篠山市議会 2019-06-04
令和元年第120回水無月会議( 6月 4日)
令和元年第120回水無月会議( 6月 4日) 第120回
丹波篠山市議会6月4日会議録(1)
令和元年6月4日(火曜日)
午前 9時30分 開議
〇出席議員(18名)
1番 小 畠 政 行 2番 隅 田 雅 春
3番 向 井 千 尋 4番 渡 辺 拓 道
5番 大 西 基 雄 6番 河 南 芳 治
7番 足 立 義 則 8番 安 井 博 幸
9番 恒 田 正 美 10番 栗 山 泰 三
11番 大 上 和 則 12番 田 村 直 也
13番 國 里 修 久 14番 吉 田 知 代
15番 前 田 えり子 16番 河 南 克 典
17番 園 田 依 子 18番 森 本 富 夫
〇欠席議員(0名)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市長 酒 井 隆 明 副市長 平 野 斉
教育長 前 川 修 哉 代表監査委員 畑 利 清
企画総務部長 梶 村 徳 全
行政経営部長 堀 井 宏 之
市民生活部長 野々村 康 保健福祉部長 横 山 実
農都創造部長 倉 剛 史
まちづくり部長 酒 井 一 弘
上下水道部長 清 水 康 之
監査委員・公平委員会・選挙管理委員会
固定資産評価審査委員会事務局長
中 筋 吉 洋
消防長 谷 田 重 樹 教育部長 稲 山 悟
教育次長 酒 井 宏
(
教育委員会事務局次長)
〇
議会事務局職員出席者
局長 酒 井 和 正 課長 樋 口 寿 広
主査 中 瀬 文 隆
〇議事日程 第1号 令和元年6月4日(火曜日)午前9時30分開議
第 1
会議録署名議員の指名
第 2 諸般の報告
・
例月出納検査報告
・
議員派遣報告
・債権放棄の報告
第 3 行政報告
・寄附採納報告
第 4 報告第 1号 平成30年度篠山市
一般会計繰越明許費繰越計算書
第 5 報告第 2号 平成30年度篠山市
水道事業会計予算繰越計算書
第 6 報告第 3号 専決処分の報告について
・専決第 4号 令和元
年度丹波篠山市
住宅資金特別会計補正予算(第1
号)
第 7 議案第43号 丹波篠山市
火災予防条例の一部を改正する条例
第 8 議案第44号 丹波篠山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁
償に関する条例の一部を改正する条例
第 9 議案第45号 後川新田篭坊・原・後川上・
後川中辺地総合整備計画の策
定について
第10 議案第46号 損害賠償の額を定めることについて
第11
市長施政方針表明
教育長教育方針表明
第12 議案第47号 令和元
年度丹波篠山市
一般会計補正予算(第3号)
第13 議案第48号 令和元
年度丹波篠山市
国民健康保険特別会計補正予算(第
1号)
第14 議案第49号 令和元
年度丹波篠山市
水道事業会計補正予算(第1号)
第15 議案第50号 令和元
年度丹波篠山市
下水道事業会計補正予算(第1号)
午前 9時30分 開議
○議長(森本富夫君) 皆様、おはようございます。
これから、令和元年第120回
丹波篠山市議会水無月会議6月4日会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。
◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(森本富夫君) 日程第1.
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、1番、小畠政行君、2番、隅田雅春君、3番、向井千尋君を指名します。
◎日程第2 諸般の報告
○議長(森本富夫君) 日程第2.諸般の報告を行います。
本日、市長から提出されます案件は、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。
次に、監査・検査結果について。
監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、平成31年3月分の
例月出納検査報告書が提出されました。その写しを配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。
次に、議員派遣結果について。
本日までに議員の派遣を決定した内容について、会議規則第130条第3項の規定によって、議会報告会の開催について、お手元に配付したとおり報告します。
議会報告会5月・9会場での取り組みを終了し、議員各位の御精励に対し、感謝申し上げます。今後、お聞きいただいた市民の意見等の取りまとめも引き続き、よろしくお願いします。
次に、その他の報告について。
酒井市長から、丹波篠山市
債権管理条例第9条の規定に基づき、平成30年度に放棄された債権について、同条例第10条の規定により報告がありましたので、お目通しいただきたいと思います。
次に、局長から報告させます。
○議会事務局長(酒井和正君) 森本議長におかれましては、去る5月29日、兵庫
県公館において、長年にわたり地方自治の発展に貢献され、その功績が特にすぐれた方として兵庫
県功労者表彰を受賞されましたので、ここに御披露申し上げます。
まことにおめでとうございました。
○議長(森本富夫君) これで、諸般の報告は終わります。
◎日程第3 行政報告
○議長(森本富夫君) 日程第3.行政報告を行います。
酒井市長、報告願います。
酒井市長。
○市長(酒井隆明君)(登壇) 皆さん、おはようございます。
それでは、寄附の受け入れについての報告をしておきます。
お手元の資料のとおり現金2件、土地・建物が1件となっています。岡山市、河南隆雄様より土地・建物、東京都調布市、木下晴雄様より30万円、丹波篠山市、藤木千皓様より100万円の寄附をいただきました。
今後とも、御寄附をいただきました皆様の思いをしっかりと受けとめて、その御厚志に応えるべく、適切な活用に努めていきたいと思います。
以上です。
○議長(森本富夫君) これで、行政報告は終わりました。
◎日程第4 報告第1号 平成30年度篠山市
一般会計繰越明許費繰越計算書
日程第5 報告第2号 平成30年度篠山市
水道事業会計予算繰越計算書
○議長(森本富夫君) 日程第4.報告第1号 平成30年度篠山市
一般会計繰越明許費繰越計算書、及び日程第5.報告第2号 平成30年度篠山市
水道事業会計予算繰越計算書を一括議題とします。
この2件は、
地方自治法施行令第146条第2項及び
地方公営企業法第26条第3項の規定によって、報告を受けるものです。
まず、報告第1号について。
堀井行政経営部長。
○
行政経営部長(堀井宏之君)(登壇) おはようございます。
それでは、議案書の1ページになります。報告第1号 平成30年度篠山市
一般会計繰越明許費繰越計算書につきまして、御説明申し上げます。
この内容は、平成31年3月27日の3月議会の本会議で、平成30年度篠山市
一般会計補正予算(第10号)で繰り越しを決定いただきました、平成31年度への繰越32事業について、繰り越しを行いました。その財源も含めまして、今回、計算書として報告をさせていただきます。
なお、説明に当たりまして、財源につきましては、国
県支出金、地方債、その他となっておりますが、主にその他についてのみ説明をさせていただきますことを御了承願います。
まず、2款 総務費、1項
総務管理費財産管理費は、封筒の印刷で、繰越額は60万3,000円、完了は10月を予定しております。
ふるさと篠山に住もう帰ろう運動推進事業は、
後川新田自治会活性化補助金で、繰越額は953万円、令和2年1月31日の完了を見込んでおります。
市名変更関係事業費は、5月1日の市名変更に伴う事務などの繰り越しで、繰越額は8,949万7,000円、12月28日の完了を見込んでおります。財源のその他は、
丹波篠山ふるさと基金繰入金です。続きまして、
コミュニティセンター管理費は、高城会館及び
住吉台コミュニティセンターの
エレベーター設置工事で、繰越額は6,096万9,000円、12月27日を完成予定としております。
3款 民生費、1項
社会福祉費地域介護拠点施設整備事業は、看護小規模多機能型事業所の整備の助成で、繰越額は3,200万円、事業完了は12月31日を予定しております。
6款 農林水産業費、1項 農業費
農業用施設災害復旧支援事業は、平成30年7月豪雨及び台風20号による被害者への支援事業で、繰越額は1,928万8,000円、完了は令和2年3月31日を予定しています。
鳥獣被害防護事業は、
獣害柵設置事業が、年度内での事業完了が困難になったことによる繰り越しで、繰越額は149万8,000円、財源のその他14万9,000円は地元分担金で、事業は既に完了をしております。
市単独土地改良事業は、7月豪雨災害に対する補助金で、繰越額は811万4,000円、12月31日に完了予定です。2項 林業費
県単独補助治山事業は倉谷地内の山腹復旧工事で、繰越額は500万円、財源のその他83万3,000円は地元分担金で、完成は8月31日を予定しています。
7款 1項
商工費商工振興施設管理費は陶の郷の陶芸教室棟の屋根改修工事で、繰越額は324万円、現場については既に完成をしております。
プレミアム付商品券事業は令和元年度に実施される国の事業のシステム構築で、繰越額は318万2,000円、完成は6月30日を予定しております。続きまして、
景観まちづくり刷新モデル事業は、
大正ロマン館中庭等の改修工事で、繰越額は2,228万7,000円、財源のその他134万8,000円は
地域振興基金繰入金で、完成予定は9月30日です。
次に、8款 土木費は、主に7月豪雨や台風の
被害復旧工事を優先したための繰り越しです。2項
道路橋りょう費道路維持管理費は、42件を繰り越すもので、繰越額は3,885万4,000円、現在2件は完了しており、他の事業も含めた完成は12月31日を予定しています。
国庫補助道路整備事業は、般若寺橋の橋梁修繕工事など4件のほか、
通学路安全対策などで、繰越額は6,106万4,000円、完成は10月31日を予定しています。市単独事業は、西阪本木之部線など13件で、繰越額は4,324万1,000円、既に4件は完成しており、残る路線は12月31日に完成予定です。
景観まちづくり刷新モデル事業は、城東線の道路整備で、繰越額は1,493万6,000円、財源のその他373万6,000円は
地域振興基金繰入金、完成予定は9月30日です。
橋りょう維持管理費は、
橋梁長寿命化修繕などで、繰越額は1,255万円、完成予定は9月30日です。3項
河川費河川維持修繕事業は、安田川ほか4件で、繰越額757万4,000円、現在3件は終了しており、その他の河川の完成は12月31日を予定しています。
次のページをお願いいたします。
河川整備事業は、藤坂地内の
妙見堂進入路のり面復旧工事で、繰越額は1,914万円、完成は10月31日を予定しています。ふるさとの川再生事業は畑川で調整を進めており、繰越額は1,900万円で、財源のその他1,900万円は
丹波篠山ふるさと基金繰入金、完成は令和2年2月28日を予定しています。4項
都市計画費景観形成事業は、
丹波篠山ロマン街道事業で、繰越額は135万3,000円、財源のその他135万3,000円は
丹波篠山ふるさと基金繰入金、完成は8月31日を予定しています。
景観まちづくり刷新モデル事業は無電柱化事業で、繰越額は2億1,677万円で、財源のその他1,936万4,000円は
地域振興基金繰入金で、完成は12月27日を予定しています。
都市施設管理費は、1,125万2,000円の繰り越しで、JR篠山口駅
自由通路橋屋外鉄骨柱補修強化工事で、財源のその他1,125万2,000円は
公共施設整備基金繰入金で、現場については既に完成をしております。
9款 1項 消防費 常備消防費は、東出張所の自家発電設備の整備で、繰越額は193万3,000円、完成は6月30日を予定しております。
防災基盤整備事業は、第19分団第1部の消防団詰所兼車庫の新築工事及び宇土地内での
防火水槽新設工事で、繰越額は2,790万7,000円で、既に防火水槽は完成しており、消防詰所の完成は6月30日を予定しております。
10款 教育費、1項 教育総務費
学校施設維持管理費は、小中学校への
空調設備整備事業で、繰越額は4億4,889万6,000円、財源のその他1,511万4,000円は
義務教育施設整備基金繰入金で、令和2年3月31日の事業完了を予定しております。4項 幼稚園費
幼稚園管理費も
空調設備整備事業で、繰越額は4,720万円、財源のその他73万1,000円は
義務教育施設整備基金繰入金です。11園のうち8園で整備が済んでおり、残る3園については、たまみずは外壁工事と合わせて行うために12月31日に、篠山と八上については、小学校の
空調設備工事を行うために令和2年3月31日を予定しております。6項 社会教育費
図書館管理運営費は
空調設備工事で、繰越額は1,466万8,000円、財源のその他146万8,000円は
公共施設整備基金繰入金で、完成は6月30日を予定しております。
景観まちづくり刷新モデル事業は、
篠山城跡三の丸南広場整備工事で、繰越額は4,458万9,000円、財源のその他230万9,000円は
地域振興基金繰入金、事業については5月31日に完成しております。
14款 災害復旧費、1項
公共土木施設災害復旧費 道路橋りょう災害復旧費は、7月豪雨及び台風20号による27件の
災害復旧事業等で、繰越額は5,892万5,000円です。現在11件は完了しており、事業全体の完了は令和2年3月31日を予定しております。
河川災害復旧費も同様52件の繰り越しで、繰越額は、1億2,477万7,000円で、現在10件の事業が完了しており、全ての完成は令和2年3月31日を予定しております。2項
農林水産業施設災害復旧費 農地農業用施設災害復旧費も台風等によるもので、圃場や水路、頭首工等7件について、繰越額は4,807万7,000円、事業は6月30日の完了予定です。
以上、令和元年度へ繰り越そうとする事業は32件、繰越額は合計15億1,791万4,000円です。これら繰越事業におきまして、未完成のものについては一日も早い事業の完成に向け、努力をいたしますので、御理解いただきますようお願いいたします。
以上で、一般会計の
繰越明許費繰越計算書の報告とさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(森本富夫君) 次に、報告第2号について。
清水上下水道部長。
○
上下水道部長(清水康之君)(登壇) おはようございます。
それでは、報告第2号 平成30年度篠山市
