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平成30年第118回定例会(第3号12月13日)
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  1. 篠山市議会 2018-12-13
    平成30年第118回定例会(第3号12月13日)


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    最終取得日: 2022-11-22
    平成30年第118回定例会(第3号12月13日)        第118回篠山市議会定例会会議録(3)          平成30年12月13日(木曜日)              午前 9時30分 開議   〇出席議員(17名)      1番  小 畠 政 行         2番  隅 田 雅 春      3番  向 井 千 尋         4番  渡 辺 拓 道      5番  大 西 基 雄         7番  足 立 義 則      8番  安 井 博 幸         9番  恒 田 正 美     10番  栗 山 泰 三        11番  大 上 和 則     12番  木 戸 貞 一        13番  國 里 修 久     14番  吉 田 知 代        15番  前 田 えり子     16番  河 南 克 典        17番  園 田 依 子     18番  森 本 富 夫 〇欠席議員(0名)
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         酒 井 隆 明   副市長        平 野   斉   教育長        前 川 修 哉   選挙管理委員会委員長 若 狭 幹 雄   代表監査委員     畑   利 清   政策部長       稲 山   悟   総務部長       梶 村 徳 全   市民生活部長     野々村   康   保健福祉部長     倉   剛 史   農都創造部長     堀 井 宏 之   まちづくり部長    横 山   実   上下水道部長     酒 井 一 弘   監査委員・公平委員会・選挙管理委員会    消防長        吉 見 敏 明   固定資産評価審査委員会事務局長              中 筋 吉 洋   教育部長       芦 田   茂   教育次長       酒 井   宏                        (教育委員会事務局次長) 〇議会事務局職員出席者   局長         酒 井 和 正   課長         福 西 保 博   主事         中 瀬 文 隆 〇議事日程 第3号 平成30年12月13日(木曜日)午前9時30分開議   第 1  会議録署名議員の指名   第 2  一般質問        ・個人質問   第 3  議案第94号 平成30年度篠山市農業共済事業会計補正予算(第3号)               午前 9時30分  開議 ○議長(森本富夫君)  皆様、おはようございます。  これから、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。  なお、本日は地方自治法第121条第1項の規定によって、選挙管理委員会委員長の出席を求めておきましたので報告しておきます。  本日、市長から提出されます案件は、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。 ◎日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(森本富夫君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、11番、大上和則君、12番、木戸貞一君、13番、國里修久君を指名します。 ◎日程第2  一般質問 ○議長(森本富夫君)  日程第2.一般質問を行います。  質問に先立ちまして、議長から一般質問の議事運営について申し上げます。  本日の一般質問についての各議員の発言は、会議規則第56条第1項の規定により、個人質問については30分以内とします。時間の徹底と発言議員の持ち時間を確認いただくため、議場東側のモニターに残り時間を表示いたしますので、御注意いただくよう、あらかじめお願いしておきます。  なお、2回目以降の質問は質問者席からお願いします。  質問は通告順により、発言を許します。  通告4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)(登壇)  皆さん、おはようございます。議席番号4番、渡辺でございます。通告に従いまして、一般質問をさせていただきたいと思います。  篠山市にとりまして、住民投票条例に基づく初の住民投票が実施をされました。今後、篠山市として、この住民投票制度と向き合っていくというか、これを今後、この制度とつき合いながら、市政運営を進めていかなければならない、そういった事態になったのかなというふうに思っております。そういった面におきまして、本日まず1点目の質問は、住民投票制度の検証について、お伺いをしたいというふうに思います。  本市初の住民投票を振り返り、その制度の運用について検証するとともに、今後の制度のあり方について質問をさせていただきたいと思います。  1点目は、住民投票に付すべき「市政の重要事項」の判断手続はどのようになされたのでしょうか。今回の場合は、既に市長が市名変更は市政の重要事項との考えを早くから示されていたわけですが、その判断事務手続がどのようになされたか、御説明ください。  「市政の重要事項」の判断を行う内部的な行政の仕組みがあったのでしょうか。もしないのなら、整備しておく必要があるのではないでしょうか。  次に、住民投票事務については選挙管理委員会に委任することになっていますが、今回の住民投票事務では、条例規則以下のルールが十分整備されていなかったように見受けます。このため、事務委任を受けた選挙管理委員会で「規程」等の事務の詳細が整えられたと理解をしています。本来は、事前に市と選管が連携して調整して準備しておくべきだったと考えますが、この点についての課題をどのように認識されているのでしょうか。  3点目は、署名の縦覧についてです。縦覧について、選挙管理委員会の対応は混乱防止を意識され過ぎたのかもしれませんが、条例規則の趣旨に沿った自由な縦覧がかなり制限されたのではないかと思っております。選挙管理委員会で今回作成された縦覧規程は、他市の規程を参考にされ過ぎたように見受けます。本市の制度に合った仕組みに再考されるべきではないでしょうか。住民投票の請求は市民の権利行使であり、民主主義社会において匿名での権利行使社会的混乱をもたらすことから、リコール制度に準じた自由な縦覧制度にされるべきと考えます。  4点目は、住民投票の際に各世帯に郵送されました住民投票広報についてです。その広報の内容については、住民投票請求項目の「市名を丹波篠山市に変更することについて」に基づき、市名を変更することについての概要について記載されるべきでありましたが、住民投票請求の内容を紹介されておられました。なぜそのような内容になったのか、またその記載内容はどのように決定されたのでしょうか。  5点目は、投票率50%の開票制限は市民の投票への関心を高めるとともに、開票後の納得感につながったと受けとめています。開票できる投票率ラインを下げたらとの意見もありましたが、この50%の設定はある意味、住民投票制度の根幹であると考えます。このことについて、市長の見解を伺います。  その他開票立会人の選出方法なども含めて、住民投票制度の全般的な検証改善作業を求めたいと思います。  次に、2点目の質問に移ります。2点目の質問は、住民投票率70%の市民力を生かしたまちづくりについてであります。  さきの市長選挙住民投票の投票率がほぼ70%に達したことは、市民のまちづくりに対する高い意識のあらわれでしょう。この市民力を生かすことがこれからの丹波篠山づくりに最も重要であります。  そこで、市名変更に合わせた市民参画の仕組みについて、具体的に提案させていただきます。まず、市名変更を契機とした市民参画による町の魅力向上、PR推進、学びの充実を求めたいと思います。この提案は市名変更による市民の負担軽減にもつながるものであります。  1つ目は、屋外広告物改修補助制度の拡充であります。現在、市は景観刷新取り組みを進めていますが、これを市民参画でさらに前に進めるものであります。既存の屋外広告物改修補助制度を2カ年限定で活用しやすいものに拡充することで、全市的に景観刷新効果を高めることができます。住所変更が必要な屋外広告物を効果的に景観に配慮したものに誘導ができ、事業者の負担も軽減できます。具体的な提案は、改修費用の2分1補助、上限50万円とし、財源は景観刷新による地域振興事業として地域振興基金を活用します。市内法人の1割が活用いただき、平均補助金額が20万円とすると1,800万円、2カ年といたしますと、1カ年当たり900万円が必要となります。  2つ目は、丹波篠山市誕生記念 新市名PRふるさと納税推進キャンペーンの展開についての提案です。市民みんなで丹波篠山市を盛り上げる取り組みです。市名変更記念ふるさと納税キャンペーンと合わせて次の2つを実施していきましょう。こちらも、市名変更による市民負担を幾らか軽減する効果も見込めます。  まず、市民あるいは企業にお勤めの従業者さんに対しての丹波篠山PR市民隊員制度です。これは、市民がPR隊員として名刺交換時に丹波篠山をPRしていただく仕組みです。裏面に丹波篠山の紹介やふるさと納税サイトの紹介が入った名刺台紙を活用していただき、ふるさとを紹介していただきます。隊員には初回の名刺100枚を隊員証としてお渡しします。なお、表面につきましては、自由なデザインでそれぞれの隊員さんの名刺と、あるいは隊員さんのお勤めする企業の名刺として御活用していただくこともできます。  そして、それの企業版といたしまして、丹波篠山PR企業隊員制度でございます。市民隊員制度の企業版であり、市が用意した様式により企業パンフレット、あるいは企業さんのWEBサイト丹波篠山の紹介、ふるさと納税紹介サイトを掲載していただき、ふるさとをPRしていただきます。  それぞれの予算と必要な財源につきましては、まず市民向けの隊員制度につきましては、1万5,000人分、予算1人当たりの予算1,500円といたしまして、2,250万円。そして企業版といたしましては、2分の1補助、上限10万円といたしまして、200社の方に御活用いただき、平均5万円の御活用で1,000万円が必要となります。いずれも財源は丹波篠山ふるさと基金を活用していただき、この取り組みによって、ふるさと納税が推進をされ、一部が戻ってくるというような仕組みでございます。  3つ目の提案は、新生丹波篠山市を担う次世代を育てるための丹波篠山ふるさと教育推進基金事業の提案です。この事業については、既に会派より提案させていただいているものです。次世代育成は継続的な取り組みが必要なことから、基金を設けて学校、校外活動において、ふるさと丹波篠山について学び、健やかな子どもの成長に資する事業を進めるべきと考えます。昨年末ありました寄附をいただきました高額寄附の寄附者の御理解が得られるのなら、この基金の原資にさせていただくことも検討されてはいかがでしょうか。  次に、市政20周年記念事業の検討がなされていると思いますが、まちづくりに関心の高まっている今が公募事業を募るのに最適のタイミングです。準備を速やかに進めるべきと考えますが、進捗がおくれているのではないでしょうか。  