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令和 4年第122回弥生会議( 3月24日)

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  1. 篠山市議会 2022-03-24
    令和 4年第122回弥生会議( 3月24日)


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    令和 4年第122回弥生会議( 3月24日)     第122回丹波篠山市議会3月24日会議(弥生会議(第7日))会議録           令和4年3月24日(木曜日)              午前 9時30分 開議   〇出席議員(15名)      1番  原 田 豊 彦         2番  前 田 えり子      3番  上 田 英 樹         4番  隅 田 雅 春      6番  安 井 博 幸         7番  足 立 義 則      8番  向 井 千 尋         9番  園 田 依 子     10番  大 西 基 雄        11番  栗 山 泰 三     13番  渡 辺 拓 道        15番  河 南 克 典     16番  大 上 和 則        17番  小 畠 政 行     18番  森 本 富 夫 〇欠席議員(0名) 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
      市長         酒 井 隆 明   副市長        堀 井 宏 之   教育長        丹 後 政 俊   代表監査委員     畑   利 清   企画総務部長     竹 見 聖 司   行政経営部長     藤 本 雅 浩   市民生活部長     中 筋 有 香   環境みらい部次長   田 中 正 典   保健福祉部長     横 山   実   保健福祉部長(健康) 山 下 好 子   農都創造部長     倉   剛 史   観光交流部長     赤 松 一 也   まちづくり部長    近 成 和 彦   上下水道部長     清 水 康 之   監査委員・公平委員会・選挙管理委員会    消防長        西 井   満   固定資産評価審査委員会事務局長              西 牧 成 通   教育部長       稲 山   悟   教育部長(生涯教育) 小 林 康 弘   教育次長       酒 井   宏   (教育委員会事務局次長) 〇議会事務局職員出席者   局長         酒 井 一 弘   課長         樋 口 寿 広   主査         太野垣 陽 平 〇議事日程 第7号 令和4年3月24日(木曜日)午前9時30分開議   第 1  会議録署名議員の指名   第 2  諸般の報告   第 3  常任委員会所管事務調査報告        ・総務文教常任委員会        ・民生福祉常任委員会        ・産業建設常任委員会   第 4  議会運営委員会所管事務調査報告   第 5  特別委員会所管事務調査報告        ・議会広報特別委員会   第 6  議案第 2号 丹波篠山市犯罪被害者支援条例の一部を改正する条例   第 7  議案第 3号 丹波篠山市附属機関設置条例の一部を改正する条例   第 8  議案第 5号 丹波篠山市福祉医療費等の助成に関する条例の一部を改正               する条例   第 9  議案第 6号 丹波篠山市国民健康保険税条例等の一部を改正する条例   第10  議案第 7号 丹波篠山市営駐車場条例の一部を改正する条例   第11  議案第 8号 丹波篠山市農業集落排水施設及びコミュニティ・プラント               排水施設条例等の一部を改正する条例   第12  議案第18号 令和4年度丹波篠山市一般会計予算   第13  議案第19号 令和4年度丹波篠山市国民健康保険特別会計予算   第14  議案第20号 令和4年度丹波篠山市後期高齢者医療特別会計予算   第15  議案第21号 令和4年度丹波篠山市介護保険特別会計予算   第16  議案第22号 令和4年度丹波篠山市水道事業会計予算   第17  議案第23号 令和4年度丹波篠山市下水道事業会計予算   第18  議案第25号 丹波篠山市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する               条例   第19  議案第26号 令和3年度丹波篠山市一般会計補正予算(第19号)   第20  議案第27号 令和3年度丹波篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第               6号)   第21  同意第 1号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて   第22  同意第 2号 公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて   第23  同意第 3号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めるこ               とについて   第24  発委第 1号 丹波篠山市議会議員政治倫理条例               午前 9時30分  開議 ○議長(森本富夫君)  皆様、おはようございます。  これから、第122回丹波篠山市議会、3月24日会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。 ◎日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(森本富夫君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、1番、原田豊彦君、2番、前田えり子君、3番、上田英樹君を指名します。 ◎日程第2  諸般の報告 ○議長(森本富夫君)  日程第2.諸般の報告を行います。  本日、市長から提出されます案件は、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。  次に、3月1日、「ロシアのウクライナ侵攻を非難する決議」を議決しましたが、ロシアの侵攻は続き、ウクライナでは多くの子どもたちが傷ついています。これらのウクライナの子どもたちを支援するために、日本ユニセフ協会が行う「ウクライナ緊急募金」へ、議員互助会から10万円を支出しましたので、報告します。  これで、諸般の報告は終わります。 ◎日程第3  常任委員会所管事務調査報告 ○議長(森本富夫君)  日程第3.常任委員会所管事務調査報告を行います。  常任委員会で休会中に行われました所管事務調査の報告を求めます。  まず、総務文教常任委員長の報告を求めます。  渡辺総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(渡辺拓道君)(登壇)  総務文教常任委員会委員長の渡辺でございます。  当委員会で行った所管事務調査について御報告申し上げます。  まず初めに、篠山再生計画について調査を行いました。篠山再生計画については、昨年度から継続して所管事務調査を行っており、昨年の弥生会議において、篠山再生計画が10年経過したことから、当委員会の意見として、一旦けじめをつけること、また10年間、多大な御協力をいただいた市民の労をねぎらうことをもって、またさらに新たな一歩を踏み出していただくよう、所管事務調査報告を行いました。それ以降、担当部署ではどのような検討が行われ、どのような方向性になるのか、その進捗状況等の確認を行いました。  担当課からは、現在の篠山再生計画の区切りに当たって、①計画策定の経緯や計画の内容、②篠山再生市民会議の答申内容、③篠山再生計画推進委員会の役割や140項目の具体的方策の年度別効果額の推移、④財政収支見通しの推移、⑤篠山再生計画の総括について整理する。また、これまで御協力いただいた市民の労のねぎらいについては、広報紙に掲載するのか、施政方針の中で表明するのか、検討するとの方向性が示されました。  その後、各議員御承知のとおり、令和4年度施政方針において、「平成20年11月に策定した篠山再生計画は、当面10年程度の目標であったことから、一旦区切りをつけることとした。これまで、篠山再生計画の着実な実施を行うことで財政健全化を図りつつ、魅力的なまちづくりにも取り組めたことは、市民の皆様や市議会、企業、その他団体の皆様の御協力や御支援の結果であり、感謝申し上げる。しかしながら、財政に一定の改善はあったものの、令和3年度から令和5年度まで再び収支バランスが崩れる見通しであり、令和4年度に、篠山再生計画と同様に財政運営の指針となる新たな計画を策定し、健全な財政運営が達成できるよう取り組む」と表明されましたので、執行部においては、令和4年度にしっかりと取り組んでいただきますようお願い申し上げます。  また、市立学校関係における、今後の未登記土地の整理に関する取組について調査を行いました。  最後に、保育園施設・設備等に老朽化が見られること、また、令和4年4月から3歳児の完全給食も開始されることから、市内保育園・こども園の現地踏査を予定しておりました。しかしながら、兵庫県にまん延防止等重点措置が発出されたことや学校園での学年閉鎖が見られたことにより、現時点で実施はできておりませんが、コロナの感染状況等にも配慮しながら、何とか今任期中に現地踏査を実施したいと考えておりますので、教育委員会におかれましては、御理解をいただき、御協力いただきますようお願い申し上げます。  以上で、総務文教常任委員会所管事務調査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  次に、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  向井民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(向井千尋君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の向井でございます。  令和3年度に当委員会にて行った所管事務調査について、御報告申し上げます。  令和3年5月に、3つの所管事務調査を行いました。  1つ目に、新型コロナウイルス感染症対策に係る調査です。高齢者へのワクチン接種が始まるに当たり、実施体制などについて当局より説明を受け、丹波地域の感染者の状況、予約方法、接種券などの案内書類やかかりつけ医によるワクチン個別接種の実施体制などについて確認をしました。その後も、随時、補正予算審査の際に接種状況等の確認を行っています。新型コロナウイルスは、次々と変異株が流行するなど状況は変化し続けていますので、今後も引き続き注視が必要です。  2つ目に、地域サポート事業に係る調査を行いました。新たな職員体制やワクワク農村未来プランを踏まえた取組についての説明を受け、市職員が積極的に地域に出て支援を行っていくことについてや、課題解決についてファシリテーターとしての役割に期待したいなどの意見が出され、限られた職員数で支所業務を継続するための応援態勢などについて確認しました。  3つ目に、令和3年度から当委員会の所管となりました環境みらい部農村環境課についての調査を行いました。事業内容や方向性についての説明を受け、電気自動車のための急速充電器の設置状況、まきストーブの利用状況、市内産木材のペレットの生産や使用など、新エネルギー・省エネルギーの取組について、また、地球温暖化対策実行計画の改定や生物多様性の取組について確認しました。  続いて、令和3年10月にはささやま医療センターの運営状況について、令和2年度の経営状況の調査を行いました。当局からの説明の後、経営状況については4,100万円ほどの赤字となり、累積赤字が増えていること、また、今後の支援については、兵庫医科大学との協定書に基づき引き続き行っていくことや、産科休止に伴い、兵庫県立丹波医療センターとの連携状況について問題なく行われていることなどを確認しました。  また、同じく10月に、元南相馬市副市長の田林信哉氏を講師として、「地域自治の原点を求めて」というテーマで研修会を行いました。研修は、「住民の福祉」という地域自治の基本理念を生活満足度(Well-being)、「つながりづくり」というキーワードで捉え、住民の幸せは、世代を超えた交流や子育てを分かち合える人々のつながりがあることで得られるということ。そのためにはアウトカムの指標づくりの必要性、活動をつなぐプラットフォームの視点、様々な機関とのネットワーキングの視点を総合計画に位置づけるといった政策に取り入れることの重要性を論じられました。これらの論点は、本市のまちづくりや福祉課題を解決するための視点として、今後重要であることを確認しました。  令和4年2月には、第3次丹波篠山市男女共同参画プランについての所管事務調査を行いました。当局から説明を受けた後、同プランの策定の経過や新設される男女共同参画センターの運営体制について確認を行い、委員からは、同センターの設置場所、女性の参画のための具体策についてや、現在、社会に参画している女性へのフォローを行っていくこと、また、男女共同参画推進のために、それぞれが自分の身近な問題として具体的な取組を進めていくことが大切であることなどの意見が出されました。  最後に、当委員会の所管事務調査に御協力いただきました関係者の皆様に感謝を申し上げます。また、執行部におかれましては、委員会から出されました意見を十分受け止めていただきまして、取組を進めていただきますよう申し添え、所管事務調査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。  栗山産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(栗山泰三君)(登壇)  産業建設常任委員会委員長の栗山でございます。