水道事業会計予算繰越計算書につきまして、御説明を申し上げます。
議案書の3ページをお開きください。
繰り越しいたしました事業は4款 資本的支出、1項 建設改良費、事業名は
水道管支障移転事業で994万4,000円を繰り越しいたしました。この事業は
水道管支障移転工事3カ所分を繰り越ししたもので、それぞれの移設の原因となります事業の進捗に合わせて、工事を施工する必要があることから繰り越しをいたしました。財源は、補償金266万6,000円、
損益勘定留保資金727万8,000円でございます。
東木之部地内の移転工事は、兵庫
県丹波土木事務所の事業である
県道長安寺西岡屋線道路改修工事に伴うもので、12月末の完成を予定しております。河原町地内の移転工事は、市の地域計画課で実施されております
景観まちづくり刷新モデル事業でございます
電線共同溝設置工事に伴うもので、8月末の完成を予定しております。大山下地内の移転工事は、兵庫
県丹波土木事務所の事業でございます
県道篠山山南線道路改修工事に伴うもので、今月末完成を予定しております。
以上で、平成30年度篠山市
水道事業会計予算繰越計算書の報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(森本富夫君) 提出者の報告が終わりました。
報告第1号及び報告第2号について、質疑があれば発言を許します。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、報告第1号及び報告第2号の報告は終わります。
◎日程第6 報告第3号 専決処分の報告について
○議長(森本富夫君) 日程第6、報告第3号 専決処分の報告についてを議題とします。
本件は、
丹波篠山市議会の専決事項の指定に伴い、地方自治法第180条第2項の規定によって報告を受けるものです。
報告第3号について、報告を求めます。
野々村市民生活部長。
○
市民生活部長(野々村康君)(登壇) ただいま御上程いただきました報告第3号 専決第4号 令和元
年度丹波篠山市
住宅資金特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
専決第4号、補正予算書をごらんください。
昭和45年度より実施しております当該住宅資金の貸付事業は、平成8年度の貸し付けを最後に、現在は
住宅資金償還事務条例に基づき、償還事務を行っております。平成30年度の
住宅資金特別会計の収入総額347万3,430円に対し、支出総額は、2,735万798円となり、2,387万7,368円の不足が生じることから、
地方自治法施行令第166条の2の規定により、この不足額を補填するため、予算の繰上充用を行いました。結果、第1条において、
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,387万8,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,606万4,000円とするものです。
次に、第2条においては、繰上充用に伴い、一時借入金の最高額を当初の200万円から、2,200万円を追加し、2,400万円に増額いたします。
それでは、
住宅資金特別会計の歳入から説明をさせていただきます。
5ページをごらんください。
4款 諸収入、1項
貸付金元利収入2,387万8,000円を追加するものです。
次に、歳出です。
6ページをごらんください。
3款 前年度繰上充用金、1項 前年度繰上充用金2,387万8,000円を追加するものです。
住宅資金返済金の滞納の徴収につきましては、借り主の経済状況を勘案するとき、非常に厳しい状況は本年度も変わっておりませんが、借り主の相談には真摯に応じながら、回収に全力を挙げ、滞納額の減少を図ってまいります。
以上、報告第3号 専決第4号の報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 提出者の報告が終わりました。
質疑があれば発言を許します。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、報告第3号は終わります。
◎日程第7 議案第43号 丹波篠山市
火災予防条例の一部を改正する条例
○議長(森本富夫君) 日程第7.議案第43号 丹波篠山市
火災予防条例の一部を改正する条例を議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
谷田消防長。
○消防長(谷田重樹君)(登壇) ただいま御上程賜りました議案第43号 丹波篠山市
火災予防条例の一部を改正する条例の制定につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第43号説明資料をごらんください。
今回の
火災予防条例の改正は、2つの項目があります。まず1つ目は、
不正競争防止法等の一部を改正する法律が平成30年5月30日に公布され、その中で「工業標準化法」が「産業標準化法」に改正されたことを受けて、丹波篠山市
火災予防条例の所要の改正を行うものです。2つ目は、
住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部を改正する省令が平成31年2月28日に公布され、
住宅用火災警報器の設置の免除について、丹波篠山市
火災予防条例の所要の改正を行うものです。
改正の内容ですが、新旧対照表1ページをごらんください。
1つ目の項目は、第16条の避雷設備の規定において、「日本工業規格」を「日本産業規格」に文言を改めます。
2つ目の項目は、第29条の5の
住宅用火災警報器の設置の免除の規定において、第1号の
スプリンクラー設備についての括弧内の説明の文言を「作動時間が60秒以内」から「種別が1種」に改めます。また、住宅部分に
特定小規模施設用自動火災報知設備を設置すれば、
住宅用火災警報器の設置を免除できることとした規定を、第6号に追加します。
以上で、議案第43号の提案理由の説明とさせていただきます。
御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行いますが、本案につきましては、
民生福祉常任委員会に付託することにしたいと思います。
したがって、説明に対する質疑は大綱程度でお願いします。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第43号については、
民生福祉常任委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第43号は、
民生福祉常任委員会に付託することに決定しました。
◎日程第8 議案第44号 丹波篠山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁
償に関する条例の一部を改正する条例
○議長(森本富夫君) 日程第8.議案第44号 丹波篠山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
中筋選挙管理委員会事務局長。
○
選挙管理委員会事務局長(中筋吉洋君)(登壇) ただいま御上程賜りました議案第44号 丹波篠山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案書5ページ、
条例改正新旧対照表2ページ、議案第44号説明資料をごらんください。説明は、議案第44号説明資料により行います。
今回の改正は、令和元年5月8日に成立し、5月15日に公布及び施行されました「国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律及び公職選挙法の一部を改正する法律」により、選挙長、投票管理者、
投票立会人等が職務のために要する費用の額の基準が改正されたことに伴い、本条例に定める選挙長、投票管理者、
投票立会人等の報酬額を、同法の基準に即し改正するものです。
具体的には、議案第44号説明資料の「2 改正の概要」の表のとおりで、選挙長の報酬額を1回につき10,600円から10,800円に200円増額するほか、投票管理者、
投票立会人等の報酬額について、それぞれ200円または100円の増額を行います。
なお、改正条例の施行期日は、公布の日としています。
以上で、提案理由の説明とさせていただきます。
御審議をいただきまして、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、議案第44号を採決します。
本案は、原案のとおり承認することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第44号は、原案のとおり可決されました。
◎日程第9 議案第45号 後川新田篭坊・原・後川上・
後川中辺地総合整備計画の策
定について
○議長(森本富夫君) 日程第9.議案第45号 後川新田篭坊・原・後川上・
後川中辺地総合整備計画の策定についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
梶村企画総務部長。
○企画総務部長(梶村徳全君)(登壇) ただいま御上程賜りました議案第45号 後川新田篭坊・原・後川上・
後川中辺地総合整備計画の策定について、提案理由の説明を申し上げます。
議案書の6ページから8ページをごらんください。
後川新田篭坊・原・後川上・
後川中辺地総合整備計画の策定については、「辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律」第3条第1項の規定により、議会の議決を求めるものです。
当該地区は、市街地から南東約13キロメートルに位置し、主要地方道川西篠山線・主要地方道三田後川上線沿いの山間部の集落で、辺地指定を受けています。市街地から峠を越えた盆地の当地区内に位置する後川診療所は、へき地医療を担う重要な施設ですが、診療所で使用する住民の疾病等の予防や早期発見、早期治療を行うのに必要性の高い医療機器が老朽化しており、更新が必要な状態となっています。
辺地指定を受けている地域における公共的施設のうち、診療施設の整備や充実については、事業費の一部に辺地債を活用することができ、一般財源の比率を抑えることができますが、辺地債を活用して事業を実施しようとするときは、当該辺地に係る公共的施設の整備に関する財政上の計画である「辺地総合整備計画」を策定する必要があります。
計画策定に当たっては、「辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律」第3条の規定により、県知事とあらかじめ協議をした上で、議会の議決を経て総務大臣に提出しなければならないことから、今回、辺地総合整備計画の策定について、議案を上程するものです。
以上、提案理由の説明といたします。
御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行いますが、本案につきましては、総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。
したがって、説明に対する質疑は大綱程度でお願いします。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第45号は、総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第45号は、総務文教常任委員会に付託することに決定しました。
◎日程第10 議案第46号 損害賠償の額を定めることについて
○議長(森本富夫君) 日程第10.議案第46号 損害賠償の額を定めることについてを議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
清水上下水道部長。
○
上下水道部長(清水康之君)(登壇) ただいま御上程賜りました議案第46号 損害賠償の額を定めることについて、提案理由の説明を申し上げます。
議案書9ページ、議案第46号説明資料をごらんください。
今回の損害賠償に係る事故の概要でございますが、平成29年11月1日12時20分ごろ、丹波篠山市池上字薮下277-20地先の市道池上団地線におきまして、75ミリの水道管の漏水が発生しました。この漏水によりサンドブラスト現象、いわゆる水道管からの漏水により砂を巻き上げ他の埋設物を損傷させる現象を起こしました。これにより近接しておりましたガス事業者のガス管を損傷させ、水道水が流入しガス管を閉塞状態とし、ホープ池上1団地の26戸のガス供給を停止させた事故による損害賠償の額をお諮りするものです。
損害賠償の相手方は、丹波篠山市東新町121番地2、篠山都市ガス株式会社。損害賠償額は、ガス管復旧工事費の現場対応費に42万4,840円、工事費に189万7,000円、道路復旧費に69万円、一般管理費に3万76円、それに消費税24万3,353円を含めた損害賠償額を328万5,269円と定めるものでございます。
この事故に関しましては、市が加入しております水道賠償保険により対応するところでございますが、当該保険につきましては免責金額5万円ございますので、これを差し引きました323万5,269円を保険金で対応するところでございます。
事故発生から今日まで約1年数カ月要しましたのは、水道管の漏水の原因が老朽的なものであるのか、またはガス管の重みでの影響であるのかなどの協議を重ねてきました。結果的にはその判断は難しく、このほど双方が相手方の損害を補償するという示談により解決が図られたところでございます。
なお、水道事業の損害である漏水修繕工事費用や事故対応人件費、水の損料等44万8,138円につきましては、相手方の篠山都市ガス株式会社より補償していただくこととなります。
以上で、提案理由の説明とさせていただきます。
御審議いただきまして、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行いますが、本案につきましては、産業建設常任委員会に付託することにしたいと思います。
したがって、説明に対する質疑は大綱程度でお願いします。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第46号については、産業建設常任委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第46号は、産業建設常任委員会に付託することに決定しました。
◎日程第11
市長施政方針表明
教育長教育方針表明
○議長(森本富夫君) 日程第11.
