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令和 4年第122回弥生会議( 2月15日)

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  1. 篠山市議会 2022-02-15
    令和 4年第122回弥生会議( 2月15日)


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    最終取得日: 2022-11-22
    令和 4年第122回弥生会議( 2月15日)     第122回丹波篠山市議会2月15日会議(弥生会議(第2日))会議録           令和4年2月15日(火曜日)              午前 9時30分 開議   〇出席議員(14名)      1番  原 田 豊 彦         2番  前 田 えり子      3番  上 田 英 樹         4番  隅 田 雅 春      6番  安 井 博 幸         7番  足 立 義 則      8番  向 井 千 尋        10番  大 西 基 雄     11番  栗 山 泰 三        13番  渡 辺 拓 道     15番  河 南 克 典        16番  大 上 和 則     17番  小 畠 政 行        18番  森 本 富 夫 〇欠席議員(1名)      9番  園 田 依 子 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
      市長         酒 井 隆 明   副市長        堀 井 宏 之   教育長        丹 後 政 俊   代表監査委員     畑   利 清   企画総務部長     竹 見 聖 司   行政経営部長     藤 本 雅 浩   市民生活部長     中 筋 有 香   環境みらい部長    羽 馬 辰 也   保健福祉部長     横 山   実   保健福祉部長(健康) 山 下 好 子   農都創造部長     倉   剛 史   観光交流部長     赤 松 一 也   まちづくり部長    近 成 和 彦   上下水道部長     清 水 康 之   監査委員・公平委員会・選挙管理委員会    消防長        西 井   満   固定資産評価審査委員会事務局長              西 牧 成 通   教育部長       稲 山   悟   教育部長(生涯教育) 小 林 康 弘   教育次長       酒 井   宏   (教育委員会事務局次長) 〇議会事務局職員出席者   局長         酒 井 一 弘   課長         樋 口 寿 広   主査         太野垣 陽 平 〇議事日程 第2号 令和4年2月15日(火曜日)午前9時30分開議   第 1  会議録署名議員の指名   第 2  市長施政方針表明        教育長教育方針表明   第 3  議案第18号 令和4年度丹波篠山市一般会計予算   第 4  議案第19号 令和4年度丹波篠山市国民健康保険特別会計予算   第 5  議案第20号 令和4年度丹波篠山市後期高齢者医療特別会計予算   第 6  議案第21号 令和4年度丹波篠山市介護保険特別会計予算   第 7  議案第22号 令和4年度丹波篠山市水道事業会計予算   第 8  議案第23号 令和4年度丹波篠山市下水道事業会計予算               午前 9時30分  開議 ○議長(森本富夫君)  皆様、おはようございます。  これから、第122回丹波篠山市議会、2月15日会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。 ◎日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(森本富夫君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、17番、小畠政行君、1番、原田豊彦君、2番、前田えり子君を指名します。 ◎日程第2  市長施政方針表明        教育長教育方針表明 ○議長(森本富夫君)  日程第2.市長施政方針表明教育長教育方針表明を行います。  最初に、酒井市長から施政方針表明があります。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  皆さん、おはようございます。  それでは、ただいまから令和4年度の施政方針を申し上げます。  議員の皆様にはお手元に書面で配付をしているとおりです。他の自治体では、施政方針について抽象的・理念的な表現をされるところも多いわけですけれども、丹波篠山市では、市民の皆さんや議員の皆さんにできるだけ分かりやすく具体的に示す内容としています。そのために、100ページにも及ぶ内容となっておりますので、この場で全てを朗読するのは時間的に少し無理がありますので、大切な考え方や新しい取組などを中心に説明を申し上げます。大事なところにつきましても、口頭での説明は割愛する部分がありますので、御理解をいただきたいと思います。  この内容につきましては、市民の皆さんからの御意見や議員の皆様の御提言をできるだけ配慮したつもりでおりますし、また、これにつきまして御意見、御提言がありましたら、一般質問などを通じて、よろしくお願いをいたしたいと思います。  それでは、令和4年度施政方針。キャッチフレーズは、「おしゃれなワクワク農村へ」です。コロナの中、農村、地方にこそ幸せや豊かさがあるという田園回帰・農村回帰の流れにあります。殊に丹波篠山市は、ブランド力も高まり、注目が集まっています。観光客も目に見えて増えてきました。また、先日2月6日には、篠山鳳鳴高校が全国の観光甲子園でグランプリを獲得しましたし、2月13日は213で日本遺産の日となっており、文化庁主催の日本遺産記念のシンポジウムがありましたが、その冒頭で紹介されたのがデカンショ節デカンショ踊りで、また自治体を代表して私が丹波篠山市の取組などのお話をさせていただき、大変光栄に感じております。住みたい人も若い世代を中心に増えております。後はここに住む私たち市民の意識ではないかと思います。いつまでも都会に目を向けるばかりでなく、私たちの地域にこそ幸せや魅力がたくさんある。こういった意味で、「おしゃれ」という言葉を使いました。もちろん課題もありますけれども、それに勝る多くの魅力やよいところがありますから、これを伸ばし、それぞれの集落や地域の中でここに住む人、年配の方も若い人も、そして出身者も、そして関係人口と言われる多くの方の力を借りながら、集落や地域を盛り上げ、農村社会の代表である丹波篠山市が、未来につながるように取組を進めていきたいと思います。  4ページ目、新しい組織体制についてです。  令和3年度の退職者は12名、令和4年度の採用者は一般行政職が6名、土木職1名、保育士・幼稚園教諭6名の予定で、消防職5名、管理栄養士1名の計19名、4月1日の職員数は472名となる予定です。  令和4年度の当初予算(案)は、一般会計の総額が227億4,000万円、令和3年度と比較しますと5億1,000万円の増となっています。寄附金において、ふるさと応援寄附は、令和3年度より2億3,440万円増の4億円と見込んでいます。  財政調整基金の取崩しについては、令和3年度当初予算に比べて、1億3,000万円多い、9億7,000万円を取り崩すこととしており、令和4年度末の残高を7億1,324万円と見込んでいます。  6会計を合わせました令和4年度当初予算(案)の総額は、415億2,242万円となります。実質公債費比率は14.8%、将来負担比率は123.3%、市債の残高は4年度末には462億2,800万円となる見込みです。詳しい内容につきましては、令和4年度当初予算書案及び当初予算の概要を御覧いただきたいと思います。  6ページ、篠山再生計画の推進についてです。  平成21年度から篠山再生計画に基づいて、行財政改革の取組を進め、収支均衡のバランスを取れるよう目指してきました。実質公債費比率は、22.7%から15.6%に、将来負担比率は308.5%から133.4%に、また令和元年度、2年度の決算において、収支バランスが取れるようになりました。この計画が10年であったこともあり、一旦の区切りをここでつけることといたしています。これまでこの計画の着実な実行を行うに当たり、市民の皆様や議会の皆様、大変な御協力と御支援をいただいたことに、ここに感謝を申し上げます。しかしながら、令和3年度から5年度まで再び収支バランスが取れなくなる見通しで、市民の皆さんに篠山再生計画が達成できましたと胸を張れるには至ってはいないと思っています。また、経常収支比率は97.1%と高い見通しです。そのために、令和4年度においては、新たな計画を策定し、これまでと同じような健全な財政運営ができるように取り組んでいきたいと考えています。  7ページ、当面する重要課題の取組を説明いたします。  新型コロナウイルス感染症対策については、本日の新聞報道でも丹波篠山市では、累計500人を超える感染者が出ているとの報道で、ここのところ感染者が拡大しております。引き続き医療対策やワクチン接種を進めていきたいと考えます。  次に、新たな地域医療体制に向けての取組が現在、丹波篠山市の大きな課題となっています。医療分野に精通したコンサルティング会社に市の医療の現状や将来の見通しなどについて、調査を依頼し、報告書の提出を受け、現在、両病院や関係者にその説明を行っているところです。令和4年度におきましては、この報告書も踏まえながら、引き続き病院関係者との協議・調整を重ねるとともに、地域医療関係者会議の場で議論・検討を行い、方向性を見出していきたいと考えています。  ささやま荘につきましては、現在、あり方検討会で検討しており、令和3年度内に意見の取りまとめを行う予定としておりますので、それを踏まえて進めていきます。  桑原地区の公害問題については、桑原集落の皆さんは、この事業者は今も違法状態にありますから、即座の操業停止を求められています。市としては、兵庫県の勧告の期限を尊重し、本年12月11日までに養鶏場を農地に戻し、移転などをされることを見守っています。今後においても、市民の快適な生活環境を守るために、一日も早い解決に向けて取組を進めていきます。  清掃センター継続操業に係る地域要望を着実に実施していきます。  ホテルルートインの建設計画については、一部の市民から市に対し、本件の開発を許可しないように求める裁判が提起され、2年を経過していますが、いまだ結論が出ていない状況です。事業者は、その裁判の推移をやむなく見守っておられるところです。  旧篠山町が令和4年4月1日付で一部過疎地域に指定される見通しとなっています。今後は、丹波篠山市過疎地域持続的発展計画を策定して、活性化を目指し取組を進めていきます。  11ページ、令和4年度のシンボル事業について申し上げます。  まず、アフターコロナの農村回帰の流れについてです。先ほどもお話ししたとおり、丹波篠山市は京阪神の大都市圏に比較的近い距離にありながら、自然豊かな農村環境があって、快適で豊かな生活が営めることから、若い世代の移住希望者が多くなってきています。移住相談の件数は、コロナ前と比較して約3倍にもなっており、大変注目をされている状況です。この好機を捉えて、農村回帰の流れを確実なものとしていきます。空き家バンクの取組、JR西日本との共同プロジェクトとしての「おためし地方暮らし」の取組、二拠点生活体験モデルツアーなどを実施していきます。  丹波篠山キャピタルを神戸大学と市の合同で立ち上げ、人材をマッチングする事業を開始し、地域課題の解決を目指していきます。関係人口と呼ばれる地域外の人材が地域づくりの担い手になることが期待されており、「丹波篠山市版関係人口案内所」を開設します。  ワクワク農村未来プランにつきましては、本年度から推進をしているところですが、コロナの中、十分な取組ができていません。令和4年度は、8自治会と3地区を重点的にモデル地区として支援するとともに、できるだけ多くの集落や地域で取組が実践されるように推進していきます。  