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平成30年民生産建常任委員会(12月21日)

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  1. 丹波市議会 2018-12-21
    平成30年民生産建常任委員会(12月21日)


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    最終取得日: 2021-08-07
    平成30年民生産建常任委員会(12月21日)                 民生産建常任委員会会議録 1.日時   平成30年12月21日(金)午後1時00分~午後3時37分 2.場所   議事堂第2委員会室 3.出席委員   委員長        太 田 一 誠  副委員長        広 田 まゆみ   委員         渡 辺 秀 幸  委員          谷 水 雄 一   委員         吉 積   毅  委員          垣 内 廣 明   委員         藤 原   悟  委員          西 脇 秀 隆   委員         前 川 豊 市 4.欠席委員   なし 5.紹介議員   議員         山 名 隆 衛 6.議会職員   議事総務課長     荒 木   一  書記          畑 井 大 輔 7.説明のために出席した者の職氏名    健康部
      健康部長       芦 田 恒 男 8.参考人   種子(タネ)からはじまる農と食を考えるたんばネットワーク   代表者        婦 木 克 則 9.傍聴者   13人 10.審査事項   別紙委員会資料のとおり 11.会議の経過                 開会 午後1時00分 ○委員長(太田一誠君) 委員の皆様、御苦労さまでございます。  昨日に引き続きまして、民生産建常任委員会を開催いたします。  まず日程第1付託請願審査を議題といたします。  本日審査をいただく請願第5号「主要農作物種子法の復活に関する請願」につきましては、趣旨及び願意をお聞き取りいただくため、紹介者の山名隆衛議員に出席を求めており、また請願者も参考人として出席を求めておりますので、委員の皆さんには十分御審査をいただきたいと思ってます。  それでは、紹介議員参考人に入室していただくために、暫時休憩をいたします。                 休憩 午後1時01分                ───────────                 再開 午後1時02分 ○委員長(太田一誠君) 再開します。  紹介議員山名隆衛議員及び参考人婦木克則様におかれましては、本日大変お忙しい中御出席賜りまして、まことにありがとうございます。  本請願に関する趣旨及び願意を十分に説明していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、請願第5号につきまして、提出いただいております請願書と参考資料をもとに、紹介議員参考人から説明をお願いいたします。  紹介議員山名隆衛議員、よろしくお願いします。  紹介議員。 ○紹介議員山名隆衛君) 御苦労さまです。きょうは、民生産建常任委員会の皆様、大変お世話になりますけども、どうかよろしくお願いいたします。  本日、私、主要農作物種子法の復活に関する請願書につきまして、紹介議員として説明させていただきます山名でございます。そして、きょうは「種子(タネ)からはじまる農と食を考えるたんばネットワーク」を市民団体としてされております、代表の婦木さんにその説明をしていただきますので、同席していただいておりますので、よろしくお願いいたします。着座にて説明させていただきます。  皆様のほうに、主要農作物種子法の復活に関する請願書といたしまして、婦木さんを代表として、14名の方々の請願者の署名をいただきながら、請願をいただいております。  まず資料として、主要農作物種子法の復活に関する請願書の請願趣旨・理由という署名があると思います。それをまず読み上げまして、概略説明させていただきますのでお聞きください。  主要農作物種子法は、日本の主食、米・麦・大豆の種子を国が予算措置をして、都道府県が各地の条件に見合った優良な品種を安定的に農家に供給することを義務づけてきた法律ですが、政府は昨年の通常国会に十分な根拠も示さないまま種子法廃止法案を上程し、衆参両院でわずか12時間の審議で成立させ、今年4月1日より廃止しました。したがいまして、同法が都道府県における米・麦・大豆の原種、原原種の生産の根拠となっていたことから、優良種子安定供給が法的に保証されなくなっています。  また、国は昨年末の農水省事務次官通知で、同法と同時に成立させた農業競争力強化支援法に基づき、これまで都道府県で蓄積してきた種苗の生産に関する知見を、多国籍企業を含む民間企業に提供するよう、全国の知事に指示いたしました。  このままでは、全国各地で100%自給を達成してきた日本人の主食の米が、近い将来自給できなくなる恐れがあります。そのため、兵庫県は全国に先駆けて主要農作物種子生産条例を制定し、今年度から施行されたことは御存じのとおりです。  しかし、財政難に悩む道府県においては、国の財政支援がなければ種子生産の継続しえなくなり、安全性に問題がある遺伝子組み換え作物(GMО)が日本に殺到することが予想され、広範な消費者の間で不安が高まっています。そのため、現在国会においては、種子法復活法案が審議されています。  丹波市では、古くから良質な農作物が生産され、丹波ブランドとして農業・農村振興を図ってきました。市内には水稲種子生産組合があり、農作物の在来種の保全にも取り組んできました。今後も、安定した生産と食の安心・安全が担保できるように、食料主権の観点からも、下記の請願事項を趣旨とした意見書を、地方自治法第99条に基づき、国の関係機関に提出していただきますよう請願いたします。  請願事項、日本の農業と食の安全を守り、公共財としての多様な日本の種子を保全するように、主要農作物種子法の復活、または同法の趣旨を盛り込んだ新たな立法を行うこと。このような文章で請願が提出されております。  私も紹介議員といたしまして、種を守るという部分、食の安全を考えますと、どうしても国のバックアップが必要ではないかというふうに思いますし、ただ兵庫県下におきましては、内容にありますように、兵庫県が独自につくった条例において、今現在守られてるという状態であることは事実かもしれません。しかし、実態を聞いておりますと、やはり国がバックアップされない分、その法には予算措置においても減額されているのかどうかわかりませんけども、非常に心配なところがあるというふうに農家の方々は感じられております。  やはり、兵庫県下は守られているとしても、それをバックアップするような新たな立法を行うことということにつきましては、私も賛同するところでございます。その趣旨を受けとめていただきまして、委員の皆様には、国に対して、その趣旨を拾っていただいた意見書を提出していただきたいというところをお願いするわけでございます。  あとにつけております意見書(案)につきましては、これはあくまでもこの団体の方々がつくられた意見書でございます。これを参考にしていただいたら結構かと思います。やはり、丹波市独自の意見書をやはり委員の皆様で考えていただいて、この趣意を国のほうに上程していただきますよう、よろしくお願いいたします。  私からの説明は以上とさせていただきまして、質疑を受けたいと思います。 ○委員長(太田一誠君) 説明、ありがとうございました。  趣旨説明は終わりましたので、次、参考人のほう、よろしくお願いします。  参考人。 ○参考人婦木克則君) 失礼いたします。私、本日参考人として本委員会に出席をさせていただいております、丹波市春日町で農業をやっております婦木克則といいます、どうぞよろしくお願いします。着座にて失礼いたします。  本日は、私どもの種子、種を守りたいというそういう思いにつきまして請願を提出しましたところ、このような機会を設けていただき、また私たちの思いを聞いていただける機会を得ましたことを、大変うれしく思っております。この機会を利用いたしまして、私どもの思いを伝えさせていただきたいというふうに思っております。  先ほど、紹介議員であります山名議員のほうから、請願書につきましての趣旨説明を行っていただいております。その内容につきまして、もう少し詳しくこちらから御説明なりをさせていただきたいと思います。  この趣旨に書いてありますように、国のほうでは主要農産物種子法というのがございまして、御存じのように、ことし4月1日より廃止になっておるという状態でございます。その後、この種子法というのはどういうものかといいますと、主に米・麦・大豆につきまして、国が責任を持って種子を再生産可能なように、各都道府県において種子を生産するという内容のものを義務づけるための法律でございまして、それを受けて、各都道府県がそれぞれの農業試験場なりで種子を生産をし、それを農家の人に最終的に種として渡していくと、そういうものをきちっと法律の中でうたったものでございました。  それがこの4月1日に廃止になりましたということで、それについての担保がなくなるという状態になっておるわけでございます。