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平成23年第50回定例会(第4日 3月18日)

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  1. 丹波市議会 2011-03-18
    平成23年第50回定例会(第4日 3月18日)


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    平成23年第50回定例会(第4日 3月18日)                  第50回 丹波市議会定例会会議録          会期第4日 平成23年3月18日 午後1時00分開議 1.議事日程   (1)定刻電鈴   (2)議員着席   (3)開議宣言   日程第 1 議案第80号 平成22年度丹波市一般会計補正予算(第10号)   日程第 2 一般質問(会派代表) 2.本日の会議に付した事件   日程第 1 議案第80号 平成22年度丹波市一般会計補正予算(第10号)   日程第 2 一般質問(会派代表) 3.出席議員   1番  足 立 一 光          2番  林   時 彦   3番  田 坂 幸 恵          4番  藤 原   悟   5番  奥 村 正 行          6番  田 口 勝 彦   7番  坂 谷 高 義          8番  太 田 喜一郎
      9番  岸 田   昇          10番  西 本 嘉 宏   11番  広 瀬 憲 一          12番  垣 内 廣 明   13番  荻 野 拓 司          14番  山 下 栄 治   15番  前 川 豊 市          16番  瀬 川   至   17番  足 立   修          18番  大 木 滝 夫   19番  木 戸 せつみ          20番  小 寺 昌 樹   21番  山 本 忠 利          22番  高 橋 信 二   23番  堀   幸 一          24番  足 立 正 典 4.欠席議員   な  し 5.議事に関係した議会職員   事務局長      拝 野   茂    課長        安 田 英 樹   書記        荻 野 隆 幸    書記        豊 嶋 忠 夫 6.説明のため出席した者の職氏名   市長        辻   重五郎    副市長       永 井 隆 夫   教育長       小 田 繁 雄    企画部長      中 川 泰 一   総務部長      竹 安 收 三    財務部長      久 下 拓 朗   生活部長      福 田   宏    環境部長      足 立 保 男   福祉部長兼福祉事務所長          健康部長      目賀多   茂             大 森 友 子   産業経済部長    近 藤 俊 幸   建設部長       大 隅 保 夫   水道部長      藤 本 利 一   学校教育部長     岸 田 隆 博   社会教育部長    畑   幸 宏   消防長        大 石 欣 司   会計管理者     梅 田 秀 光 7.会議の経過                 開議 午後1時00分 ○議長(足立正典君) 議員の皆さん、当局の皆さん、御苦労さまでございます。  本日の出席議員は24名です。定足数に達しておりますので、これより第50回丹波市議会定例会4日目の会議を開きます。  議会だよりの編集のための写真撮影を許可いたしておりますので、御了承ください。  本日の議事日程は、あらかじめ御手元に配付しておりますとおりです。  〜日程第1 議案第80号 平成22年度丹波市一般会計補正予算(第10号)〜 ○議長(足立正典君) 日程第1、議案第80号「平成22年度丹波市一般会計補正予算(第10号)」を議題といたします。  本案は、このたびの東北地方太平洋沖地震の対応としての緊急に提案される議案であります。  それでは、議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  市長。 ○市長(辻重五郎君) (登壇) それでは、提案理由の御説明を申し上げます。  議案第80号「平成22年度丹波市一般会計補正予算(第10号)」についてでございます。  今回の補正予算は、平成23年3月11日に発生をいたしました、東北地方太平洋沖地震による東日本大震災の被災地への職員災害派遣に要する経費及び被災者を受け入れるための災害救助に要する経費を計上しようとするもので、所要の補正額を計上した結果、歳入歳出それぞれ1,000万円を追加をし、予算総額355億3,007万2,000円とするものでございます。  それでは、歳入の内容につきまして説明をさせていただきます。  現時点で増額が見込まれる地方消費税交付金で1,000万円を追加をいたします。  次に、歳出の内容につきまして説明を申し上げます。  まず、総務費では、災害対策事業で被災地へ職員を派遣する経費として職員手当、旅費及び需用費等を追加をいたします。  次に、民生費では、災害救助事業で被災者を受け入れる場合に要する経費として消耗品費、それから燃料費及び食糧費などを追加計上いたします。  以上、今回の一般会計補正予算(第10号)の概要でございます。よろしく御審議のほど、御可決賜りますようお願いいたします。 ○議長(足立正典君) 提案理由の説明は終わりましたので、これより質疑を行います。  質疑はありませんか。  6番、田口勝彦君。 ○6番(田口勝彦君) こういう対応につきましては十分理解をさせていただいておるわけですけども、こういう派遣とかいう部分につきましての指揮命令はどこから市は受けられてどういうような対応をされるか。また、消防隊も同じとは思いますが、その流れは今テレビ関係でも報道されておるわけですけど、丹波市はそれではどこからの指示を受けてやるのか、直接被災の市町村との調整をされるのか、いやいや県か、国から直接こうあるんやという流れがわかりましたら御報告いただきたいと思います。 ○議長(足立正典君) 副市長。 ○副市長(永井隆夫君) 田口議員から応援体制についてどういうシステムでやっているのかという御指摘でございます。  それぞれいろいろあるわけでございますが、丹波市は、篠山市みたいに個別の市と応援協定はやってございません。そういう意味で全国的な組織であります水道協会とか、消防のネットワーク、あるいは県を通じてという形になります。  それで、個々の事業につきまして、それぞれの担当部長から説明をさせていただきます。 ○議長(足立正典君) 生活部長。 ○生活部長(福田宏君) ただいま副市長のほうからもございましたが、県からの要請につきましては、災害関係の事務を持っております、今のところ生活安全課災害対策支援本部というものを設置をいたしておりますので、こちらのほうで集約をして取りまとめをするということにしておりますし、またその後、職員の派遣でございましたら総務部なり関係機関と協力、協議を行って派遣をすると、こういった形にいたしております。  あとのほかの関係につきましては、また担当の部長のほうからお答えをさせていただきます。 ○議長(足立正典君) 消防長。 ○消防長(大石欣司君) 消防本部の消防の流れでございます。  消防につきましては、緊急援助隊消防援助隊ということで応援体制をとっております。これは、総務省の消防庁、ここから各県、当時でしたら兵庫県に要請が伝わります。それを受けまして、消防の代表本部、兵庫県の代表本部であります神戸市消防局、こちらが取りまとめを行います。兵庫県は、神戸市、政令指定都市とそれとはまた別に4ブロックに分かれております。その4ブロックのうち、阪神ブロック、これが丹波市消防本部が所属しているブロックでございます。10本部ございますけれども、阪神ブロックの代表は西宮市の消防局でございます。そちらのほうから、国から、また県、神戸市の意向を各本部に伝えて、そして出動態勢を整えるという形になっています。  出動の命令系統に関しましては、兵庫県につきましては神戸市消防局が対応されております。  以上でございます。 ○議長(足立正典君) 水道部長。 ○水道部長(藤本利一君) 水道部の職員、現在2班、7名の職員を派遣をしております。  水道関係の指揮命令系統は、水道事業体が加盟します全国組織であります日本水道協会というのがございます。それのまた関西の地方支部、あるいは兵庫県支部というのがございまして、それぞれ全国協会のほうから支部におり、また各市町におりてくるということで、それの命令につきましてはおりてきた支援要請について、最終的に各市町管理者が判断し、職員を派遣するというようなこういう流れになっております。  以上でございます。 ○議長(足立正典君) 6番、田口勝彦君。 ○6番(田口勝彦君) やはり、被災地ではそれだけの現場を我々がわからないところでの批判もすることはもってのほかであるとは思いますが、やはりテレビを見たりいろいろしてますと、必要なところに必要な援助ができないかというのが腹立たしい部分もありますので、そういう今言われましたような命令系統の中で十分な対応ができますように努力をしていただきたいなと思います。  以上です。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) 今、田口議員のほうからのをお答えしますが、先ほども申しましたように、それぞれのそういったルートを通って、要請があって、それによって動かないと当地でも受け入れができないということでございますから、個人的なこともなかなかそうしたことでは、こちらに受け入れをしてすることについては、こちらでできるわけですけれども、派遣するほうについては、そういった今、御指摘のようなことで有効にうまく働きができるような県並びにそれぞれの専門機関からの要請によって派遣するというようにしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(足立正典君) 9番、岸田昇君。 ○9番(岸田昇君) このたびのこの補正を出されるということは、本当に丹波市として、丹(まごころ)という、心こもった扱い方で、迅速にやられたということについては敬意を表するところであります。  それで、行政として支援ができるということになれば、これからいろいろな面であると思うんですが、今はとりあえず救急隊、また水道、給水というのがメーンで的確な時期的な判断だというふうに思っております。これからは、この予算を講じていく上には、市民の被災地にどのように参加をしたいというボランティア的な方もおられると思うんです。しかし、今の現状で行けるわけでもございません。そこで、今、生活部なり、また消防なり、水道部の今は扱いですけれども、この辺で地域づくりというんですか、そこに人づくりというんですか、やはり同じ痛みを感じるという意味で提案をさせていただくんですが、一つ被災地に行ったつもりで、この丹波市内において汗をかこうと。全市民が汗をかこうというような意味で、私は具体的に申し上げましたら、古紙なんかを回収して、それを各小学校、25の小学校のグラウンドに市民全員が集めて、それでその古紙をお金に変えることによって、それを義援金として送るとか、そういうような意味でお金を送ってというようなものではなくして、汗もかく。その汗の中でできることをさせていただくことによって、被災地のあの木くずの片づけとか、そういう道路清掃とか、そういうようなものの思いも、距離は離れていても同じ思いになれる一瞬をつくるというようなことも大事じゃないかと思いますので、具体的な提案をしましたが、そのようなこともるる考えていただけるような今後は丹波市にあってほしいなと思いますが、いかがですか。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) ただいまの岸田議員のお話、御提案を含めてにつきましてお答えしたいと思います。  先ほど本当に貴重な御提案だと思います。ただ、義援金で募金を募って、そしてお送りするというのも大事なことですし、一方、市民の皆さんに汗をかいてもらって、行動を起こして、その起こした中で生まれてくるそういった支援の品物とか、お金とかいうようなものをまた向こうへ義援金として送らせてもらうというのもこれも本当に大事な視点であるというふうに思っております。  今、学校関係では、それぞれ打ち合わせをして、そういったことの中身についても検討しておるようでございますが、今後、そういった本当に市民が今の日本の状態を憂いて、自分は何ができるかといったようなこの考え方のもとにそういった行動を起こしていくということ、非常に大切だと思います。  また、先ほどもボランティアで行きたいという方も個人的になんかそういう機会があればというふうな声も聞いておりますので、今後そういったことにつきましてもそういうリストもつくったり、市のほうでもそういう支援をしていきたいというふうに思っておりますが、具体的な取り組みはこれからどんどん起こってくるとは思いますけれども、そういった点で今の御提案も貴重な御提案だと受けとめております。 ○議長(足立正典君) 9番、岸田昇君。 ○9番(岸田昇君) 終わっていいんですが、きょうは幸いに幼稚園の卒園式に行かせていただいておりまして、自治会長さんともお出会いさせていただきました。その中でこのようなお話をすれば、何か市民でできることを何ができるのかなというようなことで少しお悩みもありましたので、ぜひそのような会の代表の方たちとも協議をしていただいた中で、できることがあれば丹波市民全体に伝わる支援ということになりますので、つけ加えて言わせていただいて終わらせていただきます。 ○議長(足立正典君) 10番、西本嘉宏君。 ○10番(西本嘉宏君) このたびの東北関東大震災の未曾有の被害になっておるわけですが、全国からも救助の手が差し伸べられておりまして、丹波市においても今回緊急な補正対応は評価をしたいと思います。  そこで、広報のあり方についてちょっとお聞かせいただきたいと思います。  一つは、災害救助費でこのたび500万円組まれております。これは、本定例会の中で御報告が、青垣町のほうへ被災された方が避難されたということへの対応の報告を聞きました。それらの対応ももちろんですが、これから起こり得るということで補正対応されたと思いますが、ただ、この内容についてはどのように周知されるのか。特定の方が特定のルートを通じて役所へあった方だけなのか、広くそういうこともしてますよという広報をされるのか、その辺のやり方をちょっと聞かせてほしいというのが1点と、それからちょっと私は聞いていないので申しわけないんですけれど、市の防災行政無線で物資を、物ですね。例えば、具体的に言ったらジャンパー、衣類、そういう物をある方は寄せていただきたいという広報があったようですが、こういうもう既に物資の募集といいますか、そういうのをされたのでしょうか。 ○議長(足立正典君) 副市長。 ○副市長(永井隆夫君) 西本議員から質問受けた2点、まず1点目、こういう受け入れ態勢を整備する中で、広報をどうするのかという質問でございます。  先ほども言いましたように、市独自で動くというのはなかなか難しいということで、当然、来られる方、これは受け入れしていきたいというふうに思います。  もう一つは、県全体でこういう被災者の受け入れ、一応、県も表明しておりまして、その中で市はこういう体制ができましたということを伝える中で、早期に収容といいますか、来ていただく、必要なあり方について受け入れをやっていってはどうかなというふうに思っています。  それから、もう1点、その点については部長のほうから申し上げます。 ○議長(足立正典君) 生活部長。 ○生活部長(福田宏君) 物資の提供に関する受付でございますけれども、ただいまのところは兵庫県のほうからはジャンパーまたはコート、そういった防寒具のみを受け付けてほしいと、こういった要請がございました。これは3月16日付でございますが、直ちに市といたしましては、すぐ防災行政無線で市民の皆様方にそういったお知らせをしたところでございます。  若干集まってきておりますので、この物につきましては、三木の防災センターに搬送して、被災地へ送るということにいたしております。  ただ、ほかの物資につきましては、市民の皆様方、大変お気にかけていただいておりまして、たくさんのお問い合わせがございます。そういった中で、今どんなことができるのかというようなことをまだ具体に県のほうからも要請が来ておりません。したがいまして、のべつ受付をするということもどうかということで、今のところしばらく待ってくださいということでお断りをしておる状況でございます。  また、近々県のほうからはいろんな物資の要請があるというふうに思われますので、そういったものについての対応は、丹波市としても積極的に受け付けて対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(足立正典君) 10番、西本嘉宏君。