     当委員会で行いました所管事務調査について、御報告申し上げます。  令和4月1月13日にスマート農業の取組について、丹波農業改良普及センターの湊普及主査を講師にお招きし、昨年度に引き続き今年度も研修を行いました。  まず初めに、本市の農業情勢ですが、耕作面積及び農業従事者数共に減少傾向にあります。農業従事者のうち、42%が75歳以上の高齢者となっており、県内の平均と比較しても、他地域より7%も高く、高齢化が進展しています。  また、市の特産である水稲・黒大豆の栽培面積は、平成10年と比較するとほぼ横ばいで推移していますが、山の芋は約4分の1に減少しています。山の芋の栽培は、手間と技術がかかること、また高齢化の影響もあり、生産者が減少しているような状況となっています。黒大豆についても、20ないし30アールの規模の生産者が減少傾向にあり、今後、山の芋と同じような傾向になるかもしれないと危惧されています。  さらに、特産物である水稲、黒大豆、山の芋の収量についても、気候変動の影響を大きく受け、近年、減少傾向が見られるとともに、品質の低下も見受けられるようになっています。また、今季の黒大豆は、異常気象の影響を受け、近年に類を見ない凶作となっており、今後の対策が急がれているところです。  このような現状のため、担い手が、今後効率的に栽培管理できる省力・軽労化技術、気候変動に対応できる安定生産技術が必要との観点から、スマート農業の導入について、丹波農業改良普及センターが主体となり、JA、市と連携を取りながら、平成30年度から様々な取組が展開されています。運用手法、費用対効果等も含め検証し、ある程度技術の確立ができた取組については、市内で実際に展開していただいており、今年度については、センサーで土壌の水分を見える化、また、先行モデル地域を選定し、ドローンで農薬等を散布するなどの取組が行われました。各種取組効果の検証、課題の把握を行いながら、次年度に向け、改善策や新たな取組を計画し、より多くの農業者へスマート農業を実践していただける機会をつくろうと計画されています。  また、スマート農業という新しい技術の導入をきっかけに、農作業の省力・軽労化を図るだけではなく、若年層に農業に興味を持ってもらう有効なツールとして利用し、新たな担い手確保策の1つとして期待されるとともに、近年の類を見ない気候変動への対応にもテクノロジーの力を用い、安定生産につなげていくことにも期待が寄せられています。  本市が、「農の都」としてあり続けるため、黒大豆をはじめ、たくさんの市が誇る特産物を未来に継承するためにも、費用対効果を検証しながらになりますが、新しい技術を市内全域の農業者、誰もが使える技術として普及、また効率的な運用を行うための組織体制の構築、農業者、農業者以外の市民への広報活動も広く行い、危機的な状況にある本市の農業をみんなで守っていく取組を強化する必要があると認識し、今後も当委員会でも議論していきたいと考えますので、執行部におかれましても、本市の農業を守るため関係機関との連携を密に取りながら、さらなる御検討、対策をしていただくよう申し添え、所管事務調査の報告といたします。 ○議長(森本富夫君)  これで、常任委員会所管事務調査報告を終わります。 ◎日程第4  議会運営委員会所管事務調査報告 ○議長(森本富夫君)  日程第4.議会運営委員会所管事務調査報告を行います。  議会運営委員長の報告を求めます。  足立議会運営委員長。 ○議会運営委員長(足立義則君)(登壇)  議会運営委員会委員長の足立です。  当委員会で行いました調査の報告とその結果について、御報告申し上げます。  まず、丹波篠山市議会における適正な議員定数と円滑な委員会体制に関する調査・研究についてです。  現在、丹波篠山市議会では、議員辞職により議員定数18名に対して、15名の議員数となっています。常任委員会においても、総務文教・民生福祉・産業建設常任委員会において、それぞれ委員定数6名に対して、1名欠員の5名ずつとなっています。  こうした状況の中、当委員会では、欠員3名の状態で適正な議会活動や委員会活動が可能なのか、あるいは18名の議員定数での議会及び委員会の運営・活動が妥当なのか、丹波篠山市議会における適正な議員定数等を導き出すことを目的に、議会運営委員会に適正な議員定数等を調査するための分科会を設置し、その構成員は、議会運営委員、3常任委員長、会派無所属議員代表者及び議長の10名で調査・研究を行いました。  分科会では、3つの視点を基に調査を進めました。1点目は、現在の潮流として、平成23年度法定上限定数の廃止により、議員定数は条例で定めることとなり、財政健全化の流れの中、各自治体の判断で定数の削減が図られてきた。しかしながら、多様化する民意の市政への反映と集約が期待される中、年齢、男女、職業など、多様な人材の市議会への参画が課題となっている。  2点目として、委員会中心主義について。丹波篠山市議会の議会運営は、議会運営に関する申合せによって、「即決するものを除いて、原則委員会に付託する」と定めており、委員会の審査に重きを置いている。議会の議事機関として最も本質的な役割を担っているのが委員会であり、丹波篠山市の事務事業量から審査に必要な委員会数及び委員数を基に、議員定数を検討する。  3点目は、行財政改革について。平成20年度に策定された篠山再生計画による取組により、令和元年度決算において収支バランスが取れた。令和3年度から3年間は、基金からの補填が必要となるが、その後はおおむねバランスを保った財政運営が可能となる見通しである。議員数を減らすことで財政運営に寄与し、市民福祉の向上につながるのか検討する。といった3つの「議員定数検討の視点」を基に、分科会や西脇市議会での視察研修、さらには、全議員が参加して2回の議員研修会を開催し、専門的知見を活用するなど、議論を重ね、次の結論を導き出しました。  議員定数を考える上で、市議会は、憲法において議事機関として設置することを義務づけられており、憲法や地方自治法等の求める役割を十分に発揮できる体制づくりが最も重要なことであります。丹波篠山市議会の議会運営は、委員会中心主義を取っており、委員会が本質的な議事機関の役割を担っていることから、専門性を発揮し、十分な審査や調査、議論ができる体制を考慮すると3常任委員会体制が望ましく、各常任委員会の人数は、6名が適切であると考えます。  したがって、調査研究内容である「丹波篠山市議会における適正な議員定数と円滑な委員会体制」については、議員定数を18名とし、3常任委員会を置き、常任委員会の定数は6名とすることが妥当との結論に至りました。  分科会では、2常任委員会制や複数委員会への所属など、定数削減の可能性についても検討しましたが、専門性の確保等の観点から3常任委員会が望ましいとの判断となりました。委員数については、現行5人では意見が偏る可能性が指摘され、感染症対策による欠席などにより十分な審議が心配される事例もあり、多様な意見による議論と充実した委員会審査のためには、6名が最低限の委員数と判断をいたしました。  財政的な部分については、過去においては、行財政改革や篠山再生計画など、財政的な観点も含めて定数を削減してきた経緯もありますが、現時点においては、財政収支について一定目途が立っており、定数を削減することよりも多様な市民の声を聴き、二元代表制の一翼を担う住民代表機関として、その機能をきちんと発揮することのほうが大切であるとの判断をいたしました。  また、市議会議員は、市民の代表であるとともに、広範な市域において、それぞれの地域課題や問題点等について、地域住民と行政とをつなぐ大切な役割も求められています。あわせて、多様化する民意を広く市政へ反映させることや市議会議員へ多様な人材が参画できるよう、現在の議員定数を維持し、市民に開かれた身近で信頼された議会、市民の負託に応えられる議会の実現を目指すべきと判断をいたしましたので、御報告申し上げます。  次に、議員政治倫理条例についてです。  令和3年第122回9月30日会議において、「請願第1号 丹波篠山市議会政治倫理条例の制定等を求める請願」が採択されたことを受け、当委員会では、議員政治倫理条例の制定に向け、協議を重ねてまいりました。政治倫理条例については、兵庫県内においても29市中24市が既に制定されており、全国的にも令和2年12月31日現在、815団体のうち351団体が既に条例制定されています。そうした状況と、丹波篠山市議会基本条例第24条の「議員は、市民全体の代表者としてその倫理性を常に自覚し、自己の地位に基づく影響力を不正に行使することによって、市民の疑惑を招くことのないよう行動しなければならない」との規定内容も踏まえ、「丹波篠山市議会議員政治倫理条例」を制定するとの結論に至りました。  議員政治倫理条例の制定については、本日、提案させていただきますが、議員として、地方自治法や公職選挙法、さらには、丹波篠山市議会基本条例や会議規則等の法令遵守は当然のことでありますが、倫理条例の制定により、さらに、丹波篠山市議会議員として、常に倫理性を自覚した行動・活動につながればと期待するところであります。  議員各位におかれましては、当委員会の調査に当たって、様々な御意見を頂戴したこと、また御協力をいただいたこと、また、調査結果に対して御同意をいただきましたことに感謝申し上げ、議会運営委員会所管事務調査報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  これで、議会運営委員会所管事務調査報告を終わります。 ◎日程第5  特別委員会所管事務調査報告 ○議長(森本富夫君)  日程第5.特別委員会所管事務調査報告を行います。  議会広報特別委員長の報告を求めます。  安井議会広報特別委員長。 ○議会広報特別委員長(安井博幸君)(登壇)  議会広報特別委員会委員長の安井博幸です。当委員会では、12月23日、1月7日と12日に広報特別委員会を開催して、「市議会だより」第98号の編集と校正作業を行い、1月21日に発行しました。  コロナ禍で先進地視察ができないため、今年1月に地元写真家の中西俊介氏を講師に招いて研修会を行いました。彼は撮影だけでなく、まちおこしポスター作りなど、幅広く活躍されています。「今の写真、もう一歩上達するために」と題して、市議会だよりの表紙などの写真を撮影するための知識や技術を学びました。  私たちは、各委員の撮影した人物と風景写真について、プロカメラマンの目線で、よりよい写真にするためのノウハウを学びました。それは、撮影場所をほんの一歩だけ、上下や左右に動かすだけで、人物や風景の見え方が変わることでした。少しの工夫で、写真のイメージや印象が大きく変わることを学びました。正しく水平が取れていて、色鮮やかで、全員の顔がカメラに向いているのが、優れた写真とは言えません。使用目的によっては傾いていたり、モノクロであったり、視線がばらばらになっている写真がよいこともあります。「どうしたら、自然な笑顔の写真が撮れますか」という問いには、「撮影者が笑顔になることです」との答えでした。相手に笑顔を作ってもらうのではなく、撮影者が笑顔になることで、相手も自然に笑顔になりやすくなるからです。  これからも、市民にとって身近で分かりやすい「市議会だより」とするため、今回の研修で学んだことを生かすよう、議会広報特別委員会で取り組みます。  最後になりましたが、「市議会だより」発行に当たり、議員各位の御理解と御協力に感謝し、議会広報特別委員会の活動報告を終了いたします。 ○議長(森本富夫君)  これで、特別委員会所管事務調査報告を終わります。 ◎日程第6  議案第2号 丹波篠山市犯罪被害者支援条例の一部を改正する条例 ○議長(森本富夫君)  日程第6.議案第2号 丹波篠山市犯罪被害者支援条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  向井民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(向井千尋君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の向井でございます。  ただいま議題となりました議案第2号 丹波篠山市犯罪被害者支援条例の一部を改正する条例について、当委員会の審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る2月1日の本会議において当委員会に付託されたものです。  本条例の改正の趣旨としましては、犯罪被害者支援条例は、制定から10年が経過し、犯罪被害者を取り巻く環境や支援ニーズが変化してきていることを踏まえ、犯罪被害者に対する支援策のほか、民間支援団体への支援、人材の育成について制度を拡充し、犯罪被害者の経済的負担等の軽減を図るため本条例を改正するものです。  委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いました。審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。  委員より、なぜ、この時期に条例改正をされるのかとの質疑が出され、令和4年度には県下のほぼ全ての市町でこの条例を制定する状況になっている。また、近年に制定された他市町の状況を見てみると、本市と比べて充実した内容になっている。本市としても、しっかりと対応をしていきたいと考えているためである旨の回答がありました。  また、委員より、犯罪被害とは何か、またこの制度の周知はどう進めていくのかとの質疑が出され、この条例の犯罪被害については、刑罰法令に触れる行為によって、特に心身ともに大きなけがをするような被害である。規則にて、犯罪によってお亡くなりになられた方、一月以上のけがをされた重傷病の方を対象としている。また、犯罪被害者支援の啓発については、ホームページ等を使い、しっかり周知をしていきたい旨の回答がありました。  