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平成28年第107回定例会(第1号11月29日)
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  1. 篠山市議会 2016-11-29
    平成28年第107回定例会(第1号11月29日)


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    平成28年第107回定例会(第1号11月29日)        第107回篠山市議会定例会会議録(1)          平成28年11月29日(火曜日)              午前 9時30分 開会   〇出席議員(18名)      1番  前 田 えり子         2番  隅 田 雅 春      3番  足 立 義 則         4番  栗 山 泰 三      5番  國 里 修 久         6番  河 南 克 典      7番  大 西 基 雄         8番  木 戸 貞 一      9番  向 井 千 尋        10番  吉 田 知 代     11番  恒 田 正 美        12番  大 上 和 則     13番  森 本 富 夫        14番  安 井 博 幸     15番  園 田 依 子        16番  小 畠 政 行     17番  奥土居 帥 心        18番  渡 辺 拓 道 〇欠席議員(0名)
    〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         酒 井 隆 明   副市長        平 野   斉   教育長        前 川 修 哉   代表監査委員     畑   利 清   政策部長       堀 井 宏 之   総務部長       植 村 富 明   市民生活部長     野々村   康   保健福祉部長     倉   剛 史   農都創造部長     芦 田   茂   まちづくり部長    梶 村 徳 全   上下水道部長     酒 井 和 正   監査委員・公平委員会・選挙管理委員会                        固定資産評価審査委員会事務局                                   酒 井 一 弘   消防長        畑   光 明   教育部長       上 田 英 樹 〇議会事務局職員出席者   局長         小 林 良 平   課長         福 西 保 博   主事         中 瀬 文 隆 〇議事日程 第1号 平成28年11月29日(火曜日)午前9時30分開会   第 1  会議録署名議員の指名   第 2  会期の決定   第 3  諸般の報告        ・例月出納検査報告        ・陳情書等   第 4  行政報告        ・寄附採納報告   第 5  常任委員会所管事務調査報告        ・総務文教常任委員会        ・民生福祉常任委員会        ・産業建設常任委員会   第 6  認定第 1号 平成27年度篠山市一般会計歳入歳出決算認定について   第 7  認定第 2号 平成27年度篠山市住宅資金特別会計歳入歳出決算認定に               ついて   第 8  認定第 3号 平成27年度篠山市下水道事業特別会計歳入歳出決算認に               ついて   第 9  認定第 4号 平成27年度篠山市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決               算認定について   第10  認定第 5号 平成27年度篠山市公営駐車場事業特別会計歳入歳出決算               認定について   第11  認定第 6号 平成27年度篠山市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認               定について   第12  認定第 7号 平成27年度篠山市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算               認定について   第13  認定第 8号 平成27年度篠山市介護保険特別会計歳入歳出決算認定に               ついて   第14  認定第 9号 平成27年度篠山市農業共済事業会計決算認定について   第15  認定第10号 平成27年度篠山市水道事業会計決算認定について   第16  議案第72号 篠山市税条例の一部を改正する条例   第17  議案第73号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例   第18  議案第74号 篠山市八上ふるさと館の指定管理者の指定について   第19  議案第75号 篠山口駅西公営駐車場の指定管理者の指定について   第20  議案第76号 訴えの提起について   第21  議案第77号 平成28年度篠山市一般会計補正予算(第5号)   第22  議案第78号 平成28年度篠山市下水道事業特別会計補正予算(第2号)   第23  議案第79号 平成28年度篠山市農業集落排水事業特別会計補正予算               (第2号)   第24  議案第80号 平成28年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第3               号)   第25  議案第81号 平成28年度篠山市介護保険特別会計補正予算(第3号)   第26  議案第82号 平成28年度篠山市農業共済事業会計補正予算(第2号)   第27  議案第83号 平成28年度篠山市水道事業会計補正予算(第2号)               午前 9時30分  開会 ○議長(渡辺拓道君)  皆様、おはようございます。  開会に先立ち、一言御挨拶を申し上げます。  十分に実った黒豆の取り入れも済み、寂しくなる田畑に篠山の冬の訪れを感じます。本日ここに皆様には、極めて御健勝にて、御参集を賜り、第107回篠山市議会定例会を開会できますことは、市政のため、まことに喜ばしい限りでございます。議員の皆様には、9月定例会後、本日まで公私極めて御多用な中、各種会合、行事への参加など精力的な議会、議員活動をいただいておりますことに心から感謝を申し上げます。また、11月2日から25日まで、19会場において開催いたしました議会報告会では、多くの市民の皆様に御参加いただき、貴重な御意見を多数いただきましたことに厚く御礼を申し上げる次第でございます。市民の皆様からいただきました貴重な御意見を今後の議会活動、議会運営に生かしてまいりたいと存じます。  さて、今期定例会は条例改正、一般会計を初め各特別会計の補正予算など、重要な案件が上程されます。議員各位には、十分な御審議をいただき、市民の皆様の負託に応え得る適切妥当な結論が得られますよう念願するものでございます。  時節柄、皆様方には十分御自愛の上、ますます御健勝にて、御精励賜りますようお願い申し上げまして、開会の挨拶といたします。  ただいまから、第107回篠山市議会定例会を開会いたします。  これから、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。 ◎日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(渡辺拓道君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、14番、安井博幸君、15番、園田依子君、16番、小畠政行君を指名します。 ◎日程第2  会期の決定 ○議長(渡辺拓道君)  日程第2.会期の決定を議題にします。  お諮りします。  本定例会の会期は、本日から12月22日までの24日間にしたいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  異議なしと認めます。  したがって、会期は本日から12月22日までの24日間に決定しました。 ◎日程第3  諸般の報告 ○議長(渡辺拓道君)  日程第3.諸般の報告を行います。  本日、市長等から提出されます案件は、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。  次に、地方自治法第121条第1項の規定に基づき、議会の審議に必要な説明のため、市長、代表監査委員、教育長、及びその委任を受けた者の出席を求めておきましたので、御了承願います。  次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、平成28年6月分、7月分、8月分、9月分の例月出納検査報告書が提出されました。その写しを配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。  次に、閉会中に陳情書等7件が、議長宛てに提出されております。文書表とともにその写しを配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。  なお、その内容につきまして、「平成28年度教育環境に係る要望書」ほか6件につきましては、市当局において措置すべき内容でありますから、十分検討を加えられますよう申し入れたいと思います。また、「家族介護はもう限界です。障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書の提出を求める陳情書」につきましては、引き続き検討することといたします。  これで、諸般の報告を終わります。 ◎日程第4  行政報告 ○議長(渡辺拓道君)  日程第4.行政報告を行います。  市長から報告がございますが、それに先立ちまして、寄附採納の報告文書を事務局長に朗読させます。 ○事務局長(小林良平君)  朗読いたします。寄附の受け入れについて、下記のとおり寄附の申し入れがあり、これを採納したので報告いたします。平成28年11月29日報告。篠山市長 酒井隆明。
     寄附者住所、氏名、寄附品目、数量、寄附目的の順に朗読いたします。  篠山市草ノ上96−1、多紀ライオンズクラブ会長 森田 悟、テント1張、現金10万円相当、篠山東中学校学校活動用備品として。  芦屋市翠ヶ丘町14−8−501、長島 徹、現金10万円、丹波篠山ふるさと基金として。  東大阪市西岩田3−5−65−814、藤田弘道、現金10万円、丹波篠山ふるさと基金として。  吹田市長野東24−11、酒井正記、現金30万円、丹波篠山ふるさと基金として。  吹田市長野東24−11、酒井ゆう子、現金20万円、丹波篠山ふるさと基金として。  神戸市東灘区本山南町5−4−25−606、遠山和美、現金10万円、丹波篠山ふるさと基金として。  東京都練馬区関町北2−31−20−902、山内憲一、現金15万円、丹波篠山ふるさと基金として。  大阪市天王寺区玉造元町8−4−2804、足立 光、現金10万円、丹波篠山ふるさと基金として。  大阪市中央区糸屋町1−3−2−801、西村公加、現金10万円、丹波篠山ふるさと基金として。  以上でございます。 ○議長(渡辺拓道君)  酒井市長、報告願います。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  皆さん、おはようございます。  報告に先立ちまして、一言御挨拶を申し上げます。  寒さも日増しに加わり始め、今週からは早くも12月に入ることになりました。本日ここに第107回篠山市議会定例会を招集しましたところ、議員の皆さん全員おそろいで御健勝にて、御出席のもとに開会できますことは、市政推進の上から大変心強くうれしく思っております。平素から、真摯な議会の運営、そして積極的な議員活動を通して、市政の推進に大変御尽力、御活躍をいただきますとともに、11月2日から25日までの間に市内19の会場で議会報告会を開催されるなど、精力的なお取り組みに心からの敬意と感謝を申し上げます。  早いもので、ことしもあと一月、平成28年度もあと4カ月となりました。現在、市政執行方針に掲げています事務事業の完遂に向けまして、いま一度、事業の進捗などを点検しているところであり、今後とも市民の皆様に信頼され、信託に応えられる市政運営に努めていきたいと考えておりますので、本議会におきましてもよろしく御指導、御意見をいただきますようにお願いを申し上げます。  本定例会において御審議をいただきます案件につきましては、平成28年度の補正予算、税条例、国民健康保険税条例の改正、指定管理者の選定など、いずれも重要な案件ばかりとなっています。どうか慎重なる御審議をいただきまして、適切なる御決定をいただきますようにお願いを申し上げます。  それでは、報告に入らせていただきます。  報告の第1点目は、菅内閣官房長官の篠山市視察についてです。  11月12日、菅内閣官房長官が一目丹波篠山を見たいとのことから、篠山市を視察されました。私は篠山城跡の天守台では、「篠山にはお城より高い建物はありません。城下町の町並みや農業を大切に守ってきたこと。これに加えて、農都の古民家改修の取り組みが大きなインパクトを与えて注目を集める町になってきました」と説明をさせていただきました。また、集落丸山を視察、意見交換をされまして、村の人が生き生きとされている。空き家、放棄田もなくなったと聞いている。このような取り組みを全国に広げたいとお話をされ、丹波篠山の印象については、町全体が美しく、おもてなしの心を感じる。町の景観をみんなで守ろうとしている取り組みはすばらしいという感想をいただきました。  今回、菅内閣官房長官がお越しになりましたことは、篠山市にとりまして、大きな誇りでありますし、また、篠山市の古民家改修や観光の取り組みが全国のモデルとなりつつあるというふうに喜んでいるところです。  報告の2点目は、安定ヨウ素剤の事前配布についてです。  万一の原子力発電所の事故に備えて、平成28年度の安定ヨウ素剤の事前配布を11月5日から始めており、11月27日までに五つの会場が終了しました。本年度は新たに3歳になられた方、13歳になって服用丸数がふえる方、また、まだ配布を受けていない方を対象に行っており、今後12月11日まで三つの会場で事前配布を行っていきます。  報告の3点目は、篠山ABCマラソンについてです。  来年3月5日に開催します第37回篠山ABCマラソンの参加申し込みにつきましては、前回に引き続き、篠山市民申し込み、一般申し込み、ふるさと納税特典により申し込みを設けたほか、旅館組合と連携して篠山市内に前日宿泊される方を対象とした、市内宿泊つき申し込みを設けているところです。受付人数は篠山市民の申し込みは320人、一般申し込み9,897人、ふるさと納税特典による申し込み50人、市内宿泊つき申し込み114人となっており、加えて国内交流都市の館山市から2人、姉妹都市の愛南町から2人のランナーを加えて、今回も1万人を超えるランナーにお申し込みをいただきました。今後、大会の成功に向けて、多くの団体、市民の皆さんの協力を得ながら準備を進めていきます。  報告の4点目は、寄附の受け入れについてです。  先ほど事務局から読み上げがありましたとおり、物品1件10万円相当、現金8件115万円となっています。いずれも寄附の目的を示され、その志をもっての申し入れでありますので、これを採納させていただきました。