    ○10番(西本嘉宏君) 受け入れの関係ですけども、副市長から県の方向性についてはお話ございましたけど、一応、丹波市も受け入れる体制を整えつつあるという話でした。  ちょっと具体的に、これは個別の家での受け入れなのか、あるいは公共施設を使った受け入れにするのか、どの程度収容可能なのか、そういうことをやっぱり500万円ですから、これはアバウトな数字だと思うんですけど、こういう面についてちょっと具体的にしておかないと混乱するんではないかと思うので、しかも個別な家への避難があった場合のことについてもこたえるということであれば、こういうことも含めて、市民にはある程度体制はとってますよということを言っておかないと、言ってくる人だけ対応しますということで、ちょっとこれ問題かなと思いますので、その辺についてもう一度検討をしておいてほしい。  それから、福田部長のほうから答弁ありましたが、それでは放送されたということですね。  テレビを見てますと、ちょっと話聞いたんですけど、確かにそのジャンパー、防寒着が必要やいうことで募集があったと。ただ、テレビの中では新品か、古い物になるとどうしても現地では、よれてまたごみになるというふうなことで、できるだけ新品、これを欲しいというふうなテレビの報道があったようなので、その点については市の放送は何もなかったということで、あったんやったらあったっていってもらったらいいんですけど、ちょっとその辺の考え方、正確にやっぱり伝えないと、市民のほうも混乱するし、持っていったのにそんな放送しとったら、「どうやったのか」とこうなるし、的確なPRというのが災害のときの情報伝達は非常に重要なので、ぜひその辺についてどうやったかなと思うので、もう一度お願いしたいと思います。 ○議長(足立正典君) 副市長。 ○副市長(永井隆夫君) まず、1点目の住宅、これは市営住宅に今、空きが11あるというふうに聞いています。だから、優先的には市営住宅に入っていただくということを考えています。  それから、あとは縁故の中で、例えば親類を頼ってこられる。これは、そのおうちの中で基本的には入っていただくということで考えてございます。ただ、本当に身寄りも何もない方、この方については、市営住宅優先でございますが、10戸の中で対応できるかどうか非常に不安でございますので、一応、あと追加の10戸程度を民間の借家あるいは空き家等を借りることを前提に考えてございます。  以上です。 ○議長(足立正典君) 生活部長。 ○生活部長(福田宏君) 放送につきましては、新品ということで放送をさせていただいております。わざわざお買い求めをいただいて、そして新品をお寄せいただいた物もございます。1回しか袖通してないんだけどというような方もたくさんお問い合わせがあるわけですけども、まことに申しわけないですけどということでお断りをさせていただいております。 ○議長(足立正典君) 6番、田口勝彦君。 ○6番(田口勝彦君) 先ほどのジャンパーの放送の関係ですけど、市民の人が10着ほどたまたま店にあったので、買って持ってきたけど、「何ですか」というような対応やったと。そこで、どうなっているのかと、けさちょうどそれ言われたので、そういう部分をやっぱり窓口のところへ持っていかれるか、どこへ持っていかれるか市民はわかりませんので、やっぱりそういう徹底もしておいてもらわないと、せっかく10着あったんで、新品があったんで、探して買えたので持ってきましたと、そしたらそういう対応でしたというようなことも、けさ聞いてますので、そういう部分、やはりいろいろな対応を市がやっていく中で、親切的な部分を無にせんようにそういう対応をしっかりしていただきたいと思います。 ○議長(足立正典君) 生活部長。 ○生活部長(福田宏君) そのような対応をしておったということであれば、大変申しわけなく思うところでございます。私どもといたしましては、各支所、それから公民館等々には、そういった申し出なり、お届けがあるというときには受け取っていただくということで周知はいたしておるところでございますけれども、今後そういったことのないように十分気をつけてまいりたいと思います。 ○議長(足立正典君) 8番、太田喜一郎君。 ○8番(太田喜一郎君) 昨日、帰りましてから、問い合わせがありまして、防寒具のことで、新品で募集をされたというようなことで防災無線があったというようなことで、その中で「セーターはあかんのやろか」というようなことであって、まだ無線聞いてなかったもので、「それは喜んでやわ、ぜひ持っていってあげて下さい」と言って、話したあとに、何か防寒具だけらしいですよというような対応やったんで、やっぱり市民は何とかいろんな形で協力したいと思っておるんですね。今、聞きましたら、兵庫県からの対応でそれだけやっておるということなんですけれども、やっぱり僕はもう丹波市で集めていってもいいんやないかと思うんです。というのは、その新品でもこれだけ丹波市の中でも衣類の関係の業者たくさんおられます。これ、長期在庫たくさん持っておられると思うんです。処分どうしようかいうてたくさんおられるんです。こういうときに役立てようという方もおられると思うんですね。それで、大人だけやない、子供から赤ちゃんのものから、皆新品の在庫品があります、絶対に。だから、そんな県の指示に待っておるだけやなしに、やっぱり丹波市として独自に動いて、どこ持っていくのかといったら、今、応援に行って、往復しよるんでしょ。その便使ってちょっとずつでも持っていってあげたら、もうすぐ役立つと思うんです。そういう対応をするのが一番やないかなと。指示待ちやないですよ。指示待ちしとったらいけないと思う、僕は。その辺だけちょっと考え方、整理してもらいたいなと思います。よろしく頼みます。 ○議長(足立正典君) 生活部長。 ○生活部長(福田宏君) 今現在も問い合わせの中で、新品の靴があるんだけどもどうだとか、そういったお問い合わせもいただいております。今ございましたように、できるだけ受け入れ、できるだけといいますか、そういった善意の心を無にしないように対応をしてまいりたいというふうに思います。  以上です。 ○議長(足立正典君) 8番、太田喜一郎君。 ○8番(太田喜一郎君) 衣類だけやなしに、いろんなものがあると思うんです。それをやっぱり受付の窓口を早急につくっていって対応しないと、市民のその気持ちが通じないと思うんです。それは早急にやってもらいたいと思います。 ○議長(足立正典君) 生活部長。 ○生活部長(福田宏君) 早急に対応したいと思います。  以上です。 ○議長(足立正典君) 19番、木戸せつみ君。 ○19番(木戸せつみ君) 私は、さっきの住宅のほうの関連なんですが、市営住宅があいているからという形である人から聞かれたときに言ったんですが、うちのとこもあいているから使ってもらったらいいのにというような空き家の話もありましたので、今ちょっとそういうような答弁もされましたので、それはどのように広報して募集されるのかなということをちょっと気になりましたので、お聞きいたします。 ○議長(足立正典君) 副市長。 ○副市長(永井隆夫君) 空き家の提供をしたいという方も聞いてございます。その中で、市長申しましたようにボランティアのリストつくるということもありますし、例えば、空き家のリストをつくっていくということも当然あるわけでございますが、例えば、市民全体にどういう形で投げかけていくのか、それも非常にちょっと難しいところで、検討課題ということで、従前から内部では協議をしておりますが、その募集のあり方については、今後ちょっと早急に詰めさせてはいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(足立正典君) 18番、大木滝夫君。 ○18番(大木滝夫君) 1週間たちまして、それこそ厳しい状況の中で、特に被災地では高校生や中学生が頑張っておられるということで、それからまたそれを受けて先ほども同僚議員からありました、市内でもゆめタウンで募金活動をされ始めたということなど、そういうことを私言わせてもらおうと思った、さっき言われましたので、ちょっと別のことを聞かせてほしいと思うんですけれども、5日間ほど大体派遣されるわけですか。だから、行っていただいている職員さん、夜はどこで泊まられるんでしょうか。大変寒い中で泊まられるところは確保できているのかどうか、ちょっとお伺いをいたしたいと思いますけども。 ○議長(足立正典君) 生活部長。 ○生活部長(福田宏君) 今、水道のほうとそれから消防のほうとが派遣をしておるわけでございますけれども、場合によっては宿泊施設、ビジネスホテルに泊まっている職員もございますし、車の中で寝ている職員もございます。まちまちでございます。それは、現地へ走りまして、その状況を見ながら対応をしておるというようなところで御理解をいただきたいと思います。 ○議長(足立正典君) 副市長。 ○副市長(永井隆夫君) 職員の関係につきまして、基本的には例えば新潟までとか、その中では余裕があるというふうには思っています。ただ、現地に行きますとなかなかそういう被災者の受け入れの中で、旅館もホテルも手いっぱいじゃないかなということで、基本的にはテントを持っていかせて、それであいておれば、場合によっては泊まる、あるいは体調を崩せば泊まるとかいうことで、基本的にはテントの中で寝ていただくということでございます。  ただ、おっしゃるように非常に寒い中で当日行ってたまたまあいておれば場合によっては宿泊をやっていただくということで伝えてございます。  以上です。 ○議長(足立正典君) 18番、大木滝夫君。 ○18番(大木滝夫君) 大変そのときにならなわからないというような状況があると思うんです。実は、心配しておりますのは、恐らく遠いところですので、5日間ほど、1日で帰ってくるわけにいきませんので、それもうちの市を代表していってもらっているということになると、ほかからもよくわかりますので、精いっぱいの活動をしてもらうと思うんです。どんな部署でも。そうすると、余計に疲れてんやと思うんです。佐用のときも大分環境部の方行かれて、それはしんどかったという話を聞いております。だけど、大体日帰りができよりましたけど、今度はそういうことができませんので、健康面が非常に不安ですので、そういった面のケアに対してはどのように指示を出されておるのか、お伺いをいたしたいと思いますけど。 ○議長(足立正典君) 水道部長。 ○水道部長(藤本利一君) 水道部の場合、現在2班が行っているわけでございますが、1班は15日に出て、現地のほうには16日に着いております。現在、活動をしておるわけですが、21日にこちらのほうへ帰るということで、行き帰りそれぞれ道中に2日、帰りにまた2日ということで非常に時間を要するわけです。こちらのほうでは、できるだけ現地で宿泊施設を見つけて泊まるようにということで、また水道部の事務所のほうでも後方支援ということで、こちらのほうから現地の活動拠点近くのビジネスホテルを予約するなど、そういったこちらからの活動支援をしながらできるだけ健康面に注意して、時間についても夜通し活動というようなことのないように、早目に切り上げて十分な休養をとりながら、精いっぱい活動するようにという指示をしております。 ○議長(足立正典君) 22番、高橋信二君。 ○22番(高橋信二君) きのう帰りましたら、私の近所の人から電話かかっておりまして、その方は神戸で被災して引き上げてきた地域に住んでおられる方なんです。ですから、その方が非常にいてもたってもおられなくて、軽トラにありあわせの資材を積んで新潟経由で走ってきたと。その軽トラには、丹波市支援物資を書いて行ってきたと。いろいろと規制がある中で、けんかをしながらでもどうにか行って、それだけ渡して帰ってきた。丹波市や議会は何をしているのかという電話やったわけです。  私は、報道もされているように、丹波市はこういう今消防の話、水道の話、議会としてもそういう取り組みをしよるという話をしておきましたけれども、防災無線でああいう形を、防寒具などの募集をされるようなときにでも、丹波市もこういう形で取り組んでいるということも言ったらどうかと思うんです。それは新聞やそんなんに報道されてますけども、一般の人はまだ丹波市は何をしとんかというような感覚の人が非常に多いと思うんです。防災無線の利用に制限があるかどうかわかりませんけど、丹波市としてもこういう形で派遣をしておると。あるいは、募金がこれぐらい集まりよるとか、そういうようなことも含めてみんなに言うべきじゃないかというようなことを思いましたので、その点だけ発言させてもらいます。だから、回答は別によろしいですけども、よろしくお願いします。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) 今、高橋議員のほうから御指摘ございましたが、まさにそういった今お聞きしましたようなこと大事なことで、情報を共有するというのか、市民の皆さんにやっぱりできるだけ早く知らせていくというふうなことで、さらにまた協力もいただけるしというようなよい結果を生むのではないかというふうに思っております。  今後、窓口もつくりしたんですが、なかなかついつい新しい課題も出てまいりますし、その都度話し合いをしながら、いい状況をつくっていかなきゃいけないということで努力しておりますので、きょうお聞きしたことも今後大いにその方向で考えていきたいと思いますのでよろしくお願いします。 ○議長(足立正典君) 20番、小寺昌樹君。 ○20番(小寺昌樹君) きのう報告をいただきました被災者が芦田のほうへ来られたということなんですが、きょうも校長先生に出会う機会がありましたけど、幼稚園と小学校1年生やということですが、その後、何の音さたもないんですけど、従来から言いますと学校は「今度は子供がお世話になります」という親御さん等々が見えて初めて受け入れたりされるんじゃないかと思いますが、これは支所の行いの中で、支所のほうへ来ていただいてあらゆる手続をしていただくと、こういうのが従来のやり方ですけどして我が丹波市へお越しいただいた被災者は、こういった方たちはやっぱり支所が出向くのか、教育委員会かともかくとして、とりあえず生活の場ですので、支所なら支所が出向いていって、学校はこうですよ、幼稚園は4月からは青垣に関しては認定こども園ですよと、こういったことが懇切丁寧に初めて説明ができて、向こうさんも安心されるんじゃないかと思います。この辺のとこ、どのようになってるんですか。やっぱり向こうさんから来られるまでは、学校、幼稚園はずっと待っておるという現在の状況はそのように感じられるんですけど、この辺の見解はどうなんですか。もうきちっとその辺はつかんで、4月になったら、春になったらもう向こうへ帰られるんだという掌握をされているのか。その辺はどうなってるんですか。 ○議長(足立正典君) 学校教育部長。 ○学校教育部長(岸田隆博君) 今、小寺議員の御意見ですけども、そのとおりだと思います。  私ども、きのう口塩久に来られた方の中に子供さんがいるということが把握できましたので、すぐ学校のほうにも連絡をいたしたところでございます。そのあと、私もちょっとまだ確認ができておりませんが、今言われるようにこういった時期ですので、状況ですので、当然、学校のほうから状況をお伺いしていったり、また教科書の準備等もありますし、いろんなこともありますので、すぐに対応すべきやと思っております。また、それ確認させていただきたいと思います。 ○議長(足立正典君) 生活部長。 ○生活部長(福田宏君) きのうの事案につきましては、すぐ連絡を受けまして、支所のほうへ連絡をし、そして支所の担当のほうと保健師を避難されておる御家庭のほうへ派遣をさせていただいて、いろいろな状況を聞かせていただいております。生活面、また健康面、そして先ほどございましたように小学生、幼稚園のお子さんのことにつきましては、教育委員会のほうへおつなぎをし、そして適切に対応してまいっておりますし、今後もそういった対応をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(足立正典君) 20番、小寺昌樹君。 ○20番(小寺昌樹君) きょう、11時40分かな、教育委員会のほうへ学校からしていただきましたら、学校も教育委員会の指示待ちなんですよ。これは従来の流れでいたし方ないと思うんですけども。その辺のところは、今回は違うんだということで、そのアクションの起こし方が生活部のほうもそうかもわかりませんですけど、受け入れるということはこの丹波を頼って帰ってきておられるんですよね。早い対応を一つ相談に乗ってあげていただきたいということをお願いしておきます。  民生委員さんにもその旨言ったら知らなかったということで、きょう午後からの会議に出ておられますが、帰ってきたらすぐ詳しいことを聞きますと。自治会長はちょっと連絡が昼とれませんでしたので、十分できておりませんが、対応方ひとつよろしくお願いしておきます。 ○議長(足立正典君) 教育長。 ○教育長(小田繁雄君) 今の御指摘の件ですけども、こういった状況ですので、教育委員会なり、学校のほうが被災者の方に、避難してこられた方のほうに出向いて、就園、就学手続があるわけですけども、そういったことよりもまず被災してこられた方の思いを受けとめて、臨機応変にやっていくということが一番大事だというふうに思っておりますので、御理解のほう、よろしくお願いいたします。 ○議長(足立正典君) 16番、瀬川至君。 ○16番(瀬川至君) ちょっと1点だけきょう朝電話かかってた方をお伝えしますけど、今、特に被災された方、被災地においては灯油とか、それから生活用品が非常に不足しているということで、今緊急にやられているんですけど、今後やっぱり数カ月かかって復興されます。そうした中で丹波市民で、片づけとかいろんな形でこれからボランティアに参加したいというそういうことを先ほど同僚議員も言われたり、また副市長もお答えになったけど、やっぱりそういう希望者がおられるのは、それはしっかりと把握してリストをつくっていただいて、そして向こうとの連絡を密にしてこちらから、丹波市からこういう方で行かせていただきたいというようなことで、向こうも受け入れ態勢ができるような状態で、今後やっぱり数カ月はかかるとは思うんです。そういう市民の声もありますので、その辺だけしっかり受けとめていただいて対応していただきたいと思います。  以上です。 ○議長(足立正典君) 生活部長。 ○生活部長(福田宏君) 災害対策につきましては、支援本部を私の部で担当をいたしておりまして、ボランティアのことにつきましても協議を始めておるところでございまして、福祉部とも調整をしながら、また社会福祉協議会とも連携をとりながら、適切な対応を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(足立正典君) ほかに補正予算に関係ある質疑はございませんか。  2番、林時彦君。 ○2番(林時彦君) 先ほど副市長のほうから市営住宅が11戸あいているということで聞いたんですけど、春日町の園部住宅ですね。この去年当たりからずっとお金を入れて、手を入れてやっているんですけども、あそこはもっとあいているように思うんですけども、それはお調べになりましたか。 ○議長(足立正典君) 建設部長。 ○建設部長(大隅保夫君) 市営住宅全体としましては16戸、今あいておるわけでございますが、このたびのこの被災された方への支援住宅として11戸を兵庫県を通じて国交省のほうに報告しておると、こういう状況でございます。 ○議長(足立正典君) 入っているか、入ってないのか。園部住宅は。  建設部長。 ○建設部長(大隅保夫君) 園部住宅につきましては、この中には入っておりません。 ○議長(足立正典君) 8番、太田喜一郎君。 ○8番(太田喜一郎君) 先ほど一緒に言ったらよかったんですけども、丹波市として物資をすぐに募集したらという話の中で、やっぱり向こうへ運ぶ手段というのがなかなか大変やと思うんです。  兵庫県の指示のほうは、多分、兵庫県トラック協会を通じてやっておられると思うんですけども、今運んでる分は神戸の震災のときに三木の防災公園がふつう物資の集める場所で、そこにあるものを今運んでおられるようでございます。丹波市のほうもそういった業界ございますし、協力したいという思いを持っておられるように私も感じております。  それで、先般も、もう既にコープこうべのほうが燃料を14キロ手配して、市内の業者が運んでいったと、きょう着いたというような話も聞いております。そういう物資集めて、それならどうするのかということやと思うんですけども、やはりこういうときにやっぱりそういう業界団体にも相談をしていただいて、協力していただくことが早道じゃないかと思いますので、ちょっとそういった対応もお願いしたいと思います。 ○議長(足立正典君) 生活部長。 ○生活部長(福田宏君) ただいまございましたトラック協会、また今、県のほうといいますか、全国的に運搬については統一化をして自衛隊のほうが主に集約をするようなことを聞いておりますけれども、今ございましたようなトラック協会、また関係団体の御協力もいただくということは、当然、災害対策については応援協定といいますか、いろいろと協定を結んでおる関係もございますので、そういったとことも連携をとりたいというふうに考えます。 ○議長(足立正典君) 11番、広瀬憲一君。 ○11番(広瀬憲一君) 先ほど今、皆さんお話があったんですけど、今回の場合は自治会の役員さんから連絡があって初めてわかったわけですけれども、このままの状況でいくと、もし仮に被災者の方がこちらへ来られたとしても、何か連絡ない限りわからないわけですよね。それは確かに東日本からというと、ここまでというと、何かの関係がないか、過去に親御さんが住んでおられたとか、兄弟が住んでおられたとか、過去にここに先祖がおったとか、何かそういう関係やと思うんですね、大概が。全くわけもわからないけど丹波へ来る人もあるかも知れませんけれども、そういう状況だけに、過去にあの阪神大震災のときも被災されてこっちへ来られたときにもそういうことがしてなかったんで、旧町の折ですけれども、支援ができていないんです。来られた方については。だから、今回もしそういうことであれば、せめて約300自治会あるんですから、そこへ市から連絡を出しておいて、そういう被災者の方が見えたら連絡くださいというぐらいはしておくべきやと思うんです。でなかったら、こっそりと来られて、子育てについてはわからないままになってしまうと。着の身着のままで、もうとにかくこっちまで来るだけの旅費を持ってこられるというような状況があったりしますので、一層そういうことはこちらからしておくべきやと。きのうのテレビでも言ってましたけど、姉妹都市を結んでいるところへ、その全く赤の他人で知らないとこやのに、親切にしてくれると。非常にありがたいと。そんな話もありましたし、ましてやそういう状況を受けたときに連絡方法がわからないということでは困りますので、例えば防災無線でというのも変ですし。被災者の方おられましたら連絡くださいというのは、そんなことはちょっとなかなかできませんから、せめて今言ったようにそれどうですかな、どこの担当になるかは知りませんけれども、自治会のほうへ連絡をされて、お手紙等でもよろしいから。それで、皆さんの把握をしていただくということを何かで、そういう体制の、予算を組んだけど言ってこない限り執行できないではあれになりますから、そういう手配ができないでしょうか。 ○議長(足立正典君) 生活部長。 ○生活部長(福田宏君) 確かに今、御指摘のように、なかなか声をお聞きするということはないんだろうというふうに思っております。今ございましたように、自治会あての通知などをもって周知をし、そしてそういったところから情報を得るということも有効な手段ではないかというふうに考えております。すぐさま検討をし、実行したいというふうに思いますので御理解ください。 ○議長(足立正典君) これで質疑を打ち切りたいと思いますが、よろしいでしょうか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(足立正典君) それでは、お諮りします。  ただいま議題となっております議案第80号については委員会付託を省略し、直ちに採決を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(足立正典君) 御異議なしと認めます。  これより討論を行います。討論はございませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(足立正典君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これより採決を行います。  お諮りします。議案第80号「平成22年度丹波市一般会計補正予算(第10号)」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(足立正典君) 異議なしと認めます。  したがって、議案第80号「平成22年度丹波市一般会計補正予算(第10号)」は、原案のとおり可決することに決定いたしました。  〜日程第2 一般質問(会派代表)〜 ○議長(足立正典君) 次に、日程第2、会派の代表による一般質問を行います。  質問は通告順に議長が順次指名をいたします。
     最初に、公明党を代表して田坂幸恵君の一般質問をいたします。  質問方法は一問一答方式です。  3番、田坂幸恵君。 ○3番(田坂幸恵君) (登壇) 議長の許可を得ましたので、公明党を代表して3項目について質問をさせていただきます。  1項目めは、御当地デザインナンバー。  全国各地の自治体で独自のデザインを取り入れた原付バイクなどのナンバープレートがふえております。郷土色あふれる御当地ナンバーは、1月16日現在、26の自治体で実施をされております。原付バイクなどの御当地ナンバーは、独特の形をしていたり、イラストが描かれていたりとデザインの自由度が高いのが特徴です。ナンバープレートの形には決まりがなく、発行元の市区町村が判断できます。  ナンバープレートの聖地、4年前発行した愛媛県松山市は、文学、歴史にちなんで、小説「坂の上の雲」によるまちづくりを進めていることから、雲をイメージしたナンバープレートを導入、村の木や市の鳥をモチーフにした三重県四日市、外国人にもPRしようということでローマ字を起用した千葉県成田市、また、まちの名所がデザインされている大阪府箕面市は、箕面の滝と紅葉は市の名所であり、ナンバープレートには滝と紅葉をモチーフされています。名産品をPRしながら走る「果樹王国ひがしね」がキャッチフレーズの東根市は、サクランボ生産が全国第1位、サクランボのイラストをあしらったナンバープレート、ゆかりのあるキャラクターが描かれております。東京都調布市は、市の名誉市民でもある漫画家の水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」がデザインをされております。地域の知名度アップに貢献し、愛媛県松山市では、御当地ナンバーにしたいとバイクを購入する若者が増加をしております。他府県からも御当地ナンバーを見ようと、観光客が訪れていると市担当課からの喜びの声が出ているそうです。より多くの人に郷土をアピールするためにも丹波市も公募やちーたん、また春日局などで、御当地ナンバーは考えられないかお聞きをいたします。  2項目めにおきましては、同僚の議員が質問も予算の中で質問されておりますが、どうかよろしくお願いをいたします。  子ども医療費助成の拡大について。  子供が生まれるといろいろとお金がかかります。また、成長する中で思わぬけがをしたり病気になったりと、突発的な医療費の負担は若い世代の夫婦にとって大きな負担となっております。少しでも子育てにかかる費用の負担を軽減していくために、公明党ではこれまでも子供にかかる医療費を助成する制度を推進してまいりました。その結果、乳幼児医療費助成制度の対象が、小学校就学前だったのを平成19年4月から小学校3年生までに引き上げ、また、平成22年4月からは小学校4年生から中学校3年生までの入院医療費の3分の1を助成するこども医療費助成制度を増設いたしました。しかし、長引く経済の不況の中、より一層の医療費助成の拡充が求められており、小学校4年生から6年生までの通院医療費も助成対象になることを強く求めておりました。公明党は、ことし2月にこども医療費助成事業の拡充を要望、15万人分の署名簿を井戸知事に提出をいたしました。その結果、子育て世代が安心して子育てができるように、今回、県の第2次新行革プラン(第2次案)では、平成23年10月から小学校4年生から小学校6年生までの通院にかかる自己負担金額の3分の1を県と市で2分の1を助成する案が出ておりますが、市はどのように考えているかお聞きをいたします。  3項目めは、特定不妊治療費の助成について。  少子化対策から生まれた2004年から特定不妊治療の助成制度がスタートをいたしました。不妊ということ自体そのものがストレスとなるのを加え、治療中は身体的、時間的、経済的負担、妊娠への期待と信頼、将来への不安、妊娠しなかったときの落胆など、継続的に複数のストレスを抱えることも少なくありません。一通りの治療を終わるのは、約2カ月から3カ月かかり、不妊治療にかかる費用は決して安いものではありません。  日本では、現在、人工受精や体外受精、顕微授精は保険給付対象外です。ある自治体では、治療中の患者への調査では、医療機関や県、市町村に望むことの第1位に保険適用として治療費補助など経済的支援が挙げられており、その割合は全体の56.1%を占めております。不妊治療の費用は、人工受精を受けた場合は、1万円から3万円、体外受精では平均30万円から40万円、しかも一度では稀なので、患者は複数回数受けるのが一般的です。そして、その多くが体外受精や顕微授精といった高度治療にかかる費用です。保険がきかず、先端医療であるために、高額な費用がすべて実費治療になっております。月ごとの投薬にも保険のきくものときかないものとがあり、県も助成については治療一回当たり15万円を上限に年度2回まで通算5カ年に限り実施をされております。県の上限に上乗せしている自治体がありますが、丹波市でも上乗せの助成は考えられないかお聞きをいたします。  以上です。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) (登壇) ただいまの公明党代表しての田坂議員の御質問にお答えを申し上げます。  まず、御当地デザインナンバーにつきましては、原動機付自転車等の課税標識につきまして国からの通達により、標識に使用する材質、寸法、地の塗色、文字の塗色及び寸法等、詳細な様式が決められております。課税標識は、全国的に統一とすることが望ましいとの考え方が国の通達により示されておりますが、独自のデザインの課税標識を採用する自治体がここ1、2年に見受けられるところであります。このデザインにつきましては、議員の御質問にもありますように、さまざまなイメージを取り入れて、市の魅力発信やアピール、地域一体感や地域活性化、さらには観光振興を目的に取り組みがなされております。独自のデザインを行う場合、形状や内容、さらには製作する数量により異なりますが、金型の作製の初期の費用に150万円から300万円程度、プレート制作に一枚当たり現行の約3倍の費用が必要となる見込みでございまして、走る広告塔としての波及効果も期待できることから、今後の一つ研究課題とさせていただきます。  続きまして、こども医療費助成の拡大についてでありますが、この制度は平成22年度より県が法人税の超過課税分を財源としまして、小学校4年生から中学校3年生までの入院に係る医療費の自己負担金の3分の1を助成する制度として創設されました。これを受けまして、丹波市では残りの3分の2を市単独事業として助成をし、保護者負担の無料化に取り組んでまいったところでございます。平成23年度も引き続き助成をしてまいります。  また、県は、さきに発表された第2次の新行革プラン第2次案で、平成23年10月から、小学校4年生から6年生までの通院に係る医療費自己負担金の3分の1を県と市と折半で助成するとしました。しかし、また要綱等も示されておりませんので、平成23年度の当初予算には計上いたしておりません。今後、要綱等、具体的な内容が明らかになりましたら早い時期にこども医療費助成事業の実施に関する規則を改正し、あわせて補正予算を計上させていただきたいと存じております。  続きまして、3点目の特定不妊治療費の助成についてであります。  議員が言われますように、不妊治療につきましては、治療費が非常に高額であり、その経済的負担が重いために、十分な治療を受けることができない夫婦も少なくないと思っております。また、治療をしても妊娠するかどうかわからないことが大きなストレスとなってくることもあります。その経済的負担の軽減を図るため、兵庫県では特定不妊治療費の助成を行っております。市におきましては、治療をされている対象者に事業趣旨の周知をしていくとともに、不妊専門総合相談窓口の紹介など、情報提供を行い、子供を授かった御夫婦が安心して出産し、子育てができる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(足立正典君) 3番、田坂幸恵君。 ○3番(田坂幸恵君) 最初に、1項目めのデザインナンバーの件ですが、資料を提供いただきまして、丹波市ですけども50cc以下でしたら、平成21年度は430台、平成22年度は353台の50cc以下のナンバープレートが出てるんですね。50cc超125cc以下では21年度は67台、22年度では56台、これが2月末現在の数なんですけども、この数から言いましても50cc以下でしたら800台近い、2年間でですね、2月末で。この単車が結局、丹波市内、丹波市以外でも走っているということだと思うんですね。先ほど、私が1回目の質問で、1月16日の時点で26台ってお話させていただいたのは、これはたまたまテレビでこの放送があったんですね、夕方。私はそれを見たんですけども、実物が、単車が走ってまして、そのマークといいますか、あるんですけども、若者だけではなく、ある年齢の方も乗られてたりしてたんですけども、この松山市の担当課の方が本当にたくさんの方が観光で来ていただけるんですってすごく喜んでおられて、それで今後、これが必ず各自治体で広がっていくでしょうということが言われておりました。