3点目は、市制20周年の次は、第3次総合計画づくりに着手していかなければなりません。ここにも多くの市民が参画してアイデアを募りながらまちづくりのリーダーが育っていくような仕掛けが必要だと考えます。合併時の100人委員会などが参考になると考えますが、総合計画策定への市民参画への基本的な考えを伺います。  最後に、これらの攻めの事業を展開していくためにはそれに対応できる職員体制が必要です。この時期にこれらの事業を担当することになる政策部の人員を強化することは、10年先のまちづくりにつながります。ぜひ体制強化を実現していただき、機を逃さない行政運営を進めていくべきでありましょう。  以上、大きく2点の質問をさせていただきまして、ここでの質問を終えたいと思います。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  皆さん、おはようございます。本日もよろしくお願いしたいと思います。  それでは、まず渡辺議員の1点目の住民投票制度の検証について、御質問のうち、1点目と5点目の質問は私のほうからお答えし、2点目から4点目までにつきましては、後ほど、選挙管理委員会委員長のほうから答弁をいたします。  それでは、まず1点目、住民投票に付すべき市政の重要事項判断手続はどのようにしたのかという点についてです。  篠山市住民投票条例第2条には、「住民投票に付することができる市政の重要事項とは、市が行う事務のうち、市民に直接その賛否を問う必要があると認められる事項であって、市及び市民全体に直接の利害を有するものをいう」と規定をされています。ただし、住民投票に不適当と考えられる事項として、①市の機関の権限に属さない事項、②法令の規定に基づき住民投票を行うことができる事項、③特定の市民又は地域にのみ関係する事項、④市の組織、人事及び財務の事務に関する事項については、住民投票に付することができる事項から除外されています。  住民投票条例の規定では、5分の1以上の署名をもって住民請求があったとき、議会の議決によって議会請求があったときは、市長は、住民投票の実施を決定しなければならないとされ、また市長はみずから発議することができるとされています。このことから、市政の重要事項の判断としては、先ほど言いました住民投票条例第2条に規定する除外事項に該当しない事項であれば、住民請求があったとき、議会請求があったとき、これらの手続を経てなされた請求というのは大変重いものと言えますので、市長発議も含めて、これらによって住民投票に付される事項は、いずれも市政の重要事項であると判断すべきものと考えます。  次に、5点目の住民投票成立要件である投票率50%についての見解はどうかという点についてです。  住民投票は、市政の重要事項について直接市民の意思を確認し、その総意を市民、市議会、市長、そして職員が尊重し、市政に反映していくための制度ですので、一定の投票率に達しない場合、開票してもそれが市民の総意になるのかどうか心配をされます。投票結果について信頼性を持たせる必要があるということを考えますと、少なくとも半数以上の人の投票が必要でないかと考え、成立要件としては、現在の2分の1以上という数字が適当であると考えます。  私のほうからは、以上です。 ○議長(森本富夫君)  若狭選挙管理委員長。 ○選挙管理委員会委員長(若狭幹雄君)(登壇)  渡辺議員からの住民投票制度の検証についての御質問のうち、2点目から4点目までについて、私のほうからお答えをいたします。  まず、2点目の住民投票事務条例規則以下のルールが十分に整備されていなかったのではないかとのことについては、篠山市住民投票条例では、執行者である市長が住民投票の管理及び執行に関する事務を選挙管理委員会に委任することとされており、選挙管理委員会は、委任を受け、住民投票の期日の決定、投票及び開票事務、投票結果の告示等を行うこととなります。このうち、投票及び開票に関する事務については、条例第14条で、投票時間、投票場所投票立会人、開票時間、開票場所、開票立会人、期日前投票、不在者投票などの事務は、公職選挙法、同法施行令及び施行規則並びに篠山市公職選挙執行規程の規定の例により行うこととされております。また、施行規則においては、投票区や投票所は公職選挙執行規程によること、開票区は1つとして、開票所は選挙管理委員会が指定する場所とすること、投票の方法、期日前投票ができること、不在者投票の対象などが規定をされております。  そのため、今回の住民投票の実施に当たっては、公職選挙法など選挙関係法令公職選挙執行規程の規定に基づき執行をしたところでございます。しかしながら、公職選挙法等の規定により難しい項目もあることから、住民投票条例所管部とも調整をし、投票用紙の様式、開票立会人規程、開票録の様式について、選挙管理委員会に諮り、新たに定めたところでございます。  投票用紙の様式は、住民投票条例第5条及び同施行規則第16条の規定に基づき様式を決定をいたしました。開票立会人規程については、公職選挙法の規定に準じ3名以上10人以下とし、住民請求をした者は1名の届け出ができることを規定したところでございます。  なお、篠山市住民投票条例では、住民請求のほか、議会請求市長発議がありますが、市長は住民投票の執行者であること、議会は市の議決機関であることから、開票立会人の届け出は住民投票のみといたしました。また、開票録については、住民投票に適した様式としております。  渡辺議員から御指摘のあった条例規則以下のルールが十分整備されていなかったのではないかということについては、住民投票事務の進行とともに規則整備の調整を行ったため、ルールが十分でなかったとの印象となったものと推察をいたします。他市の事例を見ますと、条例、施行規則において、投票事務開票事務の詳細な規定や、投票用紙や投票録・開票録などの様式を定め、条例、施行規則をもって住民投票事務が完結できる仕組みが整備されている例がございます。住民投票と公職の選挙は、その執行の形式は同様ですが、そもそもの根拠となる法令が異なります。そのため、住民投票事務を円滑にわかりやすく執行するためには、他市の事例にも見られますように、住民投票事務が完結できる施行規則の整備についても今後とも検討する必要がありますし、行ってまいります。  次に、3点目の署名の縦覧についてのお尋ねでございますが、今回の住民投票については、9月14日に請求代表者から選挙管理委員会へ署名簿の提出があり、選挙管理委員会で審査の結果、9月27日に有効署名数が1万271筆であるとの結論が出たことから、篠山市住民投票条例施行規則第6条第4項の規定により、9月28日から10月4日までの7日間、署名簿を関係人の縦覧に供したところでございます。また、今回の縦覧については、渡辺議員の御指摘のとおり、地方自治法で規定されている条例制定解職請求などの直接請求に係る署名簿の縦覧の方法に準じて実施をいたしました。署名簿の縦覧の目的は、署名の効力の未確定な署名簿を関係人の縦覧に供し、署名の効力を確定させようとするものです。また、関係人とは、篠山市の選挙人名簿に記載されている全ての者となり、縦覧では自由に署名簿を見ることができます。しかしながら、署名簿には、署名された方の住所、氏名、生年月日など個人情報が記載されており、署名の効力の確定以外の目的に利用されることは避けなければなりません。そこで、縦覧の方法や個人情報の保護など一定のルールのもとで縦覧いただきたく、選挙管理委員会に諮り、「篠山市住民投票実施請求に係る請求者署名簿の縦覧に関する規程」を制定いたしました。この縦覧に関する規程では、申請書に縦覧申請者の住所、氏名、縦覧の目的等を記載いただき、縦覧申請者選挙人名簿に記載された関係人であることを確認した上で、縦覧所内での秩序維持、個人情報の保護などの規程の内容を遵守いただく中で、自由な縦覧に供しようとするものです。  今回、縦覧に来られた方は21名で、その多くの方は、自己の署名や収集した署名の審査の状況の確認、自己を語った署名の有無の確認のために縦覧をされました。また、今回の署名は、署名総数が1万924筆、署名簿の簿冊が18冊に及んでおり、縦覧者がみずから目的の署名を発見することが容易でないことから、自由に縦覧していただくことを前提として、縦覧前に目的の署名を聞いた上で、署名簿を案内する方式をとりました。そのため、比較的スムーズに縦覧いただくことができたのではないかと思います。しかしながら、縦覧初期においては、十分な説明ができず、縦覧が制限されたと感じられた方がおられるとするならば、申しわけなく思います。今後において、住民投票における署名の縦覧だけでなく、地方自治法の直接請求における署名の縦覧においても、法の趣旨にのっとり、円滑、適正に事務に当たりたいと考えます。  最後に、4点目の住民投票広報についてのお答えでございますが、篠山市住民投票条例第9条では、選挙管理委員会は告示の日から投票日の2日前までに、住民投票に関する必要な情報を投票資格者に提供することが規定されております。この場合、選挙管理委員会としては、住民投票の実施において示された事実をもとに投票資格者に情報の提供を行うこととなります。今回の住民投票は、住民請求により実施されたもので、10月5日の条例第4条第2項の規定により、市長からの通知は、請求代表者からの請求により「市名を丹波篠山市に変更することについての賛否を問う住民投票」の実施を決定したことについての通知であり、添付書類として、住民投票を決定したことの告示の写し、請求代表者からの住民投票実施請求書の写し、選挙管理委員会が発行した有効署名が有権者の5分の1以上であることの証明の写しが添付をされておりました。これらのことから、情報の提供としては、住民投票の選択肢、投票日、投票用紙を示した上での投票の方法、篠山市の住民投票の制度の概要を記載するとともに、今回の住民投票住民請求により実施するものであることから、平成29年2月以降の住民投票に至った経緯、代表者証明書の交付申請から署名の収集や審査など、住民請求に関する本請求に至るまでの経過、住民請求書の要旨等を掲載したものでございます。仮に、今回の住民投票議会請求であれば、請求理由として「市名を丹波篠山市に変更することについて、市議会で賛成または反対の議論があるが、市民の意思を確認する」などとされることが想定をされます。また、市長発議であれば、実施の理由として「市名を丹波篠山市にすることについての方針を定めたが、他の意見もあることから市民の意思を確認する」などとされることが想定をされます。これらの場合では、選挙管理委員会が行う情報の提供としては、議会または市長により示されたであろう市名変更についてのそれぞれの意見を記載することは可能であったと思われますが、今回の住民投票は、市名変更に関し住民投票を行うことを求める住民請求であり、それぞれの意見を選挙管理委員会が独自にまとめることは適当でないと考えました。住民投票の実施において示された事実をもとに情報提供を行ったところでございます。  また、選挙管理委員会が行った住民投票広報として「住民投票のお知らせ」は、選挙管理委員会への報告協議を経て発行をしたものでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  答弁ありがとうございます。特に、選挙管理委員会若狭委員長におかれましては、本当にもう篠山市始まって以来の住民請求による住民投票という難しい事務に当たっていただきまして、本当に御苦労さまでございました。また、重ねて、本日質問への答弁のため本会議のほうで御出席をいただきまして、重ねて御礼を申し上げたいというふうに思います。  そういった思いもありますけれども、やはり今後のことについても、きっちりと検証をして、よりよい制度運営をしていくために再質問をさせていただきたいというふうに思うところでございます。  