質疑終了後、討論・採決を行った結果、討論はなく、議案第2号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第2号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第2号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第7  議案第3号 丹波篠山市附属機関設置条例の一部を改正する条例 ○議長(森本富夫君)  日程第7.議案第3号 丹波篠山市附属機関設置条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  向井民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(向井千尋君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の向井でございます。  ただいま議題となりました議案第3号 丹波篠山市附属機関設置条例の一部を改正する条例について、当委員会の審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る2月1日の本会議において当委員会に付託されたものです。  本条例の改正の趣旨としましては、男女共同参画の一層の推進及び第3次男女共同参画プランの確実な進捗を図るため、附属機関として丹波篠山市男女共同参画審議会を設置し、市の男女共同参画に関する重要事項について調査、審議を行うこととするため、本条例において、丹波篠山市男女共同参画審議会を追加規定するものです。  委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いました。審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。  委員より、なぜ第3次男女共同参画プランで審議会の条例設置をするのかとの質疑が出され、当局より、第1次男女共同参画プランで男女共同参画審議会の設置要綱ができ、そこで審議をしていただいた。その後、第2次プラン以降は、人権尊重のあたたかいまちづくり審議会にて、男女共同参画に関する事項について審議していただいた。今回、第3次プランの策定を検討していく中で、人権の視点も大切であるが、男女共同参画や女性活躍などの様々な視点が入っているので、やはり男女共同参画や男女共同参画センター事業に関する審議会を別に設けるべきではないかという議論があり、そういった意見を踏まえて審議会を設置するものである。  また、重要な事項の調査、審議、あるいは市長の諮問に応えるなどの重要事項については、議会の議決を経た附属機関でなければならないため、第3次プランの策定時に条例改正により設置をするものである旨の回答がありました。  質疑終了後、討論・採決を行った結果、討論はなく、議案第3号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。
                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第3号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第3号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第8  議案第5号 丹波篠山市福祉医療費等の助成に関する条例の一部を改正す              る条例 ○議長(森本富夫君)  日程第8.議案第5号 丹波篠山市福祉医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  向井民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(向井千尋君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の向井でございます。  ただいま議題となりました議案第5号 丹波篠山市福祉医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例について、当委員会の審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る2月1日の本会議において当委員会に付託されたものです。  本条例の改正の趣旨としましては、中学3年生までとしている医療費助成を拡大し、高校生等に係る入院医療費を福祉医療費の助成対象とすること。「高齢重度障害者特別医療費助成事業取扱要綱」により実施しております「高齢重度障害者医療費助成事業」を「丹波篠山市福祉医療費等の助成に関する条例」に追加するものです。  委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いました。審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。  委員より、償還払いにした理由は何か。現物支給のほうが望ましいのではないのかとの質疑が出され、当局より、償還払いとしている理由については、現物支給とすると福祉医療受給者証が必要となる。試算では対象者約1,000人に対し、支払い件数は年間25件程度である。入院の際に使う証になるので、通院のときに使うことが起きたり、また、証を発行する経費や紛失した場合の再交付等を考慮し、償還払いのほうが効率よく、対象者に助成することができると考えている旨の回答がありました。  委員より、「高校生等」という文言については、高校在学期間の年齢であれば、高校に行っていなくても対象になるという解釈でよいのかとの質疑が出され、当局より、高校に行かれていない方も扶養されている方は対象となる。ただし、自分で働いて健康保険に加入されている方は除く旨の回答がありました。  質疑終了後、討論・採決を行った結果、討論はなく、議案第5号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第5号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第5号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第9  議案第6号 丹波篠山市国民健康保険税条例等の一部を改正する条例 ○議長(森本富夫君)  日程第9.議案第6号 丹波篠山市国民健康保険税条例等の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  向井民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(向井千尋君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の向井でございます。  ただいま議題となりました議案第6号 丹波篠山市国民健康保険税条例等の一部を改正する条例について、当委員会の審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る2月1日の本会議において当委員会に付託されたものです。  本条例の改正の趣旨としましては、国民健康保険制度の財政運営主体である県から示された標準保険料率を踏まえ、2年間据え置いていた国民健康保険税率を改正するものです。  委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いました。審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。  委員より、この改正によって該当する世帯数、軽減世帯数はとの質疑が出され、当局より、全体で5,629世帯である。そのうち軽減世帯数については、7割軽減が1,672世帯、5割軽減が936世帯、2割軽減が755世帯となっており、全体の60%近くが軽減世帯となると積算している旨の回答がありました。  次に委員より、国民健康保険料の上昇を財政調整基金で抑えるに当たり、どのような試算をされたのかとの質疑が出され、当局より、県が示す保険料率に合わせると、令和3年度の税率と比べ1人当たり1万円ほど増える試算になった。令和4年度から令和9年度までの期間に財政調整基金を入れながら、県の示す保険料率に近づけていく試算を行った。今回の改定では1人当たり1,000円程度の上昇となるよう税率の積算をしている旨の回答がありました。  次に委員より、国民健康保険料については、必ず引き上げる方向になっている。保険料を上げないという選択肢は考えられないのかとの質疑が出され、当局より、県の中で統一された標準保険税率を目指していかなければならないと考えている。市民の方には、国民健康保険税という形で負担を強いるということになるので、保健事業などに力を入れて取り組み、全体の負担を下げること、また、財政調整基金を効率よく繰り入れて、令和9年度までにしっかりと調整ができるよう取り組んでいきたいと考えている旨の回答がありました。  質疑終了後、委員間で討論を行い、反対討論として、国民健康保険は年金生活をされている方など、低所得の方が多く入っておられる医療保険である。コロナ禍により、ますます生活が厳しくなっている状況でもあり、保険料が引き上げられることには反対である旨の発言があり、続いて、賛成討論として、保険料の改定には、令和9年度に県内で統一する標準保険料率を見据えた保険料のシミュレーションをしており、1人当たりの平均保険税が約8%上昇するところ、財政調整基金を繰り入れて約1.2%の上昇に抑えた条例改正であり、やむを得ないものと考え、賛成する旨の発言がありました。  その後、採決を行った結果、賛成多数で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  議長との発言がありますので、これから討論を行います。  まず、原案に反対者の発言を許します。  2番、前田えり子君。 ○2番(前田えり子君)(登壇)  議席番号2番、前田えり子です。  議案第6号 丹波篠山市国民健康保険税条例等の一部を改正する条例の制定について、反対の討論をいたします。  本条例は、平成30年4月からの国民健康保険制度が県広域化されたことにより、県から示された標準保険料率を踏まえ、令和4年度の保険税率を改定しようとするものです。財政調整基金の繰入れで急激な上昇を抑制していますが、コロナ禍での厳しい暮らし・営業、物価の上昇の下での保険税の引上げです。  所得割については、医療分と後期高齢者支援分は改定なし、介護納付金は引下げですが、国保税を高くする要因になっている均等割、平等割についての引上げが大きく、家族の多い世帯では大きな負担になります。特に、世帯員の数に応じてかかる均等割は、子どもの数が多いほど負担が引き上がり、「まるで人頭税」「子育て支援に逆行している」と批判が起こって、多くの団体・関係者が見直しを要望しているものです。  コロナ禍の下、非正規で働く人たち、中小企業、個人事業主などの暮らしが追い詰められています。食料品や灯油など、生活必需品が高騰するさなかに年金の減額が行われます。国民健康保険は、年金生活者などの無職、非正規労働者などの低所得者が多く加入する医療保険です。さらに国保税を引き上げることは、命と暮らしを脅かすものです。就学前の子どもに限って均等割の一部を軽減しますが、制度の害悪の解消には程遠いものです。  国保が都道府県化されても、地方自治の本旨、自治体の条例制定権を定めた憲法の下、自治体が独自の繰入れをすることは可能です。  以上、国民健康保険税の税率引上げについて、反対の討論といたします。 ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。  3番、上田英樹君。 ○3番(上田英樹君)(登壇)  議席番号3番、上田英樹でございます。  議案第6号 丹波篠山市国民健康保険税条例等の一部を改正する条例に、賛成の立場で討論をさせていただきます。  国民健康保険制度は、国民全てがいつでもどこでも安心して医療が受けられる国民皆保険制度の中核を担っております。しかしながら、被用者保険に比べて、中高年齢の方が多く加入されていることから、医療費が増加する一方、低所得の方の加入も多く、所得に占める保険料負担が重いといった構造的な問題がある中、今後の急速な高齢化等による医療費の増加や、長引く新型コロナウイルス感染症の影響等への対応も求められております。  そのような情勢の中、セーフティーネットである国民健康保険の安定的な運営は、日本の社会保障制度上、非常に重要な課題となっております。平成27年5月に成立した「持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律」に基づき、運営の在り方の見直しと財政支援の拡充による財政基盤の強化を大きな柱とする、新たな国民健康保険制度が平成30年4月に施行されました。  この制度改革により、平成30年度からは、都道府県が国民健康保険の財政運営や効率的な事業運営の確保等において中心的な役割を担い、市町村においては、資格管理、保険給付、保険料率の改定、賦課徴収、保健事業等、きめ細かい事業を担うこととなりました。現在、国は、将来的に都道府県ごとの保険料水準の統一を目指しており、兵庫県においては、令和9年度に同一所得・同一保険料を実現していくために、「県国民健康保険運営方針」に基づき、市町ごとの医療費水準や国保税収納率の平準化等の状況を考慮しながら、市町ごとの標準保険料率を示しています。  このため、丹波篠山市においては、令和9年度の保険料水準統一を見据え、県が示す丹波篠山市の標準保険料率に近づけるため、段階的に改定をする必要も生じており、県が算定する丹波篠山市の国民健康保険事業費納付金を基に、標準保険料率を踏まえながらの国民健康保険税率の改定は必要不可欠と考えております。  さらに、改定前と改定後の1人当たりの平均保険税の比較においては、令和3年度の当初賦課時10万8,329円に対し、令和4年度の標準保険料率を踏まえた算定では11万6,912円と、7.9%の上昇となりますが、被保険者の急激な国民健康保険税率の上昇を抑えるために、財政調整基金3,271万3,000円を繰入れすることで、10万9,608円、上昇率1.2%にとどめ、被保険者の負担も軽減され、また保健事業などにも力を入れ、全体の負担を下げるように取り組む方向とのことであり、今回の保険料率の改定は認められるものと考えます。  以上で、議案第6号 丹波篠山市国民健康保険税条例等の一部を改正する条例に、賛成の立場で討論をさせていただきます。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  次に、原案に反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第6号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
