丹波市議会 2021-03-26
令和 3年第116回定例会(第7日 3月26日)
4番、
西脇秀隆議員。
○4番(
西脇秀隆君) (登壇)
日本共産党議員団を代表しまして、議案第6号「令和3年度丹波市
一般会計予算」に賛成の立場から討論をいたします。
この予算は林市長になって初めての新
年度予算です。誇りを持って「帰ってこいよ」と言える
まちづくりの実現に向けた予算として、林市長の思いや市民の声が一定反映されています。
賛成する1点目はごみ問題です。
スケジュールを示し、
ごみ袋料金半額化、
ごみ減量化に取り組もうとしてることです。
ごみ袋料金が高いと多くの市民から言われてきました。Iターン、Uターンの方からもなぜこんなに高いのと言われてきました。県下で一番高い料金になっています。6,000万円あれば引下げができる、このような小さな
市民要求を実現してこなかった辻市政、
谷口市政は批判されてしかるべきです。過去何回となく検討していくとしながらも約10年がたちます。ごみの減量化も
クリーンセンターの
処理能力の限界に近づいていることも重大ですが、
ごみ減量化は市を挙げて取り組まなければならない事態です。ぜひとも
市民ぐるみの運動でごみの減量を図りましょう。
賛成する第2の点は、新
庁舎建設を凍結したことです。
私たちは市民の
合意形成ができていない新
庁舎建設よりも、
市民サービスの充実とこれまでから主張してきました。
谷口市政では、新
庁舎建設には
60億円とも、80億円とも言われてきました。ときには100億円になるかもとも言われました。
谷口市長時代から
市政懇談会で新庁舎は必要なのか、現在の庁舎を改修して、有効に活用すべきではないかとの多くの市民の意見があったことが紹介されました。
市長選挙でも新
庁舎建設が大きな焦点となり、林市長の支持理由の2番目に上がりました。
庁舎整備事業基金24億円は4年間は積み立てないことで、毎年積み立てられていた財源が
市民サービスに向けられることが可能となりました。ぜひとも
市民サービスの充実に充ててほしいものです。
賛成する第3の点は、
特定公共賃貸住宅家賃の引下げです。
5,600円から2万9,300円の
大幅引下げです。
特定公共賃貸住宅は、
所得中堅層向けの
市営住宅です。最近、
特定公共賃貸住宅の空き室が目立っていました。理由は家賃が高いことです。場所によっては
周辺民間住宅よりも高い状況もあります。また、経年劣化もしております。
一般質問でも、
特定公共賃貸住宅の多くの空き室は問題だと指摘されていました。
特定公共賃貸住宅家賃の引下げは市民にとってはうれしいことです。満室になることを期待しております。
賛成する第4の点は、デマンド(予約)
型乗合タクシーの利便性の拡大です。
木曜日運行が実験的にされようとしており、また、
市島地域からの
丹波医療センターへの直行便も
公共交通活性化協議会に諮ろうとされており、
市民要求に応える努力がされております。
しかしながら、令和3
年度予算で、今後解決すべき問題も多くあります。以下、4点述べます。
まず、第1の問題点は、令和2年度の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金4億7,000万円がまだ6,000万円しか予算化されていないことです。残り4億1,000万円を早く困っている市民を支援すべく、予算化すべきです。
第2の問題点は、
子育て施策が不十分だということです。
谷口市政のときのツープラスワンの
出産祝い金20万円がなくなり、計2,400万円削減、
幼児教育無償化での市の負担分5,800万円が軽減、国の
保育人材充実で市の支出が不要になった4,600万円、この間、合計1億2,800万円の市の
負担軽減がありました。私は、
谷口市政になって
子育て施策が後退したと何回も議会で言ってきました。
谷口市長にも直接言いました。林市長にも大胆な
子育て施策を要請してきましたが、今後の検討だと言われました。
第3の問題点は、住民の十分な合意なしの強引な
学校統合です。
市島地域では、
統合検討委員会が来年から
統合準備委員会になります。統合の方向は
検討委員会で賛成が多数でしたが、その賛成の中には、将来も統合するには賛成だということも入っており、また、1つに統合するのか、2つに統合するのか、3つに統合するのかの一致点はありません。これらの
住民合意なしに
統合準備に入るのは強引で拙速過ぎます。
検討委員会でいつ頃統合するのか、幾つに統合するのかなどを十分検討すべきです。
第4の問題点は、市人権・
同和教育協議会補助金1,062万円の問題です。
この団体への補助金には2つの大きな問題があります。
1つは、この団体が
民間団体であり、会費を集めるなど、自己努力をほとんどしていなく、補助金に頼り切っていることです。
補助金額は県下で1番か2番の多さです。
もう一つの問題は、特定の
運動団体が
正式メンバーになっており、
教育団体としては中立ではないということです。
八鹿高校事件以来、県は行政、学校と
運動団体の線引きをしてきましたが、丹波市人権・
同和教育協議会はこの線引きができていません。私たちは丹波市同教への補助金を漸次なくすべきだと考えています。そして、自主的な
教育活動や真の人権と民主主義を守る運動を通じて
基本的人権を守っていくことが重要です。
また、県下で動きのある
人権条例、
共生条例などについては、条例をつくる技術が存在しないことで私たちは反対します。
以上、評価すべき点と課題とすべき点を指摘し、令和3
年度予算への
賛成討論といたします。
御清聴ありがとうございました。
○議長(藤原悟君) 4番、
西脇秀隆議員の討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
採決は起立によって行います。
お諮りいたします。