物品は篠山市東中学校の学校活動用備品として、また現金は、全て市外の方ですが、多くが篠山市出身の皆さんと考えられ、丹波篠山ふるさと基金への御寄附となっています。その御厚志に応えるため、有効適切な活用に努めていきます。  以上、市長報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  これで、行政報告を終わります。 ◎日程第5  常任委員会所管事務調査報告 ○議長(渡辺拓道君)  日程第5.常任委員会所管事務調査報告を行います。  閉会中に各常任委員会で調査された所管事務について、各常任委員会からの報告を求めます。  最初に、総務文教常任委員会の報告を求めます。  木戸総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(木戸貞一君)(登壇)  おはようございます。それでは、報告をさせていただきます。  総務文教常任委員会で行いました閉会中の所管事務調査について、御報告させていただきます。  当委員会では、定例会閉会中の本年10月26日に、教育委員会所管の学校園における安全点検の実施状況について調査をいたしました。調査は、担当部署より、学校園での安全点検の取り組み状況について説明を受けた後、3班に分かれて、たかしろ保育園西紀みなみ幼稚園、西紀南小学校、多紀小学校、西紀中学校、篠山東中学校篠山養護学校に赴き、それぞれに現場を確認いたしました。  委員会では、まず、担当部署の説明から、安全啓発、各学校の安全留意点の引き継ぎ、年間の学校安全計画、安全安心パトロール、通学路の安全対策について、それぞれ確実に実施できていることを確認したことを御報告させていただきます。  次に、学校園での現場確認について、現場確認では、それぞれの学校園での安全管理体制と安全指導について確認を行いました。安全管理体制につきましては、確認した七つの学校園全てで施設の安全点検、子供の安全管理は十分に実施できていることを確認いたしました。  ただし、施設の安全管理上の問題点として、篠山東中学校では、体育館の雨漏りについて、平成19年に修繕したが直りきっておらず、生徒がぬれた床ですべって転倒したことがあったこと。また、教室の黒板前のつり下げ照明に、重量のある木材が使用されており、地震の際の落下が心配なこと。多紀小学校では、雨漏りが1カ所あること。西紀南小学校では、エアコンにふぐあいのある部屋があること。西紀みなみ幼稚園では、門扉がなく、園児が道路へ飛び出す危険があること。たかしろ保育園では、昭和57年の建築で施設が老朽化しており、適宜修繕が必要であることがわかりました。これについては、担当部へ適切に対処いただくようにお願いしておきました。  次に、子供への安全指導につきましては、全7カ所全てで指導が適切になされていることを確認いたしました。  教育委員会におかれましては、今回、現場確認できなかったほかの施設の安全につきましても再度、確認し、今後とも学校園の適正な安全管理に努めていただきますようにお願い申し上げます。  以上、当委員会の所管事務調査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、民生福祉常任委員会の報告を求めます。  恒田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(恒田正美君)(登壇)  皆様、おはようございます。民生福祉常任委員長の恒田でございます。  民生福祉常任委員会における閉会中の所管事務調査について、御報告申し上げます。  当委員会では、10月18日に、篠山市清掃センター設立に係る経緯等について調査を行いました。篠山市清掃センターについては、建設以降十数年が経過しており、基幹設備等の改修、修繕時期を迎えている中、共同運営の相手方である丹波市から、焼却炉の1炉運転や運営負担金の見直しについて意見が出ている状況も踏まえ、所管の委員会として、これまでの篠山市清掃センターの建設に係る経緯、及び丹波市との協議経過等について、改めて確認しておく必要があると考え、調査を行った次第です。  委員からの篠山市清掃センター建設に係る総経費について、どの程度を要したのかとの質疑に対し、当局より、市清掃センター建設経費の総額は80億円程度であるとの答弁がありました。  また、平成17年3月14日に交わされた、丹波市との確認書において見直された施設運営経費に係る負担割合の内容はとの質疑に対し、平成15年度におけるごみ量の実績の値に基づき、丹波市の負担割合を見直したとの答弁がありました。  また、産業廃棄物の搬入が篠山市の事業系ごみの量を押し上げている要因ではないのかとの質疑に対し、産業廃棄物については、地方自治体が産業廃棄物を処理する義務はないが、多紀清掃センター時代から受け入れており、市内の病院や工場等のさまざまな事業者の運営に寄与していると考えている。県内では、6自治体が産業廃棄物の受け入れをしている中、本市では、一般廃棄物処理能力における余剰の範囲において、市内事業者からの産業廃棄物を受け入れているが、その分事業系ごみ量はふえていると考えられるとの答弁に対し、今後も引き続き、産業廃棄物を受け入れていくのかとの質疑が出され、重大な事情の変化等がない限り、引き続き受け入れることになると考えるとの答弁がありました。  また、篠山市循環型社会形成推進地域計画に産業廃棄物に係る内容を盛り込むのかとの質疑に対し、当該計画においては、一般ごみに係る内容が主になるとの答弁がありました。  また、丹波市側が提案している焼却炉の1炉体制は現実的に可能なのかとの質疑に対し、国の指針においては、突発的な故障等が発生する可能性もあることから、複数炉体制を勧めており、リスク管理の観点から1炉体制は避ける必要があると考えるとの答弁がありました。  また、これまで長期的な修繕・改修工事はなかったのかとの質疑に対し、未然に修繕等を施してきたことから、長期的な修繕や改修を要する故障等は発生していないが、基幹設備のガス冷却室については、大規模改修に該当する案件であると考える。なお、修繕対応に係る緊急性の判断については、事業者と状況を確認しながら決定しているとの答弁がありました。  また、基幹的設備の大規模改修に要する期間はとの質疑に対し、平成29年度から平成31年度までの3カ年を見込んでおり、この間、焼却施設は1炉運転が主になるとの答弁がありました。  また、基幹的設備改良工事に関して、一般廃棄物処理地方債に係る今後のスケジュールはとの質疑に対し、基幹的設備改良工事については、平成29年度分の交付金申請を平成29年1月に行う予定であるとの答弁がありました。  また、ごみ焼却施設長寿命化総合計画策定に係る進捗状況はとの質疑に対し、平成29年3月末までに策定できる見込みであるとの答弁がありました。  また、兵庫県ごみ処理広域化計画においては、篠山市清掃センターは、丹波地域の広域化を果たすまでの過渡期的な施設と位置づけられている中、今後、広域化に向けての進展は望める状況にあるのかとの質疑に対し、現状、丹波圏域においては広域化が進んでいるとはいえない状況である。しかしながら、広域化計画にのっとり、事業を進めていかなければ、県補助事業等の対象から外れてしまうことになるため、広域化の枠組みの中で進めていかなければならず、代替案はないものと考えられるとの答弁がありました。  篠山市清掃センターは、市民生活に直結する施設であり、兵庫県ごみ処理広域化計画も踏まえながら、引き続き、安定的に運営を行う必要があることから、諸課題に対しては当局の適切かつ速やかな対応が求められます。今後も所管の委員会として注視していくとともに議論を行っていきたいと考えます。  以上、民生福祉常任委員会が実施いたしました所管事務調査報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。  小畠産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(小畠政行君)(登壇)  おはようございます。産業建設常任委員長の小畠でございます。  産業建設常任委員会における閉会中の所管事務調査について、御報告申し上げます。  当委員会では、10月28日に、所管事業の進捗等について、調査を行いました。  まず、糯ヶ坪地区の雨水浸水対策については、平成25年9月15日から16日の降雨により、篠山川にかかる京口橋上流左岸に位置する糯ヶ坪地区の水門周辺で浸水被害が発生したことを受け、以降、その対策が検討されていますが、これまでの検討経過、雨水浸水対策の内容、今後の取り組みスケジュール等について説明を受け、質疑を行いましたので、主な内容について御報告いたします。  委員からの雨水浸水対策に係る事業費及び財源はどの程度かとの質疑に対し、当局からは、現在、詳細設計中で放流先の河川管理者とも構造等について協議しているところであり、事業費の算出まで至っていない。財源については、国庫補助金で2分の1を充当し、補助残は起債で実施する計画であるとの答弁がありました。  また、県土木事務所が行っている篠山川のしゅんせつ等の取り組み状況及び今後の方向性はとの質疑に対し、県土木事務所においては、河川管理者としての取り組みとして、河川内の立木伐採やしゅんせつ等の対策を講じられている。また、詳細は不明であるが、県土木事務所では、現在、京口橋下流の落差工も検討したいとの意向を持っておられるが、橋脚への影響等も含め検討中であると聞いている。これに対し、下水道事業は市街地の浸水対策となるが、雨水浸水対策は河川管理者と下水道管理者の相互協力により行うこととなっているとの答弁がありました。  また、河川管理者は河川水位を低くする方針である中、下水道管理者は市街地雨水の強制排除を行うこととなるが、河川水位への影響はないのかとの質疑に対し、今回の下水道雨水計画に際し、河川管理者とともに河川水位への影響について検討した結果、河川水位の変動は降雨時からおくれて水位が上昇することを確認した。検証では、上流域である福住地域での降雨により、京口橋付近の河川水位の上昇は降雨から約150分後となること、及び強制排除による河川水位の上昇は5ミリメートル程度である中、河川管理者からは時間差も含め、問題ないことを確認しているとの答弁がありました。  糯ヶ坪地区の雨水浸水対策については、今後もいつ起こるかわからない豪雨等に対する市民の安心・安全な生活環境の確保に向け、所管の委員会としても、注視していきたいと思います。  次に、福住歴史地区の指定について、及び景観形成支援制度の創設については、平成27年度施政方針でも掲げられている「魅力ある美しい篠山市」実現に向けた取り組みであり、その内容及び今後のスケジュールを含めた進捗等について説明を受け、質疑を行いましたので、主な内容について御報告いたします。  委員からの福住地区の歴史地区の指定に関し、指定による効果及び課題等はあるのかとの質疑に対し、当局からは、重要伝統的建造物郡保存地区は、文化財としての復元・再生が目的であるのに対し、歴史地区の指定は景観との調和型であり、景観に対する意識や地域への誇りの醸成に当たっては、大きな効果を上げていると考えている。一方で、現行の歴史地区内における事例として、建築物の改修に当たっては、老朽化等に伴い屋根のみや外壁のみといった部分的な改修もあるが、修景助成は建築物全体として景観基準に適合する必要がある。このため、改修予定のない部分も原則基準に適合していないと改修に係る助成を受けられないといったこともあることから、事前に相談していただき、十分に協議した上で進めていく必要があると考えているとの答弁がありました。  また、景観形成支援制度に関して、現行の県の助成制度と創設を予定している市の支援制度の関係はどのようになるのかとの質疑に対し、現行制度は県の助成のみであるが、市の支援制度施行後は、県と市とで補助していくことになる。限度額は現行制度と同じであり、限度額の範囲内で市も補助していくとことになるとの答弁がありました。  また、景観重要建造物の修景助成については、現行制度は県指定のみが対象となっているが、今後は市指定も対象にしていくのかとの質疑に対し、現行制度では県指定のみが助成対象となっているが、市指定についても、今後は現行制度における県指定の限度額を上限とし、かつ市の助成額と同額以内で県の支援が受けられるように進めている。なお、指定に当たっては、指定基準があり、市のまちづくり審議会で審議いただき進めていくが、無尽蔵にふやすことは考えておらず、2年に1回ぐらいのペースで2ないし3件程度を指定していきたいとの答弁がありました。  また、支援により町並みが保全されていくのは、非常によいことである一方で、市の負担も生じてくる中、重伝建地区の場合は、文化財的なこともあり、建築物等の保存に当たり、改修される方にも制約があるが、今回の支援制度の対象となる区域内での制約はあるのかとの質疑に対し、歴史地区に指定されると、建築等に当たり届け出が必要になる。地区指定は、地域の町並み景観を保全するために行うが、町並み保全に当たっては、地域の特性に応じた独自の景観基準を定め、その基準に適合しているかを審査するため届け出をしていただく必要が生じる。また、基準のない地域と比べると、歴史地区内における町並み景観の保全に当たっては、通常以上の費用負担が生じるため、それに対する支援の必要があると考えているとの答弁がありました。  また、景観に対する関心の高まりや景観への配慮が浸透してきている中、予算を超える申請があった場合は、どのように対応していくのかとの質疑に対し、基本的には、県と市の両方の補助であり、県も予算の範囲内ということがある中、市のみで補助することができないため、県と市の歩調をあわせて進めていく。また、工事期間を見込む必要もあるため、おおよそ年末までには申請のめどをつける必要も出てくる。なお、予定件数は5件程度を見込んでいるとの答弁がありました。  なお、これらの取り組みに当たっては、歴史地区の指定においては、これまでの取り組み事例を紹介することで景観に対する意識も高まると考えることから、事例を使って説明いただき、住民理解に努められたい。空き家が増加している中、空き家活用を所管する部署とも連携して進められたいとの意見も出されました。  景観は本市の大きな地域資源であり、日本遺産の認定やユネスコ創造都市ネットワークに加盟した本市が、その役割を果たす上でも、今後も非常に大切な取り組みとなってくると考えます。また、本市が進める定住促進においても、都市部の人たちを引きつける大きな要素でもあり、今後においても、この魅力資源をさらに高めるべく、所管の委員会としても注視していくとともに、しっかりと議論を行っていきたいと思います。  次に、農都創造計画については、篠山市の農業と農村振興に関する基本理念を定めた篠山市農都創造条例に基づき、策定が進められている中、その内容及び今後のスケジュール等について説明を受け、質疑を行いましたので、主な内容について御報告いたします。  委員からの農業の振興に当たっては、農業所得の向上が必須であると考えるが、計画中、農業所得の向上に関する取り組みはどの項目に当たるのかとの質疑に対し、当局からは、既に本市の特産物については、高品質で高価格の評価を受けている状況にあるが、これに加えて環境創造型農業に取り組んでいくことにより、農業所得の向上を図っていきたいと考えている。篠山市農都創造計画の基本目標2で丹波篠山ブランドの強化を掲げているが、一層のブランド力の強化と魅力を発信していくことで、生産へのインセンティブを高めていきたいと考えている。担い手育成については、国は規模拡大を軸に取り組んでいるが、本市では集落営農等も含め、個々の担い手をしっかりと育成していきたいと考えている。