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平成21年救急医療に係る調査特別委員会(12月10日)

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  1. 丹波市議会 2009-12-10
    平成21年救急医療に係る調査特別委員会(12月10日)


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    平成21年救急医療に係る調査特別委員会(12月10日)                救急医療に係る調査特別委員会会議録 1.日時   平成21年12月10日(木)午前9時30分~午前11時56分 2.場所   議事堂第2委員会室 3.出席委員   委員長       岸 田   昇    副委員長      山 下 栄 治   委員        足 立 一 光    委員        荻 野 拓 司   委員        奥 村 正 行    委員        木 戸 せつみ   委員        前 川 豊 市    委員        西 本 嘉 宏   委員        広 瀬 憲 一    委員        田 坂 幸 恵   委員        藤 原   悟    委員        林   時 彦   委員        垣 内 廣 明    委員        足 立 正 典   委員        堀   幸 一    委員        高 橋 信 二   委員        小 寺 昌 樹    委員        山 本 忠 利   委員        瀬 川   至    委員        大 木 滝 夫   委員        足 立   修    委員        坂 谷 高 義   委員        太 田 喜一郎    議長        田 口 勝 彦 4.欠席委員
      なし 5.議会職員   事務局長      古 川 正 孝    課長        拝 野   茂   書記        豊 嶋 忠 夫 6.説明のために出席した者の職氏名   なし 7.一般傍聴者   1人 8.審査事項   別紙委員会資料のとおり 9.会議の経過                  開会 午前9時30分 ○委員長(岸田昇君) おはようございます。昨日は一般質問終わりまして、本定例会中の救急医療に係る調査特別委員会を開催させていただきました。それぞれ皆さん、お集まりいただいてありがとうございます。もう、この委員会も数えれば、20数回ぐらい重ねております。その間に、本当に皆さんにはいろいろとご支援、ご協力賜わりましたこと、厚くお礼申し上げたいと思います。また、運営小委員会として会派から代表でお集まりをいただき、いろいろとご助言をいただき、いろいろとご協力いただきました。本当にありがとうございます。また、そして特に小委員会を設けた関係で小委員長の山本議員、また大木議員、ともに本当に、今日はまとめを皆さんのお手元に配布させていただいております。この件につきましてもそれぞれが目を通していただき、また、いろいろとご意見をいただき、調査の結果もいろいろとまとめていただいたりして、ご努力いただきましたことを厚くお礼を申し上げます。また特に事務局におきましても何かとご迷惑をおかけし、こうして今日を迎えることができましたこと、厚くお礼申し上げまして、今日お配りいたしておりますものをまた目を通していただき、それぞれのご意見をちょうだいいたしたいと思います。それを終えたあとは22日の最終日には、本会議におきまして報告をさせていただきたいというような運びになっておりますので、その点も踏まえてご審議賜りますよう、よろしくお願いいたしまして、ごあいさつをさせていただきます。よろしくお願いいたします。  では、引き続きまして、議長がこうして出席いただいておりますので、ごあいさつちょうだいいたしたいと思います。  議長。 ○議長(田口勝彦君) 皆さん、おはようございます。早朝より大変ご苦労さんでございます。救急医療に係る調査特別委員会、今も委員長さんのほうからもありましたように、二十数回重ねていただきまして、今日は一定の報告がまとめられ、本定例会に委員長報告というような形で提出をされるように聞いております。先ほどもありましたように、本当に地域医療、また救急医療に対しての我々丹波市での問題を十分調査、研究をしようということで1年前に設置をいただきまして、そして取り組んでいただきました。本当に一定の成果が出たのでなかろうかと期待もしておりますし、皆さんの本当にお世話になりましたご労苦に感謝を申し上げる次第でございます。本当にどういう方向性を見出せばいいのかというような難しい特別委員会でもありました中を、正副委員長さんが中心にこのように結果をまとめていただいたということ、本当に重ねてお礼を申し上げる次第でございます。この特別委員会の結果に基づきまして、また、それぞれ議員として医療の充実、また地域医療の再生に向けて、ご努力をいただければ幸いかと思います。本日は本当にご苦労さまでございます。ありがとうございました。 ○委員長(岸田昇君) どうもありがとうございました。  では、早速、議事に入らせていただきます。  日程第1「調査報告について」を議題といたします。この報告につきましては、もう既に皆さんのお手元に配布させていただいております。ここの2ページの調査の結果から長文になりますけれども朗読をさせていただき、目を通していただいた中で、その後、ご意見を賜りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、早速、事務局より朗読お願いをいたします。  事務局課長。 ○事務局課長(拝野茂君) それでは、今、委員長の指示をいただきましたので、まとめのほうを説明させていただきます。  まず、今、ご紹介いただきました3、調査の結果としてまとめておりますのが2ページから7ページの後段部分までが調査の結果となっております。そのあと、4のまとめということになっております。この二つのことについて、朗読をさせていただきたいと思います。  3、調査の結果。地域医療救急医療の崩壊は、地域を問わず全国的な課題で、丹波市においても、市民生活を支える医療の確保は喫緊の課題となっており、一昨年1月には地域医療に係る調査特別委員会が設置され、医療機関危機的状況を打開するための公的支援や丹波地域医療提供体制確保のための、具体的推進を求めることなどをまとめとする特別委員会の報告があったところである。今回は、地域医療の中でも医療の原点とも言われる救急医療体制について、丹波市の課題とあるべき方向を調査するため、救急医療に係る調査特別委員会を設置し、調査を行った。調査にあたっては、特別委員会を二つの小委員会に分け、救急病院小委員会においては、救急医療の現状、課題を、救急搬送小委員会においては、救急搬送体制道路整備計画消防本部の広域化等の現状、課題を調査した。なお、本特別委員会の前段の活動として、救急医療の現状と救命救急措置の果たす役割について、北播磨地域を中心に心肺蘇生法の普及に尽力されている西脇市の冨原医師から講義を受け、各委員の共通理解を図ったところである。  ここからが、丹波市の救急医療の現状と課題をまとめております。  1次初期救急医療体制について。一時救急については休日診療所の診察を丹波市医師会に委託して実施している。患者の多くは内科を受診し、子どもが受診する割合が高くなっている。休日診療所での診察を医師会に委託しているため、診療にあたる医師の診察科目がさまざまで診療が困難な場合には、病院での対応が必要になる場合もある。また休日診療所の設備が老朽化しており、設備更新も課題である。平日夜間については柏原赤十字病院で、夜間応急診療室が開設されているが、受診者が少ない状況で行政、医師会、柏原赤十字病院との連携を進めるほか、地域へのピーアールも今後の課題と思われる。現在、柏原赤十字病院において、新型インフルエンザの感染が拡大傾向にあるため、丹波市医師会により休日の一時救急医療体制をとっていただいている。休日診療所、平日夜間応急診療室とともに診療時間が定められており、特に時間外については、かかりつけ医を持たない市民への対応も課題である。なお、2次救急並びに3次救急医療機関との連携については、開業医から2次救急医療機関への患者の紹介、2次救急医療機関から開業医への患者の紹介などをしやすくするため、病院や勤務医との交流が深められており、病診連携の取り組みとして、今後も相互関係が発展することを期待したい。  2次救急医療体制について。丹波市内の2次救急医療を支える医療機関として、兵庫県立柏原病院柏原赤十字病院医療法人敬愛会大塚病院の3病院が救急告示病院に指定されている。それぞれの医療機関の現状を把握するため、代表者と懇談した。  1番に医療法人敬愛会大塚病院一般救急輪番として年間を通じ、夜間休日を問わず、救急を受け入れ、大塚病院で処置可能なものは処置しているが、他の病院へ転送しているケースもある。また転送の際には医師が救急車に同乗するため、診療業務への影響も懸念されている。