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平成22年第32回定例会(第6日12月15日)

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    平成22年第32回定例会(第6日12月15日)


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    平成22年第32回定例会(第6日12月15日)            第32回淡路市議会定例会会議録(第6号) 平成22年12月15日(水曜日)       平成22年12月15日 午前10時開議     第1.一般質問 1.会議に付した事件   日程第1.一般質問 1.会議に出席した議員(17名)    1番 鎌 塚   聡        2番 太 田 善 雄    3番 西 濱 益 代        4番 田 中 孝 始    5番 土 井 晴 夫        6番 五 条 正 仁    7番 奥 野 幸 男       10番 岬   光 彦   11番 新 阜 長 富       12番 戸 田 雄 士   14番 蓮 池 久 志       15番 出 雲 容 子   16番 竹 中 史 雄       17番 池 本 道 治   18番 岡 田 勝 一       19番 松 本 英 志
      20番 籾 谷   宏 1.会議に欠席した議員(1名)    9番 佐 藤 裕 子 1.会議に遅刻した議員(なし) 1.会議に出席した事務局員の職氏名     事務局長     魚 崎 一 郎     議事課長     加 地 研 一     特命参事     福 條 昌 孝     主幹兼議事係長  森 脇 弘 子     総務係長     岡 山 正 道 1.会議に出席した説明員の職氏名     市長       門   康 彦     副市長      冨 岡 篤太郎     理事       坪 田 勝 幸     総務部長     長 濱 泰 之     財務部長     黒 地 禎 三     行政改革推進部長 竹 中 司 朗     企画部長     宮 本   肇     危機管理部長   池 尾   猛     市民生活部長   土 井   清     健康福祉部長   五 條 正 光     産業振興部長   岡 原 辰 生     都市整備部長   井 出   信     上下水道部長   竹 澤 好 生     総務部付部長事務所総括担当)              山 崎 直 一     企画部付部長ふるさと納税推進担当)              船 橋 敏 祝     会計管理者    森 脇 正 年     教育長      森   和 重     教育部長     新 開 正 章     教育部長兼学校教育課長              田 中 一 平                開 会 午前10時00分               …………………………………… ○議長(蓮池久志)  皆さん、おはようございます。  本日は、昨日に引き続き会議が再開されましたところ、議員各位及び市長をはじめ幹部職員の皆様には、大変御多忙のところ、定刻に御参集いただきまして、まことにありがとうございます。  ただいまから、今期定例会第6日目の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に印刷配付いたしておりますとおりでございます。御了承願います。  日程に先立ち、御報告申し上げます。  佐藤裕子議員には、所用のため、本日の会議を欠席する旨届け出がありました。  また、地方自治法第121条の規定に基づき、説明のため、今期定例会に出席を求めた者のうち、副市長、冨岡篤太郎君には、用務のため、本日午前中の会議を欠席する旨届け出がありましたので、御了承願います。  以上であります。  それでは、日程に入ります。                ◎日程第1.一般質問 ○議長(蓮池久志)  日程第1、一般質問を行います。  昨日に引き続き、発言は、通告に基づき、順次、議長より指名いたします。  最初は、6番、五条正仁君であります。  五条正仁君。 ○6番(五条正仁) (登壇)  皆さん、おはようございます。6番、五条正仁でございます。通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。  私の質問は、大きく3点で、1点目は、地球温暖化対策の推進について、2点目は、地域の活力の増進について、3点目は、企業誘致についてでございます。明快な御答弁を、よろしくお願いいたします。  まず、1点目、地球温暖化対策の推進について、質問いたします。  温暖化について、ちょっと述べたいと思いますので、ちょっと長くなりますが、辛抱して聞いてください。  今、地球上では、大気や海洋の平均温度が、この100年間で、1度弱上昇しています。特に、20世紀後半になるにしたがって、上昇のペースが加速する傾向が観察されています。この地球温暖化は、自然の摂理による要因と、人為的な要因に分けられますが、20世紀後半の温暖化に関しては、人間の産業活動等で、化石燃料の使用によって人為的に排出された二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスが主因となっていると言われています。  地球温暖化は、気温や水温を変化させ、海水面の上昇、降水量の変化を引き起こし、洪水、干ばつ、酷暑や台風などの激しい異常気象を増加増強させるとともに、生物種等の生態系にも大きく影響すると考えられています。  また、こうした自然環境の変化は、人間社会にも大きな影響を及ぼし、真水資源の枯渇や、農業、漁業へも影響して、食料問題も深刻化してまいりました。現に、日本においても、局地的な洪水被害の増大や竜巻の発生、また、猛暑による農作物や果物の不作、海水温度の上昇による魚の回遊の時期や場所の変化など、沿岸漁業への影響が、もう既に起こっています。  また、次のような報告もされております。平均温度が2〜3度上昇すると、すべての地域で、利益の減少またはコストが増大する可能性がかなり高い。また、5〜6度の温暖化が発生した場合、世界がGDPの約20%に相当する損失を被るリスクがあると予測されています。  以上、述べさせていただいたように、地球温暖化への防止緩和は最重要で、個人や企業がみずから進める環境保全と、行政の政策による対策が必要であると考えられます。  これからも、行政などが特に力を入れて行うべき対策として、各種エネルギーの効率改善や、太陽光、風力、潮力などの再生可能エネルギー、いわゆるグリーンエネルギーの普及、原子力発電の活用などのエネルギー供給システムの構築が必要です。  また、低電力製品の普及・転換、不要なエネルギー消費の削減などによる低炭素社会の構築、及び廃棄物発電や廃棄物の熱利用、資源ごみの再利用などによる循環型社会の構築、そして、炭素の吸収量を増加させるために、植林をはじめ森林伐採の抑制、自然植生の保護等いろいろございます。  淡路市においては、当初より、廃食油を利用したBDFの利用や、ごみの減量、資源リサイクルの推進、ハイブリッドカーの導入、LED照明の導入、身近なところでは、エアコンの温度設定や昼休みの消灯など、そして、先日竣工いたしましたメガソーラー施設の設置と、地球温暖化対策に力を入れて取り組んでまいりました。敬意と感謝申し上げる次第でございます。  そこで、今回は、グリーンエネルギー施策と低炭素社会構築への取り組みについて、及び環境基本条例の制定について、お聞きいたしたいと思います。  まず、1点目の太陽光発電について、お伺いします。  先ほど申しましたが、事業費4億6,000万円の全額を、国からの補助金で建設いたしましたあわじメガソーラー1(ワン)が稼働し、市役所庁舎防災あんしんセンター及び津名浄化センターへの電気の供給が始まり、財政支出の軽減と温暖化対策に貢献されて、まことに喜ばしい限りですが、一方で、一般市民の住宅用太陽光発電システム設置についてでございますが、設置補助金として、9月補正で200万円の予算がつきましたが、設置件数、それに伴う補助金金額をお伺いいたします。  また、市内全住宅の中で、システム設置戸数などの普及状況が分かれば、お聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君の質問に対する答弁をお願いいたします。  市民生活部長、土井 清君。 ○市民生活部長(土井 清) (登壇)  それでは、まず太陽光発電の普及等の取り組みにつきまして、御説明をさせていただきたいと思います。  淡路市が設置をしております公共施設の太陽光の実施状況でございますけれども、まず、小学校、志筑、郡家、石屋、学習、北淡の5小学校につきましては、合計で67.2キロワットの電力を有しております。また、中学校5校でございますけれども、合計で68キロワット。その他、北淡保育所につきましては10キロワット。東浦事務所につきましては30キロワットでございます。  先ほど、議員がおっしゃられましたあわじメガワットソーラー1(ワン)につきましては、1,000キロワットということで、これらの出力を合わせますと、1175.2キロワットということになります。これらの合計のCO2削減効果でございますけれども、約370トンの削減効果になってございます。  先ほどの御質問の中で、本年9月の議会で、補正予算をいたしました住宅用の太陽光発電システムの補助事業の関係でございますけれども、現時点では、申請が、市内業者で工事をされた方が1件の申請をされてございます。10月からでございますので、年明けにはこの申請が出てくるものと思っております。  また、今回、県の農政環境部環境管理局大気課、県の大気課でございますけれども、もう既に御承知かと思われますけれども、太陽光発電に関するアンケート調査を、淡路島内を対象にしまして、本年の12月に実施をされる運びになってございます。  この調査でございますけれども、淡路市をモデルにいたしまして、公民館であったり、また、保育所等の公共施設への太陽光発電の新たな導入方法を、県が検討するということに当たりまして、市民共同発電所への関心の程度を把握するということで、そういった目的でアンケート調査をされるわけですけれども、市民の共同発電所と言いますのは、こういったCO2削減なり、エコ等につきまして、協力したい、関心があるといった方が、自分の住宅の上にそういったソーラーとかがつけられない方であっても、そういった協力をしたいという方につきましては、出資を募りまして、その出資金をもってそういった公共施設にソーラーを取りつけると。  それで、そこから発生します余剰電力の売電のお金をもちまして、それを配当金という形でやってはどうかというような案もあるようでございます。それが、皆様方がどういう意見なのかということを調査をしたいということでアンケートをされるようでございます。  もう1点、淡路市の住宅用太陽光の補助の関係でございますけれども、大体家庭用に設置をされておりますソーラーにつきましては、3キロから4キロワットぐらいが多いということを聞いてございます。淡路市の場合、1キロワット当たり2万円の助成で、これは、市外業者が設置をした分でございますけれども、1キロワット2万円で4キロを上限として8万円の上限金額を設けておりますし、それを市内業者で工事をされた方につきましては、1キロワット当たり2万5,000円ということで、上限4キロで10万円の補助を考えておる補助制度にいたしております。  国の補助制度がありまして、それによって採択をされ、国の補助金をもらえた方につきまして、市もそれに基づいて補助すると、こういった制度でございます。  以上でございます。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  まず、公共施設の設置状況等詳しく述べていただきまして、ありがとうございました。県の方も、先ほど、淡路市をモデルということで、なかなかありがたいことだと思います。  一般の家庭用の太陽光発電システム設置状況、1キロワット、2万円、2万5,000円、上限で、市内業者を使うと10万円。国の補助等もございまして、国の補助等はどんな金額になってますか、わかりますか。 ○議長(蓮池久志)  市民生活部長、土井 清君。 ○市民生活部長(土井 清)  国の方の住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金ということで、1キロワット当たり7万円の補助が出るということになっております。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  わかりました。  200万円、300万円とかかるということも伺ってますので、まだまだ補助の拡充をしなくちゃならないなと感ずる次第でございますが、財源とも相談しなくちゃなりませんので、難しいとこかなと思います。  次の質問に移らせていただきます。  次に、関西電力の子会社が取り組もうとしております風力発電事業について、質問いたしたいと思いますが、昨日、一昨日と、2人の議員が詳しく質問されました。進捗状況や問題点等理解できましたが、2〜3点、簡潔にお伺いします。  まず、関係する町内会は幾つあるんでしょうか。 ○議長(蓮池久志)  市民生活部長、土井 清君。 ○市民生活部長(土井 清)  5町内会でございます。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  わかりました。  昨日の答弁で、稼働後の対応策など入った8項目の内容の協定書の締結について、同意している町内会と保留している町内会があると言われておりましたが、その状況を詳しく把握しておりますでしょうか。 ○議長(蓮池久志)  市民生活部長、土井 清君。 ○市民生活部長(土井 清)  昨日も御答弁をさせていただいたわけですけれども、まず、10月末に、これらの町内会に対して、8項目等にわたる説明等もされました。その8項目の中で、地域住民の方が、騒音なり低周波、またブレードの影等々の心配もあるといったことで、再度、町内会とすれば、関電エネルギーと協定書の中でいろいろと協定を結んでいきたいと、こういったことで、その後、再度5町内会に対して、協定書の内容の詰めをしております。
     しかし、その詰めをした結果等につきましては、関電エネルギーの方から、どういう結果になったということまでは、まだ、今のところ聞いておりませんので、私の言えますのはここまで、現在のところ、ここまでしか言えないという次第でございます。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  私、昨日の夜、2〜3の関係する町内会の人にお聞きしたんですが、ほぼ皆、五つのうち四つぐらいは同意の方向で進んでおるということをお聞きしておるんでございますが、この辺はまだ決定ではございませんので、その辺にしておきます。  この協定書の締結ですね、風車建設、各種許認可関係あろうかと思いますが、これ、許認可の必須条件になっておるんでしょうか、わかりますか。 ○議長(蓮池久志)  市民生活部長、土井 清君。 ○市民生活部長(土井 清)  この協定書が許認可の条件になっておるんかと、こういうことでございますけれども、この協定書の関係につきましては、今後、関電エネルギーの方から、特定施設の設置等の届け出がされるわけですけれども、その届け出の中で、県の指導要綱、ガイドラインというのが定められてございます。  そのガイドラインの中の一つとして、協定書の添付というのがあるわけでございますけれども、この協定書につきましては、必ず協定をしなければならないといったところまでは記載はされておりません。そのガイドラインの中では、各自治体並びにそういった地域での協定の状況をつけなさいと、こういったことになってございます。  以上でございます。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  わかりました。  市としましては、淡路市民の安全・安心を守る使命や稼働後の公害発生に対する監視義務などがあろうかと思います。届け出が、今後、出てくるということでありますが、現行上の法律や条例、規則にのっとった形で、慎重なる対応をお願いしたいと思うところでございます。  次にいきたいと思います。  3番目の項目でございますが、再生可能エネルギーには、地熱発電、バイオマス発電、潮力や海流発電、火力発電などがありますが、海に囲まれた淡路島、潮力発電が可能ではないかと思われます。  潮力発電は、燃料が不要で、有害な排出部もなく、潮の干満を利用しているので、風力発電とは異なり、安定した電力供給が行えると聞いております。そこで、潮力発電の設置の可能性及び、今、民間企業が、明石海峡で潮力発電の試験をしていると聞きました。その取り組みについても、もし詳細がわかりましたら、お聞かせください。 ○議長(蓮池久志)  市民生活部長、土井 清君。 ○市民生活部長(土井 清)  この潮力発電の関係につきましては、6月の一般質問等でも質問があったと思うわけでございますけれども、現在、聞いております内容等につきまして、御報告をさせていただきたいと思うわけでございますけれども、この潮力発電の取り組みの実験につきましては、本年の4月15日にも新聞報道等もされてございます。  この実験に取り組んでおりますのは、三木市のベンチャー企業ノヴァエネルギーが事業者ということでございます。本年の6月29日に、育波漁港から実験場所、岩屋の沖合いで、実験をするといったことで開始をされたわけでございますけれども、7月上旬に、係留場所から、潮の流れの関係もあったと思うわけですけれども、実験船が潮に流されたといったことがございまして、実験を一時中断をされております。  その後、9月中ごろには、こういった係留問題等も解決をされ、実験の再開ということになったわけでございますけれども、今度は、9月13日に、実験船を岩屋の沖合いにえい航する際に、今度はシャフトが破損し、現在、実験は再度の中断ということであったわけですけれども、以前、聞いておりましたのは、シャフトが破損した関係で、11月17日にはシャフトを取りかえ、29日には、今度は、津名港から岩屋の方にえい航するということを聞いておったわけですけれども、再度、昨日、電話での確認でございますけれども、電話したところ、岩屋へえい航をすると、そこで、設置をし、うまくいけばこれからテストに入るということを聞いております。うまいこと設置ができたかというのは、そこまで確認はしておりませんけれども、今の現状でございます。