農都創造計画に取り組んでいくことで、付加価値を高め、農業所得の向上を図っていきたいと考えているとの答弁がありました。  また、環境創造型農業・農村の推進に関し、持続性の高い農業生産方式を掲げ、農薬や化学肥料の使用については、地域で慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況を示す慣行レベルの5割以下に低減する特別栽培農産物の栽培に取り組んでいくとのことであるが、高齢農業者等にとっては、新しい方法であり、その移行は容易ではないと考える中、特別栽培農産物栽培のための栽培暦はあるのかとの質疑に対し、現在の本市での栽培における節減対象農薬及び化学肥料の使用状況については、兵庫県が定める慣行レベル5割を若干上回っている程度であり、あともう少し量を減らすことで達成可能なことを示し、推奨していくことで取り組みを拡大していきたいと考えている。こうしたことから、JAと普及センターが作成している栽培暦についても、5割低減に近い暦となっており、農業者にとっては緑肥等、少し取り組みを加えることで実現可能なものとなっているとの答弁がありました。  また、篠山の農業を守っていくためには若い後継者の育成が必要である中、農業所得の向上につながる6次産業化が取り組みの鍵となると考えるが、6次産業化に対する取り組みについて、市の考えはとの質疑に対し、国が認定している6次産業化の取り組み経営体数は8件で、これらは施設整備等において最大で2分の1の補助を受けることができる。また、兵庫県の6次産業化プランナーによる経営診断や取り組み提案等の支援メニューがあるが、それとは別に、市内には少量の加工品を販売するグループが多くある中、そうしたグループへの支援やグループ間での情報共有の支援等を市でも取り組んでいるとの答弁がありました。  また、本市は和菓子屋が多く、その加工施設も多くある中、地元の栗を6次産業化していくことはできないのかとの質疑に対し、栗振興施策については、丹波県民局も力を入れており、平成29年度には、栗振興計画を県民局と市で作成していく予定である。一方で、栗を初めとした市内産の農産物はそもそも高値で取引されており、そのよい農産物を加工するとすれば、さらに経費が高くなる状況である。こうした中、栗や山の芋においては、そのB級品の加工を検討しているとの答弁がありました。  また、施策の進捗対策について、計画全体の統括はどこがするのかとの質疑に対し、篠山市、JA、丹波農業改良普及センターで構成する篠山市農林振興協議会が中心となり、連携しながら計画の実現を目指すこととしているとの答弁がありました。  また、計画期間は10年、5年で見直しとなっているが、農政の大転換期であることを鑑み、必要に応じ、適宜見直しを図られたい。また、JA等の関係機関とも十分に連携をとりながら取り組まれたいとの質疑に対し、平成30年には農政が大きく変わると予測されるが、現時点で国の方向性は見えていないが、大きな転換があれば見直していきたい。なお、現計画については、JAの第5次計画、県の農林水産ビジョン2020とも整合性をとりながら作成してきているとの答弁がありました。  なお、農都創造計画の取り組みに当たっては、農業所得が向上しなければ、農業は継続できない。卸し価格を向上させていく施策に取り組んでほしい。市が率先して動いていくことも含め、農業に夢を描くことができる施策に取り組んでいただきたい。生産者と購入者をつなぐ場づくり、及び販売ルートをつくっていく取り組みや仕組み等を支援する施策を講じられたい。指標からは、環境に配慮した農業にしっかりと取り組んでいく意気込みが見えてこない。たんなん味覚まつりにおいて、赤じゃがや住山ごぼう、天内芋等を売り出そうとしているが、慣行レベルの設定がない。また、ファーマーズマーケットで販売されているもの全てに慣行レベルが対応していない中、環境保全型農業を全般的に進めていくのであれば、慣行レベルの設定をふやしていく視点も必要と考える。安心・安全が目には見えないものである中、見える化も意識されたい等、多くの提案、注文意見も出されました。  「農都創造計画」は、篠山市の産業の基盤である農業をしっかりと守り育てていくためにも、大切な計画、取り組みであり、所管の委員会としても、注視していくとともにしっかりと議論を行っていきたいと思います。  以上、産業建設常任委員会が実施いたしました所管事務調査報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  これで、常任委員会所管事務調査報告を終わります。 ◎日程第 6  認定第 1号 平成27年度篠山市一般会計歳入歳出決算認定について  日程第 7  認定第 2号 平成27年度篠山市住宅資金特別会計歳入歳出決算認定                について  日程第 8  認定第 3号 平成27年度篠山市下水道事業特別会計歳入歳出決算認                定について  日程第 9  認定第 4号 平成27年度篠山市農業集落排水事業特別会計歳入歳出                決算認定について  日程第10  認定第 5号 平成27年度篠山市公営駐車場事業特別会計歳入歳出決
                   算認定について  日程第11  認定第 6号 平成27年度篠山市国民健康保険特別会計歳入歳出決算                認定について  日程第12  認定第 7号 平成27年度篠山市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決                算認定について  日程第13  認定第 8号 平成27年度篠山市介護保険特別会計歳入歳出決算認定                について  日程第14  認定第 9号 平成27年度篠山市農業共済事業会計決算認定について  日程第15  認定第10号 平成27年度篠山市水道事業会計決算認定について ○議長(渡辺拓道君)  日程第6.認定第1号 平成27年度篠山市一般会計歳入歳出決算認定についてから、日程第15.認定第10号 平成27年度篠山市水道事業会計決算認定についてまでの10件を一括議題とします。  本案につきましては、決算特別委員会に付託し、審査が行われましたので、委員長から審査の報告を求めます。  なお、審査の報告と質疑、討論は一括して行いますが、採決は議案ごとに行います。  國里決算特別委員長。 ○決算特別委員長(國里修久君)(登壇)  改めまして、皆様、おはようございます。委員長の國里でございます。  ただいま議題となりました、認定第1号 平成27年度篠山市一般会計歳入歳出決算認定についてから、認定第10号 平成27年度篠山市水道事業会計決算認定についての10議案の、決算特別委員会の審査について、一括して御報告申し上げます。  本案につきましては、去る9月26日の本会議において、議会選出監査委員を除く全議員で構成する決算特別委員会に付託されたものであります。  本案につきましては、総務文教、民生福祉、産業建設の各分科会に依頼し、審査を行いました。以下、分科会審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について、御報告申し上げます。  総務文教分科会審査においては、史跡篠山城跡保存修理事業に関し、委員より、篠山城跡石垣修理の今後の進捗スケジュール及び活用方針はとの意見が出され、当局からは、篠山城跡については、平成29年度から石垣修理を再開する予定であるが、3年から5年を単位に工事計画に区切りをつけながら進めることで県教育委員会と協議した。活用については、西側犬走は、石垣が一部はらみ、落石の危険性も考えられることから、通行どめにしているが、東側は工事期間中を除いて、通行できるかを検討したい旨の回答がありました。  次に、幼稚園管理費に関し、委員より、篠山幼稚園の状況及び今後の方針はとの意見が出され、当局からは、篠山幼稚園は年少が1名であることから、四、五歳児を一つの保育室で保育している状況である。来年度も同じ状況であれば、今年度と同様に1室での保育を考えている旨の回答に対し、幼稚園は、就学前教育であり、1名では教育できない。教育的効果を考え、今後、子供たちを第一義的に、篠山幼稚園のあり方を検討していくべきであるとの意見が出されました。  次に、図書館管理運営費に関し、委員より、不明本の状況はとの意見が出され、当局からは、平成27年度は148冊で、前年度比130冊の減となっており、職員による館内巡回と司書が注意を払っているなどの取り組みの効果と考えている旨の回答がありました。  次に、学校教育充実事業に関し、委員より、授業スタンダードを取り入れた公開授業の効果はとの意見が出され、当局からは、授業において課題の与え方や目当ての決め方、子供たち同士にどのように議論させていくかなど、授業を進める上でのポイントをDVDにまとめ、各学校に配付し、教員の指導力向上に努めた。学力向上には、教員の指導力向上が重要と考えている。篠山市の学力は徐々に上がっており、これは授業でグループ討議を行う時間を設けたり、予習により、授業に見通しをもって子供たちが授業を受けられるように取り組んだことが成果につながったのではないかと考える旨の回答がありました。  次に、奨学金貸付事業に関し、委員より、給付型を検討できないかとの意見が出され、当局からは、国でもそうした対応が検討されており、現在、教育委員会でも給付にすればどの程度の利用があり、何年間、基金が耐えられるのか、他自治体の状況もあわせて検討している旨の回答がありました。  次に、視聴覚ライブラリー事業に関し、委員より、ドローン活用方法の検討状況はとの意見が出され、当局からは、プロジェクトで研究しており、地域情報の記録の観点から進めていきたい旨の回答がありました。  次に、ふるさと篠山に住もう帰ろう運動推進事業に関し、委員より、執行率が低い要因をどのように考えているのかとの意見が出され、当局からは、定住促進重点地区での住宅補助は従来から行ってきたが、昨年から実施した市内全域での3世代同居住宅などの補助についてPRが不足していたと感じており、PRに取り組みたい旨の回答がありました。  次に、企業誘致促進費に関し、委員より、農工団地への企業誘致に向けた今後の方針はとの意見が出され、当局からは、農工団地については、東京にある日本立地センターを訪れ、農地だから誘致が難しいという考え方は捨てなければいけないことがわかった。農林水産省が、今後、農工団地に係るこれまでの施策や法律を大きく見直すと聞いているので、今後、農工団地への企業誘致について検討していきたいと考えている旨の回答がありました。  民生福祉分科会審査におきましては、長寿福祉一般事務費に関し、委員より、高齢者虐待を受けられた方を一時避難等させるための緊急滞在施設はあるのかとの意見が出され、当局からは、虐待と判断でき次第、特別養護老人ホーム和寿園で受け入れる体制をとっている旨の回答がありました。  次に、丹波認知症疾患医療センター運営補助金に関し、委員より、県が丹波市の大塚病院を指定しているが、大塚病院は本市から遠く、また一般財源で補助していることからも、市内の医療機関に変更できないのかとの意見が出され、当局からは、認知症に係る初期診断の段階では、市内の医療機関で診療を受けられている方もいるが、認知症の方や家族の方を支援する場合、専門医や専門職員の配置が重要であることから、県の指定により大塚病院が担っている。御指摘のとおり、距離的な課題も認識しており、認知症疾患医療センターのあり方については、検討が必要であると考えている旨の回答がありました。  次に、常備消防費に関し、委員より、定期的に車検を行っているにもかかわらず、予想しない故障が起きた原因は何かとの意見が出され、当局からは、国の指示を受け、消防車両などの更新期間は15年と示されている中、いずれの車両についても、導入後15年が経過しており、経年劣化によることが最大の原因であると考える。国の指示は、強制力を持つものではなく、一定の方向性は示すものの、各市町の裁量の中で、適切な更新時期等を設定するものである。本市における消防車両等の更新時期については、財政再建中であることなどを踏まえ、消防車両の15年更新ということを認識しつつも、延長の20年という更新期間を設けている旨の回答がありました。  次に、斎場運営管理費に関し、委員より、市営斎場の運営について、民営化をも含めて、どのように考えているのかとの意見が出され、当局からは、平成29年度で委託契約が終了することから、そうした点についても研究する必要があると考えている。三田市は指定管理、丹波市は業務委託という形態で、両市ともに行政職員が斎場業務にかかわることなく運営している。今後、本市にふさわしい適切な運営方法について検討していきたい旨の回答がありました。  次に、安定ヨウ素剤配布事業に関し、委員より、事業実施後3年で検証をすることを附帯して可決された中、事業検証に係る進捗状況はどうかとの意見が出され、当局からは、各家庭における安定ヨウ素剤の管理状況についてのアンケート調査や配布状況の地区及び年齢層別の偏り等を分析、検証する必要があると考えている旨の回答がありました。  次に、介護保険特別会計においては、賦課徴収費に関し、委員より、滞納者も多く、不納欠損も311件ということであるが、給付制限者や滞納される理由等は何かとの意見が出され、当局からは、介護保険料は2年で時効となる中、不納欠損期間があり、介護サービスを利用する段階で給付制限を受けている方が1名いる。主な滞納理由としては、無年金や年金額が少なく子供などの親族にも頼れない場合や、介護保険制度そのものを否定される方もいる旨の回答がありました。  産業建設分科会審査におきましては、森林管理100%作戦事業及び緊急防災林整備事業に関し、委員より、事業の進捗状況はとの意見が出され、当局からは、平成27年度は約300ヘクタールで、2年間続けて、おおむね目標を達成できたと考えている。なお28年度は、林家の実施する間伐事業の林家負担分を県・市で負担する森林管理100%作戦事業について、そのもとになる国庫補助対象事業の採択枠が削減されたこと等から、減少する見通しである旨の回答がありました。  次に、特産物振興事業に関し、委員より、山の芋の生産面積維持のための奨励金の交付や省力化資材の導入支援を実施しながらも、栽培面積は43ヘクタールと減少している。栽培面積が減少している要因をどのように考えているのかとの意見が出され、当局からは、山の芋については、篠山市の主要な特産物と位置づけている中、助成制度等により、新たな栽培農家がふえている一方で、栽培面積減少の要因については、高齢化等による栽培農家の減少にあると考える旨の回答がありました。  次に、観光施設整備事業に関し、委員より、観光ボートの更新時期も見据えながら、事業を続けていけるように、広告掲載やネーミングライツ等も検討されたいとの意見が出され、当局からは、広告掲載については、お土産購入のきっかけとしての宣伝効果もあるので検討していきたい旨の回答がありました。  次に、道路橋りょう災害復旧費及び河川災害復旧費に関し、委員より、平成26年度災害により甚大な被害があったため、繰り越しは仕方ないが、平成27年度当初予算の現年事業と繰越事業分の進捗状況は。現在の人員配置で問題は生じていないのかとの意見が出され、当局からは、平成25年度から災害が続いている状況であるが、災害復旧を優先し、取り組んできた結果、平成27年度までの災害復旧についてはおおむねね完了している。また、今年度も単独災害が発生したが、おおよそ対応のめどがついたと考えている。一般会計の道路維持管理費や河川維持修繕事業などが、災害復旧工事を優先して事業執行を進めたために繰り越しとなっているが、限られた人員の中で一度に予定を組むことが困難なこともあり、緊急性や必要性の高いところから順次、設計・入札・工事実施している状況である旨の回答がありました。  