今日の医療崩壊の一因として、一人の医師が常勤と当直を兼ねてきたことが結果であるとの考えから、常勤医と当直医、当直医については大学病院から医師を招請されているとのことであります。は、それぞれ別の医師で分担されている。脳外科等の診療科目を増設させたいという思いはあるが、該当する患者、症例が少ないことが増設へ踏み切れない一因となっており、若い医師の育成につながらないという課題もある。救命救急センターの要望に対し、医療機関としてすべての救急に対処すべきであるが、そのためには医療機関の特化が必要であり、特化のためには40万人から50万人の人口規模が必要であるとの意見が出されました。  2番に柏原赤十字病院でございます。1次救急については開業医、柏原赤十字病院としては2次救急を受け入れている。しかし、現在の救急体制の限界から循環器系疾患三田市民病院脳外科系疾患については西脇市民病院へ転搬送している。8月から土日、10月から毎週木曜日の救急輪番に復帰し、2名の外科医を中心に対応しているが、院長の方針ですべての患者を受け入れることとしている。また訪問看護、在宅医療を中心とした高齢者医療や脳卒中、高血圧、がんなど生活習慣病防止のための検診センターも開設するなど、地域の実情に合わせた医療活動が行われている。病院の施設の一部を内視鏡センターに改築し、企業と共同開発した内視鏡を来年には学会で発表し、患者の負担を軽減する検査体制も整備されようとしている。老朽化した病院施設の改修も必要な状況ではあるが、現在の59の病床を平成22年2月を目途に70床に増床し、入院治療にあたられる計画がある。3次救急については、丹波市から救急車で三田市まで搬送し、ドクターカーに引き継ぎ、当院の医師と救急車も高度医療機関まで同行しているが、ドクターカーに引き継げば帰丹できるシステムづくりが必要である。丹波の地域医療として、柏原赤十字病院県立柏原病院の医療を認め、役割分担と連携をとりながら、よりよい医療が提供できる方法を探ることが課題である。  3番に兵庫県立柏原病院でございます。重症で救急搬送されるケースは増加傾向にある。小児科の2次救急と日勤時間帯の、これは水曜日の夜間も含めます。時間帯の内科救急の受け入れは可能だが、消化器系内科循環器救急には対応できない実態もある。現在も医師の確保は難しく、簡潔型の治療が困難な状況が続いている。そのため三田市民病院西脇市民病院等の圏域外へ搬送せざるを得ない実態にある。丹波地域の特性として、かかりつけ医救急診療を求める特異性があり、市内の開業医、歯科医等に対し、柏原病院への受診を患者に勧めるよう要請している。県立柏原病院への受診者のうち、専門外については医療事故があった場合、医療訴訟に発展することもあり、診療はできない。若い医師は専門性を高めたいという思いがあるが、院長の方針は総合的な診察ができる医師の育成を目指している。市内3病院との役割分担について、県立病院としては消化器系と循環器系、小児科と婦人科についても専門性を高めたいとの考えである。地域医療連携推進プランについては、県立柏原病院の再生のため、柏原病院の若手医師の指導、研修を目的として、神戸大学附属病院から特命教授を迎えている。また附属病院から地域医療研修による初期臨床研修医が確保できていることも再生に向けた取り組みとして、今後も関係維持と柏原病院の医師のステップアップに期待されるところであるが、その効果を生むためにも症例の確保が課題である。予測値ではあるが、平成21年度の入院、外来の患者数は前年度を上回る見通しとなっている。産婦人科の医師も非常勤ながら派遣されているが、今後さらに医師を増員するためには、年間300人程度の出産受け入れがなければ難しい。  4番に兵庫県災害医療センターでございます。災害医療センターへの搬送は、県南部域では3機のヘリコプター、あるいは救急車からドクターカーの中継により搬送されている。また、兵庫県と京都府、鳥取県で運行されるヘリコプターの運行を合わせ、全県域での対応が可能となっている。課題としてはヘリコプターを安全に運行させるための多額の維持管理経費が問題となっている。一方、関西広域連合の中で救急ヘリによる大阪大学付属病院への搬送も可能となり、医療機関の確保と自治体の負担軽減の取り組みとして期待をされる。丹波地域としては、地域の公立・公的病院で3次救急の受け入れができない状況から、急性期の脳疾患、心臓病等の循環器系の疾患への対応が喫緊の課題となっている。地域で救急事案が発生した場合、医療圏域ごとに的確に患者を搬送するためのコントロール拠点となる施設整備が必要である。これは消防本部単位救急医療情報システムというのがございまして、現在、稼働はしているとのことでございます。  5番に兵庫県健康福祉部健康局でございます。兵庫県保健医療計画の中で県立柏原病院は3次救急医療機関として位置づけられている。神戸大学附属病院との連携により、病院機能の回復に向けた取り組みが地域医療連携推進プラン等で実施されている。病院長の考えとしては、これまで従事されていなかった総合診療体制と整え、まず柏原病院で診断する総合診療体制の整備であるが、その医師を養成するための時間が必要である。しかし、10年後には医師不足が改善することは確かである。課題となっている柏原病院の赤字経営は、勤務医の減少に伴い、受診体制を専門外来としたことによる受診者の減少もその一因として考えられる。柏原病院の役割として、医師の育成がある。研修のため着任した医師が丹波地域に愛着感がもてるような地域のバックアップが必要である。地域の課題として、地域医療の全体的な計画を立てる必要があるという意見が出されております。  ここからが丹波市の救急搬送の現状と課題でございます。  救急輪番体制の状況。丹波圏域における救急輪番は、一般救急輪番については平成21年7月までは、兵庫医科大学篠山病院岡本病院県立柏原病院、にしき記念病院大塚病院の5病院で実施されていたが、柏原赤十字病院が土曜日、日曜日については、平成21年8月から復帰し、平日についても平成21年10月から復帰されており、6病院体制での実施となった。また小児救急輪番については、兵庫医科大学篠山病院県立柏原病院で実施されている。しかし、県立柏原病院柏原赤十字病院においては、依然医師不足の状況にあり、救急医療体制の確保のため、医師等医療従事者の継続的な確保に向けた取り組みが必要である。  通報、受け入れ、転送の状況でございます。丹波市消防本部医療機関搬送状況は、1,608人であり、その内訳は管内医療機関887人、55.2%、管外医療機関721人で44.8%となっており、柏原地域、山南地域及び市島地域においては管外搬送管内搬送を上回っている。これは、今年1月から9月の実績でございます。また救急隊の覚知から現場到着までは、平均で8.3分、覚知から病院収容までについては、平均で39.8分となっているが、病院収容まで60分以上要した件数は886件中98件になっており、現場到着までの平均時間は比較的早いが、丹波圏域外への搬送が増えたことにより、遠距離搬送となるため、病院収容まで時間を要していると思われる。これは、今年1月から5月までの実績に基づくものでございます。救急収容先交渉回数の状況については、交渉回数が1回及び2回が全体の90%を占めているが、8回以上の交渉を要した場合が3件あった。転送については合計44回となっている。そのうち9件が丹波圏域への転送となっており、圏域外の転送は35件となっている。これは、昨年中の実績に基づくものでございます。覚知から現場到着までの時間、収容先との交渉回数とも、平均値としては時間を要していないと考えられるが、症例によっては遠方の病院への搬送となる場合もあり、平成21年4月に新システムとなった兵庫県の医療情報システムを有効に活用するなど、収容先病院の早期選定が必要であり、圏域外の病院との連携を図る必要がある。  道路整備計画救急搬送の検証でございます。丹波市の道路整備については、兵庫県の社会基盤整備プログラム、丹波市の道路整備計画により進められている。一刻も早く病院収容を行うため、救急搬送道路整備は密接につながりがあり、救急搬送を考慮した道路整備が必要である。また関係機関による道路整備状況の情報交換を行い、搬送時間の短縮を図る必要がある。  防災ヘリドクターカーの状況。防災ヘリの利用は、平成20年中は5件、平成21年中は8件。これは、6月17日現在の数値でございます。急を要する重篤な症例については、防災ヘリドクターカー及び平成22年4月導入予定の兵庫、京都、鳥取3府県のドクターヘリによる広域搬送体制の確保が必要である。  救急隊員の実態でございます。救急隊の配置状況については、消防署に救急隊が2隊、救急隊兼救助隊が1隊を配置し、救急駐在所については山南駐在所、これは24時間常駐でございます。青垣駐在所、月・水・金の昼間、春日駐在所は火・金・日の昼間、市島駐在所、月・木・土の昼間にそれぞれ救急隊が1隊配置されている。研修、訓練については、平成20年中は救助訓練を年間256回、延べ656時間。救急訓練を年間83回、延べ155時間実施されている。不測の実態に備え、なお、一層の救急救助技術の向上が期待される。また、救急救命士については現在、有資格者24名で、うち23名で救急隊を編成し、運用されています。1名については研修中でございます。