市長施政方針表明、
教育長教育方針表明を行います。
最初に、酒井市長から施政方針表明があります。
酒井市長。
○市長(酒井隆明君)(登壇) それでは、ただいまから令和元年度の施政方針を申し上げます。できるだけ具体的な方針を示すべきだと考えて、お手元に配付しております施政方針書のとおり取りまとめました。かなり量が多くなっておりますので、これを全部朗読いたしますと長時間を要しますので、特に大事な点また新しい取り組みの点などを中心にかいつまんで申し上げたいと思いますので、また後ほど熟読いただけましたらと思います。
それでは、早速ですけれども、施政方針を申し上げます。
1 20歳になって名乗ります「丹波篠山市」
令和の時代の始まりとともに、「丹波篠山市」がスタートしました。丹波篠山の名前にふさわしい町をつくっていきます。「農都」を創造し、自然や文化を再生し、これを観光を初め、いろんな産業の活力、町の住みよさ、活性化に結びつけていきます。そして何より大切なのは、私たちの気持ちです。丹波篠山ほどよいところはない。丹波篠山にこそ幸せや生きがいがあります。若い皆さんが「丹波篠山」を目指す時代をつくります。
2 (新)丹波篠山市誕生
「丹波篠山市」になって、どんな町に発展していくのか、注目をされ期待されています。新しいまちづくりの指針として、第3次丹波篠山市総合計画の策定に着手し、丹波篠山ブランド戦略を打ち出していきます。
丹波篠山市の将来を語り合うワークショップなどを開催し、市民の参画で進めていきます。
丹波篠山グランドデザイン、丹波篠山ロマン街道など、令和元年度に完成をさせます。
まちの顔とも言うべき「城下町」と「篠山口駅前」については、丹波篠山らしさが実感できるよう魅力を高めます。「城下町」については、「景観まちづくり刷新支援事業」が、令和元年度で完了します。「篠山口駅前」については、特に西口について、魅力的な駅周辺のあり方について、職員プロジェクトで検討をしていきます。
ふるさとの森、ふるさとの川づくりによって、丹波篠山の自然を再生します。
住倶楽部や建築組合と協働して、丹波篠山の景観や気候風土、伝統・文化に合った、そして健康的で住みよいモデルハウスの建築を検討します。
特産の一層の振興に取り組みます。また、おいしさに加え、自然環境や生態系に配慮した取り組みを市内全域に進め、ブランドをさらに高めていきます。
丹波篠山市誕生を機に、「全国学校給食甲子園」への出場を目指します。
全国大会や国際大会を丹波篠山市誕生記念と位置づけて開催し、盛り上げていきます。
全国伝統的建造物群保存地区協議会の全国大会が、令和2年5月に予定されます。また、全国の自治体職員が取り組んだ業務改善運動を一堂に集め、事例発表する発表会が令和2年2月に丹波篠山市で開催されます。桶ット卓球の世界大会を、令和2年2月、オリンピックに先立ち、丹波篠山市で開催をします。
丹波篠山市誕生記念として、四季の風景や伝統行事、農の営み、丹波焼などを題材に、写真集を作成し、写真展を開催します。
「丹波篠山ビデオ大賞」は、新たに「丹波篠山市映像(ええぞ~)祭」に改名します。
「陸上自衛隊中部方面音楽隊コンサート」を開催します。
また、平成30年度に受け付けた、市名変更に係る市民の盛り上げ活動について、16件を支援します。
市の公式ホームページのリニューアル、また、市民ガイドブック「や、これは便利だ」について、改訂版を発行し、8月末ごろ市内全戸へ配布します。
神戸大学体育会自動車部が主催し、鍔市ダム周回路や、多紀連山越えの県道などをレースコースとして、令和元年9月14日・15日に開催される「2019ラリーin丹波篠山」を支援します。
3 篠山再生計画の達成に向けて
取り組みを続けてきた篠山再生計画を達成するとともに、その後の新たな財政の健全化計画の策定に向けて、準備を進めていきます。
4 市民が主役の丹波篠山市
これからもガラス張りの情報公開を実行し、誰もがわかりやすい市政にするとともに、引き続き、積極的に市民の皆さんの意見を聞く場づくりに努めます。
ふるさと一番会議は、令和元年度については、お出かけ市長室と一体化を図って、開催を希望される地域や団体に出向き、開催をします。
市長の学校訪問は、ふるさと丹波篠山を大切にし、将来の丹波篠山市を担う子どもたちを育むために、令和元年度15校で実施します。
職員プロジェクトは、「(仮)丹波篠山の農村を未来につなぐプロジェクト」「(仮)子育て支援プロジェクト」「(仮)魅力的な駅周辺プロジェクト」などに取り組みます。
市民活動の支援として、令和元年度はステップアップコースで既に助成した12団体の継続を含めて、35団体への助成をします。
公民館改修助成については、令和元年度、21自治会に対し、2,128万7,000円を決定します。
コミュニティセンターの改修やエレベーターの設置について、高城会館、住吉台コミュニティ消防センターへのエレベーターの設置、コミュニティセンター城南会館への既設エレベーターの更新に取り組みます。また、後川文化センターの外壁工事を行います。
議会機器の整備について、令和元年度は、議員協議会室の老朽化した音声機器の改修とともに、委員会審査の映像配信設備の充実を図り、市民に開かれた議会運営を構築していきます。
5 定住促進「ふるさとに住もう帰ろう」
引き続き、市民挙げて「ふるさと丹波篠山に住もう帰ろう運動」を進めて、定住促進に取り組んでいきます。
より身近できめ細やかに家庭や自治会などで考えていただく「わが家・わが村のふるさと丹波篠山に住もう帰ろう運動」に取り組んでいきます。令和元年度は90の自治会を目標に、自治会での定住促進の取り組みに対し、引き続き上限10万円を助成していきます。
JRの特急利用助成は、議会の中で提案のありました、大学生への通学支援制度と既存の通勤・通学支援制度の統廃合も含め、新たな支援策の検討を進めていきます。
平成28年度に策定しました「篠山市空き家等対策計画」に基づき創設した「農地付き空き家制度」「DIY住宅制度」の周知と運用を進めていきます。
これまでに寄附を受けた空き家については、令和元年度、魚屋町の物件は、おもちゃミュージアムやレストランなどの複合施設として事業者提案に沿って活用をしていきます。
6 子育て・教育いちばんの丹波篠山市
「子育て・教育するなら丹波篠山市がいちばんよい」と言っていただけるように取り組みを進めます。
中学3年生までの医療費無料化、予防接種、子育て世代への育児支援、丹波ささやま人形劇フェスタの開催を支援、出産祝い金、不妊治療費助成、不育症支援、子育てアプリ「ささっ子すくすくアプリ」の提供、児童遊園遊具の新設や修繕助成、子育てふれあいセンター、おとわの森子育てママフィールド「プティプリ」などを取り組みます。
また、篠山・たまみず・岡野幼稚園区については、公立の幼稚園と私立のこども園の関係をどうしていくかが課題となっていますので、検討会を立ち上げて検討をしていきます。
病児保育室「にこにこ」、妊婦健康診査、妊婦歯科検診、赤ちゃんの駅設置事業、いじめ対策、中学校部活動支援事業などを続けていきます。
そして、ふるさと丹波篠山を愛し、誇りに思う心を育てるために、学校・市民・保護者・地域住民が一体となって、ふるさとを担う教育を展開していきます。
学校施設の大規模改修については、令和元年度、岡野小学校、西紀南小学校、大芋小学校で大規模改修工事を行います。
7 魅力あふれる美しい丹波篠山市
「日本遺産のまち」「ユネスコ創造都市」「小京都、日本の原風景と高く評価されるまちなみや景観」「命輝く自然環境」「歴史文化」などの魅力をさらに高め、日本に、世界に誇る美しい丹波篠山づくりを進めます。
景観重要建造物については、新たな建造物を2カ所指定いたします。
「丹波篠山ロマン街道」については、秋に「紅藁街道」「源義経の道」「祭礼の道」を発行します。また、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に合わせて「戦国乱世の道」を発行します。来春には、「さくら街道」「町並み風景街道」「生きもの編」を発行します。
また、インターチェンジ周辺において、景観に調和しない大きさや色彩の広告物が見られることから、基準・補助制度の見直しを行います。
開発に当たっては、まちづくり条例を適正に運用し、地域の合意が得られる質の高い開発を誘導します。
太陽光発電施設については、昨年10月に策定した設置基準を適切に運用していきます。
自然環境、生物多様性(丹波篠山生きもの48)の取り組みについては、これからは丹波篠山市の環境を「守る」という姿勢に加えて、環境を「生かす」戦略へと発展させていきます。
お堀のハスの花復活については、ことしこそお堀のハスの花復活ができるように、取り組みを進めます。
篠山城跡は、平成30年度から南内堀の復元整備を実施しており、令和元年度末に完成します。また、三の丸南広場に公衆トイレを新設し、二の丸大書院前トイレの改修もします。高石垣について、落石や膨らみがあることから、計画的な修復に取り組みを始めます。八上城跡については、立木を伐採し、眺望の確保を行います。
福住地区においては、住吉神社の重森三玲作の「住之江の庭」を令和元年度、完成をさせます。
令和元年度から2カ年をかけて、文化財の保存と活用について具体的な計画を定める「丹波篠山市文化財保存活用地域計画」を策定します。
市制20年を迎え、丹波篠山市史発刊の取り組みを始めます。
8 農都創造
丹波篠山市の産業の基盤である農業を発展させていきます。
丹波篠山市の農業や農地、そして、農村集落が未来にわたり維持、発展をしていけるよう担い手の育成に努めます。
大規模な農業者の育成とともに、集落の農業、農地は集落で守るをあるべき姿と考え、集落営農組織を支援します。
「人・農地プラン」は、これまで50地区52集落において策定されており、現在60を超える集落で検討が進められており、これを支援します。
集落営農組織への農業機械導入に対する支援では、令和元年度からは、中古の機械購入に対しても新たに助成をいたします。
「いきいき農村女性オペレーター講習」などで女性が活躍できるように取り組みを進めます。また、新規就農者の支援、またより多くの農業者が経営改善目標を持った認定農業者になっていただけるように取り組みをいたします。
丹波篠山の農産物のおいしさ、品質の高さに加えて、自然環境に配慮した農業の取り組みを推進し、さらなる丹波篠山ブランドの向上に取り組みます。
減農薬・減化学肥料の取り組み、中干しの時期の延期など自然環境への配慮の取り組み、生きものの生息調査、これら3点に取り組んでいただく「丹波篠山いきもの48米」栽培モニターを募集し、市内約50カ所の水田において取り組みをいたします。この取り組みを通じて、市内全体で環境に配慮した農業への理解を高めるとともに、丹波篠山米のブランドをさらに高めていきます。
丹波篠山の特産物については、今後とも質の高い特産物を引き続き生産していただけるよう、支援に努めます。土づくりについては、これを助成する制度を新たに創設します。また、年間を通じた農産物栽培に取り組めるように、新たにビニールハウスを導入する際の支援を始めます。
黒大豆、山の芋、栗、お茶などの支援をしていきます。また、スマート農業の取り組みを始め、さらに令和元年度は、丹波篠山の名称をより生かしていくために、商標などの知的財産権についての活用について検討を始めます。
農林水産大臣表彰を受けた有害鳥獣対策をさらに進め、昨年度、全国大会を行った獣害フォーラムを引き続き開催します。
農業の基盤となる農地、また、ため池など農業基盤を未来に引き継いでいきます。
ふるさとの森づくりについては、里山彩園事業、チェンソー講習など里山スクール、人工林を皆伐して、どんぐりなどの広葉樹林化とする、広葉樹林化の事業などを継続して実施をしていきます。令和元年度から交付される森林環境譲与税を財源として、年間目標250ヘクタールの人工林の間伐と広葉樹林化を進めていきます。
「森林バイオマス活用推進計画」「公共建築物等における木材の利用促進に関する基本方針」「新エネルギー・省エネルギービジョン」、これらに基づき、引き続き森林資源やエネルギー資源の活用に取り組んでいきます。
丹波篠山農学校として、楽農スクール、山の芋スクール、里山スクール、いきいき農村女性オペレーター講習、子育てママさんの野菜講座、獣害対策、山の芋グリーンカーテンなど、これらを丹波篠山農学校として広めて、市民の皆さんの活躍を促していきます。
竹林の整備については、竹をチップ化する竹粉砕機を新たに1台追加して導入します。
9 企業振興・誘致
平成30年度は、地元就職応援検討委員会を設置して、積極的な地元就職の応援に関する取り組みを検討してきました。この検討をもとに、丹波篠山幸せしごとフェア、教職員向け企業見学会、また新たに企業訪問の日を設けて、高校生や保護者はもとより、一般市民も企業見学できる機会を設けていきます。
「丹波篠山で働くシアワセ」をホームページや広報で提案するほか、大学進学者やその他の求職者に対して、SNSを利用した「丹波篠山市しごと情報」を積極的に提供し、U・J・Iターン就職を応援していきます。
企業誘致については、農工団地 篠山中央地区への企業立地が実現し、農工団地の開発が進む予定です。市が行う市道整備、上水道等の整備について、令和3年4月の供用開始に向けて環境を整えていきます。残区画や犬飼・初田地区への企業誘致についても積極的に取り組むほか、本社機能を有する特定業務施設の新設、増設に対しても地方拠点強化奨励金により支援をしていきます。
起業支援、平成24年から30年までの7年間で47件の支援を行っており、さらなる起業を支援していきます。
おもてなしリフォームの助成を引き続き行います。
住宅リフォームの助成については、平成24年から実施していますが、毎年募集枠120件を超える応募があり、市民に浸透した助成制度となっていますので、引き続き実施していきます。
10 観光振興
「観光ブランド戦略」の策定を進めます。また、「俺は丹波篠山だ」にかわる観光キャッチフレーズを考案します。
インバウンド対策としては、平成30年度、「多言語指差しツール」を作成しました。今後、アジア系の外国人コンシェルジュに参加をしていただいたり、旅行事業者、ブロガー、メディアなどを視察していただく機会を設けたり、取り組んでいきます。また、「日本遺産」丹波焼の魅力発信を続けていきます。
宿泊施設の振興については、平成30年度、「宿泊施設魅力アップ事業補助金」の制度を創設しました。実績として、増改築に3件、備品購入に2件となっており、令和元年度は、1事業当たりの最低事業費を増改築・改修は100万円から50万円に、備品購入は20万円から10万円に、より事業を活用していただけるように変更します。
ホテルルートインの出店計画については、現在、ホテル建設に向けた開発事前協議の手続中となっています。順調に進めば、令和元年10月ごろに着工、開業が令和2年の秋ごろの予定とされています。この出店により、観光客の増加が期待をされるところです。