議案第6号は、
委員長報告のとおり可決することに賛成の委員は御起立願います。
(
賛成者起立)
○議長(藤原悟君)
起立全員です。
したがって、議案第6号「令和3年度丹波市
一般会計予算」は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第7号「令和3年度丹波市
国民健康保険特別会計事業勘定予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第7号は、
委員長報告のとおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第7号「令和3年度丹波市
国民健康保険特別会計事業勘定予算」は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第8号「令和3年度丹波市
国民健康保険特別会計直診
勘定予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第8号は、
委員長報告のとおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第8号「令和3年度丹波市
国民健康保険特別会計直診
勘定予算」は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第9号「令和3年度丹波市
介護保険特別会計保険事業勘定予算」の討論を行います。
反対討論の通告がありますので、発言を許可します。
5番、
西本嘉宏議員。
○5番(
西本嘉宏君) (登壇)
日本共産党議員団を代表して、議案第9号「令和3年度丹波市
介護保険特別会計保険事業勘定予算」に反対の立場から討論を行います。
今年4月から2023年度までの3年間にわたる第8期
介護保険事業計画が高齢者全体に関わる
施策全般を定める
高齢者保健福祉計画と一体的に策定されて、実施されることになります。
この中で、今後3年間の
介護保険料は
基準月額の第5段階で50円引上げされ、5,940円になります。年額にして600円の引上げで7万1,280円となります。この
介護保険料の設定について、
介護保険給付費準備基金を3年間で2億円取り崩し、
調整交付金などによって保険料の引上げを最小限にとどめる努力は一定の評価をしておきたいと思います。
この
介護保険料に関して、最近の新聞報道でも、
都道府県所在地と
政令指定都市の52市区の81%で月額6,000円以上となる見込みだそうでありますが、この中で16市が据置き、5市が引下げされているようであります。
介護保険制度が開始された2000年、平成12年の全国平均は月額で2,911円であります。丹波市は合併の2004年、平成16年に2,600円だったそうでありますけれども、それから見ても優に2.5倍を超えているのであります。
反対の理由の第1は、議案質疑でも指摘したように、
基準月額で50円、年額にして600円の引上げを抑えて、少なくとも
国民健康保険税のように据置きとすることは十分可能であったのではないかということです。
その根拠は、これまで積み立てられてきた
介護保険給付費準備基金は、
介護保険特別会計の毎
年度決算の剰余金を積み立てられているもので、
介護保険料の高騰を抑え、引下げに使うべきものであります。
今回、4億円の基金から半分の2億円を3年間で取り崩すこととしております。残りは
給付費等の上昇に対応するためなどと当局は言っておりますが、あと約4,000万円から5,000万円程度取り崩せば、引上げを抑えることは十分可能であります。せめて据置きとすべきであります。
反対の理由の第2は、特に重大なことは、
地域支援事業の
任意事業として実施していた
介護用品給付事業について、国の制度の見直しを理由に大幅な変更を行い、
介護サービスの削減を行っていることであります。
今回の見直しは、1つ目は、
所得制限を導入し、
非課税世帯に限定していること、2つ目は、新たに1割の一部負担を導入していること、3つ目は、
給付品目をおむつとパッドのみに縮小していること、4つ目は、給付額を月額5,000円から4,000円に減額していくこと、5つ目は、
対象介護度を3から
経過措置はあるものの、令和5年度から4以上に絞り込むことなど、極めて厳しい負担とともに、給付額や対象者を削減する内容となっていることであります。
介護用品の
給付事業は、在宅で介護を受けながら生活する本人や家族にとってはどうしても必要な
サービスであります。今回の制度の見直しは
介護サービスの重大な後退と言わなければなりません。極めて遺憾であります。
以上、反対の討論といたします。
○議長(藤原悟君) 5番、
西本嘉宏議員の討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
採決は起立によって行います。
お諮りいたします。
議案第9号は、
委員長報告のとおり可決することに賛成の議員は御起立願います。
(
賛成者起立)
○議長(藤原悟君) 起立多数です。
したがって、議案第9号「令和3年度丹波市
介護保険特別会計保険事業勘定予算」は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第10号「令和3年度丹波市
後期高齢者医療特別会計予算」の討論を行います。
反対討論の通告がありますので、発言を許可します。
5番、
西本嘉宏議員。
○5番(
西本嘉宏君) (登壇)
日本共産党議員団を代表して、議案第10号「令和3年度丹波市
後期高齢者医療特別会計予算」に対しまして、反対の立場から討論を行います。
後期高齢者医療制度は、国民を年齢で区切り、高齢者を別枠の
医療保険に強制的に囲い込んで負担増と
差別医療を押し付ける希代の制度であります。
2008年、平成20年の
