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令和 2年第120回弥生会議( 3月26日)
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  1. 篠山市議会 2020-03-26
    令和 2年第120回弥生会議( 3月26日)


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    最終取得日: 2022-11-22
    令和 2年第120回弥生会議( 3月26日)        第120回丹波篠山市議会3月26日会議録(6)            令和2年3月26日(木曜日)              午前 9時30分 開議   〇出席議員(18名)      1番  小 畠 政 行         2番  隅 田 雅 春      3番  向 井 千 尋         4番  渡 辺 拓 道      5番  大 西 基 雄         6番  河 南 芳 治      7番  足 立 義 則         8番  安 井 博 幸      9番  恒 田 正 美        10番  栗 山 泰 三     11番  大 上 和 則        12番  田 村 直 也     13番  國 里 修 久        14番  吉 田 知 代     15番  前 田 えり子        16番  河 南 克 典     17番  園 田 依 子        18番  森 本 富 夫 〇欠席議員(0名)
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         酒 井 隆 明   副市長        平 野   斉   教育長        前 川 修 哉   代表監査委員     畑   利 清   企画総務部長     梶 村 徳 全   行政経営部長     堀 井 宏 之   市民生活部長     野々村   康   保健福祉部長     横 山   実   農都創造部長     倉   剛 史   まちづくり部長    酒 井 一 弘   上下水道部長     清 水 康 之   監査委員・公平委員会・選挙管理委員会                        固定資産評価審査委員会事務局長                                   中 筋 吉 洋   消防長        谷 田 重 樹   教育部長       稲 山   悟   教育次長       酒 井   宏   (教育委員会事務局次長) 〇議会事務局職員出席者   局長         酒 井 和 正   課長         樋 口 寿 広   主事         中 瀬 文 隆 〇議事日程 第6号 令和2年3月26日(木曜日)午前9時30分開議   第 1  会議録署名議員の指名   第 2  諸般の報告        ・陳情書等        ・例月出納検査報告        ・監査基準制定報告   第 3  行政報告        ・寄附採納報告   第 4  常任委員会所管事務調査報告        ・民生福祉常任委員会   第 5  議案第 4号 丹波篠山特別会計条例の一部を改正する等の条例   第 6  議案第 5号 丹波篠山介護保険条例の一部を改正する条例   第 7  議案第 6号 丹波篠山国民健康保険税条例の一部を改正する条例   第 8  議案第 8号 丹波篠山道路管理条例及び丹波篠山法定外公共物の管               理に関する条例の一部を改正する条例   第 9  議案第 9号 丹波篠山市営改良住宅条例等の一部を改正する条例   第10  議案第11号 丹波篠山地域コミュニティ活性化施設指定管理者の指               定について   第11  議案第13号 財産の無償譲渡について   第12  議案第25号 令和2年度丹波篠山一般会計予算   第13  議案第26号 令和2年度丹波篠山国民健康保険特別会計予算   第14  議案第27号 令和2年度丹波篠山後期高齢者医療特別会計予算   第15  議案第28号 令和2年度丹波篠山介護保険特別会計予算   第16  議案第29号 令和2年度丹波篠山水道事業会計予算   第17  議案第30号 令和2年度丹波篠山下水道事業会計予算   第18  議案第33号 令和元年度丹波篠山一般会計補正予算(第12号)   第19  議案第37号 令和元年度丹波篠山一般会計補正予算(第13号)   第20  同意第 1号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて   第21  同意第 2号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めるこ               とについて   第22  諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦について               午前 9時30分  開議 ○議長(森本富夫君)  皆様、おはようございます。  これから、令和2年第120回丹波篠山市議会、弥生会議、3月26日会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。 ◎日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(森本富夫君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、10番、栗山泰三君、11番、大上和則君、12番、田村直也君を指名します。 ◎日程第2  諸般の報告 ○議長(森本富夫君)  日程第2.諸般の報告を行います。  本日、市長から提出されます案件は、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。  次に、陳情書等の受理について。  本日までに受理した要望書3件が、議長宛てに提出されております。文書表とともにその写しを配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。  受理番号491番、城東小学校自治会長会長からの「主要地方道川西篠山線「古坂峠」新城東トンネル早期実現について」は、議員間で情報共有いただくとともに、執行部において適切に対応されるよう申し入れておきます。  受理番号504番、岡野ふるさとづくり協議会会長からの「岡野隕鉄落下地点周辺整備事業に係る市の支援について」及び受理番号524番「「遊び村」あずまや建築についての要望書」については、執行部において適切に対応されるよう申し入れておきます。  次に、監査、検査結果について。  監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定によって、令和2年1月分の例月出納検査報告書が提出されました。また、地方自治法の改正により、令和2年4月1日から、地方公共団体の監査委員は監査基準を定めることとなり、同法第198条の4第3項の規定によって、監査委員より「丹波篠山市監査基準の制定について」通知がありました。いずれも、お手元に配付していますので、お目通しいただきたいと思います。  これで、諸般の報告は終わります。 ◎日程第3  行政報告 ○議長(森本富夫君)  日程第3.行政報告を行います。  酒井市長、報告願います。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  皆さん、おはようございます。本日最終日となりました。よろしくお願いいたします。  寄附の受け入れについて、御報告をいたします。お手元の資料のとおり、現金が2件となっています。  丹波篠山市杉、田畑富子様から100万円、丹波篠山市小中、藤木千皓様から30万円。田畑様は、防犯カメラの設置、藤木様は、コロナ対策で、高齢者用のマスク、このような目的を示していただいており、この思いを受けとめて、その御厚志に応えるべく適切な活用に努めていきます。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  これで、行政報告は終わりました。 ◎日程第4  常任委員会所管事務調査報告 ○議長(森本富夫君)  日程第4.常任所管事務調査報告を行います。  民生福祉常任委員会で休会中に行われました所管事務調査について、委員長の報告を求めます。  大西民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(大西基雄君)(登壇)  皆様、改めましておはようございます。民生福祉常任委員会委員長の大西でございます。  当委員会における所管事務調査の報告をさせていただきます。この調査に際しまして、関係各位、いろいろとお世話いただきました皆様に感謝と敬意を表したいと思います。ありがとうございました。  それでは、これまで民生福祉常任委員会において、兵庫医科大学ささや医療センターの分娩休止に伴う分娩のあり方について、調査・研究を行ってきました。これは、令和元年5月に当市の中核病院であるささやま医療センターによって、「令和2年4月に産科の分娩を休止する」旨の意向が示され、また、丹波篠山自治会長会から「ささやま医療センター産科分娩の存続について」の要望書が当市議会に提出されたことを契機としています。  同センターは、市内の分娩数のうち、およそ3割を担っていること等、当市にとって欠くことのできない病院でありますが、分娩休止の意向は少なからず市民の間にも衝撃が走ったと思われます。実際、市内女性有志による「今後の丹波篠山市での出産を考える」プロジェクトが立ち上がり、活動を開始されたことに加え、丹波篠山自治会長会においては、分娩存続を求める署名活動を速やかに展開し、市内有権者の半数に当たる1万7,427筆を集め、市に提出される等、市民を巻き込んだ問題となっていきました。  市当局においては、市民等を交えた「ささやま医療センターの産科充実に向けた検討会」を立ち上げるとともに、分娩継続に係る協議を粘り強く進めてきたものの、協議は平行線となっていました。市はこうした状況から、さきの検討会を「丹波篠山市の産科充実に向けての検討会」に改め、ささやま医療センターの産科によらない分娩のあり方を模索する方向にかじを切りました。こうした中、さまざまな施策の検討を進め、丹波篠山出産支援金支給事業お産応援窓口丹波篠山妊婦救急搬送事業「お産応援119」等については、既に事業化がなされています。そして、現在、バースセンターの設立について検討しており、医療機関連携の構築など難航しているものの令和2年度においても引き続き検討することとしています。  委員会では、まず、ささやま医療センターの概況を把握するとともに、当市における出生数や医療機関別の出生数等、基幹的な状況の確認を行いました。その上で、同センターによる分娩休止という状況が生み出す課題を把握するため、市当局が行った妊婦等に対するアンケート調査を活用しました。妊婦等の感じている不安を踏まえ、課題を設定することから出発し、次の段階として、各課題に対応するための施策を整理するとともに、関連施策に取り組んでいる先行自治体への視察調査や市当局に対する所管事務調査、参考文献も活用しながら調査を行いました。  委員会としては、今回の課題を主に4つの点に整理しました。  まず、市内に分娩できる施設が減少したこと、次に分娩時の移動、そして診察時の移動、最後に妊婦の不安の総合的な対応であります。この課題を原点として対策を考え、その対策について調査・議論を行いましたが、これらを議論する中で、そのほかの論点についても委員会として、一定の合意形成が図られましたので、その点についてもあわせて御報告申し上げます。  まず1つ目の課題である市内で分娩できる施設が減少したことについて、産婦人科医院の設立・運営が考えられますが、産婦人科医の確保や運営費用等の課題が大きく、実現・維持は困難であると考えられます。そして、バースセンターの設立・運営については、事業効果は期待できるものの、助産師の確保や嘱託医療機関及び嘱託医の設置等の医療機関との連携構築、情報の非対称性、妊婦のニーズ把握、財政事情など、課題も多いことに加え、既存の医療機関があることも踏まえた検討が必要であります。  2点目の分娩時の移動については、既にお産応援119事業が計画され、スピード感をもって事業化されたことは評価できますが、利用条件として、自力(家族等の関係者含む)での分娩医療機関への受診が困難な場合が規定されています。この4月から実際の運用を進める中で、お産応援事業に係る出動の負担等を見きわめるとともに、妊婦の意見も十分に聞きながら、妊婦にとって利用しやすい運用となるように、今後も留意する必要があります。  3点目の診察時の移動については、現状、間接的支援として出産支援金があり、医療機関へのアクセス性の低下と引きかえに経済的支援を行うという趣旨は理解できるものであります。しかしながら、出産支援金については、積算根拠に乳児の衣料品等も含めたものになっていることや財政への影響等も踏まえると、検討する余地のある事業と考えることから、第3子目以降の出産を祝福する出産祝金事業ともあわせてあり方を検討する必要があります。  4点目の妊婦の不安への総合的な対応については、子育て世代包括支援センターふたばに期待される役割が大きいと考えます。今後も引き続き、妊婦に寄り添いながら支援を行うとともに、その対応の中で、広聴機能も発揮し、妊婦の意見を踏まえた支援策の検討に結びつける働きが求められるとともに、必要に応じ、相談体制の拡充など柔軟に検討することが求められます。
