そういう中でやっていくのがいいのかなと、そのように思っております。  市長の答弁で、合併10年の検証の中で再度検討いただくようにお願い申し上げまして、この問題はこれで終わりたいと思います。  次に、観光事業の推進についてであります。  言うまでもなく、経済波及効果であったり、雇用創出効果が大きい観光事業が推進していくことは、淡路市にとっては本当に望まれておりますし、また市の重点施策でもあります。  現状、淡路市に年間600万人もの観光客が訪れておりますが、さらに観光推進するといいますか、磨きをかけていかねばとの思いから質問をさせていただきます。  時代とともに、観光客の動向も常に変化しております。その変化に的確に対応していくことも必要なことであります。  事業者は事業者として精いっぱい頑張っていく。行政は後方支援としてイメージアップにつながる環境整備であったりピーアール活動等でしょうか、ここでは、この場では観光満足度調査についてお尋ねをしたいと思います。  観光満足度調査を実施して、どういう目的で淡路島に訪れて、淡路市に訪れて、そしてどうしてこの場所に観光に来たのか、どんな印象であったのかということを、やっぱり定点観測していく必要性があるんじゃないかなと、そんなように思っております。  そのデータをもとに、さらに事業者が対策をして切磋琢磨していくと。そして、ますます観光客がふえる。来られたお客様の笑顔というものを思い描いております。
     そこでお尋ねをいたしますが、淡路市として、観光満足度調査的なものは行っているのかどうか。もし実施しているとしたら、その結果から読み取れるものは何でしょうか。違う言葉で言えば、淡路市観光の強みは何でしょうか。逆に、弱みといえば、弱みといいますか、課題は何でしょうか。このあたりについての答弁をお願いいたします。 ○議長(松本英志)  産業振興部長、辻本 稔君。 ○産業振興部長(辻本 稔) (登壇)  観光満足度調査の実施というようなことかと思われますが、それに対してお答えを申し上げたいと思います。  明石海峡大橋の通行料金の引き下げ等によりまして、外部環境等が変化する中で、本市においても、本年7月より、明石港に観光案内所を設置するなど、観光客の増加に向けて新たな取り組みを進めておるところでございます。  このような環境が変化する中で、観光客のニーズ等を把握し、効果的な観光施策を展開する必要があることから、本年度、春5月と秋の10月の2回に淡路サービスエリア下り線淡路ハイウェイオアシスで、それぞれ観光客おおむね200人余を対象に、市の商工会と連携をいたしまして、観光客の動向調査を実施をいたしました。  その結果、目的地として最も多かったのが淡路の花さじきで、淡路のイメージとしても花というような回答が多く見受けられました。  このように、淡路島のイメージがしっかりと定着していることは、観光地としての強みだと考えられますし、島内でもとりわけ花の観光スポットの多い本市にとっては、島内他市よりは秀でた強みだと考えております。  また、平成24年度においても、同様の調査を市商工会において実施をしており、今回のアンケート調査と比較したところ、明石海峡大橋通行料値下げの効果が顕著に見られ、通行料が安いというような答えた方が、当初は0.6%、当時は高い金額であったかと思われますが、それが16.7%と飛躍的に増加をしております。  このように、比較的近距離である阪神圏から安く来られると。淡路島の観光の目玉でもある花のスポットがたくさんあることは本市にとっては大きな強みだろうと考えております。  来年も3月から開幕する淡路花博2015花緑フェアを契機に、花の島としてさらなるピーアールを行ってまいりたいと思っております。  また、今回のアンケート調査では、グルメを目的に訪れる人は少数でございました。淡路島は食の宝庫でもあり、近年では、生しらす丼や淡路島牛丼等の人気等により、確実に観光客が増加をしているのが現状でございます。これも大きな強みであり、今後も広くアピールすることで、さらなる集客に努めたいと考えております。  それとは反面に弱みと申しますか、観光客のうち約半数が県内からの観光客であり、県内からですと、比較的近距離であるため、日帰りの客が多くなっていると。引き続き県外でも積極的にピーアールを行って、他府県からの観光客の誘致、それに伴う宿泊客の増加に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  田中孝始君。 ○11番(田中孝始)  強みは花、グルメ、課題はやっぱり日帰り客が非常に多いと、こういうことを答弁としていただきました。  やはり、具体的な目的地を選ばせるように働く観光地のイメージや魅力アップが重要であると、私はそのように思います。  総じてですね、淡路市は観光客が増加をしておるわけですけれど、人口減少社会の中、やはりリピーターをいかにふやすかということが重要なんじゃないかなと、そのように思っております。リピーターがふえるということは、やはりここへ来ての満足度が高いということと思っております。  逆に言えば、リピーターが少なくて1回来た切りとか、そういうことになれば、観光客は減少の一途をたどると、こういうことにもなります。  そして、安定的な訪問者がいるということは、やはり、淡路市のにぎわい創出に貢献いたしますし、観光地の魅力向上にもつながります。  淡路市のファンをつくるということは口コミの増加にもつながり、より効果が上がります。  ある観光雑誌の調査があります。淡路島でどこへ行きましたか、満足しましたか、不満足ですかとか、そういう調査ですね。これでいきますと、上位20位までのうち、淡路市が12カ所ございます。  残念ながら、21位も淡路市ですが、21位までを入れますと13カ所が淡路市と、こういうことで、非常に魅力のあるスポットが多いと、こういうことでありますけれど、この中でも見れば、上位には上がっているんだけれど、施設名は申し上げませんけれど、淡路島の中で2番の評価を受けておる所があります。しかしながら、56%が満足、17%が不満足という結果でありました。  21位の所は、残念ながら21位なんですが、100%が満足、不満足はゼロと。ここだけでした。ゼロ%の不満足というのは。  こういうようなことで、非常に満足度調査いうのは必要なんじゃないかなと、私は思っております。  そして、そのための、市としてですね、満足度調査をやっぱり春、夏、秋、冬、いろんな季節で、こういう雑誌社と提携するなりしてでもいいですけれど、春、夏、秋、冬、いろんな季節でいろんな場所でやる。どこから来たのか、マイカーで来たのか、高速バスなのか、あるいは航路を使って来たのか。サービスエリアで調査をするということは、もう車、マイカー客だけ、ハイウェイオアシスもしかりです。  そういうようなとこで、やっぱり、いろんな場所で、淡路市がさらに観光発展する、そういうために観光事業を推進していくためには、そういうデータ取りは必要なんじゃないかなと、そのように思っております。  その一つ一つの全ての回答に、やっぱり淡路市発展の鍵があると、私はそのように思いますが、来年度に向けて、観光満足度調査を実施していくということについては、いかがでしょうか。 ○議長(松本英志)  産業振興部長、辻本 稔君。 ○産業振興部長(辻本 稔)  この満足度調査につきましては、観光客の皆様方には、いろんな視点があろうかと思います。景観がいいだろうと、淡路の食べ物がおいしいだろうと、それからサービスがいいだろう。宿泊施設のサービスがどうであったか、淡路島への交通アクセスがどうであったかと。そこら辺が観光の満足度にも大分反映されてくるだろうと思っております。  今回の調査につきましては、神戸淡路鳴門自動車道での調査で、自家用車と観光バスを利用した観光客が大半を占めております。  今後は、島外のいわゆる観光施設等での調査もやっていきたいと。そうした中で、時期的にも春夏秋冬が一番ベターかとは思いますけども、それに向けて、いろいろ調査を行って、魅力ある観光施設を目指して、交流人口もふやし、リピーター等も増加もして努めてまいりたいと、そのように思っております。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  田中孝始君。 ○11番(田中孝始)  よろしくお願いします。交流人口がふえる、淡路市のイメージが上がる。そういうことによって、また定住人口もふえていく。いい回転になるように、さらなる検討をしていただいて、皆さんに喜んでいただけるように、お願いをしておきたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。高速バス路線についてであります。  高速バス路線としては、四国方面とのアクセスが少ない、弱いということが課題なんじゃないかなと、そのように思っております。  過去から、この関係につきましては、執行部の皆さんの非常な御努力をいただいて、関西国際空港行きであったり、幾ら便数が少ないとはいえ、京阪バス、名鉄観光バス、そういうのは市内に一、二カ所停車をしていただいております。  しかしながら、総数でいきますと、四国と京阪神を結んでいるバス路線が島内にとまっているのは、全203便、全部で203便あるんですが、その中で28便であります。  そこでですね、神戸空港行きであります徳島大阪神戸線、この路線が現在82便あります。  せめて市内に2カ所程度でも停車をいただければ、四国方面とのアクセス強化につながることは間違いのないことであります。  また、同時に、神戸空港とのアクセスを確保することということも、とても重要なことではないかなと、そのように思います。  ただ、この問題につきましては、やっぱり淡路市のみでどうこうということではないと思いますけれど、市長のリーダーシップによって、洲本市、南あわじ市と力を合わせて、オール淡路で、ぜひ実現に向けての取り組みを検討していただきたいと、このように思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(松本英志)  都市整備部長、岩鼻孝明君。 ○都市整備部長(岩鼻孝明) (登壇)  お尋ねの件につきまして、お答えをさせていただきたいと思います。  まず、御案内のとおり、四国、主に徳島駅から神戸三宮方面等への便数につきましては、島内を起終点とする便数とほとんど変わらず多いことから、高速バスが生活交通の基幹的な交通となっております。  御案内のとおり、通勤、通学、買い物等、あるいは来訪者の方々にとりまして、利便性の向上もしくは必要不可欠であると、現在のところ考えております。  したがいまして、高速バス利用に係るそれぞれ途中乗降及び共通利用に関しましては、誰もがわかりやすく利用できるような利用サービスの水準、拡大と、さらなる利便性の向上のためにつきまして、島内を起終点とする路線と同様、四国を起終点とする路線につきまして、これまでも同様、今後引き続きそれぞれのバス運行事業者の皆さん方と協議、調整を十分させていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  田中孝始君。 ○11番(田中孝始)  本当に、今神戸大阪方面のバス路線は淡路から行きやすいんですけれど、やっぱりこれも観光とかかわってくるんですけれど、四国とのアクセスというのも同時にやっぱりつくっておくことは大変重要だろうと、このように思いますので、またバス会社となかなか協議が難しい部分もあろうかと思いますが、さらなる住民の利便性向上に向けて御努力をお願いしておきます。  次の質問に移ります。  高速バス停付近の駐車場の整備を図っていくことは必要であり、随時利用状況を勘案しながら、現在も常に検討していただいているものと思っております。  この場では、全般のことをということではなくて、もう一つに絞らせていただいて質問させていただきますけれど、淡路インターチェンジ付近の駐車場整備について質問させていただきます。  淡路市になってから、平成21年だったかなと思いますが、淡路インターチェンジ付近に駐輪場の整備を行っていただきました。  本当にこの駐輪場の整備をしていただいて、日々使っている通勤、通学者については、本当に喜んでいるところであります。本当に本席から改めて感謝を申し上げたいなと、そのように思います。  あと課題として残っているのは、駐車場の拡充を図るか、新たな駐車場をつくるかであります。現状把握はできているとは思いますが、現在インターチェンジ付近には21台分しか駐車場はありません。  そして、少し離れたハイウェイオアシスA1、A2駐車場、これは3時間無料で、日最大500円というのがあるのですが、ここも162台という、実際わかりませんよ、僕、手で1台1台と読んでいっただけですから、ひょっとしたら若干数字が違っているかもわかりませんが、122台、大型分も含めてあります。  ただ、急峻な坂道ということもあって、高速バス利用者が使っているとは、何度も見に行っておりますが、思いません。また道路が連結していないこともあってかなと思いますが、御手洗線に来て、21台の駐車スペースにとめようと思って来て、駐車スペースが満車状態であった場合には、ハイウェイオアシスの駐車場まで迂回しようとしますと15分以上かかってしまいます。やはりバスに乗りおくれるということも懸念されるのか、多々道路上に車両があふれている光景が見受けられます。  行政として、淡路インターチェンジ付近の駐車場整備についての方向性なり、お考えをお聞かせください。 ○議長(松本英志)  都市整備部長、岩鼻孝明君。 ○都市整備部長(岩鼻孝明)  私も、今の現状の駐車台数、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。  それで、お尋ねの件につきましては、もう議員御承知のとおり、今質問もございましたように、淡路インターチェンジ付近につきましては、先ほど話もございましたように、御手洗池付近の公園の駐車場及び道路の一部が高速バス利用者の駐車場として使用されております。  こういった情報は得ております。また、駐車スペース以外の所にも駐車されているのが現状であります。  こういった状況でですね、早期に解決するためには、駐車場整備または緊急の課題であると認識しておりますけれども、淡路等インターチェンジ、高速バス付近につきましては、インター関連道路が数本、数多くあります。  駐車場としての適地が周囲に非常にこう、ないためにですね、新たに駐車場を整備することは非常に難しいというふうな現状で、それぞれ問題があると考えております。  一方でハイウェイオアシス付近につきましては、御承知のとおり、県立淡路島公園の有料駐車場があります。それぞれ利用することはできますけれども、この駐車場につきましては、ハイウェイオアシスとともに、兵庫県さんが民間事業者に現在指定管理を委託している施設であります。この駐車場につきましての料金は、事業者の運営収入となってございます。  したがいまして、駐車場料金の減免等につきましては非常に難しいと考えております。  なお、どの自治体につきましても、こういった施設を管理する条件等がございます。  この施設の場合につきましては、兵庫県の条例を改正していただく必要も生じておりますけれども、しかしながら、高速バス停の近くにある施設でございますので、繰り返しになりますけれども、今後利用方法等につきましては、県並びに道路管理者また株式会社、本市の関連も出てこようかと思いますけれども、今後利用できる方向での調整を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  田中孝始君。 ○11番(田中孝始)  ハイウェイオアシスは県の駐車場でありますので、それを今3時間無料の日最大500円でありますから、減免してくれとか、そういう思いは私にはないんですけれど、まずは、21台しかないというとこがやはり問題なんかなということなんです。  ここの駐車場なぜこだわるかというのは、特に京阪神から来たときですね、淡路インターでおりれば、西海岸へ行こうが東海岸へ行こうが、ちょうど分岐点になるんですよ。  例えば東浦インターでおりればどうしても東海岸になります。そういうこともあってですね、まあできれば淡路インターのとこで、やはりもう少し便数から考えて、21台というのはどうしても少ない。現場は、御存じやと思うんですが、ハイウェイオアシスの駐車場から高速バスのとこまで行くというのは、ちょっと困難かなと、私は思っています。利用者から見たらちょっと難しいなと思っております。  そこでですね、隣接する県立淡路島公園があるんですが、そこに電気の設備かな、そういう小屋があったり、その前にミニ公園みたいなんをつくっておるんですね。そういうとこの例えばそこを開放いただくなり、そういう御協力があれば、少しでも拡充することは可能だと、そんなように思っております。  ずっと歩道もあるんですが、御手洗池の周辺に歩道もあるんですが、そこも通行止めになっておったり、壊れたままになっておったりしているわけですね。それじゃ、そのそこを駐車スペースにしたらええじゃないかなというのが率直な思いです。  ただこれは、あくまで県立淡路島公園ですので、県立淡路島公園の御協力がなければいけないなと思っておりますので、一度ですね、これも兵庫県と検討をいただきたいと思うのですが、そのあたりについてはいかがでしょうか。 ○議長(松本英志)  都市整備部長、岩鼻孝明君。 ○都市整備部長(岩鼻孝明)  まず、21台のスペースしかないということですね。それぞれ一度実態調査、動向調査さしていただいて、実は議員も御承知のとおり、私ども県から理事も派遣していただいておりますので、理事ともども、県と十分検討協議を重ねていかさせていただいて、何とかもう少し拡充拡大を図ってまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(松本英志)  田中孝始君。 ○11番(田中孝始)  本当に近々の課題じゃないかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  本日質問させていただきました項目につきましては、改めて御検討いただいて、よろしくお願いしたいなということを申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(松本英志)  以上で、田中孝始君の質問が終わりました。  ここで暫時休憩をいたします。  再開は、午前10時50分といたします。               休憩 午前10時41分              ─────────────               再開 午前10時49分 ○議長(松本英志)  ただいまから、会議を再開します。  次の質問は、7番、北浦久吉君であります。  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉) (登壇)  皆さんおはようございます。質問も少ないので、ゆっくりしゃべりたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。  まず最初に、通学路の安全確保です。  それと、2問目が、淡路市明石海峡航路旅客船兼自動車渡船の設置及び管理に関する条例の中の市長の承認についてお聞きします。  それでは、通告どおり、通学路の安全確保について、説明させてもらいます。  中学校の校門坂の、書いてきたんですが、説明させてもらいますと、東浦中学校があって、その坂のおりたとこに3差路があります。それで、パン屋さんがあります。お医者さんがあります。パン屋さんには、お客さんの車も往来するし、お医者さんの患者のほうも車の行き来があります。だからすごく激しいです。  それと、河内のほうから志筑のほうに通勤する車も行きます。それで、午前7時20分から午前8時20分の間が一番交通量が激しいです。  それで、今現在、このこっちのほうからも大池台団地のほうとか、市営住宅とか、家のほう、住宅でありますので、こっちのほうからも車がおりてきます。すごい人です。  ほんで、僕は中学生だけかなと思ったんですが、学習小学校がこっちの志筑の、お医者さんの向こうにあるんですが、小学生もこっちへ歩いてここを横断するんです。