まず、冒頭にですね、ちょっと事実確認をさせていただきたいというふうに思うんですけれども、11月2日の神戸新聞の記事を拝見させていただいて、そこにですね、住民投票前に産業高校に住民投票のことについての出前授業をされたと。これについては本当に主権者教育に対して積極的にお取り組みいただいたということで敬意を表したいなというふうに思うわけでございます。  ただ、その記事中、その住民投票について、これも実際名前も入っているので、中筋事務局長が行かれたということなんですけれども、住民投票について説明をされたというような文言がちょっと入っていまして、少しちょっと違和感を覚えたので、これが、局長が本当に発言をされたものなのか。あるいは、記者の方が少しその発言を正確に書かずに、その趣旨をまとめて書かれたものなのか、ちょっと確認をしたいと思うんですけれども、新聞の記事には、住民投票というのは、市や議会だけでは決められない重要な案件について、市民の声を聞くのが住民投票。市や議会だけでは決められない重要な案件について、市民の声を聞くのが住民投票というように局長は説明し、投票を呼びかけたというような記事になっているわけですけれども、住民投票につきまして、局長、この新聞記事のとおりの御説明をされたのか、この部分について、まず事実確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(森本富夫君)  中筋選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(中筋吉洋君)  選挙管理委員会の中筋でございます。  高校への出前授業につきましては、特に兵庫県、若い人の投票率が低いということで進めておりまして、本年は3月に当時の鳳鳴高校の2年生を対象に鳳鳴高校で出前授業を行いまして、7月に東雲高校で行いました。今回は、森本議長の御紹介もありまして、10月31日に産業高校で行ったわけなんですけれども、その際には、選挙の意義でありますとか、投票の啓発と含めて、今回住民投票の話もさせていただいたところでございます。  住民投票については、最近の住民投票が1996年の新潟県の原子力発電所のところからだんだん合併の問題とかと広がっていったというようなことの中で、重要な問題についての住民投票が行われたというような意味で、ちょっと申し上げたということで、今いただいたような形で申し上げたかどうかというのは記憶はないんですけれども、このような市の直接、市民の直接利害が関係するような重要な事項について、住民投票がこれまで行われておるというような意の中で申し上げたものというふうに理解をしております。 ○議長(森本富夫君)  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  そういった他の先例をもって、そういうような形の発言をされたということ、理解をさせていただいて少し安心をしたんですけれども、幾らかちょっと気になったのは、やはりこれ市や議会が決められない案件を住民投票に諮るんやというようなことなんですけれども、そういった趣旨ではなかったかと思うんですけれども、総務部長、振って悪いんですけれども、自治基本条例上は、住民投票の目的というか、そのあたりについて、どういうふうに定められているかという部分については、答弁できますか。 ○議長(森本富夫君)  梶村総務部長。
    ○総務部長(梶村徳全君)  自治基本条例上は、第27条に住民投票が規定をされておりまして、ここには「市は市政の重要事項について、市民の意思に沿ったまちづくりを推進するため、住民投票を実施することができる」というふうに規定をしておりますので、基本的にその市政の重要事項ということで、その請求主体が判断をしたものについては、実施をしなくてはいけないというような、今、住民投票条例の規定というふうになっていますので、いわゆる市や議会がそういう判断をするべきものでもないですし、また、市や議会がそういう決められないことを重要事項といったような規定にもなっていませんので、そういった考え方は、いかがかなというふうには思います。 ○議長(森本富夫君)  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  別に選挙管理委員会の局長を責めるつもりはないんですけれども、やはり主権者教育なり、これからの若い世代に対して正しく自治の仕組みを理解してもらうためには、ある程度正確な形で伝えてもらわないかんというようなことで最初質問させていただきました。あくまでも条例に基づく本市の住民投票制度というのは、市民の意思に沿ったまちづくりを推進するためといったことでございますので、まずこの部分を抑えさせていただきたいと思います。  では、市長にお伺いをしたいと思います。まず、一番最初に質問をさせていただいた部分、その市政の重要事項の判断についてですけれども、私が伺いたかったのは、除外事項でない部分は住民投票にしなければいけない。これも同じ考えです。ただ、その除外事項でないか、どうかということについて、一定やはりそれを判断する手続というのが要るのではないかなというふうに思うところです。当然最終的には市長判断ということになるかというふうに思うんですけれども、今回については、そういった一定の手続を、除外事項であるか、ないかというような審査ということはもう特段なしにいったというようなことでよろしいでしょうか。 ○議長(森本富夫君)  梶村総務部長。 ○総務部長(梶村徳全君)  ただいまの質問はですね、住民投票制度の趣旨にかかわる御質問だというふうに受けとめをさせていただきました。そういう市政の重要事項かどうかという判断を行う仕組みということなんですけれども、そうですね、この住民投票条例を制定するに当たって、検討委員会のほうで慎重に審議を重ねていただきまして、その中でいわゆる市政の重要事項であるかどうかというのを判断するような第三者機関を設置してはどうかといったような御意見等があったわけでございますけれども、いわゆる諮問型であるということも踏まえまして、より利用しやすい住民投票制度というふうになるように、5分の1でありますとか、議会発議の場合も一定のハードルを課しておるわけでございますから、いわゆる行政がそういう恣意的に判断することを避けて、ましてやその市長が判断することを避けて、そういったようなことをせずに、請求主体がその重要事項を判断して、請求された事項については、もう市政の重要事項というふうに捉えるべきであろうといったようなことが検討委員会のほうで決めていただきましたので、今回5分の1以上といったような住民請求があったわけでございますけれども、それは住民の方々がその請求事項について、判断をされて請求されたものでありますので、市としては重要事項というふうにとらまえて、住民投票のほうを実施を決定していったということでございます。 ○議長(森本富夫君)  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  非常に市民の参画を推進というか、市民参画を応援するような御答弁だったかなというふうに思うんですけれども、今、御説明いただいたのは、請求主体が重要だと思われたことが、もう市政の重要事項やということなんで、そうしたら、基本的にはもう請求があったら、それはもう受け付けるというような理解でいいというようなことでいいんですかね。 ○議長(森本富夫君)  梶村総務部長。 ○総務部長(梶村徳全君)  今の篠山市の住民投票条例の規定上はですね、今、渡辺議員がおっしゃったように、住民請求がなされた場合について、それを門前払いするようなことの規定にはなっていないというふうに理解をしております。 ○議長(森本富夫君)  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  今回、私はこの問題を一番最初に聞かせていただいた趣旨はですね、全国でもこの住民投票が行われるようになってきました。そういった中で、市の施設を新しく改築するとか、そういった市の施設に関する住民投票についての受け付けの仕方が自治体によってちょっと対応が異なっている場合や事例があるように見受けます。ある自治体のほうでは、それは総務部長が言われたように、住民さんが請求されたんやから、市の施設を解体とか、新しくつくるということに対して、住民投票に付すべきだろうという判断をされる自治体もありますし、ある自治体においては、それはもう市の重要事項やないからということで、それを退けられた自治体もあるわけで、その対応がちょっとまちまちになっているのかなと思うんですけれども、本市の場合は、やはりその住民請求を尊重していこうというような姿勢で今後もやっていきたいというような考え方でよろしいんでしょうか。 ○議長(森本富夫君)  梶村総務部長。 ○総務部長(梶村徳全君)  本市の住民投票条例につきましては、今、渡辺議員さんが後段でおっしゃったように、基本的には住民の請求を尊重していくといったような趣旨の条例というふうになっていると理解しています。 ○議長(森本富夫君)  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  わかりました。一応ですね、そういった混乱がないようにやっぱりきっちり検証してもうたり、考え方を整理してもらいたいというようなことの趣旨でしたので、そういった方針で今後もいっていただくというようなことやったら、それはそれで尊重させていただきたいなというふうに思います。  次に、2点目の条例規則以下のルールが十分整備されていなかったのではないかというような、ちょっと大変失礼に当たるような質問の内容であったのかなというふうに思うわけでございますけれども、実際、委員長のほうから御答弁がありましたように、かなり初めての出来事であったから、同時進行でいろんなルールが整備されていったのかなというふうに思っております。  ただし、選挙管理委員会が今回、私の受けとめですけれども、どっちかというと、主体的に整備をされてきたのかなというふうに思うんですけれども、実際、事務を受任されます選挙管理委員会と市との間で十分な連携がほんまになされておったのかという部分については、今、きっちり連絡調整していったというようなことやったんですけれども、それはもうきっちりあったということでよろしいでしょうか。 ○議長(森本富夫君)  中筋選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(中筋吉洋君)  今回ですね、住民投票の事務を行うに当たりましては、条例にもありますように、選挙に関する規定は選挙の法律とか、施行規則、そういうものに基づいて行うということにされておりますので、それの例によって行ったということなんですけれども、先ほど委員長からもありましたように、それに寄りがたいものが幾つかありまして、それについては、条例の担当のほうにも一応協議といいますか、相談をしたんですけれども、選挙に係ることの中で行うというようなことになりましたので、選挙管理委員会のほうで新たに定めたというようなことでございます。 ○議長(森本富夫君)  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  かなり御苦労されたんだろうなというふうに思っております。もう何とかうまく事務を処理していただいたので、今から言うこともないかというふうに思うんですけれども、やはりそばからいろんな事務を拝見をさせていただく中で、少し不安に思った部分がありますので、できるだけ早目、早目にして、そのあたりのルールを整えていただいていれば、私といたしましても、いろいろと市民の方から問い合わせとかあったときに、それをもとに回答もできたんですけれども、それを回答するもともなかなかなかったというような、今回状況でございますので、今後、今回の反省というか、検証をしていただいて、不足である部分についてはまた整えてもらえたらというふうに思います。