     また、妊婦の不安を和らげる取り組みとして、お産応援窓口に取り組まれていますが、当該事業については、現状ハイリスクの妊婦への相談対応として組み立てられており、マイ助産師制度の先駆けとしての位置づけをもって説明をされています。しかしながら、マイ助産師制度については、「同じ助産師、または少人数の助産師チーム(その場合は、マイ助産師を1、特定する)が、妊娠初期から出産、産後(6カ月から1年)のケアを継続して提供することを保証する制度」と言われており、当然に「出産」をも含んでいることは強調しておきたいと考えます。  先述のマイ助産師制度が構築されるということは、すなわち助産師による出産体制が整えられていることを含意するもので、裏返すと、出産体制が整っていなければ、マイ助産師制度は構築されないということであります。マイ助産師制度は、助産師による分娩体制と独立的に存在できるものではなく、本来的に密接不可分なものであります。両者がこうした関係性にあるとすれば、お産応援窓口事業の延長線上にマイ助産師制度があるのではなく、バースセンターや助産師によるオープンシステムといった分娩体制をもとにした派生的事業として捉えることが妥当であります。マイ助産師制度に期待される効果は大きいですが、こうした期待をお産応援窓口事業に託すのではなく、バースセンターを礎として説明することが妥当な態度と言えます。  委員会として個別課題への考え方は、以上のとおりですが、こうした調査・議論を積み重ねる中で、共通認識として横たわっていた重要な考え方が3点あります。まずは、既存の医療機関の活用及び連携が重要となること、次に、医療圏を意識して考えること、そして妊婦の意向のみならず市民の意向も踏まえた検討が必要であることです。特に、既存医療機関の活用及び連携の重要性については、ささやま医療センターにおいて周辺の複数の医療機関と、安全安心な周産期医療を提供するための連携協定が締結されており、ささやま医療センターで妊婦検診を受けている妊婦が希望した場合、連携先の医療機関が分娩や分娩前後の医療を提供することや同センターの産科医や助産師が同病院に出向いて診療を行う「オープンシステム」も導入すると言われています。  ささやま医療センターにおいては、分娩ができなくなったことを補完するための連携構築が進められていることも踏まえ、当市とささやま医療センターにおいては、今後の連携のあり方についても考えていく必要があると考えます。  現状、同センターにおける周産期カンファレンスに市も参画し、市内の出生に関する情報や医療現場の情報共有を図るとともに、地域に関する情報を提供するなどの意見交換を実施し、連携を図っています。こうした取り組みは、今後の関係性を考えていく上で重要になると考えますが、市民の方から「産科機能が弱まることの小児科への影響」を不安視する意見があったことも踏まえ、さらなる連携構築の方法を検討していく必要があります。  現状の相談窓口としては、子育て包括支援センターふたばが機能していますが、医療的な専門性の高い相談に対しては十分に対応できない可能性は否定できず、この点については、ハイリスク妊婦の相談に対応するお産応援窓口事業についても同様であります。そこで、出産に関する女性の相談対応事業を、ささやま医療センターに担っていただくことができれば、専門性の高い医師の相談対応を想定でき、当市の相談体制の拡充にもつながります。このような具体的な事業連携は、市内女性と同センターの結びつきのみならず、当市とさらなる連携構築にも期待できます。このように、ささやま医療センターの産婦人科や小児科との長期的な関係を見据えた上で「連携の形」づくりが求められます。  次に、医療圏を意識したアプローチとして、市内女性の不安を抑制する方法は、何も新たに事業を立案することにとどまるものではなく、既存の丹波医療センターの産婦人科が提供できる腹腔鏡手術などの医療サービス医療体制等について、市民に対して周知・浸透させることによって、その不安を軽減することも期待できると考えます。ささやま医療センターで分娩ができなくなったことは少なからず妊婦や市民に対して衝撃を与えていますが、その不安を軽減するために、丹波医療センターやささやま医療センターも含め、当市を取り巻く医療機関について、丁寧にアナウンスしていくことも必要であります。  最後に、市当局においては、令和2年度施政方針において、「分娩機能を含めた産科医療体制を構築することが必要と考える」としており、引き続きバースセンターの設立について検討していくとしていますが、その際、以下3つの点に留意いただきたいと思います。  まず、ささやま医療センターで分娩できなくなったことによる問題を定義づける必要があります。原点としての問題を設定することで、議論の発散が抑えられるとともに、新規施策(案)の妥当性の判断基準としても、その原点が活用できると考えます。  次に、バースセンター設立の是非のみならず、既存の出産支援金やお産応援119事業の意義を明確化し、分娩に係る施策の全体像を整理することです。既に移動支援として、お産応援119事業等に取り組んでいますが、仮にバースセンターが設立されれば、その実施根拠は少なくとも現状より薄弱になります。このように施策間の相互影響があることも踏まえ、バースセンターの是非のみならず、分娩に係る支援施策の全体像も整理していく必要があります。  そして、市内女性のニーズ及び市民の意向の把握です。市当局においては、既に妊婦等に対してアンケート調査を行っていますが、当時は、ささやま医療センターから分娩休止の意向が示された直後であり、当該アンケートの設問も「分娩休止に対する意向」を問う内容が多いように見受けられます。アンケート調査以降、兵庫医科大学との協議が平行線となったことを受け、産科充実の模索にかじを切り、さまざまな施策の事業化を進めていっていることから、当初とは局面が大きく変わってきています。  以上から、令和2年度において引き続き検討された内容も踏まえた上で、妊婦や市民の意向等を把握するための調査がなされる必要があると考えています。こうした調査によって、市民の出産支援に対する公共性の評価が見えてくると考えます。  最後に、今回の調査が当市における分娩のあり方を考えていく際の一助になると同時に、目前の議論にとどまることなく、長期的・広域的な射程を持つ議論につながれば、うれしく思うところであります。今回の調査では、十分議論できていない点もあろうかと思いますが、分娩のあり方については、適宜調査をし、提案等を行っていきたいと考えています。今後も、市民の意向をくみ取るとともに長期的な視野で市政運営を展望し、両者を統合・調整しながら、市民の福祉向上等を目指して、委員会活動に取り組んでいくことを申し添え、報告の結びとさせていただきます。  以上で、報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  これで、常任委員長所管事務調査報告は終わります。 ◎日程第5  議案第4号 丹波篠山特別会計条例の一部を改正する等の条例 ○議長(森本富夫君)  日程第5.議案第4号 丹波篠山特別会計条例の一部を改正する等の条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  大西民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(大西基雄君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の大西です。  ただいま議題となりました議案第4号 丹波篠山特別会計条例の一部を改正する等の条例について、当委員会の審査報告を申し上げます。本案につきましては、去る2月12日の本会議において当委員会に付託されたものです。  本条例の改正の趣旨としましては、丹波篠山市では、歴史的・社会的事由により生活環境等の安定と向上が阻害されている地域の住民に対し、住宅の新築・改修または住宅の用に供する土地の取得に係る必要な資金の貸し付けと収納、起債の償還を住宅資金特別会計にて行ってきました。また、この住宅資金特別会計に合わせて、丹波篠山住宅資金貸付事業特別会計基金を設け、起債の償還に充ててきました。  令和元年度において、起債の償還が終了することから、特別会計を廃止するとともに、基金条例第4条第2号に基づき、基金残高全額を一般会計に繰り入れて、基金条例を廃止しようとするものです。そのため、「丹波篠山特別会計条例の一部を改正する等の条例」の中で、「住宅資金特別会計を廃止」するとともに、「丹波篠山住宅資金貸付事業特別会計基金条例」を廃止するものです。  委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いましたが、質疑はございませんでした。質疑終了後、討論・採決を行った結果、討論なく、議案第4号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これから、議案第4号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第4号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第6  議案第5号 丹波篠山介護保険条例の一部を改正する条例 ○議長(森本富夫君)  日程第6.議案第5号 丹波篠山介護保険条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  大西民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(大西基雄君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の大西でございます。  ただいま議題となりました議案第5号 丹波篠山介護保険条例の一部を改正する条例について、当委員会の審査報告を申し上げます。本案につきましては、去る2月12日の本会議において当委員会に付託されたものです。  本条例の改正の趣旨としましては、国において、消費税の引き上げに伴い、低所得者に対する介護保険料を軽減する法律が改正されます。この改正に伴い、本市におきましても、第1号被保険者の介護保険料軽減に係る条例の改正を行うものでございます。  介護保険料所得段階のうち、第1段階から第3段階までの保険料について軽減を拡充しようとするものです。  委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いました。その主な事項について、御報告申し上げます。  委員より、介護保険財政への影響はどの程度になるのかとの質疑が出され、当局より、低所得者軽減は総額約2,300万円、そのうちの半分の1,100万円が国庫負担、残りの半分が県及び市の負担で600万円ずつになるとの答弁があり、委員より、市負担の600万円は介護保険の基金から支出するのかとの質疑があり、当局より、介護保険特別会計からの負担ではなく、一般会計からの繰出金によって、介護保険特別会計に繰り入れるとの答弁がありました。  質疑終了後、討論・採決を行った結果、討論なく、議案第5号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これから、議案第5号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第5号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第7  議案第6号 丹波篠山国民健康保険税条例の一部を改正する条例 ○議長(森本富夫君)  日程第7.議案第6号 丹波篠山国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案については、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  大西民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(大西基雄君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の大西です。  ただいま議題となりました議案第6号 丹波篠山国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、当委員会の審査報告を申し上げます。本案につきましては、去る2月12日の本会議において当委員会に付託されたものです。  本条例の改正の趣旨としましては、平成30年4月から、国民健康保険は、県広域化され、県にて決定された市町村ごとの「国民健康保険事業費納付金」により、税率を決定しています。令和元年度までは前期高齢者交付金等の前々年度の精算金約5,600万円が市町ごとに歳入となっていましたが、令和2年度は、広域化3年目となることから、前々年度の精算分は、県全体への歳入となったことにより、丹波篠山市では、国民健康保険事業費納付金が大幅に増加しました。  基金の繰り入れなしに1当たり平均保険税を算定した場合、令和元年度より9.2%の引き上げが必要となります。このことにより、被保険者の税負担が急激に増加しないよう、現在保有しています財政調整基金を繰り入れ、1当たり平均保険税の引き上げを1.1%に抑えようとするものです。  委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いました。その主な事項について、御報告申し上げます。  委員より、この条例改正はこの1年間だけという理解でよいのかとの質疑があり、当局より、令和2年度の上昇率によるものであり、令和3年度以降も県の通知により毎年、決定していくことになるとの答弁がありました。