次に、下水道事業特別会計におきましては、下水道汚泥共同処理事業に関し、委員より、乾燥汚泥肥料「あさぎり乾肥」の臭気低減についての研究結果はとの意見が出され、当局からは、平成26年度より臭気低減対策として、東雲高校と共同研究で乾肥に竹チップを混合した場合の臭気低減効果の実験を行った。測定対象22項目のうち8項目は「ゼロ」、数値が測定されたのは14項目で、この14項目のうち、竹チップの混合割合を20%にした場合は、11項目で臭気低減効果が、10%にした場合は、13項目で数値の低減が見られ、一定の効果が得られた。なお、効果項目差については、20%は10月、10%は8月の実施につき、気温差の影響等が考えられるが、いずれにしても竹チップの効果があると考えられる。今後、この測定結果を地元自治会へも説明していく予定である旨の回答がありました。  次に、農業共済事業会計においては、委員より、水稲共済は強制加入である中、未納者対策の取り組み状況はとの意見が出され、当局からは、未収者対策としては文書による催告を行っており、必要に応じて戸別訪問も行っている。水稲共済は3割以上の被害がある場合に補償される中、思ったほど共済金が支払われないケースもあり、不信感を持たれる場合がある。その場合、翌年から掛金を納入されないことがあるが、まずは理由を説明し、納入していただくようにお願いしていくしかないのが実情である旨の回答に対し、支え合いが基本となっている制度であり、不納欠損額が少なくなるように努力いただきたいとの意見が出されました。  以上、座長からの審査報告を受け、新エネルギー・省エネルギー事業費に関し、こんだ薬師温泉ぬくもりの郷に設置したペレットボイラーについて、稼働状況や市内産のペレット使用等に関する質疑等がありました。その後、議員間協議、討論を行いました結果、討論はなく、その後、採決を行いました結果、認定第1号 平成27年度篠山市一般会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 平成27年度篠山市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、認定第7号 平成27年度篠山市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、認定第8号 平成27年度篠山市介護保険特別会計歳入歳出決算認定については、賛成多数で、認定第2号 平成27年度篠山市住宅資金特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 平成27年度篠山市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 平成27年度篠山市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 平成27年度篠山市公営駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第9号 平成27年度篠山市農業共済事業会計決算認定について、認定第10号 平成27年度篠山市水道事業会計決算認定については、全員賛成で、認定するものと決定しました。  議員各位におかれましては、決算特別委員会の決定どおり、御賛同賜りますようお願い申し上げます。  なお、各分科会や全体会審査の中の意見等につきましては、執行部において十分な検討をいただき、新年度の予算計上を含む今後の予算執行に反映いただきますように申し添え、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の審査報告は終わりました。  これから一括して委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで、質疑を終わります。  これから一括して討論を行いますが、討論に際しては、冒頭に議案番号を述べていただきますようお願いします。  討論はありませんか。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  議長との発言がありますので、これから討論を行います。  まず、原案に反対者の発言を許します。  1番、前田えり子君。 ○1番(前田えり子君)  議席番号1番、前田えり子です。  認定第1号 平成27年度篠山市一般会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 平成27年度篠山市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、認定第7号 平成27年度篠山市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、認定第8号 平成27年度篠山市介護保険特別会計決算認定について、反対の立場から意見を述べたいと思います。  平成27年度の予算も、「社会保障費の増加、税収の減、依然厳しい財政状況が続くことが予想される。そこで篠山再生計画を必ず実行していかなければならない」として、執行されてきました。年額で13億円を超える改革効果を上げるために、職員の給与削減については、一部復元が行われましたが、職員数は444人となり、職員の負担は大きくなっています。特に、保育士の非正規雇用はふえるばかりです。平成26年度からは、支所に要する経費、平成27年度からは消防費・清掃費の経費について、普通交付税の算定方法の見直しが行われ、平成22年度から段階的に削減されてきた額の5割程度が復元しています。再生計画の見直しも行い、市民や職員の負担を少しでも軽くするように使われるべきではないでしょうか。  年金の連続削減、70歳から74歳の医療費2割負担、介護保険制度からの要支援外しや利用料の2割負担化など、市民の暮らしは、社会保障制度の連続改悪で厳しいものになっています。「住民の福祉を守る」という自治体の原点に立った行財政改革を求めます。後期高齢者医療制度は、75歳になった途端に、家族の医療保険から切り離され、保険料は年金天引き、医療の内容まで差別しようとする世界にも例のない医療制度です。国民健康保険税は「高くて払えない」と悲鳴が上がっています。介護保険は、保険料の引き上げ、一方で要支援者は、訪問・通所介護から外され、特養ホームの入所は原則要介護3以上、利用者負担も所得によって1割から2割になりました。一般会計からの繰り入れも含め、今後の取り組みにおいて検討、改善されるよう期待します。また、社会保障制度の改悪で、自治体は厳しい対応を求められています。国に対して、制度の改悪を許さないことを求め、社会保障費の増額を強く求めていくべきです。  同和対策特別措置法が終結してから、14年の歳月が経過しています。自治会での住民学習は、自主的、主体的な学習になるよう支援するとしながら、テーマを決めた取り組みが進められています。行政が個人の内心の自由に踏み込むことにもなりかねません。人権・同和教育研究協議会への補助、解放学級への補助などきっぱりとやめ、同和行政は終結させるべきです。  以上、平成27年度の会計歳入歳出決算認定に当たっての反対討論といたします。  以上です。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。  4番、栗山泰三君。 ○4番(栗山泰三君)  4番、栗山でございます。  ただいま議題となっております、認定第1号 平成27年度篠山市一般会計歳入歳出決算認定についてから、認定第10号 平成27年度篠山市水道事業会計決算認定について、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  まず、本市の長期的課題であります財政再建につきましては、実質公債費比率は前年度に比べて1.4ポイント改善し、財政状況の改善が見られます。一方で、今後においても、公共施設や道路、下水道等のインフラ資産の更新や改修に多額の費用が必要と想定されますことから、引き続き財政運営の健全化に留意する必要があります。  未収金対策については、市税の未収金額は6年ぶりに増加したものの、保育所保育料や市営住宅使用料、給食事業収入、市営住宅使用料の未収金額は改善しています。今後も、継続して未収金対策に取り組まれたいと考えます。  重点項目については、定住促進や企業誘致について、さらなる施策改善が求められるものもあるものの、全体的に計画的に進めることができていると考えるところです。その他の個別事業を含め、予算審査等の中での指摘事項については、当局からは十分に検討を行うとの回答を得ているところであります。  また、課題であった味間認定こども園の整備も着実に進み、28年度に開園することができました。  このようなことも踏まえ、決算特別委員会では、平成27年度決算全般において、おおむね妥当としたところであります。  議員各位におかれましては、決算特別委員会の決定どおり、御賛同いただきますようお願い申し上げ、賛成討論といたします。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、原案に反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから認定第1号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。  委員長の報告のとおり、認定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立多数です。  したがって、認定第1号は認定することに決定しました。  次に、認定第2号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。  委員長の報告のとおり、認定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、認定第2号は認定することに決定しました。  次に、認定第3号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。  委員長の報告のとおり、認定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、認定第3号は認定することに決定しました。  次に、認定第4号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。  委員長の報告のとおり、認定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立)
    ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、認定第4号は認定することに決定しました。  次に、認定第5号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。  委員長の報告のとおり、認定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、認定第5号は認定することに決定しました。  次に、認定第6号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。  委員長の報告のとおり、認定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立多数です。  したがって、認定第6号は認定することに決定しました。  次に、認定第7号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。  委員長の報告のとおり、認定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立多数です。  したがって、認定第7号は認定することに決定しました。  次に、認定第8号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。  委員長の報告のとおり、認定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立多数です。  したがって、認定第8号は認定することに決定しました。  次に、認定第9号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。  委員長の報告のとおり、認定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、認定第9号は認定することに決定しました。  次に、認定第10号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。  委員長の報告のとおり、認定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、認定第10号は認定することに決定しました。  ここで、暫時休憩といたします。  再開を、10時55分といたします。               午前10時43分  休憩               午前10時54分  再開 ◎日程第16  議案第72号 篠山市税条例の一部を改正する条例 ○議長(渡辺拓道君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第16.議案第72号 篠山市市税条例の一部を改正する条例を議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  植村総務部長。 ○総務部長(植村富明君)(登壇)  ただいま御上程いただきました議案第72号 篠山市税条例の一部を改正する条例制定につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  今回の税条例等の一部改正は、平成28年3月31日に「外国人等の国際運輸業に係る所得に対する相互主義による所得税等の非課税に関する法律」が「外国居住者等の所得に対する相互主義による所得税等の非課税等に関する法律」に名称を改め、同法により国税の取り扱いに準じた措置が地方税においても講じられることとなりましたので、所要の改正を行うものです。  この法律は、平成27年11月26日に日本と台湾との間で署名が行われた「日台民間租税取決め」を日本国内で実施するための国内法の整備が目的とされています。  この法律改正により、台湾のような非政府との間、すなわち租税条約締結国以外にも、相互主義により租税条約と同様の課税上の取り扱いが実施できるようになります。この内容を受けて市税条例に必要な規定を設けるものでございます。  新旧対照表をごらんいただきたいと思います。  附則第20条の3の次に、附則第20条の4として新たに条文を加えるものです。その他、改正後附則20条の5等は、条文の挿入に伴う文言の整理です。  主な内容は、投資所得の課税の軽減として、外国居住者が支払いを受ける利子や配当等について、所得の計算を他の所得と区分して計算するとともに、分離課税により100分の3の税率による課税を行う特例措置を設けるものです。  この法律の適用される利子、配当等は、平成29年1月1日以降に支払いを受けるものに適用されるため、条例の施行日を平成29年1月1日とするものです。  なお、現在のところ、本市においては当該条例改正の該当者がいないため、影響額は見込まれません。  