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平成30年第116回臨時会(第1号10月12日)
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  1. 篠山市議会 2018-10-12
    平成30年第116回臨時会(第1号10月12日)


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    平成30年第116回臨時会(第1号10月12日)        第116回篠山市議会臨時会会議録(1)           平成30年10月12(金曜日)              午前 9時30分 開会   〇出席議員(18名)      1番  小 畠 政 行         2番  隅 田 雅 春      3番  向 井 千 尋         4番  渡 辺 拓 道      5番  大 西 基 雄         6番  園 田 依 子      7番  足 立 義 則         8番  安 井 博 幸      9番  恒 田 正 美        10番  栗 山 泰 三     11番  大 上 和 則        12番  木 戸 貞 一     13番  國 里 修 久        14番  吉 田 知 代     15番  前 田 えり子        16番  河 南 克 典     17番  奥土居 帥 心        18番  森 本 富 夫 〇欠席議員(0名)
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         酒 井 隆 明   副市長        平 野   斉   教育長        前 川 修 哉   代表監査委員     畑   利 清   政策部長       稲 山   悟   総務部長       梶 村 徳 全   市民生活部長     野々村   康   保健福祉部長     倉   剛 史   農都創造部長     堀 井 宏 之   まちづくり部長    横 山   実   上下水道部長     酒 井 一 弘   監査委員・公平委員会・選挙管理委員会                        固定資産評価審査委員会事務局長                                   中 筋 吉 洋   消防長        吉 見 敏 明   教育部長       芦 田   茂   教育次長       酒 井   宏   (教育委員会事務局次長) 〇議会事務局職員出席者   局長         酒 井 和 正   課長         福 西 保 博   主事         中 瀬 文 隆 〇議事日程 第1号 平成30年10月12日(金曜日)午前9時30分開会   第 1  会議録署名議員指名   第 2  会期決定   第 3  諸般報告        ・例月出納検査報告   第 4  市長退職期日に関する同意について   第 5  議案第73号 平成30年度篠山一般会計補正予算(第6号)               午前 9時30分  開会議長森本富夫君)  皆さん、おはようございます。  開会に先立ち、一言挨拶を申し上げます。  大きな課題となっております市名変更に関し、篠山市議会としては、市名変更並びに地域ブランド振興調査特別委員会で、問題点と今後の方向性をまとめてまいりました。また、市当局においては、経済効果を示してのふるさと一番会議や200カ所を超える説明会を経て、市名変更への意思決定も行われてまいりました。その後、篠山住民投票条例に基づく住民請求が成立するなど、今まさに大きな判断を迎える状況となりました。  本日の第116回篠山市議会臨時会は、去る10月5日に酒井市長から退職申し出があり、その退職の日が指定されていることに伴う退職期日同意案件、並びに去る9日の篠山選挙管理委員会決定されました来月18日の市長選挙の執行に伴う補正予算が上程されるものであります。議員皆様には、9月27日の定例会以降、10月9日の丹波市議会との合同の議員研修会地方議会議員厚生年金加入に関する勉強会、また、継続審査となっている平成29年度の各会計決算審査、9月30日の開庁日曜日の市民相談コーナー実施など、精力的な議会議員活動を進めていただいておりますことに深く感謝申し上げます。  なお、今回とり行われます市長選挙及び住民投票実施に伴い、11月に予定しておりました「議会報告会」については、選挙期間中でもあり、この際、延期をし、12月定例会終了後の開催とすることに決定いただいておりますので、よろしくお願いいたします。  以上、開会に当たっての挨拶といたします。  ただいまから、平成30年第116回篠山市議会臨時会開会します。  これから、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。 ◎日程第1  会議録署名議員指名議長森本富夫君)  日程第1.