北海道でも今回、そのカーリングの形をしたナンバープレートを出すとか、もう夢あふれるようなことがすごくあったんですね。そして、今恐竜でちーたんをすごく売り出されているんですけども、このナンバープレートをぜひ考えていただきたいと思っているんです。  今、1回目の答弁では、研究課題ということがございましたけども、この研究課題はどういうふうに研究をされるのかちょっとお聞きします。 ○議長(足立正典君) 財務部長。 ○財務部長(久下拓朗君) 御質問がありました件につきましては、今、全国でも26と書かれておりますが、若干ふえております。30近く、それからこれからもまだ15ほどやるというような意向があるということで確認をしておるところでございます。そういった中で、このデザインナンバーがどれだけ効果があるか、それから経費が先ほども市長が申しましたけども、どれぐらいかかるかといったようなことを調査研究し、それでデザインナンバーのプレート、希望される方もあるかと思います。それから、今現在のプレートを希望される方もあると思います。そういったことも調査をした中でこういった方向へ進むか進まないかというようなことについても研究したいという総合的なことを含めましての調査研究ということでございます。  以上です。 ○議長(足立正典君) 3番、田坂幸恵君。 ○3番(田坂幸恵君) 今、研究課題ということでいろいろと答弁をいただきました。でも、今、財務部長のほうから、私はその1月16日以後でも、もうかなり数がふえてますよね。私は26、その時点でですよ。今もう40近く。かなり数がふえていることは全国的に、これをしようということですよね。それで、金額的に150万円から300万円かかる。でもこれかかったとしても、若者が郷土を愛するという気持ちになるということは大事と違いますか。  それと、松山市では、今までのプレートとこのデザインのですよ、どちらがいいかということを言われて、それをされるみたいですけども、ほとんどの方がやはりデザインナンバーのほうをということを言われているということがありました。  最初のナンバープレートは無料で、これ交換となったら200円要るとちょっとお聞きしたんですけども、それかかったとしても、かえる方がですよ、かかったとしてもやはりそれがこのまちの丹波市の中をそのちーたんとか公募をされて、いろんな形のが走るということを思うだけでもすごく夢があふれてくるような。一番大事なのは、やっぱり郷土を愛するということも大事だと思いますので、これはぜひ研究課題と言われておりますけども、実現のほうに考えていただけないのかお聞きをします。 ○議長(足立正典君) 財務部長。 ○財務部長(久下拓朗君) 先ほど言われましたとおり、全国的にもふえておりますし、若者にも非常に人気があるようなことも伺っておるところでございます。丹波市におきましても魅力の発信、いろいろ要素はあると思います。観光の振興、地域の活性化とか、さっき市長が申しましたけど、走る広告塔という効果も大事だというふうに認識するところでございます。先ほども言いましたとおり、いろんな方面での調査をいたしまして、先ほどと同じ言葉になるんですけども、まず研究させていただきたいということを第1点でございます。その後、実施に向けての方向が出れば、方向へ行くと。そういった中で、先ほども言いましたとおり、経費等もございますので、そういった面も考慮した中で研究をさせていただきたいということで、同じ答弁になりますけど御理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(足立正典君) 3番、田坂幸恵君。 ○3番(田坂幸恵君) 市長は、ちょっと今の答弁をお聞きになってどう考えておられるかお聞きをします。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) 今、財務部長が申しましたとおりでございます。 ○議長(足立正典君) 3番、田坂幸恵君。 ○3番(田坂幸恵君) 今、市長からは財務部長が申したとおりとおっしゃってましたので、ぜひ前向きに研究と、やはり丹波市のことも考えてしていただきたいと思います。  そしたら、2項目めに移りたいと思いますが、このこども医療費の件ですが、これ所得制限が確か今まであると思うんですけども、所得制限をやはり子育て支援として無料、もうなしにするというようなことはできないのかお聞きします。 ○議長(足立正典君) 健康部長。 ○健康部長(目賀多茂君) ただいまの田坂議員の御質問にお答えさせていただきたいというふうに思います。  このこども医療費助成事業につきましては、県と共同の事業での開催ということになってきております。県におきましても所得要件を設けておりますので、市としましてもこの所得要件につきまして県と同じ方向で進みたいというふうには考えております。  以上です。 ○議長(足立正典君) 3番、田坂幸恵君。 ○3番(田坂幸恵君) 確かに県の要綱では、今まで入院につきましてもちょっとなっているかもわかりませんけど、ぜひこのことは一回考えていただきたいなというのは、すごく思っております。  それと、今、これが平成23年10月から実施となると思うんですね。我が党の県会議員が、県の代表質問でさせていただいたときに、井戸知事より、今この10月からの実施に向けて41市町村の中で39の市町村がこれを実施したいと、そういうような回答が来ているということなんですけども、丹波市はその中にもう間違いなく入ってますね。 ○議長(足立正典君) 健康部長。 ○健康部長(目賀多茂君) 確かに現在39市町の中で10月から実施の意向という回答があったということを聞いております。丹波市につきましても、まだ県の要綱も何も示されておりませんので、当初予算には計上いたしておりませんでしたけども、今後、県から要綱が示された段階で早い時期に実施できるような方向で進みたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(足立正典君) 3番、田坂幸恵君。 ○3番(田坂幸恵君) 今は、もういただいたようにこの中に入っているとは思いますので、ぜひ今後、その所得制限のことも考えていただきたいと思います。  3項目めの不妊治療の件なんですけども、この4月から、平成22年度から県の上乗せにされる自治体がちょっとあると思うんですけども、何自治体ぐらいあるかちょっとお聞きします。 ○議長(足立正典君) 健康部長。 ○健康部長(目賀多茂君) 県が行っております兵庫県の特定不妊治療費助成事業というのを実施しておるわけなんですけども、今、議員御質問の中にもありましたように、限度額15万円ということで、それの上乗せといたしまして県内の市町で上乗せを行っておる、また今後行おうとしている自治体につきましては、今現在、こちらで把握しておる自治体が12市町ということで認識をいたしております。  以上です。 ○議長(足立正典君) 3番、田坂幸恵君。 ○3番(田坂幸恵君) 今、担当部長の中で12あるということなんですけども、今まで私も何回もこの不妊治療のことに関しては質問させていただいております。今それをされて、治療されている方から本当にお金がたくさんかかると。それで、これ交通費から宿泊費までかかるということをすごく言われておりまして、サラリーマンの方でこの治療を受けるとなると、パートで奥様が働かれてその治療費が全部行っているということがすごく言われておりまして、ぜひ丹波市も県が今、年15万円を2回ですので、30万円出るんですけども、これ今12の自治体でもしてるということですので、その金額はまちまちあると思うんですね。1回につき5万円出されるとこと10万円と、いろいろあると思うんですけども、ぜひこの丹波市も子育て支援としてこれを考えていただきたいと思うんですね。  それで、今、出産するために14回の7万5,000円出ております。本当にこれは喜んでいただいております。その関係者の方からも。だから、そういうような平等といったら言い方は悪いかもわかりませんけども、本当にそっちの方たちにもこの上乗せをぜひ考えていただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(足立正典君) 健康部長。 ○健康部長(目賀多茂君) 最初の市長のほうの答弁にもありましたように、今現在の県が行っておりますこの特定不妊治療費の助成事業につきましての現在そういった治療をされている方につきましてもなかなかこの制度の申請といいますか、まだ申請されていない方もいらっしゃるというふうに思うわけなんですけども、十分そういった形での周知をさせていただいたり、この制度に乗っていかれるということが一つ、一番ではないかということと、それからまたいろんな不妊治療もあります。ただ、保険適用の部分もあるわけなんです。タイミング法ですとか、ホルモン療法ですとか、またそういった今県は、その上の顕微治療ですとか体外受精ですとか、そういった特定不妊治療に対しての助成ということになってきております。ですから、その特定不妊治療につきましては、非常に15万円から30万円、50万円という形でやっぱりこの分につきましては、保険適用でない自由診療という形になってきております。ですから、あくまでもその医療機関によって金額もまちまちであるということも把握いたしておりますので、そういった相談ができるような窓口の紹介ですとか、そういったところに十分情報提供をしていきたいというふうには考えております。  また、先ほども御答弁させていただいたように、県内で12市町ということになっておりますので、その辺の状況を十分把握しながら、今後、研究も進めていきたいというふうには考えております。  以上です。 ○議長(足立正典君) 3番、田坂幸恵君。 ○3番(田坂幸恵君) 私が質問させていただいているのは、特定のその治療費のことで質問させていただいておりますが、確かに今、相談窓口というのはありますし、行かれていると思うんですけども、これ先に治療を受ける前にお金を払って、その領収書を何か持っていかれるということをお聞きしてるんですね。申請をして、後からお金をいただいているということもお聞きしておりますが、12自治体、兵庫県下の41市町村の中で12自治体あるんですから、できないことはないと思うんですね。子育て支援としてやはり若い方たちの応援をするということで、もうこれはぜひ前向きに考えていただきたいと思うんですけど。 ○議長(足立正典君) 健康部長。 ○健康部長(目賀多茂君) 各自治体の取り組み等を参考にさせていただきまして、研究をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(足立正典君) 以上で、公明党、田坂幸恵君の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩をいたします。                 休憩 午後2時17分                ───────────                 再開 午後2時35分 ○議長(足立正典君) 次に、改革クラブを代表して奥村正行君の一般質問を許可いたします。  質問方式は一問一答方式です。  5番、奥村正行君。 ○5番(奥村正行君) (登壇) ただいま議長の許可を得ましたので、改革クラブを代表いたしまして質問をさせていただきます。  今、全国各地で地方自治体の二元代表制のあり方について提案、執行権のある行政、決定権のある議会、それぞれの責任が大きく問われております。なぜこのような議論が多く今叫ばれているのでしょうか。  昨年に丹波市議会基本条例策定委員会の皆さんが参加された養父市で開催されたフォーラムで山梨学院大学教授の江藤俊昭教授は、新しい自治体、地方を考えるテーマにおいて、二元代表制の地方自治体は、本来、議会内に与党も野党もない、市長に対峙するのが本来の議会の姿であって、執行機関と競争しながら運営されていくもの。いまだに市長与党という認識の議員がいるが、最初から与党だから議論しないというのなら議員の資格はない。ぜひ、是々非々の姿で臨むべきだと言われています。私たち改革クラブの考えと同様であります。今後、我々は真の丹波市改革を目指して活動をしてまいります。市長、副市長、教育長、当局の皆さんに対し、耳ざわりと感じられることや腹立たしく思われる発言もするかとは思いますが、誠意ある答弁をお願いいたします。  それでは、辻市長の施政方針並びに市政運営について伺います。  市長は、平成23年度予算編成に当たって、安易に先例や模範を求めるのではなく、新しい発想と確固たる信念を持って諸課題の解決に取り組んでいかなければなりませんと述べられています。そこで、我々に配付されました丹波市施政方針の中で、新たな企業誘致の推進策として、立地を希望する企業の情報提供者に報奨金を支払う制度を創設するとありますが、この施策は篠山市においても4月から実施されると3月1日付の読売新聞の記事にあります。京阪神など都市部へのアクセス面で篠山市と比較すると、残念ながら不利な面があることは否めません。これから、近隣市の施策とは差別化した方策が必要と考えます。企業が立地を考える要素として、地震や水害など天災に強いことが大きな強みになると考えられます。  そこで、本年取り組まれる地下水の調査に加え、国が調査発表している地震発生リスクなどに関する情報を収集、整理し、進出を検討している企業に提供できる体制をとることも必要ではないでしょうか。  次に、公共交通インフラについてお尋ねします。  デマンドタクシーの運行が開始され、これまで路線バスを利用されていた方がデマンドタクシー利用に移行することなどが考えられます。また、国勢調査の速報値によると、市の人口は減少しています。これから利用者自体の減少や公共交通の利用者が分散され、路線バスの採算性が悪化し、結果として路線を維持することが困難になることや、路線バス及びデマンドタクシーの市による赤字の補てんが増大する可能性も高いと考えられますが、将来にわたって路線バスとデマンドタクシーの併存関係を続けていくお考えなのか、始まったばかりではございますが伺っておきます。  次に、地域医療について伺います。  これまでの医師の確保は、予算を多くつけなければならないという考え方が主流でありましたが、柏原病院の小児科を守る会などが中心となり、思いやりを提供することによって医師数の増加につながりました。これは、丹波市よりも予算規模が大きい自治体において医師不足が発生していることから、お金だけでは医師を招聘できないことは明らかなことではないでしょうか。また、柏原病院の小児科を守る会の代表におかれましては、これまでの活動が評価され、政府の委員などを務められ、このことは市民にとって非常に喜ばしいことであると思います。  そこで、柏原病院の小児科を守る会などが実施された取り組みを地域医療対策全体に広げる必要があると考えます。このような全国的にも評価されている団体と市の連携は、これまでどおりでは不十分であると考えますが、これからどのように連携をとろうと考えているのか伺います。  次に、昨年の施政方針で、重点事業として位置づけてあった一般廃棄物処理建設事業についてでありますが、本年の施政方針では「炭化方式での業者決定に至らず、市民の皆様に多大なる迷惑をおかけする結果となりました。市民の皆様に御心配をおかけしましたことにつきまして改めて深くおわび申し上げます」と、わずか三行のみの記述があります。「多大なる迷惑」とは、具体的にどのようなことでしょうか。伺います。  次に、市長は昨年8月の市民満足度調査で、昨年を上回る約71点という評価をいただき、私が進めているまちづくりに一定の御理解を得ましたことを大変うれしく思いますと述べられています。果たして、その点数が今も71点あるのか、私たちは疑問に思っています。市長は、行政と議会の関係を車の両輪によく例えられます。車の両輪がスムーズに動くには、行政側では、市長と職員の信頼関係が何よりも大事であると考えます。市長の指示による施策の提案に際し、特定の方から不当な圧力があっては絶対にならないことは言うまでもありません。もしも、昨今の丹波市においてそのようなことがあれば、先に言いました二元代表制の意味が全くありません。そして、特定の人による利益誘導に加担するような市政運営があれば、公平性を欠き、市民から不平不満が出ます。ごみ処理施設建設、認定こども園、庁舎統合問題など、多くの課題について今日、市長に対して厳しい評価の声を聞きますのも、そういった不信のあらわれではないでしょうか。また、そのような声を聞いているのは私たちだけでしょうか。私たちが耳にする市長に対する声で、市長は議会内で言っていることと、庁舎の外で言っていることが大きく違うことがあります。  一例を挙げますと、施策の遂行が順調に行かないのは議会が二つに分かれていて進まないとか、我々が反対するからできないなどと発言されていると聞きますが、そのようなことは本当でしょうか、お伺いをいたします。  