丹波篠山の黒大豆栽培が昨年2月、日本農業遺産の認定を受けました。黒大豆は約300年以上も前から栽培され、今も多くの農家の方が栽培をしていただいています。また、さらに灰小屋を中心とした農村景観が今も残され、畑に水を引くのにため池や水路が造られ、そこに多様な生き物がすむ環境が守られている、こういったことが併せて評価をされました。令和4年度には、「日本農業遺産を生かしたまちづくり事業助成金」を創設し、黒大豆栽培に関する技術の継承や歴史調査、農業生物多様性、灰小屋の修復など、市民活動に対し10万円を上限に助成をしていきます。  農都のめぐみ米の推進についてです。農薬や化学肥料を5割以上減らし、また生き物に配慮したこの農都のめぐみ米は、令和3年12月から学校給食に取り入れられています。令和4年度の新たな取組として、「農都のめぐみ米」に取り組む農業者に対し、10アール当たり750円を助成する制度を創設し、栽培面積をさらに広げていきます。  子育ていちばんにつきましては、子育て支援施策を一元化する部署を設けて、子育ていちばん施策をさらに充実させるとともに、課題となっている待機児童の解消や保育士の処遇改善などに取り組んでいきます。  令和4年5月28日に、河合雅雄先生をしのぶ会を挙行します。このしのぶ会に向けて、先生がふるさとへの思い、提言をまとめられた追悼記念誌と映像を制作し、河合雅雄先生の御遺志を受け継いでいきたいと考えています。  丹波篠山市らしい環境を宣言するために、「丹波篠山市環境みらい都市宣言」を表明できるように、環境審議会で検討をいただきます。  買物弱者支援について。買物ができずに不便を感じている方が増えてきています。この対策をこの1年間、各支所の地域振興課で調査・検討してきました。それを受けて、令和4年度からは、食料品や日用品の戸別配達をしている小規模事業者に対し、配達に係る経費の一部を支援する制度を設けていきます。  市内高校の活性化について。令和3年度、路線バスのルートの見直し、高等学校の魅力づくりへの支援、広報「丹波篠山」への特集記事の掲載、地元進学を啓発するポスターなどを行いました。令和4年度においては、さらに市民挙げて、3高校を盛り上げていくために、「市内高等学校活性化市民会議(仮称)」を設置し、支援策、活性化策を検討していきます。  男女共同参画センターについては、審議会の皆様の意見も踏まえて、令和4年10月中の設置に向けて準備を進めていきます。  ふるさと応援寄附につきましては、本年1月、丹波篠山ふるさと納税推進室を設けたところであり、寄附額4億円を目指し、取り組んでいきます。  次、20ページ、市民が主役で暮らしの質を高めるまちづくりについてです。  自治基本条例検証委員会を設置していきます。  市民プラザや市民活動を支援していきます。  また、若者たちでまちづくり会議は、令和4年度は、2年目となり、これまで話し合っていただいた駅前や集落の活性化策を提案していただきます。  地域コミュニティ活性化施設については、雲部・福住・大芋でそれぞれ地域の拠点として取り組んでいただいており、引き続き支援をしていきます。  海外都市との交流では、アメリカ合衆国ワシントン州ワラワラ市との間に結んだ姉妹都市提携が令和4年度、50周年を迎えることになります。記念誌の発行や記念モニュメントの作製など、記念事業に取り組んでいきます。  また、平成23年に発生した東日本大震災による被災者の支援として、丹波篠山市では、今も避難されてきた方々の家賃の補助などの支援を継続していますが、10年が経過することから、その基金もなくなっていくことになり、現在、避難されている3世帯9名に対する家賃補助は、令和4年度末をもって終了させていただくことといたします。  多文化共生、外国人住民への支援をしていきます。また、神戸大学との連携、地域おこし協力隊ふるさと大使の取組を続けていきます。  定住人口につきましては、引き続き、住もう帰ろう運動や定住促進重点地区の取組を続けたり、市営住宅の子育て優先枠ハートピア北条団地、結婚相談室「輪〜りんぐ〜」の取組を続けていきます。なお、「輪〜りんぐ〜」では、これまで49組のカップルが成婚されています。  防災については、避難所体制を見直し、新たに市指定避難所を12か所増やして、自主開設できる避難所として災害に備えます。  防災と福祉の連携の促進、災害時要援護者への取組を行っていきます。  原子力災害対策として、全国に先駆けて安定ヨウ素剤の事前配布を行っていますが、新型コロナウイルス感染症の影響で更新手続が延期している状況です。令和4年度は、令和3年度配布予定者と未更新者にダイレクトメールを発送し更新手続を進めていきます。  消防については、小型ポンプ積載車4台の更新、瀬利地内と東古佐地内において防火水槽の新設を行います。  消防体制の充実強化、救急体制の高度化に取り組みます。また、住宅防火対策の推進を進めていきます。  丹波篠山市に転入された方へ歓迎の気持ちを表すために、市長のウェルカムメッセージをお渡しするとともに、丹波篠山市の魅力をより知っていただくために、特産品である丹波篠山産のお米とお茶をお渡しいたします。  交通安全につきましては、「横断歩道 お先にどうぞ」の取組を進めていきます。  放置空き家対策を進めていきます。令和3年度は後川新田において行政代執行を行いました。令和4年度は、JR篠山口駅東側大沢地内にある危険な老朽空き家について、道路や隣接地に瓦などの飛散の懸念があるために、行政代執行による応急対策を進める予定としています。  デジタル化の推進につきましては、マイナンバーカードの普及に努めます。令和3年度から各企業、自治会、サークル等への出張申請サポートを実施していますが、令和4年度は、さらに公共施設や商業施設、イベント会場などへも出向き、また各支所でも申請ができるようにしていきます。  行政手続のオンライン化デジタル活用に不安のある高齢者の支援、学校でのICT教育の充実に努めていきます。  次に、道路、河川など生活基盤についてです。  道路、橋梁は、「道路・舗装維持管理方針」「橋梁長寿命化修繕計画」などに基づいて整備に努めていきます。令和4年度は、市道大山旧国道線から市道北野中央線通学路安全対策市道小坂中央線、市道南新町河原町線の拡幅などに取り組みます。「集落くらしの道」は、市道安田三熊線において取り組みます。
     河川や国県市道の草刈りについては、除草作業等に対し交付している報奨金について、令和4年度からは上限額20万円から25万円に引き上げて交付をします。また、丹波県民局では、社会基盤整備プログラムによって、順次整備をしていただいているところで、味間バイパスの早期完成に向け、また黒田バイパス早期事業着手への促進、飛曽山峠改修の事業促進などを行っていただきます。新城東トンネルにつきましては、事業化に向けて兵庫県に対し、要望を引き続き行っていきます。  河川については、「ささやまの川・水路づくり指針」「生物多様性ささやま戦略」に基づいて、「ふるさとの川再生事業」として生態系や自然環境に配慮した川づくりを進めています。落差工等の溯上阻害を魚道設置等により解消したり、土砂が堆積し雑草等が繁茂している河川に瀬や縁を整備していきます。  JR篠山口駅自由通路には、西側に観光ステーション、東側にイノベーションラボを設置しています。自由通路について楽しいおもてなしの空間となるように、「若者たちでまちづくり会議」などの提案を受けて活性化を進めていきます。駅の売店につきましては、昨年閉鎖されていることから、利用者の利便性や将来の観光客増加にも役立つように、売店が再開できるように、JRやセブンイレブンと協議し、検討を進めていきます。  36ページ、丹波篠山市の三の丸西駐車場の駐車料金については、令和4年7月より土・日・祝日の普通車駐車料金を200円から400円へと改定し、値上げした料金分については、基金として積み立てて、篠山城跡周辺の環境整備などに充てていきます。36ページ、三の丸駐車場とあるのは、三の丸西駐車場の誤りですので、訂正をお願いいたします。  地籍調査については、高倉地区で着手し、昨年から追入地区で進めているところで、引き続き取り組んでいきます。  上下水道につきましては、令和3年度策定予定の上下水道経営戦略に基づいて、経営の安定を図り、上下水道施設や管路の修繕、計画的な更新等により、上下水道サービスの持続を図っていきます。  水道施設につきましては、今田加圧所の送水ポンプインバーターの更新、公共下水道については、篠山処理区の汚水本管のヒューム管工事などを実施します。また、小型合併処理浄化槽維持管理費の補助を始めていきます。  市内の公共交通網は、主にJR福知山線、路線バス、コミュニティバス乗合タクシー火打岩線、4地区での市有償旅客運送で形成されています。路線バスとコミュニティバスの上限運賃200円とすることについては、引き続き実施をしていきます。令和4年度は、これまでから検討していただいていた村雲地区において、新たに有償旅客運送に取り組んでいただきます。福住地区では、引き続き、地域の合意形成を支援していきます。  38ページ、すべての人が尊重され、生き生きと暮らせるまちづくりについてです。  地域医療、救急医療に引き続き取り組んでいきます。また、看護師・リハビリ職の確保、介護福祉士の確保について、取り組んでいきます。  診療所についてです。東雲、後川、草山、今田の4診療所については、地域の皆さんのかかりつけ医として、またワクチン接種も地域の皆さんに対し、実施していただいており、さらに、東雲、草山、今田診療所においては、所長の医師が学校医を務めるなど、地域とのつながりを大切に活躍していただいています。  休日診療所については、にしき記念病院に休日診療を担っていただく予定となっています。にしき記念病院は、365日診療され、二次救急輪番病院でもあって、一次救急対応病院として安心できる体制となっています。  病児保育室「にこにこ」については、開始時間を午前8時30分から午前8時に、終了時刻を午後5時から午後5時15分に延長をいたします。  高齢者福祉の充実と介護予防につきましては、エンディングノートの周知の啓発、「地区いきいき塾」「いきいき倶楽部」。高齢者の保健事業と一体化したフレイル予防の対策などを進めていきます。  ふくし総合相談、権利擁護の取組、老人会組織の支援に取り組みます。  障がい者福祉については、市役所窓口に来られた難聴者の方などへの対応として、庁舎内に「集音機」を常備し、コミュニケーションが図れるようにしていきます。また、障害者総合支援センタースマイルささやまでは、駐車場の拡張を行います。市のホームページ内に手話コーナーを作成します。令和4年度からは、全国手話言語市区長会の兵庫県代表に丹波篠山市長が就任の予定であり、他の会員市とともに聴覚障がい者の自立と社会参加の実現を目指して取組を進めていきます。  生活困窮者、ひきこもり、自殺対策に取り組んでいきます。  丹南健康福祉センターの多目的トイレの改修を行います。  人権についてです。  令和4年度の住民学習のテーマは、「ケアラー」とし、福祉だけでなく、人権の観点からも取り上げていきます。昨年は、部落差別を助長する動画について、自治会からの要望を受けて、市として裁判所に削除を求める仮処分命令の申立てを行い、これが全国の初の取組として注目されました。今後とも差別を許さない取組を進めていきます。  あいさつ運動に取り組んでいきます。  男女共同参画につきましては、第10期女性委員会は、3月に男女共同参画センターの設置や市民センターの魅力発信や、さらなる利活用について提言される予定となっています。令和4年度からの第11期女性委員会についても委員を募集し、取り組んでいただきます。  ふれあい館を運営していきます。  丹南児童館については、市内全域から利用者が増加し、令和4年度からは、職員を増員して、常時2名体制で子どもや保護者の居場所づくりを提供できるように取り組んでいきます。  事前登録型本人通知制度は、12月末現在、登録者1,561人となっていますが、2,000人を目指して取組を進めていきます。  パートナーシップ宣誓制度については、令和5年度から導入を目指して、検討を進めていきます。  次に、健康づくり、また、がん患者アピアランスケアサポート、歯科保健の充実、食育などに取り組んでいきます。令和4年度は、第4次食育推進計画を策定いたします。  