制度導入以来、6回にわたる保険料の値上げが実施され、高齢者の生活を圧迫する重大な要因となっています。
2008年の
制度導入時、
差別制度に怒る
国民世論に押されて、低所得者の保険料を軽減する
特別軽減を導入しましたが、当時の安倍政権はその
特例軽減を打ち切り、保険料を値上げする改悪を2017年度から実施し市に移しています。
現在、兵庫県内の全ての市町が加入する兵庫県
後期高齢者医療広域連合が運営をしております。この
医療制度の一番の問題点は、それまで負担ゼロの人が1割負担になり、
保険料負担が増えたり、また、低所得者が
自己負担が増になることであります。兵庫県
広域連合では、今回保険料の改定はなく、昨年度に、令和2年度と令和3年度の2カ年分の保険料が改定されているところであります。令和元年度と比べてみれば452円引き上げられて、月額にして7,126円となっています。
市の毎
年度決算で、年金18万円以下の方などの普通徴収の未収金が増え続けています。
保険料減免の充実が図られないのでしょうか。改定ごとに
後期高齢者医療保険料が上がることになり、
介護保険料の引上げ、あるいは年金の引下げもあり、月額の
国民年金5万円程度で暮らしている人にとっては極めて苦しい状態となっています。
厚生労働省は、
後期高齢者医療保険料軽減特別措置を段階的に廃止することを2017年度から実施しています。令和2年度には、この
特例措置がほぼなくなり、低所得者の軽減は2割、5割、7割、7.75割軽減のみとなりました。
さらに、政府は今、75歳以上の
医療費本人負担を1割から2割に増やす法案を今通常国会に提出しております。それが通りますと、丹波市では75歳以上の高齢者、約1万1,832人おられるようでありますけれども、このうち1,375人、率にして11.6%の人がこの2割負担になることになります。こうなれば、高齢者の負担は限度を超えて、安心して医療にかかれない極めて重大な事態になってくることは火を見るよりも明らかであります。
私たちは政府が推進する
後期高齢者医療制度の保険料窓口負担の引上げに断固反対することはもちろん、差別と負担増の
後期高齢者医療制度そのものを廃止して、そして、元の老人保健制度に戻すよう求め、反対の討論といたします。
○議長(藤原悟君) 5番、
西本嘉宏議員の討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
採決は起立によって行います。
お諮りいたします。
議案10号は、
委員長報告のとおり可決することに賛成の委員は御起立願います。
(
賛成者起立)
○議長(藤原悟君) 起立多数です。
したがって、議案第10号「令和3年度丹波市
後期高齢者医療特別会計予算」は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第11号「令和3年度丹波市
訪問看護ステーション特別会計予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第11号は、
委員長報告のとおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第11号「令和3年度丹波市
訪問看護ステーション特別会計予算」は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第12号「令和3年度丹波市
地方卸売市場特別会計予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第12号は、
委員長報告のとおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第12号「令和3年度丹波市
地方卸売市場特別会計予算」は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第13号「令和3年度丹波市
駐車場特別会計予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第13号は、
委員長報告のとおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第13号「令和3年度丹波市
駐車場特別会計予算」は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第14号「令和3年度丹波市
看護専門学校特別会計予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第14号は、
委員長報告のとおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第14号「令和3年度丹波市
看護専門学校特別会計予算」は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第15号「令和3年度丹波市
水道事業会計予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第15号は、
委員長報告のとおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第15号「令和3年度丹波市
水道事業会計予算」は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第16号「令和3年度丹波市
下水道事業会計予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第16号は、
委員長報告のとおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第16号「令和3年度丹波市