次に、市長はさまざまな事業計画について諮問委員会や検討委員会や協議会などで答申や提言を受け、施策の遂行の基準とされているように思いますが、同じ方が各委員会の委員になられているケースが見受けられます。開かれた市政には、年代を超え、幅広く選考すべきと思いますが、選考はどのような基準を用いて選ばれているのか伺います。  最後に、今議会に市長の2期目の選挙運動費用を収支報告書について1月28日に白バラを支える会代表から陳情書が出されていますが、その事務的取扱に間違いがなかったかをお伺いいたします。  以上、誠意ある答弁を求め、1回目の質問といたします。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) ただいまの改革クラブを代表しての奥村議員の御質問にお答えをいたします。  まず、企業誘致の推進策についてでありますが、企業誘致の推進策については、丹波市も他の市と劣らないさまざまな各種制度を創設をして拡充し、誘致の推進に努めているところであります。  丹波市は、地震などで大きな被害を受けた経験はなく、リスクの少ない地域であると思いますが、今回の東北地方の太平洋沖地震でわかりますように、いつどこでどのような大きな自然災害が起こるかわからないといったのが現状であります。丹波市では、現在、市内企業を訪問し、地域の活性化に取り組んでおられる地元企業に敬意を表しつつ、雇用拡大による若者の定着化を図るために、高速道路網の整備あるいは拡充が進んでいることや、都市に近い田舎であることなどのPR、あわせて企業進出情報に報奨金を出すなどの工夫が大切なこと、こういったことを考えておりまして、水質検査の結果や銘水の紹介なども加えて誘致に努めてまいりたいと考えております。  次に、公共交通インフラについてお答えをいたします。  市民代表、学識経験者、交通事業者及び国、県、市等で構成をいたします丹波市地域公共交通活性化協議会において、平成21年度に丹波市地域公共交通総合連携計画を策定をいたしました。この計画では、デマンド型乗合タクシーは、基本的な生活圏域、つまり旧町域での交通手段としての役割を、また鉄道、路線バスは旧町域を結ぶ基幹交通としての役割を担うものとして、それぞれの交通資源を適材適所に活用し、交通体系を構築することといたしております。  議員御指摘の市の財政にかかる負担の懸念についてでありますが、路線バスにおいては、地域住民の御理解によりまして、3月12日から一部路線の休止やバス停の廃止を行うことで費用軽減を図っているところであります。今後もデマンド型乗合タクシーとの連携を念頭に置いて、利用者の利便性向上と財政出動とのバランスを考慮しながら交通体系の改善を進めてまいりますので、御理解くださいますようお願い申し上げます。
     次に、地域医療に関する御質問でございますが、丹波市の医療問題が深刻化したことを契機としまして、市内には地域医療を学び、行動していこうとする県立柏原病院の小児科を守る会を初めとした団体が数々生まれ、この活動が全国に知れ渡るまでになっております。また、既存の社会教育団体や自治会、企業なども活動の一環として医療問題に関心を持っていただくなど、地域医療を守る活動は市内全体に広まってきていることについては、深く敬意と感謝を申し上げているところでございます。  各団体が市内の医療の現状をよく知ること、安易な時間外受診を避けること、かかりつけ医を持つことなどを提唱いただいておりますが、丹波市といたしましても、市民医療講座補助金や新生児の保護者等への啓発パンフレットの配布、夜間健康電話相談などの事業を実施しておりまして、それぞれが相乗効果を生み、同一の方向に事業展開しているものと考えております。市内の各団体と連携を図りながら地域医療を守る活動を進めていくことは、本当に重要なことと認識をいたしておりまして、従来から子育て世代向け講座の共同開催など実施をしてまいりましたが、さらに篠山市を含めた約40の各種団体等で設立されました医療を守る丹波会議を通しても活動支援を行っているところでございます。今後とも可能な連携事業があれば、積極的に行っていきたいと考えておるところであります。  次に、施政方針で記載をしました一般廃棄物処理施設建設に関するおわびに関してでありますが、丹波市クリーンセンター(仮称)の事業者募集が落札者の決定に至らなかったこと、その結果処理方式を変更し、事業者の再募集を改めてしなければならなくなったこと、このことによって市民の皆さん、特に地元、野上野自治会やひかみクリーンセンターの地元の皆さんに多大の御心配と御迷惑をおかけすることになったこと、さらに全市民の皆さんにも今後どうなるのだといった御心配をおかけする結果となったことに対し、心からおわびを申し上げたところであります。  今後は、できるだけ早期にすぐれた施設ができますように全力を傾注して取り組んでまいる所存でございます。  次に、市政運営のあり方についてでありますが、私は合併以来、新生・丹波市を築き上げるために、しなやかな行政対応、風通しのよい行政、バランスの取れた行政を旨としてこれまでに心の合併の推進、行政改革、地域医療の再生、認定こども園の開園、ごみ処理施設の建設、水道の統合等々、山積する課題に取り組んでまいりました。その結果、市民満足度調査において、市政に対して平成21年度が68.6点、平成22年度では71.3点と一定の評価を得てきたところでございます。まだまだ社会情勢、経済情勢とも厳しいことに変わりはありませんが、元気な丹波市づくりに全力を傾注してまいりますので、議員各位の御理解、御協力をお願い申し上げます。  次に、諮問委員会等の委員の選考基準についてお答えをさせていただきます。  委員会、協議会におきましては、それぞれの設置目的に応じ、専門的な見地から検討をいただいたり、市民の意見を反映する意味合いから広く人材を求め、選考をしております。なお、議員御指摘のとおり、引き続き年代を超え、幅広い市民の御意見を市政に反映させることは大変重要でありますので、それぞれの会の設置目的を十分検討しながら、選考に努めてまいりたいと存じます。  最後に、選挙運動収支報告の指摘につきましてお答えをしますが、このたびの陳情の中身につきまして私の後援会から報告された2期目の選挙運動費用の収支報告書の中で、市議会に提出された陳情書について知りまして、この報告書の提出は2年前に私の後援会の名で経理担当いただいていた方から選挙管理委員会に届け出されたもので、内容については私自身が直接に提出できなかったものですから、そういった意味では十分に承知をしている内容ではないかもわかりませんが、経理担当いただいた方に聞きますと、1月に選挙管理委員会から指摘があり、ビラ貼り代金が各旧町単位の代表者に一括で領収書になっていたのを、実際にビラを貼っていただいたその手数料を支払った方の領収書を提出したことがあり、金額に間違いはなかったので問題はないと聞きました。  また、選挙事務所の建設費として190万円の領収書を提出したことを話してくれました。いずれも選挙法云々で不正があったといったことは一切ございません、ということで聞きましたので、その旨、ここでお伝えをしておきます。  以上でございます。 ○議長(足立正典君) 5番、奥村正行君。 ○5番(奥村正行君) 1点目の企業誘致の件ですけども、先ほど私言いましたように、今の答弁ですと、一生懸命していただいているのはわかるんですけども、近隣ですと篠山と比べましても差がないなと思うんです。やはりこの質問書を出させてもらったときには、あの東北の大変な被災のことは起こってなかったわけなんですけども、たまたま私も地震に強い地域やというようなことで書かせていただいたんですけども、東北でのああいうことが起きますと、余計に企業のほうもそういう面は重点を置くんじゃないかと思います。この間の神戸新聞にもトヨタの記事が載っておりました。生産拠点が東北で、愛知と九州に続く第3の生産拠点があるそうです。そこが今回のことで大変な影響を受けているというような記事が載っておりましたけども、そういうような面も含めて今後、企業はその点を大変重視していくんやないかと思いますので、もうちょっと力を入れて資料を取りそろえて、そういうほうに活用していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(足立正典君) 産業経済部長。 ○産業経済部長(近藤俊幸君) 御指摘の件でございますが、今回の震災等がありまして、そう言ったことがさらに出てくるという認識はしております。ただ、この企業の自然災害につきましてのリスクマネジメントの取り組みが従来から拡大してきておったというのは事実でございます。そういった必要性の中で今後も関西圏域につきましても南海地震、また東南海地震が予想されていく中では、企業においては拠点施設の分散などの自然災害のリスク対策がさらに進められているのではないかなという思いもしておるわけでございます。そういった中では、丹波地域におきましては、地震調査委員会が公表しております全国地震予測地図ですか、そういったものを見ましてもリスクの低い地域のようでございます。そういった中では、今後はそう言ったところも整理していきながら企業等へお話をしたりしていくための一つのツールという認識で、今後は考えていきたいと思っております。 ○議長(足立正典君) 5番、奥村正行君。 ○5番(奥村正行君) 企業誘致に関しては、今後ともいろいろと施策をとっていただいて頑張っていただきたいと思います。  次に、デマンドタクシー、公共交通の関係ですけども、今始まって間なしですので、余り否定的なことも言うつもりもないんですけども、前から開始されるときからそれはもう当然当局も思われていたと思うんですけども、やはり丹波市は大変広い範囲、旧町で6町ありますので、それぞれの地域が全部同じ条件で運行してもなかなか利用が高いところと低いところというのは、かなり差が出てくるんやないかと思いますし、今現在、まだ1カ月半ほどですけども、今わかったらでいいですけども、その利用状況と言いますか、各旧町別のはわかりますでしょうか。わからなかったらいいですけど。 ○議長(足立正典君) 企画部長。 ○企画部長(中川泰一君) 申しわけございません。前に新聞発表でさせていただいた一日45人までが収集しておりまして、今現在につきましてはこの場ではわかっておりません。申しわけございません。  ただ、若干伸びつつあるというのが実態でございます。 ○議長(足立正典君) 5番、奥村正行君。 ○5番(奥村正行君) 先ほども1回目のほうで言わせてもらったんですけども、今後やはり先ほど財政負担は今回の路線変更とか、そういうような形で削減をして、地域の理解をいただいてというような答弁もあったわけですけども、やはり将来的にどう考えても経費は大分かかっていくんやないかなと思います。まだ始まって1カ月ですから、余り言うつもりもないですけども、今後、やっぱり半年なり、1年なり、単位でちゃんと的確にチェックされて地域別の特徴ある、具体的に言いますと、柏原とか、氷上町の生郷地区なんかは、それからあと黒井小学校区とかは、割と利用が予測ですけども、中央地区もそうや思うんですけども、そこら辺は割と他の地域と比べたら少ないんやないかなと思うんですけども、そこら辺を重点的に今後もチェックしていただいて、それにあうようなやっぱりタクシー券のほうがいいと言われる方も、私も今現在で聞いております。だけど、今、何度も言いますけど1カ月たったとこですので、今すぐそんなことはあれですけど、半年、1年とチェックしてそういう判断を的確にしていただいて、赤字がふえないような形で検討していただきたいと申しておきます。  それから、次に地域医療ですけども、先ほど市長も言われましたけども、今、ありがたいことに小児科を守る会さんだけやなしに、この間も出ておりましたけど、院内ボランティアが発足しまして、院内ボランティアのオオムラサキという27名の方が同じく柏原病院のほうで案内やら介助を手伝っていただくと、大変ありがたいことや思うんです。それ以外に従来から支え隊というところが夜食を週に一度やったと思いますけども、それも無料、奉仕でボランティアでずっと続けておられます。民間の方がそういうふうにされていますし、当然市のほうもいろんな施策で応援をしていただいているのはわかっているんですけども、金銭じゃなくてやっぱり市民が全員ああいうような気持ちで、当然皆さんもこれだけ有名になりましたから、市民の皆さんよく御存じでやっていただいているとは思うんですけども、今以上に広報とかそういうような形ででもそれぞれの団体と例えばあの日赤なり柏原病院の方とも十分話はこれまでもしていただいているとは思いますけども、その三者会談とか四者会談とかをしていただいて、やはりお金をかけなくても医療が充実するという方法も考えていっていただきたいと、それは思いますけども、その気持ちといいますか、そこら辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(足立正典君) 健康部長。 ○健康部長(目賀多茂君) ただいまの奥村議員のほうから言われましたように、確かに市民の中にはたくさんのボランティアグループですとか、また地域医療に関心のある団体、また社会教育関係団体、また自治会等が中心になりまして、地域医療を守っていくという取り組みが盛んに展開をされております。御質問の中にもありましたように、やはり市からの支援というのも大切ですけども、市全体、市民の盛り上がりがあって、初めて今の地域医療が守られている。また、それからあとドクターのほうも働きやすい環境というのが、やはり医師が集まってくる一番大切な条件ではないかというふうに考えております。今後も市の中にはたくさんのこういった団体もございますので、ネットワークといいますか、連携を図りながら地域の医療を支えていくという取り組みが一番大切だというふうに認識いたしておりますので、十分ネットワークが図れるような展開を図っていきたいというふうには考えております。  以上です。 ○議長(足立正典君) 5番、奥村正行君。 ○5番(奥村正行君) 今後ともそういうふうに連携を十分図っていっていただきたいと思います。  それから、次に廃棄物の処理建設事業の件ですけども、今、多大なる迷惑とは具体的にどういうことですかというふうにお聞きしたわけですけども、処理方式の変更があったり、ひかみクリーンセンターの延長があったり、全市民に大変御迷惑かけたと、そういうことですと答弁をいただきました。それに対しては早期に新設をつくることが責任というふうに言われたように思います。  私が9月議会でこの件に質問いたしました。この件に関しては、もうしつこくは言いたくはないんですけども、今一般質問でほかの方も質問をされておりますので、1点だけお聞きをしておきます。  9月議会で、私は市長のいろんな責任の関係問題で、私は皆さんのもう一度真意を問われたらどうですかというようなことをお聞きしました。そのときに、市長の答弁は議事録によりますと、「私の今回のことについて、審判を受けろということでございますが、もちろんできるだけ早く、これも早くしたいと思っておりますが、市民の皆さんを対象に説明会もしたいというふうに思っておりますので、いろんな意見をお聞きしたいと思います」というふうに答弁いただいております。実際に市民説明会も開かれました、一度ね。大変厳しい意見もありました。それで、できるだけ早く私のそういう質問に審判を受けろということでございますが、もちろんできるだけこれも早くしたいと思っておりますがと答弁されてますけども、それはもう結論は出ましたでしょうか。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) 今、奥村議員のほうから9月議会云々の私の発言についてのことですけれども、ごみ処理の問題につきましては今まだ御存じだと思いますが、野上野の自治会の皆さんに説明をして、そして自治会内でもいろいろと御議論いただいておる最中でございます。そういった中でございますし、また一方、議会内においても調査委員会を設立していただいて、98条の調査委員会もしていただいているといった状況の中ですから、今どうこうという私のほうはここで先ほど申しましたような、大変申しわけないというおわびの内容についてお話を申し上げたとおりでございますので、その時点で、今の時点で、このことについてどうこうといえる時期ではないとは思っております。 ○議長(足立正典君) 5番、奥村正行君。 ○5番(奥村正行君) それなら、できるだけ早くの時期がまだ来ていないというふうに言われているんやろうと思います。  今も野上野の皆さんの了解を得てという言葉がありました。この間もそういうふうな形でお聞きをしたんですけども、前に炭化方式のときは野上野から炭化方式やないとあかんと言われておられるんやないですかというような質問がたくさんの議員から多分あったと思うんですけども、そういうような趣旨の質問があったと思うんですけども、それに対しては当局はいつも、いえいえ、野上野が言われたからその方式ではないんですと、こちらから提案しておるのですという答えやったですけども、我々が聞いておったのは違いましたけども、それは違うというふうな答弁、ずっとそれで終始されておりました。