その点につきまして、この兵庫県におきましてはいち早く、先ほど山名議員のほうからも御紹介いただきましたように、兵庫県の条例として主要農産物種子生産条例というのをつくっていただきまして、現在も引き続き県の農業試験場とかそういうところで、米につきましての原原種・原種などの生産がなされ、この丹波市においても、種子生産組合の圃場におきまして種子が生産され、私たち農家がそれを安心して作付をし、ということができるようになっております。  そういうことにつきまして、今回請願の趣旨では、国がやはり責任を持ってそのあたりをきちっとやっていく必要があるのではないかというのが、一つの大きな焦点でございます。  各都道府県におきましては、現在お手元の資料にもございますが、各都道府県種子法の廃止以降、どのように各都道府県がやってるかという内容につきまして、アンケートをとったものの資料を提出をさせていただいております。ごらんいただいたように、それぞれの都道府県におきまして、このような形で継続的に趣旨につきましては生産をしていくんだという内容で取り組まれておることでございます。  しかしながら一部、例えば大阪府・奈良県・和歌山県などにつきましては、これを民間にもう委託してしまえというような内容の流れがあるようでございます。そうなりますと、県で責任を持つということが非常に不安になってきておる県も中にはあるように聞いております。  兵庫県におきましては、幸いにも兵庫県の試験場におきまして、原原種・原種がことしもきちっと生産をされておるという状況を、私どもも現地に行かせていただいて、見させていただきました。  そういう中で、今後につきましてのことでございますが、国からの予算措置がないということになりますと、兵庫県でこれはきちっとやっていかないかんということになるんですが、なかなかこの趣旨の生産というものにつきましては、コストと時間と技術というものが非常にかかってくるものになっております。種というのは、御存じだと思いますが、毎年繰り返しつくっていかないと、発芽率であったりいろんなものが落ちてきて、種として利用できなくなるのですね。ですから、1つの品種につきまして、必ず毎年その原原種というのを継続してつくっていきながら、きちっと仕分けをしてそれを管理をしていくという、そういう作業が欠かせないことになります。それだけの職員であるとか、知見であるとかいうようなものをきちっとしていかなければ、種として最終的に我々が安心して、農家として使っていけるものにはならないのが現実でございます。  そういう中におきまして、今後もこれがずっと継続的に行われるのかということにつきまして、国が責任を持たないということになりますと、もちろん県では責任を持っていただくんですが、国としての責任はどうなのというのが、一農家としての偽らざる本心でございます。ですから、これ兵庫県としても懸命に取り組んでいただいて、今後も安心して作付ができるようにということで取り組んでいただいておるわけでございますけれども、やはり国としてきちっとその辺の責任を持ってもらいたいというものが、私たちの国に対しての意見書を出してほしいというところの趣旨でございます。  種というのは、先ほど申し上げましたように、1年2年でできるものではなくて、毎年毎年の積み重ねというのが非常に大切でございます。私たちが見に行かせていただいた試験場も、職員の方もやはり高齢化されておりまして、やはり新しいそういう知見の技術者を育てなければならないであったり、それから新しい技術を導入しなければならないであったり、いろんな形での資金的な援助が欠かせないことになります。その辺がずっと継続的に行われないと、やはり種というのは機能しなくなるという不安もございますので、そういうことを国としてきちっと指導してもらいたいということが、国に対して請願を行う理由でございます。  もう1つはですね、やはり私たちが農業をする上で、種というのは非常に大事なものなんですね。それを私たちは、今、安心して受け取ることができます。コシヒカリでありましたら、1キロ当たり大体500円から600円、高くても七・八百円ぐらいの価格で種を購入することができます。ところが、最近F1という品種が出てきました、それは三井化学株式会社とかそういうところが独自に開発したものでございます。その種というのは、大体2,000円とか、高いものでは8,000円とかいう種の価格になっております。それはF1でございますので、1回つくれば次同じものができるかというのが、それはできない種になります。御存じのように、F1というのは1代交配雑種でございまして、一遍つくって、その次の種をそのまま種として使えるかというと、それは遺伝的な問題がありまして、いろんなことにばらけていく、そういうふうになっていまして同じものがつくれない、そういう種のことをF1の種子と言います。今、日本で流通している野菜の種は、ほとんどがこのF1になっております。そこが企業がもうけの一番大きいところになります。  例えばトマトでありますと、普通のトマトは1粒、我々が農業を始めたころは1粒3円とか4円でした、今、普通の、例えば有名な桃太郎という種になりますと、1粒が40円50円です。1粒がです。それだけのものを買わないと、いい種ができないということで、もう農家としては買わざるを得ないという状況になっております。それはいろんな競争原理の中で仕方がないことかなと思いますが、この水稲の種子というものについては、我々の国民の主食でございます。その種子が、そういう企業によって牛耳られるというか、そういうことになるということになりますと、非常に私どもとしては、また国民全体の大きな不安材料になるのではないかというふうに考えてございます。  さらに、今はF1でございましたけれども、懸念されるものに遺伝子組み換えという技術を使われるという場合がございます。今回の種子法の廃止によりまして、その持っている知見につきまして、いろんな方の民間のノウハウを利用した方向に進めようという動きがございます。その中には、外国の企業もその中に入ってございます。特に有名なのは、モンサントとかそういうふうな企業がございますが、そういう遺伝子組み換えという技術を持ったそういう企業にも、日本の知見を提供しなさいという内容になっていきますので、そうすると、その種を利用した遺伝子組み換えの種というのができるようになります。そうすると、その遺伝子組み換えの作物が日本のこの米市場に流入してくるという大きな不安もございます。遺伝子組み換えについては、皆さん御存じのとおり、健康被害だとか環境問題とか、いろんな形の中で不安にも感じておられる消費者の方々もたくさんいらっしゃいますし、実際どうなるかっていうのは、現在のところはわかっていません。ただアメリカでも、そういう遺伝子組み換えの作物によって健康を害したとか、そういう問題も現在起こっているところでございます。そういう問題が出てくるのではないかという、非常に不安が国民の中にも広がっていることは事実であるというふうに思っております。  そういう点からおきましても、この種というものは非常に大事なものであると。したがって、都道府県ももちろんなんですが、国としてきちっとその辺の責任を持ってもらいたいということが、今回国に対しての意見書を提出していただきたいというもう1つの理由になります。そういう意味で、私たちは今回の請願を提出した、背景にはそのようなことがございます。  ことしの夏に、この種子法のことについての勉強会を、春日地域のほうで行わせていただきました。もとの農林水産大臣山田先生をお迎えしてしたんですが、非常に関心が高くて、会場200人を用意しておったんですが、それを超えるような立ち見の方もいらっしゃって、非常に大きな関心を持っていただいておるというふうに思っています。私たちが毎日食べている御飯のその種について、非常に不安なことがこれから起こるんではないかという、そういうものがこの国民の中にあるのではないかというふうに感じております。  そういう意味におきましても、きちっと国としてこういうことについての責任を持ってもらいたい。最後のほうに書いておりますが、今後も安定した我々農業者の生産と、それから食の安心・安全が担保できるように、また食料主権食料安全保障等々のそういう食料主権の観点からも種を守る、そういうことを国として責任を持ってやってもらいたい、そういうのが私たちが望んでおる請願の内容でございますので、よろしく御審議をお願いしたいというふうに思います。  以上でございます。 ○委員長(太田一誠君) 説明ありがとうございました。  趣旨の参考人説明は終わりました。ただいまの説明に対して、これから質疑を行いたいと思います。  なお、参考人に申し添えておきますけども、参考人からの委員に対する質疑は行えませんので、了承をお願いいたします。  それでは、ただいまから説明に対して質疑を受けたいと思います。質疑ございませんか。  西脇委員。 ○委員(西脇秀隆君) 御苦労さんです。私も種子法の学習会に参加させてもらいましたけども、ちょっともう一つまだちょっとわかりにくいのが、今すぐには影響は出ないだろうとは思うんですけども、将来にわたって種子法が国が廃止されれば、どのような影響が出ると参考人の婦木さんお考えか、そこらちょっとお聞かせください。 ○委員長(太田一誠君) 参考人。 ○参考人婦木克則君) 先ほどの御質問、西脇委員からの御質問にお答えいたします。  現在では、特に目立って影響がないのではないかと、今後どのような影響が出るかということなんですが、先ほども趣旨説明の中にも申し上げましたように、これから安定してこの種子がきちっと守られていくという状態が確実に続いていくのかどうかっていうのが1つの大きな問題と、それから知見が流出することによって、我々が種をいわゆる適正な価格でこれからも継続して入手することが本当にできるのかっていう不安がございます。