     ここからおりてくる車もあるし、すごい交通量が激しいんです。これを前提に皆さんお願いします。  それで今現在、先生2名と警備員1人を雇ってやっております。  警備員は平成25年の4月から、ほんでその警備員も26年の1月にここへ来て、倒れて、ほんで死んだんです。もう死亡したんです。ほんでその間、ずっと警備員がいなくて、先生3人でやってたとお聞きしています。  それで、26年の10月に再び警備員が配置されて、今現在警備員1人と先生2人でやっております。  それで、通告には書いてないんですが、その警備員が亡くなった1月から10月の間に、不幸にも、平成26年3月に人身事故があった。車と生徒さんの接触事故があったんです。その事故がどうして事故が起きたのか。  その後、教育委員会はどのように対応したのか。それで、最低でも文教常任委員会のほうに報告があると思うんですが、委員のほうに聞いたら何もないと聞いてますが、これはどうしてなんですか。まずそれをお聞きします。 ○議長(松本英志)  教育部長、五百蔵 聡君。 ○教育部長(五百蔵 聡) (登壇)  まず、議員がおっしゃる御指摘の箇所は、東浦中学校ですね。通称校門坂と市道久留麻楠本線がT字に交わる見通しの悪い交差点でありまして、実はこれまで教育委員会としましても、視察を通して、朝の特定の時間帯に自転車通学の中学生や徒歩通学の小学生、さらに多数の通勤車両の通行が集中する箇所であるとの認識を持っております。まずそのことが1点でございます。  それから、ここの箇所については、通学路の安全点検ということで、平成24年度に全国各地で通学途上の児童の交通事故があった時に、全国で一斉の緊急点検、合同点検が行われた際に、ここが重点的な場所であるということで、その後、その対策によって、カラー舗装であるとか、標識また手すり等々、さまざまな取り組みが行われてきた箇所であるということも御報告させていただきたいと思います。  さて、この事故の原因というようなことで、さまざまな要因がございますけれども、結論的には、これはさまざまな要因が重なった特殊なものであるというふうに認識しております。  また、これは教育委員会のほうへの軽微な事故で、人身事故とは言え軽微な事故だということで、教育委員会内部で事故として受け取り、これについては県のほうへの、県教育委員会等ですね、事故報告の中には、この件についても報告しております。  恐らくこれは2月にあった事故だというふうに思いますので、それはちょっと訂正させていただいたらと思いますので、そのような対応でしておるところでございます。  その後もですね、対応ということで、通学路の安全確保ということで、重点的な所ということで、この間も、その職員のほうも、絶えず従前から職員が毎朝立ち番をして登校指導を行ってきたところということでありましたので、25年度のそのときには3人配置するとか、本当に毎日教職員の本務外ですね、本来は教育、授業等々ですね、そういったところと違うところで、しかも時間外で先生方に御苦労かけているということですね。対応いただいているところでございます。  なお、少しまた話が長くなりますけども、先ほど言いましたように、ここの場所は基本的には地形的にも本当に道路の構造上、またそういった一定の時間帯に多くの車両が通行するということで、本年4月に広報淡路の紙面を通じて、通学時間帯における通勤車両の利用抑制の協力依頼というのを出しております。  これはですね、市教育委員会、東浦中学校、東浦中学校のPTA、学習小学校、学習小学校PTA及び淡路警察署の連名により行ったものでございます。  それによる一定の効果は見られましたけれども、状況が大きく改善されたとはいえず、つまりですね、やはり車の通行量が多いことが大きな改善にはなっていないということで、保護者からは警備員の継続配置を求める声が多数挙がっているということも御報告申し上げたいと思います。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  保護者のほうから、たくさんの要望で警備員の配置を聞いているといったんですが、この本題に立ちますね。東浦中学校の校門下の警備員の配置の継続なんですよね。ほんでやっぱり私も3回立って、今日の朝も立ってきたんです。天気も悪かったけど、ほんで交通量も全然減ってないし、4月に広報で言われたけれども一向に効果が上がってないと思います。  それで、警備員の配置は、私は効果があると思うんですよ、見よったらね。やっぱり、慣れているいうんか、交通整理がなれているいうんか、ほんで車のほうもそれに対応するようになってますので、これは必要不可欠な予算だと思うんですね。  ほんで、その現場の先生から強く要望されているんですが、26年度の3月31日までは予算あるので、その27年度の4月からまた警備員を配置してくれるんかどうか。それをすごく心配しているんですよ。だから、その点、ちょっと答えてもらえますか。配置するんかどうか。 ○議長(松本英志)  教育部長、五百蔵 聡君。 ○教育部長(五百蔵 聡)  ぜひ警備員の継続配置いただきたいという旨、保護者のほうから、また学校のほうから、そして今議員のほうからもお話あったわけでありますけれども、引き続き、児童生徒への安全指導を一層徹底するとともに、現地の状況を十分に調査検討した上で、関係部局との調整を図ってまいりたいということで、きょうのところは、またそのような答弁でお許しをいただいたらというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  予算要望もよろしくお願いします。  2番目の、町内会保護者から要望が出ている、この地図のね、こっち側に、河内からおりて、こう四角の信号がある、久留麻西信号て書いてある、久留麻西の信号からこっちのほうに松帆神社があるんですよ、1キロぐらい、その間1キロあるんですが、そこに町内会から保護者さんから、グリーンベルトと防犯灯の設置を要望されているんですが、それは私はそれにこたえるべきやと思うんですが、どうですか。 ○議長(松本英志)  教育部長、五百蔵 聡君。 ○教育部長(五百蔵 聡)  グリーンベルトの設置の件についてお答えいたしたいと思います。  御指摘の箇所は、市道久留麻楠本線の学習小学校通学路部分のうち、カラー舗装が未設置となっている区間でございます。  児童が通学する時間帯に、先ほどありましたように、通勤車両、また通勤自転車の通行量が大変多くなっている箇所であると認識しております。  また、当該区間については、これまでに学習小学校や学習小学校PTA、地元町内会からも安全対策の実施を求める要望書が市に対して提出されておりまして、それらはいずれもカラー舗装の実施を求めるものでございました。  これらの要望と今回の議員からの御指摘を踏まえ、道路管理部局及び公安委員会とも連携して、必要な対策の実施について検討を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  総務部長、宮本 肇君。 ○総務部長(宮本 肇) (登壇)  ただいまの関連になりますが、防犯灯につきましては、安心安全なまちづくりを進めるために必要なものであるというふうに思っております。  また、犯罪の抑止、あるいは交通事故等の防止の重要な役割を担っているところでございます。  今回、議員が先ほど申しましたところにつきましては、基本的には地域の要望に基づき、優先順位をつけて設置してまいりたいというふうに考えております。  現在、防犯灯につきましては、予算の範囲内で順次設置をしております。  設置費については、市が設置をしております。  また管理につきましては、電気代等につきましては、各地域、町内会等で御負担をいただいております。  この御負担をいただいておる点でございますが、まちづくりの観点において、地域の防犯を守っていこうというお互いの意識を高めていこうというふうな形で、町内会のほうに負担を願っております。  今回の議員の質問の箇所につきましては、児童生徒の通学路となっております。その必要性については、十分総務部としても必要性は考えております。  今後この箇所については地域の方々と調整を図ってまいりたいというふうに思っています。もちろん、ここについては市道というふうになっておりますので、関係課と調整をして、適切に対処してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  防犯灯のことなんですが、今言うたように、久留麻西から松帆神社の間ね、すごくもういっぱい防犯灯がついているんですが、1カ所だけ暗いとこがあるんですよ。だから、一つだけ、1カ所だけ設置してもらいたいんです。  ほんで、最初は町内会長さんから要望なかったです。私、町内会長さんのほうに行って、はたけがざいです。町内会長さんとこへ行って、ほんで出してもらいたいと要望書をね、その順序があるからね、そういうて出したもろたんですよ。今聞いていると思うんですが、聞いてますよね。要望書は。 ○議長(松本英志)  総務部長、宮本 肇君。 ○総務部長(宮本 肇)  私のほうもずっとここの件については、質問通告がありましたので、ずっと晩、歩いてきました。議員御承知のとおり、1カ所暗い所がございます。  そこについては、住宅等連檐をしてない、ちょうど住宅の離れている所でして、この点については十分関係機関と調整をして、対処してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  前向きの答えありがとうございます。  そのカラー舗装の件なんですが、これも前向きな答えだったんですが、町内会長さん言うには、大分前から要望しているて言うてるんですが、いつごろになるんか。それ、わかったら、お願いしたいんです。 ○議長(松本英志)  都市整備部長、岩鼻孝明君。 ○都市整備部長(岩鼻孝明)  御指摘の市道の部分につきましては、ちょうど予算編成時期でもございますけれども、今この場でやるやらないというふうな答弁は若干しにくいんですけれども、当然、先ほど総務部長なり教育部長のほうから御答弁もありましたように、関係機関それぞれ、これはもう当然カラー舗装をかけるに当たりましては、公安委員会の許可も必要でございますので、十分道路管理者としては十分検討をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  都市整備部長に聞くんですが、やるかやらないかて、教育委員会はやる方向で答弁したのに、都市整備部のほうはやるかやらないかいうのは、どういう意味ですか。 ○議長(松本英志)  都市整備部長、岩鼻孝明君。 ○都市整備部長(岩鼻孝明)  まずをもって、先ほどと繰り返しになりますけれども、予算編成時期でもあります。それぞれカラー舗装、グリーンベルト等につきましては、それぞれの他の区域もございます。教育部長の答弁ありましたように、やる方向で検討をさせていただきたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  それだと話わかるんですが、やるやらない言うさかい、やらないかもわからんさかい、それでちょっと質問させてもろたんです。  次に参ります。国道28号線の自転車通学の安全確保についてなんですが、釜口小学校から野田小井ですよね。すごく歩道も狭いんですよ。ほんで、小井とか、野田のほうから学生さんが自転車で来るんですが、安全確保について、答弁お願いします。 ○議長(松本英志)  教育部長、五百蔵 聡君。 ○教育部長(五百蔵 聡)  御指摘の箇所は、自転車通学の東浦中学校生徒が通行する区間でございます。昨年の道路交通法の改正で、自転車の左側通行というのが義務づけられたことに伴いまして、下校時に国道を横断して左側を通行を行うか、もしくは自転車をおりて右側を通行しなければならなくなっておるところでございます。  これについては、中学校により安全指導の充実を図っているところであります。  御指摘の箇所につきましては、実は本市で、本年7月に淡路市通学路安全推進会議という組織を設置いたしました。  この会議、同会議が策定した淡路市通学路交通安全プログラムというのに基づきまして、通学路の安全確保に向けた取り組みを行っているところでありますが、御指摘の箇所については、去る11月6日に国道事務所、洲本土木事務所、淡路警察署、学校、市及び教育委員会が合同点検を実施し、現状の把握を行ったところでございます。  そして、通学路安全対策の重点箇所として十分な検討が必要であるということを確認してまいりました。  ちなみに、この通学路安全推進会議は、先ほど言いましたように、道路管理者、つまり国道の管理者、県道の管理者、市道の管理者、また淡路警察、連合町内会代表、また市のPTA連合町内会の代表、連Pですね、いわゆる連P、PTA連合会の代表、そして小学校、中学校の関係の代表校長、そして教育委員会、事務局となって、ちなみに、議長ということで私が座長というような形で代表をしている組織でございまして、そういった中で最初の東中校門坂のところ、また先ほどの松帆神社のグリーンベルトのこの重要性でありますとか、今、議員がおっしゃいましたこの箇所等もその中に含まれており、必要な通学路の安全確保を図っていく候補として、学校からも要望からも出ている、またPTAからも要望出ている箇所として認識しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  11月6日に県、警察、それと町内会、教育委員会、いろいろ話ししたんですが、具体的に安全はわかるんです。通学路の安全はわかるんですが、その前に何か決まったことあるんですか。その確認だけ。決まったことあるんですか。  その自転車通学している人の指導するとか、学生さんの指導するとか、そういう何か安全確認はわかったんですが、何か具体的にその会で何かこれから取り組んでいこうというのはあるんですか。 ○議長(松本英志)  教育部長、五百蔵 聡君。 ○教育部長(五百蔵 聡)  この推進会議というのは、定期的に会議をすることによって、ことしはこういうスケジュールでいくということの確認でありますけども、まずその中で行うのが、この合同点検する時期を決めていきます。そして重点課題の設定、そして合同点検の体制をつくり、そして対策の検討、具体の対策の検討ですね。例えば、学校やPTAがこうしてほしいといっても、ところが地域住民にとってみたら、それは困るというようなことございます。  また、警察等の連携、また道路管理者との話もしないと、一方だけの意見だけでいくとできないケースがございますので、今言った会議の中では、さまざまな立場の方から、総合的な対策の方向というのを検討し、そしてここが必要、ここは通学路の安全対策として必要な箇所だということになりますと、それぞれの立場で意見を出して、必要な対策というのはこんなんだという具体の対策をつくるためのそういうプログラムですね、それを策定する会議がその会議でございます。  そのプログラムの流れの中で、それぞれの改善やって、対策やって、その検証も図っていくというような会議を今立ち上げて、それに基づきながら、来年以降についても、必要な安全対策をしていこうというものでございます。  以上です。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  推進会議の中で、今言った区間の中で、すごく歩道が狭いんですよね。国のほうに、国道28号線ですか、県、国のほうに歩道を拡張してもらうように、要望書を強く出すとか、そういうのはなかったですか。 ○議長(松本英志)  理事、上野敏明君。 ○理事(上野敏明) (登壇)  北浦議員が今申された国道の拡張の件でございますけれども、我々としましても、そこの部分の歩道が狭くて危険だということを聞いておりますので、今年度になってからですけれども、兵庫国道事務所、そちらのほうに要望する機会がございましたので、歩道の拡張工事、そういったものについて新規考えていただきたいという、そういう要望を伝えているところでございます。時期については、またこれから国道事務所のほうで検討されていくものだと理解しております。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  理事さんには、できるまで、何回でも要望よろしくお願いします。  それでは、次2問目参ります。  11月の半ばの議会報告会の中で、ちょうど岩屋事務所で報告会があった。そのとき私、4人の中におったんですが、その中で報告したんですが、意見交換会があったんですが、その中で大部分が明石航路の料金の値上げの、皆さんすごく心配しているんですよね。  ほんで、私は、あれは値上げではないと。今現在500円ですが、上限が700円で、業者は上限700円で決めて、市長の承認によって定められると条例で書いてます。  それで1回条例を読ませてもらいます。  淡路市明石海峡航路旅客船兼自動車渡船の設置及び管理に関する条例の3項に書いてます。利用料金を書いています。  3項、利用料金の額は別表第1及び別表第2に定める額の範囲内において指定管理者が市長の承認を得て定めるものとする。利用料金の額を変更しようとするときも同様とすると書いてあります。  そこで、私は質問で、今現行500円で岩屋明石が料金になっております。1円上がれば値上がりになります。それで、指定管理は公募でまだ決まってないんですが、住民の方がすごく不安がっているんですよね。  ほんで、明石のほうに買い物に行くのに高くなったら、弱るとか、それとか、通学の人も定期代が上がったら困るとか、それで私は値上げはしないと思います。市長の承認次第ですて答えたんですが、市長は承認しないでしょういうて、私は市長でないからちょっとわからないんですが、そこで市長のお考えを聞くんです。その承認に対して。値上げしたら承認するかどうか。 ○議長(松本英志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦) (登壇)  まずですね、市長承認ということでありますけれども、どこやの国みたいに、トップが決めてすぐ動くような日本は法治国家ではありません。きちんとそういうものを決めるときには、執行部で協議をし、なおかつ議会ともいろいろ相談をしながら決めていくというのが筋であります。  そして、岩屋の方々が不安がっておられるというふうなことを言っておられましたけども、過日、そうですね、300人いたか、いわゆる岩屋の多くの方々が集まっておられて、それぞれの地区を代表されておられました所で、私は明確にこれから述べることを言いました。要は、今提案させてもらっておる物件につきましては、値上げをするというふうな文言もないし、これまでも常識的に言って、条例を決めるときには上限を決めて中を決めていくという、それだけのことであります。