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  ありがとうございます。  まだ、潮力発電、研究途上だと思います。この実験、試験、何とか成功してほしいものだと祈るところではございます。  次に進みたいと思います。  次に、低炭素社会の構築についてでございますが、二酸化炭素の排出量を削減するため、エネルギー消費量の少ない機器や変換効率の高い機器の使用が求められています。  市においては、既に公用車にハイブリッド車を一部使っていますが、メガソーラー1(ワン)の稼働と並行して、電気自動車用の充電施設も設置されますが、公用車等への電気自動車の導入計画をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  総務部長、長濱泰之君。 ○総務部長(長濱泰之) (登壇)  それでは、公用車の電気自動車化の取り組みについて、お答えをしたいと思います。  電気自動車の普及につきましては、低炭素化社会構築に向けて積極的に取り組む課題であると、そういうふうに認識をしております。本市におきましても、既に、軽自動車タイプ1台を導入しており、普通自動車タイプも、近々購入する予定でございます。  電気自動車には、内燃機関に比べまして、温室効果ガスの排出量が少ない、燃料効率が圧倒的によい、そのほか、構造が簡単なため、メンテナンス経費が安価で住むメリットがございます。  しかし、その反面、現在の技術水準では、電池容量が少なく、150キロメートルから200キロメートルが、連続走行の限界であること、充電スタンドが未整備であること、淡路では夢舞台、洲本に1ヵ所あるんですが、それは100ボルトなんで、通常の充電というのはちょっと難しいのかなと、そういうふうに思っております。  そういう充電に時間がかかること、電池そのものが非常に高いものである。そのため、自動車の本体価格が割高であること等のデメリットがございます。  デメリットの大部分は電池、つまりバッテリー技術の未成熟に原因があり、当面の課題として、電気自動車の普及を図るには、充電スタンドの拡充が必要であると、そういう認識をしております。  この点、調査をしましたが、現在、県内では52ヵ所のスタンドがありまして、高速充電器を設置しておるのが、5ヵ所程度ございます。長距離運行時の不安がぬぐえないという状況がございます。淡路市としましても、太陽光発電施設メガソーラー1(ワン)を利用した高速充電設備の整備を検討をしております。  一方で、現在、市の方針としまして、公用車運行安全性確保の観点から、後年式公用車の整備に着手し、購入後15年を超える公用車を、計画的な入れかえを始めるところであります。しかし、それらすべてを電気自動車で実行するとなれば、現在の電気自動車の価格水準では、入れかえ計画の実行が非常に困難であり、次善策としましては、当面、低公害車で対応を考えているところでございます。  今後、予想される電気自動車の価格の低減化、バッテリー性能の向上、充電施設の拡充、そのほか、プラグインハイブリッド車の状況等を見きわめながら、可能な限り公用車の電気自動車化を進めたいと、そのように考えております。  以上でございます。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  電気自動車、出始めということで、将来、確実に普及してくると、その対応策を取り入れると。今後、計画的にハイブリッド車とか、そういうのを継続的に配車してほしいと思うところでございますので、よろしくお願いいたします。  次に、LED照明について、質問いたします。  もう既に、一部で導入され、今回の補正でも上がっていますが、道路照明灯や防犯灯へのLED照明の設置計画などをお伺いします。  公共施設については、岬議員が、先日質問いたしましたので結構でございます。また、防犯灯としての、電柱に新規に設置した場合と、既設の防犯等をLED照明に取りかえた場合の費用は幾らぐらいかかるか、分かっていましたら、合わせてお答えください。 ○議長(蓮池久志)  総務部長、長濱泰之君。 ○総務部長(長濱泰之)  費用といいますと、いろんなタイプがございますが、今現在のところ、LEDでは、電球とかそういうものじゃなくて、セットになっております。ですから、初日に、岬議員の方に御説明をしましたように、入れかえますと、枠ごとの入れかえということで、本庁舎で3,000万円程度かかるということですから、今現在、町内会で600万円、昨年度の交付金の関係でございますが、140ヵ所弱ということで、大体平均4万5,000円ぐらいの費用がかかっております。  普通の現在の蛍光灯ですと、1本、安いものであれば500円ぐらい。ちょっといいので、省エネタイプで700円ぐらい、そういうふうな非常に安い価格ですが、9月にメーカーがLEDを出しておりますけれども、まだ市場には出ておりませんので、うちの方としても、そういうのは注意深く見守っていきたいと、そういうふうに思います。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  LEDは、水銀蒸気を使ってなくて、消費電力が少ない。蛍光灯の数倍、10倍程度長持ちしますよね。それと、交換作業が大変なところが多いですよね、防犯灯とか。そんな場所には最適、長く交換しなくて済むということがあります。  私もいろいろ調べましたら、虫などを誘引しにくい。衛生的で、農作物への影響も少ないと聞いておりますので、初期の機器設置費用や、機器の交換費用は少し高くつくと思いますが、交換の手間や、数年間、電球を取りかえなくて済むので、長期的に見たらコストの削減になると思いますので、積極的な導入の方をよろしくお願いいたしたいと思います。  次に、環境基本条例の制定について、お尋ねいたします。  環境立島淡路や、世界的観光立島・淡路市を目指すためには、良好な環境の下に、健康で文化的な生活を営むことができ、この恵まれた環境を損なうことなく、よりよいものとして、後世に引き継がなければなりません。そのためには、環境基本条例の早急な制定が必要だと思います。  基本理念や基本方針を定め、行政と市民や企業の役割を明らかにして、環境の保全及び創造に関する施策や、具体的な取り組みを定めて、これらを総合的・計画的に推進しなければなりません。  環境基本条例や基本計画を策定する意図はあるのか、お伺いいたします。 ○議長(蓮池久志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦) (登壇)  議員、御指摘の環境基本条例なんですけれども、これは、国の環境基本法によりまして、市町村でも位置づけるものというふうに義務づけをされております。  ただ、淡路市として、まだ環境基本条例の制定に至ってない理由なんですけれども、大きくは2点ほどございました。  1点目は、淡路市は、5町合併をした今の、いつも言っておりますような過渡期の中で、いろんなことを整理するということが、まず1点ございました。もう1点目は、実務的な弊害がなかったという。どういうことかと言いますと、県の環境の保全等創造に関する条例というのがありまして、それを適用することによって対応ができたという実務レベルの話があって、この間、環境基本条例の制定に、淡路市としては至っていないという、そういう現実にあります。  他市の状況を調べて比較をいたしますと、南あわじ市にはできておりません。やっぱり4町合併という、そういうところがあろうかと思います。一方、洲本市につきましては、もう既に、洲本市環境保全条例というのができておりまして、平成18年2月、改正が平成19年3月ということで、中身は、今、議員がおっしゃっておられましたように、例えば主なものを申し上げますと、市長の責務としては、快適な環境の確保に関する基本的かつ総合的な施策を講じなければならない。また、市民の責務としては、常に環境保全についての意識を高めて、快適な環境づくりに努めなければならない。また、公害の発生状況及び快適な環境の侵害の状況について、市長に通報するとともに、市長その他の行政機関が実施する施策に協力しなければならない。  そして、この条例には、罰則規定も設けられております。その条例を受けて、規則があって、細則があるという、そういうふうなことになっていこうかと思っています。  淡路市の方としましては、豊かな自然環境は、多くの人々に憩いと安らぎを与える貴重な財産であることは、言うまでもありません。それらは、淡路市が最も誇れるものの一つであるとも考えております。島民会議による環境立島淡路の推進であるとか、太陽光発電事業の推進、あるいは地球温暖化対策の取り組み等とあわせまして、環境への負荷をなくして、市民が健康で快適かつ文化的な生活を享受できる自然と調和ある良好な環境づくりを次世代へ継承していくためにも、良好な環境づくりに関する基本的な方向を定めて、早い時期に条例制定に向けて準備を進めるというふうな、今の状況にあります。  なぜ洲本市が先行しているのに、淡路市はというのは、先ほど、理由を申し上げましたが、もう1点、助成制度というふうなものを取り入れるときには、この環境保全条例というのは必須でありますので、できるだけ早い時期に、そういうものにも対応してまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  ありがとうございます。早い時期に策定をするということで、その中で、各種助成制度、環境保全に向けた助成制度の充実も、いろんな制度をつくっていただきたいなと思うところでございます。  淡路島全体、淡路市だけじゃなしに、洲本市、南あわじ市も含めて、グリーンエネルギーの地産地消ですよね、100%自給の地域づくりの実現に向けて頑張っていっていただきたいと思うところでございます。  それでは、次の2項目目に移りたいと思います。  2項目目の地域活力の増進についての質問をさせていただきます。  旧5町合併から6年目を迎えていますが、この6年間を振り返ってみますと、小規模な旧町では、充実した体制を整えることが困難であった住民サービスの高度化、多様化への対応ができたり、地域間の交流が活発になったり、体育施設や文化施設、図書館などが、より広範囲に利用可能になりました。また、広い視点に立った一体的なまちづくりや環境問題、観光振興など、広域的な取り組みが必要とする課題に関する施策が展開できるようにもなりました。  何よりも、合併によるスケールメリットが生かされ、中長期的な視点での効率的な行財政運営が行えるようにもなりました。また、より大きな淡路市の誕生が、市域のイメージアップにもつながり、企業の進出や大型プロジェクトの誘致も期待できるようになったのではないかと思いますが、その反面、住民の声が届きにくくなったり、福祉などのサービス水準の低下や、一部公共料金が高くなったのが現状でございます。  また、各地域で開催してきました夏祭りの廃止や、地域の特色を生かした各種行事及びイベントの統合や縮小、そして廃止で、今まであった地域の輪や組織の輪、そして地域内の人の輪が弱まり、地域力、地域づくりが年々低下しつつあるのではないか。また、合併前の地域において、それぞれはぐくまれてきた歴史や文化、伝統などが失われつつあるのではないかと、私自身、最近、特に思うようになりました。  行政にとっては、行政を行う上でメリットであっても、住民にとってはデメリットでしかない場合もございます。地域づくりの主役は、地域を支える住民一人一人であり、住民と行政が共同して進めなくてはなりません。地域密着型のきめ細やかな施策の展開が必要です。  そこで、地域住民主体の地域再生、活性化へ、今まで、どのように取り組んできたのか、また、今後、どのように取り組んでいこうとするのか、お伺いいたしたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  企画部長、宮本 肇君。 ○企画部長(宮本 肇) (登壇)  少子高齢化の進展、社会情勢の著しい変化等を背景に、人々の価値観も多様化しております。地域が抱える課題や市民ニーズも、複雑多様なものになってきています。  そのため、これからの地域再生、活力あるまちづくりは、そこに住む人たちに自主的にかかわっていただく。市民と行政が一緒に考え、一緒に行動する協働のまちづくりを進めていくことが必要になってこようかと思います。  こうしたことから、協働のまちづくりの進展に向けた方向性を探るため、本年度の地域審議会への諮問は、参画と協働の地域づくりについて御意見をいただきました。現在、その答申内容を取りまとめているところです。いずれの答申も、地域力の再生、コミュニティづくりのあり方など、貴重な提言をいただいております。  また、本年10月には、市民の方が、さらに淡路市の市民としての自覚を持っていただき、まちへの愛情やまちづくりへの参画意識を高めていただくことを願い、淡路市市民憲章を制定をいたしました。  今後は、地域審議会での答申を尊重し、市民と行政との協働活動が推進されるための環境づくりを進めてまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  ありがとうございます。  地域力の向上を目指して、いろいろやっていただけるということなんでございますが、地域住民の手による地域の子どもの健全な育成や、高齢者の生きがいづくりへの活動や、地域の歴史の掘り起こしや、地域文化の継承と振興、地域の世代間交流、子育て支援活動、防犯・防災活動などの地域の環境整備、また自然保護、安全・安心な地域づくりなど、地域再生や活性化に積極的に取り組む町内会をはじめとする地域団体へ、新たなコミュニティ活動助成金制度を創設すればと思いますが、いかがなものでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  企画部長、宮本 肇君。 ○企画部長(宮本 肇)  現在、市内においても、市がかかわることなく地域の方々で知恵を出し合って、その土地の歴史、特性を生かして、地域の温もりを感じられる個性的なイベントが数多く開催されております。  そこで、中には、市外から交流人口の増大が効果的に図られている部分もございます。市としましては、今後も、本来持つべき地域力に基づいた活動が、市内全域に広がっていくことを期待して、できる限りの支援はしていきたいというふうに考えております。  今現在ですけれども、現状では、情報の提供、広報、相談などに限られております。このような中で、地域の活性化の支援につながるよう、本年から、ふるさと納税制度の寄附金の活用で、活力ある地域づくり支援事業として取り入れております。  寄附される方が、主体的に町内会を指定して、ふるさと納税をいただいた分については、原則として、指定先の町内会の方へ御活用をしていただけるようにしております。今後、この制度を、地域町内会においてよく理解していただいて、大いに活性化につなげていただきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  まず、各地域、趣向を凝らしたイベント等、私も何ヵ所も、特に北淡地区なんですが、行ってまいりましたが、ほとんどボランティアで運営されておるということなんですが、いろいろお話をお聞きしますと、ボランティアばかりじゃ、要するに規模とかいろんな催し物をしたいけど限度がある。行政の方で、ちょっとそういう補助金的なものをできたら、もうちょっと盛大に充実したものになるんではなかろうかということをよく聞くんですよ。  そのとき、今、部長が言いましたように、ふるさと納税制度がありますよと、それをどんどん活用してくださいとは言うんですが、なかなか浸透してないんですよね。そこで、先ほど、私が申したような助成金制度をつくって、それも金額入らないと思うんですよね。例えば、一つの提案といたしまして、旧5町、各町例えば100万円ずつ、五つで500万円。その100万円は各町の町内会でいろいろと、どんな行事をするかと、企画ですね、事業計画とか出していただいて、その範囲内で使うような制度。将来的には、ふるさと納税、もうちょっと浸透して、どんどん集まるようになったら、そのお金を利用しようということで、納税の寄附がどんどんふえるんじゃなかろうかと。  今現在、ふるさと納税、支援する地域名を書かれた寄附金、旧5町ごとで結構ですので、どれぐらいございますでしょうかね。 ○議長(蓮池久志)  ふるさと納税推進担当部長、船橋敏祝君。 ○ふるさと納税推進担当部長(船橋敏祝) (登壇)  先ほどお尋ねのふるさと納税寄附金について、お答えいたします。  まず、本年度のふるさと納税寄附金の総額は、現在、12月14日現在なんですけれども、460件で、1,923万円ございます。そして、いわゆる町内会支援事業、それにつきましては、旧5町ごとで、まず津名地区では、3件で175万円。岩屋地区は、7件で113万円、北淡地区は、10件で17万円、一宮地区は、4件で8万円、東浦地区は、4件で15万5,000円となっております。  また、町内会支援に寄附をいただいているわけですけれども、地区指定のないものもございます。いわゆる町内会等で役立ててほしいということで、地区の指定なし。これが25件、85万円余りでございます。合計で、53件、413万7,500円となっております。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  ありがとうございます。  旧5町、地区別にばらつきがありますね。これは大口とかも入っておられるんかなと思いますが、これをどんどん広めていただいて、地域の活性化、地域づくりに使っていただければ一番いいんですが、まだまだこういう状態で、北淡とか一宮、東浦、ちょっと少ない感じで、なかなか使えない。先ほど言った助成金制度ですね、呼び水としてちょっと制度を創設していただければなと、お願いするところでございます。  時間も残り少なくなりましたので、次の項目に移らせていただきます。  最後の項目の、企業誘致でございますが、企業誘致については、私自身も、今年3月にも質問いたしました。今年3月時点での企業誘致件数は、平成20年度から市内企業4社、市外企業3社の計7社で、40人余りの雇用の創出と、年間約200万円の税収を上げられるということでございましたが、なかなか企業誘致、簡単ではございません。難しいとは思いますが、3月以降、今までの誘致活動等の現状をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  企画部長、宮本 肇君。 ○企画部長(宮本 肇)  積極的に誘致を進めておりまして、本年度に入りまして、生穂新島の方で、海洋作業等を営む会社が1件、それから、佐野新島において、海産物加工業を営む会社が1件というふうに、現在、本年になって2件、企業誘致に成功をしております。
