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平成24年第43回定例会(第6日 9月28日)

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  1. 淡路市議会 2012-09-28
    平成24年第43回定例会(第6日 9月28日)


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    最終取得日: 2021-07-27
    平成24年第43回定例会(第6日 9月28日)            第43回淡路市議会定例会会議録(第6号) 平成24年9月28日(金曜日)  平成24年9月28日 午前10時開議     第 1.議案第71号 淡路市防災会議条例及び淡路市災害対策本部条例の一部を改              正する条例制定の件       議案第72号 市道路線の認定の件       議案第73号 公の施設の指定管理者の指定に関する件(淡路ワールドパー              クONOKORO)       議案第74号 淡路市の区域内に新たに生じた土地の確認の件       議案第75号 字の区域の変更の件       発議第10号 国民健康保険に対する国庫負担の増額を求める意見書                            [産業厚生常任委員会報告]   第 2.議案第76号 平成24年度淡路市一般会計補正予算(第3号)       議案第77号 平成24年度淡路市国民健康保険特別会計補正予算(第1号              )       議案第78号 平成24年度淡路市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1              号)
          議案第79号 平成24年度淡路市介護保険特別会計補正予算(第1号)       議案第80号 平成24年度淡路市産地直売所事業特別会計補正予算(第1              号)       議案第81号 平成24年度淡路市津名港ターミナル事業特別会計補正予算              (第1号)       議案第82号 平成24年度公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)                          [補正予算審査特別委員会報告]   第 3.認定第 1号 平成23年度淡路市一般会計歳入歳出決算認定の件       認定第 2号 平成23年度淡路市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定              の件       認定第 3号 平成23年度淡路市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認              定の件       認定第 4号 平成23年度淡路市介護保険特別会計歳入歳出決算認定の件       認定第 5号 平成23年度淡路市福祉の里特別会計歳入歳出決算認定の件       認定第 6号 平成23年度淡路市産地直売所事業特別会計歳入歳出決算認              定の件       認定第 7号 平成23年度淡路市温泉事業特別会計歳入歳出決算認定の件       認定第 8号 平成23年度淡路市津名港ターミナル事業特別会計歳入歳出              決算認定の件       認定第 9号 平成23年度淡路市住宅用地造成事業等特別会計歳入歳出決              算認定の件       認定第10号 平成23年度淡路市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定              の件       認定第11号 平成23年度淡路市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算              認定の件       認定第12号 平成23年度淡路市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認              定の件       認定第13号 平成23年度淡路市臨海土地造成事業特別会計歳入歳出決算              認定の件                            [決算審査特別委員会報告]   第 4.発議第11号 自治体における防災・減災のための事業に対する国の財政支              援を求める意見書   第 5.常任委員会並びに議会運営委員会の閉会中の継続調査 1.会議に付した事件   日程第 1.議案第71号 淡路市防災会議条例及び淡路市災害対策本部条例の一部                を改正する条例制定の件         議案第72号 市道路線の認定の件         議案第73号 公の施設の指定管理者の指定に関する件(淡路ワールド                パークONOKORO)         議案第74号 淡路市の区域内に新たに生じた土地の確認の件         議案第75号 字の区域の変更の件         発議第10号 国民健康保険に対する国庫負担の増額を求める意見書                            [産業厚生常任委員会報告]   日程第 2.議案第76号 平成24年度淡路市一般会計補正予算(第3号)         議案第77号 平成24年度淡路市国民健康保険特別会計補正予算(第                1号)         議案第78号 平成24年度淡路市後期高齢者医療特別会計補正予算(                第1号)         議案第79号 平成24年度淡路市介護保険特別会計補正予算(第1号                )         議案第80号 平成24年度淡路市産地直売所事業特別会計補正予算(                第1号)         議案第81号 平成24年度淡路市津名港ターミナル事業特別会計補正                予算(第1号)         議案第82号 平成24年度公共下水道事業特別会計補正予算(第2号                )                          [補正予算審査特別委員会報告]   日程第 3.認定第 1号 平成23年度淡路市一般会計歳入歳出決算認定の件         認定第 2号 平成23年度淡路市国民健康保険特別会計歳入歳出決算                認定の件         認定第 3号 平成23年度淡路市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決                算認定の件         認定第 4号 平成23年度淡路市介護保険特別会計歳入歳出決算認定                の件         認定第 5号 平成23年度淡路市福祉の里特別会計歳入歳出決算認定                の件         認定第 6号 平成23年度淡路市産地直売所事業特別会計歳入歳出決                算認定の件         認定第 7号 平成23年度淡路市温泉事業特別会計歳入歳出決算認定                の件         認定第 8号 平成23年度淡路市津名港ターミナル事業特別会計歳入                歳出決算認定の件         認定第 9号 平成23年度淡路市住宅用地造成事業等特別会計歳入歳                出決算認定の件         認定第10号 平成23年度淡路市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算                認定の件         認定第11号 平成23年度淡路市農業集落排水事業特別会計歳入歳出                決算認定の件         認定第12号 平成23年度淡路市公共下水道事業特別会計歳入歳出決                算認定の件         認定第13号 平成23年度淡路市臨海土地造成事業特別会計歳入歳出                決算認定の件                            [決算審査特別委員会報告]   日程第 4.発議第11号 自治体における防災・減災のための事業に対する国の財                政支援を求める意見書   日程第 5.常任委員会並びに議会運営委員会の閉会中の継続調査 1.会議に出席した議員(18名)    1番 鎌 塚   聡        2番 太 田 善 雄    3番 西 濱 益 代        4番 田 中 孝 始    5番 土 井 晴 夫        6番 五 条 正 仁    7番 奥 野 幸 男        9番 佐 藤 裕 子   10番 岬   光 彦       11番 新 阜 長 富   12番 戸 田 雄 士       14番 蓮 池 久 志   15番 出 雲 容 子       16番 竹 中 史 雄   17番 池 本 道 治       18番 岡 田 勝 一   19番 松 本 英 志       20番 籾 谷   宏 1.会議に欠席した議員(なし)