会議録署名議員指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、14番、吉田知代君、15番、前田えり子君、16番、河南克典君を指名します。 ◎日程第2  会期決定議長森本富夫君)  日程第2.会期決定議題とします。  お諮りします。  本臨時会会期は、本日1日限りとしたいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長森本富夫君)  異議なしと認めます。  会期は、本日1日限りとすることに決定しました。 ◎日程第3  諸般報告議長森本富夫君)  日程第3.諸般報告を行います。  本日の案件は、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。  次に、監査検査結果について。  監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、平成30年6月分、7月分の例月出納検査報告書が提出されました。その写しを配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。  次に、前川教育長から地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定によって、平成29年度教育委員会の点検・評価について報告がありました。本件は、9月27日の全員協議会において配付され、既にお目通しいただいているところです。  次に、地方自治法第121条第1項の規定に基づき、議会審議に必要な説明のため、市長教育長代表監査委員及びその委任を受けた者の出席を求めておきましたので、御了承願います。  これで、諸般報告を終わります。 ◎日程第4  市長退職期日に関する同意について ○議長森本富夫君)  日程第4.市長退職期日に関する同意についてを議題とします。  本件は、市長 酒井隆明君から10月16日に退職したい旨の申し出があり、地方自治法第145条ただし書きの規定によって退職期日について、議会同意を要するものです。  職員議案朗読をさせます。 ○議会事務局長酒井和正)  市長退職期日に関する同意について。  篠山市長 酒井隆明君から、別紙のとおり平成30年10月16日に退職したい旨、申し出がありましたので、地方自治法第145条の規定により議会同意を求める。  平成30年10月12日  篠山市議会議長 森本富夫議長森本富夫君)  お諮りします。  本件は、これに同意することに、御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長森本富夫君)  異議なしと認めます。  市長 酒井隆明君の10月16日を退職期日として同意することに決定しました。 ◎日程第5  議案第73号 平成30年度篠山一般会計補正予算(第6号) ○議長森本富夫君)  日程第5.議案第73号 平成30年度篠山一般会計補正予算(第6号)を議題とします。  議案朗読を省略し、提案理由説明を求めます。  稲山政策部長。 ○政策部長(稲山 悟君)(登壇)  それでは、ただいま御上程賜りました議案第73号 平成30年度篠山一般会計補正予算(第6号)について、提案理由説明を申し上げます。  予算書をごらんください。  このたびの補正につきましては、酒井市長退職に伴い実施される市長選挙に係る所要額追加するもので、今回の市長選挙については、住民投票と同時に実施をされます。  結果、第1条の歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出予算総額歳入歳出それぞれ469万8,000円を追加し、歳入歳出予算総額歳入歳出それぞれ243億6,489万8,000円とするものです。  それでは、予算書9ページをお開きいただき、歳出予算について、御説明を申し上げます。  2款 総務費、4項 選挙費、3目 市長選挙費は1,119万8,000円の追加で、開票管理者報酬職員人件費ポスター掲示板等市長選挙実施にかかる経費の追加で、4目 住民投票費は650万円の減額で、市長選挙住民投票が同日に実施されることにより、住民投票システム構築委託料減額するものでございます。  なお、必要となります一般財源は、全額財政調整基金繰入金により措置をしております。  以上で、提案理由説明とさせていただきます。  御審議をいただき、御決定賜りますようお願いいたします。 ○議長森本富夫君)  提出者説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。  8番、安井博幸君。 ○8番(安井博幸君)  10ページの開票立会人報酬のところ、時間外勤務手当ですけれども、市長選挙が同時に行われることによって、何人の職員が何時間時間外手当が必要なのか、そのあたりをお示しください。 ○議長森本富夫君)  中筋選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長中筋吉洋君)  選挙管理委員会中筋でございます。  先ほど御質問のありました開票に関します人件費の件でございますけれども、新たに40人の人間が必要ということで予定をしております。それと投票が2つになるということから、全体の投票時間として約1.5時間余計にかかるということで計上しております。  以上です。