平成30年11月にJR篠山口駅内の西側に「丹波篠山観光ステーション」がオープンし、よりきめ細やかな対応に努めていきます。また、駅レンタカー事業については、引き続き利用促進に取り組みます。
11 住みよい生活基盤づくり
厳しい財政状況の中ではありますが、住みよい生活基盤の確保に努めていきます。
道路・橋梁・河川については、「道路・舗装維持管理方針」「
橋梁長寿命化修繕計画」及び「ささやまの川・水路づくり指針」に基づいて、維持管理と計画的な修繕に努めていきます。市道川原安口西線、市道中央地区農工団地線の2路線の改良工事に取り組みます。通学路の安全対策として、市道小野原今田線のカラー舗装を実施します。「集落くらしの道」モデル事業を市道本荘南線(東本荘~西本荘)において取り組みます。橋梁については、上河原橋・村雲橋の橋梁修繕工事を行います。国指定重要文化財妙見堂参道が崩壊しており、普通河川藤坂川の復旧とあわせて早期復旧を行います。
河川については、「ささやまの川・水路づくり指針」や「生物多様性ささやま戦略」に基づいて、「ふるさとの川再生事業」として生態系や自然環境に配慮した川づくりを進めています。令和元年度は、一級河川畑川において、魚道の設置や生息地の確保のための整備を
丹波土木事務所の新規事業「源流の里親水環境整備事業」の階段工や観察施設などと合わせて整備を行います。今後は、市内19地区のまちづくり協議会単位で地域のシンボルとなる河川において、それぞれの特色を生かしたふるさとの川づくりを進めていきます。
市民や観光客が快適に滞在し、観光や交流をしていただくために、市内の公衆トイレを整備していきます。
JR篠山口駅については、東口・西口に各1機のエレベーターが設置されていますが、経年劣化等がありますので、改修工事を実施します。
公共交通については、再編をして2年目の運行となりますが、コミバスを初め、利用者や運行者の声を参考に今後も改善を図っていきます。
水道施設統合事業については、畑井浄水場区域を
県水区域に編入するために、令和元年度に日置加圧所の新設工事を行います。配水管更新工事については、令和元年度は住山地区2カ所及び味間新地区において、老朽化した配水管の延長1,130メートルを更新します。
下水道処理施設の長寿命化事業について、令和元年度から令和2年度の2カ年計画で、住吉浄化センターの長寿命化工事を実施します。また、「ストックマネジメント計画」では、平成30年度に処理施設の計画策定が完了し、令和元年度に管路施設の計画を策定します。マンホールカードについては、令和元年5月から新たに「丹波篠山市」に改名したマンホールカードを配布していきます。
京口排水ポンプについては、今後の施設の適正な管理を行い、市民の安全対策に取り組みます。
市営住宅については、小多田改良住宅の外壁等改修工事の実施をいたします。また、令和元年度、南新町住宅について、移転が完了した東側区画の2棟4戸の取り壊しを行います。
放置空き家対策について、丹波篠山市空き家等対策計画を平成29年4月に策定しました。危険老朽空き家については、現況確認を行い、適正管理に向けた助言・指導、勧告、命令などの措置を行います。さらに、著しく公益を害しているような空き家については、平成30年度までに4件、市が直接除却工事を実施し、引き続き、このような対策に努めていきます。
地籍調査事業については、高倉地区で進めていきます。
社会体育施設については、今田グラウンドは令和元年度、スポーツ振興くじ助成金を活用して、グラウンドの改良、バックネットなどの整備工事を行います。B&G海洋センターの体育館については、先日B&G財団から助成をいただきました。この修繕助成を活用して、外壁や内装の修繕工事を行います。丹波篠山総合スポーツセンタ一については、老朽化をしているトレーニングマシンを更新します。
12 住みよいところは丹波篠山づくり
医療や福祉の充実に努めるなど、安心して住みよいところは丹波篠山市を目指します。
迅速な救急の受け入れ態勢の充実について、引き続き取り組みます。また、看護師等修学資金貸与制度を設けており、引き続き人材確保について取り組んでいきます。
国民健康保険では、生活習慣病の発症予防や糖尿病の重症化予防のために、「健康診査異常値放置者受診勧奨事業」や「糖尿病性腎症重症化予防事業」などの保健事業に取り組みます。また、特定健診の受診率向上を目指します。介護保険については、高齢者の日常生活を介護保険サービスだけでなく、本人や家族・地域住民、医療や介護の専門職がみんなで支え合う仕組み(地域包括ケアシステム)づくりを推進しています。令和元年度は、医療的ケアの必要な方や要介護度が高くなった方が最期まで在宅生活が続けられるように、看護小規模多機能型居宅介護1カ所を整備します。
健康づくりについては、「胃がんゼロのまち」を目指して、全国に先駆け中学生のピロリ菌検診を導入してきました。これをさらに進める目的で、がん検診として認められた胃内視鏡検診(胃カメラ)の導入に向けて、検討をします。生活習慣病対策、また高齢者のフレイル対策において、歯科保健は重要な事業となっています。そのため、歯科衛生士を非常勤から常勤体制へと拡充し、事業の強化を図っていきます。
高齢者福祉と介護予防について、平成31年4月1日現在、市内の65歳以上の高齢者の方は、男性が6,121人、女性7,924人、合計で1万4,045人と、平成30年から101人ふえ、高齢化率は33.7%となっています。そのうち75歳以上の後期高齢者の方が半数以上を占めており、高齢化とともに認知症高齢者も増加すると予想されます。そのために、「認知症サポーター養成講座」「認知症カフェ」、また平成30年度からは、「訪問理美容サービス事業」を実施しています。また、高齢者、障害者の外出の機会と社会参加の拡大を図る目的で、タクシー料金の一部助成もしています。「地区いきいき塾」の開催、自治会単位での「いきいき倶楽部」の立ち上げ、こういったことを引き続き支援をしていきます。また、令和元年度から2カ年の計画で郵送による「いきいきシルバー健診」を実施していきます。
平成30年度は、90の単位老人クラブ、会員数4,660人が、篠山市老人クラブ連合会に加入をされています。運営費補助を実施して、継続的に安定的な活動が行えるように支援をしていきます。
権利擁護に取り組んでいきます。
障がい者福祉では、「障がいのある人が安心して暮らすまち」を今後とも目標に施策を推進します。「篠山市手話施策推進方針」に基づく取り組み、また、本年度、スマイルささやまには、開設当初より使用している特殊浴槽を新たに更新します。こども発達支援センターについては、厳寒期における保育室やOT室、言語聴覚療法室の寒冷障害防止対策として、床暖房設備を整備します。また、現在のこども発達支援センターをさらに充実させて、「児童発達支援センター」を令和2年4月に設置します。障がい者の就労支援、在宅生活支援、外出支援サービスなどに引き続き取り組みます。交流事業や文化活動については、「兵庫・丹波篠山とっておきの音楽祭」、全国車いすマラソンなどの支援の充実に努めます。
生活困窮者の自立支援やひきこもりの支援、また自殺対策に引き続き取り組んでいきます。
人権尊重のまちづくりなどについて、令和元年度の住民学習は、子どもや若者が被害者または加害者になる悲痛な事件が多発する昨今、「子ども・若者の人権」をテーマに学習を進めていきます。また、令和元年度には、丹波篠山市誕生、市政20周年を迎えていることもあり、人権標語の募集を行い、人権意識の高揚を図っていきます。また、女性が活躍する社会実現のために、「輝く女性応援ホームページ」の充実、講演会、セミナーを実施し、意識啓発を行っていきます。第9期女性委員会から提言をいただくこととなっており、その反映について検討を進めます。市内には、現在約800人の外国人が住まいされています。ベトナム、ブラジル、フィリピン、韓国・朝鮮というふうになっています。NPO法人篠山国際理解センターとの連携を密にしたり、また、生活ガイドブックの増刷などをして、外国人の生活支援を行っていきます。
事前登録型本人通知制度については、平成31年3月末現在、登録数が1,196人となっており、今後ともいろんな方法を用いて、令和2年度末に登録者数2,000人を目指して取り組みを進めます。
防災については、自治会を対象とした「いのちを守る防災マップづくり支援事業」、これまで合計155自治会で実施していただいており、令和元年度、30の自治会で取り組んでいただけるように推進します。避難所の資機材充実のために、平成30年度は主要な6避難所にテレビを、また22避難所にラジオを配備しました。令和元年度は避難者用マットやカセットコンロなどの資機材を備蓄します。また、引き続き避難者用の飲食物などの備蓄も進めるとともに、乳幼児のための粉ミルク等も備蓄をしていきます。防災無線については、本庁舎設置の防災行政無線親局を更新します。また、本庁舎設置の防災行政無線親局と西紀防災行政無線親局をつなぐこととします。
原子力防災については、平成27年度から全国に先駆けて、安定ヨウ素剤の事前配布を行っており、平成30年度における受領率は、3歳児未満の乳幼児353人で41.8%、3歳以上13歳未満の子どもが2,213人で67.1%となりました。今後とも事前配布事業を進めていきます。
消防、救急業務については、消防施設の整備では、第19分団第2部の不来坂地内の消防団詰所兼車庫の新築工事に向けた設計、小型動力ポンプ積載車2台、小型動力ポンプ付積載車1台の更新、福住地内、栗柄地内、大山新地内においての防火水槽の新設を行います。また、大山コミュニティ消防センターの建設に取り組んでいきます。消防本部としては、救急救命士の養成や、高規格救急自動車1台を更新します。
防犯、防犯カメラの設置につきまして、平成30年度の刑法犯数は232件で、昨年と同じ件数であり、かなり治安は落ちついた状況になっていますが、引き続き地域挙げて、防犯に取り組んでいきます。平成29年度に市内公共施設5カ所に、また、30年度にはJR篠山口駅の東口と西口、中央図書館前に防犯カメラを設置しました。引き続き必要なところに設置するなど、安全・安心なまちづくりに取り組んでいきます。
丹波篠山ふるさと大使で吉本新喜劇の森田まりこさんをモデルにした看板を自治会に配付し、ポイ捨てやごみのない美しい丹波篠山市を目指していきます。
ごみゼロの市役所の取り組みを続けます。また、住民学習会や出前講座に清掃センターや市民衛生課の職員が「ゴミ博士」として出向いて、ごみ分別の説明をする中で家庭や事業所から出るごみの減量化を推進していきます。ごみカレンダーの外国版を新たに作成をしていきます。
環境に優しい「マイバッグ運動」や「残さず食べよう!30・10運動」を推進していきます。
平成30年の交通事故件数は、市内で135件発生し、過去5年間では最も少なく、平成29年と比較しますと50件減少をしました。引き続き、交通安全の取り組みを続け、令和元年度は、新たに篠山交通安全協会が実施しますスケアード・ストレイト。これは事故の恐怖を実感するというような、こういう催し、そういうものです。また、老朽化した、交通安全教室に使用する信号機の更新を支援をしていきます。消費生活全般に関する助言、情報提供などを引き続き行っていきます。
公民館事業として、高齢者の楽しみや生きがいづくりを支援するため、「丹波篠山市高齢者大学」「丹波ささやま市民文化講座」「丹波ささやまおもしろゼミナール」「古文書入門講座」、こういったことを続けていきます。また、「親子の絆づくりプログラム“赤ちゃんがきた”」を実施し、家庭教育を支援し、食育に関する事業としては、「郷土味学講座」を実施していきます。
13 令和元年度のシンボル事業
(1)「日本遺産のまち、ユネスコ創造都市」を引き続き推進していきます。創造都市推進については、「丹波篠山職人学校」構想の検討を進め、「ユネスコ創造都市ネットワーク」については、節目となる4年目を迎えますので、ユネスコ本部への報告書の提出、また、総会やビデオ会議等での情報発信や文化交流により丹波篠山の魅力を世界に発信していきます。
(2)景観まちづくり刷新支援事業については、令和元年度は、大手通り及び河原町通りの電線共同溝工事の完成に向けて取り組みます。また、青山歴史村の版木館ほか2棟の修理を行います。あわせて、大手通りについては、東京大学名誉教授の堀先生のアドバイスのもとに、歩行空間の拡幅、景観に配慮した街路灯などの取り組みを進め、「にぎわい」のある空間を創出していきます。あわせて、篠山郵便局前の違法駐停車が問題となっていることから、市、郵便局、篠山警察、地元自治会などと協議を行って、市営大手前南駐車場の一部を郵便局利用者の駐車場として貸し付けて、違法駐停車の排除に取り組んでいきます。
(3)NHK大河ドラマ「麒麟がくる」推進事業の実施について、明智光秀と丹波攻め、そして八上城の光秀が母親を人質として差し出したストーリー、こういったものの整理・PRを図り、ロケ地誘致に向けた取り組みを進めていきます。明智光秀の母親役を石川さゆりさんが演じられることから、丹波篠山でのコンサートの開催や、また福知山線を利用した観光客流入に向けたツアー・イベントを検討していきます。
(5)えきラボ、地域ラボにつきましては、これまで88名の受講があり、起業や就農、移住などの成果があらわれ始めていますので、引き続き活動を支援していきます。
(6)新しい丹波の森構想の推進については、昨年30年を迎えて、丹波の森協会において、その方向性が本年度取りまとめられることになっていますので、これに沿って推進をしていきます。
14 その他、当面する重要課題
(1)ささやま医療センターの産科充実に向けた検討会の立ち上げにつきまして、ささやま医療センターの産科医が2名となり、安全な分娩ができないという理由から、分娩休止を兵庫医大において検討されていることがわかりました。しかし、丹波篠山市民の中核的な病院と言えるためには分娩のできる「産科」は、大変重要でありますし、昨年6月に交わした兵庫医大との協定でも「産科の存続と充実を図る」としています。そこで、広く市民や、また専門家の声を取りまとめて、検討していきます。
(2)清掃センター
周辺自治会との約束である令和9年3月末までの現地施設の操業期間について、それ以降、どこでごみ処理をしていくのか、清掃センター検討委員会を立ち上げて検討を進めています。引き続き検討し、できるだけ早期に方針が決定ができるように取り組みを続けていきます。
(3)丹波篠山市場
新たな開設者 一般社団法人丹波篠山市場によって、この6月から本格的な運営を開始することができていますので、その支援を続けていきます。
(4)東日本大震災支援
丹波篠山市では、平成31年3月現在、4世帯12名の東日本大震災の被災者を受け入れており、引き続き必要な支援を行っていきます。
(5)多紀支所移転に伴う跡地整備については、跡地を来訪者の駐車場として整備をしていきます。
(6)小学校跡地の利活用について、雲部・後川・畑・福住・大芋とそれぞれ地域の中で地域住民が主体となって活用を図っていただいており、この跡地活用が地域の活性化につながるように、引き続き市として支援、助言を行っていきます。