    1.会議に出席した事務局員の職氏名     事務局長     加 地 研 一     議事課長     富 永 登志也     課長補佐兼総務係長              平 野 由 香 1.会議に出席した説明員の職氏名     市長       門   康 彦     副市長      森   和 重     理事       足 立 寿 伸     総務部長     黒 地 禎 三     総務部付部長事務所総括担当)              中 山 雅 勝     財務部長     宮 本   肇     行政改革推進部長 土 井 五 郎     企画部長     金 村 守 雄     企画部付部長ふるさと納税推進担当)              船 橋 敏 祝     危機管理部長   長 濱 泰 之     市民生活部長   高 田 利 弘     健康福祉部長   清 水   宏     産業振興部長   上 野 賢 次     都市整備部長   魚 崎 一 郎     上下水道部長   蜂 谷 一 郎     会計管理者    竹 澤 好 生     教育長      高 田 貴代志     教育部長     大 植 照 弘     教育部長     大 迎 浩一郎                開 会 午前10時00分               …………………………………… ○議長(岡田勝一)  皆さん、おはようございます。  本日は、休会明けの会議が再開されましたところ、議員各位並びに門市長をはじめ幹部職員の皆様には、大変御多忙のところ、定刻に御参集をいただきまして、誠にありがとうございます。  ただいまから、平成24年第43回淡路市議会定例会第6日目の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしておりますとおりでございます。  日程に先立ち御報告申し上げます。  監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定により、一般会計及び特別会計等の平成24年8月分の出納検査結果報告書がお手元に配付のとおり提出をされましたので、御報告いたします。  これより日程に入ります。        ◎日程第1.議案第71号から議案第75号、発議第10号                             6件一括議題 ○議長(岡田勝一)  日程第1、議案第71号から議案第75号まで、及び発議第10号の、以上6件を一括議題といたします。  この際、御報告申し上げます。  産業厚生常任委員会に付託いたしましたこれら6議案については、審査の結果、議案第71号から議案第75号までの5件については、原案のとおり可決すべきものと決定した旨、また、発議第10号については、否決すべきものと決定した旨、委員長から文書をもって議長宛て報告書が提出されております。これにて御了承願います。  本件について、委員長の報告を求めます。  産業厚生常任委員会委員長、岬 光彦君。 ○産業厚生常任委員会委員長(岬 光彦) (登壇)  産業厚生委員長の岬でございます。  それでは、議案についての御説明をいたします。  議案第71号 淡路市防災会議条例及び淡路市災害対策本部条例の一部を改正する条例制定の件ですけれども、意見がありまして、防災会議の委員に、学識経験者の中に女性が少なくて、女性を増やしてほしいという意見が出ました。  執行部のほうでは、検討するということでしたので、表決の結果、全員賛成ということで原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第72号 市道路線の認定の件ですけれども、この件も、天神岡山2号線について質問が出ましたけれども、全員賛成ということで、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第73号 公の施設の指定管理者の指定に関する件、淡路ONOKOROパークの件ですけれども、要望が出まして、現在の雇用している事業者の意見をよく聞いてほしいと、こういうことと、地域の発展にも寄与してほしい、こういった意見が出ました。そしてまた、質疑として、不可抗力指定管理が中止になったときの補償金の問題などの質疑がありましたが、ただいま検討中ということで回答でございました。  そして、表決の結果、賛成多数ということで、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第74号 淡路市の区域内に新たに生じた土地の確認の件ですけれども、この件では、大谷覗53番地の確認についての意見が出ましたが、議論の結果、全員賛成ということで、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第75号 字の区域の変更の件ですけれども、議案第74号と関連議案でございまして、審議しました結果、全員賛成ということで、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、発議第10号 国民健康保険に対する国庫負担の増額を求める意見書の件ですけれども、いろいろ意見が出ましたが、採決の結果、5対2で、否決すべきものと決しました。  以上でございます。  報告を終わります。 ○議長(岡田勝一)  委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑に入ります。  それでは、発言を許可します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田勝一)  質疑もないようでありますので、これを終結いたします。  これより、分離して1議案ごとに討論、採決いたします。  まず、議案第71号 淡路市防災会議条例及び淡路市災害対策本部条例の一部を改正する条例制定の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。  これより、表決に入ります。  本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は、起立願います。                  (起立全員) ○議長(岡田勝一)  起立全員であります。  御着席ください。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第72号 市道路線の認定の件の討論を行います。  討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。  冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。  賛成討論者、16番、竹中史雄議員であります。 ○16番(竹中史雄) (登壇)  16番、竹中史雄でございます。議案第72号 市道路線の認定につき、賛成の立場で討論いたします。  本案の中に、市道天神岡山2号線があります。開発業者が宅地造成した新たに生じた道路位置指定道路の件でありますが、開発計画では行き止まりとなっております。それを、今回、市道に認定するさきがけの提案であることは、大いに評価するところであります。  理由は、下記のとおりであります。  この道路面の各売却地は、開発業者が人に売った土地でありますが、その上には、既に家が建っております。そして、その方々は、現在、淡路市民となっておられます。問題の核は、実は、そのおのおのの土地が、不動産登記上接合せずの取り扱いとなっている点であります。この問題解決のため、市長が、今般、この指定道路をして憲法規定の国民の生命財産を守れという命令を忠実に実行しようとするのは、評価できるところであります。  よって、憲法規定の市民の財産を守る義務を履行するため、本議案には賛成します。  なお、今後とも、同様の状況下にある道路位置指定の道路があれば、どしどし提案してもらいたいことを附言しておきます。市民の幸福と国民の義務を果たすために。  以上であります。 ○議長(岡田勝一)  以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。  これより、表決に入ります。  本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は、起立願います。                  (起立全員) ○議長(岡田勝一)  御着席ください。  起立全員であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第73号 公の施設の指定管理者の指定に関する件の討論を行います。  討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。  冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。  反対討論者、1番、鎌塚 聡議員であります。  鎌塚議員。 ○1番(鎌塚 聡) (登壇)  1番、日本共産党、鎌塚 聡です。議案第73号 公の施設の指定管理者の指定に関する件、淡路ワールドパークONOKOROについて、反対の立場で討論を行います。  この議案は、去る3月議会で、これまで県の施設淡路ワールドパークONOKOROを市が管理する設置管理条例を制定したことに伴い、県企業庁プロポーザル応募の業者を選定しました。その結果、今回、株式会社津田淡路土建株式会社グループの新設する同グループ子会社株式会社ONOKOROを、淡路市の指定管理者候補者選定委員会指定管理者を指定し、議決を求められるものです。  この議案で、指定管理期間は、平成24年11月1日から平成39年10月31日までの10年余となっており、公募要項で示された期間の最大期限であります。管理期間内には、誰もが懸念する震災または津波等の災害の発生リスクも皆無ではありません。  今回の質疑の中で明らかになったように、指定管理者は、15年という長期の管理期間の中で、設備投資などを行い、大規模修繕の費用も見越した事業の計画を立てられておられるようです。  市も、県企業庁との協議の際に、懸念していた災害と津波の対策として、指定管理者との基本協定29条では、不可抗力時の対応や、県が行った公募要項でも、利用者の命を守るソフト的なガイドラインは策定義務となっておりますが、基本協定の条文14条や、募集要項の指定管理者の条件の2のアという項目にあるような、大規模修繕という意味には、災害が起きた後の設備やそれを防ぐべくハード整備までするという判断は誰が行うかということは分かりません。
     今回の常任委員会で示された淡路市と県企業庁との覚書の6条をもとに、定めのない事項が発生した場合は、協議で決めていくことで、災害などには事後対応するということであります。もちろん、災害での不可抗力に関することであり、覚書締結時や契約時には、このような内容としかならないにせよ、これでは、市に負担が一切発生しないとは言い切れません。  当然、設置管理条例がある市の道義的な責任は、いずれ発生するのではないでしょうか。その点からも、設置管理条例時点でも指摘しましたが、この地は、高台地区ではなく、3・11以降に市民の不安要素となった津波災害等が払拭されない場所にあります。この地での業務は、淡路市が引き受けることに賛同できず、今回の指定管理者選定にも賛同できません。  以上、討論といたします。 ○議長(岡田勝一)  以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。  これより、表決に入ります。  本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は、起立願います。                  (起立全員) ○議長(岡田勝一)  御着席ください。  起立全員であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第74号 淡路市の区域内に新たに生じた土地の確認の件の討論を行います。  討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。  冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。  賛成討論者、16番、竹中史雄議員であります。  竹中議員。 ○16番(竹中史雄) (登壇)  16番、竹中史雄でございます。