そのあたりは、先ほどもるる説明させていただいたようなことがバックにあってのことでございます。  そのほかに、どういうことが考えられるかということにつきましては、今後考えられるのは、種子法につきまして種苗法というのがございます。その種苗法につきましては、その種をつくり出した人の権利を守るための法律でございまして、例えば遺伝子組み換えの種をつくりましたと、それをいろんなところに生産が拡大していきますと、その種の知見を守るために、例えば遺伝子組み換えの種というのは、例えば1つの作物をつくりますと、その隣の作物に、花粉とかいろんなものが隣の作物に例えばかかりますよね。そうすると、その隣の作物もその遺伝子組み換えの遺伝子を持った作物になってしまうことがございます。それを、例えばいろんな遺伝子の分析をしたときに、この遺伝子が入ってるじゃないかって言われたときに、莫大な補償というのを払わなければいけないような状況になってしまいます。そういうようなことがほかの国では考えられておるわけでございます。  幸い日本では、今のところ遺伝子組み換えの作物が大々的につくられているという状況ではないのですが、今後主食である米とか、麦とか、大豆がそういう状態になりますと、この国内において、非常にその種についての不安が広がっていくのではないかというふうに考えております。これは、ずっと長い将来にわたってそういう不安が出てくるのではないかという、そういう不安でございますけれども、今考えられることの一番怖いのはそのあたりで、私たちが安心して、本当に種を安心して使える種を、また安心して生産できる状態というのを担保していくということにつきましては、非常にそういう点では不安がふえてくるのではないかというふうに考えております。  以上でございます。 ○委員長(太田一誠君) ほか。  藤原委員。 ○委員(藤原悟君) 一問一答、一括どうしましょう。たくさんありますので、よろしくお願いします。  まず1つ目なんですけども、この請願の上から6行目7行目ですか、優良種の安定供給が法的に保証されなくなっていますというとこなんですけども、先ほども言われた県の条例があったり、それから国では種苗法等があるわけですけども、それでも保証がなくなるというふうにお考えなんでしょうか。 ○委員長(太田一誠君) 参考人。 ○参考人婦木克則君) ここの部分につきましては、法的にというのは、国が責任を持たなくなってきておるということにつきまして、法的にこれがだんだん保証されなくなるのではないかという懸念があるということでございます。実際に、兵庫県については条例ができておりますが、条例ができてない県もございます。そういう県につきましては、大きな不安を持っておられるということを聞いております。 ○委員長(太田一誠君) 藤原委員。 ○委員(藤原悟君) わかりました。  この種子法の廃止のときの決議の附帯決議でも、そういった心配に対する国の考えも出てるわけですけども、種苗法に基づいた運用というか、基準というのを国が考えているということでお聞きはしております。  2つ目ですけども、それからあと5行目ぐらい下に、100%自給を達成してきた日本人の主食の米が、近い将来自給できなくなる恐れがありますとあります。これはどういったストーリーで、自給できなくなる恐れなんでしょうか。 ○委員長(太田一誠君) 参考人。 ○参考人婦木克則君) この自給できなくなる恐れがあるといいますのは、もちろんお米の生産ということについてもそうですが、種が自給できなくなるという恐れがあるというふうに考えております。それにつきましては、先ほどの遺伝子組み換えの話もございましたように、その種を握られてしまうと、我々農業者にとりまして非常に難しい問題、困難な問題が起こってこようというふうに思っております。  一番大きいことはですね、例えばこの日本におきましては、自然災害であったり、いろんなことが起こっております。特に最近では地球温暖化であって、気温がどんどん上がるとか、いろんな問題が起こっております。そういうことに対して、種の知見といいますのは、温暖化に強い遺伝子を持った種であったり、いろんな種があります。その知見を今は国がしっかり持っておりますので、また地方のところがしっかり持っておりますのでそれはいいんですが、それがだんだんだんだん一つになっていくと。例えば温暖化に強い種のみがつくられるようになる。そうしたときに、今度寒くなったりいろんな条件が変わったときに、昔の種はどこに行ったんやという、遺伝子を探さなければならない状態になります。そうしたときに、その種をつくり続けるということは、その遺伝子を守ることになりますので、そういうものがきちっと残っているか残っていないのかによりまして、将来例えば今度寒くなったときに、寒さに対応する稲がつくれるかということの問題が起こってきます。そうなると、今度は自給率だとかいろんなものに問題が生じてくるのではないかというふうに考えております。この種というのは、何回も申しますが、非常にこの遺伝子の非常に重要な部分でございますので、その種をずっとつくり続けるからこそ、その遺伝子が守られるのであります。それが途中でとまってしまうということになりますと、1つの偏った遺伝を持った種のみになっていきますと、いろんな状況が変わったときに、違う遺伝子が必要になったというときに、もう既にこれはないよということになりますと、次の時代の自給について非常に大きな不安があるのではないかというふうに考えております。それはここ数年だけの話ではなくて、これからずっとこの日本の地域でこの稲というものをずっとつくり続ける、これを前提にすると、どうしてもそういうものを守っていく必要があるのではないかというふうに考えてございます。 ○委員長(太田一誠君) 藤原委員。 ○委員(藤原悟君) わかりました。私、農業あんまりしてないのでわからないんですけども、米にしても、北海道からずっと下までいろんな種類があって、それ言われたように、その温暖化でも寒冷地でもできるような品種ができてますね。それは、各自治体とかが品種を守ってやってきたと思うんで、今後もそれらの地域においた自治体がそういった品種は守っていくんじゃないかと私は思ってるんですけども、例えば野菜にしても、今米とかの話ですけども、野菜でもいろんなのがジュンテンドーにも売ってるし、あれ見たら寒冷地はこの時期に植えてくださいとかあったりとか、そういったことで、いろんな工夫してできるんではないですか、これ自給できなくなったらの意味が、そういった改良がどんどんされていくので、しかも種子を守るということはされていくので、この100%できなくなるというのは、もう一つわかりにくいんですけども。再度お願いします。 ○委員長(太田一誠君) 参考人。 ○参考人婦木克則君) 今、ほとんど我々が日本の国内におきましてどこの地域でも米をつくり、その地域に合った米を生産していくということについて、現在は行われているところでございます。これが、いわゆる自給できなくなるかということにつきましての御質問だと思うんですが、今の現在の状況でも、いわば後継者の問題であって、高齢化の問題であって、これはこの丹波市においても耕作放棄地がふえていったり、耕作地がどんどん減っていったりということの中において、100%の自給ができなくなる恐れもございます。  そういうこともありますが、今回のこの種に関して言えば、先ほど申し上げておりますように、種がないことにはこれは自給ができないわけですので、その種をしっかりと保全するということが一番必要なことであるというふうに考えております。  そしたら、いろんな民間企業がそういう種をつくって、これからもそういうことは大丈夫じゃないかということをおっしゃってるのかなというふうに思うんですが、結局その民間企業におきまして、いわゆる自分たちの、特に遺伝子組み換えなんかはもうけが非常に重視されますので、そういうような種に全部置きかわっていくということになっていった場合、1つ何かが起こったら、その種はだめだよということになってしまいます。そうすると後戻りができない、そういう状況になることもあるのではいかというふうに考えております。つまり、その種を誰かに握られてしまうという不安が、我々にとっては一番大きな不安でございます。そういう意味で、この自給が厳しくなるのではないかという表現を使っておりますが、一番大きいのはその種を握られることによって、我々が安心して生産ができない状態が起こり得るのではないかという内容でございます。 ○委員長(太田一誠君) 藤原委員。 ○委員(藤原悟君) ちょっと次の3番の質問で、今のお答えとかぶるんですけども、そのあとに3段あってですね、しかし安全性に問題のある遺伝子組み換え作物(GMО)が日本に殺到することが予想されたというようにあります。これはちょっと種子法とは別の、遺伝子組み換え作物の関係なんですけども、これが今の食品安全法ですかね衛生法ですかね、何かで今守られてると思うんですけども、種子法と別のとこで守られてるんじゃないんですかね、遺伝子組み換えは今。 ○委員長(太田一誠君) 暫時休憩します。                 休憩 午後1時39分                ───────────                 再開 午後1時39分 ○委員長(太田一誠君) 再開します。  参考人