生理の貧困対策、また、国民健康保険、介護保険の健全運営に努めていきます。  50ページの子育ちのところです。  令和4年度からは、高校生世代16歳から18歳までの所得制限を設けずに、入院医療費の助成を拡大いたします。  予防接種としては、子宮頸がん予防ワクチン接種の実施、小児のインフルエンザ予防接種などの費用助成を行っていきます。  女性が安心して妊娠、出産、子育てできる体制整備を引き続き実施していきます。「My助産師制度」。1人10万円当たり支給する出産支援金支給事業。お産応援119。また、市内唯一の分娩機関であるタマル産婦人科との連携などを図っていきます。  第3子以降の出産に対し、20万円の出産祝い金を交付しています。令和元年度は55件、2年度は45件、3年度は12月末現在で34件となっており、引き続き交付していきます。特定不妊治療、不育治療に加えて、一般不妊治療費助成をしていきます。  令和2年度から妊婦1人につき12万円の妊婦健康費用助成を実施しています。市内で分娩できる機関が1か所となったことから、近隣市など市外で妊婦健診を受ける方が多くなっています。  赤ちゃんの駅については、市内30か所の施設・店舗で登録をしていただいています。  子どもの食の応援について、令和3年度は、丹波篠山の子どもの食と健康を考える会、アグリステーション丹波ささやま、くろまめ六夢叶と初田屋、ささっこ親子弁当プロジェクトの4団体に取り組んでいただきました。引き続き子ども食堂などの開設を支援していきます。  おいでよささっ子遊具設置支援についてです。令和4年度は、岡野地区の東岡屋県営住宅跡地、日置地区のB&G海洋センタープール跡地、雲部地区の旧雲部小学校、味間地区の四季の森生涯学習センター駐車場南側の芝生スペースの4か所を予定しています。  保育園及びこども園の3歳児完全給食を実施していきます。また、今田こども園の開設に向けて取組を始めていきます。  放課後児童クラブの取組を進めていきます。  味間こども園の送迎時の安全対策に取り組んでいきます。  森のようちえんについては、3歳から就学前までの子どもが同年齢の子どもたちと触れ合いながら社会性を育む、こういった目的で引き続き実施をしていきます。  子育てふれあいセンターについては、新たに「お父さんルーム」の事業、「よちよち講座」などを開始します。おとわの森子育てママフィールド「プティプリ」については、新たに“親子の絆づくりプログラム”「赤ちゃんがきた!」を中央公民館と連携して実施していきます。  学校給食の充実について。「農都のめぐみ米」の使用、有機農法で栽培された野菜の使用、また、地元特産物の活用など、引き続き取り組んでいきます。令和4年3月に完成します「丹波篠山の学校給食」の献立レシピ本により、日本一の学校給食を全国にPRしていきます。また、篠山中学校で大規模改修工事を行っていきます。  中学校の部活動の支援、ヤングケアラーの支援に取り組みます。  医療的ケア児については、医療的ケア児への訪問看護に関し、保護者の負担を軽減するため、令和4年度からやむを得ない時間延長等で自己負担となる訪問看護利用料を助成いたします。  特別な支援が必要な児童生徒が増加しています。篠山養護学校、特別支援学級、普通学級、これらの就学先をどのように選んでいくかについて、検討をいたします。  また、ふるさと教育として、「幸せ多き丹波篠山を担う」という教育目標が達成できるように、また地域とともにある学校づくりに取り組み、また、市長の学校訪問を行っていきます。  公民館活動としては、「高齢者大学」「丹波ささやま市民文化講座」「丹波ささやまおもしろゼミナール」「古文書講座」「赤ちゃんがきた!」「きょうだいが生まれた!」「郷土味学講座」「かぞく de おいしんぼクッキング」「はたちのつどい」「文化の祭典」「新春駅伝」など多様な取組を行っていきます。  社会教育施設・市民センターのおもてなしの充実についてです。四季の森生涯学習センター東館展示ホール、また、丹波篠山市民センターについて、市民が気軽に立ち寄り、自発的な学びや憩いのスペースとして活用できるように環境を整えていきます。  公民館、体育施設などの公共施設について、オンラインで利用状況が確認できたり、予約できたりするシステムを導入していきます。  B&G海洋センタープールは、令和3年度に解体撤去工事を実施し、跡地を約50台分の駐車場として整備するほか、遊具の設置などにより、地域の憩いの場として整備をしていきます。  次、62ページ、地域に根ざした産業とうるおいのあるまちづくりについてです。  令和4年1月5日に「丹波篠山市気候非常事態宣言」を表明し、CO2の排出削減に向けた積極的な行動を取っていきます。また、プラスチックごみゼロを目指し、「プラスチックごみ一括回収」を令和6年度から実施できるように取組を始めていきます。ペットボトルの削減のための給水器の設置、生ごみの減量化のための生ごみ処理機の購入支援などに取り組んでいきます。CO2排出量を減らすために、市民や事業者がどのような取組をしていただいたらよいのか、分かりやすく啓発いたします。  自然環境や生物多様性については、これまでからふるさとの川づくり、森づくり、「学校にヒーローをつくろう」などで取り組んできました。地域で取り組んでいただく活動としては、「クリーングリーン作戦」や「水辺のエコアップ作戦」があります。これらの手引を作成・配布したり、必要な資材を配布できるようにいたします。  草刈りの負担軽減についてです。よい農業を守り、自然環境を大切にしながら、農村に暮らす人々の負担をできるだけ軽くするために、市では令和元年度から実証実験も取り入れながら検討を重ね、令和3年7月号、市の広報紙で紹介をしました。「農作業の効率化のためには、回数は場所に応じて行う。病害虫の予防のためには、高刈りが適切。自然環境や生態系保全のためには、し過ぎても放置し過ぎてもよくない」などの結果を得ました。このように、適切な草刈りをすることによって、負担軽減を図ることを周知啓発していきます。  ふるさとの森づくりについては、人工林の間伐、また皆伐によって広葉樹林化の事業、林辺のバッファーゾーン整備、里山菜園事業などに取り組んでいきます。また、本年度から始めました麒麟の森づくり事業を引き続き取り組んでいきます。  森林バイオマス事業に取り組んでいきます。  ごみ分別・減量・資源化について取り組んでいきます。  ポイ捨て、不法投棄の防止については、森田まり子さんが啓発する禁止看板について、令和3年度にリニューアルをし、また、4年度からは、千葉ロッテマリーンズの中森投手も新たに起用して、啓発していきます。  悪臭防止規制について検討を進めていきます。  ごみ袋の代金については、燃えるごみ袋の(大)は1枚45円のまま据置き、(小)は4月から1枚40円を30円に改正をしていきます。  続いて、69ページの農業のところです。  丹波篠山の特産物の振興を図っていきます。黒大豆、山の芋については、防草シートの巻上機やパワースーツの購入に対し支援を始めます。栗また丹波篠山牛については、令和3年度市内の畜産農家が最高位の名誉賞を獲得されています。お茶、これらについて支援し、取り組んでいきます。  集落営農「人・農地プラン」についてです。丹波篠山市の農業、農地、そして農村集落が未来にわたり維持、発展できるよう担い手の育成に努めていきます。丹波篠山市の「人・農地プラン」の取組は、国のホームページに優良事例として紹介されるなど、高い評価を受けているところです。一番あるべき姿として、集落の農地は集落で守ろうということからの集落営農組織への支援、また、新規就農者、認定農業者、集落で担い手に位置づけられた集落の担い手農家、これらの皆さんの支援をするほか、さらに小農と言われる家族農業や兼業農家についても農に係る多様な担い手が必要だと考えて、できるだけの支援をしていきたいと考えています。  環境創造型農業と農村づくりについてです。農業用水路は、令和3年度に、西本荘地区で生態系に配慮したコンクリートの水路、「農都水路(ヨシキモデル)(仮称)」を施工します。今後この工法の普及に努めていきます。  土づくりに努めていきます。  獣がい対策については、これまでから先進的な取組をしてきましたが、獣害の「害」を漢字ではなくて、あえて平仮名の「がい」と言い換えて、集落の自律的な獣害対策を支援し、地域内外のいろんな人材が支え合って地域を元気にすることに結びつけていきます。  農地保全のところでは、草刈り隊設立推進事業、また大型草刈り機の導入助成などを行っていきます。  耕作放棄地活用策について、どうしても活用が困難な農地については、草、花木の植栽、ビオトープ水田などの活用方策を検討していきます。  スマート農業については、ピンポイントの農薬散布など、引き続きスマート農業の実証実験などに取り組んで、省力化、生産力の強化を進めていきます。  有機農業の推進についてです。国では、温暖化やCO2の削減という点からも、令和3年5月に「みどりの食料システム戦略」が決定されました。現在では、日本の有機農業は耕地面積の0.5%にすぎませんが、2050年には目標として25%まで拡大されるとされています。また、併せて、みどりの食料システムに示される化学農薬、化学肥料の低減などについても検討していきます。そのため、「有機農業検討会(仮称)」を設置して、検討を始め、また農林水産省が新たな事業として提案されている「オーガニックビレッジ」の取組が始められるように検討を進めていきたいと考えます。  次に、76ページ、観光についてです。  観光客の滞在時間が延長できるように、宿泊施設の増加を図るための起業支援。また、秋の行楽シーズンにはデカンショ節、踊りなどを披露して、夜の丹波篠山の魅力を向上させ、観光客の増加を目指していきます。  観光イベントにつきましては、コロナの影響でデカンショ祭が通常の形で開催できていません。令和4年度は、三の丸広場での開催を期待しているところですが、併せて、お祭りの様子を映像で配信できるよう検討します。  味まつりなどの秋のイベントにつきましては、城下町での味まつりのイベントを実施しない方向で、例年10月に実施されている丹波焼陶器まつり、城東味まつり、たんなん味覚まつり、楽市楽座などについても意向を聞きながら、市全体を「丹波篠山味まつり月間」としてPRして、市内各地にお越しをいただけるように取り組んでいきたいと思います。  引き続き、外国人観光客に向けた取組を進めていきます。また、令和3年、環境に優しい電気自動車で、城下町と河原町を巡る「グリーンスローモビリティ実証実験」を実施しましたが、この取組をさらに進めて、併せて城下町以外での運行についても検討をしていきます。  道の駅につきましては、設置場所はぬくもりの郷を予定しており、基本計画の策定や関係機関との協議を進めていきます。  79ページの商工業のところです。  引き続き、商工業者へのコロナ経済対策支援を検討し、実施していきます。  また、市では町並みと調和し、立ち寄ってみたくなる雰囲気づくりを進めるために、平成30年度から城下町地区、福住・今田地区で店構えの改装工事など、「店舗等おもてなしリフォーム助成」を行っているところです。令和2年度までに4件、令和3年度は4件の改装が予定されており、引き続き、おもてなしのまちづくりのために続けて実施をしていきます。  住宅リフォーム制度につきましては、令和3年度120件の募集枠に対し、245件の応募があるなど、市民に浸透した助成制度となっており、引き続き取り組んでいきます。  起業支援についてです。この事業は、平成24年度に開始しましたが、令和2年度までに69件が開業され、令和3年度も10件が開業される予定です。特に、定住促進重点地区では、令和3年度までで27件となっており、引き続き取り組んでいきます。  篠山イノベーターズスクールでは、これまで延べ190人が受講されました。その中からグランピングなどの交流人口拡大や草刈り事業など、地域課題の解決を図る事業、農産加工事業など27名が市内で起業や継業、8名が事業拡大をされています。令和4年度は、8期目となるスクールとなりますが、これを開講し、引き続き取り組んでいきます。  芸術家・工芸家への支援についてです。市内には、陶芸、木工、ガラス、染色、革、彫金など数多くの工房が誕生しています。丹波篠山の環境の中で創作活動をするために移住してこられた方が多くあります。