     今現在、誘致の現在進行形でございますが、生穂新島において1件、進行をしているところでございます。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  ありがとうございます。何度も申しますけれども、なかなか企業誘致、全国各地、どこの自治体でも企業誘致に走り回っている状況です。その競争というたら言葉は悪いんですが、その競争に勝たなければなりません。淡路市の企業誘致に当たっての条件的に不利な点や問題点は多々あろうかと思いますが、それを克服せずにして企業が来てくれません。  そこで、市長もよく言われてますが、水の問題や人の問題、橋の問題、またその他の問題点について、どのように対処・克服しようとしているのか、お伺いいたしたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  企画部長、宮本 肇君。 ○企画部長(宮本 肇)  議員も今、申されたと思うんですが、淡路市の場合、企業誘致する場合、まず、橋の料金が高いために、輸送コストの面が考えられる。それから、次には水の問題ですね。工業用水としての水の確保ができてない。それから、3点目は、雇用ですね。人材の確保をするのが大変だと、こういうふうな問題がございます。  それを、一つ一つ丁寧に解決していかなければ、なかなか企業は来ない。淡路島にわざわざ、高い橋の料金を出してまで来ないということがあります。この辺を、トータル的な形で、考えていく必要があるだろうということで、企業立地に関する促進法に基づいて、淡路市もいろんな形での支援制度を設けて、一生懸命企業の誘致に当たっているところです。  今現在、大きな問題として浮上したのは、企業誘致において、いろんな企業があるわけですけれども、雇用がたくさんできる企業からすれば、どうしても製造業というふうなことになってくる。そうすれば、水という問題が大きな壁になってくるというのが、今の現状かというふうに思っております。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  まだ5分間、時間がありますので、まず、橋の問題ですよね。製造業で製造された製品、運ばなくちゃならない。物流ですね、トラックとかで橋を渡って高くつく。例えば、この生穂新島、津名港があって、耐震岸壁ができておる。水深7.5メートルですか、それだけある。例えば、これ、不利な面というより有利な面と考えて、船が着きますよ、着けられますよと、そういうのも前面に出して誘致活動を展開していけばいいかなと。  また、それ以上の大型船になった場合、例えば、これは市長も言われておったかな、桟橋を設置したり、そういう、橋の料金が高いからちょっと難しいじゃなしに、またほかの方法を考えるとかやってほしい。  それと、人の問題は、企業が求める人材と淡路市、淡路島全体に言えるんですが、就職先を探しておられる方もたくさんいると思うんですが、ミスマッチですよね、企業が求める人材とのミスマッチという、その辺を何とか解消しなくちゃならないなと思うところでございます。  それと、進出している企業に対して、高校とかそういうところを十分に紹介してあげたり、いろいろそういう活動もあわせて行っていただきたいなと。  それと、水の件ですが、工業用水、先日の補正でも井戸を掘る予定があるということなんですが、そのときの答弁を聞いてましたら、有事のときの防災用に使用するとか、散水用に使用する、それとともに進出企業の工業用水的なもので使用するという、どうも工業用水が2番手、3番手になっているような感が、私自身は受けたんですが、私自身は、反対に、工業用水がありますよという形で企業訪問して、企業に売り込んでいくべきじゃないかなと、本当の工業用水だという形で井戸を掘る。私はそういう考えを持っておるんでございます。  その辺、いろいろ難しい面があろうかなと思うんでございますが、精力的に今後も誘致活動を続けていただきたいんですが、淡路市はふるさとサポーター制度というのを導入して、いろいろ企業を紹介していただいたりしておりますが、もっとそういうサポーターをどんどんふやしてもらったり、それとか、新たな戦略、企業誘致における新たな戦略、何かお考えでございますでしょうか。 ○議長(蓮池久志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦)  議員が御指摘されましたように、課題が多いのは、淡路市の企業誘致ですけれども、その課題を逆手にとってやるということも一つの方法かと思っております。  まず、主な1点は、やはり海があるということですね。その海の優位性を生かすためには、例えば、桟橋を作ってそれを利用するような企業の誘致も考えられますし、それから、工業用水の話にいっているわけでありますけれども、淡路市の場合は水はないことはないんで、どういうことかと言うと、もう既に井戸は掘れば出るというところがたくさんあるわけですが、問題は、国道を越えるとか、橋を渡るとかいうふうなことは、やっぱり不利である。ここで掘らなければならないというのが一番有利性があるわけであります。  そういった観点から、今のところ、模索をしているわけであって、これまでも説明しておる、ここに井戸を掘るということについては、当然、防災機能があるところについては、井戸を掘るというのは必須条件なんですね。阪神・淡路大震災のときに、県庁が孤立しなかったのは、井戸があったからであります。  ということで、大分遅れたんですけれども、防災センターもでき上がっておりますので、その近辺にそういうものをつくると同時に、工業用水にも利していくという、そういうことではないかなと思っております。  それから、ほかに何かないかということですけれども、ポイントは熱意だと思いますね。山本光学にしたって、それから、今動いておる東洋工業合成にしたって、人脈を頼って、そして職員が汗水垂らして走り回り、熱意を示してやるという。ですから、ここは企業庁の用地なんですけれども、企業庁にだけ頼っておったんではうまくいかない。まさに、市民そして市行政挙げて熱意をもって臨みたいと、そういうふうに思っております。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  五条正仁君。 ○6番(五条正仁)  熱意をもって、今まで企業誘致の担当課、頑張ってきた、この成果が7件プラス今年の2件という成果につながっておると。いろいろ聞きましたら、自腹を切ってお土産を持っていったり、こういうことは余り言うべきことじゃないかもわかりませんけれども、一生懸命頑張っておるということでございますので、今後もよろしくお願いいたします。  長時間にわたり、丁寧な御答弁等ありがとうございました。これにて終了させていただきます。 ○議長(蓮池久志)  以上で、五条正仁君の一般質問は終わります。  ここで、暫時休憩いたします。再開は、午前11時15分といたします。               休憩 午前11時01分              ─────────────               再開 午前11時15分 ○議長(蓮池久志)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、2番、太田善雄君であります。  太田善雄君。 ○2番(太田善雄) (登壇)  2番、志民の会、太田善雄。議長のお許しを得ましたので、ただいまより一般質問をさせていただきます。  淡路市におけるいろいろな年間行事等についてお尋ねいたしますので、わかりやすくお答えください。  市内において、年間に行われているイベントの数は、膨大な数と思われますが、ほとんど町内会、それと各自治体でやっておられると思うんですが、その中で、大きく分けて二つに分けられると思います。  一つ目は、行政の主催でしょう。まず、市長参加のイベント、そして各部長、各課長参加のイベント、それに、各事務所長参加のイベント等があると思われます。そして、二つ目は、民間主催の、各種団体が行っているイベントがあるようです。例えば、町内会の祭り、地域清掃、あと、商工会、地域活性化の祭りとか、いろいろなイベントを催しておるようでございます。その他、組合等も、自分たちの意識向上のために、会合とかやっているように思われます。  これらの行事には、必ず予算を必要としておると思います。そして、ほとんどのイベントでは、市費困窮の中、また、支出負担を増額するにはとてもかなわないと言いながら、予算だけはある程度確保しているようです。民間主催のイベントでも、市の補助金や県の助成金、補助金など、いろいろ考えてもらってやっているようであります。  でも、そのような中で、計算もしないまま、無謀にもイベントを続けている人たちがたくさんいるのです。淡路市のすばらしい観光資源に日の目を見せるためと頑張って、多くの人たちがいるのです。  例えば、伊弉諾(いざなぎ)神宮のお祭り、これ、神仏重ねていいのかわかりませんが、あそこもやっぱり観光資源だと、私は思っております。例えば、11月に行われた東山寺、あそこでもみじ祭りというのをやっておりました。地元市民やもみじの会、津名商工婦人部等、たくさんの人たちが、地元の生産品やたこ焼きを販売したり、大正琴の演奏をお願いしてやってもらったりと、いろいろなイベント興業を行い、それの行為に対して、一部の地元勘違いされた方々には、金もうけのためやとかなじられながらでも、すべての利益をつぎ込んで、東山寺のもみじ祭りを支えてきているようです。  その中で、夜間ライトアップもワンセットで行っておりました。3年間継続し、今年は、テレビ、新聞等で取り上げられておりました。これは、立派な観光事業の一つの担い手であると、私は思いました。でも、とうとう、雨が降ったら人が来ないというような状態の下で、収入不足のために、もうこれ以上は自分たちでは耐えてやっていくことができないということになってきているのです。  そこで、省いていくのはどれかと、皆さん、話し合った結果、結局、収入のない夜間ライトアップをやめようやないかと、廃止せざるをえなくなっております。それが結論でございました。本当にそうでしょうか。朝のもみじも美しいんですが、ライトアップされたもみじも、幽玄の世界に導いてもらえるようなすばらしいものだと、私は思いました。  このライトアップ、皆さんの中で、夜の東山寺に行ったことのある方、ここにおられますか。どなたもおられませんか。お一人ですね。市長、お一人です。皆様方、淡路市行政で担っておられる方が、東山寺、私は観光スポットの一つだと思っているんですが、皆様が足も運ばれなかった、テレビ、新聞等で宣伝されたにもかかわらず、淡路市の観光スポットがどこにあるのかと、もう少し研究なさって、淡路市を観光立島と訴えるのであれば、一度ぐらいは行って、見て、伊弉諾(いざなぎ)神宮もライトアップしましたんですよ。そのときなんかでも、見られた方、いるかどうかは、もう問いません。  ここで、本題に入りますが、市当局は、常に受益者負担の原則を唱えられております。私に異論はございません。故にお聞きいたしますが、昨年、淡路市に観光で見得られたお客様は、600万人と聞いておりますが、具体的に、どこに幾ら落として帰られたのか。市財政にその効果が幾らあったのか。そこで少しお答え願えたらと思います。 ○議長(蓮池久志)  太田善雄君の質問に対する答弁をお願いいたします。  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦) (登壇)  具体的なことにつきましては、担当部長からお答えをいたしますが、その前に、イベントという淡路市の考え方をちょっとお伝えをしたいと思います。  すべてのことについて言えるんですけれども、淡路市の合併というのは、国会でも話題になるほどの特殊な合併であります。地形的な面でもそうであります。で、何を選択したかというと、ソフトランディングを選択をしました。例えば、イベントについても、極論としては、五つあったものを一つにしなければ、合併の効果は上がらないという意見もありましたが、そうすることによる弊害であるとか、あるいは、これまでの継承といったものを尊重するということで、まさにソフトにいろんなことを決めていったり、実行していったりしようという、そういうことをしていったわけであります。  結果、どうなったかというと、五つあったものがなくなっていったものもありますし、新たに生まれたものもあるという、そういうふうなことになってきて、今の現状があります。具体的に言いますと、例えば一宮の祭りとしましては、わいわいさいさいということで、各旧地域でやっておることにつきまして、地域の方々の招へいによって、市長は、それぞれの地域にすべてあいさつに回るという。  どういうふうにして回れるかというと、地域がその時間割を決めて、商工会長あるいは地元の代表者が一緒になって回っていって、あいさつをして、地元の方々とのそういう祭りに一緒に参画をして、いろんなことをしていくといった、そういう流れができつつあります。  また、一方、新たにイベントができてきたようなところもありまして、先ほど、議員が指摘をされましたけれども、招へいのあるものについては、これまでのおよそ5年間から4年半ぐらいは、例えば、市長に対して招へいのあるものについては、ほとんどすべてと言っていいぐらい参画をしてまいりました。若干、そのことによる弊害もあるわけでありますけれども、このことについてもほぼ見通しがついてきましたので、分担していこうと、要するに、そういうことを続けていくと、365日休みがないわけであって、でもそれを続けてきたわけですけれども、これからは、そうではなしに、みんな当番していって、各地域で、所長でいけるものについては所長でいくといった、そういうふうな工夫も必要ではないかなと、そういうふうに思います。ですから、実行面においては、残すものは残す、あるいは、集約するものは集約するといったことの工夫が必要ではないかなと思っております。  それらについて、一つ具体的に言いますと、今、教育委員会部局では、文化財の関係の整理に入っております。本来ならば、合併時点でそういうものが整理できていかなければならなかったんですが、先ほど言っておりますような、5地域についてオーソライズされたようなものを整理するというのは、なかなか難しいところがある。しかし、それはしなければならない。そういうものをする中で、イベントも、ソフト事業の文化財であるという、そういう位置づけではないかなと思っておりますので、いずれそれらのことについても整理ができてくると思っております。  また、ひとつ、財源問題につきまして、先般ルミナリエが終了をいたしました。神戸ルミナリエ、これは、阪神・淡路大震災の鎮魂の光の祭典であります。その光の祭典に当たって、まずは、もともとはたくさんのスポンサーつき、やっていたわけでありますけれども、今、それらのスポンサーも撤退をし、浄財も減っていく中でどんどん縮小されていくわけでありますが、16年間、あの明かりがついて、そして、今回は初めて被災をした方の語り部があそこで物語を語ったという、そういうふうにいろんな祭りも変わっていく可能性がある中で、財源問題についても、やっぱり我々も、再度、再考する必要があるんではないかなと思っております。  どういうことかと言うと、ルミナリエがあるとしたら、ヤマナリエという、そういう、大阪だったか、すばらしい、これ、地域で、一つの住宅地の山全体が光の祭典をやっているところがあります。それは何かというと、すべて、これ、自腹なんですね。それがいいか悪いかどうかは別にして、いろんな工夫によってやっていくべきかなと。  ということで、私の家も小さい明かり、ぽろぽろついておりますけれども、そういうことをすることによって、その地域のイメージを高めていくことも、一つの工夫ではないかなと、そういうふうに思います。  いずれにしましても、議員、御指摘のように、イベントというふうなものが、この田舎の地域にあっては非常に重要なものであって、そういった形をどういったことで継続し、そして発展させていくか、それが大きな課題ではないかなと、そういうふうに思います。  具体的なことについては、担当部長の方からお答えをいたしたいと思います。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  産業振興部長、岡原辰生君。 ○産業振興部長(岡原辰生) (登壇)  今、議員からの御質問の中で、600万人の入り込み数があるということで、それについての収益計ということでございましたけれども、これにつきましては、今、いろいろとそれぞれの団体等もございまして、正確な数字も持ち合わせておりませんので、今後、こういった数字につきましては、また後日、改めてお示しをしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  太田善雄君。 ○2番(太田善雄)  今、ルミナリエの話を市長からお聞かせいただきましたが、ちょうど尾崎と郡家の間に、今、ルミナリエが立ちあがっております。夜6時から、西浦街道を走ってもらえれば、物すごい街道ができております。そういう中で、教育長のおうちも、1軒、中に参加されております。  ですから、皆さんが、地元が、先ほど、市長も申されましたように、私費でやっている。すばらしいことだと思っているんですよ。でも、私費でやっているんですけど、もうどうにもならない。これ以上どうしようもないというようなときに、だれに救いを求めるかといえば、やっぱり我々地元は、観光で来てもらっている方に、たとえ幾らかでもということで、今から少し本題に入りますけど、岩屋の県の花さじき、あそこにも年間45万人、46万人の観光客の方が入場されておりますよね。  それで、あそこがちょうど一番メーンの観光スポット、一番最初に淡路へ渡られて降りられたときに、あそこへ寄っているようなんですが、あそこへ県がかけている維持管理費用も、相当な額であると思いますが、不思議にこの花さじき、入場料は無料、駐車場も無料、なぜなのかと、これは、取ってはならないことになっているんですか、お聞かせ願います。 ○議長(蓮池久志)  産業振興部長、岡原辰生君。 ○産業振興部長(岡原辰生)  花さじきについてでございますが、この施設については、あわじ花さじき構想事業として、地域景観の美化、農業振興及び地域活性化の推進を目的として、兵庫県が整備された施設でございます。  管理体系でございますが、花畑植栽の管理を財団法人の兵庫県園芸・公園協会に委託をしており、また、トイレ、休憩所、駐車場は、淡路日の出農業協同組合に、無償貸付による使用賃借契約を締結しております。  