     さて、本論に戻りますけれども、淡路島では、もう船舶と言っていいのは、もう3カ所しかありません。南あわじ市はジョイポート、これは観光船であります。  洲本市は沼島汽船、これもわずか沼島へ行くだけの船でありまして、唯一もしも有事のときに淡路島として対応できるのが明石海峡航路でありまして、もともとですね、淡路市としてはフェリーボートを残すというのが、どちらかというのであれば、フェリーボートを残すというのを意見としていたんでありますけども、これもなぜかいろんなことによりまして、消えました。  結果としまして、いわゆるその播但連絡ですね、それのジェノバ便として今利活用されて今に至っております。  ただ、これまでも申し上げておりますように、明石海峡というのは、もともと海上国道であって、それの代替として明石海峡大橋ができ上がったわけでありますが、残念なことにつり橋という結果になりまして、結果どうなったかというと、自転車とそれからバイクの125CC以下が渡れないという、欠陥道路とは言いませんけれども課題のある道路になってしまった。その部分についてどうするかという。  今現在ジェノバ便に助けてもらっておりますけれども、大きい船が1そうと小さい船が2そうであるという。であって、しかも3そうとも古い。どういうふうにするかということになりました。  先ほど来言っておりますように、ああいう公共交通というのはですね、私はやっぱり国家において担保されるべきものと思っております。  ただ、いろんな事情があってですね、それをすみ分けをしていこうというふうなことになりまして、国はですね、補助金において助成をしていただきます。  あとですね、4市においてどういうふうにやっていくかと。  明石市の場合は、これも御案内のとおり、港湾整備でもって担保していくという。で、淡路市、3市の場合は、本来これもともとはですね、フェリーボートにおいてもそうですけども、明石1、淡路島1、1対1でその1についてですね、3市で分担していくというのが筋でありますが、どこかで受けなければならないという、補助金の受け皿として淡路市が一番の近々にあるということで受けたわけでありまして。  当然、それにつきまして、南あわじ市、洲本市さんにも御理解を得て、何分かの御協力をいただくというふうな流れになってきておるという、これがこれまでの流れであります。  そうした流れの中で、淡路市としては受け皿としての動きとして、明石海峡航路の船舶の運航、これは今の予定では12月18日から1月21日まで公募を図るということになっております。  その中におきまして、料金については、現行の民間事業者が運行する運賃を基本に考えるというふうにも明確にしております。  というふうなことで、いろいろな方が御疑念があるというふうに言われる方もおりますけども、決してこれまであの条例によって値上げするというふうなことの説明もないし、なおかつそれらについての説明、説明不足というのであれば、これだけ情報提供していて、説明不足と言われるんであれば、あとは各戸にビラを入れるかですね、もうそれぐらいの情報手段しかないんではないかなと。しかしそれはもう今時分の世の中では似合わないのではないかなと思っています。  ということで、より以上ということであれば、いろんな情報媒体主体をもって皆さん方に御理解を得ていただきたいなと思っております。  以上です。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  今の市長の答弁の中で、料金決めるときに、指定管理業者が先に決めるんですが、その承認について、市長はまず執行部と相談して、それから議会と言われたんですが、上限が700円で、もう議会に出てこないです。701円になれば議会に出てきますが、それはそれでええんやけんど、僕が言いたいのは、市長は値上げはしないいうことですね。大体そういう理解してよろしいんでしょうか。500円いうことですか。 ○議長(松本英志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦)  先ほども答弁しましたように、今のプロポーザルの中では、現行のまま行くといって、そう言っているわけですね。値上げって何を根拠に値上げって言っているのかなと、ようわからんですけども、要するに、今の状況の中ではそういうことで提案をしておるので、状況の変化があればですね、例えば燃油代が今の3倍になったらどういうふうにするかというふうな、そういう不測の事態が起きてくることまでいろいろ想定していったら、わからんわけでありますけども、今の現状の中で、例えば3そうの船を1そうにするとかですね、あるいは3そうの船を2そうにするであるとかですね、いろんな考え方があるわけですけども、それらを全部ひっくるめてどういった形でしていくかという、そういうふうに先ほど答弁をしたわけであります。  だから、値上げをしないて僕が言ったところで、例えばいろんな協議の中で、不測の事態が出てきたら違うわけでありますし、議会に言わないと言いましたけども、あり得んですよ。  何のために全員協議会があるんですか。というふうなことだと僕は思っております。  いずれにしましても、執行部が勝手に決めたことなんてあり得ないと、それが二元代表制の本旨でありますし、これまでも淡路市が10年間踏襲してきた手法であって、何もそこに不測の事態がないと、そんなふうに思っております。  以上です。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  次に参ります。  9月の定例議会で可決した補正予算の1,300万円の指定管理のコンサルタントで、市はもう一度、特別委員会の中で、もう一度精査すると言ったんですが、どのように精査したのか。そしてどれだけ節約になったのか。これも議会報告会の中で高いいうてね、言う人がいましたので、それお尋ねします。 ○議長(松本英志)  都市整備部長、岩鼻孝明君。 ○都市整備部長(岩鼻孝明) (登壇)  まず、今議員の御質問につきましてお答えさせていただきたいと思います。  まず、今の新船舶の建造状況ですけれども、既に建造に入らさせていただいておりまして、一応完成目途につきましては、来年の6月を想定しております。  それで、本格的な運航就航につきましては、来年の8月ごろというふうな予定で進めております。  それで、先ほど御指摘をいただきました、いわゆるコンサルタント料であろうと思いますけれども、この業務につきましては、例えば、今既に民間運航事業者が運航しております。その中へ指定管理ということで、新しい船を入れる場合の、そういった、要は指定管理制度に伴う業務、こういった部分は、全国といいますか、非常にこう事例が少ないというところで、我々直轄でこの業務を進めるに当たっては、非常に困難をきわめる。  それで先ほど言いましたように、来年の6月、7月オーダーで運行していくに当たりましては、この年度内に運航事業者を決めていく必要があるというところで、先ほど市長の答弁もございましたように、来年にかけて当然プロポーザルによる公募をかけていきます。  そういった中で、それぞれこのコンサルタント料というのは、もうほとんど人件費です。その中に今回の募集に係る募集要領、仕様書の策定、それぞれ協定書なりの業務が必要になってきます。  それで、御指摘いただきましたように、9月補正の部分では約1,300万円余の補正予算を組まさせていただいております。  それで、精査というのは、無論、補正予算を組み立てるときには、我々見積もりを付しながら、予算計上させていただく中で、実質コンサルタント委託に当たって実施委託設計を組みます。  そういった中で、十分精査といいますか、要は市が直轄で行える業務、それを精査させていただいた、そういった中身というのが、当然プロポーザルにかけるに当たりましては、当然新しく募集されてきた事業者の現地説明会なり提案書の取りまとめ、以下データの収集、情報提供、そういった部分の、要は市でやれる部分を割愛した中で、あくまでも市が直轄でやるということで、実質のところ、今現在コンサルタント委託料として業務提携を締結をしておる金額につきましては1,000万円余いうところで、約二百数十万円の減額といいますか、コストダウンに努めているところでございます。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  二百数十万円が節減節約になったということですね。その答弁の中で、一番大事なのは指定管理業者ですね、指定管理者。年内に決定されるいうて、それでよろしいですか。 ○議長(松本英志)  都市整備部長、岩鼻孝明君。 ○都市整備部長(岩鼻孝明)  あくまでも予定ということで御理解いただきたいんですが、先ほど市長の答弁もございましたように、まず今月の16日に、選定に当たって、それぞれ要綱、要領等の内容、資料がございます。16日に第1回目の有識者を交えてですけれども、審議会をやります。  そういった審議会の中では、そういった公募要件、条件等の内容を詰めていただきます。それに基づきまして、今月の18日から、予定ですけれども、来年の1月21日まで公募期間ということで設けさせていただきまして、なお公募が終わりまして募集あった段階で、月が変わりまして、2月の上旬ぐらいに第2回目の審査会を予定しております。  それに基づきまして、新しく運航事業者を選定いたしまして、同年3月の議会に上程をさせていただきたいというふうなスケジュールを組んでおります。  以上です。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  この航路に関連して、市長の答弁の中で、3市いうか淡路が入ってますので、南あわじ市、洲本市の委員会でも質疑があったんですが、その負担、そのほかの他市の負担はどうなっているのか。今進捗状態はどうなっているのか。 ○議長(松本英志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦)  常識的には、例えば、人形浄瑠璃の補助金につきましても、それぞれの市が、個人的にはいろいろ意見ありますけども、これまでの文化経緯を踏まえて、負担をしております。  この件につきましても、先ほど私が言いましたように、本来でありますと、明石と淡路が1対1、なぜならば、あの航路によって一番純利益を受けるのは明石市なんであります。それはもう自明の理であります。  ただ、そんなことはいろいろ言っておりませんけれども、1対1でもって、その淡路の1というのは3分の1ずつ、これは1市10町のときの名残でありまして、そういう経過になっております。  というふうなことで、もともと清算するときに、それぞれの清算金はそれぞれの市に返されたわけでありますけども、そういったことを基準にして、これまで協議を重ねておりますし、それぞれの市にも市議会があって、市議会の最終的な議決が得られなければならないので、相手の市議会のことまでどうこう言うわけにもいきませんけれども、常識的には、それぞれの相応の責任分担を果たしていただけるものと、私はそういうふうに思っておりますし、そういうふうに我々としても、これからも説明責任を果たしていきたいと、そんなふうに思っております。  以上です。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  最後に、今プロポーザルの内容の中で条件とか言われたんですが、その確認なんですが、前から言われてるんですが、無償貸与で5年間のドック代と1年間の点検代、それと燃料代、これは指定管理者が払うんですね。それをお聞きします。 ○議長(松本英志)  都市整備部長、岩鼻孝明君。 ○都市整備部長(岩鼻孝明)  これまでにも答弁もさせていただきましたとおり、運賃も同様に、そういった維持管理、こういう部分につきましては、募集要領の中に組み入れております。ということは、そういった定期点検、ドック経費、維持管理経費ともども運航事業者、新しい運航事業者に一切の責任を負わすというふうな条件になってございます。  以上です。あくまでも維持管理経費ですから、当然の話です。 ○議長(松本英志)  北浦久吉君。 ○7番(北浦久吉)  私はその今質問した中の全部その前の議会で可決したもんですが、僕は議員の間は、委員会とか可決しても、その委員会でしゃべったことは追及していきますので、これが私の信条なんですが、もうこれで終わります。  どうもありがとうございました。 ○議長(松本英志)  以上で、北浦久吉君の質問が終わりました。  ここで暫時休憩をいたします。  再開は、午後1時00分といたします。             [12番 土井晴夫議員 退席]               休憩 午前11時37分              ─────────────               再開 午後 1時00分 ○議長(松本英志)  ただいまから、会議を再開します。  ここで御報告申し上げます。  土井晴夫議員には、所用のため、本日の会議を中座する旨、届け出がありましたので、御了承願います。  以上であります。  次の質問は、13番、岬 光彦君であります。  13番、岬 光彦君。 ○13番(岬 光彦) (登壇)  13番、淡路クラブの岬でございます。  ただいまより、一般質問を行いたいと思います。  先般、往年のスターであります高倉 健さんが亡くなりまして、高倉 健さんが亡くなったかと思いましたら、菅原文太さんも亡くなりました。ああこれでだんだん義理人情の世界も変わってくるのかなと、映画もまた変わってくるかなという感じをしました。  そして、高倉 健さんは何か手記で、「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」と、こういった文を書かれております。  非常に日ごろ精進を大事にしていたスターだなと思っております。  そしてまた、先般、兵庫県では貝原元知事が不慮の事故でお亡くなりになりました。  私も貝原さんとはもうほとんど面識もないんですけども、一度だけ30分ほど会談をしたことがあるんです。  それは、土曜会というのがありまして、私が三十二、三歳のときだと思うんですけども、津名ハイツへお越しになりまして、30分話をするのに1時間半ほどいろいろ待たされたりいろんな人に話ししたり、なかなか面談できませんでした。  そしてまた、ああやっと面談するときになりましたら、非常にこのような形で、大勢いてはりまして、緊張したことを覚えております。それが初めてで最後だったように思います。  それでまず、そのときに言ったことはシーライフパークはどないなるんや、もう頓挫しとるやないかなということと、それと県立病院を北淡路のほうにもう一つつくってほしいなと要望したわけですけれど、ぱっと何かあしらわれたような形で、ああ君、税金を使うんだからね、いろいろ考えてやらなだめだよということを言われたように記憶しとるわけでありますけども、何かちょっと迫力に欠けるなと思ったんですけども、今の知事さんも割とあしらうの得意で、やはり西村さんや原さんや今の安倍さんや、とはちょっと違うんかなという感じをしました。  前座はおきまして、ただいまより本題に入りたいと思うわけですけれども、まあ、先ほども、先ほどて、先般に長野のほうでは非常に震度6弱の地震がありました。そして、たくさんの人が負傷されました。しかしながら、死者はゼロということで、これは何がよかったかというと、何か新聞紙上によりますと、やはり連携がうまくいっていた。共助の精神が発揮されて、なかなか不幸中の幸いで死者がゼロであったと、このように報道されてます。  やはり、災害というときには、そういった自助、共助、公助、この災害の3原則と言いますか、これが非常に大事だなということを再確認いたしました。  それで、私の質問の中にも書いてあるわけでありますけれども、安全で安心できるまちづくりということはこういったことではないかなと。自助、共助、公助ができるまち。そしてまた安全なまちというのは、特に治安が維持されていて、防犯活動がきっちりできているのが安全で、そして安心できるというのは、やはりセーフティネットが構築されてまして、快適生活が送れるアミニティ、快適生活が送れるのが安心できるまちではないかと思うわけですけども、自然というのは怖いものでございまして、自然というのはいつどうなるかわかりませんし、突然急変することもあります。  ちょっと私もある本を読んだんですけど、サムシンググレートという言葉がありまして、これは村上和雄さんの本なんですけど、ちょっと宗教じみてますけど、自然は非常に偉大でありますけども、いつ牙をむくかわからない。その牙をむいた怖さというのは、もうとてつもないものであると、こういったことを書かれております。  そして、また、このたびの台風、特に日本に五つも上陸したのが初めてでありまして、特に淡路島11号、18号は激甚災害に指定され、19号も我々淡路クラブで陳情に参りまして、激甚のお願いに参りました。  そしたら、やはり、N代議士はぱっともう激甚やりますよいうことでしたので、ああこれで私らも行った甲斐があったなという気がしましたけども、まあそういったことで、激甚災害に指定されまして、11号、18号、19号と非常に淡路市にとっては甚大な被害をもたらしたわけですけども、特に18号、19号でありますけれども、これによりまして郡家川が氾濫しました。  郡家川の氾濫というのは、相当雨が降らないと氾濫しないんですけどね、特に大町地区では1日に400ミリ前後の雨が降りまして、そのために郡家川のほうで氾濫して、もう本当に被害も農地だけではなく、水路からいろいろなものも被害に遭いました。  こういうことは、今から考えますと、どんどんこれから先も起こるんじゃないかなと思われます。  ですから、その郡家川の氾濫はどういったことで氾濫したか、どのような原因で氾濫したのか、そういった検証はしなければならないと思うわけでありますけれども、まず最初にお聞きしたいわけでありますけども、この郡家川の氾濫の原因は何であったか。まずこのことからお聞きしたいと思います。 ○議長(松本英志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦) (登壇)  御質問にお答えいたします前に、議員のほうから御提案がありました件でありますけども、淡路市行政には義理と人情は継承されております。また、前知事のこともおっしゃっていただきましたけども、あれ、貝原俊民(かいはらとしたみ)ですので、よろしくお願い申し上げます。貝原益軒(かいばらえっけん)さんの印象がありまして、かいばらさんと言われる方多いんですけども、正式にはかいはらとしたみであります。よろしくお願い申し上げたいと思います。  御質問のことでありますけれども、実はですね、淡路市の場合は、緊急度によりまして、いろいろとこれまで対応をしております。  もう御案内のとおり、一番緊急といいますか、そういった対応の順位が高かったのが志筑川と宝珠川であります。  志筑川と宝珠川を一斉に改修していくということにつきまして、先般、いろんな方策を講じて、何と半世紀以上も動かなかった部分が改修がされまして、やっと一定の落ちつきを取り戻すことができたと、そういうふうに思っております。  それ以降ですね、あと河川それぞれ心配される所があるんですけども、優先順位的に高いのは、三つの河川ではないかなと思っています。  一つは御指摘の郡家川、二つが山田川、そして三つが生穂川。これらについての対応対策が必要でありますけども、いずれにしましても、これらは県河川等でありますので、そういった関係機関等との連携を図りながら、これからも対応していく必要があるのではないかなと思っています。  御質問の原因と言いますのは何であるかということなんですけども、実はどの河川でも同じことなんですけども、容量というのがありまして、今ですね、詳しい検査等、検証等は継続中でありますが、それぞれの現場での感覚で言いますと、時間雨量50ミリを超えたとき、それから日雨量300ミリを超えたとき、御指摘のときにつきましては、1日の降水量は約400ミリを超えておりますので、当然、それでキャパをオーバーしてしまうという、それが一番の原因であります。