議案第74号 淡路市の区域内に新たに生じた土地の確認の件につき、賛成の立場で討論いたします。  本件は、公有水面埋立工事に伴い、陸と海の境界から海側に新たな土地が造成された事実をもって、市議会で確認しようとするものであります。  実は、今般の造成では、陸側にも新たな土地ができているのであります。この土地には、法人覗町内会の区域に、53番地、雑種地と字限図に明記された有番地が含まれているため、登記ができない事態となっております。神戸財務事務所では、この有番地が国有地である証明ができない。なぜか、国有地台帳に掲載されていないのであります。神戸法務局も、県漁港課も、本市も、おのおのが頭を抱えている事態となっております。  であるので、関係者が、地元市民と一致協力して力を合わせて登記ができるように努力する必要があります。本市の利益のためにであります。加えて、本案を賛成するに当たり、県漁港課も、本市水産振興課も、有番地を登記すべく努力する旨表明しております。県漁港課では、既に民間業者に、調査・測量業務を発注したとのことでありました。  よって、残る未登記地が新たにできましたと市議会に提案してくることを、市水産振興課に期待を申し上げまして、賛成するものであります。 ○議長(岡田勝一)  以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。  これより、表決に入ります。  本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は、起立願います。                  (起立全員) ○議長(岡田勝一)  御着席ください。  起立全員であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第75号 字の区域の変更の件については、討論の通告を受けておりませんので、これを終結いたします。  これより、表決に入ります。  本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は、起立願います。                  (起立全員) ○議長(岡田勝一)  お座りください。  起立全員であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。  次に、発議第10号 国民健康保険に対する国庫負担の増額を求める意見書についての討論を行います。  討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。  冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。  賛成討論者、1番、鎌塚 聡議員であります。  鎌塚議員。 ○1番(鎌塚 聡) (登壇)  1番、日本共産党鎌塚 聡です。発議第10号 国民健康保険に対する国庫負担の増額を求める意見書について、委員長報告では、発議に否決すべきということでありましたが、提案者の一人としまして、意見書を当然上げるべきという立場で賛成討論を行います。  兵庫県下で、淡路市の国民健康保険保険税は、調定額比較で、平成22年度3位の高さでありましたが、平成23年度は、県下2位の高さになっています。1位の南あわじ市は、この6月議会で大きな引き下げを行ったため、平成24年度淡路市は、県下でトップの高さになります。多少の一般会計からの繰入や基金を取り崩しても、ほかの社会保険や共済と比較しても、国税の高負担感は解消されるものとはなりません。市民や自治体にとっても、負担軽減のためには、国の補助額を上げさせることが重要です。  1984年の法改正により、かかった医療費の45%だった定率国庫負担を、給付費の50%としましたが、結果的に医療費の38.5%となり、その差を保険料負担として国民に負担させるものとなりました。この法改正を境に、国保は、この四半世紀にわたり、国保財政の運営に大きな影響を与えてきております。  かつては、農漁業者と自営業者が大半を占めていた国保加入者構成でした。1990年代、2000年代の世帯主構成の比率を見ても落ち込み、一方、無年金者などの無職者や非正規職員などの被用者の割合が増加し、不況や規制緩和の影響をそのまま国保加入者の貧困化も顕著になっております。  自治体にとっても、市民の国民健康保険加入者にとっても、負担が大きくなっていることから、財政難、国民健康保険税の値上げ、滞納者増、財政難、値上げの悪循環を繰り返してしまいます。本来の国の責任を果たし、国庫負担を計画的に復元するならば、国民健康保険の改善の道が開けるものとなります。  次に、委員会審査の中で、全国地方6団体、国民健康保険中央会、健保組合が、国に対し同様の要望を上げており、市議会による意見書の必要性がないであろうとの趣旨の発言が出ておりました。しかし、市民の代表である市議会が、国に意見書を上げることによって、議会の態度を表明するのは当然の行為であります。また、多くの自治体が、同様の意見書を上げており、この6月議会では、南あわじ市も意見書の提出を行っております。多くの署名が市に届けられれば、市の施策に影響を及ぼすのと同様で、地方自治体が数多くの意見書を国に届けることこそ、国の姿勢を改めさせる有効な手立てとなります。  その意味からも、市議会が、市民の窮状を捉え、意見書を上げることに、同僚議員の賛同をお願いするものであります。  以上で、賛成の討論といたします。 ○議長(岡田勝一)  傍聴人に申し上げます。  静粛にお願いをいたします。  以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。  これより、表決に入ります。  本案に対する委員長報告は、否決です。  したがって、原案について採決します。  原案のとおり決定することに賛成の諸君は、起立を願います。                  (起立少数) ○議長(岡田勝一)  お座りください。  起立少数であります。  よって、本案は、否決をされました。  傍聴人、もう一度申し上げます。  静粛にお願いをいたします。               (「動議」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田勝一)  12番、戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士)  休憩動議を申請します。               (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田勝一)  戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士)  昨日の新聞報道について、執行部より説明を求めたいと思いますので、休憩動議を申請します。 ○議長(岡田勝一)  それでは、休憩動議が出ましたので、休憩動議に対する賛成の方の起立を求めます。                  (起立多数) ○議長(岡田勝一)  それでは、休憩に入ります。再開を午前10時45分といたします。               休憩 午前10時25分              ─────────────               再開 午前10時45分 ○議長(岡田勝一)  会議を続行します。       ◎日程第2.議案第76号から議案第82号   7件一括議題 ○議長(岡田勝一)  次に、日程第2、議案第76号から議案第82号まで、以上7件を一括議題といたします。  御報告申し上げます。  補正予算審査特別委員会に付託いたしましたこれら7件につきましては、審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定した旨、委員長から文書をもって議長宛てに報告書が提出されておりますので、ご了承を願います。  お諮りいたします。  委員長の報告につきましては、会議規則第40条第3項の規定により、省略いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田勝一)  御異議なしと認めます。  よって、さよう決します。  この際、お諮りいたします。  ただいま上程中の議案のうち、補正予算審査特別委員会において、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しております議案第76号 平成24年度淡路市一般会計補正予算(第3号)及び議案第82号 平成24年度淡路市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)については、議事の都合により、先議いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田勝一)  御異議なしと認めます。  よって、さように決します。  それでは、1議案ごとに討論、採決をいたします。  それでは、初めに、議案第76号 平成24年度淡路市一般会計補正予算(第3号)に対する討論を行います。  討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。  冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。  反対討論者、4番、田中孝始議員であります。  田中議員。 ○4番(田中孝始) (登壇)  4番、志民の会、田中でございます。議案第76号 平成24年度淡路市一般会計補正予算(第3号)について、反対の立場で討論します。  この補正予算案は、9億8,455万円余を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ315億4,870万円余とするものであります。二つの点について、どうしても賛成できませんので、以下、理由を述べます。  まず、一つには、2款1項5目財産管理費の中の庁舎等工事請負費の120万円であります。県立洲本実業東浦校の廃校に伴い、卒業生、OBより陳情があったとのことで、今まで、歴代の記念品を展示するために、市が全額改修費を払って、県から譲渡を受けたAIEの御理解もあり、思い出のOB部屋を設置しようとするものであります。  非常に心情的には理解を示すのでありますが、行政としての公費支出として正しいか、方向性としていいのかどうか、本来であれば、OB会と跡地利用されるAIEとの問題ではないかと思います。  今回のように、廃校した卒業生から陳情があると、行政が100%公費で整備するということに、舵をきることにどうしても賛成できません。これが先例となり、今回だけとはならないからであります。母校にOBが集まり、語り合う広場をつくることは、本当にいいことです。それであるならば、OB会が中心となって、ふるさと納税制度を呼びかけたり、その財源を活用するであるとか、募金活動をしたりして実現すべきことではないでしょうか。