以上、議案第72号に係る説明とさせていただきます。  よろしく御審議いただきまして、御承認いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺拓道君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから議案第72号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第72号は原案のとおり可決されました。 ◎日程第17  議案第73号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第17.議案第73号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  倉保健福祉部長。 ○保健福祉部長(倉 剛史君)(登壇)  ただいま御上程賜りました議案第73号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定につきまして、提案の理由を申し上げます。  議案書は6ページ、条例改正新旧対照表は11ページ、議案第73号説明資料をお開きください。説明につきましては、議案第73号説明資料に基づき、行います。  今回の国民健康保険税条例の一部改正は、説明資料「1 改正の趣旨」に記載、及び先ほど提案いたしました「篠山市税条例の一部改正する条例」の改正で説明いたしましたとおり、日本と台湾との間における租税の取り決めに伴う法改正が行われ、これに基づき、篠山市税条例が先ほど可決されました。  国民健康保険税は、市民税における所得をもとに課税をしていることから、法律並びに篠山市税条例の改正にあわせ、国民健康保険税条例附則15号並びに16号を新たに加え、法改正に基づき、国民健康保険税の課税を行うものとするものでございます。  施行期日は、市税条例と同様に平成29年1月1日とするものであります。  以上で、議案第73号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定の提案理由の説明とさせていただきます。  御審議いただきまして、御決定賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺拓道君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから議案第73号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
                    (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第73号は原案のとおり可決されました。 ◎日程第18  議案第74号 篠山市八上ふるさと館の指定管理者の指定について ○議長(渡辺拓道君)  日程第18.議案第74号 篠山市八上ふるさと館の指定管理者の指定についてを議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  芦田農都創造部長。 ○農都創造部長(芦田 茂君)(登壇)  ただいま御上程賜りました指定管理者の指定に係ります議案第74号 篠山市八上ふるさと館の指定管理者の指定について、提案理由の説明を申し上げます。  お手元の議案書8ページ及び議案第74号説明資料をごらんください。  今回の指定管理手続につきましては、篠山市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例に基づき、同施設の指定管理期間が平成29年3月31日で終了することに当たり、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものです。  この施設は、地域の食材を活用した郷土料理や農産物の提供等を通じて、産業及び地域文化の振興を図るため、平成元年に設置された施設です。  今回、指定管理者にしようとする団体の名称は、篠山市八上内567番地、特定非営利活動法人みちくさ代表 理事長 大前 衛で、指定管理期間は、平成29年4月1日から平成34年3月31日までの5年間です。  10月31日に開催いたしました「篠山市八上ふるさと館指定管理候補者審査会」で申請書類及び提案内容を総合的に審査し、特定非営利活動法人みちくさを指定管理候補者として選定いたしました。  特定非営利活動法人みちくさは、平成18年度に指定管理者の指定を受けて以降、篠山市八上ふるさと館を地域住民の憩の場、または、八上城跡への登山者等の観光拠点として篠山の歴史や文化に親しめる場を提供しており、施設内の食堂では山の芋、黒豆等の地場野菜を使い、地産地消を図っております。また一方では、障害者の社会参画を担う拠点として、食堂の接客や清掃を通じて社会的訓練等の就労支援を行っています。  同法人は安定した施設管理及び経営能力とも十分な実績を有しており、施設の効率的な運用が期待されることから、篠山市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例第5条第1項第4号の規定に基づき、同法人を指定管理候補者として特定指定するものです。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議賜りまして、御決定いただきますよう、どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺拓道君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから議案第74号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第74号は原案のとおり可決されました。 ◎日程第19  議案第75号 篠山口駅西公営駐車場の指定管理者の指定について ○議長(渡辺拓道君)  日程第19.議案第75号 篠山口駅西公営駐車場の指定管理者の指定についてを議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)(登壇)  ただいま御上程賜りました議案第75号 篠山口駅西公営駐車場の指定管理者の指定につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  説明に当たりまして、議案書9ページと議案第75号説明資料をごらんいただきたいと思います。  それでは、説明資料に基づき、説明のほうをさせていただきます。  このたび、篠山口駅西公営駐車場の指定管理者に指定しようとする候補者は、東京都千代田区有楽町2丁目7番1号、タイムズ24株式会社 代表取締役 西川光一です。  指定期間は、平成29年4月1日から平成34年3月31日までの5年間で、候補者から提案がありました市への納付額は、316万2,000円です。  選定に当たっては、指定管理者募集要項により、平成28年8月31日から9月30日まで候補者を募集し、応募のあった3社について、公正な選定を期すため、外部審査員等6名で構成する「篠山口駅西公営駐車場指定管理候補者審査会」を設置して、申請書類や提案内容を総合的に評価いただき、審査結果を受けて、11月17日に開催した「篠山市指定管理者選定委員会」において、タイムズ24株式会社を指定管理候補者として選定いたしました。  篠山口駅西公営駐車場は、平成21年4月から指定管理者制度を導入して、民間活力の導入によるサービスの向上と、効率的な運営を行っておりますが、資料にもあるとおり、当該候補者は、駐車場施設の運営管理業務における、全国規模の専門事業者であるとともに、当該施設を初めとする自治体保有の機械式駐車場施設の指定管理、管理委託の実績が豊富で、グループ会社による専門的かつ総合的な管理運営体制が構築されています。  具体的には、24時間対応のコールセンターの常設や機器トラブル発生時における遠隔操作によるゲート開放、GPS管理システムによる保守スタッフへの現場急行の指示など、迅速かつ的確な危機管理対応ができるとともに、自主事業として提案のあった、障害者割引の適用や利用ポイント付与による会員制サービスの提供、そして、新たにカーシェアリング用車両を2台設置して、鉄道利用による観光客等への移動手段の提供など、市民サービスの向上と利便性の向上に資する提案が高く評価され、指定管理期間において安定した施設運営や、施設利用の促進が期待できることから、篠山市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例第4条第1項第1号の規定により、「タイムズ24株式会社」を指定管理候補者として指定することといたしました。  以上で、提案理由の説明とさせていただきます。  よろしく御審議いただきまして、御決定賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(渡辺拓道君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。  14番、安井博幸君。 ○14番(安井博幸君)  タイムズというところに指定管理を任されるということを今、聞いたわけですけれども、カーシェアリングというのを行われている会社ということも知っております。それがそのいつからカーシェアリングというのが篠山口駅で実施されるのかをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(渡辺拓道君)  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)  カーシェアリングの実施時期でございますけれども、先ほど提案説明をさせていただいた中で、今回の指定管理者の指定期間は、平成29年4月1日からというふうになりますので、4月1日以降にそういったカーシェアリングの自主事業を提供することになろうかと考えております。 ○議長(渡辺拓道君)  ほかに質疑はございませんか。  3番、足立義則君。 ○3番(足立義則君)  3番、足立です。  実績もありますし、適切な管理運営ということで別に指定管理については、問題、異論はないんですけれども、三社の応募があったことですけれども、ほかの二社、納付金額だけでいうと、ここよりも上なのか、下なのかだけ、お伝えください。 ○議長(渡辺拓道君)  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)  ただいまの御質問ですけれども、納付金額についての御質問でしょうか。今回この指定管理の募集に当たりまして、応募が三社からございまして、タイムズ24の指定管理料につきましては、先ほど申し上げたとおりでございます。それであとの二社でございますけれども、まずA社につきましては、市への納付額につきましては、350万円、そして収支差額が協定に定める還付額を上回る場合、市への還付額の加算割合は65%といったような提案でございました。続いてB社につきましては、市への納付額は300万円、収支差額が協定に定める還付額を上回る場合、市への還付額の加算割合は50%といったような提案内容でございました。  以上でございます。 ○議長(渡辺拓道君)  ほかに質疑はございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから議案第75号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第75号は原案のとおり可決されました。 ◎日程第20  議案第76号 訴えの提起について ○議長(渡辺拓道君)  日程第20.議案第76号 訴えの提起についてを議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)(登壇)  ただいま御上程賜りました議案第76号 訴えの提起につきまして提案理由の説明を申し上げます。  説明に当たりまして、議案書の10ページと議案第76号説明資料をごらんいただきたいと思います。  それでは、説明資料に基づきまして、説明をさせていただきます。  今回、訴えの提起の相手方は、平成9年に市営京口団地に入居し、平成27年4月に大阪府豊中市に転出したにもかかわらず、現在も退去の手続なく家財等を放置し、また、住宅使用料についても平成27年4月から本年10月まで納付がなく、現時点で39万6,500円を滞納している女性です。  この相手方については、家賃滞納が発生してから、再三の督促にもかかわらず誠意ある対応が見られず、また、居住実態がないことから早急な対応が必要であるとして、本人はもとより親族に対しても退去を促してきました。  市営住宅は公営住宅法により、住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的としています。  この相手方の行為は、正当な理由を示さないまま、市に届けることもなく長期間住宅を使用していないこと、そのため、適切な維持管理が図られていないこと、長期にわたり滞納家賃解消の誠意が全く見られないことにあり、市営住宅は真に住宅を必要とする方に使用されるべき住宅であるため、法的措置による対策を講じることが必要であるとの結論に達しました。  具体的には、本年10月13日付で賃貸借契約解除予告書を送付し、送達されたことを確認していますが、相手方からの契約解除の申し出、及び家賃納付の意思も見られないことから、このまま放置することができないため、顧問弁護士と相談の上、やむを得ず訴訟による解決を図る以外には方法がないものと判断をいたしました。  よって、訴訟により市営住宅の明け渡し並びに滞納家賃の支払いを求めることとし、地方自治法第96条第1項第12号の規定により、訴えの提起を行おうとするものです。  以上で、議案第76号 訴えの提起につきまして、提案理由の説明とさせていただきます。  よろしく御審議いただきまして、御決定賜りますようにお願い申し上げます。 ○議長(渡辺拓道君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。  14番、安井博幸君。 ○14番(安井博幸君)  この訴えた相手の●●●●●さんという方は、何歳の方なんでしょうか。それと御家族の構成、及びその豊中のお住まいのところですけれども、これは一戸建てなのかどうか、その辺のことをちょっと状況をお尋ねしたいと思います。 ○議長(渡辺拓道君)  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)  相手の女性の方は●●●●●●●●●のお生まれでございますので、●●●というふうになろうかと思います。そして、御家族でございますけれども、●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●ということを了知しております。それ以外の事項につきましては、こちらのほう、手元の資料では確知しておりません。