下水道事業会計予算」は
委員長報告のとおり可決されました。
〜日程第2 議案第51号及び議案第52号〜
○議長(藤原悟君) 日程第2、議案第51号「
新型コロナウイルス感染症の影響による
国民健康保険税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第52号「
新型コロナウイルス感染症の影響による
介護保険料の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の2点を一括議題といたします。
議案の朗読を省略し、提案説明を求めます。
市長。
○市長(林時彦君) (登壇) ただいま一括議題となりました議案第51号及び議案第52号の2件の案件につきまして、順次提案の概要を御説明申し上げます。
初めに、議案第51号「
新型コロナウイルス感染症の影響による
国民健康保険税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」でございますが、
新型コロナウイルス感染症の影響により、世帯の主たる生計維持者の収入が一定程度下がることが見込まれる世帯の納税義務者に対し、
国民健康保険税の減免を行ってまいりましたが、
新型コロナウイルス感染症の流行に収束の兆しが見えないことから、令和3年度分においても引き続き納税義務者の
負担軽減を図るため、提案するものでございます。
次に、議案第52号「
新型コロナウイルス感染症の影響による
介護保険料の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」でございますが、
新型コロナウイルス感染症の影響により、世帯の主たる生計維持者の収入が一定程度下がることが見込まれる第1号被保険者に対し、
介護保険料の減免を行ってまいりましたが、
新型コロナウイルス感染症の流行に収束の兆しが見えないことから、令和3年度分においても、引き続き第1号被保険者の
負担軽減を図るため、提案するものでございます。
以上、議案2件の概要につきまして、一括して御説明申し上げました。この後、関係部長から補足説明をさせます。どうかよろしく御審議をいただきまして、御可決賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(藤原悟君)
生活環境部長。
○
生活環境部長(余田覚君) それでは、私から、議案第51号「
新型コロナウイルス感染症の影響による
国民健康保険税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」補足の説明を申し上げます。
議案書は1ページ、議案審議資料は1ページから4ページでございます。
提案の趣旨でございますが、
新型コロナウイルス感染症の影響により、
国民健康保険税の減免につきましては、世帯の主たる生計維持者の収入が一定程度下がることが見込まれる納税義務者に対しまして、令和2年2月1日から令和3年3月31日までの間に納期限がある
国民健康保険税の減免を行ってまいりましたが、現状では、当該感染症の
感染拡大に収束が見通せないことから、減免対象になる納期限の末日を令和4年3月31日に改め、引き続き納税義務者の
負担軽減を図るため、提案するものでございます。
○議長(藤原悟君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(金子ちあき君) 私のほうからは、議案第52号「
新型コロナウイルス感染症の影響による
介護保険料の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」補足の説明を申し上げます。
議案書2ページ、議案審議資料5ページから7ページを御覧ください。
提案の趣旨につきましては、市長が申し上げましたとおり、
新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、世帯の主たる生計維持者の収入などが一定程度下がることが見込まれる第1号被保険者に対しまして、令和2年2月1日から令和3年3月31日までの間に納期限がある
介護保険料の減免を現在行っております。
感染症の拡大の収束が見通せないことから、今回、減免対象になる納期限の末日を令和4年3月31日に改め、第1号被保険者の
負担軽減を図るため、提案するものでございます。
○議長(藤原悟君) 提案説明は終わりました。
これより質疑を行います。
初めに、議案第51号「
新型コロナウイルス感染症の影響による
国民健康保険税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
次に、議案第52号「
新型コロナウイルス感染症の影響による
介護保険料の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第51号及び議案第52号は、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
これより議案ごとに討論、採決を行います。
初めに、議案第51号「
新型コロナウイルス感染症の影響による
国民健康保険税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第51号は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第51号「
新型コロナウイルス感染症の影響による
国民健康保険税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は原案のとおり可決されました。
次に、議案第52号「
新型コロナウイルス感染症の影響による