これは市のほうにもお願いしたいというふうに思います。  次、縦覧のことですけれども、初期の段階では縦覧期間の前半の部分では、少し課題もあったのかなというようなことですけれども、後は改善したというようなことですが、特に初期のころについて、縦覧について、縦覧していただいた方については、そのあたり十分理解はしてもらえたというようなことでよろしいでしょうか。 ○議長(森本富夫君)  中筋選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(中筋吉洋君)  今、御指摘のありましたように、基本的に縦覧というのは、地方自治法の直接請求に基づく縦覧をもとに行ったということなんですけれども、これは一定の個人情報の保護とか、縦覧所内での秩序維持、こういうことを理解いただく中で自由に縦覧いただくというのが基本的な考え方でございます。  ただ、今、御指摘がありましたように、一部ですね、縦覧初期において、そういう制限されたというような感じが、思われた方があるということを後ほど聞いたわけなんですけれども、縦覧所内において、そのような苦情があったというようなことは聞いておりません。また、私自身もこの縦覧期間内に縦覧に来られた方と対応をさせていただいたことがございますけれども、その場合は、ほとんどの方が自分の集めた署名についての審査の状況の確認ということがありましたので、今ありましたように18冊に及びますから、その方の集められた署名をお伝えして、それをずっとごらんになられて、これ以外にもいかがですかということも御案内したんですけれども、いや、もう自分はこれで来たのでこれで結構ですというふうに帰られたという方も何人かありますので、そういう意味では、大きな混乱というのはなかったというふうに考えております。 ○議長(森本富夫君)  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  私が伺ったのは、初期の段階だと思うんですけれども、少し縦覧ということやから、自由に署名簿が確認できるのかなというふうに思ったんやけれども、実際直接署名簿を見れずに、パソコンで名前があるかどうかというのを確認されて、その署名簿を原本を見ることができなかったというようなことがあったんですけれども、基本的に縦覧というのは、原本を縦覧してもらうというのがもう原則でありますので、それの縦覧へのアシストとして、いろいろな情報提供なり、パソコンの中の情報をもってサポートするのは別に問題ないと思うんですが、あくまでも原本を見ていただくというのが縦覧であるんです。そのあたりだけは、きっちりとやってもらいたいなというふうに思うんですけれども、そのあたりについては、十分認識がありますよね。 ○議長(森本富夫君)  中筋選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(中筋吉洋君)  選挙管理委員会の中筋です。  今おっしゃるように、縦覧というのは基本的に署名簿を自由に見ていただくというのが縦覧ですので、パソコンで情報だけをお伝えするというのは、そういうことは縦覧ということでないので、今申し上げましたのは、たくさんあるので、探すためにちょっとパソコンで一応見たということで、その見たものはこの署名はここにありますよというような案内をするのが、基本的なことなんで、基本的に署名簿を見ていただくというのが、その縦覧ということでございます。 ○議長(森本富夫君)  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  じゃあ、そういった形でお願いしたいというふうに思います。  それで、直接この通告には入ってないんですけれども、その縦覧に関して、実際、今回その重複とか、いろんな部分をチェックされるのに、パソコンを使ってそのあたりの重複等の整理を確認されたというふうに思っているんですけれども、その電磁的なデータの管理というのはどういうふうになっているんですか。 ○議長(森本富夫君)  中筋選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(中筋吉洋君)  この管理につきましては、選挙管理委員会と応援をいただいた情報のほうのところで管理をしておるということでございます。 ○議長(森本富夫君)  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  その部分については、特段何も、言うたら事務上のメモ書きみたいな形でパソコンを使われたというようなことやと思うので、本来それは保管しておくべきものではないのではないかと。その用が済んだら、きっちりともう適切に処分してもらうべき内容のものではないかというふうに思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(森本富夫君)  中筋選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(中筋吉洋君)  選挙管理委員会の中筋です。おっしゃるように補助的なものとしてつくっておりますので、それにつきましては、適切にしていきたいというふうに考えております。 ○議長(森本富夫君)  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  もう時間もないので、いろいろと聞きたいこともあるんですけれども、この住民投票の部分については、これぐらいにしたいというふうに思います。  いずれにいたしましても、今後また2回目、3回目といったような住民投票を行うような機会が出てくるかもしれませんので、それまでに今回の部分でいろいろと課題になった部分については、しっかり検証をしていただきたいなということをお願いを申し上げまして、1点目の質問はこれで終わります。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、渡辺議員、2つ目の住民投票率70%の市民力を生かしたまちづくりについてです。  まず、そのうち1点目の屋外広告物改修等補助制度の拡充についてです。屋外広告物の補助制度については、篠山市屋外広告物条例の施行に当たり、条例の規定に適合しない既存の広告物について、改修や撤去にかかる費用負担を支援するため、条例の施行に合わせて平成26年7月から施行しています。条例の施行から4年が経過する中、昨年度にはインターチェンジ周辺において、周辺景観に調和しないような大規模な看板が設置されるなど、現行基準の課題も生じてきています。そのため、日本遺産のまちとして全国に誇れる景観を目指す上で、町並みに適した大きさや色彩などの基準の見直しを進めているところですが、これに伴い、改修や撤去が必要となる看板も生じますので、より一層の景観形成の推進と補助制度の活用を促進するために、一定期間内の補助金の引き上げなど、制度の拡充についても行う予定としています。  これにより、住所変更が必要な屋外広告物も含めて、広く補助対象とすることで、市民、事業者が一体となって、景観の向上に寄与できるものと考えますので、御提案をいただきました内容も参考にさせていただき、今後進めていきたいと考えます。  次に、新市名のPRとふるさと納税推進キャンペーンについてです。この機会にぜひとも市民、企業の皆さんと一緒に、「丹波篠山市」を盛り上げて、その一つ一つの声が全国に広がり、そしてまた、ふるさと納税につながればありがたいと考えます。  新市名のPRについては、「丹波篠山市」誕生を契機としたまちづくりに重要な「丹波篠山ブランド」をどのようにイメージし、定着をさせ、広げていくかについて、丹波篠山ブランド戦略の策定を進め、総合的、戦略的に取り組んでいきたいと考えているところです。その中でも、御提案をいただきました市民隊員制度、企業隊員制度については、市民や企業の皆さんに協力をいただきやすい内容と考えられます。今回の補正予算で「市名変更に係る企業支援補助金」をお願いしていますが、市名変更に伴う企業等の負担軽減を目的とした看板、システム変更料などの経費の一部助成とは別に、新市名を表示してPRをするための助成制度もさらに拡充をしていきたいと考えますので、御提案の内容も含めて、ぜひとも参考にさせていただきたいと考えます。  次に、丹波篠山ふるさと教育推進基金の造成についてです。篠山市では、独自で作成した社会科副読本「わたしたちの篠山市」や「篠山ふるさとガイドブック」により、学校の授業の中で、ふるさと学習に取り組んでいます。また、地域の協力を得て、地場産業や地域の仕事を体験する「トライやるウィーク」、学年を越えて共同生活を送る「通学合宿」、学校給食で天内芋やコベクロ、丹波茶などの特産を生かした「ふるさと献立」など、積極的にふるさと教育に取り組んでいます。また、PTAやまち協単位でも、さまざまなイベントや行事を行っていただき、子どもたちがふるさとを知り、大切に思う気持ちを醸成しています。このような取り組みの成果として、広報「丹波篠山」12月号にもありますように、全国学力状況調査の結果からも「地域の行事に参加する」、あるいは「ボランティアに参加したことがある」と答えた子どもの割合は、全国平均を大きく上回っています。  渡辺議員御提案の基金の創設については、現在、こうした事業については、丹波篠山ふるさと基金など既存の基金の活用を図っていますが、市名変更を契機として、丹波篠山ふるさととして大切に思う子どもの育成のために、御提案の「丹波篠山ふるさと教育推進基金」を設けて取り組むことは、大変有意義な提案と考えられますので、検討をしていきたいと考えます。  次に、市政20周年記念事業の公募についてです。市制20周年記念事業については、10月に各種市民団体の選出委員などで組織する篠山市制20周年事業検討委員会を立ち上げて、今、具体的にどのように取り組むか協議を進めているところですが、御提案をいただいた市民公募事業についても、将来、市民を挙げて取り組むために、大変有意義なものと考えられますので、この市制20周年記念事業丹波篠山市誕生、これをPRする事業と合わせて、現在、市民提案の募集を始めたところです。  次に、総合計画策定に係る市民参画についてです。現在の第2次総合計画は、平成32年度末までとなっており、第3次計画の策定作業は、来年度から着手をしていく予定です。市制20周年、また市名変更という大きな節目を捉えて、関連する市民活動支援事業と関連づけながら、将来を考えて、市民全体が考えていただく機会をつくっていきたいと考えます。  御提案をいただきました100人委員会は、新市発足後に組織され、市民の一体感を醸成し、市民参画まちづくりを進めるために大きな役割を果たしたと考えられます。丹波篠山市として新たにスタートする、これからの総合計画、また、昨日も御提案をいただいたブランド振興の計画策定、これらに当たっても100人委員会というような考え方を参考に、多くの市民の参画を得ながら取り組みを進めていきたいと考えます。  最後に、これらの事業を進めていくための職員体制についてです。「丹波篠山市」への市名変更が、市民の利益、またこれから未来のまちづくりにつながるような、町の魅力、また活性化を図れるようにしていかなければなりません。そのために、御指摘の政策部の組織体制については、平成27年度以降、日本遺産並びにユネスコ創造都市ネットワーク加盟や、定住促進、市名変更など重要施策を進めるために、毎年人員を増員し、組織強化を図ってきたところです。今後においては、政策部はもとより、全体の組織や事務事業を精査し、再任用職員や任期付職員、臨時・非常勤嘱託員の配置なども含めて、これらの施策を展開しやすい組織と人員配置を検討していきたいと考えます。