     2点目が、これは地元の方々の印象でありますけども、河川が蛇行しておる。しかもあの近くに線香屋さんの工場があるんですけども、そこに直接つながっておる支線ですね。そのラインが悪いというふうな、そういったことが複層的になりまして、あの溢水が起こったと認識しております。  以上です。 ○議長(松本英志)  岬 光彦君。 ○13番(岬 光彦)  私もね、多分あのS字型になっているとかね、要するに堆積土砂があるとか、それとか幅が狭いとこもあると。こういったことで、ですけども、今度から400ミリというのは1日の雨量で、また多分降ることが想定されますので、これはもう想定外ではなくなってきていると思うので、やはりそれに対抗すべきやはり手段は取らなければならないと思います。その点をお願いして、次の質問に入りたいと思います。  同じ台風18号、19号でもう伊勢の森神社というのは文化遺産にもなってまして、獅子の綱渡りとか、そういったことで有名なとこですけども、非常に市道が急勾配になってまして、側溝が非常に狭い。少しどこか土砂崩れがありますと、だあっとその水が高山池に入っていきます。構造的な問題もあると思うんですけど、前も高山池が決壊したのも、要するに伊勢の森からの水を受けて、前張りが持たなかったと、こういうことになるかと思うんですけども、また同じようなことが起こる可能性が私はあると思います。  ですから、その伊勢の森の側道とかね、構造上の問題、高山池へ水を流しておるわけですけども、それをどないか流し方を変えるとか、いろんな方法を考えていただきたいわけですけども、その点につきまして、何かいい案がありましたら、お答えいただきたいと思います。 ○議長(松本英志)  都市整備部長、岩鼻孝明君。 ○都市整備部長(岩鼻孝明) (登壇)  お尋ねの伊勢の森神社の恐らく排水対策等の御質問であろうと思いますけれども、これまでの状況なり、今現在の復旧状況等説明をさせていただきたいと思います。  まずをもって、伊勢の森神社への道路である、先ほど御指摘いただきました市道伊勢の森神社線の先般の台風19号によりまして、側溝等が被災しておりましたけれども、一部修繕は終えております。  それに伴いまして、現在本市で管理しております水路につきましては、同様に本年度災害復旧する予定でございます。  それで、議員御指摘の高山池関連ですけれども、当然、これまでのといいますか、過去からの水の流れにつきましては、当然高山池へ流れる地形となっておりまして、私ども担当部局のほうも、地元の神社総代の皆さん方や町内会長等の関係者の皆さん方とも若干協議をさせていただいておりますけれども、やはり、当然これまでの過去の水の流れ、高山池以外にも水の流れを変えるというのは非常に難しいといいますか、そういったことを変更したことによって、またといいますか、新たな災害が懸念されるといったことで、流れを変えるというのは非常に困難であろうというふうな御指摘をいただいております。  いずれにいたしましても、これまでといいますか、通常の降雨では支障がございませんが、これまでの台風等集中豪雨の際につきましては、正常な排水処理ができないこともございますので、引き続き、安全といいますか、減災もともどもですけれども、それぞれ水の流れといいますか確保、災害のない工法等を地元の方々と協議を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  岬 光彦君。 ○13番(岬 光彦)  若干でなくて十分協議していただいて、側溝を側道の広さをもう少し広くしたら大分違うと思うんですけどね、そこら辺も考えていただきまして、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、県道木曽上中田大円道線のこの県道ですけども、これ前にも1回か2回は言ったことがあると思うんですけども、これは大町から中田の今度都市計画区域につながる道なんですけども、非常に狭い。がけ崩れがどんどん起きかけてます。  だんだん道が狭くなって、こんな県道はあるのかなと、3メートルは切っていると思うんですけどね、それで車も対抗しにくくなってきておりまして、あれはあのままほっておいていいものかどうか。  それとも何かその県のほうに聞きますと、まだ順番からいうたらまだ下や。もっと直さにゃあかんとこあるんやいうわけですけども、私から見るには、非常に通学道路としても防犯上、非常に真っ暗であるしね、危ないんですね。  実際に、今までにあそこで危険な目に遭ったことは何人もありますし、何件も出てますし、それを通学路として認めることにも問題もありますけれども、行かざるを得ん面もありますから、いろいろ検討はしていただきたいと思うんですけれども、あそこの県道というのは、あのままの状態でずっと放置しておくのですか。そこのところを聞きたいわけですけども。 ○議長(松本英志)  都市整備部長、岩鼻孝明君。 ○都市整備部長(岩鼻孝明)  御指摘の県道部分につきましては、議員も御承知のように、交通量につきましては、日量大体200台程度というふうな県の調べではなっておりまして、当然、県道改良については、優先順位なり、いろいろあるんですけれども、まずをもって、この路線につきましては、県が今現在策定しております社会基本の整備プログラムというふうな県の策定した分があるんですけれども、当然、この期間、いわゆる10年期間の長期にわたる整備計画があるんですけれども、当路線につきましては、改良事業計画がないというところでお聞きをしておりますけれども、それでですね、当然、通学路というふうな位置づけもございます。  それで、かねてからといいますか、過去2年、23年、4年当時にですね、用地は非常に難しいものですから、県のほうで一部狭隘な部分をのり起こし、5カ所程度やっていただいておる経緯がございます。  そういったことで、当然、継続して、そういった部分でやはり危険な部分を全線改良というのは非常に困難な、用地も絡む話ですから、非常に困難な面もありますので、先ほど言いましたように、狭隘、狭小な部分の拡幅、部分的な改良いうふうなことを今後も引き続いて、これまでも要望上げておりますけれども、引き続いて要望をさせていただきたいと考えております。  以上です。 ○議長(松本英志)  岬 光彦君。 ○13番(岬 光彦)  通行量が少ないいうのは危険だから通らないというだけで、県道66号は非常に通行量が多くなってまして、国道にかわるようなぐらいの通行量が多くなってきております。  ですから、やはり、危険やから通らないんであって、危険でなければどんどん私らでも通っていきたいし、早道でありますし、いろんな面で助かる面もあると思うんですけども、あのままほっとって、もしも事故が起きたり何かがあった場合には、あれは県が責任を負わんならんようになると思うんでね、今にも崩れそうな感じがしますので、そこら辺も考えてみておいてもらいたいと思います。  次にいきます。その県道66号ですけども、本当に通行量が非常に、県道66号というのは、大谷からずっと昔のどないいうんか、阿波への道といいますか、徳島への道だった道なんですよね。それで、このごろ非常に通行量が多くなってます。  特に国道は雨が降ったら閉鎖したりとか、雨降ったら閉鎖したら真ん中通らざるを得ない。だから66号は整備してもらわんと困るわけでありますけれども、国道の代替に66号を使う場合が非常に多いかと思うんです。  特に国道は、安乎のとこで、雨が降りますととまりますので、行く道がないので、66号を通る。その66号の大町の西法寺池のあたりの横断歩道がないわけです、その部分だけが。これは前から津名町の時代から要望を上げてやっているわけですけれども、地権者の問題とか、いろんな問題で、なかなか歩道がつかない。  それで、それを昨日の議会報告会へ行ったときに、私は行ってなかったんですけど、何かどんどんそこを改良してほしいと、連合会のほうから要望があったみたいで、それで私もそらできればそらこしたことがないので、歩道をつけていただければ、そらありがたいなと思うんですけども、それには非常に難しい問題があると聞いておりますし、できないんならできない理由があると思うんですけども、それをクリアしてやっていただいたら、非常に安全上、安心できる道路になると思うんですけども、そこの横断歩道の改良について、お伺いしたいと思うんですけども。 ○議長(松本英志)  都市整備部長、岩鼻孝明君。 ○都市整備部長(岩鼻孝明)  議員御質問の大町、西法寺、いわゆるこの主要県道大谷鮎原神代線ということで、もう議員御承知のとおり、この大町地内のこの路線、県道部分につきましては、道路改良並びに歩道、約、進捗率で言いますと、一部歩道はないんですけれども、歩道の設置可能な部分については、90%強の歩道の整備を終えております。  なお、先般、株式会社ショーゼンさんから、県道バイパスということで、これも既に供用開始もされております。  お尋ねの西法寺池一部歩道の未整備ということで、延長的には124メーターだったと思うんですけれども、過去、当然、用地交渉ですから、用地交渉部分につきましては、これは道路改良事業で県事業でありますけれども、用地交渉については、それぞれ市の担当レベルで前さばきはさせていただいております。  ともども、県と進めておるわけですけれども、最終的に、平成23年度当時に県並びに市のほうで関係者の方々と用地交渉させていただきました。いろんな部分で難しい部分がありまして、当然、西法寺池ですから田主池いうところで、地権者の方々並びに一部田主池の農地も抱えております。  そこらの用地買収をする場合の登記方法とか、いろんなこうクリアしなくてはならない課題を抱えております。  ただ、先ほど議員がお話ございましたように、先般、議会報告会の中で、地元の住民の方から質問あったようにお聞きをしておりまして、その後に、私どもも若干やはり動くべきであろうということで、情報の提供も受けながら、現在動いておるんですが、いずれにいたしましても、要は地権者の方の御理解なりいただかないと、この事業は進みません。  ただ、議会報告会の後に、一部の方が一部動いていただきまして、若干前向きといいますか、協力をされるというふうなお声も聞いております。  いうことで、今現在県とも調整を図っておりまして、何とか、安全安心も考えるべきであろうということで、前へ行かすというふうな手法をとっていくということで、田主の皆さん方も関係しておりますので、十分こう理解を得るためにどういうふうな手法があるかいうことで、現実にもう年明けに若干動いていこうというふうな思いも持っておりますので、もうしばらく、これが可能か可能でないかいうことで、いましばらくお待ちをいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(松本英志)  岬 光彦君。 ○13番(岬 光彦)  先ほども申しましたように、66号線というのは、今からの主要道路になってきますので、そこも加味して、前向きによろしくお願いしたいと思います。  続きまして、2番目の地域おこし隊の活動についてお伺いいたします。  皆様も御存じのように、地域おこし隊、総務省のあれで、9名が淡路市に派遣されております。都会の過当競争の枠にはまった生活から飛び出し、伸び伸びと自然に親しみ、都会でできないことや、希望に夢を膨らませて淡路市にやってこられたと私は思います。  それで、いろんな所で活躍をされております。そして、任期が最長でも3年ということで、この3月に任期が来てしまいます。  それで、今までもいろんなことで活動してきたんですけども、その活動が余りまだ表に出ていないということも一部の人からも聞きます。  それで、その地域おこし隊の成果について、成果というの、行政から見た成果ですけれども、実際に来てもろてよかったのか、助かったのか、それともまた非常に助かったのか、また今後とも、いろいろなことをやってくれたから、今後ともいろんなことでまた挑戦していただきたい、まちおこしのために、いろんなプランナーとして提案していただきたいと、そういったことについて、成果について、まずお伺いいたします。 ○議長(松本英志)  企画政策部長、清水 宏君。 ○企画政策部長(清水 宏) (登壇)  地域おこし協力隊について御答弁をさせていただきます。地域おこし協力隊は、総務省の事業として、平成21年度から制度化されたもので、地方自治体が都市住民を受け入れ、おおむね3年以内の期間、地域協力活動に従事しながら、地域の活性化と定着を図ることを目的としています。  本市では、平成24年8月からこの事業を活用し、男性3名、女性6名の計9名が地域おこし協力隊として一宮事務所と東浦事務所を拠点に、各地域の活動をサポートしてまいりました。  当初の活動内容は、まず本市を知ることを目的とし、地域の活性協議会などの団体が行うイベントに参加することからスタートしまして、その後は地域イベントの企画、運営などに携わってまいりました。  現在では、特産品の開発、薬草の試験栽培など、地域の人々とともに取り組むなど、外部目線からの新しい地域活動につながっているというふうに考えております。  また、地域で気がついていなかった事柄を外からの目線で発見していただいて、地域のいい所を発掘していただいたというメリットが出てきているというふうに感じております。  以上です。 ○議長(松本英志)  岬 光彦君。 ○13番(岬 光彦)  総務省のこれ統計なんですけどね、初めはまちおこしのために派遣したと、定住は望んでなかったんだけども、ほとんどの方が57%の方が近隣とかその近くに定住するようになったということを、57%の人が約200人の人が近隣に定住したと、このように言われてますし、また、8割の自治体の方が地域おこし隊を雇う、採用してよかったと、このように答えております。  淡路市は、その地域おこし隊を雇用したというんか、お世話になって、その成果はどうでしたか。よかったんですかね。そこをはっきり言っていただきたいと思います。 ○議長(松本英志)  企画政策部長、清水 宏君。 ○企画政策部長(清水 宏)  先ほども申し上げましたが、地域に眠っている資源、地元の方が気づかずに見過ごしていたようなもの、それらも再発見をさせていただいたということで、非常に成果が出ているというふうに思っております。 ○議長(松本英志)  岬 光彦君。 ○13番(岬 光彦)  成果が出ているということを答弁をいただきました。私もそのように思いますし、そのように理解させていただきたいと思います。  そこでですよ、その成果をね、やはり、今先ほども部長が言われましたように、こういったことをやっているんだということを、もうほとんどの方が、要するに、多分、この行政の方でも、携わっている方でなかったらわからないと思うんですね。  要するにどのようなことをしたのか、また、それで淡路市へ来て、まちづくりをやってみたんだけども、こういう課題があるんやないかなと、こういったことが出て来ていると思うんですね。  それについての成果いうんですか、課題発表とかね、そういう9人のメンバーの何かその発表会みたいなものは企画されてますか。 ○議長(松本英志)  企画政策部長、清水 宏君。 ○企画政策部長(清水 宏)  地域おこし協力隊の活動についてでございますが、協力隊のメンバーのフェイスブックの活用等、隊員みずからが情報発信を行っております。  地域おこしの主役はあくまで地域でありまして、協力隊はサポート的な立場であることから、積極的な広報活動は行っていないのが現状でございます。  なお、報告会などにつきましては、隊員の意向を尊重しながら、必要に応じて検討させていただきたいと思っておりますが、協力隊がかかわった地域がですけども、それぞれ大変大きな評価をいただいているんではないかなというふうに思っております。 ○議長(松本英志)  岬 光彦君。 ○13番(岬 光彦)  私もそのようには思うんですけどね、だからプランナーというておるわけですが、PDCAでいうなら、Pですね。それでDというのはDOというのはやはり行政がやって、チェックは議会とかそういうのがして、アクションは行動とか、そういうのは市民が評価するとか、そういうことになって、やはりせっかく9名の方がおるんですから、やはりこれのいろいろなことを取り組んでいるという成果発表ができたら、成果発表というか、課題発表というか、そういうものは一回企画してやっていただきたいなと思うわけであります。  それと、次に行きますけども、その地域おこし隊も、この3月で任期が切れるわけですね。ほんで、皆さん困っているわけですね。地元には住みたいんだけど、収入の面で非常に問題がある。それとか、住まいの面で問題がある。どうしていいかわからない。  臨時職員としても雇ってもらえるのかどうかもわからない。そしたら、地域にも紹介していただいていることは、今は公務員ですから、アルバイトもできないと。就職活動もなかなかできないと。こういったことで、非常に困っているわけですけども、そういったことに手助けとか、市がかかわる気があるのか。  それとか、また今後ね、そのこのたび成果が上がっておるというんであるならば、来期はどのように地域協力隊はまた採用して、またいろんなまちおこしとかイベントとかの企画に参加していただくのか、その点についてお伺いしたいんですけども。 ○議長(松本英志)  企画政策部長、清水 宏君。 ○企画政策部長(清水 宏)  現在の隊員は、本年度末をもって任期終了となることから、その後の定住が議員御指摘のとおり、課題となっております。  地域おこし協力隊の定住にはさまざまな課題がありますが、市においても、企業に向けた研修会の参加案内や求人情報の提供など支援を行っております。  来年度以降は、これまでの課題等検証し、地域の活性化を一層図るとともに、隊員の定住に結びつきやすくなるよう、雇用形態や活動内容などを検討してまいりたいと考えております。  以上のことからですね、隊員それぞれの思いがありまして、目指す道が違うわけですけども、これまで3年間かかわった地域の活動を延長しようというものや、また別途思いがあって、また違う方向の部門に進もうというもの、また、私どもが企業誘致をして淡路市のほうに来ました企業の採用情報の案内であるとか、そういうふうなものを隊員のほうにお知らせをしてですね、一緒に取り組んでいるところでございます。 ○議長(松本英志)  岬 光彦君。 ○13番(岬 光彦)  非常に優秀なメンバーですし貴重な存在ですので、ファンクラブとか、そういうのもあっせんするとこもありますから、そういったとことも相談して、できるだけ定住していただけるように努力していただきたいと思います。  続きまして、そこでね、私は、地域協力隊の中で、薬草をつくっている方がおられるわけですね。栽培に非常に熱心な。そしてまた、この薬草でしこん倶楽部とか、そういったクラブなんかもつくりまして、みんなで協力し合って、もう製薬会社なんかも呼んでね、いろんな話もしているみたいでしてね、私も薬草というのはね、非常に目のつけどころがいいんやないかなと。  漢方薬というのは中国のもんですけども、中国では全土が汚染されてまして、余りその中国の漢方薬大丈夫かなという不安もやはりありますし、漢方薬というのは、ごめんなさいね、薬草というのは、非常にちょっと栽培には年月もかかるわけですけども、昔は家庭でも植えておったんですよ。私も知ってます。クコとかゲンノショウコとか、ほかに何ありましたかね、いろいろ薬草ありまして、乾燥させてね、家でおなか痛くなったらね、飲んでたような、ほんで漢方薬というのは、非常にいいんですよね。  そういったことで、今だから薬草でね、そのむらおこしというか、まちおこし、補助金なんかも出していただいて、薬草でむらおこしができないものかなと思うわけですけども、この薬草というのを、淡路の目玉にはできないもんですかね。 ○議長(松本英志)  企画政策部長、清水 宏君。 ○企画政策部長(清水 宏)  薬草の栽培につきましては、地域おこし協力隊の成果の大きな一つかなというふうに感じております。  現在、地域おこし協力隊と一宮の農家において、ムラサキやサジオモダカといった薬草の試験栽培に取り組んでおります。  薬草につきましては、現在外国からの輸入が中心で、国内での栽培技術が確立されておらず、その育成方法や成分の分析、そして需要先などの課題が多く、短期間で成果があらわれるものではないというふうに聞いております。  