今回、我々はストーカという方式にしたいというような答えを市長からは特別委員会でしたか、議員総会、どちらかちょっと記憶が定かではないですけども、そういう提案がありまして、ああ、なるほどと思って私は聞き取ったんですけども、この間も同僚議員が質問もしておりましたけども、野上野にはストーカと決まったとはどうも言っておられないようなことを聞いたんですけども、それは野上野のほうでもう一度皆話し合いしてもらってという形になっておるんでしょうか。 ○議長(足立正典君) 環境部長。 ○環境部長(足立保男君) ただいまの御質問ですけれども、現在のところ丹波市としては皆さん御存じのようにストーカ方式ということで御提案させていただいております。そのことで野上野自治会に対しまして詳しく御説明をさせていただいて、野上野の自治会の皆さんに御理解をいただくと。御理解をいただいて何とか市としては積極的にストーカ方式でやりたいという旨をお伝えさせていただいております。そういう形で今のところ説明させていただいて、御了解というよりも御理解をしていただくという今は段階でございます。  以上でございます。 ○議長(足立正典君) 5番、奥村正行君。 ○5番(奥村正行君) 御理解を早く得て、持ってきてください。  それが終わったら、また市長の先ほどの9月議会で答弁いただいた結論をいただきたいと思います。  それでは次に行きます。  市政運営についてというか、市政への取り組みについてお聞きをしたわけですけども、その中で今1回目の答弁で市長から答弁がなかった部分があるんですけども、事業が進まないことについて議会が二つに分かれているからとか、それから、私たちが、我々が、反対するからできないとかいうようなことを議会外で発言されていることを聞くんですけども、それは本当ですか、違いますかということを先ほどお聞きしたんですけども、その点明確にお答えをいただきたいと思います。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) 先ほどの御答弁の中で、今、再質問でおっしゃいましたことについて述べなかったということでしょうけれども、これは言った、言わなかったの話を聞かれているなと思って、このことについて私はここに書いてある、おっしゃっていただいたとおりのことをしたのかどうかということですが、これは外の話でいろんな議会で決裂に終わるとか、何かのときに、市民の皆さんのとこで私がどこで、いつ、だれにそういうことを言ったかどうかということがわからないので、答えられなかったわけですが、そういうときに、「市長、今回のこれでこうなってしまったな。これはもう大変なことや。これどうなっているのや」と、こういうふうな話が出ます。そういうときに、話が市民の皆さん方からもこれは一部の方でしょうけれども、議会のこういう今の状態というのは大変難しいなというふうな話で二つに分かれているんちゃうかというような話が出ることがございます。そういう話のときに、私は「いやいや、そんなことはありませんよ」とは言っておりません。そういう事実は新聞紙上でも載りますし、事実の状態としてもう既にそれを見て言われておるわけですから、「そうなんですわな」と。それで、「そういうことがありますんや」というふうなことで、それはそう言ったことで肯定をするというのか、否定はしないという形での話はありますが、今ここでおっしゃっていただいたようなことを直接どうこうということをいつ、どこで、だれに言ったかということが私自身は今、全然そういった覚えはございませんので、それが言えないというところでございますので、そういったところで、えらい個人的なことになりますが、御理解いただかないとしょうがないと思っております。 ○議長(足立正典君) 5番、奥村正行君。 ○5番(奥村正行君) 覚えがないというふうに言っておられますし、そういうだれかとお話されておって、そのほうから話が出たら否定はしていないというふうに今言われました。それこそ個人的な名前が出たりしますので、私もそう言いませんけども、私は私個人でじゃなくて複数の議員とある方と、ある方があるところで言われて、それを私問いただしまして、公のところです、それは、問いただして、そのときは否定をその人はされました。そしたら、私が聞いていたのは間違いですねといいまして、それならもう一度調べてみますといって、それから何カ月か後にまたあるところでその方とお出会いして、また複数の議員と、複数の議員、何も物言ってませんよ、私が聞いただけ、聞いて、その場にいて聞いてますけども。その方から聞きました。そしたら、それはどなたに聞かれたんですかと、そしたらもう「市長が言われました」というふうに言われています。これは、先ほどの市長の言われるように言った、言わないの話ですから、これ以上のことは言っても質問しましても答えてもらえないのかと思いますけども、どっちにしても市長は否定は、そういうことを言ったことはないとは言われなかったわけ、さっきね。相手が言ってきたら、「そうや」というふうに言うたということをさっき言われましたわね。そしたら、一番最初に私質問ではないですけど、前段で言わせてもらいました議会のあり方といいますか、そういうような考え方がおありなんやったら、いまだに市長与党という認識、あるいはそういうような感覚で議会があると。今の市長の答弁やったら、そのほうが市長与党であるというふうに認識している者がおると。その差が市長の認識の中で差があるんやないかなと思わざるを得んのですけども、今の状態で市長はよく車の両輪と言われますけども、この間も委員会で部長が一生懸命事業を進めるのに説明をしておりました。それで、途中でそのときは決まりませんでした。そしてまた数日後にそれが了解をされたようなことがありました。そのときは、1回目の部長が一生懸命説明して、課長も説明してしているときに、市長は一言も発言されませんでした。それで、両輪と今さっき言いましたけども、両輪はやはり、さっきも言いましたけどもやはり、行政サイドでは、やっぱり市長と職員の信頼関係が大事でしょうし、それと議会とのチェックちゃんとして、与党や、野党やと言わない本来の議会のあり方でうまく両輪が動くんだと思いますけども、今の状態を私なりに、私たち改革クラブが見てますと、両輪が動いていない。片一方パンクして、片一方脱輪しているような状態じゃないですか。どうですか。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) 最初の御質問を、一番先にいただいたときに、まず一番根本からお話ししなきゃならないと思いますが、議会とそれから市長立場と、これは対峙しなきゃならないというようなことを言われましたが、対峙というのは私は対立をするという意味に解しておりますが、そういった関係じゃなくて、やっぱり私たちその辺では両方まずそれは信頼関係に基づく上に立ってお互いに議論をするということが大事だというふうに思います。したがって、対峙というのは私は適切な言葉じゃないというふうに思いますのと、もう一つは野党、与党はないんだと、もちろん私自身そんなもの今どっちが野党でどっちが与党やって、そんなこと思ったこともないし、それから加担して片一方のほうに、それじゃあ二つに分かれたとして、片一方のほうにばっかり加担しておるというようなこと絶対にございません。それはもうここでもはっきり言いますが、ただ、皆さんから見てどういうふうに映っているかということがありますので、それはそれぞれの判断だろうと思いますけど、私自身はそういったことでははっきり申し上げておきますが、与党であり野党であるということを市長のほうでそういうことをするということは私はよくないやり方だと自分自身は思っておりますので、今言われたように、何か片一方のほうにばかり精通して情報を流しておるん違うかとか、いろんなことをおっしゃっておるようにございますが、決してそんなことは私自身はありませんので、それははっきりとここで否定をさせていただきたいと思っておる中でございますけれども、さて、今、御質問のように、そういった中では私自身は本当に議会は議論の場ですから、当然、御議論をいろいろしていただいていると思いますし、先ほどの私は皆さん方の対応の仕方としてこれだけ震災のことについても意見をばっと言っていただいたといううれしい気持ちでここでお聞きしておったんです。このように本当に今、市としても指示待ちじゃなくて、積極的に支援をしていこうというふうな具体的な提案がどんどん出てきたというのは、本当にこれ私はすばらしいことやなというふうにお聞きしておりましたが、そのようなもので、そういうエネルギーたるや本当にすばらしいものを皆お持ちだなということと、あとは議会の規定に基づいて地方自治法に基づく諸法令の中にあって、きちっとしたそういう形での議会の役割と市長部局の執行部の役割と、はっきりそれがあるわけでございますから、それぞれに精通をしてしっかりとやっていくことが両輪であるというふうには思っておりますが、そういったことで私の今のこの思いというのか、運営についての思いをお話し申し上げて答えをさせていただきます。 ○議長(足立正典君) 5番、奥村正行君。 ○5番(奥村正行君) 今、対峙というのは、対立というふうにとっていると言われましたけど、そもそもそういう考え方でおられるんやったら、その二元代表制の理解をされてないのじゃないかなと思います。議会はチェックをするのが第一ですので、片一方に情報を流しているのではないか、そんなことを流している、何にも情報を流してはるなんか、私何も言ってませんよ、それは。そういうような感じの答弁があるということは、やはり私たちが不審に思っていろんな方から市長に対してのことを聞くのがそういうところにあるんやないかなと思います。これ以上言っても仕方がないと思いますので、この件についてはおきますけども、先ほども言いましたように、一刻も早くごみの問題で結論が出て、それで9月議会で答弁いただいたことを実行していただきたいと思います。  それから、次に諮問委員会や検討委員会の委員さんの選出なんですけども、先ほども言いましたけども、やはり同じ方がいろんな委員会に入っておられるのが多く見受けられるというふうに感じているのは私だけやないと思います。たくさんの方がそういうふうに思われております。それから、やはり篠山を例出しますとあれですけども、篠山は大変な財政状況で大変な状態で一生懸命頑張っておられるわけですけども、あそこなんかやったら本当に若い世代の方で委員会もつくったりして、その意見も、直接聞かれたりしてます。その点は、やはり丹波市はそういうこれから32年に30億円以上の歳入不足が陥ると言われております。そのころに結局負担をかけるのは今の30代、40代の方ですわね。その方にやはりそういう認識をしてもらわないけないのに、今いろんなことをされているのは、それは当然、経験豊かな方ですけども、70代、時によったら80代、60代の方とかそういう年齢の方が主にそういうような委員会に入ってやっていただいております。やはり今後10年、20年に一番その負担をかける年代の方にもそれは仕事の都合でなかなか難しいとは思いますけども、その会議を土曜日にするとか日曜日にするとか夜にするとかして、そういう幅広い意見を吸い上げていけるような委員の選考を今後はしていただきたいと思います。それは言っておきます。  それから、先ほどちょっと1点戻ってもよろしいか。1点だけちょっともう1個市長にお聞きしておきたいんですけども、ごみの処理建設関係のことで建設委員会の進藤さんは、昨年、辞任されましたわね。責任をとってというふうな感じで、多分新聞に載っておったんですけども、その方は、まだ次の、建設委員会がどういうふうに今はなってるのかちょっと私もわかりませんけども、あの時点ではまだあったわけで、柳川瀬副会長がその次を引き続きされるというような記事が載っておりましたけども、あの方はまだ次あるけども、そのことで責任をとられたわけです。市長は、まだその責任はまだ取っておられない。そのことも申し添えておきます。そのことについて、もし御意見がございましたら言ってください。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) 今、おっしゃった進藤会長がごみの委員会でお世話になっておって、責任をとってやめられたと、それで市長は責任とってないじゃないかという、そういうお話だろうと思うんですが、私は再々今までも申し上げておりますように、やめてこれどうという進藤会長さんと私と同じような立場で言われますと非常に困るわけで、私はとにかく今与えられたこの責務を全うして、ごみの処理場をきちっとつくっていくということがもう最大の私は責任をとるとり方だろうというふうに思っております。だから、その辺のところは一つ御理解いただきたいと思います。 ○議長(足立正典君) 5番、奥村正行君。 ○5番(奥村正行君) それでは、次に行きます。  最後に、白バラを支える会から出てます件、陳情書ですけども、先ほど後援会から選管へ届け出られた分のことで内容は100%は承知をされてない、そうやと思います。しかし、名前はその市長の関係ですので、今後、金額も不自然な、後から190万円が出てきたりとか、そういうようなこともこの陳情文を見てますと、何か指摘があってから変えられたとかいうような感じにも受けますけども、それは市長に言ってもしょうがないことやと思いますので、ここら辺でおきますけども、今後、やはりその後援会の方とちゃんとしていただいて、本当にもうこれ以上の間違いはないのか、そこら辺は確認をしていただきたいと思いますけども、その点だけをお伺いしまして終わりたいと思います。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) 最後の御質問いただきました。私の後援会の報告書のあり方について御指摘をいただきましたが、先ほど申しましたように、そういったことで担当の方とお話をすると先ほどお答えしたような内容でございました。今後、そういったことで私自身の選挙に関する選挙費用の収支報告書ですから、そういった点ではきちっとしたものを最初から提示していかなきゃいけないと思っておりますので、そのようにお話をしておきたいと思っております。 ○議長(足立正典君) 以上で、改革クラブ、奥村正行君の一般質問は終わりました。  次に、自由クラブを代表して林時彦君の一般質問を許可いたします。  質問方法は一問一答方式です。  2番、林時彦君。 ○2番(林時彦君) (登壇) 議長の許可を得ましたので、自由クラブを代表しまして、通告に従い質問をいたします。  同僚議員の質問と同じようなところはなるべく省いていきたいと思いますが、重なったときは御容赦願いたくお願いいたします。  さて、市長はこのたび、施政方針において「ごみ処理施設の建設については、炭化方式での業者決定に至らず、市民の皆様に多大なる御迷惑をおかけする結果となりました。市民の皆様に御心配をおかけしましたことを改めて深くおわび申し上げます。今後は、地域とともに市民の皆様とともに歩んでいくという強い信念を持ち、できる限り早期にすぐれた施設の建設ができるよう、全力を傾注して取り組んでまいります」と表明されました。そこで、次の4点についてお伺いします。  1点目は、12月議会において私がお聞きしました、「実質的に丹波市で建設・運営できる業者が1者になったとき、安全・安心の担保をどのように確保していこうと考えたのか」という質問に、「順調に契約できれば、安全・安心の担保は確保できるものと考えていました」と答えられました。入札参加資格者からは、市の要求水準書に満たない技術提案書が提出されたという事実、これは副市長が(仮称)丹波市クリーンセンター整備・運営事業の入札辞退に係る調査特別委員会で明言されておるんですが、この事実を知った今でもその考えは変わっていないのかをお伺いします。  2点目に地元の説明会において、これ市長の言葉ですけども、「今回変なことになったが、二度と繰り返して大きな間違いをしないようにしなければならない。今度また間違いをすれば、私たちはどうやっておわびをすればいいのかわからない。いや、おわびでは済まなくなる。炭化は炭化として、あの時点ではいい方法だと考えていた。会社は少ないけれども、将来に向かっては循環型ということで、地元の皆さんにも御理解を得ていたと考えて進んでいた。しかし業者の問題で、業者がいないということになったので、方式を変えなければならなくなった。その中でストーカは、引けを取らないばかりでなく、かえって安全性ではすぐれているという過去のデータもある。今回、提案させていただいているストーカ方式は、安全・安心な施設になると思っている」と言われました。方式については、異論を挟まないとしても、「二度繰り返して大きな間違いをしないように」と言われているのは、今回、どんな大きな間違いをしたとお考えでしょうか、お聞きします。また、その間違いを繰り返さない工夫についてもお伺いいたします。  3点目には、前回は炭化炉建設と15年間の運営、そしてリサイクル施設建設を一括で発注されましたが、今回はどのように考えておられるのかをお伺いします。  また、地元からは、15年ではない、30年間の安全・安心を担保してもらいたいという声が大きく上がっておりましたが、30年間の長い期間の安心をどのように担保していくお考えなのかについてもお伺いいたします。  