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  予定しておったよりも、ほぼ満足いくような御回答をいただきましたので、再質問をどうしようかと思っておるんですけれども、まずですね、その市名変更に合わせた形で市民とか企業さんの協力を得た取り組みを進めたらというような部分についてですけれども、今回の補正で上がっております補助メニューというか、補助事業に加えてということなんですけれども、できたら私の思いとしては、やっぱりその市名変更で負担のかかるところに補助をしていくという考え方も一方ではあろうかと思うんですけれども、どちらかというと、やっぱりもう市民みんなでこれ決めた出来事でありますから、そういった負担ということやなしに、前を向いて取り組んでいこうというような部分について、協力いただくところに応援をしていくと、そういった基本的な考え方で進めてもらいたいなというふうに思います。  ですので、今回、もう補正予算として上がってきておりますので、それはそれで議会としても判断をしていかなければいけないんですけれども、それをどんどん進めていくというのも一方でありますけれども、それ以上にですね、提案させていただいた部分をしっかりやってもらいたいなと思いますけれども、改めてその部分について、自発的な参画といった部分を応援するというほうが重要やないかということについて伺いたいと思います。 ○議長(森本富夫君)  稲山政策部長。 ○政策部長(稲山 悟君)  政策部の稲山です。  今回補正予算におきまして、企業への助成と加えて、市民の皆さんの活動の周知ということで上げさせてもらっております。この部分については、今、渡辺議員御指摘いただきましたとおり、この市名変更を機に、市民全体で盛り上げていくことが非常に重要だと思いますので、今後、応募状況等を見ながら、増額等そういったことも検討していきたいというふうに思います。いずれにしましても、市民みんなで盛り上げるという1つの年度にしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  4番、渡辺拓道君。 ○4番(渡辺拓道君)  もう時間残りないので、1点だけちょっと絞っていきたいと思います。  ふるさと教育推進基金事業の部分でございますけれども、こういったふるさと教育についても、既にいろいろと教育委員会のほうも積極的に取り組みをいただいておるんですけれども、私、最近よく思うんですけれども、いろいろ地域資源を使っての教育というのはすごくうまく展開をしていただいておると思うんです。ただ、いろいろとこの町のことをみずからも考えていくといったような部分に対しての教育といいますか、そういった部分については少しまだ課題があるのかなと思っています。  具体的には歴史教育的な部分でございますけれども、当然長い本市も歴史がありますので、昔の中世、あるいは近世なり、そのあたりの部分の歴史も重要、これはこれで重要なんですけれども、やはりこれから本当にいろんな難しい地方創生の課題を乗り越えていってもらう人材をつくっていくためには、特にその近代の、特に明治以降ですね。明治以降の本市の歩み、どういった部分についてどういう状況の中で篠山市の先人がどう判断をして、この町を今日まで築いてきたか。そういった部分について、もう少しですね、これは低学年ではなかなか難しいと思うんですけれども、一定のそういった部分の理解のできる年代になった子どもたち、あるいは生涯教育の部分でも必要かというふうに思うんですけれども、そういった部分です。  例えばですね、なぜ篠山に軍隊を誘致したのか。あるいはなぜそれがなくなった後に大学を誘致したのか。大学がなくなった後に本市は何を得たのか。具体的に言いますと、神戸大学が帰った後に、そのお金でもってうちは圃場整備ができたわけですよね。それでもって、篠山市の農都の基盤ができたといったようなこととかも、やはりその時々の判断によって、この町というのは、きっちりと今日までつながってきて、今ブランドといった部分にもつながってきている。なぜ丹波篠山といったものが形成されたかという部分について、きっちりとしていくことが必要やと思いますので、そういった部分について、そういった歴史教育の部分について、少ししっかりやってもらいたいと思いますけれども、これは市長に聞きたいと思います。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)  おっしゃるような点をですね、踏まえて、教育分野に取り組んでいきたいと思います。私も歴史を学んで小学校、中学校、学びますけれども、日本の歴史、やっぱり世界の歴史は学びますけれども、じゃあ、おっしゃるように、この丹波篠山の歴史はどうであったのかというのはなかなか非常にわかりにくいものがあって、断片的にしかわかりませんし、今おっしゃったような、特に明治以降などについては、ほとんどわからない。子どもたちもわからない。大人たちももう一つ十分理解していないのではないかというふうに思いますから、そういった点を取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(森本富夫君)  渡辺拓道君の質問は終わりました。  ここで、暫時休憩をいたします。  再開を10時55分といたします。               午前10時42分  休憩               午前10時55分  再開 ○議長(森本富夫君)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  通告5番、大上和則君。 ○1番(大上和則君)(登壇)  議席番号11番、大上です。ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に沿って質問をさせていただきます。  質問事項1、市名変更に伴う今後の取り組みについて。  おおよそ2年近く議論になっていた市名変更をめぐる問題も、去る11月18日投開票による住民投票により、投票率69.79%という市民の高い関心のもと、丹波篠山市への改名に賛成が56.4%、反対が43.6%となり、賛成が反対を上回った結果となりました。  市名の改名の賛否を問う住民投票としては、全国初の事例となり、これまでの経緯に対する関心や報道機関にも取り上げられたことによって、全国からもその動向や結果に対し、大きな注目を集めました。そのような要因も投票率の高さに反映されたものと思われますが、何よりも市民が地元地域を思い、この問題を何とか解決したいという願いが結果としてあらわれたものだと思います。この結果を踏まえ、改めて花咲く未来へ向けた第一歩が進められたわけです。丹波篠山のブランドを守っていく上においても、はっきりと独自化ができる礎を築けたのではないかと思います。今後、来年5月1日の新元号の移行に合わせ、手続が進められていくものと思われます。その上で、これからの取り組みについて、市長の考えをお伺いしたいと思います。  ①丹波篠山がどこを指すのかという世間の誤認は、市名の変更により地図上に示せることから解消につながっていくものと思われますが、これまで以上に独自のブランドを発信、売り込むための戦略が必要であり、例えば「丹波篠山」の共通の字体であったり、親しみを持たれるようなロゴマークの作成やキャッチコピーなど、内外からも関心を持たれるような取り組みが必要と考えますが、市長の考えをお伺いいたします。  ②PRによって需要が増してくるであろう丹波篠山産の農作物の生産拡大、農業振興に力を入れていかなければならないと考えられますが、さらなる強化に当たっての市長の考えをお伺いいたします。  ③第114回定例会においても一般質問で取り上げさせていただきましたが、市名変更に伴い、改めてJRの駅名及びインターチェンジの名称変更について、市長の考えをお聞きしたいと思います。  ④「丹波篠山市」誕生をきっかけにいろんな大会の招致を検討されておられるようですが、具体的な内容について、市長の考えをお伺いいたします。  以上で、この場においての質問とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、大上議員の市名変更に伴う今後の取り組みについて、答弁をいたします。  お話のとおり、丹波篠山市となりますので、これを機に市民挙げての取り組みを進めて、さらに魅力ある町、住みよい町、積極的にこういったまちづくりを進めて、活性化に努めていきたいというふうに考えます。  丹波篠山という共通の字体やロゴマーク、キャッチコピーの御提案については、大変大切なものと考えますので、取り組んでいきたいと考えます。  次に、農産物の生産拡大、また農業振興につなげていくということですが、先日12月3日、篠山市地域農業再生協議会の臨時総会を開催いたしました。これは農業者の代表や農協、農業委員会などで構成するもので、市内の農産物の生産状況を検証し、平成31年度に向けた農産物の作付方針について協議を行ったものです。その結果、平成30年度の黒豆や山の芋などの特産物の作付面積は、約5%生産面積を拡大するということと決定をし、今後、農会長会などを通じて、農家の皆さんに、生産拡大をお願いしていこうということになりましたが、この中でも丹波篠山市となったんだから、さらなる生産を、特産物の新興という意見が出されたところで、今後とも御指摘の農業振興、また集落営農組織に対する支援、こういったことを強く進めていきたいと考えます。  JRの駅、またインターチェンジの名称変更については、自治体の名称に合わせて、「丹波篠山」に変更していくように検討を進めたいと考えます。ただし、JR西日本、NEXCO西日本の施設でもありますので、理解を得ながら、また、篠山市としての負担経費等を踏まえて進めたいと考えます。  「丹波篠山市」誕生をきっかけにした大会招致については、「丹波篠山市」発信ができる場として積極的に誘致や開催を進めていきたいと考えます。来年3月には、増田寛也さんが会長を務めておられる全国のスローライフ学会フォーラムが篠山市で開催をされます。また、再来年には、伝統的建造物群保存地区協議会の全国大会が開催されることと決まりました。役員会で内定がいたしました。また、今田町で桶ット卓球、これの全国大会がこれも再来年、今田町で開催されるということが決まっておりますので、これをさらに世界大会として開催をしたいと思っているところです。  これ以外についても、またさらに検討を進めていくとともに、行政だけでなく、市民の皆さんのいろんな団体などもいろんな会合などを開いていかれますから、市民の皆さんにもお願いして、いろんな大会や記念大会の開催をこの丹波篠山市で開催をして、盛り上げられるように取り組んでいきたいと思います。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  11番、大上和則君。 ○11番(大上和則君)  先ほど市長から前向きな御答弁をいただきましたので、さらなる前進をこれからもお願いしたいと思っております。  市長もあらゆる場面で再三おっしゃっておられますように、この市名変更に際して、本当に大切なのは、これからの方向性であったり、取り組みであると思いますし、結果として、賛同者の方が今回は多かったわけなんですけれども、1万人を超える方々の賛同を得られなかったということは、事実としてやっぱり重く受けとめなければいけないと思っておりますし、また、これから本当に多くの市民の方々がこれまで以上に行政や市議会に対して、厳しい目を向けられ、いろんな意味合いで注目されることだろうと思いますので、しっかりと気を引き締めて、取り組んでいかなければならないということを本当に改めて思っているところでございます。  今回、この丹波篠山の共通の字体であったり、ロゴマークの作成、あるいはキャッチコピーの提案につきましては、これから市がPRに向け、市民がやはり心1つとして同じ共通認識を持って、同じ旗印のもと、機運を上げていくような意味合いも持って、こういった取り組みをやっていけばいいんじゃないかというふうなことを考えました。このロゴマークにつきましては、丹波篠山のイメージが表現でき、例えば、特産品など、黒豆とか、栗に関してもそうなんですけれども、こういったパッケージにこういったロゴマークがつけていけるような仕組みになっていったら、丹波篠山産としての差別化というんですかね、ほかの産地との差別化ができるような、広くいえば、市民に愛着を持たれて、親しまれるようなロゴマークであったり、共通の字体をつくって、取り組んでいきたいなというふうに考えておるところです。  そこで、できればですね、新生「丹波篠山市」の誕生と同時に、こういったことが発表されることが一番望ましいと考えております。タイムスケジュール的に可能であれば、ぜひ検討をあわせて進めていただきたいと思いますが、市長のお考えはいかがでしょうか。