しかし、現在、日本の製薬会社などにおいても、日本の技術と耕作放棄地に注目をしておりまして、今後、薬草栽培が本市における地域おこしの起爆剤となるかどうか判断が難しいところでありますが、これらの活動が地域の新しい取り組みとして、まちづくりの中心となって、地域の活性化につながっていくということを期待しているところでございます。 ○議長(松本英志)  岬 光彦君。 ○13番(岬 光彦)  私はね、薬草は非常にいいもんでありますし、また近くに製薬会社もありますし、商工会の偉い役職にもおられますしね、そういったことを利用して、やはり、また昔は本当に簡単に作っておったんです薬草は。うちらの庭になんかいっぱいありました。  そういったことでね、そんなにつくるのは難しいもんではないと思うんですね。そして付加価値は非常に高くなってくると思うんです。  中国がつくれないということは付加価値は上がると私は思っているわけでね、そういったことで、非常に私はいいと思うんですけどね、またいろいろ考えていただいて、こういったことに補助金を出して、淡路市は薬草のまちだというようなぐらいになればいいなと私は思っておるわけですけども、これは私だけの思いでなしに、これを広げていただきたいと思うわけで、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、3番目の問題ですけども、これ私が提案しているんですけども、こういったことは誰でも考えることだと思うんです。実際にやるかやらんかが問題だと思うんですけども、シルバーポイント制ということなんですけども、今、少子高齢化、高齢化時代を迎えておりまして、65歳以上の方が非常に淡路市でも多くなってまして、老々介護とか、こういったことで家におることが非常に多いわけですね。そして、余り外に出ない。  これが非常に老々介護が50%を超えておるわけでして、そしてまた、今からはプラチナ社会いうてね、聞きなれない言葉ですけど、プラチナ社会を構築していかなければならないわけでして、特に今、老人間で問題になっておるのは、認知症、ぼけ防止、こういったことがよく言われているわけですけれども、こういったことに対応するために何をしたらいいかということを私なりに考えてみましたら、今、淡路市というのは、達者で長生きの町ということでピーアールしているわけですね。達者で長生き。達者でなかったらあかんわけですね。達者やったらその介護保険とか健康保険とか、そういったものも安くなりますしね、非常に行政としてもメリットがあるわけで、その達者で長生きのまちを実現するには、今プールの券と入浴券、これを65歳の人に配っておるわけですけれども、そこでその人らが取りに来たときにポイントカードというのを渡して、淡路市が午前中にも何か言われてましたけど、いろんなイベントをしても余り敬老会とかそういうのにしても参加が少なくなってきているとか、いろんなイベントに、いうたらちょっと参加が少なくなってきている。特に運動とかそういうのはどんどん参加してくれるわけですけど、それをどんどんふやしてね、やはり適度な運動、適度な睡眠というのは非常に健康にもいいわけで、まず老人に外へ出てきていただく運動。家におったら、要するにやはりコミュニティの場ができないということで、ぼけやすいわけですわな。やはりみんなと接することによっていろんなことがクリアできるようになってくるので、そのシルバーポイント制というのをつくって、淡路市がする行事に対してスタンプを押すわけです。10点になりますと、5点になる。これは私の仮定ですけども、なってくると、ふれあい商品券を渡すと。  そしたら、それをもらって孫にやるとか自分で使うとか、活動すると、町内会も商売人も潤う。そして、行政も健康になってよくなる。そして本人もよくなる。これ三方よし、三方よし政策と勝手に決めた。それは近江商人がやっとった三方よし政策てあるんですけども、そういったことをやってみてはどうかという、これは提案なんですけども、これはいかがなもんでしょうか。 ○議長(松本英志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦)  御提案のシルバーポイント制、一定の効果がありますし、最近では非常に工夫をして、そういうものを考えられておる他の団体もあります。  御質問の、高齢者におけるエコヘルスポイント制でありますが、高齢者自身の健康保持のため、100歳体操やまちぐるみ健診等への積極的な参加を促し、中長期的な介護保険や医療費の抑制を図る目的とする方策として、そのポイント制の導入はというような御提案であると認識しておりますが、本市におきましては、支援が必要な高齢者が増加をしております。行政だけでは十分な支援が困難な状況になりつつある傾向にもあります。地域のつながりの希薄化の進行がそういった意味で懸念をされています。  一方、現在約8割の高齢者の方が元気で生活されている状況にあって、元気な高齢者の方々には介護や医療が必要な状況に陥らないように、いつまでも生きがいを持って健康で暮らしていただきたいと考えています。
     こうしたことから、元気な高齢者と支え合いの活動をつなぐ介護支援ボランティアポイント制を導入する自治体もふえていると聞いています。  この制度は、高齢者の方が介護支援ボランティア活動などを通じて地域貢献することを積極的に奨励支援することにより、高齢者自身の社会参加活動を通じて介護予防に資することを目的として、生き生きとした地域社会を目指すものであります。  そういったことで、淡路市としましても、前例が少ないわけでありますけども、伺いますところ、篠山市におきまして先進の事例があるということですので、そこら辺を参考にしながら、こういったことに工夫を加えて、実施等の検討をしてみたいと思っております。  以上です。 ○議長(松本英志)  岬 光彦君。 ○13番(岬 光彦)  私もね、これはいろいろな工夫が必要やと思うんですけどね、工夫によって非常にいいものになると思いますしね、画期的なものになると思うんですね。  やはりね、年寄りいうたら失礼ですけど、シルバーの方々には物事に参加していただく。そしたら、災害とか、そういうときにも強くなるわけですね。  初めに言いました共助が非常によくなりますから。こういったことで、ぜひとも検討していただきたいと思うわけです。  そこでせっかく時間がありますので、この達者で長生きするにはどうしたらいいかということをね、達者の5カ条というのがありましてね、これ調べてきたんです、わざわざ。  どうしたらいいかというのを。信仰心の厚い人には老いがないという。そして、また陽気にふるまう人には老いがない。心の若い人に老いがない。趣味を楽しむ人に老いはない。仕事を愛する人に老いはない。これが達者の5カ条。  ついでにぼけない5カ条というのがありまして、人の世話をし感謝のできる人。そしてものをよく読み、よく書く人。そして仲間がたくさんいて気持ちの若い人。そしてまた趣味を持ち旅の好きな人。よく笑い感動を忘れない人がぼけない。  続いて幸せになる5カ条いうのがあるそうです。これは年寄りですよ。信仰心を持って感謝のできる人。人を愛し人のために尽くせる人。健康で仕事や趣味を楽しめる人。家族仲もよく円満家庭に暮らす人。そして、夢と希望を持ち笑顔で生きる人。これが幸せになれる5カ条だそうであります。年寄りですよ。  それで、それとついでに、どのようにしたら年寄りが成功できるかと。  もうやめとこか。ちょうどいい時間になりましたので、ここらでやめまして、きょうの一般質問終わりたいと思います。本日はどうもありがとうございました。 ○議長(松本英志)  以上で、岬 光彦君の質問が終わりました。  ここで、暫時休憩をいたします。  再開は、午後2時00分といたします。               休憩 午後 1時48分              ─────────────               再開 午後 1時59分             [12番 土井晴夫議員 入場] ○議長(松本英志)  ただいまから会議を再開します。  次の質問は、1番、日指英良君であります。  日指英良君。 ○1番(日指英良) (登壇)  1番、淡路クラブ、日指です。先輩の同僚議員の後、ちょっとやりにくいんですけども、実はこの前ちょっと介護保険の通知が来まして、やっというたらあれですけども、高齢者の仲間入りしましてですね、心は少年ですから、よろしくお願いします。  私は今回3項目について質問をさせていただきます。  まず初めに、外国人観光客の受け入れの促進について。2番目といたしましては、6次産業の取り組みと推進について。3番目は地元の指定管理の東浦花の湯について。  この3項目につきまして、質問をさせていただきます。  まず、外国人観光客の受け入れの促進についてでありますが、訪日外国人観光客向けの消費税の免税制度が10月から大幅に拡大されました。  具体的には、これまでの家電製品や衣類に加え、食料品や酒、化粧品などの消耗品類も対象になり、土産として持ち帰るなり、日本国内で購入したほぼ全ての商品が免税となっております。  消費税増税に伴う国内景気の不透明感に加え、人口減少等による国内市場の成長が見込める中で、とりわけ小売業者などは新たな商機到来と見て、さまざまな対策に乗り出しております。  また、加えて、これは地方にとっても同様であり、域内消費の拡大や地域経済の活性化に外国人観光客の誘客促進は非常に重要なことであります。  私たち自治体も、積極的に取り組んでいく必要があると考えます。  政府によりますと、昨年の訪日外国人客は、前年度比24%の増と1,100万人前後であると。初めて1,000万人を突破しました。  ことし4月から6月までの3カ月間の訪日外国人1人当たりの旅行支出額も、前年度同期比5.7%増の14万3,000円強ということであります。過去最高を記録したそうであります。外国人観光客の消費増には、ますます期待が高まっています。  そこでまず、お尋ねしますが、本市に訪れた外国人観光客の方々は、これまでどれぐらいおられたのでしょうか。あわせて、国別の人数や観光訪問先、消費の動向など把握されておられる範囲で結構ですので、推移も含め、できるだけ詳細にお聞かせください。 ○議長(松本英志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦) (登壇)  政府観光局が作成をしました訪日外客数によりますと、日本を訪問する外国人観光客の出身国は、中国、台湾、そして韓国などの東南アジアですね、東南アジアが圧倒的に多く、続いてアメリカやオーストラリア、そしてヨーロッパとなっています。また、ベトナムやインドネシア、タイなどのこれも東南アジアからの観光客は、ビザの免除及び緩和により、これからふえてくる傾向にあると言われています。  御質問の、本市の外国人観光客のまず宿泊状況でありますが、調査に協力をいただきました、宿泊施設における外国人利用者は、平成24年度は6,400人余、平成25年度では9,300人余、そして平成26年度の見込みといたしまして1万1,000人余ということでありまして、ずっとこれが増傾向にあるということであります。  国別の関係では、90%以上が台湾からで、残りが中国、韓国、香港等というふうな区分になっております。  その他の今の御指摘の件につきましては、手元資料ございませんので、部でわかるようでしたら、今お答えいたしますし、わからないものにつきましては、後ほど御報告をしたいと思っております。  以上です。 ○議長(松本英志)  日指英良君。 ○1番(日指英良)  こういった動きが全国の観光地を抱える自治体では、免税店販売を行う商店を支援する動きも出始めております。  例えば、佐賀県のある市では、10月から市内の商店の外国人観光客の誘致、販売促進をにらみ、税務署に対して提出する免税販売の申請書類の作成サポート、営業に必要な売り場の改修費や免税店表示ステッカーの作成に対する補助などの支援を行っておられます。  本市においても、免税制度の拡大を受け、市内の商店に対して、制度の丁寧な説明や申請手続等のサポート、マーケティングなど、販売に関する相談、助成制度の創設など、積極的な支援を行ってはどうでしょうか。この点について、お答えいただきます。 ○議長(松本英志)  市長 門 康彦君。 ○市長(門 康彦)  この免税制度の拡大でありますけれども、淡路市単独でそれに対応できる力はあるかどうかという、別の問題があるんですけども、まず外国人観光客の今後の動向を踏まえまして、市商工会等と連携をして、免税制度の周知やサポートについて検討していくと同時に、やっぱり淡路島全体でもってそういったことに対する研究と推進を図っていかなければならないと思っております。  以上です。 ○議長(松本英志)  日指英良君。 ○1番(日指英良)  また、外国人観光客を今後積極的に受け入れていくためには、市を挙げて取り組んでいくことが必要であると考えますし、市民一人一人がまたその気持ちを持つことが重要なことと考えます。  民間と行政が考え方や感覚を共有し一体となって外国人観光客を受け入れていくために、観光業者や旅行業者、商店など、民間事業者と市など行政が緊密に連携していくための新たな組織づくりを提案するとともに、そういうことはいかがでしょうか。  あわせて、本市の市域を超えて周遊観光ルートの設定や外国人観光客受け入れに伴う役割分担などを近隣の自治体同士が協議調整するための連携組織、市町村またがった協議会等々の設置を、他の市町村に対し働きかけてはいかがでしょうか。あわせて御所見をお伺いします。  例えば、徳島県の徳島空港、今は徳島阿波踊り空港となっているんですが、上海と台北からのこの便が就航しているわけですね。  ですから、そういうことで、徳島県のほうはかなりそのそういう分で中国とか東南アジアからかなり観光客が来ていると。淡路市のほうも、違う面では徳島県とかいろいろ近隣でありますので、連携はしていると思うんですが、例えば先ほどあったような観光周遊ルートをお互いにそういうようなことを要はつくっていくとか、そういう部分においてはどうでしょうかということで、ちょっとお答えをいただきたいと思います。 ○議長(松本英志)  市長 門 康彦君。 ○市長(門 康彦)  淡路市におきましては、これまでも御説明しておりますように、人口減に対応するために、定住人口の増加プラス入り込み人口、連携人口というふうに位置づけておりますけども、そういうものをうまく推進していくために、当然、観光客の誘致というのが一つの課題でありまして、既に先行して担当職員を英語圏、英語を話せる人、あるいは中国、そういった非常に言語に堪能な方をもう既に雇用しておりまして、いろんな展開等を図っております。  外国人観光客を受け入れていくための新たな組織づくりの点でありますけども、現在、外国人観光客の来訪を促進することを目的とした兵庫県外客誘致促進委員会があります。  この委員会は、兵庫県や神戸市など、県内の9市町と6観光協会、そして旅行代理店等の民間事業者で構成されており、島内からは本市のほかに洲本市、淡路島観光協会、株式会社夢舞台、URA株式会社が加盟しています。  現在、淡路島としての外客誘致促進のための組織は、今のところありませんが、淡路島観光協会を中心とした取り組みが必要であると思っております。  なお、観光に関するインフォメーション等に必要な英語力を養うための研修や、外国人観光客をターゲットとした観光ルートの開発に係る研修を実施し、外国人観光客へのおもてなしができる人材の育成を図る事業として、淡路島観光協会に事業を委託し、インバウンド受け入れ推進事業を行っています。  また、県民局、島内3市と徳島県が連携し、徳島淡路広域観光連絡会議を組織しまして、淡路島と徳島県の観光施設等を紹介しているパンフレットを発行しています。  このような組織を有効に活用して、四国方面からの外国人観光客が訪れてくれるような連携をしてまいりたいと思っていますが、先般ですね、中国の大阪の総領事とお話をしましたときに、こういうふうな話がありました。  淡路島を中心にして言いますと、徳島空港が直接つながっておりまして、徳島空港を経て、淡路島を通過をして、大阪、奈良、京都とかですね、名古屋、名古屋空港から帰るといった、そういうルートがあると。  当然ですね、淡路島を通過するわけでありますから、いろんな連携によってそういった客の誘致もできるというふうなこともあって、非常にプラス的なサゼッションをいただいたんですけども、一方現在、先ほど言いましたように、淡路市としては、既にウエスティンホテルと連携をしまして、いろんな動きをしておりまして、その中で、もうどんどん照会が入って来るんですね。  先般ですね、700名を受け入れてくれないかという、そういう提案があったんですけど、残念ながら、淡路島で700名を受け入れて国際会議をして宿泊ができるという施設は皆無であります。  唯一、それに近いことができるとすると、ホテルニューアワジかなと。そのホテルニューアワジであっても、なかなかうまく調整ができないということがあって、せっかくのその提案を、他の団体に回したというふうなことがありまして、そういったことで言いますと、やっぱりこのそれだけの大規模になってきますと、淡路市だけで頑張ることも非常に重要なんですけども、議員御提案のように、うまく連携をして、トータルとして、その中でこの淡路市にもそれがいろんな形でプラスになってくるという、そういうことを目指していけば、我々の市としても非常にプラスになってくるのではないかなと思っております。  以上です。 ○議長(松本英志)  日指英良君。 ○1番(日指英良)  それと、外国人観光客の誘致に関連する最近の取り組みとしては、Wi−Fiですね、通信用のモバイルルータの外国人観光客への無料貸し出しとかですね、公衆無線LANサービスが利用できる場所、アクセスポイントの整備や拡充を行う自治体が急速に増えてきておると。  これは日本を訪れる外国人観光客からの要望で、まちなかでインターネットが使えずに非常に不便を感じるという声が多く寄せられているという状況であると。そのことを踏まえ、これを解消しようとするもので、まさに外国人観光客の満足度を向上させ、誘客につなげようとするものであります。  本市においても、外国人観光客の満足度向上と、よりよいおもてなし環境をつくるために、無料のワイファイアクセスポイントの整備や、その周知を積極的に行ってはどうか。またあわせてアクセスポイントの場所やアクセスポイントで無線LANに接続する手続に必要な情報を記載したカード、例えばチラシ等もですね、同時に作成し、観光案内所や駅などの公共施設に設置してはどうでしょうか。  また、もう1点は、観光地の案内板なんかがですね、日本語表記あるんですが、例えば2カ国語、英語、中国語とか、そういう部分で非常にそういう分もいわゆる外国人の方もおられると思うんですね。  だから、そういう国道のほうの表示なんかは所管が違うんで無理かもわかりませんけども、観光地のほうに、こう行けばどこですよというような表示を2カ国語ぐらいで書いておけば、非常に外国人の方もわかりやすいんじゃないか。もちろん旅行者ですから、添乗員もついていると思うんですけども、そういうことも一つのおもてなしの一つではないかと考えますけども、どうでしょうか。 ○議長(松本英志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦)  御提案の件につきましては、非常に有益なものであると思ってますし、我々でも、例えば外国へ行かずとも、東京でインターネット利用が非常に簡単にできるホテルを選んでみたりするわけでありまして、なおかつ東京なんかに行きましたら、当然のことでありますけども、なかなか地理的な温度差があって、そのときには非常に明示するもによって頼ってみたり、あるいはホテルに置いてあるそういう説明について頼るわけでありますから、特に、逆の意味で言いますと、外国人がこちらへ来られた時に、そういったインターネット利用がスムーズにできるし、あるいは非常に看板などが明示されていて、大体英語で表記をすればいけるわけでありますけども、やはり我々としては、一番近い国、韓国中国、そういった方々との交流を図っていくことが将来の日本にとって、あるいは我々淡路島の観光にとってプラスになっていくものと思ってますので、これまでも研究を重ねてきておりまして、そういう中で成案を持っていきたいなと思っておりますし、具体的にやっていく場合は、市のみならず、やっぱり民間業者あるいは島全体といったふうなことと連携をしていきながらですね、やっていきたいなと思っています。  