令和3年度は、「クラフトヴィレッジ」というイベントを行いましたが、令和4年度も引き続き、内容を拡充して取り組んでいきます。また、「まちなみアートフェスティバル」の補助をします。  大正ロマン館については、内装のリニューアル工事をいたします。  地元就職の促進についてです。地元高校に対しては、「丹波篠山幸せしごとフェア」「地元企業しごと探求フェア」「キャリア教育出前講座」などを引き続き実施し、地元企業への就職者の増加につなげていきます。また、卒業生に対しても情報提供し、働きかけを行っていきます。最大10万円の就職支援奨励金制度を設けており、引き続き実施するとともに、「企業紹介ガイドブック」を作成し、全戸配布を行います。  企業誘致については、農工団地篠山中央地区への企業進出が進んでいます。南側区画には、建築用の木材製品の加工を行う株式会社岡本銘木店が進出され、令和4年9月に操業開始の予定です。北側区画については、食品の製造会社である加藤産業株式会社が、令和4年7月頃の工事着手に向け、手続が進められています。また、農工団地岩崎地区については、地元の企業である岩崎電機製作所が工場の集約と拡張に向けた移転を計画されており、地域との調整を図りながらこれを支援していきます。  次に、85ページ、良好な景観や伝統文化を大切に継承し、活用するまちづくりについてです。  篠山城跡を中心とした城下町のたたずまいや田園・農村景観、美しい山並みなどの景観は、丹波篠山の誇る財産です。この美しい景観を未来に引き継ぐために、引き続き、景観計画や広告物条例を適正に運用し、丹波篠山にふさわしい景観形成を図っていきます。  丹波篠山ロマン街道については、地域の魅力を再発見する「景観まち歩き tekuteku(テクテク)」を開催します。  丹波篠山の家については、先日も篠山産業高校の生徒が授業の中で建築・設計をしていただいたところですけれども、市民にさらに普及していくよう啓発に努めていきます。  土地利用については、土地利用基本計画また都市計画マスタープランに基づいて、「農の都」にふさわしい地域づくりを進めていきます。また、里づくり計画につきましては、これまでの取組をまとめた冊子を作成するとともに、新たな取組の地区の普及啓発に努めていきます。  JR篠山口駅周辺活性化につきましては、その地元の会議や研修会などを開催し、アドバイザー派遣制度なども活用して、まちづくり協議会や自治会など、地域の皆さんと一緒に丹波篠山の玄関口にふさわしい魅力とにぎわいのある駅周辺の創出に向けて取組を進めていきます。  伝統文化につきましては、令和4年度「歴史文化まちづくり賞」を創設し、また、「歴史資産活用ガイドブック」の作成を行います。今年度中に二の丸南西石垣の修理工事が完了いたしますので、篠山城跡の南門の通り抜けが可能となり、市民や観光客の周遊性を高めていきます。  重要伝統的建造物群保存地区については、篠山地区は、篠山小学校校舎の国有形登録文化財を目指して取組を始めます。福住地区は、保存地区となり10周年を迎え、記念シンポジウムの開催や記念誌の作成を行い、道路の美装化に向けて取組を始めていきます。  八上城跡については、令和4年度、整備基本計画の策定に向けた準備を進めながら、八上城跡活用整備ワークショップなどを開催していきます。  伝統産業である丹波焼と王地山焼の振興に引き続き取り組み、丹波焼につきましては、陶の郷がインターネット販売の拠点となるように支援をしていきます。  田園交響ホールの多彩な事業を計画していきます。  90ページ、市民と行政が手をたずさえて取り組むまちづくりについてです。  市政や市役所は市民のためにあるものです。これからもガラス張りの情報公開を実行し、誰もが分かりやすい市政にするとともに、引き続き、積極的に市民の皆さんの意見を聴く場づくりに努めていきます。
     ふるさと一番会議の開催、お出かけ市長室・こんにちは市長室の開催、市長室の一般開放などに取り組みます。  また、SDGsの推進、啓発について取り組んでいきます。  行財政運営につきましては、各施設の長寿命化計画、公共施設等総合管理計画を基に、計画的な改修や施設の適正規模の維持に取り組んでいきます。令和4年度は、本庁舎のエレベーター工事などに取り組んでいきます。  公契約条例に基づき、取組を進めます。  市有地の有効活用については、南新町住宅跡地は、令和3年度全ての建物の取壊しが完了し、境界確定のため境界測量業務を実施しました。地域の自治会からは、住宅用地での活用をしてほしいという意見を頂いておりますので、その方向で取組を進めていきます。  市役所また職員については、明るい挨拶と対応。  職員プロジェクトとしては、令和4年度、昨年と引き続き、ワクワク農村モデルの検討チームと、若者たちでまちづくり会議のチームを立ち上げ、取り組んでいきます。また、RPAを活用した行政事務の効率化や、内部統制制度についての検討を進めていきます。  ブランドを創り、活かすまちづくりについてです。  「日本遺産のまち、ユネスコ創造都市」を推進していきます。丹波篠山市は日本国内で約160の自治体が加盟するCCNJ(創造都市ネットワーク日本)の幹事市となっており、これまでこの組織の運営に貢献してきました。令和3年度には、頑張る小規模自治体の取組を紹介し、情報共有や意見交換を行う「創造農村ワークショップ」がこの3月に丹波篠山市で開催をされますので、さらにこういった意味からも地方都市のリーダーを目指し、取組を進めていきます。  2025年の大阪・関西万博を見据えて、丹波篠山市は国から12の「地域ブランド支援モデル地区」の1つとして選定をされています。この機会を好機と捉え、市内事業者と関係省庁などの連携・支援に取り組んでいきます。  市のロゴマークにつきましては、公募を行うこととしており、市民の皆さんの提案を受けて検討をしていきます。  丹波の森構想につきましては、この構想が始まって30年が経過し、市民の認知度が薄れてきたとの指摘があります。しかし、この構想は多自然居住など、地方創生の先駆けとも言えると高く評価をされるもので、今や日本中をリードするものと言われています。この理念の実現に向けてさらに取組を進めていきたいと考えています。  プロモーションにつきましては、半沢直樹シリーズ「アルルカンと道化師」のテレビの舞台となるように、またNHK連続テレビ小説の誘致活動などを行っていきます。  千葉ロッテマリーンズとは引き続き、スポンサーシップ契約を締結していきます。  市史編さんの事業の取組を進めていきます。  以上のとおりでありまして、99ページ、最後の結びに、以上のような取組を進めることによって、初めに申し上げました「おしゃれなワクワク農村へ」のキャッチフレーズが実現できるように、市議会の皆様や市民の皆さんと手を取り合って取組を進めたいと思いますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。  以上、令和4年度の市政執行方針といたします。御清聴、ありがとうございました。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長の施政方針表明は終わりました。  ここで、暫時休憩をいたします。               午前10時34分  休憩               午前10時45分  再開 ○議長(森本富夫君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、丹後教育長から教育方針表明があります。  丹後教育長。 ○教育長(丹後政俊君)(登壇)  それでは、よろしくお願い申し上げます。本日、令和4年度の教育関連予算を提案するに際し、教育行政に取り組む所信を示し、議員の皆様をはじめ、市民の皆様の御理解と御支援を賜りたいと存じます。  本市の教育は、「第3期丹波篠山市教育振興基本計画」に定めております「5つの施策の基本方向」に基づき取り組んでおります。令和4年度の教育施策について、配付しております「令和4年度丹波篠山の教育」により説明をいたします。  主なものを説明することになりますが、この「丹波篠山の教育」に書かれておりますことはどれも大事なことだと思っております。ここでは時間の都合もありまして、主なものを説明させていただきます。  まず、3ページ、施策の基本方向1 子どもの根っこを育てる乳幼児教育の推進についてです。  “子育ていちばん”に向けて。  「朝日とともに目覚め、四季を感じながら、夢中になって遊ぶささやまっ子」の育成を目指し、乳幼児期における体験活動を通じて、豊かな感性を育み、健全育成を図ります。令和4年度は、子育て家庭のニーズに応えるための環境整備として、公立保育園及びこども園の3歳児につきまして、現在、副食(おかず)のみの提供となっておりますが、主食である御飯も提供し完全給食を実施します。また、土砂災害警戒区域にある今田幼稚園、今田保育園について、園舎の老朽化が進んでいることも併せ、安全安心な環境整備を最優先に在り方を検討していきます。  5ページ、子どもの根っこを育てる環境づくり。  子どもたちが夢を持って健全に育つよう、「眠育、食育、遊び」を総合的に推進する「ふた葉プロジェクト」を展開し、家庭と連携した子育て環境の確立に継続して取り組んでいきます。  7ページ、乳幼児教育の充実についてです。  乳幼児期の子どもたちが、心豊かにたくましく生きる力を身につけるため、丹波篠山の自然を最大限生かしながら、体幹づくりや水遊びなど、諸感覚を鍛える保育、教育に取り組みます。また、私立こども園とも連携し、職員同士が学び合う風土をつくり、職員の資質向上に取り組みます。  8ページ、子ども・子育て支援の体制づくり。  保護者が子育てについて責任を果たせるよう、地域社会が保護者に寄り添い、子どもの成長、親自身の成長に対し、喜びや生きがいを感じる体制づくりを進めます。その一環として、令和4年度、病児保育における時間延長など、受入れの拡充をします。また、大規模児童クラブの運営を円滑に行うため施設長を配置します。  10ページ、施策の基本方向2 生きる力を培い創造性を伸ばす教育の推進についてです。  確かな学力の確立について。  グローバル化の進展に、ICT・AI等の情報技術の急速な進展が加わり、変化の激しい予測困難な時代にあって、子どもたちが自立して活動していくために、基礎的・基本的な知識・技能の確実な習得、それらを活用して課題解決を図る思考力・判断力・表現力の育成、主体的に学びに向かう力・人間性等を身につける取組を進めます。  生活実態や学力状況を適切に把握するため「全国学力・学習状況調査」に加えて「丹波篠山市学力・生活習慣状況調査」を継続して実施していきます。そして、この調査結果を基に、学力向上プロジェクト事業、主体的な学習習慣の育成、読書活動の充実、外国語教育の充実等に取り組んでいきます。  また、小中学校に配置した1人1台端末で、児童生徒が情報及び情報手段を主体的に選択し、活用していく力を育むため、発達段階に応じた情報活用能力を育成していきます。  外国語教育の充実については、外国語指導助手(ALT)や外国語活動指導補助員(JTE)との触れ合いや対話を通して、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成していきます。  15ページ、豊かな心の育成。  道徳教育、人権教育、ふるさと教育等の充実を図り、人間形成の基盤となる豊かな情操と道徳性を培っていきます。子どもたちが主体的に判断し、行動する力を育成してまいります。  多文化共生社会を推進するとともに、帰国・外国人児童に対しては、母語支援・日本語指導を引き続き実施してまいります。また、デジタル社会に対応するため、児童生徒がオンラインやICTの利活用時に生じるリスクを理解し、安全に利用する能力を身につけるため、「デジタル・シティズンシップ教育」を進めます。さらに、発達段階に応じて、持続可能な開発目標(SDGs)に関連した学習を取り入れるとともに、「環境体験学習」「自然学校」「わくわくオーケストラ教室」「トライやる・ウィーク活動」「トライやるアクション」など、自然体験、社会体験の充実を図っていきます。  20ページ、健やかな体の育成。  