    ○議長(森本富夫君)  平野副市長。 ○副市長(平野 斉君)  今、大上議員の御質問でありました、5月1日に合わせられるんだということで、御意見を頂戴しております。できますれば、そういった形で5月1日にそういったこともお披露目できればというふうに思うところであります。  ただ、どういったものがいいのか、具体的にどういうタイムスケジュールが、時間がかかるのか、ちょっとまだ練っていない部分がございますので、大上議員のおっしゃることを参考にしながら、そういったことを1つの目標として、今後早急に取り組みを進めていきたいと思います。 ○議長(森本富夫君)  11番、大上和則君。 ○11番(大上和則君)  5月1日ということなので、今回こういったことを提案しておかないと、それに間に合わないのではないかなというふうな思いもあったので、今回そういった形で提案させていただきました。もちろん他市の事例を参考にされたり、例えば、専門的な方の御意見とか、市民向けの公募など、いろんな方法があると思いますので、ぜひとも前向きに御検討をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、農作物の生産拡大と農業振興について、少しお聞きさせていただきたいと思います。  先ほど市長の答弁の中でもあったと思うんですけれども、生産面積が5%拡大するというようなお話があったと思うんですけれども、実際拡大しても、実際に作付してもらえないと、生産性の向上にはつながらないと思うわけなんですけれども、JAの30年度の取り組みとして、農家の所得増大と農業生産の拡大に向けて取り組みますという、これJAさんの取り組みなんですけれども、実際、行政とJAとでの意見交換会というのは結構とり行われているようなので、しっかりとその連携を図って、取り組んでいきたいと思いますけれども、そのあたりのお考えについて、少しお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森本富夫君)  堀井農都創造部長。 ○農都創造部長(堀井宏之君)  農都創造部、堀井です。  JAさんとの協議につきましては、毎月必ず協議会というような形でJAさんも含めて、あと改良普及センターでありますとか、農業委員会さんの担当職員も含めて、事務者レベルで密に協議をしておりまして、その都度、いろんな課題については連携しながら、取り組みを進めているという現状です。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  11番、大上和則君。 ○11番(大上和則君)  先日、教えていただいたんですけれども、本市においては、1市1農協というところなので、非常にそういった強みを十分に生かしていただきたいなというふうに思います。そして、今後のブランド戦略は、確かに大事な位置づけだと思っています。当然、それを求めて、この地までわざわざ足を運んで大勢のお客様が農作物なり、買い求めに来られるわけなので、まず1つには、やっぱり数が足りていないというような状況を変えていかないといけないふうに思うわけなんで、先ほどの質問はそういった意味合いでさせていただいたんですけれども、特に、今年度は台風の影響や不順な天候によって特別、悪い影響を受けた年だったとは思うんですが、やはり生産性については農家の方々をしっかりと支える仕組みづくりが本来必要であると、私自身は思っておるところです。  認定農家の方に少しお話しをする機会がありまして、その方たちとのちょっと意見交換をさせていただいたんですけれども、実際にその市の職員さんは非常によく頑張ってやっておられることは重々承知しておるんですけれども、そのレスポンスというんですかね、例えば対応であったり、返答であったりをもう少しスキルを上げて、対応していただけないかなというふうな話も聞くところでございます。職員の方々も忙しくて、手が回っていないようにも思えるところがありますので、人手が足りていない。例えば人員の確保がもう少し必要ではないかということなんですが、そのあたりの見解については、今度どのようなお考えを持たれておるのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森本富夫君)  堀井農都創造部長。 ○農都創造部長(堀井宏之君)  今、お聞きしましたような窓口での対応でありますとか、そういった部分については、仮にそういうふうに感じていただいている部分があるとしましたら、こちらとしては反省をし、その部分がないようにしっかり取り組んでいきたいと思います。  また、政策的な面でありますとか、集落営農の部分につきましては、ちょうど今年度から前の普及センターの職員でありました森本秀樹さんを農都創造政策官としてお迎えして、特に集落営農の支援でありますとか、農業技術の説明でありますとか、そういった分については、大変活躍をしていただいておりまして、認定農業者の方にも大きな信頼をいただいておるところでございます。  また、人・農地プランの専門員も本年度、2名から3名に増員をしていただきまして、そういった取り組みも一緒に進めておりますので、そういった流れの中でより充実した体制で農家の皆さんに御不便をかけないような取り組みをしっかりしていきたいと考えております。 ○議長(森本富夫君)  11番、大上和則君。 ○11番(大上和則君)  ありがとうございます。やはり聞くところによると、書類の作成とか、申請であったり、そのあたりをちょっと手助けしてくれるようなサポートシステムがあったら非常に助かるということなので、また、そういったことも御検討いただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  続いて、その農家さんに対するその機械導入に関する支援について、少しお聞かせいただきたいんですけれども、今度、枝豆の需要がさらに伸びていくだろうという見解から、束売りをする状態からさや豆の販売に変えると、非常に出荷数がふえていくというふうなことを農家さんから聞くんですけれども、その際に機械の導入がどうしても必要になってくるというような話なんですけれども、そういったことに対する支援策について、何かお考えがあれば、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森本富夫君)  堀井農都創造部長。 ○農都創造部長(堀井宏之君)  農都創造部の堀井です。  枝豆のさや豆出荷につきましては、昨年度JAさんにさや豆の製造ラインということで国・県の補助も活用しながら、市の補助も含めて、洗浄・脱水・選別・袋詰めのラインの導入を行いました。おっしゃっていただいていますように、非常に束にするのに手間がかかるということで、農家さんの高齢化も伴って、なかなかその束の出荷が難しいというような状況にはなってきております。  JAさんにおきましては、そのさや豆を袋に入れて、阪神間のスーパーや百貨店に主力として流通を行っていただいていますが、ことしについては、ちょっと天候不順なこともありましたので、少なくなりましたけれども、今後さや豆の機械導入については、市のほうで拡充をしていきたいと思っておりますが、実は30年度から市とJAと一体になりまして、さや豆の脱さや機というのを導入の支援をさせていただいております。今年度からということもありましたので、今年度については現在お二人の認定農業者さんが導入を既にしていただいておりますけれども、基本的には35%、導入経費の35%の補助ということで、おおむね80万円から120万円ぐらい、物によってはかかりますので、その分の上限52万5,000円を補助させていただいております。できるだけたくさん活用していただいて、集落営農組織にも補助ができますので、もっともっとPRをしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(森本富夫君)  11番、大上和則君。 ○11番(大上和則君)  ありがとうございます。新商品として冷凍の枝豆なんかも新規開拓に取り組んでいくというようなお話も聞いております。農の都を宣言しておりますので、今後とも支える仕組みづくりについて、また御検討いただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  続いて、駅名・インター名について、ちょっと御質問させていただきたいと思います。  昨日、安井議員の一般質問の中でも市の考え方としては、市の負担経費を考えながら、進めていくといった答弁内容だったというふうにお聞きしております。第114回の定例会においても、述べさせていただきましたが、駅名の変更に際しては、事例のほとんどが自治体の主導で行われることが多く、JR側の了承がもちろん必要であります。市が主導して、駅名改称を推進した場合、費用は市の負担になりますが、何らかの形でシステムの改修が行われた場合、例えば、運賃の改定であったり、ダイヤの改正、大規模な施設機器の更新時期など、いわゆるJR側の事情によるタイミングを利用すれば、共通経費の案分が適用されるケースがあるということです。来年10月には、消費税が増税されるであろうと言われております。  せんだって、JR西日本のほうにその件について、ちょっと電話でお尋ねさせていただいたところ、回答としては、しっかりと国がそれを決めたわけではないので、きちっとした今の時点での回答はもちろんできませんが、5%から8%に増税されたときに、料金は改定されました。今後増税されるタイミングを見計らって、多分料金のほうが改定される見込みであろうというようなお話をJRさんからお聞きさせていただきました。  私自身の考え方なんですけれども、仮にですね、市名が変更されなかったとしても、JRの駅名は丹波篠山駅でやっていくべきだというふうなことは、以前から思っておりました。駅は何といっても市の顔であること。前回の第114回定例会でも申し上げましたけれども、車内とか、プラットホームでのアナウンスは本当にはかり知れないほどの大きなPR効果を生み出します。しかも一切の費用はかからず、継続して年中このコールが一般の方の耳に届いていくわけなので、十分に費用対効果は得られると思っております。市としても、でき得る限りの経費の負担が軽く済むようなタイミングを気をつけて見計いながら、早期の変更に向け、御検討を考えていただきたいと思いますが、改めて再度、市長の考えがあれば、お伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)  今おっしゃるように、JRと協議をしまして、よいタイミングで実現ができるように、ちょっとまだどの程度のお金がかかるのか、どういう時期、機会があるのか少しまだ全く検討ができていませんけれども、JRと協議をしていきたいと考えます。 ○議長(森本富夫君)  11番、大上和則君。 ○11番(大上和則君)  インターチェンジの名称のことも触れさせていただいたんですけれども、実はこれも私の考えなんですけれども、それは同時進行でなくてもよいのではないかというふうに考えております。車に乗ったら、ナビを設定すると大抵のところはそこまで連れていってくれるわけなので、まず取り組んでいくのであれば、先にやっぱりJRの駅名を改称するほうに力を注いでいただいて、もしも市の財源を、可能であるならばそういったことも考慮しながら、今後検討していただければと思いますので、よろしく重ねてお願いしたいと思います。  続いて、大会の招致について。この4点目の大会招致の件につきましては、これからの取り組みについて、市長の思いをつづっておられたものがあったので、ちょっと確認の意味を込めて、伺わせていただきました。  大会招致については、丹波篠山市を市を挙げて発信するよい機会になればと願い、丹波篠山といえば、やはりデカンショ節が私は真っ先に思い浮かぶことなんですけれども、先般11月6日ですか、神戸で開催されました女性部の全国大会、これ2,000人を超える女性部員が参加され、本市の女性部員の方々がそこでデカンショ踊りを披露されたと。大変そういった輪ができて、好評だったというふうなことを新聞で拝読させていただきました。持っていかれた特産品もほとんど売れてしまったというようなお話をお聞きし、本当に喜ばしいことだなというふうに思っております。  今後、本市においてとり行われるような大会に際しては、ぜひともこうデカンショ節を披露して、盛り上げ、さらなるPRの強化、デカンショ節の振興に取り組んでいただきたいと思っておりますけれども、そういった大会において、そういう催しをされることについて、市長はどのようにお考えですか、聞かせていただければと思います。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)  お話のとおり、丹波篠山が注目をいただいていますから、いろんな全国の大会とか、県レベルの大会。今おっしゃった女性部というのは、商工会女性部。そういったものが丹波篠山でしてもらったらよろしいし、ほかのところでされるところでも、丹波篠山の一番のPRの方法はやっぱりおっしゃるように、デカンショと。デカンショ節を歌ったり、踊ったりということが非常に皆さんが期待されて喜ばれていることですから、ぜひそういったものを積極的にいろんな機会に捉えていきたいと思います。  昨日もですね、神戸大学農学部が70周年を迎えるので、来年の春にこの発祥の地である篠山で70周年の何か大会をやりたいということで来られましたけれども、そのときも向こうからですね、ぜひデカンショをみんなで踊れるように何かデカンショ節の踊れる方、歌える方のお手伝いをお願いしたいというふうに向こうから話をされましたけれども、いろんな機会を通じて、そういうことで盛り上げていきたいというふうに考えます。 ○議長(森本富夫君)  11番、大上和則君。 ○11番(大上和則君)  小学生のときにですね、ずっと耳にしておりましたデカンショ節というのは、デカンショ節イコール夏の風物詩と、ずっと思っておりました。これ日本遺産認定をきっかけにもう本当に春夏秋冬を問わず、歌い継がれていく民謡として、本当に大勢の皆さんの心をもうすぐに1つにまとめ上げられるようなフレーズは、本当に世界に自慢して誇れるものだというふうにつくづくその場面にいると、感じるところでございます。デカンショの節だけでなくって、歴史あるストーリー性も今後世界に発信できることを願いまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  大上和則君の質問は終わりました。  次に、通告6番、小畠政行君。 ○1番(小畠政行君)(登壇)  1番、小畠政行です。議長の許可を得ましたので、市長に質問をいたします。  質問事項1、新生・丹波篠山市の未来について。  今後、丹波篠山市が名実ともに誇れる町になるため、丹波というパワーある地名を生かし、歴史や文化、自然、そして今回の住民投票で示された民度の高い市民など、豊富な資源を持つ丹波篠山を効果的に集客につなげていく必要があります。  議会の市名変更並びに地域ブランド振興調査特別委員会においては、「丹波」や「丹波篠山」等名称の広域的ルールづくりや「丹波篠山」のPR強化、自治体商標を活用したブランド戦略、「丹波篠山市」への市名変更について調査を行い、個々の対策の充実を図ることと、複数の取り組みの効果的な連動で誤認等の解消効果を高めていくことの必要性を指摘しました。そして、取り組みを進める際には、情報を伝達しようとするターゲットを明確化し、効果的な情報発信を行い、情報の認識状況を確認しながら発信方法を改善していくことや自治体間の魅力化競争が激化しており、従前の地域ブランド力の高さに安住することなく、関係者は危機感と結果を出す覚悟を持ち、市民を含めた「オールささやま」の取り組みとすることに留意するよう、調査報告としてまとめました。  こうした特別委員会の調査報告を踏まえ、今後における丹波篠山市のブランディングに向けた市長の決意をお聞かせください。  続いて質問事項2、市名変更による負担への支援等について。  今回の市名変更に伴い、企業や事業者の看板等の変更に係る支出が必要になってきます。こうした費用に対する補助金等については検討する旨を聞き及んでいますが、それ以外にも支援を考えているのか、お聞かせください。  また、市名変更で混乱や誤解されたときに、しっかりと説明ができる取り組みも大切と考えますが、その取り組みについてもお考えをお聞かせください。  以上で、この場での質問を終わります。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、まず1点目の市名変更によるブランディングなど、これを未来に生かしていくということについてです。  ブランディングは、ある商品やサービスの考え方を特定の消費者等に価値があると認識をさせ、市場での位置を築くマーケティング戦略のことと言われています。これまでブランディングといえば、ビジネス分野を中心に考えられてきましたが、地域間の競争が激しくなって以降、地域全体のブランディングが重要になると言われています。  今回、丹波篠山市となることになりましたけれども、全国的に見て、全国に通じる魅力のブランドである丹波篠山、これを守り、未来に生かしていく、こういった考え方が今回の市名変更にも結びついたというふうに考えています。したがって、丹波篠山市となりますけれども、これと合わせて、ブランド振興のいろんな考え方をまとめて、市民挙げて取り組んでいかなければいけないということは、ブランド戦略として来年度から進めていきたいというふうに考えますし、これを農業、観光という分野に限らず、福祉、教育、また市民の暮らし全体に広げて、取り組んでいきたいというふうに考えますし、来年度、総合計画の見直しもありますから、そういった点も合わせて、また先ほどの大上議員の御指摘もありました共通字体、ロゴマーク、キャッチコピー、こういったことも踏まえて、みんなで盛り上げられるように取り組んでいきたいというふうに考えます。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  1番、小畠政行君。 ○1番(小畠政行君)  ただいま回答いただきまして、篠山のやはり歴史、文化、自然というところ、民度の高い、この地域性の豊富な資源をですね、今後特に、集客につなげていただきたいと考えております。また、お隣の丹波市とか、丹波県民局等との丹波、また丹波篠山という広域的なルールづくりが必要ではないかと考えております。丹波篠山イコール現在の篠山との認識が薄い世代の方がやはりふえてきているかと考えております。今後、丹波篠山のPR強化、そして自治体商標を活用したブランド戦略にターゲットを明確化した効果的な情報発信が必要かと考えております。  この件に関しまして、1つ提案をさせていただきたいんですけれども、例えば、職員内の中で20代、30代、40代ごとのそういうチームを編成していただいて、丹波篠山市のPR等の提案であったり、それを実際に実働していただける部隊となるような取り組みをしていただければどうかと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(森本富夫君)  平野副市長。 ○副市長(平野 斉君)  小畠議員の御質問でございますが、本当にいよいよ5月1日に向けて、丹波篠山市となっていくということで非常に篠山市にとりまして、重要な時期であろうというふうに思います。そういった中で今、小畠議員から御意見を頂戴しまして、いろんな職員の中でもいろんな意見、持っているものと思いますので、そういったもののいろんな考えも反映していくという意味では、先ほどの御提案も非常に大切な部分だというふうに思いますので、よりよい丹波篠山市を目指して、そういった今の御提案についても、前向きに検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(森本富夫君)  1番、小畠政行君。 ○1番(小畠政行君)  ぜひそのような取り組みをお願いいたします。  そして次に、市民を含めた「オールささやま」というところの取り組みについてですが、次回の議会報告会の中でもブランド振興についてというのを1つのテーマとして参加者の皆さんから御意見を伺おうとしております。今回このように住民投票の関心の高さ、民度の高さが示されましたが、この市民力を生かす場を設けてはと考えております。先ほど渡辺議員からも提案がありましたように、そういうふうな市民の力を結集するような、そういう場を設ける。もしくはまたそれに向けて、ブランディングとも共通するんですけれども、例えば、今、アドバイザー等々の起用を考えてみえるのか、そのあたりについてお聞かせください。 ○議長(森本富夫君)  稲山政策部長。 ○政策部長(稲山 悟君)  政策部、稲山です。  今後のブランド戦略の取り組みですが、私なりの考えというか、今、部として考えているぐらいのことでお聞きいただいたらと思いますけれども、ブランド戦略については、特定の方だけじゃなくて、農産物、それから今、市長のほうからありますとおり、いろんな分野の方の御理解、御協力もいただかなければいけないと思いますので、関係団体、あるいは市民の方、そういった方にも入っていただいて、いろんな御意見を聞きながら、取り組みを進めたいというふうに思います。 ○議長(森本富夫君)  稲山政策部長。 ○政策部長(稲山 悟君)  アドバイザーのほうにつきましては、そういった専門家のほうの方に御依頼もしながら、御意見をお聞きしながら取り組みを進めたいと思います。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)  小畠議員がおっしゃるように、丹波篠山市となりました。今、多くの市民が、市民また市外の方も、丹波篠山市になってよかったな、これをまたみんなで盛り上げたいという気持ちになっていただいていると思います。ですから、1つは盛り上げるために、今、市民提案の募集を始めたところですけれども、5月1日までに、あるいは5月1日以降に、どうやって市民みんなでいろんなことをしていけばよいのか。こう盛り上げるようなことをみんなでやっていきたい。これが1つですね。もう一つは、きのうから話がありますブランド戦略とか、これからつくっていく総合計画、まちづくりの中でですね、多くの市民の皆さんの意見を聞いて、つくっていきたい。渡辺議員が今100人委員会の提案をされましたけれども、そういう考えの中で、多くの市民の意見を聞いて、これからのまちづくりのこういったものもつくっていきたい。