一つの例を言いますと、明石海峡大橋を渡ってきまして、一番初めの橋に、ようこそ淡路市へと書いたやつがずっとかかっておりました。もともと言っておりましたように、それはやっぱり但馬へ行ったらようこそ但馬路へというのがあるわけで、今ですね、最近、ようこそ淡路島へというのを県民局が掲げてもらって、そのはたに、ようこそ淡路市へという、そういったふうな連携を図っていきながらですね、観光に資していきたいなと思っております。  以上です。 ○議長(松本英志)  日指英良君。 ○1番(日指英良)  ありがとうございます。それともう1点、これはお答えは結構です。あともう1点、言い忘れたのは、観光地の、最近は多少ふえていると思うんですけども、洋式トイレを洋式化とか、そういう部分が整ってない所へそういうようなのを整備するということも大事ではないかと考えます。  続いて、次の項目に移らせていただきます。  6次産業化の取り組みと推進についてであります。  農林水産業の活性化のためには、生産物の価値を高め、生産者の所得を向上させ、関連する雇用をふやしていくことが必要であります。  6次産業化とは、そのための取り組みであり、一次産業としてだけではなく、加工などの2次産業、さらにはサービスや販売など3次産業まで含め、1次から3次まで一体化した産業として農林水産業の可能性を広げようとするものであります。  国においても現在1兆円と言われる6次産業の市場規模を、2020年には10兆円に拡大するという目標を持って各種の施策を展開しています。  その一つである農商工等連携事業においては、新たな商品や用途の開発、規格外や未利用品の有効活用、新たな作物や品種の特徴を生かした需要の拡大など、いろいろな取り組みが行われています。  一方では、今年3月に行われた調査によりますと、農商工等連携事業において供給する農林水産物の販売単価が、事業開始前に比べ上がったが26.6%、変わらないが66.5%という結果が出ています。  価格の向上のために、さらなる工夫や努力が必要な状況と言えます。  まず、お尋ねしますが、本市における6次産業化の取り組みはどのような方針のもとで何に重点を置いて行われているのでしょうか。 ○議長(松本英志)  産業振興部長、辻本 稔君。 ○産業振興部長(辻本 稔) (登壇)  まず、第1点目の観光の分野でありますけども、外国人の観光先というようなことでございますが、手持ちの資料がございませんけども、大手の宿泊施設に確認をいたしました。ほとんどが京都、神戸等の観光の中で、淡路島内で泊まるというようなことで、淡路島内では、明石海峡大橋の夜景、それとお風呂、いわゆる身近で美湯であり、花の湯でありというようなことの入浴も楽しんでおられると聞いております。  それでは、本市における6次産業化の現状というようなことについてお答えをいたしたいと思います。  平成23年3月1日、国において地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等に関する施策及び地域の農林水産物の利用の促進に関する施策を総合的に推進することにより、農林漁業等の振興を図るとともに、食料自給率の向上等に寄与することを目的として、いわゆる6次産業化法が施行されました。  この法律の施行に伴い、本市では、生産と加工、販売の一体化や地域資源を活用した新たな産業の創出に取り組んでまいりました。  その取り組みの一つとして、県、島内3市、関係団体で構成しております食のブランド淡路島推進協議会において、淡路島産の農水産物を活用した新商品の開発等への補助を行い、6次産業化への取り組みを推進しております。  そういった中で、本市では、平成23年度に4事業、平成24年度に1事業、平成25年度に4事業の合計九つの事業が国による6次産業化法に基づく事業計画の認定を受けておるところでございます。  ちなみにですね、27年度、次年度以降に淡路市において五つの事業を国のほうに申請しているのが、今の現状でございます。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  日指英良君。 ○1番(日指英良)  最近、トクホ飲料がちょっとしたブームになっています。健康のためにトクホのお茶やコーラを飲む人が増え、コンビニエンスストアやドラッグストアでも多く売られています。
     トクホ飲料に限らず、健康食品やサプリメントの人気は根強く、市場規模も拡大傾向にあるように思います。  昨年は約1兆8,400億円だった健康食品の市場規模が、平成29年には約2兆1,450億円まで成長するという予想もあります。特に今年は健康食品に関する規制緩和が進められており、さらなる成長を後押しすると言われています。  例えば、これまで原則として薬品としか許されていなかったその製品が体にどのようによいかをあらわす機能性表示が来春を目途に、健康食品にも解除される見通しであります。  また、栄養機能食品の対象となる成分の拡大やトクホの審査の認可、迅速化なども進んでいます。まさに市場の活性化が期待され、進出のチャンスの時期と言えます。  そこで、お尋ねしますが、生産物をより高く売るための6次産業化の取り組みとして、健康食品や機能性のある生産物の分野には、今後大きな可能性があるのではないでしょうか。その辺のところの御所見をお聞かせください。 ○議長(松本英志)  産業振興部長、辻本 稔君。 ○産業振興部長(辻本 稔)  健康食品や機能性のある生産物などの分野についてお答えをいたします。  6次産業化の推進においては、地域資源を活用し付加価値の向上を図ることは、雇用の拡大や確保と所得の向上を目指す観点からも大変重要であると認識をしております。  具体例を挙げますと、6次産業化法に基づく事業計画の認定を受けている市内の事業者が淡路産のビワの葉を使ったお茶の商品化を行うなど、現実にもその取り組みが行われているところであります。  今後も、農業改良普及センター、食のブランド淡路島推進協議会の助言を受けながら、これらの取り組みに対して健康食品や機能性のある生産物を含めた、より付加価値の高い新商品の開発、農水産物の販売等に対しまして必要な支援を講じてまいりたいと考えております。 ○議長(松本英志)  日指英良君。 ○1番(日指英良)  例えば、愛媛県では、県内の企業や大学などと連携し、県内産の河内晩柑というミカンがあるんですよ。ミカンに多く含まれる、認知症予防に効果のある成分を生かしたジュースの開発に取り組んでいます。  愛媛県の大学が、河内晩柑の皮に多く含まれるオーラープテンというんですか、脳の炎症を抑える効果があることを確認して、認知症予防が期待されていると。今年度から3年間でその大学において、認知症予防効果の解明や検証を進めながら、生産側はオーラープテンのふゆう量を増やす栽培方法や効率的に搾る方法など研究し、ジュースの商品化を目指すそうであります。  ジュースというのは、最近飲みやすいトクホ飲料が人気であることなどを踏まえ、小さくてお年寄りにも飲みやすい容器など想定していると聞いています。  本市におきましても、このように大学や試験研究機関、民間企業などと連携し、市内産の生産物を生かした健康食品の開発に取り組んではどうでしょうか。  お考えをお尋ねします。 ○議長(松本英志)  産業振興部長、辻本 稔君。 ○産業振興部長(辻本 稔)  松山のほうでのミカンというようなことでのお話でございますけれども、本市におきましても、温州ミカンとか、いろいろなザッカンとか、いろいろ栽培されておりますけれども、こうした部分につきましては、日の出農協管内とかいう形で、また農業改良普及所の先生方も交えて、こういうことの6次産業化で取り組んでいけないか、また高付加価値が上がるようなことができないかというようなことも検討してまいりたいと思っております。 ○議長(松本英志)  日指英良君。 ○1番(日指英良)  それでしたら、最後、3番目の質問に入らせていただきます。  指定管理の東浦花の湯についてであります。健康増進施設東浦花の湯については、地元では以前よりその営業面からの管理に対して非常に苦情が多いということであります。  掃除ができていないであるとか、においがするとか、お湯がかれているとかですね、最近も何人かの苦情を聞いています。  先日の産業厚生常任委員会の指定管理の議案の審議の中でも答えていると思いますが、改めてお尋ねします。  市に対しては、年間何件くらいの苦情が来ておられますか。 ○議長(松本英志)  産業振興部長、辻本 稔君。 ○産業振興部長(辻本 稔)  この件につきましては、先般の産業厚生常任委員会でも御報告させていただきましたが、苦情等の件数につきましては、清掃ができていない、においがきついとか、施設のふぐあいとか、平成25年度は年間13件、平成26年度は11月末現在ではございますが、9件の苦情が寄せられております。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  日指英良君。 ○1番(日指英良)  この施設はですね、地域の健康増進を目的として、漁業者、農業者、また年配者が中心に利用する施設であったかと思います。  泉質もよく、最近では他地域また観光の方等が非常に多く利用していると聞いています。  そこで、お尋ねします。9月の議会においてですね、議員の質問に対して、平成26年度事業から第三者委員会を設置し、サービス水準また費用対効果を考えながら、利用者の意見を反映させ、審議会で業務評価を行う。今後この評価を活用し、現状と課題を踏まえ、市民の視点に立ち、より効果的な施設の運営をしていきたいと答えていますが、今回の業者選定に当たって、この施設の利用者の意見を何人ぐらい聞かれましたか。 ○議長(松本英志)  産業振興部長、辻本 稔君。 ○産業振興部長(辻本 稔)  利用者の意見というようなことで、利用者の方のアンケート調査は指定管理者が行っており、平成25年度においては103枚、平成26年度11月現在では34枚を回収して、お客様の声を聞いているところでございます。  平成25年度の評価の件につきましてですが、平成25年度の評価は、利用者のアンケート等に基づき指定管理者が自己評価を行って、その資料により所管課である商工観光課で指定管理者から聞き取り調査を行った上で評価をしているところでございます。  また、平成26年度からは指定管理者自己評価所管課の評価を行った上で、指定管理者候補者選定評価委員会審議会の御意見をいただいたところでございます。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  日指英良君。 ○1番(日指英良)  地域の人初めですね、年間13万人の方々が楽しみにしている温浴施設であります。東浦花の湯の指定管理者の指定に関する件が、産業厚生常任委員会において否決されたようでありますけども、年度協定書では、指定管理者が提案のあった金額で協定をするのか、またにおい等の苦情についてはどう対応をしていくのか、お尋ねします。 ○議長(松本英志)  産業振興部長、辻本 稔君。 ○産業振興部長(辻本 稔)  先ほども申しましたように、産業厚生常任委員会では否決をされましたが、本会議の採決によりますが、年度協定書にある指定管理料は、申請者から提案のあった額であり、経営状況等を見て、指定管理者に決まった事業者と協議を行ってまいりたいと考えております。  それと、苦情につきましては、いろいろ施設の不具合等もございますが、建築後十数年等が経過して、機器等の故障も現実には発生しており、機器の不具合の苦情や臭いにおいの苦情があります。  このような苦情があった場合は、今までも指定管理者等に電話等をすぐ伝え、現地での確認をし、対応方法の検討や指導助言を行ってまいりました。今後も定期的に施設の巡視を行うなど、苦情の減少に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(松本英志)  日指英良君。 ○1番(日指英良)  利用者が快適に入浴できる環境を整えていただきたく望み、強く指導をお願いするところであります。  このまま本会議でも産業厚生常任委員会と同様に否決という結果になれば、東浦花の湯の運営はどのような形になるか、お答えいただけますか。 ○議長(松本英志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦)  本会議で否決ということになりましたら、それはもう白紙に戻るということでありますので、その段階で再度検討をいたしたいと思っておりますが、ただ、あれは東浦地区、地域だけの施設ではございませんので、例えば津名地域の方々もたくさん行っておられまして、私のほうには一切苦情は届いておりません。  その違和感があるんですけども、たとえそうであっても、やっぱりまあいえばサービス事業でありますので、できるだけ快適に過ごしてもらえるような対策を講じていくと、そういうふうにしたいと思っております。  以上です。 ○議長(松本英志)  日指英良君。 ○1番(日指英良)  最後に、市民の健康増進施設として、指定管理者に民間のノウハウを今まで以上に発揮していただき、行政も指導監督を十分に行い、引き続き地域住民の憩いの場として活用できるようにお願いして、私の一般質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(松本英志)  以上で、日指英良君の質問が終わりました。  ここで暫時休憩をいたします。  再開は、午後2時45分といたします。               休憩 午後 2時39分              ─────────────               再開 午後 2時44分 ○議長(松本英志)  ただいまから会議を再開します。  次の質問は、2番、西村秀一君であります。  西村秀一君。 ○2番(西村秀一) (登壇)  2番、公明党、西村秀一です。皆さんお疲れさまです。本日最後ですが、てきぱき、はきはきと進めてまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  今回は、6項目にわたりまして、事前に提出しております通告どおりの順序でさせていただきます。  それでは、早速1点目、市民と行政とのコミュニケーションについて。  まず、市長初め行政と市民との直接対話がどのような状況か確認したい。  市長におかれましては、市長と明日を語る会、各種団体の意見交換、各種行事での挨拶、政経懇談会等、相当ハードスケジュールで日々動かれているのが現状かと思います。  また、執行部の皆様におかれましても、各種団体からの要請、地域における諸問題の説明会等、大変お忙しいかと思います。  昨今、全国の自治体が財政状況が厳しくなる中、市民に対し、喜んでいただける報告よりも、我慢していただかなければならない報告がますます多くなって来るのは間違いございません。  そこで、今以上に大事になってくるのが、ベースとなる市民との信頼関係である。市と地域住民との積極的な情報交換、情報共有できる直接対話の場が一層重要となってくる。そこでお聞きします。  市長、副市長、各担当部長が、市民との直接対話する場合、相手先、内容等で誰がどこに行くか、行く先の役割分担は決まっているのでしょうか。決まっていれば教えてください。 ○議長(松本英志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦) (登壇)  市民というか、住民との情報共有というので、一番いなかに適しているのはケーブルテレビであります。これまでも、もう既に大分前に言っていることでありますが、ただ淡路市はケーブルテレビを選択できなかった。なぜできなかったか。非常に単純な話です。資金がなかったからであります。  結局どうなったかというと、淡路市は、先のことを見越して、インターネット利用の情報共有に先に踏み込んだわけであります。  ただ、これには若干の課題がありまして、どういう課題かというと、そのツールにたけた人はいいんですが、やっぱり高齢者の方にとっては非常にきつい。全部がそうでありませんけれども、非常にそれをあやつれる人というのは少ないわけでありまして、結果として、なかなかそういうものがうまくいかなかった。  そしたらどうするかということになってきたわけでありますけれども、組織的な手法によって今御質問のあったことについては、対応しているわけでありますが、一つはですね、当然、全ての要請に応じて市長が行く。これはまず一つの基本であります。  しかし、それは物理的には淡路市の場合、不可能でありますから、手分けをしてやっていくというふうに、そういうふうになっております。  どういうことかというと、日程調整をし、市長が行けない所については副市長、あるいは理事、あるいは教育長、あるいは部長、あるいは事務所長といったふうな、段階的にそれぞれ手分けをして、そういう招聘があった会合については行って、そして情報を共有して相互連携をするような方策をとっています。  物事によって、これが誰が行くといったようなことは決めてはいません。それはなぜか。相手に対して失礼だからです。たとえ100人の会であろうと1人の会であろうと、そういうものによって決めるのは私はおかしいと思っております。  どのような会であろうとも、丁寧に、人数にかかわらず、きちんと話をし、情報共有して相互連携をするというのが淡路市の方針であって、これまでもそういうことを繰り返してきました。  以上です。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  本当に市長の能力が非常に高い、そしてフットワークが軽いといっても1人ではなかなか限度がある。先ほども市長がお話ありましたように、いろんな方で手分けをして、副市長、理事、それから担当部長という形で手分けをされているという部分です。  市民に対して、市長、副市長、部長だけでなくて、それ以下の課員の方、職員の方ですね、市民に対する言葉づかいを含め、丁寧なふるまい、問題に対ししっかりと明確に、そして正確に伝えなければならない。職員の皆様の市民に対する対応能力、説明能力のスキル向上が今後ますます重要となってくる。  職員のスキルアップするためにということであれば、浮かぶのが事業仕分けと言われています。それ以外で、今現在何かされていることというのを教えていただければと思います。 ○議長(松本英志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦)  事業仕分けは、あれはもう職員の研修でありまして、そういった住民に対する説明責任というよりも、いわゆる行政内部の事業をうまく推進するためが第一義であって、その結果、自分たちが使っておる税金を市民、住民にどういうふうに説明していくかという、そういうふうに生かしていくという、そういう意味であります。  なおかつ、それ以外には、やっぱり非常に対外的に淡路市の職員というのは、最近非常に評価が高いわけであります。接遇においても、あるいはそのいろんなことに積極的にかかわっていくということで、高いわけでありますが、それを培ってきたのは何かと言いましたら、やはりまずは一番役に立つのは他団体に派遣をして、研修をして、それを持ち帰り、そして人脈をつくり、そしてそのノウハウを生かしていくという、これが一番大きな要因ではないかなと思っております。  そのほかですね、いろんな意味で、例えば外国研修をしてきた人が帰ってきて、それでそこで報告会を開いて、それを学んでいく。結局説明をする側、受ける側によるんですけれども、そういうことに参画することによって徐々にスキルアップしてきたんではないかなと思います。  この10年間、いろんな意味で課題はあったわけでありますけども、やはりそういうところの情報の共有というふうなものがですね、今やっと生かされてきたのではないかなと思っております。  以上です。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  担当課員が力をつけ、部長の役割をフォローできるようになれば、部長、副市長、市長のフォローする余裕が生まれる。なお一層今以上に市民との直接対話の拡充が図れる。そのためにも、いろんな形でスキルアップ、底上げをしていただければと思います。  次に、情報公開ですが、行政が市民に対して情報発信をどのようにしているかを問わせていただきます。  どんな形のものであれ、自治体のウエブサイト上に情報を掲載してあれば、情報公開であり、情報発信です。  しかし、見るほうがその情報にたどりつくことができ、内容をきちんと理解してもらえないのであれば、情報発信はしていますが、受信はされていない。大事なのは、ちゃんと受信してもらえるような形で情報を出すということです。  私が、議員にならせていただいて1年半ですが、多くの感じたことの一つが、市民にとって重要な案件が、それに対する解決策が等々、市民が知り得れば、有効な情報がこの場所には山ほどある。  その情報が市民の下にしっかり届くよう、行政から市民に対し発信力をもっともっと強化しなければならないと感じます。  現在の市民に対する発信手段として、ぱっと私が浮かぶのがホームページ。広報、各種意見交換会等があると思います。  今回は当市のホームページについて聞かせていただきます。  ネット社会が進む中、その中で情報発信としてホームページの果たす役割は非常に大きいと考えます。