したがいまして、淡路市日の出農業協同組合に係る使用物件につきましては、補修等の特別の事情がない限り、すべて淡路市日の出農業協同組合が負担しております。  また、淡路市の施設としましては、一部、農水産物の直売所が道路側の方にありますが、現在、それにつきましても、淡路日の出農業協同組合を指定管理者に指定して、施設の運営などを行っておりまして、この駐車場の料金は、市の管理するところでございません。県がこういった形で、観光を目的として、皆さん方にそういった形で利用してもらうということでございまして、市の方ではそういったものは徴収できないということでございます。御理解を願いたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  太田善雄君。 ○2番(太田善雄)  他人のふんどしでは相撲は取れない、いわゆる県の施設であれば、料金は取ってはならないということなんですけど、あそこの土地は淡路市の土地ですよね。固定資産税はどちらが取るんですかといえば、淡路市が取ってるんですよね、本来。そのそこで、農地、地目は農地といえども、あれだけの観光客が、45万人ですよ、お客さんが来ている土地を、ただ単なる農地と言えるのか。もう少し付加価値、もう少しどころじゃございませんね。物すごい付加価値、観光に対してこれだけけん引力になってもらっている花さじきは、淡路島で一番とっぱちじゃないでしょうか。あと、伊弉諾神宮とか、常隆寺とか、いろいろありますけど、でも、窓口、一番玄関口なんですよ。そこへ入ってきたお客さんが、あそこへ行ったときに、たとえ100円でも払ってもいいという方がほとんどなんです。あの花を見て。それに取ってはいけないという条例、淡路市でそういうふうな条例をしくことができないというのは、いかにも残念であります。  ですから、私、単独でも、あそこへ行って、さい銭箱の一つでも置いてきて、浄財を入れてほしいと、45万人、100円だったら4,500万円ありますよね。そしたら、淡路市の各町内会に、200万円ずつ配れるんじゃないですか。そうなってきたら、もう少しお金のゆとりを持ったイベントを皆さんに行っていただけるのではないかなと、私は思っております。  前にも、飛んでいる飛行機からでも通行税を取ったらどうやというような意見を出しました私ですが、そのときはひんしゅくを買いまして、あえてまた聞きますが、さい銭箱は無理ですか。 ○議長(蓮池久志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦)  いい提案だと、思うんですよね。ただ、県がやってることなので、勝手にやることはできない。ですから、提案として、一番いいのは、阪神・淡路大震災復興でよろしくというのが使えたらいいんですけれども、もうそれもちょっと使えないですね。  ということで、先ほど来も環境基本条例とか、そういうものが出ましたけれども、そういうところで、来ていただいた方々に浄財を寄附をしていただけないかという提案を、まず県にすることが肝心だと思いますね。  あそこがなぜあれだけはやっているかというと、ただだからはやっているわけで、そういう部分もまたあるということですね。私は、前も言ったかもわかりませんけれども、もっとひどい話は、本四道路であります。本四道路は、道路ということで、あれだけ商売をやっているにもかかわらず、淡路市に収入が入ってこない。ある程度は入ってくるんですけどね。  何回かやりとりをしたんですけれども、門前払いのようなところもあります。あるいは県の施設もあるわけであって、そういうところは、現行法制度上、いろんな議論をするとなかなか難しいんですけれども、先ほど言いましたように、何か工夫によって、一度話はしてみたいと思いますが、これは議員も言われましたように、人のなんとかでなんとかするというふうな部類に入りますんで、ちょっと難しいかなと。成功率に2割ぐらいに思っていていただけますか。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  太田善雄君。 ○2番(太田善雄)  特に、来た人全員にもらえというんじゃないで、先ほど言いましたように、さい銭箱というのは、入れても入れなくてもけっこうですよという形なんで、そういう状態でお願いしたいと思います。  市長も、こないだ、浅野のぽれぽれの会に参加されましたよね。そういうふうにお聞きしておりますが、あそこへ行ったときに、大歓迎を受けませんでしたか。あそこは、彼女たちは、昔、女性消防団も立ち上げていたことがあるんですよ。あの人たちのバイタリティ、すごいものがあります。  そのそこで、彼女たちは、無償奉仕で、資金も資材も、自分たちでみんな持ち込みでやって、好きでやっておられます。しかし、できるならば、さきの入場料じゃないですけど、さい銭、浄財をこういうふうなところにでも少し、一部でも入れて、色紙の1枚でも買ってあげられたらいいなと、私は、彼女たちは要らないと言うかも知れませんが、そのように私は思います。  淡路島には、そうやって頑張っている人がたくさんいると、私的には思っておりますが、皆さんもあちこち、近くで探してみてください。とにもかくにも、入りをふやすこと、入がなければ何もできないという状態の中で、今の淡路市、財政が緊縮しております。わかり過ぎるほど分かるんですが、先ほどの惜しい話、花さじき、ほかにも取れるところがあれば、皆さん、仕事の一部だと思ってそういうようなところを一度探してみてほしいです。  皆さんは、出て行ったときに、予算削られたとか、補助金を欲しいとか、毎日のように聞かされていると思うんですけど、そのようなときに、ボーナスじゃないけど、こういうようなお金がどこからでもぽろぽろと入ってくるならというようなことで、先ほども言われましたふるさと納税、その資金を、先ほどの東山寺のもみじにも使わせていただきました。ですから、そのもみじを植えたその分を、これから観光の目玉にしたいなということで、夜間、スポットライトを当てるようにも、皆さん、頑張っているんですよ。そういうようなときに、その上にまだふるさと納税で上乗せしてもらえないかというような厚かましいことは言えないので、どこか落ちてるお金、また、もらえる浄財があれば集めたいなと、私は思っているんですけど、補助金のつかなかった民間事業もいっぱいあると思うんですが、予算をつけてあげたいという気持ちは、皆さんもあると思うんですよ。  そのときに、優位性、順位性もあると思いますので、すべて全部にはいかないと思いますが、せめて各部署に上がってきた要望とか資料、意見、このようなものを書面として仕上げて、手間はかかると思いますが、年間にこれだけの要望があったというようなことを、書類留置、保存の上検討し、格づけして予算配分のときには、また特別委員会でも立ち上げて、市民も参加の上で、そういうような配分をやってほしいなと、そういうような基金をつくってほしいなと、私は思って、そういうようなところをどこかに稼げるところはないかなというふうに、常々思っているんです。  また、初めにお聞きしました1年間の各事務所の管内イベント、部長、課長の参加したイベントとか、分かる範囲のすべて、後日で結構ですので、書面にしていただきたいと思いますが、できますか。 ○議長(蓮池久志)  産業振興部長、岡原辰生君。 ○産業振興部長(岡原辰生)  今、議員の方からは各事務所でということでございましたけれども、一応資料としましては、各部単位で資料は持っておりますけれども、それらにつきまして、どういうようなものがあるかということを、報告させていただきたい。それでよろしいですか。  私ども産業振興部でございますけれども、津名地域におきましては、志筑ふれあい夜店納涼祭、これは、主体が商工会、地元商店街でございます。こういったものには、市の補助金は直接出ておりません。また、つな福祉まつり、これは、社会福祉協議会の津名支部が実施をしております。  次に、岩屋地域でございますが、淡路市夏祭り、これは淡路市が主体となって行っておる夏祭りでございます。また、がいな!ハピくるまつり、これは、淡路社会福祉協議会の岩屋支部で行っております。これも、市の補助金は出ておりません。また、北淡地域におきましては、北淡夕涼み会、これにつきましては、震災公園と商工会が主体となってやっております。また、浅野公園の「春まっさかり」、これも、震災公園、商工会で実施をしてます。淡路ゆるキャラまつり、これも商工会と地元の商店街でやっております。また、よっておいでよつながろフェスタ、〜ほくだんFUKUSHIまつり〜でございますが、これにつきましては、社会福祉協議会の北淡支部で取り組んでおります。これらにつきましても、直接の補助金は出ておりません。また、あと、中山間直接支払い制度で、五斗長ひまわり祭り、生田村そば花まつり、久野々のかかし祭り等がございます。  また、一宮地域におきましては、くにうみ交流フェアー、くにうみ交流フェアー実行委員会が実施しております。また、三大神話神楽祭、これにつきましても、くにうみ神話のまちづくり実行委員会が実施をしてます。また、ワイワイ祭2、いちのみやの小さな福祉まつりなど。また、東桃川の歳末ふれあい祭り、これは、東桃川の村おこし協議会、また、東桃川菜の花こいのぼりの里祭り、これも、東桃川村おこし協議会が実施をしております。また、柳沢東コスモス祭り、柳沢東中山間協議会が実施をしております。また、三世代及び都市と農村交流事業、山田コスモス祭りにつきましては、山田ふるさと村づくり実行委員会が実施をしております。  次に、東浦地域でございますが、竹フェスタ2010、これは、東浦地域活性化実行委員会。そういうふうなもろもろの事業を実施しておりまして、ほとんどが一つの事業を実施する中での、こういったイベントを行っておるということでございます。 ○議長(蓮池久志)  太田善雄君。 ○2番(太田善雄)  ありがとうございました。  各部署にも、その要望とか、今のイベント、やってられると思うんですけど、そんな中でも、予算のつかないとか、ふやしてくれとかいうようなことがいっぱい言うてくると思うんですよ。何も産業振興部だけじゃないと思うんですけど、そうなってきたときに、皆さんがどのような対応をしているのかというのが、余りにも私なりに情けない返事をしているんじゃないかなと危惧しておる次第でございます。  ですから、市長もふるさと納税を頑張ろうとか、どっかで収入をふやそうというて頑張っておられるんだと思うんで、皆さんも、歳入の方をふやすように努力していただきたいと懇願しつつ、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(蓮池久志)  以上で、太田善雄君の一般質問は終わりました。  ここで、暫時休憩いたします。再開は、午後1時といたします。
                  休憩 午前11時47分              ─────────────               再開 午後 1時00分 ○議長(蓮池久志)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次いで、12番、戸田雄士君であります。  戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士) (登壇)  それでは、早速私の一般質問をさせていただきます。12番、戸田雄士でございます。  昨日も、このTPPにつきまして質問がありましたですけれども、改めてまた質問させていただきます。  このTPPでありますが、政府の方針としては、参加は明確にせず、まず協議への開始を決定し、先月開催のAPECでの参加の意向を表明すると思われておりましたですが、参加の判断は、来年の6月に先送りした状況であります。  このTPPについてでありますが、御存じのように、関税の撤廃により、国内の農業の壊滅を強調して言われておりますが、その本質は、関税、サービス分野、環境規制などの広範囲の自由化と、統合を目指した21世紀型の自由貿易協定であるとされております。  その実情でありますが、アメリカ主導であり、日本の産業をより発展させ、日本農業を再び強くするとの見方もあります。  このような中で、淡路市におきましては、さまざまな将来的に影響があるかと思われますが、まず、市内の1次産業への影響につきましてお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(蓮池久志)  戸田雄士君の質問に対する答弁をお願いいたします。  産業振興部長、岡原辰生君。 ○産業振興部長(岡原辰生) (登壇)  ただいまの御質問に対してお答えをさせていただきたいと思います。  まず、日本がTPPに参加した場合の第1次産業への影響でございますが、これにつきましては、省庁によっていろいろと試算が出されている状況であります。例えば、内閣府では、GDP2兆4,000億円から3兆2,000億円ふえるというように試算をされております。  また、経済産業省の試算では、自動車、機械産業、電気電子への主要3業種の部分が大きいことにより、日本がTPPに参加した方が利益になるとの結論も出されております。  また、一方、農林水産省では、他国から安い農産物が大量に輸入されるため、日本の農家の多くが農業をやめてしまい、農業関連だけでもGDPは4兆1,000億円も減少するとの試算をしております。また、あわせて、雇用が340万人減少し、食料自給率につきましても、現在の40%から14%まで下がると予測をされておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(蓮池久志)  戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士)  今の答弁によりましたら、さまざまな国内での影響があるということでありますが、私も出しておりますように、1次産業、農業以外、例えば淡路市での漁業についても影響があるのかどうか、お尋ねしたいと思います。そして、ほかの1次産業以外の影響につきましても、もう一度お尋ねしたいと思います。  あわせて、それぞれの影響に対して、今後、どのような対策をとるのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  産業振興部長、岡原辰生君。 ○産業振興部長(岡原辰生)  これの他産業への影響ということでございますが、これにつきましては、経済産業省でも試算がされておりますけれども、輸出額が、約8兆円増加するという見通し等もございます。そういった中で、これからの農業施策につきましても、先ほど、議員の方からも、来年の6月にはそういった国の方からの方針も出されるということでございました。  こういった中で、市といたしまして、国の動向なども見きわめながら、県や関係機関と連携をしながら、農業従事者の高齢化や、後継者、低収益性等を踏まえ、農業の国際競争力をつけるために、農地の利用のあり方や個別所得補償の拡充等国内の農業の潜在力を引き出す大胆な施策をされることを願っておるところでございます。  また、このGDPでございますが、一方日本の農産物を輸出するチャンスでもあると言われております。そういった悲観論が多い一方、海外では、日本食ブームが広がっており、販売戦略を立てれば、国産品には可能性もあるかとも思っております。  また、漁業等におきましても、そういったことで、今後、農林水産省の方のそういったものを示された中で、市としましても、できる限り市独自で何とかそういった方向性を見出して取り組んでいけるようにしていきたいなと、このように思っております。 ○議長(蓮池久志)  戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士)  いろいろとお尋ねしたいところでありますけれども、このTPPにつきましては、本当に黒船のように言われておりますけれども、一般的に言われておりますように、例外なき関税撤廃を原則としているために、農協、つまり全国の全農であるとか農家の方たちは、開国と農業の両立は、再生はできないとまで言われております。  先ほど、国の試算もさまざま、担当部の部長からもお話がありましたように、4兆1,000億円ほどの農産物の被害が将来的にあると、しかし、経済産業省においては、これに参加しなければ、10年後、国内総生産の2%の10兆円余りが失われるとも言われております。このように、国の中でも意見の分かれるところであります。  先ほど、淡路市内の1次産業の影響等をお聞きしたいと思いますですけれども、やはり今後とも、参加するかどうか、これは不透明でもありますけれども、やはり農家の自立、農業の自立が求められているのではないかなと思います。そして、これを機会に、淡路市の農業政策を見直すチャンスでないかなと考えております。  先ほど、部長からも話もありましたように、大変日本国内の農産物については、世界でどこよりも安全で、何よりもおいしい品物が作られております。淡路市内におきましても、そうであります。やはり今後、先ほど申しましたように、より安全でよりおいしい農作物を作れるようにお願いしたいというふうに思います。そして、そのような手立てを打つべきでないかなと考えております。  もう一度、最後に、TPPにつきまして、私の意見も少し述べさせていただきますが、市内の農業政策につきましては、先ほど申し上げましたようなところでもありますが、世界的な経済が回復に向かっている中で、日本だけがリーマンショック以降立ち直れずに、そして、デフレからも脱却ができないような状況の中でいるこの現状を打破するためにも、TPP参加への一つがカギになるのではないかなと言われております。  確かに、農業に対して大きな打撃はあるかもわかりませんが、先ほど申しましたように、アメリカ主導ではありますけれども、日本の主権国家としてのあり方、そして、開かれた国際秩序と民主主義など、基本的な価値観を共有するというふうな一面も持ち合わせております。  農業政策や経済政策だけでなくて、やはり国家的な見地からも何が大事かということを、改めて考える時期にきているのではないかなと思っております。  続きまして、グローバルな点から、淡路市内の行政についてのことを、幾つかお尋ねしたいと思いますが、次に、図書館のあり方についてお尋ねしたいというふうに思います。  市内には、図書館と図書室と呼ばれるような図書館がありますけれども、質問を出しておりますように、最近の利用者の数と傾向について、そして、市の方針についてお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(蓮池久志)  教育部長、新開正章君。 ○教育部長(新開正章) (登壇)  最近の利用者数と傾向についてのお尋ねがございました。