                    (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、議案第6号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第10  議案第7号 丹波篠山市営駐車場条例の一部を改正する条例 ○議長(森本富夫君)  日程第10.議案第7号 丹波篠山市営駐車場条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、産業建設常任委員長の報告を求めます。  栗山産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(栗山泰三君)(登壇)  産業建設常任委員会委員長の栗山でございます。  ただいま議題となりました議案第7号 丹波篠山市営駐車場条例の一部を改正する条例について、産業建設常任委員会の審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る2月1日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本議案については、敷地の賃貸借契約が終了した本篠山駐車場等の削除、新たに整備した南新町駐車場の追加、また、三の丸西駐車場の休日利用に係る駐車料金の適正化等を図るため、丹波篠山市営駐車場条例の一部を改正しようとするものです。  委員会では、当局から説明を受け、審査を行いました。  以下、審査の過程におきまして委員から出された質疑について、御報告申し上げます。  まず、委員から、三の丸西駐車場について普通車の駐車料金は変更しようとしているが、大型車については、料金の変更がなく、現状維持とする経緯、考え方について教えてほしいとの質疑が出され、当局からは、本篠山駐車場での大型車の駐車料金も1,000円であった経緯も鑑み、大型車について、土・日・祝日の料金変更は必要ないとの考えに至ったとの回答がありました。続いて、委員から、城跡地内に乗用車が通行することにより、いろいろな整備が必要となり負担もかかる。普通車同様、大型車についても、今後料金改定の検討を願うとの意見がありました。  また、委員から、本篠山駐車場には大型車10台のスペースがあったが、そこがなくなったことにより、三の丸西駐車場だけで大型車を収容できるのかとの質疑が出され、当局からは、観光客の乗降の関係を考えると、三の丸西の駐車場が一番適していると考えている。三の丸広場をイベントで使用するかしないかにもよると思うが、三の丸西駐車場に大型車両が入り切らないようなときは、三の丸広場に同条件で駐車料金を取るような形で利用できるよう、管理部署と指定管理者で調整を図りながら利用していきたいとの回答がありました。  そして、質疑終了後、討論はなく、表決を行った結果、議案第7号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第7号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第7号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第11  議案第8号 丹波篠山市農業集落排水施設及びコミュニティ・プラント               排水施設条例等の一部を改正する条例 ○議長(森本富夫君)  日程第11.議案第8号 丹波篠山市農業集落排水施設及びコミュニティ・プラント排水施設条例等の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、産業建設常任委員長の報告を求めます。  栗山産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(栗山泰三君)(登壇)  産業建設常任委員会委員長の栗山でございます。  ただいま議題となりました議案第8号 丹波篠山市農業集落排水施設及びコミュニティ・プラント排水施設条例等の一部を改正する条例について、産業建設常任委員会の審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る2月1日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本議案については、丹波篠山市下水道処理施設統廃合事業により、農業集落排水事業西紀中地区を廃止し、特定環境保全公共下水道事業西紀中央処理区へ統合するため、丹波篠山市農業集落排水施設及びコミュニティ・プラント排水施設条例等について改正を行うものです。  委員会では、当局から説明を受け、審査を行いました。  以下、審査の過程におきまして委員から出された質疑について、御報告申し上げます。  まず、委員から、新規加入金について、今年の4月1日から来年の3月31日までは、統合される地区については、今までの新規加入金を適用する、また経過措置が終了すれば、新規加入金は西紀中央処理区の新規加入金を適用するということかとの質疑が出され、当局からは、1年間は猶予期間を設け、令和5年4月1日からは、西紀中央処理区の新規加入金を適用するとの回答がありました。  そして、質疑終了後、討論はなく、表決を行った結果、議案第8号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第8号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第8号は、委員長の報告のとおり可決されました。  ここで、暫時休憩をいたします。  再開を、10時50分といたします。               午前10時36分  休憩               午前10時50分  再開 ◎日程第12  議案第18号 令和4年度丹波篠山市一般会計予算  日程第13  議案第19号 令和4年度丹波篠山市市国民健康保険特別会計予算  日程第14  議案第20号 令和4年度丹波篠山市後期高齢者医療特別会計予算  日程第15  議案第21号 令和4年度丹波篠山市介護保険特別会計予算  日程第16  議案第22号 令和4年度丹波篠山市水道事業会計予算  日程第17  議案第23号 令和4年度丹波篠山市下水道事業会計予算 ○議長(森本富夫君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第12.議案第18号 令和4年度丹波篠山市一般会計予算から、日程第17.議案第23号 令和4年度丹波篠山市下水道事業会計予算までの6件を一括議題とします。  本案について、予算決算委員長の報告を求めます。  園田予算決算委員長。 ○予算決算委員長(園田依子君)(登壇)  予算決算委員長の園田でございます。  ただいま議題となりました議案第18号 令和4年度丹波篠山市一般会計予算から議案第23号 令和4年度丹波篠山市下水道事業会計予算までの6議案についての、予算決算委員会の審査について、一括して御報告申し上げます。  6議案につきましては、去る2月15日の本会議において当委員会に付託されたものです。総務文教・民生福祉・産業建設の各分科会に審査依頼し、審査を行いました。  以下、各分科会での審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。  まず初めに、総務文教分科会での審査において、一般会計予算について。  官学地域連携事業に関し、一般社団法人丹波篠山キャピタルをどのような形で進めていくのかとの質疑に対し、これまでイノベーターズスクールは駅ラボ、地域おこし協力隊はフィールドステーションで神戸大学と連携しながら取組を進めていたが、それを一体的な形で丹波篠山キャピタルにおいて、市の人材育成を行っていく。また、草刈りの問題や獣害柵の点検などの地域課題がある中で、人材育成と地域課題をマッチングさせて、地域課題の解決に向けた取組を行っていく旨の回答がありました。  幼児教育推進事業に関し、今田保育園・今田幼稚園の在り方について、今後の検討会のスケジュールや整備時期などの考え方や目標について説明願うとの質疑に対し、1月に第1回目の今田保育園と今田幼稚園の安全対応策の懇談会を開催し、意見を伺った。また、保護者世代へアンケートを行っており、そのアンケート結果も踏まえ、3月に第2回目の懇談会を開催する予定としている。令和4年度は、「今田保育園・今田幼稚園の在り方検討会」において、意見集約、要望把握等を行い、在り方について決定したいと考えている。検討会は2回から3回程度を予定しており、意見が早くまとまれば、年内にも事業費の予算化もできるのではないかと考えている旨の回答がありました。  次に、一般管理費に関し、(仮称)市内高等学校活性化市民会議について、どういう形で進めていき、活性化にどうつなげていくのかとの質疑に対し、現時点で、市内3高校ごとに分科会を設置し、生徒が通いたい、また保護者が通わせたいと思えるような特色ある高校になるような支援策や活性化策について、検討いただきたいと考えている。また委員構成については、自治会長会やまちづくり協議会、PTA役員等での構成を考えている旨の回答があり、委員から、市内3高校の活性化に関して助言を得られ、活性化の取組をまとめ上げられるスキルを持った方に市民会議に入ってもらってもいいのではないか。本当に必要であれば、予算をつけることなども今後検討いただきたいとの意見がありました。  次に、名誉市民河合雅雄氏追悼事業に関し、5月28日に田園交響ホールにおいて、河合雅雄先生をしのぶ会を開催されるとのことであり、まずは、この事業を滞りなく進めていただきたい。一方で、河合雅雄先生、隼雄先生については、次世代に受け継いでいく仕組みを、今、生きる私たちとして考えるべきではないか。例えば、既存建物の一部を記念館として整備できないかなど、常に考えておく必要があるのではないかとの意見が出され、兵庫県立森林動物研究センターでも、河合雅雄先生に関連する資料の展示や、受け継いでいくことを具体的に考えておられる。今後、河合雅雄先生の思い、研究の成果、いろいろな幅広い記念すべき資料の展示や継承について、研究センターと共同で検討していきたいと考えている。まずは、しのぶ会を滞りなく行い、その後に、どういった形で継承ができるかということを検討していきたい旨の回答がありました。  総務文教分科会座長からは、議員間協議において、園児児童数の推移を見ると、少子化が進んでいる。一方で、子育て支援のニーズは、少子化に関係なく増えてきている。少子化傾向の中、丹波篠山の教育、子育て支援をどのように進めていくのか、教育長等に確認してもよいのではないかとの意見があり、当分科会として、教育長等に確認質問することとした。  酒井市長の令和4年度施政方針において、「“子育ていちばん施策”について、社会環境の変化や子育て世帯のニーズを的確に把握し、総合的かつ一体的に進めるため」に、こども未来課をこども未来部とする方向が示された。ゼロから1歳児保育や放課後児童クラブの利用ニーズへの的確な対応が期待されるところではある。一方、施政方針、教育方針のいずれにおいても近年、出生数の顕著な減少が継続していることに対する具体的言及はなく、中長期の安定した教育環境の維持に不安を感じる。教育委員会は、少子化社会に子どもたちの健やかな育ちの環境づくりをどう保証していくのか。特に、令和4年度事業における少子化対応の考え方を説明願うとともに、こども未来部における少子化課題への取組について確認を行った。  この確認質問に対し、教育長から、まず、本市の乳幼児教育は、豊かな自然や文化の中で、先生や友達と一緒によく遊び、よく食べ、よく眠ることを大切にし、「子どもの根っこを育てる乳幼児教育」として「自立心の育成」や「豊かな感性」「心身の調和の取れた発達」など、以降の発達の土台をつくっている。小中学校では、少人数を生かした教育や、ICT環境を生かした「個別最適な学び」、さらに探求的な学習や「ふるさと教育」などの体験学習による「協働的な学び」は、本市の特徴を生かし、令和の日本型学校教育が目指す方向を先取りしたものであると考えている。  少子化については、令和3年度の本市学校園の在籍者を1クラス平均で見ると、幼稚園12.6人、小学校21.2人、中学校33.6人となり、これは一人一人を丁寧に見ていくためには適した人数だと考える。小中学校において、文科省が40人学級を35人学級に順次移行させようとしている流れを見ても、OECD加盟国平均が小学校21人、中学校23人であることから見ても、1クラス20人前後で全教職員が全校生を周知している学校のメリットは大きいと思う。  幼小中学校の配置については、特に、小学校は長い歴史と地域の愛着が詰まった地域のよりどころであり、少人数を生かすという教育的視点からも、地域活性化の観点からも今の形で維持しながら、小規模校の課題を克服する指導方法の工夫改善を行うことが現時点では妥当と考える。  また、小中学校の適正配置については、平成22年6月の篠山市立小中学校適正配置審議会において「篠山市学校教育改革5か年・10か年実施計画」が答申され、城東小・多紀小・城北畑小の統合ができたが、その後の具体的な計画はつくられていない。また、平成24年策定の「篠山市幼保一本化計画」で将来市内全ての公立保育園・公立幼稚園を認定こども園にする方向性は持ちながらも、その具体的な時期については「令和2年度以降に財政状況を見ながらしかるべき時期に再検討する」となっている。