    参考人婦木克則君) この遺伝子組み換えの作物についての御質問だと思うんですが、現在はそれで守られてるのではないかという御質問です。  現在でもですね、日本にこの遺伝子組み換えの作物、いわゆるトウモロコシであったり大豆であったり、いろんなものが実際はたくさん日本に入ってきております。ただ作物として栽培していないだけのことで、食品としては非常に多くのものが日本に入ってきておるということは事実でございます。特に我々が日本人の文化として昔から使っております、みそ・しょうゆなどの原材料になる大豆については、ほとんどが海外からの輸入品でございます。その中で、アメリカ・ブラジルからの輸入品が、非常に70%ぐらいがそこから来るわけです。その中で、遺伝子組み換えの作物を、特にブラジルではほとんどが大豆については遺伝子組み換えの作物と言われております。そういうものがどんどん日本に入ってきておるというのは現状でございます。  それについて、我々は知る権利があると思うんですね。そういうものをきちっと表示をしていただくということについても、今後の課題であろうというふうに思っておりますし、その遺伝子の組み換え作物ですよという表示の問題につきましては、非常に私たちも関心があるところでございまして、合わせてそういうような表示をしてもらいたいという意見も、本当は言っていただければありがたいなというふうに考えておるところでございます。  実際にその遺伝子組み換えの作物を食して、健康に害があるのかないのかという知見につきましては、現在いろんなところで議論があるところでございますが、現在アメリカでもいろんな奇形であったり、それからいろんな精神的な問題であったり、いろんな形での影響が出ているのではないかという報告もございます。そういう中におきまして、消費者の皆さんが大きな不安を持っておるというのは、これは事実でございますので、我々一国民がこの遺伝子組み換えのものなのか、そうでないものなのかというのをきちっと見分けるための法整備を必要とするのではないかというふうには思っております。  一番確かなことは、私たち自分自身が、この丹波という地で大豆をつくり、小麦をつくり、米をつくり、そういうことをしていくということであれば、この遺伝子組み換えの作物を私たちが食するということはないわけでございますので、ぜひそのようなことを実現したいというふうに私も農業で励んでおるわけですが、その際の種が非常に大切だということは、今回の請願に通じるところでございます。 ○委員長(太田一誠君) 藤原委員。 ○委員(藤原悟君) 先ほど食品衛生法でした、済みません、間違いました。  言われましたように、私も納豆を買うときは、一応裏を見て、遺伝子組み換え大豆使ってないのを確認してから買うようにしてるんですけど、誰も心配な分なので、それはしっかりと国でもしてもらいたいと思ってます。  最後になります。いろいろ言われたことは、やはり国のほうでも問題になって、附帯決議という格好でいろいろつけていただいて、それに対する国の答弁というんですかね、答えも一応出てるようですので、準備させていただきました。それ確実に実施されたら、今言われたようなことも少しずつ解消されていくのかというふうに思ってます。  最後に、丹波市での現在何かそういった影響が出てるのか、それだけお伺いします。 ○委員長(太田一誠君) 参考人。 ○参考人婦木克則君) ありがとうございます。丹波市におきまして、現在影響が出てるかという、今のところ兵庫県の条例もございますので、今後にわたって影響が出るかということについては、今のところ想定はできないではないかというふうに思っています。  ただ、例えばこの氷上地域にも種子生産組合がありまして、この丹波市で使われるコシヒカリの種をつくっております。その種子生産組合あるわけですが、その種子生産組合のつくられたコシヒカリの種が、丹波市内の農家に渡って、そこで我々は安心してその種を使ってお米の生産ができます。私自身も、昔自分とこでとった種を塩水選をしてまいて、どっちか比べたことがあるんですが、やはり買った種のほうが収量・品質について非常に、我々が幾ら塩水選してやってもそれに追いつかない、いい種がやはり生産されております。それについて、私も現場で感じておるところでございます。そういう種が、今後も私たちの農家のもとに確実に安心して届けられるという状態を守っていただきたいというふうに思っています。  一番大きな問題は、そういう種をつくるための費用につきましては、今のところいろんな担保があるわけですが、特にこれから高齢化であったり、それから種をつくっておられる農家は、やっぱりちょっとおかしいその穂があったらその穂を抜いたり、消毒をきっちりしたり、そういうことを非常にまめにやらないと、この種というのは病気に侵されたり虫がついたり、そういうことになりますと、種として利用できなくなりますので、そのあたりの気の遣いようというのは、我々の想像をはるかに、大変だろうなというふうに思うわけですけれども、そのような人たちが安心して種を生産できる状態に、今後もそういう状態を担保していただけるようなことを、今後もお願いしておきたいなというふうに思います。そのためにも、県もそれから最終的には国がきっちりと責任を持ってやっていただきたいというのが、私たちの望みでございます。 ○委員長(太田一誠君) ほか、ございませんか。  吉積委員。 ○委員(吉積毅君) すいません、本日は御苦労さまでございます。  ちょっと、私もこの種子法の請願が出た件で少しちょっと勉強もさせていただいた中で、ちょっとどういうことなんかなということの疑問がありましたんで、ちょっとそこらを教えていただきたいんですが、先ほども話が出ましたが、野菜の種子に関しては、世界的に日本のメーカーもかなりシェア的には頑張ってるというようなことっていう理由が、その野菜の種の生産に関して、民間のメーカーが自由に研究ができた結果、よい種ができてきたというような書き方が一部あったんですが、日本の、今、種子法に守られている米・麦・大豆に関して、民間が入ることによって、よりよい商品というか、種ができる可能性というもんが発展しないのかなと、そこらがちょっと調べる中で、実際にこの種子法廃止に関することと、若干話の結論がちょっと変わってくるように感じたんで、ちょっとそこらのことを教えていただけないでしょうか。 ○委員長(太田一誠君) 参考人。 ○参考人婦木克則君) まず野菜につきましては、今、御存じのようにタキイ種苗株式会社であるとか、サカタのタネであるとか、日本でも大きいメーカーがございます。そういうところが多くの種の知見を持っておりまして、自分ところで研究機関を持ったり、実験圃場を持ったりしながら、種の生産をされております。  先ほど一部申し上げましたが、そのほとんどがF1という品種でございます。つまり再生産できない、そういう種をつける作物なわけです。それが結局その企業の利益になるわけです。例えば30円40円のトマトの種を我々がとって、その種を次の年にまいても、同じものはできないんです。いわゆるそのメンデルの法則もありますが、そのような種なわけです。ですから、我々としては種を買わざるを得ない。1つは初め5円やったのが、30円も40円もなるようになったと、それでも種を買わなければならない。我々としては、それがもちろんいい種で、それだけの収量が見込めるから、今のところ買ってるわけですが、それ1粒もっと高いこと言われたら、最終的に消費者の皆さんにそれを転嫁せざるを得ません。そうなったときに、トマト1個が300円400円で買えるのかっていう疑問も出てまいります。そういうきちっとした再生産ができる種というのが、必要なことであろうというふうに考えております。  そういう意味で、主食ではございますその米・麦・大豆におきましても、再生産が可能なそういうものでなければならないというふうに思っております。それが民間の種子の価格は、先ほど申し上げましたように、何倍というような種の現在でも価格でございます。特に遺伝子組み換えがこれからもし行われた種が入ってこようものなら、それにしたがって種の値段も上がりますし、それにしたがっていろんな農薬とかいろんなものが使える種というのが出てくるわけですね。そうなってくると、非常に種の再生産がまずできないというのが1つ。  それから、そういう知見なりいろんなものを、そういう民間のいわゆる世界のメジャー的なところに握られてしまう。そういうところが、非常な大きな不安がございます。そういう点で、我々がいわゆる安価に、安心してこれからも継続的に種というものを入手できる、そういう担保がどうしても必要というふうに考えております。民間に任せたらいいじゃないかという議論も確かにございます。ただ、我々が例えば自分ところでこの種はよい種やから、ずっと置いておこうねということで種をとる、現在も私のとこも種をとってる作物もございます。  ところが、今後種苗法の改正というのが予定されていると聞いております。そういう中では、その民間で我々がとる種につきまして、きちっと遺伝子の証明をして、種として確立されたものでなければ使ってはいけない、もしくは罰金というような種苗法の改正が予定されているとも聞きます。そうすることになりますと、私たちが普通にこの丹波の山奥のこの小さな一角で守り育ててきた種っていうものが、使えなくなる可能性っていうのも今後予定されているというふうにも聞いております。そういう意味で言いますと、この種というものが、我々が今後継続して安心して使っていくためのものっていうのは、やたらめったら民間に開放してもいいものではないよというふうに考えてございます。そのあたりが、私たちの国がきちっと責任を持ってもらいたいというのは、そういうところが一番の大きな問題でございます。  もう1つは、この世界的な大きな流れの中で、何事についても市場原理であるとか、経済性優先の大きなものの流れというのがあると思います。