     もう1点、さきの補正予算審査特別委員会において、組み替え動議を提出させていただきましたが、結果、賛成少数、否決となりました。動議の際にも申し上げましたが、緊急を要するということで、7款1項2目商工業振興費としての2,000万円が、地域活性化ふれあい商品券事業補助金として計上され、2億円販売するプレミアム2,000万円分を行政が100%、全額補助するものであります。  一般質問において、その疑問点をただし、補正予算審査でも再度ただしましたが、その答弁は、大筋では変更がありませんでした。プレミアム商品券の発行を否定するものではありません。ただ、その印刷代金であるとかの後方支援ではなく、プレミアム分100%が税金であることは、やはり問題があると言わざるを得ません。  税金を使うのですから、公平性の担保をどうするのかただしましたが、1万9,700世帯余りで2万セット販売予定であります。1世帯でなく、1人5セットまでの販売ということが分かりました。結果の公平性を決して求めているのではありません。最初から買えるのが、淡路市民の2割以下になってしまう計画で、公平性が担保されていると判断できません。  過去のプレミアム商品券の実績から、効果が薄い、購入者に偏りがあり、公平性がないと、行政自らが判断をし、昨年より廃止をしておりました。営業所得が30%落ちているとのことですが、営業所得者とは小売店とは限りません。現状、確かに、小売店を取り巻く環境には厳しいものがあると思います。大資本の店舗も進出しております。しかし、商業の活性化のためにと幾つかの政策プランの中から、論に論を重ねて、今回のプレミアム商品券発行事業を選んでいないことは明白であり、非常に残念でなりません。  これから淡路を元気にしよう、地域を元気にしようと意識のある店舗さんは、本当に必死で頑張っています。そういう必死でやっている商業者を身近に見てきて、今回のこの補正予算については非常にギャップを感じます。むしろ、商業者の自助努力を阻害しないだろうかと心配をいたします。  地域にとって商業は大事であります。商業が衰退しているところで活性化しているところはありません。地域にとって、本当に商業は大事であります。行政としても何らかの施策や後方支援は必要であります。私自身も幾つか提案もしてきました。過疎地では、経営者の高齢化が進み、後継者もなく、店舗が閉まっています。買い物難民という言葉も耳にするようになりました。むしろ、空き店舗の活用として、若者に起業してもらうような政策が望ましいのではないでしょうか。行政として、何かお手伝いすべきことはないか、あくまで黒子に徹して商業者自らが変わらなければ、何も変わらないという事実をよく御存じのはずであります。現状分析をしっかりとやり、未来につながる政策を考え、本当に商業界にとって、地域にとって、ターゲットストロークとなるような施策であれば、思い切って予算を付けてやるべきであります。  2億2,000万円、市内消費を確保したいという単純なことだけであれば、職員、議員の毎月の給与の一部、3万円程度を商品券で支払えば、税金2,000万円を使うことなく2億2,000万円、市内消費は達成できるということを申し上げ、反対討論とします。  ありがとうございました。 ○議長(岡田勝一)  続いて、賛成討論者、5番、土井晴夫議員。 ○5番(土井晴夫) (登壇)  5番、公明党、土井晴夫でございます。議案第76号 平成24年度淡路市一般会計補正予算(第3号)について、賛成の立場から討論をさせていただきます。  今回の補正は、本年5月、出納閉鎖により前年度精算繰越金6億9,000万円余、臨時地方交付税1億3,000万円余など、総額で9億8,000万円余を補正する予算であります。内容は、当初予算で組み入れなかった農産物のイノブタ被害対策、防犯灯設置、排水路改修や地域住民活動を応援する助成費を含む15の安心・安全地域活性化の新事業など、適時に不足を補う補正予算となっております。  特に、子どもの健康増進策、ポリオ小児まひ予防接種の不活化ワクチン接種に切り替える事業や、防災・減災の緊急強化対策、ため池改修や市道橋架け替え工事等については、待ったなしの対応をとるべきものであります。  そして、この補正予算措置で注目すべきところは、将来の財政不安に資する対処として、財政調整基金に3億4,000万円余、市債管理基金に2億8,000万円余など、総額6億6,000万円余の基金積立をさせようとする補正予算ともなっております。  よって、この議案第76号 平成24年度淡路市一般会計補正予算(第3号)に賛成するものであります。皆様の御賛同をよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(岡田勝一)  続いて、反対討論者、16番、竹中史雄議員。  竹中議員。 ○16番(竹中史雄) (登壇)  16番、竹中史雄でございます。議案第76号 平成24年度淡路市一般会計補正予算(第3号)につき、反対の立場で討論いたします。  反対理由は、二つあります。  1点目は、株式会社パルシェへの出資金9,995万円と、2点目は、商工会に対する地域活性化ふれあい商品券事業補助金、通称プレミアム商品券への2,000万円の補助に対するものであります。  パルシェについては、政府が政府系の投資法人や自治体の第三セクター等を含めて地方自治体にも組織改編を尽した結果、本市においても、株式会社パルシェを親離れさせて、自らの足で立たせようとする事態となっております。  つまり、国は、今後は、親に頼ることなく、自ら独立して納税者に変身せよとの含意で、国が法律改正したのであります。株主の市民も、今後、株式会社パルシェが独立自尊の精神で、納税者になることを切に望んでおります。それが、扶養者に対する恩返しになるからであります。そして、美しい日本、日本人としての精神の発露になることを期待するものであります。独立自尊とは、自らを尊ぶことがなければ、人も国家も独立することはできません。自らを尊べば、人も国家もおのずから独立すると福沢諭吉が、民間と公の関係を通して喝破した審理であります。  しかし、執行部提案では、過去に失敗した第三セクターの系譜を、再度たどろうとしているだけにしか見えません。葉っぱビジネスの徳島県上勝町設立のすべての第三セクターは、地元雇用を確保しつつ、赤字を出し続け、町にも納税し、地元経済に貢献する存在となっております。町民はその点を高く評価し、当然視しているのであります。第三セクターが納税するのは当たり前のことであると認識しているのであります。  上勝町にできて本市にできないはずはありません。上勝町の爪の垢でも煎じて飲み続ければ、パルシェも横綱格の納税者に変身できる可能性は大であります。ふんどし担ぎからスタートして、十両、幕内へと昇進し続けるしか道はありません。株式会社の戦略立案に当たっては、会社の強みと弱み、顧客の動向に加えて競合企業の動きを含めた顧客、自社、競合の三つの視点から検討が必要であります。そして、次に、組織課題を整理する、解決するには7Sのフレームワークが有効となります。その中心に位置するのが価値観であります。この会社の金太郎飴、いわゆる会社の宗教でありますが、それがなければ、組織、戦略、システム、人材、スキル、風土は一体とはならず、その結果、会社がつくり出す限界利益が要するコストを下回ると赤字となり、最後に、その会社は倒産の憂き目に遭うことになるのであります。  これは、我々が過去に味わった苦い経験から学びとった知見であります。これを回避する方法は、今般の法律改正を奇貨として、市の出資金9,995万円を、株式会社へ手切れ金として手放す。加えて、淡路市所有の全資産も同社に10万円で売却する。そして、独立自尊を促し、株式会社パルシェを納税者に変えることで、自己責任とは何かを自覚させることであります。  ですから、本提案には、過去を踏襲していないので、賛成することはできません。  プレミアム商品券については、特定の業界団体に対する補助であります。その団体が取り扱う商品を、市民の一部が購入する際、支払う金に付加価値をつけようとする試みでありますが、商売とは、フローとストックの繰り返しが原則であります。その結果としてへの価値、つまり税金となって自治体に返ってくる流れがあるのであります。  このプレミアム商品券は、打ち上げ花火1発でしかありません。その後は、商売の減速であるフロー、ストックの繰り返しが起こらないのであります。経済音痴の素人の浅知恵と言わざるを得ません。過去の実例がその効果を裏付けております。お国をいくら真似ても、玉のボリュームが違いすぎるのであります。  本市の問題の核は、子どもがいないのではなく、子どもを産む女性がいないことに尽きます。本市の20歳ないし39歳の女性の将来人口は、2015年、約4,271人、2020年、約2,974人、2025年、約2,533人、2030年、約2,137人、2035年、約1,881人と推定されております。そして、0歳ないし19歳の子どもの将来人口予測は、2015年、約6,396人、2020年、約5,602人、2025年、約4,897人、2030年、約4,372人、2035年、約3,631人と推定されております。我々の子どもの時代なら、中学校は常に1校であります。小学校なら2校。20年後は、1校で用を足りる時代が来ることになります。  したがって、この2,000万円の金は、その対策費に使ってこそ効果が出るのであります。つまり、市内においては、地域マネーとして流通させる工夫を講じる提案が抜け落ちているのであります。  よって、私は賛成できません。 ○議長(岡田勝一)  続いて、9番、佐藤裕子議員であります。  佐藤議員。 ○9番(佐藤裕子) (登壇)  9番、日本共産党、佐藤裕子です。議案第76号 平成24年度一般会計補正予算(第3号)について、反対の立場から討論を行います。  今回の補正予算、総額9億8,455万1,000円の追加補正でありますが、町内会要望によるLED防犯灯32基の追加、また、生ワクチンから不活性化ワクチンの切り替えに伴うポリオ予防接種事業費、条例ため池の安全点検委託料等については、切実で必要なものと賛同するところであります。  しかし、賛同できない部分があります。  一つは、今年3月議会でも申し上げたとおり、淡路ワールドパークONOKOROについて、淡路市が設置管理者となり、貸主である県企業庁に対し、施設使用料218万8,000円を支払うことにあります。市が設置管理者となることで、今後、永続的に賃借料が入ってくることはメリットのように見えますが、南海トラフ地震の発生率が高まっている今、護岸の補強やかさ上げも施されていない大規模集客施設の設置管理者となる責任とリスクを、簡単に受容することはできません。  2点目は、災害対策事業として計上された旧津名法務局の施設整備費用143万円であります。説明によれば、災害時の指令本部を移動するといった意味ではなく、本格的な警戒態勢に入る前後数日の職員の宿泊のための施設整備費用だということであります。議員の質疑に対して、午前2時や午前3時に、隣接の宿泊施設津名ハイツに申し込むのは問題があるという答弁でありましたが、車で数分のところに、市の施設、稲家記念館もあり、清潔で十分な広さ、給湯設備も整った畳30畳の部屋が四つ確保されております。  