     子育て支援施策の充実については、令和2年から6年度を計画期間とした「第2期子ども・子育て支援事業計画」に基づいて進めている。この計画策定時に預かり保育や放課後児童クラブ等のニーズ調査を行っており、おおむね令和6年度までのニーズを満たす体制はできているが、国の幼児教育の無償化、共働き世帯の増加やひとり親世帯の増加、コロナ禍における移住者の増加や保育施設への預け控えなど読み切れない要素も多く、待機児童の発生や「篠山児童クラブの教室増設」等の事態も生じている。令和4年は計画の中間見直し作業があるので、関係者等の意見を取り入れながら、引き続き具体的な検討を進めていく。  現時点での教育委員会の考え方としては、就学前の教育・保育については、将来ビジョンとして、全市的に様々な利点がある認定こども園化を目指すが、具体的な取組は特段の個別事情が生じたところから検討を始めるとする。小中学校については、少人数教育の利点や地域活性化の視点、ICT環境の整備による多様な教育の進展等により、しばらくは現状を維持しながら、小規模の利点を生かし、課題を克服する指導方法の工夫改善を進めるのが妥当と考える。また、こども未来部として、子育て施策を一体的に進めることについて、一体化のメリットを生かし、乳幼児期の保育教育と総合的に進めていきたい。また、子育ていちばんのまちを積極的にアピールし、若い世代の移住定住増加にも結びつけたいと考える旨の答弁があったとの報告がありました。  次に、民生福祉分科会での審査において、一般会計予算について。  地域医療対策事業費に関し、地域医療体制確保支援業務委託に関し、事業の内容や今後のスケジュールを説明されたいとの質疑に対し、業務委託の内容は、地域医療関係者会議の開催に係る支援と、兵庫医科大学及び岡本病院の関係者との協議に係る支援の2つである。今後のスケジュールとしては、地域医療関係者会議は、年度で3回から4回程度の頻度で会議を開催していきたい。2病院関係者との協議については、関係者会議と並行して適宜進めていきたい。また、調査報告書については、2病院の方向性に関係する内容があることから、現在は2病院へ当該調査報告書について説明をしているところである旨の回答がありました。  次に、出産支援金支給事業に関し、ささやま医療センターで分娩ができなくなるということで始まった事業であるが、現在、この事業の位置づけについてどう考えているのかとの質疑に対し、当初は令和2年度末を期限として開始した事業であるが、令和3年度も十分な出産支援体制が整っていないということもあり継続をしている。タマル産婦人科では医師が1人という状況で、市内の分娩数が5割を超えることはなかなか難しい。また、市外で出産するに当たり、妊婦が安心してスムーズに分娩ができるような指導を現在、My助産師制度で行っているが、7割程度の利用となっている。今後、制度が根づき、8割、9割の利用となることや、タマル産婦人科にもお世話になりながら、市内の出産数が少しでも増加するなどの兆しが出てくれば、事業の評価をする必要があると考えている。  また、今はコロナ禍においての出産ということで、出産に伴う費用に経済的な不安をお持ちのお母さんたちもおられるので、コロナ終息後の状況も考えながら、事業の方向性を検討していきたい旨の回答がありました。  次に、おいでよささっ子遊具設置事業に関し、遊具の管理責任は誰が負うのか、また、要綱等の整備はできているのかとの質疑に対し、現在、要綱を作成している。基本的な修繕は市が行い、日常の点検等については、地元でも確認してもらい、不備な点が発生すれば、市へ連絡してもらう体制を考えている。また、市は、年1回の点検と、3年に1度、業者へ委託して点検を行う体制を考えている旨の回答がありました。また、委員より、要綱を早期に整備し、地元に理解いただくべきであるとの意見がありました。  国民健康保険特別会計予算について。  事業勘定の歳入の被保険者数が、令和4年の見込みは令和3年度と比べて約100人減になっている。このような傾向は、令和5年度以降も続いていくのか。また、そのことが今後の事業勘定にどのような影響を及ぼすと考えているのかとの質疑に対し、令和3年度からは、団塊の世代の方が75歳になられるので、国民健康保険に入られる方よりも後期高齢者医療に移行される方のほうが多くなるため、国保の被保険者数としては減っていく傾向である。さらに、短期労働者への被用者保険の適用拡大で、若年層の国保被保険者が減少し、国保加入者の年齢構成が上昇することに伴い、1人当たりの保険給付費も上がるため、それをいかに抑制するかが今後の課題ではないかと考えており、少しでも医療費を抑制するため、保健事業に力を入れ、取り組む方針である旨の回答がありました。  後期高齢者医療特別会計予算について。  1人当たりの保険料が下がる要因は何なのかとの質疑に対し、兵庫県後期高齢者医療広域連合の積算では、診療報酬の改定に伴う影響分と、一定以上の所得者の窓口負担を2割とする見直しに伴う影響による積算となっている旨の回答がありました。  介護保険特別会計予算について。  令和3年度は介護給付費が減と見込まれるが、第9期の保険料について据置きになることは考えられるのかとの質疑に対し、第9期の介護保険料の算定は、令和4年度から策定に取り組んでいく。令和3年度の給付費の減少分は、令和4年度予算の基金に積み立てる。今後、施設等が新たに増えると基金を崩していかないといけないが、第6期から第7期、第7期から第8期に上昇したような保険料の増額は、現状では見込まれないと考えている旨の回答がありました。  また、民生福祉分科会座長からは、議員間協議の中で、おいでよささっ子遊具設置事業について、現在は小学校区ごとに検討されているが、自治会関係費の遊具等設置事業補助金を充実させ、自治会内に遊具を作ることも1つの方法である。そのほうが、子育て世代の方にとって、身近な場所に遊具が設置され、より利用しやすいのではないかといった意見があったとの報告がありました。  次に、産業建設分科会での審査において、一般会計予算について。  農業農村施設管理事業に関し、財産の無償譲渡事件の取下げに伴う予算について、執行停止するとの説明であるが、今年度中に検討し、形が整えば執行するために予算計上しているのかとの質疑に対し、現段階で、遠方の施設の処分方法について方向性が決まっておらず、議案を取り下げることになった。取下げに際し、予算修正ができればよかったのだが、総額予算が変わり、全ての資料を差し替える必要が出てくるため、取り下げた議案に関連する予算も含め、計上することとなった。市として方向性が決まれば、議会に説明を行い、理解を得られた結果に基づき、予算及び議案を再度提案していきたい旨の回答がありました。  次に、小型合併処理浄化槽整備事業に関し、自治会集会施設の維持管理負担の軽減と適正な管理のための費用の一部を補助するということであるが、対象となる31自治会の選定、維持管理の負担金額を決めた経緯について説明願いたいとの質疑に対し、浄化槽区域の自治会においては、小規模な自治会が多く、浄化槽維持管理経費が自治会運営において負担が大きいという要望を受け、協議の結果、令和4年度から補助することとなった。自治会数の算定については、合併処理浄化槽を設置している31自治会を選定している。負担金額については、下水道整備区域と比較した場合の負担を試算し、3万円という金額設定とした旨の回答がありました。  続いて、下水道事業会計について。  基準外繰入金が、前年度から4億円近く減額となるが、年次計画に一般会計からの繰入れを加味していたのであれば、企業会計に大きな影響があるのではないかとの質疑に対し、年次計画の中で一般会計繰入金を見込んでいた中での4億円の減額となったことは苦しい状況である。この対応として資本費平準化債を増額することとしたが、企業債残高が、ピーク時の約374億円から令和2年度末で217億円と減少してきている中ではあるが、借入れ増額は大きな影響があるため、引き続き、より一層の経費削減や事業実施のための財源確保に努力するとの回答がありました。  続いて、水道事業会計について。  委託料や動力費が、昨年度と比較して増加しているが要因は何かとの質疑に対し、委託料については、できるだけ年度ごとに金額の開きが出ないよう実施しているが、令和3年度は、他の年に比べ、委託業務が若干少なかったことが、令和4年度の委託料が増加した要因である。また、動力費は、電気料金を構成している燃料調整費が上昇したことが増加した要因である旨の回答がありました。  なお、産業建設分科会座長から、農業農村施設管理事業における改修補助金については、遠方の普通財産について無償譲渡する事件に関連して、管理棟の改修に対する補助金、撤去相当分として予算化されたものであるが、財産の処分方法について再検討を行うとして、財産の無償譲渡事件そのものが撤回された。しかしながら、関連する予算の修正には至らず、当初予算に含まれたまま計上されたものである。執行部からの説明で、「遠方の普通財産処分に関連して管理棟の改修に対する補助金を計上していたが、支出せず、改めて調整する」との意向説明であったが、委員会での当初予算審査においては、執行停止をする予算も含んだ総額でしか審査を行うことができない。また執行権が議会にはない。さらに、無償譲渡予定であった建物については、当初建設に至った目的、役割が終了したと方向性を既に出している建物であり、土地所有者に対しては、市の責任で更地に整備した上で返還すべきである。市が再検討し、方向性を決めるということであれば、再度市の方針が確定してから予算計上すべきといったような意見が出されました。  協議の結果、この案件に関し、市の方針が固まった後、新年度の補正予算で対応すべきであるとのことから、令和4年度丹波篠山市一般会計予算に計上されている改修補助金、撤去相当分740万9,000円については、削除することが妥当との結論に至ったとの報告がありました。  各分科会座長の審査報告終了後、議員間討議を行いましたが、特に意見はありませんでした。議員間討議終了後、栗山泰三委員ほか3名から、丹波篠山市議会会議規則第69条の規定により「議案第18号 令和4年度丹波篠山市一般会計予算に対する修正案」が提出されました。  これを受けて、まず議案第18号と修正案を併せて議題とし、提出者を代表し、栗山泰三委員に対して提案説明を求めました。  修正案の内容と提案理由は、次のとおりです。  修正案は、歳入歳出予算の総額227億4,000万円から、歳入歳出それぞれ740万9,000円を減じ、歳入歳出それぞれ227億3,259万1,000円にしようとするもので、その内訳は、6款農林水産業費、1項農業費、2目農業総務費の説明欄「改修補助金(撤去相当分)」740万9,000円を皆減し、それに伴い、歳入の19款繰入金、1項基金繰入金、15目温泉地施設整備基金繰入金842万3,000円を101万4,000円に改めようとするものです。  その提案理由は、市が再検討し、方向性を決めるということであれば、市の方針が確定してから予算計上すべきというものです。  提案説明終了後、この修正案への質疑を行いましたが、質疑はなく、続いて修正案と原案についての討論を行いましたが、討論はありませんでした。  その後、採決を行いました結果、「議案第18号 令和4年度丹波篠山市一般会計予算に対する修正案」は、賛成多数で、可決するものと決定いたしました。  さらに、修正議決した部分を除く原案については、賛成多数で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  なお、議案第19号、20号、21号の3議案については、討論はなく、採決を行いました結果、賛成多数で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  また、議案第22号、23号の2議案については、討論はなく、採決を行いました結果、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  各議員におかれましては、予算決算委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願いいたします。  なお、今回の審査において、各分科会や全体会審査の中で出された多くの意見等につきましては、執行部において十分な検討をいただくとともに、とりわけ、議案第18号を修正するに至った経緯を十分に踏まえていただき、今後の予算執行に反映いただきますよう申し添え、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、一括して委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから一括して討論を行いますが、討論に当たっては、議案番号を申し述べていただくようお願いします。  討論はありませんか。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  議長との発言がありますので、これから討論を行います。  まず、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、原案及び修正案に反対者の発言を許します。  2番、前田えり子君。 ○2番(前田えり子君)(登壇)  議席番号2番、前田えり子です。  議案第18号 令和4年度丹波篠山市一般会計予算及び修正案、議案第19号 令和4年度丹波篠山市国民健康保険特別会計予算、議案第20号 令和4年度丹波篠山市後期高齢者医療特別会計予算、議案第21号 令和4年度丹波篠山市介護保険特別会計予算について、反対の討論をいたします。  