救急救命士の目標数38名が確保できるよう、早期の養成が必要である。  消防本部の広域化の課題について。平成24年度末の実現を目指し、兵庫県消防広域化推進計画が策定され、管轄人口30万以上の規模を目安に考えられている。丹波市については、丹波市及び篠山市の2市での広域化では、その規模が小さく、スケールメリットを発揮しにくいため、阪神北地域も含めた広域化も視野にいれながら検討する必要があるとの方向性が示されている。丹波市消防本部においても広域化の課題として、都市部にメリットが大きく、地方のメリットが少ない。消防力及びサービスの低下、消防本部と消防団の連携。これは消防団が広域から除かれているためとなっております。などをあげている。丹波市においても課題を十分把握した上で協議、検討を進められたい。  心肺蘇生法とAEDの普及促進について。丹波市内においては、県市関係施設、学校施設、病院、企業等に144台、これは今年5月22日現在において消防本部が把握している数値でございます。が設置されている。しかし、学校施設等において、建物内に設置されているところがあり、24時間使用が可能となっていないところもある。救急隊が到着するまでの心肺蘇生法の実施、AEDの使用は、救命の第一歩である。そのため、AEDを適切に使用できる訓練を通じて、心肺蘇生法の普及推進を図るとともに、各自治会におけるAEDの設置についても推進を図る必要がある。また設置については、緊急時に使用するのにわかりやすい場所への設置、警察駐在所への設置が行われるよう関係機関へ働きかけが必要である。  ここからがまとめとなっております。  1次救急医療体制初期救急医療については、休日診療所や夜間応急診療室で対応となっているが、ピーアールが十分でないためか、受診者が少ないことが関係者から報告された。また休日の夜間や夜間応急診療室が終了した以降の時間帯の初期救急対応について、市民の不安が払拭できない。受診者が少ない実態もあるが、市の責務として施設の更新や市民への適切な周知とあわせ、診察時間の延長などの検討が必要である。  2次救急体制については、2次救急医療機関として兵庫県立柏原病院柏原赤十字病院医療法人敬愛会大塚病院の3病院で、市内の2次救急医療を担っている。しかし、生命の維持に深く関わる心疾患や脳疾患については、残念ながら、いずれの病院でも医師不足等から対応することが困難な状況であり、三田市民病院西脇市民病院あるいは福知山市民病院の搬送を余儀なくされている。多くの市民が望むことは、3次医療機関ほど高度ではないが、一定の疾病に対し、対応できる2次救急医療機関の整備であると思われる。その対応については、いずれか一つの病院に求めることは現状では困難な状況であるため、それぞれの病院の特性を見出すための病病連携により、救急仕分けができるよう拠点整備を進めることも必要である。丹波地域だけの問題ではないが、課題の多くは医師の不足に起因するものであり、市民が安心して生活できる環境を整備することは当然のことながら、自治体の責務として、関係機関に改善を求めていくことが必要である。別表1といたしまして、最後の11ページに市内病院の常勤医師の推移ということで、柏原病院、それから赤十字病院大塚病院の平成17年以降の診療科目ごとの医師の配置数が把握できる資料を添付いたしております。  次に、3次救急医療体制についてでございます。丹波地域においては、県立柏原病院が3次的機能病院として重篤なケースに対応するよう位置づけられているが、現体制では残念ながら、その機能を果たすことができない状況にある。そのような状況下で、市内において心疾患、脳疾患等3次救急が必要な場合には、三田市、西脇市等市外への医療機関に頼らざるを得ない状況にあることは、3次救急に至らずも2次救急においても同様である。さらに生命が危機的な状況にある場合は、ドクターカーを介した搬送や防災ヘリの運行により、県災害医療センター等高度な医療体制を整えた施設によることは、言うまでもないことである。しかしながら、県立柏原病院には3次的機能病院の役割があり、恒久的に市外や圏域外の医療機関に依存することは、市民が安心して、この地域に生活をする上で好ましいことではなく、時間の猶予がない疾病に一刻も早く診療ができる医療機関としての機能が整備されることを願うものである。  救急搬送体制についてでございます。丹波市の救急搬送の実態は1,608名で、そのうちの約45%が管外の医療機関に搬送されている。また地域によっては管外への搬送が管内搬送を上回っている実態もある。別表2といたしまして、先ほどの別表1の下に救急搬送の状況ということで、平成8年以降、平成20年までの市内病院、あるいは市外病院へ搬送されております患者数の表を添付いたしております。管外搬送遠距離搬送となるため、病院の収容まで60分以上要した事例が98件あることも、深刻な問題として受けとめなければならない。市内の医療機関に依存せざるを得ない疾病に対しては、通報から病院到着までの時間をいかに短縮するかが救急搬送体制に与えられた課題である。  ということで、①に道路整備計画をあげております。市内の各地域を連絡する国道、県道は安全な市民生活には欠かせないものとなっている。国道、県道を軸とする幹線道路の整備と、それに連絡する市道の整備についても計画的に整備を進め、出動、搬送、病院収容までの時間短縮を図る必要がある。  2番にドクターヘリドクターカー。急を要する重篤な症例に対しては、防災ヘリドクターカーでの搬送が必要な場合がある。特に防災ヘリについては、グラウンドを離発着場とすることはヘリコプターの機体の管理面からも適当ではない。今後、豊岡市からのヘリコプター搬送が可能となることも含め、砂じんの飛散がないヘリポートの整備も考慮する必要がある。  救急隊員の実態。救命救急士の育成への課題で、現在の有資格者24名を可能な限り早期に38名体制にするための努力が必要である。  4番に消防本部の広域化。丹波圏域、または阪神北地域を含めた消防本部の広域化が検討されている。スケールメリットを目指すものであるが、都市部と同様のメリットが丹波地域にも見込めない状況で、現在の救急搬送力が低下することのないよう配慮が必要である。  5番に心肺蘇生法とAEDの普及。救急車の到着するまでの間の救急救命処置は患者のその後を大きく左右することは、冨原医師の講演の中で次のように触れられておる。救命率は時間の経過とともに急激に低下し、救命救急処置が1分遅れると救命率は10%低下する。このことからも救命救急処置の大切さが理解できる。丹波地域には重大な心疾患、脳疾患を治療する医療機関が現在のところ存在しないことから、心肺蘇生法とAEDの普及は極めて重要であり、今後、自治会、企業、学校、市民グループ等と協力しながら自助、共助に基づく積極的な活動を展開する必要がある。  最後に、丹波地域の医療確保のため、県立柏原病院を対象に地域医療循環型人材育成プログラムや小児科救急対策としての小児科医療確保緊急対策事業の実施、また柏原赤十字病院への運営助成、並びに病院群輪番体制への支援の取り組みがある。医師の増員など事業効果が見えつつある。今後も事業を継続するとともに、見直しも含め、機会あるごとに事業の効果を確認することが必要である。丹波市内には公立、公的、民間の3病院があり、それぞれ運営方針に基づき、医療従事者として市民のために医療が提供されている。しかしながら、救急医療の現状を見ると、救急搬送体制で約半数近くが市外の医療機関に搬送されている状況である。市民は日常、不安をもちながら生活している実態がある。そのことから、2次救急までは市内の病院で24時間受診可能となる体制の整備を望んでいる。2次救急までは市内の病院で対応するための地域医療体制を整えることは、行政の大きな責務であり、丹波市は兵庫県と連携し、市民が安心して生活できるまちづくりを目指さなければならない。さらに市民には、身近な命の大切さと現下の丹波市の医療体制の実態を理解願い、自治会等にはAEDを活用した心肺蘇生法の習得のほか、医療問題の学習会、市民ボランティアなど、既に市民活動として、地域医療のため活動されている市民団体の積極的な取り組むを今後も期待したい。  以上でございます。 ○委員長(岸田昇君) ただいま事務局より朗読をいただきました。  ここで皆さんにご意見なり、また、お感じになられたこと、それぞれお伺いしたいと思いますので、まず最初は2ページから5ページの丹波市の救急搬送の現状と課題というところまでについて、何かお尋ねなり、また、お感じになられたことございましたら、ご意見をいただきたいと思います。  奥村委員。 ○委員(奥村正行君) 5ページの5番の兵庫県の健康福祉部の健康局のところの文面で、中どころの、「10年後には医師不足が改善することは確かである」という文面入っておるのですけども、これまでの厚労省の発表とか、そういうので医師は充足しているとか、そういうことでずっとだまされ続けてきたわけですけども、この文面はここに健康局で言われたことなのか、うのみにしてよろしいのでしょうか。  それともう1点。4ページの上から4行目の「日赤柏原病院のほうの院長さんの方針で、すべての患者を受け入れることとしている」となっておるのですけども、その上のほうには柏原病院と同じようにほかにも転送せざるを得ないように書いてあるのですけども、その文面の後にこのことが書いてありますので、8月からは日赤病院はすべて受け入れられておるのか。