     以上です。 ○議長(渡辺拓道君)  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)  転居後の住所につきましては、これは住民票記載の住所でございまして、●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●、手元の資料では確知することができません。申しわけございません。 ○議長(渡辺拓道君)  6番、河南克典君。 ○6番(河南克典君)  6番、河南です。  この滞納の額を見てみると、22年は1万8,300円、それと23、24、25とは、滞納がなかったのか、その間はこちらに住まわれておったのか、この辺だけ確認したいと思います。 ○議長(渡辺拓道君)  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)  この方につきましては、平成27年4月に当該京口団地から転出をされておりまして、それまでの間は、おくればせながら私どもの催告等に応じていただいて、分割納付をしていただいておりましたが、幾分か滞納が残っていたということでございます。27年以降につきましては、これは、この後も我々としては申告催告をしておったわけですけれども、これだけの滞納額が発生しておるというような状況でございます。 ○議長(渡辺拓道君)  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)  先ほど安井議員さんの御質問で、豊中の住所なんですけれども、調べましたところ、●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●。●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●ということでございます。 ○議長(渡辺拓道君)  6番、河南克典君。 ○6番(河南克典君)  それともう1点、これ27年度は12カ月分で13万3,200円、28年度は7カ月で24万5,000円ということなんですけれども、これ理解としては、27年度にこの何カ月間分で13万円あったと、こういう理解でいいんですか。それとも何かの理由で12カ月分で13万円ですし、片一方は7カ月で24万5,000円ということ、これで解釈したら、27年はえらい安いなという思いです。12カ月分滞納があったということなのか、このあたりはいかがでしょう。 ○議長(渡辺拓道君)  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)  提案説明資料に掲げております滞納額のその月数分ですが、これにつきましては、22年度は2カ月分が滞納額として、これだけあります。27年度は12カ月分としてこれだけの滞納額があります。28年度については、7カ月分がこれだけの滞納額となっていますということで、総計で21カ月分の滞納額があるということで御理解をいただきたいと思います。 ○議長(渡辺拓道君)  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)  申しわけありません。27年度の12カ月分のほうが、28年度よりも少ないといったことなんですけれども、28年度につきましては、申告がしていないために、いわゆる家賃がそれだけ分、上がっていると。家賃につきましては、申告額に基づいて算定をしますので、結局その本人さんからの所得税、住民税等の申告がない場合については、それが家賃に反映できませんので、それだけ分、規定の家賃が上がってしまうというようなことで、月数分が少ないにもかかわらず、28年度のほうが多いといったようなことになっております。 ○議長(渡辺拓道君)  6番、河南克典君。 ○6番(河南克典君)  おおむねわかりましたけれども、なら12カ月だけれども、申告がされておったから、減額措置がされておって、12カ月分はあるんやけれども、12万円と。この27年度はその申告がされておって減額がかからへんもんで、24万5,000円、こうなったという理解でええんですか。 ○議長(渡辺拓道君)  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)  そのとおりでございます。 ○議長(渡辺拓道君)  ほかに質疑はありませんか。  14番、安井博幸君。 ○14番(安井博幸君)  この方のなぜ裁判に訴えるかということは、よくわかったんですけれども、ほかにも滞納されている方はいらっしゃると思うんです。この方と訴えない方とのその違いというか、基準というのがどういう点にあるのかをちょっと教えてください。 ○議長(渡辺拓道君)  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)  今回、明け渡し請求をした相手方としましては、この方のほかに2名さんいらっしゃいまして、その2名さんのうち1名はもう既に自主退去をされましたし、もう1名さんは、滞納額を全納されまして、全額納付されまして、そのまま引き続き入居をされておるというような状況でございます。それで、市営住宅の家賃の徴収につきましては、これは基本的な方針なんですけれども、分割納付の誓約書の提出を求めたり、また、まちづくり職員による一斉徴収とか、電話催告、催告書の送付、それから連帯保証人への請求、そういったものを実施して、滞納を減らすように努力をしておりますし、また、長期に高額滞納をしている者に対しては、弁護士委託を行って、徴収率の向上に努めているところなんですけれども、ただ、その中でも特に滞納期間が6カ月以上で、納付意思が欠如しているような悪質な滞納者につきましては、いわゆる法的措置も視野に入れた対応をとるという、そういう方針でまいっておりまして、今回、実際には3名の方、明け渡し請求の対象者としてこちら弁護士さんと具体に御相談をして、明け渡し請求のほうをしていったわけですけれども、実際には、今回のこのお一人だけがその訴訟の対象になるということで上がっております。  以上です。 ○議長(渡辺拓道君)  ほかに質疑はありませんか。  4番、栗山泰三君。 ○4番(栗山泰三君)  4番、栗山です。  今回のこの訴訟に対して、費用はどれぐらい見積もられておるんですか。 ○議長(渡辺拓道君)  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)  費用につきましては、今回の12月の補正予算のほうに計上させていただきまして、また委員会審査の中で審査をしていただくことになりますけれども、訴訟の提起時の印紙代としまして3万円、訴訟提起時の郵送代としまして1万8,000円、弁護士着手金として10万円、そういったものを見込んでおります。  以上です。 ○議長(渡辺拓道君)  梶村まちづくり部長。 ○まちづくり部長(梶村徳全君)  申しわけありません。先ほどの答弁の中で、強制執行の申し立て時の予納金40万円でありますとか、弁護士の着手金5万円、そういったものが訴訟に必要になってきます。  以上です。 ○議長(渡辺拓道君)  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)  要はこの方の場合、家財を置いたまま出ておられますから、その家財をきちんとした法的な形でのけるためには、裁判所の判決と強制執行という手続をとらなければ、篠山市の職員が勝手に持っていくわけにはいきませんので、そういう手続が要りますと。先ほどの執行費用の予納金というのは、強制執行をするのに、裁判所の執行官に来ていただいて、そういう手続をとっていく必要がある。そういった費用が40万納めなさいと。それがちょっと高額になっておりますけれども、荷物が置いてありますから、それをのけるためには、そういう法的な措置をとらざるを得ない。ほかに方法がないということになっています。 ○議長(渡辺拓道君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから議案第76号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第76号は原案のとおり可決されました。 ◎日程第21  議案第77号 平成28年度篠山市一般会計補正予算(第5号)  日程第22  議案第78号 平成28年度篠山市下水道事業特別会計補正予算(第2                号)  日程第23  議案第79号 平成28年度篠山市農業集落排水事業特別会計補正予算                (第2号)  日程第24  議案第80号 平成28年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第                3号)  日程第25  議案第81号 平成28年度篠山市介護保険特別会計補正予算(第3号)  日程第26  議案第82号 平成28年度篠山市農業共済事業会計補正予算(第2号)  日程第27  議案第83号 平成28年度篠山市水道事業会計補正予算(第2号) ○議長(渡辺拓道君)  日程第21.議案第77号 平成28年度篠山市一般会計補正予算(第5号)から、日程第27.議案第83号 平成28年度篠山市水道事業会計補正予算(第2号)までの7件を一括議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  まず、議案第77号について、堀井政策部長。 ○政策部長(堀井宏之君)(登壇)  ただいま御上程いただきました議案第77号 平成28年度篠山市一般会計補正予算(第5号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  このたびの補正は、国の第2次補正予算により実施されます臨時福祉給付金給付事業やため池等整備事業などに係ります事業費を計上するほか、障害者総合支援法給付事業などの扶助費や道路修繕の追加、職員人件費や臨時的任用職員・任期付職員の人件費や各種事業の精査による減額について補正をお願いするものでございます。  結果、第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ7,720万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ224億638万3,000円とするものです。  それでは初めに、歳出予算の主なものから御説明申し上げますが、さきに職員の人件費につきましては、共済費の改定によります減額等、全会計で396万2,000円の減額、臨時的任用職員・任期付職員につきましては、欠員による減額分で1,403万2,000円の減額となっております。  さらに、特別会計、企業会計との繰出金、繰入金につきましては、事業精査に伴います減額が主な理由でございます。特別なものを除いては個々の説明を省略させていただきますのでよろしくお願いいたします。  それでは、予算書をごらんください。  まず、19ページの2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費 一般管理費の337万6,000円の追加は、篠山東雲高校の学校活動を支援するため10人乗りの車両を購入するもので、購入の後、同校への譲渡を予定しており、4月からの活用を考えております。  3目文書広報費 文書広報費は、広報「丹波篠山」の印刷費用の確定見込みなど163万5,000円の減額、同じく4目財政管理費 財政管理費は、地方公会計制度の導入に当たりまして、総務省から提供された統一モデルの会計システムに篠山市の財務会計システムを合わせるための改修を行う事業費等272万4,000円の追加でございます。  9目情報システム費 電子計算費448万2,000円の減額は、社会保障・税番号制度システム整備の決算見込みによるもので、特定財源372万3,000円の減額は、社会保障・税番号制度システム整備国庫補助金です。  23ページ、23目諸費 市税還付金230万円の追加に当たりましては、個人市民税178万円、固定資産税などの税の還付を見込んでおります。  次に29ページ、4項選挙費、2目参議院議員選挙費269万円の減額は、7月10日に執行されました参議院議員選挙の事業費確定に伴うもので、特定財源は参議院議員選挙県委託金269万円の減額、3目市議会議員選挙費1,103万9,000円の減額は、4月24日に執行されました市議会議員選挙費の事業費の確定によるものです。  続きまして、35ページ、3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費 年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業186万7,000円の減額は、システム導入経費の決算見込みによるもので、特定財源は臨時福祉給付金等給付事務費国庫補助金189万7,000円の減額でございます。次に、臨時福祉給付金(経済対策分)給付事業1億3,454万9,000円の追加は、国の第2次補正により実施されます、消費税引き上げに伴う負担軽減のための給付事業で、1人当たり1万5,000円、8,200人への給付のほか、給付金システム導入や事務費、日々雇用職員1名分、職員の時間外勤務手当等を計上しており、特定財源は、臨時福祉給付金(経済対策分)給付事業費国庫補助金等1億3,454万9,000円です。  次に、2目老人福祉費 敬老事業158万円の減額、38ページの老人保護措置費393万3,000円の減額は、それぞれ事業費の確定及び決算見込みによるものです。5目の障害者福祉費 障害者総合支援法給付事業4,592万8,000円の追加は、サービス利用件数の増に伴いますもので、特定財源は障害者総合支援法給付事業負担金、障害者医療費負担金、児童福祉法障害児施設措置費事業負担金、それぞれ国、県の負担分でございます。6目障害者医療費 高齢重度心身障害者特別医療費助成事業231万2,000円は決算見込みによる追加で、特定財源は、高齢重度心身障害者特別医療費助成事業県補助金です。  39ページ、11目後期高齢者医療費 後期高齢者医療費給付等事業1,631万2,000円の減額は、医療費等の過年度精算金の減額でございます。  次に41ページ、2項児童福祉費、1目児童福祉総務費 次世代育成支援対策事業は、出産祝金の対象者が増加となりましたため300万円を追加するものです。特定財源の国庫補助金のうち、700万円の減額は地方創生推進交付金で当事業を初め、複数の事業の財源としておりました。本国庫金は、当初予算編成時では平成27年度と同様の事業を中心に充当を予定しておりましたが、本年度に入りまして、国のほうから給付的な助成事業への充当ができないという条件が出されました。このことから、今回、地方創生推進交付金につきましては、減額をさせていただき、歳出の財源更正を行っております。  次に、2目母子福祉医療費1,101万1,000円の追加は、乳幼児医療費助成事業、母子家庭等医療費給付事業、こども医療費助成事業全てで利用実績が伸びているため追加するもので、特定財源は、乳幼児医療費助成事業県補助金129万2,000円、母子家庭等医療費給付事業県補助金20万6,000円、こども医療費助成事業県補助金59万4,000円です。  43ページ、5目認定こども園費 味間認定こども園費360万円の追加は、児童数の増に伴います賄い材料などの追加などで、特定財源は認定こども園保育料です。  続いて45ページ、4款衛生費、1項保健衛生費、1目保健衛生総務費 看護師等修学資金貸与事業301万円の減額は、貸与希望者の確定に伴うもので、特定財源は、酒井貞子看護師等人材育成基金繰入金で300万円の減額です。  2目予防費 健康増進事業770万3,000円の追加は、乳がんなどの女性検診を中心に健診受診者が増加したことによる追加です。  次に、9目上水道施設費211万2,000円の追加は水道事業会計への繰出金で、今田町五月丘地内の給水管布設工事を水道会計に委託する事業費などです。  47ページ、2項清掃費、2目塵芥処理費349万5,000円の減額は、清掃センターにおきまして、本年初めに、ばいじん処理物から基準値を超える水銀が検出されたことによりまして、約180トンの焼却灰を清掃センター内で保管しております。