また、委員より、1.1%増は当市の判断ということかとの質疑があり、当局より、市として急激な負担にならないように決定したとの答弁がありました。  委員より、今回、均等割が1当たり720円ぐらい、後期高齢者分で下がったとしても600円ぐらいは上がることになり、子育て世代含めて負担が大きいのではないかと考える。財政調整基金も繰り入れて1.1%の引き上げになっているが、予備費や財政調整基金を使って、もう少し下げることもできたのではないかとも考える。基金の考え方について説明をいただきたいとの質疑があり、当局より、均等割については、所得の少ない世帯については軽減措置がありますので、今回の影響は少ない、あるいはほとんど影響がない可能性もあります。基金等の活用については、予備費は毎年1億円を予算計上しているが、最終決算になり、保険給付費が足りない場合は予備費を使う形になっている。基金の活用については、税率を抑えるというよりも、保健事業で活用し、医療費そのものの伸びを抑えるために活用していきたい。今回は基金を繰り入れなければ、9.2%の増加を見込んだが、これをゼロに抑えるような運営を続けると財政調整基金も間もなく底をついてしまうと考えている。こうした中、一定の上昇はやむを得ないと考え、国民健康保険運営協議会でも協議し、市民の意見も踏まえた上で今回の決定に至っているとの答弁がありました。  質疑終了後、討論・採決を行った結果、討論はなく、議案第6号については、賛成多数で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  8番、安井博幸君。 ○8番(安井博幸君)  今、この保険料の値上げを9.2から1.1に抑えるために財政調整基金を入れるということを説明いただきましたが、財政調整基金の金額は、幾らなんでしょうか。そして、財政調整基金の残高は幾らから幾らになったのでしょうか、それを教えてください。 ○議長(森本富夫君)  安井議員に申し上げます。委員会質疑の内容について、質疑をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○8番(安井博幸君)  金額じゃだめなん。 ○議長(森本富夫君)  大西委員長、報告があったかなかったかも含めて。  大西民生福祉委員長。 ○民生福祉常任委員長(大西基雄君)  ただいまちょっと金額のほうは出てまいりませんが、報告はちゃんとございました。 ○議長(森本富夫君)  ここで、暫時休憩をいたします。  そのままお待ちをいただけたらうれしいと思います。
                  午前10時10分  休憩               午前10時11分  再開 ○議長(森本富夫君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  大西民生福祉委員長。 ○民生福祉常任委員長(大西基雄君)  健康保険税の税率でございますが、失礼しました。基金繰り入れの1当たり平均保険税でございますが……。 ○議長(森本富夫君)  ここで、暫時休憩をいたします。  そのままお待ちをお願いをいたします。               午前10時13分  休憩               午前10時14分  再開 ○議長(森本富夫君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  大西民生福祉委員長。 ○民生福祉常任委員長(大西基雄君)  失礼をいたしました。財政調整基金残高でございますが、5億2,148万2,340円になります。令和2年度末見込みということでございます。失礼しました。令和元年度見込みということで、元年度末見込み金額が7億346万340円から令和2年度末見込みが5億2,148万2,340円になるということでございます。 ○議長(森本富夫君)  ほかに質疑はありませんか。  8番、安井博幸君。 ○8番(安井博幸君)  先ほど私が聞いたのは、その保険税を9.2から1.1に下げるのに、財政調整基金を幾ら投入したのかというのを聞いたんであって、今の答えは財政調整基金の残高であって、私の質問とは違うと思いますが。 ○議長(森本富夫君)  大西民生福祉委員長。 ○民生福祉常任委員長(大西基雄君)  総額では、先ほど御案内したとおりでございますが、財政調整基金を7,617万2,000円を繰り入れて、説明資料下段のとおり、これはいいですが、医療分の7万2,705円で1,758円の増額、後期高齢者支援分金2万8,123円で454円の減額、介護分として2万9,278円で154円の増額となり、合計で13万106円で1,458円、1.1%の増という算定をされております。 ○議長(森本富夫君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  議長との発言がありますので、これから討論を行います。  まず、原案に反対者の発言を許します。  15番、前田えり子君。 ○15番(前田えり子君)(登壇)  議席番号15番、前田えり子です。  議案第6号 丹波篠山国民健康保険税条例の一部を改正する条例に反対の討論をします。  平成30年4月からの国民健康保険事業の県広域化により、令和2年度は、県へ納付する国民健康保険事業費納付金が増加します。増加したことに伴い、国保税の引き上げが必要になったとして、1当たり平均保険税を引き上げようとするものです。納付金の引き上げで9.2%の引き上げが必要になったところを1.1%に抑えていますが、今でも「高くて払えない」と声が上がっている保険税をこれ以上引き上げることは、認められません。「一定の引き上げはやむを得ない」との方針ですが、協会けんぽなど他の健康保険にはなく、国保税を高くしている均等割が多く引き上げられており、家族が多いほど負担が大きく、子育て支援にも反する引き上げです。財政調整基金の繰り入れを多くするなど、負担を軽くするべきです。国費を含め、公費負担をふやすことを求めて、反対の討論といたします。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、原案に反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第6号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、議案第6号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第8  議案第8号 丹波篠山道路管理条例及び丹波篠山法定外公共物の管理              に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(森本富夫君)  日程第8.議案第8号 丹波篠山道路管理条例及び丹波篠山法定外公共物の管理に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、産業建設常任委員長の報告を求めます。  大上産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(大上和則君)(登壇)  産業建設常任委員会委員長の大上でございます。  ただいま議題となりました議案第8号 丹波篠山道路管理条例及び丹波篠山法定外公共物の管理に関する条例の一部を改正する条例について、産業建設常任委員会の審査報告を申し上げます。本案につきましては、去る2月12日の本会議において、当委員会に付託されたものでございます。  本議案については、まちづくり景観刷新モデル事業での事業認定路線(北新町・河原町)の無電柱化が完了することから、未整備となっている電線共同溝に係る必要な条文の追加及び占用料金の種目の追加を行おうとするものです。  委員会では、当局から説明を受け、審査を行いました。以下、審査の過程におきまして、委員から出された質疑について、御報告を申し上げます。  まず、委員から、占用料の単価設定の根拠について追加で説明願いたいとの質疑が出され、当局からは、兵庫県並びに近隣市町を参考にし、兵庫県の甲乙丙の乙地に本市が該当する。その乙地の要件の金額とあわせ計上しているとの回答がありました。  また、委員から、既存の電柱に対する占有料と今度の変更に伴う占有料は、どう変化するのかとの質疑が出され、当局からは、金額については、電柱地中化の部分でふえる状況になる。占用料、道路占用で約14万円の増額、法定外の使用料については、部分的なものになるため、約1,000円増額となるとの回答がありました。  そして、質疑終了後、討論はなく、表決を行った結果、議案第8号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これから、議案第8号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第8号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第9  議案第9号 丹波篠山市営改良住宅条例等の一部を改正する条例 ○議長(森本富夫君)  日程第9.議案第9号 丹波篠山市営改良住宅条例等の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、産業建設常任委員長の報告を求めます。  大上産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(大上和則君)(登壇)  産業建設常任委員会委員長の大上でございます。  ただいま議題となりました議案第9号 丹波篠山市営改良住宅条例等の一部を改正する条例について、産業建設常任委員会の審査報告を申し上げます。本案につきましては、去る2月12日の本会議において、当委員会に付託されたものでございます。  本議案については、債権の消滅時効や保証契約等について、平成29年6月、民法が改正され、令和2年4月1日より施行されることに伴い、国、県の方針変更がなされることになっております。その方針変更を受け、住宅セーフティネットの中核を担う市営住宅において、連帯保証が確保できないために入居できないといった事情が生じないようにするために連帯保証制度を廃止するとともに、また、民法の改正の施行に際して、所要の改正を行おうとするものです。  委員会では、当局から説明を受け、審査を行いました。以下、審査の過程におきまして、委員から出された質疑について、御報告を申し上げます。  まず、委員から、保証免除をする場合に、民間では保証協会等の活用をするというような例もあるかと思うが、活用に当たり何か制限があるのか。可能であれば、検討したのかとの質疑が出され、当局からは、条例の中で規定することによって、そういった機関の保証を受けることは可能である。実際に導入している県や市もある。家賃保証会社の保証プランはさまざまで、契約時に支払うこととなっており、保証料の相場は、毎月家賃の30%から100%と幅広く、更新料が必要な場合もある。利用者の負担が大きくなることもあり、本市では現時点では採用を見送っているとの回答がありました。  また委員から、今現在、連帯保証をつけて入居されている方の債務に対する連帯保証はこれからも効力があるのかとの質疑に対し、当局からは、今回の民法改正の4月1日という施行に際し、従前の契約に対しては、現状の規定と保証の内容を適用するため効力はあるとの回答がありました。  また、委員から、過去において、その連帯保証に債務の保証をしてもらった案件はあるのかとの質疑が出され、当局からは、過去5年で約40件の請求を行っているが、保証に直接請求したことで、保証が納付をしたというようなことは余りない状況である。保証に請求することによって、入居者みずからが納めたという全額納付は、7件程度であるとの回答がありました。  また、委員から、連帯保証というとの関係性がなくなることによって、滞納等が増加する可能性も考えられるが、対策についてはどう考えているのかとの質疑が出され、当局からは、ふだんから取り組んでいるような催告と督促、そして、現在の入居者には段階的な連帯保証請求ということを着実に実施しながら、取り組んでいきたいということと、適正な債権管理は、一層課題になってくるので、滞納をふやさない、そして債権管理をきっちりと行い、滞納を抑制していきたいと考えている。  また、公営住宅そのものは、低所得者層向けの最後の住宅セーフティネットとしての位置づけもあることから、福祉部局との連携によって、サポート体制の枠組み等を活用し未然に防止に取り組んでいくということで対応したいと考えているとの回答がありました。  そして、質疑終了後、討論はなく、表決を行った結果、議案第9号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。
     これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これから、議案第9号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第9号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第10  議案第11号 丹波篠山地域コミュニティ活性化施設指定管理者の                指定について ○議長(森本富夫君)  日程第10.議案第11号 丹波篠山地域コミュニティ活性化施設指定管理者の指定についてを議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  大西民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(大西基雄君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の大西でございます。  ただいま議題となりました議案第11号 丹波篠山地域コミュニティ活性化施設の指定管理候補者の指定について、当委員会の審査報告を申し上げます。本案につきましては、去る2月12日の本会議において当委員会に付託されたものです。  本条例の改正の趣旨としましては、学校施設は、地域住民にとって身近な公共施設であり、また、その校舎などは地域のシンボル的な存在です。閉校となっても地域住民が主体となり、市と協働して新たな地域活性化施設として、数年にわたり利活用の検討を重ね、施設改修や運営法人設立、試行的な運営を行っており、地域活性化の拠点施設として活用していることから、丹波篠山市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例第5条第1項第4号の規定に基づき、特定指定するものです。  具体的には、「丹波篠山市雲部地域コミュニティ活性化施設」を「合同会社里山工房くもべ」に、「丹波篠山市福住地域コミュニティ活性化施設」を「特定非営利活動法人SHUKUBA」に、また「丹波篠山市大芋地域コミュニティ活性化施設」を「一般社団法人おくも村」を指定管理候補者として指定をしようとするものです。  委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いました。その主な事項について、御報告申し上げます。  委員より、指定管理候補者検討会における評価項目について、主にどのような項目があり、どのように採点されているのか、また、評価に際し、指定管理候補者検討会の委員の方からどのような意見があったのかとの質疑があり、当局より、評価の項目については、大きく3項目があり、1点目は、「公の施設管理の業務に関する計画が管理の業務の適正かつ確実な実施のために適切なものであること」、2点目は、「公の施設の管理の業務を適正かつ確実に実施するために必要な経理的基礎及び技術的能力を有するものであること」、3点目は、その他として、自主事業の評価項目がある。このような3項目をさらに細分化し20項目として、それぞれの項目につき、5点満点で採点されており、100点満点になるという形になる。主な意見については、経理に関すること、そして、今後、指定管理を受けてからの活動がどのようなものになるのかというものがあったとの答弁がありました。  次に、委員より、各指定管理の候補者を見ると、まちづくり協議会や自治会関係の方が中心となっているように見受けられる。この構成は、基本的には3年間変わらないと思うが、各団体の役員を担う方が個人として構成しているのか、それとも地域の肩書によって担っているのかとの質疑があり、当局より、各団体の役員については、まちづくり協議会や地区の自治会長会の役員を歴任された方など、これまでの経緯をよく御存じの方が担われている。必ずまちづくり協議会の会長が役員に入るかといえば、そうした限定はなく、当て職のようなものではないと考えている。ただし、地域のことをよく御存じの方が、各法人の主要なメンバーになると考えてるとの答弁がありました。  委員より、こうした形での地域おこしは初めてのケースであり、こうなった以上、失敗はできないが、行政のかかわり方が非常に問題になると思っている。一番は主体性の問題である。個々の主体である団体の柔軟な発想が、いろいろな問題に対処していく上で重要になり、それを阻害しない支援が望まれる一方、市は、指定管理業務が行われているかを監視しなければならない立場にある。指定管理者制度は委託よりも裁量はあり、自主事業も行えるが、管理業務については、当然に市の関与、指導も求められる。こうした兼ね合いが非常に難しいと思っている。指定管理者制度による地域活性化を成功させるために、どのようなかかわり方がいいかということを、しっかりと考えていただきたいとの質疑があり、当局より、裁量の中で自由な新しい発想で業務をやっていただき、それを伸ばすことが一番大切であると思っている。この3つの団体の中には、日本でも指折りの広告代理店の若い方が検討会に入っていただき、デザインや運営等について、意見をいただいたりしている。こうした中で、市としてどのようなことが重要になってくるかといえば、例えば、情報提供や広報等があると考えることから、今後体制や連携を強化していきたいと考えているとの答弁がありました。  委員より、経営理念、志が一番大事だと思うが、実際に経営していくことは本当に大変である。数字を経営的に読み取れる方が必要ではないのかと思っているが、それぞれの法人の構成員に、会計士や税理士のような専門家はいるのか、また、市として、どのように監査や関与をしていくのかとの質疑があり、当局より、最終的に決算状況等は税理士等に委託をされることになると考える。また、経営に精通されている方について、雲部については立ち上げ当初に若い方がかかわられて、今の代表社員は、その方からいろいろと教わったと聞いている。行政としては、会計処理の専門ではありませんが、業務監査や会計監査のチェックをする体制を整えたいと思っているとの答弁があり、委員より、この3つの団体の取り組みは、学校が閉校になったときからずっと地域住民を中心にして、計画を練られてきたその積み重ねだと思っている。特に、雲部はいち早くその核になる組織を立ち上げて取り組まれていることは強みであると考える。地域の自主性の尊重と最低限の関与という姿勢で市としてかかわっていただきたい。指定管理者制度については、うまくいかずに管理者がかわる事例もあるが、今回の法人が失敗すれば、事実上、指定管理者のかわりはいないと考える。失敗が許されず、途中で投げ出せないものと基本的に思っている。それぞれの法人の方が、いろいろな工夫をして地域を活性化して、採算を合わせることは非常に難しいと思っているが、初めてのケースだけに、市民の注目度は高いということも含め頑張っていただきたいとの意見が出されました。  質疑終了後、討論・採決を行った結果、討論なく、議案第11号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これから、議案第11号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、議案第11号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第11  議案第13号 財産の無償譲渡について ○議長(森本富夫君)  日程第11.議案第13号 財産の無償譲渡についてを議題とします。  本案について、産業建設常任委員長の報告を求めます。  大上産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(大上和則君)(登壇)  産業建設常任委員会委員長の大上でございます。  ただいま議題となりました議案第13号 財産の無償譲渡についてにつきまして、産業建設常任委員会の審査報告を申し上げます。本案につきましては、去る2月12日の本会議において、当委員会に付託されたものでございます。  本議案については、令和元年師走会議において議決いたしました丹波篠山市農業共済条例の廃止に伴い、丹波篠山市農業共済が保有する財産について平成31年4月22日締結の「兵庫県農業共済組合設立に関する覚書」に基づき、兵庫県農業共済組合へ引き継ぐことと定められていることから、無償譲渡をしようとするものです。  委員会では、当局から説明を受け、審査を行いました。以下、審査の過程におきまして、委員から出された質疑について、御報告を申し上げます。  まず、委員から、今までの事務、の配置も変化しないというような認識で、物品関係も移動しないと認識をしていたが、他の場所へ移転して使用するようなものはあるのかとの質疑が出され、当局からは、県全体で、どこの事務所に物品を配置するかを決めるのだが、自動車については移転しないが、ノートパソコン2台のうち1台については、他の事務所に移転して使用すると聞いているとの回答がありました。  そして、質疑終了後、討論はなく、表決を行った結果、議案第13号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これから、議案第13号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第13号は、委員長の報告のとおり可決されました。  ここで、暫時休憩をいたします。  再開を11時05分といたします。               午前10時48分  休憩               午前11時05分  再開 ◎日程第12  議案第25号 令和2年度丹波篠山一般会計予算  日程第13  議案第26号 令和2年度丹波篠山市市国民健康保険特別会計予算  日程第14  議案第27号 令和2年度丹波篠山後期高齢者医療特別会計予算  日程第15  議案第28号 令和2年度丹波篠山介護保険特別会計予算  日程第16  議案第29号 令和2年度丹波篠山水道事業会計予算  日程第17  議案第30号 令和2年度丹波篠山下水道事業会計予算 ○議長(森本富夫君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第12.議案第25号 令和2年度丹波篠山一般会計予算から、日程第17.議案第30号 令和2年度丹波篠山下水道事業会計予算までの6件を一括議題とします。  なお、質疑、討論は一括して行いますが、採決は、議案ごとに行います。  本案について、一括して予算決算委員長の報告を求めます。  足立予算決算委員長。 ○予算決算委員長(足立義則君)(登壇)  予算決算委員長の足立でございます。  ただいま議題となりました議案第25号 令和2年度丹波篠山一般会計予算から議案第30号 令和2年度丹波篠山下水道事業会計予算までの6議案についての、予算決算委員会の審査について、御報告申し上げます。  議案第25号から議案第30号までの6議案につきましては、去る2月19日の本会議において当委員会に付託されたものです。総務文教・民生福祉・産業建設の各分科会に審査依頼し、審査を行いました。  以下、各分科会での審査の過程におきまして、各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について、御報告申し上げます。  まず初めに、一般会計予算について。  性質別歳出に関し450体制から、必要な専門職の配置対応により柔軟な対応と、新たに会計年度任用職員制度が導入され、財政計画に影響はないのかとの質疑に対し、将来見通しに対して影響はないのかということになれば、経常収支で計上するため厳しくなる。それも含め、各課において事務事業の見直しを行うように努め、人員を確保しつつも、収支バランス、収支状況を確認し、一般職員の増員は行わない方向で、健全に運営できるように努めているというのが現状である旨の回答がありました。  次に、東京2020オリンピック・パラリンピックホストタウン事業に関し、ホストタウン事業の対応国がバハマと決定した経過はとの質疑に対し、有意義なスポーツ交流及び文化交流を行う観点から、丹波篠山市の子どもたちが、オリンピアンの圧倒的なパワーとスピードを体験して、異文化に触れることを目的としており、バハマは、陸上競技でトップレベルの選手が所属し、文化的には丹波篠山市と同様に、首都のナッソーが、ユネスコ創造都市ネットワークのクラフトアンドフォーク分野に加盟されている旨の回答がありました。  次に、安定ヨウ素剤配布事業に関し、安定ヨウ素剤配布事業システムの内容はとの質疑に対し、これまで安定ヨウ素剤の事前配布事業については、基礎データとなる住所、氏名、生年月日の情報を本人や代理受領者が手書きで記載した問診票情報から入力しており、このデータは住民基本台帳と整合がとれていないため、記載間違いや変更内容があってもチェックできない状況にあった。これを改めるべく、住民基本台帳から情報の提供を受け、システムを構築していく考えである。住基と整合させ、それに基づいたデータを作成することによって、世帯ごとの管理が行えるようになる。また、更新時に管理しているデータによりダイレクトメールの送付が可能になり、これまでは個人ごとに発送していたものを世帯ごとに発送できる。例えば家族3なら郵便物は3通とも送っていた。それを整合させることによって、家族ごとに郵送を行うよう考えている。新たな出生者にも案内ができる等のメリットもある旨の回答がありました。  また、次の令和2年度が附帯決議の期間中であり、今回これを導入するということで、継続しようとしている印象を持つが、説明をお願いしたいとの質疑に対し、当局より、今回の安定ヨウ素剤配布については、旧薬事法にかかわる薬を配っており、年齢の区分等がある。配布については慎重な対応が必要となることから、このシステムを導入することによって、単純なミスを減らし、また無駄であった郵送費を削減することなどが目的である。このシステムを導入したから継続的にやるという意思のもとで提案しているものではない。経費の削減、薬を配布する場合などにおいてのミスの発生を最小限にするための導である旨の回答がありました。