コロナ危機は、日本社会の様々な問題を浮き彫りにしています。非正規雇用で働く人たちが真っ先に仕事を奪われました。中小企業、個人事業主、文化・芸術、イベント関係者を追い詰めました。医療や保健所が弱体化し、医療崩壊が現実になりました。2年連続で年金が引き下げられます。この10年間で実質6.6%も削減される事態になります。年金が大きな収入源である多くの高齢者にとって、生活の悪化に拍車がかかることは必至です。  国民健康保険は、県広域化による運営で、統一するために保険税の引上げが続きます。所得割については、改定なしですが、国保税を高くする要因になっている均等割、平等割についての引上げが大きく、家族の多い世帯では、大きな負担になります。特に、世帯員の数に応じてかかる均等割は、子どもの数が多いほど負担が引き上がり、「まるで人頭税」「子育て支援に逆行している」と批判が起こって多くの団体・関係者が見直しを要望しているところです。就学前の子どもに限って均等割の一部を軽減しますが、制度の害悪の解消には程遠いものです。  後期高齢者医療制度は、国民を年齢で区切り、高齢者を別枠の医療保険に囲い込んで、負担増と差別医療を押しつける世界に例のない悪法です。2008年の制度導入以来、2年ごとに保険料値上げが実施され、高齢者の生活を圧迫する重大な要因となっています。2022年度は、保険料は引き下げられますが、所得の1割を超えており、窓口負担が10月から2割負担、2倍になります。  介護保険制度は、3年ごとの見直しで、保険料が上がり続けています。特別養護老人ホームなどの利用料が、昨年8月から跳ね上がった高齢者が相次いでいます。介護保険の仕組みが改悪され、低所得者が対象の食費・居住費の軽減措置が縮小されたためです。10月からの75歳以上の医療費窓口負担2倍化の中止、国保税の引上げ中止を求めます。  医療や介護、保険料・利用料の双方で苦しんでいます。減免制度の拡充・創設が必要です。施政方針では、「篠山再生計画の着実な実施を行うことで財政健全化を図りつつ、魅力的なまちづくりに取り組めた」とあります。しかし、この間にも、社会保障費の削減は続き、医療や介護は、保険料(税)の引上げや利用料の負担増が繰り返されてきました。国民健康保険証の取上げや受けたい介護が、必要な介護が受けられない状況もあり、命と暮らしを守る点では不十分と言わざるを得ません。  40年にわたって社会保障削減の政治が続き、この20年間は社会保障予算を、毎年削減する政治が続いてきました。2022年度政府予算でも、社会保障がコロナ禍で脆弱性が明らかになったにもかかわらず、高齢化などで当然増える社会保障費の自然増すら、圧縮する国民いじめの予算です。医療や介護などの負担を軽減し、安心できる制度にしていくためには、国庫負担を増やしていくことが欠かせません。国や県の言いなりでは、市民の暮らしも命も守れません。国に対しては、改善を強く求めるとともに、市独自の繰入れや減免制度の拡充を求めます。  地方自治の本旨、自治体の条例制定権を定めた憲法の下、自治体が独自の繰入れをすることは可能です。住民福祉の向上という自治体本来の役割に立ち返ることが、未曾有のコロナ禍の今こそ求められています。  以上、議案第18号、19号、20号、21号について反対の討論とします。 ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、修正案に賛成者の発言を許します。  6番、安井博幸君。 ○6番(安井博幸君)(登壇)  議席番号6番、安井博幸です。  議案第18号修正案及び修正部分を除く原案について、賛成の立場で意見を述べます。  まず、令和4年度丹波篠山市一般会計予算に対する修正案について、農業農村施設管理事業における改修補助金は、遠方の普通財産を無償譲渡する事件に関して予算化されたものですが、財産の処分方法について再検討を行うとして、財産の無償譲渡事件そのものが撤回されたものの、関連する予算の修正には至らず、当初予算に含まれたまま計上されたものです。  この予算に関し、「予算計上したが、支出せず改めて調整する」との市の意向を確認しましたが、市としての方針を確定させた後に、新年度の補正予算で対応すべきであると考えることから、令和4年度丹波篠山市一般会計予算に計上されている改修補助金740万9,000円については、削除する修正が妥当と考え、修正案に賛成するものです。  令和4年度一般会計予算の修正部分を除く原案については、「おしゃれなワクワク農村へ」と題し、人々の安心を確保しながら、高齢化や若者の減少に対応し、さらなる市政発展のために取り組んだ予算です。それは地域の医療を守り、田園回帰の潮流を最大限に生かしたものとなっています。  また、令和4年度のシンボル事業としては、関係人口の創出拡大、ワクワク農村未来プランの推進、ふるさとへ住もう帰ろう運動、市内高校の活性化、男女共同参画センターの設置、環境みらい都市宣言、日本農業遺産の推進が行われようとしています。  これらは厳しい財政状況の中で、最大の効果を発揮する予算が編成されたといえ、これに対して、異論はなく、修正部分を除く原案に賛成するものであります。  議員各位におかれましても、賛同をお願いし、賛成討論といたします。 ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、原案及び修正案に反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、修正案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第18号 令和4年度丹波篠山市一般会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、修正です。  まず、委員会の修正案について採決します。  委員会の修正案に賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、委員会の修正案は、可決されました。  次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について、採決します。  修正部分を除く部分について、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、修正部分を除く部分は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第19号 令和4年度丹波篠山市国民健康保険特別会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。
     したがって、議案第19号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第20号 令和4年度丹波篠山市後期高齢者医療特別会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、議案第20号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第21号 令和4年度丹波篠山市介護保険特別会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、議案第21号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第22号 令和4年度丹波篠山市水道事業会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第22号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第23号 令和4年度丹波篠山市下水道事業会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第23号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第18  議案第25号 丹波篠山市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正す                る条例 ○議長(森本富夫君)  日程第18.議案第25号 丹波篠山市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例を議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  中筋市民生活部長。 ○市民生活部長(中筋有香君)(登壇)  市民生活部の中筋です。  ただいま御上程賜りました議案第25号 丹波篠山市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について、提案理由の説明を申し上げます。  議案書1ページ、条例改正新旧対照表1ページ、そして、議案第25号説明資料を御覧ください。  初めに、本条例は、消防団員や消防作業従事者等が消防作業等に従事中に、死亡または障害の状態となった場合、遺族補償年金または障害補償年金等を支給する旨を定めています。  まず、改正の趣旨について申し上げます。  令和2年6月5日公布、令和4年4月1日に施行される「年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律」により、独立行政法人福祉医療機構が行う年金担保貸付及び労災年金担保貸付事業並びに国民生活金融公庫等が行う恩給・共済年金担保融資、以下、年金担保貸付制度といいますが、老後を支える年金の受給者保護の観点から廃止されたことに伴い、「消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律」の一部が改正されました。これを踏まえ、法制上の措置を講ずるために、丹波篠山市消防団員等公務災害補償条例についても所要の改正を行うものです。  次に、改正の内容につきましては、条例第3条(損害補償を受ける権利)第2項では、損害補償を受けている者が、その権利を他に譲り渡したり担保にできないこと、また、この損害補償を差し押さえることもできないことを規定し、ただし書において、傷病補償年金又は年金である障害補償若しくは遺族補償を受ける権利を、国民生活金融公庫又は沖縄振興開発金融公庫に担保に供する場合に限り、これらの損害補償を受ける権利を担保に供することができる旨を定めていますが、今回の年金担保貸付制度の廃止により、当該例外規定を削除いたします。  最後に、附則第1項の本条例の施行期日は、法律の施行期日と合わせて令和4年4月1日といたします。  また、附則第2項及び第3項は、経過措置を定めるもので、令和4年3月31日において、既に損害補償を受ける権利を担保に供し、貸付けを受けていた場合、または、貸付けの申込みがあった場合は従前の例によることといたします。  以上で、議案第25号の説明とさせていただきます。  御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(森本富夫君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第25号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第25号は、原案のとおり可決されました。 ◎日程第19  議案第26号 令和3年度丹波篠山市一般会計補正予算(第19号)  日程第20  議案第27号 令和3年度丹波篠山市国民健康保険特別会計補正予算                (第6号) ○議長(森本富夫君)  日程第19.議案第26号 令和3年度丹波篠山市一般会計補正予算(第19号)及び日程第20.議案第27号 令和3年度丹波篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)を一括議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  まず、議案第26号について。  藤本行政経営部長。 ○行政経営部長(藤本雅浩君)(登壇)  行政経営部の藤本でございます。  ただいま御上程いただきました議案第26号 令和3年度丹波篠山市一般会計補正予算(第19号)について、提案理由の説明を申し上げます。  今回の補正は、国の補正予算を受け、計上しました後に申請期間が令和4年度までとなった住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業のほか、年度内の事業完了が困難となった事業について、令和4年度への予算の繰越しをお願いするものでございます。  それでは、補正予算書を御覧ください。第1条の繰越明許費につきましては、1ページの第1表 繰越明許費で順に説明をさせていただきます。  それでは、1ページを御覧ください。  まず、2款 総務費、1項 総務管理費 ワクワク農村モデル事業は、コロナ禍にありモデル地区の活動が令和4年度となるための繰越しで、繰越額は88万3,000円、完了は令和5年3月31日を予定しております。ブランド戦略事業は、丹波篠山市の統一的なロゴマークの選定方法について、市民の皆さんに選定に関わっていただくこととしたための繰越しで、繰越額は166万1,000円、完了は令和4年9月30日を予定しております。  3項 戸籍住民基本台帳費 戸籍住民基本台帳費は、マイナンバーカードによる転入転出手続ワンストップ化に伴う住民基本台帳システム改修を国の補正により実施するもので、改修までに時間を要するための繰越しで、繰越額は456万5,000円、完了は令和5年1月31日を予定しております。  3款 民生費、1項 社会福祉費 遺族関係費は、国が実施する篠山遺芳殿の改修工事が令和4年度に延長となることに伴い、工事完了後に予定をしておりました遺骨箱の移転作業費の繰越しで、繰越額は75万3,000円、完了は令和4年6月30日を予定しております。