(7)地域おこし協力隊については、引き続き継続して活躍をしていただきます。
(8)マイナンバー制度コンビニ交付の開始については、マイナンバーカードがあれば、住民票、印鑑証明書、課税証明書など、全国各地のコンビニエンスストアですぐに取得できるというコンビニ交付を令和2年3月に導入し、運用を開始していきます。
(9)ささやま荘のあり方検討会
王子山ささやま荘は、平成14年のリニューアルオープン当初は、クリエイト篠山が、また平成22年以降は、同社から社名変更してアクト篠山が指定管理事業としてその運営に当たってきています。しかしながら、年々経営状況が悪化し、この4月からは宿泊などの営業を停止しました。ささやま荘のあり方検討会を立ち上げて、今後のささやま荘の運営のあり方について、検討を進めていきます。
(10)コミュニティーFMラジオ局
村雲地区では、コミュニティFMラジオ局の設立構想を進めるために、村雲FMラジオ設立実行委員会を立ち上げて、以降、委員会を開催し、丹波篠山市も委員として参画する中、調査研究が進められています。まずは、開設できるかどうかを確認するために、その地域内のFM電波を調査して、空き周波数を探す必要があります。そこで、その調査を実施する取り組みを行っていきます。
(11)庁舎の一斉消灯、(12)ふるさと応援寄附・ふるさと大使、(13)市民挙げてのあいさつ運動、(14)RPA AIを活用した行政事務の効率などを進めていきます。
15 新しい組織体制
政策部と総務部を再編し、「企画総務部」及び「行政経営部」を設置しました。保健福祉部の福祉総務課と地域福祉を再編し、「長寿福祉課」「社会福祉課」を設置しました。農創造部の農都環境課を再編し、「森づくり課」を設置しました。農創造部の商工観光課に「観光戦略係」を新設しています。そして、新たに農都環境政策官、観光政策官を任用し、取り組みを始めています。
16 令和元年度予算の概要
最後に令和元年度の予算について、説明をしておきます。
令和元年度当初予算は、骨格予算として編成しましたことから、今回の補正予算により、新たな事業の追加や継続事業の拡充を行っています。まず、6月の補正予算について、一般会計の6月補正額は9億4,053万円となります。6月補正後の一般会計の総額は242億8,268万円となり、対前年度当初予算と比較すると、11億9,368万円の増、率にして5.2%の増額となります。
次に、特別会計については、下水道事業特別会計及び農業集落排水事業特別会計が企業会計となったことから4つの会計となり、6月補正後の合計が104億3,845万円、企業会計については、3つの会計で、6月補正後の合計が86億9,289万円となります。以上合わせました令和元
年度丹波篠山市6月補正予算総額は、9億7,690万円となり、補正後の予算総額は434億1,403万円となり、対前年度当初予算比43億923万円の増、率にして11%のプラスとなっています。
6月補正予算後の主な財政指標については、経常収支比率が17.4%と当初予算から変わらない見込みです。将来負担比率については、平成31年度当初予算では179.8%でしたが、6月補正予算後は182.3%となっています。市債の残高は、平成19年度末に市全体で1,035億円あったものが、令和元年度末には547億1,000万円となる見込みです。篠山再生計画の着実な実行により市の借金は減少をしています。また、6月補正後の実質公債費比率は17.6%となり、30年度決算見込みは18.8%であることから改善が進んでいますが、今後も一層の健全化に向けた努力を続けていきます。
17 むすびに
以上、結びに、新しく誕生した丹波篠山市が地方の中でこれからも未来にわたって持続し、発展していけるように、そして、世界に輝く魅力ある町となりますように、市議会の皆さん、また市民の皆さんと力を合わせて、一生懸命に取り組んでいきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。
以上、令和元年度の施政方針といたします。御清聴ありがとうございました。
○議長(森本富夫君) 酒井市長の施政方針表明は終わりました。
ここで、暫時休憩をいたします。
再開を、11時15分といたします。
午前11時02分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(森本富夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
次に、前川教育長から教育方針表明があります。
前川教育長。
○教育長(前川修哉君)(登壇) それでは、令和元年度の教育方針を、お手元に配付しています「丹波篠山の教育」をもとにして、説明いたします。
まず、1ページ、「丹波篠山の新たな歴史を築く」についてです。
新たな時代「令和」となって1カ月がたちました。このような節目の時にこそ、改めて「人間は生き物であり、自然の一部である」という事実を大切にする社会を目指したいと考えます。日本の原風景が残るこの地で、子どもは子どもとして生き、また、働き終えた人も大切にされ、あらゆる人があらゆる時を生き生きと暮らすまちにしたいと考えます。
「赤ちゃんふれあい体験」を行っています。赤ちゃんが会場にあらわれると、一気に明るくなります。「赤ちゃんは特別の光を放ってる」と言ったのは、もう亡くなられましたが、「村を育てる教育」を推進された但馬の教育者 東井義雄先生です。
さて、その光を放っていた赤ちゃんは、やがて小学校へ通い始めます。低学年のころの子どもたちは、頑張る子は、できることがどんどんふえていくから、だんだんと賢い子になる、だから、頑張る子が賢い子だと考えています。ところが、中学年ごろになると、同じ成績をとったとすれば、より頑張らなかった子のほうが賢い子であると考えるようになります。「努力」と「能力」が同じ方向だったのが、逆を向いてしまったことになります。他者との比較や反比例的な見方など認知能力が発達したからこそ獲得できる高度な概念ですが、心理学者はそれを「硬直マインドセット」と説き、自分の可能性を広げ、社会を成長させていくとは言いがたい考え方としています。一方、幼きころの心のあり方、努力と能力が同じ方向を向いている状態を「成長的マインドセット」といい、本市の幼児教育、学校教育において強化し、生涯にわたって持ち続けられるよう育成しているところです。
これまで、私たちは地表を削いで石炭や石油といった地下資源によって文明を発展させてきました。しかしながら、これからは縮小社会に見合った価値観や社会システムを構築していくことが求められます。春夏秋冬、彩り豊かな丹波篠山の「景」(すがた)、悠久の「時」を経て息づく田園文化、大地の恵みにより生かされてきた命を次世代につなぐ「心」、これら「景・時・心」を歴史文化のまちづくりキーワードとして、人のうちにある天然資源を発掘したいと考えます。本年度も、「一人一人が光り輝き、生きがいを目指す」、この理念を人が育つ土壌として、教育全体を「ゼロ歳からの連続した生涯学習」として捉え、就学前、義務教育、社会教育の3つのライフステージに応じた施策で、丹波篠山独自の「品格」と「幸せ」を目指して取り組んでいきます。
それでは、市の第2期教育振興基本計画「きらめき教育プラン」に基づく7つの基本方向から教育施策を説明いたします。
2ページになります。施策の基本方向1 自立して未来を切り拓く態度の育成
1-1 社会的自立に向けたキャリア形成の支援
キャリア形成とは、将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するための力を育むことをいいます。将来に必要な能力の育成を目指すキャリア形成の支援に、学校を中心として家庭や地域とともに連携し取り組みます。
(1)-⑤です。夢プランについて。
一般社団法人BEETは、市内で活躍するさまざまな大人の経験を子どもたちに伝える、地域と教育現場との橋渡し活動をされています。2回目となった昨年度のキャリア形成支援事業「夢プラン」は、そのBEETの方々に協力いただき、進路を考え始めている中学2年生と保護者を対象に、四季の森生涯学習センターの多目的ホールで実施しました。市内3高等学校生徒は自校の特色を前面に出してのプレゼンテーションを行い、その後、壇上の高校生とフロアの中学生が高校生に聞きたいことをディスカッションしました。参加した全中学生に行ったアンケート調査では、「「夢プラン」がきっかけとなり自分が将来何をしたいか考え始めた」や「身近にある高校の話を聞いて進路に関心を持つことができた」など、自分の進路を主体的に決定しようという感想が多くあり、「夢プラン」事業の効果と捉えています。3回目となる本年度も、生き方を考える機会として、引き続き取り組みます。
(2)「小中連携心のサポート事業」は、小・中学校9年間の育ちと学びの連続性を踏まえ、児童・生徒が小・中学校教育の変化に対応できるよう、オープンスクールに相互に参加するなど。児童・生徒の交流を推進します。
4ページです。1-2 体験教育の推進
子どもたちの社会的自立に向けては、豊かな人間性や社会性、学ぶ意欲を喚起するとともに、社会の一員としての自覚を深めることが大切です。自然や社会、芸術文化に触れる「本物に出会う感動体験」や「想定外のことに出会う体験」、地域の人々とのかかわりを通した「ふるさと意識の醸成を図る体験」等に取り組みます。
まず、小学3年生を対象に校区内をフィールドとして、自然観察や飼育、栽培などを行う「環境体験事業」、そして小学5年生対象の「自然学校」、中学1年生を対象にした、オーケストラの生演奏に親しむ「わくわくオーケストラ教室」など5つの事業を中心に、市民の参画と協働のもと体験活動を充実します。
6ページ、1-3 グローバル化に対応した教育の推進
グローバル化が進む社会において、将来、児童・生徒が主体的に生きられるよう、語学力やコミュニケーション能力を高め、みずからの考えや意見を伝え、責任感、チャレンジ精神をもって行動できる能力や態度を育成します。
(1)外国語教育の充実では、外国語指導助手(ALT)や小学校外国語活動指導補助員(JTE)との外国語による触れ合いや対話を通して、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成します。特に、小学校においては、外国語の音声や基本的な表現になれ親しませながら、3・4年生の外国語活動ではコミュニケーションを図る素地を、5・6年生の外国語科ではコミュニケーションを図る基礎を養います。本年度は、新学習指導要領小学校全面実施を来年度に控え、3カ年計画で進めてきた環境・体制整備総仕上げの年度となります。昨年度に引き続き、外国語教育推進ワーキンググループを組織し、教員の資質及び指導力の向上、中学校英語科との円滑な接続を図ります。また、3月に作成した「国際理解教育・外国語活動に係る”篠山モデルプラン”」に基づく実践研究を行い、その成果を市内全学校に広げ、外国語導入活動及び教科化に向け、着実に取り組みます。中学校英語科では、小学校での学びを生かし、英語を用いてのみずからの考えや意見を述べる能力をさらに育成します。
(2)イングリッシュ・デイ・キャンプは、夏季休業中に小学3年生~6年生児童を対象とし、ALTやJTEと英語を使って、ゲームやワークショップ、調理などの活動に親しむことにより、コミュニケーション能力の向上を図ることを目的として、新たに取り組む事業です。
(3)また、外国に関するさまざまな知識を持つ地域人材をゲストティーチャーとして招き、体験的な学習や課題学習を通して異文化について理解し、国際的視野に立って主体的に考え、行動しようとする態度を育成します。
施策の基本方向2 子どもが健全に育つ環境づくりと就学前教育の推進
8ページです。2-1 “子育ていちばん”に向けて
「朝日とともに目覚める」「四季を感じ取れる」「自然の中で夢中に遊ぶ」、この3つの生活習慣づくりを柱とし、乳幼児のあるべき姿を目指します。その上で、ふるさと丹波篠山で子育てしたくなるまちづくりに取り組みます。
(2)就学前の保育環境の整備については、本年4月1日、「たきこども園」が開園し、隣接する多紀小学校と連携しながら、市内で初めてゼロ歳から12歳までの子どもたちが、ともに育つ学ぶ場となりました。乳幼児期には、丹波篠山産木材をふんだんに用いた木造建築の園舎と木のおもちゃから「木のよさ」に触れ、小学校に進むと、実際に森に入ったり、木工を行ったりすることで木育を推進するなど、つながりを持った教育が行える環境を整備します。熱中症対策として、昨年度から引き続き、全幼稚園の保育室・遊戯室に空調を設置します。また、保育園舎・幼稚園舎の長寿命化計画策定に向け老朽化調査を実施します。
9ページ、2-2 子どもの根っこを育てる環境づくり
子どもの健全な育ちには、家族の温かい雰囲気と深い信頼関係の中での基本的な生活習慣づくり、自立心の育成、心身の調和のとれた発達が欠かせません。乳幼児期に「安心感」「信頼感」を育み、基本的な自律の確立を目指します。
(1)本年度の「ふた葉プロジェクトの推進」は、昨年度、試行として幼稚園2園で実施した「どんぐりマーケット」の拡充を検討します。「どんぐりマーケット」とは、事前に家庭でどんぐり拾いをし、マーケット当日、そのどんぐりをお金として支払い、お店での遊び体験やプレゼント交換を楽しむ取り組みです。昨年度、モデル園として実施したかやのみ幼稚園、大山幼稚園では、スイートポテトやキーホルダー屋さん、ストラックアウトなどたくさんのお店でお買い物やゲームを楽しんでいました。どんぐりを手に入れることで、子どもたちが自然に興味を持ったり、家族で一緒に自然の中へ出かけたりするきっかけづくりも目的としています。
(2)・(3)睡眠が脳の健全な発達を促すことがわかってきており、睡眠の重要性を保護者へ啓発したり、「食育だより」の発行や食育講話等による啓発を通して、子どもたちの望ましい食習慣の形成を図ります。
(4)また、幼児期の遊びを通して、子どもたちが豊かな感情や表現力、行動力等を身につけられるよう、自然教育研究家の指導による、自然遊びや子ども主体の保育活動の研修を充実します。
さらに、(5)木製おもちゃ導入3カ年計画の最終年度として、「カタカタ」と「ままごとキッチン」を導入します。
11ページ、2-3 幼保一体化の推進と就学前教育の充実
幼保一体化に向けた保育環境の整備と教員の資質向上に引き続き取り組みます。また、国の方針に沿いながら、幼児教育の無償化に取り組みます。子どもの身体・運動能力の低下が懸念されることから、平成26年度から取り組んでいる「体幹を鍛える」ことを本年度も活動の柱とします。また、丹波篠山の自然環境や地域性を生かし、「五感」と一般的に呼ばれる「諸感覚」を発達させる保育・教育を展開します。
12ページ、2-4 子ども・子育て支援の体制づくり