     私なりに当市のホームページについて聞き取り調査をさせていただきました。  正式な調査ではありませんので、参考までに聞いていただければと思います。  50代の男性からは、情報が満載であればあるほど、自分が欲しい情報にたどりつくまでに相当苦労する。  例えば、パブリックコメントの詳細を見ようとするが、なかなかそこまでたどりつかない。ある学生さんからは、更新がされていない。例えば、淡路市の財政状況を知ろうとするが、激しい数字が羅列されていてわかりづらいが、淡路市の台所事情は中学生が見てもマンガで非常にわかりやすい。財政の状況が掲載され、プリントして友人にも渡しています。  ただ、残念なことに、発行日が平成19年の12月、挨拶が門市長並びに議長挨拶で、市民の皆様の声を議会を通して市政にとの言葉で市議会議長の写真と挨拶が掲載されています。  一度、意見を言おうと連絡先を聞こうとしたら、その議長さんは在籍されていないことがわかったとのことです。それだけで本当にこの情報は大丈夫なのかと考えてしまうとのことでした。掲載されている議長名、写真は恐らく平成19年当時の方なのだと思います。  等々、よくできているとの意見もあったこともつけ加えさせていただいた上で、質問させていただきます。  当市のホームページは、専門の委託業者と市職員が携わっているとお聞きしております。全体的な大枠であるシステムを専門業者に委託し、各部署がそれぞれの中身を入れていく。このようなイメージでいいのでしょうか。 ○議長(松本英志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦)  現在の淡路市のホームページでありますが、平成23年にリニューアルを行ったものであります。その際に、大規模災害時対応及び情報検索方法の改善、音声読み上げソフトの対応、トップページから観光情報への直接展開を可能にするなどの改善を図ってきました。  今後さらにホームページを市民と行政のコミュニケーションツールとして活用して、時代のニーズに合ったサービスとして充実を図っていきたいと考えています。  また、現在ホームページの掲載記事につきまして、事務を所管する担当課で作成し公開をしています。  各課において、見やすいように工夫しながら掲載を行っておりますが、効果的な記事の書き方、見せ方などについても研修を行っていきたいと考えております。  なお、私自身も淡路市のホームページを見ていくわけでありますが、僕なんかは、かなりなれているんですけれども、どこの団体のホームページを見ても、比較をすれば淡路市のホームページというのは非常にわかりやすい。比較をすればですね。  その原因はどこにあるかといったらですね、やっぱりその求める人と求められる人との落差がやっぱりあると思っていますね。  要は、何を言いたいかというと、いかにすばらしい資料をつくっても、読む人に理解を与えないような資料であると、それはいかがなものかなという部類ではないかなと思っております。  そういう視点からいうと、まだまだ淡路市の分については、改良の仕方がありますし、私はそれを確認しておりませんけども、19年度のものがそのままであるとしたら、それはそれ、担当課担当部局において修正等していかなければ、せっかくのホームページが生かされないと、そんなふうに思っております。  以上です。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  ちなみに、次の更新サイクルっていうのはいつになりますか。 ○議長(松本英志)  企画政策部長、清水 宏君。 ○企画政策部長(清水 宏) (登壇)  先ほど市長からもありましたように、23年に大規模な見直しをしておりまして、保守契約の関係で、次は29年ということになります。  ただ、先ほどたどりつきにくいというお話ございましたが、民間企業等のホームページと違いまして、情報量がかなり幅が広い。それをいかに求めている方にたどりつきやすくなるか、そういうことも改善、今から取り組んで、29年の見直しの際には、もっと利用されやすいようなホームページに改善をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  自治体のウエブサイトというのは、大小、政令都市それから小さな村、淡路島含めてですけども、基本的に、行政上同じような手続が行われているので、求められる最低限の載せなきゃいけない量というのはほとんど変わらないと思います。  やはり、今そこで全体的にいうか、全国的にいろんな部分で問題やと言われているのが、やはり規模が小さければ小さいほど担当部署の負荷が大きくなると。要は、その分のサイトになかなか配慮がいかないという事態になる可能性があると。  例えば、淡路市のホームページのトップ画面、これは常に新着のニュースがずっと出ております。  例えば、本日のトップであれば、かわっているかもわかりませんけども、12月10日に出ているパールブリッジのリターン通学者助成金、恐らくその次に市長との語らいの会、その次に出ているのが応急診療一覧。この応急診療一覧いうのは、2013年の12月27日に出ている分です。それが上位に行っている。恐らく上位に行っているというのは、担当部署の方がほぼほぼ毎日更新しているからなんだなというのが推測されます。  市民にとってどれだけ重要な情報なのかというのの意識のあらわれというのがすごく出ているなと思います。  ただ、しかし、それ以外で大事な情報はないのか。市民に対する情報発信の強弱が、各部署の意識、考え方で大きく左右されるのではないのかと。  現在、組織ごとに分担され、サイトの更新も担当組織で行われているということですけども、例えばカテゴリーで見たら、各課で大体掲載されているのが一つから一番多いので恐らく子育て応援課が19ぐらい載っていたかと思います。  それ多い少ないというのは当然部署の色があるんでね、それがいい悪いというのは別なんですけども、要は、全部署の情報を横断的に把握し、ここで情報が掲載されたら、こっちも同じように情報を更新しなければいけない必要がある等々、全体の情報を管理統率するウエブマスター、俗によく言うウエブマスターが必要ではないか。  企画政策部の中に情報課があり、情報課推進係というのが載ってますけども、市民に対する発信を重点とする情報発信課として、以前同僚議員も提案があったかと思いますが、情報発信課として特化すべきではないかと考えますが、その辺の見解をお聞かせください。 ○議長(松本英志)  企画政策部長、清水 宏君。 ○企画政策部長(清水 宏)  議員御指摘のような方策をとるのが望ましいというふうに私どもも考えておりますが、現在、今後、他の人事担当部局とも検討を重ねてまいりたいと、このように思います。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  各地域の自治体、これからは、本当に今までもそうですけども、交付金の本当に奪い合いという言い方はおかしいですけども、もしくは本当に東京から引っ越しておいでよと、これだけええ環境やでと。子育てしたら淡路市はすごくいい環境やでと。農業するなら淡路市が最高やでと。どんどんどんどん訴えていかなければならない。要は、一般のその方々や企業の奪い合いという言い方はおかしいかもわかりませんけども、本当にその奪い合いという形になってくると思います。  そこで一番効力を発揮するのがやはりウエブサイト、インターネットやと思います。  その中で、やはりホームページというのが最重要な形になってくると思います。  本当に課題的な部分でのホームページのつくり方というのが全国でも見てたら多いけども、やはりマーケティング、その辺の部分も含めて、今後変えていかなければならないと私は考えますので、どうか前向きな検討をお願いいたします。  続きまして、公共施設指定管理者制度ということで、前段、ホームページの件をお話しさせていただきました。  指定管理の決定内容が掲載されていると。公開は市民目線にしなければならない。指定管理の基準を当市のホームページで確認したが、なかなかわかりづらい。何を基準に判断し、複数公募の場合、どの辺で差があったのか。  例えば、先ほど同僚議員のほうからも話ありましたけども、東浦健康増進センター花の湯の場合、委員会でも多くの質疑があり、委員の要請で応募企業の選定比較得点が提出されました。  今回、選定された企業ともう1社の得点だけを出されました。何も見えてこない。  市民からの問題提起が多い案件であるならば、なおさら丁寧な説明が必要なのではないかと思います。  まず、ホームページで公開している部分、あれ以上の指定管理の情報公開というのは、もっと必要やと思うんですけども、その辺の見解をお願いできたらと思います。 ○議長(松本英志)  総務部長、宮本 肇君。 ○総務部長(宮本 肇) (登壇)  まず、指定管理に至る経過等申し上げたいと思います。  平成24年の12月の議会において、指定管理の手続に関する条例の一部改正条例がなされました。  この骨子はですね、公平性及び透明性を確保するために外部の委員を委嘱して、淡路市指定管理者候補者選定評価審議会を置くと。この審議会において、応募団体を決める市長が諮問するということが主な内容です。  とともに、この審議会については、選定された業者については、事業評価をするというのが主なこのような条例手続の内容です。  それにしまして、一応、応募団体を諮問に応じ、審査をします。指定管理者で適当と認められる団体については答申を行います。その結果を踏まえて、市のほうは指定管理者として決定をするという運びの手続をしていきます。  その上で、選定結果につきましては、現在、選定後速やかに施設を所管する課等において、閲覧に供する方法及びインターネットを利用して行う方法により公表を行っております。  次に、この公表の仕方ですが、公表の内容につきましては、施設ごとに内容が異ならないように、同一様式、同一項目について現在記載をしております。  ただいま御意見をいただきました内容でございますが、議員御承知のとおり、選定の結果等ですね、やっぱりもう少しきちっとわかりやすく説明すべきじゃないかという御意見であったかと思います。  この件については、他の団体ですね、現在行っております。この点を参考にしながら、今後、選定理由を含め、市民にわかりやすい具体的な項目について、わかりやすい内容で公表に努めてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  今、部長に御答弁いただいたように、今後より詳しくという部分が必要だと思います。実際に今回、ほかの自治体でやっているとこがあるのかどうなのかというのを確認したら、近々で言ったら同じ花の湯で指定管理されているところの企業が真庭市で複数公募企業、やってます。  その中でのホームページを見させていただいたときに、複数公募の企業とのそれぞれ部門の点数比較、それから具体的な選定理由、審査した方の名前まで載せておられました。  私、それを見たときに、何が違うのか、システムが違うのか、どうなのか。個人情報の問題なのか等々考えましたが、やはり、真庭市だけではないと思うんですが、やはり見たときにいかに市民に伝えるのか、いかに市民に伝わるのかというのを真剣に考えて載せていくのか、公開したからそれでオーケーですよというふうなスタンスになるのか。その差がやはり圧倒的に大きいのかなと思います。  やはり、当然100%満足していただくということは永遠に無理やと思います。ただ、100%にできるだけ近づくように努力していくというのは、実際にああいうふうなホームページを見た中で、市民には伝わると考えます。どうか、よろしくお願いいたします。  続きまして、防災減災についてということで進めさせていただきます。  まず1点目、タイムライン。事前行動計画導入について。  台風や豪雨に伴う災害の発生から逆算し、自治体や住民の動きをあらかじめ定めておくタイムライン、事前行動計画の導入が広がりつつあると聞いております。  タイムラインとは、台風が発生してから上陸するまでの数日間を使って防災行動を行い、被害の防止や発生後の早期復旧を実現するアメリカ発祥の防災計画です。  予報をもとに3日前、1日前などと各段階ですべきことを明確にし、後手に回るのを防ぐのが狙いである。台風19号でも一部自治体が活用し、成果を上げ、JR西日本、東海で事前に全ての電車を運休したことでも注目を浴びたのは御存じだと思います。  住民の命を守る、さらに経済被害を最小化することを目的に、いつ、何を、誰がの三つの要素を合い言葉にして、あらかじめ地域防災機関が集まり、とるべき防災行動や行動時刻、各機関の役割を細部にわたって規定したものである。  自然、自治体や防災機関が広く活用するためには、法整備とか、制度上の問題があるかとは思いますが、まずは当市でも導入を前提に協議をスタートすべきと考えますが、見解をお聞かせください。 ○議長(松本英志)  危機管理部長、土井五郎君。 ○危機管理部長(土井五郎) (登壇)  タイムライン、事前防災行動計画導入についてお答えをいたします。  近年、全国的に地球温暖化等の気象変動による影響で、台風や水害が頻発しており、本市におきましても大規模な水害が発生しています。  このため、国土交通省では、このような風水害が発生することを前提として、平常時から市民や町内会、または消防団や警察などの関係機関が共通の時間軸に沿った具体的な防災行動を協議した上で、タイムラインを策定し、災害時にはそれを実践していくことが重要であるとしています。  この計画は、台風等による風水害が想定される数日前からの対応として、いつ、誰が何をすべきかについて時系列で明確に定めることにより、確実な対応と組織間の連携ミスを防ぐことが期待できるものであります。  また、大規模な災害になるほど、かかわる組織や事前の準備も増大します。このため、市民を含めた関係機関の対応について、共通の認識を図ることができ、被害を最小化することが可能となる、先を見越した効果的な計画であると考えているところです。  現在、台風が本市に影響を及ぼす可能性が出てきた時点から、市民へ防災行政無線や市のホームページ等で注意喚起をしたり、避難所の早期開設により、自主避難希望者の受け入れ態勢の確保などの対応を行っております。  今後なんですけども、災害時における防災行動の早期実施のため、県などの関係機関とタイムラインにつきまして調査研究を行い、導入に向けて検討していきたいと思っております。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  三重県紀宝町でも導入しておりますが、それまでに約半年間かかっているということですので、できるだけ早くスタートしていただければと思います。  続きまして、防災行政無線について。  今年1月に地域より難聴地域対策の要望があり、私3月議会で質問させていただきました。対策検討するということでありました。私なりに、現地調査をさせていただきました。  アンテナを、難聴地域のラジオが入らないという部分に関して、アンテナを立てるにしても、コスト的にも非常にかかる。ラジオをかえるにしても、やはりコスト的にもかかる。  しかし、いつ起こってもおかしくない南海トラフ地震、ゲリラ豪雨、年々大型化する台風等、災害は待ったなしです。  ならば、できることが何かないか考えなければならない。アイデアを出さなければならないという部分で、2点に関して、今回質問をさせていただきます。  まず、大きく分けて二つ、要は聞こえるんだけども聞き取りにくい。何か入っているんだけども何を言ったのかはっきりわからないという部分が一つ。  それと、全く聞こえないという部分が一つ。その二つを今回話をさせていただきます。  まず、聞き取りにくいという部分ですね。要は入っているんだけども、聞こえたり聞こえなかったりする。そのときに、あと何やったんかなという部分のときに、その辺の対策は何かないかと、いろんな形で調査させていただいた中で、今、各自治体、いろんな自治体というか、どれだけ進んでいるのかわからないですけども、わからなかったら、あとで電話でその内容が確認できるという、放送内容を電話音声で案内する。防災行政無線テレホンサービス。これがほかの自治体でもされてます。  例えば、東京日野市では、それを啓発するように、必ずその電話番号、フリーダイヤルの所もありますし、有料の所もあります。その電話番号をできるだけわかりやすい所にシールを張る。そのシールを開封しているというような事例がございます。  その部分が1点、当市でも、この防災行政無線テレホンサービスの導入というのを提案したいと思います。  次に、聞こえないという地域の対策。これは抜本的な解決方法というのがなかなか見つからない。やはり、お金をかければ直るとは思いますが、ただ、今現在何ができるかと考えたら、ひょうご防災ネット、これの活用、要は一層の啓発も含めてそれを活用して何とかするという部分の対応をしていただければと思います。  その2点について、御見解をお願いいたします。 ○議長(松本英志)  危機管理部長、土井五郎君。 ○危機管理部長(土井五郎)  防災行政無線システムにつきまして、個別受信機などで一部の地域で受信できない地域がございます。そのため、その解消に向けて、現在のアナログ方式からデジタル方式への転換もできないかということで、いろいろ検討しておりますけども、やはり膨大な費用がかかって、なかなか実現にいかないところです。  また、今までも一般質問の中で何回か議員を初めほかの議員さんからも御指摘を受けておりまして、設置業者等とも調査なり改善策を話し合ったんですけども、地形的な問題であったり、機器の性能的なことであったりして、なかなか解決に至っておりません。  そのことから、補完策として、先ほど議員が申し上げてました、自動録音機器を設置し、防災行政無線放送による災害情報等を市民が電話により無料で再確認できるシステムの構築につきまして、費用対効果も含めまして現在検討をしております。  また、その他の補完の策といたしまして、サンテレビデータ放送、まちナビで市政情報や緊急情報の発信、またひょうご防災ネット緊急速報メールといった携帯電話を利用したものも活用したいと思っております。  現在、防災ネットに加入していただいている方が約4,300人ぐらいというふうな数字をつかんでおりまして、できる限りこういったものも推進していきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  本当にスピードが一番大事になってくると思いますので、どうかスピード感でもってやっていただければと思います。