生活環境が急激に変化する社会において、子どもたちが生涯を通じて活力をもって活動していくためには、スポーツに親しみ、継続的に運動ができる資質・能力の育成を図り、健康で安全な生活を送るための基礎を培い、心身の調和的発達を図っていくことが大切です。健全な体を保つため、栄養教諭が中心となって、家庭や地域と連携しながら「食育」を進めるとともに、学校薬剤師等と連携し、「喫煙・飲酒・薬物乱用防止」の教育を行ってまいります。  部活動の充実では、地域の指導者に協力を得ながら、「部活動推進員」「部活動指導員」「部活動支援員」を配置し、指導体制の充実と教職員の負担軽減を図ってまいります。  22ページ、社会的自立に向けたキャリア形成の支援。  子どもたちが、将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するため、人間関係形成能力、自己管理能力、キャリアプランニング能力などを育成してまいります。キャリア形成支援事業「夢プラン」は、進路を考え始める市内中学2年生と保護者を対象に生き方を考える機会として実施します。小学校6年間と中学校3年間の子どもたちの学びに連続性を持たせるため、「小中連携心のサポート事業」として、小中連携教育を通した「ユニバーサルな学校づくり」を進めます。また、小学生が中学校へスムーズに移行できるよう、オープンスクールへの相互参加や児童生徒の交流を推進するとともに、いじめや問題行動、不登校対策等について小中学校が連携し、組織的な対応を進めていきます。  24ページ、特別支援教育の充実。  共生社会の実現に向けたインクルーシブ教育の構築を目指し、全ての学校園や学級に、発達障害を含めた障がいのある子どもたちが在籍することを前提に、一人一人の教育的ニーズを把握し、自立と社会参加を見据えた、きめ細かく適切な教育的支援を行っていきます。  篠山養護学校を特別支援教育のセンター的な役割を担う学校として位置づけ、教職員の専門性を高めてまいります。さらに、効果的な支援を推進するため、教育支援委員会、発達障害児等支援連絡会議及び児童発達支援センター等と適切な連携を図っていきます。また、一人一人に応じた教育支援を行うため、個別の教育支援計画(サポートファイル)を保護者とともに作成し、このファイルを保幼小、小中、中高の学校園間で確実に引き継ぎ、情報を共有して、一貫した指導・支援を行ってまいります。  27ページ、施策の基本方向3 子どもの学びを支える環境づくりの推進についてです。  安全安心で質の高い学習環境の整備として、子どもたちが安心して学校生活を送るためには、安全で質の高い学習環境の整備が重要です。令和3年度に改訂する「学校園安全管理マニュアル」を活用し、安全安心な学校づくりのため「学校園安全計画」を策定してまいります。  学習環境の整備におきましては、令和4年度に篠山中学校の大規模改修を行うとともに、城東地区のスクールバス1台を更新します。また、夏季期間中の熱さ対策として、遠距離を徒歩通学する児童を対象に、下校時に車両を運行します。さらに、ICTの効果的な活用を進めるため、指導者用、学習用デジタル教科書を整備し、活用と効果を検証します。  自然災害や交通事故、犯罪などから子どもたちを守る安全安心な学校園づくりのため、家庭・地域・関係機関と連携しながら、安全教育を継続的・計画的に実施し、訓練を通して実践力を向上させていきます。  30ページ、地域とともにある学校づくり。  子どもたちが地域の中で豊かな経験と多様な学びができるよう、学校・家庭・地域が一体となって、子どもたちの教育に取り組む「地域とともにある学校づくり」を進めます。保護者や地域住民に学校園の教育活動の理解を促すため「オープンスクール」を実施し、地域住民や保護者などで構成された「学校運営協議会」では、登下校の見守りなど「地域学校協働活動」などにも連携して取り組んでまいります。  地域住民の参画を得て、引き続き「放課後子ども教室」「通学合宿」や「トライしようDAY」に取り組み、子どもたちのコミュニケーション能力、豊かな人間性や社会性を育むとともに、地域の教育力の向上を目指します。  33ページ、家庭の教育力の向上。  家庭、学校、地域が一体となり、次世代を担う子どもたちの健全育成を共に考える機会や、安心して子育てができる環境づくりに向けた情報交換・仲間づくりの機会を提供します。  青少年協議会、PTA協議会、子ども会連絡協議会等の活動支援を通じて、地域ぐるみで子どもたちを育てることの大切さを再認識し、思いやりと郷土愛を持った子どもの育成を目指します。  子育てをする親が必要な知識を学び、共に助け合い、仲間づくりができるよう、親子の絆プログラム「赤ちゃんがきた!」や「きょうだいが生まれた!」などの講座を開催します。  34ページ、教職員の資質能力の向上についてです。  「教育研究所」では、教育関係職員の成長と子どもたちの資質・能力の育成を基盤とした教育活動が展開できるよう、調査・研究・研修を推進します。  いじめ問題については、学校、家庭、地域が一体となって、未然防止・早期発見・早期対応に取り組んでまいります。「いじめ防止基本方針」に基づき「いじめ対応チーム」が中核となり学校全体で総合的ないじめ対策を行っていきます。  教職員の人権意識を高め、資質向上を図るため、正しい知識や新しい情報を学び、人権・同和教育への理解を深める研修を充実していきます。  教職員の業務の効率化と業務負担の軽減を図るため、定時退庁日を各校で設けるなどの対策を講じるほか、市民に教員の働き方改革への理解を促進してまいります。また、令和4年度全ての学校において、勤務時間外の電話対応に音声メッセージを導入します。  38ページ、保幼小中高大の連携。  学びと育ちの連続性を重視し、校種間の教職員等による情報交換を行うなど連携を強化し、発達段階に応じたキャリア形成を支援します。  中高連携では、市内3高校への進学を推進するため、「オープンハイスクール」の積極的な参加を呼びかけるほか、各校の魅力を中学生や保護者に周知していきます。また、幼い頃から地元高校が身近に感じられるよう、小中高連携について調査研究を始め、可能なことから実践をしてまいります。  39ページ、施策の基本方向4 人生100年時代を豊かに生きる学びの推進についてです。  主体的に生きるための学びと場の充実。  市民一人一人が生涯を通じて生きがいを持ち、様々な学びの機会を得ることや、社会の一員として必要な学びに取り組み、ライフステージに応じた学習機会の創出に努めてまいります。  図書館では、令和3年度に策定しました「第2次丹波篠山市立図書館ビジョン」に基づき、あらゆる世代に応じた図書館事業を推進していきます。また、図書館の利便性を向上させるため、市内6か所に設置している配本所を積極的に活用するほか、学校園との連携を強化し、学校での読書活動や学校図書館の支援を行います。  丹波篠山市史編さん事業では、編さん基本方針に基づき、編さん委員会や専門委員会、神戸大学と連携し、専門部会を立ち上げ、分野ごとの調査研究を進めます。また、歴史資料を収集・調査・整理し、市史編さんに活用するとともに、地域資料として保存・活用を図ります。  様々な学びの機会を提供するため、「障がい者社会学級の運営支援」「外国人住民の学習支援」「高齢者大学の充実」「視聴覚機器の活用支援」等を行います。  45ページ、スポーツの推進について。  スポーツを通じて楽しさや感動を分かち合い、一人一人が健康で、生き生きと暮らす社会の実現に向け、スポーツ団体と連携・協働したスポーツ環境の整備・充実に取り組みます。  「丹波篠山ABCマラソン」「TAMBASASAYAMAライジングスクール育成事業」などに取り組んでまいります。さらに、指定管理施設の長寿命化と安全安心な施設を目指して、丹波篠山総合スポーツセンターにおいて、照明のLED化や防球ネットの設置に取り組みます。  47ページ、文化財と町並みの保存と活用について。  国指定の「文化財保存活用地域計画」に基づき、歴史資産を生かしたまちづくりを推進するため、「歴史文化まちづくり賞(仮称)」を創設し、歴史文化フォーラムを行います。  また、篠山城跡では「篠山城跡整備基本計画」に基づき二の丸南西の高石垣の修理工事を完成させます。史跡八上城跡では、登山道の維持管理及び整備を行い、現地ワークショップを開催するなど、地域と連携しながら八上城整備基本計画の策定の準備を進めます。  重要伝統的建造物群保存地区である篠山地区と福住地区では、令和4年度も計8件の保存修理を行い、歴史的風致の向上を地区住民と連携しながら進めます。福住地区においては保存地区10周年を迎えるため、記念シンポジウムを計画しております。  49ページ、文化・芸術の振興。  歴史文化施設4館や田園交響ホールの特徴を生かし、丹波篠山市の歴史文化・芸術の発展拠点としていきます。  丹波篠山市展では、市内外からの優れた作品を展示することで、市民の創作活動への意欲を高め、鑑賞機会の提供と芸術文化の振興を図っていきます。  田園交響ホールでは、市民が希望する公演や質の高い舞台芸術に触れる機会の創出も考えながら、子どもから大人まで誰もが楽しめる魅力ある主催公演を実施していきます。古澤巌ヴァイオリンコンサートや桂文珍ふるさと独演会などの恒例事業をはじめ、演歌、ポップスなど、14本の多彩な公演を予定しております。また、施設の整備として、令和4年度舞台照明設備の操作卓改修とLED機器の更新を計画しております。  52ページ、自然遺産に学ぶ教育の充実。  太古の生きもの館では、「丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム構想」に基づき、丹波市や人と自然の博物館と連携して、化石発掘体験イベントや市内全小学校を対象とした校外学習プログラムを実施します。また、宮田の重点保護区域も小中学生の体験学習の場として活用・推進してまいります。  53ページ、施策の基本方向5 郷土を愛し誇りに思う人材育成の推進についてです。  ふるさと丹波篠山を愛する心の育成について、歴史的・文化的な共同体としての郷土を心から大切に思い、郷土の発展を願い、それに寄与する姿勢を身につけるよう取り組んでまいります。  学校教育におきましては、副読本である「わたしたちの丹波篠山市」「丹波篠山ふるさとガイドブック」を活用し、校区の名所旧跡、自然、産業、人などに触れ、ふるさとへの誇りと愛着を育みます。  公民館事業では、「丹波ささやま市民文化講座」「丹波ささやまおもしろゼミナール」「古文書講座」「郷土味学講座」等を実施してまいります。  56ページ、学校給食の充実と食育の推進について。  丹波篠山産コシヒカリ、地元食材を活用した学校給食を充実させるため、主食となる米飯には、「農都のめぐみ米」を使用していきます。また、地元野菜の安定的な使用及び地元食材の活用率向上を図ります。地元特産を取り入れた「篠山まるごと丼」や「ぼたん汁」といったふるさと献立を取り入れていくほか、丹波篠山茶週間では、毎日一品、丹波篠山茶を使用した献立を提供してまいります。さらに、令和4年度は丹波篠山産黒大豆の使用を増やしていきます。  令和4年度に日本一の学校給食献立をまとめた「丹波篠山の学校給食」を販売し、全国に発信していきます。市内全児童生徒に配布予定の概要版では、学校給食の歴史、地元特産食材、地元生産者を紹介し、児童生徒への地域、食文化への関心を高めてまいります。  また、給食センターでは、安全、安定した学校給食を提供できるよう、令和4年度にボイラーと配送トラック1台を更新してまいります。