子どもの教育に第一義的な責任のある保護者がその責任を果たせるよう、子どもの成長、また親自身の成長に対しても、喜びや生きがいを感じる体制づくりを進める必要があります。第1期子ども・子育て支援事業計画に基づき、市民全体で子育て・子育ちを支援するまちづくりを進めるとともに、第2期の計画を策定します。
(2)病児保育事業については、平成31年3月現在で、登録者数が前年の同時期より108人増の439人となり、前年度より27人多い、延べ363人に利用いただきました。実際に利用された保護者には大変喜ばれており、引き続き小嶋医院に事業委託し、制度の周知徹底と、スムーズに利用いただくための事前登録を啓発するなど、保護者の子育てと就労との両立を支援します。
(3)市内11カ所で開設している児童クラブについては、年々希望者が増加しています。小学校の授業終了後に保護者の就労等により保育を受けることができない児童に対し、安全・安心できる生活の場を提供し、仲間づくりや生活指導を行います。
施策の基本方向3 生きる力を培い創造性を伸ばす教育の推進
13ページになります。3-1 確かな学力の確立
子どもたちに基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等を育み、主体的に学習に取り組む関心・意欲・態度を身につけさせる教育活動を進めます。
(1)学力を確実に定着させていくために、「丹波篠山市学力・生活習慣状況調査」を継続して実施し、状況把握とともに分析を行い、効果的な指導方法を検討、普及、啓発します。
(3)児童・生徒の主体的な学習習慣の定着を目指し、新たに「学習プリント配信システム」を導入します。主体的な学習は、見通しと目的をもって粘り強く取り組むことが大切です。「学習プリント配信システム」は、児童・生徒が個人ごとのIDを持ち、学校のパソコンを使い、豊富に用意された学習プリントソフトから各々の課題・習熟度に合わせて紙ベースやタブレット画面上でも学習ができるシステムです。自分の「わからない」に対して、「みずからわかる」学習に取り組める環境整備を行います。
(4)指定研究事業は、新学習指導要領の全面実施に伴い、現代課題に即して教育委員会が内容を設定する重点研究と、各学校が自校の課題解決に向けて取り組む自由研究を実施し、それらの研究成果を市内の学校に広めます。
(7)ICT活用の推進では、情報活用能力の育成と情報モラル教育の推進のため、授業実践事例集を作成するとともに、平成29年度に策定した「教育の情報化推進基本計画」に沿った情報教育や校務の情報化を進めます。
16ページ、3-2 豊かな心の育成
道徳教育、人権教育、情報モラルの育成、ふるさと教育の充実を図り、人間形成の基盤となる豊かな情操と道徳性を培い、子どもたちが主体的に判断し、適切に行動する力を育成します。道徳教育充実のため、道徳科の全体計画や年間指導計画を見直し、道徳教育推進教師を中心に学校全体で道徳教育の推進に努めます。
18ページ、3-3 健やかな体の育成
子どもたちの心身の調和的発達を図るため、スポーツに親しみ、継続的に運動ができる資質や能力を育成し、健康で安全な生活を送るための基礎体力を培います。
(1)・(2)「丹波篠山市小・特別支援学校陸上記録会」や「体力・運動能力調査」を実施し、体力づくりへの関心・意欲を高めます。
(7)平成29年度から市独自の取り組みである、地域の指導者が部活動支援員として活躍いただく「部活動支援事業」は、昨年度、市内5中学校で12名の方に協力いただきました。本年度も引き続き取り組みます。
(8)部活動のあり方検討プロジェクト事業は、兵庫教育大学大学院と連携し、本市の部活動のあり方について調査・研究を進めるものです。生徒が生涯にわたってスポーツや文化に親しむことができる資質や能力の育成を目指し、持続可能な部活動の仕組みを検討します。
20ページ、3-4 特別支援教育の充実
特別な支援が必要な子どもたちの能力を最大限に伸ばし、自立して社会参加するための取り組みを進めるとともに、幼児期からの一貫した支援体制の構築に努めます。
(1)新たな取り組みとして、発達障害及び知的障害のある幼児に対し、適切な早期支援を行うため、4月1日に、篠山養護学校内に早期発達支援室を開設しました。未就学児を対象にした公的施設は兵庫県内初の取り組みです。開所後2カ月を経過し、入所園児は落ちついて過ごしています。個々の成長発達と円滑な就学期への移行を促していきます。
(4)また、引き続き篠山養護学校を特別支援教育のセンター的役割として、専門性を高めます。各学校園においては、障がいのある幼児・児童・生徒に対して必要な合理的配慮の提供を進めます。
(5)・(6)・(7)そのほか、特別な支援が必要な子どもを早期発見・早期支援するため、「発達支援チーム」による巡回相談や「個別の教育支援計画(サポートファイル)」を活用した支援に取り組みます。
施策の基本方向4 子どもの学びを支える環境づくりの推進
23ページ、4-1 安全安心で質の高い学習環境の整備
子どもたちが安心して学校生活を送るため、安全で質の高い学習環境を整備し、安全教育や避難訓練を通して実践力を向上させ、安全・安心な学校園づくりを進めます。
(1)主な取り組みとしては、各学校園に計画的に防犯カメラを設置するほか、(4)老朽化の進む学校施設の大規模改修を実施します。本年度は、岡野小学校、西紀南小学校、大山小学校で大規模改修工事を行います。また、学校施設の長寿命化計画策定に向け、老朽化調査を実施します。また、児童・生徒の熱中症対策や、快適に学べる学習環境への改善を図るため、全小中学校の普通教室に空調設備を整備します。
(5)平成28年度から進めている丹波篠山産木材の机・椅子の導入は4年目を迎え、本年度も、全小学校の新1年生を対象に導入します。
(6)また、スクールバスの更新計画に基づき、篠山東中学校のスクールバス1台と篠山養護学校スクールバス2台を更新します。
(9)法的側面から、学校におけるトラブルや事故の未然防止・問題解決を図るため、法律の専門家である弁護士・スクールロイヤーを平成30年11月から配置しました。本年度は、情報モラル教育や消費者教育などの出前授業、教職員を対象にした法務能力向上研修を充実させます。
26ページ、4-2 地域とともにある学校づくり
子どもたちが地域の中で豊かな経験と多様な学びができるよう、学校・家庭・地域が一体となった教育活動を展開します。また、その活動を通して、学校づくりや地域の教育力の向上につなげます。
(1)平成29年度から全ての学校で取り組みを進めているコミュニティ・スクールについては、学校運営協議会を中心に、学校・市民・保護者・地域がともに協働しながら、「ふるさと教育」を取り入れています。昨年度は、大山小学校で、地域住民とともに地域の特産物「天内芋」を栽培し、市内の全小中特別支援学校の学校給食に食材を提供することができました。
(4)・(5)・(6)子どもの居場所づくり推進事業については、引き続き「通学合宿」や「トライしようDAY」に取り組み、地域住民とのかかわりから、子どもたちのコミュニケーション能力、豊かな人間性や社会性を育むとともに、地域の教育力の向上も目指します。中学生は部活動時間数の減により、地域や家庭で過ごす時間がふえています。自宅でインターネット利用やSNSで時間を費やすのではなく、地域で実施される行事や奉仕活動などに、主体的に参加し、みずから学ぶ心、自他の生命や故郷を大切にする心を育む時間へとつなげていきます。
28ページ、4-3 家庭の教育力の向上
家庭は教育の原点です。基本的な“しつけ”を行い、人間関係の基礎を形成し、道徳性の芽生えを培い、規則正しい生活習慣を身につけさせる場となるよう、意識啓発に取り組みます。
(1)本年度、日本PTA全国研究大会は兵庫
県の開催となり、第8分科会が8月23日、丹波篠山の地での開催となりました。研究主題は「規則正しい生活習慣を通して、子どもたちの健やかな成長を考える」とし、家庭、学校、地域が一体となり子どもたちの健全育成を考える機会とします。このため毎年2月11日に開催しているPTCAフォーラムは休止します。
(3)また、乳児を育てている親が必要な知識を学び、ともに助け合い、仲間づくりができるよう、親子の絆づくりプログラム「赤ちゃんがきた!」の講座とともに、本年度からは、第2子以降の赤ちゃんを迎えた親が、「上の子ども」とのかかわり方について学ぶプログラム「きょうだいが生まれた!」の講座も開催します。
29ページ、4-4 教職員の資質能力の向上
子どもを取り巻く社会の変化、保護者からの要請が多様化する中、校長のリーダーシップのもと組織力を向上させ、教職員が一丸となって教育課題に対応できるよう、地域に信頼される開かれた学校づくりを進めます。
(1)効果的・組織的な学校運営を進めるため、全ての教職員が学校運営の成果や課題を共通理解した上で学校評価を実施し、PDCAサイクルにより学校運営改善に取り組みます。
(2)いじめ問題については条例や行動指針に基づき、いじめの未然防止などに取り組みます。またスクールカウンセラーを派遣し、児童・生徒や保護者、教職員との発達相談・教育相談の体制を充実します。
(5)また、「教育支援センター」を充実し、課題のある児童・生徒への支援や地域に根差した特色ある学校づくりの支援に取り組みます。
(9)教職員の勤務時間適正化の推進については、教職員一人一人がタイムマネジメントを意識し、計画的に業務改善に努めるなど、学校組織を挙げて取り組みます。働きやすい職場環境から、教職員の気持ちに余裕を持たせ、子どもたちと十分に向き合う時間の確保につなげます。
(10)教育研究所の設立準備は、教職員の資質向上、教育課題、学校運営、教育課程等について、さまざまな観点から調査・研究をするもので、令和2年の開所に向けて準備を進めます。
32ページ、4-5 インターネット社会への対応
インターネットの利便性が高まる一方で、ネット上での誹謗中傷によるいじめや出会い系サイトを通じた犯罪被害の増加が、大きな社会問題になっています。
そこで、(1)情報モラル教育において、インターネットの特性を踏まえ、コミュニケーションのあり方、個人情報の保護、著作権等の知的財産権、情報発信に伴う責任、トラブル回避の方法、長時間利用による心身の健康への影響について、スクールロイヤー、警察署など関係機関の協力のもと児童・生徒がみずから判断し、考える学習活動を充実させるとともに、各学校の情報教育担当者の研修を充実させます。
(2)また、保護者ができる3つのポイント、1点目「子どもの成長に合わせて適切にインターネットを利用させること」、2点目「家庭のルールを子どもと一緒に考えること」、そして3点目「携帯電話等にはフィルタリングなどを設定すること」を啓発し、安全・安心なインターネット利用を推進します。
33ページ、4-6 保幼小中高大の連携
保育園と幼稚園の連携、こども園・幼稚園と小学校との連携、小学校と中学校の連携、中学校と高校の連携を継続します。インターンシップの受け入れや、大学との事業連携を進めることで、教育活動の枠組みを広げ、教育成果の循環に継続して取り組みます。
施策の基本方向5 市民が主体的に参画する生涯学習づくりの推進
34ページ、5-1 学習ニーズに応える社会教育・生涯学習の振興
丹波篠山市の歴史、伝統文化、自然など、豊かな資源や地域性を生かした社会教育・生涯学習基盤の整備と、地域活動の中で学べる環境づくりを進めます。
(1)本年度も高齢者大学全学園で小学生・中学生と交流するオープン講座等を開催します。
(7)丹波篠山市史発刊に向け、本年度は市史編さん計画に着手します。過去それぞれの町史を踏まえ、丹波篠山市としての歴史を明らかにしていくことを通して、市民が地域に対する理解と愛着を深め、誇りを育むことを目指します。完成は市制30年の令和10年度とします。地域資料の整理・保存では、中央図書館に保管されている大正3年からの地域新聞の電子書籍化を本年度から開始し、計画的に進めます。
(8)~(10)視聴覚ライブラリーでは、引き続き映像資料の制作や配信、パソコン等の相談窓口を開設するほか、(11)「丹波篠山ビデオ大賞」を30周年経過を機に、「丹波篠山映像(ええぞ~)祭」に改名し、従来の映像コンテストに加え、市民の皆さんが気軽に参加でき、映像文化に親しみ、楽しんでもらえる映像祭に取り組みます。
(13)また、在住外国人に対する学習支援として、日本語教室等の開催を篠山国際理解センターへ委託します。
38ページ、5-2 生涯スポーツの充実
スポーツを通じて楽しさや感動を分かち合い、一人一人が健康で、生き生きと暮らす社会の実現に向け、スポーツ団体と連携・協働したスポーツ環境の整備・充実に取り組みます。スポーツ推進委員によるスポーツの普及・啓発、40回目の節目となる丹波篠山ABCマラソン大会の開催のほか、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向け、市民のスポーツ活動に対する機運を高める取り組みを進めます。
(4)本年度は、市民の健康増進のため、経年劣化している丹波篠山総合スポーツセンターのトレーニングマシンを更新します。丹波篠山総合スポーツセンター、西紀運動公園については、市民の健康増進、施設の利活用を一層図るため、指定管理者による施設管理を継続します。
施策の基本方向6 文化・自然遺産を生かした教育・まちづくりの推進
39ページ、6-1 文化財と町並みの保存・活用
文化財の保存と歴史文化遺産を生かした学びや地域づくりへの支援を通して、地域の活性化に取り組みます。
(1)歴史文化基本構想推進事業では、「歴史文化まちづくり資産」を総合的に保存・活用するため、「文化財保存活用地域計画」の策定に取り組みます。
(2)史跡篠山城跡南内堀石垣の復元整備は、一旦、本年度で完了します。三の丸南広場に公衆トイレの新設及び高石垣の保全等を行い、「史跡篠山城跡整備基本計画」に基づき、計画的に史跡整備を推進します。また、高城山の史跡八上城跡主郭部周辺の立木を伐採し眺望の改善を行い、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」推進事業につなげていきます。
(3)重要伝統的建造物群保存地区である篠山地区と福住地区では、地区住民と連携して保存修理を進めます。本年度は6件を予定しています。また、令和2年5月、当市で開催される全国伝統的建造物群保存地区協議会の全国大会に向けて、その準備を進めます。
41ページ、6-2 文化・芸術の振興
篠山城大書院、歴史美術館、青山歴史村、安間家史料館、これら文化施設や、田園交響ホールの特徴を生かし、丹波篠山市の歴史文化・芸術の発信拠点としての役割を果たします。
(1)来館者に居心地のよい空間を提供するため、老朽化した施設の修理を計画的に進めており、本年度は、青山歴史村の南塀修繕・大書院のシアター室上映システム更新・空調更新・スロープ修繕・手すり設置工事などの施設整備を実施します。
(2)15回目となる丹波篠山市展については、11月17日から24日の8日間、市民センターで開催する予定です。本年度は、のれんなどによる会場内外の装飾と腰かけを設置し、鑑賞者に居心地のよい空間をつくります。