ここは、囲碁同好会が、週に2日ほど使うだけで、ほとんど利用者がいないというもったいない市の施設であります。施設改修を早まらず、稲家記念館の有効活用を再度検討するよう求めたいと思います。  三つ目は、ふるさとづくり推進事業で計上されたAIE、国際高等学校に対する交付金174万3,000円であります。これは、夢と未来のふるさと寄附金として、AIEから寄せられた寄附金の一部を、学校の施設整備のために使うという説明でありました。確かに、ふるさと寄附金を積み上げた夢と未来へのふるさと基金の交付要綱には、淡路市魅力ある学生生活支援事業補助金として使える措置が施されています。  が、しかし、今回、改めて補助金の交付状況一覧表を見て分かったことは、各学校関係者のふるさと納税というのは、その制度を利用することで納税者自らが税の控除も受けられるし、寄附額の大半、72.5%を自らの学校施設整備に使っているという仕組みであります。また、寄附者には、ふるさと宅急便が届けられ、その費用は、宅急便代も含めると、平成23年度決算で、事業費の25%を使っておりますから、学校関係者からのふるさと納税というのは、ほとんどが自らの学校施設整備とお礼のふるさと宅急便に消えてしまい、淡路市の財源確保のためにはほとんど役立っていないという実態ではないかと思います。  学校関係者のふるさと納税が、学校施設整備だけに使われている要綱を改め、広く淡路市民にもその恩恵が行き渡るような要綱の見直しが肝要かと思います。  以上の理由により、本補正予算には賛同できないと述べて、反対討論といたします。 ○議長(岡田勝一)  以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。  これより、表決に入ります。  本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は、起立願います。                  (起立多数) ○議長(岡田勝一)  お座りください。  起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第82号 平成24年度淡路市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)の討論を行います。  討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。  冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。  まず、反対討論者、9番、佐藤裕子議員であります。  佐藤議員。 ○9番(佐藤裕子) (登壇)  9番、日本共産党、佐藤裕子です。議案第82号 平成24年度淡路市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、反対の立場で討論を行います。  さきの6月議会で、公共下水道事業会計の補正1号が提出され、私たちは、その補正が、平成23年度で生じた6,700万円の歳入不足を補てんするための繰上充用のための補正であり、平成21年度から根拠のない歳入見込みで繰り返されるこの繰上充用というやり方は、健全な地方自治体のとるべき予算措置でないことを繰り返し述べてきました。  今回の2号補正は、平成23年度決算を行うに当たって、最終の数字が決定したことにより、繰上充用の額を199万5,000円減額し、6,500万5,000円と修正するための補正予算であり、同様の理由で賛成することはできません。  以上、反対討論といたします。 ○議長(岡田勝一)  以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。  これより、表決に入ります。  本案を、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君は、起立願います。                  (起立多数) ○議長(岡田勝一)  お座りください。  起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。  次に、ただいま上程中の議案のうち、補正予算審査特別委員会において、全会一致を持って原案のとおり可決すべきものと決しております案件は、議案第77号から議案第81号まで、5件であります。  この際、お諮りいたします。  これら5件については、討論を省略し、一括して採決いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田勝一)  御異議なしと認めます。  よって、さよう決します。  それでは、議案第77号から議案第81号まで、これら5件については、委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田勝一)  御異議なしと認めます。  よって、これら5件は、いずれも原案のとおり可決されました。  ここで、暫時休憩をいたします。再開を午前11時30分といたします。  議員の皆さん、控室のほうにお集まりを願いたいと思います。               休憩 午前11時22分              ─────────────               再開 午前11時35分 ○議長(岡田勝一)  休憩前に引き続き、会議を始めます。        ◎日程第3.認定第1号から認定第13号 13件一括議題 ○議長(岡田勝一)  次は、日程第3、認定第1号から認定第13号、以上13件を一括議題といたします。  御報告申し上げます。  決算審査特別委員会に付託いたしましたこれら13件につきましては、審査の結果、いずれも認定すべきものと決定した旨、委員長から文書をもって議長宛て報告書が提出されておりますので、御了承願います。  この際、お諮りいたします。  委員長の報告につきましては、会議規則第40条第3項の規定により、省略したいと思います。  これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田勝一)  御異議なしと認めます。  よって、さように決しました。  続いて、お諮りいたします。  まず、上程中の議案のうち、決算審査特別委員会において、賛成多数をもって原案のとおり認定すべきものと決しております認定第1号、認定第2号、認定第3号及び認定第12号、以上4件については、議事の都合により先議いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田勝一)  御異議なしと認めます。  よって、さように決します。  それでは、これら4件について、1件ごとに分離して討論、採決いたします。  初めに、認定第1号 平成23年度淡路市一般会計歳入歳出決算認定の件であります。
     討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。  冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。  まず、反対討論者、9番、佐藤裕子議員であります。  佐藤議員。 ○9番(佐藤裕子) (登壇)  9番、日本共産党、佐藤裕子でございます。認定第1号、平成23年度淡路市一般会計歳入歳出決算認定の件について、反対の立場から討論を行います。  合併後7年目の決算となりました。疲弊し、格差貧困化の道をたどる日本経済の深刻さは、過疎、高齢、少子化という地方の共通した問題と相まって、市民生活に一層深刻な現実をもたらしています。その結果は、市民の所得の推移にはっきりと表れ、この5年間の間で、給与所得は12%の落ち込み、営業所得は32%の落ち込み、農業所得に至っては45%の落ち込みという現状であります。市税の徴収率は、前年度よりさらに0.5%下がり、警察OB2名を雇って、徴収強化体制を図っても、県下最低の徴収率から抜け出せない要因は、市民が深刻な生活苦の中に置かれており、主要産業である1次産業を取り巻く情勢が厳しすぎるという現実にあります。GDPがいまだ3位でありながら、どんどんと格差貧困化する国民生活に対して、無策無能でお粗末すぎる大元の国の政治に憤りを感じざるを得ません。  さて、平成23年度決算を見るとき、保育園3歳以上の同時入所や、学童施設への同時入所への軽減策、各種予防事業の拡大、妊婦健診のチケット制導入等少子化に対応する財政出動は多少ありましたが、年々移動が困難になり、生活しづらくなっている高齢者への支援策拡充や地域産業を支援する財政出動の乏しさ感を否めません。  また、厳しい財政事情の下で行われた市の施策や財政投入が、市民生活を向上させ、安心・安全なまちづくりに結びついているのかという視点でこの決算を精査するとき、そうはなっていないと判断せざるを得ない部分があります。  一つは、毎年申し上げております地域改善事業235万9,951円に関する部分であります。平成22年度では、行政改革の対象と挙げていたにもかかわらず続行している事業費であります。市民全体の人権相談に係る費用が28万8,000円しか拠出されていないこととは対照的に、地域改善の相談員報償費として、毎年のように100万円近い費用を保障しているこの体制は、この年度限りに終了し、当該経費を、本当の問題解決につながる法律相談や人権相談の拡大に充てるべきだと考えます。  さらに、今年度、新たに企業庁から買い取った本庁舎東側の土地購入に係る2億3,443万995円の問題です。合併前からの約束というのがその理由でありますが、覚書どおりに購入せずとも、それを非難されない社会の常識が、3.11を経験して既に確立しており、企業庁と真摯な話し合いを持てば、その約束の不履行が容認されたのではないでしょうか。合併後、広大な防災センター関連用地の購入等、企業庁にはそれ以上の義理を果たしていると、私たちは考えます。  また、市は、この土地を、職員や来庁する市民の駐車場に使う、その前提として、現在の本庁舎が手狭であることから、本庁舎南側の駐車場に庁舎を建て増しすることも検討。建て増しする庁舎の目的は、来庁した災害弱者の方々が避難する建物と説明されましたが、地震の発生後、津波到達までに1時間近くある中で、災害弱者の方々が庁舎にとどまることを望むでしょうか。この場所での庁舎建て増しは、ナンセンスだと言わざるを得ません。  次に、平成23年度12月から始まった市営3駐車場の有料化についてであります。4ヵ月の利用者平均は、計画時より、東浦バスターミナルで30%減、東浦インターチェンジで19%の減、北淡インターチェンジで23%の減という結果が表れており、無料の駐車場を求めて、市内・市外利用者は分散しております。5地域の平等をうたって遂行した駐車場有料化は、結果として、島外通勤者への不公平感を浮上させ、市民の利便性を低下させています。  また、分散し、集中化を始めた他の駐車場を有料化する計画も、そこに再投資してもまた利用者が分散化する恐れがあり、収入増が見込めない有料駐車場の拡大は、事実上断念せざるを得ない状況です。  市民に何もよいことをもたらせなかった駐車場有料化は、廃止すべきだと申し上げます。  