そこら辺、その2点お伺いします。 ○委員長(岸田昇君) これにつきましては、小委員長の山本小委員長さん、それについてもふりますので、中心になってやっていただいたので、どうですか。調査の概要ですので。  山本小委員長。 ○小委員長(山本忠利君) まず4ページのほうから、今、質問二つ受けておるのですけど、最初の質問から答えないといかんかな。順序、逆でもよろしいか。  この4番目の問題につきましては、昼間については月曜日から平日やと思うのですけど、土日以外は、こられる人はできるだけ断らないで受けるというような話をされておりましたということです。  それから、10年後の問題でしたかな。これは、健康局のほうの話が10年後には医師不足が改善できるのではないかというような話をされましたと記憶しております。 ○委員長(岸田昇君) 向こうの調査の中での出た内容として、ここに記載させてもらっているというようにとっていただいたら嬉しいです。  奥村委員。 ○委員(奥村正行君) わかりました。そしたら、まず4ページのほうですけども、今の小委員長さんのお答えですと、文面では「すべて」となってますけども、できるだけ受けておるということやったということなので、この「すべて」というのは、どうなのかと思うのと。  5ページのほうの、10年後には今も聞きましたら、確かということは言われてないようなので、「確か」という言葉が入るのはどうかと思いますけども、どうでしょうか。 ○委員長(岸田昇君) 記録をとった中で、このようにして写しておるのですけども、言われたことは、このように正直に記載させていただいたというところでご理解いただいて、すべてを受けているんだというお気持ちもありますし、そのような努力をされているような点も多々感じたところもありましたし。こっちの兵庫県のほうの福祉部のほうでは、そのようにして我々が地元からきたので、鋭意努力をしているのだというような意気込みの中で、10年後にはというようなことを言われたというような記憶で、私は思っておるのですけども、その辺の感じたところは、ここには書いてないというようにご理解いただいたらいかがかなと思うのですけども。課長のメモのほうはどうでしたか。  事務局課長。 ○事務局課長(拝野茂君) そのようでした。 ○委員長(岸田昇君) ということで、向こうの意気込みがここにありますので、でも実際どうなのだということは、ここで調査の結果的にはまとめのほうであげてきておりますので、そのような手順でまとめを出したということで、ご理解いただいたらうれししいです。  ほかにございませんか。  山本小委員長。 ○小委員長(山本忠利君) 5ページでしたか。すべてがどうこういう話かな。5ページでしたね。4ページか。これは、こられるすべていうのは全体のではなしに、日赤に問い合わされたものが、一応すべて受け入れて転送するべきは転送せないけないし、そういう意味ですので。誰も全体の急患を全部、日赤が受けておるのではなしに照会があったやつです。日赤に全部かかってき部分は、一応すべてきていただいて、そこで転送するとか、診察して受理をするとこういう意味です。 ○委員長(岸田昇君) 奥村委員。 ○委員(奥村正行君) わかりました。結局、救急隊が問い合わせした分は、そしたら全部受けているということですね。わかりました。 ○委員長(岸田昇君) 高橋委員。 ○委員(高橋信二君) 1点だけ教えてください。4ページの上から17行目ぐらいに3次救急についてはというところで、「ドクターカーに引き継ぎ、当院の医師と救急車も高度医療機関まで同行しているが」、それからなのですけど「ドクターカーに引き継げば帰丹できるシステムづくりが必要である」と。この意味は、どういうことなのでしょうか。教えてもらえますか。 ○委員長(岸田昇君) ここのところは、記録のほうで。  事務局課長。 ○事務局課長(拝野茂君) 通常、ドクターカーでの引き継ぎが三田市で行われておりまして、その三田市までは、丹波市の消防本部の救急車が搬送すると。そこで先方さんの高度医療機関ドクターカーに引き継ぎをして、理想はそこで引き継ぎをして、救急車と同行した医師については、そこから折り返して丹波市へ帰ってこれれば、引き続きこちらでの診療にあたられるのですけども、現状は神戸の高度医療機関までついていくので、こちらの診療に制約があるという、そういう意味でございます。 ○委員長(岸田昇君) ほかにございませんか。  木戸委員。 ○委員(木戸せつみ君) 私は、こちらのほうに入っていたのですが、こうだったかなというのが確認できてないので。5ページの3行目なのですが、産婦人科の医師のことなのですが、「今後、さらに医師を増員するためには年間300人程度の出産受け入れがなければ難しい」というところなのですが、私は年間300人程度を今、受け入れているから、医師が3人が2人になったのは、常勤医師が3人が2人になったのが難しいいう状況だと今とらえていて、そして病院のほう側もほかから派遣を要請されている。だから常勤医師2人プラス、平成21年の何月以降ですか、は常勤医師2人プラス派遣医師が何人か交代にこられているという、産婦人科の。そういうように思っていたのですが、300人を今切れている状況なのだったのですか。 ○委員長(岸田昇君) その辺また。結局、300人程度は受け入れていたからということですね。そういうような言い回しであったというような。 ○委員(木戸せつみ君) ここは詳しくは、そのときは聞けてなかった、この人数。 ○委員長(岸田昇君) 課長、ここらの整理どうでしたか。年間600人言われましたか、昨日も。丹波市内で出産があるのは。その中で300人程度は県立病院出産受け入れがあれば、医師も確保していけるのだというような、そのような言い回しやったからと思って、こういって書いておるのですけども。もう少し、ちょっと待ってください。課長、わかるか。そのくらいのメモに基づいて、ここには入れたのですけども。 ○委員(木戸せつみ君) 300人切れているのですか。 ○委員長(岸田昇君) 山本小委員長。 ○小委員長(山本忠利君) この件について、昨日、皆で運営小委員会でその辺の確認なり、しないといけないということで、課長、健康部に聞いてくれた。全体の出産の皆さんが500人から600人ほどおられると。その中に柏原で出産を受け入れてしていただくのが300人程度はきてもらわないという発言でした。何人が今現在、柏原病院で出産をされよるのか、全体がどれぐらいなのかという確認をもう一度、健康部にしてくれと言っておった。課長、してくれたん。 ○委員長(岸田昇君) ここはあとに回しまして、確認をまたもう一遍とりますので、暫時休憩をしてから、ここまた言わせていただきますので。ほかに先、意見を求めたいと思います。あとでよろしいですか、木戸委員。そこでさせていただきます。  ほかにございませんか。  山本委員。 ○委員(山本忠利君) 私も昨日チェックしておいて、あれなのですけど、言ったつもりでしたのやけど、この5ページの県の災害医療センターの中の7行目から入る一方のところからですけど、「関西広域連合」と書いてますけど、これ「関西医療広域連合の計画の中で」と書いてもらうほうがよかったのやないか。医療が抜けてますよね。それと計画の中で救急ヘリによる大阪大学附属病院の搬送、今、県がそういう計画をやっておりますので、阪大のほうにもという話が出たと。これやなかったかいね。 ○委員長(岸田昇君) では、これも確認とりますし。では、「関西医療広域連合の計画の中で」というような形で文面を合わせられるかどうか、また調べさせていただきます。  ほかにございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(岸田昇君) では、ただちに宿題いただいてますので、暫時休憩をとらせていただきたいと思います。また皆さんには、確認とれ次第、声かけさせていただきますので、しばらく休憩をさせていただきます。                  休憩 午前10時18分                 ───────────