昨年度、図書館2館、図書室3室をネットワークで結んだことから、利便性が高まり、来館者、図書の貸し出しとも増加の傾向にございます。10月末時点で、図書館の貸し出しがともなった来館者、3万7,700人余でございます。昨年度の同時期より、2,000人余り、率にして約5%の増加となっております。  これは、図書館で図書を借りた方の入り込みでございます。中には、新聞だけを読む、雑誌だけを読むということで、借りられない来館者もおられます。その方について調査したところ、貸し出し者の約2.5倍という係数を持ってございます。それからいたしますと、この間の来館者は、9万4,000人余であるというふうに推測しているところであります。  ちなみに、昨年1年間、21年度1年間を通しての実績でございますが、6万1,300人の貸し出しがございまして、同じような係数を使いますと、約延べ15万3,000人余が、2館3室の図書館・図書室に訪れたというふうな数字を統計として持っております。  貸し出し状況を見ますと、本年度は、10月末現在でございますが、17万4,500冊余りでございまして、昨年度は17万8,600冊余りでございます。比較いたしますと、4,100冊ほど減っておりますが、これは、ネットワーク化によりまして図書カードを統一したことによりまして、これまで、2館3室で複数のカードを1人に対して出しておりました。そのようなことを1枚のカードに整えたことによりまして、図書館・図書室での貸し出し制限を10冊とした、このようなことによることが原因でございます。  ちなみに、昨年1年間での、21年度1年間での貸し出しは、29万1,700冊余でございます。  次に、ネットワーク化によりまして、市民は、蔵書33万冊余を等しく読書できるようになったことと、蔵書の検索もインターネットから容易に検索できること、また、配送システムの確立で、遠方の図書館・図書室の図書が、希望する最寄りの図書館・図書室で借り受け、返却も可能としたことで、市民にとって利便性が高まり、図書館・図書室がより身近に感じていただけるようになった。これは、合併のスケールメリットと、こういうものがここに出ているというふうに受けとめております。  また、利用者の傾向でございますが、9歳以下が14%、10歳から18歳までが8%、19歳から29歳までが7%、30歳以上が66%で大半を占めております。団体貸し出しが5%となっておりまして、特に、ここで感じることは、10代、20代の利用割合が低い。こういうふうなことでございますので、読書離れの対策を講じる必要があるというふうに考えております。  次いで、市の方針についてのお尋ねがございました。2館3室をネットワーク化したことで、さらに利便性が高まったことを、啓蒙ポスターの作成で啓発に努めているところでございまして、市内の公共施設22ヵ所で、どこでも借りられてどこでも返せるよというふうなPRに努めているところであります。  そのような中でも、また、児童生徒の読書への関心を高めるため、学校訪問を行い、学校図書室に図書館の本を貸し出しをするなどの事業も行っております。あわせて、図書館は、市民の読書熱を高めるため、図書館まつりをはじめ子どもへの読み聞かせ会や市民読書会、病院・福祉施設への図書の貸し出しなどをしておりまして、より親しみのある市民に身近な行政施設の役割を担っているというふうにとらまえております。  さらに高度な知識を持った職員を育成し、よりきめ細かな図書サービスの確保に努めるため、職員の情報共有を基とした担当者会や図書館協議会の開催、また、県立図書館や他市町の図書館との連携を図るなどとして、さらなるサービスの向上に努める考えであります。  行革のことについて触れます。  新行政改革の指針では、25年度を目途に、1館体制をと示されております。これを受け、現在、市図書館協議会で検証していただいておりますが、淡路市の地形的制約、学校等教育施設の連携や交通支援が必要な方への対応、また、地域間教育格差が生じることのないよう、あらゆる角度からの検証を踏まえて、市民にとって最善の淡路市の図書館・図書室のあり方を示してまいりたいと、このように考えているところであります。 ○議長(蓮池久志)  戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士)  以前いただいた資料の中で、過疎地域自立促進計画について、この中身についてお尋ねしたいと思いますが、図書館の整備事業であったりとか、図書館配送サービス構築事業等々ありましたが、これについての中身をお尋ねしたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  教育部長、新開正章君。 ○教育部長(新開正章)  過疎計画との絡みでございます。過疎計画、言わずのことでございますが、過疎脱却に向けた取り組みでございまして、定住の促進が挙げられております。その推進に当たって、市民の日常的な生活に欠かせないのが、利便性の高い文化施設が含まれているものであります。  文化施設の一つが、図書館でございます。市民にとって最善の淡路市図書館のあり方を検証しておりますが、その成案を見たときに、現状を再編するなどの要素も選択肢としてあり得るとの見地から、過疎計画に盛り込んだものでございます。新図書館の設置を想定しておりますが、現図書館の増築・改修などへの過疎計画の見直しもあることを前提としております。  もう一つ、その過疎計画に図書館配送サービスの構築事業というものが、メニューとして挙げております。これにつきましても、図書館システムを整理し、図書の貸し出し、返却を容易にし、利用頻度が高まっておる現在を踏まえまして、この右肩上がりの市民ニーズに応えられる受け口として、過疎計画に盛り込んだものでございます。  以上でございます。 ○議長(蓮池久志)  戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士)  先ほど来の答弁の中で、行革云々というふうな話がありまして、平成25年を目途に1館体制にするというふうな計画が進行しておるということですが、これについてお尋ねいたしますが、具体的にそのような方向で進んでいるのか。やはり今後、利用者の増加により、2館体制でいくということがあり得るのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  教育部長、新開正章君。 ○教育部長(新開正章)  過疎計画には、25年度を目途に1館体制というふうに示されております。先ほども答弁させていただきましたように、淡路市の地形的制約や学校教育との連携や交通支援の必要な方への対応、また、地域間教育格差が生じることのないように、あらゆる角度から検証をしております。  なら、1館というふうなことからして、淡路市図書館、これは仮称でございますが、そういう方向性でもよいのではないかというふうに思っておりますが、いかに市民が容易に図書に触れられ、読書する場が得られるかであるというふうに考えております。したがいまして、名を捨てて実を取るでは、決してそうではありませんが、名よりも実というふうなことを十分念頭に置いて、市民のための図書館というものを示してまいりたいというふうに考えます。 ○議長(蓮池久志)  戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士)  現在、2館体制でいっておるということで、東浦と津名、周辺の方は大変利用しやすいと思いますが、私ども住んでおります岩屋地区や、また旧の北淡町であったり、旧の一宮町であったり、図書室というふうな形での利用となっておりますので、やはり1館にすべきか、また、2館体制でも、違う形での2館体制もあり得るのかということについては、今後の利用者の意向も含めて考えいただきたいというふうに思います。  市の方針ということでお尋ねしておりますが、ちなみに、図書館の運営についての市の考え方、市のコンセプトについて、もう一度お尋ねしたいというふうに思いますが、どのような指導をされておるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  教育部長、新開正章君。 ○教育部長(新開正章)  図書館のコンセプトという考えの説明なんですが、これは、職員指導というふうに受けとめてよろしいんでしょうか。 ○12番(戸田雄士)  はい。 ○教育部長(新開正章)  図書館・図書室、これは、いつでもだれでもが読書できる、市民にとってより身近に感じていただける施設でなければいけないというふうなことに加えまして、いかに市民への読書熱を高めるか、これにあるというふうに、私どもは思っている次第であります。 ○議長(蓮池久志)  戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士)  部長のおっしゃられた、全くそのとおりだと思います。特に子どもたちが、本当に本が好きで図書館を訪れると、そういうふうな子どもたちをふやすというのが、図書館の役割であり、市の方針でもあるかと思いますけれども、私は、このたび、図書館のあり方ということで、図書館について質問させていただきましたのは、少し前にある図書館を訪れたときに、私が先に入っておりましたら、小学校の高学年か3年生4年生ぐらいの子どもたちが数人で図書館に入ってきたわけです。  そのときに、司書と言われる方ですか、市の職員なのかどうかはわかりませんが、その子どもたちに大変きつい注意をした。で、子どもたちは、それであわてて、本を見ずに帰ってしまったというふうなことに遭遇いたしまして、それ以前に行っておりましたときにも、気になってたのは、大変静かで、本も読みやすい環境なのはわかりますが、何か静かすぎるというような言い方はおかしいかわかりませんが、緊張を持った静かさというんですか、とても本を楽しんで読むとか、子どもたちが本を探しに来るとか、そういうふうな雰囲気ではなくて、とにかく静かというんですか、静粛さだけを求めて、そういうふうな図書館のあるべき雰囲気ではなかったというふうな感じがしましたものですから、今回、一般質問をさせていただいております。  それから、この質問を出してからかどうかわかりませんが、かなり雰囲気的に変わったんではないかなというところもありますけれども、先ほど申しましたように、子どもが来てがやがやと遊ぶような場ではないにせよ、子どもたちが本を好きで、読書好きな子どもたちを育てるというふうな思いを持って指導をしていただきたいというふうに思います。  活性化策ということでお尋ねしておりますが、今回、質問するについて、少し調べましたら、最近では、図書館の運営を民間の専門の会社に任せて運営しているところもある。社名は申しませんが、大変ユニークな運営というんですか、図書館の運営をしておる。そこをいろいろと調べてみますと、お金をかけるだけではなくて、さまざまな工夫をして、楽しい図書館づくりをやっておる。先ほど申しましたように、子どもだけでなくて、年配の方も気楽に図書館に来られて、本を読んだり、そういうふうな、そこに憩いの場を設けるというふうなことでありませんが、やはりさまざまな工夫や、成功している事例も参考にしていただきたいなというふうに思います。  ちなみに、話は変わりますが、最近では、電子書籍というのが、ここのところ出回っておりますが、調べましたら、東京で1ヵ所か数ヵ所ですか、図書館に電子書籍を置いているところがあるということを見ましたですが、ちなみに、淡路市での電子書籍への対応というんですか、何か考えておられるのか、お尋ねしたいと思います。  それとあわせて、先ほど私が申しましたことにつきまして、部長なり教育長、何かありましたらお答えお願いいたします。 ○議長(蓮池久志)  教育部長、新開正章君。 ○教育部長(新開正章)  それでは、先ほど、雰囲気の御質問がございました。ありがとうございます。図書館の雰囲気が悪いというふうなことでは、子どもたちの図書館離れを防ぐことができなくなります。御指摘の面は、しっかりと受けとめていきたいというふうに思っております。  そこで、老若男女、障害がある方、または1人で、またはグループで図書館を訪れる方がおられます。これらの来館者を想定した中での職員教育、現場のみならず私どもを含める中で、図書館のマナーの維持、図書館雰囲気の向上に努めてまいりたいというふうに思っております。  その手法としては、井の中の蛙大海を知らずという言葉がございますが、自分の所属する図書館の中ではなかなかそういうものを自分の身につけていくことはできないというふうに思っておりますので、百聞は一見にしかず、隣接する図書館、先ほど御紹介いただきましたようなノウハウをもって運営されている図書館、これを一遍のぞいてみて、どのような雰囲気で、どのような職員対応でやっているか、そういう面についても勉強していきたい、このように思います。  それと、何といっても、子どもに好きになってもらわないといけない図書館だというふうにも考えております。ここで、少し記事読まさせていただきますが、12月8日の朝刊でございます。日本の学力低下に歯止めの記事がございました。文章やグラフの内容を読み取る読解力で、日本の高校生、1年生が、65ヵ国の地域が参加した生徒の学習到達度調査で、前回の15位から8位に上がったというふうに報じられておりました。読解力というものにつきましては、読書によってつくものと言われております。読書によって自分が成長したと喜びを感じられる、このような児童生徒が多く生まれるようになればというふうに考えておりまして、それを支援する図書館・図書室を目指してまいりたいというふうに考えております。  それと、電子図書でございます。これまでの端末に加えまして、これも新聞報道で知ったことでございますが、最近、電子書籍対応端末が新たに発売されたという報道がございました。これで、図書館の電子図書の普及を指示して調べさせてみますと、調べた範囲の中でございますが、1ヵ所あったというふうなことがわかりました。  現時点でございますが、日本で発売されたばかりの本の電子版の価格は、紙の本とほぼ同等のケースが多いようでございます。購入した書籍を一つの端末でしか読めないなどとの制限も多く、電子書籍の普及はまだ多くないというふうな現状であるというふうに認識しております。  配信サービスも、国内、乱立気味でございまして、どの端末でどの書籍が読めるか、これについてもわかりづらくなっているというふうなことでございまして、図書館での電子書籍の本格普及には、まだこれらの規格共通化などの課題があるというふうにも思っております。  と言いながらも、電子書籍は、市民ニーズに即したこれからの課題であるというふうに考えておりまして、時代の進みと相まって、これらの図書館の電子図書のあり方というものも検証しつつ、導入も必要なことかなというふうに受けとめております。  電子図書以外の受けとめと、御質問にはなかったことになりますが、弱視者用の音声対応のメディアとか、大型活字本、視聴覚資料、CDとかDVDでございます。大型絵本、専門誌の要望も、市民ニーズがあるというふうなことから、電子図書と一緒に考えていきたい、このように思っている次第であります。 ○議長(蓮池久志)  教育長、森 和重君。 ○教育長(森 和重) (登壇)  今、詳細については、部長の方からお答えいたしました。私の方から、若干答弁をさせていただきたいと思うんですが、まず、初めの方の質問にございました利用状況の中で、学童年齢、あるいは中学生、高校生の利用が8%、非常に少ないと、そういう中で、学校図書館との連携を図っていかなければならないというお話もさせていただいたところなんですが、この背景として考えられるのは、9歳から18歳までの年齢の子どもたちというのは、学校の図書館をまず利用する年齢であるということ。それから、進学、就職等目指しての学習活動の真っ最中であるというようなこと。また、部活動の非常に忙しい中であると、そういうような背景があって8%になっているんかなと、そんなふうに思っております。  しかし、学校図書館への支援は、公立図書館としても使命でありますので、十分やっていきたいと、そんなふうに思っております。  それから、コンセプトについては、淡路市が目指す図書館としては、これは、私個人考え方なんですが、やはり市民に豊かな読書生活をというのが、公立図書館の目標でないかなと、そんなふうに考えております。  それと、今、紙ベースでなしに、その他の磁気媒体、あるいは電子媒体の図書なんですが、今、これを充実していく上で、金銭的な面もあるんですが、それ以外で、ボランティアの方の協力を、これからもお願いしていきたいなと、そんなふうに思っております。  例えば、今、広報のあわじを、朗読ボランティアの方にお願いして、カセットテープをお渡しして朗読をして入力してもらっていると、そういうので市民の方が広報に触れる機会が保障されているというふうな例もございますので、朗読ボランティアだけでなしに、読み聞かせボランティアとか、いろんなボランティアの方に御協力願いながら、図書館機能の充実を図っていきたいなと、そんなふうに思っております。  以上、補足とさせていただきたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士)  よくわかりました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。  続きまして、聖隷淡路病院という具体的な名前も上げさせていただいておりますが、たびたび定例議会でも、また委員会でも、この質問もお願いもしておりますが、北淡路地区の地域医療を担うという、そこまでお願いしております聖隷淡路病院の今後についてお尋ねしたいと思います。  一番最初に、花博駐車場のインフラ整備についてということでお尋ねしておりますが、先に、今後の日程についてお尋ねしたいと思います。  全協での、市長からさまざまな具体的なお話も伺っております。本会議でお話しできる内容で結構でありますので、まず大きく、今後の日程についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦) (登壇)  聖隷淡路病院の今後の日程については、明確なこととしてまだ整理はされておりませんけれども、議員が御指摘されましたように、この聖隷淡路病院というのは、北淡路地域における病院群の中でも、非常に重要な地位を占めております。ただ、淡路市というよりも、淡路全島にとっても、この聖隷淡路病院の存在というのは、ある意味を持った病院でありまして、この病院の動向によっては、大きくその医療の関連も変わってこようかというふうに思っております。