     続きまして、福祉についてということで、まず、淡路市の魅力と聞かれたら、高齢者の方が住みやすく、若い世代が子供を育てる環境がすばらしいと言えるようなまちづくりを全職員が、議員が、淡路市民が目指しているが、財政事情もあり、できることもあるが、できないことも多いのも事実です。  今回も引き続き、認知症対策について聞かせていただきます。  11月より、全職員が認知症への理解を深める認知症サポーター研修実施、大変に喜ばしいことです。職員の皆様の反応というのを一言お聞かせ願えたらと思います。 ○議長(松本英志)  健康福祉部長、白山 惠君。 ○健康福祉部長(白山 惠) (登壇)  議員おっしゃるとおり、本市では先月7日から12月5日まで3回にわたり、職員に対する認知症サポーター養成講座を開催いたしました。  職員の反応ということでございますけども、例えばでございますけども、近所の高齢の方で気になる人がいると思っていたのだが、もしかしたら認知症かもしれないと気づいた。また、気になる人がいるから地域包括支援センターに相談に行ってもよいか。またあるいは、研修を受けた日におうちのほうで家族と話し合いをした。こんなことにつきましては、学生や子供たちにこそこのような研修が必要なのではないかと思うと家族から言われたなどなど、地域包括支援センターの職員に伝えてきております。  このことから、この認知症サポーター養成講座が認知症になっても住み続けられるまちづくりを推進する一つの役割を担うものとして、今後も研修の推進に取り組みたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  前回質問した部分で、1点だけお聞かせをお願いしたいと思います。  認知症早期発見機設置ということで、市役所のほうでどうかという部分でありましたが、結論は出ておるんでしょうか。 ○議長(松本英志)  健康福祉部長、白山 惠君。 ○健康福祉部長(白山 惠)  これまでにも申し上げてまいりましたけども、認知症の鑑別診断には専門医療機関の受診が何よりも重要であると考えております。  現在、在宅で認知症が疑われる方についての相談があった場合には、直接地域包括支援センターや在宅介護支援センターの職員が訪問させていただいております。  その際には、病院等でも用いられております認知症に関する問診票を用いての問診を行い、その結果も参考にして受信につなぐなどの活動を行っております。  また、市で推進しています認知症サポーター等の要請により、市民の皆様の見守り機能の強化、また早期に気づける体制をつくることが重要と考えているところです。  したがいまして、早期発見機につきましては、今後の新たな機器の開発状況を見ながら、検討していきたいと考えているところでございます。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  そしたら、別に提案というか、提案なんですけども、よく言われるのが、市役所に相談、福祉相談に来られる方、例えば精神疾患、障害介護等、複合的な問題を抱えられている方が非常に多い。  どうか市役所の中での窓口の紹介や適切なアドバイスを行う福祉コンシェルジェという、各自治体でも置かれているとこもありますけども、配置ができるのかどうなのかともかくとしても、その認知症だけではないのかもわかりませんが、そういうふうな相談の窓口、要は本人よりも、介護される家族の負担が非常に大きくなってくるという部分の中で、相談窓口があればいいなという意見があります。  その辺について、この場で結論は出ないと思いますが、一度ちょっと検討していただければということで、これは意見として言わせていただきます。  次に、認知症高齢者が行方不明になる事案というのが社会問題化する中、今後淡路市でも地域との連携協力が欠かせない。  先日、お隣の明石市で、不明者情報のメール送信システム徘回見守りSOSネットワークを使った捜索訓練が実施された。車から発見したものも含め、2時間で18件の通報があり、南北の道では見つかりにくいとの結果も出た。  淡路市の現在の対策レベルを掌握した上で、次に何をすべきなのかを検討する一つの方法かと考えます。現在の淡路市の民度をはかることでも大事なことだと思います。訓練実施を検討していただければと思いますが、その辺、見解をお願いします。 ○議長(松本英志)  健康福祉部長、白山 惠君。 ○健康福祉部長(白山 惠)  徘回訓練は、全国で少しずつ取り組まれている方法だと思ってございます。認知症のために徘回している人に扮した方に町の中を歩いていただき、その方に対して市民、住民の皆様がどのように気づきサポートされるかを把握する一つの指標にもなると考えております。  現在、市では、サポーター研修の継続により、認知症についての知識の普及、また地域での見守りの重要性を伝えているところです。この訓練につきましては、先進地の実施方法等を確認し、検討してまいりたいという思いでございます。  以上です。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  次に、子供医療費助成制度について。  26年7月より、小学校6年までの通院入院とも無料、中学1年生から3年生まで通院2割負担となっております。  淡路島内では、先日洲本市で中学までの所得制限なしの子供医療費無料化の陳情がなされました。南あわじ市は、子育てに力を入れていただいているので引っ越したいという意見もよく聞きます。  これは他市と比べるものではないと思います。ただ、淡路市として、今後子供医療費無料化の拡充に対し、今後の方向性をお聞かせいただければと思います。 ○議長(松本英志)  健康福祉部長、白山 惠君。 ○健康福祉部長(白山 惠)  本市といたしましては、この子供医療費助成制度等につきましては、定住自立圏構想の連携市であります洲本市と歩調を合わせているところですけども、県下各市の状況を見きわめながら、福祉事業等の全体のバランスに配慮して、身の丈に合った、将来にわたり持続可能な制度とするよう検討をしてまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  わかりました。  そしたら、次に、進ませていただきます。  次に、北部生活観光バス、あわ神あわ姫について。  バス停留所をふやしていただいたことを、地域住民から喜びの声を多くいただいております。本当に感謝申し上げます。その上で、常に市民のためにさらにさらによくすることを考えるのにゴールはないと考えます。以下の点について、見解をお聞かせください。  停留所がふえた関係で、時間帯も変更になりました。  今まで淡路高校の生徒がクラブ活動終了後18時台のバスに乗り帰宅していたのですが、変更後18時台がなくなり、17時台のバスが行った後、19時台まで1時間半から2時間ぐらい待たなければならない生徒が約20人ほどおられます。  昨今の子供を巻き込んだ凶悪な事件が多くある中で、生徒の防犯上の問題からも、問題であるのではないかと考えます。保護者からの要望も届いているかと思いますが、これは聞き取り調査をすればわかるようなことであったと思います。今後の対応について、お聞かせをお願いします。 ○議長(松本英志)  都市整備部長、岩鼻孝明君。 ○都市整備部長(岩鼻孝明) (登壇)  まず、北部生活観光バスの今の利用状況、若干御説明させていただきたいと思います。  まず御案内のとおり、本事業を開始して、まず平成25年10月1日から本年10月末までの13カ月間における利用者延べ人数につきましては、3万7,828人。その運行便数につきましては8,427便に上っておりまして、一便当たりの平均利用者人数につきましては約4.5人となってございます。  それから、運行して1年が経過しておりますけれども、直近の10月における前年同月比でありますけれども、1便当たりの平均利用人数が2.8人から7.1人となっております。  こういったことから、着実に地域の実情に合った生活路線へとなってきていると確信をしております。  それから、また、利用者の方々から要望が一番多かった淡路交通が運行している縦貫線区間への停車につきましても、先ほど御質問ございましたように9カ所を増設しておりまして、本年10月1日からダイヤ改正を行い運行をしておるところでございます。  まず御指摘の今回のダイヤ改正に伴いまして、御指摘の県立淡路高等学校及びPTAのほうから、クラブ活動をしている生徒の帰宅時の移動手段の確保として、先ほど議員から御指摘ございましたように、19時ごろに淡路高校正門前を発車するバスの設置につきまして、まず陳情を受けております。  それで、陳情の内容、重なりますけれども、若干触れておきたいと思います。  陳情、いわゆる要望ですけども、理由ですが、先ほど申し上げましたとおり、平成26年10月1日より運行時刻表が変更され、旧ダイヤ、平日、西回り淡路高校正門前18時56分がなくなり、新ダイヤ、17時56分に乗れない生徒は19時46分まで待たなければなりません。  淡路高校の部活動は16時ごろに始まり、18時30分ごろに終わる部が多いということであります。その際、バス待ち時間の生徒の安全性が困難になるということで、今、先ほど20名程度と言いましたけれども、陳情の内容の中身では18名というふうにお聞きしております。また、東回り旧ダイヤにつきましては、19時01分がなくなり、新ダイヤでは19時32分となります。  今後日没が早まると西回り17時56分、東回り17時55分。バスに合わせ部活動生徒を帰宅させることは本校の部活動の活性化に支障を来すというふうな陳情を受けておることから、当然、来年に向けてダイヤ改正もございます。いうことで、まず、この実態を踏まえて、可能な限り会議も含めながら、検討といいますか、これはかなり影響が出ますので、まずこの前年の10月の改正前に若干淡路高校さんにも御相談はさせていただきました。  若干説明不足もあったかもわかりませんけれども、いずれにしましても、来年のダイヤ改正に向けて十分見きわめながら、改正に向けて取り組んでいきたいと考えております。  以上です。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  本当に防犯上的な問題があるので、どうかよろしくお願いいたします。  あと1点ですね、これはもういろんなところで宣伝はされていると思うんですが、いまだにというか、最近よく来るのが前回、あわ神あわ姫のバスでいろんなアンケート調査をして、いろんな意見をという部分で吸い上げたんですが、一応ダイヤ改正になって、それ以降も結構私の所にも来ますし、いろんな所の市役所のほうに電話したりとかいう形で要望があります。  どこに電話したらいいのかと。今回、前回と比べて、所管がかわっているかとは思います。  その辺のどこにという部分、恐らくバスとかにもたしか載ってたんでしたっけ。苦情とか要望とかいうの、それの部分を含めて啓発をしていただければと思うんですけども、その辺について、お願いできたらと思います。 ○議長(松本英志)  都市整備部長、岩鼻孝明君。 ○都市整備部長(岩鼻孝明)  先ほど議員御指摘のとおり、この4月1日から企画のほうから都市整備のほうへ交通政策が所管がえになっておりますので、当然、苦情なり要望、当然私ども都市整備部、都市総務課交通政策係がございますので、そこへお尋ねをいただきたい。なお、いろんな部分で先ほど来ホームページ云々の話もございましたし、できるだけ周知も図っていきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。よろしく。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  よろしくお願いいたします。  それでは、最後の質問になります。有害鳥獣対策について。  今までも多くの議員が質問されてきました。攻めである捕獲、守りである防護、この2点が最大のイノシシ対策であると言われています。  今回は、防護の点で質問いたします。  私が今回一般質問で取り上げさせていただいたのは、この9月、10月、11月で私の所に多くの方からイノシシ被害の相談がありました。相談者と対策の今後の方向性を話していました。  私自身見えてこない部分も多くあり、兵庫県森林動物研究センターに行き話を聞かせていただきました。相談者の方とも何度も現場調査も行かせていただきました。  実際に、これは私だけなのかもわかりませんが、いろいろな方から聞く話と、実際の生態と少し違うということがわかりました。  例えば、イノシシは夜行性であるとか、実際は昼でも活動する。何百メートルも先ににおいをかぎ分けられるとか、目が見えないとか、実際は嗅覚は強いが遠い先まではかげないし、目で認識してえさを探す。  また、電柵の有効な設置方法がまだまだできていませんと。学習能力の高さ等、私が知っていると思っていた内容とイノシシに対する認識の違いが結構ありました。  まず1点目聞きたいのが、今回予算がついた補助員の方ですね。これの現状の動きと今後の行動予定。行動予定というか行動方向性というのを教えていただければと思います。 ○議長(松本英志)  産業振興部長、辻本 稔君。 ○産業振興部長(辻本 稔) (登壇)  有害鳥獣対策については、種々いろいろと議員さん方々地元から御意見をいただいております。  まず、御質問の防御についてでございますけども、その取り組みの初めといたしまして、先般の9月議会において補正予算計上させていただいた、イノシシ捕獲技術専門員派遣育成事業を活用いたしまして、農家の方々に向けたイノシシの生態、正しい防護柵の張り方等々を集落単位で研修を行っているところであります。  10月から市内各地で実施している研修会を開催して、実感といたしましては、イノシシの生態についての誤った認識を持たれているなど、知らず知らずのうちにイノシシをおびき寄せる環境づくりをしておられる方が多く見受けられたことも確かであります。  また、イノシシ対策の正しい知識を持っていただくとか、また重要性を改めて農家の方々も再認識をしたところでございます。  また、被害対策の防止については、捕獲と防護のバランスが最も大切であり、正しい知識を持って適切にイノシシ対策に取り組んでいくことが重要であると考えております。  それで、ちなみに、その10月の早々から、全農家のほうに研修会の案内というようなことで、217集落に対して御案内をさせていただき、10月12日から早々にスタートを始めまして、時間の調整等もあるわけですけども、来年の3月上旬ぐらいまで、いろいろと日が決まってきております。  農家の方々の実感としては、今申し上げたようなことで、そういう生体とか、新たに認識を持ったというようなことでございます。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  今言われたように、研修会をどんどん持っていくという部分のお話がございました。農家の方も全部が全部ではないんだと思います。私のお話しした方だけなのかもわかりません。ただ、もっともっと研修会等をしてほしいという部分の話を聞かせていただきます。今回、補助員の方1名だと思うんですけども、実際に今後ふえていく中で、1名で十分賄い切れるという部分ですかね。 ○議長(松本英志)  産業振興部長、辻本 稔君。 ○産業振興部長(辻本 稔)  本年度におきましては、今現在1名体制で週3日で各地域を回っていただいております。  それで、27年度、今の要望としましては、この部分につきまして、週3日を5日に延ばしていきたいなということで、次の議会等にも御提案させていただきたいなとは思っております。  そして、行政とともにですね、一緒に回っていきたいということで、今現在も職員と一緒に回っておる現状でございます。  以上です。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  本当に電柵の張り方一つで電柵が効かないと。でも実際に専門員の人が見たら、この張り方ではだめなんやでという部分の話とかも聞かせていただきました。  実際に補助員の方、せっかく来ていただいてますので、フル活用していただいてお願いできたらと。そして人員が足らなければふやしていくいうのも大事なことかと思います。  最後に、このイノシシというのは非常に学習能力が高い動物ということは認識されていると思います。実際に学童の通学路にもイノシシが出ているという報告もございました。  先日、私、朝28号線を走っていたら、イノシシがひかれて死んでいるのを見ました。イノシシの生息地である山間部と農地と、それから住宅地の折衝地帯がなくなってきているまちづくりの中、近い将来、人的被害が、これも専門の人に聞いたら、まあ当分はないやろということをおっしゃってました。  まあ当分はないのかもわかりません。ただ、このないときに、もしあった時にはどうするのかというのを、今打てるところの手を打っていかなければならない。  近い将来、人的被害が発生することも考えながら、今できることをしていただきたいと思います。  先ほど言いました、補助員の方が難しかったら、本当にイノシシの生態系という部分で、津名でもそういうような相談したり、ビデオで見せていただける所なんかも実際に私行かしていただいて、ああこんなとこにもあるんやなという部分がありました。  どうか地域団体ですね、これは本当に先ほどの認知症対策と同じというか、本当に農家の人だけのことではなくて、地域の住民の人も本当にみんなが一緒になってやっていかないと、なかなかこの被害というのは減らない。地域団体、例えば婦人会とか町内会とか、その辺の生態を知る研修会を定期的に、もしくは無理でもしていく啓発していくというのが大事になってくるかと思います。  その辺を最後に聞かせていただいて、終わらせていただきたいと思います。
    ○議長(松本英志)  産業振興部長、辻本 稔君。 ○産業振興部長(辻本 稔)  今現在、専門員の方の御協力によりまして、農家の方を対象に研修等をやっていただいております。  昨今、マスコミ等でもいろいろと報道されているわけでございまして、今後はですね、農家の方だけではなしに、その非農家の方もその研修に参加していただけるような処置を講じてまいりたいと。また、学校でビデオが必要であれば、学校へのビデオの貸し出し等も考えていけたらと思っております。  以上でございます。 ○議長(松本英志)  西村秀一君。 ○2番(西村秀一)  それでは私の一般質問をこれで終了させていただきます。  以上です。 ○議長(松本英志)  以上で、西村秀一君の質問が終わりました。  以上で本日の日程は終了いたしました。  この際お諮りいたします。  本日の議事はこの程度で打ち切りたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本英志)  異議なしと認めます。  よって、さように決します。  次の本会議は、明12日午前10時から再開し、一般質問を続行いたします。  本日は、これをもって散会いたします。  皆さん、大変御苦労さんでございました。              散 会 午後 3時44分...