                     再開 午前10時37分 ○委員長(岸田昇君) 再開いたします。  先ほども、まず産婦人科のほうの年間300人というところと、それと関西広域の関係のところですけども、まず山本小委員長のほうから、まず説明いただいて、それから事務局のほうから、また言いますので。  山本小委員長。 ○小委員長(山本忠利君) まず、産婦人科の300人の問題につきましては、健康部で確認させていただいたら、今、掌握がまだできてないそうですれども、現実的に300人はいってないと。柏原病院の今、出産の扱いが。だから、300人ぐらいにならないと、という意味です。それと今、ここに別表で県立病院の産婦人科の医師について、書かれておりますが、これをもう一人増やせるということについては、300人以上の出産の分娩を入っていただくようにしなければあわないので、というような答えでしたので、確実な数については、健康部はまだ。現実に300人はいってないということは確実らしいです。だから、その辺についての何人かという絶対数については、まだ調べて報告していただくことになっています。その点でそういうように理解していただきたいと思います。  それから、もう一度確認をして、書き方の、5ページの中で、私が修正のお願いの中で言いました「関西医療広域連合の計画の中で」というものをより確実にきちっと調べまして、県のほうで関西広域連合という分権改革推進法の中で今、計画の策定をされております。その中で、関西広域救急医療連携計画の中で、ということに入っておりますので、「関西医療広域連合の計画の中で」を「関西広域救急医療連携計画の中で」ということで、はっきりと明記をさせていただいて、「救急ヘリ」と書いておりますが「救急ドクターヘリ」にきちっと書くいうことになっておりますので、そういうように書かせていただきますので、再修正をお願いします。 ○委員長(岸田昇君) ということで、5ページの産婦人科の件につきましては、この文面でいかせていただくというように思っております。  それと関西広域連合というところにつきましては、今、小委員長が説明あったとおりで事務局より、これについての文面を修正しておりますので、そのところについて、またお読みをいただきたいと思います。  荻野委員。 ○委員(荻野拓司君) 先ほどの関西広域云々というところの話なのですけども、こういう話やったかと思うのです。現状では反対から飛んだほうが非常に距離的には早いと。しかし、今は、大阪は大阪の府民の税金で賄っておる部分があると。それで兵庫県とは、また県が違うので、そういう課題があると。将来的に広域の行政になったときには、その辺で改善いうか、一つの自治体になれば、この辺の問題も解決されるであろうけども、現状ではそういう税金なり、その負担の問題があるので、飛ぶことは可能なのだけども、その辺で課題があるというような説明であったので、できたら上のほうにも多額の維持管理経費が問題となっておるということで、兵庫県なり鳥取にまたがる問題のところで触れてありますけども、ただ、そういう課題があるという部分はあったと認識しています。 ○委員長(岸田昇君) そのとおりです。下には、自治体の負担軽減の取り組みとして期待されるということで、その辺で文章をあげておるのですけども。というように文章としては自治体の負担軽減の取り組みとして、いうようなところでご理解いただけないかと思うのですけども。とりあえず文章訂正しましたので、読ませていただきます。  掘委員。 ○委員(堀幸一君) 認識不足かもわからないのやけど、5ページの3行目で300人程度の云々いう県立柏原病院の産婦人科ですけど、現状が300人切っておるということで。それは受け入れが規制しておるのか。これる人が300人切っておるのか。ある程度300人ぐらいで抑えておるのか、そこら辺。 ○委員長(岸田昇君) とりあえず受け入れとして300人以上を出産受入れができるようになれば、ここで医師を増員する、できるということなのですね。                  (発言する者あり) ○委員長(岸田昇君) でも、そういうように言われましたので。そこでいろいろと質問すればよかったのですけども、そこまでは突っ込んではしておりませんので。そこら本当にそうなのです。鶏か卵か。そのように受け取っていただきたい。  事務局課長。 ○事務局課長(拝野茂君) 掘委員さんの質問で、健康部に確認しますと、丹波市内には今現在、出産できるところが県立柏原病院しかございませんということです。その柏原病院で分娩される方が300人切っていると。実際には市内には500人、600人の出産例があるということなのですけども、市内の方でということですね。ところが市内で出産される方、柏原病院しか市内では対応できませんので、それ以外の方については市外の西脇市とか、そういうところで出産されていることですので、その数値については健康部では把握しておりませんので、柏原病院については、情報としては300人を切っているという、そういうことでございます。受入れを制限しているとか、そういうことではないのですけども。  山本小委員長さんのほうから今、補足していただきましたことについて、事務局のほうで文面を修正、このようにさせていただきます。読み上げます。  「一方、関西広域連合の関西広域救急医療連携計画の中で、救急ドクターヘリによる大阪大学附属病院への搬送も」というふうに文章を修正させていただきたいと思います。 ○委員長(岸田昇君) そのように修正させていただくということで、ご了解いただきたいと思います。  ここのところは、ほかございませんか。  では、この点につきまして、よろしいですか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(岸田昇君) では、こういうことでまとめさせていただきます。  次に、5ページの丹波市の救急搬送の現状と課題というところに入らせていただきたいと思います。これは、7ページまででございます。これは大木小委員長にお世話になったところでございますので。  広瀬委員。 ○委員(広瀬憲一君) 5ページの丹波市の救急搬送の現状と課題のところで、現状という意味の中で全体的にあとで出てくるまとめの中で、ちらっとは最後に出ておるのですけども、例えば市と議会がこれまで何を対応してきたのかということが、特別委員会の中では項目をあげてまとめられてないのです。議会も一生懸命やってきた経過がありますし、そういった対応と市が一緒になって取り組んできた地域医療へのそういったことについて、やっぱり特別委員会ではまとめておいたほうがいいと思うのです。今、読みよって、どこか出てないか、出てないか見ていたら、大木小委員長にも聞きよったんですけど、9ページの最後にちょろっと誰がしたか知らないけど、3行ほど書いてあるのです。だから、もう少しはっきりとやっぱり取り組んできたことをまとめ、この中で特別委員会の中でこうしたのだと。議会と市がこういう動きをしてきたのだと。結果としては、こういうことがあったのだということは、一応、やっぱり地域医療の現状として、どこかで出していただきたいと思うのです。そういうことです。例えばこれを当然、公開されると思うのですけど、市やら議会はこんなことばかり言うておるけど何をしたのだとなりますので、やっぱり市も議会もこうやりましたという現状は載せてもいいのやないかと思ったのですけど、よいということならよいですけど。私は、そういうことは書いておいたほうがいいのやないかといって、お尋ねしたいと思います。 ○委員長(岸田昇君) 搬送のほうの小委員長にお願いしたのは、そのところの調査を入れてないのです。今の搬送状況についてというところで、その関係機関なりを調査していただきたいと言いましたので、その辺のところを調査というものをしておりませんので、してないところここに入れるわけにはいきませんので、また新たに調査を加えれば、ここへさせていただくのですけども、手抜かりと言うのですか、お叱りいただくような点とは思うですけども、その辺ところまでは調査をいただかなかったというのが現状なのです。そこで、何かありましたら。  大木小委員長。 ○小委員長(大木滝夫君) 今の広瀬委員さんのお話のことは、搬送の小委員会だけのことではないし、それから救急病院の小委員会のことだけでもないので、調査の結果の冒頭にこれまで取り組んできたことを入れるわけには、いきませんでしょうか。この2ページあたりに。これまでの経過が一番はじめにありますので。そこら辺りに議会として、市として取り組んできたことを入れるのやったら、その辺に入れたらどうかと私は思うのですけど。もし入れるなら。 ○委員長(岸田昇君) 経過だけですけど。経過だけ入れていくという、この小委員会おける前に、要するに特別委員会をつくった趣旨というものの中で変化はさせたのです。というのは、救急医療ということで救急に関することを絞っていこうということで、委員会でも出していただいたので、そういう形で整理をしたということでございますので、一番最後には、先ほど言われましたけど、ちらっと二、三行入れているというのがそういう形で出させていただいておるということで、まとめの中で入れておるのでご理解いただけませんか。やっぱり入れますか。ご理解いただけると思うのですけど、いかがですか。救急医療としてやっておりますので、どうぞそこら辺のご理解。  広瀬委員。 ○委員(広瀬憲一君) しかし、これ全体通して読んだら、市と議会の対応と動きが目に見えないのです。確かにおっしゃるように、なんでこういう調査をしたかと言ったら、やっぱり地域医療をどう守っていくかということで議会が動いて、こういうまとめをつくっていきよるわけですから、やっぱりそれまでに議員が一生懸命積み重ねてきた結果とか、市が受け取ってどうしてくれたというようなことは、今も大木小委員長がおっしゃったように、前段にちょっとこういう経過やったということぐらいは入れておいたらいいかなとは思うのです。別に載せないということになったら載せなくてもいいですけど。しかし、これは貴重な資料として残っていきますので、やっぱり動きがちょっとはどこかで出てきておったほうがいいのやないかというように思いますし。