     次に、コミュニティ施設管理費に関し、指定管理料の見込み収入を見ると支出と整合がとれているが、実際に経営していく中で、収入の減少や人件費の変動などがあり、採算状況が悪くなる場合も想定される。こうした場合に、この指定管理料を見直すのかとの質疑に対し、当局より、3年間は現状のままである旨の回答を受け、また、経営が非常に厳しくなったとしても放置するということかとの質疑に対し、当局から、管理者として努力していただいて、赤字にならない経営にしていただきたいと思っており、補填することはない旨の回答がありました。  次に、林業一般管理事業に関し、森づくり支援員について、具体的な業務内容等について説明をお願いしたいとの質疑が出され、当局から、森づくり支援員は、これまでの森林施策を検証し、ふるさとの森づくり構想をさらに進めていくためには、どのような施策が必要かどうかを専門的な見地から指導・助言いただこうと考えている。具体的には、丹波農林振興事務所にも在籍され、林業改良普及員の資格を有し、実際に本市の森林施策について指導していただいた方を採用する予定で進めている旨の回答がありました。また、採用に反対するということではないが、数年前から専門官制度、外部人材の登用という流れであるが、全般的に職員の専門性に課題があると感じている。職員課に確認すべき話かもしれないが、各担当の中で次世代の職員の専門性を長期的に高めていく必要があるのではないかとの意見が出され、当局から、職員を育成する1つの手法として、令和元年度、兵庫県が開校した森林大学校の行政職員に対する短期研修会に職員を派遣するとともに、森づくり支援員の指導のもと、さらなる資質向上に努めていきたい旨の回答がありました。  次に、観光施設整備事業に関し、郡家の観光駐車場のトイレ設置工事に関し、どのような利用形態になるのかとの質疑が出され、当局から、現時点では、観光客に関してはイベント時のみの駐車場として利用していることからイベント時のみの利用、また、同一敷地内にある市場関係者にも利用してもらうトイレとして設置する旨の回答がありました。また、観光客が常時利用できない状態で、市場利用者のトイレ使用の占有率が高くなることに対して、運用はどのように考えているのかとの質疑が出され、当局から、市場に対し、消耗品を含めた維持管理をお願いするか、負担金として支払ってもらうか等については、今後協議を進め適正な形で取り組んでいきたい旨の回答がありました。  次に、丹波篠山の家推進事業に関しハートピア団地の1区画に丹波篠山の家を建築するということであるが、スケジュール、活用方法はどうなっているのかとの質疑に対し、当局からは、令和2年3月1日に地元説明を行った。丹波篠山の家の認定基準を今年度末までに策定し、令和2年夏ごろに設計業務を完了、秋ごろより建築工事を着工、令和3年の年明けから年度末を目途にモデルハウスを完成させたいと考えている。でき上がり次第、内覧会を開催し、丹波篠山らしい景観形成の推進、篠山産材の木材使用による市内産業への活性化につなげていきたい旨の回答がありました。  次に、幼稚園預かり保育事業に関し、篠山・たまみず・岡野3幼稚園区における篠山幼稚園での預かり保育設置事業の関連予算について、近距離の地域の中に公立幼稚園3園と私立こども園2園が存する中で、その妥当性等に関する多くの質疑が出され、総務文教分科会の中で部長等に確認質問を行いました。その中で出された主な意見について申し上げます。  3幼稚園の今後の方向性について、今回の検討会の最終にあったと思うが、いつになるかわからないが、今の情勢や状態が落ちついたときに、私立のこども園にしていくというのは、それで間違いないかとの質疑に対し、当局から、明確な時期は示していないが、教育委員会として最終的に目指すところは以前と変わっていない旨の回答がありました。また、今回の決定がその方向とは逆行するような流れの手の打ち方ではないか。突如、篠山幼稚園に開設するという話であるが、隣接するささやまこども園と園児を奪い合うような図柄にも見えるがそのあたりはどうかとの質疑に対し、当局から、検討会でもいろいろと案を提示させていただいたが、大勢が今回の意見で、財政的な負担を低減しながら、篠山幼稚園での事業実施となったものである旨の回答がありました。また、この3幼稚園のあり方検討会が、預かり保育事業を担う教育委員会ではなく、施設整備を担う市長が委員長として采配を振るったことに疑問を呈する意見もあったことを申し添えます。  次に、国民健康保険特別会計予算について。  特定健診審査受診の普及啓発について、未受診者対策事業を業者に委託するとあるが、個人情報の取り扱いはどのように考えているのかとの質疑に対し、これまでは普通のはがきで受診勧奨を行っていたが、令和2年度に委託するのは、圧着はがきで、その方の年代ごとの健康アドバイスを入れて、見てもらえるような受診勧奨通知を送ろうと考えている。対象者データについては、個人を番号化して委託事業者に送ることから特定できないものと考えている旨の回答がありました。  次に、介護保険特別会計予算について。  介護保険財政について、基金の状況について説明を願いたいとの質疑に対し、当局より、基金残高は、現在約9,025万円となっており、第8期における基金の運用については、財政状況等を見ながら考えていきたい旨の回答がありました。  次に、水道事業会計予算について。  県水の単価が下がったということであったが、県水で供給するエリアをふやし、自己水を減らして水道料金を抑えていくというような手法は検討できないのかとの質疑に対し、当局から、県水が配水できるエリアは限られており、現時点で県水が配水可能なエリアの上限に近づいていっている旨の回答がありました。  次に、下水道事業会計予算について。  企業債を借りる基準はどうなっているのかとの質疑に対し、当局から、企業債の発行は、下水道事業の多くは事業費を100としたとき、国庫補助金が約2分の1で、残りの2分の1、事業費の50%全額を企業債とすることが可能だが、負債抑制のため、丹波篠山市のルールとして、50%の部分の90%を起債としている。借り入れる金利としては、高くても0.5%から0.7%で借り入れをしている。また、借入期間は、工事で取得する資産の耐用年数に応じて借り入れており、建物、構築物のように、耐用年数の40年、50年と長いものについては、最長40年の借り入れをしている。また、機械類等については、10年から15年の期間で借り入れている旨の回答がありました。  なお、後期高齢者医療特別会計予算につきましては、分科会審査において、特に質疑等はありませんでした。  分科会座長等の審査報告終了後、議員間協議、討論を行いました結果、討論はなく、採決を行いました結果、議案第29号、30号については全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。また、議案第25号、26号、27号、28号の4議案につきましては、賛成多数で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、予算決算委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げます。  なお、今回の審査におきまして、各分科会や全体審査の中で出された多くの意見等につきましては、執行部において十分な検討をいただきますよう申し添え、今後の予算執行に反映いただきますよう申し添え、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、一括して委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  8番、安井博幸君。 ○8番(安井博幸君)  先ほど議案第25号の篠山・たまみず・岡野預かり保育施設の件について、委員長から報告があったんですけれども、「しりつ」という言葉を耳にしますと、市立なのか、私立というのがわからないんです。それで、その箇所について、もう一度、その2つの私立と市立の区別のつくような説明っていうか、読み方をしていただければうれしいんですけれども。 ○議長(森本富夫君)  足立予算決算委員長。 ○予算決算委員長(足立義則君)  安井議員の質問にお答えいたします。  先ほど言いました預かり保育施設の市立(いちりつ)、私立(しりつ)につきましては、市立(いちりつ)という表現が正しいと理解しております。 ○議長(森本富夫君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから、一括して討論を行いますが、討論に際しては、冒頭に議案番号を申し述べていただきますようお願いします。  討論はありませんか。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  議長との発言がありますので、これから討論を行います。  まず、原案に反対者の発言を許します。  15番、前田えり子君。 ○15番(前田えり子君)(登壇)  議席番号15番、前田えり子です。  議案第25号 令和2年度丹波篠山一般会計予算、議案第26号 令和2年度丹波篠山国民健康保険特別会計予算、議案第27号 令和2年度丹波篠山後期高齢者医療特別会計予算、議案第28号 令和2年度丹波篠山介護保険特別会計予算について、反対の討論をいたします。  県下で一番高い水道料金、所得の1割を超える国民健康保険税など、市民の暮らしを圧迫しています。さらに昨年10月の消費税率の引き上げが、暮らしや営業に暗い影を落としています。先日、市民アンケートを実施いたしました。その中でも、「暮らしが悪くなった」と答える方が多く、丹波篠山市政に強く望むことは、雇用促進や国保税の引き下げ、介護保険料・利用料の引き下げ、交通手段の充実、農業の発展など切実です。  令和2年度予算について、子育て支援や定住促進、農業施策など、計画されている施策について、また予算について一つ一つについて反対するところではありません。しかしながら、施政方針では、「平成20年度に策定した篠山再生計画の着実な実行により、収支見通しでは、令和元年度決算において収支バランスがとれる見込みとなりました」としながら、「篠山再生計画を達成したと言えるかどうか引き続き検討するとともに、その後の新たな財政の健全化計画の策定に向けて、準備を進めていきます」と述べられています。財政健全化は、当然しなければなりませんが、平成20年度策定の篠山再生計画は、財政再建の基本方針を「市民・事業者・職員・議員がみんなで負担(痛み)を分かち合う」としたもので、これに沿って市民の暮らしや福祉にかかわる事業を含めて財政削減を進めるものです。  令和2年度においても、計画に掲げる140項目に取り組み、篠山再生計画前と比較して、年額で9億5,206万円の効果額が見込まれるとしています。「高くて払えない」と悲鳴が上がっている国保税や、県下一高い水道料金の引き下げは、暮らし優先の予算の使い方、財政調整基金などの活用をすれば可能です。高齢化が進んでおり、住民がお互いに助け合うことは大事ですが、支え合うには限度があります。身近で相談できるよう、支所の機能を強化することも必要です。また、篠山市は、「人権」の名で「住民学習」を押しつけたり、「市人権同和教育研究協議会」や「解放学級」などにいまだに補助金を出す、県下でも数少ない市です。同和行政はきっぱりとやめるべきです。  国民健康保険税は、引き上げです。介護保険料は、65歳以上の高齢者、後期高齢者医療保険料は、75歳以上の後期高齢者、多くの方が年金からの天引きです。介護や医療の保険料負担増は実質年金額の引き下げに等しく、受診や介護サービス利用の抑制を招きかねない、高齢者の暮らしと命を脅かすものです。給付は削減されるのに負担はふえる、これでは高齢者の生活を支えることはできません。国民に「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保障した憲法25条の理念にも反します。  75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度は、年齢で医療を差別する世界にも例のない制度です。介護保険制度は、利用がふえたり、介護労働者の賃金などに充てる介護報酬が引き上げられたりすると、直ちに保険料や利用料の負担増にはね返る仕組みです。そのため、介護が必要な高齢者が多いほど保険料が高くなってしまいます。  第7期介護保険計画では、「医療・介護総合法」で「要支援」のを介護保険から外し、ホームヘルプサービスとデイサービスを取り上げ、特養ホームへの入所は、要介護3以上、一定の所得があれば利用料は2割に、さらに3割に引き上げられました。介護予防は、市の事業として継続され、いきいき塾、いきいき倶楽部など住民の協力で進められていますが、高齢化が進んでおり、支え合うには限度があります。国による医療や介護の制度が、どんどん悪くなる中で、住民の命と暮らしを守る自治体の役割は、大きくなっています。自治体の中には、一般財源から介護保険財政への繰り入れを行うなどして、保険料などの負担を独自に抑制しているところもあります。それでも、自治体の対策には、限度があり、保険料・利用料の値上げをせずに、制度の充実を図り、安心できる制度にするには、国の負担割合を大幅にふやすしかありません。  国に対し、国保税や介護保険料など、国庫負担割合を引き上げることを求めます。その財源は、消費税ではなく、富裕層や大企業に応分の税負担を求めることで確保できます。誰もが住みなれたところで安心して暮らせるように、国に対しても要望、提言し、命と暮らし最優先に市政が執行されることを願って、反対の討論といたします。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。  3番、向井千尋君。 ○3番(向井千尋君)(登壇)  議席番号3番、向井でございます。  ただいま議題になっております議案第25号 令和2年度丹波篠山一般会計予算から議案第30号 令和2年度丹波篠山下水道事業会計予算までの6議案について、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  篠山再生計画により、令和2年度には収支バランスがとれ、財政健全化は着実に進んでいます。しかしながら、実質公債費比率や将来負担率は全国的に比べても依然として高く、今後も財政健全化への取り組みは予断を許しません。  