そういったことをやっていきたいと考えています。  専門家、アドバイザー、こういった方のやっぱり力も要りますので、篠山市がこれからどうやって盛り上げたらよいか。市民の意見もそういったところに特にたけておられる専門家なりの意見も、それを聞いて、やっていくといったこともあわせて今、考えているところです。 ○議長(森本富夫君)  1番、小畠政行君。 ○1番(小畠政行君)  ぜひ、今回これだけ市民参加というか、住民投票の結果が出まして、オール市民、オールささやま、オール丹波篠山というところをぜひ生かしていただいて、まちづくりに生かせていただければと思います。2問目、お願いします。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、小畠議員の2点目です。  まず、市名変更による企業、事業者への負担等への支援については、篠山市議会特別委員会の調査結果も踏まえて、篠山市商工会にお願いをして、負担等の予測や篠山市への意見の集約をしていただきました。「看板の表記変更」「コンピューターのシステム改修」「こん包材表示等の更新」などに経費がかかる旨の回答がありました。金額については、「投資的経費として考えている」という意見もあり、さまざまでありました。  支援検討の対象としては、「特に多くの費用を要する特別な事情がある場合」としていますので、封筒や名刺などの消耗品は原則除外をし、一定期間程度、永続的に使用するものと考えていますが、例えば、看板、システム変更料、こういったものを念頭に、企業、事業者のほうからこういったものがかかるというようなことを出していただいた中で、なかなか一律的には決められないものがありますから、市商工会、企業懇談会の皆さんとともに、審査会を設けて、できるだけ公平にその負担を軽減できるように取り組んでいきたいというふうに考えます。  次に、地域名を付した市がある以上、混乱が完全に収束しないという点につきましても、来年5月1日に丹波篠山市が誕生するということで、地図上に明確に「丹波篠山市」と明示されますので、内外から大きく認知が、どこが丹波篠山かということをはっきり認識をいただくようになりました。また、丹波篠山として、PRをしていくことができることになりましたので、この機会を最大限に生かして、これからの混乱、誤解を解消していきたいというふうに考えます。  市の公共施設などの名称等については、検討をして整理をしていきたいと考えますし、県の施設などもありますので、これについては、兵庫県と協議しながら、進めたいというふうに考えているところです。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  1番、小畠政行君。 ○1番(小畠政行君)  今回、市名変更につきまして、多様な御意見をいただきました。字数がふえるとか、あとは五十数億円の経済効果が、市民税や固定資産税を安くしてほしいというようなこと、また、篠山に愛着がある等々、いろいろと聞かせていただきました。私が生まれ育ったところは、その当時、兵庫県多紀郡多紀町福住下というふうに延々と書いたものでした。途中に篠山市になり、そして今回、丹波篠山市になろうとしていますが、地名というか、こういうふうに町名であったり、市名というのは時代とともに変わるのではないかと思っております。経済効果のほうも今後、市民の皆様にはすぐには感じ取っていただくためには、時間差があるかと思います。効果が早く出ると思われる事業者等、そういうところから波及していって、一般市民の方にもじわじわと効果が、波及があらわれると想像しております。今後とも市民の皆さんに説明等のキャッチボールを繰り返しながら、それを繰り返していくことが大切かと考えております。  先ほども申しました市民参画の設置や、特に市の担当部署の再編というか、体制強化についても十分考慮していただきたいと考えております。この冊子をもって、「市制20年を前に未来のためにみんなで話そう」という中にも、「市名変更は最終ゴールではありません。市名変更をきっかけに魅力や価値を高めることが大切です。おいしい農産物等、全国に誇る多くの地域資源を生かし、篠山のイメージブランド化を結びつけて、資金や人を呼び込むことで活性化が図れます。行ってみたい、住んでみたい、住んでよかった丹波篠山ならではのまちづくりの展開を、オールささやま、オール丹波篠山で取り組むことが大切」というふうに、ここにしっかりと書いてあります。  今後、今回の多くの議員が一般質問でも質問がありました、新生・丹波篠山市に向けた、市長の思いを聞かせていただきました。これからの丹波篠山市のかじ取りの大切な時期のリーダーとして牽引するためにも、年明けの市長選への出馬の意向について、お聞かせください。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)  どうもありがとうございます。本当にこの市名の問題は、大変こう優しいようで難しい問題であったと思います。みんなに共通している市民一人一人の問題であるんですけれども、この議会の中でも、議員の皆さんの中でも見解が違ったように、自分の置かれた立場、自分の置かれた仕事、ふだんの仕事、生活、それからまた丹波篠山という名前にね、強く誇りを感じる人、いや、丹波でも丹波篠山でもどちらでもよいという人もやっぱりありました。こういった中で、それぞれ自分が正しいと思って議論しますから、なかなか話がまとまらなかった。しかし、結果的には住民投票で、しかも70%の投票率で決められたということは、大変これ私は誇り高いことだと思って、喜んでおります。ですから、こういったきょうもお話がありますように、市民の力を生かして、これから丹波篠山市をみんなでつくっていければですね、本当によい町としてみんながまた、特に丹波篠山を今、市民が大きく誇りに感じて、こういった町がつくれるものではないかというふうに考えているところです。  それで、私のことなんですけれども、私としては、まず第一に今回住民投票と選挙を11月にしましたが、非常にこう私も厳しいことを言われたりしましたし、心外なところもありましたが、結果的に多くの市民の皆さんで解決をしていただいた。また、私に多くの皆さんが信頼をしていただいたということに、私としては、大変こう誇りにうれしく思っておりますし、市民の方に助けてもらったというふうな気持ちも持っておりまして、こういった市民の皆さんの気持ちに本当に心から感謝したいと思います。  丹波篠山市ができますので、私としては、これまでから取り組んできた魅力のあるまちづくりをさらに進めていく。住みよい町をつくっていく。それに加えて、丹波篠山として、世界にも誇れるようなまちづくり丹波篠山市がスタートしますから、そういった町の礎を築いていきたいという気持ちを強く持っておりますので、もう一度、来年2月の選挙におきましては、もう一回立候補して、挑戦をさせていただきたいと、このように今、考えていますので、市民の皆さんや議員の皆さん、小畠議員におかれましても御支援をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(森本富夫君)  1番、小畠政行君。 ○1番(小畠政行君)  以上で、私の質問を終わります。 ○議長(森本富夫君)  小畠政行君の一般質問は終わりました。  これで、一般質問を終わります。  日程第3  議案第94号 平成30年度篠山市農業共済事業会計補正予算(第3号) ○議長(森本富夫君)  日程第3.議案第94号 平成30年度篠山市農業共済事業会計補正予算(第3号)を議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  堀井農都創造部長。
    ○農都創造部長(堀井宏之君)(登壇)  それでは、ただいま御上程いただきました議案第94号 平成30年度篠山市農業共済事業会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  今回の補正は、農業保険法の改正に伴い、予算書の第7条に定めております事務費賦課金の賦課単価の変更をお願いするもので、補正予算書の第2条及び第3条をごらんください。  9月議会において農業共済条例の全面改正を御決定いただきましたように、農業共済制度は現在、新制度に移行中でありますが、法改正により、平成31年1月1日から、改正による新制度が適用される「家畜共済」と「園芸施設共済」につきまして、その賦課単価を変更するものです。  これまで賦課単価は、3月の議会におきまして次年度の予算案の中で、次年度の単価も御審議をいただいておりましたが、制度移行に伴い、この時期に変更する必要が生じたものでございます。  まず、補正予算書の第2条の予算 第7条第2項 賦課単価、第3号の家畜共済割につきましては、現行制度では死亡事故に対する共済と、病気やけがの診療に対応する共済が一体となっておりましたものが、死亡廃用共済と疾病傷害共済の2つに分離されたことから、賦課金の単価をそれぞれに追加するものです。  次に、第3条の第5号の園芸施設共済割につきましては、現行制度では、パイプハウスにビニールを被覆されている期間しか加入できなかった共済が、被覆していない期間も含めて1年間、加入できる共済に変更されることから、同一の施設であっても賦課金が上がることから、今回、ビニールを被覆していない期間は賦課しないよう改めるものです。  今回の補正予算の賦課単価の変更は、制度改正により農家負担がないよう単価設定等を行っていくため、この変更に伴う収支の増減はありません。  以上で、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議をいただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いします。 ○議長(森本富夫君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行いますが、議案第94号については、補正予算特別委員会に付託することにしたいと思います。  したがいまして、説明に対する総括的な質疑をお願いします。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  お諮りします。  ただいま議題となっております議案第94号は、補正予算特別委員会に付託することにしたいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  異議なしと認めます。  議案第94号は、補正予算特別委員会に付託することに決定しました。  以上で、本日の日程は全部終了しました。  お諮りします。  議事の都合によって、あす14日から25日までの12日間は、休会としたいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  異議なしと認めます。  あす14日から25日までの12日間は、休会とすることに決定しました。  次の本会議は、12月26日午前9時30分から開議します。  本日は、これで散会します。  お疲れさまでした。               午前11時52分  散会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                        平成30年12月13日                        篠山市議会議長  森 本 富 夫                        篠山市議会議員  大 上 和 則                        篠山市議会議員  木 戸 貞 一                        篠山市議会議員  國 里 修 久...