あとのことになりますけど、最後のほうの9ページのところでまた、それはいらってもらってもいいけども、そこら辺は委員長や小委員長に任せたいと思いますけど、取り上げるつもりなければ、委員長や小委員長2名で取り上げる必要なしとおっしゃれば、それまでのことなので、お任せをいたします。 ○委員長(岸田昇君) 任せていただきましたら、実際に調査あまりしてないというところは書きづらいなという思いなのです。そこでどうまとめるかというところも。いかがですか。それをどうしても文章的に入れろと言われるなら、それはもう入れさせていただくことは可能ですけども。  瀬川委員。 ○委員(瀬川至君) 私は、あくまでもこれは調査特別委員会なので、その調査報告書でよいと思っているのですけど。 ○委員長(岸田昇君) 調査をさせていただいたという分野を書かせていただくということで、ご理解いただけるかという思いのところの瀬川委員のところだと思うのですけども。広瀬委員の言われることもよくわかるのですが、その辺のところ、このような形であげさせていただいたら、いかがですか。いけませんか、広瀬委員。  広瀬委員。 ○委員(広瀬憲一君) いやいや。それはもう言うておるけど、そういう全体のいうことですので、それの意見を言うところなので意見を言っただけで、それをするかしないかは、そっちの考え方でやられたらいいので、それ載せなかったら絶対いけないという問題ではないと思います。 ○委員長(岸田昇君) 一応、調査をした項目の中でこうしてまとめておりますので、ご理解いただいて、その辺のとこはまた皆さん、また、いろいろと議員活動の中でもお願いしたいと思います。  それでよろしいか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(岸田昇君) そういうこと結論つけさせていただきたいと思います。  ほかございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(岸田昇君) ないようですので、この搬送につきましては、これで終わらせていただきたいと思います。  引き続きまして、まとめから最後にというところまでのところで何かお気づきの点ございましたら。  林委員。 ○委員(林時彦君) 7ページのまとめに入った3行目ぐらいのところですけども、「休日の夜間や夜間応急診療室が診療した以降の時間帯」のところで、市民の不安ということで、この夜間応急診療室が終了したあと、看護師による電話相談をこの前、予算とってやっておるのですけれども、診療室が終了したあと、電話相談があるということをちょっと書いたほうがいいのと違うかと思うのですけど。 ○委員長(岸田昇君) いかがですか。電話対応ということも今はいただいておるのですけども、それをまとめの中ですので、まとめの中では、ここで市民の不安はまだ払拭できないというところで問題提起というのか、まとめの中であげておるので、そういう実情もわかりますけども、まだまだ払拭できないというところがここでいうまとめの言いたいところなのですけども。これでよろしいですか。  足立委員。 ○委員(足立正典君) これ今ずっと見せていただいております。先ほども委員の中からありましたように、調査特別委員会ですか、そうした中で調査をするだけで終わらずに提言というものも当然、必要になると思うのです。何々である、最後にという部分を見ても、どうである、こうである、だからこうなのだという部分が見えにくいなと思うのですけども、そこら辺の提言いうのは、今後、のちに考えられるのかというところを始めにお聞きしておくのと。  それと9ページのまん中あたり、AEDの普及いう部分です。この部分について、「自治会、企業、学校、市民グループ等と協力しながら、自助、共助に基づく積極的な活動を展開する必要がある」とありますけども、なかなか市民の皆さん方に据え付けて、あとの維持管理もしなさいと、すべてそっちでやってくださいよという部分はなかなか、高価なものでもあり、また維持管理もなかなかであるので、そこに市の関与という公助というのがなぜ抜けておるのかと思うのですけども。それは入れる必要がなかったのか。当然もうそっちでやってくださいというふうに思われておるのかという部分をお聞きするのと。  あと一番最後に、「さらに市民には身近な命の大切さ」という部分が一番最後の分です。「市民団体の積極的な取り組みを今後も期待したい」というふうにありますけども、先ほどの広瀬委員が言われていましたように、調査も何もしておらない部分で、ここに出てきた市民団体が出てきたということになりますと、市民団体がどういうふうな活動をされておるということも中に1行か2行でもあったら、当然そういったものも生かされてくるのではないかと思うのですけども、そこら辺の考え方をお聞きしておきます。 ○委員長(岸田昇君) まず最後のところを分析していただいたら、かなり希望的なものも入っておるように思っております。今、蛍光ペンでいれようと思うのですけども、大きく言えば、市民は日常不安をもちながら生活している実態である。そうでした。そのことから、2次救急まで市内の病院で、これ24時間と書いております。24時間ができてないのです。きちっとしたことができてない。ここに不安があるということを感じたので、24時間をちゃんと体制を整えてくれということをここで訴えております。それで、2次で丹波市は兵庫県と連携してやってくれということで、ここで地域医療体制を整えることは行政の大きな責務であるということで、これがなんぞやということなれば、いろいろと問題考えていただいたらわかると思うのですけども、いろんな面でここが地域医療体制をということにしております。それぞれ皆さん、お感じになっておられるところ、たくさんあると思うのですけども、その辺で問題を提起いたしております。  AEDについても当初から、市民のほうに広く浸透させていかないといけないというようなことから、こういう形でここでAEDもあげております。  市民運動のほうについては、先ほども一つ、二つ例をあげてと言われますけども、本当にたくさんの活動をしていただいておるので、ここにまず、このまとめの中では一つの全然触れてない状況の中で調査しましたので、やはりここへ我々としても、これについては大きく今後も期待したいのだというような思いで書かせていただいたということで、例をあげてはとらえておりませんけども、そういうように理解をいただきたいと思ったようなところです。  足立正典委員。 ○委員(足立正典君) その前のAEDの問題、公助がないという部分と、それと24時間体制の整備を望んでいるというのは、これ市民誰もが望んでいる。当然、我々も望んでますし、このことについては地域医療体制を整えることは行政の大きな責務であると。言われるとおりです。では、そのために県と連携してやってくださいよというので終わるのか。それとも、もう少し一歩踏み込んだ、何か提案、提言というものがないのかというように思うのですけども、そこら辺の考え方だけ確認したかったのです。 ○委員長(岸田昇君) 提言はここにいたしてはおるのですけども、それでご理解いただきたいと思うのですけども。それと自助、共助、協力をしながらということは、しながらは誰かということになってくるので、ここで行政なり市というのを入れたかったのですけども、とりあえず協力しながらという、相手があるということですから、協力は。自助、共助というともに助け合うという、ここはもうおのずと市行政なり、また、それぞれの先々での関係者なり、いうところで理解ができるのやないかという文面にはしておるのですけども。  足立正典委員。 ○委員(足立正典君) 自助、共助、公助というものなら入れる必要があると思うのです、今の委員長の答えから言いますと。当然、行政も関わりをもっていかないといけないという分であれば、公助も入れていただきたいと思います。 ○委員長(岸田昇君) 暫時休憩をさせてください。                  休憩 午前11時01分                 ───────────                  再開 午前11時03分 ○委員長(岸田昇君) 再開いたします。  7ページのところに、そのためにということであるのです。そのために「AEDを適切に使用できる訓練を通じて、心肺蘇生法の普及推進を図るとともに、各自治会におけるAEDの設置についても推進を図る必要がある」ということを言っておるので、また下には警察署とか、駐在所とか入れておるのですけども、そういう形で普及を図る。それを受けての9ページの丹波地域には重大な云々いって書いてますね。心肺蘇生法とAEDの普及を極めて重要でありということで、今後、自治会、企業、学校、市民グループと協力しながら、皆さんたちで頑張ってやっていただきたいということで、自助、共助。公助は入れてない。あえて入れてないというところに、そういう思いもあって、7ページとの連携的にものを見ていただいたら、こういう形でまとめができておるということなのですけども。というような思いでしておりますが、どうですか。  文面拾っていけば、いろいろあるのですけども、これが無難やないかと思うのですけど、一番。  暫時休憩します。                  休憩 午前11時05分                 ───────────                  再開 午前11時06分 ○委員長(岸田昇君) 再開いたします。  