最後に、平成23年度、地元業者を支援し、地元住民を雇用し、地域経済の活性化を助ける手立てがほとんど講じられなかった点であります。労働費に計上された貴重な重点分野雇用創造事業委託料は、パソナグループのチャレンジファームに1,360万円充てられ、農業分野で、なぜその民間企業へと支出先が決まったのかの選定理由も、決算委員会では明確に説明がなされませんでした。  企業誘致のための水源確保8,200万円については、平成23年度の予算説明時と内容が大幅に変わり、初期に多額の投資をせずとも、まずは生穂周辺の深井戸利用で当面の水需要が補えたのではないかという疑問がぬぐえません。  平成23年度は、1次産業に対する市の単独予算はほとんど見当たらず、地元の商工業に対する目立った支援策も講じられませんでした。疲弊する地場産業や地元商店街を活性化する手立て、そのきっかけづくりを真剣に講じていかなければ、市民の市政に対する信頼は失われ、税の徴収率のさらなる低下となって表れてくることになります。  お粗末な国政の下で脆弱な地方自治体の力には限界もあります。ましてや、財政指数に脅えさせられる私たちのまちは、一層の困難さを抱えていますが、地元住民の雇用を大事にし、地域のお金が地域に落ちる。地域経済の循環政策を真剣に講じていくことを求めて、平成23年度決算の反対討論といたします。 ○議長(岡田勝一)  傍聴人、お静かにお願いいたします。  続いて、賛成討論者、15番、出雲容子議員であります。 ○15番(出雲容子) (登壇)  15番、緑風会、出雲容子です。認定第1号 平成23年度淡路市一般会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場から討論を行います。  昨年3月に、東日本を襲った大災害は、福島第1原子力発電所の事故と相まって、広範囲にわたって深刻な被害を与えました。これらの復旧・復興に係る多額の費用は、慢性的な不況に悩まされている国の財政を圧迫し、地方へのマイナス影響は避けられないものと思われます。しかし、阪神・淡路大震災を経験した私たちとしては、被災地へ、物的・人的の両面から、可能な限りの支援を継続することをお願いしたいと思います。また、淡路市においても、昨年、再三にわたり、台風などの豪雨により甚大な被害を受け、その復旧に全力を挙げて取り組まれているところです。  このような社会情勢の中で、議会に、淡路市の平成23年度の決算が示されましたこれまでの5町融和と持続可能な財政運営の基礎づくりに傾注した、守りから攻めのセカンドステージに移行した門市政、私は、決算認定に当たり、市の根幹となる財政運営と、市の将来を担う主要施策の二つに着目をしました。これは、厳しい状況下において、持続可能な健全財政を目指し、効率的な財政運営が行われたか、また、同時に、施政方針で将来を担う柱とされた教育、企業誘致、観光の着実な前進が図られたかについてです。  まず、一つ目の持続可能な健全財政を目指し、効率的な財政運営が行われたかについて、焦点を当てて決算を見てみますと、平成23年度一般会計の決算は、歳入総額286億939万円余に対し、歳出総額277億9,439万円余となり、翌年に繰り越すべき財源を除いた実質収支は6億9,104万円。決算の総額では、前年度対比0.27%の微増となっています。確実な行財政改革や人件費の削減などの取り組みにより、地方債残高も、合併時と比較して、約149億円、単年度で約25億円の減少となり、確実に将来の負担軽減が図られています。  歳入総額の45%を占める地方交付税は、平成28年度以降段階的に減額され、最終的に、単年度で約27億円という大幅な減額が予想されます。この予想される厳しい財政状況に対応すべく、必要な事業を選択しながら、身の丈に合った効率的な財政運営を目指して奮闘されていることが、決算から伺えます。  また、財政健全化判断比率では、必要な施策を着実に進めながらも、早期健全化基準を下回り、計画的な改善への取り組みが図られています。公債費による財政負担の指標である実質公債費比率は、当市的事業の緊急度や優先度の十分な精査や、地方債の発行の抑制により、早期健全化基準の25.0%を下回る22.7%と、前年度対比0.2%の微増にとどまっています。また、将来負担すべき実質的な負債の指標である将来負担比率においても、実質公債費比率と同様に、健全化判断比率の350.0%を下回る269.3%となっています。そのほか、繰上償還の原資である市債管理基金へ2億6,000万円、公共施設の改修や整備の財源である公共施設整備等基金へ、約8億1,400万円の積立が行われたことから、後年度に向けた財源確保に対する取り組みの効果が伺え、大いに評価をします。  しかし、健全化判断比率や徴収率については、経過でも誇れるものではない状況で、今後も、将来を見据えた財政運営と、常に市民の目線に立った財政運営の工夫を忘れることなく取り組まれることを願っております。  次に、昨年度の重点目標であり、市の将来を担う教育、企業誘致、観光の着実な前進が図られたかという面に決算を見てみますと、まず、教育ですが、少子高齢化が進み、目まぐるしく社会状況が変化する現代において、子どもたちの教育バランスの確保、教育の環境整備は、言うまでもなく行政の重大な責務だと思います。その教育施策は、ソフト面では、昨年から始まったあさひプロジェクトが充実・拡大され、ハード面では、校舎等の耐震補強、大規模改修が、計画を前倒しして予算措置されたことからも、学習環境の充実を図る決算と見てとれます。  そのほか、新規の元気アップサポート事業による地域スポーツの振興、EQ\*jc2\*"Font:MS明朝"\*hps10\o\ad(\s\up9(ごっさ),五斗長)EQ\*jc2\*"Font:MS明朝"\*hps10\o\ad(\s\up9(かいと),垣内)遺跡史跡整備計画による社会教育の充実など、多方面にわたり、バランスよく施策の展開が図られていると思います。これらは、長期的な視点が必要とされ、地域の活性化などに果たす役割も期待されますので、継続した事業実施をお願いをいたします。  次に、企業誘致ですが、合併後、まちづくり政策課が発足し、職員一丸となって地道な企業誘致の取り組みの成果が、少しずつ私たちのまちを照らし始めています。昨年度の東洋合成工業株式会社の進出に続き、今年度は、株式会社AIEや、株式会社パソナグループが、市の未利用施設で企業展開を行っています。これらは、雇用や定住人口の創出にとどまらず、地域に活力を与えるものとして、地元住民の期待は大きいと思います。  また、市内企業への支援を最優先とした市独自の優遇措置制度も、引き続き実施され、新設、増設による定住の推進と雇用の確保が図られたと認められます。さらに、花博跡地に、地域医療の核となる聖隷淡路病院を誘致し、市民の医療が確保されたことを誇りに思います。今後も、引き続き、積極的な企業誘致の展開に期待しています。  最後に、観光ですが、世界的観光立島・淡路市の下、さまざまな事業が実施されました。若手職員のプロジェクトチームの発案から生まれた具‐1グランプリは、大変なにぎわいを見せ、出品作品がコンビニで商品化されるなど、市の特産品のPRに一翼を担いました。また、あわ神・あわ姫が、市内外、東京都庁などのイベントで活躍するなど、市の魅力がPRされ、交流人口の増加につながっていることを評価します。  そのほか、台風などの豪雨災害の復旧事業が実施された一方、3歳児以上の同時入所に係る保育所の2人目無料化などに見られる少子化対策事業など、さまざまな事業が進められています。  このように、市の将来を見据えた財政運営を基本に、市の未来に向けた教育、企業誘致、観光の着実な前進が図られたことは、市民に対してしっかりと責任が持てる決算であると評価をします。今後も、引き続き、市民福祉の向上と活力あるまちづくりを進め、いつかきっと帰りたくなるまちづくりの精神の下、健全で持続可能な財政運営と、夢や希望が持てる社会づくりを、市民とともに取り組まれることを切望しまして、賛成討論といたします。 ○議長(岡田勝一)  続いて、賛成討論者、16番、竹中史雄議員であります。  竹中議員。 ○16番(竹中史雄) (登壇)  16番、竹中史雄でございます。認定第1号 平成23年度淡路市一般会計歳入歳出決算認定の件につき、賛成の立場で討論いたします。  本件審査に当たり、1年5ヵ月前に平成23年度当初予算の審査を行いました。そして、承認された金額の使途につき、今回、決算審査をしたわけでありますが、その時点で、それらの金を何に使うかの詳細まではただされていないのが実態であります。  ただいまも、昨日の産経新聞に掲載された岩屋事務所での公金横領に伴う管理職員の処分の記事のことで、総務部長より説明していただいた次第です。このように、今般、決算審査の中で特に目についた事柄は、可決された金を執行部が使って事業をするに際し、執行部においてはさまざまな各種委員会を、議会の承認を受けずして立ち上げていたことが問題であります。その結果として、議会がする判断は、白か黒かの二者択一の選択しか余地がなくなっている実態であります。執行部が、議会の承認を経ずして勝手に各種委員会を立ち上げてするやり方は、現行法上違法であります。そして、今般、新聞等が騒ぎ出した問題でもあります。  本市においても、議会基本条例の8月1日施行を奇貨として、今後は看過できない事態となっていることを認識してもらわなければ、議会は困ります。したがって、今後は、その是正を期待して賛成するものでありますが、相互信頼の原則でのいきさつがあれば、事態は反対することを申し添えておきます。  最後に、残された五年間を使って、本市がしたい喫緊の課題は、20歳ないし39歳の子どもを産む女性がだんだん歳を重ねるにつれていなくなることに尽きます。市内の国力の源泉が枯渇しているのであります。国権の将来人口推計が公表される中において、一般会計、特別会計を合わせた総額2,747億9,205万円の償却資産にどう対処していくかが重要であります。そして、我が国は、外国に薄利多売で売って儲けてきた現在のビジネスモデルが、もはや通用しなくなっている現実を認識しなければなりません。  サンヨー電気の消滅に端を発し、パナソニック、シャープと、軒並み大手家電メーカーは巨大な赤字を出しております。世界はアジアの時代となっておりますが、韓国、台湾、中国をはじめとして、日本の競争相手があちらこちらに出来上がっているのであります。日本が持つ他国が追随できない武器とは、職人の技だけとなっているのが現実であります。それも、残された猶予期間は5年程度といわれております。  本市においても、市内5地域にいる職人の技、EQ\*jc2\*"Font:MS明朝"\*hps10\o\ad(\s\up9(なりわい),生業)を再生し、利用しなくては、本市のまちづくりの再生などできるはずもありません。観光すら特化できない状態であります。このままでは、本市は、座して死を待つしかないような状況下になっております。市長には、果敢にその対策に取り組んでもらいたいものであります。政治家が果たすべき最高の機能は、予防可能な事態に備えることであります。