     最後に、教育行政全体としての取組や思いを述べさせていただきます。  2ページの初めにを御覧いただくと分かりやすいかもしれません。新型コロナウイルス感染症によって学校や家庭、地域における生活環境が大きく変化し、子どもたちや市民の行動等に大きな影響を与えております。従来できていた行事やイベントができなくなって、これまで当たり前と思っていたことが実は当たり前ではなく、とても恵まれた貴重なものであることが分かってきました。日常生活における人との交流や伝統的な催しも含め、それらの価値を再認識し、感染対策を講じながら新しい日常の創造に取り組んでまいります。  学校における様々な活動の制限は、子どもたちが得られるはずであった学びの機会や人との交流の機会を減少させ、子どもたちの不安や悩みが増えております。引き続き、GIGAスクール構想で実現したICT環境の活用や少人数指導体制の整備等による「個別最適な学び」と探求的な学習や体験活動等による「協働的な学び」とを充実させ、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を進めてまいります。また、子どもたちの小さな声をしっかり受け止め、組織的な対応と外部の専門機関等とも連携して、誰一人も取り残さない学校をつくってまいります。  社会教育におきましても、これまで連綿と続いてきました文化や芸術、学びの継続が厳しい状況にあります。感染防止に努めながら、ウイズコロナに対応した在り方を探ることで、一人一人の学びや習い事が続けられ、市内全域に文化や芸術、学びの環境が充実した「文化の森」「知の森」が形成されるように努め、市民が互いに学び、高め合う豊かな土壌をつくってまいります。  人の成長には何よりも「憧れ」が効くと思っております。子どもが学校園時代に出会った先生に憧れて教職を目指すように、市内全域に形成された「文化の森」「知の森」で生き生きと活動する皆さんの姿に憧れて、さらにそれを触発を受けて、各自の生活をみんなが充実させていく、そうした教育・文化・スポーツ環境づくりを市内全域で進めてまいりたいと思っております。  以上、令和4年度の教育方針といたします。ありがとうございました。 ○議長(森本富夫君)  丹後教育長の教育方針表明は終わりました。  ただいま表明がありました施政方針及び教育方針に対する質疑は、一般質問に併せて、お願いします。  これで、市長施政方針表明教育長教育方針表明は終わります。 ◎日程第3  議案第18号 令和4年度丹波篠山市一般会計予算  日程第4  議案第19号 令和4年度丹波篠山市国民健康保険特別会計予算  日程第5  議案第20号 令和4年度丹波篠山市後期高齢者医療特別会計予算  日程第6  議案第21号 令和4年度丹波篠山市介護保険特別会計予算  日程第7  議案第22号 令和4年度丹波篠山市水道事業会計予算  日程第8  議案第23号 令和4年度丹波篠山市下水道事業会計予算 ○議長(森本富夫君)  日程第3.議案第18号 令和4年度丹波篠山市一般会計予算から、日程第8.議案第23号 令和4年度丹波篠山市下水道事業会計予算までの6件を一括議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  まず、議案第18号について。  藤本行政経営部長。 ○行政経営部長(藤本雅浩君)(登壇)  行政経営部の藤本でございます。  議案第18号 令和4年度丹波篠山市一般会計予算につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  なお、説明は主に令和4年度当初予算の概要に基づきまして説明を行わせていただきますので、よろしくお願いいたします。  概要の1ページを御覧ください。令和4年度の一般会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ227億4,000万円で、前年度と比較いたしまして、5億1,000万円、率にして2.3%の増となっております。  それでは、歳入歳出予算の主なものについて、説明を申し上げます。  まず、歳入からですが、4ページ、一般会計歳入を御覧ください。5ページのほうには増減理由等をまとめております。  まず、4ページから、1款 市税ですが、48億2,654万4,000円、対前年度比1,462万7,000円、0.3%の増となっております。市税の内訳は、4ページ下段の市税の内訳を御覧ください。市民税は19億4,810万1,000円で対前年度比9,988万1,000円、5.4%の増となっております。内訳は、個人市民税が対前年度比9,100万9,000円の増、法人市民税は887万2,000円の増を見込んでおります。  次に、固定資産税は新築家屋の減等により24億3,165万1,000円で対前年度比9,508万1,000円、3.8%の減となっております。軽自動車税は1億9,149万2,000円で対前年度比1,796万8,000円、10.4%の増を見込んでおります。市たばこ税は2億4,262万5,000円で対前年度比691万1,000円、2.8%の減を、入湯税は1,267万5,000円で対前年度比123万円、8.8%の減を見込んでおります。  次に、上段の表に戻りまして、地方譲与税は2億8,347万9,000円、対前年度比2,338万5,000円、9.0%の増となっております。内訳は、対前年度比で、地方揮発油譲与税が202万6,000円の増、自動車重量譲与税が1,370万7,000円の増、森林環境譲与税が765万2,000円の増と見込んでおります。  利子割交付金から環境性能割交付金までの7つの県税交付金につきましては、合わせて12億487万9,000円、対前年度比1億8,506万1,000円、18.1%の増を見込んでおります。主な要因は、地方消費税交付金の1億1,739万7,000円の増によるものでございます。  以上、譲与税と交付金につきましては、令和3年度の決算見込額及び地方財政計画の伸び率を参考に積算をしております。  地方特例交付金は3,030万2,000円で、1,184万7,000円の減でございます。令和3年度にありました新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金1,040万9,000円が皆減したことによるもので、そのほか、住宅借入金等特別税額控除に伴う減収補てん特例交付金が対前年度比143万8,000円の減でございます。  地方交付税は80億1,500万円で、対前年度比3億5,900万円、4.3%の減を見込んでおります。内訳は、普通交付税が70億5,500万円、対前年度比3億8,100万円、5.1%の減となっております。  普通交付税は、基準財政需要額から基準財政収入額を差し引いた財源不足額について交付されるもので、基準財政需要額の算定におきまして、下水道事業会計への繰出金の減額による減を見込んでおります。  特別交付税につきましては、9億6,000万円で地域おこし協力隊の受入れ人数の増により対前年度比2,200万円の増を見込んでおります。  国庫支出金は19億6,417万8,000円、対前年度比2,466万9,000円、1.2%の減で、障害者総合支援法給付事業や社会資本整備総合交付金で増となるものの、新型コロナワクチン接種費用の減額によるものでございます。  県支出金は16億3,688万1,000円、対前年度比1,105万8,000円、0.7%の減で、各種事業の増減に伴うものでございます。  寄附金は、ふるさと納税のふるさと応援寄附金が4億円で、対前年度比2億3,440万円の増を見込んでおります。  繰入金は17億1,789万7,000円、対前年度比3億9,670万9,000円、30%の増でございます。主なものは、財政調整基金繰入金が1億3,000万円の増、減債基金繰入金が4,537万5,000円の増、丹波篠山ふるさと基金は返礼品等の増により2億3,807万1,000円の増となっております。本年度の財政調整基金の取崩し額は9億7,000万円になります。  市債は14億4,100万4,000円で、対前年度比7,391万2,000円、5.4%の増となっております。本庁舎昇降機改修工事や田園交響ホールの舞台操作卓等改修による増でございます。また、普通交付税の補填的性格を持つ臨時財政対策債は、6億9,130万4,000円で、対前年比2,701万2,000円の増でございます。  以上で、歳入の概要説明とさせていただきます。  続きまして、歳出につきまして、主なものを説明させていただきます。  概要書の6ページを御覧ください。目的別の歳出になります。  まず、総務費は26億6,189万4,000円で、対前年度比4億735万3,000円、18.1%の増でございます。丹波篠山ふるさと応援団寄附金事業で寄附金の増による返礼品等の増や本庁舎の昇降機改修工事、市長・市議会議員選挙の増によるものでございます。  民生費は66億8,362万3,000円で、対前年度比1億9,394万5,000円、3.0%の増でございます。障害者総合支援法給付事業で給付費の増や放課後児童対策事業で児童クラブ運営委託等の増、国民健康保険特別会計への繰出金の増によるものでございます。  衛生費は23億9,371万1,000円で、対前年度比4,129万9,000円、1.7%の減で、新型コロナワクチン接種事業の減、水道事業会計への繰出金の減などによるものでございます。  農林水産業費は11億1,294万円、対前年度比1億2,183万円、9.9%の減でございます。これは市単独土地改良事業で橋梁補修工事の終了によるものでございます。  なお、予算書にございます農業農村施設管理事業のうち、改修補助金740万9,000円につきましては、施設の処分方法等を今後十分に検討いたしまして、執行時期、執行方法等を調整させていただきたいというふうに考えております。  続きまして、商工費3億7,804万1,000円、対前年度比1,968万6,000円は5.5%の増です。大正ロマン館のリニューアル工事等によるものでございます。  土木費は24億3,046万7,000円、対前年度比3億4,924万7,000円、12.6%の減で、国庫補助道路整備事業が増となるものの、下水道事業会計への繰出金が4億円の減になることなどによるものでございます。  消防費は8億8,033万9,000円、対前年度比2,136万1,000円、2.4%の減で、常備消防費で消防車両の更新経費の減などによるものでございます。  教育費は33億3,729万4,000円、対前年度比1億5,033万7,000円、4.7%の増で、篠山中学校の大規模改修や田園交響ホールの舞台照明操作卓等改修によるものでございます。  公債費は21億2,306万1,000円、対前年度比8,876万3,000円、4.4%の増でございます。  諸支出金は4億6,087万7,000円、対前年度比2億191万円、78.0%の増でございます。令和3年度に実施した酒井貞子人材育成基金から酒井貞子看護師等人材育成基金への積み替え終了による減があるもののほか、丹波篠山ふるさと応援寄附金の増について、事業に充てず基金に積み立てた後、基金からの繰入れによるものでございます。  なお、予算計上の基金繰入金及び積立金による令和4年度末の基金の残高見込みは、一般会計で33億254万8,000円でございます。16ページを御覧いただければと思います。  次に、当初予算の概要の15ページを御覧いただきまして、主な財政指標につきまして、令和4年度の指標について説明を申し上げます。  15ページの2段目の一番右が令和4年度の数値でございます。1行目の経常収支比率につきましては、97.1%を見込んでおり、財政構造の硬直化が続いております。  次に、実質公債費比率につきましては、公債費の減に伴い14.8%となる見込みでございます。また、将来負担比率につきましては、合併特例債等の償還は進んでおりますが、財政調整基金の取崩しなどにより123.3%と、令和3年度決算見込みから微増を見込んでおります。  次に、令和4年度末の市債残高は、同じページの「会計別地方債残高」の下段の表の一番右になりますが、一般会計で182億5,839万8,000円と、令和3年度末残高見込みに比べ5億6,250万9,000円の減、また、特別会計・公営企業会計と合わせた全会計の市債残高は462億2,008万円と、令和3年度末残高見込みに比べ、21億4,539万5,000円減少いたします。  続きまして、予算書を御覧ください。今まで申し上げましたものが、第1条に係る説明でございまして、続きまして、予算書のほうから説明を申し上げます。  次に、第2条 債務負担行為及び第3条 地方債について説明を申し上げます。予算書につきまして、6ページを御覧ください。  第2条の債務負担行為は第2表にお示ししておりますとおり、1点目は、市税通知書等封入封緘業務委託で、期間は令和5年度で、限度額は434万円でございます。2点目、3点目は、LED照明機器のリース契約に係るもので、丹波篠山総合スポーツセンターについては、期間は令和5年度から令和11年度までで、限度額は2,625万円、西部学校給食センターは、期間が令和5年度から令和14年度までで、限度額は1,023万円でございます。  