しかし私たちは、この丹波という地方のこの農家として、もちろんその経済的に成り立たなければならないんですが、この地域で我々が守ってきたこの風景であったり、それから丹波のよい農産物であったり、そういうものを今後も継続してつくっていきたいというふうに思っています。  そういう中で、この種というのをよそに握られるというのは、非常に厳しい状況になるのではないかというふうに考えております。そういう意味からも、この種を守るっていう1点において、きちっと国として責任を持っていただいて、私たちも安心して今後も農業が続けられる状況というのを担保していただきたいというのが、大きな意味があることであるというふうに考えております。 ○委員長(太田一誠君) 吉積委員。 ○委員(吉積毅君) ありがとうございます。意見をいただいて、それぞれの考え方の部分で理解ができました、ありがとうございます。  それでですね、もう1点なんですが、この種子法に関して、農業のこういう種子の世界においても地方分権で、国がまあいうたら方向性を余りすることやなくて、地方それぞれが特徴のある種子に関して自由なことをしていくために、この種子法の廃止というようなことが、そういうこともちょっと書いてあったんで、ちょっとお聞きするんですが、先ほど丹波市種子生産組合ということ言われたんですが、この生産組合というのは、国の何か直営というか、直轄の何か補助金が出るような体制で現在運営をされているのか、もうそれこそ丹波において、その農家がお互いにお金を出し合ってそういうことをされているのか、ちょっとその辺の、この生産組合の組織のちょっとその辺のことだけ、ちょっと教えていただけますでしょうか。 ○委員長(太田一誠君) 参考人。 ○参考人婦木克則君) ありがとうございます。  まず、種子法があった時代には、種子法の中身というのは、その種子を生産する圃場であったり、どこでどんなものがどのようにつくられているかっていうのを把握する、それが一番の種子法の肝になるところでございます。  それによって、例えば兵庫県で、この品種がこの場所でこれだけの量がつくられているっていうのを、国としてまず指定なり、知るっていうのが一番の大きなことでございます。ですから、それがいわば廃止になったことによりまして、まあいうたら都道府県にその部分が、悪い言い方すれば丸投げされたと。そうすることによって、それぞれの地方で頑張ったらいいじゃないかというような意見もございますが、残念ながらそういう頑張らない県もございます。兵庫県におきましては、幸いなことに、「山田錦」という代表的な品種もございますが、そういうものについて、これからも知見が大事なんで、やっていきましょうということで、今のところ県として責任を持ってやっていただいておるというふうに考えております。  そしたら、国は責任を持たんでもいいのかということが、今回一番肝になる部分ではないかなというふうに思っております。それぞれの都道府県におきまして、例えば山形県であったら「つや姫」であったり、熊本県であったら「森のくまさん」であったり、滋賀県であったら「みずかがみ」であったり、いろんな新しい品種がそれぞれの地域でできております。それにつきましては、それぞれの地域の農業試験場なり、県の考え方によりまして、どんどんそういう新しい品種が出てきて、消費者側も恩恵を受けるような状況になっていくということにつきましては、非常にいい状態であるというふうに考えております。  しかしながら、それは国が今までそのベースの支えの部分を各都道府県にきちっと支えがあったからこそ、それぞれの県によって、その上澄みとして新しい品種が多分つくってきたという流れがあります。ですから、もうそれまでやるねんやったら、もうそれぞれの県でやればいいじゃんというのが、国のほうの考え方も一部あろうかというふうに思いますが、日本国民として、この稲っていうものにつきまして、やはり我々としては、一個人としても国にちゃんと責任を持ってよというのが一番大きな、もう素朴な考え方でございます。  それと、その種というのの一番大きい大もとは、それぞれの地方の農業試験場もあるんですが、国の研究機関というのもございます。そこには、各地方の種の遺伝的なものは全てそこに集約されている機関もございます。そういうところも含め、国として今まで責任を持ってやってきたところでございますが、それを放棄するということはまずあり得ないというふうに思いますし、そこで国がちゃんと責任を持つことによって、これは主食を守るということからいいますと、食料主権という考え方がございますが、主食をきちっと守って、国民が安心して生活できるようにするためには、やはりその食料につきまして、やはり国が責任を持つ必要があるのではないか。その食料主権のためのもとになりますこの種の知見については、やはり国として責任を持って守っていくという状態を、今後も続けていく必要があるのではないかというふうに考えてございます。  もちろん、地方におきまして、それぞれの地域で、それぞれの地域の条件に合った種を守っていくということについては、非常にそれは大切なことだと思いますが、国としてやはり責任を持ってそれを続けていくということにつきましては、一国民としては大切なことであるというふうに考えます。  生産組合の体制につきましては、今のところこの丹波市でありましたら、稲畑に生産組合というのがございます。種子法があった時代には、そこでそういうふうなつくられてますよっていうことですから、県にいろんな形でのお金がおりてきますので、そういうものを使いながら、いろんな調査であったり、それから種がこれはちゃんと合格してますよとか、そういうものにつきまして、全部そういう費用がかかるものについては、国がきちっと管理をしていっておりましたけれども、それを今は県がやっているという状態にはなっていこうかというふうに思っております。 ○委員長(太田一誠君) ほか、ございませんか。  渡辺委員。 ○委員(渡辺秀幸君) 参考人に、ちょっと参考のためにお伺いしたいんですが、この適用の範疇ではないかもわかりませんが、参考人はいろんな作物を大規模に経営されてるということ聞いております。黒豆とか小豆とかは、栽培をされているんでしょうかね。 ○委員長(太田一誠君) 参考人。 ○参考人婦木克則君) 私の圃場でも、黒豆・小豆につきましては栽培をしております。 ○委員長(太田一誠君) 渡辺委員。 ○委員(渡辺秀幸君) それらの種子は、やはりその種苗組合というか、そういうようなところで入手をされてるんでしょうか、それとも自分ところで種を採取してやっておられるんでしょうか。 ○委員長(太田一誠君) 参考人。 ○参考人婦木克則君) それにつきましては、種につきましては、私のところのものを更新しながら使っていくというのがございますが、主にはJAの種子を購入して、それをもとにつくっております。JAでは、特に小豆につきましては、指定圃場をつくってそこで種子を生産し、それを各農家に販売しながら、種を守っております。  クロマメにつきましても、篠山市であるとかそういうところの生産におきまして、種というものをきちっと生産したものを、毎年私たちも購入をしておるところでございます。 ○委員長(太田一誠君) ほか、ございませんか。よろしいですか。  紹介議員から、ほかに何かございますか。 ○紹介議員山名隆衛君) ありがとうございます。  私のほうからは、きょう請願者の趣旨を十分にくみ取っていただきまして、委員会で十分議論していただき、国に対して新たな立法等、やはり国がしっかりバックアップする体制の文章をつくって、意見書として国のほうに提出していただきたいと思いますので、どうかよろしく協議のほうお願いいたします。  以上です。 ○委員長(太田一誠君) ほかございませんか。  参考人、よろしいですか。 ○参考人婦木克則君) ありがとうございます。  きょうは、このような時間をもっていただきまして、大変ありがとうございます。今回のことにつきましても、非常に私たちこの丹波市民全体が、いろんな不安を持っているという状態があろうかというふうに思いますので、ぜひそのあたりも十分鑑みていただきまして、国に対してこの農村であります丹波市として、意見というのを言っていただきたいなというふうに思っております。  実は私、きょう朝、家内にこういうふうな行くんやと言うたら、この年末の忙しいときにそんなこと言って、何が影響があるのみたいなことを言われてですね、ちょっとがっかりしとんですが、本当に私この数日、三、四時間ぐらいしか寝てないんで、そのぐらい忙しい日々を送っております。そういう中でも、この種子を守るということにつきましては、非常に大切なことであるというふうに考えておりますし、私たちが今の国の大きな流れに対して意見を言えるということにつきましては、この請願という方法で、この市議会から意見を言っていただくということが1つの道であろうというふうに考えておりますので、そのような思い等もくんでいただきまして、ぜひよろしく御判断いただければというふうに考えております。  本日はどうもありがとうございました、 ○委員長(太田一誠君) お疲れさまでした。  以上、ほかございませんので、それでは紹介議員山名議員、及び参考人婦木克則様におかれましては、お忙しいところまことにありがとうございました。ここで退席していただきます。  暫時休憩をいたします。                 休憩 午後2時05分                ───────────                 再開 午後2時06分 ○委員長(太田一誠君) 再開します。  