     そういうふうなことで、これまでもいろいろと御報告等したわけでありますが、今はどういう段階になっておるかと言いますと、聖隷淡路病院側と市との中でいろんな協議を進めてきたわけでありますけれども、やっぱり目的は、存続というのが目的でありますから、存続に向けてどういった課題があるかというのを水面下で整理をしてきた。最終段階に至って、聖隷淡路病院側のいろんな要望等、あるいは淡路市側の行政としてどういった対応が可能かという、そういうふうなことのすり合わせをしてまいりまして、今のところは、両者とも、それらについてのいろんなことを検討・調整中であります。  今後、どういったことになっていくかと言いますと、これ、先ほど言いましたように、聖隷淡路病院というのは、単に淡路市にある一部の病院という位置づけではなしに、淡路島の中での位置づけも重要なことでありますので、今現在、進められております病床数の増減、それに伴う救急体制の整備、そして、一般病床がどうなっていくかというふうなことが、これは県主導で整理をされてくると思います。  それらを受けまして、最終的に、聖隷淡路病院が今の場所では経営継続ができないというふうなことがより以上明確になった場合におきましては、淡路市としましても、その継続に当たってどういうふうなことができるかというのは、これは当然議会と調整をさせていただきまして、そういうものが整理をできた段階で、一定条件をつけたプロポーザル方式を打ち出して、最終的には、病院を経営している団体を募集するということになると思います。  この時期はまだ決まっておりませんけれども、その募集をした中において、当然のことですけれども、選定委員会も立ち上げなければなりませんから、その中で議論をしてもらって、どういう病院が立地するかというふうなことを検討していくという、そういうふうな行程、日程になるんではないかなと思っております。  大体平成23年度中には、そういうものをきちんとしなければならないんではないかなと思っております。なぜならば、もう既に聖隷淡路病院が、当初約束をした10年間というのは既に過ぎておりますので、約束という段階においては、もう期限が切れておるということですね。幸い、聖隷淡路病院の厚意というんでもないんですけれども、責務と言いますか、地域における医療の責務というふうな観点から、まだ今、積極的にいろんな意味で経営を続けてもらっておるという、そういうことでありますので、市の行政としても、市民の医療の確保という観点から、それにも応えていきたいと、そういうふうに思っています。  それが、今のところの日程等でございます。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士)  わかりました。  次に、聖隷淡路病院が移転すると言われております花博駐車場のインフラ整備の内容等について、お尋ねしたいと思いますが、これについては、時間の関係もありますので、簡潔にお願いしたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦)  花博駐車場跡地ですね、それも一つの候補であるというふうに御理解していただきたいと思います。ということは、プロポーザル方式ですから、そのときのプロポーザルの仕方によっては、例えば自前で用地を用意するという病院も出てくるかもわかりませんし、そういうもののことによって相当数変わってきますけれども、今現在、市の方で、そういった諸条件で考えますと、花博跡地も一つの候補地としてあります。  どういうふうにしていかなければならないかと言いますと、当然ですけれども、道路、下水、上水道、こういったことの最低限のインフラ整備を早急に準備しなければならない状況にあります。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士)  聖隷淡路病院の移転ということで、旧の厚生省との10年間の約束の中で、それが切れて聖隷側としては自由になっておるということでもありますが、しかし、あえて言うわけではありませんけれども、建物の老朽化、そして地理的な、病気の方や年配の方が、今の坂道は上がっていくについて、なかなか行きにくいということで、平地に下りてきたいというふうな考えの中で、先ほど、市長の答弁によりますと、決定はしていないということでありますが、以前、花博の駐車場の淡路島口の奥の方に、計画もあったやに聞いておりますけれども、ちなみに、あの広い花博の駐車場の中で、当初の計画のように、淡路島口の一番奥ということであれば、同じように岩屋に近いところがよいというわけではありませんけれども、バス停も近くにありませんし、阪神間から優秀なお医者さん、看護師を呼び集めたりするためには、やはり交通のアクセスのよいところ、ちなみに、最近では、鵜崎のバス停が阪神間からのバスも止まるということで、より近いところがいいんではないかなと、個人的にも考えられるところであります。  その花博の駐車場に決定はしていないということでありますが、今後、考えられる中で、より駐車場に近いところが望ましいのではないかなと思います。あれだけ広い駐車場ですから、公共交通機関を使うとなりましたら、先ほど言いましたように、鵜崎のバス停か、もしくはウェスティンのホテルのバス停か、それか、ジェノバラインで来られてもかなりの距離があるということで、将来的にも利便性の良い場所を考えていただきたいなというふうに思います。  この件につきましては、病院に対しての金銭的な問題等々あって、今後、時間をかけて議会でも議論もあろうかと思います。また、その場でも、先ほどお願いいたしましたような件も含めて議論をお願いしたいというふうに思います。議論と言うんですかお願いもあわせてしていきたいというふうに思います。  ちょっとはしょったような形になりますが、最後の質問についてお尋ねしたいと思います。  たこフェリー休止に伴う交通アクセスについてということで、お尋ねしております。  これにつきましては、今回の定例議会の初日、そして昨日も、交通アクセスについて質問がありましたが、再開の目途についてはということで質問しておりますが、御存じのように、第三セクター方式で運航されておりました明石淡路フェリーでありますけれども、先月の半ばから休止をして1ヵ月が経過し、この第三セクターの株主でもあります明石市の市長の動向もありまして白紙になった状態ということでありますので、1番の再開の目途ということにつきましては、割愛をさせていただきたいというふうに思います。  次に、淡路インター高速バス停周辺の駐車場整備と鵜崎バス停周辺の整備ということで質問をいたします。  先ほど、申しましたたこフェリーの休止により、旧淡路町、特に岩屋地区の方からは、私ども、また同僚議員に対してでも、交通の問題についてさまざまな意見を聞いております。フェリーの再開云々というよりも、今後、岩屋地区の交通アクセス、また淡路市の北部の交通アクセスを守っていくためにも、今後とも、現状ではなくて、より利便性のいい形を、今からでもまた考えてほしいと思いまして、質問をさせていただいております。  まず、バス停周辺云々という前に、たこフェリーというよりもフェリーの再開について、ジェノバラインが上げられておりますけれども、私、一番望むのは、やはり明石岩屋の高速船航路の継続的な運航が第一ではないかというふうに思います。昨日も、質問も答弁もありましたように、まずこれを第一に考えていただいて、お願いをしたいと思います。  質問に出しております淡路インター高速バス停周辺の駐車場整備ということでありますが、御存じのように、あの地区というんですか、岩屋の高速インターの周辺は、とても駐車場をとれるような場所もありません。私からも提案もさせていただきましたように、県営のハイウェイオアシスの駐車場、これが、上り下りともあるわけですが、平日、また休日でも、本当に利用が少ない。土地のない中で、あれだけ広い土地をつくってというか、駐車場があって、利用されていない。反対に、少し下の高速バスの利用者が、車をとめるところで困っておるという中で、何とかハイウェイオアシスの駐車場を利用できないかと思いまして、以前にもお願いいたしましたように、これを利用した形での駐車場整備をお願いしたいと思います。  今のまま、あれを、市営の駐車場をするとかいうことじゃなくて、あれをバス停周辺まで通路を作っていただきたいというふうに考えておりますが、これについてはいかがでしょうか。時間もありませんので、簡潔にお願いしたいと思いますが。 ○議長(蓮池久志)  企画部長、宮本 肇君。 ○企画部長(宮本 肇) (登壇)  ただいまのハイウェイオアシスの駐車場の利用についてですけれども、再三再四、兵庫県の土木事務所や、現在指定管理をしてます株式会社夢舞台と、協議検討しております。その中で、今、課題となっておりますのは、この駐車場は、公園来園者のためのものであると、これは御承知のとおりであると思います。  それを、何とか使用したいということで、今現在、交渉しておりますが、解決に至っておりません。引き続き、協議を重ねているところでございます。  また、あと、周辺のそのような動線といいますか、それ等も、今現在、調査を行っておるところです。どのような方法でできるかというのも含めて、ここの計画については、ハイウェイオアシス側と協議を行っているという状況でございます。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士)  ハイウェイオアシスの駐車場につきましては、引き続き、検討というんですか、協議を重ねていただきたいというふうに思います。  先ほどお願いいたしましたように、あそこを市営の駐車場なり、インターの駐車場だけでなくて、インターのバス停まで直線的にも行けるような形での通路の整備も、あわせてお願いしたいと思います。  それと、鵜崎のバス停の周辺でありますけれども、最近、新しくまたコンビニが再開されてありますが、横にはかなり広い、市が貸し出している土地もありますが、大変広くて、大型のトラックも駐車しているところもあります。鵜崎のバス停については、大変利用がしやすいという中で、先ほど言いましたように、インター周辺では駐車場がないということを含めて、コンビニの周辺の駐車場整備をお願いしたいというんですか、今後、考えていただきたいというふうに考えておりますが、これについてはいかがでしょうか。 ○議長(蓮池久志)  企画部長、宮本 肇君。 ○企画部長(宮本 肇)  今現在のあそこの駐車場でございますが、トラック等が、実際に休憩場所として使っております。あの場所等については、だれでもが駐車・休憩できるスペースというふうに位置づけておりますので、バス停利用者も、その駐車場を使ってもいいというふうなことになっております。  しかしながら、利用者からしますと、その点について、トラック等、そこのコンビニ等の利用者しか使えないかというふうな誤解を招いているかなというふうに思っております。その点を何とか、利用促進等については、市の方としても考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(蓮池久志)  戸田雄士君。 ○12番(戸田雄士)  よくわかりました。  それでは、私、TPPの問題から駐車場の問題まで、さまざまな提案もさせていただきましたが、TPPにつきましては、私は、何も賛成しているわけではなくて、言葉が足りなかったかもわかりませんが、世界の流れからして、特に東南アジアの流れからして、やはり将来参加は避けては通れないというふうに思います。そのような中で、日本の農家・農業を守るというだけも大変必要なところもありますけれども、これを一つの機会として、先ほど申しましたように、日本の農業のあり方、大変すばらしい農作物が作られておりますので、淡路市においても、本当に世界でより安全でよりおいしい農作物を作る機会にしていただきたいと思いまして、今回の質問とさせていただいております。  以上をもちまして、私の一般質問とさせていただきます。 ○議長(蓮池久志)  以上で、戸田雄士君の一般質問は終わりました。  ここで、暫時休憩いたします。再開は、午後2時15分といたします。               休憩 午後 1時59分              ─────────────               再開 午後 2時15分 ○議長(蓮池久志)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次いで、16番、竹中史雄君であります。  竹中史雄君。 ○16番(竹中史雄) (登壇)  16番、竹中史雄でございます。最後になりましたけれども、最後までよろしくお願いいたします。  私の一般質問は、世界的観光立島についてということであります。  先般、11月12日から、ブラジルの方へ、私も同行させていただきまして、市長と議長と教育長は公務ということで、パラナ州のパラナグア市というところで、友好協力協定書を締結するということで、私も一緒に同行させていただきました。私の方は、ブラジルの国際協力の方で一緒に行かせていただいた次第であります。  この行った結果でありますけれども、世界的観光立島という観点から、いろいろと示唆に富むような御感想を持って帰られたと思うんです。そういうふうな観点から、市長から一言伺いたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  竹中史雄君の質問に対する答弁をお願いいたします。  市長、門 康彦君。 ○市長(門 康彦) (登壇)  先般の淡路市パラナグア市友好親善使節団でありますけれども、正確には16日から、12日ではなしに、16日からの行程で、10日間、今、鋭意、それらについての報告を整理しておりまして、27日を目途に、私はパラナグア市との、主に友好交流を受け持ちます。議長の方は、市議会の観点からまとめる。教育長は、教育の観点と、民間の方は、西岡先生がまとめてもらえるという。  御質問の竹中議員については、主に建築物、そういった観点でのまとめというふうなことで、総括は、池奥政策秘書がやるわけでありますけれども、そういうもので、最終的には議会にも報告を上げたいと思っておりますが、一番印象に残っておりますのは、向こうの日系の方とお話をしているときに、私は、何気なく地球の裏側まで来たという表現をしましたら、優しくたしなめられたわけであります。相手のおることですから、やはり反対側に来たと言ってほしいという、非常に示唆に富んだ言葉を伺いました。  どういうことかと言いますと、やはり観光といえども相手があることですから、形に見えるものも大事ですけれども、そういった意味で、ソフト事業的な心の問題が一番重要ではないかなと思うのを、そのときに感じたわけであります。これは、現地に行ってみなければ、本当に分からなかったことで、我々としては、何気なく世界的観光立島・淡路市、美しい淡路市を目指すと言っておりますけれども、単に視覚的なものだけではなしに、そういったものもしていかなければならないのかなというのが、まず第1点目でありました。  それから、2点目に気がついたことでありますけれども、これも、前も言いましたけれども、堺屋太一先生とのお話の中で、オンリーワンを目指さなければならないということであります。議員も感じたと思われるんですけれども、リオデジャネイロでキリスト像を見たときに、これは東浦観音様が勝ったと思ったんですが、何がどうちゃうかというと、あの山上にキリスト像があるというオンリーワンと、東浦の観音さんやったら、いっぱい観音さんあるわけで、大きいか小さいかだけの話ですから、オンリーワンではないわけですよね。そういうところもあるんではないかなと思いました。  また、もう1点は、実は、リオデジャネイロの海岸はコパカバーナというんですけれども、あれは、行って分かったんですけれども、人工の浜ですね。人工であるからには、そこらに居住をする漁民であるとか、地域利権者等が賛同しなければならない。果たして、淡路島において、ああいう人工海浜を作るとなったときに、どれだけの労力を使わんといかんのかなと、そんなふうにも思いました。  これは、要は、地域住民全体が一丸となってやらなければうまくいかないのではないかなと思ったわけであります。それを一番よく感じたのが、我々の最終目標であったパラナグア市を訪問したときに、市を挙げて歓迎をしていただいたということにありました。  当然、向こうの警察は市警でありますから、県警とは違って全然対応も違ったという、そういうふうなことで、パラナグア市を挙げて淡路市の使節団を歓迎してくれた。これは、要は、我々6人だけを歓迎してくれたんではなしに、地球の反対側から来た友好親善使節団の淡路市を表敬してくれたというふうなことではないかなと思います。  それらトータルのことについての私の考えでありますけれども、最終期には、また報告をさせていただきますが、私が先ほど言いましたように、最終的には、世界的観光立島・淡路市といえども、やはり心の問題ではないかなというのを感じたというのが一番の印象でありました。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  竹中史雄君。 ○16番(竹中史雄)  続きまして、教育長はどんな感想をお持ちでしたか。 ○議長(蓮池久志)  教育長、森 和重君。 ○教育長(森 和重) (登壇)  まず、兵庫県のブラジル県民交流団の一員として参加させていただく機会を提供していただいたことに、まずもって感謝申し上げたいと、そんなふうに思います。  私の方は、ブラジルの教育、それから文化財、ブラジルというのはどういう社会なのかなと、それと、竹中議員の方から提案のあった観光、なぜブラジルが世界一の観光立国として成り立っているんかなと、その辺を探ってきたいと、そんなふうな気持ちで行ってまいりました。  私も教育委員会のメンバーですので、まずブラジルの学校教育というのはどういうものなのかということを、前もって一応調べていきまして、そして、向こうで、現地の方々とインタビューを繰り返しながら確認いたしました。やはり、義務教育の中で落第生を大量につくっていく、つくっていかざるを得ない学校施設・設備の少なさ、教員の少なさ、そういうところにブラジルの教育の大きな問題点があるなということを、改めて確認いたしました。  それから、日本人の企業が、今、大分撤退しておるんですが、そこで活躍している社員の子どもの教育、サンパウロで日本人学校というのがあるんですが、そこの職員と、偶然ある機会で一緒になりました。兵庫県出身の教員がおりまして、そこで話をしていたときに、特に中学校の教員で、私と同じソフトボールの監督をやっていたということで、意気投合いたしまして、いろんなことを聞き出しました。  そこでも、やはり治安の悪さの中から、日本人の子どもが、思い切って活動できないという現実を学びました。詳しくは、また、報告でさせていただきたいと思います。  