    議長森本富夫君)  ほかに質疑はありませんか。  12番、木戸貞一君。 ○12番(木戸貞一君)  この予算につきましては、市長選が同時に行われるということで計上されました。新聞のほうで私も市長の今回の辞職の理由として、「この市長選住民投票に合わせたときに400万円から500万円程度実施できるから、それならということ」というふうな文章を見させていただきました。いろいろ考える中で、今回の市長選挙、もし市議会議員の中から市長選挙立候補が出た場合は、その時期によりましては、市議会議員選挙補欠選挙も同時に行われる可能性も高いと聞いております。もしその場合、そういった想定市議会議員選挙が同時に行われた場合の費用の想定は、この中でされておられるのか。その場合、市のほうにもお尋ねしますが、これは市長選挙ということなので、そういったことが発生した場合は、副市長の専決というふうになるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長森本富夫君)  中筋選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長中筋吉洋君)  今回の補正につきましては、市長選挙を行うための補正ということでございますので、市議会議員の補選ということにつきましては、想定をしておりません。 ○議長森本富夫君)  平野副市長。 ○副市長(平野 斉君)  その分につきましては、16日で市長退職いたしますと、その間、職務代理者であります私がその任を負うということでありますので、その間に庁内の決定事項等については、私が職務代理者として決定をし、仮に補正予算提案等が必要でありましたら、その分については私が提案者ということで提案をさせていただくということであります。 ○議長森本富夫君)  12番、木戸貞一君。 ○12番(木戸貞一君)  今回はそういう可能性も非常にあると思うんです。私たち新聞報道で見る限り、市民のほうに四、五百万でプラスできるという話で読みましたけれども、もし補欠選挙があれば、その倍以上かかることにもなります。市民の人には、しっかりした金額を伝えてほしいと。この問題については、当初住民投票の条例が制定されるとき、市のほうから住民投票にかかる予算は、1,500万円程度というふうな答弁もありました。そして、今回2,600万円という予算がかかるというふうな試算が出されています。そういった大きな差が出ないように、そして、市民にはきちっとした可能性のある金額を伝えるようにお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長森本富夫君)  ほかに質疑はありませんか。  10番、栗山泰三君。 ○10番(栗山泰三君)  10番、栗山です。  今回、市長選ということなんですが、2月に定例の市長選が予定されているのに、3カ月も早めて1,100万円の、差し引きして500万円近い予算になるわけですが、それを前倒ししてする必要があったのかどうか、あるのかどうか、それをお聞きしたいです。 ○議長森本富夫君)  10番、栗山泰三君。 ○10番(栗山泰三君)  新聞等を読ませていただきましたら、市長言葉から「信を問う」という言葉を聞かせていただきましたが、今ここで信を問う時期なのか。2月にその信を問う時期は十分あると思います。1,100万円という、正味650万円の住民投票条例による減額があって、差し引き500万円弱の予算計上をされておるわけですが、1,100万円のこの金額ですが、予算について、私はこの650万円減額された、この意味を少し説明をお願いしたいと思います。 ○議長森本富夫君)  栗山議員に申し上げますが、予算審議でございますので、650万円の減額の件に関してのみ、答弁は求めたいと思います。  中筋選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長中筋吉洋君)  今回の住民投票費に係ります減額につきましては、9月27日の定例会の際にもお答えをさせていただいたと思いますけれども、システムについては、本来公職選挙法に基づく選挙については、同時に行う際には不要になるということから減額したということでございます。  以上です。 ○議長森本富夫君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長森本富夫君)  議長との発言がありますので、これから討論を行います。  まず、原案反対者発言を許します。  15番、前田えり子君。 ○15番(前田えり子君)(登壇)  15番、前田えり子です。  議案第73号 平成30年度篠山一般会計補正予算(第6号)に反対討論をいたします。  先ほど議会では、同意をいたしましたが、もろ手を挙げて私は同意をしたわけではありません。篠山市の市名変更住民みずからが投票で決めようと、市民団体市名名付け親になろう会」を中心に、住民投票の直接請求に必要な有権者の5分の1を大きく上回る1万人余の署名を集め、市名変更の賛否を問う住民投票実施されることになりました。