第3条 地方債は、第3表のとおり起債の目的は6事業でございます。公共事業等は、限度額4,600万円で、国庫補助道路整備事業、県営土地改良事業などでございます。防災・減災・国土強靭化緊急対策事業は、限度額4,160万円で、県営土地改良事業のうち、ため池等整備事業を予定しております。公営住宅建設事業は、限度額5,320万円で、市営住宅改修事業でございます。教育・福祉施設等整備事業は、限度額2億470万円で、篠山中学校大規模改修及びあさぎり苑設備改修工事の予定をしております。一般単独事業は、限度額4億420万円で、消防団の小型動力ポンプ軽積載車の更新や防火水槽の設置、道路整備事業のほか、各種施設のトイレ改修や照明のLED化などでございます。最後に、臨時財政対策債は、限度額6億9,130万4,000円でございます。  以上の限度額によりまして、令和4年度当初予算の地方債の発行予定額は、14億4,100万4,000円、後年度への普通交付税算入額は、9億7,922万4,000円で、算入率は68.0%となっております。  最後に、第4条の一時借入金の最高額は、30億円と定めるものでございます。  以上で、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議いただきまして、御決定いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(森本富夫君)  次に、議案第19号、議案第20号、議案第21号について。  横山保健福祉部長。 ○保健福祉部長(横山 実君)(登壇)  保健福祉部長の横山でございます。よろしくお願いいたします。  ただいま御上程いただきました議案第19号、第20号並びに第21号につきまして、一括して提案の理由を御説明申し上げます。  初めに、議案第19号 令和4年度丹波篠山市国民健康保険特別会計予算につきまして、説明いたします。  予算書をお開きください。  第1条で、令和4年度丹波篠山市国民健康保険特別会計予算 事業勘定では、歳入歳出予算の総額をそれぞれ47億7,395万2,000円、対前年度比3.5%の減、直営診療所勘定では、総額2億1,680万円、対前年度比5.7%の減と定め、第2条では、一時金の借入れの最高限度額を8億円に定めようとするものです。  国民健康保険は、平成30年4月から県広域化されたことに伴い、県と市町が共同の保険者となり国民健康保険を運営し、令和4年度は5年目となります。令和4年度も、財政運営を担う兵庫県から示された保険給付費及び国民健康保険税の基礎となる国民健康保険事業費納付金額を基に予算編成を行っています。  国民健康保険税の基礎となる国民健康保険事業費納付金額は、12億5,537万6,000円、対前年度比2.6%の減です。国民健康保険税率は、令和9年度に兵庫県が県内同一所得同一保険料統一の実施に向けて検討していることから、県が示す標準保険料率に近づけるため、2年間据え置いておりました国保税率を引き上げますが、財政調整基金の繰入れにより被保険者の急激な国保税率の負担増を抑制します。また、県から通知された保険給付費は、32億5,663万8,000円で、令和3年度と比較すると4.1%の減となっています。  被保険者数を9,000人と見込み、保険財政の安定化とともに、国民健康保険データヘルス計画等に基づき、特定健康診査の普及啓発、重症化予防、ジェネリック医薬品の利用促進、専門職による保健指導などの保健事業に取り組みます。  それでは、歳入予算の主なものから説明します。  予算書は6ページとなります。1款 国民健康保険税は、一般被保険者及び退職被保険者を合わせ8億2,091万8,000円、対前年度1.8%の増を見込んでいます。国保税率については、県が算定した国民健康保険事業費納付金から、国保税軽減に対する繰入金並びに県補助金、財政調整基金の繰入れ等を控除した金額に、令和4年度の1人当たりの所得額、被保険者数、世帯数を勘案して算定しています。  次に、7ページ、3款 県支出金34億3,499万6,000円、対前年度比3.8%の減を見込んでおり、内訳は、保険給付に係る県からの普通交付金32億5,663万8,000円と、保険者努力支援分、僻地直営診療所補助などに対する1億7,835万8,000円の特別交付金を計上しています。  次に、5款 繰入金では、一般会計繰入金として3億7,747万1,000円、国保税低所得者軽減等に係る国県市負担分、人件費並びに運営に係る経費で、対前年比10.31%の増で計上しており、国保財政安定化の地方交付税増加分と、福祉医療地方単独事業の波及分としての繰入れ増によるものです。  財政調整基金繰入金は1億3,923万2,000円を計上しており、内訳として、保険給付の支払いを円滑に行えるよう予備費に1億円、国保税率の急激な上昇の抑制及び保健事業分として3,923万2,000円の繰入れを見込んでおります。  続きまして、主な歳出予算について説明します。  予算書は10ページからでございます。1款 総務費6,477万1,000円、対前年度比5.0%の増、職員人件費、一般管理費では、レセプト点検や連合会共同電算処理等に係る委託料、賦課徴収費、国保運営協議会に係る経費を計上しております。  12ページから14ページです。2款 保険給付費32億5,663万8,000円、対前年度比4.1%の減となっております。兵庫県が示す給付額で計上しており、医療費給付に当たる1項 療養諸費は、28億3,629万7,000円、対前年度比3.5%の減、2項 高額療養費3億9,950万2,000円、対前年度比8.9%の減を見込んでおります。  14ページから15ページです。3款 国民健康保険事業費納付金12億5,537万6,000円で、前年度対比2.6%の減、この納付金は、都道府県ごとに必要な給付費を市町間で支え合う仕組みにより、市町ごとの所得総額や被保険者数、世帯数の割合に応じて負担するもので、収納した国保税と国保税軽減に係る繰入金や国保財政の支援などを目的とした特別交付金などを財源として、県に納付いたします。  15ページ、4款 保健事業費6,081万1,000円、対前年度比2.3%の増。生活習慣病の予防や重症化予防のための特定健康診査、がん検診に係る経費とともに、データヘルス計画に基づく、歯周病検診、医療費通知、ジェネリック医薬品差額通知など、医療費の適正化に取り組むものです。  17ページから18ページ、7款 諸支出金3,618万7,000円、対前年度比4.3%の減。これは国保税に係る還付金とともに、県補助金である直営診療所勘定への僻地直営診療所運営補助等を計上しております。  18ページです。8款 予備費1億円、保険給付費の突発的な予算不足が生じた場合に対応するため予算計上をしております。  以上で、事業勘定の説明とします。  続きまして、直営診療所勘定につきまして説明します。  初めに、主な歳入について説明します。  予算書は30ページとなります。1款 診療収入1億446万3,000円、対前年度比、11.6%の減、診療報酬の改定や受診者数の減などにより、外来収入の減を見込んでいます。特に、令和4年度は、令和3年6月から今田診療所において院外処方としたことによる診療報酬の減額が大きく影響しております。  31ページから32ページ、4款 繰入金、1項 他会計繰入金6,932万6,000円は、4診療所における職員人件費や運営経費を一般会計予算から補填するもので、2項 事業勘定繰入金3,298万7,000円は、医療用機器導入並びに僻地直営診療所運営に対する国庫補助金を繰入れするものです。  32ページ、6款 諸収入、2項 雑入959万円は、新型コロナウイルスワクチン等の接種に係る予防接種協力金等の計上です。  次に、歳出について説明します。  34ページから39ページです。1款 総務費1億4,161万3,000円、対前年度比5.1%の増。4診療所における医師3名、看護師4名、事務職員2名などに係る人件費とともに、光熱水費、会計年度任用職員、再任用職員人件費など、診療所運営に係る経費を計上しております。  39ページから41ページです。2款 医業費6,958万5,000円、対前年度比23.2%の減。医療用機械器具費、医療用消耗器材費、医療用衛生材料費に係るものです。令和4年度については、医療用機器の更新がないこと、及び今田診療所において、院外処方となったことによる医薬材料費の減額により減少となっております  41ページ、3款 公債費380万2,000円、対前年度110万6,000円の増は、医療用機器更新に係る元金及び利子の償還分です。
     以上で、国民健康保険特別会計事業勘定並びに直営診療所勘定の説明とします。  続きまして、議案第20号 令和4年度丹波篠山市後期高齢者医療特別会計予算につきまして、説明いたします。  第1条で、令和4年度丹波篠山市後期高齢者医療特別会計予算、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7億892万円と定めるもので、対前年度比3.0%の増とするものです。  初めに、主な歳入予算につきまして説明します。  予算書5ページです。1款 後期高齢者医療保険料5億2,711万4,000円、対前年度比2.2%の増。保険料率は、2年に1度の見直しをすることとなっており、令和4年度は、保険料改定の年となっております。  3款 繰入金1億7,742万6,000円、対前年度比3.6%の増。職員人件費や賦課徴収及び運営に係る事務費繰入金と、保険料低所得者軽減等の県市負担分に係る保険基盤安定繰入金でございます。  次に、主な歳出予算につきまして説明します。  7ページから8ページとなります。1款 総務費2,484万9,000円は、職員人件費並びに運営に係る事務経費、賦課徴収に係る経費です。  2款 後期高齢者医療広域連合納付金6億8,260万1,000円は、市で収納した保険料並びに軽減に係る保険基盤安定金等を県広域連合に納付するものです。  3款 諸支出金102万円は、保険料還付に係る経費、9ページ、4款 予備費45万円をそれぞれ計上しております。  以上で、後期高齢者医療特別会計の説明といたします。  続きまして、議案第21号 令和4年度丹波篠山市介護保険特別会計予算につきまして、説明いたします。  第1条で、令和4年度丹波篠山市介護保険特別会計予算 事業勘定においては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ48億4,433万5,000円、対前年度比2.5%の減とし、介護サービス事業勘定では、総額を1,698万6,000円とするものです。また、第2条では、一時金の借入れの最高限度額を3億円に定めようとするものです。  では、主な歳入予算について説明します。  予算書6ページとなります。1款 保険料は10億2,383万9,000円、対前年度比0.1%の減で、65歳以上の方となる第1号被保険者を1万4,179人で見込み、令和3年度から始まった第8期介護事業計画により基準となる月額保険料6,380円で積算をしております。3款 国庫支出金11億3,197万2,000円。  7ページ、4款 県支出金は6億8,753万3,000円。5款 支払基金交付金は12億4,317万6,000円で、保険給付等に係る財源負担ルールに基づき計上をしております。  8ページ、7款 1項 他会計繰入金は、7億5,626万4,000円、対前年度比2.1%の減で、これは、先ほどの保険給付のルールに基づき市が負担する介護給付費繰入金、保険料低所得者軽減に対して市が負担する低所得者保険料軽減繰入金、地域支援事業に対して市が負担する地域支援事業繰入金、職員人件費や事務・賦課徴収に係る経費を計上しております。  次に、事業勘定歳出予算を説明します。  予算書10ページをお開きください。主立った内容に絞り説明をいたします。  総務費は10ページから13ページとなります。1款 総務費は8,795万5,000円で、対前年度比9.7%の減。この予算は、職員人件費、介護保険業務を行うための事務等に係る一般管理費のほかに、11ページ、介護保険料の賦課徴収に係る経費や介護認定審査会の経費を計上しております。  次に、保険給付費は13ページから16ページとなります。