3点目は、ある美術館を訪れました。そのときに、竹中議員と一緒に一部回ったんですが、15人ぐらいの小グループの小学生のグループが二つありました。そこは、よく見ておると、校外学習なんですね。社会教育施設を使った校外学習のところに、ぴったり私が合いましたので、黙って追跡しました。10分間かもうちょっと。そして、どういう会話をされていて、どういう年齢の人が指導員に当たっているかというようなことで、日本とは随分違う。ジーパン、ティシャツ姿で、非常に楽しく授業をしているんですね。そういう風景を見たときに、日本の場合であれば、学芸員が出ていって、堅苦しい説明して、10分もせんうちに子どもがあくびをすると、そういうのではない楽しい社会校外学習が、社会教育施設を使って行われていた。そういうところを見ました。  それから、4点目は、文化財、特に歴史的建造物がどんなふうに保存・活用されているかというところを見させてもらいました。  5点目は、今、市長の方からありましたけれども、海岸、ビーチが非常に美しい。15もリオデジャネイロに海岸があって、どことも皆美しい。なぜ美しいんだろうなというところも、朝晩、出ていって観察させてもらいました。  それと、一番ブラジルで社会問題になっている貧困、この貧困の出どころは何だろうなということと、この貧困がもたらす治安の問題、その辺のこともちょっと調べてきました。  それと、7番目は、いろんな人に合うと、ブラジルは若い国ですからという言葉をよく聞きました。若い国というのはどういう意味を指しているのかなというのを、ずっと気になっていたので、いろんな人に会いながら、皆さん、それぞれ意味が違うんですが、使う意味づけが違うんですが、大体元気のある若い国、非常に活発です。車も日本のように安全運転じゃないです。物すごいスピードで飛ばしてます。それも元気な若い国かなと思っておるんですが、いろんな意味で若い国と言われていたので、その辺も七つ八つ、原因を探ってまいりました。  それと、日系人社会が、今、どういう気持ちで組織こしらえ、また、今後、ブラジルの社会の一員として生きていこうとされているのかなと、日系人社会のありかた、現在の状況も聞いてきました。  そして、私は、飛行機で、窓側に偶然座る機会に恵まれましたので、時々窓をあけて、上空から1万メートル下を見ました。そのときに、非常に美しい景色が見えました。雲がかかっていなくて昼間の飛行のときに、そのときに、私、やっぱり社会科の人間ですので、どうしても気候帯を頭に思い浮かべながらみました。それで、砂漠気候、サバンナ、ステップ、熱帯雨林、あらゆるところを上から観察できて、非常に有益な時間を過ごさせていただきました。本当は眠かったんですが、寝たらいかんと思って、一生懸命上から観察をさせていただきました。  そして、観光都市を目指す淡路市への提言として、どういう事柄が、行ってきた人間として還元できるかという点で、何点か、これもまとめましたので、また紙上等で発表というか御報告させていただく機会が得られたらと、そんなふうに思っております。  とりあえず、日本の成熟社会という言葉は、向こうでは全く当てはまらない、本当に発展途上の若い国というブラジルと日本とのこの両極端に、我々が行って垣間見てきたなと、そんなふうに思っております。こういう機会をいただいて、本当に感謝しております。ありがとうございました。 ○議長(蓮池久志)  竹中史雄君。 ○16番(竹中史雄)  私の方は、ブラジルのところに、クリチーバという市がありまして、人口はたしか180万人ぐらいだったと聞いておるんですけど、そこがいわゆる計画都市であり、交通の体系が物すごい先進的に進んでおると、こういう話がありまして、一度行きたいと思ってまして、そこへ行くという話があって、私も行かせていただいた、こういう話であります。  ブラジルへ行って驚いたのは、道がめちゃくちゃ傷んでいるんですね。お金がないという話と、今、教育長がおっしゃったように、めちゃくちゃドライバーが飛ばすんです。とばくれてるというような表現が当たっていると思うんです。ああいうようなところは、大体インドとか中国とか、ああいうところはみんなああいうふうな運転やってますよね。道路も悪い。まだ経済的にも貧しいという、今から先進国に入っていこうというブリックスの中の一員という話でありますから、しかし、国力は、自給自足ができるほどの資源を国内に蓄えているという話でありますから、物すごく国民性はおおらかだと思うんですね。おおらかな感じを受けました。  そのそこで、本市が提言しましたパラナグア市というところなんですけど、ここには淡路公園というのが淡路島の格好をしたような公園がありまして、そこで日本の象徴が鳥居さんやということで、鳥居さんと、鳥居さんの根元から小川が流れていくような庭園を作っておられた。  もう一つは、うちが持っている景観学校というものを、今、建設中でありました。普通は、大体私が行った町は、大学というのは、先にできているんですよね。そういうところは、大体避暑地とか資本が、いわゆる産業が集積したような大都市の町にできておるんですけど、どうもあの町を見ますと、大学はまだ持ってないような感じで、今からそれを核にして、いわゆる周辺から人口を集積して集めてくるというようなお考えを持っておられるんやないかというふうな印象を受けました。  もう一つは、もともとの輸出港でありますから、コンテナの港を持っているんですねえ。そこへトラックがその地域から集積して、ちょうど神戸港のような機能を持っている町でありました。ほとんどは寒村、町全体は寒村、ひなびた漁港のイメージを、私自身は受けたんです。  そこで、一番淡路市としてどういうふうに捉えなあかんのかなと思いましたら、うちの方も、少なくとも、橋ができて、いわゆる人口が減っていって、経済的に地域経済が弱っていっている話があるんですけど、その相手のパラナグア市自体も、人口13万人、しかし、コンテナとかそういうふうな貿易をのけたら、うちらの町と変わらんぐらいの人口になっちゃうんじゃないかと思った、あの町を見たときに。  そういたしますと、うちは少なくとも、景観学校も実際にできて稼働してますし、看護大学とか、看護の専門学校もあるんですよね、もう。既に動いている。そういうような中で、もう一度淡路市の全体を、もう一遍再構築し直さないかんのやないかというふうなことを感じて帰ってきた次第であります。  その点から、今先ほどから、今期の一般質問は、なかなか世界的規模のテーマが出てきておる。一つは、世界的観光立島、環境未来島構想、これも特区ですよね。低炭素化社会、こういう話も出てきてますよね。あと、風車も出てきてます。いわゆる外国人の観光客誘致と、こういう話も出てきてました。グリーンエネルギーも出てきておりますよね。それに伴う環境基本条例も作ってはどうかと、こういう話であります。  こういうふうな流れの中、世界的な流れの中で、本市が影響を受けているということを、議員の皆さん方も、もう感じておるということでありますから、こういう議論になってきておるんだと思うんですね。  そういたしますと、企画部長の宮本さんなんかは、この観点から、当然、今の淡路市の方向性ということをお考えになってきておると思うんです。その点から、一言、御意見を伺いたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  企画部長、宮本 肇君。 ○企画部長(宮本 肇) (登壇)  ただいまの竹中議員の御質問です。今現在、総合特区構想で、先ほど、議員が言われました種々事業ですね、今、いろんな角度から考えております。しかしながら、まだ、なかなか成案は見えてません。  しかしながら、考え方については、これから総合特区になろうがならないまでも、特区指定をされなくても、私は、この淡路市は、また淡路島は、今の考え方で進めていく必要があるというふうに思っております。  それは、総合特区については、3点を示しておりまして、食料の自給、エネルギーの自給、それから人生ですね、長寿の島というふうな3点です。この点をいかにしていくかということが、我々にとって、これから淡路市にとっての課題でもあり、これが、淡路市が発展していく道だというふうに考えております。  まず1点目は、いかに自給、自分たちで自給自足できる島をつくっていくかということだろうと思っております。それには、やはり食料というのが一番大事になってきます。この食料を一つとってみても、淡路市の農業を考えた場合、農業生産高が1年前の統計の数字だと、たしか63億円、それから漁業の方は95億円ぐらいの数字であったかと思います。これで、淡路市の農業等をやっていけるかと、また、漁業等もやっていけるかということにとっては、これ、なかなか至難の業というふうに思っております。  ここで、これを第1次産業を基盤として、淡路市の方々が生活していく基盤を築いていくには、ちょっと貧弱であるというふうに思います。それの過程はどこにあるかというのは、淡路市に農家の耕作地が、約2,600ヘクタールぐらいあったかと思います。そのうちの2割、500ヘクタールは遊休農地、これ自体がまさしく耕作放棄地と言いますか、まさしく放ってあること自体が、まず市の根幹を成してないというふうに、私は思っております。  いかに、みんな、生活ができないかといっても、目の前に自分たちの耕作地があるにもかかわらず、それを放っている。しかしながら、これにはいろいろとありまして、世襲農業の崩壊ですね。息子たちが後を継がずして、都会の方へ出ていった。否めない事実です。それはなぜかと言うと、農業の生産高がおぼつかない。今までですと、米さえ作っておけば暮らしていけたという時代であったかと思います。
     そこで、いかに農業の自給できる転換を今まで図らなかったというところがありますから、ここをやっぱり図っていく必要が、第1点目にあると思います。  そういうことで、北淡路の国営パイロット第1種農地のところを、遊休農地が多いですから、集積を図りながら、他企業を引きながら、例えばパソナという企業がチャレンジファームというふうな形で、農業で生活をしていくというふうなモデルを作る。そういうことに対して淡路市が目覚めるというふうなことかなというふうに、ここでは考えてます。  その次に、淡路島が元来持ってます、淡路市におって自然豊かであると。そこで、長寿ですね。暮らしてて、人生の長寿というのをしていただきたいというふうな形の提案をしております。淡路市で暮らせば、淡路島で暮らせば、長寿ができるという社会システムづくりをしていく必要があるというふうなことです。  それと、3点目は、エネルギーの自給自足です。  淡路島、橋がかかっておりますが、島であるがゆえに、一旦孤立しますと、例えば電力等、架橋、それから地中埋化等がなくなったとしたら、電力等とまってしまいます。島であるがゆえに、どのようにして電力の供給源を自給できるかということも、やっぱり私たちとしては図っていく必要があるだろう。それが、ひいては、日本国においても一緒ですから、エネルギーをいかに持続していくかというモデルになる淡路島になっていく必要があるんかなというふうに思っております。  こういうふうな3点を掲げながら、今後、淡路島がどんなふうに進んでいくかということが問われている。それに対して、私どもの市としては、世界的観光立島・淡路市を標榜して、いろんな政策を行い、輝く島に向けて行っていくというふうなことかなと思っております。  具体的には、個々いろいろ事業がありまして、これについては申し上げませんが、総論としては、そのような考え方で進めていく必要があるというふうに考えております。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  竹中史雄君。 ○16番(竹中史雄)  宮本部長がおっしゃったように、3点の中の1点目の電力ですね。電力というのは、アメリカでは、たしかスマートグリッドとかいう話なんです。アメリカの電力会社をすべてネットワークでつないで、電力の欲しいところへ圧縮して送るという技術が確立しているんですね。日本だって、今、それをやっていこうという流れだと思うんですね。  問題は、CO2とグリーンの話は、太陽光の話と風車の話で、自然エネルギーを作るというのは、当然ブリックスもそうですけど、その次の国も、すべてマーケットが開いてしまったんで、その方たちが車社会に入ってきて原油の値段が上がってしまうという話があるわけですよね。そういたしますと、今の値段の3倍ぐらいの値段になるんじゃないかというような話が、もうささやかれとるわけやね。  その中で、先進国は、今の値段で原油、いわゆるガソリンをもう買えないよ、どうするんですかという話やから、風力とか太陽光のエネルギーを補助にして、もう一遍それを構築し直そうというのが、今、グリーンの話になってきとるんね。  グリーンの話というのは、例えばワシントン州でいったら、この議会は世界的な話を皆されてますので、そういう話をしてもええと思うんですけど、もともとは、太陽光をやるとか、扇風機の風車をやるとかいう話は、もちろん、みんなやっているんです。しかし、それではないんですよね。土台から自然のエネルギーをいかに使って、そういう電力、いわゆる油を抑制するかというような全体開発をどうするかというのが、世界的な開発の流れになっておるんね。  我々のところも、ただ単に、国が電力や風車やと言うとるから、うちもそれをするんやという、そういう短絡な話じゃ勝てませんよね。だから、うちの話は、環境をどうするかというのは、今までは、空港とかそういうところに山を削って土を出した。その残りの土取り跡、いっぱいあるわけですよ。そこの元へ戻すという話は、元へ戻せないのは、だれも分かっている話なので、それをリードの話の中で、どういうように組み立てて、島外の人がその開発地にほれ込んできてもらうかというところの全体計画がなかったら、淡路市の地域再生というのは、私はできないと思うんです。  それは、うちが、風車であろうが太陽光であろうが、やっても、全部それは電力会社が買ってしまうんで、電力会社が買ったやつを圧縮してどこか欲しいところへ送っていくという技術がありますので、どこか山の上でもどこでもやれるわけですよ。  しかし、そういうような話に引きずられて目先を外しては、淡路市の再生というのは、私はないと思うんですね。それをやっているのは、兵庫県がワシントン州と提携してやってますから、神戸市はシアトルと提携してやっている。先進地はワシントン州なんです。ワシントン州の事務所は、神戸にもあると思う、大阪かどっかにもあると思う。そこの情報をいただいて、もう一遍淡路市の計画都市ですね、先ほど、戸田議員が言うた花博跡地もそうですよ。あれだけの土地を、計画都市として構築して、それを都会の人に買ってもらおうというためにはどうしたらいいかという話は、そこの話がなかったら、買ってくれませんよ。  ただ単に、道路をつけました、病院を張りつけました、それだけで人は来ませんよ。この前の議員さんもおっしゃったように、企業誘致にしても、企業で働く人、どこにおるんやという話でしょ。おらないわけですよ、企業から見たら。しかし、世界の先進地は、全部そういうような従業員を全部自分とこの区域の中で、全部整えてきてるわけです。そのためには、教育環境もし、医療の環境もつくるわけですよ。  そういうふうな全体の中で、ほれ込んできた人、それが優秀な従業員になるわけでしょ。そしたら、それだけ優秀な従業員がおるという話があるから、当然、企業がそこへ行ったら、お金かけらず、すぐに即戦力になって、お金もうけができていくんやと、こういう話でしょ。だから、しゃぶしゃぶと、こう来るわけですよ。何ぼでも来ますよ。  だから、今までの話は、高速道路無料化というのは、市長がおっしゃるように、あそこの海峡で28号線がぶち切れているんやから、ただという話があるんです。しかし、結局ランニングコストはどうするんですかと言ったときに、それもお払いせな維持できないですからね。そやけど、1,000円とかなってきたら、大体限度ですよ。限度だと私は思います。  なぜ私がそう思うんかというたら、例えばサンフランシスコへ行ったら、あそこね、橋が5本あるんです。郊外から通勤に来るんですよ。大体100マイル先から来るんです。1時間半ぐらいかかって。入るときに750円ぐらいやと思う。お金を払って入ってくるんです。帰るときは勝手にです。750円は、大体世界どこでも取るんです。そういたしますと1,000円ぐらいやったら、当たり前の話なんですよ。  そのそこで、同じ条件の中で、淡路市は人口が減り続けておるわけでしょ。そしたら、これはどういうことなんやという話ですよ。今までの議論は、高い都会の高速道路の料金よりも何倍も高い料金を払わせてるという事実があると、そうしたら、それを避けていただいたら淡路市は再生するんやという話ですよ。しかし、実際そういうふうになってきたわけですね。しかし、人口は減り続けておると、そしたらおかしいやないかという話やと思うね。その点は、企画部長はどういうふうに捉えておるんですか。 ○議長(蓮池久志)  企画部長、宮本 肇君。 ○企画部長(宮本 肇)  まさしくその点が、人口減少が問題だと思っております。議員がおっしゃるとおり、魅力ある淡路島、淡路市づくりは、島外から来ていただく環境をつくるということが、今後、問われているというふうに思います。  今では、まだ淡路市の方へ来ていただく、また、交流人口として来ていただく、また定住として来ていただくという魅力が、まだ欠けているというのが現状かと思います。 ○議長(蓮池久志)  竹中史雄君。 ○16番(竹中史雄)  私も同意見なんですけど、問題は、その魅力ですね。何をもって魅力とするという話なんですよ。今までの話は、歴史・文化とかいう話があるんです。文化経済学というのがありますから。しかし、それだけでほんまに帰るときにお金を置いて帰ってくれるんか。いわゆる太田議員の話と一緒ですよ。少なくとも、お金をくれと言わんでも、そこへ上納のやつを置いとったら、こんなん見せていただいてありがとうございましたと置いていけるんかと、また来たときに、私も見たいから私も協力しますよと、この心を、これは元の自治の話なんで、そこの話が全くないわけでしょ。  観光客は600万人来たという話がありますけど、お金を何ぼ置いていんだんやという話は、よその市とか、四国に置いていんで、置いていんだんはごみだけみたいな話が実際あるわけでしょ。そこの話で、実際、このここでお金を置いていくシステムをどないして作るかというところが一番大事ですよね。  お金だけ投資しても、リターンがないから人口は減り続けるわけでしょ。人口が減り続けるという話は、雇用がないからという話に結びつきますよね。そこの仕掛けを、制度としてどう作るんやという話で、皆、もだえとるわけですよねえ。その辺は、農業もせなあきまへんよ。