4点目は、地元の説明会において、排ガス計画値などの管理は国の法規制値を下回る市の要求水準値を定め、なお、業者がその下の自主基準値を守るようにしているので、二重の安全弁が働くようになっている。フェールセーフですね。と説明されていましたが、(仮称)丹波市クリーンセンター整備・運営事業の入札辞退に係る調査特別委員会において、副市長は「市の要求水準値と同じなら採用します」と発言されている。地元区民への説明と矛盾すると思うが、市の見解をお伺いいたします。  続いて、地域医療についてお聞きします。  先ほども同僚議員が申しましたが、市は県立柏原病院、柏原赤十字病院、大塚病院に対し、多くの支援をしています。あえて支援事業を上げますと、地域循環型人材育成事業5,250万円、病院群輪番制運営事業2,930万円、柏原赤十字病院運営補助金7,000万円、救急医療体制確保充実補助金1,700万円など、市は精いっぱいの援助支援をしていると思います。また、地域医療市民講座補助金、医療健康ダイヤル、休日診療所運営事業など、市民にも直接的に支援しているといえます。トータルすると、地域医療対策費として2億2,800万円余りを投入しています。ほかにも産科医の開業準備補助金として1億円の基金も積んでおります。柏原病院の小児科認定医制度、赤十字病院の増床など、市内の病院はわずかに上向きになりつつあるという見方もあるといえましょう。しかしながら、なかなか楽観視はできません。現に運営開始したばかりのドクターヘリの基幹病院である豊岡病院の異変は心配するところであります。また、柏原病院にも大きな変化があるように聞いております。これ以上の具体的な施策は難しいと考えますが、先ほどもお聞きになったところがあるかもしれませんけども、丹波市の地域医療の将来像について市長の思いをお聞かせ願いたいと思います。  最後に、市長の重点施策である市内の経済活性化についてお伺いします。  市長は、施政方針で「市民一人ひとりが活き活きと元気に活動ができ、安心して暮らせる環境、そして充実した日々を送るその根底には、安定した収入があることだと私は思います」と言われております。そして、その施策として、プレミアム商品券、工業団地などにおけるボーリングによる水の調査、また数々の緊急雇用対策事業を提案されています。そこで、加えていつも私は言っておりますように、市内の仕事は丹波市民に任せようということを再度御提案いたします。市内の雇用を守るために市の事業を市内業者に発注するのは当然としても、昨年から制定されました同一入札業者への下請禁止措置が市外流出を助長しております。競争性、公平性を考えて制定されたのですが、副市長も過日の総務常任委員会において、私の「競争が阻害された入札があるのか」という質問に答えて、「現在の入札状況は十分に競争性は担保されております」と断言されました。ならば、市内の雇用を確保するために再考すべきと考えますが見解を伺います。  また、合併前の6町の建設費は120億円ぐらいであったと思っています。ちょっと乱暴な計算ですけども。今年度は40億円から50億円ぐらいになるように思っております。それも市外事業者発注の分もたくさん含んでのことです。景気雇用対策として、繰り上げ償還分、13億円ぐらいだったと思うんですが、全部ではなくてもカンフル剤として投入されてはどうか。乱暴な提案ですが、そんなことは全然考えられないのかお伺いいたします。  以上3点、よろしくお願いいたします。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) ただいまの自由クラブの林議員の御質問にお答えをいたします。  まず、クリーンセンターの安全・安心の担保についての御質問でございますが、安全・安心の担保につきましては、最終的には双方の合意事項に基づき、契約により担保されるところであり、順調に契約ができれば当然の結果として、安全・安心は確保されるという考え方であります。関連では、昨年12月議会において議員より引き返す勇気についての御質問があり、2月19日の入札公告以降においては、引き返す勇気を出すべき時期というものはなかったと受けとめております。としながらも、あえて考えられるケースは、明瞭化作業の最終確認として予定していた8月2日の応募企業とのヒアリングにおいて、あくまでも審議過程の話ではありますが、最終的に安全・安心が担保できると判断でき、できなかった場合は今回の入札は辞退がなかったとしても、業者選定委員会あるいは入札委員会において落札者の選定に至らずに終わっていたという可能性はあると考えていますと述べさせていただいております。結果として、要求水準書に満たない技術提案であれば、本事業の契約には至っていなかったとも考えられますが、審議過程の話であり、実際には8月2日にその最終確認作業の実施には至っておりません。ただし、今後の事業の実施に当たってもお約束している安全・安心については十分に配慮をし、確認するとともに、最終的には契約をもって確実に担保していくという考え方に変わりはございません。  次に、2点目の今回どのような大きな間違いをしたと考えているのか、またその間違いを繰り返さない工夫について御質問いただきましたが、大きな間違いとは、前回の事業者募集が落札者の決定に至らなかったことであります。また、その結果、処理方式を変更しなければならなくなったこと、このことにより、市民の皆様、特に地元の野上野の自治会の皆様に多大な御心配と御迷惑をおかけすることになったことを心よりおわびを申し上げたものでございます。  再度の事業者募集に当たっては、安全・安心の施設を確実に整備できるよう進めるため、前回の事業者募集において得た貴重な経験を生かしながら進めていきたいと考えております。  次に、3点目の発注方法の考えと30年間の安全・安心についての御質問にお答えさせていただきます。  発注方法の考え方につきましては、炭化施設では炭化炉の運転並びに発生した炭化物の資源活用の特殊性により、その運営自体を事業者の業務とする公設民営の考え方により、炭化施設の建設と15年間の運営、そしてリサイクル施設建設を一括発注することとしておりました。今後、処理方式の変更により、ストーカ式焼却処理方式とする場合は、その運転管理については職員でも可能で、公設公営を基本と考えられますが、運転時間が24時間運転であることから、実際の運用に当たっては、運転業務を民間に委託することも考えられます。建設と運営の分離、また一括発注について他市の事例等も参考に事業者募集までに決定をさせていただきます。  焼却処理施設とリサイクル施設の一括発注につきましての考え方でございますが、建設期間、施設用地の有効活用、建設経費の観点から、合棟とする技術提案も考えられることから、一括発注という考え方が大きく変わるものではないと考えておるところであります。ただし、地元企業への参加の機会につきましては、前回同様、事業者募集事務において十分に配慮したいと考えております。  15年でなく、30年間の安全・安心という点につきましては、前回15年を1期とする考え方により、事業者募集を行ったことから15年という数値が目にとまったと思いますが、当然、市は30年間の安心・安全について責任を持って取り組まねばなりません。  次に、4点目の排ガス基準値の考え方についてでございます。  排ガス基準値につきましては、最終目標の法令基準値を超えないということを確実に守るために、保証値と自主基準値、あるいは期待値の二段階の考え方をお示しをしております。その性質は、保証値が市が指定する値であることに対し、自主基準値あるいは期待値は、メーカーが提案する値になります。これは、市は最終目標の法令基準値を超えては困りますので、保証値を守っていただければよいことになりますが、プラントの建設を受け持つ企業はこの保証値を超えると大きな保証をしなければならず、損害をこうむることになるために自主基準値、あるいは期待値を設定しますが、その数値設定の考え方はあくまでもその企業の考え方になり、一定水準以下であればよいというものです。したがって、98条委員会での要求水準値すなわち保証値を超えない値であれば採用することは地元自治会での説明し矛盾するものではありません。  続きまして、地域医療につきましてはお答えを申し上げます。  4月以降の医療提供体制につきましては、県立柏原病院及び柏原赤十字病院ともに機能向上に向けて努力を重ねられているところでありまして、22年度当初と比較してそれぞれ若干の拡充が図られるとの見込みを聞いております。  常勤医師数や患者数の動向を見ますと、まだ43名体制のころの状況には及ばないものの、着実に上向きの傾向にあるといえます。しかしながら、全国の状況は依然として医師不足が緩和されておらず、一人の医師の退職を契機として一診療科だけでなく、病院全体の運営にまで影響が出ている例が最近でも数多く見られます。これは丹波市でも例外でなく、一つ間違えば回復基調から一気に厳しい状況になる得るものと気を引き締めているところであります。丹波市の将来的な地域医療のあり方については、まず県立柏原病院及び柏原赤十字病院の連携と役割分担を十分に調整する必要があることは従来から指摘されているところでございます。さらに、丹波市としましてもこの両病院の連携と役割分担に対してどうかかわっていくのかを検討していく必要があることから、今後のあり方について県や日赤等の関係者と協議を進めていきたいと考えております。  次に、市内の経済活性化についてでございますが、市においては入札・契約制度について毎年改正等を行い、透明性や公正性、競争性の確保の向上に努めております。また、市内事業者の受注機会の拡大の観点での制度改正もあわせて行っております。同一入札参加者への下請発注の禁止措置につきましては、建設工事において入札の競争性や透明性の観点から、昨年7月より実施をいたしております。議員御指摘の下請が市外に流出している件につきましては承知しておりませんが、この措置の運用基準の中で市内にその入札参加業者以外に業者がない場合には、例外としてその業者を下請として認める措置も明記しており、その制度が下請の市外流出の直接の原因にならないと考えております。この件につきましては、制度改正から8カ月を経過し、丹波市建設産業関連団体協議会から見直し要望を受けていることもあり、今後、運用上の課題を整理をし、検討していきたいと考えております。  次に、景気雇用対策として繰上償還分をカンフル剤として投入してはどうかとの、御質問について回答を申し上げます。  まず、合併前に6町の普通建設事業費は120億円であったとの内容ですが、確かに平成7年以降は地総債の発行や数度の経済対策、各町の大規模施設整備等により、水道や下水道の特別会計を除く平均でも約100億円規模の普通建設事業を執行していたことは、収支見通しの中でも説明をいたしておるとおりでございます。しかし、当時は国の補助金や補正予算債等の財政措置も相当額計上されていたものであり、現在の国の財政状況や予算措置の状況から判断しますと、現在の普通建設事業費の予算規模は丹波市としましては適正な範囲と考えております。公債費の繰上償還につきましては、平成27年度以降、普通交付税の減収が見込まれる中、将来の義務的経費の負担を軽減するとともに、一方では普通建設事業費等の一定規模の維持、平準化につながる面があると考えております。一時的な追加措置よりも将来の普通建設事業費等の維持、確保も重要と考えておりますので、御理解のほどお願いを申し上げて答弁といたします。 ○議長(足立正典君) 2番、林時彦君。 ○2番(林時彦君) では、忘れられないように、地域医療からいきます。  市の自治会で医療講座を研修医とともにずっとほとんどの市内を2回通り、3回通りぐらい回っていただきました。柏原病院の大西院長でございますけども、もうかなり登場されて時間もたつので御存じやと思いますけども、転任されるということはお聞きでしょうか。 ○議長(足立正典君) 健康部長。
    ○健康部長(目賀多茂君) ことしで2年ということをお聞きしておりまして、おかわりになるかどうかにつきましては具体的に聞いておりません。  以上です。 ○議長(足立正典君) 2番、林時彦君。 ○2番(林時彦君) 現在の柏原病院は、人数はふえたということで喜んでおるんですけども、もちろん市の施策も十分な働きはしておるとは思います。また、先ほど奥村議員が言われたような守る会とかの働きもあって、みんなでそこまでいったと思います。しかし、最近、ここ1年、2年本当にこう見て、柏原病院、例えば前期研修医さんが今二人おられるんですけど、男の人と女の人と、その研修医さんは二人とも大西院長が自分でスカウトに行って、連れてこられた人なんです。何か、女性の方は神戸大学のバドミントン部の後輩やといって引っ張ってきたというようなことも聞いております。そんな中で、今度の4月からも柏原病院のプログラムが今までの二人から三人にふえまして、三人ともマッチングしまして、今現在は三人の研修医が申し込みをいただいているそうでございます。この3月末の医師免許の発表がありまして、三人ともめでたく合格されれば、4月からまた三人の前期研修医が柏原病院に来られるというふうに聞いております。その新しい研修医さんが来られるような病院になることが、ほかの医者も来るというそういうよい循環になりますので、この大西先生は本当に各自治会も夜遅く回っていただいたり、本当に一生懸命やっていただいてありがたい人だったと思います。もちろん今度かわって来られる方も大変期待するんですけども、こういう先生がかわられるということでまた後退しないように、先ほど市長も言われましたように、気を抜くとまたすぐに落ちるんやということの中で、今、市にできることは精いっぱいやっているというのは私もよくわかってますので、きのうも足立修議員からもありましたけども30年の建てかえですね。県の建てかえという一つの大きな目標に向かって受け入れ準備ができるように、きのうも言われましたけども、場所とかそんなこといろいろあると思いますけど、そこまで一度にいかなくてもそういう市としてできること、また市民の意思統一などに啓発をしてよい格好で受けられるというようなことが大事やと思うんですけども、その辺の考えについてお伺いします。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) 今、林議員のほうから再質問を受けましたが、仰せのとおり、まさに大西院長先生のこの2年間の御活躍というのは本当に大きなものがあって、まさに理想的な研修医の病院に仕立て上げれつつあるという状況だろうと思います。そういった点では非常に貴重な院長先生だったなというふうに思いますが、私どもも実はもっと前でしたけれども、何とか院長先生にもう少しおってほしいということを県また神戸大学のほうに申し上げてきた経過はございます。そういったことで、今後、今御指摘のとおり、柏原病院の今後のあり方として私も最大限努力をし、また情報を早くキャッチして、市でできる支援はやっていかなきゃいけないと思っております。先ほどお答えした内容と重複しますけれども、今後とも日赤との両方の連携、役割分担等々についての今後のあり方についてのお話、あるいは30年に向かって28年から建築の設計にかかられるというふうな話も聞いておりますので、そういった具体的なことについて先に先にこちらが意見を申したり、また市民の皆さんにもそういうことをお伝えしていくという中で、本当に地元の病院として十分な機能が果たせるような病院をねらって頑張っていきたいと思います。 ○議長(足立正典君) 2番、林時彦君。 ○2番(林時彦君) それぐらいしか、もう今はしょうがないんやないかなと私自身も思っておりますけども、先ほど申しましたように、市民の一緒になってよい体制づくりにできることを市でまたやっていただきたいと思います。  あと、経済政策のほうもなかなか難しいことで、これもああしろ、こうしろも言えないんですけども、市でできて効果があることを、きのうもいろいろこれは本当に効果があるのかという話も出ております中で、今本当に困っておる人が大勢おられますのでやってほしいんですけども、先ほど何か組合のほうからも出ているということをお聞きしましたので、そこら辺でやっぱり要望あったんやなということで思いますので、ぜひ先ほどの答弁どおりまた考えていっていただきたいと思います。  次行きます。  先ほど、環境部長、丹波市はストーカを地元に提案してきたと、野上野に説明していると、ストーカでやりたい旨を知らせている、理解を得ていく段階ですというふうにお答えになったんですけども、私の質問ではなくて、先ほどの議員の答弁ですけども、私も同じこと聞いておりますので、それを先聞いておきますけども、この間の野上野の説明会の中では、ストーカでやっていきたいということは言われましたけども、「もうストーカと決めたのか」という市民からの説明に対して、市長は「いや、決めてません」と、「ストーカを中心に考えていっておるんです」という中で、炭化方式は皆さんに御説明したので、今度ストーカを説明しに来たんですというふうにはっきり言われましたけども、先ほど部長はもうストーカで提案してきた。野上野には説明してきた。