日本共産党丹波地区委員会篠山委員会は、市民の中で意見の分かれる「市名変更」という問題を一方的に強行するのではなく、「市民の合意と納得で決めること」を強調し、「住民投票で決めるのが解決の道である」との見解を発表してきました。  住民投票実施される見通しとなったことを受け、市長任期途中での辞任、住民投票同時選挙となる市長選挙に再度立候補を表明されています。記者会見では、住民投票投票率が50%に満たない場合、開票されないことをもって、「いつまでも市名変更問題が、解決できず混乱が続く」として、「市長選挙と同時に行うことで、多くの人に投票に行ってもらえる」と述べられています。しかし、今回の出直し選挙で「信を問う」大義はありません。記者会見市長は「投票率を上げる」ことを理由に、立候補することにされていますが、必ず選挙になるという保証はなく、無投票も考えられます。もちろん「投票率を上げる」ことは必要であり、市として重要なことは、有権者に対して、積極的に住民投票に参加することを呼びかけることではないでしょうか。市名変更問題について市長選挙を行う必要はなく、住民投票で決着すればいいのです。「信を問いたい」のであれば、来年2月に任期満了となる市長選挙で行うべきで、今回の対応は全く不可解で、財政的にも浪費にもなり、「市政投げ出し」のそしりを免れず、大義なき市長辞任と言わざるを得ません。  日本共産党丹波地区委員会篠山委員会は、今回の住民投票の直接請求運動に奮闘された皆さんに心から敬意を表するとともに、住民投票を歓迎し、その成功のために市民皆さんと力を合わせ頑張ります。  以上、議案第73号に対する反対討論といたします。 ○議長森本富夫君)  次に、原案賛成者発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長森本富夫君)  次に、原案反対者発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長森本富夫君)  次に、原案賛成者発言を許します。  12番、木戸貞一君。 ○12番(木戸貞一君)(登壇)  議案第73号の原案賛成立場発言をさせていただきます。  先ほどの日程第4において、市長退職期日に関する同意について異議なく、各議員同意をされました。また、先般に市長から辞職願が出され、それは今回の同意を持たずしても、20日で自動失職となり、そうなった場合は、必ず市長選挙が50日以内に実施されます。その予算をきちっと議会で認めるということは、それは当然すべきであると思い、賛同したいと思います。  また、今回、「市名名付け親になろう会」、署名を、1万を超える署名市長のほうに提出されました。その際の思いとして、「市長には市を挙げて、ともに住民投票を成立させるように取り組んでもらいたかった」という言葉がありました。本来出直し市長選挙投票率を上げるというのではなくって、市民思いを酌むというのは、市を挙げて、私たち議員も市も、住民投票投票率向上のために取り組むべきではなかったとは思いますが、今回こういう事態になった以上、予算は当然議会として認めるべきものであると思い、賛同の立場討論いたします。  以上です。 ○議長森本富夫君)  次に、原案反対者発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長森本富夫君)  次に、原案賛成者発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長森本富夫君)  討論なしと認めます。  これから議案第73号を採決します。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長森本富夫君)  起立多数です。  したがって、議案第73号は、原案のとおり可決されました。  以上で、本日の日程は全部終了しました。  会議を閉じます。  平成30年第116回篠山市議会臨時会を閉会します。  閉会に当たりまして、一言挨拶を申し上げます。  本日は、上程しました市長退職期日同意、並びに11月18日執行される市長選挙に係る補正予算決定いただきました。11月18日は、市制20周年を前に、市民の真意を問う市長選挙住民投票です。今回の市長選挙住民投票は、私たちの思う以上に全国から注目され関心が寄せられています。市民皆様の多くの署名による住民投票であり、しっかりと成立させ、篠山市民民意力の高さを全国に示すとともに、問題解決に向けての最後の議論となることを願うものであります。  篠山市の未来に責任を負う市議会としましても、個々の議員活動のあらゆる機会を通じて、市民皆様住民投票に参加いただけるよう、また市民一人一人がしっかりと意思表示をしていただけるよう、真摯なお取り組みをいただくことを再度お願いいたします。  さて、秋本番篠山市となってまいりました。皆様には、この上とも御自愛をいただき、市政発展のため、御活躍を賜りますよう御祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。  続いて、酒井市長から御挨拶がございます。  酒井市長。 ○市長酒井隆明君)(登壇)  本日は臨時会を開催していただき、また、提案しました案件につきまして、御承認をいただきましてありがとうございました。