年金もらいながら、兼業でやっていって、国土を保全せなあかんという話もあるけど、それだけでは人口減をとめられません。  私、何が言いたいかというたら、ちょうど市長さんらと別れて、私、2日だけ、隣のパラグアイへ行ったんです。そこに、日本人が入植しているんですよ。そこのところへ行ったんですけど、そこで私、びっくりしたんです。何と、機械農業をやって、1家族が500ヘクタールやらないと、飯が食えないというとるんです。三原の方からも行ってた人がおりました。その人とも話をさせていただいたんです。こんなはずじゃなかったという話なんですよね。50ヘクタールということは、さっき、宮本部長が答弁された遊休農地500ヘクタールでしょ、それ、1家族でやって飯食えるという話ですよ。  あなたね、何ぼ年収手取りあるんですかと聞いたんです。実は1,000万円弱なんですと。500ヘクタール家族でやって、手取り1,000万円弱ですか、そうなんです。500ヘクタール以下で農業をしてる人はどうするんですかいうたら、そら機械代で大変苦しんでますみたいな話ですよ。そういう話です。  これは、世界の中と日本の話とは全然違うんですね。それが、今、戸田議員が言うたTPPで、いわゆる関税撤廃したときにどうなるかという話があるわけでしょ。だから、関税で守られてきた農業という話ですよ。  そこで、日本全体の話はいいんですけど、我々淡路市の農業としては、ただ単に作物を作って農業をやるだけでは駄目ですよね。それに付加価値をつけて、いわゆるもうけを高く乗せていくような経営に転換しなければならない。そしたら、若い人もそれに乗ってきて、もう一遍再出発できると私は思うんです。それには、やっぱり住宅地経営をやらないといけないんです。  農業をプラスした、加味した、農業主体の住宅地を開発して、やっていかんといかんと、私は前から言うているんですけど、どない思いますか。 ○議長(蓮池久志)  企画部長、宮本 肇君。 ○企画部長(宮本 肇)  ただいまの御意見、そのように私も感じております。農業の方は、付加価値をつけてやっていけばできるだろうと思っております。しかしながら、それでは、まだまだ人口増にはつながらないというふうな考えをしてます。  今現在、そのような同じく考えをしておられる方もいまして、農業と住宅を兼ね備えた、そのようなことができないか、今、市には、土取り跡地があります。そういうところを使ってそのようなことができないかというふうなことも、今、計画の中で盛り込もうともしております。  やっぱりそういうふうなことで、一つのことが、これからいろんな形で、この特区構想の中で世界的観光立島・淡路市を目指すために、いろいろと出てくるというふうに考えております。  ですから、議員が今申されたことは、視野に入った形で、今、考えております。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  竹中史雄君。 ○16番(竹中史雄)  ブラジルと比較して質問させてもらっているんですけど、マナウスというところは特区なんですね。税制特区ですよ。パラナ州、ここも、日産とルノーを呼び込んでいるんでね。あれね、聞いてましたらね、土地とかそういうものは、大体ただやと思いますわ。何ぼ乗せたかという話は、私はわかりませんけれども、少なくとも雇用だけですよ、雇用、あと何年か後には、5年ぐらい免除して、6年目から固定資産税が入ってくるかどうかわかりませんよ。10年かわかりません。しかし、もう雇用ですよ。特区であろうがなかろうが、皆、ただ貸し、何ぼ乗せる、税金免除、しかし、雇用だけは出したいと、こういう話やと思うんですね。  そしたら、今、淡路市がやっておる特区も、そういう流れの中で、お金は出さないけど、国の補助金もらってという話で特区でしょ。だから、その話もいいんですけど、仮に認定されなかっても、認められなかっても、その流れの中で我々の、今血税、50億円弱の血税をもってそれをやっていかざるを得んところに、今、きとると思うんですよ。そない思いませんか、宮本部長。 ○議長(蓮池久志)  企画部長、宮本 肇君。 ○企画部長(宮本 肇)  今現在、特区含めて、先ほども申しましたが、農業を含めての、ただ単に農業で生産高を挙げるというふうな手法は、持ってません。農業を再生することによって、いかに雇用が生まれるかというふうな仕組みを、今、作ろうとしています。  それと、いろんな方々と、今、お話をしてますと、竹中議員が言われたとおり、例えば、土地ですね、基本分については、例えば無償だと思うんですね。いろんな考え方が出てきます。でなければ、雇用を生むような企業とか、そういうところ、こちらの方へ呼べないというふうなことがあります。  今現在、そのようなことも含めて、輝く淡路島未来構想に向けて、雇用の拡大を図るにはどうするかということで、今、検討をしておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(蓮池久志)  竹中史雄君。 ○16番(竹中史雄)  私、イグアスの日本人会へ行って、もう一つびっくりしたのは、その方たちの子どもさんは、全部日本へ来てるのね。全部とは言いませんよ。私が会った方たちの子弟は、日本へ全部留学させて、そこで就職して、嫁をもらったり、嫁にいったりしているんですね。私も、それを聞いてびっくりしたわけですよ。例えば淡路の人、高校を中退して、俺、ここへ来たんやと、これだけ大きな土地をブラジルへ来たら農業できるんやと思って来たわけですよ。しかし、子どもは、ブラジルの大学へ行って、ブラジル社会の中で就職できるんかいうたら、そうじゃないわけですよ。皆さん、日本へ来て、日本の国立大学なんか出ていると言うてましたよ。それで、みんな、そちらですよ。家族ばらばらなんですよ。  しかし、我々は今、淡路市は、少なくとも家族が一体となってこの町で暮らし続けたいというような方向を持っていると思うんやね。だれも、俺は淡路に生まれて、好きやからここにおって、お前らはみんな淡路を出ていって住んでもうても構わんと、うちはオールジャパンで、家族は散らばってもええとか、世界の中で家族は暮らしてもいいと、そんなことは思ってないと思うんですよ。  思ってないから、行政は、いろんな形で悩んでいるわけですよね。だから、ちょうどそれ見たら、うちと一緒ですよ。うちも、教育長が言うとるように、子どもを高校まで一生懸命育て上げて、後は向こうへ行ったら、帰ってくる人はこないんです。全く一緒なんです。これって、一体どういうことなんやという話ですよ。全く話が違う、50年前に俺が来たんやと、しかし、今はこういうことなんやと、こういう話ですわ。家族って一体何なんやという話でしょ。家族のために南米ブラジルへ渡って行ったという話を聞いてたもんだから、そこで、みんな家族、それだけ500ヘクタールの農地持って、和気あいあいでやってると思てたわけよ。違うわけ。身につまされましたよ、私自身は、本当に。  もう一つびっくりしたことは、パラグアイとアルゼンチンとブラジルの3ヵ国の国境地帯というのがここにあるんです。ここを見に行ったんです。市長らとも2日分かれた、そのときです。パラグアイに、橋を渡ったところのパラグアイ側に、これ、特区です。これも税金、無税なんです。ブラジルの国境を渡ったら、奥さん方が一緒に買い物ツアーに行っているんですよ。何でやいうたら、3万5,000円までは、ブラジルの人は、パラグアイで買ったものは、無税なんです。毎日、買い物ツアーに行っている。  パラグアイは無税ですから、世界中の品物が全部ここに入ってくる。兵庫県のノリも入ってくる。韓国のノリ、中国のノリも入ってくる。これから散っていくわけですよ。私が言いたいのは、もともとは人口2万人だったらしいです。しかし、今は20万人なんです。何で2万人が20万人になって、現在、20万人を維持しているか聞いたら、一つは、イグアスの滝です。世界的な三大瀑布、もう一つは、イタイプーという、日本で言うたら黒部ダムですね。あれのもっとでっかいやつです。この二つの観光で20万人を維持しているという話なんです。  これを見たときに、うちは一体何なんやという話です。世界的な明石海峡大橋ができたというて喜んでても、お金になってないわけですよ。こちらさんは、パラグアイは、2万人の村が20万人になったわけです。お金がしゃぶしゃぶに落ちてきた。その工事の労働者、みんな来て、家族も来て、みんな張りついた。その後、工事が終わってから、観光に切りかえて、その人たちは、また観光で飯を食って、人口を維持しているという話なんです。  これを考えたときに、淡路市だって、高速道路ができたときには、しゃぶしゃぶでお金が落ちてきたと思うねえ。あっちもこっちも億ションが立ち並んだわけですよ。しかし、今となっては、兵(つわもの)どもの夢のあと、みたいになっちゃうわけでしょ。あの橋って一体何なんやという話ですわ。世界的な明石海峡大橋は世界一のつり橋やいうて、事実はそうか知りませんよ。お金にはなってないわけですよ。我々の腹を膨らましたことにはなってないんです。  あれを、少なくとも金の成る木に変えるというのが、企画部の仕事じゃないかと思って帰ってきたんですけど、どうですか、その点は。 ○議長(蓮池久志)  企画部長、宮本 肇君。 ○企画部長(宮本 肇)  企画部、私たちが、そのような戦略と戦術を持って臨まなければならない。今回、総合特区の申請に当たって、まさしくその点を、今、私個人としては痛感してます。  そのために、言いましたように、市長も申してますが、やはり淡路島でオンリーワンにならなければならない。オンリーワンは一体何があるんかな、それを見た場合、今、議員が申されたとおり、明石海峡大橋があるんですね。これをいかに使うかというふうなことを、我々は知恵を出して考える必要がある。オンリーワンはそこだと思っております。まず、それを使った形での淡路に来ていただくという政策をしなければならない。これは、もうすぐできる話なんで、これについては、一応何らかの形は考えていきたいというふうに思っております。  次は、淡路島の可能性を引き出すための土地利用計画だろうと思います。こういうふうに基礎的なことがあるから、皆さん、来てくださいよと、先ほどからの議論の中でもあるわけですが、それをいかに構築していくかということが、今、求められているというふうに、私も考えております。鋭意、努力はしたいと思っております。 ○議長(蓮池久志)  竹中史雄君。 ○16番(竹中史雄)  私は、前々から、この場でも言わせていただいておるんやけど、行政は何をするかいうたら、お金がなくなってきとんです。この前の竹中さんの行革推進部長さんのところへ届いた何とか委員会の報告書、提言書、行政改革の審議会ね、あれかてそうでしょ。一つは、20億円のお金が、もう5年たったら減っていきまっせという話でしょ。そしたら、170億円ぐらいの標準財政規模を150億円にしないといけないという話がありますわな。そのときにどうするんやという話ですよ。  結局、そういうことになっていくのは、最初、合併する前から分かっていた話なんですよ。だから、限りある人、物、金、経営資源をいかに作るか、使っていって新しい歳入を求めるかという話で、皆、苦労しているわけですよ。  だから一つは、安全を確保するという、うちは安全はいいんです。ベリーグッドなんです、うちは。次は、いわゆる交通アクセスです。これも、いいわけですよ。高速道路で神戸・大阪つながって、空港もつながっているんです。橋を渡ったら、そこの夢舞台なんか15分で入っちゃうわけでしょ、もっと早い。5分ぐらいで入りますかね。  で、自然の修復する話です。だから、今、我々がしないといけないのは、それと、国は、今日は、企業の優遇税制も発表しましたよね、政府の方は。だから、それは着々といっている。うちは政府じゃないからね、地方政府ですから、そのそこで何をせなあかんかいうたら、何遍も言いますけど、花博の跡地開発を、計画都市としてつくり上げていくということですよ。それしかうちはできないんです。それも、お金をかけずにですよ。頭のノウハウをもってつくり上げていくということは可能だと思うんですね。  今、議案で、あそこへ1本、幹線道路の市道をつくるという話があるでしょ。それは、それでいいんです。しかし、問題は、あれ全体を計画都市としてどうつくるかということです。それが淡路市の最後の起爆剤になるかどうかということを、私は常に言わせていただいておるわけです。企画部長、そう考えてくれとるわけでしょ。だから、病院も要るんです。病院がなかったら、計画都市にならないんですから。しかし、その後の残地をどういうようなゾーニングでもって、計画都市の町ということをつくっていくかという、そこです。そんなんは、コンペや何やいうて、そんなことでは出てこないんですよ。しっかりと相手を、お願いする人を探して、いろんなうちの要望も入れながら、こういうような町をつくって、新しい歳入、いわゆる雇用、そういうものをつくっていくと。  そしたら、公共交通をどうするかという話はあるわけです。公共交通は、少なくとも、言いすぎるかもわかりませんけど、少なくとも、東浦と舞子をさきのクリチーバじゃないですよ、30分おきじゃなしに、15分おきとか、10分おきで、バスを基幹道路として走らせていくんやと、そこはハブアンドスポークで、淡路市の人たちをいかにそこへ集積してきて、それをやっていくんやと、そういうことになれば、都会から淡路へ住んで、通うてあげよかという人も出てくるでしょ。そのときの計画都市の1区画あたりは、最低300坪ぐらいの区画にして売ったらいいと思うんですよ。何も50坪みたいな、団子にして売る必要はないんです。  お宅らは、神戸・大阪で、30坪か20坪しか、土地の中で暮らしてないか知らんけど、俺のところじゃ300坪のところで100坪の家を建てて、少なくとも3,000万円ぐらいで住めますよいうたら、だれでも来ますよ。それは何でできるかいうたら、定期借地権でやるわけですよ。それは、何も私が言うとるんちゃうんです。先進国はみんな定期借地権、99年の定期借地権でやってきとんです。そしたら、土地代がほとんど0ですから、あんなん売っても知らん。  しかし、来てもうて、建ててもらったら、借地料も発生しますよね、税金は入らんか知らんけど、借地料いただくでしょ。そしたら、今度は上の固定資産税も入りますし、消費も起こるでしょ。場合によっては、そこで、そういう立派なそういうようなものがあったら、我先にというて飛びつく人は、大体企業のエリートですよ。エリートおったら、今、進めてきてる会社かって、そういう人たちが欲しいんちゃうんですか。  今までは、我々は、企業が来たら雇用が出て、就職口があるという話をしてましたけど、そうじゃないんです。そういうエリートが住みたいような環境をつくって、そのエリートに頼って企業が進出すると、そういうようなインフラを再構築するということが大事だと思うんですよ。そう思いませんか、その点、どうですか。 ○議長(蓮池久志)  企画部長、宮本 肇君。 ○企画部長(宮本 肇)  今、花博跡地の件になりましたので、その点の今の状況等を申したいと思います。  昨年の経済対策の予算をいただきまして、花博跡地の確定測量ですね、周辺との境界等の作業が進みました。それで、あれだけの23.7ヘクタールの広大な敷地です。それに対しての今現在、ゾーニングと言いますか、あれだけの土地を一体利用するというのは、なかなか至難の業であろうというふうに思っております。  そういう観点から、あの中の土地のゾーニング、上下水道の計画、それから道路計画、それから排水ですね。排水しなければ、あれだけの土地、困りますから排水という形の基本的なことを含めて、一つの区割りとして、大体2ヘクタールぐらいに平面の土地ができるような形での、今、ゾーニングの作業を終了しております。  その後、2ヘクタールを、今、議員が申されましたとおり、例えば、そのような、宅地でも魅力ある宅地で加工していくとか、その方法は、今後、考えていく必要があるというふうに思っております。  あと、ゾーニングの仕方なんですが、これはまだ決まっておりませんでして、2ヘクタールには区画をしておりますが、今まで、旧町のときに花博跡地については、医療・福祉ゾーンであったり、住居系のゾーンであったり、また、事業系のゾーンというふうに分かれておりました。その点については、いろんな形で、全体計画については、今後、当てはめていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ○議長(蓮池久志)  竹中史雄君。 ○16番(竹中史雄)  最終的にはね、私、思うんやけど、うちは、景観学校もあるし、何遍も言いますよ、看護大学とか専門学校があるんです。そうすると、リタイアメントコミュニティしかないんですよ。それをフルに稼働して、活性化するという産業活性化。住宅が動けばすそ野が広いんです。どんどん地域経済が動いていくわけですよ。お金と言うのはおあしですから。だから、住宅を建てて建てて建てまくっていくためには、土地利用をどうするかという話なんですね。それは、それしかないんです。  そしたら、リタイアメントのコミュニティをつくったら、結果として、それにほれ込んで、優秀な人材もそこへ来ますよ。だから、何も橋がただとか、1,000円とか2,000円じゃいう話じゃないんです。そんなん、世界中に、フェリーに乗ってお金を払って行ってる金持ちとか優秀な人材、いっぱいおるんです。それは、環境にほれて行くんですよ。嫁をもらうときもそうでしょ。私、言うたけど、嫁もらうときも、ほれてもらうわけですよ。ほれなかったら嫁をもらう気にならんですよ、相手だって、ほれたから行くわけですよ。今は、後悔してるかどうかわかりませんけど、最初はそうなんですから。  だから、土地もやっぱりほれさすようなことを加工するということをお願いして、それともう一つは、教育長には、教育施設が要るんですね。英語が話せるようなインターナショナルな英語施設も誘致していただきたいということをお願いいたしまして、一般質問を終わらせてもらいます。ありがとうございました。 ○議長(蓮池久志)  以上で、竹中史雄君の一般質問は終わりました。  以上で、通告に基づく発言はすべて終わりましたので、これをもちまして一般質問を終結いたします。  以上で、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  明16日は、委員会審査のため、本会議を休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蓮池久志)  御異議なしと認めます。  よって、さように決します。  次の本会議は、12月17日、金曜日、午前10時から再開いたします。  本日は、これをもって散会いたします。  皆様、大変御苦労さまでございました。               散 会 午後 3時15分...