住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業は、コロナ禍で生活・暮らしの支援のため住民税非課税世帯等に対しまして、1世帯当たり10万円を給付するもので、補正予算後に国から示された具体的なスケジュールで、申請期限が令和4年9月30日までとなったための繰越しで、繰越額は1億458万2,000円、完了は令和4年10月31日を予定しております。  2項 児童福祉費 令和3年度子育て世帯への臨時特別給付金事業は、子育て世帯支援のため、児童1人につき10万円を給付するもので、申請期限が令和4年4月まで延長されたための繰越しで、繰越額は2,238万9,000円、完了は令和4年6月30日を予定しております。児童手当支給事業は、児童手当法の改正に伴うシステム改修に関し、改修作業が令和4年度にずれ込むための繰越しで、繰越額は100万6,000円、完了は令和4年10月31日を予定しております。城東保育園費並びに今田保育園費は、新たに設置予定の遊具選定に当たり、設置基準や安全基準等の確認に時間を要したための繰越しで、繰越額は城東保育園費143万6,000円、今田保育園費104万8,000円で、完成はどちらも令和4年6月30日を予定しております。  4款 衛生費、1項 保健衛生費 国民健康保険特別会計繰出金は、今田診療所で導入する電子カルテについて半導体不足により部品調達が困難なため、特別会計で事業繰越をすることから、財源として、一般会計で440万円を繰り越すもので、完了は令和4年5月31日を予定しております。  2項 清掃費 地域振興事業は、清掃センター継続操業に係る地域振興助成金で、半導体不足をはじめとした資材入荷遅延による防犯カメラやごみステーション、遊具設置等の遅延のための繰越しで、繰越額は652万9,000円、完成は令和4年6月30日を予定しております。  6款 農林水産業費、1項 農業費 農業委員会関係費は、国が進める情報収集等業務効率化支援事業によるタブレット端末導入について、全国農業会議所が一括入札を行うこととなり、調整に日数を要するための繰越しで、繰越額は28万円、完成は令和4年6月30日を予定しております。畜産振興事業は、肉用牛農家が加入する家畜共済の掛金額の確定が令和4年度となるための繰越しで、繰越額は54万3,000円、完成は令和4年8月31日を予定しております。農業遺産推進事業は、日本農業遺産認定の啓発冊子作製に当たり、構成内容の検討に日数を要し着手が遅れたための繰越しで、繰越額は319万円、完成は令和4年8月31日を予定しております。ため池等整備事業は、大池ほか2つのため池整備、小谷池において、国の補正及び県内の予算調整による追加配分に伴う繰越しで、繰越額は2,366万9,000円、完成は令和5年3月31日を予定しております。市単独土地改良事業は、農道橋補修工事において、伸縮接手の材料入荷に時間を要したための繰越しで、繰越額は3,639万8,000円、完成は令和4年6月30日を予定しております。気候変動対策事業費につきましては、国の補正を受けて、地域再生エネルギー導入戦略を策定するもので、国からの交付決定が令和4年度のための繰越しで、繰越額は757万9,000円、完成は令和4年9月30日を予定しております。  8款 土木費、2項 道路橋りょう費 道路維持管理費は、辻ケ内音羽1号線ほか8路線の補修工事及び区画線補修工事において、事業進捗の調整に時間を要したことにより工期が必要となるための繰越しで、繰越額は1,431万7,000円、完成は令和4年4月30日を予定しております。国庫補助道路整備事業は、音羽2号橋ほか7橋の工事について、国の補助金確定及び橋梁の補修工事で出水期の施工ができないことや仮設足場等の占用協議に日数を要したための繰越しで、繰越額は5,009万7,000円、完成は令和5年3月25日を予定しております。橋りょう維持管理費は、亀井谷橋ほか3橋の工事について、出水期の施工ができないことや仮設足場等の占用協議に日数を要したための繰越しで、繰越額は657万6,000円、完成は令和5年3月25日を予定しております。  3項 河川費 ふるさとの川再生事業は、黒岡川の魚道整備について、設計協議に不測の日数を要し、関係機関との調整が遅れたための繰越しで、繰越額は1,203万1,000円、完成は令和5年2月28日を予定しております。  6項 住宅費 市営住宅管理費は、市山団地外壁等改修工事について、降雪や天候不良により塗装工事実施に遅れが生じたため、また、西岡屋団地屋根修繕については、入札不調により必要な工期が確保できないための繰越しで、繰越額は3,564万円、完成は令和4年5月31日を予定しております。  9款 1項 消防費 非常備消防施設管理整備費は、防火水槽設置工事で、県道西脇篠山線において県の工事進捗が遅れることにより、防火水槽設置条件の調整が遅れるための繰越しで、繰越額は1,122万3,000円、完成は令和4年8月31日を予定しております。  10款 教育費、1項 教育総務費 学校教育総務費は、国の補正を受けて実施する学校における感染症対策等支援事業について、年度内完了が困難なための繰越しで、繰越額は2,250万円、完成は令和4年8月31日を予定しております。スクールバス管理事業につきましては、多紀地区のスクールバスの更新について、納入車両メーカーが取得する国土交通省の認証に時間を要しており、年度内の納車が困難となるための繰越しで、繰越額は775万3,000円、完成は令和4年9月30日を予定しております。学校施設維持管理費は、城東小学校及び味間小学校プール棟防水改修工事等について、天候不順及び資材の納品に不測の日数を要するための繰越しで、繰越額は1,147万3,000円、完成は令和4年4月28日を予定しております。  7項 保健体育費 海洋センター運営費は、B&G海洋センタープール跡地整備工事において、建物底地の地盤が軟弱であることが撤去後に判明し、対策が必要となったための繰越しで、繰越額は1,134万6,000円、完成は令和4年4月30日を予定しております。  14款 災害復旧費、1項 農林水産業施設災害復旧費 農地農業用施設災害復旧費は、桑原地内における8月豪雨により被災した農地の災害復旧工事において、国の災害査定により復旧工事の内容が決まり、その後、入札を実施しましたが、年度内工期の確保が困難なための繰越しで、繰越額は170万円、完成は令和4年5月31日を予定しております。  以上、今回の補正予算により令和4年度へ繰り越そうとする事業は、国の補正予算に伴うもの、新型コロナウイルス感染症に関係するもの及び事業進捗に伴うものを合わせまして28件、繰越額は合計4億556万7,000円でございます。  これら繰越事業におきましては、一日も早い事業の完成に向け、努めてまいりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議をいただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(森本富夫君)  次に、議案第27号について。  横山保健福祉部長。 ○保健福祉部長(横山 実君)(登壇)  保健福祉部長の横山でございます。  ただいま御上程いただきました議案第27号 令和3年度丹波篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  今回の補正は、年度内の事業完了が困難となった事業について、令和4年度へ予算の繰越しをお願いするものです。  それでは、補正予算書をお開きいただきまして、第1条の繰越明許費につきましては、2ページの繰越明許費で説明させていただきます。  2款 1項 医業費、1目 医療用機械器具費 今田診療所医療用機械器具費440万円は、今田診療所の電子カルテシステム導入に当たり、世界的な半導体不足により、パソコン関係部品の調達が難しく、また価格の上昇もあり、第1回目の入札が不調となり不測の日数を要したことにより、年度内の納品が不可能となったため、令和4年度への予算の繰越しをお願いするものです。  事業完了日は、令和4年5月31日を予定しております。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。
     御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(森本富夫君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから、一括して討論を行いますが、討論に際しては、議案番号を申し述べていただきますようお願いします。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第26号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第26号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第27号は、原案のとおり可決されました。 ◎日程第21  同意第1号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて ○議長(森本富夫君)  日程第21.同意第1号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とします。  提出者の説明を求めます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  ただいま御上程賜りました同意第1号 教育委員会委員の任命につきまして、提案の理由を説明いたします。  このたび令和4年5月14日をもって任期満了となります教育委員 中村貴子さんの後任として、鈴木友美さんを教育委員として任命するに当たり、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第4条第2項により、議会の同意を得ようとするものです。  鈴木さんは、昭和59年生まれの37歳。平成27年に丹波篠山市に移住され、平成29年からは、おとわの森子育てママフィールド「プティプリ」において、子育て支援、保護者連携において活躍をされています。また、令和3年4月からは、さらなる子育て支援の充実を図るために、神戸大学大学院において「農村における子育てネットワーク構築」について調査研究をされてきました。また、自らの子育てにおいても、令和3年度の味間認定こども園保護者会副会長として、園、保護者、地域との連携にリーダーシップを発揮されました。  鈴木さんのお人柄は、人格高潔にして温厚篤実であり、子育て支援において経験と実績、そして意欲を持たれており、教育委員として適任であると考え、提案をするものです。  なお、任期は、令和4年5月15日から令和8年5月14日までの4年間となります。  御審議をいただきまして、御同意を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(森本富夫君)  提出者の説明が終わりました。  質疑があれば、発言を許します。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これから、同意第1号を採決します。  本件について、これに同意することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、同意第1号は、同意することに決定しました。 ◎日程第22  同意第2号 公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて ○議長(森本富夫君)  日程第22.同意第2号 公平委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題とします。  提出者の説明を求めます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、ただいま御上程いただきました同意第2号 公平委員会委員の選任につきまして、提案理由を申し上げます。  公平委員会は、労働基本権や政治的行為等に制限が加えられています公務員の勤務条件の適正化や身分保障を実質的に担保するために設置する市長から独立した行政機関です。委員は地方公務員法第9条の2の規定で3人と定められており、その選任に当たっては、人格が高潔で、地方自治の本旨及び民主的で能率的な事務の処理に理解があり、かつ、人事行政に関し識見を有する者のうちから、議会の同意を得て、市長が選任することになっています。  本案は、本年5月13日に4年の任期を満了される委員について、引き続き大對信文氏を再任しようとするものです。任期は、令和4年5月14日から令和8年5月13日までとなります。  大對信文氏は、長年にわたり地方行政に精励され、その間、丹波篠山市役所の政策部長、総務部長の要職を歴任され、人事、労務管理に関し豊富な知識と経験をお持ちの方です。また、平成29年5月からは公平委員会委員長として公平委員会業務に当たっていただいております。  よろしく御審議いただきまして、御同意をいただきますようにお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(森本富夫君)  提出者の説明が終わりました。  質疑があれば、発言を許します。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これから、同意第2号を採決します。  本件について、これに同意することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、同意第2号は、同意することに決定しました。 ◎日程第23  同意第3号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めるこ               とについて ○議長(森本富夫君)  日程第23.