(3)田園交響ホール主催事業については、丹波篠山市民ミュージカル第9弾「ヘレンケラーとサリバン先生」、陸上自衛隊中部方面音楽隊コンサート、丹波篠山ミュージックキャンプ2019、桂 文珍ふるさと独演会、演歌「丘みどりコンサート」、演劇は三谷幸喜脚本、戸田恵子主演による「虹のかけら」など、子どもから大人まで誰もが楽しめる12公演を開催するほか、市民みずからが企画する市民企画事業として「京都市少年合唱団」によるクリスマスコンサートを実施します。
43ページ、6-3 伝統や文化、自然遺産に学ぶ教育の充実
地域を担う人材を育成するには「地域を知る」ことが欠かせません。多くの地域資源を教材として活用し、学校教育・社会教育の連携を積極的に行い、学習機会の提供と充実を図ります。体験学習の拠点、調査研究施設としての「太古の生きもの館」では、「丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム構想」に基づき、丹波市や人と自然の博物館と連携して、化石発掘体験イベントや市内全小学校を対象とした校外学習プログラムを実施します。
施策の基本方向7 郷土を愛し誇りに思う人材育成の推進
44ページ、7-1 人権尊重の精神に基づく「共生」の心の育成
「丹波篠山市人権尊重のあたたかいまちづくり条例」にうたわれている市民の責務「社会の構成員としての自覚」「人権意識の向上」を踏まえた人権教育・人権啓発に取り組みます。「あいさつ」は、丹波篠山市を挙げて取り組む人権施策の大きな柱です。学校・家庭・地域が連携した啓発・実践活動に継続して取り組み、明るく温かいまちづくり、学校づくりを目指します。
45ページ、7-2 ふるさと丹波篠山を愛する心の育成
歴史的・文化的な共同体としての郷土を心から大切に思い、郷土の発展を願う心情を持ち、それに寄与しようとする姿勢が醸成されるよう、多様な取り組みを進めます。
(1)郷土を知る取り組みでは、児童・生徒が校区の名所旧跡、自然、産業等に触れることを通して、ふるさとへの愛着心を育みます。また、地域とともにある学校づくりを推進するため、教職員と教育委員会事務局職員が連を組んでデカンショ祭に参加します。
(3)小学校社会科の補助教材である「わたしたちの丹波篠山市」については、令和2年度、新学習指導要領本格実施となり、全面改定が必要となります。そのためプロジェクトチームを編制し、昨年度から内容の見直しや精選を図っており、本年度中に完成させます。
(5)・(6)・(7)公民館で実施する「丹波ささやま市民文化講座」「丹波ささやまおもしろゼミナール」「古文書入門講座」は、引き続き開催します。
(8)また、成人式は、本年度も新成人による実行委員会を組織して、「自分たちで考えて構成する式典」を行います。
(10)新たな取り組みとして、地元の特産物に対する理解と親しみを深めるため、丹波篠山茶を小学校4モデル校で、6月から9月までの4カ月間提供します。
48ページ、7-3 学校給食の充実と地産地消の推進
地元野菜を安定的に使用できるよう献立の工夫や生産者との調整を行い、使用野菜の品目数増加に取り組みます。また、心身ともに健全な子どもたちの育成のため、食育推進活動を継続します。
(1)丹波篠山産コシヒカリ・地元食材を活用した学校給食の充実に向け、主食となる米飯やパンの米粉には、丹波篠山産コシヒカリを100%使用するとともに、米飯給食の週4回実施を継続します。また、「篠山まるごと丼」や「ぼたん汁」を献立に取り入れるほか、ジビエの献立についても研究します。「丹波篠山茶週間」を本年度も実施し、毎日一品、丹波篠山茶を使用した献立を提供します。
(2)昔から伝わる四季折々の伝統食も取り入れながら、子どもたちが四季や郷土のよさを感じる、「ふるさと献立」の充実に努めます。食育での交流を深めている
愛媛県愛南町との「交流給食献立」を引き続き実施します。
(4)公民館事業である「郷土味学講座」「かぞくdeおいしんぼクッキング」については、郷土料理の継承者育成、親子がクッキングを通して料理の楽しさや食事の大切さを学ぶことなどを目的に開催します。
市民に開かれた教育行政をめざして
50ページ、第3期「丹波篠山きらめき教育プラン」の策定
令和元年度は、令和2年度から向こう5年間に取り組むべき施策等を総合的・体系的に示し、丹波篠山市教育施策における最も基本となる、第3期「丹波篠山きらめき教育プラン」を策定します。策定に向けては、人間は他の動物に比べて、はるかに未熟な状態で生まれ、命ある全てのものには育つ順番があるという理を基本に据えます。乳幼児期は「ヒトから人になる」時代であり、植物は根から育ちが始まり、根が自力で水分や養分を吸い上げることができるようになるまで、発芽はしません。こうした植物の成長のイメージから施策を考えます。
次に、ドキュメンタリー映画「みんなの学校」でも紹介された大阪市立大空小学校の木村泰子初代校長は、「小学校教育の目的は?」との問いは、そのまま「どんな日本社会をつくりたいの?」という問いの答えと合致しているべきだと思うと述べられています。また、千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長は、学校の目的を「人が社会の中でよりよく生きていけるようにするため」と述べられています。こうした考え方に立って、これまでの施策や教育実践の「手段」が「目的化」していなかったか、この視点からも見直し、施策を考えます。さらには、丹波篠山独自の「品格」と「幸せ」を目指し、市民が学び続けるため、市民に開かれた教育行政を目指して取り組むことを申し上げ、新たな時代、令和元年度の教育方針といたします。
議員皆様の御指導をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(森本富夫君) 前川教育長の教育方針表明は終わりました。
ただいま表明がありました施政方針及び教育方針に対する質疑は、6月19日及び20日会議に予定しております一般質問に合わせて、お願いをいたします。
これで、
市長施政方針表明、
教育長教育方針表明は終わります。
ここで、暫時休憩をいたします。
再開を、午後1時といたします。
午前11時56分 休憩
午後 1時00分 再開
◎日程第12 議案第47号 令和元
年度丹波篠山市
一般会計補正予算(第3号)
日程第13 議案第48号 令和元
年度丹波篠山市
国民健康保険特別会計補正予算
(第1号)
日程第14 議案第49号 令和元
年度丹波篠山市
水道事業会計補正予算(第1号)
日程第15 議案第50号 令和元
年度丹波篠山市
下水道事業会計補正予算(第1
号)
○議長(森本富夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第12.議案第47号 令和元
年度丹波篠山市
一般会計補正予算(第3号)から、日程第15.議案第50号 令和元
年度丹波篠山市
下水道事業会計補正予算(第1号)までの4件を一括議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
まず、議案第47号について。
堀井行政経営部長。
○
行政経営部長(堀井宏之君)(登壇) それでは、議案第47号 令和元
年度丹波篠山市
一般会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
このたびの補正は、当初予算を骨格予算としたことから、新規事業や事業の拡充を計上するものでございます。
それでは、一般会計の補正予算書をごらんください。
結果、第1条の
歳入歳出予算の補正につきましては、
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9億4,053万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ242億8,268万3,000円とするものです。
それでは、予算書12ページをお開きいただきまして、歳出予算の主なものから説明を申し上げます。なお、今回の補正予算は、計上しております事業数が大変多くございます。このため、目単位での補正額が大きなものについて主な内容を説明させていただきますので、御了承いただきたいと思います。
1款 1項 1目 議会費1,074万円の追加は、議員協議会室の音響施設の更新及び映像システムの導入、会議録作成システムの使用料等でございます。
次に、2款 総務費、1項 総務管理費、3目 文書広報費6,713万2,000円の追加は、本庁舎の防災行政無線の親局の更新及び西紀防災無線との接続経費でございます。特定財源は緊急防災・減災事業債6,710万円です。6目 財産管理費3,748万4,000円の追加は、市営駐車場管理費では、市道大手線の郵便局前の不法駐車対策として、大手前南駐車場の一角を郵便局利用者の駐車場として確保するための事業費573万3,000円の追加です。なお、事業費については後年度、郵便局負担により回収する予定です。次いで、財産管理費3,127万5,000円の追加は、旧多紀支所跡地の駐車場整備及び隣接する福住公民館2階と駐車場とを接続させるスロープの設置工事です。特定財源は地域活性化事業債2,800万円、
地域振興基金繰入金208万1,000円です。
続いて13ページ、7目 企画費は1,534万2,000円の追加で、総合計画策定事業では令和3年度からとなる第3次丹波篠山市総合計画の策定経費423万9,000円、
市名変更関係事業費は、丹波篠山の四季の風景を題材とした写真集の作成と写真展の開催及び16件分の市名変更周知活動補助金で821万4,000円です。特定財源は、兵庫
県移住支援金75万円、空き家等活用基金繰入金88万円、
地域振興基金繰入金423万9,000円、
丹波篠山ふるさと基金繰入金821万4,000円です。
次、14ページ、17目のコミュニティ活動推進費は2,515万8,000円の追加で、
コミュニティセンター管理費では、城南会館エレベーターの更新及び後川文化センター外壁補修工事で2,143万4,000円、まちづくり活動推進費で、一般財団法人自治総合センターの一般コミュニティ助成事業による曽地口自治会の備品購入に対する補助金250万円等の追加です。特定財源は公共施設等適正管理推進事業債1,920万円、コミュニティ助成事業補助金250万円です。
次に、15ページ、3款 民生費、1項 社会福祉費、14目 老人福祉センター費1,000万1,000円の追加は、西紀老人福祉センターの長寿命化工事に向けた設計業務で、特定財源は公共施設等適正管理推進事業債900万円です。5目 障害者福祉費1,441万3,000円の追加は、地域生活支援事業のこども発達支援センターの床暖房設備工事です。
次に、18ページ、6款 農林水産業費、1項 農業費、3目 農業振興費382万4,000円、続く19ページの5目 農地保全費891万5,000円の追加は、特産物の生産維持のための市単独の支援事業を行うもので、省力化機械等導入推進事業補助金では、
県の補助対象基準となっている黒豆の作付面積2ヘクタール以上を市単独事業として1ヘクタール以上に基準を引き下げるもので、ビニールハウス導入支援事業補助金では、農業者の小規模のビニールハウス導入を支援、土づくり支援事業補助金では地力を高めるために集落などで実施される堆肥の散布委託費や腐食酸資材の購入を支援します。財源はともに丹波篠山ふるさと基金です。
6目 担い手対策費5,444万3,000円の追加は、担い手対策事業では、担い手確保・経営強化支援事業補助金で、認定農業者2団体に対するトラクター等の導入支援を助成、集落営農推進事業では機械導入において、中古の機械購入を補助対象とすることに加え、新たに米の乾燥機などを補助対象とすることによる追加です。特定財源は、強い農業・担い手づくり総合支援事業
県交付金97万2,000円、担い手確保・経営強化支援事業
県補助金3,040万6,000円、法人化促進総合対策事業
県補助金929万1,000円のほか、集落営農推進基金繰入金1,176万4,000円です。8目 農地整備費1,150万1,000円の追加は、ため池廃止計画策定のほか、包谷池の漏水調査、八反頭首工の施設機能保全計画策定業務です。特定財源は、農業水路等長寿命化・防災減災事業
県補助金250万円です。
続きまして、20ページ、2項 林業費、2目 林業振興費4,530万5,000円の追加は、当初予算時に160ヘクタールとしていた間伐面積を250ヘクタールとするための追加です。特定財源は、緊急防災林整備事業
県補助金3,077万6,000円の追加、諸収入で森林管理100%作戦推進事業補助金275万2,000円の減額です。
21ページ、7款 1項 商工費、4目 観光費6,164万3,000円の追加は、観光客誘致促進事業で、観光ブランド戦略の策定や観光情報サイトのリニューアルで523万6,000円、観光施設整備事業で、景観まちづくり刷新支援事業を活用した南新町地内での観光駐車場整備5,472万4,000円などです。特定財源は、
景観まちづくり刷新モデル事業国庫補助金2,608万1,000円、ひょうご地域創生交付金88万8,000円、公共事業等債2,340万円、
地域振興基金繰入金524万3,000円です。
22ページ、8款 土木費、2項 道路橋りょう費、2目 道路新設改良費は、市単独事業で、市道安口西線の道路拡幅工事及び市道中央地区農工団地線の新設改良の2件で9,550万円、特定財源は地方道路等整備事業債8,590万円、
地域振興基金繰入金930万円です。4項 都市計画費、2目
都市施設管理費2,433万5,000円の追加は、篠山口駅エレベーター制御盤の更新で、特定財源は、宅地開発関連事業基金繰入金2,383万6,000円です。6項 住宅費、1目 住宅総務費4,249万9,000円の追加は、小多田改良住宅外壁改修工事や南新町住宅の用途廃止空き家の解体等で、特定財源は住宅費国
県補助金1,508万8,000円、公営住宅建設事業債2,090万円、公共施設等適正管理推進事業債530万円です。
23ページ、9款 1項 消防費、1目 常備消防費1億3,885万5,000円の追加は、救助工作車の更新で1億5,217万3,000円と、高規格救急車については、このたび一般社団法人日本損害保険協会から寄附を受けることとなったため、当初予算で計上しておりました車両代3,382万5,000円を減額し、寄附を受けた車両への装備品1,889万円の追加などです。特定財源は、緊急防災・減災事業債などの地方債1億3,810万円です。3目 消防施設費1,312万円の追加は、消防団第19分団第2部の消防詰所兼車庫新築工事の設計のほか、大山コミュニティセンター建設に係ります工事監理業務委託や公共下水道受益者負担金、水道加入者負担などです。特定財源は、同センターの一部を放課後児童クラブとして活用することによる、国