昨日のいろいろな調整の中では、自助、共助がここに入ってなかったのですけども。私の好きな言葉やったもので、えらい申し訳なかったですけども。市民グループと協力しながら、積極的な活動を展開する必要があるということにさせていただきます。そこでまとめさせていただきます。お願いいたします。昨日は入っていませんでした。ということで、お許しいただきたい思います。  ほかにございませんか。  広瀬委員。 ○委員(広瀬憲一君) 同じ9ページの一番下の行なのですけど、2次医療関係のところです。「2次医療までは市内の病院で対応するために地域医療体制を整えることは、行政の大きな責務であり、丹波市は兵庫県と県日赤支部を連携し、市民が安心して生活」こういうようにならないと、丹波市と兵庫県いうのは県立病院の話ですね。県でいうたら、まだ日赤支部があるわけです。この三者が連携してもらわなかったら、2次医療は丹波市と兵庫県との県立病院だけの話ではないので、やっぱりここで最後まとめるのなら、やっぱり兵庫県の日赤支部と入れておくべきやというように思うのですけど、1個抜けておるなと思って読んでおったのですけど。  もう一つですが、今回、現状調査をよくされて、よくまとめてこられたなというようには、それは敬意を表しておるのです。ところが大体文章いうのは、誰かが言われたけど、必要である、課題である、要望であるでずっといくわけです、まとめいうのは、調査いうのは。ところがご存じのように、既に県知事は、この9月10日の丹波市の懇談会の中で、県立病院と日赤病院の問題については、5年後に日程をはっきりしますという発言をされておるのです。ということは、あのときに5年ですけど、実際いつからの5年やわからないのやけど、この間としては契約結んでいる4年や思うのです、その話が出てくるのは。ということは、4年先に戸閉めの話がもう出ておるわけです。そこで我々まとめの中で一言もそういう方向には触れなくて、調査やから調査だけ言ってもらって、いや調査した結果、もう4年先はあかんなということも将来わかってきだしたわけです。それには一切触れないと。そしたら、どうするのやということは、やっぱりどこかで市に。例えば、そこら辺のことは市民が心配されている、ずっと心配されている市民は、と入れておるのやから。そしたら、どうするのやということは調査の中で出てきておるはずなのです。暗に隠しておるのです、こちらとしてもそんなこと言えない、書かれない思ってしておるのですが。しかし、最後の中のまとめぐらいの中には、こちらの市の思い、議会の思いぐらいは入れておかないと、これ前にも発言したと思いますけど、例えば県のほうからいわくは12ある県立関係病院で今、今年7億5,000万円ほどの赤字で、去年、累積赤字が20億円になっていない塚口病院も、もうお終いにしよるわね。その段階からいうたら、県立柏原病院は90億円超しておるのです、累積が。去年の赤字が15億5,000万円、今年で20億円出るような話の中やから。そこから見たら、必ず5年後いうのは、はっきりと知事が言ったとおりになると思うのです。だから、それを我々は指くわえてぼっと見ておったら、ほんとうに病院なくなってしまうので。だから、それの2次医療としては、ここに書いてある丹波市は兵庫県と県日赤病院連携して、この文章一言なのですが、もう少し、ここのところでは入れておかなかったら、この調査の我々の思いというのが出てこないのです。だから、やっぱりそういう意味では、もう少し踏み込んだまとめを出しておいて、当然これの発表だけやなしに、市に最後、要望してやと思うのです。いわゆる提言を。そのときにこのままの提言ではなくて、やっぱり市にイニシアティブかリーダーとれと。いうくらいの、このままいったら、県立病院と日赤病院なんかは、こっちが言わなかったら、そのままずるずるといってしまいます。誰かがリードしないと。今の状況で一番困るのは、地域医療では市が困るのやから、市がリードしなかったら、このまま何か4年先に姿消さないかなという感じがしますので、今のうちにそういうことを、構想を我々が練り立てていかなかったら、市かとて自分のほうからよう言いませんので。これまでの支援してきたのでも、議会が一生懸命言ってきたら、市が支援してきたわけですから。そこら辺のまとめの中にそれが入ってこなかったら、誰がリードするのやろなと、これから先。いうことで、今回また将来、一、二年先に特別委員会、医療関係で立ち上げることが可能なら、また、その中でも話できるでしょうけども、もうこれ、例えば我々の議会はあと3年です。だから、そこら辺の中で大体の検討しておかないと、4年後は次期の議員さんのときにはもう、店じまいするときの段階にきますので。それをどう防ぐかというまとめぐらいの、はしりぐらいは出しておいてほしいなと、委員長、思いますけど。 ○委員長(岸田昇君) わかりました。もう少しインパクト強くというように言っておられると思います。2次医療までは市内の病院に対応するために、地域医療体制を整え、地域医療体制、すべて入ってくるのです。そこには、いろんな部分もあるので、そこを感じていただいたらと思ってしておったのですけども、そこらをかみ砕いていけば、もっといろんなもの出てくるのですけども。確かにここは気になったのです。丹波市は兵庫県と連携という、日赤関係どうかなというようなことも感じたのですけど、ここはもう兵庫県の知事が両方ともだからいいかなというような甘い考えしたのですけども、日赤病院も意識しておりましたので、明記しろと言われるなら、これはもう明記したらいいと思います。希望的なところで言いますのも、わりと触れにくいところがたくさんあったもので、まだ先が定かでない。そこで丹波市議会として、どういう方向に一つまとめてもっていくのだというのも、議論としてもうひとつ出てこなかったので、そこでまとめの中に入れられるかどうかというのも随分、こっちは頭をいためた程度が、どうしてもここでいう2次医療までは、市内の病院で対応するための地域医療体制を整えと。その上には24時間受診が可能だということにしなさいということになれば、いろんな指定管理とか、いろんな病院の新しい新設とか、方向性も変わるとかいうことになってくると思うので、この辺で受けとめていただいて、その辺から一般質問でもしてもらえる材料になればというようには思っておったのですけども。もっと具体的に、もう日赤病院は入れます。もう少し入れるように文章つくりましょか。  広瀬委員。 ○委員(広瀬憲一君) 今言いましたように9ページの一番下の段、やっぱり「丹波市は」と書いて、そのあと「兵庫県と」並んできたら、県の日赤支部ですね、ここで並んだら。そこら辺を前段でずっとたくさん言っておるのに、まとめの中でそれがなってないので、それは入れておいたらいいのと違うかなと思うのですが、それも委員長や小委員長がよいということでしたら、それは外されてもいいけど。入れておかれたらいいのやないかというようには、それは思います。あとから言った話で、やっぱりそれでもどこかにそういうような、例えば最後にいう中の5行目くらいに似たようなことが書いてあるのです。今後も事業を継続するとともになんて、そういうようなことで書いてあったり、最後のまとめで入れてあるのですけど、それは考え方によっては、何のことかわからないというたようなもので。もう少しなんかそこら辺で話が1行入らないかなと思ったり、やっぱり提言したときには提言の文章はここからではなくて、新たにつくられるなら、そういう提言文書をまた見本見せてもらったらいいですけど。やっぱり確かに皆さんが調査の中で、議会と市がリードしていかなかったら、ものにならないということは皆、承知の上やったと思うのです。だから、そこら辺の意味はやっぱりどこかに触れておいたら、私は何も悪いことではないし、よいと思うのですけど。  委員長、提言の中からおっしゃっていた、出されるような話を聞いておるので、そういう中には、また、これとは違う文章で書かれるのですか。やっぱり似たもの書かないとだめでしょ。そうしたら、やっぱりちょっと一言強く押せるようなものがないですかね。 ○委員長(岸田昇君) 先ほど言われました医師の増員など、事業効果が見えつつあると、ありますね。今後も事業も継続していただきますよと。しかし、見直すべきところは見直すと。では、見直しは今ある業務、皆さんとも話したですけども、これを見直して、より一層拡大させていくという方法もあるし、また今の事業をどうだという検証の仕方もあるだろうし。いうことで見直しも含めた中で機会あるごとに事業の効果を確認することが必要、これはもちろん県立病院なり、また日赤病院にもさせていただいておるのも市民の税金でもあるので、そういうところでの効果という。今回の医師の研修費のところでも決算では明らかになりましたけども、ああいう効果性もしっかりとする必要があるということで書いておるのですけども、はっきり書けない。何か変化球ばかりで書いておるのですけども。  広瀬委員。 ○委員(広瀬憲一君) そうですけど、皆感じておるのは議会や市が先導しないと、日赤病院は現状維持、今やったら。県立病院は先行き不透明。これはわかっておるわけです。それをほっておいたら、地域医療はもう守られなくて崩れていくとはっきりしておるわけでしょ。