同意第3号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題とします。  説明と質疑は一括して行いますが、採決は個人ごとに行います。  提出者の説明を求めます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、ただいま御上程いただきました同意第3号 固定資産評価審査委員会委員の選任につきまして、提案理由を申し上げます。  固定資産評価審査委員会は、地方税法第423条の規定に基づき、固定資産課税台帳に登録された価格に関する不服を審査決定するために市町村に設置する委員会で、委員として6名の方にお世話になっています。  本案は、6名の委員のうち、細見正浩委員と澤 雅史委員が、本年5月13日に3年の任期を迎えられます。細見正浩委員は、平成28年5月に御就任以来、今日まで2期6年間、複雑な固定資産の評価の審査において、経験に基づく高い識見の下、的確な案件処理に手腕を発揮いただき、令和3年度は委員長として御活躍をいただいておりましたが、この任期をもって御勇退されることになりました。  このたび、細見氏の後任として選任いたします、長澤義幸氏は、平成25年3月に篠山市役所を退職されるまでの間、税務、財政、農政など多岐の分野での経験が豊富で、長年の地方行政で培われた高い識見を有され、また、地元の自治会長を歴任されるなど地域における信望も厚く、市民の代表として、これまでの知識と経験を基に公正かつ適正な審査に手腕を発揮いただけるものと信じております。  また、澤 雅史委員は、平成30年3月に補欠委員として御就任をいただき、今日まで2期4年間、複雑な固定資産の評価の審査において、高い識見の下、適切な意見を賜り、その重責を果たしていただいており、引き続き、委員に再任しようとするものです。  固定資産評価審査委員会の委員は、専門的な知識を有することに加え、市民からの信望も厚く信頼される人格の持ち主であること、何事においても公正な識見の下で審査をいただける人物であることが求められます。両氏とも地域における信望も厚く、市民の代表として、公正かつ適正な審査に当たっていただけるものと確信するもので、これまでの知識と経験を基に手腕を発揮していただきたいと期待しています。  よって、ここに両氏を固定資産評価審査委員会委員に選任いたしたくお願いをするものです。  任期は、令和4年5月14日から令和7年5月13日までの3年間となります。  よろしく御審議をいただきまして、御同意を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  提出者の説明が終わりました。  質疑があれば、発言を許します。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これから、同意第3号を採決します。  まず、長澤義幸さんの固定資産評価審査委員会委員の選任に同意することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、長澤義幸さんの固定資産評価審査委員会委員の選任に同意することに決定しました。  次に、澤 雅史さんの固定資産評価審査委員会委員の選任に同意することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、澤 雅史さんの固定資産評価審査委員会委員の選任に同意することに決定しました。 ◎日程第24  発委第1号 丹波篠山市議会議員政治倫理条例
    ○議長(森本富夫君)  日程第24.発委第1号 丹波篠山市議会議員政治倫理条例を議題とします。  本件は、会議規則第14条第3項の規定によって、議会運営委員会から提出がありました。  委員長の提案理由の説明を求めます。  足立議会運営委員長。 ○議会運営委員長(足立義則君)(登壇)  議会運営委員会委員長の足立でございます。  ただいま議題となりました発委第1号 丹波篠山市議会議員政治倫理条例の制定につきまして、提案理由を述べさせていただきます。  本条例は、市政が市民の厳粛な信託を受けたものであることを認識し、その受託者たる市議会議員の政治倫理に関する規律の基本となる事項を定めることにより、議員の政治倫理の確立を期し、もって市政に対する市民の信頼に応えるとともに、公正かつ民主的な市政の運営を図ることを目的に制定しようとするものです。  本条例は、全9条から構成しており、丹波篠山市議会基本条例第24条に規定する「議員の政治倫理」について、より具現化し、議員の責務や政治倫理基準等の政治倫理に関する規律の基本となる事項を規定しようとするものです。  お手元に「丹波篠山市議会議員政治倫理条例」を配付させていただいておりますが、本条例の規定事項としては、第1条に、さきに申し上げました条例の目的を規定しています。  第2条には、議員の責務として、市民の信頼に値する倫理性を自覚し、市民に対し自ら進んでその高潔性を明らかにしなければならないこと、地方自治の本旨に従って、議員本来の使命の達成に努めなければならないことを規定しています。  第3条には、市民全体の代表者として品位と名誉を損なうような一切の行為を慎み、その職務に関して不正の疑惑を持たれるおそれのある行為をしないこと、市民全体の奉仕者として常に人格と倫理の向上に努め、その地位を利用していかなる金品も授受しないこと、市等の公正な職務の遂行を妨げ、又はその職権を不正に行使するよう働きかけないことなど、議員が遵守しなければならない政治倫理基準を規定するとともに、同条第2項では、議員が、政治倫理に反する事実があるとの疑惑を持たれたときは、自ら清い態度をもって疑惑の解明に当たるとともに、その責任を明らかにしなければならないと規定しています。  また、審査請求の手続として、第4条では、議員又は市民は、議員が政治倫理基準に反する行為があると認められるときは、議員にあっては8分の1以上の者の連署を、議員の選挙権を有する市民にあってはその総数の50分の1以上の者の連署をもって、議長に対し審査の請求をすることができると規定しています。  第5条から第6条においては、議員又は市民から審査請求があった場合の丹波篠山市議会議員政治倫理審査会の設置や審査会の運営等に関して規定しています。  次に、第8条では、審査会の審査終了後の議長への報告義務と、その報告において、審査対象議員が政治倫理基準に反する行為があった場合、必要な措置を講じることができると規定しています。また、審査会からの審査報告及び政治倫理基準に反する行為があったと認められる議員に対して必要な措置を講じたときは、公表しなければならないと規定するとともに、政治倫理基準に反する行為がないと確認した場合においては、審査対象議員の名誉回復のために必要な措置を講じなければならないと規定しています。  第9条では、条例の施行に関して、必要な事項は、議長が別に定めると規定するとともに、附則において、施行日を令和4年4月1日としております。  議員各位におかれましては、議員政治倫理条例の制定について御理解、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の説明が終わりました。  これから、委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これから、発委第1号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、発委第1号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(森本富夫君)  以上で、本日の日程は全部終了しました。  お諮りします。  議事の都合により、明日25日から5月1日までの38日間は、休会としたいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  異議なしと認めます。  明日3月25日から5月1日までの38日間は、休会とすることに決定しました。  第122回丹波篠山市議会、弥生会議を閉じるに当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  議員の皆様には、熱心に真摯に審査をいただき、令和4年度予算など重要な案件につきまして、適切な結論を得ることができましたこと、厚くお礼を申し上げます。  酒井市長をはじめ執行部の皆様には、成立を見ました各議案につきまして、その執行に当たり、各議員から申されました意見を酌み入れ、適切に運用され、市政発展のため、住民福祉向上のため、一層の御努力をお願いいたします。  さて、令和2年5月に始まりました私たち議員の任期も、約半分が過ぎようとしております。この2年間は、新型コロナの影響で議会活動も大きく制約を受けることとなり、私が思う高校生議会の開催の提案さえできませんでした。そのような中、オンラインを活用した委員会の開催やユーチューブによる議会報告会の配信など、工夫を凝らした議会運営を議員の皆様の御協力により行うことができました。  また、請願いただきました「丹波篠山市議会議員政治倫理条例」の制定や、「適正な議員定数と円滑な委員会体制に関する調査」など、丹波篠山市議会の直面する課題にも一定の結論が出せたのではないかと思っております。議員の皆様の積極的な活動、御努力、御協力に厚くお礼を申し上げます。  新型コロナウイルスまん延防止等重点措置は解除となりましたが、まだまだ感染は続いています。医療従事者の皆様には、長期にわたり感染防止また治療に対し、献身的な御活躍をいただいておりますことに心より感謝を申し上げます。  また、海外に目を向けますと、ロシアのウクライナ侵攻など世界情勢の先行きが見通せない中、市民生活への影響も心配されます。  多くの課題に直面しているまさに非常事態の今、議会・議員は住民とともに歩み、寄り添い、その声を市政に反映していくため、首長と政策競争をしていく必要があります。議員の皆様には、365日24時間、より一層の御精励と御活躍をお願い申し上げます。  後になりましたが、議事内容や審議内容につきまして、報道いただきました報道関係の皆様方にお礼を申し上げます。  終わりに、丹波篠山市内の各自治会が「おしゃれなワクワク農村」として、光り輝くことを期待し、閉会の御挨拶といたします。  どうもありがとうございました。  ここで、酒井市長から御挨拶がございます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、弥生会議が閉会するに当たりまして、一言御礼の御挨拶を申し上げます。  今回御提案をいたしました案件は、令和4年度の一般会計、特別会計の予算、条例などいずれも重要な案件ばかりでありましたが、大変真摯に御審議をいただきまして、一部修正の上、御承認をいただき、本当にありがとうございました。  また、本会議でも議員の皆さんからは委員会、代表質問、一般質問などにおいて、多くの御意見、御提言をいただきました。篠山再生、丹波篠山キャピタル、ブランド戦略、デジタルシティ、ふるさと納税、大阪・関西万博、子育て、交通安全、公共交通、歴史資産、高齢者福祉、農都創造、スマート農業など、市政全般にわたる御提言をいただいております。これらを新しい令和4年度の市政に生かすべく、取り組んでいきたいと考えます。  また、旧篠山町が一部過疎地域に指定されることについて、多くの御意見をいただきました。これを前向きに捉えて、真の活性化につながるような取組をしていきたいと考えますので、引き続き、よろしくお願いを申し上げます。  また、先ほどは、課題でありました議員定数の課題を解決され、また、議員政治倫理条例が成立をしました。敬意を表しますとともに、さらにこれを機に市民の皆様のために御活躍をよろしくお願い申し上げたいと思います。  さて、本日はこの後、人事異動の内示を行いますが、この3月31日付で退職者11名となっており、この本会議に出席している者の中では、横山部長と倉部長が退職となります。お二人には長年にわたり、丹波篠山市のため、市民のために活躍をしてきましたことに心から感謝を申し上げますとともに、また議員の皆様には、温かい御指導をいただきまして、ありがとうございました。  4月1日付の新規採用職員が18名あり、令和4年度は469人の体制でスタートすることになります。令和4年度のキャッチフレーズ「おしゃれなワクワク農村へ」を目指して、ますます魅力を伸ばし、定住人口や関係人口の取組を進めていきたいと考えます。  また、大きな課題となっています地域医療や篠山再生、また、諸課題の解決にも取り組んでいきますので、議員の皆様の今後ともの御指導をよろしくお願いをいたしたいと思います。  また、休会中ではありますが、4月にはコロナの経済対策などで議会の開会をお願いできたらと思っておりますので、併せてよろしくお願いいたしたいと思います。  先ほども議長からの御挨拶がありました。世界を見ますときに、ウクライナの状況など心を痛める毎日となっていますが、一日も早い解決を願いますとともに、丹波篠山市としても、できるだけのことはしていきたいというふうに考えているところです。  お堀にはぼんぼりが飾られて、もうすぐ桜も開花いたします。どうか議員の皆様にはますます御健勝にて、市民の皆様のため、市政のために、御活躍をいただきますようにお願いを申し上げ、御礼の挨拶とさせていただきます。  大変にありがとうございました。 ○議長(森本富夫君)  本日は、これで散会します。  お疲れさまでした。               午後 0時25分  散会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                       令和4年3月24日                       丹波篠山市議会議長  森 本 富 夫                       丹波篠山市議会議員  原 田 豊 彦                       丹波篠山市議会議員  前 田 えり子                       丹波篠山市議会議員  上 田 英 樹...