県の児童クラブ施設整備補助金1,557万1,000円、社会福祉施設整備事業債で390万円がそれぞれ追加となる一方で、緊急防災・減災事業債が1,310万円の減額、消防団詰所建設により同地方債が220万円の追加となっています。
次に、24ページ、4目 義務教育振興費2,101万9,000円の追加は、学習環境支援事業で新学習指導要領の実施に伴い、2020年版の小学校及び特別支援学校の小学校指導書の購入2,118万9,000円などです。25ページ、6項 社会教育費、7目 文化財保護費5,630万6,000円の追加は、文化財保護管理費で丹波篠山市文化財保存活用地域計画の策定や高城山山頂の眺望整備等で950万3,000円、史跡篠山城跡保存修理事業で三の丸南へのトイレ新設と二の丸大書院前のトイレ改修などで3,527万8,000円、町並整備事業で、旧多紀幼稚園のトイレ改修や福住伝統的建造物群保存地区への案内板設置で1,005万3,000円などです。特定財源は、国
県の史跡篠山城跡保存修理事業補助金1,971万9,000円、一般補助施設整備等事業債1,680万円、地域活性化事業債640万円、
地域振興基金繰入金80万7,000円、
丹波篠山ふるさと基金繰入金105万6,000円です。
続きまして、27ページ、7項 保健体育費、2目 保健体育施設費1,318万6,000円の追加は、丹波篠山総合スポーツセンターのトレーニングマシンの更新で、財源は全額、
丹波篠山ふるさと基金繰入金です。3目 海洋センター運営費6,524万9,000円の追加は、B&G財団の修繕助成を活用し、海洋センター体育館の屋根や外壁等の修繕を行うもので、特定財源は、B&G財団修繕助成金2,600万円、
公共施設整備基金繰入金3,924万9,000円です。28ページ、5目 東部学校給食センター費1,285万2,000円の追加は、真空冷却機の更新です。
以上で、歳出に関する説明を終わらせていただきます。なお、歳入の主なものについては、それぞれ歳出のところで説明をいたしましたので省略をさせていただきます。
なお、今回の補正予算に必要な一般財源は、財政調整基金繰入金1億8,486万7,000円で措置をしております。
次に、戻っていただきまして4ページをごらんください。
第2条により今回追加及び変更いたします地方債につきましては、第2表 地方債補正のとおりです。追加は1件で、公営住宅建設事業債、限度額は2,090万円で、小多田改良住宅外壁等改修事業です。変更は3件で、公共事業等債は、
景観まちづくり刷新モデル事業に係るもので、2,340万円を追加し、補正後の限度額を2億8,120万円に、教育・福祉施設等整備事業債は、幼稚園、保育園の改修や史跡篠山城跡保存修理事業などで1,970万円を追加し、補正後の限度額を7億1,110万円に、一般単独事業につきましても道路新設改良や救助工作車購入、防災行政無線の更新等の緊急防災・減災事業などで3億6,040万円を追加し、補正後の限度額を7億2,510万円にするものです。
以上で、早口になりましたが、提案理由の説明とさせていただきます。
御審議いただきまして、御決定いただきますようよろしくお願いします。
○議長(森本富夫君) 次に、議案第48号について。
横山保健福祉部長。
○保健福祉部長(横山 実君)(登壇) ただいま御上程いただきました議案第48号 令和元
年度丹波篠山市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、説明いたします。
補正をお願いしようとする内容は、事業勘定で、令和元年度制度改正関連のシステム改修にかかる経費、直営診療所勘定で、医療機器更新購入による経費を補正するものです。これにより、今回の補正は、議案第48号のとおり、国民健康保険特別会計、事業勘定の
歳入歳出予算それぞれ85万3,000円を追加し、それぞれ総額を50億8,215万円に、直営診療所勘定では、
歳入歳出予算それぞれ687万4,000円を追加し、それぞれ総額を2億3,496万2,000円にするものです。
それでは、
国民健康保険特別会計補正予算書に基づき説明いたします。
歳出から説明します。
補正予算書6ページをお開きください。
1款 総務費85万3,000円の追加は、国民健康保険制度改正に伴うシステム改修費に対する経費を補正するものです。
続きまして、歳入を説明いたします。
補正予算書5ページをお開きください。
3款
県支出金85万3,000円の追加は、制度改正に伴いますシステム改修費においては全額
県支出金として交付されます。よって、歳出で説明しました総務費と同額を追加するものです。
続きまして、直営診療所勘定・歳出について説明いたします。
補正予算書は13ページです。
2款 医業費687万4,000円の追加は、後川並びに今田診療所の医療用機械器具購入にかかる費用を補正するもので、後川診療所でデジタル画像診断装置及び心電計の更新、並びに、今田診療所で電気刺激装置を更新する予定でございます。
歳入について説明いたします。
予算書12ページをお開きください。
4款 繰入金93万7,000円の追加は、医療用機械器具購入にかかる経費を一般会計から繰り入れ、7款
県支出金343万7,000円の追加及び8款 市債250万円の追加は、医療用機械器具購入に係る経費に伴うものです。
以上をもちまして、議案第48号 令和元年度
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についての提案理由の説明とさせていただきます。
御審議いただきまして、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(森本富夫君) 次に、議案第49号及び議案第50号について。
清水上下水道部長。
○
上下水道部長(清水康之君)(登壇) ただいま御上程いただきました議案第49号及び第50号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第49号 令和元
年度丹波篠山市
水道事業会計補正予算(第1号)でございます。補正予算書の1ページをお開きください。
第2条の業務の予定量につきまして、建設改良事業の配給水施設費を1,283万4,000円追加いたしております。第3条の収益的収入及び支出、2ページ、第4条の資本的収入及び支出につきましては、3ページ、4ページの実施計画により、説明させていただきます。
まず、3ページの収益的収入及び支出につきましては、収入では1款 水道事業収益に368万3,000円を追加しようとするもので、3項 特別利益、2目 その他特別利益は漏水事故によるガス供給停止に係る損害賠償金に係る日本水道協会からの保険金及び篠山都市ガス株式会社からの漏水事故に対する賠償金による追加でございます。
支出につきましては、1款 水道事業費用に211万9,000円を追加するもので、2項 営業外費用、2目 消費税及び地方消費税は、仮払い消費税増に伴う支払い消費税の減額で116万7,000円の減額でございます。3項 特別損失、4目 その他特別損失328万6,000円は、水道管漏水事故によるガス供給停止に係る損害賠償金の追加でございます。
次に、4ページの資本的収入及び支出では、支出から御説明いたします。
1款 資本的支出、1項 建設改良費、2目 配給水施設費は、県道丸山南新町線、知足地内での道路改良工事による水道管移設工事として1,283万4,000円を追加するものでございます。一方、収入では、1款 資本的収入、1項 1目 企業債の210万円は
水道管支障移転工事追加による企業債借り入れの増額、及び4項 1目 補償金972万6,000円も、同じく
水道管支障移転工事追加による移転補償金の追加でございます。
2ページに戻りまして、第4条の補填財源でございます。資本的収入額が資本的支出額に不足する8億6,279万3,000円につきましては、当年度分の消費税及び地方消費税資本的収支調整額2,785万6,000円、過年度分の
損益勘定留保資金3億6,211万8,000円、当年度分
損益勘定留保資金1億1,302万2,000円、減債積立金2億5,419万2,000円、建設改良積立金1億560万5,000円で補填しようとするものでございます。第5条では、企業債の限度額を210万円増額し、1億9,250万円としております。
続きまして、議案第50号 令和元
年度丹波篠山市
下水道事業会計補正予算(第1号)でございます。補正予算書の1ページをお開きください。
第2条の業務の予定量につきまして、建設改良事業の管渠費を79万6,000円減額し、処理場費を1,449万円追加いたしております。第3条の資本的収入及び支出につきましては、3ページの実施計画で説明させていただきます。資本的収入及び支出では、支出からの説明となります。
1款 資本的支出、1項 建設改良費、1目 管渠費の79万6,000円の減額につきましては、コミュニティプラント事業の中継ポンプ施設通報装置更新工事を計画的に実施し、今年度最終年度といたしておりましたが、昨年度において入札差金により実施箇所を増数したもので、昨年度内で全箇所実施済みとなったため減額といたします。2目 処理場費の1,449万円の増額につきましては、農業集落排水施設長寿命化計画策定業務委託の追加によるものです。この業務に関しましては、次年度予定しておりましたが、今年度県内において補助金要望額より、大幅な増額割り当ての状況下であることから前倒しで実施いたします。
歳入では、1款 資本的収入、1項 1目 企業債の50万円の減額は、コミュニティプラント事業の中継ポンプ施設通報装置更新工事の減額によるもの、3項 1目 補助金の1,387万8,000円の追加は、農業集落排水施設長寿命化計画策定業務委託の追加によるものです。
1ページに戻ります。第3条の補填財源でございます。
資本的収入額が資本的支出額に不足する12億5,816万7,000円につきましては、当年度分の消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,685万9,000円、当年度分
損益勘定留保資金7億530万9,000円、引継金5億3,599万9,000円で補填しようとするものでございます。
2ページの第4条では、企業債の限度額を50万円増額し、7,780万円といたしております。
以上、議案第49号、第50号の説明とさせていただきます。
御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから一括して質疑を行いますが、本案につきましては、予算決算委員会に付託することにしたいと思います。
したがって、説明に対する総括的な質疑をお願いします。
質疑はありませんか。
4番、渡辺拓道君。
○4番(渡辺拓道君) 4番、渡辺でございます。
丹波篠山ふるさと基金のことについて少しお伺いをしたいと思うんですけれども、いろいろと基金を活用した事業等もいろいろと令和元年度展開されるというような形になってしておるんですが、この時期に、歳出のほうで基金の積立金がこれ上がっておりまして、一定基金が潤沢にあって、それを元手に事業を展開されるということかなと思っておったんですけれども、積立金をさらにプラス、この時期にするというようなことの意味が、もう一つ理解がしにくいんですが、実際今後いただくふるさと応援のお金を一定期待をして、事業が組まれているというふうに理解をしたらいいのか、そうではないのかという部分だけちょっとお答え願いたいと思います。
○議長(森本富夫君)
堀井行政経営部長。
○
行政経営部長(堀井宏之君)
行政経営部長、堀井です。
今、御質問いただきましたふるさと基金の積み立ての関係ですが、今回の積立金179万7,000円の部分ですけれども、歳入のほうで諸収入のところに総務費の雑入でふるさと納税失効ポイント代ということで、179万7,000円の歳入を上げさせていただいておりまして、それをそのまま積み立てをさせていただくということになっております。
ふるさと納税については、ポイント制になっておりまして、納税をしていただいた方に納税ポイントをお渡しして、そのポイントを活用して、篠山市の商品なんかを返礼品として御利用いただいているという状況ではございますが、そのポイントを実際に利用されない、寄附をされても利用されない方がいらっしゃいまして、規定の期限を過ぎたものについては、ポイントが失効するということで、委託業者のほうから市のほうへ返金がございましたので、その部分については一旦基金のほうに戻させていただいているという状況です。
以上です。
○議長(森本富夫君) 4番、渡辺拓道君。
○4番(渡辺拓道君) わかりました。そういうことやったということで、少し安心したんですけれども。再確認ですけれども、一定例年ここのところ年間1億5,000万円ほどいただきよるんかなというふうに思うわけでございますけれども、歳出に充てられておるふるさと応援の基金のお金の部分については、特に例年が超えるもの、少々少なくても事業は展開できるというふうに理解をしたらいいのか、例年がここに入らんと、なかなかしにくいという状況なのかという部分だけ少し御説明願いたいと思います。
○議長(森本富夫君)
堀井行政経営部長。
○
行政経営部長(堀井宏之君)
行政経営部長、堀井です。
制度が今回変わりまして、どの程度ということは今、予算では1億5,000万円ということでさせていただいておりますけれども、基本的には納税をいただいた部分について、それに見合う、目的については、寄附の募集のところでさせていただいておりますので、そういった事業にそれに見合う分を充てていくという考え方で、不足するから一般財源をということではなく、いただいた金額を有効に活用させていただくという考え方でおります。
以上です。
○議長(森本富夫君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第47号から議案第50号までの4件については、予算決算委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第47号から議案第50号までの4件は、予算決算委員会に付託することに決定しました。
以上で、本日の日程は全部終了しました。
お諮りします。
議事の都合によって、あす5日から6月18日までの14日間は、休会としたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
あす5日から6月18日までの14日間は、休会とすることに決定しました。
次の本会議は、6月19日午前9時30分から開議します。
本日は、これで散会します。
お疲れさまでした。
午後 1時31分 散会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
令和元年6月4日
丹波篠山市議会議長 森 本 富 夫
丹波篠山市議会議員 小 畠 政 行
丹波篠山市議会議員 隅 田 雅 春
丹波篠山市議会議員 向 井 千 尋...