2款 保険給付費45億1,933万1,000円、対前年度比2.4%の減を見込んでいます。  13ページ、14ページとなりますが、この予算は、要介護1から5までの認定を受けている方が利用された介護サービスの給付に係るもので、1項の介護サービス等諸費は41億5,854万2,000円。  14ページ、15ページは、要支援1・2の認定を受けている方が利用されたサービス給付に係るもので、2項 介護予防サービス等諸費は9,128万6,000円など、保険給付に係る予算を計上しております。  次に、地域支援事業は16ページから23ページとなります。3款 地域支援事業費は2億84万9,000円、対前年度比2.2%の増となっています。  16ページから18ページ、1項 介護予防・日常生活支援総合事業費は8,508万4,000円で、市内19か所で開設している「地区いきいき塾」、また要支援者の方の通所及び訪問型サービスに係る予算を計上しています。  18ページ、2項 包括的支援事業・任意事業費は6,552万7,000円で、長寿福祉課に開設していますふくし総合相談窓口、権利擁護、介護サービスの適正化、認知症対策並びに在宅医療・介護連携事業など、高齢者の生活を支援するための経費を計上しております。  22ページとなります。3項 地域支援事業費は5,010万円で、西部・東部の2か所を社会福祉協議会に委託し、配置している地域包括支援センターに係る費用で、地域の中で支援が必要な方に寄り添いながら市と連携し、様々な事業に取り組んでおります。  続きまして、サービス事業勘定について説明します。  この予算は、要支援1及び2の方のケアプラン作成を、地域包括支援センター内に置いております「指定介護予防支援事業所」で実施するための予算で、歳入では、36ページ、1款 繰入金として、1,698万6,000円を一般会計から繰入れ、歳出では、37ページ、1款 介護サービス事業として、1,698万6,000円を指定介護予防支援事業所に交付いたします。  以上で、議案第19号、第20号並びに第21号 令和4年度保健福祉部に係ります特別会計予算につきましての提案理由の説明とさせていただきます。  よろしく御審議いただきまして、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森本富夫君)  次に、議案第22号及び議案第23号について。  清水上下水道部長。 ○上下水道部長(清水康之君)(登壇)  上下水道部の清水でございます。よろしくお願いいたします。  ただいま御上程いただきました議案第22号及び第23号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  まず、議案第22号 令和4年度丹波篠山市水道事業会計予算でございます。  令和4年度の水道事業会計の支出予算は当初予算の概要11ページにありますように、収益的支出20億3,623万4,000円、資本的支出10億2,554万円、支出総額としまして30億6,177万4,000円と、前年度と比較し1億1,175万5,000円、率にして3.5%の減となっています。主な要因としては、資産減耗費や減価償却費の減などによるものです。  それでは、水道事業会計予算書1ページをお開きください。  第2条 業務の予定量で、給水戸数を1万9,065件、年間総給水量392万5,000立方メートを予定し、主な建設改良事業は、原浄水施設費2,643万円、配給水施設費1億6,786万円としています。  第3条 収益的収入及び支出、2ページ、第4条 資本的収入及び支出につきましては、実施計画により説明させていただきます。  5ページ、収益的収入及び支出の収入では、1款 水道事業収益、1項 営業収益では給水収益を12億7,284万6,000円とし、その他営業収益は、消火栓管理に要する経費などの負担金や下水道使用料徴収業務の受託収入で、4,487万4,000円を計上、2項 営業外収益では、高料金対策繰入金など一般会計繰入金を4億8,209万3,000円、長期前受金戻入は、減価償却に合わせて補助金等を収益化するもので、3億7,718万9,000円を予定しています。水道事業収益全体では、21億8,948万2,000円で、前年度と比較しますと、7,442万4,000円の減となっており、一般会計繰入金や長期前受金戻入の減額が主なものでございます。  6ページ、支出の1款 水道事業費用、1項 営業費用では、原水及び浄水費として、県水受水費や施設運転委託料など5億9,183万5,000円、配水及び給水費として漏水修理費や電気料金などで1億4,229万9,000円、総係費は、営業関連業務委託料や料金システムの保守料などで1億2,584万9,000円、減価償却費は、9億4,552万8,000円、資産減耗費は、施設更新工事に伴う資産の除却費で506万3,000円を計上、2項 営業外費用では支払利息として、企業債の償還利息1億7,372万4,000円、消費税及び地方消費税では3,093万円を計上しています。前年度と比較しますと、営業費用全体で約5,100万円の減で、主な要因として、減価償却費や資産減耗費の減などによるものです。営業外費用でも企業債支払利息の減などにより、約930万円の減で、水道事業費用全体では6,078万4,000円の減となっております。  7ページ、資本的収入及び支出でございます。  収入では、1款 資本的収入、1項 企業債では建設改良事業の財源として1億7,470万円、3項 負担金は消火栓設置費に伴う他会計負担金などで847万円を計上しています。  一方、支出では1款 資本的支出、1項 建設改良費は原浄水施設費として、県水受水施設今田加圧所のポンプインバーター更新工事など2,643万円、配給水施設費は、乗竹地区、小坂地区などの配水管布設替工事など1億6,786万円を計上、2項 企業債償還金では、企業債元金償還金として8億1,338万1,000円を計上しています。  2ページに戻りまして、第4条では、資本的収入額が支出額に不足する8億4,236万9,000円の補填財源を定め、3ページ、第5条では企業債の借入限度額、第6条では一時借入金の限度額、第7条では流用できる項目、4ページ、第8条は流用禁止項目、第9条は一般会計からの補助金、第10条では棚卸資産の購入限度額を定めております。  以上で、水道事業会計予算の説明を終わります。  続きまして、議案第23号 令和4年度丹波篠山市下水道事業会計予算でございます。  令和4年度の下水道事業会計の支出予算は、当初予算の概要12ページにありますように、収益的支出が27億7,689万3,000円、資本的支出が23億8,276万8,000円、支出総額で51億5,966万1,000円とし、前年度と比較し8,564万3,000円、率にして1.6%の減となっています。主な要因としては、企業債利息や減価償却費の減などによるものです。  それでは、下水道事業会計予算書をお開きください。  1ページ、第2条 業務の予定量では、下水道の接続件数を1万6,254件、年間総処理水量370万9,000立方メートルを予定、主な建設改良事業は、管渠費4,455万2,000円、処理場費2億224万2,000円としています。  第3条 収益的収入及び支出、2ページ、第4条の資本的収入及び支出につきましては、これからの実施計画書で説明をいたします。  5ページ、収益的収入及び支出の収入では、1款 下水道事業収益、1項 営業収益で、下水道使用料6億2,559万6,000円、他会計負担金は、雨水管理費に対する一般会計からの負担金で1,218万5,000円、2項 営業外収益の他会計補助金は、企業債の償還元金や利息などに対する一般会計からの繰入金15億8,920万3,000円、長期前受金戻入は、減価償却に併せて補助金などを収益化するもので、7億268万2,000円などです。下水道事業収益全体では29億4,864万2,000円で、前年度と比較しますと3億1,923万1,000円の減となっており、他会計補助金及び長期前受金戻入などの減額によるものです。  6ページの支出につきましては、1款 下水道事業費用、1項 営業費用は、管渠費はマンホールポンプの修繕費などで1億3,903万6,000円、処理場費は、処理場の維持管理委託料などで3億9,894万5,000円、雨水管理費は、京口排水ポンプ場の維持管理委託料などで1,316万8,000円、汚泥共同処理費は、汚泥の処分料、乾燥施設の修繕料などで1億3,140万8,000円、総係費は、下水道使用料徴収事務委託料などで4,855万円、減価償却費は16億9,898万円、資産減耗費は3,587万8,000円を計上しています。2項 営業外費用では支払利息及び企業債取扱諸費は、企業債の償還利息で3億19万円としております。前年と比較しますと、下水道事業費用全体で9,415万3,000円の減額となっており、減価償却費及び企業債償還利息の減額が主なものです。  次に、7ページの資本的収入及び支出の収入では、1款 資本的収入、1項 企業債では、建設改良事業を実施するための財源として、企業債を1億4,560万円、企業債償還金の財源として8億円の資本費平準化債の借入れを予定しています。3項 負担金では、コミプラ事業建設改良費に係る750万円の他会計負担金、4項 補助金は、ストックマネジメント事業などに対する国庫補助金で8,030万6,000円、5項 出資金は、一般会計からの出資金で1億411万2,000円を計上しています。  一方、8ページ、支出では、1款 資本的支出、1項 建設改良費の管渠費では篠山処理区の汚水管路劣化対策更新工事やマンホールポンプの通報装置更新工事など4,455万2,000円、処理場費は、ストックマネジメント事業としての篠山環境衛生センター設備改築更新工事などで2億224万2,000円を予定しております。  2ページに戻りまして、第4条では、資本的収入額が支出額に不足する12億4,524万9,000円の補填財源を定め、3ページの第5条で企業債の限度額、第6条では一時借入金の限度額、第7条で流用できる項目、第8条では流用禁止項目、4ページ、第9条では、一般会計からの補助金を定めております。  以上で、議案第22号及び第23号の提案理由の説明とさせていただきます。  御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(森本富夫君)  提出者の説明が終わりました。  これから、一括して質疑を行いますが、本案につきましては、予算決算委員会に付託することにしたいと思います。  したがって、説明に対する総括的な質疑をお願いします。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  お諮りします。  ただいま議題となっております議案第18号から議案第23号までの6件については、予算決算委員会に付託することにしたいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  異議なしと認めます。  議案第18号から議案第23号までの6件は、予算決算委員会に付託することに決定しました。  以上で、本日の日程は全部終了しました。  お諮りします。  議事の都合によって、明日2月16日から2月28日までの13日間は休会としたいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  異議なしと認めます。  明日2月16日から2月28日までの13日間は、休会とすることに決定しました。  次の本会議は、3月1日、午前9時30分から開議します。  本日は、これで散会します。  お疲れさまでした。               午前11時57分  散会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                       令和4年2月15日                       丹波篠山市議会議長  森 本 富 夫                       丹波篠山市議会議員  小 畠 政 行                       丹波篠山市議会議員  原 田 豊 彦                       丹波篠山市議会議員  前 田 えり子...