介護保険料の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第52号は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第52号「
新型コロナウイルス感染症の影響による
介護保険料の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は原案のとおり可決されました。
〜日程第3 発議第1号及び発議第2号〜
○議長(藤原悟君) 日程第3、発議第1号「
丹波市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について」及び発議第2号「
丹波市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について」の2件を一括議題といたします。
議案の朗読を省略し、提案者の提案説明を受けます。
太田喜一郎委員長。
○議会運営委員長(太田喜一郎君) (登壇) ただいま一括議題となりました、発議第1号「
丹波市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について」及び発議第2号「
丹波市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について」
議会運営委員会より提案説明を申し上げます。
初めに、発議第1号「
丹波市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について」でございます。
議案審議資料の1ページを御覧ください。
提案の趣旨といたしまして、丹波市行政組織条例の改正に伴い、企画総務部がふるさと創造部と総務部に再編されるため、
常任委員会の所管事務について所要の改正を行うものです。
改正内容を申し上げますと、第2条第2項第1号中、総務文教
常任委員会の所管について、企画総務部をふるさと創造部に改め、総務部の所管に関する事務を加えるものです。
なお、この条例は令和3年4月1日から施行するものとしております。
発議第2号「
丹波市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について」でございます。
議案審議資料の3ページを御覧ください。
提案の趣旨といたしまして、女性を初めとする多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備を図る観点から、住民が議員として活動するに当たっての制約要因の解消に資するため、本会議や委員会への欠席事由として、育児、看護、介護等を明文化するとともに、出産について産前・産後期間にも配慮した規定の整備を図るほか、行政手続等において、原則として押印を廃止する政府の政策動向を踏まえ、市議会に対する請願に係る押印を見直すため、所要の改正を行うものです。
改正内容を申し上げますと、第2条及び第90条中の欠席の届出事由について、「疾病、出産、災害その他の正当な理由により」を、「公務、疾病、育児、看護、介護、配偶者の出産補助その他のやむを得ない事由のため」に改めるとともに、それぞれに第2項として、「議員は出産のため出席できないときは、出産予定日の6週間(多胎妊娠の場合にあっては、14週間)前の日から当該出産の日後8週間を経過する日までの範囲内において、その期間を明らかにして、あらかじめ議長に欠席届を提出することができる。」規定を加えます。
また、第137条第1項中、「請願者の住所及び氏名(法人の場合にはその名称及び代表者の氏名)を記載し、請願者が押印しなければならない。」を、「及び請願者の住所を記載し、請願者が署名又は記名押印をしなければならない。」に改めるとともに、同条第2項中、「請願」を前2項の「請願」に改め、同項を同条第3項とし、同条第2項として、「請願者が法人の場合には、邦文を用いて請願の趣旨、提出年月日、法人の名称及び所在地を記載し、代表者が署名又は記名押印をしなければならない。」を加えます。
なお、この規則は令和3年4月1日から施行するものとしております。
以上、誠に簡単な説明ではございますが、趣旨を御理解いただきまして、可決いただきますよう、お願い申し上げ、提案説明とさせていただきます。
○議長(藤原悟君) 提案説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
ただいま議題となっております発議第1号「
丹波市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について」及び発議第2号「
丹波市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について」の2件については、
丹波市議会会議規則第37条第2項の規定により、委員付託を省略します。
これより討論・採決を行います。
初めに、発議第1号「
丹波市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について」の討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
採決を行います。
お諮りいたします。
発議第1号は、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、発議第1号「
丹波市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について」は原案のとおり可決されました。
次に、発議第2号「
丹波市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について」の討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