そのために、政治の常として、将来を犠牲にして目の前の現在にかまける、誘惑に負けてはなりません。これを行おうとすれば、人間の本質に深く根差した幾つもの障害に遭遇することでしょう。  ともあれ、重大であって、今、努力すれば避けることができる将来の弊害について議論することは、政治家にとって最も人気のない、しかしながら、同時に最も必要な仕事であります。分かっていながらそれを怠る人は、将来の世代からののしられて当然であり、またそうなることが少なくはありません。  本市の現状と将来を見通したとき、自分の子どもたちが生活するに値しないまちになる可能性が大きいと言わざるを得ません。世界じゅうや近隣諸国で、そして、日本においても、歴史的に類を見ない徹底的な変化が進行しております。ある人は、見えない大陸が水面下から顔を出してきた結果だと表現しております。今、行動を起こすことは緊急に必要なのであります。それは、政治家にとって極めて困難な行動となります。しかし、今、行動すれば、困難に付きまとわれても幾つか先に直面する弊害を阻止したり、最小限に抑えたりすることができるのであります。そして、定住を根底としての努力を、それを今後とも、議会ともどもしていこうではありませんか。政治家として、見ているだけで発言しないことは、市民に対する重大な裏切りとなります。見識と勇気をもって、今後とも前向きにやることを市長に期待して、賛成といたします。 ○議長(岡田勝一)  以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。  これより、表決に入ります。  それでは、認定第1号 平成23年度淡路市一般会計歳入歳出決算認定の件を採決します。  この採決は、起立によって行います。  この決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。  この決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を願います。                  (起立多数) ○議長(岡田勝一)  御着席ください。  起立多数であります。  よって、本決算については、認定することに決定をいたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。再開を午後1時といたします。               休憩 午後 0時00分              ─────────────               再開 午後 1時00分 ○議長(岡田勝一)  会議を再開いたします。  次に、認定第2号 平成23年度淡路市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定の件であります。  討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。  冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。  反対討論者、1番、鎌塚 聡議員であります。  鎌塚議員。 ○1番(鎌塚 聡) (登壇)  1番、日本共産党、鎌塚 聡です。認定第2号、平成23年度淡路市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定の件について、反対の立場から討論を行います。  平成23年度の国保会計の歳入総額は64億7,090万円余、歳出総額は63億620万円余であり、実質収支1億6,470万円余の黒字でした。国民健康保険特別会計、平成23年度当初予算においては、一般会計からの繰入が計上されており、いわゆる法定基準以外の繰入も含まれておりました。しかし、平成23年度末において、平成22年度も同様の方法をとったように、今回も法定基準外の繰入が行われていないということです。  具体的に言いますと、平成23年度も、当初予算のときには10款1項1目4節のその他の一般会計繰入で4,800万円余を計上しておりますが、決算では、調定額1,790万円余となり、約3,000万円の基準外の一般会計の繰入はなされていません。その一方で、平成22年度の実質収支1億7,850万円余等を繰り越したうち、1億2,900万円余を、平成23年度の補正予算で淡路市国民健康保険財政調整基金に積み増し、平成23年度末では、基金残額が、約2億6,550万円となっております。  法定基準外の一般会計からの繰入を行っていない県下の自治体は、6市町あります。淡路市も、その中に入っております。このことからも、市民の窮状を捉える姿勢が本当にあるのかということが受け取れるのではないでしょうか。淡路市での国民健康保険の加入率は、世帯に占める国民健康保険世帯数は50%を超えており、県下トップクラスになっています。また、同様に、国民健康保険加入者数の人口比率でも、35%を超えており、淡路市民の健康保険は、国民健康保険に加入する方の人口が県下で一番の比率となっており、国民健康保険によって市民の多くの健康が守られているわけです。  しかし、その国民健康保険税が高く、何とか安くならないのかとの声が上がっていることは、何度も述べておりますが、その声はより一層強まっています。県下でも34市町、8割以上の自治体が行っている一般会計繰入を、経常的に淡路市もしっかり行い、さらに基金を有効に活用し、淡路の農漁業や商売人の方が多く加入する国保世帯や加入者への少しでも国保料金の引き下げを行うことを求め、今回の決算ではその姿勢となっていないため反対の討論といたします。 ○議長(岡田勝一)  以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。  これより、表決に入ります。  それでは、認定第2号 平成23年度淡路市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定の件を採決します。  この採決は、起立によって行います。  この決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。  この決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君は、起立願います。                  (起立多数) ○議長(岡田勝一)  御着席ください。  起立多数であります。  よって、本決算については、認定することに決定いたしました。  次に、認定第3号 平成23年度淡路市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定の件であります。  討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。  冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。  反対討論者、1番、鎌塚 聡議員であります。  鎌塚議員。 ○1番(鎌塚 聡) (登壇)  1番、日本共産党、鎌塚 聡です。認定第3号 平成23年度淡路市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定の件に、反対の立場で討論を行います。  後期高齢者医療制度が始まって4年が経過しました。この間、75歳を迎えるごとに、市民がこの制度に強制的に加入されてきました。この決算審査では、保険料を滞納して保険証を取り上げられ、有効期間を縮めた短期保険証を発行された高齢者は、平成22年度に比べわずかな減少でした。また、滞納が続き、窓口で10割負担となる資格者証の発行は、平成23年度も出ていないものの、保険料の滞納者が平成22年度の127名から151名と増えております。  年金から天引きされる特別徴収でなく、普通徴収となる方は、年金月額1万5,000円以下などの方であり、減免制度をもってしても短期証の発行自体が76件あり、保険料を払えていないことを物語っています。  後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者に対して、お金がないなら医療を受ける権利なしと、何とも無慈悲な制度であると批判の声はいまだ止んでおりません。75歳以上の人々を家族からも切り離して特別の医療制度に囲むという差別性と、負担を押し付けるとんでもない制度であり、速やかな廃止を求める立場から、反対の討論といたします。 ○議長(岡田勝一)  以上で、通告に基づく発言は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。  これより、表決に入ります。  それでは、認定第3号 平成23年度淡路市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定の件を採決します。  この採決は、起立によって行います。  この決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。  この決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (起立多数) ○議長(岡田勝一)  御着席ください。  起立多数であります。  よって、本決算については、認定することに決定いたしました。  次に、認定第12号 平成23年度淡路市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定の件であります。