この焼却灰につきまして、専門の処理事業者による処理につきまして、調整ができましたことから、2年間で行う分の本年度処理分として全体の3分の1の処理経費512万2,000円の追加と、これとは別に、清掃センターの焼却業務委託の事業費の確定によります842万4,000円の減額を行うため、差し引き委託料で330万2,000円の減額などが主なものでございます。特定財源は清掃センター建設運営分担金です。  次に51ページ、6款農林水産業費、1項農業費、5目農地保全費 鳥獣被害対策事業138万3,000円の増額は、事業費確定によります車両購入費の減、シカ緊急捕獲拡大事業負担金の追加です。鳥獣被害防護事業932万3,000円の追加は、猿の出没率の高い瀬利、火打岩地区への材料支給として獣害防護柵材料費879万9,000円及びサル用電気柵の設置出来高確認業務52万4,000円で、特定財源の232万2,000円の減額は、鳥獣被害防止総合対策県交付金等の減額によるものです。  53ページ、6目担い手対策費 農地保全推進事業は、農地利用の集積面積増加によります農地流動化促進奨励金等により243万円の追加と、担い手支援事業は国の第2次補正によりコンバインなどの農業用機械等の導入支援を行うもので、6経営体に対する担い手確保・経営強化支援事業補助金などにより6,436万2,000円の追加、集落営農推進事業は、市単独による西谷生産組合の農業用機械の導入支援を行うもので108万4,000円の追加です。特定財源は、機構集積協力金61万6,000円、農業経営力向上支援事業県補助金40万円、担い手確保・経営強化支援事業県補助金6,396万2,000円、篠山市集落営農推進基金繰入金108万4,000円などです。  8目農地整備事業 県営土地改良事業459万円の減額は農村地域防災減災事業で、真南条上は事業の調整により本年度分を見送ったことによる減、四十九池地区、篠山市特管地区は国の2次補正が追加されたことによる追加でございます。なお、篠山特管地区は、鍔市水系の特定管水路であります石綿管の布設がえを行うものです。次に、市単独土地改良事業1,346万円の追加は、水路等の環境配慮型改修工事で、環境配慮型工法により標準工法から増額となります事業費を助成するもので、石積み工法や柵工事等13カ所の事業についての実施分です。  次に、農地整備費の特定財源は、県営土地改良事業及びため池等整備事業に充当する農村地域防災減災事業県補助金248万7,000円、地方債100万円、その他225万5,000円の減額は、県営土地改良事業真南条上地内の減額に伴う地元負担金140万円の減額、土地改良施設維持管理適正化事業減額に伴う事業収入85万5,000円の減です。  9目農都環境費 新エネルギー・省エネルギー事業費116万5,000円の減額は、急速充電器設置工事完成見込みに伴います減額で、特定財源は雑入で、次世代自動車充電インフラ整備促進事業補助金です。  続きまして57ページ、2項林業費、2目林業振興費 市単独治山事業100万円の追加は、篠山市渓流工整備事業補助金交付要綱によります奥山地内の渓流工事への助成です。  59ページ、7款1項商工費、2目商工振興費は、起業支援補助金で、当初見込みを上回ります応募があったことにより200万5,000円を追加するものです。  63ページ、8款土木費、2項道路橋りょう費、1目道路維持費は、道路側溝の維持修繕や道路標識の更新、市道井串公民館線側溝工事ほか2件の修繕工事1,198万1,000円の追加、2目の道路新設改良費 国庫補助道路整備事業3,855万円の減額は、大沢新栗栖野線の決算見込みによる減額で、特定財源は、活力創出基盤整備総合交付金2,673万1,000円、公共事業等債2,290万円の減額です。市単独事業1,162万7,000円減額は、市道安田三熊線の道路工事が県河川改修工事でかわりに実施されたことによりますほか、完成した事業の精査によるものです。  65ページ、3項河川費、1目河川総務費 河川維持修繕事業236万円の追加は、火打岩地内の法定外水路の護岸工事です。  続いて71ページ、6項住宅費、1目住宅総務費 市営住宅管理費は、住宅の修繕や日置団地へのテレビ受信設備整備費のほか、建物明け渡し等請求訴訟にかかる経費を計上しており、910万2,000円の追加です。  73ページ、9款1項消防費、3目消防施設費 防災基盤整備事業515万8,000円の減額は、消防団の消防ポンプ自動車の購入の決算見込みによるもので、財源は地方債660万円の追加で、防災基盤整備事業債を充当率や交付税の算入率の高い緊急防災減災事業に変更することが認められたことによる変更でございます。  75ページ、10款教育費、1項教育総務費、3目学校教育総務費 スクールバス管理事業は、スクールバス等運行委託料の決算見込みによるもので800万円の減額、4目義務教育振興費 学校教育充実事業はALTの交代に係ります事業費の精査、体験教育推進事業は自然学校及び環境体験活動委託料の事業費確定による減額です。  77ページ、4項幼稚園費、2目幼稚園建設費 耐震補強事業164万1,000円の減額は、旧きよたき幼稚園耐震診断業務の決算見込みによる減額です。  81ページ、7項保健体育費、5目篠山東部学校給食センター費 篠山東部学校給食センター管理費134万3,000円の減額は、重油購入の決算見込みによる燃料費及び施設改修工事の事業完了による減額です。6目篠山西部学校給食センター費の減額についても、同様の理由です。
     83ページ、11款災害復旧費、1項公共土木施設災害復旧費、1目道路橋りょう災害復旧費9,351万6,000円の減額は、市道栃梨辻東線の災害復旧工事で、国県との協議により地すべり災害としては実施が困難となったため、本年度は減額し、来年度改めて道路事業として計上を予定するもので、特定財源は、公共土木施設災害復旧費国庫負担金5,863万9,000円、公共土木施設災害復旧事業債2,920万円の減額、次に、3目河川災害復費は、台風16号による被害への対応で、市内2カ所でカゴマットによる河川復旧工事を行うものです。  続いて87ページ、12款1項公債費、2目利子1,790万6,000円の減額は、平成27年度発行の地方債につきまして、借り入れが行われましたので、借入利率の確定により利子分を減額するものです。  また、89ページ、13款諸支出金、1項基金費、1目財政調整基金費1,453万6,000円の追加は、今回の補正予算歳入歳出の精査による一般財源分を積み立てるもので、積み立て後の財政調整基金の残高は、18億3,967万1,000円になります。  早口でありましたが、以上で歳出に関する説明を終わらせていただきます。  歳入につきましては、歳出の説明の際に主な特定財源の説明を行いましたので、省略をさせていただきます。  最後に、3ページをお開きいただきまして、第2表 地方債補正について御説明申し上げます。  地方債の変更によるもので、公共事業等で限度額8,620万円から2,390万円を減額し、限度額を6,230万円にするもので、大沢新栗栖野線の道路改良や県営土地改良事業の減額等に伴うものです。災害復旧事業は補正前の限度額2,920万円を全て減額するもので、市道栃梨辻東線災害復旧工事の減によるものです。一般単独事業は、補正前の限度額2億1,560万円に910万円を追加し、限度額を2億2,470万円にするもので、消防ポンプ自動車等の財源を防災対策事業から緊急防災・減災事業に組みかえたことによるものです。  以上で、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議をいただきまして、御決定いただきますようよろしくお願いします。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、議案第78号、議案第79号及び議案第83号について、酒井上下水道部長。 ○上下水道部長(酒井和正君)(登壇)  続きまして、議案第78号、第79号及び第83号について、提案理由の説明を申し上げます。  議案第78号 平成28年度篠山市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、補正予算書をごらんください。  今回の補正は、あさぎり乾肥の臭気低減対策に取り組んできたものでございまして、県立東雲高校と共同研究におきまして、「竹チップの10%混入」による成果を実行に移行させようというものでございます。対応方法といたしましては、乾燥汚泥がコンベアーで定量が移動するところへ、竹チップを適量投入できるような設備を整備しようとするものでございます。  このほか、受益者負担金及び新規加入分担金の歳入に伴いまして、減債基金積立金の追加ほか、事業費の精査による減額と、公債費の償還利子の確定による減額という内容になってございます。  結果、第1条の歳入歳出予算の補正につきまして、公共下水道事業の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ163万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ17億7,659万8,000円とし、特定環境保全公共下水道事業の歳入歳出の総額から歳入歳出それぞれ129万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10億263万3,000円とするものでございます。  3ページでございます。  今回の補正に伴いまして、地方債の限度額について、竹チップの投入施設整備に係る下水道事業債490万円を追加して、補正後2億6,920万円とし、固定資産評価調査業務の委託料の確定によりまして、公営企業会計適用債を810万円減額し、補正後1,100万円とするものでございます。  歳出について、9ページでございます。  1款下水道総務費、1項下水道管理費、1目一般管理費「公共下水道管理費」156万4,000円の減額で、委託料は公営企業会計移行準備のための固定資産評価調査に係る委託料の確定により812万1,000円の減額、減債基金積立金393万1,000円の追加、27年度の決算の確定による消費税及び地方消費税192万3,000円の追加となってございます。特定財源は、地方債は公営企業会計適用債の減額、その他は受益者負担金収入となってございます。  2目下水道汚泥共同処理費「下水道汚泥共同処理事業」につきまして、434万円の減額は、重油価格の精査による減額でございます。  11ページ、2款1項1目下水道建設費「公共下水道事業建設費」939万2,000円の追加で、竹チップ投入施設整備に係る工事請負費983万9,000円の追加、下水道法によります汚泥活用の促進において、この事業に対しましても国庫補助事業の対象となってございます。特定財源は、国庫支出金・公共下水道事業補助金が2分の1の491万9,000円、地方債・下水道事業債の補助事業分で490万円でございます。  13ページ、3款1項公債費、1目元金、特定財源は、下水道使用料現年分の充当先の見直しによる財源更正です。2目利子は、償還利子の確定による506万1,000円の減額です。  29ページ、特定環境保全公共下水道事業に係る歳出になります。  1款下水道総務費、1項下水道管理費、1 一般管理費「特定環境保全公共下水道管理費」237万5,000円の追加で、西木之部地内の県道長安寺西岡屋線の拡幅工事の着手に伴いまして、占用する下水道マンホールの高さの調整などの対応のため、工事請負費61万3,000円の追加、減債基金積立金176万6,000円の追加です。特定財源のその他は、新規加入分担金と下水道使用料現年分の充当先の見直しによる合計237万円でございます。  31ページ、3款1項公債費、1目元金は、下水道使用料現年分の充当先の見直しによる財源更正でございます。2目利子は、償還利子の確定による366万6,000円の減額です。  続きまして、議案第79号 平成28年度篠山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)についてです。  第1条の歳入歳出予算の補正について、歳入歳出の総額からそれぞれ202万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億4,437万1,000円とするものでございます。  9ページ、歳出です。  1款農業集落排水総務費、1項農業集落排水管理費、1目一般管理費「農業集落排水管理費」13万4,000円の追加は、減債基金積立金が90万4,000円と、消費税、地方消費税の確定によります77万2,000円の減額でございます。特定財源は、新規加入分担金でございます。  11ページ、3款1項公債費、2目利子。下水道事業債償還利子の確定によりまして、21万8,000円の減額でございます。  続きまして、議案第83号 平成28年度篠山市水道事業会計補正予算(第2号)について、補正予算書をごらんください。  今回の補正でございますが、今田町五月ヶ丘自治会の市民生活環境の向上に関するものでございます。同地区は給水区域外に開発された地域であるものの、水道事業者と協定を結び、水道水の供給を受けておりますが、分譲地管理会社の水道施設管理不履行による訴訟の末、住民組織が譲渡を受け、給水装置を維持管理されているケースでございますが、市内ほかにはそういうケースもなく、県下でもありませんし、特別な状況にあると考えております。給水区域堺の水道メーターから受水槽までの約270メートルの凍結防止及び安定送水を確保するため、自治会所有の開発道路内へ給水管の埋設及び水圧確保のための小型給水ポンプ1基の設置を行いまして、その給水環境を向上させようというものでございます。なお、当該給水装置の維持管理につきましては、地元自治会が管理いただくことで合意を得ているところでございます。そのほか、水道給水管の支障移転工事関係の事業調整による補正などとなってございます。  予算書3ページでございます。実施計画の内容です。  収益的収入でございますが、1款水道事業収益、1項営業収益、2目受託工事収益ということで、五月ヶ丘自治会に係る211万1,000円の一般会計からの繰り入れです。  3目その他営業収益1万1,000円は、人件費関係の追加です。  2項営業外収益、4目雑収益829万3,000円は、この間の給水協力金の追加でございます。  支出は、1款水道事業費用、1項営業費用、1目原水及び浄水費216万9,000円の減額は、設備点検業務委託などの確定による減額です。  2目配水及び給水費43万9,000円の減額は、メーター交換に係る精査によるものでございます。3目受託工事費は、五月ヶ丘自治会対応工事でございます。4目総係費5万2,000円の減額は人件費関係です。  2項営業外費用、2目消費税及び地方消費税12万8,000円は、今回の補正に係る納税額の追加でございます。  資本的収入でございますが、1款資本的収入、1項1目企業債480万円につきましては、西木之部の県道長安寺西岡屋線の拡幅工事に伴います水道管支障移転工事の対応でございます。  3項1目負担金60万6,000円は、南矢代地内の市道整備に伴います消火栓の更新に係る負担金の追加。  5項1目、補償金365万9,000円の減額は、曽地中地内・四十九池のため池改修工事におきまして、放流先の河川管理者との協議に時間が要されておりまして、支障移転に係る工事につきましては、来年度対応となることが明らかになったため、減額するものです。  支出について、1款資本的支出、1項建設改良費、2目配給水施設費 南矢代地内の消火栓更新工事分60万6,000円の追加。3目業務設備費29万円は、メーター交換に係る精査による追加です。