採決を行います。
お諮りいたします。
発議第2号は、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、発議第2号「
丹波市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について」は原案のとおり可決されました。
〜日程第4
議員派遣の件〜
○議長(藤原悟君) 日程第4、
議員派遣の件を議題といたします。
本件は、議員の派遣について、
丹波市議会会議規則第165条の規定に基づき、議会の議決を求めるものです。
派遣の内容につきましては、4月23日に開催される阪神市議会議長会定例会及び4月28日に開催される第265回兵庫県市議会議長会総会にそれぞれ副議長を派遣するものです。
本件は質疑・討論を省略し、直ちに採決を行います、
お諮りいたします。
議員派遣の件は、原案のとおり副議長を派遣することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、
議員派遣の件は原案のとおり可決されました。
〜日程第5 閉会中の
継続審査について〜
○議長(藤原悟君) 日程第5、閉会中の
継続審査についてを議題といたします。
各
常任委員会、
議会運営委員会の委員長から、各委員会において審査、調査中の事件について、一覧表のとおり、
丹波市議会会議規則第110条の規定による閉会中の
継続審査の申出があります。
お諮りいたします。
委員長からの申出のとおり、閉会中の
継続審査とすることに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、委員長からの申出のとおり、閉会中の
継続審査とすることに決しました。
お諮りいたします。
本定例会に付された事件は、全て終了いたしました。
本日で閉会したいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原悟君) 異議なしと認めます。
したがって、本定例会は本日で閉会することに決定いたしました。
第116回
丹波市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
本定例会は、2月24日に開会して以来、本日までの31日間にわたり、提案された令和3年度の各
会計予算を初め、条例制定並びに条例改正案など多くの重要案件について、様々な角度から熱心に御審議いただき、本日ここに閉会の運びとなりましたことは、議員各位の御協力のたまものと心より感謝を申し上げます。
当局におかれましては、審議・審査に際しまして、議員から出されました多くの意見などにつきまして十分に御検討をいただき、格段の御配慮をいただきますようお願い申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染防止対策については、国の臨時交付金を活用して、様々な取組が実施・展開され、また、ワクチン接種の開始など、少し明るい兆しも感じるところではありますが、依然として予断を許さない状況に変わりはなく、今後においても社会情勢を注視し、迅速・的確な対応に備える必要があります。
間もなく、令和3年度を迎えることになります。市長からの施政方針にもありました、市民に寄り添う行政を推進し、市民が誇りを持って「帰ってこいよ」と言えるまちに向かって、市民の皆様と手を携え、地に足のついた着実な市政運営を期待するとともに、市役所職員が生き生きとやりがいを持って仕事ができる職場づくりを期待するところであります。
感染症の収束時期も依然として不透明ではありますが、議員並びに市長を初め、当局の皆様におかれましては、引き続き御自愛いただき、御精進くださいますようお願いいたしまして、閉会に当たっての挨拶といたします。
ここで、市長より御挨拶をいただきます。
市長。
○市長(林時彦君) (登壇) 第116回
丹波市議会定例会が閉会されるに当たりまして、一言御礼の挨拶を申し上げます。
まず議員各位におかれましては、2月24日から本日までの今期定例会におきまして、令和2年度丹波市一般会計補正予算案、各条例制定案等、各種の重要案件につきまして、慎重かつ熱心に御審議を賜り、いずれも原案どおり御承認いただきましたことに対しまして心から厚く御礼を申し上げます。
本会議や各
常任委員会での審議の中におきまして、それぞれ賜りました貴重な御意見、また、御指摘のありました点などにつきましては、事業の執行に当たりまして十分に生かせるよう、努めてまいりたいと考えております。
今後は一層市政発展に向けて努めてまいりますとともに、さらなる市民生活の向上、発展に寄与してまいりたいと念願しているところでございます。
議員各位におかれましては、今後も引き続き、御指導、御鞭撻を賜りますよう、心からお願いを申し上げます。
さて、新型コロナウイルスにつきましては、緊急事態宣言が解除となったものの、依然として全国的に感染が広がり、猛威を振るっております。今後も予断を許さない状況ではございますが、市といたしましては、引き続き関係機関との連携を密にしながら、
感染拡大防止に対策を講じる所存でございます。
加えまして、市民に寄り添える様々な施策が展開できるよう、全職員と一丸となってしっかりと取り組んでまいります。
最後になりましたが、議員各位におかれましては、何かと御多忙のこととは存じますが、体調管理にはくれぐれも御留意をいただきたいと存じます。今後のさらなる御活躍を御祈念申し上げまして、誠に簡単ではございますが、今期定例会の閉会に当たりましての御挨拶といたします。ありがとうございました。
○議長(藤原悟君) これで、本日の会議を閉じます。
令和3年第116回
丹波市議会定例会を閉会といたします。
閉会 午前10時27分...