請願第5号につきましては、ただいま紹介議員参考人から説明を聞きました。この取り扱いにつきまして、御意見をお伺いしたいと思います。  委員の皆さん、いかがですか。 ○委員長(太田一誠君) 渡辺委員。 ○委員(渡辺秀幸君) 先ほど、参考人の非常に熱のこもったお話も聞かせていただきました。兵庫県といたしましては、条例も定め、種子法を守る動きをされておりますということは、私、兵庫県人としては非常にありがたく思っております。ちょっと先ほどの話ともかぶるところがありますが、兵庫県は日本において誇るべき農産物が私はあると思うんです。例えば、先ほども出ておりました酒米の「山田錦」、また当丹波市におきましては、かつて宮廷のお節料理にも取り上げられたと聞いております黒豆や小豆・クリなど、それらは今ここに住む私たちの誇りでもあると。それらの産物を、純粋の産物のまま守り続けていく責務があるのではないかと考えております。  それからまた昭和40年代の前半に、新潟県南魚沼郡産の「コシヒカリ」と、市島町下竹田産の「コシヒカリ」を食米検査をしたところ、遜色なしという結果が出たことを、当時の市島町役場の産業課の職員から聞いております。  そういったことも含めまして、私は純粋の種子を守るべく、兵庫県の条例を基礎に、土台にして国にも一定の働きかけをすべきではないかと思います。私自身、まだまだ研究不足のところもありますので、継続審査の方向で進めていただいたらどうかなとも思っております。  以上です。 ○委員長(太田一誠君) ほか、西脇委員。 ○委員(西脇秀隆君) 種子法の請願がありまして、いろいろ私も学習会に参加したり、あるいはネットで調べたりしました。日本はやっぱり国策として、小学校のときに学校でも米の復元がどんどん上のほうへいってると、国としては奨励してやってきたと、国全体で研究してやってきたと。地球温暖化の影響もあると思うんですけども、北海道でもすぐれた米がつくれるということで、非常に国が率先してやってきたということで、国としてやはり今後も続けていくべきだろうというふうに思います。  兵庫県はいち早く、兵庫県と新潟県ともう1つどこやったかな3つほど、国が廃止したら県で条例をつくってやっていこうと。やはり、丹波市の農業の主要な部分というのは米ですね。この種というのは非常に大事で、私は農協に米を出荷しておりますけれども、種はどこのを使ったのか、それから除草剤どんなものをやったのか、それから肥料はどんなものをやったのか、田植えいつしたかとかいう栽培日誌を農協に提出せないかんのですね。だから、それほど非常に農協なんかは敏感に種子のことについてやっておられますので、ぜひとも種子法を守っていただきたいと、法律をつくっていただきたいと思います。  世界では、モンサント法というのがあって、このモンサント社の製品以外で、種を自分とこでとったやつを自分とこでまいたら、罰金がくるというふうなことまで、極端に言ったらですね、そういうことまで起きている国があるようです。だからそんなふうにならないように、やはり種子は公共の財産だと思いますので、やっぱり種子法をぜひとも復活するか、新法をつくっていただくということに賛成します。 ○委員長(太田一誠君) ほか、ございませんか、御意見。  谷水委員。 ○委員(谷水雄一君) 先ほど参考人の方からもお話伺ってたんですけれども、この場ですぐにということもなかなか難しい、非常に重要な問題だと思うんですけれども、そういった中で、継続にかけてもいいのかなと思うんですけれども。 ○委員長(太田一誠君) 失礼します。今、紹介議員参考人から一定の説明を聞いておりまして、今ここでその取り扱いについて意見を聞いております。今のところ、3名ほどから意見を聞いております。ほかございますか。  前川委員。 ○委員(前川豊市君) 取り扱いについてです。この中にも書いてありますように、現在国会において、種子法復活法案が審議されていますということが書いてあります。そして、例えば意見書の案の中にも、その種子法の復活を望むこと、もしくはその同法の趣旨を盛り込んだ新たな法律をつくることということが言われています。したがいまして、これ最終的にはこの委員の判断になるんですけども、継続的に時間をとると、国会のほうではもう結論がどちらかに出るのわかりませんけども、どちらかが出てですね、良い方に出れば、それは出さなくてもよかったなということになるんですけど、そうでない方法がもし心配されるとすれば、より早く意見書を出さないと、意見書の意味がなさないことになります。だからそういうことも含めて、時期は継続審議ではなくって、より早く議論をして、一定の方向でもし意見が採択になれば、意見書をできるだけ早く出すほうがいいと思います。 ○委員長(太田一誠君) 議論を早くして、意見書をやるんであればという意見でした。ほか。  吉積委員。 ○委員(吉積毅君) 今、参考人並びに紹介議員のほうからいろんな意見をお聞きしまして、非常に大切な、請願趣旨に関しましては賛同できるものも多々あるように感じます。しかしながら、現在兵庫県において、その種子法に移換する上位法的なものの設定が現在できている中で、市議会として請願の、この現時点で出ているその請願趣旨・理由に関して事項をなかなか継続審査、この状態で継続審査するのは、なかなか修正がかからないということになりますので、非常に重要な項目もありますので、そこを修正をされたような状態で、もう一度話をすることのほうが私はよいんじゃないかということで、継続ということでなくて、一旦ここでどちらかの採択を考えた上で、その趣旨に十分見合う分の意見書なり請願というような形をされるほうがよいのかなというふうに私は感じました。 ○委員長(太田一誠君) ほか、ありますか。まとめましょうか。  この2つの案が今聞きよったら出とるわけです、採決するほうがええいうてや人があるのと、それから継続審査にしてよっていうのが2つありまして、これをどっちにするかということを。               (発言する者あり) ○委員長(太田一誠君) いや、継続いうか、吉積委員は不採択にしてしもて、それでそのあとどうするかということを言いよってんやと思うんです。ほかの人で継続審査いうのもありましたやろ、3つになるんか。その採択・不採択いうのが1つ2つになれば、継続審査いうて3つになるわけやけどね、だからここでどういうふうにするかということをちょっと決めたい思うんですよ。その件に関してはこれどうなんや、今はもうオンエアでやったらええわけやね。  そしたら、そこんところを決めたいんですけど、どういうふうにさせてもらったらいいですか。採決ですか。そしたら、3つのうち採決でよろしいんですか。  前川委員。 ○委員(前川豊市君) そこまで言われるんだったら、もっとこの内容について賛成も反対も意見出し合うたりして、もうちょっと出してください、私は結論を急ぐべきだと、この審議を伸ばすわけにはいかないというだけをさっき言いましたので、私は意見書に対する意見を申し上げます。  今、兵庫県は確かに県として対応してますけども、兵庫県対応しとるさかいに、この丹波市は何もせんでもええんかという問題ではないし、請願者にしたら、国に対してこういう要請をされとるんであって、兵庫県がこれだけしとるさかいに、この請願書は不採択でええということには私はならないと思います。国に対してこうした取り組みを必要だということについて、私は請願の趣旨がよく理解できますので、賛成ということではっきり言わせていただきたいと思います。               (発言する者あり) ○委員長(太田一誠君) 先ほど、継続のことでちょっとお尋ねするねんけどね、継続にするにしても、その3月までに臨時会再開して、そういうのを視野に入れてやるのかというとこら辺、ちょっと意見聞きたいんですけど、意見言えますか。  渡辺委員。 ○委員(渡辺秀幸君) もう来週、年末にもなりますので、委員会するのもなかなか難しいと思いますので年明けまで、せめて年明けぐらいまでちょっと待っていただくわけにはいかんかなという意味の継続ですよ。 ○委員長(太田一誠君) わかりました。  前川委員。
    ○委員(前川豊市君) 今の意見で継続で、せめてこの12月はちょっと結論出さんと、もうちょっと伸ばしてほしいというように今聞こえたんですけども、これ12月定例会の中でこれ上がってきて我々審査してますので、もしこれをきょう結論出さなくって、例え1週間でも2週間でも、場合によったら1月に回ったら、今度はもう12月議会で出せない、審議できない形になりまして、3月の定例会か、場合によったらそれだけで臨時会を開くかになるわけですので、これだけで臨時会というのは難しいと思いますし、3月になれば、先ほど言いましたように、国のほうはもうどう進むかわからへんわけですので、後の祭りといったら言葉悪いですけど、もう時期を逸してたらだめですので、やはりこの12月定例会で、どちらか審議をしてほしいと思います、 ○委員長(太田一誠君) おっしゃるとおりです。請願そのものについては、採決をします。採択するのか不採択なのか、この2つしかございません。あと、継続審査となりますと、そのあとの話になりますので、この請願の話としては採択するのか不採択するのか、今おっしゃったとおりで、ここで調整して採決をとりたいと思うんですけども、ほかに御異議はございませんか。  西脇委員。 ○委員(西脇秀隆君) まず進め方ですけども、私はここで採択か不採択かしたらいいと思うんですけども、継続にするかどうかでまずみんなに聞いてもらって、それでもうしないいうようやったらここで採択をすると、採択か不採択か決めるという方向で進んだらどうですか。 ○委員長(太田一誠君) 暫時休憩します。                 休憩 午後2時22分                ───────────                 再開 午後2時28分 ○委員長(太田一誠君) 再開します。  請願第5号につきまして、意見を聴取しました。このあと、どう取り扱いをしたらよろしいですか。一部継続のほうの意見がございましたけども、賛否に入ってよろしいでしょうか。委員の皆様、意見ございますか。  異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(太田一誠君) 異議なしの声を聞きます。  それでは、採決に入ります。  お諮りします。  請願第5号「主要農作物種子法の復活に関する請願」の採決を行います。  請願5号を採決することについて、賛成の委員は挙手をお願いします。                 (挙手少数) ○委員長(太田一誠君) 挙手少数です。  よって、不採択となりました。  請願第5号「主要農作物種子法の復活に関する請願」は、不採択とすべきものと決定いたしました。  請願第5号に対する委員会審査報告の作成におきましては、委員長・副委員長に御一任いただいてよろしいでしょうか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(太田一誠君) 異議なしの声を認めます。  よって、委員会審査報告書の作成につきましては、委員長・副委員長に一任いただくことに決しました。  ここで暫時休憩します。                 休憩 午後2時29分                ───────────                 再開 午後2時41分 ○委員長(太田一誠君) 再開します。  次、昨日に引き続きまして、日程第4、付託請願審査、請願第4号「丹波市立地方卸売市場の使用料及び学校給食に関する請願」について議題といたします。  昨日の意見では、①請願者に意見を聞く、②当局からの意見を聞く、③採決すべき等多数の意見をいただいております。再度、その取り扱いについて意見をお願いいたします。  吉積委員。 ○委員(吉積毅君) 昨日の紹介議員の話を聞いて、また出席等、常任委員会の皆さんの意見を聞きまして、非常にいろいろ考えるところもあるんですが、今回は審議未了・廃案にして、今後継続ということで、当局等の話を聞いていくという形が望ましいかなというふうに私は思います。 ○委員長(太田一誠君) ほか。  西脇委員。 ○委員(西脇秀隆君) 私は、請願にどっちの項もちょっとなじまない項があるので、不採択にするか、請願者が言うとってやこともわからんでもないとこもあるけども、請願としてはともかくなじまないので、1項についてはお金まで入って、2項については特定の民間企業に配慮するような内容になっとるんで、議会としては判断したらあかんようにも思うんです、抵触するようにも。だから、不採択にするか、審議未了にするかということで進めてもらったらいいと思います。 ○委員長(太田一誠君) 暫時休憩します。                 休憩 午後2時44分                ───────────                 再開 午後2時45分 ○委員長(太田一誠君) 再開します。  西脇委員。 ○委員(西脇秀隆君) 私としては、不採択か審議未了ということで進めてください。 ○委員長(太田一誠君) ほかございますか。  前川委員。 ○委員(前川豊市君) きのうも言いましたので、同じことになるかどうかちょっとあれですが、請願の様式としては整ってると思います、様式ですよ。しかし内容は、この2つある内容で、請願の内容としては問題があると思う。というのは、既に条例決まっている金額を請願で直してほしいと。なら我々は条例を改正するならいざ知らず、これを審議して仮に請願が通れば、我々条例違反を議会で起こすことになるんで、それはもう問題です。  もう1点のほうは、西脇委員も言われてましたように、特定の業者に対して進めることを議会で決めるということ。したがってですね、先ほど言いましたけど、様式としては合ってますけど、内容としては請願という部分ではないと。どっちかいうたら要望書的な部分であって、この業者が当局に大いに要望を働きかけるということについては、私は何ら問題はないと思いますが、請願という形で議会へ上がってくる内容ではないということを思います。 ○委員長(太田一誠君) ほか。  藤原委員。 ○委員(藤原悟君) それできのうも言ったことです、2項目ありまして、1項目目は、今ほかの委員言われたように思います。2項目目は、請願趣旨が市場を中心に地元業者を利用したシステムということで、これまでもずっとそういうことは言われてきたことで、どこどこの業者を使ってということじゃなしに、地元の業者ということで、今、市場に出入りする業者とかいろいろいらっしゃいますけども、そういった方の利用したシステムということで、いわゆる地産地消は進めてくださいというような意味かと思うんですけども、だから1番あたりには、ちょっとこれで請願でいいかというようなこともあったりしますので、継続にしても2番のほうは給食のほうですと、うちのほうでも言いにくいので、審議未了が妥当かなというふうに私は思います。 ○委員長(太田一誠君) 前川委員。 ○委員(前川豊市君) 今、藤原委員が言われたこと、2番目のことですけども、きのう紹介議員に私そのことについて、たまたま傍聴席に紹介議員おられますんで、もし私が違ってたことを言ってたら、訂正・指摘をお願いしたいと思いますが、これはどういうことですかというて言うたら、要は市場を通じて全部納めたいというような趣旨であるというように私は受け取りましたけども、だからそれは特定の業者に行政が決めるいうことになるということで、私は問題と言いましたけども、丹波市産のやつを使うだけじゃなくって、もちろんそれなんですけども、市場が全部寸法をはかったり、何やチェックもしよるとかいろいろ説明もあったりして、市場を通して納めたいというような意見だったと思いますけど、もし違ってたら御指摘ください。 ○委員長(太田一誠君) 藤原委員。 ○委員(藤原悟君) これまでも産業建設常任委員会の委員会でも言ってきたんですけども、丹波市の重要であります地方卸売市場ですので、これの扱いというのはやっぱりとっても大事なことです。市がどういう方向でこの市場を活用していくのか、地産地消の拠点にしていくのか、その辺も聞かないと、これまでどういう研究してきたのかわからないんですけども、ただこれまでずっと地産地消がこういった市場も大事ですので、そういったことも含めて、今、調整会議等で協議されているかと思います。  そういった中での請願ですので、市場を中心としたいというのは、そういう意味というのは私はとらえています。どこどこの特定の業者を使いなさいということじゃないと私は思います。 ○委員長(太田一誠君) ほか。  今の意見でお話をまとめますと、採決に至るまでに審議未了とする話と、それからあと不採択ということの2つの意見が出たように思うんですけど、ほかございませんか。  前川委員。 ○委員(前川豊市君) 今、委員長が言われた審議未了ということはどういう意味なんですか。きょうは決めへんけど、また後日相談するというようなことなのか、どういう審議未了なんですか、ちょっと。 ○委員長(太田一誠君) 間違いました。採決をするかしないかいうたら、採決をするという方向と、採決をとらないという内容の2つであったと思います。済みません、申しわけないです。  この2つなんですけども、その中の意見を聞いておりますと、採決をとらないで相手の意見を組み入れるということと、あと採決を行うということだったので、採決に入っていいんかなというふうに思うんですけど、どうですか。  前川委員。 ○委員(前川豊市君) 委員長にお尋ねします。採決に入って、仮に採決やからどちらか結論が出ると思うんですけど、仮にこれを採択するということになった場合、今既にある条例、17万9,600円のこの条例に違反することを採択したということにはなりませんか、委員長お尋ねします。 ○委員長(太田一誠君) もう一度、そこはなるかならないかという話もなんですけども、この採決をする、しないというところをやってしまって仮に採択をすると、ほかのところに影響するということなんですけど、その意見は意見としてお聞きしとるんですけど、この間の説明では、この請願の趣旨もなんやけど、2つほどほかに意見もあったようなので、私今まで聞いとる中では、採決をとらないほうと、それととるほうと一遍決めたほうがいいんじゃないかなというふうに判断するんですけど、その辺の意見はどうですかね。  暫時休憩します。                 休憩 午後2時52分                ───────────                 再開 午後3時06分 ○委員長(太田一誠君) 再開します。  それでは、今後この件に関して採決するのか、しないのかというとこら辺の意見を今聴取しまして、2つ出ておりましたが、お諮りいたします。  採決をすることについて、賛成の方は挙手をお願いします。               (発言する者あり) ○委員長(太田一誠君) 日程第4号、付託請願審査「丹波市立地方卸売市場の使用料及び学校給食に関する請願」について、採択することについて、賛成の方は挙手をお願いします。               (発言する者あり) ○委員長(太田一誠君) 採択いうのは賛成するか反対するかいうことね。  