令和2年度においても、引き続き財政の健全化に取り組むとともに、限られた財源の中で、課題解決に向けた取り組みを進め、本市の魅力を最大限に発揮するための重要施策が盛り込まれた予算であることを確認できましたことから、令和2年度の予算案に賛成するものであります。  議員各位におかれましては、先ほどの予算決算委員長の報告にありましたとおり、御賛同いただきますことをお願いして、賛成討論といたします。 ○議長(森本富夫君)  次に、原案に反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、原案に反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第25号 令和2年度丹波篠山一般会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、議案第25号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第26号 令和2年度丹波篠山国民健康保険特別会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、議案第26号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第27号 令和2年度丹波篠山後期高齢者医療特別会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、議案第27号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第28号 令和2年度丹波篠山介護保険特別会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、議案第28号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第29号 令和2年度丹波篠山水道事業会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第29号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第30号 令和2年度丹波篠山下水道事業会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。
     したがって、議案第30号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第18  議案第33号 令和元年度丹波篠山一般会計補正予算(第12号) ○議長(森本富夫君)  日程第18.議案第33号 令和元年度丹波篠山一般会計補正予算(第12号)を議題とします。  本案について、予算決算委員長の報告を求めます。  足立予算決算委員長。 ○予算決算委員長(足立義則君)(登壇)  予算決算委員長の足立でございます。  ただいま議題となりました議案第33号 令和元年度丹波篠山一般会計補正予算(第12号)についての予算決算委員会の審査について、一括して御報告申し上げます。  議案第33号 令和元年度丹波篠山一般会計補正予算(12号)につきましては、去る3月3日の本会議において当委員会に付託されたものです。総務文教分科会に審査依頼し、審査を行いました。  以下、分科会での審査の過程におきまして、各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について、御報告申し上げます。  一般管理費の職員人件費等に関し、今回の振替勤務に係る時間外勤務手当支給について、職員組合のおおむね理解を得られたとの説明であったが、100%理解を得られてない理由は何かとの質疑に対し、当局からは、職員組合とはこれまで協議を重ねており、精算方法については理解を得ている。おおむねの理解との説明については、個々の振替業務について、振替休の取得期間がいわゆる4週間以内に該当するのか、1週間以内になるのか、どちらの対象になる業務かについて、詰めの協議を行っている旨の回答がありました。  また、4年前にも定期監査において、監査委員から指摘があったと認識しているが、なぜ今まで改善されなかったのかとの質疑に対し、当局からは、今回の問題を調査する中で、4年前に定期監査で口頭による指摘があり、平成27年度の定期監査の結果では指摘事項として、特記事項なしで、市長、副市長、議会に対し、報告がなされており、正式な指摘はなかったと認識している。しかしながら、口頭でのやりとりとはいえ、適正に対応できていなかったことについては、真摯に反省をしているところであり、今後の運用については、厳正に運用をしていきたいと考えている。  具体的には、振替勤務を命じるときは、その1週間以内に、振替休を指定する。どうしても多くの職員が出役する場合に、1週間以内に振替休をとらすことが難しい場合は、規則に則って4週間以内に振替休をとらせ、そのかわりに、100分の25の時間外勤務手当を支給したいと考えている旨の回答がありました。  分科会座長等の審査報告終了後、議員間協議、討論を行いました結果、討論はなく、採決を行いました結果、議案第33号につきましては、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、予算決算委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願いをいたします。  なお、今回の審査において、各分科会や全体審査の中で出されました多くの意見等につきましては、執行部において十分な検討をいただきますよう申し添え、今後の予算執行に反映いただきますよう申し添え、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これから、議案第33号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第33号は委員長の報告のとおり、可決されました。 ◎日程第19  議案第37号 令和元年度丹波篠山一般会計補正予算(第13号) ○議長(森本富夫君)  日程第19.議案第37号 令和元年度丹波篠山一般会計補正予算(第13号)を議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  堀井行政経営部長。 ○行政経営部長(堀井宏之君)(登壇)  それでは、議案第37号 令和元年度丹波篠山一般会計補正予算(第13号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  今回の補正は、公共施設への防犯カメラ設置を目的として、いただいた寄附を公共施設整備基金へ積み立てを行うとともに、年度途中で国の補正予算により計上いたしました国庫補助道路整備事業や、新型コロナウイルス感染症の影響を含め、年度内の事業完了が困難となった34事業につきまして、令和2年度への予算の繰り越しをお願いするものです。  結果、第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ100万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ253億1,360万6,000円とするものです。  それでは、予算書の7ページをお開きください。  歳入、18款 1項 寄附金、1目 総務費寄附金100万円の追加は、田畑富子さんから公共施設への防犯カメラの設置を目的に寄附をいただいたもので、同額を、8ページ、歳出、12款 諸支出金、1項 基金費、3目 公共施設整備基金費で一旦積み立て、改めて令和2年度中に事業化を図るため予算措置を行うものでございます。  次に、第2条の繰越明許費の追加につきましては、予算書の3ページの第2表「繰越明許費補正」で順に説明をさせていただきます。  まず、2款 総務費、1項 総務管理費 財産管理費は、旧多紀支所跡地駐車場整備工事において、スロープ設置に係る資材の入手が困難になり、標準工期の確保が困難になるため繰り越すもので、繰越額は1,648万4,000円、完成は令和2年5月31日を予定をしております。  公用車管理費は、市バスのラッピングのデザインの調整及び施工に想定以上の日数を要したためで、繰越額は80万円、令和2年4月30日の完成を予定しております。  ふるさと篠山に住もう帰ろう運動推進事業は、わが家わが村の住もう帰ろう運動推進補助金で、2自治会において、新型コロナウイルス感染症により、事業実施が令和2年度に延期となったもので、繰越額は29万6,000円、令和2年7月31日の事業完了を見込んでおります。  企画一般事務費は、丹波篠山の家モデルハウスの認定基準の策定に不測の日数を要したため、設計業務を繰り越すもので、繰越額は126万5,000円、完了は令和2年7月31日を予定しています。  多紀支所費は、旧福住小学校トイレ改修工事において、新型コロナウイルス感染症の影響で部品の供給がおくれるために繰り越すもので、繰越額は107万4,000円、完成は令和2年4月30日を予定しています。  公民館改修助成事業は、公民館改修助成金において、上板井公民館の改修工事の完成が、材料調達に時間がかかることによりおくれるための繰り越しで、繰越額は500万円、完了予定は令和2年5月31日です。  コミュニティセンター管理費は、後川文化センター外壁改修工事におきまして、入札の不調等により不測の日数を要したための繰り越しで、繰越額は954万1,000円、令和2年5月31日を完成予定としています。  次に、6款 農林水産業費、1項 農業費 農業農村施設管理事業は、黒豆の館ホールエアコン整備におきまして、新型コロナウイルス感染症の影響により部品の供給がおくれるために繰り越すもので、繰越額は22万4,000円、完成は令和2年6月30日を予定しています。  鳥獣被害防護事業は、獣害ベルト緊急整備事業において、入札の中止等不測の日数を要したことにより繰り越しを行うもので、繰越額は562万4,000円、完了は令和2年7月31日を予定しています。  農地一般管理事業は、土地改良施設維持管理適正化事業の繰り越しに伴う地元への負担金で、繰越額は6万2,000円、完了は令和2年12月25日を予定しています。  ため池等整備事業は、国の補正予算により補正予算第10号で計上したもので、年度内での完成が困難であるため繰り越すもので、繰越額は4,620万円、完成は令和3年3月20日を予定しています。  土地改良施設維持管理適正化事業は、2回の入札不調などにより工期の確保が困難になったために繰り越すもので、繰越額は782万円、完成予定は令和2年12月25日です。  次に、2項 林業費 市単独治山事業は渓流工整備事業補助金で、関連する県営の治山事業の完成が延期となるために繰り越すもので、繰越額は200万円、完了は令和3年1月31日を予定しています。  市単独環境林整備事業は、市単独環境林整備事業補助金で、先ほどの鳥獣被害防護事業の獣害ベルト緊急整備事業とあわせて実施するために繰り越すもので、繰越額は771万7,000円、完了は令和2年7月31日を予定しています。  次に7款、1項 商工費 商工振興施設管理費は、陶の郷の旧テニスコート公園化事業で、事業実施に係ります協議に時間を要したために繰り越すもので、繰越額は1,697万9,000円、完成は令和2年9月30日を予定しています。  次に企業振興・誘致促進事業は、農工団地篠山中央地区の水道管新設工事の工事負担金で、用地交渉に日数を要したことによるもので、繰越額は616万3,000円、事業完了は令和2年8月31日の予定です。  観光客おもてなし事業は地域経済循環創造事業補助金で、事業の実施主体である株式会社小田垣商店において、設計等に想定以上の時間を要したことによる繰り越しで、繰越額は5,000万円、事業完了は令和3年3月20日を予定しています。  観光施設整備事業は、南新町観光駐車場整備及びぬくもりの郷防犯カメラ設置工事の繰り越しで、南新町観光駐車場は用地買収や境界確定等に不測の日数を要したため、また、ぬくもりの郷防犯カメラ設置は新型コロナウイルス感染症の影響で、材料等の単価が高騰し入札が不調になったためで、合わせて繰越額は5,661万8,000円、完成は令和2年7月31日を予定しています。  次に、4ページに入ります。8款 土木費、2項 道路橋りょう費 道路維持管理費は、新型コロナウイルス感染症の影響により、交通誘導員の確保が困難となり7路線の工事を繰り越すもので、繰越額は1,180万円、完成予定は令和2年4月30日です。  国庫補助道路整備事業は、国の補正予算により補正予算第10号で計上した小田中地内の上河原橋ほか10橋の修繕工事及び橋梁点検業務、通学路安全対策等を繰り越すもので、繰越額は3億5,650万円、完成は令和3年3月25日を予定しています。  市単独事業は、市道中央地区農工団地線で、用地交渉に日数を要したことによるもので、繰越額は5,271万6,000円、完成予定は令和2年8月31日です。  橋りょう維持管理費は、春日江地内の森ノ前上橋ほか5橋の補修について、出水期の施工ができないことや工事用仮設足場等の占用協議に日数を要したための繰り越しで、繰越額は658万円、完成予定は令和3年3月25日を予定しています。  3項 河川費 河川維持修繕事業は、口県守地内の坂谷川の補修工事において、入札の中止の影響などにより年度内完成が困難なために繰り越すもので、繰越額は550万円、完成は令和2年5月31日を予定しています。  ふるさとの川再生事業は、畑川においては県事業との調整に日数を要し、油井住吉川では希少種が見つかり、対策工法等について環境調査が必要になったために繰り越すもので、繰越額は1,900万円、完成予定は令和3年2月26日を予定しています。  