ストーカでやりたい旨を知らせているというふうに言われましたけども、ちょっとその辺が違うんじゃないかと思いますけど。それどうでしょう。 ○議長(足立正典君) 環境部長。 ○環境部長(足立保男君) 表現の仕方は、やっぱり違いかもしれませんけれども、市長と考え方は一緒でございまして、あくまでも今は提案をさせていただいて、ストーカについて地元に行って御理解をしていただいている段階というふうに御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(足立正典君) 2番、林時彦君。 ○2番(林時彦君) この前のときもそうやったんですけども、この場で言葉を遊ぶっておかしいんですけども、言葉のやりとりの中で「いやいや、そういう意味じゃないんです」というやり方でやりますと、本当に今ネットで流れますね、この議会の議事録が。そしたら、あなたらこれおかしいやんというのをいっぱい聞くんです。地元からもね。それで、はっきり言って、副市長はいつも私とこう言ってる中で、「いやいや、そんなこと言ってない」ということで、長い説明をされて、その中でいろいろ要旨が変わった中で「最終的にこうです」という話をされるんですけど、やはり市民の方がこの議事録を見られますので、今そしたら特に野上野の人は一生懸命見ておられます。そういう中で私自身がいつもここで言っておりますように、「こんなんあかんやん」っていうのを言われるんです。何でこれがセーフになるのかという話をされるんです。だから、私も言葉を選んで、そんなに変なことにならないという誠意は自分でしておるつもりなんですけど、ところがそこで聞いたことと答えてもらうことがかみ合わなくて、それで何でこんなことになるのかという話になるんです。私は、きょうはまたこの前と同じことをやるつもりはございませんし、もう時間もそんなに使うつもりもありませんけど、ただ、申し上げたいのは、本当に私の気持ちとしてこの前日曜日に地元で当局を抜いた中で、市民同士の話があったわけですけど、やはり安全・安心なものをつくってほしいというだけなんです。だから、本当に炭化がよいとか、ストーカがよいという言葉も言われますよ。言われますし、いやいや私お宮さんとこいやや、やっぱりどっか出ていってほしいという女性も大勢おられます。それはいろんな声が出ますけども、一番最終的には安全・安心なものをつくってくれ。先ほど言いましたように30年なんやと。孫、子に変な施設を残したっていったら、うちら、もうおじい、おばあ、あほかと言われる。ごめん、そんな言葉使ったらいかんけど、実際はそう言われたんです。そういうことを言われないようにしたいと。それには、自分たちが今一生懸命市役所と話をした中で、本当にいい物をつくっていただきたいと、もうそれだけなんやというのが最終的な結論なんです。それで、私はそのために安全・安心のことをいつも言ってるんです。この民間事業者選定委員会で前回やって、この議事録のことでいろいろ言いましたけども、市長まだそこまでいってないけど副市長も部長も、「いや、これでいいんです、これでいいんんです」と言われるんですよ。大丈夫なんやと、これでセーフなんやと言われるんですよ。でも、だれがどう読んでも、本当にふつうに読んだ人は、これでほんとに大丈夫かと、だれも言われるんです。副市長も部長もそうやって僕が言ったら、いつもこう首を振られるんですけどね。これが市はいいものつくってもらっていると、この議事録を読んで納得できる市民はおりますか。本当にいないと思うんですよ。半分ほどは、大分、先生がこれはいいことだと、ここがいいというようなことを書いておられませんでしょう。ほとんどだめだと書いてあるでしょう。それを言葉の取り方とか、いやいや、まだ今は明瞭化作業をしておったんやとか、きょう初めて、初めてですわ、明瞭化作業の中で8月2日のヒアリングの中でもしもいい答えがなかったから引き返したかもしれないという市長の言葉に、これ初めてです、今までの中で。今まではとにかく、いや、何にもなかったんです、ずっと大丈夫です、ちゃんとしとったんですという話しかなかったんです。きょう初めて、いや、ヒアリングがもしあかなんだらということは、やっぱり結局、はっきり言えない立場があるかもしれませんけども、やっぱりこれはちょっと危ないと。最後のヒアリングにかけていたということですね。きょうね。それで、今現在ではペケやったということですわね。だから、最後のヒアリングでちゃんと確認をして自分の気持ちもちゃんとおさめたかったと思うんですよ。私も副市長と、こう目の前でなりました。前は遠かったですけど、目の前になりましたからね、それこそ面と向かってですよ、副市長ね。前回言われた面と向かっての話の中で、副市長自身も、今この大きな事業をされる中で、いや、自分の立場として、これだけのことはしてシュッと逃げたらいいかもしれませんけども、やっぱり丹波市に30年間使う施設をつくる、その入札行為の最高執行者として、やはり本当に良心に痛みを感じないような仕事をしていただきたいんです。やっぱり私はもうふつうだったら、ああ、ちょっとあれちょっとなとこう思ってもらって当たり前ぐらいのことやと思うんです。副市長の中で心の葛藤があったと私は信じたいですけどね。そういう中で、今一番本当に何度でも言いますけども、とにかく安全・安心なものをつくるのにどうしたらいいかと。言葉で、やりとりじゃないんです、本当につくるのにはどうしたらいいか、そこら辺を本当に気持ちでちょっと答えてほしいもんです。先ほど契約言われました。前回、私は、いやいや、面と向かってよりも契約書やといいましたけど、今回は逆に言わせてもらいます。契約で担保すると社長は言われましたけども、本当に私はこれで絶対大丈夫やと思ってやっておったんやと。もちろんそうじゃないとだめなんですけども。いや、今度はもっとちゃんとするんやと。前はほんとはちょっと危なかったというてもいいじゃないですか。そしたらそのほうが区民はやっぱり納得しますよ。これで大丈夫やって、今度もちゃんともやりますでは納得しませんよ。 ○議長(足立正典君) 環境部長。 ○環境部長(足立保男君) まず、私の言い方というんですか、答弁の仕方で御理解、市長と私と同じようなことの思いで私は言っているんですけども、やはり受けるほうとしてまた違うようにとられたことについては、私のほうがまずかったかなというふうに反省をしております。  まず、それから議員おっしゃるように市としましても野上野にブロック別の説明会3回行かせていただく中で、まず一番向こうの方がよかったと言われたのは、市長がいろいろあったけど、いいものができたと、よかったと、そういうものにしたいんやと、3会場でも同じように言われまして、そのことについて皆さん、ああ、わかったと、ああいうような御意見多かったです。その意味は、やはり安全・安心なものをつくってほしいという思いは伝わってきましたし、市としましてもそういう先ほど議員が熱く申されましたように、気持ちとしては同じ思いでございますので、そういうことで今後取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(足立正典君) 2番、林時彦君。 ○2番(林時彦君) 私も重箱の隅をつつくようにして、こう言ったやないか、ああ言ったやないかって、その一言一言を取り上げて物申すように思われとるかもしれませんけど、そうやないんです。あの議事録を読みますと、本当に心が伝わってこないんです。何とか隠ぺいしてやろうと、隠ぺい体質は大きな事件になるようなことは本当に日常茶飯事でありますし、今回のこともそんなに大きな声では言えないですけども、そういう中で本当に副市長、私何か聞きますと、もう何とか押さえ込もうという感じで、言葉で押さえ込もうという感じで、あっちからこっちからこうなるんですよ。そうやなくて、私は何もここで言って、私の意見を通すとかそういうのんじゃないですよ。本当に安全なものをつくるにはちょっとこれでは納得できませんよと、12月に言いましたけども、本当にすぐそこにできる人にしてみれば、もうとてもやないけども、これでは納得できないよという言葉ははっきり出ているんです。今度6月か9月からは、この議会の様子もネット配信されます。そういう中で、今と同じような言い方されたら、やっぱりそれはだれも納得できないと思いますよ。それは、副市長がまた今度上手に言われて、それは市民に納得するぐらい言うわというてかもしれませんけど、だけど、今ここでやっているやりとりを聞いて、ああ、それはそうやなというふうに素直に聞けるような、相手の話も聞いた中でやっていかないと、なかなかそれは市民には伝わらないと思うんです。そういう副市長の、今気持ち聞きます。 ○議長(足立正典君) 副市長。 ○副市長(永井隆夫君) 私の名前がかなり出ておりますが、市といたしまして、あるいは個人的にもやっぱりこれだけの大きな事業をやっていく、当然、市の責任、そしてまた個人的な副市長としての責任、これは十分自覚している中で対応させていただきたいというふうに思います。  その中で、議員御指摘のように、今後、議会の基本条例等もつくられる、そしてまた議会の議場の様子がネット配信される、その中で奥村議員も言われたように、議員さんと行政とやっぱり対等の立場でいろんな議論をこれから真摯に、もっと真摯に交わしていく、これが基本というふうに思ってます。それは、私だけではなく皆さんも、やっぱりこの丹波市をよくしたいという、そういう中で議論を交わしていくというふうに思ってますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(足立正典君) 2番、林時彦君。 ○2番(林時彦君) そういう気持ちでこれからもやっていきたいと思いますし、それで責めるつもりはないという気持ちの中で、時間もまだありますけども、一言だけちょっと聞いておきます。  副市長、やっぱり、私は今回の入札の執行状況の中で副市長自身は良心に痛みを感じられたと私は思っておるんです。また、そうじゃなくてその痛みがない人なら、次のものは任せられないと私は思っておりますけども、そういうとこで副市長の本当の素直な気持ちをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(足立正典君) 副市長。 ○副市長(永井隆夫君) 今回、こういう結果になったということは、本当に残念なことというふうには思ってます。その中でやっぱりこういう入札執行、これは今回こういう結果になりましたが、本当に今までも申しましたように、予期できないといいますか、そういう事態であったというふうには思ってます。ただ、入札自体は皆さんに非常に分厚い入札公告から評価書、または基準書、全部通した中でこういう一定の枠の中でやってきた。それは確かにうまくいかなかったという結果はありますが、行政としてやっぱり手を挙げていただいた企業があった。その中で、うまくいってたらやっぱり兵庫県の中で炭化ということは、一つの大きな実績でもあったというふうには思っています。ただ、執行する中で至らなかったところも多々あった中でのこういう結果になったんじゃないかなという反省もしているわけでございまして、そういうことも踏まえて次期の入札等については十分配慮して、それで的確な判断ができるようにやってまいりたいというのが今の考えでございます。  以上です。 ○議長(足立正典君) 2番、林時彦君。 ○2番(林時彦君) 何か半分ほどは言ってもらったような気もしますし、どこかはっきりわかりませんけども、さっと結論で申しますと、本当に今回と同じような判断で進めてもらったんではペケですよということははっきり申し上げておきます。それについては、しっかり今、野上野区民のほうからは大きく声が出ているのは、こんな後から議事録が出るんじゃなくて、それはずっと監視していきたいという声はたくさん出ておりますけど、それについてはどう思われますか。 ○議長(足立正典君) 副市長。 ○副市長(永井隆夫君) 今回はアドバイザリーということで、業者提案をいろいろ専門家の方入っていただいて、審議してきたわけでございます。今回、1者ということでございますが、例えば2者、3者あったときに、その審議過程の中でどういう形で公表をしていくのか、これは非常に従前も言いましたように企業秘密にもかかわるところ多々ございます。そういう中で、やはりその最終的に決める段階、あるいは決めた段階での公表ということは考えられますが、ある一定の中で順次公表していくことは、なかなか入札の一連の作業の中では難しいんじゃないかなというふうに考えてございます。これも当然また弁護士、あるいは専門家入った意見を聞く中で、手順についても十分やっぱり検討すべきというふうに思いますが、今の段階では議員御指摘のようにいわゆる入札のある個々の段階の中で一定の公表ということは非常に委員会の性格から見ればちょっと難しいんじゃないかなというふうに思ってます。  ただ、契約状況の内容、あるいはそれ以前に従前からも地元の話の中で、説明をさせていただいておりますが、地域と環境についての基本的な市との合意事項、これは入札の前でもある一定の基準の中で締結をしていく、それは絶対に守っていく。先ほど市長、部長が言いましたように、それ以上の水準について、当然うちは業者に求めていきますので、その結果に従って再度地元と確認書、あるいは協定書を結んでいく。その辺については、地域と絶対にその基準については守っていくということが考えられますので、その業者の選定とまた環境基準の確約との地元との協定、これちょっとまたどういうやり方が一番いいのか、これも地元と共有する中で進めてはいきたいと思っています。  以上です。 ○議長(足立正典君) 2番、林時彦君。 ○2番(林時彦君) 一度丹波市は、もう信頼を裏切っておってんですよ。信用をなくされておるんですよ。もう3人とも地元に行かれましたので、その声は生で聞かれておるはずなんです。丹波市なんか信用できへんわと。どうしてくれるのかという声が実際出てましたわね。その信用を取り戻すのに、今の副市長のそういう言い方ではなかなか信用も取り戻せないと思いますよ。この前の2、3日前ですか、新聞にも出てましたけど、この措置請求書、出てますね。やはりこれふつうの市民がこんなことをするというのは、本当に勇気がいるし、できないことだと思うんですよ。それでもやろうというふうな人が出てきよるわけですね。やはり今、これだけこの特別委員会のあの議事録もネットでアップされまして、そういうのを見た人はやっぱりそれはおかしいんじゃないかと。これでセーフなら何でもセーフじゃないかというとこから出てきていると思うんです。それで、そこら辺を本当に行政としては認めづらいとは思いますよ。だけど、前回はちょっと失敗したと言ったって構わないじゃないですか。今度はちゃんとするんやと。その失敗を認めない人が、今度はやります、今度はやりますって言ったって、それはだれも信用できませんよ。もうちょっと、きょうはちょっと終わった話で、だから、細かいとこに入りたくないというように思っておりますけども、今と同じような御答弁だったらまたそれなりに私たちもまたずっと見ていきますけども、この前の野上野の一番素直な意見を言っておきます。とにかくみんなで見守っていきたいと。それで、自治会役員だけじゃなくて、もうちょっと大勢な、それも若い人を入れた、先ほどの諮問委員会もありましたけど、若い年代を入れたグループをつくって、そこで市と話をしていこうというふうな声も上がっております。そういう中で、やっぱり若い人はストレートに物も言われますし、「こんなこと、林さん、うんっていってきたのか」というような話になりますからね。そこら辺は本当に、もうなあなあの話ではできないと思うんですよ。本当に気持ちで、副市長この前言われました、面と向かっての本当の気持ちの話をしていかないと前へ行かないと思いますので、重々申しておきます。  終わります。 ○議長(足立正典君) 市長。 ○市長(辻重五郎君) 今、林議員から最後の御質問を承りましたが、るるお話をいただきましたように、今、野上野で私たちは十分に意思が通じているかどうかという面については、まだまだ努力をしなきゃいけないとは思っております。いろんな意見もあることも承知しておりますし、しかし一方では、早く方向が出て、きちっとその方向に行かなきゃいけないと、そんなことで過去のことについていろいろ反省点をきちっと二度と起こさないようにしなきゃならないということも常に今思っておりますので、今後とも一つ御支援、御理解をよろしくお願いしたいということで答弁とさせていただきます。 ○議長(足立正典君) 以上で、自由クラブ、林時彦君の一般質問は終わりました。  一般質問の途中ではありますが、本日の議事は終了いたします。  お諮りいたします。本会議を3月21日まで休会したいと思いますが、御異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(足立正典君) 御異議なしと認めます。  よって3月21日まで休会といたします。  次回の本会議は3月22日火曜日午前9時30分から開きます。引き続き一般質問を行います。  本日はこれをもって散会といたします。  大変御苦労さまでございました。                 散会 午後4時16分...