     討論は、通告に基づき、議長より指名いたします。  冒頭に賛否を明らかにしてから、理由を述べてください。  反対討論者、16番、竹中史雄議員であります。  竹中議員。 ○16番(竹中史雄) (登壇)  16番、竹中史雄でございます。認定第12号 平成23年度淡路市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定の件につき、反対の立場で討論いたします。  前年度繰上充用金が問題であります。既に、このやり方は、このたびの委員会審査においても、財政健全化法に係る指数効果がなくなっていると答弁がありました。加えて、このような決算のやり方では、市民は数字を見ておりますので、市民を欺く結果となります。来年は、普通会計から繰出金に戻して決算するよう求めるとともに、無理やり黒字化する必要などありません。  決算とは、金の動きの実態を知ることが最も重要なことでありますので、粉飾ということではいけません。来年の平成24年度決算において、同じ手法を講じるようであれば反対すると附言して、反対といたします。 ○議長(岡田勝一)  続いて、9番、佐藤裕子議員であります。 ○9番(佐藤裕子) (登壇)  9番、日本共産党、佐藤裕子です。認定第12号 平成23年度淡路市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定の件について、反対の立場から討論を行います。  反対の理由は、議案第82号で述べた内容と同様であります。本決算には、前年度繰上充用金8,255万円が含まれております。根拠のない過大な使用料収入を予算立てし、前年度の赤字分を補てんしていく繰上充用の手法を繰り返す公共下水道会計を続けるなら、私たちは賛成することはできません。  全国に公開され、下から何番目だと非難される財政指数を、少しでも小さくしておきたいという当局の思いが、この公共下水道会計の繰上充用という手法を繰り返させています。しかし、私たちのまちは、あの大きな震災の震源地であり、未曾有の被害を受けたまちであります。その上、高齢過疎化、長引く不況という何重苦にあえぎながら復興への道を歩んできたわけです。財政指数が急激によくなるわけがないのです。ならないからといって恥じたり、姑息なやり方で事実をカモフラージュする予算・決算を繰り返す必要はありません。執行部に求めたいのは、多少の財政指数に脅えず、無駄な支出を省き、必要な住民サービスを提供する努力を惜しまず、そして、地域経済を良好に循環させるための財政出動を、勇気をもって執行することです。  以上、反対討論といたします。 ○議長(岡田勝一)  以上で、通告に基づく発言が終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。  これより、表決に入ります。  それでは、認定第12号 平成23年度淡路市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定の件を採決します。  この採決は、起立によって行います。  この決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。  この決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君は、起立願います。                  (起立多数) ○議長(岡田勝一)  御着席ください。  起立多数であります。  よって、本決算については、認定することに決定いたしました。  次いで、ただいま上程中の残りの9件につきましては、決算審査特別委員会において、いずれも全会一致をもって、認定すべきものと決しております。  その案件は、認定第4号から認定第11号まで及び認定第13号の、以上9件であります。  この際、お諮りいたします。  これらの9件については、討論を省略し、一括して採決いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田勝一)  御異議なしと認めます。  この9件の決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。  この決算9件は、委員長の報告のとおり賛成の諸君は、起立願います。                  (起立全員) ○議長(岡田勝一)  御着席ください。  起立全員であります。  よって、これら9件については、いずれも認定することに決定いたしました。  ◎日程第4.発議第11号 自治体における防災・減災のための事業に対する国の財政支援を求める意見書 ○議長(岡田勝一)  次に、日程第4、発議第11号 自治体における防災・減災のための事業に対する国の財政支援を求める意見書を議題といたします。  本件については、五条正仁君ほか6名の議員から、お手元に印刷配付のとおり提出されました。  ただいま議題となりました発議第11号については、議事の順序を省略し、直ちに採決いたします。  この採決は、起立によって行います。  本案を、原案のとおり可決することに賛成の諸君は、起立願います。                  (起立全員) ○議長(岡田勝一)  御着席ください。  起立全員であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。  ただいま可決されました意見書の取り扱いについては、議長に御一任いただきたいと思います。  これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田勝一)  御異議なしと認めます。  よって、さように決します。      ◎日程第5.常任委員会並びに議会運営委員会の閉会中の継続調査 ○議長(岡田勝一)  次は、日程第5、常任委員会並びに議会運営委員会の閉会中の継続調査に関する件を議題といたします。  常任委員会及び議会運営委員会の所管事務等について、それぞれ委員長から、会議規則第105条の規定により、お手元に配付いたしておりますとおり、閉会中、継続調査をいたしたい旨の申し出がありました。  お諮りいたします。  各常任委員長及び議会運営委員長より申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決して、御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田勝一)  御異議なしと認めます。  よって、さように決しました。  以上で、本日の日程は終わりました。  この際、申し上げます。  今期定例会の会議録の調製につきましては、議長において、後刻、録音等を精査し、しかるべき措置をいたしたいと存じますので、御了承願います。  お諮りをいたします。  今期定例会に付議された案件はすべて議了いたしましたので、閉会したいと思います。  これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田勝一)  御異議なしと認めます。  よって、平成24年第43回淡路市議会定例会は、これをもって閉会いたします。  閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。  今期定例会中には、東日本大震災から1年半を迎えましたが、被災自治体では、復旧・復興に向けて懸命の努力がなされているにもかかわらず、多くの解決すべき困難な課題が数多く山積しており、いまだに明るい方向が見えない状況であります。  その中で、昨年度に引き続き、宮城県亘理町へ職員を派遣する体制をとられたことに関し、当局に感謝申し上げます。阪神・淡路大震災の被災地であります本市として、被災地にはできる限りの支援をするという姿勢を堅持していただきたいと思います。  さて、今期定例会は、去る9月3日の招集以来、本日まで26日間にわたる会期でございましたが、その間に審議されました案件は、一般会計補正予算をはじめ、特別会計の補正予算、平成23年度歳入歳出決算、改正条例、事件決議等、市政の当面する重要案件でありました。  議員各位の慎重なる御審議によりまして、滞りなく全ての議案が議了しましたことは、市政のため、誠に御同慶にたえません。  ここに、議員各位の御精励と御協力に対し、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。  また、門市長をはじめ幹部職員の皆様の議会審議に寄せられました真摯なる態度に深く敬意を表するところであり、審議の過程で、議員各位から述べられた意見等につきましては、今後の市政執行に十分反映されますようお願いを申し上げます。  ようやく本格的な秋の訪れを感じる中、議員各位並びに門市長はじめ当局の皆様におかれましては、公私とも大変御多用のことと存じますが、何とぞ御自愛の上、市勢発展のため、一層の御精励を賜りますようお願いを申し上げます。  後になりましたが、報道関係各位の御協力に対し感謝申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。  それでは、続きまして、門市長から御挨拶がございます。 ○市長(門 康彦)  (登壇)  第43回淡路市議会の閉会に当たり、御挨拶を申し上げます。  今定例会は、9月3日の開会以来、本日までの26日間にわたり、提案していました条例制定をはじめ補正予算、決算認定など、当面する案件にいて御審議を賜り、本日、ここに、全議案を滞りなく議了され、市勢伸展のため、まことに御同慶にたえない次第であります。  審議の過程において、議員各位から賜りました御意見等については、これを尊重し、今後の市政運営に取り組んでまいります。  さて、1万8,000人の死者、行方不明者を出し、未曾有の災害となった東日本大震災の発生から1年6ヵ月を迎え、被災地では、電気や水道などのライフライン、通信や病院、学校などの公共サービスの応急的な復旧は進んでいるようですが、今もなお34万人以上の方々が避難生活を強いられていると聞いています。改めて復興の道の険しさを身の引き締まる思いであります。  本市におきましても、近い将来、発生が予想される東海・東南海・南海地震に備え、来月28日に、淡路市総合防災訓練を実施します。万が一、地震が発生した場合、被害を最小限にとどめるためには、住民一人一人の防災に対する知識を習得していただくとともに、自らができる備え、また、災害時の基本である自分自身の身は自分で守る、いわゆる自助を心掛けていただく訓練でもあります。  今後も、自主防災組織の推進、防災教育のさらなる向上など、積極的な防災・減災対策を実施し、被害を最小限に抑える取り組みを、引き続き進めてまいります。  また、来月14日には、淡路島1周150キロメーターを自動車で走破する2012淡路島ロングライド150が、盛大に開催される予定となっています。当日は、県内外から多くのアスリートたちが来島し、淡路島の海岸沿いの美しい景色を満喫しながら快走します。さらに、21日には、今回で28回目となる淡路国生みマラソン全国大会が開催をされます。スポーツを通じて、人、地域が一体となり、地域の活性化に取り組んでまいります。議員並びに市民の皆さんにも、大いに盛り上げていただきたいと思います。  今後とも、いつかきっと帰りたくなるまちづくりをキャッチフレーズに掲げ、引き続き、世界的観光立島・美しい淡路市を目指し、議員の皆様をはじめ市民の皆様方の御理解と御協力を得ながら、将来に向けた淡路市づくりに取り組んでまいります。  さて、朝夕めっきりと涼しくなり、間もなく木々の梢も色づく好季節となりました。議員各位には、健康に十分御自愛をいただきますとともに、市勢伸展に御支援・御協力あらんことを心から念願し、また、報道機関の御協力にも感謝を申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶といたします。  ありがとうございました。 ○議長(岡田勝一)  以上をもちまして、終了いたします。  皆様、長時間、御苦労さまでございました。  ここで、議員各位の皆さんに申し上げます。  この後、午後1時40分から全員協議会を開催いたしますので、議員控室に御参集を願います。  次に、議会改革特別委員会の皆さんに申し上げます。  全員協議会が終了した後、第3委員会室で、引き続き議会改革特別委員会を開催いたしますので、御参集方お願いをいたします。  そして、その次に、広報広聴特別委員の皆様に申し上げます。  議会改革特別委員会が終了した後、同じく第3委員会室で広報広聴調査特別委員会を開催いたします。  以上であります。よろしくお願いをいたします。               閉 会 午後 1時24分...