4項 都市計画費 景観形成事業は、丹波篠山ロマン街道ルートマップ作成について、資料収集、編集等に時間を要したこと、及び屋外広告物条例の手引き作成で基準の整理に時間を要したための繰り越しで、繰越額は51万7,000円、完成予定は令和2年8月31日です。  景観まちづくり刷新モデル事業は、市道河原町南濠端線舗装復旧工事で、タイル舗装の施工に想定以上の日数が必要になったこと、及び市道大手線歩道等整備工事において新型コロナウイルス感染症の影響により、部品の供給がおくれるための繰り越しで、繰越額1億1,952万8,000円、完成は令和2年5月19日を予定しています。  都市公園管理費は、大沢2号公園複合遊具更新工事で、遊具の製造に日数を要し年度内の完成が困難なために繰り越すもので、繰越額は540万7,000円、完成予定は令和2年5月31日です。  市営住宅管理費は、小多田住宅改良工事において外壁等にアスベストの含有が認められ、対策工法の検討に不測の日数を要したためで、繰越額は1,606万3,000円、完成は令和2年9月30日を予定しております。  9款、1項 消防費 常備消防費は、救助工作車の調達において、シャシ供給メーカーの減少、艤装の複雑化などにより制作に不測の日数を要したもので、繰越額は1億5,168万8,000円、完成は令和2年6月30日を予定しています。  防災基盤整備事業は、大山コミュニティ消防センター建設において入札が再入札となるなど不測の日数を要し、また、福住地内の防火水槽設置工事において、隣接する民間工事との調整により着手がおくれたために繰り越すもので、繰越額は1億5,059万2,000円、完成は令和2年6月30日を予定しています。  10款 教育費、6項 社会教育費 史跡篠山城跡保存修理事業は、三の丸南トイレ新築工事において、入札が二度にわたり不調となるなど不測の日数を要したための繰り越しで、繰越額は2,653万9,000円、完成は令和2年6月30日を予定しています。  景観まちづくり刷新モデル事業は、青山歴史村の外構等改修工事において、入札が不調になるなど着手がおくれたことによる繰り越しで、繰越額は788万1,000円、令和2年6月30日の完成を予定しております。  交響ホール市主催事業費は、3月8日に予定をしていた石川さゆりコンサートを新型コロナウイルス感染症の影響により、8月22日に延期することにしたもので、繰越額は1,244万9,000円です。  7項 保健体育費 東部学校給食センター管理費は、春季休業中に予定していた機器の交換等につきまして、新型コロナウイルス感染症の対応から、当初予定では春季休業期間が短縮される予定であったため、工期の確保が困難なことから、実施を8月としたための繰り越しで、繰越額は548万7,000円です。  以上、今回の補正予算により令和2年度へ繰り越そうとする事業は、国の補正予算によるもの、新型コロナウイルス感染症に関係するもの及び事業進捗によるもの合わせまして、合計34件、繰越額は合計の総額は11億8,211万4,000円となります。  これら繰越事業におきましては、一日も早い事業の完成に向けまして、努力をいたしていきますので、御理解をいただきますようお願いをいたします。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議をいただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いをいたします。 ○議長(森本富夫君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。  16番、河南克典君。 ○16番(河南克典君)  16番、河南(克典)です。  非常に多額な明許繰り越しがあるわけですけれども、これ国・県の分と市単独の分とあるんですけれども、今言われた約11億8,200万円のうち、市負担分というのは大体この中にどれぐらい占めているのか、わかれば答弁いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  堀井行政経営部長。 ○行政経営部長(堀井宏之君)  行政経営部、堀井です。  今回の34事業につきましては、総額が、先ほど申し上げました11億8,211万4,000円となっております。繰越明許に当たりましては、予算額のみの提案でございますが、財源につきましては、現在のところ国・県の補助金で約3億9,000万円、それから地方債が5億8,000万円、それ以外にもありますけれども、今御質問がありました一般財源につきましては、1億3,651万9,000円という金額になりまして、この一般財源分については、今年度の収入を来年度に持って出るという形になります。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  16番、河南克典君。 ○16番(河南克典君)  今の内訳は大体それで理解したわけですけれども、こうした明許になってくるということになると、またこの3月末に一借りを起こしてこなあかんような状況が発生するん違うかと思うんですけれども、この3末には、一借りをしようとされておるのか、されておるんであれば、どの程度の一借りを起こそうとされておるのか、その辺お伺いします。 ○議長(森本富夫君)  堀井行政経営部長。 ○行政経営部長(堀井宏之君)  行政経営部、堀井です。  今回の繰り越しにつきましては、先ほど申し上げました事業がおくれておるための繰り越しということで、財源についてはその分を持って出るということになります。ただし、それ以外の事業におきまして、なかなか工事が完了、例えば国庫補助事業でありますと、工事が完了した後、国の補助金の申請をするという流れになりますので、国や県の補助金につきましては、おおむね4、5月、また市の地方債ですね、借り入れる市債も基本的には4月、5月に借り入れるということで、どうしても資金的に厳しいところがありまして、当初予算でも一時借入金については、30億円の限度額で議決をいただいております。  現時点での借り入れ、それから今後の予定も含めてですけれども、12億円の一時借り入れを行っております。内訳としましては、うち4億円については、現在ほかに市の基金がございますので、基金からの繰替運用という言い方で、その基金から一旦資金をそちらに通常のところに融通し、また利息をつけて基金のほうに戻すという方法と、残り8億円につきましては、市の指定金融機関から一時借り入れということで、年度末まで借りる予定にしております。
     以上です。 ○議長(森本富夫君)  16番、河南克典君。 ○16番(河南克典君)  16番、河南です。  基金のほうについては、そういうことで大体おおむね理解しました。きょうも26日になっているんですけれども、特交の額はもう決まったのかどうか、それ1点だけお伺いしておきます。 ○議長(森本富夫君)  堀井行政経営部長。 ○行政経営部長(堀井宏之君)  行政経営部、堀井です。  特別交付税につきましては、9億程度の予算を計上しております。本来ですと、この3月の大体22日、23日ごろに例年ですと交付決定額が決まりまして、国のほうから入金があるんですが、今年度につきましては、県のほうからちょっと連絡が現時点で来ておりまして、おおむね3月の30日もしくは31日に入金となるということでございますので、通知から若干日がありますので、恐らく今日、明日ぐらいには金額がわかるのではないかと思っております。去年ベースでもし交付をいただくとなりますと、12月交付分がございましたので、差し引きしますとおおむね9億円程度は市の方に入ってくると予定しておりますが、それがおくれておりますことも、先ほど申し上げた一借りの原因にもなっております。現状として、そういう形になっております。 ○議長(森本富夫君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これから、議案第37号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第37号は原案の報告のとおり、可決されました。 ◎日程第20  同意第1号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて ○議長(森本富夫君)  日程第20.同意第1号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とします。  酒井市長の説明を求めます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、ただいま御上程賜りました同意第1号 教育委員会委員の任命につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  教育委員会委員につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に、人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し、識見を有する者のうちから、地方公共団体の長が、議会の同意を得て任命すると定められています。また、平成20年4月1日の法改正により、保護者の意向が教育行政に適切に反映されるように、教育委員会委員に保護者の選任が義務化されています。保護者を代表する教育委員の選任については、平成28年5月15日から1期4年間、御活躍いただいています井上友香氏が令和2年5月14日付で任期満了となり退任されることから、新たに保護者を代表する委員として山本恭子氏を任命しようとするものです。  山本氏は、人格、人柄とも温厚高潔で、保護者としての意識も高く、2の子どもを深い愛情で育てられ、小学校PTA会長や役員を歴任されました。令和元年度には、城北畑小学校のPTA会長として、持ち前のリーダーシップを発揮し、学校・保護者・地域と連携した交流活動にも積極的に取り組まれています。大学では中学校と高校の教員免許を取得され、平成12年には精神保健福祉士の資格も取得され、病院勤務を経て、現在は、スクールソーシャルワーカーとして三田市と三木市で活躍されています。  山本恭子氏を教育委員として任命することにより、保護者の立場から地域や保護者の意向が教育行政に反映されることを確信し提案するものです。  なお、山本氏の任期は、令和2年5月15日から令和6年5月14日までの4年間となります。  以上、御審議をいただきまして、御同意賜りますようにお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長の説明が終わりました。  質疑があれば、発言を許します。  質疑はありませんか。  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  同意案件ですので、余り質問するのはどうかというふうに思いよったんですけれども、1点だけちょっと確認させていただきたいんですけれども、山本氏につきましては、先般まで開催されておりました篠山・たまみず・岡野幼稚園区における、保育教育のあり方検討会の委員さんであったんでしょうか。そのあたりだけちょっと確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(森本富夫君)  酒井教育次長。 ○教育次長(酒井 宏君)  いえ、委員でございません。 ○議長(森本富夫君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これから、同意第1号を採決します。  本件について、山本恭子さんは教育委員会委員の任命につき同意することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、山本恭子さんは、教育委員会委員の任命につき同意することに決定しました。 ◎日程第21  同意第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めるこ               とについて ○議長(森本富夫君)  日程第21.同意第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題とします。  酒井市長の説明を求めます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、ただいま御上程をいただきました同意第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  固定資産評価審査委員会は、地方税法第423条の規定に基づき、固定資産課税台帳に登録された価格に関する不服を審査決定するために市町村に設置する委員会で、委員として6名の方にお世話になっています。現在、丹波篠山固定資産評価審査委員会委員としてお世話になっております、青木御代委員と小谷本嘉人委員が、本年5月13日をもって任期満了を迎えられます。青木委員については、平成14年5月に御就任以来、今日まで6期18年間、複雑な固定資産評価の審査において、高い識見のもと的確な案件処理に手腕を発揮していただいて、平成18年度、19年度には委員長も務めていただくなど活躍をしていただいていましたが、この任期をもって勇退されるということになりました。また、小谷本委員については、平成20年5月に御就任をいただき、今日までの4期12年間、複雑な固定資産評価の審査において、高い識見のもと的確な案件処理に手腕を発揮していただいて、平成22年度には委員長も務めていただくなど活躍をしていただいていましたが、同じくこの任期をもって勇退されることになりました。  固定資産評価審査委員会の委員は専門的な知識を有することに加えて、市民からの信望が厚く信頼される人格の持ち主であること、何事においても公正な識見のもとで審査いただける人物であることが求められます。