私もこのように任期の途中で信を問うということは、本意ではありませんけれども、諸般の事情を考えたときに、この道が一番というふうに判断したもので、よろしく御理解をいただきたいと思います。  この市名問題、要望を受けてから2年近くがたちますが、いまだに解決ができていません。これは市長としての責任も大きいというふうに私は考えておりますし、また、議会皆さんにおかれましても、それぞれの立場を主張するだけではなく、これをまとめていくという、また大きな責任、役割もあるのではないかと思います。先ほどこの時期ではなくても、2月においても信を問えるのではないかという御意見もいただきましたが、いろいろ熟慮した、思案した結果、この時期が一番ふさわしいと考えたものです。  住民投票署名活動は、もちろん市長に対する不信任を求めるというものではないと思いますけれども、この問題、署名活動が起こったのが、市長として丹波篠山市への意思決定をした、その後に署名活動が起こったということは、この市名変更の手続を、議論を進めてきて、意思決定をしたその責任者としての市長としては、幾ばくかこの自分の置かれた立場を考えざるを得ないということになりますので、やはりその信を、責任を問わなければならないと私は考えました。また、この住民投票署名活動署名はしていただいたとしても、では、投票に行っていただけるかということを考えたときに、全国の例を見ましても、50%の投票率をいくという例は昨年はありません。3件ともいっておりませんし、また篠山市もここのところの選挙投票率を見ましても、なかなか50%というのは、大変厳しい数字であると思います。この住民投票をここで成立させなければ、成功させなければ、これだけ丹波篠山篠山市ということが注目される中、どのような評価を受けるのかということも大変心配しましたので、ぜひ市民皆さんに、この問題の重要性を認識していただいて、この際、きちんとした解決を図りたいという一念でありますので、御理解をいただきたいと思います。  私は市長としてできる限り、この市長の肩書を置いて、一市民としてこの問題を訴えていきたいと思いますし、議会皆様におかれましても、もちろん署名をされた方、とった方、あるいはこの問題に賛成反対、それぞれの立場で訴えてきた方も市民挙げてですね、今こそ篠山市として、市民として、賛否を超えてきちんとした解決を図る、こういったことに全力でみんなで取り組めていければというふうに願うところです。  これまでこの3期目の私のこの3年半を振り返りますときに、思いどおりといいますか、思い以上の結果も残せてきたというふうに考えております。平成27年には、日本遺産第1号の町として認定を受けることができました。ユネスコの創造都市にも加盟することができました。平成29年には、丹波焼がまた日本遺産になり、全国の景観のモデル都市にもなりました。このような町は他になく、将来発展への大きな礎が築けたものと自負するところです。また、味間こども園たきこども園整備着手病児保育こども発達支援センターなど、子育て施策については大きく充実させることができたと考えていますし、また、全国モデルとなるような原子力防災対策での安定ヨウ素剤配布、また猿・シカの適正数管理鳥獣害対策内閣総理大臣表彰も受けることができましたし、丹波森構想に従ったふるさと森づくり川づくりも進めてきました。また、本年は、ささやま医療センターの存続の協定もすることができましたし、公共交通の見直しも図ることもできています。  このように、市政を懸命に前に進めてきましたけれども、ここに大きく立ちふさがっているのが、この市名の問題です。約2年たちながら、解決もできずに、また市民の間でいつまでも賛成反対というような議論が続くこと、またこれが時として悪口を言い合ったり、政治的な争いに持ち込もうというような動きに対しては、まことに遺憾にたえません。この住民投票を機に、きっちりと解決して、これを乗り越えて、この議論を乗り越えて、篠山市をさらに前に進めたい、その一念であります。そして、この住民投票を必ず成立させて、丹波篠山の花を、来年は篠山市制20年です。大きく咲かせていきたいと念願するものですので、議会皆さんにおかれましても、市民のリーダーとして、正々堂々とした公正な住民投票選挙、そしてこれを盛り上げられるように、それぞれのお立場での御努力、御活躍をよろしくお願い申し上げまして、閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。  どうか皆様、よろしくお願いしたいと思います。  ありがとうございました。               午前10時06分  閉会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                        平成30年10月12日                        篠山市議会議長  森 本 富 夫                        篠山市議会議員  吉 田 知 代                        篠山市議会議員  前 田 えり子                        篠山市議会議員  河 南 克 典...