4目事務費は、人件費関係の追加でございます。  1ページに戻っていただきまして、申し上げました内容の結果、予算に定めた関係各条を改めさせていただいております。  第3条の収益的収入及び支出では、今回の補正後の収支において差し引き純収益は、補正前2億953万7,000円から補正後2億2,037万3,000円と見込む予算となりました。  第4条、資本的収入及び支出について、今回の補正により、収支不足額が77万2,000円の減少となっておりまして、補正後の不足額が8億1,429万5,000円で、その各条の記載しております補填財源及び金額に改めさせていただくものでございます。  以上、提案の理由とさせていただきます。  御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、議案第80号、議案第81号について、倉保健福祉部長。 ○保健福祉部長(倉 剛史君)(登壇)  ただいま御上程いただきました議案第80号並びに議案第81号につきまして、一括して提案の理由を御説明申し上げます。  初めに、議案第80号 平成28年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきまして、説明をいたします。  今回、補正をお願いしようとしていますのは、事業勘定、歳入では、国県補助金等の確定に基づく精査であり、歳出では、システム改修に係るもの、また高額療養費に係るものでございます。  初めに、歳出から説明をいたします。  補正予算書9ページをお願いいたします。  1款1項1目一般管理費では、511万2,000円を減額するもので、これは、国保広域化に伴うシステム改修費を精査するものでございます。  13ページをお願いします。  2款2項1目一般被保険者高額療養費では、5,841万円を追加するもので、これは、平成28年度高額医療費の増加によるものでございます。  補正予算書15ページから20ページをお開きください。  15ページ、3款1項1目後期高齢者支援金では、平成28年度後期高齢者支援金の確定に基づき、192万1,000円の減額、17ページ、4款1項1目前期高齢者納付金では、同じく確定に基づき、4,000円の追加、19ページ、6款1項1目介護納付金も同じく確定に基づき、97万6,000円を減額するものでございます。  なお、歳入につきましては、歳出で説明いたしました補正に対しまして、国県補助金等の支払いルールに基づき、補正を行うものでございます。  この結果、議案書第80号のとおり、国民健康保険特別会計事業勘定の歳入歳出予算をそれぞれ、5,040万5,000円を追加し、総額を57億1,159万2,000円にするものでございます。  続きまして、議案第81号 平成28年度篠山市介護保険特別会計補正予算(第3号)につきまして、提案の理由を申し上げます。  なお、職員人件費もつきましては、説明を省略させていただきます。  それでは、歳出から説明をいたします。  9ページをお願いいたします。  1款1項1目一般管理費では、国の様式変更の決定に伴い、システム改修費として、25万6,000円を追加するものでございます。  11ページでお願いいたします。  1款5項1目介護保険事業計画策定事業費では、国が次期計画策定のために追加した在宅介護者のニーズ調査を実施するため、その経費として16万円を追加するものでございます。  13ページをお願いいたします。  3款1項1目一次予防事業費では、現在、集落単位でのいきいき倶楽部を展開しております。今回、実施自治会の増加に伴い、いきいき倶楽部で使用する歌詞カード等を作成するため、印刷製本費42万1,000円を追加するものでございます。  15ページから18ページをお開きください。  15ページ、3款2項11目生活支援サービス構築事業、及び17ページ、3項1目地域支援事業費では、社会福祉協議会に委託しております生活支援コーディネーター並びに東部地域包括支援センター委託料の中の人件費を精査し、それぞれ減額するものでございます。  なお、歳入につきましては、歳出で説明いたしました補正に対し、国県並びに一般会計の繰り入れをルールに基づき、補正をするものでございます。  この結果、議案書第81号のとおり、介護保険特別会計の歳入歳出予算をそれぞれ70万円減額し、41億349万3,000円にしようとするものでございます。  以上で、議案第80号並びに第81号の補正予算につきまして、提案理由の説明とさせていただきます。  よろしく御審議いただきまして、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、議案第82号について、芦田農都創造部長。 ○農都創造部長(芦田 茂君)(登壇)  ただいま御上程賜りました議案第82号 平成28年度篠山市農業共済事業会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  今回の補正は、農作物共済勘定の水稲共済金の掛金の確定と損害防止事業の確定に伴い88万8,000円の増額補正をお願いしようとするものです。  それでは、補正予算に関する説明書により御説明申し上げます。  4ページから5ページをごらんください。  まず、収入につきましては、1収益的収入及び支出の区分、(1)農作物共済勘定、収入、1款農作物共済事業収益、1項営業収益、1目農作物共済掛金、1節水稲共済掛金で12万5,000円の減、同じく2目農作物交付金、1節水稲共済交付金6万1,000円の減、同じく3目農作物保険金、1節水稲保険金で6万円の増、8目農作物法定積立金戻入、1節水稲法定積立金戻入で43万7,000円の増、9目農作物特別積立金戻入、1節水稲特別積立金戻入で32万7,000円の増額補正をお願いするものです。  支出につきましては、5ページ上段の表、農作物共済勘定の支出の表、1款農作物共済事業費用、1項営業費用、2目農作物共済金、1節水稲共済金で31万1,000円の増額、7目業務勘定繰入で32万7,000円の増額をお願いしています。収入支出総額をそれぞれ675万2,000円とするものです。  次に、業務勘定の収入につきましては、4ページ下段の表、業務勘定収入、1款業務事業収益、1項営業収益、6目受取損害防止事業負担金、1節受取一般損害防止事業負担金7万7,000円の減、7目事業勘定受入、1節農作物共済勘定受入32万7,000円の増額をお願いしています。  支出につきましては、5ページ下段の表、業務勘定、支出、1款業務事業費用、1項営業費用、5目損害防止費、3節委託料で25万円の増額をお願いするものです。  内容につきましては、水稲損害防止事業として実施しております、薬剤防除や防護柵の確定経費でございます。その結果、収入支出総額をそれぞれ4,546万5,000円にしようとするものです。  以上で、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議賜りまして、ご決定いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(渡辺拓道君)  提出者の説明が終わりました。  これから一括して質疑を行いますが、本案につきましては、補正予算特別委員会に付託し、休会中に審査願うことにしたいと思います。  したがいまして、説明に対する総括的な質疑をお願いします。  質疑はありませんか。  13番、森本富夫君。 ○13番(森本富夫君)  13番、森本でございます。  少し下水道事業の建設費「あさぎり乾肥」にちょっとお伺いをしたいところでございます。今回、東雲高との共同研究を受けて、竹パウダーを混入して臭気を抑えるという機械の設置に対する補正予算が提案されておるところでございます。研究的には全国的に評価も受けた東雲校で臭気が下がるというのは、しっかりと確認ができたと思っておるところでございます。それを受けて、今回、これを導入することによって、今現在、たしか月に100体、汚泥の送料からいいますと、3%程度を肥料化していただいておると思っておるんですが、今回のこの補正によって、将来的に全量、地元の合意も要るかと思いますが、肥料化に向けての動きと受けとめるのか、ただ単に地元対策ということで受けとめさせていただくのか、その辺ちょっとお願いをしたいと思います。 ○議長(渡辺拓道君)  酒井上下水道部長。 ○上下水道部長(酒井和正君)  森本議員さんのお尋ねに対しまして、議員さんもおっしゃいましたように、地元の合意ということも必要となってきます。今回の補正につきましては、まず、臭気対策ということを前提に進めさせていただくということで、その量につきましては、今後の調整ということで御理解をいただきたいと思います。 ○議長(渡辺拓道君)  13番、森本富夫君。 ○13番(森本富夫君)  今後の調整、実際竹チップを入れて、それが皆様方にどの程度の評価を受けるかということですが、結果的には、私はこれだけの投資をして今、進んでおります、たしか汚泥の処理がトン3万円ですか。それをあそこで全量処理ができれば、経費的にも助かるという思いで全量堆肥化に向けて頑張っていただきたいと思うところでございます。  それと今、東雲校から竹パウダーといいますか、チップを供給いただいておるということですが、それの安定供給がきちっと確保できるのかというのが、少し疑問に思っておるところでございます。やはり高等学校でありますので、学業が主であるところでございますので、そのいつまでも東雲校の竹チップに頼って、攪拌して臭気を下げていくのだということではなくして、市内では非常に竹の繁茂で困窮してはる地域も多々あるところでございます。市内全域からきちっとした竹チップの供給を確保していくということも視野に入れて、今回の機械の設置を検討いただきたいと思いますが、その辺いかがでしょうか。
    ○議長(渡辺拓道君)  酒井上下水道部長。 ○上下水道部長(酒井和正君)  今、肥料化しているのは30トンです。年間30トンの減額ですが、そのうち10%となります3トンということで、このことについては、東雲高校と必要量について、年間の計画を詳細、詰めておりますので、そのことは東雲高校も了解をいただいております。今後その作製のですね、乾肥の量によって、今後その辺の検討は進めていきたいと思っております。 ○議長(渡辺拓道君)  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)  森本議員からは、全量その肥料化をしてやっていくようにという御意見でありますから、それはそれで受けとめさせていただきますけれども、地元の西岡屋の皆さんは、御承知のとおり、その臭気に大変敏感でこれまでからいろいろ対応に苦慮してきたところです。したがって、まずはその臭気がでないようにするという対策でこれをしておりますので、将来これをどんどん堆肥化していくというところまでは、現在至っておりませんでして、やはり何よりも地域の皆さんが、それをしてほしいと、したらどうかということでなければ、なかなか皆さんの理解が得られませんので、まずはこれによって臭気低減を図っていくということに重点を置きたいというふうに考えます。 ○議長(渡辺拓道君)  13番、森本富夫君。 ○13番(森本富夫君)  今、市長がお答えいただいたのを受けまして、確かに臭気という対策にしっかりと取り組んでいく必要があると私も思っております。大体その汚泥を発酵ささないということ自体も少し基本的なちょっと方向性が難しいなと思っておるところでございます。もう今さらそんなことは言えませんのですが、ただ、火力で乾燥させておるのを、発酵させていくというような将来的な考慮ができないかなというのをちょっと最後にお伺いしておきます。 ○議長(渡辺拓道君)  酒井上下水道部長。 ○上下水道部長(酒井和正君)  議員の趣旨はよく理解するんですが、今の設備の中では、到底スペース的にも含めて、無理がございますので、今の状況の中での最善の臭気対策を講じて、進めてまいりたいということでございます。 ○議長(渡辺拓道君)  ほかに質疑はありませんか。  3番、足立義則君。 ○3番(足立義則君)  3番、足立です。  ちょっと1点だけ、教育部長にお尋ねしますけれども、76ページのスクールバスの管理の受託委託料800万円という減額なんやけれども、この理由だけちょっと教えてください。 ○議長(渡辺拓道君)  上田教育部長。 ○教育部長(上田英樹君)  スクールバスにつきましては、今回26台を契約しております。これにつきましては、長期契約と随意契約がございます。ちょうど28年度に長期契約の一つの節目を迎えました。3年契約です。28、29、30です。それで前回の契約額等を参考に、当初予算を組んでおりましたけれども、入札により26台分、これだけ減額になったということで御理解をいただきたいというふうに思っております。 ○議長(渡辺拓道君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  これで質疑を終わります。  お諮りします。  ただいま議題となっております議案第77号から議案第83号までの7件を一括して補正予算特別委員会を設置し、これに付託して、審査することにしたいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  異議なしと認めます。  したがって、議案第77号から議案第83号までの7件は、補正予算特別委員会を設置し、これに付託して、審査することに決定しました。  続いて、お諮りします。  ただいま設置されました補正予算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定によって、全議員を指名したいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  異議なしと認めます。  したがって、補正予算特別委員会の委員は、全議員を選任することに決定しました。  ここで、暫時休憩をいたします。               午後 0時22分  休憩               午後 0時23分  再開 ○議長(渡辺拓道君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  この際、御報告します。  委員会条例第8条第1項及び第2項の規定により、補正予算特別委員会の委員長、副委員長が選任されましたので報告します。  委員長に、小畠政行君、  副委員長に、國里修久君。  これで、報告を終わります。  以上で、本日の日程は全部終了しました。  お諮りします。  議事の都合によって、明日11月30日から12月6日までの7日間は、休会としたいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  異議なしと認めます。  したがって、明日11月30日から12月6日までの7日間は、休会とすることに決定しました。  次の本会議は、12月7日午前9時30分から開議します。  本日は、これで散会します。  お疲れさまでした。               午後 0時24分  散会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                        平成28年11月29日                        篠山市議会議長  渡 辺 拓 道                        篠山市議会議員  安 井 博 幸                        篠山市議会議員  園 田 依 子                        篠山市議会議員  小 畠 政 行...