ついては、青木委員、小谷本委員の後任として、新たに池本 淳氏並びに阪本幸治氏をそれぞれ選任いたしたく、ここに同意をお願いするものです。  池本氏は、資性温厚にして誠実、長年の農協勤務を通して、市内の状況や地域経済等に識見豊富であり、現在は自治会長として地域における信望も厚く、これまでの知識と経験をもとに納税者の代表として、公平適正な審査に当たっていただけるものと確信しています。また、阪本氏は、長年にわたり一級建築士として御活躍をされ、建築物の構造など建築に関する識見が豊富で、資性温厚にして誠実、地域における信望も厚く、これまでの知識と経験をもとに納税者の代表として、公正適正な審査に当たっていただけるものと確信しております。  よって、ここに両氏を固定資産評価審査委員会委員に選任いたしたくお願いをするものです。  任期は、令和2年5月14日から令和5年5月13日までとなります。  よろしく御審議をいただきまして、御同意を賜りますようにお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長の説明が終わりました。  質疑があれば、発言を許します。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これから、同意第2号を採決します。  本件について、池本 淳さん及び阪本幸治さんは、固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、池本 淳さん及び阪本幸治さんは、固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意することに決定しました。 ◎日程第22  諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について ○議長(森本富夫君)  日程第22.諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題とします。  酒井市長の説明を求めます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、ただいま御上程いただきました諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について提案理由を申し上げます。  人権擁護委員は、市長の推薦により法務大臣が委嘱するもので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めることになっています。任期は3年で、主な任務は人権相談や人権侵害事件への対応、人権思想の普及啓発活動などとなっています。  このたびの人権擁護委員候補者の推薦については、現在、人権擁護委員として活躍をしていただいています西嶋登代美さんと西田正志さんが、令和2年9月30日をもって任期満了を迎えられるために、これまでの経験を生かし、継続して活躍をしていただきたいと考えるものです。  西嶋登代美さんは、昭和49年から川西市立小学校教諭として勤務され、平成2年から平成25年までは、篠山市立小学校や養護学校教諭して勤務されました。現在は、福祉サービス事業所において、非常勤相談支援員・介護員として活躍されています。現在、人権擁護委員として2期目を務めていただいています。  西田正志さんは、昭和55年に加古川市立の小学校教諭として勤務され、その後、昭和56年から平成29年までは、篠山市内の小学校で教諭として務められました。平成29年篠山市立城東小学校校長を最後に退職され、現在は、丹波篠山市教育委員会教育支援センター学校経営指導主事として勤められています。地元においては、人権啓発推進員として地域の人権教育の啓発に積極的に取り組まれています。現在、人権擁護委員として1期目を務めていただいています。  この2の候補者は、地域住民からの信望も厚く、また、人権に関し熱心に自己研鎖を積まれるとともに、熱意と誠意をもって人権啓発活動に取り組んでいただいています。ついては、人権擁護委員として適任であると考えますので、御審議をいただき、御同意を賜りますよう提案いたします。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長の説明が終わりました。  質疑があれば、発言を許します。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これから、諮問第1号を採決します。  本件について、西嶋登代美さん及び西田正志さんは、人権擁護委員候補者として適任であるとの意見を付すことに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、西嶋登代美さん及び西田正志さんは、人権擁護委員候補者として適任であるとの意見を付すことに決定しました。 ○議長(森本富夫君)  以上で、本日の日程は全部終了しました。  お諮りします。  議事の都合によって、あす27日から4月30日までの35日間は、休会としたいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(森本富夫君)  異議なしと認めます。  あす27日から4月30日までの35日間は、休会とすることに決定しました。  さて、昨年5月1日から、「令和」への改元とともに、「丹波篠山市」としてスタートし、第120回丹波篠山市議会も、条例の規定によって4月30日までの通年会期で取り組んでまいりました。あすから会期の終了の日までは休会とすることが決定されましたので、この際、一言御挨拶を申し上げます。  議員各位におかれましては、時節柄何かと御多忙中にもかかわらず、御熱心に審議を賜り、本日をもって令和2年度予算の成立を見ましたことを、議長として厚くお礼を申し上げます。  酒井市長を初め、執行部の皆様におかれましては、令和2年度予算を初め、成立を見た各議案につきましても、その執行に当たっては、適切に運用され、市政の発展のため、一層の努力をお願い申し上げます。  私、任期後半の2年間、市議会議長の重責を果たすことができましたのも、議員各位の御理解と御協力によるところと深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。平成28年5月1日からスタートした私たちの任期間を振り返りますと、丹波篠山市議会基本条例の検証と議会改革のさらなる議論を行うため、同年6月に議会改革調査特別委員会を2年間の期間設置をし、市民の多様な意見を聞く機会を設けるなど、数々の新たな取り組みを精力的に進めていただきました。平成29年度には市の名称の変更の機運が高まりを見せ、賛否が二分する状況の中で、市名変更並びに地域ブランド振興調査特別委員会を設置し、必要な調査・研究を積極的に重ねていただきました。今日の地域ブランドの振興、観光戦略の策定などに結びついてきたものと確信をしておるところでございます。改めて、任期中における議員各位の御精励に対し深く敬意を表したく思います。  来るべき4月30日をもって議員任期が満了するところでありますが、市議会議員選挙に再出馬をされない議員各位におかれては、今後ますます健康に留意されまして、丹波篠山市発展のため、御指導、御協力あらんことを切にお願い申し上げます。さらに、今回の市議会議員選挙に再出馬を予定されている各位におかれましては、来る4月26日の選挙において、全員が当選の栄位を得られ、再びこの議場にて顔を合わせられるよう、格段の御努力、御奮闘をお祈り申し上げます。  後になりましたが、報道機関各位には、議会情報の発信に際し、御理解と御尽力を賜っておりますことに深く感謝を申し上げます。終わりに丹波篠山市の発展と市民の皆様の御多幸、そして「日本の宝石 WakuWaku 都市(シティ) 丹波篠山」の実現を心より願い、私のお礼の御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。  ここで、酒井市長から御挨拶がございます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  提案をいたしました案件につきまして、慎重に御審議をいただきまして、令和2年度の予算など御承認をいただきまして、大変ありがとうございました。  また、一般質問などを通じていただきました議員の皆様の御意見、御提言は、できるだけこれを市政に反映できるように努めていきたいと考えています。また、ナイトライフなどによる観光客増加、道の駅の提案などをいただきましたが、これについては、職員プロジェクトでも検討したいと考えています。  今、コロナ感染で世界中に大きな影響が出ており、オリンピックも延期となりました。幸い今日まで丹波篠山市では、感染者が出ていないものの、引き続き警戒を続けていきたいと考えています。  また、丹波篠山市でもABCマラソンを初め、この春の桜まつり、そしてこれからのシャクナゲまつり、お茶まつりなど、次々と中止となっていっています。お花見の市長室もこれを断念いたしました。しかし、個人の観光客は今も多くお越しいただいているところですけれども、これから丹波篠山市の経済についても大きな影響が出るのではないかと心配し、今後商工会、観光協会、農協などと連携し、その対策にも当たっていきたいと考えていますので、引き続いての御指導をよろしくお願いいたしたいと思います。  さて、議員の皆様には、この4月30日をもって議員の任期満了となられます。殊に恒田議員、國里議員におかれては、御勇退と伺っており、これまでの御活躍に心からの敬意と感謝を申し上げたいと思います。初当選されたのは、平成20年4月20日の選挙でした。当時、議員定数20のうち、新人が13誕生されるという、まさに歴史的な選挙ではなかったかと覚えております。私が市長就任2年目で、当時「第2の夕張か」と言われ、財政難からどのようにこれを解決するかというのが大きな課題となり、新しい力で議会を変えてほしいという、市民の皆さんの大きな声があったと思います。その後に篠山再生計画の策定や人件費の削減、事業費の見直し、施設の見直し、こういったことにお取り組みをいただき、御尽力、御理解をいただきまして、今ようやくほぼ収支バランスがとれるというところまで改善できてきたと思います。  また一方、農都宣言や景観計画、歴史的な町並みなどの取り組みを進め、日本遺産、ユネスコの町にもなって、前進ができていると思いますが、さまざまに御提案、御指導をいただいてきました。殊に恒田議員におかれては、防災やエネルギー、公共交通、買い物弱者などの取り組みに取り組んでいただき、また國里議員は、農業や鳥獣被害対策、定住活性化などに取り組んでいただきました。また、地域でも恒田議員は、イベントの際にほら貝を吹かれたり、國里議員は、鉢巻きをしてタコ焼きを焼かれたり、盛り上げておられた様子が目に浮かびます。どうかお二とも、今後とも地域のリーダーとして、ますますの御活躍をお願い申し上げます。  さて、お二を除く16名の議員の皆様は、4月の選挙に挑戦されますが、多くの支持を得て、当選され、再びこの場で相まみれることを願っています。  私は市民の皆さんの声を大切にしていこうとしていますが、また議員の皆さんのお声も大切にして、前向きな御提案は市政のいろんなところに生かし、反映でき、前進ができているものと考えています。選挙戦を戦われる中、温かい応援もあれば、心ない悪口を言われたりすることもあるかもしれませんが、それを乗り越えられ、多くの市民の声を集められる議員の役割は、大変大切なものと考えています。そうして議員の皆さんと私たち市長初め、市職員はお互い信頼関係を保ちつつ、立場は違っても、多少考えは違っても、市民のため、よい方向でこれからも議論を重ねていきたいと考えますので、どうか皆様、御当選をいただいて、さらによい市議会をつくっていただきたいと願っています。  この議会でも、議員の皆さんから多く御意見をいただいたのは、人口減少への対処でありました。御紹介しましたように、市民のアンケートの項目で見ると、人口減少に対処するために、市民が望まれていることは、1位が産業振興と雇用、2位が妊娠・出産・子育てというのが群を抜いているということです。これらは今、市が最も力を入れようとしていることなのですが、ぜひこういった点も選挙の際に訴えていただいたり、また市民の皆さんのいろんな具体的な御意見を聞いていただきたいと思います。大手線の電柱も地中化の工事が進んで、すっきりしたという意見もいただくようになりました。4月中旬には、舗道の工事も完了し、デザインもきれいに入りますので、ますます魅力あるものとなるのではないかと期待をいたしています。  このような日本遺産の魅力ある町、地方都市、農村のリーダーとして、丹波篠山市がますます発展できるように、取り組んでいきたいと思いますので、どうか議員の皆様、またお二の引退される皆様、ますます御健勝での御活躍をよろしくお願いを申し上げまして、閉会に当たりましての挨拶をさせていただきます。  どうか大変ありがとうございました。 ○議長(森本富夫君)  本日は、これで散会します。  お疲れさまでした。               午後 0時29分  散会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                       平成2年3月26日                       丹波篠山市議会議長  森 本 富 夫                       丹波篠山市議会議員  栗 山 泰 三                       丹波篠山市議会議員  大 上 和 則                       丹波篠山市議会議員  田 村 直 也...