採決をとるかどうかいうことについて。        (「もう一回ちゃんと言い直して」と呼ぶ者あり) ○委員長(太田一誠君) 請願第4号について、採決するかしないかということで、今、決をとります。  採決するという方に関しましては、挙手をお願いします。                 (挙手なし) ○委員長(太田一誠君) 挙手なし。  この件に関しましては、採決をとらず進めていくということで決定いたしました、  日程第2、閉会中の継続審査事項についてを議題とします。  閉会中の継続審査につきまして、御協議をいただきたいと思います。  地方卸売市場に関する事項を、先ほど出ておりましたけども、どのようにさせていただいたらよろしいでしょうか。  吉積委員。 ○委員(吉積毅君) 使用料に関して、ちょっと内容的なことをもう少し、当局のほうからも参考意見として聞きたい。また、その学校給食の今後の食材納入に関して、もう少し詳しいことを聞きたいので、継続審査にしていただきたいです。 ○委員長(太田一誠君) ほか。  垣内委員。 ○委員(垣内廣明君) 皆さん御存じのように、この卸売市場、指定管理しとるんと同じような状況やと思うんです、今現在が。だから、その指定管理について、請願に上がっとったとおり、指定管理するかせんかということも含めて、閉会中の継続審査事項に上げるべきだと、私はそういうふうに思います。 ○委員長(太田一誠君) 今の意見、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(太田一誠君) 暫時休憩します。                 休憩 午後3時09分                ───────────                 再開 午後3時10分 ○委員長(太田一誠君) 再開します。  それでは、丹波市立地方卸売市場の使用料及び学校給食に関する件に関しましては、地方卸売市場の件についての協議でさせていただきたいと思います。  ほか、継続審査の事項についてございますか。
     藤原委員。 ○委員(藤原悟君) 前の委員会から出てました、法定外公共物あれは管理料等につきまして、市がどのように検討したか聞きたいと思いますので、入れてほしいと思います。 ○委員長(太田一誠君) 3月まで少し短いので、できるだけ絞っていきたいと思うんですけど、ほかございませんか。  谷水委員。 ○委員(谷水雄一君) 先ほど請願で上がってました、種子法の関連するところ、継続でできたらと思うんですけれども。 ○委員長(太田一誠君) 藤原委員。 ○委員(藤原悟君) 種子法につきましては、個人では研究されたらいいと思うんですけども、委員会としては、別にどういうことをすると言ってもなかなかしにくいと私は思うんですけども。 ○委員長(太田一誠君) 西脇委員。 ○委員(西脇秀隆君) 先ほど請願でも出ましたんで、手を上げられなかった人の中には、常任委員会で継続審議すればいいんじゃないかという意見も、何人かからあったように思いますので、ぜひとも閉会中の事項に上げていただきたいなと思います。 ○委員長(太田一誠君) ほか、ございませんか。  今回、民生産建常任委員会になっておりますので、民生関係がございましたら、また御意見をお願いします。               (発言する者あり) ○委員長(太田一誠君) 暫時休憩します。                 休憩 午後3時12分                ───────────                 再開 午後3時23分 ○委員長(太田一誠君) 再開します。  閉会中の継続審査事項について、中央卸売市場に関する事項、そして病院に関する事項、法定外公共物に関する事項について、以上3つを所管事務調査として、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。  藤原委員。 ○委員(藤原悟君) 法定外公共物等にしてもらえませんか。 ○委員長(太田一誠君) 法定外公共物等に、わかりました。  それでよろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(太田一誠君) これで御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(太田一誠君) 異議なしの声を認めます。  以上で、議事については終了します。  暫時休憩します。                 休憩 午後3時24分                ───────────                 再開 午後3時25分 ○委員長(太田一誠君) 再開します。  健康部長より、報告をお願いします。  健康部長。 ○健康部長(芦田恒男君) 昨日午後6時過ぎに、兵庫県の病院局より入ってきました情報について、所管の委員会に報告をさせていただくものでございます。お手元に、昨日県から入ってきましたものを、そのままお配りをさせてもらっております。  内容としましては、今現在、建築中の県立丹波医療センター(仮称)に使用しております、建築用の免震オイルダンパーの製造検査工程における不適切行為があったということでございます。既に、この件については、10月ごろでしたか、そのKYB株式会社と、その子会社のカヤバシステムマシナリー株式会社が製造しました建築用の免震制震ダンパーの不適切行為というのが、既に報道されておるところでございますけども、今回これの追加事象ということで、国土交通省から兵庫県のほうに連絡があったということでございます。既に、けさの朝刊にも掲載がされておるというところでございます。  現在、県としましては、詳細を確認中であるということでございますが、来年7月1日にこの医療センターオープンを予定しておりますので、そのオープンに影響しないように、病院局また工事を担当している担当課含め、県全体としては7月1日のオープンに影響しないようにということで、意思統一を図ったというとこを聞いておるところでございます。また、県としましても、製造業者に現況等の報告を求めて、是正が必要な場合は早急な対応を指示しますということで、そこに書いてあるとおりでございます。  現在、事業主体があります県において、申しましたように、詳細を調査中でありますので、市としましては、現段階でこれ以上の情報については、把握をできているというところではございません。ただ、随時県のほうからは情報を入れていただくように求めておりますので、また議会にも適時おつなぎをしていきたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 ○委員長(太田一誠君) ただいま報告を受けました。  報告を受けたということでよろしいでしょうか。  垣内委員。 ○委員(垣内廣明君) 訂正が必要な場合は、早急な対応を指示するというて今言われましたけども、当局やないさかいわからへんねんけども、一番下でしょう。そんなこと簡単に、訂正が必要な場合は早急な対応を指示してできるんやったら、あれだけやいやいやいやい言わへんと思いまっせ。そこんとこだけ、わからんと思うねんけど、県のほうによう聞いといてください。こんなこと書いとるけど。 ○委員長(太田一誠君) 健康部長。 ○健康部長(芦田恒男君) きょう技監が神戸出張でございますので、ちょっと技術的なところは、本来技監のほうから御説明させていただくのですけど、昨日技監のほうに確認したところでは、使用しながらでも、その新しいものに交換なりは可能であるというふうに、きのう技監のほうからは聞いております。合わせて、きょう別件ではありますけど、神戸出張しておりますので、県庁の担当課のほうに技監寄って、詳細を確認してくるということで、今聞いておるところでございます。 ○委員長(太田一誠君) 前川委員。 ○委員(前川豊市君) この資料に、参考のとこに表があります。神戸5、県1、この県1が丹波医療センターなのか確認します。  それから、市の健康センターミルネは大丈夫なんか確認します。 ○委員長(太田一誠君) 健康部長。 ○健康部長(芦田恒男君) 前川委員御指摘のとおり、この参考の県1というのが、今申しました丹波医療センターのことでございます。なお、健康センターミルネにつきましては、耐震構造ということで、こういったオイルダンパーは使用しておりませんので、今回の事象とは対象外となっておるというところでございます。 ○委員長(太田一誠君) 以上、報告でよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(太田一誠君) それでは、本日来ていただいとる報告はこれで終わります。御苦労さまでした。  暫時休憩します。                 休憩 午後3時30分                ───────────                 再開 午後3時36分 ○委員長(太田一誠君) 再開します。  その他事項で、次回の日程です。  次回の日程は、1月18日、9時半より行いたいと思います。よろしいでしょうか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(太田一誠君) 異議なしの声を聞きました。  これで、本日の議事は全て終了しました。  副委員長より閉会の挨拶をお願いいたします。 ○副委員長(広田まゆみ君) 皆様お疲れさまでした。民生産建常任委員会を、これをもちまして閉じます。  御苦労さまでした。               閉会 午後3時37分...