だから、調査の中でもそういうことが端々に皆言うておられたので、やっぱりそこら辺の心配な気持ちいうのは、どこかに表れて、それをこういうことにまとめが最後ならなかったら、提言したって、今までした調査はきっちり我々しましたけど、現状の調査こうでしたという報告にしかならないと思うのです。やっぱり提言する以上は、提言文書が入っておかないとあかん、1行でも。それで、できたら例えば、委員長の持論である市民病院とかいうものでも、将来はっきり出してくるという話が出てくると思うのです。出ておったけど、ちらっと言って。だから、そういうのが入ってきよるわね。だから、本来ならどうだという、そこまで現状はっきりさせなくてもいいけど、その思いぐらいは、どこかに、この心配ごとで地域医療も守る、崩れるという方針の中でどうすべきや、構想を打ち立てていくというくらいのことは、どこかにそういう文書で入れたらいいと思うのです。そうやなかったら、提言のあれがなくなってくる。 ○委員長(岸田昇君) わかりました。では、これについて、また、あとで検討させていただきたいと思います。  西本委員。 ○委員(西本嘉宏君) 一番最初のときに2ページに、平成21年10月29日木曜日に救急病院の小委員会で、兵庫県の災害医療センターと日本赤十字社兵庫県支部等を視察されておるのですね、実際。その下には兵庫県のほうの健康福祉部と懇談となっていますけど、視察と懇談とどう違うのかと言いよったけど、話を聞いておられるかどうか知りませんが、だから現実として、そこまで調査に行かれておるわけやから、ここに今、広瀬委員が言われるように、兵庫県、丹波市、もちろん丹波市と兵庫県と日赤兵庫県支部ですか、ここ協力していくというのは当然入れたらいいのではないかと思うので、いいと思います。 ○委員長(岸田昇君) わかりました。その辺のところ、また、つめさせていただいて。  高橋委員。 ○委員(高橋信二君) 関連するわけですけど、やはり将来の病院をどうするのかというようなこと、あまりはっきり言わなくても、例えば今出ておったように、この文書でいうなら、「2次医療までは市内の病院で対応するための地域医療体制を整えることは、行政の大きな責務であり」というところを、「責務である」と、もう言いきってしまっておいて、それから「丹波市は兵庫県、日赤県支部などと連携し、将来にわたる病院体制を確立することによって、市民が安心して生活できるまちづくりを目指さなければならない」といったような表現をすれば、病院の将来も病院のことについて、市は考えていかなければならないと。議会もそれも含めていくいうことにならないかなと思いますけど。 ○委員長(岸田昇君) 9ページの下から2行目からですけども、これ兵庫県と日赤兵庫支部とか、その辺の文を入れまして、連携し、市民が安心して生活できるという、そんなことでくくっておるのですけども、この辺に並べていってさせていただきたいと。今すぐ作業しましょうか。  暫時休憩させてください。                  休憩 午前11時22分                 ───────────                  再開 午前11時49分 ○委員長(岸田昇君) 再開いたします。  指摘を受けたところなどをこうして皆さん、今、お配りしたような形に変えさせていただきましたので、事務局よりその辺のところの説明いただきたいと思います。
     事務局課長。 ○事務局課長(拝野茂君) 今、お手元に配っていただきました両面コピーになっておりますが、9ページの後段、最後の2行のところあたりからご覧いただきたいと思います。9ページのほうの2行、後ろ2行ですね。  そのためにも、2次救急までは市内の病院での対応とするための、地域の救急医療体制を整えることは行政の大きな責務である。10ページいってもらいまして、丹波市は兵庫県と日本赤十字社兵庫県支部と連携し、将来にわたって市民が安心して生活できる救急医療体制を早急に確立しなければならない。さらに市民には、身近な命の大切さと現下の丹波市の医療体制の実態を理解願い、自治会等にはAEDを活用した心肺蘇生法の習得のほか、医療問題の学習会、病院ボランティアなど既に市民活動として地域医療のため活動されている市民団体の積極的な取り組みと、ここも変わっております。行政の支援が今後も必要である。そういうまとめでございます。 ○委員長(岸田昇君) それで申し訳ございません。先ほどの自助、共助、これは消しますので、申し訳ございません。消してなかって申し訳ございません。ということで、一応、このような形にさせていただいたのですけども、いかがなものでしょうか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(岸田昇君) それでまだ、この中には、また、きちっとしたまとめをしますので、何か皆さん、ご相談があれば、明日も特別委員会がございますので、また、このメンバーで医療のほうに切り替えていただくような機会に、また意見があるならば、そこでセットしますので、お願いしたいと思います。  西本委員。 ○委員(西本嘉宏君) これはこれである程度まとまって、最終日に報告をされるのですけど、そのあと、多分議長に報告されるのですけど、その辺の考え方、何かあるのでしょうか。あったら、聞かせてもらっておいたら。 ○委員長(岸田昇君) 申し遅れていますけども、こういう形で22日、議長にこういう形で報告をし、本会議で報告をさせていただきます。そのあと、県のほうには考えてなかったのですけども、市当局のほうにおきましては決議という形、決議ですね。申し入れという形よりも決議かなと。まだ意見書では出せませんので。自治体の中の議会と行政の関係では、意見書いうものは存在しませんので、議会からは決議ということでお渡しするとか、また提言というようなこともございます。そういう形を使わせていただくと。また県のほうも入りましたので、何かで県のほうに意見書としてあげる必要もあるなら、その辺も相談、朝からしていますけども、県のほうは今のところ考えていなかったということで、また、まとめの中でもう一度考えるところがあれば考えます。  西本委員。 ○委員(西本嘉宏君) 広い範囲で今言われたので、どこがどこやわからないのやけど、できれば意見書、決議もそれは当然、我々の権限としてあるのですけど、今回の場合、どうするか、もしよければ運営小委員会かな、もう一遍出す段階でどうするかということは相談してほしいと思うのです。いきなり意見書や決議案があがって、ええっということになるので、ちょっとそれは。少なくても提言、こういう形で出していただいたらと。先ほどあったように、いいと思います、市長のほうへ。議長は市長から、何らかの報告を求めるぐらいの決議で、たいした内容やないかもしれないのやけど、そういう気持ちは議長のほうはあるのかどうか、聞いておきたいと思います。 ○委員長(岸田昇君) 議長。 ○議長(田口勝彦君) 私も、もう委員長とは全然打ち合わせをしていませんので、今の時点では私の思いを特別委員会に報告させていただくということで、ご理解いただきたいのですが。いただきましたら、私のほうとしては、そのまとめを市長のところへ持っていって、特別委員会でこれだけのことをやったのだということで、しっかりこれを目を通してくれと。そして理解をしていただいて、その後、市長として何らかの思いいうのか、決意的なものを議員全員の議員総会の場ででも、一部の感想的な部分も入るかもわかりませんけど、何かはいただきたいと。こういうことでお願いをしたいという思いはもっています。今出ていました意見書とか、そういう部分でどうこうということについては、私は思ってないという部分で。これは、特別委員会で決めていただくことですので、あまり入れませんけども。 ○委員長(岸田昇君) ということで、運営小委員会なり、また開催させていただきます。そして、どのような扱いにするかは、また皆さんとお諮りをさせていただいて、より一層効果のあるようにしておかないといけませんので、そういうところでまた皆さんのお知恵をお借りしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、これでよろしいですか.                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(岸田昇君) では、副委員長より、ほとんど最後になると思います。閉会の言葉をいただきたいと思います。  副委員長。 ○副委員長(山下栄治君) この救急医療に係る調査特別委員会、今、本当に委員長のほうからもありましたように、長い間、皆さん方にいろいろとお世話になって、今までここまでやってまいりました。これで一応のまとめができるのではないかと思いますけども、今、委員長が言われましたように今後のことにつきましては、また相談をさせていただくということで、またありましたら、皆さん方のお話も聞かせていただくというような形で進めてまいりたいと思いますけれども、本当に長い間ご苦労さまでございました。  これをもちまして、今日は閉会とさせていただきます。  ご苦労さまでございました。                  閉会 午前11時56分...